約 4,662,872 件
https://w.atwiki.jp/3dspxz/pages/29.html
作品概要 登場キャラクター・リュウ ・ケン・マスターズ ・春麗 ・ハン・ジュリ ・セス その他 シリーズ一覧 作品概要 いわずとしれたカプコンの定番格闘ゲーム。 1987年にシリーズ第一作がアーケードで稼動したが、実際は1991年の『ストリートファイターⅡ』の大ヒットからシリーズの歴史が、そして対戦型格闘ゲームの歴史が始まったといっても過言ではない。 「波動拳」や「昇龍拳」といった代表的な技と共に、多くの物が後のゲームに影響を巻き起こした。 特に、「見知らぬ相手と対戦する」というプレイスタイルを生み出した影響は大きい。 登場キャラクター ・リュウ 「俺より強い奴に会いに行く」 格闘家として日々鍛錬を積みながら、好敵手を探し、世界中を旅をする男。 作品によってバラつきはあるが、格闘家に似合わず温厚な性格。 どんな困難も自分が強くなるための試練や修行と考える、タフで落ち着きのある人物として描かれる事が多い。 暗殺拳を師匠の剛拳が格闘技へと昇華させた武術を扱うが、一つの流派に固執せず他流派の技も自分なりに組み込んだ独自のスタイルを構築している。 非常にストイックな性格で、ひたすら「真の格闘家」を目指して修行を続ける孤高の求道者。 cv:高橋広樹 ・ケン・マスターズ リュウの同門。良きライバルとも、良き相棒とも言える親友。 アメリカで活躍した全米格闘王であり、砕けた性格が目立つ。 リュウが悩みに揺れた時は身を呈して解決に尽力する、人情に熱い面も持ち合わせている。 初期は在米邦人という設定だったが、後に「アメリカ人の父を持つ母親と日本人の父との間に生まれたクォーター」「アメリカの大富豪であるマスターズ財団の御曹司」などの設定が追加された。ちなみに妻もいれば、息子もいる。 cv:岸祐二 ・春麗 チュンリー。中国代表の格闘家で、インターポールの刑事。 犯罪組織「シャドルー」専任の捜査官であり、個人的な事情も含めシャドルーとは因縁が深い。 主に蹴り技を得意とし、お団子頭と鍛え上げられた脚線美が特徴。 落ち着いた雰囲気の大人の女性として描かれることが多いが、ゲームでは勝利後に跳び上がってはしゃぐ様な一面も見られる。 cv:折笠冨美子 ・ハン・ジュリ 軍事企業S.I.Nの構成員。原作ゲーム中では単にジュリと表記される。 極めて残忍で享楽的な性格で、相手を徹底的に破壊することを何よりの楽しみとする危険な快楽主義者である。 かつては若干15歳にして韓国テコンドー界のトップに立つ天才的な実力の持ち主だったが、シャドルーの調査を行っていた検事の父と共にシャドルーに拉致され暴行を受け、左目の視力を失う。 それ以来、ベガを殺すためにセスに接近、彼の立場を利用する目論みでS.I.Nに服従している。 左眼に埋め込まれた風水エンジンと呼ばれる特殊な義眼によって超常的な能力を得ており、原作の特典アニメでは春麗と仲間二人を圧倒していた。 本作でも敵対する相手としての出演となる。 cv:喜多村英梨 ・セス S.I.N社のCEO。ストリートファイターIVシリーズのボスキャラクター。 自らの体に改造を施し、普通の人間とは言いがたい外見をしている。 さまざまな格闘技術をその身にインストールしており、リュウを始めとした名だたる格闘家の技を使いこなす。 腹部に丹田エンジンと呼ばれる強力なエンジンを搭載しており、セスの戦闘力を生み出す媒体となっている。 +以下ネタバレ注意 その体は実はシャドルーの総帥、ベガの代替ボディ。S.I.N社自体もシャドルーの兵器開発部門であり、事実上ベガの手下である。 彼と同型の個体は27体存在し、いずれも代替ボディとして使われるためだけに作られた存在である。 そのことを不満に思ったセスは、ベガに対して反旗を翻す……というのが『Ⅳ』のストーリーの背景である。 なお彼の固体識別はNo.15だが、セス自身は自分のことをナンバーで呼ばれることを激しく嫌っている。 +以下さらなるネタバレを伴う余談 彼の反乱に際しベガは未調整の不完全なボディを用いてまで復活しているが、これは「どうせ仮の器だし動ければいい」という考えから。 そして、最終的にはセスのこの反乱もベガの手の平の上だったようである。哀れ。 PXZでも敵キャラとして出演。他作品キャラの力をも取り込もうとしている様子。 cv:大塚明夫 その他 ストリートファイターシリーズの全作品のバックストーリーは「謎の組織が開催した秘密の格闘大会に、世界中のツワモノが集う」である。その謎の組織の正体と参加キャラクターは作品毎に異なる。このプロットはストリートファイターシリーズに限らず、ほとんどの対戦格闘ゲームの共通フォーマットとなるほどに根付くことになった。「ストリートファイト」の本来の意味は、その名の通り「路上などの公共の場所での喧嘩」であるが、英語としては「アンダーグラウンドな賭け喧嘩試合」という意味もある。ゲームのストリートファイターシリーズはそちらの意味合い。 シリーズ一覧 ゲームストリートファイターストリートファイター (1987 AC) ファイティング・ストリート (1988 PCE) ストリートファイターIIシリーズストリートファイターII -The World Warrior- (1991 AC/SFC/GB) ストリートファイターII -CHAMPION EDITION- (1992 AC/PCE/MD) ストリートファイターII TURBO -HYPER FIGHTING- (1992 AC/SFC) スーパーストリートファイターII -The New Challengers- (1993 AC/SFC/MD) スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge- (1994 AC/3DO) スーパーストリートファイターII X for Matching Service (2000 DC) スーパーストリートファイターII X リバイバル (2001 GBA) ハイパーストリートファイターII -The Anniversary Edition- (2004 AC/PS2) ストリートファイターZEROシリーズストリートファイターZERO (1995 AC/PS/SS/GBC) ストリートファイターZERO2 (1996 AC/SFC/PS/SS) ストリートファイターZERO2 ALPHA (1996 AC) ストリートファイターZERO2 (1996 PS/SS) ストリートファイターZERO3 (1998 AC/PS/SS/DC) ストリートファイターZERO3↑ (2001 AC/GBA) ストリートファイターZERO3↑↑ (2006 PSP) ストリートファイターIIIシリーズストリートファイターIII -NEW GENERATION- (1997 AC) ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK- (1997 AC) ストリートファイターIII 3rd strike -Fight for the Future- (1999 AC/DC/PS2/PS3/X360) ストリートファイターEXシリーズストリートファイターEX (1996 AC) ストリートファイターEX plus (1997 AC) ストリートファイターEX plus α (1997 PS) ストリートファイターEX2 (1998 AC) ストリートファイターEX2 PLUS (1999 AC/PS) ストリートファイターEX3 (2000 PS2) ストリートファイターIVシリーズストリートファイターIV (2008 AC/PS3/X360/Win/iOS) スーパーストリートファイターIV (2010 PS3/X360/3DS) スーパーストリートファイターIV アーケードエディション (2010 AC/PS3/X360/Win) スーパーストリートファイターIV アーケードエディション Ver.2012 (2011 AC/PS3/X360/Win) その他2010 ストリートファイター (1990 FC) ストリートファイター ザ・ムービー (1995 AC) ストリートファイター リアルバトル オン フィルム (1995 SS/PS) ストリートファイターII ムービー (1995 SS/PS) ストリートファイター オンライン マウスジェネレーション (2008 Win) クロスオーバー作品(タイトルにストリートファイターと付くもののみ)エックスメン VS. ストリートファイター (1996 AC/SS/PS) マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター (1997 AC/SS/PS) ストリートファイター X 鉄拳 (2012 PS3/X360/PSV) 実写映画ストリートファイター (1994 劇場公開) ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー (2009 劇場公開) アニメストリートファイターII MOVIE (1994 劇場公開) ストリートファイターII V (1995 TVシリーズ) 漫画ストII爆笑!!4コマギャグ外伝 (作画:橋口隆志) ストリートファイターII V烈伝 (作画:馬場康士) ストリートファイターZERO (作画:中平正彦) さくらがんばる! (作画:中平正彦) RYU FINAL (作画:中平正彦) ストリートファイターII RYU (作画:神崎将臣) 正伝ストリートファイターII V (作画:坂井孝行) 映画原作ストリートファイターII V (作画:坂井孝行)
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/612.html
ストリートファイターシリーズ・タイトル 110 名前:水先案名無い人 :05/02/27 22 24 58 ID d0ztsMw40 全ストリートファイタータイトル入場!! 車壊しは生きていた!! 更なる研鑚を積み任天堂機で甦った!!! 不沈!! スーパーストリートファイターIIX リバイバルだァ――!!! コマンド入力型必殺技と圧力センサーボタンはすでに我々が完成している!! シリーズ元祖 ストリートファイターだァ―――!!! エクセル発動しだい連続技を叩き込みまくってやる!! ポリゴン格闘代表 ストリートファイターEX2だァッ!!! タイトルの多さなら我々の歴史がものを言う!! オリジナルのタイトル ZERO2ダッシュ収録 ストリートファイターコレクション!!! 真のパチンコ知らしめたい!! SANKYO CRフィーバーストリートファイターIIだァ!!! アーケード版は逆移植だがアドバンス版は新キャラ3人追加だ!! ライバルは鉄拳アドバンス ストリートファイターZERO3 アッパーだ!!! コピー基盤対策は完璧だ!! ストリートファイターII ダッシュ ターボ!!!! 全シリーズのベスト・ディフェンスは私の中にある!! ブロッキングの神様が来たッ ストリートファイターIII!!! 2対1なら絶対に敗けん!! ドラマチックなバトル見せたる ストリートファイターZERO2 ALPHAだ!!! オレISM(なんでもあり)ならこいつが怖い!! シリーズのピュア・集大成 ストリートファイターZERO3だ!!! 新キャラとして隻眼の虎が上陸だ!! ストリートファイターEX2 PLUS!!! 一から作り直したいから原点(ZERO)に帰ったのだ!! 生まれ変わったグラフィックを見せてやる!! ストリートファイターZERO!!! 移植の土産にオマケ要素満載とはよくやったもの!! アリカのサービス精神が今 家庭用でバクハツする!! ストリートファイターEX plus α先生だ―――!!! トーナメントチャンプこそが地上最強の代名詞だ!! まさかこのモードできてくれるとはッッ スーパーストリートファイターII ザ・トーナメントバトル!!! ストリートファイターだからここまできたッ 関連一切不明!!!! 宇宙のピット(ケンカ)ファイター 2010ストリートファイターだ!!! オレはストリートファイターではないマーヴルキャラでもないのだ!! 御存知憲麻呂 マーヴルスーパーヒーローズ VS. ストリートファイター!!! 対戦格闘の本場は今も昔もここにある!! オレより強い奴に会いに行く!! ストリートファイターIIだ!!! 速アァァァァァいッ 説明しろ!! 家庭用裏技!!! ターボ10段階!!! ストリートファイターII ターボだ!!! 四天王は自分で使えてナンボのモン!!! 超同キャラ対戦!! 本家ストIIシリーズからストリートファイターII ダッシュの登場だ!!! キャラエディットはキミのもの 練習台キャラは思いきり殴り思いきり蹴れ!! PS2タイトル一番乗り ストリートファイターEX3 豪鬼を試そうとしたら茶色いリュウが出たッ!! シリーズ最年長現役チャンプ スーパーストリートファイターIIX!!! サワダ流に更なる磨きをかけ “ハラキリ”ストリートファイター リアルバトル オン フィルムが帰ってきたァ!!! 春麗のシャワーシーンはないッッ!! サイボーグ育成ゲーム ストリートファイターII ムービー!!! 生誕15年の企画が今ベールを脱ぐ!! アニバーサリー ハイパーストリートファイターIIだ!!! レゲーコーナーでならオレはいつでも全盛期だ!! 燃えるベルトフロア ストリートファイター 89 開発名で登場だ!!! その女子高生は何者だッ 格ゲーブームの炎 この時点ではまだ消えずッ!! スパコンもオリコンも思いのまま!! ストリートファイターZERO2だ!!! 深い理由はないッ タイトルが違うけど気にするな!! ハドソンにはないしょだ!!! 日の下開山! ファイティングストリートがきてくれた――!!! 3Dで磨いた対戦格闘!! 格ゲー界のデンジャラス・ポリゴン ストリートファイターEXだ!!! ケンカだったらこのゲームを外せない!! 超永久コンボ X-MEN VS. ストリートファイターだ!!! 超一流映画の超一流のゲーム化だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ ハリウッドの鋼鉄実写!! ストリートファイター ザ・ムービー!!! ストリートファイターはこのゲームが完成させた!! 2D格闘の切り札!! ストリートファイターIII 3rd STRIKEだ!!! 格闘ゲームの王者が帰ってこないッ どこへ行ってしまったンだッ 版権はッッ 俺達は君を待っているッッッ ストリートファイターの新作の登場を――――ッ 加えてやり込みゲーマーにそなえ超豪華なリザーバーを4作御用意致しました!!! キャラ追加 ストリートファイターEX plus!! メガドラ派格闘 ストリートファイターII ダッシュ プラス!!!! 鉄血の大巨人 ストリートファイターIII 2nd IMPACT ……ッッ どーやらもう一作は海賊版とのことですが 出場が認められしだいッ 皆様に御紹介いたしますッッッ (さて、「ストリートファイター」は何回出てきたでしょう?) 関連レス 120 名前:水先案名無い人 :05/02/28 01 06 18 ID Ci2HfYl50 スト2多ッッ コメント 名前
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/3012.html
