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05 ハッピーエンド 前へ 戻る 次へ 腹が立ったというか、呆れたというか……何なのかしらね、あいつの私に対する態度って。 具合が悪いのに私にあんなことするなんて……ねぇ? 酒場のバニーガールなんかと私を一緒にしてるんじゃなわよ、まったく。 でもね、私に手出しするまでのククールは本当に具合が悪そうだったわ。それは本当よ。 単に体調が悪いような感じじゃなく、こう……トロデーン城で見た、 いばらで呪われた人たちのような、苦しく悲しげな感じって言ったらいいのかなぁ……。 どんなにもがいても、逃れられないようなものに襲われたような……。 ま、それでも結局私にあんなことしてくるんだから、ものすごく具合が悪いってことでも なかったってことよね! 海辺の教会の沿岸に船が着いたのは、太陽が東の空に昇りきった時だったわ。 あいつがまだ船室から出て来ないもんだから、出発することが出来なくって、 船の上で少し待つことになったの。 手持ち無沙汰だったから、私は船縁に頬杖をついて東の海の彼方を見てぼんやりしてた。 少ししたら、ブーツ独特の船板に響く足音が、後ろに近づいてくるのがわかったわ。 そして、足音は私のすぐ後ろで止まった。 「……ずいぶん元気そうね」 私は顔を海の方に向けたまま、ククールの顔を見てもいないくせにそう言った。 「薬が効いたんだよ」 「え……でも万能薬、いらないって言ってたじゃない?」 「オレにとっての一番の万能薬は君だよ、ゼシカ」 「……………………………………………」 相変わらずよね、こんなクサいセリフ言えるのはククールぐらいなもんよ! 私はくるっと体をククールの方に向け、船縁に背を持たれかけた。 海から吹いてくる風が、背中に当たって少しくすぐったい。 目の前にいるククールは、夜とは違う、いつも通りのククールだった。 「私が万能薬なら、あんたはせいぜいうしの糞じゃない?一度錬金釜に入れてもらったら?」 私がそういうと、ククールの口調が妙に明るい感じになった。 「ゼシカと一緒なら入ってもいいぜ?……二人で何を作ろうか?」 いつもの私だったら咄嗟に言い返すところだけど、私はククールの顔をじーっと見て、 思わず噴き出してしまったのよ。 ああ、よかった、いつものククールだぁ……って思ってね。 「人の顔見て笑うなよ!」ククールはちょっと怒っているようだったわ。 「ごめんごめん!元のククールに戻ったと思ったらね、何だかおっかしくなってきて」 私の笑い顔に不満そうなククールは、静かに私の横へ近づき、船縁に両手をかけた。 「夜のこと……謝るよ。ごめん」 「いいわよ、もう。とりあえずあんたが元気になってよかったわ」 私の言葉を聞くと、ククールは海の方へ落としていた目線を私へ向けた。 「……どうしてもダメなんだよな、あいつと会うと」 「あの……イヤミ兄貴のこと?」 「しょうがねーよな、オレが生まれたときから恨まれ続けてるんだ。 今すぐ関係がよくなる訳でもないし」 私は返事も出来ず、黙ってしまった。 「……もう出発するんだろ?行こうぜ」 「うん」 短く返事をして、私とククールはエイトたちが待つ、船の板梯子へ向かった。 この後、ベルガラックへ行ったんだけど、結局ドルマゲスの姿を私たちは見つけることは出来なかった。 でもね、かなりドルマゲスに近づきつつある――みんなそんな風に感じていたわ。 ドルマゲスはどうやら北の島にある遺跡に潜んでるらしいのよ。 そこの結界を破るための魔法の鏡をサザンビーク城に借りにいくことになってね、 サザンビーク国王とチャゴス王子に面会したの。 チャゴス王子を初めて見た時、いつもにこやかなエイトの顔が、突然少し暗くなった。 そう、ミーティア姫の婚約者があの王子だったのよね。 