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https://w.atwiki.jp/kaede-asuka-layout/pages/43.html
(複写元URL http //www12.atwiki.jp/kaede-asuka-layout/pages/39.html ) 「やまぶき Ver2.x」を使う場合をご覧になったことがない方は、先立って「やまぶき Ver2.x」を使う場合をご覧いただくことをオススメします。 以下をテキストファイルにコピー&ペーストして、 「Rかえでライティあすか(英かなシフト別置).yab」 などの名前を付けて保存してください。 ※「英数」「カタカナひらがな」キーを使って、 IME=ONのまま文字入力できる設定にしています。 ※「英数」「カタカナひらがな」キーを別機能に転用する ときは、[ローマ字英数シフト無し][ローマ字英数左親指シフト] [ローマ字英数右親指シフト]の3セクションを除去してください。 [ローマ字シフト無し] 1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 , 7 , 8 , 9 , 0 , - , ^ , ¥ 「 , ー ,ji,bu, % , ―― , ・ ,to,ha,ba, 」 , [ ki,si,u,te,gi,yu,xn,i,ka,ta,ke, ] pi,ti,mi,ni,di,xya,xtu,xyo,xyu,me, …… [ローマ字左親指シフト] ! , ” , # , $ , % , & , ’ , ( , ) , + , = , ~ , | ze,se,e,xa,xu,xe,xi,yo,hu, ! , ) , { da,sa,a,ri,xo,zu,ru,su,ma,de,ge, } za,hi,ne,bi,vu,ya,ga, 、 , 。 , ? ,無 [ローマ字右親指シフト] ! , ” , # , $ , % , & , ゛ , < , > , ゜ ,無,無,無 ( ,pu,re,pa, & , ~ ,zo,so,ko,go,po, 「 wa,o,na,ra,du,nu,ku,no,tu,ho,ro, 」 pe,be,he,gu, * ,mu,wo,do,mo,bo,無 [ローマ字小指シフト] ! , ” , # , $ , % , & , ’ , ( , ) , 無 , = , ~ , | Q , W , E , R , T , Y , U , I , O , P , @ , { A , S , D , F , G , H , J , K , L , ; , : , } Z , X , C , V , B , N , M , , , . , / ,無 [ローマ字英数シフト無し] 1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 , 7 , 8 , 9 , 0 , - , ^ , ¥ q , w , e , r , t , y , u , i , o , p , @ , [ a , s , d , f , g , h , j , k , l , ; , : , ] z , x , c , v , b , n , m , , , . , /v,無 [ローマ字英数左親指シフト] ! , ” , # , $ , % , & , ’ , ( , ) , 無 , = , ~ , | Q , W , E , R , T , Y , U , I , O , P , @ , { A , S , D , F , G , H , J , K , L , + , * , } Z , X , C , V , B , N , M , < , > , / ,無 [ローマ字英数右親指シフト] ! , ” , # , $ , % , & , ’ , ( , ) , 無 , = , ~ , | Q , W , E , R , T , Y , U , I , O , P , @ , { A , S , D , F , G , H , J , K , L , + , * , } Z , X , C , V , B , N , M , < , > , / ,無
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主人公向けのキャラとなること間違いなしの期待の一番星! 是非ともモララーと同じアンビションを使わせたい… -- (デュー) 2012-04-07 21 50 23 お節介かもしれないけど…カービィ大好きっ子のボクから、トライデントキービィの考えた技名と能力を紹介するね♪ 月吸玉:俊から貰った物。月の光をトライデントに吸収することで“月光力”を増すことのできる物。 “月光力”とはトライデント自体が元々持つ武器能力。この力による光が増せば増すほど脅威的な攻撃力を得ることができる。ただし月の昇らない朝方などでは逆に弱体化する。 ・???(技名はご自由に♪) トライデントによる、前方に飛び上がって繰り出す縦回転斬り。 炎と雷の属性付きで攻撃力上昇。 ・??? トライデントを構え、素早く前進して突きを繰り出す。 炎と雷の属性付きで攻撃力上昇。 ・??? トライデントを投げ、素早くその上に飛び乗って繰り出す突撃。 これで空中を移動することも可能だが、その際はカーブが効かないので注意。 炎と雷の属性付きで攻撃力上昇。 ・??? 攻撃を喰らうとトライデントで斬り上げて反撃するカウンター技。 唯一属性による攻撃力上昇が付けられない。 ・アンビション 新世界でミドビィを探している間、自然に身に着いた“最強技を翻す”能力。 モララーやデュルグを参照。簡単に言えば普通ではダメージを与えるのが不可能、或いは難しい「環境系のカービィ族」や「エンペラー」や「エクロシア」などにも攻撃を与えられる。 ・??? 切り札。 トライデントを頭上で素早く振り回し、巨大な竜巻を生み出し敵を天へ打ち上げる。 その後上空へ飛んで巨大竜巻を凝縮させてトライデントに纏わせ、すさまじい威力を誇る斬り裂きの乱舞を浴びせ、最後に敵を地面へ叩きつける。 本来ならこの辺で手加減すればいいが、まだ続ける場合としては…地面に叩きつけた敵に目がけ真っ直ぐに急降下して突き刺すのもアリ♪ こんな感じかな…?気が向いたら他の子たちのも考えるからね♪ まあ、参考と言うのもあれだけど…もしよかったら使ってみて♪ -- (デュー) 2012-04-10 19 17 58
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ibus.el これは何? Emacsで、日本語や中国語などの文字列をIBusを経由して入力するためのマイナーモード(ibus-mode)です。 IBusのクライアントとして動作します。 GNU Emacs 22, 23, 24用です。XEmacsでは無理だと思います。 質問・ツッコミはこちらのTwitterアカウントへお願いします→@iRi_E バグ報告はLaunchpadでお願いします(英語)→https //bugs.launchpad.net/ibus.el このWikiやはてなダイアリーにコメントを書かれても見落とす可能性が大きいので、申し訳ありませんが上記のどちらかにして下さい。 特徴 IBusの提供する機能はほとんど使えます。一般的なEmacs用のInput Methodとは異なり、Emacsの起動時にマイナーモードをONにして使うことを想定しています。 できることバッファ毎に入力モードの切り替えができます。 C-SPCとかC-/をIBusに渡さないように設定できます。 かな入力方式、親指シフト入力方式に対応した(つもり)。 IBusのon/off状態によってカーソルの色を変えられます。 インクリメンタル検索(isearch-mode)で使用できます。 できないこと端末エミュレータ上では使えません。 モディファイアキー(shiftやcontrol)単独の押下は検出できません。 最新情報 ibus.el Version 0.3. をリリースしました。 (2012.02.29) Version 0.3.1からの変更点 オプション `ibus-agent-search-paths を追加(ibus.el をロードした後に ibus-el-agnet を別のディレクトリに移動すると自動的に見つけられなくなる、という問題を修正するため) 特定の環境で、Xlib のエラーメッセージ(BadWindow)が時々表示される問題を修正(LP #932517) ibus-daemon を自動起動する場合のコマンドラインオプションを、 XIMサーバーを一緒に起動するように変更 ("-d" → "-dx") (更新履歴はこちら) ダウンロードとインストール 手動でインストールする場合 まず、以下のファイルをダウンロードします。 ibus-el-0.3.2.tar.gz(ftpダウンロードはここからどうぞ。) ダウンロードしたファイルを展開し、ibus.elをEmacsのロードパスの通ったディレクトリに保存してバイトコンパイルします。