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ドラゴンゾンビ HP ちから かしこさ みのまもり すばやさ 生息地 回避率 861 91 2 106 11 荒野/山 ★ 属性耐性 つよい 暗黒・打撃・炎・灼熱 よわい 光・風・爆発 状態異常耐性 つよい 精神的行動不能、マヒ、呪い、かわいいおどり、さそうおどり、あまい息、スウィートブレス、マネマネ、バシルーラ、みわくの眼差し よわい ラリホーマ、呪文守備力ダウン、すばやさダウン、マホトーン、モシャス 技名 属性 対象 威力 補足 ホネの雨 打撃 敵単体 ★★★ 物理・会心★ ボーンネイル 打撃/マヒ 敵全体 ★★★★ 物理バトルマスター専用技 いてつく風 暗黒 敵全体 ★★★ ブレス 特徴 HPとちからとみのまもりが高いため扱いやすい。 ドラゴン属性ゆえ秘剣ドラゴン斬りやドラゴンキラーの竜滅拳に弱く、対人戦では注意が必要。 いてつく風は名称で勘違いしやすいが氷属性を持たない。 かしこさがものすごく低いので対呪文戦(きとうし等)にはめっぽう弱い。 しかし、打撃に強いのは頼りになる。
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特徴「ドラゴン」 龍の姿をしたユニットが持つ特徴。生物、メカお構いなしに付く。 関連カード (特徴を持つユニットを利用) チェンジドラゴン 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー龍騎(2nd) 仮面ライダーリュウガ ディケイド 龍騎 (特徴「ドラゴン」追加) チェンジドラゴン この特徴を持つカード ワイルドビースト (Sユニット) ドラグレッダー ドラグランザー ドラグランザー(XG4) ドラグブラッカー リュウキドラグレッダー (Mユニット) 守護獣ドラゴンシーザー (Sビークル) ドラグランザー(バイク形態) アーステクノロジー (Sビークル) パワードイクサー オーバーテクノロジー (Mユニット) デンライナーイカヅチ (Lユニット) 電子星獣ドル 電子星獣ドル(XG2) ミスティックアームズ (Sユニット) シュードラン (Mユニット) 気伝武人龍星王 気伝武人龍星王(XG2) 気伝獣龍星王 龍折神 キャッスルドラン (Lユニット) マジドラゴン (XLユニット) 大神龍 ダークアライアンス (Sユニット) コンピュータードラゴン ドラゴンオルフェノク魔人態 ブラックドラゴン (Lユニット) 冥府神ドレイク サラマンデスドラゴン ネオショッカー大首領 巨大邪神14 マルチカテゴリ (Sユニット) チェンジドラゴン(XG)■■ コメント 名前 コメント
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アイスドラゴン 登場シナリオ:求める力 種別:イベント人材(岩えもん) シナリオの肝となる七龍の一員。 この龍のため、求める力でスノーベアがクラスチェンジするのはアイスドラゴンではなくブリザードドラゴンになっている。 名前 コメント
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基本データ 系統 位階 ランク 枠 スキル 特性 耐性 スカウト時可能性のある+α ドラゴン系 170 B - 成長限界 成長限界 HP ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 690 MP ||||||||||||||||| 170 攻撃力 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 850 守備力 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 640 すばやさ ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 690 かしこさ ||||||||||||||||||||||||| 250 ダメージ系 状態異常系 メラ イオ バギ ヒャド デイン ドルマ 炎ブレス 吹雪ブレス ギラ ベタン ザキ マヌ|サ どく/もうどく マホトラ マホト|ン 息封じ 踊り封じ こんらん マインド マヒ ねむり ダウン ルカニ ボミエ フ|ル マジックハック 体技封じ 斬撃封じ よわい ふつう 無効 回復 出現場所 場所 飛行船 密林 平原 雪山 断崖 海岸 遺跡 遺跡地下 魔界 光あふれる地 昼 晴 雨 晴 雨 晴 雪 晴 雨 晴 霧 晴 雨 夜 晴 雨 晴 雨 晴 雪 晴 雨 晴 霧 晴 雨 配合 配合例 特殊配合 特殊配合の親 装備 モンスター関連情報コメント 配合に関しては別場所で きちがいか!!それとも病気? -- (西出昇平) 2013-07-01 16 22 50 あはは -- (キルティング) 2013-07-25 20 53 25 かなたやたわやあらあひた -- (20130725205325) 2013-08-27 15 19 08 ドルイドまじつえーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- (ドルイドまじつえーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww) 2019-07-15 13 42 48 うほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ -- (名無しさん) 2020-05-14 17 02 02 名前 コメント すべてのコメントを見る
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Pack Basic カードNo B-011 種類 進化ユニット レアリティ R 名称 ベヒーモスドラゴン 属性 赤 種族 亜竜 CP 4 BP 7000/8000/9000 アビリティ ■巨躯の鳴動このユニットがアタックした時、ターン終了時までこのユニットのBPを+[あなたの捨札の数x500]する。 赤の進化ユニット。スターターデッキに含まれるため、誰しもがお世話になるカード。 アタックする度、BPを[捨札の枚数x500]アップさせる。 中盤以降に出せれば、攻撃においては他のユニットでは止められないほどのBPを得られ、捨札に6枚落ちていればBPは10000を超える。 圧倒的なBPでアタックできるので、プレイヤーアタックを条件としたインターセプトやタックルなとど相性が良い。 捨札が足りないと感じるなら、 オーバーライドしたり、トリガーやインターセプトを予め打つなどして捨札を溜めていこう。 尚、守りにおいてはBP7000でしかないことに注意しよう。 ただし、アタックすることが仕事のこのユニットにとっては、さしたる問題ではなく、火力による除去にも耐えられる数字なので十分だろう。 デッキを高速で一周させるタイプのデッキでは、捨て札が無くなってBPが満足に上がらなくなることもあるので捨て札枚数のチェックを忘れずに。 強力なドローカードやドローできるユニットで捨札を溜めれば、BP勝負では負けることはない。 しかし "赤/CP4/進化ユニット"というカテゴリに超強力なライバルが存在し、不屈が無いのに 「攻撃して相手が戦闘に応じてくれない限りは活かされない」というその能力は、チャンプブロックやスルーで簡単に流されてしまう。 その姿は初心者に「BPが高いだけでは強いカードとは言えない」ということを教えてくれる存在となっている。 種族亜竜なので、ギャウルスで呼ぶことができる。 関連カード 『ユニットがアタックした時』BPを上げるユニット ソードファイター ターボデビル 参考 スターターデッキ コメント ※この入力欄は検索枠ではありません。 各書き込みの冒頭のラジオボタンをチェックしてから書き込むと、その書き込みへのレスになります。 ▼全文表示する
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固有名詞一覧 ナムナ ケモ耳サムライ♀ ジェリコ 本作の語り手。エルフ耳ヒーラー♂ (名前は公式ちびキャラトークより) 前半エロ無しなので『俺はエロだけ読みたいんだよ!』という方はスルーよろしく。 読まなくても全然問題ない内容です。 「突然すまない! 実は、宿屋を探してるんだけど道に迷ってしまったんだ。 あたいカザン初めてでね……こんなに広いとは思わなかった。 もしよかったら 宿屋まで案内してくれないか?」 彼女の第一声がそれだった。 道案内の相手に私を選んだのに多分深い意味はなかったのだろう。 ただ、おそらく 私がルシェで 彼女もルシェで、 声をかけやすかった――と、まあ、それがおそらく最大の理由だろう。 「ええ、私が宿泊している宿でよければ、ご案内しますよ」 「ホントに?! ありがとな!」 私と同族であることを示す、ルシェの女性に特有の獣耳。 それが道に迷った不安からか、さっきまではくたっと伏せていたのだが 私が『案内する』といったとたんにピンと立った。 ふむ、素直でよろしいかわいらしい。 「ジェリコです」 「あたいはナムナ」 名乗りあったあと、彼女と連れ立って歩きつつ、上から下までじっくり彼女を視姦する。 しかし残念。かなりのストライクゾーン外だ。 後、2,3年すればいい線行くかもしれないが、今はまだまだ発展途上。 乳や尻の張りがぜんぜん足りない。それにどうにも言動が子供っぽい。 おそらくまだ、一度も発情期を迎えていないのだろう。 しかし奇妙なのは彼女の服。 なんともけしからん格好である。うん、実にけしからん。 体のラインがぴっちりと浮かび上がる黒い全身タイツはフェチ度満点。 ナムナの体の起伏がもーちょっとあったら、私の理性はまともに働いていないだろう。 さらに、その上からハンテンとか言うアイゼンの民族衣装に身を包んだそのクラスは―― 「えーと、サムライ……でしたっけ、その格好?」 「お! よく知ってるねー!」 「いや、カザンだとたまーに見かけますんでね」 とはいえ女の子、それも同族であるルシェのサムライというのは始めて見た。 まあ、ルシェは戦闘民族だ。 流派は違えどダンビラぶん回して魔物をぶった切る女の子そのものは珍しくも何ともない。 「ふーん、そっかー、カザンはサムライ仲間も多いんだー」 「まあ、にぎやかな街ですからね、サムライに限らずいろいろごった煮ですよ」 雑談しながら歩くうちにやがては宿に到着し、ナムナのチェックインの手続きを手伝ったあと、 私は色町へと遊びに出かけた。いやほら、もーちょっとで落とせそうな子がいたモンでね。 ♂♀ ――と、まあ、それが大体一週間ほど前の話。 「ジェリコ! 朝ご飯いこう、朝ご飯!」 困った。 なんだかすっかりナムナに懐かれてしまった。 「すみません……さっき研究を終わらせたところで床についたばかりなんです。 悪いんですけど、食事は一人でいってもらえませんか?」 勘弁してほしい。 娼館のおねーちゃんと明け方までしっぽりで、今の今からようやく寝れるんだから。 ちなみに何の研究って、そりゃ君、女体の研究に決まってる。 