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スパイダーマン2 メーカー名:タイトー 発売日:2006年1月26日 価格:5,040円(税込) ジャンル シューティング プレイヤー人数:1人 内容物一覧 何故かいきなり「2」とかついてんですが、気後れする事は無いです。ぶっちゃけ前作があるのやらどうなのやら知らない俺も、違和感無くプレイできました。 スパイダーマンは糸吐いて活躍するヒーローぐらいの最低限の知識もってればOKでしょう。多分。 ゲームスタイルはというと、ステージクリア型の2Dアクション。 ファイナルファイトみたいなゲームと思ってもらえばいいです。 各ステージには、クリアする為の条件があり、その条件を満たすとクリアになります。 クリア条件はステージによって違い、例えば敵を全滅させるとクリアの事もあるし、救助を待つ人々を全員助けるとクリアという場合もあります。さすがアメリカンヒーロー。敵を倒す事だけが目的じゃありません。 予断ですが、この救助待ちの人々の「ヘルプスパイダーマ~ン」は夜耳に焼き付いて離れない程のインパクトがあります。是非聞いてみて欲しいです。 また、ステージにはサブ目的や、隠しアイテムがあり、それらを得る事で、特殊能力を身に着けたり、能力値がアップしたりしていきます。 スパイダーマンはヒーローだけあって、様々な特殊利能力を持っています。壁や天井に張り付いたり、糸を伸ばして遠くへ飛んだり、敵を糸で投げたり、色々できます。 とくに主な移動手段となる、ビル間に糸を引っ掛けてターザンする移動方法。これがなんか無意味に楽しい。 上にビルがなくてもできたりと色々突っ込みどころはあるのですが、それを吹き飛ばす快感。 これを知ったら、直接地べたを這って移動する蛆虫なんかには二度と戻れない事でしょう。 ステージをクリアしていくと、ボスなんかもたまにいる訳ですが こいつらが稀に無意味に強かったりします。さすが洋ゲー。 このドック・オクとか俺倒すのに三日ぐらいかかったっす。でも最後、攻撃パターン読むと楽勝なのに気づいてへこみましたが。 ステージの合間に入るCGなんかも、さすが洋ゲーといわんばかりの出来です。 この濃い絵とか、味があって最高。 日本のゲームでは、まずこんなシュールな絵に出合えませんよ。 公式サイト http //www.taito.co.jp/d3/cp/nds_spm_2/
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登録日:2009/09/03 (木) 12 35 47 更新日:2024/06/14 Fri 16 14 04NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 Earth_313←あくまでもメイン MARVEL MARVEL三大悪ガキ SPIDER-MAN あなたの親愛なる隣人 ねんどろいど化 アメコミ アメコミのカリスマ スタン・リー スパイダーマン スパイディー パチスロ化 パチンコ化 ヒーロー マヴカプ 主人公 大いなる力 大いなる力には、大いなる責任が伴う 大いなる責任 映画 曇らせ 漫画 『SPIDER-MAN』は米国を代表するコミックメーカーの“MARVEL COMICS”より1962年から現在にかけて連載されているアメリカンコミック。(*1) MARVELを代表するスーパーヒーローであり、内容は知らなくても色褪せないデザインの秀逸さやシンボル化のしやすさから多くの商品化やタイアップもされているので、特にアメコミがフィーチャーされていない頃でも、名前や姿だけなら見知っているという人も少なくなかった筈。 “あなたの親愛なる隣人”(Your Friendly Neighborhood Spider-Man)のキャッチコピー通り、世界中の人々にも受け入れられ易い魅力を持つ傑作キャラクターである。 レオパルドンは日本だけで通じるネタ……だったのだが、今や情報化社会で世界に広がり、遂に公式クロスオーバーにまで登場してしまった。 元々は廃刊予定の怪奇専門コミックス誌『Amazing Fantasy』の最終号にて唐突に掲載された読み切り作品(1961年)が編集部の思惑に反して大ヒットしたのが最初。(*2) このヒットを受けて当時は怪奇・犯罪コミック専門だったMARVELは本格的にヒーローコミックに回帰することになり、今度はDC初め他社のスーパーヒーロー像とは違う、リアリティーを感じる弱さを持ちあわせたMARVEL独自のスタイルのヒーローが生み出されていくことになる。 MARVELは同じ1961年にスパイダーマンのデビューに先駆けて『ファンタスティック・フォー』を誕生させており、翌1962年には好評だった『スパイダーマン』を連載化、1963年には後にMARVEL最大のヒットシリーズとなる『X-MEN』もスタートを切る等、文字通りスパイダーマンのヒットからMARVELの再スタートが切られたのである。 MARVELと東映の提携により制作された日本版の特撮スパイダーマッ!はスパイダーマン(東映版)を(*3)、日本の漫画版はスパイダーマン(池上遼一版)を参照。 イタリア版?調べるなら自己責任でどうぞ 普通の化学や科学知識が超明るい高校生、ピーター・パーカーが蜘蛛に噛まれてから特殊能力を得てヒーローとして成長していく様を描く。 人気作にもかかわらずというか、人気作故にとんでもない悲劇を描かれることが多く、やり過ぎていた90年代の展開(クローンスパイダーマン=ベン・ライリーのエピソードなんか)の多くが無かったことにされて、それはそれでファンを怒らせたなんて歴史も。 2002年から公開された実写映画版も世界的大ヒットとなり、全3作が公開された。 最も有名なサム・ライミ版・リブート作のアメイジングに加え、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からのMCUへの参戦、およびそれに基づいた再リブート『ホームカミング』が開始され、此方では他のMCU関連作品とのクロスオーバーが実現している。 実写版で演じた俳優一覧 ニコラス・ハモンド(ドラマ) トビー・マグワイア(ライミ3部作) アンドリュー・ガーフィールド(アメスパ) トム・ホランド(MCU) 上の漫画版や実写版が別人扱い(*4)という非常にわかりにくい設定があったりする。 別の名前を持ってればいいのだが「ピーター・パーカー」を名乗る人物も本家アメコミ版(616)、アルティメット版(故人、1610)、上の映画出演の3人(96283、120703、199999)、Marvel's Spider-Man版(1048)辺りを代表として、数えるのがめんどくさいレベルで存在する。 他にもスパイダーの能力を持っている人々は非常に多く、中にはベンおじさんが持ってたり、グヴェンがスパイダーウーマンでピーターが死んでたり、ピーターではなくハルクがスパイダーマンだったり、喋れる豚がスパイダー能力を持ってたりと、本家のスパイダーマンとは異なる結果を辿った人々も多々存在する。 結果的には2014年より1年を掛けて「スパイダーマンとスパイダーマンとスパイダーマンとスパイダーマッが共闘する」クロスオーバー作品『スパイダーバース』が誕生した。 そして2018年からは再びスパイダーマンのみのクロスオーバー『スパイダーゲドン』が連載された。 やはり人気企画らしく、2022年にも再び『エッジ・オブ・スパイダーゲドン(2022)』として連載された。 2020年末には日本発の「サクラスパイダー」が増えました。スパイダーバース続編にグヴェン辺りとセットで出演してくれると俺が喜ぶ。 とか思ってたら2022年9月、Edge of Spider-Verse #3にてついに本家スパイダーバース入りが決定しました。 ストーリー クイーンズに住むガリ勉で科学オタクのピーター・パーカーは、飛行機事故で亡くなった両親の代わりに父方の叔父夫妻と共にごく普通に暮らしていた。 社会見学の一環として研究所に出向いたところ、放射線を浴びた蜘蛛に噛まれてしまう。(*5) そして、自分に人間離れした特殊能力が備わったことに気づいたピーターは賭けプロレスで儲けると、今度は興行士の言うままにテレビ出演を決め、自作したコスチュームを身に纏いスパイダーマンを名乗ると、その超人的な能力で一躍人気者になる。 ある日、テレビの仕事の帰る途中に強盗が現れるがピーターは自分の仕事ではないと考え強盗を逃がしてしまう。 そして、その強盗は運悪くピーターの愛する伯父であるベン・パーカーの車を奪った上に殺してしまった。 自分のせいで伯父は命を落としたことに責任を感じたピーターは“With great power comes great responsibility”(大いなる力には大いなる責任が伴う)を胸に刻み(ライミ版ではベンおじさんの遺言となっているが原作では単なる状況説明の中の一文で読者にも向けたメッセージとなっていた。現在はコミックでもベンの言葉となっている。)、スパイダーマンは“貴方の親愛なる隣人”として無償、無私のヒーロー稼業をスタートさせるのだった。 人物紹介 〜ピーターと周りの人間〜 スパイダーマン/ピーター・パーカー(*6) クイーンズに住む高校生。蜘蛛に噛まれる前はメガネをかけ、運動は全くダメで勉強しかしない変人、周りからは笑われてイジメられていたほどの根暗な壁の花だった。 所謂スクールカーストで言う所の典型的な「ナード」だった。これは大抵初出基準となる設定がハイティーンでスクールカーストが顕著になり易く、その後の大学生活や社会人生活では多くの友人を得たものの、今度は生活苦に悩まされたりといった姿が描かれる等、何処となく苦労性のヒーローであり公式で運が悪いということにされてしまっている。 主な稼ぎはカメラマンで安月給だが、現在でも科学の分野で身を成立てたいという意識は持っていて研究員になってることも。 原作を元にしたアニメや実写でもハイスクール時代からスタートする事が多く、現実のそうした事情と同様に時間が経って社会人や大学生相当の状態になるとナードな部分の欠点は自身の成長や仲間が増えるなどの環境の変化によってある程度是正される展開がそのままピーターの成長物語として描けるのがスパイダーマンの魅力とも言える。 普段の「ピーター・パーカー」の時はナード気質もあって口数も少なく不要な事はあまり喋らないがスパイダーマン時にはその時の鬱憤晴らしも有るのか、 ジョークを連発する多弁・饒舌キャラとなりヴィランなど敵対者を怒らせる傾向がある。 尚、普段は分かれて活動しているが、年齢が近く家も近いヒューマントーチ(FF)とアイスマン(X-MEN)とは同じく軽口、若者キャラとして通じ合うものがあり親友同士である。 日本ではMARVEL三大悪ガキと訳されており、80年代のアニメ『スパイダーマン&アメイジングフレンズ』は、元々はこの三人組のアニメとして企画された後でバランスを考えてジョニーだけリストラされて女の子に変えられたものである。 ピーター「泣いていいよジョニー!」 ボビー「そんなに怒るなよ、頭といわず全身冷やすかい?」 ジョニー「お前らまとめて黒焦げだ!」 噛まれてからは特殊能力が備わりメガネが不要になり、身体能力は抜群にUPした。 また、元は非モテのガリ勉で特にハンサムではないとされつつも、MJやグゥエンばかりでなくブラックキャットやベティといった女性と浮き名を流す等、そこそこに女性経験もある。 彼女達はだいたいが道行く人が振り返る位の美人として設定されているために、素顔の状態だと冴えないピーターとの対比がネタにされるのもお約束である。 後述の様に後付けや演出の都合もあるとはいえ、中々に超人的能力に優れているスパイダーマンだが、基本的にはバットマン型のクライムファイターとして町の平和を守るのが基本任務である。 主に顔を合わせるヴィランもどちらかというと普通の犯罪の範疇に収まる悪事を行う面子も多い。 そうした市民生活に根付いた活動からか“スパイディ”の愛称で親しまれている一方、数々の実写やゲームなんかでもお馴染みの蜘蛛っぽいアクションが気持ち悪がられたり、よりにもよって勤め先のビューグルの批判記事から火がついて活動に非難が集まるなんて苦労も。 ちなみにコスチューム自体は自作品であり、戦闘が無い時に自分で縫製して修繕している。薄くて服の下にも着込める利点があるが、あくまでも市販品程度のタイツなので保温機能等は備えてないのが基本。 至れり尽くせりのX-MENあたりの装備とは見た目は似ていても違うのである。 特徴的な目の部分はマジックミラーで、割れると危ない。 因みに、蜘蛛の糸もお手製だったのが本来のバージョンである。 【主な能力】 抜群の身体能力 普通の状態なら、最低でも25トン持ち上げ、全力(興奮状態等による火事場のバカ力的なものも含む)を出すと数千トンの巨大な病院を支える超怪力 マッハ2以上とも言われる速さで走り、一瞬なら光速で行動出来るクイックシルバーに攻撃を当てたり、光速の数倍の速度に追いつくソーが反応できない速度で攻撃したりできる程の超スピード スパイダーパワー 危険を事前に察知できる第六感(スパイダーセンス)を持ち、歩くだけで無意識に罠の無い安全な道を進んだことも 全身に備わった吸引能力 手首から蜘蛛の糸を出す(下記の様にオリジナルは装備だが、アルティメット版や映画の影響から自前の能力の場合もある。) 蜘蛛の糸を張ることで視界が悪くても周りの動きを察知 ウェブシューター ピーター独自の開発による蜘蛛の糸の塊(大抵は目標の直前で蜘蛛の巣状の網として展開される)を射出する機械装置。 手首から発射され、発射のスイッチは手のひらに仕込まれている。カートリッジ式で装填時の蜘蛛糸は液体の状態で納まっている。 誤射出防止の為20kgの力で強く押さないと作動しないため、むやみに糸は出ない。また糸の素材は町に優しく、2時間で自然消滅する。 