ibus-el-agentも適当なディレクトリに保存します(ibus.elと同じディレクトリか、/usr/lib/ibus-el, /usr/share/ibus-elなどに入れると、ibus.elのロード時に勝手に見付けてくれます)。 md5sumやGnuPGの署名を検証したい方はLaunchpad内のダウンロードページをご利用ください。 debパッケージを利用する場合 debパッケージはLaunchpadのPPAに置いてあります。 Ubuntuの場合、以下のコマンドを実行してください。 sudo add-apt-repository ppa irie/elisp sudo apt-get update sudo apt-get install ibus-el なお、Precise, Oneiric, Natty, Maverick, Lucidのパッケージに違いはありません。 使い方 目次 基本の設定 いろいろな設定入力モードの切り換え方法 キーバインドの設定 かな入力方式・親指シフト入力を使うための設定 カーソルの色・形状・表示位置の設定 アンドゥの挙動を変える設定 候補ウインドウの位置を調整する設定 その他の設定ibus-modeのキーマップを一時的に無効にする インプットメソッド別の設定ibus-anthy ibus-skk ibus-mozc 基本の設定 ibus.el をEmacsのロードパスの通ったディレクトリに保存し、バイトコンパイルします。DebianやUbuntuの場合はdebパッケージを利用するといいでしょう。 .emacsファイルに以下の内容を追加します。 (require ibus) (add-hook after-init-hook ibus-mode-on) ibus-modeを有効にするには、XIMを無効化してキーイベントを横取りされないようにする必要があります。ターミナルから以下のようにEmacsを起動します。 XMODIFIERS=@im=none emacs Emacs利用時に常にXIMを無効にしたい場合は、上記の方法よりもXリソースを設定する方がよいでしょう。ホームディレクトリの.Xresourcesファイルに Emacs*useXIM false という行を追加し、ターミナルからコマンド xrdb ~/.Xresources を実行するか、一旦ログアウトしてXサーバを再起動した後、Emacsを起動します。 いろいろな設定 .emacsファイルのibus.elを読み込んだ後の部分に、その他の設定を書きます。 (require ibus) (add-hook after-init-hook ibus-mode-on) ここに設定を書く .emacsファイルの設定例です。 (require ibus) (add-hook after-init-hook ibus-mode-on) ;; C-SPC は Set Mark に使う (ibus-define-common-key ?\C-\s nil) ;; C-/ は Undo に使う (ibus-define-common-key ?\C-/ nil) ;; IBusの状態によってカーソル色を変化させる (setq ibus-cursor-color ("red" "blue" "limegreen")) ;; C-j で半角英数モードをトグルする (ibus-define-common-key ?\C-j t) なお、ほとんどの設定はGUI(custom-mode)で行うこともできす。キーボードから M-x customize-group RET ibus RET と入力するか、GUI で Emacs Group Editing Group Ibus Group と辿って開始して下さい。 入力モードの切り換え方法 デフォルトではバッファ毎にインプットメソッドの状態を保持します。すべてのバッファで入力状態を共有したい場合は、次のように設定してください。 (setq ibus-mode-local nil) キーバインドの設定 C-SPC は Set Mark に使う (ibus-define-common-key ?\C-\ nil) C-/ は Undo に使う (ibus-define-common-key ?\C-/ nil) 上の2つは1行にまとめることができます。 (ibus-define-common-key [?\C-\ ?\C-/] nil) 逆に、IBusに渡すキーイベントを追加するには、第2引数を非nilにします。 C-henkan をIBusで使用する (ibus-define-common-key C-henkan t) プリエディット時にだけIBusに送るキーイベントを変更するには関数ibus-define-preedit-keyを使います。 プリエディット時のみ C-henkan をIBusで使用する (ibus-define-preedit-key C-henkan t) 補足:EmacsはキーボードにMetaキーがない場合、AltキーをMetaキーと見なしますが、ibus-modeの設定では実際のキー名で指定します。例えば、Alt + 漢字 は、Emacsのキーイベントとしては M-zenkaku-hankaku になりますが、IBusの設定と同じくAltを使って A-kanji と指定します。 かな入力方式・親指シフト入力を使うための設定 かな入力方式で「ー」(長音記号)を入力できるようにする(jp-106キーボードのみ) デフォルト状態では、バックスラッシュキー(\)と円記号キー(¥)を区別できないため、かな入力方式で「ー」を入力するにはシフトキーを押さなければなりません。シフトキーを押さずに入力できるようにするには、次のように記述します。 (setq ibus-use-kana-onbiki-key t) この設定により、入力フォーカスがEmacsにあるときにだけ一時的にxmodmapで代替のKeySymを割り当てています。デフォルトでは代替のKeySymとして"F24"を使います。 "F24"のような代替のKeysymを使わずに、IBusがオンの時に円記号キー(¥)を縦棒(|)に置き換えるようにする場合は、さらに次の行を追加します。 (setq ibus-kana-onbiki-x-keysym "bar" ibus-kana-onbiki-key-symbol nil) 親指シフト方式を使う場合の同時打鍵判定時間(単位は秒) 同時打鍵判定はEmacs側で独自に行います。0.1〜0.2秒程度に設定します。 (setq ibus-simultaneous-pressing-time 0.1) 判定方法の都合上、IBusがオンの時に、単独打鍵に対してこの時間だけ文字の出るタイミングが遅れますので、あまり大きな値を設定しない方が良いです。特に、ローマ字入力やかな入力しか使わない場合は、nil(デフォルト値)にしておいてください。 カーソルの色・形状・表示位置の設定 変換候補表示中のカーソルの位置および形状を変える (setq ibus-cursor-color "red") これで、IBusがオンの時にカーソル色が赤になります。オフ時のカーソル色も指定したい場合はコンスセルで指定します。例えば (setq ibus-cursor-color ("red" . "blue")) とすると、オンで赤、オフで青になります。更に、IBusが無効化された状態(バッファがread onlyの時や、viシミュレータ(viper-modeなど)におけるvi状態の時など)でカーソル色を変えたい場合は、リストで指定します。 無効化時にカーソル色を文字のforeground colorと同色にする場合: (setq ibus-cursor-color ("red" "blue")) 無効化時にカーソル色を緑(limegreen)にする場合: (setq ibus-cursor-color ("red" "blue" "limegreen")) 変換候補表示中のカーソルの位置および形状を変える デフォルトの状態では、変換候補表示中のカーソルの形状は縦棒になります。変換候補表示にカーソルを通常の形状でプリエディット領域の末尾に表示したい場合、次のように設定します。 (setq ibus-cursor-type-for-candidate 0) (setq ibus-put-cursor-on-candidate nil) インクリメンタル検索中のカーソル形状を変更する インクリメンタル検索(isearch-mode)から抜けてテキストの編集を再開しようとした時に、実はまだisearch-modeから抜けていなくて余計な検索をしてしまう、ということがあります。検索中にカーソル形状が変わるようにすれば、このような失敗を防げます。例えば (setq ibus-isearch-cursor-type hollow) とすると、検索中は塗りつぶされていない箱型のカーソルになります。(このオプションはインプットメソッドとは直接関係はありません。) アンドゥの挙動を変える設定 アンドゥの時に、文字列を確定した位置ごとに戻るようにする デフォルトでは、アンドゥは20カラムごとに行われるようになっています。文節単位で確定するような使い方をする場合、確定した位置まで戻るようにする方が便利でしょう。 (setq ibus-undo-by-committed-string t) ただし、ibus-skkの直接入力などの、1文字ずつコミットしていくタイプのインプットメソッドでは1文字ずつアンドゥするようになってしまいます。 候補ウインドウの位置を調整する設定 標準の状態では、変換候補ウインドウ内の候補の文字列がカーソル位置よりもかなり右方向に離れて表示されて少し見づらいですね。オプション `ibus-candidate-window-h-offset と `ibus-prediction-window-h-offset で、候補ウインドウの表示位置を水平方向にピクセル単位で調節することができます。 ;; 候補ウインドウを左へ57ピクセルずらして表示 (setq ibus-candidate-window-h-offset -57) ;; 予測ウインドウを左へ50ピクセルずらして表示 (setq ibus-prediction-window-h-offset -50) その他の設定 以下の設定はGUIではできません。.emacsファイルに記述するか、M-xをタイプしてミニバッファで入力してください。 ibus-modeのキーマップを一時的に無効にする ibus-modeと相性の悪いメジャーモードやマイナーモードがある場合は、次のようにしてibus-modeのキーマップを無効化すると良いかもしれません。 M-x ibus-disable-keymap 元に戻す場合は、 M-x ibus-enable-keymap 特定のメジャーモードでibus-modeのキーマップを無効にする場合には.emacsファイルに次のように記述します(例:hoge-mode)。 (add-to-list ibus-incompatible-major-modes hoge-mode) インプットメソッド別の設定 使用するインプットメソッドによっては、追加の設定が必要な場合があります。 ibus-anthy かな入力と親指シフト入力に関しては、上述の通りです。 半角英数モードをトグルするために C-j を使う (ibus-define-common-key ?\C-j t) ibus-skk C-jでひらがなモードに戻せるようにする (ibus-define-common-key ?\C-j t) ibus-mozc かな入力に関しては、上述の通りです。 予測候補ウィンドウの表示位置の変更 デフォルトでは、予測候補ウィンドウをプリエディット領域の先頭位置に表示します。この挙動は他のアプリケーションで ibus-mozc を使う場合と異なっていますが、ウィンドウが移動しないので速度的には有利です。ただし、画面下方ではこのウィンドウによってプリエディット領域が覆い隠されてしまうことがあります。他のアプリケーションと同様にカーソル位置で予測候補ウィンドウを表示するには以下のようにします。 (setq ibus-prediction-window-position t) 更新履歴 2012.02.29 version 0.3.2 オプション `ibus-agent-search-paths を追加(ibus.el をロードした後に ibus-el-agnet を別のディレクトリに移動すると自動的に見つけられなくなる、という問題を修正するため) 特定の環境で、Xlib のエラーメッセージ(BadWindow)が時々表示される問題を修正(LP #932517) ibus-daemon を自動起動する場合のコマンドラインオプションを、 XIMサーバーを一緒に起動するように変更 ("-d" → "-dx") 2012.02.14 version 0.3.1 surrounding text をサポートしない古いバージョンの IBus ( 1.4.0) でエラーが発生する不具合を修正 (LP #930015) 新しく生成されたバッファが IBus daemon から IMContext ID を受け取る前に削除された場合に、ibus-mode が異常終了する不具合を修正 (LP #930820) 同期通信において、タイムアウト前に "Couldn t receive data from agent." という不適当なエラーメッセージが表示されるのを修正 IBus にハンドルされないキーイベントに対して前置引数が効かない不具合を修正 複数ストロークのキーシーケンスに対するエコー領域の表示を修正 IBus にハンドルされないキーイベントに対して Emacs のコマンドをの fallback として事項する時、キーイベントのキューに入れずに直接実行するように変更(C-x 等の前置キーイベントを除く) README.Debian ファイルを削除 (Debian #648596) 2011.12.24 version 0.3.0 surrounding text に対応 オプション `ibus-candidate-window-h-offset を追加 オプション `ibus-prediction-window-h-offset を追加 コマンド `ibus-enable-specified-engine を追加 IBus のバージョン 1.3.8 以降で、ibus-prediction-window-position=0 の設定がミニバッファ内でも有効になるように変更 太さ 0 のアンダーラインを表示するように変更 `table-insert で作成した表が、プリエディットが異常終了した場合に壊れる可能性がある問題を修正 m17n 等のいくつかのエンジンでプリエディットが異常終了してしまう事がある問題を修正 Ubuntu の Unity desktop 上で、get_input_focus() がしばしば誤ってルートウィンドウを返すために入力フォーカスが検出できない問題を修正 auto-fill-mode が動作しない不具合を修正 (LP #784452) StumpWM で入力フォーカスの状態が正常に取得できない不具合を修正 (LP #856358) 2010.11.03 version 0.2.1 vim-modeのサポートを追加 `ibus-agent-file-name の検索パスにlibexecディレクトリを追加 半角英数モードにおいてキーイベントに対する元々の動作をシミュレートするために、fallbackのコマンドを実行するように変更(IBus issue #1058) オプション `ibus-kana-onbiki-x-keysym および `ibus-kana-onbiki-key-symbol を無効にできるように、カスタマイズ型を修正 カーソル色をリセットするときに、テーマの色を考慮するように修正 非Xフレームに対して不必要にカーソル色をセットしないように修正 コマンド実行中に不必要にカレントバッファをチェックしないように修正 非XフレームからXフレームに切り替えるとキーマップが更新されない場合がある不具合を修正 モニターの電源が省電力機能で自動的に切れると、ibus-modeが異常終了する不具合を修正 複数フレームの1つでemacs−w3mを起動すると、他のバッファのうちの1つでキーマップが無効化されてしまう不具合を修正 ibus-mode開始時またはディスプレイ切替時に、ibus-el-agentがXのディスプレイへの接続に失敗してクラッシュする場合がある問題を修正したかも(RH bug #627358) 2010.08.19 version 0.2.0 `ibus グループの親グループに `i18n を追加 オプション `ibus-agent-start-ibus-daemon を追加 デフォルトではibus-daemonを自動的に起動しないように変更 (RH bug #620349) xwininfoを使わないように変更 Xのルートウインドウの「_NET_ACTIVE_WINDOW」プロパティを使わないように変更 複数ディスプレイ環境で複数の異なるレイアウトのキーボードを使う場合でも、Alt-Meta間の変換が正常に動作するように修正 カスタム変数の説明文字列を書き直した 内部的なオプションibus-meta-key-existsを削除 keyvalが非アルファベットのASCII文字の場合に、Shiftキーが無視される不具合を修正 isearch-modeでibus-toggleコマンドを使うとミニバッファが消去されてしまう不具合を修正 isearch-mode-mapにおいて C-\ がibus-toggleコマンドに割付けられ、かつ `ibus-use-kana-onbiki-key が非nilの場合に、Xのキーマップが正常に書き換えられない不具合を修正 他のアプリケーションからフォーカスインした後、最大約0.3秒間キーマップが無効になっている不具合を修正 キーボードにMetaキーが有る場合に、Alt + Romajiが無視される不具合を修正 キーボードにMetaキーが有る場合に、forward_key_eventがRomajiキーをHiragana_Katakanaキーに誤変換する不具合を修正 複数ディスプレイ環境でibus-el-agentがインデックスエラー(list index out of range)を発生することがある問題を修正 