約 2,771,097 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6190.html
前ページ次ページゼロの夢幻竜 ゼロの夢幻竜 第三十四話「告白」 さて時間はラティアスがレコン・キスタの夜営を襲う凡そ三時間ほど前まで遡る。ルイズは静寂に包まれた城の臨時医務室で蝋燭の明かりを頼りにある物を探していた。 昼間ラティアスが担ぎこまれた際、ここにならあるだろうと見当をつけた物である。しかし、目当ての物は棚や引き出しの中を幾ら探しても見つからない。 考えが甘かったのだろうか?もっとよく探してみようと手近な引き出しを開けようとした。その時である。 「何をしているんだい?」 驚きのあまりルイズは蝋燭の乗った台を落としかける。落ち着いて振り返ると、そこにはナイトガウン姿をしたウェールズが立っていた。 普段からも勇ましそうな外見をしているが、今着ている深紅のガウンはそれをより一層引き立てていた。突然の皇太子登場にルイズは慌てふためく。 「殿下!あの……私の使い魔ラティアスが戻ってきた時に応急処置が出来るようにと思いまして……使い魔の面倒は主人が見るものですから。殿下は何故こちらに?」 するとウェールズはラティアスが横たわっていたベッドを横目で見ながら何でもない様に答えた。 「いや、あれだけの大群を押し返し、わが軍に一縷の希望を齎した君の使い魔に会いたくなってね。それと夜の散歩も兼ねている。このところよく眠れない日が続いているものだから。」 そう。ウェールズは朝から晩餐の時までずっと自国民の為に、そして兵の為に働き続けていたのだ。会う時間は無かったと言って等しい。 それに自国の命運がどうなるかの瀬戸際という事もあり、この数日眠れている時間は一日二、三時間ほどに止まっていた。ウェールズは微笑みながらルイズが開けた引き出しを閉める。ルイズはその時、昼間訊ねた事をもう一度訊いてみた。 「殿下、御無礼を承知の上で、今一度申し上げたき事がございます。」 「構わぬ。何なりと申してみよ。」 「では……殿下は明日貴族派と戦い勇敢に散られるお覚悟。それは変わってはいないのですね?」 「勿論だ。私は先陣を切り真っ先に死ぬつもりだ。だがそれはただの名もなき死ではない。栄光という輝きを持つ名誉ある敗北なのだ。連中にはそれを意地でも見せ付けてやるつもりさ。」 救世主の降臨を謳うかのようにウェールズはルイズに告げた。暗く沈んだ表情のルイズはそれを正視する事も出来ない。ウェールズは同じ調子で続ける。 「君は民衆の事を心配しているのかい?大丈夫だよ。彼らは明日の朝一番に『イーグル号』でアルビオンを脱出させるよ。安心したまえ。 しかし、亡国の民を気にかけるとはラ・ヴァリエール嬢。アンリエッタが君を選んだ理由が手に取るように分かる。君は実に優しい……」 「残された民はどうなるのでしょうか?」 ルイズの真剣な声をした質問にウェールズは話すのを止めた。それからルイズは畳み掛ける様に質問をした。 「民は、殿下の事を敬愛し追従しようとした民は、残された後どうなるのでしょうか? 例えトリステインに避難して安らかなる明日を確約されてたとしても、その後彼らは一体誰を拠り所として祖国に戻る日々を思わなければならないのでしょうか?私は姫様を悪く言うつもりは毛頭もございません。 ですが、民が再び祖国の土を踏む時、その中心におわすのはやはり殿下であるべきだと思うのです。 その殿下が今度の戦で、その……お命を散らされるというのは……」 その勢いにウェールズは少々息を飲んだ。まさか一介の学生が王族に対してここまでの剣幕で物を言うとは思ってもいなかったのだろう。並みの学生では容易に出来はしまい。 ウェールズは少し考えた後苦しげに言葉を紡いだ。 「確かに私としてはとても心苦しいところもある。しかしトリステインに辿り着いた民は私の戦死を聞いてただ打ちひしがれたままという訳にもいかない。 アンリエッタは上手く彼らを私無しでもやっていく事が出来るように采配を振るうだろう。私は彼女を信用している。心底ね。」 「姫様もまだ殿下の事を慕っておられます!勇敢なる為政者として、一人の若き女性として!残された者は……残された者達は、寂しさと悲しさを何時までも持たなくてはならないのでしょうか?!」 ルイズも一歩たりとて退くつもりはない。この国に着てからというもの、ずっと心の内に抱いていた思いの丈を吐露する。それは嘘偽りの無い、自分で考えた懸命の言であった。 ウェールズは少し俯き、目を合わせない様にしても尚気丈そうに話した。 「ラ・ヴァリエール嬢。人は……人という生き物は先立つ者への悲しさ、そしてその事によって齎される寂しさを携えたまま生きていく事は出来ない。そしてそうして生きてはいけないのだ。そんな風に生きる事は先立つ者を愚弄する事にもなりかねない。 それに今に至るまで王家に殉じた者は多くいる。ここで私が退く事は彼らを裏切る事に他ならないのだ。明日、私が戦死するという事はつまり、彼らの忠義に報いるという事なのだ。 それにアンリエッタの身を考えれば、余計に君が言わんとしている事を実行に移す訳にはいかないよ。」 「殿下、しかしっ!」 