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←6巻へ 第三部1巻へ→ リサリサとジョジョを結ぶ絆 その① リサリサとジョジョを結ぶ絆 その② ジョジョ 最後の波紋 その① ジョジョ 最後の波紋 その② 超生物カーズ誕生 その① 超生物カーズ誕生 その② ジョセフ最後の賭け 神となった男 大西洋を越えて来た男
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素敵ボム系統 .ii ii i.i i.i i i i i i .i i .i L_.二二 / /__,,,,,,,,,,, .`ヽ i"i´i Y ̄.i i .i i .i .i .i i i i .i .i\) /( .i ii .// ̄`ヽiヽノ ) .( /( __,..i、ii_/ ___i __,,,----``ヽ /--、 ( ---------−'' ̄\____/`` - ./- --−' . ( ) .ヽ ヽ (/`−−T .i ヽヽ ヽ …ラトリアでは世話になったな。 貴公らの顔は良く覚えている。その礼もかねて一つ耳に入れておきたいことがある。 …貴公らがネタ武器と公言してやまぬ、とある武器があろう。 本日はその誤解を解くために特別講座を開くことにした。 既に知っている者には釈迦に説法であろうが、まあ戯言と思ってくれ。 かつての砂はいくら強化しても命中率と総火力がトレードオフとなり、最終的に短寿命な機体になると思われている。 狙撃なのに「当ててくださいますか^^;」とか必要技量が高い割にクリアリング出来ないから前線では案山子とか言われ、 これは個人的な体感であるが使用率は非常に少ないと思われる。 …だが、そう死に急ぐこともあるまいに。 そういった閉所での制圧攻撃を可能にする武器が存在するのだ。 その武器とは「スティッキーボム」だ。 見た目こそ小さい爆弾でしかないが、所持する火力、それを吐き出しきる時間は狙撃副武器ではトップクラス。 爆弾判定なのでラグの影響は受けるものの、1擲あたりでグレネードランチャー等に匹敵する火力になる。 弾がくっつくため、敵機に当たりさえすれば確定。地面に転がしても踏めばダメージとなる。 相手の移動先を先読みし、サワードを撃つように投げることができればこれほど心強い武器もないだろう。 固定物にはめっぽう強く、狙撃では出来なかった地雷撤去、コア攻撃ではその持て余すほどの火力が活きるだろう。 エアバースト砂の最先端はこれでキマリ!モテカワ爆弾でガチムチ重火のあのコをバク殺しちゃえ! 素敵センサーにつぐ第二の素敵装備。索敵では決してない。 どれくらい素敵かというとセンサーとちがいうっかり近づくと思わず爆発しちゃうくらい。まぁ素敵 時は流れVer.X 狙撃兵装が遊撃兵装となった現在、その戦闘能力はもはや手榴弾に引けを取らなくなった。 加速やら光学迷彩やらが弱体化を食らってコア凸しづらくなった分、通常戦闘に使えるように調整されたのだろう。 その使いやすさから2016年11月、あのチート武器炸薬狙撃銃絶火に続きスティッキーボムVは遊撃副武器第二位に君臨している。まぁ素敵 戦闘で有利を確実にとる絶火、面制圧のスティッキーと住み分けができているといえる。 ちなみに強襲のやたらピカピカ光る手榴弾と比べて分裂した弾体はすんごい見にくい。 プラント戦なんかでどさくさに撒かれると回避はかなり難しいだろう。 データ スティッキーボム系統 属性 爆発100% 名称 重量 属性 威力 所持数 爆発半径 起爆時間 リロード 条件 素材・勲章 GP スティッキーボム 120 爆発 3000×3 1×6 19m 1.5秒 1秒 ジャンプマインS所持 隕鉄塊×20銅片×20 150 スティッキーボムS 130 爆発 1750×5 1×8 15m 1秒 1秒 スティッキーボム所持 ターレットスキル/銅×10 or ユニオンレベル Lv.15鉛板×25銀片×15ソノチップ×5 250 スティッキーボムV 170 爆発 5100×2 1×4 23m 2.5秒 1.4秒 スティッキーボムS所持 ターレットスキル/銅×20チタン鋼×20メタモチップ×2カロラチップ×1 350 遊撃-副
