約 4,638,717 件
https://w.atwiki.jp/onlinesilkroad/pages/258.html
不文律 用語/略語 このページはどなたでも編集可能です 不文律 あまり表に話題を出さない 用語/略語 言葉 詳細 WTT 交換。「Want to trade」の略 WTS 売り。「Want to Sale」の略 WTB 買い。「Want to Buy」の略 SoX 印章 SoS 星の印章(Seal of Star) SoM 月の印章(Seal of Moon) SUN 日の印章。星印と被るのでSUN SoN 彗星の印章。(Seal of Nova) PM ME Private Massage Me(私に内緒ください) Res 蘇生 bless トラストスペル Warbuff ヲリバフ Str Int パワーブレス/マジックブレス FTW 要塞戦
https://w.atwiki.jp/hoshinosuna/pages/7.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/hoshinosuna/pages/6.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/hoshinosuna/pages/9.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/hoshinosuna/pages/5.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/onlinesilkroad/pages/105.html
中国シナリオ#1-男性キャラクター(中編の前編) スネークとお猿さんの話です。 お猿さんの名前ですが、最後の「祓」のつくりの部分の文字がUnicodeにしかなかったのでカタカナで代用してます。 それにしても猿の話はファンタジーですな。 心魂(シンフン) 韓国版名:心魂 職業:格闘僧 年齢:29 仏教の広まった中原の長安には慈恩寺という寺が町の中に位置していた。 慈恩寺は仏教を深く愛した先代皇帝が皇宮の近くに寺を作りたくて長安内部に建てられ、中国各地にある仏教と関連した珍しい品物を集めているところとして有名であった。 そして中国各地の高名な僧侶たちを招聘し、その教えを絶えずに伝えたので慈恩寺の僧侶たちは仏教に関する知識が豊かであり、信仰心も非常に高かった。 なので慈恩寺の住持僧は政治にも関与し、慈恩寺の住持僧になるということはすなわち皇帝の利き腕になるという話にまでなるぐらいであった。 実際に皇帝の信任を受けて大きな権力を持つことが出来る位置にあるのが慈恩寺の住持僧であったが、住持僧たちはその権力を利用しようとは考えず、いつも国と民のために皇帝に進言する者達が住持僧の座を引き継いだ。 そんな慈恩寺の2代目住持僧だった一志大も国のことのみを考えていた住持僧であり、国が危急なとき慈恩寺の僧侶たちが出来る事柄に対して悩んだ挙句、いつでも国家のために命を賭ける覚悟で活躍することが出来る優れた武技を持った僧侶が必要だと思い、その時に隠密で実力の優れた僧侶たちを集め、ただ慈恩寺住持僧だけがその存在を知っていて統制が出来る戦闘僧侶部隊を組織した。 当時長安には小夜という少年が住んでいた。漂局の家業を持ち、結構裕福な家だった小夜の両親は、小夜を立派に育てるため昼は父の指導の元武術を教え、夜は母の教えによって本を読んでいた。 このように文武を兼備した優れた才能で両親の期待を精一杯受けながら育った小夜であったが、幼い少年には運命のいたずらを避けることは出来ず、ある日急に起こった試練のために小夜の周りのもの全てが変わってしまった。 前日も自分を暖かく抱きしめていた両親が漂局の仕事で品物を運送する途中盗賊団にあって殺されてしまい、小夜の財産を狙っていた叔父は両親が死んだという知らせを聞くやいなや財産を奪って小夜を遠く離れた寺へと入れてしまったのである。 あまりにも急な事件によって朗らかで活気に満ちた小夜は何も持っていない少年になってしまい、小夜の事情を知っていた僧侶が彼を見て寺を去ってもいいと言ったが、他に行くところの無かった小夜は寺に残って両親が願った文武を兼備した人間になることを決心し、他の子供よりも多くの修練を絶えずこなしてますます強くなっていった。 小夜が14になった年、小夜が暮らしていた寺が原因不明の火事によって燃えてしまい、そこに住んでいた僧侶たちは他の寺へとばらばらに散らばってしまう事件が起こった。 他の寺には知り合い一人いなかった小夜はどこに行くべきか困っていた時、寺の住持僧が紹介状を一つ書き、長安にある慈恩寺へと行けば受け入れてくれると言った。 慈恩寺を訪ねた小夜が紹介状を見せると警備にたっていた僧侶何か急に人々に知らせ、小夜を一志大まで連れて行った。