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サモンナイト エクステーゼ 夜明けの翼 簡略版:要約スレpart2:137,139,140,142,143 詳細版:part18-163・194~195・275・380・382~384・386・390・411~412・414~419・421・581~582 137 :サモンナイトエクステーゼ:2006/06/30(金) 21 46 29 ID sNUxzL+N 男女両主人公が選べるが差はほとんどない 主人公が目覚めるといきなり記憶喪失になっている上一つの体に片方の主人公つまり男女両方の魂が宿っていた。 仕方ないので事情を知ってそうな謎の少年を追って旅へ、 しばらくして最初に訪れた村へ戻ると住人は主人公達を忘れまったく同じ行動をしていた。 実はこの世界は死後の世界で転生の為の試験場だった (世界の異常に気付かなければ同じ行動を繰り返しやがて世界の一部へ) さらに導き手と呼ばれる試験官に当たる女性がラスボスに操られ暴走し主人公が止める (頑張っても世界に同化して消え去る者が減らない事実からの心の隙を付け込まれた) ラスボスの正体は試験に負け転生できなかった魂の怨念の集合体 主人公達は以前ラスボスに負け、一つの体を共有することで消滅を免れた 主人公達は奪われた体を取り戻し二人で立ち向かいラスボスに勝利する。 ED1 二人は導き手となる事でこの世界で生きていくことにする ED2 とある村で結婚式が行われる。 新郎は結婚するのは幼なじみとかの理由じゃなく 生まれる前からこうなる事が決まっていた気がするのだった ED3 新婦視点 ED4 とある村で仲の良い子供達がいた 139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 02 15 58 ID 9xEUcAUI 137 乙です。 謎の少年は結局何だったの? 140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 02 26 03 ID JFyRJ7dn 139 謎の少年は、主人公たちの試練を担当した導き手( 137の女性とは別人)。 以前ラスボスに負けた際に、主人公の片割れと導き手が捕まってた。 142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 03 34 37 ID 6cQjhreQ というか、一つ訂正入れると、 あの世界は俗に言う死後の世界じゃない。 あそこの世界観だと、魂ってのは五つだか六つだかの世界を転輪してるものなんだが、 その輪廻の輪から外れて零れたものが集まる場所。 だからこそ、本来の輪廻に戻らせるためにあれこれがある、と。 143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 11 00 00 ID bKaemoA1 詳しく書くと 幻獣界メイトルパ、霊界サプレス、鬼妖界シルターン、機界ロレイラルの四つの世界 を魂は転輪していて優れた魂が楽園リィンバウムへ転生 (他シリーズの舞台、楽園は昔の呼び名で今は他の世界のほうが平和といえるかも) エクステーゼの世界はこの転生の輪から外れたものの救済処置 ちなみに他にも名も無き世界(地球)がある 163サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/01(木) 21 59 28 ID CtT4DvCE 先ずは設定を 《世界観》 基本的にサモンナイトシリーズ共通。リーンバウムという世界の周りを四つの世界(機・霊・鬼・獣)がとり囲んでおり、この世界の住人は五つの世界を輪廻転生という形で「循環」している(ただしリーンバウムへの転生はあくまで例外)。 また、五つの世界の他に「名もなき世界」という世界もあるが、ここでは関係ないので割愛。 エクステーゼの世界はこのどれにも属さないのだが、どういうところかは後述する。 ちなみに1~3とは直接的には関係していない。 《用語》 ・放浪者 表面上は物事の真理を追求する者のことを指す。逆の意味で「定着せし者」という言葉がある。 ・召喚 他の世界の住人を呼び出す技術。還すのは送還。 ・導き手 後述 ・白夜(びゃくや) キサナを中心とするグループ。表向きはボランティアのような活動をしている。 ・魂殻 「シエル」と読む。魂は精神とそれを包む殻で構成されている。 肉体が滅んでも魂には影響はないが、魂殻が滅ぶと中の精神は拡散し、魂は消滅する。これは「魂の死」と呼ばれ、転生できなくなる。 194サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/03(土) 12 21 33 ID qSeP1l14 《人物紹介》 ・レオン&エイナ 主人公。一つの体に二つの魂を持つ存在。記憶を失っており、それを取り戻すために放浪者として旅立つ。人格が替わると体もその人のものへ変化する。 記憶は共有されるが、互いに話ができるわけではない。二人の交流は「常夜の石」で行われる。 ・ノヴァ レオン&エイナを導く存在。二人が同体になってしまった原因を作った張本人らしいが…。 ・ファイファー 倒れていた「二人」を助け、進むべき道を示す者。見た目は炎を纏った獅子。ノヴァとは知己の間柄らしい。 ・キサナ 白夜のリーダー。導き手。魔物の討伐から住人達のお手伝いまで手広くボランティア活動を行っている。 だが、白夜(正確にいうとキサナ)本来の目的は別の所にあり、徐々にその本性を現していく。 (白夜メンバー) ユズキ…女性のサムライ。白夜の実態を知る。 リゼルド…機械兵士。 ピア…天使の少女。 オーレル…獣人。頭脳労働担当。 ・ベクサー&リニア 白夜の活動を妨害する冒険者。その理由は白夜の目的と密接に関わっているようだ。 195サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/03(土) 13 02 21 ID qSeP1l14 《プロローグ~2話》 何者かに呼ばれてふと目を覚ます主人公。だが、主人公は記憶を失っていた。そして介抱していたファイファーの姿を見て驚いた主人公は穴から転落してしまう。 主人公は穴の底でノヴァと出会う。どうやら主人公を知っているらしい。そして記憶喪失であることも。 ノヴァを追うが穴の底は魔物の巣窟であり、苦戦する主人公。そこにもう一人の人格が現れる。主人公はもう一人の人格と協力しながら穴を脱出した。 ファイファーとの誤解も解け、今後の目的を模索する。ファイファーはノヴァを知っているが、動向までは知らないという。悩める二人にファイファーは「物事の真理は自分で見つけ出すもの」という教訓を与え、ツェーゼの村へ行くようにと助言を与えた。 二人の放浪者としての冒険が始まった。 ツェーゼへの道中、エイナはレオンに話し掛ける。自分達の体のことを秘密にすべきではと。それに対し、レオンは自然体でいいだろ、隠しておくのはかえって不自然だと答える。 ツェーゼの村へ到着。ツェーゼはファイファーの居住する獅子王の門の麓にあり、普段からファイファーと交流がある。 二人はここでリコという少女と出会う。 275サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/08(木) 22 55 35 ID B++ZknHM 《4話》 「白夜」の一員であるユヅキの話を元に二人はアレスパへ向かうことにした。白夜はアレスパを拠点とする組織で人助けのような活動を主としている。ユヅキの魔物退治もその一環である。 白夜ならノヴァに関する何らかの情報が得られるかもしれない。 アレスパへはリコが遭難した獣魔の森を抜け、更に進む必要がある。だがその先は難所である迷いの森があった。光が届かず、昼も夜も判らない森を突き進み、最深部へと辿り着くものの、突如入口へと引き戻されてしまう。 途方に暮れる二人。だが、二人の進む意志は揺るがない。そんななか二人に語りかける声がする。彼女はピアという少女で森の出口側にいるそうだ。どうやら森にいる魔物が出口を塞いでいるらしい。 当初ピアは機械兵士リゼルドに加護を与え、魔物を倒す予定であったが、リゼルドは反り討ちに遭う。そこで二人はリゼルドの代わりに魔物を退治した。 ようやく森を抜けた二人。だが、あくまで魔物は出口を塞いでいただけで、森から出られない者はこれからも後を絶たないだろうとのこと。 まるで試練を受けているみたいだった…。 レオンのふとした不安を振り払い、二人はアレスパへ向かった。 380サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 01 14 15 ID MR/wvOA2 《5話》 ピアもリゼルドも白夜の一員であった。リゼルドの治療のため、白夜の二人は挨拶もそこそこにアレスパへ戻る。 残された二人は荒野を越えてアレスパに到着。そこで再会したピアとやはり白夜の一人であるオーレルとともに白夜のリーダー、キサナに謁見した。 白夜は正確にいうと組織ではない。己の信念に基づいて行動する者、つまり放浪者の集団である。白夜の目的は人の自立、放浪者の育成にある。 キサナは二人の体と記憶のについての調査に協力すると約束してくれた。 さて、アレスパでは発砲事件が発生しており、犯人は逃走、ユヅキが追跡していた。だがユヅキは不覚をとる。 犯人であるベクサーとリニアは度々白夜を妨害するならず者で機械遺跡へと逃げ込んでいた。遺跡の悪用を阻止するために二人は犯人を追う。 遺跡の奥でベクサーらを追い詰める。白夜の活動を妨害する動機を詰問する二人に対し、ベクサーは「お節介は嫌いだ」と言い放つ。そして「自立という観点から見れば自分達も白夜の理念を実践している」と。二人は何とかベクサーを退けるものの、逃走を許してしまった。 白夜の理念に同調できる部分もあるが、ベクサーの言葉にどこか引っ掛かりを感じる二人であった。 382サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 11 13 54 ID MR/wvOA2 《6話》 白夜の協力を取り付けたが受身ではいけないと感じた二人。そこへ「光が南へと向かった」との情報が入る。 レオンはノヴァと出会ったことを思い出す。彼は光に包まれていた。二人はキサナと相談し、光が向かったというルガントへ行くことにする。 だが、気になることがあった。森の魔物(4話)を操っていたのはノヴァらしいというのだ。また、キサナもノヴァを知っているようだった。といっても二人は先に進むしかない。ノヴァの「追い付いたら全てを教える」という言葉を信じて。 はたしてノヴァはルガントにいた。しかし「事は深刻過ぎた。ファイファーの元へ戻り、静かに暮らせ。そして白夜とも関わるな」と言い、去ってしまう。 納得できない二人はノヴァを追って更に奥へと進む。驚くノヴァ。二人は剣を抜く。もう振り回されるのは御免だ、力ずくでも真実を聞き出すと。だが、すんでのところで影の魔物に邪魔をされ、ノヴァを逃してしまう。 二人は白夜に戻り、光がノヴァであることを告げたものの、ノヴァの不審な行動や影の魔物などについては黙っていた。白夜メンバーの動揺もさることながら、ノヴァの言葉が引っ掛かったからだ。 「白夜に関わるな」 自己嫌悪に陥る二人だった。 383サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 15 18 30 ID MR/wvOA2 《7話①》 白夜、ノヴァ、ベクサー…。彼等の話を聞くうちに二人は迷ってしまう。だがこれらは所詮は他人の考えであって、自分達の考えではない。二人はもう一度自分達の目でこの世界を見つめ直そうという結論に達する。 ところで二人が訪れた村にはワープゲートが存在する。それは一度でも行っていれば村々の行き来が容易になるのだが、何らかの要因で不調となった。ファイファーも留守であったのでワープゲートの再起動も兼ねて旅することにする。 ゲート再起動の作業も順調に進みツェーゼへ至った時、ある異変に気付く。どうも話が噛み合わない。二人のことを覚えていないのだ。村人達の物忘れが激しい…だけでは説明がつかない。 そしてリコと再会した時、疑問は氷解する。彼女は祖母の家へ訪れたことも、そこで魔物に襲われたことも、そして二人に助けられたことも…初めからなかったように、また同じ行動をとろうとしていた。 まさに日常が途中でリセットされ、テープが巻き戻されて再び再生されたようなものである。その現象はツェーゼの村人のほとんどに見られることが判った。 384サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 15 51 46 ID MR/wvOA2 《7話②》 ツェーゼの奇妙な現象にただならぬものを感じた二人はキサナに問い掛ける。 キサナは二人がいつかはこの事態にあたると予測していた。放浪者とはひとつどころに留まらず、明確な目的と意志を持って行動する者。逆に「そのまま」であることを望み、日常に埋没し、時の流れに取り残される者を「定着せし者」という。 定着せし者はある一定の期間、日常を過ごすと時間が「巻き戻され」、また同様の日常を閉じた時間の中で繰り返すのである。 しかし日常とは「同じ」ものではない。緩やかにではあるが変化するものだ。心が変わる事を拒否しても時間や取り巻く状況を止められるはずはない。 それではまるで… と口にしかけて思い止まる。だが、残酷にもその後の言葉がこの世界の真実だった。 都合のいい、作り物の世界 確かなものは一つとして存在しない 実像を持たない魂だけの存在による世界 そう、この世界の住人は全て魂だけの存在 つまりは死人 386サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 20 17 40 ID MR/wvOA2 《8話①》 この世界は「界の狭間」と呼ばれ、輪廻の環から外れた者が最終的に辿り着く場所である。この世界の住人は二つの選択肢がある。 一つは放浪者としてリィンバウムヘの転生を目指すこと。放浪者は「導き手」によって課された試練を乗り越え、転生の塔へと至る道を模索する。だがその試練は苛烈を極め、志半ばで倒れる者も少なくない。 もう一つは定着すること。それは安易ではあるが日常を「繰り返」し、次第に世界と同化していく運命にある。それは「魂の死」を意味する。この世界は世界と同化した者達のなれの果てが形になったモノである。この世界の住人の殆どはこちらの運命を辿る。 導き手とは魂を選別し、転生に値するかを判別する者。キサナは導き手として放浪者を転生させ、定着せし者を出さないために白夜を創設したのだ。 だがこの世界の真実を知ったが、まだ二人の体の秘密が解明されていない。また記憶についても不自然なところがある。 ファイファーによるとこの世界に来た者は前世の記憶を失っても日常生活の知識はあるという。だが二人にはそれはなかった。 つまりこの世界に来てからファイファーとの出会いまでの記憶を無くしていることになる。無論カギを握るのはノヴァだ。 390サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 23 33 20 ID MR/wvOA2 《8話②》 記憶の回復についてはファイファーの協力を得られたが、すぐに解決するわけではない。またノヴァの手掛かりもファイファーからは掴めなかった。 アレスパへ戻ると白夜本拠地では厳戒体制が敷かれていた。どうやらベクサーとリニアが動いているらしい。二人は南へ向かう。 そこで行き倒れの女性を見つける。そしてベクサーと再会。一触即発となるが女性は「ベクサーに助けられた」と言う。追手は白夜だった。訝る二人だったがベクサーは「自分の目で確かめろ」と言う。 白夜本拠地。ベクサーの手引きで地下に潜入した二人。そこで見たものは事情の知らない一般市民を転生の塔へと送るキサナだった。しかも命令に従わない市民は説得の名の下に監禁していたのだ。ベクサーはリニアの陽動の隙に女性の恋人を解放した。 白夜の本性を知った二人。そこへ白夜から刺客ユヅキが送り込まれる。実は二人は監視されていた。あるときはユヅキに、またあるときはピアに。ベクサーとの関係を知られたのはピアに読心術の能力があったためだ。 白夜の理念には賛同できない。二人は自分の意志で白夜に立ち向かう。 411サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 14 49 39 ID +7PMOKiO 《9話①》 気付くと二人は機械遺跡へと飛ばされていた。ベクサーが離脱させたのである。戦いはリゼルドや影の魔物も加わり、混迷としていた。