まぁ、大切な姫様があんなどーしようもない王子様と結婚させられるのかと思うと、誰だって暗くもなるわよ。 だってあんなに姫様の婚約を喜んでたトロデ王でさえ、実物のチャゴス王子を見てからは 「この婚約は本当によかったのかのう……」ってずーっとボヤいてるし。 魔法の鏡を貸してもらう代わりに……という条件で、私たちはチャゴス王子のある儀式の 手伝いをすることになってね、王家の山で一晩野営をしたことがあったわ。 私は一人テントで寝ていたんだけど、夜中に突然目が覚めちゃって、 うまく寝付けなくなってしまって……仕方ないからブランケットを肩に羽織って、 気分転換でもしようと外に出てみたの。 空を見上げると、いろんな大きさの星が溢れんばかりに輝いていて、とっても綺麗だったわ。 いくつか立てられたテントの中央では、大きな焚き火がしてあった。 その少し離れたところにある大きな木に、立ったまま寄りかかって本を読んでいるククールがいた。 「あれ?焚き火の番をしてるの?」ククールに歩み寄りながら私が話しかけると、 ククールは本を閉じ、私に微笑んだ。 「ああ。もうちょっとでエイトと交代の時間なんだ。……どうした?」 「寝てたんだけど、目が覚めちゃって……隣に座っていい?」 「どうぞ」 そう言ってククールは私に左手を差し出した。 えーと、これは私の手を取って座るのをエスコートしますよ、ってことよね? 私はぎこちなくククールの手に自分の右手を置き、ククールと一緒に地面へ座った。 焚き火は座った場所からはそんなに近くないのに、顔に熱気が感じられたわ。 「何の本、読んでたの?」 「ああ、これ?昔……オレが十五歳の時かな。オディロ院長が誕生日プレゼントにくれたんだよ。 院長はオレの親代わりであり……一番の心の支えだったからさ、 修道院を出る時にせめて形見の一つでもと思って、持ってきておいたんだ。 ……でも、聖書は忘れてきちまったよ。一応聖職者なのにな」 「最初から持ってくる気なんか無かったんでしょ?」 私が笑って言うと、ククールは「バレた?」と小さく呟いて、二人で顔を見合わせて笑った。 「言っちゃあ悪いけど、オレは神様がいるなんて信じてないからな。 こんなヤツがこれまでよく僧侶なんかやって来れたもんだと思うよ、我ながら」 「でも、自分から修道院に入ったんじゃないの?」 「そりゃそうさ。身寄りの無い子供の生きる術なんて限られてるからな。 ガキだったオレは何かにすがりたい一心で、あの日修道院に駆け込んだんだ……」 ククールはゆっくり立ち上がって、焚き火の炎をじっと見つめている。 「……今だったら違うな。この旅が終わったら、誰にも頼らずひとりで生きて行きたいね、オレは」 そう言ったククールの顔は、まるで子供みたいに見えた。 ポルクやマルクぐらいの、男の子の顔……。 ――ククール、嘘ついてる。 どうしてか解らないけど、私はそう思ったわ。 ククールはきっと……自分と一緒に生きてくれる人を、今でも心の奥から狂おしいぐらいに求めてる――。 ドルマゲスを倒せば、この旅もハッピーエンドを迎えることができるって私はずっと思ってきた。 でも……どうやら違うみたい。 よく考えたら私もククールも、失った大切な人を取り戻すことはもう出来ないのよね。 旅が終わったら、私もククールも、どうやって生きてくのかな……。 兄さんの助け無しで、私はどうやって……。 それが判った時こそ、私にとってのこの旅のハッピーエンドなのかも知れないわ。 そんなことを考えていたら、馬車に一番近いテントからエイトが出てきた。 「ククール、お疲れ!……あれ?ゼシカも起きてたの?」 「うん……何だか寝付けなくって」 「そっか……あ、ククール、代わるから寝ちゃえば?」 「……ああ、そうするよ。じゃあなゼシカ、お休み」 そう言って私の右手を取り、軽くキスをして、自分のテントに入っていった。 エイトはいつものニコニコ顔で、私に言った。 「相変わらず仲良しだねぇ、ゼシカとククールは」 「違うわよ、相変わらずなのはあいつだけ!相変わらずキザなのよ、ククールが!」 私が反論すると、エイトは私の顔を見てケラケラ笑い出し、思わず私もつられて笑ってしまった。 旅が終わった後も、こうやって笑いながら楽しい生活が送れますように――私は心の中でそう祈っていた。 前へ 戻る 次へ
