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RPGツクールDS+(プラス)関連ページ ■ バグ情報 RPGツクールDS+で発生するバグ(と思われるもの含む)の情報をまとめています。 新規に発見されたバグ等の情報も随時追加していきたいと思っています。 コメントフォームからの情報提供も受け付けています。ご協力頂けると助かります。 ■ コンテスト情報 Wi-Fiコンテンツ『ツクール城+』で開催されているゲームコンテストの関連情報です。 公開作品一覧等を掲載中。 ■ 配信情報 Wi-Fiコンテンツ『宝物庫』『貯蔵庫』で配信されたDL素材とゲームデータの情報を掲載しています。 一部準備中
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RPGツクール2000 【あーるぴーじーつくーるにせん】 ジャンル RPG製作ソフト 対応機種 PKG Windows95~XP(*1) Steam Windows XP/Vista/7/8 発売元 PKG アスキー PKG廉価 エンターブレイン Steam Degica→Gotcha Gotcha Games 開発元 PKG アスキー Steam Gotcha Gotcha GamesKADOKAWAYoji Ojima 発売日 PKG 2000年4月5日 Steam 2015年7月14日 定価 PKG 9,800円 Steam 2,526円 廉価版 PKG VALUE!2003年5月14日/4,800円 VALUE!+2012年9月27日/3,990円 備考 Steam 海外仕様(日本語非対応)『RPG Maker 2000』名義 判定 良作 ポイント PC版RPGツクールの金字塔21年間サポートが継続された名作ツクールのコンセプトを特に体現している流石にやや下火だが今も支持は厚い ツクールシリーズリンク 概要 特徴 廉価版『VALUE!』以降の追加・変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 プログラミングの知識がなくても、誰でも手軽にRPGが作れるソフトシリーズ、『RPGツクール』シリーズのWindows版第2作。 前作『95』から大幅なパワーアップを遂げ、シリーズコンセプト「誰にでも簡単に作れる」をこの上ないほど体現。シリーズの基礎を完全に固めた立役者となった作品である。 今作からの新機能やインターフェースは次回作以降もほぼ引き継がれており、現在のツクールの雛形を生み出したツクールとも言える。 特徴 様々なイベントスイッチやコマンドを駆使しデータを設定する事で、自分だけのRPGを作ることができる。 今作は変数(詳しくは下記参照)やボタン操作に関するコマンドも追加されたので、アクションやシューティングも作成が可能。 画像及び音楽素材は初めから複数用意されているが、自分で作ったり調達したりすることも可能。 ただし、権利は製作者にあるので無断使用は御法度。外部素材を使用する場合は利用規約を遵守する事。 本ソフトで製作したゲームは、本ソフトに付属している葉書をアスキー(エンターブレイン)に送れば公開することが可能。 ツクールで作られたゲームを遊ぶために必要なデータ集「RTP」(ランタイムパッケージ)の導入により、ゲームデータが軽量化できるようになった。 RTPにはツクール2000デフォルトの画像や音源素材が入っている。デフォルト素材を使った場合はこのRTPから読み込むため、作ったゲームの容量は増えない。 すべてデフォルト素材で作った場合、数百KB程度という破格の容量で済む。 同様のものを『95』で作ろうとすれば数十MBを軽く超える容量が必要であり、ナローバンド時代にこの容量は大変厳しかった。また、まだCD-Rが普及していなかったため、ダウンロードしたゲームの保管場所にも困るハメになった。 廉価版『VALUE!』以降の追加・変更点 これらの追加・変更点は、無印版でもアップデートを適用することで反映される。 BGMにMP3ファイルが使用可能になった。 それ以前のツクールでは、MIDIかWAVEしか使用出来なかったので大きな進歩である。 MIDIはマシン環境によって音が変わる欠点があったりしたため、容量を食うとは言えMP3はとても有効な選択肢であった。 発売時はまだ自作音楽はMIDIが中心、MP3が少しずつ普及し始めてきた頃という微妙な時期で、当初開発陣が不採用を決めた際はかなり悩んだという。 ピクチャーの同時表示枚数が20枚から50枚に増加。 イベントコマンド「キー入力の処理」にShiftキーが追加。 デフォルトでShiftキーが割り当てられている動作は存在しないため、純粋なイベントコマンド専用キーとなる。 使用可能なキーが増加したことにより、アクション要素のあるゲームが若干作りやすくなった。 敵キャラクターの最大HPが9999から99999に増加。 戦闘中のイベントで設定できるイベントコマンドの追加。 戦闘アニメはピクチャーよりも上に表示されるように変更。 地味な変更点ではあるが、ピクチャーを使ったイベント演出や自作システムにおける表現の幅が広がった。 評価点 余計な機能がちらつかず、非常にわかりやすいシンプルなインターフェイス。 間違えて押してイベントが変なことになった! なんてことが起きにくい。 それまでのRPGツクールシリーズの中では一番優秀だったのは勿論の事、自由度と製作難易度のバランスが良い事から『MV』などが発売された現在でも、制作ツールとして本作を選ぶツクラーは多い。 と言うのも、新作は出来る事が大幅に増えたのと引き換えに「制作方法や基本要素がシンプルで作りやすい」という長所が失われてしまい、製作難易度が上がってしまった傾向が強い(*2)為(『XP』が顕著)。また高解像に対応したのは良いが、素材を自作する事を考えると手間が増えたとも言える(*3)。 前作『RPGツクール95』と違い、スイッチのみならず「変数」の要素が加わり、より複雑なイベントを作りやすくなった。 例えば「あるキャラに話し掛けるごとに変数が1上昇し、一定以上になるとイベント発生」といった具合。 