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ねぇ、ママ。 まだあいつのこと待ってるの? 僕が話しかけても うわのそら 今まで言葉にできなかったけれど 僕はママのことが大好きだよ これからも僕がママを守るから ねぇ ママの笑顔をもう一度 見たいよ 今朝も 一人で起きれたんだ 逆上がりもできるんだよ テストで100点とったよ 友達もたくさんいるよ それでもママはまだ うわのそら 届きそうで届かない ママは僕とアイツのどっちが好きなのかな アイツはひどい人殺しだったのに でもそれをママが知ったら悲しむから 僕もママと一緒に 「パパ」を待つよ もう一度やり直せるかな? パパもアイツもいないけど いつもそばで笑っているよ だから ねぇ、ママ笑ってよ ねぇ、ママは今何を 考えているの? 帰らないアイツを まだ待ってるの? 「パパ」のただいまを待ってるんだよね 代わりに僕が言うよ 「ただいま」
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ココ・ジャンボ 杉田空気王に支給。 ジョジョの奇妙な冒険第5部に登場した、亀のスタンド使い。 甲羅のへこみに鍵をはめ込むことで、その人間は甲羅の中の異空間に入り込むことができる。 異空間には家具一式が備えられており、5~6人の人間が快適に生活できるスペースがある。 ただし、トイレはない。 岸辺露伴のバイク クロススレ書き手に支給。 漫画家・岸辺露伴が愛用するバイク。 ミスタの拳銃 さすらいのヒーローに支給。 ブチャラティチームのメンバーであるグイード・ミスタが愛用する拳銃。 この銃自体はごく普通のものだが、ミスタのスタンド「セックス・ピストルズ」との組み合わせにより猛威を振るった。
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ジョジョの奇妙な冒険@wikiへようこそ ここはジョジョの奇妙な冒険についていろいろな情報を提供するウィキです このウィキは自由に編集することができます。荒らしはもちろん厳禁 ジョジョについて何か情報がありましたらジョジョニュースのページにて情報を提供していただけると幸いです このウィキについてなにか質問・ご要望がございましたらこのウィキについての要望・質問のページにてお願いします
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ジョジョの奇妙な冒険 エンリコ・プッチ No. タイトル 作者 登場話 価値観の違い ◆SvmnTdZSsU 041 レイジングループ (代理投稿) 066 アイ・ラフ・フューチャー ◆c4nYy47bT. 088 彼女を逃がしてはならない(前編)彼女を逃がしてはならない(後編) ◆bLcnJe0wGs 094 命に嫌われている ◆7PJBZrstcc 豆銑礼 No. タイトル 作者 登場話 小鬼殺しとドギー・スタイル ◆SvmnTdZSsU 027 小鬼殺し、超能力者と出会う ◆7PJBZrstcc 062 あなたが私を聞くことができるなら、目を覚まし、目を覚ますか、あなたは死ぬでしょう。(前編)あなたが私を聞くことができるなら、目を覚まし、目を覚ますか、あなたは死ぬでしょう。(後編) ◆bLcnJe0wGs 070 カニンガムの怪物(前編)カニンガムの怪物(後編) ◆c4nYy47bT. 空条徐倫 No. タイトル 作者 登場話 chase ◆ytUSxp038U 018 異世界にまつわるあれやこれや ◆L9WpoKNfy2 071 叫べ、仮面の裏側からでも ◆vV5.jnbCYw 岸辺露伴 No. タイトル 作者 登場話 夢は同じく根はちがく ◆SvmnTdZSsU 011 身勝手なくらいに結ばれるDestiny ◆EPyDv9DKJs 024 野原ひろし ◆OmtW54r7Tc 067 迫る影 ◆bLcnJe0wGs 069 岸辺露伴は抗えない ◆7PJBZrstcc ディアボロ No. タイトル 作者 登場話 絶望が手招く世界に立ち向かう ◆AuB05vm98I 016 クレイジー・ノイジー ◆NIKUcB1AGw 064 誰でもいいから 人権ください ◆bLcnJe0wGs 065 悪魔の証明 ◆7PJBZrstcc 096 負けイベでも頑張ればワンチャンある説 097 少々ここらでオーバライド ……したいところだけど現実は ホル・ホース No. タイトル 作者 登場話 皇帝と切られた男達 ◆vV5.jnbCYw 025 皇帝×時間 ◆EPyDv9DKJs 034 張りぼての同盟 ◆vV5.jnbCYw 046 盤上に放たれた怪物 ◆bLcnJe0wGs 062 あなたが私を聞くことができるなら、目を覚まし、目を覚ますか、あなたは死ぬでしょう。(前編)あなたが私を聞くことができるなら、目を覚まし、目を覚ますか、あなたは死ぬでしょう。(後編) 070 カニンガムの怪物(前編)カニンガムの怪物(後編) ◆c4nYy47bT.
