約 2,512,885 件
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/41.html
※注意! この作品には狂気が含まれてます。嫌な方は回れ右。最後の方に補足入れますので ( ゚Д゚)「何か続いとるからあらすじだけ知りたい」 と言う方は最後の方をご覧下さい。 では、ちょっとしたあらすじ。 ◇[[空腹ルシェ店員さんとアイゼンの青年のお話]]。 ◇ちょっとした手違いで振られた誤解した青年は自暴自棄のまま旅へ ◇主人公メンバー(名称不明)は誤解を解きたいルシェ店員のクエストにより、青年を追う。 ◇途中、リタ達と再会したり、ルシェ店員の悲惨な過去を聞いている内に彼に追いつく。その場所はヒューロ氷洞。 ◇中に入るも、フロワロにより、狂気へとはしるルシェ店員。そこへ現る魔物と化した青年。 ◇果たして、主人公達はどうなるのか! ◇エロ無し、続く。ごめんなさい。 ◆◆◆ 彼女は消えた。 何も、私に告げずに消えてしまった。 何故なんだ? 私は泣きたくなった。怒りにも似たその悲しみは、誰が知ることもなく、すぐ消え失せた。しかし、その問いが消えることは、生涯無いだろう。 何故彼女は消えた? 何故彼女は私に何も言わずに? 何故彼女は――? 私は彼女を探すために冒険者として、家を出た。表向きは家の名声を高める為として。 しかし、彼女は見つからなかった。ありとあらゆる王国や村で彼女を探したが、手がかり一つ見つけることすら出来なかった。 諦めよう――。一生を誓った仲でもないのに、いつまでも女の影を追いかける、己の何と女々しい事か。そう叫び始める自分がいた。 「あの……何か、買ってくれますか?」 そんな時、彼女と出会った。 似ていた。いや、似ているなんてモノじゃない。彼女だ。私の本能が叫んでいた。 頭のどこかで違うんじゃないかと、冷静に言っている自分がいたが、はやる心を抑えきれずに、しかし、怪しまれないよう、彼女にそれとなく聞いた。 「……? いえ……私は幼い頃から、ずっとこの街に住んでいますが……どうしてそんな事を……?」 その言葉に、私はガッカリすると同時に、ホッと溜め息をつきながらまたそれとなく返した。 ――何だ。やはり自分はこの程度か。そんな自嘲気味な考えを浮かべながら、もし彼女であったらどうしようかと心配していた自分に渇を入れた。 ――彼女を見分ける事すら出来ないのに、有り得ない未来を心配するな。と。 それから私は、彼女の下へ何度も通った。 『彼女』に似ていた事もあってか、妙に庇護欲をそそられる彼女に、私は親愛の情を持ち始めていた。 それが、恋愛へと変わったのは、それから幾月経ってからか。 『彼女』へこだわるのは、止めにした。『彼女』には、『彼女』なりの事情があるのだろう。それに対して、きっと私に出来ることはない。 寧ろ、邪魔になるだけだろう。そう考える事にした。 その事を彼女に話したら、こう言ってくれた。 「そんな事! あ、あの……そんな事、ありません……きっと、その人は……貴方にとって、迷惑をかけるから、消えたんだと……すいません、勝手なこと言ってしまって……」 私は純粋に嬉しかった。私如きに、こんなにも優しい言葉を言ってくれた彼女が、ただただ嬉しかった。 そして、私は婚約を告げることに決めた。あんな親には――それでも我が親だ――ただ一方的に告げるだけで充分だろう。 誰が反対したって構うものか。私はそう覚悟して、一旦アイゼンに戻る準備をする。 何て言おうか? そうだ、確か×××××を―― ……? あれ……? 何を貰ったんだっけ……? 「あの……これ……御守――して――良かっ――ど――」 思い出せない……大切な――『×××××』と同じくら――大切――誰――誰だ――! 誰――! 誰だ! 思い出せない! 誰なんだ! 私は誰に――何を――! 「×××××」 誰――誰――誰――そうだ――×××××――綺麗に――しな――。 ――血だ。 ァ゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙!! 血だ――! 駄目だ――! 汚い―― ! 駄目だ――! 嫌わ る――×××××に ――『×××××』 も――もう 会えな ――。 洗 な は― 。見られ よう ――。 く洗わ くて ― 。 ミタナ……? ミルナ……ミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナッ! コロサナクテハ……! ダレニモ……ダレニモイウマエニッ! ×××××ニ……! シラレナイヨウニ……ミラレナイヨウニッ……! コロスッ……! コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスッ!! シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネェエエエエェエエエエ!! ……シンダ? ハハハッ……! ハハハハハハハハハハハハハハハハッ!! ハハハハハハハハハハハハッ!! ハハ……。 …………………………………………………………………………………………………。 ……×××××……オレヲ、ミナイデ……クレ……×××××……。×××××……タスケテ……クレ……。オレヲ……タスケテクレ……。 イヤ……ダ……モウ、イヤダ……アイタイ……×××××……モウイチドダケデモ……アイタイッ……! ……ミタナ? ◆◆◆ 「シネェエエエエェエエエエェエエエエェエエエエ!!」 『彼』は、いや【ロスト】はそう叫びながら襲いかかってきた。 力任せに振るう刀に込められる怨念は、洞窟内のフロワロさえも綺麗に見せた。 「攻撃が速いから気を付けてっ!」 リタのアドバイスを背中に、彼らは最小限の動きでかわすと、すかさず隊列を組む。何であろうと、まず自分達は生き延びなければならない。リタ達を後ろに下げ、武器を構える。 臨戦態勢の彼らを紅き目が、空気を切り裂かんばかりに睨み、叫んだ。 「ダレダ……! オレヲ……オレヲミルノハ……ミルナ……ミルナミルナミルナミルナミルナミルナッ! オレヲミルナァアアアアァアァアァアアアアッ!!」 ロストは再び叫び、突進してくる。 その速度は人間にしては異常であった。――人間にしては、だ。 肉を切り裂き、骨が砕ける音がした。同時に、ロストは前のめりに倒れ伏す。 ロストの足には、彼らからの斬撃の痕がいつの間にかあり、そこから噴水のように血が吹き出てくる。 「ァガッ……! ァアァアアァァァアアアアアアァアァアア!!」 ロストは決して弱くない。寧ろ、一個小隊なら一瞬で潰せるほどに強い。 それを相手に生きているリタ達もそれなりに強い。 だが、相手が悪かった。 「つ、強い……」 「目の前でやられると……何だか自信なくすな……」 今、ロストの目の前にいる四人は、数千の魔物を殺し、数百の竜を殺し、国を滅ぼす竜を殺し、闇に潜んだ竜を殺した、人類最強の四人。 格が違う。次元が違う。『強さ』の意味が違う。 この洞窟が修羅道ならば、まさしく彼ら以上に相応しい場所はない。 彼らは言うなれば【阿修羅】。たかだか人以上の存在に、殺される人間ではない。 「ウグッ……! ァア! アァアアアアアアァアァアアァァアアア!! コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスッ!」 必死に立ち上がろうとするロストだが、激痛がはしり、立てるどころではない。それどころか、徐々に足が変色し始めてくる。 血が無くなり、その肌の色のみとなってきたのだ。洞窟内は氷点下であり、そう簡単に腐りはしないが、このままでは失血死してしまうだろう。 「ァアアァアァアァアアァアアァアァアァアア!! ミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナァアアァアァアァアアッ!」 「ちょ……ちょっと! 何か助ける策があるんじゃないの!? あのままだと死んじゃうわよっ!!」 もはやロストの周りは血の海と化しているが、まだ意識がある。やはりフロワロによる身体変化があったのだろう。想像以上に人間よりも強靭になっており、あの程度では致命傷どころか万が一にも治癒してしまう可能性もある。 リタ達がそれを知らずに声をあげるのも無理はない。 しかし、彼らはそれを知りながらも、必死に今すぐ治してやりたい衝動を抑えていた。 「……何か、考えがあるのね?」 その問いに、彼らは静かに頷いた。 彼を戻す算段はある。それは、『生死の狭間から蘇らせる』――という賭にも似た方法だ。 彼らの内一人が、この症状を仲間より知らされた時、ふと思い出したことがあった。 それは三年前。発症者は自分達。 ――三年間の、植物状態である。 植物状態自体は、医学においてそう有ることではないが、珍しい事ではない。 しかし、彼らの発症した原因は【フロワロ】である。 そして目覚めた後に身についた特性。 常人であれば、一日として保たないフロワロの毒に対して、まるで無いかのように平気でいられる【耐性】。 姿形は変わっていなくても、その特異性には類似点がある。 つまり、自分達も【ロスト化】していたのではないか――。 そう考えてからは話は早かった。要は何も『ロスト化を消す』必要は無い。大事なのは『心身が変わってしまった原因を見つける』こと。 自分達が助かった理由は何か。 そして、彼らが変わってしまった理由は何か。 彼らは一つの結論へと辿り着く。 おそらく、『精神力』だろう。と。 『彼』は自暴自棄の状態でここに来た。 そして、おそらく、言動から察するに(“ミルナ”と言う言葉と明らかに彼の物ではない血にまみれた剣から)、【ロスト化】した人を何が何なのか分からずに殺してしまい、罪悪感から畜生への道へと歩んだのだろう。 で、あれば。まず、その罪に取り憑かれた彼を一時期仮死状態にして、意識を無くす。 その後、彼の想い人である彼女から『生きたい』という意識を与えながら蘇生を施す。 素人考えではあるが、ロスト化の治療法はプレロマでさえ分からない。 時間は、無い。これ以上彼のロスト化が進行して、本当の魔物に堕ちる前に、何とかして助けなくては。 これが今彼らが出来る、最善にして唯一の方法なのだ。 「分かった……確かに、今はそれしか方法は無いわね……貴方達を信じるわ! じゃあ、あたし達は近づいてくる魔物がいたら追っ払うわ! エミリ! ハリス! もう回復したでしょ! 