約 2,468,612 件
https://w.atwiki.jp/jojobr3rd/pages/419.html
承太郎たち3人が、感覚を頼りに西へ歩き出して暫く。 「康一は置いてったの、怒るかもしれねえなぁ」 「ま、なるようにしかならねえよ…皆もわかってくれるって」 ジョセフと仗助がそんな会話をしつつ歩きながら承太郎の傷を癒している中、真ん中を歩いていた承太郎は不意に歩みを止めた。 「少し先に行っててくれないか」 傷自体は塞がっている。ただ、まだ違和感や痛みを除ききるまでには至っていないだろう。 「どうしたんスか?」 「野暮用だ」 問う仗助に、承太郎は少し後ろの角にある民家を指差した。 「ひょっとして、そこらで出来ねえ方?緊張感があるんだか、ねえんだか…待ってるから、早く済ませて来いよ」 ジョセフの軽口に見送られた承太郎はその角を曲がると、暫く歩いてから唐突に声を投げた。 「花京院、いるんだろう?」 付かず離れずの距離で3人を尾行していた花京院はひとつミスを犯した。 見つかりたくないあまり、見失いたくないあまりに自分の目と地面に這わせたハイエロファントの感覚、両方を使って3人を追っていたのだ。 我が家が炎に包まれてしまうなどという真似をされて神経が過敏になっていた承太郎は、追ってくる僅かな気配に気付き…それが花京院とハイエロファントグリーンのものだと識別していた。 どうする? 花京院は躊躇した。同行している二人は、角の向こう…承太郎の十数メートル先で立ち止まっている。 この距離なら。 「…承太郎、本当に君なのかい?」 花京院は、承太郎の視線の先にあった壁の影から出ていく事を選んだ。既に承太郎の背後…やって来たの方の道には、ハイエロファントの触脚を忍ばせるように張り巡らしている。 後は仲間のふりをして、隠れたままのハイエロファントグリーン本体からエメラルドスプラッシュを放ち、それをかわした隙に足を触脚で絡めとって体制を崩す。 空条承太郎のスタンドがどんな能力を持っていようと、本体の足を封じてしまえば…そして仲間が気づいても残りの脚で承太郎との間に壁を作り、牽制している間に止めを刺すことが出来る筈だ。 花京院は、前へ一歩踏み出す。 だが、結果として目論見は外れた。 二十数年のブランク…そして旅の中でも途中離脱があったとはいえ、承太郎は花京院と伊達に一緒に過ごしていたわけではない。 それも他の人間ならともかく、仗助あたりなら『親友』と照れもなく呼べただろう存在の気配に沸いた殺気を、承太郎はエメラルドスプラッシュが放たれる直前に感じ取っていた。 「エメラルドスプラッシュ!」 承太郎はエメラルドスプラッシュをかわす事はしなかった。その代わりにスタープラチナを瞬時に現すと、そのスタンドの指でやってくる礫の数個を素早く弾いていく。 「な…」 計算しつくされたようにスプラッシュ同士が玉突き衝突して弾道が逸れる。驚愕した花京院は、ただでさえ避けなかった事で遠くなった触脚を動かすのが一瞬、遅れた。 『スタープラチナ・ザ・ワールド』 承太郎は一気に花京院との距離を詰めた。 攻撃を仕掛けて来たという事は、どんな理由であれこの男が正気ではないと言う事だ。ただ…花京院典明と言う人間は、操られはしても狂ってしまうような質ではないとあの旅の日々が告げる。 もしそれが思い違いならこのままぶちのめすだけだ…そう結論付けて、スタープラチナは花京院の額に触れた。 幸いと呼べるのだろう、見つけた蜘蛛のようなそれを感慨にふける間もなく一気に引き抜く。相手が止まっているうちであれば、手元さえ狂わなければ何も問題はない。 その時、承太郎の片手は無意識に花京院の腹に触れていた。 その手が離れた瞬間、時は動き出す。 次に花京院が見たのは、目前にいる承太郎。そしてその傍らのスタンドが持つ、蜘蛛のようなものが日光に灰になっていく様子だった。 花京院の脳裏に、DIOの姿が蘇る。 『恐れる事はないんだよ、友達になろう』 恐怖に押し潰され、額に何かを埋め込まれて忠誠を『誓わされた』者。 挙げ句の果てに、誰かによって殺しあいを強要されるようなこんな中にいつの間にか放り込まれてまでその存在に執着し、誰かを殺して…ずっと独りで。 「…どうして、私を助けた…?」 ぐるぐると回る思考。花京院にとっては屈辱としか言えない記憶の中、その言葉は無意識に零れたものだった。 承太郎は平静に告げた。 「その質問は『二回目』だ、花京院。俺はあの時、答えをはぐらかした。だが、敢えて今回は言う。お前には『この地球に匹敵するほどデカい借り』がある」 「…なんだと?」 借り。自分が覚えていないからには、別の…または未来の『花京院典明』なのだろう。旅に同行していればそういう事もあったはずではあるが、ここまで言うとは一体何があった? 「俺を襲う気が失せたなら、付いてくるな。俺達は、これからDIOとケリを付けにいく」 その承太郎の言葉に、花京院は半ば反射的に口を開いた。 「…待ってくれ。私も同行する」 「…何故だ?」 思考を整理するように、承太郎に答える。 「私はDIOに恐怖し、肉の芽を植え付けられた。あんな屈辱はかつてない。このままでは私の気持ちがおさまらない」 承太郎は一言だけ尋ねた。 「何があっても、後悔しないか?」 花京院の耳に届いたその言葉には奇妙な存在感があった。だが、それでも引くつもりはない。 「わけのわからないまま、こんな場所に放り込まれて一矢も報いられないなら、私は死ぬより重い後悔を残すだろう」 「やれやれ、だ」 承太郎は、ちらりと自分の片手を見やった。 何故さっき花京院の腹に触れたのか…考える間もなく答えは降ってきた。確かめたかったのだ。 なくしたと思ったもの。今ここにあるもの。 そのまま手を握りしめて、そっと下ろした。 何か違和感を覚えて承太郎を追ってきた仗助は、花京院とやりとりをしている承太郎の背中を見つめていた。そこにある雰囲気が僅かに変わっている…すぐに無機質に溶けてしまったが、それは確かに杜王町で感じたあの雰囲気だ。 仗助は花京院に歩み寄り、声を掛けた。 「なら、一緒に行きましょう。ただ…覚悟してくださいね」 仗助の困ったような笑顔に何故かじわり、と花京院の中の何かが溶けていく。誰かに打算なく心を開ける少年が、眩しい。 空条承太郎。 あんな眼をしていながら、傍らにこんなに輝く少年がいる。それは一見してすぐ、自分とDIOのように無理矢理作られたものではないと解った。どうして、この少年はこの男の側にいるのだろう。 付いていけばそれもわかる。もう、ひとりはたくさんだ。 「やれやれ…見ていたか」 承太郎が仗助の気配に振り向く。仗助の後ろには、ジョセフが顔を覗かせていた。 「…おい、そいつも連れてくのか?早く行かねえと、あっちが待ちくたびれちまうぞ」 ジョセフの言葉に、四人は走り出す。そして目的の場所が近づくにつれ、承太郎はその感覚がひとつでない事に気づいた。 DIOとよく似た、だが『白い』もう二つ。 「…ジョルノ…?ジョナサン…?」 口に出して呟く。 前者を割り出せたのは存在を知っているからであり、スタート前に『見せられた』からだ。後者はそうとしか考えられなかった。 「じいちゃんが、いるのか?」 ジョセフの問いに、承太郎は頷いた。 「ああ、皮肉にも、DIOの息子…いや、ジョナサンの息子ともいうべきか…と、一緒だ」 ※ ※ ※ 「そうですか…トリッシュ、フーゴ、ナランチャ…三人は無事で…貴方と」 「だから、僕は君がジョルノだと言う事がすぐにわかった。これが君を名前で呼んだ理由だ」 ジョナサンがこれまでの自分の事をかいつまんでジョルノに告げると、ジョルノは笑みを返した。 「仲間の動向が聞けたのは僕にとって願ってもない事です。もう帰ってこない仲間もいるけれど…僕は必ず、彼らと再会します」 時空を越えて集っている事は既に承知だ。両方が生きていれば、また会える。 ジョナサンは入り口の方を見た。視界の端に誰かいるが、一度ジョルノに視線を戻す。 「そういえば、フーゴは…一緒に来たのだけど…入ってこないな」 「これだけ僕らが引き合ったんです。フーゴの敵もいるのかもしれませんね…フーゴ、どうか無事で…」 フーゴはスタンド能力からしても、味方からある程度距離を置いて戦おうとするだろう。今は、各々自分の為すべき事をしよう。 その前に、少しだけ。ジョルノは視線を落として眼を閉じた。 仲間の無事と、死者への手向けを。 ジョナサンはもう一度入り口の方を見て問いかけた。 「ところで、君は誰なんだい?見た所、敵ではなさそうだけど…?」 F・Fは答えようとして、言葉に詰まる。 どう答えるべきなのか。 「…あたしは…」 言いながら、F・Fは二人を眺めるように横に動くと視線を切る。左肩にある星は髪の毛で隠れていた。 「少し落ち着く時間が必要かな?大丈夫、君に僕らと戦う意志がないのなら、僕らは敵じゃない」 ※ ※ ※ ジョンガリには、不幸としか言えない出来事があった。 イギーとヴァニラ・アイスの戦闘、その余波が鐘楼塔へも被害をもたらしていたのだ。砂はジョンガリの足元にも降り積もったし、確認のために動かそうとしたエレベーターは音ひとつ立てる気配がない。 暫く後に様子を探ろうとマンハッタン・トランスファーを下ろした所、既に教会の屋根は滅茶苦茶で、ぶち抜かれたも良い所だと言う事が解った。おまけに、鐘楼塔の壁も所々抉れている。 そんな確認をしていた時、その下でヴォルペと…ジョナサン・ジョースターに同行してきた知らない男がやり取りを始めていた。 