約 495,140 件
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/475.html
2012/1/8 娘フェス詳細 2012/3/9~4/9 娘フェス第一部ラジオ公録公開 詳細 2012/3/16~4/16 娘フェス第二部ラジオ公録公開 詳細 2012/3/22 別フレ2012 5月号 「シェリル~キス・イン・ザ・ギャラクシー~」連載再開 詳細 2012/3/24 劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~TSUTAYAとネット宅配レンタルTSUTAYA DISCASで先行レンタル開始 詳細 TSUTAYA店内放送で特別放送もスタート(3月24日~終了未定:16時以降毎時56分頃から放送) 2012/3/31 23 59 マクロスウエハース8×ボイスワールドサービス終了 詳細 20212/4/12~5/1 ロッテリア×マクロス30周年記念キャンペーン第一弾 詳細 2012/4/26~ MACROSS THE DESIGN@PARCOにてシェリル・ノーム×THE KISS先行発売 劇場版マクロスF 超時空原画 KEY ANIMATION COLLECTION一般発売開始 詳細 2012/4/26~5/13 マクロス30周年エキシビション MACROSS THE DESIGN@PARCO 詳細 2012/4/28~5/6 30th ANNIVERSARY マクロス超時空展覧会~バルキリーで誘って!~ 詳細 2012/4月下旬 マクロスウエハース9×ボイスワールドサービス開始 詳細 2012/5/2 シェリル・ノーム×THE KISS一般発売開始(ブレスレットは製作不備により6月2日(土)に延期) 詳細 20212/5/2~5/23 ロッテリア×マクロス30周年記念キャンペーン第二弾 詳細 2012/5/3 18 30~新宿LOFT会場 Re animation-RaveIn新宿歌舞伎町-Vol.3にてシェリル・ノームの限定ライブ・パフォーマンス決定(遠藤綾&May nの出演は無い) 詳細 2012/5/5~6 10 00~19 00 MACROSS:THE DESIGN@PARCO開催記念マクロス超時空縁日 2012/5/17~6/11 マクロス30周年エキシビション MACROSS THE DESIGN@PARCO in 名古屋 詳細 20212/5/24~ ロッテリア×マクロス30周年記念キャンペーン第三弾 2012/6/1~6/3 30th ANNIVERSARY マクロス超時空展覧会~バルキリーで誘って!~ in 名古屋 詳細 2012/6/1~3 10 00~21 00 MACROSS:THE DESIGN@PARCO開催記念マクロス超時空縁日 in 名古屋 2012/6/8 ニュータイプエースvol.10より「マクロスFF(フォルテシモ)」隔月連載開始(とらのあなにて先着購入特典あり) 2012/6/10 ザ・マクロス原画展特典付入場券発売開始 2012/7/2 22 00~22 30 TOKYO MXにてマクロス30周年記念番組マクロス超時空ゼミナール!!放送開始 詳細 2012/7/3~28 ザ・マクロス原画展キャラクターイラストコンテスト開催 詳細 2012/7/6~7 23 00~ 新宿バルト9にて愛おぼ、イツワリ、サヨツバオールナイト上映 2012/7/13 23 00~ 新宿バルト9にて愛おぼ、イツワリ、サヨツバオールナイト上映 2012/7/13 23 00~23 30 BS11にてマクロス30周年記念番組マクロス超時空ゼミナール!!放送開始 詳細 2012/7/21 別フレ2012 9月号発売 「シェリル~キス・イン・ザ・ギャラクシー~ SPECIAL STAGE 」掲載 詳細 2012/7/26 マクロス×ロッテリアサマーキャンペーン 詳細 2012/8/10 マクロスFB7前売り券発売 2012/8/10~22 ザ・マクロス原画展開催 詳細 2012/8/11~15 マクロスキャラバン☆30イオンモール大和郡山 詳細 2012/8/17~10/17 UBIQ FATIMA MACROSSF Sheryl Nome予約開始(購入特典ポストカード) 詳細 2012/9/08 マクロスFB7クリスタルファイアー!付前売券発売 2012/9/14~30 マクロス30周年エキシビション MACROSS THE DESIGN@PARCO in福岡 2012/9/28~10/15 新宿マルイワン オシャレマクロス30、シェリル・ノーム×THE KISS第二弾ペアリング先行受注受付開始 詳細 2012/9/28~10/15 超時空遊園地マクロススタンプラリーin 東京ドームシティアトラクションズ前期 詳細 2012/10/03~10/13 シェリル・ノーム×THE KISS第二弾ペアリング THE KISS店頭&EC、ファミマ.com、オリコンストアにて受注受付開始 詳細 2012/10/05 マクロスFB7 スペシャルWEBラジオ「Sheryl Nome Wave」スタート 詳細 2012/10/05 JOYSOUNDマクロス30周年記念キャンペーン第2弾 マクロスFB7 詳細 2012/10/06 マクロスFB7 熱気なシェリルちゃん付前売券発売 2012/10/07 21 00~ ANIMAX STUDIO MUSIX マクロスナイト 詳細 2012/10/12 シェリル~キス・イン・ザ・ギャラクシー~4巻発売(アニメイト、とらのあな他にて先着購入特典あり) 詳細 2012/10/16~11/4 超時空遊園地マクロススタンプラリーin 東京ドームシティアトラクションズ後期 (シェリルのクリアファイルは後期) 詳細 2012/10/19~11/4 マクロス30周年エキシビション MACROSS THE DESIGN@PARCO in札幌 2012/10/20 マクロスFB7公開 詳細 2012/10/24 マクロスFB7主題歌 娘々FIRE!~突撃プラネットエクスプロージョン/ヴァージンストーリー発売 2012/11/23 シェリルBirthDay 2012/11/23 シェリル・ノーム×THE KISS第二弾ネックレス販売開始 詳細 2012/12/8~9 マクロスキャラバン☆30inココリ甲府 2012/12/22~1/14(1/1、8、9は休み) 30th ANNIVERSARY マクロス超時空展覧会~バルキリーで誘って!~ in 大阪 詳細 2012/12/27~1/8 ザ・マクロス原画展博多阪急 詳細
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/60.html
こんなサービス、めったにしないんだからね!? Tシャツ スイング、ストラップ、名刺ケース タオル マウスパッド リストバンド シェリル・ノームサイン刺繍&扇子 「きゃらコン」 マクロスF シェリル・ノーム (MITSUBISHIランサーエボリューションVIII) 「銀河歌姫来缶」粒々イチゴ味 マクロスフロンティアキャラクターズ シェリル水着 マクロスF “娘コレ。(娘娘カードコレクション)" マクロスF 図書カード 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/169.html
初回特典は、貴重なシェリルの制服姿も描かれた収納BOX!! 学園物と豪語しておきながら、結局一つのショットに収まることの無かった三人。。。 Information Release Date 2008年12月19日 種類 DVD BD 販売元 バンダイビジュアル 枚数 1 時間 95 分 マクロスF(フロンティア) 5 [Blu-ray] マクロスF (フロンティア) 5 [DVD] 初回特典 DVDorBD収納BOX 毎回封入特典 ライナーノート(16P) 音声特典 オーディオコメンタリー 仕様 キャラクターデザイン江端里沙によるジャケット描き下ろし ■#11「ミッシング・バースデー」 映画出演により注目され始めたランカは、忙しい毎日が続いていた。一方アルトの前には、兄弟子である矢三郎が突然現れる。アルトの父嵐蔵が倒れたので、家に帰るようにとアルトを諭す矢三郎。そんなことは露知らず、ランカとシェリルは、それぞれアルトの誕生日を祝おうと計画する。 ■#12「ファステスト・デリバリー」 惑星ガリア4へ公演のため降り立ったシェリルとアルト。だが、シェリルの体調不良により、公演は中止となってしまう。公演中止に不満を抱くゼントラーディ人による暴動が起こり、アルトたちは、人質として捕らわれてしまう。一方、フロンティアではファーストライブに緊張するランカを、ナナセ、ミシェル、ルカが励ましていた。 ■#13「トワイライト・プラネット」 機体の不調によりガリア4に不時着したアルトとランカ。久しぶりにゆっくりと会話を交わす二人はなんとなくよい感じ。一方、体調が回復したシェリルはミシェルと共に二人を探しに行く。
