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クローハンマー 公式武器・槌LV1の武器。 大工さんも使う普通の金槌。
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→include/大型クロー 概要 武器属性 数値情報連撃補正 格闘方向補正 装備可能機体 本兵装の初期装備機体 備考 アップデート履歴 コメント欄 概要 近接戦闘も可能なクロー状の打突攻撃用兵装。 武器属性 実弾 ビーム 格闘 シールド その他 数値情報 LV1 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 威力 3000 - - - - - - - 発射間隔 2秒 武装切替時間 0.5秒 備考 大よろけ有?,等 レアリティ ☆☆ 必要リサイクルチケット 機体同梱 必要階級 必要DP 連撃補正 標準倍率でない場合のみ記載し,標準倍率の場合は表削除のこと 連撃数 標準倍率 本武器倍率 1撃目 100% 100% 2撃目 50% ?% 3撃目 25% ?% 格闘方向補正 標準倍率でない場合のみ記載し,標準倍率の場合は表削除のこと 格闘方向 標準倍率 本武器倍率 N格 100% 100% 横格 75% ?% 下格 130% ?% 装備可能機体 強襲機: 汎用機: 支援機:ローゼン・ズール 本兵装の初期装備機体 強襲機: 汎用機: 支援機:ローゼン・ズール 備考 なにかあれば アップデート履歴 2023/11/23:新規追加 コメント欄 過去ログ 1 名前 test - keasemo (2023-11-24 00 27 14) 最新の20件を表示しています.全てのコメントを見る ▲トップに戻ります▲
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《クローズ()/Close》 アイコン ゲスト 年齢 44 性別 男 種族 ネクロマンサー 能力 死霊を操る程度の能力 髑髏の仮面とボロボロのマントが特徴の男で、仮面の下の素顔は傷跡だらけで、目は黄色と青のオッドアイ。実年齢よりも少し老けている。 オメガMk.Ⅱを作りだした張本人であり、地球襲撃事件の真の黒幕。 元は神界特務兵団の一員だったが、現在は死霊使い(ネクロマンサー)と呼ばれる、死体を操る魔法使いの類となっており、特S級犯罪者の1人としてマークされている。 彼自身は特に強くはないのだが、死霊使い(ネクロマンサー)の名の通り、死霊を操る能力を持っており、ゾンビやスケルトンなどを召還して自身を守る兵力とする。 更に、兵器開発のエキスパートでもあったらしく、神界で密かに編み出していた技術を使い、死体を兵器化させ独自の軍隊を形成し、数々の星に攻め入り、実に8つもの星を侵略している凶悪犯。 次のターゲットにカオス界を選んでいたが、様々な強者や英雄がいるカオス界を侵略するには、より強力な戦力を要すると考え、身を潜めながら計画を練っていたところ、地球軍による襲撃によってカオス界の半分が滅び、多くの住人が死んだというニュースを知る。 最初はその住人達の死体を使い、兵力を増やそうと考えるが、使える状態の死体がほとんど無かったため、悩みに悩んだ結果、前から試してみたかったという、未練や怨みを持った魂から怨念エネルギーを搾り取り、それを使った全く新しい兵器の開発計画を実行に移す。 そして、計画は見事に成功し、ミサイルによって死んだ何千、何万と言う住人達の魂から膨大な量の怨念エネルギーを抽出、その禍々しいエネルギーで動く、今まで前例のない『兵器』の開発に成功した。 止まる事を知らない、煮えたぎる怨念の炎をひたすら燃やし、怨めば怨むほど強くなるこの兵器を、古代文明の最終兵器・オメガをも超える可能性のある兵器と考え、『オメガMk.Ⅱ』と名付ける。 そして、オメガMk.Ⅱの力によって地球を9つ目の死霊帝国に変え、以前からのターゲットだったカオス界を記念すべき10個目の死霊帝国にしようと企む。 計画を邪魔する可能性のある英雄や神々を何よりも敵視し、警戒していた彼は、たまたま出会ったベガやシリウスと手を組んで計画を進めるが、2人とも倒されてしまったため、最終手段として、対惑星神用にと開発していた『神力封じの薬』を使い、神々や英雄の中でも一番警戒していたミシェルを潰そうと考える。 ところが、ミシェルが惑星神を辞めてどこかへ行ってしまい、ホッとしたのもつかの間、冥界から消えた魂を追ってきたプルストに諸悪の根源が自分だとばれてしまったため、やむなくプルストに薬品を投与し、魂を追ってこれないようにした。 その後着々と計画を進めるも、キルビスやプルスト、オメガによって一時追い詰められてしまう。 しかし、オメガMk.Ⅱを止めると偽り、暴走させた事で戦況を一転させ、更にその後のプルストとの一騎打ちでは、カオススピネルを飲み込んで筋骨隆々とした強靭な肉体とパワーを手に入れ、神力を封じられたプルストを満身創痍にまで追い込む。 