当然リゼルドは白夜側であるが、影の魔物は逆にこちらの味方をした。どうやらベクサーも影の魔物を知っているようだ。 傷を負い、ルガントに潜伏していたベクサーを治療し、行動を開始する二人。そこへピアの悲鳴がテレパシーで届く。 ピアはオーレルとともに白夜本拠地で拘束されていた。二人ともキサナに異論を唱えたため、処断されようとしていたのだ。ピア達からキサナの動向を伺うと影の魔物を追ったという。二人は目的地・白壁の霊峰へと向かう。 ユヅキとリゼルドはキサナの強引な手法に疑念を抱きつつも己の忠誠心で抑えている状態であった。だが結局リゼルドは二人の説得を受け入れ、道を開けてくれた。 霊峰の頂上。そこではユヅキと影の魔物との戦いに決着がつこうとしていた。大した反撃もしない影。ユヅキは容赦無く斬りつける。そしてユヅキが刺止めを差そうとした瞬間、キサナはユヅキごと影の魔物を殺そうとする。 「何故だ!!」 そう問い掛けるユヅキに対し、キサナは事もなげに答える 「その影の魔物が本物のキサナだからだ」 412サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 15 53 10 ID +7PMOKiO 《9話②》 自分が敬愛する主人に剣を向けていた事実を知ったユヅキ。彼女は怒りに任せて「キサナ」に斬りかかる。だが、呆気なく弾かれる。 「人の心を何だと思っている!」 怒る二人。 「大切な栄養さ」 「キサナ」はより強大な存在となるために負の感情を求めていた。 ユヅキは致命傷を負っていた。そこへ影の魔物=キサナは残された力でユヅキを治療。だが抵抗力を失ったキサナは「キサナ」=エグゼナに取り込まれてしまう。 エグゼナはこの世界に根を張り巡らせた悲しみと憎しみの果実。エグゼナは自らの種子を育む苗床としてキサナを支配していたのだ。そして栄養を得るために放浪者に限らず、住人を転生の塔へと送り込んでいた。転生の塔はエグゼナの支配下にあった。 キサナからエグゼナを引き剥がすことに成功したが、 「苗床となる心弱き者がいる限り、我は不滅だ」 エグゼナはユヅキを苗床として支配し、転生の門のある白夜本拠地へ逃走する。 キサナは言う。導き手として放浪者を救えぬ自分に苛立ち、白夜を作ってもそれが変わらなかった。その心の隙をエグゼナに突かれ、苗床としてあそこまで成長させてしまった。そして最期にキサナは愛弟子ユヅキの助命を託し、死んだ。 414サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 18 03 17 ID +7PMOKiO 《10話①》 転生の塔へ行くには転生の門を経る事が必須である。エグゼナは白夜本拠地の門を潜り、塔にいる本体と一つになろうとしていた。エグゼナの目的、それはこの世界を苗床とし、大輪の花を咲かせることにある。 白夜本拠地、ユヅキの体を楯に転生の塔へと昇ろうとしていた。攻撃できず歯噛みする二人と白夜達。そこへノヴァが現れ、ユヅキごとエグゼナを攻撃。たまらずエグゼナはユヅキを放棄する。だがエグゼナは転生の門を抜け、門を破壊してしまった。 エグゼナを追う手段を失う二人。ノヴァも力を使い果たして消滅する。ただ消滅したノヴァは分身だったのが救いか。 「ファイファーさま…」 ノヴァ(分身)の最後の言葉から二人はファイファーの下へと赴く。 ファイファーは言う。自分は敗北者であると。彼はかつては導き手であったがキサナと同じ壁にぶつかった。そしてノヴァという後継者にあとを託し、自らはこの世界の管理者となった。 彼は自分が管理していた転生の門の位置を教えた。そこはかつてノヴァと再会した遺跡(6話)にあった。ノヴァは門の悪用を恐れて封印していたのである。 起動の鍵を受け取った二人はノヴァが管理する門へ向かった。 415サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 20 23 26 ID +7PMOKiO 《10話②》 門を潜り抜け、転生の塔へ至る。塔は魔物の巣窟であり、エグゼナの領域である。だが白夜の四人やベクサー&リニアのコンビの助けを得ながら上層を目指す。 そして上層ではノヴァの本体がエグゼナに捕われていた。分身は言う。追憶の間へ行き、どうするかを決めてほしいと。 追憶の間とは獅子王の門にある精神統一の空間であり、魂に影響を及ぼし、奥底にある記憶を呼び起こす効果がある。二人は幾度かそこで記憶の回復を試みていた。 獅子王の門に戻った二人は追憶の間で記憶を取り戻す。 導き手ノヴァの試練を乗り越えた二人。ノヴァは問う。転生したら二人は永遠に離れ離れになるかもしれない。それでもよいのかと。二人は頷いた。二人で考えて決めたことだと。 しかし塔にはエグゼナがいた。狼狽するノヴァ。二人は応戦するがパートナーがエグゼナに取り込まれてしまう。このままではパートナーの魂は消失してしまう。 そこでノヴァは一計を案じた。それは主人公の魂殻にパートナーの精神を移すことである。これによる影響は未知数ではあったが他に方法はなかった。 その結果、二人は一体となり、記憶を失う。そしてノヴァとパートナーの魂殻はエグゼナに捕われてしまう。 416サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 20 42 57 ID +7PMOKiO 《追記》 ・導き手 魂を選別し、放浪者を転生させる存在。といっても彼等もまた「死人」であり、元は放浪者である。 ・転生の門 転生の塔へ行くためのゲート。導き手の数だけ存在し、導き手の管理がないと作動しない。 本来なら転生に値する者だけしか門を潜れないのだが、白夜の四人はユヅキが資格を持っていたら、ベクサーとリニアはかつてキサナに導かれたため、門を通る事ができた。 ベクサーとリニアは最終的に転生を拒んだが、後にキサナの危機を知り、エグゼナの繰り人形と化した白夜を妨害するようになった。 ノヴァやキサナが迷いの森の魔物を作り出したり、ノヴァの門を止めたのは放浪者を転生の塔へ送らないようにするため。 ・第三の選択 転生を拒み、かつ定着を拒み、この世界で生きる事。ベクサーやリニアはその典型だが特に放浪者としての資格がなくても定着は拒めるため、一般市民の中にも結構いたりする。 417サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 21 44 41 ID +7PMOKiO 《11話》 ファイファーとノヴァは問う。勝ち目はないかもしれない。それでも行くのかと。「最善を尽くす」。二人の意志は固かった。 転生の塔最上階への扉が開く。ここからはエグゼナそのもの。意を決して入った瞬間、パートナーの精神が引きずり出される。 エグゼナはパートナーの魂殻を辿っていたのだ。一人になってしまった主人公。刺し違える覚悟のノヴァを制し、最上階を目指す。 最上階、エグゼナ本体と対峙する主人公。エグゼナの中にはパートナーの魂があった。主人公は本体を倒すもののエグゼナは既に次の苗床をパートナーと決めていた。先程の戦闘で消耗し、窮地に陥る主人公。 そのころ、エグゼナの内部ではパートナーが抵抗していた。その中でエグゼナの声を聞く。それは転生できなかった者達の無念、そして転生者に対する嫉妬と怨念の叫びだった。パートナーはファイファーの支援を得て、エグゼナからの支配を脱する。 苗床を失ったエグゼナ。塔はノヴァが結界を張り、戻れない。苗床がなければ存在を維持できないエグゼナが逆に窮地に陥る。逃げ出そうとするエグゼナだったが、力を取り戻した二人によって滅ぼされた。 418サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 22 16 08 ID +7PMOKiO 《エンディング》 ファイファーはノヴァに聞く。エグゼナは苗床を精神と魂殻の隙間から支配をしていた。それを防ぐために隙間を埋めた存在を作り出したのだろうと。ノヴァは二人の絆がエグゼナを倒したとすれば素敵ではないですかとはぐらかした。 最後にノヴァとファイファーは二人に問い掛ける。 「転生するのか」 二人の考えはとうに決まっていた。 [ED1.2]転生・結婚エンド 教会の控え室で目を覚ますレオン(エイナ)。いつの間にか眠っていたようだ。 ふとエイナ(レオン)との馴れ初めを思い出す。思えば奇妙というか出来過ぎたものだった。 家は隣で親どうし仲が良く、頻繁に交流もあり、気がつけば互いに意識しあっていた。 二人は知らない。かつて界の狭間で転生を目指し、時にはひとつの体を共有して試練を受けたことを。だが二人の絆は間違いなく互いの魂に刻み込まれていた。 二人の結婚式は皆の祝福のなか執り行われた。 [ED3]転生・子供エンド [ED4]導き手エンド この二つに関してはまたの機会に… 419エクステーゼの人sage2005/09/19(月) 22 22 19 ID +7PMOKiO とりあえずエクステーゼは終わります。だらだらとした長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。 それにしても携帯カキコは面倒… 以上、エクステーゼの人ことサガフロ2の人でした(証明手段なし) 追伸:サモンナイト名物カルマルートはエクステーゼにはありません。あしからず 421サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 23 55 42 ID +7PMOKiO 《おまけ》 エクステーゼにはルチルという悪魔の商人がいるが彼女は例外で、サプレス(霊界)から来ている。つまり彼女は生者。 強欲の貴婦人にショバ代というかアガリを上納している。当然、支払うのは魂。エクステーゼの世界は魂のなれの果てなので、そこで商売をしてお金という形で魂の欠片を回収している。 また、酔っ払いの商売仲間がいるらしいが、それはメイメイだと推測される 581サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/10/08(土) 02 25 46 ID KnSoheXq [ED3子供エンド] 夕日に照らされて帰り道を歩く子供が二人。それは転生したレオンとエイナだった。 二人の仲を冷やかした近所の悪ガキと喧嘩し、服はボロボロ。これでは親に怒られる。二人は互いの親を説得することで意見が一致する。 二人はこれからどのような人生を辿るのか。それは二人を含め、誰も知らない。二人の子供は夜空に浮かぶ流れ星にこれからもずっと一緒にいれるようにと願っていた。 [ED4導き手エンド] 二人が選んだ道。それは転生する事を拒否し、この世界に留まることであった。その後、二人はノヴァとファイファーの元で修業し、いよいよ旅立ちの時を迎えた。その出発の日に遅刻してファイファーにドヤされる二人。そんな二人をノヴァと白夜の四人は温かく見守る。 ベクサーとリニアは二人の再会を予感しつつ相変わらずの根なし草の日々を送る。 獅子王の門から下界を見渡す二人。二人の導き手としての旅は始まったばかりである。
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再会・ウィルア、卒業後島に戻ったウィルとアティの再会話。あまあま 今日の宿題・ウィルア、先生の出したウィルへの宿題は…?ほのぼの 星空の下・ウィルア/再会のつづき裏に続きそうな話のため※ついてますが中身は表レベル/あまあま)※ 勘違い※ウィルア/星空の下の続き 初めて一緒に過ごす夜 R15 よっぱらい※アティ→ウィル(?)酔ったアティ先生の暴走 R15 剣ウィルア/シリアス風味
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Summon Night 2 PS/DS/GA ○通常ルート プレイヤー 動画 タイム 投稿日 備考 サボてん sm19277106 4 09 20" 2012年11月04日 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2011/03/18 (金) 15 08 11 更新日:2023/08/01 Tue 09 30 54NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 PSアーカイブス きっとある光の都 グリリバ サモンナイト サモンナイト2 ハサハ無双 パッフェルさん無双 ファンタジー ミニス無双 冒険に吟遊詩人は王道 ←しかし王道を覆す 前作主人公最強 召喚 名作 桑島法子 鬱ゲー 『サモンナイトシリーズ』の第二弾。 PS版は2001年8月2日発売。DSリメイク版は08年8月7日発売。 今作以降、ナンバリングタイトルの主人公はリィンバウム出身のキャラクターとなった。 他に前作からの変更点として 主人公以外でも召喚獣との誓約が出来るようになった 召喚獣にランクが付くようになった CPUが手強くなった ロード時間も長くなった 等が挙げられる。 ◆ゲームシステム 『1』同様に、戦闘システムは典型的な戦略型シミュレーションゲーム。 スパロボやディスガイアを思い浮かべていただくとだいたいあってる。 前作はかなり緩い難易度だったが、今回はレベルが上がりにくいのに加え、一話進めるごとに敵のレベルはかなり上がるため、 後続作品を含めてもシリーズ屈指の長いストーリー(=バトルが多い)もあり、難易度はかなり高め。 レベルを上げるためのフリーバトルもあるが、焼け石に水レベル。そのため、クリアには根気が必要となる。 この急激な難易度上昇は流石に不評だったのか、『3』以降は難易度は抑えられているため、シリーズ全体を見ても本作は屈指の難易度を誇る。 前作と同じく「夜会話」システムもあるが、今回から全て好感度が一番高いキャラとの個別エンディング(*1)となり、 異性であれば一部キャラを除いて主人公と恋愛関係、あるいはそれに近い関係にあることを匂わせる展開になる。 『2』のキャラクターは四つの異世界に対応している護衛獣(前作のパートナーポジション)を始め、かなり個性的・魅力的なキャラクターが多く、 彼らの情報が掘り下げられる夜会話は全て見たくなるところであるが、『2』はストーリーの長さと上述の高い難易度から、全回収しようと思うとかなりの根気が(ry ちなみに、PS版はフルボイスであるが、DSリメイク版はハードの問題かボイスはオミットされている。 手軽に楽しみたいならばリメイク版でも良いが、PS版をプレイできるハードを持っているならPS版の方が物語を楽しむ上では良いと思われる。 ◆シナリオ 前作は王道とも言えるライトなファンタジーだったが、今作はシリアスが目立つダークファンタジー。 精神的にクるシーンもあるがその分厚みがあり、魅力的なキャラクターもあって、ファンの間では『一番好きな作品』としてよく名前が挙がる。 〜あらすじ〜 蒼の派閥に属する召喚師である主人公は、護衛獣と共に卒業試験を無事に終えるも兄弟子の監視つきで追放同然の諸国視察の旅を命じられてしまう。 その視察の旅の途中、最初に立ち寄ったレルムの村で、主人公は癒しの力を持つ聖女と呼ばれる少女アメルと出会う。 しかし、そこに現れた謎の黒い鎧の一団によってレルムの村に火が放たれ……。 ◆メインキャラクター マグナ/トリス(主人公) CV 岸尾だいすけ(マグナ) /木村郁絵、浅野真澄(トリス) 本作主人公。ゲーム本編ではCVはついておらず、派生作品のみ。 マグナは一貫して岸尾氏が演じているが、トリスはドラマCD『界の狭間のゆりかご』とSN6では木村氏が、クラフトソード物語では浅野氏がそれぞれ演じている。 主人公という立場は同じだが、マグナはややのんびり屋、トリスはポジティブというキャラクター付けがされており、シナリオでは差別化がはかられている。 召喚術者集団『蒼の派閥』の見習い召喚術師。 元々は孤児だったが、召喚術の素質を見出だしたラウル師範に引き取られて召喚術師になった、いわゆる『成り上がり』。 ネスティ CV 緑川光 主人公の兄弟子である、見るからに理系な青年。 機界ロレイラルの住人である融機人(ベイガー)の末裔で、肌の一部が機械化している特徴を受け継いでいるが、当人は特別に意識していない。 生真面目でやや融通が利かない性格をしており、奔放な主人公の振る舞いに頭を痛めては口酸っぱく注意をするが、それもこれも弟(妹)弟子である主人公を心配する故である。 余談だが、男性のキャラの中では1番人気が高い。 アメル CV 桑島法子 とある村で『聖女』として持て囃される少女。 優しく、誰にでも穏やかに接するが、こうと決めたら譲らない頑固な一面も。 さつまいもが好きで、その印象から付いたあだ名が芋聖女。 村人からの期待に応えるべく、普段はおしとやかに振る舞っているが、実際はかなりアクティブ。 主人公との出会いが、木の上で昼寝していたアメルが彼/彼女の前に落ちてきたというものである辺りからもうかがえる。 ◆パートナー召喚獣(護衛獣) 主人公が最初に契約する召喚獣。 主人公の扱う属性によりどのキャラになるかが決まる。 ドラマCDでは、マグナの護衛獣は鬼妖界の妖狐ハサハ、トリスの護衛獣は幻獣界の獣人レシィとなっている。 レオルド CV 川津泰彦 機界ロレイラルの機械兵士。 かなりの実力を秘めた機械兵士だが、モデル自体は旧式らしい。 主人公達と関わる中で、人間の『感情』を学んでゆく。 主人公には忠実で、充電を兼ねたひなたぼっこが好き。 ハサハ CV ゆかな 鬼妖界シルターンの妖狐。見た目は狐の耳と尻尾がある、水晶を抱えた着物姿の幼女。 普段から妖力が篭った水晶玉を大事に抱えており、戦う時はそれから妖力を引き出す。 無口ながら純粋な性格で、大人しそうに見えて初めて見るものには好奇心旺盛な一面もある。 主人公には最初からかなり懐いていて、好きなものは主人公と油揚げ。 パートナー中最強性能。 余談だが、女性キャラの中では1、2を争う人気キャラ。 バルレル CV 阪口大助 霊界サプレスの悪魔。見た目は悪魔の少年というところ。 主人公を『ニンゲン』、アメルを『オンナ』呼ばわりするなど、口は悪いが、根は悪い性格ではない。ただし悪戯好き。 悪魔としてどれくらい強いのかは後々明らかになる。 レシィ CV 佐藤智恵 幻獣界メイトルパの獣人の少年。 見た目は、折れた角と尻尾が目立つ気弱そうな少年。…男の娘言うな。 おどおどした気弱な性格で臆病だが、やる時はやる一面もある。 また、料理や洗濯など家事全般ができる。……どこぞのサードチルドレンと被る?気にするな。 ◆テーマソング 『光の都』 『ぼくらはうまれた〜FIND A WAY』 歌はどちらも加藤いづみ ◆派生作品 小説とドラマCD(2作)がある。 小説 『サモンナイト 私だけの王子様』 ドラマCD 『サモンナイト〜界の狭間のゆりかご〜』 『サモンナイト〜あの日のカケラ〜』 小説はともかくドラマCD(しかも2作)があるのは2だけであり、その人気がうかがえる。 なお、ドラマCDの主人公は前者がトリス、後者がマグナ。 護衛獣は『界の狭間のゆりかご』はレシィ、『あの日のカケラ』はハサハ、『私だけの王子様』はバルレルである。 『私だけの王子様』と『界の狭間のゆりかご』は一巻で完結しているが、『あの日のカケラ』のみ前編、後編に分かれている。 今となっては取り寄せできるかも怪しいが、ドラマCD『あの日のカケラ』は2のストーリー根幹に関わるシナリオなので、クリアした方は是非聞いてほしい。 ナンバリングタイトル『SUMMON NIGHT3』には、番外編として本編終了後のマグナ(トリス)達のストーリーが収録されている。 3本編にもゆかりのあるキャラクターが登場するので、2をクリアした方はやってみてはいかがだろうか。 『SUMMON NIGHT6』では主人公たちとネスティ、アメル、そして護衛獣全員とメルギトスが登場。 この作品内でのマグナの護衛獣はハサハ、トリスの護衛獣はバルレルとなっている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 1よりは序盤~中盤に使える召喚士の数が多いので簡単かも MATに全振りすればだが -- 名無しさん (2013-07-01 09 42 57) 孤児どころか人間じゃなかったよ……… -- 名無しさん (2014-07-20 03 44 59) アメルは俺の嫁 -- 名無しさん (2015-05-05 22 21 43) ↑2 え、どういうこと? -- 名無しさん (2015-05-29 23 27 07) ↑詳しくはサモンナイトUXを読むんだ! -- 名無しさん (2015-05-29 23 42 38) ↑2分かりやすく言うと、大体メルギトスのせいですた -- 名無しさん (2015-05-29 23 47 15) ↑またあいつか!? ・・・・・・・・・・・・・一巻の怒涛の展開が辛すぎて次巻以降は買ってないんだ。 -- 名無しさん (2015-05-29 23 52 16) アメルうざかったわ -- 名無しさん (2015-11-27 12 40 46) 果たしてUXは正史として扱って良いのだろうか…。 -- 名無しさん (2015-11-27 14 23 07) ハサハそんなに強いか……?俺はレオルドが一番シンプルで使いやすかった -- 名無しさん (2015-11-27 18 05 00) ↑ ハサハは強いよ。召喚師タイプとしての話だけどね。 -- 名無しさん (2015-11-27 18 13 57) テキトーにサイコロ振って主人公の性別と護衛獣決めたら脳筋マグナとレシィになって、新たな扉を開くきっかけになりました -- 名無しさん (2016-03-19 08 08 22) あえて突っ込ませてもらうけどドラマCDでのトリスの護衛獣はレシィだよ?バルレルは小説の方だよ? -- 名無しさん (2016-03-19 18 39 47) ラスボスが強すぎ いやもはや意味不明なレベルだった -- 名無しさん (2016-06-14 15 19 38) アメル悪い子じゃないっていうか性格だけ見れば本当にいい子なんだけど、ライターの贔屓がどんどん酷くなっていったんだよなあ。ゲームはまだマシでドラマCDと小説で優遇しまくっていらん反感買った。 -- 名無しさん (2018-09-05 12 42 35) ↑ ↑8それも全部桑s…うわ何(ry -- 名無しさん (2018-09-05 13 16 18) もちっとサクサククリアできればなあ。あとミニゲーム地獄。それでも女性陣は大体クリアしたんだから我ながら若かった -- 名無しさん (2019-02-06 19 11 47) またやりたいなーと思ってもシステムが地獄。リメイクは望めなさそうな現状あきらめるしかない。本当システムの不親切さはよくクリアできたな自分w -- 名無しさん (2019-08-31 14 35 22) 人生初RPGがこれだった。以後サモンナイト沼にどっぷりと・・・ -- 名無しさん (2019-08-31 15 48 48) アメル好き過ぎて他のルートに行けない -- 名無しさん (2021-08-13 21 37 17) 中々経験値稼ぎが辛い。誰かアドバイス教えてー -- 名無しさん (2021-08-13 23 29 24) 1の舞台であるサイジェントも出てくるが、1の頃は「帝国の」果てにある紡績都市だったのが2では「聖王国の」果てにある紡績都市になっている。領土割譲されてんじゃねーか!! -- 名無しさん (2022-04-25 22 37 36) 名前 コメント
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サモンナイト6 失われた境界たち 【さもんないとしっくす うしなわれたきょうかいたち】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 プレイステーション4プレイステーション・ヴィータ 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 メディア・ビジョン 発売日 2016年3月10日 定価 【PS4】7,200円【PSV】通常版:6,800円サモンナイト15周年記念豪華パック 9,800円(全て税別) レーティング CERO B(12才以上対象) 廉価版 Welcome Price!! 2017年3月30日【PS4】3,800円【PSV】2,800円(各税別) 判定 シリーズファンから不評 ポイント ナンバリングされているがお祭りゲーシリーズ未経験者お断りシナリオパートボイス仕様を初めとした手抜きの多さ開発チームもシリーズ未経験? サモンナイトシリーズ 概要 特徴 新要素 過去作からの変更点 評価点 賛否両論点 問題点 演出・設定面 戦闘面 その他 総評 余談 概要 『サモンナイト』シリーズ15周年を記念して製作された、約3年振りの完全新作。ナンバリング作品としては初めて副題が付いている。 据置機での発売は外伝の『グランテーゼ』以来6年振り(ナンバリングに限るとPS2版『4』以来約10年振り)。 PS4/PSVでは初のシリーズ作で、2種類の機種での同時発売も初めて。PS4⇔PSV間のクロスセーブに対応している。 「歴代キャラクターが多数共演」というシリーズファンにとっては夢のような内容(*1)である一方、同じコンセプトだったソーシャルゲーム『サモンナイト メモリーズ』がキャラ改悪などで評価が散々だったこと(*2)もあり、期待と不安が入り混じる中での発売となった…。 本記事には『1』~『5』(以下「原作」と表記する場合あり)のネタバレも含まれるので、各原作を未プレイの人は閲覧に注意。 特徴 本作の舞台は、シリーズ御馴染みの異世界リィンバウムではなく、「繭世界フィルージャ」と呼ばれる新しい世界。 世界観や登場人物などを変え過ぎて賛否両論となった『5』に反省してか、歴代ナンバリングタイトルの主役級キャラクター達が大挙して登場する。 様々な世界軸・時間軸のリィンバウムからフィルージャに召喚され、フィルージャの住人である主人公らと共に元の世界に帰る方法を探していく。 新要素 アクティブターンバトル バトルシステムが従来のターン制からアクティブターン制に変更。敵味方全てのユニットに行動順が設定され、手番が回ってきたキャラクターのみ操作可能になる。 このシステム変更に伴い、ステータスのTEC(器用さ)がSPD(素早さ)に変更。SPDが高いほどより早く行動順が回ってくるようになる。 サモナイトリーフ フィルージャでは『4』までの召喚術が使用できない設定で、その代替物がサモナイトリーフ。 召喚獣のサモナイトリーフは、特定のキャラクターが仲間になると増える他、一部バトルの宝箱からも入手できる。『5』の召喚盟友同様、入手するだけで対象の属性に適応した全てのキャラクターが使用できるようになる。 サモンマテリアルなどの無属性の召喚術は過去作同様、得意属性に関係なく誰でも使用可能だが、本作にはこれらにも使用可能ランクが設定されている。 外伝を含むシリーズキャラクターのサモナイトリーフは、一部バトルの宝箱・ミニゲームの釣り・派遣クエスト(後述)などで入手できる。そのキャラクターの概要がギャラリーで確認できるようになるほか、パーティスキル(パーティ能力)の獲得条件にもなっている。 本作に登場するキャラの概要は本作で登場する際の設定に沿ったものとなっている。 サモンバースト シナリオを進めると使えるようになる新たな召喚術。一定範囲内の2人のキャラクターが協力することで強力な召喚獣を呼び出すことができる。 2人のMPが75%以上残っていることが条件でその分MPを消費するが、広範囲・高威力・敵の能力ダウンか状態異常付与または使用者2人の能力アップと高性能。 連携攻撃 通常攻撃を行った後、一定確率で対象の敵に攻撃が届く味方一人(複数いる場合はランダムで選ばれる)が追撃をかけてくれるようになった。連携攻撃発動時は反撃を受けない。 コネクト 正式に自軍に加入した全てのキャラクターが習得可能な新スキル(ゲストユニットは習得していない)。隣接するキャラクター1人を同時に移動させることができる。 行動順が遅い味方も、行動順が速い味方に付いて行かせればより早く前線に辿り着くことができる。 戦闘のオートモード 戦闘中に味方キャラクターの行動をCPUに任せることができるようになった。任意で通常の操作に戻すことも可能。 行動基準は全キャラクター共通で、「通常攻撃」「召喚攻撃」「回復召喚と通常攻撃」「憑依召喚と通常攻撃」の4パターンから選択できる。 難易度の低いバトルで稼ぎをする時などは便利だが、問題点もある(後述)。 戦績評価 派遣クエストを含むバトル終了後、リザルト画面にS~Dの5段階でバトル内容が評価され、評価が高いと報酬が増える。 敵からの被ダメージやアイテム使用回数、スキルの使用状況などが戦績に影響する。 派遣クエスト 3人のキャラクターを選択して派遣し、オートで戦闘が行われるクエスト。クリアすると通常のバトルほどではないが経験値や資金、アイテムなどを貰える。 戦闘自体はオートで進むが、進行で溜まるBPを消費して、キャラクターに設定された特殊能力を任意のタイミングで使用することができる。 連続で同じキャラクターを派遣させると調子が下がり敵に倒されやすくなってしまう。通常のバトルを挟むと調子が元に戻る。現在の調子はキャラクター一覧で確認可能。 様々なシチュエーションのBGMの変更機能 ギャラリーでタイトル画面やマップ、戦闘時などのBGMを登録済みのBGMから変更可能になった。 魔王ハヤトなど一部名有りキャラとの戦闘時は変更できず固定となっている。 フィルージャ住人の固有スキル ラージュ・アム・イストは敵を倒すことで溜まるポイントを消費して固有のスキルを使用できる。シナリオが進むにつれ更に効果が高いスキルが使用できるようになる他、固有スキルを一定数使うことで解放されるクラスが存在する。 ラージュの固有スキル「シュペル・スレイグ」は、一定回数連続行動ができ、その間は移動時の高低差制限が無くなるという強力な性能。おまけに「体に負担がかかりしばらく動けなくなる」等のデメリットは一切無い。槍などで一方的に連続攻撃したり、コネクトで特定のキャラを一気に先に進めたりと汎用性が高いため、このスキルのおかげでラージュが本作最強キャラの一角となっている。 アムの固有スキル「トラン・スレイグ」は他の味方の能力を一定期間アップさせるが、その間アム自身が行動不能になるため、他の二人とは違い使いどころを考える必要がある。 イストの固有スキル「ヴァイア・スレイグ」は対象にダメージを与えつつ行動順を下げる。 ラージュまたはアムのスキルが発動している間はBGMが専用のものに切り替わる。上記のBGM変更機能にも対応している。 過去作からの変更点 ブレイブクリア 本作のイベントバトルにおけるブレイブクリアの条件は2~3個と少なくなっており、ブレイブクリアの上限レベルや回復アイテムの使用回数などの制限が撤廃されている。 一部バトル(主に新キャラ登場時)では条件が初期状態で「???」となっており、バトルの途中で初めて条件が開示される。 戦闘難易度の切り替え PSP版『3』『4』『5』ではゲームを最初から始める時にのみ難易度を選択できたが、本作ではコンフィグから戦闘難易度をEASY・NORMAL・HARDのいずれかに自由に切り替えることができるようになった。 戦闘に入るとその戦闘が終わるまで難易度の切り替えはできない。 バトル時の撤退 イベントバトルでも撤退ができるようになった。連戦の途中で撤退した場合、その連戦の最初からやり直す必要がある。 『4』までと違い、撤退した場合は経験値の割り振り画面に移行しなくなり、撤退前に入手した経験値や資金、アイテムは入手できなくなった。 キャラクターのボーナスポイント キャラクターをレベルアップさせると、能力値を強化するためのボーナスポイント(以下、BP)が数ポイント得られる。本作では加入直後のキャラクターの能力値には一切BPが割り振られていない代わりに、一度レベルアップするとそれまでのレベルで本来獲得している分を含めたBPを纏めて割り振ることができるようになった。 これにより、加入直後にレベルドレインで一度レベルを下げてからBPを振り直すという手間が不要になった。ちなみに、本作のレベルドレインはお代となるアイテム無しで何度でも実行できる。 戦闘中のキャラクターの交代 戦闘中、出撃していない控えの味方キャラクターと無条件で交代できるようになった。 『5』ではパーティ能力『交代』をセットしないと交代できなかった。 主人公・パートナーの選択 本作ではゲーム開始時ではなく、ラージュ ⇒ アム ⇒ イストと数話ずつ主人公を切り替えつつ、中盤で3パーティが合流した際にそれ以降の主人公をラージュかアムのどちらかから選択する。 選ばなかった方も引き続き自軍に所属し、サブ主人公的立場でストーリーに関わっていく事になる。勿論、主人公同士で夜会話や個別のエンディングを迎える事も可能。 イストは合流前の僅かな期間のみ主人公となる。また、その期間中は彼自身は戦闘に参加せず、合流後に仲間になる形で参戦する。極めて限定的だが、イスト視点での夜会話もある。 パートナーはそれぞれパッチ・キルト・リンネというマスコットがあらかじめ存在しているので選択肢は存在しない。 好感度・仲間友好度 本作のキャラクター同士の関係は、主人公を主体とした他キャラクターへの好感度と、主人公以外のキャラクター同士の仲間友好度の2種類が存在する。 本作では従来通り夜会話などによって上げられる他、一緒に出撃し、上記のコネクトやサモンアシストなどを使用したりすることでも上昇するようになった。 好感度・仲間友好度が高いと、サモンバーストの条件と消費MP低下・サモンアシストの効果上昇・自由行動時の会話の増加などの恩恵がある。 