https://w.atwiki.jp/bitacolle7/pages/2996.html
名称:極上☆甘々タイム・シェリル レアリティ:☆11 属性 火 一覧番号 2513 入手先 入手先1:入手先2:入手先3: レベル 1(99) HP 24674(53864) 攻撃力 7239(17503) 治癒力 1345(2866) コスト 11 売却価格 ??? 進化必要素材 進化先 必殺技:う~ん、おいし~☆ 必要ターン数 10(10) 効果(Lv1) 1、パワーカプセル1消費。2ターンの間、敵の防御力を0にする。味方必殺技カウント10減少。2、2ターンの間、100%の確率でチェリーが成立する抽選を行う。 効果(Max) 1、パワーカプセル1消費。2ターンの間、敵の防御力を0にする。味方必殺技カウント10減少。2、2ターンの間、100%の確率でチェリーが成立する抽選を行う。 リーダースキル:極上☆甘々タイム 火属性攻撃力20倍、木へ与ダメージ更に12倍。HP治癒力6倍。必殺技使用時火攻撃力+400%&ステージ開始時必殺T10減少。必殺技遅延無効。
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/141.html
シェリル な…何なの、一体。 副長 ヤック・デカルチャー~! アルト 星が…飲み込まれていく。 ミハエル うおおああーー!! アルト こんな所で死ねるかあああ!行っけええーー!! 何なんだよこれ…。何なんだよこれはーーっ! トライアングラー(オープニング) 社長 ええ!?あ、はい~。いえ大丈夫です。時間には必ず来ますよぉ。えぇ。絶対ですってぇ。 はぁー。信じてますよランカさん。今日がフロンティアの、いや、全銀河の歴史が変わる日になるって。 ルカ ナナセさん。 ナナセ ルカ君。 ルカ ちょっとお話、いいですか? ナナセ じゃあ、ランカさん達とは? ルカ でもミシェル先輩は絶対に間に合った筈なんです。ですから……。 ナナセ ……。 ルカ …き、きっと大丈夫です。きっと……。 オズマ 待てランカ!自分がどれほど無茶をやろうとしているかを分かってるのか! ランカ お兄ちゃん、よく言ってたよね。後悔するくらいなら当たって砕け散れって。 私行きたい。行かないと、伝えないときっと後悔する。だから…。 オズマ いつの間にか一丁前の女の目をするようになりやがって。 ボビー 知らなかったの?女の子はある日突然女になるのよ。 オズマ お前に言われてもな…。 ボビー 覚悟はしてたんでしょ。あの子を引き取った時から、いつかはこういう日が来るかもって。 オズマ 覚悟か…。そうだな。 ボビー ほんっと、男って面倒臭いわよね。 オズマ ッフ。お前に言われてもな…。 モニカ エー、じゃあキャシー中尉とオズマ少佐って付き合ってたんですか? キャシー 昔の話だけどね。 ミーナ な~に、モニカ知らなかったのぉ?遅れてる~。 ラム その言い方も古いですぅ。ミーナ先輩。 ミーナ コラッ! ラム あはははは。 モニカ でも、ボビー大尉の思いの人ってオズマ少佐じゃ。 キャシー え?そうなの? ミーナ 大尉なら「私はいいの。オズマはノンケだし、あくまで心の恋人。 見返りを求めるような幼い愛なんてもうとっくに卒業してるのよぉ」だって。 ラム うんうん。深いです。 キャシー ンフフ。 モニカ 私はやっぱり好きな人には自分のこと好きになって欲しいけどなぁ。 キャシー ならとっとと告白しちゃえば?艦長、奥さんを亡くしてもう随分になるでしょ?寂しい盛りよきっと。 モニカ なっ!ど、どうして? ラム 気付いてないのは艦長だけです。 ジェフリー 私が何に気付いてないって? モニカ か、艦長! ジェフリー 一つ、もらってもいいかな? モニカ ど、どうぞ。わ、私が作ったんです。 ジェフリー おぉ。 モニカ ど、どうですか? ジェフリー うーん。君はいい奥さんになるなぁ。 モニカ ええ!? モニカ 何これ。 ジェフリー どうした? モニカ 正面宙域に多数のデフォールド反応を確認。 ナナセ 今日はありがとう。また何か分かったら連絡ください。 ルカ ナナセさん!あ、あの。実は僕…! ん? 放送 マクロスフロンティア行政府よりお知らせします。全艦に非難警報が発令されました。 CIC幹部 数は現在計測中ですが、続々と増えています。空母級も複数、まさに大群です。 大統領 なぜ今、こんな場所で。 レオン 連中はフォールド通信波で互いの位置を確認する習性があります。それに引き寄せられたのかもしれません。 ナナセ ルカ君も行くの? ルカ はい。 ナナセ でも早乙女君もミシェル君もいないのに、ルカ君一人じゃ…。 ルカ えぇ!?……。 帰ってきたらお話したいことがあります。 ナナセ ルカ君? ルカ (あなたは絶対、僕が護りますから) ボビー 遅れました。モニカ、敵の布陣は? モニカ 空母級を後方中心に置きつつ、魚鱗の陣で前進してきます。 ジェフリー いいか諸君。まさに背水の陣だ。防衛線の内側に一匹たりとも通してはならん。全艦、トランスフォーメーション! ボビー んっ!うおりゃあ! クラン 遅れるな!ネネ、ララミア! ネネ はい! カナリア 行ってくる、エディ。 ルカ 僕だって、僕だって…。 オズマ スカルリーダーより各機。攻撃開始! ルカ 行けえ!シモン、ヨハネ、ペテロ!! アルト フロンティアに向かったのか。ミシェル、シェリル。お前達の残してくれた力、受け取ったよ。 テムジン (覚えておけ。宇宙は、二種類の生き物が生きられるほど……広くは………) アルト そうだな。ああ。そうだとも。 待ってろよランカ! 新統合軍 ダイアモンドリーダーより各機へ。敵防衛ラインを抜くぞ! 新統合軍 了解! 新統合軍 いつまでも同じ手が通じると思うなよ!このぉ、蟲けらどもおおっ!! シェリル ……ここは?フロンティア! ねえミシェル、しっかりして!ミシェル!! ミハエル ぁ……。 シェリル ミシェルっ!! オペレータ クレイオス轟沈! オペレータ 第18中隊、壊滅状態です! オペレータ エルム7応答してください。エルム7。 大統領 戦況は。 司令 閣下! CIC幹部 現状はほぼ互角。新統合憲章の特例事項を適用し、反応兵器の使用を許可頂ければ乗り切れるかと。 大統領 …全面戦争をしろと言うのか。 レオン 大統領、ご決断を。 大統領 ……。 シェリル 授業を、思い出して。大丈夫、やれるわよ私は。私はシェリルよっ! うわあ~ああああ~~~~! ルカ あっ、スカル2、ミシェル先輩!? シェリル きゃああ!うううっ! ルカ はっ、シェリルさん!?まずいっ! シェリル きゃあ~!負けるもんかー!ぐぅっ! ルカ ああっ!! ルカ ぎゃあああああ!!あぁ…ナナセさん…。あっ。 スカル4。アルト先輩。 シェリル アルト! ランカ 帰りたいよ、みんなの所に…。ええっ!?イヤアアーーーっ! え?フロンティア? アルト 無事で良かった、シェリル。 シェリル えぇ。振り落とされそうになったけど、なんとかね。 アルト ランカは? シェリル ごめんなさい……。 アルト …嘘だろ。 オペレータ フロンティア後方、6-4にデフォールド反応多数確認! オペレータ 高エネルギー反応、攻撃来ますッ!! 司令 くっ…。リパルシブフィールド最大!!(Repulsive field) オペレータ アイランド1に直撃っ! オペレータ 環境維持システム最大!最優先モード! 一般人 きゃあああ~~~!! 一般人 うわああああ~~~!! シェリル 酷い…。 アルト くっ!あの船。