私達も少しは役に――あれ……?」 「ァア……ガ……ア……ァ……!」 絶対に、成功させなくてはならない。彼のために。そして彼女のために。 「どうしたんですか……?」 「リーダー?」 「いない……」 彼らは全集中力を彼と、自身に近づくまたは、狙ってる魔物はいないか。それだけに注いでいた。 「え? いないって……?」 「彼女が、いない……!? みんなっ!! っ! しまっ――!!」 だからだろうか。 「駄目ですよ、彼を殺そうとしちゃ」 彼らに気付かれないように移動していた彼女が、何処にいるのか気にも止めなかったのは。 「彼を殺していいのは――」 彼らは気付くと同時に駆ける。彼女の手には、冷たく光る銀色のナイフ。 「彼のモノである――」 距離は数字にして二メートル。だがたった二メートルが、長くとても長く。そして―― 「私だけの――権利なんですからねぇ!」 「だめぇええええぇぇえええ!!」 ――残酷で、冷たい壁に感じた。 「――コロ ス。ミタ モノ ハ コロス!」 肉を食いちぎられる音が響く。 「あ……れ……?」 骨が砕ける音が響く。 「あ……あぁっ! 止めて……止めてぇえええぇええ!!」 彼女の手が、腕が、肩が、彼の口で、牙で、顎で―― 「おか……しい……なぁ……私が、殺す筈なのに……」 ―― 切り裂かれて、千切れていった。 ◆◆◆ 私は消えた。 何も、彼に告げずに消えてしまった。 どうして? 私は恨みたくなった。悲しみにも似たその怒りは、誰が知ることもなく、すぐ消え失せた。しかし、その問いが消えることは、生涯無いだろう。 何故彼から消えなきゃいけないの? 何故彼と一緒に生きていけないの? 何故彼と――? 私は彼から消えた後、商人の家に養子となった。表向きはアイゼンからの家出として。 彼と分かれてから私はがむしゃらに働いた。彼の事を考えてしまうと、涙が止まらなくなってしまうから。 諦めよう――。所詮は貴族と奴隷、いつまでも夢みたいな事を考える、己の何と幼い事だろう。そう自分に言い聞かせた。 「あ、あの……少し聞いてもいいですか? 昔……アイゼンに住んでいたりとか……して、いませんでしたか?」 そんな時、彼と出会った。 彼だ。かなり変わってしまったが、彼だ。彼なんだ。私の本能が叫んでいた。 何か幻想を見ているんじゃないかと、冷静になろうとしている自分がいたが、心がドキドキとうるさくて、顔から火が出るんじゃないかと思い、必死にいつも通りに接しようと務めた。 「そう……ですか……あ、あの! その……用事が無くても会いに来て……いい、ですか……?」 嘘をついた事に、彼はガッカリすると同時に、何故かホッと溜め息をつくと、そう提案してきた。 ――何だ。やはり自分は彼にとってその程度なんだ。そんな自嘲気味な考えを浮かべながら、もし彼が私に気付いたらどうしようかと心配していた自分に渇を入れた。 ――彼の隣にいることすら罪なのに、有り得ない未来を心配するな。と。 それから私は、彼が来るのを何度も待った。 きっと彼は『彼女』に似ているとか、そういう事で来ているのだろう。 そう思うと、今までの悲しみが嘘みたいに消し飛んだ。 彼から『大事な人』を探している事。 しかし、それはその人にとって迷惑になるだけだろうからもう探すのは止めると言われた。 私は、そんな事はない。と、偉そうに彼に言ってしまった。嫌われたかな……? そう思っていたら、彼はこう言ってくれた。 「ありがとう……そう言われると、少し気持ちが楽になったよ。ありがとう」 私は純粋に嬉しかった。私如きに、こんなにも優しい言葉を言ってくれた彼が、ただただ嬉しかった。 そして、私はこれからもひっそりとだが彼を助けることに決めた。きっとそうすれば、彼は私と、『彼女』ではない私を必要としてくれるから。 ずるいなぁと、我ながら思う。でも、ちょっとくらいはいいよね? そうだ、×××××を作って―― ……? あれ……? 何を作ったんだっけ……? 「ありがとう……御守――大事――使――」 思い出せない……大切な――×××××との――大切――何――何――! 何――! 何で!? 何で思い出せないの!? 私は……! 私は×××××に――何を――! 「×××××」 そうだ――そうだ――×××××――に――謝ら――。 ――×××××が――死ぬ? ァ゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙!! 嫌だ――! 駄目――! ×××××が―― ! 嫌――! とられる――また ――×××××が――もう 会えな くなる――。 早 行 きゃ――。××××× また から消 前 ――。 嫌……。 ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ! もう嫌だ……! また……また失うのはもう、嫌……! ×××××に……×××××に会えなくなるのはもう嫌だぁああああぁあああああ!! ……そうか。私が……殺せばいいんだ……そうだよね。私がとっちゃえばいいんだよね……ふふふ……なーんだ、簡単な事じゃない。 ふふふ……あはははははははははは! もう誰も! そうよ、もう誰も! 私達を引き離せない……! だって私達は一つになるんだもん! あははははははははははははははははははははっ!! あはは……。 …………………………………………………………………………………………………。 ……×××××……私ね……もう、一人は嫌なの……×××××……。×××××……ねぇ……助けてよ……あの時みたいに……助けてよ……! ……一緒にいたいよ……×××××……一人に、しないでぇ……いるだけで、いいから……×××××……っ! 助けて……っ! では最後に今回の話をまとめてさようならノシ ◇彼を元に戻す……その為に一度仮死状態にしなくてはならない……後少し……! しかし、彼が殺されると思った彼女は「とられるぐらいなら……!」と彼を自らの手で殺そうとする。 しかし、彼は突如として彼女へと牙を向けた……。
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/56.html
救助者の都庁の所在地及び救助場所一覧 所在地 名前 救助場所 都庁前広場 ☆愛嬌のある女 CP1.5.東京地下道 至国分寺:横洞エリアB ☆風邪気味の男 CP2.東京地下道 豊島水道:横洞エリアA 1Fエントランス ルミ CP6.東京地下道 至台場:台場地下道:中 2F医務室 ユキ CP1.5シナリオ(※改装前は1Fエントランス) ナミ CP1.5シナリオ(※改装前は1Fエントランス) ☆そそっかしい女 CP2.池袋 山手線天球儀:中枢ポイント 病弱な看護師 CP3.四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア4 3F自衛隊駐屯区 ☆シキシマ一佐 CP1.5.渋谷 繁花樹海:渋谷通り ☆ミカサ幕僚長 CP1.5.渋谷 繁花樹海:渋谷通り ☆ジョン CP2.池袋 山手線天球儀:高度400m外周 4Fムラクモ居住区 リサ CP4.四ツ谷 常夜の丘:月影ノ迷イ路 ニシキ CP4.国分寺 灼熱砂房:砂漠 ムツ CP4.国分寺 灼熱砂房: 気のいいバーテン CP4.国分寺 灼熱砂房:工場エリア1裏 キハダ CP6.東京地下道 至台場:横洞エリアA 5Fムラクモ本部 ☆ブンタロウ CP2.東京地下道 豊島水道:横洞エリアB テンパる補佐官 CP4.東京地下道 至国分寺:横洞エリアC ハマチ CP4.東京地下道 至国分寺:横洞エリアC カワカミ CP6.東京地下道 至台場:台場地下道:入口 センゴク CP6.東京地下道 至台場:横洞エリアB ヒムロ クエスト:池袋のニューヒーロー? 6F研究室 ☆高飛車な研究員 CP2.東京地下道 豊島水道:豊島下水道・入口 ☆かわいい研究員 CP2.東京地下道 豊島水道:横洞エリアB 無口な研究員 CP4.国分寺 灼熱砂房:工場エリア1 オタクな研究員 CP4.国分寺 灼熱砂房:工場エリア:西 若手研究員 CP4.国分寺 灼熱砂房:機械竜製造所 生真面目な研究員 CP6.東京地下道 至台場:横洞エリアB 7F会議室 ☆海の香りがする男 CP2.東京地下道 豊島水道:横洞エリアA 8F居住フロアA 隠れていた男 CP1.5.シナリオ ☆中二の学生 CP2.池袋 山手線天球儀:高度213m コータ CP4.東京地下道 至国分寺:至国分寺3km地点 ユリ CP5.渋谷 繁花樹海:宮下ロジ北:西 はぐれた女 クエスト:はぐれた彼女を探して 9F居住フロアB ☆襲われていた男 CP1.5.シナリオ(※改装前は1Fエントランス) ☆息子を案じる母 CP2.池袋 山手線天球儀:高度400m ゲーマー青年 CP4.国分寺 灼熱砂房:砂漠 サチ クエスト:教団の暴挙を止めて! 思いつめた信者 高揚した信者 ビクつく信者 10F居住フロアC おネェなおじさん CP2.池袋 山手線天球儀:高度273m セレブなお嬢様 CP3.四ツ谷 常世の丘:墓標エリア4 新人記者の女性 CP4.東京地下道 至国分寺:地下鉄構道:奥 測量士の男 CP4.国分寺 灼熱砂房:工場エリア2:東 議員の息子 CP5.渋谷 繁花樹海:宮下通り 11F居住フロアD 報道キャスター CP3.四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア3 マッサージ師 CP5.渋谷 繁花樹海:宮下路地北:東 快活なアスリート CP7.台場 拾参号氷海:ショップ街2F 自衛隊員の息子 CP7.台場 拾参号氷海:入口広場 12F居住フロアE ドケチな男 CP7.台場 拾参号氷海:ショップ街3F 大工の棟梁 CP7.台場 拾参号氷海:ショップ街3F 野球好きの男 CP7.台場 拾参号氷海:ショップ街2F 派手な身なりの女 CPX.トウキョウタワー:展望台2F S13F工業開発区 シライ CP1.5.渋谷 繁花樹海:センター街(マンホール) テツ CP2.東京地下道 豊島水道:豊島下水道・出口 エリ CP3.四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア1 イイノ CP4.東京地下道 至国分寺:地下鉄構道:奥 オオガ CP5.渋谷 繁花樹海:抜け道 イシザワ CP6.東京地下道 至台場:横洞エリアA ケン CP7.台場 拾参号氷海:西ストリート S14FSKY居住区 ミヨシ CP7.台場 拾参号氷海:ショップ街1F アキノ CP7.台場 拾参号氷海:ショップ街1F S15F発電室 ミシマ CP2.池袋 山手線天球儀:中枢ポイント ヤシマ CP2.池袋 山手線天球儀:頂上部 N13F大浴場 トミコ CP2.池袋 山手線天球儀:高度100m タツジ CP3.四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア2 逃げ惑っていた男 クエスト:地下道に化け物が出現! 無事助かった女 怯えていた男 N14Fスカイラウンジ まぶしいソムリエ CP2.東京地下道 豊島水道:豊島下水道・入口 ヨシダ CPX.トウキョウタワー:展望台1F タカノ CPX.トウキョウタワー:展望台1F 助けられた女 クエスト:第5小隊救出依頼 助けられた男 N15FDIVAルーム 初音ミク クエスト:池袋へ捜索隊を! ☆マークはCP3のイベントで消失 ※アオイはカウント外
