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カタハネ 【かたはね】 ジャンル 過去と未来を繋ぐADV 対応機種 Windows 98~XP【DVDPG】DVDプレイヤー【メガストア】Windows XP~8【リマスター】Windows Vista~10 メディア DVD-ROM 1枚【DVDPG】DVD-Video 2枚組 発売・開発元 Tarte【DVDPG】電脳CLUB【メガストア】コアマガジン【リマスター】10mile 発売日 2007年1月26日【DVDPG】2008年8月28日【メガストア】2014年7月30日【リマスター】2016年8月26日 定価 8,800円【DVDPG】5,800円【メガストア】1,287円【リマスター】8,800円(全て税別) セーブデータ 144箇所 ディスクレス起動 可能 レーティング アダルトゲーム 配信 2008年12月12日/2,800円(税別) 判定 良作 ポイント 珍しい群像劇で描かれる物語百合好き以外にもお勧めできる Tarte作品リンク 一つの物語は終わりを告げ、過去から未来へ― 物語は”ココ”から始まる― 概要 ストーリー シロハネ編 クロハネ編 主な登場人物 シロハネ編 クロハネ編 特徴 評価点 問題点 総評 再評価へ 余談 概要 「Tarte」から発売された9作目の作品。 企画者は原画も担当している笛。ライターはJ-MENT。 ストーリー シロハネ編 この物語は、セロが白銀の村へココを連れて行く旅に、友達のワカバとその弟ライトが同行する形で 始まります。 セロの目的はココのメンテナンスですが、同行するワカバは勢いでエントリーしてしまった演劇祭のため、 脚本を書きながら各地で役者を探そうと画策中。 それはいわくつきの悲劇『天使の導き』と全く正反対のハッピーエンド版で、史上最大の逆賊と名高い アインが『実は良い人だった!』というトンデモな内容。 そんな代物だけに、「役者すら見つからないのでは?」と不安を抱えながらも、偶然か運命か、主役に ふさわしいアンジェリナやベルを見つけて大はしゃぎ。 果たして、ワカバたちは無事にアンジェリナたちを仲間に入れて、劇を成功させることができるのでしょうか? (公式サイトより抜粋) クロハネ編 ふかふかのベッドで目覚めたココは、そこが自分の知らない部屋であることにビックリ。 どうしてこんなところに居るのか知るために部屋を出て探検を始めれば、どうやらお城の中のようです。 そのうちココは迷子になってしまい、廊下で誰かが来るのを待ってみます。 ……と、そこに現れたのは白いドレスに身を包んだキレイなお姫様・クリスティナと、白い羽根の人形・エファでした。 その後ココは、お城に居る色々な人たちとお話をします。 そして自分が人形であり、クリスティナやエファと共に『天使の羽ばたき』という劇をすることなどを知ります。 やがて、お姫様やエファと練習を重ねた『天使の羽ばたき』のリハーサルを迎えますが―― この劇には、誰もが予想しない……大きな陰謀が隠されていたのでした。 (公式サイトより抜粋) 主な登場人物 シロハネ編 アンジェリナ・ロッカ クリスティナ・ドルン役に憧れる女優の卵。 妥協を許さない性格なのでときには仲間と衝突することも。 パッケージの右側にいる。 ベル 人形技師の元で暮らしている人形。 人間と同じように感情があり、歌うことが好き。ココよりも人間に近い見た目。 パッケージの左側にいる。 ココ 作りや話し方が特徴的な人形。 活発な性格をしており、現在はセロと生活している。 ワカバ・フォーレ 将来の夢は小説家の女の子。 普段は実家のパン屋を手伝う傍で小説を書いている。 ココに「カバー」と呼ばれているため彼女のルート名は『カバルート』になっている。 ライト・フォーレ ワカバの弟。 姉とはしょっちゅう喧嘩をするが仲が悪いわけではない。 セロ・サーデ 一団のリーダー的存在。 とてもおおらかな性格。史学に対する関心が強い。 クロハネ編 クリスティナ・ドルン 白の国の王女。 アインを後見人として国を治めている。 エファ 赤の国が管理している自慢の人形。 白の国で行われる記念式典のために貸し出された。 ココ 青の国で作られた人形。 外見より耐久性などを重視した作りのため、身長は約85cmとかなり子供じみている。 アイン・ロンベルク 実質的に白の国を動かしている摂政。 白の国は赤の国と青の国に挟まれているので国事には苦労している。 特徴 過去と未来を繋ぐストーリー構成 シロハネ前編→クロハネ→シロハネ後編の順で物語が進む。クロハネ編には選択肢が一つもない。 群像劇の形をとっている。 複数の人物に焦点が当てられる珍しい形式。そのためプレイヤー=主人公ではない。 A.C.V(Another Chara View)システム 一部のシーンで誰目線にするかを選ぶことができるシステム。 例えばワカバとライトが会話をするシーンではワカバ目線かライト目線を選べる。 通常の選択肢のようにルート分岐にも影響する。 常に16 9のCG画面とメッセージ画面に分かれている。そのためメッセージがCGに重なることはない。 キャラクターは常に右側におり、会話の相手は顔だけが左側に表示される形式。 リマスター版ではCGが全画面に表示され、メッセージがそれに重なる形式に変更された。HD化に対する対応だと思われる。 「しねきゃぷしょん」という洋画の字幕のようなフォントを使用している。 女性同士の恋愛が描かれている。 いわゆる「百合」というジャンル。 カタハネの世界観では同性愛はタブーではない。 異性間の恋愛も描かれている。 評価点 過去と未来を繋ぐストーリー構成。 過去編であるクロハネ編ではいくつかの伏線が残されるが、それらは上手くシロハネ編で回収されている。 すべてが明らかになる最終ルートは特に評価が高い。 群像劇を生かせている。 頻繁に視点が変わるため登場人物の心情が分かりやすい。 キャラごとに地の文も書き分けられており、ココ視点は必見。 映画の様な雰囲気が良い。 群像劇であることに加え、画面サイズやフォントも相まって映画を見ているような気分にさせてくれる。 笛氏特有の絵柄、背景も上手くマッチしている。 BGMがいずれも名曲。 発売から5年後に再販されたサントラに注文が殺到するほど。 百合ゲーとしても高評価。 当時から百合ゲーは少なかったため、貴重な一作である。 問題点 既読スキップ・オートリード時に視点が変わると中断してしまう。 このゲームは頻繁に視点が変わるため頻繁に中断されてしまいテンポが悪くなってしまう。 アンルート、カバルートは共通部分がほとんどを占める。2周目で共通でない部分だけを読むと1時間もせずに読み終わってしまう。 「1周にまとめた方がテンポが良かったのでは?」との声も。 アンルートはアンとベル。カバルートはセロとワカバが結ばれるルートなので1周にまとめても不自然な展開にはならなかったと思われる。 一部のCGが表示されないバグがある。 パッチを当てれば問題ない。 ちなみにこのバグは原作マスターアップ後に発覚したため、発売前にパッチが配信された。ほぼ最善の対応だったと言えるだろう。 HDリマスター版では別のバグが発生した。こちらも早めにパッチで修正されたので大きな問題にはなっていない。 総評 世界観とBGMが素晴らしい作品。 百合が好きな人はもちろんのこと、笛氏の柔らかい絵柄や群像劇が好きな人にもお勧めできる。 再評価へ 現在では高評価の本作だが、発売当初はワゴン売りされていた。 予約数が足りずブランド解散になったため、「処分品」として扱われたのが原因。 ワゴンで1,000円未満で売られていたこともあった。(参考) (参考2) 後に内容が評価されて徐々に高騰、一時はプレミア価格になっていた。 その後ダウンロード版・DVD-PG版・メガストア版の発売により価格は落ち着いた。 現在ではタペストリー等の関連商品の方が高騰しており、入手困難になっている。 新装版サントラが2012年に発売され、売り切れた。 新装版にもプレミアがついたことを受け、2016年4月1日にほぼ同じ内容の再販版が発売された。 また、HDリマスター版が2016年8月26日に発売。2018年1月25日Vita版も発売。 余談 百合ゲーとして名前が挙がりやすいが、男女の恋愛も描かれている。 カップリングは完全固定なので、その点は安心して欲しい。 発売元のTarteが解散してしまったため公式サイトは消滅していたが、ファンが保存していた。 その後公式にURLが譲渡され、2016年4月15日にリマスター版ティザーサイト(現公式サイト)として復活した。 旧サイトでは「クロハネ編」を体験版としてまるまる配信していた。そのため本編ではクロハネ編開始時にスキップするかどうかを選択できる。 シナリオ担当のJ-MENTがTwitterでココ(bot)を管理している。 現在は不具合により停止中。
