約 3,737,917 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10607.html
唯「次はどれ乗ろっか?」 澪「コーヒーカップ、とか///」 唯「相変わらずだねぇ」 澪「やっぱり嫌?」 唯「ううん。私も好きだし」 澪「じゃ、じゃあいいかな」 唯「……」 澪「唯?」 唯「ん? あっごめん、ちょっとぼーっとしてた! じゃあ、コーヒーカップ行こうよ!」 澪「う、うん」 唯「くるくる~」 澪「ちょっと唯、回しすぎっ!」 唯「えへへ、だってこれ楽しいんだも~ん」 澪「もう、子どもか」 唯「澪ちゃんも回してみなよ~。結構楽しいよ~」 澪「じゃ、じゃあちょっとだけ」クルクル 澪「あ、確かにちょっと楽しい、かも」 唯「でしょでしょ! くるくる~」 澪「あはは、くるくる~」 澪「酔った……」 唯「大丈夫、澪ちゃん? あそこに椅子あるからちょっと休もっか。背中さすってあげる!」サスサス 澪「ありがとう。やっぱり調子にのるものじゃないな」 唯「でも、はしゃいでる澪ちゃん可愛かったよ!」 澪「そ、そう?」 唯「うんっ! もっとはしゃいでもいいんだよ」 澪「それはやめとく」 唯「え~、何で?」 澪「唯がはしゃいで、私もはしゃいだら収集つかないだろ」 唯「ひ、酷いよ澪ちゃん!」 澪「ふふふ、冗談冗談」ナデナデ 澪「ふぅ。大分よくなった。唯、背中ありがと」 唯「えへへ、どういたしまして。 じゃあ次何乗る?」 澪「うーん、次は唯が決めてよ」 唯「えっ、いいの?」 澪「うん。『お願い』」 唯「なんだかこじんまりとした『お願い』だなぁ。 じゃあ、パラトルーパーとかどう?」 澪「パラトルーパー?」 唯「ゴンドラが空中でくるくる回るやつ。あっあそこにあるあれだよっ」 澪「ああ、あれか。あれならそんなに怖くなさそう」 唯「うんっ。じゃああれでいい?」 澪「うん。じゃあ行こ」 澪「これも二人乗りか」 唯「怖かったらいつでも抱きついて来ていいんだよ」 澪「流石にこれでは怖がらないよ」 唯「あっ動き出した」 澪「……うん、これならだいじょきゃあ! 何これ、こんなに高くあがるの!? 外から見てると大したことなく見えたのに!!」 唯「うん、結構高くまであがるよ~」 澪「……」ギュー 唯「大丈夫だよ、澪ちゃん。私がついてるから。ほら、下見てみなよ。綺麗な景色だよ」ナデナデ 澪「う、うん/// ほんとだ、綺麗……」 唯「ふふん。次何乗ろっか。あれであんなに怖がるんじゃあ、ジェットコースターは無理そうだね」 澪「でも、唯は乗りたいでしょ?」 唯「……澪ちゃんと一緒じゃなきゃ、乗ったって意味ないよ!」 澪(……) 澪「……決めた! 私、ジェットコースターに乗る!」 唯「ええ!? 澪ちゃん、無理しなくていいんだよ!」 澪「でも、唯とジェットコースター乗ってみたいし///」 唯「澪ちゃん……」 澪「あ、でも、こ、心の準備させてっ! そうだっ午後! 午後乗ろう!」 唯「うん。澪ちゃん、駄目そうだったら無理しないでね」 ―― しょくどう! 唯「ふぅ~結構遊んだね」 澪「うん。だいぶ乗り物にもなれて来た。これなら、ジェットコースターも大丈夫……かも」 唯「ほんとに無理しないでよ? 私、ジェットコースターに乗らなくても全然楽しいんだから」 澪「でもやっぱり、折角遊園地に来たなら乗っておかないと」 唯「じゃあ一番怖くないのにしよっか。空中で回転するのとかは流石に駄目でしょ?」 澪「そ、それは怖いっ!」ブルブル 唯(か、可愛い///) じぇっとこーすたーまえ! 唯「これなら昇って降りるだけだから、多分他のより怖くないよっ」 澪「う、うん。じゃあ」 唯「ほんとに大丈夫?」 澪「うん。怖かったら、唯に抱きつく///」 唯「うん。私にしがみついてるといいよ。じゃあ、行こっか」 ガタンガタン…… 澪「い、いざ動き出すと、怖くなってきたかも。安全バー下ろしたらしがみつけなくなったし……」 唯「ほら、じゃあ私の手、握ってなよ」 澪「う、うん」 ガタンガタン 澪「ま、まだ昇るのか」 ピタッ ゴォォオオオオオオオオオ 澪「きゃ、きゃああああああああああああああ!! こわいこわいこわいこわい!!」 唯「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 唯「楽しかったー! って、澪ちゃん?」 澪「も、もう、駄目……」グッタリ 唯「やっぱり無理してたんだね……。でも、ありがとう澪ちゃん。あっちでちょっと休も」 澪「う、うん」 唯「よいしょっと。大丈夫、澪ちゃん?」 澪「う、うん。唯、ひ、膝枕して貰っても、いいかな/// 『お願い』」 唯「おおー積極的だねぇ。はい、どうぞ」ポンポン 澪「じゃ、じゃあ///」 唯「えへへ。澪ちゃん、ありがとね。私のために、頑張ってくれて」ナデナデ 澪「ううん。私も、怖がりとか克服したいと思ってたし、って唯?」 唯「……ん? あ!? ごめん、またぼうっとしてた」 澪「……考え事?」 唯「ううん。何でもない。澪ちゃん落ち着いたら、今度はあんまり怖くない奴乗ろうね」 澪「うん、そうする」 ―― 唯「おおーもうこんな時間かぁ」 澪「ほんとに遊びつくした感じだな」ノビー 唯「でも、最後にあれが残ってるよね」 澪「ああ、そうだな」 唯「観覧車、乗ろ!」 かんらんしゃ! 唯「やっぱり最後はこれだよね~」 澪「そうだな。唯、今日はほんとにありがとね。楽しかった」 唯「私の方こそ、澪ちゃんの誕生日なのに、付き合って貰っちゃって」 澪「そんなことないよ。私も来たかったし」 唯「えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな」 唯「……」 澪「どうした? 