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まだこのページ見てる人、いますか? このページももう無駄ァァかな? さてどうしようか…… みてるぞー -- 名無しさん (2007-03-11 00 34 15) ちょこちょこ見てる -- 名無しさん (2007-04-05 23 24 43) ちょくちょく見てるから無くなると困る -- 名無しさん (2007-04-11 23 11 20) みてる -- 名無しさん (2007-04-13 18 07 53) なくなると困る -- 名無しさん (2007-04-15 22 26 30) 本当に困る-- 名無しさん (2007-04-24 21 37 40) そんなお前がWANABEEEEEEEEEE!!! -- 名無しさん (2007-04-29 04 34 15) 真実から出た真の行動は決して滅びる事はない…あんたは滅びずにいられるのかな? -- マックイイーン (2007-04-29 14 13 24) 必要だー!-- 名無しさん (2007-04-30 12 47 32) 現在の【波紋】 ジョジョ強さ議論スレ スタンド】 ってのは■ジョジョ最強スタンドは誰?■Act29■とは関係ないのかな?-- 名無しさん (2007-04-30 22 57 27) 消さないでくれーーー。 -- 名無しさん (2007-05-01 17 34 36) 消すなー。 -- 名無しさん (2007-05-13 04 09 38) 消 さ な い で -- 名無しさん (2007-05-18 12 20 50) 逆に考えるんだ、誰も見なくなってもこのページが存在することに意味があると。 -- 名無しさん (2007-05-26 16 38 04) だからお前はマンモーニなんだよっ!!!!!!!! -- 名無しさん (2007-05-27 08 07 03) みてる -- 七誌 (2007-06-10 00 07 10) パンティあげちゃう! -- 名無しさん (2007-06-30 13 59 50) 見てるぞー -- 名無しさん (2007-07-02 22 56 20) 見ているぞっジョースター! -- 名無しさん (2007-07-31 10 21 38) とぅるるるるる -- 名無しさん (2007-08-09 11 04 51) 見てるぞ!!!!!! -- 名無しさん (2007-08-25 22 28 13) ベリッシモ必要っ!!!!!!! -- 名無しさん (2007-09-09 16 40 26) そんな心配無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァ -- 名無しさん (2007-09-10 19 32 36) でも、そんなの関係ねぇ! -- SAKANA (2007-09-29 01 51 53) とぉるるるるるボス見てます。でもたまには更新してください -- 名無しさん (2007-10-04 01 04 58) います -- ir (2007-12-07 19 52 55) たまにみてるぜー -- 名無しさん (2008-01-12 20 10 13) アナザーワンバイツァダスト -- 影 (2008-02-25 20 27 41) ブラボー!!おおブラボー!! -- 名無しさん (2008-03-17 06 48 42) アナザーワンバイツァダスト -- 影 (2008-03-18 15 21 46) 康一くーん!!!(爆死) -- 名無しさん (2008-03-26 21 18 18) ページをッ!更新するまでッ!見るのをやめないッ! -- 名無し (2008-04-03 12 37 31) アッ アゲハントッ 最高ッ!!!! -- (2008-06-10 11 57 40) みとるよー -- 名無しさん (2008-08-01 11 55 51) 貴様見ているなッ!! -- 名無しさん (2008-12-29 02 12 27) 消さないで けっこうおもろいから -- 777 (2009-01-11 21 04 42) 限界だッ -- 名無しさん (2009-01-28 14 22 08) だが断れないッ! -- キョルノ (2009-02-02 22 19 41) 見てるよー -- 名無しさん (2009-04-23 16 35 02) 見てたり -- 名無しさん (2009-06-12 13 56 23) いつも見てる -- 名無しさん (2009-06-18 23 58 41) 見てるよー -- 名無しさん (2009-08-31 22 36 33) みてるんるん -- 名無しさん (2009-09-03 23 25 47) メメタァ -- 名無しさん (2009-10-04 14 31 16) 勝ったッ!