約 3,127,914 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18000.html
―――――――――――――――― もうすぐ高校生活が終わる、私は上手くやってこれただろうか。 色々あったが、今となっては青春のひとコマだろう。 卒業式を間近に控え、私たちは家路に就いている。 河川敷の上、少し高くなった道路を進む。 私となっちゃんと英子ちゃんの三人で。 今日は本当に楽しかった、今までこんなにはしゃいだ日はなかっただろう。 軽音部のみんなが私たちの教室でライブを行ってくれた。 和ちゃんがみんなの指揮をとり、協力して実現したライブ。 私は――私たちは、ずっと忘れないだろう。 今日のライブだけじゃなく、修学旅行や学園祭はもちろん。 受験勉強に苦しんだのだっていい思い出だ。 二人の背中を見つめながら、軽い足取りで歩く。 鞄が軽い、もう教科書を入れる必要は無いから。 履き慣れたローファーともお別れ、もう履くことは無いかな。 着慣れた制服ともお別れ、卒業式ではちゃんと前を留めよう。 掛け慣れた眼鏡は、もう少し付き合ってもらおう。 髪は長いままでいいかな、今は染める気も無いし。 なっちゃんが英子ちゃんに、「今日の風子ご機嫌だね」と耳打ちをした。 宙に浮いたような足取りで二人へと近づき。 「だって、本当に楽しかったんだよ。そう思うよね? 二人とも」 なっちゃんが「はいはい」と言いながら私の頭を撫で、 英子ちゃんがそれに対し、「夏香、風子を子ども扱いしないの」と促した。 「今日だけは怒らないから。子ども扱いしても」 「いいの? もうちょっと可愛がってあげようかな?」 なっちゃんにからかわれながら家路に就く。残す行事は卒業式だけだ。 あのころは思いもしなかった、こんな気分で卒業を迎えられるなんて。 といっても三ヶ月ほど前の事。ほんの少し落ち込んだだけ。 今日は空が青い、空気も澄んでいる。 あのころの空は灰色だった、冬だったせいもあるけれど。 きっと私は、濁った目で空を見ていたんだと思う。 真っ直ぐ見つめられず、不安から目を背けたかった。 でもそれが出来なくて、立ちすくむしか方法がなかった。 「風子ってば」 なっちゃんの声で我に返り、「お、怒ってないよ」と反応する。 「いや、なんか黙ってたから……。怒らせちゃったかなって」 「ううん、違うの。色々思い出してただけ」と、目を伏して首を横に振った。 崩れた髪を整えながら二人と一緒に歩く。 私の『色々思い出してただけ』という言葉には触れず、 二人は静かに寄り添ってくれる。 「よっぽどライブが楽しかったのね」 英子ちゃんがそう話し掛けてきたけれど、 私が今浮かべている笑顔は二人によるものだった。 「それも……あるかな」 含みのある言い方をして前へと向き直り、少し顔を下げた。 三ヶ月前の私なら、素直にライブを楽しめただろうか。 とてもそうは思えない。 それ以前に、『さわ子先生に何かしたい』という言葉も出なかっただろう。 ――このクラスになって本当に良かった。 ここにいるなっちゃんと英子ちゃんだけじゃない。 唯ちゃん、秋山さん、田井中さん、琴吹さん。 そして和ちゃん。 それに、あまり話さなかった子まで大切に思っている。 「――それでさ、風子」 「えっ?」 「このまま真っ直ぐ帰る? それとも寄り道してく?」 「どうしようかな」 「まあ……人に聞くってことは、私が寄り道したいってことなんだけどね」 なっちゃんは悪戯っぽい笑顔を浮かべてこっちに振り向いた。 「決まりでいいかしら? 風子も」 英子ちゃんが同意を促して、私も「うん」と首を縦に振った。 先を行く二人を見つめながら、私はもう一度空を見上げた。 二月にしては澄み切った空だ。 卒業式までこの天気が続けばいい。 未来のことはわからない。でも、今の私は満ち足りている。 これで志望校に受かっていれば言うことなしだろう。 気になるけれど、合格発表は卒業式のあとだ。 「なっちゃん、英子ちゃん」 「ん? どうしたの、風子」 なっちゃんは私のほうに向き直り。 英子ちゃんは顔だけをこっちに向けた。 「えっと……」 何かを伝えようと思った、上手く言葉に出来ない何かを。 でもそれは、浮かんだと同時に霧散してしまう。 「いい、天気だね」 やっと出た言葉が天気の話だなんて、私はどこか抜けている。 「どこ行こっか?」 抜けているのを取り繕うように、少し慌てて声を出した。 「ハンバーガー食べに行こうよ」と、素早いなっちゃんの回答。 英子ちゃんも「そうね」とうなづき、 私たちはハンバーガー屋さんへ足を向けた。 再び空へ視線を投げると、一羽の鳥が空を飛んでいた。 名前はわからないけど、青い空を水平に横切っている。 私はもう一度あのときの空を思い出し、静かに歩みを進めた。 ―――――――――――――――― ―――――――――――――――― 図書室の窓枠越しに空を見ていると、一羽の鳥がそこを横切った。 外には灰色の空が広がっていて、十二月ということを実感させる。 放課後の時間、私たち受験生は勉強をして過ごすことになる。 とはいえ、自宅で勉強すると集中力を保てない子が多い。 そういうわけで、私はなっちゃんと英子ちゃんの三人で図書室にいる。 左隣に座っているなっちゃんに数学の質問を受けている最中だ。 「風子、ここはなんで高さが5になるの?」 「ここは正弦定理を使って、斜辺の高さから計算するの」 「なるほど、じゃあこれは――」 この学校の図書室は窓が広くて好きだ、 日差しが辺り一面に差し込んでくる。 高い天井は開放感を与え、堅苦しい思考を開放してくれそうだ。 木製の床と白塗りの壁が上手く調和して、 落ち着いた雰囲気を出している。 「夏香、そろそろ自分で考えたらどう?」 私の正面に座っている英子ちゃんがすかさず口を開き、 なっちゃんは決まりが悪そうに答える。 「なんで私にはきつく当たるかなあ、英子は。 宿題だって見せてくれないし……」 「夏香はちゃんとして来てるじゃない。何を見ようっていうの?」 「いや、言ってみただけ。私も優しくされたいなって――」 「夏香は自分で出来てるでしょ。 私が宿題見せたりするのは自分で出来なかった子だけよ」 「うん、そういうのうらやましいなって思っただけ」 「そもそも、夏香はやれば出来るじゃない。 国語なんてクラスでも上位でしょ?」 割り込んでいいものかと思ったが、すでに言葉が先走っていた。 「まあまあ英子ちゃん、人に教えるのって自分の勉強のためにもなるんだよ」 「そう――、それならいいけど。あんまり夏香を甘やかしちゃ駄目よ」 英子ちゃんに見つめられながら、自分の後ろめたさから目を反らせた。 そういえば、『人のために何かをするのは見返りを期待しての行動だ』 という言葉を聞いたことがある。 嫌な言葉だけど、いつかは向き合わないといけないのかもしれない。 「さっすが! 風子は優しいなあ」 なっちゃんに微笑み返した顔は、きっと不自然になっているだろう。 正面に向き直ると、本棚の隙間から近づいてくる人影に気付いた。 見慣れた赤い眼鏡、和ちゃんだ。 「英子、ここいいかしら?」 「いいわよ、座って」 遅れてやってきた和ちゃんが私の左斜め前に座る。 着席するや否や、 なっちゃんが主人を見つけた飼い犬のように身を乗り出した。 「和、おっそーい。おかげでお母さんに怒られたんだよ?」 「あら、そう」 主人は飼い犬を軽くあしらって鞄から参考書とノートを取り出し、 付箋の貼ってあるページを開いた。 英子ちゃんに対する『お母さん』という愛称はどうかと思う。 言われている本人が不快に思っていないのなら、それでいいんだろうけど。 