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混浴上等 ◆f/BUilcOlo しんしんと、雪の降り積もる光景。 衝撃のアルベルトはD-6エリア南部の街に引き返した。 雪崩に巻き込まれたせいでずぶ濡れになり冷え切った体を温めたかった。 無人の家屋に立ち入り、浴場を目指す。一刻も早く、熱い風呂に入りたい。 しかし、浴場は使えなくなっていた。水道管が凍り付いていた。シャワーも同じだ。 「な、なん、という、ことだ……」 あまりの寒さに舌が上手く回らない。 当てが外れた。だが使えないものは仕方が無い。 ストーブ、エアコン、こたつ、暖をとる方法は他にもある。何でも良いから早く温まりたい。 暖房器具はいずれも使用不能となっていた。どうやら電気が通っていないらしい。発電施設はあるだけで稼動していない。灯油も見つからない。 この街を調べ、ひどく前時代的な街並みだという印象を受けたが、流石に薪を使う程ではないようで、それも見つからない。 防寒具すらなかった。あるのは何故か夏場に着るような衣服、しかも女性や子供用のものばかり。 見つけた衣服に衝撃波で火花を散らせて火を点けてみた。 多少は暖かくなったが、すぐに燃え尽きた。というかどう見ても有害な真っ黒い煙が出てきたせいで家の中に居られなくなってしまった。 忌々しいことに火災対策は万全なようで、家そのものが燃え上がることは無かった。 その後、目に付いた家に手当たり次第に踏み込み調べたが、どこも同じ有様だった。 代わりの服すら見つからない。最後に入った家で毛布に包まり、ぬぅ、と唸るアルベルト。 動き回ったことで疲れが溜まってきた。普段ならばこの程度で疲弊などしない。予想以上に濡れた衣服に体力を奪われている。 先程この街を訪れたときは通信機の類を優先して探していたとはいえ、電話だけでなく他もよく調べておくべきだった。そうであれば無駄に体力を消耗することも……いや、いまさら言っても遅い。 寒さのせいか、誇り高きBF団十傑集が一人たる衝撃のアルベルトらしからぬ思考に侵されてしまった。 「…………ふぁ、」 あくびを噛み殺す。なんだか眠くなってきた。 こんなところで眠るわけにはいかない、今眠れば確実に凍死する。 ぼんやりとする頭を奮い立たせる。暖を取ることが出来ない以上、このまま街に留まっても益は無い。 積雪地帯さえ抜けてしまえば、少なくとも凍死することは無い。ここからなら東か南に真っ直ぐ進めばすぐだ。 即断、迅速に行動に移る。 間の悪いことに、ちょうどアルベルトが外に出た頃から天候が崩れだした。吹雪だ。 吹き付ける風と雪が容赦なく体温を奪っていく。滅茶苦茶寒い上に視界も最悪だ。 だからといっていまさら引き返しても意味は無い。戦う相手が吹雪から睡魔に変わるだけだ。 衝撃のアルベルトは進み続ける。ただひたすら、真っ直ぐ前へ。 ■ D-6エリア、雪原。 そこに、藤原忍の遺したハイパービームサーベルを握り締めるガンダムX――カナード・パルスが、いた。 忍との戦いを征し、爆発による一時的な電波障害と雪煙に乗じてまんまと逃げ果せたアナベル・ガトー。 今すぐ追えば捕捉できるかもしれない。だが、奴が何処へ向かったのか、それが分からない。 機体の修理、弾薬・エネルギーの補給、何処かに身を隠す、或いは…… 動きを絞り込めない。 まごまごしているうちに取り逃がす可能性は高まっていく。 地図を広げる。敵の動きが読めないのならば、それ以外に判断材料を求める。 カナードが手に持つ地図と機体に登録されている地図、両方が現在地付近に一つの点を示している。 補給を行えるポイントを示す点だ。D-6エリアにある山の中にそれがあるというわけだ。 山中を捜索しつつ、補給ポイントを目指す。 ガトーがいれば良し。ガトーでなくとも、補給をしに来た者を狙って潜伏している奴がいるかも知れない。 まだ機体のエネルギーに余裕はあるが、どのように補給を行う場所なのか把握しておくのも良いだろう。 そう考え、現在、カナードは山の中にいるのだが、 「これでは、奴を捜そうにも、……うっ!?」 堆く降り積もった雪に足をとられ、危うく転びかけた。 山の天気は、荒れに荒れていた。吹雪でほんの数十メートル先の視界すら確保できない。 進むたびに雪が深くなっていく。このままではいずれ完全に身動きが取れなくなる。 空を飛んで移動しようにも猛烈な勢いで吹き荒ぶ風に煽られ、とても制御が利かない。 いっそ天候が回復するまでじっとしているべきか、そう思い始めたとき、レーダーが何かを捉えた。 ――ガトーか? 「……いや、違うな。かなり小さい……というか、これは……」 機体の反応ではない。これは、人間の反応だ。 こんな吹雪の中に、生身の人間が? 機体はどうした? 一人に一機、機動兵器を進呈するのではなかったのかあのワカメ頭め。 反応のするほうへ向かう。 先程から動きが見られない。ひょっとすると、まずいことになっているかもしれない。 雪を掻き分け進み、やがて、それらしい人影が見えた。 果して、そこには、いた。 積雪地帯を抜けるために真っ直ぐ歩いていた筈が吹雪で視界を塞がれたせいで盛大に方向を間違え山に逆戻りし、 それに気付いてまた引き返そうとしたが吹雪で二進も三進もいかなくなってしまった、衝撃のアルベルト、その人が。 信じがたいことに身体の半分近くが凍りついた状態でありながら、彼は生きていた。 「ちょ、ちょうど、良い、ところに、来た、な。わわ、悪い、が、手を、貸して、貰えん、かっ」 がちがちと歯を噛み鳴らしながら助けを求めてきた。 なんか割りと元気っぽくも見える。 ひょっとしてこちらを油断させて寝首を掻こうという魂胆なのではなかろうか。 「あ、安心、せい。ここで、き、貴様を、殺せば、困るのは、ワシの、ほうだだ……」 確かに、そうかも知れない。 上から見ているような物言いは気に食わないが、まあ良い。 文字通り、手を貸してやることにした。 カナードの操るガンダムXの手が伸び、アルベルトを掌の上に乗せる。 そしてそのまま移動を始めた。コックピットに乗せてやろうなどという気は更々無い。 仮に相手が強化服の類を身につけていれば、乗せた瞬間くびり殺されるかもしれない。 アルベルトもその辺りは理解しているらしく、何か言いたそうではあったが、文句は言わなかった。 ■ とある世界の、とある時代の、とある戦場での話。 とある男性パイロットが敵軍の女性パイロットと共に雪山で遭難した。 凍死しそうだった男は女に救われたが、両手は凍傷にかかっていた。 その応急処置のため、出力を調整したビームサーベルで雪を溶かして湯を沸かし、手を温めた。 その後、出来上がった即席の露天風呂に二人で入ったりもした。 カナードがその話を知っているわけではないが、やったことはそれと同じだった。 周囲から目に付きづらく吹雪を避けられるところまで移動し、準備した。 ビームサーベルの出力を最弱に設定、雪を溶かし、露天風呂が完成。 そこに服を脱がせたアルベルトを放り込んだ。 そのまましばらく湯船に浸かっていると血行が良くなり、暗紫色に変色していた肌が消え、強張っていた皮膚も次第に元の軟らかさを取り戻した。 処置が早かったおかげで大事には至らなかったが、もし血管にまで障害が及んでいれば患部を切断しなければならないところだった。 漸くありつけた熱い風呂に満足気なアルベルト。 身体の動きを確かめるように腕や脚を伸ばし、曲げ、指を張り、閉じる。 アルベルトの身体に贅肉というものは存在しない。いや、存在し得ない。 至高にして究極、人類の限界の次元を軽く超越したその肉体に贅肉の入り込む余地などありはしない。 身体の表面を、水滴と汗が混じりあい、伝っていく。 その様が、逞しい胸板、見事に割れた腹筋、そして、鍛え抜かれた身体を支える両の脚に挟まれた、アルベルト自身を象徴する存在へのラインを顕にする。 地を駆け抜ける獣を思わせる野性的荒々しさ。知を体現し礼を尊ぶ貴族的優美さ。 一見矛盾するそれらが同居し調和を保つ、ある種、芸術的とすら言える姿態。 普段はきちんと整えられている髪は水気を帯びて崩れ、父の慈愛と漢の意地を秘めた瞳を覆い隠すように前髪が垂れ下がり、さり気無い色気を演出する。 心に浮かぶ、今は過ぎ去りし情景。盟友の仇であり、宿敵とも呼べる男との闘い。 未だ勝負は決していない。少なくとも、アルベルトの中では。 愁いを帯びる残された左の眼。 そっと眼を閉じ、空を仰ぐ。 心の奥底、自分自身の根幹たるその部分に刻み込む。 いずれ、全ての因縁に決着を付けることを。 固く、固く、誓った。 そんな光景を排気熱を利用してアルベルトの服を乾かしながら特に感じ入ることも無く機体のカメラ越しに眺めるカナード。 凍死しかけていた人間が無事助かった、それは本来喜ぶべきことだ。 だというのに、カナードの顔は晴れやかではない。 アルベルトの態度は、あまりにも余裕がありすぎる。 彼の首もとに嵌められたものを見れば、自分と同じ立場――命を握られ、殺しあうことを強要されているのが分かる。 最後の一人になるまで殺し合いを続けなければならない以上、基本的に自分以外は全て敵になる。この男もそれは理解している筈だ。 ましてこの男は銃もナイフも乗り込む機体も何も無い、丸腰の、生身の人間だ。 仮にカナードがヴィンデル・マウザーの言うままに殺し合う気でいたならば、こうして風呂で温まることも無く死んでいただろう。 いったい、この余裕はどこから来るのか。 「お前、俺に殺されるとは考えんのか」 「……風呂まで用意しておいて、今更だな」 アルベルトの背に向けて問いかける。 返ってきたのはどうにも腑に落ちない答え。 助けられたからといって無闇に他人を信用するような奴とは思えない。 疑念は拭い去れない。 そう考え込んでいると、そこへ、 「貴様に、ワシは殺せんよ」 何でもないといった調子で投げかけられた、アルベルトの言葉。 咄嗟に、意味を受け取り損ねた。 ――奴は、今、何と言った? 頭の中で言葉を反芻する。 意味を理解し、体中の血が沸騰するような感覚に襲われた。 衝動的に動きかけ、自制した。 そのとき、ひどくゆったりとした動作で、アルベルトがこちらに顔を向けた。 カメラ越しに目が合った。 鋭い眼光――睨まれただけで心臓を鷲掴みにされるような尋常でない圧迫感を感じた。 背を冷たい汗が流れていった。 アルベルトは、唇の端を吊り上げ、ただ微笑んでいる。 その裏に、立ち塞がるもの全てを喰らい尽くさんばかりの、獰猛な笑みを見た。 この男は例え丸裸の状態でモビルスーツに襲われたとしても生き残って見せるだろう。 