唯?」 唯「あっ、ううん、またぼーっとしちゃってただけ」 澪「ほんとに?」 唯「うん。それより澪ちゃん、見てみて、景色が綺麗だよっ」 澪「ほんとだ……凄い。詩が作れそう……」 唯「やっぱり高いとこからの景色は格別だねぇ」 澪「……」ギュー 唯「澪ちゃん///」 かえりみち! 唯「うーん、楽しかったね! 後は家に帰ってケーキ食べよっか」 澪「ケーキの前に晩御飯な」 唯「晩御飯は私が作るからねっ!」 澪「ふふ、じゃあお願いしちゃおうっかな」 唯「……」 澪「唯?」 唯「あっごめん澪ちゃん、また……」 澪「ほんとにどうしたの? ……もしかして、楽しくなかった? 私が、全然絶叫系のやつに乗れないから……」 唯「ううん! そんなことないって! すっごく楽しかったよ!」 澪「じゃあ、何で?」 唯「……うん。ちょっと、不安になって来ちゃって」 澪「不安?」 唯「うん……私達が子供の時にはあんなに賑わってた遊園地にほとんど人がいなくて、 ああ、もう潰れちゃうんだなぁ……って実感して。時間が経てば、変わっていっちゃうんだなぁと思って。 私達も今はこんなに楽しいけど、いつかは別れちゃうのかなぁって、不安になって来ちゃったんだ……」 澪「唯……」 唯「私、いっつも澪ちゃんに迷惑かけてばっかりだし、いつか澪ちゃんが、私のこと嫌いになるかもしれないんじゃないかなぁって……」 澪「唯」ギュー 唯「澪ちゃん///」 澪「約束するよ。私は、絶対唯のこと嫌いになんかならない。 迷惑だなんて思ってないよ。私は、唯の笑顔が大好きなんだ。それさえあれば、他の何にもいらないくらい」 唯「///」 澪「だから、私の方からも、『お願い』」 澪「これからもずっとずっと、私の恋人でいて下さい///」 おしまい 戻る
https://w.atwiki.jp/dtmoe/pages/39.html
Happy date 歌詞:ココ ◆BvysEdBh6I 対応曲;505氏製作type1 まっさらの靴をあけて ふわり白スカゆらして キミの手を引いて出かけよう♪ きっとゼッタイ忘れられない ふたり初めての Happy♡date いつもよりドキドキで キミの私服がまぶしい 入場チケット ふたり分 まとめてチェック! ・・照れくさぃ 「何から乗ろう?」そんなこと ホントはどうでもいいの キミと手をつないでいられるだけで幸せ☆ びくびくジェットコースター ばしゃばしゃ急流すべり お化け屋敷で泣きべそかいて 鼓動はじけちゃう アトラクションよりキミの所為だよ? わくわくメルヘンコースター ぐるぐるコーヒーカップ 観覧車の夕日見とれて キミの左肩ぎゅっと抱き寄せられて ドキドキ Happy♡date
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/4848.html
【名称】 プロトジェットコンバットガシャット 【読み方】 ぷろとじぇっとこんばっとがしゃっと 【登場作品】 仮面ライダーエグゼイド [裏技]ヴァーチャルオペレーションズ仮面ライダーエグゼイド 【分類】 ライダーガシャット 【英語表記】 JET COMBAT 【ジャンル】 フライトシューティングゲーム 【詳細】 フライトシューティングゲーム『ジェットコンバット』のデータが収録されたライダーガシャット。 カラーリングは黒。ジェットコンバットガシャットの試作型。 「ゼロデイ」で消滅したとされる患者たちのデータが保管されている。 【仮面ライダーエグゼイド】 レーザーターボが用いるガシャットの1つ。 使用し、サポートメカのコンバットゲーマ(プロト)を出現できる。 ゲーマドライバーの空きスロット部分へ装填、アクチュエーションレバーを再度操作し、使用者はプロトコンバットバイクゲーマーへとパワーアップを果たす。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3348.html
「あなたもいっその事、この状況を楽しんでみては?」 断る。俺は気が狂おうとも冷静でいるべきキャラなんだよ。 「キョン君~!これどうやって止めるんですか~?ひえぇ~~~」 ハンドルを離さないと止まりませんよ。それがコーヒーカップというものでしょう。 「こんな古い・・・いえ、珍しいアトラクションは初めて体験するもので・・・とめてぇ~~~」 む・・・?あいつら・・・ハルヒに長門、何回目だよそのジェットコースター。 「キョン!このジェットコースターは素晴らしいわ。なんたって何度乗っても飽きないんだもの!」 あぁ、どうしてこうも俺からは日常がはるか彼方へ遠ざかっていくのか・・・やれやれ。 ここがどこかって?見りゃ分かる、遊園地だ。 遊園地でハメを外すのがそんなに恥ずかしいかって?そんな訳あるはずがないだろう。 俺だって、ここが普通の遊園地ならそりゃある程度箍(たが)を外して遊びまくるさ。 しかし残念なことにここの遊園地は“普通”などではない。 この遊園地は──ハルヒの夢の世界なのだ。 古泉が言うにはここ最近のハルヒの退屈度の進行が原因なんだとさ。 その退屈をどうにかするってのが課題じゃなかったのか。と聞けば 「えぇ、仰るとおりです。 ただ今まで退屈による不満で発生する閉鎖空間で判断してたんですが・・・ここ最近は全く発生していなかったんですよ。 言い訳に聞こえるかもしれませんが・・・その不満をこういった形で発散させるということは、何か涼宮さんに変化が起こりつつあるのかもしれません。」 不満が原因でたまたま見てしまったこの面白おかしい(俺には面白くもなんともないが)夢を現実にすりかえようとしている最中なのだと。 哀れ世界。俺が世界なら確実にビッグバン起こして怒りをぶつけてるところだ。 