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キャラ一覧 さ行 キャラ一覧 さ行「さ」 「し」 「す」 「せ」 「そ」 「さ」 サクヤ サツキ サフィール サラ サリィ 「し」 シーク シーフォ ジェネッタ シオ シオン シザーズ シスカ シズル シックス ジャージャー シャーナ シャイニー シャオファ シャッポ ジャベール シャマー シャルミス シャルム シャルロット シャロン シュシュ ジュノー ジョージ ショコラ シルヴィー シルク シルフィー シンシア 「す」 スケイラ スターリナ ステラ スパーク スフィア スペリオ スミレ スライマ 「せ」 ゼシカ セシリア セツナ ゼブラ セラ セリア セルカ セルフィー セレーナ セレスティア セレナーデ 「そ」 ソーニャ ソーン ソシエ ゾフィ ソフィ ソロモン
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声 - 中田譲治 3DS版での追加キャラクター!モンスター・バトルロードの主催者で、自分も最強のチームを率いる。主人公を「ボーイ」(他にヤンガスを「ミスター」、ゼシカを「レディ」、ククールを「ナイスガイ」、ゲルダを「マドモアゼル」、トロデを「ムッシュ」、ミーティアを「プリンセス」)と呼び、常に風が吹いている熱い男。マリー・ミリー・ムリー・メリーという4人のバニーガールが側にいる。赤と緑がイメージカラーの奇抜な服装が特徴。マリー・ミリー・ムリー・メリー4人でモンスターチームを率いて、バトルロードに参加する。
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ヒソカの性欲×1stステージ×桃の決意 上空に浮かぶ神秘的な輝きを放つ月が二人の男の影を晒していた。 一人は物柔らかな風貌をした少年、武藤遊戯。 もう一人は厳めしくもどこか優しさを持っている、そんな正反対の雰囲気たちを同居させているような少年、剣桃太郎。 二人の背景に存在するピラミッドの階段の二段目に遊戯が腰を降ろしており、 桃は後頭部に回した腕を枕に、階段の一段目に頭を預けて横になっていた。 「へぇ。じいさんにもらった宝物か」 宝物というのは遊戯が探しているという千年パズルのことだ。 彼の祖父がエジプトで発見してきたもので、彼にプレゼントされた物。 丁度真後ろの建物を黄金に塗り固めて逆さにしたような形をしている。 遊戯はそれをペンダントのようにして常に身につけていた。 さて―――――― その千年パズルには様々ないわくがあると言う。 祖父が言うには元々千年パズルが見つけ出されたのは今世紀初頭、とある発掘隊が王の谷のファラオの墓から持ち出した。 だがその発掘に関係した人物は皆〝謎の死〟を遂げたらしい。 その中の一人だけが、〝闇のゲーム〟という言葉を残して…。 普通の神経を持つ人間であれば不気味だと取るその昔話も、遊戯にとっては寧ろ好奇心を湧きたてるものにしかならなかった。 結果、遊戯は無事その後パズルを完成させた。 そしてそれと同時に遊戯はもう一つの人格を手に入れたのだった。 遊戯がもう一人の存在に気付いてきたのはごく最近。 パズルを完成させて以来、どうも記憶が切断されてしまうということがしばしばあった。 そこで遊戯は考えた。もしかすると、その間自分の身体は別の自分に支配されているのではないか、と。 