「もー! ジェリコは生活が不規則すぎるぞ! 健康な一日はちゃんとした朝食から始まるんだからな!」 知ってる。こう見えても一応ヒーラーだから、健康関係の知識は一通り。 まあ、知ってるからって知識を遵守できるかってそういうものでもないけどね。 結局、寝床から無理やり引き出されて(さすがはサムライ。小さくても腕力では私よりずっと上だ)、 宿の食堂でオートミールなんぞををつつくはめになったのであった。ああ、ベッドが恋しい。 「ジェリコはさー、何でカザンにきたんだい?」 言いつつ、ナムナは骨付き肉にかぶりつく。朝から肉とかよく食うなぁ。 「『知識』を求めて、ですかね」 「知識って言うと本とか?」 「書物で得られる知識も重要ですが、こういう大きな町では多くの人々と 直接触れ合うことでいろんな経験がつめることも楽しく思いますね」 世界は広い。 ルシェの女はたいそう愛らしいが、男としてそれ以外の種族の女性に興味を持って何の不都合があろうか。 特に、マレアイアの歌姫達とはぜひとも一戦お願いしたいところである。 ……まあ、それだけが国から逃げた理由でもないのだが。 「あは! わかるよそれ。あたいもこうしてジェリコとお話してると楽しいよ!」 「ええ、こちらも楽しいです」 これはお世辞ではなく本当に。 感情表現の豊かな子だから、くるくる変わる表情を見てるだけでたいへん面白い。 「えへへへ……」照れ笑いの顔がかわいい。 「そう言うナムナはどうしてカザンに?」 ……と、会話の流れで同じ質問をぶつけてみたのだが、なにやら言いづらそうにしている。 「どうかしましたか?」 「あっ、あのさぁ……出会ったばかりのあんたに、 こんなこと頼むの気が引けるんだけどさ、ひとつお願いしたい仕事があるんだ」 「……? 私もそんな腕の立つほうじゃありませんから、できる事と出来ない事がありますよ」 「あっ、そう言う荒事じゃなくってさ、 実は……あたい、カザンには家を飛び出した妹を探しに来たんだ」 「ははぁ、なるほど。人探しでしたか」 「最初はあたい一人でもどうにかなると思ったんだけど、 この街、すっごく広くてさ……」 「一人では手におえない、と」 「うん……」 うなだれると同時に頭の耳がしゅんとなる。 「あの馬鹿娘……『ハントマンになります』ってだけ書き置きしていきなりいなくなって……」 読めてきた。 ルシェの女は(と、言うか男も)血の気溢れるやつが多い。 その妹さんとやらは武者修行感覚で冒険者のメッカであるカザンにやってきたのだろう。 ちなみに私はルシェとしては例外。喧嘩とかぜんぜんダメ。 「まあ、私も暇といえば暇ですし、お手伝いさせてもらいますよ」 身体はちんちくりんとはいえ、ナムナも一応、女の子は女の子。 女の頼みを無碍に断るほど、私の男はすたっちゃいない(喧嘩はダメだが)。 「ホントに?! ありがとジェリコ!」 ナムナの耳がぴくりと定位置に戻る。ヘタったり立ったり、忙しい。 安請け合いの何とやら。 この時は『冒険者とかギルドオフィスで張ってりゃすぐ見つかるだろ』と、 思っていたのだが、数日後には後悔するはめになったのであった。 ♂♀ 「妹さん、見つかりませんねー……」 「いないねー……」 さらに一週間後。 私たちはカザン郊外で途方にくれていた。 このあたりは一面、美しくも不気味な花が咲き乱れている。 フロワロの群生地だ。 「妹さんの話はさて置いて、今は目の前の仕事に集中しましょう。まずは先立つものですよ」 「うん……ごめんなジェリコ。こんなことにもつき合わせちゃって」 「いや、実は私も金欠気味だったんでちょうどよかったです」 こんな所で私たちが何をやってるかといえば、フロワロ刈りである。 一定量以上のフロワロを刈ってカザンの大統領府に持っていくと、 こづかい銭程度のお金になるのである。 「都会は暮らしていくだけでも結構お金がかかるんだねえ……」 妹さんを探すうちに、ついにナムナの路銀がつきそうになったのだ。 そこで急遽ギルドオフィスからこの仕事を回してもらったというわけで。 「宿暮らしですからなおさらですね……」 私もまあ、ヒーラーとしての仕事はそこそこあるんだけど、 ちょっと最近きれいなおねーちゃんのいる店で遊びすぎちゃってね、うん。 「でも……冒険者が集まるカザン周辺ですらこれなんだから、他の国とかどうなってるんだろう」 ナムナは咲き狂うフロワロを見渡して、うんざりした顔をする。 「……特に、ウチの国のトップは頭カタイの多いですからねえ。ホント大丈夫なんでしょうか」 ナムナも私もネバンプレス出身だった。 ネバンプレスはルシェの帝国。 『ヒト』に迫害されたルシェ族が、追いに追われてたどり着いた西の果ての大陸に建国したそこは、 『ヒト』に対抗するため兵力を高めに高め、いまや地上最強の軍事国家へと変貌した。 そーゆー歴史の経緯から、正直な所『ヒト』の国と連携をとってドラゴンに相対できるとはとても思えない。 そして頭の固い連中はある意味まだマシで、『柔軟な発想』を持った一派が本気でタチ悪い。 ――だってあいつら竜族の軍事転用を考えてんだもん。 実は私もかつてはその手の研究チームに居たのだが、いろいろ付き合いきれなくなって逃げ出したのだった。 いやしかし、カザンに着てよかった。本当によかった。女の子の平均レベルが高い高い。 「……ジェリコー? どうしたんだ、手ぇ止めちゃって?」 いけない、ボケーっとしていたらしい。ナムナが心配そうに顔を覗き込んできていた。 「失礼。少し疲れまして」 実際フロワロの花粉でだいぶ体力を削られてる。リカヴァを発動し、解毒した。 「ナムナ。貴女もそろそろリカヴァしましょうか?」 「平気。あたいはまだ頑張れるよ」 「『まだいける』は『もう危ない』です。フロワロの花毒を甘く見ちゃいけませんよ」 「あははっ、ジェリコは心配性だなー、毒消しあるから大丈夫だってー!」 ナムナはパタパターっと駆け出して、ざくざくとフロワロに刃を振るう作業を再開する。 やれやれ、元気な子だ。私はナムナの後に続いて刈り取ったフロワロを袋詰めにしていく。 異常なまでに繁殖力の強いフロワロは、刈ってもほったらかしにしておくと、 再び切り落とした花や茎から根を張るのだ。そうでなくとも、私たちが今日刈った範囲などは 三日もすれば、フロワロが生い茂った元通りの花畑に戻ってしまうだろう。 まったく、ハントマンの務めは不毛である。 ――そして、だいたいそのあたりで異常に気がついた。 ナムナの耳がたれてる。顔が赤い。ふらふらしてる。 いわんこっちゃない。どうみても毒にやられてる。 ぽけーっとしてるナムナに近づき、今度は私が彼女の顔を覗き込む。 「……あれ? ジェリコ?」目の焦点が合ってない。 「『あれ?』じゃありませんよ、まったく。辛いなら早く言ってください」 「うん、ごめん……」 あわててナムナにリカヴァし、キュアする。 ……おかしい、回復の兆しが見えない。何か突然変異したフロワロの新たな毒なのだろうか? まずいな。 熱を測ろうとしてナムナのおでこに手を伸ばしたそのとき―― 「……い、いやぁっ!!」 ――バシッと、その手をはねのけられた。 「……っと、失礼。女の子にいきなり触るのはマナー違反ですよね」 いけない。ナムナがなんかおびえてる。 まいったね、グラマラスな女性ならともかく、今のは下心はなかったのに。 「こ、こっちこそ、ごめん……ジェリコ。あたい、なんかびっくりしちゃって」 息も荒い。どうやら相当悪いな、これは。 「体温を診たいだけなんですけどかまいませんね?」 「……えぇと、う……うん。が、がまんするよ……」 『我慢する』て。 なんか地味にショックだ。そこまで私に触られるのが嫌なのか。 別に私はロリコンじゃないんだけどなぁ……。 ともかくナムナの額にそっと手を添える。 熱い。 やはり良くないな。 しかしどうも、私に触れられるのは本気でこたえるらしく、 ナムナはぶるぶると身体を震わせて何かをこらえている。……やれやれ、嫌われちゃったかな。 「帰りましょう、ナムナ。歩けますか?」 私のスキルが効果を発揮しない以上、街で治療するしかないだろう。 「……うん……どうにか」 「よければ肩を貸しますよ」 「え、ええええっ! い、いらないっ! いいよぉっ!!」 そんな激しく拒絶しないでくれよぉ。おじさんだって傷つくんだぞ、そう言うの。 ♂♀ 街までが、近くて、遠い。 少し歩いてはナムナを休ませ、少し歩いては休ませる。 「はぁ……はぁ……」 ナムナの乱れた呼吸がいまやはっきり聞こえる。我々ルシェは耳がいいからなおさらだ。 「ナムナ、そろそろ休みますか?」 「……んん、あたいは大丈夫……大丈夫だよ……」 大丈夫なわけない。今にもぶっ倒れそうじゃないか。 「あのね、ナムナ。私の何が気に入らないのか知りませんけど、 せめて手を引くぐらいはさせてもらえませんか?」 いやまあ、嫌われるのに色々と思い当たるフシはあるが。 朝は弱いし、女の移り香を漂わせたまま街中うろついてるし。 二週間も付き合ってりゃ、そろそろ私がどんな男かバレてるころだろう。積極的に隠すつもりもないんだが。 「あ……違うんだ…ジェリコ…そんなんじゃなくって……」 「違う……?」 うーん、嫌われてるわけじゃない……のか? 「気に入らないとかじゃなくて……むしろ、あたいの事、色々助けてくれて感謝してるし……」 「じゃあ、なぜなんです……?」 「わかんない……なんかジェリコに触られるとヘンになっちゃいそうで――きゃぁっ!」 「あぶないっ!」 際どいタイミングだがナムナの身体を支えるのに間に合った。 ナムナはもうちょっとで木の根に足を引っ掛けてすっ転ぶ所だった。 熱に浮かされてる上に、会話に気をとられていたからだろう。 「大丈夫ですか? どこかひねっちゃいませんか?」 抱きかかえたナムナの身体が思いのほか『女の子』していて多少どぎまぎする。 いかんいかん、沈まれ心臓。 「あ、あ、あ、ジェリコ……」 精神統一失敗。 こちらを見上げてきたナムナの上気した顔がかわいすぎる。 ダメだぞ、流されるな私。相手は病人だぞ。子供だぞ。 しかし困った。ナムナの様子がおかしい。 いや、さっきからおかしいんだが、今の今、一気に悪化した感じなのだ。 身体はぶるぶると振るえ、顔は真っ赤に染まった。 そういえば、ナムナの身体から独特の匂いが立ち上っている。 はて、コレはどこかで嗅いだ記憶があるんだが―― ――と、つらつら考えていた思考がまとまる前に、 「ごめん、ジェリコ」 興奮した肉食獣のようにふーっ、ふーっと息を荒げたナムナに唐突に押し倒されていた。 いやまて、これがさっきまでぶっ倒れそうだった女の力か?! 「何すんですか、ナム――」 文句をいい終わる前にキスされた。 唇を唇にぐりっ、ぐりっとねじ込むように押し付けてくるものだから、正直、かなり痛い。 「ごめんね、ジェリコ……」 息継ぎのタイミングでナムナがまた一言詫び、そしてまた唇を押し付けてくる。 サムライの馬鹿力でねじ込んでくるものだから、肉がつぶれ骨がひしゃげるんじゃないかと錯覚するほどだ。 そのころになると、痛みで逆に頭は冷静になってきて、異常の原因の当たりがついた。 ――ナムナは発情してる。 ようやく思い出した。ナムナの身体から発してる匂いはルシェの♀に特有の発情香だ。 ルシェは獣としての特質を強くもつ者が多い。 だいたい秋口から冬にかけて身体が子作りのための準備を始め――まあ、その、サカるわけだ。 