もともと私は数学が得意なほうではなかった。 かといってどうにもならないほど苦手なわけではない。 やはりみんなで勉強をしているからだろう。 自分では解決出来なかった問題でも、 人の協力でいとも簡単に解けることがある。 和ちゃんは理数系に強いところがある。 その影響なのか、人に教えられるレベルにまで理解が高まった。 「こうなったら和に見せてもらうからね」 「そう、丁重にお断りするわ」 「夏香、あんまり人のことを覗き込むのは感心しないわね」 やっぱり楽しい、みんなとワイワイしているのは。 このまま続けばいいと思わずにいられない。 夕日が差し込み、図書室の一角をオレンジ色に染めている。 黒い影とのコントラスト。 その様子に目を奪われていると、 なっちゃんの手が止まっていることに気付いた。 これはそろそろ言い出すころかなと、私は一人納得し手を休める。 「そろそろ切り上げてさ、この辺でどっか遊びに行こうよ」 「夏香、私たち受験生なのよ」 英子ちゃんはこう言うものの、 なんだかんだで付き合ってしまうことはわかっている。 私もその一人だ。 「わかってるって。じゃあさ、本屋だけ行こう」 「ちょうどいいわね、買いたい本があったのよ」 和ちゃんも乗り気のようだ。 英子ちゃんも「しょうがないわね」とひと言つぶやく。 「夏香、少し寄るだけだからね。風子はどうする?」 「私も行くよ、ちょっと勉強疲れてきたかなって」 半分は本当だけど、もう半分はみんなに合わせたことも否定出来ない。 それに、『みんなと長く過ごしたい』という気持ちもあった。 「よっし! じゃあ今日の勉強おーわりっと」 「そう、私は帰ってからも勉強するわ」 和ちゃんは相変わらずマイペースといったところだ。 ―――――――――――――――― 本屋に入り真正面の手帳コーナーを眺める。 様々な手帳を見ながら『もう十二月なんだな』と、 時間の流れを意識して、足は文庫コーナーへ向かった。 「私漫画見てくるね」 なっちゃんはそう言って本棚の間を抜けて漫画コーナーへ行った。 英子ちゃんと和ちゃんは幅の広い通路から雑誌コーナーへ向かった。 ――さて、どうしようか。 赤茶色の背表紙を目で追い、 今は古典文学を読むような気分じゃないな。 芸能人やマンガ調の表紙を見ながら、 日本文学で装丁だけ変えて再販って増えたな。 などと脳内でつぶやきつつ、淡い色の背表紙を目に留める。 棚から取り出し表紙を見る。 長い髪の女の子が空を見上げている絵だ。 青色の絵の具に、気持ち程度橙色を混ぜた空。 その絵は水彩調で優しげな印象を与える。 直感を信じてこれにしよう。 早々にレジを済ませ鞄に放り込み、 漫画コーナーをうろついているなっちゃんに声を掛けた。 「なっちゃん何買うの?」 「欲しかった新刊が売ってなかったんだけど……」 「私は文庫本買ったよ」 「いいなあ、風子は」 どうやら無かったらしい。 無駄足になったのかな。 「そんなこともあるよね」「発売してるはずなのに」 「通販は?」「直接買いたいの」 こんなやりとりをしながら、二人で雑誌コーナーへ向かった。 雑誌コーナーに足を運ぶと、和ちゃんと英子ちゃんの姿を見つけた。 棚にはライフスタイル、料理、暮らし、といったラベルが貼られている。 「風子、私雑誌見てくる」 なっちゃんはまたふらりとファッション誌のコーナーへ行ってしまった。 「二人とも何読んでるの?」 私が後ろから話し掛けると、和ちゃんが振り向いて答えた。 「料理の雑誌よ」 そういえば和ちゃんは自分で弁当を作ってきてるんだった。 私は料理を出来ないわけではないけど、弁当を作るほどの意欲はない。 「その本買うの?」 「そうよ、弟と妹に作ってあげるの」 弟と妹の存在、彼女の性格を形作った一因だろう。 面倒見のいい人柄、真面目過ぎるわけでもなく柔軟な一面もある彼女。 「ところで風子、焼き海苔をメインにした料理って無いかしら?」 こんな一面もある。 ―――――――――――――――― 私たちは本屋をあとにし、しばらく歩いた。 雑貨屋、服屋、ファーストフード店、誘惑に耐えつつときには耐えられず。 徐々に店も少なくなり、住宅の数が目立つようになった。 行きかう人も減ってきている。 荷物を抱えたなっちゃんが、英子ちゃんと和ちゃんに声を掛ける。 「じゃあ私たちこっちだから、また明日ね」 私となっちゃんが同じ方向、英子ちゃんと和ちゃんが同じ方向だ。 私も続けて「じゃあね」と言い、 方向の違う二人もそれぞれ挨拶を返した。 二人と別れたあと、なっちゃんと夕焼けの道を歩いた。 荷物を持ってあげようかなと思いつつ、 そこまでするのは変だなと考え直し、 当たり障りのない話題を振りながらしばらく歩いた。 こうして帰れるのもあと数ヶ月か、 わかってはいるけど、違う大学に進むということを改めて意識してしまう。 「風子どうしたの、悩み事? 相談に乗ろっか?」 「無いよ、悩みなんて。なっちゃんこそ勉強とか困ってない?」 「私は上手く気分転換してるからね。本当に何もない?」 「あ、り、ま、せ、ん! 私だって子供じゃないんだから」 悩みが無いというのは嘘だし、子供じゃないというのも嘘だ。 「そっか……、ならいいけど」 会話もそこそこに「それじゃ風子、また明日」「じゃあね」 と挨拶を交わし、道を分かれ、それぞれの家路を進んだ。 ―――――――――――――――― 夕食を終えてお風呂に浸かっていると、 昼間何を考えていたのかわからなくなりそうだ。 浴槽の淵に両腕を乗せ、その上に頭を置いてみる。 洗い場を眺めながら今日一日を振り返ってみた。 放課後は勉強だ……やっぱりみんなで勉強するとはかどる。 そのあと本屋に行って、色々まわって。 そう、『楽しい』って思って『このまま続けばいい』って思ったんだ。 あと数ヶ月で離れ離れになる、みんな違う大学へ行くから。 少し体が冷えてきた、もう一回肩まで浸かろう。 晩御飯を食べる、お風呂に入る、勉強に取り掛かる。 受験が終わるまでこのリズムは崩さないだろう。 合格するために勉強する、第一志望に合格しみんなと離れ離れになる。 まるで一人になるために勉強してるみたいだ。 そんなことを考えてる場合じゃない、簡単な微分積分も手に付かない。 とりあえず今日のノルマは達成しないと。 なんだか気持ちが沈んでいる、上手く解消出来そうにない。 明日は一人で勉強したほうがよさそうだ。 2
https://w.atwiki.jp/ra-menn/pages/257.html
a
https://w.atwiki.jp/83452/pages/17999.html