一志大は簡単に会えるような人ではなかったが、当時の小夜にはそのようなことは分からず、自分が特別なもてなしを受けているということすら知らなかった。 紹介状を読んだあと小夜を眺めた一志大はうれしそうに微笑み、小夜に心魂という新しい名前をつけ、その日から心魂は一志大の特別な教えを受けて慈恩寺での新しい生活を始めた。 小夜を紹介した僧侶は一志大と懇意な友人であり、僧侶として一志大が国のために優れた人材が必要なことを知り、小夜を一志大の元へと送ったのだ。 心魂が25になった年、一志大は心魂を呼んで戦闘僧侶部隊を作るという自分の意思を表明し、心魂に彼らの将になってくれと頼んだ。父と一緒に仕えた一志大の頼みに心魂はすぐに承諾し、心魂を中心とした文武が優れた僧侶を抜擢して100人で成り立つ戦闘僧侶部隊が完成した。 国が危急な時に備えて訓練する人々は絶対他人にその姿を現さず、その存在の有無さえ知る人が数人もいなかった。 一志大が世間を打開して数年も立たないうちに中原ではその根源が分からない妖怪たちが出現して人々を苦しめ始めた。 国が脅威を受けるほどではなかったが、民たちの被害がますます大きくなると朝廷では軍隊を派遣して妖怪たちの討伐に出かけた。 しかしそれでも抑えられるのは短時間だけであり、妖怪たちは絶えずに現れ人々はますます苦しみ始めた。 世間がますます危険になることを感じた慈恩寺の三代目住持僧の一洋大は心魂を呼んで妖怪達の調査とその解決法案を模索するという命令を下した。 4年ぶりに世間に出た心魂はシルクロードという新しい世界の話を聞き、何か普通ではない雰囲気によって調査の必要性を感じた彼は商団達が集まっているところへ足を移した。そして心魂は国と民を危険にさせる調査のためシルクロードの中へと飛び込んでいった。 猿王(ユアンワン) 韓国版名:潘嘯龍 職業:猿 年齢:18 昔々、かの孫悟空が花果山に村を作った後からそこには多様な種の猿たちが集まって住み始めた。 まさに猿の天国といえる場所が花果山であり、傷ついた多くの猿が花果山に集まり、その中には猿の顔を持った猴猿族(日本版名:猿王族)の一人も花果山を訪ねるようになった。 猿のような顔のために人間たちの蔑視を受けた猴猿族の人は本当の猿たちならば自分たちのことを歓迎しないかと思い花果山を訪ねたのであった。 初めは人間という理由で憚っていた猿たちもその人が自分たちと特に違いがないということを受け入れてからは花果山の一部に彼が住む場所を用意して一緒に生きていった。 猴猿族のその人はその後、散らばっていた猴猿族の人々の中の数人を噂を頼りに探し出して花果山へ連れてき、花果山の少数民族として猴猿族は猿たちと一緒に暮らしてきた。 数年後孫悟空が三蔵法師を手伝って天竺まで仏教を持ってくるのに成功した後、花果山まで帰ってくると花果山の猿達はたいそう喜び、孫悟空は猴猿族の存在に対しても大して気を使わなかったので猴猿族の人々も孫悟空の復帰を喜んだ。 このようにして花果山で暮らしている猴猿族のなかで、潘嘯龍(日本名:猿王)は明るい性格と優れた身のこなしで猴猿族だけでなく花果山にいる多くの猿たちの人気を集めている青年であった。 猿よりももっと素早い身のこなしをもっていた潘嘯龍は山野を走り回って他の猿たちでも手に入れることが難しい希少な実や果物を取ってくることが趣味と同時に自慢の種であった。誰かが珍しいものを見つけたという話を聞けば万事をなげうって駆けつけ、それを真っ先に手に入れてくるような熱心ながら珍しい青年であった。 ある日、一匹の猿が花果山の深い場所で神秘的な実を一つ見つけたが、あまりにも危険な絶壁の下にあるのでそのままあきらめてきたという話が潘嘯龍の耳に入った。 その話を聞くやいなや体がむずむずした潘嘯龍はしていた仕事を投げ捨て、実を採るための装備を取り揃えて話に聞いた場所まで駆けつけた。しかしその場所は今まで自分が挑戦してきた場所の中でも最も難しく危険な場所であったのでその実を取るために一昼夜をかけて努力したが、結局実を取ることが出来ず、後でもっと多くの装備をそろえた後に取りに行くことにして村へと帰った。 村に帰る道中そこらじゅうにいるはずである猿たちに一匹も会わなかった潘嘯龍は嫌な予感がした。 そして彼は急いで村へと駆けつけたが村に到着した時に彼の目に入ってきた光景は全ての猿たちが口から泡を吹いて死んでいく姿であった。 村の全ての猿たちが何故そんな状態になってるのかが分からず、まだ意識のある猿を探すために走り回った潘嘯龍はふと変な気配を感じて空を見た。 そこでは孫悟空と牛頭の巨大な妖怪と団扇をもった女妖怪が対峙していた。 しばらく後孫悟空は哀切な姿で牛頭妖怪に数文字の言葉を叫ぶとその妖怪達の前に跪き、その姿をみた女妖怪は何かを言うとおもむろに孫悟空の目を取ってしまった。すると牛頭妖怪が孫悟空にビンを一つ渡し、孫悟空は分身術を使ってそのビンに入った液体を分けて死んでいく猿たちに飲ませた。 分身の中の一つが潘嘯龍にも来て薬を渡したが潘嘯龍はそれを断り状況を見守った。 