個人差はあるが♀ならだいたい初潮から3~5年ほど経過して、 完全に女としての身体が成熟したころに初の発情期を迎えるのが普通だ。 とはいえ、ここ数百年でだいぶ獣の血も薄れたらしいので、 誰にも彼にも発情期が発現するわけでもないのだが。 幸いに私も血の薄いほうらしく、コレまでの人生で発情期に悩まされた経験はない。 発情期に悩む女の子のお相手を務めたことなら多々あるけどね。 やがて、疲れたのか、飽きたのか、拷問じみた長い接吻がようやく終わり、 「どうしよう、あたい、ヘンになっちゃったよぉ……」 ナムナはぽろぽろと泣き始め、私の頬にも涙滴が零れる。 「ナムナ……」 「か、身体がじんじんして……急にジェリコにキスとかしたくなって…… だけど、わかんない……こっからどうしたらいいかわかんないよぉっ!」 対して私の方はだいたいわかってきた。 こりゃ沸き起こる性衝動に知識のほうが追いついてないんだな。 子供っぽいとは思っていたが、キス以上の性的な行動を知らないと言うわけだ。 とりあえず、落ち着かせるために押し倒してきたナムナの身体をそのまま抱きしめる。 「――ふぁ、あ、ジェリコ」 ナムナ、あんまり変な声を出さないで、こっちの理性が飛んじゃう。 「ナムナ。気をしっかり持って」 「え……う、うん」 ナムナも、ぎゅ、と私を抱きしめかえしてくる。ごめん痛いちょっとは手加減して。 ただ、おかげで少しは落ち着いたのか、ナムナの涙が止まった。 「よく聞いて。たぶん、ヘンなのは発情期が来ちゃったからですよ」 「はつじょうき……?」 ぐは。言葉の意味から教えなきゃならんレベルか。 女の子は女の子のコミュニティでそう言う知識を教えあうわけだが、 ナムナはまだ、教えてもらえる年齢にすら達してなかったと言うわけか。 「あー、ナムナは今、身体が大人になりつつあるというか……」 「えっとね、お赤飯なら……もう、炊いたよ……」 「ルシェの女の子はその後にもう一段階あるんですよ……」 ――そして、かいつまんでサカりについて説明し 「身体が赤ちゃん作る準備って……そんな、あたい、まだ……」 「落ち着いて。落ち着いて、ナムナ。 今の貴女は突然身体が大人になってちょっと混乱してるだけですから」 っていうか、見るからにまだまだ身体も子供だ。盛りを迎えるには早すぎる。 「……え、えぇ、うん」 「それに今は春だし、そもそも盛りの季節じゃないんですよ。何でまた……」 「フロワロ」 「――え?」 「フロワロ、だと思う。あたい達がさっき刈ってた時何本か色がヘンなのがあって。 それを切ったら、花粉がババーっと出て、それを吸ってから、なんか、ぽーっとなってきて……」 「……結局フロワロでしたか」 発情を誘発するタイプの花毒ならキュアもリカヴァも利かなかったのも納得がいく。 要注意事項として、大統領府に報告しておかなきゃ。 「……でも、あたい……どうしよう、こんなの」 「うーん……」 ホントにどうしたものか。 盛りを抑える薬もあるんだが、ンなもん本国でしか手に入らない。 ……と、なると、方法なんてひとつしかないわけだが。 「……ねぇ、ジェリコは……大人だから、どうしたらいいかわかる……んだよね?」 潤んだ瞳で見られてどきりとする。 さっきまでナムナは確かにおぼこい『少女』だった。 それがこの妖艶な表情はどうだ。今やこの子は自分が『雌』であることを急速に自覚しつつある。 「そりゃまあ、その……わかり、ますけど」 結局、何度かイカせて、身体を満足させてあげるしかないワケだが…… 相手は子供だぞ。ロリだぞ。どうすんだよ私。 そして私の覚悟が決まる間もなく、ナムナの顔がずい、と迫ってきて、 「じゃあさ、おしえて、ジェリコ……」 抱き合ったまま、またもやキスされた。 今度はさっきのような暴力的な口付けじゃない。 不慣れながらも、男を誘う、柔らかで暖かな、女の子のキスだ。 私は人様よりは数多くの女性と関係してる部類に入ると思うが、その私ですらが思う。 女は魔物だ、と。 ♂♀ 「……と、まあ、今のが大人のキスです」 「ん……はぁ、キスも……こんな、きもち、いいんだね……」 まずい。すっかり流されつつある。舌入れてキスのお返しをしてしまった。 って言うかここフィールドだぞ、モンスターがきたらどうすんだよ。 まあ、やむを得ない。 治療行為の一環としてナムナにはこのまま気持ちよくなってもらっちゃおう。 「ね……今度はあたいにさせて」 「はぁ、まあ……」 断れよ、私! 手っ取り早く可愛がってあげて、眠らせちゃうしかないだろ、こんなの! ……と、理性の叫びはあるのだが、ナムナの小さな唇から差し出された舌に吸い付いていると、 だんだんそーゆー事がどーでも良くなってきてですね。 「きゃ……べろ吸っちゃヤダよぉ……」 「おいしいですよ、ナムナの舌は」 「ジェリコのばか……」 「じゃあ、今度は舌と舌で舐めあいっこなんてどうです?」 「え……う、うん」 素直に応じたナムナに口付けたまま、じっくりと舌と舌を絡めあう。 ナムナは最初のうちは零れ落ちる唾液を飲むのに抵抗があったようだが、 そのうち、こくりこくりと喉を鳴らして嚥下し始めた。 うんうん若い子は物覚えが良くてよろしい……じゃ、ないだろ私! いけない、このままじゃロリコン一直線だ。 「あは……ジェリコの、飲んじゃった……」 念のために言っておくと飲ませたのは白濁液じゃない。唾液ね。唾液。 ――だけどそのセリフの破壊力は強烈過ぎるんだよ、ナムナ。 「おいしかったですか?」 「んん? 味とかしなかったよ?」 この辺、機微がわかってないと言うか、まだまだ子供だなぁ。 「ナムナのは美味しかったですよ。いくらでも飲める感じで」 「ばかぁ……」 照れて怒りながらもどこか嬉しそうな表情をする。 コレでナムナも相手の体液を『美味しい』って言って飲んだら喜んでもらえることを 学習しただろう――って、何でそんなマニアックな調教をしてるんだ、私は! 「ジェリコ……コレで終わりじゃないんだよね……?」 「ふふ、ナムナは勉強熱心ですね」 いよいよキスまでしか知らなかったお子様にキス以上のことを教えてあげるときが来た。 ……と、いっても、せっかく彼女もルシェに生まれたんだから、ルシェにしか味わえない 秘密のスポットを堪能してもらおう――あくまでも治療の一環として、だぞ。 いったん地面にあぐらをかき、赤ん坊をあやすかのようにナムナを抱きかかえる。 「えへへへ……、なんだかどきどきする」 彼女がいくら知識不足とはいえ、胸とかその他局部を触られるのだ……という程度には、 おぼろげながらも想像がついてるだろうし、今の今、その覚悟を決めてる最中だろう。 だが残念。 「――ふぁっ! あぁ、あ、ああぁっ! やっ、ダメっ、耳ダメっ!!」 責めるのは可愛い可愛い耳でした。 「何でダメなんですか、ナムナ。こんなに可愛い声で鳴いてくれてるのに」 「ジェリコのいじわるぅ……や、あっ、ヤだって、言ってるの……にいぃっ!」 大きくてふわふわの耳の後ろをくりくりとまさぐってあげる。ルシェの女は特にここが弱い。 「ふあぁあぁ……、やぁなのぉ……あたい、のーみそ、とけちゃいそうだよぉ……」 耳のみならず全身を震わせて反応する。感度良いね。 「じゃあ、もっと、とろけさせてあげますね」 唾液を絡めながら、耳のふちをなめ上げていき、時々甘噛み。 「にー! にー! にー! にー!」 「ふふ、どうしたんです、そんな赤ちゃんみたいな泣きかたして」 ……と、言葉でいじめつつも、内心ちょっと焦ってた。やばい、感じさせすぎてナムナが退行起こしかけてる。 ルシェの耳責めは『脳にクる』子が多いのだ――治すんじゃなくて壊してどうすんだよ、私。 とりあえずキスしてごまかしておく。 ナムナの舌と唇はもうすっかりディープキスになじんでいた。 そればかりか、ナムナはすっかり応用までうまくなっていて、 私の頬や首筋までねっとりと舐め上げてくる。 もちろんこっちもお返し。 二人の顔がすっかりべとべとになったころ、我を取り戻したナムナに文句をいわれた。 「……ジェリコのばか。あたまおかしくなっちゃいそうだったぞ」 「いや、ごめんなさい、あんまりナムナが可愛かったからやりすぎちゃいまして」 「えへへへ……かわいい? あたいかわいい?」 可愛いと言うだけで一発で機嫌が直る。安上がりで良いなあ、この子。 「ええ、とってもかわいいですよ――ここもね」 「ひぁあぁっ!!」 覚悟を決めさせるとつまらないので奇襲しておく。責めるはおっぱい。 タイツの上からやわやわとさすると、ナムナはとっても可愛い声で鳴いてくれた。 「は、恥ずかしいよぉ……あたい、貧弱、だし」 「大丈夫、ちゃあんと女の子のからだですよ」 「えへへへ……」 さっきまでの責めでお子様ながらも身体が出来上がりつつあるのだろう、 乳首が勃って、身を包む黒い全身タイツを内側からつんつんと押し上げていた。 むう、コレは私も初体験の光景だ。 だれだよ、サムライのユニフォームをこの格好に制定した奴。本気で感動しちゃったじゃないか。 ――いや、だから感動とかしてる場合か! 治療だから、コレ。 ち・りょ・う。 「ふあっ……あぁ、あぁ……」 「痛くないですか、ナムナ?」 「だいじょぶ」 おっぱいが発展途上だと芯が残ってるので痛がる子も多いが、どうやらナムナは問題ないようだった。 「ではナムナ、きもちいいですか?」 「……えと、その……わかんない」 わかんなくはないだろ? 嘘はいけない。 オトナはそう言うのちゃぁんと分かるんですからね。 「じゃあ今から分かるようにしてあげますね」 「わかるようにって……ジェリコ、なにを………っあ! あぁ! ふあぁぁっ!!」 オーソドックスに乳首責め。 既に浮き出ていた乳首をつまみ、痛みを感じない程度に押しつぶせば、たちまちナムナは大鳴きする。 「わかりましたか? きもちいい?」 「うぅ…知らない……そんなの」 ナムナ、いけないいけない。そう言う強情な態度が男をいじめっ子にするんだ。 ――ここはオトナとしてそーゆーのを教えてやらなきゃいけないだろう。 「んうぅっ! ジェリコのばかっ! やぁぁ……ぁ、あ! 舐めちゃダメぇえっ!」 気づけば、ナムナの控えめな乳房にむしゃぶりついてしまっていた。 タイツがほんのり汗の味。 「ふく……汚れちゃうだろうっ、ばかっ、ばかぁっ!!」 ああ、そうだな、汚れちゃうよね。それはオトナとしてはやってはいけないミスでした。 「気持ち良いかどうか、おしえてくれたらやめます」 そして我ながらなんという大人気ない発言。 「ううっ……ばかぁ……………ちぃいよ」 「んん? 何か言いましたか?」 「気持ち良いって言ったの!!」 言って、羞恥心が限界に達したのか、顔を両手でおおいかくしてイヤイヤをする。 「ごめんね、ナムナ。恥ずかしかったですか?」 「は、恥ずかしいに決まってるじゃないかぁ……」 「じゃあ、お詫びに今から――もっともっと気持ちよくしてあげますね」 ついでにもっともっと恥ずかしくなっちゃうだろうけどね。 「もっとって……ん! ぁあ! やぁ、そこ……いやぁ!!」 新たに手を伸ばしたそこは、すでに湿っていた。 もちろん、女の子の一番大事なところである。 「んぅ…いやぁ……やぁなのぉ……!」 「大丈夫ですよ。そのうち嫌じゃなくなってきますから」 私が汚すまでもなく、内側からにじみだす分泌液がタイツをとろとろにしていってる。 まさぐるほどに、指とタイツがじんわりと愛液に濡れていった。 「わかりますか、ナムナ。