しかし、突然現れたシャルによってカオススピネルを吐き出させられ、パワーを失った挙句、神力を取り戻し、覚醒したプルストに敗れた。 その後宇宙警察に連行される。 技一覧 死霊召喚 ゾンビやスケルトンを召還し、攻撃させる。 神力封じ 神族にのみ有効な攻撃手段で、特殊な魔力を込めた薬品を染み込ませた弾丸を撃ち込み、神の力、すなわち神力を封じ込め、普通の人間に戻してしまう。 主な台詞 「………ククク………さあ、張り切っていきますよー………世界の終焉は、すぐそこに………♪」 「クククク…クソジジイとは失礼なガキですね、私はまだ年寄ではありませんよ…。」 「逃げ場はない?………ククク、ならば自分で作るまでですよ!!!!」 関連ページ オメガMk.Ⅱ 古代兵器とガーディアン 兵器と神々と運命の歯車編 関連画像 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【敵キャラクター(ゲスト)④】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ミスリルクロー 公式武器・甲LV10の武器。 魔力強化された銀と、オリハルコンの 特殊合金『ミスリル』で出来た希少な爪。
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ワイヤークロー 公式武器・爪LV7の武器。 爪を射出する、分類に困る武器。
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クローソー クロトの別名。
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呼称:シンクロー 人物 付けられたシンクローという名の通り、 キャラが怒れば自身も怒り、キャラが褒められれば自身も喜び、 キャラの口調がよく移ったりと登場人物の心情によくシンクロする 実況の特徴 "自分が楽しいと思う事を共有する"のがモットーで、 人物に書いた通りストーリーによって喜んだり怒ったりと 斜に構えることなくゲームを素直に楽しむ 現在戦国BASARA3をプレイしているが戦国BASARAのことは 前作含め一切知らない完全な初見プレイで、 戦国BASARAを知っている人間にはもう当たり前で慣れてしまった とんでも設定にも反応する姿が新鮮で面白い。 登場キャラでは黒田官兵衛が大のお気に入り。 動画 初見が戦国BASARA3実況 今はBASARA2やってるよ -- 名無しさん (2013-02-26 16 45 10) 今は3宴やってるが...最近全然投稿が来ないな...忙しいのは分かるが、来ないと寂しいな -- 名無しさん (2016-03-26 21 27 38) 名前 コメント
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トップページ 厳選リンク集 おすすめ動画 銀 購入のススメ NESERA/GESERA 用語集 よく出てくる言葉をまとめています。 用語 17:アルファベットの17番目、つまりQのこと。映像や画像の中に何かが17個あったり、数字を足すと17になることがあり、隠語としてQが関わっていることを示唆している Q:2017年から米国のネット掲示板「4chan」「8chan」(日本の5ちゃんねる=旧2ちゃんねるに似た掲示板)に書き込みを始めた匿名の人物。国家機密情報にアクセスするために必要とされる、アメリカ合衆国エネルギー省 (DOE) のアクセス権限「Qクリアランス」を所持する者にしか知り得ない情報をリークする(ドロップ)ことから信じる者が増えていった。QanonはQを信じる人たちのことで、アノニマス(Anonymous)とは別物である DS(Deep State):ディープステート(闇の政府、影の政府)。カバールとも呼ばれている RV:通貨評価替え(参考記事) EBS(Emergency Broadcast System):緊急放送システム CCP(Chinese Communist Party):中国共産党。略して中共とも言う。DSが育て太らせてきた駒であるが、飼い主であるDSと対立するようになっている GCR(Global Currency Reset):世界通貨改革(参考記事) BLM(Black Lives Matter):アフリカ系アメリカ人のコミュニティに端を発した、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、国際的な積極行動主義の運動。ただし、発端となったジョージ・フロイド氏は死んでおらずフェイクであるという噂もある MSM(mainstream media):メインスリームメディア。テレビ、ラジオ、新聞などのことで、大手であるほどDSに操られている。日本も例外ではない SDGs(Sustainable Development Goals):「持続可能な開発目標」の略称。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。