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ジョジョの奇妙な冒険 第6部 HP:http //www.tok2.com/home2/alljojo/ +スクリーンショット ゲーム内容の説明 関連作品 imu 登録タグ 2D格闘ツクール2nd(フリーウェア) クローン 最終更新日時 2011-08-16 19 48 09 (Tue)
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その日、空条徐倫は主と共に城下町を訪れていた。 さすがは王都というだけあって、トリステイン一の賑わいを見せている。 もっとも、二十一世紀のアメリカ合衆国と比べたなら、それこそドラゴンとトカゲほどの差があった。 「おい、徐倫! 見てみろよ、スゲェーぜ! 漫画だよ漫画!」 なにやら騒いでいる友人に笑みが零れる。 なにやら田舎から来たおのぼりさん、のように見えたのだ。 実際にはむしろ逆なのだが。 父の承太郎が、それと同じようにあちこちのぞき回っているのにいたっては、もはや微笑ましくすら見える。 「ちょっとアナスイ、なんていうか、その・・・・・・歩きにくいわよ」 傍らの女性へ困ったように笑いながら、言う。 女性の名はナルシソ・アナスイ。 豊かといっても良い胸を、徐倫の腕に押し付けながら歩いている。 徐倫が何を言おうと気にせずに、耳元で愛を囁いたり、頭のお団子に手を伸ばしたりしている。 「ちょっと、人の使い魔にべたべたしないでよね」 そんなアナスイに対し文句を言うのは、誰であろうルイズ・ヴァリエールだった。 「全く・・・・・・モンモランシー! あんたどんな教育してるのよ!」 水を向けられた少女は疲れた顔をしていた。 目の下の隈が疲労と心労を物語っている。 「無理言わないで。無理よ、あんなの。・・・・・・何を言ったって聞きやしないんだから」 出会って二日で三件の分解事件を起こした使い魔に対して、モンモランシーは心底弱りきっていた。 犠牲者は三人、全員が貴族。 死者こそでなかったものの、脚やら腕やらがおかしな形にされていた。 売られた喧嘩を買っただけ、とはいうが限度というものがある。 一体どのような結末となるのか、モンモランシーは気が気でなかった。 しかし、彼女はなんの処罰を受けることも無かった。 使い魔も同じく自由にしている。 使い魔がどうやってあんなことを出来たのか、誰にも分からなかったからだというが。 それをアナスイに悟られたのは、迂闊としかいいようがない。 彼女は何を聞かれても知らぬ、存ぜぬ、挙句の果てには勝手にああなった云々。 学園長がそれを認めたというのは不思議、というより不気味だったが。 まったく胃が痛む思いだった。 それにしても、とモンモランシーは思う。 ギーシュは運がよかった。 徐倫とこのアナスイ、そして何といったか・・・・・・そう、タバサが召喚したあの帽子の男。 この三人に喧嘩を売って、殴られるだけで済んだのだから。 多少痛い目は見たようだが・・・・・・良い薬だ、あの位でなければ後悔はすまい。 「ま、まってくれよ、エルメエス」 そこへ、情けない声を上げてふっくらとした少年が駆けてきた。 少年の名はマリコルヌ。 将来有望と、無理をすればいえなくもない十七歳だった。 「お前がノロマなんだよ、太りすぎだぜ。若いうちから糖尿とか、笑えねーよ」 うわあ。 モンモランシーは心中で呻いた。 あんな言いたい放題させているようじゃ主人として失格ね。 そう思う。 それでも自分よりはマシであるが。 なにしろ使い魔から空気のように扱われているのだから。 「あ、あの、モンモランシー」 「ちょっと、アナスイ」 「なあ、徐倫。どうも、承太郎さんに避けられているような気がするんだ。何故だろう?」 荷物持ちをさせられているギーシュを無視したモンモランシーを、これまた無視してアナスイが言う。 それに対し、徐倫は肩をすくめて答える。 「そんなこと無いわよ。それより、あの子。ちょっと泣いてるわよ」 「泣いてなんかない!」 涙声でモンモランシーは叫ぶ。 それをみてギーシュがいいところを見せようと思い立つも、相手はあのアナスイ。 遠まわしに非難するのが精々だった。 「あった!ここよ、ここ!」 そうこうするうちにルイズが声を上げた。 目当ての店を見つけ、使い魔を置いてさっさと入っていく。 「へえ~。すげえな~、ゲームだぜこりゃ」 エルメエスが感嘆する。 武器屋、そう武器屋だった。 小さなナイフから巨大な戦斧にいたるまで、様々な武器が所狭しと並ぶ。 それから少し離れて、承太郎も物珍しそうな顔をしていた。 これまで剣や槍といったものを、実際に手に取る機会には幸運にも恵まれなかった。 それに寄り添うようにして、褐色の美女が立っていた。 甘い声を、承太郎の耳に注ぎ込む。 「ジョリーンにはこういう剣が似合うんじゃないかしら」 そういって装飾のごつごつした、やけに値の張りそうな品を示した。 腕をからめさせたりもしている。 承太郎は何も言わない。 しかし、迷惑そうに離れた。 あまり乱暴にならないよう、腕を振り払う。 命の恩人でもある少女の友人ということであるから、あまり雑なこともできない。 そんな承太郎の前に立つ者がいた。 奇妙な服の女性、アナスイだった。 「承太郎さん、あの時の答えを。俺は徐倫と結婚します。・・・・・・どうか許しを頂きたい」 承太郎は答えない。 「承太郎さん」 「その前に、アナスイ。はっきりさせておきたいことがある。・・・・・・イカレているのはお前なのか、それともわたしなのかということだ」 承太郎はさらに続ける。 「わたしの記憶が正しければ・・・・・・お前は男だったはずだ」 「今でも男です」 そう言うアナスイを見た承太郎は、言語を操る蛙を見たような顔で言う。 「・・・・・・何を言っているのか解らない」 「心は男です、承太郎さん」 「・・・・・・そういうことは訊いていない」 妙に納得している自分が忌々しかった。 性同一性障害。 話には聞いてはいたが。 そこではた、と気付く。 それとこれは別の話だ。 問題は肉体の話であって、精神の方はとりあえず問題としていない。 たしかにあの時は男だったのだが。 いや、本当に男だったのか? 徐倫もエルメエスも特に違和感を感じていないらしい。 ひょっとすると、自分の記憶違いなのだろうか。 わからない、わからない。 「お願いします、承太郎さん。