考えれば考えるほど怖くなって、その末友人にその事を打ち明けた。 けれど…遊戯が恐れていた事態は招かれなかった。 皆、〝それでもずっと友達だ〟と受け入れてくれたのだ。 「それに、たくさんの思い出が詰まった……大切な、とても大切なものなんです」 「そうか」 この時遊戯の表情に温かさが垣間見えたような気がした。 桃の頬も、無意識の内に微かに綻ぶ。 「じゃあそろそろ行くか」 重たい上半身を緩慢な速度で起こした桃がパックを寄せて立ち上がる。 遊戯も取り敢えず腰を持ち上げてはみるが、その目的が疑問だった。 「行くって、どこにですか?」 「……その千年パズルとやらは探さなくて良いのか?」 「あ……………ッ、有難うございます!」 「フッフフ」 ポケットに手を突っ込み歩き出す桃の背後を遊戯が追う。 二人で〝遊戯の宝物〟を見つけ出すために。 ◇ ◇ ◇ 右頬に星、左頬に雫。 それぞれのマークのペイントを施した男が醸し出している雰囲気は不気味だという表現が言い得て妙である。 喜怒哀楽の感情がまるで読めない。 殺し合いゲームに対して歓喜しているのか激怒しているのか悲観に走っているのか、はたまた愉快に思っているのか。 奇妙な外見に表層意識さえも読みとれないとくれば彼を見た者は誰しもが恐怖を覚えるだろう。 「あの子、部屋に居たときから目をつけていたんだけど…」 男、ヒソカは獲物を狙う野獣の如く、舌なめずりをし木の幹に頬を撫でつけながらピラミッドの側に居る二人の人物を見据えていた。 「うぅ~ん、良い。やっぱり良いねェ……ボクにはわかるよォ………」 さながら憧れの先輩への告白のタイミングを待つ女生徒のように、木陰から二人を見守る。 木の影が覆いつくしているのだから、彼には光が届いていない。 つまり彼の股間が輝いているのは月明かりのせいではなく、目標に与えられた希望のせいなのである。 「おっとそろそろ動き出したか。それじゃあボクも……行こうかな?」 ◇ ◇ ◇ 「で、さっきから見ているあんたは一体何なんだ?」 「え?」 突然動きを停止させる桃を見れば一歩踏み出そうとした遊戯も足を止める。 あまりに突発的な出来事なので状況処理を遅らせたまま目の前の桃の背に視線を送ることしかできない。 数秒後、その脳内作業が終了し恐る恐る桃の背から前方へと顔を覗かせてみるのだが、そこには誰も居ない。 「気付いていたか。やっぱりね」 「え!?」 後ろから声がした。 遊戯は驚く。桃が振り向かずとも背後に誰かが居ることに気付いたことに。 「俺たちに何か用か?」 「うーん、まぁそんなトコロかな」 漸く桃は足先を相手の方向を揃えて、まともに相手と視線を交えた。 すると淀んだ黒い霧が地面を伝って自身の身体を這い上がってくるような錯覚に陥る。 それは桃の脳が発する危険信号であり、ただの幻覚というわけではない。 桃は警戒心に瞳を光らせ遊戯を庇うように腕を横に伸ばした。 コイツは、この目は左之助とは違う。 ―――――――――――――――…………殺戮者だ! 「も、桃さん…」 「遊戯、下がってろ」 お い し そ う な 子 桃の熱い眼差しによって、ヒソカの全身にゾクゾクと電撃が駆け巡る。 目を離さなければ電撃に出口などないためとうとうショートし、我慢できなくなったヒソカが一瞬にして桃の鼻先スレスレまで顔を近付けた。 「…ッ!!」 「さぁ、戦ろうか」 ◇ ◇ ◇ ドゴォ! 影と影がぶつかり合い、中央から凄まじい土煙が立ち上がる。 遊戯は階段の影から息を潜めてその光景を見ていることしかできなかった。 「すごい……桃さんもあのピエロみたいな人も………人間とは思えないぜ…!」 ヒソカが腕を突き出せば、桃は腕を掲げて攻撃を阻止する。 桃が足を振り上げれば、ヒソカは上体を捻って攻撃をかわす。 まさに一進一退の攻防が繰り広げられていたのだが。 