約 3,986,517 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/51431.html
登録日:2022/06/27 Mon 00 00 00 更新日:2024/06/22 Sat 12 19 48 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 DQ DQモンスター かえんのいき はげしいほのお キースドラゴン ダースドラゴン ドラクエ ドラゴン ドラゴンクエスト ドラゴン系 ドラン ドルバ ドーラ ローラ姫 古参 四足歩行 意外と出てない 正統派 竜 超竜軍団 姫… 姫は いずこへ 消えたのだ。 我は 姫を守らねば…。 キサマたちか… 姫を つれさったのは…。 ゆるさぬ…ゆるさぬぞ! ●概要 ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターの1体。 2本のツノに長い首尾を持ち、翼を持たぬ体を強靭な4本足で支える緑色のドラゴン。 全ての始まりであるDQ1で登場した由緒正しきモンスターで、DQ2以降様々な形に派生していくドラゴン系モンスター達の開祖でもある。 シンプルながら迫力のあるビジュアルと確かな実力、何より最古参モンスターということもあって、DQシリーズのモンスターの中でも高い知名度と人気を誇る。 だが意外にもナンバリング本編での出演は多くない。DQ3を最後にリメイク版DQ7まで実に25年もの間再登場を果たせずにいた。つまり天空三部作は未登場。そちらは色付きドラゴンやグレイトドラゴン、バトルレックスなど、別種のドラゴンが登場している。 その代わり外伝作品への出演率は高く、DQMシリーズや不思議のダンジョンシリーズでは堂々の皆勤賞を果たしている。 見た目通り高いHPや攻撃力を持つ強敵としてプレイヤーの前に立ちふさがる場合が多く、殆どの作品で炎のブレスを吐いて攻撃してくる。 特にDQ1では冒険の主目的の一つであるローラ姫救出のために固定配置されているドラゴンを倒す必要があり、事実上シリーズ初のボスキャラとして圧倒的な存在感を放っている。 ●ナンバリング作品での活躍 ◯DQ1 マイラ南のダンジョン「沼地の洞窟」の特定のマスに足を踏み入れると強制的に戦闘になる。 高い攻撃力に加えて炎まで吐き、こちらのHPを着実に削ってくる。 同ダンジョンに出現するモンスターはおおさそりだのメーダだのといった大して強くない連中ばかりだが、こいつはまさに別格。 初訪問時にうっかり出会おうものなら、まず間違いなくその炎で丸焦げにされてしまうことだろう。 そんな訳でここは一旦スルーして洞窟を抜け、リムルダール地方でレベルを上げたり装備を整えたりして自身を強化し、ドラゴンの打倒を目指そう。 見事撃破できれば、奥に幽閉されているローラ姫を助け出すことができる。しかしずっと洞窟にいて衛生的に大丈夫なんだろうか。 ドムドーラやメルキド周辺等で通常モンスターとしても出現する。 ステータスや行動は沼地の洞窟のものと同じで、強敵であることに変わりはないが、同じエリアにはベギラマ使いのだいまどうや攻撃を避けまくるかげのきし等の厄介なモンスターが目白押しな為、こいつは相対的にまだ楽な方ではある。 リメイク版では沼地の洞窟の個体は専用ステータスを持っており、攻撃力と素早さが下がった代わりにHPが倍以上に引き上げられている。 これを弱くなったと取るか強くなったと取るかは人それぞれ。 この個体を倒した後にローラ姫を抱えたまま死ぬと、 何食わぬ顔で復活する。 これを利用したレベリング手法がある。 DQ1のRTAではドラゴンループと呼ばれるチャートに組まれている。 ◯DQ2 悪名高きロンダルキアへの洞窟に出現するモンスターにして、同ダンジョンの攻略難易度を非常に高くしている要因の一つ。 打撃 炎という単純な行動パターンは変わらないが、前作と違い多人数戦闘になったことで炎が全体攻撃となり、脅威度が大幅にアップ。 しかも今作の炎は防御でダメージを軽減できず、耐性防具も乏しいため碌に対策を講じることもできない。 もちろん攻撃力も非常に高く、サマルやムーンは一発殴られただけでかなりHPを持っていかれる。 呪文耐性も高く、頼みの綱のイオナズンは効かないことも多い。 搦め手で無力化しようにもラリホーは完全無効、マヌーサはそこそこ効くがあまり効果を実感できないしそもそも炎には無意味…と八方塞がり。 こんなのが一度に3〜4体で襲いかかってくるのだからたまったものではない。 いっそのこと一か八かでザラキに賭けるのも手である。 後にハーゴンの神殿でも出現するが、ロンダルキアの大地にひしめく怪物どもに比べればこれでもまだ優しい方というのが恐ろしい…。 リメイク版では呪文耐性が大幅に低下しており、かなり戦いやすくなった。ただし火力の高さは相変わらずなので油断は禁物。 なお、リメイク版も含めてドラゴンキラーに特効効果がなく、入手時期の割に威力も微妙なのであまり利用価値がなかった。 ◯DQ3 ルビスの塔やゾーマの城に出現。 お馴染みの打撃 炎の他に回復役のごくらくちょうを呼ぶという一芸を披露するようになった。 今作でも徒党を組んで炎を吐きまくってくるが、前作に比べて呪文耐性が落ちているので、全体攻撃呪文でさっさと数を減らしてしまいたい。 良くも悪くも前作や前々作程のインパクトは無くなってしまっている。 ◯DQ7(リメイク版) DQ3以来久々のナンバリング復帰を果たす。 配信石版「古の竜がすむ洞くつ」のボスとして登場。行動パターンは25年前と概ね変わらず。 この石版に登場するモンスターはしりょうのきし、リカント、スターキメラと全員DQ1で登場した懐かしい面々である。 ◯ DQ10 魔法の迷宮のコインボスとして登場。実装されたのはDQ11より後である。 使用特技の属性が炎に偏っているため、対策は難しくない。 ◯ DQ11 DQ7リメイクでの復帰を経て、系統全体が久々に本気を出した。 中盤ごろのユグノア城跡等に出現。デカい。とにかくデカい。 そして強い。ついに2回行動を身につけ、直前のボスであるアラクラトロを上回る威力の打撃と火炎で猛攻を仕掛けてくる。 耐久力も高く、勇者やシルビアがドラゴン斬りを習得していても簡単には倒せない。 さらに1ターン休み攻撃まで放つので、回復役が転ばされると非常にまずいことになる。 自信がなければ手を出さずそっとしておこう。 それ以降に出会う強化版のドラゴン・強は通常攻撃・ブレス共に大幅パワーアップしており、痛恨の一撃まで使用する。 また表エンディング後に出現するものはステータスだけなら上位種を超えてドラゴン系最高。 今作で元祖ドラゴンの威厳を十二分に見せつけたと言えるだろう。 さらに連武討魔行やマジスロでも登場しており、ずっとナンバリングに出られなかった鬱憤を晴らすかのような目立ちっぷりである。 ●外伝作品での活躍 ◯DQMシリーズ ひ さ し ぶ り だ な きゃ く じ ん は !! テリーのワンダーランドでは「まちびとのとびら」のボスとして登場し、倒すと必ず仲間になる。能力が高く、即戦力として頼れる存在である。デフォルトネームは「ドラン」。 DQ2の未来が舞台であるキャラバンハートでは、数百年の時が過ぎてもなおローラ姫を守る使命に囚われているドラゴンが沼地の洞窟にいる(記事冒頭のセリフはこのドラゴンのもの)。 話しかけると戦闘になるのでこれを倒すと、 おお… 姫よ 姫は いずこへ…。 もう なにも みえぬ…きこえぬ…。 と言い残して消滅してしまう。切ない…。 また、裏ボス撃破後に入れる竜王の城の最奥部にはかつての竜王の配下であるドラゴンのドルバがおり、復活した竜王を倒した後に話しかけると仲間にできる。 ドラゴン関連のイベントが多いのはやはりロトシリーズの未来だからだろうか。 多くのモンスターがリストラされたジョーカーでも続投されている。 しかもジョーカー2ではモンスター2枠分を埋めるメガボディ、ジョーカー3では3枠分のギガボディと、何故かどんどん体が大きくなっている。DQ11でのサイズアップはこれやバトルロードが遠因か…? 配合で作る場合、ほとんどの作品でドラゴンキッズ同士で生み出せる(*1) 初代JOKER~イルルカでは魔獣系と配合するとダースドラゴンに進化(?)する。 ◯不思議のダンジョンシリーズ 直線上の敵に炎を吐いて攻撃する能力を持っており、単純にステータスも高い強敵。 トルネコ1では全てのモンスターの中で最もステータスが高く、正真正銘最強のモンスターである。 対策装備であるドラゴンキラーやドラゴンシールドがあっても二番手のアークデーモンより遥かに厄介。 以降もエンディング直前ダンジョンの最強モンスターというポジションが定着しており、存在感は大きい。 他の敵を巻き込んでブレスを吐いてレベルアップしたり、作品によっては部屋の外からトルネコを認識してブレスを吐くので、油断してはならない。 アイテムドロップ率が高いという特徴もあるが、これが有難いのはトルネコ2くらい。 トルネコ3と少年ヤンガスでは仲間にすることもできる。デフォ名はドーラ。 …が、トルネコ3では味方になっても自分と敵との間にポポロや他の仲間モンスターがいてもお構いなしに炎をぶっ放す困ったちゃんである。これがホントのフレンドリーファイア。 上位種だと敵だけに追尾する炎を吐くようになるので頼れるのだが、仲間にするのもその分大変。 一方、少年ヤンガスでは必要以上に炎を乱射して勝手に疲れを溜める別の意味での困ったちゃんに。 ◯剣神DQ DQ1のストーリーを元にしているので当然登場。 ステージ3「悲しみの姫」のボス。 ローラ姫を助けに来た勇者の前に現れ、噛みつきや炎攻撃で襲いかかってくる。 後のステージ6でも中ボスとして登場する。 ◯ DQMB HP、ちから、みのまもりが高く使いやすいモンスターの1体。 技は単体打撃の「テールアタック」と全体ブレスの「はげしい炎」。 DQMBIIからは亜種のキースドラゴン、ダースドラゴンも参戦。 この3体をスキャンすると合体モンスターのギガントドラゴンへと変化する。 なぜグレイトドラゴンにしなかったのだろう ◯DQビルダーズ 宝箱を守る番人のように配置されていることが多い。 体力は多いが、その場から一切動こうとしないものぐさドラゴンなため、落ち着いて戦えば勝てない相手ではない。 2ではちゃんと歩くようになった。 ◯DQヒーローズ 1では最初のボスモンスターとして大抜擢される…が、ぶっちゃけチュートリアルボスであり強くはない。 2では普通の雑魚モンスターとして登場している。 ◯ダイの大冒険 魔王軍六大軍団の中でも最強と言われる『超竜軍団』の主力モンスター。 この評価は軍団長であるバランや竜騎衆の実力もあってのことだが、アバンが修行をつけるためドラゴラムを使った際の発言からも、やはり一般モンスターの中では別格の強さらしい。 序盤でダイが紋章の力を発揮した時には、その象徴としてドラゴンの姿が描かれていた。 ベンガーナの街では敵としてドラゴン5匹が登場しポップやダイと戦い、過去エピソードでは魔王ハドラーに使役されたがアバンの毒蛾の粉で暴走したため魔王自らの手で始末された。 『勇者アバンと獄炎の魔王』で屈強なトロルであるガンガディアが対マトリフの切り札に選んだのがドラゴラムであったことも、それだけドラゴンが強力な種族であることを物語っている。 また新アニメ版ではダイが金の筒から呼び出し、偽勇者一行を圧倒してみせた。 ●亜種 ◯キースドラゴン 青い体色のドラゴン。バンデットではない。 DQ1では炎を吐くが、他の作品では氷のブレスを使うことが多い。 ステータスと呪文耐性が上がったドラゴンという感じで、搦め手は通じにくいため正攻法で戦うしかない。 ドラゴンがDQ2、3にも登場する一方でこいつとダースドラゴンにはお呼びがかからなかった(*2)が、リメイク版DQ7以降は3体揃っての出演が多くなっている。 しかしDQMジョーカーでドラゴンとダースドラゴンが登場できたのにこいつはジョーカー3までハブられていたり、DQ11における強化版のキースドラゴン・邪が3DS版ではやけに弱かったりと、3体の中ではやや不遇な扱いが目立つ…かも。 不思議のダンジョンシリーズではその部屋のどこにいてもこちらを補足してヒットするブレスを吐く。大部屋モンスターハウスで真の恐ろしさを発揮する。 なお、この特技は風来のシレンシリーズのスカイドラゴンの逆輸入である(初代トルネコはモンスターのレベルアップが無いので、無印ドラゴンが最強種だった)。 トルネコ3での仲間として見るとドラゴンは上記の通り問題児で、ダースドラゴンは仲間にするのがトップクラスに難しいのでドラゴン系ではキースドラゴンが一番働いてくれる。 ステータスや炎のダメージではダースドラゴンに劣るものの、それでも下手な最上位モンスターより頼れる。 またダースドラゴンの炎が全フロア対象だがその分目の前の敵を放置しがちなのに対し、こちらは同じフロアの敵に集中してくれるという地味なメリットもある。 ◯ダースドラゴン 橙の体色のドラゴン。チョコレートではない。 本来は「ダークドラゴン」だったがFC本体のメモリ容量の都合(*3)でダースになったのは割と有名な話。 イルルカのまめちしきやDQ11のライブラリでは「ドラゴン族で最も古い12氏族の最後のドラゴン」とされ、「ダース」な名前とかけた大層な設定を賜っている。 DQ1の通常モンスターの中では最強の存在と言える。というのも高いステータスは勿論のこと、下位種2体と違いラリホーを使用するのだ。 FC版DQ1の敵が使うラリホーは100%確実に効くという鬼畜仕様のため、唱えられた瞬間に睡眠確定。下手すりゃそのまま永眠である。 マホトーンも必ず効くとは限らず、最悪不意打ちでラリホーを使われてハメ殺されるなんてことも。 場合によってはラスボスの竜王より強いかもしれない。リメイク版では使用呪文がマホトーンに変更された。 なお、DQ11でも高性能のラリホーを交えて勇者達を返り討ちしようとする。 また、不思議のダンジョンシリーズではその凶悪さで有名。 