許しを!」 悩む承太郎へアナスイが迫る。 「・・・・・・徐倫が望むのなら、仕方がない」 同性愛というものに、それほど偏見は無いつもりだったのだが、いざ身近になると戸惑いを感じていた。 「それでは駄目なんです、承太郎さん。結婚には、祝福が必要だ」 無理を言うな。 承太郎はそう言いたくてたまらなかった。 必死の思いで娘の下へ駆けつけてみれば、そこには奇妙な男がいて、いまではそれが女になっていた。 訳がわからない。 今までの負い目もあり、娘の意思を尊重したいとは思うものの、そう簡単に納得できるわけもなかった。 事件はその一時間後に訪れた。 奇妙な髪形をした男を見た瞬間、徐倫が狂った。 徐倫だけではない。 アナスイも、承太郎も、エルメエスも同じだった。 少なくとも、ルイズにはそう思われた。 モンモランシーとマリコルヌは溜息をついた。 また面倒ごとを、と思っている。 しかし、承太郎が殴り倒した男が、ロマリアの神官だと知った時は気が遠くなった。 その時キュルケは目立たないよう人ごみに紛れようとしていた。 自分の使い魔を連れて来なくてよかったと思っている。 ・・・・・・なんといっても、あれは目立つから。 エンリコ・プッチは目の前が真っ暗になった。 こんなことがあっていいのか。 ジュリオの話になんて乗らなければよかったと、心から後悔した。 あのまま宿に引きこもっていれば、こんなことにはならなかったものを。 三人のスタンド使いがいた。 まだ自分に気付かれてはいない。 このまま気付かれないうちに、立ち去らなくてはならない。 戦っても無駄だからだ。 仮に一撃で承太郎に致命傷を与えたとしても、他の二人にやられる。 ジュリオに目だけでそれを伝えると、直ちに逃走へと移った。 できるかぎり自然に三人に背を向けて、歩き出そうとするその時だった。 ジュリオが体格の良い男にぶつかり、騒ぎが起きてしまう。 そして、 「おい、テメエ! そこの帽子被ったテメエだよ、こっち向け!」 エルメエスの声。 何の反応も見せないよう、必死の努力をした。 そのまま構わず歩き出し―――― 「おい、承太郎さん! あいつを見てくれ!」 それが限界だった。 道行く人を押しのけて走り出す。 しかし、駄目だった。 分かっていたことではあったが。 突然に、頭へ衝撃を受けた。 浮遊感とともに、固い何かへ衝突する。 必死の思いで地面に手をついて、その時初めて自分が倒れていることに気が付いた。 再び、今度は顔面に衝撃が来た。 脳を揺らされながらも、懸命に逃れようと走ろうとして、できなかった。 「こちらは通行止めだ」 「じ、承太郎・・・・・・!」 背後には徐倫とエルメエスが迫っていた。 アナスイがいない・・・・・・がそんなことはどうでもよかった。 空条承太郎とスタープラチナ。 比類ない強力と快速、そして精密動作性。 時すら止める、それはまさに反則だった。 戦闘は論外、勝てるはずが無い。 とはいえ、逃げることもできない。 いまから逃げたところで間に合わない。 ありもしない道を、それでも必死で探すプッチを救ったのはジュリオだった。 「我々を、ロマリアの神官と知っての狼藉か!」 ばらすなよ。 プッチは思った。 こいつは潜入という言葉をなんだと思っている。 「オラオラオラオラオラオラァッ!」 承太郎はそれらに一切構わず攻撃を開始した。 身を守ろうと懸命なプッチに、容赦なく拳打の雨を見舞う。 その衝撃を利用して逃走しようにも、徐倫がそれを許さない。 いつのまにか己のスタンドを紐のように解き、プッチの足首へ巻きつけている。 逃亡を封じた上でとどめを刺すつもりなのだとプッチには分かった。 「待ちなさい! 待って!」 それを制したのがルイズだった。 「駄目! アナスイ、駄目!」 モンモランシーもまた必死の形相だ。 ギーシュも同じくアナスイを制止する。 「エ、エルメエス。ちょっと、あの」 マリコルヌは腰が引けていた。 当然、エルメエスの意識に何ら影響を与えない。 「・・・・・・父さん、ちょっと待って。ルイズの話を聞こう」 少女達の訴えを、全く聞いている様子の無い承太郎を、徐倫が抑える。 完全にプッチの動きを封じたという確信があったし、ルイズの声には聞き流せないほど切迫したものだった。 それを見てルイズは安心する。 よかった、なんとかなりそうだわ。 だが、やはりそれは甘すぎる考えだった。 承太郎はルイズとモンモランシーの話を最後まで聞いた上で、それらを完全に無視することに決めた。 殆ど嘆願にすら近い声も、承太郎にはなんの感銘も与えなかったようだ。 ルイズは一秒で決断した。 「ゲルマニアのツェルプストー! 貴女はどう思うのかしら!?」 げえっ。 キュルケはそう思った。 ルイズは自分を道連れにするつもりだ。 「そうね、ミス・ツェルプストー! 貴女の意見を聞きましょう!」 モンモランシーが即座に同調した。 二人の意図を悟ったジュリオもすぐに態度を決める。 「そうだね、ゲルマニアのフォン・ツェルプストー家ご令嬢殿。貴女はどうしたらいいと思う?」 よくわかっていないマリコルヌも話を合わせた。 「えっと、ミス・ツェルプストーはどう思う?」 こ、こいつら。 キュルケは毒づいた。 特にマリコルヌ。 あんたいつもはツェルプストーなんていわないでしょうが。 キュルケは泣きたくなった。 なんでわたしがこんなことに。 ロマリアとは厄介な存在だった。 味方にしても、煩いばかりで役に立たない一方、敵に回すと手に負えない。 この時キュルケの説得が無ければ、この場でプッチは命を散らしていただろう。 そうなれば、後の大乱も起こらなかったに違いなかった。 もっともそれは彼女の責任というわけではない。 だがそれでも、彼女はこの日のことを最後まで後悔することになった。 己が死ぬ最後の時まで、ずっとずっと。 片時も忘れなかった。