夜会話 夜会話の直前にセーブが行えるようになった。 一部夜会話には選択肢が現れるようになり、選択肢の内容によってはキャラの好感度が上がることがある。 本作の夜会話はシナリオごとに固定の内容ではなく、同じキャラクターを選び続けることで内容が変わっていく。 最後の夜会話に選べる(=エンディングを迎えられる)キャラクターはその周回で全ての夜会話を見たキャラクターのみ。上記の通り好感度を上げやすくなったためか、従来と違い好感度は一切影響しない。 ミニゲームの釣り シリーズおなじみのミニゲーム。本作では魚がかかった時にタイミング良くボタンを押すとクリティカルとなり、ボタンを連打する必要なく釣れるようになった。 「釣りオーダー」という一種のコンプリート要素が設定されており、条件を満たすと歴代キャラクターのサモナイトリーフやレシピ・釣りアイテムなどが入手できる。 鍛冶による武器・召喚獣の強化 『5』同様各キャラクターが装備する武器は固定となっており、素材と資金を消費して強化する仕様になっている。 召喚獣も同様に資材と資金を消費し、召喚魔法を強化したり新しい召喚魔法を習得させることができるようになった。『5』では響友のみ対象で召喚盟友は強化できなかったが、本作は全ての召喚獣が強化可能になっている。 どちらの場合もアクセサリーを一つ消費して特殊な能力を追加することができる。 武器の全項目を最大まで鍛えると特別な魔法攻撃が追加されるようになった。 カルマ値の撤廃 主人公らしくない選択をしたり(『5』以外)、仲間が戦闘中に倒されると増加し、一定以上溜まるとバッドエンド(カルマエンド)になる「カルマ値」が廃止された。 『3』では「碧の賢帝」で抜剣覚醒を行うことでもカルマ値が上昇するが、本作の抜剣覚醒はどの魔剣でもターン制限の追加・1戦闘につき1回しか使えない事以外にデメリットは存在しない。 カルマエンド自体は存在するのだが、詳細は問題点の項を参照。 スキルポイントの取得制限の撤廃 PSP版『3』『4』と同様、キャラクターのスキルは敵を倒すなどして獲得したスキルポイントを消費して習得するが、味方キャラが一定以上レベルの低い敵を倒しても、敵を倒した時のスキルポイントを獲得できるように変更された。 評価点 歴代キャラクターのやり取り 本作では本来両立して存在し得ない主人公同士・パートナー同士が出会うなど、世界軸・時間軸が異なるキャラクターが交流を行う様子はシリーズファンなら楽しめるだろう。 上記の通りキャラクターの好感度次第で自由行動時の会話が増えていくので、様々なキャラクターを使っていくと意外な組み合わせでの会話も見られる。 自由会話 本作の自由会話は一部を除きシナリオを進めても、未消化の場合蓄積される仕様となっている。 キャラ加入のサブイベントも未消化ならば次シナリオ以降に持ち越される為、間違ってシナリオを進めてしまった場合でも後からイベントを発生させることが可能となり、前のシナリオからやり直す必要がなくなった。 この仕様を利用し自由会話未消化のまま中盤と終盤セーブを作成すれば、未だギャラリー機能のない自由会話の簡易ギャラリーにすることも可能。 主人公の程良い存在感 男性主人公のラージュは陽気で無邪気な性格、女性主人公のアムは不愛想な態度を取りつつも困っている人は見捨てられない性格。歴代の個性的なキャラクター達とはまた違った個性を与えられており、彼らに埋もれない存在感を出している。 当然この二人が主体のエピソードもあり物語の根幹に密接に関わっているが、歴代キャラを出し抜いて悪目立ちをするようなこともあまりない。 主人公選択後も、選ばなかった方もストーリーに深く絡む為、実質はダブル主人公状態となる。 『1』のバノッサ・カノン、『5』のエルストが味方として使用可能 原作で救済措置が無かった敵キャラクターである彼らを味方ユニットとして使えるようになった。ただしエルストはシステムアップデートが必須となる。 特にバノッサはユニットとして優秀で、若干打たれ弱いものの前衛としてはSPDがそこそこ高く、敵の物理ダメージ半減スキルを無効化するスキル「斬鉄の一撃」を習得可能。本作は物理ダメージ半減スキルを持つ蜘蛛型の敵と戦う機会が多いので非常に有用。初期だとランクは低いが回復重視の霊属性の召喚術も使用できる。更にクラスチェンジによって打たれ弱さという弱点も改善が望める。 BGM関連 本作のBGMはこれまでのシリーズと同様株式会社ピュアサウンドが担当。『1』~『5』までのBGMがあちこちで使用されており、一種のファンサービスと言える。勿論新規BGMも良質なものが多い。 引き継ぎ要素の増加 クリア時のレベルや武器の強化段階、ブレイブオーダーの達成状況などこれまで周回引継ぎ対象外だった要素が引き継げるようになった。 本作で夜会話とエンディングのコンプリートを目指す場合、非常に多くの周回を行う必要があるため、レベルを含めたキャラクターの強化段階を引き継げるのはサクサク進めるために有難い。 戦闘時のボイスのバリエーションの増加 本作ではキャラクターの行動開始時・ダメージを受けた時・攻撃を回避した時・倒された時にもボイスが出るようになり、よりキャラクターの個性が映えるようになった。 一方でライザーなどのユニット召喚獣はボイス無しになっている。 『4』の女性主人公フェアに初めてボイスが付いた フェアはナンバリングシリーズの主人公の中で唯一これまでボイスが付く機会が無かったが、本作では東城日沙子氏がフェア役を担当している。 勝ち気な性格のフェアを違和感なく演じており、ファンからは概ね好意的に受け入れられている。 『1』主人公ハヤトのボイスについて DS版『1』の予約特典アニメで一度声優が変更されたハヤトは、担当が『2』番外編で担当した森川智之氏に戻った。『2』出演時は童顔気味の顔に合わない野太い声で否寄りの意見が多かったが、本作では少年らしい雰囲気の演技になっており、『2』の頃よりは違和感を覚えにくくなっている。 本作のハヤトは『1』における魔王エンド後の存在であり、魔王に体を支配されているが、『1』と違い魔王側の声も森川氏が担当している(*3)。こちらは顔の凄味に負けないドスの効いた声になっており、いい意味で通常時とのギャップが激しい。 賛否両論点 一部声優の変更や演技 本作の声優の配役は基本的に各原作と同じだが、上記の魔王ハヤトのほかに『1』のパートナーであるソル・カシス・キール・クラレットの担当声優が変更されている(*4)。 『1』のパートナー達の声に思い入れがある人からは不満の声が上がっているが、新声優の演技自体は問題ない。 『5』の明るくはきはきした喋り方から一転して気の抜けた声になったルエリィ、頻繁に発言内に吐息が混ざるアム、媚びた感じの演技になっているアティやハサハなどについても、人によって好みが分かれやすい。 DLC・アップデート関連 4つあるDLCのサブシナリオ(ハサハ・バルレル・クノン・ソノラ)は、バンナムとしては珍しく無料となっている。それぞれサブシナリオをクリアすることでユニットとして出撃できるキャラクターが1人追加されるが、夜会話・エンディングは追加されない。 サブシナリオは一貫して「対象のキャラクターが繭世界に召喚された際に失った力を取り戻した」という内容になっているが、クリアしてもメインシナリオの内容には一切反映されず、一部会話に矛盾が生じる。 2016/4/7に行われたアップデートでは、メインシナリオで登場する4人のキャラクター(メルギトス・スカーレル・エニシア・エルスト)のユニット化(*5)と夜会話・エンディングの追加、特定キャラのエンディングルートの追加が行われた。 これらの要素はそのキャラクター達のファンにとっては嬉しい追加だが、全員が初期状態で本編中に登場しているキャラであり、わざわざ本編ソフトに内包せずに間を空けて配信するほどのものかと言われると微妙である。 ただしアップデート後の追加エンディングに関しては、通常ルートよりも更に強いラスボスと戦えるというこれまでのシリーズにはなかった展開も存在している。 キャラクターの3Dモデルの出来 本作の会話パートでは戦闘パートと同様3Dモデルが使用されており、発言の度にキャラクターが大きく動作を取るようになった。キャラクター同士が抱き着くシーンなども存在しており、会話シーンが「紙芝居」と揶揄されることもあった過去作から改善されている。 ただ3Dモデル自体の出来は(特に歴代キャラは飯塚氏のものでないイラストを元にしていることもあって)賛否が分かれるものがある。また剣戟のシーンでは片方が棒立ちになっていることが多く迫力が薄い。 細かい所では、本来バノッサや抜剣覚醒時の抜剣者等に匹敵するほどの美白であるイオスの肌の色が原作と異なっている。 初期はキャラクターが喋っているのに口パクをしなかったり、逆にテキストと合っていない口パクをするなど動作の調整が雑だったが、これについてはアップデートで改善されている。 ダメージ予測 PSP版『3』『4』『5』では表示されていた攻撃時のダメージ・回復量が数値で表示されなくなった。 行動決定前にどの程度増減するかはゲージ反映されるが、「数字の方が分かりやすい」という声もある。 バランスブレイカー級のキャラクターの存在 主人公の1人であるラージュは、特徴項で述べた専用スキル「シュペル・スレイグ」がターン制の根幹を覆すような壊れ性能を誇っており、不在時を除けば戦闘メンバーから外す理由が無い。 ラージュと同列に扱われるのが『4』のギアン。こちらも専用スキルでMPが行動開始前に大幅に回復するため、強力な召喚術を連発させやすい。 PSP版『4』ではおまけとして使用できる存在だったためさほど問題にはならなかったが、本作では中盤で必ず仲間になる。 過去作との大幅な仕様変更 本作は新規獲得よりも従来のファンに向けた内容にもかかわらず、昔ながらの作りではなく大幅改変した作りのゲームとして売り出したのはファン内でも疑問の声が上がっている。 従来のサモンナイトシリーズはゲーム開始前に主人公を選び、作中でパートナーを選ぶ方式が伝統だったが、本作ではどちらも撤廃されている。 これに関しては一方で一部のファンの「折角なら主人公は一度に全員登場させて欲しい」という、作品の仕様的に少々無理のある要望に応える形になっている。 バトルシステムがこれまでのターン制からアクティブターン制になったことについても、「新鮮だ」「従来のシステムで歴代キャラを操作したかった」など賛否両論。 お祭りゲーム仕様 「サモンナイトのお祭りゲーム」というコンセプト自体は良いのだが、それを外伝扱いではなくナンバリングタイトルにしたことについてはファン内でも賛否が分かれてしまった。 最新の技術で歴代キャラクター達や見覚えのあるMAPなどを見られる点は好評。 「過去作に頼りすぎている」「人気でキャラクターを選別するのはよくない」「新キャラ少な過ぎ」などの批判もある。 恋愛描写 基本的には薄いのだが、歴代キャラクター同士でフラグらしきものがチラホラする事もあり(*6)、それが好みのペアだった人は喜ぶだろうがそうでない人にとっては辛いものがある。 サモンナイトシリーズはプレイヤーが主人公と好みの相手と会話させて個別エンディングを迎える事が出来る作品なので、ナンバリングタイトルでその組み合わせを限定するのはファンサービスとは言い難いものである(*7)。 女性主人公・アムで歴代男性キャラクターの一部と夜会話を続けると恋愛が発生するものがある。各ナンバリングのマルチエンディングの一環として歴代女性主人公と恋愛ルートがある男性キャラクターもアムと恋愛になる為、物議を醸している。 + アムと恋愛ルートとなった歴代男性キャラクターの例。 本作では兄妹弟子以上恋愛一歩前のように描かれているトリスとネスティだが、ネスティの方はアムとの夜会話でアムに恋心の様なものを感じた事を告白するという、作中でのトリスとのやり取りを薄っぺらにするキャラクターにされている。 本作で「海賊は恋愛しない」と宣言しているカイルが、夜会話において『3』本編にもあるカイル一家の掟の話でアムに告白し、アムを海賊にして共に海を旅する約束をしている。 アムに告白として告げた掟は「惚れた相手は守り抜け」なのだが、「海賊は恋愛しない」宣言との矛盾が生じてしまい、カイルのキャラクターがブレてしまっている。そもそも「海賊は恋愛しない」宣言自体原作には存在せず蛇足だったと言える。 ちなみにこの掟の話は『3』で主人公がアティの場合かつカイルの好感度が高かった場合の台詞で、レックスが主人公の場合だとこちらも好感度が高い時のみソノラからも聞ける台詞である。 セイロンは『4』では己の使命の為に私情を捨てているキャラクターで、恋愛に関しても例外ではなかったが、本作では夜会話で「アムを嫁にしたい」と発言している。こちらもカイル同様キャラクターがブレる結果となった。 一方で男性主人公であるラージュの方は、彼の無邪気な性格もあってか明確な恋愛描写はほとんど無い(せいぜい異性にドキッとする位のもの)。 BGM関連 何度も戦う名有りキャラの内、魔王ハヤトや冥土に浸食されたエルストは原作にあったテーマ曲をベースにした新曲が使用されているが、3人の伐剣者は『3』のラスボス戦の曲がそのまま使用されている。後者は良曲とはいえ「さすがに最終局面の曲を安売りしすぎている」という意見もある。 サウンドモードでは従来と違い何故かフェードインしてから曲が始まるようになっている。 問題点 演出・設定面 シナリオの問題点 「リィンバウムからフィルージャに召喚された人達を助ける」というシナリオがメインになるため、「キャラクターを発見→敵に襲われているので助けるor謎の糸に操られているので元に戻すために戦う」といった同じことを繰り返す展開が多く、よくあるお祭りゲーム的なシナリオではあるもののストーリーの進みが非常に遅い。 フィルージャという世界やそこで暮らしている主人公達の謎について突っ込んでいく話も勿論あるもののぶつ切り感が強く、印象に残りづらい。 シリーズ初見者のためのフォローも無いわけではないが十分とは言い難く、事前にある程度歴代キャラクターの情報や関係性について知っておかないと置いてけぼりを喰らいやすい。 ラージュを基本にテキストが作られているのか、アムが主人公の状態でもシナリオや夜会話においてラージュのような振る舞いになっている事も(*8)。ラージュとアムは評価点の通り明らかに性格差をつけているので、折角の違いが勿体無い。 本シリーズはタイトル通り「召喚術」が戦闘システムやシナリオ上でも大きな役割を持っているのだが、本作では便利な魔法程度の扱いでしかなく、そこから生じる物語性が薄い。 ネタバレになるので詳細は省くが、サモナイトリーフによる召喚術は召喚獣を召喚しているわけではなく、歴代キャラクターも当初は召喚されたと思われていたが物語後半で別の事実が判明するなど、召喚術の扱いが軽視されている。 + フィルージャに召喚された歴代キャラクターの一部が弱体化した理由に関する齟齬 フィルージャにおいて歴代キャラクターの一部に戦闘力の差が生まれたのは、本作の黒幕に力を喰われた度合いの差が原因だと語られている。アヤの発言によると、黒幕に力を喰われていても戦闘能力を残しているキャラクターはより強い力を持ち合わせているらしい。 しかし本作で戦えずにNPC扱いとなっているキャラクターの中には、シリーズでもトップクラスの力を持つ「至竜」である竜の子達や霊界のエルゴの代理を務める護界召喚師(『1』のパートナー)などがいるにも拘らず、まだまだ発展途上のリシェルやルエリィはNPCではなくユニットとして戦えているため、非常に胡散臭い設定となってしまっている。 会話の問題点 夜会話は回数制になった影響でシナリオの流れとズレた内容になるものもあり、章が進んでいるのに初対面の様な会話になる事もある。 「魂に刻まれた想い」や「俺(私)達、友達(仲間)だよね」といった発言が多用されている。過去作ではここぞという時にしか使われていなかった台詞であるが、本作では少々安い言葉になってしまっている。 自由会話について 意外なキャラクター達が会話するという面白みはあるものの、起承転結に欠けている内容が多い為にインパクトのある会話は然程多くはなく、良く言えば無難で、悪く言えば味気無いものが多い。 女性陣がお互いにスタイルや服装を気にするセクハラ的な内容や、レシィを男の娘扱いする、アティが『3』本編でもそこまで言われない程容姿やスタイルを褒めちぎられるなど、人を選ぶ自由会話がいくつかある(*9)。こうした内容から「公式アンソロジーや二次創作を見ているようだ」と評する人も。 予め別の場所の自由会話を見たことが前提の自由会話が存在したり、他の自由会話や夜会話などと矛盾が発生している内容もある。 メインシナリオが緊迫した流れになった時でも、自由会話では何も起きていないかのような平和な会話になる事もある。評価点にある自由会話蓄積がこの点では弊害にもなる。 