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放送回 試合回 ステージ 対戦方法 勝敗 第59回 コーナー導入と抽選会 第60回 1回戦第1試合 1stガンダム 山手線ガンダム縛り対決 モリソバ vs 恥部姉 第61回 第62回 第63回 第64回 第65回 第66回 第67回 エキシビジョンマッチ(公開録音) スーパーロボット大戦A トゥルーオアダウトオーディエンス対決 エリンギ vs モリソバ vs スアラエ 第68回 第69回 第70回 第71回 第72回 第73回 第74回 第75回 第76回 第77回 第78回 2回戦第6試合 メカンダーロボ 体内時計対決 ナメコ vs サバーク・ノートラ 第79回 2回戦第7試合 無限のフロンティア スペース連射対決 カケソバ vs マイ・タケオ 第80回 2回戦第8試合(敗者復活戦) マジンガーZ 負けるが勝ちあっちむいてゼェェェット対決 エリンギ vs タンタンメン 第81回 3回戦第1試合 機動戦士Zガンダム 背中で感じて漢字対決 ザルソバ vs クリットマン 第82回 3回戦第2試合 機動戦士ガンダム逆襲のシャア 逆シャア フラッグファイト対決 モリソバ vs ナメコ 第83回 3回戦第3試合 創聖のアクエリオン オモロー!カウントアップ対決 マイ・タケオ vs タリー・デスナー 第84回 3回戦第4試合 機甲戦記ドラグナー R-1対決 ソーキソバ vs エリンギ 第85回~第105回までなし 第106回 準決勝第1試合 無敵鋼人ダイターン3 ワンツースリーヒント対決 モリソバ vs タリー・デスナー 第107回 準決勝第2試合 銀河疾風サスライガー スパロボ略語対決 ザルソバ vs エリンギ 第108回 なし 第109回 決勝戦 スーパーロボット大戦 スパロボ暗算対決 モリソバ vs エリンギ 第110回 EXTRA - 記憶連鎖対決必殺技シャウト対決 モリソバ&エリンギ vs Mr.リビドー 第111回 なし 第112回 第113回 表彰式
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作者別カタログ カタログ一覧 VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ Vocaloidランキング の カタログ
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マブラヴ オルタネイティヴ 【まぶらう゛ おるたねいてぃう゛】 ジャンル あいとゆうきのおとぎばなし 対応機種 Windows 98~XP(*1)Xbox 360Play Station 3PlayStationVita (VitaTV対応)Nintendo Switch 開発元 アージュ 発売元 【Win】アージュ【360/PS3】5pb. 発売日 【Winオリジナル】2006年2月24日【Win全年齢版】2006年9月22日【Win7対応版】2012年6月29日【360】2011年10月27日【PS3】2012年10月25日 定価 【Winオリジナル】7,140円【Win7対応版】8,100円 レーティング アダルトゲーム 【Win】全年齢対象版あり【360/PS3】CERO D(17才以上対象) 判定 良作 マブラヴシリーズマブラヴ / マブラヴ オルタネイティヴ 概要 あらすじ 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 WARNING!!!!!!! 鬱気味の人などは真面目に読まないことをお勧めします。 概要 Win用アダルト恋愛アドベンチャー『マブラヴ』の続編。 厳密には前作『マブラヴ』の複数あるシナリオのうち、ある程度プレイした後に解禁されるアンリミテッド編の続編。 オリジナルのWin版は18歳未満禁止だが、後に18歳未満でもプレイ可能な全年齢版が発売されている。 しかし、その後に発売された移植の360/PS3版は共にCERO D(17歳以上対象)となっている。 あらすじ 謎の地球外生命体「BETA」に侵略され、人類が存亡の危機に立たされているという、それまでいた平和な世界とは全く異なる世界に迷い込んだ主人公・白銀武。苦悩しつつも人類を救うために奮戦するが、その努力が実る事は無く、人類は一部の選ばれた者のみが地球を捨てて脱出し、残された人間はやがてくる滅亡までBETAと希望の無い戦いを続けるだけの日々を送ることになってしまった(ここまで前作アンリミテッド編)。 しかしある朝白銀武が目覚めると、武が初めてこの世界に来た日である2001年10月22日に何故かタイムスリップしていた。それまでの記憶、つまり「これから起こる未来」を知っている武は、今度こそ人類の滅亡を防ぐために戦う決意をするのだった。 特徴 ゲームシステムは前作と同じ。随所で選択肢が表示されるごく普通のアドベンチャーゲーム。 多数のヒロインが登場するが、恋愛モノで言うところの「攻略対象」はメインヒロインである「鑑純夏」ただ1人のみ(*2)。 過去のアージュ作のゲームからのゲスト出演キャラも多数いただけに、期待は大きかった。 これは本作が多数のヒロインとの恋愛をメインテーマに置いていない作品である以上仕方が無いとも言える。 ただゲームジャンルとしては恋愛アドベンチャーを謳っている。前作『マブラヴ』と違い平凡な恋愛パートはほぼ無いのだが…。 + ネタバレ しかもこのメインヒロインを含め、ほとんどのヒロインは最終的に死亡する。エンディング分岐も特に無く、ヒロインが生存する結末は無い。 もっとも、主人公が最終的に帰り着く世界では全員平和に生存しており、死んだ世界でも悲劇的・理不尽な死亡ではなく、敵と勇敢に戦い抜いた上での戦死ではあるので、何も救いの無い結末とまでは呼べない。 評価点 非常によく練り込まれた世界観の設定。 大作アニメが1本か2本は軽く作れてしまいそうなほどの綿密な世界情勢やメカニックの設定に裏打ちされた描写は、ミリタリーファンやロボットファンを惹きつけてやまない。 本作の世界を別の主人公の視点から描いた『トータル・イクリプス』など、スピンオフ作品も生まれている。 ハインライン『宇宙の戦士』を彷彿とさせる重厚で硬派なSF設定や、平行世界にまで舞台が広がるワイドスクリーン・バロック的構造のストーリー、荒廃し危機に瀕していながらも政治的な思惑の飛び交う世界情勢の描写もよく作り込まれており、斬新かつ極めて深みのある作風。 前作『マブラヴ』やその他アージュ作品と世界観を共有しているが、それらの設定をうまく伏線として取り込んでおり、アージュ作品のファンは何度も感心させられる。 メカニック面でも「戦術機」という巨大人型兵器が登場、設定だけでなくビジュアルにもこだわっている。 そしてその戦術機に乗り込む際に着用するパイロットスーツ「衛士強化装備」があるが女性訓練生の物は「肌の大部分がほぼ透けている」というフェティッシュなデザインである(ちなみに正規兵の物、上位モデルは透けない)。ただエロゲー的なデザインとしてだけでなく、作中できちんとした理由付けもなされているのがポイント。 戦術機そのものも、この手のロボットものには必ず「人型兵器である必要性」の理由付けが求められるが、これもきちんとしている。敵の性質上、航空戦力は全て無力化され、地上兵器も立体構造を持つ閉所に突入して戦うため車輪で走る既存兵器では対応不可能。「地上を走るがジャンプする動きができ、かつ武器を持ち替えて1機で複数の状況に対応できる汎用性」を求めた結果の人型兵器とされている。通常の戦場ではあり得ないド派手なカラーリングの機体もいるが、こちらを色覚によって識別していない事が分かっているため。 軍艦などの現実に存在した兵器も登場するが、「歴史が異なる平行世界」故に、本来叶わなかったifが反映されており、軍事マニアもニヤリとさせる設定が盛り込まれている。 日本は第二次世界大戦で早期に降伏し、原爆を落とされていないため、多数の軍艦が轟沈せずに残っている。国連を通じた連合軍としてアメリカ等とも協力関係にあるため、戦艦大和・武蔵・アイオワ・ニュージャージーなどが同一の艦隊で作戦に当たる様は圧巻と言える(ストーリーのメインではないが)。 また、史実では建造中の災害によって空母へ改装されて完成を見た航空母艦・加賀は、この世界では災害を受けておらず、当初の予定通りに戦艦として就役している。大和型戦艦として建造され途中で空母に変更され、完成前に撃沈され就役できなかった信濃もこの世界では戦艦として完成をみている。 逆に、一部の艦船は「戦術機として開発された」事になっており登場しない。吹雪型駆逐艦・吹雪、陽炎型駆逐艦・陽炎、同・不知火、翔鶴型航空母艦・瑞鶴などはこの世界には存在せず、代わりに同名の戦術機が存在する。 演説が流れるシーンが何度かあり、ストーリーを盛り上げるのに一役買っている。 特に最終決戦前に流れる若本規夫氏が演じるキャラの演説シーンは人気が高い。 ただし欠点もある。詳細は後述。 『JAM Project』が歌う主題歌も非常に熱い。 この主題歌『未来(あす)への咆哮』は、エロゲーの楽曲という性質上、女性メンバーが参加していないなど若干特別扱いを受けている曲ではあるが、同グループの他のどの曲にも負けていない熱さを誇ると評価が高い名曲。 