そう考えさせるだけの、圧倒的な気迫を持っていた。 「そうだな……十分に、温まらせてもらったところだ。最早、貴様は用済みだな」 「何……?」 「どれ、そろそろ、本格的に殺し合うとしようか」 完全に敵意を剥き出しにした言動。 アルベルトが立ち上がる。 堂々と、正面から向かってくる。 明らかに無手、明らかに生身、明らかに無防備。 にも拘らず、周囲の気温が一気に下がったように感じた。 それ程の殺気が発散されていた。 「……気に入らんな」 カナードの口から、自然とそんな言葉が零れていた。 その呟きを機体のマイクが正確に拾い、外部スピーカーを震わせた。 それを聞いたアルベルトは、面白いものでも見るような顔をしている。 「何がだ?」 「貴様の、その態度だ」 今ここでガンダムXに乗ったカナードと真正面から戦おうとも自分が死ぬことは無いと、むしろ勝てると確信しきっている。 己の強さを信じて疑わない、その態度。 それはある意味で尊敬に値するものだ。 だが―― 見縊られている。侮られている。甘く見られている。舐められている。馬鹿にされている。見下されている。軽んじられている。 このカナード・パルスの力が、衝撃のアルベルトには拮抗し得ないと、決め付けられている。 それは、到底、容認し得るものではない。 「ならば、どうする?」 「決まっている」 なおも悠然とした態度を崩さないアルベルトへ、真っ直ぐ言葉をぶつける。 コックピットを開け放ち、その身を外気に晒した。 そして―― 「俺も、風呂に入るっ!」 勢い良く、服を脱ぎ捨てた。 一糸纏わぬ姿。 カナードの身体もまた、よく鍛えられている。 アルベルトに比べると細身に見えるが、それは必要とする筋肉の違いの表れだ。 モビルスーツを駆り、かつては特務兵として、現在は傭兵として戦っている。 そこに求められるのは腕力よりも柔軟性――スムーズに機体を操るしなやかさだ。 といって必要以上に肉を削げば、それはただ脆いだけ。バランスが重要だ。 それを満たす肉体をカナードは持っている。 スーパーコーディネーターを生み出す過程で誕生したカナードは、失敗作の烙印を押されたとはいえ、その身体能力・反射神経は常人の域に止まらない。 だがこの肉体は決して生まれ付いてのものだけではなく、カナード自身の努力の結晶だ。 自分自身で研鑽を積み、力を身に付けたという事実。それが誇りでもある。 風に煽られ、長く伸びた艶やかな髪が揺れる。 己の存在を確固たるものとすべく戦い続けた日々。 人と隔たりを作り、殻に閉じこもっていた心。 それを破ろうとせず、そっと、優しくすべてを包み込んだ少年。 運命の子、勇敢なる者――プレア・レヴェリー。 人と人は想いの力で繋がっていると彼は言った。 成功体にもなれず、生きる価値を見出せず、戦うことしか出来ないこの自分に、一人ではないと、言ってくれた。 彼の命に報いたい。 彼の遺志を失わせはしない。 その想いが、今のカナードの道を形作る。 カナードが湯船に飛び込む。 盛大に飛沫が上がり、アルベルトが顔をしかめる。 「男と男、裸で語り合うぞっ!! 俺は、殺し合いなど認めん! 殺し合いに乗る連中も! あのシャドウミラーという連中も! 俺が! 徹底的に叩き潰してやるっ! それが俺の意志だっ!! さあ、お前も語れ! お前は何故殺し合う! 理由如何によっては、俺がこの場でお前を叩き潰すっ!!」 これが正しい行いかは分からない。ひょっとしたら間違っているかもしれない。 だが、生身の人間を相手にモビルスーツで闘えるわけが無い。 どんなに強い人間であっても、戦いになる筈が無い。 それは、ただの虐殺だ。 それは絶対にやってはならないことだ。 だから語り合う。裸の心を曝け出して。 視界の隅で、プレアの幻影が、頭を抱えながらも微笑んでくれている気がした。 「…………くっ、」 アルベルトが身を傾けた。 どうした、と声をかけた。 そこへ、衝撃のアルベルトの、大きな大きな笑い声が、響き渡った。 「な、何を笑っているっ」 何か、妙に恥ずかしい気分になってきた。 湯に漬かっているせいもあってか、頬が紅潮してきた。 「いや、すまんな、ははっ、あまりにも、虚を衝かれたと言うか、予想外でな。 はぁ、さっきのは、ただの冗談だ。貴様をここで殺すつもりは無い。ふっ、ははっ」 笑いを堪えながら、アルベルトが言った。 とても冗談とは思えない殺気を放っていた筈が、それも今は消えていた。 だが、カナードは油断しなかった。 「……あくまで、ここだけの話だがな」 すうっ、と笑みが消えさり、アルベルトが跳躍した。 とても人間業ではない高さ。一息でガンダムXの頭頂部まで跳び上がった。 てっきり自分に向かってくるものと思い身構えたカナードが、その人間離れした身体能力に唖然となる。 「風呂の礼だ。今は見逃してやる。 貴様があのシャドウミラーとやらの打倒を志すのであれば、静かなる中条という男に会うが良い! ただし、あの男の側に立つということは即ち、十傑集が一人、この衝撃のアルベルトを敵に回すということだ!!」 アルベルトの放つ言葉の一つ一つが強烈なプレッシャーとなり、身体を、精神を打ち据える。 カナードは、アルベルトへの認識を誤っていたことを悟った。 この男は、丸裸の状態でモビルスーツに襲われたとして、生き残れるのではない、 この男は、丸裸の状態でモビルスーツと真正面から正々堂々と闘おうと、勝てるのだ。 何の装備も無く、その身一つで、数十メートルの巨体を誇る兵器を、正面から叩き潰せるのだ。 それを成し得る圧倒的な実力を持つ者。 それが十傑集。それが衝撃のアルベルト。 それは、決して敵に回してはいけない存在だった。 「良い湯加減であった。貴様もゆっくり温まっていけ。 では――さらばだ、カナード・パルスよ! はぁっ!」 足の裏から衝撃波を噴出し、生乾きの服を脇に抱え何処かへ飛び去って行く衝撃のアルベルト。 カナードは、自分のこれまでの人生で築いてきた常識が木っ端微塵に吹き飛ぶ程の衝撃を受けながら、呆然と、その光景を眺めていた。 いつの間にか吹雪は止んでいた。 カナードの心は、晴れなかった。 【衝撃のアルベルト 搭乗機体:なし パイロット状態:全裸 ほっかほか 現在地:D-6 山中 第1行動方針:服を着る 第2行動方針:他の参加者及び静かなる中条の抹殺 最終行動方針:シャドウミラーの壊滅 備考:サニーとのテレパシーは途絶えています】 【カナード・パルス 搭乗機体:ガンダムXディバイダー(機動新世紀ガンダムX) パイロット状況:全裸 機体状況:EN消費(小)、ハイパービームサーベル所持、ビームソード一本破損 現在位置:D-6 山中 第1行動方針:服を着る 第2行動方針:ガトーを倒す。アポロを叩きのめしダンクーガを奪い返す。アルベルトを追う? 第3行動方針:シャドウミラー打倒の方法を探す 最終行動方針:ヴィンデル及びシャドウミラーを徹底的に叩き潰す】 【一日目 10 00】 BACK NEXT 060 勇者と少年とアンドロイド 投下順 062 使徒と軍人と快男子 055 世界~じぶん~ 時系列順 049 勇気~きぼう BACK 登場キャラ NEXT 050 バッドラックは突然に 衝撃のアルベルト [[]] 039 野性を縛る理性はいらない カナード・パルス [[]]
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ヒロインモドキと人擬き ヒロさんとセント ■よみ ひろいんもどきとひともどき ひろさんとせんと ■性別 無性 ■学年 その他 ■武器 超人間的な思考と行動 ■体型 その他 ■部活 生物部 ■委員 無所属 ■ステータス(攻撃/防御/体力/精神/FS(FS名) 攻撃:4/防御:6/体力:6/精神:5/FS(被保護者):9 かなしみの数を言い尽くすより ■特殊能力効果 効果:防御力一時7下降 35 効果付属:壁貫通 10 時間:1ターン 1 範囲対象:隣接2マス内1人 1.6 制約なし 10 FS:9 1.9 青春ボーナス:5 発動率:98% 成功率:100% 能力原理 ヒロインモドキは庇護下に置いてもらうためにも、本能的に人を油断させる術を知っている。 可愛らしく無防備な相手には、誰だって油断せざるをえないのだ。 変身能力持ちのセントもこれに追従する。 さあ、美少女たちの美貌を前に油断するがいい!!! ※本当に無防備におしゃべりしながらお菓子を食べるだけです。敵も警戒を緩めるでしょう。 キャラクター説明 ヒロインモドキ ヒロインモドキ(少女擬、種の同定手段が確立しておらず、分類も依然進んでいないので学名は未決定)は人間社会に潜り込みつつ生活する動物(?)の一種(?)。 人間の少女の姿によく似た形態をしているが、人間とは肉体の構成方法が著しく異なっていることで知られる。その存在が学会で知られ始めた当初は人間の少女が何らかの疾病に罹患して体質が変化したものだと思われていた。しかし同じ症状の少女達の生みの親を確認できないという共通点、誰も少女達の過去を知らないという共通点から、新生物として仮定され、様々な研究を続けた結果、その異質さが証明された。 服だと思っていた物が取り外し可能な身体部品の一部だったと判明したことは至極有名である。 彼女達がどこから来て何をしようとしているのかという疑問は世界中で議論され、宇宙からの侵略者説、別世界から手違いで転送された人間説などが巷を騒がせたのは記憶に新しい。 しかし、彼女達の行動を観察し続けた某大学教授が論文で発表した説が現在は最も有力視され、半ば結論じみて語られている。 その説こそがこの生物をヒロインモドキという名前で世間に定着させた最たる原因、「ヒロイン仮説」である。 この説が書かれた論文は、ヒロインモドキの成長及び老化の速度が一般人と全く異なり、観察開始から三十年を経ても全く容姿を衰えさせないことから、彼女達の成長と老化のペースについてまず語られる。 彼女達が人間の前に最初に姿を現す時、既に十代以上の容姿を獲得している点から幼生時(発生時)には人間とは似つかない姿をしている可能性の指摘は、以降遺伝子配列がタコや蛾に似たヒロインモドキが出た時に、世間が事実を受け入れる土壌を築いた。 また、彼女達が人間社会に出た時に、自分が最も信頼できる人間を探して支えようとする行動は、強い人間と共利共生の関係を築こうとするためだと説明されている。 今迄確認されたヒロインモドキの知能は最高でも中学校低学年程度のもの。しかし高知能の個体がいたと仮定した場合、人間社会に潜む能力が高く、正体が露呈していないだけでは無いかとも言われている。 