表向きは良いことを言っているが、その実態はグルーバリズムであり、世界の社会主義化を進めている(参考記事) DUMB(Deep Underground Military Base):地下深層軍事基地 GAFA:巨大テック企業である、Google、Amazon、Facebook、Appleのこと。Microsoftを含めてGAFAMとも言う。これらすべての企業(のトップ層)が反トランプであり、DSに汚染されている FEMA(Federal Emergency Management Agency):アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁のこと。自然災害やテロがあったときに、民間人を収容する場所という目的なっているが、それは表向きで、本当の目的は民間人を収容し監視する強制収容所という噂がある(FEMAキャンプ) MAGA(Make America Great Again):メイク・アメリカ・グレート・アゲインの略で、アメリカ合衆国を再び偉大な国に!という意味。1980年の大統領選挙においてロナルド・レーガンが使用したのが最初とされる GIMTO:グアンタナモ(グアンタナモ収容所) POTUS(President of the United States):アメリカ合衆国大統領 ANTIFA(anti-fascist):アンチ・ファシストの略で、ネオナチ、白人至上主義、人種差別主義、独裁などの「ファシストに反対する勢力」という意味。しかし、皮肉にもアンチ・ファシストはファシストに裏でコントロールされている(参考動画) NESARA(National Economic Security and Recovery Act):国家経済安全保障及び改革法。詳細は「NESARA/GESERA」にて GESARA(Global Economic Security and Recovery Act):世界経済安全保障及び改革法。詳細は「NESARA/GESERA」にて WWG1WGA:WHERE WE GO ONE WE GO ALL(我ら一丸となって、共に進まん)の頭文字を繋げたもの。元々JFKが使っていたスローガンで、現在はQアノンの活動におけるキャッチフレーズとして使われている ティア(Tier):量子金融システムの交換/償還となるグループ分け。ティア1~5に分類され、1は一番根本の最初に資金が流れるグループで、政府等が含まれる。一般人は最後のグループとなるティア5に属する デクラス(Declasse):機密解除 ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス):「差別的な表現をなくそう」とする概念。しかし、行き過ぎた平等主義で問題が噴出し始めている。例:保母→保育士、看護婦→看護師、助産婦→助産師、男女トイレの非区別、元男性のアスリートが女性として競技に参加など クラーケン:不正選挙裁判に関する会見にて、パウエル弁護士が「クラーケンを解き放つ」と言ったことから注目される。クラーケンは北欧神話に登場する怪物の名前ではあるが、何を意味するのか判明していない。国防総省サイバー戦争プログラムのことではないかと噂されている ドミニオン:投票集計システム提供企業ドミニオン・ボーディング・システムこと。2020年米国大統領選挙において不正に関わった大きな疑惑が持たれている ロンメル死:ナチスドイツのアドルフ・ヒトラーの部下であったドイツ軍人ロンメルの死亡原因が由来の言葉で、「逮捕(投獄)」か「名誉の死(服毒自殺)」のどちらかを選択させられること(参考記事) コミンテルン:1919年から1943年まで存在した国際共産主義運動の指導組織 ディストピア:ユートピア(理想郷)の正反対の社会。「失業率0%」「誰もが適職についている」「生まれてから死ぬまで社会が面倒を見てくれる」など、表面上はあたかも完全無欠の理想社会であるかのように喧伝される ジュディノート:ジュディ・バイイントン氏が、信頼度の高い情報を収集し編纂したノート グローバリスム:国を超えて地球全体を一共同体としてとらえる考え方。その実、目指しているのは世界の社会主義化(庶民の奴隷化)であり、現代風に言い換えているだけである。トランプが掲げているのは反グローバリスム=ナショナリズム(国家または民族の統一・独立・発展を推し進めることを強調する主義・運動)である アドレノクロム:アドレナリンの酸化物。人間の松果体から分泌される脳内ホルモンで、麻薬のような高揚感や若返り効果があるとされる。詳細は「おすすめ動画」にて ディスクロージャー(Disclosure):情報開示または情報公開 五毛党:中国共産党配下のインターネット世論誘導&言論監視をしているとされる集団。中国国内の受刑者が減刑をエサに働かされていると言われる 隠語 YouTubeやツイッターなどで、そのまま表現するとアカウントが凍結されてしまう可能性があるため、隠語がよく使われている トランプ大統領:虎さん、🐯さん、タイガー大統領 ジョー・バイデン:梅電、売電、おじいちゃん ハンター・バイデン:狩人(かりうど) リンウッド弁護士:鈴木弁護士 プーチン大統領:プーさん クリントン:クリキントン アドレノクロム:白うさぎ 小児性愛:子供好き 新型コロナ:567 天皇:天ぷら
