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みんなのあこがれ職業であるスナイパーになれる その綺麗な顔を吹っ飛ばしてやるぜ
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過去ログ 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』第一回 サラ(仮)「みなさまこんにちは。毎度おなじみの3S、リーダーのサラ(仮)です」 犬〇「同じく、犬〇です(座礼)」 テッコ「……ん、アイz―――」 サラ(仮)「こらそこ。さり気なく本名を名乗ろうとしない!!」 テッコ「……最早暗黙の了解……」 犬〇「だったら、余計名乗っちゃダメなような気が……」 テッコ「…じゃあ、テッコで」 サラ(仮)「よろしい」 犬〇「さて、唐突に始まりましたこの企画、一体何かといいますと、日頃SSをお読み下さっている読者の皆様に楽しんで貰おうと、ALCが無い知恵ひねって考えた読者参加企画です」 テッコ「……頑張った」 サラ(仮)「まあ、面白いかどうかは別問題ですが……」 犬〇「ええ、と。具体的な内容はと言いますと……、クラブハンド・フォートブラッグのサラさん。犬子さんの土下座ライフ。の犬子さん。鋼の心 ~Eisen Herz~のアイゼンさんの三名に、『読者の皆様が作った神姫』で挑戦していただこうという企画です」 テッコ「……メンバーがワザとらしい」 サラ(仮)「仕様です」 犬〇「数回行う予定でして、参加してくださった方、および、見事な成績を収めた方には次回のゲームが有利になる特典を差し上げたいと思います」 サラ(仮)「まあ、なるべく簡単に作れるように調整したと言ってますので、なにとぞ参加してやってください」 犬〇「神姫は幾つかの項目を選ぶだけで簡単に作れます」 テッコ「……作成時間。早ければ1分」 サラ(仮)「それでは、具体的な作成手順の説明に入りましょう」 犬〇「一応、私たちがお手本としてサンプルの神姫を作りながら説明しますね」 テッコ「……では、始まり始まり……」 1.オーナーと神姫の名前を決めよう。 サラ(仮)「読んで字の如し、オーナーの名前と神姫の名前を決定するだけですね」 犬〇「オーナー名は本名で無くても良いのですよね?」 テッコ「……ん、もちろんOK」 サラ(仮)「ゲームの成績を発表し、特典を進呈する都合上、オーナー名はきちんと付けてください」 テッコ「……通りすがり、とか、名無し、ではALCが混乱する」 犬〇「折角良い成績を収めても、自分かどうかが分からなければ意味ないですよね?」 サラ(仮)「どうしても困る場合は、『~のオーナー』とか『~のマスター』のように神姫の名前を絡めるのもOKです」 犬〇「後は何か注意点はありますか?」 サラ(仮)「良識の範疇ですが、私たちも純真な乙女なので、放送禁止用語は神姫名、オーナー名共に不可とします」 テッコ「……ん、注意してね」 犬〇「さて、サンプル神姫のオーナー名と神姫名は如何しましょうか?」 テッコ「……オーナー名は『3S』で」 サラ(仮)「それじゃあ、神姫名は『サンプルちゃん』で行きましょう」 犬〇「ああ、もちろん神姫名は最後に付けても構いませんよ?」 テッコ「……項目の1.2.3.4.は自由な順番で決めていい」 サラ(仮)「では早速次に行きましょう」 2.神姫の機種(種類)を選ぼう。 サラ(仮)「これもそのまま。用意されている6機種から一つの機種を選ぶだけです」 犬〇「ハウリンとか、フォートブラッグなどの機種を選ぶんですね?」 サラ(仮)「そうです」 テッコ「……用意されている機種は?」 犬〇「今回は、『フブキ』『アーンヴァル』『ストラーフ』『マオチャオ』『ハウリン』『フォートブラッグ』の6機種です」 サラ(仮)「ご要望があれば、他の神姫も参加するかもしれませんね」 テッコ「では、神姫のデータ」 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP16 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 サラ(仮)「おや? データといっても具体的な数値はHPしか無いのですね?」 犬〇「はい、他のパラメータは隠し要素となっています」 テッコ「でも補正値の様なものなんだって」 犬〇「一応、具体例として『フブキ』の隠しパラメータを公開します」 ①フブキ HP18 スロット1のアクションの命中率を+2 スロット5のリアクションの回避率を+2 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 サラ(仮)「『スロット』とか、『アクション』『リアクション』とはなんでしょうか?」 犬〇「それらは後で説明します」 テッコ「……とにかく、回避と命中が強いって事だけ分かればいい」 犬〇「もちろん、他の神姫にもこのような隠し能力がありますよ」 テッコ「……公開されていないだけ。……得意な能力を推測するのも手」 サラ(仮)「では折角ですのでこの『フブキ』を選んで次に進みましょう」 3.CSCを選ぼう。 サラ(仮)「ここではCSCのセットを選びます」 犬〇「本来は3つ個別に選んでいただきたいのですが、オーナーさま方の負担を減らす為、幾つかのセットを用意させていただきました」 テッコ「……ここも一つ選ぶだけ。らくちんらくちん」 犬〇「では、データの方をどうぞ」 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全スロットのアクションに攻撃力+1(非攻撃以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBの行動を3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーA行動を選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(非攻撃以外) サラ(仮)「やはり、『スロット』と言う単語がありますね」 犬〇「その説明は次で行いますのでちょっと待っててください」 テッコ「……それじゃあ『サンプルちゃん』には⑤の『万能型』を選ぶ」 サラ(仮)「ふむ。これも選ぶだけで終わりですか。さっさと次に行きましょう」 4.行動を選ぼう。 犬〇「はい。ここで6つの行動を選ぶと神姫の完成ですよ」 サラ(仮)「早いですね」 犬〇「それがウリですから」 テッコ「……神姫は、6つの行動をきめるスロットがある」 犬〇「はい。それぞれの行動には、攻撃に使用する『攻撃力』『命中率』と、防御に使用する『回避力』『防御力』が存在します」 テッコ「……一部例外あり」 犬〇「お互いの神姫が選んだ行動を比べあいターン毎にダメージを決定します」 サラ(仮)「先にHPを0にした方が勝ちですか?」 犬〇「そうです。ターン制バトルですね」 テッコ「……注意点」 犬〇「攻撃は全て同時に行われます。つまり、“相打ち”もあり得ますのでご注意下さい」 サラ(仮)「詳細な戦闘手順は後の項目に譲るとしましょうか」 テッコ「……ではデータを」 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 サラ(仮)「結構量がありますね」 犬〇「基本的にABCの3つのカテゴリーの行動があります」 テッコ「……Aが強い、Bが普通、Cが少し弱い」 犬〇「そうですね。でも、強い行動ほど装備できる数が少ないのに注意してください」 サラ(仮)「具体的にはAは1つだけ、Bが2つだけ、Cは4つまで装備できますね」 テッコ「……Aは自分の機種と合ったものしか選べない」 犬〇「そうです。でも、先程選んでくださったCSCによってはこのルールが変わることもあります」 サラ(仮)「そういえば、『サンプルちゃん』は⑤の『万能型』を選んでましたね」 犬〇「そうです、だからカテゴリーAの行動を自由に1個選べるんです」 テッコ「……CSCで⑤の『万能型』を選んでないと、『フブキ』はA行動を選択できない?」 犬〇「そうです。同様に、他の神姫でもCSCで⑤の『万能型』を選んだからといって2つのA行動を選択できる訳ではない事に注意してください。A行動は最大で一個までしか装備できません」 テッコ「……『サンプルちゃん』の装備を選んでみた」 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 犬〇「はい。Cが4個以下(『サンプルちゃん』では3個)、Bが2個以下、Aが1個。規定値以内ですね」 サラ(仮)「CSCで⑤の『万能型』を選んだので、本来はアーンヴァルのみの装備である『レーザー』を装備していますね。 犬〇「では、次はこれを1から6のスロットに自由に並べ替えて下さい」 テッコ「……こんな感じ?」 スロット1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 スロット2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット3 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット4 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 スロット5 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 スロット6 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 犬〇「はい。並べ方には特に制限はありません。自由に並べてください」 テッコ「……これで完成?」 犬〇「はい」 5.完成!! 犬〇「では完成した神姫をまとめておきますね?」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 犬〇「最後に、完成した神姫を投稿する際の注意点として数字は必ず書いてください」 サラ(仮)「逆に言えば、数字だけでもOKです」 テッコ「……サンプルならこんな感じ」 3S サンプルちゃん 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 サラ(仮)「最低、オーナー名と神姫名、機種とCSCの数字、そして6つの武器の記号と数字が書かれていれば充分です」 テッコ「……慣れればすぐできるね」 サラ(仮)「その上で、戦闘に際する意気込みや、追加神姫の要望、感想なども書いてくださると非常にありがたいです」 犬〇「そして、最後に以上の神姫データを投稿してくださればALCが処理し、結果を発表しますよ」 サラ(仮)「これで基本的な説明は以上ですね」 テッコ「……次は上級編」 6.