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ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン 機種:PS3,PS4 作曲者:福田考代 井上学 KIKU 栗田妙子 他多数 開発元:サイバーコネクトツー 発売元:バンダイナムコエンターテインメント 発売年:2015 概要 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を原作とした3D対戦格闘ゲーム。『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の次回作に該当する作品。 2対2のダック形式や、全編のキャラが集結する完全オリジナルストーリーの導入などが特徴。 音楽は『オールスターバトル』からほぼ全て一新されている。ギャラリーからサウンドテスト可能。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル モードセレクト ネットワーク ジョジョ辞典 ショップ オンライン カスタマイズ ストーリー ポーカー ミニゲーム ジョナサン バトルBGM ジョナサン・ジョースターのテーマ ツェペリ バトルBGM 井上学 ウィル・A・ツェペリのテーマ スピードワゴン バトルBGM ロバート・E・O・スピードワゴンのテーマ ディオ バトルBGM ディオ・ブランドーのテーマ ジョセフ バトルBGM 栗田妙子KIKU ジョセフ・ジョースターのテーマ シーザー バトルBGM シーザー・アントニオ・ツェペリのテーマ 2015年173位 リサリサ バトルBGM 井上学 リサリサのテーマ シュトロハイム バトルBGM 井上学 ルドル・フォン・シュトロハイムのテ-マ ワムウ バトルBGM ワムウのテーマ エシディシ バトルBGM エシディシのテーマ カーズ バトルBGM カーズのテーマ 空条承太郎 バトルBGM 空条承太郎のテーマ 花京院典明 バトルBGM 井上学 花京院典明のテーマ ポルナレフ バトルBGM ジャン・ピエール・ポルナレフのテーマ 老ジョセフ バトルBGM 老ジョセフ・ジョースターのテーマ アヴドゥル バトルBGM モハメド・アヴドゥルのテーマ イギー バトルBGM イギーのテーマ ホル・ホース バトルBGM ホル・ホースのテーマ マライア バトルBGM 井上学 マライアのテーマ ペット・ショップ バトルBGM ペット・ショップのテーマ ヴァニラ・アイス バトルBGM ヴァニラ・アイスのテーマ DIO バトルBGM DIOのテーマ 東方仗助 バトルBGM 東方仗助のテーマ 虹村億泰 バトルBGM 虹村億泰のテーマ 広瀬康一 バトルBGM 広瀬康一のテーマ 岸辺露伴 バトルBGM 岸辺露伴のテーマ 矢安宮重清 バトルBGM 矢安宮重清のテーマ 山岸由花子 バトルBGM 井上学 山岸由花子のテーマ 音石明 バトルBGM 音石明のテーマ 吉良吉影 バトルBGM 吉良吉影のテーマ 川尻浩作 バトルBGM 川尻浩作のテーマ 第4部空条承太郎 バトルBGM 井上学 空条承太郎(第4部)のテーマ初回購入特典のみ ジョルノ バトルBGM ジョルノ・ジョバァーナのテーマ ブチャラティ バトルBGM ブローノ・ブチャラティのテーマ ミスタ バトルBGM グイード・ミスタのテーマ ナランチャ バトルBGM ナランチャ・ギルガのテーマ フーゴ バトルBGM パンナコッタ・フーゴのテーマ トリッシュ バトルBGM 井上学 トリッシュ・ウナのテーマ ディアボロ バトルBGM ディアボロのテーマ 空条徐倫 バトルBGM 空条徐倫のテーマ エルメェス バトルBGM 井上学 エルメェス・コステロのテーマ アナスイ バトルBGM ナルシソ・アナスイのテーマ ウェザー バトルBGM 栗田妙子KIKU ウェザー・リポートのテーマ プッチ バトルBGM エンリコ・プッチのテーマ 新月プッチ バトルBGM 新月の時を待つプッチのテーマ ジョニィ バトルBGM 井上学 ジョニィ・ジョースターのテーマ ジャイロ バトルBGM ジャイロ・ツェペリのテーマ ディエゴ バトルBGM ディエゴ・ブランドーのテーマ 世界ディエゴ バトルBGM 並行世界から来たディエゴのテーマ ヴァレンタイン バトルBGM ファニー・ヴァレンタインのテーマ 東方定助 バトルBGM 東方定助のテーマ 東方常秀 バトルBGM 井上学 東方常秀のテーマ 2015年319位 天国に到達したDIO バトルBGM 天国に到達したDIOのテーマ スタッフロール PV第4弾
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第一部ゼロの外道な初代様 逃亡した使い魔(スピードワゴン) 閃光の紳士 第二部ゼロのテキーラ酒売り シュトロハイムの野望・将星録 教師な使い魔 第三部アブドゥルさん放浪記 ゼロのタバサ(DIO) ゼロの剣 いただきマサクゥル 割れた世界 第四部ゼロの料理人 吉良 老兵は死なず(ジョセフ) シアー・ハート・アタック 望みの使い魔(トニオ) 少女よ、拳を振れ 紙・・・? うしろの使い魔 収穫する使い魔 茨の冠は誰が為に捧げられしや 茨の冠は誰が為に捧げられしや 『魅惑の妖精亭』編 猟犬は止まらない 第五部ペッシ ブラックサバス アバッキオVSギーシュ ギーシュの『お茶』な使い魔 鏡の中の使い魔 本当に良くやった使い魔(殉職警官) ゼロの鎮魂歌――黄金体験(GER) ゼロのチョコラータ 絶望の使い魔(チョコラータ) しぇっこさん 永遠の使い魔 死にゆく使い魔(カルネ) 王の中の王 -そいつの名はアンリエッタ- ボス憑きサイト 王女の手は空に届かない 罰を負った使い魔(ジェラート) 第六部サバイバー この宇宙の果てのどこかから(プラネット・ウェイブス) 使い魔ックス ゼロの使い魔像 第七部ロードアゲインの決闘 ブラックモアの追跡 Wake up people※ネタバレ注意 ~百合の使い魔~(ルーシー) その他バオー ゼロの吸血鬼(荒木) DIO 吉良 ボス同時召喚 二刀シエスタ フリッグの舞踏会にて 禁断の呪文 タバサの少し奇妙でタフな物語 ジョジョの虚無との冒険 才人の女性遍歴日記 エレオノールの来訪者 タバサと使い魔と吸血鬼
