約 4,224,874 件
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/192.html
敵はどこだ ◆4CEimo5sKs 闇が、侵食してくる。 どこまでも深淵で、どこまでも漆黒の闇が。 それは一瞬で自分を飲み込むなどというような強大で絶対的なものではないかわりに、 いつまでも……そう、いつまでも。 いつまでも、 いつまでも、 いつまでも、 いつまでも、 いつまでも、 いつまでも、 いつまでもずっと付き纏ってくる。まるで影のように。 それはどんなに抵抗しても、どんなに逃げようとしても、自分の全てを覆いつくそうと隙を窺っている。 消えたと思っても、それは隠れているだけ。実際は常に自分の背後にいるのに。 いつからだろう。 いつから、こんな風になってしまったのだろう。 自分はただ、幸せになりたいだけなのに。 その幸せだって高望みというほどのものではない、手を伸ばせばすぐに届くような。 そんなささやかなものだというのに。 いつから――全てが狂い出したのだろう。 小学校に上がる前に、元々住んでいた雛見沢の村から両親の……母の、仕事の都合で茨城の町へと引っ越した時。 これが一番最初に、自分の手のひらから幸せが零れ落ちていった時だった。 それまでは近所の友達と毎日雛見沢で楽しく遊んでいた。 大好きな友達。しっかり者の母。少し気が弱いけれど、優しい父。 そんな人たちに囲まれて、当時は自覚はなかったけれど今から思えば幸せな日々を送っていた。 でも茨城の町に引っ越すということを両親から告げられた瞬間に、その幸せだった日々は一瞬にして消え去った。 当時幼い自分はこの村を出て行くのを嫌がってわんわんと泣いたらしい。 でもだからといって何の力もない自分に為す術があるわけもなく、 結局両親と共に茨城の町へと引っ越していった。 新しくその町に住むようになってから母の仕事は充実しているようで、 彼女は子供の自分の目から見ても輝いていた。 自分も、将来は母のようになりたいと思った。それくらいに彼女は毎日が楽しそうで。 ……でもそれとは対照的に、父は辛そうだった。 元々母と同じデザイナーの仕事をしていたにもかかわらず、 悲しいことに天は才能を母にのみ与え、彼にはせいぜいその残りかす程度のものしか与えなかった。 父もそのことを自覚していた。でもその上で、父は少しでも母の力になれるように立ち回っていた。 母の仕事のために自分の都合を置いてここに引っ越したし、 多忙であまり家に居ることのできない母の代わりに家事を務めるようにもなっていった。 その過程にどれほどの苦しみがあったかということは想像できない。したくもない。あまりに、悲しいから。 料理、洗濯、掃除、学校の行事参加……彼は慣れないながらも必死に頑張っていた。 ……どうしても料理だけは最後まで苦手だったけれど。その分はかわりに自分が頑張った。 決して雛見沢にいた頃ほどには幸せと思えるような生活ではなかったけれど。 それでも自分は新しい生活に適応していき、幼い当時を忘れかけていった。 これはこれでいいのだと。これもまた、幸せの形なのだと。そう思うようになっていった。 そしてそんな両親が離婚した一年と少し前、自分は再び幸せを失った。 原因は母の浮気。相手は仕事の同僚。 自分とも一応職場の集まりなどに母に連れて行ってもらった時に知り合っていた、若い男性だった。 彼は自分にとても優しくしてくれた。 優しくしてくれる相手に悪意を持つはずもなく、自分も好意を持って彼に接していた。 だがそれが家族になるというと話は別だ。 これは母の裏切りだと思った。何の弁解の余地もなく。 だから母に新しいお父さんと一緒に暮らさないかと聞かれた時、猛反発した。 これまで母のために全てを投げ打って尽くしてくれた父を見捨てるのか。 まだ遅くはない、そもそも離婚なんてしないでまた今まで通り三人で暮らせないのか。 そういった旨をあらん限りの大声で叫んだ。 でも、自分は間違っていた。 まだ遅くはないって? 違う。もうとっくの昔に手遅れだったのだ。 母は、妊娠していた。 それから、悟った。 世の中には優しくするべき大勢の人たちと、そうするべきではない『敵』がいることに。 存在するだけでそれは『敵』。その人に悪意があろうがなかろうが関係なく。 この場合の『敵』は、その同僚の男性だった。 『敵』に優しくした結果、幸せはまた一瞬で消え去っていった。彼が消したのだ。 幸せになるためには、そのような『敵』に容赦してはならないのだ。 『敵』は排除すべきだ。 必ず、絶対。どんな手を使ってでも。 だから、告げる。 「動くな……動くと、刺す」 ◆ 相手が何者かを確認するまでもなく殺すべきだったかもしれない。 だけどこの時、私はまず情報を収集するべきだと判断した。 いきなりこんなところに飛ばされて、右も左もわからない状態では何もできないから。 情報とはこの男と、男が知っている限りの仲間の素性。この場所について何か知っているのかということ。 そして……私の大切な友達の行方。 それらを聞き終えたら、一切の躊躇もなく刺し殺すつもりでいた。 でも、後から考えたらこれは非常に危険だということがわかる。 たとえ背後からナイフを首筋に突きつけるという圧倒的優位の状況においても 油断して思わぬ反撃を食らうこともあるし、 実は相手が複数で別に仲間がどこかに隠れていたとしたら今頃死んでいたのは私のほうだ。 情報を得たいのなら最初に相手に仲間がいないことを確認して、 かつこんなナイフのようなちゃちなものではなくもっと信用できる武器……銃とか、鉈とか。 そんなものを手に入れてからにすればよかった。本当は危ないところだったのだ。 ……でも、この時に限ってはこの間違った判断が幸いした。 その人は私が探していた友達の一人だったから。 「ん? どうしたレナ」 「ううん、なんでもないよ」 「そっか……今はしっかり休んどけよ。俺がちゃんと見張ってるから」 前原圭一くん。たまに私にはよくわからないことを一気に捲くし立てたりするけれど、 基本的にはいつも明るくて楽しい、私の大切な友達。 ……無神経な一言が癇に障る時もあるけど。 圭一くんは言った。みんなが信じれば、奇跡は起きるのだと。 たしかにそうだ。 信じて、行動して、奇跡を起こして、そして初めて幸せは掴むことができる。 今までの私は行動しなかった。『敵』を排除しようとしなかった。だから幸せは逃げていった。 私にとっての今の幸せ。 またみんなで……圭一くん、魅ぃちゃん、沙都子ちゃん、梨花ちゃんのみんなで雛見沢に戻ること。 また、楽しいあの日々に戻ること。 あれから色々とあったけれど、両親が離婚した後で父と私は二人だけで、再び雛見沢に戻った。 それからはまた幸せな日々がやってきた……違う。掴んだのだ。 私は何度も何度も雛見沢に帰りたいと父に訴えた。 『あの日』突然私の前に降臨されたオヤシロ様が告げてくださったから。雛見沢に帰ろう、と。 これまで竜宮家が被ってきた不幸は、全てオヤシロ様の祟り。 雛見沢を見捨てて他の町へ行ってしまったことへの神罰。 雛見沢の守り神である、オヤシロ様の怒り。 いつから全ては狂い始めたのか。 そんなことは最初からわかっていたのだ。 雛見沢を離れたあの時。 あれから、全てがおかしくなっていった。 だからもう一度あそこに戻れば、全てが元通り。 そう思ったし、事実そうだった。 雛見沢に帰ってからは、また幸せになれた。もう二度と手放したくない、かけがえのない幸せ。 母はもういない。あの人はもう母ではない。私の幸せを乱した『敵』だ。 あの女性のことはもうどうでもよかった。私は雛見沢でようやく、本当の幸せを掴んだのだから。 なのに。 なのになのになのになのになのに。 