ibus-modeが異常終了した後にpost-command-hookが実行される可能性がある不具合を修正 インクリメンタル検索時に `english-dvorak インプットメソッドとIBusを併用できない不具合を修正 ヘッダーラインが表示されている時にtext-scale-modeをオフにすると、行の高さとして誤った値が使われる不具合を修正 インクリメンタル検索にIBusを使うと、時々 " ibus-resume-preedit is undefined" というエラーが出る不具合を修正 インクリメンタル検索にIBusを使うと、時々誤ってプリエディット文字列がカレントバッファに挿入されてしまう不具合を修正 2010.06.11 version 0.1.1 オプション `ibus-prediction-window-position を追加 オプション `ibus-agent-buffering-time を追加 Key release イベントをエージェントに送る必要がないように変更 カーソル位置が変化しなかった場合に座標をエージェントに送信しないように変更 プリエディットが空の場合に不必要な空文字列をEmacsが受け取らないように変更 不必要になっていたイベント `ibus-dummy-event を使わないように変更 文字列確定の直後にカーソル位置を送信しないようにした ibus-anthy の「フォーカスアウト時の動作」を「保持」 に設定している場合に、正常動作するようにした 同一のバッファを表示している別フレームを選択した時に、プリエディットを再描画するようにした ヘッダーライン表示時に text-scale-mode で候補ウインドウの位置がずれる不具合を修正 多数のフレームを使用していると、post-command-hook が非常に重たくなる不具合を修正 IBus 1.3で使用すると、ibus-mode が突然 終了することがある不具合を修正 エージェントによるIBusデーモンの起動が失敗することがある不具合を修正 2010.05.29 version 0.1.0 初公開
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【ダブルクリックした時】イベント 部品をマウスでダブルクリックした時に発生するイベントです。 部品をダブルクリックすると、「マウス押した時」と「マウス離した時」、「クリックした時」のイベントも発生します。※「クリックした時」イベントを参照。 「ダブルクリックした時」イベントが発生すると、そのときのマウス座標が「マウスX」「マウスY」に、押されたマウスのボタンが「押されたボタン」に、同時に押されていた特殊キーが「シフトキー」にそれぞれ設定されます。 イベントの設定 (部品名)のダブルクリックした時は (イベント処理) ***** サンプル ***** エディタAとはエディタ。 エディタAについて テキストは「ダブルクリック」 ダブルクリックした時は 「ダブルクリックしたよ!」と言う。 ***** ここまで *****
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Hardware and Software 作成日 2007/09/17 H.Naito 更新日 2007/11/01 T.Kodama 全般 ServerApple DELL Fujitsu HP IBM / Lenovo NEC Personal ComputerApple DELL EPSON Fujitsu HP IBM / Lenovo NEC Panasonic SHARP Sony TOSHIBA Network (LAN etc...)CISCO LINKSYS NETGEAR Planex PrinterレーザープリンタCanon EPSON RICHO インクジェットプリンタCanon EPSON HP KeyBoard Mouse良いと思われる製品 悪いと思われる製品 ScannerCANON EPSON Hardware and Software 全般 Microsoft は、実はハードの方が出来が良い。ドライバもまあまあ。なのに OS とかは… BUFFALO(旧メルコ)の品質はとにかく悪い。某大手電気屋の販売員の話より。 玄人志向の実態は、BUFFALOなので、品質は自ずと分かるかと。 I-O DATAは、周辺機器としてはまあまあ。 恵安のHDDケースは、すぐ壊れるので、購入は勧められない。 HGSTの3.5inchHDDは、壊れる確率が高い。 HGSTの2.5inchHDDは、3.5inchと違って壊れにくい。と言うか、3.5inchが異常か? あと、7200回転の2.5inchは、かなりお勧め。 Server Apple DELL Fujitsu HP IBM / Lenovo NEC Personal Computer Apple Mac mini や Mac Book の費用対効果は、実は高い。 とりあえず、素の状態で必要なアプリは大体そろっているので、変にアプリをそろえる必要がない。 マニュアルには期待しないこと。 DELL 安かろう・悪かろう。 安いと思うが、実はカスタマイズ次第では、他社の製品の方が安い場合も… EPSON DELLやHPよりはマシだが、安っぽい感じがする。 以外とカスタマサポートは良い。 Fujitsu カスタマーサポートを期待している一般人には良いかも。NECと甲乙付けがたい。 NECよりは奇抜なマシンを投入してくることもあるが、Sonyほど奇抜なモノは出てこない。 20世紀の頃は、NECに勝った反動か、安かろう・悪かろうになっていたが、最近の品質は普通かな。 以前は、キーボードの品質が最悪だったが、ここ数年はマシになってきた。 「世界の車窓から」のスクリーンセーバーは、ちょっと良いかも… NECほどではないが、マニュアルは読みやすいので、素人さん向けだな。 バンドルソフトが無駄に多いので、素の環境を求める人にはつらい。 HP DELLと大差無し。所詮は、元COMPACか… 米国での低価格PCの元祖 COMPAC と Hewlett-Packard がくっついた。 マニュアルは簡素で、分かりにくい。こんな商品売るな! IBM / Lenovo 1981年に Windows PC の基礎を作った張本人。 ThinkPad600の頃(2000年の辺り)が頂点。以後、没落して身売り。 Lenovoに身売りした後は、他社と大差無し。 パーツレベルで入手が比較的容易なので、個人で修理可能。また、パーツリストや分解マニュアル等も入手可能。 元々ビジネス向けの展開が中心だったので、企業で使用している率が未だに高い(Panaに押され気味だがね)。 上記のような理由で、案外バンドルソフトが少ない。 ネットワークセレクタは、結構安定しているし、細かく設定出来、知っている限りは最優秀。 NEC カスタマーサポートを期待している一般人には良いかも。Fujitsuと甲乙付けがたい。 近年、Panasonicに対抗してビジネス市場に乗り出した(軽い・固い製品ね)。 マニュアルが、結構読みやすいので素人向けか。 バンドルソフトが無駄に多いので、素の環境を求める人にはつらい。 Panasonic 近年ビジネスパーソンに普及しており、軽い・固いがウリ。 国産を名乗るだけあって、金額が高い。 高いのは、余計なアプリが入っていないことも原因(要は広告アプリが無い)。 マイレッツ倶楽部で購入した方が、色々カスタマイズ出来るメリットがある。 マニュアルが大変しょぼいし、内容が薄い。これでは無い方がマシ。 ネットワークセレクタが、それなりに良いのだが、いまいち安定性に欠ける気がする。と言うか重い! SHARP 昔は良かった… Intelと仲が悪いのか、一時Transmeta製のCPUをやたら採用し、最近はAMD。 液晶は良いが、それだけ。言い換えると、AQUOSをディスプレイにしてしまう方が良いかもしれない… サポートは、いまいち。あと、ちょっと高いよ! マニュアルが読みにくい。あと無駄に多いので、勘弁してくれ! これなら Pana の方がマシ。 バンドルソフトが NEC や Fujitsu ほどではないが多いので、素の環境を求める人にはつらい。 Sony Sonyタイマー内蔵! 結構作りが安っぽいので、ケースが割れる等の被害が出ている。 たまーに奇抜なモノを出してくることがあるが、一般受けしない。 TOSHIBA 実は、IBMに次いでパーツレベルで入手可能。 アキバの(おでん缶で有名な)チチブ電機でパーツ購入可能。 マニュアルは、読みやすい方だと思う。 意外と個性的なハード展開。 バンドルソフトがNECやFujitsuほどではないが多いので、素の環境を求める人にはつらい。 Network (LAN etc...) CISCO 企業とかでは採用事例が多い。 GUIではなく、CUIで操作できるとか。また、その辺が資格とかに影響してくるらしい… LINKSYS 玄人好みらしい。 NETGEAR 玄人好みらしい。 Planex 安い。お手軽。 Printer レーザープリンタ Canon ドライバの作りは結構良く、安定して使用できる。 ハードの作りは結構良く、5年とか平気で保つ。 