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野獣先輩
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シンクロ・効果モンスター 星9/闇属性/機械族/攻2900/守2600 チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上 このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。 このカードが戦闘によって裏側守備表示モンスターを破壊し墓地へ送った時、 このカードのコントローラーは自分のデッキからカードを1枚ドローする。 素材制限なしのレベル9シンクロモンスターである。非チューナーモンスターは最低2体を要する。 同じ条件のモンスターにはミスト・ウォームと氷結界の龍トリシューラが存在し、大きく活躍している。 しかし、この2枚はいずれもシンクロ召喚時に効果の発動するモンスターである。 つまり、一旦シンクロ召喚された後はただの効果の無いモンスターも同然なのである。 ずっと効果が使えるという意味で、このカードは先に挙げた2枚より勝っている。 更にこの2体は、シンクロ召喚時の発動、という事でツバメ返しを発動されれば何もできずに退場となる。 一方このカードの効果の発動タイミングは特殊召喚時ではないため、このような醜態を晒さずに済む。 ステータスは攻撃力2900守備力2600。他の2体と比べると圧倒的に高い数値である。 特に攻撃力2900というのは、あのゴヨウ・ガーディアンに勝っているという点で大きい。 他の2体があっけなくゴヨウに奪われるのに対し、このカードはゴヨウを殴り倒す事ができるのだ。 おまけにこのカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。ゴヨウ・ガーディアンを強化して倒されても、相手に奪われる事はないのだ。 つまりこのカードは、ゴヨウ・ガーディアンに対して二重に耐性を持っているといえる。 効果は裏守備モンスターを破壊した時、デッキからカードを1枚ドローするというものである。 ハンドアドバンテージが重要なこのゲームにおいて、ドローできる効果が強力であるのは言うまでも無い。 しかし、厄介なリバース効果や戦闘破壊耐性を持つモンスターの存在を忘れてはならない。 そこで、そのようなモンスターの効果を無効にするカードでサポートしよう。装備魔法レインボー・ヴェールが丁度良い。 同様の効果のカードには、破邪の大剣-バオウもある。こちらは手札コストがいるが、このカードのドロー効果を考えると カード消費は最小限で済み、更には攻撃力もアップできる優れものである。 相手はドローされるのを警戒し、あえて裏守備でモンスターを出さないかもしれないだろう。 そうなればそれで結構。相手はこのカードの強力な攻撃を喰らいライフを失い、死期を早めるだけである。 能動的にドロー効果を発動させたければ、浅すぎた墓穴を使うのが最適である。 互いの墓地からモンスターをセットするこのカードは、ダーゲットを増やしつつ自分の場を整える事もできるため、是非とも一緒にデッキに入れておきたい。 相手の墓地に厄介なモンスターがいない上で使えれば、なお心強い。 このカードは素材が多く要り、やられると蘇生もできないため、やられると大きな損失となるが、一方でデュエルには程良い緊張感が生まれる事だろう。 これは昨今の、強力カードであっても蘇生が容易となったデュエルではなかなか味わえない良い刺激である。 失うと大きく戦況に響くという意味で、このカードはまさに名の通りマーシャル、「元帥」と言うべき存在である。 倒された損失が大きい一方、場での存在感も大きいのが元帥。このカードが注目されないのは失う恐ろしさにばかりが注目されているためだろう。 実際、近年注目されているカードはほとんどが能動的な除去効果を持ったカードである。事実最初に名を挙げた2体もその部類の効果を持っている。 何故除去効果持ちが高く評価されるのか?それは、やはり「恐れ」からではないだろうか。 伏せカードが怖い、場のモンスターが怖い、手札のカードが怖い・・・。その恐れから逃れるため、誰もが除去効果持ちカードを求めているのである。 しかし、このカードは除去効果は持っていない。ただ真っ直ぐに戦うのみである。 ”恐怖は自分の可能性を小さくする。闇は、その事を知った上で忍び寄ってくる!”。 何事にも恐れずに立ち向かう、その姿勢の大切さをこのカードは教えてくれているのかもしれない。 しかし勇敢と無謀は違うl。できる限りこのカードを守るサポートはして行きたい。 他のレベル9の2体が最大3枚相手のカードを除去できる以上、せめて自分のターンで3ターン以上は維持したいものである。 そうすればこのカードも、他の2枚に引けを取らない立派なカードであると実感できるだろう。 3スレ目 505 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 2010/02/22(月) 22 21 25 ID Shbg8Ju30 Tag:【A・O・J】 正当評価 決闘を楽しむ
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強制転移+各種スピリットorリクルーターorクリッター 強制転移と各種カードを組み合わせるコンボ 強制転移は色々なカードと組み合わせられるし組み合わせなくても強力な カードなのでデッキに入れることを最初に考えておきましょう コンボの話に戻りますが 強制転移の効果は お互いが自分フィールド上モンスターを1体ずつ選択し、そのモンスターのコントロールを入れ替える。選択されたモンスターは、このターン表示形式の変更はできない。 という効果です そしてスピリットモンスターが 召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに持ち主の手札に戻る という効果を持っています スピリットモンスターについてはデッキつくりの基本の方に掲載するので 参考にしてください つまり強制転移でスピリットモンスターと相手のモンスターを入れ替えて エンドフェイズ時にはスピリットモンスターは自分の手札に戻ってくる という事です 次にリクルーターとのコンボです リクルーターとはつまり このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、デッキから○○○を自分のフィールド上に表側表示で特殊召喚する事ができる。その後デッキをシャッフルする。 という効果を持っているモンスターの事で ○○○に入るカードは主に攻撃力1500以下の○属性モンスターや○種族 モンスターになります このカードを相手のモンスターと入れ替えてこのモンスターを戦闘で 破壊するとこの効果はコントロールしているプレイヤーではなく 元々の持ち主の場に戻る為、実質強制転移発動後すぐに破壊すれば アド+1になりますというコンボ(わかりにくくてすいません) 次にクリッターとのコンボ クリッターはコンボ作りの基本でも言っているように必須カードです その効果は このカードがフィールド上から墓地に送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を選択し、お互いに確認して手札に加える。その後デッキをシャッフルする。 という効果でこの効果をみれば強いのはわかると思います 強制転移とのコンボはリクルーターコンボと同じでクリッターの効果で 手札に1500以下のカードを手札に加えられるのでアド+1になります 収録カード情報 強制転移 DUELIST LEGACY Vol.5&BEGINNER"S EDITION 2 各種スピリットモンスター 第二期パック蘇りし魂&第三期パック闇魔界の脅威(月読命のみ収録)&BEGINNER S EDITION 2&EXPERT EDITION Volume.1(月読命のみ収録) 各種リクルーターモンスターは収録パックが多すぎるのでここでの掲載は 止めさせていただきます クリッター BEGINNER S EDITION 2(最新パック) ほかのパックは古すぎるので掲載致しませんすいません もしも他に収録パックがわかる方は掲示板のコンボリスト募集スレに 書き込みお願いします 書き込み後即座に修正致します (ストラクチャーデッキは含みません) 名前 コメント
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437 :新店長でG.O. ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/03/16(金) 21 00 22 ID usAZ35BY 「店長・・・いえ、笑留さん、どうしてここに?」 耕治の問いに対し、笑留は両手を離しやれやれのポーズをとる。 「あのね・・・薫ちゃんたちと別れたときにね、薫ちゃんが持ってたCDが気になってね。 事務所のパソコンを二人が帰ったあと調べたのよ。そしたら何?得体の知れないファイルが入ってて」 うっ、とたじろぐ二人。 「ファイル調べたらなんかWEBテレビ電話みたいだったから安心はしたんだけど、一応ね。 耕治君たちが他社のスパイって線を疑っちゃったのよ。それで今日・・・ 閉店後に耕治君たちは何か行動おこすかな~、って思って店にもう一回来たのよ。 そしたら・・・うふふふふふふ。ま・さ・か、こんな用途に使うとはね?」 ぽたり。笑留の口元からしずくが落ちる。5,6滴。 「笑留さん・・・よだれ落ちてます」 「あ~ら、失礼♪」 じゅるり。下品にも手でぬぐう。 「笑留さん・・・いったいいつから覗いてられてたんですか?」 「あずさちゃんがカメラいじってたぐらいから」 「て、てんちょう!んじゃ、最初っからみてたんじゃないですか!!」 「そぉ~うよぉ~」 じゅるり。よだれをまた手でぬぐう笑留。 「で、ずっと覗いてたんだけど、本番始めたでしょ?だから 『あー多分今入っていっても気づかないだろーなー』 って思って、中入って間近でじっくり見させてもらったの♪」 「じ、実際気がつかなかったわね・・・」 「ああ・・・」 「で、二人の処罰なんですが」 「え゛?!」 ハモる二人。 「会社内備品のパソコンに私的利用のプログラムをインストールすることは社内規定違反です」 「う゛っ・・・」 「さぁて・・・二人の処罰ですが・・・」 「おにいたん!」 「?、薫ちゃん?!」 「えみるおねえたんにかわってくだたい・・・」 薫の言葉に耕治は自分のインカムを笑留に渡す。 「あのね、えみるおねえたん。おにいたんとあづさおねえたんは、わるくないの。 ぜんぶね、かぁるがわるいの。かぁるが、おねがいちたの。だからね、おにいたんたちをゆるちてくだたい!」 「きゃ~かぁるちゃぁん!!かぁいぃ~!!」 笑留はパソコンのマウスを動かし、省電力モードになってるモニターを表示させる。 画面に現れたのは全裸(・・・)の薫ととき子。 「ん~ちゅっ」 画面に向かって投げキッスを送る笑留。 「うんうん。かぁるちゃんの言うことなら何でも聞いてあげたい・・・んだけど!」 で、ここで言葉を切って耕治たちのほうを向く。 「コレとそれとは話が別!耕治君!あずさちゃん!」 「はぃ!」 「えみるおねえたん・・・おにいたんたち、『くび』なんでつか?」 「そんなことするわけないじゃなぁ~い♪」 笑留の言葉にほっとする4人(画面の向こうの二人含む)。 「さて、二人に対する懲罰ですが」 真顔になる笑留。対して真剣な表情をするあずさと耕治。しかし笑留の口から出てきた言葉は。 「今ここでもう一回Hしなさい」 438 :新店長でG.O. ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/03/16(金) 21 00 55 ID usAZ35BY 「は゛い゛っ?!」 「もっかい、あたしの前で、今すぐ、Hなさいといったの!」 「え~!!」 「店長!それ横暴です!」 「えみるって、呼べって言ったでしょう?!」 「だっててんちょ・・・」 「次言ったら解雇します」 「え゛~!!」 「そ、そこまで言いますか、笑留さん?!」 「だぁってぇ~」 といって体をくねらす笑留。 「だってぇ、店長なんて、堅っ苦しい言われ方いやなんだもん♪それにね」 というや笑留はあずさの背後に回りこみ後ろからあずさを愛撫し始める。 「て・・・えみるさん・・・ちょっと・・・あ・・・」 「こんないいことしてて笑留だけ仲間はずれって、ずるいんじゃない?」 「え・・・えみるさん・・・うますぎ・・・」 笑留はついさっき耕治がやったように片手を胸、もう片方を股間にやり愛撫している。 しかしその手つきは、耕治よりはるかに巧い。 見る見るうちにあずさの股間からしずくが滴り落ち始める。 「さぁーてと、あずさちゃんの準備運動はおしまい♪耕治君、さぁ、始めて貰いましょうか?」 「あのー笑留さん?」 耕治が手を上げて質問する。 「なぁに?」 「笑留さんはどうするんですか?一人でするんですか?」 「いや~ねぇ、そんなわけないじゃない。丁度いいエサがここにあるし」 「えさ?」 笑留は梓から離れると事務室の中にあるロッカーの扉に手をやる。 ロッカーは人間の身長ぐらいの高さ、無理すれば大の男一人でも納まりそうだ。 「ほぉら♪」 笑留はロッカーの扉を開ける。そこには・・・。 「み、みーな!」 「美衣奈ちゃん!!」 美衣奈は両手を股間にやった状態でロッカーに収まっていた。 「あ・・・お、おねぇちゃん・・・」 「アンタなにしてんのよ!閉店からいきなり姿を消したと思ってたら」 「だって・・・お姉ちゃんたちがここでHするの分かってたから・・・ここでずっと待ってたの・・・」 画面の向こうでは薫がキーボードに突っ伏している。 とき子は頬に手をやり、いつもの如く「あらあらまぁまぁ」。 「普通に出てきたらいいじゃないの!」 「だって・・・こっちのほうが興奮するし・・・」 「まぁ・・・姉妹そろって変態さんね♪」 あんたにだけは言われたくない。耕治は心の中で突っ込んだ。 「ということで、美衣奈ちゃんはあたしがいただきます。いいよね?」 断ったてもどーせやるだろうと思って笑留以外の全員がうなずく。 「では、いただきま~す♪」 笑留はロッカーから美衣奈を取り出すと後ろに回って抱きしめた。 そして笑留は片手で器用にスカートのホックを外し、ミニタイトは下にすとんと落ちる。 笑留は上はスーツにブラウスのまま、下半身は丸出しの状態。 そして美衣奈は自分の腰に異様な感覚があることに気がついた。 何かが当たっているのだ。その感覚に近いものといえば、耕治の・・・。 「え、笑留さん・・・」 「なぁに?」 「腰に、なにか、当たってるんですが・・・」 「ああ、これ?」 笑留は美衣奈から離れ、自分の下半身を見せる。そこにあったのは・・・ ぱおーん。 439 :新店長でG.O. ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/03/16(金) 21 03 00 ID usAZ35BY 「ででででで、でん゛ぢょ゛う゛!!!」 「なんですかその黒光りしたりっぱな象さんは!!」 「なにって・・・クリトリスだけど?」 「見えません!どう見ても男のアレです!!」 そこにあったのは耕治のソレとほぼ同サイズのペニス(?)があった。 「いやぁ~ねぇ。間違いなくあずさちゃんや美衣奈ちゃんのモノと同じものよぉ?その証拠に・・・」 笑留は右手でおいでおいでの仕草をする。近づく3人。 「ここ・・・見て・・・」 笑留は3人に自分の一物を近くで見させる。 「あ・・・ほんと・・・ない・・・」 「穴が・・・ない・・・」 笑留の亀頭に相当する部分には、男にはあるはずの尿道口が存在しなかった。つるつるの巨大ルビー。 「この部分、整形でもしたんですか?」 「生まれつき」 耕治は自分がした質問が不用意なものであることに言ってから気がついた。案の定、禾森姉妹に睨まれる。 「こぉ~じ~」 「失礼ですよ・・・それは・・・」 「笑留さん・・・失礼なことを言ってすみません!」 すぐに自らの非礼をわびる耕治。 「いいの」 ため息をつきながら笑留は答える。 「コレのせいで小さい頃はいじめられてね・・・味方はおにいちゃんしかいなかったの」 (お兄ちゃんって、前の店長のことだよね) 3人は納得する。 「中学になって、女子校に入ったの。当然コレのせいでバケモノ呼ばわりされたわ。 けど、そこで出会った先輩に助けられたの」 笑留はそこで切り、再びため息をつく。 「入れるほうも入れられるほうも、その人が初めてだった。それから自分に自信がついて。 人付き合いも出来るようになって、高校卒業の頃にはちょっとしたハーレムだったわぁ~」 言葉に陶酔の色が出だす笑留。3人は半ばあきれた表情でソレを聞いていた。 「その恩人には最後の最後で裏切られたんだけどね」 え?最後の言葉に驚きの声を上げる3人&画面の向こうの二人。 「はい、昔話はこれでおしまい。耕治君、さっさとしないと。 せっかくほぐしておいたあずさちゃんがまた硬くなっちゃうよ?」 「え・・・あ・・・はい」 「え~、やっぱりするの?」 「あずさちゃん?お姉さんに『解雇』なんて言葉言わさないで、ね?」 「う゛・・・」 「あずさ・・・あきらめろ。入れるぞ」 「ちょ、ちょっと、心の準備が・・・あん!」 じゅるり。耕治の一物はあずさの後方から浸入した。 「あっちもはじめたし、こちらもはじめますか。ね、美衣奈ちゃん?」 「は・・・はい!」 笑留はパソコン前の椅子に腰を下ろした。 「美衣奈ちゃ~ん?お姉さんの上に腰を下ろしてくれる?」 「はい・・・」 ぬちゃり。 笑留の一物を体の中に受け入れる美衣奈。笑留に言われずとも美衣奈は腰を動かしはじめる。 「うぁ・・・すごい気持ちいい・・・いいなぁ・・・毎日こんな気持ちいい事してるんだ耕治君は・・・」 「耕治さんはいつもお姉ちゃんか薫ちゃんとです。