戻る 感動系 何か最後の返信で涙が湧いてきそうになった。 風子の純粋さの裏返しであるコンプレックスに共感した。 でも、大人になりそれも解消されたようで安心した。 何にしろ、作者の風子への愛情、モブを主役にしてこれだけの良作を 出せる技量に感服しました! -- (名無しさん) 2012-06-10 23 55 48 モブキャラが分からん……だらから、誰だよ状態だ 作者もここの感想を見てそうだし、厳しいコメントは避けよう。 -- (名無しさん) 2012-06-11 00 00 10 良い -- (じゅわ〜) 2012-06-11 01 14 15 イイ… -- (名無しさん) 2012-06-11 09 03 05 ラストの手紙でちょっと泣いてしまった 乙 -- (名無しさん) 2012-06-11 13 04 08 モブSSということで読む人を選ぶだろうが、作者の愛情が感じられて良い話だった。 「おとなしいが芯があり、怒ると意外に怖く、頑固な面も。子供っぽいところがある。A型。」 プロフカードではたった4行のプロフィールの風子も、そして他の3年2組のクラスメイト達も、確かに酸い甘い青春時代を過ごしていたのだろうなあ。 終盤の映画でのやりとりのくだりを読んでいたら、こんな挿話もありえたのかもしれないな、と思えた。 -- (名無しさん) 2012-06-11 20 34 14 風子のモブ友だけではなく、主要キャラである仲良しの 和、そしてその幼馴染の唯を絡ませることにより風子の 不安が解消され、前向きになっていく展開がうまい。 あと、さわ子が人生の先輩らしくすごく良かった。 -- (名無しさん) 2012-06-12 01 03 14 特定のキャラやカップルにばかり拘っていては到底書けないSS。 画面に映っていないところでも、1人1人にこんなエピソードがあったのだろうと想像できます。 風子たちだけでなく、唯、和、さわちゃんたちの魅力もそのままに、けいおん!のSide Storyと 呼びたい世界を見せてくれました。ありがとう! -- (名無しさん) 2012-06-12 07 38 29 風子の心理描写や周りとの関係を丁寧に描いている。 モブの少ない情報を元にけいおんの物語を作ってくれている。 読み応えのある名品! -- (名無しさん) 2012-06-14 01 37 49 この人の細やかな心情描写や綺麗な文章には好感が持てます。 これからも良質のSSを書いていってください。 -- (名無しさん) 2012-06-27 23 50 35 モブが主役でマイナーだろうと良いものは良い。 新作よろしく! -- (名無しさん) 2012-07-09 00 57 33 もう一つのけいおん抒情詩っていう感じ。 何か泣けた。 -- (名無しさん) 2012-08-09 00 59 31 映画・アニメ本編の補完としても楽しめたし、あのときに風子が主体となったのは何故か、彼女を動かしたのはなんなのかっていう動機部分が細かく丁寧に描かれていて好きだなって思った。 このお話の風子が抱えた悩み(っていうかどうかはさておき)はさわ子先生も言うように誰もが抱えるものだと思うし、それの処理の仕方次第では人はどうとでも成長出来るんだよね… 和・唯・さわ子先生との関わりは本当に大きな転機だったんだろうし、夏香・英子への想いも優しかった。こういう人達が周りにいるって、そして自分もその場所ににいられるって本当に素敵なことなんだね。 ・人は変わろうとするとき不安になる ・後ろ髪を引かれるというのはこのことだろうか。 そう思うのは前に進もうとしているからかもしれない。 この文が特に心に残った。素敵なお話をありがとう。 -- (名無しさん) 2012-08-25 00 06 23 もう一度見返してみた。 やっぱり読後感が良いな。 -- (名無しさん) 2012-09-18 22 58 51 地味でもモブでも澪もどきでもいい。 これこそもう1つのけいおん!だ。 -- (名無しさん) 2013-10-05 17 00 11 定期的に読みたくなる感動長編だよな。 何より文が綺麗だよ。 -- (名無しさん) 2013-12-26 00 31 59 素敵な感動作品です。 風子が主役というところが興味持たれにくいかもしれないけど、もっと評価してほしいです。 -- (名無しさん) 2014-04-23 02 14 53 綺麗というか、美しい話だ。 -- (名無しさん) 2014-07-11 17 31 44 スミノのよしみとムギのSSを読んで、ふと再読したくなりました。 風子の成長譚ですが、モブキャラのわずかな設定でこれだけの性格付けを したり、物語を構成したりと素晴らしい作品です。 -- (名無しさん) 2014-08-30 22 40 07 急に読みたくなる。 最後の返信は何度読んでもいい、結びがいい。 -- (名無しさん) 2014-10-04 00 55 22 何度目かね。 良いSSだよな。 -- (名無しさん) 2015-03-25 23 35 41 スッキリ終われてストーリーも文句の付け所がないようなそんな完璧なSSを読めた事に感謝です。本当にいい作品をありがとう! -- (名無しさん) 2015-03-28 07 03 52 真摯に丁寧に書かれた名作だ。 モブ中心であるため、どうしても地味な印象になりがちだが、じーんとくる。 風子が好きになる。 -- (名無しさん) 2015-10-02 23 05 49 何回目かだがじーんとしてしまう。 -- (名無しさん) 2016-07-07 23 29 19 脇キャラをここまでしっかり掘り下げて書かれた作品は数少ないな。 このレベルの作品をまた見てみたいもの。 -- (名無しさん) 2016-07-24 22 49 11
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/1416.html
ラーメン [解説] カナド人たちのソウルフードの一つ。 かつて極東の島国の人々がこよなく愛した麺類の食べ物。 うどんや蕎麦(うどんや蕎麦もカナド料理)との最大の違いは麺にある。 ラーメンの麺には「かん水」と呼ばれる、塩化ナトリウムなどの塩分を含んだ水が使われる。 一般的に製麺に使われるかん水は塩湖などから取れるアルカリ塩水であり、塩分濃度の高い湖であれば何処でも採取する事が可能。 このかん水を使う事で独特の風味や食感・色合いが生まれ、ラーメンの麺となる。 ラーメンの味は多岐に渡る。 醤油、味噌、などのカナド人由来の調味料を使ったものから、塩、豚骨、鶏白湯などの比較的三大国でも調理しやすいものまで存在する。 これらは食される地方や街によって流行り廃りが存在するので、一言でどれが一番メジャーな味とは断定できない。 ラーメンは元々WARESに所属していた日本人が食べていた食べ物である。 彼らと交友を持っていたHeiz(現代のカナド人)達は日本人にこの食べ物の作り方を教わった。 旧大戦時には新人類解放軍に加わった日本人たちによって、この料理が新人類たちに振る舞われたりもした。 旧大戦終結後、旧人類は絶滅し、Heiz達も極北の大地へと去った。 ラーメンという食べ物はこの時に新人類の文化圏から失われた。 建国期が過ぎ、第一次聖帝戦争が終結した頃、聖華暦220年代にラーメンは再び新人類の元に戻って来た。 ライライと名乗る風変りなカナド猟兵は行く先々で不思議な麺類の食べ物を人々に振る舞ったと言われている。 このライライが作った食べ物こそがラーメンであり、ライライはこれの製法を伝える旅をしながら猟兵として活動していた。 ラーメンの美味しさは瞬く間に新人類たちの間に知れ渡り、彼らの食文化へと根付いて行った。 とはいえ、製法を教えられても簡単にその味を再現できるほどの浅い料理ではない為、本当に美味しいラーメンを作れた新人類は一握りしかいなかったと思われる。 800年現代に至っては大陸で一番親しまれてるカナド料理として人々の認知する所となっている。 主にそれを調理するのはカナド料理を専門とするお店や三大国に帰化したカナド人の料理人である事が多い。
https://w.atwiki.jp/2rou/pages/273.html