もちろんそのまま放っておくわけにはいかない。 が。もうすでに現実世界とほぼ融合しているために、ハルヒに向かって「これは夢だ!」なんて無理やり理解させてしまえば現実世界もろとも完全崩壊の恐れ。 もう今更なんだが・・・本当なんでもありだな、ハルヒ。 解決策はといえばハルヒに自力で夢だと気づいてもらうこと。 そんなこと超簡単だろう?と思うだろう? 考えても見てくれ。俺たちが夢を見ているとき、その状態で今起こっていることは夢なんだ!と気づけたことが何回あった? つまりはそういうことである。 それに、覚めた後にはありえない夢だったと気づけても、夢を見ている最中には可笑しいなんてこれっぽっちも思わないだろう? そう。だからこそハルヒは乗るたびにコースの変わるそのジェットコースターに一つも疑問を持っていない。 ちなみに朝になるまで待てば自然に起きるだろう、なんて解決策は真っ先に断たれたぜ? さっきも言ったが、もう現実とごっちゃになりかけ。現実の時間概念は今のハルヒには作用しない。(長門談) どうにかハルヒに自力で夢だと気づいてもらう必要がある。 運が悪ければこの世界はこの遊園地の敷地内だけになり、5人は一生をここで終えなければならなくなるのだ。 だからな、みんな。遊ぶのもいいがもう少し真剣に考えてくれないだろうか。 時間がかかればかかるほどこの世界の侵食は進み、元に戻れるかは困難になるって言ったのはお前だぞ、長門。 ・・・その長門はハルヒと33回目のジェットコースターを楽しんでいるが。 「いや~、参りましたね。」 あのな古泉。笑顔でゴーカートをさんざ楽しんできて「参った」なんて、普通の人間なら言わないぜ。 「フフ。でもこんな経験、多分二度とできないと思いますよ?」 無人のカートが勝負相手になってくれるゴーカートなんざ、二度も三度も楽しみたくはないね。 朝比奈さんは・・・今度はメリーゴーラウンドか。白馬にお姫様のように座る姿が美しい。 ハルヒ、どうせ創るならなら売店も組み込んで創ってほしかったぜ。ここにカメラが無いのが非常に惜しい。 まぁカメラが存在しようと現実世界には持ち帰れないだろうという答えに3秒で到達したので諦めるが。 しかしよく逃げないもんだな。あれ。 「メリーゴーラウンドって文献でしか見たこと無いんですけど、本物の馬なんて使ってるんですね~。私、びっくりしました~。」 ・・・どうしよう。本当のメリーゴーラウンドがどんなものなのか教えた方がよろしくないか? アトラクションは全自動。俺たち5人以外誰もいない。ついでに出口も存在しない。 もはや牢獄と言ったほうがいいだろう、これは。 なんて考えながらジェットコースターに目をやると、それはもう何回転すればゴールに着くのか分からないような渦の塊になっていた。 多分そろそろジェットコースターに飽きるだろう。 さぁて、どうやってハルヒに夢と気づいてもらうか。 古泉と2人、バイキング形式で従業員のいないレストランフロアに入り、栄養を取りつつ頭を働かせる。 無人ゴーカートを見ても、タイヤのついたコーヒーカップを見ても、実物仕様のメリーゴーラウンドを見ても、 変幻自在のコースを持つジェットコースターを見ても何も疑問に思わないんだぜ? どうすればいいんだよ。 「逆に考えればいいんですよ。この世界は涼宮さんの退屈による不満で創られた世界。 ならば楽しませればいいのですよ。」 誰が? 「勿論──あなたですよ。」 気が滅入る。ハルヒと2人で本物の殺人鬼が出てきそうなお化け屋敷に行ったり、 宇宙まで届いてそうなクレイジータワーに乗ったり、高速回転中の観覧車に乗らなければならんのか? その前にショック死すると思うぜ、俺。 「それもそうですね。あなたが死んでしまっては元も子もない。」 笑顔で物騒なことを言うな。 「失礼。ですが・・・少しばかり危機が迫っているのかもしれません。周りを見てください。」 いつのまにか夕日が差していることに気づく。 「説明していただこうか?」 笑顔のまま溜息をついた後、こんなことを喋りだす古泉。 「このまま夜になれば、恐らくあちらのホテルに泊まることとなるのでしょう。」 指差す方を見てみると、敷地の中央に聳え立つ豪華なホテルがそこにあった。 「夢の世界で眠りにつく。ということはです。」 普通の人間ならば寝て夢を見て、起きれば現実世界。だが・・・ 「次に目を覚ました時、完全にこの世界は固定されてしまうことでしょう。」 ・・・どうすればいい? 隣に置いてあったリーフレットの束からチケットを取り出す古泉。 「ふぅ、やはりありましたね。」 それは一体何なんだ。何故お前は既に知っているかのようにそれを手に取ったんだ? 「これはちょっとした賭けでしたよ。いえ、むしろ涼宮さんの賭けと思った方がよろしいかと。 今は僕が探し当てましたが、これは僕がいなくても必ずあなたの元に現れたはずです。」 さぁ、とそれ以上何も言わずチケットを俺の手に押し込む古泉。 ───── ────────── ─────────────── やれやれ。ようやく現実世界に戻ってこれたわけだが。 ああいった面白おかしな世界もまぁ全く楽しくなかったと言えば嘘になるが・・・ あれから数日。今日は何度目になるのか忘れたがいまだ皆勤賞のSOS団不思議探索の日だ。 あれから結局どうなったかって?古泉も聞いてきたが特に何もないのだ。 あの後、手にしたチケットを見てみるとそこにはディナー招待券と書かれていた。 ハルヒと食事をしてご機嫌を取れってことか。しかしどうやって誘うべきか・・・ とベンチに座って考えていたら不意に後ろに現れたハルヒに奪い取られてしまったのだ。 一部始終を語るとすれば・・・次の通りだ。 「何のチケットと睨めっこしてるのよ。