その幸せな雛見沢の日々は、またもや一瞬にして消え去ってしまった。 こんなわけのわからないところに突然放り込まれて。突然殺し合いを強要されて。 何故? どうして? 何がいけなかったの? 私の『敵』は誰? 私はこの悲劇を回避するために、誰を排除すればよかったの? その答えも最初から決まっているはずだった。正確には、これから排除するべき人だけど。 あのギガゾンビと名乗った、仮面を被った男の人。 そして……この世界に集められた、私の知り合い以外の参加者全員。 それこそ、悪意があろうとなかろうと関係ない。居るだけで私の害になる存在。ただそれだけの存在。 『敵』だ。 ……そう、思っていた。 でも圭一くんは、そんな人たちをできる限り仲間にして脱出しようとしているらしいのだ。 ここでひたすら前に進み続けていた私の思考は立ち止まる。 仲間を集めて、力を合わせてここから脱出する。現実的なようで、決してそうではないと思う。 ここから脱出というのは、実際可能なのだろうか。 だって富竹さんやどこかの女の子が殺された時、あの場にいた人たちは全員何もしなかったじゃないか。 せいぜい私よりも年下の、その娘の友達らしい男の子がやかましくわめいていただけ。 それはつまり。何もしなかったということはつまり。 お手上げだったんじゃないのか? もしそうでないのなら。脱出できるというのなら。 全員が一つの場所に集まっていたあの場で何かしらアクションを起こしていたはずではないのか? それでも……圭一くんは信じろという。自分を。みんなを。 圭一くんは考えていることがすぐに顔に出る……そのせいでよく部活のゲームに負けるんだけど。 そしてあの時、そんな圭一くんの顔に、脱出に対する疑いというものは一切見受けられなかった。 彼は本当に、信じている。 それなら……私も、やっぱり今は信じるしかないのかもしれない。 この顔の時の圭一くんは、今まで逆転不可能な崖っぷちにも関わらず、そこから何度も勝利してみせたから。 そんな彼が脱出できると言っているから。またみんなと会えると言っているから。 今までだって雛見沢のみんなが揃えば何でもできた。今回だって、きっと。 だから、たとえ脱出という言葉が希望に見せかけた願望にすぎないにしても。 信じよう。今は。今だけは。 でも……どうしても考えてしまう。 本当に幸せを掴むためには、あのギガゾンビの言う通り私以外の参加者を皆殺しにするべきなんじゃないかって。 本当は脱出なんて無理。だからそれしか幸せを掴む方法はないんじゃないかって。 私がみんなを……圭一くんたちを含めたみんなを殺して生き残って、 そして何でも叶えてくれる願いとかいうのでまた生き返らせてもらってから、雛見沢に戻る。 願い事が『みんなを生き返らせる』と『雛見沢に戻る』の二つになってしまうが、そこは 『また元の、以前と何も変わっていない雛見沢に帰してください』とでも言えばいい。 この選択が一番現実的なんじゃないかって。そう思ってしまう。 この考えでいくと、すなわち私の『敵』とは知り合い以外の参加者だけではなく、現在すぐ側にいる…… ……ああ、私は何を考えているのだ。冷静になれ。 あのギガゾンビが、本当に願いを叶えてくれるかどうかもわからないじゃないか。 全てが終わって、もう戻れないところまで来てしまって、 それから「願いを叶えるなんてことを本当に信じていたのか?」で殺されてしまっては元も子もない。 それに、私は最初にどうしようと考えていた? 私が知り合い以外を全員『敵』とみなして殺そうとしていたのは何故だった? 仮に本当にギガゾンビが願い事を叶えてくれるとしたら、 私、圭一くん、魅ぃちゃん、沙都子ちゃん、梨花ちゃんの誰かが生き残れば きっとみんな、私と同じことを願ってくれると思ったからじゃないか。 冷静に、落ち着いて状況を見極めるんだ。選択肢は多い方がいい。 時間はちゃんとある。まだこんな早くから生き残る可能性をわざわざ自分から狭めることはない、 脱出の可能性だってないと決まったわけではない。 冷静になれ。他の参加者だって場合によっては『敵』じゃないのかもしれないのだ。 ギガゾンビも、もし脱出が不可能だとわかった場合、 生き残ることで本当に願いを叶えてくれるのなら排除すべき『敵』ではない。 ……あれ? じゃあ、『敵』はどこ? 『敵』は誰なの? 絶対に存在するはずの『敵』は。 ……………。 わからない。でも、たしかにいるはず。今はただ不明瞭なだけ。 とにかく今は、信じ続けるんだ。圭一くんを……みんなを。 そして一刻も早く、雛見沢に帰るんだ。 早く帰って、たとえ一時的にでもまたあそこを離れたことに対してオヤシロ様に謝るんだ。 まだ、あの『蛆』は湧いてこない。まだ大丈夫。まだ、オヤシロ様は私を許してくださっている。 ごめんなさい、オヤシロ様。私はすぐに帰ります。ですからどうか、祟らないでください。蛆は嫌です。 ごめんなさい。謝りますから。ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 【A-2森 初日 黎明】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 正常。少し眠い。 [装備] 鉈@ひぐらしのなく頃に [道具] 支給品一式 [思考・状況] 1 魅音、沙都子、梨花との合流、ゲームの脱出。 2 明るくなるまで待機。四時になったらレナと見張りを交代。周りに注意。 3 マーダーと出会ったらレナを守る。殺すことに躊躇はあるがやる時はやる覚悟。 4 仲間になりそうだったら様子を見た上で判断する。 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 少し錯乱気味。祟りへの恐怖。 [装備] コンバットナイフ [道具] 支給品一式 [思考・状況] 1 魅音、沙都子、梨花との合流、ゲームの脱出。雛見沢に戻って、オヤシロ様に謝る。 2 明るくなるまで待機。四時になったら圭一と見張りを交代。それまで寝る。 3 マーダーと出会ったら容赦なし。どちらかというと武器は圭一が持ってる鉈がいい。 4 仲間になりそうだったらとりあえずは圭一の判断に従う。 でも自分の判断でダメだと思ったら即殺す。 5 圭一を信じる。 6 もしも脱出が不可能なら……? 時系列順で読む Back 神父 アレクサンド・アンデルセン Next ソロモンの指輪 投下順で読む Back 神父 アレクサンド・アンデルセン Next ソロモンの指輪 11 信じること 前原圭一 94 井の中のふたり 11 信じること 竜宮レナ 94 井の中のふたり
https://w.atwiki.jp/kskani/pages/518.html
