約 1,862,806 件
https://w.atwiki.jp/dakai/pages/102.html
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』は、任天堂から発売されたスーパーファミコン用のアクションゲームである。通称『ヨッシーアイランド』 『スーパーマリオワールド』の続編として位置づけられており、欧米版のタイトルは『Super Mario World 2: Yoshi s Island』である。 詳細(スーパーマリオ ヨッシーアイランド 全コース100点目指します>< -- (saf) 2007-11-24 15 14 59 全コース100点達成!>< -- (saf) 2007-12-22 21 43 44 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3525.html
スーパーマリオカート 【すーぱーまりおかーと】 ジャンル アクションレースゲーム 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 4MbitROMカートリッジ 発売・開発元 任天堂 発売日 1992年8月27日 価格 8,900円(税3%込) プレイ人数 1~2人 セーブデータ 1個(バッテリーバックアップ) レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 バーチャルコンソール【Wii】2009年6月9日/800Wiiポイント(税5%込)【WiiU】2013年6月19日/800円(税5%込)【New3DS】2016年5月9日/823円(税8%込) 判定 良作 ポイント 「アイテムによる一発逆転」でレースゲームに革命を起こしたテクニック面の奥も深い マリオシリーズ 概要 ゲームシステム 評価点 問題点 総評 余談 概要 マリオシリーズのキャラクターがカートで競い合う人気アクションレースゲームであり、現在でも任天堂ハードでは必ずリリースされる定番タイトル『マリオカートシリーズ』の記念すべき第1作目。 また、「アイテムを使って競争相手を妨害する」という斬新な逆転要素を取り入れた作品として、後に多くのフォロワーを生むこととなった、レースゲーム史上最も重要な作品の一つでもある。 ファミコン草創期に登場していながら、その後出番がなかったドンキーコングJR.にとっては実に9年ぶりの登場作品である。 また、マリオシリーズのレースゲームは『ファミコングランプリII 3Dホットラリー』以来4年ぶりとなる。 ゲームシステム アクセル、ブレーキ、ハンドル操作は既存のレースゲームと同様だが、マリオカートには「ミニジャンプ」と「アイテム」がある。 ミニジャンプ コーナリングにミニジャンプを組み合わせて方向転換やドリフト走行をしたり、悪路で小刻みにジャンプすることでその影響を少なくしたりする。 その名の通り小さいジャンプのため、後述のマント羽根のように他車・障害物・アイテム攻撃を避けたりすることはできない。 従来のレースゲームから見ると非常識な要素だが、本シリーズでは重要なシステムと言える。 アイテム アイテムパネルを通過するとルーレットが回り、アイテムボタンで止めて後述のアイテムのうちどれか一つを獲得する。使用するのもアイテムボタン。アイテムを所持している状態では新しいアイテムを獲得できない。 全部で4つのモードが用意されている。 + モード一覧 モード一覧 マリオカートGP(1~2人) 「キノコカップ」「フラワーカップ」「スターカップ」「スペシャルカップ」から選択し、用意されたコースを全8キャラクターでトップを競い合う。 各カップは5コース構成で1コースにつき5周する。5コース終了時の総ポイント数で最終順位が決まる。 排気量は50cc、100cc、150ccの3種類があり、高いほど難易度が高い。 スペシャルカップと150ccは初期状態では隠し要素で他カップ・他難易度をクリアすることで出現。 5位以下でゴールすると失格になりやり直し。残機制で、残機が無くなった後に失格するとゲームオーバー。 2人プレイ時は、どちらかが4位以上でゴールできれば次のコースには進める(*1)。 なお、5位以下でゴールした時とレース中にリタイア(やり直せる)した場合、なぜか画面中の自分のキャラが消滅するというややショッキングな演出が入る。 処理の都合なのか、2人プレイでGPモードをプレイすると、土管やドッスンなどの障害物の数が減る。 VSマッチレース(2人) 登場カートは1Pと2PのみでGPと同じコースから選択でき、どちらが先に5周するかを競い合う。 バトルゲーム(2人) 4つの専用コースが用意されており、ルールはカートに取り付けられた3つの風船が無くなる前に相手の風船を全て割った方が勝ちというもの。 風船は相手カートやコースの壁に当たっても割れず、アイテムによってのみ割る(割られる)ことが可能である。 出現アイテムはコインとイナズマ以外の全て。 タイムアタック(1人) GPと同じコースを選んで5周する(トラップの数は少なくなっている)1人用のモードで文字通りいかに速くゴールするかが目的となる。 ベストタイム1-5位とベストラップが保存される。 このモードのみアイテムは一切出てこない。 コース上には上述のアイテムパネル、踏むとジャンプするジャンプ板、乗ると加速するダッシュ板などの仕掛けがある。 コースアウトするとジュゲムによって釣り上げられ、最寄りのコースの中央に戻される。マリオワールドやF-ZEROと違い、転落しただけではリタイアにならず、そのままレースを続けられる。 お邪魔の仕掛けも満載。 設置されているパックンフラワー、プクプク、オイル、特定地点を往復しているキラーは接触するとスピンする。 ドッスンはぶつかると動きを止められ、タイミング悪く踏みつぶされるとペラペラにされてしまい復帰まで数秒かかる。スーパードッスンはドッスンの要素に加え、スター状態であるため、ただぶつかるだけでスピンしてしまう。 プレイヤーがスター状態ならば通常のドッスン同様に除去可能。 チョロプー(モグラの敵キャラ)はコース内の穴を出入りしている。張りつかれてしまうと遅くなる。 アイテムは全9種類。黄色いアイテムパネルを踏むとルーレット式でランダムに入手することができる。一度使用したアイテムパネルは赤く変わって使えなくなる。(*2)CPUはパネルを使わないため、2Pプレイをするとパネルの取り合いとなる。数に余裕があるため、通常走行をしていればレース中にパネルを使い切ることはない。 順位によって手に入るアイテムの確率が変わり、下の順位に行くほど強力なアイテムが出やすくなる。 + アイテム一覧 アイテム一覧 コイン 枚数が多いほど最高速がアップする。アイテムパネルの他、コース上にも置かれている。ただし、最高速度の上昇は10枚分まで。11枚目以降はストック扱いとなり、最高速度上昇はしない。他カートとの接触ごとに1枚、バナナなどによりスピンすると4枚、ジュゲムに救出されると2枚没収される。0枚だと他カートに接触する度にスピンする。また、0枚の時にジュゲムに救出されるとジュゲムが不機嫌な表情になる。 マント羽根 通常のミニジャンプよりも高く飛べる。ショートカットに利用したり、障害物を避けるのに使う。 スーパーキノコ 一瞬だけ自カートを加速させる。一部コースに設置されているダッシュ板にも同じ効果がある。加速を利用して相手を弾くことも可能。 バナナ 自カートの後方に設置し、踏んだカートをスピンさせるトラップアイテム。方向キーの上を押しながらだと前方に投げられる。 ミドリ甲羅 前方に直進する緑の甲羅を飛ばす。障害物や壁にぶつかると反射する。方向キーの下を押しながらだとその場に設置する。 アカ甲羅 前方のカートを追尾し、当たるとクラッシュさせる。追尾の軌道は直線的であるため、狙われても障害物に誘導して相殺することもできる。その場に設置することはできない。 イナズマ 使用者以外の全てのカートをスピンさせた上、一定時間縮ませて最高速を低下させるトラップアイテム。縮まった状態では、通常サイズのカートと接触した場合に潰されて復帰まで数秒のタイムロスとなる。(*3) スーパースター 一定時間、加速力・最高速度が上昇し、アイテム・障害物による妨害を無効にする他、接触した相手をスピンさせる。オフロードに入ってもスピードは低下しないが、効果の持続時間が短くなる。 テレサ 2人プレイ時のみ出現。一定時間透明になると同時に相手が所持しているアイテム奪い取る。アイテムや障害物による妨害は通常と同じく受ける。 この他、CPUキャラ専用のアイテムがあり、いずれもトラップアイテムとして分類されている。 毒キノコ CPUのピーチ姫・キノピオが使用。イナズマと同じくキャラクターがカートごと小さくなる。接触すると潰れる危険がある上にジャンプが小さくなるため、いくつかの地形を超えられなくなってしまう。 たまご CPUのヨッシーが使用。バナナと同様の性能だが、配置された場所でぴょんぴょんと跳ねる。 火の玉 CPUのクッパが使用。配置された周囲を回転し続けるため範囲が広い。 「スピン」は正確には2種類存在する。強弱によって復帰の差がかなり分かれるのもポイント。 弱スピン バナナやオイル、パックンフラワー、プクプク、コイン0枚での他カードの接触による弱いスピン。その場でカートがくるくる回るだけで加速復帰はしやすい。ダッシュバンやキノコ、スター等を使えば復帰は容易。 強スピン アカ甲羅、ミドリ甲羅、キラー、スーパードッスン、CPUキャラ専用のアイテムに接触すると強いスピンに。この場合コインを4枚失う上、画面ごとぐるぐる回るド派手なスピンになる。この場合だとスピードはゼロになってしまう。アイテムを使っての復帰はできずスピンし終わるまで待つしかない。 キャラクター 選べるキャラクターは全8人。性能は大雑把に4つに分けられる。 + 詳細 詳細 マリオ・ルイージ(標準性能タイプ) 加速性能や最高速度ともに標準的クラス。多くのコースに対応しやすい性能を持つ。 ピーチ姫・ヨッシー(加速重視タイプ) 加速性能は一番高く、立ち直りしやすい。 しかし最高速度が低めな上にグリップやハンドルの切れが悪いのでオフロードコースは苦手。その立ち直りの早さからバトルゲーム向きともされる。 クッパ・ドンキーコングJr.(高速安定タイプ) 加速性能は最低だが、最高速度は最も速い。重量級のため耐久性が高く、他カートとの接触に強い。高速時は弾いてしまうことも。 しかし最高速度に達するまでに時間が掛かる上に滑りやすいので上級者向き。最高速度が高いのでタイムアタック向きともされる。150ccモードではスピードに乗るととんでもなく速い。 ノコノコ・キノピオ(軽量機敏タイプ) 初心者向き。最高速度は一番低いが、ハンドルが切りやすく滑り難いため、コーナリングにとても強い。加速性能もなかなか。 しかし軽量級のため耐久性が低く、他カートとの接触に弱い。グランプリではCPUの最高速度がプレイヤーの最高速度に合わせて変動するため、最高速度以外の性能が高いこのタイプはグランプリ向きともされる。 評価点 レースゲームに「アイテム」を導入したこと。 これにより遊びの幅が広がり、単なるレースゲームに留まらない面白さを構築した。前に進んでいる相手をただ抜くだけではなく、アイテム次第で攻撃したり急加速したりと相手を追い抜き易いようになっているため、初心者でも遊びやすくなっている。 また、レース中の順位が下位であるほどよいアイテムが出やすく設定されているため、一発逆転も狙いやすい。 + アイテムを応用したテクニックの一部 アイテムを応用したテクニックの一部 バナナの皮やミドリ甲羅など置き罠系アイテムをアカ甲羅対策の盾として使う。 ジャンプ板に入る前にスーパーキノコを使って大ジャンプをする。 狭い通路や一方通行、コーナーリングやアイテムパネル前に置き罠系を置く。 キラーや氷パネルなどあらかじめ置かれているトラップ消しに使う。あるいはより回避困難な状態にさせる。 スター使用時のスピードアップを逆手にとり囮になってコースアウトを狙う。(2P対戦時) ただし速度は上がるもののカーブの制御がし辛い&誤ってこちらがコースアウトする危険があるという欠点もある。 ミドリ甲羅のバウンドを利用して後続車を狙う。 テレサをストックして相手にアイテムを取らせないように仕向ける。 コース間仕切りをマント羽根で飛び越えてショートカットを狙う。 イナズマをジャンプ地点手前で使用し、飛び越えを不可能にする。 攻略本のインタビューによると、開発中「ストイックな人々(*4)は、独走しててもアイテム一発で逆転されるのは楽しくないのでは?」という理由でアイテムはOnOff可能だった事を明かしている。開発中にバランスが整ったとの事でアイテムOffモードは廃止されたが、本シリーズのその後を見るに英断だったと言えよう。 レースゲームとしての屋台骨もしっかりしており、レースの醍醐味であるタイムアタックに鎬を削る上級者にも十分な遊び応えとなっている。 本作独自の操作として「ジャンプ」があり、ジャンプしながらハンドルを切ることでアクセルワークなしにドリフト状態に入れる。さらにこのドリフトを一定時間続けてからドリフトを終えると一定時間だけ「ミニターボ」という加速がかかる。 このミニターボをいかに起こすかが本シリーズにおけるタイムアタックの要綱であり、シンプルながら奥深いものに仕上がっている。 もともとは『F-ZERO』でのタイムアタックにおけるテクニックだった「ロケットスタート」をシステムとして初めて対戦型レースゲームに組み込んだのも恐らくこのゲーム。 タイムアタックモードでは壁や土管に一度も接触せずにベストタイムを更新すると、その時の走りとタイムを忠実にトレースした残像(ゴースト)がリスタート時に出現。記録更新の目安となる。 また裏技で1コースのみだがゴーストを「バックアップRAMにセーブ」しておくことも可能。電源を落としてから再プレイする時にもゴーストが表示されるようになる。 モーションの多彩さ。 各キャラクターのモーションの表現が豊かで、飽きを感じさせない。甲羅などに当たってスピンしてぐるぐる回ったり、小さくなって他キャラやドッスンに踏まれてペラペラになったり、溶岩や海・崖におちてジュゲムに引っ張り上げてもらったり、追い越しの際に振り向くなど、細かいところまで手が込んでいる。 レースを盛り上げるBGM 作曲は『パイロットウイングス』『シムシティ』などで知られる岡素世氏が担当。各コースのデザイン及びマリオシリーズの世界観にしっかりマッチしたテンポ感溢れる楽しいBGMの数々でレースの臨場感を盛り上げてくれる。 マリオテイストを感じられるコース設計 本作のコースは「ドーナツ平野コース」「チョコレー島コース」「クッパ城コース」など主に当時最新作だった『ワールド』のステージをモデルにしており、どのコースもマリオらしい様々な仕掛けが施された個性的なコースに仕上がっている。 ドーナツ平野コースではチョロプーが妨害し、クッパ城コースは溶岩に覆われた石畳のコース…とモデルとなったステージの特徴を引き継いでおり、コースによって全く異なるレースを楽しめる。『ワールド』経験者であればコースの名前を見れば傾向もある程度把握できる。 さらに、スペシャルカップのトリを飾る「レインボーロード」も、夜空に虹色のパネルを敷き詰めたコースという美しいビジュアルやコースアウト=即転落&スーパードッスンによる妨害というシビアな難易度を併せ持ち、このコース専用のBGMと合わせて本作最後のレースを飾るにふさわしい魅力を備えている。 以後の作品でも、スペシャルカップのトリを飾るコースは「レインボーロード」の名を冠するのが伝統となっている。 問題点 CPUの扱い。 CPU自体アイテムパネルを取ることは無いが、アイテムを際限なく使って妨害してくる。 CPUのアイテムはキャラクターごとに固定となっており、その種類もマリオ・ルイージのスター、ドンキーコングJr.のバナナの皮、ノコノコの緑甲羅以外はプレイヤーは使用出来ない専用アイテムとなっている。なお、アイテムを使ってくるのはプレイヤーのすぐ前方を走る1台のみで、プレイヤーが1位の場合はすぐ後ろにいる1台(通常は2位のカートだが、周回遅れなどにした場合は更に下位のカートが使ってくることもある)のみが使う。 プレイヤーのすぐ前方にいるCPUであれば主に設置して使ってくるが、プレイヤーが1位の場合はすぐ後ろにいるカート1台が放り投げてくる。そのため、(設置しない場合は)本来前方に「発射」して使うノコノコの緑甲羅もCPUは前方に「放り投げて」くる。勿論、自分に対して効果を発揮するマリオ・ルイージのスターは自分に使う。特に道幅が狭いコースではスター使用のマリオ・ルイージが脅威となり、連続でスターを使用されるとなかなか追い越せない。 また、耐久性がプレイヤーと違って高いため、接触すると弾くどころかクッパやドンキーコングJr.以外のキャラだとすぐに弾かれてしまう。 そのため近寄ると体当たりで妨害してくることも。 重量級も重量級で、このゲームではスピードが遅い時に後方から上手いこと敵にぶつかられると急加速するが、軽量級にぶつかられた時にその頑丈さが仇となって恩恵を受けられないデメリットがある。 他にもコース上の障害物(土管やドッスン、氷ブロック等)をすり抜けていってしまうなど、理不尽な点が少々目立つ。 CPUはコース取りも走り方も完全に決められたレールの上を走っているようなものとなり、一部の急カーブなどの挙動も不自然になっている。これを逆手にとり、ルート上にトラップを仕掛けると引っかかってくれるが、時として大ジャンプしてかわされてしまうことも。プレイヤー側は大ジャンプは「マント羽根」を使わないと出来ないのだが、CPU側は何度も羽根以上の性能の大ジャンプで回避ができる。これまた理不尽である。150ccではこれが顕著。 小技としてプレイヤーは水に落ちそうになった時に、スピードに乗っていればジャンプしながら水面上を走行できるのだが、CPUの場合はそれに加えてプレイヤーが不可能な穴や溶岩でも平気でこのテクニックを使ってくる。 対処法はコースを完全に覚え、独走状態に持ち込むこと。