ヴォルペには許可が出ているが、この知らない男は撃つべきか? そう思って銃口を向けていた所、男はヴォルペと戦闘体勢に入り、教会の入口から離れていく。 放っておこう。中へ入るつもりが無いのなら、わざわざ狙撃手がいると教えてやることもない。 ジョンガリは銃口を別の角度へと変えた。ヴォルペの同行者であるF・Fが入り口へと進んでいたからだ。 間違いなく教会に入るつもりだと確信し、弾を放つ。 因縁の相手、空条徐倫。 だが肩を貫通しても怯む事もなく、次の弾を撃ち込んでも、マンハッタン・トランスファーで角度を変えて撃ち込んでも倒れる事はなかった。 …何故だ? 注意深く探ったジョンガリはF・Fが中へ入っていく瞬間に理解した。 そもそもこのライフルはシングルアクション。再装填の時間が必要な間に、一発肩に貰った徐倫(F・F)は身体の至る所…特に急所と呼べる場所を空洞化していた。恐らくはスタンド能力…故に弾は突き抜けていってしまったのだ。 しかし何故放送で死亡を告げられた空条徐倫がここに?いや、それを考える時ではない。 ジョンガリはウォッチタワーを掴む。主から咎められるのは承知だ…それでも報告しなければ。 それが数分前。 「くっ…」 そしてジョンガリ・Aは今、唇を噛み締めている。 空条承太郎。 射殺してしまいたいのはやまやまだったが、DIOが許可した中には『空条承太郎とその同行者』が含まれていた。 主は生きている。恐らく自分の手で決着をつけたいのだ。 ならば手を出すまい…命令の無視、それは主を侮辱することだ。やってはならぬ事だ。 ※ ※ ※ 承太郎はそんなジョンガリ・Aを物陰からスタープラチナの眼で見つめていた。 娘を刑務所にぶちこんだ男。 「…厄介なのが、いやがる。ジョンガリ・A…視力は低下しているらしいが…元軍人、20メートルの風の中でも仕事をこなしたという…何か、ふわふわ浮かんでいるな。あれが奴のスタンドか?」 花京院は腕を組んだ。 「…視力がない?あれで?しかも台風並の風の中でも標的を外さない?…となると、あのスタンドは状況判断をしているのか…または、弾丸に何か出来るのか…或いは両方か…」 承太郎は僅かに眉を潜めた。 「あれで?花京院、お前はあいつを知っているのか」 「ああ…スタンドの気配が同じだ…あの時は他に注意を引き付けてやり過ごしたが…」 花京院は十分注意しながら射線に出てみた。300メートル以上先から撃ってこれるのだから、ここなら射程内だ。 「丸見えなのに撃ってこない…どうやら、DIOは私達に入ってこいと言っているようだ」 承太郎は前を見つめた。 「なら、突っ切るぞ。屋根はボロボロ、くり貫かれたような跡…多量の砂…近くで戦闘が起こっているのは明らかだ」 恐らくヴァニラ・アイスとイギーがいるのだろうと目星をつけている。イギーの方は別の『砂使い』の可能性もあるが、ここでDIOが待っているならヴァニラ・アイスは間違いないだろう。 承太郎にとってジョンガリを放置していくのは断腸の思いだったが、状況が良くなかった。 塔は目視で60メートルぐらいありそうだ。こちらは拳銃は持っているが、相手スタンドの素性が不明…これは不用意に撃つ(またはスタープラチナで弾く)べきではない。例え時を止めたとしても弾丸は途中で止まり、相手に弾丸を認識する時間はあるからだ。 花京院のいう通り弾丸にまで何かを及ぼすスタンドだとしたら、無駄玉どころかおかわりを貰う可能性すらある。無論登って行くなど論外。 今はDIOが先だと判断し、走り抜ける。 ※ ※ ※ 花京院に続いてジョセフはその中へと踏み込んだ。中にいたのは、3人。 そのうち、よく似た人影に声を掛ける。 「やっほー、じいちゃん。色々説明したいとこなんだけどさ、あんまり時間ねえんだよな。どこまで知ってる?」 「じいちゃん…そういう君は、その人と殺された筈じゃ…?」 ジョナサンはジョセフの後ろにいる承太郎の方をちらりと見ながら呟いた。目の前の男は爆破された男と瓜二つ、あっちの男は服は違うが、そっくりだ。 「殺されたはずの俺は孫のジョセフだ、おじいちゃん。それと後ろのは俺の孫の、空条承太郎。で…これは俺の息子の東方仗助」 ジョセフは隣の仗助を指差しながら、目を見開いて絶句しているジョナサンに苦笑した。 「いや、腑に落ちないのはわかるのよ?実際、俺もそうだし…でも、じいちゃんも感じてるはず。俺は嘘ついてないって、わかるだろ?」 そう、DIOが語った事は嘘ではないのだ。それはジョナサンも良く解っている。恐らく自分とジョルノのように、引かれあってここまで来たのだろう。 その時にふと、思った。 子孫が本当にいるのだとしたら…DIOから行方を聞く事の出来なかった人物、即ちここに飛ばされなかったエリナはどうなったのか? 「そうか…君が僕の孫だと言うなら聞きたい事がある。エリナは、長生きしているかい?…幸せかい?」 ジョセフは複雑な顔をした。 「エリナばあちゃんなら、まだ生きてるぜ。色々あったけど…きっと幸せだ…でも」 ジョセフはジョナサンに頭を下げた。 「…ごめん、おじいちゃん。俺はこっちのエリナと一緒にいた…エリナは俺を庇って…波紋じゃ、助けられなかった」 ジョナサンは暫く絶句していたが、静かに告げた。 「そうか…ジョセフ、エリナはいつだってそういう誇り高い、強い人だ…そうだろう?僕だって悔しくないと言ったら嘘だけれど、エリナ自身が選んだ道なら…見届けてくれてありがとう。君が生きているだけでも僕は嬉しい」 「おじいちゃん…」 ジョナサンとジョセフ、二人がそんな会話を交わしている中、仗助はジョルノに歩みよった。 「大丈夫か?」 「はい…ちょっと腹をぶち抜かれました。大体血管や臓器は自力でなんとかしたんですが…まだうまく繋がっていない場所があるようで…」 ジョナサンはジョセフとの会話を止めて、仗助を制そうとした。 「今、波紋で治療をしているんだ。動かしては…」 仗助はジョルノの出血を見ながらひとりごちた。 「おいおい、そりゃちょっととか言える怪我じゃねえだろ。波紋じゃあ、失った血までは戻んねえだろうし。あ…でも、そうだな。中がなんとか出来てるなら、出血を止めてやるだけの方がいいか」 仗助はクレイジーダイヤモンドを出し、ジョルノの腹に手を当てる。元々出血は少なくなっていたが、一瞬のうちに消えてしまった。 「すごい…」 ジョルノは素直に驚く。 「全部『戻す』と身体がわけわかんなくなるからな…後は自力で大丈夫か?」 「ええ、ありがとうございます、東方さん」 勿論会話は聞こえていたのだろう。そう呼んだジョルノに仗助は首を振った。 「仗助でいいぜ。その代わり、ジョルノって呼ばせてもらうからな」 ※ ※ ※ そして時は少し遡る。 ジョセフたち四人が会話を交わし始めた頃。 「…!」 承太郎とF・Fの視線が合う。 ジョルノとジョナサンを通して朧気に感じていた存在が現れた事で、F・Fの脳裏には強烈なフラッシュバックが襲っていた。 『あたしは星を見ていたい…父に会うまで』 そうだ、徐倫は。 ずっと焦がれていたではないか。 『おまえの事はずっと、大切に思っていた』 『スタープラチナのDISC!圧倒的な力…あたしの父…空条承太郎はこれで再生できるッ!!』 『あたしはこの『厳正懲罰隔離房』で!!やるべき目的があるッ!』 次々に浮かぶ徐倫の記憶の中、一番最後に見えたのは。 『おかしい…あんたの負傷…応急処置はしたのに…治したはずなのに…その右腕に』 他でもない、F・F自身の言葉。 右腕に浮かぶ、『JOLYNE』の文字。 そして、父親を理解した徐倫の表情と感情。 F・Fは改めて思い知った。 ああ、これが感じる、という事なのか。思い出、という奴なのか。 そして徐倫が父親を理解したように、F・Fも理解する。 ―そうか、思い出を作る事が、生きる事なのだ― その証拠にこの殺しあいに放り込まれてしまった後からは、混乱しつつも全部覚えている。それなのに、その前には何もない。ディスクを守っていた、生きたかった、ただそれだけだ。 「徐倫…」 仲間になれるかも知れなかった存在の名前を呼びながら、F・Fは我知らず、泣いていた。 「F・F…?」 承太郎はF・Fに歩み寄りながらも困惑していた。もう感じるはずのない星の伊吹が、僅かにある。 いまだ徐倫の圧倒的な思いが流れ込んでいるF・Fは、途切れ途切れに喋り始めた。言わずにはいられなかったと言った方が良いだろう。 「そう、あたしは…F・F。でもね、父さん。あたしは空条徐倫でもあるの。徐倫を全部、覚えている。徐倫はずっと、貴方に会いたかった。でも…あたしは…徐倫を知らなかった。その時はただ生きていたかった。だから、鳥と戦っていて、水に入ってきた徐倫を敵だと思った…」 思わぬ告白に承太郎の頭が、胸が、ズキンと痛む。 『間違った人だっているかもしれないじゃないですか』 川尻しのぶの言葉。時間軸の違いが生み出す悲しみ。 知らなかったとはいえ、領域(テリトリー)を犯した徐倫。 海洋学者である承太郎は勿論、それがどんな意味を持つのか痛いほど知っている。恐らく徐倫はF・Fによって『喰われて』しまったのだろう。 それをさせた鳥―ペット・ショップには既に引導を渡して来た。もう、それ以上を求める事は出来ない。 だが、目の前にいる存在が全てを知っていると言うのなら、その口から聞かなければならない事があった。 「そうか…ひとつ、聞いてもいいか。徐倫はここへ来て何を感じていた?」 F・Fは答える。