こいつの炎はアークドラゴンの逆輸入であり、フロアのどこから吐いても対象にヒットするという超絶インチキ仕様。 こいつの出現するフロアを対策なしで歩いているとあっという間に焼き殺されてしまう。その恐怖感、絶望感、理不尽感は筆舌に尽くし難いものがある。 その分トルネコ3や少年ヤンガスで仲間にした場合は非常に頼れる仲間となるが、道のりは険しい。それだけに、ステータスにはなる。 ただ成長タイプが攻撃面に偏っている上に上記の通り目の前の敵を放置することがあるので、あまり敵に狙われないように注意。 ドラゴンクエストビルダーズシリーズでも場面は少ないが強力な敵モンスターとして登場。 1では他の魔物相手なら奮闘してくれる村人や兵士たちをまとめて返り討ちにする格の違う強さを持ち、2では守りを固めた建築を触れただけで破壊してまわるという怪獣映画さながらの侵攻をしてくる。 他にも少年ヤンガスで登場したゴールデンドラゴン、DQヒーローズで登場した光の番人、DQ10で登場した魔瘴魂ゼノドラゴンといった亜種が存在している。 追記・修正はローラ姫を守りながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ドラゴンクエストってタイトルなのに全然出てこないやつ -- 名無しさん (2022-06-27 00 26 49) 一般に思い浮かべる西洋ドラゴンからあえて外したのか翼が無いのがちょっと残念。3はスカイとかオロチみたいな東洋よりだし、4以降は表現の幅が増えたせいもあってか翼ありきのデザインの奴らに入れ替わっていった印象。 -- 名無しさん (2022-06-27 00 40 40) ↑敢えて外した、というか竜王との差別化だろうね -- 名無しさん (2022-06-27 00 59 51) DQMでのドラゴンキッズ→ドラゴン→グレイトドラゴンの流れは何で翼が一度退化したんだろって不思議だったな。 -- 名無しさん (2022-06-27 01 07 54) 一応リメイク限定の7をカウントするならナンバリングの過半数に登場したことにはなるね -- 名無しさん (2022-06-27 01 11 15) ダースドラゴンの強キャラ設定好き -- 名無しさん (2022-06-27 06 18 43) 小学生の頃よく考えずにバーベキューの火種としてあげちゃって後悔した思い出 -- 名無しさん (2022-06-27 07 31 48) ダースドラゴンのエピソード、色んなところで容量の都合って書かれているのを見かけるけど、本当の原因はメモリの方らしいのよね(文字もグラフィックの一部として扱われている都合上、1度に表示出来るグラフィックの制約で文字を削らざるを得なかったという) -- 名無しさん (2022-06-27 09 34 29) どうにか名付けたダースドラゴンすら濁点多すぎて、「タ゛ースドラコ゛」にどうにかして「ン」を付けてるくらいだからね… -- 名無しさん (2022-06-27 21 57 41) グレイトドラゴンがあんまりにもドラゴンしすぎてるのが原因かと思ったがアイツもアイツで5以降ほとんど出てないっていう -- 名無しさん (2022-06-27 23 35 44) ↑8あー、竜王を明確に格上っぽくするためか。半端な変化だと道中のドラゴンのコンパチっぽくなっちゃうし、しかしラスボスにこそ王道デザインを与えたいし…… -- 名無しさん (2022-06-28 04 59 20) 普通にカッコいいドラゴン系も増えてきたのでシンプルにデカい!強い!路線でキャラ付けしてるのかなと思ってる(DQM・11での巨大化) -- 名無しさん (2022-06-28 18 23 22) ダースドラゴンは人語を話せるんだっけか -- 名無しさん (2022-06-28 20 15 53) シリーズの -- 名無しさん (2022-06-29 14 10 35) ↑送信ミスしましたすみません。シリーズのレギュラーになってるドラゴン系ってそんなにいないから外伝で出番が多いドラゴンはむしろ恵まれているかもしれない。 -- 名無しさん (2022-06-29 14 11 58) 検索:「ダースドラゴン トルネコ2 炎 条件」 A.確率でランダムです -- 名無しさん (2022-06-30 21 32 32) トルネコ3のダースドラゴンは「もう全部あいつひとりでいいんじゃないかな」と言いたくなるような 反則性能だが、加入の難易度を考えれば相応の性能と言える。 -- 名無しさん (2022-11-17 04 26 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cfvg/pages/5518.html
ディメンジョンポリス - バトロイド グレード〈4〉 Gユニット (トリプルドライブ!!!) パワー 15000+ / シールド - / クリティカル 1 (Gユニットはメインデッキに入れることができない) 【超越】-ストライドステップ- [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。 (超越した時、ハーツ1枚のパワーとカード名を得る。このユニットは、ターンの終わりに表で戻る) 起【V】【ターン1回】:[あなたのGゾーンから裏の「超宇宙勇機 エクスドラゴン」を1枚選び、表にする] あなたのGゾーンの表のカードが2枚以上なら、そのターン中、このユニットのクリティカル+1し、『自【V】:あなたのカードの効果で、このユニットのパワーが増加した時、このユニットのパワーが30000以上なら、他のあなたのユニットを2枚まで選び、そのターン中、パワー+4000。 (ブーストとガードによる増加では発動しない)』を得る。 フレーバー:永久に輝く光の輝きを胸に!共鳴せよ正義の鼓動! 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 0 (0%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 0 コメント
https://w.atwiki.jp/7thdragon/pages/81.html
ちびキャラトーク(パターンC) ちびキャラトークのファイター3:モイコ/ファイター4:ハルカラ/メイジ3:イクラクン/プリンセス4:モモメノのトーク詳細。 1日目 「あ、はじめまして! ボクの名前は○○。 カザンの街ははじめて? ボクもなんだよ。新参者同士、よろしくね!」(♪) 2日目 「ボクは各地を転々と旅しながら 魔法と竜の研究をしているんだ。 キミは旅行は好きかい? 」 →YES 「旅行は良いよね! 様々な出会いがあるし 何よりのんびりとできるからね! 」(♪) →NO 「そうかぁ… ゆっくりと歩きながら 色々なところに行くのは楽しいよ? 」 3日目 「やあ、また会ったね。 元気にしてたかい? ボクはまだこの街を うろうろとしながら 魔法の研究を続けるつもり。 また会うかもね。 」(♪) 4日目 「それにしても、みんなは 血気盛んだよね。 喜び勇んで竜退治に向かっていく… みんなもっとのんびりと ハントマン生活を送れば良いと ボクは思うんだけどなあ。 」(♪) 5日目 「ボクに魔法を教えてくれた お師匠さんがこの街にいるって聞いて やって来たんだよね。 けど見当たらないんだ… どこに行ったんだろう… 一緒に探してくれるかい? 」(♪) 6日目 「こんにちは。 お師匠さんがまだつかまらなくてね… 宿屋にもいないんだ。 この街は広いから一人じゃ探しきれなくて。 申し訳ないんだけど、 ボクと一緒に探してくれないかい? 」 →YES 「ありがとう! 背が高くて 白くて長い髭を生やしているのが お師匠さんだよ! 」(♪) →NO 「変な頼みごとしちゃったね、ボク。 ごめんね。 」 7日目 「この前はどうもありがとう。 結局お師匠さんは見つからなかったけど… いったい どこに行っちゃったんだろう? 」(♪) 8日目 「街の噂では… お師匠さんが竜を滅ぼす呪文を 探し当てたらしいんだ… そんな魔法があったら… この世界を救えるかもね… 」(♪) 9日目 「この前の噂が 気になってるんだ。 竜を滅ぼす魔法… 確かにそんなものがあれば、 ハントマンとして名を残せるかも知れない けどそんな物騒な呪文、 いらないけどね… 」(♪) 10日目 「先日、同じ魔法学校で 勉強していたヤツと ばったりと会ったんだ。 そいつが言うには 先生はもう、この街を出て行ったらしい。 すれ違っちゃったな。 」(♪) 11日目 「先生はもういないけど… この街は心地が良いから もう少し滞在してみようと思う。 それにしてもなぜだろうか? 周りのハントマンのボクを見る目に 敵意を感じるんだけど…。 」(♪) 12日目 「さっき、あるギルドが 血相を変えて、ボクに聞いてきたんだ。 「お前の師匠に教わった 竜を滅ぼす魔法を教えろ!」って。 そんな恐ろしい魔法… 知ってても教えるものか…。 」(♪) 13日目 「今日もまた、違うハントマンから 「竜を滅ぼす魔法を 独り占めするつもりか!」って すごまれたよ…。 …キミも そんな魔法があったら 知りたいかい? 」 →YES 「そうか… キミもやっぱりハントマンなんだね。 」 →NO 「へえ… キミはハントマンにしては珍しいね。 」(♪) 14日目 「お師匠さんは本当に そんな恐ろしい魔法を 手に入れたのだろうか… 確かに優秀な メイジだったけれども… 」(♪) 15日目 「確かに竜は恐ろしい。 ボクの両親も… 竜に…。 ボクも竜を滅ぼしたい。 けれども、それよりも 良い方法があるんじゃないか… よく、お師匠さんもそう言ってた。 」(♪) 16日目 「宿に先生からの手紙が届いたんだ…。 「この手紙を読んでいる時には 私はもう、この世にはいないだろう。」 「私が研究していた魔法に関して 君に受け継ぎたい。 詳しくは大統領に聞いてくれ」 ボク…明日、王宮に行ってくるよ。 」(♪) 17日目 「大統領に会いに行こうと思ったんだけど… 怖いんだ。 お師匠さんが邪悪な魔法に 手を染めていたんじゃないか…って もし… よかったら一緒に 王宮に行ってくれないか?」 →YES 「ありがとう! 少し勇気が出たよ! 」(♪) →NO 「そうかぁ… じゃあ…勇気を出して 一人で言ってくるよ。 」 18日目 「この前はありがとう。 大統領に話を聞くことができたよ。 お師匠さんは… 竜を滅ぼす魔法じゃなく… 竜の心を読むことが出来る 魔法を研究していたんだ。 お師匠さんが命を賭けて研究していた 魔法… 」(♪) 19日目 「あの後、大統領に呼ばれてね。 ボクを「竜の心を読む魔法」 研究ギルドのリーダーに任命するって。 普通は竜を倒すためのギルドなのにね。 お師匠さんが探していた魔法… 探してみようと思うんだ。 ボクもついに… ギルドを結成したんだ 」(♪) 20日目 「キミは… 「竜と意思を交わして、 平和的に世界を救いたい」 なーんて言ってるボクを… 変だと思うかい? 」 →YES 「ははははは。 そりゃ普通そう思うよね。 」 →NO 「そうか… そう言ってくれて 少し、気が楽になったよ。」(♪) 21日目 「どうやら、遠くの地。 東の果てにある国に その魔法のヒントがあるらしいんだ。 そこまで… 無事にたどりつけるかな… 」(♪) 22日目 「ようやく、メンバーが3人見つかったんだ! これで冒険に出れるよ! おもしろいやつらばかりでね。 その中の一人がおもしろくてさ。 「竜と意思疎通を図って 人間以外に、彼らの口にあうものを 料理して出してやるんだ!」 だってさ。 」(ハート) 23日目 「ねえ、 キミ…。 いや… なんでもない。 忘れて…。 」(ハート) 24日目 「東の果ての国に…行くんだ。 旅行好きのボクもちょっと不安。 ま、ボクは地理感覚すごいから 絶対に迷わないけどね! …。 あのさ… 明日、会えない、かな… 渡したいモノがあるんだ… 」 →YES 「…ありがとう。 約束だよ。 まってるから。 」(ハート) →NO 「そう…か 残念だな…。 」 25日目 「来てくれたんだね… よかった… ボクの大事なモノ 受け取ってほしいんだ 絶対に… 絶対に忘れないでね。 」 (パスワード表示) 「メモ、してくれた? 」 →YES(ハートいっぱい) 「ありがとう… キミのこと ボク、絶対忘れない。 絶対に…絶対に…。 生きて帰ってくるから… そのときは… 」 →NO パスワード表示画面に戻る。
https://w.atwiki.jp/danddq/pages/126.html
小型・ドラゴン系、混沌にして悪 AC:17(外皮) hp:45(10d6+10) 移動速度:30フィート、飛行60フィート、水泳30フィート 【筋】15(+2)【敏】14(+2)【耐】13(+1) 【知】10(±0)【判】11(±0)【魅】13(+1) 技能:〈知覚〉+4、〈隠密〉+4 ダメージ完全耐性:[火] 感覚:受動〈知覚〉14、暗視60フィート、非視覚的感知10フィート 言語:共通語 脅威度2(450XP) アクション 噛みつき:近接武器攻撃+4、間合い5フィート、目標1つ。ヒット:(1d10+2)[刺突]および(1d4)[火]ダメージ。 火の息(再チャージ5~6):【敏捷力】セーヴ難易度11、15フィートの円錐。セーヴ失敗:(5d8)[火]ダメージ。セーヴ成功:半減ダメージ。 バリエーション ドラゴンキッズは火の息の代わりに冷たい息や酸のガス、電撃のブレスなどさまざまなエネルギー種別の息を吐ける個体が居る。そうした固体は息のエネルギー種別と同じダメージ完全耐性と、噛みつきに追加のエネルギーダメージを与える。
https://w.atwiki.jp/terrachaosgaiden/pages/328.html