勝つためのあれこれ。 サラ(仮)「最後に戦闘のルールと勝つためのヒントを説明しましょう」 テッコ「……まずはルール」 犬〇「これらの処理はALCがランダムにサイコロを振って決めますので、オーナーの皆様は特に読む必要はありません」 サラ(仮)「興味のある方は参考までにどうぞ」 犬〇「では、ターンの流れを書き出します」 攻撃側の『命中率』から回避側の『回避力』を引いた『最終命中率』の数字を出す。 ALCがサイコロを振って、出た数字が『最終命中率』以下ならば命中。 例外措置として、出た数字が1ならば必ず命中。6ならば必ず外れ。 命中したら、攻撃側の『攻撃力』から防御側の『防御力』を引いて、『最終ダメージ』を出す。 『最終ダメージ』をHPから引いて残りHPを出す。 両方が攻撃をし終わったらターン終了。 HPが0以下になっている神姫が居たら決着。 そうでなかったら次のターンへ。 10ターン目終了時に決着が付かなければ、のこりHPの多いほうが勝ち。 そのとき残りHPが同じならばオーナーさんの勝ち。 互いのHPが0になってもオーナーさんの勝ち。 犬〇「引き分けは勝ちですか、意外と楽ですね」 サラ(仮)「勝負の世界は非情ですが、これはあくまでゲームですので」 テッコ「……注意する点は?」 サラ(仮)「そうですね。攻撃は同時に処理されるということでしょうか?」 犬〇「つまり、HPが0になっても、“そのターンまでは攻撃できる”と言う事ですね?」 サラ(仮)「はい。もちろんそのターンで倒してしまえば引き分け、つまりはオーナーさんの勝ちです」 テッコ「……最後に、武装選択のコツ」 サラ(仮)「基本的に同じカテゴリーの武装に優越はありません」 犬〇「最終的にモノを言うのは『運』ですが、その中でも最大のものでかつ、オーナーさんが選択できるのが装備スロットです」 テッコ「……どの装備スロットにどの行動を置くかが結構重要」 サラ(仮)「とは言え、『フブキ』以外は非公開ですので、結局は『運』ですかね?」 犬〇「そうです。そして、自分の神姫を信じてください。それが勝利へ至る道です」 テッコ「……で、私たち……じゃなくて、『サラ』『犬子さん』『アイゼン』と戦う、と?」 サラ(仮)「いえ、今回は模擬戦として、先程作った『サンプルちゃん』と戦っていただきます」 犬〇「データをもう一度載せておきますね」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 テッコ「……これに勝てば良いんだ?」 サラ(仮)「そうです今回は参加者全員に何らかの特典が与えられますし、戦績に応じても個別に特典が送られます」 犬〇「さあ。オーナーの皆さん、頑張ってください!!」 サラ(仮)「なお、第一回参加書き込みの締め切りは2008年2月22日(金)までといたします」 犬〇「お申し込みはお早めに」 テッコ「……そして武運を祈る。念力で」 犬〇「念力って……」 サラ(仮)「では。長くなりましたが、本日はこの辺で~」 犬〇「皆様のご参加をお待ちしております(座礼)」 テッコ「……ちゃお」 7.まとめ。 ステップ1、オーナーの名前を決める。 ステップ2、神姫の名前を決める。 ステップ3、神姫の機種を選ぶ。 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP15 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 ステップ4、CSCを選ぶ。 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全てスロットのアクションに攻撃力+1(リアウイング以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBのアクションを3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーAアクションを選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(リアウイング以外) ステップ5、行動を6つ選ぶ(最大装備可能数に注意)。 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 ステップ6、書き込む。 以上です。 今回の敵は、以下の通り。 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 おまけのQ&Aコーナー。 Q これってなんですか? A 読者の皆様に楽しんでいただく為の企画です。 Q 参加費用とか要りますか? A 無料です。(でもパソコンの電気代などは自分で払ってください) Q SS書いたことが無いのですけど参加しても良いんでしょうか? A むしろ読者さまの為の企画ですので、ぜひご参加を。 Q バトルロンド等のオフィシャルとの関係は? A この企画はALCの独断潜航(誤字にあらず)です。バトルロンドやコナミとは無関係です。 Q 特典って何ですか? A 参加した方全員に次回のゲームが少し有利になる特典が与えられます。 Q その内容は? A 次回参加募集まで秘密と言うことで。 Q 結果発表はいつになりますか? A 募集締め切りの2日後を予定しております。 第一回ですと、2008年2月24日(日)までに発表予定です。 Q 所で、メールアドレスとか必要ですか? A 不要です。 Q 書き込みするのって、なんか怖いんですけど? A ちょっとだけ勇気を出してみましょう。きっと楽しいですよ? Q 実は、武装神姫を持ってないんですけど? A 実物の神姫は必要ありませんが、これを期に買って下さると仲間が増えたALCが喜びます。 Q 所で武装神姫って何ですか? A ……こちらのwikiSSや、オフィシャルサイトをご覧下さい。 Q 今夜の晩御飯、何にしたら良いでしょうか? A ……ハンバーグが良いと思います。 Q 同じカテゴリーの武器を複数装備することは出来ますか? A できます。『防盾』四つとかも可能なので、色々考えてみて下さい。 Q なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね? A まったくですね。なにせ現役でGMやっているもので(照)。 《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆蝕神&ラプラス(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.アングルブレード 2.チーグル 3.吠莱壱式 4.吠莱壱式 5.研爪 6.研爪 ◆和葉&ティエラ(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.防盾 2.ロックオン 3.滑空砲 4.防盾 5.滑空砲 6.滑空砲 ◆土下座&朝霧(ハウリン/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ハウリングサンダー 2.ウズルイフ 3.ウズルイフ 4.ウズルイフ 5.アングルブレード 6.吠莱壱式 ◆木香&ルウ(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.レーザーソード 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.レーザーソード 5.レーザー 6.レーザーソード ◆繭玉&アンリ・マユ(ストラーフ/重装型CSC) 1.滑空砲 2.アングルブレード 3.滑空砲 4.チーグル 5.アングルブレード 6.滑空砲 ◆東南風&風雨(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.グレネード 2.ウズルイフ 3.吠莱壱式 4.アルファ 5.滑空砲 6.アサルトライフル ◆絢人&ユノー(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.アルヴォ 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.アサルトライフル 5.リアウイング 6.レーザー ◆ROTVALT&TITANIA(ストラーフ/耐久型CSC) 1.チーグル 2.レーザーソード 3.アルファ 4.旋牙 5.アルファ 6.旋牙 ◆月夜&上弦(ハウリン/耐久型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.ハウリングサンダー 5.吠莱壱式 6.吠莱壱式 ◆うぃんでぃ&ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.吠莱壱式 5.チーグル 6.吠莱壱式 ◆生駒さん&にーの丞(マオチャオ/逆境型CSC) 1.リアウイング 2.防盾 3.防盾 4.防盾 5.防盾 6.スーパーネコキック ◆紅騎士&エクス(アーンヴァル/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.リアウイング 2.アルヴォ 3.レーザー 4.吠莱壱式 5.アルファ 6.レーザーソード ◆水井&エミリ(フォートブラッグ/逆境型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.グレネード 4.アサルトライフル 5.防盾 6.レーザーソード ◆ダムド&リン(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.旋牙 3.滑空砲 4.ウズルイフ 5.アルファ 6.アルファ ◆霞&ユキ(フォートブラッグ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ウズルイフ 2.吠莱壱式 3.アルファ 4.ウズルイフ 5.滑空砲 6.ロックオン ◆かもだるま&カール(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.滑空砲 4.アサルトライフル 5.アサルトライフル 6.アサルトライフル 2月23日0時現在、以上の16名の登録を確認しています。 神姫の投稿はコチラへどうぞ。 ご意見、ご感想、ご要望などもお待ちしております。 オーナー名『3S』 神姫名『サンプルちゃん』 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 挑戦、お待ちしております。 アーク参加希望。 -- 名無しさん (2008-02-19 23 48 20) ↑こんな感じでどうぞ。 改行できないので、できればスペースを使って文字の間を空けてください。 -- ALC (2008-02-19 23 49 56) オーナー名「蝕神」 神姫名「ラプラス」 3 2 C2 A2 B4 B4 C4 C4 お手柔らかに。エウクランテの参戦希望します -- 蝕神 (2008-02-20 02 18 02) なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね。 -- 名無しさん (2008-02-20 09 10 35) オーナー名「和葉」 神姫名「ティエラ」 6 3 A5 B5 C5 B5 B5 っとですよ、SS参加者は書き込んで内容なのでがりがりと(何 -- 和葉 (2008-02-20 13 19 55) オーナー名『土下座』 神姫名『朝霧』 神姫 『⑤ハウリン』 CSC 『②ぷちマスィ~ンズ』 スロット『A4 C3 C3 C3 C2 B4』 早速参戦、ハウリン大戦のNPCからー。 -- 土下座 (2008-02-20 18 11 47) オーナー名「木香」 神姫名「ルウ」 ② ⑥ A1 B1 C0 C0 C0 C0 近接特化にし過ぎたか…… 皆々様、どうかお手柔らかに。よろしくお願い致します -- 木香 (2008-02-20 22 42 30) オーナー名『繭玉』 神姫名『アンリ・マユ』 3 3 B5 C2 B5 A2 C2 B5 あまりいぢめないでやって下さいね(笑) -- まゆたま (2008-02-20 23 37 25) オーナー名『東南風』 神姫名『風雨』 6 3 B2 C3 B4 C8 B5 C9 フォートブラッグのAスロット、攻撃力上昇もお願いしたいです…(笑) -- MZ (2008-02-21 03 01 57) オーナー名『絢人』 神姫名『ユノー』 神姫『②アーンヴァル』 CSC『⑥逆境型』 C1 B1 C0 C9 B1 A1 ツガル参戦希望です。どうぞお手柔らかに -- 名無しさん (2008-02-21 07 38 19) オーナー名『ROTVALT』 神姫名『TITANIA』 3 1 A2 C0 C8 B3 C8 B3 実際こんなの使ってました。 -- 名無しさん (2008-02-21 14 36 54) オーナー名『月夜』 神姫名『上弦』 5 1 C5 C2 C2 A4 B4 B4 バトロンで使ってるのと同じ防御型で参戦します -- 月夜 (2008-02-21 19 08 36) オーナー名「うぃんでぃ」 神姫名「ルゼ」 3 6 C5 C2 C2 B4 A2 B4 これからバトロンでセットアップ予定だったりします。飛鳥参戦は……無理ですよねやっぱり…… -- うぃんでぃ (2008-02-21 19 25 19) オーナー名『生駒さん』 神姫名『にーの丞』 4 6 B1 C5 C5 C5 C5 A3 ねこいないー! ということでねこ分補充の子猫ー。あと種子がいないのは罪だと思います(爆) -- うさぎなひと (2008-02-21 20 46 19) オーナー名「紅騎士」 神姫名「エクス」 2 2 B1 C1 A1 B4 C8 C0 アーヴァルの特性を生かしつつ回避重視で。しかし、相手のレーザーライフル、補正で命中5か……キツイ……しかもリアウィングが回避3(補正込み)って理不尽だ…… -- 紅騎士 (2008-02-21 22 59 04) オーナー名『エミリのマスター』 神姫名『エミリ』 6 6 A5 B5 B2 C9 C5 C8 C0 自作による本来の外見を再現できない故、この場では拠点防衛用っぽい雰囲気の神姫として参加させていただきます。 …私的には『エウクランテ』、『ジルダリア』、『ヴァッフェバニー』あたりの追加を希望したいです。 -- 矢津田 (2008-02-22 02 53 58) オーナー名『ダムド』 神姫名『リン』 6 1 A5 B3 B5 C3 C8 C8 ティグリース&ウィトゥルース参戦は…きついですかね? -- ダムド (2008-02-22 12 56 30) オーナー名『霞』 神姫名『ユキ』 6 2 C3 B4 C8 C3 B5 A5 皆様、よろしくお願いしますね 久しぶりにバトロン起動しますか・・・ -- 霞 (2008-02-22 13 46 54) ぐお、おおおう、あ、改めて、修正っ、行動1に、C5をっ、あとは順に2からずらしていく方向でー(汗 -- 和葉 (2008-02-22 14 13 38) オーナー名『かもだるま』神姫名『カール』61 A5 B5 B5 C9 C9 C9 読者参加です。締切間に合うかな? -- かもだるま (2008-02-22 23 50 22) 現在、ロスタイムに突入中です。 参加も受け付けますが、記述にミスがあった場合のサポートが出来ないと思われます。 投稿なされる場合は、武装(行動)が6つある事を確認して下さい。 ロスタイム、及び既参加者の修正受付は2月23日、18時で締め切ります。 次回のエントリー受付は2月25日月曜開始予定です。 -- ALC (2008-02-23 00 26 45) 申し訳ありません、修正お願いします。 C8「アルファ」を削除していただきたいのです。 あと、オーナー名を『エミリのマスター』から『水井』に変更させていただきたく思いますので、宜しくお願いします。 -- 矢津田 (2008-02-23 02 15 29) 申し訳ありません、修正お願いします。 「ルウ」のスロットの順番を、 C0 B1 C0 C0 A1 C0 の順番に変更して頂きたいのです。お手数かとは思いますが、できれば宜しくお願いします。 -- 木香 (2008-02-23 13 53 29) 文責:ALC
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武装神姫のリン 鳳凰杯篇 その5 あちらはマスター同士、こっちは神姫同士ということで私は部屋から逃げ出てしまったミカエルを追います。 互いに死力を尽くした(精神的に言えば彼女はもっと苦しかったと思います…)バトルの直後で"疲れ"が出ている頃。 それほど遠くには行けないと解っていてもミカエルとの距離が一向に縮まらないことでやはり私は焦りを感じてしまいます。 身体の状態など気にしないほど悲しみは彼女の心を支配しているはずです。 なぜなら、その悲しみは想像しただけでも恐ろしく神姫にとっての絶望そのものなのですから。 彼女をそのままで終わらせるのは"約束"をした仲の自分が許せない。だからこそ私ももう一度気を引き締めて必死に彼女を追います。 とその瞬間ミカエルが通路を横切ったスタッフにぶつかりました。 「うわ!」 その拍子にスタッフの持っていた工具箱。そこから無数の工具がバランスを崩し、ミカエルに向かって落ちていくのです。 ミカエルはぶつかった弾みで腰が抜けたのか、動きません。落ちてくる鉄塊を見上げることしかできないのです。 「届いて!」 私は渾身の力を込めてミカエルに向かって飛びかかります。 ほんの少しでも彼女の身体をかばう。もしくは押すだけで致命傷は避けられるはず。 自身の安全を優先するプログラムが動きを妨害しようとしますが、瞬時にそれを解除。 そうして…ミカエルの身体に私の手が… "ガシャン" そんな音を聞いたのを最後に、私の意識はそこでとぎれてしまったのです。 私が目を覚ましたのはそれから数時間後、会場に設営された神姫のメンテナンスを行う"救急救護室"のベッドの上でした。 「気分はどうだ?」 マスターがいつものように、でもやっぱり心配そうな瞳で声をかけてくれました。 「心配したんだからね~」 「寿命が縮みましたわ」 「…おかあさん、よかったぁ!!!」 花憐が飛びついてきます。どうやら家族全員に心配をさせたみたいで…そこでミカエルの無事が気になりました。 「マスター、ミカエルは?」 「ああ…」 みんなの表情がすこし曇ります、まさか… 「いや、リンが思っている様な最悪の事態にはならなかったんだけどな」 「なら…」 「記憶が…無くなってるんだ。」 その言葉を聞いた瞬間、私の"心"が痛みを感じました。 心の中に何かの間違いだとそれを拒絶する自分が居て、でも一方で現実を受け入れている冷静な自分も存在している… その2つがぶつかった様な、そんな感じでした。 「そんな…全て忘れてしまったのですか?」 「いや、自分の名前と事故の直前のこと。つまりリンが助けようとしてくれたことは覚えてるらしいんだけど他のことがさっぱりだ」 「自分のマスターが誰であったかさえも分からないのですね」 「…そういうことだ。」 「では、彼女はどうなるんでしょうか」 「引き取り手が無い場合は…施設行きだろうな」 「それも彼女にとっては悪いことではないと思うんだけどね…」 「茉莉の言うことも正論だと思いますが、でも!」 「リンの言いたいことは分かってるよ、あの子をティアみたいに引き取れって言うんだろ?」 「そこまで分かっているなら!」 私が次の言葉を発する前に救護室のドアが開かれた 「失礼します。」 それは映画やTVで見たことのあるSPそのままの人だった。 その人は、かけていたサングラスを外してお辞儀をしました。 「あんたは…」 「はい、鶴畑家の直属のSPを努めております。 岩原と申します。」 「何の用ですか?鶴は他のSPともあろう人が。」 茉莉もあの人を少々警戒しているようでした。 マスターも、茉莉も、もちろんティアも。時間が結構経ったとはいえあの騒動を皆忘れてないのです。 しかし岩原の口から出た言葉は意外なものでした。 「今回は、お願いがあってお伺いしたのです。」 「なに…?」 「ミカエル…彼女を引き取っていただきたいのです。」 「どういうことだ?」 「全ては、大紀様の願いです。大紀様は今までのことを反省しております。よほどあなたの説教が効いたのでしょう。」 コレにはみんなが驚きました。なんというか、あの人に対してはみんな「イヤミな金持ちのボンボン」というイメージしか無かったためにマスターの説教(まあ、これはマスターの癖というか性格なんでしょう。マスターは極上のお節介ですから。)を素直に聞くようには思えないのですが… 「あ、そういえば最後にそれらしいこと言ってたな。その後すぐにリンとミカエルが大変だって聞いて忘れかけてた。」 「亮輔、もしかしてすごいことしちゃったんじゃない?」 「…そうかも。」 「おとうさんすご~い」 花憐はマスターに飛びつきました。全く、この子は…とも思いつつ私マスターに抱きつければなぁなんて思ったり。 「大紀様は一からやり直そうと思っておいでです、そのためにもしミカエルが自分を認めてくれるのであればと最後の望みをかけておりましたがこのような事態になり…そして唯一残っている記憶に関連のある、あなたたちに彼女を任せたい。