その表情は悲しみと歯痒さに満ちていた。 「怒っていた。殺しあいに乗った悪に。父親を助けられなかった、自分自身に。後悔していた、父親に、想いを伝えられなかった事を」 「…やれやれ、だ」 徐倫と自分、不器用な所が似てしまったものだ。承太郎は口を開いた。今は亡き娘のために。 「もう遅いのかもしれない、俺の、自己満足かもしれない。だが…『徐倫』。お前の事はずっと、大切に思っていた」 F・Fは苦笑した。 「大丈夫、『徐倫』はそれ、きちんと聞いたわ…ディスクを盗られた時、『貴方』は同じ事を言ったから」 「なら、いい。返事など必要ない。解っていてくれればそれで十分だ」 承太郎は帽子を下げた。 「…ありがとう、父さん」 暫くしてぽつりと告げたF・Fの中には異変が起きていた。 二つが平等に混ざりあったと言うよりは、F・Fという知性の器に徐倫が寄り添ってくれたと言う方が正確だろう。だから、この思考もF・Fのものだ。空条徐倫は温かい、F・Fはそう感じる。まるで日溜まりと一緒にいるような、奇妙な感覚があった。 「承太郎、と呼んでくれないか。お前を責めたいわけじゃない…ここにいるのは娘を死なせてしまった、ただの男だ。その俺が父親と呼ばれる事は、徐倫にもお前にも失礼だ」 F・Fは承太郎に右手を差し出した。 「なら、あたしもF・Fのままでいい。徐倫のために。改めて宜しく、承太郎」 二人はその手を握りあった。 ※ ※ ※ 「なんというか…とんでもないな」 花京院は唸った。話に首を突っ込める雰囲気ではなかった上、怪我人がいるのではと一息つくまで入り口を警戒していたのだが、誰も入ってくる気配はなかった。 そこでF・Fと共にジョナサンとジョルノに挨拶する方々、怪我人の処置が終わった仗助と情報交換(正しいあの旅の顛末など)をし、ここにいるのは全部「ジョースター」に纏わる人間だと知らされたばかりだ。 「そんだけ『しでかして』くれたんでしょうよ。数えて下さい。じいちゃん辺りでも怪しい武勇伝しか残んねえのに、4代前の事なんて普通はわかりゃしませんよ…それが、こうですから」 「ちょっと蚊帳の外の気分だが…私…いや、僕にも出来る事をさせて貰う」 花京院が言うと、仗助は真剣な顔で告げた。 「絶対、死なねえで下さい。俺、承太郎さんにあんたが二回死ぬの見せたくねえ」 花京院は腕を組んだ。 「君もいるし、僕も努力するよ。しかし承太郎がいるとはいえ、DIOのスタンド能力がよりにもよって『時を止める』とは、厄介だな」 仗助は花京院に釣られて腕を組み、難しい顔をして唸っている。 「うーん…時を連続して止める事は出来ない、ってのがDIOにも当てはまるなら…例えば、止めたすぐ後に花京院さんの触脚が絡めば、DIOは振り回すか、こらえなきゃなんねえわけですよね?」 「振り回す前に、千切られそうな気もするが…ん?君は、ジョセフさんは波紋とスタンドでDIOとやりあったと言ったな?ならば…」 花京院はある事を思いついていた。 ※ ※ ※ そして暫くしてジョルノが落ち着いた所で、七人は円座を組んだ。 「初めまして、というには奇妙ですね、空条さん、ジョースターさん」 「…全くだ。お互い初対面が殺される現場とはな、ジョルノ」 無表情の承太郎に対し、ジョセフは失笑していた。 「ったく、趣味が悪いったらねえぜ。クソッタレが…ま、こんなことでもなきゃ、こうやって顔を付き合わせる事なんかなかっただろうけどな」 そんなやりとりから始まった作戦会議めいたもの。まず、ジョルノはデイパックからエイジャの赤石を取り出した。 「これだけの人間がいるなら…誰かこれの使い道を知りませんか?所謂ハズレの支給品の可能性もあるんですが…なぜ宝石が支給されているのかずっと引っ掛かっていて」 その赤い宝石を見て、ジョセフは破顔する。 「スゲー!そいつがありゃ、波紋使いは柱の男さえ倒せるんだぜ!承太郎の足手まといにならなくてすむじゃねえの!いや、寧ろ…俺らは何もできないと思ってるはずのあいつに、引導渡せるじゃねえか!」 「使い道を知っているんですね?では、これはジョナサンさんかジョセフさんに」 エイジャの赤石をジョセフに渡しながら、ジョルノは承太郎に告げる。 「空条さん。貴方がDIOを止める術を持っているのは知っています。DIOを倒しましょう…彼はどす黒い、吐き気を催す邪悪だ。許しておく事は出来ない。僕の事なら心配はありません。 寧ろ、貴方に感謝したいぐらいだ…何故なら、僕はDIOと対峙して…貴方がDIOを倒さなければ僕は生まれていなかったと確信したからです」 言い切ったジョルノのその潔い顔を見ながら、承太郎は何かが軽くなっていく感覚を覚えた。 本来の時間軸では決してまみえなかったジョルノとDIO。それ故にその事実を知ってから、ずっと承太郎はわだかまりを心の隅に残したまま生きてきたのだ。 そう、ディオ・ブランドー自身に自覚がなかったとしても、『父親』を殺したという事実を。 それにも答えが出た。 「…ああ、ケリを付けるぜ。奴には『貸しているものが多すぎる』からな」 それから互いの知らない分の能力を説明しあい、花京院が思い付いた事…即ち波紋使いが他のスタンド使いの身体に波紋を流せば、DIOは手を出しにくいのではないかと告げると、ジョルノは頷きながら指示をした。 「では、僕はジョナサンさんとF・Fさんと一緒に。ジョセフさんは仗助さんと花京院さんと一緒にいてください。 この組み合わせなら花京院さんのいう通り、ジョナサンさんとジョセフさんが他の人の身体かスタンドに波紋を流せます。 そうすればDIOもやすやすと腹をぶち抜いたりはできないでしょうし、後ろからでも援護が出来ます。空条さん、貴方は」 ジョナサン、ジョセフ、F・F、仗助が頷き合う中、承太郎は重みを持った言葉で告げる。 「あいつと直接やりあわせてもらう」 そして、花京院は確かめるように口に出した。 「…じゃあ、おとなしく援護に回らせて貰うよ。エメラルドスプラッシュや波紋を流した触脚なら、踏み込まなくても届くからね」 そして、花京院は敵の増援が来る可能性も口にした。 「塔にいたジョンガリ・Aはもちろん…ここには戦闘が行われた跡がある。片がついたら戻ってくるかもしれない。誰か、この惨状に心辺りは?」 ジョルノは口を開いた。 「…僕が降りていってから、戦闘になったようです…僕は、タルカスさんと、犬と一緒にここへ来ましたが…少なくともタルカスさんの方は…」 首を振ったジョルノを見ながら、ジョナサンは確かめるように尋ねた。 「…タルカス…?彼は、日光の下を?」 「はい。何か?」 「いや、いいんだ…僕は彼が屍生人になってから出会ったのだから」 ジョナサンはそう呟くと、唇を噛み締めた。ジョルノと共に来たというなら、彼はきっと『騎士』だったのだろう。 続いて、承太郎がジョルノに問いかける。 「一緒に来た犬…それは黒に、白い鼻筋の通ったボストンテリアか?」 ジョルノは頷いた。 「そうですが…」 「やはり、この砂はあいつのせいか。イギー…犬のナリをしているが、砂を使うスタンド使いだ。生意気で頭の回る奴だが、性格的にDIOに付くとは思えん。 とすると、DIOの手下として…ヴァニラ・アイス…そして、F・Fをさらった奴が、近くにいるだろうな。 ヴァニラ・アイスは空間を削る奴だ。削る前に頭を出すから、そこを叩くしかない。巻き込まれたら何も残らん。DIOが優勢なら近くにいても仕掛けてこないだろうが、DIOに何かあれば危険だ。 こいつをさらった奴に関しては、素性は知れないが近距離の身体強化タイプだ…一緒に来たんだろう?あいつがどこへ行ったか、心当たりは?」 承太郎はF・Fの方を見る。F・Fは首を振った。 「あいつ…あたしをおいてけぼりで、始めちゃったのよ。誰だかはあたしもわからない。記憶にはない…でも、気をつけて」 一同は頷く。 その時、承太郎は隣にいた仗助に押し付けるようにして拳銃を渡した。 「増援の事もある…気休めだが隠し持っておけ。DIOの奴でも頭をぶち抜けば、一瞬動きを止める事ができるかもしれない」 「…承太郎さん」 仗助は承太郎の眼を見た。 「引き金を引くことを躊躇うな。俺はやられるつもりはないが、周りが巻き込まれた時…救えるのはお前とジョルノだけだ。そして、お前は自分を治せない」 その眼に悲しみは変わらず宿っているが、何処か今までと違う気がする。 決して悪を許したわけではないのだろう。けれど、承太郎の中で決定的なものが変わりつつある。 そうでなければこんな事はしないはずだ。 「承太郎さん…皆で、背負います。ぶちのめしましょう。あんたは、いつだって『希望』と共にあるべきだ」 殺しあいに乗ってはいけない。 だが、この因縁だけは断たねばならない。 ―彼らが思い思いに立ち上がるまで、もう少し― 【D-2 サン・ジョルジョ・マジョーレ教会 地上/一日目 夕方】 【チーム『JOJO』+α】 【ジョナサン・ジョースター】 [能力] 『波紋法』 [時間軸] 怪人ドゥービー撃破後、ダイアーVSディオの直前 [状態] 貧血(ほぼ回復)、疲労(小)、痛みと違和感 [装備] なし [道具] 基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、不明支給品1~2(確認済、波紋に役立つアイテムなし) [思考・状況] 基本行動方針:力を持たない人々を守りつつ、主催者を打倒。 1.ジョルノ…だけじゃない…こんなに子孫が…誰も、死なせない。決着をつけよう。 