まさかランカの!? CIC幹部 陽動作戦!? 大統領 馬鹿な。脳すら持たないような下等生物の分際で! レオン あの船です。バジュラとは思えないほどの組織だった攻撃。 ならば、指令を出している者がいる筈です。違いますか? 大統領 確証はあるのか? レオン ッフ。 大統領 ……。止むを得ん。全軍に反応弾の使用許可を。マクロスクォーターに回線を繋げ! ジェフリー デルタ1より、S.M.S全部隊に告ぐ。プレジデントオーダーだ。 これより我々は、後方に現れた敵主力部隊に総攻撃を掛ける!目標、敵超大型空母! アルト 待ってくれ!奴の中にはランカがいる! キャシー アルト准尉? ボビー ランカちゃんが!? オズマ !? アルト 俺に救出の許可を! キャシー 艦長。 ジェフリー アルト准尉、アーマードパック、並びに反応弾の使用を許可する。ただし、こちらの攻撃の手は緩めん。力を見せろ! アルト 了解! シェリル アルト。絶対無事に帰ってくるのよ。死なないって約束して。 アルト ありがとう、シェリル。必ずランカを連れて戻ってくる。必ず。 シェリル アルト…。 オズマ スカル1よりスカル4へ。事情は後で聞く。ランカに万一の事があったら、俺は貴様をぶっ殺すぞ! キャシー デルタ1より各隊へ。10-12より敵機多数接近。 アルト アタ~ック!! ランカ やめて。もうやめてよ、こんな事……。あっ。 ランシェ・メイ 伝えたいの。 ランカ え? ランシェ・メイ 私たちは、あなたたちに…。 ランカ この歌…。 ララミア うああぅ…ッ!! クラン ララミア!! アルト ッく……。ぐああああーーーっ!!! くたばれバジュラどもおおお!! オズマ ッ、あいつ…。 ルカ 先輩…。ぐああっ!!ああっっ!! ブレラ この歌…。 アルト ランカーーーっ! ブレラ 邪魔だ、どけ! アルト 貴様っ! ランカ あっ、え?あああ! アルト君! アルト この化け物め! ランカ ダメーーーっ!! アルト 喰らえええええ!! ランカ ううっ…。 アルト うおああぁあ! ブレラ マクロスギャラクシー、アンタレス小隊所属、ブレラ・スターン少佐よりフロンティア全軍に告げる。 敵母艦内より人質は救出した。 オズマ ランカっ。 ブレラ これより、フロンティア船団を援護する。 CIC幹部 ギャラクシーの生き残り!? 大統領 本当なのか? モニカ 敵艦隊、連携低下。何か混乱してるようです。 キャシー 混乱? ボビー 艦長! ジェフリー マクロスキャノン、撃てー!! オペレータ バジュラの陣形、完全に崩れました。個々に敗走を始めています。 新統合軍 直ちに追撃戦だ!一匹残らず全滅しろ!! 新統合軍 逃がすかよ。この蟲どもがああ! アルト ぬああああああ!! グレイス まさかこの娘が、リトルクイーンとは。 ブレラ なぜ泣く。 ランカ 分からない。分からないよ。どうして……。 ダイアモンド クレバス(エンディング) 予告 束の間の平穏。還り着いた日常。その裏側でついに明かされる陰謀の意図。 次回「ロスト・ピース」追憶の歌、銀河に響け。
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/147.html
ランカ 何? アルト っく。操縦が…! レーダー手 何だこれは。うわっ! 副長 何事だ! レーダー手 強烈なDパルスバーストを確認。全レーダーシステム、ホワイトアウト! 副長 Dパルスバーストだと!? グレイス さあ、飲んで。 シェリル それまずいからイヤ。 グレイス …わがまま言わないの。 シェリル もう。飲めばいいんでしょ。あ! ミハエル 攻撃?いや…。 グレイス これは…。 アルト 何なんだ突然。 ランカ アルト君!あれ。 アルト マクロス…!それも第一世代型の。 ランカ あぁ…ああ……。イヤアアアーーーー! トライアングラー(オープニング) ランカ ごめんね、びっくりさせて。小っちゃい頃の記憶が無いって話したよね。 どんなにがんばっても思い出せないくせに、時々勝手に出てきて今みたいになるの。 カナリア ディソシエイティブ・アムネジア、解離性健忘。 外傷後ストレス障害等をきっかけに、特定の体験の追想が不可能になる オズマ つまりは一種の記憶障害さ アルト なら、考えるなよ。思い出さないでいいことだから、忘れてるんだろ? ランカ そう…なのかな。 アルト あぁ。過去なんかに縛られるのは時間の無駄さ。 ん?またかっ!うっうああっ! ランカ ねえ、もう帰れないの? アルト 心配するな。航法系が全部ホワイトアウトしているだけで、壊れた訳じゃない。 ランカ でも…。 アルト 恐らく強力なジャミングを受けて…。 ランカ ジャミング? アルト あぁ。あいつが原因かもしれない。 ランカ 誰かいるのかなぁ、あの船。 アルト 分からん。サボタージュのせいでこの辺りの調査は進んでないしな。 ランカ それにしても暑いね。はぁはぁはぁ…。 アルト はぁはぁ…。あと少しで。 ランカ うわぁ~。 ミハエル 軌道上のフォールドパックはまだ使用された形跡が無いとさ。 シェリル それって…。 ミハエル アルト達はこの惑星上であのDパルスバーストを受けたことになる。良くて不時着。悪くすれば…。 シェリル アルト……。 ミハエル …? アルト ん、どうした?チェックはしたぞ。飲まなきゃ安全だ。 ランカ あ、ううん。ただ、初めて会った時みたいだなって。 アルト ッフフフ。水を被ったのはそっちだろ。 ランカ ウフ。 アルト ほんと、お前はびっくり箱みたいな奴だよな。 会ったばかりの頃は、私なんかって言ってたくせに。臆病なんだか大胆なんだか、いい心臓してるぜ、本当。 ランカ え?あっ…で、でも、それって…あの頃に比べて私が少しでも勇気が持てるようになったとしたら、 それはアルト君のお蔭だよ。 アルト君がいたから、いつも私を守ってくれて、迷った時には背中を押してくれて、だから……。 アルト ……。 !? はぁー、ん? ランカ ……。 アルト &ランカ うわぁあ! アルト う、うん…。と、とにかく時間が惜しい。とっとと戻ってあの船を調べるぞ。 アルト 準備はいいか? ランカ うん。ッヒ! アルト 安心しろよ。ライブには絶対間に合わせてやるから。 ランカ あ、ありがと…。でもちょっとだけ待ってもらっていい? アルト あぁ?どうした? ランカ えーと…それは…。 アルト 何がいるか分からないんだ。どうしてもって言うなら俺も…。 ランカ ダメェーー!!絶対!……。 アルト あ…。 ランカ バカぁーー!! アルト ふぅー。ったく、トイレならトイレと。 ランカ キャアアアアア!! アルト ランカ!?ランカ!! オズマ ガリア4からの連絡が途絶えた!? キャシー えぇ。アルト准尉がランカさんを連れて離陸したって知らせを最後に。 オズマ っく! クラン 何か事実確認の方法は無いのか?そうだ、ミシェルが使った新型フォールドパックとやらは? カナリア 無理だな。あれはかなりの無茶だ。ルカにとっても。2度目はない。 クラン ……。 レオン ずいぶん思い切った事をしてくれたねぇ。ルカ・アンジェローニ君。 ルカ L.A.Iの技術開発部、特別顧問として最善の判断をしました。 僕がS.M.Sにいるのは、あなた方、新統合軍ではできない、新型機や兵器の実験データ収集と性能評価試験をするため。 今回の件もその裁量においてのことです。 レオン なるほど。友達思いだねぇ、君は。 だが、その友情が民間人の少女を事件に巻き込み、さらにはL.A.Iと政府の関係も脅かしている。それについては? ルカ ……それは。 ナナセ ランカさん…。 エエっ!?…お前も心配?そうだよね。 ミハエル まさか本気? シェリル 止めても無駄よ。もう熱も下がったし、昨日までの不調が嘘みたいよ。 ミハエル だろうね。ちなみに、このことグレイスは? シェリル チクったら殺すわよ。その何とかバーストの対策はしたんでしょ?それでも怖いなら待ってなさい。 学校(ガッコ)で習って私だって操縦できるんだからね。 ミハエル 女の意地? シェリル …私はね、出来る事があるのにやらないのが大っ嫌いなの。 ミハエル はぁ、素直じゃないねぇ。 シェリル お黙り!行くわよ。 ミハエル ランカちゃんといい、あいつの周りは頑固な女ばっか。あ、人のことは言えないか。 おい、シェリル。