とおっしゃっています。」 「…話は分からなくもないのですが、ではなぜ本人が出てこないのかしら?」 そのことについてはちょっと気になっていましたが、その疑問をティアが岩原さんにぶつけました。 「もうしわけございません、先に仰っておくべきでした。 大紀様は「彼女への自分なりの償いだ」と仰いまして今までの武装データをディスクメディアにコピーする作業に没頭しております。そのディスクメディアはあなた様に渡すためとも仰っておりました。」 「で、自分の神姫はどうするんだよ」 「今までのように大量に起動させた中から能力だけで選ぶのではなく、自分で町を歩き、これだと思うパートナーを見つけるそうです。」 「今までのランクポイントは?」 「廃棄されると。」 「…なら、なおさらミカエルを受け取るわけには行かないな。」 マスターはそう岩原さんに告げます、それは私が今言おうか迷った言葉でした。 「なぜですか? 彼女にはあなた様の元で幸せになって欲しいと…それが」 「記憶が消えた…それがどうした。 外的損傷も無いし機能も正常。ならきっと思い出せる。そして全てを思い出した時にマスターが居なくてどうするんだ!」 「ですが…」 「とりあえす本人を連れてくるんだな」 マスターが岩原さんに食ってかかる寸前。 「その必要は、無い。」 鶴畑大紀がこの部屋に入ってくるなり、マスターの正面に立って言いました。 「あんた、さっきの話はつまり俺に"ミカエル"ともう一回最初からやれってことか」 「そうだ。それが一番、あの子にとって良いはずだ。」 「…」 鶴畑大紀は黙ったままどうするべきか考えているようでした。 そうして部屋野中は無音に、誰もが口を開けない…そんな中 「じゃあ、本人に決めてもらおうか」 急に茉莉が言い出したのでマスターも、ほかのみんなもびっくりしてしまいます。 「ああ、それが一番手っ取り早いかな」 「ですね。」 私もそれに賛同します。 そうしてミカエルが寝ている部屋に皆で行くことに。 記憶に残っている唯一の"知人"ということで最初に声をかけるのは私ということになりました。 眠っているミカエルのそばに寄り添い、優しく声をかけます。 「ミカエル、起きて。」 ゆっくりとミカエルのまぶたが開き、意識が覚醒していくのが分かりました。 「…リン」 「そう、リンです。あなたの友達の、リンです。」 「なんの、用?」 「それなんですが、あなたは私の子と以外を忘れていると聞きました。本当にそうですか?」 「…うん、何も思い出せない」 そうだと分かっていても本人から肯定の言葉を聞いたことでショックを受けました。でも私にはまだやるべきことが残っています。 「そうですか、私の家族や友達も来ているのですが、部屋に入ってもらってもいいですか?」 「うん、いいよ。リンの友達なら」 私の合図でマスター達が部屋に入ってきました。 「こんにちは、リンのマスターの藤堂亮輔です。よろしく。」 「私は亮輔の家族の茉莉、そしてこっちが」 「ティアですわ、よろしくおねがいしますわね。」 「花憐です~よろしくおねがいします~」 「あ、はい。よろしく」 ミカエルは一見すると感情が無いような、そんな目でマスター達の後ろにいる鶴畑大紀を見つめています。 彼女の反応次第でミカエルが私たちとともに来るのか、元のマスターの元へと戻るのかが決まるため、みんな固唾を飲んで見守っています。 1分ほど見つめた後、ミカエルの口が不意に開きました。 「そっちのお兄ちゃんたち…は、だれ?」 『やはりダメだったのか』そんな雰囲気が部屋中を覆おうとします。 しかしミカエルの言葉はまだ続いていました 「なんだか、見た目は怖いのになぜかお兄ちゃんのことが怖くないって分かる。後ろの男の人も。」 「…み、ミカエル。」 鶴畑大紀はその言葉に、人目もはばからずに目に涙を浮かべています。 なぜか後ろにいる岩原さんまでサングラスごしにハンカチを目尻に当てている。 「なあ、ミカエル。 俺と一緒にいてくれないか?」 「なんで?」 「えっと、俺が、一緒にいたい、から」 「…」 ミカエルは少々困った顔をして私に聞いてきます。 「私、どうしたらいいいんだろう?」 「ミカエルの思う通りにすればいいんですよ。」 「…わからないよ。そんなの~」 この状況は予想していませんでした、今のミカエルなら私が誘えば絶対に私たちについてきます。 でも、マスターがさっき言った様にそれはミカエルにとって最善のこととは思えないのです。だからこそ、心を鬼にして私は彼女を突き放します。 「…リン!?」 「世界はそこに生まれたモノを拒んだりしません、それは人、動物、神姫どれも同じです。だからあなたが望むままに生きて、そして自分で決断する勇気を持ってください。あの人について行くか否か。この選択はその最初の一歩です。どっちを選んでも誰もあなたを責めたりしません。だから。」 私は思いの丈を彼女にぶつけました。 あとは彼女次第です。私たちはミカエルの決断を待ちます。2分、3分、5分と時が過ぎて… 「決めた、私。そのお兄ちゃんと一緒に行く。」 「…ありがとう、ミカエル。」 その一言と同時に鶴畑大紀は泣き崩れ、岩原さんは彼を支えています。 そしてマスター達もミカエルがちゃんと決断できたことを喜んでいます。 「な、大丈夫だって言ったろ?」 「私が言い出さなかったら今日中にここまでいかなかったんじゃない?」 さりげなく茉莉がマスターにご褒美をねだっていますね、私には分かりますよ。だって家族ですから。 とりあえず、私もがんばったのでご褒美をもらっても良いはずです。だから私もさりげなく茉莉に便乗させてもらいます。 「茉莉、でもそれは私も考えてたのですが、突然茉莉が言ってしまってみんなをびっくりさせてのですよね…私は皆さんを動揺させずに言えるか結論をだした瞬間に」 「え!? ホント?」 「私は嘘は言いませんよ、ですよねマスター?」 「あ、ああ。ソウデスネ」 マスターはこの後の子とを考えて頭がフリーズしてしまったみたいですね。 今日の夕食とデザートは豪勢なものになる予感がします。 「あ~~~~~~~!!!!しまった!!」 突然マスターが大声を上げました。 何かだいじなことを忘れていたのかもしれない、それが致命的なことだったら…そんな怖気が身体を駆け巡り、私は強い声でマスターに聞いたのです。 「マスター!? なにが!?」 しかしマスターの表情はすぐさま軟らかい?というか負い目を感じてるようなものに変化。そして。 「リン、すまない。鳳凰杯の次の試合だったんだけど連絡もしてなくて棄権扱いになったw しかも連絡してないから俺のランクポイントが10減少っていうペナルティ付きでなorz」 こんな一言で返すのです。 そこで茉莉が思い出したように手をたたきました。 「あ~、あの放送ってやっぱり亮輔のこと呼んでたんだ」 「お姉様が心配するあまり、先にやるべきことを忘れてしまう…ご主人様の悪い癖ですわw」 「あ、そうか鳳凰杯の予選とミカエル戦でポイントは8稼いでたはず…マイナス2ポイントなら我慢できるな…」 「マスター、私はミカエルを救えただけで十分に満足です。ですから…今度からはそういうことは早く言ってくださいね。」 ミカエルに関することで無くて安心しつつも、こっちも十分に大事なことだったのでやんわりとマスターをしかってあげました。 そして私は茉莉にウィンクを。それで事情を察した茉莉も 「そうそう、ハッピーエンドってことでみんなでご飯食べに行きましょう~全部亮輔のおごりね」 「…ああ、ヨソウハツイテイマシタカラゴジユウニシテクダサイ」 準備を終えた鶴畑大紀の肩に乗っていたミカエルが私に声をかけました。 「リン、また遊んでね?」 「はい。ミカエルもお元気で。」 「うん、また。」 これは私とミカエルの始まり。そして 「今回は、世話になった。 いや。なりました。地道にがんばります。」 「ああ、がんばれよ、兄貴に負けるな。」 「でわ…」 マスターと鶴畑家との奇妙な関係の終わりであり、言い方を変えればこれも始まりかもしれません。 こんな感じでいつも通り、何かしらの騒動に巻き込まれてそれを解決(?)して私とマスター、そしてみんなの鳳凰杯は幕を閉じたのです。 マスターの財布の中身が一気に3桁台になるという悲劇?いや喜劇ですね。と一緒に… ~武装神姫のリン 鳳凰杯篇 Fin~
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スナイパーライフル 精度と弾速、単発威力に優れた遠距離兵器カテゴリ。いわゆる狙撃銃。もれなくズーム機能を有する。単発威力の低いMMF-RA系や精度の低いMMF50などの例外も存在する。 射程距離、精度、弾速、単発威力を兼ね備え、距離を問わず迅速な各個撃破が可能。遠距離狙撃でその真価を発揮する。反面、中距離兵器群には手数や火力で及ばず、範囲攻撃が可能な他の遠距離兵器群には殲滅力で劣る。 他の遠距離兵器群とは異なり自爆の危険性がないため、火力と手数が足りる状況であれば近距離でも活用できる。 低レベルでは弾速も遅く、単発威力もそこそこで火力も低いため、他の遠距離兵器群に押され気味。低難易度では、大物にはロケランで、航空戦力にはミサイルで対処することも多くなる。 高レベルになると、射程距離、弾速、単発威力が大幅に強化される。難易度上昇に伴う近~中距離戦のリスク上昇も相まって、レンジャーの主力兵器へと躍進する。 MMFシリーズ 標準的なスナイパーライフル。 低耐久値の敵を一撃で倒せる単発威力を持ち、連射速度やリロード時間に優れるが、射程がやや短い。オン多人数や高耐久値の敵に対しては、一撃で倒せずに、使い勝手が悪くなる。 スナイパーライフルの中では連射速度が速く、近距離戦や大群相手に耐性があり、汎用性が高い。用途が限定された装備との併用で真価を発揮する。リバーサー系の強化に伴って相対的に利用価値が増した。 距離や敵の構成によってアサルトライフルと使い分けよう。 MMF100以降は弾速や単発威力の強化に加え、連射速度も速くなり、グッと使いやすくなる。 ピックアップ MMF50スナイパーライフルにあるまじき精度Bという色物。伝統のネタ武器。12倍スコープが泣いている。(望遠鏡として使おう!)照準の中心にはまず飛ばない。20%ほどの確率で、密着して撃たないと近距離でも外すほど大きくずれる。 高火力、長射程と、精度以外の性能は高い。リロード時間は長めだが、弾数の多さでカバーしている。アルゴのような大型相手には意外に頑張れたりもする。射程は長めなので、ハードのM68では意外と使える。 連射速度はショットガン並なので、スナイパーライフルであることを忘れて、近距離用と割り切って使う手もある。適正難易度と思われるオフHARDのドラゴンが一撃なのは美味しい。 ハーキュリー鬼の汎用性を持った逸品。対地、対空、対大物、近~遠距離戦と状況を選ばない。欠点でもある射程の短さも改善されている。 