エンディング関係 ネタバレになるため詳しくは述べないが、歴代キャラクターとのエンディングは多少の差異はあれど概ね同じ展開になる。ギャラリーをすべて埋めたい人にとってはかなりの根気が必要。 極一部のキャラクターのエンディングで意外な結末になる点は一定の評価があるものの、その方向性を他の大多数のキャラにも取り入れてほしかったところ。 エンディングの背景は、例えば対象が森にいたキャラならどこの森にいても全部同じグラフィックを使用…といった具合で使い回されている。 + その中でも特に酷い例。 海辺のシーンだからといって港のグラフィックを使い回した結果、『3』の忘れられた島に整備された港があるという、原作無視も甚だしい事態が発生している。 『1』の主人公達、バノッサとカノン、ギアンとエニシアなどの個別エンドで登場する部屋がそれぞれ別の場所と部屋なのに全員同じ部屋(忘れじの面影亭の個室)のグラフィックの使い回し。 本作はカルマ値が撤廃された代わりに、特定のキャラと最後まで夜会話を行う(*10)とカルマエンドとなるが、完全に初見殺しである。 詳細は伏せるが内容も唐突な展開である上に非常に後味が悪く、歴代キャラが多数集うお祭りゲーでやるようなものではない。 ギャラリーには登録されないが、トロフィーをコンプリートするためには一度見る必要がある。 シナリオ会話・夜会話のパートボイス化 容量の都合か声優の作業量の問題かは不明だが、本作では一部シナリオ会話・夜会話と全ての自由行動時の会話でキャラクターのボイスが無い。サモンナイトのナンバリングシリーズはDS版の『1』『2』を除きキャラクターがフルボイスで喋るのが特徴で、かつDS版の評価が低い要因だったのに、何故中途半端な仕様にしたのか…。 例えば第1話ではイベント戦闘前まではフルボイスで会話していたのが、戦闘が終わった途端ボイス無しになっている。 アニメーションについて 本作のオープニングアニメは過去作と比べるとスライドや一枚絵が多用されており、一シーンに大勢のキャラがいるという場面もほとんど無いため、手抜き感が拭えない。 本作ではアニメイラストを使った一枚絵やアニメーション等のイベントシーンがあるが、イベント終了と同時にBGMのフェードアウトなどもなく中途半端にぶつ切れになるなど、非常に雑な作り。 歴代キャラクターの扱い さすがに全キャラクターを平等に扱うということは無理だとしても、一部キャラクターには露骨な扱いの差が存在している。 仲間が増える後半に向かう程、影が薄くなるキャラクターも数多く存在する。 各原作の設定から考えるとおかしな点も見られる。本作は平行世界の存在があるものの、その部分を活かしたフォローがされないことも多い。 詳細は下記に記すが、一部キャラクターは得意な召喚属性が原作と異なっており、元の設定と矛盾しているキャラもいる。 『メモリーズ』程のキャラ改悪はあまり無いものの、キャラ被りを防ぐためか元の個性を強調したり、独自のキャラ作りがなされている為、違和感が出ているキャラクターもいる。 キャラクターの一人称(*11)や敬称(*12)の間違いも多数見られる。 なかなか心を開かなかったり改心することのないようなキャラクター達が、出会って間もないラージュやアムとの夜会話で歴代主人公にも簡単には話さない悩みやコンプレックスをあっさり打ち明けて気持ちを新たにするなど、良い面ではあるものの歴代主人公達の立場を微妙にもしてしまっている。 以下に各原作キャラの扱いについて列挙する。原作に関するネタバレも含まれるため注意。 + 『サモンナイト』の扱い 『1』主人公の中で唯一時間軸的に序盤~中盤程度の立ち位置におり、アムの親友的ポジションになるナツミは比較的早く仲間になるため、出番も多い。一方ナツミ以外の3人は複雑な諸事情を抱えている為損な役回りになる事がある。スポット参戦はあるものの、本格的な合流が全25話中21~22話と非常に遅い。その割に他のキャラより突出して強いというわけでもないため、思い入れが無い限りは主戦力にしづらい。 ナツミはナツミで、アム編の初登場時点で泣き虫キャラのようなキャラ付けがされている。原作では力不足に悔し涙を浮かべることはあれど(これは全主人公共通)、派手に泣きわめくような展開はなかった。 『1』では自らの生い立ちからくるコンプレックスから主人公達と徹底抗戦を続けるバノッサが、本作では角の取れた性格になっており、喋り方が荒々しいのは変わらないが仲間へ激励や仲裁を行うキャラクターへの改変がなされている。またコンプレックスの原因である召喚術を得意とする面子に囲まれていても、ストーリー上では特に気にする素振りを見せない(一応夜会話で召喚師嫌いである事は聞ける)。状況が状況であるため周りとの壁を作るわけにはいかないとはいえ、流石に変わりすぎである。 + 『サモンナイト2』の扱い 『2』の護衛獣の内、ハサハとバルレルは『2』主人公やパートナーと一緒に召喚された設定。さらに下記のDLCシナリオでユニットとして使えるようになるなど優遇されている。しかしレオルドとレシィは一人ぼっちで召喚され、ユニット化の措置なども無い。確かに前者2人と後者2人で人気の差はあるものの、公式でここまで露骨に差別すべきではない。 ネスティが素性の知れないフィルージャの住民であるアムを疑っているにもかかわらず彼女の拠点にちゃっかり居座ったり、操られているキャラクターに遭遇する度に助けることはあまり考えず「始末するしかない」と極端な行動に出ようとするなど、過剰なキャラ付けになっている。主人公がアムの場合における夜会話・エンディングも問題がある(後述)。 アップデートによってユニット化できるメルギトスは霊属性と機属性の召喚術を扱えるが、その内最も得意とする属性が出身の霊属性ではなく機属性。機界出身のライル家の血識を吸収していることと原作終盤の展開を意識した設定なのかもしれないが、本作のメルギトスは『2』の設定と異なる時間軸の存在であるためやや違和感がある。合流時期(こちらは最終話)と強さが噛みあっていないのもナツミ以外の誓約者と同じ。 + 『サモンナイト3』の扱い レックスは「果てしなき蒼」と、アティは「碧の賢帝」と時系列や魔剣のパワーアップの違いを付けている(*13)が、その違いを生かす描写はなく魔剣は単なる変身アイテムのような扱い。 『3』本編では早い段階で「碧の賢帝」の危険性を認識している(*14)にもかかわらず、一部自由会話でアティが安易に抜剣覚醒するものがある。 これについてはアティが客演した『PROJECT X ZONE 2 BRAVE NEW WORLD』でもしょうもない理由で「碧の賢帝」で抜剣する会話が存在しており、問題視された。 フィルージャでも「碧の賢帝」による抜剣は危険である事を示唆する会話はあるものの、シナリオ・システム共に実際に問題にされることはない。 「果てしなき蒼」を持った伐剣者レックスが敵として登場するが、本来は魔剣が「果てしなき蒼」へと変貌してからは伐剣者にはなり得ない。単純にインパクト重視で「碧の賢帝」の伐剣者アティと対にしたかっただけなのだろう。 『3』エンディング後の展開を描いた小説版では敵の策略により「果てしなき蒼」の特性を悪用されて暴走しているが、これは伐剣者になった状態とは異なる。 レックスもアティも『3』本編のような争いを好まない性格は鳴りを潜めてしまっている(*15)。 アティは『3』の中盤あたりから呼ばれていて、何でも自分で背負い込みがちになり始めている時期にもかかわらず、「元軍人のおっとり教師」という側面が強調されている。 前述のセクハラ的な会話に加え、戦闘中にアティで最後の敵を倒した後のリザルト表示で何故かセクシーポーズをとるなど、本作のスタッフはアティをエロ担当としてしか見ていない節がある。 自分のいた時代から300年後の人間であるフォルス達から「元いた世界では釣り仲間である」と聞かされても、アティは特に気にしていない。「300年後も自分が生きている」と聞かされれば、普通は疑問に思うなど何らかのリアクションは取ってもよさそうなものだが…。 『3』本編でクノンを召喚した人物がアルディラという事になっている(*16)、『3』本編の時間軸から召喚されたカイルがまだ経験していないはずの出来事を回想する(*17)、帝国軍と決着がついていない状況のアティ・カイル・ソノラがスカーレルの過去をすでに知っている(*18)など、原作設定との相違点が多い。 本作のイスラの装備品の一つに剣があり、『3』での専用武器である「叫喚の剣」を装備しているのだが、戦闘中の剣のグラフィックは「紅の暴君」になっている。 『5』のダイスは繭世界で最初に出会ったイスラを友達だと認識しており、イスラもダイスには気を許している雰囲気だったのだが、イスラが仲間になった後の自由会話でハサハと会話した際に彼女の事を「はじめての友達」と認識している。ずっとイスラの身を案じていたダイスがあまりにも不憫。 本作のアズリアは、元いた世界で原作通りの展開を辿ったと考えると弟であるイスラと既に決別したに等しい状態となっているはずだが、あろうことかイスラに対して「口が悪くて手のかかる弟」くらいの扱いで、普通に接している。 + 『サモンナイト4』の扱い 『4』の女性主人公フェアは本来の設定上獣属性の召喚術が最も得意になるのだが、本作では全く関係の無い機・霊属性の召喚術しか使えない。本作における原作設定無視の最たる例。同じ『4』男性主人公であるライは設定通り獣属性の召喚術が使える上に鬼属性の召喚術も使えるようになっているが、安直な対称化だけを目的として既存の設定を無視するのは本末転倒である。 コーラルが自分を男であるかのような発言をしているが、元々コーラルは性別不明である。元の世界での親代わりだったライ(本作のライとは世界軸違いの別人)の受け売りなのかもしれないが…。 + 『サモンナイト5』の扱い 『5』の主人公であるフォルスとアルカは良くも悪くも「他者に頼り頼られる事を是とする」というキャラクターなのだが、本作ではそういった傾向が失われており、本来の大きな特徴を無くしてしまっている。 一方で『5』原作で垣間見られた、だらしない・自分に甘い一面も見られなくなっており、多少性格は改善されている。 『5』は『2』の護衛獣同様一人ぼっちで呼ばれた響友の内、スピネルの扱いがよろしくない。 同じ境遇のダイスがシナリオ上でそこそこ良い出番を貰っている一方、スピネルは悪魔達との絡みにおけるコメディ要員のような扱いをされている。それもちょっかいを掛けられた末に気絶させられるような事態になるなど、人によっては不快に感じるだろう。 ラディリアが驚いた時の「えひゃい!」というセリフは原作だと一度しか発していないが、本作では通常の会話や派遣クエストの説明文などで驚く度に一々使われているため、少々間抜けに見えてしまう。 本作ではエルストを冥土化から救う事ができるのだが、エルストが元に戻っても彼と融合していたはずの響友ガウディがどうなったのかは触れられない。「ガウディは消滅してエルストだけが助かった」などの具体的な説明はなく、エルストにもガウディのことを気にする素振りは見られない。『5』における響友の設定は非常に重要なもので、エルストとガウディの絆を蔑ろにしたといえる。 ガウディだけではなく、ルエリィの響友プリモとトルクの響友アンヴィルも本編中は全く登場しない(*19)。 冥土の浄化にはフォルスやアルカの響友の力が必要なのだが、繭世界で力を失っているはずの響友達がなぜか冥土の浄化の場面だけは能力を発揮出来ている。『5』主人公の響友は特別な出自があるとはいえ、ここ一番で力を発揮できた理由は明確にされず、ご都合展開が過ぎる。 カゲロウと響友のアルカが、初対面のダイスを浄化の光の使い手と見抜き、ペリエと響友のフォルスと共に浄化の光を使うように指示するシーンがある。しかし何故アルカ達が初対面のフォルス達に浄化の光を扱う能力があると見抜けたのかが明確にされない。 またカゲロウと同じ立ち位置であるペリエにはその時点では能力を使えないと判断された理由も詳しく説明されない。 なおペリエの代わりにダイスがフォルスと一緒に浄化を行うのだが、本作のフォルスとダイスは世界軸違いではあっても響友なので、浄化の光を使える事自体は問題ない。 トルクは原作だと武器の修理を行った際に礼を言われても素っ気なく返答するなど自身の仕事に対してストイックだが、本作では「ルチルに煽てられて調子に乗りただ働きをさせられる」という、原作ではまずありえない会話が存在する。 不明瞭な歴代キャラ選別 オールスターと銘打っても歴代主人公以外は中途半端な参戦をしているケースもあり、原作での人物同士の関係性は若干重要視されていない。 『3』以外のシリーズからは主人公のパートナーや護衛獣などが全員登場しているが、『3』だけはそれらに該当するはずの生徒が一人も登場していない。レックスやアティとの会話で触れられる程度である。ちなみに『3』は「先生と生徒の絆」がシナリオの主軸の一つでもある作品。 生徒の代わりと言ってよいのかは不明だがカイル一家が登場するものの、ヤードだけ不参戦である。客人という立場ではあるが、作品内ではヤードもカイル一家の一員扱いである。ヤードについては別の観点でも疑問視されている。 + 本作のシナリオの根幹に関わる理由付けと、それに関する問題。こちらも原作のネタバレ注意。 「リィンバウムの歴史に影響をもたらす人物が繭世界に召喚される」という設定となっている。 しかし、シリーズ跨ぎで暗躍するオルドレイク、『5』の警察騎士団の元となる自由騎士団の創設者となったシャムロック、後のセイヴァール響界学園となる青空学校の貢献者で抜剣者誕生の切っ掛けを生んだヤード、『5』主人公と深い因縁を持ち『5』の騒動の原因となったギフト、『クラフトソード』シリーズの主人公等、この設定に該当するにもかかわらず登場しないキャラが多い。 バックログの未実装 発売当初の公式サイト上の説明書では会話中にバックログが閲覧できるように書かれていたが実際には実装されておらず、後に公式サイトで記述修正と謝罪が行われた。 バックログはDS版『1』からずっと導入されてきたものだが、何故本作で削除されたのかは不明。 サモナイトリーフの記述ミス 『1』のパートナーが『クラフトソード物語』にも出演したことになっている(*20)、『2』のカラウスのサモナイトリーフでの名前が「カウラス」になっている(*21)、『4』のポムニットの記述が本作での描写と矛盾している(*22)、などのミスが存在する。 サモナイトリーフを集める事によって開示される年代表では『クラフトソード物語2』に登場するリョウガを「リュウガ」と誤植している。 歴代キャラクターデザインの変更 ナンバリングタイトルでキャラクターデザインを担当する飯塚武史(黒星紅白)氏のイラストがサモンナイトシリーズの売りの一つでもある。しかし本作では新キャラクターのラージュ・アム・イストのデザイン・イラストのみの関わり。 歴代キャラクターのデザインは森岡聖人氏が担当している。飯塚氏の画風に似せてはいるものの、一部のキャラクターは直近の飯塚氏担当のイラストに似ておらず別人のような出来になっている。 『5』でもライジンなど一部キャラクターは飯塚氏以外のデザイナーが担当していたが、あくまでサブキャラクターのみの担当だった。 トリスとライの声優について 『2』の女性主人公トリスはドラマCD以来の木村郁絵氏が担当している。2007年公開のアニメ映画『キディ・グレイド 劇場版三部作』以来約9年ぶりの声優復帰だが、ブランクが長すぎたためか棒読みが多く、演技が全体的に稚拙。 トリス役の担当声優は『クラフトソード物語2』とDS版『2』予約特典アニメで浅野真澄氏に変更されており、浅野氏はトリス担当以降も現役の声優として活動している。本作における再交代の理由は不明。 『4』の男性主人公ライはドラマCDで担当した泰勇気氏が続投。トリスとは逆に演技に問題はないものの、声質が少年の外観に合っていない。精神的に老成している部分もあるとはいえ、声まで老け気味にする必要はないのだが…。 この点はドラマCDの時点で指摘されており、評価点で挙げたハヤトと違って本作でも改善されていない点に不満が上がった。 戦闘面 戦闘マップの見づらさ・やりづらさ 本作の戦闘マップではキャラクター視点に近い奥行きのある視点(以下、奥行き視点)と従来通り上から見下ろした視点(以下、俯瞰視点)を切り替えることができるが、前者だと非常にやりづらい。戦闘開始時やロード後は奥行き視点で開始するため、一々切り替える必要がある。 『5』のペリエ役で本作にも出演している声優の本多真梨子氏が公式動画で本作をプレイした際も、「マスが分かりやすい方がいい」と即行で俯瞰視点に変更している。氏は本シリーズの大ファンとしても知られており、ある意味シリーズプレイヤー視点での意見といえるのだが、アップデートでの改善はされなかった。 召喚術を使用した際の範囲表示の色と召喚術の射程表示の色が似ており若干分かりにくい。 