約 2,512,833 件
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/47.html
六花亭に衝撃走る―― というほどでもないが、また寝てる間にエビフライを食われた常連客が突っ伏してわんわん泣いている。 いい歳した大の大人がわんわん泣いている。 キザなマスターがカキフライをサービスしてやりながら聞くことにはこうだ。 「ルシェだ。ルシェ耳が見えたと思ったら気が遠くなって、目を覚ましたらもぬけの皿だった」 わんわん。 しかし困ったことにこの六花亭、ルシェの容疑者には事欠かない。 マスターと客達の視線が、床に空いた穴にはまってジタバタしているイクラクンに向く。 「ふかふか。ボク、わるいイクラクンじゃないよ!」 諸手を上げて威嚇し、無罪を主張する。 まぁ、開店前からずっとはまっている彼女にはちょっと無理だろう。 続いて黒侍子からローストチキンを奪って勝ち名乗りを揚げているハルカラにゃん。 「ニク……」 これも違う。ハルカラにゃんは抵抗する相手からありったけの食料をもぎ取ることを至上とする肉食獣系女子だ。 たかがエビフライ一本、しかも眠る相手から奪うとは考えにくい。 カウンターでお冷やに醤油やラー油を混ぜてオリジナルカクテルを作っているナムナを見る者はいなかった。 ならば鬱姫。 鬱姫は額を打ち付けてピアノを演奏している。 そのアグレッシブなメロディに聴く者皆が涙している。 幸い、赤平さんが負傷する傍から完治させているので流血沙汰にはなっていないが。 演奏は連続3時間目に突入しており、鬱姫の躁っぷりも最高潮だ。 彼女も無理。となれば。 店内の視線が一点に集まる。 「えっ? わ、私?」 かりゆぅだ。 というか最初から皆この娘しか疑っていない。 カリユはお盆をぶんぶん振り回して否定する。 「違いますよぅ! 私今日はまだ黒侍子さんの豚角煮しか貰ってませんもん!」 「じゃあその唇の食べかすは?」 カリユは慌てて唇を擦る。 「こ、これは多分ついさっき黒侍子さんから貰った唐揚げの衣で……」 「どう思う?」 マスターがお得意様ギルドに尋ねると、システムがすかさず応じた。 「なんということだろう、犯人はまたもや可愛らしいウェイトレスだったのだ!」 「また!? またって何ですか!?」 ふかーっと耳を立てて怒るカリユだが、彼女に有利な証拠や証言は出てこなかった。 「うっうっ、酷い鬱……」 無実の罪を被ったかりゆは、ルシェ耳を垂らして鬱姫さながらの鬱オーラを店の隅で放っている。 壁に貼られた「ウェイトレスに料理を与えないこと」という貼り紙を見てポロリと涙を流す。 その周りには力尽きた鬱姫が倒れ、腹をさするハルカラにゃんが座り、イクラクンがジタバタしている。 ルシェ耳勢揃いである。 イクラクンはぽよんと穴から這い出ると、カリユの膝をなでなでして慰めた。 かりゆは撫で返して感謝の意を表すと、悲しみを怒りに変換した。 「……酷い! 酷すぎるよあの禿げ頭!」 かりゆの可愛い罵詈雑言に耳をぴこーんとさせて驚いたイクラクンは、 なだめるべくカリユの首にもふーっと抱きついた。 「こしょばいこしょばい」 ふゃはははと奇妙な笑い声でくすぐったがるカリユ可愛い。 引き剥がして「めっ」と叱ると、イクラクンは素知らぬ顔で耳を畳んだ。 そんなイクラクンをもっふり頭に乗せてかりゆはむむむと考える。 この冤罪をなんとかして晴らす必要がある。 そのためにはエビフライがどこに消えたか真実を突き止めねばならない。 しかし犯行は大胆にして狡猾。 満員の酒場で被害者にしか見られることなく、しかもその被害者もたちまち昏倒させた手練れだ。 カリユの脳内に悪夢のような光景が浮かぶ。 お客様のエビフライを50人分寄付してもらったカリユが、嬉しそうにエビフライを食べようとするたびに 謎の犯人に50回気絶させられ、1回ごとにエビフライが消えていく光景が。 「いや、まず前提の時点でマスターに叩き出されると思うよ?」 「人の夢想に侵入するのはやめようねイクラクン」 かりゆが頭の中で夢イクラクンをぺいっと外に投げ捨てると、頭上で寝ていた実イクラクンがハッと起きた。 「でも実際、どうやって犯人を見つければいいんだろ…」 肝心のハントマンは2秒でかりゆを犯人認定する有り様だ。あてにはできない。 「過去を覗いて犯行の瞬間を目撃できればなー」 「ではそうするです」 カリユの剥き出しの腹に抱き着く不届きな幼女あり。 名をファロファロちゃんという。お久しぶり。 「ファロファロちゃん、でもどうやって?」 カリユがふにっと尋ねると、ファロファロちゃんはふふんと得意気に言った。 「ルシェ耳をぴこぴこするです!」 ついに狂ったか。 ファロファロちゃんの説明によるとこうだ。 秒間数億とも言える振動で大陸間通話をも可能とするルシェ娘の特権、耳ぴこぴこ。 これによって生じる怪光線は時に時空間すら超越するという。 「マジなの?」 「夏休みの自由研究で学会にマジで認められたです」 このぴこぴこの超常的特性に友情パワーとファロ様理論を加味すれば、任意の時間に跳躍する時空の穴が開くという。 「ファロ様理論?」 「先の学会で提唱した新理論なのです。実は命名者は私ですですよ」 「だろうねぇ」 幸いにして、この場には一線級のルシェ耳ぴこぴこ使いが4人も集まっている。 4人のぴこぴこを結集すれば或いは――とのことだ。 「私とイクラクンとハルカラにゃんと鬱姫ちゃんだね」 「ござる」 「ですですよ。鬱姫さんやれるです?」 「躁!」 力尽きてもライブの熱気冷めやらぬ鬱姫は、床に顔面をめり込ませたまま垂れ耳をビビビと振動させた。 「ハルカラにゃんは?」 「ニク!」 過去の肉が食えると乗り気の様子。 「イクラちゃん!」 「ボ(略)っ!」 ふかーっと怒るイクラクンの耳の動きは速すぎて視認すらできない。 士気の高さは申し分なかった。 イクラクンを頭から落とし、犯行現場の席を4人で囲む。 カリユは厨房側だ。 空になった皿は証拠品として残してある。 被害者は床の穴にはまってジタバタしている。 「ではエビフライが消えた時間を想いながらお皿に向かって全力でピコピコするです!」 「うん!」「鬱…」「ニク!」「ふかー!」 あ、鬱姫のテンション下がった。 四者四様のとてもやわらかいルシェ耳を一斉にピコピコビビビと振動させる。 皿は振動波でたちまち微塵に砕け、破片が一点へ収束していく。 時空の穴の誕生だ。 「その調子です! もっと速く! もっと強く! もっとファロく!」 ファロファロちゃんがかりゆのお腹にぶら下がったままキリッと指示する。 だが四人は既に最大の力でピコピコしている。 過去を覗くには振動数が少し足りない。 「せめてあと一人ルシェがいれば…」 ファロファロちゃんが悔しそうに呟く。 そこに颯爽と現れるナムナ! 「ないものねだりしても仕方ないよ。私達で何とかしないと」 「左様で鬱」 「ニクニク」 「ふっかり」 「エビフライが食べれるかれないかなんだ、やってみる価値はありますぜ!」 コーンコーン。 とはいえ、どう頑張ってもこれ以上のピコピコは望めない。 ここまでか。 そう思ったとき、天井からカリユに怪光線が飛んできた! 『拝啓お姉ちゃん。こないだうちで食い散らかしたエビフライ代そろそろ払って リーコ』 という文面だ。 悪寒はピコ耳通信以上の速度でかりゆの神経を走り、筋肉を駆動させ、背後からの怪光線をひょいと避けさせる。 リーコの催促通信が、時空の穴にぶつかった。 カリユの妹のルシェ耳ピコピコ。これが弱かろうはずもない。 「ファロちゃんホール、開きますです!」 時空の穴がもにっと開き、その向こうにエビフライが一尾乗った皿が見えた。 犯行の直前だ! 皆の視線に頷き返し、カリユはその穴に頭を突っ込んだ! 勢いよく突っ込んだ頭は過去のその場所に座っていた客の頭をガツンと打ち据え、かりゆの目にも星を飛ばす。 「いたぃ」 ふにゅっと涙ぐんだカリユは、この悲しみを癒すために本能的にエビフライを発見。 さくっと捕食した。 「おいひー」 にこーっと笑顔になったカリユは、上機嫌で穴から首を抜いた。 時空の穴が閉じる。 皆がカリユの口元をじーっと見ている。 可愛く首を傾げる可愛いかりゆ可愛い。 やがて自分のやったことに気づきそのままの姿勢でだらだらと冷や汗を垂らすかりゆ可愛い。 一部始終を見ていたマスターと客も生暖かい目でカリユを眺めている。 ナムナは新作カクテルに塩を入れたのは失敗だと思った。 「……うん」 カリユはすっと目を閉じ、両手を胸の前で組み、歌うように言った。 「まさか犯人が未来からの使者だなんて思わなかったです。でも過去の私に罪はないからお仕置きは撤回ですよね?」 「なわけあるか」 「あり得ない鬱」 「サカナ」 「そうはイクラクン」 『お姉ちゃん、お金早く リーコ』 「あぅぅ」 一斉にダメ出しを食らってはさすがの打たれ強いカリユもしょんぼりせざるを得なかった。 (ところで、一連の流れの裏で自慰に耽っていた赤平さんがついに絶頂を迎えた) 皆にうっかりゆ呼ばわりされて涙ぐむカリユ可愛いよカリユ。 かりゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/40.html
◇◇◇ 血のような紅き眼をした彼女は歩く。赤黒く、染まった服を着て彼女は歩く。 ケタケタ。何が可笑しいのか彼女は笑う。ポタリポタリ。ナイフから滴り落ちる血液と同じリズムで彼女は笑う。 彼らはそんな狂った彼女を見つめることしかできないでいた。 助けたかった。今までも、諸国を旅して助けを求める人は数多くいた。しかし、助けることができたのはその内の一握りだろう。 その多くが、竜に殺された者達だった。目の前で殺された者達もいた。誰にも知られずに死んだ者達もいた。 その場面に出会う度に、彼らは胸の奥で、悲しみと怒りと悔しさで溢れた。 死んだ者達の家族や友人、恋人からの糾弾もあった。 『どうして見捨てた』 『どうしてもっと早く来なかった』 『どうして助けなかった』 『どうしてお前達だけが生きている』 『どうして』 どうして、どうしてと非難されながらも、彼らは戦ってきた。きっと自分達の戦いは誰かを助けるモノだと信じて、戦ってきた。 その結果が、これである。たった一人の民間人を救えず、一人の人生を狂わした。 彼らが聖職者なら、神を恨んだろう。だが、彼らは神を信じない。三年前のあの日に信じることを止めたのだから。 だからこそ、彼らは自身の愚かさを呪う。何も守れない弱さを呪う。 そんな彼らを嘲笑うかのように、彼女は彼らに近付いてきた。 「皆さん、足が止まっていますよ? 早く彼の元に行きましょう? きっと彼は待っていてくれているんですから」 彼女はそう、催促の言葉を告げ、先へと進んでいく。 彼らは、例え彼女がどんな風になっても命だけでも助けよう、と諦めにも似た決意をして、彼女の後を追っていった。 ◇◇◇ 洞窟を中程まで進んだろうか。氷の床に手こずりながらも進んだその先には、見覚えのある影があった。 それは傷つき倒れる、リタ、エミリ、ハリスの三人だった。 彼らはすぐさま駆けより、息があるのを確認すると、何があったのか尋ねた。 「ご、ごめん……あの……人を見つけ、たんだけど……正気を無くしてて……」 そこまで言って、リタは気を失った。 リタの言葉から、彼がこの洞窟にいるのは間違いない。 何処だ。何処にいる。と、彼らはお互いに周囲を警戒して――、 「……ッ! 上、だっ!」 ハリスが叫ぶと同時に、彼らは上を見上げる。が、遅かった。 既に、目前まで迫っていた。 轟音と共に、彼らは四方に散らばる。その中心には彼がいた。いたが、『彼』ではなかった。 「ミタナ……?」 それは竜の鱗で覆われていた。赤い鱗は興奮したかのように蠢いていた。 「ワタシヲ、ミタナ……?」 それは獣の顔をしていた。紅の眼と白い牙が、彼らに向いた。 「――コロス」 それは人の体だった。あの時会った彼の体によく似ていた。 「コロス。コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスッ!!」 彼の名前は誰も知らない。それ故この怪物の名は【ロスト】。失った全てを求める者。 手には此処の修練者のだろう刀が握られ、所々破れた衣服はやはり修練者のだろう血がこびりついていた。 それが物語るのはただ一つ。 彼はもう、ヒューロの邪気に呑まれたのだ。 遅かった。その一言が、彼らの脳に浮かんだ。 せめて、せめてもう一日でも早く来ていれば……。そう、後悔の念が彼らに押し寄せる。 「あはは……」 彼らが絶望にも似た悲しみを想っている時、突如彼女は笑い出した。 「あははは、あはははははは! あはははははははははははははははっ!」 狂喜の笑い声を響かせ、彼女は彼を見て、呟く。 「……貴方の答えはそれなの? 違うでしょ? 私を待っていてくれてたんでしょ? 私はずーっと待っていたんですよ? 違うの? 彼は私の為に、こんな所でも待っていてくれたのよ。そうよ、きっとそうだわ。ふふふ……そうよ……そうよ……ふふふ……」 彼女は呟くのを止め、ゆっくりと顔をあげると、先程のナイフを構えた。 「皆さん、申し訳ありませんが彼を動けないようにしてくれませんか? 彼ったら、イライラして私の言葉も聞いてくれないみたいですので、ちょっとお灸を据えないといけませんし、ね?」 彼女は笑って言った。ニコリと優しい笑顔がよく似合う彼女だったが、彼女の紅く染まった瞳は何も移さず、虚空を見つめるのみである。 異常であると知りながらも、彼らにはどうすることもできずにいた。 やがて、彼の叫びと共に、戦いは始まった。 誰も報われない戦いが始まった。始まってしまった。 彼らに助けを求めた心優しい男は、刀を握る右手を振り下ろしながら、彼らに襲いかかってきた。 彼らに助けを求めた心優しい女性は、ナイフを握り、笑いながら彼に向かっていった。 彼らは、最悪のシナリオを思い浮かべながら、しかし戦うことしかできないので、彼へと各々武器を構え、走り出した。 止める者は、誰もいない。止めれる者も、誰もいない。 空気を切り裂く刃の音が、どこか悲しんでるように洞窟内に響いた。 その人は一言で言えば『異質』だった。 アイゼンの人は皆、私達ルシェを卑下するような奴ばかりだと聞いていた。 無論、私は冒険者(ハントマン)として各地を旅したので、そんなのは比率の問題か誇大妄想みたいなモノだろうと知っていた。 しかし、やはり宮殿使いの高官達となると当然、偏見も酷くなり、まさしく話の通りの『アイゼンの人間』になる。 だが彼は違った。 私と彼が初めて会った日。彼にクエストを頼まれた。 内容は彼の仕事の補佐。そんなの、ルシェである私がやれば使用人もとい奴隷のようなものだ。一発殴って、断ろうかと考えたが、お金が乏しい当時は仕方なく引き受けた。 結果として、それは良かった。 彼は真面目に仕事をして、その合間に休憩と称して私とたわいもない談笑をする。 その顔に私を見下すような感じはなく、本当に喋るのが好きな人なんだな。と分かるぐらいに彼はお喋りだった。 気付くと、クエストの約束時刻は上回っていて、他のメンバーを待たせていた私は慌てていて、ロクに挨拶もせずに帰ってしまった。 それなのに後日謝罪をすると笑って許してくれる彼がいた。 私はこの時から彼に惹かれていたのだろう。 それからアイゼンに寄る時は必ず彼に話しかけた。彼も私の冒険譚を気に入ってくれたようで、少し渋めのお茶と甘いお団子を出しながら聞いてくれた。 何時しかそれを楽しみに日々を生きていた自分に驚いた。 同時に気付いた。あぁ私は恋をしているんだって。 そんな日々が続いたある日。私は彼にプロポーズをされた。 真っ赤な顔をしながら必死に叫んだ彼に、私は何だか可笑しくて、抱き締めながらお願いします。と囁いた。 するとみるみる内に赤かった顔が更に赤くなって、強く抱き締めてきながら今日は人生最高の日だ! と彼は叫んだ。 五月蠅かったから足を踏んで落ち着かせたのはここだけの話。 それからは本当に大変だった。 ハントマンとしての後処理。貴族の妻としての振る舞い。周囲の静かなイジメ。それでも、彼の側にいたかった私は、必死に耐えた。 そんなある日、私と彼(と言っても今は夫である)はある高官に呼び出された。 私達は覚悟した。おそらく、別れよとの命令だろう。下手したら斬首。良くて左遷か。後ろ向きな考えを胸にして、それでも私達は手を取り合って赴いた。 辛辣な表情で向かった私達を待っていたのは高官ではなかった。なんと、皇帝陛下本人であられた。 私達は何事かと恐怖にも似た不安を感じた。 皇帝陛下はそんな私達にこう仰られただけでした。 「夫婦円満こそ、老いる人間の幸福の秘訣。何時までも末永くいたまえ」と。 そう仰ると皇帝陛下はお連れになったのであろう第三王妃様と供にゆっくりとお部屋を後にしました。 残された私達は暫くポカンと呆けた後、やっとの事で理解しました。 私達の仲は許されるモノなのだと。それが嬉しくて嬉しくて、その日は子供みたいに二人涙を流して喜びました。 ◇◇◇ 以上で、私の短い物語は終わりです。 それからの私達を皆さんは見ることはできません。だってコレはあなた達から見たら未来の事なんですもの。 だけど私の夫の姿なら見ることが出来ます。今より少しばかり若いですけど、見た目だけは妙に年老いていて。ふふふ……。 会ったなら挨拶ぐらいはして下さいね? 彼、本当はお喋なくせに、あまり喋れなくてイライラしていますから。私みたいなハントマンとの会話が一番楽しかったそうですよ? え? 何処にいるか分からない? いつも同じ所にいますよ。アイゼンの宮殿の入って左奥。仕事場のその階段側の……そう、その人! あ、だからって狙わないで下さいね? 私の大切な夫なんですから! それでは皆さん、お別れの時間となってしまいましたので、またお会いするその時までは夫によろしくお願いしますね。 さようなら。 ◇◇◇ ――暗転の後、どこからともなく声が聞こえる。 『君達はこの映像を見た後、その人に会っても良い。但し、決してこの映像の中身を言ってはいけない』 彼らは、不思議な体験をした後にとある場所を訪れた。 『何故なら、彼らがこの未来を知らないことは必然であるからである』 そこはアイゼン皇国の宮殿。入ってから左奥にある仕事場。 『未来をかえてはいけない。と、いうわけではない。未来は不変な物などではないからだ』 そこには、真面目に仕事をこなす髭を生やした若者という不釣り合いな人間がいた。 『しかし、もし君達が彼らの幸せを望むなら、私の言うとおりにして欲しい』 その男は君達に気が付くとやぁ。と軽めの挨拶をする。区切りがついたのだろう。愛用の湯飲みに渋めのお茶を入れ、手招きしている。何か良いことがあったのだろう。 彼らは苦笑いしながら彼へと向かう。 『そして、もし。もし君達が彼らの物語をその目で見たく、また、その物語を少しでも協力したいならば――』 彼らは彼の近くに腰掛け、話を聞く体勢になる。 彼もまた、話をする体勢になる。 『――彼の話を最後まで聞いてあげてくれ。そうすれば、きっと君らにクエストを出すだろう。後は――』 彼はゆっくりと口を開く。 『――ハントマンである君達の番だ』 「聞いてくれ! 何と、ようやくこの僕にケモミミ少女の知り合いが出来たんだ! あぁ最高だよ! 時間が空いてるなら僕の話を聞いてくれると嬉しいんだが……聞くかい?」 【聞く】【聞かない】
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/11.html