クッパやドンキーコングJr.なら一度スピードに乗り、以後完璧に制御さえできればこちらがミスしない限り、CPUはほぼプレイヤーに追いつけない。だがそのためには相当のプレイヤースキルが必要。 ただし、一部のコース上にあるダッシュバン(カートを加速させる仕掛け)の効果もCPUには適用されない。 その他、マリオカートGPではプレイヤーキャラに応じて、CPUの基本順位が既に決まっており、特に上位4台は途中で順位が変動してもすぐに大元の設定の順位に戻ってしまう点も不自然といえる。 さすがに瞬間移動はしないが、全体コース画面で見ると、本来予定されている順位まで鬼加速したほどの速度で進んでいく。 なお、ステージ2以降の基本順位は、前ステージまでのドライバーズポイントによって変化、決定される。ゴール直前に甲羅をぶつけるなどして強引に基本順位を操作することは可能。うまくコントロールできれば、最終レースの結果に関わらず、4位以内に入れる限り優勝を確定させられる。 自カートの慣性がかなり強く働くため、少々ハンドリングには慣れが必要である。ただ当時はこの程度の難しさはしばしば見られるものであった。 総評 これまではストイックにドライビングテクニックを競うだけというのが常識であったレースゲームに、妨害アイテムや地形トラップといったパーティーゲーム的不確定要素を導入したことによって、初心者と上級者の間の壁を縮め、プレイヤーの間口を大幅に広げると共に遊びのバリエーションを豊かに開拓した革命的作品である。 なじみやすいマリオシリーズのキャラクターや世界観を使うことでさらにレースゲーム初心者にも取っ付きやすくする一方、タイムアタック等の深いやりこみ要素で上級者も満足させる懐の深さを生み出した。広い意味での万人向けを志向してきた任天堂ならではの理想の一作と言える。 余談 日本で最も売れたスーパーファミコンソフトで、売上は約382万。 シリーズでは『8DX』『DS』に次いで3位となっている。 CPU時のクッパはマシンの後ろから球体状の炎を吐くことがある。 後ろ(尻)から出ることやその色合いから「クッパの屁」と呼ばれた。 最高難度を誇るスペシャルカップにおいてトリを務めるコース「レインボーロード」は人気が非常に高く、以降の作品でも必ずスペシャルカップにおいてトリを務めるコースはこの名前を冠している。 残機及びミスの条件、CPUの順位システムから実は本作のグランプリでは「総合1位を取る」よりも「総合5位以下を取る」ことの方が遥かに難しかったりする。 特に「総合8位でグランプリクリア」となると、自分は4位を維持しつつ他のCPUの順位を緻密に調整する高難易度プレイが要求される。 任天堂の一社提供番組であったテレビ東京の「スーパーマリオクラブ」や「スーパーマリオスタジアム」では、出場者による本作の勝ち抜き戦などのコーナーが長きに渡り続いていた。 VSマッチレース、タイムアタックが主にコーナーとして利用されており、一般人の出場者からゲストのタレントまでこぞってプレイする模様が番組にて実況されていた。特にVSマッチレースは熱戦だったために胸を躍らせた子供も少なくない。 視覚的にもわかり易いゲーム性故、スーパーファミコンの作品の中で知名度は群を抜いている。当時の子供達のトレンドとして昇華し売り上げ数にも貢献しているのが目に見えてわかるだろう。 「キャラクターレーシングの元祖」と呼んでも過言ではなく、本作で確立された基本要素はメーカー内外のレースゲームにも大きな影響を与えている。 『ロックマン バトル&チェイス』『チョコボレーシング ~幻界へのロード~』『クラッシュ・バンディクー レーシング』などがその代表例。いずれも「シリーズキャラが集合」「アイテムを使っての妨害」等の要素が導入されている。 アーケードでもバンダイナムコゲームス開発による『マリオカート アーケードグランプリ』が展開されている。 アーケードゲームの中でもハードルの低さからか親しまれ、長期に亘って稼動を続けている。 2017年10月発売の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」に収録された。 発売記念のインタビューにて、本作は『F-ZERO』のマルチプレイ版から発展して生まれたことが明らかになった。 今作ではプレイヤーが総合優勝した時のみ表彰式でトロフィーとともにシャンパンが贈られ、ピーチとクッパは その場で一気飲み する。しかもピーチに至っては 顔を赤らめており酔っている。 海外版では自主規制で別のモーションになっている。ただし後発の日本のVC版はそのままである。 + 参考動画(TVCM) videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 2018年8月2日発売の『メイド イン ワリオ ゴージャス』のプチゲームの一つとして登場している。 2019年9月6日に『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』で配信された。 また、2021年5月26日には『スーパーマリオカート フルコースでおもてなしバージョン』という特別版も配信された。 攻略本インタビューによると、当初バトルモードは「何も無い所でマシンガンみたいに弾丸を撃ち合うモード」だった。 しかし、5分間もやっていたら目が回ったということでボツに。その後、容量の関係でモード自体がボツになりかかる(*5)が、通路を区切ったりと工夫の結果、今の形で収録されるようになった。 同じく攻略本ネタで、本作にはいわゆる「設計書」的な物が無かったという事が明かされている。 各々アイデアが浮かんだら担当PGに「こんなの作って」と口頭で説明、内容を忘れないようメモり、とりあえず作ってテストプレイするというのを延々と繰り返していたという。なお最初は「マリオカート」ではなく、普通のヘルメットを被ったあんちゃんを走らせていた。 関連商品としてゲーム発売の翌1993年にニッコーから「スーパーマリオカート」の名でマリオとヨッシーのラジコンカーが発売されている。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/7589.html
スーパーマリオアドバンス とは、【ゲームボーイアドバンス】用のゲーム。 概要 ゲームシステム 追加キャラクター 関連作品 紹介動画 リンク 移植・リメイク コメント 概要 スーパーマリオアドバンス 他言語 Super Mario Advance (英語) ハード 【ゲームボーイアドバンス】 メディア ロムカセット ジャンル アクション 発売元 任天堂 開発元 任天堂 プレイ人数 1人1~4人(マリオブラザーズのみ) 発売日 2001/03/21 (日本) 値段 GBA 4,800円(税別)WiiU 715円(税込) 対応機能 ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブル1カートリッジプレイマルチカートリッジプレイ シリーズ マリオシリーズ 移植・リメイク 【Wii U】? 【バーチャルコンソール】Switch 【ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online】 日本販売数 約87万5000本 【ゲームボーイアドバンス】のロンチとして発売したマリオシリーズの1作。 【スーパーマリオUSA】と【マリオブラザーズ】のカップリング作品。 『スーパーマリオUSA』のドット絵は【スーパーマリオコレクション】準拠となっている。 『スーパーマリオUSA』の方はボイス・仕掛けや救済要素、クリア後のお楽しみモードの追加はいくつかあるものの、原作からの変化は少ない。 クリアなボイスや大きなスプライトなど、ゲームボーイでは実現が難しい要素を入れた作品という形で仕上げられた。 『マリオブラザーズ』の方は4人プレイ可能な作品として大幅に作り直されており、本作だけでなく以降のスーパーマリオアドバンスシリーズや、【マリオ ルイージRPG】にも収録される事となる。 ※ストーリー・主なゲームシステム・キャラクターは【夢工場ドキドキパニック】と【スーパーマリオUSA】を参照。 ※2 カップリング作品であるマリオブラザーズの内容・変更点・キャラクターは【マリオブラザーズ】を参照。 ゲームシステム SFC版と違う点 ボイスが追加。 大きな野菜・POWブロック・敵が追加。大きな敵は投げるたびにハートを出す。 泡に包まれた1UPきのこ、ハート→スター→爆弾と順番に変化するカプセルなど原作にはなかった仕掛けも登場した。 これに従い、一部ステージの設計や敵配置が変更されている箇所もある。 ハートが巨大化して取りやすくなった。一部ステージでは配置されているものも。 新しいボスとして【メカキャサリン】が登場。 これに伴い3-3の【ドン・チュルゲ】が6-3に移動。 【ヒーボーボー】とチョッキーの登場演出が追加された。 コースはコース単位で自由に選択できる。 スコアが追加。敵を倒した時などのスコア表示に色が付き、大きなスコアは文字サイズも大きくなる。 新アイテムとして抜くとライフを回復する「ハート大根」が登場。 ライフの上限が5になった。 全ステージに「Aコイン」という赤いコインが追加。全て集めると1UPし、集めたコースが記録される。 一部の地形の地面から顔が飛び出して跳ね上がる、壺の中身が拡大化されて賑やかな新BGMが流れる等、全体的にファンシーな作風へと変わっている。 クリア後に「ヨッシーチャレンジ」が追加。各コースに挑んで【ヨッシー】のタマゴを見つけるというもの。 タマゴはキノコと入れ替えで2つ出現するため、最大ライフは3と低めになる。ミスやワープをするとそれまでステージ内で持っていたタマゴを全て失うので、純粋なハードモードとして楽しめる。 『スーパーマリオUSA』『マリオブラザーズ』両方で高得点を獲得するとマリオのマークがつく。 追加キャラクター 【ビッグヘイホー】 【ビッグハックン】 【メカキャサリン】 【ヨッシー】 関連作品 【スーパーマリオUSA】 【スーパーマリオコレクション】 【マリオブラザーズ】 【スーパーマリオアドバンス2】 【スーパーマリオアドバンス3】 【スーパーマリオアドバンス4】 紹介動画 リンク 公式ホームページ 移植・リメイク 【バーチャルコンソール】2014/07/16に【Wii U】?向けに配信。 【ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online】2023/05/26から配信。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/information-ds/pages/17.html
スーパーマリオ64DS 発売日 2004年12月2日 ジャンル 3Dアクション+タッチペンミニゲーム 人数 1~4人用 DSダウンロードプレイ対応 2~4人対応 CERO 全年齢 JAN 49 02370 50969 4 (C) 2004 Nintendo. Nintendo64で発売されたソフトのリメイク。 1つのソフトで最大4人まで遊べる。 約123万本売上で、DS歴代24位。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3631.html
このページではこの項目では1996年に発売されたオリジナルのSFC版と、2023年に発売されたリメイクのSwitch版を紹介します(判定は共に「良作」)。 スーパーマリオRPG 概要 プロローグ ゲームシステム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 スーパーマリオRPG (Switch) 概要(Switch) SFC版からの追加・変更点(Switch) 評価点(Switch) 賛否両論点(Switch) 問題点(Switch) 総評(Switch) 余談(Switch) スーパーマリオRPG 【すーぱーまりおあーるぴーじー】 ジャンル アクションRPG 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 32MbitROMカートリッジ 発売元 任天堂 開発元 スクウェア任天堂 発売日 1996年3月9日 定価 7,500円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 4個 配信 バーチャルコンソール【Wii】2008年6月24日/900Wiiポイント【WiiU】2015年8月5日/943円(税10%込) 備考 SFC本体が4,000円安くなるクーポン券付 判定 良作 ポイント 任天堂×スクウェア奇跡のコラボRPGとマリオシリーズのアクション性を融合させた意欲作マリオシリーズのキャラクター性の原点RPGとしては易しめだが、アクション性は一部シビアな部分も マリオシリーズ 概要 『マリオシリーズ』の任天堂と『ファイナルファンタジーシリーズ』のスクウェアがタッグを組んで作ったマリオシリーズ初のRPG作品。 現在と比較して珍しかった大手メーカー同士のコラボレーションや、パックンフラワーが歌い踊るCMは当時のユーザーに強いインパクトを与えた。 ポップでかわいらしいキャラクターによるアクションゲーム制作を得意とする任天堂と、シリアスで骨太なシナリオのRPGをお家芸とするスクウェア。 双方のカラーが存分に発揮されつつも上手く絡み合い、マリオシリーズらしさを保ちつつ独特なテイスト溢れる作品に仕上がっている。 プロローグ 平和なある日。マリオの家に遊びに来ていたピーチ姫を、いつものようにクッパがさらって行きました。いつものようにマリオがクッパ城に向かいクッパと対決、いつものようにピーチ姫を助けます。 その時、天空から現れた巨大な剣が空を引き裂き、クッパ城へ突き刺さりました。その衝撃でマリオたちは散り散りになってしまいます。 あの剣は一体?ピーチ姫はどこへ?新たに出現した見た事もない敵は…?真相を突き止めるべく、今までにないマリオの新しい冒険が始まります。 ゲームシステム マリオらしいアクション性を重視した作りになっており、移動中のフィールド内ではBジャンプやYダッシュなどのアクションが可能(とある場面ではおなじみテクニックの一つ「しゃがみ滑り」もできる)。ジャンプして障害物や段差の上に乗ったり等、お馴染みのアクションを従来どおりの感覚で違和感なく出せる。 またフィールド上のギミックもマリオ由来のものに置き換えられている。 例えば本シリーズの宝箱は頭上に浮くハテナブロックであり、下からジャンプして叩いて開ける。アイテム、装備、コインの他、本作では体当たりによりエンカウントなしで敵を倒せる(経験値も通常通り加算される)スターといったマリオならではのものもある。 ジャンルはアクションRPGだが、戦闘はコマンド式のターン制バトル。一方でタイミングを合わせてボタンを押したり連打することによって、攻撃の威力が強くなったり敵からのダメージを防げるという形で、若干のアクション性を持たせている(アクションコマンドと呼ばれる)。武器や技などによってタイミングが異なる為、決して単調な戦闘にはならない。 敵の中には攻撃のコマンドを成功させない限り、一切ダメージを与えられないものもいる(テレサ等)。また防御時にボタンを押した時でも、タイミングが概ね合っている場合の普通の防御と、完璧にタイミングが合った場合ダメージを完全に0にする「ジャストガード」の2種類がある。一部の敵の即死攻撃は普通のガードだとHPが1まで減少するが、ジャストガードだとこれすらノーダメージで切り抜ける事が可能な為、習熟する意義は非常に大きい。 このシステムは後続のマリオシリーズのRPG作品はもちろんのこと、のちの任天堂RPG作品の一部、スクウェア系列作品でも『FFVIII』『LRFFXIII』や『キングダム ハーツ Re コーデッド』などに導入されている。 消費アイテムを使用した際、一定確率で「当たりが出たのでもう1コ!」というメッセージが挿入され、アイテム消費がチャラになる事がある。 種類など制約は無く、消費アイテムであれば全アイテムが対象となる。 特定の敵を倒すと、トドメを刺したキャラを対象に「HP全快(HP MAX)」「攻撃or防御上昇(ATTACK UP!)(DEFENSE UP!)」といった恩恵をもたらすボーナスフラワーが出現する事があり、戦闘を有利に進めることが出来る。 「LUCKY!」のボーナスフラワーを取得すると、戦闘終了後に選択次第でミニゲームが始まり、その結果次第で取得経験値が変化する。 シンボルエンカウント方式だが、マリオを積極的に追跡してくる敵シンボルはほとんどおらず、ジャンプとダッシュによる高い機動力のお陰で他作品のシンボル方式より戦闘を回避しやすい。 一定時間無敵になるアイテム「スター」を取って敵のシンボルに体当たりすると敵シンボルを吹き飛ばし、その度に一定の経験値を得られる。本家のスターの爽快感をシンボルエンカウント式RPGに落とし込んだユニークなシステム。 レベルアップすると、ボーナスとして任意の能力値を更に上昇させられる。ステータスはHP、物理攻撃/防御、魔法攻撃/防御の3種類から選択できる。 攻撃系のパラメータは物理・魔法を問わず一度に2~3上がるケースもある。その気になればレベルアップボーナスを1種類で縛るプレイングも可能だが、本作のレベルは最大30までであり、どの値を上げるかの選択は地味に重要なポイントとなる。 A・B・X・Yボタンをそれぞれのコマンドに当てはめた、特殊な戦闘コマンド選択方式。 Aが通常攻撃でBが防御・逃走。Xがアイテムで、Yがスペシャル技(特殊技、いわゆる魔法)となっている。 変わっているのは、それ以降のアイテムや技選択も同じボタンで行う点。例えばXでアイテムコマンドを選んだ際は、その後どのアイテムを使うかの決定ボタンもXボタンとなり、それ以外のボタンはキャンセルボタンになる。 近代では『エストポリス伝記』シリーズや『英雄伝説 閃の軌跡』シリーズなどの戦闘にもやや似ているが、選択ボタンを縛らないという点ではやはり後の『マリオ ルイージRPG』シリーズにおけるUIの原点でもある。 