「私はアンリエッタを情に流され重婚の罪を犯そうとした者としたくはない。さあ話はこれで終わりにしよう。使い魔を心配する気持ちは私も分かるが、淑女が起きているにはもう十分遅い時間だ。そろそろ部屋に戻っては如何かな?」 ウェールズはもうそれ以上の談義は出来ないとばかりにルイズの肩をそっと掴んで出口に向かわせようとした。 だがその時、ウェールズの侍従パリーが昼間の格好のまま部屋に飛び込んできた。 「殿下!殿下!ここにおられましたか、殿下!実は今、大使様付きの騎士と申される方が城門前にいらっしゃっているのですが、お会いになられますか?」 「大使様付き?ラ・ヴァリエール嬢、思い当たる人はいるかね?」 「恐らく……私達の護衛に当たっていたワルド子爵の事だと思います。殿下、申し訳ありませんが先ず私がその者にお会いしても宜しいでしょうか?」 「良いだろう。パリー、大使様をそこへお連れしなさい。」 「かしこまりました。では大使様、どうぞこちらへ。」 パリーはルイズの手を恭しく取り廊下まで導いてから歩き出した。 ルイズとしては姫様が悲しむ顔は見たくない。やはり少々手荒かもしれないが、あれをするしか残された道は無いのだろうか? あれこれと考えている内にルイズは城のホールに着いてしまっていた。 パリーは「ここで少々お待ち下さい。」と言ってホールを後にする。 一人ホールに残され、更に何もする事が無いルイズはその辺をぶらぶらと見てまわる。 『白の国』と言うだけあって城の天井、壁、床、更には調度品までもが眩しい白色で統一されていた。所々滴下血痕が乾いて残っていたりもする。 昼以降、与えられた自室と医務室からあまり出る事は無かったが、こうして見ると、やはり確実に城は崩壊へと進んでいるのだ。そして『アルビオン王家』という存在も。急いで何とかしなくては。 すると、ホール入り口の扉が開き、その向こう側からパリーとワルドが姿を現した。 「ワルド様!」 しかし叫んですぐ、ルイズはある異変に気付いた。キュルケ達がいないのである。遅れて姿を現すのかと気になってワルドの後ろを見るが誰もやって来そうな気配は無い。ルイズの反応を見たパリーは安心した様に言う。 「おお、やはり大使様がご存知の方でしたか!ささっ、どうぞこちらへ。」 それからワルドとルイズはホール脇の廊下を通り、城の奥にある小ぢんまりした会議室の様な部屋へ誘導される。 部屋に入って最初に話を切り出したのはワルドからだった。 「遅れてすまない、ルイズ。君の友人達はスカボローの港で一休みしてからこちらに来るそうだ。私としてはなるべく早く来たかったんだが、どうしてもと言われてね。」 「船は……船はどうしたの?」 「無理を言って早目に出してもらった。おかげで風石の代金がかかってしまったよ。ところで私としては君が無事に着いて何よりだった。殿下から手紙はもう貰えたのかい?」 「え……ええ。」 ルイズはワルドを見つめながらえもいわれぬ感情を抱えていた。姫様は自分達に万が一の事が起きた時の為にワルドを護衛として付けた。しかし、当の本人はその任務を端折ってまで自分の元へやって来た。一体何が彼をそんな行動に駆り立てるというのだろうか? しかもキュルケ達はスカボローの港で休んでいるらしいが、ルイズが見た限り、あそこはもう半分以上貴族派の兵士によって併合されている様な状態のはず。呑気に休めるものなのだろうか? 休むならニューカッスルに近い所で休む方がまだ得策という物である。しかしワルドはルイズの思案を他所に話を続ける。 「そうだったか。それなら良かった。ところで君の使い魔の姿が見えないが今何処にいるのかな?」 「ラティアスなら今……ちょっと別行動に移っているの。明日の昼前には戻ってくるはずよ。」 「別行動?何処かに向かったんだね?そうか。僕としては残念だな。折角僕達の晴舞台を見て欲しかったんだがね。」 晴舞台?ワルドは何の事を言っているのだろうか? 「あの……ワルド様。私まだあなたの言っている事がよく分からないんだけど……」 「ん?ああ、すまないね。君を放り出してしまって。時にルイズ。君と僕は婚約者同士だったね。」 「ええ。そうだけど、でもそれが何か?」 「王党派、貴族派両軍の決戦は明日にも始まるだろう。その前に……ここで皇太子殿下媒酌の下、結婚式を挙げないか?」 そのあまりの突飛な内容にルイズの頭は完全に固まってしまった。ワルドは一体何を言っているんだろう?確かに自分と彼は婚約者の間柄ではあるが、今の内容はいくら何でも冗談が過ぎているのではなかろうか? それにルイズとて結婚に甘く淡い幻想を抱く乙女である。挙式なんて物はもっと穏やかな時に、それも親族や友人、知人と共に華やかに行なう物だと考えていた。 そんなルイズにワルドは宥めるように言う。 「君は今、何故こんな時にそんな事を?と思うかもしれない。しかし、本当の事を言えばこんな時だからこそなんだ。確かに僕は騎士隊の任に夢中になって自分の領地の経営も君も長いこと放ったままにしていた。 それを鑑みれば婚約者だなんて軽々しく言うのはおこがましい物だろうけど、今の僕には君が必要なんだ。この危機を二人で乗り越えた時、僕達はもっとお互いを必要とし合うだろうし、もっと離れたくないと思う様になるだろう。」 