美衣奈はいつも見てるだけです・・・」 「そっか・・・それでこの気持ちよさは納得でき・・・って、耕治君!」 「はい!」 「かぁるちゃんといつもしてるデスって?!犯罪よ、ソレは!!」 「す、すいません!!」 「うらやましすぎ!!!」 がくっ。繋がったまま崩れ落ちる耕治&あずさ。 440 :新店長でG.O. ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/03/16(金) 21 03 33 ID usAZ35BY がくっ。繋がったまま崩れ落ちる耕治&あずさ。 「かぁるちゃぁぁぁぁん?おねえちゃんとしよぉぉぉぉ?!」 「い・・・いえにきてくれたらいつでもいいでつよ?」 同じくキーボードに突っ伏したまま答える薫。 「うん!ここで一回したら、すぅぐに、行きますからねぇ~」 よだれをだらだら流しながら話す笑留。 「ところで・・・ええと、美衣奈ちゃんはお尻もOK?」 「え、え?あ・・・一応経験は・・・っ、って、あ゛あ゛っ!」 笑留は自らの一物を一度引き抜くと、今度は美衣奈の後ろの穴に前技もなしに入れた。 「え・・・笑留さん!前技もなしに入れるなんて無茶ですぅ!」 「けどはいっちゃったよ?う~ん♪後ろも前並に、でりぃしゃぁす♪」 笑留は椅子を回転させて美衣奈の全身がカメラに映るようにする。 そして笑留は指で美衣奈のクレヴァスを開いた。画面の向こうで大写しになる美衣奈の秘所。 「きれい・・・」 うっとりとするとき子。笑留は画面の向こうに話しかける。 「あーあーとき子さん、でしたっけ?聞こえます?」 「ええ、聞こえますよ」 「美衣奈ちゃん、きれいでしょう?」 「ええ。下のお口から流れるよだれ、その上に赤く光る宝石、とても・・・」 「ねぇ、とき子さん?ここまでしたんですから、とき子さんもしなければいけないことがあると思うのですが?」 「え?なにを・・・ああ、そういうことですか」 ぽん。両手で拍手を一回する動作をしてからとき子は居間の後ろにある戸棚に行き、なにやら物色をはじめた。 「まま、なにちて・・・えぇっ!!」 とき子が薫のほうを振り向いたとき、とき子の股間にはりっぱな一物が生えていた。 こちらはもちろんイミテーション物、俗に言う『ペニスバンド』。 「まぁ、さすがとき子さん、わかってらっしゃる」 「さぁ・・・薫ちゃん・・・一緒に楽しみましょう?」 「ま、まま!!」 とき子は薫を片手で抱きかかえ、もう片方の手に持った小瓶からローションを人工の一物にたらす。 そしてとき子は薫の後ろを貫く。 「あ゛あ゛っ!」 とき子はテレビの画面のほうに向き、笑留が美衣奈にしたように指で薫の一本筋をこじ開ける。 「笑留さん・・・見えますか?我が家の、可愛い、薫の、みだらな、秘密・・・」 「ああ~たまんなぁ~い!!」 がしゅがしゅがしゅがしゅ! 急激に腰を振り出す笑留。 「ちょ・・・笑留さん!はげしすぎます・・・ああん!」 直腸に往復運動されながら指では膣と陰核に刺激をあたえられたもんだから、たまったもんではない。 「ああっ、美衣奈さん、素敵ですわぁぁぁ!!」 とき子も腰を振り出し、同じく薫にみだらな刺激を与える。 「まま、まま、おちっこ、おちっこでるでつぅぅぅぅ!!」 「笑留さん!もだめ、もだめですぅぅぅぅ!!」 「あ、あたしもぉぉぉ!」 ぷしゃぁぁぁぁぁ・・・。 4人はほぼ同時に失禁して果てた。 ずるっ。 笑留は美衣奈から一物を抜くと下の服をきちんと着なおした。 「さてと、耕治君、あずさちゃん?なに繋がったままでひっくり返ってんの?お店閉めて帰りますよ?」 「あ、はい。笑留さん、お帰りですか」 悪夢が終わったと思いほっとする二人。しかし。 「なに言ってるんですか?これから禾森邸に家庭訪問よ!? こんなエッチな家庭とは一度訪問の上きちんと話しておかないといけません!」 止まらないよだれを手で拭きながら宣言する笑留。呆然とする二人。 「さぁて、いくわよぉぉん!」 「って、あたたたた!!服引っ張らないでください!せめてきちんと服着せてください!」 「せめてパンツぐらいはかせてぇ~!!」 441 :新店長でG.O. ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/03/16(金) 21 05 02 ID usAZ35BY 「おちっこ・・・」 薫が目が覚めたのは夜中だった。 禾森邸の居間。今薫以外5人の男女と一匹の犬がいる。 「うん・・・はん・・・」 薄明かりの中、一人だけ起きている人物がいる。 「えみる、おねえたん・・・?」 「はぁ・・はぁ・・・たりないのぉ・・・」 (まだやりたりないのでつか?) 薫はあきれながら薫の自慰を見ていた。体は伏せたまま。気づかれないように。 「こんなんじゃぁ・・・満足できないのぉ・・・」 (ぢぶんだけだからでちょう?) 他の人間は全員寝ている。但し、全員目を見開き、白目をむいたまま。失神しているとも言う。 「やっぱり・・・でないとぉ・・・だめなのぉ・・・」 (え、いまなんといったでつか?なんでないといけないのでつか?) 笑留の言葉に聞き耳を立てる薫。一字一句、聞き逃さないように。 「あの裏切り者・・・笑留の・・・大切なものを・・・うばって・・・かえしてよぉ・・・」 (うばった?) 「○○○○○○!」 「ええっ!?」 「え、うそっ!薫ちゃん?!」 「あ・・・」 笑留は薫を手招きして呼び寄せた。 「ごめんね?起こしちゃった?」 「あい・・・」 「今お姉ちゃんが言ったこと・・・聞こえた?」 「ひめい、ぢゃないのでつか?」 「ちがうよ・・・分からなかったら、いいの。ごめんね」 ちゅっ。笑留は薫のおでこにキスをした。 「あたしももう寝るね。かぁるちゃんもね」 「おちっこいってからねまつ」 「一人で行ける?何ならお姉ちゃんがのんであげるよ?」 「とのままねむれなくなるのでいいでつ。おねえたん、あちたも、ちごとでちょう?」 「そだね。ごめんね」 そういって笑留は横になった。すぐに寝息を立てだす。 (おねえたん・・・) トイレに行く途中、薫は笑留の言葉を思い出していた。 (えみるおねえたん、たしかにいったでつね・・・とれがおねえたんの、ほんちんでつか・・・) (おねえたんにとっては、みんな、とのかわりでちかないんでつね・・・) ただのH好きなら薫も許した。しかしその言葉は薫に殺意に近いものを抱かせた。 (おねえたん・・・おちおきでつ・・・) ちろろろろ・・・ 便器に座って用を足しながら、薫はその頭脳をフル回転させていた。笑留の絶叫が頭を何回もよぎりながら。 「お兄ちゃぁん!」
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テイルズ オブ ジ アビス (Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 要約スレpart1-678 part20-66~86・117~126・148~150・152~158・205~206 678テイルズオブジアビスsage2006/01/23(月)01 22 49 ID UTg2QoT+ 預言という、星の未来をよんだものが存在する世界。 主人公ルークは幼い頃誘拐されて記憶喪失状態で戻ってきた過去があるので、実家に軟禁されている身の上。 しかし他国との戦争を止めれば英雄になり、自由の身になれるぞと師匠にそそのかれてその気になる。 その結果、主人公にしか使えないスペシャルパワーを師匠によって暴走させられ、住んでる人ごと街一つあぼん。 自分達だけ辛うじて助かるも、その責任逃れの言動ゆえに仲間達から愛想をつかされる。 そして更に追い討ちをかけるように、自分は本物のルークのレプリカ(コピー人間)で、 師匠にとっては捨て駒に過ぎなかったのだと知らされる。 落ち込みきった主人公は、我侭放題が一転して素直5割うじうじ5割の性格に。 そして贖罪のために、どんどん崩壊していく大地を救おうと奔走し始める。 一方師匠は、預言通りに歴史を動かせば繁栄が訪れると信じこみ、預言通りに島を滅ぼしたり戦争起こしたりする人類に愛想を尽かしていた。 しかも極秘の預言において、人類は繁栄の後すぐ滅亡するという未来が読まれていた。 預言が人類を縛りつける力は絶大で、そんじょそこらの努力では預言から逃れる事は出来ない。 それならいっそ全人類を滅ぼしてしまい、預言の影響外にあるレプリカという新人類を作ってしまえ!と師匠。 反対に主人公達は、それでも人は預言以外の道も選択出来る!と師匠を撃破。 預言を人類にもたらした張本人である精霊みたいな存在を主人公の力で宇宙に解き放ち、 世界から預言という道標がなくなりました。終わり。 66名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17 58 07 ID MdbIKuCf ○主人公パーティー 【キムラスカ王国】 ルーク・フォン・ファブレ(キムラスカ王国皇帝の甥。公爵家の一人息子。17歳) ガイ(ルーク家の使用人。幼馴染であり親友。女性恐怖症のナイスガイ。21歳) ナタリア(キムラスカ王国の姫君。ルークの婚約者。血縁はいとこに当たる) 【マルクト帝国】 ジェイド・カーティス(マルクト帝国軍大佐。頭脳明晰、長髪眼鏡の35歳) 【ローレライ教団】 ティア・グランツ(ローレライ教団情報部饗長。ヒロイン。ヴァンの妹でモースの部下) アニス(導師イオンの守護役。13歳。玉の輿願望の強いロリキャラ) ミュウ(聖獣の子供。火事を起こして一族から追放される。ルークたちに同行) ○その他のキャラ 【ローレライ教団】 イオン(ローレライ教団の最高指導者。導師。14歳。和平を主張。モースと対立) モース(大詠師。イオンに次ぐ教団NO.2。戦争賛成でイオンと対立) ヴァン・グランツ(オラクル騎士団の総長。ティアの兄でルークの師匠) 【オラクルの幹部・六神将】ヴァンの直属部下でモース派の集団 鮮血のアッシュ(ルークとそっくりの外見を持つ謎の男 17歳) 魔弾のリグレット(女性士官。ティアの教官。実質的なヴァンの右腕) 死神ディスト(自称薔薇のディスト。ジェイドの幼馴染、六神将唯一のギャグキャラ) 黒獅子ラルゴ(ごつい体系の中年) 妖獣のアリエッタ(イオンの守護役だったが二年前に解任。魔獣に育てられた少女) 烈風のシンク(仮面をつけている謎の少年。14歳) 67名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17 59 33 ID MdbIKuCf 【世界観の説明】 世界を構築するすべての基礎に、 火、水、土、風、光、闇の六つの属性にわかれる音素(フォニム)がある。 その音素を取り込んで発動するのが譜術(要するに魔法) 2千年前、属性を持たない七番目の音素(セブンスフォニム)が発見された。 それは星の記憶と呼ばれる未来までの記憶が刻まれている特別な音素。 ユリアという伝説の天才音律師がローレライと契約。第七音素を詠み解いた。 その未来が書かれた譜石をめぐって戦争が勃発したと伝えられる。 その後ユリアの預言(スコア)を管理するために誕生したのがローレライ教団。 人々はローレライ教団を信仰し、人生の転機や誕生日などに自分の預言を 教団員に詠んでもらって、それを頼りにして生きている (外れない占いみたいなもの。精度の高いユリアの預言とは違って曖昧な言葉しか詠みとれない) 歴史がずばり書かれたユリアの預言は、極秘にされており、世界の要人しか知らない。 【ローレライについて】 第七音素の意識集合体の名称。 音素は集まると自我を持ち、人間と契約して力を分け与えたりする。 第六までの各音素にもそれぞれ意識集合体はあるが、 第七音素のローレライは絶大な力を持ち、別格扱い。 簡単に言って 第六までの音素の意識=精霊、第七音素ローレライ=神レベル という認識でいいかと。 伝説ではユリアが契約したと伝えられるが、正式には存在が確認されたことはない。 68名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 00 37 ID MdbIKuCf 【歴史】 2千年前、第七音素発見 ↓ 瘴気があふれて星の危機 ↓ 大地修正計画。ローレライ教団誕生。人々の間に預言信仰が根付く。 ↓ 16年前、マルクト帝国VSキムラスカ王国の領土争いでホド消滅。冷戦に突入。 ↓ 7年前、10歳ルーク誘拐される。 ↓ 現在 【勢力図】 キムラスカ王国(ルーク、ナタリア) ↑ 戦争→中立にローレライ教団(和平推奨イオン派←対立→戦争賛成モース派) ↓ マルクト帝国(ジェイド) 多分長くなるので、最後に簡単なキャラ別あらすじ書くわ。 伏線多すぎ&物語絡み合い杉で省略できそうもない。 69名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 02 58 ID MdbIKuCf ○あらすじ開始。 キムラスカ王国公爵の一人息子ルークは敵国のマルクト帝国に7年前誘拐され、 戻ってきた時には記憶がなかった。 言葉も歩く事も、何もかもを忘れた彼は、一から人生を始める事になる。 以来、叔父である国王の命令によって、成人まで屋敷から出ることを禁じられ 文字通りの箱入り息子として甘やかされて育ち、現在17歳。 心を許すのは、剣の師匠のヴァン、付き人のガイだけだ。 ヴァン師匠とは剣術の稽古の日しか会えず、退屈すぎる毎日。 ヴァン師匠が突然家に来た。 応接間に行くとヴァンからしばらく来れなくなると言われてしまう。 ヴァンの所属するローレライ教団の最高指導者である導師イオンが行方不明になり、 探しに行かなくてはいけないという。 「なんで?嫌だよ!そんなやつほっとけよ!」 憤るルーク。なだめる両親とヴァン。 ヴァンは剣術の稽古をしてくれるという。はりきって広場に向かうと ファブレ家の使用人で親友のガイが、なにやらヴァンとこそこそ会話中。 ルークの登場で、稽古が開始。そこへ髪の長い女性が突如現れ、 ヴァンに襲い掛かった。ルークは女性に向かって攻撃。 その瞬間、ものすごい力場が発生、女性とルークは見知らぬ渓谷にワープしてしまう。 70名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 04 04 ID MdbIKuCf 【ティア】 女性はティアと名乗った。 ティアは数少ない「第七音素」の使い手で、その能力を使ってヴァンに挑んだ。 ところが、ルークにも「第七音素」の能力があり、力がぶつかりあった。 そして「超振動」が起こり、ワープしてしまったらしい。 責任を感じたティアが「あなたを屋敷まで送り届ける」と約束。 ティアはヴァンを狙った理由などは一切答えない。しかし悪い人ではなさそう。 念願の外の世界を見る事ができたルークだったが、 「靴が汚れる」「土臭い場所は嫌だ」ぶちぶち文句を言いまくる。 辻馬車に運良く乗り込んで、2人はここがどこだかを知った。 ここはキムラスカ王国ではなく、マルクト帝国だった。 あろうことか冷戦状態の敵国に来てしまったのだ。 【キムラスカ王国への旅】 あわてて馬車を降り、国境を目指して小さな村にたどり着く。 「貧乏臭い村」「変な小屋が並んでる」と文句を言うルーク この村では食料盗難が続いており、住民はピリピリしているのだが、 金を払うという概念がない真正お坊ちゃまルークは、 売り物のリンゴを勝手に食べてしまい、品代を請求した店主と喧嘩になる。 その結果、食料泥棒と疑われて、村長のもとに突き出されてしまう。 ここまでの馬鹿とは、とティアは頭を抱える。 71名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 05 54 ID MdbIKuCf 【ジェイド大佐・導師イオン・守護役アニス登場】 そこには、マルクト軍大佐ジェイド、ローレライ教団導師イオンがいた。 イオンは、倉庫に残ってた毛を見つけ、聖獣チーグルが犯人ではないかと 言い出し、ルークは無罪放免になった。 ティア「なぜここに導師イオンが?」 ルーク「あいつがイオンなのか?俺はヴァンから誘拐されたって聞いたぞ」 イオンの守護役(ボディガード件お付き)の少女アニスと会い、 誘拐されたと聞いたと伝えると アニスは「はぅわ!?そんな噂になってるんですか?」と驚き 詳しい話を聞く前に走り去ってしまった。 公務に同行する守護役がいて、軍を引き連れ、堂々と歩いているところを見ると 誘拐にはどうしても見えない。 ルークは泥棒に間違われたのがどうしても許せない。 国境に向かうというティアの発案をはねのけ、チーグルの森へと向かった。 入り口で、お供もつけず一人で来たイオンと遭遇。ルークは自己紹介。 イオン「ルーク…聖なる焔の光という意味ですね。良い名です」 ティアも、ここで始めて身分を明かした。 「私は、ローレライ教団大詠師モースの部下、ティア・グランツ響長です」 イオン「あなたがティア?ヴァンの妹の?」 ルーク「はぁ?ヴァン師匠の妹?なんで妹がヴァン師匠の命を狙うんだ?」 ティアは自分の故郷に関わる問題なので言えないと、口をつぐむ。 72名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 11 50 ID MdbIKuCf 【イオン加入】 ローレライ教団の始祖ユリアと契約したと伝えられ、 以来教団のシンボルになっている聖獣チーグルが 人間の食料を盗むなど考えられない。 イオンは、原因を探りたくて来たのだという。 ルークは「目的は同じだし、こんな弱っちい奴ほっとけなから連れてってやろうぜ」 と、今からイオンを村に送り届けるというティアの提案をはねのける。 「ありがとう。優しいんですね」というイオンの言葉に照れて 「アホか!大人しくついてくればいーんだよ」と乱暴な言葉を返すルーク。 【ジェイド大佐加入】【ミュウ加入】 チーグルの巣に行くと、チーグルの長が話しかけてきた。 ユリアの関係の者がいるということで、信用してわけを話してくれた。 北の森でチーグルの子供が火事を起こして、魔獣ライガの住みかを奪った。 ライガはこの森に移動。