「……あれ?何か桃さんの様子がおかしいな」 「…………フッフフ…やるな…」 端から見れば互角。しかし実際には、ヒソカが桃をおしていた。 桃は本来右手を使って戦闘を行っている。けれど、だからこそ左手も必要になる。 拳を出したと同時に相手からの攻撃が襲ってきた時、回避できぬ状況にあればそれを防ぐのは左腕の役割なのだ。 しかし先ほどから桃は攻撃から逃げることを選択しようとしない。 いや、正確に言うならば選択できなかった。 ヒソカは人間を遥かに凌駕するほどの速度をもって的確に攻撃を繰り出してくるのだ。 桃が距離をとろうと後ろに退がったとしても、磁石のように素早くヒソカがくっついてくるので意味が無い。 そのため相手の拳は左腕で防御しているのだが、その度に左拳にまで衝撃が到達し軋むような痛みに襲われる。 やはり、左之助と対峙したときに負った怪我が問題なのだろう。 一応遊戯の支給品によって簡単な処置は施しているが…あまり役割を果たしてはいない。 (……何か様子が変だねェ) また、ヒソカも桃の様子がおかしいことを察していた。 何と言うか、動きがぎこちない。 それに戦いにあまり集中できていないようにも見える。 恐らくその原因は―――――――。 (怪我をしているのか) 桃の左手に巻かれた包帯。その下に隠れているのは膨れ上がった左拳。 「つまらないな、今はボクだけをみてくれないと…」 「…う!」 視野全体に広がるヒソカの顔面。 目線がかち合って寒気が走ったと共に、ヒソカの膝が桃の腹部にめり込んだ。 「桃さん!!」 思わず立ち上がる遊戯の胸の中は桃への不安だけが面積を埋め尽くしていた。 自分にできることなど何も無い、それでもつい、遊戯は吹っ飛んだ桃の元へと駆け出してしまった。 その光景を見てヒソカは歪んだ笑みを漏らしゆっくりと桃の方へ歩み寄る。 〝ゴン=フリークス〟という少年。 彼は父親を探す、夢を叶えるという目的をもってハンター試験を受けた才能ある少年である。 ヒソカはそんな彼の実力を認め、彼の成長を見る度に性的興奮を覚えていた。 成長すればするほど確かにゴンは自分に近付いていった。 今はまだ遠くあっても、ゆっくりと、着実に。 ヒソカは桃が〝その感覚〟に似ていると感じていた。だからこそこうやって戦いに誘ったのだ。 だが、桃から与えられた高揚感はゴンのそれとは少し違うものであった。 自分の目標のために戦い、成長を遂げるゴンとは、違う目の輝き。 (なるほど) ――――――ヒソカが、足を止めた。 「大丈夫ですか、桃さ………ッ!?」 「遊戯!」 途端、どういうわけか遊戯の身体が綺麗な放射線を描いて宙を舞った。 桃も不可思議な現象にただ、困惑して―――――遊戯の行き着く先へと視線を動かすと。 〝ヒソカの手のひらの上に、遊戯の頭が乗っていた〟 「…………」 そこから足元へと視線を落とすと、その頭と繋がっていたはずの胴体。 そう、ヒソカは自らの肉体に宿るオーラを自在に操作することができる、〝念〟を使ったのだ。 正確には、ヒソカはそれをガムのように伸縮させることが可能な技、〝伸縮自在の愛(バンジーガム)〟 その技で自身のオーラを付着させていた遊戯を引き寄せればあとは簡単。 全ての握力を右手に注いで遊戯の首を、ちぎった。 「遊戯―――――――――――ッ!」 「あんまりこういうやり方はしないんだけど…君は、こうした方が強くなるだろう?」 驚愕の表情を浮かべる桃を挑発するようにヒソカが遊戯の頬を舌で撫で上げた。 そして一頻り舐め回した後で頭部を草むらに放り投げた。 「遊戯………」 〝じいちゃんにもらった、大切な宝物〟 ――――――蘇える。 〝たくさんの思い出が詰まった……大切な、とても大切なものなんです〟 ――――――遊戯の温もりある笑顔が。 〝あ……………ッ、有難うございます!〟 ――――――温かい過去の情景が、桃の中に蘇える。 