『3』以降戦闘マップが360度回転できるようになったが、本作では45度程度しか回転することができない。上記の召喚術の仕様も相まって、広範囲の召喚術に味方を巻き込んでいないかの確認もやりづらい。 移動周りの不便さ 戦闘時に味方のキャラクターを移動させる際、キャラクターはプレイヤーの操作に追従して移動するようになった。直感的にキャラクターを操作できるようになっているが、実際は従来通りマス目単位にしか移動できないためほとんど意味が無く、むしろマスの角などに引っかかって操作しづらくなるなどのデメリットが強い。 「コネクト」との兼ね合いなのかもしれないが、カーソルをマス目単位で動かしてキャラクターをそれに追従させるなどもっとうまい方法は無かったのだろうか? 「コネクト」を使用しての移動も、よく使うスキルなのに一々スキルメニューから選ぶ必要があったり、キャラクターが2人とも止まらないと行動メニューを出せない点でテンポが悪い。 そもそも「コネクト」は「一緒に移動してもらう」というだけの内容なので、わざわざスキルにする程のものではない。システムの一部としてワンボタンで使えるようにするなど他にやり方はあったはずである。 またゲストキャラは「コネクト」を覚えていないため、意識しないと進行が他の自軍キャラよりやや遅れ気味になる。 移動の際のボタン操作の割り振りも煩雑。慣れない内は必要ない時にステータス画面を開いてしまうなど誤操作を起こしやすい。 一部マップには上に乗ると特殊な効果(大抵はプレイヤー側に不利なもの)が起こる特殊なフィールドが存在するが、流砂や糸の層など移動力が下がる上に広範囲に及ぶフィールドは敵味方共に進軍が遅くなりがちになり、プレイの快適さを損なわせている。 PSP版の『3』~『5』では最終的に移動力が4以上になるキャラが多かったが、本作ではコネクト前提なのかほとんどのキャラの移動力が3、最大でも4止まりなのも、進行速度の遅さに輪をかけている。 さらに本作の敵はザコ、ボス問わずこちらのユニットが一定の距離まで近付かなければ動かない仕様なので、戦闘の流れも悪い。敵の行動キャンセルを延々と見ながら遅い進軍を行うのは結構な苦痛である。 必殺技について 『2』以降一部キャラは専用の必殺技を習得するようになったが、本作の必殺技は武器の種類ごとに固有となり、キャラの個性が薄れてしまっている。アズリアの「秘剣・紫電絶華」などキャラの代名詞と言える技が使えないのはお祭りゲーとして問題がある。 他に装備キャラがいない双剣(バノッサ)・鎖(アトシュ)・糸(イスト)は実質そのキャラ専用といえる。ただアトシュに関しても原作の必殺技とは異なっているのだが…。 サモンバーストの手抜き感 サモンバーストで現れる召喚獣は基本的に外観や色を一部変えただけのそっくりさんが多く、エフェクト自体は派手だがあまり変わり映えのしないものが大半。 2人の協力によるものであるにもかかわらず、発動時のボイスは使用側が一方的に喋るだけで、非常に味気ない。サモンアシストのように簡単な相槌などを入れる余裕は無かったのだろうか。 キャラクターによっては一言目の台詞が長すぎるため、早送りを一切しなくても二言目の台詞が再生されない事態も起こる。 戦闘時のキャラクターのモーション・台詞 召喚術を使う際キャラクターのアップから始まるモーションが挿入されるが、笑顔の状態で「はあっ!」「やあっ!」などと気合を入れたり、最初の台詞が回復魔法と攻撃魔法で共通なため回復魔法で攻撃的な台詞を吐いたりとミスマッチが起こるキャラが多い。 過去作にあった攻撃回避時のモーションが撤廃され、通常時の状態で微動だにしないまま攻撃回避のエフェクトとボイスが出るようになってしまっている。どう見ても攻撃が体を貫通しているのに「当たらないよ!」などと言われても違和感しかない。 オートモードの頭の悪さ 「隣接した敵に攻撃できない弓を装備したユニットが、わざわざ敵に隣接して何もせず行動終了する」「複数の敵を攻撃する槍や召喚術で味方を巻き込むことがある」「高ランク(≒MP消費大)の召喚術を無駄に乱発する」などの問題行動をとることがある。 本作では過去シリーズにあった「味方が味方に通常攻撃した時ダメージが1になる」という仕様が削除されているため、武器熟練度をマスターして範囲内全てのユニットを攻撃できるようになった槍使いをオートで戦わせる場合は注意したい。 召喚術のフレンドリーファイアに関しては、使用者がスキルの「召喚災害保険」をマスターしている場合、味方へのダメージが無くなる(キャラクターによっては習得できないクラスもあるが)。 高ランク召喚術の乱発は、『5』同様一度入手した召喚術は全キャラクターで共有し任意に使用可能・不可能を変更できない仕様なのでどうしようもない。 特徴項の通りオートモード時の行動は全キャラクター共通で個別に設定できないので、召喚師キャラまで物理攻撃を行ってしまいかえって効率が悪くなることもある。もっとも、召喚師キャラでも物理攻撃一撃で倒せる程レベルを上げていれば問題はないが…。 戦績評価の不親切さ 評価に影響する要素は上述する通り様々だが、「どの要素がどれだけ評価に貢献しているか」といった詳細を確認することができない。 「ノーダメージだったのに評価A」「ブレイブオーダーを全て無視しても評価S」といった事態が起こり得る。 場合によっては「敵に一切行動をさせないで全滅させる」「回避行動すらマイナス評価」「スレイグ系の技を使わないとマイナス評価」など条件の提示がなければこなせないような内容や、戦略すら放棄した条件で戦闘評価を判定しているものもある。 PS2版『4』のクリア時の評価のように、要素ごとの評価と総合評価を明確に分けて表示した方が分かりやすかっただろう。 周回で引き継がない要素 過去作と比べると引継ぎ要素は格段に増えているが、好感度は今作も引き継がない。 今作では好感度を上げることで上位のサモンバーストを使用できる他、サモンアシストの効果も好感度に依存している等影響力が大きい為、これを引き継がないことを残念に思う声は多い。 その他 BGM関連 バノッサ戦・ルヴァイド戦・イオス戦・アトシュ戦において、一度(イオスのみ2回)しか戦う機会がないとはいえ原作で戦う時のBGMが使用されない。これらのBGMを本作で聴くにはPSV限定版付属の「サウンドエディションデータ」が必要で、PSVの通常版・廉価版やPS4版では聴くことすらできない。 サウンドエディションデータ自体はPS4版にも対応しているが、現時点で別途配信などはされていないため、PS4版でサウンドエディションデータを使いたい場合はわざわざVita限定版も購入する必要があった。現在はサウンドエディションデータのプロダクトコードの使用期限が切れているためこの方法も使えない。 シリーズでおなじみだった要素の少なさ 『5』と同様、ミニゲームが釣りしか存在せず、特別なシナリオが遊べる番外編も撤廃されている。 総評 これまでのシリーズ作品とは異なり、本来共存する事がない歴代キャラ達が同時に登場し、舞台もリィンバウムではなくなった本作。 キャラクターデザインは秀逸なのでシリーズ未プレイの人でも過去作に興味を持つきっかけになれるが、本作自体のシナリオ・会話を理解する場合は優しくない内容。 一方でシリーズを経験してきたプレイヤーから見ると、キャラクターの待遇の差や特定のカップリングの扱いなどで賛否が分かれる。 また会話パートのパートボイス化・シナリオや過去作設定の不備等、過去作からの劣化点も足を引っ張ってしまう。 大幅に手が加えられた戦闘システムも、過去作でできた事ができなくなっていたり、まともにテストプレイをしていれば気付くはずの不便な点が多い等、大小様々な粗が目立つ。 クソゲーと呼べる程酷くはないものの、上記の通りシリーズプレイ済み・初プレイどちらの視点でも見過ごせない問題点が多い。 「サモンナイトシリーズ15周年記念」という名目で発売された割にその意気込みが全く感じられない、残念な作品となってしまった。 雲行きが怪しい状況が続くシリーズに更なるダメージを与えてしまったことで、シリーズの未来やファンの期待まで失われたといっても過言ではないだろう。 余談 初回特典として、『4』に登場するミントの護衛獣である「オヤカタ」のサモナイトリーフと、好感度が上がりやすくなるアクセサリー「ミント菜園の野菜」が付属していた。なおミント本人は本編には登場しない。 オヤカタは獣属性だが、得意属性に関係なく全てのキャラクターが使用可能。序盤のお助け用なので性能はそれなり。 『5』で開発担当だったフェリステラは、本作では制作協力という立場になっている。 本作のシナリオは「株式会社エッジワークス」が担当している。 『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』『Myself;Yourself』『ダン←ダム』など過去にシナリオを担当した多くのゲームで酷評されており、本作のシナリオ・会話の質の低さもむべなるかな。 シリーズでシナリオ(『1』~『4』)や監修(『5』)を担当している都月景氏は、本作では世界観設定・シナリオ原案・監修を担当。 ただその割には問題点で挙げた通り過去作設定との矛盾などが散見される。 「有名人の監修」とは名ばかりで実際はその有名人が客寄せパンダ的扱いだったゲームもあるわけだし、 監修といってもあまり深い部分には関わっていなかったのだろうか? なお氏は本作発売後に刊行された『サモンナイトU X』最終巻の後書きでシリーズから離脱することを明言している。「シリーズで伝えたかったことの多くを伝えきれたため」と述べているが、本作のプロデューサーを忌避していることが原因と取れる発言もしている。 なお本作の仕事の受注時には外伝として説明を受けていたが、ナンバリングに変更されてしまったという経緯があったらしい。 テーマ曲について オープニングテーマの「TO BE ALIVE」はアム役の小倉唯氏がボーカルを担当している。シリーズの主題歌やBGMでおなじみの藤田千章氏は関わっていない。 本作にはエンディングテーマが存在せず、エンドロールでは専用のBGMが流れる。これもナンバリングシリーズとしては異例。 従来のナンバリングシリーズのオープニングテーマとエンディングテーマはカップリングされ本編のキャラクターがプリントされたCDが発売されていたが、本作のオープニングテーマは別のメイン曲のおまけといった扱いでCDに収録されている。 体験版の配布・限定パックの販売はVita版のみ。 15周年記念豪華パックは画集・サントラCD・サウンドエディションデータ・PSV用テーマ・前述のオヤカタのサモナイトリーフとアクセサリー「ミント菜園の野菜」のデータ・ラージュとアムのラバーストラップとその名の通り豪華な特典が付属している。 サウンドエディションデータは『1』~『5』の一部BGM・『1』~『6』のオープニングテーマ(フルではなく1番の部分がループする仕様)がギャラリーに追加され、上記のBGM変更にも使用可能になる。PSP版で使用されなかった『1』『2』のBGMはPS版の流用ではなく本作用に新規に作成されている。 サントラCDには本作の新規BGMの他、バノッサのテーマ「DESPERADO」がボーナストラックとして収録されている。 本作における『1』の主人公とパートナーの組み合わせは『1』では実際に不可能なものになっている。発売前に悪い意味で反響が大きかったのか、都月氏が「度忘れではなく意図したものである」と言及している。 2001年に発売された設定資料集『サモンナイトコレクション』(*23)では、『1』主人公とパートナーの不可能な組み合わせの件について「同じ性格・性別のキャラ同士を組ませた場合、思考や行動原理が似通っているためストーリーが上手く回らなくなる危険があったので、あえて組み合わせられないようにした」とのコメントが掲載されている。本作では主役ではないためようやく組ませてもらえた、ということか。 本作の公式ホームページ内の記述に、スタッフが本シリーズを理解しているのか疑わしい記述が存在している。そのため警戒するファンもおり、実際予感が的中してしまった。 『1』主人公の一人であるアヤは、キャラクター紹介(Web Archiveへのリンク)で「ある意味で腹黒」と書かれ、物議を醸した。「おとなしいキャラが実は腹黒」という設定自体は一次創作・二次創作問わずよくあるものだが、『1』『2』や本作のアヤに腹黒呼ばわりされるような展開はほぼなく、ありもしないキャラ傾向を紹介文に入れられた形となった。 「腹黒」の直前には「穏やかな顔で大胆不敵なことをしてのける度胸を身につけている」と書かれている。文脈からおそらくこの度胸の強さを「腹黒」と説明していると思われるが、意味が噛み合っていない(どちらかと言えば「芯が強い」と呼ぶべきだろう。一応キャラ説明の冒頭には入っている)。 他にも基本用語の誤植(例:シャルトス ⇒ シャルドス、黒の旅団 ⇒ 黒い旅団)が存在した時期があった。アヤの記述と違いこちらは修正済み。 上記のDLCの内、バルレルとクノンの配信開始日が入れ替わりになっている(バルレルが2016年3月24日 ⇒ 3月17日、クノンが2016年3月17日 ⇒ 3月24日)。シナリオではバルレルの方が主人公に合流するタイミングが早いため、本来の配信開始予定日が間違っていたのかもしれない。 本作発売前に、『スーパーロボット大戦シリーズ』のプロデューサーである寺田貴信氏に本作を体験してもらう企画が行われた。 動画内で寺田Pが言及している通り、サモンナイトシリーズとは「当時バンプレストで展開されていたSRPG」という共通点がある。 女神転生シリーズなどで有名な株式会社アトラスが2017年2月3日~2月7日に実施したオンラインアンケートの中に未発売ゲームに関する質問があったが、開催期間内で既に発売済みの本作も何故かその質問の選択肢中に含まれていた。アンケート後の2017年3月30日に発売されたWelcome Price!!版を勘違いしたのだろうか? 悪評が祟ったのか、通販サイトのAmazonなどでは通常版の価格が早期に値崩れし、1年経たずに後日発売のWelcome Price!!版の定価を下回った。 本作発売以降、シリーズの動きが一切無くなってしまい、シリーズ生誕20周年を迎えた2020年1月6日にすら公式側の反応が殆ど無かったという、ファンにとっては希望が失われたに等しい状況となってしまっている。 強いて挙げるなら、都月氏がファンの記念ツイートに反応し、小説『サモンナイトU X』の最終巻をいまだ執筆中であることをほのめかすツイートを行った程度。なお最終巻は約1年後の2021年3月18日に発売された。 ちなみにこのツイートの「大きな案件」とは、氏がシナリオを担当した『MAGLAM LORD』のことだと思われる。こちらも『U X』の最終巻と同じ日に発売された。 また公式サイトの方も、時期は不明だが一部作品の紹介ページにアクセスできなくなり、2022年3月21日頃に公式サイト自体が消滅してしまった(バンナムの公式サイトにリダイレクトされる)。
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サモンナイト クラフトソード物語2 part32-317~319 317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00 02 01 ID +bHX5hyu0 あーそれ、売っちゃった 主人公が変身するのとかは覚えてるんだけど ・「ゴウラ」という世界を滅ぼせる力を持った魔獣が封印されてる村 昔それを復活させようとした奴がいてそれを主人公の親父が防ぐことに成功するんだけど 死亡、そのかわりに主人公に魔刃使いとしての力を残す。 ・主人公の親友が実は召還獣、元の世界に帰るため? ゴウラの封印をとこうとする。 ちなみにそのまえに護衛獣(パートナー)と出会う。 ・ゴウラを封印するため四本の魔刃を集める。 ・途中、ガブリオか言う獣人召還獣に会ったりする。黒の剣士だのパスゥだのゲドーだのリョーガだのと 争う。 ・四本集めると、実は親友の姉(最初は義姉妹だと思ってたのが実は実の姉妹というややこしい関係)も 召還獣でグレンという以前ゴウラの封印をとこうとし、今ゴウラと一体化している奴の言うことを聞いていた。 主人公の妹を人質に取り魔刃をよこすように要求。色々せこいまねしてなんとかしようとするけど 結局ゴウラは復活。グレンゴウラと戦いこれに勝利。 ・するとグレンは死んでゴウラは復活するけど力がなくなって?チビガキの姿になってました。 あと忘れた。 ぶっちゃけ、ゲーム面もシナリオ面でもかなりしょっぱかった。 3のほうがまだマシ? 318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00 02 43 ID 9QdjOrAf0 追記:黒の剣士=ガブリオ 319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01 10 03 ID Sok1YT7u0 ・ガブリオも元の世界に戻るために戦っていたが、終盤では説得に応じて協力してくれる。 ・召喚獣にとって召喚師の意志は絶対。破棄されるまで続く ・魔刃使いの力も元々はゴウラの力。ゴウラが召喚された際に事故が発生して力が分断された。
