約 2,055,026 件
https://w.atwiki.jp/swars/pages/38.html
382 名前:カズマ誘拐凌辱4-1[sage] 投稿日:2009/08/30(日) 01 15 53 ID ??? カメラの前にすべてを曝け出し、カタカタと震えだす佳主馬を宥めるように、 後ろから抱えた男が内腿をさする。 徐々に遠慮もなくなり、柔らかい太腿の感触を楽しむように、 痛いくらいの力で揉み始めた。 今の佳主馬には、それを咎めることも出来ない。 その手が佳主馬の中心に触れるか触れないかのギリギリにまでつうと伸び、 ぎくりと身を強張らせる佳主馬の反応を周りの男たちがにやにやと笑いながら見守っていた。 「大丈夫だよ、痛いことはしないからね」 この状況では、男の優しげな言葉は滑稽なほど場違いだった。 それでも佳主馬は、得体の知れないこの男の言葉に縋るしかないのだ。 窺うように男を見上げると、どうやら男は微笑んだようだった。 「君をただ、気持ちよくしてあげたいだけなんだ」 「余計なお世話だよ!」 佳主馬の裏返った声が合図だったかのように、 男は佳主馬の中心に優しく触れた。 383 名前:カズマ誘拐凌辱4-2[sage] 投稿日:2009/08/30(日) 01 16 55 ID ??? 「……っ!」 物心ついてから、そこを他人に触られたことなどない。 湿った手のひらに大事な部分を包まれる感触に、佳主馬はひくりと息を詰めた。 「ここを誰かに触らせたことは…ないみたいだね」 佳主馬の初々しい反応に、男たちは喜んだようだった。 「ふむ」 男はしばらく形を確かめるようになぞっていたかと思うと、指先で優しくこすり出した。 この状況に怯えて縮こまっていた可哀想な性器は、男の太い指に挟んで緩くしごかれ、 徐々に反応を見せ始める。 「…っう、ン、……っ」 無理やりに足を開かされ感じさせられるのはどうにも癪で、 佳主馬は歯を食いしばってはいたが、この状況はあまりにも不利だった。 巧みな指先に裏筋をそうと辿られ、背中を知らない感覚がゾクゾクと走る。 指の動きは的確で、どう堪えようとしても熱い吐息が漏れてしまう。 覚え始めの拙い自慰しか知らない佳主馬が、 男の手から与えられる刺激に抗うのは難しかった。 「あ、はぁっ……、う、くぅ…っ、」 「我慢しないで気持ちよくなっていいんだよ、佳主馬くん」 「だ、れが…っ、あ、あっ!」 男の指先が、わずかに露出した先端の粘膜をくりくりとこすりたてる。 佳主馬のものはみるみる内に、すっかり固く勃ち上がっていた。 意地やプライドは、強制的に与えられる快感の前に、あまりに無力だった。 384 名前:カズマ誘拐凌辱4-3[sage] 投稿日:2009/08/30(日) 01 17 54 ID ??? 堪え切れなかった先走りが溢れ、男の指を濡らしてくちゅくちゅと水音を立てる。 淫らなその音も自分の口から零れる高い声も聞きたくなくて、 いやいやと頭を振っても執拗な指は許してくれない。 息を潜めて佳主馬の姿態を見守る男たちの熱い溜め息で、肌が湿るようだった。 待ち切れなかったのか、気の早い男がごそごそと取り出した自らのものをしごき出したが、 幸いにも自分のことで精いっぱいな佳主馬がそれに気付くことはなかった。 「はあ、あ、あ、…っく、うう…っ」 ふと、男の手が離れた。 とろりとした透明な糸が、佳主馬の先端から男の指まで伝っている。 ぱた、とマットに垂れて染みになるのを見て、 佳主馬はまるで自分が粗相をしたような、情けない気持ちになった。 「他人にしてもらうのは、自分の手でするよりも気持ちいいかな?」 そんなことない、と言ってやりたかった。 けれど今、足の間で確かに反応を見せているものがある。 先走りを零して、他人に与えられる刺激にびくびくと震えているものが。 目を閉じても感じるような、男たちの刺すような視線。 自分の未熟な性器が男の手によって勃起しているところを 見られているんだと思うと、堪らなかった。 385 名前:カズマ誘拐凌辱4-4[sage] 投稿日:2009/08/30(日) 01 19 11 ID ??? 悔しげに唇を噛んで顔を背ける佳主馬の反応に小さく笑って、 男は再び佳主馬の足の間に手を伸ばした。 