STREET FIGHTER EX2 STREET FIGHTER EX2 PLUS 機種:AC, PS サウンドクリエイター:細江慎治 (SHINJI "MEGA" HOSOE)、相原隆行、佐宗綾子 編曲者(PS):渡部恭久 開発元:アリカ 発売元:カプコン 発売年:1998年5月、1999年7月 (PLUS)、1999年12月24日 (PS) 概要 『ストリートファイターEX』シリーズの2作目。 バージョンアップ版の『PLUS』は業務用最後の作品でもある。 『EX2』の移植は無いが、『EX2 PLUS』はPSに移植された。 PS版では音楽がアレンジされている。 (前作:ストリートファイターEX 次作:ストリートファイターEX3) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 EX2 STREET FIGHTER EX2 相原隆行 オープニング Select 細江慎治 セレクト The Infinite Earth 相原隆行 この木なんの木ステージ アーケード251位格闘ゲーム110位 Mahatma Temple with Hymn 相原隆行 教会ステージ Amusementive Crime 2 相原隆行 公園ステージ White Field 佐宗綾子 雪山ステージ Lost Sea 佐宗綾子 海賊船ステージ Passage of Lotus 佐宗綾子 仏像ステージ Crash Power Plant 佐宗綾子 発電所 Crowded Town 佐宗綾子 香港ステージ Pearl in The Sky 細江慎治 京都ステージ Three Tree 細江慎治 水辺の森ステージ Flash Train 細江慎治 汽車ステージ Fake World 細江慎治 博物館ステージ More Stronger 細江慎治 ガルダステージ Challenger 相原隆行 乱入 Continue 細江慎治 コンティニュー Stage Clear 相原隆行 勝利 Ending 佐宗綾子 Staff Roll 相原隆行 スタッフロール Game Over 相原隆行 ゲームオーバー EX2 PLUS 追加・変更曲 ATTRACT 細江慎治 新規集客 PHANTOM BOMB 細江慎治 飛行場ステージ GREEN SHOWER 佐宗綾子 ジャングルステージ FROZEN MIST 佐宗綾子 冷蔵庫ステージ DIGITAL IGNITION 相原隆行 スペースシャトルステージ 格闘ゲーム334位 IRENE 相原隆行 自由の女神ステージ BEFORE MOON 細江慎治 荒野ステージ THE BATTLE OF THE FLAME 佐宗綾子 ベガステージ THE BATTLE OF THE FLAME 2 佐宗綾子? VSベガⅡ曲名不明 (サントラ未収録) REGENERATE 佐宗綾子 エンディング BONUS STAGE 相原隆行 ボーナスステージ EX2 PLUS (PS版) Atract 細江慎治 Select 細江慎治 The Infinite Earth 相原隆行 Digital Ignition 相原隆行 Amusementive Crime 2 相原隆行 Mahatma Temple with Hymn 相原隆行 Irene 相原隆行 Frozen Mist 佐宗綾子 Green Shower 佐宗綾子 Lost Sea 作:佐宗綾子編:渡部恭久 Passage of Lotus 佐宗綾子 The Battle Of The Flame 佐宗綾子 White Field 作:佐宗綾子編:渡部恭久 Crash Power Plant 佐宗綾子 Crowded Town 佐宗綾子 格闘ゲーム132位 Fake World 細江慎治 Three Tree 細江慎治 Flash Train 細江慎治 Pearl in The Sky 作:細江慎治編:渡部恭久 Before Moon 細江慎治 Phantom Bomb 細江慎治 More Stronger 細江慎治 Bonus Stage 相原隆行 Stage Clear 相原隆行 Challenger 相原隆行 Ending 佐宗綾子 Staff Roll 相原隆行 Game Over 相原隆行 Continue 細江慎治 サウンドトラック ストリートファイターEX 2 ストリートファイターEX2 プラス ― オリジナル・サウンドトラック FIGHTING EX LAYER Soundtracks
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3258.html
ストリートファイターII 概要 システム キャラクター 評価点 問題点 総評 その後の展開 余談 家庭用移植版 ストリートファイターII (SFC版) 概要 (SFC) 評価点 (SFC) 賛否両論点 (SFC) 問題点 (SFC) 総評 (SFC) 余談 (SFC) その他の移植版 ストリートファイターII 【すとりーとふぁいたーつー】 ジャンル 対戦格闘アクション 対応機種 アーケード(CPシステム) 販売・開発元 カプコン 稼働開始日 1991年3月 判定 良作 ストリートファイターシリーズ 概要 格闘ゲームの代名詞たる「ストリートファイター」シリーズの第2作。 格闘ゲームブームの火付け役となり、「格ゲー」というジャンルそのものの地位を高めた、ゲーム史に燦然と輝く記念すべき一作。 本作は、感圧式ボタンという特殊デバイスを搭載し対人戦をテーマとして制作された格闘アクションゲーム「ストリートファイター」の続編だが、システム面で大幅な改良を施された結果、対人戦の駆け引きはそのままに前作と大きく異なるゲーム性となった。 レバーと複数のボタンを駆使して戦うという基礎的な部分は既に本作で確立されており、これ以降のシリーズの実質的な初代作品となると共に、格闘ゲームというジャンル全般のスタンダードともなったといえる作品である。 個性豊かな8人のキャラクターから1人を選択し、他の7人とCOM専用キャラクターの四天王を倒すべく戦う。 システム 様々な性能の8人のキャラクターから1人を選択する。キャラクターは体力・攻撃力以外にも通常技の性能や必殺技が異なる(詳細は後述)。 1レバー6ボタン式。ボタンはパンチとキックに分かれており、更にそれらが弱・中・強に分類されている。 レバー前(*1)で前進、上3方向への入力でその方向へジャンプ、下3方向への入力でしゃがむ。レバー真後ろは後退と立ちガード、レバー後方斜め下でしゃがみガード。 ボタンは弱<中<強の順に威力が高くなるが、その分隙も大きくなるので使い分けが必要。 相手の近くでレバーを横に入れながら中・強の攻撃ボタン(*2)で、相手をつかんで投げることができる。 投げはガードができないため、防御を固める相手を崩して攻撃する手段だが、射程が短いため相手に近寄らなければならず、打撃による迎撃に弱い。これにより「打撃・ガード・投げ」による3すくみの読み合いが生まれ、対戦格闘ゲームの黄金律が完成した。 必殺技は、主にレバー入力とボタンの組み合わせで発動する。ボタンの強さに応じて必殺技の威力や性能も変化する。 「波動拳」「昇龍拳」「ボタン連打」「レバー溜め」「レバー1回転」といった入力コマンドは後の数々の対戦格闘ゲームに受け継がれている金字塔。 余談だが、本作の稼働当時は波動拳や昇龍拳コマンドが多くのプレイヤーにとって難しく、ボタン連打やレバー溜めコマンドを持ったキャラクターが初心者向けという扱いだった。 攻撃を受けていると隠しパラメーターの「気絶値」が溜まり、連続で攻撃され続けることで気絶状態となり、しばらくの間よろめいてしまう。この状態では無防備になり、相手の攻撃を食らい放題になるが、レバーを激しく動かす(通称レバガチャ)+ボタン連打によって復帰を速めることが可能。 この気絶要素も数々の対戦格闘ゲームに受け継がれている。 ちなみに、気絶状態になることを「ピヨる」と表現するようになったのも本作からである(*3)。 技の硬直中や技の出ている最中に、他の技の操作入力を行うことにより、硬直や手足の戻りモーションを強制的に終了して(キャンセル、つまり無かったことにして)次の行動を繋げられる。 後に「キャンセル技」と呼ばれ、定着したシステム。開発時におけるバグの産物で意図した動作ではなかった(*4)のだが、面白いと言う事でそのまま仕様として残された。今日では、対戦格闘ゲームには不可欠の要素となっている。 上記のキャンセル等を利用した連続技(コンボ)。 リュウ・ケンの「(裏当て)ジャンプ強キック→立ち強パンチ→キャンセル昇龍(波動)拳」が有名。(裏当て)ジャンプ強キックを低めに当てれば、必殺技まで相手はガードできずに食らう。 本作ではおおむね3段のコンボが中心(*5)。キャンセルではなく前の技モーションが終了した瞬間に次の技を出して繋げる「目押し」コンボも多い。 本作は1発の攻撃力が高く、3段であっても大量に相手の体力をもぎ取ることができる。さらに相手を気絶させる可能性もあり、たとえ短くても必殺技で〆るコンボの習得は大きなアドバンテージを持っていた。 2ラウンド先取で勝利。 ダブルKOやドローの場合は勝利数が付かないまま次のラウンドに移行する。10ラウンド目で決着がつかない場合は強制ゲームオーバー。プレイヤー側が1ラウンド取っていても勝ちにならない。 わざとダブルKOを狙うことでスコアアタックに使えるが、ゲームセンターではプレイ時間を引き延ばす迷惑行為である。カプコンも問題視したのか、移植版からは最大4ラウンドに改められた。 2人対戦プレイが可能。CPU戦をプレイしている最中にプレイしていない側がコインを入れゲームを始めると乱入となり、キャラクターを選んですぐに対戦が始まる。乱入を拒否することはできない。 稼働直後は、1ゲームで終わる恐れもある対戦は敬遠されがちだったが、次第に対戦こそが本作の醍醐味と認識される。 一方、オペレーター側も短い対戦で(負けた)プレイヤーが入れ替わるため、インカム的に優良であり、対戦がなおさら推奨された。 同じキャラクター同士の対戦はできない。リュウ・ケンのみ実質的な同キャラ対戦ができたが、仕様の問題で多少ケンが有利(「キャラクター」の「ケン」の項を参照)。 キャラクター + 8人+4人の登場キャラクターたち リュウ 漢字表記では隆。空手ベースの技(*6)を使う格闘家。袖を破り取ったノースリーブの胴着に赤い鉢巻という出で立ちで、ひたむきに強さを追い求める求道者というキャラクター。 飛び道具の「波動拳」、上昇中無敵の対空技「昇龍拳」、突進技の「竜巻旋風脚」という3種の必殺技を持ち、通常技にもクセがない。 波動拳で相手を飛び込ませて昇龍拳で落とす「波動昇龍」という手堅いセットプレイにより安定した強さを誇っていたが、気絶中の前傾姿勢の時に2倍ダメージを食らうバグが存在し、研究の結果最終的には下位グループに落ち着いた。 本作の大ヒットにより、今や「格ゲー」全体の顔・看板ともなったキャラ。リュウの存在により、「格ゲー主人公は飛び道具・対空・突進技を持つ」という一つの様式が生まれた(*7)。 ケン リュウのライバル。漢字表記では拳(*8)。赤い胴着に金髪(眉毛は黒)で、技や性能はリュウとほぼ同じだが、投げ技の地獄車や隠し設定の弱点がリュウと異なる。 リュウと同じ技を持つため同じ戦法が取れるが、上記のバグやその他の細かい有利(*9)も手伝って、性能面ではわずかにリードしている。 エドモンド本田 歌舞伎の隈取を施した相撲ファイター。番付は1994年頃まで存在した張出大関(*10)。相撲を世界に広める為に戦っている。 力士らしくパンチ攻撃は張り手が多く投げ間合いが広い(ただし投げられ間合いも広いため相対的な投げ間合いでいうと下位)。 必殺技はパンチ連打で前方に攻撃判定を出しつづける「百烈張り手」とタメ突進技の「スーパー頭突き」。弱版のスーパー頭突きは出始めに無敵時間があり、対空技や返し技として使える。 その風貌通り動きが鈍いのが欠点で、飛び道具を連発されると非常に苦しいが、攻撃力が高く、連打とタメコマンド中心のため、初心者にも扱いやすいキャラクター。 春麗(チュンリー) 青い(*11)チャイナドレスに身を包んだ中国の女刑事。格闘スタイルはクンフー。体力も攻撃力も低いが、足が速くジャンプが高い。空中投げや相手を踏み付けて再ジャンプする特殊技の鷹爪脚、画面端で再ジャンプできる三角跳びを持ち、手数とスピード、ジャンプで相手を翻弄する。 必殺技はキック連打で前方に攻撃判定を出し続ける「百裂キック」とタメ突進技の「スピニングバードキック」。ただしこれらよりは判定の強い通常技が主力である(*12)。 空中投げの投げ間合いが非常に広く、大半のジャンプ攻撃の攻撃範囲外から投げてしまえるため、空中戦では絶対的な強さを誇る。 可憐な容貌を持つ紅一点ということもあり、圧倒的なプレイヤー人気を獲得した。格ゲー界を代表するヒロインと言える。 ちなみにしゃがみ強キックの正式名は「元伝暗殺蹴」であり、前作の敵キャラクターである「元」との繋がりを感じさせる。 ブランカ 幼い頃に飛行機事故に遭い、墜落したアマゾンで生き延びた野生児。緑の肌にオレンジの髪、腕の長い猿人のようなプロポーションと、人間離れした容貌を持つ。獣じみた独自の格闘スタイルで戦う。 地上・空中を問わずリーチの長い技が多く、飛び道具を持たない相手には牽制合戦で優位に立てる。地上での移動速度は遅いが、ジャンプが高く速いため、飛び道具を持つ相手にも間合いを測れば勝機はある(*13)。 必殺技はパンチ連打で全身から放電する「エレクトリックサンダー」とタメ突進技の「ローリングアタック」。ローリングは動作中に攻撃されるとカウンターで2倍のダメージを喰らう諸刃の剣でもある。 エンディングでは事故で生き別れた母親と再会し、本名が「ジミー」であることが判明する。 ザンギエフ ソビエト連邦(当時)の元・闇プロレスラー。全身傷だらけの筋肉達磨。やや遅い足・ジャンプ力がない・図体がでかい(喰らい判定が大きい)という三重苦を背負っているが、見た目通りの高い体力と攻撃力、『ファイナルファイト』からの輸入技である「ダブルラリアット」、そして圧倒的な威力とつかみ距離を誇る投げ技「スクリューパイルドライバー」を持つ。 3回決めれば相手をKOできるスクリューが彼の代名詞で、接近してからの投げに勝利を賭ける、いわゆる「投げキャラ」の元祖。スクリュー以外にはほとんど決定打がないが、それだけにスクリューの性能は圧倒的で、数歩離れた位置からでも相手を掴んで投げる様は「吸い込み」と呼ばれた。そして当時は一度スクリューを決めると、起き上がりにスクリューを重ねる事でハメ殺す事が出来た(*14)。 「レバー1回転」というスクリューコマンドは当時としては非常に画期的かつ難度の高いもの(*15)であり、これを実戦でいかに決めるかがザンギ使いの腕の見せ所、かつ醍醐味である。 ガイルやダルシムに対して致命的なレベルで詰んでおり、後に対ガイルのそれはAA(アスキーアート)によるやり取りでネタにされたほど有名。飛び込もうとするザンギエフとしゃがんで待ち構えるガイルの絵面が風物詩と化している。 ガイル 箒を逆さにしたような凄い髪形のアメリカ軍人。格闘スタイルはマーシャルアーツ(アメリカ軍式近接格闘術)(*16)。モチーフは『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するジャン・ピエール・ポルナレフやシュトロハイムとのこと。(*17) 隙の小さい飛び道具「ソニックブーム」やリーチに優れた通常技で相手を牽制し、相手が飛んだら必殺技の「サマーソルトキック」や立強キックを始めとする対空技で迎撃する戦法が基本。 しゃがんで必殺技のタメを作りながら相手の飛び込みを待つ「待ち」が簡単かつ強力で、対戦ではダルシムと並ぶ2強に輝いた。あまりに待ちが強いため、「待ちガイル禁止」のローカルルールを設けるゲーセンもあった。 ソニックの隙の小ささから、弾速の遅い弱ソニックに歩きやジャンプで追い付くことができ、初代では異例の5段コンボや7段コンボを決めることができる(他のキャラクターは多くて4段)。 さらに上記の小パンチ連打だけで気絶から気絶へもっていく凶悪な技もある。 とある操作を行うと、1人で通常投げのポーズを取って距離や相手の状態(*18)に関係なく投げてしまえる「真空投げ」というバグ技が存在する。 ダルシム インドの僧侶でヨガの達人。口から炎を吐き、手足を伸ばして攻撃するという奇想天外なキャラクター。 必殺技は飛び道具の「ヨガファイヤー」と目前に攻撃判定の大きい炎を吐く「ヨガフレイム」。ヨガファイヤーを飛び越えてくる相手を長い手足ではたき落とすのが基本戦術。 全キャラ中最も移動速度が遅く、伸ばした手足にも喰らい判定があるなど非常にクセが強いが、投げ間合いが非常に広く、研究が進むにつれて弱・中技による牽制の圧倒的な強さや特殊技のドリルキック(急降下キック)での急襲戦法が発見され、ガイルと並ぶ2強の座に付いた。 その特徴的な性能から、格闘ゲームにおいて打撃リーチが長く動きが緩慢なタイプのキャラクターを「ダルシム系」と呼ぶことがある。 全国の子供たちに「インド人」というものを勘違いさせた罪多きキャラクター。 以下はCOM専用のキャラクター M・バイソン 四天王(*19)の1人。アメリカの黒人ボクサー。それゆえ足技は持たない。また、本作では投げ技や組み技が無い。 必殺技は突進技の「ダッシュストレート」と「ダッシュアッパー」、一旦背を向けてパワーを溜めパンチを繰り出す「ターンパンチ」。主にダッシュストレート/アッパー連発のゴリ押しで攻めてくる。ラッシュが始まると一方的に削られ続けることも多いが、飛び道具を持つキャラクターならかなり有利に戦える。 