全ての言葉の半分程度しかルイズの耳には入らなかった。ルイズはワルドの方を「嘘でしょう?」という雰囲気で見つめながら平坦な口調でやっと一言発する。 「異常な状況下で芽生えて成長した愛は決して長続きしないわ。」 「ああ。人はそう言うかもしれないね。だが、僕らの間柄は別さ。僕は良き夫として君を幸せにするよ。ルイズ、僕を信じてくれ。」 信じてくれ。その一言が喉に刺さった魚の小骨の如く妙に引っかかるものだった。ワルドは……結婚後の幸せを信用するに値するのだろうか? 少なくとも八年前、いや、この旅が始まってすぐの頃はそうだった。でも今は? 『何か』を……それが何かは分からないがとにかく『何か』を焦っている様に見える。何なのだろうと考えながら、ルイズはワルドの言葉に答えた。 「ごめんなさい、ワルド。私まだ心の整理がつかないの。プロポーズは嬉しいけど、もう少しだけ返事を待ってくれないかしら。お願い。」 ルイズの頼みにワルドは顎鬚を撫でながら暫く思案していたが、やがて納得した様に小さく頷いた。 「分かった。僕から話を切り出しておいて何だが返事は急がないよ。それまで僕はどこかの部屋で休むとしよう。一頻り落ち着いたらまた会いに来てくれ。」 そう言ってワルドは近くにいたパリーに部屋を案内するよう頼んだ。会議室にはルイズだけがただ一人取り残される。 ルイズは全くもって混乱していた。ここに来てからというもの、あまりに多くの事が立て続けに起き、碌に息吐く間もない時に起きたワルドからのプロポーズ。次第に不安感も湧き水の様に出て来た。 しかし、ルイズは自分自身に発破をかける。 「ワルド様は返事なら後でも良いって言っていたし、今は任務中だわ。第一ラティアスが必死の思いで頑張っている時に私が頑張らないでどうするのよ。ルイズ、しっかりしなきゃ。」 会議室はルイズの言葉を僅かに震わせるが、直ぐに元の静けさを取り戻した。ルイズは頭を振りながら元来た道を戻ろうとする。 すると、廊下に出た所で反対側からウェールズが穏やかな顔をして現れた。 「合流はお済みになられたかな?」 「はい。でもまだ……私の友人が来ていないそうなんです。ワルド様は彼らがスカボローで休むと言っていたのですが……」 「そうか。スカボローは今危ない状況だ。君さえ良ければ私が兵を数名派遣して様子を伺わせてみようか?」 「そんな!私共の為にその様な事をされなくても!」 「いや、私達にはそうする義務がある。君達に失礼な事があれば、その努力に報いる所が無ければ、アンリエッタに申し訳が立たなくなるからね。 安心したまえ。我が兵は勇猛果敢な者ばかりだ。きっと友人達を見つけ出してみせよう。 おっと、先ず彼らがどういった人達だという特徴を君から聞かねばなるまい。すまないが私と一緒に兵達の詰所まで来てくれたまえ。」 ウェールズはマントを翻し、暗い廊下まで早足で歩き出した。遅れじとルイズもその後を追う。詰所に向かう途中でルイズはひっそりと思った。 やっぱり……殿下は分かってらっしゃらない。亡国へ向けられた一介の大使にここまでの対応をするならば民衆の信奉の度合いはとてつもなく大きい物に違いない。 彼らが王と皇太子を失う事になれば心の中に大穴が開く事になろう。そしてそれはルイズ自身敬愛しているアンリエッタ王女も例外ではない。 複雑な心境を抱えたまま、ルイズはウェールズと共に兵の詰所へと急ぐのであった。 前ページ次ページゼロの夢幻竜
https://w.atwiki.jp/bukipedia/pages/159.html
サイス ~Scythe~ 基本スペックと定義 全長 200~250cm 重量 2.2~3.2kg 地域 ヨーロッパ 年代 16~20世紀 サイス、もしくはサイズとは、草等を刈り取るための農具である。 日本では「鎌」として同様の用途があるが、使い方が違うため今回は割愛する。 (用途の違いについては使用用途にて詳細を説明する) 何故農具を当サイトで紹介するかというと、農民の反乱でしばしば使われていたからである。 また、創作での「サイス」や「サイズ」と言うとこちらの形状が多いというのも理由の一つである。 実際に戦闘用として使われたものは「ウォー・サイス」と呼ばれる武器なので、これは別項目で紹介する。 部位別の呼称 1 刃:ブレード(Blade) 2 口金:ソケット(Socket) 3 柄:ポール(Pole) 4 握り手:グリップ(Grips) 時代背景 最初は牧草を刈り取るための道具(シックル)として生まれ、麦などの収穫をするための道具として発達したものである。 刈り取ることに特化したその切れ味から、しばしば農民の反乱・非正規軍の即席武器として使用された武器である。 16世紀後期に農民兵たちが手にしていたのもサイスであり、理由は「サイスを使い慣れていたから」ということだった。 武器として正式採用はされておらず、常に非正規軍の即席武器として用いられた。 17世紀頃に頻発した反乱にていくつかの改良がなされ、結果「ウォー・サイス」が生まれた。 現代では機械があるためあまり使われないが、イベントや地方によってはまだ使われている農具である。 使用用途 グリップを握って薙ぐようにして刈り取るのが農具としての使用法。 