おまたがくちゅくちゅ言ってるのが」 「……な、なにこれぇ! んぁ……ぁあ…どうなってるのぉ!」 「女の子はね、えっちな気持ちになってくると、おまたからエッチなおもらししちゃうんです」 「そんなぁ…あたい……あたい……ヘンになっちゃったよぉ」 「ヘンじゃないです、コレで正常。ナムナはちゃんとした女の子ですよ」 「……ホントに?」 「本当、本当。大人はみんなやってることです」 「……何でこんな風になるの?」 「それは……その……」 ミスった。気づかれたくない所に気づかれてしまった。 膣への陰茎の挿入を潤滑にするため、とはいえない。最後まで教えてしまったら―― ――この状況でこの年頃の子ならヤりたがるだろう。この辺、男も女もあまり関係ない。 だが挿入はまずい。 発情してるってことは排卵も促されてるだろうわけで、相当高い確率で孕ませてしまう。 だいたい子供に挿れたらロリコンだ。 「女の子がエッチな気持ちになってることを、男の子に教えるためです」 やむなく、次善だと思われる回答でごまかしておく。 「そうなんだ……」 「そーなんです」 「じゃあさ……男の子はどうなるの?」 「……え?」 やばい。それはやばい。 「男の子は、えっちぃ気持ちになると、どうなるの? やっぱりおまたがヘンになるの?」 あああああっ! 今一番気づかれたくないことをっ!! 「……ちょ、ナムナっ!」 「だめ……今度はあたいがジェリコをいじめるんだから」 (性的)好奇心いっぱいになったナムナは再び私を押し倒す。はねのけようにもビクともしない。 うわぁ、女の子に腕力でかなわないって情けなさ過ぎる……やはりちょっとは鍛えよう。 「あー、そっかぁ、男の子は……」 そしてもちろん私の身体の変化には気づかれてしまったわけで。 「……おっきくなるんだね。あそこが」 「まぁ……そういうことです」 み、認めざるを得まいっ! 子供の身体で興奮してしまったことをっ! でもね、違うんだ。私はロリコンじゃないんだ……そう、きっとアレだ! 私もフロワロの媚毒にやられてしまったからなんだ、きっとそーだ! そーに違いない! 「……ジェリコ、見ていい?」 「ナムナ……何を……」って、そりゃまあこの流れだったら。 「うっ、うわぁ……すっごぃ……!!」 あのねナムナ。 いきなりジッパーおろして引っ張り出すのはやめてもらえません? 使い込みすぎて色も形も可愛げありませんけど、大事な一人息子なんで。 「こんな風に……なるんだ。おっきい」 「はっきり言います。ナムナのすけべぇ」 「……ち、ちがうもん、あたいがすけべぇなワケじゃないもん、フロワロのせいだもん」 ええい、さっきの私の思考とおんなじ様なことを。 「だから、フロワロのせいで……ヘンになっちゃったから…ジェリコにえっちなこと、したい」 ナムナはごくりとつばを飲み、おずおずと、私の欲望の分身に手を伸ばしてくる。 「すご、こんな熱いんだ……」 そしてやわやわとなでさすり始めた。 「うっ…ナ、ナムナ……お、お願いだから……う、ううっ……」 「えへへへ……ジェリコかわいー。声がかわいくなってるよ」 うん、ごめんナムナ。 実は今の喘ぎ声は演技だから。 ベッドの上で自分を装うのは女だけの専売特許じゃないんでね。いやここ地面の上だけど。 君にはまだまだテクニックもスピードも足りない。 だけどまあ今だけは『男を感じさせてる優越感』に酔うといい……って、やばっ! ちょっとうまくなり始めてるよこの子! 「あれ、ジェリコ。先っちょからぬるぬるしたお汁が出てきたよ。 ――これって、女の子と一緒で気持ちよくなってる証拠だよね?」 「え、ええまあ、その……」 「やったー!」 さ、さ、先走りがでちゃうぐらいはしょうがないだろっ?! テクそのものはへったくそだけど、年端も行かない女の子にペニスを握らせてる 背徳感が極上のスパイスになってだね――って、それはロリコンの思考だぞ、私! 「……ね、ジェリコ。ここにキスされたら嬉しい?」 「べ、べ、別に嬉しくなんか……ない、です」 「えへへー、うそつきジェリコ。嬉しいくせにっ! えいっ、キスしちゃえっ!」 ――ああ、やはり女は魔物だ。 フェラチオなんて教えてもいないのに、この子は本能的に男の喜ぶ方法に気がついてる。 フロワロの媚毒の影響があるのはわかるとしても、コレがついさっきまでは 『濡れる』という概念すら知らなかった子供なんだから、恐れ入る。 「あは……ヘンな味ぃ……」 ナムナは臆した風もなく、私の愚息にちゅ、ちゅ、とついばむようなキスを繰り返し、 やがては桃色の舌を突き出してぺろりと舐めたり、 小さなお口を開いて咥えこもうと(デカイから無理無理)試したりしてきて……。 ――ああもう、理性の限界だ。 しんぼうたまら……たま、たま…… ―――――――――――――――――――――――― ( 、,, " 、 ~〈/ ) い ロ た 〃 <、 い リ ま ~そ ,) よ コ に 、_ ,, / 、,ゝ===く , ヽ ね ン は `V 、_γ `ヾ,_ < ! も l く( γ⌒ヽ ) く, ~v,ん ´ =; ,=ニ `/l/!/⌒Y l ゝ===イ ´ ゙ 、m,.. ,ゞ ´ " ~ ヘ ―――――――――――――――――――――――― ついに、私の中のバックベアード様から許可が出た。 ナムナ、君に教えてあげよう。 女が魔物なら、 男は獣だってことをね。 ダメだぞナムナ。 サムライともあろうものが私の愚息と戯れるのに夢中になって隙だらけだぞ。 「ふぁあっ! やぁ、だめぇ……! みみっ、耳だめって……いった、のにいっ!!」 弱点はさっき調査済みだ。 やわらかい耳を可愛がってあげれば、途端にナムナの身体からはくたくたと力が抜けていく。 すっかり骨抜きになった所で、足を割り開き、ナムナの股座に向かって顔を近づけていく。 「……やぁ、ジェリコ、何する……んだよぉ」 「もちろん、さっきのキスのお返しですよ」 眼前のそこは、タイツの内側から溢れるエッチなおつゆでもうすっかりベタベタだ。 そして、布の一枚外から割れ目に食らい付き、愛液を吸い上げる。 「――やぁぁっ! あ、あああっ!」 んー、いい声いい声。 熟した大人のそれと比べると、ナムナの愛液はちょっと酸味が強い。 ぴりぴりとした刺激を楽しみながら、清水のごとく湧き出るそれで喉を潤す。 「やぁぁぁ……、だめぇ、ジェリコ…そんなの飲んじゃだめぇ……」 「とっても美味しいですよ。ナムナの自身の味ですから」 「美味しくってもだめなのぉ……」 みれば、内からタイツを押し上げてぷっくりとクリトリスが浮き上がってた。 迷わず指でくりくりとつまんで、いじめてあげる。 「あ、あ、あ、あぁぁぁあああっ!!」 あー、ちょっとお子様には刺激が強すぎたかな? 仕方ないので指の変わりに舌でつん、つん、とつつく柔らかい攻めへと変化させる。 「あ、あぁ……あ、じぇ、じぇりこぉ…じぇりこぉ……」 うんうん。今度は強すぎず弱すぎず、いい感じでナムナの理性がぶっ飛んでいってる。 ナムナ。今キミはとってもやらしい顔してるんだよ。 鏡がないからキミ自身にみせてあげられないのが残念だけどね。 そして染み出る淫水の味が濃くなり始めてる。コレはそろそろ…… 「じぇ、じぇりこぉ……あたいっ、あたいっ、こ、怖いよぉっ!」 「ナムナ。怖がらずにそのまま素直に感じて。もうちょっとだから」 「いや、あぁあ、いやうぅあぁぁあっ! ヘンにっ、ヘンになっちゃうっ!!」 そりゃそうだ。ヘンにしてあげてるんだもん。 えい、そしてトドメだ。 「あぁ、あぁあぁぁっ! なんかダメっ! ダメっ、だめぇええええっ!!」 タイツを押し込むようにして、外から膣口にぐい、と指をねじ込んであげると ナムナは足をピーンと突っ張らせた後、とうとう動かなくなった。 ♂♀ カザン郊外。 お天道様もまだ高いうちから、幼いルシェの身体にむしゃぶりつく外道が一人。 いやまあ、私の事なんだが。 まったく他人に見られたら通報されても文句の言えない光景である。 ……そういえば、街に近いのに人の気配がまったくしないな、この辺り。 ――ああ、しかし、ナムナはなんと愛らしい。 今までの私の女性観が間違っていたと言わざるを得まい。 そう……大きいおっぱいも、小さいおっぱいも、おっぱいは等しくおっぱい。 それらは平等にかわいがり、愛すべき存在だったのに、 ――私はそうとも気づかず大きなものばかりを偏愛していた。 巨乳至上主義者だった昨日までの自分を、今はただ、深く恥じ入るばかりである。 やはり人間は一生勉強の連続だ。 そして、それを教えてくれたナムナには感謝せねばならない。 ――だから、お礼にもっと可愛がってあげなきゃ。 「んっ……ぁあ……」 ナムナの意識はトんでしまってるが、ぐったりした身体をまさぐったり舐めたりするほどに、 小さく喘いで反応し、やがて―― 「ふぁ……ジェリコぉ……?」こっちの世界へ帰ってきた。 「おはようございます、ナムナ」 「んん……おはよージェリコ……あたい、なんかヘンな夢見ちゃ……ふあっ! ふあぁぁっ!!」 目覚まし代わりの一撃に、タイツ越しにかるーく乳首をつまんであげた。 残念ナムナ。 夢じゃなくって余裕で現実でした。 「さっきは可愛かったですよ」 「あ、あぁ、あぁ……ジェリコ……あたい、あたい……」 一気に状況を把握しつつあるのだろう。 羞恥のせいか口をぱくぱくさせるだけで、まともに言葉が出てこないようだ。 「どうです、初めてイッちゃった感想は?」 「…………イッちゃう?」 あー、そりゃそうか。言葉の意味は知らないよね。 その反応、ウブくて大変によろしい。 「イクって言うのは、えっちな気持ちよさが頂点に達することです」 理解がおよんだナムナの顔がますます赤くなる。 「あ、あうぅうう……ジェリコのばかぁ…あたい、あの時、 ヘンになるからイヤって言ったのに……何で止めてくれなかったんだよぉ……」 「本当にイヤでした?」 「……うー」 ちなみに今も左手はナムナのちっちゃなおっぱい(ちっぱい)の感触をやわやわ味わい続けている。 コレに抵抗してない……いや、恥じ入りながらも身を任せてるって時点で答えは明白だ。 「言いづらいみたいですね。じゃあ質問を変えましょうか」 「んぅ……?」 「まだまだアレの続きがあります。ナムナさえ良ければ……お教えしますよ?」 「え、え……えぇ、えと、えと、えーと……」 今、ナムナの小さな頭の中では、理性とか肉欲とか羞恥心とか性的好奇心とかそーゆーものが 争いあっているのだろう。表情はくるくると変化し、大きな耳はぱたぱたと立ったり座ったり。 「ジェリコの好きにしていいよ……」 そして出した答えは男の子への判断丸投げ……に見せかけた肯定のお返事。 うんうん、わかるよその気持ち。えっちな事には興味あるけど、自分から『したい』って言えないもんねー。 だけどね、そんな言いかたしたら、男って生き物はほんっとーに好きにしちゃうんだぞ? 「それでは、今日の所はやめちゃいましょうか。ナムナもお疲れみたいですし」 私もつくづく酷い男だな。 念のため言っとくと、もちろん全然やめる気はない。愚息ももうギンギンだし。 「え、ええっ……」ナムナの耳が一気にしゅーんとなる。 一度イカせてあげたからだろう。 ナムナの顔からさっきまではあったメスっぽさが抜けて、元通りの子供っぽい雰囲気が戻りつつある。 その、半ば正気になったナムナの口からやらしいことがしたい、と、言わせたいなーって。 「ごめんなさい。私も調子に乗りすぎちゃいました。