姫のパンツ話に見せかけて、ふたなり話です。 名前はちびキャラトークの名前です 一人称で判断してください マロン→私 ノーラ→妾 アルジャ→あたし モモメノ→ボク エデンにある何処かの町の一室で、若い娘達がとある話題について話し合ってい た。 「人がどんな下着穿いていようとどうでもいいじゃない…」 「そう言うでない。どんなパンツを穿いているのかと尋ねられて、答えるくらい の寛容さが必要なのじゃ」 「それに、ぱんつと一言で言っても、たくさん種類があるよ」 「…そうですわ。私達が実際に穿いてみればよろしいのではありませんか? さ、着替えは沢山ございますから、お着替えいたしましょう」 そう言ってマロンがどこからか垂れ下がっていた紐をくいっと引っ張ると、 天幕が開いて着替えが入ったタンスが幾つも出てくる。 各々は椅子から腰を上げて、下着を物色していた。 「で…なんで、あたしが縛り付けられなきゃいけないのよっ!?」 現在椅子に縛り付けられている、アルジャが三人に物申す。 彼女は体を椅子に縛り付けられており、かろうじて足は縛られていないものの自 由は奪われている。 「ただ穿くだけではつまらないですわ。それにこれをすると言ったらアルジャさ ん、逃げてしまいますでしょ?」 「何より、おぬしのが一番脱ぎ着しやすいのじゃ。妾達はスカートがこういうの だからしにくいのじゃ」 「…そんなの、モモメノだって大して変わらないじゃないの!」 「…おねえちゃんは、ボクみたいな小さい子にそんなことさせるの…?」 モモメノにそう言われてうっと詰まってしまう。 確かにそうだ。 小さい子にこんな辛い思いをさせるなんてあまりにも可哀相だ。 だがしかし、だからといって、どうして自分でなければならないのだ、とも考え る。 キッと三人を睨みつけるが、動じることすらしない。 「…さて、アルジャさん…まずはスカートの下を脱ぎましょうね」 「ちょっ…やだっ、やめてっ…いやぁっ」 ばたばたと足を暴れさせて抵抗するも押さえつけられて、すんなりと捕まえられ てしまい、 開脚させられてスカートの下を丸見えにさせられてしまう。 「ブーツを脱がさないと、タイツも脱がせないのじゃ」 「この鎧も外そうよ」 そんなことを言いながら脱がしていき彼女の肌を露にさせて、当然秘部も露にす る。 縛り付けられて自由を奪われ、人前でこんな格好をさせられてアルジャは恥ずか しそうに顔を真っ赤にする。 「…早くしてよぉ…」 「じゃあ、最初はどれにいたしましょうか?」 マロンはそう言って、他の二人とあれやこれや話しながら、彼女に穿かせる下着 を選び始める。 ローライズだ、ふんどしだ、ローレグだ、総レースだ、かぼちゃパンツだ、紐パ ンだ、 Tバックだ、生スパッツだ、生パンストだ、前張りだ、 いやもうむしろ穿いてないでいいじゃないか、とか何とか言ってパンツについて 論争し始めている。 しばらくして、ようやく決まったのかノーラが一枚目を手にして、持ってきた。 「まずは、かぼちゃパンツじゃ」 まず、と言っているからには二枚目、三枚目があるのだろうか。 パンツ限定着せ替え人形として、あとどれくらい遊ばれるのだろうかと心配にな ってきた。 そんなことを考えながら、下着を穿かせられる。 「あら、可愛らしいですわ」 「んー、これはこれで…」 「なかなかじゃの…ううん、だがのぉ…」 三人はドロワーズを穿いているアルジャを囲んで何やら唸って考えている。 一体何を考えているんだと、本当に心配になってきた。 予想通り、やはり一枚では終わらないようで、かぼちゃパンツを脱がされる。 「じゃあ、お次はローレグですわ」 ぴらっと極端に布の少ないストライプ柄の下着を一枚見せられて、それを穿かさ れる。 「ちょ…何よ、これ…」 「おおー…これは、また…」 「見えそで見えない」 「はぁ…これですわ。これは堪りませんわ…」 陰部が見えそうで見えない布きれを穿かされて、うろたえるアルジャとは対照的 に三人は感嘆の声を上げている。 マロンはというと何故だかうっとりしている。 恥ずかしい。 実際、少し毛が見えていて、これはかなり恥ずかしい。 こんなのならむしろ穿いてない方がまし、と言いたくなったが、 本当にノーパンにされるのは困るので黙っておいた。 「これもいいけど、次はこっち」 モモメノが持ってきた白い布がぴらりとはためく。 ふんどしである。 正確には六尺褌と言う。 それを穿かせるべく、現在穿いているローレグを脱がす。 「…それって男の人が穿くんじゃないの?」 「最近は殿方だけでなく、女性も穿くようですわ」 「ところで、これはどうやって穿かせるのじゃ?」 「わかんない…でも、ふんどしは締めるって言うから…締めればいいんじゃない かな?」 「穿き方が書いてある説明書はございませんの?」 そんな行き当たりばったりな彼女達の会話を聞いて、 もっと事前に調べておいてくれ、とアルジャは思ったとか思わなかったとか。 彼女の体を持ち上げ腰を浮かせて、ふんどしの真ん中辺りでまたの間をくぐらせ る。 股を通した布を捩って細くして腰に巻き、それを後ろで結び、 前に垂らしていた布を股の間をくぐらせて、ぐいっと引っ張った。 「いたたたたたっ!ちょ、もっと丁寧にやってよぉっ」 股間を締め付けられて悲鳴を上げるアルジャに適当にごめんと言って謝り、もう 少し丁寧に締め直す。 紐を捩じ込んで固定し、最後に前袋の形を整えて、完成。 大事なところがすっぽりと布に包まれていて、毛も出ていないし、 動いてもずれそうにないし、なかなか悪くはない。 ただ、ちょっと締め付けられるのが気になる。 「悪くはないが、穿くのに時間がかかるのぉ」 「慣れないと難しいね。他にも種類はあるけど、これはちょっと難しかったかな ?」 「そうですわね…これはこれで、味があるのですが…ちょっと失礼いたしますわ 」 そう言ってマロンが布をずらそうと、前の部分をくいっと引っ張る。 「んっ」 アルジャの口からほんの少しだけ声が漏れた。もう一度引っ張ると、またもや小 さく声を漏らす。 ちら、とマロンを見ると、彼女と目が合った。 「アルジャさん…もしかして、感じてますの?」 「…何言ってんのよ?…そんなわけないでしょ。変な事言わないでよね」 急にそんなことを言われて驚きつつも平然を装って否定する。 なのだが、実際少しばかり感じている。それを悟られないように平常通りに振舞 う。 ふんどしを脱がして、次のものを持ってくる。 「次はこれじゃ」 そう言ってノーラが持ってきたのは黒のパンスト一枚のみ。 「…パンツは?」 「これだけ」 「下着を穿かずに、パンストのみを穿くのですわ」 彼女達は何を言っているのだろうか、とアルジャの頭は早くも拒否反応を示して いる。 「早く、穿かせよう」 何やら彼女達は楽しそうにアルジャにパンストを穿かせる。 爪で伝線させないように爪先を丸めてパンストを足に通して穿いた。 スカートを捲らずにパッとだけ見れば、ただパンストを穿いているようにしか見 えないが、 スカートを捲ると生でパンストを穿いているのが確認出来る。 いわゆる「ぱんつはいてません」である。いや、パンストは穿いているのだが。 ぱんつじゃないから恥ずかしくない?いいや、ぱんつじゃなくとも十分恥ずかし い。 直に生地が陰部に擦れて、なんだか変な感じがする。 「何なのよ、これ…」 「生パンストなのじゃ」 「はぁ…ここ、形がくっきり浮き出てますわよ」 「ひっ」 マロンの指で陰部をパンストの上から撫で付けられて、思わず声を出してしまう 。 「おねえちゃん…感じちゃってる?」 「そ、そんなわけないでしょ!」 「それなら…別にいいよね?」 マロンが撫でている所をモモメノも加わって、一緒に撫で付ける。 「ひゃっ…やっ、やめてよぉ…」 彼女の制止を聞かずに二人はそこを指で何度も触れる。 脚を閉じようとしても、押さえつけられて閉じることも出来ずに、やられ放題に なってしまう。 声を出さないように、感じないように、と我慢してもどうしても感じてしまい、 徐々に陰部は濡れてくる。 「おねえちゃん、ここ濡れてるよ」 「あら、本当ですわ。どうしたんですの?」 それはあんた達がそんな事するからだ、と言ってやりたいがそんな事言っては、 余計に弄られるのは目に見えている。 かあっと顔を赤くし、そっぽを向いて答えようとしない。 「汚れてしまったのか?それならば、こうすればよいのじゃ」 ノーラはそう言って顔を近付けると、パンストに噛み付きそのまま引っ張って、 股の部分をびりびりと音を立てて引き裂いた。 「んなっ、何すんのよっ!?」 「こうすれば汚れた部分も目立たんじゃろ。…どれどれ、妾が見てやろう」 「やぁっ、み、見ないでっ」 パンストが破かれ、そこだけ露になった陰部をまじまじと見やる。 更に茂みに手を伸ばし、やわやわと撫でると、彼女は小さく声を漏らす。 「…んっ、さわっちゃだめぇ…」 彼女がそう言っても手を止めるはずもなく、愛撫し続ける。 秘部を指で揉み解すと更にそこは濡れ、指の付け根をぐりぐりと押し当てて責め る。 責められている彼女は段々と切な気な声を漏らし始めて、最初に比べてすっかり 大人しくなってしまっている。 「おねえちゃん、気持ちいいの?」 「私達がもっと気持ちよくして差し上げますわ」 そう言って二人は彼女の胸元のブラウスをずり下げ、下着を外して胸を露にする 。 彼女が逃げようと体をよじるとそれに合わせて豊かな胸もふるんと揺れる。 マロンとモモメノは彼女の乳房にそっと手を触れて、片方ずつ愛撫し始める。 舌先でちろちろと乳房を舐めながら、揉み解す。 更に乳輪を指でなぞり、指で乳首を挟みこんでくにくにと扱くと甘い声を漏らし て、身をよじらせる。 「ふぁ…ぁ、やぁっ…んんっ…」 「おねえちゃんのおっぱい、おっきい…」 「柔らかくて、感度もいいんですのね。羨ましいですわ」 そんな事を言いながら、二人は胸を愛撫する。 愛撫しているうちに乳首が徐々に硬くなり、ぷっくりと浮き上がってくる。 「ひゃぅんっ…はぁっ、やぁっ…あ、あ、あぁんっ」 手で乳房を揉みながらモモメノが顔を近付け、舌を伸ばしてその舌先で乳首を転 がすと、彼女は身を震わせてよがる。 マロンはその様子を見てくすっと笑うと、乳輪ごと乳首を軽く口の中に吸い込ん で、口内で舌を動かして乳首の頂を擦る。 「こっちは、さっきから溢れっぱなしじゃぞ」 濡れそぼってどろどろになっている秘裂を指でそっと触れて、 そのまま奥へと指を挿し入れ抜き差しをすると、堪らず声を上げる。 「硬いし、狭いのぉ。生娘か」 ノーラはそう言って指を膣から抜くと、そこに顔を近付けて舌でぺろっと舐め上 げた。 更にその割れ目を指で広げて、その周りを舌先で舐め回すと、アルジャは体を震 わせて声を漏らす。 「ひゃっ…ぁ、あ、ふぁっ…はぁっ、は、あ、ぁんっ」 陰核を舌の腹で舐め上げ、更に唇を薄く開いて押し付けて吸い付き、口に軽く含 んで舌先で転がすように舐め回す。 唾液を垂らして、既に濡れそぼっているそこを更に湿らせて、どろどろにする。 割れ目を開いて、膣に舌を挿し込ませる。 膣内で舌を動かし抜き差しすると、愛液は更に溢れ出てきて、それをじゅるじゅ ると音を立てて吸い上げる。 声を上げてよがるアルジャと同じようにモモメノも切な気な声を漏らす。 「はぁ…おねえちゃん…ボク、もう我慢できないよぉ…」 彼女はもじもじしながらマロンの袖をくいくいと引っ張って、潤んだ目で訴えか ける。 「あらあら、モモメノちゃんったら…」 マロンはくすくす笑って、モモメノの下着をずらし下ろしてあげる。 愛撫されていた胸が解放されて、陰部を愛撫されていても何となく物足りなさを 感じながら、 薄く目を開けて、その目に映ったものを見て、アルジャは絶句する。 下着を下ろし、スカートをたくし上げたモモメノの股間にはあるはずがないもの があった。 「…な、なに…それ…」 「おちんちんですわ」 「うそ…モモメノ…男の子だったの…?」 「違うよぉ…ボク、女の子だもん…ちゃんとおまんこもあるもん…」 そう言ってモモメノは既に起き上がっている自身の男根を持ち上げて、割れ目を アルジャに見せる。 毛も生えていないつるりとした割れ目。その割れ目の上から男根が生えている。 初めて見た男性器が女の子についているなんて…。 アルジャはその現実を受け入れられず、ただただ呆然とするばかりである。 「はぅ…おねえちゃん…ボクのおちんぽ…きもちよくしてぇ…」 「は…?」 「うーん…でも、手も縛ってますし、下のお口はノーラさんがしてますし…じゃ あ、上のお口でしてもらいましょう」 「うんっ…おねえちゃん、お口まんこさせてねぇ…」 「へ…ぃ、いや…そんなの、近付けないでよぉっ…いやぁっ…んぐっ、むぅ…ん ぉっ」 逃げようと顔を背ける彼女の頭部を掴んで動けないようにして、 口を開かせて無理矢理に男根を咥えさせ、一気に根元まで押し込んだ。 逃げようとしてもがっちりと掴まれて逃げることも出来ず、苦しそうに呻き声を 上げながら口内を犯される。 「ふぁぁっ、いいよぉっ…んぁっ、気持ちいいよぉっ…ぁふ、おねえちゃんのお くちぃ…」 モモメノは蕩けた表情で上擦った声を上げ、腰を振って更に快感を求める。 亀頭が彼女の舌のざらざらで擦り上げられて、その先から先走り汁が溢れ出てく る。 「んぁっ、ひぃんっ…もう出ちゃうっ、出ちゃうよぉ…んぉ、お、ぁ、あ、あぁ っ」 「…ん、んむぅっ、んぉぉっ…ぉ、んぶぅっ…」 男根がびくりと震えたかと思ったら、抜かずにそのまま口内で射精して、 どくどくと脈打ちながら精液を吐き出した。 吐き出し終えた男根を引き抜くと、彼女の口からはでろりと精液が流れ出て、そ の口の周りも胸もどろどろに汚していく。 「…んぉ、ごほっ…あ゛ぁぁ、ぅあ…ぅぷ、んぐ…」 はあはあと荒い息で呼吸し、目からは涙をぼろぼろ流して、目はぼんやりとして 焦点が定まらず呆然としている。 半開きになった口の端からは唾液と一緒に白濁色の精液も零れ出てくる。 「モモメノ、出しすぎじゃ!妾もちょっとかかったではないか…」 「あぅぅ…だってぇ、おねえちゃんの、気持ちよすぎなんだもん…」 「あら、それは興味を持たざるを得ませんわ」 三人はそんなことを話しながら、アルジャを縛り付けている紐を解く。 解かれて自由にされても大して反応も見せずにぼんやりしたままである。 そんな彼女の体をマロンとノーラが少し持ち上げ、脚を掴んで股を開かせる。 「さ、モモメノ…早くここに入れてやらんか」 「おまんこはとろとろして…とっても美味しそうですわよ」 「ひっ…ぃ、いや、やだぁっ…はなしてぇっ…だめぇっ、いれちゃだめぇ…」 次に起こるであろう事態にハッとして、涙ながらに懇願するが、 モモメノは全く聞いておらず、彼女の秘裂に自身の男根の先を擦り付けては声を 漏らしていたが、 ノーラとマロンに言われて、そこを指で広げて押し当てる。 「おねえちゃんの、おまんこ…ボクにちょうだいね…」 「い、ぃ…いやぁっ、やめてぇ…や、ぁぁっ、あ、あ、ああああっ」 押し当てた男根を体重を掛けて押し付け、そのまま膣内へと押し入ってきた。 ぶちぶちと音を立てて奥へと進んだかと思うと、最奥まで一気に押し入った。 「ふぁぁんっ、ぅあぁっ…いいよぉっ、んっ、おねえちゃんのぉ、おまんこぉ… んはぁっ、きゅうきゅうしてぇ…んんっ、きもちいいよぉっ…あ、あ、ぁんっ」 「ひぃんっ、あぁっ、やぁっ…こんなのぉ、んんっ…だめぇっ…はぁっ、あ、ん ぁっ」 「あらあら、すっかり楽しんでますわね…はぁ…」 「ふふ…妾達も気持ちよくしてもらわねばのぉ」 いやいや、と首を振りながらも喘ぐアルジャの体を支えている彼女達もスカート を捲り上げると、 モモメノと同じようにその股間には男根が生えている。 彼女たちのものも興奮して既に硬くなっており、下着からはみ出している。 「じゃあ私は…お尻をいただきますわね…」 マロンは彼女の体を持ち上げて、自身の男根を彼女の肛門に宛がう。 尻を手でぐっと掴んでその穴を広げると先が押し入り、手を放すと重力に従いそ のまま奥へと導いていく。 彼女の肛門はずぶずぶとマロンの男根を飲み込んでいき、根元までぎっちりと咥 え込んだ。 「かはぁぁっ、ひぐっ…あぁ、ひっ、ぁ、ぐ、くるし…んはぁっ、ふぁっ、ぅ、 うごいちゃ、ぁ…なかで、こすれるぅ…ひぁぁっ」 「ぁんっ…狭くて、きつくて…はぁっ、ぁ、んっ、最高ですわぁっ…気を抜くと 、すぐにイッてしまいそう…ふぁっ、あんっ」 「んぁぁんっ、きついぃっ…ひゃうぅっ、さっきからぁ…んんっ、おねえちゃん …しめすぎぃっ、はぁ、ぁ、んっ…ふぁうっ」 前にも後ろにも男根を挿し込まれて、がんがん突かれて、がくがく体を揺らしな がら喘ぎ声を上げる。 接合部からは色んな液が染み出て、ぽたぽた垂れて床に水溜りを作っている。 「さてと…イッてしまわぬ前に、妾も混ざるのじゃ。ほれっ」 「ぁ、んっ、んぐぉっ…んぅぅっ、んぉ、むぅ…んぶ、ん」 半開きになって喘いでいるアルジャの口に男根をずぼっと捩じ込み、一気に奥ま で咥え込ませる。 腰を動かして男根を抜き差しするがもっと自分から動いてくれなければ、より快 感を得ることは出来ない。 「ふぁっ…むぅ、ただ咥えているだけでは、んっ、…妾をイかせることは出来ぬ ぞ?…ほれ、もっと舌を使うのじゃ」 「んぁ…っふぁ、むぉ、んっ…んぉ、ぉ、あ、あぅ…んぐ、はぁ、んんっ」 ノーラにそう言われて、口内に咥え込まされた男根を舌を動かして舐め回す。 舌の腹で亀頭を舐め上げ、更に舌先で鈴口をほじる様にして動かすと、ノーラは 小さく声を漏らす。 「その、調子じゃ…んっ、ぁう、はぁっ…んぉっ、これはぁ、んぁぁっ」 「うふふ…んっ、ぁん…アルジャさんも、だんだん素直になって、はぁっ、きま したわね… ふぁっ、あ、んっ、わ、私…もぅっ、イッちゃいますわぁっ、はぁっ…出します わね、 中に…たくさん、出して差し上げますわ…んんっ、あ、あ、あ、あぁぁぁっ」 「ふにゃあぁっ、イッちゃうぅっ、んぁっ…ボクも、ボクもぉ、イッちゃうよぉ … おねえちゃんの、おまんこにぃ…ボクのせーえき… ふぁっ、いっぱい出すねぇっ、んんっ、んぁ、あ、あぁっ、はぁああぁんっ」 膣内と腸内に挿し込まれた男根が互いに壁を伝って擦れ合い、びくびく震えて彼 女の体内で射精する。 モモメノは膣内で、マロンは腸内で。 一遍に二つの穴の中で精液を吐き出されて、がくがくと震えて更に穴を窄めてぎ ゅうぎゅう締め上げる。 「ふぁ、あ、あ、んぁ、ぉ、んぉ…んぁ、ぃ、ひぃ、ふぁあぁあぁぁぁっ」 「んぁぁっ、しめすぎぃっ、んひぃっ…搾り取られちゃうぅっ…んぁ、ぁ、また 出るぅっ」 「あぁんっ、すごぉいっ…ぁん、またイッちゃいますわぁっ、はぁんっ…うあぁ っ、ふぁぁっ」 「んぉぉっ、わ、妾も…んぁぁっ、イクっ、イクぅっ、んぉ… っく、ほれっ、受け取れぇっ、あ、あぁっ、あ゛、あ゛ああぁぁあぁっ」 男根を抜かぬうちに再び体内に射精されて、その上更に、 口から抜き出された男根から熱い精液を顔面にぶちまけられる。 口の中も膣内も腸内もあらゆる穴という穴に精液を吐き出され、 その上、頭から精液を被り、彼女の全身はどろどろにされてしまった。 「ふぁ…ぁぁ、んぁ…はぁ…あ゛ぁぁ…」 体中の力が抜けて支えられていないと立てなくなってしまって、 放心状態の彼女の膣と肛門から男根を抜き出すと、 そこから男根で栓をされていた精液が、ごぽごぽと逆流して零れ出してきた。 「ぁんっ、出ちゃだめぇっ」 「モモメノちゃん、もう一度出してあげたらいいのですわ」 「そういうことじゃ。さぁて、次はどこをもらおうかのぉ。…アルジャ、どこに ちんぽハメられたいのじゃ?」 「…どこでも…」 「じゃあ、私はお口でしてもらいますわ」 「ボクもう一回、おまんこ…」 「だめじゃ、まんこは妾が入れるのじゃっ」 そんな事を言って、三人のふたなり娘達はきゃあきゃあと言い争う。 「もう…すきにしてよ…」 彼女が孕むまで宴は続いた…もとい、孕んでからも続いたそうな。 おしまい
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/30.html
共通装備 全職装備可能 名称 DEF MDF 効果 価格 説明 備考 ムラクモ標準服 6 3 10 ムラクモ機関の下級戦闘服 初期装備 ムラクモ戦闘服 24 12 1980 標準服を改良した強化服 工業開発区Lv2 ムラクモ強化服 43 22 7000 ムラクモ機関の上級戦闘服 工業開発区Lv5 風魔胴衣 48 24 回避率+3 - 闇にまぎれる戦闘衣 クエスト:教団の暴挙を止めて! 鎧 基本的にサムライ、トリックスター、デストロイヤーが装備可能 名称 DEF MDF 効果 価格 説明 備考 アイアンブレスト 9 5 80 鉄製の頑丈な胸当て 1章/3Dz回収後 ラバールプレート 12 7 120 しなやか素材で衝撃を緩和 1.5章 スチールブレスト 16 9 650 鉄より頑丈な鋼合金の胸当て 工業開発区Lv1 シルバープレート 22 11 1650 銀をつないだ胸当て 工業開発区Lv2 リネンキュラッサ 28 14 4375 軽く頑丈な特殊プレート 工業開発区Lv3 ボディアーマー 35 17 5500 錬金が生んだ次世代の胸当て 工業開発区Lv4 ナノプレート 41 21 6600 微粒子を結合したプレート 工業開発区Lv5 アイギスプレート 50 25 9200 守護神を模した胸当て 工業開発区Lv6 ブリガンダイン 60 30 16300 ムラクモ開発班の魂の結晶 工業開発区Lv7 アサルトスーツ 64 33 - 強襲用に作られた戦闘服 宝箱:トウキョウタワー デュエルスーツ 80 40 - 決闘用に用いる頑丈な戦闘服 宝箱:旧国府幻影首都/拾参号氷海 叢雲式胴衣 73 37 - ムラクモ機関に伝わる聖鎧 宝箱:トウキョウタワーサムライ専用 魔装ディアボリカ 72 36 - 最新技術を結集した戦闘服 宝箱:トウキョウタワートリックスター専用 ハガネの魂 75 38 - 悟りを得た者が身につける魂 好感度:ダイゴデストロイヤー専用 服 基本的にサイキック、ハッカーが装備可能 名称 DEF MDF 効果 価格 説明 備考 ケブラーシャツ 8 4 回避率+3 55 身動きのとりやすい服 1章/3Dz回収後 アンダーウェア 11 6 80 軽量の鉄を混ぜた防護服 1.5章 レザーベスト 15 8 500 革で守りを強化したベスト 工業開発区Lv1 フェザーベスト 20 10 回避率+4 1400 速度重視の軽装服 工業開発区Lv2 レージングウェア 26 13 3750 錬金を重ねて完成した軽鎖鎧 工業開発区Lv3 サバイバルブレザー 32 16 4550 強度と軽さを兼ね備えた服 工業開発区Lv4 ドローミチェスト 38 19 5400 鎖に魔封を施した軽鎧 工業開発区Lv5 グレイプニルベスト 45 23 8300 魔具を用いた第三世代の軽鎧 工業開発区Lv6 エムブレムコート 55 28 14500 ムラクモ開発班の祈りの結晶 工業開発区Lv7 ジェットステルサー 58 30 回避率+5 - 回避に特化した戦闘服 宝箱:トウキョウタワー ミラーズコート 75 39 回避率+7 - 高性能ステルスを搭載 宝箱:旧国府幻影首都/東京地下道 にゃんパーカー 70 35 - ネコミミは心の目で見よ 好感度:ネコサイキック専用 理論武装ロンパ 72 36 - 己の正しさを貫く覚悟の証 好感度:キリノハッカー専用