ライガのエサであるチーグルたちは、 自分たちが食べられるのを防ぐため、食料を盗んで献上していたのだという。 ルークたちはライガと対戦。しかし、まったく刃が立たない。 そこにイオンを探しに来たマルクト軍大佐ジェイドが助太刀に現れ、 その圧倒的な譜術能力によりライガを討ち取り一件落着。 この件で、火事を起こしたチーグルの子供ミュウが同行することに。 一言で言ってウザ可愛いミュウは、ルークをご主人様と呼び、慕うに慕うが ルークは「なんかムカつく」と言っては、ミュウを虐めまくる。 ティアが見かねてルークの態度を咎めるのだがルークは聞き耳持たず。 森の出口につくと、アニスがジェイド大佐の命でマルクト軍を引き連れ現れた。 ジェイドが兵士に命令する「彼らを捕まえなさい!第七音素の超振動を放出して キムラスカからマルクトに飛んできたのはこの2人です!」 73名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 13 32 ID MdbIKuCf 【戦艦タルタロス内イベント】 マルクト軍の誇る最新型戦艦タルタロスの中で、取調べを受けるルークとティア。 「俺はルーク・フォン・ファブレ。お前らマルクトが誘拐したファブレ公爵の息子だよ」 ジェイドは「7年前というと先代の頃ですね。知りません」とそっけなく流した。 玉の輿願望のある少女アニスは、ルークが王族と知ると一気にブリブリとなついた。 超振動事故で飛んできただけで他意はない、と主張するティア。 「まあそうでしょうね。世間知らずの坊ちゃんに敵国に乗り込む頭はないでしょ」 と納得するジェイド大佐。憤慨するルーク。 現在、両国の緊張が高まり、戦争が勃発する危険があるのだという。 「戦争?そんなに両国の関係は悪かったのか?」驚くルーク。 そこにいた全員に、知らないのはお前だけ、と突っ込まれさらに気を悪くする。 ここでジェイドから提案が。彼らは、マルクト帝国ピオニー陛下からの和平条約の親書を キムラスカ王国に届ける途中なのだという。 (村に滞在していたのは、そこで親書を受け取るため) 公爵家の息子ルークがいるのは国境を越え、マルクト王に接触するのに都合がいい。 国王への取次ぎを頼まれたルークは、条件を飲む見返りにジェイドに頭を下げさせる。 プライド無さ杉、と馬鹿にするルーク。 こんなことで怒る安っぽいプライドは持ち合わせてない、と笑顔で嫌味を放つジェイド。 74名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 14 55 ID MdbIKuCf 両国の中立立場であるローレライ教団導師イオンは、 和平条約の仲介役としてマルクトからの正式任務で同行していた。 誘拐されたと噂になっているのは、ローレライ教団の内部分裂が関係している。 最高主導者導師イオンの派閥は和平を望む改革的立場。 これに対し、保守的な大詠師モース派閥は戦争を望んでおり、意見が対立。 モースによって教会内に軟禁されていたイオンは、マルクト軍に助け出された。 あわてたモースが誘拐だとでっちあげ、教団の騎士団「信託の盾(オラクル)」を使って イオン奪還のために動いているのが真相。 和平条約の停止には、仲介役のイオンを拉致監禁するのが一番効率がいいからだ。 ここで大詠師モースの直属部下のティアが反発。 モース様が戦争を望んでるはずが無い、と口答え。 イオンの守護役アニスが「ええー?ティアはモース派なわけ?」と不満を口にする。 なにがどうあれ、戦争を起こしたくないという気持ちは一緒。 しかもキムラスカ王国に戦艦で送り届けてもらえる。 ということで、ルークとティアはジェイド一味に加入。 75名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 16 34 ID MdbIKuCf 【六神将ラルゴ登場】 戦艦タルタロスに魔獣の群れが襲い掛かってきた。 ここにいたら死んじまう!と、真っ先に逃げ出そうとしたルークだが、 乗り込んできたローレライ教団「信託の盾(オラクル)騎士団」六神将の一人、 黒獅子ラルゴに吹っ飛ばされる。ジェイドが譜術を発動し抵抗。 ラルゴ「さすがだ。死霊使い(ネクロマンサー)ジェイド」 驚くティア「ネクロマンサージェイド!?あなたが?」 ジェイドは先の大戦で、屍の山を築き「死霊使い」という呼び名が浸透するほど 有名な軍人だった。 ラルゴはイオンを取り返しに来たのだという。 冷静なジェイドは、隙をついて反撃、イオンとアニスを逃がす。 さらにティアも後方から支援。ジェイドはラルゴを刺す。 目の前で人が刺し殺されるところを見たルークは腰を抜かし動けない。 ティアに促されルークは立ち上がった。 3人はオラクル騎士団に占領されたタルタロスの奪還に動き出す。 【六神将・鮮血のアッシュ登場】 魔物をけちらしながら3人はブリッジに到着。 見張りを頼まれ外に残されたルークだったが、 オラクル兵と戦闘になり、腰を抜かして剣を振り回し相手を刺し殺す。 ティアとジェイドが駆けつけてくると、ルークは自分が人を殺した事に驚愕していた。 「人を殺す事が怖いなら剣なぞ捨てろ!出来損ない!」叫び声と共に 赤い髪の男が上から襲い掛かってきた。ティアとルークは気絶。 唯一男の顔を見たジェイドは驚き、動きが止まった。 3人は捕らえられ、船室に閉じ込められる。 (男は3人を殺そうとしたのだが、他の六神将にとめられた) 76名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 18 09 ID MdbIKuCf 【タルタロス脱出計画】 船室で目を覚ましたルークは、タルタロスを脱出をするというジェイドの提案に 「また戦闘になったら人を殺すかもしれないんだぞ!」と激しく抵抗する それに対し、ティアとジェイドは「殺さねば殺される」 「戦争が起こったらたくさんの人が死ぬ」と諭すのだが ルークは「そんなの俺は関係ない!知らない!」と駄々をこね、2人を呆れさせる。 しかしここにいても殺されるだけ。渋々ルークは2人について脱出することにする。 【六神将リグレット登場】【六神将アリエッタ登場】 ジェイドはタルタロスの非常停止機能を使って動力を停止させた。 3人は混乱の隙を突いて出口に到着。そこへ六神将の女性兵士リグレットに 捕らえられたイオンが連れられてきた。 計画通り不意をついて攻撃した3人だったが、 ティアが自分の師であるリグレットに攻撃できず、あっさり反撃されてしまう。 (さきほど、3人が殺されるのを止めたのはリグレット) 六神将の少女、妖獣使いアリエッタの加勢まで入り、大ピンチ! 【ガイ登場・加入】 そこへ、なぜか華麗に空を飛んで男が登場!リグレットを押し倒した。 その隙を突いてジェイドがアリエッタを拘束。一気に形勢逆転。 現れた男は、ルークの付き人のガイ。 ファブレ家の命を受け、ここまでルークを探しに来たのだ。 リグレット、アリエッタ、オラクル兵をタルタロス内に入れ、 ジェイドがハッチを封印。 77名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 20 00 ID MdbIKuCf 【イオン再加入・アニス行方不明】 これでイオンを取り戻した上、ルーク一味は晴れて自由の身に。 しかしタルタロス内部に残ったマルクト軍140名は、証拠隠滅のため 全員殺されているはず、とジェイドが発言。ルークは押し黙る。 イオンと同行していたアニスは、捕まった際、 親書を奪い返そうと相手に突撃し、魔物に吹き飛ばされてしまったという。 ジェイド「アニスなら大丈夫でしょう。待ち合わせ場所に向いましょう」 とういうことでアニスとの合流場所へ一行は向かう。 途中オラクル兵に襲われ、腰抜けルークをかばってティアが負傷、野営に。 ルークはガイから、世間一般は戦争や盗賊強盗、魔物襲撃など 死の危険に常にさらされていること、ガイも人を殺めた経験があり、 特に街の外での戦いは日常茶飯事だと教えてもらう。 ティアには、民間人であるルークに人殺しを強要した自分が悪いと謝られ ルークはいたたまれない気持ちになる。 翌日、ジェイドから戦わないでいいと言われたルークは、「俺も戦う! 敵は敵だと思うことにする。人を殺すことの重みは俺自身で背負う」と涙目で宣言する。 皆はルークの自主性にまかせた。 【セフィロトの説明】 イオンは拉致されていた間、セフィロトと呼ばれる音素が集中する星のツボ的場所に 連れていかれたらしい。ジェイドがそこで何をしたのか聞きだそうとするが 「教団の機密事項に関わるので言えない」と拒否。 イオンも体力が低下していた。導師にしか使えないダアト式譜術を 拉致された間に使って体力を消耗したというが、ここまでの極端な消耗はおかしい。 ジェイドは「まさかイオン様もルークと同じ…?」と意味深な独り言をつぶやいた。 78名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 22 24 ID MdbIKuCf ルーク一行を捕まえるため、六神将のうち5人が探しに来た。隠れる一同。 ジェイドに刺されたラルゴがいた。生きていたらしい。 見当たらないのは「鮮血のアッシュ」と呼ばれる タルタロスで襲ってきた赤い髪の男だけ。 六神将は、これ以上の探索は政治問題に関わると判断、引き上げていった。 六神将の長はヴァン。ということはイオン拉致にはヴァンも絡んでいるはず。 「六神将は大詠師モース派です。モースがヴァンに命じているのでしょう」 このイオンの発言にルーク逆上「ヴァン師匠が戦争に加担するわけねーだろ!」 ティアが言い返す「兄ならやりかねないわ」 「なんだと!お前こそモースのスパイだろう!」と口喧嘩。 ジェイドが「はいはい、さっさとアニスと合流しましょうねー」と場を〆る。 アニスとの合流地点である国境に向かった一同の前に 六神将、妖獣使いのアリエッタが立ちふさがる。彼女は先の大戦で故郷ホドが壊滅。 ルークたちがチーグルの森で倒したライガに拾われ育てられたという。 「ママの仇!殺してやる!」その時、地震が起こり、地中から瘴気が噴出した。 噴出し口に立っていたアリエッタは瘴気を吸い込み気絶。 ティアが機転を利かし、「ユリアの譜歌」を歌い一時的に瘴気を打ち消した。 ジェイドは武器をかまえて、倒れているアリエッタに近づいた。 「やめろ!殺す必要はないだろう!」ルークがあわてて止める。 ジェイドは「殺さねばまた襲ってくるでしょう」と取り合わない。 そこにイオンが「彼女は二年前まで僕の守護役だったんです、見逃してください」と 頼み込み、ジェイドは武器を収め、アリエッタは見逃される事に。 79名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 23 56 ID MdbIKuCf 【ユリアの譜歌の説明】 ユリアの譜歌は、術者が意味と象徴を理解しなくては使えないため 歌える人間はほとんどいない。 どこで習ったのだ?と聞くジェイドに、 ティアは口ごもりながらも「…私がユリアの子孫だからです」と答えた。 譜歌の中には、ユリアがローレライと契約した際に使った 「大譜歌」と呼ばれる秘術もあるらしい。 【アニス加入】【ヴァンと再会】 国境に到着。先に到着していたアニスと合流。 アニスは無事で、和平条約の親書も取り戻していた。 「きゃわ~ん、誉めて誉めてルーク様(はあと」とはしゃぐアニス。 そこに、六神将・鮮血のアッシュがルーク目指して襲い掛かってきた。 吹っ飛ぶルーク。そこにヴァンが現れ、止めに入った。 「やめろアッシュ!私はこんな命令はしていない、退け!」 アッシュはその言葉をきくと、大人しく姿を消した。 「心配したぞルーク。しかし頑張ったな。さすが我が弟子」 「ヴァン師匠!」めちゃくちゃ喜ぶルーク。 「…兄さん!」ティアがナイフをかまえる。 ヴァンは「お前は誤解している。話をしよう」とティアに言う。 イオンも、話し合いに応じるべきだとティアに進言。 教団最高指導者イオンにそう言われては、ティアもはむかう事はできない。 話し合いが始まった。 80名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 27 37 ID MdbIKuCf イオンがなぜマルクト軍と行動を共にしているのか。その説明を受けたヴァンは 「なるほど。確かに六神将はモース派だ。モースから命令があったのだろう。 私は六神将の長だがモース派ではない。イオン様を探せとしか知らされてなかった 六神将には私のほうからイオン様の邪魔をするなと命を出しておく」 とはっきり言い切った。 ヴァンに、お前こそモースの部下ではないか、と問われたティアは 「私はモース様の命であるものを捜索しているだけ。それ以上は言えない」と口を閉ざす。 【第七譜石の説明】 どうやらティアは第七譜石というものを探しているらしい。 第七譜石とは、始祖ユリアが読み解いた預言(スコア)の七番目の譜石のこと。 ユリアの預言は、星の未来が全て記され、あまりに膨大なその量は山ほどの大きさが7つ。 それらは破壊され、空に浮かぶ譜石帯(星みたいなもん)になったり、地表に落ちた。 落ちた譜石をめぐって、国同士が争いを始め、戦争に発展したという。 ユリアは7番目の譜石を隠してしまったため、一番重要な事柄が記されていると噂される。 その第七譜石は、いまだ発見されていない。 宿で、ティアは「兄の言う事は信用できない。何か隠しているはず」と言い放ち 「お前だって隠し事あるじゃねーか!ふざけんな」とルークと口論になる。 81名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 29 19 ID MdbIKuCf ガイはキムラスカ人のわりに、マルクトの土地勘があり、 しかも一介の使用人にしては頭も良く腕がたつ。 目ざといジェイドは怪しみ、ガイの身辺を聞き出そうとするが、 ガイは自分の過去については口が重く、うまく話題をそらしてしまう。 唯一話したのは、家族を殺された時の記憶が抜け落ちているということだけ。 それ以上の詮索はしないでくれ、とガイはきっぱりジェイドをはねつける。 ところで、ガイには女性に近寄られると震え上がるという情けない弱点があるのだが、 (…のわりには女心をくすぐる口説き文句を天然で発するのでモテまくり) いい機会だから今回の旅で女性恐怖症を治せという ふざけたジェイドの嫌がらせに近い提案に乗り、女性陣はガイをいじりまくる。 国境を抜け、キムラスカに入った一行は港に向かった。 そこでは、追いかけてきたアリエッタが魔獣を使って 船を壊してしまっていた。ヴァンがアリエッタを拘束し、問い詰めると アッシュに頼まれてやった、と素直に告白。 「船の整備員はコーラル城にさらった。ルークとイオン様がこなければ殺すって」 と伝言を伝えると、アリエッタは鳥型魔獣を使って空を飛んで逃げてしまった。 7年前、誘拐されたルークが発見されたのは、そのコーラル城だという。 コーラル城はファブレ公爵の別荘で、先の大戦で破壊、放置されていた。 一同は「お前らは街に戻れ」とヴァンに言われたものの、 こっそりコーラル城へ。 地下には、巨大な譜業装置があった。 珍しいことにいつも冷静なジェイドが、それを見てうろたえる。 82名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 31 08 ID MdbIKuCf 【六神将死神ディスト登場】【六神将シンク登場】 城を探し回っているうち、アリエッタの放った魔物にルークが拉致される。 気がつくとルークは、地下の譜業装置に拘束されていた。 六神将の死神ディストというナルシスト発明家が装置をいじくっていた。 ディスト「ふー。すべてが同じですね。これはビックリしました」 シンク「アッシュの奴勝手なことしやがって」 同じく六神将、仮面をつけた少年シンクもいる。 彼らはデータを装置から取り出した。 ガイがいち早く駆けつけ、シンクをぶっとばし、シンクの仮面が外れた。 「お前…?」ガイはその顔を見て驚く。他の面々も駆けつけてきた。 シンクとディストはデータの入ったディスクを残して姿を消した。 気を取り直して、一同はアリエッタを見つけ出し戦闘。 倒れたアリエッタに、今度こそとどめをさそうと近づくジェイド。 イオンが立ちはだかった。「アリエッタは教会の査問会にかけます。命だけは…」 そこへ遅れてヴァン登場。イオンの頼みを聞き入れ、アリエッタはまたもや命を助けられる。 救出した整備員が大急ぎで船を準備してくれ、ようやく船出。 甲板でルークを、頭痛と幻聴が襲う。 ”やっと捉えた。我の力を感じよ…” ルークの体は何者かに操られ、超振動を起こし始めた。 83名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 32 12 ID MdbIKuCf 【ルークの超振動能力の説明】 気づいたヴァンがルークを抱え込んで落ち着かせ、発動を阻止。 「俺の体、何が起こってるんだ?」おびえるルーク。 「…お前は誘拐された後、なぜ屋敷に監禁されたのか疑問に思った事はないか?」 ヴァンは、軟禁の真相を語りだした。 超振動は、2人の術者が音素をぶつけあわせることで発動する。 だがルークは単独で大規模な超振動を起こせる能力を持っている。 それを知った両国は、戦争に利用しようとルークに目を付けた。 マルクトによる誘拐も、キムラスカによる軟禁も、すべてこの能力のせい。 成人しても婚約者のナタリア姫と結婚させられ、城に軟禁されるだろう。 「嫌だ!このまま軟禁されて、戦争になれば狩り出されるっていうのか?」 「大丈夫だ。今回の和平に努力すれば、戦争は起こらない。 戦争を回避した英雄として理不尽な軟禁も無くなるだろう」 「英雄…。俺が英雄になれるのか?」 途中の街でヴァンはローレライ教団にアリエッタを引き渡すため別行動に。 ルークたちは、六神将シンクから奪ったディスクからデータをプリントアウト。 港に向かう途中、シンクが凄い勢いでガイに襲い掛かった、 ガイはディスクを奪われたものの、データ書類は死守。 