ナムナがそんな嫌がってるとは思わなく……」 と、私が『謝罪のふり』を言い終わる前に、 「い、イヤじゃなかったよっ!!」 おお。来た来た。 「ジェ、ジェリコがあたいの体さわるの……は、恥ずかしいけど…気持ち、よかったし……、だから……」 しかし、そこが限界だったようで、口をつぐんでしまった。 これ以上いじめちゃ流石にかわいそうだ。 「わかりました。じゃ……続けちゃいますよ?」 「う、うんっ……!!」 元気いっぱいの返事を返してきたナムナの唇を、そのままキスしてふさぐ。 さすがに子供は順応が早い。私が舌を差し出すより早く、ナムナの舌が私の唇をこじ開けて侵入してきた。 「んぅ……ぁ、あぁっ……」 子供相手にやられてばかりはいられない。 私の唾液とナムナの愛液でどろどろになってたタイツの股間部分を再びこね回す。 ナムナは気づいてるだろうか。 自分がくいくいと腰を動かして私の指をより深く味わおうとしていることに。 声は子供で、だけど反応はすっかり大人で。その嬌声に私の情欲までますます高められていく。 そして、互いが互いの口内をたっぷり味わいあった後。 「ナムナ、ひとつお願いがあるんですけど」 「…あぁ…んぅ……え、なぁに、ジェリコ?」 「私も気持ちよくなりたい。ナムナの身体を使わせてもらってかまいませんか?」 「……え? えぇ?」 「二人いっしょに気持ちよくなる方法があるんです」 「あたいと、ジェリコと……ふたりで?」 「ええ、大人はみんなやってることです。どうです、登っちゃいませんか、大人の階段を」 ナムナは、はにかみながらもこっくりとうなずいてくれた。 ……ああ、ついに。 ネバンプレスの父さん、母さん、ごめんなさい。 いろんな女の子を泣かせてきましたが、遂にわたくし、 年端もいかないような女の子に手ェ出す鬼畜に身を落としてしまいそうです。 ……いや、流石にね、子供に挿れるのはどうかなーって、自分でも思うんですよ? コレでもすっごく悩んだんですよ。15秒ぐらい。 だけどほら、私の中のマリーが『中に出すのがダメなら外に出せば良いじゃない』って応援してくれたので、 いっぺんぐらいはチャレンジしておこうかなーって、ね。 ナムナをばんざいさせてハンテンを脱がし、今や私たちのいろんな体液でべたべたになった 黒い全身タイツをしげしげと眺めて、そこではた、と気がついた。 ――このタイツってどうやって脱がすんですか?! ぐは。 女性の着衣の脱がせ方で悩むのなんて何年ぶりだろうか。 ナムナに脱衣法を聞いてもよいのだが、ここまでぴっちり首から下を覆い包むものは相当時間がかかるだろう。 だからって破るのは論外。 着替えはないし、そもそもこのタイツかなりの防刃性能がありそうだ。私程度の力ではとてもとても。 ああもう、だれだよサムライのユニフォームをこの格好に制定した奴。さっき感動して損した。 こんな格好でお外で突然エッチしたくなった時どーしろっていうんだ。機能性ってものを考えろ。 「……ジェリコ、どうしたの?」 ナムナが不安げに私の顔をのぞいてくる。 むう、ちんたらしてらんない。せっかく身体を準備させたのに、このままではお互い萎えてしまう。 思い、悩み、そこで妙案が浮かんだ。 ――よろしい。ならばスマタだ! 「ナムナ。今から私のおちんちんをナムナのおまたに挟みこんでこすりたいと思います」 「おちん……」言いかけてナムナは口をつぐむ。 あ、ナムナも流石にその単語は知ってるんだね、よかったよかった。 性器を示すスラングを知らない子を淫語責めしても、面白くも何ともないし。 「ジェリコ……ホントのホントにみんなそんな事してるの?」 むう、いい勘してる。確かにあまり一般的なプレイとはいえまいが、ここで引かれちゃちょっと困る。 「ええ、(風俗店などでは)ごく普通の行為です」 我ながらよく言う。 女の子をだまくらかすときは、にっこり笑顔で相手の目をまっすぐ見る事。 スケコマシの基本テクニックである。子供相手でもその辺は手を抜かない。 「そうなんだ……」 「むしろ今提案したのはソフトな部類に入ります。もっともっとすごいことも大人はやってるんですけどね。 ナムナは初めてだから、やさしいところから慣らしていこうと思いまして」 さっき子供にハメようと考えてた男のどの口が言うか。 しかし考えてみりゃ面白いものである。性器同士を完全に結合させる 『よりハードなプレイ』の方が世間様では一般的なのだから。 「お互いの一番気持ちいいところ同士でこすりあって、私がナムナを気持ちよく、 ナムナが私を気持ちよく……どうです、やってみたくなりません?」 ナムナはしばらく逡巡していたが、やがて、 「……したい」 はっきりと意思を告げてきた。 嗚呼、何度見ても良いものだ、女の子が自己の性欲に屈するこの瞬間は。 おそらくはこの先の光景を想像し、肉欲が高まってきたのだろう、 一度は落ち着きかけていたナムナの呼吸がはぁはぁと再び荒くなり始めてる。 さて、これ以上は待たしちゃ悪い。 「ナムナ。四つん這いになっておしりをこっちに向けてください」 「……えと……こう?」 「そうそう」 黒タイツに包まれた肉付きの薄いお尻が差し出される。 ナムナ本人は意識してない本能的な行動なのだろうが、 それはゆらりゆらりとくねって、男を誘う動きを見せていた。 肝心のおまたの部分は、淫水で濡れたタイツが張り付いて割れ目を浮き上がらせている。 「……ふぁあっ?!」 揺らめく尻たぶをつかんで固定し、痛いぐらいに怒張した私の愚息を彼女の淫裂になでつける。 そこからたっぷり溢れる天然のローションを亀頭へ、竿へと塗りつけて、これで準備完了。 「ナムナ、少しだけ足を閉じて……そう、太腿をぎゅってする感じで」 「んぅ……? こんな感じ……?」 「ええ。――ナムナ、行きますよ」 「う、うんっ……」 ナムナの閉じられた右腿と左腿そして淫裂、その三つの肉壁の中心部の無いようで在る小さな隙間に―― 「ふあぁっ……! ジェリコッ……ジェリコのがあたいに……あ、あぁぁっ!!」 ――ついに私は挿入する。 これはたまらない。 愚息を挟み込んだナムナの両腿から子供の高い体温が伝わってくる。 腰を動かせば愛液で濡れたタイツは私の亀頭にも張り付きそうになって、未体験の快感を送り込んで来た。 なんとも独特な、それでいて大人の膣内にも勝るとも劣らない性感だった。 「――っは、これは、なかなか……」 「ふぁ! あ! あぁっ……ジェリコっ! すごっ……すごすぎるよぉおっ!!」 色々とはじめてづくしな女の子なんだからもっと優しくしてやんなきゃ、とか思うものの、 あんまりにも気持ちがいいもんだから、いろいろと試したくなってしまう。 ごめんね、ナムナ。 今日だけ、今日だけロリコンだから許して。 明日から普通のスケコマシに戻るから。 ああ、それにしてもスマタというのは大正解だったかもしれない。 実際に挿れる挿れないって話になってたら、今ごろ痛いの痛くないのと大騒ぎしてる頃だろう。 「わかりますか、ナムナ? 今あなたのおまんこを私のおちんちんがごしごししてるんですよ」 その淫語に反応して、後ろを振り向いたナムナの顔はもうまっかっかに染まっていた。 「やだぁ……ジェリコ…、そんなえっちなこと言ったらやぁだぁ……」 「でも、ナムナは今、そんなエッチなことをしてるんですよ?」 「だめぇ……言うのはやぁなのぉ……」 ――などと恥ずかしがるナムナは、不器用ながらもすでに腰を使い始めている。末恐ろしい子だ。 こんなイケない子には、自身がエッチである事をよーく教育してあげなきゃ。 ナムナに悟られないよう、少しずつ、少しずつ、抽送のスピードを緩めれば、 ナムナの身体はそれを嫌って、本人すら気づかず徐々に腰の動きを激しくし、 自分の気持ちいいところを探して、割れ目を愚息にこすりつけてくる。 そして、私自身がほとんど停止したころ。 「ふぁぁぁっ…だめっ……ジェリコ……だめだよぉ、こんなのぉっ!!」 「さっきから駄目駄目って、何が駄目なんです、ナムナ?」 「……だからっ……ああぁ…そのっ、ジェリコが、えっちだからっ……!」 「ふーん、おっかしいなあ。私、今ぜんっぜん動いてませんけど?」 「……え?」 気づくまで時間がかかったんだろう。 ナムナの身体は数秒はそのまま快楽をむさぼっていたが―― 「あ、あ、あ、あ……」 ようやく状況を理解したのか、腰の動きがぴたりと止まった。 「ナムナはえっちな子ですねえ。一生懸命おまんこ私のおちんちんにこすりつけてきちゃったりして」 そして駄目押し。つくづく私もひどい男である。 「ち、違……」 「違わないですよね?」 「う、うぅ……」 「『ジェリコがえっち』ですって? どっちがえっちなんですかねえ?」 「あ、あう、あうぅうう……」 ええい。 バックで突いてちゃ今のナムナの『いい顔』が見えないじゃないか。 愚息を温かいおまたから引っこ抜くのは名残惜しくあったが、 辱めたいという欲求がそれに勝ったので、ナムナの身体を抱え上げて仰向けにひっくり返す。 「いやぁぁ……恥ずかしいよぉ……」 ナムナは顔を両手で覆い隠すのだが、指の隙間から私の愚息の元気なありさまをばっちり注視している。 ありがとう、ナムナ。お約束どおりの反応を見せてくれて。 「かわいかったですよ。ナムナがえっちな気持ちになってるところ」 「いじわる……ジェリコのいじわる……ばか、もうキライだ……」 「そりゃ残念。私、えっちな女の子は大好きなんですけど」 「え……だいすきって……」 ナムナはそこであっけにとられたような顔をして、 「ジェリコ……あたいの事、すき?」 「好きですよ」 やれやれ。条件反射だな。 この悪癖だけはどうにかしなきゃならない。 濡れ場で女の子に『好き?』と聞かれると、どうにも即答で応じてしまう。 この癖のせいで、こっぴどい目にあったことも二十回や三十回で利かないってのに。 ……ああ、しかし、今や私もすっかりロリコンだ。ナムナにすっかり情が移ってしまってる。 「じぇ、ジェリコが……すきって…すきって……すきって……」 ――あ、やばい。 またもやルシェ特有の発情香がナムナの身体から立ち上りはじめている。 「……あ、あの……ナムナ?」 「あたいもすきっ!」 すごい勢いで押し倒されました。ちゅーされました。待って、息できないよ。 「……ぷはっ…ジェリコ……えっち……したい、するよ、するからね?」 そして激しい口付けを終えた彼女の目は、なんていうか、その……イッちゃってまして。 「あ、……あの、ナ、ナムナッ?!」 体重は向こうのほうがぜんぜん軽いだろうに、力学的なポイントを抑えられてちっとも押し返せない。 ……うわ、私ってマゾっ気あったんだ。 逆レイプの体勢なのにすっごいどきどきしてる。きゃー、どうしよう。 「……おまたに、じぇりこの……おちんちんを……ふぁっ、ふあぁあっ、ふぁぁあっ!!」 そして始まる擬似騎乗位。挿れてなくてこすりつける動きだから、上下ではなく前後運動なんだが。 「ナ、ナムナッ! 痛っ……痛いんですけどっ!?」 あの、すみません、そんなに激しくされると愚息が潰れちゃいそうなんですけど。 「ごめんね……ふぁぁっ! ごめんねじぇりこ……っ!」 ああ、まずい。 なにがまずいって、愚息が痛いのがだんだん快感に変換されてきてっ…… 「き……きもちいいいよぅっ! あたいのおまんこ気持ち良いよぉおっ!」 すみません、やめてください、このシチュでそのセリフは御馳走すぎますっ! 「やぁぁ……もぅ、だめっ、だめえぇ……あたまっ、また、まっしろにっ……!」 