トナーが高い(1.5万とか…)。 細かい印刷設定が出来るので、マニアックな印刷が可能な機種も多い。 EPSON RICHO インクジェットプリンタ Canon 初期導入コストは、EPSONに比べて高い。 出力結果は、EPSONに比べてわずかに悪い(特に写真が)。 EPSONほどでは無いが、やはりインクが結構高い。 ドライバの作りは結構良く、安定して使用できる。 ハードの作りは結構良く、5年とか平気で保つ。 EPSON 初期導入コストは、Canonに比べて安い。 出力結果は、Canonに比べてわずかに良い(特に写真が)。 インクが結構高い。 ドライバがしょぼいので、その辺のトラブルが多い。 ハードの作りが甘いので、すぐ壊れる。 使用済みインクの回収を大手電気店でやっている。 HP 所詮、HP。 EPSON / Canon に比べると、印刷の品質は今一歩。 KeyBoard PFU の Happy Hackinh Keyboard は、好みが分かれる。 Microsoft のは、結構打ちやすい。 IBM の Space Saver II Keyboard (PS2版) は、すでに絶版だが、今のIBMには無いものがあった… NMB は、非常に打ちやすい。流石、日本が誇るベアリングメーカーだけはある。 親指シフトキーを使いたければ、自然と Fujitsu になる。 Mouse 良いと思われる製品 Microsoft Logitech(ゲーム等の激しくかつ繊細な動きに追従できる高い性能の製品有り) Apple 悪いと思われる製品 BUFFALO Scanner CANON EPSON
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【クリックした時】イベント 部品をマウスでクリックした時に発生するイベントです。 「クリックした時」イベントは、「マウス押した時」と「マウス離した時」の間に発生します。つまり、部品をクリックすると、「マウス押した時」と「マウス離した時」のイベントも発生するということです。 「クリックした時」イベントが発生すると、そのときのマウス座標が「マウスX」「マウスY」に、押されたマウスのボタンが「押されたボタン」に、同時に押されていた特殊キーが「シフトキー」にそれぞれ設定されます。 イベントの設定 (部品名)のクリックした時は (イベント処理) ***** サンプル ***** ボタンAとはボタン。 ボタンAのクリックした時は 「クリックしたよ!」と言う。 ***** ここまで *****
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すぺーすしょーとかっときー Part3【登録タグ す 巡音ルカ 曲 謝謝P】 作詞:謝謝P 作曲:謝謝P 編曲:謝謝P 唄:巡音ルカ 曲紹介 謝謝Pの17作目。 「スペースショートカットキー」のMac OSX ver. Dance×Mixerを駆使した動画は カマヤンD氏 が手掛ける。 歌詞 (Space Shortcut Key… Macintosh Love…) Learn about common Mac OS X keyboard shortcuts. A keyboard shortcut is a way to invoke a function in Mac OS X by pressing a combination of keys on your keyboard. shift + command + A ・・・「アプリケーション」フォルダ開く shift + command + D ・・・「デスクトップ」フォルダを開く shift + command + U ・・・「ユーティリティ」フォルダを開く shift + command + N ・・・新規フォルダ control + command + I ・・・概要情報見る option + command + ドラッグ ・・・項目のエイリアスを作る command + C ・・・コピー command + V ・・・ペースト command + X ・・・切り取り command + A ・・・選択ALL command + D ・・・複製 command + E ・・・取り出し command + I ・・・情報を見る command + W ・・・閉じる option + command + N ・・・新規スマートフォルダ作成 option + command + T ・・・Finderウインドウのツールバー表示/隠す option + command + A ・・・すべての項目の選択解除 option + command + Y ・・・スライドショー (Mac OS X 10.5 以降) option + command + I ・・・インスペクタ表示 shift + command + F ・・・ファイル名の一致を検索 command + 1 ・・・アイコン表示 command + 2 ・・・リスト表示 command + 3 ・・・列で表示 command + 4 ・・・Cover Flowで表示 command + ドラッグ ・・・項目を別の場所に移す option + ドラッグ ・・・ドラッグして項目をコピー command + M ・・・ウィンドウしまう command + L ・・・エイリアス作成 command + H ・・・ウィンドウ隠す command + J ・・・表示オプション表示 shift + command + delete ・・・ゴミ箱を空にする option + shift + command + esc ・・・Finderの強制終了 shift + command + T ・・・よく使う項目に追加 option + shift + command + Q ・・・すぐにログアウトする option + command + パワーボタン ・・・強制終了 command + Z ・・・Undo/Redo command + Y ・・・Quick Look command + O ・・・開く command + delete ・・・ゴミ箱へ command + K ・・・サーバに接続 command + N ・・・新規Finderウインドウ command + R ・・・エイリアスのオリジナル表示 command + tab ・・・アプリ切り替え command + T ・・・サイドバーに追加 command + [(左角かっこ) ・・・戻る command + ](右角かっこ) ・・・進む とっくに...マウス...捨てました コメント すごい勉強になる曲…!! -- 名無しさん (2013-09-15 19 07 01) 名前 コメント
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【登録タグ THE OTHER FLOWER YURiCa/花たん ぱ ネイティブフェイス 曲 楓】 【注意】 現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。 この問題は、以下のいずれかが原因となっています。 ページがAMP表示となっている ウィキ内検索からページを表示している これを解決するには、こちらをクリックし、ページを通常表示にしてください。 /** General styling **/ @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight 350; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/10/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/9/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/8/NotoSansCJKjp-DemiLight.ttf) format( truetype ); } @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight bold; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/13/NotoSansCJKjp-Medium.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/12/NotoSansCJKjp-Medium.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/11/NotoSansCJKjp-Medium.ttf) format( truetype ); 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特捜エクシードラフト カード一覧 オペレーションカード ターボユニット-W R ユニットカード (Sユニット) ドラフトレッダー R ドラフトブルース ドラフトキース シンクレッダー SR コメント XG7でエクシードラフトようやく参戦。今まではほかのカードに出番を取られ放題で登場が見送られていたけど、今後はどうなるのかな。 -- 名無しさん (2010-11-23 21 46 50) 名前 コメント
