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ショムヨーイバートリアンナ(ショムヨーイ=バートリ・アンナ) ハンガリー貴族の系譜に登場する人物。 関連: バートリイシュトヴァーンハッセイ (バートリ・イシュトヴァーン8世、父) テレグディカタリン (テレグディ・カタリン、母) ベルテキドラーグッフィガスパル (ベルテキ=ドラーグッフィ・ガスパル、夫) ジェルジ (息子) ヤーノシュ(2) (息子) ホモンナイドルゲトアンタル (ホモンナイ=ドルゲト・アンタル、夫) ミクローシュ(2) (息子) ボルバーラ(2) (娘) エチェディバートリジェルジロクセイ (エチェディ=バートリ・ジェルジ6世、夫) バートリイシュトヴァーン(2) (バートリ・イシュトヴァーン、息子) バートリエルジェーベト (バートリ・エルジェーベト、娘) ゾフィア(8) (娘) クララ(4) (娘)
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【神行太保・戴宗】 003 歪曲少女 ◆5nQ5x0Hl2Y G-5 一日目 深夜 浅上藤乃、神行太保・戴宗、ネス 000 ]]|[[ 【衝撃のアルベルト】 008 人は誰でも死にたがっている ◆nNhT27043c D-4D-5 一日目 深夜 一方通行、鯨、衝撃のアルベルト 012 父と娘 ◆XGTXlmhswc E-5 一日目 深夜 空条徐倫、衝撃のアルベルト 000 ]]|[[ 【素晴らしきヒィッツカラルト】 006 契約の星は流れた ◆5nQ5x0Hl2Y F-7 一日目 深夜 素晴らしきヒィッツカラルド、アルセーヌ、シャーロック・シェリンフォード、黒 000 ]]|[[
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Reckless fire ◆OQfaQnysJI 北の街道を、巨大な黒馬が駆ける。並の人間などとうてい及ばぬ速度で突き進むその馬の名は、黒王号。 世紀末の世界に君臨した豪傑、ラオウが愛馬とした天下無双の馬である。 現在その手綱を握るのは、静かなるChain-情。 揺るぎない正義と愛を胸に、バトルロワイアルへの反逆を試みる青年である。 「っと、そろそろか……。黒王号、いったん止まってくれ」 馬上で時計に目をやったChain-情は、すぐさま手綱を操作して黒王号を停止させる。 時計の針が指し示す時間は、11時58分。二回目の定時放送まで、あとわずかだ。 彼は落ち着いて放送を聞くために、黒王号を停止させたのである。 (出来れば誰にも死んでほしくないけれど……。特にフラグビルドさん、どうかご無事で……) 祈りにも似た思いを胸に抱きながら、Chain-情は馬上で放送の時を待った。 ◇ ◇ ◇ そして、放送後。 「くそっ! 僕がもたもたしている間に、13人も!」 平時の彼には似合わぬ叫び声をあげながら、Chain-情は拳を強く握りしめていた。 その胸に渦巻くのは非道な主催者への、そしてふがいない自分への怒りだ。 愛する人の名前が呼ばれなかったのは不幸中の幸いだろうが、それも焼け石に水程度の慰めにしかならない。 「落ち着け、落ち着くんだChain-情……。こんな所で怒りを暴発させても、何の役にも立たない。 こんな時こそ、冷静になるんだ……」 だが彼も、単に血気盛んな若者ではない。バトルロワイアルのセオリーというものを知っている存在だ。 ゆえに彼は自分を戒め、落ち着いた精神を呼び戻す。 「とりあえず、もう一度死者の顔ぶれを振り返ってみるか……」 大きく深呼吸をすると、Chain-情は手にした名簿に視線を送る。 フラグビルドや、先程出会ったかえるは未だ存命。 ずっと探し続けている二人に関しては、名前がわからないので判断しようがない。 だが、出来れば生きていてほしい。単なる願望でしかないが。 次に、朝倉涼子とフェイト・T・ハラオウンの二人。 彼女たちはChain-情が所属するアニロワにも登場していた。そのため、各自の性格や能力もよく知っている。 二人とも、戦闘力は超人の域に達しているはず。 彼女たちが死んだということは、かなり激しい戦闘が行われたということなのだろう。 そして、死者の中でもっともChain-情と因縁深き名前。 「地球破壊爆弾No.V-7」。 彼(彼女?)は、Chain-情と同じアニロワ書き手だ。本来ならばChain-情は、爆弾の死を悼んだことだろう。 だが実際には、爆弾の死を聞かされたChain-情の中には、少なからず安堵の感情が生まれていた。 それは彼がここに来る前の殺し合い、すなわち「書き手ロワイアル2nd」で経験した事柄に理由がある。 「真の対主催」。 フラグビルドのみならずうっかり侍や残月といったChain-情の大切な仲間たちを死に追いやった憎き男、感電が口にした言葉だ。 Chain-情には結局、彼らの目的が何かを知ることは出来なかった。 確実なのは、「真の対主催」がChain-情の大切な人たちを殺した仇だということ。 そして地図氏……すなわち地球破壊爆弾が「真の対主催」の一員であるということだ。 さらに、爆弾への敵意を深める要素がもう一つ。 Chain-情とその同行者だったネコミミストにジョーカーが接触してきた理由、それは「二人を孤城の主に参加させないため」であった。 「孤城の主」とは、アニロワにおいて地図氏が執筆したアーカードと対主催集団との激戦のことである。 その名前が冠せられている以上、爆弾が惨劇を引き起こした、もしくは引き起こそうとしていたことは疑いようがない。 この二つの要素から、Chain-情は爆弾を「Aランクの危険人物」として認識していた。 