前作『ストリートファイター』に似た容姿の「マイク」と言う敵キャラクターが居たが関係は語られなかった。『IV』の発売後に同一人物と設定され、「M」は「マイク」の略だとなっている。だが『ストリートファイターV』の公式サイト「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」では「マイク」と「M・バイソン」は別人と設定されている。 なお、海外版では下記のバルログ・ベガと共に名前が交換されている(後述)。 バルログ 四天王の一人。スペイン出身で、戦闘スタイルは忍術。美形かつ上半身裸で細身のナルシスト。相手の返り血が付くことを嫌い、仮面と鉤爪を装着して戦う。 全キャラ中最高のスピードを誇り、春麗同様に三角跳びや空中投げを使う。鉤爪を装着しているため攻撃力とリーチにも優れる。 ただし身長が高めなので喰らい判定が大きく、攻撃を一定数上受け続けると鉤爪が外れてリーチと攻撃力が低下する。 必殺技は前転しながらの突進技「ローリングクリスタルフラッシュ」に、背景の金網によじ登って上空から急襲する「フライングバルセロナアタック」と「イズナドロップ」。バルセロナ&イズナの独特の挙動は、多くのプレイヤーの度肝を抜いた。準備動作が長いため慣れてしまえば迎撃のタイミングを取るのは容易いものの、攻撃判定が非常に強くキャラクターによっては対処が困難。 「忍術を使うスペイン人」という設定については、キャラの設定を決める際に「国籍」「戦闘スタイル」の組み合わせで作っていた中で「スペイン」「忍術」が余っていたためできた事が明かされている。 サガット 四天王の一人にして、前作『ストリートファイター』のラスボス。眼帯をつけたムエタイの戦士。 身長が高く当たり判定が大きいが、弾速・火力に優れ上下段に撃ち分けできる「タイガーショット」(*20)と、昇龍拳をモチーフに編み出した「タイガーアッパーカット」を持つ。 通常技の性能が高めな上、高性能の飛び道具と無敵対空技を持っており、どの距離でも油断できない。特に、飛び道具を持たないキャラクターや鈍重なキャラクターでは、タイガーショットの連発に苦しめられる。しゃがんでいても上段タイガーショットを避けられないザンギエフには天敵の一人となっている(*21)。 また、行動パターンが他の四天王に比べてやや単純であることと、タイガーアッパーカット発動中は受けるダメージが2倍になるという弱点もある。さらにバイソン同様に投げ技が無い。 ベガ 四天王の一人にして、本作のラスボス。秘密組織「シャドルー」の総帥で、謎の力「サイコパワー」を操る。赤い軍服を着ており、全身からオーラを放っている。 パワー重視かつ王道的な戦法のサガットとは異なり、全体的に機動力が高くトリッキーな技が多い。しかもバルログと同様に投げ技も使用可能。必殺技にはサイコパワーをまとっての突進攻撃「サイコクラッシャーアタック」、二段ヒットする足技「ダブルニープレス」、相手の頭部を急襲する技「ヘッドプレス」を持つ。 ラスボスに相応しく全能力が高い上、サイコクラッシャーは強烈な削り性能、ヘッドプレスは無敵対空技をも踏む、ダブルニーは連発されると身動きも許されない隙の少なさを誇る上に気絶値も高い。特にヘッドプレスとダブルニープレスは一度食らうとほぼ敗北確定という有様(*22)。 ただしサイコクラッシャーは攻撃発生までが遅く、動作中は2倍ダメージを受けてしまうなどの弱点もある。 評価点 「対戦格闘ゲーム」というジャンルの基礎となった完成度の高いシステム。 レバー+複数のパンチ・キックボタンによる操作系、打撃・ガード・つかみ(投げ)、キャンセル技を組み込んだ連続技(コンボ)、気絶状態等々、現在まで連綿と続く「対戦型格闘ゲーム」の基幹部分が本作で創り上げられた。 「主人公は飛び道具・対空・突進技を持つ」「投げ技が得意なキャラクターは大柄で動きが鈍い」といった対戦格闘ゲームのお約束も本作由来。 人間同士の駆け引きを白熱させる設計。 本作は1発のダメージが大きく、プレイヤー同士の対戦は一瞬の隙からコンボでKOにまで追い込まれる熱いものだった。 前後の移動以外に対戦相手との距離を微調整できる手段がなく、ジリジリとした間合いの取り合い、技の差し合いも本作ならではの駆け引き。 殴り合いの痛快さを存分にフィーチャーした演出。 派手な打撃音、敵を吹き飛ばしてダウンさせる必殺技、強攻撃を喰らうとヘドを吐く演出など、ぶちのめし合う感覚を痛快に刺戟する要素が満載。 様々なプレイスタイルに対応した魅力的なキャラクター 癖が無く技バランスの良いリュウ・ケン・ガイル、攻撃力こそ低いが紅一点かつ扱いやすい春麗、動きは鈍いが打撃戦に秀でており攻撃力の高いエドモンド本田、イロモノ扱いだが性能も個性的なブランカ・ダルシム、意図的にハードルを上げてあるザンギエフなど、多様なプレイヤーの要求を満たすだけのキャラクターが揃っている。 キャラクターの造形も素晴らしく、個性的。どれも主役を張れるビジュアルの持ち主である。特に春麗は様々な女性格闘キャラの原点となった。 似通ったシステムのゲームは以前からあったが、まったく性能が異なりながらも、上位下位といった互換が無く、キャラクターによって様々な戦略を組み立てられるというのは非常に斬新であった。 それまでのゲーム操作は2ボタン式がスタンダードだったが、本作のヒットが後押しする形で、その後の家庭用ゲーム機のコントローラーが6ボタン以上になる、という影響を与えた。 各社のアーケード汎用筐体のコントロールパネル(以下「コンパネ」)にオプションではあるが6ボタン用を用意出来るきっかけになった(*23)。 同年代のゲームに比べて大きなサイズで滑らかにかつ自然に動くキャラクターのアニメーション。 下村陽子氏(*24)による各キャラクターを的確に表現したBGMの数々は評価が非常に高い。 特に本作の看板キャラクターであるリュウのステージBGMは、リュウというキャラクターの、ひいては格闘ゲームが含んでいる求道的なイメージを熱いメロディで表現しきった会心の一曲。 プレーヤーの体力が半分以下に減るとテンポの速いアレンジBGMに切り替わるのも本作の特徴の一つで、対戦に緊張感を持たせることにも一役買っている。 キャラクターボイスは声優ではなく社員が担当しており、複数のキャラクターで共有しているものも多く音質も良いとは言えないのだが、どれもこれも思わず真似をしたくなるような味わい深いものになっている奇跡のような出来映え。 問題点 入力していない動作が突発することがある。 攻撃ボタンを押した際、1/512の確率でレバー操作に関わらず必殺技がランダム発動する仕様がある。必殺技の存在を認識させるために仕組まれたものだが、意図しないタイミングで発動して隙を晒すことがほとんどであった。 同じく1/512の確率で、攻撃を受けた際に強制的にガードポーズに移行する仕様がある。必殺技ほど目立たないが、相打ち稼ぎ狙いのCPU戦や、対戦の大事な場面で邪魔になることも。 不評だったためどちらも『ダッシュ』で削除された。 投げ技が強い。 全体的にダメージが大きく(*25)、発生までの隙が全くない(*26)ので、非常に回避が難しい。その性質を利用し、隙の少ない技を当て、相手のガードが解けた瞬間に投げてしまう戦法(通称「当て投げ」。繰り返すと「投げハメ」)が猛威を振るった。更にガードが解けた側は、一瞬ではあるが投げ返すことの出来ない時間が存在する上、本作ではリバーサルで必殺技を出す事が出来ないので、投げハメを仕掛ける側が完璧なタイミングで投げると投げ間合いの差にかかわらず(前述のとおり、1/512の確率で必殺技が暴発し失敗することがあるものの)完璧なハメになってしまう。プレイヤー同士のトラブルの元でもあったため、ローカルルールとして当て投げ・投げハメ禁止を設定するゲームセンターもあった。 連続技が減りすぎ。 初代は連続技(コンボ)に対するダメージ補正や気絶値補正など存在せず、アッパー昇竜拳のような単純なコンボでさえ全体力のおよそ半分を奪ってしまうほど異常なまでに強い。その上リュウ、ケン、ガイルの3段のような強力なコンボになってくると全体力の3分の2かそれ以上減るうえ確実に気絶し喰らうとほぼ死亡確定であった。さらにガイルの小パンチ連打など小攻撃の連打だけで気絶から気絶へもっていく凶悪技もザラにあった。 ただし本作のコンボで多用される「ジャンプ着地によるモーションキャンセル」「必殺技コマンド成立によるモーションキャンセル」は、これらの仕様を技を繋げるテクニックとして使うことを開発時点では想定していなかった点には留意が必要である。 キャラクターの配色に誤りがあったり、一部に不自然なグラフィックがある。 キャラクター選択時の春麗のチャイナドレスが、青ではなくオレンジがかった黄色となっている。 試合中のドット絵では、本田やダルシムの顔の着色が赤ではなく青くなっている。 バルログの敗北時の顔では、鼻血が青になってしまっており、鼻水にしか見えない。 ザンギエフは試合中のグラフィックと対戦前後時のグラフィックとでは衣装が異なっている。 ケンのエンディングにおけるイライザの駆け寄る姿は言ってしまえば子供の落書きのようであり、一枚絵でケンに寄り添う場面も妙に濃い顔で美人とは言い難いものとなっている(*27)。 ダルシムのエンディングにおける表彰式の写真は、片方がベガのはずが両方ともサガットを思わせるようなパンツ姿でスキンヘッドの男性となってしまっている(*28)。 キャラクターの性能差が激しい。 そもそも対人戦という概念が存在しない時代に作られた作品のため、キャラクターの性能バランスはかなりハチャメチャ。 キャラクターそれぞれに長所短所はあるが、性能を突き詰めていくと前述の通りガイルとダルシムがぶっちぎりの2強で次点は春麗。この3人が強キャラ扱いされる一方で、最弱はザンギエフ、次いでリュウ(ケン)という状況で、プレイヤーの腕よりもキャラクターの性能で勝負が決まってしまうという意見も珍しくなかった。 特にザンギエフがガイルやダルシムに対して勝てる要素がほとんどないというのは有名。 対戦プレイ人気の弊害。 鉄壁とも言えるガイルの「待ち」や、ダルシムやザンギエフを筆頭に大半のキャラクターで可能な「投げハメ・掴みハメ」、特定のキャラが使える「気絶ループ」などの一方的な戦法もあり、当時まだまだ風紀の悪かったゲームセンターでは騒ぎが絶えなかった。 ダルシムはレバーを入れっぱなしでヨガスマッシュが延々と入り続ける通称「折檻ハメ」を持ち、ザンギエフも難易度こそ高いがスクリューパイルドライバーを応用した通称「スクリューハメ」を持つ。 ガイルはただでさえ最強なのに弱パンチ連打で相手を気絶~気絶に持っていけるハメ技、通称「フラッシュピストンマッハパンチ」を持ち、一方で最弱のリュウ・ケンですら小足払い連打で同様のことができる、通称「ダーク」というハメ技を持つ。 また、強いプレイヤーが勝ち続けることで延々と台を占領し続けてしまう事例や、弱いプレイヤーを狙う初心者狩りなども横行し、「100円投入直後乱入→手も足も出ず即ゲームオーバー」という初心者お断りな風土が構築されてしまう土壌もあった。 もちろん、これらは作品そのものというよりプレイヤーのモラルの問題ではあったが。 もっとも「強いプレイヤーが占領する」ことに関しては「上手いプレイヤーに粘られてインカムが1時間100円」と言う事態も発生した他のゲームと違い、「どんなに強いプレイヤーが居ようとも、対戦で負けたプレイヤー側のクレジットで稼げる」本作はオペレーターにとっては嬉しい仕様であり、故に対戦台がドンドンと増えていったのだが、腕の無いプレイヤーにとっては「100円で数分しか遊べないゲーム」という認識も強く残ってしまった。 強の連打系必殺技は連射装置でもなければまともに出せないほどボタン超連打が必要であり、人力で発動できるのは中までが限度。後述の家庭用でも同様である。 総評 前作をはじめ格闘ゲームの存在がなかったわけではなかったが、当時のアーケード界は依然としてシューティングゲームやベルトスクロールアクションが主流のままだった。そのような中において本作が登場したことは、その後の時流を大きく変えてしまうほどの意味をもたらすこととなった。 ストIIの他のジャンルに対する優位点としては、回転率、時間あたりの満足度、初心者の入り易さにおいてであり、特に無機質なゲームが多かったシューティングゲームと比較するとキャラクター性においても優位に立っていた。これらはプレーヤーとオペレーターの双方から歓迎された要素である。 本作の大ヒットにより他のメーカーもこぞって格闘ゲームを製作するようになり、その結果、格闘ゲームはアーケードゲームの主流に一気に躍り出ることとなる。 それほどまでに革命的・革新的な作品であったことは、まさに疑いようのないことである。 その後の展開 本作が大ヒットした結果、ゲームバランスやグラフィックなどを変更した様々なバージョンアップ作品がリリースされた。詳細は以下を参照。 ストリートファイターII (「ダッシュ」~「ターボ」) スーパーストリートファイターII スーパーストリートファイターIIX ハイパーストリートファイターII ウルトラストリートファイターII 余談 格闘ゲームブームを巻き起こした本作は「ストツー」の愛称で親しまれた。 それに伴って上記の通り「 (ストツーダッシュ)」「 ターボ(ストツーターボ)」「X(ストツーエックス)」などマイナーチェンジが多数誕生し「何年にもわたり『II』ばかりが何度も出る」という異例な事態となった。 このため最初の「無印ストツー」が実質「I(ワン)」のような位置付けとなりいつの間にか「ストリートファイターII」=「ストツー」から「ストリートファイター」=「ストツー」のような錯覚も生まれ、実に4年後となる1995年にやっと『II』と付かない『ZERO』、そして6年後の1997年にはやっとナンバリングが進んだ『III』が出たのだが、長年「ストツー」という呼称が定着しすぎたためか巷では「ストツーゼロ」「ストツースリー」などと珍妙な呼称をされたこともあった。 格闘ゲームのストーリーもナンバリングの進行に伴って少しずつ進んでいくものであるが、初期は『II』がメインで展開しており(ストーリー性自体もそこまで重視されていなかった)ことに加え、各タイトル自体が時系列順に進んでいるわけではないためストーリーの展開自体はかなり遅い。 作品間で設定に矛盾があるためあくまで目安だが、時系列は『I』→『ZERO』→『II』 『EX』→『IV』→『V』→『III』→『6』の順。現実と同じ時間軸なのは『I』『II』『III』(それぞれ無印基準で)(*29)。 また『II』のマイナーチェンジ連続登場は1994年まで続いたのだが、あくまでゲーム中の時代設定は無印が登場した1991年のまんまなのでザンギエフは現実でソ連崩壊(1991年12月)後に出た「 」以降も変わらず「ソ連代表」となっている(以後ストーリー上の時間軸で『II』の後になるものでは「ロシア代表」)。 海外版ではシャドルー四天王の名前の入れ替えが行われている。 「M・バイソン」が実在のボクサーであるマイク・タイソンを露骨にモデルにしているため、海外版では肖像権の問題で名前を自粛することになった。 それに加えて、「ベガ」はこと座で最も明るい恒星の名前で世界的にも女性的なイメージの強い星である(*30)こと、「バルログ」も『指輪物語』の屈強な魔神の名前であることから、欧米圏ではイメージに合わないと判断され、既に『ストI』に出ていたサガットを除く3人の名前がシャッフルされることになった。 その結果、黒人のボクサーが「バイソン」→屈強なイメージの「バルログ」、スペイン人の仮面の忍者が「バルログ」→女性的な「ベガ」、そしてシャドルー総帥が「ベガ」→突進するイメージから野牛の「バイソン」に割り当てられた。 非常にややこしいため、国際的に言及する際には「Boxer(ボクサー)」「Claw(爪)」「Dictator(独裁者)」と各人の特徴で呼ばれることもある。 なお、後の『ヴァンパイア』のように名前自体を変更するのではなくシャッフルとなったのは、名前部分がグラフィック素材であったため、基板のコストの関係でデータを直接書き換えるよりはプログラムのみを小手先で弄って内部的に入れ替えるのみに留めたためとされている。 大ヒットゲームということもあってか、アニメや映画といったメディアミックスも多く展開されている。 ジャン・クロード・ヴァンダム演じるガイルを主人公にしたハリウッド版映画が有名で、こちらの映画をベースにゲーム化も2度(ACとCS機)されている。 ジャッキー・チェン主演の香港映画「シティーハンター(同名の日本漫画の香港映画版)」にゲームコーナーで乱闘中、ゲーム筺体を破壊して登場人物がストIIキャラに変身して乱闘するというシーンも存在。