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包囲された――そう思った瞬間、シンは動いていた。 それは、戦士としての本能がそうさせたのか。 (……抜けるっ!) 包囲陣の突破は至難の業だ。 正面、側面だけでは無い――背面にも注意を配らなければならない。 それは、シンとても経験の有る事だが――正直、『二度と遣りたくない』と思わせられる程厳しく辛い事である。 ……とは云え、愚痴っても始まらない。 包囲を突破しなければ、シンは何も出来ぬまま終わってしまう。 ダストとドム=クルセイダー達の距離は“ダストが瞬発して到達できる距離”より少し遠い。 格闘戦に挑めない距離を保っていた。 無論、相手側も攻撃オプションは射撃のみ。 ……しかしアドバンテージはどう考えてもドム側にあった。 三対一で包囲され、常に三方向から撃たれ続けるのだ。 ……ならば、どうするか。 《敵の包囲網を崩して抜けるしかあるまい》 ぽつりと、レイがつぶやく。 それは、その通りの事だ。 「言われなくたって!」 ドム=クルセイダーの包囲網は正三角形状のため、そのまま抜けるには、どうしても二機の間を摺り抜けなければならないのだ。 そしてそれはギガランチャーの的になる事を意味している。 ダストの薄い装甲では即爆散するだろう。 進むも死、引くも死――だとしても死なない為の努力を怠る気は、シンには無い。 「食らえっ!!」 ダストの両手に装備させたバズーカとビームライフルを、左右に展開したドム=クルセイダーに同時に撃ち込んだ。 命中させるのが狙いでは無い。 二機の足を止めさせてフォーメーションを乱し、その間に突破する――その為のものだ。 だがそんなシンの狙いは、またも赤い光によって弾かれる。 「――スクリーミングニンバスか!」 《あの兵装は極めて自然に防御を行える――隙を作らせるに、威力が足らん》 『どっちの味方だお前は!』と叫びたくなる思いを堪え、シンは諦めずにダストを駆り立てる。 ほんの少しで良い、奇跡を――。 そんなシンを仕留めんと、後方からドム=クルセイダーの一機がギガランチャーを放つ。 「ちっ!!」 左腕のシールドを振り抜く様に動かして、後ろからのギガランチャーを防がせる。 しかしまともに受けてはシールドが持たない。 機体をコントロールして上手くビームを受け流すが、超高熱の余波がダストの足を止める。 「……くぉのっ!」 シンはフットペダルを蹴飛ばし、ダストを無理矢理方向転換した。 その瞬間、更に二乗の閃光がダストがつい先程まで存在していた空間に突き刺さる。 見なくても解る――。 さっきスクリーミングニンバスでダストの攻撃を防いだ二機のドムが追撃を掛けてきたのだ。 やむなくシンはダストを後退させる。 ドムクルセイダー達はそれ以上追撃を掛けてこない。 敢えてシンに見せつけるかの様に、再び正三角形の布陣を作りダストを囲む。 「嬲る気か……!」 シンは理解していた。 ドム=クルセイダー達は派手な決着など望んではいない。 博打性の高い、白兵戦など仕掛けはしない――。 包囲を完璧に遂行し、そしてじわじわと射撃によってこちらを確実に仕留めに来ている。 それは今までギリギリの戦いを持ち前の瞬発力で打ち砕いてきたダストにとって、ある意味最もやりにくい戦法。 この戦法ならば、例えシンが一機の敵に対して白兵戦を挑んだとしても、その瞬間背後からギガランチャーが撃ち込まれる。 まして、相手側はスクリーミングニンバスだけでなくソリドゥス=フルゴール、あげくにダストを遙かに上回る重装甲――。 圧倒的な機体性能差を考えれば多少の被弾覚悟でも、ダスト程度なら造作も無く屠れるだろう。 更に正三角形の包囲網にシンは精神は磨耗していく一方だ。 シンはダストを止める事が出来ない。 もし一瞬でも動きを止めれば、情け容赦の無い集中砲火が待っているだろう。 三方向に点在する敵を同時に視界に捉える事はほぼ不可能な上、注意力を全方位に向けるのも非常に難しい。 一方、三方に散ったドム=クルセイダーはダストとの距離を一定に保ったまま攻撃を続ける。 一機が足止めされても残りの二機がフォローには入る。 ダストが接近を図ろうにも、ドムその分だけ下がり等距離を保持し続けるので、何時まで経っても包囲陣は突破出来ない。 またもダストの背後からギガランチャーが撃ち込まれる。 シンはそれを何とか回避するが――すでにシンも理解せざるを得なかった――段々と追い込まれつつあるという事に。 何処までも続いていく雪原を切り裂く様に、彼方から一機のモビルスーツが疾駆する。 ゼクゥドゥヴァーという名のドーベルマンの愛機だ。 そのコクピットでドーベルマンは物思いに耽っていた。 (どちらに転んでも、俺にはもう……) 負ければ、その先には『死』というものが待つだけ。 よしんば勝ったとしても――もう、今までの様な地位には戻れないだろう。 ゲルハルト=ライヒの性格は誰よりも良く知っている――裏切り者は、決して許さない事も。 どちらにしても“今までの”ドーベルマンは死ぬ、という事だ。 それは有る意味今のドーベルマンにとっては気楽な事であり、投げやりにもなれる事だった。 ゼクゥドゥヴァーは主の命に忠実に、ひたすらに戦場へ向かう。 今のドーベルマンにはそれは愛おしくもあり、苦々しい事でもある。 それでも、ドーベルマンは駆り立てられるかの様に機体を奔らせる。 様々な思惟の中で、たった一つの確たる思い――それに突き動かされるかの様に。 「あがけ、あがけ……シン=アスカ。俺の考案した<トライ・シフト>に隙など無い。貴様が如何に優秀なパイロットだろうが、『カテゴリーS』だろうが、所詮は人間。――ならば、何時かは必ず死ぬ。その時、お前は終演を向かえるのだ……!」 軍人として、兵士として、戦場に育った者としての最後の意地。 ……縋るでも無い、ただ前のめりに倒れる様に――ドーベルマンは戦場へ向かう。 「だから!支援をしてくれる気が有るんなら出撃してよ!」 「……分かってる、分かってるから少し落ち着け。今、準備をしている」 そんな絶叫に等しいコニールの言葉を、スレイプニール司令ヨアヒム=ラドルは聞くのを躊躇ったが――さっさとシホ達が出撃準備を整えてしまえば了承せざるを得ない。 ラドルにとって予想外は二つ。 これから合流する予定のレジスタンス組織「リヴァイヴ」から入ってきた緊急の支援要請もそうだが、まさかはコニールがやってくるとは思わなかったのだ。 ラドルもザフト時代にマハムール基地司令をしていた際、現地協力員としてコニールを多少は知っていたので、二人は旧知の間柄なのだが、再会を喜ぶ暇は全く無かった。 『ラドル司令。今はともかく友軍の危機。……私はユーコ、リュシーと共に支援に向かいます』 「頼む、シホ」 朗々とモニタに映るシホにラドルは答える。 既にシホ専用のブルーに塗られたシグナスがスレイプニールの艦載機発着甲板に出てきていた。 近くには駐機状態のエゼキエル一号機、リュシー機。 シホのシグナスがエゼキエル一号機の背面に乗ると、一号機はホバリングを開始して舞い上がる。 ついで、エゼキエル二号機ユーコ機が甲板上に出てくる。 こちらは特に積載するMSも居ないので、アームを動かしてビームライフル二門を装備する。 同じようにホバリングの後、離陸。 先行したリュシー機に追従する様に飛んでいく。 「ともかく、無理はするな。……気を付けていけ」 『ハッ!』 二機のMAは一気に加速し、たちまち空の彼方に飛び去っていった。 それを見送りながら、虫の良い事を言う、と内心思う。 戦場に行く者に気を付けろとは気休め以外の何者でも無い。 ……とは言え、気の利いた言葉の一つも思い浮かばない。 (なんと云う事か――私は非凡さの欠片も無い。周囲に流されるままでしか無いとは……) ラドルは思い知る。 己は非凡で有ったとか、有能であったから生き残った訳では無い――むしろ、最も平凡であったからこそ生き延びたのだと。 ……しかし、落ち込む時でも、その間も無い事も理解は出来る。 ならば、出来る事をするのが己の勤めだ――そう思い直すときりりと眉根を寄せ―― 「おいおい、戦闘開始か!? ……でも何処で?」 《少しは空気を読め、ジェス。まずはカメラを構えてだな……》 「あ、そうか。仕事仕事。ラドル司令、まずは詳しい話を……」 素早くヘッドセットを被るCICクルー。 ――もはや完璧に慣れている。 直後、ラドルの怒声がスレイプニールCICに響き渡った……。 青いシグナスを載せた二機のエゼキエルは、薄い雲の上に出て飛行していく。 『隊長、コントロールをこちらへ。エゼキエルの制御システムとデータリンクして、高速機動モードで目標地点まで向かいます』 リュシーの事務的な声がシホに届く。 シホは、「了解。……頼むわね」と言うと素早くシグナスの制御システムのプロテクトを外し、エゼキエルへ指示権を渡す。 それに従い、自動的にエゼキエルにしっかりとしがみつくシグナス。 高速移動時に振り落とされない様、殆どの制御をエゼキエルに回す――最新モビルアーマーエゼキエルのウリとなる“高速機動モード”である。 シホはシグナスが装備した対鑑刀がきちんと左腰に差されているか確認すると、高速機動モードに備えてコクピットシートの耐圧システムを最大値まで上げる。 