「…じゃあそろそろ、可愛くイクところを見せてもらおうかな…」 「…っや、…」 抵抗にもならないと分かりつつ、佳主馬は男の手から逃れるように必死で身を引いた。 尻に当たる後ろの男のものが固く勃起していることになど、まったく気付かなかった。 男の手が再び佳主馬の性器を優しく包み、丁寧にしごき出した。 先走りを絡ませた指で、既に覚えた佳主馬の弱いところをぬるぬるとこすり立てる。 髪を振り乱し、下腹に力を入れてなんとか我慢しようと思っても、 体は佳主馬の意思を裏切って急速に昇りつめようとする。 やだ、絶対にいやだ。 人前でなんか、他人の手でなんか、イキたくない。 絶対に、いやなのに。 「っいや、だぁっ、……っ!!」 爪先がぴんと宙を蹴り、ぶるぶると戦慄く。 とぷ、と溢れた精液が男の手を汚す。 そのすべてを、余すところなくカメラが捉えていた。 386 名前:カズマ誘拐凌辱4-5[sage] 投稿日:2009/08/30(日) 01 20 24 ID ??? 体中が射精の余韻にふるふると震えている。 「は…っ、はあ……、」 今までに経験したことがないような深い快感の波が押し寄せ、 佳主馬はしばらく後ろの男にくったりと体を預けていたが、 心の中は絶望感でいっぱいだった。 他人の手で無理やり射精させられるという生まれて初めての経験は、最悪だった。 まだ熱い体とは逆に、心の裡がすうと冷えていく。 とろとろと震えながら精液を零し続ける自身を見ても、 嫌悪と悔しさしか沸いて来なかった。 けれど、これで終わったんだ、と頭のどこかで自分を慰めようとする。 「も、いいでしょ…」 佳主馬はぐすっと鼻を啜った。 こんな屈辱は未だかつて受けたことがない。 今の状況は、佳主馬の想像を既に遥かに超えていた。 キングだ救世主だと言われていても、 現実の佳主馬は13歳の少年でしかなかった。 …だから、これ以上に酷い辱めが起こり得るなんて、 考えられなかったのだ。
https://w.atwiki.jp/swars/pages/105.html
124 :おじさんと私:2010/03 /06(土) 16 32 21 ID wqXWnEye おじさんと私 二年二組 しのはら夏希 わびすけおじさんは長野県の大おばあちゃんの家にいます。 毎年、夏休みに大おばあちゃんの家で仲よく遊びます。 おフロにいっしょに入ったり、いっしょのふとんねています。 私はねる前とかに、おふとんの中で、学校のこととか、わびすけおじさんとたくさん話をします。 おじさんは、いつもウンウンと聞いてくれます。 でも、おふとんに入ると、私をはだかにして、いろんなところをさわったりしてきます。 おっぱいをすったりもんだりもします。 最初はくすぐったくて、せっかくお風呂に入ったのに、いろんなところをなめられたりして、いやでした。 でも今はだいじょうぶです。 私にそんなことをしている時、おじさんはいつも「夏希はかわいいよ」と言ってくれます。 125 :おじさんと私2:2010/03 /06(土) 16 35 47 ID wqXWnEye しんせきのおじさんやおばさんたちから、 「夏希ちゃんはかわいいね」とか「大人になったらきっと美人だね」とか言われて、うれしいですが、 わびすけおじさんに言われる方が一番うれしいです。 キスもいっぱいします。おじさんとキスするとビールのにおいがします。 おじさんのつばをたくさん飲むと、何だか変な気持ちになってきます。 体のいろんなところをやさしくなでたりキスしてくれます。 私は変な声を出します。するとお父さんはよろこびます。 夏希の体をもっとたくさんかわいがってくれます。 いつのまにか、わびすけおじさんもはだかになっています。 おじさんと肌をひっつけていると、くすぐったいような、気持ちいいような、変な気持ちでいっぱいになります。 おじさんのおちんちんはすごいです。 いつもはしぼんでいますが、大きくて固くなると、私をいじめたくなるんだそうです。 でも、私はいじめられてなんかいません。 でも、初めての時は、ものすごく痛くて、泣きました。 おじさんはその時、「これで夏希は大人になったんだよ。」