人が死ぬことを喜ぶなど、不謹慎極まりないとは思っている。 だがそれでも、Chain-情はもっとも警戒していた人物が死んだことに安堵感を禁じ得なかった。 (けど、だからといって油断は出来ないか……。あの人がこんなにも早く死ぬってことは、このロワがそれだけ過酷な環境ってことだ。 もう手遅れになったことを後悔しないためにも……。急いだ方がいいな) Chain-情は名簿をデイパックに戻し、黒王号の手綱を握り直す。 「待たせたね。行くよ、黒王号!」 主の気迫に呼応するように、黒王号は力強くいななく。 そして、再び弾丸のごとき速さで走り出した。 ◇ ◇ ◇ それから数十分。黒王号はただひたすらに走り続けていた。だがその脚が、突如として急停止する。 「おわっと! どうした、黒王号!!」 自分の指示していない行動を取る愛馬に戸惑いつつ、Chain-情は黒王号に声をかける。 指示していない行動を取るということは、それすなわち不測の事態が起きたということ。 急いで周囲の状況を把握しようとするChain-情。その瞬間彼の背筋を、常軌を逸したレベルの悪寒が駆け抜ける。 「それなりの闘気がめまぐるしいスピードで動いているので、進路を変えて様子を見に来たが……。 まさか闘気の持ち主が馬で、持ち主の方は単なる青びょうたんだったとはな」 「なるほど……。あなたほどの人が現れれば、黒王号も止まるか……。なあ……衝撃のアルベルト!!」 まさに目にも止まらぬ速さで、眼前に現れた怪紳士。彼に向かって、Chain-情は叫ぶ。 「ほう、わしを知っておるか。けっこうけっこう」 名を呼ばれた紳士……衝撃のアルベルトは、葉巻をくゆらせながら口元に笑みを浮かべる。 「さっき、通りすがりのかえるさんに聞いたものでね」 Chain-情の言葉は、嘘ではない。だが、彼はそれよりずっと前からアルベルトのことを知っている。 彼はアニロワ書き手であるが、続くアニロワ2ndにも多少関わっている。 ゆえに、その参加者であるアルベルトのことも知っているのだ。 それに何より、彼の名前に刻まれた言霊がアルベルトと呼応していた。 「あの蛙か……。まあ、そんなことはどうでもいい。単刀直入に要求を出そう」 Chain-情に対して改めて鋭い視線を送りつつ、アルベルトは言葉を紡ぐ。 「その馬、気に入った。わしによこせ。おとなしく渡せば、貴様は無傷で見逃してやる。 貴様のような素人と戦ってもつまらないのは目に見えているしな」 「お断りします」 アルベルトの要求を、Chain-情は即座に却下する。黒王号は貴重な移動手段。ここで失うにはあまりに惜しいのだ。 だがその返答は、アルベルトの顔を不快感に歪ませる。 「ほう……。蛙のやつからわしの強さは聞いておらんかったようだな! おとなしく譲らぬというのなら、力ずくで奪うまでよ!」 アルベルトの四肢に、瞬く間に闘気が満ちる。それは、彼が戦闘態勢に入ったことを示していた。 だがChain-情も、こうなることは想定済み。会話中にデイパックから取り出しておいた武器を、アルベルトに向かって構える。 「ネットアーム!」 Chain-情の抱えた義手から、捕獲用ネットが飛び出した。だがネットが向かう先には、すでにアルベルトの姿はない。 「何ッ!」 「なっちゃいない! 本当になっちゃいないぞ!」 予想以上のスピードに驚くChain-情へ、上空から声が降ってくる。 すぐさま空を見上げるChain-情だったが、その時にはすでにアルベルトの跳び蹴りが彼の胸を捉えていた。 「があっ!」 悶絶の声と共に、Chain-情は黒王号から落馬して地面に叩きつけられる。 「思いっきり手加減してやった蹴りでこの様とは……。話にならんわ! まあ、この程度で済んで運がよかったと思うのだな」 「何言ってんですか……。それじゃあまるで、もう決着がついたみたいじゃないですか……」 馬上から自分を見下すアルベルトに対し、Chain-情はゆっくりと体を起こしながら言う。 「まだ僕は、諦めちゃいない! ロープアーム!」 カートリッジを交換された義手から、今度はフックつきロープがアルベルト目がけて射出される。 だがアルベルトは、素早く黒王号の背中から飛び降りそれを回避した。 「ドリルアーム!」 黒王号から降りたアルベルトに、Chain-情はドリルに変形させた義手を槍のように突き出す。 だがその一撃もアルベルトに回避され、ドリルはむなしくうなりを響かせながら空を切る。 「パワーアーム!」 今度は義手の先端を三日月状の刃物に変化させ、横に薙ぐ。アルベルトは後方へ跳び、その攻撃を避ける。 「マシンガン……アーム!!」 距離を空けたアルベルトに対し、Chain-情は銃弾の雨を浴びせた。しかしアルベルトは体から生じさせた衝撃波で、いともたやすく銃弾を吹き飛ばしてしまう。 「ぬるい! ぬるいぞ! その程度の武器で、衝撃のアルベルトが退けられると思ったかぁぁぁぁぁ!!」 雄叫びをあげながら、アルベルトが突進する。開いていた間合いが、一瞬でゼロと化す。 そして何の反応も許すことなく、アルベルトの拳がChain-情の腹に叩き込まれた。 「…………!」 声をあげることすら出来ずに、Chain-情は吹き飛ぶ。彼の体が地面に落ちたときには、彼とアルベルトの距離は10メートルほども開いていた。 (強い……。強すぎる……。覚悟はしていたけど、これほどまでとは……! これが……。BF団の十傑集……!) Chain-情とて、以前のロワで数々の修羅場をくぐってきた男だ。 戦闘の中で得た経験値も、決して低くはない。 だがそれでも、彼の肉体はあくまでごく一般的な若者でしかないのだ。 巨大ロボとも生身で渡り合うことが可能なアルベルトとは、規格が違いすぎる。 