https://w.atwiki.jp/jpdragonadventures/pages/25.html
ログインボーナスドラゴン ログインボーナスドラゴンとは、毎日のログインの最後の報酬で手に入るドラゴンの総称。 ニクサヴォイド シリルス
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/78.html
今回はエロなしカオス 相変わらずアリエッタは誰てめえ状態 俺は出来るだけ多くに人に笑顔でいてもらいたくて、ハントマンになった。 別に人助けがしたいとかそんなんじゃない。 ただ、多くの人が笑顔でいてくれたら、俺も笑えるからだ。 その子は俺を見て怯え、逃げていった。 俺はその子が気になった。 その子を宿の中で見つけて声をかけたが、その子はただ無言で仕事をし続けた。 俺は時間をおいて話す事にした。 その子は俺達に自分の事を話してくれた。 俺はどこか辛そうに笑うアリエッタの姿が嫌だった。 もっと明るい顔でアリエッタに笑って欲しかった。 俺は竜を倒しても、このままじゃ俺の見たい笑顔は見れないと思った。 アリエッタは主人にぶたれそうになっていた。 俺は気づいたら爺の前に立っていた。 アリエッタは俺達に礼を言うと、一瞬だけ本当に嬉しそうに笑ってくれた。 俺はもっとその笑顔が見たくなった。 だから、決めた。俺はこいつの世界を変える事を。 そして俺達はアリエッタを連れて、カザンに来た。 彼女は俺の見たい笑顔で、俺達にお礼を言ってくれた。 俺は多くの人に笑顔でいてもらいたかった。 でも、それならアリエッタだけをあの宿から連れ出すのはおかしい。 あそこで辛い目に遭ってるのはアリエッタだけじゃないからだ。 でも俺達は、俺はアリエッタだけをあそこから連れ出した。 俺は誰よりもアリエッタに笑ってもらいたかった。 …俺はアリエッタが好きだ。 なら、このままにはしておけない。 あの時、アリエッタは笑顔ではなく、泣いて飛び出していったのだから。 「ふぅ…疲れた~」 そう言って大きな帽子を被ったメイジ、シャルルは椅子に座った。 「まさかあんなに大きな竜がいるなんて…」 長い金髪を大きな三つ編みで纏めたヒーラー、モルは頬に手を当ててそう言った。 「すごく大きくて硬くて黒光りしていて、攻めるとビクンビクン反応して、頭が亀みたいで…あんなの初めてだ」 獣のような耳をピンと立てたサムライ、ナムナがそう言うとシャルルとモルは固まった。 「む、どうした?二人とも」 「あ、あんた、恥じらいとかないのか?」 「馬鹿にするな。恥じらいぐらいある」 「そ、そうですよね、女の子ですもんね…」 「しかし今の言い方だとまるでチンコの例えだな」 「恥じらいないじゃないか!」 シャルルがそう言うとナムナは不機嫌そうに眉間にしわを寄せる。 「あると言ってるだろう」 「いやいやいや、恥じらいある女の子が普通にチンコとか言わないだろ」 「む、それじゃあチンポ」 「同じだよ!」 「これでもだめなのか?なら…」 ナムナが言葉を続けようとすると突然アリエッタが彼女にぶつかってきた。 「むぅ?アリエッタか?」 ナムナがそう言って振り返ると、アリエッタは何も言わずそのまま家を飛び出した。 「ア、アリエッタさん!?どこに行くんですか!?」 「シャルルのせいだな。シャルルが細かい事気にするからだ」 「何で僕のせいになんだよ!」 「別にチンコでもチンポでも…私に恥じらいがある事に変わらないだろう?」 「恥じらいあるならそんな単語連呼しないっての!」 「二人ともそんな場合じゃないですよ!」 モルがそう言うのと同時に今度はファンタが飛び出してきた。 「お前ら、今アリエッタが来なかったか?」 「何か飛び出して行ったぞ」 「シャルルのせいでな」 「何でだよ!」 「だ~か~ら~!そんな場合じゃ…」 「分かった、あんがとな!あ、それと俺の部屋に入るんじゃねぇぞ!」 ファンタはそう言って家を飛び出した。 「ファンタさん!?…いったいどうしたんでしょう?」 「部屋に入るなって何かあったのか?」 「とにかく私達もアリエッタさんを…」 モルが家をファンタの後を追おうとすると、ナムナがそれを制した。 「ファンタだけで大丈夫だろう。私達まで行く必要はない」 「え?でも…」 「ファンタは私達に協力して欲しい時は素直に協力を求める奴だ。そうしないと言う事は大丈夫と言うことだろう」 ナムナはそう言って静かに椅子に座った。 「さて、シャルル…」 「ん?」 「チンコ、チンポが駄目ならば…ちんぽこ肉棒ペニス陰茎おちんちん…どの言い方が一番恥じらいがあるんだ?」 「…お前の恥じらいって何なんだ?」 「くそ、どこ行った!?」 ファンタはアリエッタを探してカザンの入り口まで来ていた。 そんなアリエッタを探すファンタの目にある人物が目に入った。 「お~い!おっさん!」 ファンタにそう呼ばれ、カウボーイハットを被った男は振り向いた 「ん?おお、マイキューピッド!どうした?とりあえず俺を呼ぶ時はミュルの彼氏で頼む」 「ミュルの旦那(仮)、緑の髪の可愛い獣耳メイドを見なかったか?」 「お前、今旦那(仮)って!…………それっぽい娘が今さっきここを通ってカザンを出たぞ」 「分かった、あんがとさん!」 「おい…」 男に声をかけられ、走り出そうとしたファンタは足を止めた。 「俺も…(仮)を外せるよう頑張る…。あの娘がお前の何なのかは分からんが…お前も頑張れ」 「………ああ、モチのロン!」 そう言ってファンタは駆け出し、カザンを飛び出した。 「…ミュルの所に行くかな…」 男はそう言って空を見上げた。 アリエッタはカザンを飛び出した後、ただ闇雲に走っていた。 自慰による体の熱は既に冷めていたが、涙はまだアリエッタの目から流れていた。 疲れが出てきたのかアリエッタの走るスピードが落ちた瞬間、彼女は脇腹に強い衝撃を受けた。 「ぐぅっ!?」 アリエッタはそのまま姿勢を大きく崩し、勢いよく倒れてしまった。 (な、何?) アリエッタが周りを見てみると、5体のラビが彼女を囲んでいた。 (モンスター?しかもこんなに…逃げなくちゃ) アリエッタは立ち上がろうとしたが、右足首に痛みが走った。 (っ!?もしかして今ので捻った?) アリエッタが立てずにいる中、ラビは立てない彼女に近づいてくる。 アリエッタは一瞬焦ったが、やがて諦めたように顔を伏せる。 (この場を凌いだってもう行く所なんて…それなら、このまま…) 「みーーーつーーーけーーーたぁぁぁぁぁああああ!!!」 「え?」 アリエッタが顔を上げると、そこには猛スピードでこちらに走ってくる男の姿があった。 その男は紛れもなくファンタだった。 ファンタの声にラビ達も反応し、彼らは一斉に視線をファンタに向ける。 しかしその瞬間、一匹のラビがファンタに吹っ飛ばされていた。 ファンタはそのままアリエッタの元まで走ってきた。 「ファン…タ…?」 「大丈夫か?怪我はないか?」 「わ、私は別に…っ!ファンタ、後ろ!」 「っ!」 ファンタが振り向くと2匹のラビがげっ歯を剥いて襲い掛かってきた。 ファンタは一匹は撃退するが、もう一匹は仕留められず攻撃を受けてしまった。 「ちっ…そういや、モンスターがいたんだっけか…」 残るラビは3匹、今のファンタには素手でも十分倒せる相手である。 ファンタはジェンジェン爺から庇った時と同じようにアリエッタの前に立った。 「アリエッタ、逃げるなよ。すぐ終わるから」 「え?」 「行くぜ!お前らのげっ歯、人参に見えるんだよぉ!」 そう言ってファンタはラビ達との戦闘に突入した。 決着はあっという間に着いた。 無論、ファンタの勝利である。 「はぁ、一人とは言え経験値これっぽちか…さて、アリエッタ」 ファンタは振り向き、アリエッタの方を向く。 アリエッタはそんなファンタから視線を逸らした。 「本当に怪我ないのか?」 「大丈夫だよ…それよりファンタの方が…」 「俺なら大丈夫だよ…今証拠見せてやる」 そう言ってファンタが目を瞑ると、どこからともなくファンタのLPとMPを表示する板が現れた。 「ほら、LFが5しか減ってない。だから大丈夫だ」 「これ、何?」 「心のBボタンを押すと出てくるんだ。押しっぱなしで走るスピードが速くなる」 「心のBボタン?」 「ああ、喜びと悲しみの間にある」 板が消えると、ファンタはアリエッタに向かって手を差し伸べた。 「夜になる前に帰るぞ。あいつらも心配してるだろうし…」 しかしアリエッタは顔を伏せ、そのまま黙ってしまった。 ファンタはそれを見ると静かに正座をし、そのまま土下座した。 「ごめんなさい!すんませんでしたぁ!」 「え?な、何で謝るの?」 アリエッタがそう言うとファンタは顔を上げた。 「いや、だって…俺の不注意が原因だろ、あれは。自分の部屋とは言え、ノックするべきだった…」 「ち、違うよ。ファンタは悪くないよ…悪いのは…私…」 「うぃ?何で?」 ファンタに聞かれると、アリエッタは自嘲気味に微笑んだ。 「だって、あそこはファンタが休む場所だよ? その場所を…ファンタが命懸けで頑張っている時にあんな事をしたの…。 ファンタも…私の事、本当は怒ってるよね?」 それを聞き、ファンタは少しの間黙っていたが、やがて勢いよく立ち上がった。 