と言いました。 126 :名無しさん@ピン キー:2010/03/06(土) 16 38 08 ID wqXWnEye 朝おきて私が朝ごはんを食べた後でも、いつもおじさんはねています。 でも、九時ぐらいになって、ふとんの中から私を呼びます。 どうしてかというと、おじさんは朝起きる時、おちん☆んが固く大きくなって、私と遊びたくなるからなんだそうです。 でも、早くしないと大好きなテレビが、九時半から始まります。 私は急いで服をぬいで、おじさんのねているふとんに入ります。 どうしてかと言うと、大おばあちゃんから 「わびすけと遊んであげて」と言われているからです。 おじさんは私のおっぱいをチュウチュウとすいます。 赤ちゃんみたいです。 でも、朝キスされるととても口がくさいです。 ひげもチクチクして痛いです。 でも、時々、テレビよりもおじさんといっしょにふとんでいる方がもっと好きになることもあったりします。 そんな時は、私は頭の中がまっ白になって、変な声をたくさん出しています。おじさんは、夏希の体のことは全部わかると言います。 私のあそこがたくさんぬれている時は、変な声もたくさん出るらしいです。 するとおじさんもがんばろうと思うそうです。 おじさんはとても大きくて重いです。 でも、それより、おじさんのおちんちんの方がすごいです。 127 :おじさんと私4:2010/03 /06(土) 16 39 30 ID wqXWnEye 私のあそこからおなかの奥まで入ってくる時、頭の中がジーンとして、目のでも、目の前が全部白くなったりします。 声もいっぱい出ます。 でも、おじさんはゆるしてくれません。 おちんちんで何度も何度も私のおなかの中をかきまぜたり、突いたりします。 私は変な声を出しすぎて、のどがカラカラになります。 たくさん汗もかきます。おじさんだって汗だくです。 でも、そのうちに何も考えられなくなります。 私は変な声を出しながら 「わびすけおじさん」と何回もおじさんを呼びます。 おじさんも、すごい鼻息をしていて 「夏希、夏希」と何回も私の名前を呼んでいます。 もう、テレビのことなんかどうでもよくなります。 もっともっと、おじさんとこうしていたい気持ちでいっぱいです。 でも、そのうち、おじさんのおちんちんがビクビクします。 いつも私のおなかの中でいっぱいにふくらんで、だんだんと小さくなっていくんです。 そうなるとおじさんも動かなくなります。 おじさんはすごくつかれたらしくて、すごく重くなって、息ができなくて苦しいです。 でも、がまんします。 128 :おじさんと私:2010/03 /06(土) 16 41 33 ID wqXWnEye 私のあそこからおなかの奥まで入ってくる時、頭の中がジーンとして、目の前が全部白くなったりします。 声もいっぱい出ます。 でも、おじさんはゆるしてくれません。 おちんちんで何度も何度も私のおなかの中をかきまぜたり、突いたりします。 私は変な声を出しすぎて、のどがカラカラになります。 たくさん汗もかきます。おじさんだって汗だくです。 でも、そのうちに何も考えられなくなります。 私は変な声を出しながら 「わびすけおじさん」と何回もおじさんを呼びます。 おじさんも、すごい鼻息をしていて 「夏希、夏希」と何回も私の名前を呼んでいます。 もう、テレビのことなんかどうでもよくなります。 もっともっと、おじさんとこうしていたい気持ちでいっぱいです。 でも、そのうち、おじさんのおちんちんがビクビクします。 いつも私のおなかの中でいっぱいにふくらんで、だんだんと小さくなっていくんです。 そうなるとおじさんも動かなくなります。 おじさんはすごくつかれたらしくて、すごく重くなって、息ができなくて苦しいです。 でも、がまんします。 129 :名無しさん@ピン キー:2010/03/06(土) 16 42 56 ID wqXWnEye しばらくすると、おじさんが少し重たくなくなって 「夏希の体はさいこうだよ」と、ほめてくれます。 それからキスをして、つばをのみます。 そのままおじさんとお昼までねる時もあります。 でも元気な時のおじさんは、とてもすごいです。 