「おおおおおおおおおおおおおおおお!」 「!!」 燃え盛る炎!空に届く獣の呻き! 額に巻いていたハチマキを解き、重力に従って垂れ下がったそれに氣を注入する! 見よ、これぞまさしく! 「硬布拳砕功!!!」 鋭い刃と化したハチマキがヒソカに襲い掛る。 咄嗟に身をひねったことによって怪我は負わなかったものの、ヒラヒラと舞う自身の髪の毛が視界の隅を通り抜けていくのをヒソカは見逃さなかった。 先刻のヒソカの蹴りが腹部に入っていなければ、間違いなく舞ったのは髪の毛ではなく鮮血だっただろう。 「念……とはちょっと違うね。フフフ、やっぱりボクの目は間違っていなかった。 ―――――でも、ボクを倒したいならもう少し強くならなくちゃいけない。それから…その左手も治すことだね」 「………」 「それじゃあ、そろそろ行くよ。君も疲れているようだしねェ。 君が強くなったらこのカードを使ってボクを呼ぶと良い。早くしないと…会場中が死体だらけになる」 磁力のカードと添えられていた説明書を置いてヒソカは踵を翻し立ち去った。 桃はそれがわかるとガクリと膝を落とし、涙を飲み込んで足元に転がった遊戯の頭を見据える。 「すまねェ……遊戯、俺は…………」 数時間とは言えど、桃にとって遊戯は仲間となっていた。 守りきれなかった、仲間。失った、悲しみ。 この感覚には嫌というほど覚えがある。 寂しさ、虚しさ、怒り、後悔、様々な色が桃の中で渦を巻く。 あの時ああしていれば、こうしていれば…そんなことを言っていたって時が戻るというわけでもないのに。 骨が砕けそうになるほど握り締めた右拳を地面に叩きつけ、悔恨する。 救えなかったものを、左腕で胸の中に抱き締めて。 「………」 〝千年パズルっていうものを知りませんか?〟 「………俺が」 〝たくさんの思い出が詰まった……大切な、とても大切なものなんです〟 「……俺がお前の代わりに探してきてやるよ」 ―――――千年パズルを。 ――――――そして、もう絶対に負けたりなんかしない。 「あぁ、強くなってみせるさ。仲間を失わないくらいに、強く…な」 誓いを背負った少年の背中を、月が優しく照らしていた。 【A-3 ピラミッド付近/一日目 黎明】 【剣桃太郎@魁!男塾】 【装備】 なし 【所持品】 支給品一式 不明支給品1~3個(刀剣類はないようです) 【状態】:左拳損傷(包帯済み) 疲労(中) 【思考・行動】 1 カードを受け取る? 2 強くなる 3 パズルを見つける 4 主催者打倒 5 そのために仲間を集める 【ヒソカ@HUNTER×HUNTER】 【装備】 なし 【所持品】 支給品一式 スペルカード(初心、再来)@HUNTER×HUNTER 不明支給品1~2個 【状態】:健康 【思考・行動】 1 桃とまた再戦したい 2 ゲームを楽しんだ上で優勝し、主催者を殺す ※ 支給品の一つ、魔法カード(磁力)の所有権は桃に渡しました。 【武藤遊戯@遊戯王 死亡】 ※ 支給品 包帯@るろうに剣心、他不明支給品1~2個は放置されたままです。 029 想い人 投下順 031 鬼女 が 生まれた 日 029 想い人 時間順 032 探し人 017 喧嘩 武藤遊戯 死亡 017 喧嘩 剣桃太郎 044 死ぬことと見つけたり 初登場 ヒソカ
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DQⅧ 【暗黒魔城都市】脱出の際に戦うことになるモンスター。 【○○○○像】、【ゼシカ像】、【ククール像】 と一緒に登場する。 時折テンションを溜めてくるが、基本的に通常攻撃しかしない。 また、ヤンガスの暗黒面をかもし出すようにニヤニヤ笑うことがあるが、何も起こらない無駄行動である。 厄介な攻撃もなく、攻撃力もHPも大したことはないので倒すのは後回しにしよう。 ぶっちゃけ、普通に出るボストロールやギガンテスのほうが強いというオチである。 ラプソーンは、拘るところは拘るんだが成果にはつながらない。