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ストーリー 片倉小十郎:竜の宝 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 卑劣なる罠 人取橋の戦い 松永久秀 第二章 奥州への決死行 武田戦線強行突破 真田幸村 第三章 双竜の決闘 双竜の決闘 伊達政宗 第四章 松永の刺客 長谷堂風雲戦 風魔小太郎 風魔戦開始直後に時間無制限の極殺が自動で発動する。また、極殺状態で戦闘に入ると開始直後に自動で解除される。クリア後『極殺』解禁。専用アイテム入手可能。 最終章 決着の業火 大仏殿炎上戦 松永久秀 人質が5人いる部屋に到達するとイベント発生。政宗が味方として出現、以後同行する。政宗と合流後、BGMが『BLADE CHORD』になる。 クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される 片倉小十郎 本願寺顕如 上杉謙信 前田利家 まつ お市:眠れ緋の花 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 震え我が背 姉川降魔戦 織田信長 第二章 咽べ我が魂 長篠銃撃戦 武田信玄真田幸村 第三章 喰え彼の腸 手取川の戦い 上杉謙信 第四章 開け根の国 最北端一揆勃発 いつき いつき撃破後に第3軍となった濃姫&森蘭丸と対決。専用アイテム入手可能。 最終章 哮よ魔の妹 本能寺宿命戦 織田信長 信長戦のBGMが『眠れ緋の華』になる。 クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される お市 織田信長 明智光秀 濃姫 森蘭丸 お市のみエンディングが他の武将と異なり、『眠れ緋の華』が流れる。 浅井長政:信義・不倒!理の花 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 危機!挙式・襲撃 姉川成敗戦 今川義元 第二章 陰謀!真偽・到来 ザビー教追放戦 ザビー 第三章 驚愕!魔王・宣戦 姉川降魔戦 織田信長 第四章 転落!正義・失墜 農民護衛戦 三好三人衆 専用アイテム入手可能。 最終章 決着!魔王・削除 安土頂城戦 織田信長 信長戦開始後1分間は刀強化状態。信長は1回目撃破後、強化状態で復活する。 クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される 浅井長政 今川義元 毛利元就 ザビー 島津義弘 外伝ストーリー 伊達政宗:蒼紅共闘 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 蒼紅対決 武田戦線強行突破 真田幸村 幸村は最初から体力が半分の状態で登場。 第二章 蒼紅脱出 蒼紅共闘戦 明智光秀森蘭丸 最終章 蒼紅共闘 本能寺宿命戦 織田信長 信長がいる地点に体力が半分の幸村がいる。 クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される 伊達政宗 いつき 宮本武蔵 真田幸村:武田家の日常~修行編~ 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 熱血!武田道場 其の壱 熱血!武田道場 壱 天狐仮面 第二章 熱血!武田道場 其の弐 熱血!武田道場 弐 火男仮面 最終章 熱血!武田道場 其の参 熱血!武田道場 参 武田信玄 クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される 真田幸村 武田信玄 猿飛佐助 前田慶次:古き良き友垣たち 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 友垣 手取川の戦い 上杉謙信 第二章 自信 農民護衛戦 三好三人衆 最終章 亀裂 大仏殿炎上戦 松永久秀 クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される 前田慶次 豊臣秀吉 竹中半兵衛 長會我部元親:戦場の友情 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 東西の遭遇 小牧長久手の戦い 徳川家康 第二章 奇妙な同盟 三方ヶ原逆襲戦 武田信玄 最終章 戦場の友情 関ヶ原の戦い 徳川家康本多忠勝 クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される 長會我部元親 徳川家康 本多忠勝 風魔小太郎:伝説の忍 章 タイトル 合戦場 敵総大将 備考 第一章 風魔、天才軍師暗殺 稲葉山城の戦い 竹中半兵衛 半兵衛がいる地点に佐助とかすががいる 第二章 風魔、覇王暗殺 山崎滅殺戦 豊臣秀吉 最終章 風魔、全てを抹殺 天王山抹消戦 猿飛佐助かすが クリア後、以下の武将の衣装其の壱(染)が解禁される 風魔小太郎 北条氏政 かすが
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……夢を見ていた。 ここ数日前から偶に見る、不思議な夢だった。 夢の中で彼女――ルイズは、学院のものとは違う服を纏っている。 そしてとても軽く、薄い――足を少し動かしただけで、ずれ動いてしまいそうな――机と椅子に座り、才人の隣にいる。 頬杖をつき、ルイズは才人を横目に見る。 自分が着ているのは、彼の前に座っている、他の女生徒と同じ柄だった。 これが才人のいた世界の学校だと、彼女はおぼろげながらに気づく。 その中で、彼は笑う。目の前で教鞭をとる教師が冗談を言ったからかも、しれない。 ルイズが初めてみる、才人の表情だった。 場面が変わる。 高い塔。石造りの町並み。行き交う人のが川のように続く。 あちこちで何かが光る。箱の中から映像が溢れ、人々の注目を誘う。 その人の流れをかき分けながら、才人がルイズの前を進む。 いろいろな店を冷やかすようにめぐり、物色する。その仕草が、とても楽しそうに、見える。 またもルイズが知らない、才人の表情だった。 景色が、再び変わる。 だが……その中に、才人はいない。 サイト? そう、ルイズは呼びかける。……いや、呼びかけようとしても、口は動かない。 先ほどとは違う町並み。石作りではあったが、煉瓦で造られた、階段の景色。 雪が、降っていた。 目の前に、誰かが座っている。 ルイズは、彼を知らない。 「ねえ……、あなた」 誰? と尋ねようとして、伸ばした左腕は、……空洞になっていた。 青ざめる。 自分の腕が無くなっていることに。 無くなっているのでは、ないと気づいたのは、彼女の腕が、奇妙な音を立てながら木の根に変化していると、しばらくして認識したからだった。 「い……、嫌ァ」 左腕はみるみるうちに無くなっていく。腕は根と変わり果て、それは壁に吸い込まれるように消えていく。 