他のJAM Projectの楽曲と違い男声パートのみなので、比較的音域が狭くカラオケでも歌いやすい。ただしあくまで比較の問題であり、一流どころの男性歌手4人がかりで歌う曲である事からもわかるとおり、一般的に見れば非常に難易度が高い曲である。 後の360/PS3版にて追加された新テーマ曲はフルメンバーが参加したさらに熱いものとなっている。 この主題歌とあわせ、OPなどの随所のムービーも高く評価されている。 JAM Project以外にPS3版では『GRANRODEO』の『0-GRAVITY』が存在し、こちらの評価も高い。 2006年のアダルトゲームとしては演出面が高い水準にある。日常シーン・戦闘シーンの両方でアージュ独自の総合演出システム“AGES“の機能をフルに活かした演出がされ、現在でもその評価は高い(*3)。 特に、話の展開に応じて立ち絵が細かく動く表現方法は、本作を皮切りに一気に普及したと言える。 キャラクターのボイスも、離れた位置にいるキャラの声はきちんと遠くから聞こえてくる声になっているなど、随所で芸が細かい。 賛否両論点 本作は元々、前作と一本で発売される予定だったのだが諸事情により分割された経緯を持つ(*4)。 本編中にも前作『マブラヴ』(*5)での出来事を回想するシーンがいくつかあるなど、前作からプレイしている事が前提となっている。 一応本作だけでも楽しめない事は無いが、既に書いている通り壮大なストーリーと複雑な伏線が醍醐味の作品でもあるので、全てを踏まえて楽しむのに比べればやはり魅力は半減してしまう。 グロテスクなシーンの描写があまりにもダイレクト。 + ネタバレ注意 特に主人公が訓練生である間の教官を務める立場のキャラクターが死亡するシーンは凄まじいものがあり、しかもそれを正面で直視したシーンを無修正で表示するというもの。キャラクター名で検索すると「トラウマ」などのキーワードが関連に並んでしまう他、画像検索すると普通の立ち絵などに混ざって問題シーンの画像が数多く並んでしまう結果となっている。死亡したシーンだけではなくその後幾度も主人公のトラウマとしてフラッシュバックするため苦手なプレイヤーには余計たちが悪い。 ただ、グロシーンの凄惨さは悲壮な世界観の演出の一部でもあり、そこからの鬱展開による追い詰めや主人公が人並みならぬ決意を持つ動機にもなっているストーリー上必要なものなので、グロシーンの存在そのものは仕方がない。 このグロシーンの凄惨さ故にプレイが進められないという声も多数あがった。 これらの声を受け、「まずはプレイして頂く事が何よりも大事」として、先述の通りグロシーン緩和パッチが配布されている。またWin全年齢版や360/PS3版では最初からグロシーンが緩和されている。 しかしシーンそのもののカットはされておらず、緩和されても耐えられないと言う人はどうしようもない。シーン自体をカットという安易な手法を使わず、ストーリーの構成に違和感がないようにした点は逆に評価できると言えなくも無いが。 問題点 エロシーンが2つしかない。 しかもそれらも若干のグロ要素を含み、かなり性的嗜好を選ぶシチュエーションである。 これもゲームのメインテーマがそうではないからで済む問題と言えなくも無いが、全く無い訳ではないので、中途半端にエロゲーの形を引きずってしまっているとも言える。 差分回収が手間 どのような選択をしてもエンディングは一つだが、道中のイベントは複数用意されている。 しばらく後の展開に影響する選択肢もあるが、スキップが非常に遅い。 前述した演説は一切飛ばすことの出来ないオートデモでありゲームとしてはテンポが悪い。演説中はメニューすら開けなくなるので画面を見ている事しか出来なくなる。 説明台詞が多過ぎる。 先述したように、よく練り込まれた設定・世界観だが、劇中で登場人物がそれに関して説明するのが延々と続くシーンが余りにも多い。時には数時間続く事もあり、ゲームのプレイ時間の肥大化に繋がっている。人によってはダレる場合も。 総評 グロシーンの凄惨さやそのシーンからの鬱展開など「プレイするためのハードル」の高さ、エロゲー・恋愛ゲーとして期待していた人にとっては肩透かしを食らってしまう該当シーンの少なさはあるが、それを補って余りある圧倒的なボリュームの世界観・ストーリーは魅力。 これと言ったバグや製作の投げっぱなしもほぼ無く、商品としても高い完成度を誇る。 多数のメディアミックスやスピンオフ作品、関連グッズの発表が現在も続く人気タイトルであり、いずれかに触れて興味を持ったならば、ぜひともそれらの原点である本作(及び前作)のプレイをお勧めする。 余談 本作の360版と1日違いでアージュの過去作『君がいた季節』のリメイクが発売されており、多数の追加キャラが登場しているが、本作からの逆輸入キャラも複数いる。 タイトルの「ブ」と「ヴ」が間違われやすい。また、alternativeの読みを「オルタナティブ」「オルタナティヴ」と間違われることも多い。 これは本作のオルタネイティヴと言う読みが、やや特殊であるため仕方ない点でもある。 前作『マブラヴ』のころからもそうであったが、今回はさらに1つ「ヴ」が増えた。 このゲームに限らずアージュのゲーム全般に言えることなのだが、発売までに幾度も延期を繰り返している。前作『マブラヴ』の元々の発売予定であった2001年から数えると、計5年延期している。 あまりの延期っぷりにファンの間で「1アージュ=3年」という単位が生み出されるほど。アージュ側も認知し、ネタとして時たま使用するほど。 様々なメディアにて展開されている人気漫画作品『進撃の巨人』は、本作をモデルにして世界観などの設定が作られている。作者自身が各種媒体で冗談半分ではあるが「パクって作りました!」などと豪語するほどに影響を受けていると本人ブログで語られている。 長らく『スパロボ』参戦が望まれる作品だったが、2018年10月にソーシャルゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』にて期間限定ながら参戦した。 2019年に『ファンタシースターオンライン2』で本作とのコラボアイテムが登場した。 2019年10月23日のアージュ20周年記念イベントで、本作の正統続編となる『Muv-Luv INTEGRATE(仮)』が発表された。発売時期やプラットフォームは未定だが一本のパッケージになるということ。 2020年3月27日に『age アーカイブス ~20thBOX Edition~』が発売。 Windows 10に正式対応したバージョンの『マブラヴ』関連作品が大量に収録されている。 テレビアニメ版が2021年10月に放送された。 2022年10月に、二期の放送が決定した。
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[部分編集] キャラクター名:中島 純一 年齢:20 性別:男性 ワークス:ミスリル キャラクタータイプ:メカニック/イノセント 総獲得経験点:011 現保有経験点:011 能力値他 【格闘】07/2 【射撃】06/2 負傷レベル 【命中】07/2 【回避】09/3 無傷□□重傷□□死亡 【防御】09/3 【精神】14/4 生身戦闘力 00 【探索】06/2 【知力】09/3 精神ポイント 34 スキル 《機械整備》 Lv1 『修理キット』を所有している場合、機体の【HP】を、3時間につき(Lv)D6点回復できる。 《集中力》 Lv2 精神ポイントが(Lv×3)増加する。 《超感覚》 Lv1 あらゆる武器の【命中】に+1の修正を得る。 精神コマンド [集中] SP2 任意 直後の判定あるいは【命中】に+(【精神】B) [鉄壁] SP7 開幕 自身のダメージ減少のダイスを、通常の2倍振ることができる。 [みがわり] SP2 割込 自身以外の者がダメージを受ける際、代わりにダメージを引き受ける。 [直撃] SP5 補助 直後の攻撃の対象は「通常防御」「バリア防御」<シールド>使用不可。 [部分編集] フェイトイベント1:変革への扉 FP00/02 戦争根絶など、元より目指してはいなかった。ただ、関係ない争いで誰かが傷つくのが嫌だった。 組織を変えても、その願いだけは変わらない… スキルを新たに1Lv取得する:精神統一 フェイトイベント2:エネルギー兵器 FP:Complete! エネルギー兵器…ビームや魔法を利用した攻撃は、中距離戦闘を想定したバベルにとって警戒するべきものだ。 GNフィールド以外に何か防御手段を考えておいた方が良いかもしれない… ユニットに特殊機能を1つ追加:換装 フェイトイベント3:局地戦への備え FP00/03 圧力の高い水中やデブリの多い宇宙、砂塵の舞う砂漠のような場所でも戦闘は行われる。 何時起きるかも分からないが、その時の為に準備をしておかねば… ユニットに特殊機能を1つ追加:換装 [部分編集] アイテム 調達点07/07 修理キット 調達点02 高級非常食 調達点03 小火器 調達点02 メモ:トリニティによる民間人襲撃と、内通者による擬似太陽炉の流出などによってソレスタルビーイングに付いていけないと感じて脱走したテストパイロット。 