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九尾狐玉藻 火属性 レア ☆★★★ maxLv 99 コスト 55 HP 18990 maxHP 24860 攻撃力 16250 max攻撃力 21270 防御力 19540 max防御力 25570 スキル ほのおのかこい★★ リーダースキル 妖魔の火の粉★★ 進化前 玉藻御前 進化後 九尾狐玉藻+ 進化素材 [進化]玉藻御前×4究極のテトリミノ 備考 イベント限定モンスター 出現場所 取得中です。 ☆★★★ モンスター 火属性
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〈狐尾族〉(フォックステイル、こびぞく、きつねおぞく、通称「キツネ」) ◆ゲーム時代の設定 狐尾族は、〈エルダー・テイル〉において狐の妖しさと人の賢しさを併せ持った種族である。豊かな毛並みの狐のような尻尾と頭部から上にのびた狐耳を持っているのが特徴。 彼らは、〈狼牙族〉らと同じように亜人との戦いのために人工的に生み出された種族である。魔法能力の高さを求めて作り出され、その点においては成功したものの、副作用として本来得るはずの能力を失い、他の能力を得るという厄介な性質も発現してしまった。その不安定さは戦闘種族としては致命的であり、失敗作の烙印を押されるに至った。そのためか、いまだに社会的な地位は高くない傾向にある。 ゲーム時代は、その容姿からプレイヤーからの人気が高く、クエストに華を添えるNPCとして起用されることも多かった。あまり戦いを好む種族ではないため、都市内のイベントで見かけることがほとんどで、情報提供者や交渉相手としてよく登場している。また「狐は化かす」というイメージからか、はたまた「他者の力を模倣する」という能力からか、相手をだます詐欺師としてや、事件の黒幕として登場することも少なくなかった。 しかし、彼らは騙しはしても裏切りはしない傾向にある。他者を利用することには躊躇はしないが、同時に信頼というものの価値を知っているからだ。彼らは社会に虐げられたからこそ、個人でのつながりを大事にするのである。 外見面では、頭部に生えた狐の耳と、腰部のふさふさした毛並みの大きめな尻尾が特徴である。尻尾や耳は幻尾と呼ばれ隠すこともでき、霊的な格の高さによって本数は変化する。尻尾の多さこそが彼らにとって、なにより実力をあらわすバロメーターなのである。 体格は、〈ヒューマン〉とほとんど変わらず、身長は150~180cmくらい、体重は55~110kgくらいである。髪の毛は、黒や金色、茶褐色などのものが多く、肌の色は黄白色から白色である。瞳の色も黒や金色、茶色のものが多い。 能力面では、魔力の制御が巧みで幻術などが得意な傾向にある。だがなんといっても一番の特徴は、能力の模倣、いわゆる特技の入れ替わりだろう。これは、本来取得するはずの能力を失う代わりに、他の職業や種族の能力を取得する、というものだ。何を失い何を覚えるのかは、意図的にコントロールできない。そのため、不安定な才能と評されることも多く、運に恵まれないと上手く生かすことができない。狐の耳と尾を持ち、千変万化の才能を秘めた気まぐれな種族。それが〈狐尾族〉である。 〈冒険者〉としては、前述の魔力制御の巧みさから、回復職と魔法攻撃職への適正が高いとされているが、武器攻撃職への適正も高い。 ◆ヤマトの国での扱い ヤマト地方での〈狐尾族〉の立場は、決して良くはない。貴族の勢力が強い地域では、獣人と呼ばれて蔑まれていることもある。その理由は、いくつかあるが大きいのは「失敗作」と「信頼できない」ことの二つであろう。 〈狐尾族〉は、〈狼牙族〉などと同じく亜人との戦いのために生み出された種族だが、必要な能力を失う厄介な特性から戦闘種族としては失敗作とされてしまった。また、他者の力を盗みとるという視線を向けられ社会的地位は低い。もちろん彼らの特殊な力は盗むどころか努力や才能で身につけるものであり、彼らの正当な実力である。だが、他の種族にはなかなか理解してもらえないのが実情。 このような立場のためか、国や街などの大規模な共同体を作ることは少なく、一族や家族単位で都市の片隅に住んだり、旅をして暮らすものが多い。また、他の種族が多い場所では、差別を避けるべく、耳と尻尾を隠して〈ヒューマン〉のふりをして暮らしている者も少なくない。 職業に関しては、個人の才覚で行なえる職につく者が多い。特に宝石商や美術商といった美術品を扱うものや、人の機微を扱う探偵や交渉人、占い師といった職業で、狐尾族をよく見かけることができる。 一方で、斎宮家を初めする貴族たちが抱えている密偵にも、〈狐尾族〉が多く雇われている。耳さえ隠せば〈ヒューマン〉とは見分けがつかないし、潜入のための魔法も得意であるからだ。口が達者なものや、機転が利くものも多く、組織に溶け込み情報を集めることなどお手の物なのである。 もっとも、優秀すぎるのが災いし〈狐尾族〉というだけでスパイ扱いされるケースもあり、他種族からの不信感を根深くする一因にもなっている。 〈大災害〉以降、ウェストランデ地方では迫害されることが減り、尻尾を隠さないで暮らす〈狐尾族〉が増えてきたという。おそらく〈Plant Hwyaden〉のギルドマスターが〈狐尾族〉であるからであろう。 また、アキバの街でも尻尾を隠さない者を見かけるようになったようだ。〈狐尾族〉への先入観がうすい〈冒険者〉は、彼らにとって付き合いやすいのかもしれない。 代表的な居留地 パリモフ大寺院 オウジ村 イガの隠れ里 ◆種族特技・特性 ■〈変わり身の一尾〉 変幻の力を秘めた〈狐尾族〉の尾の加護により、他の種族や職業に「化けて」特技を使うことができる。 ■〈狐の蠱惑〉 〈狐尾族〉の特性である高い精神力を磨き、蠱惑的なまでの内面的な魅力を持つ。 ■〈狐の偽装虎衣(にせこい)〉 変化の力を応用し、本来なら装備できないはずの様々な装束をまとうことができる。「虎の威を借る狐」とも言うが、借り物であろうと自身と仲間を守る力には違いない。 ■〈傾城傾国(けいせいけいこく)の九尾〉 魔性ともいえる魅力により、交渉を有利に進める特技。 ■〈三尾の妖力〉 妖の力を秘めた〈狐尾族〉の尾の加護により、自分の魔法や技の真価を一時的に引き出すことができる。 ■〈千変万化の七尾〉 尾に宿る変化の力を解放し、ランダムに様々な加護を得る特技。 ■〈ファムファタル〉 人間に対する戦闘に長けている。人を化かし、運命を惑わすという狐の因子が、対象の特性を暴き翻弄する。 ■〈放下功徳(ほうげくどく)の五尾〉 意識が尽きかけた苦境の中、残る力を味方の波長に変化させて譲り渡す特技。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」。放下の覚悟が戦況を覆す。 アイテム モンスター 用語 冒険者 システム サブ職業 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 神祇官 施療神官 暗殺者 古来種 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