俺の機体をぶっ壊す気か? アルト マクロス級4番艦GLOBAL?第117調査船団の旗艦!?ってまさか。 オズマ (今から11年前に起きた第117調査船団の遭難事件は知っているな。ランカはその生き残りだ) アルト ランカ。 グレイス あの娘がネストに。 ブレラ 微弱なフォールド波を確認。パターンは合致した。 グレイス よろしい。指令順位を変更。ランカ・リーの確保を第2位に。 ただし、当初の作戦目的が阻まれる場合はこれを無視せよ。 ブレラ だがあの娘は。 グレイス 観察対象ではあるが、まだ仮説としての存在に過ぎない。 この先、価値が証明されれば別だが、最優先ではない。 私はこれからディメンション・イーター(Dimension-eater)の起動準備に入る。以上だ。 グレイス 了解。 アルト ランカ、聞こえたら応答してくれ!ランカ! 応答なしか。第117調査船団。バジュラにやられて沈んだはずの船がなぜ。ここは…研究室? 消されてる。しかもごく最近に。あ!ああっ!バジュラの標本!?何でこんなところに。ん、ランカ? ブレラ なぜ気になる、あの娘。 ランカ (この歌大好き。ねぇ、地球の歌なの?) ランシェ・メイ (違うわ。この歌はね…) ランカ お母さん……。ん?卵?何なのここ? アルト こいつ、いったいどこまで続いて…。ん、縦穴?深いな。 ランカ 「アルト君。通信聴こえる?アルト君」 アルト ランカ。無事か! ランカ アルト君。 アルト 今どこにいるんだ? ランカ あ、えっと、なんか広い洞窟みたいなとこで、卵が沢山あって。 アルト 発信源は…この下420メートル。ランカ、今から行くぞ!そこを動くなよ! ランカ ありがとうアルト君。うわあ!キャアアアア!!! アルト うっ!ランカ!ランカーーーーー!! ランカ キャアアアーーーー!!助けて…。 え?助けてくれるの? アルト ん?あの機体…。ランカ!! エエエヤアアアア!ランカーーーー!! ランカ アルト君。アルトくーん。 アルト ランカ!うわっ! ランカ キャア! アルト ランカ。 ランカ アルト君。 アルト 今助けてやるからな。硬い…。 ランカ アルト君。 アルト ランカ。 ランカ うっ…ううぅ…! アルト ランカ! ランカ うぅ…ぅぅ……。 ブレラ 何っ!? アルト うわぁああ!! アルト マクロスが…!うわっ! グレイス やっとお目覚めね。 アルト ジャミングが消えた。行ける! アルト 何!?何なんだこの化け物め。あ!他にもまだ。 はっ!こうやって増えてるって訳かよ、バジュラどもは!ランカ、必ず助けてやるから。 邪魔するな!ランカがあの中にっ!! 何なんだよ、お前は!!いつもいつも! エエヤアアアア!とったー!何っ!? ブレラ 貴様はあの娘に相応しくない。 アルト 何。 ブレラ ッ……!? ミハエル ビンゴ! シェリル アルト、感謝しなさい。 アルト お前達。 ミハエル ランカちゃんもそこにいるのか? アルト さらわれた! ミハエル えぇ? シェリル さらわれた!? アルト お前らの右後ろの一番デカい船に! ミハエル 何だ!?あのデカ物は! アルト バジュラの母艦だ!俺はこっちのバルキリーの相手をする!だから…頼む!ランカを助けてやってくれぇ!! シェリル 分かったわ、私達がなんとかする。アンタは死んでもそいつの足を止めてなさい! アルト シェリル。 ミハエル いい女だねぇ。惚れちゃいそう。 シェリル …もう。I have! ミハエル そいつは勘弁! アルト よーし。こっちも早く決着つけて…。うっ!マズい! ブレラ ッフ。Showdown。 グレイス タイムアップだ。ディメンション・イーターを起爆させる。 パープル1は速やかに帰還し、以後も私の支持に従え。 ブレラ 了解…。 グレイス 銀河の妖精の死と先遣隊の壊滅。憎しみは燃え上がる…。フォールド通信波は彼らのしるべ。 健闘を祈るわね、フロンティアの皆さん! レーダー手 メーデー、メーデー!こちら第33前進基地。正体不明のフォールド断層がこちらに向かって…うわああああ!!! 副長 ヤック・デカルチャアアアーーーーッ!!! ミハエル …嘘だろ!? シェリル な、何なのいったい!? シェリル アルト、星が! アルト え?星が、星が飲み込まれていく…。くそぉ。くそぉぉおおおおおおーーーーーー!!! シェリル 追いつかれるわよ! ミハエル 分かってるって! なっ!フォールドする気か。ぬぉおおおおおおお!! アルト こんな所で死ねるかあああっ!! ダイアモンド クレバス(エンディング) 予告 フロンティア船団に襲い掛かるバジュラ。生と死が交錯する戦場で、人々の思いが空を翔る。 次回「マザーズ・ララバイ」悠久の歌、銀河に響け。
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/229.html
~山よ銀河よアタシの歌を聴け!~ Presented by 「バサラの人」 この物語は、マクロス正史のパラレルワールドです。 十分承知の上、ご覧下さい。 ※戦闘シーンは、1度目はWhat'bout my star?を聞きながら 二度目はNEW FRONTIERを聞きながら読んでくれると 書いた人間が嬉しいです… マクロスF・F(フロンティア・ファイアー!!) 山よ銀河よ アタシの歌を聴け! 00話 ダブル・レター・アンド・レイター(二つの手紙と、遅れた男) 1.第一の手紙 2059年 ○月×日 この日記帳も、もう13冊目になる。 おじ様に拾われて、文字を覚えてから書き始めて、ずっと続けてるから… 大体、4歳位から? ズボラなアタシには珍しく(おじ様に似たのよ?私の責任じゃないんだから!)1年に一冊のペースでページを埋めている。 あ、でも最初の方は今見るとハズカシいなぁ… 文字も楽譜も、おじ様に習ったのだから、すごく、その…うわぁ、前衛的… 7つの時にお姉様に教わるまで、人に読んでもらえる文字って書けなかったのよね… (お姉様って言うのは、マクロス7のおじ様の元メンバー。桜色の髪がスゴく綺麗なの♪) 今でも、楽譜だけは直らないけど…良いのっ!私が歌えば良いんだから! …こんな事思ってても、ここに書いていても、おじ様への感謝は消えないと思う。 だって今までの日記には、おじ様の事ばっかりなんだもの。 おじ様が新しい歌を歌ってくれた。 私も憶えて、皆の前で一緒に歌った。 おじ様が操縦を教えてくれた。 思い通りのマニューバが出来ると、大きな掌で、頭を撫でてくれた。 おじ様が、又、女の人に軽―く声をかけて、何くれと世話をやいてもらっていた。 というか、この人本気で女の人達の感情に気付いて無いのだろうか…! …気付いて無いんだろうな、お姉様が可哀想。 おじ様が、又、戦闘の中に歌いに行った。 心配で不安で、胸が張り裂けそうだったけど、帰ってきた皆も、おじ様も笑顔だった。 …そんなことばっかり。 私は相当なファザコンなんだと思う。 おじ様の事は、銀河で1番カッコいい男性だと思っているし、 おじ様のような歌手になりたい、私も歌で銀河中を震わせたいと思っている。 だからこそ、おじ様から離れて、一人で出来るまでやってみたいと思うの! お金はおじ様と一緒に銀河を渡り歩いた今までの、私のメディア売上と著作権料でどうにかなります。 礼儀作法だって、ビジョン嫌いのおじ様よりテレビ出演回数は多いし、どうにかなります! 最後のおじ様の鬼門…バルキリーの操縦について。 「独り立ちしたいってぇんなら、バルキリーの操縦で俺に勝ってみやがれ!」 との事でしたね?それをこれから証明します。 13冊目の最初のページだけど、これは破り取って、貴方に渡します。 これは果し状…そして銀河の妖精シェリル・N・ノームの、自由への片道チケットよ! 今日の、ニューエドワーズ基地でのYF-24性能試験。 おじ様には3時からと伝えたけど…ゴメンナサイ、あれ嘘!正午から。 元々はおじ様に来た仕事だけど、アタシがおじ様のVF-19に勝てば問題無いよね? 早めに出てお待ちしています、逃げるならどうぞご自由に。そのまま出発するだけだから。 その真っ赤なオシリに一発喰らわせてやるから、覚悟なさい♪ 貴方のカワイイ銀河の妖精 シェリル・N・ノームより (署名の下には、ハートの上にこれ見よがしとキスマークがされている) 「…シェリル…あンのアホが…!」 