その液体を飲んだ猿たちの呼吸が楽になっているのを見てそれが解毒剤だと悟った潘嘯龍がもう友人と家族たちも生き返ると思ったが、その期待は無残にも踏みにじられてしまう。 その液体を飲んだ猿達はしばらくの間楽になったように見えたが、その後すぐに息が切れてしまったのだ。 村の全ての猿たちが一瞬にして命を落とす無残な光景を目撃した潘嘯龍はあまりの衝撃に言葉も無くその場に座り込んでしまった。 その後起こった孫悟空と妖怪たちの争いが始まったが、両目を失ったまま激しい争いをした孫悟空はそのまま妖怪たちに捕まって連れ去られてしまった。 頼れる人を全て失ってしまい途方にくれた状態で数日間座り込んでいた潘嘯龍は花果山に雨が降り始めてから我に帰った。雨に濡れる猿たちを見てあの場所においておいてはだめだと思った潘嘯龍は死骸を一つ二つと雨宿りできる場所へ移し、雨がやんだ後彼らの墓を作った。 数日の間一人で全ての猿たちの墓を作った潘嘯龍は墓前で完全に精根尽きた状態で横になり、これから自分がすべきことに対し考え、決断を下した。 旅行に必要なものを取り揃えた後花果山を去った潘嘯龍は必ず孫悟空をまた連れ戻し、花果山を以前の姿にもどすことを心に決め、それを成すためには多くの人の助けが必要だということを知っていたので人がたくさん集まるという長安に向かうことにした。
https://w.atwiki.jp/onlinesilkroad/pages/110.html
中国シナリオ#2-女性キャラクター(前編の後編) 女性キャラで一番人気と一番不人気(絹記参照)のキャラの紹介です。 個人的には一番好みなのと2番目に好みのタイプなんですけどねー。 ちなみにこの中の画像の鬼娘は昔のデザインの奴なのでちょっと怖いです。 赤髪ねーちゃんのほうですが、ものすごく意外なキャラと関連があります。 中国男性キャラをくまなく読んでみましょう。 あと、途中赤髪ねーちゃんが若返ってるのは原文からですので悪しからず。もとからアラビア数字で書かれていたので訳ミスではありませぬ。 姫緑(チールゥ) 韓国版名:顔霊 職業:鬼 年齢:21 中原にある数え切れないほどの数の家門の中に、鬼殺勢家という鬼の顔を持った一族がいた。 そのいやらしい顔のため一般人とかかわって暮らさず、鬼殺勢家は彼らを恐れた先帝の命で秘密監獄を守る仕事に就いて家を導いていた。 そんな鬼殺勢家の門主である顔忠には3人の子供がいた。 火のような性格で負けず嫌いで押しが強い長男の顔宮雷(日本版名:雷鬼、いわずと知れた男鬼PC)、肝が小さくて内気で体が弱い代わりに頭のいい次男の顔然、そして気立てが良くて善良だが言うことははっきりと言う末っ娘の顔霊(日本版名:姫緑)が顔忠の子供達であった。 幼いころからトラブルメーカーである顔宮雷と体が弱いためにほとんど外出しない顔然の二人はいつも顔忠の心配の元であった。しかし末っ娘である顔霊はその気立てのよさのためにいつも人々からきれいさを受けて育ち、そんな顔霊の成長を見守るのが顔忠の唯一の喜びであった。 たびたび顔宮雷が他の人とトラブルを起こすことはあったが、大きな問題もなく三兄弟は育ち、いつの間にか年が経って顔忠は顔雷霊に門主を譲って本格的に隠居する準備をしていた。 本当は顔忠は門主の座を顔霊に渡したかったが、それによって生じる多くの問題と他の人の反対似合うことを考えると自分の子供が苦労する様子が目に映り、仕方なく一般的な継承のルールに則ったのだ。 顔然の体の弱さは早くに死んだ母の体質を受け継いだせいでもあったが、顔忠とてあまり丈夫ではなかったので早くに隠居の準備をしておくのであった。 そのように特別なこともなく生活をしてきたある日、急に監獄の状態を点検しに監察官が尋ねてきた。監察官は監獄に関するあらゆる書類をかき集め、何が気に入らなかったのか自分の連れてきた兵士を導いて監獄の見回りをはじめた。 監察官にたいする接待と案内を引き受けた顔霊は誠心誠意監察官に仕え、監察官が監獄に入って囚人達と話をしているときに彼らが何かを企んでいるということを夢にも思っていなかった。 監獄を全て見て回った監察官は突然囚人数人をつれて出るよう言い、彼らは不法行為について騒ぎ立てた。全く見に覚えの無い話を騒ぎ立てる監察官を見て顔霊は呆れ、先ほどの監察官と囚人の話の理由がこのためだったという事を悟ると彼女は腹が立った。 抗議をする父に加勢して顔霊も抗議をしようと足を踏み出した瞬間顔宮雷が飛び出して監察官の胸倉をつかむ事件が起こってしまった。 顔霊はまた上の兄がトラブルを起こしてしまったと思い、今自分が出ると余計騒ぎが大きくなるだけなのでこらえることにした。 胸倉をつかまれた監察官は、反逆者は死して償えと騒ぎ、結局は一族全員が跪いて謝ることで怒りを鎮め、鞭打ちをもって罰の代わりとすることで事を落着することになった。 顔忠と顔宮雷は鞭打ちにあって気を失い、顔霊は気絶した彼らを看病して回復を祈った。 