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/16.html
出演声優一覧 ボイスタイプのアルファベットはキャラメイク時、声優名非表示の場合に表示されるものです。 男性 声優名 ボイスタイプ 今作のキャラに近い役(TVアニメ) 主な出演作 福山潤 A ルルーシュ・ランペルージ(コードギアス 反逆のルルーシュ) 奴良リクオ(ぬらりひょんの孫)武藤カズキ(武装錬金) 杉田智和 B 坂田銀時(銀魂) キョン(涼宮ハルヒの憂鬱)ラグナ・ザ・ブラッドエッジ(BLAZBLUE) 中井和哉 C 土方十四郎(銀魂) ロロノア・ゾロ(ONE PIECE)伊達政宗(戦国BASARA) 櫻井孝宏 D 枢木スザク(コードギアス 反逆のルルーシュ) 高嶺清麿(金色のガッシュベル!!)クラウド・ストライフ(FINAL FANTASY VII) 小野大輔 E 八神和麻(風のスティグマ/注:アニメ表記) セバスチャン・ミカエリス(黒執事)古泉一樹(涼宮ハルヒの憂鬱) 岡本信彦 F 一方通行〈アクセラレータ〉(とある魔術の禁書目録) 奥村燐(青の祓魔師)新妻エイジ(バクマン。) 中村悠一 G グラハム・エーカー(機動戦士ガンダム00) 早乙女アルト(マクロスF)ハザマ(BLAZBLUE) 下野紘 H 吉井明久(バカとテストと召喚獣) 桂木桂馬(神のみぞ知るセカイ)神名綾人(ラーゼフォン) 三木眞一郎 I ロックオン・ストラトス(機動戦士ガンダム00) イーノック(エルシャダイ)ランディ・オルランド(英雄伝説零の軌跡) 阿部敦 J 上条当麻(とある魔術の禁書目録) 真城最高(バクマン。)相馬空海(しゅごキャラ!) 神谷浩史 K 折原臨也(デュラララ!!) 夏目貴志(夏目友人帳)糸色望(さよなら絶望先生) 江川央生 L 火麻激、ゴルディーマーグ(勇者王ガオガイガー) 西郷特盛(銀魂)キラービー(NARUTO-ナルト-疾風伝) 黒田崇矢 M 桐生一馬(龍が如く)マスクド竹之内(魁!!クロマティ高校) 石田彰 N サブロー(ケロロ軍曹)ゼロス(スレイヤーズNEXT) 桂小太郎(銀魂)我愛羅(NARUTO-ナルト-) 竹内良太 O ルシフェル(エルシャダイ)ダルイ(NARUTO -ナルト- 疾風伝) 女性 声優名 ボイスタイプ 今作のキャラに近い役(TVアニメ) 主な出演作 水樹奈々 A フェイト・T・ハラオウン(魔法少女リリカルなのはStrikerS)更衣小夜(BLOO D-C) ほしな歌唄(しゅごキャラ!)花咲つぼみ/キュアブロッサム(ハートキャッチプリキュア!) 沢城みゆき B ペリーヌ・クロステルマン(ストライクウィッチーズ)北条麗華(ご愁傷さま二ノ宮くん) 真紅(ローゼンメイデン)矢野あやね(君に届け)マリア(荒川アンダーザブリッジ) 堀江由衣 C 羽川翼(化物語) 本田透(フルーツバスケット)雪女(氷麗)、雪麗(ぬらりひょんの孫) 豊崎愛生 D 平沢唯(けいおん!)初春飾利(とある科学の超電磁砲) 田村ゆかり E 高町なのは(魔法少女リリカルなのはStrikerS)阿万音鈴羽(Steins;Gate) 赤ずきん(おとぎ銃士赤ずきん)古手梨花(ひぐらしのなく頃に) 桑島法子 F 紅秀麗(彩雲国物語) 珊瑚(犬夜叉)明堂院いつき/キュアサンシャイン(ハートキャッチプリキュア!) 佐藤利奈 G 御坂美琴(とある科学の超電磁砲) 南春香(みなみけ)ネギ・スプリングフィールド(魔法先生ネギま!) 竹達彩奈 H ミラクるん(ゆるゆり)井ノ上あせび(ベン・トー) 中野梓(けいおん!)沢渡楓(たまゆら) 日笠陽子 I 篠ノ之箒(IS 〈インフィニット・ストラトス〉) 秋山澪(けいおん!)天草シノ(生徒会役員共) 茅原実里 J 長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱)ホライゾン・アリアダスト/P-01s(境界線上のホライゾン) 土宮神楽(喰霊-零-)岩崎みなみ(らき☆すた) 田中理恵 K 水銀燈(ローゼンメイデン) ラクス・クライン(機動戦士ガンダムSEED)マリア(ハヤテのごとく!) 加藤英美里 L キュゥべえ(魔法少女まどか☆マギカ) 柊かがみ(らき☆すた)木下秀吉、木下優子(バカとテストと召喚獣) ゆかな M C.C.(コードギアス 反逆のルルーシュ) 雪城ほのか / キュアホワイト(ふたりはプリキュア)帝(BLAZBLUE) 悠木碧 N 鹿目まどか(魔法少女まどか☆マギカ) アイリス(ポケットモンスター ベストウイッシュ)プラチナ=ザ=トリニティ(BLAZBLUE) 豊口めぐみ O レヴィ(BLACK LAGOON) ヒカリ(ポケットモンスター ダイヤモンド パール)セイレーン/黒川エレン/キュアビート(スイートプリキュア♪) コメント欄 test -- 作成者 (2011-11-13 15 00 46) これなんて声優ゲー? -- 名無しさん (2013-05-06 20 57 16) 豪華過ぎるよなww -- 名無しさん (2013-08-02 14 48 54) これほど組み合わせに悩む声優ゲーを俺は知らないw -- 名無しさん (2014-05-13 22 35 24) 声優が決まらない。 -- 名無しさん (2014-08-21 15 31 53) 作中キャラの声も載せた方が良いんじゃ無いか? -- 名無しさん (2015-04-21 15 26 31) デス男が見た目的にM一択じゃねえかw -- 名無しさん (2015-04-21 15 27 42) サム女も見た目的にK一択だし。声一択の外見は迷わないよね。 -- うつほ (2016-03-04 12 48 24) そんなサム女にボイスO選んで釘バット持たせてる俺 -- 名無しさん (2016-03-05 18 41 31) K一択はサイ女では無いのか!?(次点でB)サム女はI一択って奴は自分含めて多そう。Oも高校デビューして周りには隠してたレディースって設定とかなら分かる -- 名無しさん (2016-06-03 22 17 29) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ninten210/pages/67.html
最終更新日時 2019-01-19 23 34 23 (Sat) カウンタ 今日 - 合計 - タグ一覧 みんなで!カービィハンターズZ ドラゴン ボス ロボボプラネット 星のカービィ2 星のカービィ3 星のカービィシリーズ 氷属性 概要 アイスドラゴンとは、『星のカービィシリーズ』に登場するボスキャラクター。 ぽっちゃりとした体でつぶらな瞳をした恐竜のような姿。 口から冷気を吐いたり、大きな体で押し潰そうとする。 『星のカービィ2』にボスとして登場して以来、本人ではなくイラストやホログラムが実体化したものが登場することが多い。
https://w.atwiki.jp/7d2020-2/pages/88.html
雑魚扱いですがクエストやストーリー進行で遭遇する敵も含めてます。 シンボルエンカウントは敵の方でどうぞ。 東京スカイタワー(プロローグ) 丸の内 亜空断層 新宿 東京都庁 東京地下道 八王子水道 六本木 腐食大瀑布 渋谷 繁花樹海 首都高 11号線 国分寺 灼熱砂房 国会議事堂 池袋 山手線天球儀 東京地下 メトロ大遺跡 首都高 湾岸天楼 東京スカイタワー(チャプターX) 旧国府 幻影首都 東京スカイタワー(プロローグ) 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ D201 225 75 10 21 1回行動 牙 ファイアーブレス/全体攻撃+火傷ソニックブーム/単体攻撃 D202 373 113 15 32 1回行動 牙 ファイアーブレス/全体攻撃+火傷ソニックブーム/単体攻撃 ??? イベント戦 攻略法 D201・D202 今作最初のドラゴン戦。 回復さえ怠らなければ、力押しでも十分勝てる相手。 1ターン目に「ファイアーブレス」を吐き、 その後は一桁目が1のターン(11,21...)に単発ブレス、5のターン(5,15...)に力溜め+ブレスを使用する。 ??? 負けても話が進むイベント戦闘なので、アイテムは一切使わないようにしよう。 丸の内 亜空断層 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ ティアマット イベント戦 手負いのティアマット 2700 1920 300 120 氷弱点 ドラゴンファング/単体攻撃タイフーンハウル/全体攻撃+麻痺クリスタルブレス/全体攻撃次元裂き/単体攻撃+麻痺 ティアマット検体 ドラゴハンマード 950 720 48 72 振り下ろし/単体攻撃 槌竜の頭骨 攻略法 ティアマット イベント戦。攻撃力は高いが1回しか行動せず、通常攻撃しかしてこないので全滅することはまず無い。 不安なら常に全員防御して3ターン耐えきり、アイテムは使わない様にしよう。 手負いのティアマット 今作最初の帝竜戦。これまでのシリーズ通り今作も最初は手負いの個体との戦闘になる。 その割にはLFが高く、かなりの長期戦になるため回復アイテムは出来るだけ多めに用意しておきたい。 通常攻撃でも受けるダメージが大きく、威力の高い「ドラゴンファング」を頻繁に使用するので 耐久力の低いサイキックやハッカーの残りLFには常に気を配ろう。 また、「タイフーンハウル」等の麻痺効果のある技も使用するので 肝心な時に麻痺しないように「パラスカットorガード」を装備しておきたい。 体力が6割を切ると、大きく息を吸い込んだ後に「クリスタルブレス」を吐いてくるようになる。 ブレス自体の威力はそれほど高くはないが、その直後に強力な攻撃をしてくることもあるのでガード推奨。 LF残量が赤まで達すると更に高威力の「次元裂き」を使用するようになるので、エグゾーストを利用して一気に押し切ろう。 ドラゴハンマード クエスト『丸ノ内に化け物が出現!』で出現。 単体攻撃しか使用しないがATKが高く、防御面が十分でないと簡単に倒されてしまう。 LFはほぼ万全を保つようにしたい。 このドラゴンに限った話ではないが、『~に化け物が出現!』というタイトルのクエストで戦う相手は 受注可能になった時点で挑んでも軽くあしらわれる程強いのものが多いのである程度レベルが上がってから挑もう。 新宿 東京都庁 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ 零式ラビット 1800 353 41 180 2回行動 かみつき/単体攻撃尻尾ビンタ/単体攻撃・3段ヒット毛繕い/単体回復 零式リング 攻略法 零式ラビット クエスト『備蓄食料を回収してくれ!』で出現。 前作でサムライの奥義習得用の敵だっただけあって手強い。 回避率が高いので、命中率の高い技やカウンターなどで確実にLFを削っていこう。 アイドルの「モスキートV」は、追加効果で相手の回避率を下げることもあるのでもお勧め。 また、回避率だけでなくSPDやATKも高いので回復にも気を配ること。 東京地下道 八王子水道 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ ウィル 900 298 31 93 爆弾投擲/全体攻撃+火傷バズーカ砲/単体攻撃SECTインフォメーション/アサルト兵と共に全体攻撃+火傷+麻痺 アサルト兵 310 イズミ 1200 444 44 150 イベント戦 アサルト兵 310 リトルドラグ 1800 1296 112 408 かじりつき/単体攻撃・3段ヒットファイアーボール/単体攻撃+火傷効果 幼竜の小爪 攻略法 ウィル&アサルト兵二名 戦闘前の会話によると、アサルト兵の名前はゲイリーとルーシー。 ウィルが威力の高いバズーカ砲や高確率で火傷を付加する爆弾投擲を使用するので LFの低いアサルト兵を早目に倒して、受けるダメージを減らしていこう。 人間系だが、倒しても主人公キャラは通常戦闘で勝利した際のセリフしか言わない。 イズミ&アサルト兵二名 1ターン耐えきるだけで終わるイベント戦闘だが、実は倒せないことはない。 + 一つの例として サイキック、デストロイヤー、銃使いトリックスターのレベルを44くらいまでに上げる。 武器は「空刃の鉤爪」「ツインバンカー」「古式銃」 防具は「ブレストウェア」「ラバールプレート」でもいいが アクセサリは全員「アタックリングI」を二個、 可能ならデストロイヤーには「ガトウのバンダナ」と「アタックリングI」を持たせて少しでも攻撃力を上げておく。 必ず全員がエグゾースト後にそれぞれ 「エレキLv5」をイズミ単体へ向けて使用・「迎撃スタンスLv5」を使用・「ニーブレイクLv5」をイズミへ向けて使用 これで相手が全員デストロイヤーに向かって攻撃してくれれば、1ターンでプレイヤー側が勝利するかたちで決着がつく。 こちらを倒した場合、帝竜戦後と同じようにムラクモ13班全員がそれぞれ勝利アクションを行い 専用の勝利セリフを聞くことができる。 リトルドラグ クエスト『ムラクモ13班への質疑応答』で出現。 六本木に出現した個体よりも能力値が高いので注意。 六本木 腐食大瀑布 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ オケアヌス・テイル 1400 1170 168 40 炎弱点 ポイズンテイル/単体攻撃+毒スウィングの構え/自身のATK↑スウィングテイル/全体攻撃 オケアヌス 5000 2100 1120 540 炎・空弱点氷耐性 牙 かみ砕き/単体攻撃酸の玉/単体攻撃+毒ウォータースイング/単体攻撃・DEF↓雨乞い/味方全体の状態異常耐性・MDF↓酸の雨/全体攻撃+毒 オケアヌス検体 マッドベアー 820 144 18 100 爪 力溜め/自身のATK↑切り裂き/単体攻撃 デストロイドラグ 1870 1300 143 468 炎弱点 マッスルアイ/全体攻撃+行動不能ジャンプキック/単体攻撃 壊竜の白仮面 攻略法 オケアヌス・テイル 「スウィングの構え」後に「スウィングテイル」を使用するのでガード推奨。 帝竜の一部の割にはそれほど厄介な敵ではないので炎属性でさっさと倒してしまおう。 オケアヌス ATKとSPDがそこそこ高く、毒の威力も結構高いので、ベノムカットorガードを装備しよう。 「ウォータースイング」や「かみ砕き」の威力も高いので、DEFが下がっている時などは注意。 体力を6割程削ると「雨乞い」から「酸の雨」を使用するようになる。 「酸の雨」の毒は「酸の玉」のものよりもダメージが大きく、「雨乞い」でDEFが下がっていることもあり その後の2ターンは大ダメージを受けやすいので戦闘メンバーのLF残量には常に気を付けること。 とは言え東京都庁に八王子水道、そして六本木・腐食大瀑布の敵やドラゴン含めて手に入る経験値が豊富なので 挑む頃にはレベルが上がりすぎていて大した相手にならないなんてことも。 炎属性や空属性のスキルが有効なので、遠慮せずに何度も打ち込みLFを削り切ってしまおう。 マッドベアー クエスト『マッドベアーの大繁殖!』で出現。 デストロイドラグ クエスト『六本木に化け物が出現!』で出現。 能力としてはATKが高く、MDFは低め。 「マッスルアイ」には低確率の行動不能効果が付いているので ハッカーがいるなら「Bデータイレイザー」をかけておくと良い。 また「ジャンプキック」で受けるダメージがかなり大きいので サイキックは「デコイミラー」を欠かさないようにしたい。 渋谷 繁花樹海 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ スリーピーホロウ 5100 2700 1800 600 炎・空弱点 毒りんぷん/単体に毒ダブルクロー/ランダム攻撃・2段ヒット力溜め/自身のATK↑・発狂飛行準備発狂飛行/全体攻撃睡眠リアクト/睡眠付与で再行動睡眠りんぷん/全体に睡眠スリーパーロックオン/毒爪ついばみ準備毒爪ついばみ/単体攻撃+毒・2段ヒット スリーピーホロウ検体 タワードラくん 4400 1620 168 612 牙 ベノムメテオ/単体攻撃+毒ベノムブレス/全体攻撃+毒猛毒の尻尾/単体攻撃+毒強化 ダイゴ 氷弱点 パワーフック/単体攻撃SKYコンビネーション/全体攻撃憤怒の覇気/自身の全能力↑・2回行動 ネコ 炎弱点 アタックダウン/単体のATK・MAT↓フリーズ/全体魔法・凍傷効果オールダウン/単体の全能力↓ 攻略法 スリーピーホロウ 前作でも登場した帝竜の一体。 使用技こそ大体同じだが、大分攻撃的になっているので前作と同じ要領で挑むと痛い目に合う。 1戦目はイベント戦で、4ターンで戦闘が終了する。 とは言え攻撃が非常に激しく、3ターン目に使用する「発狂飛行」には錯乱効果があるので 錯乱したままもう1ターンやり過ごさなくてはいけなくなる。死亡率の高いイベント戦となるので注意。 戦闘開始直前に「脇差」や「ナイフ」といった最弱の攻撃力を持つ武器を装備して 戦闘中は全員が常に防御を選択しよう。 戦闘終了後は道中の敵と戦いながら脱出しなければならないので装備変更を忘れずに。 2戦目は道中で設置したコンフュカッターの影響で「発狂飛行」に錯乱効果が付かなくなった。 しかしそれでもATKが高く、序盤から「ダブルクロー」や「発狂飛行」を使用する上 毒の威力も高いので非常に厄介な相手。 体力が半分程度(75%程度での使用を確認、ランダム使用かもしれない)になると 「睡眠リアクト」と全体技になった「睡眠りんぷん」を使用し、 リアクトターンには「スリーパーロックオン」から睡眠にかかっているメンバーに「毒爪ついばみ」を使用する。 「毒爪ついばみ」は高威力の毒効果付きで、攻撃に耐えきれても毒で倒されてしまう事があるので 「スリープカットorガード」を装備してリアクトを取られないようにしたい。 この帝竜もオケアノスと同じく炎属性と空属性が弱点でLFもそれほど高くないので、さっさと焼きはらってしまおう。 タワードラくん クエスト『歌声の主を探して!』で出現。 通常のタワードラグより毒の威力が高いので、毒対策をしておきたい。 ネコ ダイゴ 2人いると「SKYコンビネーション」を使用する。 ネコを先に倒すとダイゴが「憤怒の闘気」を使用し、以降2回行動するようになる。 ダイゴを先に倒すとネコが「オールダウン」を使用する。 こちらの使用は1度だけなので特に拘りが無いのであればダイゴから先に倒しておきたい。 首都高 11号線 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ イズミ 3200 718 83 537 ヒープアップ/味方全体のATK↑ストレートカット/単体攻撃エアースラッシュ/全体攻撃 アサルト兵 1300 横なぎフルオート/全体攻撃目潰し弾投擲/全体攻撃+盲目 投擲兵 1300 横なぎフルオート/全体攻撃目潰し弾投擲/全体攻撃+盲目 サンダードラゴン 3300 240 1620 力溜め/自身のATK↑サンダーブレス/全体攻撃+麻痺ソニックブーム/単体攻撃 イズミ 756 99 1500 ストレートカット/単体攻撃ヒープアップ/味方全体のATK↑エアースラッシュ/全体攻撃一刀両断/全体攻撃 攻略法 イズミ アサルト兵 投擲兵 取り巻きから片付けていきたいところだが、 イズミが「ヒープアップ」で全体を強化するのでそちらから先に倒した方がいいかもしれない。 