僕はここにいる、今を生きていく ◆Vj6e1anjAc 吹き抜ける一陣の清涼な風が、さらさらと音を立てて髪を撫でる。 足元に広がる草原が、さわさわと波の音を立てて揺れた。 どこまでも広がる大空と、どこまでも広がる大平原。 頭上の蒼穹を見上げていれば、途方もないほどの広さと深さに、そのまま吸い込まれてしまいそうで。 眼下の新緑を見下ろしていれば、追いつけそうもない地平線を、ずっと追いかけていってしまいそうで。 そんな永遠に広がり続けるような、青と緑の世界の中で、私だけがぽつんと立っていた。 悠久無限の中心で、バリアジャケットをはためかせる私だけが、1人静かに佇んでいた。 ――シューティングアーツの練習、スバルもちゃんとやればいいのに。 静寂の中に響き渡る、1つの声。 聞き覚えのあるそれの方を向けば、自分の半分くらいの年の女の子が、いつの間にかそこに立っていた。 私の髪よりも色の濃い、紺色の長髪を風に躍らせる、私のお姉さん――ギンガ・ナカジマの、小さかった頃の姿。 「怖かったんだ」 問いかけに、返す。 この問いかけは知っている。 母さんがまだ生きていた頃、シューティングアーツの練習をしていたギン姉が、私に向けた質問だった。 その頃の私は、まだ勇気の意味も知らない弱虫で、身体を鍛えているギン姉を、横で眺めていることしかしていなかった。 「誰かに傷つけられるのも怖かったけど……あたしのこの戦闘機人の力で、誰かを傷つけてしまうことが、もっと怖かった」 戦うことは、好きじゃなかった。 できることなら、誰にも苦しんでほしくはなかった。 その頃の私にとって、この機械の身体は、世界の何よりも怖ろしく忌まわしい器だった。 戦うための兵器の身体は、触れる誰かを傷つけてしまう。 自分のせいで誰かが傷つき、苦しさに顔を歪めてしまう。 それが何よりも怖ろしくて、私は力の影に怯えながら、戦いから逃れるようにして生きてきた。 ――そのスバルが、強くなりたいって思った理由って、何なのかな? また隣の方向から、別の誰かの声がする。 優しく鳴る鈴の音のような声は、これまたよく知った声だった。 そして決して間違えようのない、大切な人の声でもあった。 白い制服を身に着けた、年上の女の人のサイドポニーが、穏やかな風に揺れている。 鮮やかな栗毛の持ち主は、高町なのは教導官。 かつて火災に巻き込まれた時、私の命を救ってくれた、こうありたいと思える憧れの人。 私の世界をがらりと変えた、私に戦うことを決意させた人。 ――私みたいになりたい、って言ってくれるのは嬉しいんだけど……でも、そうじゃなくて……強くなって何をしたいのかな、って。 この問いかけも知っている。 ちょっと前に、みんなで食事を取っていた時に、なのはさんが尋ねてきたことだ。 返す答えは決まっていた。 むしろこの戦いの中で、より強く答えが固まっていた。 「分かった気がしたんです」 あの時の私は、ただおどおどと震えるだけの、本当に弱い子供だった。 ギン姉と父さんの名前を呼びながら、ごうごうと燃え盛る炎の中を、泣きべそをかいてうろつき回ることしかできなくて。 誰かを傷つける力どころか、自分の身一つ守る力もない、本当にちっぽけな子供だった。 なのはさんに助けられた時、そんな弱くて情けない自分を、その時初めて、嫌だと思った。 「災害とか、争いごととか、そんなどうしようもない状況が起きた時…… 苦しくて悲しくて、助けてって泣いてる人を、あたしの力で助けてあげたい…… 多分それが、あたしがこの力を持って生まれた理由で、それがあたしの生きる意味なんじゃないかって」 何故自分だったのか。 こんなに気の弱い自分が、何故おぞましい機人の力を持って生まれたのか。 その理由が、その時ようやく分かった気がした。 力は壊すためだけのものじゃない。 使う人の思惑次第で、刃物が包丁にも凶器にもなるように。 凶悪な兵器として振るう、壊すための力もあれば、あの日の白い女神のような、守るための力もある。 そんな守るための戦いになら、この身を捧げてもいいと思った。 忌み嫌われるだけだった私の力が、誰かの支えにもなれるというのなら、こんなに嬉しいことはなかった。 それは贖罪のようなものなのかもしれない。本当はひどく後ろめたい動機なのかもしれない。 けれど、それでも構わない。 だから、私はここにいる。 時空管理局の門を叩いて、機動六課に入隊して、強くなるために戦っている。 この身の全てを賭けてでも、1人でも多くの命を救うために、私は今を生きている。 ――本当にそれでいいんですか? 声は、すぐ後ろから響いた。 これまで耳にしたものとは違う、聞き覚えのない声だった。 はっとして振り返ったその先には、1人の女の子が立っている。 恐らくエリオやキャロと同い年くらいの、オレンジ色の髪の女の子。 まるで手術を待つ患者か、かつて実験台だった自分達が着ているような、白い薄物を纏った少女だった。 ――貴方の歩もうとしている道は、結局は誰かのためでしかない道です。それで貴方は、本当に満足できるんですか? 後頭部で纏められた髪が、動物の尻尾のように揺れている。 澄んだ緑色の瞳は、深い悲しみの色に染められている。 見覚えはない。会った記憶などまるでない。 けれども何故か不思議なほどに、いつかどこかで会ったような、奇妙な既視感を持った女の子だった。 ――目を背けずに、見てください。 瞬間、世界は一変する。 新緑は灰燼へと変わる。 微風は熱風へと変わる。 蒼天の空は炎色に染まった。 穏やかな大平原の風景は、瞬きする暇もないうちに、燃え盛る炎熱に飲み込まれた。 灼熱が大地を駆け巡り、世界の色を塗り替えていく。 さながら導火線のように、生い茂る草が熱に焦がれる。 天を見上げれば赤色の暗黒。地を見下ろせば灰色の焦土 地獄の風景に木霊するのは、誰かが誰かの名前を泣き叫ぶ声。 ああ、それは違う。誰か、などという他人じゃない。 あそこで泣いているのは私の友達だ。 目元を奇妙なバイザーで覆った、無数の兵士に取り囲まれる形で、ティアナ・ランスターが泣いていた。 焼ける大地に座り込んで、誰かの亡骸を抱きかかえて、ひたすらに名前を呼んでいた。 ああ、それも違う。それも誰かなんて他人じゃない。 あれは私だ。 全身を無数の刀に刺し貫かれ、おびただしい量の血を流しているのは、紛れもなく私の屍だ。 ――これが貴方の未来です。 いつの間にか小さな少女は、私のすぐ隣に立っていた。 相変わらずの悲しい瞳で、青ざめた私の死体を見続けていた。 ――戦いに身を投じた者の行く先には、必ず死が待ち受けています。 独りで戦うにしても、仲間と共に戦うにしても……どちらにしても、人は死ぬ時には死ぬんです。 ぽつり、ぽつりと紡がれる声が、やがてまっすぐにこちらに飛んでくる。 亡骸を俯瞰していた緑の瞳が、私の方へと向けられている。 ――貴方は本当にそれでいいんですか? 誰かのためだけに戦って……そこに相応の見返りはあるんですか? 死の瞬間、自分の生涯は幸せだったと、本当に断言できるんですか? 「あたしは……」 そう漏らすことしかできなかった。 返す言葉が、今はまだ見つからなかった。 ――貴方のその生き方に……本当に、貴方自身の幸せはあるんですか? 問いかけに答えることもできず、押し黙っているうちに、炎も焦土も遠ざかり、全ては白い靄の中に消えていった。 ◆ 鉛のように重い瞼を、ゆっくりと力を込めてこじ開ける。 最初に視界に映ったのは、見覚えのない天井だった。 全身にのしかかる鈍い重みは、ダメージと疲労のみによるものではない。 身体にかけられている布団の存在を知覚した時、ようやくスバル・ナカジマは、自分が眠っていたのだと自覚した。 全ては泡沫の夢に過ぎず、朝日と共に幕が閉じておしまい、というわけにはいかないらしい。 意識を手放す前よりは、圧倒的に楽になったものの、身体は尚も苦痛を訴えている。何より、今はまだ夜だ。 じくじくと痛む身体を動かし、布団をどけて立ち上がる。 よく見てみると、陸士服の上着のボタンが外れていた。 誰かが治療のために外して、そのままになっていたのだろうか。前を開けたままなのも難なので、かけ直す。 そこでようやく、すやすやと耳を打つ寝息の存在に気がついた。 どうやら自分の他に寝ている者がいたらしい。気を失う直前に、なのはの言っていた仲間だろうか。 薄暗闇の中で目を凝らし、周囲をぐるりと探ってみる。強化された戦闘機人の視力は、こういう時にも役に立つのだ。 まず最初に目についたのは、恐らく緑色のカエルのような生命体。 わっと声を上げそうになったが、よくよく確認してみれば、体格はあのガルル中尉と瓜二つ。 ということは、これが彼の言っていた、ケロン軍人の1人なのだろう。 彼の遺志を尊重するためにも、起きたらガルルの遺文を見せなければ。 