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妖狐 紅葉-私に出来る事- 基本情報 フレーバーテキスト 未進化 + ++ 最終 セリフ集 参加イベント 参加ログインストーリー エキストラコンテンツ 基本情報 妖狐 紅葉 妖狐 紅葉+ 妖狐 紅葉++ [双翔]妖狐 紅葉 能力値 能力値 能力値 能力値 スキル 螺旋双刃 関連家臣 [身分が問題] 仙狐の継承者 紫音[憧れの存在] 妖狐 幻月 フレーバーテキスト 未進化 対天狐族における防衛戦に配備される。紅葉(クレハ)はまだ未熟で経験も浅いが、持ち前の努力と根性と愛国心を胸に困難へ立ち向かう妖狐らしからぬ妖狐である。根が単純で扱い易いので現場の指揮官からは便利な手駒として扱われている「天狐はあんなに豊かなのになんで戦いなんて……私達の国には一歩も踏みこませないから!」 + 元から軍属では無く剣術道場の一人娘であったが、天狐族の宣戦布告を受けて以後は義勇兵として立ち上がる。両親や友人らは反対の声をあげるも、最終的には紅葉の情熱に根負けし出立を見送る事となった「ここで私が活躍するとお父さんの道場も有名になるし、皆を守れるし、一石二鳥だよね!」 ++ 両手に武器を構える闘法は人間界でこそ異端の物とされるが、妖魔界においては広く普及している。紅葉の実家も双剣を扱う流派に属しており、攻防を一体とするその技は柔軟性に富む。紅葉の父親も彼女の身を気遣いならがも、この経験が娘とって大きな糧になるのでは、と期待を寄せている「仙狐族の人達、変な人ばかりだけどみんないい人だなぁ、これなら私もやっていけるね」 最終 実戦を通じ成長を重ねた紅葉は仙狐族への出向を命じられる。この裏には彼女の戦功を己の物とするため、証拠隠滅を図る一部士官の思惑が存在した。そんな事は露知らず新天地での出会いや体験を夢見て心を躍らせる紅葉。知らぬが仏とはこの事である「確かに私の戦い方だと仙狐人達と一緒の方がいいかも、双剣を使うあの子とも友達になれたらいいな」 セリフ集 マイページ(未進化) 天狐族も何で急に戦いを仕掛けてきたんでしょうかね……妖狐族の国を出るのは初めてなので、変な所があればすぐに教えてくださいね少し前までは仙狐族はそろそろ無くなっちゃうなんて噂が立っていたくらいですよ仙狐のお城はなぜ屋根の上に大きな魚を飾ってるんですか? マイページ(中途進化) 私の家は剣術道場なので、私も自分の身を守れる程度には戦えますこの戦いでは私だけじゃなく、色々な妖狐が兵に志願していますよ天狐族の力はとても強力です、妖狐族だけではとても戦えない相手でしたあの双剣使いの子、王様の妹さんだったんですか!?つまりはお姫様なんですね天狐族の侵攻を許せば戦えない人達が犠牲になってしまいます、お互い頑張りましょう幻月様とお話出来る機会があるなんて夢にも思っていませんでした今回の戦いを機に妖狐と仙狐がもっと仲良くなれたらいいですね紫音さん、呼び捨てにしていいよとは言ってくれるのですが流石にお姫様なので…… マイページ(最終進化) 天狐族との戦いは長くなりそうですね、これからもよろしくです紫音さん、呼び捨てにしていいよとは言ってくれるのですが流石にお姫様なので……また幻月様とお話しちゃいました、国に戻ったら皆に自慢する予定ですこの城には腕の良い職人さんが居るんですね、おかげで私の剣もぴかぴかですよ仙狐の皆さんも人間の皆さんもとても親切にしてくれています今回の戦いを機に妖狐と仙狐がもっと仲良くなれたらいいですね宮本さんの双剣は独特な扱い方なのでとっても参考になります紫音さんの武器は凄いですよね、確か仙狐族の秘宝なんですよね?天狐族の侵攻を許せば戦えない人達が犠牲になってしまいます、お互い頑張りましょう天狐族の力はとても強力です、妖狐族だけではとても戦えない相手でした バトル開始 仙狐族に変な所は見せられないし、頑張らないとねここは私に任せてください!今日はいつもより調子がよさそうですあの子、私と同じくらいなのに凄い……負けるもんか!仙狐族の危機は妖狐族の危機だもん、絶対にここは通さないから! 進軍時 せいっ、えいっ!斬り、開くっ!えへへ、体が軽くて気持ちいいななんのっ!まだまだ! 参加イベント 三狐争乱-巨兵襲来- 参加ログインストーリー [[]] エキストラコンテンツ +...
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狐耳作製(きつねみみさくせい) 説明 きつねみみ を使用 狐耳は装飾に分類され、通常の装飾に加えてMDF/MEVAが増加し、「通常攻撃がたまに技「狐火」の効果に変化する(SP消費無し)」という効果を持ちます(この効果は装備箇所「自由」でも発揮します)。 作製時の強さは作製者の魔力と魅力が大きく関わります。また、この技能のLVが高いほど作製時の強さが増加します。 この技能の処理番号は3035です。 また、この技能のLVが高いほどMDF/MEVAが増加します。 必要技能なし アイテムきつねみみを使用 習得者感想 名前 コメント
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緩やかに曲がり、緩やかに登る小道。 舗装はされていない。が、よく手入れされていて、乗用車なら問題なく通れそうだ。 両脇は雑木林に囲まれている。この時期ではすっかり葉を落とし、静かでひっそりとした印象だ。 そんな、地図にも載っていないような小道を、1人の少年が歩いている。大人びては見えるものの、未だ少年と呼ぶほうが似つかわしい顔つきだ。 3桁の寂れた国道からこの小道に入って、はや十数分。徒歩なので大した距離ではないはずだが、方向感覚も距離感覚も、とうに失ってしまった。 (こんなに、遠かったっけ) この道を通るのは初めてではない。しかし、徒歩では初めてだ。 足を止め、登山用の大きなリュックを背負いなおす。顔を上げると、小道の先に階段が見えていたことに気づいた。その先に、堅牢な門と、延々と続く塀。 ようやく、目的地に着いた。安堵の息をつくが、大変なのはこれからである、と自覚しているので、彼の表情は硬い。 門の下で、ひとつ深呼吸。 「突然の訪問、申し訳ありません! 宮垣和成が次男、恭二と申します! どうか、御当主様にお目通り願えないでしょうか!」 精一杯の声量だが、屋敷の広さを知る彼には、それでも声が届いたか確信が持てない。 