ミニカーが10トントラックに挑むようなものだ。 しかし絶望的な戦力差を見せつけられてもなお、Chain-情の心は折れていなかった。 (スタンドもない今の僕じゃ絶対勝てないなんて……そんな弱い考えに反逆する!) もうこれ以上動くな、これ以上ダメージを増やすなと訴えかけてくる肉体に反逆し、Chain-情はのろのろと体を起こす。 はっきり言ってしまえば、彼にそこまでして戦う理由はない。 たしかに黒王号を失うことはChain-情にとって大きな損失だが、それを守るために戦って死んでしまっては本末転倒である。 どんな貴重なものがかかっていたとしても、命あっての物種なのである。 もはや彼は、理屈ではなく感情で動いているのだ。 他者からものを強奪するような「悪」に負けたくないという正義感、そしてたびたび味わってきた喪失感への忌避。 そういった非合理的な感情が、今のChain-情を動かしていた。 「お待たせしました……。では、続けましょうか」 完全に体を起こすと、絞り出すような声でChain-情は告げた。 「ほう……」 立ち上がったChain-情を見て、アルベルトは感嘆の声を漏らす。 こんな雑魚に本気を出すのもばかばかしいと、手を抜いていたのは事実。 だがそれでも、先程の一撃は一般人なら数時間は目覚められぬ威力だったはず。 それを受けてすぐさま立ち上がったということは、相手はただの人間ではないということになる。 「……なるほど、そういうことか」 しかしアルベルトは、すぐにその理由を理解する。Chain-情の体から、先程まではなかった緑色のオーラがうっすらと放たれているのに気づいたからだ。 アルベルトは、それに見覚えがあった。前の殺し合いで彼が戦士として育てていた少女・柊かがみ。 彼女もまた、殺し合いの中で同じ力に目覚めていた。断定できるほどの根拠はないが、おそらくそれこそが螺旋王の求めていた「螺旋力」だ。 「少々侮りすぎていたか。まさか貴様も覚醒者だったとはな」 「覚醒? なんのことです?」 未だ自分の中に目覚めた力に気づかぬChain-情は、アルベルトの言葉に首をかしげる。 「気づいておらぬのか? まあいい。少しばかり本気を出させてもらうぞ!」 高らかに叫ぶと、アルベルトは再び距離を詰めるべく走り出した。だが、今度はChain-情もみすみすその攻撃を受けたりはしない。 「ロープアーム!」 Chain-情は、再びロープを射出する。だがその標的は、アルベルトではない。たまたま近くに生えていた木だ。 ロープの先のフックが木の枝を捉えるや否や、Chain-情はロープを巻き取る。 そうすることで、自分自身を木に引っ張らせたのだ。 「それがどうしたあ!」 Chain-情の行動に多少は虚をつかれたアルベルトだったが、その程度で動きが鈍るほど彼は未熟ではない。 まったくスピードを落とさぬまま方向転換し、Chain-情に改めて迫る。 そのままなら、Chain-情はすぐにまた追いつめられるはずだった。 だが直後、アルベルトに横から黒い塊が突っ込んできた。 「ぬおっ!」 「よし! ナイスだ黒王号!」 そう、黒い塊の正体は黒王号。主を助けるべく、彼がアルベルトに体当たりを敢行したのだ。 騎英の手綱を直接行使せずとも黒王号の助けを得られたのは、Chain-情の人徳であろうか。 それはさておき、さしものアルベルトも黒王号の巨体にぶつかってこられてはノーダメージというわけにはいかない。 とっさの防御で肉体へのダメージは最小限に抑えたものの、その体は大きく吹き飛ばされる。 その隙に、Chain-情は木の上へ到達していた。カセットアームを手放すと、彼は代わりにあるものを取り出す。 それは彼の手元に残っていた、最後の不明支給品の正体であった。 (出来ればもっと練習してから使いたかったけど……。贅沢は言ってられないか!) 心中で愚痴をこぼしながら、Chain-情はそれをアルベルト目がけて投擲した。 Chain-情の手から放たれたのは、陰と陽を示す印をかたどった玉。 その名は陰陽玉。幻想郷の守護者・博麗霊夢の武器である。 「いっけええええ!!」 陰陽玉は物理法則を無視した不規則な軌道を描きながら、アルベルトに向かって飛んでいく。 本来陰陽玉は、霊夢の専用武器。他の人間が使うことは不可能とはいわないが、そうそうできるものではない。 ではなぜ、Chain-情はこれを使うことが出来るのか。その理由は三つ挙げられる。 一つ。螺旋力補正。 二つ。Chain-情が「支給品を扱うのが上手い」というスキルを持っていること。 そして三つ。彼の外見モデルが、「自らが作り出した球状の物体を操る」能力の持ち主であるということ。 「これが僕の切り札! 『疑似エタニティエイト』だ!」 アルベルトの隙をうかがうかのように、陰陽玉はさらに複雑な軌道を描く。だが、それを見つめるアルベルトの目は冷ややかだった。 「こんなものが切り札だと? わしを失望させるつもりか、小僧!」 もし一般人が重力も慣性の法則も無視した陰陽玉の動きを見れば、それは戸惑うだろう。 だが、アルベルトは一般人ではない。敵も味方も「超能力」と呼ぶに値する異能を持つ者だらけの世界で生きてきた男だ。 ある者は指を鳴らしただけであらゆるものを両断し。 ある者は上空に射た一本の矢を数百本に増殖させ。 またある者は命を持つもの全てを使役する。 そんな異能の数々を見てきたアルベルトにとって、玉を空中で自在に操る程度の技など児戯に等しい。 「こんな玉コロ一つで何が出来る! わしを倒したければ、大怪球の一つや二つ持ってこい!」 空中を駆けめぐる陰陽玉に対し、アルベルトは自ら突進。神速の手刀で、陰陽玉を叩き落とす。 だがその光景を目の当たりにしても、Chain-情の顔に落胆の色はなかった。 