第3部完ッ! -- 名無しさん (2009-10-12 12 42 56) 見てるぞッ!! -- 兄 (2009-11-30 22 29 09) みてるよー -- 名無しさん (2010-03-07 18 03 52) 見ているッ! -- 名無しさん (2010-05-13 07 49 00) いつだって見ているさ -- 名無しさん (2010-05-14 16 36 14) 無駄ァ -- 名無しさん (2010-07-02 17 37 59) アリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ -- 名無しさん (2010-09-29 22 36 58) 見ているぞォ -- 名無しさん (2010-10-29 17 19 43) ちょいちょい見てる -- 名無しさん (2010-12-04 09 25 27) 今みてるぞぉおおお -- 名無しさん (2010-12-09 12 50 35) ⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン -- 名無しさん (2010-12-28 02 31 28) 2011年初カキコ -- 名無しさん (2011-03-06 00 06 16) 「見る」と思ったときは既に「見ている」 -- 名無し (2011-04-04 09 18 05) wryyyyyy -- 名無しさん (2012-01-06 00 59 43) 見てイルーゾォ -- 名無しさん (2012-01-25 13 06 24) 見ているなッ!! -- *** (2012-04-19 00 22 45) みてるお -- 名無しさん (2013-02-17 14 07 58) みにきたー -- 名無しさん (2013-10-06 21 20 49) 名前 コメント ジョジョ最強スタンドまとめサイト ジョジョ最強スタンドまとめサイトへようこそ。 まずは↓を参考に・・・ 参考サイト・全スタンド大解析(発見順) http //spw.tripod.co.jp/s-index3.htm ただいまの現行スレはこちら。 ■ジョジョ最強スタンドは誰?■Act29■ http //comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1163200383/ 【説明】 スレ内現行ランキング →スレ内にて議論中のスタンドランキング スタンド関連FAQ →スタンドに関するFAQ スレからでた意見 →書き込む前に参考に汁 2ch現行スレ及び過去ログ →過去ログ 更新履歴 取得中です。
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0265:日伊ゴロツキ対決!!ギャングvsヤンキー 鬱蒼とした林の中に降りた陰。 サラリとさせた髪を襟元で切り揃えた一人の男。ブローノ・ブチャラティ。 木の葉擦れの音にさえ気を遣りながら一時の休息を取る。微かに聞こえる鳥の声。獣の息遣い。 シューッ――紛れて消える"ジッパー"を閉じる音。同時に走る痛みには、眉を僅かに顰めただけだった。 男を包み込む独特のファッション。肩口、袖口、身体の彼方此方に備え付けられた数々のジッパー。 然しながら、この瞬間男が閉じたのは服を飾るためのジッパーでは"なかった"。 ――"開いた傷口を閉じる為のジッパー" ブチャラティの精神のヴィジョン、"スティッキー・フィンガーズ"。 異形のペルソナを持つ彼の分身(スタンド)の拳に触れた物には、自由自在にジッパーを取り付けることが出来る。 ブチャラティに与えられた能力。矢でこの身を貫いたときから。目覚めた能力。 スタンドの拳が身体に触れ、傷口を塞ぐごとに、衣装だけでなく、身体にまで目に見えるジッパーが増えていく。 そう、目に見える――傷口の応急処置を終えたブチャラティは、小さく、小さく呟いた。 「ガラには俺のスタンドが"見えていた"。 ヤツは優れた暗殺者ではあるが、スタンド使いでは"ない"。 理由は今の段階では分からないが、けれども、俺の知っているものとは"細かな部分で違っている"。 ――スタンドの"ルール"」 本来ならば、スタンド使いでなければ、スタンドを見る事も不可能だ。けれど、この場所では、其のルールが適用されぬ。 傷口を閉じたジッパーも、"或いは他人からも見えるかもしれない"――見た目の不自然は、怪しまれる原因となる。 万全には万全を期し、傷口は服で隠し、其れでも隠せぬ傷の上には布を巻いた。 全ての準備が整ったのを確認し、立ち上がろうとする。 松島の海辺を抜け、南に向かった先に現れた小さな林は、神秘的な静けさに包まれていた。 ――唯、一点、眼前に立ち塞がる少年の姿を除いては。 「ブローノ・ブチャラティだな。ちょっとツラ貸して貰うぜ」 紺の学ランを肩に載せた、長身の少年。開いた腹元には、ぎっちりとさらしが巻き付けられている。 肩口に乱暴に抱えあげただけの、長い長い日本刀――その日本刀に、ブチャラティは、見覚えがあった。 掌を顔の高さに広げて、微かに鼻を鳴らす。腰さえも持ち上げずに座ったまま。 顔の端々に余裕さえ覗かせて、静かに少年を睨み返した。 「ツラ、ね。随分と、遠まわしな言い方をする。ジャパニーズ・ヤクザの"ギリとニンジョー"か? 何にしろ"オレ達"ならそういう事は言わない。唯、任務を遂行する」 さらしに日本刀。