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「ウェイクアップ!クローズドラゴン!アーユーレディー!?」「ウェイクアップバーニング! ゲットクローズドラゴン! イェーイ!」 【ライダー名】 仮面ライダークローズ 【読み方】 かめんらいだーくろーず 【変身者】 万丈龍我 【スペック】 パンチ力:27.6tキック力:33.7tジャンプ力:ひと跳び57.7m走力:100mを3.2秒 【強化形態】 仮面ライダークローズチャージ仮面ライダークローズマグマ仮面ライダーグレートクローズ仮面ライダークローズエボル 【声/俳優】 赤楚衛二 【スーツ】 永徳 【登場作品】 仮面ライダービルド(2017年)仮面ライダージオウ(2018年)ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ(2019年) 【初登場話】 第11話「燃えろドラゴン」EP01「キングダム2068」 【詳細】 万丈龍我がガジェットモードに変形したクローズドラゴンにドラゴンフルボトルをセット、更にビルドドライバーにセットすることで変身したビルドにおける2号ライダー。 仮面ライダークローズの基本形態となる。 スーツ構造の一部が同じドラゴンフルボトルを使うキードラゴンフォームと全体的なシルエットが酷似しているが、 スーツの形成後に背後から出現したドラゴン型の追加パーツがクローズに覆いかぶさるような形で合体し変身が完了する。 セットするフルボトルが単体となったことで、いわゆるドラゴンハーフボディを同時に装着した状態となる。 変身ポーズも戦兎と同様、ファイティングポーズを取るが、龍我の行うものは若干異なる。 元格闘家である龍我が変身者であることを前提としていると思われる各部機能を持ち、 ドラゴンフルボトルの成分を蒼炎に変換し打撃などに付与することで高い近接戦闘能力を発揮する。 変身には条件があり、龍我が「誰かを守りたい」と強く思うことによってクローズドラゴンとシンクロする必要がある。 専用武器は「ビートクローザー」。 更に第30話からは「クローズマグマナックル」を得た上、エボルトの遺伝子を失ったことで一時期変身能力を失ってしまうも、 自力でそれを復活させた上、ドラゴンエボルボトルをグレートドラゴンエボルボトル、クローズドラゴンをグレートクローズドラゴンへ変化させ、仮面ライダーグレートクローズへと変身できるようになった。 【各部機能】 頭部機能が集約したクローズヘッドはブレイズヘッドアーマーによって保護され、ディフェンス動作を最適化し、最小限の動きで攻撃回避を可能にする。 一際目を引くフレイムエヴォリューガーと呼ばれる金色のドラゴン型装置は出力調整を担い、 龍我の精神や肉体の状態に合わせ各機能を最適化しより高い能力を引き出す他、場合によっては基本性能を超えた戦闘力を引き出す。 フレイムエヴォリューガーに埋め込まれたCZシグナルは戦闘データを集約し、自身と敵の能力を正確に把握、全身の状態を管理し応急補修を行う。 更にビートクローザーに転送シグナルを発信し手元に呼び寄せる能力も持つ。 龍の翼のようなツインアイドラゴンは反応速度を強化し格闘戦の命中率と回避率を向上、激しい戦闘からセンサーを保護するためクリアシールドで覆い耐衝撃性に備えている。 その先端はドラゴンフェイスモジュールとされ、龍我の感情が昂ることで作動し全身の装甲を融解寸前まで加熱、必殺技の威力を数倍に引き上げる性質を持つ。 クラッシャー部分は衝撃緩和装置が組み込まれたファングテクター。敵の攻撃が直撃しても頭部へのダメージを最小限に抑える。 CZアンリミテッドスーツにより肉体のリミッターをカット、秘められた身体能力を引き出したクローズは龍我の得意とする近接格闘に最適な機能を有する。 胸部装甲となるブレイズチェストアーマーはドラゴンフルボトルの成分を蒼炎に変換、全身各部に展開し、 纏った部位を「ブレイズアップモード」と呼ばれる強化状態へと移行させ攻撃性能を飛躍的に高める。 更にその上からドラゴブレイザーというボディアーマーで保護し、ドラゴンフルボトルの成分を「クローズドラゴン・ブレイズ」に変換、 クローズドラゴンのAIと連動した蒼炎龍は短時間であればともに戦うことも可能で、必殺技の際にも呼び出されキックの威力を上昇させる。 CZインファイトショルダーにより最適化された腕部動作により格闘攻撃の速度と威力は向上し、 ファングオブレイドという鋭利な白刃を備えたドラゴラッシュアームによる打撃攻撃を強化する。 CZインファイトグローブは変身者の格闘センスに応じて性能が上昇、強く握ることで硬化し、打撃攻撃の破壊力を引き上げつつ、反動ダメージを受けないよう拳を保護する役目を持つ。 ドラゴラッシュアームの能力と組み合わせることで、蒼炎を纏った爆砕パンチを放ち一撃必殺のフィニッシュブローを放つことも可能。 