一同は船に飛び乗り、なんとか逃げ延びた。 しかしこの時、シンクはガイの体を操るための、ある譜術をかけていた…。 84名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 36 22 ID MdbIKuCf 【フォミクリー&同位体の説明】 船の中でデータ書類を読むジェイド。 「これは同位体研究?ローレライ(第七音素集合体)の音素振動数が書かれている…」 音素振動数とは、指紋やDNAのようなもの。同じ人間はいないとされる。 同位体は、クローン人間のこと。 同位体は、振動数も同じなので超振動が簡単に起こりまくるので超危険。 だが、兵器としては使えるため、レプリカ人間を作る「フォミクリー技術」が 昔、某所で研究されていたという。 だが振動数までそっくり同じ完全同位体を作る事はできず計画は頓挫。 その後、様々な問題で禁止されたという。 ようやくキムラスカ首都バチカルに到着。 港に迎えに来た将軍たちに、家に帰って休めと言われたルークは 「俺がイオンたちを城まで連れて行く、国王に取次ぎすると約束したんだ」と宣言。 「ルーク…立派だわ!」二人旅でルークに振り回され続けたティアが感心する。 実際は、戦争回避の英雄になるため、できるだけ恩を作っておこうという 計算から発せられただけだったのだが。 一同は大詠師モースと会談中の国王のもとへ。 「俺を誰だと思ってる?ファブレ公爵家のルークだ!邪魔をするな!」と ルークは無理やり、謁見場にイオンたちを引きつれ突入する。 想像通り、モースは「マルクトが戦争準備に入ってる」と国王に嘘の進言をしていた。 ルークは会話に割って入り、イオンとジェイドを紹介。 イオンの登場にひきつるモース。 ルークはモースに向かって「嘘の報告してるんじゃねー! マルクトは平和そのもので戦争の気配なんかないっつーの!」と怒鳴った。 和平条約の親書は無事渡され、ルークの役目は終わった。 85名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 38 44 ID MdbIKuCf 【ナタリア登場】 イオンたちを客人として家に連れ帰ったルーク。 応接間にはルークの婚約者ナタリア姫が来ていた。 ナタリア姫は、ルーク失踪の原因であるティアを睨む。 2人は一方的な政略結婚というわけでもなく、 記憶をなくす前、ルークはナタリア姫にプロポーズをしており相思相愛だった。 ナタリア姫は、いつかプロポーズの言葉を思い出してくれると信じていると言う。 (現在のルークは、そんな気はさらさらないらしいが) 婚約者ナタリア姫の登場に、ただただ驚くティアとアニス。 そしてナタリア姫から、ヴァンが今回のルーク失踪を計画した犯人として 捕らえられたと聞く。処刑の可能性もあるという。 次の日、ルークに登城の命令が下る。ヴァンの件を確かめるため城へ。 昨夜会議が開かれ、和平条約は結ばれる運びになったという。 しかし、マルクト王国から和平提案と共に、救援の要請も入っていた。 【第一部クライマックス・アクゼリュスイベント開始】 国境沿いにある鉱山都市アクゼリュスは、 資源豊富な鉱山をめぐって度々領地争いが起こり、現在はマルクト帝国が所有。 ところが最近になって瘴気が噴出。 マルクト側からの道は瘴気で断絶されているため、住民の救助ができない。 そこでキムラスカ王国へ、救援要請をしてきたのだ。 アクゼリュスはもともとキムラスカ領地だった上、 住民を助けるのは和平の証にもなる。 86名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 39 58 ID MdbIKuCf 国王はルークを、キムラスカ代表の親善大使として任命。 アクゼリュス救出に向かえと命令する。 ルークが承諾すれば、城に捕らえているヴァンを無罪放免、 アクゼリュスにも同行させると国王は約束。 ルークは即座に承諾する。 「でも、なぜ俺を親善大使に?」不思議がるルーク。 国王は、保管されていたユリアの第六譜石を詠みあげさせた。 【ND2000 ローレライの力を継ぐ者キムラスカに誕生す 其は王族に連なる赤い髪の男児なり 名を聖なる焔の光と称す。彼はキムラスカを新たな繁栄に導くだろう】 【ND2018 ローレライの力を継ぐ若者。人々を引き連れ鉱山の街へと向かう】 ルークの父ファブレ公爵が誇らしげに言う。 「お前を守るため軟禁していたが、英雄になるべき時が来たのだ」 ジェイド「…英雄ねえ…」(←意味深に) 117名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 40 33 ID ZdcuEBLa ルークは地下牢にいるヴァンを迎えに行った。 そこでヴァンはルークに、ダアト(ローレライ教団の自治区)に亡命して オラクル騎士団に入らないか?と誘う。 ヴァンが言うには、ルークはキムラスカ王国に利用されているのだという。 ユリアの預言には続きがあり、”アクゼリュスで若者は力を災いとして使い それをきっかけに戦乱が起こりキムラスカが勝利、以降長期にわたって繁栄する” と書かれているのだという。 「お前の超振動で瘴気を消せば、アクゼリュスは助かり戦争は回避される。 その後は、亡命して私の元へ来れば、英雄になった上に自由になる」 ヴァンは、自分が力を貸せばルークの超振動の発動と制御も自由自在だと断言。 確かに船で超振動を起こしかけた時、発動を阻止してくれたのはヴァンだった。 「師匠は、なんで俺のことそんなに親身になってくれるの?」 「…お前は忘れてしまったのだな」 幼い頃のルークは、超振動の酷い実験を受け、心身ともに傷つき 7年前ヴァンに、『ここから逃げたい、ダアトに連れてって』と頼んだという。 ヴァンはその願いを受け入れ、ルークを誘拐した。 「師匠が俺を誘拐したのか?マルクトじゃなかったのか!」 「今度は失敗しない。私にはお前が必要だ」 ルークはヴァンについていくことを決心する。 ヴァンは、亡命の機会をうかがうため誰にも計画は話してはいけない、と口止めする。 【ジェイド・ガイ・ティア加入】 というわけで、晴れて親善大使となったルークはアクゼリュスに向かうことに。 ジェイドの報告では、モース派閥のオラクル騎士団が妨害工作のため 海に張り込んでいるという。和平条約回避のため、向こうも必死らしい。 ヴァンがおとりとなって、救助隊を連れて船に乗ってオラクルを引き付けると言い出した。 ルーク一派は陸地経由でアクゼリュスに出発。ヴァンとは向こうで落ち合うことに。 せっかくヴァン師匠と旅ができると思ったのに、とむくれるルーク。 そこへ、アニスがかけつけ、イオンが拉致されたと報告に来た。 118名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 42 15 ID ZdcuEBLa 【アニス加入】【イオン行方不明】 目撃者によると、世界をまたにかける盗賊「漆黒の翼」が オラクル騎士団と共謀してイオンをさらったらしい。 アニスの頼みで、先にイオンを取り戻すことに。 一同はオラクルに見つからないよう街の地下にある廃工場を通って、 外に出ることにした。そこになんと軽装のナタリア姫が登場する。 【ナタリア加入】 ナタリアは、この緊急事態に王女である私が行かなくてどうする!?と 同行する気満々。これには女性陣から反発が。 アニスが「お姫様は足手まといになるから嫌」と言えば ティアまで「同感です」と言い出し ナタリアも負けずに「私は弓の腕が一流ですわ!そこにいる下品なオラクル(アニス)と 無愛想なオラクル(ティア)よりは役に立ちますわ」と言い返す。 ルークがナタリアを引っ張って行き、説得するが なんとナタリアは、地下牢でのヴァンとの会話の後半部分を盗み聞きしており、 連れてってくれなければ国王に亡命計画をばらす、と脅迫する。 亡命については「私との約束(プロポーズの言葉)を守ってくださるのなら 亡命してもいいですわ」と理解を示した。 「わかった!連れてく!だから絶対ばらすなよ!指きりだ!」 「……指きり…お嫌いではなかったの?」不思議そうな顔をするナタリア。 ということでナタリア加入。 不満をもらすティアや、頭を抱えるガイに ルークは「うるせー!親善大使は俺だ!文句言うな」と怒鳴りとばす。 119名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 44 00 ID ZdcuEBLa 街の外に出るとオラクル騎士団が撤退しようとしている所だった。 捕らえられたイオンと、その前方に鮮血のアッシュの後姿を確認したルークが 剣を構え、飛び込んでいく。刃がぶつかりあい、にらみ合う2人。 【アッシュ】 はじめてアッシュの顔を見たルークは驚愕。 アッシュはルークと瓜二つだったのだ。仲間たちも驚く。 唯一、タルタロスでアッシュの顔を見ていたジェイドだけは表情を変えない。 後方から六神将シンクが「今はイオンが先だ」とアッシュを呼ぶ。 「いいご身分だな。ちゃらちゃら女を引き連れやがって!」 アッシュはそう吐き捨てると、戦艦に乗りこみ姿を消した。 「あいつ…俺と同じ顔…」うろたえるルーク。 「我々がここにいることが六神将にばれました。おとり作戦は失敗です」 ジェイドは顔色も変えず話をすりかえ、 このままイオンを探しにオラクルを追って陸路を進むか、 ナタリアを王家に引き渡して新たに船を出してもらい、アクゼリュスに向かうか、 その選択を、ルークに迫る。 「なんで俺が決めるんだよっ!」 「責任者はあなたなのでしょう?」(ジェイドは万事この調子で嫌味言いまくり。 そうやってルークをうまく誘導するので、パーティーの歩みが止まる事がない) ナタリアを王家に渡せば亡命計画がばれるかもしれない。 結局、考え込む暇もないまま、イオンを探して戦艦を追うことに決定。 120名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 45 38 ID ZdcuEBLa 少し進んだところで、ルークをまた頭痛と幻聴が襲う。 しかし今回の幻聴は声も違い、口調が乱暴だった。 ”応えろ、グズ!”「誰だ…!」 ”わかってるだろうよ、そっくりさん”「アッシュか!」 アッシュはイオンは砂漠の遺跡にいると伝えて、伝達を切った。 崩れ落ちるルークを、ティアがとっさに支える。 罠かもしれないと怪しみつつ、一同は指定された場所へ。 奥の扉の前には、アッシュに連れられたイオンがいた。 シンクとラルゴが襲い掛かってきたが、ルークたちは見事撃破し イオンを取り戻す。 結局、ここに呼んだアッシュの意図はわからないまま。 去り際、ラルゴがナタリアに気づいた。 シンク「あれがナタリア王女か。因縁だね、ラルゴ」 アッシュ「なんだ?ラルゴはナタリアと何か関係あるのか?」 しかしラルゴもシンクもその問いには答えない。 六神将には互いの過去を詮索しないという決まりがあるらしい。 【イオン再再加入】 この遺跡も、音素の集合するセフィロトだった。(各地に点在) ジェイドは改めてイオンに「彼らはあなたにセフィロトで何をさせているんですか」と聞き出す。 「…セフィロトの入り口には導師にしか解除できないダアト式封印が施されています。 その解除をさせられました。封印をといても何もできないはずなのですが…」 イオンが喋ったのはここまで。セフィロトは何を守っているのかという問いには 「それは最高機密なので言えません」と黙り込んだ。 無事イオンが戻ってきて、一同はやっとアクゼリュスに向かって出発。 121名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 47 16 ID ZdcuEBLa ようやくアクゼリュス付近の山まで来た。早くヴァンと合流したいルークは 「余計な寄り道なんかしなきゃ良かった」だの 「イオンなんか助けなくても、親善大使の俺がいれば戦争はおきねーんだし」 と愚痴りまくり、ほかのメンバーの反感を買う。空気がピリピリし始める。 さらに、当のイオンが山道に疲れて倒れ、アニスが休憩を頼んだのだが、 ルークは「休憩なんかしない!親善大使は俺だ!俺が行くっつったら行くんだよ!」 と怒鳴り散らした。これには全員憤慨。 アニスが「あんたねぇ!」と叫んだその時、 ジェイドが落ち着いた有無を言わせぬ口調で 「では休みましょう」と、ルークを無視して休息を決定。 自分の発言を無視されたことにむくれるルーク。 ティアが近づき、注意するが、ルークはうぜぇと拒絶。 六神将リグレットが現れた。 リグレットはヴァンの妹であるティアを迎えに来たという。 こっちの仲間になれというリグレットをきっぱりティアは拒否。 「そんな出来損ない(ルークのこと)と一緒にいる必要はない、ティア」 この言葉にジェイドが反応する 「やはりあなた方は禁忌の術を使ったのですね!冗談ではない!」 怒鳴るジェイド。 はじめて見る取り乱したジェイドの姿に驚く一同。 リグレットは姿を消した。 ルークは、リグレットとジェイドがなぜ自分の話題を持ち出したのかわからない。 先述のこともあいまって 「俺が出来損ないだと…?俺が親善大使なんだよ!俺をおいて勝手に話を進めるな」と 怒りまくる。唯一なぐさめてくれたミュウにも「うるせえ!」と一喝。 「師匠だけだ…。俺のことわかってくれるのはヴァン師匠だけ」 泣きそうな顔になるルーク。 122名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 48 40 ID ZdcuEBLa 【アクゼリュスの惨劇】 アクゼリュス周辺は瘴気が満ち、あちこちで人が倒れうめき声があがり、 想像以上に酷い惨状。 真っ先にナタリアが走り出し、倒れている住民にかけよった。 「おい!ナタリア。汚いだろ?伝染るかもしれないぞ」声をかけるルーク。 「馬鹿なこと仰らないで!」軽蔑した目でルークを睨むナタリア。 瘴気を長期間吸い続ると体力を奪われ、最悪死に至る。 急がなければ自分たちも倒れてしまう。 ルークは、親善大使様は俺だ!とさんざん威張り散らしてたくせに あちらの住民代表に「あの…えっと…」と口ごもって、救助に来た事すら まともに伝えられない情けない姿を晒す。(代わりにナタリアが説明) 他の仲間たちは、てきぱきと、情報収拾や改善策に取りかかったのだが、 ルーク一人、周囲にお膳立てをしてもらわなければ、何もできないという お坊ちゃま根性をいかんなく発揮。見事なでくのぼうと化す。 見かねたティアやナタリア、ガイに「しっかり」と声をかけられても 「えーそんなことしなくていいじゃん」と、文句を言う。 うじうじ下を向いて、(早く師匠に会って超振動使って英雄になるんだ!)とか (俺が瘴気を消せば、一気に助けられるんだし救助なんか無駄無駄無駄)と 自分が英雄になる瞬間を妄想するだけ。 ナタリアは、そのうち、ルークが王族としての義務にちゃんと気づいて 救助を立派に果たしてくれるはずだと言いはるのだが、 ジェイドとアニスは静かに腹をたてており、「役に立たない人間はいらない。 ルークは救助隊の頭数にはいれない」と切り捨てる。 123名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 51 42 ID ZdcuEBLa 先に到着しているヴァン先遣隊は、坑道に取り残された住民の救助に行ったという。 ルークたちも後を追うことに。 そこへ、兵士が「第七譜石を発見しました」と報告に来る。 イオンの指示で、ティアは確認のためパーティーを一旦離れる。 坑道最奥部は、瘴気が吹き溜まり、人がバタバタ倒れていた。 「おかしい…ヴァンの先遣隊の姿がない」ジェイドが怪しむ。 悲鳴と騒ぎが聴こえ、ジェイドたちが様子を見に行ってしまい、 ルークとイオンが残された。 ルークは奥に進んで、ヴァンをようやく発見。 そこにはダアト式封印の施されたセフィロトの扉が。 ヴァンは瘴気を消すために緊急に中に入りたいと、イオンに封印解除を頼んだ。 突如、アッシュからの電波が届いた。 ”そこから先に行くのはよせ!アクゼリュスを滅ぼす気か!?” 「なに言ってんだ!俺は瘴気を消して英雄になるんだ!邪魔するな!」 その後もアッシュは何度も電波を飛ばしてくるが、ルークは無視しまくる。 「さあルーク。超振動を使ってこのパッセージリング(セフィロト制御装置)を壊すのだ」 ジェイドの元へ、ティアが血相を変えて駆けつけてきた。 「大変です!先遣隊がオラクルに殺されました! 第七譜石発見も嘘です、彼らは兄に命じられて私を連れ去ろうとしました。 アッシュが私を助け、教えてくれました!兄はどこですか!?」 「おい!早くあの屑をどうにかしろ!死ぬぞ!」アッシュが走って行く。 ティアが叫ぶ「兄さんは…アクゼリュスを消滅させる気なんです!」 124名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 52 33 ID ZdcuEBLa セフィロトの中、ルークは超振動の開放準備に入った。 ヴァンがつぶやく「さあ、愚かなレプリカルーク。力を解放しろ」 船の甲板で超振動を起こしかけた時、ヴァンはルークに催眠術をかけていた。 『私の合言葉を聞いたら、お前は全能力を使って超振動を放つ…合言葉は…』 『愚かなレプリカルーク』 ルークは超振動を発動。強大な地震が起こり始めた。 「くそっ!間に合わなかったか!」アッシュがやってきた。 ヴァンが驚く。「アッシュ?なぜここにいる?」 ヴァンは鳥型魔獣を呼び寄せ、飛び立った。 もう一匹の魔獣もアッシュを捕まえ、飛びたつ。 「放せ!俺もここで朽ちる!」アッシュがもがく。 「イオンを救うつもりだったが…お前を失うわけにはいかぬ」 ティアが駆けつけてきて、去っていく兄を罵る 「兄さん!やっぱり嘘をついてたのね!外殻大地は滅ぼさないって言ってたじゃない!」 「メシュティアリカ!お前にもいずれわかる。 預言に縛られた大地など消滅させた方がいいのだ!」 