戦闘で使うなら堅牢な鎧の隙間を突くため、もしくは盾の上面を超えて刺突する…という用途だが、実戦で有効だったかは不明である。 また、薙ぐと言う方法もあるのだが、手前に引く際に手の届く半分ぐらいしか有効間合いにならないため、非常に使い勝手が悪い。 また農具として使う場合でも、1,2回の収穫のあとに研ぎ直し、もしくは再鍛錬の必要がある。 これは刈り取りやすいように薄刃にしているからであり、切れ味はいいが手入れが必須という切断系の道具の宿命と言えよう。 そのことから、あくまで農具として優れている道具であり、武器には向いていない。 日本の鎌の場合は刈り取る他にピックのように突く、枝打ちをするなどの使用方法で、比較的刃の部分が短いという違いがある。 更に鎌が発展した鎖鎌を用いた琉球空手が存在し、琉球古武術保存振興会にて保存されている。 神話・伝承でのサイス 神話・伝承ではギリシャ神話の大地・農耕の神である「クロノス」が使った鎌や、死神の鎌が有名である。 クロノスの鎌は父であるウーラノスの性器を切り取ったときに用いられたと言われている。 死神の鎌は「魂を刈り取る」と言う象徴として、いつからか絵画で死神の固有武器として使われるようになったものである。 また、吸血鬼に対しても「首を刈り取る=再生できなくする」と言う意味で、ヴァンパイア・キラーの武器の一つとして挙げられている。 西洋の一部地域では、埋葬する死体の首元にサイスの刃を当てるように埋めたという。 これはもしアンデッドやヴァンパイアとして蘇ったときに、蘇生した瞬間に首をはねる為、という意味があったという。 2010年 1月18日更新 参考文献 ・ウェブサイト wikipedia ・文献 新紀元社 武器事典 市川定春 著 新紀元社 武器と防具 西洋編 市川定春 著 幻冬舎コミックス 図説 武器だもの 武器ドットコム 著 ワニブックス 足洗邸の住人たち。 みなぎ 得一 著
https://w.atwiki.jp/gods/pages/25641.html
ボロートヌィ ロシアに伝わる沼地の精霊。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8293.html
前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ 三六四 君が船長に加勢すると、カリンは渋面をつくる。 「しかし、今は一分たりとも時間を無駄にすべきでは……」 カリンがそう言いかけたところで、ルイズとキュルケが甲板に上がってくる。 ルイズは寝ぼけまなこをこすりながら、君に向かって 「なんだか騒がしいけど、どうしたの? ……まさか空賊とか?」と問いかける。 君は違うと答え、手短に事情を説明する。 「それじゃあ、早く助けに向かわなきゃ!」 ルイズはぱっと顔を上げ、一マイルほど先に浮かぶ船を見つめる。 船そのものの姿は闇の帳(とばり)に包まれて判然とせぬが、それでも、くすぶる炎の輝きははっきりと見える。 「いいの、ルイズ? 今は大事な任務の真っ最中なのに、寄り道なんかして」 キュルケの言葉に、ルイズは 「なに言ってんの。目の前に困っている人たちがいるのに、見て見ぬふりなんてできるわけないでしょ」と返す。 「貴族とは民を守り、救いの手を差し伸べるもの。そうでしょう、カリン殿?」 ルイズに同意を求められたカリンは幾分ぎこちなくうなずくと、その場を離れる。 「距離九百メイル……八百八十メイル!」 「進路そのまま!」 「発光信号に応答なし!」 『ロリアン』号の甲板に、船員たちの駆け回る足音と号令が鳴り響く。 船に関してまったくの素人である君たちは所在なさげに舷側に立ち、相手の船を眺めている。 やや離れた場所にカリンがぽつんと立っているので、声をかけてみることにする。 カリンは君を認めて会釈すると、小さく溜息を漏らす。 「まさかあの子に、貴族としての心構えを諭されることになろうとは……」 ルイズたちに聞こえぬよう、小声で言う。 「祖国の命運の懸かった重大な任務を受け、久々に第一線に立ったということで、わたくしは少し気負いすぎていたのかもしれません。 今はまだ、肩の力を抜いていたほうがよさそうですね。しかしこの先、非情な決断を下さねばならない時が来るかもしれません。 あなたやわたくしはともかく、ルイズにそのような事ができるかどうか」 カリンは君をじっと見つめる。 君は笑みを浮かべ、ルイズは非情に徹しきれないだろうと言う――彼女は、姉のカトレアに似て性根が優しいから、と。 カリンは視線をルイズへと転じ、 「それが命取りにならねばよいのですが」とつぶやく。四三二へ。 四三二 近づくにつれ、火事を起こした船の様子がはっきりと見えるようになる。 それは『ロリアン』号よりやや小型の商船だ。 火は消し止められたものの、いまだ甲板には黒煙が立ちこめている。 帆やマスト、船体に目立った損傷はないようだ。 「こちらはトリステインの『ロリアン』号だ! 助けは必要か!?」 船長が舷側越しに大声で呼びかけるが、答えはない。 乗組員たちの姿は煙の間から見え、こちらの存在にも気づいているようなのだが、何の反応も示さぬのだ。 彼らは甲板の上にいくつか置かれている、覆いをかけられた荷物の周りに集まり、手持ち無沙汰そうに突っ立っている。 