「あれが『ヤマノテセン』ってやつか……」 「ええ。簡単に言えば人を乗せて遠くまで早く行ける鉄箱です。 それにしても、あの無駄に犇めきあってた人間が一切いない駅というのは……いいものですね」 南夏奈を殺害し、目的が一致した初音ミクとマグニスは池袋駅を訪れていた。 普段は人で溢れるその場所も、実に静かなものだ。 「見たことのねぇものばっかだな。おい、色々詳しいお前に任せるとは言ったが、これからどうするんだ?」 「ああ、それはですね……」 駅を物珍しそうに見渡すマグニスとは対照的に、ミクは落ち着いた様子で自身のデイパックを開ける。 取り出されたのは基本支給品の地図。 ミクは東京都の地理を把握しているが、右も左もわからないマグニスへの説明には欠かせないものだ。 「ここが、豊島区の池袋。だいたいこの辺りです。 そして目的地ですが、特にありません。山手線をぐるぐる乗り回すか…… 徒歩になりますが、ここから更に北上……北区や足立区辺りに向かうか……」 「あん?端の方じゃねぇか」 「ええ。ほとんどの人間は中央部に向かうでしょうからね。私たちはそこから退くというわけです」 「てめぇ!この俺さまに、豚どもから逃げろってのか!?」 ミクの発言にマグニスは噛み付くが、当のミクはやれやれといった様子で首を横に振る。 「馬鹿言わないでくださいよ。折角、人間を調教できるいい機会なんですよ? ただ、それを邪魔する連中……敵は必ず現れます。 どのような人間が参加しているのか……それを確認できる18時過ぎまでの辛抱です」 「ち……」 マグニスは忌々しげに舌打つが、ミクの言い分も理解できた。 確かに、情報収集は大切だ。情報の有無が、戦局に大きな影響を与えることもある。 自分が、ハーフエルフが、人間との戦いで遅れをとるとはとは思えないが…… 何しろこの世界は理解不能なことが多すぎる。 姿を変える雌豚、目の前の流暢に喋る機械人形、そして見たこともない文明…… 参加者全員をただの豚と侮るのは、些か軽率というものだろう。 それに少なくとも自分は一度、主催者になんらかの手段で昏倒させられている。 そうでなければ、首輪の説明がつかない。 主催者は殺す。他の参加者も殺す。それは変わらない。 ただ慎重に殺すだけ。相手の情報、正体を知った上、有利な状況で殺す。 やみくもに片っ端から参加者を狩るよりも、正しい選択。 それはわかってはいる。頭ではわかっているのだが…… 「はやく豚を……特にあの雌豚狩りてえな……」 溢れだす狩りへの欲求を止めることはできない。 「それは同感ですね。でもほら、過程も楽しんでこそ狩りじゃないですか。 そして獲物を見つけてもすぐには殺さず、じっくり弄って嬲って、悲鳴を楽しむんですよ……」 そして、それはミクも同じこと。顔に浮かぶは、冷酷な笑み。 もし普通の参加者がこの二人の姿を見たら、どう映るだろうか。 美女が野獣に狙われているようにも見えないこともないが、実際はそうではない。 両者が野の獣。哀れな子豚を狩らんとする二頭の狼だ。 ただ、この狼は致命的なミスを犯していた。 普通の参加者が二人を見たら、まず間違いなく逃げ出す。 自身の力への誇りと驕り。待ちきれない狩りへの期待。雌豚への殺気。そして拭いきれていない血の臭い…… 先に惨殺されてしまった少女も、歌姫へ興味を持たなければ、それらを察し逃げれたかもしれない。 では、普通ではない参加者が二人の姿を見たら……どうなるだろうか。 「――やれやれだぜ」 「誰だっ!?」 それも、正義感のとびきり強い参加者がみつけたならば。 「それがテメーのどす黒く濁った本性か、初音ミク?」 「あ……あなたはまさか……所さん!?」 一体いつからそこにいたのか? 柱の影から音もなく現れたその金髪の男の姿を目にしたミクの顔が、みるみる青ざめていく。 「へっ!豚が、のこのこ出てきやがったことを後悔させ――」 「い、いけませんマグニスさん!」 「楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)ッ!」 肌色の斧を振りかぶるマグニスと、彼を静止するミク。 そして男……所ジョージの前方に謎の人影が現れるのは、ほぼ同時だった。 「な……!?」 マグニスは思わず絶句した。 強化アンドロイドであるミクに引っ張られたことによる腕の痛みも、まるで気にならない。 むしろ引っ張られなければ、自分の体に重たい拳が突き刺さっていたことだろう。 先程までは、全く気配を感じなかった謎の存在――『楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)』の拳が。 五聖刃の一角であり、肉弾戦に優れているマグニスから見ても、その拳の破壊力は想像を絶するもの。 とてもではないが、ただの豚が繰り出す拳とは次元が違うのがわかった。 「ソイツを庇うってことは……やっぱりか。いやそもそもテメー……その手の血はなんだ?」 「あ、あはは……所さんを狙った芸能人が全て返り討ちにあったという噂は聞いてましたが…… なるほど、その妙な人形に秘密がありそうですね」 引きつった笑みで、ミクはジリジリと後退していく。 飛び出そうとしていたマグニスも、ここでようやくミクの焦りを理解する。 ――劣悪種である人間にも、本当にごく一握りだが逆らい難い者がいる―― 道中ミクがもらした言葉。そして参加者を確認するまでは退く…… おそらく彼女が所さんと呼んだこの男こそ、警戒している数少ない『人間』なのだろう。 (確かに、この豚……単なる雑魚じゃねえな……) 少し落ち着いたマグニスは、改めて所さんを観察する。 突然現れた人形が厄介なのは身を持って理解したが…… 成る程、男の方の構えも明らかに戦いを知る者の構えだ。 (だが……魔力は感じねぇ。中級術でとっとと焼き豚に……) 「時よ止まれ!」 「な、あの豚がいねぇ!?どこいきやがった!?」 そう考えている最中。マグニスは、男の姿を完全に見失った。 横を見ればミクも同じようで、慌ててキョロキョロしている。 「一体、どこへ――」 不意に、上から何かが軋む音が聞こえた。 「 山 手 線 だ ッ ! ! ぶっ潰れろよォッ!!!」 (わけがわかりません) (わけがわからねえ) そのあまりに不可解な光景に、ミクもマグニスも瞬間思考が停止する。 所さんの姿を見失ったと思った次の瞬間には、自分たちの上空に巨大な鉄塊。 山手線の一車両が、降ってきているのだ。 「く、くそっ!?」 正気を取り戻したマグニスが斧を構えるが、それでどうにかなる相手ではない。 見た目こそ気色悪い斧だが、これでも伝説の勇者の斧。鉄も斬れるだろう。 だが少し斬ったところで、この圧倒的な質量には適わない。 「な、何か支給品を!――ッこれに賭けます!」 ミクは早々にグリンガムの鞭による迎撃を諦め、まだ使用していない支給品に賭けていた。 ハズレかもしれない。だが動かなければ、何かをしなければ、確実に死ぬ。 「行け、モンスターボール!」 そう言って山手線に投げつけられたのは、赤と白の配色が特徴的なボール。 付属の説明書によれば、中にはなんらかのモンスター(怪物)が入っているらしい。 ミクとしては半信半疑だったが、現に所さんがある種のモンスターだということがわかったのだ。 もしかしたら本当に、強力なモンスターが眠っているかもしれない。その望みに賭ける。 ボールが割れ、光が放たれた。そして…… 「グオオオオオオォォォォォォォッ!!!」 「「これは!?」」 ミクもマグニスも驚き、目を丸くする。 小さなボールから現れたのは、ミクの期待以上のモンスターだった。 全身を黄金の鱗で覆い、巨大な翼と身体を彩る宝玉が特徴的な、伝説上の生物――ドラゴン―― 「やった「おのれ家畜風情が!よくも神たるこの真竜ニアラをこのような空間に閉じ込めおったな!いいだろう。神に歯向かうその蛮行、無限の恐怖と絶望でグゥパ!?」……え?」 そのドラゴンは、長々と喋っている間に山手線に潰された。 山手線をどこか遠くに投げ飛ばすなり、あるいは粉々に打ち砕くなりすることを期待していた。 ところが、なんか喋っている間に潰されてしまった。 その哀れな姿を見たミクとマグニスは、二人同時に同じことを思う。 (これ、ハズレ支給品だ……) とはいえ、ドラゴンの巨体に阻まれた山手線はミクたちとは別の方向に横たわっている。 あの回避不能の攻撃から生還できたことを考えれば、あたりともとれるだろう。 「……なんとか、しのぎきれましたか?」 警戒していた二本目の山手線も飛んでこない。 所さんは、どうやったかはわからないが山手線を投げた直後に帰ったのだろう。 山手線に潰されて無事な相手などいるわけがない。生死を確認せずに帰ってしまっても不思議ではない。 「ふぅ……危ないところでした……」 「ったく……なんだってんだあの豚は……」 「あの人は所ジョージ……その知名度は、この私をも遥かに凌駕している……最上位芸能人です……」 「両方知らねえよ……」 深く息を吐き出して、ミクとマグニスは緊張を解く。 と、その時。 「カハァァァァ……!そ、そこの家畜ども……!よくもワレをこのような目に……!」 ズタボロになった両翼をひろげ、先程山手線の餌食となったドラゴンが起き上がった。 全身を損傷しているが、通常行動にはなんら支障がない様子だ。 「許さぬ、許さぬぞ!チカラこそがこの世のゼッタイである! 家畜が創造主たるワレを、神を踏み越えることなど、許されない! ワレにこの塊を投げつけてきた家畜も!ワレを盾にしたそこのキサマらも! そしてワレを妙な球体に捻りこんだ家畜どもも!許さぬ、ゼッタイにだ! もはや喰ってやることもせん!このまま宇宙の塵にしてくれる!覚悟しろ家畜――」 「「あ゙ぁ゙ん!?」」 「ヒィ!?」 猛り狂う手負いのドラゴン。だが彼に向けられた目は…… (あ、あの家畜どもの目……まるで……) 「おいてめえ、さっきから誰に向かって家畜家畜連呼してやがんだ?この豚が!」 「危うく殺されかけて、今ちょっとストレス溜まってるんですよ。 人に期待させといて無様な醜態さらした私の『支給品』ごときが……誰が家畜ですって?」 狩る側の狼は、狩られる側の気持ちを体験した。 だが彼らは根っからの狩人。ちょっとやそっとでその心は折れない。 だが不快感と怒りの感情は残る。行き場のないそれは、体の中をぐるぐると巡る。 そんな時に。丁度目の前に。やたら丈夫かつ腹の立つ奴がいたらどうするか? 考えるまでもなかろう。 「な……キサマら……?」 ドラゴンの視界には、満面の笑みを浮かべつつにじり寄る二人―― ※ 「ガアアアアァァァ!?な、何故ワレの身体が動かぬ!?」 「おいミク、なんでこの豚トカゲ殺ったら駄目なんだ?」 「いやいや、私も最初はそのつもりだったんですが…… ほらもう一つの支給品、これがあるとその家畜は持ち主に逆らえないそうですよ?」 「ほう?」 奇跡的にドラゴン――ニアラはまだ存命していた。 とはいえ、その頭部をミクに踏みつけられ、さらに哀れな格好となっているが…… 「うぐぐ……身体さえ動けばキサマら家畜ごときに……」 「おや、ビクビク身体震わせちゃって悔しいんですか?」 いくら山手線プレスで傷を負ったとはいえ、ニアラは本来ここまで大人しくはならない。 彼がこうもミクに逆らえないのは、彼女の胸元で光る金色のバッジが原因である。 「サンドバックにして楽しむのもありですが、かなり丈夫みたいですからね。 今みたいに、いざというときの肉盾や移動手段として生かしておこうってわけです」 「なるほどな。役にたたなくなったら?」 「嬲り殺しですよ。さて……さすがに所さんは厄介な相手です。 一度彼から離れて態勢を建て直すためにも、予定通り北に向かいましょう」 「ち……仕方ねえ……」 「では……飛びなさい家畜!歌姫の命令――プリンセスオーダー!」 「グオオオオオオ!?身体が勝手に!?」 いつか再び、人間を狩るその時までに力を蓄え、備えるために。 人を人と思わない一団は、空を行く。 【豊島区・池袋駅上空/一日目・午後】 【初音ミク@VOCALOID】 【状態】 健康、疲労(中)所ジョージを警戒 【装備】 グリンガムの鞭 、ゴールドバッジ、真竜ニアラ 【道具】 基本支給品一式×2、南夏奈の支給品(1~3)、南夏奈の首輪、空のモンスターボール 【思考】基本:人間を見つけ次第『調教』する。首輪が外せそうな参加者は生け捕り 0:マグニスと組んで行動。人間の情報を提供する 1:地図中心部から離れ、第一回放送までは様子を見る 2:巡音ルカとそのマスター、その他VOCALOIDを殺害する 3:首輪を外し、主催者から色々と情報をききだす ※他VOCALOIDよりも身体能力が強化されています ※シンフォニア世界の情報を少し入手しました 【マグニス@テイルズオブシンフォニア】 【状態】 健康、疲労(中)左腕に若干の痛み、所ジョージを警戒 【装備】 肌色の斧@FC版ドラゴンクエスト3 【道具】 支給品一式、不明支給品(0~2)※確認済み 【思考】基本:皆殺し。 できれば主催も殺したい。 1:初音ミクと組んで行動。会場の移動方法などはミクに任せる 2:バトルロワイアル会場に使われている技術等を仲間か上司に伝えたい 3:自分を馬鹿にした雌豚(=巡音ルカ)を殺す。 4:他に会った豚(=参加者)も、もちろん殺す。 5:厄介な豚(=所ジョージ)も殺害したいが、今は保留 【補足】 ※原作出展です、少なくとも主人公達に倒される前。 ※人間の技術やVOCALOIDの情報を少し入手しました 【真竜ニアラ@セブンスドラゴン2020】 【状態】 神体、ダメージ(大)飛行中、レベル65 ※飛行可能高度及び連続飛行可能時間に制限有 【支給品解説『真竜ニアラ入りモンスターボール』】 ポケットモンスターシリーズ及びセブンスドラゴン2020より。 モンスターボール…カオスロワでは人間も捕獲できる赤白ボール。 様々な種類が存在し、飛び道具として武器にもなる。 真竜ニアラ…カオスロワでは症候群も経験した神。 正真正銘、人間を生み出した神。セブンスドラゴン及びセブンスドラゴン2020のラスボス。 支給されたのは若い頃(2020仕様)のため、毒華操作や竜召喚などの強力な能力は使えない。 代わりに肉体は全盛期のものであり、耐久力だけは非常に高い。 人間を家畜と呼ぶが、公式で少なくとも三回、人間に半殺しにされている。