「俺は!健全な男なので!宿でオナニーする事も!珍しくありません!」 「………え?」 「メナスさんやノワリーさんが!頑張っていると言うのに!のうのうと!オナりましたぁ!」 そう言った後、ファンタがアリエッタを見てみると、彼女はただ呆然としていた。 「悪いな、俺もこんな奴なんだ。我慢できない時があるんだよ」 「……………」 「それに怒るなんてありえないって。寧ろ拝みたいくらいだ。眼福だった」 「え?」 「あ、いや、え~…と、とにかく怒ってない。うむ、うん、怒ってないぞ」 アリエッタは見る見るうちに顔を赤くして、顔を伏せてしまった。 ファンタも困ったように頭をかいていたが、やがてアリエッタに再び手を差し伸べた。 「と、とにかく帰るぞ。そうじゃないと困る。主に俺が」 「でも……」 「……あ~!帰るぞ!いいな!?」 「え?ひゃっ!?」 ファンタはアリエッタを抱え上げた。 お姫様抱っこである、こういう場面ではもはやお約束である。 「さ~、帰るぞ~」 「あ、う…」 ファンタが歩き出しても、アリエッタは顔を真っ赤にして何も言えずに体を丸めた。 しばらくして、アリエッタが唐突に口を開いた。 「…ねぇ、ファンタ」 「何だ?」 「……軽蔑、した?」 「いんや、全然。ってかさっき言ったろ?が、眼福でしたって…」 「う…」 アリエッタは顔を伏せて黙り込んでしまった。 ファンタはそれを見ると、やがて何か決心したような表情になった。 「悪い、アリエッタ」 「え?」 「ムードとか全然無視してあれだが…俺、お前が好きだ」 「…………え?」 アリエッタは何を言われたのか分からずに、ただ呆然とする。 ファンタはアリエッタに構わずに言葉を続ける。 「アリエッタ、お前を愛してる」 「え、あ………で、でも私、ナムナさんみたいに綺麗じゃない」 「俺はお前の方が綺麗だと断言できる」 今ので発言でナムナ好きの方々を敵に回したかもしれないが、話は続く。 「でも、私じゃあなたと…釣り合わない…」 「…そうだな、お前みたいに可愛くていい娘、俺には釣り合わないなぁ…」 「え?ち、違うよ。私なんかがあなたと…」 「アリエッタ」 ファンタはアリエッタの方を向くと、じっと彼女の顔を見つめた。 「俺が誰を好きになるかは俺が決める」 「あ…」 「お前は…誰が好きなんだ?」 「わ、私、は…」 「ま、気ぃ遣わなくていいって。どんな答えでも、俺はお前がずっと笑顔でいられるように頑張るだけだ」 ファンタはそう言ってアリエッタに笑って見せた。 アリエッタはそれを見て、決心した。 「ファンタ」 「ん?」 「降ろして…」 「…ああ、分かった」 アリエッタは降ろされると、ファンタの前に立つ。 そして、じっとファンタを見据え、口を開いた。 「私、やっぱりファンタと、釣り合わないと思う。でも…あなたの隣で胸を張って立てるような人になる。 ……私、ファンタの事、好きだよ…」 アリエッタがそこまで言うとファンタはアリエッタを抱きしめた。 「ふぁ、ファンタ?」 「いえね、辛抱たまらなかったので…嫌なら離れる。超名残惜しすぎるけど…」 「ううん、嫌じゃ、ないよ」 そう言ってアリエッタはファンタの背に腕を回した。 少しの間、ファンタとアリエッタはそうしていたが、やがて何かを思い出したようにファンタがアリエッタから離れた。 「って、早く帰らないとやばいな」 「え?」 「いや、ベッド、何とかしないと…」 「あ…」 ファンタに言われ、アリエッタも思い出したのか顔をまた赤くする。 「ご、ごめんなさい」 「いや、俺はいいんだ。けどバレると色々面倒な事になる気がする。 一応部屋に入るなとは言ったが…と、とにかく帰るぞ!」 そう言ってファンタはアリエッタと手を繋ぎ、走り出そうとしたがアリエッタは辛そうに顔をゆがめた。 「どうした?アリエッタ」 「…ごめんなさい、足、実は痛めてて…わっ」 ファンタは何も答えず、アリエッタを再び抱え上げた。 「それなら、治療も早くしないとな。って、そういえば、下着もあのままだったんだっけ?」 「っ!!」 アリエッタは恥ずかしそうにファンタから顔を逸らした。 「……やっぱり早く換えたいのか?」 「~っ!し、知らなぃ…」 アリエッタはもじもじとそう言うと黙り込んでしまった。 「よし、じゃあ行きますか!」 そう言ってファンタはカザンに向けて走り出した。 その腕の中に愛しい人を抱えて。 ← 戦士とアリエッタ
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/77.html
ファンタ(茶ファイター)×アリエッタ書いたんで投下。 と言っても本番なし、アリエッタの自慰のみ。 そしていかにも続きがありそうな終わり方でおもらしあり。 あと結構暗い。 私は信じられなかった。 この生活がいつか変わる事が。 いつか幸せになれる事が。 「…ぅん…うぅん…」 「お、気がついたな。大丈夫か?」 「…………!」 私は信じられなかった。 私を介抱してくれた事が。 私を心配してくれた事が。 私が起きたのを見て嬉しそうな顔になった事が。 「逃げて、ごめんなさい………怒られると思ったの…」 「いいっていいって、それより名前、何て言うんだ?」 「…私の…名前は、アリエッタ…ここの、メイド…… この前は…すごく疲れてて…庭を掃除してる最中に倒れてたみたい…」 「ぶっ倒れるまで疲れてたのに働いてたのか?どうしてまた…」 私は信じられなかった。 礼も言わずに逃げた私にまた声をかけてくれた事が。 私の名前を聞いてくれた事が。 私の話をちゃんと聞いてくれる人達がいた事が。 「な、何じゃお前ら!」 「…あ……」 「こんなに健気に働いてるんだからそんなに怒らなくていいじゃないですか。しかも可愛いのに…」 「こいつはわしの使用人じゃ!わしがどう扱おうと勝手じゃろうが!!」 「……ノラミラシラノイソクニノナトラマニマニニ。モラカイミチニノチスチカカイクニキチモナミチ」 「お?………ふ、ふん…!気がそれたわ…とにかく、これからはもっとしっかり働くんじゃぞ!わかったな!」 「……ふっ、あの爺、ルシェ語は分からなかったようだな…アリエッタ、怪我ないか?」 「う、うん…」 私は信じられなかった。 またここに来てくれた事が。 私を庇ってくれた事が。 私を……か、可愛いと言ってくれた事が。 「さぁて、いよいよだ。アリエッタ、忘れ物はないな?」 「忘れて困るもの、ない」 「…さいですか。よぅし、皆、今から俺達は夜逃げ屋ギルドだ」 「まだお日様、沈んでない」 「…こういうのは気分ですのよ?アリエッタさん」 「よく分からないけど…気をつけて行こうね…!」 「む…ああ、そうだな。なぁ、アリエッタ」 「何?」 「行くところがないって言ったよな?なら、家に来るか?」 「え?でも私、戦えない…」 「いや、戦えってんじゃなくて…俺達、家を持ってるんだけど留守が多いからさ。留守の間の事、お前に任せたいんだ」 「私、に?」 「まぁ、嫌なら他にいい所を…」 「やる!やらせて!」 「本当か?じゃあ決まりだな…っと、そろそろ行くか」 「…うん!」 私は、信じたくなった。 この生活から抜け出せる事を。 私でも幸せになれるかもしれないと言う事を。 きっとこれからは、素敵な生活が送れるという事を。 「ふぅ、こんな所かな?」 アリエッタは掃除をし終えた部屋を見回した。 現在、アリエッタは「トチキイ」というギルドの家で住み込みで働いていた。 ちなみにこのギルド、既にいくつかの帝竜を倒してきている。 メンバーはサムライのナムナ、メイジのシャルル、ヒーラーのモル、そしてファイターのファンタである。 彼らが留守の間、アリエッタは家の事を任されていた。 「ファンタ、何してるのかな?」 アリエッタは窓から空を見上げならそう呟いた。 アリエッタはファンタに惹かれていた。 トチキイの人達は皆いい人ではあるが、ファンタはその中でも特別だった。 アリエッタは空から視線を外し、ベッドの方に目を向けた。 ファンタが使っているベッドである。 話は変わるが、この家にはいくつか個人で使えそうな部屋がある。 使わないのも勿体無いのでトチキイのメンバーはとりあえず一人一部屋ずつ持っている。 それでも部屋は余っているのでアリエッタも一つ部屋をもらった。 と言っても特別な物は特に置いてないが。 話を戻し、ファンタの部屋。 アリエッタはファンタのベッドまで歩いて行き、ゆっくりとそこに腰を下ろした。 「帰って…来ないな」 ファンタ達はネバンプレスに謎の帝竜を討伐しに向かった。 それから10日間、まだ彼らは帰ってこない。 アリエッタはファンタに会いたかった。 このギルドハウスに来た時、アリエッタは期待していた。 これからはもっといっぱいファンタと過ごす事が出来ると思っていた。 しかし現実はそう思い通りにはならなかった。 留守が多いとは聞いていた。 もちろん、それは仕方のない事だとも思った。 しかし、やはり会いたいものは会いたいのだ。 その気持ちはアリエッタの中で日に日に強くなっていった。 おまけにいくら彼らがすごいギルドと言っても命の保障などどこにもない。 トチキイが倒れた、と言う報告も噂もなかったが、不安は常にアリエッタに付きまとった。 「ファンタ……」 アリエッタはふと視線をずらし、ファンタのベッドを見据える。 「ファンタ…ファン、タ…」 アリエッタは枕の方に向かって倒れ、そのまま枕に顔を埋めた。 留守が多いとは言え、真竜が出現するまではギルドハウスに泊まる事は少なくなかった。 だから、枕を含むファンタのベッドには彼の匂いがついていた。 アリエッタは枕を抱きかかえると、ベッドの上で体を丸める。 「んっ…これ、ファンタの…匂い…」 枕についた匂いを嗅ぎ、さらに枕に顔を埋める。 アリエッタはそのまま右手でスカートをずり上げていく。 ある程度ずり上げると、アリエッタはそのままショーツ越しに秘裂を人差し指でなぞる。 「んぅ…ファンタぁ…」 自慰をする事は何度もあった。 このギルドハウスに来てからは毎晩彼を想って自分を慰めた。 しかしそれは自分の部屋で、自分のベッドでしてきた事。 このようにファンタのベッドの上でする事はなかった。 こんな事のせいでファンタのベッドを汚したくなかったし、彼自身も汚してしまいそうだと思ったからである。 だが、会えない事で強くなった感情はついに抑えきれなくなり、アリエッタを突き動かした。 アリエッタは自分の秘所を引っ掻くように人差し指で何度も擦る。 