美しいグラフィック 『スーパードンキーコング』シリーズの流れを汲む、3Dのプリレンダで描かれた美しいグラフィックも特徴。キャラクター達がクォータービューで描かれたマップを舞台に所狭しとアクションする。 + 仲間キャラについて マリオ 常にプレイヤーが操作する主人公キャラ。本作のマリオはいわゆる「無口主人公」を意識したのか、言葉を発する事が無い。(*1)その分、豊富なアクション・リアクションで感情表現や意思表示を行っており、コミカルな動きも相まって十分に個性づけられている。 本作では「世界的に有名」という設定があり、各地でジャンプや遊び相手をせがまれたり、ジャンプで身分の証明ができたり、遠く離れた雲の上の国にまで噂程度とはいえ伝わっていたりする。キノコ城あたりではすっかり顔馴染みである。彼本人も事ある毎に真っ先に飛び出そうとして仲間に諌められたり、子供にバカにされてムキになったりと、良くも悪くも直情的な熱血漢として描かれている(*2) 高めの物理攻撃、防御力、HPを筆頭に、バランスの取れた主人公らしい能力値。しかし意外にも初期防御力は「0」というある意味脅威の数値。 但し、レベルアップ時のボーナスは物理系能力が上がりにくい。 一方で覚えるスペシャル技は全てジャンプと炎の属性を持つ攻撃系の技という、とことんまで攻撃性能に特化したキャラとなっている。 しかも本作はタイトル通りマリオをパーティーから絶対に外せない事もあって、どんな戦略をとるにも彼の存在が大きなウェイトを占める事になる。 彼が覚えるスペシャル技の中でも「スーパージャンプ」は、目押しのコマンド入力次第ではあるが最大100回まで連続で敵を踏みつけ攻撃できる事で有名。 マロ どう見てもカエルではない自称カエルの子。泣き虫だが健気で真面目な性格。マリオの最初の仲間キャラであり、時に逸りがちなマリオを諌めたりと良き相棒的な存在。序盤暫くはマロとの2人旅なので、彼の出番はパーティの中でも多め。 HPや物理攻撃力はやや控えめな代わりに、様々な魔法、もとい攻撃的なスペシャル技を使える魔法使い型キャラ。雷と氷の属性を操る。 性能的にはかなり強い方だが、FPを大量に消費しやすいのが欠点。 レベルアップ時のボーナスをHPや物理系能力に振った際の能力上昇が大きいので、万能キャラに育てる事も可能。 (ネタ的な意味で)彼の真骨頂と言われているのが、敵の残りHPを見るスペシャル技「なにかんがえてるの」である。コマンドを成功させるとその敵の心が読めるというおまけ要素があるのだが、その内容がいろいろとぶっ飛んでいる。詳しくは賛否両論点を参照。 ジーノ 今回の騒動が原因で破壊されてしまった「スターロード」の欠片を集めて修理すべく、ヒーロー人形「ジーノ」に宿った夜空の世界の住人。正体は小さな星の姿をした精霊で、知的でキザな二枚目。 任天堂のファンシーさとスクウェアのクールさが絶妙にミックスされたそのキャラクターは本作オリジナルキャラの中でも非常に高い人気を誇り、版権上ほぼ不可能でありながらも他作品へのゲスト出演を望む声が多い。 装備武器はロケットパンチや腕を銃に変えるもの等、他のキャラに比べて近未来的な武器が多い。素早さは全キャラ中トップであり、戦闘では先手を取りやすい。攻撃力も高めだが、その代わりやや耐久に欠ける。 スペシャル技も攻撃系の技が多いのだが、それに加えて本作唯一の能力上昇系の補助技「ジーノウェーブ」を持つ。 特筆すべきは「ジーノカッター」。コマンドを成功させた場合いわゆる雑魚敵にだけ効く(*3)即死効果が発動する技だが、画面のフラッシュ後に9999とカンストダメージの値が表示されるという成功時演出は当時のプレイヤーを大いに興奮させた。 クッパ ラスボスという立場上これまではあまり目立った活躍や出番がなかった彼だが、本作では「ラスボスに居城を奪われた大王」という立ち位置となり、今までの作品では見られなかった多くの一面が描かれるようになった。 やや間抜け気味で、事あるごとに凹んでいたりとヘタレな部分が多いが、所々で親分肌を発揮したり、マリオとは協力体制を敷きつつ反目する事を忘れなかったりと、パーティー内でも屈指の人間味のあるキャラ付けは多くのファンからの好評を得ている。 一人称は「ワガハイ」と尊大な大魔王にふさわしいものが設定され、本作以降のシリーズ作品でクッパが喋る際は概ね引き継がれている。セリフはひらがなとカタカナが混在した、独特なものになっている。 ステータスはマリオ以上の物理ファイター系だが、魔法攻撃に関するステータスや素早さはかなり低い…という見た目通り両極端な性能。それらの欠点も本作では装飾品でかなり補える為、頼れる前衛(壁)キャラとして活躍するだろう。 素の攻撃力が高い所為か、装備可能な武器の性能は他キャラと比べると大分控えめであり、最強武器でも+40程度の攻撃力しかない。 攻撃特化キャラかと思いきや、スペシャル技は「ダメージに加えて相手に状態異常を与える」という性質のものが多い。ダメージソースとしては正直微妙だが、特に「恐怖」の異常状態を与えられる「きょうふのしょうげき」は優秀な補助技として役立つ。純粋な攻撃系スペシャル技も一応存在するが、魔法攻撃力が低い彼の場合、通常攻撃で殴る方がダメージ効率は良い。 意外にもレベルアップ時のボーナスは魔法系の能力が上がりやすいので、バランス良く上げて万能キャラにする事も可能。 終盤のあるダンジョンで彼を戦闘メンバーに入れていると、一部のモンスターが戦闘開始直後に動揺して逃げるという小ネタがある。逃げた敵からは経験値やコインが貰えないので、若干損する要素でもあるが。 ピーチ これまではさらわれヒロインとしての描写が大半だった彼女も、本作においては同ポジションながらも様々な性格付けがなされ、後の作品の基盤となった。 冒頭ではクッパに、それ以降はブッキーに振り回されたりとかなり波乱な経緯を経て仲間になるが、明るく御転婆ながらも思慮のある振る舞いは、姫キャラというより正統派ヒロイン色が強く押し出されている。自身の容姿に対してナルシストな一面も持っていたりする。 ステータスは魔法寄りのバランス型。加入直後こそHPや物理攻撃力が低いもののレベルが上がるにつれて改善していく。魔法寄りの性能ではあるが、屈指の威力を持つ最強武器を装備すれば、通常攻撃においても相当な強さを見せてくれる。 覚えるスペシャル技は、回復系に関しては完全にマロの上位互換。強力な単体回復から全体回復、蘇生までこなせてしまう。しかもいずれの技も消費FPが非常に低く、パーティーに入れておけば継戦能力が桁違いに高くなる。 敵に眠りや沈黙のステータス異常をもたらす補助技や、1種類だけとはいえ無属性・高威力の全体攻撃技も覚える為、どんな相手に対しても器用に立ち回る事が可能。 評価点 マリオシリーズならではのアクション性を活かした作り。 シリーズを活かすという意味ではこの上なく最適な作りであり、単純にキャラクターをマップで動かしているだけでも楽しい。 シリーズのお約束を覆す意表を突いたシナリオ設定と、丁寧なキャラクターの作り。 「いつものように」クッパを倒し、「いつものように」ピーチ姫を助けにゆく……という序盤の展開は、シリーズお約束展開のメタネタ(*4)。そして「いつものように」クッパを懲らしめてピーチ姫を救いめでたしめでたし……と思いきや、マリオワールドそのものの侵略を目論む強大な敵が姿を現すという、意表を突いた展開になっている。この序盤の展開は後のRPGシリーズの多くにも新たな「お約束」として概ね引き継がれている。 クッパ城に刺さった巨大な剣をはじめとして、RPGには欠かせない剣や槍と言った武器をモチーフにした敵役もほどよい異物感を持ち、「異世界からの侵略者」という本作の悪役に最適な存在と言える。敵の異質さもまた、いつもとちょっとちがうマリオの冒険を演出しており、後のマリオRPGシリーズの中でも際立って異色な趣を放っている。 そんな敵の異質さとは裏腹に、大半はマリオシリーズならではのほのぼのとした世界観を尊重しており、明るく暖かい雰囲気で綴られるストーリーが高く評価されている。 侵略者たちの大半が外見や言動に武器の冷たさ・怖さを感じるどころか非常にユーモラスで、敵組織の勢力図が完全に製造部門の上下関係そのものだったり、出世に命をかけるサラリーマンの鑑や「この世の悪を守る悪の戦隊」が存在するなど、非常にユニーク。 この侵略者とは一切関係ない敵キャラクターも存在するが、「胡散臭い外人訛りでしゃべる泥棒ワニ」「茄子に手足が付いたような見た目のボムへい職人(*5)」「思考や言動が滅茶苦茶な髭面のオヤジ」「高飛車な鳥人と丸々太った鳥のコンビ」など、こちらも負けず劣らずインパクトが強いキャラばかり。 仲間キャラ4人の活躍も大きな見所。マリオシリーズに登場していたキャラのさらなる魅力を引き出すなど、本作が後のシリーズに及ぼした影響は大きい。彼ら以外のサブキャラクターも魅力的なキャラが多い。 敵として対峙するキャラクターも例外ではなく、一部例外を除けば戦闘後も各地で再会可能。中にはミニゲーム等で遊んでくれるキャラもいたりする。 多数の細かい遊び要素 「ある道具屋の棚の上に乗ると決めポーズをとって店主に叱られる」「オルガンの上に乗ると滅茶苦茶な音が鳴ってこれまた叱られる」「初回のイベント後大臣に何度も話しかけるととっとと行けと言われる」…などなど、各地でプレイヤーがとるであろうお遊びに対する反応がちりばめられており、影ながら冒険に彩りを添えている。 手の込んだケースとしては、「ある村のホテルのスイートルームに所持コイン以上分の連泊をしてしまうと、その分ホテルでアルバイトをさせられる」というものがある。イベント中はホテルから出る事はおろかセーブすらできない(*6)が、この際にマリオがもてなした客からチップとしてアイテムが貰えるので単なるマイナス要素に終わっていないのもポイント。 任天堂ゲームからのゲストやFFシリーズなどのパロディも多く、マリオシリーズでも異色の作品と言える。 ある施設内のベッドに「リンク」「サムス・アラン」が寝ているという、サプライズ的なゲスト出演もある。 サムスは話しかけると「…オモロイド……」という『メトロイドII RETURN OF SAMUS』のCMを元にした寒スな寝言を聞ける(*7)。彼女は限られた期間しか登場しない為、見落としてしまうプレイヤーが多かった。 リンクに話しかけると、お馴染みのあの謎解き音が流れる。こちらはサムスと違いずっと同じ場所で寝続けている。 このほか、あるダンジョンには入り口のカウンターにFF6の魔導アーマーの模型が飾られていたり、最上階にあるおもちゃ箱にファミリーコンピュータロボットやディスクシステムのディスくん、ワイルドトラックスの機体「F-TYPE」、サムスの人形が置かれているなどのゲスト要素が存在する。 「なにかんがえてるの」で表示されるメッセージについては好評なものもあれば癖が強いものも多い。詳細は賛否両論点を参照。 ラスボス以上の強さを持つ裏ボスも存在するのだが、強さ以外の面でもインパクトが強く、現在も語り草となっている。 + 裏ボスの詳細 「クリスタラー」という名前のこの裏ボスはFF要素がてんこ盛りで、一人だけFF風のグラフィックでFF4のボス戦BGM「バトル2」のアレンジが流れ、バトル勝利時にはFFの勝利ファンファーレ、バトル後に「プレリュード」まで流れる拘り様。 喋り方も見た目に違わず非常にシリアスなのだが、「なにかんがえてるの」で心を読んだ時のメッセージが噴飯もので必見。 勘違いされやすいが、本作オリジナルのキャラクターであり、FFシリーズには一切登場していない。 デザインは当時FFシリーズのモンスターグラフィックを担当していた野村哲也氏本人によるもの。 ミニゲームが非常に豊富で、必ずプレイするものから寄り道的なものまで沢山存在している。 全体的に完成度が高いものが多く、特に「ばくれつカブトムシ」というシューティング風のミニゲームは単純なルールとシンプルなゲーム画面ながら中毒性が高く、人気が高い。 ミニゲーム以外でも、オプション画面の隠しコマンドやセーブ画面で何度もNOを選択していると怒るマリオなど、小ネタ要素がだいぶ多い。中にはとあるダンジョンで突如、昔なつかしのFCドット絵化してしまうマリオなんてネタも。 下村陽子氏によるBGMも高評価。 マリオシリーズのイメージを壊さない質の高いオリジナル曲がそろっており、特にダンジョンの「ハナチャンの森」で使用されたBGM「森のキノコにご用心」は作中屈指の名曲として名高い。 本家マリオシリーズの曲も随所でアレンジされて使用されており、古くからのファンをにやりとさせてくれる。 賛否両論点 RPG部分の難易度が全体的に低い。 全滅時のペナルティはほぼ無いに等しい。最後にセーブしたポイントまでストーリー進行度が戻されるのだが、一方で経験値やステータス、所持コインなどは全滅時のままキープされる。取ったアイテムなどはリセットされ巻き戻るため宝箱の中身も元に戻るのだが、スター入りの宝箱も復活する。 全滅時の処置はおそらく『ファイナルファンタジーVI』が元になったのであろうが、こちらは一応ペナルティはあった。 非常に軽いFPで扱えるピーチ姫の強力な全体回復技&復活技や、たった5コインで買える(*8)完全蘇生アイテムである「ふっかつドリンク」など、全体的に回復手段がやや手軽かつ強力すぎる感がある。 全員のHPとFPを全快させる最強回復アイテム「ケロケロドリンク」が、序盤からそこそこの頻度で拾える上に、ゲーム終盤では条件付きかつ高額ではあるが店売り品にもなる。 他にも「戦闘不能は戦闘が終了すれば自動的にHP1で復活できる」「レベルアップ時にHPが全回復する」「ダンジョンの途中にHP・FP全回復の宝箱が用意されている」(ただし使い捨て)等、戦闘面ではかなり余裕を持ってプレイできる仕様である。 攻撃用アイテムも、無属性でかつ敵全員に標準で200、カタクナール状態の敵にも確実に100の固定ダメージを与える「こんぺいとう」を筆頭に、複数入手しやすくなおかつ強力な要素が多い。 上記のボーナスフラワー効果にも含まれる、あらゆる攻撃の与ダメージを1.5倍に増やす(*9)ツヨクナール状態や、あらゆる被ダメージを半減するカタクナール状態が非常に強力でありながら、これらの効果を与えるワザや消費アイテム、戦闘開始時に自動付与するアクセサリまで存在し、上手く利用すれば通常プレイは勿論、単純な低レベルプレイ程度ならそれほど支障なく達成可能な程である。 ゲーム全体でボスキャラのステータス、特にHPが低く設定されているものが多く、ゲーム後半ともなると、味方側の攻撃力にボス側の耐久力が追い付いていない傾向にある。 ラスボスや隠しボスを除けばボスキャラのHPは3000未満で統一されており、ラスボスの直前のボスですら攻撃は激しいがHPは2000未満とかなり低い。 これらの低難度化要素は、マリオシリーズという万人向けゲームシリーズのRPG化であり、初心者にもプレイしやすい難易度を想定しなければならない為やむを得ない一面もあることは否めない。 とはいえ後半になるとザコ・ボス問わず、強力な全体攻撃や即死技、ツヨクナールやカタクナール効果による自己強化、状態異常を扱う敵が増えてくる。 HPそのものは低いが防御力が高くダメージが与えにくい。複数のボスが徒党を組んでいる。補給無しで異なるボスとの連戦となり総合的にはHPが多い。といった要素で難度を底上げしてくるボスも存在するため、個々の戦闘が極端にぬるすぎるということは決して無い。 また敵が使ってくる状態異常も、後半では基本自然治癒せずコマンド自体が制限されるという厄介な物が多くなってくる(*10)為、本作ではそういった濃いバトルに対してバランスを取っている傾向がみられる。 一部ゲームバランスを崩壊させるほどの性能を持つ武器・防具が存在する。以下が一例。 セーフティーリング 説明には「一撃死をふせぐ」と書かれているが、実際は即死攻撃だけでなく全ステータス異常と属性ダメージも無効化と、とてつもなく強力な性能を有する。発見が難しい隠され方ではあるものの、場所さえ分かれば中盤で入手できてしまう。 ひまんパタこうら(武器)・フライパン それぞれマリオとピーチの最強武器で、攻撃力は90と全武器中ブッチギリの一位。ひまんパタこうらは入手に手間が掛かりダメージのムラが大きいという難点があるが、基礎の威力が充分高いので一気に与えるダメージが増える。フライパンは入手場所さえ分かれば容易に入手可能で、ダメージのブレもひまんパタこうらより小さい。 どちらも本来のストーリー進行とは外れた箇所での入手になる為、隠しアイテムのような立ち位置ではある。 マリオの二番目に強い武器はラストダンジョンで、ピーチの二番目に強い武器はその直前のダンジョンで他キャラの最強武器と共に手に入る(攻撃力はいずれも70)。クリア時にはそれらを装備している事を想定してバランスが調整されているのではないかと思われる。 ひまんパタこうら(防具) 上記した同名の武器とは別アイテム扱いになっており、こちらは防具。攻撃力・攻撃魔力・素早さが激減してしまうデメリットはあるが、誰でも装備でき、全ステータス異常と属性ダメージ無効に加え最強の防御力を誇る。アクセサリで即死耐性を補えばセーフティーリングと耐性面も互角となり、ピーチに装備させると全滅する方が難しくなる程の不沈艦と化す。 ジャンパースカーフ マリオ専用アクセサリー。効果は攻撃・防御・魔法攻撃・魔法防御・素早さが各30ずつ上昇し、即死耐性付与と極めて強力なバフを持つ。 一方で、入手条件は「マリオのスペシャル技『スーパージャンプ(*11)』の追加入力を1ターンで30回連続成功させる」とそれなりにシビアであり、かなり入手難易度は高い。それ故のごほうび性能と言える。 ばっちいパンツ 序盤から中盤に差し掛かるといったタイミングで買える全キャラ装備可能な防具。そのふざけた名称や、同じショップで買えるマロの「ばっちりパンツ」と一文字違いな用途不明なネタ装備…と思われがちだが、防具としては珍しく攻撃力、魔法攻撃、素早さまで上げるという、非常に汎用性の高い高性能装備となっている。 