一人で楽しもうなんて、そうはいかないんだから! なになに・・・?・・・ディナー券?」 あぁ、一緒にどうかと思ったんだが。 「ふーん・・・まぁ、行ってあげてもいいわよ?このままじゃ券も勿体無いしね。 でも、他の3人はどうするの?食事。」 夢の中では少しは気を回せる性格なんだな、お前。・・・それはともかく。 「古泉たちなら別のチケットで他のレストランで食事中だ、今頃は。」 こんな誤魔化しかたでバレやしないかとは思ったが、流石夢世界ハルヒ。些細なことは疑問にはならない頭のようだ。 ・・・もしかしたら分かっているもののあえて気づかないフリをしてるのかもしれんが。 着いたレストランはそれは豪華なレストランだった。 やはり人は誰もいなかったが。 チケットに書かれていた席には既に料理が並べられている。 「演出かしら?斬新だわ。」 と一人納得してしまうハルヒ。 今さっき出来たばかりの料理のようで、全く冷めていないようだ。 さぁ料理を食べようとさっさと席に着くハルヒと俺。 何故そんなことを言ってしまったのか?と自問すれば、このままでは何も進展しないぞと思ったんだろうな、俺は。 ハルヒに現実に戻ってもらうために、こんなことを口にしてしまったのだ。 「なぁ、ハルヒ。今日だけじゃなく、いつかまた2人で遊びに来たいな。 最近出来た海辺のテーマパークとか結構評判いいらしいぜ?・・・どうだろうか?」 次の瞬間、俺はまたもベッドの中にいた。 夢だったのかといえば確かに夢だった。 時間は・・・明日にはなっていなかった。紛れも無く今日の明朝であり、登校前のバタバタしなくてはならない時間までまだ3時間程余裕がある。 携帯を確認してみると3件、すなわち、古泉、長門、朝比奈さんから1件ずつ着信が入っていた。 おかしな事を言っていると自覚するが、その着信によってあれが夢だったと確信できたのだ。 「まぁ、何があったのかは知りませんが、とにかくあなたには感謝しっぱなしです。今回もありがとうございました。」 よせよ。俺はただハルヒと飯を食っただけだ。・・・いや、食うことは出来なかったが。 あぁ、しまったな・・・あの料理食べてからにすりゃ良かったな。勿体無いことをしたもんだ。 「ところで今日の活動は涼宮さんから聞いていますか?」 いいや?どうせ今日もいつもの通り、なんのプランも無いまま街をうろつくだけだろう? 「そうでしたか。いえ、それなら涼宮さんから直接聞いたほうが良さそうです。丁度・・・ほら、やってきましたよ。」 何のことだろうか。相変わらずハルヒはこの団員1号の俺には連絡をよこさないことが多い。 「あら、珍しいわねキョン。今日も遅刻してくるのかと思ったのに。」 ここ5連続で俺の奢りだったからな。たまには早く来ておいて誰かに奢ってもらうのがいいだろう。 ・・・それよりも。 「今日は何をするんだ?俺以外全員知っているようだが何も聞いていないぞ、俺は。」 「あれ?言ってなかったかしら。手頃な場所にいるからまた伝えるの忘れちゃってたわ。まぁ、たまにはこんなこともあるでしょう。」 いや、いっつもだろう。 「そんなことよりこれよ!ほら、みんな1枚ずつ取って取って!」 なになに・・・?シーサイドテーマパーク・・・? 遊園地のチケット・・・か。なるほどね。
https://w.atwiki.jp/dtmoedenpa/pages/31.html
Happy date 歌詞:ココ ◆BvysEdBh6I 対応曲;505氏製作type1 まっさらの靴をあけて ふわり白スカゆらして キミの手を引いて出かけよう♪ きっとゼッタイ忘れられない ふたり初めての Happy♡date いつもよりドキドキで キミの私服がまぶしい 入場チケット ふたり分 まとめてチェック! ・・照れくさぃ 「何から乗ろう?」そんなこと ホントはどうでもいいの キミと手をつないでいられるだけで幸せ☆ びくびくジェットコースター ばしゃばしゃ急流すべり お化け屋敷で泣きべそかいて 鼓動はじけちゃう アトラクションよりキミの所為だよ? わくわくメルヘンコースター ぐるぐるコーヒーカップ 観覧車の夕日見とれて キミの左肩ぎゅっと抱き寄せられて ドキドキ Happy♡date
https://w.atwiki.jp/kjh2/pages/33.html
イザキリ イザキリ商店街の副管理人 チャット名の由来は彼から。 傾向と対策 普段は「イザキリ」もしくは「死神」の名で見かけることが多いが、たまにアレンジしている。 ガンダム、エヴァ等のロボットアニメ系が好物。きっと話に乗ってくれる。 少しネガティブなところがある。励ますか落とすかは貴方次第。 高所恐怖症。イザキリに追われたらジェットコースターに逃げ込もう。 天羅からはよく「兄貴」と呼ばれる。彼に兄貴と呼ばれる資格があるのかは追及してはいけない。...5/12追記 実際は兄貴と呼ばれていないことが判明 変態リーグ四天王の一人。 が、最近はその力が衰えつつある。そしてH25,6/28にてかみさまに変態四天王の座を渡した。 関連項目 イザイザ博物館 死神さんの屋台 伊座霧市資料館
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/2205.html