「くっ…んぅぅっ…」 枕から顔を離すと、アリエッタは熱のこもった息を吐き出す。 「ふぁ、んたぁ…んっ…!」 アリエッタは自分の肉芽を人差し指の腹で転がすように、擦るようにして撫で責める。 アリエッタの体に甘い痺れが走り、彼女は息遣いを荒くしていく。 「は、あっふぅっ…んんっ…!」 脳裏に浮かぶ彼の姿。 自分を庇ってくれた姿、不安を感じてた自分を励ましてくれた姿。 そんな彼が好きで、一緒にいたくて、欲しくてたまらない。 いつの間にかアリエッタは腰を浮かし、尻を突き上げ、秘所を弄っていた。 長いスカートも完全に捲くれてしまい、水色のショーツが丸見えになっている。 ショーツにはすでに彼女の愛液によって染みが広がっていた。 「ふぁん、た…ふぁんたっ…ふぁんたぁ…!」 アリエッタはショーツをずらし、直接クリトリスを弄り始めた。 「はっ、ふぁんっ…た、あっ、あぁ…!」 アリエッタの口からは涎が垂れ、それが枕を濡らす。 しかし、枕を濡らしていたのはそれだけじゃなかった。 アリエッタは大粒の涙を流して泣いていた。 (私じゃ…釣り合わない…) いつもそうだった。 絶頂に達しそうになると、いつもアリエッタは考えてしまう。 ファンタは強いし、優しい。 対して自分は弱いし、大した事も出来ない。 ニギリオの宿からここまで来るのに何度かモンスターと戦闘になった。 その時、アリエッタは何も出来ず、怪我をしないように離れて見てるだけだった。 ファンタはそんなモンスターに立ち向かっていき、その隣にはナムナがいた。 彼女はファンタの隣で戦っていて、その姿はとても綺麗だった。 戦闘後は勝利を二人で喜んでいた。 今も彼女は彼と一緒に戦っているのだろう。 彼を手助けする力を持ち、彼の支えになれる彼女。 それに比べて、彼に助けてもらってばかりで、挙句の果てに彼が休む為の場所を汚す自分。 同じルシェなのに、こんなにも違う。 もし、彼女と何もなくても…彼と私じゃ釣り合わない。 「ふぁ、んたぁぁ…うっ、あ、はぁっ!」 涙は止まらず、手も止まらない。 こんな事を考えても手を止める事が出来ない。 その事が悔しくて、また涙を流す。 そしてアリエッタは自分の肉芽をきゅっと摘みあげた。 「はっ、んぅぅぅぅぅっ!」 彼女は絶頂を迎え、体を振るわせる。 それと同時に愛液とは違う黄金水が音を立てて噴き出していく。 「あ、あぁぁぁっ…」 噴き出した黄金水はやがて勢いをなくしていき、アリエッタが体をぶるっと震わせると止まった。 アリエッタは体を起こすと、捲くれていたスカートはずり落ち、丸出しだった下半身を覆った。 直接見なくても、布団がぐしょぐしょになっている事は分かっている。 「……布団、綺麗にしないと…」 「…アリエッタ?」 アリエッタは声を聞き、目を見開いた。 そして、ゆっくりと振り向くと、部屋の入り口に彼が立っていた。 「ファ…ンタ?」 「その…えっ…と…」 気まずい空気が部屋を覆う中、アリエッタはベッドから降りるとファンタの横を抜けて部屋を飛び出した。 「っと!?お、おい!アリエッタ!?く…」 ファンタは一度部屋を見回すと、扉を閉めて走り出した。 私は信じたくなかった。 彼と私が釣り合わない事を。 私は信じたかった。 これからは幸せになれるかもしれないと言う事を。 きっと彼は私を軽蔑する。 当然だよね、私のあんな姿を見たのだから。 もう、あそこには…戻れないよね。 …ごめんなさい、ファンタ。 → ファンタとメイド ← あるギルドの始まりの物語
https://w.atwiki.jp/tetrismonster/pages/150.html
アースドラゴン 地属性 レア ★★★ maxLv 40 コスト 10 HP 4080 maxHP 6010 攻撃力 3140 max攻撃力 4620 防御力 3300 max防御力 4860 スキル アースブレス★★★ リーダースキル 地の加護★★★ 進化前 アースドラコ 進化後 ロックドラゴン 進化素材 アースウィスプ×3アースエレメンタル 備考 出現場所 取得中です。 ★★★ モンスター 地属性
https://w.atwiki.jp/7d2020-2/pages/100.html
INTER MISSION 地の底から ※このページはまだ書きかけです。 INTER MISSION 地の底から 攻略チャート1.マイルーム ムラクモ居住区 2,研究区、自衛隊駐屯区、備蓄倉庫 3.エントランス 4.議事堂前広場 攻略チャート 1.マイルーム ムラクモ居住区 部屋にエメルが来て会話イベント。 選択肢 結果 どういうことだ? ストーリーが進行する 自分たちでは力不足だと? ストーリーが進行する 選択肢 結果 竜を狩る、ただそれだけだ ストーリーが進行する 平和な世界を守りたい ストーリーが進行する 起きたら外へ出て会話後、エメルと会話するとイベント戦闘。 1Tで終わるので適当に。 エレベーターでイベント、国会内の移動が制限され備蓄倉庫が開放。 宝箱 SPアップ500 3個 宝箱 ダウナーカット 1個 宝箱 メディスIII 6個 宝箱 竜蒼水 3個 宝箱 ヒールエアロIV 2個 宝箱 ナノホープ 6個 2,研究区、自衛隊駐屯区、備蓄倉庫 研究区右の部屋でイベント 選択肢 結果 何か方法があるはずだ ストーリーが進行する 打つ手無しだな ストーリーが進行する 選択肢 結果 自分たちが出る! ストーリーが進行する 特攻なんてやめてくれ! ストーリーが進行する 選択肢 結果 ほかに方法があるはずだ! ストーリーが進行する こんなやり方、間違ってる! ストーリーが進行する 研究区にターミナルが設置され店がオープン、ベッドで寝て回復できるようになる。 防具・消耗品の品揃えが更新されている。武器の更新はないが、後で入手できるものを使えば問題ない。 ダウナーガードを4つ買っておく。 自衛隊駐屯区下部及び左の部屋、備蓄倉庫でそれぞれ会話イベントを見た後、研究区右の部屋へ戻る。 研究室で寝た後、自衛隊駐屯区でイベント 選択肢 結果 何をもめているんだ? ストーリーが進行する 犠牲って… ストーリーが進行する 選択肢 結果 マリナを信じよう ストーリーが進行する エメルの遺言の通りに… ストーリーが進行する 研究室で寝ると、自衛隊駐屯区でイベント 選択肢 結果 考え直してくれ! ストーリーが進行する もう少し待ってくれないか? ストーリーが進行する 再度研究室で寝ると同じく自衛隊駐屯区でイベント。 選択肢 結果 当然だ! ストーリーが進行する それが最善策ならば ストーリーが進行する イベント中に『特製武器セット』を入手。各種別の武器を1つずつ入手可能。 性能的にはチャプター4時点での最強装備である拡張案5のレベルよりも2段階ほど上なので、忘れずに装備しておこう。 刀 巴御前 短剣 ベノムククリ 銃 ポケットアーミー 拳 ソニックナックル 爪 ゴールドファング 投具 フウマシュリケン メガホン サイケメガホン イベント後、研究区入口にセーブポイントが設置され、各ショップが右上に移動する。 キリノと話してエントランスへ。 3.エントランス 時間制限的な会話になるが別にそんなことはない。 マップを見ると軽く絶望出来るが、シンボルドラゴンを1戦闘1戦闘全力で倒し、研究区へ戻り回復しながら進む。 雑魚は他で戦えるものしか出ないので、ステルスで戦闘自体を回避。 出てすぐ左右の動かないシンボルドラゴンはスタブドラグで接近反応して寄って来るため、コイツだけはタイミングを見て接触時期をずらせる。 麻痺攻撃、全体麻痺付与を行うのでパラスカット、ガードで防ぐ。 スタブドラグの周りをぐるぐる回っているのがリトルドラグ。以前のものと違いダウナー付与攻撃を行う。 長期戦になるとダウナーが物凄く痛いのでアクセで防ぐ。 行動パターンは相変わらずなので牙折、爪折デストが居ると楽。 通路右は通行止め、左のシンボル4体はフライドラゴニカだが睡眠ではなくダウナー付与を行う。勿論石化も健在。 回復役にストーンカットとダウナーカット、他にはストーンガードとダウナーガードを1つずつ装備。 ハッカーが居るならストーンガード カットで石化を防ぎ、ダウナーはBイレイザーに頼る。 スタブドラグに乱入されるかどうかは石化運が物凄く絡む。 複数体に乱入された場合、デストロイヤーで迎撃すると風切羽集中で瞬殺される恐れがあるので注意。 出口付近でリトルドラグ3体、スタブドラグ3体。釣り出すには場所が狭く、バックアタックの危険が付き纏う。トリックスターが居るなら釣り出すのもアリ。 回復役にパラスカット、ダウナーカットを装備、他はパラスガードとダウナーガード。 バックアタック回避のためにスタブドラグと接触して戦闘に入る。 リトルドラグをエクゾーストも使用しつつ早急に処理して行き、2体倒してしまえば何とかなるはず。 スタブドラグはサイズが大きいのでリトルドラグが1体でも居ると乱入してこられない。 左側の壁シンボルはレッドワイバーン。氷弱点。 中央の壁シンボルは手負いのブラッドワイバーンでHPが25%開始。その代わりにレッドワイバーンよりも能力が高い。 1T目 威圧の咆哮+暴君の咆哮 2T目 エグゾーストブレス+通常 3T目 ブラインドネスソニック+暴君の咆哮 4T目 エグゾーストブレス+通常 で以下繰り返し タフなうえにブレスがとにかく痛い。無策だと200程喰らうので洒落にならない。 ファイアブレイクで軽減可能。ハッカーが居れば必ず使おう。 他のドラゴンも含め、ココで倒さなかった場合は池袋で出るので全スルーでも問題ない。 4.議事堂前広場 外に出て中央付近まで行くとドラグサタナー戦 氷弱点 ダウナーカット、ダウン装備させる。 1T目 地獄突き+煉獄の炎(火ブレス+火傷+ダウナー) 2T目 通常+地獄突き 3T目 通常+尻尾に力を集める(ATK↑DEF↓) 4T目 裁きの荊(全体物理)+通常 5T目 地獄突き+通常 6T目 通常*2 以下攻撃繰り返し 弱くは無いが単体攻撃だらけなせいか前CPの兄妹や竜連戦に比べると見劣りする。 撃破後チャプター5へ チャプター5へ
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/57.html