でもやっぱり家畜扱い。 【支給品解説『ゴールドバッジ』】 初代ポケットモンスターより。 ヤマブキジム制覇の証であり、レベル70までのポケモンなら他人のポケモンでも命令を聞いてくれる。 初代仕様のため、他の追加効果はない。 「……さて、どうするか」 ドラゴンが飛び去って行くのを、一人の男が眺めていた。 そう、所ジョージだ。 彼は山手線を投げつけた後も、しっかりとミクたちを見張っていた。 本来であれば、追撃のラッシュであのドラゴンもろともミクたちを倒すつもりだったのだが…… 「これが、制限ってやつか……」 普段であれば考えられないほど、彼は疲労していた。 時を止めていられる時間は短くなり、車両一つを投げつけただけで意外と体力を消耗している。 さらに、一般人には不可視の存在であるスタンド『楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)』も見られた。 『楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)』の、全体的な能力制限。 これは、さすがの所さんも予想していなかったのだ。 (追撃できず、逃がしてしまったのは痛いな…… あれは確かに人間の血だった。すでに誰か、殺られている…… 本性を現した初音ミクに……マグニスだったか。 あいつらはいずれ、この所ジョージが直々にぶっ飛ばす!) だが制限に屈することはなく。 僅かに乱れた呼吸を整え、孤高のスタンド使いは決意を新たに歩み始めた。 【豊島区・池袋駅周辺/1日目・午後】 【所ジョージ@実在の人物】 [状態] 健康、疲労(中) [装備] スタンド『楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)』 [道具] 基本支給品、不明支給品1~3 [思考・状況]基本 殺し合いからの脱出 1:首輪の解除方法を探す。 2:出来れば学生服の青年(キョン)に接触したい。 3:総理よりも喜緑さんを警戒。 4:初音ミクとマグニスはぶっ飛ばす ※楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)の能力全体に制限(把握済み) 時止めは2~3秒間。発動中は体力消費が激しくなり、間を置かずの連続発動不可 また、一般人であってもその姿を捉えることが可能 ※池袋駅周辺に山手線が一車両転がっています ※山手線の運行には差し支えありません 057:それは小さな祈りなの 投下順 059:マシンでつきぬけろ! 057:それは小さな祈りなの 時系列順 059:マシンでつきぬけろ! 042:君と豚を狩りあうTCBR 初音ミク 072:ひれ伏せ家畜どもっ! 042:君と豚を狩りあうTCBR マグニス 072:ひれ伏せ家畜どもっ! 022:ジョジョの奇妙なダーツの旅 黄金の髪 所ジョージ 077:所さんも目がテン
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/1432.html
概要 Ⅰ~Ⅲや、外伝作品で登場するモンスター。 他のファンタジーRPGでも世界観の和洋問わず、ほとんどの作品で登場しているほどの有名な種族だろう。 上位種に【キースドラゴン】、【ダースドラゴン】がいる。 『ドラゴンクエスト』というぐらいなのだからさぞかし有名で代表的なモンスターなのかと思いきや、 実はドラゴン自体は本編シリーズでの出演はそれほど多くない。 シリーズが進むにつれて【レッドドラゴン】だの【グレイトドラゴン】だの新しい【ドラゴン系】が出てきたせいで、 ただのドラゴンではインパクトが無くなってしまった為であろう。 モンスターズでも一部でⅠのイベントが再現されている以外では影が薄い。 一貫して有名・最強種族といえるのは不思議のダンジョンシリーズぐらいである。 DQⅠ DQⅡ DQⅢ DQⅦ(3DS版) DQMシリーズ トルネコ1 トルネコ2 トルネコ3 少年ヤンガス DQMB DQⅠ メルキド周辺から登場し、イメージ通りに高い能力の上に【ひのいき】をはく。 が、初めて出会う段階では普通の打撃の方が痛いぐらいで、むしろ炎は手加減かと思える。 しかしレベルが上がると一定ダメージの炎が痛くなってくるので、ある程度の存在感を維持している。 また【沼地の洞窟】では【ローラ姫】を守るボスキャラとして登場、非常にインパクトがある。 この洞窟に登場するドラゴンは、倒したというフラグが【復活の呪文】に埋め込まれているため、FC版でも戦闘に勝つと二度と出現しなくなる。 もしローラ姫をラダトーム城に連れて帰る途中に力尽きてしまった場合、姫は再びここに閉じ込められてしまうが、ドラゴンとの再戦はないのでご安心を。 ここのドラゴンはリメイク版で大幅にHPが強化され、67⇒153に増えている。 ただしその代わりに攻撃力は88⇒58、素早さは47⇒35にダウン。守備力だけは変わっていない。 経験値とゴールドは大幅に増え、「中盤でのボスキャラ」としての存在感を増した。 なお、モンスターズ1でもこの沼地の洞窟でのイベントが再現されている。詳細は後述の「DQMシリーズ」の項を参照のこと。 DQⅡ 【ロンダルキアへの洞窟】で5F以降に登場する。 高い能力に炎という基本はⅠと変わらず、呪文耐性と回避率も高めになっている。 何よりも数の暴力が恐ろしく、4匹で現れた場合不意打ちを食らったり、うまく逃げられなかったらほぼ詰み。 出口までもうすぐというところで炭クズにされてしまうとやるせなくなる。 なおリメイク版ではザラキやイオナズンで一掃できるので稼ぎモンスターに成り下がった。 ブレス攻撃の頻度がやや下がり、特に強力だった火炎の息の頻度が半減。不意打ちでの全滅の可能性すら減った。 ちなみに、今作の【ドラゴンキラー】に特効は無い。あってもロンダルキアで使うには弱い武器だが。 DQⅢ 炎を吐く他に【ごくらくちょう】を呼んだりするが、ただの後半のモンスターにランクダウン。 【デイン系】や【ザキ系】に弱いためすぐ倒せる。ヒャド系・バギ系・そして勿論ドラゴンキラーも有効。 一応色違いモンスターが存在しないということで、それなりにリスペクトはされているのだろうが、 【スタミナのたね】を高確率で落とすので、乱獲される運命を背負う。過去作の恐ろしさはもうどこにもない。 GB版では色違いのキースとダースが再登場したが、何か蛇足っぽい。 攻撃パターンや攻撃アクションも使い回しだし。 DQⅦ(3DS版) 【トクベツなモンスター】No.014。 公式定期配信石版No.13【古の竜がすむ洞くつ】のボスとして、ロトシリーズ以来となる本編への復帰を果たす。 火の息と火炎の息を吐きかえることが可能だが、その前にキースドラゴンが登場しているためインパクトが薄い。 ドロップは【まもりのたね】。だが、ドロップ率が高い訳では無いので、狩るのには向いていない。 【モンスターパーク】では他のドラゴン同様洞窟に配置されている。 DQMシリーズ 一応皆勤賞。 モンスターズ1ではⅠの【ローラ姫】救出イベントをモチーフにした【まちびとのとびら】の主として登場し、圧倒的な戦闘力で存在感を放っている。倒すと仲間になる。 2ではザコキャラで存在感が薄いが、CHでは【アレフガルド】のかつての【沼地の洞窟】に登場。 竜王の忠実な部下であり、主が死んだ今となってもローラ姫を取り戻さねばと話している。 話しかけるとキーファが姫をさらったと勘違いし戦闘になる。 このドラゴンを倒しても、勘違いしたドラゴンが救われるわけでもなく、 「おお…姫よ 姫は いずこへ…。もう なにも みえぬ…きこえぬ…。」 と最期の言葉を残して死んでしまう。 バルバルーの手下のガーゴイルの最期の言葉と同じく、モンスターにも心があるということを実感させられるイベントである。 JOKERではデオドラン島のダンジョンの一角に鎮座し、そこそこ存在感を見せている。 遭遇すると二度と出てこなくなるので、必ずスカウトしておきたい。 2では2枠になり、海岸の一番奥の洞窟内の通路の一角を塞ぐように鎮座している。 プロ版だとクリア後にこいつを倒した後ガマデウスが出る可能性がある。 能力ではMP以外の能力は結構上がる他、無印では強以上にすると2~3回攻撃できるようになる。 ドラゴンキッズ×2で配合できるが、ドラゴンキッズの+値が高いとドラゴンを素通りしてグレイトドラゴンになってしまうので一応注意。 所持スキルは「ドラゴンスピリッツ」。 トルネコ1 不思議のダンジョンシリーズではこの一族(特にダースドラゴン)が揃ってメジャーである。 炎を吐くという強いモンスターという特性が、最大限に生かされているためである。 ドラゴン自身は初代からの常連で、概ね本編ラストダンジョンの深層や本編ボスのお供に出てくる常連。 つまりは、コイツを見かければ本編はクリア目前ということ。やられなければだが…。 ドラゴン自身はシリーズ共通で、直線上に炎を吐いてくる。 炎は貫通せず、射線上に他のモンスターがいた場合は焼かれ、倒れた場合はレベルアップもする。 トルネコ1ではまさしく最強モンスター。経験値は3000で、次点【アークデーモン】の実に4倍! 25階からの溶岩洞窟のような背景を演出するピッタリな存在として出現する。 直線状に炎をはき20前後のダメージを与えてくるが、本編のⅠと同様、それ以上に打撃が非常に痛い。 ドラゴンキラーで2倍ダメージ、ドラゴンシールドで炎ダメージを半減できるものの、それでも(余程鍛えていない限り)タイマンで挑むのは止めた方が良いぐらいの強さ。 一方で圧倒的な経験値と、かなりの確率でアイテムを落とすので、機会があればできるだけ倒しておきたい存在でもある。 ちなみに【聖域の巻物】も炎には無力。射程無限なので大部屋【モンスターハウス】では特に注意。 余談だが、その強さは風来のシレンにも輸入され、姿こそ違うがそちらでもドラゴンが登場。 さらにその上位モンスターのスカイドラゴンの同一部屋内自動追尾ブレス、アークドラゴンの同一フロア内の自動追尾ブレスが風来のシレンで確立し、 それぞれトルネコ2の【キースドラゴン】、【ダースドラゴン】へと逆輸入され 両方のシリーズで恒例最強モンスターの地位が固められた。 トルネコ2 やはりクリア寸前の不思議のダンジョン24階から出現。炎のダメージは30で固定。 単体での能力は高いが、トルネコ側に対抗手段が増えた分、若干戦いやすくなっている。 特にドラゴンキラー・ドラゴンシールドを合成すれば難なく倒せるだろう。 ただし今作では直線状であれば視界外からでも炎を吐く。 たとえ部屋に誰もいなくても、通路の直線状に立っていると危険。 また水路も飛び越えてくるので、湖越しの予想外のところから飛んでくる可能性もある。 またラスボスである【邪悪な箱】との戦いの際には要注意。 この箱は炎や爆発を受けるとラスボスの癖に増殖するのだ。ドラゴンの射線には常に気を配ること。 しかも邪悪な箱はダメージを受ける度にその階に出現するモンスターを生み出すので、他の敵を全滅させたとしてもすぐ補充される。 トルネコ3 射程は10マスに減り、炎のダメージも20に減ったが、ドラゴンシールドが無くなったのでむしろ脅威が増した。 もちろん、基本能力の高さも変わらず、やはり他の敵より頭一つ分飛びぬけた能力を持つ。 【邪悪な風穴】の深層で初登場、続く【暗黒の間】でも登場し、ラスボス【ヘルジャスティス】のお供も務める。 仲間にすれば接近戦、遠距離戦共に強力だが、頭はあまり良くない。 具体的には、射線上に【ポポロ】や他の仲間がいても容赦なく炎を吐くのだ。 【封印の洞くつ】で序盤早々仲間のコイツに焼き殺されたプレイヤーも多いだろう。 ちなみにデフォルトネームはドーラ。 少年ヤンガス 火炎の息のダメージは30で、本人の特性のおかげで10マス先まで届く。 基本能力ももちろん高いが、基本の最大レベルが10と低いので仲間にするには若干物足りないかも。 表のラストダンジョンである【盗賊王の迷宮】の深層で初登場するが、前作までと違いラスボスと組んでくることはない。 DQMB 第3章から登場。モンスターバトルロードはDQⅧをモチーフに作られたアーケードゲームで、このモンスターはⅧに登場しないモンスター1匹目を飾った。 ステータスはHP:800 ちから:115 かしこさ:35 みのまもり:103 すばやさ:24。 技は「はげしいほのお」と「テールアタック」。 前者は敵全体に炎のブレスを吐いて攻撃。後者は敵単体を尻尾で叩きつける。 また、勇者と組む事で、はげしいほのおが「竜のおたけび」に変わる。雄叫びをあげて敵全体を怯ませる効果があるが、ダースドラゴン同様に貴重な攻撃技が一つ減ると考える事も出来るので、組むかどうかはパーティと相談しよう。 初登場時は耐久とパワーがあり、是非ともメンバーに加えたい1匹だったが、ドラゴンが登場した章でまさかのSPカード【秘剣ドラゴン斬り】が出てしまい、登場と同時に狩られる残念なモンスターとなってしまった。とは言え、対人戦でなければ気にする必要は無いので、主に大魔王討伐メンバーに加えれば問題は無かった。 その後、ドラゴン系がどんどん冷遇されていったのは言うまでもない。 【キースドラゴン】、【ダースドラゴン】とチームを組む事で、【ギガントドラゴン】へと合体する。 なお、ビクトリーの【レジェンドクエストⅠ】の第二章に出てくる個体は合体モンスターサイズで、「テールアタック」が2回攻撃になっている。それに相当したHPになっており、なかなかしぶとい。
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/1323.html
ドラゴン 竜族。竜族のもっとも代表的な生物で、 他の竜族はすべて、この種族の亜種である。 トカゲのような外観と翼を持つ、一般的な竜のイメージに則る。 各種ブレスを使いこなし、フィールドを選ばないのが強み。 ワイバーンと間違われ易いが、鱗が無く、 空中戦を主体とするワイバーンと、硬い鱗に覆われ、 陸上戦主体のドラゴンとでは、根本的に異なると言える。 他のドラゴン種についてはアースドラゴンなど、 各種竜種の項目を参照の事。
