約 3,737,637 件
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/262.html
第5話『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。クローバーで遊園地――』 たくさんの人が波を作る。 波は大きな流れとなって人々を誘う。 大勢の人が同じ目的で列を成して歩く。ラビリンスでは馴染んだ光景。 違うのは表情。そして、繋がり。 家族、友達、恋人同士。 笑顔と興奮と感動。 そこにある――幸せ。 「どうしたの、せつな。驚いちゃった? 休日の遊園地だもの、このくらい当然よ」 「もし、調子悪いなら言ってね。色々お薬もあるから」 「ごめんなさい、平気よ。みんな楽しそうね」 心配そうな美希とブッキーに笑顔を返す。せつなにとって初めての遊園地だった。 「お待たせ! チケット買ってきたよ。今日は一日フリーパスなんだから」 「そうこなくっちゃ!」 「うん、楽しみ!」 「私もたくさん乗ってみたいわ」 せつなは期待に胸を膨らませる。それは、幾度か経験のあるラブたちも同じ。 せつなと乗れる。せつなと遊べる。新鮮な喜びを分かち合える。それが何より楽しみだった。 入場門をくぐる。 一歩先はおとぎの国。人を楽しませるためだけに存在する空間。幸せの集う場所。 「さあ、行こう!」 ラブにつられるように、四人はいっせいに駆け出した。 『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。クローバーで遊園地――』 「私、あれに乗ってみたい!」 せつなが指さしたのはメリーゴーランド。 優しい光と、楽しい音楽。可愛い動物達に乗って回転に身をまかせる。誰に振ったかわからない手を見つけて、せつなは手を振り返した。 「とほほ、この歳で乗ることになるなんて」 「まあまあ、このポニー、家で預かってる子にお鼻が似てるし」 「知らないわよ、そんなの」 「恥ずかしくないよ、美希たん。あたしは今でも好きだよ」 次はコーヒーカップ。 緩やかな螺旋を描きつつ、高速で回転する。――いや、高速なのは一重にラブのせいだ。 せつなは平然と、美希と祈里は抱きあって悲鳴を上げていた。 「いっくよ~」 「ちょっと、ラブ、早すぎよ!」 「ラブちゃん目が回る」 「複雑な動きね。サイクロイド曲線になっているのね」 「だから……知らないわよ」 そして……観覧車で休憩。 コトコトコト、ゆっくりと上昇していく。室内は冷房が効いていて快適だ。 ラブは案内図を見ながらせつなとコースを確認する。美希と祈里は……。 「う~~気持ち悪い。酔った……」 「はい、美希ちゃん。乗り物酔いのお薬、先に飲んでおけばよかったね」 そう言う祈里も、青い顔をしながら薬を飲み込んだ。 そして、ジェットコースター! 最近リニューアルされた目玉アトラクションだ。 ゴンゴンゴン。ゆっくりした上昇から一気に急降下する。自由落下に迫る下降速度は、人体の感覚を狂わせ混乱に陥れる。 水平回転、宙返り、垂直ループ。バンク角度と高低差がついた急カーブ。次々に襲いかかる恐怖に乗客は絶叫する。 「「「きゃぁぁぁぁぁ!!!」」」 みんなも叫んだ。ラブは笑顔で、美希とブッキーは目を閉じて。 せつなはそんな様子を、不思議そうに見ていた。 「どうしたの、せつな? 楽しくなかった?」 「楽しくないわよ、アタシは死ぬかと思った」 「うん、怖かったよ~~」 「どうして……。――ううん、なんでもない」 乗り物は疲れたので、お化け屋敷に入ることにした。 このお化け屋敷は、本格派と評判も高い。 ラブはせつなと。美希は祈里とそれぞれペアを組んだ。 「きゃぁぁ! せつな、あれ! あれ!」 「落ち着いて、作り物よ。そっちはただの水蒸気よ」 「いゃぁぁぁぁぁ!」 「大丈夫よ、美希ちゃん。この子たちは可愛いよ」 なんとか出口にたどり着いた。 「なんか色々疲れた……」 「わたしは楽しかった!」 「あたしもすっごく楽しい。せつなは? あれ……せつな?」 「ねえ、ラブ。どうして……わざわざ恐怖を与えるような物を作るのかしら。ジェットコースターにしてもそう。スピード感を楽しみたいにしては、度が過ぎていたわ」 不満、と言うほどでもない。ただ、何か釈然としないとせつなは語った。 実際、出口から出てくる子供たちの中には、恐怖で泣いている子も少なくなかった。 そして、そんなものほど人気が高いのも納得がいかなかった。 「えっと、なんて言うんだろう? 怖いから楽しいというか」 「叫ぶのが気持ちいいのかな?」 「勇気を試すのよ……多分」 ラブたちの説明も、どれも満足のいくものではなかった。 (この世界で育っていない私には、理解できないのかもしれない) なんとなく寂しい気持ちになる。 「えーん、えーん。おにいちゃん。ぱぱ~、まま~」 小さな女の子が泣いていた。迷子らしい。ラブたちは駆け寄った。 「どうしたの?」 ラブはしゃがんで事情を尋ねる。祈里はハンカチを取り出して涙を拭う。 美希は係員を呼びに走った。 手際のよい行動に、せつなは目を丸くする。自分は何もできなかった。 少し考えて、アイスクリームを買うことにした。