現れた少年に、ブチャラティは遠く噂に聞く日本の"ヤクザ"の印象を得た。 対して自分は、胸に情熱を抱くイタリアン・ギャング。どちらも無頼者であることには、変わりなかった。 視線を交わした二者の間に緊張が走る。 言葉を一方的に投げかけるブチャラティに対して、般若の如き表情を固めた少年――桑原和馬の返答は、無かった。 握り締める刀は斬魄刀。今となっては仲間の、無念を抱いて死んだガラの唯一の形見。掌に力と熱が、篭る。 「アンタ、相当に"怖い顔"をしているぜ?――強い怒りを感じる。何をしに来たとは"聞けない"な。 まあ、"職業柄"、そういう目をした輩に付け狙われるのは、"仕事の一環"ではあるんだがね」 「一つだけ確認しとくぜ」 沈黙を保っていた桑原が口を開く。依然としてブチャラティの言葉には、答えない。 桑原和馬にとって、ブチャラティは完全なる殺人者。霊視による確証もある。言葉を交わす必要は本来皆無。 けれど、だからこその最終確認だ。 静かに燃える憤怒の引き金を、全てを破壊する復讐の留め金を、相手の言葉で解き放つために。 「ブチャラティ。ガラを殺したのは、アンタだな」 ギャングにとっては予測された名前。少年の抱える白刃を見た瞬間に連想された男の名前。 頷く必要はなかった。知らぬ振りを通す道もあったろう。余計な争いを、諍いは避けて走るのが賢者の道。 けれど、ブチャラティは賢者ではなかった――情熱を秘めたイタリアン・ギャング。 自らの罪を否定することは、"誇り高く散って行った男の魂"を侮辱することになる。故に、短く、答えた。 「ああ。俺だ。否定はしない」 肯定の言葉が、戦闘開始の合図。 「スティッキー・フィンガーズ!!!!」 力任せに振るわれた斬魄刀の一撃――ギャングを真一文字に両断する筈だった、必殺の一撃は、 突如虚空から現れた異形の戦士の拳に撃ち払われ、予想だにしなかった軌道を描く。 途端――ドグッ! 僅かに上体を崩し、開いた腹に向けてブチャラティ本体が放った前蹴りを受けて、吹き飛ばされる桑原の身体。 けれど、所詮人間の前蹴り。霊力を腹に纏えば耐えれる程度の攻撃だ。長身を屈めた姿勢のまま、ギャングを睨み付け叫んだ。 「ちッ。御仲間かよ……喧嘩はタイマンが華、ってェのもガイジンにゃあ理解できねェ精神なのかね! つくづく貴様みてえな姑息な野郎に殺られたガラが浮かばれねェぜ!!」 ブチャラティを守るように立ち塞がる異形の戦士―― 瞳もなく何処か機械的な"スタンド"の立ち姿は、桑原和馬が良く知る妖怪の其れとも、また異なっていた。 感じるのは霊力のようで、霊力とは異なる何か。理解したのはあの戦士の恐るべき怪力と速度。 人間レベルの動体視力しか持たぬ桑原がスティッキー・フィンガーズの拳を回避出来たのは、 類稀なる霊感と、失われたスタンドの腕のためだった。あの高速の拳を連続で撃たれれば、回避しきるのは――不可能。 ブチャラティとスティッキー・フィンガーズは並ぶように立ち、地に伏せ掛けた桑原を見下ろした。 「文句と愚痴を聞くだけで良いのならば、早く済ませろ。オレはとても"忙しい"が、ちょっぴりの"慈悲はある"。 そのまま立ち上がらなければ、傍を通り抜けさせて貰う。ガラとは違って、"殺す必要のない男"だからな」 「野郎ぉッ!」 挑発の言葉に頭に血を上らせ、ブチャラティに、"スタンド"に向かって突進する。 横から薙ぐように切り払った斬魄刀も然し、直線的過ぎる軌道――的確に打ち出されたスタンドの拳が、先程の光景を再現する。 斬魄刀の軌道を脇に逸らし、直後にブチャラティの脚が、容赦なく腹を蹴り上げる。先程と同じ箇所、桑原は苦痛に顔を歪め―― 「ぐぼ……あ…… ……なんて、なァァ!」 苦しむ素振りを見せたのも束の間、舌を出しながら眼前のブチャラティを睨む。 斬魄刀が逸らされるのは予想された事態。ブチャラティは知るまい。自分の武器が、目に見える日本刀の他に、在る事を! 空手の筈の左掌に、意識を集中させれば生みだされる、霊気の刃―― 「油断したな、ブチャラティ!伸びろ、霊剣ッッ!」 「…………!?」 言葉と同時、ブチャラティの身体に向けて金色の刃が伸びる!霊気を練って作り出す桑原の必殺の刃、霊剣! 密接したこの至近距離、如何に高速の"拳"を持っていようとも、避ける事は不可能。 衝き伸ばされた殺意の刃は、コンマ以下の刹那の間に、ギャングの身体に到達し、そのまま―― ざ ぐん! ブチャラティの上半身と下半身を、真っ二つに引き裂いた。 ――――ジジジジジジ 「な………んだとぉぉぅ!?」 目前で生じた事態を目にしては、流石の桑原和馬も声を荒げずにはいられなかった。 走る剣閃はギャングの身体を分断し、確実な死を与えた筈だった。 けれど、ならば今目の前で起こっている異様な現実は如何に説明するのが望ましい? 殺した筈のブチャラティは"生きていて"、何時の間にか自分の両手首から先が、"斬り落とされていた" 。 そもそもが最初からおかしかった。両断したのに鮮血は飛び散らなかった。切断したのに悲鳴は上がらなかった。 ――何より、其の切れ目。 不可思議な、銀色めいた、生き物の歯のような、金属の連なりが、切断面に沿うように並んでいる。 