「玉が一つだなんて、僕は言ってませんよ」 「何?」 「僕の玉は、二つある!」 直後、アルベルトの後頭部に「もう一つの陰陽玉」が命中した。 「ぐっ……! しまった、一個目はわしの目を引きつけるための囮か……!」 そう、Chain-情も端から正攻法でこの技が通用するとは考えていなかった。 そのため一投目をわざと派手に動かしてアルベルトの目を引きつけ、その隙にひっそりともう一つの陰陽玉を放っていたのだ 種を明かせば、存外に単純。 だがアルベルトはそのチープな技に警戒を怠り、気付いてしかるべき単純な策にも気付けなかった。 己の油断に、アルベルトは苦渋の表情を浮かべる。 「今だ!」 さすがのアルベルトも、頭部に直撃を受けたことでわずかな間ながら動きが止まっていた。 そのかすかな隙に、Chain-情は勝負を賭ける。 木の枝を強く蹴り、Chain-情は空中へ飛び出した。その肉体が作り出す姿勢は、跳び蹴り。 彼の右脚で螺旋の力が活性化し、緑色のまばゆい光を放つ。 アルベルト目がけ降下しながら、Chain-情は叫ぶ。 身にまとったライダースーツにわずかながら込められた、真の持ち主の「魂」が告げるままに。 「ライ……ダァァァァァ! キィィィィィック!!」 「ぬうっ!」 後頭部への打撃が予想以上に堪えたのか、アルベルトの動きは鈍い。Chain-情の渾身の一撃を捌ききれない。 緑の矢と化したChain-情が、アルベルトの胸に突き刺さった。 「……やるな」 アルベルトは、ニヤリと笑う。 「だが、この程度ではわしの首は取れん!」 いかに螺旋力の力を借りようとも、所詮は一般人の蹴り。百戦錬磨の強者であるアルベルトを倒すには、あまりに威力が足りない。 Chain-情の足が地を踏みしめるよりも早く、反撃の拳がアルベルトから放たれる。 その一撃はChain-情の顔を捉え、頭蓋骨を粉々に砕いた。 ◇ ◇ ◇ 「さて……」 戦いを終えたアルベルトは、己の身だしなみを整える。 すでに着用するスーツはボロボロで、身だしなみも何もあったものではない。 だがそれでも、出来る限り整えておかねば気持ちが悪いのが人情というものだ。 「それでは、戦利品をいただくとするかな」 儀式にも似た行為を終えたアルベルトは、大きくジャンプして直接黒王号の背に飛び乗る。 先程はアルベルトに攻撃を仕掛けた黒王号だったが、今はおとなしく彼に従っていた。 アルベルトに騎英の手綱を握られたというのもあるが、彼の雰囲気に本来の主・ラオウに近いものを感じたというのも理由の一つだろう。 「足を得たのはいいが、どこに行くか……。そういえば、もともとはホテルに向かっていたのだったな。 よし、改めてあそこを目指すか」 そのまま黒王号を走らせようとするアルベルト。だが彼は直前に思いとどまり、今一度自分が倒した男に視線を向ける。 彼の目には、ドクロ……「頭蓋骨」が描かれたヘルメットを砕かれ、素顔を晒すChain-情が映っていた。 割れた額から溢れた血が顔面を赤く染めているが、命に別状はないだろう。 アルベルトの目的はあくまで「闘争」であり、「殺戮」ではない。 それ故すでに戦えぬ相手に止めを刺すこともないだろうと考え、そのまま放置しているのだ。 だが彼がChain-情を殺さずにおいたのは、それだけが理由ではない。 (最後の顔面への一撃……。あれは100%の力とは言わぬが、殺すつもりで放った拳だ。 いくらヘルメットが威力を軽減したとはいえ、それを受けて軽傷で済むとは……。 おそらくは、これも螺旋力の恩恵……。やつの中で螺旋力がさらに強まれば、このわしを楽しませてくれるだけの強さになるやもしれん。 それを期待して、ここでは命を奪わずにいてやろう。 まあ、他のやつらに殺されるようならそれまでの男と思うまで。そこまで責任は持てん。 せいぜいわしを失望させないように頑張るがいい、小僧) アルベルトの口元に、少しばかりの笑みが浮かぶ。 「そういえば、最後の跳び蹴りはなかなかのものだったな。ライダーキックなどと口走っていたようだが……。 あのまばゆい光と合わせて、『閃光ライダーキック』といったところか。フフフ……。 まあ、技の名前などどうでもいいことだがな」 そんな戯れ言を口にしつつ、アルベルトは改めて黒王号を走らせた。 残されたのは、無惨に打ち倒された敗者のみ。 その後彼が立ち上がれたかどうかは、また次の話である。 【A-5/1日目-日中】 【衝撃のアルベルト@アニロワ2】 [状態]:疲労(小)、ダメージ(中)、上半身のスーツがボロボロ [装備]:衝撃のアルベルトのアイパッチ@アニロワ2、騎英の手綱(ベルレフォーン)@カオスロワ+黒王号@漫画ロワ [持物]:デイパック、基本支給品一式、葉巻のケース@なのはロワ、ベリーなメロン@アニロワ2(残り12個) [方針/行動] 基本方針:闘争に身を殉じる。勝利よりも『戦うこと』を優先。 1:人が集まっていそうなホテルへとりあえず向かう。 2:強者を求め徘徊。誰であろうと手当たりしだいに勝負を挑む。 【静かなる~Chain-情~@書き手ロワ2nd】 [状態]:気絶、ダメージ(大)、螺旋力覚醒 [装備]:滝のライダースーツ(ヘルメットは破壊)@漫画ロワ、陰陽玉×2@ニコロワ [持物]:デイパック×3、支給品一式×3、ゼクトバックル(ホッパー)@なのはロワ、サバイブ(烈火)@書き手ロワ2nd :カセットアーム(ロープアーム)@書き手ロワ2nd、打ち上げ花火@漫画ロワ×2 [方針/行動] 基本方針:バトルロワイアルに反逆する。 1:河に流されたイクサ(長門)と少女(千秋)を探す。 2:柊かがみも探す。 3:フラグビルドを見つけ、今度こそ守り抜く。 [備考] ※死亡後からの参戦です。 ※支給品紹介 【陰陽玉@ニコロワ】 「東方Project」の主人公・博麗霊夢が用いる、陰陽印をかたどった武器。 博麗の血をひく者にしか使えない……ということはないらしい。 ニコロワでは支給品としては登場しておらず、隠し施設である神社に鬼狩柳桜@ひぐらしのなく頃にと共に安置されていた。 117 第2回放送 投下順に読む 119 mind crash 117 第2回放送 時系列順に読む 119 mind crash 115 Survivor Series 衝撃のアルベルト [[]] 102 Chain-情は一匹のかえるを前に狼狽する 静かなる~Chain-情~ [[]]