サンダードラゴン クエスト『首都高に化け物が出現!』で出現。 ATK・MATが異常なまでに高く 攻撃面だけで言えばクエストの発生する5章のボスであるジゴワットと同等かそれ以上に強いので注意。 この章中に倒したいのならば奥義を使用しよう。 イズミ サムライの秘奥義習得イベントでタイマンで戦うことになる。 これまでの戦闘同様2回行動してくるので「刃下のリアクト」は必須。 リアクトの切れ目をどうカバーするかが勝負の分かれ目となる。 通常ターンに攻撃し、リアクトターンに回復して、常に攻撃を受け切れるだけのLFを保つようにしたい。 「ヒープアップ」の次のターンは高威力の「一刀両断」か「エアースラッシュ」を使用するので防御推奨。 「エアースラッシュ」はリアクトが発動するほど削ってくれないこともあるので 次のターンに「練気手当」で回復しよう。 「ヒープアップ」使用ターンにリアクトが切れた場合は それ以降が回復だけで手一杯になってしまいかねないので リアクトを使う隙を作るために回避率上昇の装備も付けておきたい。 国分寺 灼熱砂房 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ アサルト兵 1500 715 88 561 横なぎフルオート/全体攻撃目潰し弾投擲/全体攻撃+盲目 サイキック兵 1000 ウィル 2500 692 84 544 SECTフォーメーション/全体攻撃+火傷効果爆弾投擲/全体攻撃+火傷バズーカ砲/単体攻撃+火傷 トニー 1400 横なぎフルオート/全体攻撃目潰し弾投擲/全体攻撃+盲目 フレッド 970 横なぎフルオート/全体攻撃目潰し弾投擲/全体攻撃+盲目 トリニトロ 6900 4050 2800 1530 氷・空弱点炎耐性 牙 フレイムベーン/ランダム攻撃+火傷・7段ヒットテイルブレード/全体攻撃ヒートチャージ/ヒートブレス準備ヒートブレス/全体攻撃+火傷高速再生/毎ターンLF回復体内フレア/自身のATK・MAT・DEF・MDE↑ トリニトロ検体 ショウジ 3200 1134 416 680 ハローショット/単体攻撃・2段ヒットワイドショット/全体攻撃・2段ヒット跳弾/ランダム攻撃・3段ヒットグレネード/全体攻撃+盲目怒りの咆哮/自身のATK↑ イズミ 1900 ストレートカット/単体攻撃エアースラッシュ/全体攻撃ヒープアップ/味方全体のATK↑SECTコンビネーション/全体攻撃落胆/自身のDEF↓ 攻略法 トリニトロ 復活帝竜その2。使用技も行動パターンも前作から殆ど変わっていない。 炎属性がメインなのでハッカーの「ファイアブレイク」があると戦闘が楽になる。 また、使用する状態異常は火傷だけなので「バーンズカットorガード」さえ装備しておけば安心。 行動パターンが変わるまでは、威力が高い「フレイムベーン」と「テイルブレード」を同時に使用してくる事もあるのでLF残量に注意。 体力が半分程度になると行動パターンが変わり「高速再生」と「ヒートチャージ」を使用するようになる。 「高速再生」はしばらくの間、ターンの終わり毎にLFを70回復するリジェネ効果を持つが、回復量が少なすぎるのであまり気にならない。 「ヒートチャージ」の後に来る「ヒートブレス」が強力なので 防御して耐えきるか、デストロイヤーの「吹裂く也」での無効化を狙ってみよう。 LFゲージが赤まで達すると「体内フレア」を使い、全能力を上げて来るので 使用前になるべくLFを削っておくか、効果が切れるまで待ってから攻めるといい。 サクラバ兄妹 兄のショウジはATK、妹のイズミはSPDが高い。 3ターン目に来る「SECTコンビネーション」が強力なので、それまでに片方を倒しておきたい。 イズミの方がLFは低いが、先に倒すとショウジが「怒りの咆哮」でATKを大幅に上げてくるので注意。 ショウジの命中率はあまり高くないので、トリックスター短剣の「クラーケン」で盲目にしたり アイドルの「ドライアイス」やハッカーの「ラッキーゲイン」を使用して回避率を上げておくと良い。 ショウジを先に倒した場合は「落胆」でイズミのDEFが大幅に下がるので 削りきれるほどの火力が用意できるならば、こちらを狙いたい。 国会議事堂 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ フォーマルハウト イベント戦 ドラグサタナー 8800 4500 900 1800 氷弱点 地壊突き/単体攻撃煉獄の炎/全体魔法+火傷+ダウナー尻尾に力を集める/自身のATK↑・DEF↓裁きの荊/全体攻撃 攻略法 ドラグサタナー ATK・DEFが高いが、サクラバ兄弟や議事堂のドラゴン祭りを突破できたのなら十分勝てる相手。 「尻尾に力を集める」時にDEFが下がるので、「裁きの荊」とその後の一撃を耐えきれる余裕があるなら 積極的に攻撃してLFを削っていきたい。 池袋 山手線天球儀 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ 電磁砲 4000 2079 65 1080 2回行動 全体掃射/ランダム攻撃・4段ヒット電磁砲/単体攻撃レーザー掃射/全体攻撃+行動不能エネルギー充填/次行動まで自身のDEF.MDE↓ フリーズドラゴン 3300 400 1620 炎弱点氷耐性 牙 レインボーシールド/炎耐性・DEF.MDE↑力溜め/自身のATK↑フリーズブレス/全体攻撃+凍傷ソニックブーム/単体攻撃 飛竜の大翼 ジゴワット 15000 4950 2000 2430 氷弱点雷耐性 全体掃射/ランダム攻撃・7段ヒットエイミングショット/単体攻撃超電磁チャージ/2回使用後に超電磁砲超電磁砲/全体攻撃+麻痺放電/全体攻撃+行動不能 ジゴワットの心臓 ブリザロス 炎弱点 氷点下のプラズマ 攻略法 電磁砲 前作から大幅に強化されており、2回行動する上にやたらと硬くなっている。 弱点属性こそないが魔法攻撃ならそれなりに通用するので、サイキックがいるならマイクロバーストが有効。 物理職がいる場合はエネルギー充填で防御が下がった隙を狙いたい。 近くをドラゴンが徘徊していることも多く、乱入してくるまでに倒せそうもないなら 先に周囲のドラゴンを片付けてから挑んでみよう。 帝竜ジゴワットを倒した直後なら、まだ残っている個体と戦えるが マイルームで休んでチャプター6に進むとすべて消滅してしまう。 池袋 山手線天球儀内をくまなく探して全部倒し、EXP・SP・Azをしっかりいただいておこう。 フリーズドラゴン 5章中のイベントとクエスト『命の恩人に渡して下さい!』で出現。 「レインボーシールド」で弱点に耐性を付けて来るので、効果の切れ目を狙って攻撃していきたい。 ジゴワット 復活帝竜その3。行動パターンは前作から変わっていないが、スキルが微妙に違うので注意。 「超電磁チャージ」を2回使用した後に飛んでくる「超電磁砲」は LF満タンで防御していないと耐え切れないほどの威力なのでチャージしている間に回復を済ませておこう。 麻痺の追加効果もあるので、立て直そうとした時に動けずにそのまま全滅させられないよう 「パラスガードorカット」を装備するなどして麻痺対策も忘れずに。 体力が半分以下になると行動不能の追加効果を持つ「放電」を使用。 以降もチャージを始める前のターンに使用するようになる。 行動不能自体は1ターン程で回復するので 「超電磁砲」を使用するまでに立て直すには十分間に合う。 対策するかはパーティの耐久力と「パラスカット」の数次第だろう。 ブリザロス クエスト『非番のムラクモへ』で出現。 東京地下 メトロ大遺跡 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ レイスロード 432 42 630 炎・空弱点 宵闇の芳香 ウォールスナッチ 4000 3600 480 3000 外殻硬化/自身のDEF・MDE↑封印キャノン/単体攻撃+スキル封印大回転の構え/大回転準備大回転/単体攻撃+出血 岩竜の翠石 ロックスナッチ 4000 3600 480 3000 大気振動/2ターン後に落石(全体攻撃・2段ヒット)封印キャノン/単体攻撃+スキル封印大回転の構え/大回転準備大回転/単体攻撃+出血 岩竜の翠石 ブラッドスナッチ 4000 3600 480 3000 ブラッドリアクト/出血付与で再行動封印キャノン/単体攻撃+スキル封印大回転の構え/大回転準備大回転/単体攻撃+出血 岩竜の翠石 ジャバウォック 13400 5400 2400 4500 炎・氷・雷半減 ブラッドリアクト/出血付与で再行動ハンマークラッシュ/単体攻撃パワータックル/単体攻撃+出血血の匂いを嗅ぎ分ける/LIFE回復力溜め/自身のATK↑バーンブレス/全体攻撃+スキル封印大暴れ/全体攻撃 ジャバウォックの心臓 ドラグメガアースZ 4875 450 4500 雷玉/単体攻撃+麻痺まるかじり/単体攻撃おどり食い/ランダム3回攻撃力溜め/次の攻撃まで物理攻撃力上昇 大口竜の球電袋 攻略法 レイスロード クエスト『ついに見ちゃった!?』で出現。3体登場するが雑魚。 ウォールスナッチ エネルギーを集中させた次のターンに「外殻硬化」を使用する。 外殻硬化使用後はダメージが入りにくくなるので 使用前や効果が切れた時に削っておきたい。 また、スキル封印効果のある技も使用するので「ソルマネル」などの回復手段が欲しい。 ロックスナッチ グラナロドンと同様に「大気振動」を使用する。 他の攻撃の威力も高いのでLF残量に注意。 ブラッドスナッチ 相手を出血させると再行動できる「ブラッドリアクト」を使用する。 出血を防げるフィジカルガードが欲しい所だが リアクトを取られても単体攻撃ばかりで全滅しにくいので無くても問題ないかもしれない。 ジャバウォック 1戦目はイベント戦。3ターンで終了するので防御に専念し、アイテムをなるべく使用しないように。 2戦目はブラッドスナッチと同様に「ブラッドリアクト」を使用する他 状態異常もスナッチ達と共通のものを使用する。 DEFが高く、威力の高いスキルで攻撃しても300程度しか減らない程に硬い。 反面、状態異常は効きやすいので サイキックの「フロストバーン」等で麻痺させると戦闘が楽になる。 リアクトターンではLF回復と「力溜め」を使い 次のターンはスキル封印効果のある「バーンブレス」を使用する。 威力自体はそれほど高くないが、防御力の高さも相まってスキル封印が非常に鬱陶しいので 使用頻度を下げるためにも「フィジカルガード」を装備しておきたい。 体力が半分程度になると力溜め後に「バーンブレス」を連発したり 高威力の「大暴れ」を使用するようになるので奥義は後半まで残しておこう。 因みに「ブラッドリアクト」とこちらに付与された「出血」で相手がリアクトターンに入るまでに 「オートリカヴァ」が発動したり、こちらのリアクトターンを利用して出血を回復すると 攻撃した後に「血の匂いを見失った」と表示される特に意味のない行動をする。 1回の攻撃と引き換えに他の行動を潰すことができるので、狙ってみるのもいいかもしれない。 ドラグメガアースZ クエスト『クマさんを探して!』で登場。 雷玉による麻痺の対策が必要になる。 首都高 湾岸天楼 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ インソムニア 15000 7500 2700 6300 空弱点雷半減 牙・爪 死の予兆/死の宣告準備死の宣告/全体に即死パワースラッシュ/単体攻撃大きく息を吸い込む/自身のATK↑・ブレス準備エグゾーストブレス/全体攻撃+火傷漆黒ブレス/全体攻撃+ダウナークリスタルに闇の力が集まる/自身のMAT↑牙に命を食らう力が宿る/LF回復食らいつき/単体攻撃+LF回復 インソムニアの心臓 フライドラゴニカS 1620 216 1350 空弱点 風切羽/単体攻撃強烈な紫外線/単体に盲目眠りの羽音/単体に睡眠 攻略法 インソムニア 「死の宣告」で全体を即死させてくるので無対策だとまず勝ち目がない。 「デッドカットorガード」を必ず全員に装備しておこう。 その他にもサイキックの「プレリザレクション」や 「デッドマンズリアクト」後の「リザレクション」もしくは復活アイテムの使用 ハッカーの「119ナノマシン」でも代用できる。 ATKも高く、息を吸い込んだ後に使うブレスにも注意。 デストロイヤーがいるなら「吹裂く也」を使用するといい。 体力が4割を切るとMAT上昇とLF回復を行い、以降「食らいつき」でLFを吸収するようになる。 MAT上昇でブレスの威力が更に上がるので、ダメージに対して回復が追い付かなくなる前に奥義を使って一気に倒してしまいたい。 フライドラゴニカS アイドルの秘奥義習得イベントで出現。 LFは低いが回避率が高いので「モスキートV」で下げておくといい。 攻撃回数が多く試行回数を補える「シャッフルV」をメインの攻撃手段にすると有効。 「強烈な紫外線」の盲目対策に「ブラインドカットorガード」が欲しい。 「眠りの羽音」もあるが頻度が低く、睡眠は打撃で起きるので対応優先順位はあまり高くなくていい。 東京スカイタワー(チャプターX) 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ 紋章 5000 4875 900 3000 衝撃/単体攻撃激しい衝撃/全体攻撃 フォーマルハウト 9200 7800 1500 3000 爪 呪ノ爪/単体攻撃+呪い双翼ノ引キ裂キ/ランダム攻撃+スキル封印・2段ヒット威圧ノ眼光/単体に錯乱破滅ノ予兆/悪夢ノ黒花・暗キ閃光準備悪夢ノ黒花/全体攻撃+呪い+錯乱+スキル封印暗キ閃光/全体攻撃 神体フォーマルハウト 15000 9750 3000 3000 牙 呪いの眼光/単体に呪いワールウインド/全体攻撃+スキル封印クリスタルシック/全体に凍傷+錯乱+スキル封印大きく息を吸い込む/エンドブレス準備エンドブレス/全体攻撃カースリアクト/呪い付与で再行動ペインイート/自身の状態異常回復闇の疾風/単体攻撃+混乱破滅の予兆/魔槍準備魔槍フォーマルハウト/全体攻撃 フィクスエアロ 神体フォーマルハウト(2回目) 7300 0 2400 0 命中率がかなり低い 牙 攻略法 紋章 LFは低いがSPDが高く、「衝撃」の威力も高いので強力なスキルで一気に押し切ってしまおう。 フォーマルハウト 各形態終了時にLFとMNが全回復する。EDを迎えた後もちゃんと全回復している。 残念ながらパーティースキルのEXPボーナスとSPボーナスは第一形態戦にしか効果がない。 何気にEXPは全エネミー中最高。 ラスボス第一形態。 攻撃力がそれなりに高く、2回攻撃の「双翼ノ引キ裂キ」が強力。 「破滅ノ予兆」後に使用する「悪夢ノ黒花」も複数の状態異常を持つのでこれで動けなくならないように注意。 体力が半分を切ると「破滅ノ予兆」後の技が「暗キ閃光」に変化するが こちらは威力が少し高いだけなのでそれほど厄介な技でもない。 この時点でもそうだが、次の戦闘では更に状態異常が激しくなるので 「キングスガード」や「バッドガード」、「マインドガード」を必ず装備しておこう。 神体フォーマルハウト ラスボス第二形態。 技の威力は控えめだが、どれも追加効果を持っているので無対策だと全く動けなくなる。 「クリスタルシック」がその最たるもので、1ターン目から出してくることも。 体力が半分近くになると「カースリアクト」を使用。 それまで気にするほどでもなかった「呪いの眼光」がリアクトのトリガーとなる。 リアクトターン中は1行動目に威力の高い「闇の疾風」か、自身にかかっている状態異常を全て打ち消す「ペインイート」を使用する。 1つでも状態異常にかかっていると必ず「ペインイート」を使用するので 追撃を避けるために火傷でもいいので常に何かしらの状態異常を付けておきたい。 更に、「破滅の予兆」後に強力な「魔槍フォーマルハウト」も使用するようにもなる。 尚、前作のラスボスはチャージ行動を2回していたが こちらは1回しか使用しないので勘違いしないように。 運が悪いと「クリスタルシック」で動きを止めた後に魔槍を使用されて なんとか耐えきっても直後にリアクトを取られて追撃されるなんてことも。 逆に言えば、呪いや錯乱にさえ対策が取れていれば 魔槍以外に大した威力の攻撃が無いのでそれほど強い敵ではなくなる。 また、ラスボスの割には防御力が低く 威力を上げた奥義だと4割近く削ることができるのでゴリ押しも可能。 撃破すると更にもう一戦あるが、LFが減って命中率が極端に低くなった状態 いわゆる「勝利確定イベント戦闘」なので、好きなように倒すといい。 旧国府 幻影首都 名称 推定LF EXP SP Az 相性 備考 通常 スキル ドロップ 幻視狂羽 2739 4000 7800 炎・空弱点氷耐性 牙 かみ砕き/単体攻撃酸の玉/単体攻撃・毒付与ウォータースイング/単体攻撃・DEF↓雨乞い/全体の状態異常耐性・MDF↓酸の雨/全体攻撃・毒付与 テイル型噴水機 幻視夢喰 3105 4400 8190 炎・空弱点 爪 毒りんぷん/単体に毒付与ダブルクロー/ランダム攻撃・2段ヒット力溜め/自身のATK↑・発狂飛行準備発狂飛行/全体攻撃睡眠リアクト/睡眠付与で再行動睡眠りんぷん/味方全体に睡眠付与スリーパーロックオン/毒爪ついばみ準備毒爪ついばみ/単体攻撃・2段ヒット・毒付与 夢喰いの枕 幻視銀竜 3470 4800 8580 氷・空弱点炎耐性 牙 フレイムベーン/ランダム攻撃・7段ヒット・火傷付与テイルブレード/全体攻撃ヒートチャージ/ヒートブレス準備ヒートブレス/全体攻撃・火傷付与高速再生/毎ターンLIFE回復体内フレア/自身のATK.MAT.DEF.MDE↑ メカニトロ 幻視轟雷 3835 5200 8970 氷弱点雷耐性 全体掃射/ランダム攻撃・5段ヒットエイミングショット/単体攻撃チャージ/超電磁砲準備超電磁砲/全体攻撃・麻痺付与放電/全体攻撃・行動不能付与 エコワット 幻視重剛 4200 5600 9360 炎・氷・雷半減 ブラッドリアクト/出血付与で再行動ハンマークラッシュ/単体攻撃パワータックル/単体攻撃・出血付与血の匂いを嗅ぎ分ける/LIFE回復力溜め/自身のATK↑バーンブレス/全体攻撃・スキル封印付与大暴れ/全体攻撃 ジャバ・ロック 幻視闇淵 5478 6000 9750 空弱点雷半減呪い状態にならない 牙・爪 死の予兆/死の宣告準備死の宣告/全体に即死効果パワースラッシュ/単体攻撃大きく息を吸い込む/自身のATK↑・ブレス準備エグゾーストブレス/全体攻撃・火傷付与漆黒ブレス/全体攻撃・ダウナー付与クリスタルに闇の力が集まる/自身のMAT↑牙に命を食らう力が宿る/LIFE回復食らいつき/単体攻撃・LIFE回復 八足脚立 幻視晶竜 7397 6400 10140 氷弱点 也系が発動しない ドラゴンファング/単体攻撃タイフーンハウル/全体攻撃・麻痺付与クリスタルブレス/全体攻撃次元裂き/単体攻撃・麻痺付与 虹色クォーツ ショウジ 15000 5662 7200 10920 なし 怒りの咆哮/5ターンの間自身のATK↑ハローショット/単体攻撃・2段ヒット・最速行動ワイドショット/全体攻撃・2段ヒット跳弾/ランダム攻撃・3段ヒットグレネード/全体攻撃・盲目効果 ステイツの腕章 幻視竜王 6356 6800 10530 牙 漆黒の焔/全体攻撃・火傷付与虚無の睨み/単体に毒・火傷・凍傷・ダウナー付与真竜ブレス/全体攻撃真竜の牙/ランダム攻撃・3段ヒット・出血付与キリングリアクト/戦闘不能にすると再行動修復/LIFE回復破滅の予兆/真竜メテオ準備真竜メテオ2020/全体攻撃 1/8ニアラ 人類戦士タケハヤ 7232 7600 11310 空弱点 SKY/ランダム複数回(10回?)攻撃ダブルジャベリン/ランダム2回攻撃D細胞活性/LF回復半竜の目覚め/行動パターン変化超高速スピン/単体攻撃サンダーブレス/全体攻撃+麻痺・火傷半人の目覚め/行動パターン変化エグゾースト/次の技(SKY)の威力上昇 人類戦士の槍 攻略法 幻視晶竜 条件は不明だが1度目の「クリスタルブレス」を予備動作抜きで使用することがある。 また、也系スキルが発動しない不具合もあるので注意。 ショウジ 裏ダン攻略の最大の壁となるであろう相手。壁ドラゴンのすぐ後ろにいるので気付かずに近づいて戦闘にならないよう注意。 最初のターンに「怒りの咆哮」を使用し、一撃で即死しかねないほどの攻撃力になる。5ターンの間はとにかく守りに専念しよう。 ATK・SPD共に非常に高く、先制を取るのも難しい。「怒りの咆哮」が切れた後も後衛職なら即死するほどの火力はあるので油断できない。 「ハローショット」は非常に高い行動速度補正(最速?)が有り、EXしない限り回復行動が間に合わないので、回復はなるべく先読み気味に行おう。 LFはそれほど高くはないので準備している間にやられなければ一斉に奥義を叩き込んで無理やり倒すことも可能。 幻視竜王 前作のラスボス、ニアラの強化版。 攻撃力が高く、凄まじい威力の「真竜ブレス」を予兆無しで使用する。 他の広範囲技と重なるとまず全滅するので要注意。 LFが半分まで削ると「キリングリアクト」を使って こちらの戦闘不能に反応して再行動するようになる他、 超威力の「真竜メテオ」も使用するようになる。 レベルにもよるが防御していても殆ど即死するほどの威力なので 地道に回復しつつ備えるよりも、とにかく速攻で使用される前に倒してしまう方がいい。 人類戦士タケハヤ 前作同様裏ダンの最終ボス。 1ターン目に使用する「SKY」はまともに食らったら壊滅しかねないので防御推奨。 以降も3ターン間隔で使用するので注意。 最初の内はこれの他に通常攻撃か「ダブルジャベリン」を使用するが LFがある程度減ると「D細胞活性」と「半竜の目覚め」を合図に行動パターンが変化する。 変化後は「SKY」が「超高速スピン」になり、「サンダーブレス」も使用するようになる。 「超高速スピン」は4桁に行くほどの威力で、耐え切るのはまず無理。 デストロイヤーの「瀕死のド根性」のような食いしばりスキルで受けきるか サイキックの「デッドマンズリアクト」などで戦闘不能になってもすぐに立て直せるようにしておこう。 「超高速スピン」は「SKY」の発動ターンを継続する模様。 「サンダーブレス」は麻痺凍傷火傷の全体技。麻痺優先でカットしよう。 更にLFが減ると「D細胞活性」と「半人の目覚め」を合図に行動パターンがさらに変化し 「エグゾースト」後に「SKY」を使用するようになる。 今度は防御していても耐え切れない威力なので奥義を使って一気に倒してしまおう。