概してか弱く無害な存在で、実はかなり昔から人間の歴史にも関わっていることが知られると、迫害なども特に起きずに(彼女達は迫害が起こる場所起こらない場所を見極めている節がある)社会に何となく受け入れられている。 確認できる絶対数も少なく、生殖方法も不明(そもそも少女の姿でも雌とは限らない)なため、未だ物珍しい存在であり、宗教的に祭り上げられる例もある。 こうして様々な生態が明かされるに連れ、彼女達は人間に擬態した生物なのだという考えが定着、ヒロインモドキの通称が用いられるようになった。 今回のハルマゲドンに参加するのは、現在希望崎学園生物部の管轄下で保護研究されている一個体。 ヒロさんと呼ばれて可愛がられている。 人擬き 『無期限プール閉鎖事件』の際に起きたハルマゲドンで使われた戦斗素体に偶然中の偶然で自我が芽生えて逃走したもの(野良戦斗素体)。もともとコピーしていた能力が変身能力だったので、逃走は上手くいった。 しかし上手くいったと思った矢先、ヒロインモドキのヒロさんに懐かれ、宿も飯も無かった野良戦斗素体は彼女の保護下にいることを良しとしてしまう。 ヒロさんが野良戦斗素体を飼っていたことはヒロさんの保護者である生物部の面々にばれてしまったが、彼らも鬼では無いので、生徒会と交渉することで野良戦闘素体を保護する権利を得た。 現在はセントという名前で可愛がられている。 要するに二人とも生物部のペットみたいなものだが、無断で授業を受けたり遊びに行ったりすることも多く、生物部の人々もそれを黙認している。 今回は戦斗素体とヒロインモドキが戦斗素体に能力をコピーしたらどうなるかの実験を目的とした参戦である。生徒会はそのようにお達しを出して、生物部に彼らの参加を促した。 セントが生まれたのは偶然中の偶然だったとはいえ、また戦斗素体に自我が芽生える可能性はある。その時は誰よりも事情を知る者達が、戦闘を止められるように。生徒会のお達しにはそのような意思もあった。
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アーダルベルトフェルディナントベレンガルヴィクトル(アーダルベルト・フェルディナント・ベレンガル・ヴィクトル) アーダルベルトフォンプロイセン(2)の別名。
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術・技:ローエン・J・イルベルト エクシリア エクシリア2 レイズ エクシリア 術・技名 分類 備考 ファイアボール 精霊術 火炎弾を放つ精霊術。 ウィンドランス 精霊術 前方に風の槍を放つ精霊術。 ロックトライ 精霊術 地面から3本の石柱を発生させ敵を貫く精霊術。 スプラッシュ 精霊術 敵の上空から水を落とす精霊術。 エアプレッシャー 精霊術 ブルースフィア 精霊術 フリーズランサー 精霊術 ブライトベル 精霊術 ソリッドコントラクション 精霊術 クラッグワルツ 精霊術 ディフュージョナルドライヴ 精霊術 アブソリュート・コア 精霊術 ディバインストリーク 精霊術 セヴァードフェイト 武身技 マーシーワルツ 武身技 アンビュスマーチ 武身技 レクイエム 武身技 玄武散 共鳴武身技 ロックトライ+三散華。 獅吼爆砕陣 共鳴武身技 エアプレッシャー+獅子戦吼。 スプラッシュライン? 共鳴武身技 スプラッシュ+魔神拳。 海龍拳 共鳴武身技 ブルースフィア+臥龍空破。 絶破烈氷撃 共鳴武身技 フリーズランサー+烈破掌。 フェイタルボム? 共鳴武身技 ファイアボール+ゼヴァードフェイト。 時練大爆鐘 共鳴武身技 コンディムネイション+レクイエム。前方複数の敵に一定時間で爆発する術式を多数飛ばす。爆発の威力は高い。 ロックヘキサ 共鳴精霊術 ロックトライ+ロックトライ。 エアスラスト 共鳴精霊術 ウィンドランス+ウィンドランス。 レイジングミスト 共鳴精霊術 レイジングサン+ディフュージョナルドライヴ。 フェイタルサーキュラー 共鳴武身技 セヴァードフェイト+レインバレット。 紅蓮剣 共鳴武身技 ファイアボール+虎牙破斬。 守護氷槍陣 共鳴武身技 アブソリュート・コア+守護方陣。 ピコピコワルツ? 共鳴武身技 マーシーワルツ+ピコハン。 グラヴィティ 共鳴精霊術 クラッグワルツ+ネガティブゲイト。 アゼリアブレード 共鳴精霊術 ディフュージョナルドライヴ+ブラックガイド。 水月烈破 共鳴武身技 スプラッシュ+兎迅衝。 流舞崩爆破 共鳴武身技 ブルースフィア+翔舞煌爆破。 ストップフロウ 共鳴精霊術 ソリッドコントラクション+クイックネス。 タイダルウェイブ 奥義 グランドフィナーレ 秘奥義 上へ 術・技:ローエン・J・イルベルト(TOX)を編集 エクシリア2 術・技名 分類 備考 ファイアボール 精霊術 ウィンドランス 精霊術 ロックトライ 精霊術 スプラッシュ 精霊術 エアプレッシャー 精霊術 ブルースフィア 精霊術 フリーズランサー 精霊術 ブライトベル 精霊術 ソリッドコントラクション 精霊術 クラッグワルツ 精霊術 ディフュージョナルドライヴ 精霊術 アブソリュート・コア 精霊術 ディバインストリーク 精霊術 セヴァードフェイト 武身技 マーシーワルツ 武身技 アンビュスマーチ 武身技 レクイエム 武身技 ヒーリングエチュード? 武身技 プレリュード? 武身技 フリットカプリッツォ 武身技 ソーンラプソディ? 武身技 モータルクレッシェンド? 武身技 ウィナーズワルツ ユニーク共鳴術技 ベルベティスラッシュ ユニーク共鳴術技 ヴォルテックライン ユニーク共鳴術技 フューリーストーム? ユニーク共鳴術技 玄武散 ユニーク共鳴術技 獅吼爆砕陣 ユニーク共鳴術技 スプラッシュライン? ユニーク共鳴術技 海龍拳 ユニーク共鳴術技 絶破烈氷撃 ユニーク共鳴術技 フェイタルボム? ユニーク共鳴術技 時練大爆鐘 ユニーク共鳴術技 ロックヘキサ ユニーク共鳴術技 エアスラスト ユニーク共鳴術技 レイジングミスト ユニーク共鳴術技 フェイタルサーキュラー ユニーク共鳴術技 紅蓮剣 ユニーク共鳴術技 守護氷槍陣 ユニーク共鳴術技 ピコピコワルツ? ユニーク共鳴術技 グラヴィティ ユニーク共鳴術技 アゼリアブレード ユニーク共鳴術技 水月烈破 ユニーク共鳴術技 流舞崩爆破 ユニーク共鳴術技 ストップフロウ ユニーク共鳴術技 アクアストライク ユニーク共鳴術技 デュアルカプリッツォ ユニーク共鳴術技 グラヴィティボム? ユニーク共鳴術技 ウィッチクラフト ユニーク共鳴術技 タイダルウェイブ 奥義 グランドフィナーレ 秘奥義 ティーロ・スフォルツァンド 共鳴秘奥義 上へ 術・技:ローエン・J・イルベルト(TOX2)を編集 レイズ 術・技名 分類 武器・魔鏡 備考 ロックトライ 術技 エストック・X レクイエム 術技 アベイユ プレリュード? 術技 エペ ブルースフィア 術技 ヴァッサーハープン ブライトベル 術技 ステュワーズソード エアプレッシャー 術技 ロイヤルレイピア ソリッドコントラクション 鏡装 守りの精霊術士 ローエン 秘技→ソリッドコンデンセイション? フリーズランサー 鏡装 白髭のサンタ ローエン 秘技→フリーズコンチェルト? フリットカプリッツォ 裏鏡装 戦場の指揮者 ローエン 秘技→フリットクラウディオ? ヴォリュートゥ・ウェーブ 報酬魔鏡 リーゼ・マクシアの老執事 グラツィオーソ・フィナーレ 通常魔鏡 償うべき罪 サンタルチアプレゼンテ 季節魔鏡 良い子にプレゼント 上へ 術・技:ローエン・J・イルベルト(TOtR)を編集
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【初出】 第358話 【翻訳】 ローゼマイン 【挿絵】 ヴィルマ(*1) 【印刷所】 ローゼマイン工房(*2) 【概要】 ダンケルフェルガーの歴史書の現代語訳 【特徴】 とても一冊には収まらないので、何冊にも分けて印刷しなければならない。(*3) 内容 難解な古い言葉で書かれていた、ダンケルフェルガーに伝わる古いお話(原本)を、読みやすい現代の言葉に書き直している。 最初の方は聖典に通じるような話がある。物語風に書かれているが、歴史書の一面を持っており、ほぼ建国の頃からの歴史が記されている。 いくつもの騎士物語が入っているが、どんなに負けても、戦って、戦って、戦って……勝利するまで戦い続けるような話が多い。(*4) ランゲルトゥスの英雄譚や、ガールスハウトの英雄譚が記載されている。(*5) 進捗状況 12年春・領主会議 ダンケルフェルガーが「ダンケルフェルガーの歴史書」を貸し出す。(*6) 12年春~秋 写本と現代語訳を並行して実施(*7)。現代語訳は、下書きと清書が存在(*8) 経費は、紙とインク代で大金貨15枚以上、側近達へ支払った手数料(主に写本代)大金貨3枚程度(*9) 12年冬・エーレンフェストの子供部屋 ダンケルフェルガーの歴史のお話の読み聞かせを実施 騎士見習いを目指す男の子に受けが良かった為、現代語訳をエーレンフェストで本にして広めることの可否を問い合わせる決意をする(*10) 12年冬・本好きのお茶会 ハンネローレに現代語訳の校正依頼(*11) 12年冬・貴族院の領地対抗戦 ダンケルフェルガーが貸した本の写本、全ての販売権をディッター勝負で取得(*12) 13年春・領主会議 ダンケルフェルガーと印税や翻訳に関する取り決めを締結。ほぼ予想の範疇の結果(*13) 13年冬・ダンケルフェルガーとのお茶会 ダンケルフェルガーに第一巻の見本を進呈(*14) 14年春~ 販売開始 読者感想 ハンネローレ 「このように読みやすくわかりやすい歴史本ができたことで、大人だけではなく、子供も自領の歴史を深く知る機会が得られたのです」(*15) マグダレーナ 「とても読みやすいので売られるようになれば、ぜひ購入したい」(*16) レスティラウト 「まあまあだ。其方に寄越された翻訳と違って所々に絵が入っているのが良い。これが色彩に富んでいて華やかであれば良かったが、白と黒だけで表現することを前提に描かれているので、それほど気にならぬ」(*17) 「……あの歴史本はダンケルフェルガーで作るべきだな」(*18) 備考 ダンケルフェルガーでは、原本である歴史書を、領主一族全員が各自で翻訳している。 同時に「古い言葉をそのまま覚え、伝えていくことも領主一族の務め」とも言われており、あまり翻訳した文を残さない。 