陵辱・SMものです。 アリエッタは、はっと目を覚ます。全身からどっと汗が吹きだした。 激しい頭痛がする。自分がどこから悪夢に攫われてしまったのかと、彼女はガタガタ震えていた。 大丈夫。あれは夢なんだ。あれは夢でしかないんだ。 何度も何度も自分のなかで同じ言葉を繰り返す。 でも、現実は非情だった。 「お、やっと目を覚ましたぜ」 「このクソメイド、とっととしゃぶれよ」 「おらおら、下の口がお留守だぜ。ケダモノならケダモノらしく腰を振れってんだ」 ぼんやりと、アリエッタの視界に色彩が戻ってくる。鮮やかな新緑色をしたロングヘアの少女は、ベッドの上で5人の男たちに嬲られていた。 四つんばいになった彼女は、幼さの残る花園を後ろから貫かれ、小さな口には野太い剛直がねじ込まれている。 両胸は順番を待つ男たちのための玩具となり、片手には別の男のイチモツを握らされていた。 「ったく、バテてるんじゃねぇよメス猫。お前を犯るのにいくら払ったと思ってんだ」 「そら、腰振れ、腰。スキモノのくせに嫌がってんじゃねぇよ」 前後から激しく突きたてられた少女は、自分で自分の身体を動かすこともままならない。 腰が打ち付けられるたびに、ぱん、ぱんと乾いた音が鳴り、 そしてその秘所からはボスッという空気が抜けるような音と、 ぐじゅりぐじゅりと湿ったような淫音が響いた。 緑の髪のあいまから覗く、ぴんとたった猫の耳が、ひくひく痙攣している。 一人の男が、ぐいとその耳を握った。 たまらず口での奉仕が止まり、悲鳴をあげた彼女の顔面に、白濁した粘液が浴びせかけられる。 粘液のシャワーが終わると、すぐさま新しい男根が彼女の口の中を支配した。 2時間ほど経ったのだろうか。 男たちはひとまず自分たちの獣欲を満足させたようで、 緑の髪の少女に口での奉仕は強要し続けたものの、思い思いにタバコを吸ったり、酒を飲んだりしている。 少女は股間から大量の白濁液を滴らせながら、朦朧とした様子で汚らしいイチモツをしゃぶり続けた。 男たちは自分の体液を少女に嚥下させるのにも飽きたようで、高まりを迎えると、彼女の胸や髪に白濁を浴びせる。 やがて、少女の口に強烈な匂いのする酒が流し込まれた。 喉を焼くアルコールに少女はむせ返ったが、口を押さえられ、無理矢理飲み込まされる。 何の感情も写していないその大きな瞳が、とろんとした光を宿した。 そうして、第2ラウンドが始まった。 アルコールの霧に理性を奪われた彼女は、自分でも意識しないうちに、動物的な快感に反応して嬌声をあげ始める。 「ひゃ、ひゃうっ、は、はぁ、あぁぁぅ、ひゃぅ、ひゃあぁぁっ」 「ひ、ひぃっ、あ、あああ、ダメッ、あ、あふっ、はふぅ、ダメになっちゃぅ、ぅ、ぅぁっ」 男たちは少女が一匹のメスになったことに興奮し、さらに激しく彼女を責めていった。 彼女は、立ったまま背後から貫かれ、 片足を肩に担がれて陰部の側壁を激しく抉られ、 お仕着せの黒ネクタイで手首を縛られたまま何度も何度も陵辱され続けた。 身体の内に眠るルシェの本能を突き動かされた彼女は、もう自分を抑制することができない。 嵐のような輪姦のなかで、彼女は絶頂を迎えつつある自分を感じていた。 やがて―― 「ひぁ、ひぁぁぁっ、イク、イキますっ、イク、イヤ、イヤ、イっちゃうっ……ひぁぁぁっ」 両手と両足が細かく痙攣し、膣がぎゅっと収縮した。腹筋が痺れ、指が虚空を掴む。 「……は、はぅ、ぅ……あ、いやっ、やめ、や、また、またイクよぅ、やだ、やだやだぁ、ああっ、ひゃひぃ」 身体の一番深いところで絶頂に達した彼女は、何度も何度も快楽の高みに押し上げられ続ける。 男たちはぐいぐいとイチモツを締め上げる彼女の身体に驚嘆しながら、何度も彼女を味わい続けた。 そしてついに限界が訪れた彼女の身体から、ぐったりと力が抜ける。 「おいおい、失神しちまったぜ! 本当にこいつはセックス中毒のメス猫だ!」 そんな罵声と嘲笑を聞きながら、彼女の意識は闇に溶けた。 アリエッタは、はっと目を覚ます。全身からどっと汗が吹きだした。 激しい頭痛がする。自分がどこから悪夢に攫われてしまったのかと、彼女はガタガタ震えていた。 大丈夫。あれは夢なんだ。あれは夢でしかないんだ。 何度も何度も自分のなかで同じ言葉を繰り返す。 「目が覚めた? 大丈夫かい、アリエッタ」 のろのろと、彼女は声の方を向いた。彼女の隣には穏やかな表情をした一人の青年が寝ていた。 「――も、申し訳ございません、ご、ご主人様」 「申し訳ない? そう思うなら、態度で示してもらわないと」 青年は穏やかな表情を崩さないまま、ベッドから立ち上がった。 「はい、ご主人様――」 彼女はベッドから這い出すと、男の股間でそそり立っている怒張に手をそえ、ゆっくりとそれを飲み込んだ。 「上手くなってきたね、アリエッタ。ずいぶんたくさん練習したのだろう?」 こくりと彼女は頷く。これまで何人の相手をさせられてきたのか、これからいったい何人の相手をしなくてはならないのか。緑の髪の少女には想像もできなかった。 男の剛直がぴくぴくと震えはじめるのを感じ、彼女は自分に出来る限りの技術を尽くして男根を責めた。 きゅっと怒張を吸い、口の中を真空にして刺激を高め、舌で鈴口を舐め、余った棹を指先でしごく。 だが、男はまるでへこたれる様子をみせなかった。むしろ彼女の体力が先に尽きる。 「だらしがないな、アリエッタ。その程度の女に金を払っているつもりはないんだが。 それとも、ジェンに苦情を申し立てようかな。いったい、どういうつもりなんだ、と」 「そ、それだけは、それだけは堪忍してください、おきゃくさ――ご主人様」 「ふむ。いいだろう、では僕をちゃんと満足させてもらわないとね。 そのためには、君に協力してもらわないといけない。どうかな?」 アリエッタは夢中で頷いた。ジェン爺に折檻されるくらいなら、ここで何をされようが問題ではない。 「いい子だ、アリエッタ! そう言ってくれると思っていたよ。 いい子には、ご褒美をあげよう。ほら、綺麗だろ? マレアイアで買ってきたんだ。君にあげるよ」 青年の手には、大粒の真珠で作られたネックレスがあった。アリエッタは呆然とその贈り物を見る。 そのネックレスは、何かが、変だった。 普通のネックレスにしては、真珠と真珠の感覚が広い。それに何より、随分長い。 両端が閉じられていないからはっきりしたことは言えないが、首にかけたら臍のあたりまで垂れ下がるのではないだろうか。 彼女は困ったような表情を浮かべた。こんな立派なものを貰ったとなれば、ジェン爺に何を言われるか―― 「さあ、つけてあげるよ。きっと似合う。鏡台がたしかどこかに――あった。ほら、後ろを向いて」 言われるがまま、少女は鏡台の前に立ち、鏡と向き合った。 たくさんの男に踏み荒らされてきたにも関わらず、身体の線が崩れていないのは、ルシェの持つ身体能力の高さゆえか。 青年は彼女の背後に立ち、ネックレスを掲げると―― 左手で少女の胸を鷲掴みにして、右手の中指を菊穴にねじ込んだ。違和感と苦痛にアリエッタが悲鳴を上げる。 「んー、やっぱりこっちは硬いね。ジェンもこっちの穴はダメだってしつこいからなあ。どれどれ」 青年は左手で彼女の乳房をもてあそびながら、鏡台にネックレスを置くと、そこにあったクリームを手に取った。 「用途は違うけど、まあ、使えるだろ」 彼はそう言って大量のクリームを右手に取ると、アリエッタの菊穴にぬりたくる。 彼女は嫌悪感におののきながらも、ここで逃げ出したら後でどうなるかわからないという恐怖心との間で板ばさみになっていた。 混乱する彼女の菊穴を、青年の指がねっとりと責めていく。 アリエッタは覚悟を決めた。多分、これを我慢するほうが、ジェン爺の折檻を耐えるよりも、ずっといい。 「お、力が抜けてきたね。いい兆候だ」 青年はあらためてネックレスを手に取ると、それを彼女の菊穴にねじ込み始めた。 「ひぁ……ぁ、痛っ、い、ご、ごしゅじ、ん、さまぁ……っ、やめ、や、あ、はふっ」 やがて、6粒ほどの真珠が小女の体内に飲み込まれた。青年はできばえを鑑賞するように頷いている。 鏡の中の彼女はだらしなく両足を広げ、その中央からは真珠のネックレスがぶら下がっていた。 「うん、いいね。君にはきっと、この尻尾が似合うと思っていたんだ」 青年はそう言うと、「尻尾」を背中に跳ね上げた。少女の腰を両手でとらえて、下から一気に秘所を貫く。 「ひぅぅっぅ……へ、へん、なんだか、へんっ……ひぅ、ごつごつ、してるゅ……あああっ」 「――へんになる……へんになるよぅ……ああっ、はぅぅ、はぅ――」 鏡の中で繰り広げられる少女の痴態を鑑賞しながら、青年はさらに激しいピストンを開始した。 背後から身体の芯を貫かれた彼女は、両耳を激しく痙攣させながら、尻尾を振り続ける。 アリエッタは、はっと目を覚ます。全身からどっと汗が吹きだした。 激しい頭痛がする。自分がどこから悪夢に攫われてしまったのかと、彼女はガタガタ震えていた。 大丈夫。あれは夢なんだ。あれは夢でしかないんだ。 何度も何度も自分のなかで同じ言葉を繰り返す――
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/52.html