96年発売の『Dante98II』ですでに搭載されていたが、発売時期の被った『ツクール95』はどちらかというと『Dante98』の移植版に近く、変数が存在しなかった。 『Dante98II』からの改良点は、使える変数の数と変数を参照する命令が増えたこと、それぞれの変数に固有の名前を付けることが可能になったことである。 これによって格段に作り易くなり、応用を効かせることができるようになった。 特に、変数の汎用性は、機能面でシリーズNO.1の『VX Ace』すら上回る。 イベントコマンドは、より細かい設定が可能になりながらもシンプルにまとまっている。 戦闘中のイベントの発生が可能になり、コモンイベント(*4)の追加によってより凝った演出が可能になった。 ある程度触っていれば、理解できる範囲内でオリジナルの戦闘やメニュー画面などの自作システムを作ることも可能。 有志には、『ファイナルファンタジーX』のカウントタイムバトルに似た変則ターン制戦闘や、『テイルズ オブ シリーズ』のリニアモーションバトルを再現した戦闘などを作った強者も現れている。 気の遠くなるほど面倒ではあるが、シューティングや2Dアクションも作ることもできる。 自作戦闘などの凝ったシステムを持った作品は、内部を見ても簡単には構造が理解できないほど複雑であり、プレイヤーからは「お前それ1からプログラム書いたほうが早いだろ」と突っ込まれることが割とよくある。すなわち、プログラムに匹敵するほどの複雑な処理が、イベントコマンドのみで可能であるということである。 RTPという概念の導入 基本的な素材はツクール2000側で標準装備。これにより配布する際のファイルサイズの節約になった。 また、画像についても従来のBMP形式(無圧縮なので容量が大きい)からPNG形式(圧縮済のため容量が小さい)になり、容量問題については大幅に改善されている。 表現力の大幅な進歩 タイトル画面では無音からBGMが流せるようになり、より個性が出るようになった。 マップでは、遠景をスクロールさせたり、従来の静止画マップから一転、海や川などアニメーションするタイル、雪、雨などのエフェクトが用意されている。 歩行グラも左右から左中右の3パターンで見栄えが良い。顔グラも標準装備されており、メニューや会話で多用されている。 ピクチャーは、表示位置も選べるようになり変数も使えるようになっている。移動させる事も可能になり、効果は波形、回転、半透明、拡縮補間など多彩になっている。 キャラクターの立ち絵を表示させるといったことから、自作のメニュー画面、戦闘システム作成といった用途にまで幅広く使える非常に汎用性の高い機能である。 文章も白いフレームに黒い文字だったのに対し、本作では色々なデザインや色が選べるようになっている。更にこだわるならピクチャーで文章枠を作るのもあり。 戦闘の方も、会話が挟めたり、アイテムは解説も付けられるようになったり、装備品は属性や特殊効果などの個性も表現できるようになった。 戦闘アニメも従来は簡素なアニメーションだったのに対して1f単位で製作できるようになり表現の幅が広がった。マップでも使えるので色々な使い道がある。 ゲーム性も向上。 タイマーの設定などで時間制限イベントも作り出せるようになった。定期処理イベントは1/60s単位で正確に刻んでいくので微調整も可能。 使いこなせる人に限るが、ピクチャーをきめ細かく動かすゲームを作成するのも実現可能。 素材の追加が可能になり、拡張性が上がった。 実はこれまでのRPGツクールは一部(主にキャラ、マップチップ)の素材上限が決まっており、既存の物と入れ替える形で追加しなければならなかったが今作以降は記録媒体の容量が許す限りの追加が可能になって拡張が容易になった。 データベースの最大数も5000と、後作と比べても破格の多さである。 サンプルデータ(*5)がデフォルトで搭載されるようになった。 一から自作で作りたいユーザーにとっては邪魔ではあるが、バランスの勝手がわかりづらい、一から作るのが面倒と言う様なユーザーには有り難く、こういう要素もハードルの低さに繋がっている。 収録されているサンプルゲーム『花嫁の冠』がやたらと豪華。 このゲームにはプロのシナリオライター、キャラデザ、人気声優が起用されているのだ。出演声優は男性側がうえだゆうじ氏や塩沢兼人氏、飯塚昭三氏等で、女性陣も堀江由衣氏や釘宮理恵氏、田村ゆかり氏等相当なメンバーが集っている(*6)。そしてキャラデザは『俺の屍を越えてゆけ』の佐嶋真実氏という豪華仕様。 ゲームとしてはサンプルゲームらしく平々凡々なRPGなのだが、上記の声優のこともあってキャラはギャルゲー的な魅力はある。 使える機能をほぼ使っているため、機能を覚えるのにちょうどいい出来といえる。マルチエンドにもできることを証明したかったはずの機能を指して完全にギャルゲー扱いしている人もいるほど。 過去にはこのゲームの素材を用いた作品が数多く生まれていたが、現在は『花嫁の冠』のみに使われているオリジナル素材(ボイスデータやイベントで使用される一枚絵どころか、音楽やキャラチップなど、RTPの素材を除くすべてが対象)の使用は禁止されている。 こうなってしまった理由は不明だが、おそらく版権絡み(特にキャラデザ及び声優関連)だと思われる。 なお、他のサンプルゲームの素材は一部を除いて使用可能。 配布がより容易になった。 RTPの採用によりデフォルト素材の容量が軽減される為に自作素材を使わないならば大作レベルのRPGでもフロッピー1枚で収まる。 当時はパソコンが普及し始めた頃でいまだネットが身近な環境とは言えなかったのでこの仕様はローカル配布を主とするユーザーには有難い仕様であった。 賛否両論点 敵数値のバランスが防御力過剰であまり宜しくない、効果音が甲高く音量も大きく耳に響く等、デフォルトの設定に一部問題がある。 これらは製作者たるプレイヤーが変更できる点なので、あまり問題ではない。 画面サイズは320×240と、95までの640×480の半分になっている。 しかし前述の通り解像度の拡大に比例して素材作成の手間も増えるので「気軽にゲームを作るならこれくらいで丁度いい」とするユーザーもいる。 ピクチャーの最大表示枚数が当初は20枚。『VALUE!』以降でも50枚。 それだけあれば十分過ぎると思うかもしれない。実際、デフォルト型のRPGを作る分には困らないが、自作システムを作る場合は何十枚もピクチャーを同時表示しなければならないケースがあり、ゲームによっては50枚でも限界を感じる。 この場合、例えば数値はキャラクターとして表示するといった工夫が必要になる。 当時のPCの性能では20枚でも重かったくらいであり、特殊効果も併用すると更に重くなる事を考えると仕方のない所である。 デフォルトの素材(通称RTP)はSDがかっていて格好良いとも可愛いとも言い切れず中途半端。種類もファンタジー向けに偏っている(これは他のRPGツクールシリーズでも同様)。 が、それ故にデフォルトの素材やキャラの名前が愛されている面もある。 キャラクターのデザインに関しても、何故かレオタード衣装の魔王(男性)や巨乳の天使など濃いデザインのものが多く、使い勝手はともかく印象には残りやすい。 SF素材ならサンプルゲーム『Abyss Diver 0』の素材を使えなくは無い。 『花嫁の冠』以外にも、それなりに完成度の高いサンプルゲームが揃っている…のだが、 ただ一つ『海賊』は誰の目に見ても明らかなクソゲーであると評価をされがち (*7)。 なお、この二作以外は過去のツクールコンテストでの受賞経験者が製作したものである。 勿論評価は人それぞれである(*8)。だが、概ね良作の為、余計にこの作品が浮き彫りになっている。 エディット内容自体はかなり頑張っていて、色々な要素を盛り込もうとした様子はうかがえる。ボリューム自体もサンプルの中では飛び抜けている。 問題なのはそれがゲームとしての面白さにはあまり結びついておらず、ただ苦行を強いるだけになってしまっている事なのだが…。 一応擁護すると、他の作品が割と独特なゲームデザインやシステムになっている事から、「オーソドックスなRPG」という意味では最もサンプルゲームらしいとも言える。 有志によるリメイクや他のサンプルゲームのキャラのツッコミ付きのダイジェスト版もあったりして知名度だけは高かったりする。ツクールならではといったところか。 このゲームはサンプルゲームの中で数少ないデフォルト素材・機能のみで作成されたゲームである。そのため、素材や独自システムの自作ができない初心者にもできるゲームの基準を明確に示すことができる、という意味では価値のある作品である。 あんまりな出来だったためか、ファミ通の公式サイトでは紹介すらされなかった。 問題点 敵が魔法や必殺技を使っても画面が光るだけでエフェクトを付けられない。 イベントスイッチが豊富なので一応できないことはないが、信じられないくらい手間がかかる。 比較的容易に実現可能なスクリプトが有志によって組まれているので、それを利用する手もある。 ゲーム起動時の画面モードがフルスクリーンモードで固定。 F4ボタンで、いつでもウィンドウモードに切り替えること自体はできる。 制作ツール側で起動するか、有志によるソフトを使えば、最初からウィンドウモードで起動できる。 コマンドラインで第三引数にWindowと指定してEXEファイルを起動してもOK。 近年の画面解像度の関係上、古い作品はフルスクリーンでの実行ができないものも多いので要注意。 タイトル画面やセーブ画面などの一部構成が固定されているなど、制作の自由度に限界がある。 もっとも、タイトル画面に関してはウィンドウと文字を透明にするなどの工夫をして、オリジナルのものを作った作品も存在する。 セーブ画面にしても、本来表示されるパーティメンバーの顔アイコンを数字が書かれたアイコンに置き換える事で「(プレイ時間等の)4桁の数字を表示」等の荒技を使ったりする事(*9)で基本構成は変えられないが色々工夫できる。結局は努力次第ということである。 セーブ直後には勝手に閉じてしまうため分かり辛い。セーブポイントならまだしも、長編見るゲなどでセーブ画面を1回挟むような状況ではセーブしたかどうかわかりづらいのは痛い。 同社がSFCで発売していたソフトでは、こんな事は無かったのだが… 使用できるキーの数が少ない。 方向キー(上下左右)と決定・キャンセルのみ。『VALUE!』以降はShiftが追加されたが、やはり7つでは少ない。ファミコンが8ボタンなので、それ未満である。 RPGを作る場合ならまだしも、頑張ってアクション系のゲームを作ったりするとこの点は結構な制約として立ちはだかる。 尤も、ボタン操作の変更が出来るようになったのはこの作品辺りからなので仕方がない面もあるが… デフォルトのシステムを用いた場合、キャラクターの限界レベルは最大50となっている。レベル99まで上げられるようにはできない。 『ドラクエ』や『FF』の再現ができないのはもちろん、当時既にRPGの限界レベルがそれほど少ない作品はあまり見られなかった(*10)。そのため、やや時代遅れ感を感じさせる。 これについては、デフォルトの必要経験値設定においては、それ以上レベルを上げると経験値の表示域が足らなくなるという理由だったらしい。 この辺りは数値の設定次第でいくらでも調整できたようにも思われるが、製作陣はこの点で多数の要望・批判が出るとは想定していなかったという。 そもそもツクールで99レベルが必要な長編を作られるなんて想定していなかったとも。ある意味、本作が長編RPGを作る気を起こさせる程の良作だった故の弊害である。 HPも、味方側は999が最大である。敵側は9999からアップデートで99999になったが、味方側は結局改善されなかった。 これらの点から、長編RPGを作る際はデフォルトの戦闘システムだと成長が遅くなったりといった弊害を生みがち。作品によっては転職システム(*11)を採用したりも。 強化魔法や弱体化魔法が強すぎる。 重ね掛けが可能であり、味方の能力を最大2倍、敵の能力を最小1/2に出来る。 なお敵の攻撃力の2倍の防御力があると通常攻撃のダメージが0になる。 一方で、修正値の関係と計算式の違いから、魔法のダメージ(*12)を0にするにはさらに多くの魔法防御力が必要。 重ね掛けの回数は無制限であり、最大効果量も製作者側で変更出来ないのが最大の問題点。 対策としては使用不可能にするか(弱体化魔法ならボス無効もあり)、1回の変化量を極端に減らす(時間がかかるようにする)しかない。 なお後年のRPGの「バフ効果」とは違い効果を消す事は出来ないので(相殺するしかない)、使用禁止したら敵も使用禁止するしかなくなるだろう。 敵キャラの行動条件やバトルイベントの発生条件にある「HP%」の問題 「x%以下」と設定した場合、実際には「(x+1)%未満」の時に条件を満たした事になる。そのため最大HPが101以上だと、残りHPが想定よりも多い時にイベントや行動パターン変更が発生してしまう。 「0%」も同様に実際は「1%未満」となり、例えばボスを倒すと無敵のお供が消滅するイベントを作成した際、ボスがまだ生きているのに先にお供が消滅してしまうという事態が起こりうる。 イベント本文内でHPを変数に代入して条件分岐を行えばお供が先に消滅する事は防げるが、1個のバトルイベントは1ターンに1度しか発生しないため、今度は「ボスのHPが1%未満になる(ここでイベントが発生するが条件分岐の結果何も起こらない)→そのターンにボスを倒す(すでにイベントが発生済みのため何も起こらない)→次のターンの頭でようやくお供消滅」という事態が起こりうる。 「x%~100%」「y%~(x-1)%」「0%~(y-1)%」と行動条件を設定した際に空白が発生しないようにするための仕様と思われるが… PCの環境によっては、キーの押し続け入力が正しく認識されない(入力が途中で一瞬途切れてしまう場合がある)。 マルチコアCPUが想定されていなかったことによる。 途切れないようにするためのスクリプトを追加する、シングル動作で起動するための非公式ツールを添付する、などの対策が必要になる。 ゲームプレイは出来ても中身は覗けなくするための暗号化機能が付いていない。(*13) さらに『ツクール2000』の製品版がなくても体験版で読み込めるため、全データがプレイヤーに簡単に見られてしまう。 ただ、これにより既にある良作のイベントや変数の使い方を模倣して学ぶことができ、結果としてハードルを下げた面もあったりはする。 上記の通り音楽はMP3形式が使えるが、効果音はWAV形式しか使えない。 効果音だけであれば数は少なく、MP3の素材もWAVに変換してしまえばいいのでほぼ問題はないが、問題はキャラクターボイスを入れようとする場合である。ボイスは効果音扱いで挿入することになるが、それら全てが無圧縮でのWAV形式となり多大な容量を食う。 効果音は2つ以上同時に流せない仕様があるため、何らかの効果音が鳴っている最中にボイスを入れることができないという制約もある。 セーブ時にたまに強制終了しながらセーブデータが破壊されるメモリストリームエラーバグがある。 何十時間もプレイしたセーブデータでも平気で壊れるため、発生するとただの強制終了よりもプレイヤーへのダメージが大きい。 音楽が鳴らなくなる異常が前兆として起こることが多い。(原因がMIDI読み込み処理にある) Windows2000では起こる危険性をはらむが9x系では起きないNT系の問題らしい。 そのため互換モードなら発生確率はいくらか下がるらしい。 WinXPなどもWin2000と同様。 現在では原因が究明されて起こらないようにする対処法や非公式パッチなども確立されている。 次作『2003』ではバグが取り沙汰されたが、実は『2000』もリリース直後はバグが非常に多かった。 決定的に違ったのはデバッグの速さで、本作は発売日当日からプログラマーが大手ツクールファンサイトの不具合報告掲示板に張り付き、数日単位でパッチをリリースし続けた(*14)。 一方の『2003』はというと、デバッグが完了したのは実に発売から一年後で、バグへの対応が非常に遅かったのだ。 総評 構成はシンプルで、イベントコマンドのみで多くをやりくりすることができ、スイッチや変数の概念を理解すれば基本的なRPGが簡単に作れる。 その分複雑なシステムは作りにくくなっているが、限界がすぐ来るかと言えばそうではなく、努力すればそこからいくらでも飛び出していける。 「RPGツクール製だがRPGじゃない」画期的な作品も、本作以降複数見られるようになった。 まとめると、初心者が非常に扱いやすく、それでいてうまくシステムを応用すれば玄人趣味のゲームも作れてしまうところが本作の魅力である。 流石に後発のスクリプトを用いたツクール作品と比べて痒いところに手を届かせるのには苦労するが、制約故の難易度レベルの低さや動作の軽さなどそれらに勝る長所もある。 00年代前半に起きたフリーゲームブームを生み出した名作であるとともに、約20年経った今でも十分に通用する息の長い作品と言える。 余談 これ単品の出来も優秀ではあるが、パッチをリリースし続けて制作環境を最適化し続けたメーカー、PCが普及しつつあった世代状況、アスキー及びエンターブレインによるインターネットコンテストパークによる作品の公表の容易さ、更に当時でもネット環境が整っていないPCユーザーは多数いたがPC関連の書籍でも付属CD-ROMによるRTP付きで優良作品の配布が頻繁に行われていたので「RTPもネット環境も無いからツクール作品をプレイできない」と言った事も起こりにくかったという当時の環境も追い風となった。 WindowsのRPGツクールシリーズの中では最も愛用者が多いので、素材公開をしている人が多い。 くどいようだが素材の権利は製作者にあるので、著作権フリーが明示されていない場合、無断使用は禁止である。(一部例外あり) ツクール本体だけでなく作成したゲーム起動用の実行ファイルにもアップデートが入っている。バージョン表記等は存在しないが起動時のスプラッシュスクリーンで判別可能。 初期バージョンは「アスキーツクールシリーズ」のロゴが表示されていたが、『VALUE!』以降は発売元がエンターブレインに移行したため「ツクールシリーズ」に変更されている。 対応OSにWindows Vista/7が加わり、MP3再生などいくつかの機能が強化された廉価版『RPGツクール2000 VALUE!』が販売されている。 2012年9月には、Windows XP/Vista/7/8の32、64bit版両OSに対応し、さらにお安くなった『RPGツクール2000 VALUE!+』が発売。 メディアは今までのCD-ROMからDVD-ROMに変更。後述のハンドブックに収録されていたグラフィック素材集も追加収録されている。 なお、VALUE以前の初期バージョンも、アップデータを適用することによりVALUE!+と同等の内容にできる。 素材はファンタジー以外の物が多いために様々なジャンルに対応ができるようになる(追加素材なので逐次インポートが必要であるが)。 副読本『RPGツクール2000 ハンドブック』も発売されていた。現在は絶版。 付属のCD-ROMには、RTP、体験版、製品版のアップデータ(1.09)の他に、様々な素材と3作のサンプルゲームが収録されている。 本作のロングランと比較してこちらのハンドブックは早々に絶版になってしまったため、これらの素材は長らくの間入手困難となってしまっていたが、数年の時を経て『RPGツクール2000 VALUE!+』に特典として収録。現在は気軽に使用することができるようになった。 Windows 95/98/2000/ME用で、XP以降のOSでは動作未確認。 無印版の初回特典として『CD-ROMボイスデータ』が付属していた。主にサンプルゲーム『花嫁の冠』に参加していた人気声優のバトルなどに使える掛け声ボイス素材が収録されている。 …のだが、微妙に使いづらい内容となっている。 『花嫁の冠』登場キャラの都合上女性声優の比率が高く、使いやすい戦闘向けボイスがある男性声優がうえだゆうじ氏と鈴村健一氏しかいない。 塩沢兼人氏と飯塚昭三氏は何故か店員用ボイスしか収録されていない。 女性声優陣の方も 「先輩」「お兄ちゃん」や、「好きだよ」「大嫌い!」といったギャルゲーのようなボイスが半数を占めている人が多数。 使い勝手の悪さに加え権利関係の問題や存在のマイナーさもあってか、こちらは上記のハンドブック収録の素材と違い現在も復刻していない。 この基本仕様およびコンセプトを引き継いだ『RPGツクール2003』も発売されていたが…。 2013年6月30日、古いアスキーブランドのツクール製品をはじめとした多くのツクール製品がサポート終了となった中、2000はアスキーブランドのツクール作品で唯一最新OSへの対応を含めたサポートや、DL版の発売も続けられていた。 2020年8月20日に『RPGツクールMZ』が発売された際に、本作の技術的サポートが2021年1月4日をもって終了されることが発表。21年にも渡り愛され続けたRPGツクール2000の歴史に一区切りがついた。 サポートは終了したがDL版は現在でも販売されている。2016年にMV発売で旧作が値下がりした事でDL版が3000円代に値下がりし、更にお求めやすく。セール時は90%オフも珍しくなく、今でも気軽に始めることができる一作となっている。 海外版のみではあるがSteamでも配信している。 なおDL版は『RPGツクールXP』以降のソフト同様に初回認証が必要になっている。
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RPGツクールXP 【あーるぴーじーつくーる えっくすぴー】 ジャンル RPG制作ツール 対応機種 Windows 98~XP 開発元 エンターブレイン 発売元 【パッケージ版】エンターブレイン【Steam】Degica 発売日 2004年7月22日 定価 【パッケージ版】9,800円【Steam】2,480円 廉価版 VALUE! 2009年2月26日/5,040円(税込)VALUE!+ 2012年9月27日/3,990円(税込) 備考 バージョンアップでVista、7、8(32/64bitOS)にも対応 判定 なし ポイント 手軽に作れなくなった上級者向けツクール発売当時はアクティベーション必須『RGSS』の評価は高いアップデートと続編『VX』にて欠点はある程度解消 ツクールシリーズリンク 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 ユーザー認証問題 総評 余談 概要 PC版『RPGツクールシリーズ』の一作。 これまでのツクールシリーズと異なり、スクリプトが導入され、拡張性が大きく増した。 特徴 スクリプト「RGSS」の導入 スクリプトが導入されたことで、プログラミングの知識こそ必要となるが、自身でオリジナルシステムを作成することが可能となった。 本作で導入されているRGSS(Ruby Game Scripting System)はRubyを元にしたスクリプト言語である。 旧作まではシステムで用意されていないシステムを導入しようとするとイベントコマンド等を駆使して実行するしかなかったが、RGSSを書き換えるまたは追記することによってイベントコマンド等を駆使せず、或いは駆使しても実現出来なかったシステムの導入が可能である。 一例として『2000』ではできなかったタイトルやメニュー画面の変更、運などのパラメータの追加、HPを9999よりも大きくするといったことができる。 戦闘画面で味方の立ち絵(バトラー)を表示可能になった 戦闘画面は『2003』のサイドビューから『2000』のフロントビュースタイルに戻った。 一方で、戦闘画面で味方キャラの立ち絵が表示されるようになった。後の作品で顔グラフィックが表示されるものがあるが、デフォルトで立ち絵が表示されるPC版ツクールは本作が唯一である。 ゲームデータの暗号化が可能になった ゲームデータを暗号化することで、他人にゲームデータの中身を見られる心配が無くなった。 評価点 スクリプトの導入で作成の幅が大きく広がった RGSSが搭載されたことによって、専門的な知識は必要となるものの、オリジナルシステムなど、用意されたシステムでは実現不可能な内容についても実現出来るようになった。 できることは文字通り無限大といってよく、従来ならばツールの仕様上諦めざるを得なかったシステムについても理論上は実現可能となる。 そこまでできる人ならわざわざRPGツクールを使わなくても良いという突っ込みをなしにするならば、アクションゲームやシューティングゲームなど畑違いのジャンルのゲームを作成することも可能。 ただし、スクリプトそのものが上級者向けの機能であり、初心者が簡単にオリジナルシステムを導入できるというわけではない。 スクリプトはオブジェクト指向言語であるRubyを元にしているため、Rubyを修得することが大前提となる。 現在ではRGSSの素材も有志によって配布されているため、導入するだけならば知識が無くとも可能である。 もっとも、RGSSのカスタマイズなどをしようとするとRGSS素材そのものを書き換える必要があるため、最低限の知識はあるに超したことはない。 グラフィック面が秀逸 本作の歩行グラフィックは3頭身であり、マップチップの縮尺も大きくなっており、複雑な建物も表現出来るようになっている。 サンプル素材量もかなり充実しており、十分ゲーム作成に耐えうる。 戦闘時に立ち絵が表示されるようになったため、キャラ毎に歩行グラフィックや立ち絵がちゃんと用意されているため、シンボルエンカウントのゲームなども素材のみで十分作れる。 町民や動物は立ち絵がないが、そもそも戦闘向きのキャラではないので妥当だろう。 素材の式数制限も大幅に緩和されている。 これらのグラフィック面については次作である『VX』に引けを取らないといっていい。 『VX』以降は歩行グラフィックが2頭身グラフィックとなったため、本作のグラフィックの方が好みという人も少なくない。 インターフェース面が改善された。 イベント作成画面においてイベントの種類で色分けされるようになっておりより見易く、使い易くなっている。 戦闘画面で立ち絵がデフォルト表示されるというのも本作ならではの要素であり、『VX』以降では標準機能ではなくなっている。 立ち絵に相当する素材も本作ならではの特徴といえる。 利用可能なボタンが増えた 『2003』までは方向キー+3ボタンしか利用できなかったが、方向キー+8ボタンまで利用できるようになり、アクション要素が高いゲームについても作成可能となった。 キーコンフィグもデフォルトで搭載されている。 マップのレイヤー数が上層、下層の2つから下層1つ、上層2つの計3つに増加。 BGMのクオリティも評判が高い その質の高さは「(良い意味で)サンプルのクオリティではない」という声も上がるほど。ちなみに、いずれのBGMもオーケストラ風の曲調で統一されている。 エディターの多重起動が出来るようになり、プロジェクト間のイベントやデータベースのコピーペーストが行いやすくなった。 ゲームデータの暗号化で、ソースの盗用も防げるようになった。 賛否両論点 解像度が640×480ピクセルになった 繊細な表現が可能になったのはもちろん好ましいのだが、『2000』『2003』(『2000』系列)向けの素材をそのまま流用することが難しい。 『2000』が人気を博し、『2000』向けの素材が多数作られている環境下において、多数作られた素材が利用できないのは痛手である。 『RPGツクール95』も同様の640*480ピクセルであったが、当時は『2000』からPC向けツクールに触れたユーザーが多く、素材サイトも2000系列向けが圧倒的多数であった。 MIDIファイルがPC搭載のものではなく、本作独自の音源で演奏される 独自音源自体は質も高く、環境によってはチープな音になりがちだったMIDI音源が安定した音で再生されるようになったというメリットがある。 反面、RTP以外のMIDIデータを扱う際に意図しない音で鳴ってしまうという問題点が。リバーブが強めにかかる点も好みが分かれる。 問題点 『2000』まででできたことがデフォルトでできなくなった イベントコマンドについて『2000』や『2003』でできたことが『XP』で何故かできなくなってしまったものがある。 できなくなった機能の中には「顔グラフィックの表示」など重要な機能も存在する。 削除されたイベントコマンドで可能な処理はスクリプトを書けば実現できる……のだが、そもそも『2000』だとそのままできたことなのにわざわざ上級者向けのスクリプト機能を利用しなければ実現できないようにする必要性は感じられない。 多くの機能はもちろんそのままイベントコマンドで実行できるため、簡単なRPGであればスクリプトに頼る必要は無い。しかしながら、旧作で普通にできていた事ができなくなった点は擁護しがたい。 そもそも、本シリーズは専門的なプログラム知識が不要でゲームが作れることがコンセプトとなっており、困ったことがあればスクリプトを書けば良いというプログラマー向けにリリースされている製品ではない。本作で上級者向けのスクリプト機能を追加した意義は大きいが、初心者を置いてけぼりにするのは本末転倒といわれても仕方ない。 この点は評価点記載の通り、有志作成のRGSS素材を利用することで多少マシになっているが、多少の知識がないといざというとき対処できないことに変わりはない。 要求されるスペックが高い 発売当時は必要スペックが高かった。また、処理落ちもよく発生する。 フレームレートも『2000』が60FPSだったのに対して、通常モードで20、滑らかモードでも40とかなり低くなっており、目に見えて動作がぎこちない。折角使用可能なボタン数が増えたにもかかわらずこれでは快適なアクションゲームを作るのは難しい。 RGSSでフレームレートを変更できるが当時の環境では通常モードでも重かったため、変更したところで60FPSで動かせるマシンは限られていた。また、RGSSで変更してしまうと戦闘アニメなどがエディタ上での再生と実際のゲーム上での動作速度にズレが生じてしまう。 エディター画面で放置しているとフリーズを起こしてしまうことも。 わかりにくいダメージ計算式 本作では、新たなパラメータとして「腕力」が追加され、ダメージ計算の際には腕力も用いられるのだが、結果的にダメージ計算を分かりづらいものにしている。 旧作ではダメージ計算の際には「攻撃力-防御力」を基準とするいわゆるアルテリオス計算式が基本(*1)となっていたのだが、本作ではこのアルテリオス計算式によるダメージ算出(攻撃力-防御力÷2)をした後に、そのダメージに腕力を基準とした倍率を乗算することで最終的なダメージが決定されることになる。 計算式の形で表すなら「(攻撃力-防御力÷2)×(腕力+20)÷20」であるが、要約すれば、腕力が1増える毎に最終ダメージが5%ずつ増えていくといったもの。 つまり、腕力と攻撃力はどちらもダメージに影響する要素であることは間違いないのだが、腕力+攻撃力といったシンプルな計算になっていないため、ゲームバランスを調整する際にはこの両方を踏まえたパラメータ調整が必要となってくる。 魔法使いなど、腕力が低いキャラで、なおかつ武器の攻撃力も低いという設定にしてしまうと二重でダメージが減少してしまう。一方で、腕力が高いキャラに攻撃力が高い武器を宛がうと二重でダメージが増えてしまうため、キャラクターによって与えられるダメージが大きく変わってきやすい。 敵からのダメージを考える際にも防御力が低いキャラは腕力の影響をより大きく受けるため、防御力が高いキャラの受けるダメージはかなり少ないのに、防御力が低いキャラの受けるダメージは多すぎるといったバランスになりやすい。 腕力による影響が大きくなりがちなので、攻撃力と防御力の変動に掛かるバランス調整は従来より緻密に行う必要がある。「装備を新調するだけで受けるダメージ(与えるダメージ)が大きく変わる」、極端なところでは「装備を更新せずに挑むと即死クラスのダメージを食らうが、更新すると一気に楽になる」といったケースすらありえる。 また、腕力はあくまで攻撃力と防御力によって算出されるダメージに補正を与える計算式である都合上、攻撃力が低いとダメージが大幅に減衰し、相手の防御力が攻撃力の2倍以上である場合、腕力がいくら高かろうとダメージは問答無用で0になってしまう。 味方キャラクターは腕力の設定こそできるが攻撃力の設定はできないため、装備品がない場合、攻撃力は0となってしまう。つまり、いくら相手が貧弱な相手だろうと素手では1ダメージも与えられず、武器装備なしで物理攻撃を行うこと自体が無意味となっている。 格闘家など、素手で戦う腕力が高いキャラクターというのは本作の仕様では基本的に実現不可。素手という名前の武器を作り攻撃力を設定すれば作れるが、攻撃力の値を上手く設定しなければならないのは変わりない。 このように使い勝手が難しい腕力だが、後の作品にあるようなダメージ計算式を編集する機能はデフォルトで用意されておらず、腕力を利用しない設定も存在しないため、基本的に利用しないという選択肢はない。 もちろん、「スクリプトをいじってダメージ計算式を書き換える」「そもそも腕力を固定値として攻撃力のみで調整する」といったやり方はあるが、不親切であることは否定しようがない。 ただ、攻撃力-防御力のみを基本とするアルテリオス計算式はシンプルすぎるという意見もあり、上手く使いこなせれば奥深いダメージ計算式を作ることができないわけではない。もっとも、この計算式が後にも先にも本作以外で用いられていないところを見るとやはり評判は良くなかったとみるべきだろう。 ユーザー認証問題 本作で違法ソフト対策としてネット接続によるアクティベーション(認証)をする必要がある。 初回のみではなく、定期的にアクティベーションが行われるため、その際にはインターネットに接続する必要がある。 時代的にはネットもある程度普及していた段階であり、ネットを使って作品を公開等しているプレイヤーも増えてきた頃であるものの、現代ほどにネットが利用されていた時代ではないため、完全オフラインで自分や内輪のみで本作を楽しむプレイヤーにとっては不満の声も聞かれた。 PCのパーツ構成が変わると別のPCであるとみなされアクティベーションに失敗するケースも発生した。 定期的にアクティベーションされるため、途中でPCのパーツ構成が変わるとそれ以降の認証で弾かれることも。 ユーザー登録さえ行っていれば再発行可能だが、郵送で再発行されるスタイルなのでやりとりに数日かかる。 アクティベーションはネットで行うが、ユーザー登録は同梱のハガキを送るというアナログスタイルである。 ネットでのユーザー登録はできないため、サービスを受けるためには必須である。なお、次作『VX』以降はユーザー登録がネットで行えるようになった。 現在は『XP』をはじめとしたツクールがサポート終了となっており、ユーザー登録は不要になった。 アクティベーションについても初回の認証のみでよくなっているが、購入時に同封されているプロダクトコードが必須である点は変更されていない。サポート終了に伴い再発行もできないため注意が必要。 総評 正当進化を遂げたPC版ツクール。RGSSの導入でこれまでには無いシステムを生み出すことが可能となり、PC版RPGツクールの汎用性を高め、以後の作品においてもRGSS(『VX Ace』まで)やJavaScript(『MV』以降)を上級者向けの機能としてツクールに搭載する契機となった作品である。 もっとも、スクリプトをはじめとしたXPでの操作に慣れずに2000に戻ったユーザーも生み出してしまったというのは残念なところである。 本作においてはスクリプトを導入した結果、スクリプトを使えば出来るという理由からか旧作で標準搭載された機能が削除された箇所が少なからずある。この点についてはこれまでのRPGツクールが持ち合わせていた「プログラムができなくても簡単にRPGが作れる」というコンセプトに反してしまっていると評さざるを得ない。 そのためか、以後のツクールにおいては、上級者向けの機能としてスクリプトやプラグインを搭載しつつも初心者にも使いやすい機能の追加に重きが置かれるようになっていった。 余談 現状での販売価格は『2000』と同価格 作りやすさとライトっぽさの『2000』とRGSSによる作成の幅広さとデフォルメが薄い本格派の『XP』といった様に住み分けが出来るようになった。 Steamで配信されているものの日本語には非対応。 2020年8月20日『RPGツクールMZ』が発売された際に、本作の技術的サポートが2021年1月24日をもって終了されることが発表され、予告通りサポート終了された。 同時にVX、VX Aceもサポート終了が発表されたため、RGSSを導入したツクールは全てサポートが終了されたことになる。 2024年2月15日のツクールの日に合わせて2024年2月13日~2月20日までの間Steam版の本作(RPG Maker XP)が無料で入手可能となった(期間内に入手した場合、期間後も利用可能)。 なお、Steam版の本作は上述の通り日本語非対応なので注意。
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RPGツクール2000 とても使いやすいツールです。 細かく作ることにより3Dダンジョンや変った戦闘体系も作ることができます。
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今日 - 合計 - RPGツクール4の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] コンシューマ版ツクールシリーズin初代PSの2作目 バグだらけの欠陥品は言い過ぎとしてもかなり酷い作品でキャラクターツクールをDISC2として同梱。 一応、初代PSなのでPS3でも遊べる。 ストーリー [部分編集] サンプルゲーム「銀の森と銀のアクマ」 サンプルMAPのみで構成された超ショートストーリーで森へ行き、薬草を手に入れるまでのお話。 セーブはなく、街1つに城とメインダンジョンである森だけで仕掛けもほとんどないに等しい。 攻略情報 [部分編集] まず第1にオリジナルRPGを作れるはずなのにMAPやイベントでかなり制限を受ける。 MAPは特に酷く、広大なフィールドすら作れない。せいぜい「初代グランディア」ぐらいの選択式フィールドMAP程度しかつくれない。挙句、メモリーカード丸々1枚分がゲーム制作データというトンでもないセーブ仕様だった。 その為にゲームプレイ用にメモリーカードをもう1枚追加しないといけなかった。救済措置としてシナリオデータのみ別のメモリーカードで保存可能。 同梱のキャラグラフィックエディターで作成したデータを毎度読み込みを行う為、ロードの長さがネック。 初代PSではメモリーカードの容量問題があったが、PS3にてメモリーカードを何度もエミュレーション出来るのである意味では解決した……のか? 魔法関係に著しい文字化けバグあり、製作中だろうとテストプレイ中だろうと発生する上にリセットしないかぎり直らないという致命的欠陥である。バグ関係は本家Wikiでも触れている。 FF風が強く前面に出ているツクールシリーズで召喚獣やジョブシステムといったものが導入されている。 ゲストに「ジバクくん」が召喚獣で出演している。 今でこそ当たり前に実装されている「変数」や属性設定などのシステム強化やアイテム備考欄として説明文を付ける事が出来るようになった。 主人公たちにも顔グラフィックを付けたり、専用の名前枠が出来たりと機能面では進化している部分も多い。 同時期にPC版では最も安定しているロングセラー「RPGツクール2000」が発売される。 仕様の問題でほぼ全てのアイテムが壊れるという表現で消費される。 薬草ですら「壊れました」と表示されるシュールさ。 素材にNPCキャラにも戦闘グラが用意されており、赤ん坊がモンスターを攻撃するというシュールな表現やモンスターパーティを組めるなどネタ作りには打ってつけであった。 ……で、その名残なのか戦闘システムを取り入れたPC版「RPGツクール2003」が発売されたが 半リアルフェイスのキャラクターやランダムダンジョン生成機能を導入してもあまり売れなかった。 素材等は出来が相当良かった事もあり、RPGツクール2003ハンドブックに同梱されている。 Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2017年04月02日 (日) 16時24分01秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/8251.html
タクティカルRPGツクール 機種:PC 作曲者:有坂光弘 開発元:ヒットポイント 発売元:アスキー 発売年:1999年 概要 『シミュレーションRPGツクール』と同様のSRPGを作るパソコンのツクールシリーズ。 『タクティクスオウガ』や『ファイナルファンタジータクティクス』の様なクォータービュー視点のゲームを作ることが可能。 アスキーとヒットポイントの共同開発で、後にヒットポイントが版権を引き継ぎ『RPGエディターTACTICS』と言った後発作品を制作している。 当社が版権を持っている為か、ツクールシリーズにもかかわらずツクールWebのツクール博物館に載っていないかなりマイナーな作品。 サンプル曲はスーパーファミコンのツクールシリーズを手掛けた有坂光弘氏が作曲した様である。 シンフォニック系の曲が多くサウンドの質は高い。「プレリュード」や「TACTIQUE」はサンプル曲でありながら7分以上もの長さを持つ。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 プレリュード 夢 戦場 チームA 修道院 市街 眠る街 神秘 神殿 戦場 疾走 密林 密林の部族 呪い 進軍 チームC TACTIQUE エンディングA エンディングB エンディングC
https://w.atwiki.jp/gotyagotya/pages/29.html
ゆめ2っきの製作に参加するためにRPGツクール2000の勉強をするがてら つくろうと思ったりして作ったりしたものとかです。 まだないです。 ゴキブリクエスト トップページ
https://w.atwiki.jp/ichirorpg51/pages/196.html
用語:RPGツクール2000 概要 本作を作ったソフトウェア。2000年4月5日アスキーから発売された。 武野羽、魔王、その他一部のモブはこのソフトのRTP(*1)を使用している。 リンク https //rpgmakerofficial.com/product/products/rpg2000/index/
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RPGツクール2000でゲームを作ることをもくろむのです。 ※ツクール関係のリンクか検索で来られた方へ 残念ながら現在、このWikiのツクール企画は ぶっちぎりで建設中です。 また、完成するころにお越しください。草々。 現在製作中のゲームの概要 覚書 世界観 登場する国・組織? 戦闘? ストーリー 用語集 登場人物? エピソード集