その為、領主一族以外は、自領の歴史を詳しく知らないのが普通となっていた。(*19) その一方で、この慣習により、ダンケルフェルガーの領主一族は、古の言葉で書かれたグルトリスハイト(*20)を読むことができる下地を維持し続けた。 城にある原本は非常に貴重なので、領地の者にも貸し出されていない。そのため、領地の歴史は基本的に口伝で、話者によって少しずつ内容や細かい部分が違う。ところが、ローゼマインが持ち込んだ翻訳版は、現代の言葉でわかりやすく書かれていて、原本通りで余計な解釈や内容の違う部分がほとんどない。他領で本にしたいと望まれるほど自領の歴史が素晴らしいと気付いていなかったせいか、本の形で下級貴族が目にすることは今までなかったせいか、歴史本を読んだ学生達は、自領を誇る顔を見せるようになっている(*21)。 コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 『ダンケルフェルガーの歴史の本』というタイトルだと、ハンネローレに貸してもらった元の大型本の方かと思った。翻訳は基本的にローゼマインですけど、大金貨3枚相当の「側近達に支払った翻訳のための手数料」(416話)とあるので、結構な部分を側近に訳させていると思う。監修がローゼマインかな?読者の度肝を抜いた筆写&翻訳料もどこかに入れて欲しいです。 (2019-06-25 00 17 10) 367、370、372話を読む限り、フィリーネとハルトムートがしたのは写本であって、翻訳はローゼマインが一人でしていると思われる。原本をそのまま写本してくれる二人がいたから借用期間内に翻訳が集中できたという面や、返本した後も写本をもとに翻訳しなおしができるという面での、【翻訳に関わる】と推測される。<ある意味商人的発言w (2019-06-25 07 17 11) 翻訳料とも翻訳の手数料とも言ってないよ? 翻訳の【為の】手数料だよ。 写本作業も十分対象!……的な発想とか(笑) (2019-06-25 07 23 13) なるほど。303話に「古い言い回しの本に慣れていないフィリーネ」とあるから、翻訳させたい意図がローゼマインにあったとしても、無理っぽいな。 (2019-06-25 21 14 03) 経費を追記すると共に、進捗情報を拡充しました。 (2019-06-25 08 19 12) 羊皮紙本の一冊の平均的な金額が大金貨4枚ほどだったから、この本はクッソ高い事になる・・・ (2020-06-23 05 07 14) 羊皮紙の本、大金貨4枚というのは販売価格。翻訳や紙等の経費としては大金貨18+α枚以上。出版となるとどれぐらいの大金貨になるのか?一冊どれぐらいになるのか?誰か~教えてw (2020-06-23 12 15 24) Q Aで質問します^^; (2020-06-23 12 17 52) 紙やインクは自分らで作ってるから然程手数料や輸送費はかからないとして翻訳の手間賃が結構かかりそう。 (2020-06-23 12 32 45) 翻訳が全何ページなのか、それを何分割(何冊)にするのか、紙インク印刷諸経費輸送費管理費販売手数料人件費等々表に出ない数字が多いのに希望小売価格を出せとな(取り合えず初版どれだけ刷って経費回収するつもりなのかも分からんし) (2020-06-23 15 14 16) 第二巻以降はアレクサンドリア出版?デッターではエーレンフェストとの取り決めな気がするのだけど? (2020-06-23 12 04 22) フィリーネがいる間は孤児院で刷ってその後は印刷孤児院・管理エルヴィーラ(or印刷担当文官の誰か)とかになるのか、フィリーネ異動に合わせてアレキで刷るのか、色々考えられるけど領主会議で三巨頭会議でもして決めるしかないんじゃね? (2020-06-23 15 19 50) 基本的にはエーレンフェスト印刷と考えられる。ハンネ5年生外伝で、アレキサンドリアで印刷できた一冊だけの本は、ハンネローレへの対応からして『ダンケルの歴史』ではなさそう。契約もあるのでエーレンで印刷し、原稿や挿絵をアレキから送りチェックするなど、協力体制をとるのではないか。アレキにも利があることだし。 (2020-06-23 18 57 23) 基本的には学術的な本はアレキ、世俗的な本はエーレンって感じになりそうな気もする (2020-06-28 11 35 18) ディッターの連続の本(ダンケルフェルガーの歴史の本)や、ディッター物語やダンケルフェルガーの物語(ローデリヒの本)を学術的な本と呼ぶのは抵抗があるけれど。。 神事を広げる為の本や、フェルやライムントの研究成果本のようなものを出版していくのなら、学術的な本と言えるかもね。 (2020-06-28 13 14 10) 既存の本で一番学術的?な、聖典絵本あたりは、ユルゲン内全体で需要が大量にあるし、アレキも領内需要がエーレンの供給では賄えないほどありそうだから、エーレン・アレキ両方で出版ということになりそう。 エーレンからリンファイ紙を大量に購入することでバランスをとったりするのかもね。 (2020-06-28 13 22 35) ダンケルフェルガー物語は一応史実を元にした本だから真面目な歴史文学と言ってもいいかと。ダンケルフェルガーを持ち上げるプロパガンダにもなりそうだが。ディッター物語はそれまで軽視されてた宝取りディッターをまた流行らせたりもしそう。 (2020-06-28 14 09 23) 純文学、推理小説、政治小説、SF、いざとなったら官能小説等々ロゼマさんの引き出しは多いから、あとは作家の育成次第。ユルゲン全体で小説大賞とか企画すれば発掘もできそう。 (2020-06-28 13 41 20) 一番売れるのは『本物のディッター』だろうな。歴史的大事件、戦略に戦闘シーン、神具&魔法陣スペクタクル、それに領地を越えた恋愛まで絡む、すべての売れる要素を含んでいる。 (2020-06-28 14 10 52) 「ダンケルフェルガーの歴史の本」と合わせてホルホル出来るし特にダンケルフェルガー領でバカ売れしそうだな。 (2020-06-28 14 19 35) 問題は1冊いくらなのかだな 大銀貨1枚は最低しそう。自分の妄想では大銀貨5枚~小金貨1枚はすると思う。初版本はプレミア付いたりして (2020-08-23 10 23 39) 聖典絵本が現地で金貨1枚なんだから、翻訳料やら人件費やらが半端なかったダンケルフェールガーの歴史の本はそれ以上やろ (2020-08-23 13 29 28) 素晴らしい価値のある本なのだから高い値段で売れ(自分たちはその値段で買う)というダンケルと普及のためにできるだけ安い値段で売ろうとするロゼマさんとの間で熱の入った価格交渉が行われそうだな。買う側と売る側が逆の立場になりそう。 (2020-08-23 15 05 24) プランタン商会が間に入るから酷い薄利多売はしないと思うぞ (2020-08-23 15 21 06) 同じく創世記からあるって言うグラッセンの歴史書はないんかね?歴史書と古語学習はダンケルが王族に隠れて残したメス書への道だと思ってるけど、グラッセンも何らかの方法で残してると思うのよね。 (2020-08-23 13 50 37) 保存の魔法が切れ掛かってて持ち出せないみたいな事言ってたから、あるにはあるだろうけど適切に管理はされてないかも。権力欲が強い印象があるけど、本来は舞踊や音楽、礼儀作法等の感覚的なものを好む土地柄なのかもしれん。(マジギレすると手が付けられなくなる) (2020-08-23 14 03 48) メス書への道を残す事を企んだらそいつの死後にその思考がメス書に載るから粛清されそう。 (2021-01-25 00 02 18) 神事に関わる物だと思われる古い書物(第583話)があるとのことだし、歴史本もあるのでは? もしジャンシアーヌと親しくなって本の話を色々するようになったら話題の一つとして出たかもね。 そもそも、領主一族でのみ読み継いだような、自領の歴史本を外に貸し出したアウブ・ダンケルの方が非常識なのだと思う……。 (2021-01-25 07 54 45) ダンケルフェルガーから王が立ったという記述があるから、今の王族がなんかおかしいと気づく手がかりはあるね (2021-01-25 09 29 26) 上位領地であるアウブダンケルがわざわざ本持ってきた時のジル視点読みたい (2021-01-25 12 25 29) 「クラッセンブルクに続いてダンケルフェルガーからも本格的に目をつけられたか、また面倒なことを...」 (2021-01-25 12 35 34) 王族がこの本を読んだらダンケルフェルガー出身の王の記述は削除しろと要求しそう (2021-02-07 10 18 53) 「ならばディッターだ!」……王族と言えどもダンケルに要求できない。 (2021-02-07 10 28 25) 要求先はエーレンフェスト又はプランタン商会ではなかろうか (2021-02-07 15 43 16) 実際に王族(マグダレーナ)が読んで大絶賛しているから問題なし!ヨシ! (2021-02-07 10 40 48) マグダはアホちゃうか。自分の旦那の『王族』というバックグラウンドが揺らぐ本を絶賛するなんて。 (2021-02-07 17 09 25) 出版した1巻時点ではまだその話は出てなかったとか... (2021-02-07 17 15 51) レスティラウト「隠したり、恥じたりせねばならぬ歴史などダンケルフェルガーにはない」(481)なので、マグダレーナも隠すという発想自体が無いのかも。 (2021-02-07 19 34 48) そもそもユルゲン建国から王族は一系であると主張してるんだろうか (2021-02-07 23 00 45) どうかね。仮に一系と語っていたとしても、王女が降嫁することはあり得るから、血筋の者を養子縁組でもらった…とかも想像の余地としてできるから、王族的にもない話ではないかも。仮に洗礼直後の子とかなら、貴族院にはぎりぎりになるかもだけど、つめこみで王族教育もできるし。 (2021-02-08 00 25 12) ユルゲン的常識からすると洗礼上の親子は重視しても血の繋がりはどうでもよさそう。 あとロゼマさん知識のグル典取得の変遷によると、建国時のツェントは選抜制。歴史と神話がゴッチャになってるかもだけど (2021-02-08 08 36 20) 碌に記録に残ってないため、王族も含めてそうだったと思っている可能性大。 (2021-02-08 20 45 36) 自分のグラウンドは強化される。ダンケルの上にいたクラッセンをけん制するにはよい方法かも? (2021-02-08 06 34 09) ダンケルの領主候補生だったマグダレーナは元々原本を読んで知ってただろうから大したことだとは思ってなかったのでは。少なくとも歴史書を読んでるダンケル領主一族は全員知った上で王族に仕えてるわけだし、クラッセンブルク辺りも知っててもおかしくない。 (2021-02-08 08 53 02) エグランティーヌ先生も古語を読めたから、クラッセンブルクにも同様に古語で書かれた歴史本があり領主候補生が読む伝統があるかも。一万年にも及ぶ超長い歴史だから、クラッセンブルクからツェントが立ったことだってあるだろうし。 (2021-02-08 09 45 09)