甘いものを食べれば、少しは気持ちが落ち着くかもしれない。 「はい、どうぞ」 お姉さんたちに囲まれ、優しくしてもらって安心したのだろう。お礼を言って女の子は食べ始めた。 そのまま、しばらく話し相手になった。両親とはぐれて兄妹だけになったこと。そのお兄さんともはぐれてしまったこと。 話していて恐怖を思い出したのか、また泣き出しそうになる。大丈夫よ、そう言ってせつなは抱きしめた。 遊びにきて、怖い思いをする。残念なことだと思う。 「あっ! ぱぱ~、まま~、おにいちゃん~」 女の子が、迎えに来た家族を見つけて駆け寄った。抱きついて号泣する。そして、すぐに満面の笑顔を取り戻した。 その子のご両親が丁寧にお礼を言う。 別れ際、その笑顔を見て思う。それは――今日見たどんな笑顔よりも輝いていると。 でも、どうして……。 そう考えて、思い至る。あの子の心を満たすもの。それは――安心。 はぐれるという不幸を体験したことで、普段感じていない、家族と一緒にいられる幸せを実感したんだ。 幸せと不幸は隣り合わせ。幸せを求めることは、ただ不幸を否定して遠ざけることではないのかもしれない。 だったら……。 ジェットコースターもお化け屋敷も、同じなのかもしれない。 安全に恐怖を体験することで、無事帰還する安心と喜びを得るためのアトラクション。 やっぱり……この世界の全ては優しさに満ちている。せつなは嬉しくなった。 「ラブ~美希~ブッキー~! 私、もう一度ジェットコースターに乗りたいわ。行きましょう!」 「うん、行こう。せつなっ」 「「えぇぇぇ――!!」」 せつなとラブは、それぞれ嫌がる美希と祈里の手を取って駆け出した。 「ねえ、ラブ。私はあまり恐怖は感じないの。だから、みんなほどさっきは楽しめなかった」 幼い頃からの訓練の繰り返し。その中にはGの耐性訓練も含まれていた。 「でも、今度は楽しんでみせる。精一杯、大声で叫んでやるんだから!」 そう言って笑うせつなの表情は――やっぱり今日一番に輝いていた。 たくさんの人が波を作る。 波は大きな流れとなって人々を導く。 大勢の人が同じ目的で列を成して歩く。繋がり、共感し、分かち合う喜び。 思いやりに満ちた施設と催し物。 家族、友達、恋人同士。 緊張と恐怖と安堵。 そして思い出す――幸せ。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1929.html
540 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 16 44 ID VKPE3Ad+ 修学旅行の翌日。 二年生は昨日まで修学旅行だったということで、今日は休校日になっていた。 「じゃあ行ってくるね、里奈、兄さん!」 「おう、いってらっしゃい」 「いってらっしゃい!」 学校へ行く潤を玄関で見送る。隣にいる里奈は元気良く手を振っていた。 「さ、もう一眠りするかな」 「じゃああたしもカナメと一緒に寝る!」 俺の左腕を掴む里奈。 どうやら修学旅行で俺が家にいなかった間、潤と里奈は仲良くなったようだ。 今も里奈が潤を見送りに来ていたし、今朝の朝飯を作っていた潤を自ら手伝っている里奈を見ると二人はまるで仲の良い姉妹のようだった。 「この家には慣れたか?」 「うん!カナメは好きだし、ジュンも最初は怖かったけど今は優しいもん!」 嬉しそうに言う里奈。確かに最初里奈を連れて来た時の潤の反応は異常だった。 しかし今はこうして里奈にも好かれている。きっと何かが潤に心境の変化をもたらしたのだろう。 もしかしたらあの雨の日、潤が倒れた日に何かがあったのかもしれない。 とにかく潤は変わろうとしている。それはとても喜ばしいことだった。 「カナメのベットに一番乗り!」 里奈は俺の部屋に入って一目散にベットに飛び込む。 「おいおい、俺のベットだろ」 苦笑しながらもこんな一日も悪くないな、と思う。今日は久しぶりにゆっくり出来そうだ。 ふと視界に点滅した光を放つ携帯が入る。 「メールか。一体誰だろう?」 「カナメ~、早く来てよ~」 「分かったからちょっと待っててくれ」 里奈に急かされながら携帯を開く。やはり受信メールが一件あった。差出人は―― 「…………っ!」 「カナメ?どうしたの?」 「…い、いや何でもない。さ、もう一眠りだ」 「……うん」 なるべく動揺を悟られないように携帯を閉じる。里奈を連れてそのままベットに潜り混んだ。 送信者:大和撫子 件名:無題 本文:今日の正午、桜ヶ崎駅東口で待ってます。 あたし達、恋人だもんね。来なかったら……分かるよね? 541 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 17 47 ID VKPE3Ad+ 桜ヶ崎駅東口。寝ている里奈を起こさないようにして家を出た。 「ここか……」 以前にも呼び出されてここに来た。前回は会長、そして今回は―― 「時間ピッタリだね。合格だよ、要君」 「……撫子」 "恋人"の大和撫子だ。彼女は瑠璃色のポニーテールを揺らして駅前の柱に寄り掛かっていた。 「本当は5分前行動がベストなんだけど……許してあげる」 俺の左腕を取り自分の腕に絡める。