125名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 53 33 ID ZdcuEBLa アクゼリュスが陥落を始めた。 ティアがユリアの譜歌を発動。 男性陣が気を失ってるイオンとルークとミュウを保護し、一同はバリアの中へ。 鉱山都市アクゼリュスは崩壊、巨大な穴と化した。 ルークは目を覚ました。 魔界(クリフォト)と呼ばれる地下の果てに落ちたらしい。 彼らは瘴気の泥海に浮かぶアクゼリュスの残骸の上に乗っていた。 譜歌の保護を受けたルーク一派しか生きていないようだ。 周囲はアクゼリュスの住民の死体がごろごろ転がっている。 瘴気の海に浮かぶ小さな瓦礫の上から、子供が助けを求めていた。 父親が身をていして守ったらしい。少年は父の死体の下で泣いている。 海に飛び込もうとするナタリアをティアがひき止める。 「この泥の海は瘴気を含んでる、入ったら助からない!」 「じゃあ、どうすれば!」 と、地面が揺れ、少年の乗っている瓦礫が海に沈み始めた。 「母…ちゃん……父…ちゃん…助…けて……」 助けを求め、手を伸ばした少年は目の前で海に沈んだ。 126名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)18 03 27 ID ZdcuEBLa 今日はここまで。 89名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19 28 50ID AtWVz7+4 87 乙です。 ただ、ガイは女性恐怖症ではないんだ! あくまでも女性との接触が怖いだけで、女性を眺めるのは好きなナイスガイなんだ!! 89 ゲーム中でもはっきり女性恐怖症と言っているので 見逃してくだされ 90名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19 33 47ID 1N/GaJX5 乙。 しかしアンチフォンスロットの件がない所為でジェイドが最強状態の予感 90 アンチフォンスロットについては 戦闘レベルを下げてルークたちに合わせるための物で ストーリーには直接関係ないと思って省略しました。 気になる人もいると思うので一応説明します。 アンチフォンスロットとは、 国家予算規模の封印術で、これを 75でラルゴに使われて ジェイドは戦闘レベルがガクンと落ちた。 値段が値段なので、もう使ってこないだろうというジェイドの 予測どおり、使われたのはここだけ。 ジェイドは徐々に封印術を解除していき、 それに従いレベルも上がっていく仕組み。 148名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 34 57 ID GN69BHnD 【魔界(クリフォト)】 先遣隊を殺したオラクルは戦艦タルタロス(陸海両用)に乗って アクゼリュスに来ていたのだが、タルタロスは非常装置が働き、 海に沈まずに機能も生きていた。 一同は乗り込み、ティアの案内で魔界にあるユリアシティという唯一の島を目指す。 「あなたたちの住んでいる地は外殻大地と呼ばれてるの」 ティアが説明を始めた。イオンが補足する。 2千年前、原因不明の瘴気が星を包み込み、預言を詠んだユリアの発案で セフィロトツリーというエネルギー(記憶粒子)の柱で大地を空中に押し上げたという。 その時、ユリアシティと呼ばれる小さな島だけ魔界に残された。 この話を知っているのはローレライ教団の要人と、魔界出身者だけ。 ティアは魔界ユリアシティの出身なのだ。 アクゼリュスが陥落したのは、セフィロトツリーという柱を、 ルークが超振動で消してしまったから。 そして何千人という人が、一瞬で犠牲になった。 イオンは、自分がヴァンの野望に気づくべきだったと悔やむ。 ジェイド「しかしルークには事前に相談して欲しかったですね。 仮に瘴気を消せたとしても、先に住民を避難させてからでも遅くはなかった」 この発言で、全員の視線がルークに集中。 その空気に耐え切れずルークは叫びだした。 「俺は悪くねえぞ!だってヴァン師匠がやれって言ったんだ! こんなことになるなんて誰も教えてくれなかったじゃないか! 俺はアクゼリュスを助けようとしたんだ!お前らだってなにも出来なかったじゃないか! 俺を責めるな!悪いのは師匠だ!俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!」 149名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 36 13 ID GN69BHnD ジェイドがキレた。「馬鹿な発言に苛々する」とブリッジに戻ってしまった。 ナタリアも「記憶を消してからのあなたは別人です」と毅然と言い放ち、立ち去った。 ルークに言葉をかけようとしたイオンを、アニスが止めて引っ張っていく。 「イオン様!こんな最低な奴ほっときましょう!」 ガイもしぼりだすように「あんまり幻滅させないでくれ…ルーク」とつぶやいた。 最後に残ったティアも「いいところもあると思ってたのに。私が馬鹿だった」と言って出て行った。 「ご主人様…。元気出して」ミュウだけはルークの側にとどまった。 「うるさい!」怒鳴られても、ミュウは泣きながらルークを励まそうとする。 「ボクも…ボクのせいで仲間たくさん死んでしまった…だから気持ち…わかるですの…」 「お前なんかと一緒にするな!お前なんかと!!」泣き崩れるルーク。 ユリアシティに到着。ティアの祖父である市長に会いに行くことに。 ところがルークだけは、また責められるから行きたくないと駄々をこね、その場に残る。 「とことん屑だな。出来損ない」アッシュが現れた。一同を探して追いかけてきたらしい。 「なぜ深く考えもしないで超振動を使ったんだ!ばかやろう!」 仲間達とは違い、そのものずばりの言葉でルークを叱り付ける。 「俺は悪くない」馬鹿の一つ覚えを繰り返すルーク。 「レプリカってのは脳味噌まで劣化してるのかよ!」 アッシュは舌打ちをすると、吐き捨てるように、真実を語りだした。 「教えてやろうか?俺はバチカル生まれの貴族なんだ。 7年前にヴァンっていう悪党に誘拐されたんだよ。 おまえは俺の劣化複写人間だ。レプリカなんだよ! お前みたいな屑に、家族も居場所も奪われたなんて、反吐が出る!死ね!」 アッシュがルークに向けて剣を振り上げた。 150名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 38 35 ID GN69BHnD 目が覚めると、ルークの意識はアッシュの体の中に取り込まれていた。 ”起きたかレプリカ”アッシュの意識が話しかけてきた。 アッシュが見下ろすと、ベッドに意識を無くした自分の体が横たわっていた。 アッシュは、ヴァンの外殻大地消滅計画を知り、阻止しようと動いていた。 完全同位体のルークに、コーラル城で細工をしかけて意識が繋がるようにし、 ルークと共同作業をするつもりだったのだという。 自分は六神将の立場を利用して地下に潜ってヴァンの監視を続け、 表立った妨害行動はルークにさせようと考えていた。 ところが、ヴァンに対するルークの信仰が厚すぎて協力要請ができなかった。 そのため、敵として電波を飛ばして呼び寄せたりした。 そんな中、ルークがアクゼリュスを消滅させてしまったのだ。 アッシュは“悔しかったら自分で意識を操作して、元の体に帰るんだな”と ルークに告げる。というわけで、ルークはアッシュの中の人に。 【ルーク離脱】【アッシュ加入】【ティア離脱】 ルーク気絶の合間に、事情説明はすっかり済んでいたらしく みんなはルークがアッシュのレプリカであることを知っていた。 ナタリアは、自分が好きだった『記憶を無くす前のルーク』が突如現れ、混乱していた。 アニスは「ルークがあんな馬鹿とは思わなかった」と素直に悪口を叩いていた。 ガイはひたすらルークを心配している。ルークの更正と立ち直りを願っているようだ。 そんなガイをアッシュは、相変わらずお人よしだなとひっそり懐かしむが ガイはアッシュに向かって「俺はまだお前を信用してない」と拒絶する。 ジェイドは、とっくにルークを見限って思考を切り替えており、話題にすらしない。 ティアは兄のことで頭が一杯のようで、故郷であるユリアシティに残るという。 ミュウは、自分の主人はルークだけだ、と言い張り、 寝たきりルークの体から頑として離れない。 アッシュの体の中から、ルークの意識は全てを見ているだけだった。 152名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 40 36 ID GN69BHnD 【外殻大地へ】 アッシュと仲間たちは、ここに寝たきりルークを残して、 戦艦タルタロスごと外殻大地に帰る作戦を実行。 アクゼリュスを支えていたセフィロトツリーの跡地に乗り、 エネルギーを投入して一時的に復活させ、その勢いで地上に戻った。 アッシュは、ヴァンの動向を探りたい、とメンバーに協力を打診。 一同はアッシュと行動を共にすることになる。 ガイは、レプリカとして誕生したルークがあんな馬鹿に育ったのは 甘やかした自分に責任があると思い悩む。(母親かよ…) また、アッシュにも抵抗を感じているようで、アッシュにやたらとつっかかる。 ナタリアはガイに、ルークの心配だけでなく、奪われた7年間を持つアッシュの人生も 思いやるべきだと主張、ガイがアッシュを疎んじるたび叱り付ける。 アッシュは無愛想ながらも、ナタリアにはめっぽう優しく、 アッシュの指きり嫌いエピソードや、城を抜け出した話など、思い出話で花が咲く。 しかし「ルーク」とナタリアが呼んでしまうたび 「俺はアッシュだ、ルークじゃない」と一気に不機嫌に。 そんな二人をアニスがからかい、 軽いノリや冗談に慣れてないアッシュはうろたえまくる。 ジェイドはそれらを内心面白がりながら遠巻きに観察。 153名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 42 15 ID GN69BHnD ヴァンが出入りしているというレプリカ研究所を調べだした一行。 アッシュ誘拐からルークの製造まで関わっていたスピノザという研究員を探し出した。 非難されたスピノザは言い訳を開始。ジェイドの姿を確認すると レプリカ製造技術フォミクリーは、ジェイドが発案したものだと言い出す。 「アンタだって何十体もレプリカを作っただろう、ジェイド・バルフォア博士!」 ジェイドは否定をしなかった。ジェイドの作った初期レプリカは悲惨な末路をたどり 罪を自覚したジェイドは、研究をやめ軍人になったのだという。 「わしはヴァンの保管計画に乗っただけだ!」 アッシュがどういうことだ?と問いただすが、スピノザは固く口を閉ざしてしまった。 聞き込みで、六神将ディストがフォミクリー研究をしている場所がわかった。 その洞窟を探して乗り込むことに。 ディストはジェイドの幼馴染で、一緒にフォミクリーの研究をしていた旧知の仲。 しかしジェイドが研究を断念し軍人に転職、おまけにフォミクリーを禁忌にしたため 二人は断絶。その後ディストは六神将に入りフォミクリー研究を続けていたらしい。 子供の頃は、親分ジェイド、子分ディストのような感じで仲良くしていたようだ。 ディストは今でもジェイドを崇拝しているというか、歪んだ愛情を持っているというか 可愛さ余って憎さ百倍というか、とにかくジェイドに固執しまくっている。 154名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 45 35 ID GN69BHnD 【ガイ離脱】 ここでガイがパーティーを抜けると言い出す。 「どうしてだ、ガイ」驚くアッシュ(ここで素のアッシュがちらり、声口調がルークと同じ) ガイは「ルークの親友ならついてやらなきゃな」と言い、ナタリアの引き止めに耳を貸さない。 アッシュはユリアシティに繋がるワープ出口をガイに教える。 アッシュ「…お前があいつを選ぶのはわかってたさ」 ガイ「ヴァンから聞いたのか?でもそれだけじゃないんだぜ」 含みのある会話を交わし、ガイがパーティーから抜けた。 フォミクリー研究がされている洞窟に乗り込んだ。 人の姿はなく、レプリカ実験で作られた魔物がうようよしているだけ。 そしてレプリカに必要なデータを収集するための機械を見つけた。 アッシュとジェイドは、機械を調べ、 そこに惑星の10分の1ほどの広さの大地レプリカを作り出すデータが 収集されていることに気づいた。 おまけに先の大戦で消滅したホド島の住民のデータも入っている。 檻の中に、被検体のチーグルが二匹いた。オリジナルとレプリカらしい。 どういうことか、オリジナルチーグルが弱り、レプリカチーグルのほうが元気だった。 ジェイドが言うには、レプリカデータ採取のさいに、 オリジナルに悪影響が出て、体力が弱ったり、死に至る場合があるという。 アッシュがうつむく。中の人ルークも衝撃を受ける。 「ナタリア、アッシュ。心配しなくて大丈夫ですよ」ジェイドがフォローに入った。 データを採取されたオリジナルに異変が出るのは10日以内。 7年ピンピンしてるアッシュに心配はないという。 155名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 49 37 ID GN69BHnD 大規模な地震が起きた。 今の地震でどこかがまた魔界に落ちたかもしれないとアッシュが言いだす。 ルークのおかげで柱を失った大地周辺はとくに危ない。 前にアッシュ達はイオンをさらって、ダアト式封印を解除させていた。 扉の封印を解除しても、セフィロトツリーを作り出している装置には手は出せない。 そう思ってイオンは封印を言われるがまま解除してしまっていた。 ヴァンがどうにかして装置を動かす方法を見つけたのかもしれない。 アッシュが言うには、ヴァンは次にマルクト領にあるセントビナーという街を落とす予定らしい。 “時間がない。お前と馴れ合うのはここまでだ” アッシュは自分の中からルークの意識を追い出した。 【ルーク復活】 ルークが目覚めた。ティアの姿を見つけたルークは セントビナーが危ないから外殻大地に戻りたいと頼み込む。 「どうやって崩落を止めるのよ?少しは落ち着いて物事を考えてから行動しなさい」 ティアはぴしゃりとルークをしかりつけた。 「…本当だな…俺は自分で考える事をしない…」 ルークはしばし黙り込むと自分の思いを吐き出した。 「みんなが俺を見捨てるのも当然だ…。アクゼリュスのこと…謝って済むのならいくらでも謝る。 俺が死んで復活するのなら……死ぬ。でも現実はそうじゃない。 だから自分でできることを始める。俺、変わりたいんだ」 ルークは長い赤毛を切り落とした。 ティアはルークと一緒に外殻大地に行ってくれるという。 「できることから始めなさい。でも…あなたが変わらないようだったら 私はいつでもあなたを見限るわ」 ルークはずっと傍ににいてくれたミュウに、今まで辛く当たったことを謝った。 「ルークが謝るなんて!」とミュウとティアはビックリする。 156名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 51 17 ID GN69BHnD 【ティア加入】 外殻大地に戻るため、ティアの祖父である市長に会いに行く二人。 「あなたがレプリカルークか。なるほど。良く似ている」 「……」ぐっと手を握りしめるルーク。 そしてアクゼリュスを崩壊させたことを、たどたどしい敬語をつかって謝った。 だが、市長はそれに驚くべき言葉で返した。 「アクゼリュスの崩落は、ユリアの秘預言に詠まれていた。(秘預言=極秘扱い重要預言) だから起こるべくして起きた事。あなたが謝る事ではありませんよ」 衝撃を受けるティアとルーク。 ルーク「預言でわかってたならどうして止めようとしなかったんだ?」 ティア「住民を避難させることもできたわ!ホドの消滅の時もそうだったの?」 市長「死の預言は人々を混乱させるだけだ。もちろんホド消滅もユリアの預言にあった」 二千年前、瘴気が発生して人類の危機に直面した時、ユリアは星が繁栄する未来を詠んだ。 このまま預言どおりに進めば、この後戦争が起こりキムラスカが勝利、 星に未曾有の繁栄が訪れるという。 ホド消滅もアクゼリュス崩落も、ユリアの預言どおりに進むための予定調和なだけ。 魔界の人間はユリアの預言どおりに世界を動かす監視者の役割をしており、 ローレライ教団は外殻大地での活動拠点。 モースが戦争を起こそうとやっきになっているのは、 彼が預言を忠実に守ろうとする熱心な監視者だったから。 衝撃の事実にたじろぐ二人。ヴァンもホド消滅の預言の存在を知っているという。 ティア「…だから兄さんは、預言に縛られた大地を消滅させようとしているんだわ…」 市長「ヴァンは今は立派な監視者だよ、ティア。現にアクゼリュスを崩落させたではないか」 ティア「お祖父様!兄さんは次はセントビナーを崩落させようとしているのよ」 市長「セントビナーは崩落しない。預言に詠まれていないからね」 心配なら見に行ってくればいい、と余裕綽々で市長は大地へ向かうワープの通行許可を出した。 157名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 53 32 ID GN69BHnD ティアは兄との思い出をルークに語った。 16年前の戦争で、マルクト領のホド島が壊滅。 当時、ティアの一家はホドに住んでいた。まもなくホドは魔界に崩落。 妊娠中の母と11歳のヴァンは譜歌を歌い、助かった。 母はティアを産み落とした後、死亡。(ユリアの血筋は母親からっぽい) ヴァンが親代わりとなってティアの面倒を見た。 成長したヴァンはローレライ教団の幹部になった。 ティアは兄の背を追ってオラクルに志願、特別にリグレットから傭兵訓練を受ける。 毅然としたリグレットにティアは憧れ、リグレットもティアを妹のように可愛がった。 ある日、ヴァンとリグレットの会話を、ティアは立ち聞きしてしまう。 