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イソッタアルバレサーニ(イソッタ・アルバレサーニ) イタリアのフェラーラ侯の系譜に登場する人物。 関連: アルベルトゴセイデステ (アルベルト5世・デステ、夫) ニッコロサンセイデステ (ニッコロ3世・デステ、息子)
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ミッション攻略・ヘルベルト ミッション攻略・ヘルベルト特徴 レベルアップ 協力ミッション01 砂漠をかける疾風 02 光の雨の中で 対決ミッション01 海中の死闘 02 インド洋の戦慄 特徴 登場時レベル:3 能力はともかく、ドムトルーパー以外の機体がパッとしないのが致命的。 そのため、基本的にはジェットストリームアタック要員と考えよう。 一応、特令で覚醒が使えるので他の2人よりは有用かもしれない。 レベルアップ Lv 入手機体 初期 ドムトルーパー Lv05 ゲイツR Lv08 ザクウォーリア Lv10 ムラサメ Lv23 ゾノ Lv30 ディン Lv35 ジン(特火重粒子砲) Lv40 ゲイツ Lv50 バクゥ(ミサイルポッド) Lv 習得特令 効果 Lv07 ものまね操縦 プレイヤーの操縦に対応した行動 Lv11 ものまねミラー操縦 プレイヤーの操縦に対応し、かつ左右対称に行動 Lv12 覚醒 指令後、すぐに覚醒発動 ※覚醒発動可能時 Lv14 陣形 前 プレイヤー機の前方を護りながら戦闘 Lv15 陣形 右 プレイヤー機の右側を護りながら戦闘 Lv16 陣形 左 プレイヤー機の左側を護りながら戦闘 Lv17 陣形 後 プレイヤー機の後方を護りながら戦闘 Lv19 ガード魂 ガードの確率が格段にアップ【シールド装備MS搭乗時限定】 Lv21 速攻サブ射撃 指令後、すぐにプレイヤー機と同じ敵にサブ射撃 協力ミッション 01 砂漠をかける疾風 MISSION LEVEL:★★☆☆☆ 出現条件:キラ対決ミッション07「キラ・ヤマト」クリア ステージ:アフリカ砂漠(広域) 勝利条件:救命ポッドを20機救出 敗北条件:作戦時間終了(60秒) 特殊条件:ブースト量無限 自機設定:シン(ドムトルーパー) 僚機設定:ヘルベルト(ドムトルーパー)&自由選択(1機) 撃破ボーナス 敵機へのダメージ ミッションボーナス 合計ポイント 0~4000 0~2000 20000 20000~26000 救命ポッドの回収が今回の任務だ。 だが、あまり時間がある訳じゃない。 サッサと済ませちまおうぜ。 ドムトルーパーに乗ってポッドを回収する。 パズル的要素が強いが、順番に取っていけば確実にクリア出来るミッション。 沸いてくるプロトジンは攻撃もしないので次の救命ポッドの出現座標を教えてくれるものと思えばよい。 逆にポッドを回収する前に倒してしまうと視点が定まらず、ポッドの回収がしにくくなるのでそこら辺はやりやすいように。 一応、プロトジンを撃破すると覚醒ゲージが大幅に溜まるので、スピード覚醒すると大幅にタイムを縮められる。 ただし、覚醒中のスピードに慣れていないと逆にタイムロスになる恐れもある。 参考用クリア動画:http //www.youtube.com/watch?v=fHUSXjjQ8wc 02 光の雨の中で MISSION LEVEL:★★★☆☆ 出現条件:ヘルベルト協力ミッション「砂漠をかける疾風」クリア ステージ:オーブ国防本部 勝利条件:敵軍戦力ゲージゼロ 敗北条件:自機の撃破、作戦時間終了(120秒) 特殊条件:ブースト量無限 自機設定:シン(ドムトルーパー) 僚機設定:ヘルベルト(ドムトルーパー)&自由選択(1機) 撃破ボーナス 敵機へのダメージ ミッションボーナス 合計ポイント 17700(確) 5400(確) 10000 33100 フッ…。また偉い数の敵さんだな。 だが、武器の選択を誤ったな。 ドムにはビームなど効かんよ! ザクウォーリア→ザクウォーリア→Gザク×2→Sザク×2→Gザク×2 敵全機が射撃しか使ってこないバリア練習ミッションである。 相手の回避能力がかなり高く、スクリーミングニンバスを使ったゴリ押しでないと意外と攻撃を当てるのが難しい。 バリア無で格闘を当てるのは結構困難。 相手の耐久力はかなり低いので、なんとか隙を見て射撃を叩き込もう。 スクリーミングニンバスのリロードは非常に遅いので、覚醒での回復を含めても常に展開するのは不可能。 最初のザクウォーリア辺りまでは節約するのも手。 ちなみにSザクファントムはサブ射撃、最後のGザクウォーリアはCSを多用してくる。 対決ミッション 01 海中の死闘 MISSION LEVEL:★★★☆☆ 出現条件:カガリ対決ミッション05「自由と正義と」クリア ステージ:紅海 勝利条件:グーンを20機撃破 敗北条件:自機の撃破・グーンが2機エリアを離脱 特殊条件:重力低 自機設定:自由選択 僚機設定:なし 撃破ボーナス 敵機へのダメージ ミッションボーナス 合計ポイント 20000~21400 7840~14260? 2000 29840~37660? やれやれ、やはり邪魔が入ったか…。 しかたない、ここは俺が時間を稼ぐか。 お前らは早く行け! グーンの耐久値は紙も同然なので、まともな攻撃なら一撃で撃破出来る。 また、ステージ上に現れて最初に着地した瞬間を狙えば、逃す心配もない。 途中でヘルベルト(ゾノ)が妨害にやって来るが、気にせず撃破しよう。 ヘルベルト自体の耐久力はそう高くないが、構っている間にグーンに逃げられる可能性があるからだ。 その間のグーンは、ヘルベルトがダウンしている間に撃破しにいく。 ヘルベルトの反逆を確認。 02 インド洋の戦慄 MISSION LEVEL:★★★☆☆ 出現条件:ラクス対決ミッション「01 歌姫立つ」クリア ステージ:インド洋 勝利条件:敵軍戦力ゲージゼロ 敗北条件:自軍戦力ゲージゼロ 特殊条件:なし 自機設定:自由選択 僚機設定:自由選択(1機) 撃破ボーナス 敵機へのダメージ ミッションボーナス 合計ポイント 9400~12200 16390~29190↑ 2000 27130~43390↑ どうも海の底ってのは好きになれんね…。 サッサと済まして引き上げるとしようぜ グーン、ディン、ゾノが沸いてきて最終的にジェットストリームゾノとの戦い。 グーンは脆いので大したことはない。ゾノは集中攻撃を受けないよう、陸地を上手く使いながら 引っ掻き回して戦おう。 なお、信頼度が高いとヒルダ、マーズは反逆してくれることがある。この場合は後でゾノが 落ちてくるので、それを撃破して終了。 僚機を出していた場合、味方が落ちると僚機が乗っていた機体でアスランが増援に来てくれる。アスランが僚機として落ちた場合はイザークが来る。
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Due Pocket 少年期の後に続く、ケモノ系(四足型)青年期健康体の個体。 ライフ(ハート)の範囲は、最大10(5.0)の器のうち、10(5.0)満タンのみ。 GEMの値によって、普通の健康体と絶好調な健康体に分かれる。 1stにおけるケモノ系(四足型)青年期健康体の個体は、しかジェル。 ドット画 状態 歩 喜 悲 宙 眠 起 不良 ライフ(ハート) 健康体 絶好調 × 普通 × 発育過程 少年期 青年期 アダルト期 (60, 90, 120日) 天使期 (30日) ↑↑ぺろジェル ヒト系(二足型)健康体 へ突然変異 ↑↑→ぺんジェル ヒト系(二足型)通常体 へ突然変異しつつ成長 ちわわジェル× ケモノ系(四足型)健康体 からは直接成長できない すぴっつジェル ケモノ系(四足型)健康体 →あるまジェル ケモノ系(四足型)通常体 へ成長 × ぷちえんジェル 天使 へは成長できない ↑↑たつのこジェル ジェル系(無足型)健康体 から突然変異 ↑かめジェル↓ ケモノ系(四足型)通常体 から/へ変化 『新・原色ジェル図鑑』から引用 ケモノ系青年期の健康体。 さらに歩くと『絶好調』になる。 絶好調になるとスキップをする。 プリッツが好物。 ごきげんなときは『♪うーらら・うーちゅーの』と歌うがその後のフレーズを覚えていない。 誠実で責任感の強い人気者。