クロスオーバー世界では自分よりも技術力のあるアイアンマン事トニー・スタークなどに改良してもらっている場合も有る。 スパイダーシグナル 参上の時に使用するベルトに装備されたスパイダーマンの顔を象ったシグナルライト。 バットシグナルと違い、自分で発射するのである。 悪人をビビらせる為に使う他、暗闇ではライト替わりにもなる。 スパイダートレーサー 小さな蜘蛛型の発信器で逃げてく相手に付けて使う。 スパイダーセンスを利用して追いかけると説明されてるので、案外と簡単な作りなのかもしれない。 高性能小型カメラ 今のテクノロジーでやっと実現可能な、掌に収まるサイズの小型だけど高性能なカメラ。 音声に反応してシャッターを切ることも可能で、スパイダーマンをやりながら自分の姿を収めた写真が即ちピーターの収入源という訳である。 普段はベルトに収められているが、予め撮影を準備出来る時はカメラを適当な所に糸で固定しておいてから強盗や暴漢に挑みかかるのである。 メイ・パーカー ピーターの父方の叔母。 スパイダーマンを嫌悪しているが、正体がピーターと知ってから徐々に受け入れる。 ピーターにとっては母親替わりで、夫を亡くした後も唯一の肉親としてピーターの支えとなり、自宅を年長者向けのグループホームにする等して暮らしていた。 長い連載期間の中でDr.オクトパスに惚れられたり、ギャラクタスのヘラルドになったりという事件が起きたことも。 シビルウォーの展開の中で、正体を明かしたピーターの肉親ということでキングピンが差し向けた殺し屋に射たれてしまい、これを避ける為にピーターは『スパイダーマン』の歴史その物をリセットする決断をすることになる。 叔母さんというよりは祖母の様なイメージで描かれていた為か、アルティメット版ではピーターとの年齢に相応の差である中年程度だが自立した女性として描かれた。 MCUでは、更に若々しいイメージで年齢に関わらず周囲の男性を無自覚に惑わせる様な魅力的な女性としてアレンジされている。 ベン・パーカー ピーターの叔父で父親替わり。 アマレスの試合の夜にカージャックに逢い殺されてしまう。 前述の様に元々“大いなる力には大いなる責任が伴う”は、ベンの言葉では無かったのだが、現在ではベンからピーターへの遺言とされると共にスパイダーマンの誕生を後押しした存在として語られるようになっている。 メリー・ジェーン・ワトソン(MJ) メイおばさんの知人の娘で、大学時代からの友人で人気モデル。 ピーターを“タイガー”と呼ぶ(*7)他、お互いの気持ちを打ち明けるまでに既にスパイダーマンの正体に気付いていた。 紆余曲折を経てピーターと結ばれて結婚生活を送っていたが最悪の新展開の中で結婚生活が無かったことにされ、ファンもブーイングしているがまだ復縁していない(元々は別の恋人が居た同士のMJと結ばれるきっかけとなった元々の恋人のグゥエンが世界線によっては復活して結婚してたりするのでややこしくなってるが) 一時期はお腹の中に子供がいたが、宿敵グリーンゴブリンの襲撃により流産してしまったりしている。 映画版では清々しいまでに惚れっぽいビッチで、流石にやり過ぎとしてファンから批判を受けた。 原作ではモデルやってる美女なのに演じた女優が髪色以外は似ていないのも問題だった。 ハリー・オズボーン ピーターの大学時代からの親友。 企業家ノーマン・オズボーンの息子のお坊っちゃん。 映画だとハンサムボーイだが原作だとベジータハゲ。 スパイダーマンの正体を知ったことで、グリーンゴブリンであった父の跡まで継いで2代目グリーンゴブリンとなってしまうが、戦い終わった後は和解している。 MJが元はハリーの恋人だったのは原作から。 グウェン・ステイシー ピーターの初恋の相手。プラチナブロンドの美少女。 ピーターが最初に結婚を意識した程の相手だったが、スパイダーマンを憎むグリーンゴブリンに誘拐された後でクイーンズの橋から落とされ、スパイディにより落ちる前にキャッチされるのだが、死亡してしまう。 尚、この死亡はスタン・リーの出張中に勝手に進められた展開だった為にお爺ちゃんはずーっと嘆く発言をしていた。 恐らく、急降下中のウェブキャッチによる体の負荷が影響。 近年の展開では別世界で復活したりスパイダーグゥエンになってたりする。 そのEarth-65では逆にピーターの方が故人になっていたり…。 フラッシュ・トンプソン 高校時代はピーターをいじめていた典型的ジョックだったが、大人になるまでに和解して無二の親友の一人に。 スパイダーマンの大ファンなのにピーターの正体は知らないままだったが、何と2011年からの展開により、従軍中に上官を庇った際に両膝から下を失うという悲劇の後で彼がヴェノムに変身して(*8)ヒーローとなってしまった。 彼の変身したエージェント・ヴェノムは特殊工作員風のコスチュームに重火器が武器と斬新なヴェノム像で人気となった。 2015年からはシンビオートの真実を知ると共に本来の彼等の姿とも呼ぶべきスペースナイトにパワーアップしており、すっかりとヒーロー稼業が身に付いている。 ブラックキャット/フェリシア・ハーディ 猫の様なコスチュームの女怪盗で、一言で言うと若くてカワイイ系にアレンジされたキャットウーマン。 元々はヴィランとして登場したがスパイダーマン=ピーターと惹かれ合い、後には恋人兼サイドキックとして活動していた時期もあるが、あくまでもただの人間であるために戦いの中で重傷を負い、泣く泣くコンビを解消した。 しかし、素顔まで見知ったピーターへの想いは捨てきれず、自分の居ない間に結婚したピーターを恨んだこともあったが一応は和解している。 デザインの秀逸さから人気キャラクターとなったが故に、辛いオリジンを追加されてしまった面もあるキャラクターで、ピーターと別れた後はイマイチ報われていない。 J・ジョナ・ジェイムソン 新聞会社デイリー・ビューグルの社長でピーターの雇い主。 愛称はJJJ。 普通の人間の本音の代弁者を気取り、素顔を晒さないスーパーヒーローに懐疑的。 というのも、覆面をした強盗に妻を殺された過去を持っており、スパイダーマンを毛嫌うのもそのため。 なので、ビューグルでは編集部員から批判されつつもアンチスパイダーマンの論調が基本となっている。 根っからの悪人ではないが、ヴィランと手を組んで悪巧みを計ることもある。 宿敵の一人であるスコーピオンはジェイムソンが金を出して作らせた改造人間である。 後にはジャーナリストとして権力にも屈しない信念の持ち主として描かれている。 ロビー・ロバートソン デイリー・ビューグルの編集長でジェイムソンの片腕。 ビューグルの良心と呼ばれ、スパイダーマンにも好意的でピーターも父親を思わせる存在として何度も(ビューグルの批判記事なんかに傷つけられた時なんかに)精神的に助けられている。 ジェイムソンとは意見が合わず良く衝突しているが、決してクビにはされないあたりジェイムソンもロビーが抑え役になっているのを大事に思っているのだろう。 政府を巻き込んでのミュータント弾圧計画ゼロ・トレランスの際等、ジェイムソンが正しいことのために動く時には率先して従い、部下への的確な指示を伝える。 主要なヴィラン(敵)一覧 グリーン・ゴブリン (1代目ノーマン・オズボーン、2代目ハリー・オズボーン、3代目ノーミー、オズボーン) ホブゴブリン (ロドリック・キングスレー) ドクター・オクトパス (オットー・オクタヴィアス) ヴェノム (エドワード・ブロック) カーネイジ (クレタス・キャシディ) スクリーム (ドナ・ディエゴ) サンドマン (ウィリアム・ベイカー フリント・マルコ) ハイドロマン (モリス・ベンチ) エレクトロ (マックスウェル・ディロン) リザード (ドクター・カーティス・コナーズ) ミステリオ (クウェンティン・ベック) クレイヴン・ザ・ハンター (セルゲイ・グラヴィノフ) スコーピオン (マックス・ガーガン) ヴァルチャー (エイドリアン・トゥームス) ショッカー (ハーマン・シュルツ) 追記・修正は内容の大小を問わず、大いなる責任を以ってお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 歴代シナリオ担当のSMっぷりが垣間見える幸薄なヒーロー -- 名無しさん (2014-05-01 02 12 19) グウェンを死なせたゲリー・コンウェイは「グウェンは全く欠点の無いつまらないキャラクターだった。ピーターの様な傷ついた男のパートナーは同じく傷ついた相手であるべきだろう。スタンは完璧な嫁をもらった訳だが、グウェンはまるでスー・ストーム同様そのコピーだと思った。」とコメントしている -- (2014-09-27 01 00 54) ↑それでも勝手に殺すなや -- 名無しさん (2014-10-05 22 49 40) 突然スーパーパワーを貰うというのは厨二的にそそられる ・・・・その後が薄幸すぎるけど おじさんやガールフレンド殺されるし -- 名無しさん (2014-10-18 19 41 01) 本編と違って警察とは仲良し。 -- 名無しさん (2014-11-11 00 45 02) ↑東映だったわ -- 名無しさん (2014-11-11 00 49 07) 2003年頃にカートゥーンネットワークで放送してたヤツは、クオリティが非常に高くて一番好きだったna。 -- 名無しさん (2015-01-20 00 46 03) ハウスオブMの終始キレ気味のスパイディが気の毒すぎる。おじさんやグウェンとの幸せな家庭なんてパーカーにはこれ以上ないくらい残酷な風景だろうに。 -- 名無しさん (2015-02-21 17 52 34) 砂使いのイギーやクロコダイルは強いのにサンドマンときたら・・・何でこんなに差があるんだ -- 名無しさん (2015-05-04 20 09 56) 「大いなる力には大いなる責任が伴う」って最近の作品なら「私利私欲のために振るうな」って意味が優先されるけどここでは「成すべきことを成せ」ってニュアンスになるんだな -- 名無しさん (2015-06-21 09 53 45) またリブート…アメイジング割と良かったと思うんだが… -- 名無しさん (2015-06-29 21 33 32) そういやこの原作版だとスパイディは映画版みたいに市民から慕われて無くて、逆にメチャクチャ嫌われてるってどこかで見たんだけど本当なの?… -- 名無しさん (2015-06-29 21 41 23) ↑ ジェイムソンが偏向報道ばっかりするから・・・ -- 名無しさん (2015-07-01 09 38 38) 記事名、()いる?原作なのに。 -- 名無しさん (2015-07-04 15 14 56) ジェイムソンは偏向報道はするけど捏造だけはしないからマスゴミではないんだよな。日本で社長やってほしいものだ -- 名無しさん (2015-07-04 17 38 54) 冴えない少年がある日、凄まじい能力を手に入れるっていうのは思えば結構厨二的な展開 -- 名無しさん (2015-07-22 21 02 59) アントマンのラストで存在が語られてたね -- 名無しさん (2015-09-30 17 24 01) ↑3 どうかな?偏向だけでも天国を地獄のように聞かせることはできるぜ -- 名無しさん (2015-11-30 17 27 43) 現在ピーターはパーカーインダストリーの社長らしいね -- 名無しさん (2016-02-26 20 12 55) 不幸キャラの中でもぶっちぎりで不幸だよなスパイディ。上条(笑)なんて足元に及ばないと思う程の不幸は見てて辛い。 -- 名無しさん (2016-03-07 23 23 06) スパイダーマンが一部で言われているスカーレットウィッチ絶対ぶっ殺すマンのあだ名の元ネタと聞いてハウスオブmを読んだが、あれだけの体験したら温厚なピーターでも激怒するよあれは… -- 名無しさん (2016-04-28 03 11 40) シビルウォーでは一番の若輩だったけど、サムとバッキー圧倒したりと相当強かったね 時速数十キロで突っ込んできた乗用車受け止めるパワー持ちながら、あのマニューバーで動き回れるとかマジで反則過ぎる -- 名無しさん (2016-05-06 22 21 24) その腕本物? -- 名無しさん (2016-05-07 22 38 53) 今は大企業の社長だけど、何だろう、上げて落とされるような気しかしない…。 -- 名無しさん (2016-06-27 23 22 47) ↑なんかMJがトニーのとこにいるらしいからまさかな… -- 名無しさん (2016-06-27 23 31 37) ここ数年でスパイダーグウェンとかグウェンプールが出てきたけどやっぱりグウェンは人気みたいだね。グウェンプールの正体はさっぱりだけど。 -- 名無しさん (2016-10-09 20 42 50) 実写化するにあたって初期をモチーフにするか最近のスーツをモチーフにするかでイメージ変わるよね。前者ならライミ版やMCU版(そして東映版)、後者ならアメスパ2のスーツって感じで。 -- 名無しさん (2017-02-28 10 53 02) 好きなスパイダーマン何?俺はアース11のガールとパンクだけど -- 名無しさん (2018-03-30 20 00 32) ↑下手だけどブラックスパイディ好き。シンビオートじゃなくてブラックキャットが手製の、ピーターが怒りを露わにした時に着るやつ。 -- 名無しさん (2018-03-30 20 21 11) スタン・リーがお亡くなりに・・・。ご冥福を。って95歳とかマジ? -- 名無しさん (2018-11-13 09 33 29) 100越えて欲しかったなあ。ヤケクソ気味に当時のヒーロー物のアンチとして生み出したスパイダーマンがヒーローの代名詞になったのは痛快だったかな? -- 名無しさん (2018-11-13 13 02 59) 読者「何かスパイダーマンの性格おかしくねぇか?」