右太腿や左腕に組み込まれた炎を象りしバーンアップクレストは必殺技発動時自動で爆発し、技の威力を底上げしより広範囲の敵にダメージを与えられる。 「ビルド ラピッドタンクフォーム」を上回る跳躍力を持つクローズは、上空からの急襲ニードロップも得意とし、 ドラゴラッシュレッグの効果で蒼炎を纏った爆砕キックを放つ。 フットワーク最適化機能を持つクイックステップシューズにより無駄のない動きで敵を翻弄することも可能。 徒手空拳による戦闘でも強いが高温になればなるほど切断力の上昇するビートクローザーを用いた接近戦に適した機能を持ち、 フルボトル1本分ではあるがベストマッチしなければ高い戦闘力を保てないビルドに比べると、 装着者である龍我に適したカスタマイズが施されているため十二分の戦闘力を得られている。 必殺技はクローズドラゴン・ブレイズを呼び出し飛び蹴りやライダーパンチを放つ「ドラゴニックフィニッシュ!」、 他にもビートクローザーを用いた斬撃。フルボトルの装填有無、グリップエンドを引いた回数により必殺技が変化する。 【活躍】 第11話に登場。 当初はビルドはおろか自分自身のことだけ考えていたためクローズドラゴンにフルボトルさえセットできなかった龍我であるが、 恋人の手紙を読んだことで、意識に変化が生じ変身が可能になった。 龍我一人だけではないクローズの力はストレッチスマッシュを必殺技の一撃で撃破し、 ナイトローグ相手にも優勢に戦いを展開、撤退させることに成功する。 初変身の11話ではビルドドライバーを借り受けたが、12話ではすでに戦兎により2機目が開発されており、その2機目で変身した。 なお、11話は変身解除した戦兎からナイトローグが奪ったものを奪い返すことで龍我が使っている。 その後、スクラッシュドライバーを使った仮面ライダークローズチャージが登場したため、出番はそちらに譲っている。 第30話にて先の戦闘の際にスクラッシュゼリーが使えなくなったため、こちらに戻った。 現状の敵との戦力差があるため、戦闘データを反映した新型武器のクローズマグマナックルを使うようになる。 後にスーツがグレートクローズにパワーアップしたため、ビルド本編では登場しなくなった。『ビルド』最終回後はアイテムなどの都合でグレートクローズへの変身が不可能になったため、基本形態はこちらに戻っている。 『仮面ライダージオウ』第1話ではストロングスマッシュハザードに襲われていた常盤ソウゴをビルドと共に助けた(時系列は2017年11月30日と発言がある)。 第2話ではアナザービルドの誕生で存在が維持できなくなり、ビルドの力をジオウが継承したために繋がりのあるクローズも存在しなくなった。 『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』や『仮面ライダークローズ』では変身するフォームの1つとして登場。 【余談】 平成仮面ライダーシリーズでは初めてドライバーを共有する形で他のライダーに変身するライダーとなる。 過去作では主に同型のドライバーが複数にある場合が多いものの、翌週には2機目が作成されることとなった。 2号ライダーとして見た場合、強化形態の数が非常に多い。 クローズチャージはドライバーが異なるため別ライダーとして数えることもできるが、パワーアップの機会に多く恵まれたライダーといえる。
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前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア 51.アズラ様が笑う 「わりぃが、そりゃ無理な話だ。主人を見捨てるのはできかねん」 説得が通じる相手ではないと女の目を見て理解した。そしてこの女がやろうとしていることは、 多分その方が良い行いなんだろうと、後でうめいているリッシュモンについて男は思った。 自分が仕えている老人の腹は真っ黒だ。そのくせ変に自信過剰でこんな真夜中にも出歩く。 さっさと逃げてしまいたいが、リッシュモンを守る為にもここで引く訳にはいかなかった。 「旦那ぁ、近くにいられると困るんで人気のある所で待っといてもらえますかね? ああ、魔法唱えといて下さいね。こいつだけとは限らないんで」 リッシュモンは男の声にはっと我に返ったようで、何か二言三言うるさくわめいてから離れていった。 「待て!」 追いかけようとするアニエスを男が牽制する。背後から放ったエア・ハンマーをアニエスは振り返り剣で受け止める。 男は感嘆の声を上げ、それから面倒そうにアニエスを見る。 「あー、やっぱりメイジ殺しの類か。俺らに喧嘩売る平民なんざそういるもんじゃないからな」 アニエスはゆっくりと剣を構え、男を見る。その目は殺気立ってはいるがそれなりに理性は残っていた。 「邪魔をするな」 怒りの形相でゆっくりと男に近づいていく。男はついにため息をついて、 この恐ろしい女をどう倒すか考えている。 「そういってもよぉ……」 高速詠唱で牽制代わりのウインド・ブレイクを放つ。 やはりアニエスは剣で受け流すが、その隙に男は素早く距離をあける。 剣には固定化がかかっているらしい。