クッパに至っては全ての専用装備よりばっちいパンツの方が上であり、ばっちいと言うことに抵抗が無ければ加入からずっと装備もアリなほど。 一方アクション・パズル部分は全体的に難易度が高め。 一番の原因は、本作のフィールドが当時でも数少ないクォータービュー(画面手前から菱形の様に広がる斜め視点)描写である事。それでいて、十字キーを押した通りに8方向に移動できる(*12)。そして足場の配置などは斜め方向が基準になっている。好きに動き回れる街中等はともかく、アクションマップでは「十字キー斜め押し+B」で精密なジャンプを要求される部分が多々ある。 「ちんぼつせん」ではある地点を通過する為に必要なパスワードのヒントを得る為に、6種類の仕掛けを解く事が求められる(*13)が、いずれもシビアな攻略難度を有している。しかも仕掛けの1つである「立体迷路」は大人でも攻略にてこずるケースが見られる程。 後半のダンジョン「マシュマロの国への道」では空中に浮かぶツタをジャンプで飛び移りながら登っていくという、本家マリオシリーズ顔負けの非常に難易度の高い操作を要求される。クォータービュー独特の距離感・位置取りの掴みづらさも合わさり、下手すると本家以上の苦戦を強いられるプレイヤーも。 終盤のクッパ城ではバトル・パズル・アクションの3系統のコースが2種類ずつあり、計4つをクリアしないと先に進めない。パズルコースは石取りゲームや推理クイズのような一筋縄ではいかない高難度なパズルが多く、アクションコースは精密なジャンプ操作が要求される。 街と街のつなぎにアクションマップが挿入されている事が多く、最初はアクションマップをクリアしないと次の街へ行けない。アクションが苦手な人にとっては本作最大の批判点であろう。一度でもクリアしてしまえばワールドマップから直に行けるようになるのが救いか。 また街マップも、きちんと特定の出口から出ないとワールドマップが繋がらず、次のマップへ行けない。 気付いたり知ってさえいればどうという事は無いが、初見だと非常に気が付きにくい。 レアアイテムが貰えるミニゲーム・やり込み要素のアクション部分は本当にシビア。失敗しても何度でもやり直せるのが、せめてもの幸いではあるのだが…… 特に「スーパージャンパー」というアイテムはRPG全体で見ても屈指の入手難度を誇る。条件そのものはシンプルで、前述の「『スーパージャンプ』を1ターンで100回連続成功させる」というもの。「ジャンパースカーフ」の条件からさらに+70回分増えた形である。 …と、これだけ見れば単純な条件なのだが、つまりは、目押し系のアクションコマンドを100回連続で成功させなくてはならない。とんでもない長丁場で、タイミングも回数が伸びるにつれシビアになっていく。(*14)かなりの集中力が要求されるのは言うまでもない。 このアイテムの存在自体はこれをくれるキャラが示唆している。達成できずに泣く泣く諦めたプレイヤーも多いのでは?せめて累計ならよかったのだが。 一方で、その性能は前述の「ジャンパースカーフ」をさらに上回り、全員装備可能な防具で、攻撃・防御・魔法攻撃・魔法防御が各50上昇、素早さが30上昇、全属性攻撃無効化、全ステータス異常に耐性付加というぶっ壊れ性能。これ1つで他の防具が一切要らなくなるほどの性能を誇る。もちろん1点ものなので使えるのは1人だけだが。 ミニゲーム「ばくれつカブトムシ」の操作性 ゲーム自体の完成度はシンプルながらも高く、本編を忘れて熱中しかねない中毒性も持つが、レバガチャを頻繁に強いる操作体型である為、長く続けているとコントローラーや指(手)を痛めかねない。適度に休憩をしながらのプレイをおすすめする。 連射パッドを使用するとゲーム性が劇的に変化すると評してもいい程楽になるのだが、その為かゲーム中では連射パッドの使用を咎めるメッセージが存在している。 たとえ連射パッドを使用しても、単純に押しっぱなしにするだけではスコアが思ったほど伸びない。ハイスコアを狙うにはどちらにせよ連鎖がうまく繋がるよう調整し続ける必要がある。 マリオをパーティから外せない為、キャラチェンジは実質2席で行う事になる。 パーティ編成の自由度に乏しい側面は否めないものの、アクションマップはマリオのジャンプ力ありきの地形なので仕方ない部分もある。戦闘のバランスも3人のうち一人はマリオで固定という前提の元に練られており、マリオが外せないことで困るといった場面は無い。しかしマリオのスペシャル技の属性「炎系」「ジャンプ系」は弱点の敵に比べて無効化する敵がやや多く、スペシャル技の汎用性はやや低め。 味方のマロの技「なにかんがえてるの」のコマンド成功時に表示されるメッセージは癖の強いものが多く、様々なアニメ・漫画作品のパロディも散見される。ファンからは技名をもじって「スタッフはなにかんがえてるの」と揶揄されている。 本作の発売時もアニメが放送中であった『新世紀エヴァンゲリオン』など、ごく近い年代の作品を元ネタにした時事パロディも多い。 また、マメクリボーに対して使用した際のメッセージが性表現を連想させる代物になっているのも有名である。 元々ファミリー向けの印象が強かったマリオシリーズのイメージを大きく逸脱したこれらのネタに爆笑する人もいれば、「ふざけすぎではないか」という声ももちろん存在している。 コインのMAXが999しかないため、普通にプレイしていると、わりと簡単に上限に達してしまう。 その分RPGとしては物価が安めなので、買い物に困ることは無いが。 問題点 アイテムの所持可能数が少ない。 装備・アクセサリ欄の空きスペースは30枠。これは型落ちの武器防具のこまめな売却を心がければまだ問題ないのだが、アイテム欄の空きスペースは29枠(30枠のうち1枠をゴミ箱が占有)しかなく、その上ごく一部のアイテムを除き「預ける」「まとめ持ち」といった概念は存在しない(例えばキノコを5個所持したい場合、キノコで29枠のうち5枠が埋まってしまう)。 また、宝箱を開けた時にアイテム欄が29枠埋まっている場合、取得アイテムか手持ちのアイテムから1つを選んでその場で捨てなければならない。「所持アイテムがいっぱいなので宝箱に戻す」という選択ができないのも手痛い。 またサブイベントに必要なアイテムや一品物の限定品であっても、売却・破棄が可能であれば同じアイテム欄で管理されるため、アイテム欄の空きのために捨てたり売ったりすれば当然イベントは進行不能に。特にヨッシーレースに挑む際などに貴重なアイテムを泣く泣く手放す破目に陥るケースも珍しくない。 そもそもそういった手放すのが惜しまれるアイテムが、売却・破棄できてしまう事自体が、マリオシリーズとしてはやや不親切と評さざるを得ない。 一応別枠で「だいじなもの」という項目もあるが、そこに入るのは本当にごく一部の失くすとメインストーリーの進行に支障が出るアイテムだけである(扉のカギなど)。 装備品の性能に関する説明が不足気味。 装備・アクセサリの付け替え画面で表示される情報は、4つのステータス数値(攻撃・防御・魔法攻撃・魔法防御)の増減だけな上に説明文は抽象的な感想のようなものしか載っていない物まで含まれる(素早さの変化は装着前後でステータス画面を見なければ把握できない)。 このため、これらのステータス補正が無いアクセサリーは一見すると何の効果もないように見えてしまう(例えば「パタパタくんしょう」というアクセサリー(*15)の解説は「君のパタパタ力がアップ!」など全く意味不明)。 ゲーム後半のアクセサリには「属性ダメージ半減・無効」「戦闘開始時ツヨクナール・カタクナール効果付与」「即死攻撃耐性(*16)」といった超強力な効果を持つにもかかわらず効果の詳細が伏せられているアクセサリーが複数存在し、攻略本等の情報を仕入れない当時のプレイヤーがどれだけその性能を知り得たのか…。 タイミング系のアクションコマンドの判定が分かりづらい。 アクションコマンドで一番多いのがこの「特定のタイミングでボタンを押す」というタイミング系なのだが、 どのタイミングで押せば良いのかという説明がゲーム中に無い 。基本的には「攻撃がヒットした瞬間」なのだが、たちの悪い事に例外が少なからず存在する。 スーパージャンプの成功判定も例外の一つで、何故か成功タイミングが踏んだ時ちょうどではない。そのため、目押し以前にタイミングを勘違いしたまま散っていったプレイヤーは数知れず。 「ジーノカッター」のタイミングは、説明書では「カッターが当たる直前」と記載されているが、これは「敵にカッターのエフェクトが重なった瞬間」ではなく、カッターが画面外に消えて敵にヒットエフェクトが出る直前である。確かに言われればそうとも読めるが紛らわしい。 アクションの成功判定は「通常」と「ジャスト」の2段階に分かれている。アクションが成功したかどうかは音や動作から容易に分かるものの、ジャストと通常との違いはダメージを見ないと判別できない。 相手の攻撃によるダメージを軽減させる「アクション防御」は、初見ではタイミングがわかりづらい(★が飛び散る直前が防御タイミング)。そもそもアクション防御ができない技も多い(*17)のだがこれも説明がない。 アクションコマンドとは異なるが、ヨッシーレースの加速のタイミングも掴めない人が多かったようだ。BGMに合わせるのが正しいのだが、ヨッシーの動きとBGMが微妙に連動していないので、画面を見ながら操作すると混乱しやすくなる。 一部仲間キャラの性能に問題アリ。回復技を持つ2名であるマロとピーチ姫の、性能面において大きな格差が見受けられる。 + 詳細 マロは俗に言う魔法使いタイプのキャラクターで、回復技は単体対象の「かいふくシャワー」(まほうのつよさ10)しか習得しない。また、腕力も魔法使い相当かつ武器の性能も今一つのため、FPを消費しない通常攻撃力は全メンバー中最低である(*18)。 その反面、強力な全体スペシャル攻撃を習得する…のだが、スペシャルわざ発動のリソースであるFPは極限までやり込んでも最大値が99とかなり低い(冒険道中では当然、最大FPは99よりかなり低い状態である)。マロは対大群相手の短期決戦性能こそ優秀だが、高位の全体攻撃技は消費FP12以上という高燃費であることが追い打ちとなり、大技を惜しまず連発した場合はたった数回使うだけでFPが枯渇してしまう。この為マロはゲーム後半の、特に単体ボス相手の長期戦性能が決定的に乏しい。 この高い燃費をアイテムで賄う場合、FP回復のシロップ系アイテムの消耗も加速してしまう。本作のアイテム所持可能数は先述の通り少なく、シロップばかりを持ち歩くわけにもいかないため、ショップでこまめな補給が求められる。そのうえ、手軽に調達できる「メイプルシロップ」の回復量はFP40と、大技換算ならばおよそ3発分にしかならないため心許ない。 FPが「全員で共有」という点も問題で、これにより他キャラのスペシャル技分のリソースを食ってしまうという欠点まで生まれてしまっている。逆に言えば、他のキャラがスペシャル技を使ってしまうと、ただでさえ数回で息切れを起こすマロのスペシャル技を使う回数がさらに減る。 消費FPを半減させるアクセサリーもあるのだが、当然ながら防御力や耐性とのトレードオフになる。 このように、本命のスペシャル技も数回で息切れを起こし、長期戦が苦手な上シロップが尽きれば頼りない通常攻撃しか残されていないため、扱いづらいと感じるプレイヤーが多くなるのは理解していただけるだろう。 一方でピーチの回復技はマロと比べ物にならないほど極めて高性能。 初期回復技「いたいのとんでけ」は、消費FP2(かいふくシャワーと同じ)でまほうのつよさ40+状態異常もついでに治療と、かいふくシャワーの完全上位互換。 同じく初期回復技「みんなげんきになあれ」は、消費FPたったの4でまほうのつよさ30+状態異常治療を全体がけという驚きの高性能。もちろん移動中も使える。(*19)戦闘に起用せずとも、ピーチの存在は移動中のHP回復アイテムの出番をほぼ奪い去ると言える。 さらに、戦闘不能の味方単体の蘇生が可能な「おねがいカムバック」は、FP消費たったの2!加えて、通常でもHP半分回復だが、アクションコマンド成功ではなんとHPが全回復する。アクションの入力タイミングもかなり容易であり、ピーチが倒されない限り敗北しないと断言できるレベルである。前述のひまんパタこうら(防具)を装備しておけばさらに盤石。 この状況をドラクエで例えるならば、消費MP2のホイミと鞄内の限られた回復アイテムでやりくりしていた所に、「消費MP2のベホマ」と「消費MP4のベホマラー」と「消費MP2のザオリク」の使い手が加入するに等しく、状態異常治癒も回復と同時にこなすためこの例えの更に上を行く異常事態といえる。 上記だけ見ればピーチは回復特化キャラにも見えるのだが、それだけではなく武器を整えれば攻撃面でもかなり頼れる万能タイプである。 ピーチの最強武器は、手順さえ知っていれば入手が容易&マロの最強武器よりも遥かに高性能であり、通常攻撃も高水準に強化される。 極めつけに終盤、燃費はFP15と重いものの、まほうのつよさ60の無属性全体攻撃技「ヒステリックボム」も習得してしまう。ピーチの魔法攻撃力の高さもあって十分な威力が出るため、通常攻撃力に加え雑魚散らし適正も獲得し、いよいよ一切の隙が無くなる。 これらの超性能により、一部プレイヤーからは「ピーチがバランスブレイカー級に強い」との評価も挙がる程の強さを有している。 ピーチを起用するか否かで、強敵相手の安定感や回復アイテムの消費速度等、冒険の難易度が目に見えて変わってしまう。そのためマロはどうしても影が薄くなってしまいがち(マロが弱いというよりは、ピーチがあまりにも強すぎてマロが見劣りしてしまう)。 ただ、マロが全然使えないキャラかと問われればそうとも限らず、むしろやり込んだプレイヤーからはかなり強いと評される性能は有している。 マロは雷・冷気属性のスペシャル技を扱えるため、敵の弱点属性を把握し的確に弱点を突けば、瞬間火力には目を見張るものがある。 「ユキやこんこん」といった高位スペシャル技以外は比較的コスパに優れ、特に消費FP2で扱えてエフェクトも短い全体攻撃「でんげきビリリ」による低コスト雑魚殲滅力は唯一無二である(他のキャラで同等以上の威力の全体攻撃をするために必要なFPは、最低でも10。でんげきビリリは威力は低いが小粒な雑魚をまとめて蹴散らすには十分な火力)。 先述の通り、本作の難易度はかなり低めに設定されているため、バランスブレイカー級の性能を持つピーチといえど「絶対不動のエースキャラ」というわけではない。雑魚戦での群を抜いた殲滅力を有するマロを状況に応じて優先する選択肢も十分にあり得るため、ある種絶妙なバランスが取れているとも言える。 また、「なにかんがえてるの」で表示されるテキストも全敵に個別に設定されているなどやり込み要素にも一役買っている。 上記以外では、クッパも「専用装備品の攻撃力・防御力が貧弱すぎる」という弱点を抱えている。 クッパ最強武器の「ドリルクロー」の攻撃力は、なんとピーチ最弱武器「ビンタグローブ」と同じ40。最強防具の「ヒールシェル」の防御力・魔法防御力も、他のキャラクターの最強防具の半分程度の数値しかない。 クッパは攻撃力と防御力の初期値が高く設定されており、装備品の強度を落とすことで他の仲間と釣り合うように調整されていることが窺える。加入直後こそ大きい存在感を誇るが、仲間が上位の装備へ更新していく毎にクッパの独自の強みは薄れていく。 このためか、少し防御力こそ劣るがドゥカティ(中盤の町)で早い段階から買える「ばっちいパンツ」のほうが攻撃+10、魔法攻撃+10、素早さ+5のバフがつく分むしろメリットが高く、加入直後からラストまでクッパの一張羅にされることも珍しくない。 一部の敵のAIに不具合がある。 例として登場するボスの中には「別の敵を増援で呼び出す」パターンが設定されているものがいるが、 呼び出した敵がプレイヤーの攻撃以外で倒れると フラグが正しく設定されず以後は、何もしなくなってしまう。 増援が「自爆」するボスの場合は自爆させればあっけなく戦闘が消化試合になる。また、増援が「ザコ敵」の場合、特定のアイテムで撃破ではなく「消去」すると以降は「モンスターは ちょうはつしている」の表示しか出なくなる。 厳密にはAIの不具合とは別だが、とある再戦ボスは増援が2体いないと隠れるAI設定があるが、なぜか 増援の敵キャラがいないのに隠れる ことがあり、攻撃対象がいない状態でこちらが攻撃しようとすると対象が「なし」と表示され、実際に殴るとフリーズしてしまう。 やりこみ要素 隠しアイテムや隠し要素が非常に多い反面、ヒントが無いなど若干分り辛い部分もある。 初回一回限りのイベントを利用しないと手が届かない理不尽な発見難度の隠し宝箱が最序盤に登場する。ゲームを進めると「隠し宝箱の存在を音で知らせてくれるアクセサリ」が手に入るがその頃には当然回収不可能であり、この宝箱の回収には事実上周回プレイが前提となってしまっている。 しかもそのアクセサリは「隠し宝箱のあるマップに入った瞬間に音で通知」する程度であり、具体的な位置はわからず、当然その宝箱がもう回収不可能であることも教えてくれない。結果、入手不可であるという情報を仕入れていないプレイヤーは、決して見つからない隠し宝箱を求めて延々部屋の中をジャンプするハメになる。 シナリオ中一度きりしか機会の無いミニゲームの成功パターンでのみ入手可能なアクセサリーといった、展開次第で入手不可となる限定品も存在し、マリオシリーズに惹かれて始めたRPGに不慣れなプレイヤーに対してはやや不親切。 当時のスクウェア作品にはありがちな話ではあるが、細かい隠し仕様も多く、すべての要素を知るには攻略本が必須と言い切ってしまってもいいだろう。 回数系のノルマが全体的に多すぎる。 特定の限定アイテム入手のために、膨大な回数の反復作業を要求するものが複数存在する。前述のスーパージャンプ100回が最も難しいのは確かだが、他も…。 「メリー・マリー村」のホテルで、スイートルームの宿泊回数によって記念品が贈呈されるサービスがあるが、1~15回の間にフラワーカプセルやカエルコインが貰えるため、1泊200コインという高額を加味しても3回ほど泊まる価値はある。だが、最終的に200回の宿泊でカエルコイン20枚贈呈という値段不相応な記念品が用意されている。