続いて目にとまったのは、同僚の少年達とほぼ変わらないくらいの、栗毛の少女の姿だった。 本当なら見覚えのないはずの相手なのだが、どうにもどこかで見たような気がしてならない。 というより、なんとなくだが、あの高町なのはを思い出させる顔つきなのだ。 彼女ら2人以外に人はいない。となるとまさかとは思うが、これがなのはなのだろうか。 であれば自分の知っている彼女よりも、10歳近く年下というのは、一体どういうことなのだろうか。 (どっちにしても、今すぐに分かることでもないか) ひとまず、そこで思考を打ち切った。 寝ている人間は口をきけないし、だからといって起こしていいというわけでもない。 故にこの場はそれ以上の追求をやめ、きょろきょろと出入り口の位置を探る。 傷の状況を考えれば、そのままじっとしていた方がいいのだろうが、生憎と妙に目が冴えてしまった。 暗闇の中でじっと口を閉じているのも性に合わない。 少しばかり夜風に当たれば、気晴らし程度にはなるだろうと思い、見つけた扉へと歩いていく。 とにかく今は、気晴らしのしたい気分だった。 ◆ 薄ぼんやりとした月光が、この身を淡く照らしている。 空けた窓から吹き込む夜風の、適度な冷たさが心地いい。 細い糸が揺らいでいるのは、侵入者の存在を伝えるためのトラップだろうか。 ロビーにやって来たスバルは、1人窓際の床に座り込み、ぼうっと夜空を見上げていた。 内装から判断するに、どうやらここはG-2の温泉宿のようだ。 ウォーズマンを残してきたF-5からは、それなりに離れてしまったらしい。 そういえば、彼はあれからどうなったのだろうか。 時間を見てみれば、あそこが禁止エリアになるという19時は、とっくの昔に過ぎている。 無事に生きているといいが。ほんの少し、自分と同じ機械の身体を持った、漆黒の超人の安否が気にかかった。 「――目が覚めたようだな」 と。 その時。 不意に、横合いから声がかかった。 夜の静寂を切り裂いたのは、物腰の穏やかな老人の声。 視線をそちらの方に向ければ、案の定老人がそこに立っていた。 白髪と皺が印象的な、痩せ型で背の高い男だ。半袖半ズボンから覗く色白の手足が、枝のようにほっそりと見えた。 その服装は、落ち着いた知恵者といった印象を受ける容姿とは明らかにマッチしていない。 何故そんな格好をしているのかは気になったが、今はそれ以上に気になることがある。 「貴方も、なのはさんの……?」 「ああ。冬月コウゾウだ。冬月、と呼んでくれればいい」 言いながら、冬月と名乗った老人が歩み寄ってくる。 この人もまた、なのはの言っていた仲間達の1人だったらしい。 「病み上がりでうろつくのは感心しないが、ちょうどよかったのかもしれないな」 ちょうどすぐ隣まで来たあたりで、どっかとその場に座り込む。 「今のうちに、色々と話をしておこう」 ◆ 自分が気を失っている間のこと、現在進行形で彼らに起こっていること。 知っておきたかったことは、だいたい冬月が教えてくれた。 まず、自分の身体のこと。 担ぎ込まれた自分の怪我は、なのはやリインらの懸命な治療によって、半分近くは治癒が完了したらしい。 この冬月という人も、助言という形で力になってくれたのだそうだ。そこは素直に感謝した。 続いて、なのはのこと。 先ほど見たなのはそっくりの少女だが、やはりあれはなのは自身だったらしい なんでもあのケロン人――ケロロというそうだ――の発明品の影響で、一時的に若返ってしまったとのこと。 ガルルのことといい、まったくもってケロン星の人間には、色々と驚かされっぱなしだ。本当にとんでもない星もあったものである。 それから、キョンのこと。 確かに彼はついさっきまで、この温泉にいたらしいのだが、急に自分に襲いかかったかと思えば、そのまま逃げ去ってしまったらしい。 今は動けない冬月らに代わって、トトロと呼ばれる獣が単身彼を追っているとのこと。 恐らく中トトロの言っていた家族だ。彼同様の知性があるなら、問題はあるまい。 そしてそのキョンによる襲撃の過程で、 「そうですか……やっぱり、マッハキャリバーは……」 インテリジェントデバイス・マッハキャリバーが破壊された。 「気付いていたのかね?」 「何となく。意識が戻ってたのもほんの一瞬で、ほとんど夢見心地と変わらなかったんですが」 かの相棒が破壊された瞬間のことは、ぼんやりとだが覚えていた。 何かとてつもない轟音と、プロテクションの眩い光の中で、その身に亀裂を走らせていくマッハキャリバーの姿。 己の命を賭して自分を守り、よかったと言い残して散っていった鋼の相棒。 本当に夢だったならよかったのだが、やはりそんな美味い話などあるはずもなかったらしい。 マッハキャリバーとの出会いは、六課における初出動の日のことだった。 始めは純粋な機械に過ぎなかった彼女も、共に日々を積み重ねていくことで、徐々に心を開いていってくれた。 共に戦い、共に成長し。 手痛い敗北と失敗を喫し、互いにボロボロに傷ついた時も、より深く絆を重ねあった。 最期の瞬間、マッハキャリバーは自分のことを、「相棒」と読んでくれていた気がする。 ずるい奴だ。 ちくちくと胸が痛んだ。 最期の最期の瞬間に、最初の最初に願ったことを叶えて、そのまま逝ってしまうなんて。 ああ――本当に、ずるい。 「……スバル君」 かけられた声に、我に返った。 いつの間にか俯いていた視線を戻せば、申し訳なさそうな顔をした冬月がいる。 「君の持っていた、ナーガの首輪を貸してくれないだろうか? もし君さえよければ、解体して調べてみたいのだが」 ナーガ。 その名前もまた、彼女の胸に針を刺す。 あの時リングで戦った、紫色の蛇の怪物。 生粋の武人、とでも呼ぶべきなのだろうか。殺し合いに乗ってこそいたが、どこか強烈なプライドを漂わせた存在だった。 そして最期には自らの誇りに殉じ、身動きの取れない自分の目の前で、命を落とした。 救えなかった命だ。 敵だったとしても、救いたかった命だ。 殺し合いに乗っていたとしても、奪われていい命ではなかった。 否、広大な次元世界のどの場所にも、殺されていい命などあるわけがない。 「……分かりました。お願いします」 す、と懐から首輪を取り出す。 誇り高き戦士の遺品を、好き勝手に弄られるということを考えると、やはりどうしても胸が痛んだ。 だが、それでも。 それが脱出の糸口になるというのなら、恐らくはあの男もそれを望むはずだ。 たとえ殺し合いの打破を望んでいるわけではないにしても、 自分の遺品が宝の持ち腐れになるということは、彼にとって我慢ならないことであるだろうということは想像できた。 と。 手にした首輪が冬月の手に渡った、その時。 「あの……調べてみたいって、何か調べなきゃいけないことがあるってことなんですか?」 気になる言い回しに気付いて、問いかけてみた。 よく考えてもみれば、解体して調べてみるというのはおかしい。 ただ単に首輪を外したいというのなら、わざわざ解体した残骸を調べる必要はないはずだ。 どちらかといえば、「調べて解体してみたい」という順序の方が、文法として正しいはずなのだが。 「そういえば、まだ話していなかったな」 このことに気付いたのは、冬月にとって意外なことだったらしい。 軽く目を見開いて、言葉を紡いでいた。 まぁ確かに、自分はそれほど頭の回る方でもない。 一応訓練校では座学でも主席を取っているが、それだって相応に苦労した結果なのだ。 改めて考えると、自分でも今のは冴えていたかもしれない、と思えた。 「LCL、という単語は覚えているかな?」 「はい……何となく、ですけど。確か、この殺し合いが始まった時の、アレですよね?」 スバルの問いかけに、冬月が頷く。 原理は半分忘れてしまったが、あのカヲルという少年が辿った末路は覚えている。 