もう一度声を上げようと息を吸ったところで、通用口の方が開かれた。 「無礼を承知でお願い申し上げます。御当主様にお願いしたいことがあり参上しました。ぜひ、ひとめ御当主様に!」 顔を覗かせた青年が口を開く前に、深々と頭を下げて畳み掛ける。 「今すぐにとは申しません。御当主様にお暇な時間があるときで構いませんので――」 「良いよ」 「軒下ででも待たせてもらい――へ?」 「良いよ、と言ったんだ」 「あ、ありがとうございますっ」 長期戦を覚悟していた彼は、あまりにもあっさりと承諾され、かえって困惑した。アポイントメントなしで会えるほど、宮代の当主は安くなかったはずだ。が―― 「――あの、案内していただけるのでは」 青年は通用口に立ったまま、動こうとしない。気まずい沈黙に耐え切れず、催促してしまう。 「案内、というか……いや、それは本気で言っているのかい? なら、ちょっとショックだな」 妙なことを口走る青年の顔を、まじまじと見る。どこかで見たことのある顔―― 「い、市郎さんっ!? いや、失礼しましたっ、市郎様!!」 「まったく、良く剣の稽古をつけてやったのに。顔も忘れるほど会ってなかったか?」 はたはたと手を振りながら通用口に立つ青年は、日の本で最も多くの犬神を抱え込む武力集団、『宮代』を束ねる現当主、宮代市郎その人であった。 「すみません、その……」 「そう畏まるな。宮代の栄華も今は昔、だ。今の僕は、まあ良く言って“貧乏な旧家の若旦那”ってところだな」 宮代家上屋敷の小道を、市郎のあとに続いて歩いていく。まさか、訪問した当の本人の顔を忘れていたとは。 それにしても――言い訳がましいとは思うが、恭二は内心思わずにはいられない。 市郎さん、変わった。明るくなった。 先代の当主――市郎の父親――は漁色家であったが、市郎は正妻も含めて唯一の子どもであった。つまり生れながらの次期当主であったわけだ。当然、当主としての英才教育を施されてきた。 しかし、市郎は宮代の大人たちに染まることなく、むしろ反面教師にして、驚くほど宮代的では無い人柄を形成してしまった。 恭二自身をはじめ若い世代は、市郎を良き兄貴分として慕った。一方長老衆は、そんな市郎を好ましく思うはずがない。 下からの期待と上からの圧力で、相当な心労があったのは想像に難くない。反対を押し切り、遠くの大学へ進学したのも(しかも大学院まで進み、6年間宮代を離れていたのだ)その表れだろう。 人の話は熱心に聞くけど、自分の考えや感情は表に出さない。そして時々見せる、諦観にも似た憂いの表情。そんなのが、恭二の印象に残っている市郎の姿だ。 そんな市郎が、気さくに話しかけてくる。 この変化の契機は、間違いなく、“黒”の反逆であろう。 恭二自身は――というより、宮垣家自体が、この件に関与しなかった。分家頭である父の和成が、宮垣の保身のために病と偽って距離を置いていたのだ。 経緯も結末もわからない。が、長老会議の崩壊と分家衆の離散という事実からおおよそ推測できる。 それが、市郎を今のように変えた――むしろ、本来の姿に立ち返らせるきっかけになった、ということも。 それにしても。そう、それはわかっているが―― (市郎さん、なんでハンテン姿でうろついてるんですか……) ポロシャツの上にハンテンを羽織っている市郎なんて、見たことがなかった。 「構わないだろう、自宅の庭先を散歩しているだけなのだから」 思わず背筋を伸ばす。内心を見透かされてしまった。 「いえ、別に……その」 「まるで狐を見るような眼だったぞ? ――ま、せっかくの客人を虐めるのはこれくらいにしよう」 おどける市郎を、本人にはばれないように窺う。本当に、別人のようだ。 「誰か――ああ、白華。客人だ。荷物を運んであげて。約束の時間まで、しばらく彼と散歩しているよ」 玄関で市郎が呼ぶと、ひとりの犬神が出てきた。恭二にも見覚えがある。 「お久しぶりでございます、恭二様」 恭しく礼をするなり、白華は恭二の荷物を受け取った。きびきびとした彼女の様子に、辞退する暇もない。 「久しぶりです、白華さん。すみません」 荷物は半ば奪われるように持っていかれてしまった。 「さて、恭二君。僕はこのあと人と会わないといけないけど、それまで、ちょっと散歩でもしようか。積もる話もある」 恭二に断る理由はなかった。 「折角尋ねてくれたところを、悪いね。ゆっくりとできなくて」 「いっいえ」 例の一件の後から十分に手入れがされていないのだろう、上屋敷の庭はすっかり枯れた雰囲気になっていた。庭師が偏執的に造り上げていた日本庭園には、落ち葉と枯れ草が散乱している。 すっかり変わった上屋敷と、少しだけ変わった市郎。 知らない場所に迷い込んだような感覚を覚え、恭二は何だか居心地が悪くなってきた。 「荷物が多かったようだが」 「はいっ!?」 反射で大きな声が出てしまう。市郎が苦笑している。 「荷物が多かったようだけど、今日は泊まっていくのだろう?」 「いえ、その……実は、市郎さんに折り入ってお願いがありまして」 いつまでもうろたえていられない。徒歩で山奥の上屋敷まで来たのは、思い出話をする為だけではない。 「家出かい?」 市郎の言葉に、恭二は思わず足を止める。 「……その通りです」 恭二に合わせて足を止め、こちらに振り返っていた市郎に気まずく返事をする。 「だが、単なる家出ではないね。宮垣の御仁は相当な“たぬき”だから、恭二君の家出をみすみす許容しない。かといって人質に出すほど宮代的でもない。さて――」 見たこともない、いたずらっ子のような表情。 「どんな口上を聞かせてくれるのかな?」 観念して、正直に話すことにした。 「……父は、宮代から独立するつもりです。でも、自分は、市郎さんと縁を切るべきじゃないと思ったんです。市郎さんなら、きっと宮代を立て直すから。いや、本当は」 一つ、深呼吸をする。 「本当は、市郎さんが宮代を変えるのが見たいだけです。それを見るのは、俺が宮垣の一員として兄さんを支えていくのに、きっと必要になると思って……」 そこで言葉が途切れる。道中、散々台詞を考えてきたはずだったのに、結局は青臭い本音を言うことしかできなかった。 「――なら、見ていくと良い」 少し笑って、市郎が応えた。 「特別なことをするつもりはないけれど、気が済むまで居ると良い」 市郎が歩き出す。少し遅れて、恭二も慌てて後を追う。 「……でも、市郎さんは宮代を変えるつもりなんでしょう?」 緊張で上ずりそうになる声を、どうにか抑えて尋ねる。 「変える、ね。厳密には違うな。今の宮代には、変えることができる何かなんて残っていない」 今度は市郎が足を止め、振り返る。 「宮代とは、何だと思う?」 恭二には答えが思いつかない。 「犬神に裏付けられた暴力? 歴史に裏付けられた政治への影響力? 僕はね、怨念だと思う。