少しするとまた、おちんちんが大きくなるのです。 少しはずかしいですが、犬みたいになって、後ろからおじさんが来たりします。 おちんちんが私の中にいっぱい入ってきて、出て行って、入ってきます。すごいです。 でもおじさんが見えなくて少しさみしいです。 でも、すごくいっぱい入ってきて、声がたくさん出ます。 たくさん声を出していると、おじさんに口をおさえられたりもします。 でも、おじさんがすごいので、たくさん声が出てしまいます。 またおじさんのおちんちんが私の中でビクビクします。 おじさんのおちんちんからせいしが出ている時なんだそうです。 おじさんとの遊びが終わると、よく私はおじさんのおちんちんをなめてきれいにします。
https://w.atwiki.jp/swars/pages/63.html
206 名前:キンカズ1[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 14 04 21 ID ??? ゆさゆさ。 ぽんぽん。 …ペロッ。 「…ん」 くすぐったい。頬に濡れた感触がしてそれで目が覚めた。 ぺろぺろ。 「もういいよ、起きた」 目を開けるとそこには予想通りこちらを覗きこんでいる細身の長躯。真っ赤な目。 長い耳がぴこんと動く。 腕を伸ばしてぎゅっと胸元に抱き込めばもふもふした毛の感触に 思わず口元が緩む。 「…おはよ、キング」 おはようカズマ。 声にならない挨拶代わりにキングがボクの顔をもう一度舐めた。 突然OZアバターが現実世界に出現する現象が起こってから3ヶ月、 未だ原因解明には至っていないが人々は既にこの状況に順応しつつあった。 実際ボクもそうだ。最初は驚いたもののキングは物静かで大人しく 基本的に人に対して従順だった事もあって、すぐに一緒に居る事に慣れた。 基本的に、と言ったのは理由がある。 一度だけ。 学校からの帰り道、変質者に襲われそうになったボクを こっそり迎えに来たキングが裏拳一発でのしたことがあるからだ。 それですっかり騒ぎになってしまって(元々知名度もあったから) 面倒を避ける為にキングは普段ずっと 家でお母さんの手伝いをしてる。 OMCチャンピオンキングカズマが、と思うとちょっと面白いけど 本人に余り疑問はないみたい。 それより彼にとってはボクと一緒に居れないことの方が余程不満らしかった。 登録者と共に居たいと思うのはアバターの本能なのかも知れない。 と、周りを見てボクは思う。 だからこそこういう時、ボクと2人で誰も近くにいない時は 目に見えて甘えてくるんだ。 雛鳥みたいにボクの行くところ、どこにでもくっついてきては 犬猫みたいに擦り寄って舐めてくる。 若干鬱陶しい時もあるけれど、無防備に直球の愛情表現を されるのは嫌じゃない。…ちょっと恥ずかしいけれど。 …だから、キングは悪くない。 悪いのは、こんなことを覚えさせてしまったボクなんだ。 207 名前:キンカズ2(完)[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 14 05 52 ID ??? 「キング」 優しく名前を呼んで両耳をすりすりと撫でてあげると キングの目が気持ち良さそうに細まる。 きゅう、と喉から小さな音がした。 喋らない彼が唯一出す声がこれだ。 きゅ、きゅう。 撫で続ければますます目がトロンとして鼻先をこちらに摺り付けてくる。 その状態になってからボクはキングに囁いた。 「キング、…舐めて?」 ぴくりと片耳が動き(多分返事だ)、キングは嬉しそうに すぐさまボクの命令を実行に移した。 「…んっ…」 ぺろぺろ。ぺろぺろ。 キングの小さな舌がボクの体を這ってゆく。 顔、うなじ、耳、全身どこにでも。言われるままに。 下半身、にだって。 「あ、あっ…ん…」 キングは悪くない。 キングにとってこれはボクとの親密なスキンシップの一種なんだ。 悪いのはボクだ。 これは自慰の延長で、それにキングを突き合わせてる。 する度にちょっとだけ罪悪感がこみあげて… だけど気持ち良くて止められない。 「ん?」 気が付くとキングの動きが止まっていた。 きゅう…。 耳が垂れ下がり心配そうにこちらをじっと見ている。 