合計40000コインという殆どの稼ぎを意図的にスイートに注ぐような意図的なプレイをしなければ達成できないが、出来ても証拠は一切残らないので、達成するのは完全な自己満足要素となっているのが救いか。 ゲーム中盤~終盤にとある場所で遊べる、ミニゲーム景品の限定アイテムをもらうためには「お手玉ゲーム」を12点分(*20)勝ち越し。これはまだ少ないが、別の場所では「あっち向いてホイ」(右か左の二択・完全ランダム)に累計100回勝つ、という条件が立ちはだかる。 スーパージャンプと違って連続ではなく累計なので、地道にやっていれば必ず達成できるのだが…画面を注視すれば正解を判別できるお手玉ゲームと異なり、完全運任せで右か左かを選ぶだけという内容があまりに地味で単純過ぎるため、極めて退屈かつ強い作業感に襲われる。こんなミニゲームを最低100回(負けた時はカウントされないことを考えるとそれ以上)もやらせる気が知れず、もはや拷問である(*21)。せめて半分の50回ならよかったのだが…。 そのほかには、「特定条件を経て変化・成長する戦闘用アイテム」の成長工程に「バトル中に特定のキャラがこのアイテムを10回使用」という手順が含まれる。これはまだかわいいほうで、そのアイテムは更にもう一段成長する余地があるのだが、その手順が「アイテム効果を敵に累計48回命中させる」という膨大なノルマを要求する。なぜ、どれもこれも回数ノルマが多いのか…。 総評 任天堂の看板作品であるマリオシリーズ初のRPG、そしてRPG作品で著名なスクウェアとのタッグによる制作という事で発売前から大きな注目を浴びていた本作。 マリオシリーズの特色や個性と、スクウェアならではのRPG作品におけるノウハウやテイストを上手く融合した出来栄えに仕上がっており、結果として後のマリオシリーズ本編における世界観やキャラクターの作風や、後のマリオRPGシリーズの礎ともなった。 アクションゲームである原作を活かしたシステムはもちろん、王道RPGの構図に収まらない意表を突いたシナリオ展開の評価も高く、いつもとちょっぴり変わったマリオの冒険というテイストは本作独自とも言える。 後のマリオRPGシリーズの原点とも言える本作をプレイしていなかった方は、ぜひとも触れてみて欲しい。 CMでも歌われているように、 「RPGやったことない人もOK、やり尽くした人も満足させる」 マリオ作品である。 余談 ゲーム内の小ネタ どうやら、ルイージを「公式で影が薄い存在」とネタにする傾向はこの頃から既に存在していた模様。 本編で一切出番は無く、スタッフクレジットのカーニバルにてここぞとばかりに指揮者としてトップバッターを飾る。まぁ要するに画面には数秒しか映らず、速攻でフェードアウトする。ちなみに以降のペーパーマリオシリーズのエンディングでもほぼ同じ役回りで登場する。 一応、本編中に登場人物達の願い事が集まる場所が登場し、そこで願い主の名は明かされないものの明らかにルイージの物だとわかる願い事も発見できる。その願い事の内容が「兄さんの役に立ちたい」という、本作での彼の扱いを考えるとちょっと切ないものなのだが。 他にもマロの「なにかんがえてるの」で彼の存在を気にかけてる敵が居たり、クイズの選択肢に名前が登場したりもする。さらには終盤でマリオが銅像に変装した際、付けられた作品名が「弟をたずねて四千里」だったり。 と、本作をROM単体でしか所持していなかった人は、ここまでしか分からないだろう。実はこれらのイジり、まだまだ序の口なのである。 本作におけるルイージイジりの真骨頂は取扱説明書。何故か本作の取説内では、ここぞとばかりに意味も無く彼が進行役を務めているのだ。 絵がどう見てもスーパーマリオワールドの取説の使いまわしな辺り、ネタ方面への徹底っぷりがうかがえる。 「やあ元気かい! どうやらまた、マリオが冒険の旅に出るらしいんだ。ボクは出ないけど、カゲで応援してるからね!」という発言が哀愁を漂わせる。さらにその説明書でも出番は前半部分のみ。後半は登場すら無くなっている。 この説明書は2017年10月5日より「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の発売に合わせてサイト上で公開されている(参照)。 マリオのスペシャル技「スーパージャンプ」について 開発当初は最大255回連続でジャンプ可能になっていたが、その仕様では殆どのボスをこの技だけで圧倒してしまう為、バランス調整で最大100回になったという経緯を持つ。この上限について言及するNPCもいる。 また、同様の目押しコマンドの「ウルトラジャンプ」も最大100回まで攻撃可能。 なお、類似した性質の「キラキラおとし」は最大16回までである。 マリオのスペシャル技「ジャンプ」の成長要素 LV1から習得済の消費FP3のマリオの基本技「ジャンプ」。先述のスーパージャンプやウルトラジャンプに威力面では見劣りするように見えるが、密かにこの技だけ使い込むほどに威力が成長するという隠し熟練度システムが備わっている。 具体的には、「2回使うごとに"まほうのつよさ"が1ずつ上昇」していく。ゲーム開始時のつよさは25と低いが、最大で250回使用でのつよさ150まで上昇し、破格の性能へと変貌するポテンシャルを秘める。 前述の「ジャンパースカーフ」の【きゅうきょくのジャンプとは「ジャンプ」なり】という説明文が、この仕様をそれとなく仄めかすヒントとなっている。 特定の手順を踏むと、ほかのパーティメンバーの技をレベルアップで習得できてしまう(ジーノがマロ専用の「かみなりドッカン」を習得するなど)というバグ技が存在する。(参考動画) 任天堂とスクウェアの関係 スクウェア側は実際に開発に取り掛かる前、「マントを着て剣を持ち、馬に乗ったマリオ」を本作のイメージイラストとして提示していた。 「スクウェアがマリオに剣や斧などの武器や盾を持たせようとした結果、宮本茂が激怒した」との噂が流れたが、別に激怒したというほどでもなく、実際にはそのイラストに対して「マリオが武器を持つならハンマー」と進言した程度のやり取りである。(外部リンク) この作品で二大ビッグメーカーとして夢の競演を果たしたスクウェアと任天堂であったが、本作発売の頃から両社の関係が険悪になり始めた。 本作を皮切りに両社の間にちょっと冷めた空気が流れ始めたといわれているが(マリオのイメージのちょっとしたやり取りが誇張され穏やかならぬ噂になったのも、この軋轢が影響している可能性もある)、その直接のきっかけは本作ではなく、発売後間も無くスクウェアが『ファイナルファンタジーVII』をPSで発売することを発表し、移籍の際にN64をこき下ろしたことであった(*22)。 本作と同じくスクエニと任天堂のコラボ作品である『いただきストリートDS』では、本作のキノコ城BGM「Hello, Happy Kingdom」がピーチ城のBGMとして再登場している。 実は最初に任天堂とスクウェアが共同開発した作品は本作ではなく、1987年発売のFCD用ソフト『アイドルホットライン 中山美穂のトキメキハイスクール』だったりする。 その後の展開 任天堂は本作以降、クッパやピーチ姫のキャラクターを意図的・積極的に色付けしていくようになった。 本作以降、RPGジャンルのマリオが多数生まれシリーズ化していくが、原点である本作により近い形となる続編・直系シリーズ作はない。 当初は本作の続編『スーパーマリオRPG2』が発売予定だったが、最終的に『マリオストーリー』へとタイトルが変更され、ペラペラなマリオを主題にした新たな作風に転換した(参考:当時の開発中告知)。なお名残として本作のオマージュも見受けられる。こちらは海外版タイトルが『Paper Mario』であることもあり、後に「ペーパーマリオシリーズ」として独自の路線を進んでいる。 とはいえ「アクションコマンド」や「アクションで探索、戦闘はターン制RPG」という要素が、以後のマリオシリーズのRPG系作品全てに引き継がれている事を考えると、本作はRPG系列のマリオ作品全ての原点であり、ペーパーマリオシリーズと下記『マリオ ルイージRPG』シリーズがその直系続編であるとも言える。 本作のパーティメンバーである「ジーノ」は、後の『マリオ ルイージRPG』に(ちょい役だが)ゲスト出演している(*23)。マリルイシリーズは本作を手がけたスタッフが在籍していたアルファドリーム制作であり、音楽も下村陽子が引き続き担当している。 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では、スクエニ出身のクラウドが参戦すると同時にMiiコスチュームとして「ジーノのぼうし+ジーノのふく」が配信され、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』においても、セフィロスと同時に同じくMiiコスチュームとして配信された。 残念ながら2017年に3DSで発売されたリメイク版『マリオ ルイージRPG1 DX』では版権の事情か、ジーノの出番が削除されている。 当時スクウェアに所属し、本作の開発に参加していたスタッフの一部が後に独立。ラブデリック社を設立して『moon』を発売している。その縁で『moon』にはジーノのセルフパロディキャラクター「ノージ」が出演している。 2023年6月21日のニンテンドーダイレクトにて、Nintendo Switch用ソフトとして本作のリメイク版が発表。2023年11月17日に発売された。詳細は下記にて。 その他 「ばくれつカブトムシ」は、ファンによって非公式の携帯アプリやブラウザゲームが製作されている。 本作のBGMの「森のキノコにご用心」には海外のファンによって歌詞(勿論非公式)が付けられ、実際に歌唱されている。 それだけなら特筆すべき情報ではないのだが、ある人物によってこの歌唱に映画『メトロポリス』の1シーンの映像を組み合わせたFlash動画が製作され、その異様な中毒性から一時期密かなブームとなっていたのである。 作曲者もファン経由でこの動画の存在を知っているようだが「ノーコメントとさせて下さい…」との事。そりゃそうだ。 このFlashの歌詞の空耳から「VIP先生」と呼ばれる事もあるのだとか。 コロコロコミックで連載されている漫画『スーパーマリオくん』では1996年に『スーパーマリオRPG』編が開始されたが、実質打ち切りのような終わり方で短期終了となってしまい、早々に『スーパーマリオ64』編へバトンタッチしてしまった。任天堂とスクウェアの確執が原因とする声もあるが、真相は明かされていない。 同時期には小学館の学年雑誌『小学三年生』『小学四年生』にも連載が行われたが、後者は連載3回目で突然最終回となり、同誌における『マリオくん』自体の連載も終了してしまった。 なお三年生版は5回にわたって連載され、ラスボスとの決着もきちんと描かれている。 単行本14巻の次巻予告では、「新たな冒険の予感!?」の文字と共にマロが描かれており、次巻からこの『スーパーマリオRPG』のお話が収録される予定だったと思われる。しかし、何らかの事情で単行本15巻では該当話を丸々スキップする形で『スーパーマリオ64』のお話が開始されている。 マロが描かれていた箇所は増版時に「はねマリオ」に差し替えられている。 その後も本シリーズは単行本収録されず、少し後の単行本内でも諸事情で収録できない旨が書かれており、長らく幻の作品となっていた。 しかし掲載から19年後、『スーパーマリオくん』の連載25周年・50巻記念として、50巻から51巻にかけて収録された。 『マリオのスーパーピクロス』以降の任天堂作品同様本作も「スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン券」が同梱されている。CMでは甲高い声で合唱するパックンフラワーが、その声でコレについても触れるので、このクーポン券は本作のイメージが一番強いものになった(*24)。 これは前々年末発売された次世代32bit機プレイステーション、セガサターンの普及が急速に進み、任天堂の次世代機64発売(1996年6月)までの間、少しでもスーパーファミコンのシェアを延命するための苦肉の策(*25)だったが、この時点でスーパーファミコン自体が充分普及していたことと、そもそもそのソフトを買う時点でスーパーファミコンを持っていないという層など限りなくゼロに近いため、2つ目の本体など不要も同然なので実質意味のないものだった。 また有効期限を過ぎた1996年6月には、それを更に上回る値下げが行われたため、名実ともに意味のないものになった。 また「合唱するパックンフラワー」は2023年に発売された『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』に登場した。本作と直接かかわりがあるわけではないが、このCMを思い出したSFC版プレイヤーは多いだろう。 スーパーマリオRPG (Switch) 【すーぱーまりおあーるぴーじー】 ジャンル アクションRPG 対応機種 Nintendo Switch 発売元 任天堂 開発元 任天堂アルテピアッツァ 発売日 2023年11月17日 定価 5,980円(税別) レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント 多くのファンが待ち望んだ正統派リメイク 「3人わざ」などの追加で更に遊びやすくなったクリア後のやりこみ要素が少々物足りない 概要(Switch) シリーズ初のRPGとして高い評価を得たSFC版『スーパーマリオRPG』の27年越しのリメイク作品。 Switch版『ゼルダの伝説 夢をみる島』などと同様、2019年以降に散見される忠実なリメイクとなり、基本的なシナリオやグラフィックはSFC版を踏襲しつつ、Switchに合わせた仕様の改善や、快適に遊べるような追加要素を多数盛り込んでいる。 共同開発のアルテピアッツァはドラゴンクエストシリーズの移植などを数多く手掛けている会社である。 SFC版からの追加・変更点(Switch) 新規難易度「エンジョイモード」 いわゆるイージーモードに相当し、敵のHP減少、獲得経験値増加、一度に持てるアイテム総数の増加といった支援効果を受けられる。 従来通りのノーマルモードもあり、設定からいつでも変更できる。なお、逆に難易度が上がるモードは追加されていない。 アイテムに関する仕様変更 SFC版ではアイテムを29枠しか持てず、30個目のアイテムを拾った際は手持ちのアイテムをどれかひとつ破棄しなければならなかったが、Switch版では同種のアイテムは一纏めに束ねるようになったうえ、全ての消費アイテムを所持制限まで同時に抱えて冒険することが可能になり、大量の物資を気兼ねなく持ち歩けるようになった。 それでも所持制限を超えたアイテムも破棄されることなく、マリオの家に追加された「預かりボックス」へ自動的に送られる(*26)。 ただし消費アイテムの所持制限数は、アイテムそれぞれで異なる値が設定されており、ノーマルモードでは強力なアイテムほど制限が厳しい傾向にある。 例えば、完全蘇生アイテム「ふっかつドリンク」はノーマルモードでは所持制限6個、「ケロケロドリンク」は制限3個と、大きく制限をかけられた形になっている。 一品物の装備品やFPの上限を増やすアイテム全般が売却不可になった。 SFC版では通常のアイテム欄に入っていた一部イベント用アイテムも「だいじなもの」の欄に移動している。 SFC版では終盤入手のため微妙に活かしにくかった「おしらせリング」が序盤入手に変更され、本来SFC版で手に入るはずだった場所では更に上位互換の装備が入手できるようになった。 ノーマルモードの場合、SFC版で非常に強力だった「セーフティーリング」「ひまんパタこうら」「スーパージャンパー」の一部性能が弱体化(属性攻撃完全無効→ダメージ7割軽減)されている。エンジョイモードでは原作通り無効化性能のまま。 移動時の回復行動の時短化 非戦闘時にHPやFPを回復したい場合、SFC版ではまずメニュー画面を開いてからアイテム欄やスペシャルわざ欄を開くひと手間を要していたところ、Switch版の場合、Xボタンひとつで消費アイテム選択欄が、Yボタンで回復スペシャルわざ選択欄が即座に開き、回復行動が時短化された。 戦闘中のメンバー入れ替え 仲間が4人以上いる場合、戦闘中にマリオ以外の2キャラを控えのメンバーと交代できるようになった。マリオ以外が状態異常による行動不能や戦闘不能になった場合も即座に控えと入れ替えることが可能。 前線に出ている3キャラが戦闘不能になったうえで、戦闘不能ではない控えが残っている場合、自動で控えのメンバーへと入れ替わり戦闘が継続するようになっている。 ふっかつドリンクやピーチの「おねがいカムバック」は控えにいる戦闘不能のキャラには使えないので、戦闘不能状態の控えを前線に出すことも可能。 交代したキャラクターはその時点で行動ができる。 3人わざ パーティの3人で力を合わせ、強力な攻撃や補助効果のあるわざを使える。使用するには画面左下にある「アクションゲージ」を100%まで貯める必要があり、アクションコマンドを成功させることで徐々に溜まっていく。 わざの効果や演出はマリオ以外のメンバー構成によって全く別のものに変化する(全6種類)。発動中のムービーは少々長いが、スキップ可能。 初めて仲間が3人揃うユミンパ戦にて解禁される。SFC版からあるシステムを上手く活用した解禁となっており、違和感なく導入されている。 仲間が3人揃うまでや誰かが行動不能になっている時は、ランダムで何らかの効果をもたらす「おたすけキノピオ」が代わりに使用可能。 チェイン 攻撃・防御のアクションコマンドを連続で成功させ続けると、画面左の「チェイン」カウントが増加していき、前線に出ている仲間キャラの「仲間ボーナス」に設定されたステータス上昇ボーナスが仲間全員に発生する。 このボーナスは5チェイン以上で上昇量が最大になり、バトル終了を挟んでも現状のチェイン数は維持される。しかし、アクションコマンドを一度でも失敗してしまうとチェインは途切れ、またゼロからのカウントとなる。 「仲間ボーナス」は仲間一人一人に異なる効能が設定されている。