撫子からは仄かに甘い香りがした。 「お、おい」 「さあ行きましょ。今日は一杯歩くんだから。覚悟しておいてよね」 嬉しそうに腕を組む撫子を見ているとつい忘れそうになる。彼女がどれほど恐ろしい存在か、ということを。 「あ、ああ……」 でも忘れてはいけない。この"恋人"がいる限り、俺に安らぎは訪れないのだから。 海上娯楽施設"アクアマリン"。桜ヶ崎駅からモノレールで20分程の所にある、海を題材としている巨大テーマパークだ。 休日になると家族連れやカップルで賑わう、我が県のイチ押しといっても過言ではない場所である。 「うわぁ!綺麗……」 「……確かに」 海底をイメージしたエントランスは撫子の言う通りとても綺麗で幻想的だった。 色とりどりの貝殻が周囲を飾り、正面ゲートには本物のアクアマリンがこれでもかという程たっぷりと散りばめられている。 「これ、藤川君のお父さんが作ったんだよね……」 「まあ正確には会社が、だけどな」 このアクアマリンは英の父親である藤川栄作が経営する、藤川コーポレーションが建設したテーマパークだ。 これは東桜では殆どの生徒が知っていることだし、俺も英から直接教えてもらった。 「あたしアクアマリン来たことなかったんだ。よぉし、今日はとことん遊ぶぞぉ!」 「ちょ!?おい、引っ張るなって!」 腕を組みながら俺をぐいぐい引っ張ってゲートに行く撫子。今日は平日だから別に混んではいないし、そんなに焦る必要もないのだが。 それでも目を輝かせながらゲートを通る撫子を見ていると、何だかこっちまで楽しい気分になってくる。 「アクアマリンにようこそ!」 海をイメージした青色を基調とした制服を着るスタッフに出迎えられ、俺達はゲートを潜って行った。 542 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 18 47 ID VKPE3Ad+ 「ジェットコースターだって!あたしジェットコースター大好きなんだ!乗ろっ!」 中に入って早々走らされてジェットコースター乗り場へ。 別に平日の真昼間なんだから焦る必要なんてないと思うんだが、撫子が楽しそうなのでそれで良いかな。 「何々…"海へ突き出たレールがここでしか味わえない興奮を貴方に"…か」 入る時に貰ったパンフレットに書いてある説明を見る限り、かなり本格的なジェットコースターのようだった。撫子は隣でそわそわしている。 「海へ突き出す!?絶対楽しいに決まってるよ!」 「よくジェットコースターでそんなにテンション上げられるな……」 隣で無邪気にはしゃぐ撫子はまるで子供のようだ。どうやら余程ジェットコースターが好きらしい。 「よし、絶対にジェットコースター系は制覇するからね!」 「おいおい……」 乗り場へとスキップしながら登って行く撫子を見ていると、何だか俺までワクワクして来てしまった。恐るべしポニーテール。 「来るよ来るよ!」 「あ、ああ……」 日本の技術力は凄いと思う。 "海へ突き出たレールがここでしか味わえない興奮を貴方に" 確かにその通りだ。一体どうやって支えているのかは分からないが海面スレスレにレールがあり、まるで海へダイブするような感覚になる。 ただ一つ、"ここでしか味わえない興奮"が人によっては恐怖になる場合を除いてだが。 「さん、にぃ、いち……!」 「う、うわぁぁぁぁあ!?」 最初に一気に急降下して海面スレスレまで行った後は、激しいアップダウンを繰り返して一回転する。そしてカーブしながらまた海へ飛び出すのだ。 「さいっこぉぉぉお!」 「あぁぁぁぁあ……」 隣でテンションが最高潮まで上がっている撫子とは正反対な俺。しかしそれは当たり前のことなのだ。 いくらジェットコースターが好きだと言っても普通2、3回乗れば飽きるもしくは体力的に辛くなるものだ。 しかし隣にいる大和撫子という人間には限界がないらしい。 「きゃぁぁぁぁあ!!」 「…………」 既にこの本格的なジェットコースターに乗ること7回目。 さすがに係員にも顔を覚えられ始めた。後何回乗れば隣のスピード狂は満足するのだろうか。 543 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 20 00 ID VKPE3Ad+ 「いやぁ、楽しかったね!マリンコースターもアクアジェットも良かったけどやっぱり一番はジ・オーシャンだったよ!」 「……気持ち悪い」 結局"海へ突き出たレールがここでしか味わえない興奮を貴方に"が売りのジェットコースター、ジ・オーシャンには12回乗った。 その後も休憩を全く挟まずにアクアマリン内にある絶叫アトラクションを全て最低3回ずつ乗り回ったのだった。 「情けないなぁ。しっかりしてよ要君」 「いや、俺は頑張った方だと思うんですが……」 空には既に月が出ている。まさか一日中ジェットコースターに乗らされるとは思わなかった。 これが撫子の言う"デート"ならこれからはデートするのは考えた方が良さそうだ。 「こんなのまだ序の口だよ?……あ」 「うん?」 急に立ち止まる撫子につられて立ち止まる。目の前には工事中のビルが立っていた。 「アクアポート、もうすぐ完成するんだ。半年前に駄目になったばっかりなのに」 「アクアポート?」 俺の質問に撫子は驚いたように目を見開く。 「要君、まさか知らないの!?」 「えっと……何が?」 撫子は信じられないといった様子だが俺にもよく分からない。 この工事中のアクアなんちゃらとかいうビルを知らないことが、そんなにも問題なのだろうか。 「はぁ……。ニュースくらいちゃんと……って要君、記憶喪失だったんだね」 「あ、ああ……」 「このビルはね、半年前、完成間近に事故で爆発しちゃったんだ。当時のニュースで大々的に扱ってたから知らない人はいないと思う」 「爆発……事故……」 何かが引っ掛かる。確かつい最近、そんな話をどこかで聞いたような気が―― 『……半年くらい前にビルの爆発事故で行方不明になってさ。そこに写っているメイドと一緒にね』 「っ!?」 急に頭痛がする。頭が割れそうだ。何かを、忘れてはいけない何かを忘れてしまった気がする。 「だから半年しか経ってないのにまた完成間近……要君!?」 「ぐっ!?」 何なんだ、この感じ。最近頻繁に起きる発作的な頭痛とこの感じ。忘れてはいけないことが思い出せそうで思い出せない。 「やはりここにいたか要」 「……えっ?」 聞き覚えのある声。顔を上げるとそこには会長が立っていた。 しかし何故だろう。いつもの要組の時の会長とは打って変わってその碧眼は冷たく撫子を射抜いている。 そして彼女の紅い髪も燃え盛る業火の如く揺らめいていた。 544 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 21 19 ID VKPE3Ad+ 「……生徒会長さんが何の用?」 「要、体調が悪そうだな。外に車を用意してある。家まで送って行こう」 撫子を完全に無視して会長がこちらへ近付いて来る。途端に理解する。彼女は怒っているのだ。それも尋常でない程に。 「ちょっと待って。要君はあたしの彼氏よ。勝手なことしないで」 近付く会長の目の前に立ちはだかる撫子の声は氷のように冷たかった。撫子もまた怒っているが会長とは正反対に静かな怒りだった。 「……君は一体誰だ?」 「あたしは大和撫子。後ろにいる白川要君の彼女よ。人に名前を聞く時はまず自分からじゃないの、会長さん?」 撫子の挑発とも取れる自己紹介に会長は眉をひそめる。しかし5秒程の沈黙の後、会長が話し始めた。 「私は美空優。そこにいる白川要の婚約者だ。要はもう私の両親への挨拶も済ませている。そうだろ、要?」 「馬鹿言わないで。要君はあたしと付き合ってるの。もう愛し合った仲なのよ。ね、要君?」 会長と撫子がこちらを睨んでくる。何なんだこの修羅場。撫子の言っていることに間違いはない。 でも会長の言っていることも"婚約者"以外は間違ってはいないのだ。 いや、それよりも問題なのは今までこの危うさに気が付けなかった俺自身なのだろうか。 「愛し合った?君は単なる要の性処理道具、つまりオナホだ。要が君なんかに欲情するわけないだろう」 「面白いこと言いますね。ただ乳がでかいだけの年増の何処に要君が欲情するんですか」 二人は睨み合い場の雰囲気が凍り付いているのが分かった。 少し前にも会長と潤の睨み合いがあったが、それとは比べものにならない程空気が張り詰めている。 「分からないのか、君は要には似合わない。どうせこの関係も君が押し付けたものだろうな」 まるで知っているかのように切り捨てる会長。 恐らくあてずっぽうだが、あながち間違ってはいない。撫子はゆっくり息を吐いてから反撃する。 「適当なこと言わないで貰えますか。貴女、偉そうで大嫌いです」 「奇遇だな。私も君が大嫌いだ」 ゆっくりと歩み寄る二人。お互いの射程距離を計っているようだ。緊張は極限まで膨らんでいた。後は何かきっかけがあれば―― 「優お嬢様。そろそろお時間です」 そんな時、会長の執事であろう初老の紳士がやって来た。 「……そうか。それでは今日は引き上げよう。君、夜道には気をつけた方が良い」 「……そちらこそ」 「要、また学校で会おう。修学旅行のお土産、期待してるからな」 「あ、はい……」 そのまま会長は紳士を連れて、去って行った。 545 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 22 27 ID VKPE3Ad+ 「今日、楽しかったな」 「うん……」 「えっと……撫子はジェットコースター乗りすぎなんだよ」 「そうだね……」 アクアマリンからの帰り道。会長と対峙してから撫子はずっと俯いて何かを呟いていた。 こうして帰り道を歩いていても生返事しかしない。やはり会長に言われたことが堪えているのだろうか。 「えっとさ……」 「……要君」 突然撫子が立ち止まり俺を見つめてくる。彼女の目は一切の光を写してはいなかった。生気のない、暗闇しか写さない目。 「要君は逃げないよね?裏切らないよね?側に……いてくれるよね?」 覗き込んでくる撫子。その目の暗闇に吸い込まれそうになる。 一切の光がない暗闇が目の前に広がっているようだった。無意識に後退りする自分がいた。 「俺……帰らないと……」 怖かった。とにかく怖かった。昼間一緒にいた彼女とはあまりにも違いすぎて。 一刻も早くこの場所から立ち去りたい。ただそれだけを考えてしまう。 「……そう。分かった」 「あ、撫子……」 声をかけるが撫子はそのまま背を向けて去って行った。 「……くそっ」 彼女は俺を脅していたんだ。それならばこれで良かったはずなのに、何だろうこの胸に広がる罪悪感は。 ただ一つ分かるのは俺がどうしようもなく情けないということだった。 「…………」 家に帰ると里奈に何処へ行っていたのかしつこく聞かれたが、謝ってごまかした。 潤も聞きたそうな様子だったが俺を気遣ってくれたのか、直接何も聞こうとはしなかった。 そんなこんなで気まずい夕飯を終えてベットに飛び込む。 「……会長……撫子……」 一体俺はどうするべきだったのだろうか。根拠はないが俺は何かをすべきだったのではないか。 少なくともあのまま撫子を帰してはいけなかったような気がしてならない。 「……わかんねぇ」 考えていても仕方ない。ふと時計を見ると午後10時ちょうどだった。何か面白い番組、やっていたかな―― 『少し時間をあげる。明後日の午前0時、要の家の近くにある公園で待ってる。その時に答えを聞かせて』 「っ!?」 急に蘇る記憶。いや、これは修学旅行の時の記憶だ。鮎樫らいむに言われた言葉を思い出す。 そう、確かに彼女は言った。明後日、つまり今日の午前0時に公園に来いと。そしてそこで答えを聞かせて欲しいと。 「……本当に意味わかんねぇ」 行って何になるというのだろうか。あいつは鮎樫らいむじゃない。 それは亙さんのおかげで分かった。だったらわざわざ会う必要はないのではないか。 「……馬鹿馬鹿しい」 俺は布団を被り直した。行ってたまるか。 ただでさえ混乱しているのに、自分から面倒を増やす必要はない。それでも彼女の言葉は耳から離れなかった。 546 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 24 45 ID VKPE3Ad+ 午前0時。俺は公園のベンチに向かっていた。 「……寒っ」 結局鮎樫らいむの言葉が忘れず、のこのこと近所の公園まで来てしまっていた。 自分でも馬鹿だとは思うが仕方ない。何故か彼女の言葉を無視出来なかったのだ。 「こんばんは」 「……こんばんは」 鮎樫らいむは前回と同じようにベンチに座っていた。相変わらず真っ赤なワンピース一枚でこの寒空の中、何ともない様子で座っている。 「やっはりワンピースか。……ほら」 そんな鮎樫らいむに自分が着ていたジャケットを手渡す。ちょっと照れ臭いので目は合わせない。 「……ありがとう。座ったら?」 鮎樫は微笑みながらそれを受けとった。そして自分の隣を指差す。別に逆らう理由もないので彼女の隣に座った。 「綺麗な星空でしょ。確かあれは……オリオン座だっけ?」 「いや、あれはオリオン座じゃないだろ」 確かに見上げた空には星が輝いておりとても綺麗だった。 「あれ?二人でプラネタリウムに行った時に教えて貰ったんだけど……。じゃああれは北極星!?」 「……違うと思うぞ」 明らかに飛行機の赤く点滅ライトを北極星と言う鮎樫に思わずため息をつく。つーか俺達プラネタリウム行ったのかよ。 「うーん……。もう忘れちゃったな」 「まあ人間は忘れる生き物だからな。また思い出せば良いんじゃないか?」 俺の言葉に鮎樫は「そうだね」と呟いた。 深夜ということもあって辺りは静まり返り、このベンチだけが別世界へと切り離されたような感覚に陥る。 「……答え、聞かせて?」 「……ああ」 鮎樫が静寂を破った。 俺を真剣な眼差しで見つめる。俺は"答え"をゆっくりと口にする。 「……色々考えたけど、やっぱり知りたいんだ。一体俺が今まで何をしてきて、どんな奴だったのか」 「……うん」 俺も鮎樫の目を見つめて話をする。 「確かに思い出したくはないこともあるかもしれない。でも……それも全て含めて"俺"だから」 547 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/10/19(火) 20 25 50 ID VKPE3Ad+ 鮎樫や潤、英や亮介、会長や遥、桃花や桜花や里奈、撫子、亙さんとライムさん。他にも色々な人達との出会いがあった。 そしてそれら全てが今の俺を形作っている。たった4ヶ月でこんなにも多くの人達との思い出がある。 だったら過去を忘れたままなんて出来ない。だってそれらも全て含めて俺、白川要という人間なのだから。 「…………そっか」 鮎樫はゆっくりと立ち上がり俺の目の前に来る。微笑む彼女は何処か寂しそうだった。 「分かった。要が決めたなら、それが一番だもんね。立って、要」 鮎樫に言われた通り立つ。すると彼女は俺の両手を握ってそのまま前に出した。まるで二人で円を作っているようだ。 「私の本当の名前を言って。それで貴方はきっと全てを思い出せる」 「……分かった」 何故名前を言えば記憶が蘇るのか。その理由は分からない。でも何となくそうなると思っている自分がいた。 結局俺は最初から彼女を、鮎樫らいむを信じたかっただけなのかもしれない。 「最後に一つだけ。……要、たとえ離れても私はずっと貴方を見ているからね」 「ああ……」 「……じゃあ……お願い」 鮎樫は目を閉じる。俺に全てを任せるようだ。ゆっくりと深呼吸をする。心臓が破裂するくらい鼓動しているのが分かる。覚悟を決めろ。 「お前の本当の名前は……」 「………」 「海有朔夜(ウミアリサクヤ)」 その瞬間、視界が歪んだ。今まで体験したことのない激しい頭痛が俺を襲う。 気が付けば手を離し地面に這いつくばっていた。耳鳴りがし、目が開けられなくなってきた。 「――――――――――!!」 あまりの痛みに叫ぶが何を言っているのか聞こえない。意識が朦朧としてくる。そんな中確かに俺は聞いた。鮎樫、いや海有朔夜の声を。 「さようなら、要」 「……んっ」 空には満天の星空が広がっていた。どうやら気絶していたらしい。 「…痛っ」 地面に倒れていたので起き上がる。頭の痛みはまだ引いていなかった。 「いねぇ……」 周囲を見回すが海有朔夜はおらず彼女に渡したジャケットがベンチに置いてあった。 「……とりあえず帰るか」 記憶が戻った実感もなければ昔のことを覚えているわけでもない。だからといっていつまでもここにいるわけにもいかないので家に帰ることにした。 これが平穏の終わり、そして惨劇の始まり。
https://w.atwiki.jp/dwotawiki/pages/15.html
【注意】 この記事は未完成です。 記事の内容は大幅に変更されることがあります。 マジック・キングダムのアトラクション一覧 メインストリートUSA アドベンチャーランド フロンティアランド リバティースクエア ファンタジーランド トゥモローランド ミッキーのトゥーンタウン・フェア メインストリートUSA 過去に存在したアトラクション 名称 オープン日 クローズ日 ジャンル 説明 メインストリート・シネマ 1971年10月1日 1998年6月 シアター 短編映画が上映されている劇場。 アドベンチャーランド 存在するアトラクション 名称 オープン日 ジャンル 説明 ジャングルクルーズ 1971年10月1日 ボートライド ボートに乗って熱帯のジャングルを冒険。 スイスファミリー・ツリーハウス 1971年10月1日 アスレチック ロビンソン一家が無人島に建てたツリーハウス。 カリブの海賊 1973年12月15日 ダークライド ボートに乗って海賊の世界を冒険。 フロンティアランド ※準備中 リバティースクエア ※準備中 ファンタジーランド 存在するアトラクション 名称 オープン日 ジャンル 説明 空飛ぶダンボ 1971年10月1日 旋回ライド 空飛ぶゾウ「ダンボ」に乗って空を飛ぼう。 マッド・ティーパーティー 1971年10月1日 コーヒーカップ コーヒーカップに乗ってくるくる回る不思議なお茶会。 イッツ・ア・スモールワールド 1971年10月1日 ダークライド ボートに乗って世界一幸せな船旅へ。 プーさんの冒険 1999年6月5日 ダークライド ハチミツの壺型のライドに乗ってプーさん達の世界を冒険。 ミッキーのフィルハーマジック 2003年9月30日 3D映像 空ドナルドとディズニー映画の世界を巡る。 プリンス・チャーミング・リーガル・カルーセル 2010年6月1日 カルーセル 全てが白馬のカルーセル。 バーンストーマー 2012年2月12日 ジェットコースター 曲芸師グーフィーと共にスタント飛行。 アンダー・ザ・シー:ジャーニー・オブ・ リトル・マーメイド 2012年12月6日 ダークライド 映画「リトル・マーメイド」のミュージカルシーンを巡る。 七人のこびとのマイン・トレイン 2014年5月28日 ジェットコースター トロッコに乗って七人のこびとの鉱山へ。 過去に存在したアトラクション 名称 オープン日 クローズ日 ジャンル 説明 ミッキーマウス・レビュー 1971年10月1日 1980年9月14日 シアター ミッキーと仲間達による演奏会。 トード氏のワイルドライド 1971年10月1日 1998年9月7日 ダークライド カエルのトード氏と共にワールドなドライブへ。 シンデレラのゴールデンカルーセル 1971年10月1日 2010年 カルーセル 全てが白馬のカルーセル。 トゥモローランド 存在するアトラクション 名称 オープン日 ジャンル 説明 アストロ・オービター 1994年4月30日 旋回ライド 惑星間飛行が体験できるロケット旋回ライド。 トゥモローランド・トランジット・オーソリティ・ピープルムーバー 2010年8月5日〜 乗り物 未来の交通機関に乗ってトゥモローランドを巡る。 過去に存在したアトラクション 名称 オープン日 クローズ日 ジャンル 説明 スター・ジェット 1974年11月28日 1994年1月10日 旋回ライド 建物の3階部分に設置された高所のロケット旋回ライド。 WEDウェイ・ピープルムーバー 1975年7月1日 1994年 乗り物 未来の交通機関に乗ってトゥモローランドを巡る。 トゥモローランド・トランジット・オーソリティ 1994年6月12日 2010年 乗り物 未来の交通機関に乗ってトゥモローランドを巡る。 スティッチのグレート・エスケープ! 2004年11月16日 2018年1月6日 シアター 囚人のスティッチが脱走して大暴れ。 ミッキーのトゥーンタウン・フェア 過去に存在したアトラクション 名称 オープン日 クローズ日 ジャンル 説明 グーフィーのワイズエーカーズ・コースター 1996年10月1日 2011年 ジェットコースター グーフィーの飛行機でトウモロコシ畑の上を飛行。
https://w.atwiki.jp/kuro56/pages/4521.html
1年くらい前に高所恐怖症を克服して,ジェットコースターが大好きになったww -- (おおざ) 2013-01-20 20 48 19
https://w.atwiki.jp/kuro56/pages/2767.html
チビたちはまだジェットコースター乗れないし,乗らないから,富士急とか行けないんだよ。 -- (おおざ) 2012-08-09 09 03 48
https://w.atwiki.jp/detective-conan4869/pages/38.html
【種別】 人名 【初出】 1巻 FILE.1「平成のホームズ」 【CV】 【解説】 「ジェットコースター殺人事件」の犯人。 段違い平行棒経験者。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/261.html
みなさんこんにちは、平沢憂です♪ 今日は梓ちゃんと初めてので、デートです! ってな訳で集合場所 憂「梓ちゃんまだかな~」 憂「(初めてのデートだから40分も前に来ちゃったよ…)」 憂「えへへ///」 憂は梓を待っていた。待ち合わせ場所はいつものお店の前だった ―10分後― 梓「お~い」タッタッ 憂「あ、梓ちゃん」 梓「ごめん待った~?」 憂「ううん、私も今来たとこだよ~」 梓「それにしても憂より来るの遅いなんて…まだ30分前だよ?」 憂「うん…家だといてもたってもいられなくて…その…梓ちゃんにすぐ会いたかったから…」カァアア 梓「憂…わ、私も…//」 憂「…//」 梓「…//」 梓「…と、とりあえず…お店入ろっか!」 憂「うん…そうだねっ!」 ―店内― 梓「憂…それで…今日はどこに行く?」 憂「うん…梓ちゃんとならどこでもいいよ…」 梓「…もう//」 憂「梓ちゃんが決めてよ」 梓「え~憂が決めてよ~」 憂「そう?じゃあ…遊園地行く?…ありきたりだけど…」 梓「遊園地?初めてのデートが遊園地っていいね!」 憂「うん…」ニコッ 梓「じゃあ…行こっか…(顔赤くして下を向く憂可愛いな~)」 二人は店を出て遊園地に向かった 二人ともお金はホテルに一泊できるだけの額あったので心配なかった ―遊園地― 憂「わあ…すごいね、人がこんなに…」 梓「うん…何だか…その、か、カップルが多いね//」 憂「え、う、うん…//」 梓「…」カアッ 憂「(梓ちゃん可愛いなあ~)」 憂「あ、梓ちゃん…手…つなごっか…」 梓「え!?あ、うん…」ニギッ 憂「…(梓ちゃんの手…)」 梓「…(憂の手…)」 憂・梓「///(あったかいな~)」 しばらく二人はそのまま顔を赤くさせていた 憂「そ、それじゃあ最初はどこ行こっか?」 梓「うん…じゃあ…ジェットコースターがいいな!」 憂「分かった~(最初からジェットコースター!?)」 梓「じゃあ行こ?」トテトテ 梓は憂の手をしっかり握って歩きだした その足は歩くというより早歩きだった 憂「あ、梓ちゃん歩くの早いよ~」 二人はジェットコースターの入り口に来た 憂「あれ?…ねえ、梓ちゃん…『ただいま2時間は待ち』だって…」 梓「え…」ズーン 憂「ど、どうしよっか?(落ち込んでいる梓ちゃん可愛いな~)」 梓「うん…ここは諦めて他のとこ行こう?(はあ…遊園地ってやっぱりこんな感じか…。もうちょっと空いてると思ったのに…)」 憂「梓ちゃん…」 憂「…」 憂「…よし!変わってくれる人がいないか調べて来る!」 梓「え!?(それは無理な注文だよ…)」 梓「いいって憂。私別にジェットコースター乗れなくてもいいからさ」 憂「だって…」 梓「…私は憂とならどこでもいいよ」ニコッ 憂「…梓ちゃん…//」 梓「じゃあ…どこいこっか?」 グウ~ 梓・憂「あ…」 梓「そ、そういえばお昼まだだったね!」カアッ 憂「そ、そうだね!お昼食べてからにしよう!」アセアセ ―レストラン― 憂「♪」ニコニコ 梓「…」パクパク 憂「♪」ニコニコ 梓「…」ピタッ 憂「♪」ニコニコ 梓「……憂…」 憂「…え!?何?梓ちゃん?」 梓「ずっと見られてると食べにくいんだけど…」 憂「あ…ごめんね…そんなつもりじゃなかったんだけど…」 梓「いや…別に食べにくかっただけで嫌だった訳じゃないんだよ?」 憂「それならいいけど…」 梓「それにしてもどうしたの?…私の方ばっかり見て…。ご飯もほとんど食べてないじゃん」 憂「うん…前がまえだったからかな…今が信じられなくて…」 梓「?」 憂「その…だから…こうやって梓ちゃんとその……、恋人として一緒にお昼食べるのが…信じられなくて…」モジモジ 梓「憂…//」 憂「わ、私…今が幸せ過ぎて…その…気がついたら梓ちゃんばっかり見てたの……//」 梓「もう…憂…私だって今幸せだよ?」 憂「梓ちゃん…」 梓「だからさ…//早く食べて憂と沢山今日を楽しみたいな」 憂「…」 憂「うん、そうだよね!早く食べて遊ぼう!」 梓「うん…//」 それから憂と梓は早々にご飯を食べ、午後に何をするか話しあった。 憂「じゃあ午後何のアトラクション行く?」 梓「え~と…実は行ってみたい所があるんだけど…」ゴニョゴニョ 憂「え!?どこどこ~?」 梓「その…お化け屋敷…」 憂「え?お化け屋敷?…梓ちゃん怖いの大丈夫なの?」 梓「うん…以前先輩達と肝試ししたけど別に何ともなかったから…」 おまけ 2
https://w.atwiki.jp/onseimad/pages/710.html
のばまん 名称 のばまん(のばまんゲームス) ジャンル 実写,Youtuberなど 代表タグ のばまん,のばMAD ニコニコでの消されやすさ 低 素材、発祥 チャンネルURLなど チャンネル https //www.youtube.com/channel/UCTW2tw0Mhho72MojB1L48IQ ハッシュタグ のばまん,のばMAD,のば描き,のば作り 概要 主にYouubeで活動する男性のゲーム実況/解説者。 サイコスな行動と、その特徴的な笑い声から人気を集め、2020年3月にはチャンネル開設からわずか1年2か月という速さでチャンネル登録者20万人を達成した。 動画の歴史 当初はスマブラを編集の力でめちゃくちゃにするシリーズ(削除済み)や、スマブラの検証動画などを上げていたが、ゲーム実況を開始してから、一般には思いつかないような遊び方で動画を作成していく。 軟禁コースター 「一度入ったら絶対に出られない遊園地を作るプラネットコースター」にて、「軟禁コースター」と称し、ジェットコースターの出口を孤島に設定し、客を帰らせないという遊び方をした。また、動画の最後にプラネットコースター最大の遊び方として客の集団にジェットコースターを突っ込ませるという狂気的発想が話題を呼んだ。 収益化剥奪事件 2019年夏、彼のチャンネルがYoutubeにより「繰り返しの多いコンテンツ」として収益化を剥奪される事件が発生した。その後、「のばまんゲームス収益化復活する(現在は削除済み)」という動画にて、彼がYoutube公式ツイッターに問い合わせたところ、数日で収益化は復活したことを明かした。動画の始めにある数秒のオープニングが原因であったらしく、YoutubeのAIの誤判定だった。そのため、ネタとしてYoutube運営に文句を言うことがある。 その他 実写動画も投稿しており、毎回顔つきが違っている。また、どれにおいても印象的なシーンが多いため、素材として多く使われている。 MADに関して 音MADの作成に関しては本人も公認している。「のばまんゲームス質問コーナー」にて、「私の動画や画像は勝手に切り貼りしてMAD作るなりなんなりして下さい。」と公言しているうえ、本人が音MADに巡回し、コメントを残して行ったり、動画に逆輸入されるなどされることもある。 ニコニコにおいて ニコニコ動画には当初関わりを持っていなかったが、登録者が増え始めると、ニコニコ動画にも動画を投稿するようになり、それに応じてMADも増え始めた。しかし、依然として活動の中心はYoutubeであり、視聴者もYoutubeに多いのでMADもYoutubeに投稿されやすい。
https://w.atwiki.jp/caslive/pages/145.html
警察のお世話になった場所。 ノートPCを壊したのもここである。 2011年3月26日 遊園地にてジェットコースター配信を成功させる。
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/824.html
Story ID y2XjRfjb0 氏(197th take) ピギュューーーン、ギィィーーーーン!!!!! 「うわぁ~、うるさいのぉ~、ビックリしたのよぉ~」 「すごいハウリングね、ビックリしたわ」 「ごねんなさぁ~い、うふふふ」 「…!!!!…ムッキュゥ~……」 「まぁた、ばらしーが気絶してるですぅ~」 「しょがうないわねぇ、明日はオフだからぁ私がばらしーを鍛えてみるわぁ」 「頼んだわよ、水銀燈」 そして次の日、水銀燈と薔薇水晶は遊園地にいた。 「さぁ、ジェットコースターに乗るわよぉ~」 「…むぅ~…むっむっむぅ……」 「ほぉら、ダダを捏ねてるともう遊んであげないわよぉ~」 「…むっむっむぅぅ~……」 「さぁ、乗るわよぉ~」 ガタンッガタンッ………コースターは頂上に差し掛かる 「……むっ、むっ、………ムッ、ムッムッムッムッ……」 ゴォォォォォ~~~~~~!!! 「きゃぁ~~、さぁ~いこうって感じぃぃぃ♪」 「………!!!!!!!!!!」 そしてジェットコースターが止まる。 「ねぇ、楽しかったでしょぉ~ばらしー」 「…………」 「ねぇ?ちょっとぉ~ばらしー?」 「…………」 プルルルル~プルルルル~ 「あら、水銀燈から電話だわ、もしもし、水銀燈?」 「ねぇ、真紅ぅ~大変よぉ~~」 「どうしたの、水銀燈?」 「ばらしー死んじゃったぁ~」 心臓麻痺で呼吸が止まった薔薇水晶。 しかし病院で死亡鑑定を受けている途中に目を覚ます。 「……ここどこ?……お腹すいた……」 ばらしーは不死身です^^ 短編連作SS保管庫へ