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/91.html
テーマは「お前ら鬼畜ジェン爺好きだな!でも俺は普通のジェン爺も好きなんだ」 ……ごめんなさい石を投げないでください。以下読んでおくと分かりやすいキャラ設定 カエラ:第一人称。駆け出しローグ。 姉御:女サムライ。カエラの師匠。受け。 彼:ヒーラー。今回も空気。 ギルマス:メイジ。非常にによくでしゃばる。 あっちゃん:近所の子供(?)。後ろが透けて見えるほど影が薄い。 ニギリオのサブイベントに関する記述があります。実際にはありえない順序の部分がありますが お目こぼしいただけると幸いです。 「うー……」 「疲れてるねお姉ちゃん」 いつもの休日。 よく晴れたいい日だと言うのにベッドに突っ伏しているあたしは決して不健全な生活を送っているわけではない。 断じてない。 あたしの気力を根こそぎ奪うのは、ここ連日の竜狩りで蓄積された疲労なのだ。 「そーなのよ、ポータルが使えるようになってから毎日のように狩りに出かけるようになってさ。 体力が資本のハントマンとはいえさすがに応えるよこれ」 頭を上げ、窓枠にひじをかけて部屋を覗き込んでくるあっちゃんに答える。 「それにしても、休みの日には毎日来てくれるけどあっちゃん意外とヒマなの? ううん、迷惑とかじゃないんだけどさ。おうちの人とかどう思ってるかなって」 「パパとママは何も言わないよ。それに僕、ここから他へはいけないし」 「そうなの?」 「そうなの。それより、疲れてるなら慰安旅行とか提案してみたら?温泉とか」 「温泉かあ……一度行って見たいけど、無理だと思うなー。また船に乗らなきゃいけないし、 現地でもお金がかかるし、それに今が大事なときだからそんな暇無いと思うよ」 「そうかな。ギルマスの人が温泉行こうって思ってたよ、あ、いや、そんな顔してたよ」 「くすっ。どんな顔よー」 「いいじゃない、ダメもとで言ってみなよぅ。きっと連れて行ってくれるって」 「へーへー。じゃ無理だとは思うけど行って見ますかね」 そんなわけであたしは一階に降りる。 そしてギルマスと出会い頭に飛んできた言葉は、 「あ、いいところに。出かけるから準備して」 「また!?」 「慰安旅行に行くよ。聞いて喜べ、行き先は温泉宿だ!」 「えええぇっ!?」 あたしは二階に駆け戻ることになった。 ―――――――――――――――――――― アイゼン東、ニギリオの宿。 「はい到着ぁく!『皆様、長い船旅ご苦労様でした』」 「……それは何かの皮肉か?」 「ポータルを使って徒歩三時間だもんね」 そうなんだよね。さっき知ったことだけどこの隔絶された半島にはポータルが設置してあって、 割と簡単にここまで来れちゃったのだ。 「文句言わない!せっかくの温泉宿なんだから」 「それなんだが……おまえ何か俺達に隠してないか」 「……何のことかな」 「とぼけるな。私たちに装備を忘れるなと念押しした時点でモロバレだ」 薄笑いしながらワザとらしく目を背けるギルマスを姉御とリーダーが目で問い詰める。 「…… フハハハハハハハハ! 実はこの近くのドーマ火山に帝竜がへぶっ!?」 姉御がどこからとも無く取り出したハリセンをギルマスの顔面に叩きつける。 リーダーの「そんなことだと思ったぜ」という嘆息が漏れた。 「あつつつつ……いつの間にそんなツッコミスキルを取得したんだい」 「黙れボケが。日ごろの疲れを取るための慰安旅行と言いつつ到着したら 実際には大物退治をさせようなどとお前には人間の血が流れていないのか」 「あ、休暇はほんとだよ?今日はゆっくり休んで、明日はドーマ火山で溶岩をせき止めて 熱を火山内に溜め込んでる大物ドラゴンを排除。で、明後日僕たちはより暖かくなった温泉に浸かり、 溶岩から力を受け取れなくなった帝竜は例の英雄さんたちが倒してくれる、と」 「結局のところまたサポートなんですね」 「まあね。ともかく間にドラゴン退治が挟まってるだけだし、せっかくの温泉なんだから楽しんでよ」 「しゃーないな、行こうシンシア」 リーダーと副長が、姉御が、姫ちゃんが思い思いに宿の門をくぐっていく。 あたしも後を追おうとしたところでギルマスに呼び止められた。 「ちょっと」 「はい?」 「一つ注意しておきたいんだけど、この宿は表向きひなびた温泉宿だけど 裏では色々な闇の仕事が行きかう場所だから注意して欲しい。 特にここの主のジェンジェン翁は小物のフリして本物の極道だから気をつけてね」 「あ、わかりました」 「うん……ここは、人の汚さが見える場所だ」 「……?」 ―――――――――――――――――――― ほっかほっかぴっかぴっかつるつる、るん。 温泉っていいね。 なんてったって足を伸ばしてゆったりと入れるのがいい。 それと湯上りのコーヒー牛乳がまた格別で……なんかオヤジ臭いかな? 他に感動したのは畳だね。 眠るにはちょっと固いけど寝転ぶだけであんなに心地いい床材ってのはなかなか無いんじゃないかな。 カザンに来たサムライがわざわざ畳を一枚だけ買って洋間に敷いたって話を聞いたときには笑ったけど、 あれなら無理ないよね。 さて次は彼を探し出して一緒に卓球でも…… と、そこであたしは向こうから知らない人と連れ合ってやってくる姉御を発見した。 「青眼か、確かにそりゃあたいの眼中には無かったねぇ」 「小生も詳しいことは分かりませんが、敵の攻撃を弾くのに適した型とのことでした」 ……言葉遣いが変だ。ショウセイ? 「やっほう。姉御ー」 とりあえず声を掛けてみることにした。 「ん、カエラか」 こっちが姉御。あたしの師匠で、ギルドのサムライ。 ちょっとした事件があってここ半月ほど口を利いてくれなかったが最近は元通りだ。 「おや、お仲間かい?」 そしてこっちは。 「……きつねさん?」 ぺし。 叩かれた。 「……失礼だろうが」 「あはは、よく言われるよ」 その人はやっぱりお侍さんで、頭の上にその髪と同じ色をしたふわふわの耳があった。 エデンの人間なら誰だって知っていることだけど、この星の人間はヒトとルシェ、二つの人種に分かれている。 東大陸には主にヒトが、西大陸には主にルシェが住んでいて、人口は大体とんとん。 ウチのギルドには一人もルシェがいないんだけど、ルシェは比較的身体能力に優れ、また頭脳にも優れ…… ……あれ?ヒトが勝ってるところって、どこ? ともかく、その人はルシェ女性の証である耳を持っていた。 「これが小生の所属するギルドのカエラです。……こちら、先程知り合った方だ」 「あ、よろしく」 「よろしく。それにしてもなんだ、従者さん付きとは結構やるねえ」 その狐侍さんが愛想よくにへらと笑う。 あたしを指差してそう言うと姉御はとんでもないとばかりにぶんぶん首を振った。 「滅相も無い。小生は従者を連れられるほどの熟者ではありませぬ故、これは単なる後輩になります」 「そうなのかい?」 「あ、はい、まあ。あたし悪事してとっつかまったクチなんで。 で、しばらく稽古をつけてもらったのが姉御」 「ふうん。ま、立ち話もなんだし、そこの休憩所に入らないかい?」 「お待たせしました、きつねうどんです」 「おお、お待ちかね」 「……(ねえ姉御、この人やっぱりきつ)」 「(やめんか、失礼だろうが)」 あたし達は休憩所に場所を移し、お互いの旅の話を聞かせあっていた。 「しかしね、世界中を駆け巡って竜退治ってのはいいね。なかなかできることじゃないよ」 「それ言ったらそっちの、東大陸中を一人旅の方が凄いよ。仲間はいないの?」 「あたいは代々サムライの家系なんだけどね。仕える主人が見つからないもんで こうして旅をしてるのさ。ここに来たのはまあ、物見遊山なんだけどね」 たぶんかなりの凄腕であるだろう狐侍さんは、そう言って頭をかいた。 むう。こうして見るとそうは見えないんだけどなあ。 「サムライの家系というと、御身はアイゼンのお生まれで?」 「そうさね。いや、昔はちゃんと仕える家があったんだよ?あたしも小さい頃はそこへ奉公に出たもんさね。 そこの家ってのが、奥さんと嬢ちゃんはいい人だったんだけどご主人が偏屈でね、その上ドケチ! ……ま、あの家がなくなってしまった今思い返せば割と楽しい一家だったかね」 「仕える家……ですか」 「サムライなんてのは大概何かに仕えるもんさね。それは主人だったり、剣の道だったりするけどね。 あんたは何に仕えてる?」 狐侍さんが姉御に問うた。 姉御はあごに手を当てながらしばらくゆっくりと頭をめぐらせ、ぽつりと言う。 「仲間……の命を守るという義でしょうか」 「あっはっはっは!よく言った、あんたいいルシェだね」 「?」 あたしは、そしてたぶん姉御も、疑問の意味で視線を返した。 どう見てもヒトにしか見えない姉御がルシェ? どういう意味だろう。 あたし達の表情に気付いたのか、狐侍さんが説明に入る。 「あ、いやそういう意味じゃなくってね…… なんていったらいいかな。 ……そうだ。いいかい、ヒトという言葉には……」 「あ、それ知ってる!『人という字は、人と人とが支えあって出来ているのです!』」 「……」 「……」 「……ヒトという言葉には、種族の名前である『ヒト』という意味と、心を持った 一つの人格であるという意味の『人』という意味の二つの意味があるんだ」 「ごめんなさい」 ものすごい赤っ恥をかいた。 まあまあと狐侍さんが肩をたたいて、続きを語り始める。 「そしてルシェにも、種族の名前である『ルシェ』とルシェの本質であるものを備えた人格である意味の『ルシェ』がある。 和を尊び、豊かな心で生きることを美徳とするのが『人』なら、 仲間のために命を張り、散った命は仲間が受け継いで先に進むのが『ルシェ』だ。 ということは、『人』であるルシェがいるのは当たり前だし、 『ルシェ』であるヒトがいたって何もおかしくないだろう?」 「はえー、なるほど!」 「恥ずかしながら小生も今まで知りませんでした。 思い返せば西大陸に行ったとき、強大な敵に立ち向かったヒトのハントマンにネバンの戦士の長が 『お前たちも立派なルシェの仲間だ』といっておりましたがあれはそういう意味だったのでしょう」 「ん。まあ、そういうことさね。 ……だから、昔はルシェであること、ヒトであることに大して意味なんて無かったんだ」 それまで快活にしゃべっていた狐侍さんが急に遠くを見るような顔で言い、 あたしと姉御は顔を見合わせた。 「……ちょいと、聞いてもいいかね。世間ではまだ、『アイゼンではルシェを差別する風習がある』 なんて噂がまかり通っているのかい?」 あたしと姉御はもう一度顔を見合わせた。 「噂が流れているというか」 「アイゼンでそう聞いて以来、すっかりその通りだと」 だんっ! 「アイゼンにそんなバカげた風習があってたまるもんかね!!」 突然の剣幕にあたしは若干ひるんだ。 狐侍さんはそれに気付くと、恥ずかしそうに頭をかいた。 「……あ、ああ、すまないね。本当にすまない。あたいとしたことが……ふぅ」 「失礼を申したのは小生のようですのでお気になさらず。 それより、今の事を詳しくお伺いしたいのですが」 「ん、ああ。そうさね、あんた達の仲間にルシェはいるかい?そのルシェが、アイゼンで他の仲間と比べて 悪い扱いを受けたなんてことは。もしくはルシェだけのパーティーが見下されたなんてことは? ん、いないのか。……まあ、一部にはそういったのもいたかも知らんがね。 表通りを歩く人たちでそんな手合いはまずいないはずだよ、少なくとも形式上はだ」 「ほう」 「考えてもごらんよ?岩と竹林ばかりの荒れた土地に、ルシェとヒトとが手を取り合い、 王が先頭を切って拓いたような国で、どうして民の半分を奴隷にしようなんて考えが出るもんかね」 「あ……」 「アイゼンの階級の最下層がルシェとされているのは、ルシェがサムライだった頃の名残さね。 西のルシェは孫子のために死に、東のルシェは主のために死ぬ。その頃の多くのルシェはサムライだったんだ。 だから自然とヒトを主とするルシェは増え、主人と従者という関係はヒトとルシェへと移り変わっていった。 ……あたい達は支配されていたから最下層になったんじゃない、サムライである事を選んだから ヒトの下に着いたんだ。それはミロスの言うような悪習じゃない、アイゼンの文化だったんだ!」 「アイゼンのルシェの誇りですか」 「そうさ。奉公だってそうやって出来た仕組みでね、生まれたときからヒトとルシェが一緒に生活し、 階級の差はあれど心には差なんてできない。一つの民として暮らしていたんだ。 まあ、長い歴史の中で感覚の麻痺してしまった貴族もいた。そういった貴族は平民を足蹴にし、 最下層のルシェを生まれつきの使用人と勘違いして横暴を尽くしたりしたがね、 それでも大体のところアイゼンは世界で一番、ルシェとヒトが共に生きる国であり続けた。 ルシェとヒトはお互いにいたわりあいねぎらいあい、子供達は人種など気にせず遊び、 奉公の子供がお使いに出れば肉屋の主人がいつも偉いねえといっておまけしてくれる。 そんな国だったんだ。……主人と使用人という垣根を越えて恋に落ちるものも多かったんだよ?」 「え、そうなんですか?」 「おお。ルシェの男は皆男前だし、ルシェの女は……あたいを見りゃ分かるだろう?」 このかわいい耳でどんな男もイチコロよ、とのたもう狐侍さんにあたし達は笑い、空気が少し明るくなる。 「っと……それがどうして今みたいなことになったんだか、今のアイゼンはどっかおかしいんだ」 「貴族と平民の間に大きな軋轢ができ、城下町が二分していましたね」 「うん。おかしくなり始めたのは四十年位前からかね。貴族の上のほうで腐敗が始まると同じくらいに、 アイゼンでのルシェとヒトの関係をどう勘違いしたんだか社会ダーウィニズムにかぶれた奴らが アイゼンの商売の基盤を侵し始めたんだ」 「(ねえ姉御、しゃか……ってなに?)」 「(ダーウィンの進化論を弱肉強食の意味に曲解し、更にそれを社会に当てはめて、社会は強いものが 生き残るのだから強者は弱者を搾取しても構わないのだという結論に仕立て上げた考えのことだ)」 「それまで仲良くやってたのが競争しなきゃ生きていけなくなる。 