朝方、この星での逗留先に選んだ安ホテルのロビーでこれを受け取り、 クシャッと手紙を丸めて、ギターを引っ掴んで、 支払いを済ませて、ホテルを駆け出すまで僅か10秒。 彼を知る者が見たら、支払いを忘れていなかった事にまず驚くに違いない。 そしてその次に、彼が他人の事でこんなにも泡を食う事にも驚くだろう。 それほどに、シェリルの存在は彼の中で大きいものだった。 シェリルが書いたのより、何倍だって、何十倍だって、俺の方が愛していると断言できる。 それにしたって…愛機の駐機場所に向かうシャトルカーを探し、駆けながら彼は思う。 「今、アイツは関係ねぇだろうが…!」 桜色の髪の、この前にあった時は随分艶めかしく成長していた、 しばらく会っていないバンドメンバーの事を思いながら、 彼はシャトルバスを、半ば体を張って停める。 「待ってろよ…!すぐに吠え面かかせてやるからなァ…!シェリルー!!」 また変な客だな、と思いながら、運転手はドアを閉じた。 2.第二の手紙 数日前の事… …突然の御手紙、大変失礼と存じます。 ですが、貴方にどうしても頼みたい事があり、こうして筆をとっています。 私はこの惑星エデン、ニューエドワーズ基地において、新型VF開発試験担当として、 新星インダストリーより出向してきた、ヤン・ノイマンという者です。 お話というのは、この開発試験対象…我が新星社と、ゼネラル社が共同開発した試作機、 YF-24、ペットネーム「エボリューション」についてなのです。 エボリューション(新生)の名前からも分かるとおり、 「VF-11よりも扱いやすく、VF-17よりすべての面で高性能に」 という統合軍からの無茶な要求に応える形で、我が社が開発していた本機ですが、 言うなれば椅子取りゲームの最中、割り込みをかけられる形で、 ゼネラル社陣営が共同開発という形をとって来たと、我々開発者は認識しています。 ただ、その事で告訴なり、訴訟なりと、とやかく言うつもりはありません。 貴方にとって、歌う事こそが戦いであるように、 私たちにとっては、良い機体を作り上げる事が戦いであると信じているからです。 しかし、このまま泣き寝入りする事は、どうしても出来ない。 言うなれば、これは我々開発陣の我儘なのです。 私共の可愛い娘であるVF-19、これは貴方の代名詞とも言える機体ですよね。 この機体に慣れ親しんだ貴方が、孫娘とも言えるYF-24に乗り、 ゼネラル社テストパイロット共のYF-24のレコードを根こそぎ塗り替える。 これはYF-24の優れた機体性能が、我ら新星インダストリアルの技術によるものと 証明する、またと無いデモンストレーションになると思います。 テスト中、試験項目以外の指示は特にいたしません。あなたは好きなように飛び、好きなように歌っていただきたい。 貴方の為、VF-19に準じた操作系を設えたYF-24をご用意いたしました。 初めて乗るとしても、過不足は決して感じさせません。 私見ですが、過去に見た貴方の操縦についてこれるほどのエクスカリバー乗りを、 私は一人しか知らない。 現状、貴方がこのエデンにおける、最高の適任者なのです。 ○月×日、1200時より、基地内3番ハンガーにおいて開始いたします。 どうかお願いです。私達の歌を、高く遠くに届けていただけませんか? 貴方にならこの気持ちがご理解いただけると、信じてお待ちしております。 敬具 シェリルは養父宛のこの手紙を、自分が初めに目に出来た事に感謝した。 行方など掴みようの無い養父の宛名を探し出したガッツ。 慇懃な文章の中、燃えてたぎる様な意地。 どれをとっても、養父のツボを突く手紙ではあったが… 「極め付けは、この一文よね…」 (どうかお願いです。私達の歌を、高く遠くに届けていただけませんか?) 歌、と言われた時点でもう決まったようなモノだ。 書いた人間は、明らかに養父と同じレベルのバカ(無論最上級レベルという意味で) の扱いに長けている。 それともエクスカリバー乗りには、突き抜けたバカしかいないのだろうか? その考え方に至って、シェリルはブルブルッと首を振る。 「いやいやいや…!私は違うわよ?私だけは…」 ね?と隣に浮いたペットロボットに同意を促す。 ディディーと呼ばれるマクロス7製のそれは、首を傾げるような仕草で答えるばかりだ。 とはいえ、とシェリルは考えた。これは前々からの計画実行のチャンスだ。 今まで養父との模擬戦…とはいえ、ケツを取り合う程度のお遊びではあったが… バルキリーの腕前において、シェリルは師でもある養父に、一度も土をつけた事が無い。 理由は明白だ、と考えている。シェリルの腕前に応えるバルキリーに出会わないせいだ。 今まで養父の赤いVF-19と競い合った際の機体は、VF-11、VF-17といった、 言っては何だが総合機体性能に劣った機体ばかりであった。 幼い頃から親しんだ赤いVF-19を借りて、養父の乗った別機体に勝ったことはある。 互いにVF-11や、VF-1に乗れば、7/3位の割合で勝ちを拾える。 でも違う、そうじゃない。 うまく言えないが、そういう事では無いのだ… 自分が巣立つ時、越えるべき翼は、あの赤いサンダ―パターンでなければ…! そう思っていたシェリルに、この手紙は正に、渡りに船であった。 「フフフ…!期待してるわよ、エボリューションちゃん…!ディディー手伝って!」 そう言って、シェリルは返信の準備と、寄越された手紙の1200の文字を 1500へ書き直す作業を始めた… その日の夕食時、ブラブラとホテルに帰って来た養父に、届いた手紙を渡す。 固パンを毟りながら「へへっ!オモシれぇ奴じゃねぇか…!」 と、呟く養父に(ゴメンナサイおじ様…)と心で十字を切り、数日後に 控えた巣立ちの日の為、荷造りを進めるシェリルであった… 3.遅れた男 彼が指定ハンガーに、愛機と共に駆けつけたのは、1400時を過ぎてからであった。 「…っ!オイオイ、何だこりゃ…!」 ガウォークでハンガーの前に駐機し、周りを見回した彼が見たのは、 整然と並んでいるべき戦闘機群…恐らく、手紙で書かれていたYF-24であろう… 煙を吐きながら擱座したバトロイド。 イナーシャ制御をしくじったか、四肢が無残にねじくれたガウォーク。 着陸時に変形しそこね、ファイターとバトロイドの合いの子で転がった物… 全てに共通するのは、弾痕も無く、しかし起動不能にされている事だ。 唯一無事な一機…ガウォークでこちらを待つYF-24の上には、 ライヴで興の乗ったアーティストよろしく、足をコンソールに乗せ、 腕を組んだ彼の愛娘が、勝気な瞳を向けていた… 「逃げずに来た事は、評価してあげるわ、おじ様…!」 「随分御大層な招待状だったじゃねぇか…!」 「あらぁ?私はおじ様なら逃げるはずなんか無いって信じてたもの。流石はおじ様だよね!」 「へへっまぁな…」 経過はどうあれ、愛娘に褒められて悪い気はしない。 いい気になった彼を、機体の下から大きな声で呼ぶ声がある。 「やぁ~どうも、私がお便りしたノイマンです~!貴方が、あの有名な~?」 「あぁ、あんたが…って、テメェもグルかあぁ!!!」 「ひゃっ、違いますよ~!私共も、貴方の娘さんが来るとは知らなかったんです~!」 遠い怒鳴りあいで疲れたノイマンは、隣の助手から受け取った拡声器で後を続ける。 「来た途端に、アタシなら腕に自信はある、5分で良いから機動を見てくれとおっしゃって…そのまま機動テストに突入ですよ!」 ノイマンは、辺りの機体を見回しながら言う。 「彼女のメチャクチャなマニューバに付いていけたゼネラルのテストパイロットはごく少数。 その少数も無茶をしてこの有様です!笑うべきか泣くべきか、良く解りません!」 「笑えば良いじゃねぇか!ゼネラルさんに吠え面かかせたんだろ!」 「機体強度の練り直しで一月はカンヅメですよ!思わず苦笑いってヤツです… ですが貴方の娘さんのお陰で、僕等のエボリューションはもっと強く、美しくなりますよ!」 「シェリルってんだ!美人だろぉ!?」 「存じてますよ!僕はシャロンしか聴きませんでしたが、シェリルさんのメディアはヘビーローテです! テストパイロット申請書類を見て、ビックリしました!」 「ヤンさーん!ありがと~♪」 こちらはシェリルだ。最高の営業スマイルと投げキッスをヤンと、 ついでにゼネラルのテストパイロットに振りまく。 皆、鼻の下を伸ばして、手を振っている… あぁ、負けるワケだわ…そうシェリルは思った。 「それでなんですがね!まだデータが足りないんです!