身内も周りの人たちも、何もかもを不幸にして力を欲しがって、結局掴んだのは、恨み、つらみ」 市郎が何を指してそう言っているのか、さっぱりわからない。当主だからこそ知りえる何かが、そう言わせているのだろうか。 「ま、今は怨霊など消えてなくなった。僕はただ、新しい家を作るだけだ」 市郎は柔らかく笑うと、再び歩き出した。 「市郎さんなら、できますよ」 掛け値なしにそう言って、市郎の後に続く。 その後姿に、いつか追いつきたい、と強く思いながら。 自室としてあてがわれた客室も、久々の風呂場も、上屋敷は何だかんだで懐かしく感じられてしまった。 「ふう」 風呂上りに、随分と寂しくなった屋敷を散歩する。以前はひっきりなしに女中やらとすれ違ったものだが、廊下は怖いくらいの静寂に包まれている。 「盛者必衰、かぁ……」 いや、でも。市郎とのやり取りを思い出し、沈む気持ちを振り払う。 (きっと、市郎さんなら、これからもっと賑やかになる) 外の空気が吸いたくなり、箱庭に出ることにした。箱庭とは本来ミニチュアのことをさすが、上屋敷では大広間と当主書斎をつなぐ回廊の中にある小さな庭園のことをさす。 どうやら、月の綺麗な夜のようだ。回廊に繋がる廊下にまで、月明かりが差している。 「あっ……」 他の庭園はともかく、箱庭は良く手入れがされていた。しかし驚いて声を詰まらせたのは、そのためではない。 「あらま、見ない顔ねぇ?」 先客がいた。箱庭に下りる階段に腰掛ける、浴衣姿の女性。 清純な瑞々しさも感じさせるが、大人の雰囲気も漂う、不思議なひとだ。波打つ栗色の髪に淡い月の光が照らされ、その雰囲気を一層引き立てる。 女性の空気にのまれ、立ち尽くしていると、女性は自らの傍らを少し空け、 「まあ、お座りなさいな。少し、お話しましょう?」 ぽんぽん、と、傍らを軽くはたいた。 「……失礼します」 断るのもなんとなく悪い気がし、勧められるままに座る。 「月が綺麗ねえ」 柔らかく微笑微笑みかけてくる女性に、適当に相槌を打つ。 (何だろう……違和感?) この女性の雰囲気が、どうにもひっかかる。何が、と問われても返答に困ってしまうのだが。 そもそも、女性から漂う花の蜜のような香りが、何かをこっそりと狂わせているようでならない。 (落ち着いて……今、上屋敷にいる可能性があるのは市郎さんと犬神たちだけで、でも、このひとは明らかに犬神ではない……) 「どうしたの、難しい顔しちゃって?」 にわかに、香りが強くなった。反射的にのけぞる。 「美人を隣に置いておいて、考えごと?」 女性が覗きこんでいた。追いかけるように身を乗り出してきたので、箱庭全体に充満しているのではないか、と錯覚するほど、肺が香りで満たされる。 「いっいえ、違います!」 「ふうん、じゃあ、なにをぼおっとしてたのかなぁ?」 更に顔を近づける。 緩く波打つ髪が、彼女の頬を流れて鼻先をくすぐってくる。 白い頬といたずらな輝きが踊る瞳を前に、冷静に受け答えができるはずもない。 「ふふっ、かぁいい反応」 女性は彼の鼻先をちょんと押して身を引いた。 「……あんまりからかわないでください。その、女性には慣れていなくて……」 必要以上に血液を運びだした心臓を押さえ、どうにかそれだけを搾り出した。 「あらま、まさか女を知らないの? 宮代の男子が、ねぇ……」 彼の言葉に反応した女性が、底意地悪く聞き返してきた。 「いや、俺、いや自分は、次男ですし、学校は男子校でしたし、うちの家はそういうのに厳しくって」 「いやあねえ、そんなにうろたえたら、ボクはドウテイでーす、っていってるものよぉ?」 良い獲物を見つけた、といわんばかりに挑発的な言葉を投げかける女性。 反論しようにも、どうしようもなく頬に血が集まるのを感じてしまう。 女性の追及はなおも続く。 「でも、女の子に興味は、もちろんあるんでしょう?」 再度身を乗り出す。今度は彼の太股に手をつき、身体ごとすり寄せるように。 「……それは、もちろん」 「だよねぇ?」 さらに身を乗り出す。むしろ、覆いかぶさっているといっても過言ではない。 「ちょ、ちょっと、近すぎですっ」 逃げようにも、既に下半身に乗られてしまっている。女性を力任せに振り払うわけにもいかず、 「えい」 そのまま、押し倒されてしまった。 「な、何をする気ですか……」 緊張のあまり声がかすれる。 「あら、何をされる気なのかなぁ?」 完全に馬乗りになった彼女は、つつ、と人差し指で彼の腹部を撫で上げる。 「しょ、初対面の人に、こんなこと」 「だから、どんなこと?」 彼女の指は胸の先端を触れ――る前に、恭二に捕まえられた。 「あらま、理性の強いこと」 目を丸くした女性が、少し呆れたように呟く。 「分家とはいえ、自分も宮代の男です。見ず知らずの女性とみだりに関係を持つのは」 「みだりに関係を持つのが、宮代の男ではなくて?」 さえぎってきた女性の問いには答えず、上半身を起こす。 「今はともかく、本来の宮代はそうであり、自分はそうありたいのです」 努めて冷淡に突き放す――が、内心は甘い香りが直接脳を侵しているのでは、と思うほど眩暈にも似た陶酔感に揺れている。 「さあ、どいてください。こんなことはもう――」 「金城、耀(きんじょう、よう)」 彼女を押しのけようとした手が、今度は逆に捕まえられた。 「名前。金色の城に、かがやかしい、って言う意味の、耀。派手でしょう?」 捕まえられた指に、彼女の指が絡められる。細くしなやかな感触に、逃れることができない。 「あなたのなまえ、教えてもらえるかしら?」 もう片方の手を添えながら、潤んだ瞳で見上げられる。 感覚が、彼女の香りと、長いまつげと、上気した頬の緋色でいっぱいになる。 「……恭二です。宮垣、恭二」 「きょうじ、くん」 「は、はい」 間の抜けた返事に、耀は花がほころぶように微笑んだ。 「これで、見ず知らずの間柄ではなくなったわね?」 掴まれた手に、頬を寄せてくる。ほんのりと、あたたかい。 「ふふっ、いまどき珍しいほど、まっすぐなひとね」 ゆっくりと、身体を預けてくる。再度押し倒されることはなかったが、完全に耀を胸の中に納める形になってしまった。 「すてきなひと」 音もない衝撃。彼女の顔が遠ざかってから、口づけされたことを理解した。 「満月のせいかしら。へんに興奮してる」 熱っぽい吐息を漏らしながら、掴んだままの手を自らの胸に押し当ててくる。浴衣の薄い生地の下、柔らかな感触、その奥に、確かに鼓動を感じる。 「お願い、きみに、鎮めてもらいたいな」 瞳を閉じ、ゆっくりと耀の唇が近づいてくる。 桜色の唇。それしか見えない。 「んっ」 どちらともつかない、鼻から抜ける吐息の後、唇が重なった。 先ほどの掠めるような口付けではない。耀の舌が、するりと入ってくる。 「ん、んんぅ……」 息苦しくなって呻き声が漏れるが、その隙を突いて、さらに奥深くまで侵入してくる。 甘い香りと、粘膜の感触に、段々と思考が停滞していき―― 寸前に、思い切り唇を噛んだ。 