GNフィールドをはじめとする技術が使われているバベルの情報が世間に流出しないよう隠し持っていたが、アローズの調査が厳しくなってきた為、 バベルの情報提供を最小限にする事を条件にミスリルに入隊した。階級は軍曹。 [[草田ウィルズ]] 戦友、戦闘時においては上官扱いになると思われる [部分編集] ユニット名:ガンダムバベル ユニットタイプ:軍事スーパー系 ランク:C 総取得補給点:011 ユニット名:ガンダムバベル 現保有補給点:011 基本性能 【H P】120 【E N】20 【パ ワ ー】04 【装 甲】08 【運 動 性】02 【イニシアティブ】07 【装備スロット】35 【残りスロット】01 特殊機能 <バリア> スロット05 『バリア防御』できる。EN2消費 <非常形態> スロット05 任意のタイミングでガンダムシンアルに変形できる。【HP】とBSは回復するが、【EN】は回復しない <EN回復> スロット07 毎ターン【EN】1回復。 <飛行> スロット03 <飛行>の能力を持たない敵ユニットからの剣属性攻撃を受けなくなる。 <換装> FE バベルレジストに変形可能。戦闘中は不可。 武装 武装名称 分類 射程 命中 威力 属性 EN 弾数 損傷率による制限 スロット 追加効果 ビーム砲 射撃 中 14 14D6 B 1 ∞ 0 4 なし ガトリングランチャー 射撃 中 16 14D6 銃 0 4 0 6 撃ち落し/コンボ ミサイルランチャー 射撃 中 15 14D6 弾 0 4 0 4 なし 防御能力 通常回避:回避力2D6+05 通常防御:防御力11 分身回避:回避力3D6+00 バリア防御:防御力16 切り払い:回避力2D6+00 無防備 :防御力08 撃ち落し:回避力2D6+00 メモ:擬似太陽炉搭載型MS。機動性、隠密性を重視するミスリルにあって重装型のバベルが運用されているのは、 GNフィールドという防御手段と大量のGN粒子を貯蔵することで稼働時間を延長できる為である。 主に囮等の被弾率の多い任務を想定されている為、外装甲はASと同じ素材が利用されている。 ユニット名:ガンダムバベル・レジスト 現保有補給点:009 基本性能 【H P】120 【E N】20 【パ ワ ー】04 【装 甲】08 【運 動 性】02 【イニシアティブ】07 【装備スロット】36 【残りスロット】00 特殊機能 <バリア> スロット05 『バリア防御』できる。EN2消費 <非常形態> スロット05 任意のタイミングでガンダムシンアルに変形できる。【HP】とBSは回復するが、【EN】は回復しない <EN回復> スロット07 毎ターン【EN】1回復。 <飛行> スロット03 <飛行>の能力を持たない敵ユニットからの剣属性攻撃を受けなくなる。 <換装> FE バベルに変形可能。戦闘中は不可。 <耐性:B> スロット03 B属性の実ダメージ半減 <耐性:火> スロット03 火属性の実ダメージ半減 <耐性:雷> スロット03 雷属性の実ダメージ半減 <耐性:光> スロット03 光属性の実ダメージ半減 武装 武装名称 分類 射程 命中 威力 属性 EN 弾数 損傷率による制限 スロット 追加効果 ビーム砲 射撃 中 14 14D6 B 1 ∞ 0 4 なし 防御能力 通常回避:回避力2D6+05 通常防御:防御力11 分身回避:回避力3D6+00 バリア防御:防御力16 切り払い:回避力2D6+00 無防備 :防御力08 撃ち落し:回避力2D6+00 メモ:対エネルギー兵器用の装甲に換装したバベル。 武装は大幅に減っているが、その分魔法やビーム兵器を主体とした敵に対しては有効となったであろう。 ユニット名:ガンダムシンアル ユニットタイプ:準実在リアル系 ランク:D 現保有補給点:011 基本性能 【H P】040 【E N】12 【パ ワ ー】02 【装 甲】03 【運 動 性】08 【イニシアティブ】14 【装備スロット】25 【残りスロット】02 特殊機能 <EN回復> スロット07 毎ターン【EN】1回復。 <飛行> スロット03 <飛行>の能力を持たない敵ユニットからの剣属性攻撃を受けなくなる。 <オーバーテクノロジー> スロット05 スーパー系の武装のうち、超属性を持たない武装をひとつだけ取得することができる。 武装 武装名称 分類 射程 命中 威力 属性 EN 弾数 損傷率による制限 スロット 追加効果 ビーム砲 射撃 中 14 12D6 B 1 ∞ 0 4 なし ミサイルランチャー 射撃 中 15 12D6 弾 0 4 0 4 なし 防御能力 通常回避:回避力2D6+10 通常防御:防御力06 分身回避:回避力3D6+00 バリア防御:防御力00 切り払い:回避力2D6+00 無防備 :防御力03 撃ち落し:回避力2D6+00 メモ:擬似太陽炉搭載型MS。バベルの装甲を破棄した、本来の姿でもある。 ASに引けを取らない機動性を有しているが、GNコンデンサを持たない為に稼働時間に難がある。 また粒子量の問題から強力な武器を使用することが出来ないのも問題の一つである。
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エクセレン・・・・・当主 シオニー・・・・・・・ひっ!
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パロディウスだ! 【ぱろでぃうすだ】 ジャンル 横スクロールシューティング 対応機種 ファミリーコンピュータ 開発・発売元 コナミ 発売日 1990年11月30日 定価 5,800円 判定 なし ポイント FC版グラディウスシリーズの中では最も業務用に忠実その代償として処理落ち・チラツキが頻発ちちびんたリカが無念のリストラ グラディウスシリーズ 概要 システム・変更点など 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 1990年4月25日に稼働した『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』のファミコン移植作品。 ファミコンへの移植に伴い『~神話からお笑いへ~』のサブタイトルが削除された『パロディウスだ!』名義での発売となった。 アーケードで好評を得ていたグラディウスシリーズの最新作がファミコンで遊べると聞いて大喜びしたプレイヤーも多かったのだが… システム・変更点など 基本的なシステム自体はほぼAC版と同様なので割愛。FC版での変更点を以下に記す。 ステージ構成 計7面。AC版の10面のうち4つ(4・6・7・9面)をカットし、オリジナル面(遊園地)を3面に追加している。 1 2 3 4 5 6 7 AC1面(海賊) AC2面(ピエロ) 新規(遊園地) AC3面(お菓子) AC5面(モアイ戦艦) AC8面(北極) AC10面(要塞) 3面「速いぜ!ジェットコースター!」:遊園地をモチーフにしたステージ。観覧車やジェットコースター、バイキングといった遊園地の遊具をモチーフにした敵やギミックが多く登場。ちなみに、ステージ内のジェットコースターの敵を倒し空になったジェットコースターに乗る事によって、中ボスまで高速スクロールで進む事が出来る。ボスは便器をモチーフにした「ウーンボットン」。 更に今作ではFCへ移植されるにあたって、7ステージ中4ステージで特定の条件を満たすことにより隠されたステージに行く事が出来る、所謂「エキストラステージ」も追加されている。 1面:ステージ内の天井を破壊する事で侵入。空の上をモチーフにしたエリアで、初代『グラディウス』3面のマザーのパロディの雲形の敵が登場する。 3面:ステージ内の壁を破壊する事で侵入。AC 9面(墓地)をアレンジした物で、同ステージで特徴的だった鬼火の大群や同ステージボス「吉原ダユー」をモチーフにしたボスも待ち構えている。 5面:モアイ戦艦の最初に登場する「よしだ君」の破壊した上で口の中に入る事で侵入。モアイ戦艦の内部を探索するという、MSX『グラディウス2』の戦艦内部を意識した様な作りのステージ。もちろん登場する敵は全てモアイ。 6面:AC版における氷づけのゴーレムがいた場所にある入り口から侵入。AC版4面で特徴的だったグラディウス名物「火山噴火」が待ち構える他、AC版では氷づけにされていたミニゴーレムも登場。 また、各エキストラステージの最後では操作中の自機を別のキャラに変更する事が出来るカプセルを獲得する事が出来る。 難易度選択 本作では自機とパワーアップモードを選択した後にゲームの難易度を選択してからゲームを始める形式。 難易度はEASYからHARDまでの3段階。 難易度が高いほど敵も強くなるのだが、HARDでは1面から打ち返し弾が発生する様になる関係でクリア自体も困難になる。 白ベルの効果変更 白ベルはAC版では台詞で攻撃するメガホン攻撃だったが、FC版では取得すると自機が1upする効果に変更された。 評価点 ファミコン版「グラディウス」シリーズで最も業務用に近い内容であること 「FC版グラディウスII」から更にアーケードに近くなった自機の装備。 