2.ディオ……。 3.敵増援に警戒。 4.フーゴやナランチャたちと合流したい。 5.仲間の捜索。 [備考] ※DIOからDIOとジョースター家の因縁の話を聞かされました。具体的にどんなこと聞かされDIOがどこまで話したのかは不明です。(後の書き手様にお任せします。) ※仗助によってダメージを治癒されました。 【ジョセフ・ジョースター】 [能力]:波紋 [時間軸]:ニューヨークでスージーQとの結婚を報告しようとした直前 [状態]:健康 [装備]:ブリキのヨーヨー [道具]:首輪、基本支給品×3(うち1つは水ボトルなし)不明支給品3~6(確認済み/アダムス、ジョセフ、エリナ)エイジャの赤石 [思考・状況] 基本行動方針:チームで行動 1.DIOを倒す。 2.悲しみを乗り越える、乗り越えてみせる。 [備考] 支給品を確認し、水ボトルの1本をF・Fに譲りました。 【空条承太郎】 [時間軸] 六部。面会室にて徐倫と対面する直前。 [スタンド] 『星の白金(スタープラチナ)』 [状態] 痛み(小)と違和感、疲労(小) [装備] ライター、カイロ警察の拳銃の予備弾薬6発 [道具] 基本支給品、スティーリー・ダンの首輪、ランダム支給品2~5(承太郎+犬好きの子供+織笠花恵/確認済) [思考・状況] 基本行動方針 バトルロワイアルの破壊。危険人物の一掃排除。 0.…。 1.DIOを倒す、全てはそれからだ。 [備考] カイロ警察の拳銃を仗助に渡しました。予備弾薬は念のため持ったままです。 【東方仗助】 [スタンド]:『クレイジー・ダイヤモンド』 [時間軸]:JC47巻、第4部終了後 [状態]:疲労(小) [装備]:カイロ警察の拳銃(6/6) [道具]:基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、不明支給品1~2(確認済) [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いに乗る気はない。このゲームをぶっ潰す! 1.増援に警戒しながらDIOを倒す。 2. 承太郎さん… 3. 第四放送までには一度空条邸に戻る。 [備考] クレイジー・ダイヤモンドには制限がかかっています。 接触、即治療完了と言う形でなく、触れれば傷は塞がるけど完全に治すには仗助が触れ続けないといけません。 足や腕はすぐつながるけど、すぐに動かせるわけでもなく最初は痛みとつっかえを感じます。時間をおけば違和感はなくなります。 骨折等も治りますが、痛みますし、違和感を感じます。ですが"凄み"でどうともなります。 また疲労と痛みは回復しません。治療スピードは仗助の気合次第で変わります。 【ジョルノ・ジョバァーナ】 [スタンド] 『ゴールド・エクスペリエンス』 [時間軸] JC63巻ラスト、第五部終了直後 [状態] 体力消耗(中)、精神疲労(大) [装備] 閃光弾×3 [道具] 基本支給品一式、不明支給品1~2(確認済み/ブラックモア) 地下地図、トランシーバー二つ、ミスタのブーツの切れ端とメモ [思考・状況] 基本的思考:主催者を打倒し『夢』を叶える。 1.増援に警戒しながらDIOを倒し、仲間と合流する。 [参考] ※DIOがジョナサンに話したDIOとジョースター家の因縁の話を一部始終聞きました。具体的にどんなことを話しどこまで聞いていたかは不明です。(後の書き手様にお任せします) ※149話「それでも明日を探せ」にて飛ばした蠅がミスタが死亡したことによりジョルノの元へと帰ってきました。 【F・F】 [スタンド] 『フー・ファイターズ』 [時間軸] 農場で徐倫たちと対峙する以前 [状態] 髪の毛を下ろしている [装備] 体内にF・Fの首輪 [道具] 基本支給品×2(水ボトルは1)、ランダム支給品2~4(徐倫/F・F/確認済) [思考・状況] 基本行動方針 存在していたい 1.やっと…解った… 2.DIOを許してはならない。 3.徐倫…承太郎… [備考] 狙撃された右肩は自身のプランクトンで埋めました。ランダム支給品を確認しました。 【花京院典明】 [スタンド] 『ハイエロファント・グリーン』 [時間軸] JC13巻 学校で承太郎を襲撃する前 [状態] 痛みと違和感 [装備] ナイフ×3 [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済) [思考・状況] 基本行動方針 DIOに受けた屈辱を晴らす。 1.敵の増援を警戒しながら、ジョースターの血統と共にDIOを倒す。 2.これが…仲間か。 [備考] 仗助の話を聞いている間に、仗助に腹部の傷を治療されました。 【D-2 サン・ジョルジョ・マジョーレ教会 鐘楼 / 1日目 夕方】 【ジョンガリ・A】 [スタンド] 『マンハッタン・トランスファー』 [時間軸] SO2巻 1発目の狙撃直後 [状態] 肉体ダメージ(小~中) [装備] ジョンガリ・Aのライフル(25/40) [道具] 基本支給品、『オール・アロング・ウォッチタワー』 のダイヤのA ミスタの拳銃(6/6)予備弾薬12発、ランダム支給品1(確認済み/タルカスのもの) [思考・状況] 基本的思考:DIO様のためになる行動をとる。 1.教会入り口を見張り、侵入者を狙撃する。 2.何故、空条徐倫が…? [備考] ※DIOからミスタの拳銃及び予備弾薬を受け取り、装填しました。 ※鐘楼塔を昇降するためのエレベーターはヴァニラ・アイスとイギーの戦闘の余波のため、止まってしまっています(具体的にどうなっているかは他の書き手さんにお任せします)。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- ジョナサン・ジョースター 180 All Star Battle -FIGHT!- 168 Trace ジョセフ・ジョースター 180 All Star Battle -FIGHT!- 168 Trace 花京院典明 180 All Star Battle -FIGHT!- 168 Trace 東方仗助 180 All Star Battle -FIGHT!- 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- ジョルノ・ジョバァーナ 180 All Star Battle -FIGHT!- 168 Trace 空条承太郎 180 All Star Battle -FIGHT!- 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- F・F 180 All Star Battle -FIGHT!- 168 Trace ジョンガリ・A 180 All Star Battle -FIGHT!-
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/1759.html
【作品名】黄金の城 【ジャンル】ゲーム 【名前】ガリアノス 【属性】剣士 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】鍛えた成人男性並み 剣:50cm程度の剣。鉄製の斧や槍を一撃で粉砕する威力 【防御力】鍛えた成人男性並み 盾:40cm程度の盾。自分の持っている剣の直撃を10発は防げる 弓矢の直撃や、弓矢並みの速度でで飛来する鉄製の斧や槍の直撃を何度でも防げる 鎧兜脚甲:全身を覆っている防具 弓矢の直撃や、弓矢並みの速度で飛来する鉄製の斧や槍の直撃を一度だけ無傷で防げる (くらった所は防具が剥がれて剥き出しになる) 【素早さ】弓矢が4m先から3連射された後で盾で防御できたり、剣で叩き落せる反応 移動速度は弓矢と同等 【長所】そこそこ早い 【短所】攻撃を受けるたびにみすぼらしくなる vol.94参戦 vol.96 370 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/01/30(木) 19 00 02.46 ID bY/cT70e (省略) ガリアノス 考察 ジョナサン・モリスが防御無視でなく、空中に上昇できなくなった様なスペック。 その周辺を見てみる ×ジョナサン・モリス パイ負け 〇佐橋皆人with結 斬殺勝ち △野原しんのすけ 倒せない当たらない 〇久世響希withビャッコ 斬殺勝ち 〇?志村時生 鉄の斧や槍を粉砕できる攻撃vs1m程度の壁破壊。壁の材質にもよるがやや有利か 範馬刃牙 再考察待ちのため除外 〇沢渡憂作 斬殺勝ち ジョナサン・モリス>ガリアノス>佐橋皆人with結 (省略)
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1353.html