春麗のコスプレをしたジャッキーのシーンはあまりにも有名。似合うのが恐ろしい。 94年に劇場アニメが公開された他、翌95年にはTVアニメ『ストリートファイターII V』が放送。ただし劇場版とは異なりキャラクター設定が異なるなど、アニメオリジナル要素が色濃い。後者はの読みは「ストリートファイターツーブイ」なのだが初見などで「ストリートファイターツーファイブ」と誤読されたこともある。 同年のアメリカではガイルを主人公としたアニメシリーズも放送されている。長らく日本国内では未公開だったが、2019年からAmazonプライムビデオなどの動画配信サイトで字幕版が配信している。海外制作だけあってキャラデザが実にメリケンチックで濃いものと評判 また、俳優や芸人など、多くの著名人が本作のコスプレをしたりゲーム内容をネタにするなどしていた。 キャッチコピーの「俺より強い奴に会いに行く」は有名だが、このゲームの乱入対戦普及にて、当時の中高生男子の心を鷲掴みにした名文句でもある。 しかし、乱入対戦で負けるとコンパネを乱暴に叩く・筐体を蹴る等のストイックとは言い難い態度を取る男性プレイヤーも多かったため、「俺より弱い奴に会いに行く」等とも皮肉られていた。 「対戦台を背中合わせに作る」というのでブレイクスルーとなったが色々エピソードもある。 2台繋いでの対戦台を作る為の2P用ハーネスは当時、店舗や各社の技術部門や従業員のハンドメイドで作られた。ボタンとレバーだけでなく音声やモニター、GND…JAMMA規格のあの複雑な端子からのコードひとつひとつを分配して…とかなり大変な工作だったという。 名作故にBGM楽曲も後々リスペクト作品などが取り上げられることが多く、特にケンステージをモチーフにした作品が多い。 2019年にはシンセバンド「ザ・リーサルウェポンズ」がケンステージのアレンジにストIIあるあるを歌詞にして歌った「昇竜拳が出ない」のMVがYouTubeで公開された。 当時は無許可でやっていたらしく、8月頃に自粛の意味を込めて作詞・作曲担当のアイキッド氏に非公開にされたものの、11月頃にカプコン・下村陽子氏双方にしっかり許可を得て、歌詞とMVを一部変更した「昇龍拳が出ない」が公開。こちらはミニアルバムにも収録されている。 この後もリーサルウェポンズはカプコン公認のコラボ企画等も開催している。 海外では、クソゲーレビュー動画で有名なAVGNことジェームス・ロルフ氏が仲間とともに「Mighty Wings and Hadoukens」というMVを公開。 こちらは「映画トップガンのテーマ曲『Mighty Wings』とケンステージのBGMの最初が似ている」という小ネタから派生したマッシュアップ楽曲となっている。 一方で下村氏本人はスクウェア移籍直後に担当したRPG『ライブ・ア・ライブ』の格ゲーモチーフのシナリオ「現代編」の戦闘曲として露骨に『ストII』風を意識した楽曲「KNOCK YOU DOWN!」を作曲したり、音楽ゲーム『pop n music 13 カーニバル』にて作品テーマの1つである「ゲーム音楽」というお題に沿って、ジャンル名「格ゲー」としてケンステージ風の楽曲「Majestic Fire」を提供したりしている。 「ヒャダイン」こと前山田健一氏もアマチュア時代に今作をイメージした楽曲を投稿しており、こちらは楽曲のアレンジではなくSFC版の効果音やボイスをサンプリングしたイメージソングとなっている。 岡本吉起(*31)chにて語られた逸話に「ザンギエフが弱いのはロケテストの時にザンギエフで86連勝されたから」というものがある。 SNKがロケテストで連勝している人にこっそり出向いて挑んで連勝ストップさせるというのは有名だったが、カプコンも同じ事をやっていた。それでも止められなかった故の調整となった。「おかげでザンギエフはマニアックなキャラクターとして確立出来た」と結果的に良かった旨を語っている。 人気タイトルの常として、本作にパチンコ・パチスロ版もリリースされた。 SANKYOからパチンコがCR機で『CRフィーバースト2』(スペック)、現金機で『フィーバースト2』がとして2001年にホール導入。 2005年にアリストクラートテクノロジーズから『ストリートファイター2A』がホール導入された。 カプコン系のパチスロ販社エンターライズから同社パチスロ第1号『春麗にまかせチャイナ』が2008年にホール導入。 本来の主役であるリュウやケンを押し退けて春麗を主役に抜擢しており、彼女の人気の高さがうかがえる。 家庭用移植版 ストリートファイターII (SFC版) ジャンル 対戦格闘アクション 高解像度で見る裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 16MbitROMカートリッジ 販売・開発元 カプコン 発売日 1992年6月10日 定価 9,800円 セーブデータ なし レーティング 【VC】CERO B(12歳以上対象) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2006年12月2日/800Wiiポイント(税5%込)【WiiU】2014年6月25日/823円(税8%込) 判定 良作 概要 (SFC) 容量の都合でいろいろ削っている部分はあるが、スーパーファミコンという性能では大幅に劣る機体に対しての移植としては非常に高い移植度であり、アーケード版の人気もあって爆発的な売り上げ(288万本でハード別ランキング歴代5位)を記録。その知名度はAC版以上とも言える。 格ゲーの元祖、極初期の作品であるため、ゲームモードは「アーケードモード」と「VSモード」の2種のみというシンプルなものだった。 評価点 (SFC) 概要で述べたとおり、移植度が非常に高い。 グラフィックパターンの省略やBGMのテンポチェンジの省略等の変更点はあるが、それ以外はほぼ忠実にAC版を再現している。 上述のように当時のゲームセンターは風紀の悪さがあり小中学生などにとってはおいそれとは行きづらい面があったが、そういったゲームセンターに行きづらい層にも家庭で気軽にプレイできる環境を提供できたという点でも意義が大きい。 スペックの劣るSFCでの発売ということで、発売前に一部のキャラクターが削られるのではとの憶測が流れたものの、蓋を開けてみればそんな事はなく無事AC版の全キャラクターが登場している。 裏技でAC版では不可能だった「同キャラ対戦」が可能。2Pカラーはすでに稼働していた『ダッシュ』に準拠したものというサービスぶり。 また、この裏技を有効にするとCPUが2Pカラーに変化する。 BGMは全曲アレンジ、SEも大半が別物に変わっているがどれも良質。SFC版のサウンドの方が耳に残っているという人も多いのでは。 BGMに関しては、SFCではACの金属音のような音を出すことは不可能であったための措置であるが、その分、SFCで得意とされる生楽器によるアコースティックな音色の表現を惜しみなく活用し、原作と同等の「そのキャラクターらしさ」の表現に成功している。 楽曲のフレーズ自体はAC版の物をほぼそのまま踏襲しているが、サガットステージのBGMは後半に新規フレーズが追加され、1ループ辺りの演奏時間が長くなっている。この追加パートは後に『スーパー』よりAC版シリーズにも逆輸入された。 ピンチ時にテンポが速くなるBGMについてはAC版では異なるアレンジが施されているが、こちらは単純に原曲のテンポを上げただけになっている(そのため、通常時から通しで演奏される)。 技の強弱によって声の高さが変化するというAC版にない要素がある。 ED曲はAC版ではコンティニューの流用だったが、SFC版では当時稼働していた『ダッシュ』のED曲に差し替えられている。 賛否両論点 (SFC) 本作は初移植作かつ移植先がスペックの限られたSFCということもあり、AC版のグラフィックやサウンドに忠実な移植がされていない部分が所々で見受けられる。 各ステージの背景はダルシムステージの象が左右1頭ずつ足りない、ブランカステージやガイルステージの背景にいるキャラクター人数が少ない、バイソンステージの女性の衣装が異なるなど、移植の際に変更・簡略化された要素が多い(*32)。 キャラクター選択時のグラフィックでは春麗の服の色がオレンジ色から青に修正された。ベガは赤一色だった服の色が修正され、帽子の星の徽章が後にシャドルーのシンボルとなる「ドクロと翼」に変更された。 「You Win」などのアナウンスやダルシムステージの象の鳴き声など、ボイスやSEは削除や変更されたものが多い。打撃のヒット音やダウン時のSEなどはAC版より派手になっているが、ガード時のSEは軽くなってしまった。 AC版におけるボーナスステージは車→樽→ドラム缶の順番で登場していたが、SFC版ではドラム缶と樽がカットされた代わりに新たにレンガが追加された。 差し替えとして登場したボーナスステージのレンガの内容は制限時間以内に積み上げられたレンガの山を全て破壊することだが、やっている事が車とほとんど一緒なのでAC版のファンから批判されてしまった。 ボーナスステージのレンガは同ハードにおける『TURBO』以降のバージョンでも引き続き採用されていたどころか、『スーパー』ではSFCというハードを飛び出してメガドライブ版にも実装されている事から、ある意味では当時の家庭用移植作品の象徴ともいうべき存在として位置づけられている様子。その一方で、本作でカットされたボーナスステージのうちドラム缶は当時リリースされていたハードの多くにも収録されず、結局PC機器以外のハードでドラム缶が実装されるのはプレイステーションやセガサターンといった32ビットハードの時代まで待たなければならなかった。 各キャラクターの個別EDは内容こそAC版とほぼ同一だが、いずれのEDもグラフィックがAC版から差し替えられてしまった。 この点に関してはAC版のファンからは忠実度に欠けるなど批判されているが、『TURBO』以降のバージョンの移植では基本的にアーケードの物を忠実に再現した内容に変化している事から本作独自の味が出ていると評される事がある。 もっとも、AC版の問題点の項にある通り、AC版のEDのグラフィックには雑な部分が見受けられていた事から、移植の際にEDを描き直す事は必然的だったと言える(*33)。 AC版とゲーム性が異なる部分もある。 一部の通常技や特殊技が削除された。また一部の技はグラフィックを他の技のもので代用しているが、リュウ・ケンの垂直J弱Kのように当たり判定が変わったものもある。 吹き飛びの距離が長くなり、起き攻めでめくることが若干やりにくくなった(*34)。 リュウ・ケンの近強Kが全キャラに2ヒットする。 ブランカのしゃがみ弱・中Kがキャンセル可能になった。 ザンギエフの通常投げの間合いが狭くなったほか、垂直J中Pと強Pの性能が入れ替わっている。 問題点 (SFC) スーパーファミコンのコントローラーの都合上、どうしてもボタン同時押しとレバー1回転コマンドが出しにくい。このためザンギエフはますます使いにくいキャラクターになってしまった(*35)。 ただし、逆に波動拳や昇龍拳は出しやすいので一長一短とも。 ボタン3つ同時押しコマンドはボタン2つ同時押しでも出せるように変更された。この仕様は後のシリーズの家庭用移植版でも採用されている。 しかし出しにくさの原因は同時押しコマンドの猶予の無さ(1フレームでもずれると成立しない)にもあるため、根本的な改善には至っていない。 総評 (SFC) アーケードよりもはるかにスペックの劣るハードながら、ほぼ遜色ない忠実な移植を実現し、家で練習してACで実践という流れを生み出したことでアーケード版の活況に献身し、またゲームセンターに行きづらい層にも家でプレイできる環境を提供したことでストIIそれ自体の大衆化にも貢献した良タイトルである。 余談 (SFC) 1992年には全国大会がこのSFC版を用いて両国国技館で開催された。翌年にはターボ、その翌年にはスーパーの大会も開催された。 ゲーム中にスタートボタンを押してポーズしたときの謎の掛け声(ゲーム中の投げボイスなどを組み合わせたもの)が非常に個性的。その後SFC版『TURBO』など、いくつかの移植作でも似たようなものが採用された。 例えば本作のものは、文字に書き下ろすと「ファッファッファッ フゥーン↑フゥーン↓フゥーン!!」といった感じ。ポーズ解除時は試合開始と同じく「FIGHT!」のボイスが入る。 ベガに敗れた際に表示されることがあるセリフの一部に誤植があり、「あかごのほうがはごたえあるわ! ちからなきものはみるのもけがわらしい!!」となっている(「ら」と「わ」が入れ替わってしまっている。これは開発スタッフによる失策であろう)。 このSFC版『ストII』のみの仕様であり、AC版や『ダッシュ』『ターボ』等では「けがらわしい(汚らわしい)」と正しく表記されている。 取扱説明書の12ページに載っている「ゲームルール」項目の表記の一部に誤植があり、「5ラウンド目を最終ラウンドして…」となっている。 実際のルールでは「4ラウンド目」が最終ラウンドであり、この説明書の表記は後に修正された。 徳間書店の「ファミマガ」こと『ファミリーコンピュータMagazine』におけるゲームの5段階評価を付けて集計する「ゲーム通信簿」では30点満点中26.70点の高評価で同年9月に発売された大作RPG『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の26.29点を上回り1992年度1位に輝いた(*36)。 実は1986~1991年度までの6年中では1989年度ゲームボーイ部門の『対戦型テトリス』(*37)を除いて、すべてトップはRPGに占められており(1986年度グランプリの『ゼルダの伝説』はアクション要素はあるが徳間の区分ではRPGに分類されている)純粋なアクションゲームが年度のトップに輝いたのは本作が初だった。 その他の移植版 ゲームボーイに移植されていたのだが、ほぼ公式の黒歴史と化している。 そちらはストリートファイターII (GB)を参照。 その他、当時から考えてもとんでもない程無茶をしている移植が多い。こちらを見れば、如何にSFC版が優秀であったかがお分かりであろう。 その移植のほとんどが、カプコンではなくU.S. Goldおよびその下請け会社によって行われたという事情もあるにはあるが。 2018年にSwitch/PS4/One/Winで配信された『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』にAC版が収録。前述のバージョンアップ版のほとんども収録されている。 2021年にSwitch/PS4/One/Winで配信された『カプコンアーケードスタジアム』にAC版が収録。こちらは『TURBO』『スパIIX』も収録されている。 + 動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm10470587 SS・PSでは1998年に『カプコンジェネレーション~第5集 格闘家たち~』に『ストリートファイターII 』『ストリートファイターII ターボ』と共に収録されて移植された。 初代に関してはほぼ完全移植であり、新たに追加された「ス-パーバーサス」にてAC版では不可能だった同キャラクター対戦も可能となっている。またガイルの「真空投げ」が再現されている唯一の移植作でもある。 PS版はゲームアーカイブスで2016年に配信されている。
https://w.atwiki.jp/kakugame/pages/1933.html
レバー+6ボタン 威力 弱 中 強 P A C E K B D F 必殺技黄色表示=オーバードライブ(OD)対応技※上ゲージ2本使用 リュウ(SF6) ケン(SF6) チュン•リー(SF6) ガイル(SF6) ブランカ(SF6) ザンギエフ(SF6) ダルシム(SF6) エドモンド本田(SF6) キャミィ(SF6) ディージェイ(SF6) ジュリ(SF6) ルーク(SF6) ジェイミー(SF6) キンバリー(SF6) マノン(SF6) マリーザ(SF6) ヨハン•ペトロビッチ(SF6) リリー(SF6) ラシード(SF6) アキ(SF6) エド(SF6) 豪鬼(SF6) ベガ(SF6) テリー•ボガード(SF6) エレナ(SF6) 不知火舞(SF6) シリーズ別索引 ストリートファイターシリーズ(CAPCOM)
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/554.html