「アッシュが大地消滅計画に気づいたらしい、奴の性格なら妨害工作をしてくるだろう 念のためシンクをアッシュの監視役につけろ」 ティアは、計画を阻止するため兄を殺す決心をする。 (アクゼリュス崩落での、ティアの「嘘つき、大地を滅ぼさないって言ったじゃない」 という台詞から推測するに、決心するまでの間に兄妹間でいろいろ揉めたと思われ) ティアは外殻大地に行くためローレライ教団での任務を引き受け 大地に着くなり、刺し違え覚悟でヴァンのもとを訪れ、襲いかかった。 それが、ルークと最初に会ったあの日だったという。 【ガイ加入】 外殻大地に戻った二人を待ち受けていたのは、笑顔のガイ。 ルークはどうガイに気持ちを表していいのか悩み 「でも俺…レプリカで…ルークじゃないけど…」と口ごもった。 「せっかく待っててやったんだから、もっと嬉しそうな顔してくれよ」 ガイは、ルークを元気付ける。 「ありがとう」 「!!!!ルークが、…ありがとうだって!?」 初めて他人に礼を言ったルークに驚くガイ。 158名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)23 05 45 ID GN69BHnD 【ジェイド加入】 ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。 アッシュと別行動になったあと、 モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。 キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。 モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。 ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。 【アニス加入】 ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」 ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。 ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。 ティアもネチネチと、当然でしょう?そんな簡単に許してもらえると思ってるの? と、事あるごとに言う。 だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。 超振動の制御方法も真面目に学び始める。 【ナタリア&イオン奪還】 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。 ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。 ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。 205名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13 14 37 ID fvLUy7+G 160 それだ。ティアがなんかネチネチとおいうちかけてたなーと思って 投稿寸前に書き足したけど、なんか単なるイジメ発言になってしまって 書き足さなきゃよかったと後悔してたところ。 「一度失った信頼を回復するのは難しい」そうそうこれ言ってたんだ。 というわけで 158、ティアの台詞部分書き直して再度貼り。 前回貼った最後の部分です。 170名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/08(日)01 40 12ID iCzQ/MZ5 実際のアビスをプレイしたけど、上手いなぁアビスの人。 ところで、アッシュの指切り嫌いエピソードってそんなのあったの?「ばかばかしい」って言うのなら覚えてるけど… 170 アッシュ加入直後の二人の思い出話スキットで。 子供のころのアッシュは、父親のファブレ公爵が遊んでくれると指きりしたのに いつも約束破られて大の指きり嫌いに。 んで、指切りをせがんだナタリアに逆切れ起こしたらしいです。 関係ないけど、アッシュに料理作らせて出てくるスキットは必見です。 「俺がお前の舌を満足させてやる」とアニスがアッシュの物まねをしてナタリアに言いより アッシュが真顔でアニスに斬りかかります。 73 下から4行目、マルクト王と書いてしまいましたがキムラスカ国王の間違いです。 206名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13 15 54 ID fvLUy7+G 【ジェイド加入】 ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。 アッシュと別行動になったあと、 モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。 キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。 モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。 ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。 【アニス加入】 ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」 ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。 ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。 ティアも、「しかたないわ。一度失った信頼を回復するのは難しいのよ」 と、事あるごとに言う。 だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。 超振動の制御方法も真面目に学び始める。 【ナタリア&イオン奪還】 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。 ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。 ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。 Part2
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MS-06S シャア専用ザクII【ジ・オリジン版】 性能 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 SFS 防御 14000 380 M 11000 85 120 120 140 5 B - B - C ○ ○ 武装 名前 射程 威力 EN MP 属性 命中 CRI 武装効果 使用適性 対応適性 備考 宇 空 地 水上 水中 宇 空 地 水上 水中 キック 1~1 3300 12 0 物理格闘 85% 10% なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 胸部バルカン砲 1~2 2000 10 0 物理射撃 85% 0% 連続攻撃 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 半減 MS用バズーカA2型 3~5 3500 18 0 物理射撃 70% 0% なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ MS用対艦ライフル 4~7 4400 24 0 物理射撃 70% 0% 貫通 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ アビリティ 名前 効果 備考 なし 開発元 開発元 開発不可 設計元 設計元A 設計元B 設計不可 開発先 開発先A 開発先B 開発先C 開発先D 3 リック・ディアス【レッドカラー】 4 ジオング 6 百式 8 サザビー 捕獲可能ステージ ステージ 出現詳細 捕獲不可 GETゲージ ステージ 出現詳細 無し クエスト No. クエスト名 達成条件 該当クエスト無し 備考 登場作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 THE ORIGIN版のシャア専用ザクII。シルエットは酷似してるが、細部がTV版と異なる。 TV版のシャアザクがザクIIに毛の生えた性能だったのに対し、本機は本体性能こそ据え置きだが射撃方面で強化が行なわれている。 MS用対艦ライフルは原型機にコスト+2000にしては優秀な追加武装。貫通付きなので表示以上の性能を出す。 開発はシャアが歴代乗ってきたMS達が並ぶ。 百式はクワトロ・バジーナのスカウト条件に関係するので、可能であればZガンダムステージ攻略前に生産登録しておくと楽。 単純に強いMSが欲しいならサザビーに進むと、すぐにネオ・ジオングまでたどり着いてしまう。DLCさえ購入すれば無条件で入手可能な機体にしては、ややバランスブレイカー気味。
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MI-O 第125話(実質131話)「厳戒態勢」 2008年 06月 23日 20 33 「こっちからは見えなくても向こうからはしっかり前を監視してるから、変な素振りしたら怖い人達があわてて出てくるぞ!」 と南が美央に説明した。美央は怯えながら、 「他の人達は何で平気なんですか?」 と南に聞いた。南は 「そりゃああの人達は堅気には手を出さないからみんな安心して前を通ってる。」 と答えた。それを聞いてほっとした美央は 「脅かさないでくださいよ。」 と溜め息混じりで南に文句を言った。 「不審な行動すれば堅気でも何でも事務所に連れていかれるって。あの中に作業着着て数人待機してるのだから。」 と南は美央に言い返した。 作業着? ヤクザが作業着を着るって美央には理解出来なかった。 ※ここから136話(実質142話)まではコミュ限定公開となるが、ミナミさんはその部分を無かった事にしたいらしく、再び127話から書き直しをしています。 MI-O 第126話(実質132話)「精神力」2008年 06月 25日 21 31 「作業着の方が動きやすいから。事務所を襲撃されたらすぐに襲撃者を捕まえなあかんから少しでも早く動けるように服装に気を付けてるわけや。」 と南が美央に作業着の意味を説明した。その説明を聞いて美央は住んでる世界の違いを感じながらただ納得した。 南は美央がヤクザの話を聞いて怯え戸惑ってるから、話を変えることにして美央に 「美央が男に勝てないのは精神力だけや。」 と言った。そう唐突に言われて美央は余計戸惑った。精神力が男に負けてるとは思ってないがヤクザに怯える自分自身を見つめると、男に負けてるのかなと心が葛藤せざるを得なかった。 MI-O 第127話(実質133話)「メンタル面の強化」2008年 06月 27日 20 07 続けて南は 「これからメンタル部分を強化して男に負けない強さを身に付けてもらうから、嫌なら先に言ってくれ。」 と美央に言った。それを聞いて美央は 「嫌じゃないです。強くなるために師匠の言う通りにします。」 と答えた。 「じゃあこれから厳しくやっていくからまず手始めに将棋から始めるぞ。」 と南は美央に言い、美央は「はい。」と返事した。二人はネカフェに辿り着き店に入った。そして3時間パックとペアシートを頼み、ペアシートに座って将棋を始めた。 第128話(実質134話)「開戦」2008年 06月 29日 15 29 前回と違い今回は最初から南が指し美央がそれを観た。始めは美央には何を目的に駒を動かしてるかわからず、美央はまったくついていけなかった。 しかし、ある程度駒組みが進み形が出来てくると美央にも攻めの陣形と守りの陣形がわかってきた。ただ詰め将棋と違い敵の王将は遠くにあるから、これからどうやって敵の王を取るのかわからなかった。 そうこうしているうちに南が歩を進めて開戦した。向こうは歩をぶつけられて初めて長考した。 「次はどうする?」 と南は美央に聞いた。美央は駒の動かし方は知ってるが戦術的なことはわからず答えようか無かった。 第129話(実質135話)「隙を与えない強さ」2008年 07月 01日 18 19 その答えようが無くて困っている美央に教えるようにバタバタと局面が進んだ。 このまま攻め続けるのかと思えば、腰を溜めるように南は駒を打った。 師匠はわずかな隙すら与えないようにして勝とうとしている そう美央が思うほど南は厳しい一手を放ってた。美央が初対戦の時に押さえ込まれるように南に負けた訳を、美央は今初めて知ることが出来た。 勢いを封じ込まれる、麻雀をさせてもらえない、そうなったら誰も勝つ事は出来ないだろう。対戦相手が反撃してきたら南は一転して受けに回り、相手の攻めを切らせに来た。 こんな人にどうやって勝てばいいの? 美央は改めて南の強さを実感した。 第130話(実質136話)「休養」2008年 07月 04日 12 32 しかし、形勢は美央に分かる程甘いものでは無かった。南が受けに回ったのは攻め切れないからであり、美央が思ってるような余裕など無かった。 局面が進み南の王も危ない状態になってきた。返す刀で南は相手玉に迫り、何とか相手玉を詰むことが出来た。 南は体力を使い果たし美央に声を掛ける気力も無かった。美央も観てるだけで疲れてしまい何もしたいと思わなかった。 そして南はペアシートを立ち漫画の本を探しに行った。美央も疲れてて将棋も麻雀もする気になれないから漫画の本を探しに行った。 第131話(実質137話)「意識の違い」2008年 07月 05日 20 57 美央はこれといって見たい漫画は無かったが、懐かしの少女漫画を見つけてそれを持って元の場所にに戻った。 戻ってみるとすでに南が週刊漫画ゴラクを見ていた。 「『天牌』見てるのですか?」 と美央は南に声を掛けた。 「そうや。」 南は軽く返事した。 「師匠もそんな超能力の漫画が好きなのですね。」 と美央は南に言った。それを聞いて南は 「こういうレベルに近付きたくて俺は努力してるからこうやって麻雀で食っていけてる。」 と美央に返した。そう南に言われ、美央は意識の違いを思い知らされて言葉が出なかった。 第132話(実質138話)「遠い存在」2008年 07月 06日 21 07 美央が即座に否定的なことを言おうものなら、南は美央に才能が無いと思い美央を東京に帰していただろう。 しかし美央は南のハイレベルな麻雀を理解出来たからまだ修業を続けることが出来た。 レベルが違い過ぎて何も言えない美央に 「まだ日は長い、とりあえず休んどけ。」 と南は言った。美央は素直に従い休むことにした。 師匠の麻雀は私には理解出来ないかも 休みながら美央はそう思った。実際に9索が二枚切れてる状態で789の三色に決め打ちして9索を自摸和了する瞬間を見てるから美央には南が遠い存在に思えてきた。 第133話(実質139話)「抑えられる情熱」2008年 07月 09日 21 18 別に師匠に追い付けなくていい、あいつらに勝ってあいつらのプライドをズタズタにしてやればいい 美央は美央をここまで追いやった日本プロ麻雀興行の連中に復讐することを願い休んだ。 「そろそろ行くか?」 と南は美央に言って、二人はネカフェを後にしてプロレス会場に向かった。 美央は歩きながら麻雀を打ちたいと思っていた。朝勝っていたから余計に心が抑えれなかった。しかしそんなことを南が許すはずも無く、美央は無理して心を抑えそれで会話が出来なかった。 逆に南もこれといって言うことなく二人は無言で歩いた。 第134話(実質140話)「整理券」2008年 07月 10日 21 50 角を曲がり大阪プロレスの前に行く道に出ると、大阪プロレスの前に人だかりが出来ていた。 それを見て美央は驚いた。覆面を被った芸人がこんなに人気があると思えなかった。しかし、大阪だからだと美央は一人納得した。 その人だかりの中に交じって二人は会場が開くのを待った。 会場が開き、大阪プロレスの関係者が整理券番号を読み上げ、呼ばれた番号の人が次々と会場に入っていった。 整理券を持ってない美央は心配になって南に 「整理券無いと入れないみたいですよ。」 と言った。 ⇒MI-O 第141~150話
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パプテマス・シロッコ ランク:B E(出典作品) 属性 ・男 ・独身 ・ニュータイプ ・大佐 ・ティターンズ ・人間 固有の敗北条件 (E)以外のオールドタイプ、0レベルの人間、カミーユ、シャア、ハマーンが生きていると敗北 能力値 ESP能力レベル 5 ESPパワー 40 耐久力 5 精神力 5 特殊能力 ・・ティターンズの支援[戦闘前][戦闘][手下:3] 1D6を振り、以下の能力を得る。 1~2 ・艦船支援[支援][攻撃][M] ジュピトリスによる攻撃を行う。チャート参照。 3~4 ・ヤザンの支援 手下が一人来る。他の手下と同時に使用できない。 5~6 1~2と3~4の出目を両方得る。 ・ニュータイプ[全般][特殊] 予測を得る。ただし戦闘前に使用することは出来ない。 ・ジ・O[戦闘] ニュータイプしか使用できない。 *大型ビームライフル[主要][攻撃][M] ビームキャノンを使用する時、火力:10にして損害判定の 出目を-1できる。自分の手下のみ同調できる。 *ビームサーベル[格闘(武器):1] *隠し腕[特殊] 2D6を振った後、その出目を見た後もう1D6振り、 それを3D3と読み替える事ができる。戦闘中1回まで。 ・ジ・O、なぜ動かん?![戦闘][常動] 他のキャラクターは、このキャラクターに対して 支援タイミングで接触テレパスを使用できる。レベルチェック に成功した時、接触テレパスの効果の代わりに、この キャラクターは1ラウンドの間逃避行動を行えない。 備考 [常動] * ** 予測により実質5-5-6。予測+船は強力無比。 手札が悪く、戦闘前も3,4のときにジ・Oなぜうごかん?!が刺されたときが年貢の納め時か。なのでアマテラス(パイルS)は天敵かもしれない。 Q&A Q. A. このキャラクターへの意見 名前 コメント