何だか胸がきゅっとしてキングの頭をたくさん撫でた。 「ん…大丈夫、心配ないから。なんでもない。」 本当に?と首をかしげる彼の顎の下をくすぐってやる。 「だから続けて…」 ボクがイったのは程なくしてだった。 放たれた白い精液をキングはやっぱり嬉しそうにちろちろと舐めとってゆく。 ご飯も食べないアバターが(お母さん曰く、「充電」が食事代わりだそうだ) それを飲み込んでどうする、どうなるのかはよくわからないんだけど。 ぺろっ 「…嬉しそうだからまあいっか…」 全部をキレイにしたキングが満足そうに伸び上がり、 ボクに頬擦りして抱きついた。 人とは全然違う、柔らかいその抱擁に妙に安心するボクがいる。 「はまりそう」 アバターは自分の分身。 このまま行くとそれ以上の存在になってしまいそうだ。 「…その時はその時かなあ」 ぺろりとまた舐めたキングにボクはお返しのキスをした。
https://w.atwiki.jp/swars/pages/53.html
567 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト1/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 49 16 ID ??? 体がだるくて、力が入らない。 後ろの男に預けている背がずるずると下がってきても、 佳主馬はぼんやりとしながら呼吸を整えていた。 (…最悪だ) 埃っぽい部屋も、気持ち悪い大人たちも、今の自分も。 悔しさに滲んでくる涙をぐっと飲み込む。 「ちょっと…もう離してよ」 目の前の男をギロリと睨みつけると、男は小さく笑ったようだった。 コフ、とマスクの奥から籠った音がする。 「残念だけど、そういう訳にはいかないな。まだ何もしてないじゃないか」 男の言葉に佳主馬は目を剥いた。 これだけのことをしておいて、何もしていないとはなんという言い草だ。 一瞬で頭に血が上り、どうにか男に一発食らわせてやりたいと思ったとき、 佳主馬はようやく自分の体がずるずると下がっていることに気付いた。 今や、男の膝に背中を乗せ、大きく尻を突き出すような格好になっている。 更にぐっと膝を抱え上げられれば、先端を濡らしたままの性器も、 その下の一番恥ずかしいところまではっきりと晒されてしまう。 赤ん坊がおしめを替えられるような体勢に、 佳主馬の心をよぎったのは羞恥ではなく強烈な不安だった。 568 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト2/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 49 52 ID ??? 「な、に…?」 「佳主馬くん…体、柔らかいねぇ…」 担当を決めているのか、先ほど佳主馬の性器に触れた者ではなく、 犬のマスクをした者が佳主馬の正面に回った。 あられもない格好で不安そうに自分を見上げる少年の姿をじっくりと眺めて、 男はたまらないというような溜め息をついた。 「そうだよね、キングカズマだもん、毎日ハードな特訓してるんだろうね…それも見たいなあ」 一人言のように呟きながら、確かめるように太腿の裏を撫でる。 その手が忍ぶようにそろそろと、佳主馬の後腔に触れた。 「ち、ちっちゃい穴だなぁ…」 「ひっ!!」 男の太い指先が襞をくすぐり、軽くねじ込むような動きを繰り返す。 佳主馬のそこは、当然ながら固く閉じて指の侵入を頑として受け入れない。 蒼褪め硬直する佳主馬となんとか入り込もうとする男の後ろで、 することのない男たちが他人事のように呑気な会話を交わしている。 「あれ、入るかな」 「いや無理だろ」 「えーっと、ローション持ってきてたよな…」 「馬鹿、そっちじゃねえよ。後ろのカバン取って」 どうやら佳主馬に対する時だけ、一応紳士ぶってはいるらしい。 男たちは佳主馬が聞いたら目を白黒させそうな下卑た冗談を言い合いながら、 ごそごそと荷物を漁った。 569 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト3/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 50 20 ID ??? 