ストリートファイターII TURBO ストリートファイターII TURBOデータ 概要 他作品との関連 データ カプコン 2007年08月10日配信 カプコン 1993年07月11日発売 ジャンル:ACT プレイ人数:1~2人 コントローラ:GC・クラコン 使用ブロック数:47 攻略ページhttp 紹介ページVC公式 概要 対戦格闘ゲームで、アーケード作品「ストリートファイターII TURBO」の移植に相当する。「 TURBO」でなく「TURBO」なのは版権の都合だとか何とか。 アーケード版はもともと海賊版(レインボー等)の対策として作られた作品。「II 」をベースに・一部キャラに必殺技を追加・ゲームスピードの高速化・技性能のバランス調整を行った。当時はストII独り勝ち状態が終わり「餓狼伝説スペシャル」等ライバル作品の知名度が増してきていた時期でもある。結局ストIIシリーズはこの後フルリニューアルした「スーパーストリートファイターII」をリリースする事になる。 本作はもちろんアーケード版の移植なのだが、それ以上に「前作でやれなかった事のリベンジ」でもある。例えば…・同キャラ対戦および四天王の使用が可能に・勝利時の「YOU WIN!」等ボイス関連の増加・前作で収録できなかった樽ボーナスステージの追加 「ストII 」準拠のノーマルモードと「ストII TURBO」準拠のターボモードを選択する事ができる。タイトル画面も各作品を彷彿とさせるカラーに変化するのが芸コマ。 他作品との関連 VCで配信されているソフトストリートファイターII(SFC) スーパーストリートファイターII(SFC) ストリートファイターII (PCE) ストリートファイターII PLUS(MD) スーパーストリートファイターII(メガドライブ版)(MD)メガドライブ版はオンライン対戦に対応。 ファイティング・ストリート(PCE)初代「ストリートファイター」の移植。 ファイナルファイト(SFC)当初はストリートファイターの続編として開発されていた。 VC配信が期待されるソフトストリートファイターZERO2(SFC) 関連するアーケード作品ストリートファイター(AC) ストリートファイター(6ボタン版)(AC) ストリートファイターII(AC) ストリートファイターII (AC) ストリートファイターII TURBO(AC) スーパーストリートファイターII(AC) スーパーストリートファイターIIX(AC) ストリートファイターZERO(AC) ストリートファイターZERO2(AC) ストリートファイターZERO2ALPHA(AC) ストリートファイターZERO3(AC)
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/3688.html
今日 - 合計 - タグ アドベンチャー 育成ゲーム ストリートファイターII ムービーの攻略ページ 基本情報 ストーリー 攻略情報 Tips プチ情報 シリーズ一覧 関連動画 参考文献、参考サイト 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] シリーズ一覧 このwikiで扱う機種で発売されたシリーズ作品は以下の表(発売日順)の通り。 発売日 機種 価格 タイトル ジャンル 備考 1988年12月4日 PCエンジン 5,980円(税別) ファイティングストリート 格闘ゲーム SF1。 1992年6月10日 スーパーファミコン 9,980円(税別) ストリートファイターII 格闘ゲーム SF2シリーズ。 1993年7月11日 スーパーファミコン 9,980円(税別) ストリートファイターIIターボ 格闘ゲーム SF2シリーズ。 1993年9月28日 メガドライブ 9,800円(税別) ストリートファイターIIダッシュプラス 格闘ゲーム SF2シリーズ。 1994年6月25日 スーパーファミコン 10,900円(税別) スーパーストリートファイターII 格闘ゲーム SF2シリーズ。 1994年6月25日 メガドライブ 10,900円(税別) スーパーストリートファイターII 格闘ゲーム SF2シリーズ。 1995年8月11日 ゲームボーイ 4,800円(税別) ストリートファイターII 格闘ゲーム SF2シリーズ。 1995年8月11日 セガサターン 5,800円(税別) ストリートファイター リアルバトル オン フィルム 格闘ゲーム 実写映画のゲーム化作品。 1995年8月12日 プレイステーション 5,800円(税別) ストリートファイター リアルバトル オン フィルム 格闘ゲーム 実写映画のゲーム化作品。 1995年12月15日 プレイステーション 6,800円(税別) ストリートファイターII ムービー 育成・アドベンチャー アニメ映画のゲーム化作品。 1995年12月22日 プレイステーション 5,800円(税別) ストリートファイターZERO 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1996年1月26日 セガサターン 5,800円(税別) ストリートファイターZERO 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1996年3月15日 セガサターン 6,800円(税別) ストリートファイターII ムービー 育成・アドベンチャー アニメ映画のゲーム化作品。 1996年8月9日 プレイステーション 5,800円(税別) ストリートファイターZERO2 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1996年9月14日 セガサターン 5,800円(税別) ストリートファイターZERO2 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1996年12月20日 スーパーファミコン 7,800円(税別) ストリートファイターZERO2 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1997年7月17日 プレイステーション 5,800円(税別) ストリートファイターEX plus α 格闘ゲーム SFEXシリーズ。 1997年9月18日 セガサターン 5,800円(税別) ストリートファイターコレクション 格闘ゲーム SF2シリーズ+SFZEROシリーズ。 1998年10月23日 プレイステーション 5,800円(税別) ストリートファイターコレクション 格闘ゲーム SF2シリーズ+SFZEROシリーズ。 1998年12月23日 プレイステーション 5,800円(税別) ストリートファイターZERO3 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1999年7月8日 ドリームキャスト 5,800円(税別) ストリートファイターZERO3 サイキョー流道場 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1999年8月5日 セガサターン 通常版5,800円(税別)4MB拡張RAM同梱版7,800円(税別) ストリートファイターZERO3 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 1999年12月16日 ドリームキャスト 6,800円(税別) ストリートファイターIII ダブルインパクト 格闘ゲーム SF3シリーズ。 1999年12月24日 プレイステーション 5,800円(税別) ストリートファイターEX2 PLUS 格闘ゲーム SFEXシリーズ。 2000年3月4日 プレイステーション2 6,800円(税別) ストリートファイターEX3 格闘ゲーム SFEXシリーズ。 2000年6月29日 ドリームキャスト 5,800円(税別) ストリートファイターIII 3rd STRIKE Fight for the Future 格闘ゲーム SF3シリーズ。 2000年12月22日 ドリームキャスト 4,800円(税別) スーパーストリートファイターII X for Matching Service 格闘ゲーム SF2シリーズ。 2001年2月15日 ドリームキャスト 3,800円(税別) ストリートファイターZERO3 サイキョー流道場 for Matching Service 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 2001年3月30日 ゲームボーイ 4,300円(税別) ストリートファイターALPHA 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 2001年7月13日 ゲームボーイアドバンス 4,800円(税別) スーパーストリートファイターII X リバイバル 格闘ゲーム SF2シリーズ。 2002年9月27日 ゲームボーイアドバンス 4,800円(税別) ストリートファイターZERO3↑ 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 2003年12月18日 プレイステーション2 3,800円(税別) ハイパーストリートファイターII アニバーサリーエディション 格闘ゲーム SF2シリーズ。 2004年7月22日 プレイステーション2 通常版3,800円(税別)THE LIMITED EDITION7,800円(税別) ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future- 格闘ゲーム SF3シリーズ。 2004年10月28日 XBOX 4,800円(税別) ストリートファイターアニバーサリーコレクション 格闘ゲーム SF2シリーズ+SF3シリーズ。 2006年5月25日 プレイステーション2 4,800円(税別) ストリートファイターZERO ファイターズ ジェネレーション 格闘ゲーム SFZEROシリーズ。 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2024年08月22日 (木) 22時41分03秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2147.html
登録日:2010/07/13 Tue 20 28 36 更新日:2024/09/16 Mon 22 04 19NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 PXZ2 しつこい わかりやすい悪役 カプコン サイコクラッシャー サイコトラック サイコパワー サイコ投げ シャドルー シュガー・ラッシュ ストリートファイター タイ トラック運ちゃん ナムカプ バイソン将軍 ベガ ベガ様 マント ラウル・ジュリア ラスボス レガース ヴィラン 内海賢二 力王 RIKI-OH 加藤保憲 四天王 変態 夢は大きく世界征服 嶋田久作 悪のカリスマ 悪役 日下武史 格闘ゲーム 楠大典 白目 笑顔がチャーミング 総帥 総統 若本規夫 西村知道 鷲崎 我がサイコパワーの前にひれ伏せィッ!! / ̄ ̄ ̄ ̄\ /≦三 卯≦三 ヲヽ / └─ YY厂 ̄´ ∧ / /ニニニニニニ≧ミ ∧ / /ニニニニニニニニニニニヽ ∧ / / /ニニニニニニニニニ>ニ| | / / //{ 云ニニニニニ≧云 ∨ ∧ ∨ {/ ` ̄´ { ⌒ ̄´ 〉、 ∧ ∨ ∧| /_二´-‐─┐ /う | / \{{ ハ ∨ィT TTソ | / / |ト、| ` ̄ ̄ ̄´ / .厶イ j i ´ ̄` / ノ 厶イ\ / ̄ ̄\ r<7´ 厂´\____/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` | / / / | , ′ /´ ̄ ̄ ̄ ̄/ -‐─┤ { { / /´ _ > ´ /⌒∨ / / > / / /´ ./ / ̄`ヽ _______ .> ´ / / / / / |{ ̄ ̄| .| / { ̄`ヽ /⌒| ./ / / ./ / / fニニヽ | ー一 |/ | ` ̄´∨ / | / / / / / {_____|_冫 |__ j |. / ∧ ∨{ / / / / / \ | | | | ./ ノ .|/ ./ ./ / | { { ⌒ヽ | ∧ | ── |/ | | { / / .| | ∨ ∧∨ ∧ .| { /⌒| | | L_ \_/ { j、 ∨ ∧∨ ∧∧ ∨ j / / \__ / { / / \ ∨ ∧∨ ∧ノ ∨ / / / / | / / \___ \ ⌒\ ヽ ∨ / / / | ./ { ` ̄ ̄ ̄ \ | \ / / ベガとはストリートファイターシリーズのキャラクター。 海外版の名前は『M・バイソン』。 【プロフィール】 出身地:不明 誕生年:不明 誕生日:4月17日 身長:182cm 体重:112kg (*1) スリーサイズ:129・85・91(II)、133・90・92(ZERO) 血液型:A 好きなもの:世界征服(~Ⅴ)、力(6) 嫌いなもの:弱い者、無能な部下(~Ⅴ)、無能(6) 特技:催眠術 CV:西村知道(ZERO、EX他)、若本規夫(CVS、SVC、IV、V他)、楠大典(シュガー・ラッシュ、6)、日下武史(MOVIE)、内海賢二(ストⅡV) 赤い軍帽と軍服に黒いマントを身につけた男性。肩、腕、膝下に鎧を付けている。 サイコパワーを操るシャドルーの総帥にして、非常に強力な超能力の持ち主であり、他をよせつけない圧倒的な機動性と多彩な攻撃を誇る。 『ストⅡ』でラストボスとして登場し、その見た目のインパクト、恐るべき強さや機動性で強烈な印象をプレイヤーに与え 「ボス=サガット」のイメージをも完全に葬り去った。 豪鬼出現後はやや影が薄くなるが、実力は変わらずトップレベル。 性格は極悪非道で、目的のためなら手段を選ばない。 任務に失敗した部下は容赦なく始末し、優秀な格闘家はサイコパワーで洗脳・改造してムリヤリ戦闘員に仕立て上げる。 そうして作り上げた戦闘員や、幼少期から育てた改造クローンで構成されたベガ親衛隊を抱えている。 親衛隊は構成員全てが10代の少女であるため、ベガ=ロリコンは定説となっている。 バルログは「ベガにしては珍しく評価出来る感性」だのと褒めていたが。 ベガ親衛隊の多くは月(年月の方の月)の名前が付けられている。 他にもアニメ映画版でケン・マスターズを洗脳し、リュウと闘わせていた。 ポケットファイターでは満面の笑みでソリ遊びに興じておられる。 ソリに夢中なので戦いには参加しない。 ストリートファイターのナンバリングの中で『Ⅰ』(そもそも『Ⅱ』の前作だし)および『Ⅲ』のシリーズには登場しない。 クロスオーバー作の「VS. シリーズ」では「X-MEN VS. ~」「MARVEL SUPER HEROES VS.~」「MARVEL VS. CAPCOM 2」に参戦、「MVC1」でもデモにのみ登場する。 【名前】 国内版と海外版で名前が違う。(海外名「M・バイソン」) 『ベガ』は世界的に女性の名前というイメージがあり、極悪なボスキャラクターには相応しくないとされたため(*2)。 ちなみにベガはスペイン語では女性名詞になっており、日本でも七夕の「織姫星」として知られる星の名前でもある。 また、マイク・バイソンも明らかに元ネタのマイク・タイソンにそっくりだったため米国で肖像権絡みで訴えられることを危惧したことや、 バルログも『指輪物語』の屈強な怪物の名前であったためこちらもイメージに合わないと判断されたことにより、 シャドルーの総帥「ベガ」はサイコクラッシャーで突進するイメージで猛牛の「バイソン」に、 黒人のボクサー「バイソン」はムキムキなイメージの「バルログ」に、 美形スペイン忍者の「バルログ」は女っぽい印象の「ベガ」に、それぞれ名前がシャッフル交換された。 なお残りの四天王であるサガットは『ストI』で登場済だったため除外。 ぶっちゃけややこしいが、基板コストの関係で名前のグラフィックや音声を使い回すためにこうなってしまった。 なお海外版「M・バイソン」の「M」はマイクの略ではなく、作品によって「マスター」だったり「メジャー」だったり「マイティ」だったりと一定していない。 実写映画など日本語化作品の一部では「バイソン将軍」とも称される。 