ラーメン二郎好きが「巨大ブタがのった一杯」をかき込みながら、思わず思索を深めてしまったワケ お知らせ:wikiのメニュー構成を変更しました 店舗に投票できるようにしました 1人一票です 各店舗にコメント欄を設けました 出典:ラーメン二郎好きが「巨大ブタがのった一杯」をかき込みながら、思わず思索を深めてしまったワケ ラーメン二郎で巨大ブタに遭遇すると、いろんなことを考えさせられてしまう。 「ブタ」というのもまた二郎独特の用語で、ふつうのラーメンでいえばチャーシューのことである。 ただふつうのラーメンのふつうの「チャーシュー」は豚肉の塊を薄く切ったもの2枚ほど、というのが定番であるのに対して、ラーメン二郎の「ブタ」は、その名に負けぬように豚肉の塊がのっているのだ。まさに肉塊である。 いや、すべてのラーメン二郎で塊がのっているわけではない。 池袋東口や、新宿歌舞伎町にはのってない。この2店のブタはチャーシューと呼んでいいとおもう薄さである。たぶん、それはこの2店が背負わされている「ラーメン二郎の一種のアンテナ店」としての宿命なのだとおもわれるが、その話はいまは措く。 ほかにも塊とは呼べない店も少々ある。 ただ、もう、暴力的だともいえる「ブタブタ」した塊を出す店も多い。 亀戸店や川越店は、きれいに脂身と肉塊がロールになった美しい肉塊が乗ってくる。 もっと、暴力的にどがどがどがと入ってくる店もある。 塊が3個4個入ってくることがあって、あれ、おれ、ブタ増し(ふつうのラーメン店でいうならチャーシュー麺にあたるが、まあ、ブタ増しと呼ぶ以外にその実情を反映しきれない)なんか頼んでないんだけど、とおもったが黙って食べて、次に行っても同じで、その次に行っても同じで、ああ、これがここのふつうなんだと、やっと気づくというありさまで、でも次いくとそんなに入っていなかったりして、ラーメン二郎はいつも混沌のさなかにいる。 そうだ。 そこがおもしろい、と気づかされる。 一定ではない。つねにぐるんぐるんと変わっていく。 行くたんびになにかちがう、とそこをおもしろがれると、二郎はいろいろ楽しめる。 かといって40余店の中には、わりと一定をキープしている店もあって、そのへんは各店の店長の気質を反映しているようである。 ラーメン二郎で、ブタが巨大すぎるんだ、という話を、ラーメン二郎に行ったことがない若者に話していたら「いいじゃないですか」と答える。 二郎を食べたことがないから、つまり自分が知っているラーメンで想像するだけであって、ラーメン頼んだらチャーシューが巨大すぎるととらえて、それはいいじゃないですか、と答えているようだ。 たしかにふつうのラーメンなのにチャーシューが巨大だと、とてもお得そうである。 ラーメン二郎でブタに苦しんだことがなければ、そうおもうのがふつうだろう。 ラーメン二郎の特徴として、「いつもブレる」というのがある。 味が少々ブレるのは毎度のことであるので、さほど驚きもしないところで(と言いたいが、なんじゃこりゃあと、叫ぶのをぎりぎり止めるくらいに奇妙な味になっていることがあるからときには驚いているのだが)、困るのは量がブレるところである。 行くたびに、量が違う。 ときに二人で行って、並んで座らせてもらって、同じ「小ラーメン、トッピングはニンニクだけ」を頼んだけれど、二人の量が決定的に違っていることがあって、いまここで同じもの二つ作ってもブレるわけで、まあ、それがラーメン二郎である。 麺の量が気まぐれだし、ブタの量も気まぐれなのだ。 よくわからないけど、余ってるんで入れちゃえって感覚で入れているのか、今日はたまたまみんなに同等にこれぐらい多く入れているのか、なんかのはずみか、ひょっとしたら離れた席で頼んだ見知らぬ人の「ブタ増し」がおれのところに間違ってまわされているのか、いや、こんなに肉の塊がごろごろ入っているのは頼んだ覚えがないんだけど、というものが出てきたりして、それを黙って食べるばかりである。 シェフの気まぐれブタ増しである。 調子のいいときはいい。 楽しく嬉しくいただける。 でもいつもそう調子いいわけじゃない。 週に2回か3回行っているんだから、何かの拍子で、何も食わずに来たのにいっこうに腹減った気配がしないという絶望的なときがあるわけで、そこにいきなりブタのブタブタのブタブタが出てきたらとても困るばかりだ。 ふつうのお店で、チャーシューが予想より多いラーメンが出てきたら、それは嬉しいだろう。 でもラーメン二郎で、もともと麺の量がかなり多いのに(ふつうの店のラーメンの3杯ぶんくらいの麺量なのに)、それを食べきるのが今日はたぶんギリギリだろうと予想されるときに、そこに「シェフの気まぐれブタ増し増し」が提供されると、決定的に分水嶺を超えてしまうわけで、もともとは、広く平たいブタ1枚に赤ちゃんの握りこぶしくらいのブタの塊が1つ乗っているのが出てくる想定だったのに、そこへプラスブタの塊が2つ半追加されていると、嬉しいとはまったくおもえず、いやいやいや、いや、やめてやめてやめて、いやー、でもうまそうーうまそうやんけー、うまそーと叫びたくなるばかりである。 ぶ厚いサービスが、ぶ厚くのしかかってくる。 いちど、自分でもう10分超えているなあと自覚できる完全な「二郎での負け戦」のとき、まだ巨大なブタ塊2つが残っていたので(すでに平たいの1枚と小塊ひとつは処理しおわったのだが)はたして、この残りの肉塊を処理するのに(口の中に全部入れ込むまでに)どれぐらいかかるのか、心のなかで秒数を数えたことがあった。 夏の京都店なんだけど(京都店のブタもかなり殺人的に巨大なことがあります。京都の夏は暑おすなあ)1塊を食べるのに70ほど数える必要があるのがわかって、つまり1塊の処理に1分と少々かかるくらいだということで、2塊だと2分半、3塊で3分半と少しということになって、肉塊を詰め込むだけの処理にそれぐらいの時間を取られる計算になる。 ラーメン二郎でのラーメンはだいたい10分を目安に食べ終わらないといろんなものが悪化してどんどん苦しくなっていくのだが、そのうちブタを口に詰め込むだけでも3分以上かかったら、いろいろと苦しい戦いになって、負け戦に近づいていってしまう。 二郎でずっとブタ塊を咀嚼しないといけない時間、そのとき、いったいおれは何をしているのだろうと、そういうおもいがめぐることがある。 まずいわけではないが、べつだん特別においしいものを食べている至福の時間というわけでもない。ただの作業となる。 ふっと、ふだんはラーメンを食べているときにチャーシューはとても旨いものに感じているが、あれは本当に味として旨さをしっかり認識しているのだろうか、はなはだ疑問であるぞと余計なことまで考え出してしまう。 まあ、もともと私はあまり旨みだけを求めて食事するほうではなく、だからこれだけラーメン二郎を食べ続けられているのかもしれないが、それは放っておいてくれ、でもうまいとおもうチャーシューはしっかりある。うまいチャーシューとふつうのチャーシューとおいしくないチャーシューの区別もつく。チャーシューばかりに力を入れすぎてほかのものが見えなくなっている本末転倒なラーメン店にも行ったことがある。 そこを踏まえておきながらも、ふだんラーメンを食べているときに、チャーシューをとてもうまく感じるのは、それは味ではなく「量の少なさ」に起因しているのではないか、と、この人生では気づく必要がなかったことまで、おもいついてしまう。 ふつうのラーメンにおいて求めている肉は想像よりも多く、それをはるかに下回るふつうのラーメンのチャーシューでは、味よりもまずその稀少さをありがたがっており、5枚ほどのっかっているチャーシューメンでもまだまだ足りずにその少なさゆえに感動しているばかりであって、本来の肉の旨みとは少しかけ離れたところにラーメンのチャーシューはポジショニングしているのではないか、少ししっかり味がついていれば、それだけでありがたがっているのではないかと不思議な観念につかまってしまい、老人しかいない国のごく少数の若者のような存在みたいだなあと意味不明な夢想までもしてしまう。 