「ほらこれ使ってやれよ」と親切な男に渡されたローションを両手に取り、 犬マスクの男は涎を垂らさんばかりに嬉しそうだ。 「こっ、これで痛くないからね、ちょっと待っててね」 「いいっ!いらないっ!」 「大丈夫、大丈夫」 「なにがっ…、っ!!」 必死な佳主馬と心底楽しそうな男の会話はちっとも噛み合っていない。 捧げるように突き出された尻にたっぷりとローションを垂らし、 襞の1つ1つに浸透させるように、ぬるぬると丁寧に塗り広げる。 「う…っ、つめた…っ!」 「あああ、ごめん、ごめんよ。でもこれ、すぐ気持ち良くなるからね。大丈夫だよ」 この状況で一体何が大丈夫なのだ。 佳主馬は涙目で男を睨みつけた。 「うーん…もういいかな…」 くるくると馴染ませていた指先が、わずかに後腔にもぐりこむ。 そこは初めての経験に強張ってはいたが、ローションの滑りが指の侵入を助けた。 「う…、あ、あ……」 ぬち、と音を立てて、男の太い中指が根元まで佳主馬の体内に収められた。 570 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト4/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 51 01 ID ??? 体内に異物である他人の指が入っているというのは、純粋な恐怖に近い。 「…ぬ、抜いて…」 理不尽なことをされているのに、お願いしなければならない自分の立場が 佳主馬は悔しくて仕方なかった。 それでも、自分の体の中に目の前の男の指が入れられていると思うだけで怖気が立つ。 体がカタカタと震えるのを抑えることが出来なかった。 「ねぇ、抜いてよっ…」 しかし男は聞こえた様子も入れた中指を動かすこともなく、 「はあ」だとか「ああ」だとか唸るような声を上げている。 佳主馬は中に入っているものをあまり感じないようにそこから意識を逸らしていたが、 男のおかしな様子に不安が募る。 そろそろと見上げた時、マスク越しに目が合った。 その途端、たまらなくなったかのように男は激しく指を動かし始めた。 「こっ、こんなところ触られたことないよねっ?僕が初めてだよねっ!?」 「ひっ!!やっ、やだっ、や、あ、あ!!」 奥まで入れた指で、ぬちぬちと音を立ててかき回す。 初めての体にはきつ過ぎるはずのそれは、たっぷりと塗られたローションのおかげで 苦痛をさほどもたらさなかった。 571 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト5/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 51 37 ID ??? 肌に触れた時は冷たかったはずのローションは、 いつの間にか火傷しそうなほど熱く感じられる。 じん…、と奇妙な熱を帯びていく下半身に、佳主馬は思わず熱い溜め息を零した。 「はぁ、あ、あ…あ……!」 「お尻の穴、気持ち良くなってきた?」 2人の様子をじっと見守っている男が声を掛けてきたが、それどころではない。 奥まで差し込んだ指をぐるりと回したかと思えば、 ギリギリまで引き抜いて襞をくすぐる。 男の指は激しいだけでなく執拗で、 佳主馬の反応を見ながら的確に弱いところを探り出した。 いつの間にか、佳主馬のものは足の間で再び頭をもたげている。 佳主馬は裏切られたような気持ちで勃ち上がって揺れる自身を見下ろした。 「気持ちいい!?佳主馬くん、僕の指気持ちいいのっ!? うああ、キングカズマが僕の指で気持ちよくなってるよおおっ」 「ちっ、ちが、ちがうう……!」 男の言葉を振り払うように、佳主馬はなんとか自由になる膝から下を思いきり蹴り上げた。 興奮して身を乗り出していた男の顎に見事ヒットし、 外れかかっていた犬のマスクがぱさっと落ちた。 当の男はダメージどころか当たったことにも気付かない様子で、 鼻息荒く佳主馬の体内をこすり上げるのに夢中だ。 攻撃したはずの佳主馬の方が、男の顔を見てしまったことに衝撃を受けていた。 