「あいつら、耳がなくなっちまったのか?」 船長はいらだたしげにうめくと、新たな指示を出す。 「もっと寄せろ! 接触ぎりぎりまで近づくんだ!」 二隻の船の間隔は三十五フィートたらずとなる――横向きに突き出した翼のような帆が、互いの船腹を突くほどの近さだ。 「どうしたのかしら」 ルイズは首をかしげる。 「こっちに気づいているはずなのに、何も言ってこないなんて。まるで≪サイレント≫の魔法をかけられたみたい」 キュルケは目を細め 「なにか嫌な予感がするわね……」と言うと、 胸元に差した杖を引き抜く。 「ルイズ、あなたも杖を構えておいた方がいいわよ。何が起きても、すぐに対応できるようにね」 カリンも同じように身構えているのを見たルイズは、急いでその言葉にしたがう。 「おい、返事をしろ! どうしたんだ!」 何度目かの呼びかけに、ようやく答えが返ってくる。 「ああ、聞こえてるぜ。こっちはアルビオンの『ヴァルチャー』号だ」 そう言ったのは、太鼓腹を抱えた髭もじゃの大男だ。 堂々とした態度からみて船長か上級の船員のようだが、あまり身なりはよくない。 「いったい何があった? どうして我々の呼びかけを無視したんだ?」 船長の問いに、大男は答える。 「待っていたのさ」 「何をだ?」 「……てめえらが充分に近づくのをだ!」 その言葉とともに、荷物の覆いがぱっと取り払われる。 出てきたのは木箱や袋ではない。 台座の上に横たえられた、黒光りする金属製の円筒――大砲だ! 五七二へ。 五七二 「空賊!」 誰よりも早く事態を理解したカリンが身を翻そうとした瞬間、大男は 「動くな!」と大音声で一喝する。 「そっちにメイジが三人いるのはお見通しだ――騎士がひとりに女がふたり。魔法を使ってみろ、大砲に込められた葡萄弾(ぶどうだん)が、てめえらを甲板の染みに変えちまうぞ」 得意げにそう告げると、口の端をにっと歪める。 大砲は全部で五門あり、そのすべてが君たちに向けられているのだ。 「卑劣な……」 カリンが悔しげにうめいて杖を下ろすと、ルイズとキュルケもそれにならう。 「当たらなくていいときに限って当たっちゃうのよね、あたしの予感って」 キュルケは溜息混じりにつぶやき、ルイズは 「なんなのよ、もう! あんなやつらに構ってる暇はないのに……」とあせった口調で言う。 「さて、貴族の皆様がたには杖を捨ててもらおうか!」 大男は命じる。 「おっと、甲板に置くんじゃねえぞ。船縁(ふなべり)から下へ投げ捨てろ! 杖はお屋敷に帰ってからゆっくり新調するこった!」 ルイズとキュルケは互いに顔を見合わせる。 ここで杖を失ってしまえば、任務の遂行はおろか、空賊から逃げることすら不可能となるだろう。 「早くしねえか!」 大男の怒声に促されるように、カリンはゆっくりと舷側へ向かうが、その途中、小声で 「隙を作ってください――敵は、あなたがメイジとは知りません」と言う。 今の言葉は明らかに、君に向かって告げられたものだ。 望むなら術を使ってもよいが、術が失敗した場合、結果は悲惨なものとなるだろう。 YAZ・六三五へ KID・六〇七へ FOG・七八二へ JIG・六九七へ SUN・六六九へ どの術も使えない、あるいは使いたくないなら一二九へ。 六九七 体力点一を失う。 竹笛を持っているか? なければこの術は使えない――一二九へ。 あるなら、吹き鳴らしながら術をかけよ。 たちまち、大男とその周囲に立つ手下たちはぶざまに踊りだし、どすどすと甲板を踏み鳴らす。 その様子を見た残りの空賊たちはあっけに取られ、つかの間、君たちに対する注意を怠る――ほんの数秒のことだが、 ≪烈風のカリン≫にとってはそれだけで充分だ。四一六へ。 四一六 カリンはすばやく呪文を唱えると、横薙ぎに杖を一振りする。 一瞬のうちに巻き起こった凄まじい突風が『ヴァルチャー』号を襲い、船体を大きく傾け、甲板の上のあらゆる物を吹き飛ばす。 人間はもちろん、何百ポンドもの重さがあるはずの大砲までもが宙に舞い、夜の闇の彼方へと消えていくのだ! 君たちの乗る『ロリアン』号も帆に風を受けてぐらりと揺れたため、何人かの船員が倒れこむ。 ルイズも小さな悲鳴を上げてよろめき、尻餅をつきそうになるが、とっさに手を伸ばした君が彼女を抱き止める。 「あ、ありがとう……」 恥ずかしげに礼を言うと、ルイズは空賊の船へと視線を戻し――唖然とする。 『ヴァルチャー』号の甲板には、もはや何も残っていない。 吹き荒れる突風は人や物はおろか、帆やマストをも一掃しており、船がまだ浮いているのが不思議なほどの状態だ。 カリンの操る≪風≫の魔法の圧倒的な威力に、誰もが言葉を失う。 「船長」 「は、はいっ!?」 恐るべき力を見せ付けたその当人に呼びかけられ、船長はすくみ上がる。 「空賊船の中には生き残りが居るはずです。すみやかに捕えねば」 「も、もちろんです騎士様!」 船長は何度もうなずくと、 「奴ら船の真横につけろ! あと、武器を用意しろ! 捕虜を縛る縄も忘れるな!」と指示を出しつつ、 逃げるようにその場を離れる。 「≪烈風≫が来たと聞いただけで、ゲルマニア軍があわてて撤退してしまったって話……今なら信じられるわ」 キュルケの言葉に、君は同意を示す。 