「ビックバイパー」はレーザーこそ『沙羅曼蛇 (FC)』と同様のまま(後述)だが、『グラディウスII』で4個装備が実現していたオプションのグラフィックがAC版により近い物に書き直され、バリアもフォースフィールドからシールドに変更。シールドは見た目こそはAC版に似ているが実際は自機の全身を覆うタイプが採用されていたFC版『グラディウス』とは異なり、前方のみを防ぐタイプになっている。レーザーは当たり判定・グラフィック共に『沙羅曼蛇 (FC)』の物と同様だが、レーザーの長さがAC版と同様に変更。 『グラディウスII』の4番装備ことタコのリップルレーザーは、これまでのFC版グラディウスシリーズでは地形などに当たってしまうと消滅してしまう事からAC版から大幅に弱体化してしまい、所謂「罠装備」として扱われていた。だが、本作のリップルはAC同様に地形に当たっても消滅しなくなった他、全体的に敵の耐久力も『グラディウスII』から低下していることも相まって、結果的にAC版同様の性能へと改善された。加えて、バイパー同様に前方シールドも存在している事から、こちらもAC版の装備を再現。 バイパー、タコ以外の2体も大体AC版の装備を再現している他、前2作で採用された2段階方式のパワーアップも廃止されているため、装備内容及び機体間バランスはおおむねAC版と同等と思っても良いだろう。 よりアーケードに近くなったステージ・ボス これまでのファミコン版グラディウスシリーズは『沙羅曼蛇 (FC)』3面ではアーケード版のプロミネンスや火炎弾に加えてファイヤードラゴンが登場していたり『グラディウスII』3面では火山とクリスタル面が統合されていたりと、オリジナル色が強い構成だった。 しかし、今作はよしこのミサイルや2面中ボスといったグラフィックの差し替えこそあるが、基本的にステージの地形や構造、仕掛けに敵配置や背景といった要素の多くがアーケード版をなぞっている。ボスキャラもパターンや動作など基本的に業務用を忠実に再現しているため、これまで以上に業務用に近い内容のステージをファミコンで味わう事が出来る。 特筆なのが『グラディウス』の要塞ステージのパロディである最終ステージ「タコの要塞」。 『グラディウス』がACからファミコンに移植された際の要塞ステージは、当時のロム容量の都合なのか電磁バリアやシャッター前の触手がカットされたりラスボスのゼロスフォースも自爆を待たなければ倒せない仕様に変更されていたりと、お世辞にもAC版とかけ離れていた内容であった。だが本作における「タコの要塞」は、ロム容量の増加や技術力の向上によってファミコン版グラディウスでオミットされていたそれら要素をAC版に忠実に再現されている。要するに「初期の作品で出来なかった事を時を経たうえでリベンジを果たす」という点を主役機のビックバイパー共々このステージで実現していて、結果的にFC版グラディウスシリーズの最後を飾るのに相応しい面と化している。 各ステージ内のBGMはファミコン版『グラディウスII』からの流用や一部楽曲の削除こそ見られるものの、こちらも比較的AC版に近い内容の楽曲を使用している。 本作以前のグラディウスシリーズは家庭用ハードで業務用に近い内容の作品をプレイするにはX68000といった高価なハードを利用しなければならなかった。 だが、安価で購入出来るファミコンに移植された本作の登場によって、業務用に近い内容の作品を家庭用ハードで気軽に楽しめるようになったと言えよう。 その他 隠しステージの追加 FC版グラディウスシリーズはMSX版のように隠しステージを追加する事が無かったが、本作で遂にエキストラステージが実装された。 家庭用版グラディウスシリーズにおけるエキストラステージは、ステージ内のギミックや構造自体はそれぞれ各ステージ固有ではあるのだが、地形の素材や登場する雑魚敵は他のステージと共通の物が流用されていた。だが、それらに対して本作のエキストラステージは、地形や背景の素材に固有の物を使用、雑魚敵もステージ毎に専用の物が登場する点から、非常に個性が豊かになっている。 各エキストラステージはBGMがAC4面ボスの物に変化する他、3面(遊園地)ではACの9面(墓場)が6面(北極)ではACの4面(日本)がそれぞれ再現されていたり、5面はMSX『2』の戦艦内部を彷彿とさせる構成、1面では初代グラディウス3面を彷彿とさせる耐久力の高い雑魚が登場するなど、小ネタも非常に豊富。 各エキストラステージのラストに存在する操作中のキャラクターを他のキャラに変更するカプセルを利用する事によって「ゲーム途中でエキストラステージ内でカプセルを取得し別のキャラクターに変更してから後のステージを攻略」という様に、一風変わった戦略性のプレイも可能に。またこの仕様を利用し特定機でオプションを7個にするバグ技がある。 賛否両論点 配色について 本作は内容自体は上述の通り業務用を再現しているのだが、流石にスペックの劣るファミコンでの発売らしく配色の再現が難しかったようで、AC版から見たら違和感のあるカラーリングに変更されている。 白ベルの効果変更 原作における白ベルを取得すると使える「メガホン攻撃」は使い勝手こそ非常に悪いが表示される台詞が非常におバカな物で構成されている事から、パロディウスにおける象徴的な存在の一つに分類されていた。 だが、ファミコン版で効果が1UPに変更されてしまった事により使い勝手こそ良くなったが、その反面としてお笑い成分も薄れてしまった事は賛否が分かれる。 ファミコンの描画性能を考えれば、横に長いセリフをちらつき無く表示するのはまず不可能であるため、仕方のないことではある。 ステージ3について 本作のステージ3はFC移植に伴い新規で追加されたオリジナルステージで、観覧車状の砲台や接触すると高速スクロールになるジェットコースターといったステージ内のギミックやボスも非常に独特。 なのだが、今作のステージの多くは比較的AC版に忠実な内容が中心であることに対して今作オリジナルのステージ3は浮いて見えてしまいやすく、AC版のプレイヤーから「蛇足」と捉えられがち。 ちなみに、同ステージではルーレットカプセルが多く配置されていて、ジェットコースターも利用すると高速スクロールになるのだが、これら要素がFC版でカットされた6面の代わりとして見るには焼け石に水程度と言わざるを得ない。 EDの内容変更 本作のEDはAC版からOP曲のボーカル版である「パロディウス音頭」が流れる物に差し替えられている。 ED内容自体はパロディウスに相応しい非常に愉快な物だが、AC版に思い入れのあるプレイヤーから「ここは変えて欲しくなかった」と言われてしまう事がある。 問題点 処理落ち・チラツキが多すぎる 本作を少し遊ぶすると大体分かる点だが、ゲームプレイ中に頻繁に処理落ちやスプライト欠けが起こってしまう。これによってゲーム自体も遊びにくいと言わざるを得ない。 何故、本作が処理落ちやチラツキが多すぎるのかというと、その理由はそもそものゲーム内容にある。というのも、これまでのFC版グラディウスシリーズではハード特有の低容量を補うためか、業務用の再現を止めてオリジナル要素を中心の作りに変更しキャラのサイズも縮小化させた事によってスプライトを上手く抑えていた。だが、本作はキャラクターや背景、自機の装備を業務用とほぼ同じ内容で再現してしまったことから、結果的に処理落ちやスプライト欠けが頻繁に発生するようになってしまったという。 ファミコンで無理して業務用を再現しようとせずに、前作同様、オリジナル要素を中心にすれば良かったのに… 使いづらくなったベルパワー AC版『パロディウスだ!』では赤(菊一文字バリア)か青(スーパーボム)のベルパワーを所持している状態でミサイルボタンを押すとベルパワーを発動させる事が出来る事から、「いかにどの場面でベルパワーを使っていくか」という様な戦略性も存在していた。だが、FC版はボタン数の関係でショット及びミサイル発射ボタンが一つに統合されていて、ショットを発射する際にベルパワーも勝手に発動してしまう。これによってAC版から赤と青のベルパワーが使いにくくなってしまった。 ちなみに、本作の後に発売されたGB版でもこの問題は存在。従ってPCE版発売までの間でベルパワー関連が課題になる事に… 2面中ボスについて AC版の2面で中ボスとして登場する「ちちびんたリカ」はその巨大な姿や露出度の高い衣装、元ネタのクラブから受け継がれた腰振りが多くのプレイヤーにインパクトを残した。だが、当時の任天堂ハードに出演するにはあまりにもエロい姿だった事からリストラを喰らってしまい、代役として露出が低くデザインも無難な「ミス・ミシタリーナ」に差し替えられてしまった事はAC版のファンから批判されやすい。 なお名前の由来は「見したりーな(=もっと見せてやれよ)」という意味合いであり、スタッフ側からも変更は苦渋の決断であったことが窺える。 更に同キャラの動き自体もAC版より格段に遅く、登場から撤退まで非常に時間が掛かりやすい。プレイヤーへのストレスも溜まりやすく、人によっては「本作最大の難関」と称されてしまう事も。 