驚きの表情で耀が身体を離す。彼女の唇は口紅ではない赤に染まっている。 「あんた……狐だろ?」 荒い息を吐く恭二。口元からは血が流れ、顎へと伝っている。 「なんか、おかしいと思ったんだ。どんどん視野が狭くなってくっていうか、思考が誘導されてるような感じがした。女の色香、って言うレベルじゃない」 口元を拭う。我ながら、結構深く噛んだものだ、と感心してしまう。しかしこの痛覚と血の味が、甘ったるい彼女の香りを一掃してくれた。 「へえぇ、ばれちゃうとは、思わなかったわぁ?」 耀が微笑んで髪を揺らす。すると、三角の耳がぴょこん、と飛び出す。 「そう、あたくしは狐」 先ほどの可憐な微笑と同一人物とは思えない、いやらしい笑みでそう宣言すると、力任せに恭二を押し倒す。 「やっ……やめろ。狐が、宮代の屋敷から生きて帰れると思うのか」 妖狐と宮代は不倶戴天の敵である。その宮代の屋敷で妖狐が狼藉を働いて、ただで済むはずがない。 「俺が大声を出したら、あんたは終わりだ」 最大の切り札を、自信を持って切った。はずだったが―― 「ふうん?」 耀は全く意に介しない。 「あんたがどれだけの力自慢か知らないけど、何十もの犬神相手に――」 「あらあら、すぐに荒事にことを持っていく。宮代はこれだからいやなのよねぇ」 精一杯凄むが、文字通り暖簾に腕押し。 「……自業自得だからな」 力ずくで叩き出すしかない。自分の力でそれができないのは悔やまれるが、仕方ない。 助けを求めるべく、肺を空気で満たす。が―― 「狐に迫られてボッキしてる」 吐き出すべき息が、喉で詰まってしまう。 「――そんなの見られちゃうなんて、確かに自業自得ねぇ?」 行き場のない怒気が胸を渦巻く。いたぶるように見上げる耀に対して、ではなく、はちきれんばかりに充血している自分に気付いたからだ。 「貴様……」 「やぁん、そんな目で見ないでほしいわぁ?」 言葉とは裏腹に、耀の瞳は爛々と輝いている。 「余計、いたぶりたくなってしまいますもの」 そういうなり、血まみれの唇に再度吸い付いてきた。 「んーっ、んんぅっ!」 屈辱と激痛に身を捩じらせるが、どんなに力を入れても耀はびくともしない。 気がつかないうちに、マウントポジションを取られていた。しかも耀の押さえ込みは巧みだ。抵抗する恭二に合わせて重心をずらし、まるで暴れ馬をいなすように捌かれてしまう。 顔を背けようにも一瞬で気取られ、後頭部をしっかと固定されてしまう始末。 「ぷは。もう……元気なのはここだけでよろしいのに」 唇を離した耀は、にたにた、としか形容の仕様がない笑いを浮かべ、下半身へと手を伸ばす。 「やめろっ!?」 逃げる暇もない。夜着のズボンから侵入してきた彼女の手に、あっさりと捕まってしまう。 「うぅ……」 「んふふっ、大事なトコロを握られちゃったら、下手に暴れられないよね?」 彼女の細い指が、敏感な先端をゆっくりと撫ぜ始める。 「大丈夫、びっくりするくらい、きもちよくしてあげる」 箱庭が熱の籠った吐息で満たされる。 恭二は、ただひたすら身を硬くして耐え忍ぶ。その様子を目を細めて眺めながら、耀は間断なく責め続ける。 「ねえ、きょーじくん」 耀が、額が触れるまで顔を近づけ、呼びかける。 「きょーじ、くん」 彼女の指の動きが、若干緩む。恭二は仕方なく瞳を開いた。 「こんなに頑張るとは思わなかったわ、きょーじくん。音を上げて、おねだりしてくるかと思ったけど」 いつ暴発してもおかしくないが、絶妙な力加減がそれを防いでくる。 「でも、つらいでしょう、くるしいでしょう? もう、我慢しなくてもいいのよ?」 優しく、諭すように語りかける。 「一言、きょーじくんが一言でもお願いすれば、ちゃんときもちよくしてあげる」 きっと、本当に一言でも言ったら、苦役のような快楽は180度反転するだろう。とてもとても、きもちよくなるだろう。でも、それでも。 「……宮代は、狐に屈しない」 心のどこかで後悔の悲鳴が上がるが、それでも恭二は言い切った。 「そう――」 だからといって、身体には反抗できるほど余裕はない。やけに嬉しそうな耀が手を抜いてゆっくりと体勢を変えたが、そんな好機にも何もできない。 「ほんとに、あたくしを悦ばせるのがじょうずなコねえ?」 ズボンをずり下げ、膨れきったもの外気にさらす耀。先端からは蜜が溢れ、月の光に照らされて光を反射させている。 「やせ我慢が好きな男の子、好き。あたくしのために、せいぜい我慢して?」 「だ、だれがあんたのためにっ、いぃ……」 途中で声にならなくなる。身体の芯が真っ白になるような衝撃と、制御できない腰の痙攣の後――熱く、ぬめった柔らかい感触に、目の前の狐と交わっていることに気付いた。 同時に、彼女の中で果ててしまったことも。 「……ちくしょう」 そう、妖狐に手篭めにされ、いいように射精してしまったのだ。情けなさとやるせなさに、自然と涙がこぼれてくる。 「んふっ、はじめてなんだから、すぐイッちゃったからって恥ずかしがることないのよ?」 頭を撫でてくる手を振り払うが、逆に手首を掴まれてしまう。瞬間的に激昂しそうになったが、すんでのところでブレーキをかける。狐の前で駄々をこねるような真似は、それこそ宮代の恥だ。 「そうそう、その顔よ?」 冷静さを取り戻そうとする恭二を満足そうに見下ろしながら、耀は腰を動かし始めた。 捻りと、円運動と、上下運動が一体になった複雑な動きだ。加えられる快感は生半可なものではない。一度吐き出しても緩みもしなかったものが、あらゆる角度と方向でしごき上げられる。 「……っ、ぅっ……!」 上半身を捻って逃げようとするが、もう片方の手も掴まれ、そのまま押さえ込まれる。身体も快楽も逃げようがない。ただ歯を食いしばって、耐えるしかない。 「ほぉら、ね、きもちいいでしょぅ? きょーじくんのペニス、大喜びで跳ねまわってるわぁ」 妖しげな運動で責め上げながら、耀は恭二の潤んだ瞳を覗き込む。 「ヒトのカラダは、もっときもちよくなれるところが沢山あるの。お尻も、乳首も、みんなあたくしが教えてあげる」 彼女の両手に力が込められる。 「ねぇ、素敵だとおもわない? こんなきもちいいこと、思う存分楽しめるなんて」 快楽の炎が爛々と瞬く瞳にまっすぐ見据えられる。強烈な快感で思考が霞みはじめている恭二は、その二つの煌き以外は認識できなくなってしまった。 「きょーじくんが望むなら――その前に、もういっかいイッちゃいましょうねぇ?」 苦笑しながら頬を撫でる彼女。恭二の意識はもう、現実世界とは違う場所に漂っている。 ラストスパートに入る。段々と、単調だが激しい上下運動に変化し、容赦なく高みへと追い上げる。 「あぁ、――っ」 もう我慢など効かない。あっけなく終わりを迎えた。 「ねえ、恭二くん。――」 白む意識の中、何かを聞かれたような気がした。 が、その問いが何であったかを確認することもできないまま、意識を手放してしまった。 