オン多人数では雑魚を一撃では倒せないが、Ver1.03で威力が強化され、黒蟻や蜘蛛などは二発で倒せる機会が増えた。 TTFPは礼賛Zを凌駕するため、単独使用時の大物撃破ではオンオフともにこちらが有利。 ピンク…Ver1.03アップデートでの変更点 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 0 MMF40 5 0.7 110 2.0 600.0 S+ 4倍 550 77 71 6 MMF41 7 0.7 200 2.0 600.0 A- 6倍 1400 140 132 17 MMF42 5 0.7 270 2.0 600.0 S+ 4倍 1350 189 175 28 MMF43 8 0.7 440 3.3 600.0 S+ 4倍 3520 308 264 39 MMF50 20 1.0 660 5.0 810.0 B 12倍 13200 660 550 47 MMF100 10 1.1 820 3.3 600.0 S+ 4倍 8200 902 714 60 MMF200 11 1.0 9901100 3.3 770.0 S+ 4倍 1089012100 9901100 819910 8577 ハーキュリー 12 1.0 16002000 4.03.0 990.0 S+ 4倍 1920024000 16002000 12801714 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 MMFシリーズ RAモデル 単発威力は低いが連射速度に優れたMMF派生型。 短期火力がアサルトライフル並に高いが、弾倉火力が低めで、リロードが頻発する。そのため、長期火力は平均並。 リロード時間は短めなので、敵が断続的に接近してくる局面では短期火力の高さが活きる。連射速度も速く、近距離戦に耐性が高い。 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 2 MMF40RA 5 2.0 65 2.0 600.0 S+ 4倍 325 130 81 21 MMF42RA 20 10.0 50 2.0 400.0 S+ 6倍 1000 500 256 MMFシリーズ Bモデル バースト射撃を行うMMF派生型。 短期火力は高めだが、弾倉火力が低めで、リロードが頻発する。そのため、長期火力は平均並。 低耐久値の主力級に対しては余剰ダメージが大きく、実質的な火力が低下するため、利用価値は低い。 オン多人数や高耐久値の主力級を一撃で倒せる機会が多い。ただし、リロードが頻発するので使いづらい。 MMF41-B3は3点バーストなのに弾数は7発。2回のバースト射撃の後、残弾1発だけを撃つ。高耐久値の主力級を相手にする場合、最後の一発を撃たずに手動リロードに入った方が使い勝手が良い。 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 9 MMF41-B3 7 0.7×3 110 2.0 720.0 S+ 4倍 770 231 159 32 MMF43-B2 10 0.7×2 300 3.3 500.0 S+ 4倍 3000 420 308 ストリンガー・シリーズ 高い威力と貫通能力を備えたシリーズ。一発撃つごとに長めのリロードに入る。前作ではJ2までしか存在せず上位武器が切望されていたが、今回になってJ3とJ9が登場した。 前作では四足のフォースフィールドも貫通したが、今作ではフォースフィールドを始め、シールドベアラーのシールドやレタリウスの巣なども貫通しない。 一部の敵に対する当たり判定が狂っている。キャリアーや四足歩行要塞のハッチにかなりヒットしづらい。逆にどういうわけか開くハッチの装甲部分に当てるとなぜか弱点部分にヒットしたり、四足のハッチの外側を撃つと同じくヒットしてダメージを与える謎判定も。 射撃後に1秒ほどの反動が追加されたため、近距離戦で使うのは更に厳しくなった。高レベルでは硬直キャンセル必須。 貫通性能と高威力を活かせばスペック以上の火力を発揮できる。道沿いに並ぶことの多いヘクトルの集団や、平地での赤蟻、ドラゴンの群れなどに。 ライサンダーを上回る単発威力で、4人オンラインの雑魚も一撃で仕留められる。J3はハデストドラゴンを、J9はINFドラゴンを一撃で葬れる。(ライサンでは2発必要) 建物の間に篭って使用すると長いリロードの隙をカバーしやすい。建物のないドラゴンが出るステージでは厳しい面も。 ピックアップ ストリンガーJ2リロードが改善されてるお陰でこのシリーズでは特に使いやすい。ライサンダー2が使えるようになるまでは主力になり得る。 ハードはもちろん、ハデストでも序盤の雑魚は確殺。 ピンク…Ver1.03アップデートでの変更点 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 4 ストリンガー 1 - 500 5.0 800.0 S+ 8倍 500 - 100 貫通効果 射撃反動あり 36 ストリンガーJ2 1 - 2000 3.5 800.0 S+ 4倍 2000 - 571 50 ストリンガーJ3 1 - 4000 5.3 800.0 S+ 4倍 4000 - 754 7775 ストリンガーJ9 1 - 8000 6.0 800.0 S+ 4倍 8000 - 1333 ライサンダー・シリーズ 連射速度が遅い代わりに、威力、精度、射程、弾速を兼ね備えたシリーズ。単発威力が高い割に弾数はMMFと大差ない。リロードはやや長めだが、遠距離戦主体なのでさほど苦にならない。 連射速度は0.3発/秒となっているが、3秒に1発撃てるため、正確には0.33発/秒。 連射速度が遅いため秒間火力は低めだが、射程距離と弾速は高水準で、遠距離での狙撃に特化している。 唯一の欠点である連射速度の遅さもTF、TRでカバー可能。TFにより低めの火力が一転、レンジャー最高水準の火力をもたらす。特に二丁持ちTFは、連射速度0.66発/秒かつ高火力のスナイパーライフルとして扱うことができ、使い勝手がよい。武器枠を両方使ってもお釣りが来るほどの破格の性能を発揮し、多くの難局を打開しうる。困ったときの礼賛二刀流は未だ健在。 二丁持ちTFの火力は単体の中距離兵器並。射程を必要としない局面であれば、中距離兵器+αで挑む方が賢明。 武器持ち替えのタイムラグを差し引いても射撃の合間に1.6秒程度の余裕があり、2丁持ち以外にも様々なTF、TRを行える。 連射速度が遅く、手数が足りなくなるため、大群相手の接近戦は不得手。二丁持ちTFではやや改善されるが、それでも連射速度は高レベルのMMF単体にすら及ばない。 単発威力が高すぎるため、低耐久値の敵には余剰ダメージが多くなる。そのため、本来の火力を発揮できるのは中型以上の敵となる。オン多人数の雑魚や高耐久値の敵でも使い勝手が変わらず、それらの敵に対しては他の武器と比較して相対的に利用価値が上昇する。 ピンク…Ver1.03アップデートでの変更点 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 13 ライサンダー 7 0.3 400 4.0 720.0 S+ 8倍 2800 120 116 45 ライサンダー2 7 0.3 27002400 4.0 1000.0 S+ 8倍 1890016800 810720 788700 70 ライサンダーF 7 0.3 3800 4.0 975.0 S+ 10倍 26600 1140 1108 90 ライサンダーZ 10 0.3 5500 6.0 975.0 S+ 10倍 55000 1650 1527 ノヴァバスター・シリーズ 1発限りでリロード不可の代わり、桁外れの威力を誇るレーザーライフル。 オフ適正難易度の大型輸送船を1発で落とせない。キャリアーかトンネル出口の出おちを狙うのが主な使いどころ。オンではレタリウス一体倒すのが関の山なので、使いどころは皆無。 武器枠一つを潰してしまうのは考えどころだが、オフでなら使いどころがないわけではない。汎用性に富んだ装備が多いレンジャーは、そもそも片方の装備だけで戦うことがあまり苦にならない。 大物一体を早期に撃破できれば、後はライフル一本でどうにでもなる、というミッションも少なくはない。 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 18 ノヴァバスター 1 - 4500 - 1240.0 S+ 5倍 4500 - - リロード不可 55 ノヴァバスターDA 1 - 20000 - 1240.0 S+ 5倍 20000 - - 72 ノヴァバスターZD 1 - 40000 - 1240.0 S+ 5倍 40000 - - 零式レーザーライフル リロード不可の高出力長距離レーザー。ペイルウイングの狙撃レーザーに近いが、威力はこのレベルで秒間6000とぶっ飛んでいる。 連射3秒で弾切れになるめ、ノヴァバスターと似たような運用になる。 ノヴァバスターと異なり、適正難易度であるオフハードの大型輸送船を落とせる。オンハードでもヘクトル一体なら秒殺できる。 一応、ちょい撃ちやなぎ払って複数の敵への攻撃も可能。うまく使えば、オフハードのヘクトル2~3体を秒殺できる。 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 25 零式レーザーライフル 180 60.0 100 - 600.0 S+ 4倍 18000 6000 - リロード不可 ファイブカード・シリーズ 5発の弾丸を一度に発射する、ショットガンとスナイパーライフルを合わせたような武器。 それほど拡散せず、連射速度やリロード時間も優秀なため、MMFシリーズの代用として、主にハード後半~ハデストで使っていける。 XAはスナイパーライフルとしては射程が短めだが、XBはバウンド弾なためか射程がやたらと長い。ライサンダーでも届かないような一部の状況で割と有効。地底でも活かせる。 XBを待機ミッションで使用する場合には一応注意。命中させれば問題ないが、外したときには思わぬ敵を起こすことも。 吹き飛ばし力がかなり強いのも特徴。アルゴを撃つと面白いことに。 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程距離(m) 精度 ズーム倍率 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 41 ファイブカードXA 8 0.7 120×5 3.0 500.0 A+ 4倍 4800 420 369 48 ファイブカードXB 8 0.7 240×5 3.0 2000.0 A+ 6倍 9600 840 738 跳弾効果