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DQⅧ 短剣武器の1つ。ゼシカが装備できる。 攻撃力52と短剣の中では3番目に強く、加えて攻撃した相手のMPを吸い取ることがある。 入手方法は【アサシンダガー】と【あくまのしっぽ】を錬金するのみ。 MP吸収は嬉しいのだが、いかんせん短剣スキルがムチスキルに押されがちなので、あまり使われることはない。 ただ、アサシンダガーが【かくとうパンサー】や【さつじんイカリ】あたりから早期入手出来れば、活躍が見込める。 売値は5個までなら2250G、6~10個までなら1575G、11個目以降は675Gとなる。 コストが高いので、財テクには使えない。
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竜神王(竜) レベル・・・45 HP・・・8300 MP・・・0 攻撃力・・・492 防御力・・・228 素早さ・・・125 落1・・・スキルのたね? EX・・・12680 G・・・0 出現場所・・・112 <攻撃パターン> 通常攻撃、痛恨の一撃、おたけび、しゃくねつからランダム 竜神王は、すばやい上、HPが高く、痛恨の一撃やしゃくねつを出してくるため、それぞれの特性に対し、対策を施します。 まず、先制攻撃されると痛恨の一撃によって倒される可能性があるため、ゼシカはピオリムを唱え、味方の素早さを上げ、こちらが先制できるようにします。これにより全滅しなくなり安定性がますからです。 痛恨の一撃ですが、恐らくこの現時点での防御力やHPでは、スクルト+200まで唱えても即死だと思います。防御以外防ぎようがありませんが、予測できないため開き直り、死んだらザオリクで生き返らせましょう。もし、ザオラルを覚えていない場合は、復活の杖(道具で使うとザオラル)があるといい。ただ、主人公以外回避率upの防具を装備できるので、装備すれば高確率で痛恨の一撃を回避してくれると思います。 また、炎の盾を使うと灼熱のダメージに半減できます。フバーハよりも防げるので積極的に使いましょう。 主人公はドラゴンスレイヤー+ドラゴン斬り(剣スキル9)で通常攻撃の3倍のダメージをあたえられます。バイキルトも有効です。ただし、テンションを溜めるのは、おたけびがあるためほどほどに。せっかく溜めたのにおたけびを受けるとテンションは元通りに戻ってしまいます。 ヤンガスは、かぶとわり(オノスキル6)で攻撃します。かぶとわりは、通常攻撃+ルカニのため、結構有効です。かぶとわりだけを覚えるためにオノスキルを6まで上げるのもいいですね。 ゼシカは、ピオリムを優先してかけます。あとは回復かバイキルト、ザオリク、フバーハなどを唱えたり、賢者の石を使ったりして回復します。手が空いたら、双竜打ち(ムチスキル23)で攻撃します。双竜打ちは、2回攻撃で通常攻撃の3倍のダメージを与えられます。グリンガムのムチ(ベルガラックカジノで20万枚)+双竜打ちの組み合わせで、他のキャラと比較しても最強の攻撃になります。 ククールは、ふしぎのタンバリンでみんなのテンション上げましょう。これだけでOK!適宜、回復やザオリクなど。ベホマラーはテンションが効きますので、MP節約できます。 竜神王(人) レベル・・・50 HP・・・2900 MP・・・∞ 攻撃力・・・428 防御力・・・211 素早さ・・・150 落1・・・なし EX・・・0 G・・・0 出現場所・・・112 <攻撃パターン> パターン1:竜神の封印→しんくうは→せいけんづき→ためる→通常攻撃→パターン2へ パターン2:ためる→凍てつく波動or通常攻撃orせいけんづきorパターン3へ パターン3:通常攻撃→めいそうorジゴスパーク→凍てつく波動orパターン2へ 竜の試練ではかならず最初にこの竜神王(人)と戦います。