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登場作品 サモンナイト5 解説 サモンナイト5の舞台となる都市。 ネタ サモンナイトTVではクイズで「セイヴァール」「セイブァール」「セイバーム」「セイバァーム」の中から正解を選ぶものがあった。 答えは記事タイトル通り「セイヴァール」である。 名前が抜剣者(セイバー)と似ているが詳細は不明。 ネタバレ 関連ページ
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1 アズリア「ところでシン」 シン「なんです?」 アズリア「アティはさんざんネタになっているのに、どうして私のネタがないんだ?」 シン「……は?」 ファリエル「私のネタもないですよ……どーしてですか、やっぱり死んだ子には興味ありませんか! ええ、どーせパルマできませんよ死んでま すから!」 シン「俺=パルマっていう判断基準もどうかと思うけどな……」 アリーゼ「うう……待っててください、あと五年もすればパルマでネタになりますから……!」 シン「いや、そんな切実な顔で言われても……」 ベルフラウ「見てなさい、あと五年もすれば……べ、別にネタになりたいわけじゃないわよ!」 シン「じゃあ言うなよ!」 ミスミ「未亡人はだめかの?」 シン「いや、ダメでしょう倫理的に考えて。俺まだスバルの父親になりたくないですし。 ネタによっちゃばかでかい息子を持つことになりますし」 アルディラ「メガネのお姉さんは好きかしら?」 シン「あの人(アティ)で間に合ってm……ごめんなさい嘘です」 クノン「最近のメカッ娘萌えブームに便乗します」 シン「するな! そもそもいつそんなブームが起きたんだ!?」 マルルゥ「マルルゥは……」 シン「某リインと被るからな……」 マルルゥ「あやや、orzなのですよー……」 アズリア「大体だな、このスレでの出現頻度を見るとアティ>>パッフェル>>イスラなんだぞ! 男がトップ3に来るか普通!?」 シン「いえ、そんなこと言われても……いわゆるネタにしやすさの問題では……」 アティ「まあ」 パッフェル「要するに」 アティ・パッフェル「胸の差ですよねー。ラッキースケベ的に考えて」(たゆん) その他大勢「シン……?(#^ω^)ピキピキ」 シン「あんたらはいったいなんなんだぁぁぁぁぁっ!?」 メイメイ「うーん……君、女難の相が出てるわねぇ……にゃはははははっ♪」 シン「言われなくても分かってます……」 2 ミルリーフ「パパ、起きてよー」 シン「……パパぁ?」 ミルリーフ「そうだよ、今日はお買いものに連れて行ってくれるって約束だったでしょー?」 シン「いや知らないぞそんな約束。そもそも君は誰d」 リシェル「シーンっ! とっとと起きなさいよっ!」 ポムニット「ですからお嬢様、ドアを蹴り破るのは直すライさんの手間も考えてくださいと小一時間(ry」 リシェル「うっさいわね! とにかくシン、今日は隣町まで出かける約束でしょ!?」 シン「はぁ!? なんだよそれ!」 ミルリーフ「ダメだよ! パパはミルリーフとお買いものに行くの!」 リシェル「私の方が先に約束したのよ!」 ポムニット「ちょっと待って下さいシンさん! 今日はふたりでピクニックに行くって言ったじゃないですか! もうお弁当も作ってあるんです よ!?」 シン「知るかっ!」 ミント「ちょっといい、シン君? 確か今日は農園の手伝いをしてくれるって……」 シン「あんたもかよ! ってかあんた誰だよ!?」 リビエル「待ちなさい! 今日は私と究極のプリンを研究する日じゃなかったの!?」 シン「閉じ込めスレのキラさんとやれ!」 エニシア「……今日はシンと一緒にでかけたかったけど……いいの、私のわがままでシンに迷惑はかけられないもの……」 シン「そんな風に言われたら罪悪感が沸いてくるだろ畜生!」 ミルリーフ「パパ、パパはミルリーフとお買いものに行くんだよね!?」 リシェル「私と隣町まで出かけるのよね!?」 ポムニット「シンさんの好きな卵サンドだって用意したんですよ!?」 ミント「私とオヤカタだけじゃ、今日はちょっと厳しいんだよね……」 リビエル「プリンを無視するんですの!?」 エニシア「シン……(未練がましい目)」 シン「あんたらは……あんたらは一体なんなんだぁぁぁぁぁっ!?」 シン「はぁっ、はぁっ……夢か……」 アティ「シン君、今日の授業のことなんですけど」 ベルフラウ「わ、私のコーチをしてくれるって話はどうなったの!?」 ソノラ「射撃訓練をしようって約束したじゃん!」 ファリエル「今日は一緒にものまねダンスバトルを究めようって……」 アズリア「シン、今日はアズリア・ブートキャンプをやるぞ!」 アルディラ「デスティニー・プラン(デスティニーを擬人化して娘にしちゃおうプラン)を煮詰める約束はどうなったのかしら?」 クノン「シンさま、ドリルはロマンです」 シン「うわぁぁぁぁぁぁぁっ! って、夢か……」 アメル「シン、今日のことなんだけど(ry」 ~以下、無限ループ~ サモンナイト小ネタ-02へ進む 一覧へ
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サモンナイト エクステーゼ 夜明けの翼 簡略版:要約スレpart2:137,139,140,142,143 詳細版:part18-163・194~195・275・380・382~384・386・390・411~412・414~419・421・581~582 137 :サモンナイトエクステーゼ:2006/06/30(金) 21 46 29 ID sNUxzL+N 男女両主人公が選べるが差はほとんどない 主人公が目覚めるといきなり記憶喪失になっている上一つの体に片方の主人公つまり男女両方の魂が宿っていた。 仕方ないので事情を知ってそうな謎の少年を追って旅へ、 しばらくして最初に訪れた村へ戻ると住人は主人公達を忘れまったく同じ行動をしていた。 実はこの世界は死後の世界で転生の為の試験場だった (世界の異常に気付かなければ同じ行動を繰り返しやがて世界の一部へ) さらに導き手と呼ばれる試験官に当たる女性がラスボスに操られ暴走し主人公が止める (頑張っても世界に同化して消え去る者が減らない事実からの心の隙を付け込まれた) ラスボスの正体は試験に負け転生できなかった魂の怨念の集合体 主人公達は以前ラスボスに負け、一つの体を共有することで消滅を免れた 主人公達は奪われた体を取り戻し二人で立ち向かいラスボスに勝利する。 ED1 二人は導き手となる事でこの世界で生きていくことにする ED2 とある村で結婚式が行われる。 新郎は結婚するのは幼なじみとかの理由じゃなく 生まれる前からこうなる事が決まっていた気がするのだった ED3 新婦視点 ED4 とある村で仲の良い子供達がいた 139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 02 15 58 ID 9xEUcAUI 137 乙です。 謎の少年は結局何だったの? 140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 02 26 03 ID JFyRJ7dn 139 謎の少年は、主人公たちの試練を担当した導き手( 137の女性とは別人)。 以前ラスボスに負けた際に、主人公の片割れと導き手が捕まってた。 142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 03 34 37 ID 6cQjhreQ というか、一つ訂正入れると、 あの世界は俗に言う死後の世界じゃない。 あそこの世界観だと、魂ってのは五つだか六つだかの世界を転輪してるものなんだが、 その輪廻の輪から外れて零れたものが集まる場所。 だからこそ、本来の輪廻に戻らせるためにあれこれがある、と。 143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 11 00 00 ID bKaemoA1 詳しく書くと 幻獣界メイトルパ、霊界サプレス、鬼妖界シルターン、機界ロレイラルの四つの世界 を魂は転輪していて優れた魂が楽園リィンバウムへ転生 (他シリーズの舞台、楽園は昔の呼び名で今は他の世界のほうが平和といえるかも) エクステーゼの世界はこの転生の輪から外れたものの救済処置 ちなみに他にも名も無き世界(地球)がある 163サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/01(木) 21 59 28 ID CtT4DvCE 先ずは設定を 《世界観》 基本的にサモンナイトシリーズ共通。リーンバウムという世界の周りを四つの世界(機・霊・鬼・獣)がとり囲んでおり、この世界の住人は五つの世界を輪廻転生という形で「循環」している(ただしリーンバウムへの転生はあくまで例外)。 また、五つの世界の他に「名もなき世界」という世界もあるが、ここでは関係ないので割愛。 エクステーゼの世界はこのどれにも属さないのだが、どういうところかは後述する。 ちなみに1~3とは直接的には関係していない。 《用語》 ・放浪者 表面上は物事の真理を追求する者のことを指す。逆の意味で「定着せし者」という言葉がある。 ・召喚 他の世界の住人を呼び出す技術。還すのは送還。 ・導き手 後述 ・白夜(びゃくや) キサナを中心とするグループ。表向きはボランティアのような活動をしている。 ・魂殻 「シエル」と読む。魂は精神とそれを包む殻で構成されている。 肉体が滅んでも魂には影響はないが、魂殻が滅ぶと中の精神は拡散し、魂は消滅する。これは「魂の死」と呼ばれ、転生できなくなる。 194サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/03(土) 12 21 33 ID qSeP1l14 《人物紹介》 ・レオン&エイナ 主人公。一つの体に二つの魂を持つ存在。記憶を失っており、それを取り戻すために放浪者として旅立つ。人格が替わると体もその人のものへ変化する。 記憶は共有されるが、互いに話ができるわけではない。二人の交流は「常夜の石」で行われる。 ・ノヴァ レオン&エイナを導く存在。二人が同体になってしまった原因を作った張本人らしいが…。 ・ファイファー 倒れていた「二人」を助け、進むべき道を示す者。見た目は炎を纏った獅子。ノヴァとは知己の間柄らしい。 ・キサナ 白夜のリーダー。導き手。魔物の討伐から住人達のお手伝いまで手広くボランティア活動を行っている。 だが、白夜(正確にいうとキサナ)本来の目的は別の所にあり、徐々にその本性を現していく。 (白夜メンバー) ユズキ…女性のサムライ。白夜の実態を知る。 リゼルド…機械兵士。 ピア…天使の少女。 オーレル…獣人。頭脳労働担当。 ・ベクサー&リニア 白夜の活動を妨害する冒険者。その理由は白夜の目的と密接に関わっているようだ。 195サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/03(土) 13 02 21 ID qSeP1l14 《プロローグ~2話》 何者かに呼ばれてふと目を覚ます主人公。だが、主人公は記憶を失っていた。そして介抱していたファイファーの姿を見て驚いた主人公は穴から転落してしまう。 主人公は穴の底でノヴァと出会う。どうやら主人公を知っているらしい。そして記憶喪失であることも。 ノヴァを追うが穴の底は魔物の巣窟であり、苦戦する主人公。そこにもう一人の人格が現れる。主人公はもう一人の人格と協力しながら穴を脱出した。 ファイファーとの誤解も解け、今後の目的を模索する。ファイファーはノヴァを知っているが、動向までは知らないという。悩める二人にファイファーは「物事の真理は自分で見つけ出すもの」という教訓を与え、ツェーゼの村へ行くようにと助言を与えた。 二人の放浪者としての冒険が始まった。 ツェーゼへの道中、エイナはレオンに話し掛ける。自分達の体のことを秘密にすべきではと。それに対し、レオンは自然体でいいだろ、隠しておくのはかえって不自然だと答える。 ツェーゼの村へ到着。ツェーゼはファイファーの居住する獅子王の門の麓にあり、普段からファイファーと交流がある。 二人はここでリコという少女と出会う。 275サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/08(木) 22 55 35 ID B++ZknHM 《4話》 「白夜」の一員であるユヅキの話を元に二人はアレスパへ向かうことにした。白夜はアレスパを拠点とする組織で人助けのような活動を主としている。ユヅキの魔物退治もその一環である。 白夜ならノヴァに関する何らかの情報が得られるかもしれない。 アレスパへはリコが遭難した獣魔の森を抜け、更に進む必要がある。だがその先は難所である迷いの森があった。光が届かず、昼も夜も判らない森を突き進み、最深部へと辿り着くものの、突如入口へと引き戻されてしまう。 途方に暮れる二人。だが、二人の進む意志は揺るがない。そんななか二人に語りかける声がする。彼女はピアという少女で森の出口側にいるそうだ。どうやら森にいる魔物が出口を塞いでいるらしい。 当初ピアは機械兵士リゼルドに加護を与え、魔物を倒す予定であったが、リゼルドは反り討ちに遭う。そこで二人はリゼルドの代わりに魔物を退治した。 ようやく森を抜けた二人。だが、あくまで魔物は出口を塞いでいただけで、森から出られない者はこれからも後を絶たないだろうとのこと。 まるで試練を受けているみたいだった…。 レオンのふとした不安を振り払い、二人はアレスパへ向かった。 380サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 01 14 15 ID MR/wvOA2 《5話》 ピアもリゼルドも白夜の一員であった。リゼルドの治療のため、白夜の二人は挨拶もそこそこにアレスパへ戻る。 残された二人は荒野を越えてアレスパに到着。そこで再会したピアとやはり白夜の一人であるオーレルとともに白夜のリーダー、キサナに謁見した。 白夜は正確にいうと組織ではない。己の信念に基づいて行動する者、つまり放浪者の集団である。白夜の目的は人の自立、放浪者の育成にある。 キサナは二人の体と記憶のについての調査に協力すると約束してくれた。 さて、アレスパでは発砲事件が発生しており、犯人は逃走、ユヅキが追跡していた。だがユヅキは不覚をとる。 犯人であるベクサーとリニアは度々白夜を妨害するならず者で機械遺跡へと逃げ込んでいた。遺跡の悪用を阻止するために二人は犯人を追う。 遺跡の奥でベクサーらを追い詰める。白夜の活動を妨害する動機を詰問する二人に対し、ベクサーは「お節介は嫌いだ」と言い放つ。そして「自立という観点から見れば自分達も白夜の理念を実践している」と。二人は何とかベクサーを退けるものの、逃走を許してしまった。 白夜の理念に同調できる部分もあるが、ベクサーの言葉にどこか引っ掛かりを感じる二人であった。 382サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 11 13 54 ID MR/wvOA2 《6話》 白夜の協力を取り付けたが受身ではいけないと感じた二人。そこへ「光が南へと向かった」との情報が入る。 レオンはノヴァと出会ったことを思い出す。彼は光に包まれていた。二人はキサナと相談し、光が向かったというルガントへ行くことにする。 だが、気になることがあった。森の魔物(4話)を操っていたのはノヴァらしいというのだ。また、キサナもノヴァを知っているようだった。といっても二人は先に進むしかない。ノヴァの「追い付いたら全てを教える」という言葉を信じて。 はたしてノヴァはルガントにいた。しかし「事は深刻過ぎた。ファイファーの元へ戻り、静かに暮らせ。そして白夜とも関わるな」と言い、去ってしまう。 納得できない二人はノヴァを追って更に奥へと進む。驚くノヴァ。二人は剣を抜く。もう振り回されるのは御免だ、力ずくでも真実を聞き出すと。だが、すんでのところで影の魔物に邪魔をされ、ノヴァを逃してしまう。 二人は白夜に戻り、光がノヴァであることを告げたものの、ノヴァの不審な行動や影の魔物などについては黙っていた。白夜メンバーの動揺もさることながら、ノヴァの言葉が引っ掛かったからだ。 