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S・各種設定 註:本編とはほとんど関係ない時系列で、本編の登場神姫を借りて いろいろ実験SSをやってみようというトコロであります。 主に↓をベースに、演劇させたりするわけでして。 「実験」なので読みにくい部分等あるかと思いますが、どうか その旨ご承知おきいただければ、と思います m_O_m ここは東杜田の、とある工場の敷地の片隅。 ちっちゃいカラダを持ったちっちゃいメカたちが、日々鍛錬をするための 学校があった。 そこは・・・ 〜私立東杜田武装神姫学園〜 〜登場人物〜 校長:Dr.CTa E組の先生たち 教科担当:フィーナ(ストラーフ) 実技担当:コリン(ヴァッフェバニー) 給食の人:アスタ(アーンヴァル) E組の生徒たち ヴェルナ(サイフォス):学級委員・外国語部 シンメイ(吼凛):保健委員・技術部 ティナ(猫爪):会計委員・外国語部 イオ(アーンヴァル):給食委員・科学部 エルガ(猫爪):昼寝部 沙羅(紅緒):武術部・作法部(兼部) マーヤ(ツガル):美術部 リゼ(ストラーフ):武術部・技術部(兼部) 委員(下記以外にもあるらしいです) 学級委員:学級のとりまとめ役。 優等生がこの委員になることが多い。 保健委員:看護だの検査だのと、と最も忙しい。修復技術が必須の委員。 会計委員:学費徴収から各種予算の配分まで。 提出物管理もしている。 給食委員:給食の配膳どころか調理することも。この学園独特の委員。 部活(下記以外にもあるらしいです) 外国語部:各種外国語の検定合格を目指してお勉強。 作法部:日本の心を大切に。お茶や着付けなどを習得。 美術部:きれいな武器・装備を日々造りだしている。 科学部:流星観測から化学合成まで。よく部室が爆発する。 技術部:武装のメンテや、本体の補修技術を日々研究。 武術部:既存の形にとらわれない、実戦重視の本格派。 昼寝部:日当たりがよい場所を探し、とにかく昼寝する。 <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 その38 ・・・昼下がりの会議。 実にだるい。 なんでも、新製品の受注数がさっぱり伸びないんだとか。 あたしは設計側の人間として同席するハメになってしまったのだが、一部の連中がヒートアップしてマーケティングと企画とで水掛け論状態。 新製品は、多機能健康コタツだとか。 全く・・・あたしがあれだけ忠告したのに。こんな無駄な機能満載の製品にしやがって・・・。 本当に売る気があるのかよ・・・。 「だから、より機能を充実させ、付加価値を高めて幅広い層に受け入れられるようにするべきなんだ!」 「違う! もっと調査サンプル数を増やし、厳選した機能にするべきなんですよ!」 それさっきも言ってたよお前ら。。。 あぁもう、アタマ痒くなってきたぞ! あたしのイライラがピークに達したその時。 「多機能高品質が今は求められているんだ!」 「そんなに付加価値を付けたいのなら、非常食にできるよう『食べられる』ものを作れとでも・・・」 にゃーん 突如、罵声とも取れる激しいやりとりの中に「猫」の声が混じった。 会議室の空気が、一瞬固まった。 だが、あたしを含めた誰しもが外からの声だと思い、再び空気が殺伐と・・・ 「・・・食べられるものにしろと」 にゃーん! ・・・しなかった。 今度は、誰の耳にもハッキリと、室内からの猫の声が届いた。 会議室内がざわめき、皆足元や備え付けられたロッカーの上などへ視線が泳ぐ。 がさがさがさ。 かたり。 「うるさいのー! もう、ゆっくり寝てられないのだー!」 プロジェクターの脇に置かれた、プレゼンテーション用の製品模型の中から・・・マオチャオが出てきたではないか! しかもどこかで見たことのあるアホ面・・・ 「え・・・エルガ?!」 「あ、おねーちゃん。 おはにゃー。」 思わず声を掛けると、エルガのやつは、資料や飲み物で散らかりきったテーブルの上を、ちょいちょいと楽しそうに飛び跳ねながらあたしの手元へやってきた。 会議室内にいる全員の目があたしに集中する。 「ちょっとエルガ、何でここにいるんだよっ!」 「うみゅー・・・あの中で寝てたら、ここにいたの。」 なるほど、ウチの部署で作っていた模型の中で・・・って違う! 「ねぇねぇ、みんな怖い顔してなにしてるの?」 「企画会議って奴だ! とりあえずここに入ってろ!」 こんな席に神姫が紛れ込んだことが上司に知れたらって上司同席の会議じゃないかぁっ!!! 「やだー。 あ、設計図ー!」 捕まえようとするあたしの手をするり逃げて、臨席に置かれた新製品の設計図をしげしげと眺めるエルガ。 と、ひとり焦るあたしの背後にすっと企画部長が立った。脂汗がうなじを伝うあたしの肩をぽんと叩き、 「ちっちゃいロボットが好きなのもわかるけれど。程々にしてもらわないとな。 さぁ、二人まとめて出ていってもらおうか。」 企画部長が設計図に見入るエルガに手を伸ばした、その時だった。 「これ、おじちゃんたちが考えたの?」 顔を上げたエルガは、企画部長に設計図を指し示しながら訊ねた。 部長はロボットに何がわかると言わんばかりの顔付きで首を縦に振った。すると、エルガは- 「・・・ふっ」 いかにも小馬鹿にしたような・・・そう、久遠の家で、あたしがネタにされるときのあの目つきで- 鼻で笑いとばしたのだ。 「こんなこたつ、売れるわけにゃいのだ。」 言われた企画部長の頬がぴくぴくと引きつる。 「コタツのココロが無いコタツなんて、売れるわけにゃいのー。」 びっ! と、企画部長に言い放った。 「ふん、ロボットに何がわかると言うんだ。」 「えらそーなクチを叩くのなら、もっと売れるもの作ってからいうのだ。」 切り返されてうろたえる部長の姿に、凍りかけた会議室の空気が・・・和んだ。 「コタツ使いのプロのにゃーが、コタツのココロを教えるのだ! みんにゃ、よーくきくの!」 エルガはあたしの前に、どこからか持ち出した手のひらサイズみかん箱を置いて上に乗り、何事か状況が掴めずに唖然とする出席者を前に、堂々と「コタツとは何たるか」を語り始めた。 語り口がネコネコしい為、始めは冗談半分で聞いていた連中も、徐々にエルガの話に耳を傾け。 ふと気づけば、エルガのワンマンショーとなっていた。 久遠の神姫の中でもエルガは結構語る方ではあったけれど、ここまで肝が据わって、かつ知識が豊富だったとは。 なにしろ、エルガの展開する「コタツ論」に、あたしも含め誰一人として反論できる者は- いなかったのだから。 それから一月の後。 食堂でやや遅い昼飯を食べていると、ぶら下げられたテレビでは通販コーナーをやっていた。 『では、今月の新商品です! 東杜田技研の『なごみ』! コタツの心、和の心を、とことんまで求めた、シンプルでありながら味わい深い、健康コタツのご紹介です!』 「ほー、もうタナカにも卸したのか。。。」 キツネ蕎麦をすすりながら、商品紹介を眺める。 結局、エルガのコタツ論に則り、機能をトコトンまで絞り込んだところ・・・当初とはうって変わり、生産予定数を軽く越える受注数が。 『ではここで、このコタツの設計に携わりました神姫のエルガさんに、このコタツのポイントをお伺いしましょう!』 先週、あたしの机の上で収録されたエルガの解説ショーが映し出された。 『どーもにゃのだ。 この「なごみ」は、テッテーしてコタツにゃの。なぜなら・・・』 あの時と同じ堂々とした面持ちで「なごみ」の解説・・・というかコタツ論を展開するエルガの姿。 まさか神姫が、ニンゲンの商品の開発に関わろうとは・・・だれが想像しただろうか。 神姫と人間。 すなわち、機械と人間の垣根が・・・ またひとつ、低くなった気がした。 ありがとう、エルガ。 アホ猫だと思っていたけれど、ちょっと見直したぞ。 <<トップ へ戻る<<
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武装神姫のリン 鳳凰杯篇 その1 「…すみませんが、終わりにさせて頂きます」 アングルブレードが相手のマオチャオの武装腕部を切り落とし、強烈な後ろ回し蹴りを放つ。 壁に激突したマオチャオは遂に沈黙。 リンの予選突破が決定した。 「リン、お疲れ様」 筐体から出てきたリンにパックジュースを渡す。もちろん神姫サイズだから指先でつまむような感じだが 「ありがとうございます。さすがに4連戦は疲れました」 「公式戦より1試合のインターバルが短かったからな~仕方ない。まあ今日はこれで終りだから大丈夫だろ?」 「はい、もちろんですよ。」 リンを肩に乗せてオーナールームを出る。 「リンちゃんに亮輔もお疲れ様~」 入り口付近で茉莉がティア、花憐を連れて待っていた。手作りの弁当を持って。 ==== 「さて、予定通り?に決勝リーグ進出だけど次の相手は誰なの?」 みんなで弁当を食べていると茉莉が聞いてきた。 「えっと…抽選ですから誰が相手になるかはまだわかりませんね。」 「そうなんだよな、あの『ルシフェル』と当たったりしたらまず勝ち目が無いだろうしな~」 「…そんな弱気な亮輔は好物のから揚げ没収~」 ひょい、と茉莉の箸が伸びてきて俺の小皿に乗ったから揚げを持っていった。 「あ!!!」 そしてそのまま茉莉の口へ、それが最後の1個だったにもかかわらず、だ。 「まあ、自業自得ですわね」 「マスター…そんなことではダメですよ」 「パパ怒られてる~~」 「最後の1個、でかいのをとっておいたのに…orz」 こんな感じで昼食を済ませ、次の日まで試合は無いのでその日のうちは会場をぶらついたりしていたわけだが… いろいろお店があって楽しめたりしつつ、俺の小遣いが順調に減っていたのはいうまでも無かった。 ==== 翌日 とりあえず昨日飲んだワインに酔ってまだ寝ている茉莉たちは置いといて。 リンと一緒に散歩へ。 軽くホテルにくっついてる公園を周ってきた。 しかしまだ茉莉は起きないので俺は準備をすることにした。 「さて…決勝リーグとはいえ試合は昼からだから。準備するか」 「マスター?」 「リン、今日はアレをサイドに入れとくぞ。相手によっては使わざるを得ない状況も生まれるだろうから」 「ですがマスターの仕事が忙しくて調整が済んでいないのでは?」 「フッフッフッ…」 俺のなんか絵にしたらヤバイ笑みを見てリンが怯えている…この笑みは今後しないようにしよう。 「まさか完成してるんですか?」 「そのまさかだ」 「いつの間に…」 「会社でちくちくと。」 「仕事ほっぽり出してですか!!?」 「いやいや、並列処理だから問題ない」 「…全く」 「とはいえコードの編集は大変だったからな。今から最終調整するぞ。」 「今からですか??」 「大丈夫だ、装備は完璧。」 俺が鞄から取り出すはB5サイズモバイルノートとおなじみトレーニングマシン。 