英語圏のユーザー間ではこの紛らわしさを解消するため、それぞれ「Dictator(独裁者)」「Boxer(ボクサー)」「Claw(爪)」という名称が使われることも。 【モデル、前身】 『帝都物語』『帝都大戦』などに登場する大日本帝国陸軍の「加藤保憲」がそれである。 強力な超能力を使用し、帝都・東京を壊滅に追いやるほどの圧倒的な魔人。 ベガもその力を継承しているため、格闘ゲーム出身キャラとしては最強クラスのパワーの持ち主。 ベガを超える力を持った格闘キャラが降臨することは、それこそ魔法が普通な世界とかでもない限りはまずないと言われる。 まぁ、豪鬼にフルボッコにされたり、ギルと互角の戦いやってたりするけど。 厳密にいえば、直接的なモデルは同じく加藤保憲をモチーフとした猿渡哲也原作の漫画『力王』のキャラ「鷲崎」。 特に『II』時代は原作をモロに模写・トレスしたのではないかというレベルで『力王』本編にそっくりなイラストが多い。 後年になって初期の設定資料が発表されたが「これが漫画のトレスじゃないとは言わせんぞ」というレベルのベガの絵があった。 ベガ特有の「片手を顎に添えた立ちポーズ」も作中で鷲崎が椅子に座り頬杖をついているシーンがモデルとされる(*3)。 企画時の名前が鷲崎→イーグルヘッド→ベガ(アラビア語で「急降下するワシ」を意味する)と変遷している。 現代の感覚だとパロディにしてもあまりにも元ネタに寄りすぎていて問題になりそうだが、当時は色々とおおらかな時代だったのである。 【経歴】 前史 ベガもかつては一介の普通の青年であった。 しかし常日頃から強い上昇思考が悩みの種でもあった。 何でも一番でなければ気が済まず、何か物事を始めるとどんな手段を講じてでも、その世界の頂点に立とうとする。 「これ以上悩んでいたら頭がおかしくなる…」とストレス発散の手段として格闘技を始める。 最初は娯楽のつもりだったが、サイコパワーを操る有名な武術の師範と出会い、彼に弟子入りする。 師の下で修業を積み、武術・サイコパワー双方で師を越えるほどの実力を身に着けていく。 だが師は彼に対して常に見下すような態度を取り続けており、耐えかねたベガは師を殺害。 そして身に着けた強大な力に呑まれるように世界征服の野望に取りつかれていき、暴走を開始する。 サイコパワーと武力を駆使し、優秀な人材を集めてシャドルーを結成し、シャドルーを手足として、 麻薬密売から拉致、要人暗殺を狙った爆破テロ(*4)など、ありとあらゆる犯罪に手を染めだす。 『ZERO』と『ZERO2』のナッシュEDによれば、ナッシュの上官(アメリカ軍部)とまで癒着している様子。 サイコパワーによって自分の魂をコントロールすることが可能で、例え今の肉体を失っても別の肉体に魂を乗り移らせることによって 何度でも復活できるという人ならざる異能力を身に着けている。 そのサイコパワーは、「憎悪」の感情によって発動・増幅されるらしい。 ゲーメスト誌の増刊で語られたサイドストーリー、アニメ『ⅡV』、どちらも彼のパワーは「憎しみ」が重要であると語られる。 ZEROシリーズ 『ZERO』ではサイコパワーを封じようとするローズを退け、マイク・バイソンとバルログとサガットをスカウトしてシャドルー四天王を結成する。 更に、殺意の波動を秘め、極めて高い素質を持つリュウにも目を付ける。 『ZERO3』ではサイコパワーが最盛期を迎え、筋肉が大きく膨れ上がっている。 しかし強すぎるサイコパワーに肉体が耐えきれないと判断し、代替ボディとしてリュウを狙う。 焦りからか世界征服計画も一気に進めるも、世界征服もリュウ獲得もあらゆる格闘家によって阻止され、最後には肉体が爆発して消滅する。 結果的にほとんどのキャラのEDで「ベガが倒され消滅する」という結末に帰結するため、ネット上の動画サイト等によるED集は事実上「ベガ消滅シーンまとめ」となっており、最早ネタの領域。 特にシリアス担当のメインキャラ以外のEDはギャグ的展開が多い 『ZERO』シリーズ自体は公式には『II』のパラレルワールド的位置づけとなっているため『II』以降にもベガは登場するが、 『IV』以降は『ZERO』シリーズにおける展開や設定もある程度正史として取り込んでいるため、 現行の展開を踏まえ『ZERO』と『II』の間で代替ボディに換装したという解釈もなされている。 II 『II』の30年前にサンダー・ホークの故郷を襲う。 『II』のバックストーリーでは、世界征服の下準備と戦闘員に利用できる格闘家の確保という目的で世界格闘選手権を開いた。(*5) ゲーム的にはラストボスとしてシリーズ初登場。『ストリートファイターIIダッシュ』にて使用キャラクターに昇格する。 シリーズ最初期であり、ストーリーが殆どなかったこともあってか、ぶっちゃけのちの作品のベガと別人レベルで性格が違う。 アップデート版の『スーパーストリートファイターIIX』では乱入した豪鬼に連撃(のちの瞬獄殺)をかまされ、なんやかんやでシャドルー壊滅。 これ以降、プレイヤーでなく常にベガに狙いを定める豪鬼にフルボッコにされる事が度々おこり、前述の『ZERO』でも豪鬼に叩きのめされるEDが存在したり、ウドンエンターテイメント製のコミック版でも豪鬼に全く歯が立たずに敗北している。 流石にラスボスとしてこの扱いはどうなのか、ということで『Ⅳ』以降はこの手の描写は無くなり、シャドルー壊滅も、ベガがリュウ・ケン・ガイル・春麗・キャミィの5人を同時に相手にした激闘末に敗北、という壮絶なものに変わっている。 一応『IV』でも「豪鬼にフルボッコにされた状態」がコスチュームというものは存在しているが、衣装はズタボロ表情にも関わらず不敵な表情は変わらない為、逆に凄味が増す形に。 当時、ゲームのラストボスと言えば筋肉もりもりマッチョマンの大男が主流であった為、スリムな体格の優男がラスボスとして並み居る格闘家をバッタバッタと薙ぎ倒す様はかなり衝撃的であった。 IV シャドルーがベガの乗り換え用人造ボディを研究開発している事が判明。 ベガの代用ボディの内の一つ、セス反逆の報告を受け、不完全な代替ボディで再臨。シャドルーを復活させ、四天王を召集する(ただしサガットには断られた)。 完全な肉体を求め、再度リュウを狙う。 V 肉体に限界がきたためかマッチョボディは相変わらずながら髪が白髪になり、軍服の裾が伸びてロングコートの様になっている。 ゼネラルストーリーにおいては、サガットの後任として新たに四天王の一角に就いた毒手の使い手ファンの指揮の下、 失ったサイコドライブの代わりに開発した特殊兵器「黒い月」の力で世界を破滅に追い込み、 負の感情を吸収してパワーアップする「チェインズ計画」を推進。 陰謀を阻止すべくやってきたリュウとその仲間たちを基地の最奥で待ち受ける。 ……が、肝心のベガ本人はプロフィール好きなものに挙げるほどに執心していたはずの世界征服に さほど関心を持っていないような素振りを見せるなど、どこか旧作と異なる様子を垣間見せる。 そして戦いの中で彼の真の目的が明かされていく。 時系列上、『III』におけるシャドルー壊滅の経緯を描く物語となるため、 因縁を持つすべての者たちにとって、正真正銘、最後の戦いとなる。 6 シャドルーが崩壊し、Vの経緯もあって登場せず。 しかしかつてベガの部下であったJPから、彼の人となりについて聞くことができるほか、ワールドツアーにてシャドルーの残党も登場しているなど、本人の影響と存在感が未だ色濃いことが示唆されている。 ……そして実は生きていたということでDLCで復活を果たした。 Vで敗北を喫したためか記憶の一部を失っている上に、いつもの軍服ではなく上裸にぼろ布を纏ったといういでたち、更に白目ではなく薄いながらも瞳の部分が描かれるという大幅なイメチェンが行われた。 アーケードモードのストーリーを見る限りこの服装はメトロシティのチンピラたちから奪った模様。 トレーラーやイントロで黒い大馬に乗って登場した姿とSA2はどう見ても某拳王様。 なおストーリーおよび6公式設定は前述の服装だが、ゲーム的にはOutfit2にいつもの赤色軍服 軍帽が用意されているので旧来のベガのコスチュームが良いという人も安心。 力への渇望は相変わらずではあるものの、上述のように記憶の一部を含めた様々なものを失った影響か以前より若干ながら丸くなっている。 例えば好きなもの嫌いなものが変わっていたり、今作で頻繁に乗り回している馬は見どころがあると気に入って命を救ったものだったり、シャドルーが壊滅した事も「己の身一つとなったがいっそ清々しい」と感じていたりと全体的に何処かスッキリした様子が見受けられる。 馬もベガが助けた結果ベガに付き従うようになったものであり、ベガ自身も(駄馬呼ばわりしているが)この馬を気に入っているという、シャドルー時代のビジネスライクな部下関係とはまた違った良好な関係を築けている。 プレイヤー(弟子)に対しても何だかんだで面倒見が良く、しっかりと共闘もすれば部下になりたければ有能さを示せと発破を掛けたりしてくれる。最初にプレイヤーを見逃したのも「馬が気に入ったから」だったりする。 総じて悪党なのは変わりないが僅かながらダークヒーロー寄りに方向性が変わっているようだ。 おにぎりの有用さについて丁寧に語るベガは必見 またゲーム的にもサイコパワーによる超能力じみた戦い方が増えてきていたV以前に対し、飛び道具系の技がバッサリ削除され、立ちモーションもⅣ以前のものになるなど「格闘家としてのベガ」がフィーチャーされた設計となっている。 【ゲーム上の性能】 大体のシリーズで中堅~強キャラとの評価であり、特にダッシュではサガットに並ぶ、ぶっちぎりの最強キャラ。 あまりの強さに店によっては対戦で使用禁止キャラに指定されたり、ベガで乱入しただけでリアルファイトの被害に遭ってしまったという人までいた程。 後述の「サイコ投げ」によるハメ技で一方的に蹂躙でき、ゲーメスト誌上でもキャラクター同士による座談会まで組まれる事態に。 しかし『ダッシュターボ』ではその強さに天罰が与えられ、逆にぶっちぎりの最弱キャラにされてしまった。 元々はラスボスキャラとして設定されていただけに、ターボ以外では優秀かつ使いやすい物が揃っている。 「ZERO」以降は飛び道具のサイコショットが追加され、同じコマンドのサイコクラッシャーがスーパーコンボに昇格。 プレイヤー操作となった際には、必殺技の大半が溜め技で構成されている溜めキャラ。 しかし同じ溜めキャラのガイルと違い、余り待つのは得意ではなく、攻めながらも溜めを維持しなければならない中〜上級者向けのキャラクター。 歩きが早く、通常技の滑るように足元を蹴るホバーキックから、サイコクラッシャーやダブルニープレスなどの各種突進技。空中からトリッキーな攻撃を仕掛けるヘッドプレスなど、奇襲に特化している。 反面、安定対空に乏しく、追い詰められると切り返す手段が少ない。 こうした仕様のため、溜め技を碌に時間もかけず乱発出来るCPUの高難易度モードでは恐ろしく強くなるキャラクターの1人。 【主な使用技】 ・ホバーキック しゃがみ強キック。両足を前方に突き出したような姿勢でスライドする。 足を滑らせて尻餅をつきそうな姿勢、といえばわかりやすいか。恐らくサイコパワーで滑っていると思われる。 通常技のため技の出が早く突進距離も長く、遠距離から足払い判定でダウンを奪う事が可能。 作品によっては起き上がりに重ねることで逆ガード(めくり)を狙えたりする。 だがガードされると隙は大きいため、慎重に使う必要がある。 劇場版アニメではこの技でリュウとケンの二人を跳ね飛ばした。 ・ダブルニープレス 低空前方宙返りをしながら両足を蹴り下ろす突進技。 資料ではアドンが自身のバーチカルローリング(後のジャガーキックに相当)を盗まれたと言っている。 初出の『Ⅱ』では必殺技扱いではなかったが、2発目が立ちガードできない上に有利時間が長いため、厄介な技に変わりはない。 一旦攻撃を喰らうと抜け出す事はできず、ピヨりまで連続で入る。 『ダッシュ』でプレイヤー用になってからは必殺技になり削り能力がついた。 当時は「ガードさせて有利」というトンデモな技であり、ヒット後に通常技を繋げてコンボすることすら可能。 これによる「ダブルニーはめ」という凶悪無双な連係までできてしまい、一時無敵を誇った。 『Ⅳ』ではさすがにそこまでではないものの、「ガードさせて5分」という(同作の突進技の中では)やはり破格の性能を持ち、固めの主力。 EX版は更に出掛かりに無敵判定が付与され、あらゆる状況に割り込める凶悪な性能を誇る。 ただし硬直や速度・距離が作品によって結構違う為、打てば反撃確定の死に技になっている作品もある。 ・ヘッドプレス 下方向へのタメから腕を組んで相手の上空高く飛び上がり、相手の頭に直立して踏みつける技。 飛び上がってから相手をサーチして強襲する為、飛び道具や奇襲に対して滅法強い。 同時にシャドルー総帥のベガ様らしい技で、相手には屈辱感による精神的打撃も与える。 踏みつけたあとは、再び高くジャンプして後方へ飛びすさるので隙を突きにくい。 この後も空中制御が可能で、後述のデビルリバースやサマーソルトスカルダイバーに繋げることもできる。 ただし何故か必殺技でありながら、『Ⅱ』『ダッシュ』『ダッシュターボ』まではケズリダメージが無い。 EX版は無敵が付き威力が急上昇、更に当たればダウンを奪えるようになる。 『ウルⅣオメガ』では飛び上がってサーチするだけの「デスフラッター」という技がある。 『MVC2』ではあのケイジャンバグに唯一対応できる技だが、ベガ自体の使用率が・・・。 ・サマーソルトスカルダイバー 「ヘッドプレス」後、打撃ボタンを押すことで連続技として繋げることができる技。 両手を前方に振り下ろしサイコパワーを纏った手刀を放つ。『スパII』以降削り可能になった。 『ZERO』シリーズではサイコパワーを纏った掌底による攻撃になっている。 ・デビルリバース 『スパⅡ』より登場。羅漢仁王拳を使う巨人とは関係ない 下方向のタメから空高くジャンプし、落下しながらサイコパワーを纏った手刀を振り下ろす。 技の動作が途中まで「ヘッドプレス」と似ており、空中で一度転身するやや変則的な軌道を描き攻撃する攪乱技。 『スパⅡX』では落下地点をある程度操作できる。 ・サイコクラッシャーアタック ベガのサイコパワーを象徴するような技で謂わばベガの代名詞とも言える必殺技。 サイコパワーを全身に纏い、ドリル状に回転しながら飛ぶ突進技で、食らった相手は青い炎に包まれる。 初出の『Ⅱ』では最初に溜めモーションがあり、さらに攻撃を受けると2倍のカウンターダメージを貰うと言う仕様であった。 そのため実はそこまで強い技ではなく、むしろ出して来たらチャンスと思うべき。 しかしプレイヤーキャラとして昇格したダッシュでは技性能が物凄く向上。 最初の溜めモーションがなくなっただけならまだしも、ガードされても3回削れる(*6)(*7)という極悪性能。 更に全身が攻撃判定なくせに、ベガの腰から脚にかけては全くやられ判定がないという無茶っぷり。 これを利用した「サイコテイル」というテクニックが非常に凶悪だった。 タイミングを計ってサイコクラッシャーをするだけでも起き攻めすら容易に実行出来、この技を連発してるだけでもかなり勝てる始末。 サイコクラッシャーアタックをガードさせた直後に投げる回避不可能のハメ、通称「サイコ投げ」も猛威を奮った。 その後の作品ではさすがに弱体化し、サイコテイルもサイコ投げも不可能になった。 スパコンなど超必殺技版は「アタック」を省略した「サイコクラッシャー」となり、更に強化されたものとなる。 ・ベガワープ 『ZERO』シリーズから登場した無敵移動技。 腕を組み高笑いを上げながらワープする、切り返しに乏しいベガの位置調節技。対応するボタンで出現位置が変わる。 ただしワープ直後に隙があるので相手に読まれないようにすること。 『6』では人間味を強くさせるために削除された。 ・サイコショット 『ZERO』から登場した飛び道具。 アッパーカットのようなモーションで、サイコパワーを球状にして投げつける。 初登場の『ZERO』では画面内に弾が残っていても2発目が発射できる。作品によっては弾の軌道が特殊。 ベガにとって貴重な遠距離攻撃手段だが、出が遅かったり硬直が地味に長かったりと使いにくい。 ・サイコブラスト 『Ⅴ』で登場した飛ばないサイコショット。EX版は飛ぶが弾速は遅い。 弾速の遅さを利用し、攻めガイルの追いソニックのように盾に使える。 判定も2発分で命中すると相手が上空に吹き飛ぶため、そのまま追撃が可能。 ・サイコバニッシュ 『CvS』で追加された、ベガ版バニシングフラット。 サイコパワーを纏った腕を振り下ろして攻撃し、飛び道具を消す効果がある。 技のリーチが短いが多段ヒットする上に威力も高く動作も速い。 