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特殊台詞:秋のワイン祭りでサルーテ!!(仮リンク) ※現在アルバム順/契約前の名称で記載しています※ 属性:アモーレ(愛) ★・★+ +... ピオ モニカ チリーノ エルシ ブルーノ ジローラモ ラウレッタ ファビア ダーニロ サマンタ ヨウリ ルフィナ マウロ ブリギット アマリア ジータ ヴィルフレート ナルチーゾ ボニート ピエルマルコ エヴァルド ロッテ ダリオ イレネオ ティーナ ロルダン エジェオ ★★・★★+ +... フェリチータ ノヴァ デビト 幼少フェル 幼少ノヴァ 幼少デビト 若きモンド [想い出]幼少フェル ジョルジョ フレッド アルベロ ヴィットリオ ジェルミ [セリエの1日]ジョルジョ [セリエの1日]フレッド [セリエの1日]アルベロ [セリエの1日]ヴィットリオ [セリエの1日]ジェルミ [新米ファミリー]エルシ [新米ファミリー]ダーニロ [新米ファミリー]マウロ [新米ファミリー]ジータ [新米ファミリー]ピオ [新米ファミリー]ブルーノ [新米ファミリー]エヴァルド [新米ファミリー]サマンタ [新米ファミリー]ルフィナ [新米ファミリー]ファビア モンド [お料理]フェリチータ [お料理]ノヴァ [お料理]デビト [聖夜ナターレ]ノヴァ [抗戦]フェリチータ [抗戦]ノヴァ [追撃]デビト [バレンティーノ]ブリギット [迷子猫の日]チリーノ [猫嫌い美少女]ヨウリ [スフィンチ]ルフィナ [お花見]ラウレッタ [こどもの日]ロッテ [おとぎ話]デビト [おとぎ話]ナルチーゾ [大道芸人]ピエルマルコ [お仕事体験]フェリチータ [日々のお仕事]ブリギット [夏祭り]ダーニロ [夏の休息]アルベロ [お仕事体験]ノヴァ [猫ちゃん警備隊]ダリオ [ワイン祭り]ロルダン [白雪姫]フェリチータ ★★★・★★★+ +... [レガーロの日々]フェリチータ [レガーロの日々]ノヴァ [レガーロの日々]デビト [追跡奔走]ノヴァ [財宝鑑定]デビト [流麗貴婦人]フェデリカ [謎の美少年]エルモ [ごちそう大好き]フェリチータ [ごちそう大好き]モンド [リエートな休日]フェリチータ [リエートな休日]ノヴァ [お礼の花束]ノヴァ [孤高のプリトーレ]エルシ [お裁き]モンド [隠密行動]フェリチータ [俺のプレゼント]モンド [無垢な仔獅子]幼少フェル [無垢な仔獅子]幼少ノヴァ [特別な朝]フェリチータ [愛の伝道師]デビト [小さな迷い猫]ノヴァ [厄介な保護任務]フレッド [再会の迷子猫]フェデリカ [節句の宴]アマリア [桜茶房]ダーニロ [森の少年]エルモ [レガーロの赤い魔女]フェリチータ [差し出された手]デビト [暗黒微笑]ヴィットリオ [祈りの朝]ピオ [負け犬じゃないわ]ヨウリ [砂浜の標的]ジェルミ [ジェラートな昼下がり]フェリチータ シリアルコード +... [フェスタ・レガーロ]フェリチータ [覚醒奥義]ノヴァ 属性:カンターレ(歌) ★・★+ +... ジロー レジーナ オルソ リリアーナ ジルド カメリア チェルソ ニーノ リズ アルゴス ノエミ グイド ピッポ ドメニコ スパルタコ ミケーレ エリック マヌエレ ラウラ オノフリオ フィオレ シモン シルヴィア ファリアス マリオ パメラ ナタン ★★・★★+ +... ルカ ダンテ ジョーリィ [追撃]ルカ 少年ルカ 若きダンテ 若きジョーリィ シモーネ ラファエロ クラウディオ レナート スクーロ [セリエの1日]シモーネ [セリエの1日]ラファエロ [セリエの1日]クラウディオ [セリエの1日]レナート [セリエの1日]スクーロ [新米ファミリー]ピッポ [新米ファミリー]ジルド [新米ファミリー]ノエミ [新米ファミリー]リズ [新米ファミリー]スパルタコ [新米ファミリー]レジーナ [新米ファミリー]マヌエレ スミレ [お料理]ルカ [お料理]ダンテ [お料理]ジョーリィ [聖夜ナターレ]ルカ 仮面の男 [追撃]ジョーリィ [バレンティーノ]エリック [迷子猫の日]リリアーナ [ひな祭り]ミケーレ [ひな祭り]カメリア [スフィンチ]オノフリオ [お花見]ジロー [こどもの日]ダンテ [おとぎ話]ルカ [おとぎ話]ラウラ [大道芸人]ドメニコ [お仕事体験]ルカ [夏祭り]グイド [夏の休息]シモーネ [日々のお仕事]リリアーナ [日々のお仕事]ファリアス [猫ちゃん警備隊]ラウラ [ワイン祭り]リズ ★★★・★★★+ +... [レガーロの日々]ルカ [レガーロの日々]ダンテ [レガーロの日々]ジョーリィ [海の兄貴]オルソ [勇壮船乗り]ニーノ [リエートな休日]ルカ [リエートな休日]ダンテ [リエートな休日]ジョーリィ [薔薇園にて]スミレ [ごちそう大好き]スミレ [海の男]ダンテ [成功の笑み]ジョーリィ [フェリーチェ・ヴィータ]ルカ [教会のディアボロ]ジョーリィ [寝不足の朝]オノフリオ [今夜はトナカイ]ダンテ [今夜はトナカイ]ジョーリィ [雨降りの日]レナート [しとやか美人]リズ [花火の約束]チェルソ [ごちそう対決]ルカ [ごちそう対決]ジョーリィ [恋愛指南]シモーネ [花笑みご飯]スミレ [かしわ餅祭り]スパルタコ [かしわ餅祭り]ニーノ [道化として]ジルド [呼び込み名人]ダンテ [純真の浜辺]ルカ [奏者の心得]ミケーレ 属性:マンジャーレ(食) ★・★+ +... マリーノ マルツィオ ライモンド ロモロ ウーゴ ノーノ ガスパロ ファツィオ タンマーロ マーサ ベアータ エリオ ヌンツィオ ルキーノ コルラード ソニア ミルコ ビネリオ チカ トビア アルマンド ルイーサ ジルダ レベッカ オリヴァー セスト メリッサ ★★・★★+ +... リベルタ パーチェ アッシュ [追撃]パーチェ 幼少リベルタ 幼少パーチェ 幼少アッシュ 若きヨシュア [想い出]幼少リベルタ アントニオ パトリック ピノ イゴール ロロ ルーチェ [セリエの1日]アントニオ [セリエの1日]パトリック [セリエの1日]ピノ [セリエの1日]イゴール [セリエの1日]ロロ [セリエの1日]ルーチェ [新米ファミリー]コルラード [新米ファミリー]ルキーノ [新米ファミリー]ファツィオ [新米ファミリー]マリーノ [新米ファミリー]エリオ [新米ファミリー]ノーノ [新米ファミリー]トビア ヨシュア [お料理]リベルタ [お料理]パーチェ [お料理]アッシュ [聖夜ナターレ]リベルタ [抗戦]リベルタ [バレンティーノ]ソニア [迷子猫の日]ビネリオ [スフィンチ]アルマンド [お花見]ミルコ [こどもの日]ロモロ [おとぎ話]パーチェ [おとぎ話]タンマーロ [大道芸人]チカ [日々のお仕事]ウーゴ [夏祭り]ベアータ [夏の休息]イゴール [お仕事体験]リベルタ [猫ちゃん警備隊]アントニオ [ワイン祭り]エリオ [童話王子]リベルタ ★★★・★★★+ +... [レガーロの日々]リベルタ [レガーロの日々]パーチェ [レガーロの日々]アッシュ [宅配疾走]リベルタ [剛腕自慢]パーチェ [高潔貴族]アルベルト [レガーロの思い出]ヨシュア [リエートな休日]リベルタ [リエートな思い出]ヨシュア [リエートな休日]アッシュ [冒険船乗り]リベルタ [屋外グルメ]マーサ [ライバルお茶会]ミレーナ [あくなき探究心]アッシュ [幸せ配達人]マルツィオ [大海大漁]ビネリオ [雪のささやき]パーチェ [土砂降りピオッジャ]ロロ [夜空のフィオーレ]コルラード [意欲満点]ソニア [干支じゃねぇし]アッシュ [節句の宴]ヌンツィオ [ちょっとだけ味見]パーチェ [食べ歩き祭り]パトリック [桜下酒]ファツィオ [夏の主役]リベルタ [お忍び貴族]アルベルト [特別なワイン]ファツィオ シリアルコード +... [新春対決]リベルタ [覚醒奥義]パーチェ [PLUCKカレー]パーチェ メイド・トリアーデ +... [ご奉仕]メリエラ [献身奉仕]メリエラ [ご奉仕]ドナテラ [献身奉仕]ドナテラ [ご奉仕]イザベラ [献身奉仕]イザベラ [桃のご奉仕]メイド・トリアーデ [浴衣ご奉仕]メイド・トリアーデ 追加用テンプレート
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復讐するは我にあり ◆Ujakh5O.Yc カナードはアルベルトと話したあたりから山を越えて西に飛んでいた。 アルベルトを追おうと思ったが、少し前に西側で起こった大爆発が気になったためだ。 空から見下ろすと激しい戦闘があったのがわかる。 そこに散らばっているのは自爆したステルバーの破片だ。 ジュドーとディアッカ、Dボゥイの戦いはここで行われていた。 「生き残ってるやつはいないか」 雪原に降りてカナードは呟いた。 戦闘が起きてもう結構な時間がたっているらしい。 死んだか、立ち去ったのかわからないがもう人はいないだろうと思った。 「藤原忍のガンダムも雪に埋もれてしまったか……」 ここは数時間前にカナードがガトーと戦った場所のすぐ近くだ。 ダブルゼータガンダムの残骸は雪に隠れてもうどこにも見えなかった。 「無駄足だったか。今から奴に追いつければいいが……ん?」 衝撃のアルベルトを追うために市街地に戻ろうとしたカナードだが、ガンダムXディバイダーのレーダーが反応した。 雪の中に何かの金属反応がある。 「なんだ……?」 カナードが近寄って掘り出してみるとそれは人だった。 正確にいえばパワースーツのようなものを着た人間の男だ。 「おい、生きているのか」 「う、うう……」 剣らしきものを持っていたのでカナードはガンダムXディバイダーから降りずに声をかけた。 気を失っていただけで特に怪我などなさそうな金髪の男はしばらく待つと目を覚ました。 「俺はカナード・パルスだ。お前は誰だ?」 「シリウス・ド・アリシアだ……」 「一体何があった?」 「急に雪崩が起きて、巻き込まれたらしい」 市街地に向かって移動していたシリウスはジュドーとディアッカが仕掛けた雪崩に遭遇したのだ。 高速振動をパワーライザーで増幅した衝撃波でなんとかやりすごしたのだが、そのまま疲労で気絶したのだという。 カナードはどう見ても弱そうに見えるシリウスに警戒を緩めてはいなかった。 衝撃のアルベルトのような人間がほかにいないとは限らない。 しかし情報は必要だ。 いつでもシリウスを攻撃できるようにしながらカナードは聞いた。 「それは災難だったな。ところでお前、この辺りでアポロという奴を見なかったか?」 「アポロだと!奴を知っているのか!?」 「それは俺が聞きたいんだが……知り合いなのか?」 「認めたくはないが、一応は仲間だ。だが奴は危険だ」 「ほう、詳しく教えろ」 「構わないが、君は何故アポロを探しているのだ?」 「仲間という訳ではないが、知り合いが襲われた。どうもそのアポロというやつは殺し合いに乗っているようだ」 「なんだと……!あの単細胞め、なんと愚かな!」 藤原忍から聞いた情報をカナードはシリウスに教えた。 シリウスもアポロの性格や言動を話す。シリウスは多少誇張したがおおまかには同じだった。 元々アポロに対していい感情を持っていないシリウスは、アポロが殺し合いに乗ったと言われてもまったくおかしいとは思わなかった。 むしろやはりか、と思ったくらいだ。 ウンブラに指摘されたアポロに嫉妬しているという感情もあったが、シリウスはそれには気付かなかった。 「アポロというやつ、想像以上に危険なようだな。急いだほうがいいか」 「待て、君はアポロをどうするつもりだ?」 