テストを継続しようにも、シェリルさんと競えるパイロットと、機体が無い!」 ノイマンは、熱のこもった眼で続ける。 シェリルはそれを見て、この人もおじ様と同じくらい真っ直ぐだな、と思う。 「もっと正直に言えば…私の青春の結晶であるエクスカリバーと、今までの人生の集大成であるエボリューション、その戦いを見てみたい!」 「そういう事で…アタシとヤンさんの利害の一致というワケ、おじ様、解った?」 「ハン…男の扱いが上手くなると、そんな偉いのかよ?」 「…10年以上、女性に婚期逃させてる男が言うと滑稽よ?」 彼はバスに乗った時の、脳裏に翻った桜色の髪を思いながら返す。 「…だから、あいつの事は関係ねぇだろうが…!」 「アタシは誰の事とは、一言も言ってないけど?」 「…ヤロウ…!覚悟しろよこのパツキンモップ娘…!」 「それはこっちのセリフ…そのトサカみたいな髪ふんじばって、役に立って無い丸眼鏡、指突っ込んで割ってやるわ…!」 「…エキサイトした処で、お二人準備していただいてよろしいでしょうか?」 「おうよ!」「もちろん!」 シェリルには、幾つものアドバンテージがある。 一つは機体の性能差。VF-19と、その後継であるYF-24には、旋回・出力・操作性に圧倒的な差が存在する。 加えてこちらには、模擬弾をセットしたガンポッドを懸架済みだ。 戦場で出会ったなら、相手にならない程にシェリルが有利である。 二つにはディディーの存在だ。かの高名なドクター、通称Tの手によるこのロボットは、シェリルの機体制御を熟練のパイロット並にサポートする。 養父とシェリルの技能差は、ほぼ無視して良い所まで詰められているはずだ。 三つに、彼はギターを抱えながら操縦している。 ファイターならいざ知らず、より精緻な操作を要求されるバトロイドでの格闘、 もしくは彼の不慣れであるハズのガウォークでの戦闘ならば、より有利に勝ちを収められる。 シェリルに負ける要素は何一つ無い、それなのに。 そのはずなのに、シェリルの機体はもう幾度目かも知れず、地面に叩き付けられていた。 「…ダイジョウブデスカナ、シェリル?」 「…何でよ…何で一発も当てられないの…?」 今はコパイ席に乗せた、ディディーの気遣いが聴こえる。 「ツウサン18回目。スベテバトロイドデノ背負イ投ゲニヨルモノデスナ」 一回目は、絶対に避けられない距離からの射撃で勝負を決しようとし、肉薄され、地面に叩き付けられた。 二回目は、バトロイドで格闘を挑もうとし、羽交い締めにされ、優しく地面に落とされた。 それ以降は、もう覚えてもいない。 いや、それはまだ良い、良くはないが、本当の問題は別にある。 「何で…?おじ様、何で歌わないの!?」 「…今のオマエにゃ、歌いたくねぇ」 馬鹿な、ふざけるな。今の自分には、そんな価値は無いとでも言うのか! ………ねぇ、もう諦めよう、元々無理だったのよ……… もう一人のシェリルが囁く。煩い、邪魔だ! 「何をガマンしてるのか知らないけどよ…もう良いだろうが、疲れちまった」 「何で…?どうしてよ!真面目に相手をしてよ!」 ………何となく、解ってたじゃない。おじ様には勝てないよ……… うるさいうるさい!少し黙っていろ! ここで自分を示さねば、どこで示すというのだ! 歌で彼に勝てる訳が無い自分には、もう、バルキリーしか…! ………だからだよ、そんなツマラナイ事にこだわっているから、体も心も固まるの……… …え? 今、もう一人の自分が、笑った気がした。 ………操縦なんて、私のナカの十分の一にも満たない……… ………リズムとテンポ、そしてハートよ…それを歌に乗せて……… 「帰ってメシにしようぜ、気にする事はねぇって」 ………私達の100%、おじ様に見てもらいましょう!……… まただ、またこの感覚だ。 舞台に立った時の高揚感。胸の奥、震えたライオンが眼を覚ます。 「オマエはまだ、ガキなんだから」 シェリルの全身が震える。そして叫ぶ。 銀河の妖精よ、此処に在れ…! 「あ、あ…ああああぁぁぁぁぁーーー!」 シェリルは正面コンソールに額を強く叩き付け、自らを奮わせる。 視界は真っ赤に染まったが、痛みは程好く、凝り固まった理性を溶かしてくれた。 勝負はここからだ…! 二人の模擬戦…といっても一方的な展開ではあったが…それを眺めていたノイマンは、 視線を同じくしていた助手に声をかけられた。 「…彼女、先程までと全然動きが違いますね…ガチガチで、見ていられませんよ」 「そうだね…キミ、どっちが勝つと思う?」 「…心情としては、YF-24に賭けたいですね…しかし」 「何だ、じゃあ賭けにならないじゃないか」 「主任は、彼女が勝つと思っているので?」 「うん、流石に17の僕に負けるつもりは無いんでね…キミ、フォールド計測器はどうなってる?」 「…?なぜでしょう…徐々に数値が上昇していますが」 「LAI社の研究で、サウンドウェーブとフォールド波と呼ばれる物が、ほぼ同じ物と証明されたらしいね…なら、ここからが本番って事だ」 渓谷と砂漠に囲まれた基地は、年中陽炎が立ち上っている。 その陽炎を上塗りするように、金色の陽炎が、辺りを照らした。 ―――What bout my ster…? What bout my ster…?――― 「…!歌が聴こえます…!」 「大気の振動では無く、エネルギー光に類似した波長に歌を乗せるらしいね…すごいなコレは」 続くは赤い、もっと苛烈な光だ。 ―――Its New Frontier!だからもっと 胸に火を点けろ…!――― シェリルはハッキリと見た。向かい立つガウォークのキャノピーの奥、煌めいた物。 あれはいつか見た、鉤裂きのような満面の笑みだ。 着いて来い、こんどこそ遅れるな、と、自分を誘う笑みだ。 受けて立とうじゃない。そう思い、どちらが挑戦者かも忘れて互いに空を見やる。 「ディディー!超時空変形…!」 「ホンリョウハッキデスナ…ギターモード変形、体内臓サウンドブースター、オン!」 常識を超えた変形を成し、ギターに姿を変えたそれは、シェリルのコクピットにすっぽり収まる。 さぁ始めよう、彼と目一杯に楽しもう。 恋する彼に囁くように、別れを惜しむかのように、これが最後でも悔いの無いように。 「くだらない…今この時に比べたら、何もかもがくだらないわ…!」 もはや彼の娘では無く、シェリルでも無く。 ―――掛け替えの無いモノ――― ただ彼の歌に応え、共に踊る番いの鳥として、言うべきはこうだ。 「山よ、銀河よ!アタシの歌を聴けえぇぇ!!」 ―――What bout my ster…! What bout my ster…!――― ―――解き放つさ…!――― 4.ホワット・バウト・マイ・スター~シェリル必殺、エボリューション踵落とし!~ ―――振り向くな 何時だって 情熱の向かう先に、そこはきっと在る!――― ―――Baby どうしたい? 操縦…! ハンドルぎゅっと握ってもうSTAND BY――― 互いにファイターへと姿を変えた二機は、じゃれあうように空中を駆けあう。 太陽に向かって、地上めがけて、時に雲を突き抜けて。 後ろを取り合い、視界の取れない腹を取り合う陣地戦を展開する。 ―――Do you want my heart want my love! Noんもう!スウィングしてkiss…kiss…!――― ―――砕け散る星達よ 新しい光となれ 闇を照らせよ…!――― 地面に叩きつけられ、ガンポッドを破損したシェリルには、もはやピンポイントバリアによる格闘しか残されていない。 歌を楽しみ、駆け引きを楽しみながら、シェリルはしたたかにチャンスを狙っていた。 ―――中途半端なスタイルはNO! ブッ飛んじゃってるLOVEならfor me――― ―――Long long time 恐れてただけさ 扉はもう開かれてるのさ 後は飛び込んじまえよ…!――― 放つ放つ放たれる。マイクロミサイルのように光の帯を引き放たれるサウンドウェーブの光。 それをかわさず、互いに受け止めるのが、今日の二人のやり方だ。 エネルギー変換装甲はサウンドエナジーをも許容して変換し、 試験機カラーの淡いブラウンのバルキリーを、燃える真紅に。 赤くどこまでも紅いバルキリーを、燃える陽光の金色に照らし、染め上げる。 ―――How Beautiful! Excuse me! 欲したら ラララ…! Possibilities!――― ―――It's New Frontier!