若さばかりに目が眩んで期待だけを持ってその中身が吟味されていないということだと自分で説明しながら、まあ、ブタが多すぎると、その処理作業中に余計なことばかり考えてしまうのはたしかである。 ラーメン二郎ではその巨大さゆえに、ブタ塊は本来のラーメンでのチャーシューの位置にはあらず、かえって「苦しみのもと」となることがあり、苦しみに直面してただの咀嚼作業を数分間延々と繰り返しているときには、あまり味を感じられない。 ラーメン二郎では「麺を食べきる」ことに集中するのが本道であると私はおもっている。 ヤサイもブタも「合間に」食べられているぶんには、おいしく幸せである。 麺が減っていく作業のなかで、ヤサイもブタもどんどん減っていき、やがてほぼ見えなくなると、それは幸せな二郎人生だったと感じられる。 麺をほぼ食べ終わったのに、ブタが残っており、最後にブタに立ち向かうとなると、とても苦しい。 ブタの塊だけが2つ3つスープに浮かんでる状態にしてしまったとき、ああ、おれのこの二郎人生は失敗だったのだ、と小さく叫んでしまう。なぜあのときもっと肉塊に立ち向かわなかったのだ、もっと真剣に二郎人生の後半を見据えて、若いうちにきちんと立ち向かうべきだった、ばかだった、と強烈な慚愧の念に襲われるのだ。 過剰を経験して、初めて本質に触れられるのかもしれない。 ブタ肉は、はたしてラーメンに本当に必要なのだろうか。 そういえばブタの位置が店によってちがう。 かならずブタが一番上にのってる店もあれば(つまりヤサイの上にブタがのっかっていて、ブタの全容をすぐさま目視確認できるタイプ)、ブタはヤサイの下にある隠れている店もある。つまり麺のすぐうえにブタをおいて、その上ににヤサイをのっけている店で、たぶん、少しのあいだでも、ブタが濃いスープに漬かってうまくなるようにという配慮にもおもえるが、ブタが見当たらないと不安になる。 わたしは手でヤサイを押しのけて、下からブタをサルベージしてきて、上にのっけなおして写真を撮るようにしているが、ただ、全ブタを引っ張り出せたかどうかが、その時点では定かではない。 2塊(ないしは1平べったいのと1塊)がふつうではあるが、店によっては3塊や4塊、細かく5塊ってこともあって、それはあとで進んでいくと海中(スープの中ってことです)で残りの部分が発見されることになり、ふつう規模のラーメンを食べているときだとひたすら嬉しい豚肉残りの発見であるが、ラーメン二郎の場合は、え、まだあったのと、ちょっと驚きになってしまう。 ラーメン二郎では、ブタにあまり主役ぶりを感じられない。 それはどんなに盛られようとヤサイが主役ではないのと同じだ。 わざとそう感じさせるためにいっぱいいれてるのかもしれない。 ラーメンにのっているブタ肉の存在は、ひょっとして旨さを加えるためではなく、いまいるところとはどこか別の場所を想像させるためだけの装置になっているだけかもしれず、それが旨さを感じるきっかけになっているのにすぎないのではないか。 などという意味不明な想念に取り憑かれてしまう。 ラーメン二郎高田馬場店があったときは、あそこの肉はいつもほぐしてあって、そのほぐしブタがめっちゃうまくて、ときどきにたようなのが出るところもあるが、かならず1塊ぶんをほぐしていた高田馬場店ほどのほぐしはなくて、ああ、なつかしいなあ、と言ったところでどうしようもない。 ラーメン二郎で、ラーメンに立ち向かっている時間が長くなると、ときにさまざまなことを想像してしまう。 ふつうの風景が違って見え始め、それはラーメン二郎のラーメンそのものが、いろんなものに疑問を投げかけるパワーに満ちているからだろう。 人生に不必要ないろんなことまで考えてしまうのは、それがラーメン二郎が持つ不思議な力ゆえだとおもわれ、また、何かしらのパワーをもらうために、今日もまた何も考えずにラーメン二郎へと向かうのであった。ラーメン二郎へは頭からっぽで向かうのがよい。 コメント欄 名前 定期的に見に来てるけどこれ今になって新しく追加された? - 名無しさん (2023-10-21 13 15 53) 哲学的ですき - 名無しさん (2022-10-21 20 13 27)
https://w.atwiki.jp/hiropknot/pages/77.html
目次 第1章:I/Oとディスクの関係 第2章:Oracleのさまざまなプロセス 第3章:キャッシュと共有メモリ 第4章:SQL文解析と共有プール 第1章:I/Oとディスクの関係 ◆DBMSの特性 並列処理を可能にし、高スループットも実現する。 レスポンスを重視する。 COMMITされたデータは守る これらの特性は互いに相性が悪い。 並列処理を行う場合、データの矛盾を防ぐためにロックが必要になる ⇒ ロックが原因となりスループットが低下する データを守るためにCOMMITのタイミングでデータをディスクに書き込む ⇒ ディスクへの書き込みによりレスポンスが悪くなる ◆Oracleの処理概要 ①ディスクに格納されているデータの読み込む。 ②データの処理を行う。 ③ディスクにデータを書き戻す。 ◆メモリとディスクの違い メモリ 処理速度がnsec(ナノ秒)単位と速い(電気信号で処理されるため)。 ディスク 処理速度がmsec(ミリ秒)単位と遅い(機械動作が入るため)。 機械動作:頭出し(シーク) ⇒ 回転待ち ⇒ データの読み書き したがって、ディスクへのI/OはDBMSにとって必要ではあるが、極力減らすべきものである。 ◆シーケンシャルアクセスとランダムアクセス シーケンシャルアクセス データの先頭から間を抜かず順を追って(逐次)アクセスすること。 ランダムアクセス 必要なデータが飛び飛びに格納されている場合に、ヘッドを動かしながら(シークしながら)その場所にアクセスすること。 非効率なアクセス方式だが、通常のデータアクセスのほとんどはランダムアクセスとなる。 そのため、DBMSではIOPS(I/O Per Sec:1秒あたりのI/O可能回数)という指標が重要となる。 また、1つや2つのディスクでデータベースを作ってしまうと、負荷が集中した時にシークが追い付かず、ボトルネックになってしまう。 ◆インデックス(索引) キーワードと、それが格納されているアドレスが並べられたもの。 データベースでは、SQL文のwhere句に書く条件の値と、そのキーが存在するアドレスが書かれている。 インデックスのサイズが大きくなった場合は、「インデックスのインデックス」を多段構成(ツリー構造)で作成する。 ◆SQL文をインデックスを使って処理する場合の流れ ①where句に書かれているキー値をインデックスの中から調べる。 ②対象のキーのアドレス(ROWID)を取得する。 ③そのアドレスをもとにデータを読み込む。 ④読み込んだデータの中からselect句に書かれている情報を返す。 ◆データを守るための仕組み Oracleのプロセスが異常終了したとしても、データは守られている。 これは、データを変更した後にCOMMIT文を実行することでOracleはディスクにデータを書き出すという仕組みを採用しているため。 第2章:Oracleのさまざまなプロセス ◆Oracleのイメージ SQL*Plusを含む各種プログラム(Oracleクライアント)と、DBMSであるOracleプロセスは複数存在できる。 Oracleクライアントからの依頼(SQL文)をOracleプロセスが受け、ディスクを使ってデータのやり取りを行う。 