HPは高くないのですが、テンションを上げてしんくう波やジゴスパークなど強力な攻撃を繰り出してきます。 竜神王(人)は、かならず最初のターンで封印(呪い)をかけてきます。この技は主人公が必ずマヒします。回避不可能なため、最初のターンはチーム呼びをして回避しましょう。これで封印も回避できますし、HPを削ることができます。1チーム目が終ったら、2チームをすぐ呼び出します。竜神王(人)は体力が少ないのでスカウトモンスターを2チーム呼べば、ほぼ体力を奪えます。後は以下のとおり。 主人公ははやぶさの剣・改ではやぶさ斬り。 ヤンガスははおうのオノなどでかぶと割り(オノスキル6)。かぶとわりは、通常攻撃と同時にルカニをするため効果的です。 ゼシカはピオリムを優先しながら、双竜打ち(ムチスキル)。適宜ザオリクや賢者の石で回復。テンション有りのハッスルダンスも有効です。 ククールはバイキルトをヤンガスにかけ、後はふしぎなタンバリンで全体テンション上昇させます。回復が必要な時は適宜、テンション有りのべホマラー。賢者の石もOK。 また、テンション20~50のしんくう波は、はぐれメタルの鎧で軽減可能。 竜神王(人)のテンションが50に上昇した場合は、全員防御するのも効果的です。
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概要 現在の4コマ漫画劇場で活動する漫画家。熱狂的な【フローラ】派で、かつ【ゼシカ】フリーク(というか乳好き)。 元々はギャルゲー系のアンソロジー出身で、特徴はとにかく可愛らしい絵柄でのエロネタ・お色気ネタが多いこと。 DQ4コマでエロネタというと【新山たかし】がまず思い浮かぶが、新山のネタがどちらかというとおっさん臭いエロなのに対し、 笹桐のネタは、いかにも最近の人らしく、清々しいまでにオタクっぽい「萌え系」エロネタである。 彼の登場は4コマ劇場ファンの間でも賛否を巻き起こしたが、良くも悪くも時代を感じさせる漫画家ではある。
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盗賊の鍵? まほうの鍵? 最後の鍵? 男のどうぐぶくろ? 水晶玉? ゼシカの手紙? 世界地図? モリーメモ1? モリーメモ2? モリーメモ3? 格闘場のカギ? ビーナスの涙? 月影のハーブ? 深き眠りの粉? バウムレンのすず? トカゲのエキス? アルゴンハート? 大アルゴンハート? まほうのかがみ? 太陽のかがみ? クラン・スピネル? 世界結界全集? メディのふくろ? 光の海図? 神鳥のたましい? 暗黒大樹の葉? 山彦の笛? パープルオーブ? ブルーオーブ? ゴールドオーブ? イエローオーブ? レッドオーブ? グリーンオーブ? シルバーオーブ? 神鳥の杖? 盗賊のメモ? エロスのメモ? こあくまのメモ? ドラゴンのメモ?
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部隊名 陵桜学園 部隊長 ? 所属人数 ? 主要職 若葉マーク 歩兵力 ★ 裏方力 ★ 連携力 ★ 精鋭率 ★ 初心者育成 ★ 問題児率 ★★★★★ 若葉前線、部隊服前線等、クズ部隊。 注意しても下がることは100%無いので、即キック推奨。 見かけた際、Lv30以上だからといって安心してはいけない。 装備を見れば未強化&無エンチャである。 2010/02/19現在、確認できる未強化・低レベル前線 闇の子(部隊服弓) ゼシカ(未強化皿) めろり(未強化皿) キョン_(Lv30↑で中隊服) 保坂先輩_(未強化両手) 2010/3/5より短カス癌部隊へと進化した模様