ふと気がつくと、あてがわれた客室の布団に座っていた。 目が覚めた、というわけではない。いつから起きていたか、わからない。 「恭二様、恭二様。起きていらっしゃいますか?」 白髪の老人が声をかけてくる。確か、朗伯(ろうはく)という名の犬神だったか。 ぼんやりと座っているところを彼に声をかけられ、意識が現実世界に戻ってきた。そんな感じだ。 「ああ、うん……起きています」 「朝食です。ですが、調子が悪いようでしたら、何か消化の良いものを作らせて、こちらに持ってきましょうか」 無意識に唇を――昨夜、自ら噛み切った唇を――撫でる。そこは確かに、鈍い痛みを伝えてきた。 「恭二様?」 「……だ、大丈夫ですっ。すぐに行きます」 今度こそ覚醒した。 大急ぎで身支度をして――夜着が昨夜着ていたものとは異なるものに変わっていたのも、昨夜の情事が夢でないことを証明している――離れへと向かった。 離れといっても、一般的な一軒家ほどはある、屋敷と渡り廊下で繋がれた建物だ。ひと昔前に、どこぞの長老が愛人のために増築したものらしい。現在は市郎と、彼の妻である“黒”の私的スペースとして使われている。 その離れで、市郎に朝食を呼ばれていたのだ。玄関からは白華に案内されて、ダイニングへと通される。 「おはよう、恭二君」 「……あ、はいっ。おはようございます」 食卓には、珍しいくらいに日本的な献立が並ぶ。3人分だ。 「悪いね、うちもすっかり貧乏になったから、こんなものしか出せないけど」 「いっいえ、有難いです、本当に」 昨晩の情事ですっかり疲労困憊してしまったので、味噌汁の柔らかな香りに堪らなくなってしまう。ただ、塩鮭は唇の傷に沁みそうだ。 「もう少し待っていてくれないか。今日はもう1人、客人がいるんだ」 「その必要はないわ」 空耳か――と思ったが、残念ながら夢でも幻でもない。後ろに立っていたのは、紛れもなく金城耀であった。 「あ、あ、あんた……」 飛び退って絶句していると、耀は艶やかな笑顔を向けてきた。 昨夜とは違って、きっちりと訪問着を着込んでいる。落ち着いた赤蘇芳の色調だが、可憐な秋草に蝶が舞う、流麗な友禅だ。 「お早うございます、金城殿。……こちらの恭二とは、お知り合いで?」 「ええ、昨夜」 柔らかく微笑んで――その笑顔が恐ろしくてしょうがない――答える耀。そもそも、なんで妖狐が宮代の当主と談笑しているのか。 「い、いち、市郎さんっ! 狐ですよ!?」 慌てて警告するが、市郎は不思議そうな目で見てくるだけ。耀はというと、扇子で口元を隠しながら微笑している――その瞳は、明らかに捕食者の目だ。 「何だ、そこまで知ってたのか。実は金城家に、うちのスポンサーになってもらおうと――」 「そうそう、その件ですけども」 ぱちん、と扇を閉じて市郎を遮る。 「宮代の株式会社化、誠に結構。あたらしい宮代のこれからが楽しみですわ。でも株主になるのは、今のところお断り。なぜかはご自分で考えてくださいな?」 先程までの穏やかな様子とは一変し、はっきりとした口調で流れるように言い終える。 「い、市郎さん、何の話を……」 「もうちょっと煮詰まってから明かそうと思っていたんだが……要は、山中一族にスポンサーになってもらうつもりでね。話を聞いてもらおうと、一族の長である金城殿を招待したんだ」 陸に揚げられた魚類のように、口を開閉させることしかできない。 妖狐に金を借りるのか、とか、あの山中氏の――商売上手な妖狐の中でも、最も大きな経済力を持つ山中氏の、敏腕家長が耀だったのか、とか。問い詰めたいことは山ほどあるが。 「別に悪魔に魂を売るわけではないさ。正確には、宮代を株式会社化して、その株を買ってもらおう、って話だから。ま、今回は断られてしまったけれど」 心中を察した市郎が苦笑しながら答え――るのを遮って、耀が何かを突き出してきた。 「金城殿?」 何も答えない耀。市郎は彼女の人差し指と中指に挟まれていた紙切れを受け取る。 「これは……今回の話は、ご破算ということじゃ」 驚愕の表情を浮かべる市郎を心底嬉しそうに見下ろす耀は、問いかけに答える代わりに掌を二度打った。 「はっ」 「……ここに」 パンツスーツ姿の女性がふたり、音もなく現れた。耳とふくよかな尾が、彼女達も狐であることを明らかにしている。 「それは代金ですわ、宮代の当主どの?」 疑問を差し挟む暇もなく、スーツのふたりに両側から拘束されてしまった。 「えっちょ、なにをっ?!」 混乱に拍車がかかる。狐とはいえ女性相手には、強引に振り払う踏ん切りもつかない。 「このコ、もらっちゃうわね? つじつまは適当にでっちあげておいて」 耀が突きつけたのは、小切手だった。それも、ゼロが豪勢に並べられた。 「なに言ってんだアンタッ! 市郎さん、助けてください!」 まずい、このままでは売られてしまう。 何とか魔の手から逃れようと身を捩るが、ふたりがかりの拘束は容易には振り切れない。 「お願いです、市郎さん……じ、じつは、昨日この狐に酷い目に」 「恭二君、今日から山中の家に出向してもらう」 「しゅっこうっ?! なにいってんすか市郎さん!!」 懇願はあっさり無視された。 「社会勉強だよ、恭二君。君もそろそろ、宮代以外の世界を知らなければいけない。金城殿に鍛えて頂け。見聞が広がるぞ」 「をほほほっ、新しい当主どのは話がわかる」 「形式上は、まあ、派遣にしましょうか。そこらへんの細かい話は、追々」 「ご勝手に。さ、笠間(かさま)、志和(しわ)、お暇しますよ」 当の本人を置き去りにしたまま、話は進む。このままでは本当に売られてしまう。 市郎の力になるために苦労を惜しむつもりはなかったが、こんなかたちの苦労となると、もっとこう、色々考えたい。 「市郎さんっ、お願いです、みすてないで……」 「往生際の悪い子は嫌いじゃないわ? でも、暫くは大人しくしていなさいな」 「げふっ」 家長の意図を敏感に察知した笠間(か志和かわからないが)に、正確無比に鳩尾を痛打される。 「さ、すみやかに運びなさいな」 「あー、金城殿、あまり手荒な真似は、派遣元としては」 市郎の抗議に、耀は嫣然と笑うだけで何も答えず―― 呼吸困難のため、恭二の意識は暗転した。 ……………… 哀れな恭二が運搬されるのを、市郎は神妙な面持ちで見送った。 「さあさ、あたくしも帰りますわ。宮代の若旦那、つぎの機会には、もっと魅力的なお話をいただけますわね?」 「はい、勉強させて頂きます」 「いいお返事。では、そのときは可愛らしい奥方さんも、ご一緒に」 明らかに含みのある言葉を残して、耀も悠々と踵を返した。 狐たちが退出し、離れに微妙な沈黙がおりる。市郎は腕組みをしてあさってのほうを眺め、白華は直立不動で虚空を見つめる。 からから、と、引き戸を引く音が沈黙を破る。 “黒”である。黒い髪を無造作に後ろでまとめ、ワイシャツにジーンズの姿で現れた。 彼女も一言も喋ることなく、食卓に座り朝食をとりはじめた。 