10 名前:1/5 :2012/04/22(日) 22 25 31.03 ID HrYSRW770 お題作成機より 後輩、遊園地、背中〜その2〜 『先輩。ほら、こっちですってば。早く!!』 園内に入るなり、目当てのアトラクションへと急ぎたい私は、先輩を急かす。それに 先輩は、渋々な顔で付いて来つつ、文句を垂れた。 「別にそんなに急ぐ事ねーだろ。ジェットコースターとか、逃げやしないんだし」 『何言ってるんですか。これでも結構並ぶんですからね。早く行かないと、それだけ回 れる時間が少なくなっちゃうし』 「お前、どんだけ回る気なんだよ?」 『せっかくのタダ券なんだし、回れるだけ全部回りますよ。当然じゃないですか』 あと、せっかくの先輩とのデートなんだから、出来る限り満喫しないと、と心の中で 付け加える。だというのに先輩と来たら、何だかあまり気の乗らない顔で、周りをキョ ロキョロと見つつ、ゆっくり歩いている。 『何でそんな面白く無さそうな顔してるんですか。せっかく人がチケットあげたんだか ら、もうちょっと楽しそうな顔とか出来ないんですか?』 先輩の態度が不満で文句を言うと、先輩はぶっきらぼうに答える。 「俺は最初っから遊園地はそんな好きじゃねーって言ったろ。ていうかさ……」 そこで先輩は一旦言葉を濁し、言いにくそうに顔をしかめてから、小声で付け加える。 「俺、実はジェットコースターとかああいう絶叫マシン系ってすっげー苦手なんだよ。 だから、お前一人で先行って並んでろよ。俺は下で待ってっから」 『あれ? 先輩ってもしかして、怖がりなんですか?』 気乗りしない理由が分かってホッとすると同時に、少し意地悪な気分が働いて、私は 先輩を揶揄する。すると、先輩はムッとした顔で言い返してきた。 「怖いとかそんなんじゃねーよ。ただ、あの上から急降下する時の感覚が嫌でさ。気持 ち悪くなんだよ。アレ」 『えーっ。何言ってるんですか。あの浮遊感が気持ち良いのに。やっぱり単に、高い所 から落ちる感覚が怖いだけなんじゃないですか?』 「何だっていいよ。とにかく、俺は乗りたくないからお前先に行っとけ。いいな?」 『嫌です』 にこやかな笑顔を見せて拒絶すると、私は先輩の服の袖を握った。 11 名前:2/5 :2012/04/22(日) 22 25 51.70 ID HrYSRW770 『私と先輩と二人しかいないのに、誰とこの楽しみを共有すればいいんですか? 一人 で乗ってたら、先輩を連れてきた意味ないじゃないですか』 「俺は楽しくねーっての」 何だか必死に拒絶する先輩を見てたら楽しくなってきた。 『そんなの関係ありません。大体、高校生にもなって、ジェットコースターくらい乗れ ないでどうするんですか。そんなんじゃ、大人になってから苦労しますよ』 「意味分かんねーし、それ。別に遊園地とか来なきゃいいだけだろ?」 『ダメですよ。私は遊園地好きなんだし。いい機会ですから、ここで克服しましょうよ』 「だから、お前が好きなのとか全然関係ないだろ? 克服する必要なんて全然ねーし」 先輩はそうかも知れないが、今後もデートの時にこんな感じだと私は困るのだ。私は 先輩との遊園地デートをこれっきりにするつもりなんて全然ないし。だから、何として もここは先輩にジェットコースターに乗って、恐怖を克服して貰わねばならない。 『仮に他の人と行った時もそんな醜態晒す気ですか? 私は先輩のダメなところなんて いっっっっぱい、見てますから、今更幻滅なんてしませんし。ていうか、はなっから幻 滅してるようなものですから、安心してください』 「だから、安心出来ないっての。乗りたくないって言ってるんだから、もう放置しとい てくれって」 『だからダメですって』 いい加減面倒くさくなってきて、私は先輩の袖を掴んでいた手を離すと、今度は腕全 体を体で抱え込んだ。 『もう、早くしないとそれだけ待ち時間が増えるんですから、行きますよ。先輩の遺言 は、並んでいる最中にいくらだって聞いてあげますから』 「お前鬼だろ? って、引っ張るなって!! お、おい!! ちょっと待てコラ!!」 『ほら、もう子供じゃないんだから、いつまでも駄々こねてないで、早く来て下さいってば!!』 意外なほど抵抗の少ない先輩の体を引っ張り、私はジェットコースター乗り場へと急 いで向かったのだった。 そしてそこで初めて私は、先輩の腕に抱きつきながら歩いていた自分がいた事を自覚 し、恥ずかしくて死にそうになったのだった。 12 名前:3/5 :2012/04/22(日) 22 26 29.80 ID HrYSRW770 「死んだ……」 まだ青ざめた顔のまま、ベンチに腰掛けてジュースを口にする先輩の前に立ち、私は 呆れた顔つきで見下ろしていた。 『ほんっと情けないですね。まだ半分くらいしか絶叫マシン制覇してないのに、この後 どうするんですか』 「少なくとも俺はもうお腹いっぱいだわ…… つか、だから嫌だっつーたのによ……」 『隣にいる私の方がよっぽど恥ずかしかったですよ。乗り込んだ時からずっとお祈りみ たいなの唱えてるし、動き出したらやっぱり無理だの助けてくれだのって……絶対周り の人笑ってましたよ……』 「うるせーな…… こっちはホント生きた心地がしなかったんだからな。あんなん、一 歩間違えればガチで吹っ飛ぶぞ……」 『そんな事、まず有り得ませんから。苦手なだけで怖い訳じゃない、とか強がってたけ ど、やっぱりただの臆病なんじゃないですか』 「うるせーよ…… どうしてお前があんな風にはしゃげるのか、そっちの方がよっぽど 不思議だっての」 げんなりした顔で私を見て肩をすくめる先輩に、私はため息をついてみせる。もっと も、態度で見せているほど幻滅している訳ではなくて、むしろ本気で怖がる先輩に普段 見れない可愛らしさを見出して、これはこれでありかなと思ったりもしていた。 『そろそろ休憩もいいですよね? 次はどうします? この暴走超特急とかいうのにし ます? それとも空飛ぶじゅうたんとか……エアロダンシングなんてのもありますけど』 私の提案に、先輩はもう勘弁とばかりに首を横に振る。 「冗談じゃねー。もう絶叫系はいいっての。少なくとも、次は乗り物以外にしようぜ」 『情けないですね、ホントに……』 まあ、あまり先輩を苛めても可哀想なので、仕方なしに私はマップを開く。