572 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト6/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 52 20 ID ??? マスクの下から現れたのは、もちろん知らない男の顔だった。 しかし、それまでアバターのマスクという、 バーチャル世界の顔をつけていたのだ。 佳主馬の理解を遥かに超えているということもあり、 この悪夢のような状況はOZの中の出来事のようで、 どこか現実味がなかった。 しかし今、佳主馬の目の前にいるのは道ですれ違っても何も不思議じゃない、普通の男だ。 生身の男が自分に欲情している。 その事実を突き付けられ、佳主馬は改めて今置かれている状況の異常さを知った。 「は―――っ、は―――っ……」 体を触られているのは佳主馬なのに、 男の方がすっかり熱く興奮し切っている。 生臭い息を吹きかけられ、佳主馬は吐き気を催した。 「も、もういいかな…」 ちゅくちゅくといじっていた指を抜くと、 男はぱんぱんに張りつめたジーンズの前から自らのものを取り出した。 むわ、と男の臭いが部屋中に広がる。 グロテスクな生き物のようなそれから、佳主馬は目が離せない。 色濃い先端から先走りがだらだらと垂れ、涎のように見えた。 「そういう」行為があると、知識では知っていた。 男同士で可能だとも。 だけど、自分がその行為の対象になるなんて、考えたこともなかった。 セックスするつもりなのだ、この男たちは。 自分と、セックスを。 「……っ!!」 ぞわ、と今まで感じたことがないほどの恐怖が現実のものとなって佳主馬を襲った。 573 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト7/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 52 55 ID ??? 「や、やめてよ……」 「ふ――……ふ―――……」 「ねぇ、聞いてんの?これ犯罪だよっ!い、今なら、まだ…」 佳主馬の必死の説得も、男には何の効果もない。 怯えた目で自分を見上げる佳主馬を宥めているつもりなのか、 ゴムを填めたものを見せつけるようにぶるんぶるんと上下に振る。 「だ、大丈夫だよ、ホラ、ゴムも使うし、ねっ?」 何がどう大丈夫なのか、佳主馬にはさっぱり分からなかった。 足をしっかり広げられ、暴れることも出来ない。 佳主馬は濡れた先端が自らの後腔へともぐり込むのを、為す術もなく見つめた。 「うっ…、い、ぎ……っ!」 「いた、痛いよ佳主馬くん…、ほら力抜いて」 「う、るさいっ!!あ、っぐ、う、ううっ!」 めり、と音を立ててなんとか亀頭が収まったと思えば、 息をつく間もなく、男は奥までずず…っと腰を進めてきた。 574 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト8/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 53 41 ID ??? 入ったぁ…という感慨深い呟きも他の男たちのまばらな拍手も、 佳主馬の耳には入らない。 あまりの衝撃に、ひゅう、と呼吸にならない呼吸を繰り返す。 「…かは……っ、」 数秒置いて、ようやく感覚が状況に追いついてきた。 腰から下がずんと重く、熱を帯びている。 男性器が根元までみっちりと、佳主馬の体内に収められていた。 「あ……あ、ウソ……」 理解が追いつくと、じわじわと体を貫く痛みが襲ってきた。 今まで経験したことのない鈍い痛みが体の中心からずんと響いて、耐えられない。 「い、っ、痛ぁ、痛いぃ……っ」 堪え切れなかった涙がぽろ、と零れると、堰を切ったかのように 次から次へとぽろぽろ溢れた。 痛い、と子供のように泣き始めた佳主馬を見て、 男は自分の方が傷ついたような顔をした。 「キングカズマが痛いなんて言っちゃダメだよ…」 窘めるみたいに頬を撫でられ、佳主馬は一瞬、痛みよりも怒りが勝った。 「痛いんだよっ!抜けよ馬鹿!」 抑えられた手を振りほどいて、男の脂ぎった頬を力いっぱい張り飛ばした。 