結局ミシタリーナの登場はFC版1回限りとなったため、凡庸なデザインも災いしてかFC版の不満点を一身に受ける存在として挙げられやすい不幸なキャラとなってしまった。 総評 ファミコンにおけるグラディウスシリーズは1985年に発売された『グラディウス』から順当な発展を遂げていき、AC版の内容をほぼ忠実に再現した本作が終着駅となった。 このことから本作はハード性能を考慮すると良く出来た「技術力の結晶」ともいうべき作品ではあるのだが、頻繁に起こる処理落ちによってプレイしづらく、総合的な評価も落としてしまった。 とはいえ、本作は内容自体は良かったものの、致命的な欠点で評価を落としてしまった作品。 このため、「もう一工夫」さえあればファミコン版グラディウスシリーズにおける「有終の美」を飾ることが出来たかもしれない、実に「惜しい」一本と言わざるを得ないだろう。 その後の展開 本作発売後の1991年4月5日にゲームボーイに『パロディウスだ!』が移植された。 同作はスペックの劣るゲームボーイながらアーケード版の内容を実によく再現している、かつ本作のような処理落ちやちらつきも上手く抑えられている点も相まって、多くのプレイヤーから好評を得る結果になった。件のちちびんたリカも登場が実現している。 それによって皮肉にも「AC版の忠実移植」を謳っていたFC版の肩身も大幅に狭まってしまう事に……。 また、本作発売の同年12月21日にスーパーファミコンに『グラディウスIII』が移植された。 同作はファミコン版『グラディウスII』の流れを継いだアレンジ色の強い移植なのだが、上位ハードへの移植やアレンジの内容や難易度も絶妙だった事から、本作とは逆に好評を得る結果になった。 同じくスーパーファミコンでは翌年の1992年7月3日に『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』が再移植されている。 当時の家庭用ゲーム機では最も移植度が高く、SFC版より後から出たPS/SS版に見られるような一部演出の移植漏れもない。 ちちびんたリカもGB版に引き続き登場が許されたものの、諸般の事情で腰振りダンスが削除されることになり、ベルパワー「メガホン」の台詞の1つに「腰振らせてよ!」という自虐ネタが仕込まれている。 また、本作発売後の1991年1月5日にコナミの人気キャラクターを起用したクロスオーバーお祭りゲーム『ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城』が発売されており、その中でグラディウスをモチーフとしたステージがあるが、そのコミカルな作風から本作のパロディウスだ!をベースにした作風となっている。 余談 今作は実は後にBEMANIシリーズを立ち上げる人物の一人である「HIRO総長」こと竹安弘氏がコンポーザー参加した事が確認されている最古のコナミ作品だったりする。
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カードキャプターさくら さくらカードdeミニゲーム 【かーどきゃぷたーさくら さくらかーどでみにげーむ】 ジャンル ミニゲーム集 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売元 TDK 開発元 アフェクト 発売日 2003年12月12日 定価 5,240円(税抜) レーティング CERO 全年齢対象 判定 なし ポイント キャラゲーとしては破綻はしていないボリュームと説明の不足が目立つ使い道皆無のお絵描き機能つきアニメコミックの代用品にはなる カードキャプターさくらシリーズ 概要 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 なかよしで連載されていたCLAMPの漫画を原作としたNHKアニメ『カードキャプターさくら』のさくらカード編をモチーフにしたミニゲーム集。 特徴 さくらカードのエピソード24話を元にしたミニゲーム21種(*1)が収録されている。 ゲームの前にアニメのスクリーンショットを使った物語の説明が入り、それを見てミニゲームをする。 ミニゲームで高得点をとるとミニゲーム前の話をギャラリーでいつでも見られるようになる。 本作での話数はクロウカード編を除いた話数になっている。以下、エピソードは話数で示すが、クロウカード編は話数に含まないものとする。 評価点 テレビアニメのさくらカード編のエピソードが簡略的ではあるものの理解が出来る。ミニゲーム後の話はないのはやや残念ではあるが… さくらカード編はアニメコミック化がされていないので、アニメコミックの代用品としても十分に機能する。 ゲーム中のキャラクターのグラフィックが可愛く出来ており、2頭身程度にデフォルメ化された姿でも魅力を感じることができる。 エンディングには名曲として名高い『プラチナ』が使われている。 問題点 ミニゲームごとの操作説明がない。 ミニゲームごとに操作方法が大きく異なるにもかからわず、事前の解説が一切ない。 一応、大半のミニゲームが手探りでも操作方法がわかるようにはなっているが、小さな子供には理解が難しいかもしれない。かなり操作方法がわかりにくい場面もある。以下がその例。 第7話ははさくらを操作して自転車を追いかけるのだが、左右に向きを変えるのは十字ボタンでするのに前進は「Aボタンをタイミングよく押す」。 第18話はゲームは「十字ボタンを連打してゲージを貯め、タイミングよくボタンを押す」のだが、説明が「魔法を貯めて雪崩を止めよう」というだけで、魔法の貯め方の説明が皆無。 エピソードとミニゲームが到底あっていない場面もある。 第12話は泡でケルベロスを洗うのだが、なぜかケルベロスが逃げ回る。アニメではそれを嫌がるシーンはない。 第15話は「鏡」のカードと対峙するシーンはないのにもかかわらず、間違い探し。しかも鏡写しにはなっていない。 極めつきは第23話。さくらカードの最終ボスといっても過言ではないのに対決手段が『リバーシ』。 元々「悪人のいない世界」をコンセプトにしているとはいえ、対決方法がいくらなんでも地味すぎる。 一部、ギャラリー開放が無駄に難しいエピソードがある。 特に前述した第18話は解放条件が「10秒未満でクリア」。普通にしていたら魔法を貯めるだけで10秒かかる。カーソルを止めようにもたまってすぐはカーソルの揺れがかなり早く、目押しはほぼ絶望的。 一応、「デタラメに押す」を何度も繰り返した場合でもそのうち達成できるが。 他にも第8話は「花」のカードが落とす撫子を拾い集めるというゲームなのだが、なぜかヘッドスライディングが出来ない(*2)上、さくらの足が原作やアニメの運動神経からは考えられないほど遅くなっている。代わりにジャンプができるようにはなっているが。 ボリュームは到底足りてはいない。 上記の難しい点はあるが、ギャラリーを完全コンプリートしても3時間はかからない。 シリアスなシーンでもBGMが軽めになっており、この時は何とも言えない気分になる。 ギャラリーは「ミニゲーム前のエピソードを好きなだけ見られる」というだけでいまいち達成感がない。 ケースに「簡単お絵かき機能」とあるが、対応ハードと相性が悪すぎてまるっきり「簡単」ではなく、 実用性は皆無で容量の無駄遣い 。テストプレイはしたのだろうか? カーソルを十字ボタンで動かして描くのだが、塗り絵などにはなっておらず、完全にまっさらな紙に一から書いていくだけ。スタンプなどもなく「カードキャプターさくら」でやる意味が皆無。 そもそもだれがどんな理由でこの機能を付けようと思ったのだろうか?「値段の割にボリュームがない」とみなされるからかもしれないが、それなら値下げしてよかっただろうし、他にも「サウンドテスト」「アニメや原作では使われなかったさくらカードを使うオリジナルエピソード」「劇場版第2弾を元にしたミニゲーム」など、他にも入れようはあっただろう。 また、最終話で「名前のないカード」が登場する。この伏線は劇場版第2弾で回収されるが、それがないため不完全消化になっている。 総評 キャラゲーとして破綻はしていないものの、ボリュームの面から楽しめる人はかなり限られてしまうだろう。 「本作発売時にはすでにテレビアニメの放送と漫画の連載は終了しており、その後も相当な人気を保っている(*3)ため、発売を延期(*4)しても大して問題はなかっただろう。もう少し時間をかけられなかったのだろうか?」という疑問が残る。 前述の通り物語の解説しっかりしているので「アニメコミックの電子書籍」としては十分に機能するが、『カードキャプターさくら』に縁や興味のない人は他のミニゲーム集を購入する方がいいだろう。 余談 上記にあげた『劇場版カードキャプターさくら』は2作品ともアニメコミックだけではなくレンタルビデオにもなっておらず、現在は正規の手段で見る方法は「リバイバル上映の映画館に行く」か「個人でDVDを購入」くらいになっている。 一応、後に小説版にはなったが、クロウカード編とさくらカード編からそれぞれアニメの10話分だけ。相変わらず劇場版はない。 劇場版第2弾をすっ飛ばしてクリアカード編になる為「名前のないカード」の伏線は回収されないという問題点もそのままである。 そもそもクロウカード編とさくらカード編それぞれ上下2巻ずつだけというのもかなり無理があったと思われる。 一部の店舗で予約特典としてフィギュアがついていた。 本作発売から4カ月ほどたった頃に『カードキャプターさくら<さくらカード編> ~さくらとカードとおともだち~』、1年ほど後にPS2『カードキャプターさくら さくらちゃんとあそぼ!』が発売された。『カードキャプターさくら』のコンシューマゲームはこの『カードキャプターさくら さくらちゃんとあそぼ!』以降は発売されていない。 2008年にニンテンドーDSで発売されたなかよし55周年記念(*5)ソフト『なかよしオールスターズ めざせ学園アイドル』ではさくらと小狼が登場している。 近年はソーシャルゲームとして『さくらと不思議なカード』(2012年 アリカ)、『ハピネスメモリーズ』(2019年 ブシロード)、『リペイントレコード(*6)』(2020年 ビクターエンタテインメント)の3作品が配信されているがいずれも短期間の配信で終了している。 また『グランブルーファンタジー』『ぷよぷよクエスト』等のソーシャルゲームでのコラボはされている。