「あー、その、なんだ」 ひとりが食事を進めるだけの音が響く雰囲気に、最初に音を上げたのは市郎であった。 「ああ見えても金城殿は、その、お気に入りの玩具は大事に扱うタイプだと思う」 言い訳というにはあんまりの言葉に、“黒”はにっこり笑って応えた。 「さすが、宮代の当主どの。『らしい』発言だよ?」 「うぐっ」 頭を抱えて突っ伏す市郎、すまし顔に戻って3人分の朝食を平らげにかかる“黒”、直立不動を崩さない白華。 暫くは、この気まずい沈黙が晴れることはなさそうだ。 「やれやれ、耀様の趣味にも困ったもんよ」 「……お母様は、若いから」 狐の女性ふたりがかりで担がれていた哀れな少年は、無造作に後部座席へ放り込まれた。 一見地味な、シルバーのワゴン車だ。が、所謂“やくざ屋さん仕様”レベルの堅牢性や、さりげなく貼られたハイブリットシステムのロゴなど、下手な輸入車よりも高価な代物だ。 そんな特別仕様車の後部座席は、全て収納され、敷布団が敷かれている。そしてその上には、胸を押さえて咳き込む恭二。――この後何が行われるかは、推して知るべし。 「はいはいふたりとも、はやく車をだして頂戴」 訪問着の帯に手をかけながら、耀が後部座席に乗り込んでいった。 「……いいなあ、お母様」 「うぇ、志和、耀様相手に略奪愛とか、やめてよ、ホント」 「お母様と私、趣味が似てるの。無駄な抵抗されると興奮しちゃう。困っちゃうよね、笠間ちゃん」 笠間と呼ばれたポニーテールの方が、げっそりとした表情で肩を落とす。志和と呼ばれたショートカットの方は、未練がましく閉められたドアを見つめる。 「はいはい、耀様に怒られる前に帰るよ」 「笠間ちゃん、運転お願い。オナニーする」 「はあっ?!」 目が点の笠間を無視し、志和は助手席を陣取ってしまった。 「なんでいっつもあたしが貧乏くじを……」 愚痴りながらも、諦めて運転席に乗り込む笠間。 「頼むから、高速とかで後ろに乱入とかしないでね。暴れないでよ?」 「大丈夫、むしろ見てるだけのほうが趣味に合う……あ、吸い付いた」 志和は早速バックミラーを調整し、後部座席の攻防戦を鑑賞しながら始めていた。 「あっはっは……こンの変態娘め」 乾いた笑いを漏らしながら、笠間は車を起動させる。 「マウントポジションとられた。もう時間の問題……」 「あーもー勝手にしなさいよっ」 笠間はやけくそ気味にアクセルを踏み込んだが、モーターを併用したワゴン車は、どこまでも滑らかに車体を発進させた。
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混乱辰狐 レベル:数 25:1 構成 名前 外見(種族) レベル 初期付与 使用技 混乱辰狐 神 25 ▲ 反射 千本鳥居、不動、嵐撃・弐、妖結界、闘魂術 生息地域 鎮守の洞 ドロップアイテム 守人の宝剣 備考 初期付与は詠唱付与 ▲ を消さないと強力な術が連続で飛んでくるため、絶対に消す必要が有る(看破必須) 回避が高いので可能ならば連携が良い 詠唱付与を消せばそれほど強くないが詠唱付与を消さないで戦うのは無謀。 同様に、初期再生も消せると最後の一押しが非常に楽に。 情報募集中 名前 コメント
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混乱辰狐 レベル:数 25:1 構成 名前 外見(種族) レベル 初期付与 使用技 混乱辰狐 神 25 ▲ 反射+再生 千本鳥居、不動、嵐撃・弐、妖結界?、闘魂術 生息地域 鎮守の洞 ドロップアイテム 守人の宝剣 備考 初期付与は詠唱付与 ▲ を消さないと強力な術が連続で飛んでくるため、絶対に消す必要が有る(看破必須) 回避が高いので可能ならば連携が良い 詠唱付与を消せばそれほど強くないが詠唱付与を消さないで戦うのは無謀。 同様に、初期再生も消せると最後の一押しが非常に楽に。 情報募集中 名前 コメント
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ホームステッド ホームステッドミッション 平民のエンサイクロペディア ホームステッドミッション アキレス ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 訓練開始 経済について学ぶ なし 帳簿を操作できるようになる 館の秘密 アキレスが隠した箱を見つける なし なし 館の秘密 ニューヨークで頼まれた包みを見つける なし なし 遺産 ティモシー神父に事の成り行きを知らせる なし なし アキレスの絵 アキレスと彼の家族の絵を暖炉の上の棚に飾る なし なし ビッグ・デイヴ ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 脱走兵 ビッグ・デイヴを死刑から救う なし 鋤や戦争用物資を作れるようになる ノリスの材料ミッション後、フロンティア(ジョンズタウン南西部)で発生 ぴったりの道具 ニューヨークでデイヴの新しいハンマーの部品を2つ見つける なし 職人レベルが2になる よろず屋で購入 待ち伏せ 斥候を追う なし 職人レベルが3になる ボストンで発生 対決 ビッグ・デイヴとその友人を守る なし 職人レベルが4になる ゴドフリーとテリー ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 水難救助 テリーが滝つぼに落ちる前に彼を助ける 水に落ちない 木材を購入できるようになる 川の上の木や岩を通ればよい 強盗事件 家に押し入ろうとする強盗を止める なし クルミ材などが購入できるようになる 争い ケンカを止める なし トウヒ材などが購入できるようになる ボウルズ初心者 ボウルズのやり方を学ぶ なし 森の物資を購入できるようになる 勝敗は何も影響なし ランス ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 木工職人の武器 見知らぬ男を助ける なし 木箱や樽などを作れるようになる 商売道具 ランスの道具箱を取り返す なし 職人レベルが2になる 一攫千金のアイデア ランスの設計図をすべて取り戻す なし 職人レベルが3になる シリーズファンならニヤリとできる ウォーレンとプリューデンス ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 虐待 農民を解放する なし ミルクや卵が購入可能になる フロンティアで発生 プリューデンスの摘んだ月見草 プリューデンスを探す なし 農作物が購入可能になる 鷹の目を使うと楽 幸せの予感 医者を見つける なし 家禽や肉類が購入可能になる ドクター・ホワイトのミッションと共通 豚の世話 豚を集めて小屋に戻す なし 