てきぱきと準備を進めていく俺に促されトレーニングマシンに接続するリン、しかしそこで俺の持ってきたPCが以前と違うことに気がついたらしい。 「マスターってこんなにいいPC持ってましたっけ?」 「いや、会社での支給品だ。」 「いいんですか?勝手に持ち出して」 「大丈夫だ、許可は取ってあるし神姫のデータも必要だからな。なにより最新のCPUが載ってて作業が早い早い」 「ならいいんですが。じゃあ始めますね。どのパターンでやればいいんですか?」 「うーん、とりあえず基本のパターンE、F、Gあたりで軽くやってみてくれ。」 「はい…データ展開が段違いには早い?」 「当たり前だな、ウチのPCはCPUが3世代ぐらい前ので他のパーツの延命処理で使ってたから」 「そんなに古かったんですか…」 「いや、処理が"多少"遅いだけで他には支障なんて無かったし。現にトレーニングの感覚は変わらないだろう??」 「はい、データ展開に関しては実感できましたがこっちはそれほどの差は無いです」 「トレーニング自体の処理はボロCPUでも大丈夫なレベルなのが幸いだった」 「ですね、ただデータ展開にかかる1分間はCPUが遅かったからなんですね…」 「…スマン」 「いえ、いいですよ。これからは基本的にこのPCでできるんですよね??」 「そうだな。データは全部暗号化されてるしネットには繋がないからデータ流出も無い、セキュリティはほぼ完璧だ」 「っと、パターン全部終了しました。」 「どうだった? 2週間前の仮データに比べてかなりレスポンスが上がってると思うんだが」 「…すこし右腕の反応が鈍く感じます」 「くっそ~そうか…がんばったんだけどなあ」 「いや、あくまで理想からってだけで、コンマ3秒ほどしか実践と違いませんよ」 「フォローしてくれるのはうれしいんだが、過去のデータから完璧だと思ったパラメータだったんだよ」 「マスターのせいじゃありませんよ、私の調子がほんの少しマスターの設定と違ってただけですし」 「しかしなあ…」 「もう、昨日からマスターは少し臆病です。」 そうしてリンはトレーニングマシンから身を乗りだして… "ちゅ" 「これで大丈夫ですよね?マスター」 いつもの笑顔を向けてくれた。 「ああ…もう大丈夫だ、ありがとうリン。」 「…はい、マスター」 「…朝からちちくりあってますの?お姉さまにご主人様?」 「「っぶ!!」」 とティアの登場で2人の雰囲気が良くなったがこのまま進展するわけも無く、一緒に起きてきた茉莉と花憐にわめかれ叫ばれしつつ調整を続け朝は過ぎていった。調整の結果は…ぶっつけ本番で見るしかなさそうだ。 そして決勝リーグの幕が上がる。 決勝リーグだけにそうそうたるメンバーだった。 各ランクで有名な神姫が名を連ね、中でもリーグ初期からトップレベルリーグに君臨したにもかかわらず最近は全く公式戦に参加しなかったが実力は折り紙つきの悪魔型『鋼帝』ジルがいることが衝撃だった。 しかも茉莉たちよりもさらに年下。今で高校生ぐらいだろうか?という年齢の少女がオーナーということで衝撃を受けたものだ。 その"ジル"が出場しているとは知らなかったためにそこで初めて彼女とそのオーナーに会ったのだが…ぶっちゃけ可愛かった。 まさに可憐ともいえる容姿で神姫のジルの戦い方からは想像できなかった。 あれならファンも多いのもうなづけると感じた次第だ。聞けば彼女も「エルゴ」の常連らしい…見たこと無いんだけどな~ …とそういうことにうつつを抜かすとまたリンと茉莉にどやされるので抑えて抑えて…試合のことだけを考えよう。 そう気を引き締めた数秒後、対戦相手が発表された。 相手は…ミカエル。 あの鶴畑兄弟の次男にして、兄弟内でも一番タチが悪い。 今までの装備の傾向-高機動装備による遠距離からの超大出力の砲撃、そして鉄壁の防御-からして、悪魔型の通常装備では全く歯が立たない相手だ。 やっぱりアレを装備パターンに加え、最後の最後まで調整を加えたのは正解だったらしい。 「ミカエル…鶴畑家の神姫、その中でも八百長を行ってまでランクを上げているオーナーの神姫…実力の差があろうとも負けられないです。マスター、突撃装備…使ってもいいですか?」 俺に聞いてくるリンにはいつも以上に気迫が感じられる。 それを見た俺も覚悟を決めなければいけない。 即ち、防御を取っ払っての突撃装備をリンに使わせる覚悟を…だ。 「分かった…使おう。 ただ最初からアレを使っても自滅するのがオチだ。使う場面は…わかってるよな?」 「はい、マスターと私がいつも練習してるあの場面ですね?」 「分かってるなら大丈夫だな。試合まで時間があるし、安心してクレイドルで寝ておけばいい。」 「はい…マスター??」 「うん?」 「おやすみのキス…くれませんか? してもらえれば絶対に安心できるので」 「ああ」 そうして軽く口づけを交わしてリンを眠りに付かせた。 俺は試合までの2時間、死ぬ気で突撃武装のチューニングをしなければならない。 試合前にそこまで必死な顔はリンに見せたくなかった。 そして2時間後、俺とリンが臨む試合まで10分を切った。 あとはやるだけ。 俺はリンを肩に乗せ、ステージへと歩き出した。 ~鳳凰杯篇その2?~
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戦うことを忘れた武装神姫 その11 ・・・その10の続き・・・ 「『おめざめはおたま』、かぁ。。。ありゃ俺でも痛いし。神姫だったら下手すりゃ致命傷になるぞ。」 苦笑いをしながら、イオを肩に乗せてフィールドに歩み寄る久遠。 「・・・そういえば、ヌシさんが朝起きないときはエルガがいっつもアレをやってたっけ。 あの間合いと速度は・・・流石だわ。」 「ええ、その後毎回のたくってましたよね、マスター・・・。」 モニタ席に残ったリゼとシンメイが、フィールド上で誇らしげにおたまを かざすエルガを見ながら言っていた。 シールドが解除され、エルガは久遠の姿に気づいた。 「おー、よしよし。良くやったぞー。えらいえらい。」 「にゃーさーん! たっだいま〜! 勝ったよー!」 久遠に飛びつくエルガ。だが、右手のヤンチャオを装備したままだった為、ヤンチャオが久遠の腕にざっくり刺さる。 「あ・・・。ごめんにゃさ〜い。。。」 「痛いけど、この勝利に免じて無罪放免である、ってね。いやぁ、お見事。まさか台所のフィールドがあるとは。やりやすかったろ?」 「うん! それに、おうちのよりきれいだったから、走りやすかったの。でもね、隠れるところが少なかったからちょっと大変だったかにゃー。」 「エルガ・・・それは大きな声で言うところじゃないよ、俺の部屋が散らかっていることを暴露している以外の何物でもないんだから・・・。」 周囲のギャラリーからは笑い声も聞こえる。 妙に和やかな久遠サイドの反対側では、まだ目を覚まさないアスタを乱暴にストックボックスへ放り込むと、サイトウは無言のまま次の対戦に使用する神姫の装備を選んでいた。その雰囲気に、彼の応援団もだんまり。。。 「ネクストフィールド、準備完了しました。」 ジャッジマシンが告げた。今度のフィールドは・・・ RPG・ダンジョンスタイル。 「あらぁ・・・かわいらしい舞台ですねぇ。」 久遠の肩の上に乗ったイオが、フィールド上に構築されたちょっと不気味な、地下神殿遺跡の様子を見ていった。 「か、かわいらしいのか?」 「えー?そう思いませんか?」 首を横に振る久遠とエルガ。 「まぁいいや。えっと、次はイオが行くんでいいのかな?」 「はい〜。どこまで出来るかはわかりませんが・・・ よいしょっと。」 フィールド上に降り立ち、久遠から装備の入った袋を受け取ると、ちょいちょいと装備を調える。 「にゃー、イオぉ、かっこいいよぉ!!」 装備を終えたイオの姿に、エルガが目を輝かせる。 「え・・・そうですか?」 ちょっと恥ずかしそうにするイオの姿に、ギャラリーも集まる。基本は白子装備・・・なのだが、翼がちょっと独特の形状になっている。 そして補助翼の代わりなのだろうか、ツガルの装備を真っ白にリペイントしたものを適宜追加。 そして翼には、ブースターではなく埋め込み型のジェットエンジンタイプの推進器。ツガル装備も翼+ジェットエンジンも、CTaから(久遠が知らぬ間に)もらった、とのこと。 「はいはい、すみません。写真はあとでお願いします。 時間押しちゃうんで・・・」 珍しい姿に写真を撮ろうと集まったギャラリーをかき分け、フィールドにイオをセットした久遠。反対側では、待たされて、より不機嫌さが増した顔付きのサイトウが、フィールドに合わせたのであろうか、「あの」騎士子をセットしていた。 「それじゃ、いってきまーす。」 手を振るイオに久遠とエルガもまた手を振って応える。 フィールドバリアがおろされ、第二試合が始まる。 「第2試合、アーンヴァル『イオ』 VS サイフォス『ディサ』、試合開始いたします。」 そして、再びの静寂-。 「Ready- ・・・GO!」 『行け!あの装備なら動きは鈍いはずだ!』 サイトウに命じられ、ジャッジが言い終わるか終わらないか、フライングとも思える速攻のサイフォス・ディサ。 「とああぁぁあぁ!!!」 デファンスを構え、重武装に身を固めたディサだが、その重量をものともしない速さでイオに迫る。 だが、イオは・・・ 「・・・おかしいですねぇ・・・。エンジンに火がつきません・・・」 グリグリと推進器のダイヤルだのスイッチだのをいじる。その様子を確認したディサは、一撃で勝負を決めようと、狙いを定め・・・。 「あ、忘れてました、安全装置。 えっと、たしk・・・きゃーーー!!」 安全装置を解除した途端、左の推進器のみが全開に。反時計回り方向に、もんどりうつ形で転がっていくイオ。 「な・・・っ!」 結果として、ディサの突撃をかわすことになる。イオは転がって、神殿の柱にぶちあたってようやく止まった。 「もう、CTa姉様の作るものはいっつも何か抜けているんだから・・・。」 と、自らの装備をチェックするイオに再びディサのデファンスが迫る。 「とあぁ!」 「あらまぁ、 補助翼が一個取れてますね。よっと。。。」 さっと、イオは足下に落ちている補助翼を拾おうと頭を下げ、またしてもディサの突きをかわす。 モニターを見ながら顔が引きつっている久遠に、リゼがお茶を持ってきた。 「ヌシさん、大丈夫か?」 「あ、ありがとう、リゼ。。。 イオのやつ、天然なのはわかるけどさ、なにもこんな場でも発揮しなくたっていいだろうに・・・。」 「それがイオなんだってば、ヌシさん。それに、あいつの強運は恐ろしいくらいだし。」 とにこやかに言うリゼだったが、 「フォローになってないよ、強運も怖いかも知れないけど、俺はこの試合を見ている方が怖いよ。」 久遠の目元は、小さく震えていた。 突撃を外されたディサのディファンスは柱に深々と刺さってしまい、抜けなくなっている。 