「"ジッパー"で身体に切れ目を"入れておいた" 貴様の武器……"日本刀"は片腕で扱うようには、作られていない。あのガラでさえ"両手で扱っていた"からな。 逆の手に何かあると"思っていた"」 ――――ジジジジジジ ブチャラティの声、ジッパーの閉じる音。 下半身から切り離した筈のギャングの上半身は、静かに、けれど確実に元の人間の形に繋ぎ合わされていく。 桑原の失われた腕にも、ジッパー。真下に視線を流せば、剣を握ったまま転がる腕にもジッパー。 狐に抓まれたような釈然としない気持ちを払い除けるように、桑原は叫び声を上げた。 「うおおおおおおお……ッ! 貴様、ブチャラティぃ!俺の身体に、一体全体何をしやがったぁッ!?」 「手癖の悪い腕には少し、"黙って貰った"だけさ。 素直にオレの質問に答えれば、身体は元に戻してやる」 澄ました顔で要求を突きつけるブチャラティの腹を蹴りつけようと、桑原が乱暴に脚を振り上げる。 ドゴゥ! 然し、桑原の攻撃はギャングに到達することはなかった。 ボディーガードのように傍に控えたスタンドの拳を合わせられれば、桑原の視界はぐらりと歪む―― 「な……」 たった"其れだけ"で、桑原の足は身体を支えることは出来なくなった。"ジッパー"が膝から腿にかけて走っていた。 完全に地面に膝を突く姿勢になった桑原を見下ろし、ギャングの声が響く。 「貴様のために言っておくが、これ以上は抵抗するな。"ジッパー"でバラバラになりたくなければな…… 聞きたいのは"仲間"のことだ。 仲間の能力、構成、ゲームに乗っている人間かどうか、支給武器――全て答えて貰う」 ――――ジジジジジジ 武器は奪われ、立つことも叶わない。完全なる敗北、其れでも"仲間"のことを話すわけにはいかなかった。 桑原の心中を知ってか知らずか、ブチャラティは言葉を続けた。 振るわれるスティッキーフィンガーズの拳と共に、桑原に刻まれるジッパーの数が、徐々に増えていく。 「答えろよ。 "質問"は既に、"拷問"に変わっているんだぜ」 【福島県北/午後】 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:ガラの右腕をジッパーで固定(スタンドの右腕は復旧不能) 全身に無数の裂傷(とりあえずジッパーで応急処置。致命傷ではないがかなりの重症) [装備]:なし [道具]:支給品一式、スーパー・エイジャ@ジョジョの奇妙な冒険 [思考]1:『主催者』は必ず倒す。そのために『仲間』を集め、『首輪』の解除方法も見つける。 2:死者の分まで『生きる覚悟』『も』決めた。 3:桑原和馬に『質問』する。可能ならば、殺害する必要はないと考えている。 【桑原和真@幽遊白書】 [状態]:"ジッパー"により両腕手首から先・右足膝から下が分断 身体に数々のジッパーをつけられている、怒りと悲しみ [装備]:斬魄刀(腕と一緒に転がっている)@BLEACH [道具]:荷物一式 [思考]1:怒りに燃えている。ガラの仇をとる。 2:ピッコロを倒す仲間を集める。浦飯と飛影を優先。 3:ゲームを脱出する。 4:死んでも仲間のことは喋らない。 時系列順で読む Back 守る思い、まもる狂気 Next 乱→狂【みだれのちくるい】 投下順で読む Back 十 Next 狩人の意思は、非情の舞台で爆発し 172:ブチャラティvsガラ 後編 ブローノ・ブチャラティ 269:眠れる奴隷達 253:Black color stomach ~ encounter ~ 桑原和真 269:眠れる奴隷達
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ジョセフ「ん? 嬢ちゃんか! ちょーど良い所に来たぜッ!」 ジョセフ「このオッサンをなんとか……」 紬「ジ、ジョジョさん! おお落ち着いて聞いてくださいね! 私、『タイムスリップ』したんだけど『タイムスリップ』じゃあないの!」 紬「あ、あと、さわ子先生がさわ子先生じゃなくて、さわちゃんなの! 高校生なの!」 ジョセフ「ハァ? 嬢ちゃんが落ち着け、意味が分からねーぞ。さわちゃんって誰だよ」 さわ子「私です!(イケメンキター!)」 堀込先生「琴吹、この人と知り合いか?」 唯「……ムギちゃんの彼氏さん!?」 澪「彼氏!?」 梓「(か、彼氏持ちなんですかッ!?)」ガァーン さわ子「(一瞬で私の恋終わった……)」 紬「ち、違うわ、えーと……」 堀込先生「やっぱり、不審者か」 ジョセフ「ノォーッ!」 ジョセフ「(なんか上手いことごまかせ嬢ちゃん! 俺達は今、学校に閉じ込められてる。 敷地内から外に出られないようにバリアが張られてるんだ)」ヒソヒソ 紬「(ええ!?)」ヒソヒソ ジョセフ「(これは『スタンド使い』の仕業だ。 そしてこの『タイムスリップ』もソイツと無関係じゃあない)」ヒソヒソ ジョセフ「(俺はこれからその『スタンド使い』を探してとっちめる! つまり、ここでグダグダしてらんねーのよ)」ヒソヒソ 紬「(わ、分かったわ)」ヒソヒソ 紬「先生、待ってください。その人は怪しい人でも彼氏でもありません!」 律「じゃあ、いったい誰なんだッ!」 紬「実は私の新しい執事なのです!」バァーーーン! 