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フィリップフェルディナントアーダルベルト(フィリップ・フェルディナント・アーダルベルト) ポーランドのザーガン公の系譜に登場する人物。 関連: ヴェンツェルオイゼビウスフォンロプコヴィッツ (ヴェンツェル・オイゼビウス・フォン・ロプコヴィッツ、父) アウグステゾフィーフォンプファルツズルツバッハ (アウグステ・ゾフィー・フォン・プファルツ=ズルツバッハ、母)
https://w.atwiki.jp/scvb/pages/39.html
ベルト 名称 攻撃 防御 命中 アイテム効果 セット効果 備考 バレスのベルト 2 - - 最大所持重量+40LT - カルフェオン広域でドロップ バレスのベルト+1 3 バレスのベルト+2 4 バレスのベルト+3 5 バレスのベルト+4 6 バレスのベルト+5 8 タリスのベルト - 2[回避1/ダメ減1] - 最大所持重量+40LT - ドロップ タリスのベルト+1 3[回避1/ダメ減2] タリスのベルト+2 4[回避1/ダメ減3] タリスのベルト+3 5[回避1/ダメ減4] タリスのベルト+4 6[回避1/ダメ減5] タリスのベルト+5 8[回避1/ダメ減7] ヘゼウスのベルト - 2[回避2(+?)] - 最大所持重量+30LT - ドロップ ヘゼウスのベルト+1 3[回避3(+?)] ヘゼウスのベルト+2 4[回避4(+?)] ヘゼウスのベルト+3 5[回避5(+?)] ヘゼウスのベルト+4 6[回避6(+?)] ヘゼウスのベルト+5 8[回避8(+?)] 名称 攻撃 防御 命中 アイテム効果 セット効果 備考 ルツムのエリートベルト - 4[ダメ減4] 2 最大所持重量+60LT - ルツム族エリートドロップ ルツムのエリートベルト+1 6[ダメ減6] 4 最大所持重量+70LT ルツムのエリートベルト+2 8[ダメ減8] 6 最大所持重量+80LT ルツムのエリートベルト+3 10[ダメ減10] 8 最大所持重量+90LT ルツムのエリートベルト+4 12[ダメ減12] 10 最大所持重量+100LT ルツムのエリートベルト+5 14[ダメ減14] 12 最大所持重量+110LT 木の精霊のベルト 5 - 6 最大所持重量+80LT - 変異木の精霊(カイア山)/エントの森ドロップ 木の精霊のベルト+1 7 10 木の精霊のベルト+2 9 14 木の精霊のベルト+3 11 18 木の精霊のベルト+4 13 22 木の精霊のベルト+5 15 26 剣闘士シュルツのベルト 3 - 2 最大持久力+50最大所持重量+60LT - メイン族ドロップ 剣闘士シュルツのベルト+1 5 4 最大持久力+50最大所持重量+70LT 剣闘士シュルツのベルト+2 7 6 最大持久力+50最大所持重量+80LT 剣闘士シュルツのベルト+3 9 8 最大持久力+50最大所持重量+90LT 剣闘士シュルツのベルト+4 11 10 最大持久力+50最大所持重量+100LT 剣闘士シュルツのベルト+5 13 12 最大持久力+50最大所持重量+110LT 古代兵器の核 4 4[ダメ減4] 2 最大所持重量+60LT 全ての命中力+20(「古代守護者の印章」と共に着用時セット効果) ハスラ崖ドロップ 古代兵器の核+1 5 5[ダメ減5] 4 最大所持重量+70LT 古代兵器の核+2 6 6[ダメ減6] 6 最大所持重量+80LT 古代兵器の核+3 7 7[ダメ減7] 8 最大所持重量+90LT 古代兵器の核+4 8 8[ダメ減8] 10 最大所持重量+100LT 古代兵器の核+5 9 9[ダメ減9] 12 最大所持重量+110LT ルーツエントの花びらベルト 4 - 2 最大所持重量+50LT ルーツエントのアクセサリー、エント精霊のアクセサリーの中、3つを着用するとセット効果が適用されます。全てのダメージ減少+5(3セット)最大所持重量 +100LT(5セット) カルフェオンNPCグランダス商店販売強化不可家帰属 ジャレットベルト 4 - 2 - 「ジャレットのネックレス、ジャレットのイヤリング、ジャレットのリング」 と一緒に着用時、セット効果発動全ての攻撃力+5(3セット)全ての攻撃力+10(5セット) イベントアイテム強化不可家帰属 エント精霊の願いのベルト 5 - 2 最大所持重量+30LT ルーツエントのアクセサリー、エント精霊のアクセサリーの中、3つを着用するとセット効果が適用されます。