→作者「ヴィランが化けてた事にしよう、本物は別に居たって事で」→スパイダーマン「妻との子供だけど……本当に自分の子なのか?まさか、あのヴィランの子供では……」という展開やってたりもしてたよね -- 名無しさん (2021-03-05 09 50 02) 正直ピーターは売れないカメラマンやってるより、蜘蛛の糸の生成方法で特許取ったほうが金になる気がする -- 名無しさん (2021-03-18 23 56 44) 手塚治虫とスタン・リーが生前に雑誌企画で対談した際、手塚先生はスタン御大に「日本人は肉体的に線の細いキャラを好むのでアメコミが受け入れられるのは厳しいかもしれない。ただ彼(スパイダーマン)はいいですね。年齢や設定も含めこれは日本人にも受けますよ」と伝えたらしい -- 名無しさん (2021-08-23 10 33 15) とりあえずスパイダーマンはいじめとけって思って作ってるんじゃないかってくらい大体不幸。アイデンティティウォー世界は本当に酷かった。 -- 名無しさん (2021-11-18 13 22 02) 映画でスパイダーマンを知って、いろいろ調べていくうちMARVELはこのキャラに恨みでもあるのかと思ったわ。ただ、個人が匿名でヒーローをやるとなると、こうならざるをえないのかなとリアリティも感じたけれど -- 名無しさん (2021-12-07 19 51 16) アニメのスパイダーマンは糸を飛ばしながら空間移動してたけど、空に向けてどうやって固定してたんだろう? -- 名無しさん (2021-12-14 11 04 49) NWHマジで最高だった。途中感極まって何度か涙出そうになったわ -- 名無しさん (2022-01-12 02 27 56) 5↑手塚先生の発言が正鵠を射ているのもすごいけど、あの日米二大巨頭が対談していたことは電流が走るレベル -- 名無しさん (2022-01-13 13 35 43) アイデンティティウォーとかスパイディーにとって幸せな世界じゃん?!と思わせてのあのオチとかどうやっても不幸が付きまとう男 -- 名無しさん (2023-04-12 16 29 38) 名前 コメント
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68点 スパイダーマンシリーズ第3弾。今のところは完結作品ですねぇ。なんか4をリブートとして作り直すらしいですがどうなんでしょ。 謎のマスクヒーロー、スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守るピーター(トビー・マグワイア)はガールフレンドのMJ(キルスティン・ダンスト)にプロポーズすることを決意する。 しかしその夜、父親の事件で因縁の相手となってしまったハリー(ジェームズ・フランコ)が、ゴブリンJr.としてピーターに襲いかかってきた。 とまあ出だしはこんな感じ。とにかくこの作品知ってる役者がいないんですよねぇ。観ててもなんか集中できないというか。アクションシーン以外はつなぎとしてしか見れないなぁ。 MJがかわいくない。ヒロインなのに。というかキャラ誰一人として目をひかないというか。ピーターとかただの坊ちゃんな感じでヒーローとして魅力がなぁ。 アメコミヒーローの実写化のはしりかなと思ってるんで、アクションシーンはなかなか好きです。緊張感があんまりでないのは映画をとおしてそんな感じなんで、まぁお笑いパートかなと思えるか。 今回の敵はサンドマン、ヴェノム、ゴブリンJr.。ヴェノムはゲーセンの格ゲーでしっててなかなかよかったですねぇ。サンドマンの設定も結構好み。ちょっとジャミラっぽい?ゴブリンJrはスーツによるパワーアップなんで好きなタイプなんですが、ちょっとゴテゴテしすぎかな。あと顔ばっちりでてるし。 クライマックスの4人入り乱れての戦闘は一番よかったですね。ここら辺はシリーズものだからできるというか。 全体的に悪くはないけど、キャラに魅力がなくストーリーも最初たるく後半急ピッチなんでイマイチ。3作品全部みるのはつらいかなぁ。 どーでもいいけどハリーのツイストはなんかにあうなぁ。 スパイダーマン3予告
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/ / ,.ヽ―-- \ / / ./ .ヽ ∪ i.、 .' / / ヽ_ l ヽ .l... _ ./ / !  ̄ ‐|、 、 l ./ ‐- 、 / .l .l ヽ', (スパイディですが部屋の空気が最悪です) | l \'" / !―--l .! l .! / \ /、 .! /\/! l .l U / / .\ ヽ‐l 、./ _,.ィ ! 、 ! _/ _, -― 、 / ,.-‐ト / ≦イ! | 、 l ̄ ヽ. \. ,イ ヽ-‐l'ヽ / \!.l 、 ', ヽ  ̄ ̄- _/__',/ 、 lヽ 、 ヽ ヽ/ ./. ', . ' l ヾ ヽ し ./ - _ /___!' ヽ,. { ヽ 、 / / l ,/ / i, 、 /ー- ,' l ,.'/ /./ l/ \ ` 、 .! !/ / _, イ.l / l./l /\ ! ´ ̄ ̄ ̄l /、 > 、 ,. イ 丁 /、 /\ ./ ヘ l ___ l./ \! > 、'"!_,......l/ _,X >、 / >―― イ \/ \ l > 、 ! ヽ./ ヽ / \/ ./ ,. < ヽ'" ̄\,.- '" \ } 名前 スパイダーマン 原作 MARVEL Comics 出演物語数 2 アヴドゥルと奇妙なGANTZ GANTZの新人 +ネタバレ注意 ネタバレはここに書く オワタ式人狼ゲーム 村人の一人 +ネタバレ注意 ネタバレはここに書く
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/{ ̄{ ̄ ̄}\. //| ̄l| ̄ ̄}\'. /{ / ̄ | ̄ ̄ \ハ | / /{ /| / ./! | |/l}\{/八/ l/ }/! 、 乂_>X <_ノ/{ ∨l///{\ / /{l/!. -─ 、 ∨{ /∧ / / l//{. /{/{⌒ノ\ \l{/ }///八 { /{\厂\ノl} .ノ  ̄/}/}/}\ > ´ ̄ ̄\ 廴{/∧ / /⌒\/ / { { /{//  ̄⌒}lハ 乂__{ ////l}- /}/} 人_ /⌒\) } //| / /./ ノ /`>- __ノ⌒7⌒\ /. |//\./_{\厂¨}ノ\} \ \⌒ヽ/. |/ ∧ ` <__ノ ./>- _ } } ./. | /} ∧ ⌒{ {⌒</ >─=彡. //ハ ∧⌒} }⌒ ./ ` < /.. / .} | ∨ / ` <_,ア ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【名前】 スパイダーマン 【タイプ】 むし/??? 【特性】 はやあし 【技:むしのていこう、】 【アビリティ】 『曲芸師』・・・稀に相手の攻撃を回避する 『軽業師』・・・攻撃を回避したときランダムに能力値が上がる 『先制の糸』・・・場に出した時、いとをはくを発動する? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【備考】 持ち物にヨロギの実を持たせていた。
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登録日:2019/03/16 Sat 21 18 40 更新日:2023/11/17 Fri 16 30 09NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 CGアニメ Earth_1060B INTO THE SPIDER-VERSE MARVEL SF SPIDER-MAN TK from 凛として時雨 アカデミー賞受賞作 アカデミー賞長編アニメ映画賞 アニメ アメコミ キングピン クリストファー・ミラー グリーン・ゴブリン スコーピオン スパイダーバース スパイダーマン スパイダーマン スパイダーバース スパイダーマンだらけ ソニー・ピクチャーズ トゥームストーン ドクター・オクトパス ニューヨーク ピーター・ラムジー フィル・ロード ブルックリン プロウラー ボブ・ペルシケッティ マルチバース ロドニー・ロスマン 中村悠一 傑作 吉野裕行 名作 多元宇宙 大いなる力には、大いなる責任が伴う 大塚明夫 宮野真守 小野賢章 悠木碧 映画 時空を越えて集う者、スパイダーマッ! 洋画 豪華声優陣 高橋李依 大いなる力には、大いなる責任が伴う。 運命を受け入れろ。 『スパイダーマン:スパイダーバース(SPIDER-MAN Into The SPIDER-VERSE)』とは18年公開のアメリカのCGアニメ映画。 MARVEL社のコミックヒーロー「スパイダーマン」を題材としたアニメ映画である。 製作はソニー・ピクチャーズの子会社ソニー・ピクチャーズ・アニメーション。 製作総指揮には、『LEGO ムービー』のフィル・ロードとクリストファー・ミラーが名を連ねている。 監督はボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3名があたった。 日本語吹替版のエンディングテーマはTK from 凛として時雨の「P.S. RED I」。 概要 さて、MARVEL COMICSにおける「スパイダーマン」は1人ではないことをご存じだろうか。 MARVELでは様々な世界観=アースが描かれ、そこでは異なる設定のヒーローが複数存在している。 無論スパイダーマンも例外ではなく、ことにスパイダーマンは大多数のアースで同時に存在しているのである。 そして、本誌の企画として「全アースのスパイダーマンを集結させる」コミックが生まれた。それが『スパイダーバース』である。 本作品はその企画を映画化したものであり、スパイダーマン映画としては初の試みとなる。 ただし、本作品とは原作版とは内容も含め大きく様変わりしているので注意。 スパイダーマッ!が登場するのは原作版の方である(もっとも、ちょっとしたお遊びはあるが(*1))。 時空が歪められた結果、複数のスパイダーマンが一つの次元に召喚され、チームを結成するという題材の本作。 今作で主人公に抜擢されたのは、コミック『アルティメット・スパイダーマン』で初の黒人(正確にはアフリカ系とヒスパニック系のハーフ)スパイダーマンとして登場したマイルス・モラレス。本作が映画としては初登場となる。 マイルスを元祖スパイダーマンのピーター・パーカーが導いていくというシナリオとなっている。 個性的な「スパイダーマン」たちが一堂に会するだけでなく、未熟なヒーローの成長譚としても完成されており、「スパイダーマン映画で史上最高傑作」の呼び声が高い。 公開されるや否や全米で絶賛された本作は、アメリカ国内のアニメを対象としたアニー賞において最優秀長編アニメーション作品賞をはじめとする4部門を受賞。 それだけではなく、ゴールデングローブ賞の長編アニメーション作品賞、さらには世界一有名な映画賞であるアカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞し、その勢いは留まるところを知らない。 すでに続編の製作も決定しており、どの新しいスパイダーマンが加入するか期待が寄せられている。 ちなみに本作の日本語版キャッチコピーはサム・ライミ版実写映画第1作と同一のものである。 ストーリーや細かい演出にもサム・ライミ3部作を意識したものが多いので予め目を通しておくと更に楽しめる。 ストーリー ここニューヨークでは、1人のヒーローが日夜活動を続けていた。 その名はスパイダーマン。蜘蛛のように壁を這い歩き、ビルの谷間を渡り、人を助け、悪を打ち砕く親愛なる街の隣人だった。 一方、ブルックリンに住む中学生の少年、マイルス・モラレスは自分の人生に悩んでいた。 望まぬ進学校での生活に何かと口うるさい父親との確執によって、彼は自信を失ってしまう。 彼にとっての心の癒しは叔父のアーロンとの時間だけだった。 そんなある日、彼は捨てられた古い地下鉄の駅で一匹の蜘蛛に噛まれ、指が壁にくっついたり他人の心が読めるようになったりする特殊能力を身につけてしまう。 真相を確かめるべく、後日マイルスは蜘蛛に噛まれた地下通路へと向かうが、その奥で謎の巨大な装置と、怪物と戦うスパイダーマンの姿を目撃し、その戦いの渦中に巻き込まれてしまう。 戦いの果てで作動した装置は爆発を起こし、スパイダーマンことピーター・パーカーはマイルスに装置を止めるキーを手渡し、その直後現れた悪の親玉、キングピンに殺されてしまう。 責任を感じたマイルスは与えられた能力を使ってスパイダーマンの代わりを務めようとするが上手く行かない。 ピーターの墓の前で嘆いていると、そこへピーターそっくりの中年男が現れる。 そう、キングピンの開発したのは多元宇宙を繋げる装置であり、装置の暴走によって異なる5つの次元の扉が開いてしまった。 そして、それぞれの次元から、異なる5人の「スパイダーマン」がやって来たのである…! 登場人物 ※CVは英語版/日本語吹替版の順で記載。 スパイダーマン一同 スパイダーマン/マイルス・モラレス CV シャメイク・ムーア/小野賢章 進学中学校ヴィジョン・アカデミーに通うアフリカ系とヒスパニック系のハーフの少年。 非常に優秀な頭脳を持っているが、気の知れた地元から離れた生活を嫌がり、退学になるためにテストで意図的に0点を取っていた。 趣味はグラフィティ・アートで習作をスケッチブックに描き留めたり、自分のお手製ステッカーを作ってこっそり街に貼ったり、壁にスプレーで落書きしたりしていて、中々の腕前。 自分の素行について口うるさく、学校のことについても口出ししてくる父を鬱陶しく感じる迷えるお年頃。 