データベースを使わないアプリケーションでは、個々のプロセスが自分の持つ変数(データ)を処理するのが普通。 データベースでは、複数のプロセスやユーザが1つのデータベースを共有し、アクセスする。 この「共有」の概念があるため、ロックの仕組みを持っている。 ◆サーバプロセスとバックグラウンドプロセス サーバプロセス Oracleクライアントに対し、直接サービスを提供するプロセスのこと。 SQL文の受信や解析、実行に伴うデータの読み込み、そして結果の返信を行う。 結果をデータの書き込むことは、時間を余計に使ってしまうため行わない。 バックグラウンドプロセス Oracleクライアントに対して直接サービスを行うことの無いプロセス。 DBWR(データをディスクに書き込む)、LGWR(ログをディスクに書き込む)、PMON(プロセスを監視する)などがいる。 ◆プロセスとスレッドの違い プロセス 実行状態となっているプログラムのこと。 プロセスは1つ以上のスレッドと、ファイル、ヒープメモリなどのリソースで構成されている。 スレッド プロセス内に存在する実行単位(CPU利用の単位)のこと。 スレッドはそれぞれが専用のスタックとCPUレジスタのコピーを保持するが、ファイルやヒープメモリは同一プロセス内のすべてのスレッドで共有する。 第3章:キャッシュと共有メモリ ◆キャッシュの目的 処理速度の遅いディスクへのアクセスを減らすために、使用頻度の高いデータをキャッシュと呼ばれるメモリに保存しすぐに使えるようにしておくことで、アクセス(処理)時間の短縮を図る。 ◆Oracleにおけるデータのキャッシュ(バッファキャッシュ)の仕組み バッファキャッシュにデータがおかれている場合 ①Oracleクライアントからサーバプロセスに対してSQL文を発行。 ②SQL文に必要なデータがバッファキャッシュに置かれていないかを確認。 ③バッファキャッシュにデータがあった場合、データを素早く取り出して処理する。 ④OracleクライアントにSQL文の結果を返す。 バッファキャッシュにデータがおかれていない場合 ①Oracleクライアントからサーバプロセスに対してSQL文を発行。 ②SQL文に必要なデータがバッファキャッシュに置かれていないかを確認。 ③Diskから必要なデータを読み出す(←ここに時間がかかる) ④読み出したデータをキャッシュにおき、その後SQL分を実行する。 ⑤OracleクライアントにSQL文の結果を返す。 ◆データブロックについて Oracleは「データブロック」という単位でデータを管理している。 表やインデックス、I/Oやバッファキャッシュもブロック単位で行っている。 1行だけをディスクから読み込む処理を行う時でも対象の業を含むブロックごとキャッシュに置かれる。 インデックスが1つのブロックに収まらない場合は、複数のブロックで構成される。 ◆キャッシュについて プロセスごとに持っているメモリの領域は、他のプロセスからは見ることが出来ない。 DBMSの場合、異なるOracleプロセス間で同じメモリ領域にアクセスすることが出来る。 このメモリ領域のことをキャッシュまたは共有メモリという。 Oracleでは、共有メモリ領域のことを「SGA(System Global Area)」、共有でないメモリの一部を「PGA(Program Global Area)」と呼ぶ。 複数のOracleプロセスから共有メモリにアクセスする時にデータが壊れることを防ぐために、ロック機能を設けてデータを保護している。 第4章:SQL文解析と共有プール
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/9446.html
徳島ラーメン とくしまラーメン #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 徳島県の郷土料理。 特徴 スープ:豚骨と鶏ガラを中心としてダシをとる。大きく白・茶・黄の3系統に分かれる。白は小松島発祥で、薄口醤油や白醤油などを使ったいわゆるとんこつ 茶は徳島発祥で、濃口醤油やたまり醤油を使う 黄は鳴門発祥で、鶏がらや野菜などを加え、薄口醤油を使う 具:甘辛く煮付けた薄切り豚バラ、青ネギ、メンマ、もやし。トッピングとして生卵がメニューにあることが多い。 歴史 1949年頃に屋台から始まっていると言われている。 豚骨を使うのは、日本ハムの前身である徳島ハムの工場があり、安く大量に供給されたからといわれている。 2024-07-15… 関連項目 うだつ食堂 ご当地食べ物一覧 東京巡り この項目のタグ ラーメン 徳島県 郷土料理 食べ物 タグ「郷土料理」「食べ物」がついた項目 あくまき / 旭川ラーメン / あずきすくい / 小豆ばっとう / 伊勢うどん / イタリアン / いちご煮 / 一口香 / 稲庭うどん / いぶりがっこ / おたぐり / 飫肥天 / おやき / 勝浦タンタンメン / 金沢カレー / かんころもち / 寒ざらし / きしめん / 牛タン / きらずだんつ / 熊本ラーメン / げたんは / けんちん蕎麦 / 笹団子 / 札幌ラーメン / さんが焼き / サンマーメン / ざんぎ / 志ぐれ / 静岡おでん / 治部煮 / じゃじゃ麺 / ジンギスカン / スープカレー / スパカツ / ずりあげうどん / ずんだ / ずんだ餅 / タコライス / 玉こんにゃく / たません / たらし焼き / タレカツ丼 / チキン南蛮 / 両棒餅 / 豆腐カステラ / 戸隠そば / 徳島ラーメン / どじょうの蒲焼 / 鳥もつ煮 / トルコライス / なめろう / にしんそば / バター餅 / 八王子ラーメン / ハントンライス / 東松山のやきとり / 日田やきそば / ピーナッツ味噌 / 冷やしラーメン / ひゅうじ / 富士宮やきそば / 豚丼 / へぎそば / ほうとう / 干し納豆 / みそポテト / 武蔵野うどん / めはりずし / もつカレー / 盛岡冷麺 / 焼きまんじゅう / 横手焼きそば / 吉田のうどん / 六兵衛 / わらじカツ丼 タグ「徳島県」「食べ物」がついた項目 国道193号 / 徳島ラーメン
https://w.atwiki.jp/atraincitylife/pages/49.html
もくじ もくじ 概要 白銀急行電鉄総合サテライト 白銀急行電鉄 路線一覧 白銀本線 中央線 臨海線 高山線 秦野線 上総川線 堅田線 空港線 片蔵線 小鳥遊線 奏町線 琴平線 白銀急行電鉄 主要駅 白銀駅 高島駅 新高島駅 赤羽中央駅 白銀急行電鉄の名所 美浜港 紙洲工業地帯 白銀国際空港 沢田ニュータウン 航空写真 白銀21区 中心部 高島支社遠景 動画リンク コメント欄 概要 都心部から山岳地帯まで、5マップにわたり営業路線を持つ白銀グループの中核にあたる会社。(因みに、白銀グループは船舶会社や航空会社などの交通事業のほかにも、流通事業、ホテル・リゾート事業など幅広く手がけているらしい。)なお、白銀急行電鉄は大きく白銀本社、高島支社、飛陵支社と3つの部署に分かれている。因みに本社、飛陵支社は各1マップずつなのに対して、高島支社は3マップを管轄している。白銀急行の路線網を見ても高島駅が中央に位置し、乗り入れ種別も一番多いが、あくまでも第一主要駅は白銀駅である。無論、乗降者数、発着本数は白銀駅が一番多い。 