「何があっても敵には回したくないわね……味方としては頼もしいことこの上ないけど。それにしても、 カリン殿さえいれば≪レコン・キスタ≫の軍勢なんて、簡単に蹴散らしてしまえるんじゃない? ロンディニウム塔まで一直線に突き進めたりして」 君が、いくらなんでもそれはないだろうと言うと、キュルケは 「ふふっ。冗談よ、冗談。なんにせよ、ラ・ヴァリエール家とはこの先もずっと、仲良くやっていきたいものだわ」と言って、 困ったような笑みを浮かべる。二〇六へ。 二〇六 『ロリアン』号の水夫たちが、縛り上げられた十人ほどの捕虜を引き連れて空賊船から戻ってくる。 捕らえられた空賊たちは、そのいずれもが頭や手足に傷を負っているが、水夫たちはまったくの無傷だ。 「簡単でしたよ」 水夫長が、カリンと船長に向かって意気揚々と報告する。 「この悪党どもは皆、床に倒れてのびていましたからね。抵抗する気力の残っている奴なんて居やしません」 君は、空賊たちが負傷した原因を悟る――カリンの術が船を揺らしたため、彼らは壁や床に手ひどく叩きつけられたのだろう。 「火と煙で遭難船をよそおい、救助のために近づいた船を襲う――これが、この連中のお決まりの手口だったようです。 卑劣きわまりない奴らですよ」 空賊たちの尋問を終えた船長が、怒りの収まらぬ様子でカリンに告げる。 「何隻もの船にだまし討ちをかけ、自分たちのやり口を世間に知られないよう、捕らえた乗組員や乗客は皆殺しにしてきたに違いありません。 へたをすれば我々もそうなるところでした……人でなしの屑どもめ!」 「それでは、彼らはわたくしたちの任務とは何のかかわりもないのですか」 船長とは対照的に、カリンの態度は冷ややかだ。 「足止めのために、襲撃をかけてきたわけではないのですね?」 「は、はい。そのようです」 船長は困惑気味の顔で答える。 「では、取り調べはこれで終わりにしましょう。彼らを船倉に閉じ込めておきなさい。ロサイスの港で法官に引き渡し、裁きを受けさせるのです」 船倉へと引っ立てられる空賊たちを眺めながら、ルイズがぽつりとつぶやく。 「なんて幸先の悪い……」 そう言った彼女の面持ちは、暗く不安げだ。 「まだアルビオンに降り立ってもいないのに、もう危険な目に遭うなんて……先が思いやられるわ」 「心配性ね、ルイズは」 キュルケが微笑みかける。 「空賊に襲われはしたけど、カリン殿とダーリンのおかげで、怪我人のひとりも出さずに済んだじゃないの。あたしたちには、 危険を乗り越え任務を成功させるだけの、実力と運があるって事が証明された――そう考えればいいんじゃない? 前向きにいきましょうよ」 「前向きを通り越して能天気じゃない、そんなの」 ルイズがあきれたように言う。 キュルケは声をひそめ、 「つまらない事を気にしてもしょうがないってことよ。どうもあなたは真面目すぎるわね……お母上に似て」と言い、 少し離れた所で船長と話し合うカリンの方を、ちらりと見やる。 「船長によると、あと三時間ほどでロサイスの港に着くとのことです」 カリンが君たちに告げる。 「予想もしない出来事で足止めを食いましたが、遅れはわずかなものです。騒ぎもこれ以上は……」 言葉はそこで途切れる。 息せききった様子の水夫が 「船長、密航者です! 密航者を見つけました!」と叫びながら、 甲板に駆け上がってきたからだ。 思わぬ報せを受けて、カリンは眉をひそめ、君とルイズは目を見合わせる。 キュルケはあきれたようにかぶりを振り、こうつぶやく。 「あたしに続いて、今度はルイズの予感が当たっちゃったみたいね……ほんと、先が思いやられるわ」と。三一一へ。 三一一 船員たちが、彼らより頭一つぶん小柄な人物を連れて甲板に上がってくる。 『密航者』は、黒い長衣に身を包み頭巾を目深に被っているため、その容貌はさだかではない。 船員のひとりが報告する。 「空賊どもを船倉に放り込もうとしたところ、中に先客――このただ乗り野郎が居たんでさぁ」 そう言って、『密航者』を顎でさす。 「急な出港が決まって大慌てでしたからね。そのどさくさにまぎれて、忍び込みやがったんでしょう」 杖を抜き、油断なく身構えたカリンが 「何者です、顔を見せなさい」と静かに命じると、 『密航者』はその言葉に従い、頭巾を引き下ろし――君たちを愕然とさせる! 頭巾の下に隠されていたのは、切りそろえられた栗色の髪、白い肌、青い瞳……その美貌は、君にとって見知らぬものではない。 「ひ、ひ、姫さま!?」 「そんな、嘘でしょ!?」 「なぜ、このような場所に!?」 ルイズ、キュルケ、カリンの三人が口々に叫ぶ。 思いもよらぬ出来事にうろたえる船長と船員たちは、カリンの命令を受けて持ち場に戻る。 今、この小さな船室でアンリエッタ王女のそばに居るのは、君たち四人だけだ。 「姫殿下、ご説明いただけますね」 カリンが言うと、アンリエッタは力なくうなずき、ためらいがちに口を開く。 「わたくしは……どうしても、どうしても我慢ができなくて……」 王女は涙ぐむ。 「あのお方に、ウェールズさまに、せめて一目だけでもお会いしたかったのです。この機をのがしては、もう二度と会えないような気がして……」 「ウェールズ……アルビオンの皇太子殿下に?」 