引っこ抜こうとするディサを後目に、イオは補助翼を 装着し、今度はきちんと推進器を作動させた。 『そんなものは捨てろ! まだ武器はあるだろう、馬鹿者!』 サイトウの声にディサはディファンスを捨て、特殊武装の鎖鎌を取り出すと、大きく振りかざし飛び上がったイオめがけて投げつける。だが。 「あらー! 宝箱も置いてあるんですねー! すっごーい!」 フィールドの片隅に設置された宝箱めがけて急降下。 飛んできた鎖鎌の分銅をあっさりと避けてしまう。 「・・・でも中身はダミーですね。」 近づいてよく見れば、あくまでダミーで、ただ光っているだけに過ぎない中身にがっかりのイオ。その後ろから、投げナイフが飛んできた。 「貴様!無視するんじゃない!!!」 「はーい、ごめんなさいねー。 あまりにこのフィールドがかわいらしく出来ていたものですから。」 と、イオが振り返ると、その側をナイフがかすめる。振り返ったことで、やはり「結果として」ナイフを避ける事になってしまった。 「こ、こ、このぉ・・・!!!」 ついにブチ切れたディサ、しかし、繰り出す攻撃をイオはのらりくらりとかわしてしまう。 「・・・。 なんであんなに避けるのが上手いんだ?」 「イオ本人に、『避けている』気が全くない無いからだと思いますよ。」 モニタでその様子を観戦しながら分析をするシンメイ。 「天然の境地を極めた者のみが手に入れられる、ある意味で無我の境地にも通じるものがある・・・ それを会得したのだと思います。」 「この状況見ながら冷静に考えられるお前が羨ましいよ、シンメイ・・・」 冷や汗ダラダラの久遠に、エルガはそっとおしぼりを差し出していた。 『焦るな、ディサ! よく見ろ、相手は接近戦で攻撃する手だてをあまり持っていない! いったん間合いを取って、頭を冷やせ!』 「オーケー、マスター。」 接近戦に移り、膠着状態になりかけた(といっても、避けられているだけなのだが)ところで、ディサは柱の陰へといったん下がった。 ごそごそと陰で得物を用意するディサの姿に、 「じゃぁ、私も・・・そろそろ攻撃をいたしますよ?」 と、イオも対抗して何かの準備にかかろうとした、その時だった。 「くっそぉ、元・在庫のくせに・・・」 ぼそっとつぶやいたディサのその一言に、イオが反応した。 「・・・ディサさん、いま何とおっしゃいました?」 イオの頬が、今までにない引きつり方をしていた。 「白い在庫っていったんだよ、この天然ボケが!」 「い、いま、在庫って言いましたね・・・」 「あぁ、言ったさ。 白い子といえば在庫、一時期は代名詞にもなってたくらいだからな。」 「あっ!!! 馬鹿っ!!! あいつ・・・」 久遠が声をあげた。 「どうした? ・・・あー。ヌシさん、もしかして・・・。」 リゼも、勘づいたようだった。 そしてシンメイも、エルガも。 「にゃー、あの騎士のひと、言っちゃいけないこといっちゃった・・・」 「それも、3回も言っちゃいましたね。。。」 イオに対する唯一のNGワード、それが・・・「在庫」。 以前、何の気なしにCTaが口走って、シャレにならない事態に陥ったことすらある禁断 の単語・・・。 みるみる変わって行くイオのその顔に、モニターを見る久遠と神姫達は、相手のディサが無事であるよう、祈る気持ちへと変わり つつあった。。。 「在庫・・・在庫じゃない・・・ あたしは・・・ 在庫じゃないもん!!!!!!!!!!」 くわっ!と、イオが顔を上げた。そこには、今までの「のほほん」とした表情が消え失せ、目に一杯の涙を浮かべ語るも恐ろしい程の形相となった、 「鬼」となったイオが浮かんでいた・・・! ・・・>続くっ!>・・・ <その10 へ戻る< >その12 へ進む> <<トップ へ戻る<<
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デュー○東郷の武器。 体ならば2発、頭なら1発の強武器。 2段スコープ可能。 ただしスコープを使用中は視界が極端に狭まる上、 どうせレーダーもきっと見えてないだろうから、 敵の接近に注意。 倒し損ねる、または敵を狙撃したあと同じところにいると、 怒り狂った敵がリベンジしようと襲ってくるので逃げよう。 スナイパーで仕留め損なわれる(即死逃れる)と怖くて逃げた先の死角から動けなくなります。みなさん撃たれた後はどうします? -- (nola) 2012-03-07 19 43 01 名前 コメント すべてのコメントを見る
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戦うことを忘れた武装神姫 その22 ・・・その21の続き・・・ 「なぁ・・・お前らは、本当におっきくなっちゃっていいのか?」 「?」 久遠の問いかけに、怪訝な表情の久遠の神姫たち。 「ちっちゃいからこそ、出来ることがあると思うんだけど。なぁ、CTa。」 そのとき久遠に振られて、はっと気が付いた。 -なんで、あたしはちっちゃいもの研に入ったんだろう-。 「そう言われてみれば。」 シンメイが腕組みをして考える。 「うにゃー、にゃーは、やっぱりちっちゃいまんまでいいよー。」 と、ぐい飲みの日本酒を飲み干したエルガが言った。 「にゃーは、ちっちゃいからマスターとラヴーなの。 おっきくなったら、 マスターといっしょに出かけられない。 そうすると、マスターのお仕事の お手伝いができなくなっちゃうのダ。」 そういやエルガは最近、久遠の仕事でプレゼンのサポートするようになった とか言ってたっけ。。。 シンメイも続けた。 「大きな身体を頂けば、掃除やお料理で、マスターのお手伝いをすることが 出来るようになると思います。 ですが、そうすることであたしも多くの物 を失うことになりますし、マスターも失う物があるはずです。 たとえば、 あたしたちを『かわいがって下さる』事、とか。。。」 「そうなの。 おっきくなれば、もっといろんなことが出来るの。おっきく なって、お手伝いもしたいよ? でもね・・・シンメイの言うとおりなの。 にゃーは、やっぱりちっちゃいにゃーが好き。その方が、マスターはきっと かわいがってくれるの。」 「ですねぇ。。。 ちっちゃいあたしたちに一目惚れして、選んで頂いたん ですから。 ねぇ、マスター。」 「・・・その通り。」 久遠は2人の頭を撫でている。 「でもでも。」 エルガがさらに続けた。 「にゃーたちは、ちっちゃいままでイイっていったけど、きっとおっきな体 をほしがる娘もいると思うの。 本当に、マスターを助けたいって思ってる ひとも、いると思うよ? ねぇ、シンメイ。」 「私も同じ事を考えていましたよ。 それぞれの人間に、それぞれの進む道 があるよう、私たち神姫にも歩むべき人生・・・でいいんでしょうか、それ ぞれにあると思うんです。『神姫』として答えをひとつにすることは・・・」 「できません」 「できないにゃ」 2人は同時にあたしに向かっていった。 「ということだ。 なぁ、CTa・・・いや、木野羽よぉ。 思い出してみろ。 お前がちっちゃいもの研に入った理由を。」 -小さい存在だから、伝えられるものがある、だろ?- エルガとシンメイの小さな頭を撫でながら、久遠がぼそり呟いた。 -そうだ。 なんで、忘れていたんだろう。 こんなに大切な想いを。 -目前で久遠と飲んだくれているのは- -人と機械との垣根を低くした、小さくも画期的な存在- 「ん? どうした? そろそろ寝ゲロの時間か?」 「ばかたれ。 考えごとしていたんだよ。 ったく・・・いっつも寝ゲロを するわけじゃないっつーの。」 久遠の突っ込みに、テーブル下で軽くケリを入れながら答えた。 「痛ぇなぁ。。。 何も蹴ること無いだろ。」 「・・・久遠、ありがとな。」 「へ?」 「・・・何でもない。あーあ、なんか今日は酔えないなぁ。久遠、帰るぞ。」 「はいよ。割り勘でいいかな?」 と、久遠がエルガを持ち上げると、 「えー? にゃーはもっと飲む〜。」 名残惜しそうに徳利をつまみ上げようとするエルガ。 「エルガ、そろそろおひらきにしましょう。マスターもCTa姉様も、明日は 仕事なんですから。」 「ちぇー。」 久遠の頭にのぼったシンメイにたしなめられ、しぶしぶ久遠の胸ポケットへ 収まるエルガ。 その光景に・・・あたしの心は決まった。 「はは、いいモン見せてもらったし、いい話も聞けたし・・・今日はあたし がおごるよ。」 翌朝、まだ街が目を覚ます前。あたしは自慢の愛車(バイクだぞ)を飛ばし、 鳳条院グループのとある施設へ来ていた。フェレンツェ・カークランド博士 からもらった名刺の裏に手書きで記載されていた場所。。。 その門前にいる守衛に声をかける。始めは怪訝そうな顔をしていたが、博士 の直筆メモの入った名刺を見せると話は早かった。 あたしは、守衛に頼み、 ちっちゃいもの研の名刺と一通の手紙を渡してもらうようお願いした。 守衛は快く引き受けてくれた。あたしは丁寧に礼を言うと、おそらく二度と 来ることがないであろうこの施設に背を向けた。 ・ ・ ・ ・ ・ -親愛なるフェレンツェ・カークランド博士へ 先日は直々のお誘い、大変光栄に存じます。 ですが、誠に申し訳ありません。今回の件につきまして、残念なご返答を せざるを得ない結論に達しました。 博士の研究には、私も多大な関心を寄せております。 私が研究しており ます理論・技術の多くは、博士の取り組んでおりますHVIFに於いて、現段 階でもその多くが(HVIFのように、大型筐体であるならば)実現が可能と 思われます。 しかしながら私は、「小さきもの」での可能性を探ることが、私にとって 生涯の研究課題と思っております。 つきましては、HVIF計画への参加は、見送らせていただきたいと存じます。 ご期待に添えぬ回答となりました事、深くお詫び申し上げると共に、貴方 の研究がより一層の発展を遂げますよう、心よりお祈り申し上げます。 東杜田技研・小型機械技術研究製作部(ちっちゃいもの研) 主任研究員・工学博士 木野羽 さんご(Dr.CTa) 追伸:技術その他、相談にはいつでも応じます。その際、肩書きは無しで、 あくまで新規好きの一人として会っていただけると大変に嬉しく存じます。 ・ ・ ・ ・ ・ もう迷わない。 あたしの「道」はちっちゃい機械を極めること。 ちっちゃい機械が秘める「可能性」を追い続けたい。 だからこそ、この研究所に入ったんだ。。。 まだクルマも少ない国道を、アクセルを全開ですっとばす。 さー、早く出勤しないと。 溜まった仕事片付けないと、まーたヴェルナに ブチブチ言われちゃうからな。 おっと、ついでにロボビタンを買っていく かな。沙羅もお疲れの様子だし。。。 これでいいんだ。 あたしは、ちっちゃいもの研の主任、Dr.CTaなんだっ!! それに・・・。 神姫にあいつを取られたなんてなろうものなら、人間として失格だもんね。 <その21 へ戻る< >その23へ進む> <<トップ へ戻る<<