幸い顔宮霊は数日後に目を覚ましたが、顔忠はしばらくしても目が覚めず顔霊の心配はより深くなってきた。 顔宮雷が目覚めて数日後、彼は復讐に燃えたまま置手紙を残して家を去ってしまった。 後継者として家を出てはならないと顔霊は何度も話したが顔宮雷は結局立ち去ってしまい、顔霊は今すぐに追いかけて兄を引き止めたかったが、自分まで去ってしまうと家を導く人がいないので父のそばを守って地下監獄に残るしかなかった。 一ヶ月ほど経って顔霊の手厚い看護のおかげか顔忠は意識が戻り、顔宮雷の置手紙を見て愚か者といいつつも涙を流していた。 しかし急に体力の衰えてしまった顔忠は顔霊に、いつになるかは分からないが必ず顔宮霊を地下監獄まで連れ帰ってくることを遺言に残して世を去ってしまった。 顔忠の仕事をやっている門主の座を渡されようとしていた顔霊に顔全が訪ねてきた。 顔全は顔霊に、自分は体が弱いために外を出ることはできないが、地下監獄の仕事ぐらいはできるから父の遺言を果たすために顔宮雷を探してほしいと話した。 顔全が散らばった家族のために出る姿に感動した顔霊は家門の仕事は下の兄に任せると言い、必ず上の兄を連れて帰ってくることを約束した。 数日後家門の人々の見送りを受けて顔霊の兄を探すたびが始まり、顔宮雷の足跡を追ってシルクロードの中へ足を踏み出し始めた。 可快(ケークァイ) 韓国版名:程碧簫 職業:戦士 年齢:23 お百姓達が集まってすむ静かな田舎の村があった。若者達は武術の稽古の金を稼ぐために大きな町へと立ち去り、田舎の村ではご老体と若者達の置いてきた子供だけが村を守っていた。 幼い程碧簫(日本版名:可快)の親もお金儲けのために都市に出稼ぎに発ち、祖父と一緒に村に残って暮らしていた子供であった。 彼女の親は彼女が乳離れするとすぐに田舎に住むことがうんざりだと都市へと出かけてしまい、程碧簫は親の顔すら良く知らず、彼女の家族は祖父しかいないと思っていた。 ろくな学校一つ無い田舎であったが、程碧簫は昼には町の子供達と遊び、夜には祖父から昔話を聞いて幸せに暮らした。 彼女が15になったある日、都市から一通の手紙が来た。その手紙を読んだ祖父はその日から病に冒され、数日後には寝込んでしまった。 手紙の内容を知りたくなった程碧簫は祖父からこっそり手紙を盗み、隣の老人に読んでもらった。町の子供の多くは文字が読めなかったからである。 手紙を読んだ隣の老人は彼女に、遠くの都会へ行った両親が金儲けをしに行く途中、ごろつき達の争いに巻き込まれて命を失ったと話してくれた。 たとえ幼い孫を一人残して去ってしまった不肖の子供であっても、実の子供を失った悲しみに堪えきれずに祖父は寝込んでしまったのであった。 親の記憶のほとんど無い程碧簫は親が死んだという話を聞いてもあまり悲しさは感じなかったが、祖父の体が心配で訳もなく涙を流した。 半月ほどして祖父は元気を出して仕事ができるようになり、程碧簫の生活は平常に戻っていった。 そんなある日一人の流浪の武士が村を訪ねてきた。 相当の田舎である程碧簫の村には流浪中に道に迷った武士が一年に一、二度訪ねてくることがあった。 村に尋ねてきた武士の行動は大体2パターンに分けられる。一つは丁寧に道を聞いたり食べ物をもらってまた旅に出るタイプ、そしてもう一つは自分の剣をちらつかせて人々を脅迫し、食べ物を奪って旅に出る武士である。 武士という職業が剣を扱う人々であるので基本的に暴力的であり、後者の場合がほとんどであった。 その日も人々はこの武士に適当に怖がって食べ物を少し与えれば帰ると思い、普段のように行動をした。 しかし、脅迫しているところへ適当に食べ物を与えれば村を出て行ってくれた他の武士とは違い、怖がれば怖がるほどより一層勢いを増して人々に乱暴を働き、手を付けられない状態になってしまった。 乱暴を働く武士をどう対処すればいいか村人達が悩んでいたところ、ちょうど程碧簫の祖父が仕事を終えてやってきた。 武士に子供夫婦を殺された祖父は、乱暴を働く武士の姿を自分の子供の下手人と重ねてしまった祖父は堪えきれずに棍棒を持ち、その武士に近づいて村を出て行けと叫んだ。 程碧簫の祖父が前へ出ると数人の老人がその後を追って武士を取り囲み、想定外の状況に慌てた武士は祖父に刀を突きつけ、半泣きで近づくなと叫んだ。 武士の弱い姿に勢いを得た老人達は棍棒を持って武士をもっと脅した。ますます追い込まれると武士は理性を忘れてしまい、剣をやけくそに振り回して老人の中へと飛び込み、武士が我に返ったときには武士の剣が老人の体を貫いていた。 人殺しをしてしまった武士は狂ったように村を逃げ出し、程碧簫の祖父はだんだん冷たくなっていった。 程碧簫が老人の遺体を見たのは子供たちと遊びまわった後、夕暮れ時に家へと帰ってきたときであった。 家の周りに人だかりができていることを変に思った程碧簫は哀れな視線を後ろに感じたまま家へ入った。 家の中には白い布に包まれて横たわっている祖父がおり、何人かの村人達が程碧簫を抱きしめて泣き崩れた。