大気圏突入時等に使うクラスまで耐圧システムを上げると、単純に座席はコクピット前部ギリギリまで前に出てくる。 ……単純に油圧ジャッキが多少なりと圧力を和らげるだけなのだ。 「お手柔らかにね、リュシー」 『隊長の玉の肌に、傷など付けませんわ。……高速機動モード始動まで十秒前』 茶化す様に云うリュシーに、シホは苦笑した。 『あ、隊長達先行っちゃうの?』 後ろからはユーコ機のエゼキエル二号機が付いて来ている。 高速機動モードは積載したモビルスーツとの合わせ技で、通常のエゼキエルの飛行速度より若干早い――ほんの数キロ程度だが――ので、ユーコが拗ねた様な物言いをするのも解る事である。 『ガイドビーコンは出すから、付いてきてねユーコ。――行きますっ!』 「了解!」 『りょーかい』 ユーコ機をじりじりと引き離す様に、リュシー機は加速していく。 一瞬にして音速を突破したのが良く解って、シホは下腹部に力を込めていた。 ――諦めない。 諦めるものか――それだけを呪文の様に繰り返し、シンはひたすらダストを駆り立てる。 既に増加装甲の各所は被弾により剥がれ、ダストに残された装甲はもはや胸部装甲の一部と、ミサイルの装備された肩部装甲しか残っていなかった。 「……このっ!」 またも背後からのギガランチャーの一撃。 それを瞬時に反応して避ける――だが、確実にシンは疲労してきていた。 体はぐっしょりと汗で濡れ、瞳を閉じるのも忘れたかの様に見開きつつ、懸命に敵の姿を追う――だが、攻撃が来るのは常に追っていた方では無い。 《左、来るぞ!》 レイの誰何が、シンの注意を引き戻す。 シンはその方向を見ようともしない――共に死線を越えてきた相棒の言葉を信頼出来ない訳が無い! バランスを敢えて崩しつつ、シールドをその方向に向ける。 次の瞬間、バチィッ!と衝撃がコクピットに伝わる――その反動を生かし、崩れたダストのバランスを復帰させるシン。 シンがこの状況に突入してから、既に数十分――並の人間ならとうにギガランチャーが終止符を打っている。 それは確かに瞠目に値する事なのだが……。 (……どうする? 反撃の糸口を掴まなければ――どうやって勝つ!?) 焦り――それは紛れもなくシンの体を蝕んでいた。 そしてそれは事態をますます悪化させていく。 何発目かのギガランチャー至近弾を掠める様に回避した瞬間、ダストのエネルギーゲージが一瞬で半分程にダウンしたのだ。 《腰椎部エネルギーバイパス被弾。供給効率60%まで減少。――活動限界まで後45分》 「冗談だろ!?」 《こんな時に冗談など言うか! 現実を見据えろ!》 相手のドム=クルセイダーが核駆動機体である以上、バッテリー駆動機体であるダストは長期戦になればなるほど不利だ。 それは解ってはいたことだが……こうも弱り目に祟り目では、シンとても落ち込みたくなる。 《腹を決めろ、シン。このままでは嬲り殺しだ》 「……解ってる!」 レイに言われるまでも無い。 シンは、何とか強行突破出来る隙は無いかと、ずっとチャンスを伺っていた。 だが、敵も然る者――シンが見つけられた隙は必ず相手の砲火と隣り合わせの、罠の様なものしかなかった。 被弾をすれば、ダストは一溜まりも無い――当たり所が良くても、動きを止めた瞬間嬲り殺しにされるだろう。 (だが――このままでも嬲り殺しだ……!) それは紛れも無い事実だろう。 なればこそ、シンは生き残る道を模索しなければならない。 (一瞬……もう一瞬! それに掛けるしかない!) シンは賭けに出る。 それは、サイの持たせてくれた装備品を使って――。 「……なんて奴だい! これだけ長時間粘るだと!?」 一方、ヒルダ達ドム=クルセイダー側も疲労していた。 手ごわいパイロット――確かにそうは聞いていた。 ……だが、これ程とは。 「シン=アスカ――伊達にあの“軍神”を倒した男じゃないって事かい!」 それは、語られない伝説……パイロット間にのみ伝わる、恐ろしい内容。 <たった一人――モビルスーツの性能でも劣り、支援も無く――ただ一人であの“軍神”キラ=ヤマトに土を付けた者が居る。それは、“狂戦士”と呼ばれた男――> それは、現在の世界ではお伽話より現実感の無い話だ。 ……この世界の治安は、紛れも無く一人の男を頂点として成り立っている。 ただ一人で一国の軍隊を相手にすら出来る、“軍神”の存在によって。 その様な“神”の一人を、一人の人間が引き摺り下ろした――それは、実際に“軍神”の強さを目の当たりにすればする程、信じがたいものである。 ヒルダ達にとって、“ラクス=クラインのカリスマ”と同じくらい“軍神の強さ”とは絶対的なものであった。 だが、だからといって―― 「この布陣は、一機では対抗出来ない。出来るのはそうやってひたすら攻撃をされるがままになるだけ……!貴様が“軍神”を倒した男であろうと、同じ事だ!!」 その思いは、マーズもヘルベルトも同じだ。 血反吐を吐いて作り上げたこの戦陣は、正に彼等の努力の結晶だ。 ――ちょっとやそっとで攻略される様な生易しいものでは無いという自負が、彼等を支える。 それが、例え“軍神”相手だとしても。 『――姉御!』 そんな思いに耽るヒルダを、マーズの声が引き戻す。 そして、次の瞬間ヒルダは眼前のダストの行動に度肝を抜かれた。 ドグォッ! ダストの周囲が爆ぜた――そう見えた。 『アイツ、自分の周りにありったけのミサイルを……!』 ヘルベルトの動揺する声が、ヒルダに届く。 ダストの装備している増加装甲には、小型のミサイルランチャーが四門備えられている。 それはきちんと命中すればそこそこの威力を有するものではあるが、誘導性能は殆ど期待出来ない、 貧乏所帯のリヴァイヴならではの“無いよりはマシな武装”だ。 だが――それを自分とそう離れていない地面に撃ち込むなど……。 だが、次の瞬間ヒルダはダストの狙いが理解出来た。――正確にはダストの第一の狙いが理解出来た。 「……水蒸気と土砂での目眩ましか!」 ミサイルの爆発による放熱、及びそれによる土砂の巻き上げ――それはどうにかモビルスーツ一機の機影を隠すには足りる程だった。 (だが、そんなものでどうする!? 次の瞬間にはそれは晴れる――そんなもので、逃げおおせるとでも思っているのかい!) ヒルダにもそれは意外な事であったから驚きはしたが、少し考えればそれは自棄気味な策でしかないと気が付く。 何より、ダストとドム=クルセイダーの距離はかなりの間が有る――ダストの瞬間到達距離より近くなければ、この手の策は完遂出来るものでは無いのだ。 案の定、直ぐに霧と土砂の壁は直ぐに晴れていく。 改めて攻撃を開始しようとして――そしてヒルダ達はダストの第二の狙い、シンの策に引っかかった。 バァンッ! 派手な爆発音と、目も眩む様なフラッシュ! 「……フラッシュ・グレネード!」 (土砂をわざわざ巻き上げたのは、フラッシュ・グレネードを投擲したのを隠す為か!) シンが使ったフラッシュ・グレネードは対モビルスーツ戦闘で使われる強力なものだ。 ほんの数秒パイロットの目を眩ませる程度の兵装だが、高機動がウリのダストには有意義なものである。 単純にこれだけ使っても、仮にもヒルダ達とて歴戦の戦士。 そうそう引っかかるものでも無い。だからシンはミサイルを全部使ってでも隙を生み出したのだ。 ――そして、ダストが対鑑刀を携えてヒルダ機に突っ込んでくる! 「……洒落臭い!」 ヒルダはスクリーミングニンバス、ソリドゥス=フルゴールの二大防壁を展開してダストの攻勢に備える。 この二つの防壁ならば、如何に対鑑刀シュベルトゲベールであっても両断には数瞬の時間が掛かる。 そして、その数瞬が有ればマーズとヘルベルトが復帰するはずだ。 そうなれば、ダスト側には逆転手段が無くなる。 ……だが、ダストの動きはまたもヒルダの予想を超えた。 ダストは大上段に対鑑刀を振りかぶり、振り下ろす――ヒルダ機の直前の地面に向かって。 そして、その瞬間ダストはジャンプし、スラスターを全開にする。 ヒルダは直感で理解したが、脳が付いて来れなかった――ダストは棒高飛びの要領でヒルダ機を飛び越えたのだ。 (対鑑刀を足場にして、宙返り……アタシを飛び越えた!?) 確かに装甲が半ば剥がれたダストは、神速の動きを見せる事が出来る。 しかしこの動きはモビルスーツの操縦を生業としている者ほど想像出来ず、信じられない事に違いなかった。 或いはこの時シンは、ヒルダ機に空中から斬りかかろうとしていたのかも知れない。 だが、如何にシンとてそこまで空中制御出来ず、ヒルダ機の後方に着地するに止まった。 その後のシンの動きは誰よりも速かった――後も見ずに逃げ出したのである。 「……何をしている、ヒルダめ!?」 ようやく戦場に辿り着いたゼクゥドゥヴァーとドーベルマンの見たものは、『ダストを懸命に追いかけるドム=クルセイダー』三機というものだった。 そこには己がヒルダ達に伝授したトライ・シフトの欠片も無い――ドーベルマンが怒るのも解らないでは無い。 更に、フライトレーダーを兼ねるゼクゥドゥヴァーのレーダーには、遠距離から高速で飛来する物体を捉えていた。 「この速度は……戦闘機か!」 明らかに戦闘機としてのスピード――今のドーベルマンにとって、東ユーラシア軍だろうが何だろうが“邪魔な存在”に間違い無い。 「――何とかしろ、ヒルダ! 邪魔者は俺が抑える!」 ドーベルマンは言い捨てると、ゼクゥドゥヴァーを飛行形態に変形させ、飛翔させる。 