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/49.html
大して知識も無いのに、緊縛とかフェラとか書いているので、変なところが多いです 一応、登場人物の設定です カルダモン:眼鏡メイジ♂、へたれ アニス:紫プリンセス、いつもは気丈 ヴァニラ:青プリンセス、ちっとも鬱じゃない。調教マスタリーLV10 あと、名前のみも少し カザンの一等地に建っているとあるギルド所有のギルドハウスで一人の男性と二人の女性が向き合っていた。 男性はこのギルドハウス所有しているギルド「Allspice」のギルドマスターを勤めているカルダモンで、 室内にも関わらずメイジの目印でもあるマントを身につけている。 女性は当ギルドの古参ギルドメンバーのアニスとまだ幼さの残る少女のヴァニラであり、二人とも歌姫・プリンセスである。 注意しておくが、彼等は何も、意味も無くただただ向き合っているのではない。言うなれば奥義の伝承である。 事の発端は数日前に遡る。ダーン洞の西にあり、ヒヨロン神水洞よりも東にある森で、一行は一匹のモンスターに遭遇したのであった。 そのモンスターというのが黄金の触手を持つモンスター「官能の奉仕者」である。 「何故、こんなところにローパー型のモンスターが」とは思ったものの、当のモンスターは答えてくれるはずも無い。 やられる前にやれ、ということで官能の奉仕者を倒した一行。 謎は謎のままだが、かくして一行は、そのモンスターの繰り出した技をヒントにして、プリンセスのEXスキルである「ナインテール」を編み出したのであった。 だが、そこで一つの問題が生まれた。そのとき、官能の奉仕者を倒したときのパーティメンバーにはプリンセスは入っていなかった。 プリンセスが一人でもそのときのパーティ内にいれば、その一人が他のメンバーに伝授すればいいのだが、そうではない。 官能の奉仕者に遭遇した地点に再び行ってみても、二度と遭遇することは無かった。 では、そのときのメンバーの誰かがプリンセスに教えなければならない。そのときのメンバーというのが、メイジのカルダモン、ファイターのパプリカ、ナイトのオレガノ、ヒーラーのユーカリ、の四人である。 パプリカもオレガノも前衛で敵の攻撃を防ぐのに精一杯で、観察をする余裕も無かった、ということで二人がまず省かれた。 それから、カルダモンかユーカリか、どちらが教えるかということを話し合いでもして決めればよかったのだが、 ユーカリ曰く「あなたの方が戦闘中暇そうでしたし、観察する余裕は十分ありましたよね」とのことで、反論する間もなく、役目はカルダモンに押し付けられたのだった。 実際、魔法で攻撃するよりも早く、他の三人がモンスターをタコ殴りしていたのは事実である。その為、彼は敵から離れていたこともあって、攻撃を食らうことは殆ど無かった。そして、現在。 「…黙ってても、全然解んないんだけど」 「そうなのだ、カルダモンちゃん。さっさとそのモンスターから編み出したスキルについて説明するのだ」 「は、はい…」 プリンセス二人に催促されて返事をするものの、カルダモンはあの技をどのように説明すればいいのか全く検討がつかなかった。 「ナインテール」は鞭を使ってのスキルである。調教マスタリーLV10のプリンセスでなければ、そのスキルを習得、使用することは出来ない。 ちなみに調教マスタリーLV10であるのはヴァニラの方である。気の強そうな外見のアニスはノーブルマスタリーLV10で鞭の扱いよりも、歌うことに長けている。 (とは言ったものの…あのモンスターの動きをそう説明すればいいのやら…) カルダモンは悩んでいた。非常に悩んでいた。あの触手を生やしたモンスターはこう言うのもアレだが、その名称も手伝ってか「どう見てもエロゲです、ありがとうございました」な印象しか受けなかった。 件のモンスターとの戦闘後にそのときのパーティ内の男達でもそんな話をしていた。 そのときのパーティでただ一人の女性パプリカは「ねばねばして、きもちわるーい」くらいしか言ってなかったが、それをオカズにナニをしたのは秘密である。 正直に言うと、他の女性のギルドメンバーの場合も見てみたかったなあ、とか思ってしまう。彼も男である。アレなことを考えたりもするし、ナニだってする。 女性経験が無いわけではないが、大して数は多くない。 ギルド内に恋人でもいれば話は別だが、そういうわけでもないし、風俗に行くのも気が引けるので、一人で寂しく処理したりしている。 椅子に座って大人しくしているヴァニラとは対照的に、ギルドハウス内のダイニング辺りをアニスは先程から落ち着いた様子も無くうろうろしている。 元来、彼女は気の強いところがあり、割かし短気な印象も受ける。何時まで経っても、話を進めないカルダモンに苛立ちを覚えるのは無理も無い。 アニスとカルダモンはギルド設立当初からの間柄である。ギルドを作ったものの、メンバー集めに悩んでいるカルダモンのところにアニスがやってきた、というのが二人の出会いである。 性格の違いから衝突はあるものの、決して仲違いするようなものではなく、仲間としての絆を深めるものだった。 人付き合いが苦手なカルダモンに代わって、殆どのメンバーはアニスが集めたが、あくまでギルドマスターはカルダモンである。彼もギルドマスターは彼女の方が適任なのでは、と思うことはあるのだが、その様な話をする度に彼女には怒られていた。 「…カルダモンちゃんは何時になったらヴァニラ達にそのスキルを教えてくれるのだ?」 「へ?…あ、あー、ええと、その…」 あのモンスターの動きを思い出して、説明しようと思っても、どのように説明すればいいのかそれさえ、迷う。 もう、いっその事「教えて、とか言われてもそんなの自分の口から言えるかー!!」とカルダモンは叫びたかった。 だが、彼にはそれさえ言うことが出来ないのだった。目を泳がせている彼には、そわそわと落ち着き無いアニスの姿が目に入った。 とりあえず、話を逸らそうと思い、彼女に声をかけた。 「アニス、とりあえず座ったらどうですか?」 「え、ええ、そうね…きゃあっ」 歩いていたところで急にバランスを崩して倒れ掛かったアニスをすかさずカルダモンが受け止めた。二人の間に「大丈夫ですか」とか「ええ」とか、他愛無い会話が進む。 「…本当に大丈夫ですか?なんだか、顔も赤いですし…熱でもあるんじゃないですか?」 「そう?別に、大丈夫よ…」 そう言ってアニスはカルダモンの腕から離れて、椅子に座った。彼女が離れるのと同時に彼女の香りも一緒にすーっと離れていってしまい、どこか寂しさを感じた。 彼女は大丈夫だと言ったが、やはりどこかいつもと違っていた。普段から彼女は優雅であり、美しい女性である。 それは今日も変わらない。そうなのだが、どこかが違っていた。…なんというか、艶かしい印象を受ける。 白い肌はいつもより赤く染まっており、金色の瞳は潤んでいる。溜息をする姿にも色気が漂っている。 いつもからこういうわけではない。だからといって、普段の彼女には色気が無いわけではない。むしろ、ある。 そのドレスを剥ぎ取って彼女の素肌に見てみたいと思ったことがあれば、触れて見たいと思ったことさえもある。 ドレスを脱ぎ、生まれたままの姿の彼女を妄想しては夜のオカズにしていた。その翌朝は彼女の顔を見る度に、悪いと思いつつもやめられないのだった。 (アニスがあのモンスターと出会ったら、どういう反応をするんだろうか。いや、むしろ、彼女があのモンスターの触手に…って、私は何を考えているんだ!本人が居る目の前でこんなことを考えるなんて…だめだだめだ) ようやく正気に戻ったカルダモンは先程まで頭の中に浮かんでいた妄想をかき消そうと、ぶんぶんと頭を振る。 その様子を見て、アニスもヴァニラも全く理解出来ないでいた。が、出来なくてよかったかもしれない。 さっきまで彼が一体何を考えていたかを彼女達が知ったら「ヘンタイ!」とか「サイテー!」とか、そんな罵声が飛んでくることは間違い無い。 むしろ、それで済めばマシな方である。大して人数の多くないギルド内でそんなことが知れたら、このギルドには居られなくなるのは目に見えている。 「カルダモンちゃん、何考えてるのだ?」 「え!?いや、別に、何も…いやあ、説明しようにも言葉にし難くて、困ってるんです…」 ヴァニラに突然声をかけられて、カルダモンはかなり慌ててしまった。 まだ幼さの残るヴァニラのような相手に先程まで自分がしていた妄想なんて口が裂けても言えるわけが無い。 苦しい言い訳をするが、これもあながち嘘ではない。モンスターの動きを思い出すと、どうしても変な方向にいってしまう。 「ちなみに、ヴァニラはナインテールを知っているのだ」 「え、そうなんですか?」 「ヴァニラは調教をマスターしているのだ。調教のことなら任せろ、なのだ」 「それなら、わざわざ私が説明なんてしなくても…」 「ヴァニラの知っているナインテールと、カルダモンちゃんが見てきたナインテールが必ずしも同じものとは限らないのだ。確かめることも兼ねているのだ」 「まあ、確かめることも重要ですしね」 「そういうわけなのだ。そのためには協力が必要なのだ。アニスちゃん」 今まで黙って椅子に座っていたアニスにヴァニラは声をかける。ヴァニラからアニスに近寄り、二人はなにやらこそこそと話している。 一人蚊帳の外のカルダモンは特に気に留めることも無く、二人が話しているのを眺めているのだった。 「ほらほら、アニスちゃん、恥ずかしがってないで、さっさとするのだ」 「い、嫌よ!絶対嫌!」 「むー…そんな聞かん坊なアニスちゃんは…こうしてやるのだ!」 「きゃ…い、いやああああ」 先程までこそこそしていた二人が急に揉め出して、ヴァニラがアニスに襲い掛かったと思うと、アニスの着ているドレスをいとも簡単に剥いでいった。 アニスは抵抗する間もなく、衣服を剥ぎ取られてしまった。 カルダモンは呆気にとられ、その間の様子をただただ眺めていた。よく解らないが、女性の裸をタダで見られるなんてそうそうあるものではない。 すっかり衣服を剥ぎ取られたアニスは生まれたままの姿に…と思いきや、そういうわけでもないらしい。 どうやら縄で縛られているようだ。なんだかマニアックな縛り方である。実際見たのは初めてだが、こういう縛り方がある、ということは知識として知っていた。 アニスは床に座り込んで、先程以上に顔を赤くし、瞳に涙を浮かべて、大事なところを見られないように手で隠そうとしている。そんな様子のアニスとは反対にヴァニラは満足げな表情を浮かべている。 「あの…なんで、その、アニスを脱がせる必要があるのですか?」 アニスの方を見ないように、カルダモンは思ったことをそのまま質問する。 「その方がわかりやすいのだ。それとも、カルダモンちゃんは着衣の方が好きなのだ?大人しそうな顔に似合わず、結構マニアックなのだ」 「そりゃ、脱いでる方が…じゃなくて!わかりやすい、とかわかりにくい、とか一体何なのですか?」 「何って…ナインテールなのだ」 「え、これがですか?」 思わずアニスの方に向き直り、指で示す。そのときアニスと目が合ってしまい、思わず顔を背けた。 「これからやるのだ。アニスちゃんもそうだけど、カルダモンちゃんにも協力願いたいのだ」 「なななな、何をですか?」 「何って、ナニなのだ」 カルダモンの返事も聞かずに、ヴァニラはさっさと行動に移る。床に座り込んでいるアニスを立たせて、両の手を後ろに回し、胸を強調するような体勢にする。 アニスの胸はやや小振りではあるが、形は綺麗である。今の彼女には普段の威勢の良さは微塵も感じられない。 「い、いや。やめて…ヴァニラ」 「もーアニスちゃんは素直じゃないのだ。ほらほら、口ではそんなこと言っても、カラダは正直なのだ」 ヴァニラがぐいと腰辺りの縄を引っ張ると、アニスは嬌声を上げる。秘部を目の粗い縄で刺激されて、思わず声を出してしまったが、 その様子を他人に見られていることを思い出して、恥辱のあまりただでさえ赤い顔をもっと赤くして、耐えられなくなって泣き崩れてしまいそうになる。 「アニスちゃん、まだまだこれからなのだ。泣いても、続けるのだ。ほら、こっちこっち」 ヴァニラはそんな様子のアニスをお構い無しに、ギルドハウス内の寝室に連れて行き、押し倒すようにベッドの一つに寝かせる。 「じゃあ、始めるのだ」 そう言うとヴァニラは目にも留まらぬ早業で、アニスを更に縛り上げていく。気がついたときには身動き取れない状態になっていた。 ベッドに寝かされているアニスは抵抗出来ないように両腕は縛られ、頭の上で固定されている。 よく見ると乳頭は細い紐で結ばれており、紐は縛られた両腕に繋がっている。 股は大きく広げられて、秘部が丸見えである。更に股を閉じることが出来ないように、一本の棒を両足の膝の裏に通して、縛り付けている。 肛門から何やら輪っかがはみ出ているのが確認できる…まあ、引っ張ったりするのだろう。 そして口には声を上げることが出来ぬように猿轡をつけられている。 「どうなのだ。これがナインテールなのだ」 「全然違います!…そもそも数が足りないじゃないですか」 「ちゃんと見てるなんて、カルダモンちゃんはムッツリスケベなのだ」 「勝手な言いがかりは止して下さい!」 「この状態ではで八までなのだ、九はカルダモンちゃんに任せるのだ」 「どうして、そこで私が出てくるんですか!?」 「ヴァニラにはアレはついてないのだ」 アレって…アレか。男にはあって、女には無いもの。丁度一つ空いているところが確認できるし、頭の中に思い浮かんだもので間違いは無さそうである。 「じゃあ、アニスちゃん、目隠しも着けるのだ。こうした方がもっと興奮するのだ」 アニスは抗議しようとうーうー唸ってはいるものの、ヴァニラは聞く耳を待たず、布でアニスの目元を覆う。 「アニスちゃんはもうこんなに濡らしてるのだ。ほら、カルダモンちゃん。ちゃっちゃといいのにしてあげるのだ」 「だから、どうして私が!?」 「…もしかして、カルダモンちゃんはわかってないのだ?」 「何にですか?」 「はあ、カルダモンちゃんは酷い男なのだ。アニスちゃんがこんなに思っているのに気がつかないなんて…朴念仁なのだ」 「ちっとも話が見えてこないのですが」 「アニスちゃんの熱い視線に気がついてないなんて、カルダモンちゃんはニブ過ぎなのだ。アニスちゃんはかなりわかりやすいのだ。 なかなか素直になれないアニスちゃんをヴァニラが後押してるのだ」 「どう考えても、褒められてないですよね…というか、もっと他の違う方法は無いのですか?」 「ヴァニラがアニスちゃんを調教して、素直な子にするのだ。もう八割方、調教は完了しているのだ」 「…残りの二割は?」 「それはカルダモンちゃんがやらないと意味が無いのだ!」 「け、結構です!断固として拒否します!」 「ふーん…カルダモンちゃんはこんな状態のアニスちゃんを放って、逃げちゃうのだ?…というか、その状態で外に出るのはまずいんじゃないのだ?」 ヴァニラにそう言われて、ハッとして自分の下半身を見てみると、ムスコが起き上がっていた。 ぎゃあ、と悲鳴を上げて、思わず両手で覆って隠す。マントがあるので、それを使って身を隠そうとする。 男としてこんな状態を見せ付けられては、反応してしまうのは仕方が無い!と叫んで反論したいが、そんなことを言える余裕など彼には残っていない。 女性にこんな状態を見られたのは初めてだが、なんという恥ずかしさか。このまま穴でもあれば入りたい気分である。 この状態のままではいられない、なんとか落ち着けなければならない。だが、この状況で落ち着くわけがない。 手っ取り早く何とかするには、ヌくのが一番だが、すぐ近くに人が居るのにそんなことできるはずもない。 なんだか、泣きたくなってきた。とか、考えていると、マントをぐいぐいと引っ張られて、向き直るとヴァニラが何やらにやついて、何か言いたそうな顔をしている。 「…貴女は最初から、こうするつもりだったのですか?」 「もちろんなのだ。ヴァニラは用意周到なのだ。ほらほら、アニスちゃんも待ちきれないのだ。さっさとおっぱじめるのだ」 そう言って、マントを引っ張り、引き摺るようにしてカルダモンをアニスが縛り付けられているベッドの前に連れて行く。 「好きなようにやっちゃって、なのだ」 「好きなように、と言われましても…」 「じゃあ、辛そうだな、と思うところを外していけばいいのだ」 そうアドバイスを貰い、アニスの状態を眺めていると、どこもかしこも辛そう、と言えば辛そうである。 (この乳首に結んでいるのは痛そうだな…って) 自然と動き出した腕を止めて、自分が何をしようとしていたのか思い返し、ぶんぶんと頭を振って、今まで考えていたことを消し去ろうとする。 「もーじれったいのだ!」 いつまで経っても何もしないカルダモンに痺れを切らして、ヴァニラがカルダモンを勢いよく押すと、そのまま倒れ込む。アニスの上に。 倒れ込んだときに、なにやら色々と触ったようで、色んな声が混じって上がる。 動くに動くことが出来ない、というか起き上がって退かないようにヴァニラが押さえつけている。 顔をアニスの胸に埋める形になっているが、これは不可抗力だと自分に言い聞かせる。 「胸でも、腰でも、好きなところを好きなだけ触っちゃえばいいのだ。悪戯し放題なのだ」 「押さえつけられていては、したくても出来ないじゃないですか!」 「お、やっとやる気になったのだ?」 「え、いや、そういうわけでは…」 「男に二言は無いのだ。さあ、どこからでもやっちゃうのだ」 押さえつけていたヴァニラが退き、起き上がったカルダモンは、ふうと一息つく。とはいったものの、一息ついてのんびり出来るような状況ではない。 体勢もアニスに跨った状態である。傍から見れば、襲っているようにも見えなくは無い。 (どうしてこんなことに…) とは思うものの、見てしまう。目を離そうと思っても、離せない。このまま逃げることも出来ないなら、もうどうにでもなれ、と腹を括ったカルダモンはメガネのずれを直すと、ようやく動き出す。 先程まで顔を埋めていた胸にそっと触れると、びくりとアニスの身体が震えた。乳頭に結ばれている紐を解こうと、乳頭を摘むと、声が漏れた。 擦るなり、引っ掻くなりするが、なかなか紐は解けない。その度にアニスの口からは甘い声が漏れる。そんな声を聞く度に余計に興奮してしまう。