全てのダメージ減少+5(3セット)最大所持重量 +100LT(5セット) ルツム族駐屯でドロップ強化不可家帰属 アスラの紅き瞳のベルト 6 - - 最大所持重量 +100LT 最大HP+300(3セット)全ての命中力+20(5セット) エルリック寺院ドロップカドリー廃墟で強化・交換品ドロップ三日月神殿で強化・交換品ドロップ通常品よりも強化成功率が高い アスラの紅き瞳のベルト+1 6 1[ダメ減1] - 最大所持重量 +100LTモンスター追加攻撃力+1 アスラの紅き瞳のベルト+2 6 1[ダメ減1] 2 最大所持重量 +100LTモンスター追加攻撃力+2 アスラの紅き瞳のベルト+3 6 2[ダメ減2] 2 最大所持重量 +100LTモンスター追加攻撃力+3 アスラの紅き瞳のベルト+4 6 2[ダメ減2] 4 最大所持重量 +100LTモンスター追加攻撃力+4 アスラの紅き瞳のベルト+5 6 3[ダメ減3] 4 最大所持重量 +100LTモンスター追加攻撃力+5 名称 攻撃 防御 命中 アイテム効果 セット効果 備考 バジリスクのベルト 5 - 2 最大所持重量+80LT - バジリスクドロップ バジリスクのベルト+1 8 4 バジリスクのベルト+2 11 6 バジリスクのベルト+3 14 8 バジリスクのベルト+4 17 10 バジリスクのベルト+5 20 12 バルタラの隠れた光ベルト 5 - 2 最大所持重量+80LT - 上級バルタラ報酬オピンドロップミルの木遺跡ドロップ バルタラの隠れた光ベルト+1 8 4 HP+25、最大所持重量+80LT バルタラの隠れた光ベルト+2 11 6 HP+50、最大所持重量+80LT バルタラの隠れた光ベルト+3 14 8 HP+75、最大所持重量+80LT バルタラの隠れた光ベルト+4 17 10 HP+100、最大所持重量+80LT バルタラの隠れた光ベルト+5 20 12 HP+125、最大所持重量+80LT ツングラドのベルト 6 - 2 一人で獲得できる闇の精霊の怒り+20%最大所持重量+80LT - ガイピンラーシア寺院ドロップ ツングラドのベルト+1 9 4 ツングラドのベルト+2 12 6 ツングラドのベルト+3 15 8 ツングラドのベルト+4 18 10 ツングラドのベルト+5 21 12 ケンタウロスのベルト - 5[回避5] 2 最大HP+25最大所持重量+80LT - ケンタウロスドロップ ケンタウロスのベルト+1 8[回避8] 4 最大HP+50最大所持重量+80LT ケンタウロスのベルト+2 11[回避11] 6 最大HP+75最大所持重量+80LT ケンタウロスのベルト+3 14[回避14] 8 最大HP+100最大所持重量+80LT ケンタウロスのベルト+4 17[回避17] 10 最大HP+125最大所持重量+80LT ケンタウロスのベルト+5 20[回避20] 12 最大HP+150最大所持重量+80LT マノス白色のコーラルベルト 2 - 2 全ての抵抗無視+2%最大所持重量+70LT - マノス細工所で製作 マノス白色のコーラルベルト+1 5 4 全ての抵抗無視+3%最大所持重量+70LT マノス白色のコーラルベルト+2 8 6 全ての抵抗無視+4%最大所持重量+70LT マノス白色のコーラルベルト+3 11 8 全ての抵抗無視+5%最大所持重量+70LT マノス白色のコーラルベルト+4 14 10 全ての抵抗無視+6%最大所持重量+70LT マノス白色のコーラルベルト+5 17 12 全ての抵抗無視+7%最大所持重量+70LT マノス緑色のコーラルベルト 3 - 2 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+70LT - マノス細工所で製作 マノス緑色のコーラルベルト+1 6 4 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+80LT マノス緑色のコーラルベルト+2 9 6 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+90LT マノス緑色のコーラルベルト+3 12 8 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+100LT マノス緑色のコーラルベルト+4 15 10 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+110LT マノス緑色のコーラルベルト+5 18 12 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+120LT マノス赤いコーラルベルト 3 - 2 攻撃・詠唱速度潜在力+1段階最大所持重量+70LT - マノス細工所で製作 マノス赤いコーラルベルト+1 6 4 攻撃・詠唱速度潜在力+1段階最大所持重量+80LT マノス赤いコーラルベルト+2 9 6 攻撃・詠唱速度潜在力+1段階最大所持重量+90LT マノス赤いコーラルベルト+3 12 8 攻撃・詠唱速度潜在力+1段階最大所持重量+100LT マノス赤いコーラルベルト+4 15 10 攻撃・詠唱速度潜在力+1段階最大所持重量+110LT マノス赤いコーラルベルト+5 18 12 攻撃・詠唱速度潜在力+1段階最大所持重量+120LT マノス青いコーラルベルト - 3[回避3] 2 全ての抵抗+2%、最大所持重量+80LT - マノス細工所で製作 マノス青いコーラルベルト+1 6[回避3/ダメ減3] 4 全ての抵抗+3%最大所持重量+80LT マノス青いコーラルベルト+2 9[回避3/ダメ減6] 6 全ての抵抗+4%最大所持重量+80LT マノス青いコーラルベルト+3 12[回避3/ダメ減9] 8 全ての抵抗+5%最大所持重量+80LT マノス青いコーラルベルト+4 15[回避3/ダメ減12] 10 全ての抵抗+6%最大所持重量+80LT マノス青いコーラルベルト+5 18[回避3/ダメ減15] 12 全ての抵抗+7%最大所持重量+80LT