白銀急行電鉄総合サテライト #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (総合サテライトEp.16.PNG) 白銀急行電鉄 路線一覧 白銀本線 白銀駅、高島駅、赤羽中央駅と各地区の主要駅を結ぶ白銀急行電鉄の主要路線。 特急、快速急行、急行、準急行、普通の計5種別の他に、一部区間でSSBライナーやスーパー飛鳥などの特急列車が乗り入れている。また、準急行は高島駅から臨海線に直通する。 2つの支線があり、北野台方面には急行、上新条方面には快速急行、準急行と一部の普通列車が直通する。 駅数:32駅(起終点駅含む) 中央線 白銀地区の空の玄関口、白銀国際空港駅から白銀駅、長岡駅を経由し山の中の高山駅へ至る路線。 特急ノスタルジア、空港特快、快速、普通の計4種別が運行されている。 駅数:12駅(起終点駅含む) 臨海線 マップの端くれに位置するもう一つの空の玄関口、飛陵空港から新高島までを結ぶ路線。 空港特快、急行、準急行、普通と小鳥遊線直通の八木特快の計5種別が運行されている。空港特快は中央線と同じ名称だが、まったく別の列車である。 駅数:12駅(起終点駅含む) 高山線 新高島駅から高山駅までをほぼ一直線に結ぶ路線。 特急、急行、普通の3種別が運行されている。佐久野駅以西は複線、佐久野駅以東は単線。また普通列車は佐久野駅で系統が別れている。 駅数 12駅(起終点駅含む) 秦野線 副都心として開発された八重洲駅などの臨海部から白銀駅を経由し東西へ延びる路線。 急行、普通、寝台特急Sunset白銀の計3種別が運行されている。 駅数:8駅(起終点駅含む) 上総川線 高島駅の少し北に位置する要新町駅から、上総川沿いを高山駅まで走る路線。全区間単線である。 SSBライナー、スーパー飛鳥、快速、普通の4種別が運行されている。また快速列車要新町駅より白銀本線に乗り入れ、新高島まで運行されている。 駅数:12駅(起終点駅含む) 堅田線 高山駅から長岡駅を経て日張鉄道の府黒駅を結ぶ路線。 当初は単線で運行種別も普通のみだったが、他会社との直通運転開始に伴い複線化された。 現在はSSBライナー、スーパー飛鳥、特急ノスタルジア、快速、普通の5種別が運行されている。また、快速列車には日張鉄道直通と琴平線直通の2種類がある。 駅数:12駅(起終点駅含む) 空港線 赤羽中央駅から飛陵空港駅までを結ぶ路線。 SSBライナー、スーパー飛鳥、急行、普通の4種別が運行されている。急行列車は赤羽中央駅でスイッチバックし、白銀本線の北野台駅まで運行されている。 駅数:6駅(起終点駅含む) 片蔵線 白銀本線の通る大蔵台駅から中央線が通る斐川駅までを結ぶバイパス線。 急行、普通の2種別が運行されている。 駅数 5駅(起終点駅含む) 小鳥遊線 神谷駅から八影駅を経て、海沿いの八木上原駅までを南北に結ぶ路線。 臨海線直通の八木特快と普通の2種別が運行されている。 駅数:5駅(起終点駅含む) 奏町線 藤代台駅から奏町駅までを結ぶ路線。 普通のみの運行で、全区間単線。また、途中駅も全て棒線駅で列車同士の行き違いができないようになっている。 駅数 4(起終点駅含む) 琴平線 内之原駅から南に延びる路線。全区間単線である。 快速、普通の計2種別が運行されている。快速列車は堅田線に乗り入れ高山駅まで運行されている。 駅数:3駅(起終点駅含む) 白銀急行電鉄 主要駅 白銀駅 写真準備ちゅ~ 高島駅 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 高島支社最大の駅で、高島市の東側にある。8ホームで乗降者数11万人、発着本数は92本/日を誇り白銀急行電鉄でも第二位の乗降者数と発着本数を誇る。また乗り入れ種別は白銀駅を差し置いて新高島駅と並び一番多い。ここから白銀本線、臨海線、高山線はそれぞれの方向に分岐する。 新高島駅 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 高島駅の南側に位置し、高島支社では高島駅の次に大きい。7ホームで乗降者数9万人、発着本数は71本/日(高島市営地下鉄線は含みません)で共に白銀急行電鉄第三位である。また、臨海線と高山線の起点駅でもある。 赤羽中央駅 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 飛陵支社最大の駅で乗降客数も5万人と飛陵支社一番だが、実は発着本数は飛陵支社2位である。白銀急行では珍しい地下駅で、真上を飛陵鉄道が走っている。#clear 白銀急行電鉄の名所 美浜港 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 高島支社の西側にあり、海に突き出したところにあり防波堤なども備えている。美浜港までのアクセスは高島市営地下鉄で新高島駅から2駅である。白銀急行電鉄線は通っていない。 紙洲工業地帯 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 白銀地区では(多分)最大の工業地帯である。紙洲駅の南側にあり、新高島駅から川を挟んで向かい側にある。読み方は「かみしまこうぎょうちたい」である。 白銀国際空港 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (around) 白銀駅、海浜白銀駅や八重洲駅などの埋立地の近くにあり、立地が抜群である。中央線が乗り入れていて各種特急も乗り入れている。 沢田ニュータウン 地下鉄美浜線の終点、沢田駅を中心に作られたニュータウン。日照権などを考慮し、マンションCタイプが使われている。地下鉄の始発駅だけあり、結構人気だとか。 航空写真 白銀21区 中心部 高島支社遠景 動画リンク ※各支社開発記の初回のみです、詳しくはマイリストのページからどうぞ。 白銀急行電鉄本社開発記Vol.1『いざ、本社へ!!!』 白銀急行電鉄高島支社開発記#0『新天地へ』 白銀急行電鉄飛陵支社競合黙示録Episode.1『白銀急行電鉄vs飛陵鉄道』 白銀急行電鉄開発記マイリスト コメント欄 いや~、美浜港Goodですね~w 特に防波堤(?)がお気に入り。 そして、ニュータウンのマンションC無双(?)がロボットの行進に見えるのは私だけ? -- Nis (2011-12-08 14 50 35) たしかにいわれてみるとロボットの行進に見えてきたwww ま、本物のニュータウンもこんな感じですしwww(ニュータウンに住んでる人が言うんだから本当よ!) -- 白銀会長 (2011-12-14 19 01 39) 白銀急行電鉄飛陵支社競合黙示録の完結おめでとうございます!そしてお疲れ様です。 今後に何か新展開があるのでは?wと期待していますw P.S.まさかエンドロールに名前が載るとは思わなかった(汗) -- 埼京快速 (2012-10-01 21 27 14) 名前 コメント ▲上へ移動
https://w.atwiki.jp/ayanami_nagato_ruri/pages/192.html
テレビで日本シリーズ最終戦を見ていた3姉妹 試合終了 ヒルマン「しんじられな~い」 レイ「…終わったの?」 ルリ「はい。日本ハムが勝ったみたいですね」 レイ「…青い方が負けて赤い人が喜んでるのが気に入らないわ。 有希、あなた野球得意だったわよね。青い方に勝たせなさい」 有希「推奨できない。試合終了前であればそれは容易。 しかし既に結果が公衆に放映されているため情報の改竄は深刻な被害を伴う」 レイ「…わたしもうハム食べない」 ルリ「…レイ姉もとから肉食べないじゃないですか」