ある日古い地下鉄の駅で放射性の蜘蛛に噛まれて壁に自在にくっつける能力を得たことがきっかけで、スパイダーマンの戦いに巻き込まれることとなり、瀕死のピーター・パーカーに使命を託される。 ピーターの跡を継いでコスプレ用スパイダーマンスーツを着たものの未熟なため上手く行かなかったが、別世界のピーター・B・パーカーとの出会いや他の次元のスパイダーマンたちと戦いを共にし、本物の戦士として目覚めていく。 作中何度も「解けた靴紐」「くっついて離れない指」が彼が勇気を持って一歩踏み出せないでいることの象徴として描写される。 壁に張り付く能力だけでなく、身体から麻痺毒を発する能力や透明になる能力を身に付けたが、当初は上手くコントロールできずにいた。 スパイダーマン/ピーター・パーカー CV クリス・パイン/中村悠一 マイルスの世界でニューヨークを中心に活躍していた、いわゆる「元祖」で最も有名でスパイダーマン。 我々の知るアース-616の「ピーター・パーカー」のイメージが最も強く反映された人物だが、26歳の大学院生で金髪の美青年であるなどの相違点もある。 悪党退治に人命救助に勤しみ、最愛の妻とも順調、さらにタイアップCMや音楽も出したりして順風満帆な人生を歩んでいた。 キングピンの野望を打ち砕くために次元転移装置を破壊しようとグリーン・ゴブリン、プロウラーと激戦を繰り広げたが、その戦闘の果てに装置は爆発し重傷を負う。 その後、偶然巻き込まれた少年マイルスに装置を破壊するためのキーを託し、現れたキングピンに殺されてしまう。 後述のピーター・B・パーカーと区別するため「RIピーター・パーカー」と呼称される。 パーカー家の物置を超ハイテクなガジェット倉庫に改造しており、その中にはPS4『Marvel s Spider-Man』のアドバンス・スーツを始め各コミック作品に登場するスーツが収められている。 スパイダーマン/ピーター・B・パーカー(From Earth-616B) CV ジェイク・ジョンソン/宮野真守 マイルスが最初に出会った別世界のピーター・パーカー。現世界のピーターとは異なり黒髪。 40代のくたびれた中年男で、かつてのヒーローとして活躍していた面影はほとんど残っておらず、腹もすっかり突き出ている。 ヒーロー活動に打ち込み過ぎたせいで子供も作らず、妻のMJとも離婚してしまい、復縁したいもののその勇気を持てずにいた。 次元転移でマイルスと偶然出会い、彼からスパイダーマンとしての指南を乞われ、嫌々ながらそれを了承し、奇妙な師弟関係が出来上がる。 当初厭世的で皮肉屋だったが、戦いの中徐々にかつての戦士としての気力を取り戻し、自らを犠牲にしても他のスパイダーマンたちを元の世界に戻そうと尽力する。 スパイダーマンとして活躍した期間が最も長いため、ヒーローとしては5人の中でも一番のベテランで、ブランクを感じさせない動きを見せる。 また、長い暗証番号を一発で記憶する、軽口で相手を挑発しペースを崩すなど、原作におけるピーターのように知略に長ける一面も。 しかし… 彼もまた、否、ある意味マイルス以上に悩み、傷つき、迷っていた(その証左に彼の靴紐も解けており、それどころか左右ちぐはぐの靴を履いている)。 しきりに自己を犠牲に仲間を元の世界に返そうとするのも、元の世界に帰り自身の問題に向き合うことに怯えていたがため。 しかし恐れを振り切り、勇気ある一歩を踏み出して最終決戦に駆けつけたマイルスの姿にピーター自身も迷いを捨て、若きスパイダーマンにNYの命運全てを託し、元の世界へ帰っていった。 行け、マイルス───お前ならできる。 エンディングではきちんと左右揃った靴に紐もしっかり結んで、MJの元を訪れている。 スパイダー・グウェン/グウェン・ステイシー(From Earth-65B) CV ヘイリー・スタインフェルド/悠木碧 マイルスと同い年の、白いスーツを身に着けたスパイダーウーマン。 他のスパイダーマンたちより一足先に現次元に出現し、マイルスの学校に転入して潜入捜査を行っていた。マイルスとの初対面でスパイダー・センスが反応し彼がスパイダーマンの力を持つことには気づいていたものの、正体を明かさず探り探りで接していた。結果、能力を使いこなせない彼の不注意で彼の左手と自身の右側頭部がくっついて離れなくなり、髪の毛をカットされアシンメトリーのヘアスタイルになった。 自分の世界の友人・ピーター・パーカーがヴィラン化したうえに彼を殺してしまい、そのことがトラウマとなって友達を作れないでいる(*2)。 しかし、転入先で知り合ったマイルスとの関わりや他のスパイダーマンたちとの出会いで、心を打ち解けていく。 スパイダーマン・ノワール/ピーター・パーカー(From Earth-90214B) CV ニコラス・ケイジ/大塚明夫 モノクロの世界から来たスパイダーマン。職業は探偵。 1933年の世界恐慌の最中、ギャング絡みの硝煙に塗れた犯罪を孤独に戦うハードボイルドヒーロー。 「色」の存在しない世界から来たため、現世界のカラフルさに憧れを抱いている。ルービックキューブがお気に入り。 ペニー・パーカー SP//dr(*3) (From Earth-14512B) CV キミコ・グレン/高橋李依 32世紀の未来から来た少女と蜘蛛型パワードスーツ。 日本のアニメ風絵柄で表情豊かな天才女子中学生で、蜘蛛に噛まれたことにより身に着けたサイコリンク能力で自律式のパワードスーツSP//drの頭脳である蜘蛛と意思疎通しながら動かしている。 SP//drの起動試験中に父親を事故で亡くし、父の代わりにSP//drの操縦者となった。 原作コミックではエヴァンゲリオン風の巨大パワードスーツを纏ったダウナーな少女であり、本作に登場するスパイダーメンの中では間違いなく最もアレンジされたキャラクターと言える。 スパイダーハム/ピーター・ポーカー(From Earth-8311B) CV ジョン・ムレイニー/吉野裕行 カートゥーンの世界から来たブタ型のスパイダーマン。 コミックの『スパイダーバース』と違い、本作のハムは原典準拠の「豚の力を持った蜘蛛」である。 見た目からしてやることなすこと全てがギャグになってしまうが、周囲を的確に皮肉るニヒリズムを持ち合わせている。 戦闘力も高く、磁石やハンマーといったギャグタッチのギミックを使用。 ヴィランズ キングピン/ウィルソン・フィスク CV リーヴ・シュレイバー/玄田哲章 巨大な体格と凄まじい怪力、そして不屈の執念を持つ男。 相撲が得意で、特殊な武器もパワードスーツも薬品による強化も魔法も超能力も一切持たない生身の人間ながら、ヒーローに肉薄する強大な戦闘力の持ち主。 表向きは心優しき実業家だが、裏の顔はニューヨークを牛耳る犯罪組織のボス。 行く先々で自分の邪魔をするスパイダーマンに激しい憎しみを抱いている。 スパイダーマンを攻撃する姿を目撃されたことで妻子に逃げられ、その挙句に2人が事故死してしまい、2人を取り戻すために「妻子が生きていた次元」と現次元を融合させる計画を思いつく。 しかし、それは今の次元を破壊しかねない禁断の手段であった。 スパイダーマンを殺し、邪魔者はいなくなったと思われていたが、別次元のスパイダーマンたちの到来によって彼らと戦うこととなる。 実写では『デアデビル』のヴィランとして有名。 プロウラー CV ? キングピンに忠実な殺し屋。常にデップーに似たデザインの覆面を被り、正体は不明。 特製のギミックを装備したスーツを着用して空を飛び、高速のバイクで敵を追い詰める。 キングピンからマイルス殺害を請け負うが、その任務の先で思いもよらぬ展開が…。 ドクター・オクトパス/オリヴィア・オクタヴィアス CV キャスリン・ハーン/渡辺明乃 アルケマックス社の量子物理学者。まさかの女性版ドック・オク。 一見陽気な女性だが、研究のためなら手段を選ばないマッドサイエンティスト。 キングピンの命令を受けて次元転移装置を開発し、その結果に興味深々。 四本の巨大アームを自在に操るスーツを着用する。 ちなみに他の研究者達も、侵入者であるスパイダーマンを光線銃で攻撃したりと危険な連中である。 トゥームストーン/ロニー・トンプソン・リンカーン CV マーヴィン・ジョーンズ3世/鶴岡聡 キングピンに忠実な部下。灰色の肌をした長身の大男。 ボスに逆らう者ならば味方であろうと銃を向ける。 スコーピオン/マック・ガーガン CV ホアキン・コシオ/三宅健太 全身をサソリのように改造された怪人。 足は四つの機械で出来ており、スペイン語を喋る。 グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン CV ヨーマ・タコンヌ 全身緑の巨大な怪物。元は人間だったようだが、現在は見る影もなく獣そのものとなっている。 ピーター・パーカーとの戦いで次元転移装置の爆破で死亡。 リザード/ピーター・パーカー トカゲ人間となった怪人。 グウェンがいた世界のピーター・パーカーがヴィラン化した姿であり、回想シーンのみの登場。 上述にある通り、グウェンとの戦闘で命を落としていた。(*4) 周囲の人々 ジェファーソン・デイヴィス CV ブライアン・タイラー・ヘンリー/乃村健次 マイルスの父でNY市警の警官。 息子の身を案じるあまり彼に口うるさくしつけており、逆に彼に鬱陶しがられている。 警官として強い誇りと使命感を持つが故に、法に沿わず勝手に悪を取り締まるスパイダーマンのことを快く思っていない。 なお、乃村氏はドラマ版『デアデビル』でキングピンの日本語吹き替えも演じていた。 リオ・モラレス CV ルナ・ローレン・ペレス/小島幸子 マイルスの母で看護師。 父を煙たがる息子の心を解きほぐそうと優しく接する。 アーロン・デイヴィス CV マハラーシャ・アリ/稲田徹 マイルスの叔父でジェファーソンの弟。 普段遊んでばかりで自堕落な生活を送っているが、気さくで面倒見がいいためマイルスから慕われている。 最近ある仕事が入ったためマイルスとの時間がおろそかになっているが…。 メイ・パーカー CV リリー・トムリン/沢海陽子 ピーター・パーカーの育ての叔母。 スパイダーマンとしてもサポート役を務めており、彼の死後、地下の秘密基地を守り続けていた。 家を荒らす者にはバットで立ち向かう男気を持つ。 メリー・ジェーン・パーカー CV ゾーイ・クラヴィッツ/甲斐田裕子 ピーター・パーカーの最愛の妻。彼の葬儀では参列客たちに生前の夫の遺志を伝えた。 別次元ではピーター・B・パーカーの妻でもあったが、スパイダーマンとして身を乗り出しすぎた生活のために心がすれ違い、彼と離婚してしまう。 ベン・パーカー CV 不明/長克己 ピーター・パーカーの育ての叔父。 「大いなる力には大いなる責任が伴う」の名台詞を甥に遺した。 ヴァネッサ・フィスク CV レイク・ベル/田中敦子 リチャード・フィスク CV 不明/大平あひる キングピンの愛する妻と息子。 スパイダーマンを痛めつけるキングピンの姿に恐怖し彼から逃げ出し、その途中で事故に遭って死亡する。 キングピンは彼女らを別次元から取り戻そうとしているが…。 ガンケ マイルスのルームメイト。 オタクでパソコンやコミックにかかりきりであり、転入してきたルームメイトにも無関心。 スタン・リー CV 本人/高桑満 …まだ出てるよ! スパイダーマングッズ店を経営しており、スパイダーマンのコスプレスーツで悩むマイルスに「サイズは合うよ、いつかね」と「後戻りできないこと」を教えた。 サウンドトラック/劇中歌 マイルスのファッションやグラフィティ趣味を始め、要所要所にヒップホップやストリートカルチャーの小ネタが散りばめられている今作だが、特に顕著なのがサントラや劇中歌。 繰り返し印象的に使用された「SUN FLOWER」を歌うポスト・マローンを筆頭にニッキー・ミナージュやジュース・ワールド、Ty Dolla $ignなど、新進気鋭の若手ヒップホップ/R Bアーティストが多数参加しており、 マイルスの「現代のNYに住むどこにでもいるような少年」というキャラクター性が強調されている。 一方、物語序盤でマイルスがアーロンのアパートに向かうシーンでは、ヒップホップ東西抗争の最中に命を落としたノートリアスB.I.Gの名曲「Hypnotize」が流れている。 ノートリアスB.I.Gと言えばブルックリン生まれブルックリン育ちの伝説的なヒップホップアーティストで、デビュー前にはクスリの売人をしながらフリースタイルラップでスキルを磨いていた逸話も広く知られている。 アーロンの年齢を30後半~40前半と仮定すれば、ちょうどマイルスくらいの多感な年頃に彼の全盛期とその死を見ている事になる。 それを踏まえてこのシーンを見るとアーロンが「未だに昔の生き方を変えられない不器用で哀れな中年」にも見えるかもしれない(顔はむしろノトーリアスB.I.Gより、ライバルのトゥパック・シャクールの方が似ている)。 また、マイルスとアーロンの2人が閉鎖された地下鉄駅の跡地にグラフィティアートを描くシーンでは、更に前の世代のクラシックにしてヒップホップアンセム「Apache」がリミックスされて使用されているなど、古参ヒップホップオジサンにも優しい。 余談 ピーター・B・パーカーの当初声優には、一番ベテランであるという設定を利用してサム・ライミ3部作でピーターを演じたトビー・マグワイアを起用する予定だったらしい。もし実現していた場合、日本版吹替キャストは猪野学氏になっていたことだろう。 さらに『アメイジングシリーズ』でピーターを演じたアンドリュー・ガーフィールドや、MCUシリーズでピーターを演じているトム・ホランドも出演することも予定していた。 もし実現すればファンにとっては天地がひっくり返るほどの興奮する瞬間になっていたかもしれないが、 「『スパイダーバース』の概念が分かりにくくなってしまう」という不安と「観客の混乱を招く」という理由で残念ながら実現されなかった。 そして、その実現されなかった“夢の共演”は数年後にまさかの形で実現する事となる…… OK。じゃあもう一度最初から説明するよ。 僕はWiki篭り。