マノス金色のコーラルベルト - - 2 移動速度潜在力+1段階最大所持重量+100LT - マノス細工所で製作 マノス金色のコーラルベルト+1 4 移動速度潜在力+1段階最大所持重量+200LT マノス金色のコーラルベルト+2 6 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+300LT マノス金色のコーラルベルト+3 8 移動速度潜在力+2段階最大所持重量+400LT マノス金色のコーラルベルト+4 10 移動速度潜在力+3段階最大所持重量+500LT マノス金色のコーラルベルト+5 12 移動速度潜在力+3段階最大所持重量+600LT ジェネラルベルト 1 - - 最大所持重量+80LTモンスター追加攻撃力+5 - メイン依頼報酬 53Lv以上、芽生える渇き連続依頼 ジェネラルベルト+1 1 1 最大所持重量+80LTモンスター追加攻撃力+6 ジェネラルベルト+2 1 2 最大所持重量+80LTモンスター追加攻撃力+8 ジェネラルベルト+3 1 3 最大所持重量+80LTモンスター追加攻撃力+9 ジェネラルベルト+4 1 4 最大所持重量+80LTモンスター追加攻撃力+10 ジェネラルベルト+5 1 5 最大所持重量+80LTモンスター追加攻撃力+12 カポティアベルト 14 8 最大所持重量+80LT LV63達成報酬強化不可家帰属 名前 コメント
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データ関連 クエスト名 [TP]風雲闘劇 1/5 完了条件 NPC快凪を訪ねて話すこと。 報酬 快凪はベルマイア南部ヘンドンマイアの中央付近に居ます。 クエスト名 [TP]風雲闘劇 2/5 完了条件 ランク決闘場(51chまたは55ch)に移動してNPC静月と話すこと。 報酬 静月はランク決闘場ch入場後、上に移動したマップの更に上のマップ「静月の道場」に居ます。 クエスト名 [TP]風雲闘劇 3/5 完了条件 スキルウィンドウ(K)を開いて自動設定をクリックし、スキルを習得してから修行開始ボタンを押してコンボに成功した後、敵を倒すこと。 報酬 各職ごとに用意されたコンボをクリアした後、強さ[Normal]のNPCが2体出現するのでそれを倒せばクリアです。 クエスト名 [TP]風雲闘劇 4/5 完了条件 修行開始ボタンを押して、決闘で勝利すること。 報酬 4,104ゴールド、99,561Exp ゲーム開始ボタンを押し、強さ[Normal]のNPCが2体連続で倒せばクリアです。 [TP]風雲闘劇 4/5より使用できるスキルが増えているので簡単です。事前にショートカットの登録をしておきましょう。 クエスト名 [TP]風雲闘劇 5/5 完了条件 スキルウィンドウ(K)を開いて自動設定をクリックし、スキルを習得してから修行開始ボタンを押してコンボに成功した後、敵を倒して秘伝の書を取り戻してくること。 報酬 TP+2 各職ごとに設定されたコンボを遂行した後、強さ[Expert]のNPCを4体連続で倒せばクリアです。貴重なTPをもらえるクエストなのでクリアしておきたいです。 後述のアルベルト関連クエストのトリガーにもなっています。 クエスト名 アルベルトからスキルを学ぶ 完了条件 クエスト「[TP]風雲闘劇 5/5」をクリアすること 報酬 スキル欄右上の[盗んで学ぶ]が解放(アルベルトスキル習得可能) アルベルトや静月に話しかけてもクリアにならず、クエスト本文に完了条件が書いていません。 クエスト「[TP]風雲闘劇 5/5」の完了が本クエストの完了条件になっているようですが、不具合かどうかは不明です。 本クエスト完了のみでアルベルトスキルが使えるようになります。 コメント欄 名前 コメント
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バッドラックは突然に ◆ZbL7QonnV. 「……無人、か」 D-6エリア南部の町に、男の声が響き渡る。 眼帯と銜え葉巻が特徴的なその男は、誇り高きBF団十傑集の一人、衝撃のアルベルトに他ならない。 彼はC-7エリアにて戦闘を行った後、比較的近辺に存在していた施設を目指していた。 シャドウミラーと名乗った組織が何者であるのかは知らない。 だが、衝撃のアルベルトは、あくまでBF団に忠誠を捧げた戦士である。 自分の命が握られているからとはいえ、偉大なるビッグ・ファイア以外の命令に従うような真似は、彼のプライドを逆撫でする結果となっ ていた。 だが、現状のアルベルトに打つ手は無い。自分の身に生じている異常事態を、BF団に伝える手段が無いからだ。 たとえ通信機が無かったとしても、アルベルトは愛娘であるサニー・ザ・マジシャンと精神的な繋がりを持っている。 彼女を通じて事態の報告を行う事さえ出来れば、こんな下らない殺し合いを続ける必要は無くなる。 シャドウミラーと言う組織が如何ほどの力を持っているのかは知らないが、無名の組織如きがBF団に勝ると言う道理はあるまい。 BF団との連絡を付けさえ出来れば、後はもうシャドウミラーとやらの命令に従う必要も無くなる。 あのヴィンデルとか言う男を抹殺して、組織を壊滅状態に追い込む事は余裕で可能なはずであるからだ。 そうする事が出来ないのは、どうやったのかサニーとの精神的な繋がりを絶ち切られているが故の事であった。 (テレパシーのジャミングか? まったく、姑息な真似をする連中よ) ……おそらくは、サニーを通じて混世魔王・樊瑞にも、アルベルトの身に異常が生じた事は伝わっている事だろう。 詳しい事情はわからずとも、何らかの異常事態が生じた事はBF団側も理解しているはずだ。 