男は遠距離から強力な魔法を使って剣を壊すことにした。 「拾ってもらった恩があるからな。ダングルテールの件で責任が俺と隊長にまわってきてアカデミーにいれなくなってから……」 アニエスの目が見開いた。そしてそのまま男に向かって突き進む。 男はアニエスがどういう思いでリッシュモンを狙ったのか理解した。 理解したからこそ、即座に詠唱して呪文を放つ。 「ラグーズ・ウォータル・イス・イーサ・ウインデ」 何十もの氷の矢がアニエスに向かって飛んでいく。 これで終わるのならありがたい。だが、そうはならなかった。 目前に迫っていたウインディ・アイシクルの矢がアニエスに当たることは無かった。 突然現れた炎の壁によって蒸発し、元の水蒸気に戻ってしまったのだ。 炎の壁を飛び越えて、アニエスはただまっすぐ男に向かって走る。 「やっぱりあの村の生き残りか!ああ、くそったれ!!」 あのダングルテールでの任務は、男にとって何があっても忘れられないものだった。 疫病の壊滅だとか異教徒狩りだとかで駆り出されたが、男はあれほど「奇妙」な村を他に見たことが無い。 なにせ、村にいた連中のほとんどが杖を持ち魔法を使ったのだから。 途中まで問題も無く「処分」していったが、結局のところ褐色肌の女が現れたせいで部隊はほぼ全滅。 男は隊長と共にアカデミーに戻るが二人で部隊壊滅の責任を負わされてしまい、アカデミーから脱退処分を受ける。 幸い男はリッシュモンに助けられ、ひどい環境で働かされるハメになった。 男が次の魔法を放つ前に決着は付いた。 飛びかかったアニエスの一太刀が男の杖を真っ二つに切ると共に、その柄で男の腹を力一杯殴る。 男は低くうめいて、そのまま意識を失った。 「さて次は……おい、こいつを縛ってくれ」 アニエスが呼びかけると、どこからともなく協力者が近づいてきた。 黒のフードと黒ずんだ紫色の革鎧を着込んだシエスタである。 「後で話す。それでいいだろう?」 アニエスは自分を驚きの目で見ながら、器用にも男に縄を巻いているシエスタにそう言って、リッシュモンが逃げた方へと駆けだした。 リッシュモンは走っている。60を超える老体にとってそれは苦行以外の何物でもなく、 途中で足を止めて息を切らしながらゆっくりと走り続けている。 不運にもまだ辺りには人気が無い。 「ハァ……ハァ……まったく、何で私がこんな目に合わねばならんのか」 相手は剣を持ったただの平民。一緒に戦った方がすぐに済んだのではないか? そんな思いが脳裏によぎる。足を止めて一息ついていると後から足音が聞こえてきた。 なんだ、やっぱり片付けたではないか。リッシュモンは少し怒ったように振り返る。 「遅いぞモゲン……」 二つの月に照らされた路地の向こうに、女が立っている。 獣のように笑って、ゆっくりとこっちに向かってきている。 見たところ大した怪我をしているようにも思えない。 モゲンスが負けた。ただの平民に? リッシュモンはそれ以上何かを考える前に杖を取り出した。 考えれば、おそらく恐怖に飲み込まれていただろう。 「ち、近寄るな平民ふぜいが!私はすでに呪文を唱えている。 あとはお前に向かって開放するだけだ!」 陳腐な脅し文句に、アニエスは笑って答えた。 「ならば、放ってみろ」 恐怖を感じたリッシュモンは、言われるまま杖の先から杖の先から巨大な火の球が膨れ上がり、 アニエスに向かって飛んで行く。アニエスはつまらなそうに剣を構え、呪文を唱える。 「デル・ウインデ」 剣から発生した風の衝撃が炎を切り、かき消す。 「魔法だと!?」 リッシュモンは叫んだ。 「何故平民が!?いや、貴様メイジか?メイジが杖を剣に仕込むとは何たる恥さらしか!!」 「わめくな。うるさい」 ひ、とリッシュモンはアニエスの眼光に腰を抜かして床に座り込む。 アニエスはリッシュモンに近づいて剣を向ける。 「お、お前、私は高等法院のリッシュモンだぞ?私を殺せばお前は……」 ただではすまない。だから何だというのだろうか? アニエスはそれを無視した。 「ダングルテールの虐殺は、貴様が立案したそうだが」 「待て!お前は生き残りか!違う、私はただ頼まれて……」 「誰に?」 剣が首筋に当たる。リッシュモンは叫び声を上げるがアニエスは全く表情を変えない。 「もう20年も前だ!当時ロマリアにいた宗教庁の連中はとっくの昔に死んでおる!」 「そうだな、後はお前くらいか」 リッシュモンはアニエスの目を見る。深く、そして暗い目には自分の姿が映っていない。 「色々と調べさせてもらった。8万エキューももらったそうだな。大層な額だ」 リッシュモンが何かを言う前に、アニエスはその首をはねた。 これでもう騒がしい声を発することも無い。辺りは再び静寂に包まれた。 「……終わりか」 リッシュモンの杖を懐にしまってから、その死体を見る。 ずいぶんと長い間こうしたかったはずだが、何かが心からわき上がるわけでもない。 だが、なにか心が満たされた気もする。不思議な気持ちだった。 「お前の悪行は月影の国で精算されるだろう。始祖に祈ったところで、今更どうしようもないだろうがな」 錬金で胴体と流れ出た血を分解し、首だけを持ってアニエスは暗闇の中に消えた。 