「白夜に関わるな」 自己嫌悪に陥る二人だった。 383サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 15 18 30 ID MR/wvOA2 《7話①》 白夜、ノヴァ、ベクサー…。彼等の話を聞くうちに二人は迷ってしまう。だがこれらは所詮は他人の考えであって、自分達の考えではない。二人はもう一度自分達の目でこの世界を見つめ直そうという結論に達する。 ところで二人が訪れた村にはワープゲートが存在する。それは一度でも行っていれば村々の行き来が容易になるのだが、何らかの要因で不調となった。ファイファーも留守であったのでワープゲートの再起動も兼ねて旅することにする。 ゲート再起動の作業も順調に進みツェーゼへ至った時、ある異変に気付く。どうも話が噛み合わない。二人のことを覚えていないのだ。村人達の物忘れが激しい…だけでは説明がつかない。 そしてリコと再会した時、疑問は氷解する。彼女は祖母の家へ訪れたことも、そこで魔物に襲われたことも、そして二人に助けられたことも…初めからなかったように、また同じ行動をとろうとしていた。 まさに日常が途中でリセットされ、テープが巻き戻されて再び再生されたようなものである。その現象はツェーゼの村人のほとんどに見られることが判った。 384サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 15 51 46 ID MR/wvOA2 《7話②》 ツェーゼの奇妙な現象にただならぬものを感じた二人はキサナに問い掛ける。 キサナは二人がいつかはこの事態にあたると予測していた。放浪者とはひとつどころに留まらず、明確な目的と意志を持って行動する者。逆に「そのまま」であることを望み、日常に埋没し、時の流れに取り残される者を「定着せし者」という。 定着せし者はある一定の期間、日常を過ごすと時間が「巻き戻され」、また同様の日常を閉じた時間の中で繰り返すのである。 しかし日常とは「同じ」ものではない。緩やかにではあるが変化するものだ。心が変わる事を拒否しても時間や取り巻く状況を止められるはずはない。 それではまるで… と口にしかけて思い止まる。だが、残酷にもその後の言葉がこの世界の真実だった。 都合のいい、作り物の世界 確かなものは一つとして存在しない 実像を持たない魂だけの存在による世界 そう、この世界の住人は全て魂だけの存在 つまりは死人 386サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 20 17 40 ID MR/wvOA2 《8話①》 この世界は「界の狭間」と呼ばれ、輪廻の環から外れた者が最終的に辿り着く場所である。この世界の住人は二つの選択肢がある。 一つは放浪者としてリィンバウムヘの転生を目指すこと。放浪者は「導き手」によって課された試練を乗り越え、転生の塔へと至る道を模索する。だがその試練は苛烈を極め、志半ばで倒れる者も少なくない。 もう一つは定着すること。それは安易ではあるが日常を「繰り返」し、次第に世界と同化していく運命にある。それは「魂の死」を意味する。この世界は世界と同化した者達のなれの果てが形になったモノである。この世界の住人の殆どはこちらの運命を辿る。 導き手とは魂を選別し、転生に値するかを判別する者。キサナは導き手として放浪者を転生させ、定着せし者を出さないために白夜を創設したのだ。 だがこの世界の真実を知ったが、まだ二人の体の秘密が解明されていない。また記憶についても不自然なところがある。 ファイファーによるとこの世界に来た者は前世の記憶を失っても日常生活の知識はあるという。だが二人にはそれはなかった。 つまりこの世界に来てからファイファーとの出会いまでの記憶を無くしていることになる。無論カギを握るのはノヴァだ。 390サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/17(土) 23 33 20 ID MR/wvOA2 《8話②》 記憶の回復についてはファイファーの協力を得られたが、すぐに解決するわけではない。またノヴァの手掛かりもファイファーからは掴めなかった。 アレスパへ戻ると白夜本拠地では厳戒体制が敷かれていた。どうやらベクサーとリニアが動いているらしい。二人は南へ向かう。 そこで行き倒れの女性を見つける。そしてベクサーと再会。一触即発となるが女性は「ベクサーに助けられた」と言う。追手は白夜だった。訝る二人だったがベクサーは「自分の目で確かめろ」と言う。 白夜本拠地。ベクサーの手引きで地下に潜入した二人。そこで見たものは事情の知らない一般市民を転生の塔へと送るキサナだった。しかも命令に従わない市民は説得の名の下に監禁していたのだ。ベクサーはリニアの陽動の隙に女性の恋人を解放した。 白夜の本性を知った二人。そこへ白夜から刺客ユヅキが送り込まれる。実は二人は監視されていた。あるときはユヅキに、またあるときはピアに。ベクサーとの関係を知られたのはピアに読心術の能力があったためだ。 白夜の理念には賛同できない。二人は自分の意志で白夜に立ち向かう。 411サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 14 49 39 ID +7PMOKiO 《9話①》 気付くと二人は機械遺跡へと飛ばされていた。ベクサーが離脱させたのである。戦いはリゼルドや影の魔物も加わり、混迷としていた。当然リゼルドは白夜側であるが、影の魔物は逆にこちらの味方をした。どうやらベクサーも影の魔物を知っているようだ。 傷を負い、ルガントに潜伏していたベクサーを治療し、行動を開始する二人。そこへピアの悲鳴がテレパシーで届く。 ピアはオーレルとともに白夜本拠地で拘束されていた。二人ともキサナに異論を唱えたため、処断されようとしていたのだ。ピア達からキサナの動向を伺うと影の魔物を追ったという。二人は目的地・白壁の霊峰へと向かう。 ユヅキとリゼルドはキサナの強引な手法に疑念を抱きつつも己の忠誠心で抑えている状態であった。だが結局リゼルドは二人の説得を受け入れ、道を開けてくれた。 霊峰の頂上。そこではユヅキと影の魔物との戦いに決着がつこうとしていた。大した反撃もしない影。ユヅキは容赦無く斬りつける。そしてユヅキが刺止めを差そうとした瞬間、キサナはユヅキごと影の魔物を殺そうとする。 「何故だ!!」 そう問い掛けるユヅキに対し、キサナは事もなげに答える 「その影の魔物が本物のキサナだからだ」 412サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 15 53 10 ID +7PMOKiO 《9話②》 自分が敬愛する主人に剣を向けていた事実を知ったユヅキ。彼女は怒りに任せて「キサナ」に斬りかかる。だが、呆気なく弾かれる。 「人の心を何だと思っている!」 怒る二人。 「大切な栄養さ」 「キサナ」はより強大な存在となるために負の感情を求めていた。 ユヅキは致命傷を負っていた。そこへ影の魔物=キサナは残された力でユヅキを治療。だが抵抗力を失ったキサナは「キサナ」=エグゼナに取り込まれてしまう。 エグゼナはこの世界に根を張り巡らせた悲しみと憎しみの果実。エグゼナは自らの種子を育む苗床としてキサナを支配していたのだ。そして栄養を得るために放浪者に限らず、住人を転生の塔へと送り込んでいた。転生の塔はエグゼナの支配下にあった。 キサナからエグゼナを引き剥がすことに成功したが、 「苗床となる心弱き者がいる限り、我は不滅だ」 エグゼナはユヅキを苗床として支配し、転生の門のある白夜本拠地へ逃走する。 キサナは言う。導き手として放浪者を救えぬ自分に苛立ち、白夜を作ってもそれが変わらなかった。その心の隙をエグゼナに突かれ、苗床としてあそこまで成長させてしまった。そして最期にキサナは愛弟子ユヅキの助命を託し、死んだ。 414サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 18 03 17 ID +7PMOKiO 《10話①》 転生の塔へ行くには転生の門を経る事が必須である。エグゼナは白夜本拠地の門を潜り、塔にいる本体と一つになろうとしていた。エグゼナの目的、それはこの世界を苗床とし、大輪の花を咲かせることにある。 白夜本拠地、ユヅキの体を楯に転生の塔へと昇ろうとしていた。攻撃できず歯噛みする二人と白夜達。そこへノヴァが現れ、ユヅキごとエグゼナを攻撃。たまらずエグゼナはユヅキを放棄する。だがエグゼナは転生の門を抜け、門を破壊してしまった。 エグゼナを追う手段を失う二人。ノヴァも力を使い果たして消滅する。ただ消滅したノヴァは分身だったのが救いか。 「ファイファーさま…」 ノヴァ(分身)の最後の言葉から二人はファイファーの下へと赴く。 ファイファーは言う。自分は敗北者であると。彼はかつては導き手であったがキサナと同じ壁にぶつかった。そしてノヴァという後継者にあとを託し、自らはこの世界の管理者となった。 彼は自分が管理していた転生の門の位置を教えた。そこはかつてノヴァと再会した遺跡(6話)にあった。ノヴァは門の悪用を恐れて封印していたのである。 起動の鍵を受け取った二人はノヴァが管理する門へ向かった。 415サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 20 23 26 ID +7PMOKiO 《10話②》 門を潜り抜け、転生の塔へ至る。塔は魔物の巣窟であり、エグゼナの領域である。だが白夜の四人やベクサー&リニアのコンビの助けを得ながら上層を目指す。 そして上層ではノヴァの本体がエグゼナに捕われていた。分身は言う。追憶の間へ行き、どうするかを決めてほしいと。 追憶の間とは獅子王の門にある精神統一の空間であり、魂に影響を及ぼし、奥底にある記憶を呼び起こす効果がある。二人は幾度かそこで記憶の回復を試みていた。 獅子王の門に戻った二人は追憶の間で記憶を取り戻す。 導き手ノヴァの試練を乗り越えた二人。ノヴァは問う。転生したら二人は永遠に離れ離れになるかもしれない。それでもよいのかと。二人は頷いた。二人で考えて決めたことだと。 しかし塔にはエグゼナがいた。狼狽するノヴァ。二人は応戦するがパートナーがエグゼナに取り込まれてしまう。このままではパートナーの魂は消失してしまう。 そこでノヴァは一計を案じた。それは主人公の魂殻にパートナーの精神を移すことである。これによる影響は未知数ではあったが他に方法はなかった。 その結果、二人は一体となり、記憶を失う。そしてノヴァとパートナーの魂殻はエグゼナに捕われてしまう。 416サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 20 42 57 ID +7PMOKiO 《追記》 ・導き手 魂を選別し、放浪者を転生させる存在。といっても彼等もまた「死人」であり、元は放浪者である。 ・転生の門 転生の塔へ行くためのゲート。導き手の数だけ存在し、導き手の管理がないと作動しない。 本来なら転生に値する者だけしか門を潜れないのだが、白夜の四人はユヅキが資格を持っていたら、ベクサーとリニアはかつてキサナに導かれたため、門を通る事ができた。 ベクサーとリニアは最終的に転生を拒んだが、後にキサナの危機を知り、エグゼナの繰り人形と化した白夜を妨害するようになった。 ノヴァやキサナが迷いの森の魔物を作り出したり、ノヴァの門を止めたのは放浪者を転生の塔へ送らないようにするため。 ・第三の選択 転生を拒み、かつ定着を拒み、この世界で生きる事。ベクサーやリニアはその典型だが特に放浪者としての資格がなくても定着は拒めるため、一般市民の中にも結構いたりする。 417サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 21 44 41 ID +7PMOKiO 《11話》 ファイファーとノヴァは問う。勝ち目はないかもしれない。それでも行くのかと。「最善を尽くす」。二人の意志は固かった。 転生の塔最上階への扉が開く。ここからはエグゼナそのもの。意を決して入った瞬間、パートナーの精神が引きずり出される。 エグゼナはパートナーの魂殻を辿っていたのだ。一人になってしまった主人公。刺し違える覚悟のノヴァを制し、最上階を目指す。 最上階、エグゼナ本体と対峙する主人公。エグゼナの中にはパートナーの魂があった。主人公は本体を倒すもののエグゼナは既に次の苗床をパートナーと決めていた。先程の戦闘で消耗し、窮地に陥る主人公。 そのころ、エグゼナの内部ではパートナーが抵抗していた。その中でエグゼナの声を聞く。それは転生できなかった者達の無念、そして転生者に対する嫉妬と怨念の叫びだった。パートナーはファイファーの支援を得て、エグゼナからの支配を脱する。 苗床を失ったエグゼナ。塔はノヴァが結界を張り、戻れない。苗床がなければ存在を維持できないエグゼナが逆に窮地に陥る。逃げ出そうとするエグゼナだったが、力を取り戻した二人によって滅ぼされた。 418サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 22 16 08 ID +7PMOKiO 《エンディング》 ファイファーはノヴァに聞く。エグゼナは苗床を精神と魂殻の隙間から支配をしていた。それを防ぐために隙間を埋めた存在を作り出したのだろうと。ノヴァは二人の絆がエグゼナを倒したとすれば素敵ではないですかとはぐらかした。 最後にノヴァとファイファーは二人に問い掛ける。 「転生するのか」 二人の考えはとうに決まっていた。 [ED1.2]転生・結婚エンド 教会の控え室で目を覚ますレオン(エイナ)。いつの間にか眠っていたようだ。 ふとエイナ(レオン)との馴れ初めを思い出す。思えば奇妙というか出来過ぎたものだった。 家は隣で親どうし仲が良く、頻繁に交流もあり、気がつけば互いに意識しあっていた。 二人は知らない。かつて界の狭間で転生を目指し、時にはひとつの体を共有して試練を受けたことを。だが二人の絆は間違いなく互いの魂に刻み込まれていた。 二人の結婚式は皆の祝福のなか執り行われた。 [ED3]転生・子供エンド [ED4]導き手エンド この二つに関してはまたの機会に… 419エクステーゼの人sage2005/09/19(月) 22 22 19 ID +7PMOKiO とりあえずエクステーゼは終わります。だらだらとした長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。 それにしても携帯カキコは面倒… 以上、エクステーゼの人ことサガフロ2の人でした(証明手段なし) 追伸:サモンナイト名物カルマルートはエクステーゼにはありません。あしからず 421サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/09/19(月) 23 55 42 ID +7PMOKiO 《おまけ》 エクステーゼにはルチルという悪魔の商人がいるが彼女は例外で、サプレス(霊界)から来ている。つまり彼女は生者。 強欲の貴婦人にショバ代というかアガリを上納している。当然、支払うのは魂。エクステーゼの世界は魂のなれの果てなので、そこで商売をしてお金という形で魂の欠片を回収している。 また、酔っ払いの商売仲間がいるらしいが、それはメイメイだと推測される 581サモンナイトエクステーゼ ◆l1l6Ur354Asage2005/10/08(土) 02 25 46 ID KnSoheXq [ED3子供エンド] 夕日に照らされて帰り道を歩く子供が二人。それは転生したレオンとエイナだった。 二人の仲を冷やかした近所の悪ガキと喧嘩し、服はボロボロ。これでは親に怒られる。二人は互いの親を説得することで意見が一致する。 二人はこれからどのような人生を辿るのか。それは二人を含め、誰も知らない。二人の子供は夜空に浮かぶ流れ星にこれからもずっと一緒にいれるようにと願っていた。 [ED4導き手エンド] 二人が選んだ道。それは転生する事を拒否し、この世界に留まることであった。その後、二人はノヴァとファイファーの元で修業し、いよいよ旅立ちの時を迎えた。その出発の日に遅刻してファイファーにドヤされる二人。そんな二人をノヴァと白夜の四人は温かく見守る。 ベクサーとリニアは二人の再会を予感しつつ相変わらずの根なし草の日々を送る。 獅子王の門から下界を見渡す二人。二人の導き手としての旅は始まったばかりである。
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【主な内容】 お金持ち トータルEXP最大 消費アイテム+食材+アクセサリーいっぱい レシピ全開 【注意点】 データ1は主人公がライ、データ2はフェアです