唯「なあんだ、ムギちゃんの執事さんかあ」 律「へー、執事さんだったのか」 澪「全然、そう見えないのは気のせいか?」 梓「執事なんて、今の日本に実在するんですね……」 さわ子「(私の恋終わってなかった!)」 堀込先生「し、執事?」 ジョセフ「そ、そーゆーことなのよ! そーそー!」 ジョセフ「琴吹お嬢さんの執事を務めさせていただいてます?」 ジョセフ「ジョセフ・ジョースターだ。ジョジョって呼んでくれ」 唯「はいジョジョちゃん!」 梓「(ジョジョ……)」 紬「ですから、見逃していただけませんか? 先生」 堀込先生「そういうのは困るんだがな……」 堀込先生「次からはちゃんと報告してくれよ」 紬「はい、申し訳ありません」 ジョセフ「(執事ってなんだオメー!? もっとマシな嘘の付き方あんだろよォ! お金持ちのお嬢さんでもあるまいしよー!)」ヒソヒソ 紬「(私、お金持ちなの)」ヒソヒソ ジョセフ「(あ、そうなの……)」ヒソヒソ 唯「ねぇ、ジョジョさ~ん?」 ジョセフ「あ~ん?」 唯「私達、これからお昼なんですけど、よければ一緒に食べませんか?」 唯「ジョジョさんとお話してみたいなぁ」 澪「おい唯……」ボソボソ 唯「いいじゃん、ご飯は大勢で食べた方が美味しいんだよ」 澪「それはそうだけど……」 唯「ムギちゃんも良いよね?」 紬「そうね……」チラッ ジョセフ「……そういえば朝から何も食ってねえなァ」 ジョセフ「ここはその話に乗ったぜ!」 ジョセフ「(気になることもいくつか出来たしな……)」 ―――――― ―――― ―― さわ子「どうぞ、ジョジョさん。この卵焼きは私の自信作なんですよ」 ジョセフ「言うじゃねーか、俺は味にうるさいぜ」 さわ子「あーん、してください」ニコッ ジョセフ「あ、あ~?」 梓「……さわ子先輩、キャラ違いませんか?」 律「言うな、察してやれ」 唯「私も憂にあーん……って、食べさせて貰う時あるよ!」 澪「多分、あの『あーん』には色んな意味があるんだろうな……」 ジョセフ「モグ」 さわ子「……」ドキドキ ジョセフ「ンめー! ンまいじゃねーの! グー」 さわ子「良かった! やっぱり、女性は料理が出来ませんとね!」 ジョセフ「こりゃあモグモグ、いけるぜッモグモグ」 さわ子「(YES! YES! YES!)」グッ ジョセフ「そうだ、嬢ちゃん。聞きたいことあったんだ」 紬「はい?」 ジョセフ「おめーよォ、さっき言ってたよなァ? 『タイムスリップ』だけど『タイムスリップ』じゃあねえとかよ」 ジョセフ「ありゃあ、どういう意味だ?」 紬「上手く説明出来るかはちょっと自信無いんですけど……」 紬「今、私達のいるこの2008年は私達の過ごした2008年じゃないと思うんです」 ジョセフ「その理由を聞かせてくれ」 紬「話の流れは大体同じなんです。私達が二年生になって、新歓ライブして、梓ちゃんが軽音部に入部して……」 紬「ただ、一つだけ違う部分が」 ジョセフ「違う?」 紬「さわちゃん……山中さわ子さんが、 ここでは高校二年生で私達と同じ軽音部の部員ということになってるんですけど」 紬「私達が元いた2010年では、山中さわ子さんは山中さわ子『先生』として、 軽音部の顧問として、いたはずなんです」 ジョセフ「そいつは妙ちきりんな話だなァ。 単に2008年まで時間が巻き戻ったんなら、高校生まで戻るはずは無い」 ジョセフ「加えて、過去には無かったはずの出来事(2008年時点で山中さわ子が平沢唯達と同級生で且つ、同じ軽音部員) が起こっている、か」 律「さわちゃんの猫被り~!」 さわ子「か、被ってないっての!」 ジョセフ「(……コイツが『スタンド使い』じゃあねーだろーなァ?) 紬「あ、あともう一つ……」 ジョセフ「……? シーッ!」 紬「……!?」 キィィィィィィィィィィン…… ジョセフ「あ、あの『音』だッ!」 紬「ま、また……!」 ―――――― ―――― ―― 講堂 ジョセフ「……」 紬「……」 ジョセフ 紬「ハッ! ここはッ!?」 紬「講堂……?」 ジョセフ「なんだァーッ? いつの間にか、場所が変わってやがるぜッ! しかも、俺達以外に誰も見当たらねーッ!」 紬「ま、まただわッ! さっきも、いきなり『音』が聞こえて『タイムスリップ』を!」 ジョセフ「『スタンド』だッ! 嬢ちゃんは俺の後ろに隠れてなッ!」 ジョセフ「(やはり、狙いはこの俺か? どこで恨み買ったかは知らねーが、キッチリ落とし前はつけてやるぜッ!)」 ドドドドドドドドドド…… ジョセフ「!」 ?「イレギュラーが二人……」ドドドドドドドドドド…… ジョセフ「てめーが、『スタンド』か?」 ?「校内全体の夢移行を確認、肉体の夢移行を確認、記憶の夢移行……二名失敗」 ジョセフ「……はっ? なあに、トンチンカンなことほざいてんだァ?」 ?「……能力を使用時に対象範囲を校内に集中させたのが失敗だったんですかね? ちょうどその時、この二人は校内の外にいた。だから影響が中途半端に……」 ?「それにしても部外者が紛れ込んでいたなんて。余計な手間を」 ジョセフ「……もしもお~~~し! 俺の声聞こえてるゥ? お耳が少しばかり遠いんとちゃうのォ~~~?」 ?「能力起動、対象範囲を『琴吹紬』に設定」 紬「!?」 