リッシュモンはひどく奇妙な様子で辺りを見ている。 というのも、辺りはひどく美し過ぎる光景が広がっているからだ。 見えるのは花と滝、堂々とした木々、銀の街、しかしすべてが霞んで見える。 水彩のように色が流れている美しい景色によって、半分目が見えなくなっているほどだ。 「ここが、ヴァルハラか?」 あの世とは存在したのか。無神論者で金の亡者だったリッシュモンは、 そんなことをぼやけた頭で考えた。 『お前たちにとっては、その呼び名が相応しいでしょう』 澄んだ女性の声が頭に響く。その心地よい声色にリッシュモンはまぶたを閉じて眠ってしまいそうになった。 しかし、少々怒りをはらんだ声が再び頭に響いた。 『後を見なさい』 言われるままそうすると、そこには褐色の女性がいた。空色の長髪が風になびき、 漆黒のロングスカートに金色の腕輪以外何も身につけず、右手に黒いバラを持っている。 豊かな胸が平らであったとしても、その姿はリッシュモンが今まで見てきた女の中で最も美しかった。 『我が名はアズラ。この「月影の国」を統治し、魂に安息をもたらすのが私の役目……ですが』 豊かな恵みを揺らしながら、右手のバラを振る。すると周りに半透明で青白い人の形をした何かが現れた。 それらは胴体より下は無く、辺りを漂いながらリッシュモンに近づいていく。 「ひぃぃ!」 リッシュモンは腰を抜かして後ずさった。すると後に冷たい何かを感じ、振り返る。 幽霊の一部が自分の体に当たっていた。すっとんきょうな声を上げて飛び上がる。 「お、おたすけぇぇぇ!」 アズラはひどく冷たい目でリッシュモンをみて、それから吐き捨てるように言った。 『その者たちはお前の罪深き行いによって苦しめられました。その報いは正しく受けねばなりません』 アズラが両手を叩くと、リッシュモンの周りの地面に亀裂が走り、穴が生まれる。 杖が無いリッシュモンはその穴に飲まれ、闇の中に消え去った。 『嘆きの夜を過ごした者たちよ、あの者は未来永劫許されることはない。心安らかに眠りなさい』 おぉ、と幽霊達の間で歓声が沸く。そして彼らの姿は段々と薄らいで行き、一組の幽霊を除いてやがて消え去った。 残った幽霊がうやうやしくアズラに近づいていく。アズラは幽霊が発言することを許可した。 「アズラ様。どうかアニエスを、私達の娘を……」 『安心なさい。あの娘には栄光が待っていますよ』 ほっとしたように、最後の幽霊達も消え去った。 アニエスがリッシュモンの首を持ってシエスタの元に戻ってくると、 他に男が一人いた。趣味の悪い灰色の頭巾を被っている。 「お、おお、おかえりなさ……」 少し涙目のシエスタがいた。革鎧を着た灰色頭巾の男は腕を組んでシエスタをにらんでいる。 限りなく怪しいが、シエスタの雰囲気からするとどうやら敵ではないらしい。 アニエスは頭巾の男の様子をうかがうことにした。 「この女に協力したんだな?」 「は、はいぃ」 頭巾の男はため息を吐く。どうにも面倒事が起こったと言いたげにアニエスを見る。 「ウチのがいらん世話をかけたらしいな?」 「……お前が盗賊の頭か」 灰色頭巾改めグレイ・フォックスは頷いた。 「こいつにちょいと仕事を頼んだが、なかなか帰って来なくてね。 怪しいと思って来てみたらこれだ。何てことをしやがったんだ。 ああ、まったく。人殺しはするなとあれだけ言ったはずなんだが」 「そいつは誰も殺していない。私に情報を教えただけだ」 グレイ・フォックスはいいや、と首を横に振る。 「分かっててやったんなら同罪だ。破門だからな?」 シエスタはそれを聞いてションボリと肩を落とす。 何とも言えない顔で地面を眺めて小声で呻き、地面にうなだれている。 そんな無気力な部下にフォックスはそっと近づき、肩に手を置いた。 「とはいえ、だ。お前にはギルドを離れてやってもらいたい仕事が出来た」 シエスタは顔を上げる。フォックスはまだ怒っているようだった。 そんなフォックスからの仕事が何か、全く分からない。 「一体何ですか?その、仕事って」 「うん?ああ、ちょっと来い。そこの姉さんもな」 アニエスは断るつもりだった。何かやる事があるわけでもないが、 かといって盗賊に付き合う道理も無い。そう言おうとしたが、 誰かの声に遮られた。 「来てくれないと困りますわ」 アニエスは声がした方を向く。フォックスの後に、いつの間にか女がいた。 若い町娘に見えるが、どこか違う。その所作はどこか高貴を感じさせ、 たおやかな清楚感がその周りに漂っている。 「……待っていて下さいと申し上げたはずですが?」 フォックスは低く、そして嫌みったらしく言った。 身分を考えてくれと内心思っているのだろう。 そんな事なんてどうでもいい町娘は笑っている。 「待てど暮らせど帰って来ないものでしたから、つい」 確信犯なのは明かだった。町娘の格好をした誰かさんはアニエスに近づき、 首だけになったリッシュモンを見る。 「……あなたが裏切っているだなんて、思ってもみませんでしたわ。本当に。 何を信じて生きれば良いのか、分からないものですね」 どこか寂しげに町娘が呟くのを聞いて、アニエスははっとした。 髪型や服こそ違うが、その顔は以前見た事があった。 