「――っ、は……、ナムナっ! キスしましょうっ! 一緒にっ、一緒にっ!」 この私が女の子にキスをねだるなんてなんて屈辱。だけど今はそれ以外したくないっ! 「――うんっ、じぇりこっ!!」 そして、互いに互いの唇を押さえつけ、舌を絡めあい、唾液をむさぼって―― 「「―――――――――――――――――っ!!」」 多分、二人同時に達した。 ナムナの割れ目に押さえつけられた愚息がすごい勢いで射精してるのを実感する。 こんなにも長く、激しい射精は数年ぶりだろう。 ……服が、どっちのもエライ事になってるだろうが、それの処理はあとで考えよう。 しっかしまあ、ルシェの血がいくら獣の属性を持つからと言って、 今のようなケダモノそのものみたいな交わりは稀である――いや、挿れてないんだけどね。 果てに果てたナムナの身体はくたっと力が抜けて私に身を預けてくる。 かるい、ちいさい、やわらかい……そして、お日様のようにあったかい。 どうにもいとおしくなって、その身体をぎゅうと抱きしめつつ、 ナムナの髪と、そして獣耳をなでなでしていると―― ――ざ、ざ、ざ、ざ、と言う、蛇が這いずるかのような音が接近するのを私の耳が探知した。 ♂♀ 音が近づく。 いや、もう視認できるっ! 蛇のように長くそして太い胴体、申し訳程度の小さな羽(と、いっても、体格比の話である)、 人の2,3人はまとめて丸呑みできそうなデカい顎、その顎に並ぶ大剣のごとき牙、 そしてその全身をきらめく硬いウロコに包んだその生物は、人類の敵―― ――ドラゴンだ! そうか、ここは竜族の巡回ルート! 人の気配も、魔物も気配もしないと思ってたら……大物の通り道だったと言うわけだ。 ミスの中でも最低の部類だ。 情事に溺れるあまり魔物の接近を許してしまうだなんて。 その時、恐怖のあまり、『もう一発ぐらい抜いとくかー』と思ってあえて八分勃ちを維持させていた 我が愚息が血の気の引くあまりしゅるしゅるーっと縮んでいくのを自覚した。 どうする。 どうするって逃げるしかない。 いや、この接近スピードから考えて人の足で逃げ切るなんてことは―― 「ナムナ。起きて」 身支度をし、戦闘態勢を整えつつ、官能の余韻に意識のトんでいたナムナをゆすり、起こす。 大人のチョンボで子供を死なせるワケには行かない。 なんとしてでも彼女だけは逃がさなければ。 覚悟を決める。 「んぅ……ジェリコ?」 彼女の身体は愛液やら精液やらでベタベタだが、今は悠長に洗い落としてる時間がない。 とにかく、起こして走らせたい。 「竜です。逃げて、ナムナ」 「えっ……?」 「回復と防御に徹すれば、私だって数分はコイツを足止めできます、その間に、あなたは街から増援を!!」 大嘘もいいところだ。 ぶっちゃた話、最初の1分で物言わぬ肉塊になってる自信がある。 だが、サムライの脚力があれば、それだけ時間を稼げれば、彼女一人なら何とか…… だからナムナ。お願いだから逃げて。 一秒でも早く、 一歩でも遠く。 「ジェリコ、待って……」 待たせてらんない。もう、竜はほとんど目の前だ。 「安心してナムナ。大丈夫、持ちこたえてみせます」 女の子をだまくらかすときは、にっこり笑顔で相手の目をまっすぐ見る事。 スケコマシの基本テクニックである。子供相手でもその辺は手を抜かない。 ――そこだけは、今は、絶対手を抜いちゃいけない。 私が死ぬときには、痴情のもつれで後から刺されて死ぬんだろーなー、とか漠然と思っていたが、 それに比べりゃ、女の子を守って竜に殺られる……ってのは随分マシな死に様だ。 迫る竜を目前にして、恐怖よりも先に戦いへの昂揚感が全身を包むのを感じて、 『ああ、やはり私も戦闘民族ルシェだったんだなー』と苦笑する。 やれやれ、やはりもう少し鍛えておくべきだった。 ざ、ざ、ざ、ざ、ざざざっ ――来た。 見る間に竜は眼前に迫り―― 「だから待ってってば、ジェリコ」 状況を理解してるのか居ないのか、立ち上がって頭を振ったナムナは、なかなかにのんきな口調でそんなことを言う。 「ナムナっ! いい子だから逃げてください早くっ!」 「…………なんで逃げるの?」 ああああ、やばいっ! たぶん、イカせすぎてナムナの頭が覚醒してないっ! 「だからド、ドラゴンですって! 強敵ですっ! 逃げてっ、貴方だけでもっ!」 予定外の状況に、さすがに私の脳髄がパニックを起こし始めた時―― 「いや、あんなの、やっつけちゃえば良いんだろ?」 ナムナが突拍子もないことを言い出した。 「……はい?」 あの、なんておっしゃいました、ナムナ? 「だからぁ……あんな大蛇ごとき、あたい達でパパっとやっちゃえばいいじゃん」 「大蛇ごときって……」 ざ、ざざ、ざざざっ!! 「――シャァァァアアアアァッ!!」ドラゴンが、大口を開けて咆哮する。 あああ、もうっ! もめてる間に、とうとう奴が戦闘範囲にっ!! 仕方ない。ナムナを背中にかばい、構える。 馬鹿デカい竜のその眼にガンつける。目ェそらしたら、負ける、死ぬ、終わりだ。 ――が、私のそんな覚悟を無視して、 「どいて、ジェリコ」 ナムナが私の身体を押しのけようとしてくる。 「ナムナ、だから、貴女はっ――」『逃げろ』と言おうとしたのだ。したのだが……。 「ど・い・て」 めちゃくちゃドスの利いた声で『どけ』と言われて思わず性根が冷える。 『竜からそらすまい』と思っていた顔を、あえてナムナのほうに向けると、 やばいぐらい彼女の目が据わってた。 「……あの、ナムナ、さん?」 思わず『さん』付けだった。 怖かった。 眼前の竜なんか相手にならないぐらいヤバかった。 具体的に言うと、さっき通常形態に戻った愚息が、さらに全長の5分の2ぐらい縮んだね。 固まる私を押しのけて、ナムナがそのまま前に出て―― 「っていうか……このっ――ばかヘビっ!! せっかく……せっかくジェリコといい雰囲気だったのにっ!!」 ――そして、剣光一閃。 ナムナの一刀のもとに丸太ん棒のごとき竜の首が切り捨てられた。 竜は――竜の胴体は、自分がまだ死んだことに気づいていないのだろう。 暴れ、のたうち、切断面からホースのように血流が噴出した。 あたり一面に降り注ぐ文字通りの血雨を、シャワーのようにナムナと私は浴び、 「えっちで服汚しちゃって、どうしようかと思ってたけど……これでごまかせるなっ、ジェリコ♪」 真っ赤っ赤のちまみれすぷらったでそんなことを言うナムナに、 私は憔悴しながら「ええ、はい、まあ……そうですね……」と、言うのが精一杯だった。 いやはや、さっきまでの私の覚悟はなんだったんだ。 ……まあ、いいんだけどね。死なずにすんだから。 こうして私は、自分がついさっきまでいたずらしていた小さな女の子が、 ものすごい達人であると言うことを知ったのであった。 ♂♀ さて、話にはそろそろ落ちがつく。 アレからさらに一週間後。 私とナムナは結婚式に出席していた。 誰の結婚式かと言えば―― 「お、お姉ちゃん……ごめんね、せっかく会いにきてくれたのに……」 「いいさ、あたいのことなんか気にせず、幸せになるんだよっ!」 ――さんざん、探しに探したナムナの妹さんのである。 ナムナの妹と言うからには、もちろんルシェであり、頭にはぴょこんと獣耳が飛び出てる。 筋肉のつき方からすると、おそらくはファイター――いや『元』ファイターと言うべきか。 妹さんはとうの昔にハントマンを廃業し、花嫁となることを決意していたのであった。 やれやれ、ギルドオフィスなり酒場なり冒険者の立ち寄りそうなところを いくら探しても見つからなかったわけである。 「ふたりは、やめるときも、すこやかなるときも――」 そして、式が始まった。 このご時世であるから、細かいところは略式である。 儀式を執り行っているのも、正式の聖職者ではなくて、 妹さんが元所属していたギルドのヒーラーくずれだそうだ。 妹さんの旦那さんはと言えば、こちらもファイターのようであった。 幸せなはずの日に、どことなくバツが悪そうな顔をしているのは――できちゃった結婚だからだろう。 ええい、ナムナよりもさらにちっちゃい子を孕ませるだなんて、 この、ロリっ! ぺドっ! 最終日東館壁際っ!! ――と、普段ならなじってた所だろうが、今の私には彼の気持ちはよーくわかる。 おそらく。 おそらく同じだったのだ。 あの日のナムナと、私と。 フロワロによって妹さんが発情してしまい…… ……旦那さんはルシェ女の魅力に抗し切れず、思わず抱いてしまったのだろう。 今にして思うと、私も危ないところだった。 あの壇上に立って、添い遂げる誓いをしていたのは私も同じだったかもしれないのだ。 女にだらしなくて、いいかげんで、泣かすことしかできない、この私が、だ。 ただ、旦那さんと私を分けるものがあったとしたら―― ナムナと妹さんのハントマンとしてのユニフォームの違いだろう。 サムライ♀の全身タイツと、 ファイター♀のスパッツと、 脱がしやすいか、脱がせにくいか、それだけ、それだけの差だったのだ。 ――と、思索にふけっていると、隣に座っていたナムナがつんつんと肩を突付いてきて、 「ね、ね、ジェリコ……」 「何です、ナムナ?」 と、たずね返しつつも、私はナムナが言いたいことの見当がついていた。 「あたいたちもさ……、いつか、その……」 ……やっぱりね。 式場だとそーゆー気分になりやすいよねー。 つまみ食いしちゃった女の子から結婚迫られるのってコレが初めてじゃないけど、さて、どうしたものか。 「そうですね、竜どもを地上から追っ払って、エデンに平和を取り戻したら……考えてみますか」 とりあえず、達成不可能な目標を掲げて、ごまかそうとしてみたのだが―― 「ホントにっ?! じゃっ、じゃあっ! がんばろうなっ、ジェリコっ!!」 ――あの、ナムナさん。何でそんな超やる気になってるんですか? 「えーっと、ナムナ……いくらなんでも私たち二人だけじゃ……」 「わかってるって! あたいたちでギルド作ろう、ギルド! そんで強い奴らいーっぱい集めてさ――」 ――意識が遠のくのを感じる。 ドラゴン狩りの最前線のギルドに所属する事になってしまったりしたら、 せっかくこのあいだ運良く拾った命を、またもや捨ててしまうことになりかねない。 おかしいな、私はカザンで市井のヒーラーとしてちんたら生きていくつもりだったのに。 ギルド設立の夢を語るナムナの横で、 私は今まさに、人生の重要選択肢を踏み間違えたことを、激しく悔やみ、悩んでいた。 <了>
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スワンプドラゴン 太字(目標砦レベル:5) 太字(HP:13120) 太字(名声:248) 太字(経験値:372) 太字(攻撃パターン:) 太字(攻略法:Lv6で1戦闘あたり800〜1000ダメージ)
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ドラえもん系SSスレ ◇age,sage自由 ◇残酷なのはダメ、子供を殺すな ◇それ以外ならなんでも良し 【過去ログ】 ドラえもん系SSスレ http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220136558/ ページ最上部へ