Aグルでは壁際で浮かせた相手に強版を繰り返すだけでかなりのダメージを稼げるため、他キャラよりもAグルを選ぶメリットがある。 ・サイコインパクト 『CvS』で追加された技で、体を屈めて踏み込みつつ顎狙いの掌底からストレートを打ち抜く突進技。 スピード・威力・硬直・隙など全てにおいて「ダブルニープレス」に劣っており、初代『CvS』でしか採用されてなかった。 『Ⅴ』でも実装されたが動作が異なり、サイコパワーで相手の身体の自由を奪い浮かせ、衝撃波で吹き飛ばす通常投げになった。 ・サイコインフェルノ 『Ⅴ』で追加されたサイコパワーの炎で攻撃する技。 しゃがんで地面に手を付き、振り上げると同時に多段ヒットする炎を目の前に放出する。 EX版は自分の周囲全体に攻撃判定があるため、回り込まれても迎撃できる。 ・サイコフィールド 『VS』シリーズで使用可能な技。 ゆっくりと進む球体を発射し、一定距離を進んだ後連続ダメージを与える球状のフィールドを作り出す。 攻撃範囲は広いのだが、発生が遅いので使いどころが難しい。 ・サイコマイン 『Ⅴ』及び『6』で使用可能な技。 サイコパワーの塊を相手に埋め込み時間経過、または特定の行動で起爆させる。 『Ⅴ』ではⅤトリガーⅡ、『6』ではバックフィストコンボを当てると付与し、プレッシャーからコンボの繋ぎまで用途は多岐に渡る。 『6』では埋め込み後に出せる専用のアピールがあり、ベガが埋め込んだ相手に向かって指を3本立て「3!2!1!」と仰々しく取る3カウントに合わせてサイコマインが起爆(*8)する。「ボン!……フフ」 【超必殺技】 ・サイコクラッシャー 『ZERO』シリーズで使用する「サイコクラッシャーアタック」のスパコン版。 発動時の無敵時間は下記の「ニープレスナイトメア」より短いが空中ガード不可で、攻撃判定が非常に大きい。 このため空中の相手にも全段ヒットしやすいが、端付近ではヒット数が下がってしまう。 しかも地上の相手にカウンター狙いで出すと、1発目がヒットした時点で相手が吹き飛びダウンして、全段ヒットしないことがある。 よって地上での連続技の場合は「ニープレスナイトメア」のほうが安定する。 『MARVEL』シリーズではタメ不要かつ空中発動可能で、エリアルレイヴに組み込める。 サイコクラッシャーアタックが必殺技に採用されている場合はメガ・サイコクラッシャーという名になる。 『ZERO3』のファイナルサイコクラッシャーは画面の全てを覆い尽くす程のサイコパワーを纏って放ってくる。 しかもワープして戻ってくるまでは完全無敵なため、潰されることは一切ない。空中ガードも不可。 例えガードに成功してもケズリダメージだけでK.O.されてしまう可能性があるほどの威力を誇る。 ガードゲージをある程度減っている状態ではガードクラッシュが発生し、大ダメージとなる。 『EX』では巨大なサイコパワーで飛び道具をかき消して進むメテオコンボサイコブレイクスマッシャーがある。 『Ⅴ』ではクリティカルアーツとして後述のアルティメットサイコクラッシャーが登場している。 ・ニープレスナイトメア 『スーパーストリートファイターII X』において初実装されたベガの初のスパコン。 キックボタンで出すスーパーコンボで、「ダブルニープレス」を2回連続で繰り出す。 サイコクラッシャー同様、突進系の技。発生が早く無敵判定や威力に優れている。 『Ⅱ』のCPUベガが仕掛けてくる連続技を彷彿させる動きになっている。後に似た動作の「ナイトメアブースター」が実装された。 空中の相手にはカス当たりしかしないが、基本的にはスーパーコンボのサイコクラッシャーよりも高性能なことが多い。 なので、対戦ではこの技の使用率はかなり高め。 ・サイコキャノン 『EX』シリーズのみ登場した「サイコショット」のスパコン版。 手元にサイコパワーを溜めて球体にして飛ばすのだが、溜めている最中の球体にも攻撃判定がある。 ボタン押しっぱなしで溜め続け肥大化し、ヒット数や威力が上がる。 『EX3』の真ボス・ベガⅡおよびトゥルーベガは3色3種類のサイコキャノンを放つ。 サイコキャノンR:大きくて速い赤いサイコキャノン サイコキャノンG:ゆっくりと蛇行する緑色のサイコキャノン サイコキャノンB:分身して挟み撃ちにする青いサイコキャノン ・サイコエクスプロージョン 『MVC2』のみに登場するサイコフィールドを元にしたハイパーコンボ。 サイコキャノンのモーションで弾を飛ばし、当たると後炸裂する。 攻撃範囲は広いが、エリアルからつなげられるサイコクラッシャー・発生が早く威力も申し分ない二―プレスナイトメアの方にゲージを割かれがち。 ・ハートブレイクディスピアー サイコ投げを元にしたスーパーコンボ。 「サイコクラッシャーアタック」のモーションで突進し、相手を抉るように回転した後に後方へ投げ飛ばす。 モーションはほぼ同じだが、実は後半の投げが打撃扱いなのでガード可能だったりする。 ちなみに技名を直訳すると「傷心、絶望」。在りし日のリアルファイトが思い出される ・ナイトメアブースター 「泣き叫べ! ナイトメアブースター!(Scream in pain! Nightmare Booster!)」 『ストリートファイターIV』のウルトラコンボⅠ。 「ニープレスナイトメア」からの「サイコクラッシャーアタック」がヒットすると相手をえぐりながら急上昇。 「サマーソルトスカルダイバー」で叩き落とし、トドメに「ヘッドプレス」で踏み潰す、ベガの四大必殺技を組み合わせた大技。 「ここが貴様の墓場だ!(This place shall become your grave!)」 …ただし実は発生が遅いので割り込みやぶっ放しには向かないし、ガードされると突き抜けて硬直してしまう為、絶好の的になる。 EXレッドセービングやヘルアタック後に追撃として出せば連続技に組み込めるが、ややロマン技の気が強い。 無敵時間が長めなので対空にも使え、これを利用して相手の大技に合わせ割り込むという使い方も可能。 修正が入り発生が2F早くなって使い勝手が劇的に向上している。 ・サイコパニッシャー 「これで終わりだ!(The end has come!)」 『スーパーストリートファイターIV』のウルトラコンボII。 飛び上がり着地した際に衝撃波を発生させ、ヒットすると衝撃で浮き上がった相手を鷲掴み。 頭上に持ち上げて相手の腹に拳とともに強力なサイコパワーを放ち爆発させる。ヒートエンド! 「サイコパワーの前にひれ伏せぇい!!(Kneel before my Psycho Power!)」 「弱い!弱過ぎるぞ!(Bah! Such weakness!)」 奇襲、めくり、割り込みなどに使える便利技。さらに演出や若本の声がとてもカッコいいので使用者が多い。 衝撃波の攻撃判定は前後周囲に発生し、屈みガード不可。 ダメージは上記の「ナイトメアブースター」を下回るが、アーマーブレイク付きで隙も硬直も少ない。 発生から着地までは飛び道具無敵、発動後は空中制御が可能なので、相手の飛び道具を跳び越えつつ攻撃ができる。 相手の起き上がり合わせてめくりでガード方向を攪乱して潰すという戦法もあり、緊急脱出用にも使える。 唯一の欠点はやはり発生が遅く、こちらは暗転時の無敵時間が一瞬しかない。 ベガのウルコンはベガワープからのキャンセルが可能なので、これを基点にするのが有効。 『6』でもSA2として続投しているが、相手を捕らえてサイコパワーの左拳でカチ上げた後、 人差し指一本で落下してきた相手の胸の中央を一突き し、投げ捨てるという、 なんというか某拳王様を思い起こさせるようなモーションになっている。「地に伏せい!」 ・アルティメットサイコクラッシャー 「消え失せろ…ヌゥゥン!」 「アルティメット…サイコ…クラッシャー!!」 『Ⅴ』にて実装されたベガのクリティカルアーツ。 Vリバーサル「サイコバースト」で相手を打ち上げた後、空中にワープしてサイコパワーをチャージ。 落ちてきた相手に向かってサイコクラッシャーで突撃し、壁に叩きつける。 相手を強制的に壁際に追いやった後、ベガ自身はベガワープで距離を取る。 空中でも使用可能で「サイコバースト」で相手がKOした場合はサイコクラッシャーは出ない。 「ヌゥッハッハッハッハ!!」 ちなみに『ストリートファイターⅤ』には通常のサイコクラッシャーは実装されていない。 初段のリーチは短いものの、無敵時間があるので切り返しやコンボに使える。 演出後は自動的に画面端に追い込めるので有利になれる利点が大きい。 空中でも出せるので、ヘルアタックがヒットした後の追撃にも使える。 地上ならダブルニープレスからのコンボが簡単で繫げやすく強力。 ・アンリミテッドサイコクラッシャー 「終わらせてやろう!」 『6』におけるSA3にしてベガの切り札。 腕にサイコパワーを溜めつつ短いサイコクラッシャーで突進、ヒットすると相手を掴みつつナイトメアブースターに近い軌道で空中を反転。 「我が力にひれ伏せい!!」 そのまま地面に叩きつけつつ引き摺った相手の頭を掴み、全力で地面にたたきつける大技。 HP25%以下で発動すると威力とドライブ削りが強化されたCA版になる。 演出も大幅に異なっており、ヒットすると相手の腕にベガ立ちし、そのまま後ろに大ジャンプ。 「アンリミテッド!サイコクラッシャー!!」 空中で両腕にサイコパワーを溜め、サイコクラッシャーで突撃し大爆発を起こす。 「クズが……」 の台詞ともにベガ立ちで相手を見下すベガで〆。 性能面ではSA3らしく無敵と発生に優れており、コンボ・割り込み・対空等々様々な場面で役立つ。 【アニメ作品でのベガについて】 劇場版「THE MOVIE」でもシャドルー総帥である彼の立ち位置は変わらず。桁外れの潜在能力を持つリュウに目をつけ、手に入れようと画策。 手始めにケンを捕えて洗脳し、リュウと戦わせるように仕向ける。 サイコパワーを駆使した戦いにおいてはリュウやケン、ガイルの何れもを寄せ付けない作中でも無類の強さを誇る。 文句のつけようのない大悪党だが、リュウとケンのタッグに対し、「武闘家として相手してやる」とマントを外し、サイコパワーも使わずに戦い(*9)、 「どうした、もっと攻めて来い」や「このベガ様に打ち込むとは、私が見込んだだけのことはあるな」と発言するなど、 一介の格闘家としての矜持も見せた。 戦い自体は終始圧倒していたが、最終的にリュウとケン二人の連携攻撃で怯んだ隙を突かれて、ダブル波動拳に吹き飛ばされ、VTOL機に衝突して爆死した。 ……と思われたが、エピローグでベガらしき人物が下山中のリュウに大型トラックで特攻を仕掛け、リュウが迎え撃つという仰天なシーンで物語は終わりを告げる。 不敵な笑みを浮かべたままハンドルを握って突撃するというあまりにもシュールすぎるその姿から今でもネタにされている。 テレビアニメ版「ストリートファイターII V」では、青い軍服姿で登場。存在自体は第1クールから仄めかされ、第2クールで正式登場。 声は某拳王様と同じ為、威圧感が半端ない。 サイコパワーや波動は、全ての力の源の空間=宇宙からの力となっており、ベガの場合、その空間の化身とも呼べる、イーグルヘッドの石像もパートナーとしている。 劇場版と同じく、リュウとケンのタッグに敗北。 【関連人物】 春麗 インターポールの刑事であり、追う追われるの関係。彼女の父親を殺害したため、私怨も抱かれている。 MVC1では逆にベガに返り討ちにされ、そのまま改造手術によってサイボーグになった春麗こと「シャドウレディ」が存在する。 なおスト6では「カンフー団子頭女」と呼んでいる。 ガイル 彼の親友のナッシュを殺害したため、復讐の対象として憎悪されている。 主人公のリュウ・ケンより主人公らしいバックボーンのため、アメリカ版では彼が主人公扱いされている。 なおスト6では「ブラシ頭の軍人男」と呼んでいる。 ナッシュ 長らくガイルのバックストーリーに名前だけ登場していたが、ZEROシリーズでプレイアブルキャラクターに昇格。 しかし、アフターストーリーのIIで既に故人という設定であるため、必然的に彼のエンディングはベガに返り討ちにされるというものに… だまし討ちに遭うのはまだマシな方で、味方のはずの米軍に裏切られる、サイボーグ化されて「シャドウ」と言う名のシャドルーの先兵になる、などの悲惨なものばかり。 『ZERO3』ではEDでハリアーを駆り、ベガにトドメの機銃を叩きこんで本懐は果たしたものの当然、正史には反映されていない。 『V』では『ZERO』『ZERO2』のエンディングを受けて『III』のラスボスだったギル率いる秘密結社により、死亡後に体を部分的に機械化されて復活したという設定で再登場。 自身を死に追いやったベガへの憎悪に取りつかれて復讐心をたぎらせており、邪魔する者はかつての仲間であろうと 排除すると言い切る冷徹な性格に変わり果ててしまった。 単身ベガに挑むも追い込まれてしまい、最終的に限られた時間しかない自身の命の最期の道連れにして自爆するも通用せず・・・という悲しいくらいにテンプレ通りの最期を遂げてしまった。 リュウ シリーズ主人公でありながら、最もベガとの因縁が最も希薄なキャラクター。 かつて師匠と確執があったベガは、師の他にサイコパワーを操れる2人の門下生の存在をうわさに聞くものの、 既に独立していて師範からしか学べないため、サイコパワーを会得するまで我慢して師に従っていた、という設定があり、 初期はリュウとケン(とその師匠(当時))との因縁が示唆されていたが、 『スーパー』以降サイコパワーを身に付けた時期が遡っていったため関係が薄れていった。 映画版では「高い潜在能力を持つリュウにベガが目を付けた」という設定がつけられ、『ZERO』以降のシリーズにもそれが導入された。 『6』においては「格闘家として最高峰の男だった」と、邪心はともあれ記憶に残った強敵としての評価を向けられている。なおアバターとの会話では「無骨な男」と呼んでいる。 ケン リュウのライバルでありマスターズ財団社長の全米1の格闘家。 『ストリートファイターⅡ MOVIE』や『ZERO3』でリュウとの差による焦りに漬け込み、サイコパワーで洗脳してリュウと戦わせた。 SVCやウルⅡに登場したケンのEXキャラクターである「洗脳されたケン」はベガが生み出したもの。 スト6では「金髪のスカした男」と呼んでいる。 バイソン 側近にした配下…であるが、別に心からベガに服従しているわけではなく、金が目当てで手を組んでいるに過ぎない。 ただしベガからの金払いは中々よかったようで『6』においては「あそこじゃおいしい思いもさせてもらった。オレを呼び戻したいってんなら考えてやってもいい」と悪い印象を抱いているわけではない様子。 その一方、聞かれてもいないのにかつての相方のエドがネオシャドルーを立ち上げてることを指して「オレがどちらに付くかはどっちがオレに高い値段を付けるか次第だ」と強調しており、あくまでもビジネスライクな関係に徹している。 バルログ バイソン同様、美の追求という目的のためにベガと組んでいるに過ぎない。 その一方、『6』においては別にシャドルーという組織に未練はないと述べつつも、「世界を征服しようという狂気じみた野望には一種の美しさを感じてはいたよ」と述べ、更に「復活したベガが本物だとしたらまたあの闘いの日々に戻ってもいい」とまで述べており、服従はしないまでも彼なりに敬意を払う存在ではあったようだ。 サガット リュウと戦う機会を与えるというメリットを提示したことでスカウトした。上記二人同様忠誠は求めていない。 ただし、決して悪い関係ではなかったバイソン・バルログと違い、拳で語り合うリュウに感化されたサガットではベガとの相性が最悪であり、『IV』の前日談にて再結成されたシャドルーに召集された際も使者を追い返していた。 F.A.N.G(ファン) 『V』でサガット脱退後に新たに四天王の座に座った自称No.2の毒使いの男。 元々は麻薬組織「グーハウ」のリーダーだったがベガの圧倒的な力に屈服、尊敬しシャドルーに入ることに。 四天王の中で唯一洗脳なしでベガを崇拝している人物。 ゼネラルストーリー終了後、ベガと共に基地の爆発に巻き込まれて死んだように見えたが何と生きており、ベガ亡き後もベガ復活のための手段を探している。 『6』では彼の弟子であるA.K.I.(アキ)が表立って登場。本人もワールドツアーで暗躍中であることが示唆されている。というか偽名や変装を使って登場している。 その一方ベガのワールドツアーでベガの身近な人について聞かれた時、四天王(元四天王のサガット込みで)の中で唯一名前が挙がっていない事にショックを受けていた。 キャミィ ベガ親衛隊の一員であり、英国政府の動向を探るために送り込んだスパイ…であるが、記憶喪失になり、逆にイギリスの工作員としてベガを倒しにやってくる。 前日談にあたるZEROシリーズではシャドルーメンバーとして登場し、コードネームは「キラービー」。 