変化は腕だけでは収まらない。彼女の肩、小さな胸、脇腹から左足。 彼女の全てが――木の根に変じていた。 「嫌! 嫌! イヤァ!! 助けて! 誰か助けてぇ! サイトォ! ジャイロォ!」 声にならない叫びを、必死に搾り出して、自由に動く右手を伸ばす。だがその腕は、彼女の、ものではなかった。 余りにも逞しい、女性のものではないとひと目で分かるその腕は――彼女の使い魔のもの。 『……ジョ……、……』 彼が目の前の青年を呼ぶ。 だが青年は、……彼から、目を逸らした。 抱きかかえている何かを、大事そうに守って。 『…………? ……ぉぃ』 彼の声は小さくなる。もう、ルイズの両目も木の根に変わってしまい、……その結末を見ることは、できなかった。 「イヤァァァァァ!」 彼女の悲鳴だけが、――遠くなる白い風景に、虚しく残っていた。 飛び起きる。 小さな心臓は張り裂けそうなほど高く鳴り続け、呼吸も乱れていた。 寝汗をかいたのだろう。ルイズの寝間着はしっとりと湿っていた。 「……ゆ、め?」 心が押し潰されそうな絶望感が、夢の産物であることに、彼女は安堵する。 鼓動が落ち着きを取り戻す。彼女は、寝間着と、下着を取り替えたいと思った。本当は入浴もしたかったのだけど、時間はもう過ぎている。 とりあえず乾いた下着に替えなければ、また悪夢を見そうだった。 ベットから降りて、杖を持ち、箪笥に向かって振る。箪笥が開き、着替えが手元にやってくる。この程度なら、“ゼロ”でもできる。 もっとも、箪笥そのものが優秀なマジックアイテムだから、という理由のほうが大きいが。 汚れた服を脱ぎ捨て、着替えに袖を通す。 着替えを交換し、ベッドに戻ろうとした彼女は、ちら、と、ジャイロを見た。 彼は才人と同じ、藁の布団に身を横たえ、眠っていたのだが。 ルイズが彼の顔を見ると、彼と目が合った。 「起きてたの?」 「あんだけデケェ声出されりゃな」 起こされた、と言いたいのだろう。 「……悪かったわね」 むくれた表情で、ルイズは言う。 「なんか悪い夢でも見たんか、おチビ」 「チビはやめて」 「図星か」 「うるさい」 ぷい、と顔を背け、ルイズはベッドにダイブする。 ジャイロと才人――二人にはもう、鎖も首輪もついていない。 ギーシュとの一戦の後、ルイズは拘束という意味で鎖を着用することを強要しなくなった。 その理由はわからない。ジャイロは聞く気がなかったし、才人は根掘り葉掘り聞こうとして、……鞭で引っ叩かれた。 ただ、彼女に何らかの心境の変化があったことだけは間違いないだろう。 「……あんたの、せいよ」 小さく、そっぽを向いたルイズが、呟いた。 ジャイロはそれを聞いてない振りをしながら、――再び眠ったのだった。 空が白み始める夜明け前。 キュルケは――、悩んでいた。 彼女が今追い求める恋しい殿方は、彼唯一人……のはずだったのだが。 「困っちゃうわ……。どうしよっかなぁー……?」 彼女は今心に二人の男性を思い描いている。 一人はルイズの使い魔であり、長身、金髪、野性味ある逞しさ、適度なユーモアのある(と、美化して思い込んでいる)ジャイロ・ツェペリ。 もう一人は、ついこの間まで、値踏みもしなかった、またもルイズの使い魔である――平賀才人だった。 ジャイロのほうは、ひと目あったその日から、と言わんばかりの熱烈ぶりだったが。 才人のほうは……、件の決闘以降、彼女の中で評価が変わった、というべきだろう。 そして、その二人を天秤にかけ、キュルケは迷っているのである。 彼を取るべきか、それともカレか。 恋する乙女は、悩みもまた多かった。 寝間着からはちきれんばかりの胸に顎を乗せながら、キュルケは考える。 どっちにしようか。 どっちがいいか。 ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り。 “微熱”の二つ名のとおりと言うべき恋の多さか。 それとも不完全燃焼気味で、彼女らしくないというべきか。 そんな悶々とした状態が早すぎる起床をさせ、そして彼女には珍しい恋わずらいをさせていた。 「あ。そっか……。そうよ、そうすればいいんじゃない」 がば、と立ち上がって、彼女は決意する。 「そーよ、ルイズのおチビから、……二人ともぶんどる!」 最初っからそう決めればよかったんだわ、と彼女は天啓を受けたような気持ちになった。 そして、忠実な使い魔であるフレイムを叩き起こし――なにやらよからぬ策を講じる。 ヴァリエール家から男をぶんどる。それが一人でも二人でも同じこと。恋敵のツェルプストーを舐めなさんなってことよ。 ちろり、と舌なめずりをしながら――、静かにキュルケは燃え上がっていた。
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「おはようございます、グェスさん、ルイズさん」 ミキタカは、平常通りの、済まし面。字余り。字余りって何だろう。 ねえ、首輪見えてないの? もうちょっと何か言うことあるんじゃない? 「おはよう、ぺティ、ミキタカ」 「ごきげんいかがー?」 「うむ。おはよーう」 「さあどうぞどうぞ」 ミキタカに手招きされ、わたし達は彼の隣に腰掛け……ってあれ? 「ねえ、いいの?」 「何がです?」 「椅子よ椅子。人数分しかないはずでしょ」 「マルトーさんに頼んで借りてきたんです。まさか床で食べるわけにもいきませんからね」 わたしとしては床で食べさせるつもりだったんですが。 「そうよ。ルイチュがあたしを床で食べさせたりするわけないじゃない」 うっ。 「あたし達友達だもんね、ルイチュ」 ううっ。 「そ、そうだ。椅子はともかく食事がないでしょう」 「安心してくださいルイズさん。マルトーさんに頼んでグェスさんと老師の分も用意してもらいました」 「あ……そう」 「まさか食べ残しを食べるわけにもいきませんからね」 わたしとしては、ずばりそのつもりだったんですが。 「そうよ。ルイチュがあたしに残飯くれたりするわけないじゃない」 うっ。 「あたし達仲良しだもんね、ルイチュ」 ううっ。 「仲良きことは美しいもんじゃのう」 ううううっ。 平民をテーブルにつかせたりすれば、周囲からそれなりの反発があるものと思っていたけど、意外や意外、冷やかされることも怒鳴られることもなかった。 キュルケの言ってた通り、今年の使い魔召喚はかなりの変り種が呼び出されているみたいね。平民程度でどうこう言うこともないってことか。