「向こうの出方次第だが、まずは叩きのめす。藤原のダンクーガとやらを奪い返してやらねばならんからな」 「では、私も連れて行ってはくれないか?」 「……説得するつもりか?」 「いいや、私がこの手で奴を成敗するのだ!奴はやはりアクエリオンのエレメントには相応しくない!」 「…………」 カナードはこの申し出に悩んだ。 (いくら仲が悪いと言ってもこんなにあっさりと仲間を倒すと言えるものなのか?俺には仲間などいないからわからんな……) 地球連合にいる時も、傭兵稼業している今も、カナードには対等の仲間はいない。 プレアが生きていればそうなったかもしれないが…… しかしシリウスと話している限り、殺し合いに乗る気はないようだった。 そしてアポロを何とかするという目的は一致している。 連れて行っても損はないか、とカナードは考えた。 「いいだろう。だがアポロがどこにいるかはわからん」 「まずは南の市街地で他の参加者と接触して情報を集めるというのはどうだろうか?」 「ああ、それがいいな。よしガンダムの手に乗れ」 シリウスのパワーライザーを持ったガンダムXディバイダーは南の街に向かって飛び立った。 その行く手には再び吹雪が吹き荒れ始めていた。 「山の天気は変わりやすいというが……ついとらんな」 D-6の市街地近くにアルベルトはいた。 カナードと別れた後、生乾きの服を着こんで敵を探していたのだが、冷気が強くなったきたため街で暖を取ろうと思ったのだ。 「こういう時はあのおもちゃに乗っておればと、思わずにはいられんな……」 生身であるアルベルトは寒さまでは防げない。いかに十傑集といえども大自然の力には敵わないのだ。 市街地まで目前に迫ったアルベルトだが、その眼に来客が映った。 「ほう……二人か。大きいのと小さいのが二つ。ふむ、中々手応えがありそうだ」 青い巨大なロボと、小型の奇妙な怪物のようなロボだ。先に市街地に着いていたらしい。 暖をとる必要はなくなった。動いていれば体は自然に温まる。 まずは景気づけに一発と、アルベルトは青いロボ・ヴァルシオン改に衝撃波を放った。 ヴァルシオン改の巨体が揺れる。だが、それなりに力を込めたのに破壊できなかった。 「うわあ!?」 「ミスト!大丈夫か!」 ようやくアルベルトに気付いたもう一つのロボ、ジンバがヴァルシオン改を守るようにアルベルトの前に立った。 「ふん、頑丈な奴だ」 「ちょっとあんた、いきなり何するんだ!」 「何を、とは戯けたことを。この場にいる以上出会えば戦うのが自然の摂理というものだ!」 アルベルトはジンバに向かってジャンプしながら次々に衝撃波を放った。 「うわっと……!」 ジンバは小型の機体を生かして衝撃波を避ける。避けきれない分はフォトンマットを全開にして防いだ。 だが元々ジンバはオーバースキルに特化しているので素の戦闘力は高くない。 何発も衝撃波を受け続けるうちにフォトンマットは破られ、ついにジンバは吹き飛んだ。 「うわああっ!」 「とどめだ!」 両手を振り回し一際強烈な衝撃波を放ったアルベルト。 衝撃波がジンバを破壊する寸前でヴァルシオン改が割って入った。 「クロスマッシャー……発射だ!」 赤と青の光線が螺旋を描いて発射された。 クロスマッシャーはアルベルトの撃った衝撃波と激突し相殺し合う。 やがてどちらも消えてなくなった。 「わしの衝撃波を打ち消すとは、な。シャドウミラーめ、BF団以上の技術力を持っているとでも言うのか……」 「待ってください、俺達には戦うつもりなんてありません!俺はミスト・レックスっていいます、攻撃を止めてください!」 「貴様になかろうとわしにはある。ミストとやら、貴様も男なら力で語ってみせるがよい!」 ミストの説得に耳をかさずアルベルトは再び攻撃を開始した。 次々に放たれる衝撃波を、ジンバは避けてヴァルシオン改はディバイン・アームで叩き切ったり装甲で受け止める。 「くっ、どうするミスト!向こうはやる気だぞ!」 「でも、生身の相手を攻撃するなんて……!」 「やらなきゃやられるんだぞ!」 「だからって、俺達の攻撃が一発でも当たればあの人は死んでしまいますよ!」 もしアルベルトが何かのロボットに乗っていればミストも反撃していたが、どう見ても生身の相手に攻撃するのは躊躇われた。 ディバイン・アームでもクロスマッシャーでも、あるいは殴っただけでもアルベルトは死ぬだろう。 ジンバの持つブレードや∀ガンダムの武装でもそれは同じだ。 (くそっ、暴徒鎮圧任務には機体に乗って生身の相手をとりおさえるなんてなかったぞ!) ミストは焦る。生身でこれだけの力を持つ人間がいるとは思わなかったのだ。 (地球人にはこんな人間までいるのか……!?何でその力を平和のために使わないんだ!) アルベルトの衝撃波とヴァルシオン改が動きまわる事により、市街地はあっという間に崩壊していく。 その間にも風は強まり視界が悪くなっていく。ますますアルベルトはミストの視界に収まり辛くなった。 だがヴァルシオン改は図体が大きいためいい的だ。 あらゆる方向から衝撃波が飛んでくる錯覚にミストは囚われた。 (まずい、このままだとまたあのシステムが発動しちまう!クルーゼさんがいないから誰も俺を止められなくなるぞ!) ゲイム・システムが発動すればアルベルトは間違いなく死んでしまうだろう。 いやもしかしたらジロンまでもコウのように殺してしまうかもしれない。 (どうすれば……生身の相手をどうやったらすぐに取り押さえられるんだ!?) 衝撃波をジンバが避ける。地面の雪を衝撃波が蒸発させ、水蒸気となってたちこめた。 (水蒸気……雪……生身の人間……そうだ!) これ以上ミストが戦闘に深入りせずアルベルトを無力化する方法が思い浮かんだ。 ミストはジロンにのみ通じる通信を繋いだ。 「ジロンさん、作戦を思いつきました!」 「作戦だって!?」 「ええ、ジロンさんの力がいるんです!」 「わかった、俺はどうすればいい?」 「ジンバのオーバースキルってやつです!」 「『窃盗』かい?でもあいつはロボットに乗ってないんだぞ、意味がないじゃないか!」 「違います、盗むのはあいつの服です!」 「服だって……!?」 対峙するアルベルトは手に何も持っていない。 盗めるものといえば見に付けている服だけなのは間違いないが…… 「そんなもん盗んでどうするんだよ?」 「ジロンさん考えてみてください、相手は生身です。生身の人間が裸でこんな雪原に放り出されたら……!」 「そうか!なるほど、寒くて動けなくなるって訳かい!」 「そういうことです!俺が今からアイツの目を眩ませますからその間に!」 「あいよ!」 ジンバを守るようにヴァルシオン改が前に出た。巨体でジンバの動作を隠すためでもあった。 アルベルトは衝撃波を放つ手を止めミストを睨んだ。 「覚悟を決めたか?」 「ええ、あなたを取り押さえる覚悟はね!」 「抜かせ若造!」 アルベルトが衝撃波を放つ。 ミストは避けずあえて衝撃波を受け止めた。 「ぐうう……クロスマッシャー!」 「むっ、なんのつもりだ!?」 ヴァルシオン改はアルベルトにではなく、足元の雪に向かって弱めのクロスマッシャーを連射し始めた。 雪が蒸発し白い霧になってアルベルトの視界を埋め尽くした。 「眼つぶしか、小賢しい!この程度でわしから逃げられるとでも思っているのか!」 「逃げるつもりなんてないぜ!」 霧の向こうからジロンは叫んだ。 そしてジンバのオーバースキル『窃盗』が発動した。 「……へへっ、いっちょあがりだぜ!」 「き、貴様ら!何をした!?」 霧が収まったときそこにいたのは下着姿のアルベルトと、彼が着ていた服を掴んだジンバの姿だった。 アルベルトの服はフォトンマットに触れて一瞬で燃え尽きた。 「さあ、まだやるか!?外気温はますます下がっていくぞ!」 「こ、小僧ども……!」 アルベルトは水蒸気に包まれたため全身がびしょ濡れだ。 そしてますます風は強まっていく。 「……は、は……ぶわーーっくしょん!!!」 当然アルベルトの体温は一気に下がってしまった。温泉に入る前、までとは言わないが明らかに危険な温度だ。 暖を取ろうにも市街地は戦闘で完全に破壊されていた。 このままではミストとジロンを倒しても、アルベルトも凍死してしまう。 「き、き、貴様、ら、ら……!ゆ、ゆ、ゆる……許さ、さ、ん、んぞ……!」 「お、おいミスト……大丈夫か?あいつかなり怒ってるぞ?」 「えっと……」 アルベルトは逃げようにもこの状態ではすぐに追いつかれてしまう。逃げるためには全力で衝撃波を逃走のために使わなければならない。 もたもたしていては寒さで意識を失ってしまう…… 「かくなる上は、貴様らだけでも!」 「うわ、来るぞ!?」 ヴァルシオン改とジンバを破壊して、爆発の熱で暖まろうとアルベルトは思った。 身構えるミストとジロンだが、そこに新たな人物が現れた。 アルベルトとミスト達の間にビームが割って入った。 「見つけたぞ、衝撃のアルベルト!」 現れたのはガンダムXディバイダーとパワーライザー、カナードとシリウスだった。 アルベルトとミスト達の両方を狙える位置でカナードは止まった。 「俺はカナード・パルス。青い機体のパイロット、お前達は戦いに乗っているのか!?」 「違います!俺達は襲われたから自衛しただけです!」 「そうだぜ、先に攻撃してきたのはあのおっさんだ!」 カナードの問いにミストとジロンは答えた。アルベルトは厄介なやつがきたと顔をしかめた。 「ああ、そうだろうとは思っていた。俺も奴は知っている」 シリウスを地面に下ろしカナードは言った。 「また会ったな、アルベルト。まもう一度温泉に入れてやろうか?」 「あ、ああ、それも、い、いい、かも、しれ、んな」 絶体絶命の状況にありながらアルベルトは諦めていなかった。 もはや戦闘で勝つことは不可能と思われたのでどうにか逃げる隙を探していたが、 近付いて来たのは生身の……ではなくパワーライザーを着てシシオウブレードを構えたシリウスだった。 「事情は知らぬが、チェックメイトだ。大人しく降伏したまえ」 「ふ、ふふ、じょ、冗談、に、ししては、笑え、ぬな。この、衝撃の、アル、ベルトに、こ、降伏は、なな、い」 「そうか……その意気やよし。せめて私が介錯を務めよう」 うまく回らない舌を動かしてアルベルトは答える。 すでにカナードからアルベルトの危険性を知っていたシリウスはやむをえないと思いアルベルトを切り捨てようとした。 シシオウブレードが光り、アルベルトの首をはねるべく放たれた。 「おい、そこのお前達!私の話を聞け!」 だがシリウスは腕を止めた。 