先程から下半身の方に気が行ってしまう。 ようやく、片方の乳頭に結んでいた紐を外して、もう片方に手を移すが、こちらにも悪戦苦闘して、同じことをくり返す。その間にズボンの下のアレがもうすっかり硬くなっていた。 「次はどこをやるのだ?」 「…まだしないといけないのですか?」 「当たり前なのだ!最後までちゃんとやるのだ!」 はあ、とため息をついて、再びアニスの身体をまじまじと見る。外すのが簡単そうな顔の拘束具からやればいいかもしれないが「最後まで」と言われた限り、 先に目隠しを外して自分がどんな顔でやっているのなんて見られたくない。 次は脚を固定している器具を外していく。今回は先程よりも簡単そうである。棒を抜き取り、脚をベッドに縛り付けている縄を外して、終わり。 脚が自由になり、今まで開かれていた股をゆっくりと閉じる。勿体無いことしたな、と頭の片隅で思ったが、すぐに忘れた。 脚に続いて、両腕を縛っている縄を外し、手も自由にした。 さて、これからどうしよう。と考えていたカルダモンのマントをヴァニラは後ろから引っ張って、アニスの寝ているベッドの横のベッドに引き倒した。 「な、何するんですか!?」 「アニスちゃんばっかり気持ちよくなってるのは、不公平なのだ。カルダモンちゃんもソレ、きついと思うのだ。だから、すっきりするのがいいのだ」 そう言うとヴァニラはカルダモンの腕を後ろに回して、縛り上げると、眼鏡を外した。これではぼんやりとしか見えない。何も見えないわけではないが、相当目が悪いので輪郭がぼやけて、この辺に居るな、ということぐらいしかわからない。 「眼鏡、返して下さいよ」 「カルダモンちゃんはアニスちゃんの目隠しを外さなかったのだ。それと同じことなのだ。それに眼鏡が無い方が見え難くて、興奮するのだ」 「ほら、アニスちゃん。これとこれは外してあげるのだ」 そう言ってヴァニラはカルダモンが外さなかった目隠しと猿轡を外した。はあはあ、と荒い息でアニスは呼吸している。 「カルダモンちゃんのも苦しそうだから、気持ちよくしてあげるといいのだ。やり方は教えたのだ」 「…う、うん」 アニスは小さな声で返事をすると、今まで寝転んでいたベッドから起き上がり、隣のベッドに座っているカルダモンの足下にしゃがみ込んだ。 視線がふらふらと泳いで視点が定まらない。潤んだ目でぼんやりと眺めている。 「ほーら、アニスちゃんっ」 「きゃあっ」 ぼーっとしていたところで突然、胸を鷲掴みにされて、思わず声を上げる。ヴァニラは手を止めず、そのまま好きなようにアニスの胸を揉み始める。 ヴァニラは慣れた手つきで揉みしだき、両方の乳頭を摘み、指で擦ったり、転がしたりして刺激する。アニスは我慢しようとしても、しきれず思わず声が出てしまう。 完全に蚊帳の外状態であり、眼鏡も無いカルダモンは状況をよく理解できない生殺し状態だが、とりあえず音だけ聞いて愉しんでいる。 「もー、アニスちゃん、自分ばっかり気持ちよくなっちゃだめってさっき言ったばかりなのに、全然聞いてないのだ。それに涎までたらして、だらしないのだ」 「た、たらしてないわよ。ヴァニラがするからでしょ…」 「人の所為にしちゃだめなのだ。アニスちゃんも早く欲しいのだ?なら、ちゃんと自分でやることやらないといけないのだ」 「ふぁ、んん」 後ろから秘裂に指を挿入され、ぐちゅぐちゅと音を立てて掻き回され、堪らなくなって甘い声を上げる。そんな様子を見て、ヴァニラは加虐心が煽られるのか、くすくす、と愉しそうに笑う。 「アニスちゃんのここ、さっきからずーっと濡れっぱなしなのだ…それに後ろの方もべしょべしょなのだ。ちょっと失礼するのだ」 そう言って、アニスの腰を持ち上げて獣のように四つ這いにさせる。はあはあと荒い息で呼吸するアニスは次の快感を待つ。が、いつまで経ってもヴァニラは何もしてこない。 「…ヴァニラ?」 「どうしたの?」 「えっと、その…」 「どうしたのだ?ちゃんと言わないとわかんないのだ」 「ううう…」 「あのー私は何時までこうしていればいいのですか?」 二人が楽しんでいる間ずっと放って置かれて、やることも無い、というか動くに動けないカルダモンは空気をぶち壊すと解っていても尋ねる。 「アニスちゃんがやらないと意味が無いから、あと少しの辛抱なのだ!ほら、アニスちゃん、カルダモンちゃんもいい加減にしてくれって言ってるのだ」 「いや、別にそうとは…」 「アニスちゃんは今、何が欲しいのだ?」 「……ん…」 「もっと大きい声で言わなきゃ、わかんないのだ」 「…お、おちんちんほしいのぉっ!」 「だそうなのだ、カルダモンちゃん」 「…そう言われましても、こっちは身動き出来ませんよ」 そんな事言われても困る、という返事を素っ気無く返すカルダモン。 今後の展開をどのように考えても、自分が中心に来ることは無いだろう、と予測がつくので、もうどうにでもしてくれ、と考え始めている。 「このままじゃあ、きつそうだから、一度ちゃんと気持ちよくしてあげるといいのだ」 そう言うとヴァニラはカルダモンのズボンに手をかけた。がちゃがちゃと音を立ててベルトを外し、ズボンのジッパーを下げる。 いきなりそのようなことをされては慌ててしまう。女性にこんなことをされたのは始めてであるし、余計に驚く。 「ちょ、ちょ、ちょっと、何してるんですか、いきなり!」 「ズボン下ろしてるのだ」 「それくらい分かりますよ!何で下ろすんですか!?」 「アニスちゃん恥ずかしがって、何にもしないから代わりにヴァニラがやってあげてるのだ。ほら、ズボンは下ろしたから、あとはアニスちゃんがやるのだ」 下半身がまだ裸ではないにしても、両腕は後ろで縛られて、眼鏡も外された状態で、為す術も無く、されるがままにされて、 屈辱的とまではいかないが、恥ずかしいことには変わりない。とか考えていると、下着の上から柔らかい手でこわごわと触れられるのを感じた。 眼鏡が無い為、ぼやけてしか見えないが、紫色の髪が目に映るので今、自分に触れているのがアニスだと判る。 下着を下ろさずに、その隙間から外に出す。今までの窮屈なところから、ようやく外気に触れる広いところまで出てきて、 一息つく反面、決して嫌ってはいない、否、むしろ好ましく思っている女性にこんなことをしてもらっているのかと思うと、余計に興奮してきて治まるものも治まらない。 それどころか余計に硬くなってきているのが、自分でもわかる。 (男の人のって…こんなのなんだ…) (カルダモンちゃんって、ひ弱そうな割には結構…) (なんか、一点に集中して視線を感じる…) などと各々は好き勝手に別々のことを考えている。 (出したのはいいけど…やり方も教えてもらったけど…) アニスは男根を持ったまま固まってしまった。初めて見るものを、物珍しそうにまじまじと見ながら。 性器を握られて、じーっと見られているカルダモンは堪ったものではないが、何も出来ない。 「ほ、ほら、アニスちゃん。早くするのだ」 「だって…初めて見るものだから…ヴァニラはこういうの詳しいでしょ!?」 「ヴァニラだって、本物をこんな近くでみるのは初めてなのだ!」 二人はうーん、と悩んでいたが、ヴァニラはハッとしてカルダモンに向き直った。 「カルダモンちゃんは、いつもどんな風にやってるのだ?」 「そんなこと言えませんよ!」 「…じゃあ、どうすればいいのだ?」 「…好きにしてください」 それが一番困るのだ、とヴァニラに文句を言われたが、変な注文は言いたくない。しばらく考えていると、逆にしてほしくないことは言っておこうと思い付いた。 「ええと…強く握ったり、噛んだり、引っ張ったりはしないで下さい…仮にも急所なので」 「う、うん。わかったわ…」 アニスは小さな声で返事をすると、おずおずと性器に顔を近づける。息がかかるくらいまで近づけ、舌先でちろりと舐め上げる。ぺろぺろと犬が手でも舐めるようにして、何度も舐める。 「そんなちまちまやってないで、がばーっとやるのだ!ほら、ちゃっちゃと咥えるのだ!」 「く、咥えるって…」 「こうやって咥えるのだ!」 「うむぅっ!?」 「うぁっ」 ヴァニラはアニスの頭をぐいと押し込んで、無理矢理に性器を咥えさせる。いきなり入って来た口内の異物に驚くアニス。 突然性器を包み込んだ温かさと柔らかい感触に思わず声を出してしまうカルダモン。 「咥えたら、舐めたり、転がしたり、吸ったり…とにかく色々やるのだ!」 「ん、んむぅ」 彼を気持ち良くしようと、懸命に口の中で奉仕するアニスの口からは唾液が零れてくる。肌は上気して赤く染まり、目は潤んでとろんとしている。 性器を咥えて興奮しているのか、秘部からは愛液が絶えず漏れ出している。 普段の彼女からは想像出来ないような淫らな姿を晒しているが、アニスはもう吹っ切れたのか、そんなことは気にも留めずに夢中になって男根にむしゃぶりついている。 カルダモンはというと、好ましく思っている女性が自分のナニにナニしてくれていると思うと、悪い気はしないが、 眼鏡が無いのでその姿はよく見えないし、自分は動けないしで、少しばかり残念だと思ってしまう。 (アニスちゃんもやる気になったみたいだし、いい感じなのだ。…でも、ちょっとヴァニラが暇なのだ…そうだ…) 悪戯を思いついたヴァニラは無邪気な笑みを浮かべて、アニスの背後にしゃがみ込む。 当のアニスは、男根に夢中でそこまで気が回らず、全く気付いていない。ヴァニラは直腸に挿入しているアナルビーズを引っ張る。 「ひゃああぅっ…ヴァニラ、なに、し…んんっ」 「ふふふ…後ろの方がちょっと寂しそうだったから、ヴァニラがお手伝いしてあげるのだ。ほらほら、アニスちゃん、まだ途中なのだ。続けるのだ」 アナルビーズを出したり入れたりをくり返して、絶えず刺激を与え続けている。膝ががくがくと震えて、立つこともままならない状態である。 秘部からは先程以上に愛液がぽたぽたと零れ落ち、床に水溜りを作っている。 「アニスちゃん、お口の方がお留守なのだ。そんなんじゃだめなのだ。早く続きをするのだ」 「ふぁっ…だってぇ、んひぃっ…ヴァニラが…それっ、っふ、あ、だめぇ…やぁっ、ひゃうン…で、できな、いからぁ…んああっ」 口の端から涎を垂らし、目には涙を溜め、潤んだ目でやめてと懇願するが、ヴァニラが与えている快感に溺れており、その言葉が本心かどうかは疑うところである。 口は離したものの、男根はまだ手に握ったままであり、あれもこれも欲しい、と欲深さと淫らさを同時に晒している。 「…アニス、その…まだですか?」 「ほらー、アニスちゃんがいつまでたってもやらないから、カルダモンちゃんも怒っちゃったのだ」 「いやだから、そういうわけでは…」 「あぅ…ご、ごめんなさい…んむぅ…はぁ…ふぁうっ…」 彼に嫌われたくないと思い、懸命に性器を舐めて快感を与えようとする。 慣れない事で拙いながらも、一生懸命に奉仕するアニスの思いが伝わってくるようで、快感と興奮で段々とカルダモンの息も荒くなってくる。 アナルビーズの挿入の繰り返しで腸壁に刺激される快感を受けて、口の方を止めそうになるが、自分の与える快感でカルダモンの漏らす声を聞いて、 少し嬉しくなり、もっと気持ちよくなって欲しいと思って、より一層奉仕するのに身が入っていく。 「っふ、あ、アニス…も、もぅ…」 そろそろ限界が近いカルダモンは我ながら情けない声を出しているなと思いつつも、そんな声しか出せないので仕方が無い、とアニスに声をかける。 アニスも彼の言いたい事を理解したようで、更に奉仕する手に力を込める。 「っく、ああっ」 「んむぅっ…ん…」 アニスの口の中で達して、そのまま彼女の口内に精液を流し込む。彼女は突然入ってきたものに驚きの声を上げるが、吐き出さずにそのまま奥へと喉をごくんと鳴らして飲み込む。 そうしてからようやく性器から口を離すと、唾液がつう、と橋をかける。が、すぐにぷつんと切れた。 「…不味」 顔をしかめて、それだけ言った。 「アニスちゃん、ちゃんと出来たから御褒美に抜いてあげるのだ」 「ひゃうううっ」 根元まで挿入されていたアナルビーズを勢いよく引き抜くと、嬌声と一緒に秘部からは潮が噴出した。アニスは腰が抜けて、床にぺたりと座り込んだ。 うっすらと汗をかき、額に髪が張り付き、肌は上気してほんのり赤く染まっている。股から下は秘部から漏れた愛液で濡れている。 床に座り込んだままぽーっとしているアニスの後ろにヴァニラはしゃがみ込んで、彼女の結っている髪を解くと、編み込まれていたため紫の長い髪は緩やかにウェーブしている。 「いつもの髪形もいいけど、こっちも可愛いのだ。カルダモンちゃんも縄を解いてあげるのだ。っと、はい、眼鏡なのだ」 「どうも…っ…」 眼鏡を返してもらい、やっとはっきり見えるようになって、目に飛び込んできたのは、普段とは違うアニスの姿。 格好が裸だとか、縛られているとか、そういうこともあるが、それ以上に、ただ髪型がいつもと違うだけでこんなにも印象が変わるものなのかと衝撃を受けた。 普段の結い上げた髪型も彼女に似合っているが、目の前の髪を下ろした姿も綺麗だと率直に思った。呆けたようにじっと見つめていた。 「何…?」 「その…あまりにも綺麗なので…」 「…ばか」 カルダモンの言葉を聞いて、そう言うアニスだが、決して悪い気はしていない。 「ほのぼのした雰囲気もいいけど、やることはちゃっちゃとやるのだ!」 赤くなったまま黙って見詰め合う二人の雰囲気をぶち壊すヴァニラの声が割り込んできた。 「…しようにも、貴女にそこに居られると、やり難いのですが…」 「ヴァニラは二人がちゃんとやり遂げるまで、出て行くわけにはいかないのだ!ヴァニラは居ないこととして考えてもらって結構なのだ。 ささ、はやくするのだ。カルダモンちゃんはそのマントはとっとと外すのだ。それから、脱ぎかけのズボンも鬱陶しいから脱ぐのだ」 「…はい」 脱がしたのは貴女だ、と言ってやりたいが、もう面倒になってきたので言われるままに、マントを外し、ズボンにも手をかけてそのまま脱ごうとしたが、手を止めて逆に穿き直す。 「なんで穿き直すのだ!?」 「別に脱がなくても、出すものは出せます。それにズボンを脱ごうと思ったら、ブーツも脱がなければならないので、そっちの方が面倒です」 「っち…カルダモンちゃんの貧相な体格を見てやろうと思ったのに…」 「聞こえてますよ。…っと」 悔しがるヴァニラを尻目に、床に座り込んだままのアニスに近付き、抱きかかえてベッドの上に寝かせる。お互いに目を合わすのが気恥ずかしく、そっぽを向く。 「キスして」 「…目を瞑って下さい」 言われるがままに瞳を閉じたアニスにそっと口付ける。触れるだけだったのが気に食わなかったのか、頭の後ろに腕を回されて離れられなくなってしまった。 が、抱き返してそのまま更に深く口付ける。口内で互いの舌を絡めて、わざと音を立てる。 ゆっくりと口を離すと、アニスは酔った様にぽーっとして、しな垂れかかってきた。 「…して?」 返事をする代わりにベッドにゆっくりと押し倒し、再び口付ける。上体を起こし、アニスの足を開かせると、恥ずかしそうな顔をする。 秘裂に指を入れて掻き混ぜる様に動かすと、彼女は上擦った声を上げる。膣壁を指で撫でたり、引っ掻いたり、指を抜き差ししたり、と動かすとその度に甘い声を漏らす。 しばらくそうしていたが、アニスはもう我慢できなくなってしまった。 「んんっ…もぅ、ちょうだいっ…」 潤んだ目と上目遣いのコンボにやられて何も言えないまま、ただこくこくと頷いて返事をする。 広げた足を持ち上げて、腰を浮かせる。秘裂に男根を押し当てて、アニスの顔を見ると、物欲しげな表情をして、待ちわびている。 「いれますよ…」 こくん、と頷いて返事をすると、秘裂に当てられていた男根が押し入ってきた。 初めての感覚と今まで感じたことの無い痛みに戸惑うが、ずっと欲しかったものをようやく手に入れてと、様々な感情が混ざり合って、何を考えていいのかわからなくなってしまう。 縋る様に手を伸ばすと、カルダモンはその手を取り、ぐいと引っ張るとアニスの体を抱き留めた。背中に腕を回し、痛みに耐えるように強く抱きしめる。狭い膣壁を押し広げるようにゆっくりと挿入していく。 根元まで挿入し、これ以上奥まで行かなくなったところで彼女の体を持ち上げて腰を浮かせると、手を放す。と、重力に従って降りてきて、更に膣の奥へと導く。アニスは堪らず嬌声を上げる。 アニスはうっすらと目を開いて己の破瓜を奪った、否、差し上げた男を見る。 朴念仁で、引き篭もりで、ひ弱で、寝癖のまま出かけようとするだらしない男。 でも、お人よしで、放っておけなくて、博識で、優しくて、愛しい男。 じっと見つめていると、その視線気がついたのか彼女に向き直り、優しくキスをした。 「動きますよ」 「うん…」 返事をするや否や、男根を引き抜いたと思うと、勢いよく打ち付けた。途端大きく声が上がるが、そんなことで動きを止めはしない。 飢えた獣が貪るように何度も何度も攻め立てる。狭い膣内を行ったり来たり、膣壁に男根を擦り付け、ごりごりと押し当てて、絶えず快感を与え続ける。 と、アニスが大きく震え、仰け反る反応を見せた。ようやく彼女の弱点を探し当てた、と気をよくして口の端を少し上げる。 彼女の限界が近いように、自分の限界も近い。ラストスパートをかけるように、今まで以上に強く打ち込む。 「っああああ、っふぁああっ」 アニスが遂に達して、今までで一番大きな声を上げるのと同時に、男根を咥え込んだ膣はきゅうっと締め付ける。 それに堪らず、達しそうになって苦しげな声を出すカルダモンだが、このまま膣内に出すわけにもいかないと、彼女を引き剥がそうとするが、 彼女は余計に抱きしめる腕に力を込めて、剥がそうにも剥がせない。 「ちょ、アニス…っく」 「やぁっ…はなさ、ないでぇっ」 もうどうにでもなれ、と愛しい女性の体を強く強く抱きしめて、彼女の最奥に射精した。どくどくと脈を打つと共に彼女の中に精液を吐き出していく。 シャツが張り付くくらい汗をかき、はあはあと荒い呼吸のまま、秘裂から男根をゆるゆると引き抜くと、接合部からこぽりと自分が吐き出した精液が零れ出た。 それを見て、カルダモンはさーっと血の気が引くのを自分でも感じた。恋人というわけでもない女性の処女を奪い、更に避妊する事も無く、そのまま膣内で射精してしまった。後先を考えずに欲望に身を任せた自分の行動を深く後悔し、己自身を呪った。 とにかくまずは落ち着こう、と腕に抱いたままのアニスをベッドに横たわらせた。体は未だ興奮冷めやらず火照っているのに、頭だけは妙に冷めている。 変な感覚のまま、部屋を見渡すと、自分たちをじーっと見ているヴァニラの存在に気がついた、もとい思い出した。正直言うと、途中から居ることを完全に忘れていた。 よくよく考えてみれば、この少女こそが今日の出来事の元凶であるというのに。 「二人とも、お疲れ様なのだ」 「ど、どうも…」 「アニスちゃん、大丈夫なのだ?まだやることは残ってるのだ」 「ふぇ…?」 「まだ言ってないことがあるのだ」 「あ…」 ヴァニラに言われて何か思い出したのか、かあっと顔を赤く染めた。ふらふらしながらも体を起き上げて、ベッドにぺたりと座り込むと、カルダモンと向かい合う形になる。 何か言いたげにもじもじしている。そんな様子の彼女がとても愛しくて、すぐさま抱きしめてやりたいところだが、先程のことで頭が一杯でそんな余裕は無い。 「か、カルダモン…その、順番が逆になるんだけど…」 「アニス!私はとんでもない事をしてしまいました!!」 もじもじと自分で自分の指を擦り合わせているアニスの手を両手でがしっと握って、カルダモンは落ち着いた普段の様子からは想像つかない剣幕で話しかけるので、アニスは戸惑いを隠せないでいる。 「ど、どうしたの?」 「私達、その…生でセックスしましたよね?」 「…せっ…え、ええ…」 普段使わない単語に抵抗を覚えながら、アニスは返事をする。どこか悲壮感の漂うカルダモンの表情を見ても、何が言いたいのかさっぱりわからない。 もしかして、自分とも性交がそんなにも苦痛だったのだろうか、と彼女まで不安になってきてしまう。 そんな二人を眺めながら、完璧にギャラリーと化しているヴァニラはじれったいと思うばかりである。 「そのまま…中に出しましたし…本当にすいませんっ!」 「え…えええ!?ちょ、ちょっとよくわかんないんだけど…」 「だから、避妊もせずにそのまま…ああもう、簡単に言えば、子供ができるかもしれないってことですよ!」 「…カルダモンちゃん、それははっきり言い過ぎなのだ。もうちょっと別の言い方を選ぶのだ」 「う…でも、そういうことです!」 嘘は言ってませんよ!とカルダモンが言うのを耳に入れながら、アニスはぽーっとしていた。 性交がどういう行為か理解しているが、ここまではっきり言われたのは初めてだ。まだなんとなく熱い下腹部に手を当てる。 「ちょっと…アニス、聞いてるんですか?」 「うん。…ねえ、カルダモン」 「なんですか?」 「私、あなたが好き。カルダモンは私のこと好き?」 先程までのもじもじしていた彼女は消え失せて、いつものようにはきはきしたアニスに戻っていた。 曇りの無い真っ直ぐな目で見つめられてそんなことを言われるものだから、どぎまぎしてしまう。 「ねえ、好き?」 「は、はい。…私も、好き…です」 「本当?」 「本当です!好きですよ」 「本当に?」 「本当ですよ!」 「…じゃあ、責任とってくれる?」 「…とります。そのつもりです。貴女が私以外の誰かのものになるなんて、考えたくもありませんから」 そう言ってから、恥ずかしそうにふい、と顔を背けるカルダモンにがばっと抱きつくと、不意打ちだった為か、 受け止めることも出来ないまま体勢を崩してごろんと転がり、そのまま二人ともベッドからずり落ちてしまった。 「いたたたた…」 「んもう、何してんのよ…」 「アニスがいきなり抱きつくからです…退いて下さいよ。…重いんですから」 「なっ…誰が、何ですってぇ!?」 その日、非常に小気味良い音がギルドハウスの中だけでなく、カザンの町中に響き渡ったことを記しておく。 ○月×日 今日はアニスちゃんとカルダモンちゃんをくっつけたのだ。良い事をした後はとっても気分が良いのだ。 二人とも奥手だから、なかなか進展しなさそうだけど、時々ちょっかいをかけて、一気に進展させる予定なのだ。 今度、ユーカリちゃんに×××な薬でも作ってもらうのだ。食事にでも混ぜて、その後は… ふふふ…しばらくは退屈しなさそうなのだ。 ~ヴァニラの日記より おしまい