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イベント一覧 イベント名 開始日時 終了予定 ○○○○ ○月○日 △月△日 ○○○○(予定) ○月○日(予定) △月△日(予定)
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AZITO2 【あじとつー】 ジャンル 秘密基地作成シミュレーション 対応機種 プレイステーション 発売元 バンプレスト 開発元 アステック21 発売日 1998年10月15日 定価 6,090円(税5%込) 判定 なし ポイント 版権ヒーロー参戦特撮に縁ある人物含めて大御所声優達を豪快に無駄遣い悪側で悪事を働きまくる方が低難易度怪人もヒーローも使い捨てな「命は金よりも軽い…」世界観アニメ調な絵柄には賛否あるが女性キャラは尽くエロい先に地獄で待っているぞ! アジトシリーズ1 / 2 / 3 / 3D / タツノコレジェンズ バンダイナムコ クロスオーバー関連作品シリーズ 概要 ゲームの特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 地下に秘密基地を建設し、敵対組織と対決するゲーム、『AZITO』シリーズの第2弾。横視点の戦略シミュレーションゲームである。 正義か悪の勢力を選び、兵器や商品を製造・生産したり、ヒーロー・怪人・ロボットを開発し、最終的に敵の基地を壊滅させるのが最終目的。 また、人事に関する問題なども全て指令or総統に委ねられており、職員達の間で内輪揉めを起こさないように配慮を行わねばならないなどの気苦労も体験出来る。 前作は全員オリジナルキャラだったが、本作と『3』は版権作品が参戦している。 今回のラインナップは、昭和仮面ライダーシリーズを中心に、宇宙刑事三部作、戦隊からは『電子戦隊デンジマン』と『超電子バイオマン』の2作品を登場させている。 + 参戦作品一覧 仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー 仮面ライダーV3 仮面ライダーX 仮面ライダーアマゾン 仮面ライダーストロンガー 仮面ライダー(新) 仮面ライダースーパー1 仮面ライダーZX 仮面ライダーBLACK 仮面ライダーBLACK RX 仮面ライダーZO 仮面ライダーJ 宇宙刑事シリーズ 宇宙刑事ギャバン 宇宙刑事シャリバン 宇宙刑事シャイダー スーパー戦隊シリーズ 電子戦隊デンジマン 超電子バイオマン ゲームの特徴 先の通り、正義と悪を選び、正義側なら指令、悪側なら総統となって敵対組織と戦っていく。 まずプレイヤーは地下に基地を造らなくてはいけない。金銭の続く限り基地はいくらでも広げられるが、あまり広げると高い土地代を取られてしまう。 つまり、ゲームを効率的に進めるには、必然的に基地は最低限の内容にすることを求められる。 ユニットには等身大キャラ(主にヒーロー、怪人)と巨大キャラ(主にロボット)の2タイプがいる。また等身大から巨大ユニットへ変身出来るキャラもいる。 等身大キャラは保安室や司令室に駐留させたり指令を下すことができる。ロボットは格納庫に収納し、任意で発進させることが可能。 基地の概要 最低限、施設を基地として成立させるには、司令室と動力室の2つを要する。司令室がやられるとゲームオーバーだが、動力室が破壊されると電力供給がストップして施設機能が停止するため、動力室の破壊もある意味ではゲームオーバーとほぼ同義となる。 この動力室は、地上に繋がる道がないとやがて爆発してしまうため、必ず地上に繋がる出入り口を作らなくてはならない。 自軍の領地内に建設出来るものは以下のとおり。 通路・階段・エレベーター:移動用のチップ。通路には罠付きのものも存在し、敵が通ると自動的に攻撃するようになっている。エレベータは自由に伸縮が可能。 総司令室:プレイヤーとなる指令・総統が駐留している部屋。敵の基地にも存在し、どちらかの司令塔を倒した方が勝利となる。高空爆撃などでここを破壊されてもプレイヤーが死亡と同じ扱いとなるため、やや深いところに作らなければならない。 動力室:施設を稼働させるために必要な機関。何らかの施設・道によってこの部屋と繋げないと、その施設は一切稼働しない。敵の攻撃などで破壊されると先の通り全機能が停止してしまう。 保安室:ヒーローや怪人といった戦力を8体まで配備可能な部屋。敵が部屋に侵入すると自動的に敵戦力と戦ってくれる。諜報や作戦といった指示を出すこともできるが、作戦行動中は当然部屋からは消えてしまう。 研究室:ヒーロー・怪人、商品、そして新素材を開発するための施設。研究にはそれぞれジャンル別の部屋と、兵器に必要なレベルの博士が必要。正義側はヒーロー、ヒロイン、巨大ヒーローが開発出来るが、悪側は怪人しか作れない。 格納庫:ロボットや戦闘機を開発・格納するための施設。大型、小型、左右の4種類存在する。発射口は外まで伸ばさないとロボットが出られなくなってしまう。保安室とは違いロボットの駐留中に等身大の敵が来ても反撃ができないどころか、爆弾などの破壊工作を一方的に受けてしまう。 工場:弾薬や商品を生産する施設。数の概念が存在するものは、いくら開発してもここで生産しないと何の効果も産まない。騒音を発するため、一部施設と隣接させると苦情が出てストレスが溜まる。 保養室:博士や工場長を休ませる場所。反逆度と呼ばれるステータスが下がる(後述)。 カモフラージュ:名称的には敵の目を欺くための施設に見えるが、実際は単に開発した商品を売るための施設。よって、いくら出入口をカモフラージュで覆っても敵戦力は迷わず侵入する。それどころか敵の攻撃で為す術もなく破壊される。 砲台:敵戦力を攻撃するための施設。バリアなど敵の攻撃から守るためのものもある。 人員 それぞれ人員にもヒーローと同じく戦闘用のステータスが設定されており、一部のキャラは戦闘を行えるレベルの者もいる。 博士には低い方から助手、准教授、教授のレベルが存在する。一部の兵器は(最強型など)は基本的に教授がいないと開発することができない。 人員には反逆度、すなわちストレスが設定されており、博士、工場長は休ませずに働かせると問題行動(セクハラ、対立など)を起こしたり、ストライキを起こしたりしてしまう。 人員は攻撃などにより死亡したりするが、二度と使えないということはなく、再雇用することで復活する。ただし雇用費は馬鹿にならないため、反逆値回復のための再雇用戦法は費用対効果が悪い。 余談だが、人物設定の中にはよく見ると敵と味方の間で血縁関係や因縁があったりすることがある。あくまで設定だけで物語上関わってくるのは一部だけだが。 正義と悪の違い ストーリー上、プレイヤーが基地の指令となる理由はほぼ同じで、おおまかに言うと脱サラして司令になったプレイヤーが後に正義をなすか世界征服を志すかの違いでしかない。 ユニット的な違いとして、正義側は攻防バランスが取れていて。悪側は攻撃力が高く防御力が低い。 正義側のヒロインは攻撃力が低いが防御力がかなり高く必殺技の攻撃力がヒーローより高く設定されているので、瀕死のヒロインが必殺技を乱発し思わぬ戦果を上げる事がある。 コマンド的には、悪側のみ「作戦」という特殊コマンドを実行が可能で、実質正義よりできることが多くなっている。「作戦」を実行することで資金を得たり、敵戦力に打撃を与えることが可能。作戦がヒーローに見つかり退却せずに戦闘に突入すると一定の確率と相性にて作戦の成否が判定され、負けると作戦実行中だった怪人は死亡し再開発する必要がある。 正義側はこれがない代わりに、諜報中に悪の組織の作戦を阻止するイベントが発生。失敗したり、阻止することを拒否するとデメリットが起こる。ただしヒーロー故に成功しても報酬はなし(*1)。失敗してもヒーローは死亡しない。このため、「諜報」で起こるイベントが悪よりも多い。 先の通り、正義側は開発出来る等身大兵器のジャンルが広い。