やっとのことで状況を把握した程碧簫は祖父の死体をつかんで泣き崩れ、それが村全体に広がり涙の海へと変わった。 翌朝村人達は緊急会議を開いた。程碧簫の祖父の恨みを晴らすという主旨のもと会議は進み、家ごとに金を少しずつ集めて刺客を雇ってその武士を成敗することに決まった。 仕事は早く進んだ。お金が集まり刺客が雇われた。 逃げた武士の外見服装等参考にする事柄を聞いた刺客は前金をもらって出発し、人々はまた日常生活へと戻った。 ただ程碧簫だけが広くなった家で一人きりで刺客の消息を待っていた。 しかし、何日がたっても刺客から何の連絡も来ず、村人達は自分達がその刺客に騙されたのではと思い始めたころ、村から少しはなれた倉庫から刺客が死体で発見されたという話が広がった。 村人達はそそくさと逃げたその武士の実力で刺客を殺すことなどできないと思っていたので変に思っていたが、その刺客の出所がわかって村へと仕返しに来ることを恐れたので、村人達は復讐をあきらめることに決めた。 程碧簫はそのことを知ると村から姿を消した。家からは祖父が残した金数文と刀一振りを持って。。 そのとき程碧簫は13歳であった。村を出た彼女は武士を探すために次から次へと流離いながら武士の足跡を追った。しかし幼い少女が誰かを追うことはとても大変であり、彼女は追跡と生きるための絶え間ない試練にぶつかっては時が流れた。 10年が経った。10年間彼女は多くのことを経験し、自分の身一つぐらいは守れるぐらいの実力をもち、そこらの三流武士よりも仕事が速い流浪武士になった。 下手人を追跡するだけでは生活が心配であった彼女は流離いながら多くの実験を解決して生計を立て、同時に情報を集めていった。 ある日偶然程碧簫は仕事中に自分が探している下手人に似た印象を持つ者が長安へ行ったという情報を得た。人の多い場所が苦手な彼女であったが下手人を探すことができるという考えの下長安へ行き、彼女は自分も知らない間にシルクロードへと足を運んでいた。
https://w.atwiki.jp/silkwiki/pages/58.html
シルク関連リンク ■公式■ シルクロードオンライン http //www.silkonline.jp/ シルクロードオンライン http //members.silkonline.jp/ ■情報・攻略サイト■ MMO Station[SilkROAD ONLINE 攻略] http //www.mmo-station.com/silk/ シルクロードオンラインのひみつきち http //silkroad.himitsukichi.jp/ SILKROAD NEWS http //www.b-ranking.com/silk/ SiLKROAD FUN! http //silk.nkns.org/ Bravo SiLKROAD - 絹の広場 http //bravo.main.jp/silkroad/ ■Wiki・外部板■ SiLKROAD Online Wiki http //wikiwiki.jp/silkroad/ SiLKROAD Online Wiki http //silkwiki.s169.xrea.com/ SiLK ROAD Online http //yy33.kakiko.com/dameon/ ■関連スレッド■ シルクロードオンラインpart89【力極の読み方】 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1164655389/ 【シルクロードオンライン質問スレ14】 http //live19.2ch.net/test/read.cgi/mmoqa/1160552442/ シルクロードオンライン 本スレ案内所 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1133227424/ 【シルクロードオンライン】20㌔㍍ 黄河鯖 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1164129865/ 【シルクロードオンライン】 OASIS鯖21コブラクダ http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1164432920/ シルクロードオンライン インダス19 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1161620229/ 【シルクロードオンライン】楼蘭鯖【19】 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1165845361/ 【シルクロードオンライン】楼蘭鯖【羊】3匹目 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1158436068/ 【シルクロードオンライン】崑崙鯖9【新5鯖】 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1165904902/