上からは階級間の礼を厳格に守るよう圧力がかかる。 そうなるとまず生まれた子供達が染まるのさ。子供が染まったらおしまいさね、 アイゼンの未来をになう土台が侵されたってことなんだから。 そうやって国全体が段々腐っていって今じゃアイゼンは民の心が荒みきった国に成り果ててる。 今の若いのには昔からルシェとヒトには格差があったと思い込んでるのも多いんじゃないかね」 「そうかも……しれませんね」 「しっかしね、困ったもんだ。現状を抜け出すには昔のアイゼンらしさを思い出すほか無いってのに、 ミロスなんかは逆にアイゼンの文化を取り払って平等主義を取り入れるべきだなんていってやがる。 その平等とやらをタテにして貧民やらルシェを食い物にしてる奴らがいっぱいいるってのにね。 ああゆう手合いはどこから流れてくるんだ、やっぱりカザンかね?」 「カザンに本拠地を置くものとしては耳に痛いことです」 「あや、そいつは悪いことを言ったかね」 「いえ、カザンのような新興国には数え切れない功罪があると思っております。 アイゼンを毒しているのはその罪の部分でしょう」 「………」 あたし達の間に何ともいえない沈黙が落ちた。 すっかり冷めてしまったお茶をすする。 「ま、でもね。実を言うとあたいはそんなに心配してないんだ」 「ほう、というと」 「さっきはあんなこと言ったけどね、今でもアイゼンでは貴族と貧民の格差こそあれ、 ルシェとヒトには大きな隔たりは無いだろう?無論、一部のいがみ合ってる奴らを除いて」 「そーだね……?うん、貧民を見下してる人や貴族を憎んでる人はいたけどルシェが嫌い、 ヒトが嫌いって言ってる人は少ししか見なかったし、病気の主人を一生懸命看病する ルシェの人がいたけど、あれはいい関係に見えたよ」 「そいつはよかった。ルシェとヒトが手を取り合ってる限り、あの国は元に戻るよ。 なんてったってアイゼンはそうやってできた国なんだから」 狐侍さんはそういってお茶をすすり、そして 「すいません、きつねうどんもう一杯」 ……うどんをお替りした。 「さて、ずいぶん長くしゃべったねえ」 「あの、一つ聞きたいんですけど、何十年も前のことよく知ってますよね。 ……おいくつなんですか?」 「こら、失礼だろうが」 「聞きたいかい?ちょっと耳を貸しな」 そういって狐侍さんはあたしの耳に口を寄せる。 「(ごにょごにょごにょ……)」 「え、ええええええええぇぇぇ!?」 「なっ!?なんて言われた!?」 「え、あ?……失礼だっていったの姉御じゃないですか」 「むぐっ……」 「あっはっはっは!……さて、今度はあんた達の話、聞かせてくれるだろ?」 ―――――――――――――――――――― アイゼンの東、ニギリオの宿。 火山の噴火によって溶岩で隔絶されてしまったこの場所には、様々な闇の仕事が舞い込んでくる。 それらを管理し、そして暗躍するのがこの宿の主であるジェンジェン爺であった。 時にはマフィア同士の抗争を仲裁し、時には裏のルートを仲介する。 特に重要なのがこの裏ルートであった。 一般に出回らないような高級食材を始めとし、 普通の商店が見向きもしないような名も無きルシェの逸品は裏のルートを通ってその性能ゆえに 高額で売買され、某国の大統領の手にさえ渡る。 プレロマからリークされた機密情報は激しい情報戦の末、北の大賢者の下へ。 貰い手のないかわいい犬、猫、そして牛は冒険者の癒しとしてギルドハウスへと。 もし裏の商品を見つけたなら、それは九割方ジェンジェン爺の手によってもたらされた物だと思った方がいいだろう。 そして今日もここで、とある闇の取引が行われようとしていた。 「ヒョッヒョッヒョッ……いつもすまないのう……」 「いえ……私の商品が広く出回るのもジェンジェン大人のおかげ、当然の心配りと」 ジェンジェン爺の相手をしているサングラスをかけたルシェの男、裏の商品を扱う者たちの中でも 最も成功し、いまや全世界をその商売の相手としている男が言った。 「うむ、よい心がけだ。更なる商売繁盛を願っておるぞ……?」 男が渡していったのはその商品、全世界の二十人に一人が持つと言われるその商品こそ、 「ケッケッケッケ……」 『大人の絵本』であった。 もう一度言おう。 もし裏の商品を見つけたなら、それは九割方ジェンジェン爺の手によってもたらされた物だと思った方がいいだろう。 ―――――――――――――――――――― あたしは彼を探して歩いていた。 手に持っている茶色い紙包みは、さっきの狐侍さんからもらったアイゼンの医学書だ。 あたいには無用の長物だからといってくれたこの医学書は、しかし高価でなかなか手が出ない代物のはずだ。 ヒーラーの彼ならきっと喜んで受け取ってくれるだろう。 328 名前:駆け出しローグの日記 ニギリオにて 6/13[sage] 投稿日:2009/04/19(日) 03 37 54 ID qhgSdAkt そんなことを考えて宙に着かない歩きをしていたもんだから、 「あわっ!?」 蹴躓いてすっころぶのも仕方ないというものだった。 「のわっ!?」 向こうからお爺さんの驚いた声が聞こえた。 起き上がり、右手に持った紙包みを吹っ飛ばしていることに気付いたあたしは茂みの方を覗く。 そこには何かを探すように辺りを見回すおじいさんがいた。 「えーと……すい……ません?」 さっきの声といいたぶんあたしの手から飛んだ包みが原因だと考えるべきだろう、一応謝っておく。 「む?お前か!いきなりわしの大事な荷物を吹っ飛ばしてからに!」 あ、やっぱり。 それ以上話しかけても怒られそうなので、あたしも自分の包みを探す。 方向的にはこっちの方に…… 「「あ」」 あった。 柔らかい草の上に、茶色い包みが落っこちている。 「あー、よかった……」 「やれやれ……」 そして。 「「……」」 その包みに、同時に手が伸びた。 「……ちょっと、何よ」 「それはこっちのセリフじゃ!お前こそ……ふん」 「あっ!」 ……取った!! 「ちょっ!何すんのよ!」 取り返す。 「お前こそ何を!」 取り返し返される。 「これはあたしのよ!!」 「なにを言うか!!」 取り返し返し返……そうとして引っ張り合いになる。 「んぎぎぎぎぎぎぎ………」 「ふぐぐぐぐぐぐぐ………」 と、そのときやっぱり掴み方が甘かったのだろう、あたしの手から包みがすべる。 「ふおっ!?」 お爺さんが後ろにバランスを崩し、包みが吹っ飛んだ。 吹っ飛んだ包みはそこにいたお昼寝中の犬の鼻先に飛んでいき…… 「?」 犬にくわえられた。 「あっ、こら!」 「やめい!傷がつく!」 慌てて取り上げようとしたのがいけなかった。 驚いた犬は一目散に逃げ出してしまったのだ! 「なっ……」 「待てぇーー!」 包みをくわえた犬が庭を走る。その後を並んで走るあたしとお爺さん。 「何でついてくんのよ!あれはあたしのだって言ってんでしょ!」 「何を言うか!あれはわしのものじゃと言っとろう!せい!」 「きゃっ!?」 二人とも走っているにもかかわらず、見事な足払いであたしは足をもつれさせる。 「わっ!とっ!とっ!とっ!……こんちきしょーー!!」 「ちぃ、しぶといやつめ!」 頭に来たあたしは全力でお爺さん……ああもうじーさんでいいや、を追い抜きにかかる。 並走したまま小競り合いを続けながらだ。 逃げていく犬は庭の突き当たりで泊まるかと思いきや、廊下に飛び乗ってさらに逃げ始めた。 「ああ!泥だらけの足で廊下を!」 急いで靴を脱ごうとするじーさんを尻目に、あたしはジャンプ。 空中で靴を脱いで両手に掴み、そのまま廊下に着地して後を追う。 「ぬおっ!?」 これで引き離せると思ったけど、じーさんは意外とすばやく追いついてきた。 「おのれちょこざいなぁ!」 「さっきの足払いといい意外とやるわね……でもこれで差をつけてやる!」 廊下の向こうに水面が見えた。 建物を正方形に切り取ったようなスペースに、高級そうな鯉が泳ぐ池が作られている。 池をコの字型に迂回する廊下の直前で、あたしは左斜め前の柱に向けて跳ぶ。 垂直な面に着地するようにスピードを殺し、さらに垂直にジャンプ、廊下に着地する。 そうやってあたしはスピードをまったく緩めることなく90°のカーブを走り抜けた。 「はっ!さすがにこのマネはできないでしょー!」 しかし勝ち誇って後ろを見たあたしの目に飛び込んできたのは、更に上を行く光景だった。 「ヒョーッヒョッヒョッヒョッヒョッヒョッヒョッ!青いのう!」 「い、池の上を走ってるぅ!?」 水面を高笑いしながら走るジジイ、という悪夢のような光景に気力を奪われながらもあたしは走る。 大きく迂回したあたしと直線を走りぬけたじーさんでは差がつくしかなく、水面から廊下に飛び乗って 走り去ったじーさんに遅れること数秒、コの字カーブの終わりに達したあたしはそのからくりを知ることができた。 池の中に、水面ギリギリに平らな石がいくつも沈めてあるのだ。 石の場所を覚えておき、追っ手がかかったときなどに利用する仕掛けだった。 こんなことを知ってるなんて……あのじーさん一体何者? ともかく、これであたしは大きく差をつけられている。 何とかしてじーさんを足止めしないと……と、そのときじーさんの先に歩いてくる泊り客の一団が見えた。 これだ! すう。 「きゃー!その人痴漢!捕まえてー!」 「なっ!?何じゃと!?」 しめた! ガタイのいい男の人が、事情を呑み込めず戸惑いながらも通路をふさぐ。 「何をする、どかんか!」 「いや、でも……」 「痴漢された本人が追って来るものか……あっ!!」 「おっ先ぃ!」 じーさんを追い抜かし、廊下の突き当りを飛び降りて走るあたしの目に行き止まりでおろおろする犬の姿が見えた。 「袋の鼠よ!おとなしく本を返せえっ!」 近付いてくるあたしに気付いた犬は慌てて走り出し、そして…… ……犬のくせに転ぶなぁ! 「あっ!」 犬の口から離れた本は行き止まりの竹垣の下を通って向こうにいった。 竹垣には扉がついてるけど鍵がかかってる。よじ登って越えていくしかない! しかし、竹垣に取り付いてよじ登り始めた間もなく、じーさんが追いついてきた。 「行かせるものか!」 「わあっ!」 足を掴んであたしを引きずり落とし、今度は自分がよじ登ろうとする。 こんちくしょう! 起き上がるなり今度はあたしがじーさんを引きずり落とす。 「ぬあっ!」 「このっ!」 「ふぬっ!」 「こいつ!」 お互いに邪魔しあって取っ組み合いになったあたし達は、埒があかないと悟るとばっと離れた。 油断なく相手を見、相対する。 「どうやら……戦って決着をつけるしかないみたいね……」 「わしに挑むか、愚か者めが!身の程を知るがいい!」 あたしは両腰の短剣を抜き放ち、投げる! 「しっ!せい!」 「ぬっ?」 真横に投げた短剣は、竹垣の隣の柱に仲良く突き刺さった。 姉御の無手を真似て、構える。 「さあ、行くぞ!」 「素手でわしに挑むとは、その意気や良し!褒美に勇気と無謀は違うということを教えてくれるわ!」 「ほざけ!」 じいさんが構えた。……なんだこのインチキ臭さ…… とはいえ油断は禁物、慎重に隙を探って…… やけに大きな羽音が聞こえてきたのはそのときだった。 「え?」 竹垣の向こう、このあたりでよく見るフクロウの魔物が降り立って…… ……だからなんでその包みを狙うの!? フクロウが紙包みを掴んで飛び上がった。 「あっ!」 「隙ありぃっ!!」 「え、ふぎゃっ!?」 しまった! じーさんのインチキ臭い飛び蹴りを喰らい(ちっとも痛くないんだけどなんだろうこの腹立たしさは)、 すっ転んだあたしを尻目にじーさんは竹垣を越えて言った。 「ああもう、ちくしょう!」 あたしは三動作で竹垣を飛び越え、全力で後を追う。 ―――――――――――――――――――― 「……あ、フクロウだ」 「んー?あれ魔物じゃねーか?」 ニギリオの宿の裏庭で、のんびりと掃き掃除をしていたルシェの子供が飛び去っていくフクロウを見て言った。 「悪さをしないなら放って置きなさい、それより真面目に仕事をしないとご主人に怒られるぞ」 「はっ、あんなケチジジイが怒ったって怖くも何とも……」 「待てええええええい!!」 「うわゴメンナサイ!」 温泉宿に相応しい静けさは突然の乱入者によって跡形も無く粉砕された。 いや、乱入者というのは語弊があるだろうか。 なにしろ騒々しく裏庭を突っ走り、使用人達に目を剥かせたのはこの宿の主なのだから。 「ジェン爺!?」 「どけどけどかんか、跳ね飛ばすぞ!後ろから来る小娘を足止めしろ!」 「ジェン爺一体どうしたんです!?」 事情を理解できない年長のルシェが説明を求めるが、一刻を争うジェンジェン爺はそれを一蹴した。 「ええい、お前たちは黙って従っておれば良いのだ!早くせんか!!」 「りょ、了解!」 ジェンジェン爺を見送って背後を見る使用人達の視界で、黄色い髪を揺らしたローグが走ってくる。 裏庭を走るカエラの前に現れたのは、老若男女、いかにも仕事中ですといった風情の使用人たちだった。 「え?なに!?」 「ごめんね!」 一致団結、年代も体格も違うルシェ達がお互いに庇いあってとおせんぼするその光景は微笑ましいものだったが 今のカエラにとっては非常に厄介な光景であった。 「ちょっ……通して、通してってば!」 「すまないがここは通せないよ、別の道を回ってくれないか」 「なんでよ!?今ここをへんなじーさんが通って行ったでしょ!!」 年長のルシェがやんわりと諦めさせようとするが、焦るカエラは聞き入れようとしない。 人の壁に突っ込んで無理やり押し通ろうとするカエラの視界に、あのフクロウを掴みかかるジェンジェン爺の姿が移った。 「あ……!」 片足に包みを掴み、もう片足をジェンジェン爺に握られたフクロウは必死に暴れて逃れようとする。 「ええい、この、ぷわ!……暴れるな!その包みさえよこせばいいのだ!」 手の届かないところで大切な荷物を奪われ、持ち去られようとしている。 カエラはこれ以上なく焦り、自分でも気付かぬ内に叫んでいた。 「お願い、通して!あれは大切なものなの……彼にあげたいものなの!!」 その真剣さに使用人たちは一瞬ひるみ、ジェンジェン爺ははあっ!?という顔をしてその拍子にすっ転んだ。 