ミストでもジロンでもカナードでもアルベルトでもない、6人目の人物が現れたからだ。 みんながいっせいに振り返る。そこにいたのは巨大な女だった。 「待て、言いたいことは良くわかる!だがこのような機体を支給されたことは私に責任がない!だから落ち付け、攻撃するな!」 その女、ではなくヴァルシオーネRから必死になって叫んでいるのはイスペイルだ。 レーベンとの遭遇からますますヴァルシオーネRに乗っているのが嫌になったイスペイルはまず誤解を与えないようにこう言ったのだった。 再び会場の南に飛ばされたイスペイルは補給のために市街地を目指していた。 街で集団でいたジロン達を発見し、また戦闘している様子がなかったため接触したのだった。 呆気にとられたように誰もが動きを止めた中、イスペイルは信用を得ようと話し始める。 「私はイスペイルという。もちろん私に戦うつもりはない。できるならば君達と協力したいと思っている。どうだろう、悪い話ではないと」 「見つけたぞイスペイルウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!」 イスペイルの話の途中でクロスマッシャーが発射された。 誰から……もちろんミストからだった。 「ぬおおお!?な、何をする!私に戦うつもりはないと言っただろう!」 「黙れ!お前の言う事なんて信じられるか!」 「き、貴様……ミスト・レックスか!?」 「そうだ!お前たちに故郷を、アトリームとべザードを滅ぼされた恨みをここで晴らす!」 「待て、落ち付け!今はそういう場合ではない!」 「黙れえええええええええええっ!」 ヴァルシオーネRのディバイン・アームをヴァルシオン改のディバイン・アームが弾き飛ばした。 ミスト・レックスとイスペイルは、元の世界では敵同士だ。 ミストの故郷アトリームはイスペイル達『イディクス』によって滅ぼされ、ミストが逃げ伸びたべザードもまた滅んでしまった。 そしてミストが辿り着いた地球までもイディクスに攻撃されている。 ミストに取ってイスペイルは絶対に許せない敵なのだった。 人が変わったようにイスペイルに攻撃をかけるミストに、ジロンやカナードは呆気にとられて見ていた。 その隙をアルベルトは見逃さなかった。 「カナード・パルス、そしてミスト・レックスよ!また会おうぞ!」 衝撃波が煙幕を作り、近くにいたシリウスを吹き飛ばす。 カナードが気付いた時にはアルベルトはもうどこにもいなくなっていた。 「アルベルトめ……逃がすか!」 「待て、カナード!今はこちらだ!」 アルベルトを追おうとしたカナードだが、シリウスによって止められた。 「止めるな、今奴を逃がせばまた誰かが襲われるぞ!」 「それはわかるが、あのミストなる者を放っていくわけにはいかんだろう!」 ミストは停戦を訴えるイスペイルを執拗に攻撃していた。 パワーでは断然ヴァルシオン改が勝つが、スピードはヴァルシオーネRが上だ。 加えて怒りに燃えるミストの狙いはあまり良くなく、流れ弾があちこちに飛んでいっていた。 「ミスト、落ち付け!ミスト!」 「止めないでくださいジロンさん!こいつは故郷の、仲間の、家族の仇なんだ!」 「なんだって……?」 ジロンも親をティンプに殺されて三日ルールを破ってまで追いかけ続けたからミストの気持ちはよくわかった。 ジロンだってティンプと決着を付けるつもりではいる。 だが今は話は別だ。イスペイルはあくまで今は戦うつもりはないと言っているのに対し、ミストは周囲に構わず全力で攻撃をしていた。 ミストは明らかに様子がおかしかった。 それは「ゲイム・システム」の効果だ。 ゲイム・システムはパイロットの感覚を拡張し、情報把握能力を増幅して戦闘力を向上させる。 だが副作用として戦闘の高揚感を無制限に増幅してしまい、最終的には暴走状態におちいることすらある。 甲洋と戦った時は、子供を殺したくないミストはシステムに逆らった。 だが今、イスペイルを倒すという思いでいっぱいのミストはシステムに逆らうどころか受け入れていた。 「もっと、もっとだ!あいつを倒す力を……!」 あの頭痛は今はない。ミストの感覚は冴えわたり、代わりに仲間の存在はどんどん小さくなっていった。 このヴァルシオン改ならイスペイルを倒せる。ミストの頭の中にあるのは今やそれだけだった。 段々その狙いは正確になっていく。ゲイム・システムが本格的に稼働し、ミストの操作をサポートし始めたのだ。 だがヴァルシオン改のコックピットに警報が響く。それはエネルギーが残り少ないという警告だった。 アルベルトとの戦いで大分消耗し、、そしてイスペイルとの戦いでミストは後のことを考えずクロスマッシャーを撃ちちまくっていた。 ヴァルシオン改のエネルギーはどんどん擦り減っていき、もう少しでなくなりそうだった。 (補給している時間はない……!) ミストの頭の中で補給をすればイスペイルに逃げられるという思考が働いた。 そもそもこの市街地の補給ポイントはすでに戦闘で破壊されていたのだが。 とにかくこのままではヴァルシオン改は動けなくなる、ならどうするか。 (これを使えばいいんだ!) ミストはその武器の引き金を引いた。 撃ち込んだ敵のエネルギーを自分の物にする弾丸、エナジードレイン。 「うおおっ、エネルギーが!?」 ヴァルシオーネRからエネルギーが流れ込んでくる。だが元々ヴァルシオーネRに残っていたエネルギーは少なかったため大した量ではなかった。 膨大な容量を持つヴァルシオン改のエネルギーを満たすためにはイスペイルのヴァルシオーネRだけでは足りない。 (なら……!) ミストが次に目を付けたのは、近くにいたガンダムXディバイダーだった。 ゲイム・システムによって選択された最適の方法だ。 ジロンのジンバを狙わなかったのは、まだ少しだけミストに理性が残っていたからだ。 だがカナードはまだミストにとっては仲間ではなかった。 だから少しくらいエネルギーを奪ってもいい……システムによって冷静さを失くしたミストはそう思ったのだ。 「なっ……貴様、何をする!?」 「ミスト、どうしちまったんだよ!?」 カナードの怒りの声にミストは答えなかった。これでイスペイルを倒せる……ミストはそれしか考えていなかった。 とにかく、ガンダムXディバイダーから奪ったエネルギーでヴァルシオン改のエネルギーは大分戻った。 再びイスペイルに向かってミストは突撃していく。 「貴様も敵という訳か……!」 「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」 ジロンの止める声も聞かずカナードはミストにビームライフルを連射した。 元々カナードは短気だ。一方的に攻撃されエネルギーを奪われ、カナードが黙っていられるはずもなかった。 ヴァルシオン改の背中にビームが当たるがアンチビームフィールドによって防がれた。 だが、その行為はミストにカナードは敵だと認識させることになってしまった。 (地球を侵略するイスペイルを倒そうとしている俺を邪魔するなんて……やっぱり地球人は愚かだ!) ゲイム・システムの効果に毒されているミストはその思考をおかしいとは思わない。 クロスマッシャーをカナードに向かって発射したミスト。 回避したガンダムXディバイダーだが、追いうちのディバイン・アームが当たって吹き飛んだ。 「がはっ……!?」 「カナード!大丈夫か!?」 シリウスが駆け寄ったがパワーライザーでは何もできない。 ジロンはその行動を見て、ミストがおかしくなってしまったのだと思った。 「おいあんた達、済まないけどここは逃げてくれ!ミストは俺が何とかする!」 「ふざけ……るな!ここまでされて……逃げられるか!」 「あいつは本当にあんな奴じゃないんだ!少し、何かおかしくなっちまってるけど……! 頼む、後であいつと一緒に謝りに行く!だから頼む!今は逃げてくれ!」 「くっ……」 ジロンの言葉にカナードは悩んだ。 もうガンダムXディバイダーのエネルギーは少ない。まともに戦っても勝ち目はなかった。 もしカナードが負ければ、シリウスも無事では済まないだろう。当然アポロも倒せない。 カナードはここは撤退する時だと自分に言い聞かせた。 「ここを動くなよ……!補給が済めば俺は戻って来る!」 シリウスを拾い上げてカナードは撤退した。 アルベルトが向かった方角とは違う方向だ。今の状態で出会えば何もできず殺されるだろう。 「済まないな、カナードさん。さて……!」 カナードとシリウスを見送ったジロンはミストとイスペイルの戦いに集中した。 オーバースキル『窃盗』によって、ヴァルシオン改の手元からディバイン・アームが消える。 なんとかミストを落ち着かせようとジロンはミストとイスペイルの間に割って入った。 イスペイルは今まで一度も攻撃してきていない。より危険なのは今はミストの方だ。 だが、それがいけなかった。 「ミスト、落ち付けよ!」 「ジロンさん……イスペイルを庇うんですか!?」 「ミスト、お前なんかおかしいぞ!冷静になれ!」 「やっぱりジロンさん、あなたも地球人と一緒なんだ……!法も何もない星の出身だから侵略者イスペイルを助けるんだな!?」 「何言ってんだよミスト!俺の話を聞けったら!」 「うるさい!俺は、俺は……イスペイルを倒すんだああああっ!」 ジンバに奪われたディバイン・アームの代わりに、落ちていたヴァルシオーネRの剣を拾って、一気にヴァルシオーネRに向かって突撃していくヴァルシオン改。 途中にいたジロンのジンバはフォトンマットを全開にしてミストを止めようとした。 「ミストオオオオオっ!」 「どけええええええええええええええええっ!」 ジンバがオーバースキルを発動させるのと、ヴァルシオン改がディバイン・アームを突き出すのは同時だった。 ミストの視界が真っ白に染まって、鈍い音がしたのと同時に意識は途切れた。 BACK NEXT 086 映像の世紀 投下順 087 復讐するは我にあり(後編) 084 人馬一体! 時系列順 087 復讐するは我にあり(後編) BACK 登場キャラ NEXT 061 混浴上等 カナード・パルス 087 復讐するは我にあり(後編) 051 悪意の捻転 シリウス・ド・アリシア 087 復讐するは我にあり(後編) 061 混浴上等 衝撃のアルベルト 087 復讐するは我にあり(後編) 064 人間爆弾の恐怖~序章~ ジロン・アモス 087 復讐するは我にあり(後編) 064 人間爆弾の恐怖~序章~ ミスト・レックス 087 復讐するは我にあり(後編) 066 儚くも永久のカナシ(後編) イスペイル 087 復讐するは我にあり(後編)