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碇シンジがああなったワケ ◆321goTfE72 陽が昇るまであと数十分といったところだろうか。 草木はわずかな光に照らされ葉先に輝く雫が清涼感を感じさせる。 小鳥のさえずりでも聞きながら遥かな朝日でも眺めつつ 深呼吸でもすればさぞかし清々しいだろうが、 小さな天使の歌声はあっても殺し合いの場という特異な環境が作り出した 陰鬱な雰囲気が辺りを支配しそんな気概は削がれた。 緑の木々と緑の草々、そのどちらもが朝日を一身に浴び 日没以来の食事をもうすぐ楽しめるであろう、そんなとき。 木々の隙間から現れ、草を踏み潰す存在が現れた。 一人目は黒髪の美人。 慣れない緑の環境においても無駄のない動きで周囲を警戒し 背後の人影に出てきても大丈夫と呼びかけた。 その挙動の一つ一つには戦い慣れた人間の雰囲気が出ていて "凄腕美人"と形容するに相応しいだけの力量を備えているのが伺える。 彼女に呼びかけられ木々の領域から草々の領域へと踏み込んだ新たな存在。 その二人目は亜麻色の髪の美人。 一人目の黒髪美人、川口夏子とは違い引き締まった肉体でもなければ 戦士の雰囲気を備えているわけでもない、しかし彼女が持っていない 柔らかな肢体と美しさ・可愛らしさ・色っぽさが絶妙に混ざった雰囲気、 健全な男子高校生に"特盛"と思わせる胸は 同性でも生唾を飲み込むほどの芸術的な美しさを持っていた。 手に黒光りする銃が握られてなければポスターにでもして部屋に飾りたいくらいである。 その二人目、朝比奈みくるから少し距離を開けもう一人姿を現す。 三人目はうつむいた少年。 思春期ぐらいの年齢だろうか。なんとなく、落ち込んでいるように見える。 森を出たところで待っていた二人の女性の顔色を伺いながら ほんの少し待たせただけにも関わらずごめんなさいと謝罪をしている。 控えめで内向的な、先の二人に比べればそれほど珍しくない部類の人間だった。 そんな傍目では平凡な青年、碇シンジがおずおずと尋ねた。 「夏子さん、その…ここはどのあたりになるんですか?」 「そうね…」 「東にモールが見えます。おそらくF-09あたりだと思います」 質問には夏子が地図を取り出している間にみくるが答えた。 シンジは夏子に尋ねたにも関わらず、だ。 彼女に抱いている感情そのままに、そんな些細なことでもシンジは更にみくるに対する嫌悪感を深める。 「この地図にある『ショッピングモール』ね…。 そこに、パソコンがある可能性は?」 「業務上、データ管理や商品発注などでパソコンを使う可能性は高いですけど… 主催者がわざわざ置いてくれているかは行ってみないと分かりません」 「それはどこも同じよ。いいわ、行ってみましょう」 今回も、みくるの意見が通る形で市街地に行く前の寄り道が決定した。 そのことに対し更にフラストレーションを溜める少年の心の内には誰も気付かない。 だが、夏子は別のことに気付いた。 「…あれは…火の手?」 日の出が近いとはいえまだ周囲はそれなりに暗い。 その分、南が赤く染まっていることは距離がそれなりにはあるがよく目立っていた。 緑が視界を隠してない今となっては気付かない道理は無い。 森を歩いている間にも戦闘音みたいなものは遠くから聞こえてきてはいたが 思った以上に派手に殺し合いは進行しているようだ。 おずおずとシンジが夏子のほうを見る。 「夏子さん…どうするんですか?」 「言ったでしょう。戦闘に巻き込まれている人間がいたとしても無闇に首は突っ込まない。 ましてや火事の現場、しかも市街地から離れる南には行かない。 朝比奈さんもそれでいいですね?」 「…ええ」 少しだけ躊躇があるような、微妙な表情ではあったがみくるもそれに同意した。 再び、三人は歩を進め出す。 ◆ 険しい顔で夏子が口を開いたのはショッピングモールに入る直前だった。 「…静かに。北から足音。…おそらく複数」 夏子が二人に目配せをして、モール入り口の物陰に身を潜める。 「どうするんですか…?」 「向こうは少数ながらも複数。危険人物の可能性もある。 こちらの戦力を考えると接触は得策じゃないわね。 もしこちらに気付かれたら…シンジ君は煙玉を投げて。全力で森の中に逃げ込みましょう。 …シンジ君、少しの間このナイフは君に貸すわ」 「え…」 右手に手渡された重みに、シンジが戸惑う。 「武器が無くても私は戦うことは出来るけど、あなたは無理でしょう。 護身用程度にはなるわ。でも、もし戦いに巻き込まれても逃げることを最優先しなさい」 夏子のその真剣な言葉に、シンジは気圧されながらも頷く。 本当は彼にナイフを持たせるより夏子が持ったほうが戦局は有利に働くだろうが すっかり萎縮してしまっているシンジに対する不器用な夏子なりの気遣いだった。 雨蜘蛛とのやりとりを見ていた限り、戦うだけの勇気はあるのだろう。 それがすっかり鳴りを潜めてしまっている。 "思い上がらないで" おそらく、この夏子の一言で。 彼に戦わせようとは思わないが、ある程度の勇敢さは臆病よりは好ましいものだ。 勇気を奮い立たせるために武器を渡した。一種の起爆剤としての効果が出るといいのだが。 そのまま三人は息を殺していた。 みくるやシンジにも十分に聞き取れるほどに足音が大きくなってきた。 そして、足音が最も近づく。二人か三人か。 一つは大きな足音だ。かなりの大柄な人物なのだろう。 心拍数は最大となり、銃を握る手、柄を握る手、夏子以外の手からは汗が滲み出ていた。 だが、足音はそのまま遠ざかっていった。 心配は杞憂に終わったようだ。 「…もう大丈夫よ」 夏子の安全宣言と同時に、みくるとシンジの深く息を吐く音がシンクロした。 既に平常心の夏子がモールの入り口をくぐり、汗を拭いながらみくるがそれに続く。 シンジもナイフを握り締めたままみくるの背中を追いながら口を開いた。 「先程の人達は…南へとまっすぐ走って行ったみたいですね」 「おそらく南の火事に関係があるんでしょう。 物好きか野次馬か、もしくは正義の味方さんか…どちらにせよ私達には関係ない」 そういう反応をするだろう、とは思っていたが冷たいな、とシンジは思った。 (夏子さんも、やっぱり我が身が可愛いのかな…?) ◆ 「どうしたんだい、ハム?」 ハムが後ろを気にしながら走っていることに気付き、万太郎が声をかけた。 (マンタさんは火事に気を取られて気付いてなかったみたいですが… 何人かこちらの様子を伺ってましたね) あと一人か二人いたかもしれないがハムが確信して感じ取れた気配は二人。 その隠れ方の拙さからどうも戦いの経験が乏しそうだと思った。 万太郎に言うか? いや、目的はあくまで『生き残るために頼りになる仲間を作る』だ。 彼に言えばそんな戦力にならなさそうな存在まできっちり仲間に引き込むだろう。 もしかしたら使える支給品、便利な能力などを持っている可能性もあるが――― 分が悪い賭けだと判断した。 「いえ、なんでもないです。先を急ぎましょう」 前を向き直し、スピードを緩めることなくハムは言った。 【E-09 ショッピングモール内/一日目・明け方】 【ハム@モンスターファーム~円盤石の秘密~】 【状態】健康 【持ち物】 ディパック(支給品一式)、不明支給品1~3 【思考】 1.万太郎に同行。でも危なくなったら逃げる。 2.頼りになる仲間をスカウトしたい。 3.アシュラマンも後でスカウトしたい。 4.殺し合いについては……。 【備考】 ※ゲンキたちと会う前の時代から来たようです。 ※アシュラマンをキン肉万太郎と同じ時代から来ていると勘違いしています。 ※スタンスは次のかたにお任せします。仲間集めはあくまで生存率アップのためです。 【キン肉万太郎@キン肉マンシリーズ】 【状態】健康 【持ち物】ディパック(支給品一式入り) 、不明支給品1~3 【思考】 1.火事の現場(H-8)に向かい、逃げ遅れた人がいるようなら救助する。 2.頼りになる仲間をスカウトしたい。 父上(キン肉マン)にはそんなに期待していない。 会いたいけど。 【備考】 ※超人オリンピック決勝直前の時代からの参戦です。 ※アシュラマンを自分と同じ時代から来ていると勘違いしています。 ※悪魔将軍の話題はまだしていません。ぼんやりと覚えています。 ◆ 「『ksk書店 感謝祭実施中』…ね」 モールの西の入り口のすぐ近くに、その建物はあった。 看板を眺めた後、夏子がみくるのほうを見る。 夏子ではパソコンがありそうな店というのが判断が付かないのでみくるの意見を聞きたいのだろう。 「本屋…パソコンがあるかもしれませんね」 みくるは銃を構えながらガラス戸を足で押し開け、書店へと踏み込んだ。 カラカラカラン♪と軽快な鈴の音が響く。 店内には人影は無かった。 施設らしい施設はここが初めてだったので店員がいるかもしれない――などと 考えなかったわけではないが、まぁ誰もいないのは予想通りだ。 棚に並ぶ本には目もくれず、みくるは店の奥にあるレジへと向かう。 そして、レジの少し奥にそれはあった。 「―――ありました、パソコンです!」 続いて店内へと入った夏子とシンジがその声を聞きすぐにレジへ走ってきた。 「情報は手に入りそう?」 「立ち上げてみないことには…ちょっと待ってください」 みくるのしなやかな指がパソコンのボタンを押した。 同時に、ヴィン…と小さく音が鳴り画面に光がともった。 みくるがパソコンの前の椅子に座る。 立ち上がるまでのしばらくの間、夏子は物珍しそうに、 シンジはみくるを見下ろすようにしてみくるの側に立っていた。 しばらくしてデスクトップが画面に映る。 デスクトップの背景は青いもふもふした生物とそれより一回り小さい白いもふもふした生物が てくてくと歩いている画像で、アイコンは『Ksknet Explorer』のみだった。 『Ksknet Explorer』をダブルクリック。 すぐさま"接続中"状態になりホームページに切り替わった。 「何かブックマークはあるかな…?」 みくるは『お気に入り』をクリックするが 登録されているページは先程のホームページのみ。検索用のツールバーも存在しない。 直接知っている検索ページのアドレスを打ち込んだが繋がらなかった。 「予想はしていましたが…イントラネットのようですね」 「イントラネット?」 「はい、イントラネットとは特定の―――」 「私にも分かるように掻い摘んで説明してもらえると助かります」 「えっと…ごめんなさい。つまりは島の外には繋がっていないので 主催者側が用意したページ、コンテンツしか使用できないということです」 「それで、その主催者側が用意したページというのが…」 お気に入りに登録されている唯一のページ――先程のホームページに再びアクセスする。 「この、"kskバトルロワイアル"というやけに凝ったところ、というわけですね」 夏子がフンと鼻を鳴らし"kskバトルロワイアルにようこそ!"と表示されている画面を注視した。 シンジも忌々しげに画面に目を遣る。 「では、入りますよ」 そのページに表示されている"ENTER"をクリック。 すぐさま画面が切り替わった。 「用意されているコンテンツは…"掲示板"、"チャットルーム"に… ……何かしら、このコンテンツは?」 ネット上ではよくあるコンテンツの中に、一つだけ異色のコンテンツが混じっていた。 『ksk』 はっきり言って意味不明である。罠かもしれない。 クリックするかどうかを悩みみくるは夏子のほうを見たが "あなたに任せるわ"という顔だった。 シンジのほうも見たが、なぜか目を逸らされてしまった。 (…ここまで来たんだもの、入るしかないわね) カチリ、とクリック。やけに喉が渇いていることに気付いた。 すぐに別のページが表示される。 "現在地:ショッピングモールと判断。キーワードを入力してください" 「キーワード…!?」 みくるが声を上げた。そんなものは聞いてない。 「川口さん、シンジ君。何か…思い当たるものは…?」 後ろに立っている二人を見るが、二人とも首を横に振った。 ため息をつきながら試しに"ksk"と入力してみる。 "キーワードが正しくありません" それはそうでしょうね…と苦笑しながら他のキーワードを考えるが それらしいアテはない。 どうしようかと途方に暮れそうになったとき、夏子があるものに気付いた。 「画面の下のほうに、小さく何か書いてある」 言われて気付いたが、背景と同系色で小さな文字が書いてあった。 "ヒント:西暦2000年に南極で起きた未曾有の大事件" 「2000年の…南極での大事件…?」 未曾有という形容までついているということは歴史に残るほどの大事件だったのだろうが、 みくるはそんな事件に覚えはない。 「……みなみきょくって…?」 夏子に関してはこんな様子である。 最初の情報交換のときに文明機器の発達していない異世界の人間であることは理解していたし 自分自身が未来人というSFな存在なので みくるの中での常識が通じないことに関して突っ込みを入れる気にはならなかった。 おそらく分からないだろうなと思いながらもシンジに尋ねようとしたとき、 「………セカンドインパクト」 ほとんど口を開かなかったシンジが、書店に入ってから初めて自ら口を開いた。 「『セカンドインパクト』…?」 「はい。入力してみてください」 みくるは初めて聞くシンジの主張に少し驚きつつも、両手でキーボードを叩き始めた。 「セカンド…インパク…ト、と」 タン、とENTERキーを押す。 少しだけ画面が固まり、そのすぐ後に画面が切り替わった。 みくると夏子がおお、と歓声を上げる。 「入れた…シンジ君、凄いわ!」 「…二人とも、セカンドインパクトを知らないんですか?」 特に喜ぶ様子もなく、シンジが尋ねた。 「私の常識、夏子さんの常識、シンジ君の常識…全て異なる点があるみたいですね。 いきなり言われてもよく分からないとは思いますが、おそらく私達は 違う世界、あるいは違う時間軸の世界の出身なのではないかと思います」 みくるの言葉に夏子がわずかに顔をしかめ、シンジがよく分からないといった顔をした。 「それは、どういうことなの?」 「言葉通りの意味です。この島に集められた人々はそれぞれいくらかの別世界の出身で それぞれの世界ごとに常識などが違う。嘘みたいな話かもしれませんが多分正解です。 そして、それを利用したのがこの"ksk"というコンテンツなのだと思います」 更新をカチリとクリック。 すぐさま画面が切り替わる。 "現在地:ショッピングモールと判断。キーワードを入力してください" 当然のように先程と同じ文字が画面に表示された。 一つだけ違うところは、小さく表示された"ヒント"の箇所。 「シンジ君。"使徒を殲滅するための組織"…分かりますか?」 「…ネルフ。綴りはNERV」 カタタタ、タン。 これまた先程と同様に、少しだけ画面が固まった後すぐに画面が切り替わった。 「つまり、このkskというコンテンツは…このショッピングモール内のパソコンからは シンジ君の世界のことを知っている参加者がいないと見ることができない。 ランダムでシンジ君の世界にまつわるキーワードが必要となるみたいです。 きっと、他の施設にも同様にパソコンがあって 私の世界、あるいは夏子さんの世界、もしくはこの私達の知らない別の世界のことを 知っていないとksk内には入ることは出来ない仕組みなんだと思います。 そしてキーワードを入力できた参加者にのみ、有用な情報が与えられる」 「その有用な情報…ショッピングモール内のパソコンから得られるものは…」 みくるも夏子もシンジも、画面を注視した。 支給されている地図と同様の画像の上に、青い点が数十個…おそらく48個表示されている。 地図の右下には『1日目/3 00まで補完』と書いてあった。 その画像の右上にはこう記してある。 「『MAP&首輪の位置』……ということね」 「ええ。今の時刻が五時四分ですから、おそらく三時間ごとに更新されているのでしょう。 どの青い点が誰かまでは教えてはくれないみたいですが… 集団で行動している人間がどれくらいいるのか、更新直後なら近くに参加者がいるのかどうかも 確認することが出来るみたいです。 他の施設でも同様の、あるいは違う有用なシステムが用意されているのでしょう」 「違うシステム…たとえば『参加者のプロフィール』…あたり、か」 「本当に用意されているかどうかはわかりませんが可能性はあると思います」 上出来だ、とみくるは思った。 早い段階でパソコンを見つけただけでなく、長門と接触を図る前に思わぬ拾い物まであった。 『MAP&首輪の位置』を見る限り開始三時間ということもあるのだろうが 全ての参加者が単独ないし二人、三人で行動している。 そして、おそらく開始三時間の間に北に向かった人が多いのだろう、南には人は少ない。 島の中心だが高地なため体力浪費を考えみくる達のように避ける人もいるかもしれないと踏んでいた 神社付近にも意外に人がいる。 ざっと見ただけでも有益な情報はごろごろと転がっていた。 予想通り三時間で更新されるのなら六時の更新で得られる情報と照らし合わせて 参加者の動向をある程度なら推測することも可能だろう。 「でも、残念ながら主催者の情報はなさそうね」 「そのようですね…だけど、他の施設のパソコンから接続すれば そういった情報が隠されている可能性、もしかすれば直接主催者とコンタクトを取れる 可能性すらあります。 私はそれを求めて他にもパソコンがありそうな…北に行こうと思います」 みくるの発言を受け、シンジがわずかに身じろぎした。 「すぐ北に参加者がいたようね。まだいるかどうかは分からないし危険もありそうだけど… 目的もなく歩き回るよりはいいわ。