10年間このアニヲタWiki(仮)で追記・修正しているWiki篭りだ。 項目を作ったり、荒らしを火消ししたり、細かいところを追記・修正したりとかね。 誰でも項目を作れる。君にだってWiki篭りになれるんだ。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- スパイダーマン2099/ミゲル・オハラ CV オスカー・アイザック/関智一 ライラ CV グレタ・リー/坂本真綾 マイルスたち6人のスパイダーマンの戦いを別世界で監視していたスパイダーマンとそのパートナー。 彼らの手にはマルチバースを自力で行き来できるガジェットがある。果たして彼らの目的は…? ミーム・スパイダーマン CV ヨーマ・タコンヌ/稲田徹 アース67、1967年~1970年にアメリカで放送されたアニメの世界でのスパイダーマン。 応援を乞いに自身の目の前に現れたミゲルを偽者呼ばわりした。 彼とミゲルが口論になっているシーンを最後に本作は終了する。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 敵は、全て(マルチバース)のスパイダーマン SPIDER-MAN ACROSS OF THE SPIDER-VERSE アクロス・ザ・スパイダーバース 運命なんてブッつぶせ。 6.16 FRI NEXT SPIDER-MAN ACROSS THE SPIDER-VERSE △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 予告だとマイルスの世界のスパイディ(死んじゃった方)も宮野がやってたから、本編観るとあれ、声が違う?と思ったらまさかの中村悠一だった。 -- 名無しさん (2019-03-16 21 49 31) RIPってことか、RIピーターって -- 名無しさん (2019-03-16 22 03 10) ピーター・BはE616出身だから、彼が所謂正史世界のスパイダーマンなんだよね -- 名無しさん (2019-03-16 22 04 09) まさに動くアメコミ -- 名無しさん (2019-03-16 22 13 16) 冒頭のテストの一件やアインシュタインにちなんだジョークからしてマイルスは勉強は得意なんだと思ったが、実際どうなんだっけ? -- 名無しさん (2019-03-16 22 39 20) RIピーター、吹き替えが中村悠一でブルックリンって、これキャップじゃね?って思った。 -- 名無しさん (2019-03-16 23 33 14) 本編見てからだと予告編が嘘過ぎて笑う -- 名無しさん (2019-03-17 00 01 08) アニメだしアベンジャーズとも関係無いしで程ほど楽しめる程度だろうとか甘く見てたらブッチギリで面白かった件 -- 名無しさん (2019-03-17 01 01 39) つまりあれか、過去改変してBLACKを倒そうとしたらてつを大集合になっちゃったみたいな(動機が全く違うが) -- 名無しさん (2019-03-17 10 04 46) レオパルドンは出ないのか… -- 名無しさん (2019-03-17 11 49 33) 続編あるなら東映版や池上版の参戦を是非・・・。原作では結構な活躍するし>レオパルドン -- 名無しさん (2019-03-17 14 54 01) ファミリー映画的な米版トレーラーに対しシリアスな感じの日版トレーラーが米国でも 「coolだ」と評判良かったとか。内容ばかり割とファミリー映画だけど。傑作。 -- 名無しさん (2019-03-17 17 54 41) 興行収入良かったら続編で山城拓也とレオパルドン出すって言ってるんだっけ?是非出してほしいものだ。 -- 名無しさん (2019-03-17 19 01 24) ノワールも実際マイルドになってるからね(元々の世界では銃ぶっ放すし) -- 名無しさん (2019-03-17 20 59 33) 最後のオマケ?で爆笑した。アメリカのアニメスパイダーマンとかクソ懐かしすぎる… -- 名無しさん (2019-03-17 22 53 56) ↑スパイダーマンです! 一緒に来て下さい! -- 名無しさん (2019-03-18 13 20 22) ピーターBはTRN701出身だぞ。 -- 名無しさん (2019-03-18 17 25 45) マイルスの出る原作について調べてみたけど、彼もあっちじゃつらい境遇味わってるみたいだな…一方でこの映画だとただのモブだったルームメイトが原作じゃめっちゃいい奴でもあるらしいが -- 名無しさん (2019-03-18 20 47 05) ↑MCUのネッドのモデルがガンケなんだけど、本作でもガンケ出したら現行作品のネッドとキャラが被るから出番を減らしたって聞いた -- 名無しさん (2019-03-18 22 29 34) なんか、スタン・リーの出番が何度もあるって? -- 名無しさん (2019-03-18 22 57 51) アメコミ映画はウィンター・ソルジャーから全部同じに感じるようになって見るの辞めたんだけど、これはホント凄かったわ。続編出るならレオパルドンも実写版も少しでいいから出て欲しいわ -- 名無しさん (2019-03-24 01 30 17) ほとんどスパイダーマン知らない自分でもすごい楽しめた 映像に圧倒されて思い出せないところが多々あるからコミックのほうも読んでいつか再戦したい -- 名無しさん (2019-05-07 13 08 00) ということはもしや、例えばアイアンマンでも、映画版のアイアンマンや、『アッセンブル』版や、『フューチャー・アベンジャーズ』版の彼とかが一同に会する作品が出る可能性も!?(妄想 -- 名無しさん (2019-05-07 13 57 09) オールスター物だけど、全登場作品に対する事前知識がゼロな人が観てもまったく問題無いと思われる作品(むしろ知識がない方がマイルスに近い感覚でストーリーに浸れるまである)。個人的に近年、映画館鑑賞した中ではトップレベルに面白かった。パーカー姿のマイルススパイダーマンとSP//drのフィギュアーツ化を願ってやまない -- 名無しさん (2019-05-07 16 27 55) 終盤のペニーとハムとノワールが手を繋いでるシーンは原作オマージュだと気づいた。 -- 名無しさん (2019-07-01 12 22 11) ↑4 というか、エンドゲーム後のピーターのもとに、フューチャーアベンジャーズ版のアイアンマンが来てくれる、という展開もきてほしいなぁ。 -- 名無しさん (2019-07-04 15 55 57) 確かに知らん人の方が楽しめるかもしれん。自分は序盤が少し長くて退屈だったし。 -- 名無しさん (2019-07-15 10 10 23) ピーターB以外は外見・名前で区別がしやすいキャラクターが選ばれた感じだったな。翔くんがいないのが残念だが、少年=マイルス、日本風=ペニー、子供向け=ハム、モノクロ=ノワールとかぶりまくっていたから仕方ないか -- 名無しさん (2019-08-08 16 39 49) ミーム・スパイダーマンは稲田徹さんです。 -- 名無しさん (2020-09-24 17 31 08) そういや、メイおばさんってオリビアことを「リブ」って愛称で呼んでたけど、昔の同級生とかそんなんなのかね? -- 名無しさん (2020-12-18 21 26 13) 順風満帆(死んだけど)なピーター・パーカーより能力あるのに上手く行かないB・パーカーの方がピーターっぽく感じる、口調と体型は違うけど -- 名無しさん (2021-09-02 00 30 33) 悠木さんはこの後にも「異世界に移動させられた白い蜘蛛の少女」を演じることに -- 名無しさん (2022-01-15 20 57 02) ペニー・パーカーとSP//drが良すぎて機械と少女の組み合わせに目覚めた自分がいる -- 名無しさん (2022-01-15 21 13 48) 東映マッ!はアクロスに登場決定って言ってなかったかね?今の所予告の類に見当たらないのはサプライズ用隠蔽、でいいのかな? -- 名無しさん (2023-06-05 20 50 42) あんなさりげないシーンで生まれるヴィランがいるか! -- 名無しさん (2023-06-22 06 33 14) アクロスもハチャメチャに面白かった…! -- 名無しさん (2023-06-28 21 55 35) ↑念 でも例のストライキが長引くせいでビヨンドの公開が無期延期状態になってるのが… -- 名無しさん (2023-07-31 17 58 28) 一番最初のコミックコードでめっちゃ笑ったわ -- 名無しさん (2023-09-18 02 28 11) 名前 コメント
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90 :名無しより愛をこめて:04/07/08 21 13 ID 3r8mh3J6 年表が欲しいなぁ。 東映版スパイダーマンって話題に出ましたっけ? 91 :藤原時生 ◆Jj9VOzH7iM :04/07/08 21 57 ID Noh8igrM 90 レオパルドン-デカベースロボの関連性が指摘されてる。 92 :90:04/07/08 22 05 ID 3r8mh3J6 91 トンクス。 第一話で400年前に地球にやってきた宇宙人からスパイダーマンの力を授かってたから どっかに繋げられるヒーローいないかな。 どうもうろおぼえでいかん。 93 :名無しより愛をこめて:04/07/08 22 57 ID euz/IkZd 90 あと、スパイダー星人=サタン虫 って説が出てた。 人間に寄生してスーパーパワーを与えるクモ型知性体 (スパイダー星人はクモが本体なんじゃないか、って話) 92 400年前なら時代劇系ヒーローか。 ミツルギとか嵐とかライオン丸とか赤影あたり? それよりも、どうして宇宙人からもらったコスチュームが ピーター・パーカーの手作りコスチュームと同じデザインなのか いい説明はないものだろうか? 94 :名無しより愛をこめて:04/07/08 23 15 ID +bMahBHs ピーター・パーカーはスパイダー星陣の末裔だったんだよ!! 95 :名無しより愛をこめて:04/07/09 00 19 ID qR5zpvXt あのスーツもベノム・カーネイジみたいな寄生生命体だったとか。 96 :名無しより愛をこめて:04/07/09 00 25 ID mIKmOqQb 実写とはいえ、ハリウッドと繋げるのはやめようや…… 97 :名無しより愛をこめて:04/07/09 00 29 ID X/iOh/xZ 顔が同じで攻めるなら、ガリアとコム長官の繋がりを考えてはどーだ? 98 :名無しより愛をこめて:04/07/09 00 34 ID qR5zpvXt スパイダーエキス=エイリアンコスチューム説 山城拓也のスパイダーエキスは実は寄生生命体でコスチュームもこの寄生生命体が変化したもの、 地球の有名なヒーローであるスパイダーマンのスーツに擬態してたのだろう。 後にピーターパーカーが手に入れて一時期身につけていたパワーアップするエイリアンチュームも同じ存在だったのだ。 シークレットウォーズにはスパイダー星人も参加してたんだな。 99 :名無しより愛をこめて:04/07/09 00 37 ID w4Bupwc7 シークレットウォーズ アメコミ? 100 :名無しより愛をこめて:04/07/09 00 39 ID X/iOh/xZ 98 山城拓也、ジッパーとか上げてたし思いっきしマスク脱いでたぞ(w ブレスレットから飛び出すし、どう見てもせいぜい強化服だなぁ。 101 :名無しより愛をこめて:04/07/09 01 02 ID qR5zpvXt 100 ピーターパーカーが着てたエイリアンコスチュームも一見すると普通のコスチュームにしか見えない。 寄生生命体だと判明するのは後になってから。 102 :名無しより愛をこめて:04/07/09 01 17 ID qR5zpvXt 寄生生命体は普段ブレスレットの中にいて、変身するときはエキスとして体内に入るのと、 コスチュームに擬態するのとの二つに分かれているのでは? ピーター・パーカーのエイリアンコスチュームやベノム、カーネイジのように寄生生命体が暴走して 山城拓也の体を乗っ取ったりしないのはブレスレットが寄生生命体を制御してるからでは? ガイバーのコントロールメタルみたいな感じで。 103 :名無しより愛をこめて:04/07/09 01 39 ID mIKmOqQb 101 それでもジッパーとかはなかったよ。 私服からグニョグニョとうごめいてコスチュームにかわってた。 どっちにしろコミックの話だし、ハリウッド映画まで広げちゃうと 昔の実写スパイダーマンとか他のアメコミ映画はどうなんだ、 て話になるからやめにしない? 104 :名無しより愛をこめて:04/07/09 02 03 ID cOWgcm/+ えー、いいじゃん。今まで閑散としてたんだから。 次のネタが出るまでスパイダーマンの話してようよ。 ただ、どちらにしても、エイリアンコスチュームは あのおなじみのデザインじゃなかったはず。 赤青+クモ網のデザインはピーターオリジナル。 105 :名無しより愛をこめて:04/07/09 02 06 ID mIKmOqQb そっか、俺はあんまりにも何でもアリだと さめるしつまらんので、しばらくこのスレから離れます。 106 :名無しより愛をこめて:04/07/09 02 30 ID cOWgcm/+ 殺伐としたこのスレにヘーベルハウスが!! /| |/__ ヽ| l l│<ハーイ .┷┷┷ 109 :名無しより愛をこめて:04/07/09 13 20 ID /8G2m6aN 105 日本版スピイダーマンと本家スパイダーマン限定の話なら何の問題も無いだろ。 これがレンゲルと本家スパイダーマン、蜘蛛男と本家スパイダーマンを繋げるとなるとアレだが。 110 :名無しより愛をこめて:04/07/09 13 23 ID /8G2m6aN ピーター・パーカーとベン・ライリーと山城拓也と小森ユウが一堂に会するスパイダーマンクロスオーバーとか。 113 :藤原時生 ◆Jj9VOzH7iM :04/07/12 17 58 ID HeLyMS4q 110 ミゲル・オハラとピート・ロスとミグ’エルも加えてくれ。 114 :名無しより愛をこめて:04/07/12 23 28 ID 1Wl+9yt6 111 ピーター・ポーカーもな(嘘) ところでピート・ロスとミグ’エルってどのシリーズで出てました? オハラが2099ってのはわかるんだが。 115 :名無しより愛をこめて:04/07/12 23 29 ID 1Wl+9yt6 × 111 ○ 113 orz 116 :名無しより愛をこめて:04/07/12 23 59 ID FkLKP33t 109 他のアンデットとの関係もあるし、レンゲルと結ぶのはさすがに無理だろうよ…。 ああ、まとめサイト欲し…。 117 :名無しより愛をこめて:04/07/13 19 51 ID OzL03YhH 116 せめてログがあれば……orz