実は代替ボディ候補として、遺伝子操作により女性に改造されたベガのクローン体という設定が追加された。 スト6では「ハイレグ人形女」と呼んでいる。 ユーリ、ユーニ キャミィと同じベガ親衛隊のメンバー。ショートヘアで幼顔で普乳なのがユーニ。長身で巨乳なのがユーリ。 2人はキャミィと違って誘拐されて記憶消去後に洗脳された一般人。ちなみにユーリはサンダーホークの恋人でジュリアという。 ユーニはバックストーリーもなかったが、後に『スーパーストリートファイターⅣ』XBOX版アニメの設定が採用。 キャミィに救われ洗脳も解け、キャミィが所属するデルタレッドの保護観察下で暮らしている。命の恩人であるキャミィとは親友の仲。 ユーリは『Ⅴ』でNPC専用キャラとして登場し未だ洗脳下にあったが、『6』では解放されサンダーホークに嫁いだことが明かされた。 ちなみに彼女らのように洗脳を受けたベガ親衛隊の女性は他にも何名もおり、Dollsと呼ばれている(Dolls見習いもいる)。 彼女らはベガのサイコパワーにより戦闘力を得ているが、同時に寿命が犠牲になっている上、ベガが死ねば彼女らの細胞も崩壊する。 ディカープリ ベガ親衛隊のメンバーでキャミイと同じタイプのベガクローン体。外見は瓜二つだがキャミイは成功作、ディカープリは失敗作とされている。 そのため劣等感からキャミィの事を恨んでおり、その感情をベガに利用されS.I.Nの研究所でさらなる強化をされる。 新たな仮面と武器を与えられるが実験施設を飛び出し、暴走後にベガが回収、F.A.N.Gに再強化をされベガの新しい計画の駒となる。 ジュリ シャドルーの兵器開発部門「S.I.N」のトップのセスの懐刀。 15歳の頃にテコンドー大会で覇者となり、家族からも愛されて不自由なき暮らしをしていた。 だが父親がシャドルーと敵対していた検事だったことで襲撃にあい、父と母は殺されて自身も拷問で左目を喪って風水エンジンという義眼をつけられる。 この一件から彼女はベガに恨みをもつようになっており、セスとベガの共倒れを狙っている。 セス 兵器開発部門「S.I.N」のトップ。 だがその正体はベガの代替ボディを作り出す「リビング・インキュベータ計画」という丹田エンジンを埋め込まれた人造人間。 ただしセスと称されてる個体だけは代替ボディという点を嫌悪してベガを憎んでいる。 他の個体を自我のない者と侮蔑し、ベガ含めて倒して自身が頂点たつことを目論んでいる。 エド 「S.I.N」のベガのスペアボディ研究で誕生した青年。 セスと違って人間と変わらないが、短期間で少年から青年へと急成長する常人離れた速度に加え、サイコパワーを扱える。 研究で利用され続けていた事でベガを憎み、同じように研究材料として幽閉されている同胞を助けようと独自で組織を立ち上げて活動している。 サンダー・ホーク ホークの恋人ジュリアを攫い、ベガ親衛隊のユーリとして洗脳した。 『II』ではこの設定がなく、単にホークの住む聖地にシャドルーの手が及んでいたことが示唆されただけだった。 だが『ZERO』シリーズからはこれが明確にホークがベガと戦う目的となっている。 剛拳 デザインが初登場した漫画『ストリートファイターII -RYU』でベガによって殺害されている。 『ZERO』のベガの公式ストーリーでも暗殺拳の噂を聞きつけたベガがその技のすべてを見せてもらおうと挑戦し、 暗殺拳の極意をさとられぬ様に「無敵の昇り竜・最強の波動の力」を封印したまま敗れているが、 上記のエピソードとの相違点として、既に弟子がいることを見抜いていたベガは極意をその弟子たちに見せてもらうと言って剛拳を残したまま立ち去っている。 ローズ 設定上、ベガと最も近い立場で因縁のあるお方。 悪しきベガを自らの手で倒しサイコパワーを封じることを使命とし、命を賭すことも辞さない覚悟を持つが、 そのシリアスな設定ゆえ、ナッシュと同じく悲惨な目に合ってばかりである。 『ZERO』においてはいつの日か過酷な戦いに足を踏み入れることになるという未来をソウルパワーの師に予見され、その言葉に従ってベガとの戦いに臨んだ。 『ZERO』『ZERO3』ともども彼女自身にベガとの直接的な因縁はなくソウルパワーを伝授した師匠とベガの間に何らかの因縁があったとされている。 一方、『ZERO3』のエンディングではベガがローズの弟子だったという衝撃的な設定が明かされたが、 それにより先の2作品でのバックストーリーとの矛盾が生じてしまった。 『ソウルパワーの師匠であったベガが闇落ちしてサイコパワーの使い手となってしまった(*10)』 『ベガとローズと同門で同一の師にソウルパワーを学んだものの悪に堕ちたことでサイコパワーの使い手と化してしまった(*11)』 『ベガがローズの師匠の肉体を乗っ取ってしまった』などの憶測が流れたが 『ZERO1・2』の相互の戦闘開始前セリフにおいて矛盾が存在(*12)しており、公式でも未だに明言されていないこともあって、 彼女に戦いの未来を予見したソウルパワーの師とベガが同一人物だったのかは不明のままとなっている。 その一方、『V』では新たにベガとの関係を仄めかすような要素が新たに散りばめられている(*13)ことから、 ローズの過去にシャドルーとの接点があったのではと推測するファンもいるが真相は不明。 なお、『ZERO3』のローズEDで彼女と刺し違えとなった直後に彼女の肉体を乗っ取ったことを暗示する描写があるが、新たな代替えボディの完成までの時間稼ぎだったことが switch版『30thアニバーサリーコレクションインターナショナル』のミュージアムモードで明かされている。 『ZERO3』の流れを汲んだ『IV』では『ZERO3』のローズEDの展開を受け、セスを倒した直後のローズを不意打ちし、 彼女の肉体を乗っ取った際に植え付けたサイコパワーを回収している。 ある意味誰よりも因縁深い者同士であながら、公式では彼女の師弟関係の謎などの詳細に関しては積極的には掘り下げられず、 ベガとの最終決戦を描く『V』のゼネラルストーリーにローズが関わることもなく、 彼女との関係について多くの謎を残したままベガは討たれてしまった。 JP 『6』に登場。かつてシャドルーで金融関係を取り仕切っていたという。 ベガから望んでサイコパワーを分け与えられており、その力とステッキを組み合わせた護身武術が彼のスタイルである。 ワールドツアーでも彼自身のことはあまり語られないが、サイコパワーの器となる肉体を求めて部下たちが暗躍していることが示唆されている。 馬 6で乗り回している黒い馬。これとは多分関係ない ストーリーやトレーラーではこの馬に乗って登場している他、イントロや勝利ムービーでも乗り回している姿が見られる。 かつて死にかけていたところをベガにサイコパワーを与えて助け、以後ベガの相棒となった。 ベガ自身は「駄馬」呼ばわりしているが結構に気に入っているらしく、世紀末世界でもないのに何かと乗り回したり、「馬が気に入っていたから」という理由でワールドツアー主人公(のちの弟子)を見逃したり、 ベガの好感度が一番上がるアイテムが「にんじん」だったりと随所に愛着が見られる。 なおこの馬、注入されたサイコパワーを制御下に置いているらしい。 【登場する主な作品】 ストリートファイターⅡシリーズ ストリートファイターZEROシリーズ ストリートファイターEXシリーズ ストリートファイターⅣシリーズ ストリートファイターⅤシリーズ ストリートファイター6 カプコン VS. SNKシリーズ エックスメンVS.ストリートファイター マーヴルスーパーヒーローズVS.ストリートファイター マーヴルVS.カプコン2 カプコンファイティングジャム SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS NAMCO×CAPCOM ストリートファイターリアルバトルオンフィルム PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD 【余談】 今でこそ、冷酷非道、悪逆無道の大悪党としてのイメージが強いが、 『Ⅱ』の頃は春麗の父親の仇だったり、ナッシュの仇だったり、T.ホークの聖地を強奪したりという前科こそあったものの、 勝ち台詞では最強ゆえの苦悩を抱えていたり(*14)、リュウのEDではサガット共々仲良く表彰台に昇って「なにいっ、リュウがいない!」していたり、 キャミィのEDでも真実を明かした後で「今更お前をどうこうするつもりはない」と自由に生きることを認めていたりと、どこか憎めない武人としての誇りを持つ男としてのイメージが強かった。 II時代の勝ちポーズの1つなど、ベガの象徴的ポージングである「腕を組んで体を伸ばしぴんと立つ」ポーズが観戦時のポーズになりがちだったことから ゲーセンで観戦することまたは順番待ちでギャラリーになることを「ベガ立ち」と呼ぶようになった。 厳密にはポーズを指すため別にギャラリーしていない時であっても同じポーズをしていればそれがベガ立ちになるし、そういう用法もあるにはあるのだが やはりゲーセンの観戦者によく見られるポーズだったためベガ立ち=観戦のイメージが強くなった。 また現在はゲーセンに限らずパチスロ界でも同じく観戦の意味でベガ立ちと呼ばれており当初よりやや広い界隈で使われる用語となった。 初期のコミカライズである『ストリートファイターII RYU』でもリュウとの戦いを通じて武人としての誇りに目覚め、最終決戦ではリュウ達と共闘、もう1人の自分達(同キャラ戦)と戦った。 スパIIXで隠しボスの豪鬼に瞬殺される演出のせいでキャラがブレる時期もあったが、 アニメ映画やストZEROシリーズで、現在のような「ストファイの巨悪」というイメージが定着した。 なお、キャミィのことを「同じDNAを持つコピー」と呼ぶことや、前述の通りベガという名が女性名であること、そして肉体を乗り換えられる (乗り移る候補(リュウ・セス他代替ボディ・キャミィはじめシャドルー親衛隊・ローズ)の性別には別にこだわっていない)ことから、 元々は女性として生まれるはずだったのではないか、という説もあるとか……。 『6』のアピールモーション(挑発)の種類が妙に多く全7種類もある。前述の通りサイコマイン付与時限定アピールなんてものも。 追記・修正に唸れぃ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ サガットから召集を断られても、お互いに端から利害の一致みたいなもんだからか無理に従わせようとしなかったな。 -- 名無しさん (2023-02-12 00 24 46) ZERO3のRミカ使用時の戦闘前セリフで「師弟愛というやつか、くだらん・・・」って言うのは、IIのころの師匠に冷遇されていた設定を意識してるのかな -- 名無しさん (2023-04-06 13 43 36) ベガの爪痕は最新作になっても消えず… -- 名無しさん (2023-06-10 00 11 41) 5のネオシャドルー周りの描写見る限りベガの持つサイコパワー自体がベガという一個人に収まらずに周りに伝播してどうしようもなくなった感じだよね。魔人が異名じゃなくて本当に人間とは別の何かになってしまったというか -- 名無しさん (2023-07-07 13 49 27) これで復活したら色々台無しな気がするがストリートファイター時空だしなぁ 奥の手としては女性形ボディで復活というのもあるけど(セスと被るのが難点) -- 名無しさん (2023-09-22 15 54 38) JPのじーさんがサイコパワーの器となる肉体を求めてるのが不穏当なんだよな -- 名無しさん (2023-09-22 16 40 20) F.A.N.G.もベガ復活を企んでるからコレは来るなぁ… -- 名無しさん (2023-10-01 12 07 53) 笑いながら消滅したりと謎はまだ多い -- 名無しさん (2024-01-03 01 56 18) Vで最後まで悪のカリスマの生き様を貫き、リュウとの決戦で一人の格闘家として満足気に散ったから、復活はしてほしくないな -- 名無しさん (2024-05-08 21 36 23) 復活するみたいですね… -- 名無しさん (2024-06-08 09 01 31) 7まで引っ張るかと思ったが早いな復活 -- 名無しさん (2024-06-08 11 03 34) トレーラー見たけど声変わってるみたいね -- 名無しさん (2024-06-08 15 17 40) トレーラー見た感じシャドルー総帥というよりサイコパワーと向き合う格闘家って感じになっててだいぶイメチェンしてるのかな 白目じゃなくなったのもかなり印象変わってる -- 名無しさん (2024-06-08 15 31 12) PVの「殺された男ベガか その名は俺がもらおう」が意味深 中身は別人かも -- 名無しさん (2024-06-08 15 38 06) 今までと違って渋かっこいい感じで好き でもこの感じでストVの格好着るとなんか…違和感がすごい -- 名無しさん (2024-06-08 21 17 52) なんか「ベガであってベガじゃない」そんな感じがするな。 -- 名無しさん (2024-06-08 21 43 22) ↑1 詳細は後程判明…といった処だな。 -- 名無しさん (2024-06-09 10 12 05) 【悲報?】記憶が消し飛んだだけで普通に本人でした -- 名無しさん (2024-06-12 02 35 50) えっナッシュの犠牲は!? 公式もその辺はフォロー用意してるのかなぁ -- 名無しさん (2024-06-12 10 35 53) スタッフが「再登場の要望多かったしプロデューサーがベガ使いだし……」とか身も蓋もないこと言ってて笑う -- 名無しさん (2024-06-12 10 46 26) 一応声優さんはディズニー映画のシュガーラッシュでベガを演じた経歴がある -- 名無しさん (2024-06-12 11 29 24) 本人だったのね。馬の方が本体とかそういうオチだと思ってた -- 名無しさん (2024-06-12 20 34 42) つまり今のベガは同社でいうロックマンゼロ時空のゼロと同じ状態という事なんだろうか。 -- 名無しさん (2024-06-14 10 57 25) サイコパワーの邪悪な意思に操られてたって事だろうか。スト2時代はムッハーとか言わない硬派なキャラだったし -- 名無しさん (2024-06-27 19 09 38) まあ声優変更は他のキャラでもあるからね… -- 名無しさん (2024-06-27 19 33 45) 若本ベガ、というかシャドルー思念体も6のある場面で登場 エフェクトかかってたから少し分かりにくかったけど -- 名無しさん (2024-07-08 11 03 10) コラボでテリーが出るという事はもしかしたらスト世界にもギースとクラウザーの2大裏社会の巨悪が存在してる可能性高いから、裏でバチバチ争ってるんだろうか… -- 名無しさん (2024-08-28 16 50 19) ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2024-09-07 20 12 50) 「俺より強い奴はもういない」発言って、「俺より強い奴に会いに行く」と対になってたのか -- 名無しさん (2024-09-07 22 33 40) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2024-09-15 13 31 28 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hatsusuke/pages/259.html
ストリートファイターV 公式サイト http //www.capcom.co.jp/sfv/ 機種 プレイステーション4 発売日 未定 定価 未定 ジャンル 対戦格闘 発売元 カプコン 開発元 カプコン オフラインプレイ人数 多人数プレイ要素 年齢区分 審査予定 初回特典 限定版 備考 プレイ画像 PV
https://w.atwiki.jp/internetkyogakusys/pages/95.html
スト2 Wiki リュウ http //sf2.gamedb.info/wiki/?%A5%EA%A5%E5%A5%A6 スーパーストリートファイター2 連続技集 1/2 https //www.youtube.com/watch?v=u9onP-SEduY ストⅡ コンボ集 https //www.youtube.com/watch?v=Li4mFs34wak