とはいえ、 絶叫系以外となると、これが意外と少なかったりする。大観覧車みたいなデートスポッ トの定番はもちろん最後の締めにしたいし、メリーゴーラウンドもまだちょっと早い。 「どれ? ちょっと貸してみ?」 悩んでいる私に、先輩が手を出してマップを要求する。私は慌ててそれを拒否した。 『いえ、いいです。今日は私が全部エスコートしますから、先輩はまだ休んでて下さいってば』 13 名前:4/5 :2012/04/22(日) 22 26 58.55 ID HrYSRW770 実は、私にもどうしても苦手で、いつもだったら絶対入らないアトラクションがある のだ。もちろん、今日はせっかくのデートなので、全制覇を目指して意気込んで来たの だが、いざとなるとどうしても気乗りがしない。もしそれが先輩にバレたら、今まで偉 そうにしてきた面子丸潰れである。 「いや。ただ見てみたいだけだよ。他にどんなのあるかってさ。いいだろ、そのくらいなら」 『う……』 見るだけ、と言われて私は拒否する根拠を失ってしまう。そこを断われば、却って不 審がられてしまいかねない。 『き、決めるのは私ですからね。あくまで見るだけですよ』 渋々ながらにマップを手渡すと、先輩が広げて見始めた。 「ちぇっ。こうして見ると、ホント遊園地って乗り物系多いよな。絶叫系以外だと、た だの汽車とかじゃつまらんよな。レースも今はやりたくないし……」 『やっぱり選んでるじゃないですか。言っときますけど、先輩の意見なんて絶対参考に もしませんからね』 うっかり先輩が決め兼ねないうちにと、私は釘を刺す。にもかかわらず、私の言葉な んて聞こえなかったように、先輩はアトラクションを吟味していた。 「ああ。ミラーハウスなんてのもあるんだな。こういう迷路みたいなのも楽しそうだな」 『別に構いませんけど、でもなんか鏡の部屋って四方八方に先輩が映るって事ですよね。 なんか気持ち悪くなりそうです』 「ほっとけよ。じゃあ、次はこれにするか」 先輩が決めて歩き出そうとするのを、私はコートの裾を掴んで止めた。 『ダメですってば』 「何でだよ。今、構わないって言ったろ?」 『行くのは構いませんけど、次に行くアトラクションは私が決めるんですから、勝手に 行こうとしないで下さい』 ここでうっかり先輩の権利を認めてしまうと、後々響きそうな気がするので、私はキッ チリと止めた。しかし先輩は不満そうに口を尖らせる。 「少しは俺に決めさせてくれたっていいだろ? もう昼飯間に挟んで三つも絶叫系乗り 継いだんだし、次くらい大人しいのにしようぜ」 14 名前:5/5 :2012/04/22(日) 22 27 20.51 ID HrYSRW770 『だって、まだあと四つも残ってるじゃないですか。万が一回りきれなくても、これだ けは全部制覇しておきたいんです』 断固として主張する私に、先輩はうんざりしたように首を振ってみせる。 「だってお前、パイレーツなんて二つもあるじゃん。さっきこっちのでかい方乗ったん だから、こっちはいいだろ? ジェットコースターだってこっちのミニスクリューはい いじゃん。お子様向けみたいだし」 『それはそれで、違う楽しみがあるんです。それに、スリルとかドキドキ感が味わえる ものの方が楽しいじゃないですか』 絶叫系に行きたいばかりに、私はつい迂闊な発言をしてしまった。それを聞いた先輩 が、マップを見て気付いてしまったのだ。 「スリルとかドキドキ感だったら、絶叫系じゃなくても味わえるだろ。お化け屋敷とか、 秘境探検隊とか」 その名前を聞いた途端、私は思わず背筋をビクッと伸ばした。そう。私の苦手なアト ラクションとは、お化け屋敷なんかのホラー系なのだ。とはいえ、それを先輩に悟られ たくない私は、必死で強がりを見せた。 『……そういうのって、大抵子供だましみたいなのばっかじゃないですか。きっとつま んないですよ』 「でも、遊園地ならジェットコースターと並んで定番物だろ? しかも最近は中身も凝っ てて結構ハードだって話じゃん。やっぱりバランス取る為に、ここは行っといた方が良くね?」 その言葉に、私は反論する言葉を思いつかず、押し黙った。実際先輩の言うとおり、 定番物として抑えておく物だし、デートとしても定番なので、私としても今日は我慢し て行こうとは思っていたのだ。だが、まだ心の準備が出来ていない。 『で、でもお化け屋敷ってなんだかんだ時間掛かるじゃないですか。もう一つくらい…… さっきのミニコースターみたいなのとか乗ってからにしません? この程度なら先輩も きっと平気ですよ。だから……』 「あのさ。一つ聞いていい?」 私の言葉を遮り、そう問い掛けつつ先輩は窺うように私の顔を見た。もしかして、バ レたかと、私の背中に冷たいものが走る。そしてそれは的中した。 「もしかして、お前ってお化け屋敷とか苦手なのか?」 続く
https://w.atwiki.jp/shinochi/pages/2.html
針谷幸之進 繁華街 カラオケ ゲームセンタービデオゲーム ボウリング場ダーツ はばたき山 遊園地ジェットコースター 観覧車 メリーゴーランド お化け屋敷 ナイトパレード 動物園動物園・通常 わんにゃんランド はばたき城 展示コーナー 天守閣 はばたき山 紅葉 森林公園 森林公園春(お花見) 夏(噴水) 秋 冬 スケート 温水プール 臨海公園 臨海公園煉瓦道 ベイサイド 遊覧船 水族館巨大水槽 花火大会 部活 野球部 バイト 洋菓子店『アナスタシア』 デート時のアクション 追加デート 初詣 初詣(友好時・一年目) 病気のお見舞い トップページ @ウィキ ガイド @wiki 便利ツール @wiki