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スパイダーマン(MCU) (キャラクター、マーベル・シネマティック・ユニバース) 本名:ピーター・パーカー 初登場:『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』2016年5月6日公開 演:トム・ホランド 叔母:メイ・パーカー 叔父:ベン・パーカー(故人) 概要 能力は原作やこれまでの映画版スパイダーマンと同等。 ただし、いわゆるオリジンストーリーを飛ばしているため、能力を得るに至った詳細は描かれていない。 ただし、特殊な蜘蛛に噛まれたのが理由らしいことは述べられている。 またクイーンズに叔母のメイと2人で住んでいて、叔父がいなくなった理由も詳しく描かれていない。 キャプテンアメリカ・シヴィルウォー 初登場時はニューヨークの高校に通う15歳の高校生。 自作のスーツや蜘蛛の糸を使って自警団活動を行い、動画をネットにアップしていたところをトニー・スタークに発見され、キャプテン・アメリカたちソコヴィア協定に反発するヒーローたちとの戦いに参加する。 スパイダーマン ホームカミング MCUにおいて初の表題作である『スパイダーマン ホームカミング』では、トニー・スタークが開発したハイテクスーツを纏い、バルチャーと戦った。 能力 超人的な腕力、身体能力 第六感(スパイダーセンス) 自作した蜘蛛の糸(ウェブ・フリュイド) 時にトニー・スタークが開発した特殊スーツを纏い、各種のハイテクギミックを使用する。 アメコミ@wiki/マーベル・シネマティック・ユニバース
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登録日:2015/12/02 Wed 20 46 01 更新日:2024/04/30 Tue 22 22 08NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 Earth_70019 MARVEL おいやめろ だけどみんな救われねぇ シリアス スパイダーマッ←ではない スパイダーマン トラウマ バッシング バッドエンド マスゴミ レトロ 哀しき悪役達 報われない 大いなる力には大いなる責任をともなう 小森ユウ 差別 平井和正 後味の悪いオチ 怪物の心を持った人間達 悲劇の主人公 救いがない 日本 池上遼一 漫画 考えさせられる話 虎 鬱 鬱展開 鬱展開の嵐 『スパイダーマン(池上遼一版)』とは、1970年から1971年にかけて連載された日本版スパイダーマンのコミック。 作画は一貫して池上遼一氏が担当。前半は小野耕世氏がストーリー構成を行い、原作を日本風にアレンジした世界観を提示。 日本製の作品であるだけに舞台が日本で主人公も日本人であり、ベトナム戦争や学生運動などの時事的社会問題を扱ったダークな作品に仕上がっている。 肝心のスパイダーマンは本家よりも徹底的にメディアや民衆に憎まれ、登場するヴィランも全て複雑な問題や鬱屈を抱えており、その多くは最終的に命を落としてしまう。 その死を前に「自分もいつかはこうなるかもしれない」と怯える主人公の姿から、「大いなる力には大いなる責任をともなう」という名言は本作のスパイダーマンにこそふさわしい言葉なのかもしれない。 ただし、現行のスパイダーマンにおいての「大いなる力には大いなる責任をともなう」は巨大な力を自制して世のために使う責任では無く誰にでも何かが出来る大いなる力があるのだから、それを世のために使おうと言った意味合いに変化しており、ヒーローに守られる民衆にも向けられた言葉になっている。 ……この物語で力に伴う責任を全うした者が1人もいないことを考えると、どちらの意味合いで解釈するにしても、大いなる力と大いなる責任とは誰にとっても等しく重い物なのだろう。 『ウルフガイ』シリーズや『死霊狩り』などで知られる日本超人SFの先駆者・平井和正氏が途中から原作者として参加した事によって、ますますオリジナル色の強い孤独の超人譚となり、ヴィラン中心なばかりかスパイダーマンのコスチュームさえ登場しない回も存在する。 東映版は認めた本家の原作者であるスタン・リー氏も、この作品については「このスパイダーマンは、我々の知るスパイダーマンと違うようだ」とコメントしたほどの内容であるが、池上遼一版スパイダーマンこそが「元祖・日本のスパイダーマン」であり、いまだ多くの人々のトラウマ的存在になっている貴重な作品である。 具体的には高橋留美子も本作に強い影響を受けた一人であり、単行本にエッセイを寄稿したりもしている。また島本和彦もラジオで熱心に本作を語っている(島本氏自ら原作の1シーンを朗読し、その凄まじさを説明した)。 他にも江戸川乱歩賞受賞作家である鳴海章氏の推理小説『ニューナンブ』では「放射能で突然変異したサソリに刺されて」としつつも、「突然超能力を得た少年が、自分でコスチュームを作成して着替えるが、裁縫が苦手だったので仕立てが甘く、袖を破いてしまう」という本作第一話そのままのコミックスが作中に登場し、ある登場人物に多大な影響を及ぼしている。 本家でも決して黒歴史扱いではなく、スーパースパイダーマン大戦こと『スパイダーバース』にも参戦。名前だけだがしっかり登場し、戦死確認もされていないため無事に生還を果たした模様。欧米のスパイダーマンを見て小森ユウは何を思ったのだろうか……。 名前のみの登場であるため動向は明らかになっていないが、ひょっとしたら吹っ切れて、気ままに見えない虎と仲良く共存しているのかもしれない。あといくら厭世的な彼もインヘリターズに食われるのは嫌だったのたろうか また本家スパイダーマンよりも暗く悲惨な話が多いため批判する向きもあるが、84年のエイリアンコスチューム、87年のベノム、80年代末からのグリム&グリッティ流行などより10年以上も先駆けて、「悪のスパイダーマン」を登場させ、差別や社会問題に真っ向から挑んだ作風は評価も高く、 「大いなる力には大いなる責任をともなう」とした上で、では「その大いなる力を、何の、誰のために使えば良いのか?」と翻弄される超能力者達の姿は、きちんと原作のテーマを踏襲している。 単なる悪趣味なだけの作品では、40年以上も語り継がれる事はないのだから。 【あらすじ】 高校生・小森ユウは勉強の虫と揶揄される科学オタクで、受験や試験に備え、学校の理科室に夜遅くまで居残っては実験の真似事をしていた。 ある夜、ユウは放射能実験装置をいじくり回していたところ、偶然放射能を浴びた蜘蛛に噛まれてしまう。その瞬間、彼は人間離れした体力と壁に蜘蛛のように貼りつく能力を得る。 その後、自作でコスチュームとスパイダーハンド(ウェブ・シューター)を作り、スパイダーマンとしてのアイデンティティを得たユウは、片思いの少女を助けるべく犯罪者に立ち向かったのをきっかけに、次々と現れる超能力者達との戦いに飲み込まれていく。 この大いなる力を、いったい何の、誰のために使えば良いのか? いつかは自分も、彼らのようになってしまうのではないか? ユウは苦悩しながら、今日もさまよい続ける……。 【登場人物】 小森ユウ 主人公。本家のピーター・パーカーと同じく、蜘蛛に噛まれてスパイダーマンになった少年。 ごく普通の高校生であったが、スパイダーマンになってしまったことで社会の不条理を身を以って知らされる事になる。 本家ピーターが「等身大の少年」として評価されたのと同様、こちらはより「リアルな少年」として描写されており、水着姿のルミ子を想像してしまい勉強に集中できず自分はダメなやつだと落ち込み、スパイダーマンのマスクを被って街に飛び出して「いや、俺は超能力者なのだ!」と吹っ切ろうとするが、そんな自分もバカバカしくなってさらに落ち込むなどのシーンは、身につまされた読者も多い。 (後に『スパイダーマンJ』を手がけた山中あきら先生はHP上の4コマで「ザザーン」「ユウ兄ちゃん、ザザーンってなに?」など度々ネタにしている。これ以上いじめないであげてください) 「どうしておれは まい晩こんな妄想ばかり……おれは……おれはだめな人間なのか……」 「いや……そうじゃない……おれは……おれはだめな人間なんかじゃない……!」 「おれはスパイダーマンなのだ!」 「はははは! 俺は超人なんだ! 見ろ! 俺を見ろ! 俺は世界一強い男なのだ!」 「この偉大な俺にいったい誰が歯向かうことができる? もしその気なら俺は全世界をも征服することができるのだ!」 「はははは! でも俺はそんなことは望まない! 俺はいつでも弱い人間達の味方だ!」 「みすぼらしいちっぽけな人間どもよ、この偉大なスパイダーマンに救いを求めるがいい!」 「君たちの不幸や苦しみなどすぐに解消してあげる! つまり君たちを守ってやれるのはこの俺以外いないんだ」 「はははは! スパイダーマンに不可能な事は何一つないのだ!何一つ!」 「はぁ はぁ はぁ はぁ ……」 「……なにが……なにがスパイダーマンだ! 俺は……!」 両親は幼いころに行方不明となり、現在はおばさんと暮らしているが、本家と違ってベン・パーカーのポジションにあたる親戚も助けとなる友人もおらず、東映版にさえいたガリアやインターポールという理解者もおらず、小森ユウは独りきり。 そのため、彼はピーターや山城拓也のような、確固たる信念を持てぬまま、過酷なヒーロー・超能力者としての人生に挑まざるを得なくなってしまう。 犯罪を止めようとしても犯罪者扱いされ、ヒーローとして認められても理不尽な無理難題を要求される。 かろうじて人助けに成功しても、犯人の背負ったどうしようもない事情を知ったり、あるいはあまりにも身勝手な動機に振り回される。 やがてヒーローとしての報われない活動の中、小森ユウとしても恋人を失い、友を失い、日常を奪われ……。 「世間から称賛されるヒーローなんてもうまっぴらだ!」 「善人ヒーローなんてくそくらえだ~~っ」 最終回ではついに、理不尽に対する怒りを爆発させてしまう…… 「ちくしょう! 弱者はいつだって強者によって ふみにじられ しいたげられ 殺されるんだ いつの時代だって!」 「弱者の怨念が牙をもち 爪をもち 虎と化したところで なにがわるいんだ 虎よ暴れろ! 非道な強者どもを咬み殺せ!」 「弱者をむさぼり食らって こえふとった強者に 血の支払いをせまれ 殺して殺しまくれーっ」 驚異的な身体能力とスパイダー・センス、壁に張り付く能力、ウェブ・シューターと、能力は本家とほぼ同じ。 しかし本家スパイダーマンは(一般人とは比べるべくもないとはいえ)マーベル全体では弱い方の能力者なのに対し、池上版スパイダーマンは、純粋な身体能力ならば登場する超能力者中最強という点が大きく異なる。 敗北らしい敗北は能力を封じられたミステリオ初戦、そしてメンタル最悪で挑んだスパイダーマン2戦の二回のみ。それさえも後に尾を引く負傷の無い、事実上ノーダメージという凄まじさ。重傷を負うようなスタントを連日軽々とこなし、エレクトロの電撃やカンガルー男の殺人キックさえ平然と受け止め、至近距離で拳銃を連射されても傷一つなく、飛行中の旅客機のフラップを容易く動かし、やろうと思えば東京を一人で破壊できる……。 唯一絶対と言えるほどの力があるからこそ、ユウの孤独はさらに深まっていくのだ。 しかしそんな悲惨な状態で、さらに最終回に至ってもなお、一度として私利私欲で能力を使ったことはなく、無辜の人を傷つけたこともない。不幸な境遇の人に同情し、悩み、苦しみながら、決して見捨てることなく悪に立ち向かっていく小森ユウもまた、正真正銘のスパイダーマンなのである。 白石ルミ子 ヒロイン。ユウのペンフレンドで、行方不明になった兄を捜すために上京した心優しい少女。原作におけるグウェン・ステーシーにあたる人物。 母親が心臓病で入院したため、集団就職で川崎に行った兄に相談しようとしたが、音信不通になってしまい、ユウに兄の捜索を頼んでいた。 その後、兄と母の死をきっかけにゴーゴー喫茶でバイトするようになり、次第に落ちぶれていく。 ネタバレ ※クリックで展開 最期は輪姦された挙句、「狂魔」に襲われて死亡。 最後の最後までユウを案じ、将来立派な学者になるだろう彼のためにあえて身を引こうとしていた。 一方、兄を殺したスパイダーマンを憎んでいた事が、ユウを苦しめる事になる。 北野雪子 ヒロイン。ルミ子と別れた後のユウと出会い、恋に落ちた美少女。原作におけるメリージェーンにあたる人物。 元はある中小企業の社長令嬢だったのだが、会社が倒産、両親の死亡という不幸が重なり、今は弟の光夫と二人きりで慎ましく生活している。 事故にあって重傷を負った光夫にユウが輸血し、それを機に光夫がユウを「兄貴」と慕うようになった事から交流が始まった。 ネタバレ ※クリックで展開 実は光夫に暴力を振るわれ、売春して金を稼ぐよう強要させられていた。 さらに光夫の悪事を糾弾した事の意趣返しに、ユウに売春の事実を暴露されていた事を明かされ、ショックのあまり発狂してしまう。 別エピソードでは精神病院にて治療中である事が語られているが、回復の見込みは薄いらしい。 おばさん ユウの伯母でメイ・パーカーのポジションにあたる人物。 ユウの面倒を見ているが、最初の数話のみの登場ですぐにフェードアウトしたため、メイと比べると影が薄い。 それでもユウの様子がおかしいと心配したり、行く宛の無いルミ子を泊まらせて面倒をみてあげたり、彼女が入院するとユウと共に駆けつけたり、優しい人である描写はされていたが……。 荒木 ユウの友人。原作におけるハリー・オズボーンのポジションにあたる人物。 大手製薬会社に務める医学博士の息子だが、競争社会を押し付けてくる父親に反発する不良。 当初はユウをガリ勉野郎として見下していた節があったが、スパイダーマンのファンであり、父の会社がリザードに襲われた事件をきっかけにユウと親しくしていく。 ネタバレ ※クリックで展開 「ユウ、俺はスパイダーマンだけは正義の味方だと信じたかったぜ!」 「でも考えてみれば エゴイストでない人間なんているわけないよな!」 やがてユウが超能力者と常人の差を自覚するにつれ、「お前が理解できない」と徐々に疎遠になっていった。 最後は金色の目の魔女によって操られ、実の妹をレイプしようとしてしまう。学園の暴動にも参加し、これによってユウの日常は完全に崩壊してしまう。 エレクトロ スパイダーマンが最初に戦ったヴィラン。 本家に近い外見で全身から放電する能力を持っており、銀行強盗を繰り返していた。 彼にかけられた多額の懸賞金を狙い、ユウはスパイダーマンとして初めての対決に挑む。 ネタバレ ※クリックで展開 正体はルミ子の兄。元は勤勉な自動車整備工だったが、過去に車で子供をはねて障害を負わせてしまい、500万円の賠償金を求められていた。 彼の収入では返済に一生かかるため、金になる職業を転々とし、ついには売上を盗むまでに落ちぶれてしまう。 そこを子供の父親であった科学者に付け込まれ、大金を稼がせるため、人体実験で帯電装置を埋め込まれ、電気人間に改造されてしまった。 その後、スパイダーマンとなったユウと対決。一度は退けるも、再戦の最中に誤って科学者に電撃を当ててしまう。肉体に取り付けられた帯電装置は科学者以外に外す事ができないもので、慌てて博士にすがりつくが、それによって科学者は感電死してしまう。 普通の人間に戻れなくなり、自暴自棄になってスパイダーマンに向かっていったが、彼の渾身の一撃で返り討ちにされて敗北。ユウに正体を知られた後は、彼に恨み事を残して息を引き取った。 更にスパイダーマンに高額懸賞金を奪われた事を根に持った新聞社によって、ネガティブキャンペーンが始まってしまう……。 リザード ご存じトカゲ男。 まさに怪物そのものと言うべき強さで暴れ回り、荒木の父の会社や工場を襲撃。 画期的な新薬の開発をことごとく妨害し、ついには荒木を誘拐して脅迫まで行う。 スパイダーマンは荒木を助けるため、動物園でリザードと対決するが……。 ネタバレ ※クリックで展開 その正体はユウが尊敬する高名な科学者、犬丸博士であり、原作におけるカート・コナーズのポジションにあたる人物。 ジャングルを探索し、新薬の素材を発見したものの、出世に目がくらんだ同僚によって崖から突き落とされてしまった。 大トカゲの徘徊する密林から奇跡的に生還を果たすが、どういうわけか感情が高ぶると爬虫類のようになってしまう体質へと変化してしまう。 さらにはその体質のせいで、意図せず妻を殺してしまい、復讐を決意する……。 しかし罪の無い荒木を殺そうとする姿を「完全に怪物に成り果てた」と判断したスパイダーマンとの死闘で水槽に落ち、変身が解けた瞬間、水槽のワニに食われるという凄惨な最期を遂げてしまった。 なお、犬丸博士を突き落とし新薬の素材を独占した張本人こそ荒木の父親であるのだが、犬丸が死んだことで事実が隠蔽された事に笑みを浮かべ、特にお咎めなくフェードアウトした。 もしもまた、同じような怪物が現れたら、自分は味方してしまうだろう……。スパイダーマン活躍を報せる新聞を尻目に、一人ユウは夜の街へと去っていった。 なお、荒木の父親は原作におけるノーマン・オズボーンのポジションにあたる人物であるが、人物像に関してはどちらかと言えばこちらに近い。 カンガルー男 その名の通り、カンガルーのごとく驚異的な跳躍力を持つヴィラン。 元は外国人のプロレスラーで、オーストラリアの原野で生まれ、カンガルーと共に育った。 生まれ持った超人的な能力を活かしてプロレスラーとして活躍していたが、皮肉にも常人離れした身体能力が原因で対戦相手を殺してしまい、ついにはプロレス界から追放され、現在は金品を奪わなければ生きる事すらままならない生活を強いられている。 ネタバレ ※クリックで展開 当初は一方的に暴行を受けていたため、ユウはスパイダーマンとして彼を助けたが、その後でカンガルー男の正体が発覚。 ならばと対決に挑むも、今度は子供が巻き込まれそうになったために追跡を放棄。またも取り逃してしまう。 さらにカンガルー男が殺人ウィルスのケースを強奪したことで、「スパイダーマンが責任をとれ!」と強烈なバッシングにさらされ、ユウは再びカンガルー男と対決。 「自分を嘲笑う一般人を見殺しにできるのでは」という欲望に駆られながらも、ユウはかろうじてウィルスの散布を阻止し、カンガルー男を撃退する。 「お前もいずれこうなるんだ!!」という悲痛な叫びを背に、ユウはスパイダーマンのコスチュームを投げ捨てるが……。 にせスパイダーマン/ミステリオ 文字通り偽者のスパイダーマン。ミステリオとしての姿は原作そのまま。 スパイダーウェブを溶かし、スパイダー・センスを撹乱する霧を操り、ユウを追い詰めていく。 ユウと同じウェブ・シューターとスパイダー・センスを持ち、その力で悪事を働く一方、ユウ=スパイダーマンが再び現れると「正義の超能力者」ミステリオとして対決を挑み、名声を得ようとする。 当初スパイダーマンを引退したユウは我関せずを決め込んでいたが、にせスパイダーマンがルミ子を襲った事に激怒、ミステリオとの対決を決意するも、初戦で敗北。 戦いの中で怪我をさせてしまった子供の治療費を稼ぐため、ユウは危険なスタントマンのアルバイトで大金を用意するが、折り悪くにせスパイダーマンが強盗を働いたことで、その濡れ衣も着せられてしまい……。 ネタバレ ※クリックで展開 正体はスタントマンとして働いていた、ユウの先輩である北川。 「自分はスターを支える影武者で良い」と語っていたが、その実は内心に強烈なコンプレックスを抱いており、偶然スパイダーマンのコスチュームを手に入れた事で犯罪に走る。 能力の秘密が霧にあると見抜いたスパイダーマンによって列車上に呼び出されて霧を封じられると、後は一方的に殴り倒され、命乞いをする無様を晒して敗北した。 マスクを剥がされ「俺はあんたみたいなヒーローになりたかったんだ」と号泣する彼を前に、スパイダーマンは呆然とするしかなかった。 美川 ユウの学校の優等生。剣道部の主将であり、取り巻きともども、学校の誇りとして尊敬されている。 ネタバレ ※クリックで展開 その実、女子生徒を襲って輪姦しようとし、それを防がれると、その罪をユウへ着せる卑劣漢の集団であった。 剣道部の悪事を暴こうとするユウは、逆に剣道部の名を騙って不良行為を働き、濡れ衣を着せる。剣道でも打ち負かされた美川は、ユウを川原に呼び出して複数人でリンチにかけての殺害を計画する。 「くだらん女? ではそのくだらん女を寄ってたかって襲ったお前らはどうなのだ。その罪を俺に着せて、今チンピラのように殺そうとしているお前らはどうなんだ」 その醜い行動を嘲笑したユウは、超能力者としての全力で彼らを叩きのめす直前、すべてを証言してくれるという荒木の声に思いとどまる。 そしてユウは親友を振りきって、一人去っていく事を選んだ。美川たちの正体を誰も知らなかったように、ユウの正体を知る者も誰もいないのだ……。 スタン・リーをドン引きさせた直接の主犯である。 ジョージ・ミードロ ハイジャッカー。ハーレーを乗り回し、ピストルを携帯している。 夏休みを満喫するユウ達を人質にとって旅客機に乗り込み、ハイジャックを試みる。 自分の暴力衝動を懸命に抑えこんでいたユウは、傍若無人に振る舞い、罪のない人々を傷つける彼を捕える事を決意する。 ネタバレ ※クリックで展開 その正体は、ベトナム戦争に出兵中の米軍兵で、今日が最後の休暇だった。戦場に戻りたくないばかり、思い余っての犯行だったのだ。 今度こそ誰も不幸にせずに人々を救えたと思っていたユウは、その事実を知って打ちのめされる。 犬丸 ユウの友人。ヤクザとも繋がり、麻薬取引で大金を稼いでいる、荒木以上の不良少年。 ユウが不良のレッテルをそのままにしていた事で親しくなり、奇妙な友情関係を築いた。 しかしやがて、暴力団同士の抗争に巻き込まれ……。 ネタバレ ※クリックで展開 誘拐されたユウを助けようと犬丸は全財産を投げ打ち、ついには人を殺してしまう。 口封じに殺されそうになったところをスパイダーマンに救われた犬丸は、逃走のために海外マフィアを頼る。そしてスパイダーマンと二人、短い会話を交わし、そこで別れた。 「自分の欲望を満たせれば、それで良いのか?」 「欲望も満たせねえ人生なんか、死んだも同じよ! 俺は生きているんだ!!」 自分を救うために人殺しまでした犬丸の友情に、小森ユウはどう報いれば良かったのか。猛スピードで車を走らせ、警察から自殺的な逃走を続け、ガードレールに突っ込んで死んだ彼を、どうしてスパイダーマンが止められるだろうか。 冬の女 斉木美夜(さいきみよ)という美女。男に騙され全てを失って以来、近づく男を次々と凍死させる「死を振り撒く女」となった。 彼女が能力を行使する時は、吹雪の幻影が現れる。 美夜から全てを奪ってしまった男が、決死の覚悟で彼女を止めようとして殺された事から、ユウもまた冬の女を止めるべく戦いを挑むが…………。 ネタバレ ※クリックで展開 美夜は自分で能力を制御できない。 スパイダーマンとして美夜の前に立ったユウは、それを察し、自らの超能力で苦しめられる苦痛を知っているからこそ、電車へ投身自殺する彼女を助ける事はなかった。 紅軍派 過激派テロリスト集団。警視総監の誘拐に成功し、たまたま居合わせたユウと女子学生を人質に、廃工場へと立てこもる。 国外逃亡のため、多額の身代金と飛行機を要求するが……。 ネタバレ ※クリックで展開 その正体は、思想も何もなく、ただ有名になりたかっただけの少年少女三人組。 共産主義者のふりをして大事件を起こし、国外へ逃れれば一気にスターになれると夢を語る彼らに、スパイダーマンは「ばかやろう!!」と怒りを爆発させる。 そんな夢のような甘い考えが通る世の中ではないのだと、ユウは誰よりもよく知っていた。 狂魔(くるま) ハイウェイを暴走し、恐るべき運転技術で次々と車を襲撃しては事故を引き起こしていく漆黒の改造車。 自動車社会に反抗する現代のアンチ・ヒーローとしてマスコミからもてはやされ、警察によって懸賞金がかけられる。 ネタバレ ※クリックで展開 その正体はユウに運転技術を叩き込んだトップレーサー・滝正吾。またかとか言ってはいけない。 狂魔によってルミを殺されたユウは、滝の猛特訓を受けて運転技術を会得、復讐に臨む。 その恐るべきドライビングテクニックに「もしや」と思いながら助手席に飛び移ったスパイダーマンに、彼は「ただただ一番になりたかった」「走っているだけで勝手にヒーローと言って持ち上げてくる」と狂気的な笑みを浮かべる。 しかしそれは常に一番でなければならないという重圧、他に生きる道を知らない、競争の中でしか生きられない男の救いを求める叫びでもあった。 負ける辛さを知らないスパイダーマンにはわかるまい。そう言われたユウは「黙れ! 恋人を殺された男の哀しみがわかるものか!!」と言い返し、感情を爆発させて号泣してしまう。 その瞬間、我に返った滝は「俺と死にたくなかったらとびおりろ!!」と叫び、自殺的に警官隊の狙撃に飛び込んで死亡した。 スパイダーマン2 スパイダーマンに続いて現れた、第二のスパイダーマン。 汚職企業や環境破壊企業などに対する窃盗やテロ行為、堂々とマスコミのインタビューにも応じるなどの行動で、一挙に人気を博した。 一方、その裏では企業を脅迫し、罪もない警備員を殺害するなど徐々に暴力性を増していく。 ネタバレ ※クリックで展開 その正体はユウを「兄貴」と慕う親友・北野光夫。 事故で重傷を負った彼に輸血して命を救ったのがきっかけで友情が生まれ、姉の雪子とユウは恋に落ちるが、輸血と同時にスパイダー・センスも移植されてしまっていた。 光夫は不思議な魅力のある少年であったが、その不幸な生い立ちから内心は捻じくれ、女に貢がせ、暴力を振るい、雪子から「人を利用する事で生きていく悪魔」とまで罵られる。 ユウからスパイダーマンを盗んだのを雪子に暴かれると、逆にユウへ「姉に売春を強要させていた」と暴露していた事を明かす。あまりの事に耐え切れず彼女は発狂し、ユウはスパイダーマンが殺される予知夢から、死を覚悟して戦いを挑む。 しかし実際は輸血によって一時的に得たに過ぎなかった力を使い果たした光夫は、急激に老衰した末、ユウに助けを求めながらビルから転落し、死亡した。 不幸な境遇にある孤独な超能力者という意味では小森ユウと同じだが、一度はスパイダーマンの説得を受けて犯行をやめたにも係らず、彼を裏切る形で活動を再開し、 「超能力を復讐に使ってはいけない」と言われても「あんたは人気を得た俺に嫉妬してるだけ」「俺の正体を暴けば雪子が苦しむ」と脅しにかかり、平然と雪子の過去を暴露したにも係らず、彼女が発狂すると平然と「こんな事になるとは思わなかった」と言ってのけ、戦いたくない素振りをみせながらも、スパイダーマンを追い詰めると「死ね! スパイダーマン!」