例えばマロは「魔法攻撃アップ」のボーナスを備えており、チェイン時にマロを前線に出すだけで味方全員のスペシャルわざ威力が強化される。 なお、固定となるマリオは「ゲージ増加量アップ」のボーナスを備えており、アクションコマンドを成功させるほどゲージが貯まりやすくなる。 また、5チェイン以上に達すると密かに、戦闘BGMが楽曲パート増加という形で少し変化する。 通常攻撃の強化 通常攻撃のアクションコマンドを完璧なタイミングで成功させた時、対象以外の敵全員にも少量のダメージを与えられるようになった。 上手く分散させれば敵の全滅も容易になるし、通常攻撃を当てると即死技で反撃してくる敵にも有効。 また、ジャストガードの際もシールドのエフェクトが新たに追加されている。 「かきゅう」や「ウィルオーウィスプ」など、SFC版では不可だった一部の技が、ガード可になっている。 戦闘 敵のHPがあとわずかになると、名前の下に「ひんし」と表示され、追い込んでいることがわかりやすくなった(ただしザコのみ) 敵味方問わず、属性攻撃や状態異常攻撃が耐性で無効化されたときに、「むこう」と表示されるようになった。 強化再戦ボス ストーリークリア後に更に手強くなった一部のボスたちとの再戦が可能。いずれのボスもラスボスを凌駕する戦闘力を誇る高難度コンテンツとなっている。 倒すとSwitch版オリジナルの追加装備品等が入手できる。 「ちず」に新機能追加 SFC版ではワールドマップ全景と現在地を表示するだけの機能しかなかった「ちず」に、Switch版では新たにファストトラベル機能が追加された。 ワールドマップを介さず町から町へ即座に移動できるのは勿論、この機能はダンジョンの中から町へ直接帰還する緊急脱出手段にも使える。 更に一部ダンジョンには、複数のアクセスポイントが設けられている場合がある。 例えば「ちず」で「ちんぼつ船」を選ぶと、最奥を一度でも訪れていれば「ちんぼつ船 入口」の他に「かいぞくのアジト」の選択肢が追加され、即座に最奥部に飛ぶことが可能。 モンスターリスト 倒したことのあるモンスターの情報が記録されていく図鑑。HPや取得経験値、弱点等の情報はもちろんのこと、メタ発言やパロディなど良くも悪くもネタ要素全開の書き下ろしの解説文や「なにかんがえてるの」の内容も見返すことができる。 ただし「なにかんがえてるの」の内容はただバトルで倒すだけでは記載されず、実際にバトル中に心を覗く必要がある。 ボス敵などの調査を忘れた場合は、イガ谷の谷間に隠れている謎の人物にカエルコインを払えば未登録の敵の中からランダムでリストへ記載してくれる。冒頭のクッパなど、マロ加入以前にしか戦えない敵は無料で記載してくれる。 ブッキーやドドなど「状況によっては戦うことになる敵」は、戦わなかった場合でもイベントが終わると自動的に記録される。よって一度のプレイで記録漏れが発生することはない。 きょうてき エンカウントする敵のうち1体がたまに強化個体の「きょうてき」に変化することがある。通常個体から各ステータスが大きく強化され危険度が高いうえに、モンスター選択時に「きょうてき」と表示される以外に外見の変化も無い。 倒せば確定でカエルコインが手に入るほか、獲得経験値やコインも通常個体より多くなっている。 たびのアルバム いわゆるあらすじ機能。ストーリー中の一部シーンが日記のように書き綴られている。 ゲストキャラであるリンクやサムスとの遭遇など、ストーリーとは関係のないミニイベントの一部も記録される。 期間限定のシーンは存在しないが、コンプリートしても特に報酬などはない。 プレイきろく 全体の記録、バトルの記録、ミニゲームの記録、カジノの記録が確認可能。クリア後に解禁。 BGM関連 BGMがハードの音源に合わせてアレンジされた。 概ね『マリオ ルイージRPG DX』および『同3DX』に近い路線で、忠実なアレンジといった方向性となっている。勿論作曲を担当したのはSFC版同様、下村陽子氏である。 SFC版のBGMも全収録されており、設定でSwitch版とSFC版のBGMをいつでも切り替えて冒険することが可能。ただしムービーに関しては演出上Switch版のBGMで固定となることに注意。 サウンドプレイヤー ゲーム内で流れたBGMをじっくり堪能できる。クリア後に解禁。 もちろんSFC版のBGMもすべて聴くことができる。切り替えは簡単なので、Swtich版との聴き比べをするのも一興。 オートセーブ搭載 プレイ中に時々プレイ内容が自動でセーブされるようになった。 セーブブロック自体は残されており、オートセーブデータは通常のセーブデータとは別枠で保存される。 なお、SFC版ではセーブデータの枠が4つ設けられていたが、Switch版ではそのうち一つがオートセーブデータ専用の枠として割り当てられている。 カジノのミニゲーム変更 SFC版の「ブラックジャック」から、指定されたキャラクターのカードを当て、景品としてアイテムが貰える「リメンバーゲーム」に変更された。 SFC版のブラックジャックにおけるカエルコインを賭けるという行為が、海外のレーティングに引っかかってしまうための変更だと思われる。 一部の表現変更 テキストは概ねSFC版に忠実で当時の小ネタもしっかり入れられているが、一部のセリフ・演出が変更・追加されている。 + 変更内容の詳細 「なにかんがえてるの」の一部のテキストが変更。ビッグボムの「火、付いてます(*27)」→「ばくはつします」、ズドンの「のむ、うつ、かう(*28)」→「だまって うつ」に変わっている。 マメクリボーのものも一部分が削除。SFC版のファンから良くも悪くも話題にされていたテキストであり、変更されることも予測はされていたが、オリジナルを極力残した点に驚く声も見られた。 スペシャル技発動時にトランプのスート(4つのマーク)+星マークが浮かぶ演出が全て省略された。各キャラクターとスートの関連性が薄いためと思われる。 敵専用技である炎魔法「コロナ」が「フレア」に名称変更。演出もサーチライトに近いものから太陽熱の拡散のような演出になっている。 「コロナ」という単語は2020年から数年にかけてパンデミックを起こしたウイルスの名前でもある。発売日ごろには大分収束に向かっていたが、開発時期は先行きが不透明だったための変更と見られる。 当時は無関係なコロナビールが風評被害にあったり、あるカードゲームでゴジラが使った「コロナビーム」の名称がわざわざ変更されるなど、やや面倒な背景があった。 名称変更に伴って演出も変更されたため、収束したからといって気軽に戻せない事情もあったと見られる。 コロナとフレアはどちらも太陽に関連する用語なので、よりモチーフに基づいた演出に変更されたと言えるのだが、フレアはともかく(太陽に関する)コロナはそれほどメジャーな言葉ではない為、この演出変更には時折りSFC版のファンから疑問の声が挙がることもある。 一方で元々この技はあるゲームを意識したとある戦闘で敵が使ってくる技でもあったため、「こちらの方が元ネタらしくなった」と好意的に見る向きもある(元ネタでは多くの作品で強力な技として使用されている)。 クッパとヨッシーのボイスが現行と同じ声優のものに変更された。彼ら以外のキャラクターのボイス追加は一切ない。 バトル勝利時の各キャラクターのモーションがジーノ以外変更された。 マリオは帽子を取るポーズ、マロは笑顔でバンザイ、クッパは歌舞伎のようなポーズ、ピーチはガッツポーズへと変更された。 宮本氏による「ピースサインは子供っぽいイメージが残る」とのコメントや、SFC日本版のクッパのポーズが海外では侮辱として扱われる地区もある(海外版では変更済み)、などの理由による変更と思われる。変更されたポーズそのものはキャラクターのイメージを損なっていないため、批判意見はほぼ見られない。 そもそもSFC版は「5人中3人がピースポーズ」という被りっぷりだったので、より個性分けする意味でも有意義な変更といえるだろう。 一方でスターピースのことを相手に説明する際にもマリオがピースポーズをしていた(「星」の「ピース」というジェスチャー)が、本作ではマリオがジャンプパンチするものになっているため、少々分かりづらくなっている。 5番目のスターピースの色が青紫からピンクに変更された。おそらく4番目の紫との区別をつけやすくするためと思われる。 いくつかのバグや意図しない挙動が修正された。 他のキャラの特殊技を修得するバグ技、スター前にセーブをしてレベル上げをするテクニック、ケンゾール戦をスキップするバグ技等、明らかに意図していないであろうバグ技のいくつかは不可能になった。 例外的に残されている小ネタも存在する。 あるボスに一撃必殺技が効いてしまう仕様は今作も健在。原作ではその意外性から何かとネタにされていたが、今作も同じように戦える。 一方、あるボス戦では「難敵にもかかわらず最後に倒した敵のわずかな経験値しか入らない」という明らかなミスがあったのだが(内部データでは異なる経験値が設定されていた)、これも原作のまま残されてしまった。 その他 装備変更画面において、攻撃・防御・魔法攻撃・魔法防御の他に、素早さの変化も表示されるようになった。 コインの最大所持枚数が999枚から9,999枚に増加した。 カエルコインの最大所持枚数が99枚から999枚に増加した。 「なにかんがえてるの」を使用した時、敵の残りHPだけでなく弱点属性や有効な状態異常が一覧で表示されるようになり、実用性が向上している。 ヨッシーレースのプレイ中、画面右下にボタンを押すタイミングを表示するガイドが追加された。 評価点(Switch) オリジナルに忠実なリメイク セリフやBGM、町のキノピオの配置等、ほぼすべてのストーリー要素がSFC版と同じになっている。当時の小ネタもマニアックな物も含めてしっかり再現されている(さすがにバグは前述の通り一部を除いて潰しているが)。 「2つ目のスターピース取得後にトイドーに話しかけた時のマリオの反応」「メリー・マリー村の無賃宿泊イベント」など、現在のマリオの作風に合わないゆえに削除が危惧されていたネタもしっかり残されている。前者に至っては発売前の公式のCM動画でも普通に流れており、SFCプレイヤーを安堵させた。 前述のとおり変更を免れなかった部分もあるが些末な点のみで、重大な変更点はないと言っていい。 追加要素や再戦ボスとのやり取りなども、SFC版の雰囲気を崩すようなものはなく、うまく馴染んでいる。 グラフィックの進化 キャラや地形もSFC版のスケールを忠実に再現する形で3D化が行われている。 元々が3Dのプリレンダで描かれたグラフィックだったためか、リファインに伴う違和感も少ない。 ボスとの初対決時には専用のカメラアングルでの登場演出が入るほか、スターピース入手時や3人わざをはじめとした美麗なムービーも追加されている。 レベルアップ画面が一新され、劇場のステージの上でレベルアップしたキャラがスポットライトを浴びてポーズし、横でほかの仲間キャラがステップを踏んでくれるという非常に賑やかで楽しいモノになった。 その演出から「新宝島」「ドリフ大爆笑OP」とも。 SFC版よりサポートが充実し、初心者でもクリアしやすくなった。 アクションコマンドを使用する際、ジャストタイミングで「!」マークが出るようになり、コマンドが決めやすくなった(*29)。アクションコマンド無効の技は事前にちゃんと「アクションコマンドむこう!」と表示される。 戦闘中のメンバー入れ替えの追加により、全滅のリスクが減っただけでなく、パーティメンバーの適切な使い分けも可能となった。「SFC版よりも各メンバーに愛着が湧きやすくなった」という声もある。 アイテム所持に関する仕様変更も、SFC版では仕様上常にカツカツだったため、嬉しい変更点。一方で「強力なアイテムほど最大数が少ない」という調整により、ヌルゲー化の抑止につながっている。 ファストトラベルが搭載されたことで、移動面での快適性が上昇している。 SFC版ではいまいちボタンを押すタイミングが掴みづらかったヨッシーレースは、ボタンを押すタイミングを示すガイドが追加されたことで遊びやすくなり、アイテム所持システム変更によって「ヨッシーのクッキー」の冒険への貢献度も大きく向上している。 マロの使い勝手が大きく改善された 戦闘時仲間入れ替えシステムによる使い分け、チェイン時のマロ自身の仲間ボーナスによる魔法攻撃の威力強化、アイテム所持システム変更で物量作戦も取りやすくなり容易となったFP補給、「なにかんがえているの」の弱点看破機能など、新実装された仕様のどれもがマロの使い勝手向上に働いており、SFC版から見違えるほどに頼れる存在となっている。 取り返しのつかない要素の救済措置が用意された。 特にSFC版で語り草となっていた「取り逃しやすい隠し宝箱」には手厚い救済措置が用意されている。 まず、地形がガッツリ変わっている時点で既プレイ勢は変な笑いが出た事だろう(オリジナルではそもそも地形判定があるだけで足場がなかった)。 更に無人だった通路に歩行するキノピオが「踏め」とばかりに2人も追加されている。 ついでにおしらせリング入手時のチュートリアル画面もこの宝箱が使われている。 SFC版ではミニゲームに失敗すると入手できなかった「ブッキーのおまもり」や「ドドのはね」にも別の入手方法が用意されている。サムスの登場も期間限定ではなくなった。 新たに用意されたモンスターリストに関しても、前述したサポート体制が充実しているおかげで取り返しのつかない要素はなく、メンバー入れ替えでマロを起用しやすいこともあって比較的容易に埋められる。 BGMはSFC版より豪華に、その上SFC版のBGMも選択可能という、SFC版ファンにとっては至れり尽くせりの対応。 戦闘中のBGMは5チェイン以上になると、楽器が増えるなどの形でアレンジが施されるのも特長。マリオシリーズではおなじみの遊び心も健在である。 クリア後にシナリオ上で戦った一部ボスとの再戦にすべて勝利すると… + ネタバレ注意 再戦ボス全撃破+裏ボスであるクリスタラーを撃破すると、さらに強力になったクリスタラーと対戦可能になる。 さらにバチガイ感が増した姿、強化前以上に苛烈な攻撃性能、そして強化前はSFC版と同じだったBGMが改めてリメイクBGMに差し替えられるなど様々な面で強化され、多くのSFC版ファンが感涙にむせんだ。 この強化クリスタラーは一度倒した後も何度でも再戦が可能。撃破にかかったターンが記録され、やりこみ要素にもなっている。 賛否両論点(Switch) RPG部分の難易度の低下。 3人わざや入れ替えが追加されたことで戦術の幅が広がったこと自体は好評だが、いくら初心者を意識していたゲームとはいえ元々RPG部分の難易度が低いのに、そこから更にプレイヤー有利の要素ばかり増えた事でますます難易度が下がったという指摘もある。 いちおう難化要素として「きょうてき」が追加されており、ここで戦略性を活かす機会にはなっているのだが、ゲーム全体の難易度に影響するほどではない。 リメイクにて追加された強化ボスに関しても、他のRPGのエンドコンテンツに見られるようなボスとは異なり、原作やJRPGに慣れている人であれば対策・装備をしっかりすることで倒せる難易度である。これもマリオシリーズとしては当然の事だが。 エンジョイモードが追加された一方、ハードモードに相当するものは追加されておらず、一部の既プレイ勢やRPGに歯ごたえを求める層から不満が出ている。 SFC版からして難易度が高めとされていたアクション・パズル部分の難易度は上昇している。 ワイン川くだりは魚のタイミングが分かりづらい上にルートを間違えれば回避不可能な後ろから来る魚が追加されている。 パタパ隊の崖上りの「パタパタくんしょう」入手までのクリアタイムがなぜか1秒減らされている(SFC版では12秒以内だったのが11秒以内になった)。 ちくわブロック渡りや終盤のクッパ城のアクションコースは、SFC版では端っこに少し立っていても大丈夫だったのが、本作では端っこに立つと滑るような仕様になっているため、失敗しやすくなった。 ブッキー坂の「さかみちきょうそう」および「カブト虫キャッチャー」は、「ブッカーが動き出すタイミングが早くなる」「途中で降ってこなくなるようになっていたタルが最後まで降ってくる」「速度の速い赤タルが追加」と大幅に難易度が上昇している。 メリー・マリー村のアクセサリー探しも、かなりのスピードでミス一切無く全部集めてブッキーと話さないと、最高評価が出なくなった。 SFC版に慣れていると、一部のアクションコマンドに苦戦する。 3D化でアニメーションが細かくなった故か、それとも単純にSFC版からタイミングがズレているのか、SFC版の感覚でアクションコマンドを決めようとするとミスしやすいものがちらほらある。 また、一部コマンドの成否がわかりにくくなった技も存在する。 一例として「でんげきビリリ」が挙げられる。SFC版ではコマンド成功時にするどい電撃音が追加されていたが、リメイクでは演出がほんの少し長くなるだけで判別困難。それ以外にも技によっては何故かコマンド成功時のSEが省略されている。 ただ原作と異なり、タイミングが可視化された点は大きな改善点となっている。 戦闘でコマンドを選ぶ時、SFC版では各ボタンがそれぞれ各項目の決定ボタンを兼ねていた(例えば、Yを押せば、スペシャルわざを選んで決定するのもY、という具合)のだが、Switch版では項目に関わらず全てAが決定ボタンに変更され(例えば、Yでスペシャルわざのリストを出してAで決定する)、他のボタンは各項目のキャンセルボタンになったため、SFC版を経験した人ほど、最初は間違えやすい。 経験者の事を想定してか、この仕様はについてはオプションでSFC版のコマンド決定の仕様に切り替え可能になっている。(もっとも今となってはSFC版の入力形式は珍しいタイプなので仕様変更は仕方がないのかもしれないが。) モンスターリストの解説文は、まじめな解説も一応存在するが、「なにかんがえてるの」に代表されるSFC版の良くも悪くも独特なテイストが引き継がれているものが多い。 この追加テキストによって若干だが設定が深まったキャラクターもおり、この点は好評。 