https://w.atwiki.jp/onlinesilkroad/pages/169.html
グラフィック ESCキーを押して「システム」を出した後 「オプション」をクリックすると出る シルクを軽くしたり、グラフィックを綺麗にしたりする事が出来る 色々イジれるがイジりすぎると大変なことになるので注意 特に「Config」の部分はイジらないほうがよい グラフィック シルクを軽くしたり、画質を向上させたりするときに使用 解像度 画面の大きさを変更する。 ウィンドウモードを「フルスクリーン」にしている場合、サイズが小さいと画質が下がる パソコンのディスプレイが小さいとゲーム画面がはみ出る 丁度よい大きさに合わせるのがベスト 明るさ 画面の明るさを変更する。 非常に暗い~非常に明るいの5段階で調整可能 ウィンドウモード ・フルスクリーン 全画面表示。タスクバーが見えない ・ウィンドウディスプレイ ブラウザのように表示。無駄な部分を省くため軽い。タスクバーも見える View カメラの操作方法を変更する 自由視点 カメラを自由に動す事が出来る。 周りの様子を確認しやすいため交易等に便利 3人称視点 カメラが常に自分の背中を捉える。 動きが激しいため3D酔いに注意 クォータービュー視点 視点が上下に動かなくなる。 グラフィック設定 1と2を使い分ける事が出来る。 スクリーンショットを撮る時、シルクプレイ時と使い分けると便利 グラフィッククオリティー 画質を決定する 下になる程動作が軽くなり、プレイしやすくなる 下 非常に軽くなる。画質は最も低い 中 上と下の中間。重くもなく軽くもない 上 画質にこだわった設定。非常に重いがとても綺麗。 大規模戦闘 戦いやすさ重視の設定。イベントなど、人が集まる時にとても便利 使用者設定 設定を自分で調整した時に表示される。 影ディディール 地面の影の有無やリアルさを設定出来る 無し 影が現れない 円滑 丸い影が足元に現れる 鮮明 プレイヤーや物の形に似た影が現れる 背景視野 背景の見える距離を設定。低いと動作が軽くなるが、視野能力が低くなる キャラクター視野 相手プレイヤーが見える距離を設定。 高いと遠くの敵プレイヤーも見えるようになるが、重くなる 最高設定推奨
https://w.atwiki.jp/onlinesilkroad/pages/92.html
東欧シナリオ#5-女性キャラクター(前篇の前編) 13人中1人目~2人目。 夫探しの貴族の女と体に悪魔の能力が植えつけられてある家出少女の話。 ルシラ 職業:貴族 年齢:42 ルシラは幼いときからローマの貴族社会で有名な女性であった。良い家門とずば抜けた美貌、賢さまで兼ね備えた彼女は婚期になる前から多くの貴族の若者達の欽慕の対象であった。 そんなルシラが結婚する年になると彼女の家は毎日のように花束でいっぱいになり、彼女と偶然を装った出会いを持とうとする者達のせいで彼女の乗った馬車は近くへ出かけるだけでも一日の時間を要し、さらには彼女の家の前で彼女をかけて決闘するものたちまで現れた。 ところが幼いころから多くの愛を受けて育ってきた彼女は気に入った相手を見つけ出すことが容易ではなく、多くの男達をいらだたせて時が過ぎていった。 そんなある日コンスタンティノープルでは先王が死に、王子がいない間に執政官が王の座を狙って反乱を起こし、執政官の反乱が成功しそうになるとルシラの家門は危機に陥る。 反乱軍の標的になったルシラの家の人々は死ぬまで王に忠誠を誓い、ルシラの父と二人の兄が反乱軍の戦闘を準備をする中、ルシラと彼女の母だけは最悪の事態に備えて安全な場所に避難することにした。 二人の母娘は自分達だけが逃げ出すことは出来ないと良い、例え死んだとしても一緒に暮らすほうが良いと抵抗したが、跪いて頼む父の姿に涙を流し、仕方なく脱出を承諾して馬車に乗った。 彼女達を乗せた馬車が邸宅を脱するや否や抵抗軍が邸宅に入り熾烈な戦闘が始まり、ルシラは遠くなっていく父と兄の最後の姿を馬車の中から泣きながら眺めるしかなかった。 しかし、ルシラが乗った馬車も邸宅を出てからいくばくもしないうちに反乱軍によって包囲され、護衛へいたちが抵抗して見せたが皆殺されてしまった。結局ルシラと彼女の母は馬車から引き摺り下ろされ、ルシラをそのときに守ろうとした母は反乱軍の刀によって死ぬ。 母の死を目の前で見たルシラは気を失う直前であった。今時分の身の回りに起きていることが全て夢の中のように感じられた。周辺に倒れている護衛兵たちの死骸や母の死骸が全て現実ではないことを望んだ。彼女は朦朧とした意識の中、騎士を見ていた。 彼女の騎士は黒尽くめの服を着ていた。肩に担いでいる巨大な剣も黒い色の取っ手を持っていた。ルシラの薄暗い目には彼の姿がまるで地の上を悠々と飛び回るカラスのように見えた。 