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3216.html
「あなたもいっその事、この状況を楽しんでみては?」 断る。俺は気が狂おうとも冷静でいるべきキャラなんだよ。 「キョン君~!これどうやって止めるんですか~?ひえぇ~~~」 ハンドルを離さないと止まりませんよ。それがコーヒーカップというものでしょう。 「こんな古い・・・いえ、珍しいアトラクションは初めて体験するもので・・・とめてぇ~~~」 む・・・?あいつら・・・ハルヒに長門、何回目だよそのジェットコースター。 「キョン!このジェットコースターは素晴らしいわ。なんたって何度乗っても飽きないんだもの!」 あぁ、どうしてこうも俺からは日常がはるか彼方へ遠ざかっていくのか・・・やれやれ。 ここがどこかって?見りゃ分かる、遊園地だ。 遊園地でハメを外すのがそんなに恥ずかしいかって?そんな訳あるはずがないだろう。 俺だって、ここが普通の遊園地ならそりゃある程度箍(たが)を外して遊びまくるさ。 しかし残念なことにここの遊園地は“普通”などではない。 この遊園地は──ハルヒの夢の世界なのだ。 古泉が言うにはここ最近のハルヒの退屈度の進行が原因なんだとさ。 その退屈をどうにかするってのが課題じゃなかったのか。と聞けば 「えぇ、仰るとおりです。 ただ今まで退屈による不満で発生する閉鎖空間で判断してたんですが・・・ここ最近は全く発生していなかったんですよ。 言い訳に聞こえるかもしれませんが・・・その不満をこういった形で発散させるということは、何か涼宮さんに変化が起こりつつあるのかもしれません。」 不満が原因でたまたま見てしまったこの面白おかしい(俺には面白くもなんともないが)夢を現実にすりかえようとしている最中なのだと。 哀れ世界。俺が世界なら確実にビッグバン起こして怒りをぶつけてるところだ。 もちろんそのまま放っておくわけにはいかない。 が。もうすでに現実世界とほぼ融合しているために、ハルヒに向かって「これは夢だ!」なんて無理やり理解させてしまえば現実世界もろとも完全崩壊の恐れ。 もう今更なんだが・・・本当なんでもありだな、ハルヒ。 解決策はといえばハルヒに自力で夢だと気づいてもらうこと。 そんなこと超簡単だろう?と思うだろう? 考えても見てくれ。俺たちが夢を見ているとき、その状態で今起こっていることは夢なんだ!と気づけたことが何回あった? つまりはそういうことである。 それに、覚めた後にはありえない夢だったと気づけても、夢を見ている最中には可笑しいなんてこれっぽっちも思わないだろう? そう。だからこそハルヒは乗るたびにコースの変わるそのジェットコースターに一つも疑問を持っていない。 ちなみに朝になるまで待てば自然に起きるだろう、なんて解決策は真っ先に断たれたぜ? さっきも言ったが、もう現実とごっちゃになりかけ。現実の時間概念は今のハルヒには作用しない。(長門談) どうにかハルヒに自力で夢だと気づいてもらう必要がある。 運が悪ければこの世界はこの遊園地の敷地内だけになり、5人は一生をここで終えなければならなくなるのだ。 だからな、みんな。遊ぶのもいいがもう少し真剣に考えてくれないだろうか。 時間がかかればかかるほどこの世界の侵食は進み、元に戻れるかは困難になるって言ったのはお前だぞ、長門。 ・・・その長門はハルヒと33回目のジェットコースターを楽しんでいるが。 「いや~、参りましたね。」 あのな古泉。笑顔でゴーカートをさんざ楽しんできて「参った」なんて、普通の人間なら言わないぜ。 「フフ。でもこんな経験、多分二度とできないと思いますよ?」 無人のカートが勝負相手になってくれるゴーカートなんざ、二度も三度も楽しみたくはないね。 朝比奈さんは・・・今度はメリーゴーラウンドか。白馬にお姫様のように座る姿が美しい。 ハルヒ、どうせ創るならなら売店も組み込んで創ってほしかったぜ。ここにカメラが無いのが非常に惜しい。 まぁカメラが存在しようと現実世界には持ち帰れないだろうという答えに3秒で到達したので諦めるが。 しかしよく逃げないもんだな。あれ。 「メリーゴーラウンドって文献でしか見たこと無いんですけど、本物の馬なんて使ってるんですね~。私、びっくりしました~。」 ・・・どうしよう。本当のメリーゴーラウンドがどんなものなのか教えた方がよろしくないか? アトラクションは全自動。俺たち5人以外誰もいない。ついでに出口も存在しない。 もはや牢獄と言ったほうがいいだろう、これは。 なんて考えながらジェットコースターに目をやると、それはもう何回転すればゴールに着くのか分からないような渦の塊になっていた。 多分そろそろジェットコースターに飽きるだろう。 さぁて、どうやってハルヒに夢と気づいてもらうか。 古泉と2人、バイキング形式で従業員のいないレストランフロアに入り、栄養を取りつつ頭を働かせる。 無人ゴーカートを見ても、タイヤのついたコーヒーカップを見ても、実物仕様のメリーゴーラウンドを見ても、 変幻自在のコースを持つジェットコースターを見ても何も疑問に思わないんだぜ? どうすればいいんだよ。 「逆に考えればいいんですよ。この世界は涼宮さんの退屈による不満で創られた世界。 ならば楽しませればいいのですよ。」 誰が? 「勿論──あなたですよ。」 気が滅入る。ハルヒと2人で本物の殺人鬼が出てきそうなお化け屋敷に行ったり、 宇宙まで届いてそうなクレイジータワーに乗ったり、高速回転中の観覧車に乗らなければならんのか? その前にショック死すると思うぜ、俺。 「それもそうですね。あなたが死んでしまっては元も子もない。」 笑顔で物騒なことを言うな。 「失礼。ですが・・・少しばかり危機が迫っているのかもしれません。