https://w.atwiki.jp/99999/pages/76.html
■会うかどうかもわからん奴ら 元気にしているかいお友達。前々から頼まれていた、樺太における俺が知る限りのパーソナリティーどものリストを送るぜ。お前のようなクズじゃ会うのも面倒なビッグ・ブラザーから、親愛なる便利な隣人までよりどりみどりだ。せいぜい好き勝手に使いな。ああ、礼なんかいらないさ。その代わりにちょいと頼まれてくれればいいんだ。実は早急に入り用なものがあってな、明日にでもこちらに向けて発送してもらいたいんだわ… 兵藤弘庸 人間 男性 56歳 マリーナ・アンドレエヴナ・ヤクーニナ エルフ 女性 52歳 久我山千鶴 人間 女性 48歳 日野川濤二 人間 男性 78歳 バジル・オルムステッド エルフ 男性 年齢不詳 有坂時雨 人間 男性 43歳 兵藤弘庸 人間 男性 56歳 「話があるのなら聞いてやる。互いの利益になるのであれば、手を貸すことも考えよう」 「樺太こそ我が社の生命線。譲るわけにはいかない土地だ」 シアワセ役員。豊原支社長として近頃着任した人物だ。 常に泰然自若の構えを崩さず、克己心の塊が服を着て歩いている見本だと評され、実務能力にも不足は無い。 面白みに欠けるという点を除けばこれといった欠点が見当たらない超人だ。 輸出入、国内、外国間物流事業などの分野を得手としている。 最近までは日本帝国政府の要請によって経産省へと出向していたが、 シアワセへの復帰と共に樺太支社長へと抜擢された。 特筆すべき点があるとすれば、こいつはシアワセの一族じゃない。 だというのにその待遇は専務取締執行役員だ。 姻戚関係に無い身として最高の位まで上り詰めたと言ってもいいだろう。 要するにこのおっさんは、樺太最強のジャパニーズ・ビジネスマンってこった。 腕っ節が強いとかそういう意味じゃないぞ。 資質:卓越した能力値(意志力)、苦痛に強い1 http //www.egogram-f.jp/seikaku/kekka/aaabc.htm マリーナ・アンドレエヴナ・ヤクーニナ エルフ 女性 52歳 「私達だっていつも優しくできるとは限らない。それだけは忘れないで」 イーヴォ役員。豊原支社長として数年来その職務を務め続けているエルフだ。 こいつは樺太におけるメガどものトップとしては最も目立つ。そもそも身形からしてとびきりだ。 身長150センチ程度の小柄な体に、これぞエルフという美貌が詰め込まれている。 ウクライナに生まれたこいつは、欧州戦争の災禍を逃れて少女時代に樺太へとやって来た。 それから苦学を重ねて学問を修め、イーヴォに転職して今の地位を手に入れたんだ。 加えてこいつは金鳳花の私的な友人でもあり、その理念を正しく解して樺太のイーヴォを運営している。 いわば恵まれないメタヒューマン希望の星ってやつ。人気があるのも当然だわな。 まあ外面の良さはともかくとして、こいつもクソッタレなメガの役員には違いない。 何か取引をする時には注意しろ。 このアマ、下着姿までは気前よくひん剥かせてくれるんだが、そこから先が鉄壁だ。 焦らされた挙げ句にうまくない条件でイエスと口を滑らせた早漏野郎は数知れずさ。 物の例えが下品だって? そいつはすまんね。 資質:写真記憶、第一印象 http //www.egogram-f.jp/seikaku/kekka/aaabb.htm 久我山千鶴 人間 女性 48歳 「人を訪ねてくるのに手土産の一つもないのかい。気の利かない奴だね」 「あんた今あたしの男に色目を使ったね。隠してもわかるんだよ!」 久我山組の女親分。樺太ヤクザの過半を牛耳るクソババアだ。 はっきり言って、樺太で最もパワフルな奴はこいつをおいて他にない。 その力の源の一つが手下として抱えるヤクザ共であり、もう一つが三浜だ。 久我山組が数十年掛けて張り巡らせた蜘蛛の糸は樺太三浜の奥深くまで絡み付いている。 樺太のメガは例外なくどこかしらのマフィアと仲良しだが、三浜は特にズブズブだ。 そしてこの恰幅のいいクソババアはとにかくあらゆる事に対して貪欲だ。 金にはがめつく、色についても底無しで、何人ものガキを囲っている。 珍しいものがお気に入りで、クリッターを大量に飼っているって噂もあるな。 しかしまあこいつは頭の回りがそこまでいいわけじゃない。 危険に対しては敏感だが、それ以外となると他のビッグ・ブラザーに比べりゃ今ひとつだ。 だからといってこいつを騙したり舐めたりするのはお勧めしない。後が怖いからな。 資質:頑強、生への執着1、病原体や毒素に対する抵抗力 http //www.egogram-f.jp/seikaku/kekka/bcbac.htm 日野川濤二 人間 男性 78歳 「私に譲りたまえ。一番いい値をつけさせてもらおうじゃないか」 こいつは大物だ。個人としては樺太で最も金を持っている。 こいつは投資家だ。自分で企業を経営することは煩わしいと考えている。 こいつは好事家だ。ユニークな魔法の品々のためには手間と金を惜しまない。 こいつは覚醒者だ。いつまでも若々しい外見なのはそのせいだ。 こいつは傍観者だ。どのメガコーポにも肩入れなんか全くしない。 こいつはお友達だ。見て見ぬふりさえできるなら。 資質:ミスティック・アデプト、アレルギー重度(青銅) http //www.egogram-f.jp/seikaku/kekka/bbaac.htm バジル・オルムステッド エルフ 男性 年齢不詳 「ティル・タンジェルは夢の国なんかじゃないんだよ。 理想郷なんてどこにもない。ここも案外と住めば都さ」 エルフの中でも特になまっちろいこの青年は豊原エルフ街の顔役だ。 温厚な人柄と柔らかな語り口で同胞からの信頼と尊敬を集めている。 こいつについては謎が多い。だが相応の力を持っているのは確実だ。 何年か前にティル・タンジェルからやって来たこの男は、 豊原に付くなり同胞を約束の地へと亡命させる活動を開始した。 そうは言ってもティル・タンジェルは鎖国体制を敷いている国家だ。 いくらエルフといえどそう簡単に亡命できる場所じゃない。 けれどもこいつは今に至るまで継続的に同胞を亡命させている。 余程太いパイプを持っているのか、あるいは公的機関の人間か。 今のところ真相は闇の中だ。少なくとも俺は知らない。 資質:動物共感、アレルギー中度(日光) http //www.egogram-f.jp/seikaku/kekka/baabb.htm 有坂時雨 人間 男性 43歳 「オーケーお友達、欲しいものはくれてやる。だから仕事を請けてくれ」 こいつは樺太に根付いているフィクサーだ。 フィクサーとして定番のお仕事には一通り手を染めている。 仕事に金に情報に装備、もちろん友達だって紹介してくれるだろう。 中でもこいつが得意なのは企業からランナーへの仕事の仲介だ。 元々メガコーポに勤めていたこいつは企業の流儀を一から十まで知っている。 もしクライアントが望めば裏付けの取れる領収書も切ってくれるというサービスぶりだ。 だから企業のジョンソンどもには大人気で、ランナーも仕事が集まるこいつをアテにする。 見かけは普通のおっさんだ。スーツも着ればジャケットも着る。 それほどファンキーな服装をすることはないな。ちなみに愛称はグレさんだ。 あん? あんまり怖そうな人じゃないなって? そりゃそうだ。誰だって友達には優しいもんだろ。 資質:生体信号耐性、胆力、アレルギー軽度(そば) http //www.egogram-f.jp/seikaku/kekka/ababb.htm *