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せぶんすこーど【登録タグ IA せ バブル 曲】 作詞:バブル 作曲:バブル 編曲:バブル 唄:IA 曲紹介 「あと少しだけ...」 悪足掻きの歌を作りました。 コンピレーションアルバム「sync-loid 07」に別アレンジver.が収録されています。(動画説明文より引用。) 歌詞 (PIAPROより転載) セブンスの響きに繰り返したコードは 今日も一人 群青色の 世界の隅で ただ沈む 沈む 夢を見る 古びた傷を 引き摺ったまま また歩く 歩く 「ああ、もうやだなあ」 抜け出したのは 随分前で ちょっと浮いた真似も したくなって 「別に何にも怖くはなかった」って 呟いたつもりで 大声で叫んでた セブンスの響きに 導かれた世界は 昨日までの景色 ルートに絆される 二秒前の衝動だ 今コードが鳴り響く ただ、ここにいたいだけなんだ 見境もなく 途切れた嘘に ふと気付く 気付く 夢の中 鉄錆の音 雪崩れて見えて 目を瞑る 瞑る 「ああ、そうだっけなあ」 孤独の楯に 縋り付いては ちょっと強くなった フリもした 「別に何にも見たくはなかった」 人目に触れず 足音もせず ただ通り過ぎるだけの噺なら 鈍色空に 霞めた様な 通り雨の隙間に 消えていく セブンスの嘆きに 飲み込まれた世界は 異様な程 景色 塗り替えられてて 期待通り世界を 動かせてる気がして でも、僕はまだ泣いていたんだ 記憶の中の人波に埋まって 秒速の歌は過ぎ去って 半信半疑の誰かの声に惑う 「ねえ、そうかな?」 不安定めいた言葉は篭って 残響音耳障りだ、って 戯言ばっかで滲んだ目を塞いだ 後ろ手に笑って「それじゃまた、バイバイ」なんて 暮れていくその影は 震えてる気がした 非現実世界に 追い込まれたみたいで 昨日までの僕は 何て言うのかな 下んないな 笑っちゃうな 嘘吐きの舞台裏 「あと少しだけ...」 セブンスの響きに 魅せられてた景色は 昨日までの世界? バカな話だね 頭上注意 上等だ さあコードを?き鳴らせ ただ一つ、信じてたんだ 嘲笑うのは誰だ? コメント 名前 コメント
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「……んっ……はぁ……ふ…ぅ………んっ……」 ほのかに耳をくすぐる甘い声と、下半身を包む違和感で、俺は目を覚ました。 その違和感の正体は、不快な感覚ではなく、快感だった。 男なら誰もが経験する、あの朝の生理現象を、柔らかく、暖かな感触が包み込んでいる。 「あぁ……んっ………れろ………ふぅ……」 一定のリズムにそって、ゆっくりと下半身に刺激がこみ上げてくる。 たゆたっていた意識が少しずつ覚醒していく。 俺は、下半身に目をやり、その快感の正体を確かめた。 本当は見るまでもない。はじめからわかっている。 目に飛び込んでいたのは、小さな口で懸命に俺の肉体へ奉仕している少女の姿だった。 綺麗、というよりは可愛いという表現がぴったりだが、それでいてどこか陰りがあるようにも見える幼い顔つき。 美しくしなやかな緑髪からは、ルシェ族最大の特徴である、猫のような愛らしい耳がぴょこりと飛び出している。 俺の覚醒にまだ気づいていないのか、顔を前後して健気な奉仕を続けているその少女の名は―― 「アリエッタ……」 「あ…… 起きたんだね、おはよう……」 這わせていた舌を離し、こちらを見上げたアリエッタの顔は、ほんのりと上気していた。 「そのまま楽にしててね。もっと気持ちよくしてあげるから……」 アリエッタは、うっすらと微笑むと、俺の股間に再び顔を埋めてきた。 「んっ……」 その先端に軽くキスをする。 ちゅっという軽い破裂音が響き、ペニスが小さく跳ねた。 目を覚ますまで、既にどれぐらいの間彼女から奉仕を受けていたのだろうか。 俺のものは既に、丹念にアリエッタの唾液を受け、てらてらと光っていた。 そんな俺のペニスに、アリエッタは心底いとおしそうに頬擦りをくれる。 「つっ………」 ふにふにした柔らかな頬の感触の心地よさに思わず声を漏らしてしまった俺に もう一度にっこり笑って、アリエッタは舌による奉仕を再開した。 先端から根元まで、時間をかけてちろちろと舐め上げる。 そうしてる間にも、手で太股を、睾丸を、やわやわと撫でさするのも忘れない。 「く、ちゅ……んん………はぁ……あぁん………」 偶然なのか意図的なのか、ペニスにかかる暖かな吐息が、快感に拍車をかける。 いや―― 恐らくは、意図的なのだろう。 アリエッタの奉仕は、幼さを色濃く残したその容姿とは不釣合いに、あまりにも巧みだった。 今度は肉茎を唇で柔らかく挟み込み、ハーモニカを奏でるように左右に動かす。 (アリエッタ……お前は……) 体の奥底から搾り出されるような快感と共に込み上げてきた、言葉にならない思いが胸を締め付ける。 この奉仕の巧みさと引き換えに、この少女は多くの苦難を味わってきたのだということを、俺は知っているのだから―― ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 初めて彼女と会ったのは、もうどれぐらい前になるだろう。 たまたま訪れた温泉宿で働いていたルシェの少女、それがアリエッタだった。 初めて会った時は、声をかける時間すらも与えてくれず、すぐに俺の視界から姿を消してしまった。 随分可愛い容姿の子だな、そう思った程度だったが、その表情の奥底に憂いを帯びているように見えたのが妙に気にかかった それから俺はなんとなく、温泉を訪れては少女と話をするようになった。 幸いにも、初対面で嫌われてしまった、というわけではなく、 彼女は誰に対しても人見知りをする性質なだけのようだった。 初めはとまどっていたアリエッタだったが、やがて少しずつ、俺に心を開いてくれた。 驚いたことに、アリエッタは温泉宿の外の世界のことをまったく知らないようだった。 対して値も張らないささやかなアクセサリーのプレゼントも喜んでくれたし、 ほんの少しばかり脚色した冒険譚も目を輝かせて聞いてくれた。 「あなたみたいな人がご主人様になってくれたらいいのに……」 そう言われて、悪い気はしなかった。 ――そしてある日、いつものように俺と話をしていたアリエッタは唐突にぽろぽろと大粒の涙を流しはじめた。 「おい、どうしたんだ?」 「あなたと話してたら……なんだか凄く哀しくなっちゃって…… 私ね…… 本当は、凄く汚れちゃってるの」 途中で何度も嗚咽を漏らし、つっかえながら、語ってくれた。 この温泉で、裏ではどんなことが行われているのかということを。 ――反吐が出そうだった。 俺はなにも、自分のことを公明正大な人間だなんて思っちゃいない。 「必要悪」という言葉の意味だって理解してるつもりだ。 売春も大いに結構だと思ってる。 だがそれは、自分の意思でそれをやっている人間に限っての話だ。 他人を、ましてやまだ幼い少女を奴隷として束縛し、 性の捌け口にして利を貪るような行為だけは、俺は断じて認めたくはない。 だから俺は、その日のうちにアリエッタを連れて逃げ出した。 アリエッタを食い物にしていたあのクソジジイの顔面に一発お見舞い出来なかったことだけが唯一心残りだった。 俺は、アリエッタをひとまずカザンにある自宅(ギルドハウスだが)に住まわせることにした。 「ありがとう…… こんなことまでしてくれて…… 迷惑かけてしまってごめんなさい……」 「謝らなくていいさ。俺がしたくてしたことなんだからな。 とりあえず、しばらくはここでゆっくりするといい。先のことはこれから考えよう」 アリエッタは、ひどく申し訳なさそうな表情でこくりと頷いて、もう一度お礼の言葉を口にした。 だが、異変が起こったのはその数日後のことだった。 「ただいま。今帰ったよ、アリエッタ。 ………………アリエッタ?」 俺が出先から帰宅すると、すぐに玄関まで出迎えてくれていたアリエッタが、 その日に限っては姿を現さなかった。 ここに来て以来、今まで一度も外出していなかったのに、今日は買い物にでも行ったのだろうか。 不審に思った俺は、アリエッタにあてがった部屋のドアを開けた。 彼女は、ちゃんとそこにいた。 「なんだ、いたのか。出かけてるのかと思ったよ。 いるのなら返事ぐらいは………おい、アリエッタ!!! どうしたんだ!?」 そこで俺は異変に気づいた。 アリエッタの様子は、一目見てわかるほどにあきらかに異常だった。 シーツにくるまって、真っ青な顔でガタガタと震えている。 「う……うぅ……くる、しいよ…… 気持ち……わるいの……頭が……ヘンに…なっちゃい……そうなの……」 俺は、アリエッタにの額に手を当てる。 その額は、汗でぐっしょりと濡れていた。 体中の細かい震え、が否が応にも伝わってくる。 幸いにもというべきか、高熱を発しているというわけではないようだった。 だが、だからといって今のアリエッタの様子は、とても楽観出来る状態には見えない。 そういえば、一昨日ぐらいからどことなく体調が悪そうだったのは気になっていた。 「熱はないみたいだけど……どうしたんだ…… すぐに医者を呼んでくるから待ってろ!」 そう言って飛び出そうとした俺の腕を、アリエッタの手が弱々しく掴んだ。 「いっちゃ……だめ……原因ね、わかってるの……」 「??? なにか、持病でも持ってるのか? だったらなおさら医者に」 アリエッタは、力なく首を横に振った。 「あのね………」 言いかけて、黙り込んでしまった。 「どうしたんだ? 言ってみてくれよ」 「………、……せて……」 「え?」 「…い…き、……せて………」 「ごめん、よく聞こえない」 アリエッタは、長い沈黙の後に、意を決したように声をふりしぼった。 「せーえき、のませて……」 「………なんだって?」 今度は聞き取ることが出来た。 だが、理解できなかった。 今、精液と言ったのか? 飲ませてくれといったのか? 頭の中で疑問がぐるぐると回り続ける。 一体なんなんだ、この状況は。 「うん…………あのね……私がね……そういうことするのずっといやがってたから…… 前にね、変なクスリを飲まされたの………」 話が――見えない。 「変なクスリ? クソジジイにか?」 「………うん。あの変な真っ赤なお花から作れるクスリだって言われた。 これを飲むと……その……男の人のあれなしでは生きられない体になるんだって……」 そんな――バカな。 「うそだって……思ってた……でもね、違ったの…… 5日ぐらいすると、体中がヘンになったの……気が狂いになるの…… こらえ……られなかった! でも……精液を飲ませられた途端にうそみたいにおさまった…… それで、言われ、たの……これでもうお前は一生逃げられ、ないって……」 「なんだって……そんな、ことが………………… 嘘……だよな……… ………く……クソがぁぁぁぁ!」 俺は、感情の赴くまま壁を全力で殴りつけた。 どういう仕組みなのか知らないが、 連中、フロワロまでも悪用していたというのか? 人間を滅ぼすためにフロワロを散布したドラゴン。 それすらも悪用して己が利だけを貪ろうとするニンゲン。 ――屑なのは、どっちだ。 クソジジイの、物欲に凝り固まったにやけ面が脳内でフラッシュバックした。 一発殴っておくべきだった? 冗談じゃない。一発や二発で済む話じゃない。 あのクソジジイ、次にあったら二度と足腰が立たないぐらいに―― 「……ごめ、ん………ごめんね……… どうしても言えなかったの…… 今度こそがまん……出来ると思ったの……に…… こんなこといったら、嫌いに…………なっちゃうよ、ね……」 激昂のあまり目先さえ見えなくなっていた俺は、アリエッタの声でようやく我に帰った。 