周りを見てください。」 いつのまにか夕日が差していることに気づく。 「説明していただこうか?」 笑顔のまま溜息をついた後、こんなことを喋りだす古泉。 「このまま夜になれば、恐らくあちらのホテルに泊まることとなるのでしょう。」 指差す方を見てみると、敷地の中央に聳え立つ豪華なホテルがそこにあった。 「夢の世界で眠りにつく。ということはです。」 普通の人間ならば寝て夢を見て、起きれば現実世界。だが・・・ 「次に目を覚ました時、完全にこの世界は固定されてしまうことでしょう。」 ・・・どうすればいい? 隣に置いてあったリーフレットの束からチケットを取り出す古泉。 「ふぅ、やはりありましたね。」 それは一体何なんだ。何故お前は既に知っているかのようにそれを手に取ったんだ? 「これはちょっとした賭けでしたよ。いえ、むしろ涼宮さんの賭けと思った方がよろしいかと。 今は僕が探し当てましたが、これは僕がいなくても必ずあなたの元に現れたはずです。」 さぁ、とそれ以上何も言わずチケットを俺の手に押し込む古泉。 ───── ────────── ─────────────── やれやれ。ようやく現実世界に戻ってこれたわけだが。 ああいった面白おかしな世界もまぁ全く楽しくなかったと言えば嘘になるが・・・ あれから数日。今日は何度目になるのか忘れたがいまだ皆勤賞のSOS団不思議探索の日だ。 あれから結局どうなったかって?古泉も聞いてきたが特に何もないのだ。 あの後、手にしたチケットを見てみるとそこにはディナー招待券と書かれていた。 ハルヒと食事をしてご機嫌を取れってことか。しかしどうやって誘うべきか・・・ とベンチに座って考えていたら不意に後ろに現れたハルヒに奪い取られてしまったのだ。 一部始終を語るとすれば・・・次の通りだ。 「何のチケットと睨めっこしてるのよ。一人で楽しもうなんて、そうはいかないんだから! なになに・・・?・・・ディナー券?」 あぁ、一緒にどうかと思ったんだが。 「ふーん・・・まぁ、行ってあげてもいいわよ?このままじゃ券も勿体無いしね。 でも、他の3人はどうするの?食事。」 夢の中では少しは気を回せる性格なんだな、お前。・・・それはともかく。 「古泉たちなら別のチケットで他のレストランで食事中だ、今頃は。」 こんな誤魔化しかたでバレやしないかとは思ったが、流石夢世界ハルヒ。些細なことは疑問にはならない頭のようだ。 ・・・もしかしたら分かっているもののあえて気づかないフリをしてるのかもしれんが。 着いたレストランはそれは豪華なレストランだった。 やはり人は誰もいなかったが。 チケットに書かれていた席には既に料理が並べられている。 「演出かしら?斬新だわ。」 と一人納得してしまうハルヒ。 今さっき出来たばかりの料理のようで、全く冷めていないようだ。 さぁ料理を食べようとさっさと席に着くハルヒと俺。 何故そんなことを言ってしまったのか?と自問すれば、このままでは何も進展しないぞと思ったんだろうな、俺は。 ハルヒに現実に戻ってもらうために、こんなことを口にしてしまったのだ。 「なぁ、ハルヒ。今日だけじゃなく、いつかまた2人で遊びに来たいな。 最近出来た海辺のテーマパークとか結構評判いいらしいぜ?・・・どうだろうか?」 次の瞬間、俺はまたもベッドの中にいた。 夢だったのかといえば確かに夢だった。 時間は・・・明日にはなっていなかった。紛れも無く今日の明朝であり、登校前のバタバタしなくてはならない時間までまだ3時間程余裕がある。 携帯を確認してみると3件、すなわち、古泉、長門、朝比奈さんから1件ずつ着信が入っていた。 おかしな事を言っていると自覚するが、その着信によってあれが夢だったと確信できたのだ。 「まぁ、何があったのかは知りませんが、とにかくあなたには感謝しっぱなしです。今回もありがとうございました。」 よせよ。俺はただハルヒと飯を食っただけだ。・・・いや、食うことは出来なかったが。 あぁ、しまったな・・・あの料理食べてからにすりゃ良かったな。勿体無いことをしたもんだ。 「ところで今日の活動は涼宮さんから聞いていますか?」 いいや?どうせ今日もいつもの通り、なんのプランも無いまま街をうろつくだけだろう? 「そうでしたか。いえ、それなら涼宮さんから直接聞いたほうが良さそうです。丁度・・・ほら、やってきましたよ。」 何のことだろうか。相変わらずハルヒはこの団員1号の俺には連絡をよこさないことが多い。 「あら、珍しいわねキョン。今日も遅刻してくるのかと思ったのに。」 ここ5連続で俺の奢りだったからな。たまには早く来ておいて誰かに奢ってもらうのがいいだろう。 ・・・それよりも。 「今日は何をするんだ?俺以外全員知っているようだが何も聞いていないぞ、俺は。」 「あれ?言ってなかったかしら。手頃な場所にいるからまた伝えるの忘れちゃってたわ。まぁ、たまにはこんなこともあるでしょう。」 いや、いっつもだろう。 「そんなことよりこれよ!ほら、みんな1枚ずつ取って取って!」 なになに・・・?シーサイドテーマパーク・・・? 遊園地のチケット・・・か。なるほどね。
https://w.atwiki.jp/final_destination/pages/42.html
マッキンレー高校の生徒。 黒髪の女の子。 アシュリー・フリウンドと仲良しセクシーコンビ 舌にピアスを開けている。 おっぱいは並。 アシュリー・フリウンドと共に日焼けサロンへ行き、アシュリーが置いた飲み物をきっかけに不幸な連鎖が起こり、アシュリーと共に生きたまま焼かれた。 ジェットコースターの席は、3両目前列(5列目)、アシュリー・フリウンドの隣 本来なら、ジェイソン達の後に転落して死ぬはずだった