303 名前:不安なマリア6[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22 46 06 ID TK20YbMz 花屋の店員、クレアは心中で深くため息をついていた。 といっても特に深い理由があるわけではない。外回りが嫌なのだ。 ただ、彼女は外回りを面倒と思ってこそいたが、嫌ってはいなかった。 嫌いになったのはつい最近である。それも確たる理由があってのことだった。 真相は単純、同乗者の問題だ。しかし、セクハラだとかそういう問題ではない。 同乗者ジョナサンの性格というか雰囲気というか、行動にも時々見え隠れする感情。 それが、最近になってどうにも違和感のあるものなのだ。 なんと言えばよいか分からないが、どうも気が滅入るような暗さを感じてしまう。 ちょっと前までのジョナサンはそんな雰囲気ではなかった。 クレアの彼に対する第一印象は、快活で優しく真面目そうな青年、というように高評価だった。 少し伸ばしたブラウンの髪と、とび色の瞳で物腰の柔らかい雰囲気も好印象である。 痩せてはいるが鍛えたらしき体と整った顔立ち、優しげな雰囲気が気に入り、狙った時期もあったが 結婚していると聞いてあきらめた。しかし、好意が燻り続けていたのも事実である。 だから、彼女はジョナサンとの外回りが好きだった。 ジョナサンは融通の利く男でもあった。少し帰りが遅くなっても気にしないし、適度に息を抜く余裕 があったのだ。クレアは彼とよく昼食を共にすることが楽しみであった。 しかし、最近彼は変わった。実際の行動や言動が変わったのは勿論、その裏の感情が読めない。 できるだけ早く仕事を終わらせたいのか、ただ黙々と作業をこなすだけ。外回り中も寄り道しない。 しかも、心なしか彼女と話したりすることを特に避けているような気がする。 昼食に誘ってもあまり良い返事は返ってこなくなった。 ――もしかして、あたし避けられてる? そんな疑問がもたげてしまう。何か悪いことでも言って怒らせたのだろうか。 そんな風に考えていると、一つだけ思い当たることがあった。 ――香水・・・。 少し前のことだ。二人で外回りに出ることになり、車に乗りこんだ時。 クレアが先に車に入って待っていると、ジョナサンが運転席に座った。 彼は、入ってくるなり何か顔をしかめたので、どうかしたのか尋ねたのだ。 すると彼は「いや、うん。ちょっとね」とはっきりしない。 「どうしたの?なんか気になるから言ってくれません?」 そう突っつくと彼はこう答えた。「いや、けっこう今日は香水強めかな、って」 その後はえぇ~?!などと茶化した反応をして誤魔化したものの、ショックだった。 あれが原因だとすると、自分はずっと臭いと思われていたのだろうか。 というよりも、実は彼、香水の匂いが嫌いで、それをずっと我慢していたというわけか。 そんなことで自分を嫌うとは思えなかったが、それを疑ってしまうほど彼は変わってしまったのだ。 ――う~ん。このままは嫌だし、もう一度仲良くなりたいなー。話できないかな? それに何か重大な悩みがあるのかもしれない。好意の証としても、彼の相談に乗りたかった。 ――でももし、奥さんの問題とかだったらどうしよ。・・・でもま、それはそれ、か。 こうして、真性楽天家のクレアは、マリアの夫を強引に昼食に誘うことにしたのだった。 最近、自分でも驚くほど他人との接触が少なくなっていることに一抹の心配がある。 ジョナサンは、何度かそういう話を妻のマリアに向けてみていた。 しかし、マリアの反応はいつも嬉しそう笑い、彼にキスと「セックス」をせがむだけだ。 他人と触れ合う機会はおろか、その欲求さえも明らかな減退を見せている今、彼は焦っていた。 しかし、この町で彼と知り合いの「他人」など町の狭いコミュニティのなかの人々ぐらいである。 彼らは、私達のような境遇や体験もなく、そもそも話が合うわけなどないのだ、とはマリアの弁。 必ずしもそんなわけではない、現に・・・と反論しようとすると、あの虚ろな視線。 「じゃあ、あなたは私との時間より連中との下らないおしゃべりが大事なのか?」 「私には孤独かあなたとの時間しかないんだ。休日だけでも一緒にいたいのはおかしいか?」 「私とあなたは二人で一つ。他に代わりはない。あなたは私から目を離さないで。」 こうして静々と問い詰められると、彼もそれ以上反論する気をなくしてしまうのだ。 ――彼女さえいればいい。勘当された時、そう思ったじゃないか。これ以上何を望む? ――それにもう、マリアだけ見ていなくてはならないんだ。 304 名前:不安なマリア6[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22 49 00 ID TK20YbMz それに、町にはマリアを決して良い目で見ない者もいる。 一ヶ月に何度か、休日に車椅子をひいて公園や町のメインストリートに出かけることがあった。 しかしデートを楽しむ二人の姿はやはり小さい町の中、どうしても目立ってしまう。 傷痍軍人を抱えた流れ者に優しい場所など決して多いものではない。 不安や孤独感から徐々にヒステリックになっていく妻の心を解放するにはどうすれば。 悩みながらもジョナサンは誰も恨まず、働き、妻との生活を維持した。 だが何事も限界がある。町の中で孤立が身にしみた。そんな時、マリアが一人で努力を始めた。 料理や掃除といった簡単な家事だが、ジョナサンは彼女につきっきりで教えている。 ――彼女は立ち上がろうとしている。ただ孤立するだけじゃなくて・・・。 ――いまは彼女に専念するときなのだ。それで僕も救われる。 そう自分に言い聞かせながら、妻をベッドに寝かせる。それでも、不安感やストレスが溜まった。 マリアはそれを全て自分にぶつけていいと言い、そうしていつも「セックス」に雪崩れこむ。 しかし、一体感と凄まじい快楽はその時だけで、終わればすべてばらばらになってしまう。 ――息苦しくなるのはなぜだ。不安になればもっと気持ちよくなれるはずなのに・・・。 ――マリアだけ、マリアだけ、マリアだけ・・・。どうすれば僕たちは、幸せに・・・? 果たしてマリアが言うように二人だけで生きられるのか、不安になってくるのだ。 同僚のクレアから食事の誘いがあったのはそんな頃だった。 その日、仕事が忙しく昼は食べられないとジョナサンが告げると、妻はただ「そうか」と答えた。 最近、彼は妻のランチボックスをもって職場に向かう。彼女の料理の腕が上がったのだ。 だから、外で料理を食べる時は彼女に断り、ランチボックスをもたないで家を出る。 今回は昼食の相手が同僚の女性だったので、あえて妻に黙っておくことにした。 マリアのほかの女性に対する敵愾心は依然として強烈で、特にジョナサンへの接近を許さない。 何度も浮気調査と称して携帯から鞄の中身に至るまでひっくりかえしている。 あるいは、キスマークを発見しようと、時には全身をくまなくチェックする。 執念と猜疑心がそうさせているのだろうが、常に爆発しかねない危険さを秘めていた。 だからこそ、やましいわけでもないのに彼はクレアとの昼食を隠すことにしたのだった。 ではなぜ、そんな危険を冒してまでクレアと食事をするのか。無論、ただの気まぐれではない。 マリアとの生活に息苦しさを感じたとかいう、夫婦の悩みというのも違う。 自分自身への焦りとも言える気分がそうさせたのだ。 彼は、社会との接点、接触を拒むような自分の気持ちに何とか歯止めをかけたかった。 気がつけば、最近は同僚との食事どころか会話さえも成立しなくなっているのである。 そんなことがこれからもっと進行すれば、いつか自分達は完全に孤立してしまう。 それだけはなんとかして防がねば、と彼は考えていたのだった。 もちろん、それが妻の独占欲の影響を受けたものであることは分かっている。 だから根本的には夫婦の問題に直結しているのだが、彼はどうしてもそれを考えたくなかった。 妻の望んだ通りではないような気がしたからだ。 自分の望み、妻の望み、絵に描いたようなジレンマのなかでジョナサンは悩んでいた。 彼は仕事と言った。仕事仕事仕事仕事仕事仕事仕事仕事・・・・・・、 だから、そう。不自然じゃない。私のランチボックス。私が彼のためにつくったランチボックス。 そう。不自然じゃない。彼は忙しいのだ、私の料理を食べられないくらい。 食べられない。そう、食べられないだけだ。「食べない」のではない。断じて違う。 忙しいのだ。何より彼がそう言っていた。外回りが大変なのだろう。何軒も何軒も何軒も回って。 ・・・・・・おかしい。なぜか涙がこぼれてきた。体の震えがとまらない。 あはは、はは、どうしてかわからない。今日の私はすこし変だ。さっきから体が震える。 ――女なのかもしれない。もしかして、彼は女と食事をしたくて今日は・・・。 そんな妄想が頭をよぎる。すぐ怒り泣く醜い私に代わって健康的な若い娘と外にいる彼の姿。 「駄目な妻だな、私は。また夫を疑ってしまった。」 一人笑って誤魔化そうとする。しかし、笑いは咽にひっかかり、乾いた音しか出なかった。 「そうだ。電話しよう。電話だ。電話電話電話電話電話・・・。」 電話電話と呟き続け、意識を集中させて嫌な妄想をはねのける。 305 名前:不安なマリア6[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22 54 13 ID TK20YbMz しかし、一度疑いだすと止まらない。怒りと不安で電話を持つ手が震える。 「うぐ、ぐす・・・ふぅっ、ぐ・・・うあ・・・」 電話機に涙が零れ落ちる。何度目かでようやく、正しい番号をダイヤルできた。 何回かのコール音の後、ジョナサンが出た。 「もしもし。マリア?」 少し周りが騒がしい。今日は町を歩いて回っているのだろうか?昼時で休憩しているのか? 「ああ。私だ。どうしてる?お腹は減っているか?」 それとなく探りを入れる。それにしてもさっきからカチャカチャという音が煩い。