小麦や穀物が購入可能になる ノリス ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 ケンカ屋 イギリス兵から男を守る なし 鉄鉱石等が購入可能になる ボストンで発生 ノリスの求婚 ノリスに話しかける なし 銅鉱石等が購入可能になる鉄塊2個 ノリスの再挑戦 ノリスに話しかける なし 鉛鉱石や硫黄が購入可能になる 材料 フロンティアでノリスに会う なし 金と銀鉱石が購入可能になる鉄塊5個 爆破後に敵部隊と戦闘(3回) ドクター・ホワイト ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 幸せの予感 医者を見つける なし 薬が作成可能になる ウォーレンとプリューデンスのミッションと共通 医者はどこだ! ドクター・ホワイトとウォーレンをプリューデンスの所へ連れて行く なし 職人レベルが2になる 中傷 ドクター・ホワイトに対する中傷を止めさせる なし 職人レベルが3になる 待ち時間 アキーラ号が戻ってきて以来、ドクター・ホワイトは大忙しだ。彼に手を貸してやらねば なし 職人レベルが4になる エレン ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 絶縁 子供の案内に従って女性を助ける なし ニューヨークで発生 絹の忘れ物 エレンが前の店に残してきた絹を取ってくる なし 職人レベルが2になる 最後の対決 ホームステッドの住民が一致団結してクインチェント一味を撃退する なし 職人レベルが3になる ミリアム ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 密猟者 北西地域で密猟者を調べる なし 毛皮、ハーブや狩猟物が購入可能になる ロープダートのチュートリアル 白い美獣 ミリアムが珍しい動物を追跡するのを手助けする なし 狐の毛皮等が購入可能になる 鷹の目を使うと楽 二度と騙されるか… ノリスがミリアムに気に入られるよう手助けする なし 狼の毛皮等が購入可能になる ホームステッドの日常 ミッション 内容 フルシンクロ条件 報酬 備考 迷える羊を探して ティモシー神父が教会を建てる手助けをする なし 1000£必要 結婚式 マリッジブルーのミリアムと話をする なし 空き店舗 オリバーとコリーンは宿屋を再開するための場所を探している なし ミートパイや酒等が購入可能になる 1000£必要 平民のエンサイクロペディア 概要ホームステッドの住人を分析し、平民のエンサイクロペディアを完成させる。 何らかの作業をしている時に照準モードにして注視していると追加されていく。 鷹の目を使うと、記録可能な作業中の住人が金色になる。 必要な分析は3つだが、分析できる行動そのものは3つ以上ある。 冬場は農民の収穫作業が無いなど、季節によっても発生する作業が変わる。 内容住民の記録:鍛冶屋 0/3 住民の記録:医者 0/3 住民の記録:農民 0/3バグにより2つで完了になりログに残ったまま、トロフィー(/実績?)は解除可能 1.02patch後は農民を調べてなかったら3つ完了できるがログに残ったまま 住民の記録:猟師 0/3 住民の記録:宿屋 0/3 住民の記録:木こり 0/3 住民の記録:採鉱人 0/3 住民の記録:仕立屋 0/3 住民の記録:大工 0/3 職業 行動 対象人物 鍛冶屋 家の前の作業台で車輪を作っている ビッグ・デイヴ 馬の蹄鉄を打ち付けている ビッグ・デイヴ 砥石で斧を研いでいる ビッグ・デイヴ 鍛冶場で金属を鍛えている ビッグ・デイヴ 医者 草むらで薬草を採っている ドクター・ホワイト 石に腰掛けて本を読んでいる ドクター・ホワイト ノリスとミリアムの手紙を読みあげている ドクター・ホワイト ランスを診察している ドクター・ホワイトとランス 農民 手押し車(?)で畑を耕す ウォーレン ニワトリに餌をやる ウォーレン 畑で野菜を収穫 プリューデンス 牛の乳搾り プリューデンス 穀物の脱穀 プリューデンス 窯に小麦の生地を入れている プリューデンス 猟師 北西部。森の木の上から獲物を探す ミリアム 北西部。丸太に座り銃の手入れをする ミリアム 北西部。焼いている肉を回す ミリアム 森に仕掛けた罠を確認しに行く ミリアム エレンに毛皮を売却している ミリアムとエレン 宿屋 宿屋の隣で豚を解体 オリバー 宿屋のカウンター内で帳簿をつけている オリバー 宿屋の隣で鹿を焼いている コリーン 宿屋の隣でリンゴ酒を作る コリーン 木こり 荷車から木材を降ろしている ゴドフリーとテリー 二人でのこぎりを使い丸太を切断している ゴドフリーとテリー 家の前でバターを作っている(桶の中央に棒を通した縦長の器具) キャサリン 斧で薪を割っている ゴドフリーとテリー or テリーとビッグ・デイヴ ボウルズで遊んでいる ゴドフリーとテリーとドクター・ホワイト 採掘人 南西部。洞窟内で採鉱作業をしている ノリス 南西部。洞窟入り口でランプにオイルをさしている ノリス 南西部。洞窟近くの川でたらいで鉱物を洗っている ノリス 仕立屋 家の前で服を仕立てている エレン 家の前で椅子の布を修繕している エレン 家の前で椅子に座って布を縫っている エレン 家の前で手を広げて立ってる住人の服の丈を計っている エレン 井戸の前の桶で布を洗っている エレン 大工 家の前で椅子を作っている ランス 家の前で木材をカンナで削っている ランス 木こり小屋の前で木材を選んでいる ランスとゴドフリー 坑道の補強についてノリスと話をしている ランスとノリス
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陽狐ユキメ C 火 2 1000 ラブリー・ヒート ■ロマンス・チャームスノー・フェアリー ■RC-このクリーチャーはバトルゾーンから手札に戻るとき、代わりにバトルゾーンにとどまる。 (F)冒険も良いけど、家族のことも考えてくださいね!----陽狐ユキメ 作者:こもり 収録 「回帰編」 評価 名前 コメント
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陽狐シズヤ SR 火 8 5000 ラブリー・ヒート ■ロマンス・チャーム-アーマード・ドラゴン ■RC-このクリーチャーが攻撃する時、相手は自分自身のマナゾーンにあるカードを2枚選び、墓地に置く。 ■自分のドラゴンが攻撃した時、次の自分のターンの初めまでこのクリーチャーは呪文の効果を受けない。 (F)「大昔には龍に嫁いだ狐さんが居たんだって。今じゃ狂気の沙汰もいいとこだね・・・。」---とあるドリームメイト 作者:こもり 収録 「回帰編」 評価 名前 コメント