◇???×港町の空腹ルシェです。 ◇ちょっとしたネタバレアリ(ハノイに会った方はOKです) 「また…きてください…絶対に…!」 一体何度聞いたセリフだろうか? その言葉に含まれている意味は、とうに理解はしているものの、未だに自分の幼く未熟な心は揺さぶられる。 彼女の名前は聞いたことがない。だが、『港町の空腹ルシェ』と言えば大半の冒険者は分かるであろう。(これはおそらくではあるが語尾に『ニャ』と付ける宿屋のルシェよりも認知度は高いのではないのだろうかと思う) 道具屋を開いている彼女は行く人来る人に懇願の眼差しを向け、少しでも情が有ろうものなら、何も買わなければ彼女の潤んだ瞳に罪悪感を覚え、ついつい、いらぬ物まで買ってしまうのだ。 ‥‥誤解しないでもらいたいがこの『マナ水』は必要だから買ったのだ。決して、決してあの娘に会うために着たわけではない。 話がずれたが、そんな彼女の姿は実はワザとではないかと疑う人もいる。気持ちは分かる。私も一瞬だが疑ったがその線は薄い。いや皆無だ。 私は『アイゼン皇国』で生まれ、貴族の跡継ぎとして育った。 だが、金や体面に執着する父母や、飢え苦しむ貧民街の現状を知り、自分の出来ることを見つける。或いは得るために冒険者の道を選んだ。 彼女の目はあの時、私が貧民街を初めて歩いた時に出会った子供の目と同じであった。間違いない。 無論、実験もした。ある日、『アゴート揚げ』や『はちみつうーろん』等を買って彼女に渡し、 「先日の礼だ。あげるよ」 と言ってみた。 (嘘は言っていない。以前、どうしても『パロメディ』が欲しくて、頼んでみたら後払いで一つくれたのだ) すると一瞬目を丸くし、おずおずと「いいの?」と如何にも涎を垂らさんばかりの顔で俺をいや、『アゴート揚げ』を見つめながら聞いてきた。‥‥俺はアゴート揚げ以下か? 「当然だ。いいよ」と答えると嬉しそうに食べ始める。三人分の量は瞬く間になくなり、食べ終わった彼女は心底うれしそうな笑顔でこう言った。 「ごちそうさま~えへへ」 不覚にも齢二十余でときめいてしまった。 それ以降、一週間に一回のペースでここに来ては、それこそ、北の『ネバンプレス帝国』に始まり、『カザン共和国』、『ミロス連邦国』、果ては『サイモン村』や我が故郷『アイゼン』の名物を彼女に持ってきてあげている。今度は南の国に行ってみようと思う。 だが、最近困ったことがあるのだ。どうも彼女の魅力に気付いたらしい馬鹿野郎がいるのだ。確か紫がかった色の髪をしたインテリらしき冒険者だった。近々告白するらしい。 さて、ここまで永く長い話をしたのは他でも無い。これだけ話せば俺が言いたいことが分かってくれたと思う。頼む。どうか俺に協力してくれ! 【クエスト『人の恋路を邪魔する奴は‥‥』が発生しました】 【恋する男】 「君達‥‥受けてくれるのか‥‥! いや、すまない。こんな変なクエストを受けてくれるとは思わなかったんでな」 「報酬の1000Gは本当だ。前払いで500G渡しても良い」 【リーダーはその提案をやんわり断った】 「何? 必要ない? そうか、そうだな。君達の噂は聞いている。東大陸の帝竜を二頭も倒したそうじゃないか。更に様々なクエストをクリアしていると聞く。信用しよう」 【依頼人は椅子から立ち上がり、出口に向かう】 「依頼内容を話すにあたっては確認事項がある。ちょっと宿屋までついてきてくれ」 ◇◇◇ 「彼女こそ、僕のラヴを受け取ってくれるはずだ! あの無垢なる笑顔の何て素敵なことだろうか! あぁ‥‥罪深い人だ!」 【隣の部屋から聞き耳を立てないまでもハッキリと聞こえるであろう、大声で叫んでいる男を、コッソリとドアから見ている五人】 「見えるか? あれが先日言った馬鹿野郎だ。あのままだと近い内に絶対告白するだろう。依頼はそれを阻止して欲しいんだ。 非人道的以外なら何でも良い。とにかく、何としてもアイツを食い止めてくれ」 【依頼人はそう言うと何故か壁の方へ静かに体を向けた】 「‥‥俺にだって、本当はこんな事をしなくてもとっとと俺が告白すれば良いって事ぐらい分かっている。 だが、俺はやっと、彼女の知人というポジションになる事が出来たんだ。それを失いたくない事は君達にも分かってくれると思う。 だが、今度会った時、俺は告白する! 俺も男だ。彼女の優しさにつけ込んでダラダラと先延ばしにするよりも、当たって砕かれて! サッパリとしてやる!」 【依頼人は静かにこちらへと視線を戻す】 「期間は一週間後の午前。次の土産話をするためにここに戻ってくる。それまで抑えていてくれ。頼んだぞ! アイゼンまで俺は一旦戻る。それまで抑えていてくれよ! では!」 ◇◇◇ 一日目 「さて、準備は整った! いざ、行かん! 僕のラヴを伝えるためにぃいい!」 【グィ】 「え?」 【ビターン!】 「ぐはぁ!? な、何だ? 何で僕は転んだんだ? ぐっ‥‥こんな泥だらけの格好じゃ僕のラヴの全てを伝えられないじゃないか‥‥仕方ない、今日は諦めよう‥‥だが、明日こそ必ず! 僕のラヴを! あの方にぃいい!」 二日目 「さぁ、今日こそ僕のラヴの全てを渡す! 待っててくれ‥‥僕のディスティニーぃい!」 【先回りして】 「何か‥‥買って下さい‥‥え‥‥? 私に‥‥用がある‥‥?」 【|>はい】【いいえ】 「分かりました‥‥宿屋に向かいましょう‥‥後‥‥すいませんが‥‥」 【? という様子で彼女を見る】 「食べ物を‥‥持ってませんか‥‥?」 【しばらくして‥‥】 「こんにちは。今日は貴女にお伝えしたいことがってあれ? いない‥‥どこいったんだろう‥‥はっ! さては僕のラヴをみんなの前で受けるのが恥ずかしさ故に逃げてしまったんだな! 待っててくれ! 今行くよ! 僕のディスティニーぃい!」 【この後も息のあった四人により、何とか交わし続け、時は約束の日となった】 (いやだって本当に一週間もこんな事書いてたら身が持たなうわ何する止めr) 一週間後 「ど、どうなった!?」 【ここ最近の現状を話す】 「そうか‥‥ありがとう。こんな願いを聞いてくれて‥‥俺は今から彼女に会いに行く。見たいんだったら見ても良い。君達には見る義務は無いが権利はあるからな」 【男は覚悟した顔付きになった】 「‥‥では、また会おう!」 【男はゆっくりと威厳溢れる姿で歩いていった。見ますか?】 【はい】【いいえ】 【|>はい】【いいえ】 「いらしゃいませ‥‥あ‥‥お久しぶり」 「あぁ、久しぶり‥‥元気だったか?」 彼女――名を知らない彼にとっては彼女としか言いようがない為、彼女は『彼女』である――は、彼――くどいようだが、名を知らない彼女にとっては彼としか言いようがない為、彼は『彼』である――を見つけると、少しだけ、口元を緩ませた。 「うん‥‥それで‥‥」 「あぁ、ちゃんと持ってきたよ。今、とり出すからさ」 「‥‥うん」 彼女は彼の言葉に少し目線を残念そうに下げる。その表情に彼は気付き、自分が何かしてしまったのだろうかと不安になった。 「どうか‥‥したか? もしかして、朝ご飯食べたばっかりだったとか?」 その言葉に彼女は少し驚いたいや、反射して普段では絶対出さない大声を出す。 「う、ううん! あの、そうじゃなくて! あ‥‥その‥‥何でも、無い‥‥」 そんな彼女の様子に彼は少し、苦笑いして、「‥‥そうか」と呟く。 「食べたくないなら貰ってくれるだけでも良い。コレは俺が勝手にやっていることだからな」 彼の言葉に彼女は何か言いたそうに顔を上げたが、何も言わずにゆっくりと頷いた。 「‥‥ところで、その、最近何かあったか?」 「‥‥?」 「いや、何かいつもより元気が無いみたいだからさ」 他の客がいたら「この子はいつも元気がないよ」と言うだろう。 だが、長い事彼女の色々な表情を見てきた彼にとってみればいつもと違う事は大体分かるのだ。 「何も、無かったけど‥‥」 「そうか、ならいいんだ。っと、忘れてた。ほら、今日はアイゼンの『まんじゅう』というヤツだ」 「!」 彼が取り出した『まんじゅう』という甘い匂いをした食べ物に頭上の耳をピーンと伸ばし、目はキラキラと輝き、口からは今にもよだれが垂れそうである。これで犬の尻尾が有ればちぎれんばかりに振るうだろう。 「今日はあまり、客も来ないみたいだし、後でその、一緒に‥‥食べないか?」 恥ずかしがりながらの彼からの提案に少し意外だなと驚いたものの、すぐに彼女は首を縦に振った。 「! そ、そうか。えと、その、長旅をして直ぐに来たから汚いだろうし、体、洗ってくるよ。じゃあ、お昼にまた!」 「え? ‥‥あ、あの」 本当は体は洗ってから来たのだが余りにものプレッシャーに彼は焦り、彼女が呼んでいるにも関わらず、凄い勢いで店を出ていった。 「‥‥えへへ」 誰もいなくなった店で彼女は幸せそうに笑う。『まんじゅう』が美味しそうだと言うこともあるが、彼女にとってそれは二番目でしかない。 (嬉しい‥‥でも‥‥ズルいなぁ‥‥私) 【ギィ‥‥】 そこまで考えて、店のやや古い木の扉が開く音を聞いて彼女は――こんな締まりの無い顔を誰かに見られるわけにはいかないのだ――身を引き締めた。 そこにいた人物は冒険者にしてはやや小綺麗な姿から察するに、おそらくメイジだろう。そしてその手には可憐な花が沢山――それこそ、手に持てるかどうかというぐらいの量の花があった。 そしてその人物は歯がキラッと光らんばかりの笑顔をした。 ◇◇◇ 「逃げちゃ駄目だ‥‥逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ!」 彼はブツブツと宿屋の裏で自分自身に言い聞かせるように呟やいている。 そんな純情な彼を四人は暖かく見守っていたのだが、そろそろ約束の昼だ。じれったくなった一人が、石ころを勢いよく彼の背中に投げつける。 「逃げちゃだっ!? ~~っ! だ、誰だ! 今、俺に向かって何かした奴は!」 叫ぶものの当然誰も何も言わない。 「ったく‥‥ってあぁ! もう昼頃じゃないか! くそっ! こうなったら腹をくくるしか‥‥!」 彼はようやく店へと向かった。それを追いかける四人。水をくむ女性はそれを面白そうに見ていた。 ◇◇◇ 彼は店の前で立ち往生していた。その顔はさながら帝竜に初めて出会った冒険者のようだった。 (腹をくくれ! 今日こそ‥‥今日こそ告白するんだ! 彼らの協力を無駄にはしないためにも‥‥! よし、行くぞ!)「よぅ、待たせた「あぁ君のなんたる美しいことか! それこそ、他の娘に比べたら月とすっぽん! 君こそこの世で最も美しい!」 彼は凍った。迂闊だったのだ。約束は今日の午前まで。午後にあいつが来る可能性をすっかり忘れていた。彼はそのまま何もできずにただ突っ立っていた。 「あの‥‥」 「あぁ‥‥何も言わなくても結構です! 貴女のその顔を見れば全て分かります! あぁ、貴女は罪深い人だ。そんなに私を困らせないで下さい」 言ってることが支離滅裂だ。だが彼には何もできなかった。その男は続ける。 「きっと貴女は恥ずかしがっているのでしょう! こんな衆目の面前で恥ずかしがり屋の貴女はラヴを言うことなんて出来ない。そうでしょう!」 「‥‥私には‥‥好きな人がいるんです」 「えぇそれは――! え?」 「!?」 男は大袈裟な身振りのまま凍り、彼は彼女の言葉に息を呑んだ。――もしかしたら、自分では? 期待を抱きながら彼女の言葉を待った。 「それは‥‥どのようなお方で‥‥?」 「私の‥‥命の恩人です。私は‥‥私は彼以外、好きになることなど‥‥ありえません」 いつもよりハッキリと静かに言う彼女にコレは彼女の本心だろうと確かに感じた。感じたが、同時にそれは『分かった』。知りたくなかったこと。そして可能性として考えていた事。 