それに周りで 幾人かが喋っているような感じだ。 ――ジョナサン、いまどこにいるんだ? 『ああ、うん。アレ、やっぱりもっていくべきだったかな?』 ははは、と笑い声が聞こえる。しかしどこか違和感のある、乾いた声だ。 ――どこだどこだどこだどこだ 「ふふ、私の料理だって捨てたものじゃないだろう。随分、練習したんだ。」 どう攻めてやろうか。ジョナサンの反応に備えた瞬間だった。大きな声が入ってきた。 『前菜をお持ちしました。蛸のカルパッチョでよろしいですね?』 『あ、きましたよ。ジョン、』 『マリア、いま客を待たせてるからちょっと待っててくれ。すぐかけ直す。』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 『・・・マリア?』 心臓が止まったような気がしていた。 以前、一度だけあったことがある女の声。受話器の向こうで夫を親しげに呼ぶその声。 どうやら女と二人で食事を取っているらしいこと。 そして何より、夫がそんなことをしながら自分に嘘をついたこと。 なにもかもがショックで、悲しすぎた。重い何かが奥底から全身に広がっていく。 ――窒息する。苦しい苦しい苦しい。息が詰まる。息が息が息が息が・・・・。 「か、はっ」 空気が、声にならない叫びが咽から漏れる。 『マリア?どうしたんだ?大丈夫か?』 夫の心配そうな声。いつもはそれで安心できるのに今日はそれさえ偽物にしか聞こえない。 『どうしたの?』 また聞こえるあの声。吐き気を催すような、呪われた声音。 女になにか合図でもしているのか、ジョナサンの気配が一瞬、受話器の向こうから消える。 その姿が脳裏に浮かんで、マリアは朝食と昼食を一気に吐き出した。 「うぐ、う、げぇっ・・・・・・かっ、は・・・・」 カオスのなか、たった一つのことだけが彼女の脳裏にはっきりと現れていた。 ――復讐しなければ。あの女。復讐復讐復讐復讐復讐 ――取り戻す。私のものを。ジョナサン、まっててくれ。すぐ思い出させてやる。 ――わたしのものわたしのものわたしのものわたしのもの 感情はすぐ断片として消えてゆき、復讐という目的だけが残った。 彼女は落ち着いてジョナサンに呼びかける。 「大丈夫だ。なんでもない。私も鍋がそのままだから見に行くよ。一段落したら必ず電話だぞ。」 そうか、じゃあまた後で、と電話は切れた。 また一人になったリビングで、彼女はゆっくりと考えていた。 あの豚の名前は何と言ったか。・・・そうだ、クレアだ。奴の匂いがする。でもなぜ? 決まりきっている。あの豚に夫が誘われたのだ。昼食でもとろうとかなんとか言って。 それで、彼は私の料理を食べないつもりなんだ。私の私の私の私の私の私の・・・ 卑しい豚のことだ。それだけではすむまい。きっと、もっと汚らわしいことを考えているのだ。 それにしても、彼は私の料理に飽きたのだろうか。いや、そんなことはない。ありえない。 なぜなら、あれに飽きたということは私の体に飽きたということだからだ。 私が彼のために作る料理には全て、私の体液が入っている。だから、彼が飽きるのはありえない。 あの豚は私の痕跡を彼の体から流そうとしているのかも知れない。別のものを食べさせて・・・。 そう思った途端、私の中で熱い物が弾けて噴出した。火山みたいだ。壁に皿を叩きつける。 「そちらがそういうつもりなら、私にも手があるぞ。」 あは、ははは、あはははははは。豚の処遇は決まった。もう終わりにしてやる。 そうだ。彼にも「罰」が必要だ。もう一度、完全に「教えて」あげないと・・・。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/42668.html
登録日:2019/08/17 (土) 00 33 36 更新日:2024/02/13 Tue 21 35 38 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 エンジンバンキ ジョナサン デコトラ トラック トラックドライバー トラック野郎 パチンコ化 一番星 哥麿会 愛川欽也 故郷特急便 映画 東映 菅原文太 男意気地の一番星が天下無敵の大一番 東映制作の長距離トラック運転手を主人公に据えた鈴木則文監督、愛川欽也・菅原文太W主演の喜劇映画。 菅原文太演じる桃次郎、愛川欽也演じるやもめのジョナサンが全国各地を仕事で訪れ、桃次郎が行く先で出会ったマドンナに一目惚れ。 惚れたマドンナを巡ってライバルのドライバーとトラックの運転勝負や殴り合いのケンカを繰り広げ、桃次郎がマドンナの趣味に合った付け焼き刃の知識を披露。 マドンナとの恋は成就しないけど、ラストは一番星号が悪条件の荷物や人の運送を引き受け、目的地に向けて激走。道中警察の追跡や検問を突破し、道なき道を走り、到着する頃にはトラックがボロボロというのがお約束。 ソープランドをトルコ風呂と呼ぶ、野糞・立ちション、運転しながら性行為、警察がやられ役などの危なっかしい描写の数々から地上波では最近だと主演2人の追悼企画として放送されたに過ぎない。 この映画をきっかけに、長距離トラックドライバー・デコトラ乗りを目指した人間も少なくない。 メインキャスト 星桃次郎/一番星桃次郎 演:菅原文太 大型トラック「一番星号」のドライバー。真っ直ぐで卑怯な真似を嫌い、情に厚く、根は純情な漢。トラック仲間からの人望も厚く、相棒のジョナサンとは時に大喧嘩もする親友。 愛用している腹巻きには星のマークが入っている。腹巻きは夏冬通して服の上から着用。アウトローな風体で喧嘩っ早いが、義理人情に篤く、仲間思い。 運転中にウンコをもよおすのはお約束で、我慢出来ないときは茂みに隠れて野糞も躊躇わない。そして野糞している所をマドンナに見られそうになるのもしばしば。 無類のソープ好き・女好きであり、ソープを「心の故郷」と呼んで憚らず、抱いた嬢は1000人以上と公称し、時に売春婦とセックスしながら運転している。住所不定で、手紙や贈り物は行きつけの川崎のソープに届けられる。 行きつけのソープではテル美嬢が桃次郎の嫁ポジションとして面倒を見ている。 惚れたマドンナ相手に自己紹介する時はトラックドライバーであることを隠し、職業について見栄を張ったり、嘘をついたりする。マドンナの前でソープや便所の話はタブーであり、話を振られると下品と一蹴するのは毎度お約束。 マドンナにはほぼ一目惚れだが、最後は99%フラれる。フラれたら潔く手を引き、時にはマドンナと想い人の関係を取り持つ。 東北の寒村の生まれだが、生まれ故郷はダムの底に沈み、知り合いを頼って下北半島に移住。 しかし下北半島に移って1年も経たないうちに父親は漁業中の事故で死亡。母親とも間もなく死に別れている。このためか、故郷に対する思いは誰よりも強い。 苦手なものは水泳、犬、馬。 一番星号の車種は第1作目のみ三菱・Tシリーズ951型、第2作目以降は三菱・Fシリーズ。 松下金造/やもめのジョナサン 演:愛川欽也 中型トラック「やもめのジョナサン号」のドライバー。温厚で明るく人情派。桃次郎とは時に大喧嘩もする親友。 トラックドライバーになる前はトラックドライバーから「花巻の鬼台貫」と呼ばれた警察官だったが、パトカーを酒酔い運転したために警察を追われ、何の因果かトラックドライバーとなった。 (※台貫とはトラック・ダンプ用の秤のこと。つまり鬼台貫は、台貫を使って過積載の取締を厳しく行う警察官のこと。) 本名で呼ばれることはめったになく、親しい人からは「ジョナサン」と呼ばれる。 「松下運送」と書かれたツナギを着ていることがあるが、これは松下電器のツナギの「電器」の文字をバッテンで消して「運送」と書き込んだもの。 愛車のやもめのジョナサン号は側面に大きく1万円札が描かれ、運転席背後のカーテンはお札をデザインしたもの。行灯の表記は聖徳・太子・現金輸送車・日本銀行御用達などお金に関する物が多い。(なおお金は運んだことがない) やもめと名乗っているが、妻子持ち。嫁の名前は「君江」で、母ちゃんと呼んでいる。子供は実子の幸之助・幸次郎・美智子・華子・幸三郎・サヤ子・幸四郎・幸五郎・幸六郎の他に捨て子だった由美がいる。既婚者なのに行灯に「花嫁募集中」とあるのはツッコミ無用。 ちなみに母ちゃんもトラックを運転でき、長距離の仕事から帰ってきたジョナサン相手に夜の情事を迫るのがシリーズのお約束。 やもめのジョナサン号の車種は第1作目のみ三菱・Tシリーズ650型、第2作目以降は同じ三菱・Tシリーズ652型。 哥麿 演:宮崎靖男 口ひげを生やした桃次郎・ジョナサンの仕事仲間。第3作以降最終作まで全て出番が存在する。 哥麿という役柄では第3作目が初登場だが、演者は第1作目と2作目にも出演している。1作目では台貫場で拝み倒す運転手として、2作目では宮崎という名前の運転手役で出演している。 ちなみに演者の本職は俳優ではなくトラック運転手。デコトラ団体哥麿会の創設者で、トラックの手配を担ったすごい人。 シリーズ作品一覧 御意見無用 1975年8月公開のシリーズ第1作目。 後述するが、元々企画がポシャった別の作品の穴埋めとして急遽制作されたため、2作目以降と比べると設定に違いが多く、桃次郎に殴りかかったり、ケンカを挑んだりと血の気の多いジョナサン、ラストの激走で警察から援護するライバルがいないなど違和感を感じやすい。 ラストは盛岡から下北の港まで8時間かかるところを2時間で走り抜ける。 