そうさ自分が ここに居ると 鐘を打ち鳴らせ! WOW WOO!――― 先ほどと大まかな形は変わらない。機体性能を凌駕した腕で、養父の機体はシェリルの先に立つ。 明らかに違うのは、シェリルの内面だ。 解って貰おうとか、優しく扱って欲しいというような甘えは、もう無しだ。 落とす気で、いやほぼ殺す気で迫る。一発当てれば勝ち?そもそもそれが自分の甘えに他ならない。 銃が無ければ拳で。拳が落とされたなら機体をぶつけて。そのつもりで迫らずに、この差をもしかしたらでも埋められるか…!? 第一、殺しても死なない男に、命の心配をしても徒労だと、昔からシェリルは良く心得ている。 ―――(point) I don't care $(dollars) How much fake!――― ―――It's New Frontier! だからもっと 胸に火を点けろ 掛け替えの無いモノ 解き放つさ!――― 許容できずに装甲から飛沫を上げた光が、空に零れて天幕を作り出す。 それは二人のダンスステージ、真紅と金色のオーロラである。 砕け散る星屑の光の狭間を縫うように、互いの疾駆を定義しあう。 コブラ・バレルロール・スーパーインメルマンターン。 シェリルが試みるマニューバの更に更に上を行き、赤い翼はこちらに先導して飛ぶ。 ―――.(point) ふたつにひとつ! but「愛」鳴らして…!What 'bout my star!――― ―――目を醒ませ 感じるさ オマエとこの宇宙が クロスしてると――― 聞こえる、聞こえてくる。彼の思い、感情が、帯引く光に乗って聞こえてくる。 お前を愛していると、 お前に指先ほども傷ついて欲しくないと、 しかし自由に、激しく生きて欲しいと、その思いが混ざって、旋律として伝わってきて… シェリルは自らも、愛を歌声に乗せる。 ―――What 'bout my star!What 'bout my star!What 'bout my star…!Uh…――― ―――歌声で 答えろよ この胸にお前のメロディー 響かせるから…――― 彼女は、What 'bout my star…このドキドキは、アタシを何処に連れてくの?と。 養父は、It's New Frontier…お前の目の前に、新たな地平があらん事を、と。 口下手な二人は、翼に歌を乗せる事でしか、真意を伝えられない。 つまらない意地を張らず、もっと早くにこうしておけば良かったな、と、シェリルは思った。 養父は養父、自分は自分だと思っていたのだ。関係無いと、別の存在である、と。 そんなワケが無かった。 いくら養父に引け目を感じたからって、一番大事な、自分と彼の歌を否定出来るワケが無かったんだ。 ―――Darlin'近づいて 服従? NO YOU,NO LIFE ナンツッテ もう絶対!――― ―――Long long Way 一歩踏み出せよ 心を縛るスベテの物を 引き千切れば始まりさ RIGHTS!――― あぁ、引き千切る、引き千切ってみせる。そうシェリルは思い、機体を木の葉のように舞わす。 赤いバルキリーを置いていく形で、急転進し、空を目指す。 言うまでも無く、格闘戦において、上方とは絶対有利位置だ。 急降下によるピンポイントバリアパンチで、あの翼を叩き落とす。 その為に、雲を突き抜ける…! ―――need your heart need your love OH YES!! スウィートでKISS…――― ―――It's New Frontier! 其処が何処でも 構わないさ! 俺は俺のまま WOW WOO!――― 大気圏下における空戦は、空力の理解が戦術の大元を占める。 上昇性能、その限定された能力に着目して、かつての時代に作られたのが、 前進翼と呼ばれる赤いバルキリーの翼形である。 手の子指、親指のみを開いて飛行機の翼に見立てたような姿のそれは、 冗談事のようなその形からの予想を裏切り、通常の形状を遥かに超える風切りを見せる。 重力に逆らうための翼、それがVF-19に備わる力だ。 つまりは、シェリルは判断を誤ったのだ。 上昇性能においてのみ、VF-19は、YF-24に拮抗し得る…! ―――乗っかっちゃってる恋でもGO! もう一回なんてないからHAPPY!――― ―――It's New Frontier! だから遠く 宇宙の彼方へ お前の夢を今 飛び立たせろよ…――― 「イイイェアアアァアア―――!」 サウンドウェーブに乗って聴こえた養父のシャウトが、雲を突き抜け自分へ迫るのを自覚する。 ………ウソでしょ!?何で追い付けるの…? 苛烈に自由に、雲海を突き抜けた赤い翼はそのままシェリルを追い越し、翼を振ってみせる。 ついて来いと言うのか、決着を付けようと言うのか! ふざけるな!いつまでも子供扱いをして…! 「…絶対吠え面かかせてやる…!!」 空力?重力下特性?そんな物、知った事か!! 翼を限界まで畳み、ロケット宜しく機体を変じたシェリルは、もはや彼だけを見て、スロットルを全開に開ける。 オーロラ群から空へ、星が星を追って行く…! ―――no more chance! no rules! GETしたいから ラララ…! I all give it to you.――― ―――Bran new days… 今がその時さ…! 戻れない昨日を捨てたなら 見えない明日も忘れろ!――― 届け届け届け…!歌声よ、破壊の速度よ、思いのたけよ、全て余さずあの翼へ…!! ジリジリと相対距離を縮める機体に、更なる無茶を要求する。 ピンポイントバリア高出力展開、機首をラム(衝角)にして、思い切りぶつける…! 「シェリル、ソレデハサスガニ、彼ガ死ニマスゾ…」 ディディーは心配症だな…おじ様がこの程度で、死ぬワケ無いじゃない? 操作を続ける…展開!サウンドエナジーとは違う光が機首を覆い、突撃準備完了! ………出来るんでしょ、カワイコちゃん…!?もう少し付き合ってね…! ―――It's New Frontier! そうさ俺なら 此処にいるさ 鐘を打ち鳴らせ WOW WOO!――― ―――It's New Frontier! そうさ胸に…!――― あと少し…500…400…300…200…あとほんの少しという処で、 YF-24は、エンジンを沈黙させた。 「…え?」 ガクガクと震え、ストールを起こした機体は、機首を180度回転させて、地上へと真っ直ぐ降下する。 「ウソでしょ…!」 「スロットル全開デ、バリアヲ高出力マデアゲタムチャノセイデスナ」 落ちる、真っ逆さまに、地上を目がけて加速する。 「…っ!!シェリルっ!?シェリル――!!」 彼の歌が止まり、赤いバルキリーが、自分の機体を追ってくるのが見えた… 「オイ馬鹿!シェリルっ!!脱出しろ!!…聴こえてんのかぁ!!」 「いや…!」 「はぁ…!?オマエ、何言ってんだ!死んじまうぞ!!」 「イヤよ!だって…アタシの歌は、まだ終わっていないもの…!」 ―――3.Hey, I count down…――― 相対距離は遅々として埋まらず、不吉なカウントダウンは始まる。 もはや歌手で無く、父親としてシェリルを追う彼は、焦りと共に、段々と開く距離を見つめるより他に無かった。 ―――2.Are you ready…?――― ノイズと共に、基地からノイマンの通信が入る 「シェリルさん、状況は理解しています…加速器が止まっても、変形機構、動作に影響はありませんね?」 歌いながら、沈黙で肯定を返す。 どうやらノイマンは、自分の試みに気付いているらしいと見えた。 「基地から見て太陽の方向…そこの渓谷に機首を向けて下さい!今日も良い風です!」 「勝って見せて下さい…私の青春時代に…!」 それを最後に、通信が途絶する。 ―――1.覚悟はドウ…!?――― 覚悟か…どうなんだろう。 養父の泡を食った通信を聴きながら、やけに冷静な思考でシェリルは考えていた。 今からやる事は初めてだけど、やって出来ない事では無いと思う。 何より、一番見て欲しい人に、自分の全力を見てもらえるのだ。 それは凄く、ドキドキするな…そう思った。 そして。 ―――0.I(私を)、鳴らして! What'bout my star…!――― 「…っ!!シェリルーーー!!!」 彼の叫びが虚しく響き、YF-24は、雲間に吸い込まれていった… 雲間を抜け、彼が最初に見たのは、黒煙噴き上げる凄惨な墜落現場…では無かった。 彼女の機体の影は、どこにも無い…否。 影はあった。そして、歌も。 ―――叶えて You yield to me… 教えて Your true feeling…――― ―――叶えて You yield to me… 急かして! Impulsive date…――― 先の歌の続きが、シェリルの声で聴こえる。 彼は影の先を見る。即ち日の光、太陽の中に… 金色の陽炎を纏い、一つの黒点があった。 「…これぞ必殺、竜鳥飛び…!そして!!」 サウンドウェーブを通して伝わる声に呼応して、黒点は人型に変形して、彼に迫った。 重力を味方に、大リーガーよろしく片足を掲げて落下してくる。 ―――Let me know what you want, I would give you…――― ―――How fantastic to be with you! My love!――― 「シェリル必殺、エボリューション踵落とし…!もってっけえぇぇぇぇーー!!!」 掲げられた踵は、あやまたずVF-19のど真ん中に着弾した…! ―――Let me know what you want, I would give you…――― ―――How fantastic to be with you! My love!――― 5.イッツ・ニュー・フロンティア …マクロスフロンティア、美星学園事務カウンターにて… 「シェリル・N・ノームさん。入学金振込と、マクロス7船籍、確認しました…あちらの市長さんのサインなんて、スゴイのねぇ…」 妙齢の事務員が、書類を返しながらシェリルに微笑み、そう言った。 「えぇ…養父がお世話になって、それがご縁で、今も良くしていただいてます」 「そう、スゴイお嬢様が来たのねぇ…でも貴女、良いの?パイロットコースとアイドル養成コース、複合でって事だけど…」 「はい、私、自分でやりたいと思ったこと、全部やってみたいんです!」 「そう、解ったわ…それじゃあこれで、手続きは終わり。明日から頑張ってね」 「はい!ありがとうございます!」 微笑ましくやり取りして、シェリルはカウンターを去った。 …エデンでの戦闘後、基地郊外20kmの砂漠にどうにか不時着したシェリルは、基地に駐機されたVF-19の中の手紙を見て、泣き崩れてしまった。 「しばらくバルキリー貸してやる、ケガすんなよ…ですって…?」 涙の正体は知っていた。自分はこの期に及んで、頭を撫でてもらう事を期待してたんだ。 とても寂しかった。認めてもらったのは嬉しいけど、おじ様はどこかへ行ってしまって、私は一人だ。 自分が望んだ事だと解っていても、それでも寂しかった。 ひとしきり泣いて、ノイマンに応急の修理をロハで頼み、翌日、ディディーとフォールド便を乗りついで、このフロンティアに着いたのがほんの二日前だ。 まだ寂しさは癒えなかった。でも、それに勝るくらいに、胸の鼓動が抑えきれない。 何せ、同年代の友人というものがほとんどいなかったシェリルだ。 正直想像しただけで、ドキドキが止まらない。 そんな時どうしたら良いのか、それを彼女は知っている… 「そう…歌いたい時は、歌っちゃえば良いの!」 学園からアパートへ帰る道は、黄色い銀杏の並木道。絶好のロケーションだ。 「Bran new days… 今がその時さ…♪」 そうだ、こうして歌う限り、アタシとおじ様は一緒だ。 素直にそう思えた。彼の歌は、自分に元気をくれる歌だ。 まだ枯れ切らない涙を拭い歩きながら、シェリルは心のままに歌う。 「戻れない昨日を捨てたなら 見えない明日も忘れろ…♪」 ―――It's New Frontier! そうさ俺なら 此処にいるさ 鐘を打ち鳴らせ WOW WOO!――― ―――It's New Frontier! そうさ胸に 勇気を灯せよ お前だけの夢を…!――― ―――It's New Frontier! そうさ俺なら 此処にいるさ 鐘を打ち鳴らせ WOW WOO!――― ―――It's New Frontier! そうさ胸に 勇気を灯せよ…――― ―――お前だけの夢を…! 燃やし続けろ…!!――― 00話 ダブル・レター・アンド・レイター 終了
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/92.html
好きなシェリルの歌に投票するスペースです。 万が一好きなシェリルの歌が無い場合、もしくはシェリルにカバーして欲しい曲がある場合は、追加してください。 一度投票すると、一時間立つまで再投票できません。 なお、シェリル(May n)が関わっている曲以外は削除の対象となる可能性があります。 カバーして欲しい曲の場合は、 ~Bless the fairy 等を明記下さい。 第22話 妖精のシーン。 ファイルサイズの限界でこの微妙さ Sheryl Song 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ダイアモンド クレバス 372 (30%) 2 妖精 369 (29%) 3 ノーザンクロス 135 (11%) 4 射手座☆午後九時Don t be late 130 (10%) 5 真空のダイアモンド クレバス 95 (8%) 6 インフィニティ 81 (6%) 7 What bout my star? 23 (2%) 8 Welcome To My FanClub s Night! 22 (2%) 9 アイモ ~Sheryl Ver. 10 (1%) 10 シェリルの宇宙兄弟船 8 (1%) 11 ライオン 8 (1%) 12 永遠 3 (0%) 13 What bout my star?@Formo 1 (0%) 14 オベリスク 1 (0%) 15 トライアングラー Fight on stage 1 (0%) 16 私の彼はパイロット ~娘々メドレー 1 (0%) 17 ダイアモンド クレバス 50/50 0 (0%) その他 投票総数 1260 テストup 動いてる?
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/44.html
121 名無しのしぇりるさん。 2059/10/17 オレんとこの隊長になった人さ、まだ若いんだけどバルキリー隊では五本の指に入る エースなんだけど軍の中ではシェリルと付き合ってるってウワサなんだよね。 それでこの前パトロールの帰りに聞いてみた訳よ、「シェリルと付き合ってるってマジすか?」って。 そしたら落ち着いた様子でk崎のジンクスを引き合いに言い訳始めるんだよね、おやっと思った訳よ。 付き合ってないなら即答で否定すりゃいいのに。そしたらアイランド1外周の展望台でこっちに向かって 手を振ってる人がいんのよ、ズームしてみたらめちゃめちゃ笑顔のシェリルさんだよ。それからって 言うもの隊長あたふたしちゃって聞いてもいないこと言ったりして誤魔化すのに必死なんだぜw 隊長は誤魔化せたと思ってるみたいだが、あれじゃ違うっていっても誰も信じやしないよな~ 122 名無しのぱいろっとさん。 2059/10/17 121 ちょwwwマジかよwww 123 名無しのぱいろっとさん。 2059/10/17 シェリルさんが誰かと付き合ってるなんて嘘だ。>< 123 名無しのぱいろっとさん。 2059/10/17 121 妄想乙 124 名無しのぱいろっとさん。 2059/10/17 121 そういえばシェリルさん、青髪の女の人と歩いてたって話は聞くけど? 125 名無しのぱいろっとさん。 2059/10/17 121 お前そんな事言ってると、本当に撃墜されるぞ。 それに芸能人と付き合うのってけっこう大変らしいぞ。 包丁で大根切るだけでもあぶなっかしくて指切ったりするし 案外箸の使い方もしらない場合があったりする。 それに人前とプライベートでけっこう性格変わるらしいしな。 あまりメディアに出てる芸能人の姿を信じない方がいい。 まあ、プライベートだと、別の可愛さがあったりもするが…。
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/172.html
ミニスカチャイナ服のシェリル。シェリルが娘々でバイトをするそれ即ち総売上三倍増計画。。。 上の画像の元になった、いつもの私服のシェリル。今日は木のブレスレットは家に忘れちゃったの。 ※フィニッシュしたんでこっそり更新しました~(作者)