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/70.html
男性A:福山潤 男性B:杉田智和 男性A:福山潤 男性B:杉田智和 汎用台詞 サムライスキル トリックスタースキル デストロイヤースキル サイキックスキル ハッカースキル コメント欄 汎用台詞 上へ 男性A:福山潤 男性B:杉田智和 勝利時 イベント勝利時 レベルアップ時 室内 料理 スカイラウンジ サムライスキル 上へ 男性A:福山潤 男性B:杉田智和 旋風巻き 金翅鳥王旋風 袈裟斬り 力閂オロシ トンボ斬り 影無し 収刀の紡ぎ 崩し払い モミジ討ち フブキ討ち 不動居 風林重ね 十六手詰め 抜刀の紡ぎ 修羅の貫付け 刃下のリアクト 練気手当 赤化の呼気 黒鋼の呼気 丹田法の訓 乱れ散々桜 トリックスタースキル 上へ 男性A:福山潤 男性B:杉田智和 タランテラ スコルピオ ヴァンパイア フルムーンヴァンプ ベノムアンプリフ アサシンアイズ ベノムフェティシュ ラッシュショット エイミングショット ダンシングバレット ジャンプショット ハイディング ブッシュトラップ チーターマン アサシンズリアクト エスケイプスタンス サプライズハント トリックハンド サクリファイス 狂咲きバッドヘヴン デストロイヤースキル 上へ 男性A:福山潤 男性B:杉田智和 正拳突き デストロイチャージ ジャブ ダブルフック スピネイジブロウ 釣瓶マッハ クインテッタ ドリルクロウラー 迎撃スタンス 迎撃スタンス・重式 オトシ前上等! 牙折る也 爪砕く也 吹裂く也 凶転ず也 怒りの重爆 デストロイリアクト 先制デストロイ 瀕死のド根性 パリングシールド スカイハイメテオ サイキックスキル 上へ 男性A:福山潤 男性B:杉田智和 フレイム イフリートベーン ヒートボディ フリーズ アイシクルエデン ゼロ℃ボディ エレキ ボルトアヴェンジ プラズマジェイル デコイミラー 半径50mの支配者 マイクロバースト マナフローター コンセントレート キュア リカヴァ リザレクション デッドマンズリアクト 魔力の湧水 オートリカヴァ 黒のインヴェイジョン ハッカースキル 上へ 男性A:福山潤 男性B:杉田智和 アタックゲイン ディフェンスゲイン リジェネレーター 119ナノマシン Bデータイレイザー ファイアブレイク アイスブレイク Aスキルコーラー ハッキングワン ハッキングゼム マッドストライフ.x スケイプゴート.x ロストパワー.x バッドインバリッド スリープオール カースオール ハッキングリアクト リアクターチアー クイックハック サバゲーナレッジ 禁断の秘技 コメント欄 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/7.html
・固有名詞は特になし。 ・ルシェローグ♂×黒髪サムライ♀ ・聖水風味のプレイあり。 ・中盤の帝竜の名前などのネタバレあり。 ・黒咲練導『放課後プレイ』がネタの着想元…… ……だった気がするが、後編はすっかり別物になったぜ! イッた(無理やりイカされた)余韻でぐったりとなったオレたちはしばらく折り重なっていたのだが、 「ダガー借りるね」 こいつは突然むくりと身体を起こし、オレの装備から勝手にさっきの短剣を引っこ抜いたかと思うと、 「何すんだ――って、おい!」 自身の黒タイツの首元に刃を当て、一気に股下まで引き裂いた。 一文字に切り裂いたタイツを大きく左右に開けば、小ぶりな乳房がこぼれ落ち、そしてもちろん熟れに熟れた女陰が外へと顔を出した。 さっきから漂っていたメスの匂いがより濃厚になってくる。 「お前なぁ……」 もう、まともに突っ込む気すらおきねえ。いきなり自分の服破くとかどんだけサカってんだよ。 「大丈夫、着替え持ってきてるし」 「だからって……破る奴がいるかよ、馬鹿」 こないだのアレでヘンなクセでもついちまってんじゃないだろうな。 「だってコレ、脱ぐのがまどろっこしいんだもん…………ね、しよ?」 どうやらさっきの自家発電程度では満足し切れなかったらしく、可愛がってやらなきゃおさまる物もおさまらないようだ。 ……ま、さっきの足での責めもアレはアレで気持ちよかった。 お返しぐらいはしてやろうじゃねえか。 「……ったく、しょーがねー。挿れんのはナシだぞ」 指なり舌なりで愛してやれば問題なかろうと思ったのだが…… 「……やだ。ちゃんと、おちんちん欲しい」 聞き分けの無いことに本番希望でございますよ、この皇女サマは。 「真剣に馬鹿かお前! ヤバイ日だって自分でいってただろうが!」 「い、いつもみたいに外で出せば大丈夫でしょぉ……」 「さっきオレのん足でいじくってた時に、精液ちょろちょろ漏れてたの見ただろーが。 我慢できてるようで出来てねーことも多いんだっての」 その辺はオレの修行不足が問題だから、申し訳なくもあるんだが。 「だってぇ……」 「だってもクソもねー! だいたいお前、子供できちまったらどーするつもりだよ!」 こいつはしばらく押し黙っていたが、やがて確かな意思を目に宿してはっきりと明言してきた。 「産んだげる。って言うか産みたい」 不意打ち、かつ強烈だったね。 まいった。惚れた女が『自分の子を孕みたい』って告白してくるのが、こんなに本能にクるものだったとは。 ヤバい。真剣にヤバイ。先ほど放出して硬度を失っていたペニスが再び充血していくのを実感する。 「あ、またおっきくなってきてる……うれしい、あたしとしたいんだよね?」 ……そりゃヤりたいさ。でもな、流されて子供作っちゃうのはやっぱ違うだろうよ。 「ダメだって……」 「……なんでぇ?」 だけどこいつはすっかり出来上がった顔をして、にじり寄ってくる。 ミスった、腕をつかまれた。体勢も良くない。 無手サムライ相手にこのままのっかかられてしまうと、絶対にひっくり返せず、がっつりと逆レイプされちまうってのは初体験のときによーく教えられた。 ……しゃーねー。ちっと卑怯だがもうこの手しかない。 「まった」 「……なによもー」 制止をかければ不満げな顔をされたが、一応話を聞く気はあるようだった。 「キス」 「……え?」 「キスすんぞ。……ヤるにしても手順ってもんがあんだろ」 「そ、そうだけど、珍しいじゃん、アンタからキスしたがるって」 「イヤなら何もしてやらん」 「い、イヤなんかじゃないからっ! 別に、その、あたしも…キス…したいし」 「じゃあ、目ぇつぶれよ」 「……うん」 ヤりたい一心で頭がテンパってんだろう。いつぞやと同じパターンにあっさり引っかかってくれた。 相手が目を閉じてるのをいいことに、オレはふところから堂々と薬包を一服取り出して口に含んで唾液で溶かし、そのままこいつと唇を合わせる。 案の定、激しくしゃぶりついて来やがったので唾液ごと溶かした薬を送り込んでやれば、こいつはごくりと丸ごと飲み込んだ。 「……んっ、ちょっと、なによコレぇっ!?」 この薬はほとんど無味だがわずかな臭みがある。だが、飲み込んだ後で異常に気付いてももう遅い。 コレはまず消化器そのものを麻痺させて蠕動をゆるさず、嘔吐できないタイプの毒だからだ。 「タランテラの麻痺毒だよ」 当然だが即効性。通常はダガーの刃に塗って使うモンだが、経口摂取させても十分以上に効果は出る。口内や胃壁の粘膜からも吸収されるすぐれものだ。 もちろんこのままだとオレだって動けなくなっちまうのでパラエルを取り出し服用する。 「……っ、このっ!」 キレて殴りかかってくるより先に、残りのパラエルを奪い取ろうとしてくるのはいい判断だが、 すでに麻痺毒が回り始めてる。徐々にふにゃふにゃと鈍くなってく手をかわしてると、ついにこいつはぶっ倒れそうになった――ので、あわてて身体を抱きかかえてやる。 「バカぁっ……だましたなぁあっ!!」 ものすごい怒ってんだろうが、もう足の先まで麻痺してるらしく、もがく事と文句を言うことぐらいしか出来ないようだ。 「嘘はついてねーぞ。キスはしてやったし、今からエロい事だってしてやるし」 「こんなの飲ませなくっても、えっちはできるでしょぉっ!」 「こうでもしなきゃお前いきなり挿れる気まんまんだったろーが。 まあ安心しろ。この毒、身体の動きは阻害すッけど、体表の感覚はそのまま残るからこのままカラダいじくられても、ちゃんと気持ちいいはず」 口は普通にきけるし感覚があるのは本来拷問の為の仕様だが、この手のエロい目的にもたまーに使われる。 「お人形みたいに動けない女をレイプするのが好みってワケ? このド変態っ!!」 「残念ながらレイプは無しだぜお姫様。挿れずに終わらす為にこうさせてもらったんでな。 だいたいお前が一番ヤりたがってんだろうが。さらっと自分の願望言ってんじゃねー」 「やだぁ、何でいじわるするのよぉ……ちゃんとしたい。アンタとせっくすしたいよぉ」 なんつー直球の物言いだよ……が、それだけに強烈な誘惑だ。こっちまで思わずヤりたくなってくる。 「指とかで勘弁してくれよ……」 「指じゃやぁだぁ……おちんちんがいいっ! おちんちんいれてよぉ……っ! あ、あのねっ、自分でいうのもなんだけど……今日のあたしのあそこすっごく気持ちいいと思うよ? とろっとろになってるから」 頼むからそんなやらしく誘ってくるんじゃない。オレにも我慢の限界ってのがあるんだよ。 むう、やはり共通の失敗経験で注意を喚起しておく必要がある。 「お前さァ、初めてン時のこともう忘れちまったのかよ。大変だったろーが、アレ」 中出ししちゃったのだ、あの時。互いに経験ゼロと言うこともあってワケもわからず終わってしまい、膣内射精してしまっていたのだと気付いたときにゃ、二人とも真っ青になったもんだった。 ……まあ、その、すごい気持ちよかったけど。 「あ……うぅぅ……」 流石にあのときの話を持ち出せば、考え無しにセックスしたいなどとは言い出せないようで、一声うなると黙り込んでしまった。 「……もういいな? いじってやるから楽にしてろ」 「ぐすっ……やだ、やだよぉ……」 瞳から涙が浮き出てきている。今度はぐずり始めた。 ああもう、泣くな泣くな泣くな。泣かれちゃかなわねえ。 「なんでそんな最後までヤんのにこだわんだよ……」 なんとなく出てしまった問いかけだったのだが、こいつは泣き、えずき、つっかえつっかえになりながらも、ありったけの気持ちをぶつけてきた。 「すっ……すきだからじゃんっ!! アンタの事……ううっ、すきだからっ、キスして欲しいし、抱きしめて欲しいし……ぐっ、ひうぅっ……えっちだってしたいんじゃんっ! ちゃんと挿れてもらって、ナカにせーえき出してもらって、アンタの女なんだって刻み付けて欲しいのにっ! ぐすっ……なんで、なんでわかってくんないのよ、こんな、こんなに……っ、好き、なの……にいぃっ……うわああぁぁぁあんっ!!」 最後のほうは何かが決壊したかのような号泣だった。 そしてすいません、オレもうこの辺が理性の極限です。 つよいな、女って。 麻痺して動けなくても、この女はこんなにも強烈にオレを揺さぶってくる。 次のがダメならすぐさまこいつを組み敷いて、着床するまで犯してしまうだろう。 「――――っ! ん、……んくっ……」 とりあえず、泣きじゃくるこいつに口付けて無理やり黙らせる。 イヤイヤをするように多少の抵抗は見せていたのだが、キスの魅力には抗えなかったようで、そのうち舌を絡めて応じてきた。 頭をなでなでして落ち着けてやったところで唇を離し、なるべく優しく語り掛ける。 「好きだよ。オレだって大好きだ。正直、さっきオレの子産んでくれるつった時すっげぇ嬉しかった」 「……えっ、ええっ?! じゃ、じゃあっ!」 「でも、好きだから……好きだから今日はナシだ」 「それって……どういう?」 「聞け。今ここでお前とヤって、孕まして、それでハッピーエンドになるか? ならねーだろ。 そりゃお前がそこら辺の普通の女だったら、普通に子供作って普通に家庭作ってってのもアリだ。 でもオレらは違う。オレはルシェで、お前はアイゼンのお姫さんだ。 こんなところで子供なんか作っちまったら――間違いなくオレらは引き裂かれる」 「……かもね。駆け落ちしても、そういうの見付けるの得意なのが身内にいるから」 「だから今はダメだ、だから今日はダメだ……すこしでも、すこしでも長くお前と一緒にいたいんだ。 こんなくだらない事で別れたりするのは、いや……なんだ」 どの道ずっと付き合える相手じゃなく、いつか別れる日が来る。だけど少しでも先延ばしにしたい。 マズい。別れるその日のことをおもうと、こっちまで涙出てきた。 オレはこんなにもこいつの事が好きだったのか。 「泣くな。おとこのこでしょ」 「……さっきまで大泣きしてた奴に言われたくねー」 袖で目元をふき取りぐしぐしする。くそ、カッコわる。 「いーのよ、女はいくら泣いても」 女ってズルい。それじゃ男はまったく勝ち目ねーじゃん。 「あーあ、男って何でこんな話長いんだろ。おかげで身体も醒めちゃったわ」 だが、気持ちもちょっとは落ち着いたか、こいつの喋りに若干ながらも理性がもどってる。 多少は安心できるかもしれない。バステの危機レベルで言うと『誘惑』が『混乱』になった程度には。 「パラエルちょうだい」 「は?」 なんだいきなり。 「いーわよ、もうっ! セックス無しで我慢してやんわよ! だけどアンタだって、またガチガチにしちゃってんじゃん。 せっかくだから二人で一緒にするわよ。それとも後で一人寂しくヌくつもり?」 それでパラエルか。だけど麻痺がとけたらとけたで暴れねーだろうな? あと女が抜くとか言うな。 「無茶しないって、約束できるか?」 「……やくそく、してやるわよ。アンタこそっ! コレだけ偉そうなこと言ってくれたんだから、後で挿れたいとか思っても、ぜったいさせてあげないからねっ!」 「わかってるって……」 正直、オレもヤりたい盛りの青少年だからして、ここまで熟した女の体を前にして挿入ナシで終わるとか、めちゃくちゃ残念ではある。 だが、どうやらギリギリのタイミングで話が通じたようで、同じぐらい安堵も大きい。 「じゃあ、そーろー野郎がおちんちん使わないで、どこまであたしの事気持ちよく出来るかやってみせなさいよ! ……べ、別にアンタのテクニックになんかぜんっぜん期待してないんだけどねっ!」 デレやがった。ていうか、さっきまで異常発情してた女が普通にデレてくるというのは、何デレだ。 「へーへー、わかってますってお姫様」 「わかってんなら、とっととしなさい。返事は――」 「『はい』か『イエス』以外認めない……だろ?」 「もー、人のセリフとらないの……じゃ、そのぉ………すっきりさせて、ね?」 任せとけ。 言葉で応じる代わりにキスをする。 「むぐっ……ん……んっ、んっ、んううっ!!」 まだまだ麻痺が残ってて、こいつ舌の動きが鈍いのをいいことに、オレは遠慮なく舌を差し入れ存分に口内愛撫をしたあと、先んじて口に含んでいたパラエルをこいつの喉奥へ送り込む。 「ばか、くすり臭い……」 「う、すまん……」 たしかにコレはちょっと失敗だったかもしれない。 パラエルの苦味と臭みが互いの口腔いっぱいに広がってしまってる。 キスでこの女からアドバンテージを取れることってめったに無いので、ついつい調子に乗ってしまった。 「ん、あっ……」 ごまかすかのように、背中に回していた腕の力を強めてかたく抱きしめる。 麻痺が快復し始めてるのか、弱々しいがこいつの手もまたオレの身体をかき抱く。 しばらく抱きしめあって互いの身体の温かさや柔らかさ、それに匂いを堪能したあと、 「全部、脱がせちゃうぞ?」 「うん……」 ボロキレ同然のありさまでこいつの体にまとわりついてた黒タイツの残骸をすべて引き剥がしていく。 「綺麗だ」 語彙が貧弱で申し訳ないが、こいつの裸身を前にして、それしかいうことが出来なかった。 「ん……ありがと」 小さく礼を告げてくるこいつを前にして、オレも脱ぐ。 ふたりとも着衣ナシになったところで、再び抱きしめあう。肌はどこもしっとり汗ばんでいた。 「んっ……んふっ……」 そのままキスを交わしたり、背中を撫で回したりして抱擁を楽しみあっていたのだが、こいつはときおり身体をゆすらせて、濡れた女陰の入り口をオレの固くなった屹立にこすりつけてくる。 「こら、挿れんのはナシだって……」 「……わーってるわよ」 油断ならん。 念のため痺れがとれきる前に完全に骨抜きにして、暴れる意欲を奪っておかにゃなるまい。 「胸、触んぞ?」 「……ん」 乳房は小ぶりではあるが、男の身体にはありえぬ柔らかさと弾力を兼ね備えており、指と手のひらに伝わってくるふにふにとした感触が実に心地よい。 「んっ……いつも、貧乳とか馬鹿にしてくれるわりには、アンタの胸責めねちっこいわよねぇ?」 「……うっせ」 いやまあ、好きです、おっぱい。 むしろ手のひらに納まるこのぐらいのサイズの方が愛らしくっていいかもしれない。 呼吸のたびに軽く上下するなだらかな双球の頂点では、桜色の乳首がツンと尖っていて更なる刺激を求めていた。 こり、こり、こり、とつまんで可愛がってやると、 「あ、あ、あ、あぁぁんっ……もっと、もっとぉ……」 「もっと、どうして欲しいって?」 「……なめて。おっぱい、なめて」 実に率直におねだりしてくる。 請われるままに乳首に吸い付く。ほんのり汗の味。舌を這わせて感触を楽しみ、官能を与えていく。 薄い脂肪のその下で、どきんどきんと心臓が脈打つ鼓動までもが舌に伝わってくる。 右のおっぱいがべたべたになったら今度は反対側。 左の乳首を舌先でつんつんと転がしながら、唾液でぬるぬるになった右側を指でこね回す。 「ああぁぁ…それ、すき……きもちぃいよぉ……」 醒めたと言ってた身体にも再び火がつき始めたようで、ぶるぶると全身を震わせて悦びを表現してくる。 片手を遊ばせておくのももったいない。 腿と腿の内側へと手を滑り込ませれば、さんざんに発情した女性自身が指に触れた。 膣やその周辺の分泌腺からは、女の蜜がコレでもかとあふれ出ており、たった一撫でしただけで手のひらはもうべったべただった。 「ううっ……おちんちんが良かったなぁ……」 「まだ言うか……」 かわりに指を挿入してやる。 何の抵抗もなく膣に指が埋まっていき――いやむしろ積極的に膣が指を飲み込んでいる。 せまい、ぬかるむ、あつい。 焦れに焦れ、飢えに飢えているのだろう、ご不満のはずの指挿入でさえ、きゅうきゅうと締め付け、貪欲すぎるほど貪欲に性感をむさぼってくる。 スゲェ…… 『今日は挿入無しで』などとカッコつけたのが思わず惜しくなってくるほど、ぬるぬるのずちょずちょのぐちゃぐちゃだった。 あまりの出来上がりっぷりに、思わず呆然としていたのだが、 「こらこらこら、待て待て待て……」 指を挿れたらスイッチが入ったのか、こいつは勝手に腰を使い始めた。 「だって……だって……してよっ、はやくうごかしてっ!」 「あのさ、指動かすのも良いけどよ……舐めていいか?」 こんなの指だけでは確かにもったいない、せめて粘膜同士をふれあわせたい。 「なんでもいいから、はやくっ!!」 コレはそうとう切羽詰ってる。 