いぶかしげな表情を見せるカリンとキュルケに、君は、ふたりの若き王族が恋仲であったことを説明する。 「おとなしい箱入りどころか、まるで正反対だったみたいね」 キュルケが君に寄り添い、耳打ちする。 「愛のために生きる、情熱と行動のお方じゃないの――もうちょっと時と場所は選んでほしかったけど」 「ラ・ロシェールまでわたくしたちを見送りに来てくださったのも、アルビオン行きの船に便乗するためだったのですね」 カリンが責めるような口調で言う。 「そして、仮病を使って姿をくらまし、この『ロリアン』号に忍び込んだ……今頃、ラ・ロシェールでは大騒ぎになっていることでしょう」 「ああ、お許しください、カリン殿!」 アンリエッタは両手で顔を覆う。 「あなたたちを利用するつもりは、大事な任務を邪魔するつもりは、ありませんでした。ただ、わたくしがウェールズさまにお会いしに行くには、 こうする他なかったのです!」 君は、昨日の夜にルイズから聞いた、王女の言葉を思い出す。 アンリエッタはルイズにこう言った――「あなたの代わりに、わたくしが≪虚無≫の担い手だったらよかったのに。もしそうなら、 わたくし自身でウェールズさまをお助けさしあげることができたのに」 今になって君は、この言葉の裏に秘められた意味を理解する。 王女は、危地に飛び込むルイズを気遣い、憐れむと同時に、うらやんでもいたのだ。 当のルイズは王女から目をそむけ、考え込むような表情をし、一言も喋らないでいる。 カリンは大きく溜息をつくと、 「とにかく、姫殿下には即刻、トリステインに戻っていただかなくてはなりません」と告げる。 「で、でもカリン殿」 青い瞳に涙を湛えつつも、アンリエッタは言い返す。 「アルビオンまでは、あとわずかのはず。今さら引き返すわけにもいかないでしょう?」 「そのような事は、言われずとも承知しております」 カリンの冷たい声に怒りの色が混ざり、そのただならぬ雰囲気に、君は血が凍るような思いをする――ルイズとキュルケも同様だったらしく、 ふたりは同時にびくりと身じろぎし、ぴんと背筋を伸ばす。 静かだが尋常ではない怒気をまともに浴びたアンリエッタは圧倒され、口もきけぬようになる。 「船がロサイスに入港しても、姫殿下は降りることまかりなりません。この『ロリアン』号は風石を補給しだいすぐに、 ラ・ロシェールへと戻ることになります……わかりましたね?」 哀れなほどに萎縮しきったアンリエッタは、弱々しく答える。 「は……はい……」二八〇へ。 二八〇 夜明けの光に照らし出されるアルビオンの姿は、以前に君が見た時とは大きく様変わりしている。 天空を漂う大陸を包んでいた神秘的な雲と霧は、どす黒い煙と雷雲に取って代わられており、不吉な印象を受ける。 煙は大陸全体を覆っており、晴れることはない。 「うそ……」 ルイズが、信じられぬといった表情をする。 「あれが、あの美しかった『白の国』だなんて。いったい、何が起きたっていうのよ?」 「これじゃ『黒の国』に改名しないとね」 キュルケが茶化すように言うが、口調とはうらはらに、その表情は不安げなものだ。 「カーカバード国のメイジたちの仕業でしょうか?」 カリンの問いに、君はうなずく。 ≪タイタン≫の魔法使いたちにとって、天候を操る術は未知のものではない――これほど大規模なものは、君も見たことがないが。 君たちのもとへ船長がやって来る。 彼の疲れ果てた顔を見た君は、新たな厄介ごとを予期して心の中で身構える。 「ロサイスまであと五リーグですが、問題が起きました」 君は、スラングよ呪われろ、と小声で悪意の神を罵る。 空賊の襲撃や王女の密航だけでは、まだ苦労が足りないとでもいうのだろうか? 「ロサイス市街の一角から、火の手が上がっております。私もこの目で確認しましたが、それが敵の攻撃なのか、 それともただの火事にすぎないのかは不明です」 「それで?」 驚いた様子もなく、カリンは先をうながす。 「ロサイスの安全が不確かな以上、進路を変更し、別の港へ向かうべきかと。幸い、風石にはまだ余裕があります。北に変針して、 ガリア軍が占領しているダータルネスに向かってはどうでしょう」 仲間たちの意見は二分される。 カリンとキュルケは、このままロサイスに入港すべきだと主張する。 迂回していては貴重な時間が失われてしまうし、仮にロサイスが敵襲――≪門≫が使われているかもしれない――を受けているとしても、 自分たちの力をもってすれば突破できるはずだ、と。 一方、ルイズは船長に賛同する。 ロサイスが襲撃されているとすれば、君たちだけではなく、『ロリアン』号やそれに乗るアンリエッタ王女までもが、 危険にさらされることになる、とルイズは言う。 アンリエッタも何か言いたそうにしているが、カリンににらまれ、すごすごと引き下がる。 どうやら、君の発言で船の針路が決まることになりそうだ。 どちらの港へ向かう? ロサイス・一四四へ ダータルネス・三〇七へ 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/51578.html