一方で「なにかんがえてるの」と同じかそれ以上にはっちゃけた内容の文面も多いため、相変わらず人を選ぶ。モンスターの解説を放棄したメタ発言しかない「カリバー(ひだりめ)」はそれが顕著。 強化ボス以外の追加のやりこみ要素は、上記のモンスターリストやプレイ記録が記録されるようになったことのみ。 マリオのRPGシリーズのリメイクである『マリルイ1DX』では「クッパ軍団RPG」、『マリルイ3DX』では「クッパJr.RPG」と目玉要素になり得る追加要素が存在しており、多少の難点もあるもののリメイク版における1つの評価点とされてきた。それらに比肩する要素がなかった本作には遊び足りなさやボリューム不足を感じる人もいる。もっともこの辺りは本作に限らず、リメイク元の再現を重視したタイプのレトロゲームのリメイクで散見される点ではある。 問題点(Switch) SFC版の一部問題点は据え置き。 装備品のテキストはSFC版そのままであるため、性能に関する説明が相変わらず不足気味。 隠しアイテムや隠し要素のヒントの無さや、回数系のノルマの多さはそのままになっている。 その中でも「ジャンパースカーフ」や「スーパージャンパー」の入手のための「スーパージャンプ」はヒット数が表示されるようになった(*30)ため、わかりやすくはなったが難易度は据え置きの苦行であることに変わりはない。 沈没船の立体迷路では、SFC版ではXボタンを押すとマリオが浮かび上がっておおよその位置が分かったのだが、Switch版ではそれが無くなり、何段目にいるかが文字のみでしか表示されない。 預かりボックスについて、持ちきれないアイテムが自動的に送られるのはいいが、任意のタイミングで預けることはできない。 取り出す時も「もてるだけもつ」で持てる上限まで取り出すことしかできず、個数の指定ができないため、使い勝手がやや悪い。 敵の中に時々混ざる「きょうてき」は、元々弱い敵ならそれほどの脅威ではないが、HPや防御力の高い敵が強敵化すると、戦いが長引いたりスペシャル技でFPを消耗させられたりするため、冒険・戦闘のテンポが悪くなる場合がある。 敵が強くなったからといって、経験値やコインが大幅に上がるわけでもない。とはいえ、倒せばカエルコインを確定で入手できるため、倒すことに対するリターンはそれなりにある。 スターピースを入手すると、セーブデータの右の7つの欄が1つずつ埋まっていくが、カジオーから最後のピースを取り戻し、エンディング後にセーブしても、7つめの星は空欄のままなので、無駄になってしまっている。 やむを得ないのもわからなくはないが、クリアしているのだから、埋めてしまっても問題は無かったと思われるのだが。 終盤のクッパ城で、透明の道を進む部屋があるのだが、そこで浮いている宝箱やコインが問題。 SFC版では、普通に影の真下でジャンプすれば取れたのだが、Switch版では、影の位置と実際にジャンプして取れる場所がなぜかズレているため、ややこしい。 サウンドプレイヤーにおいて、前述の「5チェイン以上で戦闘BGMが豪華に変化する仕様」の変化後の状態を試聴することができない。 サウンドプレイヤー自体が高クオリティで作り込まれているだけに、この欠点は気になるプレイヤーには中々手痛いといえる。 + アップデートで改善した問題点 Ver.1.0.1で改善 いくつかの進行不能バグを修正。 特にカントリーロードでパタパ隊が出現せず進行できなくなる問題は、公式から謝罪と暫定的な対処法の提示が行われた。 「なにかんがえてるの」で表示されるメッセージが一部モンスターで入れ替わっていた。 総評(Switch) 実に27年ぶりに蘇ったマリオのRPGシリーズの「原点」。 多くのファンの想定や願いのとおりSFC版の雰囲気は極力そのままで細かい不満点が解消され、様々な追加要素も違和感なく溶け込んでいる。 また「3人わざ」やエンジョイモードなどの追加は遊びやすさの向上にもつながり、RPGに慣れていない人でも手軽にバトルを楽しめるようになっている。 『ファンが望んだリメイク作品としてのお手本』といっていいほどであり、まさしく SFC版をやったことない人もOK、やり尽くした人も満足させる 、万人が楽しめるゲームに仕上がっていると言っていいだろう。 余談(Switch) SFC版にはパッケージにいたヨッシーが、Switch版ではいなくなっている。ほかのキャラと違いパーティメンバーではないばかりかメインシナリオとは関わりのないチョイ役(*31)であるためと思われる。 2024年01月25日に公式ガイドブックが発売された。SFC版の設定資料集も兼ねている。 作曲を務めた下村陽子氏が、本作の楽曲についての解説やSFC版当時の裏話などを2023年12月にX(旧Twitter)で発信している。エンディングや裏ボスなどのネタバレも含まれるので、閲覧には注意。
https://w.atwiki.jp/supermariosw/pages/13.html
スーパーマリオブラザーズ3:もしかしたらこれが スーパーマリオコレクションで一番カンタンかもしれません。 ですが、他と比べ、面数が多いです。だから少し嫌になるかもしれません。 管理人はクリアしたことがありません。ショボくてサーセンw では、代表的なバグ・裏技を紹介しましょう。 カヌーバグ 瞬間移動 少しショボい,意味不明 火の海スイスイ やはりコチラもページはまだ作成しておりません。 ご了承下さい。
https://w.atwiki.jp/kodepaku/pages/22.html
スーパーマリオ64DS (ASMJN0Jxx) ゲームコード ASMJ ゲームID d2f380b2 ASMJN0Jxx版専用コード 人数減らない 02096dd4 00000063 コイン99枚 02096e3c 00000063 体力減らない 120901ec 00000880 12105fe4 00000008 Yボタンで連続ジャンプ 82096f80 00000800 b2093710 00000000 100006de 00000100 d2000000 00000000 ムーンジャンプ 92096F80 FFFD0002 62093710 00000000 B2093710 00000000 000000A8 00019A23 D2000000 00000000 壁すり抜け 92096F80 F7FF0800 0217D4C0 FFFFC000 D0000000 00000000 92096F80 F7FF0800 0216C0E0 FFFFC000 D0000000 00000000 Lボタン押している間ハイスピード 94000130 FDFF0000 62093710 00000000 B2093710 00000000 00000098 00080000 D2000000 00000000 敵キャラでプレイ 102102128 000000xx D2000000 00000000 02096D48 000000yy D2000000 00000000 ※キャラを動かしたい場合、 敵・コントロールコードも必要です テストステージ1 94000130 FFFB0000 02096D48 00000029 D2000000 00000000 テストステージ2 94000130 FFFB0000 02096D48 00000000 D2000000 00000000 ボム兵の戦場 94000130 fffb0000 02096d48 00000006 d2000000 00000000 バッタンキングの砦 94000130 fffb0000 02096d48 00000007 d2000000 00000000 海賊の入り江 94000130 fffb0000 02096d48 00000008 d2000000 00000000 沈没船内 94000130 fffb0000 02096d48 00000009 d2000000 00000000 スーパースノースライダー 94000130 fffb0000 02096d48 0000000b d2000000 00000000 ファイアーバブルランド 火山内部 94000130 fffb0000 02096d48 0000000f d2000000 00000000 あっちっち砂漠 ピラミッド内部 94000130 fffb0000 02096d48 00000011 d2000000 00000000 フワフワさんのおうち 94000130 fffb0000 02096d48 00000014 d2000000 00000000 マウンテンスライダー 94000130 fffb0000 02096d48 00000017 d2000000 00000000 おほりの下の秘密 94000130 fffb0000 02096d48 00000020 d2000000 00000000 メタルの洞窟 94000130 fffb0000 02096d48 00000021 d2000000 00000000 闇の世界のクッパ戦 94000130 fffb0000 02096d48 00000024 d2000000 00000000 炎の海のクッパ戦 94000130 fffb0000 02096d48 00000026 d2000000 00000000 天空の戦クッパ戦 94000130 fffb0000 02096d48 00000028 d2000000 00000000 びっくり秘密基地★ 94000130 fffb0000 02096d48 0000002a d2000000 00000000 クリキング戦 94000130 fffb0000 02096d48 0000002d d2000000 00000000 キングテレサ戦 94000130 fffb0000 02096d48 0000002f d2000000 00000000 キングアイスどんけつ戦 94000130 fffb0000 02096d48 00000031 d2000000 00000000 ? ? ? 02043715 00000000
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/9518.html
【TOP】【←prev】【GAME BOY】【next→】 SUPER MARIO BROS. Deluxe タイトル SUPER MARIO BROS. Deluxe スーパーマリオブラザーズデラックス 機種 ゲームボーイカラー専用 型番 CGB-AHYJ ジャンル アクション 発売元 任天堂 発売日 2000-3-1 価格 1000円(書き換え) マリオブラザーズ 関連 Console Game FC マリオブラザーズ スーパーマリオブラザーズ SUPER MARIO USA SUPER MARIO BROS.3 FDS 帰ってきたマリオブラザーズ スーパーマリオブラザーズ スーパーマリオブラザーズ 2 SFC SUPER MARIO WORLD スーパーマリオ コレクション スーパーマリオ ヨッシーアイランド N64 SUPER MARIO 64 GC スーパーマリオ サンシャイン Wii SUPER MARIO GALAXY New SUPER MARIO BROS.Wii SUPER MARIO GALAXY 2 スーパーマリオコレクション スペシャルパック WiiU New SUPER MARIO BROS.U New SUPER LUIGI.U SUPER MARIO 3D WORLD SUPER MARIO MAKER Handheld Game GB SUPER MARIO LAND スーパーマリオランド 2 6つの金貨 スーパーマリオランド 3 WARIOLAND SUPER MARIO BROS. Deluxe GBA スーパーマリオアドバンス スーパーマリオアドバンス 2 スーパーマリオアドバンス 3 スーパーマリオアドバンス 4 FAMICOM MINI 01 スーパーマリオブラザーズ FAMICOM MINI 11 マリオブラザーズ FAMICOM MINI 21 スーパーマリオブラザーズ 2 駿河屋で購入 ゲームボーイカラー専用
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4441.html
スーパーマリオ 3Dランド 【すーぱーまりお すりーでぃーらんど】 ジャンル 3Dアクション 対応機種 ニンテンドー3DS 発売・開発元 任天堂 発売日 パッケージ 2011年11月3日ダウンロード 2012年11月1日 定価 4,571円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 3個 レーティング CERO A(全年齢対象) 備考 本体同梱版(スーパーマリオ 3Dランド パック)2012年3月24日/18,857円(税別) 判定 良作 ポイント 2Dマリオの遊びやすさもミックス3DSの立体視を活かした表現一部で目立つ使い回しや水増し マリオシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 ソフト不足や震災の影響で長らく不調が続いていた3DSに、満を持して登場した“スーパーマリオ”シリーズの新作。 携帯機向けの3Dアクションマリオシリーズとしては『スーパーマリオ64DS』以来7年ぶりであり、携帯機としては史上初の完全新作3Dマリオである。 E3 2011で『スーパーマリオ』として発表され、2011年7月、3DSの値下げに合わせて正式タイトルが発表された。 3Dアクションが難しいというユーザーからの意見を元に、『2Dと3Dの良いとこどり』となることを目指して制作された作品である。 描写やコースデザインは3D向けになっているが、コース構成など各所に2Dマリオの要素を取り入れることで3Dマリオの高難易度や解りにくさを取り除いた内容になっている。 宮本茂の談によると、今作の目標は“誰でも手軽に遊べる3Dマリオ”とのこと。 特徴 『スーパーマリオギャラクシー』シリーズを手がけた任天堂東京開発スタジオが開発を担当しており、キャラクターやコースのデザインは『ギャラクシー』シリーズに似通ったものになっている。 また、本作では「3D」ということもあってか、『スーパーマリオブラザーズ3』に登場した「タヌキマリオ」の「しっぽ」が重要な要素となっている。 物語の根幹にこの「しっぽ」が影響しているほか、コース内にも「しっぽ」を持つ敵が多数おり、タイトルロゴマークなどにもスーパーマリオブラザーズ3をオマージュしたしっぽの意匠が描かれている。 また、ハリボテのアイテムや騙し絵など、立体視を意識した要素が非常に多いのも本作の特徴となっている。 操作 2Dマリオと3Dマリオのミックスといった感じであり、基本は移動(アナログパッド)、ジャンプ(B・A)、ダッシュ(Y・X)、しゃがみ(L・R)と、2Dマリオ並に極めてシンプルで、どんな人でも直感的に操作することができる。 マリオの挙動も3Dマリオでありながら、ジャンプ中や敵踏み付けジャンプなどで空中制御がかなり柔軟にできる2Dマリオらしさも感じさせるものとなっている。 移動操作は縦・横・斜めの方向に入りやすいよう若干の補正がかかっている。 また、『64DS』に引き続き、いわゆるBダッシュが採用されている(実際に押すのはYボタンかXボタンだが)。 『64DS』を除くそれ以前の3Dマリオシリーズは、アナログスティックを倒した深さに応じてマリオが速く走り、その分慣性も働くという仕様だったため、足を踏み外して落ちてしまいそうな狭い足場のあるところを安全に通り抜けるには「スティックを少しだけ倒してゆっくり歩く」というテクニックが重要だった。しかしたいていの人はまずはスティックをめいっぱい倒して操作するため、『スーパーマリオ64』の『バッタンキングのとりで』や『スーパーマリオサンシャイン』の『リコハーバー』などの序盤の狭い足場が頻出するコースで苦労することが多かった。 しかし今作および今作のシステムを受け継いだ『スーパーマリオ 3Dワールド』ではダッシュボタンを押さなければマリオはゆっくり歩き、勢いもまったくと言っていいほどつかないため、狭い足場でもあまり苦労せず踏破することができる。その点では、従来作よりも初心者に優しくなったといえるだろう。 一方で、応用アクションには3Dマリオシリーズのアクションが多く採用されており、『64』からお馴染みの「幅跳び」「壁キック」、「ヒップドロップ」、「横宙返り」「バック宙」が出来たりする他、2Dからは「しゃがみジャンプ」と、『スーパーマリオアドバンス』以来久しぶりの「ためジャンプ」が登場している。 しかし本作では従来の3Dマリオの「普通のジャンプではあまり高く遠くには跳べず、三段跳びやスピンジャンプ、横宙返りやバック宙などの高等ジャンプアクションのほうが高く遠くに跳べる」というバランスが変更され、普通に走ってジャンプするのがたいていの場面において最良の手である。横宙返りもあくまで「走ってジャンプするのと同じ高さで真反対の方向に跳べる補助アクション」的な立ち位置となっており(*1)、『走って跳ぶゲーム』というスーパーマリオのアクションの原点に立ち返った形となっている。 また、新アクションとしてLorRボタンでしゃがんでいるときにダッシュボタンを押すことでマリオが地面をコロンとソニックのように転がる前転のアクションが追加されており、通常は下からたたかなくては破壊できないブロックを破壊できたり、そこからさらに幅跳びに繋げたりできる。2Dマリオでは『しゃがみすべり』で通りぬける必要のあった狭い隙間も、前転によって簡単かつスピーディーに通り抜けられる。(ただしソニックやドンキーコングの転がりアクションとは異なり敵を倒すことはできず、敵に接触すると通常通りマリオがダメージを受ける。) そのうえ本作では少し助走をつけないとあまり高く遠くにはジャンプできないという仕様になっているのだが、前転を出したときには勢いが付くため、前転をしてすぐしゃがみボタンを離してジャンプすると助走をつけたジャンプのように高く遠くに跳ぶことができる。