いったん指を引き抜いた後、あわてて破いたタイツや汚れた上着を適当に地面に敷き詰め、 こいつの身体をその上に横たえさせた。まあ、なんも無いよかマシだろう。 そのままひざを掴んで大きく足を広げさせれば、連動してメスの花弁までもが大きく華ひらく。 やべぇエロい。さっきの自分の台詞も忘れて思わずブチ込みたくなってくる。 その衝動を別の衝動で塗りつぶす為、蜜のあふれる源泉に乱暴に口付けた。 「あ、あぁ……はっ、はぁ……やっと…やっときたよぉっ……ん、んんぅううっ!」 こいつにしてもお待ちかねの刺激だったのだろう。 脚をオレの頭に抱きつくように絡めつけ、そのままぐい、ぐい、と一番感じる部分にこっちの唇を押し付けてくる。こりゃとんだ三角締めだ。 「むがっ…ちょ……ンな脚しめてくんなって! かえってなんもできねえぞ!」 「……ぁ、ごめん……ゆるめるから…して……してよぉ…っ!」 拘束がよわまり、激しく求められるまま淫らな花弁に舌を広げておおい被せる。 いつもより味が濃い、匂いも強い、粘りもある。 よく見れば普段は透明なはずのその蜜に、かなりの白味がまざってヨーグルトみたいになっている。 ……えーと。本気汁って奴だろうか? とろ、とろ、とろ、と膣口からこぼれおちる半ば白い液体は、一度だけやらかしてしまった膣内射精をどうしようもなく思い出させ、オレの興奮をそそってきた。 舌を膣内に差し込んで白濁した愛液をかき出し、そのままずずっとすすりあげる。 「やぁ…っ! そんなヘンな音出しちゃだめぇ……っ……!」 「んん……お前のがあんまり美味しいから、つい、な」 「ばかぁ……」 美味しい、というのを褒め言葉として受け取ったのか、その顔は恥らいつつもどこか嬉しそうだ。 すごくかわいい。かわいいからかわいがってやりたい。 オレも健全な青少年であるからして、書物による性行為の研究には余念が無いわけだが、その研究成果を披露する時がいよいよやってきてしまったようだ。 中指を膣内に挿入し、いれたままフック型にぐっと曲げる。 「んぅ……あぁぁ…指、も、すきかも……」 さる文献によると膣内壁の入り口に近い部分の上方に、Gスポットと呼ばれる神経の集中部分があるとの事。 文字通りの手探りで、指先の触覚を最大限に集中させながら、ひだをかき分け、ごり、ごり、と肉壺をかき回していると―― 「――ひゃ、あ……あ、あ、あぁぁぁっ?! な、何コレえぇっ?!」 なるほど。ココか。ココがええのんか。 指はついに他の肉壁とは触り心地の若干違う、ざりっとした部分を発見したのだった。 「気持ちいいか?」 「あぁ、あ、あ、あああっ! ……うんっ、きもちいいっ! おまんこすっごくきもちいいっ!」 おやおや、普段こいつが絶対口にしない女性器スラングまで出てきたよ。こりゃ相当キいてるな。 いつもはココまでほぐれたらとっくに挿入しちゃってるから、こんなに凝った愛撫を試したことは無い。 せっかくだから複合技も試しておこう。指の動きを継続させつつ、すっかり発情してふくらんだクリトリスに口付け、舌を這わす。 「あ、やぁ……やあぁぁ……っ! りょ、両方はだめっ、か、かんじすぎちゃうからだめなのぉ……っ!」 わかってる。わかってるって。 その『だめ』は『もっとして欲しい』の『だめ』だよな――と、単調にならないように、おまんこ全体に満遍なく舌を這わせていたのだが、 「――――ああっ?! コラっ、駄目ッ……そこ、ホント駄目ッ!!」 ……うん? 今の『駄目』には本当の拒絶が若干混じっていた。どうしたよ? 舌先が触れていた部分を目で確認すると、ピンピンに勃って自己主張する女芽のすぐ下、膣に比べればちいさなちいさな穴だが、ここもまた、ひくひく震えて快感を訴えていた。 尿道口か。 …………ほほぅ。これはこれは。なるほどなるほど。 わからなかったフリをして、舌先でそのちいさな穴をつんつんと突いてやる。 「……ばっ、ばかぁっ! やっ……あ、あぁぁ……そこ、駄目って、いってる……でしょぉっ!」 「『そこ』ってどこだよ?」 指も、舌も、愛撫を一時中断し、こいつの顔をのぞきこめば羞恥と、怒りと、官能への欲求が渾然となった実に良い顔をしていた。 「どこって……わかってるクセにぃ……」 言いつつも、途絶えた愛撫が物足りないのだろう、自分で腰をふるわせて指を味わってくる。 おぼえたばかりのGスポ部分をしっかり刺激してきてるのは流石である。 「勝手に動いてんじゃねぇよ……指、抜いちまうぞ?」 ココまできてお預けを喰らうのもイヤなのだろう、あっさりおとなしくなった。 「……だめ、だめぇ……抜いちゃだめぇ……」 「じゃあ、教えてくれよ。『そこ』ってどこだ?」 「あ……あうぅ……」 「あうぅ、じゃわからん」 ものすごい葛藤があったんだろうが、イキ損ねている苦痛に耐え切れるわけもなく、ついにこいつは折れた。 「………………おしっこの、あな」 「そうか、おしっこの穴か」 復唱するとこいつの表情の怒り成分と羞恥成分が増したが、 「言った……言ったよッ! だから続けてっ! つづけてよぉっ!」 もう色々我慢できないのだろう、ストレートに欲求をぶつけてきた。 「わかってるって――そんなにおしっこの穴をいじめて欲しかったのか」 さっきまでは優しくしてやろうと思ってたのに、何で人間って攻める立場になっちまうと、こんなにSッ気でてきちゃうんだろーなぁ。 「――っ! ばかっ! 違ッ……あっ、やぁあっ、駄目ッ! 駄目だからッ!」 愛撫再開。もちろん尿道口を中心に。 「だめって、痛いのか、ココ?」 「ん……ぁっ、痛くないけど駄目なのぉ……っ!」 「気持ちよくない、ココ?」 「やぁぁ…あぁあ……っ…気持ちいいけど駄目…なのぉっ!」 「じゃあ、なんでだよ?」 「なんででも駄目なのっ!!」 わかってるよ。場所が場所だけに尿意がこみ上げてきちゃうんだよな? そういえば体構造的に考えて、 「――ひ、あ……っ! だめ……っ、指もだめッ……!」 Gスポって膀胱や尿道のすぐ内側だっけ。どうだ、中と外との両面攻撃のお味は? 「どうしたよ、指はさっきはあんなに悦んでくれただろ?」 「あ、あ、あ、あ、あぁぁっ! それ、だめ……おしっこのあなも、だめっ……だって……んんぅ…だって……だってぇ……」 「だって?」 あとひといき。 「……だって…やぁぁ…だって………………お、おもらししちゃいそうなんだもんっ!!」 はい、正直に言えました。よく頑張った。感動した。 「見たい」 「……え?」 「見せてくれよ、お前のおもらし」 うわぁ。なんかオレもヘンなスイッチ入っちゃった。 「だめっだめっ、ばかっ、だめっ、あ……あぁぁあぁっ?! だめっ! だめだよっ?! あ、あ、ああぁっ…このっ……へんたいっ! へんたいっ!」 「お前の変態が伝染っちまったんだよ。だから責任とって痴態をさらしてオレを満足させろ」 「んッ……あぁぁ…ばか言ってんじゃないわよっ! 止め……っ、ぁぁあぁ……今すぐ止めなさいっ!」 「別にオレは身分がどうとか言わねーけどよ、普通、人にモノを頼むときは敬語だよなぁ?」 「……っ、このっ! ルシェの…クセに……いぃぃっ!」 相変わらず素晴らしい貴族根性だ。こういう場面でおちょくると面白すぎる。 「ルシェがどーしたって? アイゼンのお姫様よ? ……ああそうか、奴隷はご主人様にご奉仕してやんなきゃなぁ!」 指と舌をますます激しく動かし、ぐっちゃぐちゃにいじめてやる。 身体は実に正直で、蜜壺からは更なる愛液が溢れ出し、くわえ込まれた指は折れんじゃないかってぐらいぎゅうぎゅうに締め付けられる。 「あっ、あっ、あっ、あぁっ、やぁ…だめ、もう、だめなの……やめて……やめてぇ……」 「敬語」 それを端的に告げ、こいつの表情をうかがうとそれはもう実に悔しそうな顔をして、 「止めて……」たっぷり30秒タメて「……ください」 お前はそこまで人に頭下げるのイヤなのか。 「だが断る。せっかく一方的にいじめられるチャンスなのにやめるわけ無いだろ?」 だけど悪いな。オレってわりと根に持つタイプなんだ。 「……あ、あぁああ……ばかぁ…いじわるっ……いじわるぅっ!!」 こいつの表情に絶望の色が混じる。自分の運命を悟ったのだろう。 うはははは、いやぁ実に気分いいな。さっきの一件の最高の意趣返しになった。 「おねがい……おねがいだから、やめてっ…やめて、ください…はなし聞いてぇ……」 やだね。 ――と、言おうとして気付いた。こいつがいつの間にかぽろぽろ涙を流してる。 マジ泣きだった。思わずいじめる手が止まる。 「もう……何でそんな勝手なのよぉ……、ふたりで、いっしょに、しようって、言ったのに……あたしばっかり、気持ちいいのはダメだよぉ……ひとりでイくのはやだよぉ……」 うわ、なにこの罪悪感。 「……いや、その、すまん」 心苦しさに耐え切れず、ついには謝ってしまう。ダメだ、女の涙に男は勝てん。 「ばか……ばか……」 「うん……馬鹿だった。その、調子に乗りすぎた、ごめん」 「……もう…ばか……ゆるしてほしい?」 「許して欲しい」 いつの間にかすっかり立場が逆転していた。コレはもう、勝ち負けで言うならすっかりオレの負けだった。 「じゃあさ……じゃあさ……なめあいっことか…しましょ? そしたら許したげる」 こいつは軽く微笑んだかとおもうと、それはそれはいやらしいご提案をしてきたのであった。 シックスナインなんてお互い初めてだし、若干の身長差があるから(チビで悪かったな!)、ポジション決めでちょいと手間取った。 上になったり下になったり四苦八苦した結果、互いの身体の左側を下にして、横向きで愛し合うことにした。コレなら右手は自由に使えるし、頭を挟み込んで腿を枕にすれば姿勢の維持も楽だからだ。 ……しかし、なんと言うかド迫力だ。 ぶっちゃけてしまうと目のまん前に尻とおまんこの両方があって、その気になれば触り放題の舐め放題。 エロすぎる。普通のセックスには飽きてはいなかったものの、そろそろ馴れが出始めていた頃だったから、この体勢は非常に新鮮だった。なんというかまた一つ大人の階段を上ってしまった気がする。 「……ん、あぁ…おちんちんだぁ……ね、なめるよ、なめちゃうからね?」 「こっちも……するぞ?」 そして、どちらからともなく愛撫がはじまる。 見ながらにして、見られてしまう。いじりながらいじくられる。なめながらなめられる。 「……ンっ……ふうっ、あ、あ、あ、そこ……そこすきっ……」 「うぁ、すげぇ…っ……」 オレが割れ目を上から下へと舐めあげれば、こいつはサオを下から上へと舐めて応える。 舌先でクリトリスをつつけば、鈴口が舌先で軽くこじ開けられて中をつつかれる。 ほぐれきった膣口に指を入れて前後すれば、亀頭がパクりとくわえられ茎は握られしごかれる。 にちゃにちゃと互いの性器に唾液をまぶしながら、指で刺激を与え、ふたり一緒に気持ちよくなってく。 強いて不満をあげるならば、感じてとろけているであろう相手の顔を見られないのが残念だが、 「……あ、あぁ……いいよぉ…おちんちん、おいしいよぉ……おまんこ、きもちいいよぉ……っ!」 頭のネジが2,3本トんでる時のこいつには実況癖があるので状況把握には困らない。 「――ぁあぁっ?! いやぁ…そ、れ……おもらししちゃうからダメって、いった、でしょぉっ!」 新たなプレイが軌道に乗ってくると、むくむくといたずら心がわき起こってきた。 「いいじゃん、きもちいいんだろ?」 さっき泣かれて中断したGスポ及び尿道周りへの愛撫を再開。こいつが恥ずかしがるところが見てみたい。 「や、止めないと、あたしもおちんちんいじめちゃうからねっ!?」 「いいぜ、やってみせろよ……うぉ……っ……ちょ……何、やべぇっ!」 スゴかった。 見えないから『吸われてる』という以上の事がわからんが、ズズズズズずちょずちょずちょとか、これまで聞いたことの無いような派手で、そしていやらしい音があいつの頭の方(そしてオレの股座)から響き、それに伴い信じられないぐらい強烈な快感が剛直全体に与えられる。 「……んん……どぉ? キいてるみたいじゃない。こんな事もあるかとおもって練習してたんだから」 なんてことだ。こいつ今まで手加減してやがったのか。ナメられてる。 ……いや、物理的な意味でも実際舐められてるんだが。 「練習って……お前……なにやってんだ、変態」 「変態はお互い様でしょぉ――ひゃ、あんっ!! いき、なりとか……ズルぅいっ!」 先手必勝。こいつにこんな隠しスキルがあると判明した以上もはや攻撃あるのみ。 舌と指を猛然と動かして一気に攻め立てる。 さぁ、はずかしくもいやらしい所をオレにさらせ。 「や、あぁあんっ! もうっ…もうっ……許してあげないっ! あ、あたしだって…ん、んんっ……おちんちんいじめちゃうんだか……らぁっ!」 反撃が開始され、ぬるりと暖かい口内に剛直が丸ごと飲み込まれた。 後手に回ってしまったのはやはり厳しいらしく、こいつは自分自身の性感に翻弄されているようで、 さっきに比べれば攻撃の手は弱々しい。 だからといって油断できる相手ではなく、こいつの舌と唇はオレの弱いところを的確に刺激してくる。 だが、一手こっちが早かった。 「んっ、あぁっ……?! んふぅ……んっ、ひゃっ、ひゃぁああっ?!」 くわえた剛直を離さないのはたいしたもんだが、指を突っ込んだ膣内はひくひくと細かな痙攣を起こし、絶頂直前の反応を示している。 そして。 「ん……ぁぁ……」 抵抗の意志の薄れた喘ぎがしたかとおもうと、さんざんいじめた小さな穴――尿道口がかるくひらき、 最初はちょろちょろと、やがては、ぷしゅと音を立てながら液体が噴出しはじめた。 とうとう失禁したのかとおもったがそうではないらしい、色は薄く、尿独特のにおいも無い。 ああ……コレ、潮吹きって奴か。 吸い寄せられるようにそれに口付け、受け止め、味わっていく。潮っつーだけあってしょっぱいんだな。 「んっ、んむぅっ……んん、んんっ……ぅぅっ!!」 怒ってるのか、イカされた反動で体の制御が聞かないのかはわからないが、こっちの頭を挟み込んだこの女の腿と腿とがやけに力強くしまってくる。 そしてこいつをイカせた安堵からか、とうとうオレの肉棒も限界を向かえどくどくと精を放ち始めた。 「ん……っ?!」 こいつも自分がイカされてる最中に、とつぜん口内射精されて驚いたようだったが、すぐに状況に対応し、ちうちうとペニスに吸い付いて精液をしっかりと受け止め始めた。 「……んっ……んぅ……」 「んぁ……はぁ……っ……」 オレたちはイカせあった満足感と、自身の体の内側から沸き起こる官能を享受しつつ、 互いの身体が達したあかしである体液を飲み干しあったのだった。 ♂♀ さて、事後の話になるわけだが。 「……………」 わがまま皇女様は先ほどからむっつり黙り込んだまま、こちらに背を向け座り込んでいる。 『あたし今すっごい怒ってるんだからね!』というアピールである。岩から湧き出るマナ水をつかって身体を拭いてやり、着替えを手伝っている間も一言も口をきいてくれなかった。 まあ確かに、調子こいて色々やらかしてしまったし、怒りを買うのも当然だろう。 死なない程度に殺されるぐらいの覚悟は決めていたのだが、しかし、こうなるとかえって対処に困る。 派手にイッただけあって、気分だけはすっきりしたらしく今はずいぶんおとなしいが、その無言がむしろ恐ろしい。 キレて蹴りかかって来てくれたほうが、気分的にはまだマシだった。 そのままふたりしてしばらく沈黙に耐えていたのだが、 「決めたわ、あたし、愛染皇王になる」 こいつはいきなりワケのわからないことを言い出した。 一つわかったことがあるとするなら、こいつは怒ってたというより、なんかの思案をしてたんだって事だけだ。 「……いや、待て、もう、それ、どっから突っ込んだらいいのかわからん」 「ボケたつもりは無いから、ツッこんでもらわなくても結構よ。あたしは真面目」 「だってよ、なりたいつってなれるモンでもねーだろ、お前はそんなに継承権が高い方でもなかっただろうが」 「……それが、幸か不幸かそうでもなくなっちゃったのよ」 「ん?」 「おじさまおばさまにいさまねえさま方が、この真竜の戦役でずいぶんお亡くなりになられてね。 その分あたしの継承権もかなり上がってんの。後は帝竜退治で功績上げれば、じゅうぶん皇位を狙える位置に来たりしてるわけ」 「……は、なるほどな」 「もっとも竜退治に名を借りて、未熟な連中を死地へと無理やり送り込んで、粛清したりもしてるみたいだけど。 あたしが国外ぶらぶら遊学してんのも、そーゆーのを避ける意味があるのよねえ」 「流石はアイゼンだな……」 この手の話を聞かされると、お貴族サマなんぞに産まれずにすんでよかったと、真剣にそう思える。 「だけどそもそも、なんで皇位なんぞを狙う気になった? アレはハタで見てるほど楽でも面白い商売でもねーぞ」 付き合ってみて初めてわかった事だが、この女は普段の傲慢な言動ほどには、権威にこだわる人間じゃない。どちらかといえば『皇位なんてめんどくせー』ってタイプだ。 「ばーか。あたしを何だと思ってんのよ。王様なんてのがかなりしんどい仕事だってのはアンタの数十倍はわかってるつもりよ」 「じゃあ、何でだよ……?」 つーかそもそも事後にするような話か。事後に。 そしたらこいつはビシっとオレを指差して、 「アンタのせいじゃん」 「はぁ?」 ……オレがどうした? 「アンタ『すこしでも長くお前と一緒にいたいんだ』とか、言っちゃってくれたけどさぁ…… 逆にいうと、いずれあたしと別れること前提で付き合ってるって事じゃん、違う?」 「ん……その、オレだって別れたかねーけどよ」 「じゃあ『ずっと一緒にいたい』ぐらいのタンカは切ってみせなさいよ! おとこのこでしょっ! ゆっとくけど、あたしは別れるつもり全然ないからねっ!」 「や、その……ありがとよ」 「……ばか。お礼とか言わないでよ。調子狂うじゃない」 「悪りぃ……」 「とにかくっ! あたしはアンタと一緒になりたいのっ! 我ながらルシェの子供産みたいだなんて、トチ狂うにも程があると思うけど、アンタの赤ちゃん……欲しいんだもん、しかたないじゃんっ!」 そこまで思ってくれてるってのは、正直嬉しかったりするわけだが、 「……だけどよ、それと皇王になりたいってのがどう関係あるんだ」 「色々考えたんだけどさ、真っ当な手段でアンタと一緒になるってのはまあ、無理だと思うのよ」 「だろうな」 実はこいつ、いいなずけとかそういうのも、子供の頃から既に決まってたらしい。 そんな話をキズモノにした後で聞かされても、ものすごく困るワケだが。 「でさ、アンタってこの後もずっとネバンプレスの軍属よね?」 「多分そうだろうな」 「じゃあ聞くけど、トカゲどもを全部エデンから追っ払ったあと、今のネバンとアイゼンの小康関係ってずっと維持できると思う?」 「……無理、だろうな」 ネバンの建国の経緯からしてアイゼンで虐げられたルシェ奴隷が、自主独立を求めて行ったものなのだ。 竜どもがやってきた4年前までは小競り合いはたびたびあったし、アイゼンとの講和がなるとかありえねえ。 「あたしも無理だと思う。だったら、いずれ起こるだろう戦争を有効活用してやろうと思ったワケ。 そのためには力よ。できればトップが良い。だから皇王」 「……ちょっと待て、お前、何か良からぬことを考えてんじゃないだろうな?」 すっげぇ嫌な予感しかしねえ。 「わかってんじゃない、アンタを戦時に数の暴力でとっ捕まえて俘虜にして、しかる後に、あたし専属の愛玩奴隷として公宮で飼ってあげるわ」 「お前の発想はヒトとして最低だ!」 そんなしょーもない目的のために、将兵何人殺すつもりだよ。 「ま、あたしとしちゃあ、別に逆でも良いんだけどね」 「……逆?」 「アンタがルシェ王になるの」 「はぁっ?! 無茶言うな!」 「別に無理な話じゃないわよ。ネバンって超実力主義じゃない。今のルシェ王も元々は風来坊だって言うし、次王候補のジェッケだって一兵卒から成り上がったクチでしょ」 「……いや、だけど、なあ」 「仮にもあたしの男なんだから情けないコト言わないの! 大体アンタもあたしほどじゃないけど帝竜狩りの英雄様じゃない。もっと胸をはんなさいよ!」 「まあ……言われてみりゃ一応そうなんだけどよ」 「で、いつか戦場で殺りあうことになったら……あたしのこと、奪いに来なさい。そしたら王妃ぐらいにはなったげる」 「王妃ぐらい……って。お前は何でそんな上から目線でモノを言うんだ……」 しかし一瞬ではあるがその提案に『悪くないかも』と思った時点で、オレも相当この女に毒されてる。 「……ったく、お前の愛情は色々と重たすぎんだよ」 「だったら、それを受け止めきれる器の大きな男になんなさいよ……それまで、待っててあげるから、ね?」 そしてオレたちは口付けを交わした。 それは唇を触れ合わせるだけの実に簡素なものだったが、今日行ったキスの中では一番気持ちが良かったということを心にとどめておこうと思う。 <了>