私も行きます」 「助かります」 男ならドキリとするような、少し大人びた笑顔でみくるは夏子に返した。 その笑顔のまま、シンジのほうに目を向ける。 「シンジ君も行ってくれるかな?」 「………はい」 しかし、そんな笑顔を向けられても今のシンジの胸は高鳴ることはなかった。 ◆ みくると夏子が話し合った結果、六時まで待ってここで各参加者の動向を推測することにした。 青い点の動きを見ればどの点がどう動いたかどれくらいまで判断できるかは不明だが どこにどの程度の規模の集団ができているのかある程度は判断することが出来る。 それを踏まえた上で出発したほうがいいだろうという結論に達したのだ。 三人とも首輪の三時時点での位置をメモした後、各々に行動し始めた。 夏子は有用な本がないか店内を散策している。 みくるは誰かからの接触がないかチャットルームに接続したまま パソコン内に他のデータがないか検索している。。 シンジは表向きは夏子のように使える本を探してレジの近くの本棚の本を取っていたが 眺め読みをしているだけ。 頭に渦巻くのはみくるへの疑念だった。 やはり、今回もまんまとみくるの意見が通り北に向かうことになった。 北の市街地にたくさんの人がいる。 だけど、夏子の言う通りその中には危険人物も混じっているだろう。 あの雨蜘蛛のように人を殺すことを躊躇しないどころか 進んで殺しまわる人物がきっといる。あの女はそっちへと誘導しているのだ。 誰かがそんな人達に殺されるのは嫌だ。 でも、自分が殺されるのはもっともっと嫌だ。 そんな存在がいると分かっている場所になんて行きたくない。 そう思っている自分を自覚し、それもまた嫌になる。 思考を停止させるためにたまたま本棚に収まっているのが目に入った 『k君とs君のkみそテクニック』という本を手に取り、目を落とす。 中学生の青春の話のようだ。 とある中学校に転校してきた少年k君とその中学に通う内気な少年s君との物語。 少し読んだところで気付いた。 この話の主人公二人が、どことなくカヲル君と自分に似ていることを。 わずか数日だったがカヲル君は本当にいい人だった。 そんなカヲル君をあの主催者達は殺した。 死体も残らない、LCLに溶かすという方法を用いて。 そんな残酷なことをしておいて、あの男はこう言ったのだ。 『立場を理解させるには良いパフォーマンスだ』 カヲル君はあんな大人のせいでパフォーマンスとして殺された。 そんな軽いものなのか、カヲル君の命は。 そしてパソコンの前に座る女、朝比奈みくる。 そんな最悪な鬼畜の仲間なのでないか、そんな疑念がふつふつと湧いて出る。 エサをちらつかせておいて罠にはめる――情報をちらつかせておいて北へ向かわせる。 彼女の行動はそのようにしか見えない。 本をポケットに入れ、みくるのすぐ背後にまで歩いていってパソコンを見る。 プログラムファイルを調べているようだ。 小さくチャットルームのウィンドウも開かれていた。 「…みくるさん。チャットルームには何か反応がありましたか?」 「いえ、ありません。他の参加者、あるいは主催者からの接触があるかと 期待しているんですが…ここを出るまでは接続したままにします」 みくるの"主催者からの接触"という言葉を聞きシンジの顔が険しくなる。 やがて意を決したようにシンジがみくるに尋ねた。 「…主催者が接触してくるかもと考えた理由はあるんですか?」 「ええっと、今はまだ………禁則事項です」 人差し指を口に当て、ウインク。 その仕草は様になっていて、彼女の美貌と相まってキラキラと背景が輝いているように見えた。 だけど、綺麗だ――そんなことは微塵も思わなかった。 ただただおぞましく、怖かった。 やはり、怪しい。 普通の参加者は『殺し合いの主催者がチャットで参加者に接触する』なんて 発想はしないはずだ。しかも、何か隠している。 やっぱりこの女は主催者の仲間だ。あのカヲル君を殺した主催者の仲間なんだ。 僕達を殺し合いの激戦区に放り込もうとしているんだ。 夏子さんに言うか?今なら朝比奈みくるに気取られることなく告げ口することは可能だ。 だけど、大人である夏子さんが自分の意見に賛同するだろうか? 『カンガえスぎよ』 『それはコドモのハッソウ』 『くだらないことでナカマをウタガうな』 鬼のような形相で自分をにらみつける夏子が目の前に浮かんで、 その戒めの言葉が耳に低く響く。やがてその幻影はぐにゃりと歪みながら消えた。 夏子さんに、大人に頼っちゃいけない。 ここで僕はやらないとこの女によって死に追いやられる人がきっと出る。 逃げちゃダメだ。 "殺されるのがオチだから危ない人を見つけても手出しはしないこと" 今僕がしないで誰がやる。これ以上人が傷つくのは嫌だ。 逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。 "残念だけど、私は反対よ" それは夏子さんが『大人』だからだ。保身に走っているからだ。 逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。 "『自分が死んでもいいなら私は止めないわよ』って" そんなのいいわけはない。でも殺らないとこっちが殺られる。 逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。 "思い上がらないで" 「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ」 「どうしたの、シンジく―――」 気が付くと、夏子に渡されたナイフを思いっきり振りかぶっている自分がいた。 ◆ 「きゃあっ!?」 なぜいきなり襲われたのかはみくるには分からない。 幸運にもびっくりして椅子から転げ落ちたことで 初撃はみくるの髪の毛をわずかに切り裂いただけだった。 「ダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだあああぁぁっ!!」 だが次の攻撃はそうもいかなかった。 元々戦闘などとは無縁のみくるだ。おまけに避けれるほど体勢は整ってない。 少年の咆哮と共にナイフが振り下ろされた。 反射的に身体をひねり、どうにかみくるは左肩を切り裂かれただけで済んだ。 「っ…!!」 深くもないが浅くもない、だが致命傷には程遠い怪我。 それでも痛みに耐性のないみくるには痛すぎるぐらいだった。 このままじゃ殺される、そう確信した。 すぐそばに置いていた銃に手を伸ばし、体勢が悪いせいか異様に重く感じながらも 銃口をシンジに向ける。 振り下ろされるナイフと自分の動きがスローモーションで見えた。 ひどく緩慢な動作に感じながらカチリと安全装置をはずす。 (まずは威嚇射撃を――) 「うわああああぁぁぁぁあああっ!!!」 刃先はすぐ側まで来ている。 威嚇している時間どころか照準をどうこうする時間もなかった。 引き金をすぐに引かないともうどうにもならない。 狭い店内に発砲音が響く。 「うっ…」 銃弾は既に怪我しているシンジの左肘をえぐり天井に穴を開けた。 シンジは肘を押さえ痛みにうずくまる。 みくるには銃の想像以上の反動で肩に鈍い痛みが走った。 建材と埃がパラパラと二人の頭上へと降り注ぐ。 「何があったの!!?」 物音と銃声を聞きつけ、夏子が慌ててみくる達の方へと駆けてきた。 それに気付いたシンジが苦痛に顔をしかめながらみくるを睨みつけ 一瞬の逡巡の後、何かを足元へと放り投げる。 たちどころにレジを中心として店内を黄色い煙が満たした。 「シンジ君、どうしたの!?待って―――」 わけがわからずみくるはシンジへと右手を伸ばした。 返ってきたのは乾いた音と鋭い痛み。 差し出した右手を思い切りはたかれたようだ。 肩の傷に比べれば大した痛みではなかったがみくるは心を切り裂かれたような想いだった。 足音で彼が店の入り口へと走っていることが分かる。 「待ちなさい、シンジ君!!」 夏子の声が煙の向こうから聞こえたがシンジの声は聞こえない。 代わりに答えたのは店のガラス戸に付けられた鈴の音だった。 ◆ 開け放たれた戸から煙がどんどん逃げていく。 段々と薄まっていく煙をかき分け夏子が床にへたり込んでいるみくるのもとへとやってきた。 「朝比奈さん、何があった――怪我してるじゃない!?」 「大丈夫、です」 傷の痛みからか、それとも煙が目に染みたのか目尻に涙を溜めながらみくるが言った。 気丈なセリフとは裏腹に態度は少ししおらしい。 「何があったの?」 「分かりません…いきなりナイフで切り付けられました。 私の撃った銃弾は彼の左肘をかすめたみたいです」 「シンジ君も怪我してるのね…」 「川口さん、あなたはシンジ君を追ってください。 今のまま彼を放っておくのは危険です。……彼にとっても」 夏子はみくるの顔を見た。 痛い思いをしたことはあまりないのだろう。 苦痛で顔が歪みそうなのを抑えようとしているが抑え切れていない。 それだけ痛い傷をつけられたのにシンジを本当に心配している。 理知的で頭が回りある程度の狡猾さも備えているが、良心も持ち合わせている。 やはり、行動を共にするには申し分ない。 灌太のような人間よりは太湖や彼女程度の良心がある人間のほうがよっぽど信用できる。 ただ同行するからには彼女は私の、私は彼女の足りないところを補うべきだ。 彼女は夏子の足りない機械分野への知識を見事に補ってみせた。 では夏子は何を補ってみせればいい? 戦闘面や傷の応急処置、そして。 「……シンジ君は追いません。朝比奈さんの応急処置をして、 予定通り六時までここで過ごします」 非情さ。みくるのような付け焼き刃ではなく、本当の意味での。 補うべきはそこだ。 「川口さん!?」 「仲間に襲い掛かるような人を近くにおいては置けません」 指揮官経験者として、恨まれてでも最善の策を講じよう。 「ナイフと煙玉を持って行かれ、彼がいなくなったことで次の更新の首輪の現在地を 見れなくなったのは痛いですがシンジ君がどの方向に向かったか分からない以上、 下手に追うこと自体が下策です。 六時までここに留まるのは休憩の意味も兼ねています。 休めるときに休みましょう」 「でも、それだと…」 「私は意見を翻すつもりはありません」 ぴしゃりとみくるの言葉を遮り、夏子は言い放った。 服の裾をビリビリと破き、支給品の水で洗ったみくるの左肩へと巻きつけ応急処置を施す。 赤く染まった箇所が広がるブラウスが痛々しかった。 煙がようやく晴れてきた。 パソコンの画面はいつのまにか真っ暗になっている。 戦闘もしくは煙玉の影響で壊れてしまったのだろう。 ショッピングモール内の他の建物にもパソコンがある可能性はあるが 先程みくるに言ったようにシンジがいない以上"ksk"にアクセスすることは叶わない。 「朝比奈さんは休んでいてください。 私はもう少し、使える本がないか探してみます」 みくるの左肩に巻いた布を結び終え、夏子は言った。 立ち上がり、まだ調べていない本棚へと向かう。 後ろ髪を引かれる思いだった。 彼は善良な人間だった。それは多分、間違いない。 だがこの数時間彼とまともなコミュニケーションを取っていなかった。 まさか渡したナイフがこんな形での起爆剤になってしまうとは。 多感な年頃で、内に内にと溜め込むタイプの彼が何を考え感情を爆発されたのかは分からない。 できる限りシンジの力になってあげたいと思った。 理想を口にしても、それを実行する力がなければ自分も他者も無駄に傷を負うだけだということを きちんと伝えようとも思っていたが、 朝比奈みくるとの出会いでそれもうやむやにしてしまったままだ。 今になって考えてみれば、みくると会ってからシンジをないがしろにしていたかもしれない。 ひっくり返した水は盆には戻らない。 おそらくもうシンジと生きて会うこともないだろう。 力がないのにそんなことば両者痛い思いをするのは分かっていた。 それを、彼に教えようと思っていたのに。 (今の私は、純粋な彼に力を貸してあげるだけの余力すらなかった) 彼一人ぐらいのフォローはできると思っていた。 だけど、それは思い上がりだった。うぬぼれていたのは自分だった。 彼の内面に注意を払うだけの心の力が足りなかったばかりに シンジを死地へ追いやり、みくるをも傷つけた。無駄に傷を負わせたのだ。 (力が足りない…力が欲しい。身体も、心も) 【F-10 ショッピングモールの書店/一日目・明け方】 【川口夏子@砂ぼうず 】 【状態】健康 【持ち物】デイパック、基本セット(水を少量消費) 【思考】 0.何をしてでも生き残る。終盤までは徒党を組みたい。 1.朝比奈みくると行動し、北の市街地(のパソコン)を目指す。 2.シンジとみくるに対して申し訳ない気持ち。 3.力が欲しい。 4.水野灌太と会ったら―――― 【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】 【状態】左肩に切り傷(応急処置済み) 【持ち物】 スタームルガー レッドホーク(5/6)@砂ぼうず、.44マグナム弾30発、不明支給品1(本人と夏子が確認済み) デイパック、基本セット 【思考】 0.長門有希の真意を確かめる 1.シンジが心配。 2.川口夏子とともに北の市街地(パソコン)を目指す。 3.市街地についたらパソコンのある施設を探し、情報を探索。可能なら長門との交信を試みる。 4.SOS団メンバー、キョンの妹と合流したいが、朝倉涼子は警戒。 5.この殺し合いの枠組みを解明する。 ※信頼を得られたら、長門との関係について夏子たちに話すつもりです。 ※各施設においてあるであろうパソコンから"ksk"コンテンツを通して 有益な情報が得られると推測しています。 【備考】 夏子もみくるもシンジも一日目午前三時の時点で首輪がどこにあったのかメモしています。。 ◆ 「はぁっ、はぁっ……」 息が苦しい。左肘がひどく痛む。動かすたびに痛みが走る。 動くということは骨も神経も無事なのだろうし、 動脈も破れていないようだったが浅い傷とは言い難かった。 店が立ち並ぶモール内の道の中央で、シンジはどこか冷静になりながら膝に右手をつき喘いでいた。 逃げちゃダメだ、そう言い聞かせていたのに夏子が駆けつけるのを見ると 勝てない、自分が殺される、怖い――そう思い反射的に逃げてしまった。 朝比奈みくるを倒せなかった。 できたことといえば、結局は奇襲による一撃だけ。 自分が走ってきた方向を見る。 人の気配はなかった。 もしかしたら、夏子が心配して追いかけて来てくれるかもしれない――― そんな期待を心のどこかで持っていた。 馬鹿らしいと思った。 どうしようもなく馬鹿だとも思った。 大人は身勝手なんだ。夏子にしたってそうだ、 誰が傷つこうと自分が無事なら知ったことはない、 彼女はそう主張していたのだから追いかけてくるはずなんてなかった。 夏子は自分が危険人物であると認識しているだろう、真に危険なのは朝比奈みくるだというのに。 憂鬱だった。とても憂鬱だった。 生気ない目で周囲の店を見渡す。電気機器の店があった。 フラフラと入ってみる。無駄に蛍光灯がぶら下がった店内の奥にパソコンがあった。 スイッチを入れて立ち上げる。 ファンの音が小さく鳴り出ししばらく経過する。 起動完了。デスクトップが表示された。 背景は青いもふもふした生物とそれより一回り小さい白いもふもふした生物が じゃれあっている画像で、アイコンはやはり『Ksknet Explorer』のみだった。 ネットに接続。"kskバトルロワイアル"というページが表示される。 ENTERをカチリとクリック。 "ksk"コンテンツなどと一緒にチャットルームや掲示板のコンテンツも表示される。 (掲示板………) クリックして掲示板を開いてみる。書き込みは相変わらずないままだ。 少し躊躇した後、シンジはキーボードを叩き始めた。 カチリ、と送信ボタンを押す。 二秒ほどのラグの後、シンジの書き込みが反映された。 名前の書き込みはしなかったので名前欄には"名無しさん@kskいっぱい"と表示されている。 「……最低だ、俺って」 自分の書き込みを見て、ふと呟いた。 姑息な上に他力本願。男らしさのかけらもない。 でも、戦ったんだ。自分にできることはやった、やったんだ――彼はそう言い聞かせた。 "朝比奈みくるは主催者の仲間です。あの女を殺してください" 画面に浮かぶ文字列が、少年を更に沈ませていく。 【F-10 ショッピングモールの電気機器店/一日目・明け方】 【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン】 【状態】左肘に銃創、疑心暗鬼、憂鬱 【持ち物】コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱、七色煙玉セット@砂ぼうず(赤・黄消費、残り五個) 小説『k君とs君のkみそテクニック』 【思考】 0.死にたくない。 1.朝比奈みくるに対し強い嫌悪感・敵対心、夏子を含む「大人」全般への疑心。 2.アスカと合流したい。 3.優勝したらカヲル君が――――? 【備考】 ショッピングモールのパソコンから"ksk"に接続するとエヴァ世界のキーワードが尋ねられるようです。 モールのkskコンテンツから得られる情報は『MAP&首輪の位置』。 更新は零時、三時、六時と三の倍数の時間数毎にその瞬間の首輪の位置を表示するようです。 表示される画像は投下スレ 2の地図と比べて参加者の位置が違う・番号表示・名前表示がない・ 右下には更新時間のみ表示されている、以外はほぼ同じです。 時系列順で読む Back 白く還りし刻 Next リリカルスバルたん第3話「ツバメモードとケロン人」 投下順で読む Back 悪魔将軍は動かない~エピソード3 廃屋~ Next リリカルスバルたん第3話「ツバメモードとケロン人」 万太郎 Go Fight! ハム 守りたい者がいる キン肉万太郎 静止した闇の中で 碇シンジ 片道きゃっちぼーる 川口夏子 朝比奈みくる
https://w.atwiki.jp/nikka/pages/461.html
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