「違う、違うんだ! 俺はお前に怒ってなんかいない! 嫌いにもならない! 悪いのは全部……あのクソジジイだ……! ………おい、アリエッタ……アリエッタ!?」 アリエッタは、ふらふらと立ち上がった。 そしてそのまま、部屋を出て行こうとする。 「今まで……ありがとう…… 本当に嬉しかった……私、出て行くね……」 「バカいうな! その体で外に行けるわけないだろうが!」 手をひっぱるかわりにアリエッタの体をギュッと抱きしめた。 ほんの少し力を込めるだけで折れてしまいそうな華奢な体。 「どこにも行くなよ……こんな形で行かせるもんか……」 「うぅ………」 アリエッタが腕の中でしゃくりあげた。その肩がますます震える。 「行きたくない……私も……行きたくない……よ…… この数日……生まれて初めて……本当に幸せだった…… ここで毎日……あなたが帰ってくるのを迎えてあげたい……のに……けど……けど……!」 「アリエッタ……おい、アリエッタ……!」 アリエッタの膝から力ががくりと抜け、そのまま倒れこみそうになった。 どうやら、もはや立っていることもままならないらしい。 俺は、その細い体をベッドの上へと横たわらせる。 アリエッタの顔からは完全に血の気が引いている。 考えたくないことだが、もはや一刻の猶予もないのかもしれない。 これは、麻薬と同じようなものなのか? もしかすると、このまま我慢させ禁断症状を乗り越えさせれば、やがては依存が抜けていくのかもしれない。 だがそれは、なにもかもが不明瞭な今この状態で行うにはあまりにも危険な賭けに思えた。 「……アリエッタ。その薬を飲まされたのはいつぐらいか覚えてるか?」 「……一年……ぐらい、前……」俺の問いかけに帰ってくるのは、息も絶え絶えな、か細い声だ。 「薬自体は一度だけ? 「うん……」 「薬じゃなくてその……精液を飲んだあと、副作用みたいなことはいつもないのか?」 「………うん。ない、と……思…う……」 今はとりあえず、やむをえない、か―― 躊躇ってる暇はなかった。 「アリエッタ……俺のを飲むのとか、嫌じゃないのか?」 「うん……嫌じゃ、ない……」 アリエッタは今にも消え入りそうなこえで、しかしきっぱりと答えた。 「他の……人のなんて…………もう二度とイヤ……… でもあなたのなら……イヤじゃないの………」 「…………………」 「そうだよね、あなたのほうが……やだよね……… 急に、こんなこと言われても……」 「……嫌じゃないさ。全然、嫌じゃない。 アリエッタのためなら」 アリエッタのためなら? なに、「気は進まないけど仕方なく」みたいな言い方してんだ? お前は最初から、アリエッタのことを女として見ていたんじゃないのか? 胸の中で誇大化していく自己嫌悪を、無理やり押さえつける。 「嬉しい……ありがとう……」 「ああ。どうすれば、いいのかな……」 「脱いで……お口でさせて……お願い…… それぐらいなら、出来るから……」 衣服を脱ぎとり俺はペニスを露出させた。 こんな事態だから当然のことだが、その部位は力なく縮こまってしまっている。 「ごめん……口元まで……きてもらっても、いい……?」 アリエッタに言われるまま、俺はペニスを彼女の青ざめた唇にあてがった。 「ああ………んっ……」 うっすらとあいた唇から桃色の舌が覗き、俺のペニスにそっと触れた。 アリエッタの――舌が俺のものに―― 信じられないほどに易々と股間に大量の血が漲った。 「凄い……もう……こんなに……」 自己嫌悪が更に膨れ上がったが、一度いきり立ったペニスはその勢いを失わない。 むしろ、ますます強固に膨れ上がっていくようだ。 「ん……」 アリエッタの口がゆっくりと、大きく開かれる。 俺は、吸い込まれるようにその口中に剛棒をつき立てた。 そして、俺は結局―― アリエッタの弱々しいフェラチオでいともあっさりと果て、その口内に精液を吐き出した。 「ありがとう……もう大丈夫みたい」 疑っていたわけではないが、薬の話はやはり本当だったらしい。 俺の精液を嚥下したアリエッタの顔には少しずつ赤みが差し、 その数分後には体の震えもすっかりおさまったようだった。 そんな彼女の顔を、俺は自己嫌悪の念でまともに見ることが出来なかった。 「……なんていうべきなのかわからないけど……ひとまずは良かったかな」 言うべきか悩んだか、結局俺はもう一言付け加えた。 「……気持ちよかったよ」 「あ……」 アリエッタの頬に、これまでとはまた質の違う赤みが差す。 「……は、恥ずかしいな……そんなこと言われると……… ……………………… あのね……さっき言ったこと……嘘じゃないからね…… あなたのなら……イヤじゃない……ううん、本当はさせて欲しい……して、あげたいの……」 「……アリエッタ」 嬉しかった。 やっぱり俺はもう、アリエッタのことをこんなにも―― 「これからもお世話になるし、次からは…… せめてもっともっといろんなことして……たくさん気持ちよくさせてあげるからね。 私に出来ることはそれぐらいだから……」 そう言って微笑んだアリエッタのその笑顔が、無性に哀しかった。 俺は何も言わず、アリエッタの体をただ強く抱きしめた。 「残念ながら今のところ、加工されたフロワロの成分を 体内から完全に排出する手段は見つかっていないというのが現状なんだ。 禁断症状で死に至った例も……ある。 ただし……定期的に口腔から精液を摂取することですべての症状を抑えられるのは事実のようだ。 こんなことを言うのも気休めに過ぎないかもしれないが、そのことによる副作用も今のところ見つかっていない。」 それが、世界一医学が進んでいるというプレロマの医者の言葉だった。 どうやら、忌々しいことに、あの薬は裏社会を中心に少しずつ広まりつつあるらしく、 精液依存症となった患者を目にする機会も増えているらしかった。 流出元はやはりというべきか――温泉宿のあるあの地方のようだったが、現時点で正確に特定はなされていない。 だがあのクソジジイはいつか必ず、然るべき報いを与えてやる。せいぜい今は、目の前の金にせいぜい溺れているがいいさ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 俺が快楽を身を任せつつもぼんやりと回想に浸っている間に、 いつのまにかアリエッタは、ペニスへの奉仕を続けたままで、 器用にも上半身の衣服をはだけ、真っ白な素肌を露出させていた。 なめらかな肩と鎖骨のくぼみは、まだ幼い少女にも確かに女を感じさせた。 いまだ成長途上であろう控え目な乳房の中心の、 乳房のサイズに相応しく、控え目でつつましい桃色の乳首が目に眩しい。 アリエッタは、握ったペニスの先端を、その突起にすり合わせた。 「ん………気持ち、いい?」 「ああ……最高だよ、アリエッタ」 俺は手を伸ばし、アリエッタの耳に触れた。 「あっ……だめぇ……」 ルシェ族全体の特徴なのか、個人の嗜好なのかはわからないが、 アリエッタは耳を撫でられると、その快感に激しく反応した。 表面を優しく撫ぜてあげるだけで、乳首や下腹部を愛撫するとき以上に可愛い声で鳴くのだ。 「あっ……んっ、んっ……んんんぅぅぅっ……!」 アリエッタの体が、びくんびくんと跳ね上がった。 どうやら、乳首と耳に刺激を与えられただけで軽く達してしまったらしい。 「もう……今日は私がしてあげる番なのに……」 不満顔で膨れてみせるが、その様子まで愛らしい。 「いいだろ、別に。俺だって十分気持ちいいよ」 「もっともっと、気持ちよくなってくれなきゃだめなの…… あ……そうだ……」 アリエッタは、口中から出した大量の唾をペニスへと塗りたくった。 たちまちのうちに、肉棒がこれまで以上にぬるぬるになる。 「こういうのは……どう?」 言いながらアリエッタは右手をあげ、腋にペニスにあてがった。 腋毛の生えてないすべすべのそこに押しあてられ、擦り付けられる。 「なんだこれ……ああ……気持ちいいよ」 「ほんと? じゃあもっとよくしてあげるね」 アリエッタは腋を閉じ、体を前後に揺すり刺激を加え始めた。。 まだ女として成長しきっていないような少女の腋でペニス扱かれるのは、 性器に挿入するのと同等か、ある意味ではそれ以上の快楽だった。 「マジで凄いよ……これ、ほんとにヤバいかも……」 「私ね、あいつにはほんの少しだけ感謝してるの…… あなたに会えたし、無理やりにでも色んなこと覚えさせられたせいでこうやって悦んでもらえるから……」 「……冗談でもそんなこというなよ」 「ほんとだもん……あなたに会えただけで…… これまでの不幸が全部どこかにいっちゃったぐらい幸せなんだもの」 「……バカ」 話してる間にも、アリエッタの腋による奉仕は続いてた。 次第に早まるその動きに、絶頂の予感が込み上げてくる。 「ああ、もう……イきそうだ」 「うん、出して……! イっちゃうときは、私のお口に、いっぱいだしてね……!」 アリエッタは口を大きくあけて舌を出し、精液を受け止める体勢に入った。 「くっ………アリエッタ……出る……ッ!」 俺は腋からペニスを引き抜くと、眼前に突きつけた。 アリエッタの白く細い指が、爆発寸前の剛直を扱きあげる。 「………ッ!」 ペニスから白濁液が勢いよく発射された。 その大半がアリエッタの口中に流れ込み、収まりきれなかった分が溢れ出す。 アリエッタは、最後の一滴が出尽くすまで待ったのち、口を閉じてこくんと飲み込んだ。 「ああ……おいしい………」 トロンとした表情に、火照った肌。ゾッとするほどに可愛かった。 俺は自分の精液の味にも構わず、アリエッタと口付けを交わし、激しく舌を絡めあった。 「なあ、アリエッタ。今日はミロスの城下町に行かないか? その格好も可愛いけど、年頃の女の子なんだ。他の服も欲しいだろ? アクセサリーでもなんでも、好きなもの買ってやるよ」 「え、本当に?」 アリエッタの表情がパッと輝く。 だが、その表情はまたすぐに曇ってしまった。 「でも……やっぱり、行けないよ……」 「追っ手が怖いか?」 その問いかけに無言のまま、コクリと頷く。 「大丈夫さ。こんなところまで追っ手をよこすほどあの強欲ジジイもヒマじゃない。 あいつは、いなくなった女一人を手間かけて探すより、他の手段で稼ごうとするようなやつだ。 ……それに」 「……それに?」 俺はそこで言葉を溜め、アリエッタの頭に、ぽんと手を乗せた。 そのまま優しく、ふわふわの髪と、ついでに耳を撫でさする。 「あ……」 「それに……アリエッタ。 お前のことは、この先どんなことがあろうと、俺が絶対に守ってやる。 だから心配するな。信じられないか?」 「……ううん、行く!」 そう言ってようやく頬をほころばせたアリエッタの姿は、これまでに見たどんな姿よりも一番輝いて見えた。 今日はアリエッタとずっと一緒にいよう。 一緒にミロスまで行って、欲しいものを欲しいだけ買ってあげて、 これまで食べたことがないような美味しいものを、 泣きが入るぐらいまでいっぱい食べさせてあげよう。 ドラゴンを滅ぼす? 世界を救う? そんな大それたこと、考えちゃあいない。 今はただ―― 目の前のアリエッタを―― この、最愛の少女を――必ず、必ず幸せにしてみせる。 例えこの先どんなことがあろうとも。 それが今の俺に与えられた、最大のミッションだ。 なってやるよ、アリエッタの光に。兆しに。 (了)