爆走一番星 1975年12月公開のシリーズ第2作目。 御意見無用が大ヒットしたことで正月映画もトラック野郎で行こうと東映の岡田社長が決め、制作が決定。ちなみにサブタイを決めたのも岡田社長。 挿入歌として西来路ひろみの歌う「残り火の恋」が使用されているが、脚本が完成した段階で使用することが決まったために直す時間がなく、殆ど聞こえないレベルまで音量が絞られている。その西来路ひろみも土産物屋の店員として出演している。 ラストは日付が変わるまでに長崎へ向かうよう頼まれ、岡山から長崎目指して爆走する。 本作に登場するバキュームカーの雲竜号は東映が調達して改装したものではなく、実際に業務に使用されていたものを借り受けた。 望郷一番星 1976年8月公開のシリーズ3作目。 冒頭の過積載検問のシーンに松鶴家千とせがドライバーのニヒル役で出演。持ちネタの「わかるかナ?」を披露している。 ラストは18時の札幌での競りに間に合うよう、生魚40トンを載せて釧路から札幌まで爆走。追ってくるパトカーをクラッシュさせ、落橋寸前の吊橋を無事に渡り、最後は市場内でタイヤがバーストして自走不能に。 天下御免 1976年12月公開のシリーズ4作目。 当初のタイトルは「一番星とサーカスの花」になるはずだったが、制作協力するはずだった木下サーカスから作中のサーカスの描写についてクレームが入った結果天下御免にタイトルが変更された。これに合わせてマドンナの設定も変えられている。 ラストは20トンの荷物と女性を倉敷から境港経由で京都に17時までに送り届けられるよう爆走する。今作は警察との激突シーンがない。 度胸一番星 1977年8月公開のシリーズ5作目。 シリーズで唯一桃次郎がマドンナと相思相愛になるが、そのマドンナは台風で命を落とし、桃次郎の思いは叶わないものになる。 ラストは公務執行妨害と過積載で逮捕されたジョナサンが運ぶはずだった3000万円相当のブリを桃次郎が運ぶことになり、金沢から新潟へ向けて爆走する。 男一匹桃次郎 1977年12月公開のシリーズ6作目。 警察官役として桂歌丸と三遊亭小圓遊が出演している。 ラストは佐賀県の唐津からマドンナの想い人が待つ鹿児島空港に向けて6時間はかかる道のりを4時間で走り抜ける。なおこの頃の九州自動車道は鹿児島空港近傍まで伸びていない。 突撃一番星 1978年8月公開のシリーズ7作目。 SFブームを反映し、一番星号にUFOの飾り付けや宇宙と交信するパラボラアンテナが取り付けられている。天下御免に代議士役で出演していた金子信雄が今作では急患の受け入れを診療時間外を理由に断る病院の院長役で出演している。 ラストはマドンナと重傷を負ったマドンナの恋人を乗せて日曜日でも受け入れてくれる病院を探して爆走する。 一番星北へ帰る 1978年12月公開のシリーズ8作目。 当初はマンネリを打破するために「波頭を越える一番星」というタイトルで沖縄の暗い一面を含んだ企画が提出されたが、岡田社長の「南はあかん!」という指令により、東北が舞台となった。 それでも桃次郎の過去が描かれる、マドンナが子連れの未亡人で桃次郎が一目惚れしないなどシリーズ屈指の異色作。 ラストは花巻から200km離れた岩手県の大野村に向けて人工透析機を積んで爆走する。 熱風5000km 1979年8月公開のシリーズ9作目。 本作ではジョナサンが個人ドライバーから運送会社の雇われ運転手に転身している。今までのライバルは全員自分の車を持つ個人ドライバーだったが、本作のライバルは雇われ運転手で自分の車を持っていない。またマドンナがトラックドライバーとしてハンドルを握っているのは今作だけである。 ラストは石垣島へ漁船に乗って帰る母親に幼子を会わせるため、長野県の上松から富山県の魚津まで爆走する。 故郷特急便 1979年12月公開のシリーズ最終作。 本作は同時上映作品の不振により、およそ3週間ちょっとしか劇場上映されなかった。 ラストはマドンナを乗せて特急列車で3時間半かかる高知から高松港への道のりを2時間半で爆走する。 制作の経緯と終了に至る経緯 元々ジョナサン役の愛川欽也がアメリカのロードムービードラマの吹き替えをしており、いずれ自身主演のロードムービーを作りたいと考えていた。そんな時にちょうどトラックドライバーのドキュメンタリー番組が放送され、バラエティ番組で共演した菅原文太と共に自らトラック野郎の原型となる企画を東映に持ち込んだ。(そのドキュメンタリーには哥麿の演者も出ていた。) 当初は東映の岡田茂社長も前向きだったが、後の企画会議で「トラックの運ちゃんの映画なんて誰が見るんだ!」と一蹴され、一旦企画はボツに追いやられてしまう。 しかし別の映画の企画が俳優の都合でポシャってしまい、岡田社長の鶴の一声でボツ企画から復活した。 あくまでも没になった映画の穴埋めとして作られ、シリーズ化の予定はなく、予算も潤沢とは言えなかった。しかしこれが蓋を開けてみたら同年公開の別の大作映画よりも大ヒットし、すぐにシリーズ化が決定した。 興行成績は安定しており、ジョナサンの子供を演じる子役が総入れ替えになったこと以外、演者の大規模な交代はなかった。 しかしシリーズが続くに連れて興行成績が落ち、10作目を以て事実上の打ち切りとなった。打ち切りの理由として 菅原にとって桃次郎を演じることが苦痛に感じており、スタッフから興行成績について嫌味を言われた事をきっかけに降板すると言った。 岡田社長がトラック野郎のようなシリーズ物を盆や年末年始に公開して手堅くコツコツ稼ぐよりも、大作映画を稼ぎ時に公開して一気に稼ぐ方向に転換した。 コケにされまくった警察からクレームが入った。またトラックの違法改造も警察が問題視していた。 などが言われているが、真相は定かではない。 またある映画雑誌には「延期であってシリーズ打ち切りではない」と書かれたものの、その後には 東映のいう延期は、過去の例でいうと事実上の中止であるため、もう、文太・キンキンのコンビが復活することは九分通りないだろう と続き、実際一番星号もジョナサン号も売却されている。 ただし一番星号に関しては故郷特急便仕様の姿で電子戦隊デンジマン第8話に映り込んでおり、少なくともデンジマンのロケ中は一番星号は東映が所有していた可能性が高い。 実は90年代に1度復活させようという話が持ち上がったことがあり、脚本を書いて岡田社長に見てもらったが、辛辣なコメントをされて却下されたという。 一番星号とジョナサン号のその後 一番星号は売却後、80年代前半頃はとあるパチンコ店に看板代わりに置かれ、後半には多くの部品が欠落した廃車状態で中古車販売店に引き取られた。それを大阪府の個人トラックドライバーが購入し、修復の上仕事で使用していた。 この修復は一部の電飾や装飾までは直しきれておらず、あくまでも仕事で使用するのに必要な修復という意味合いが強かった。しかし強化された排ガス規制に適合できなくなり、2014年に哥麿会へ譲渡。 譲渡後は電飾関係を含めて徹底したレストアが実施され、現在もイベントなどで展示されている。廃車状態からの復活を2度も経験しており、伝説のデコトラとまで言われている。 一方ジョナサン号は千葉県の運送会社が購入したものの、業務用車両としての使い勝手が悪く早くに手放され、各所を転々とした後荷台箱含めて全て解体されたが、2010年に群馬県のトラックパーツショップがレプリカを制作している。 余談 炎神戦隊ゴーオンジャー第37話に登場したエンジンバンキ(CV:稲田徹)はトラック野郎シリーズを思わせる小ネタが随所に仕込まれていた。気づいたのは親世代だけだろう。 ちなみにトラック野郎というタイトルには「トラ喰う野郎」という意味も込められている。ここで言うトラとは『男はつらいよ』の車寅次郎の意味。 派生作品として『ダンプ渡り鳥』がある。こちらの主演は黒沢年男と梅宮辰夫。 男意気地の一番星が天下無敵の追記・修正 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] トラック野郎に対抗して作られたのがダンプ野郎だっけ -- 名無しさん (2019-08-17 08 15 52) 太宰の詰め合わせなんて台詞が出て来る主人公。これだけだとギャグだけど、背景が透けてて重い -- 名無しさん (2019-08-17 11 54 20) 8/15日に歌麿会一番星見てきたけど -- 名無しさん (2019-08-17 18 39 05) 8/14に歌麿会のイベントで一番星展示されてたけどレストアがかなり進んでペイントも描き直されてたし電飾もLED化されてるから驚くほど綺麗な状態だったよ -- 名無しさん (2019-08-17 18 40 25) トラック野郎自体は一般名詞だし、「トラック野郎(映画)」とかの方が良くない? -- 名無しさん (2019-08-19 00 21 43) とにかく強烈なシリーズ。馬の脱糞シーンが第三作で見られるんだぜ… -- 名無しさん (2020-09-03 22 05 06) ライバルのドライバーが終盤に助け舟を出してくるのがまた熱いんだよな -- 名無しさん (2024-02-13 21 35 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shlikajurepiyepu/pages/3.html