カラスの近くにかもめが集まってきた。かもめは足のつめでカラスを攻撃した。するとからすも爪を剥いた。とても巨大で白い爪を。 数回の閃光がルシラの目をくらませ、閃光に合わせて海面が波打った。しばらく後海は静かな姿を取り戻した。 彼女の手が完全に冷えてしまった母の死骸に触れたときルシラは我に返り、彼女の目の前には死骸から使えそうなものを物色する黒服の男がいた。 彼は彼女が我に返ったことに気づき、被っていたフードを脱いでその服の色とは正反対な真っ白な顔に微笑を浮かべながら手を差し伸べた。ルシラの手を握って起こしながら彼は自分を渡り者のの騎士だと言った。家がどこなのかを問うた彼にルシラは指で家の方角を指した。家まで送るという彼の言葉に足を踏み出したルシラは、足に力が抜けてその場に座り込み、渡り者の騎士は彼女を背負って家まで送ってくれた。 彼女の家は燃えていた。この間まで彼女が笑ったり騒いだりして幸せなときを過ごしていた美しい邸宅は火に燃えて消えていた。そして邸宅の門の前にあった父と兄の死骸を見てルシラは気を失ってしまった。 ルシラが気づいたとき、誰もいない粗末な小屋にいた。その渡り者の騎士の家であると思った彼女は彼に感謝の挨拶をして去るつもりで彼を待った。夜になると彼女が食べ物を抱えて帰ってきて、彼女が目を覚ましたことを喜んでくれる彼に彼女はどうしても去るということができなかった。感謝の返答の代わりに彼が持ってきた食料を使って丹念に料理を作った。そうしてルシラと渡り者の騎士のぎこちない同居が始まった。 数日後ルシラは反乱が抑えられて彼女を訪ねてきた叔父にのもとへと帰り、渡り者の騎士も元の自分の生活に戻った。叔父の家に帰った彼女は渡り者の騎士に大きな礼をしようと思ったが、彼はまた旅に出た後だった。 長い間叔父の面倒を受け安定した生活を取り戻し、ルシラにまた婚姻の話が出た。彼女に結婚する意志はなかったが、これ以上叔父の世話になることを済まなく思ったルシラは結婚を心に決める。しかしあまりに多い競争者達のため、彼女は叔父が紹介してくれた数人の人と話をしてみた後心を決めることにした。 紹介を受けて何人かの貴族たちと話を交わしたルシラは自分の気に入る相手がおらず、最後の相手と対話する日がやってきた。いつものように相手を待ちながら座っていた彼女は相手の顔が顔なじみであることが分かったが、どこであった人なのかを思い出せずにいた。 派手な服装と礼儀正しい言葉、マナーのある身振りまでもが長年教育を受けた貴族の男であることが明らかなのだが、今までにあってきた貴族の若者の中では記憶のない人であった。 その男との会話が終わるまで彼をどこで見たか思い出せなかったルシラは結局、彼との会話を切り上げた後彼を帰すことになった。彼を見送るため門を出たときである。その男は門のそばに立てかけておいた巨大な黒い剣をかつぎ、その瞬間彼女は自分が「クロウ」だといいながら助けてくれた渡り者の騎士の姿が重なって見えた。やっとすべてのことを思い出したルシラは彼が貴族だということに驚き、何も言わずに消えたことに腹を立てたが、再会できてうれしいという感情も混ざり、複雑な心であったが、彼と再会の約束をした。 こうして彼らはまた会い、結婚することになった。 彼らの結婚生活は幸せであった。元々男も影響力の大きい家門の出身であり、彼らの生活は豊かで余裕があった。 何の理由か子供が出来なかったが、それでも彼らはより一層愛し合いお互いを惜しんだ。 その後異民族が攻め寄せてて戦争が起こる。貴族の男達は指揮官として戦場に出なければならず、平民達も兵士として戦闘に参加しなければならなかった。 幸せな歳月を過ごしたルシラ夫婦にとっても戦争は例外ではなかった。男は国家を守るために出兵しなければならず、邸宅に残ったルシラも毎日彼が無事帰ってくることだけを祈っていた。 しかし彼はルシラの元には帰ってこなかった。 異民族の力を軽んじたビザンティン帝国の軍隊はまともに武将も取り揃えず、戦略もなしに戦争を始めて無残に崩れた。ビザンティン帝国の先鋒部隊はこれといった力を出す前にバルバロイ族に全滅させられ、その中に彼も含まれていたということであった。 しかし、市外が発見されなかった。もちろん彼の死骸だけが消えてしまったのではない。騎士たちの大部分の死骸が消えたのである。人々は異民族が戦利品として騎士たちの死骸を持っていったと考えたが、ルシラはその言葉を聞かずに自分の夫がどこかでまだ生きていると信じていた。どこかで彼が苦しんでいると思うと心配になって夜も眠れなくなった。 ルシラは彼を探しに出ることにした。彼女には頼れる人がいなかったので自らの力で彼を尋ねなければなかった。いろいろな人に会いながら彼の消息を聞き、多くの金を使ったが役に立つ情報はほとんど得ることが出来ず時間だけがたった。 彼女の持っていた財産はますます減り、体は悪くなった。しかしルシラは諦めず、結局彼女は倒れてしまう。 