知らなくてもクリアするのに支障はないが、知っているとより軽快にプレイすることができる。 ちなみにタヌキマリオに変身しているときに同様に「しゃがみ+ダッシュ」ボタンの操作をすると前転をする代わりにしゃがんだままコマのように高速に横回転して連続でしっぽ攻撃が出来る。10カウントコインブロック(おなじみの連続で叩くと一定時間叩いた分だけコインが出るブロック)や歯車のしかけ(タヌキマリオ時のみしっぽ連打で作動させられるしかけ)などを連続で素早く叩くことができる。 ただし、『ギャラクシー』にあったスピンや3Dシリーズでお馴染みの崖掴みなどはできない。(これは『ギャラクシー』の設定と矛盾しないので良いという話もある。) 十字ボタンは、3D立体視のタイプの操作(ブレにくい「オススメビュー」と奥行き重視の「ディープビュー」の2パターン)と、カメラのほんの少しの調整に使う。 基本的にカメラ視点は固定で、マリオが移動するに伴って見やすい位置に移って行く。 マップ 今作は、従来の3Dマリオとは違い、2Dマリオシリーズ同様コース攻略型となっている。 ギャラクシーからの路線を引き継いでおり、ただひたすらにゴールを目指す、ほぼ一本道の構造である。 また、主なミス要因はコースからの落下となっており、こちらも2Dマリオに近いコース構成となっている。 5~6個のコースを持つ8つのワールドを順に攻略して行く。 ただしルートは固定で、進まなくてはいけないコースは絶対に攻略しなければならない。(*2) 時間制限やゴールポール、スターメダル等、『New スーパーマリオブラザーズ』から引き継いだ要素もある。 コースの種類は毎回バラバラで、中には奥に進んだりするコースもある。 パワーアップ 今作では体力制ではなく『New』と同じ形式のパワーアップ方式を採用しているため、アイテムを取得することでパワーアップする一方で、攻撃を受けるとパワーアップ→スーパー→チビと弱体化して行く。 また、『New』と同様に下画面にアイテムを1つストックできる。 尚、今作ではマリオの「低身長」というイメージの払拭のためかミスするとチビではなくスーパーマリオの状態からとなる。 + 変身の一覧 視認性の問題からか、今作ではファイアマリオ以外は色だけでなく見た目も変化する。 ちびマリオ 攻撃を受けて小さくなったマリオ。レンガブロックが壊せない。この状態で攻撃を受けるとミスとなる。 今回はちびワリオのように帽子が脱げた状態になり、声も高くなる。ちなみに中間ポイントを触れるとノーマルに戻れるが、ゴールしてもチビのまま。 マリオ 「スーパーキノコ」で元に戻れる。標準サイズのマリオで、敵の攻撃を1回耐えられ、ブロックも壊せるようになる。 ファイアマリオ 「ファイアフラワー」で変身。初代『スーパーマリオ』以来お馴染みの変身。 地面や壁でバウンドするファイアボールを発射して攻撃できる。2Dマリオのように闇雲に前方に乱射していれば安全が確保できるというわけではないが、水中含め多くの敵を遠くから安全に始末できる攻撃性能は魅力。 また、本作では『ギャラクシー』などに引き続き、燭台に火を灯すこともできる。 タヌキマリオ 「スーパーこのは」で変身。『3』より復活した今作の目玉。タヌキの全身着ぐるみを装着したマリオ視認性の問題からか、今回はこの状態が『3』での「しっぽマリオ」に相当し、通常では地蔵に変身できない(後述)。 しっぽによる横方向への攻撃と、空中での滞空・滑空能力がある。ゴールポールも狙いやすい。また、前転からの幅跳びに際しては周囲にしっぽによる攻撃判定が発生する。 今回は『3Dで作りこんだコースをじっくり見てほしい』というスタッフの思いからか、滑空はできるが飛行はできない。 なお、痩せ型のルイージでは似合わないと判断されたのか、あるいはマリオと明確に対比するためか、ルイージが取ると今作では狐の着ぐるみを着た「キツネルイージ」になる。赤い狸と緑の狐である。 この他、滑空や前転幅跳び時のスピードは他の状態に比べ遅いので、後述するタイムアタックでの利用に際しては注意。 ブーメランマリオ 「ブーメランフラワー」で変身。『3』の「ハンマーマリオ」の予想の斜め上が初登場。 過去には『スーパーマリオアドバンス4』においてカードe+を使った追加要素でブーメランをアイテムとして使うことができたが、今作ではそれとは違い、れっきとした変身マリオのひとつとして扱われているため、ブーメランが使い放題である。見た目もブロス系の格好になる。 ブーメランは水平に一定距離飛んだ後自分のいる位置へ水平に(実際は微妙に落下しながら)戻ってくるので外れても自分の位置を調整すれば戻り際のブーメランを敵に当てることができる。 これを利用して、ジャンプ中等にブーメランを投げてやれば、自分の頭上を徐々に落下させながら一定時間ブーメランを滑空させることも可能。(一定時間以上滑空したブーメランは自動的に消滅する。)また、ブーメランによってアイテムを回収することもできる。 プロペラボックス 正確には変身とは趣が異なるが、能力自体は『NewマリオWii』のプロペラマリオから登場。このボックスを被るとジャンプボタン長押しで高く飛び、低速度で降りられるようになる。 ダメージを受けると外れてしまうが、他の変身と共存も可能。一方ストックは不能で、コース間の持ち越しもできない、いわゆる『靴マリオ』同様のコース限定変身である。 また、今回ではいくつか『隠された変身』が存在する。 + 簡単にご紹介 地蔵マリオ 裏面ではスーパーこのはの代わりに鈍色に輝く「地蔵このは」が登場、取るとタヌキマリオの強化版になる。通常とは異なって赤いスカーフを巻いており、空中でヒップドロップの代わりに「地蔵」に変身できる。 地蔵は敵に反応されない上、トゲつきブランコなどの仕掛けに対してもダメージを受けないという素晴らしい性能を誇る。 しろタヌキマリオ アシストアイテム「無敵このは」でのみ変身できる初心者救済措置。コースで5回以上ミスを重ねると入手できる。 白く輝くタヌキマリオで、基本的な性能はタヌキマリオと同様だが、常時無敵状態であり、敵の攻撃はもちろんトラップに対してもダメージを受けないため、コースアウトしない限りミスになることはない。そのコースアウトに関してもタヌキマリオの滑空でカバーしやすくなっている。 この形態でいる間、ストックしている他のパワーアップアイテムを使っても他の変身マリオに切り替える事が出来ず、状況によってはプレイ中のコースでのスターメダル入手の障害になる可能性もある為、決して万能ではない。 例:ブーメランでなければ取れない場所にあるスターメダルを取る時に、ストックしているブーメランフラワーでブーメランマリオに切り替えられない為にそれを諦めざるを得ない。 なお、コースをクリアすると効果が切れて普通のタヌキマリオになる。 パタパタの羽 あの極悪アイテムがさらに極悪になって登場。何と効果は、『取るとマリオに美しい羽根が付き、その羽根を優雅に羽ばたかせてゴール前に美しく着陸する』という素晴らしいチート性能だったりする。 その分出すための条件は厳しく、ミス10回以上が条件である。しかも一番使いたい裏面では白タヌキ共々一切出ない。 白タヌキとP羽はおそらく『New』シリーズのお手本プレイと同様の(マリオシリーズでは半ば定番となった)救済措置だと思われる。 一応本アイテムをストック出来るミステリーボックスが存在するので、運良くそのミステリーボックスに巡り合えれば裏コースに持ち込むことが可能。下記の王冠コースでも使用できる。 当然だが、このアイテムを使用した場合タイムアタックの対象外となる。 評価点 健在の「コースの面白さ」。 ピシャリとまとめてはあるものの、よく見てみるとしっかり細部まで作りこまれていることが分かる。 ゴールするだけなら一本道だが、ちょっと寄り道するとたくさんのコインや1UP、スターメダルがあったり…。 水中では自動で沈むように、マグマでは一発で即死するようになったりと、3Dと2Dマリオの要素がしっかりと噛み合っている。 『New』を思わせる、簡単すぎず、難しすぎないほどよい難易度。 序盤は割と楽であるが、通常コース終盤やスペシャルワールドは結構な難易度。スターメダル収集もなかなか難しい。 しかし、本作ではクリアタイムとゴールの高さによってコインが獲得できる、ゴールポールの一番上に到達すれば1UP(プロペラブロックを被った状態ならさらに1UP)でそれも割と楽、コース各所に割と多く用意された1UPキノコなど、残機増加の手段が多いためゲームオーバーの危険性は非常に少ない。 慣れてない人でも通常クリアするだけでそこそこの残機はあるだろうし、シリーズに慣れているプレイヤーなら一周で残機100を越えることなどザラ。 しかし、その残機もスペシャルコース後半に挑戦するには慣れたプレイヤーでもガンガン減らすことになるだろうが…。 スタッフが語るように、スターメダルに秘められた3Dマリオの「探索要素」。 少し考えれば見つかるものがほとんどである上、無視していてもすれちがい通信などで入手が可能なため、「やらされている感」が全くしない。 3D表現を利用した死角に配置されているものも存在し、この探索要素も程良い難易度設計になっている。 各コースのクリアタイムが記録されるようになり、今までの3Dマリオにはなかったタイムアタックという新たなやりこみ要素ができた。 これによって、各コースのショートカット、最短コースや各アクションの移動速度などが細かく研究されている。 このタイムアタックはすれちがい通信対応であり、周辺地域のプレイヤーとの比較的ローカルな競争も可能。 3D表現(立体視)ならではのコース構成。 当初から少なからず存在した「ゲームに立体視は必要か」という疑問を払拭するような仕掛けが多数存在する。 2Dで見ても分からないが3Dで見れば分かる騙し絵のようなコース構成や、画面奥から迫ってくる仕掛けなど。 特にコース1-3における高所表現は有名で、崖下を見下ろす際に恐怖を感じた者も少なくないだろう。 立体視によって、3Dスクロールゲームの欠点であった空間把握も比較的容易になった。 これによって、元来マリオの基本アクションであった“敵を踏んで倒す”ことが3Dマリオでも比較的容易になった。 また、空中の足場等に飛び乗ったりすることも従来の3Dマリオに比べれば簡単になっている。 ただし、空間把握が容易になったとは言っても調整に必要な方向が1次元分増えているので、当然ながら敵を踏んだり足場に飛び乗ったりするは2Dよりも依然難しい。 賛否両論点 一本道なコース構成 『ギャラクシー』からの傾向として、複雑な構成のコースは減らし3Dアクションが苦手なユーザーもプレイしやすいように設計されているが、今作はそれが顕著。スタートからゴールへ向かうはっきりとした「道」があるコースが多く、箱庭型のコースは『ギャラクシー』からさらに減っているため、好みが分かれる。 「社長が訊く」によると、高難易度として見られ、一般的なユーザー層があまり寄り付きにくい箱庭系の3Dアクションは撤廃したとのこと。宮本氏によると、「そちらはゼルダに任せる」ということらしい。 ショートカットもあるにはあるが、1面と4面のみ。こちらはむしろ初代のオマージュ要素が強いと思われる。 問題点 コースやギミックの「使い回し」。 コースが短い上にギミックの使い回しが酷く、裏面を進めているころには人によっては単調さを感じて来るかも知れない。 特に、『レッドプルーパネル』(ジャンプすると赤と青の足場が入れ替わる)等はこのゲーム内だけで10回以上使い回しを受けている。 参考に『ギャラクシー2』などではギミックを流用しても上級版を作ったりするだけで、回数も少なかった。 もっとも、その反面として従来の3Dマリオでは箱庭型という性質上“コースそのものの使い回し”が顕著だったとも言えるので、その点を考慮してやれば従来の3Dマリオに比べ、今作は特別使い回しが酷いという訳でも無い。 物足りないボリューム。 通常クリアまでなら従来と比べても割と短時間で終了してしまう。 ただしコース数自体は100コース近く存在しており、従来の2Dマリオと比較して決して少ない訳ではない。 + また、実は隠し要素もあり… 全コースを金旗でクリア&マリオとルイージ両方でクリア、スターメダルコンプリート…で王冠コースが出現する。あの「マスターオブギャラクシー」さえ凌駕すると言う人もいる難関コース。 このコースを出すためには最低でも全コース(通常&スペシャルコース)を二周する必要がある。 しかも、スターメダルコンプリートやコース後半は相応の難易度を誇るので、尚更時間を要する。 総じて、通常クリア後が本番と考えてやれば、決してボリュームが不足している…という訳でもない。 通常コースクリア後について + ネタバレ注意 スペシャルワールドのマネックと制限時間 スペシャルワールド後半は使い回しコースにマネック(マリオの動きをまねて追いかけてくる敵)や制限時間、又はその両方と言うパターンが多くなり、単調になりがち。 製作期間が短かったことが影響しているためと思われる。手抜きと感じにくいような配慮はあるのだが、難度の上げ方が安易と思う人もいる。 完全クリアを目指す際の弊害 上記の様に使い回しの激しいコースが多く、スペシャルコース後半は通常コースを30秒コースにしたものかマネックを追加したもの、あるいはその両方という単調さなのに、マリオとルイージ2人でクリアする必要があり、しまいには飽きてくる。2周目のプレイ後半はほとんど作業と言って良い。 ゲームプレイによって、セーブデータに最大5つの星を付ける事が出来る。その上で特定の条件を満たすとその星を光らせる事が出来るのだが、この光らせる事までは事前情報無しではほぼ不可能。 一度エンディングを見るまでの間、「一つのコースで5回以上ミスしてはいけない」というもの。知ってさえいれば気をつける事は出来るが、知らなければ5回くらいはミスするもの。特に難しいコインを取ろうとしている場合など、条件を知っていれば後回しにも出来るが、スターコインを集めながら進めている人などはほぼ確実に引っかかると思われる。 8-王冠ステージクリアで光らせるか、5回ミスすると出現するお助けアイテムを取らずにクリアする事が条件で良かったのではないか。やり込み、自己満足の範囲ではあるものの、ゲームプレイの前に攻略情報を調べないといけない様な条件はゲームとして不適切と言わざるを得ない。 3D表示なしでのプレイが困難 評価点でも述べた通り、本作には3D立体視を前提としたコースが多くあるが、裏を返せば2D表示では厳しいということである。 幸い、立体視が必須となるのはスターコインのある隠しエリアのみだが、これらを2D表示で回収しようとするのは現実的ではない。 また、本作はカメラワークが悪い場面が多く、3DSゆえの解像度の低さも相まってマリオの位置を把握しづらい。 3D立体視は目が疲れるのであまり使いたくない、あるいは2DSしか持っていないという人は、購入前によく考える必要があるだろう。(*3) 『New』『64DS』にあったような対戦モードやミニゲームがまったくない。 代わりがすれちがいタイムアタックなのかもしれないが…少しでもあれば多少ボリューム不足を補えたと思われる。 総評 開発期間が短かったが故に、ボリューム不足や使い回しなどの欠点があるものの、その完成度はかなり高水準であることには間違いない。 また、立体視という技術を単なる飾りやオマケとしてではなく“ゲームの欠かせない要素”として活用し、その可能性を世に知らしめた初の3DS作品とも言えるだろう。 コアなゲーマーには少し物足りないかもしれないが、「誰にでも」お勧めできる作品である。 興味のある人はプレイしてはいかがだろうか。 余談 あるコースでスターメダルを入手するための仕掛けを解くと、『ゼルダの伝説』シリーズで有名なあのSEが鳴る仕掛けがある。 残機の上限はなんと1110である。 「999」人の後、百の位が王冠になり更に残機を増やすと最終的には王冠が3つ並ぶ。これは初代スーパーマリオブラザーズにおいて、残り人数が9人以上になると十の位の部分に王冠が表示されるようになるという仕様が元ネタ。 本作は壁とノコノコの甲羅があれば簡単に無限アップが行える為、時間さえあれば簡単に達成可能。ただし、肝心のノコノコ配置が極端に少ないが…。 タヌキマリオは本作で23年ぶりの復活となったが、その1年後の『New スーパーマリオブラザーズ 2』ではしっぽマリオが復活し、こちらは2Dアクションであるため飛行能力も復刻されている。 タイトルに「ランド」と付いているが、携帯機向けの新作である事以外に『スーパーマリオランド』シリーズとの直接的な関係性はない。 ただしこの『3Dランド』というタイトル名は、ゲームボーイの『スーパーマリオランド』シリーズへのオマージュと、ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ3』のような「進化した(3D)アクションゲーム」を目指して製作された意味合いの両方を込めているらしい。 本作のコンセプトを受け継ぐ作品として、2013年にWiiU用ソフト『スーパーマリオ 3Dワールド』が発売された。 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に本作のコースが登場している。 3Dマリオとしては売れ行きは比較的好調で、発売約2ヶ月で国内はミリオンセラー、全世界で出荷500万本を記録している。 因みにこれは後に発売された『マリオカート7』と同時に、3DS初のミリオンセラーとなった。 また『モンスターハンター3G』や上記の『マリオカート7』と共に年末商戦では3DS本体のかなり早い普及に貢献、不調気味だった3DS市場を急速に復活させた立役者でもある。
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1557.html
今日 - 合計 - スーパーマリオアドバンスの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時20分04秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して