161cm (2011年01月現在)
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/593.html
J-429 ジョースター家の血族 J-429 ST ヒーロー 『黄金の精神』 味方の『ジョナサン/ジョセフ/承太郎/仗助』すべてを、自分ヒーローカード1枚につき「P+1、S+1、T+1」する。 出典:JOJO6251 J-428 ジョースター家の血統とともに血統血族の根幹を成すカード。 「血統」を開幕ヒーローとし、このカードを途中追加することによって破格の攻撃力を叩き出す。このカードが出てからが血統血族の真骨頂といえる。 第5弾環境では血統血族には3積み必須かつ引き当てたら即出しのカードであった。しかし。第6弾以降、風勢力の台頭により、J-554 ジョルノ・ジョバァーナやJ-531 トリッシュ・ウナを警戒し、あえて手札に残すという駆け引きも発生するようになった。 複数のキャラを対象とし、PSTが満遍なく上がるため攻撃力変更にも強い。 動きは派手だがいささか隙のなさすぎる効果で、ゲーム的には明らかなバランスブレイカーと言える。
https://w.atwiki.jp/jojo/pages/19.html
【A型】 ジョナサン・ジョースター 花京院典明 吉良吉影 ブローノ・ブチャラティ レオーネ・アバッキオ トリッシュ・ウナ 【AB型】 モハメド・アヴドゥル J・P・ポルナレフ ジョルノ・ジョバァーナ ナランチャ・ギルガ 【B型】 ジョセフ・ジョースター 空条承太郎 東方仗助 岸辺露伴 グイード・ミスタ 【O型】
https://w.atwiki.jp/misiranukaii/pages/76.html
UMA 名前:新猿人 WUMAR D (集団の場合H) 概要 新猿人とは現在生きているチンパンジーの進化種とされている。 現在生きているチンパンジーの一部は手話ができるなど知能が高く人間に最も近い動物の一種として考えられている。 そして1999年にあるイギリスの動物園で突然変異したチンパンジーの子供が生まれた。 それが初めて発見された新猿人である。 新猿人は頭がよく初めて発見された新猿人のジョナサンのIQは95であった。これは人間の平均を5下回る数値であり非常に高く、 握力も300kgと普通のチンパンジーとほぼ同じであり筋力も高く集団で進化してゆくと非常に危険とされている。 現在ニューサウスウェールズ支部で非常に警戒されながら人間と暮らしており人間に反抗するなどのことはないとのこと。 また直立歩行が可能である。 外見 身長は180cm程度 (通常のチンパンジーは1.5~1.7mほど) 体重は80kg程度 姿はチンパンジーとほとんど変わらない。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/c-atelier/pages/969.html
/01~10/11~20/21~30/31~40/41~50/51~60/61~70/71~80/81~90/91~100 /101~110/111~120/121~130/131~140/141~150/151~160/161~170 【Re.71】 ギコース・マリオ 【Re.72】 お嬢 【Re.73】 フィシーア=イルム=シグルズ ウィギコーズ=シグルズ 【Re.74】 アイヒャーナ・シグルズ 【Re.75】 クーディエッタ=ディサクト サマー・ニラリディア 【Re.76】 ラギル・シルバーストーン 【Re.77】 ヨーダル・フリーマン 【Re.78】 ラギント・サイズモア 【Re.79】 モライル・シルバーストーン 【Re.80】 ニラティス・ウィング・レヴォルト
https://w.atwiki.jp/tproyale/pages/70.html
名前:ディオ・ブランドー(だが三部以降ではDIOと表記されている) 出典:『ジョジョの奇妙な冒険第三部格闘ゲーム』 年齢/性別:120歳前後だが、不老不死なので肉体は20歳前後 /男性 外見:黄金色の頭髪。ジョナサンの肉体を奪ったので首に継ぎ目、透き通るような白い肌 心の中心に忍び込んでくるような凍りつく目差し、男とは思えぬ妖しい色気を持つ。 黄色と黒を基本とした服、所々にハートがついたアクセサリーをつけている。 首のつけ根の背中には代々、ジョースターの血筋に特有の星型のアザがある。 性格:少年時代に情けない父親に虐げられて惨めな思いをしながら暮らしてきたことから、 極めて激しい上昇志向を持つようになった。 ジョナサン・ジョースターと激闘の末消滅したかと思われたが奇跡の復活を果たし今に至る。 第三部では第一部の頃より落ち着きや貫禄が増しており、より人間臭さが抜けている。 『人類が幸福になる為に辿り着くべき精神の終着点』に人々を導くため世界征服を目論む。 (DIOは『天国』と呼んでいた。後に成し遂げたプッチ神父は「これから起こる出来事を 産まれた時から知っていてそれが変えられない運命だとしても覚悟できる世界」こそ『天国』 と言っていた。が、DIO自身も同じ事を思っているかは不明) 食料としてしかみていないはずの、人間の女性と子供を作ってみたり(ジョルノ・ジョバーナ)、 プッチ神父の足の持病を治したりしているように、たまに常人では理解できない気まぐれがあるらしい。 複数のジョジョシリーズに登場するキャラクター、彼の存在抜きにしてジョジョの奇妙な冒険のストーリーは成立しない。 能力:法学部卒、ボクシングの技術を持っている。吸血鬼。指を突き刺すことで血を吸う事ができる。 ロードローラーを片手で持ち上げる程の腕力と腹に穴が開いても数秒で回復できる再生力を持つ。 類稀な生命力を持ち、腹に穴が開いても血を吸うことで数秒で回復、ジョースターの一族ほど効果あり。 他人の肉体の部品を自身の肉体に移植することが出来る。 さらに高い身体能力を持つ。 (動物に喩えると豹程の素早さらしい)ただし、日光を浴びると死亡。 1.人間型スタンド「世界(ザ・ワールド)」 破壊力:A スピード:A 射程距離:C(10m) 持続力:A 精密動作性:B 成長性:B 格闘能力・精密動作能力が極めて高い人型スタンド(空条承太郎のスタープラチナを上回るほど)。 黄金の一色に染まり黄金のオーラを纏っており、全身の筋肉ははち切れんばかりに逞しい。 さらに胴体や前腕などを圧着するように覆う装甲のようなパーツ・背中にはボンベが取り付けられている。 DIOと同じく、全身にハート型の装飾と両手の甲には時計の文字盤を模した装飾が為され、鼻先から上を マスクで覆っている。さらに時を止める能力を持つ。現在、5秒 その間に無数のナイフを全方位から投げつける、拳で腹に風穴を開ける等の攻撃を加える 口調:一人称「俺」、「私」、「このDIO」 二人称「貴様」、「お前」、自身の認めた友人には「君」など 台詞:「これジョジョが元ネタ?」というセリフの大半は彼の発言である。 「貧弱!貧弱ゥ!」 「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」 「波紋? 呼吸法だと? フーフー吹くなら……このおれのためにファンファーレでも吹いているのが似あっているぞッ!」 「おれは人間をやめるぞ!ジョジョ――ッ!!おれは人間を超越するッジョジョおまえの血でだァーッ!! うわっはははははーッ!!」 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」「WRYYYYYYYYYYYY!」「時よ止まれィ!」「なじむ、実に!なじむぞ」 「最高にハイ!ってヤツだァーッ!!」 「何者だ……?このDIOに近いようでもあり……遠いようでもある…………」 (↑ASBジョルノと出会った時。プッチ神父と話す時のような落ち着いた口調) 「君は『引力』を信じるか?わたしに躓いて転んだ事に意味がある事を!?出会いというものは、『引力』ではないのか?」 「どんな者だろうと、人にはそれぞれ、その個性にあった適材適所がある。王には王の…… 料理人には料理人の……それが生きるという事だ。スタンドも同様、強い弱いの概念はない」 交友:エンリコ・プッチという神父を友として認めている。ジョルノ・ジョバーナとは親子関係。 またジョナサンの肉体の影響でジョースター家の人間が近づくと分かる。 補足:石仮面という外法によって人間を辞めて吸血鬼となった悪の帝王。 ジョースター一族とは深い因縁を持っており、 どの部でも必ずといっていいほど何かに影響を及ぼしている。 作者の荒木飛呂彦氏が「対照的な二人を描いていきたい」と発言していることから、「ジョジョの奇妙な冒険」は ジョースター一族とDIOが主人公の物語と囁かれるほどである。 養子としてジョースター家に潜り込み、遺産目当てにジョナサンの父親を殺そうとするが 妨害されて窮地に陥る。 状況を打開するために吸血鬼となりジョナサン達を殺そうとするも敗北 自らの唯一尊敬する人物と見定めたジョナサンのボディを手に入れようと試み、 そして辛くも肉体を手に入れ、およそ100年の間は海中に没することとなる。 肉体として理想的なジョナサンのボディを手に入れてから「DIO」と名乗るようになった。 その後は人間を超越した帝王の貫禄によるカリスマ性を身につけ、数多くのスタンド使いや女達を虜にした。