「彼は‥‥私が幼い頃、魔物から私を助けてくれたんです‥‥身体を張って‥‥」 彼と彼女の出会いは一月前、この関係はただの彼の気紛れから始まった。 「私は彼こそが、私の命‥‥いえ、全てを捧げるべき存在だと、私は感じました」 彼の記憶には幼い頃、魔物から誰かを助けてやった事など無い。つまり―― 「だから‥‥貴方の好意は‥‥受けられません」 ――彼女は自分を好きなどではない。 彼は自分の足元が、瓦解したとハッキリと感じた。そして、理解した。彼女は自分に振り向かないと――。 「そうですか‥‥分かりました‥‥」 ここまで言われては、熱い告白をした男も流石に引き下がった。 そして出て行く途中、立ち尽くしていた彼にぶつかった。 「あぁ‥‥すまないね。今‥‥出ていくよ」 それだけ言うと、男は背中からフロワロでも生えそうな様子で出ていった。 「‥‥!」 彼女は先の言葉にやっと彼がいることに気づき慌てふためいた。 「あ‥‥あの‥‥!」 「あ‥‥あぁ、その、ゴメン。急用が入ってさ、お昼は一緒にできそうもないから‥‥ゴメン」 「! ま、待って‥‥!」 彼は逃げ出すように店を出ていった。彼女が呼んでいたのが聞こえたが、今あの場所にはいたくない。ただそれだけが彼の頭に入っていた。 ◇◇◇ 「あぁ‥‥君達か」 彼は夕暮れ時の海岸で呆けていた。 「すまないな、君達の協力を無駄にしてしまって‥‥これ、やるよ」 【『不器用な旅人のお守り』を手に入れた】 「それ、彼女が‥‥『食事のお礼です』って‥‥くれたんだ‥‥だけど‥‥もう、必要‥‥ないからさ‥‥」 四人の誰もが、彼を元気づけようと様々な言葉で慰めたが、彼は静かに、無表情で言った。 「どっちみち‥‥俺は彼女に干渉し過ぎたんだと思う。たまに、そんな素振りが見えていたからさ‥‥あの時も‥‥いや、もう止めよう」 彼は静かに立った。その目はフロワロで埋め尽くされた海を見ているようだったが、よく見ると、その瞳は何も移していないことに四人は気がつく。 「俺は少し、旅に出るよ‥‥砂漠にいると‥‥忘れられないから‥‥どっか‥‥山奥にでも行こうと思う‥‥クエストが完了した旨は伝えておくよ。世話になったな‥‥」 彼は覚束ない足取りで立ち去っていった。 途中、立ち止まり、誰に言うわけでもないのに、彼は誰かに語るように呟いた。 「そう言えば‥‥俺は彼女の名前も知らないんだったな‥‥ハハハ‥‥とんだ、妄想野郎だな。道化だよ‥‥ハハハ‥‥ハハハ、ハハ‥‥ハ‥‥」 【クエスト『人の恋路を邪魔する奴は‥‥』を完了した】 ◇◇◇ 四人はやりきれない想いを胸に抱いたまま、とりあえず、足りなくなった道具を買い足すために道具屋へと向かった。 「あ‥‥! ‥‥いらっしゃいませ」 先程の事もあり、四人は何だか目を合わせ辛くなったので早々と立ち去ろうと商品を手に取り、レジに置いた。すると。 「‥‥冒険者(ハントマン)ですよね‥‥?」 彼女は急にそんなことを訪ねてきたと思ったら、驚く事を言ってきた。 「お願いです‥‥! どうか、私を‥‥私を貴方達のギルドに入れて下さい!」 彼女の普段を知っている人からは考えられない迫力に四人は事情を聞くことにした。 ◇◇◇ 質素ながらも一通りの家具が揃った一軒家。四人は彼女を落ち着かせた後、彼女の自宅へ送り、今に至る。 「‥‥すいません‥‥取り乱してしまって‥‥」 彼女は頭上の耳を垂らした。一人が彼女に説明を頼んだ。もう一人は彼女の耳をにやけながら見て、隣の仲間に小突かれた。 「実は‥‥私、失恋してしまったのです」 彼女は静かに語り出した。 ◆◆◆ 私は‥‥アイゼン皇国の出身で‥‥幼い頃、ある貴族の使用人として雇われました。 私の主人は、その、乱暴で‥‥私はストレス発散の為、様々な事をされてきて‥‥ヒドい時は寒い日に‥‥いえ、これは‥‥関係なかったですね。 九つになった頃、私は‥‥買い物に行く途中にある貴族と、出会いました。 彼は‥‥その時、十ぐらいだったと思います。薄汚れた私と違って‥‥凛々しく、綺麗な‥‥そう、綺麗としか私には言い表せない‥‥。 そんな彼に私は、その‥‥あの‥‥一目惚れを‥‥した、のです‥‥。 ‥‥身分が違うことは分かっていました。使用人と貴族何て、お伽話じゃない限り、無理だって事は‥‥。 それでも、私は‥‥私は彼と‥‥一緒になりたかったんです。 例え‥‥彼に妻が出来ても‥‥彼の下で働けたらどんなに幸せでしょうか‥‥。そう、夢見たこともありました。 そんなある日、主人は‥‥野盗に襲われて‥‥亡くなりました。 私は解雇され‥‥その、運良く、身寄りのない老夫婦の養子となり‥‥今、ここにいます。 そして最近‥‥その貴族の方が、何故かこの近くまで来ていて‥‥しかもたまにですが、私に会いに来てくれていたのです。 それからは‥‥毎日が幸せでした。辛い日も彼がまた来てくれるなら、そう思えば、私は頑張れた‥‥。 しかし、今日‥‥来てくれた彼に対して、私は、‥‥傷つけてしまった。 多分‥‥もう会いに来てくれないと思います。いつもなら、私に一言、交わしてから帰りますから‥‥。 私‥‥彼に謝らなきゃいけないんです。彼が私を嫌っていてもいい‥‥。せめて‥‥別れてしまうならせめて‥‥! 彼に‥‥謝罪と‥‥お礼の言葉を言いたいんです‥‥。 お願いです。私を‥‥貴方達のギルドに連れていって下さい。彼は冒険者で、色々な場所を行き来すると聞いています。貴方達に付いていけば‥‥ここで待っているよりも、彼に会える可能性は高い‥‥そう考えています。 ‥‥帝竜を倒したギルドだと、私は風の噂で聞きました。老若男女、分け隔てなく、接していて、信用あるギルドだとも‥‥貴方達がそうなんですよね‥‥? 私には‥‥大した物なんてありません。お金も、ほんのちょっとしか‥‥。 ですが、どうか‥‥どうか私の願いを‥‥叶えて下さい‥‥お願いです‥‥もう一度だけでもいい‥‥彼に‥‥会いたいんです‥‥! お願い‥‥! 【クエスト『貴方に会った、その日から‥‥』が発生しました】 「貴方達は‥‥」 彼女にクエストを受理した旨を伝えると顔を綻ばせ微笑んだ。 「受けてくれたんですか‥‥? あ、ありがとうございます‥‥! では、今準備して来るので‥‥」 四人の内の一人はふと、この店はどうするのかと彼女に尋ねる。 「それは大丈夫です‥‥義姉さんが暇そうらしいので」 それだけ言うと、彼女は自宅へと向かっていった。 ◇◇◇ 「ふーん、アンタ達があの有名な? もっとこう、妖怪みたいな奴だと思っていたけど、へー。 あ、そうだ! ねぇ帝竜ってどんなの!? やっぱり厳つくて、怖がった? カザンには沢山の冒険者(ハントマン)がいるって本当? ミロスの女王様ってどんなんだった? メイドって隠しジョブなの? あ、他にさぁ!」 彼女の義姉はまるでリアクトが常時発動したかのように、ずっと俺のターン状態だった。 「あの‥‥義姉さん‥‥?」 「あぁ! もう急に冒険者になるなんて最初は私も吃驚したけど、事情が事情だから仕方ないとして、お姉ちゃんは可愛い妹が心配何だからね! 辛くなったら帰ってきてよ? あ、お土産は何でも良いわよ? あ、でもちゃんと『彼』は捕まえてくんだからね! 後、朝ご飯はちゃんと食べんのよ? 体も洗いなさいね? 嫁入り前なんだから顔とかに傷をつけちゃ駄目なんだからね! 他に――」 ◇◇◇ それから知らない人にホイホイついてっちゃ駄目よ? きっとソイツはのんけだって食っちゃうんだから! 耳をピクピクさせちゃ駄目よ? 男はみんな獣耳に弱いんだから! あ、それから「えと‥‥義姉さん?」 「え? 何?」 「冒険者の方々が‥‥」 義姉が彼女の目線の方へと目をやると、四人は地面に絵を描いたり、しりとりをしたりしていた。 「あ、ごめんなさいね~てへ☆」 「‥‥」 義姉は漸く話を終えて、彼女は簡単な鎧などを付けて四人に準備完了を伝える。 「じゃあ‥‥行ってきます。義姉さん」 「うん、いってらしゃい。あ、最後に一つだけ良い?」 「‥‥?」 義姉は彼女に近づくと、しっかりと彼女を抱きしめ、彼女だけに聞こえるよう、静かに呟いた。 「気をつけてね。私はずっと‥‥待ってるから」 「‥‥うん、分かったよ‥‥お姉ちゃん」 ◇◇◇ 「はぁ~、あの子がまさか旅に出るなんて思いもしなかったな~」 一人いなくなった家の中で義姉は呟いた。 「ま、恋心にはかなわないからしょうがないんだけどね」 パリッと、煎餅を食べながら、義姉はまた呟いた。 「‥‥淋しいなぁ」 ズズッと、煎餅を食べた後冷茶を飲み、ほぅと溜め息を吐く。 「でも、ま、可愛い妹の為だからね☆」 ギィと木の椅子から立ち上がり、店へと向かう。 「さて、お仕事お仕事! いっちょ、一肌脱ぎますか!」 ◇◇◇ 「どうでした‥‥? 義姉さんは」 四人は苦笑いしながら元気な人だと、当たり障り無い感想を述べた。 「そうですね、でも‥‥正直、義姉さんは五月蝿いと思ったでしょう」 三人はまた苦笑いし、まぁねと一人が答えて、隣の一人がソイツの足を思い切り踏んだ。 「私も‥‥そう思います‥‥。 私、喋るの苦手ですから‥‥いつも、義姉さんが一方的に喋るんです」 彼女は微笑みながら語る。 「五月蝿いと思った日もありました。喧嘩した日もありました。‥‥でも」 彼女は目線を下に向け、ゆっくりと喋る。 「私‥‥義姉さんの‥‥お姉ちゃんの‥‥『妹』、なん、です‥‥血は、繋がって、なかった、けど‥‥『妹』、なんです‥‥」 彼女は瞳に涙を溜め、肩を震わせ、途切れ途切れ喋る。 「コレは、私のワガママです。それでも‥‥お姉ちゃんは笑って見送ってくれました。 ‥‥私は戦う事はできません‥‥貴方達の荷物になることは分かっています。 でも私は‥‥私はどんな事があっても、お姉ちゃんを悲しませたくないんです。 だから‥‥もう一つ、私のワガママを聞いて下さい」 彼女は涙を拭い、四人に向いて、頭を下げ、静かにハッキリと喋る。 「私は私のできることをします。なので‥‥私を守って下さい。私は‥‥死ねないんです。お願いします。私のワガママ‥‥聞いてくれますか?」 四人は一瞬、それぞれ顔を見合わせ、再び彼女を見て、当然と答えた。 「‥‥ありがとう」 彼女は柔らかに笑い、そこにいた四人共、彼が惚れた理由を何となく察した。
https://w.atwiki.jp/lordofthedragons/pages/273.html
黒龍 イクリプスドラゴン 13580030500202.jpg Level 攻撃力 防御力 1 150 3721 6125 名前 コメント