オレンジ色の透明な液体――人間を液状化させたものが、LCLと呼ばれていたものだったはずだ。 「分かりやすく言うと、あれは人間の肉体や魂といった、あらゆる情報がそのまま液体になったものなのだが…… 改めて考え直してみると、少々妙だということに気がついてな」 彼が話した内容は、こうだ。 あの時あの場で渚カヲルをLCL化させたのは、主催者が参加者達を従わせるための、示威目的の行動だった。 それは冬月の所属する組織の技術なのだそうだが、 この場には、少なくともケロン軍という、それを遥かに凌ぐ技術力を有した組織の人間が存在している。 そういう連中に対する抑止としては、わざわざLCL化という一段も二段も下の技術は、いささかパンチに欠けているのではないか。 そもそもその星のアイテムを、支給品として好き勝手に使える技術力を有した主催者達が、何故その程度の技術を採用したのか。 つい先ほど、そんな疑問を抱いたのだそうだ。 そしてその疑問を解消する仮説も、一応浮かんではいるのだという。 「我々は当にLCL化させられていて、この殺し合いの間だけ、この首輪によって一時的に復元されているだけなのかもしれん」 要するに、こういうことだ。 自分達は首輪を外した瞬間に、LCL化させられるようになっているかもしれないということ。 ひとたびLCLになってしまえば、自力で固体に戻ることはできない。そのまま動き回ることもできない。 あのカヲルという少年がそうだったように、LCL化した時点で死んだも同然なのだ。 なるほど確かにそう考えてみれば、下手に上等な破壊手段を仕込むよりも、こちらの方が有効だろう。 それどころか、 「この殺し合いを止めたとしても、その先生きていける保障はないかもしれない……ってことですか」 沈黙をもって、肯定がなされた。 仮にこの説が本当だったとするならば、その時点で生還の希望はほぼゼロパーセントだ。 首輪が外れてしまうだけで――否、首輪の機能がダウンした時点で、全員仲良くあの世逝きになってしまう。 首輪のメカニズムをコントロールするコンピューターが破壊されたら終わりだし、 そのコンピューターのコントロール圏外に出てしまっても終わりだ。 こんなもの、その後まともな生活が送れると考える方が難しい。 「もちろん、こんな突拍子もない仮設が正しいという保障があるわけでもない。 あるはずもない危険性に怯えて、一歩も動き出すことができなかった……などということを避けるためにも、詳しく調べておかなくてはな」 冬月の言葉に、今度はスバルが無言で頷く。 彼の調査は仮設の正しさを証明するためのものであると同時に、仮説の間違いを証明するためのものでもあるのだ。 どれだけ裏付けがあったとしても、未だ確定もしていない情報を鵜呑みにして、踊らされることほど愚かなことはない。 今は仮説が間違いである可能性を信じて、戦い続けるしかないのだ。 「……それに、だからといって、やることは変わらないわけですし」 正直な話、ある程度ホッとしている自分がいた。 確かに不安は大きいが、首輪にあるかもしれないという仕掛けは、外した瞬間に機能するかもしれないものでしかない。 たとえば戦いの最中に爆発する、などといったような、単純な行動の妨げになるようなものではないらしいのだ。 なら、少なくとも自分は問題ない。 これまでどおり、殺し合いから人々を守るために、戦い続けることができる。 もとより首輪がどうこうなどという話は、難しくてスバルには理解できないのだ。 それを冬月に任せて、自分は戦うことに専念できるということは、ある意味状況が好転したと言えるかもしれない。 自分は馬鹿だ。 成績がどうのこうのという話ではない。己の感情の赴くままに、突っ走ることしかできない突撃馬鹿だ。 ならば、突撃馬鹿なら突撃馬鹿なりに、自分にできることをやること。 それだけは、今も以前も、変わらない。 「……分かっているとは思うが」 数瞬の沈黙の後、冬月が口を開く。 皺に囲まれた細い瞳は、どこか咎めるような視線を宿していた。 「君は数時間前まで死にかけていた身だ。一見動けるレベルまで回復したように見えても、何がどう作用するか分からない。 少しでも無茶をすれば、傷が悪化し、今度こそ死んでしまってもおかしくない。 極端な話をするならば……君は本来なら、この殺し合いが終わるまで、戦ってはいけない身体なのだよ」 そんなことを言っていられる場合ではないことも分かる。 だが、そんなことで死んでほしくないのも確かだ。 その両者共の意味を内包した言葉だった。 スバル自身も、何となくだが理解している。 何せ冗談抜きに死の一歩まで迫った身体だ。その身を苛む激痛も、その歩みを止める疲労感も、今もありありと思い出せる。 あんな状態からこれほどの短期間で復帰したのは、ほとんど奇跡と言っていい。 だからこそ、その表面上の奇跡を妄信できないということも、理解している。 激しい運動をしたことで古傷が開いた、なんて話を聞いたことはごまんとある。 自分の場合はもっと危険だ。古い傷ですらないのだ。 「リインフォースⅡとマッハキャリバー……彼女らが命と引き換えにして救った命だ。無駄にしないでくれたまえ」 分かっている。 この命を繋ぎ止めるために、大勢の人々が力を尽くしてくれた。 なのはが命がけで治癒を行い、リインとマッハキャリバーに至っては、本当に命を落としてしまったのだ。 もはやこの命は、自分1人の命ではない。 元からそうではなかったのだろうが、自分のせいで死者が出てしまった以上、今まで以上にそれを意識しなければならない。 今後スバル・ナカジマは、彼女らの命を背負って生きなければならないのだ。 「分かっています」 強い語調と、強い視線。 2つの強さと共に、返した。 命には賭け時がある。そのタイミングを誤ってはならない――かつてシグナム副隊長が口にした言葉だ。 改めて、その言葉の意味を噛み締めなければならなかった。 軽く頭を下げると共に、その場を立ち上がると、再び脱衣所の方へ向かう。 疑問には全て片がついた。少なくとも先ほどよりは、ゆっくり眠ることができそうだ。 と、ちょうど廊下に差し掛かったあたりで。 「っと……そうだ」 思い出したようにして、振り返る。 先ほどの決意に満ちた表情は、既にそこには残されておらず。 「ありがとうございました、冬月さん。あたしの命を救ってくれて」 年頃の娘らしい満面の笑みを浮かべて、感謝の言葉を口にした。 ◆ 「……強い子だな、あの子は」 ぽつり、と呟く。 そして声をかけるべきケリュケイオンが、今はここにいないということを後から思い出し、ほんの僅かに苦笑した。 先ほど笑顔を浮かべた少女へと、冬月コウゾウは思考を向ける。 スバル・ナカジマというあの娘は、確か15歳だったはずだ。 エヴァンゲリオンのチルドレン達とは、僅か1つしか変わらない。 しかしその心は強い。快活な笑顔のその裏には、折れることなき強靭な1本の柱が立っている。 レイジングハートからある程度は聞いていたが、実際に顔を合わせてみることで、より確かに実感することができた。 あるいはその過酷な境遇が、彼女の精神を鍛え上げる土壌になっていたのかもしれない。 戦いを怖れる心を持ちながら、生まれながらに兵器であることを強要された、悲しき戦闘機人の少女。 トラウマを乗り越えた、と言葉にするのは簡単だ。 しかしそれを実現することの、何と難しいことか。 それが容易にできるというのなら、惣流・アスカ・ラングレーは、ああも不安定な人間にはならなかった。 それを為しえることができたからこそ、あれだけの強い心を得るに至ったのだろうか。 (だが、強さとは同時に弱さでもある) 気がかりがあるとするなら、そこだ。 彼女は確かに強い。いかなる逆境が相手であろうとも、そう簡単には絶望しないだろう。 