紛れもなく、こんな所にいるはずがない人物である。 「も、もしやあなた様はアンリエッタ……」 急にかしこまって姿勢を正す。アニエスにとって王家とは始祖と同様に敬う存在だ。 「いいえ。わたくしはアン。ただの町娘のアンですわ。そういうことにしておいてくださいましね」 シエスタはふと思った。アンリエッタ姫とマスターがいる。 そもそもマスターは何で自分が事を起こす前に止めに入らなかったのか。 あ、とシエスタがその理由と今後の仕事内容を何となく予想出来た。 ぽんとフォックスがシエスタの肩を叩く。 「まぁ、そういうことだ。詳しくは後で話そう」 どうやら、さっきの表情は演技だったらしい。 私、怒られ損じゃないですか?そんな事はない。違反は違反だ。 フォックスは悪びれもせず、三人と気絶している一人を連れてその場を後にするのであった。 リッシュモンは穴から落ちてから、暗がりをおっかなびっくり歩いている。杖が無く視界も悪い。 何かが焼けた臭いが漂い、息苦しい地下の道は狭い。人が一人通るのがやっとの細い亀裂を手探りで進み続けていると、 遠くの方に明かりが見えた。リッシュモンはとりあえず喜んだが、先ほど聞いた言葉を思い出してぬか喜びだと後悔した。 報いを受けねばならない。しかしリッシュモンは、というより悪行を重ねた輩は全てそうだろうが、報いなんて受けたくない。 「退くべきか?」 かといって後に出口があるはずもない。自分は上から落とされたのだ。 歩みを止めてどうすべきか考えていると、先ほど遠くで小さくきらめいていた明かりが、 段々と自分に近づいて来るのが見えた。迎えがやって来たのだ。 リッシュモンは諦めて報いを受けることにしたが、足は全く進まない。 やっぱり受けたくないのである。だが、それでも明かりは近づいてくる。 「あの光に連れて行ってもらうとするか」 明かり近づくにつれて心臓の鼓動が増し嫌な汗が体中から吹き出ていく。 周りの温度が上がっているのをリッシュモンは感じたが、その理由はすぐに明らかになった。 明かりは、人の形をした炎だったのだ。 人の体を包みこむように燃えている炎は真っ白で、音もなく盛んに燃えている。 そういう生き物なのか、それとも本当に人が炎に包まれているのか、どちらにせよその見てくれは恐ろしく、 地獄の迎えとしては適切だろうとリッシュモンは思う。正直一杯一杯であった。 辺りの温度は熱さを増していく中、自身の心の内は恐怖でひどくかき乱されていく。 どうでも良い冗談を考えて気を紛らわせて落ち着かせることしか、 今のリッシュモンには出来ないのだ。 炎に包まれたそれがリッシュモンの側まで来る。2メイル近い大きさのそれはリッシュモンを立たせて、 着いてこいと無言で促す。明るい開けた所に抜けると、リッシュモンは辺りを見回す。 そこは正に地獄と呼んで相応しい所だろう。リッシュモンですら吐き気がした。 武器を持った化け物が丸腰の人間を追い立て串刺しにしている。 ありとあらゆる魔法をかけられている人間も見える。 煮立った赤い池の中に投げ入れられ体が溶けていく者もいる。 罰を受けている者の中にはエルフや肌の青黒いエルフ、それに見たこともない亜人もいた。 「……これが、こんなむごい罰を受けるのが私の報いか?」 炎は首を横に振る。 「では、一体何をしろというのだ?」 炎は何もいわず、リッシュモンの右腕を掴んだ。 「な、何を……ぎゃぁあああああ!!」 掴まれた腕から、炎がリッシュモンに燃え移る。腕から胴へ胴から足と頭へ。 炎がリッシュモンの体全体を包みこんでいき、最後は口から中へも入っていった。 内臓が焼ける。息が出来ないリッシュモンは掴まれた腕を引き離しその周辺に体をのたうち回らせ、 炎を消そうともがくことしかできなかった。 『それが、報いです』 ひどく楽しそうな女の声が辺りに響いた。しかしリッシュモンは炎に包まれて何も見えなかったし、 その声に気づきもしなかった。ただ自分にまとわりつく炎のことしか考えていられなかった。 『地獄の業火に焼かれ続けるのです。そうやって醜くのたうちはい回り続けて、 己の犯した罪の深さを思い知ると良いでしょう。何せ』 アズラは笑った。先ほどの信者達の前では決して見せない邪悪な笑みだった。 『わたくしの信奉者達を殺めさせたのですから。お金が欲しかったのなら相手を選ぶべきでしたね』 まるで喜劇でも見るかのように、リッシュモンが体を地面にこすりつけて炎を消そうとする様を楽しんでいる。 『ああ、何と愚かで哀れな人間なのかしら。しばらくはそのままでいてもらいますよ』 彼女にとってのしばらくとは人間にとってのそれに換算すると気の遠くなるような時間を意味する。 少なくても、自分が一体何者であったかを忘れるまでは、永遠にそのままだろう。 『ただ宿命によってお前は裁かれ続けるのです。このアズラに逆らったという宿命によって、ね?』 笑みを浮かべる女神の姿は恐ろしくも美しい。 しばらく虫けらのように転がるリッシュモンを見てから、 夜空の女王はその場を後にする。 人の形をした白い炎は、何も言わず黙ってアズラを見送った。 前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア