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【作品名】ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 【ジャンル】RPG+OVA 【名前】ユフィ・キサラギ 【属性】ニンジャの末裔 【年齢】18歳 【長所】「しゅしゅしゅ!」 【短所】正しい選択肢を選び続けないとパーティのギルを盗んで逃げる 【備考】公式サイトによるとファイナルファンタジーVIIの時点で16歳 それから2年後がアドベントチルドレンなので18歳 vol.2
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ユフィ・キサラギ キャラクター特性(未作成) フレームデータ(未作成) キャラクター特性 編集中 主力技 編集中
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基本コンボ 5A 2B 5C 63214C 麻知子基本コンボ。後はブーストを使えば手っ取り早く画面端に押し込める。 密着に近い状態で始動しないと投げ間合いから外れてしまう。 間合いの見極めに自信が無ければ、下のコンボを使う方が良いだろう。 5A 2B 2C 6B 236Cor214A 6Bの性能変更を受けて開発された、麻知子の新たな基本コンボ。 上の基本コンボと比べて間合いの影響を受けにくく、安定させやすい。 236Cの方が安定性が高いが、威力の面で若干劣る。 JA JB JC jc JA JB JC J6A 214A 麻知子基本エリアル。以後、エリアルと表記があった場合、このコンボを指す。 やはり安定度に難があり、214AやJBが当たらないケースが多々ある。 空中での高度が近いと間合いが離れやすくなり安定感も落ちる。 相対的に低い位置からコンボを始めたい。 応用コンボ 5A 2B 2C 6B 236C 6D 着地 エリアル 要1ブースト。 新基本コンボの発展形。 2Cからの6Bで最速を意識する事。 236Cの床バウンド後は相手の位置が低いとJB辺りが当たらなくなる。 5A 2B 2C 6B 236236A 前進 エリアル 要1デュエル。 威力、ゲージ効率、安定性、どれをとっても非常に優秀。 …マチコのコンボとしては。 6BBとするとスプレッドスタンプが届かない。 5A 2B 5C 63214B ダッシュ前ジャンプ JA JB JC jc JA JB JC J6A (214A) バージョンアップにて、ダッシュ性能が向上したために繋がるようになったコンボ。 J6Aの後の214Aは、エリアル中に画面端に到達した場合にのみ繋がる。 ノーゲージのコンボの中では、火力が高いので是非狙っていきたい。 5A 2B 5C 63214B 236236A エリアル 画面端付近、要1デュエル。 画面端との距離が非常に微妙だが、エリアル前にスプレッドスタンプが入る。 214A [3D 着地2C 236236A 前進 エリアル]*n 要1ゲージ以上。 通称ゲイザーループ。 214A後、3Dで先に着地、受身不能の2Cを引っ掛けて拾いなおしていく。 214A 3D 2Cのタイミングが命。 236236Cも少しでもタイミングが遅いとスカる。 ゲージ効率、難易度共に実戦的とは言い難いが、マチコに手段を選ぶ余裕は無い。 214A [6D JC 5C 236236A 前進 エリアル]*n 端限定、要1ゲージ以上。 上記ゲイザーループのデチューン。 JCは若干ディレイ気味に出す。 3Dから直接2Cを入れるよりも簡単で、ゲージ効率も若干改善する。 中央でも入るが、中央の場合は3D2Cよりも難しくなる。 63214Bからループさせるならばこちらのルートの方が良いだろう。 236236A 236C エリアル 端限定。1ゲージ以上。 ゲイザーループの中に通常スプレッドスタンプを組み込んだバリエーション。 相手の落下を視認してから技を出せるので、人によってはこちらの方がタイミングが取りやすい。 ゲージ効率も若干改善する。 5A 2B 5C 214214A 要2ゲージ。 もはや完全に舐めプレイ。 破滅バタフライがコンボで繋がる、と言うだけだが、計り知れない屈辱を与える。 あえてマチコを使うからには狙うべき。 632146C 6D JA JC 着地 [前進 エリアル 3D 着地2C 236236A]*3 要3ブースト3デュエル。 フレグランスデザイアからループに繋げる。 6D後のJAのタイミングが若干シビア。 着地後のJA部分にはかなり余裕がある。 間合いの関係で、最初のエリアルだけはJBを省略する方が安全。 若干オーバーキルの感はあるが…。
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基本コンボ 2A 2B 2C 236B 追加236C 誰でもすぐに思いつくコンボ。 ゲージを使わないのであれば、途中のチェーンを削ってでも236Cで〆て起き攻めに行きたい。 起き攻めで接近戦を継続するのが目的。 JA JB JC jc JA JB JC 永遠基本エリアルコンボ。以後、エリアルと記載があった場合はこのコンボを指す。 特に理由が無ければ236Cか236236Aで〆る。 多くのキャラで鬼門となるJBの判定は意外とまとも。 2A 2B 2C (236C 追加236C 着地 2A)*n ノーゲージ永久。2Cで浮かせて始動。CBサードを2回当てて、相手を高めに浮かせて2Aで拾う。 このノーゲージ永久が発覚し大幅に火力が上がったが、操作が忙しく難易度も高め。 応用コンボ [236B 追加236C]or236236A 6D JC 着地 エリアル ダウン回避不能状態を作り、ブーストで追う。 着地際にJC、そこから再度エリアルに持っていく。 勿論ゲージがある限りループする。 投げ A>エリアル CBフィールドを相手に重ねた状態からのコンボ。 AはCBフィールドの発動を行うだけ。5Aは当たっても当たらなくても良い。 投げからの追い討ちは硬化時間の関係で難しいが、その時間をCBフィールドで埋める。 起き攻め等で頭上に置けば相手の動きは止まりがちになるのでそこを狙う。 [236A正面ヒット 追加236A]*n 一見お手軽な永久だが、タイミングは微妙にシビア。 失敗時は確反でこちらが死ぬ可能性がある。 とは言え、通常技が貧弱な永遠では狙わざるを得ないのも事実。 236Aでめくってしまった場合は繋がらない。 めくってしまった場合は素直にエリアルを狙う。 追加入力の236Aだが、簡易入力で3Aでも出せる。 投げ A>[236A正面ヒット 追加236A]*n 画面端でCBフィールドを相手に重ねた状態からのコンボ。 投げの硬直と236AのモーションをCBフィールドで補う。 主に起き攻め等から狙っていく事になる。 インフィニットブルーム関連 インフィニットブルーム(以下IB)を絡めた、もしくはIB中限定のコンボ。 ブーストが無制限なので基本的には何でも繋がる訳だが、実戦的なものを取り扱う。 J236Aor236A [着地 236A]*n IB中の目標。 めくりが怖いので端に押し込むのが望ましい。 IB終了後に通常の236Aループに切り替えられる様に練習が必要。 236C 壁 (236C 壁) 6D J236A [着地 236A]*n IB中・壁近くでのコンボ。 IB中ならブーストを混ぜることで簡単に距離調整できる。 壁張り付きの段階で密着であればブーストから236Aのループに以降できる。 J236Aは壁ヒットさえ誘発させていれば繋がるが、距離を測るよりも密着した方が安定する。
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キャラクター名 ミナト=キサラギ(如月 彌那斗) プレイヤー名 Chroah(クロア) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (minato2.JPG) メイン ウォーリア→ウォーロード サポート サムライ→サモナー→ガンスリンガー→モンク→レンジャー→グラディエーター→チューシ→セージ→ドラグーン→テイマー→ダンサー 種族:ヒューリン ライフパス 出自 滅んだ民族の血 特徴 先祖伝来の技 境遇 修行 運命 迷走 設定 16歳 女性 身長148cm 年齢は16才、身長は148cmくらい。青髪のロングで橙色の目で小柄でぺったんこ。 基本的に三下キャラ。一人称が「拙者」で、口調は「~でござる」がデフォ。カバーリングすると過剰表現します。「ごふぅ」「ひでぶ!」「ぶげらっ」などなど。 父がサムライの一族で(本人はそのことを知らない)、東の世界寄りのところに住んでいた。和風の苗字はそのなごりだったりする。 Lv 17 HP 119(50) MP 85(100) フェイト 10 使用経験点 1540+4 能力 基本値 ボーナス クラス修正 能力値 筋力 29+15 14 1 15 器用 25 8 3 11 敏捷 14 4 3 7 知力 8 2 - 2 感知 9 3 - 3+2 精神 18 6 1 7+2 幸運 9 3 - 3 行動値 10 移動力 15m 場所 名前 右手 チェインブレイド 左手 チェインブレイド 腕 バトルバックラー 頭部 闘士のバンダナ 胴部 千眼の衣 補助防具 巨人の手袋 装身具 栄光の前立 所持品 バックパック 中身:冒険者セット ベルトポーチ 中身:生命の呪符 小物入れ 中身:なし 果実x10 G コネクション 戒賢 拾い主 道端に転がってたところを拾ってくれたでござる! アリス 雇い主 一宿一飯の恩は必ず返すでござる! カズハ 上司 うぇいとれすとやらのイロハ、手取り足取りよろしくでござる! ミラ 飼い主(?)兼姐御 狩りは楽しいでござるな!そしてその干し肉は頂くでござるよ! 貸借物(お金も含む) お金と呪符はレスターと共有 スキル Lv - 種族スキル - - コンバットマスタリー - ウェポンマスター - 自動取得スキル - - ボルテクスアタック - トルネードブラスト(封印) - サヴァイブ(封印) - ファミリア(封印) - キャリバー(封印) - インテンション(封印) - フードレシピ(封印) - エンサイクロペディア(封印) - ダンシングヒーロー - - クラススキル - - ソードマスタリー - カバーリング - ウェポンルーラー 1 スマッシュ - コンバットセンス - ファーストストライク - アーマーブレイク 5 トゥルーブレイク - レイジ 2 ナローシェイブ 2 カリキュレイト - フェイドアウェイ - インデュア 1 ソウルバスター - クローズショット - ダブルショット - ラーニング - ファストイート - エンカレッジ - アームズロジック:長剣 - ハイパーゲイン - ファイティングロウ - ツインウェポン - ディフェンスライン - ウィップマスタリー - スネイクビート - トライヒット - ウィップアロー 1 イモータルブラッド - -
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1.キサラギの すごい 新兵器 俺はその日、ナービスのMT部隊の殲滅という、まぁ今の時期ならよくある依頼を受けていた。 敵の数は多かったが、幸いながら戦地は岩が点在する渓谷内であり、強風による砂埃によって視界が最悪であるため、 物陰に隠れながら攻撃する機会をうかがい、チャンスとあらば愛用のスナイパーライフルを撃ち込み、また物陰に隠れるという そんな少々セコくとも堅実な戦い方で、ゆっくりではあったが着実に敵の数を減らしていった。 これなら垂直発射型ミサイルでも持ってくりゃよかったな、なんてことを呑気に思っていたところに 頭部CPUの音声が響いてきた。 「南西の方向より敵の増援を確認。重武装を施したMT3機」 その言葉は俺を焦らせるには十分だった。 目の前で相手にしている敵のMTは北東にいる、つまりは挟み撃ちにされるということを示していた。 ミラージュ「レイヴン、この後すぐに我々の部隊がそこにたどり着きます」 助かった、そう思った途端に冷や水を浴びせかけられた。 ミラージュ「すぐにそこにいるMT部隊を排除してください」 期待した俺が馬鹿だった。限界まで戦ってもいないというのに助けてくれるほど企業は甘くはない。 要するにさっさと露払いをしろということだ。 通信が終わると、こちらと同様に岩に隠れていた前方のMTが向かってくる。 左右の二手に分かれ、隠れている岩を迂回するように迫ってくるMTに対して俺は確信した。 ああ、畜生、完全に挟み撃ちにするつもりだ。 少々のダメージを覚悟の上で前方の敵を排除することを決め、OBを噴かし、岩とすぐそばまで来ていた敵を飛び越え左前方へと飛び出す。 岩に隠れていたことは敵を飛び越えたあと、十分な距離を引き離す効果もあったようだ。 俺が攻撃を回避した結果の同士討ちを恐れてか、右手側より先行していた左手側のMT3機の後方に着地。 移動しながら旋回、スナイパーライフルで撃ち抜く。 もちろん敵も大人しくはしていない。すぐさまこちらに向かい、射撃を加えてくる。 距離こそあるが半ば集中砲火に近い形、やはり被弾は避けられなかった。 こりゃ修理費かさむな、オイと思いながら攻撃する敵を一体一体に絞り、着実に敵の数を減らしていった。 なんとか敵を片付けたころ、例の報告の重武装型のMTだろう、レーダーに新たな機影が3機映った。 いまだにスナイパーライフルの射程にはないため、攻撃を控え、OBとブーストによって消費したエネルギーを回復させようと 一旦後退をし始めた俺にまた新たな報告がはいった 「南西の方角より新たな機体1。高速で接近中」 最悪だ。高機動型のACかMTか知らんがそいつに近接攻撃させ、後方から重武装のMTが攻撃するって寸法だ。 だがその新たな機体がレーダーに映った瞬間、レーダーからあっという間に1つの光点が消えた。 続いて一つ、また一つ、とその機体以外のMTは撃破されていった。 味方か、もしくは第三の勢力かと思ったがMTが破壊されたすぐ後にこちらに通信もなく、謎の機体は 戦場から姿を消した。 ミラージュ「ご苦労様でした、レイヴン」 「さっきのはあんたたちの差し金か?」 その可能性は低いとは思いつつも依頼主に尋ねてみた。 ミラージュ「増援のMTを排除したのはこちらでも詳細は捉えていません。少なくとも当社とは無関係です」 まぁ余計な戦闘をせずに済んだと思っておけばいいか、と俺は楽観的に考えることにした。 依頼を終えた翌日、リポートとコンタクトメールが送られてきた。 『ナービスの防衛拠点撃破』 『キサラギ製販売パーツ追加のお知らせ(送信者:キサラギ)』 リポートのほうは俺が処理した依頼の件だろう。 もしかしたら謎の機体について何らかの情報があるかもしれない、そう思った俺はまずリポートのほうから読むことにした。 「渓谷に防衛拠点を置いたナービス社の防衛戦力が敵対するミラージュ社が雇ったレイヴンによって 壊滅させられた。ナービス社はこの防衛拠点を失ったことで戦線の後退を余儀なくされることとなった。 また、所属不明の機体が紛れ込み、ナービス社のMTを破壊していった模様。 MTの残骸からレーザーブレードと射突型ブレードを装備した機体であることが推測される。 レイヴンズアークにはそのような装備の登録機体はなく、謎は深まるばかりだ」 リポートはそこで終わっていた。 もしリポートのとおりならずいぶんとピーキーなアセンブリだ。高機動で接近戦闘しか行えないブレードを両手に、 しかも片方は射突型ときたもんだ。 なんにせよ、これ以上の情報は現時点では調べても出てこないだろう、そう判断した俺はキサラギからのメールに目を通した。 「日ごろからわが社の依頼に対し、十分な結果を残しているレイヴンにのみ、このメールは送信されています。 わが社より、対象レイヴンに限り、新たなACパーツの販売を行います。 頭部パーツ 追加 1 椀部パーツ 追加 1 脚部パーツ 追加 1 FCS 追加 1 インサイド 追加 1 エクステンション 追加 1 肩部装備 追加 1 右手装備 追加 1 左手装備 追加 1 以上9種の追加です。 ショップにてご確認ください」 思えば俺はキサラギの依頼を他の企業より優先的に受けてはいる。キサラギの依頼は新型の兵器などの実験が多く、 その依頼は弾薬費や機体修理費が向こう持ちのためだ。 キサラギのパーツはとにかく個性的だ。使うかどうかはともかく、興味本位で俺はショップへと新しいパーツの確認に向かった。 ……そのラインナップに俺の戦闘スタイルは大きく影響されることになるとは、その時にはまったく想像できなかった。 脚部パーツを見た俺は唖然とした。 そのパーツの外観はミラージュのDINGO2にそっくりであったためだ。 違う点といえば股間部分から大きく斜め下に張り出した、妙に太い棒状の部分。 その部分によって冷却性能が向上し、またバランサーとしての機能があるために各安定性能が向上しているとのことだ。 その名も『TINCO2』。ミラージュのように長い型番ではなく、ほかのキサラギのパーツと同様にそれだけの名前であった。 名前と外観、二重の意味でそのまますぎるパーツはしかし、驚くべき機能が搭載されていたのだった。 俺はとりあえずその脚部パーツを購入し、機体テストを行った。 そして知ることになる。あの渓谷での謎の機体の正体と所属する勢力、その目的を。 「そうか、そういうことか……」 すべてを知った俺はこみ上げてくる笑いを抑えることができなかった。 2.燃え上がる すごい アグラーヤ キサラギから一部のレイヴンに対して発売されたACパーツのうちの一つを装備し、依頼をこなしていた俺は その効果をようやく十二分に発揮できる敵と巡り逢えた。 「所属不明の機体急速接近中」 ミラージュから依頼を受け、実行に移していた敵施設の破壊が半ばに差し掛かったころ、無機質なCPUの音声が敵の出現を告げた。 その機体はすぐにレーダーに映り、それ以降もすさまじい勢いで接近し、肉眼でその姿をはっきりと見ることができる位置にまで近づき、動きを止めた。 外観は黒いボディカラーにところどころ赤い点が見られる。そんな色であるためか、機動にふさわしく、スリムな印象を受ける。 ?「配備してあったMTをほとんど無傷で全滅するとはな……久々に骨のある相手と戦えそうだ」 通信の声は女、しかもまだ若い。 通信を終えるやいなや、その機体はすぐに攻撃に移ってきた。 その戦闘スタイルは敵に張り付いて絶え間なく攻撃を続けてくるものだ。 相手の名前も添えて、その判断と同じ内容をCPUは伝えてきた。 「パイロットネーム、アグラーヤ。ACネームはジオハーツです。 『赤い星』の異名を持ち、接近戦を仕掛け、苛烈な攻撃を行うのを得意とします。 距離をとり、遠距離攻撃で戦うことを推奨します」 ただ、そんな助言は俺の耳には届かなかった。 あの機能を存分に使ってやる、その思いしか俺の胸中にはなかった。 アグラーヤ「な、何!?」 すさまじい勢いで各種武装をパージし始めた俺の機体を見てアグラーヤは驚愕の声をあげた。 アグラーヤ「……ははっそうか、装備を捨てて軽量になれば逃げられるとでも……私がその程度の腕とでも思ったか!」 誰もがそう判断するだろう。椀部と肩部の武装をすべてパージした相手に戦意など残っているはずはない。 武装が他にないならば。そして外観上まったく武装しているなどと思えないならば、それはなおさらだ。 そう、唯一キサラギが開発している「射突型ブレード」。 TINCO2の"2"というのは二番目の改修型のパーツという意味ではなく、二段構造であることを示していたのだ。 そして、このパーツの実験を行ったのが先日の渓谷での事件、もちろんその機体はキサラギによるもの。 この機能を活かすために用意された高機動の機体、破壊されたMTの様子、 キサラギは新型ACのテストを度々行っていること、そしてそのACは高機動のものであったことから考えても間違いないだろう。 もし、俺が新型ACのテスト依頼を受けていなかったら、こんな風に貫かれていたのは俺だったのかもしれない。 当然、どのレイヴンがそのACテストを行ったかは開発者は分かっているはずだ。そして優れた研究データを残していることも。 そんな相手を撃破したとしても実験データの提供主がいなくなり、失敗したとしても面識がある以上、こちらの機嫌を損ない、 結果としては同じことになる。 実験対象をMTのみにしたのは、おそらくそういう判断の下だ。 俺の行動に怒りを覚えたアグラーヤは一層攻撃の手を激しくした。とても回避しきれないほどの距離、そして射線の角度を確保していた。 アグラーヤ「どうした!?逃げないのか!?」 CPUから機体ダメージが50%を超えたという警告、機体温度の上昇。 だが俺は逃げるどころかアグラーヤに逆に突撃を行った。 アグラーヤ「自殺でもする気か……このレイヴン……!」 動揺したアグラーヤ、それによって機動の動きが鈍ったのを俺は見逃さなかった。 「さぁ、その真価を発揮しろ!TINCO2!」 その叫びと同時にTINCO2の股間から伸びた棒状の部分が光輝き、斜め下へと垂れ下がっていたのが急激に真上に伸び上がる。 アグラーヤ「え、ちょ、ちょっと待っ」 そう言いきる前にレーザーブレードと化したその棒状のモノにアグラーヤの機体、ジオハーツは切り裂かれた。 しかし……TINCO2はこれで終わりではなかった。 「まだだ、これからが"本番"だ!」 武装をパージし、自由となった腕でもってジオハーツを抱きしめる。 アグラーヤ「し、しまった!」 おそらくはこのまま切り刻まれる一方だと思ったのだろう、機体をメチャクチャに暴れまわさせていた。 このパーツの開発者が他の企業だったなら、レーザーブレードまでだっただろう。 だがキサラギは、キサラギだけはさらに機能を追加することが可能だったのだ。 「さぁ、味あわせてやる、コレがTINCO2の"2"の意味だ!」 スティックの中心から穴が開き、鉄杭が打ち出される。何度も、何度も。 アグラーヤ「だ、だめっ!機体温度がとんでもない数値に……!」 レーザーブレードを浴び、射突型ブレードで連続して突かれ続ければさもありなん。 装備していた武器を何とか機体の間にねじり込ませ、こちらを引き離すとすべての武装をパージ、 背を向けて一目散に逃げ出した。 アグラーヤ「覚えていろっ……!この屈辱は必ず……!」 赤い星の異名どおり、機体の一部は赤熱し、そしておそらくは搭乗している本人の顔も真っ赤になっていることを想像して 俺は愉快でならなかった。もちろん、愛機と同様に俺の股間もそそり立っていた。 その日の夜、トップランカーであるジノーヴィーからコンタクトメールが送られてきた。 文面はこんな感じだった。 「私でさえまだだというのに……貴様は必ず私の手で消す」 あら、もしかしてカップルだったの? ついでに上位ランカーのジャック・Oからもメールがあったが同様の内容だろう。 これは後にして、俺は他のパーツを有効に使うためのアセンブリと状況のシミュレーションを頭の中で練っていた。 第2話『懐かしの すごい 投擲武器』 アグラーヤをTINCO2の隠された機能を使うことによって撃退した俺は あのときに追加された他のACパーツのテストを行っていた。 その結果得たのはどれもこれも特定の状況下では極めて有効ではあるものの、その反面使える状況が 通常のものにくらべると著しく限定されている点だ。 先の戦いで大きな戦果を残したTINCO2も、相対距離がほぼ0でなければ使うことができず、距離をとろうとする敵には こちらから積極的に近寄らなければならない。神業ともいえるほどの操縦術があれば別なのだろうが あいにく俺はそういったものは持ち合わせていない。もともと高価なパーツであるDINGO2を元にしているために 値段も160000cと高く、修理費も相当なものになる。被弾をある程度覚悟しなければならない攻撃スタイルであるのだから 金が大事なレイヴンにとって、これは相当な痛手を覚悟する必要がある。 何よりあまり男に対して使う気にはならない、というのもある。また相手の脚部がタンクやフロートだとあまり雰囲気がでない。 まぁこの二つは俺の好みの問題なんだろうが。 そういった使いにくいキサラギの新製品の中で、汎用性をそれなりに持ったものを俺は見つけた。 左手装備である「ARAHABAKI」アラハバキ、と読むのだろう。知り合いのレイヴンに聞いたところ、キサラギのパーツ名は 神話やそれに関するものからつけられているそうだが、そういう関係に疎い俺はこの名前から、どんな特徴を持つのか 想像できなかった。 だがそれは問題にはならなかった。使い始めればその名前がどうしてつけられたか俺にはわかったからだ。 おそらく本来の語源のものとはあまり関係がないのだろうが。 俺はこの武器を愛用することにした。通常の射撃武器と違い、弾道が緩やかな放物線を描く。 そういった特性のため、角度のつけ方次第ではかなり遠くに飛ばすことができる。 同種のパーツは他にないことから、比較はできないのだが、相手に熱量を与えるという点では バズーカにも引けをとらない性能があった。 それに分散型であるために命中率も悪くない。 そんなわけで通常のミッションにも携行していけるのがこのパーツの強みだった。 だがやはり、それだけでは済まないのが新開発のパーツ郡だ。俺はしばらくしてから射撃タイプが変更できることを知り、 そしてまた女性レイヴンの登場を待ち受けていた。 コイロス湖、キサラギ湖上施設の中心部分に俺は陣取っていた。。 キサラギは、何者かが湖上施設を破壊しようとしているとの情報を得たらしい。 情報が誤りである可能性はあるが、たとえそうでも報酬は支払われるとのことだ。 その点も含めて、俺は懇意にしているキサラギからの救援ともいえる依頼にすぐさま応じた。 湖上ではあるが足場は十分に確保されており、ましてこちらは防衛側、気をつけていれば落ちることなどまずない。 装備はフロート脚にスナイパーライフル、肩部に5発同時発射型ミサイルと高機能レーダー、左手にはあのARAHABAKIを装備していた。 湖上の施設を攻撃するとなれば相手はおそらく、艦艇か航空機、そしてACであるならばまずフロートタイプであることが予想される。 どのタイプの相手にも対応できるように装備を整えてある。俺はある程度の余裕をもってレーダーをのぞいていた。 そうすること30分、襲来の想定時間より10分を過ぎたころ、レーダーに赤い光点が2方向から同時現われた。 高い位置にあるこの施設の上にいる俺の機体と同高度ということは敵は少なくとも航空戦力は投入しているようだ。 レーダーに映っているということはスナイパーライフルの射程内であることも意味している。 俺はスナイパーライフルを片方の光点の方向に向け、サイトを移動させながらFCSが敵を捉えるのを待つ。 ロック完了の赤い枠に切り替わったところで射撃を行う。まっすぐにこちらに向かっている敵と弾速の速い スナイパーライフルの特性もあり、弾丸は外れることなく命中、まず1機撃墜することに成功した。 敵は3機編成であるため、まだ二機残っており、後方には同じように3機編成の航空機が向かっているだろうことが分かる。 相変わらず俺は挟み撃ちにされやすい男だ、と考えている間にも敵は向かってくる。 片方の編隊を片付けおわったころには、すでに後ろからミサイルが容赦なく襲い掛かってくるほどの距離だった。 それと同時にこちらより下の高度であることを表す黄色の光点が複数表れる。 速度からしておそらくは艦艇、ついでに言うなら攻撃側の本命はこっちだろう。強力な垂直型ミサイルを施設に降り注がれてはたまったものではない。 手早く航空機を落とさなければ。 まとわりつく航空機に翻弄され、艦艇の集中攻撃を受けるなんてそら恐ろしい話だ。 航空機、と言えば高機動なことが売りとおもうがどちらかというと地形に関係なく行動できる移動砲台といったほうが 正しいだろう。攻撃はどこにそれほどの武装を積んでいるのかと思うほど際限なく行ってくるが 攻撃の回避は苦手な部類に入る。ましてや高機動型のACに比べるべくもない。 コアのミサイル迎撃装置もあいまって、俺が受けたミサイルは二発のみ、他には機銃による若干のダメージだった。 おそらくはACなどいないとタカをくくっていたのだろう。一度に攻めてくればいいものを、戦力の逐次投入などをしたおかげで 敵は自分たちが攻撃する前にこちら側に潰されるというパターンを繰り返していた。 まぁどれも無人機だ、失敗したとしても大して痛みは無いだろう。施設を破壊できれば儲けもの程度に 考えていたに違いない。 そんな俺の考えはやはり間違っていた。何でこう世の中は楽に進ませてくれないのかね。 だが俺のそんな愚痴はその機影を確認して一瞬で吹き飛んだ。 CPU「敵AC出現、機体名『サンダイルフェザー』パイロットネーム『プリンシパル』。 遠距離武装を中心に、バランスよく構成されたフロート機体。 ミサイル攻撃により相手を……」 そんなことは聞かずとも分かっている。あのレイヴンこそがこのARAHABAKIの隠された機能を最大限に活かす存在であり、 俺が誰よりも敵として捜し求めていたレイヴンだからだ。 相手の戦い方は遠距離攻撃中心で組み立てられ、近距離ではライフル程度しか攻撃手段を持たない。 そう、ARAHABAKIにとっては都合の良い相手だった。それはただアセンブリの相性だけでは決して無い。 LOCKEDの警告と同時に敵ACからミサイルが飛んできた。垂直型が二発、エクステンションのミサイルが正面から襲いかかる。 こちらはOBを噴かし、相手の側面に回るように接近、ミサイルを同時に回避した。 相手もこちらの動きは読んでいるようで、すぐさまライフルでの攻撃に切り替え、射撃を行う。 こればかりはフロートであるがゆえの慣性によって、機体の切り替えしができないために 幾分か被弾せざるを得なかった。 だが、すでに奴は俺の……ARAHABAKIの射程圏内に入り込んでいる。 俺はARAHABAKIのモードを弾丸型からジェル型へと変化させた。 後退するより、すれ違うことで距離をとろうと考えた相手はこちらの左側をすり抜けるように通りすぎていこうとした。 その行為がさらに自分を追い詰めることになるともしらず。 俺としては相手に照準を合わせる必要もなく、そのまま発射するだけで済んだのだから。 トリガーを引いた瞬間、すさまじい勢いで拡散し、相手の機体に降りかかる白濁のジェル。 実際は打ち出された瞬間、中空で弾丸がはじけているようだが肉眼ではまったく見えない。 その粘性はそれほど高くないため、相手の機体をゆっくりと垂れ落ちる。 弾丸で打ち込むわけではないので直接的なダメージは少ない。だが与える熱量は通常よりも さらに大きく、そして与えるのは何も物理的なダメージだけでは…… プリンシバル「い、いや……何よ何よこれぇ!?」 機体の熱が一気に上昇してオーバーヒートになっていることに驚愕を覚えているのだろう。 酷く困惑した声が戦場に響く。 「何に騒いでいる!見たことのない弾道だからか!?機体熱の上昇具合か!?ははは、何だ言ってみろ!!」 ああ、最高だ。少し俺のほうも出始めてる。 「そうだ、今度はその縦ロールにかけてみるか!?なかなか落ちないだろうなぁ!」 プリンシバル「う……気持ち悪い……!変態!!変態!!変態!!変態!!」 「プリンちゃん……」 まぁ変態を四度言われたらそう返すべきだろう。攻撃の手は緩めないが。 次々と白濁液を浴びせられ、機体全体から熱い反応を見せている。 『貴方の熱いのをかけられて体が火照っちゃう』そんな感じで。 周りをランダムに動き回る俺を捉えきれずに何とか距離をとろうとしているものの、 もうエネルギーも尽きたのだろう、ブーストを使うこともできず、ただひたすらぶっ掛けられるしかない様は 嗜虐的な欲求を満たすのに十分だった。 プリンシバル「いや、もういやぁ……」 そろそろ潮時だろう、機体各所から火花が散るより先に俺は攻撃の手を止めた。 「まだ……試したいのがあるんだ……今は持ってきてないからまた後で……」 プリンシバル「お、覚えてなさい……絶対に許さないわ!この変態!!」 最高の賛辞に俺は身を震わせた。もちろん銃口はそらさず、相手に「去れ」という合図を送る。 相手が領域外に離脱したのを確認した後、少し息を荒くしながら俺は湖上施設へと戻った。 後で聞いたことだがARAHABAKIは荒覇吐、荒吐などと書くらしい。確かに荒々しく吐き出している様をみて、 なるほど、良いネーミングセンスだと俺は感心しきりだった。 「愛用させてもらおう……左手はお前の指定席だ……」 戦闘の高揚から幾分冷静になったためか、そんなことを思わず口にしてしまうほど、俺はARAHABAKIのことが気に入ってしまった。 CPU「通常モードに移行します」 それ以上の敵の増援はないことを確認し、戦闘モードを解く。 今日もいい仕事をし、俺は上気分だった。まぁ少々の失敗を犯したが次に持ち込まなければそれでいい。 戦場から得た教訓を明日に活かすことがレイヴンとして生き残るのには欠かせないことだ。 今度から替えのパンツを持ってこないと。 第3話「初めての すごい アリーナデビュー」 その日、俺はメイから連絡を受けて依頼の手伝いを行っていた。 メイというのは知り合いの女性レイヴンだ。 性格は天衣無縫。おおよそレイヴンにはなかなか見られない性格だ。 まだ駆け出しでランカーレイヴンというわけでもないし 経験が浅いゆえに判断が甘いところがあったり、ACのアセンブリにまだ確固とした思想はない。 もちろんあったとしても彼女の資金からは実現するのは困難だろう。 そんなために装備は速射性に優れたライフルと多段ロック式ミサイル、ブレードにレーダーという、いわゆる初期装備に 毛が生えた程度のものでしかない。 馴れ初めは彼女がキサラギの依頼を受け、施設の異常を調査、解決を図っていたところだった。 結果から言うとその依頼は失敗、他の依頼を受けていた俺が帰りに後詰のような形で参加し、何とか 始末をつけたというものだ。それ以来、何かしらにつけて馴れついてくるようになってしまった。 メイに助けを求められて向かった先は広大な砂漠。そこに駐屯する部隊の殲滅が仕事だった。 報酬は折半、弾薬費用や修理費は個々で処理というので若干旨みはないものの、本来1人で行う依頼を 2人で行うため、難易度はずっと低くなっていた。もちろん、使う弾薬も被弾回数も1人の場合よりもぐっと減る。 企業側もアークも問題を解決するだけならレイヴンがどんな手段を取ろうとも不問に付す。 たとえ1人のレイヴンに紹介された依頼でも複数の人数でもって取り掛かるのはルール違反ではないのだ。 安全を買えるというならレイヴンは金を惜しまない。それは駆け出しであるメイにも良く分かっていた。 ただ、それでも信頼できるほどの関係を持ったレイヴンの知り合いなど、この時代にはそうそういない。 俺のような知り合いは他にもいるらしい。俺だったらそんな知り合いは作れないだろうし、作りたいとも思えない。 関係を維持する自信もないからだ。 そんな知り合いを作ることができ、関係を維持できるのも、一種の才能だ。 メイはそんな天与の才能を持っている、稀有な人物だ。本人は気づいていないのだろうが。 だからといって隙だらけというわけでもないのが油断ならないところだ。 そういった才能と同じ程度に慎重でもある。 彼女はレイブンとなるためのテストの最中に一緒にテストを受けた者が命を落としたという経験を持つ。 それ以上に彼女を驚かせたのは、死人が出たというのに何の動揺も見せず、試験番号と死亡を伝えるのみという 試験官のあまりに冷静な受け取り方だった。自分の命の扱われようもそれと同等なのだと分からないほど 彼女は子供ではない。天衣無縫なわりに慎重であるという一見相容れない特徴はこうして作られたのだろう。 もちろん、これは俺の推測以上のものではないが。 依頼も無事に片付け、ともに輸送機のハンガーに吊り下げられて帰る途中 メイ「もしもし、聞こえるー?」 彼女から無線で連絡が来た。 2人の機体の専用回線であるために他の人間には一切伝わらない。つまり、これから私的な話をするということだ。 「なんだい、話ならACに降りてからでもいいだろう」 俺はあまり無線で話すのが好きじゃない。音声もノイズが混じるし、仕事であるという気分が抜けず、リラックスできないからだ。 仕事場の制服を仕事が終わった後も着続けるのを嫌がるのと同じ感覚だと思ってもらって構わない。 「回線を遮断するという逃げ道がないから嫌」 何かしただろうか、と俺が思案を巡らせると本人から直接伝えてきた。 「女の子相手に、普通あんな武勇伝語る?」 ああ、そうか、俺は彼女と以前うどん屋にいって色々と話し合ったのだが 件のキサラギ製ACパーツの戦果を得意げに話したのだ。元々そんなつもりはなかったのだが 妙なテンションの一団が……いや、きしめんで何故か盛り上がっている1人の男がいたために つられて話をしてしまった。もちろん、メイはその間中ジト目で下を向いたまま、 「はぁ……そうなんだ……」と生返事をするだけだった。今思うとセクハラ紛いだった。 「ごめん、謝る。反省はしないが」 変態、と小さく呟いた声を俺は聞き逃さなかった。まぁ俺にとっては褒め言葉だ。 「とりあえず聞くだけ聞いてやる。でも手短にな。仕事終わりで疲れてるんだ」 そういわれてどう話を進めるか考え込んでいたのだろう、「ん~」と少々間延びした思案の声があってから、彼女は話を切り出した。 「結論からいうと、今度のアリーナで勝てるように戦術やアセンブリのアドヴァイスをしてほしいんだ」 「自分のスタイルを磨き上げればいいんじゃな……」 そういいかけた俺に同一人物とは思えないほどドスの聞いた声が届く。 「それだけの資金があるとお思いですか?ねぇ?」 「……まぁそうだわな」 といっても、それなりに見返りがなければ教えるのも損だ。知識や経験に基づく分析は レイヴンにとっても一財産であり、無償で提供するわけにはいかない。 「タダってわけにはいかないな、何かしら報酬がないと」 「え、ええっと……その、一応決めてはおいたんだけど……」 恥ずかしがるような戸惑い方に少し惹かれた俺は急かすことなく、本人が言うのを待つことにした。 「私とその模擬戦闘を好きにできるっていうのはどう……?」 それは夢のある話だ。 「……どこで?」 「訓練施設で」 アドヴァイスといっても何もどんな状況でも同じことが言えるわけではない。 対戦相手や対戦する場所、本人の得意とする戦術によってそれはいくらでも変化するものだからだ。 俺たちは機体から降り、手短な喫茶店で席をとった。チェーン店なのであまりそれっぽい 雰囲気もなく、2人の関係にはちょうどいい。 「まずは対戦相手から聞こう」 「アモーだよ」 分かりやすい奴と当たったな、おい。 「基本的にはロケットが当たる近距離での戦闘を好むレイヴンだな。それ以上の距離をとれば、ロケットは そうそう当たらん。てかあいつそんなに強くないぞ、多分お前の機体構成と腕でも楽に勝てる」 俺も以前、実際奴とやりあったが一発も被弾はなかった。 「……なんかやたら強そうな紹介文なんだけど、それはなぜなのかな」 メイは携帯型のコンピュータの端末を見て眉をひそめた。 俺が見たときは腕前はまだまだといった感じの評価だったのだが、それとは全く違った文章に仕上がっていた。 いつの間に腕を上げたのだろうか。俺と戦ってからそんなに日は経っていない。少なくともこの文章のとおりの 腕前になっているというのなら驚異的な成長スピードだ。 「んー……奴はロケットのみの機体構成なわけだな、未だに」 「そうだね……でもそっちのほうがかえって不気味だよ」 ロケットはロックオンができない代わりに連射性、威力、熱量、重量とどれも優れた武器だ。使いこなせるというなら これほど強力な武器もそうはないだろう。 「わかった、ちょっと俺に考えがある。勝ちたい、その気持ちは変わらないな?」 もちろん、といった顔でメイは頷く。 それを確認した俺はガレージへとメイを連れて行った。たとえロケットであってもすべての武器に共通して言えるある弱点までは 補えない。俺がメイに貸し与えようというのはその点を突いたキサラギの新製品だった。
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【キサラギ(如月 姉音)】 キサラギ(本名:如月 姉音(きさらぎ しおん)) 年齢:17歳 性別:女 容姿:[キサラギ]髪を金髪にし、ニット帽を被り、服装は黒色のTシャツとジーンズ。 男子のように見える。 [如月 姉音]叶音、虹音が少し大人っぽくなった感じ。 髪は後ろで縛っている。 性格:[キサラギ]叶音の男子口調と虹音の無愛想が混ざった感じ。一人称は「俺」。 [如月 姉音]普通の優しいお姉さん。 一人称は「私」。 武器:一期一振(太刀) 能力:①キサラギの術(姉音の術) 一瞬にして服装、髪の色などをすべて変える術。 ②妹達の術 叶音、虹音の能力「空間移動」「身替治癒」「遊閃」を 使用できる。 英雄:英雄団の伝説と謳われる団長。 優しき団長の「太陽の姿」と鋭く恐ろしい「月の姿」がある と言われている。 「キサラギ」と「如月 姉音」が同一人物だということは今 のところ誰にも知られていない。
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ヴェルンハント「ここに来るのも何度目だろうか…」 ここはコイロス浄水施設、ここで俺の最高の相棒、トラッシャーは死んだ。 トラッシャーとはずっとコンビを組んで依頼を受けて来た。そしてあの日も二人でここに来た。 だがそこでACと戦闘になり、トラッシャーが死に、俺は無様に撤退した。 俺の機体は生き残る事に全てを賭けた機体なのに対して、トラッシャーの機体は豊富な積載を持つ攻撃型の機体。当然と言えば当然の結果だった。 居ても立っても居られず、次の日にトラッシャーを殺したあいつに対戦依頼をして返り討ちにあった。 そしてあいつも、ほんの数時間前に、ジノーヴィを殺しトップランカーになり、旧世代兵器を破壊するといった圧倒的な功績を上げた直後に、特攻兵器の盾にされて死んだ。 今思えばあいつを恨んだ事はお門違いだったのかもしれない、どんなに強くても、あいつも依頼を遂行するだけのレイヴン。結局あいつは完璧に依頼を遂行しただけだ、命まで投げだして。 キサラギ操縦士「ヴェルンハント、まだここは特攻兵器飛来まで少し時間がある。既に職員も全員退避させた。残っているのはお前だけだ…それでも…」 ヴェルンハント「俺の相棒はここで死んだ、死んでもあいつは俺の相棒だ。」 キサラギ操縦士「そうか…気が変わったらアークや各企業に安全な場所の確認を取って避難しろよ。もっとも、既にアークの情報も不確かだがな…」 ヴェルンハント「…」 キサラギ操縦士「俺はAMIDAの世話が在るんでな、せいぜい天国へ行ける事を祈ってやるぜ」 ヴェルンハント「…」 正直死ぬ覚悟が出来ていたとは断言できない。コックピットの中では冷や汗をダラダラ垂らしていた。 だけど、アークに帰ってもトラッシャーは居ないし、あいつも特攻兵器の盾になって死んだ。 俺もあいつらにあやかりたいって気持ちが大きかったんだろう。自殺行為への動機付けには余りにも小さな理由だが、なんだかそうしなければならない気がしていた。 ヴェルンハント「もしもし…こちらグレートデン…」 ヴェルンハント「…」 誰もいない、当たり前だ。ここに居ればもうすぐ死ぬんだから… ヴェルンハント「…こちらグレートデン…」 キサラギ操縦士「…こちらルシャナ、まだ居たのか」 ヴェルンハント「…」 キサラギ操縦士「まだ間に合うぞ?良いのか?」 キサラギ操縦士「…」 キサラギ操縦士「本当に死ぬ気かどうか知らないが…ギリギリまで付き合ってやるぜ…」 ヴェルンハント「…お前はそんな事をしてていいのか?」 キサラギ操縦士「もう世界は特攻兵器で目茶苦茶だ、少しくらい失踪したってな…」 キサラギ操縦士「…本当にここを守るつもりか?お前は確実に死に、ここもきっとぐちゃぐちゃの歪な世界に早変わりさ…」 ヴェルンハント「…そうだろうな…」 想像してみる、ACが壊される感触、辺り一面ぐちゃぐちゃのでこぼこになった中で死ぬ感触。 キサラギ操縦士「あくまで俺は技術屋だからな、偏屈な発想しかできないし、傭兵とやらのドライな感性も持ってないから、お前を他人事と割り切れないんだな…」 ヴェルンハント「…そうか…」 それから少しの間、キサラギ操縦士と色々な事を話した。 場違いな兵器の話で盛り上がり、ちょっとした企業への陰口で意気投合した。 だが時間はすぐに過ぎてしまう キサラギ操縦士「そろそろ…俺の方が間に合わなくなる。俺は死ぬつもりはないからな…」 ヴェルンハント「そうか…判ったよ」 ヴェルンハント「俺は…やはり残ろう…」 キサラギ操縦士「そうか…」 キサラギ操縦士「じゃあな、健闘を祈る!」 ヴェルンハント「ありがとう、じゃあ元気でな、今度はいっそ空飛ぶAMIDAでも作ってくれよ!…」 ヴェルンハント「…ぼちぼち…時間かな…」 機体を戦闘モードに移行し、コックピットを確認する。 死ぬと判って何故戦闘モードを起動するのか、少し疑問に思ったが、レイヴンとしての経験がその疑問を頭の中で打ち消した。 完璧なコンディションだ、万全な機体に対して奇妙な嬉しさが込み上げて来る。 これで良い、これで良い、勝つ為ではない、何の為でもない。 そしてふと見上げると、多数の何かが飛来してくるのが見えた。 迫り来る大量の特攻兵器、右手のパルスライフルを乱射して直撃を避けようとするが、圧倒的な数の前にヴェルンハントの回避に隙が出来ていく。 一度隙ができてしまうと、そこに大量の特攻兵器が衝突して、もう特攻兵器を避ける事はできない。 ヴェルンハント「トラッシャー、俺はお前の敵討ちもできなかったよな」 左手のシールドを展開し特攻兵器の攻撃を緩和しようと試みるが、圧倒的な力の前にシールドはあまりにも頼りない存在だった。 ヴェルンハント「レイヴンでも無い奴に殺されるというのは、かっこよくないよな…」 ヴェルンハント「羨ましいぜ、相棒…もう少しでそっちに行けそうだ…」 特攻兵器に向かってシールドを掲げるヴェルンハント。その数秒後には、ヴェルンハントの機体は爆散していた。 誰も居なくなったコイロス浄水施設に、特攻兵器の雨が降り注ぐ。まるで、ここで死んで行ったレイヴン達を退屈させたくないかの様に、特攻兵器は降り続けた。 --------- かつてビルであった物を、乱雑に散らかして片付け忘れた、そんな感じの町が在った。 そこらじゅうの建物は崩壊し尽くしており、人の隠れている気配すらもなくなっていた。 パーム・パーム「これは…」 一つのACが降り立つ。機体名はリコンシルシェイク、両手にバズーカを持ち、軽量高速機でありながら装甲を併せ持つ機体。左手のバズーカをパージすると右バズーカとブレードで襲いかかる戦法の機体である。 パーム・パーム「ここも全滅か…次を当たろう…」 今世界は謎の特攻兵器により壊滅状態だ、多数のレイヴンが死に、それとは比べ物にならない程沢山の人々が犠牲になった。 それでも彼は、ACに乗り、ただひたすら生き残りを探し続けていた。 パーム・パーム「ここもかッ…」 リコンシルシェイクは次のポイントに向かおうとブーストを吹かし始めたが、不意にブーストを止めると、斜め後方に振り返った。 パーム・パーム「瓦礫の山が…動いてる?」 パーム・パーム「待ってろ今助ける!」 そういうとACの手を器用に使い瓦礫を退かして行く。 見えてきた物は衝撃的な物体だった。 それはどうみても…ACのコアだったもの…だった パーム・パーム「今助けるぞ!」 機体から降りると、そのコアのハッチを落ちていた鉄材でこじあけた。 パーム・パーム「まだ、息はある…待ってろよ…」 満身創痍で意識の無い、名前も知らないレイヴンを背負って、彼はリコンシルシェイクに乗り込むと猛スピードでアークのガレージに向かう。 アークの医療設備を使えばこのレイヴンはすぐに適切な治療を受けられる筈だ。 パーム・パーム「もう少しだぞ…頑張って…生きるんだ…」 何故彼が特攻飛来後に救助活動に手を焼いているのか、それはきっと本人にしか判らない。 だが、少なくとも今の世の中では戦闘など余りにも無意味な世界だった。 各勢力は全て軍事的に大打撃を受けた。もう企業間の紛争を起こすような火種すらない。 また、特攻兵器によってレイヴンの数が減り、さらに主のジャックが逃亡した事によって統率力を失い、アークはその設備のみを残し霧の様に消え去ってしまった。 アーク、今思えば自由なレイヴンの自由と独立を保証するという規約にすら、綻びの種は在ったのかもしれない ここは…ベット… 俺は…当然寝ている… …だが今起きた… ヴェルンハント「…生きてる?」 ヴェルンハント「…俺は特攻兵器の盾になって死んだんじゃ…」 どうも腑に落ちないが、全身の包帯が特攻兵器の盾になったという事実だけを教えてくれた。 ヴェルンハント「そっか…あの雨の中…生き残ったのか…」 ヴェルンハント「…」 ヴェルンハント「…こうなるんだったら…死に際のあの気持ちは…少し勿体なかったぜ…」 パーム・パーム「目を覚ましたか?」 ヴェルンハント「俺を助けたのは…お前か?」 パーム・パーム「…そうです、コアの残骸に埋もれていて、かろうじて生きていたので…」 ヴェルンハント「…そうか」 パーム・パーム「感謝しろなんて言いません、しかし、私も謝るつもりはありませんよ…」 ヴェルンハント「判ってる…」 パーム・パーム「ようこそ…レイヴンズアークへ…」 ヴェルンハント「…?」 パーム・パーム「登録レイヴンはキサラギ操縦士と私パーム・パームの二人だけ。」 ヴェルンハント「どういう事だ?」 パーム・パーム「今のところ、旧アークは事実上消滅…各企業も主要拠点を襲われ通信不可能…」 パーム・パーム「なので、生き残ったレイヴンに集合を掛けた所、来たのはあなたとキサラギ操縦士さんだけでした…」 パーム・パーム「早くも残存勢力はそれぞれ独立したグループを形成し始めいる筈です。」 パーム・パーム「私たちも、身を守るだけの組織が必要なんです…」 パーム・パーム「あなたの機体は旧アークの施設で修理しておきました。是非我々と行動を共にしてください…」 ヴェルンハント「…判った」 パーム・パーム「では、あなたをアークのレイヴンと認めます。」 ヴェルンハント「…下らない話ならもう良い。キサラギ操縦士は何処だ?」 パーム・パーム「ガレージの方に行きましたよ?」 ヴェルンハント「そうか…」 パーム・パーム「確かに下らないかもしれないが…私は本気なんだ…」 混乱と混沌に満ちた、この荒んだ世界、何の価値があると言うのか、そこで生き残ろうとする事に、何の価値があるのか。 だが、何も判らなくてもパーム・パームには絶対に失えない物が在った。レイヴンとしての生き方しかできない人間だった。 機械音が木霊するガレージに、靴音が響いて来る ヴェルンハント「あの時はありがとう…本当に助かった…」 キサラギ操縦士「ヴェルンハント…あの特攻兵器の中を生き残ったのか?」 ヴェルンハント「あぁ…パーム・パームに拾われてな…」 キサラギ操縦士「…」 キサラギ操縦士「どうだいこのルシャナは」 キサラギ操縦士「キサラギの本部もまるで統率できていないもんだから、しばらくこいつでアークに荷担させてもらう事にしたんだ。」 ヴェルンハント「…」 考えてみた、このアークがどうなるのか。地方の武装勢力として活動を続けて…報酬を貰い…レイヴンとして戦い…そして… ヴェルンハント「なぁ…いつかここにも特攻兵器が飛来するんだろ?」 キサラギ操縦士「…そうだな」 ヴェルンハント「パーム・パームは…何を張り切ってるんだろうな…」 ヴェルンハント「かなりの実力はあるが…新米でスロースターターのあいつが…」 ヴェルンハント「特攻兵器に煽られて、一体何に情熱を注いでるのやら…」 キサラギ操縦士「まあ…判らないでもないさ…。今後どういう動きをするか…見ていこうじゃないか…」 パーム・パームは毎日、リコンシルシェイクにのりアーク周辺を散策している。たまに遠出でコイロスまで行く事もあるが、基本的には周辺の散策がメインのようである。 見渡す限りの瓦礫の山、その惨状にすら、彼は慣れてしまっている様だ。 パーム・パーム「今日も誰もいない…か…」 パーム・パーム「敵も味方も…居ないって訳か…」 パーム・パーム「居るのは…狩られる人間と…」 パーム・パーム「狩る特攻兵器だけって所だな…」 キサラギ操縦士「アークとやらも、暇な組織だなぁ」 ヴェルンハント「…」 キサラギ操縦士「死に際だと思って、みんなカッコつけようとしてるのさ…」 キサラギ操縦士「パーム・パームも…お前もな…」 ヴェルンハント「…二度目は無いさ…」 キサラギ操縦士「そうだな…」 二度目はない、そう声に出して言ったものの、心の中の疑いは消えなかった。 カッコつけて死のうとしたのに生きていた、その結果俺は、死に対してとても鈍感になっていたのかもしれない。 だが二三日もすれば、また何かとカッコつけて死にたくなる。 きっとパーム・パームも、そんな気持ちを抑え切れずに、こんな事をしているのだろう。 レイヴンズ・アーク。既に崩壊した組織を再建しようとするパーム・パーム。 だが判りきっている。パイロットが三人居るだけじゃ何の組織にもなり得ない。 だが、彼がこうしなければならなくなる程まで、世界は崩壊してしまったんだ。 パーム・パーム「哨戒を終了、帰投する。」 ヴェルンハント「あぁ、次は俺が行こう、腕が鈍ってそうな気がするんだ」 パーム・パーム「そうか、感謝する。」 きっと俺は、このまま死ぬまで茶番を続ける運命なんだ。トラッシャーを失う前から、決まって居た事なんだ。 キサラギ操縦士「ルシャナは繊細なACだから、お前のみたいな杜撰な機体と一緒のガレージも嫌だってよ」 ヴェルンハント「そうかい、じゃ哨戒行って来るぜ。」 見渡す限りの荒野と廃墟、アークに残った物資を糧に、ここで残った時間を茶番で過ごす。 悪くはないな。そう思えた。 --------- ヴェルンハント「こちらグレートデン、サークシティ跡方面の哨戒を終了、帰投する」 パーム・パーム「了解した、こちらも付近の哨戒が終わり次第帰投する、アークで落ち合おう」 今日も俺はあの茶番を続けている。パーム・パームもキサラギ操縦士も言葉には出さないが、このやるせない感じを胸に抱いてるのだろう。 来る日も来る日も瓦礫の山を散策するだけの毎日、物資だけは充分だが、余りにも人間の少ない世界だった。 日々着実に哨戒範囲を広げて行く俺達「アーク」、だが目にするのは常に瓦礫の山ばかり、目新しい物などこれっぽっちもありはしない。いつからか、新しい物を期待する事すら忘れてしまった。 キサラギ操縦士「こちらルシャナ、今日も一番乗りで帰投した」 パーム・パーム「こちらリコンシルシェイク、私も続きます…」 パーム・パーム「…」 一体何度同じ事を繰り返したのだろうか、毎度同じ事を明るく口にしながら、皆の目は曇っている。 いや、もう私達の目は不気味な程透き通っていたのかもしれない。 キサラギ操縦士「今日はここまでか…」 パーム・パーム「明日はあの辺りを哨戒しましょう。」 ヴェルンハント「…」 あれから各企業の本拠地はことごとく特攻兵器によってぐちゃぐちゃにされた。もうキサラギ操縦士に帰る場所は無く、俺達以外のレイヴンは全くと言って良い程見なくなった。 パーム・パーム「このアークに所属する、全てのレイヴンの独立の為に。」 ヴェルンハント「…」 キサラギ操縦士「それじゃ、俺はお先に失礼させてもらうよ」 ヴェルンハント「あぁ…」 パーム・パーム「…」 確かに私達は限り無く自由で独立した存在だった。何者にも干渉されない、烏のような存在だった。 だがこの「アーク」のレイヴンは、瓦礫の山から物資を掠め取って生きる、小賢しく誇りの無い烏のようだった。 もっともそれを恥じる気は少しも無い。この荒れ果てた世界で私は、このアークを率いる以外、何の価値も無い男なのだから。 私は私なりにこの状況を満足していた、あの瞬間までは。 キサラギ操縦士「未確認の熱源反応を確認…」 パーム・パーム「…!」 キサラギ操縦士「くそっこっちに向かって来る!迎撃する!」 ヴェルンハント「…この荒地の何処から…熱源反応が産まれようがあるんだ…」 パーム・パーム「至急そちらに向かう!最大限回避しろ!」 キサラギ操縦士「こんな技術…本社にも無かったぜ…」 キサラギ操縦士「…強すぎる…ここは危険だ…アークへ…」 パーム・パーム「こちらリコンシルシェイク、ルシャナ応答せよ、ルシャナ…」 ヴェルンハント「…」 俺達が駆け付けた時にはルシャナは跡形も無く焼き付くされていた。そして当然、キサラギ操縦士も死んでいた。 その時は何とも思わなかった、既に死は身近過ぎる存在だったから。だが…アークに戻った時… ヴェルンハント「…」 パーム・パーム「…アークに所属する…全レイヴンの…」 パーム・パーム「自由と…」 ヴェルンハント「…もうやめろよ…」 パーム・パーム「ここは…レイヴンズアークです…」 パーム・パーム「アークに疑問のあるレイヴンは…」 ヴェルンハント「…何言ってるんだ…」 パーム・パーム「除隊…です…」 ヴェルンハント「俺達二人しか居ないじゃないか、組織も何も…」 パーム・パーム「物資は持って行って構いません…今すぐ…アークから…」 ヴェルンハント「…」 ついにパーム・パームも気が狂ったらしい、あいつは最初から妙にアークに固執していたから、組織の規則しか彼の心の拠り所は無いのだろう。 どちらにしろもう二人しか居ない…アークは解散だ… ヴェルンハント「判った…出て行こう」 ヴェルンハント「お前もせいぜい殺されない事だな…」 パーム・パーム「…」 ヴェルンハント「…楽しかったぜ、アークごっこも」 パーム・パーム「…五月蠅い!」 ヴェルンハント「…じゃあな…」 これからどうするかなんてアテは無い、ぼんやりした頭で思い浮かんだ事は、俺の一度目の死に立ち会ってくれたキサラギ操縦士の敵討ちだった。 パーム・パーム「…」 静寂だけがこの場を満たしている。ヴェルンハントも去り、私達のアークは事実上消滅した。 私達のアークがどれだけ滑稽な物かは自分でも良く判って居た。だが他に何もなかった。そして今はもう何も無い… 気がつくと私はガレージで寝ていた。ガレージの中にはリコンシルシェイクが一機だけで、寂しそうな表情をしているかのようだ。 ルシャナのパーツをもう少し良く見ておけばよかった、グレートデンの使い込まれた機体をもっと見ておけばよかった。私は今そんな下らない事を考えている。 パーム・パーム「もう…何も…」 ゆっくりと上体を起き上がらせると、不意に涙が零れた。 あぁ、特攻兵器が飛来してから、涙を流した事など無かった。ただ不安を打ち消そうと分不相応に張り切っていた。 そろそろ私も諦めようか。そろそろ休んでも良いのではないのだろうか、ふとそんな疑問が頭を掠めた時、ヴェルンハントとキサラギ操縦士の顔が見えた気がした。 ヴェルンハント「同じ場所に居ればのこのこと現れやがって…」 ヴェルンハント「トラッシャーの敵討ちもできなかった俺だが…今度こそはキサラギ操縦士の敵討ちをさせてもらうぜ…」 ACで言うとタンク型というべきなのだろうか、全身に青く透明な刃を持った「兵器」が、グレートデンの前に姿を現した。 その「兵器」は機体と同じ色のレーザーを放ちながら近付いて来る。対してヴェルンハントは距離を取り回避に専念しつつENシールドを展開させ、ミサイルを少しづつ当てて行く。 経験の差というべきなのだろうか、ヴェルンハントの手慣れた手管の前に「兵器」はやや劣勢の様に見える。 一度死を覚悟したヴェルンハントに、まだ死を知らぬ「兵器」は弱かった。 通常のACからは考えられない程のレーザーを巧みに躱し、避け損ねた物もシールドで受け止め被害を最小限に抑える。 程無くして、「兵器」は爆散した。ヴェルンハントにとって、余りにも味気無い敵討ちだった。 ヴェルンハント「…」 広がる荒野と、青く美しい「兵器」の破片。何もヴェルンハントの心を満たしはしなかった。 パーム・パーム「…」 どうやら既にヴェルンハントは何処かへ行ってしまった様だ。 そしてグレートデンの代りに、そこには青い四脚型のACのような「兵器」が居た。 パーム・パーム「お前が…」 パーム・パーム「…」 その兵器はリコンシルシェイクを見るなり襲いかかってきた。 素早い挙動、強力なレーザー、動きの重いリコンシルシェイクは躱す事が出来ず正面から攻撃を受けてしまう。 パーム・パーム「…強いですね…」 第六感が「こいつは普通じゃない」と告げている。勝算も無い。 だがパーム・パームは引かない、調子さえ良くなれば自分は何でも出来ると信じていた。慣れてしまえば何でも出来ると信じていた。 パーム・パーム「このアークに所属する全レイヴンの独立の為に…負ける訳には行きません…」 左手のバズーカをパージしブレードを取り出すリコンシルシェイク。 OBを起動し「兵器」の横に一気に接近、ブレードで切り裂くと同時にバズーカを叩き込む。「兵器」は反応し両腕を振りかぶるがリコンシルシェイクは既に遠くで次の突撃の為にOBを起動している。 スピードで振り切るリコンシルシェイクだったがある誤算に気が付いた。ブレードが全くと言って良い程効いていなかった。 全身に青いエネルギーを満たしたこの「兵器」に、EN武器は掠り傷程度の損害しか与えられない。それに気付き距離を取った矢先に、「兵器」の放った強力なレーザーがリコンシルシェイクを射抜いた。 パーム・パーム「まさか…それでも…」 歪み軋むリコンシルシェイク。既にその機体は耐久性能の限界だった。 機体が爆散する直前に、リコンシルシェイクは最後のOBで「兵器」に突撃しバズーカとブレードを叩き込む。 そして爆散するリコンシルシェイク。同時に、その「兵器」も輪郭を崩し始めた。 パーム・パーム「これで…アークは…」 そこでパーム・パームの意識は途絶えた。 全てが瓦礫と化した世界で、一人荒野を漂い歩くグレートデン。 その機体に乗るヴェルンハントは、今まで一体、何度死んだのだろうか、そして何度敵討ちをしたのだろうか。 そして今グレートデンに襲いかかる「兵器」。 こちらも何度破壊されたのか、何度再生したのか、誰も知る事はできない。 全身を真っ蒼に変化させ、既にACとしての形を失った「兵器」。 ヴェルンハント「…」 まるで挨拶の様に自然に臨戦態勢を取る二つの機影。 その決着が付く日が来るのだろうか。 そんな疑問も束の間、ヴェルンハントは、もはや誰も居ない筈の世界に向けて、通信を開始した。 ヴェルンハント「ごきげんよう、最後のレイヴン。これは、君の実力を見込んでの依頼だ。」
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レバー入力対応表 7 8 9 4 5 6 1 2 3 ~:他のパーツをつなげられる。もしくは他のパーツから AorB:Aの代わりにBで代用可 ( ):括弧内は省略可、あるいは追加可、補足 (>):リボルバーアクションや必殺技でのキャンセル ( ):ノーキャンセル(硬直後の目押し) (jc):ジャンプキャンセル (hjc):ハイジャンプキャンセル(攻撃ヒット時に素早く↓↑)主に28、29。 (dc):ダッシュキャンセル (RC):ラピッドキャンセル (ch):カウンターヒット 12/26現在、さまざまなコンボが開発されているもののまとめ切れないためにコンボパーツをまとめる形を取っています 喰らい状況などを詳細には記載してはおりませんのでご了承ください。 コンボパーツ始動パーツ 中継パーツ 〆パーツ エリアルパーツ 裂氷コンボ始動パーツ 拾いパーツ5B拾い 5A拾い 〆パーツ 投げ始動 コンボパーツ 始動パーツ 一部はコンボ中でも補正がかさんでなければ組み込めます (2Aor5A )5B 5C 雪華(8Hit)~ 5C(CHor屈・空中喰らい) 6C~ 5B(ch) 6C~ 6B 微ダッシュ5B 5C~(喰らい体制確認して各種コンボへ) 6B(ch) 6C~ 2A(空中喰らい) 5B 5C (2C )~エリアル(地上チェーンは空中喰らいならどこからでもOK) (画面端付近)(5B) 5C B吹雪~(立喰らい限定) (画面端)氷連双 ダッシュ6Cor2B~ 2D 6Bor6C~ N投げ 6C dc~エリアル N投げRC 6C~(上のものより補正○) などなど 中継パーツ ~6C dc 5C (2C )~エリアル ~6C 2D 6Bor6C~ ~雪華(8Hit) {5C エリアル}or{6C~} ~(画面端付近)B吹雪 {(5C )6C }or{2D 6Bor6C }~ ~(画面端)6C {dc 5C 6C }or{B吹雪 6C }裂氷 5Aor5B~(裂氷コンボの基本形) ~(画面端)(裂氷後) 5B 5C 6C 裂氷 5A~ ~(画面端)6C dc 5C B吹雪 6C~ ~(画面端)6C dc 氷連双 ~ などなど 〆パーツ ~5C (2C )5D ~5C 2C 3C BorC霧霜 ~6C C霧霜 ~6C 氷翼月鳴 {C霧霜}or{(6C)氷翼月鳴 6C 裂氷} ~スライドダウン誘発技 凍牙氷刃 ~6B 5B 2B 5C 3C ~(画面端)6C 6D 6D {5B 2B 5C 3C}or{6C C霧霜} ~(画面端)5A 5C{~エリアル}or 2C 裂氷 などなど エリアルパーツ 状況(主に高さ)を見て、省くなり追加するなり臨機応変に。ジャンプキャンセルするタイミングも状況に応じて。 C霧霜をD霧霜にしてダメージアップも可 JA JB JC (J2C )JD C霧霜(補正がきついときやとっさの空対空) JC J2C {JD C霧霜}orB霧霜(同上) JC J2C JC( J2C) JD C霧霜 JC J2C J2C C霧霜(主に投げからの安定エリアル) などなど 裂氷コンボ 今作の裂氷(C昇竜)の受身不能時間が長いことを利用した、端限定のノーゲージ高火力コンボ(もちろん、ゲージ使ってダメージ上乗せも可能) ゲージ回収率も良く、いろいろな始動から狙うことが出来る。 基本的に、裂氷の高い部分を当てる→5Aや5Bで拾って〆が基本です 高い位置で当てられるならどこからでもいけますが、あまりに補正がかかった状態でやると拾った後の〆が出来なくなるので考えて使いましょう。 以下に書かれているレシピは、全て端限定であることをここに明記しておきます。 {基本的に最速で繋げばOKですが、レイチェルとマコトは最速で繋ぐと最初の裂氷が当たらなかったりするので、少しディレイをかけましょう。 始動パーツ ~B吹雪 (6Cdc) 5C 6C 裂氷~拾いへ 地上でB吹雪がヒットした際の基本ルート ~6C(dc5C) 微ディレイB吹雪 6C 裂氷~拾いへ 地上もしくはかなり低めで6Cが当たったときのルート。dc5CからでもOK 6Cで相手の浮きが一番高いところでB吹雪が当たるよう、ディレイをかける。 拾いパーツ 5B拾い かなり高い位置で裂氷が当たったとき限定。ジンの最大火力となりうるパーツ ~5B(2Hit) 5C 6C 裂氷 5A 5C 〆へ 拾った後さらに裂氷~5Aで拾う。ノーゲージでの最大火力となるパーツ。 5Bは2Hitさせないと高さが出ない。また、補正が相当ゆるくないと繋がらない 6Bchや6C(ch・ノーマルヒット共に)からが狙い目 ~5B(2) 5C 〆へ 始動までの補正がきついが、高めに当てられた場合のパーツ。 5A拾いするよりもダメージや〆可能なバリエーションが増える。 5A拾い ~5A 5C 〆へ ド安定拾い。ちょっと低くても拾える。 まずはコレの練習。 〆パーツ ~2C 裂氷 ダメージ、ゲージ回収共に優秀でダウンも取れる。補正がきつめでも繋がる が、〆の裂氷にバーストを合わされると、裂氷の無敵でバーストを避けて反撃確定をもらう危険性があったりする ~hjcJ2C (jcJ2C )B霧霜 状況・ダメージ共に上の〆に劣るが、ノーゲージかつ補正がきつめでも入るのがメリット。 補正によってはJ2Cの回数を減らす。 ~2C hjcJD 着地5B 2B 5C 3C 補正がきついと入らないものの、地上3C〆が出来るので起き攻めが出来る。 ゲージがあれば3Cや5Cの後に氷翼を絡めた〆でダメージUPを図れるのもメリット。 ~5D D波動(キャラ限) 5Dの凍結はすぐ解けるが、解凍した直後にD波動が重なる連携。まず確実にガードさせられるので状況有利 5Cがはいれば確実に5Dも入るので補正は気にしなくても良い。 5Dが入るキャラが限定(調査未終了)されるのが難点 ~(5D )氷翼月鳴(×2) 6C 裂氷 最後にDDの最低保障でダメージUPを図る〆。5Dはキャラクター限定なので省いてもOK 最後の裂氷でダウンを取ることは出来ない。殺しきれなかったときは逃げられるのを覚悟すること。 投げ始動 投げ始動はある程度形が決まっているためレシピ全体を記述 4or6投げ 6C B吹雪 6C 裂氷 5A 5C 2C 裂氷 投げ始動の基本形。 6投げ1段目RC 6C 微ディレイB吹雪 6C 裂氷 5B(2hit) 5C 6C 裂氷 5A 5C 2C 裂氷 ゲージ25%程度回収・ダメージ4500弱。 両方とも〆は空中霧霜〆なども可能
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レバー入力対応表 7 8 9 4 5 6 1 2 3 ~:他のパーツをつなげられる。もしくは他のパーツから AorB:Aの代わりにBで代用可 ( ):括弧内は省略可、あるいは追加可、補足 (>):リボルバーアクションや必殺技でのキャンセル ( ):ノーキャンセル(硬直後の目押し) (jc):ジャンプキャンセル (hjc):ハイジャンプキャンセル(攻撃ヒット時に素早く↓↑)主に28、29。 (dc):ダッシュキャンセル (RC):ラピッドキャンセル (ch):カウンターヒット (微ds):微ダッシュ 雪華塵:特に表記がなければ8ヒット止めとする ジャンプキャンセルの表記(jc)と空中C攻撃(JC)が紛らわしいので注意 コンボが繋がらない。できない。という人は一度動画やリプレイ等で見るといい。 もしくは質問スレや質問のページへ。 ・基本 ・立ち食らいコンボ ・屈食らいコンボ ・画面端立ち食らいコンボ ・画面端屈食らいコンボ ・6A始動(中段) ・3C始動 ・6B・6C・6D始動 ・2D始動 ・地上投げ始動 ・空中投げ始動 ・JCカウンター拾い始動 ・氷連双始動 ・FCコンボ ・その他 基本 相手の状態によらず使える基本コンボ 5B 5C (3C )B霧槍 尖晶斬 ダメージ 1574(1749) どこでも入る基本コンボ 前に2Aを刻みすぎるとダメージが激減し、B霧槍も入らなくなる 3Cを入れない場合、B霧槍では相手は地上で仰け反るだけなので注意 5B 5C 3C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 1828 3C C霧槍対応キャラ レイチェル・テイガー・アラクネ・タオカカ 上記のコンボよりダメージが高く、ダウンも奪えるので対応キャラにはこちらを使う 5B (5C )3C 2B 5C hjc JB JC JD C霧槍 尖晶斬 ダメージ:2313(2464) 3Cでダウンさせた後に2Bで起こしてエリアルに持っていくコンボ ダメージもそこそことれ、ダウンも取れるが3Cで転ばせた時に遠いと2Bがあたらないので注意 5B 3C 2B 5C 6C dc JC J2C jc J2C JD C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2670 立ち食らいコンボ 相手が立ち喰らい時のコンボ 5B 5C 雪華塵 (微ds) 6C 2D 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2787 Λ-11・カルルには雪華塵(8ヒット目)が入らず、ラグナ・ハザマにはダッシュ慣性つき5Bからしか入らない。 レイチェル・アラクネ・テイガーには(微ds)必須。 5B 2B 雪華塵 (微ds) 6C 2D 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2656 上記のものよりダメージが低く、咄嗟にも出しづらいが全キャラに対応(ダッシュ慣性もいらない)。 アラクネには(微ds)必須。2B 雪華塵は要練習。 5B 5C 雪華塵 (微ds) 6C 2D 微ds 6B (微ds) 5B (2B 5C )3C ダメージ 2591(2778) 3C締めからの起き攻め重視。 レイチェル・アラクネ・テイガーには最初の(微ds)は必須。 屈食らいコンボ 相手が屈喰らい時のコンボ 5B 5C 6C 2D 微ds 6B 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3088 2Dの後の6Bは相手が接地してるところに当てる 5B 5C 6C dc 5C hjc JC J2C jc J2C JC JD C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2957 浮かせてエリアル→凍結→ダウンのおなじみコンボ 5B 5C 6C dc 5C hjc J2C JD 空中ダッシュ J2C JC 微ds 5B 2B 5C 3C ダメージ 2877 難度は高いが高ダメージで3C締めできる JDとJCの2つにディレイをかけるとやりやすい 画面端立ち食らいコンボ 相手が画面端立ち食らい時限定のコンボ 5B 5C 3C 2B 5C 6C 6D 微ds 6D 5B 2B 5C 3C ダメージ 2708 相手屈食らい時でも可。画面端に密着しすぎていると6後の6Dが当たらないので注意。 微ds 6D部分は低空ダッシュJ2C JC 微dsにするとダメージ・難度ともにアップ(ダメージ 2775)。 これは他のコンボでも使える。 5B 5C B吹雪 6C 6D 微ds 投げスカり 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3191 B吹雪の受身不能時間が長いことを利用したコンボ、B吹雪 6Cはほぼ最速で。 5B 5C B吹雪 6C 6D 微ds 6D 5B 2B 5C 3C ダメージ 2963 例によって低空ダッシュJ2C JCも可能(ダメージ 3062) (ゲージ25%使用)5B 5C B吹雪 6C 6D 6C 6D 5C hjc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3818 画面端屈食らいコンボ 相手が画面端屈食らい時限定のコンボ 5B 5C 6C 6D 微ds 6D 5B 2B 5C 3C ダメージ 2647 例によって低空ダッシュJ2C JCも可能(ダメージ 2754) 5B 5C 6C B吹雪 JC JD 5B 2B 5C 3C ダメージ 2825 6A始動(中段) 6A中段からのコンボ 6A B霧槍 尖晶斬(C霧槍 尖晶斬) ダメージ 1356(1464) 状況を問わない安定コンボ。 C霧槍対応キャラはジン・ノエル・テイガー・バング・アラクネ・カルル・ハクメン・ハザマ。 6A 雪華塵 6C 2D 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2734 画面中央での安定コンボ、画面端では2Dを6Dに変更する。 Λ-11・カルルには雪華塵(8ヒット目)が入らず、ラグナ・ハザマ・ツバキにはダッシュ慣性つき6Aからしか入らない。 (画面端限定)6A B吹雪 6C 6D 微ds 6D 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3398 ゲージ35%回収 ダメージ・ゲージ回収ともに優秀 B吹雪対応外キャラはジン・カルル・レイチェル・ハザマ ダッシュ慣性ありでのみ対応はラグナ・ノエル・ライチ (画面端限定)6A B吹雪 6C 6D 微ds 6D 5B 2B 5C 3C ダメージ 2930 ゲージ28%回収 3C締めからの起き攻め重視。 例によって低空ダッシュJ2C JCも可能(ダメージ 3040)。 (画面端限定・ゲージ50%使用)6A 氷連双 微ds 6C 6D 5C 6C dc JC jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3852 B吹雪がしゃがみにあたらないキャラ用のコンボ。 3C始動 固め中からの下段択3Cなどから 3C 2B 5C 6C dc JC J2C jc J2C JD C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3018 3Cで転ばせた相手を拾いなおすコンボ。2Bは最速を意識して。 3C後の距離が遠いなら2B 5C jcからのエリアルに変更する。 (画面端限定)3C 2B 5C 6C 6D 微ds 6D 5B 2B 5C 3C ダメージ:2926 例によって低空ダッシュJ2C JCも可能(ダメージ 3031)。 6B・6C・6D始動 暴れつぶしなどから 地味に高火力コンボの始動となる 6B 微ds 5B~ ノーマルヒットでも微ダッシュ5Bが入る。後のコンボは立ち・屈喰らいを確認してお好みで。 6B(ch) 6C 2D 微ds 6B 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:3837 暴れつぶしなどの6B(ch)からは直接6Cが入る。 +25%使用で2度目の6C後をdc 5C hjc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬にすることも可能(ダメージ:4589)。 (画面端限定・ゲージ50%使用)6B(ch) 6C 6D B吹雪 6C 6D 氷連双 6C 6D 5C hjc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:5655 6C dc 5C 6C dc JC J2C jc J2C JD C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3621 空中の相手への6C始動では5C 6Cを省くなど状況にあわせてコンボを変える。 (画面端限定・ゲージ50%使用)6C 6D 6B B吹雪 6C 6D 氷連双 6C 6D 5C hjc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:5706 6C(ch) dc (微ds) 6C 2D 微ds 6B 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:3999 端なら2Dを6Dに変える。 ダッシュ6Cのタイミングに注意しないと2Dが当たらないことがある。 +25%使用で最後の6C後をdc 5C hjc JC J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬にすることも可能(ダメージ:4797)。 (画面端限定・ゲージ25%使用)6D (微ds) 6B B吹雪 6C 6D 氷連双 6C 6D 5C hjc J2C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:5049 +25%使用で締めのC霧槍をjc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬にすることも可能(ダメージ:5527)。 2D始動 固めや牽制2Dなどから 2D 微ds 6B 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2399 画面中央では基本的にこれ。 +25%使用で締めのC霧槍を5C hjc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬にすることもできる(ダメージ:3035)。 (ゲージ25%使用)2D 6C dc 5C 6C dc JC jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3109 かなりの距離を運ぶので画面端に到達しやすい。 (画面端限定・ゲージ25%使用)2D 微ds 6B B吹雪 6C 6D JC J2C jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3493 キャラ限コンボ。 地上投げ始動 地上投げからのコンボ。4投げのほうが火力が高め。 4投げ A霧槍 尖晶斬(空振り) 5C 6C dc JC jc J2C C霧槍 尖晶斬 4投げ A霧槍 尖晶斬(空振り) 5C 6C dc JC J2C jc J2C B霧槍 尖晶斬 (ゲージ25%使用)4投げ A霧槍 尖晶斬(空振り) 5C 6C dc JC J2C jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージは上から2812・2896・3297 A霧槍を空振りして接近し相手が接地する前に5Cで拾う。dc後のジャンプは最速で レイチェルには5Cで拾う時にディレイをかけること 一番下は画面端に到達した場合のみ可能 4投げ A霧槍 尖晶斬(空振り) 微ds 5C 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:2727 微dsは気持ち遅めに始める。 (画面端付近限定・ゲージ25%使用)4投げ B吹雪 6C 6D 氷連双 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:3558 自分画面端背負い時のみ可能 B吹雪は凍結した相手が接地した瞬間に当たるくらいディレイをかける 画面端からの距離が近すぎる、もしくは遠い場合は6C 6Dを6C dcに変更する 6投げ(2) 雪華塵 6C 2D 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:2307 (ゲージ100%使用・バーストアイコン1個使用)4or6投げ 煉獄氷夜 ダメージ 即死 投げからは確定でAHが入る。相手は死ぬ。 今作ではコンボ中に相手の体力が35%以下になってもAH使用許可が出ない。 投げ発生の時点でAH使用条件を満たす必要がある。 空中投げ始動 空中投げからのコンボ 空中投げ C霧槍 尖晶斬 ダメージ 1935 お手軽コンボ 高い位置の相手を掴んだときはこれぐらいしか狙えない。 空中投げ 空中ダッシュ J2C JC 微ds 5B 5C B霧槍 尖晶斬 ダメージ 2510 JCに若干ディレイをかけると微dsからの繋ぎがやりやすい。 5B 5C B霧槍 尖晶斬は5C 3C B霧槍 尖晶斬にすることもできる(ダメージ 2578)。 (ゲージ25%使用)空中投げ 6C dc 微ds 5C 6C JC jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3474 画面端から反対側の画面端まで運べる程の運送力。 掴んだ高さとゲージに問題がないなら常にこれを。 JCカウンター拾い始動 牽制JCがカウンターした時に。出来るか出来ないかで戦いやすさが違うはず。 JC(ch) 2D 6B 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2727 相手がJC先端付近でカウンターヒットしたときに狙う 地上の相手にも当たる JC(ch) 5C hjc JC J2C jc J2C JD C霧槍 尖晶斬 ダメージ:2451 相手が空中近めでカウンターヒットしたときに。 余裕があれば拾いの5Cを6C dc 5Cにしても良い。ただし、ツバキには入り辛い模様。 氷連双始動 無敵技の氷連双からの高火力コンボ。特に二段目始動はかなりの高火力となる ただし、一部を除いて画面端付近限定 (画面端限定・ゲージ50%使用)氷連双 6C 6D 5C hjc JC J2C jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:4403 比較的容易にできるコンボ。 ダメージは低いもののゲージ50%で6C C霧槍締めできる。 (画面端限定・ゲージ50%使用)氷連双 6C B吹雪 6C dc JC jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:4654 上記のものよりダメージ・難度ともにアップ。 6CからのB吹雪は若干ディレイが必要。 (画面端限定・ゲージ50%使用)氷連双 6C B吹雪 6C dc 氷連双 6C 6D 5C hjc J2C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:5097 6CからのB吹雪はディレイが必要 +25%使用で締めのC霧槍を霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬にすることも可能(ダメージ 5503) (ゲージ75%使用)氷連双 凍牙氷刃 ダメージ:3025 画面中央での安定追撃。 相手キャラ・位置によって若干ダメージが変わる。 (画面端限定・ゲージ75%使用)氷連双二段目 6C 6D B吹雪 6C 6D 氷連双 6C 6D 5C hjc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:6065 (画面端限定・ゲージ125%使用)氷連双二段目 6C 6D 6B B吹雪 6C 6D 氷連双 6C 6D 5C 6C dc 氷連双 5C 氷翼月鳴 6C 裂氷 ダメージ:7204 ゲージ48%回収 FCコンボ 2C、雪風がカウンターヒットするとFCとなる事を利用したコンボ FCの詳細についてはシステム・用語(CS)を参照 2C(FC)始動 2C(FC) 6C 2D ダッシュ6B 雪華塵(8hit) 6Cdc C 6Cdc JCJ2C J2C D霧槍 6C C霧槍 ダメージ:4590+ダウン C霧槍を氷翼月鳴にすると ダメージ:5392 ただしダウンは取れない ノエルとΛには2Dをディレイ2Dに 壁際ではレシピの2Dを6Dに 2C(FC)>6Cdc>C>6Cdc>C>6Cdc>JCJ2C>J2CJD>C霧槍 ダメージ:4011+ダウン C霧槍をD霧槍>6C>C霧槍にすると ダメージ:4291+ダウン 2C(FC) 6C 2D 2C 6C(dc)5C 6C(dc)5C(jc)J2C(jc)J2C C霧槍 ダメージ:4034+ダウン 2C(FC)>6C>2D>(ディレイ)6B>5C>6Cdc>5C>6Cdc>JCJ2C>JCJ2C ダメージ:4201 2C(FC) 6C 2D 6B {5C 6C(dc)}×2 5C(jc)JC(jc)JC C霧槍 ダメージ:4230 2C(FC) 6C 2D 6B 5C 6C(dc)5C 6C(dc)氷連双 5C 6C C霧槍 ダメージ:約4500 ※氷連双までに画面端 2C(FC) 6C 2D 6B 5C 6C(dc)5C 2C 6C ディレイ氷翼月鳴 ダメージ:約4700 2C(FC) 6C 2D 6B 5C 6C(dc)5C 6C(dc)氷連双 5C 2C 氷翼月鳴 ダメージ:約5300 ※氷連双までに画面端 2C(FC) 6C 2D 6B 5C 6C dc5C 6C dc最速jc JC J2C jc J2C 214D 6C 214C 25%消費で約4300くらいで安定 雪風(FC)始動 RCする必要があるので必然的に100%使用コンボになる 雪風(1)(FC)(RC) ダッシュ6B 5C 2C 6C 超ディレイB昇竜 6C 6D 5C HJB J2Cjc J2C D霧槍 6C C霧槍 ダメージ:4246 雪風(1)(FC)(RC) ダッシュ6B 5C 2C 6Cdc 微ディレイ5C 6C※2 6D 5C JC J2C J2C※3 D霧槍 (着地)6C C霧槍 ダメージ:4018 ※自分or相手端近く ※2 ここで端に到達できればOK ※3 ここでぴったり25%溜まる その他 カウンターヒット始動など 5D dc (微ds) 5B 5C(or2B) 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2538(2426) 5D先端付近ではできない。 (ゲージ25%使用)5D(ch) dc 6C dc 5C 6C dc JC jc J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3692 5Dカウンターヒットからは直接6Cが入る。 裂氷(ch) A吹雪 ダメージ 1294 裂氷からの安定追撃。ダメージが低いのが難点。 難易度が上がるが微ds 5B(1) jcと微ds 5B(1) 5C hjcからのルートだとダメージは2000近く出る。 (ゲージ25%使用)氷翔撃 微ds 5C 雪華塵 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 2610 (ゲージ50%使用)氷翔撃 6C dc 5C 6C dc JC J2C 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ 3619 (ゲージ25%使用)A吹雪(ch) 霧槍 突晶撃 6C C霧槍 尖晶斬 ダメージ:2144 ダメージは低いがかなり運べる。 突晶撃ヒット後に画面端付近に達する状況で狙う。 (ゲージ50%使用)A吹雪(ch) 凍牙氷刃 ダメージ:2159 画面中央での安定追撃。 凍牙氷刃の代わりに氷翼月鳴でもいいが反応が遅れると空振ってしまう。 (ゲージ100%使用)凍牙氷刃 凍牙氷刃 ダメージ:3645 バースト対策