キィィィィィィィィィィン…… 紬「きゃあッ!?」バタッ ジョセフ「じ、嬢ちゃんッ! てめー!」 ?「イレギュラーの数量を 2 → 1 へ」 ?「次は貴方ですよ……ですが貴方だけはこの世界では不要な存在、いつ『覚める』とも限らない」 ?「ですから……」 ドリーム・ドランカー「この『ドリーム・ドランカー』がここで殺ってやるDEATH!」ドウゥゥゥウン! ジョセフ「ぎゃあニィーーーッ!?」 『ドリーム・ドランカー』 破壊力:E スピード:D 射程距離:B 持続力:A 精密動作性:A 成長性:? ジョセフ「じ、冗談じゃねーッ! 殺されてたまっかよッ!」 ジョセフ「(クソッ、俺も『スタンド』さえ使えりゃあ……うん?)」 ジョセフ「(アイツが見えるってことは『スタンド』出せるんじゃあないの俺?)」 ドリーム・ドランカー「DEATH!!!」 ジョセフ「『隠者の紫』ッ!」 ジョセフ「……」 ドリーム・ドランカー「……」 ジョセフ「やっぱり、出やしねえーーーッ! なんでだァーーーッ!?」 ドリーム・ドランカー「アハハハハハハァ! むっだぁん! むっだぁん!」 ジョセフ「お、おちょくりやがってェ~!?」 ジョセフ「(なんでだ!? なんで『スタンド』は見えているのに『スタンド』が出せねえ!?)」 ジョセフ「こうなったら……体力比べといこうぜ、スタンドヤロー!」 ドリーム・ドランカー「あぁ?」 ジョセフ「逃げるんだよオォォォーーーーーーッ!」ダダッ! ジョセフ「(このままじゃあ、一方的に殺されるッ! 今は逃げてもなんとしても、奴の『謎』を解いてやるぜッ!)」 ドリーム・ドランカー「あれあれ? 紬お嬢様をほっぽりだしたままで良いんですか? ジョセフ執事」 紬「……」 ジョセフ「しまったッ!? ひ、卑怯だぞてめーッ!」 ドリーム・ドランカー「馬鹿じゃないの」 ジョセフ「だったらよォ……お嬢様を背負って逃げるだけだぜーッ!」ダダッ! ジョセフ「(あ、意外と重いな嬢ちゃん……)」 ドリーム・ドランカー「アハハハハハハ……」 学校の廊下 ジョセフ「遠くだッ! 今は出来るだけ遠くへッ!」ダダッ! キィィィィィィィィィィン…… ジョセフ「ぐああああッ!? あ、頭が……ッ!」 ―――――― ―――― ―― 講堂 ジョセフ「うう……なッ!?」 ドリーム・ドランカー「おかえりなさいDEATH」 ドリーム・ドランカー「体力比べをするのではなかったんですか?」 ジョセフ「ノォーッ!? 俺は確かに廊下に出たッ!」 ジョセフ「なのになんで、『ここ』に戻っていやがるんだァ!?」 ジョセフ「(まるで『世界 (ザ・ワールド)』でも食らったみてーな違和感だッ!)」 ジョセフ「(そしてその違和感は決まって『音』を聞いてから現れるッ!)」 ジョセフ「(人を若返らせたり、時間を戻したり、瞬間移動させたり、なんでもありかよ)」 ジョセフ「まるで夢でも見てるよーな気分だぜ……」 ドリーム・ドランカー「……!」 ドリーム・ドランカー「やはり貴方は危険です。『均衡』が崩れる」 ドリーム・ドランカー「ここで死んでください」 キィィィィィィィィィィン…… ジョセフ「うあああああッ!?」 ジョセフ「(ず、頭痛がッ! インフルエンザで死にそーなくらいにくるピーィ時に、 全力でヘッドバンキングしたみてーに頭が痛えーッ!?)」 ジョセフ「(し、死ぬ……これはマジでやばいんじゃあないの……)」 ドリーム・ドランカー「さよなら、ジョセフ・ジョースター」 キィィィィィィィィィィン…… 読者諸君、君達はきっとこう考えているだろう。 あのジョセフ・ジョースターがこのまま死ぬはずがない。終わるはずがない。 きっと、自分達の想像もつかないようなトリックと策でこの絶体絶命な状況を乗り切るだろうと。 言っておこう、そんなことはない! 彼には何の対抗手段も残されてはいない。 当然だ。相手の能力の全貌も掴めず、『スタンド』すら使えず、出来ることは逃げるだけ。 だが、その逃げることすら敵は許さなかった。こうしてジョジョは死んでいくのである! ジョセフ「(……ここまで老いぼれながら生きといてよォ。 こんな死に方って、あんまりなんじゃねーのよ……?)」 その時、ジョジョは『波紋』の呼吸をした。無意識に体がそうさせたのだ。 ここで散ろうと、最後まで戦い抗う意志の表れなのか? しかしその『波紋』がジョジョに思わぬ幸運をもたらした! それは…… ジョセフ「ゲホォッ!」 ジョセフ「う……あ……」フラァァ……バタアァァァアンンッッッ! バチッ! バチバチィッ! キィ……ィ……ィィ………… ジョセフ「(……? 今、一瞬音が途切れたよーな……)」 ガチャリ 梓「な、何の音ですか……? 大きな音がしましたけど……」 ジョセフ「く、来るな……ここは危ねえ!」 梓「ジョジョさん!? ムギ先輩!? どうしたんですか!」ダダッ! ジョセフ「お、おい、来るなッ!」クルッ シィーン…… ジョセフ「……『スタンド』がいない?」 梓「ど、どうして二人とも倒れてるんですか? 怪我でも……」 ジョセフ「……いや、なんでもねー。ちょいと足滑らしただけよ。 それより、嬢ちゃんの方を見てくれ」 梓「は、はい。ムギ先輩!」 紬「ん……梓ちゃん?」 5