ダストの止めを刺したいと本心では思ってもいたが、ヒルダ達と連携訓練をしていない自分は足手まといでしかない事は理解出来る。 ならば、出来る事をするしかない――そう己を納得させると、ドーベルマンはこの戦場に真っ直ぐに向かってくる飛行物体に向かっていく――。 追う者と追われる者――しかし、立場は全く逆であるかの様だった。 追跡しつつギガランチャーを撃つが、射線を読まれているのか易々と避けられる。 「クッ……しぶといね……!」 呻くヒルダ。 まさか、<トライ・シフト>を突破されるというのは考えていなかった――。 いや、考えていたのかも知れなかったが、“突破されない”という自信は有った。 だからこそ動揺もする。 だが、今は動揺している暇は無い。 『姉御、急がないと!』 「わかってる!」 ヘルベルトのやはり動揺した声に、怒鳴り声で返す。 おそらくマーズも同じ状態だろう――ヒルダ達三人にとって、<トライ・シフト>は再起を賭けた最強の戦陣だったはずだ。 それを、ああも長時間粘られ、しかも突破される――虚仮にされた様にも感じられるのだ。 そして、焦りは体感として解る。 ……そこまで出来る相手が、友軍の支援を受けたらどうなるか――ヒルダ達はそれを恐れる。 突破されるだけならいざ知らず、致命的な敗北を喫する――。 それはヒルダ達にとって何としても避けたい事である。 友の為だけでは無い――戦士として、この上無い屈辱だからだ。 眼前には、ダストが疾駆する。 未だ脚部のローラーは健在らしく、しかも装甲の大半が剥離した状況――今までより更にスピードの上がった状態という事。 じりじりと離されていくのがどうしても解ってしまい、焦りは更に膨らむ。 「コイツ、こんな状況で……!」 さっきまでの追いつめられた状況で、こちらの攻撃を受け続けた状況を経てなお、未だに性能を発揮し続ける――それは、ヒルダをして恐れさせる事だ。 (単機では、コイツは私達より強い……!) 性能がどうとかいう問題では無い――もっと根本的なものが違いすぎる。 それは、言葉にするには陳腐で、しかし意味は圧倒的なもの。コーディネイターがナチュラルから忌み嫌われた様に、忌み嫌われるべき者。 ……それを、何というか。 だが、ヒルダは思惟を振り払う。 今は、何としてもコイツを倒さなくては、と。 (状況はこのままなら悪化する。何とかして奴の足を止めないと……) そうなればもう一度<トライ・シフト>で仕留める。 次は先程の様な突破策は取らせない――その前に倒す。 その為に<トライ・シフト>にはバージョンが用意されているのだ。 その間にも、じりじりとダストとドム=クルセイダーの距離は離れていく。 高機動で動く目標への射撃は、例えエースパイロットでも当てるのは難しい。 ……ややあって、ヒルダは決断した。 突然ドム=クルセイダーの足を止める。 当然、ダストは一瞬の間に眼前から消える。 『ど、どうしたんですかい姉御!?』 『や、奴が逃げちまうぜ!?』 マーズ機とヘルベルト機も足を止め、ヒルダ機に詰め寄る。 しかし、それには答えずヒルダはしきりに通信機を操作していた。 (そうさ……ドーベルマンの旦那は、敢えて泥を被った。なら、アタシ等が泥を被るのを躊躇っちゃいけない。それが、信義ってものだ……!) ヒルダは通信機を操作し続ける。 ――つい先程まで追い掛けていた者と話す為に。 「追撃が止んだ――諦めたか?」 《そういうタイプには見えなかったがな。油断するな》 「ああ……解ってる」 シンはダストの足を止めず、一気に物陰に隠れる。 地形さえあれば、先程の<トライ・シフト>は防げるからだ。 あの戦陣は平地、又は見通しの良い地形でなければ使えない事は嫌でも解る。 「来るなら来い。今度はさっきの様にはならない……」 シンとて、歴戦のパイロットである。 相手の力量は把握している――単機での勝負ならシンに分があると解っていた。 先程の戦いでバズーカは失われたが、ビームライフルはまだ腰にマウントされている。 対鑑刀の代わりにそれを装備し直すと、ドム=クルセイダーを待ち受ける。 ……しかし、何時まで経っても視界にドムは現れない。 「…………?」 シンは訝しむ――その時、ダストに設えた通信機が作動した。 《外部からの通信――通信元はドム=クルセイダーだな》 「……何だと?」 レイの淡々とした物言いが、尚更不自然さを感じる。 しばし考え、シンは通話に応じた。 相手の情報が欲しいのは、こちらもだからだ。 気に入ら無ければ、一方的に通話を打ち切れば良い――そう考えたのは確かにシンも追いつめられていたからだろうか。 しかし――そんな考えは相手の声を聞いた瞬間霧散した。 『……シン=アスカ。ミネルバの皆は元気かい?』 ドクン。 心臓が――体の何処かが爆発しそうになる。 こいつは何を言っている?とかこいつは誰だ?とかそういう思いは一瞬だけ現れて、直ぐに激流に流されていく。 知っている。 ……俺は、相手が誰だか知っている。 『…あの時のランチには誰か大事な人でも乗ってたのかねえ』 その言葉を聞いた瞬間、あの瞬間が脳裏にフラッシュバックする。 ミネルバから脱出した皆の笑顔。 アーサー、ヨウラン、ヴィーノ……ミネルバの仲間達。 ランチに乗って誰もが生き残った事を喜んで。 戻ってきたシンを笑顔で迎えて。 でも次の瞬間、皆は。 ランチに狙いをつける三機ドムトルーパー。 ビームバズーカからビームが放たれ、そして――。 息が止まる。 呼吸が辛くなる。 だが――代わりに何か、心の奥底から這い上がってくるものがある。 レイが何か言っている。 だが、そんなものは聞こえない。 通信機から何か言葉が紡がれる。 ――意味は解るが、聞こえない。 そんなもの、どうでも良い。 そんなもの、どうでも良い。 そんなものなど、今の俺にはどうでも良い。 今の俺に大事な事は――大事な事は……。 「ク……ククク……」 誰かが、笑っている。 耳障りな笑い方――シンの居る筈のコクピットに笑い声が響き渡る。 「クハハハ……ハハハハハ!アーーーハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!」 哄笑――それは、嘲笑う様な。 信じられなかった――シンは、己がこの様な笑い方が出来たのだと。 笑う。 笑う。 笑いが止まらない。 『……な、何がおかしい?』 予想外の反応にヒルダの戸惑う声がする。 しかし今のシンにはそれすら脳裏に届いていない。 今や、沸き上がる感情がシンという人間を全て押し流してしまったかの様な――。 「これが、笑わずに居られるか……!!」 シン――いや、今やシンの姿をした“何か”が言う。 「こんな所で、出来るとはな。こんな所で、会えるとはな! 今まで待っていた甲斐があったってものだ――!ひたすら、地獄の中でな!」 敵討ち、仇討ち――そう言ってしまえば良いのか。 ダストが動く。 ゆっくりと、歩んでいく――ドム=クルセイダーの元へ。 それは、無防備で、ゆっくりとした動きで……直ぐにドム=クルセイダーに捕捉できる様な。 ダストはビームライフルを投げ捨てる。 そんなもの、要らないとばかりに。 数歩歩いた所で、ドム=クルセイダーが周りから現れる。 再び現出する正三角形の陣――<トライ・シフト>。 だが―― 「ルナ、レイ……タリア艦長、アーサー副長。アビー、バート、マリク、チェン……」 何事か、ぶつぶつと呟き続ける。 何一つ、外の事に興味など無いという様に。 その不気味さに、ドム=クルセイダーも戸惑いを隠せない。 だが、ヒルダ機がギガランチャーを構えればそれに全機倣う。 「……待たせたな。今、こいつ等を地獄に叩き落とす!」 ギガランチャーに輝きが灯り、ビームが発射される――それは一瞬であるはずなのに。 シンには、酷くゆっくりとしたものに思えていた。 ――何かが、弾ける。 己の中の、全ての枷が。良識、常識……そういった、“獣”が煩わしいと思うもの、全てが弾き飛ばされる。 「落ちな!シン=アスカ!」 ヒルダの咆哮と共に、三機のドム=トルーパーがギガランチャーの一斉射を放った! 三つの超熱光の本流がダストに襲い掛かる。 ――シールドで一つ、後二つは……対鑑刀で良いか―― それは、誰の声なのか。 誰なのか。 ダストがゆらり、と動いた。 まるで幽鬼のように。 バチィッ! 「なんだって!?」 「何!? 「そんなバカな!」 ヒルダ達は信じられない光景を目の当たりにする。 一発のギガランチャーをシールドで防ぎつつ、なんと残る二方向からのギガランチャーを片手で保持した対鑑刀で弾いた――いや、"切り裂いた"のだ。 「ビ、ビームを対鑑刀で薙いだだとお……」 ヒルダは、一瞬恐怖した。 己が何と相対していたのか。 そして、遂にその相手が本性を現し始めたという事が。 (……これが、これが……『カテゴリーS』と呼ばれる者達……!) 冷や汗が流れる――戦慄。 何故、ゲルハルト=ライヒが“彼等”を恐れるのか。 何故、ドーベルマンがこうまでも苦戦していたのか。 それは、こういうことだ――ただ、そういうことだ。 「……“化け物”め……!」 ヒルダは、乾いた唇を濡らす様に舌舐めずりをした。 ……その双眸が、彼等を見据える。 それは、単なるモビルスーツのそれではない。 禍々しい、“軍神”とは真逆のベクトルを持つ雰囲気――。 それは、確かに“世界を変える者”――世界を破壊する為に生まれ出でた者の瞳だった。 《ダスト稼働限界まで後三十分……》 レイの言葉がひどく静かに響き渡った。