【検索用 れんほろーく 登録タグ CeVIO Shan れ 可不 曲 曲ら】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Shan 作曲:Shan 編曲:Shan イラスト:佐冬 唄:可不 曲紹介 曲名:『レンボローグ』 Shan氏の処女作。 歌詞 (動画説明欄より転載) 眠気眼だが あなたの声だ 気のせいか そうだっていい 幸せには変わりないのだから 無理に抉じ開けた瞼に あなたが触れた 気のせいだ 夢の続きを描いたのか それすら伝えたい 「とりあえず」が当たり前になって それすらも僕らしさなら 「とりあえず」あなたといられるように らしくいこう 今思えば これまでの道も あなたと出会う ストーリーの糧なら 散々なことも 幾多とあったけど プロローグとしては悪くはないな 恋慕って あなたを掴んで 離す理由など 銀河中に無くて 朝が来て汗ばむほどの 愛おしい体温に 身をふるわせる 「映し身」は今日も不安定で 釣り合い方を知らないまま それが隣る権利じゃないと わかっているのだけれど 眠気眼だが 僕の声は聞こえてるかい 朝に乗り遅れたあなたを そろそろ迎えにいこう とりあえず姿を浮かべて 癖になったなと頭を振って あなたもしてれば傍にいるのと 同じかな 今あなたを襲う苦しみが 二乗となって僕にも降り注ぐ 独り善がり そうわかっていても 無条件に愛を伝えたくなる ほら笑って 飽くなきレンボローグ 指さすレインボー 二人だけの時を 大切な言葉を大切にして 夢を見よう どんな痛み止めも あなたには敵わない 優しさが胸を打ち続けるけど ずっと返したいことが 積みあがって それすらも 嬉しくて 今思えば これまでの道も あなたと出会う ストーリーの糧なら 散々なことも 幾多とあったけど プロローグとしては悪くはないな あなたも多分 そう思ってるけど 聞かなくてもわかるけど聞きたいよ あなたから放たれる言の葉で 照れ混じりの優しい愛情で 恋い慕って あなたを掴んで 僕を掴んで 二人だけの時を 大切な言葉を大切にして 夢を見よう 然るべきエピローグへと 続く道を歩こう 眠気眼だが あなたをずっと想ってるよ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gassyu-zakeru/pages/133.html
【呪文名】 サイス 【読み方】 さいす 【使用者】 ティオ 【属性】 聖 【法則】 サイ(聖属性?)+ス(不明) 【分類】 第2の術 【詳細】 ティオが所有する数少ない攻撃呪文。 両腕を後ろに振りかぶり、前方に振る動きに合わせるようにして斬撃を放つ。 ファンブックでは「三か月型の聖なる刃」を飛ばす術として紹介されている。 実体があるにしろ斬撃そのものにしろ、1節のみの攻撃呪文であるが、それを抜きにしても威力の低さがクローズアップされることの多い呪文である。 それでも人間に直接ヒットさせれば行動不能にし、本に当てれば燃やすことだって可能。
https://w.atwiki.jp/winningpost10/pages/116.html
調査完了 ゲインズボロー系産駒はこちら ゲインズボロー系画像はこちら サイアーライン 列1 列2 列3 列4 列5 Gainsborough Solario トウルヌソル クモハタ ハタカゼ メイヂヒカリ オーシャチ Artist's Proof Fine Art Fine Top 続きはファイントップ系へ レイモンド 種牡馬入り確定馬 調査 種牡馬名1 種牡馬名2 地域 特性 確立後 因子1 因子2 生年 種牡馬開始年 引退年 備考 ○ メイヂヒカリ Meiji Hikari 日本 無 無 スピード 瞬発力 1952 最初から 1976 ○ オーシャチ Oshachi 日本 無 無 1960 最初から 1980
https://w.atwiki.jp/ztwin/pages/43.html
動物データに戻る クロサイ 生物群系:サバンナ 生息地:アフリカ 展示場例
https://w.atwiki.jp/dmorika/pages/338.html
《スカル・サイス》 スカル・サイス R 闇文明 (4) 呪文 相手の手札を見ずに2枚選び、捨てさせる。 自分のシールドを1枚墓地に置く。 フレーバーテキスト DMO-13 「真話編(ミソロジー・リターン)第1弾」 収録セット DMO-13 「真話編(ミソロジー・リターン)第1弾」 参考 [[]]
https://w.atwiki.jp/gods/pages/96443.html
アニェスカボレスワヴヴナ(アニェスカ・ボレスワヴヴナ) キエフ大公の系譜に登場する人物。 関連: ボレスワフサンセイクシヴォウスティ (ボレスワフ3世クシヴォウスティ、父) サロメフォンベルクシェルリンゲン (サロメ・フォン・ベルク=シェルリンゲン、母) ムスチスラフニセイ (ムスチスラフ2世、夫) ロマンムスティスラーヴィチ (ロマン・ムスティスラーヴィチ、息子) スヴャトスラフ(4) (息子) フセヴォロドムスチスラヴィチ(2) (フセヴォロド・ムスチスラヴィチ、息子) 別名: アグニェシュカボレスワヴヴナ (アグニェシュカ・ボレスワヴヴナ) アグネーサ