最後に残ったお金を病院で全て使い尽くしてしまったルシラは無一文になってしまったが、夫を尋ねるという意志だけは曲げなかった。仕事をしながら夫をたずねるという決心を立てたルシラは働く場所を調べると、普段よいことをたくさんしてきたので多くの人々が彼女の力になろうとして良い仕事の紹介をたくさん受けた。 その中で過去に彼女に物を売ったりして交流があった一商人がある商会に入って一緒に働かないかという提案をし。旅行をすれば夫の消息をより掴みやすくなると思ったルシラは商人の提案を受け入れることにする。 こうしてルシラはシルクロードに足を踏み入れ、夫を尋ねる旅を始めるのであった。 キスケ 職業:魔女 年齢:20 過去天界にて大きな戦争が起こった。 神に一番近い席で使えていた大天使ルシファーが自分の能力を過信した挙句、自ら神の席に座るために 神に反旗を掲げ、ルシファーについていった多くの天使も神に対して反逆を図った。 しかし、神に対する反逆は失敗に終わり、ルシファーは大天使ミカエルに自分の全ての能力を奪われる。 神は自分に反旗を掲げた全ての天使を地上世界へと落としそのときに地獄ができた。 ルシファーも地獄の落ちたが、もしものときにあるかもしれない彼の復活を阻むため、彼の肉体は地獄 に封印され、魂も地上のほかの人間の体に封印された。 ―ルキペル譚より抜粋 神から授かった剣を持って戦闘に出た大天使ミカエルとの戦闘で敗れたルシファーは自分のかけがえの双子の兄弟であったが、これからはお互いに命を狙う敵になってしまい、ミカエルに自分を生かしてくれるように哀願した。 ミカエルは自分の剣によってわき腹を突かれて体液をこぼすルシファーを見ながら複雑な感情に包まれた。愛する双子の兄弟の傲慢な心を前もって気づくことが出来ずにこのような状況になってしまったことに後悔し、神を裏切った兄弟を自分の手で処罰しなければならない現実が辛かった。 そしてミカエルは神に頼んだ。自分の手で兄弟を倒すことが出来ないのでルシファーの命だけは救ってくれと。 ミカエルを哀れに思った髪は彼の頼みを聞き入れ、ルシファーの能力を奪って封印し、肉体を地獄へ送り魂を地上へ生かせて果てしなく辛い生涯を暮らさせるようにした。そしてルシファーから奪った能力があまりにも強く、天界の存在たちには欲の対象になることを懸念した神はその力を他の天使がむさぼることが出来ないように人間の体に封印することに決める。 キスケが初めて人間界に出た場所は貧民街の汚い路地であった。彼女がどうして捨てられていたかは誰もわからなかったが、彼女はそこにいたのであった。そんな彼女を偶然通り過ぎたメルリン(他PC)が見つけ、メルリンは彼女を自分の家に連れて行って育て、キスケの人生が始まった。 しかしキスケの生活は他の子供達とはとても違っていた。 血を見ると暴走する病気を持っているメルリンは、キスケがもしも外に出て怪我をしたら血を見ることになるかもしれないと思い、外出できないようにしていた。そしてキスケは世間を見ることが出来ないまま家でのみ過ごしていた。 メルリンから基本的な教育と世間の常識を学び、数多くの本を読んで世間に対する想像力を満たし、キスケはいつも広い世の中にあこがれた。 彼女が15歳になって、メルリンは寂しがるキスケをかわいそうに思い、幼い奴隷を一人家に連れてくる。キスケはヨンソと名乗った少年と楽しい時間を過ごした。 彼は他のことはよく話してくれたが、世間の話になると口をつぐんだのでキスケの知りたいことはますます大きくなっていった。世間の話をするとキスケが外出したがることを危惧したメルリンがヨンソを脅かしたからである。 何年語ったある日、元々貿易少年だった父の元で育つが、幼いころから自由に流れながら育ったヨンソは家で閉じ込められて過ごす生活に耐えることが出来ずに脱出を試みるが、あろうことかキスケに見つかってしまう。 脱出しようとしたことがメルリンに知られると大きい罰を受けることを恐れたヨンソはキスケに見なかった振りをするように頼み、このことを隠す代わりに世間の話をするという取引を要請した。 そのときからヨンソはキスケに幼いときに自分が見た多様な世の中を話し、キスケはますますその話に落ちていった。 自分の想像にヨンソの話を交えて作り出した世の中にキスケは完全に心を奪われてしまい、時間がたつほど外世に対する知りたいことは大きくなっていった。 結局好奇心を抑えられずに家出を決心したキスケはメルリンに内緒で旅に出る準備をし、機会をうかがっていた。 時間がたってキスケの20歳の誕生日の前日になった。彼女の誕生日を特別なものにする素敵な贈り物を用意するためにメルリンは遠い場所に出かけた。 メルリンの長い外出を機会だと見たキスケはしばらく旅に出るという手紙一枚を残し、ヨンソに聞いた中国を見物するためにコンスタンティノープルへと向かう。 しかし、キスケは自分の体におびただしい力が宿っていることを知らず、それに対してどんな未来が開かれることを知らずに幸せな顔をしてシルクロードの中へと向かう。