どんな困難な状況にあっても、誰かを守りたいという一心を貫き、戦い続けることだろう。 しかしそれは裏を返せば、自ら危険地帯に突っ込んでいくということに他ならない。 いかに強靭な肉体と精神を持っていようと、人はそうなるような状況に出くわせば死ぬのだ。 傷の後遺症という爆弾を抱えたとあっては、なおさらその危険度も増すだろう。 人々はヒーローの手によって守られる。 だがヒーローの身は誰が守ってくれる? (我々が支えてやらなければな) それもまた、自分達大人の役目に違いなかった。 彼女はまだ若い。いくら強い心と身体を持っているにしても、それが成熟しきったわけではない。 未熟に突っ走り続けるだけでは、いつか限界にぶち当たるだろう。 そうならないようにするためにも、自分が踏ん張らなければならないのだ。 スバルがリインとマッハキャリバーの命を背負っているように、冬月もまた、シンジとアスカの命を背負っているのだから。 ◆ 【G-2 温泉内部・ロビー/一日目・夜中】 【冬月コウゾウ@新世紀エヴァンゲリオン】 【状態】元の老人の姿、疲労(小)、ダメージ(中)、腹部に刺し傷(傷は一応塞がっている)、不眠症 【服装】短袖短パン風の姿 【持ち物】基本セット(名簿紛失)、ディパック、コマ@となりのトトロ、白い厚手のカーテン、ハサミ、 スタンガン&催涙スプレー@現実、ジェロニモのナイフ@キン肉マン、SOS団創作DVD@涼宮ハルヒの憂鬱、 ノートパソコン、夢成長促進銃@ケロロ軍曹、ナーガの首輪 【思考】 1、ゲームを止め、草壁達を打ち倒す。 2、仲間たちの助力になるべく、生き抜く。 3、夏子、ドロロ、タママ、キョンを探し、導く。 4、タママとケロロとなのはとスバルを信頼。 5、ナーガの首輪を解体。後でDVDも確認しておかねば。 ※現状況を補完後の世界だと考えていましたが、小砂やタママのこともあり矛盾を感じています。しかし……。 ※「深町晶」「ズーマ」「ギュオー」「ゼロス」を危険人物だと認識しました。ただしズーマの本名は知りません。 ※マッハキャリバーから、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。 ※夢については、断片的に覚えています。 ※古泉がキョンとハルヒに宛てた手紙の内容を把握しました。 ◆ いつの間にか、夜が明けていた。 大地と大空を埋め尽くす炎は、いつの間にか消えていて。 紺碧色の夜空には、微かに日の出の光が差していた。 若草色の平原は、変わらず穏やかな風に揺れていた。 暁色の陽光の中に、また1つの人影が立っている。 今度は私と同い年くらいの、茶色い髪の男の子だ。 白いジャケットを羽織った姿には、やっぱり見覚えは全くない。 それでもどこかで会ったような、不思議な既視感を感じていた。 きっと目の前のこの少年は、自分にとって、とても大切な存在なんだろう。恐らくは、さっきのオレンジの髪の女の子も。 胸に感じる暖かな温度が、確かにそう訴えかけていた。 「あたしが本当に幸せなのか、って言ったよね」 今度は、こちらから口を開く。 さっきの女の子と、この男の子とは別人だ。 それでもこれは今言うべきことなんだと、心のどこかで理解していた。 「確かに、戦う道を選んだ以上、いつ死ぬのかは分からない……人より早死にするだろうってことも、分かってる。 でも……それでも、多分あたしは、幸せだった、って思えるんじゃないかな」 あの時は唐突にそんなことを言われて、何て返していいのか分からなかった。 それでも、今なら声に出せる。 確かな確信を胸に持って、問いかけに答えることができる。 「あたしには、あたしを支えてくれる人がたくさんいる。あたしなんかのために、命まで賭けてくれた人までいた。 本当なら、ただの兵器だったはずのあたしには、友達や仲間なんてできるはずもなかったんだろうけど…… ……それでも、あたしの周りには、たくさんの人がいてくれている。一緒に美味しいご飯を食べたり、笑い合ったりしてくれている」 それはなんてことのないことだった。 少なくとも、普通の家庭に普通の人間として生まれた人にとっては、なんてことのない日常なんだろう。 でも、普通の人間として生まれてこれなかった私にとっては、それは普通のことなんかじゃなかった。 それを今こうして、普通にできていることが、どれだけ幸運なことだろうか。 兵器として生まれてきた私が、人間として生きられることが、どれだけ幸福なことだろうか。 マッハキャリバーとリイン曹長は、それを身を持って再認識させてくれた。 「だからあたしは、もう十分に幸せだよ」 断言できる。 自分は間違いなく幸せだったと、胸を張って言うことができる。 これだけの幸せをもらったんだ。 戦い続ける理由としては、それだけで十分すぎるほどだ。 「もちろん、あたしも簡単に死ぬつもりはない。あたしを待っててくれる人達のために、精一杯生きて帰れる努力をする」 この先何が起こるかは分からない。 どうしても命を賭けなければならない局面にも、いつかは直面するかもしれない。 だから今は、これくらいの譲歩しかできない。 こればっかりはどうしようもないことだから、納得できないのは分かるけど、それでも納得してほしい。 「だから安心して、未来で待ってて」 何でこんなことを言ったのかは分からない。 未来という言葉に、何の意味が込められているのかはよく分からない。 それでも、そう言わなきゃいけない気がした。 それを言うべきなんだということを、やっぱり心のどこかで理解していた。 「明日、必ず迎えに行くから」 言葉は、返ってこなかった。 男の子は最後の最後まで、ずっとだんまりのままだった。 けれど最後の最後には、にっこりと笑顔を浮かべてくれた。 そうしてその姿は徐々に透明になっていって、最後には、太陽に溶けるようにして消えていった。 足元に広がる若草を踏む。 日の出の方向へと向かって、私はゆっくりと歩いていく。 この先にどんな結果が待っているのかは分からない。 それでもこの歩みを進めることが、どんな意味を持っているのかは分かっていた。 私はここにいる。 今を生きている。 生きている限り、私は戦い続けよう。 どんな運命が牙をむいても、今の私にできることを探し続ける。 今日この瞬間の一秒は、明日にはもうないのだから。 この一秒を動かずにいたことを、明日に後悔したくないから。 この想いを遂げられるように。 いつか胸を張れるように。 今の自分を支えてくれる、大切な人々を守ることを、心に誓って私は進む。 さぁ――そろそろ、歩き出さなくちゃ。 ◆ 【G-2 温泉内部・脱衣所/一日目・夜中】 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】ダメージ(中)、疲労(小)、魔力消費(中)、睡眠、覚悟完了 【持ち物】支給品一式×2、メリケンサック@キン肉マン、砂漠アイテムセットA(砂漠マント)@砂ぼうず、ガルルの遺文、 スリングショットの弾×6、SDカード@現実、カードリーダー、リボルバーナックル@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 大キナ物カラ小サナ物マデ銃(残り7回)@ケロロ軍曹、ナーガの円盤石 【思考】 0:何があっても、理想を貫く。 1:キョンを絶対に止める。 2:なのはと共に機動六課を再編する。 3:人殺しはしない。ヴィヴィオやノーヴェと合流する。 4:パソコンを見つけたらSDカードの中身とネットを調べてみる。 5:ケロロにガルルの遺文を見せる。 6:必要に迫られれば、命を捨てて戦うことも辞さないが、可能な限り生き抜いてみせる。無駄死には絶対にしない。 ※大キナ物カラ小サナ物マデ銃で巨大化したとしても魔力の総量は変化しない様です(威力は上がるが消耗は激しい) ※無理をすれば傷が悪化し、甚大なダメージを受ける可能性があります。 【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】 【状態】疲労(小)、ダメージ(中)、身体全体に火傷、熟睡 【持ち物】ジェロニモのナイフ@キン肉マン 【思考】 1、なのはとヴィヴィオを無事に再会させたい。タママやドロロと合流したい。 2、加持となのは、スバルに対し強い信頼と感謝。何かあったら絶対に助けたい。 3、冬樹とメイと加持の仇は、必ず探しだして償わせる。 4、協力者を探す。ゲームに乗った者、企画した者には容赦しない。 ※漫画等の知識に制限がかかっています。自分の見たことのある作品の知識は曖昧になっているようです。 【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】9歳の容姿、魔力消費(大)、睡眠 【装備】レイジングハート・エクセリオン(修復率95%)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【服装】浴衣+羽織(子供用・下着なし) 【持ち物】ハンティングナイフ@現実、女性用下着上下、浴衣(大人用)、リインフォースⅡの白銀の剣十字 【思考】 0、もう迷わない。必ずこのゲームを止めてみせる! 1、冬月、ケロロ、スバルと行動する。 2、一人の大人として、ゲームを止めるために動く。 3、ヴィヴィオ、朝倉、キョンの妹(名前は知らない)、タママ、ドロロたちを探す。 4、掲示板に暗号を書き込んでヴィヴィオ達と合流? 5、休息が済んだらキョンを探し出し、スバルのためにも全力全開で性根を叩き直す。 ※リインからキョンが殺し合いに乗っていることとこれまでの顛末を聞きました。 時系列順で読む Back ザ・ネゴシエーター Next 魑魅魍魎~草の根分けるは鬼にあらず~ 投下順で読む Back ザ・ネゴシエーター Next war war! stop it 寸善尺魔~善と悪の狭間、あるいは慮外にて~ スバル・ナカジマ ケロロ大失敗!であります 高町なのは 冬月コウゾウ ケロロ軍曹
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/326.html
レクスオーラ 蒼炎の軌跡、暁の女神に登場する最高位の光魔法。 武器レベルは蒼炎ではS、暁ではSS。装備すると守備+3。 蒼炎の軌跡では終章の奥の方にいるザコ司祭がさりげなく所持。 ドロップアイテムではないが、ある種裏技的な手順を踏むことで盗める。 本編では自軍で光魔法を扱えるのはキルロイのみであり、彼を育てていなければ使用できない。 使用できたとしても入手時期が終章の後半なので活躍の場はほとんど無く、ほぼトライアルマップ専用武器。武術書を使用すればオリヴァーでも使用可。 もっとも、本来はゼーンズフト同様、自軍での使用を想定されていないのだろう。 しかしここまで手間をかけても10とやや高めの重量のおかげで使いやすいとは言い難い。 エフェクトは空から細い光が刺した後敵に光が集まっていき、その後画面が真っ白になる。 真っ白時間が微妙に長く、バグだと勘違いした人もいるとか。 暁の女神では終章エリア1ボスのルカンが所持している。 その高い攻撃力からの暁光は非常に危険なので、見切り持ちのユニットや神射手をぶつけるか、ルカンがリワープを使った直後の袋叩きなどがオススメ。 使用回数の少なさを女神の加護で補えば、光魔法使いのメインウェポンとしての活躍が期待できる。 エフェクトはでかい光球を相手に落とすというものに変更された。 関連【バルオーラ】
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/1533.html
《ダークピカチュウ()/Dark Pikachu》 アイコン ゲスト 性別 メス 種族 闇族 好きなもの 闇 嫌いなもの 光 メフィレスの闇の力とピカチュウの影から生み出されたダークファイター。 生まれた時は何故か性別はメスだった。一応、人の言葉は話せる。 リンクに奇襲を仕掛けるが、突如現れた魔理沙のレーザーを喰らって消滅。 実は全然活躍しておらず、何もしないまま生涯を終えた。 主な台詞 「こんにちは…坊や。」 「仲良くしましょうね。ウフフフ…」 BGCOLOR(silver) 関連ページ メフィレス 闇からの侵略者編 関連画像 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【敵キャラクター(ゲスト)】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/raisyo/pages/313.html
対ピースウォーカー戦 メタルギアソリッド ピースウォーカー/攻略に戻る 背にあるAIポッドを狙いましょう。 接近しすぎると相手の攻撃が当たりやすいのである程度距離をとれば難しくありません。 ロケットランチャーを飛ばしてきたら横に移動しながらよければあたりません。 突進しながら火炎放射をしてきたら端に逃げましょう。 追加/訂正/コメント等 ピースウォーカの周りを、回りながらランチャーを、打っていけば、楽に倒せる。 -- 名無しさん (2011-05-08 01 21 29) ランチャーは、2個あれば、やり易い。 -- ピースMAN (2011-05-08 01 23 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wantedictionary/pages/408.html
説明 攻撃力と守備力の後半の伸びは群を抜く。羽を広げて威嚇する。 系統 ドラゴン系 レア ★4 特技 たかくとびあがる どくのいき 配合 血統 とさかへび 相手 とさかへび
https://w.atwiki.jp/wikisol/pages/239.html
もしかして:Rising Hope
https://w.atwiki.jp/akitak031/pages/106.html
https://w.atwiki.jp/tenehoso/pages/21.html
Classic Pro MSP12 2009年7月購入。所有台数6台。 8Ω Inut スピコン 600W 雨に弱いみたいなんで一応屋根のあるとこで使いたい。 噂によるとツイーターが飛びやすいとか。…高音の過入力には注意。アンプのリミッターで切っておけば大丈夫だと思うけど。 意外に良い音鳴ります。 YAMAHA MSP3 2009年3月購入。所有台数2台。 パワード Input XLR,Phone,RCA 20W 基本的に万能なモニタースピーカー。見た目以上に意外に重いのでそこだけ注意。 低音から高音まで意外と出てる。低音すこし強い気もするけど。大事に使ってあげよう。 Panasonic WT-415A 2003年?購入という情報。所有台数2台。 100Vライン Input 特殊端子。 音が鳴れば楽なんだけどそれまでがいろいろ面倒くさい。… まず、このスピーカーの入力信号が100Vラインという特殊な信号なので注意。普通の8Ωとか仕様のアンプ突っ込んでも鳴らない…はず。 コネクタが特殊端子なのでケーブル無くさないように。なんていうコネクタか名前さえわからん。… 指向性がかなり強いです。野外で遠くまで一直線に飛ばしたいんなら吉。 ハウリング起こしやすい気がする。そうなるとスピーカー直前にいる人はしばらく違う世界に飛んで行くことになるので注意。 ちなみにこのスピーカー、多少の雨の下で使っても大丈夫みたい。 .