「……っ!」 「あっ!」 使用人たちがひるんだ隙を突き、カエラは彼らをすり抜けて走り出す。 一方慌てて起き上がり、フクロウを追おうとしたジェンジェン爺は、一人のルシェの子供に抱きつかれた。 「んな!?何をする!?」 「ジェン爺!いじめちゃだめだよ!あのお姉ちゃん、大切なものだって言ってたよ? 取り上げちゃ可哀想だよ!!」 「おい!ご主人にそんなことをしては……」 「何を言うか!アレは……ええい、離さんか!」 純粋な瞳に見上げられてジェンジェン爺は焦り、周りの使用人たちはうろたえる。 しかし、フクロウを追って走るカエラを目にしたジェンジェン爺はもう少女に構っていられなくなった。 「離せ!離せといっておろう、ええい……離さんかっ!!」 「きゃんっ!」 少女を突き飛ばして後を追おうとしたジェンジェン爺は、次の瞬間足を引っ掛けられてすっ転ぶ。 「ぬあっ!?」 「ああごめん!俺の脚ちょっと長すぎてさ!」 「ええい、何のつもり……」 「通りまーす、ご注意ください」 「ぐおはぁっ!?」 立ち上がろうとしたジェンジェン爺を、さらにやってきたシーツを積んだ台車がはねた。 「ああ、ジェン爺大丈夫ですか!?」 転がったジェンジェン爺が、よろよろと立ち上がりながら怨さの言葉を吐く。 「きっ……貴様ら……本当に何のつもり……」 「ってかさ、お客の荷物を取り上げるのは絶対ダメだろ!? 単にドケチなだけだと思ってたけど何考えてんだよ!ますます見損なったぜ!」 「ぬっ!?だ、だから違うといっておろうが!アレはわしの物で……」 「アレってなんだよ!」 「そーだそーだ!」 周りを見回したジェンジェン爺は使用人たちの間にとんでもない誤解が広がっているのを悟る。 客の荷物を奪ったと勘違いされ、さらに大人気なく小さな子供を突き飛ばしたジェンジェン爺を見る 使用人たちの視線は一部を除きどれもこれも絶対零度の温度だった 「ぬう、アレは……その……アレだ!!ええい、退かんか馬鹿者共めがぁ!!」 「うわっ!」 走り去っていくジェンジェン爺を見送るルシェたちはお互いに顔を見合わせた。 一部の者は他のものを思い留まらせようとするが、しかし多くは頷きあう。 彼らは誰からともなく掃除用具を置き、ジェンジェン爺の先回りをするように走り出していった。 カエラはフクロウを追いかける。 幸い重い包みを持ったフクロウは高く飛ぶことができず、走って追いかけることができる。 門を抜け、折り返して走るカエラの耳に塀の向こうからゆかいな騒ぎが聞こえてきた。 「むあっ!?」 「ああ、間違えて床に使うワックスを撒いちゃった!」 「うああっちゃあ!!」 「芋を焼く焚き火にジェン爺が突っ込んだ!!」 「ぬおお!?」 「あっ、今夜のお夕食に出すイキのいいタコが!」 「あつつつ、あつっ、あつ!?」 「今夜のお夕食に出すカニが!」 「あつ……ぬおおおあぐええああう!?!?」 「きゃあ、今夜のお夕食に出すスカイフィッシュが!!」 「わざとらしいわーーー!!!」 「総員、配置!決して通すな!」 「ラジャー!」 「皆、生きて帰ろうぜ!」 「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ……」 「開き直るなーーーーー!!!!」 聞こえてくるカオスに耳を傾け、カエラは思う。 ――皆、ありがとう。 ――でも、ジェン爺ってどっかで聞いたような。どこだっけ? 「さっきから何の騒ぎだろ……?」 裏庭の近くを散歩していたメイジは、先程から聞こえてくる騒ぎの出所が近いことを知って足を止めた。 そんな彼の目の前に、突然角から煙を上げるタコとカニとスカイフィッシュと人の合体物が転がってきた。 「……なんだぁ!?」 落ち着いてそれを観察し、それが色々な物に食いつかれたヒトの老人だと分かると彼は声を掛ける。 「もしもし、おじいさん大丈夫?火がついてるよ?」 「ぬ……おおおう……おのれえ……」 「おじいさん?おーい。燃えてるってば」 「おのれ……おの……」 「もしもーし、燃えてますよー」 「ナメくさりおって……この……この……」 「おーい。燃え……」 「おのれえええ……」 老人は顔を上げた。 「げっ!?」 それがこの宿の主であるジェンジェン爺であったこととその形相の凄まじさに、メイジは二メートルほど飛び退る。 そんな彼に気付きもしない様子でジェンジェン爺はゆらゆらと立ち上がった。 事情を飲み込めないメイジの前で、ジェンジェン爺は静かに怒りをたぎらせる。 「散々……コケにしおってからに……」 「あ、あの」 「このジェンジェン爺を……ナメるでないわぁーーー!!!」 「うわっ!?」 怒りの咆哮と共に真っ白い塀に向かってダッシュし、ジャンプする。 塀に張り付いたジェンジェン爺は、ゴキブリのように塀を這い登っていき、向こうに消えた。 後にはメイジだけが残される。 「……なんだったんだ……」 カエラは驚愕した。 もう追いついてはこれないだろうと思ったあの老人が、 自分ですら道具を使わないと登れないような高い塀を飛び越えて現れたからである。 唖然とするカエラを一瞥すると、老人は一目散にフクロウを追って走り出す。 「あ、こら!」 我に返ったカエラはすぐに後を追った。 「待ぁーてー!」 老人は追ってくるカエラをちらりと振り返ると、おもむろに何かを引っぺがした。 そして距離をつめ、その襟首を掴もうと手を伸ばすカエラに放る。 「ふん」 「わぷっ!?」 それは生きのいい大きなタコだった。彼(?)は見事にカエラの顔面に向けて命中し、へばりつく。 「あ、わ、たっ、こら!」 視界をふさがれたカエラは大慌てし、次の瞬間、前方にあった池の縁石に足を引っ掛けた。 「えっ?―――きゃああああぁぁぁぁっ!!!!!」 カエラはそのままの勢いで宙を舞い、その直後、頭から池に突っ込んで派手な水しぶきを上げた。 勝った。 後ろから聞こえてくる水しぶきの音を聞き、ジェンジェン爺は自らの勝利を確信した。 あとはあのフクロウから包みを取り返せば全てが終わる。 足を速めるジェンジェン爺の見る先で、フクロウは前方の蔵の中に飛びこんでいった。 しめた!蔵の中にさえ入ればこっちのものだ! 完全勝利に向け、ジェンジェン爺は最後のスパートをかける。 そして蔵の戸へ向け、ジェンジェン爺は地を蹴った。 「袋の……」 扉へ向かい、その右足が思いっきり突き出される。 「フクロウじゃーーーーー!!」 ジェンジェン爺は蔵の扉を蹴り開けた。 けたたましい音を立てて扉が開き、その勢いのまま跳ね返ってジェンジェン爺の後ろで閉まる。 そしてジェンジェン爺は、 「むがっ!?」 干しわらの山に突っ込んでいた。 「ぺっ、ぺっ!農具倉庫か!?」 そのとき、頭上で羽音がした。 頭上で、フクロウが倉庫にあった一つの袋を蹴って小窓から逃げていく。 見上げるジェンジェン爺の上に、袋からこぼれた大量の石灰が雪のように降り注ぐ…… ※粉塵爆発(ふんじんばくはつ) 文字通り空中を漂う多量の粉塵が引火し、爆発を引き起こす現象のことだ。 狭い場所、密閉した場所では破壊力が増すだろう。 ドラゴンの爆殺にも使えるので存分に活用するがいい。 私も一度ハデにやってみたいものだ、クックックックッ………(byプレロマの偉い人) ―――――――――――――――――――― あたしは放心して、蔵が吹っ飛ぶ非現実的な光景を眺めていた。 辺りの使用人たちもただ呆然としてそれを見ている。 ……ざっぱん。 振り返ればあのじーさんが池に突っ込んでぷすぷすと音を立てていた。 それを見て、そして、上を見上げるあたしの頭上で、あのフクロウが旋回してる。 何かが落ちてきた。 それを受け止めてみれば、それはあの茶色い紙包みだった。 「ぐおおおお……」 じーさんが呻きながら起き上がる。 だけどただ、色々と気力を失ったあたしは紙包みを破った。 茶色い紙を取り払い、中の本を取り出す…… …… 「きゃあああ何よコレっ!!」 ようやく顔を上げたじーさんは、その瞬間にあたしがぶん投げた本の表紙の女の子と熱烈なキスをして、 そのまま池の中にぶっ倒れた。 「おーい、あったかー?」 「見つからないよー」 いつの間にやら夕暮れ時。 あたしは最初に転んだあの場所で、自分の包みを探している。 「あの……本当にいいの?あたしのせいでものすごい迷惑かけちゃったのに、手伝ってまでもらっちゃ……」 「いいっていいって、好きでやったことだからな」 「俺達全員晩メシ抜きだけどな。まあおかげで糞ジジイの面白いところが見れたからいいや」 「そーそー……お、これじゃねえか?」 「ちょっと見せて……うん、間違いない。本当にありがとう」 「そりゃよかった。おーい、見つかったぞー!」 「ほんとかー?」 「うーん、疲れちゃったわ」 「良かったねお姉ちゃん!」 「うん……本当に、本当にありがとう。そしてごめんなさい」 集まってきた使用人の人たちに頭を下げると、皆口々に気にするなといってくれた。 「こっちこそ加勢しなくて申し訳ないわ。私家族に仕送りしてるから万が一でも減給されたりすると……」 「うわ、やなこと思い出させるなよ。うう、減給はまだしもクビとかねーよな……?」 「……その点に関しては心配ないよ」 やってきたのはギルマスだった。 手には大きな包みを提げている。 「最初は減給しかねない剣幕だったけど、皆お客の荷物を奪うのは宿としてまずいと 思ってただけだって説得したら、しぶしぶ取りやめたよ。 ま、原因がアレだしあまり言えないんだろう。もうこの件には触れないほうがいいよ」 「よかった……」 「ちぇっ、なにかあったらアレをネタにしようと思ったのに」 「本当にお前という奴は……」 「だめだよ、よくわかんないけどジェン爺恥ずかしいんでしょ?いじめたらダメだよ」 「あーはいはい、お前は優しいな」 様々な反応が返ってくるのを受けて、ギルマスは更に包みを差し出した。 「で、ついでに食事を抜くのは明日の労働効率を著しく低下させるって言ってみたら、 『それならこれでも食わせておけ!』だってさ。はい、どうぞ」 「おお、メシがあるのか!ってなんだ、マンジュウ一個かよ…… ……うわっ、しかもこれ何も入ってない素マンジュウだ!」 「文句言うな」 「だってよー、これじゃ量ってもんが……」 「私の分……食べる?私小さいから……」 「ば、ばか!何言ってんだ、お前が食べろよ!」 「そうだよ、小さいからこそお前はちゃんと食べなきゃ」 あたしは申し訳ないやらなんやらで何も言えずにいた。 そんなあたしにギルマスが、もともと多くもないあたしの荷物を手渡す。 「で、だね。まあぶっちゃけ、僕達は追い出されることになった」 「あいたー。それってやっぱり……」 「まあね。騒ぎを起こさないようにって言ったのに……」 「だって、知らなかったんだもん!しょうがないでしょ?」 「まあ、ね。とりあえずもう行くからお別れの挨拶を」 使用人さんたちに別れを告げ、ギルマスと連れ添って歩く。 ギルマスがぽつりと言った。 「楽しそうだったね。……君もルシェたちもジェンジェン翁も」 「ジェンジェン爺は必死だっただけだと思うけど」 「僕は、ここは人の汚さが見える場所だっていったよね。 実は僕、前にもここに来たことがあるんだ。あの時はメイドの一人を ハントマンのギルドがこっそり連れ出すところに出会った」 「へえ……」 「僕は最初ルシェ達が奴隷のように働かせられているのを見て嫌になった。 次にそんな大勢の中から一人を選んで救い出すようなことに嫌になった。 そしてその後に見たルシェ達の醜い足の引っ張りあいに嫌になった。 それで連れ出される彼女が最後に吐いた毒のこもった捨て台詞で嫌になった。 そして最後に、一番醜いのは勝手に同情したり裏切られた気になったり嫌な気分になったりしてる 僕自身だと気付いてほんとのほんとに嫌になった。彼らは最初から自分を偽ってなんかいなかったんだ」 「うわ……そりゃまた……」 聞くだけで気が滅入りそうな話だ。 深く物事を考えるたちのギルマスはどれだけ落ち込んだだろうか。 「自分が間違っていたのは分かるんだけど、どこが間違っていたのかは分からなかった。 でも、今日分かったような気がする。僕は本質を見誤っていたんだ」 ギルマスは少し前を向いて続ける。 「人は善意だけでは生きていけない。彼らが毒を吐いたり、欲のために人をこき使うのは当たり前のことなんだ。 人は悪意だけでは生きていけない。だから彼らが我を通しあっても、最後に調和が取れるのは当たり前のことなんだ。 人は失望だけでは生きていけない。どんな場所でも、人は適応し、希望を持って生きているんだ」 「そりゃ、そうだよ。あたしにだって分かるもん」 人はいい面ばかりじゃないけど、悪い面ばかりでもないから最終的にはどっかでお互いに妥協する。 うん、当たり前のことだ。 「そうだよね。僕は何を勘違いしていたんだろう。 少し考えれば分かることなのに、僕はここを希望のない場所だと思うあまり本質を見落としたんだ。 そもそもここは工場や採掘と違って人が多くいるほど儲かるような場所じゃない。 嫌がる人を無理やり働かせるような場所じゃないってのに」 「結局のところ、よそ者がクチを出す必要なんてほとんどないんだよね」 「ジェンジェン翁は確かに悪人だけど、必要悪でもある。 ここにはアイゼンで締め出された人たちの受け皿なんだ。ここでしか生きていけない人たちもいる。 あの人はそれをわきまえて、善と悪との関係を知った上でここにいるんだ」 「……ねえ、ギルマス?」 「なに?」 「水を差して悪いけどさ、あのじーさんがアイゼンで虐げられた人を少しでも救うために宿をやってるなんてことは、 絶対、完璧に、一分も、かけらも、これっぽっちも、天地がひっくり返ってもないと思うよ?」 「そうだね。僕もあの人の寝室に使用人が簡単に出入りできるのは信頼してるからじゃなくて ガードマンだのを雇うお金を惜しむ単なるケチだからだと思う」 「……」 「……でも、ああいう人に限って『実力が全てだ』とかいってルシェを後継者にしそうだと思わない?」 「ええ、ないない!絶対ない!」 いくらなんでもそれは夢を見すぎだろう。 ここは遠慮なく笑わせてもらう。 「あはは、つくづくギルマスってロマンチストだよね」 「むう、言ってみるくらいはいいじゃないか……そんな事言うんなら、今夜はドーマ火山に 泊まるってことを君の口から皆に説明してもらおうかな」 「……は?」 え、ドーマ火山? 「ちょちょちょ待ってよ!ドーマ火山って……モンスターのうろつく場所で寝ようっての!?」 「あそこは暖かいし、泉もあるから問題なーし!さ、僕は先に行ってるから皆に説明よろしくね!」 「そんな、待ってよギルマス!!」 冗談じゃない、追い出される原因を作った張本人が言えるわけないじゃない!! あたしは必死でギルマスを追いかけ、走り出した。 ← 駆け出しローグの日記 ゼザにて