と首をへし折ろうとするなど、その内面は小森ユウとは大きくかけ離れていた。 むしろ『ザ・ボーイズ』を先取りしたような悪徳ヒーローとも言える。 金色の目の魔女 ユウの学校に赴任してきた女教師・三輪真名児(みわまなこ)。 彼女は金色の瞳で目を覗き込む事で、他人の欲望を暴走させ、操る能力を持っていた。 その力を駆使して、生徒を支配し、邪魔者を野犬に殺させ、学校中に混乱を引き起こす。 さらに彼女の毒牙はユウの周囲、そしてユウ自身にまで及び、スパイダーマンは対決に挑むが……。 ネタバレ ※クリックで展開 真名児は自分で能力を制御できない。またかとか言ってはいけない。 そればかりか彼女の能力は「人の心を映し出す」だけであり、男たちが彼女や、他の女を襲ったのは彼らの欲望が故だというのだ。 暴徒と化した学生集団と機動隊が激突する混乱の只中、真名児はスパイダーマンに助けを求めるが、もはや彼にはどうする事もできない。 そして真名児は機動隊の流れ弾によって額を撃たれ死亡した。欲望にまみれた人間社会で生きる限り、これしか彼女を救う方法はなかったのだ。 見えない虎 本作最後のヴィランだが、立ち位置的にはダークヒーロー的な存在。 その正体は、場末の少女歌手・尾関ミキの自覚無き超能力。 アイドルとしてデビューしたものの、著名バンドによって輪姦され、芸能プロによって泣き寝入りさせられ、さらに病気で余命も長くなく、絶望した彼女は無意識に「見えない虎」を作り出し、復讐を繰り広げていた。 度重なる不遇でほとほと世間に愛想が尽きていたユウは、当初こそ虎を止めようとするものの、最終的には被害者連中が悪いとばかりに、シャレにならないレベルの大量殺人にまで犯行がエスカレートしたこの虎を全面支持(=狙われている悪人を見殺しに)している。 ネタバレ ※クリックで展開 しかし虎が最後の殺戮を繰り広げる前に、既にミキは被害者の共通点に気付いた最後の標的の悪足掻きによって力尽きていたのである。 最後の殺戮の際、本来ならそのまま消えるはずだった虎に力を与えて復讐を完遂させたのは、他でもないユウ自身の超能力だったのだ。 そして本作を締めくくったのも、口を血だらけにした虎だったのである。 虎は言う。「誰の心の中にも俺はいる」と。 一般人の皆さん ある意味、本作最大のヴィラン。 ただでさえハードな内容である本作の物語を鬱なものへと決定づけた最大要因と言える。 「懸賞金を持ってかれたから」という私怨からネガキャンに躍起になるマスメディア、自分で何も考えずにスパイダーマンを叩く市民など。 「これは将来タレントにでもなるつもりで今から少年たちの人気を得ようとするたくらみに違いない! みなさん、自分のことしか考えないスパイダーマンに日本中の少年たちがあこがれるようにでもなったらそれこそ大変です!」 「なにがスパイダーマンだ! ふざけやがって。 あんなチンドン屋みたいな クモやろうがなんだ! こんど なにか しやがったら…… おれの番組で てってい的に たたいてやる!」 「スパイダーマンくん、そんなに名声がほしかったら、もっとでかいことをしてもらおうじゃないか。 たとえばベトナム戦争を終わらせるとか…。 もしそれができないと言うのならスパイダーマンくん、 きみはやはり自分の欲望にかられた偽善者にすぎない…」 中には立派な犯罪に値するほどの悪行を犯したにもかかわらず、明確な報いを受けた描写がない者さえおり、「見えない虎」が本編で最後に殺害した芸能プロの女社長に至っては、見えない虎が生まれた元凶であると同時に全く同情の余地の無い悪女であった。 当初は批判される度に深く苦しみ悩んでいたスパイダーマン=小森ユウも、結局彼らが売名行為に慣れきった、身勝手で厚顔無恥、どうしようもない存在であることを理解するにつれて達観していく。 果たして、こんな腐りきった人間社会のために超能力を使う必要があるのか? そして最終話でユウが出した答えこそ、前述したように見えない虎への激励の言葉と無意識の内に行った助力である。 【余談】 上記スパイダーマン2と見えない虎のエピソードに関しては、原作を務めた平井和正の小説「アダルトウルフガイシリーズ」にてほぼ同じ展開がなされた。 また07~12年まで連載されていたヤングチャンピオン版ウルフガイでは、何の落ち度もない女性が強姦された(される)様を全国的に知られてしまい、 被害者であるにもかかわらず無責任な大衆の玩具のとなる悲劇(いわゆるセカンドレイプ)が起こるが、これは「金色の目の魔女」と「見えない虎」を彷彿とさせる。 被害者となった女性こと青鹿晶子は三輪真奈児同様、あまりにも純粋で美しいがゆえに、他者の欲望をさらけ出し、反射させてしまうのだ。 ただし青鹿先生の場合は、主人公と永遠の愛を誓い、その身を心優しい人たちに保護された上日本で社会的に死んでしまったがための外国での再就職先を世話され、セカンドレイプされることに心を傷めた人々もいたので、少なくとも「ヤングチャンピオンで連載された分まで」の時点では三輪真奈児や尾関ミキより境遇はマシかもしれない。 つまり醜いのは彼女らではなく、悪意にまみれた人間の心に他ならない。 2019年にマガジンポケット(通称マガポケ)で連載開始した『スパイダーマン/偽りの赤』も日本版スパイダーマンの漫画であり、こちらもユウという名前の高校生が主人公であるが、同作はMARVEL完全監修の作品となっている。 追記・修正は、心の奥底にひそんでる虎を解き放ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 本家以上に救いのない物語を描ききったことは評価できると思うが、ヒーローモノとしてあまりにカタルシス、エンタメ性に欠けてる作品。こういった徹底した暗い作風に需要があるのもわかるが、それにしてもテーマを感じないし。何より作品中盤からの展開をみても明らかだが、これスパイダーマンが題材である必要が全くない。駄作とまでは言わんが、アメコミの有名タイトルを借りた作者のオナニーでしかないかなぁ。 -- 名無しさん (2017-09-08 21 24 30) ザンボット3の勝平も何か一つ間違えばこうなっていたんじゃないかな。 -- 名無しさん (2017-09-09 00 16 56) 2↑ 昔は海外から版権だけ取得してぜんぜん関係ない作品を作るようなことは他にもあったので、別に、特にこの作品がということはない。まあやたらワンパターンに人間の悪を強調して強姦してばっかじゃんと思われるかもしれないけど、それはもう芸風というか・・・ -- 名無しさん (2017-09-11 14 10 05) ↑それはその通りなんだけどねー。個人的にウルフガイとかは好きなんだけども。結局「スパイダーマン」でやってしまったことが問題なんだと思う。 -- 名無しさん (2017-09-11 19 19 56) よくこんなんでヒーロー続けれたな・・・俺なら超人になってこれなら嫌気さしてさっさと人類への干渉やめて傍観者になるわ -- 名無しさん (2018-02-19 21 10 40) これも数あるスパイダーマンの一人だと思うけどなあ。我欲の為に人々を傷つけず歯を食いしばって戦ってる所が好きだった。それはそれとして後日談とか欲しくはある -- 名無しさん (2018-02-20 16 19 07) 多分最終回の後はロールシャッハとかパニッシャーみたいになるんじゃないかなあ -- 名無しさん (2018-02-20 16 22 46) 最強の超人ならイカれた場合のスーパーマンみたいなパターンもあるかもしれない。力と恐怖による平等と平和と平穏の実現 -- 名無しさん (2018-02-24 23 13 47) ↑2 明言はされていないが本家マーベルコミックの「スパイダーバース」(レオパルドンが話題になったやつ)で、姿は描かれていないが小森ユウと思しき「日本人のスパイダーマン」がインヘリターズと死闘を繰り広げるスパイダーマン軍団の中にいたらしい。彼はあの後も正義のために戦っていたんだろうな… -- 名無しさん (2018-03-15 02 53 14) スパイダーバースの後は元の世界に帰らずにそのままマーベル世界のニューヨークに居着いた方が幸せに生きられるんじゃ… -- 名無しさん (2018-08-05 16 28 16) 本家の方だって、治癒力はじめけっこうヤバいんだぞ。ハルクと殴り合えるし。 -- 名無しさん (2018-08-05 17 03 43) 一時期USJのお土産コーナーでも売っててびっくりしたわ -- 名無しさん (2018-08-05 19 03 50) 世の中全てのヒーローが、五代雄介の様には行かないよな… -- 名無しさん (2018-12-29 21 27 11) 悪意のない悪が一番タチが悪いなんて言われるが、この漫画を読んだらそういう思想には首を傾げるしかない -- 名無しさん (2018-12-29 21 49 13) スパイダーマンの皮をかぶった平井和正作品の一つ、という評価。絵担当の池上も文庫で語るように「ヒーロー物」を作る気はなかったと言っているし当時の世相を取り入れたのはいいが結局何が言いたいのかはばらけた印象。 -- 名無しさん (2019-03-19 13 30 08) 市民が最大の敵というのはマーベルっぽい。 -- 名無しさん (2019-07-03 01 47 30) 自ら望んだわけでもなく「大いなる力」を手に入れてしまっただけの人間に、果たして本当に「大いなる責任」などという物があるのだろうか?と考えさせられる -- 名無しさん (2019-08-23 22 12 56) 「加減しろ莫迦!」の一言に尽きる。もっとも、加減したらスパイダーマンの皮を被ったザンボット3になってしまうがw -- 名無しさん (2019-08-23 22 17 37) ↑8 そうなったら今度は「別世界ですら一般市民はヒーローに何もかも押しつけては叩こうとする奴らなのか……」とさらに絶望する可能性が。マーベルユニバースの一般市民もまた、この話と同じく「ヒーロー最大の敵」なんだ……。 -- 名無しさん (2019-10-20 13 40 08) ↑それこそスパイダーマンなんてJJJみたいな過激アンチが大体どのアースにもいるからな……ジェイムソンと和解してたアイデンティティウォーのスパイダーマンも裏側はアレだったし -- 名無しさん (2019-10-20 14 09 16) 鬱展開とか胸糞悪くしたらリアルだと勘違いしてるな作者は。はっきり言ってこの作品は作者のお遊戯でしかない。 -- 名無しさん (2020-03-20 00 17 12) ↑大二病あるある -- 名無しさん (2020-03-30 12 01 41) スパイダーバースのユウは「力にはウンザリだが黙って殺されるのもゴメンだ」みたいなスタンスで行動してたのかもしれない インヘリターズに食われた方が幸せかどうかは分からないが -- 名無しさん (2020-04-06 20 36 52) 偽りの赤のユウは名前こそ同じだけど、スーパーパワーがない、市民の期待に応えるために頑張る、想い人が理解者になってくれて死なない。と小森とは対照的だな -- 名無しさん (2020-06-11 17 31 57) 色んなスパイダーマンの作品がある中で異質すぎて逆に新鮮味あって面白かった -- 名無しさん (2020-11-07 02 27 54) スタンリーというかマーベル側はもっと直接的な批判コメント出しても許されそうなのに、我々の知るスパイダーマンとは違うようだで済ませる辺りスタンリーすごい -- 名無しさん (2021-09-26 16 08 58) 見えない虎を猛虎百歩拳と言うか幽波紋のように手元に置き、クモ辞めてトラの意匠のダークヒーローになってもいいやね。初代漫画タイガーマスクや鉄人タイガーセブンと並ぶ昭和三大鬱虎と語り継がれてたりして -- 名無しさん (2021-11-18 15 00 27) ↑ユウはスパイダーマンからラーメンマンに転向するの? -- 名無しさん (2021-11-24 23 31 21) 『エッジ・オブ・スパイダーバース』のパットン・パーネルもバッドエンドを迎えたスパイディだけど、あちらはマンスパイダーみたいな蜘蛛モンスターになって人助けもできずに退場した分、ある意味小森以上に不幸だと思った -- 名無しさん (2021-12-08 11 25 50) ↑小森と違ってパットンは初っ端からパワーを悪用した(しかもピーターと違って他者を害する形で)挙げ句力に呑まれたから個人的にあまり同情はできない気がする… -- 名無しさん (2022-05-09 02 30 51) 中の人の私怨でスパイダーマン叩きやるマスゴミ()は本家のスパイダーマン2の映画でも登場してる皮肉 -- 名無しさん (2022-06-29 20 05 09) ワンパターン過ぎて草 学生だってもうちょっと別のパターンのシナリオとか入れられるよな -- 名無しさん (2022-11-01 15 01 43) ベトナム戦争を終わらせるとか~って本家のあのキャラへのパロディネタだったりする? -- 名無しさん (2022-11-22 20 17 41) ↑3 ライミ版のJJJはどちらかといえば愛すべき馬鹿として描かれてるのでこれと安易に同一視してやるのは何か違うだろ -- 名無しさん (2023-06-19 23 40 38) 名前 コメント
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東映版スパイダーマン 名称 東映版スパイダーマン(スパイダーマ) ジャンル 特撮 代表タグ ○○からきた男、○○の男 ニコニコでの消されやすさ 4 素材1 素材2 素材3 新曲 地獄から来た男、スパイダーマッ! 東映が作ったスパイダーマン。通称「スパイダーマッ」。あまり知られていないが、後の日本の特撮に大きな影響をあたえている。スパイダーマン口上が多くよく素材にも使われる。 削除率が高め。