安堵した反面ちょっと寂しくはあるかな。 あ、あと下手な言いがかりつけてミキタカに絡みたくないってのもあると思う。絶対。 グェスはマナーも何も無しにがっついていた。あんたきちんと祈ったの? 「ああ! 早い者勝ちじゃないんだ! 食券もいらない! 七不思議もない! なのにこんな豪華ッ!」 ……今までどんな食生活だったんだろう。 ぺティは器用にナイフとフォークを使いわけている。 わたしは当然貴族的というか貴族そのものの完璧なマナー。 ミキタカはきちんとしているようでどこか奇妙なミキタカの生き方そのものを象徴してるのよ変人め。 「ルイズさん。そういえばまだ教えてもらっていないことがありましたね」 ミキタカが声をひそめた。自然、答えるわたしの声も小さくなる。 食事中でも声が高いマナー知らずどもと彼らの食器がたてる音で、わたし達の声はさらに小さくなった。 「何よ」 「眼鏡の話です」 ぐっ。鳥の肉が喉に詰まる。 「あなたは何かを見たんですね」 「見た……っていうか。見てないっていうか」 「なるほど。見なかったのですか」 「あったような、なかったような」 「見なかったんですか……」 勝手に結論づけて納得された。納得してくれるならいいんだけど、それはそれで腹立つのよね。 「ねえルイズさん」 「何よ」 今度は何だ。わたしまだつっこまれるようなことしてたっけ。 「図書室でグェスさんと老師のルーンを調べてみたんですが」 「なんでそんなことしたのよ」 「そうよそうよ」 「グェス、口に物入れて喋るのはやめなさい。こっちまで飛んでくるじゃないの」 「ちぇー」 体を傾けてミキタカに向き直った。 その話、わたしも気になるわね。ちょっと無理なサモンしちゃったし。おかしなことになってたら困る。 「で、どうだったの。グェスとぺティのルーンが何かおかしかった?」 「いいえ、何も。何の変哲もないまともなルーンでした」 わたしは無い胸を撫で下ろしたけど、なぜかミキタカは不満そう。 「私の予想とは違ってきているんです。老師もそうですが、グェスさんの方は特に」 「人生予想通りにいかないことの方が多いものなの。あなたみたいな坊ちゃんには分からないでしょうけどね」 「私の予想では……」 ミキタカの顔はどこまでも深刻そうだけど、こいつがこういう顔する時って……。 「グェスさんには伝説の使い魔ガンダールヴのルーンが刻まれるはずでした」 出た、伝説。出たよ伝説。もういい加減現実を見つめなさいよ。 「なぜなら……私の観察によれば、ルイズさんは虚無の使い手なんです」 ぷ……ぷ……ぷ……ぷふーっ! こいついい年して虚無とか言ってるよ! まともに存在確認されてないから伝説だっていうのにね。マジうけるんですけどー。 「ルイチュ、汚い」 「うるさいわね。吹くようなこと言うミキタカが悪いのよ。使い魔なら黙って拭きなさい」 「ルイズさん、私は真面目に言っているんです」 はいはい、あんたの真面目はよく知っていますよ。 これが始まると長いのよね。付き合うのも馬鹿らしいし、適当に聞き流しておこう。 わたしの意識は食事が四割、汚く食べこぼすグェスが一割、忙しげに立ち働くシエスタの隠れ巨乳が三割、隠れってとこがポイントよね、わざわざわたしがチェック入れてるだけのことあるわ、残りがミキタカ。 「一年に渡って、この学院で共に過ごしてきました」 まともに会話したのごく最近じゃない。 「あなたは魔法を失敗する。成功率皆無。だからこそゼロのルイズ」 むっ。何よ、喧嘩売ろうってわけ? 「へえ、ルイチュがゼロってそういうわけなの」 あんたは黙ってなさいよ。 「その失敗は本当に失敗なのでしょうか。爆発が起きているのではなく起こしているのでは?」 わたしの胸が無いのではなく他の子が大きすぎるのでは? ってほっときなさいよ。 「眼鏡の件で疑念は確信に変わりました。遠くの物が見える、小さな物が大きく見えるといったことは他の人でもあるでしょう。眼鏡ですからね。でもあなたは『見なかった』」 バ、バレてないよね。わたしが同級生のオールヌード堪能してたってバレてないよね。 バレてたらどうしよう。こいつ口止めできるかな。わたしの知る中で誰よりも口が軽いような気がするんだけど。 「杖の時もそうです。使い慣れない杖を振るい、二倍の魔力で二人の使い魔なんてことが都合よくいく可能性はごく低い。系統魔法の常識でいえば」 何か握らせるべきかな。お金? でもこいつ金の練成とかできるのよね。 「私の力はルイズさんが絡むとおかしな働きを見せる。眼鏡をかけ、『無くなって』見えた」 肉体とか要求されたらどうしよう。それで応じれば本末転倒じゃない。 「そしてルイズさん。あなたは胸が『無』い」 難しいわね。 「老師はすでに高齢です。つまり先が『無』い」 どうしよう。 「グェスさんはやる気が『無』い」 「あんた本人目の前にしてえらく毒吐くね……」 「わしらは並より長生きできるんじゃがの」 困ったな。 「つまり全てがルイズさんの虚無を証明しているんですよ」 いやいやしてないしてない。ところで何の話? 「ですがここで一つ問題がハッセイしました。グェスさんのルーンは左手にある。ガンダールヴではない、普通のルーンです」 まだその話してたのか。 「ミキタカ、普通で何が悪いの。普通でいいじゃない。あなたみたいな天才には普通並のことができるありがたみが分からないのかしら」 食事を終え、口を拭き、感謝を祈り、そして立ち上がろうとしたところで手が差し伸べられた。 見上げれば、そこにはニコニコと笑うぺティがいる。何こいつら。主人も使い魔もわけ分かんない。 引き倒す勢いでその手をとったけど、ごく普通に立ち上がっちゃってびくともしない。修行者の肩書きは伊達じゃないってことね。 「ほら、いくわよグェス。はぐれないように鎖持ちなさい」 「はいはい」 「あなたも遅れないようにねミキタカ。授業くらいは真面目に受けなきゃダメよ」 「はい」 はい、だなんて殊勝なこと言ってるけど、どうせ遅刻ぎりぎりで教室入ってくるのよね。ワンパターンなのよ。 「天才は普通のありがたみ知らないだなんて……ルイチュいっやみー」 「いいの。あれくらい言わなきゃ通じないんだから」 振り返ると、ミキタカとぺティが何やら話をしているみたい。師匠と弟子みたいな感じ。 しっかし使い魔が師匠ってどうかと思うわよ。なんか老師とか言ってるし。そういうのは思うだけにしとかなきゃ。 髪の薄いあんたの先生が泣いてるよ。いや、ぺティも髪無いけどさ。 わたしみたいに使い魔を付き従えて、肩で風切って歩くくらいしなきゃダメよね。 首輪の効果はまだ消えないみたいで、他の学年の生徒までわたしを見てる。いい気分。