ヒーロー、ヒロイン、等身大ヒーローにはそれぞれ相性の良し悪しがある。 悪側は巨大ユニットとしてロボット以外にも怪獣を開発出来る。また戦艦に対して要塞を開発出来る。 難易度的には正義側がやる事の少なさ、ヒーローの死ににくさ等からシステムに慣れていない初心者向き、悪側がやる事の多さや怪人の死にやすさから再開発が頻繁に必要な為、ゲームのシステムに慣れた上級者向けとなる。 前述した作戦により有利な効果を得られる為、プレイスタイルによって単純に悪側の難易度の方が難しいと言う事は無い。むしろできる事の少なさから後述の様に正義側の方が難しいという声もある。 ゲーム上あまり関係はないが、このゲームはゲームの状況を常に知らせてくれるオペレーターを変えることが可能だが、正義側はほぼ全員女性である。 悪は戦闘員や宇宙人など、パンサーレイコやピロン星人以外はまるで華がない。その代わり各声優は超豪華であり、悪役好きにはたまらないチョイスである。 評価点 版権ヒーローや怪人達に指示出来る快感 ほぼ声優は全て代役となっているが、それでも版権ヒーローや怪人達を操れる本作特有の快感はなんとも言えない魅力がある。 なお、ヒーローや怪人達はHPが一定以下となると必殺技を乱発するようになる。 悪に関しては、作戦を立てられる点が特に雰囲気作りに貢献している。 銀行強盗に幼稚園バスジャック、果ては今やったらいろいろと問題になりそうな大津波作戦など、内容も豊富。季節限定の作戦もある。 シミュレーションゲームとしての程良い難易度 ただ敵を倒せば良いだけではなく、金策、人員の福利厚生、敵を探ったり新たな戦力を手に入れるための諜報を事細かに指示しないと、クリアすることは難しい。 さらに秘密基地を広くすると、それだけ土地代を取られるという要素も生々しくゲーム難易度を温くしないように貢献している。 土地代を気にしてあまり狭い基地にすると、今度は敵に突破された時に時間が稼げないなどの弊害も生まれる。 豊富なイベント、ボイスパターン ゲームの状況通知をしてくれるオペレーターは双方に数人おり、プレイヤーの好みで変えられる。それぞれ設定が作りこまれており、口調も全員違う。 オペレーターを変えることによるゲーム的な効果は特にない。ただリアルに少年だった当時のプレイヤーは、恥ずかしくてわざと男性系のキャラ(正義はコンピュータくらいしかいないが)にしていたとも…。 人員に休養を取らせるためのイベントとして、里帰りや慰安旅行など、妙にリアルなイベントが挿入される。 ちなみに温泉イベントでは女性オペレーターの温泉シーンが挿入される。 女性キャラのセンス 正義側のヒロインは、所謂セーラームーンといった系統のキャラよりも、特撮ヒロインや昭和寄りのコンセプトのキャラが多い。 敵味方問わず、女性キャラのデザインは後にアダルトゲームメーカーに転向する製作社の才能が光っており、どれも色気がある。 オペレーターも正義側は主に清純派やカタコト系キャラ、悪なら女幹部的なキャラといろいろ用意されている。勿論どれも色気がある。 豪華声優によるお遊び感たっぷりの演技 大塚明夫氏・松本保典氏などといったベテラン声優が普通に参加。二又一成氏は特に正義のヒーローと悪の怪人両方を演じている。 二又一成氏は経験もあってかヒーローから雑魚怪人まで雰囲気たっぷり。大塚明夫氏は小物を含めて怪人を担当しているが、小物キャラはそれほど演じないせいか、とても楽しそうにやられ台詞のアテレコを行っている。 特に諜報中、敵に襲撃されて死ぬシーンは、かなりノリノリで演じているのがわかる。 敵側や老人系キャラにも、永井一郎氏・飯塚昭三氏・加藤精三氏・小林清志氏といった、特撮でのアテレコ経験のある超大御所声優ばかり起用されている。 特に永井一郎氏が読み上げる悪の「作戦」の雰囲気たっぷり。バレンタイン作戦では、ちょっと意地の悪い口調のナレーションも聞ける。 女性声優では、幼児キャラの声優として有名なこおろぎさとみ氏から、当時『新世紀エヴァンゲリオン』などで、声優界において超売れっ子だった林原めぐみ氏まで、こちらも様々な有名声優が参加している。 賛否両論点 兵器(ヒーローや怪人)達の仕様 ヒーローや怪人は倒されると死んでしまう仕様で、再度使用するには再開発を行わなくてはならない。原作の幹部級である死神博士(*2)やジェネラルシャドウもバンバン造ることが可能。ショッカー首領ですらユニット扱いである。 「ヒーロー・ヒロインが簡単に死亡し、しかも再生怪人のように再度開発しなくてはいけない」という点は否定的な意見が多い。 一方、この点は「ヒーローは強化改造、悪は再生怪人を作っている感じでむしろこの仕様が良かった」「難易度を上げている要素だった」として評価される部分もある。 また、博士や工場長も、何度死んでもすぐに金で雇うことができる。命の扱いが非常に軽すぎる。 先の通りこの仕様を好むプレイヤーも多くおり、大きく賛否が分かれる部分の一つ。 人間の絵柄が全員アニメ調 本作は特撮という観点で見ればまるで掠ってもいない当時のオタク向けアニメ調。 ヒーローや怪人に関してはそれとは逆に特撮調の絵柄になっているため、この点に関しての文句は少ない。 また、鉄人28号をモチーフとしたオリジナルヒーロー「爆発闘神 ジェネレンガー」に関しては、ジェネレンガーを操る少年が特撮調の絵柄になっている。 この点はアニメ調の絵柄を許容出来るか否かという点で賛否が分かれている。 ヒロインへの過剰な力の入れよう 仮面ライダーなどのヒーローキャラは汎用の台詞が使用されているが、ヒロインはほぼそれぞれのキャラに特殊な台詞が用意されているなど扱いの差が激しい。 隠しヒーローや怪人なども特殊な台詞パターンが用意されているなど、何故その労力を版権ヒーローに割かなかったのかと思わずにはいられない。 一方で、本作のヒロインの作り込みは伊達ではなく、それぞれ非常に個性的な設定と台詞が用意されているため、ヒロイン好きにはたまらないものがある。 それぞれ元ネタらしきものが感じられるキャラや、独特の雰囲気を漂わせるキャラもおり、本来の用途ではないだろうが、あれこれ元ネタを邪推する楽しみはある。 問題点 正義側と悪側の難易度の大きな相違 悪側は作戦行動により一方的に正義側へダメージを与えたり、銀行強盗や盗掘などの犯罪を行って金銭を獲得するなどができるが、正義側にそれはなく、この点が勢力ごとの難易度を大きく分けている。 さらに正義側は、ある程度兵器レベルの高いキャラを諜報に出しておかないと、一方的に悪の作戦で被害をもたらされてしまうため、戦力分配も難しい。 一応、兵器の性能は正義側のほうが総合的に上である。 諜報で隠し博士を発見出来るのがヒロイン限定。しかも悪は強制連行して仲間に加えるのに対し、正義は正規雇用費の二倍を契約金として支払わなければならない。 悪における作戦がないが、阻止すると「作戦」に似たような効果が得られるイベントはある。だがどう足掻いても受け身になってしまうので効果的に活用するのは難しい。 正義の味方なのに、商品を作ってセコセコと金策を行い、たまに仮面ライダーなどのヒーローが拾ってくる大金に一喜一憂する司令官(プレイヤー)の姿を思うと、どこか虚しい。 処理落ちの激しさ 序盤はまだ良いが、後半になると敵・味方ともに兵器数が増えて段々ゲームそのものの処理が逼迫するらしく、終いには常時処理落ち状態になる。 戦闘中は特にそれが顕著。これさえなければ良作判定をつけても良いというくらいに、本作の評価の足を引っ張っている。 これのせいで下手をするとプレイ時間が無駄に伸びてしまうこともある。後半はプレイヤースキルに加えて忍耐も求められるとは…。 特撮の雰囲気から逸脱した要素 「脱サラして司令官になったけど、バブルが弾けて大ピンチ。でも捨てる神あれば拾う神ありで現在に至るよ」という内容は、特撮をやや茶化しているような感がなくもない。 終盤のストーリー展開は、スパロボ的な厨ニ臭さもごくわずかながら混じってくるため、これまた雰囲気を台無しにしていると指摘されがち。 工場の仕様 各工場には1人以上の人員(工場長)を配置することができる。人が増えれば生産効率が上がる、とおもいきや、全くの無駄である。 むしろ本作の仕様では、低い性能のキャラに合わせて生産効率が変わるため、むしろ2人以上いると能率が下がってしまう。 1、2人まともな工場長を雇っておけば、それ以外はむしろ解雇した方が良いという、これまた世知辛さを感じる仕様である。 イベントで仲間になる宇宙人の工場長が5名いるが、彼等を起点として徐々に出来の悪い工場長を辞めさせていくのは定石。あまりにも悲しすぎる。 総評 好みが分かれる部分はあるものの、ゲームとしては「秘密基地シミュレーション」というコンセプトを上手く昇華している。 本作はアニメにも特撮にも精通しているユーザーにはオススメできる作品と言える。 しかし、深刻な処理落ちに関しては致命的なレベルで、根気のないプレイヤーはこれで挫折してしまうこともある。 余談 2000年2月17日に、続編となる『アジト3』が発売された。 「人間の絵柄が昭和の特撮調となっている」「倒された兵器はHPが1になって戻る」など、本作からの変更点が多くみられる。