通信装置の一つでも調達して、自分の状況を外部に知らせる事が出来れば、あの気に入らない連中を即刻片付る事が出来る。 そう思って、アルベルトは雪原を突っ切り町に向かった訳だが―― 「……それにしても、えらく前時代的な街並みよ。今時、発電施設とは。シズマドライブが全く見当たらん」 無人の町を調べた結果は、アルベルトの頭に疑問を植え付けるだけであった。 シズマドライブ。アルベルトが元居た世界で使われている、完全リサイクル可能で無公害なエネルギー。 全世界で標準的に使われているはずのそれが、この町では全く見当たらない。 いや、それだけではない。 BF団と連絡を行うべく探し求めていた通信機は見当たらず、これまた時代遅れの電話機があるばかり。 その電話にしても回線は途絶えており、全く使い物にならない状態となっていた。 そもそも、これだけ大きな町がゴーストタウン化している事がおかしい。 生活の痕跡自体は存在するのだ。 まるで住人だけが一瞬で消えてしまったかのように、生き物の姿だけが見当たらなくなっている。 ……戦士としての経験と直感が告げている。 この町は……いや、この“世界”は、どこかおかしい……。 「……ちっ」 苛立たしげに舌打ちを鳴らして、アルベルトは考えを止める。 どうでもいい、詮無き事だ。 道路の真ん中に立ちながら、アルベルトは名簿を広げて目を通す。 名簿に記された参加者の名前を確認するが、この殺し合いに招かれたBF団の人間は自分だけ。 おまけに参加者の中には国際警察機構の九大天王である、静かなる中条も招かれているらしい。 生涯の宿敵である神行太保・戴宗でない事だけは残念だが、九大天王の一人を仕留める機会が訪れたと考えるなら、今の状況は悪くない。 つまらない思索に時間を取られるくらいなら、この強敵を倒す為に全力を注ぎ込むべきだ。 それでこそ、BF団十傑集! それでこそ、衝撃のアルベルト! 「ご期待下さい、我等が偉大なるビッグ・ファイア。目障りな国際警察機構の九大天王は、この私が必ず始末してご覧に入れましょう」 得体の知れない不安を振り切って、アルベルトは雪原の町を後にする。 だが―― 「ん……?」 ……町を抜けて、しばらくの事である。 雪原を走り続ける彼の耳は、不気味な轟きを感じ取っていた。 ひどく、嫌な予感がする。 このままでは、なにか拙い事が起こってしまいそうな。 命の危険は感じない。 だが、これは……いったい、何の予感だ? ……アルベルトは知らない事だが、今と時を同じくしてD-6エリアでは激しい戦いが繰り広げられていた。 カナード・パルスと、アナベル・ガトーの戦いが、大きな山を隔てた向こう側で行われていたのだ。 両者の戦いは熾烈を極めて、そして攻撃の余波によって雪崩が引き起こされるに至った。 もう、お分かりの事だろう。 アルベルトの感じた不安が、何を感じ取っての事だったのかは。 ズズ、ン…………! 轟き渡る、低い音。 ゆっくりと山の上に視線を向けてみると、なにか真っ白い奔流が勢いを付けて落ちて来る様子が目に見えた。 ……いや、持って回った言い方は止めよう。 雪崩、だ。 大量の雪が山頂から滑り落ちて来ている……! 「なぁ…………!?」 運悪く山の麓を走っていたアルベルトにとっては、不運の極みと言うしかなかった。 大量の雪が―― 轟音と共に押し寄せて――――! ……まあ結論から言うと、アルベルトは生きていた。 自然の猛威は恐るべきものだが、十傑集たる者、雪如きに押し潰されて死んだとあっては末代までの恥だ。 超人的な身体能力と、衝撃波を自在に操る力によって、アルベルトは無事に雪崩をやり過ごしていた。 ああ、いや……無事と言ったら、少し語弊があるかもしれない……。 「……………………ぶあーーーーーーーっくしょい!!!!!」 ……びしょ濡れであった。 雪解けの水が凍り付き、アルベルトの身体を凍えさせていた。 BF団十傑集であるアルベルトは、雪崩に殺されると言う事は無かった。 それどころか、怪我を負う事すら全く無かった。 それは、確かに驚くべき事である。 だが、この状況を見ては決して無事に済んだとは言えまい。 いくら超人的な身体能力を持つとはいえ、アルベルトも人の子である。 極寒の雪原で氷漬けになっていたら、まず間違い無く凍死してしまう事だろう。 「さ……寒い! 寒いぞ! 何故だ……何故急に雪崩など……!? い、いや、今は暖を取る事が先決……! そ、そうだ……! さっきの町になら風呂が……!」 ガチガチと凍えた身体を震わせながら、アルベルトは元来た道を引き返して行く。 ……風呂だ。 今はとにかく、熱い風呂に入りたい。 【衝撃のアルベルト 搭乗機体:なし パイロット状態:めっちゃ寒い……! 現在地:D-6 山麓(南側) 第一行動方針:風呂だ、風呂! 第二行動方針:静かなる中条を抹殺する 最終行動方針:参加者、次いで主催者を狩る 備考:サニーとのテレパシーは途絶えています】 【一日目 8 30】 BACK NEXT 049 勇気~きぼう 投下順 051 悪意の捻転 045 運命の戦士 時系列順 053 GUN×KICK BACK 登場キャラ NEXT 020 私の石を受け継いで 衝撃のアルベルト 061 混浴上等
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[NO IMAGE] 名前 - アルベルタ(アルベルタ・ブラガーリャ) 種族 - ★モノズ 性別 - ♀ 年齢 - 20歳 身長 - 168㎝ 性格 - わんぱく 一人称 - あたし 二人称 - あなた/~ちゃん/~くん 元気っこ。 食べるのが大好きで、同い年のカルロッタとよくどこかへ食べにいく。 蛇足・・・なし