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ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド 機種:PS2 作曲者:中村隆之、太田亜紀、和賀翔、有賀聡、田原卓 開発元:アンカーエンターテイメント 発売元:バンダイナムコゲームス 発売年:2006 概要 荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部『ファントムブラッド』をゲーム化した作品。ジャンルは3Dアクション。 アクションゲームとしての完成度は低いが、原作の再限度は高くモブや端役を含めたほとんどの登場人物が使用可能。 原作では名前だけの存在であった獅子王ウィンザレオ、イナズマの騎士アイクマン、独眼のカイネギスが登場するのもポイント。 音楽は中村隆之氏率いる株式会社ブレインストームのスタッフが制作している。 収録曲(仮曲名) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Track01 アステカの族長(オープニング) Track02 VS.いじめっ子/ディオ(ボクシング)/ディオ(2回目)/スピードワゴン Track03 VS.騎士ゾンビ/ディオ(気化冷凍法)/アダムスさん/血管針ゾンビ Track04 Track05 戦闘開始前 Track06 VS.ディオ&三騎士(ラストバトル) Track07 ポコの姉に迫るディオ Track08 ツェペリ登場 Track09 VS.ディオ(吸血鬼)/ワンチェン/ジャック・ザ・リッパー/ブラフォード/タルカス/ドゥービー Track10 Track11 スタッフロール Track12 スピードワゴンの自己紹介 Track13 ジョナサンとエリナのハネムーン Track14 Track15 逮捕されるディオ/ポコ登場/アダムスさん登場 Track16 ジョナサンとディオとの対峙 Track17 ブラフォードの最期/ツェペリの最期 Track18 Track19 食屍鬼街到着 Track20 ジョナサンの最期
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第二十一話:魔理沙メイド隊?その② 妖怪共が妙に静かである。 ペッシが幻想卿にたどり着き、三途の川の渡しなどという仕事をやり始めてからまだ1年と少ししか経っていないが、それでも今の状態は異常であると彼自身感じていた。 【外の世界】での絶対の法則、【スタンド使いは引かれ合う】のと同じように【幻想卿】では、【妖怪(或いはそれに匹敵するもの)が異変を起こし、そして巫女や魔法使いがそれを退治する】という法則が存在する。 それは人外の存在にとっては最高の【生きがい】であり、常に暇を持て余している彼等の【暇潰し】であるはずなのだ。それなのに、この半年は巫女が動かなければならない異変が起こっていない。 少し前に起こった局地的大地震(博霊神社限定)は天人の仕業であるためか、兄貴と慕っている自分の上司――プロシュートは例外であると言っていた。 と言っても今のペッシにとって「そんなこと」はどうでもよかった。自分は頭脳労働には向いていない事は重々承知しているし、プロシュートや映姫が大丈夫と言ったら大丈夫であると勝手に思っているからである。 今、必要な事。それは、 「ちょ、ちょぉおっと待っててくれよぉ?今ちゃぁんとあの世に送ってやるからな!」 目の前の川原を埋め尽くさんとしている幽霊の山をどうやって効率的に向こう岸に送ってやれるかだった。 とかく、幽霊と言うものは面倒くさい事この上ない。何故なら三途の川は渡る幽霊によって長さがコロコロと変わってしまうのだ。半刻で渡る事の出来る幽霊もいれば、丸一日かかってもたどり着けない幽霊もいる。酷い時は川の途中で降ろさなければいけない幽霊もザラにいる。 先任の死神、小野塚小町の能力を持ってすれば一人で数体の幽霊の渡るべき長さを把握し、更にしっかりとあの世まで送る事が出来るのだが、残念ながらペッシのスタンド【ビーチボーイ】では一体が限界だ。 残念ながら小町は、映姫が休暇中であることを最大限利用して現在絶賛おサボり中だ。恐らく、今日は絶対に捕まらないだろう。 「は?どうしたんだよ?・・・娘と孫が殺人鬼に殺されるぅ?何時の話だよ?1999年ン?杜王町ォ?爺さん、今は2011年だぜぇ?」 律儀に幽霊達の未練を晴らしてやりながら船に乗せてやっているのが自分の仕事の遅さにつながっているのに彼が気付くのは何時の事になるやら・・・ 良くも悪くも人が良すぎるのがペッシなのだった。 にとりの家は河の中流を少しいったところにある。周囲が樹木で覆われていて空から判別はつきにくいのが河童の家の特徴となっている。 ルーミアやリグルといった妖怪たちとの諍いを避ける為であるらしいが、探す方にとっては少々骨である。 「う~・・・パチュリー・・・貴方喘息なのによくこんな所歩いていられるわねぇ・・・」 河の淵から離れること数十分。【都会派】を自称しているアリスにとってこんな鬱蒼とした森の中を歩くのは面倒極まりない事だった。 おかしいのは彼女よりも体力が無く、外出の頻度も低いはずのパチュリーが平然としている事である。喘息で体力でもついたのだろうか・・・? 「そりゃ、何度も通ってるワケだし。それに・・・」 と、パチュリーはスカートをまくって自分の足を見せる。露出している部分と同じく病的なまでに白い足は地面についてはおらず、ふよふよと浮かんでいた。 「こうやってホバリングしてるからね。疲れる何てものとは無縁なのよ。」 何て横着な魔法使いだ・・・ 都会派を名乗っている以上、引き篭もりに負けるわけにはいかないと意気込んでいた私の意志を返せ。と言いたくなるのを堪えて半眼になりながらもアリスはパチュリーの後ろをついていく。 「にとりや・・・起きなさい!にとりや・・・」 耳元でそう言われ、にとりは飛び起きる。 辺りを見回すと、見たことのないなんとも形容しがたい光景が眼前に広がっていた。それらの間に立つように黒いスーツ姿に黒いグラサンの気持ち悪い黒人のオッサン。 