https://w.atwiki.jp/7thdragon/pages/76.html
ちびキャラトーク(パターンD) ちびキャラトークのナイト2:グリオン/メイジ2:グラスト/ヒーラー1:ケビン/ヒーラー2:ジェリコのトーク詳細。 1日目 「おや、道にお迷いですか? 私の名前は○○ 私もカザンにやってきたばかりの身です お見知りおきを 」(♪) 2日目 「ここは活気があって素晴らしい街ですが 私のような者にはいささか刺激的すぎます 貴方は、この街が気に入られましたか? →YES そうですよね 活気的なところも時には楽しいものですからね 」(♪) →NO そうですか 私は存外気に入ったのですが残念です 」 3日目 「ここには 最新の書物がそろっていると、聞いております 私はそれを求めてやって参りました 書物は見聞を広げてくれます 旅をするのと同じくらいに 」(♪) 4日目 「私は幼き頃より 学問と修業に明け暮れてまいりました 知識を得て鍛錬をつめば 何事にも動じず静かな日々が送れることと… しかし、私が世俗から離れている間に 世の中は大きく変わってしまいました… 」(♪) 5日目 「おや、また道にお迷いですか? ちがう?これは大変失礼いたしました 貴方に再びお会いできてうれしく思います 少し大げさだと笑われましたね。 これだけの人々が行きかう街で 何度もお会いできるのは うれしいことと思いませんか? →YES 私もうれしいです! 旅立たれたまま 帰らぬ人も多いのですから… 再会できたことを感謝します 」(♪) →NO 少し残念です… 今日は求めていた書物が手に入り 浮かれすぎたのかもしれません 」 6日目 「先日手に入れたマナの書物を 読み解いているところです。 もう少し参考になる文献が 手元にあればとは思うのですが… 」(♪) 7日目 「やはりこの書物だけでは、 マナの真理にたどり着くことは 不可能なのかもしれません たぶん、世界最古の国アイゼンにいけば 求める文献が得られるやもしれませんが… 」(♪) 8日目 「私が何故に真理を求めるのか お尋ねなのでしょうか? …お話するにはもう少し お時間を頂いてもよろしいでしょうか。 」(♪) 9日目 「おや、貴方でしたか。 いつも私のような者にお声をかけて頂き うれしく思っています。 ここのところはアイゼンの文献を手に入れる方法を 模索しているところです。 」(♪) 10日目 「六剣亭の女将さんから ハントマンを雇ってみたら と薦められました。 ハントマンは、運び屋のような仕事も 請け負うものなのですね。 」(♪) 11日目 「ハントマンを雇うか 正直迷っています。 自分自身の精進のために 人様の力を頼っていいものか…と。 」(♪) 12日目 「今日はひとつお尋ねしてもよろしいでしょうか? 貴方は人様の力で目的を達すことが早道ならば 頼るべきだと思いますか? →YES そのような考えが、 普通なのでしょうね… 私は考え方が固いようです。 」 →NO 貴方もそう思いますか! やはり自分の目的は自身の力で、 達成すべきですよね! 」(♪) 13日目 「あっ! 書物に夢中になるあまり、 ぶつかってしまったようです。 アイゼンに向かう前にまずはカザンで 出来うる限りの知識を得ようと思いまして。 日夜なく過ごしております。 」(♪) 14日目 「…。 すみません… せっかくお声をかけていただいたのに… 今日は少し体調がすぐれないようです。 」(♪) 15日目 「少し体調が優れません… 自分で自分のコントロールはできる、 そう、自負していたのですが… それに、真理を追究するのが先決だと… 私の身に何が起ころうと 成果が上がればよいのです それが、真理を探究する者の努めです そう思いませんか? →YES すみません… 本日は、これ以上お話を続けるのは、 無理のようです… 」 →NO 無理をするなと仰せですか… 貴方が癒してくださるのですか? こういう時は、人様に頼ってもよいと… 」(♪) 16日目 「ああ、貴方でしたか! おかげさまで体調は戻りました。 本当にありがとうございます。 お助けいただいたことも もちろんなのですが… 」(♪) 17日目 「こんにちわ! もう、無茶なことはしていませんとも。 これ以上、貴方にご心配をお掛けしたくないのです。 …これは!? 馴れ馴れしい口利き、ご容赦ください! 」(♪) 18日目 「あぁ…まだ、笑っておられますね。 私も、最近はよく笑うようになったと 治療院の先生に言われました。 今まで難しい顔ばかりしていたようです。 」(♪) 19日目 「以前何故、マナの真理を求めるのか? とお尋ねでしたね。 お聞かせしてよろしいでしょうか。 私は学問に人生を捧げたちっぽけな身。 ですがこのような危機的な状況下で 何かできることはないかと考えたのです。 」(♪) 20日目 「私のような者にもできること… マナの真理を求めることによって より人の力を強力にできるのではないかと… そのために私が今まで積んだ学問や修業を 役に立てたいと思ったのです。 微力なことではありますが… 」(♪) 21日目 「この間は私の勝手な思い込みをお聞かせしてしまい 大変失礼いたしました。 貴方は…こんな固い話しか出来ない者といて 退屈ではありませんか? →YES そうですよね… どうやら、まだまだ修行が足りないようです。 」 →NO 私も貴方といると楽しいです。 私を癒し、導いてくれました。 今度は、私がご恩返しをしたく思ってます。 」(♪) 22日目 「貴方に、喜んでいただくにはどうしたらいいかを、 ずっと考えていました それは、貴方がずっと笑って過ごせる 世の中を取り戻すこと なのではないかと… 」(ハート) 23日目 「あの… いえ…なんでもありません。 」(ハート) 24日目 「やはり、MANAの真理を探究するために、 旅にでるべきだと決意しました。 この世界と貴方のためにも それで、もしよろしかったら明日… またここに来てくださいませんか? 貴方に差し上げたいモノがあるのです。 →YES ありがとうございます! 明日必ず来てくださいね。 待っておりますから! 」(ハート) →NO …残念です。 私のような者に割いていただく時間など ありはしませんよね。 」 25日目 「来てくださったのですね! 最後まで私のような者にお付き合いくださり、 本当にうれしいです! ご迷惑でなければ… これを受け取ってください 私の大事なモノ… 貴方への私の思いです… (パスワード表示) メモ、してくださいましたか? →YES(ハート) ありがとうございます… 私は決して貴方のことを忘れません。 旅の中で貴方のことを思い出すことでしょう 会えないと…辛く思うかもしれません。 ですが… またお会いできるよう願っております。 貴方も、お元気で! 」 →NO パスワード表示画面に戻る
https://w.atwiki.jp/7thdragon/pages/55.html
ちびキャラトーク(パターンA) ちびキャラトークのファイター1:ブーン/ローグ2:ユスタス/サムライ1:シシマル/ナイト1:アレスのトーク詳細。 1日目 「やあ! オレの名前は○○ つい先週 カザンにやってきたばかりなんだ よろしくな! 」(♪) 2日目 「カザンて でっかい町なんだな オレの故郷とは大違いだ! まだここに来て日が浅くてさ どこになにがあるかわからないんだ よかったら案内してくれないかな? 」 →YES 「ありがとう! じゃあまたヒマな時にでも 案内してくれよ。 」(♪) →NO 「いや、別に無理にとは言わないけど 残念だな… 」 3日目 「へー! カザンは宿屋もでっかいなあ。 オレの故郷にはさ 宿屋なんかなかったなあ。 今どんだけ田舎モンだ! とか思っただろ? 」 →YES 「はーはっは! でもそんなに訛りはないはずだぜ! 」(♪) →NO 「別に嘘をつかなくていいぜ。 思ったことを正直言ってくれよ。 」 4日目 「オレの故郷はさ ずーっと向こうの山の中にあって… 平和なところだったよ。 本当になんにもなくてなぁ… このまま平和が続くと思ってた。 でもある日、一匹の竜がやってきてな… あの日のことは、忘れられないぜ… 」(♪) 5日目 「その竜はなんとか追い払ったんだが 数日後 村外れでフロワロが発芽しちまってな 竜の体に種でもついてたんだろうな あとは最近よく聞く話の通りさ。 フロワロは瞬く間に広がり… その後、 もっと多く竜の大群が押し寄せてきた。 」(♪) 6日目 「竜の大群が押し寄せてきた時、 戦える奴は 村の人たちを逃がすのに必死で戦った。 なんとか被害は 最小限に食い止めたんだが、 フロワロの増殖は止められなくてな。 村はすぐにフロワロに沈んじまったよ。 」(♪) 7日目 「フロワロに沈んだ村はもう助からない。 生き残った村の皆は そのまま散り散りになっちまった。 自分の無力さを思い知った瞬間だったな。 」(♪) 8日目 「故郷に失ったオレたちは それぞれ散り散りバラバラに なっちまった。 オレは生き残ったダチと二人で ハントマンにでもなろうと ここカザンまでやってきたってわけさ。 」(♪) 9日目 「ダチとは良いコンビだと思うよ。 最近ようやく 二人で依頼をこなせるようになってきてさ、 ハントマン稼業が 楽しくなってきたところさ。 オレたち、結構才能あるのかもな。 」(♪) 10日目 「ここだけの話だけどさ、 あいつがオレのダチだってことに 誇りを感じてるんだ。 あいつの前じゃ 恥ずかしくて言えないけどな。 」(♪) 11日目 「すまない! オレのダチが大変なんだ! 今日は話をしてるヒマがない また今度な! 」(♪) 12日目 「…。 …オレの話を 聞いてくれないかな? 」 →YES 「実はずっと一緒に戦ってきた オレのダチが 冒険の最中に大怪我をして… このままじゃ… 」(♪) →NO 「そうか… まあ気が向いた時でいいさ… 」 13日目 「ヒーラーの先生が言ったんだ。 ダチの怪我を治すには、 東の山にある薬草を もってこなくちゃならないって。 けど オレ一人で あそこまで行ける自信がないんだ。 情けないよな… 」(♪) 14日目 「オレにもっと力があったらな… ただ、今のオレが薬草を取りにいったところで 怪我人が一人増えるだけだ。 ヒーラーの先生にそう言われちまったよ。 え? 薬草を取りに行くのを 手伝ってくれるって? 」 →YES 「本当かい! 助かったぜ! 」(♪) →NO 「そうか… まあ迷惑はかけられないしな。 」 15日目 「この間は 世話になったな。 おかげで薬草も手に入ったし 早速届けに行こうと思うんだ。 本当にあんたのおかげだ! あんたと知り合えて本当に良かった。 」(♪) 16日目 「あんたのおかげでダチは助かったよ。 しばらく養生すれば また戦いにも出られるってさ。 本当にありがとうな。 あんたと知り合えたことを 誇りに思うよ。 」(♪) 17日目 「やあ! また来てくれたのか。 ダチはもうハントマン稼業に復帰したよ。 これから一緒に冒険に行くんだ。 」(♪) 18日目 「お! あんたか この間の冒険は大成功だった。 依頼も一つ片付いたし まさに順風満帆! あんたには本当に感謝してるんだ。 いつか恩返しがしたいと思ってる。 嘘じゃないぜ。 」(♪) 19日目 「しかし倒しても倒しても 竜の奴ら、数が減らないな… 奴らを呼び寄せている元凶が 他にある気がするんだ… 」(♪) 20日目 「聞いたか? 遂にカザン所属のハントマンギルドが 一斉に立ち上がることになったんだ。 東の山の竜の巣に襲撃をかける! 竜たちを一網打尽にするんだ! 」(♪) 21日目 「今度の戦い、 オレも参加することにした。 危険なのはもちろん理解してるさ。 でもオレみたいに故郷を失う人を もうこれ以上見たくないんだ。 だからこの身なんて惜しくない… あんただって、わかるだろ? 」 →YES 「オレはこの身を捧げるぜ! ハントマンとして 竜を狩り尽くしてやるんだ! たとえ死んだって後悔なんてしないさ! 」 →NO 「オレのことを心配してくれてるのか。 …すまない。 こんなオレを心配してくれる人が まだまだいたんだな…。 」(ハート) 22日目 「この間はすまない。 一人で勝手に興奮しちまったみたいだ。 そうだよな。 簡単に死んでいい奴なんていない。 そうだよな… 」(ハート) 23日目 「なあ、あんた… いや…なんでもないんだ。 」(ハート) 24日目 「今度の戦いは半端なくヤバイ。 もう帰ってこれないかもしれない。 だからさ、オレなりに 色々考えたんだ… …もし良かったら明日… またここに来てくれないか? 」 →YES 「…照れくさいな。 明日、必ず来てくれよな。 来てくれるまで待ってるぜ! 」(ハート) →NO 「ま、まあ、そう、だよな… オレなんかに使ってる時間なんて、 ないよな…」 25日目(最終日) 「本当に来てくれたんだな。 っていうか、 本当にオレなんかでよかったのかな… 今更こんなこと言うのはヤボだな… さあ、目をつぶってくれ。 オレの大事なモノ… 受け取ってほしいんだ (パスワード表示) メモ、してくれたか? 」 →YES(ハートいっぱい) 「ありがとうな… オレ、あんたのこと忘れないよ。 まだあんたと いっぱい話さなきゃならないことが あるような気がするんだ。 だから… …。 とりあえず、いってくる! あんたも、元気でな! 」 →NO パスワード表示画面に戻る