https://w.atwiki.jp/chintakopooh/pages/39.html
1名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 00 39 43.37 ID 3iMKcDC+O 明日は何時出発なの? そして、芦ノ湖にあるコンビニで、活動開始 2名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 11 52.43 ID 3iMKcDC+O スネークなんて名前だけだね簡単に後ろをとられる 3名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 26 09.75 ID 3iMKcDC+O 三人いるとやりづらいな 4名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 31 47.73 ID 3iMKcDC+O ちなみにスレ伸びてたほうにしか貼らない 二つはめんどくさい 5名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 38 35.18 ID 3iMKcDC+O 出発マダー 先に道の駅行くよ駐車代もったないし 6名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 42 49.67 ID 3iMKcDC+O ちなみに電池結構やばい 7名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 50 23.81 ID 3iMKcDC+O 携帯の充電器今日は忘れたな… 8名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 53 59.26 ID 3iMKcDC+O スネークはここで別れたほうがよくね? ペースにちがいがありすぎるよ…実況でもしてやればいいのに… テラおいてきぼりwwwwwww 9名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 14 57 20.02 ID 3iMKcDC+O 今ここ過ぎたそろそろ抜くわ 10名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 15 01 35.87 ID 3iMKcDC+O 11名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 15 12 30.49 ID 3iMKcDC+O 見つかるのが怖くて車から出られない 12名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 15 20 02.00 ID 3iMKcDC+O 提案三人でVIP V・I・Pね 13名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 15 35 21.50 ID 3iMKcDC+O 脱出成功 あんかした 14名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 15 56 49.07 ID 3iMKcDC+O http //imepita.jp/20090430/554480 入れない人多過ぎ 三人とか卑怯じゃね? 15名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 16 03 23.68 ID 3iMKcDC+O 618 第四の意味がわからん 16名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 16 05 02.67 ID 3iMKcDC+O 淡々と写真を撮る 17名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 16 07 53.32 ID 3iMKcDC+O もう健康ランドいける時間じゃないぞ 18名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 16 15 26.23 ID 3iMKcDC+O 電池ないんでノシ 19名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 16 33 37.02 ID 3iMKcDC+O 一応バラけたみたい 20名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 16 34 29.28 ID 3iMKcDC+O 21名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 17 04 30.86 ID 3iMKcDC+O もうちょっと日が暮れたら綺麗な三島の景色がとれるのにな 25名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 17 23 22.91 ID 3iMKcDC+O 688 とりあえず一号で県道380号にぶつかったらそっち 26名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 17 27 11.44 ID B2jGwZv90 688 どこなのか、調べてないのかよww 駿河健康ランド 静岡市清水区興津東町1234 TEL 054-369-6111 まだ25~30km先だぜ 27名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 17 34 03.01 ID 3iMKcDC+O 692 1の意志を確かめる あと40キロ絶対走りますか? 28名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 17 50 23.47 ID 3iMKcDC+O おけじ ゃ あ ま た ね 意味深な言葉を残して去っていった その1時間半後 29名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 19 28 36.28 ID 3iMKcDC+O 捕らえた396突入 30名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 19 31 43.95 ID 3iMKcDC+O 反対車線推奨 31名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 19 42 30.93 ID 3iMKcDC+O 反対車線は橋のとこね 夜景が見れたのに… あとケータイみながらはやめようぜ 32名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 19 51 18.45 ID 3iMKcDC+O 多分只のに追いついてきてるよ 33名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 19 54 32.67 ID 3iMKcDC+O 738 部活帰りの高校生より早いな 只のとは500メートルくらいかな 34名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 19 58 56.12 ID 3iMKcDC+O どうでもいいはなし アニメイト沼津店よりました電池切れでしたサーセン 35名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 20 02 46.75 ID 3iMKcDC+O 694 むしろ寄ってたから蛇はやめたwww 他の二人か先進んだからそっち優先した 36名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 20 12 44.10 ID 3iMKcDC+O 697 とらのあなは名古屋までないよ アニメイトは静岡・浜松・豊橋にあるよ 写真やGPS機能がよく使ってていい旅だと思います 頑張って 37名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 20 23 50.25 ID 3iMKcDC+O 半端なく暗いんだけどwww 寒いし396から一号いくルートわかったかな 漁港みたいなとこの小さいトンネル?くぐって行けるんだけど 間違っても乗って行かないほうがいいよ 砂利道だから 38名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 20 50 59.74 ID 3iMKcDC+O 159 20 43到着 サーセンチャリ押してたおっちゃんっす また由比町方面向かいます 39名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 21 06 54.44 ID 3iMKcDC+O 761 バイパスの外走るのはマジでありえんぞ…たぶん由比町で詰んだ結果か 結局また合流か… 健康ランド前で話してた 今入口から離れた 40名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 21 13 07.47 ID 3iMKcDC+O 766 あれはマジで死ぬから気をつけて 41名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 21 15 25.50 ID 3iMKcDC+O 乙マイペースでいいよNice VIP 言い忘れたけど静岡 浜松 豊橋 東岡崎 名古屋までは知ってる範囲でアニメイトありwwww 42名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 21 17 29.53 ID 3iMKcDC+O 165 正直三人は厄介だ誰かが後ろを向いても誰かが前を向く スレは3つある…しんどいぞこれwwwww 写真も時間ずらして上げないと撮影場所特定されかねんし 43名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 21 36 27.66 ID 3iMKcDC+O 167 いろいろ嘘ついたし車だとかおっちゃんだとか… 疲れた帰ろっかなw 44名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 21 50 02.88 ID 3iMKcDC+O 170車は小回りきかないからね~ 45名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 21 59 50.21 ID 3iMKcDC+O 173 三島側からねwwwwwwwww 沼津まで輪行 46名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 22 14 49.29 ID 3iMKcDC+O 175 さぁ?ちなみに由比町で抜いたんだよね で健康ランドに先に待ってた 177 あのバイクは箱根登ってた人のだよwww 確かにいい身を隠せるモノだったwwwwww 178 充電貯まるまで電源切ってたから追ってはいた 47名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 22 28 58.74 ID 3iMKcDC+O 180 そんな人いっぱいいただろwwwww 48名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 22 33 41.33 ID 3iMKcDC+O 182 じゃあそれでいいやwww まだネタばらしはしないwwwwww 49名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 22 53 11.94 ID 3iMKcDC+O 定番GIANT ESCAPE3 50名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 23 25 33.04 ID 3iMKcDC+O 自ドロは一号だった気がする 51名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 23 49 37.50 ID 3iMKcDC+O 779 んなこたぁないwwwww ものすごいハイスペックなスネークを見せてくれました