とりあえずソイツを無視して、他に何か無いか探し出す。あの黒いヤツと関わりあうとロクな事にならないだろうことは彼女自身何となく思っていた。 「あぁっ!ナチュラルに無視しないで欲しいのでウィルスミス!」 辺りを見回してもよく判らない物体がそこらへんを走り回っているばかりで話はできそうにない。仕方なく、本ッ当に仕方なくにとりはその黒人と向かい合った。 その黒人はこちらに視線が向いたのがよほどうれしいのか腰の銃のようなものを振り回しながら小躍りしている。益々関わりたくなかったが仕方ない・・・ 「あのぅ・・・誰デスカ?そしてここはどこ?私は確か依頼された家電を家で修理してたはずなんだけど・・・」 「私はキミのスペルカード、【のび~るアーム】の精ですウィルスミス。」 引いた。ナチュラルに。というか逃げた。 「あぁ!待って!引かないで、っていうか逃げないでウィルスミス!今日は頑張るキミにこのワタクシ、応援をしにまいりました。さぁ、この精霊さまに何でも言ってみなさい。」 まぁ、それが本当かどうかはわからないが喋るだけならタダだし問題はないだろう・・・なんとなくETでも捕まえそうなカッコのオッサンに気になっていたことを聞いてみることにした。 「じ、じゃあ一ッコだけ・・・私、メインヒロインのハズなのに何故か最近出番が少なくて悩んでいます。作者もパチュリーメインっていいよね~とか言ってるし・・・この先もずっとこんな調子なんでしょうか・・・?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まーね。」 このオッサンを叩き潰したくなったにとりは手元にあったスペカの使用宣言をしようとする。 「まッ!待ちなさいにとりッ!っていうか待って!今のナシッ!ウソッ!ノーカン!ていうかハードスペルのワタシにとってルナスペカは死亡フラグでウィルスミス!」 冷や汗をダラダラと流しながら静止をかけるオッサン。というかその語尾は一体何なのか。 とりあえずスペルカードを懐にしまう。取り返しがつかなくなる前に潰した方がいいんじゃあないのかとも思ったが、話が進まなそうなのでやめておく。 「そんな事よりよくお聞きにとり。寝ている場合じゃないのよ。今、キミの想い人にゴイスーなデンジャーが迫っているのだよ。」 「は?ごいす?でんじゃあ?」 「凄い危険って事。さぁ、起きなさい。パチュリーとアリスがキミを待っているでウィルスミス。」 そこで彼女の意識は途切れた・・・ 「アリスって誰ッ!?意味がわからんッ!」 叫んで飛び起きる。辺りを見回すとあの奇妙な光景も気味の悪いオッサンもいない。どうやら自分は寝ていたのは間違いなさそうだ。 目の前には直しかけのW○i。ヌンチャクが壊れたから直してくれと紅魔館のメイドに言われたものだ。コードさえ何とかなれば大丈夫だとわかったので休憩していたのだが、うっかり昼寝になってしまったようだった。 にしてもあの夢は何だったのだろうか・・・魔理沙が危険だとかなんとか・・・ 「お~い、にとり~」 夢の中のトラウマが蘇ったのか、急いで振り返る。気味の悪いオッサンではなく、見慣れた紫色の髪と帽子――パチェが見えた。隣にはパチェの知り合いだろうか、初めて見る金髪の人形のような整った感じの少女。 ひとまず夢の中ではないことを改めて認識しなおしてから彼女達を迎え入れる。 「パチェじゃない。珍しいわね?宴会も無いのにこっちに来るなんて・・・」 基本的に外に出る事を好まないパチェが自分の家にやってくることなど宴会以外では初めてのことだった。天狗や鬼が呼んだのか、とも思ったがそもそもパチェは文や萃香との面識は薄いはずだ。 それに気になるのは隣にいる人形のような金髪少女。匂いで自分やパチェと同じ存在であることだけはわかった(要はマリサスキー)が・・・ 「えぇ。実は魔理沙の事で聞きたいことがあって。」 途端に夢の中の事が思い出される。あのオッサンは「想い人にゴイスーなデンジャーが迫っている」とか何とか言っていたが・・・ 「魔理沙?魔理沙ならここ最近見てないよ?発明品もジャンクパーツも取られてないし・・・多分、来てないんじゃない?」 にとりの言葉に顔を曇らせるパチェともう一人。何か非常に嫌な予感がするのだが・・・ 「ねぇパチュリー?他に心当たりは?」 「そうねぇ・・・守谷神社があるけれど・・・あそこの巫女は確か人里のほうに行っている筈だから、今は閉まってるはずよ?」 金髪少女の言葉に応えるパチェ。嫌な予感は今もなお広がっている・・・ 「ね、ねぇパチェ?」 「何?」 「その人って、パチェの友達?」 言われてふとお互いを見交わす二人。似たような姿勢でう~ん、と唸った後同時に応えた。 「「恋敵よ。」」 「そういえばまだ紹介してなかったわね。」 「あ、そうか。会うのは初めてなんだっけ。ごめんなさい、パチュリーから貴方の事は聞いてはいたのよ。」 その先はあまり聞きたくない・・・何となくあの夢の中のオッサンがケタケタと笑っているビジョンがにとりの頭の中に浮かんだ。 「私はアリス・マーガトロイト。フリーの人形師よ。」 あぁ、やっぱり。あのオッサンの言った事は本当だったのか・・・ってことはあのオッサンがのび~るアームの精なんだ・・・ 何だか今まで誇らしげにあのカード掲げてた自分をブン殴りたくなったわ・・・ 「え、ちょ、にとり!?何で泣いてるのよ!?ねぇ!?」 「って何で私の名前聞いただけで泣かれるのよ!?」 [シャンハーイ] 「不吉なこと言わないで上海!!」 いくら魔法使いでも泣く子には弱い。二人はワケもわからず泣き出したにとりを前に取り乱すしかなかったのだった。 前へ 目次へ 次へ
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autolink 奇妙な収穫/Weird Harvest (X)(緑)(緑) ソーサリー 各プレイヤーは、自分のライブラリーから最大X枚までのクリーチャー・カードを探し、それらを公開して自分の手札に加えてもよい。その後これにより自分のライブラリーを探したプレイヤーはそれぞれ自分のライブラリーを切り直す。 《奇妙な収穫/Weird Harvest》をGathererで確認 《奇妙な収穫/Weird Harvest》をGoogleで検索 《奇妙な収穫/Weird Harvest》が使用された大会 取得中です。 カードテキスト転載元:Wisdom Guild様 2011 / 10 / 30