掛け値なしに、最後の気力だった。 575 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト9/20[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 23 54 21 ID ??? 一瞬の後に、逆上した男に殺されるかもという心配が心に上ったが、 男は怒るどころか感動したように熱っぽい瞳で佳主馬を見つめてきた。 佳主馬の張り手で唇の端が切れていたが、気にした様子もない。 「…そうだよ、それでいいんだ」 「え……?」 「キングカズマはどんな時だって負けちゃダメなんだ」 男は腰の動きを止めると、 「ず、ずっとずっと見てたんだ…」 状況にあまりにそぐわない、静かな声で告白を始めた。 「最初にラブマシーンにやられた時も、きっとパワーアップして帰って来るって信じてた… わ、分かったような顔して酷いこと言う奴いっぱいいたけど…僕はずっと信じてた…」 佳主馬の目にも、見えるようだった。 あの騒動の時、手のひらを返したようにキングカズマを叩く者たちで溢れかえっていたOZの中で、 ひたすら祈るように王の帰りを待っていた犬のアバターが。 応援も罵倒も、佳主馬にはどうでもいいことだったけれど。 「や…やり方はちょっと強引になっちゃったけど…ホントにホントに好きなんだ…」 「ぅあっ!!」 真摯な告白に佳主馬がわずかに気を緩めた時、 男は再び動き出した。 みっちりと埋めた佳主馬の中で、更に奥を抉るように激しく腰を使う。 佳主馬の制止も懇願も、今度はまったく耳に届かない。 男は「好きだ」と涎を垂らして叫びながら、佳主馬の中で達した。581 名前:カズマ誘拐陵辱10/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 06 05 ID ???ちゅぽ、と水音と共に男がようやく佳主馬の中から出て行った。 いつの間にか、抱えられていた足は解放されていたが、 閉じる気にもなれなかった。 (…帰りたい……) もうそれしか頭にない。 帰って夕飯を食べて、そして自分の布団で眠りたい。 男たちの正体も回り続けているカメラのことも、もうどうでもいい。 ごそごそと自分のものの後始末をする男を見上げながら、 そんなことばかりを考えていた。 「終わったんならさっさとどいてくれ」 夢見心地の男を押しのけてベッドに上がってきたのは、 1人マスクでなくウサギのお面をつけている男だ。 「ごめんね、つらかっただろう?初めてなのに、よくがんばったね」 何が起きるのかも分からず、ぼんやりと見上げる佳主馬の頭を優しく撫でる。 佳主馬が気を抜いていられたのは、そそり立つ赤黒い性器を目にするまでだった。 「大丈夫だよ、僕は優しくするからね」 「あ……、や……」 佳主馬は絶望に目を見開いた。 抵抗も忘れて震えだす体を開かせて、 男は佳主馬の中を最奥まで突き入れた。582 名前:カズマ誘拐陵辱11/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 08 17 ID ??? 「佳主馬くんの中、とても温かいよ…」 男はゆるゆると腰を使いながら、凌辱に項垂れる小さな性器を ローションをたっぷり使ってしごき上げた。 すぐに熱く痺れるような快感が足の間から広がり、佳主馬はたまらず喘ぐ。 体の中からじんと響く痛みと前から与えられる抗えない快感に、 佳主馬はいやいやと頭を振って身悶えた。 「っは、はあぁ、ううっ、や、やめ、抜いてよぉっ…!」 奥まで挿れたものをぐるりと回すように動かれると、 痛みと快感がごちゃごちゃに混ざって佳主馬は訳が分からなくなる。 「うっ、うあぁ、っく、う、う……っ!」 男の手が戯れに、汗の粒の浮いた胸へ伸びた。 ローションを纏った指で、いつの間にかぴんと尖っていた乳首を ぬるりと転がすように弄ぶ。 前をいじられるのとは違う、しかし背筋を走る確かな快感に佳主馬は戸惑った。 「おっぱいをいじられるのも気持ちいいのかな?男の子なのに困ったね…」 「ちっ、ちがう、ってば、あ、あ、んあ…っ」 きゅううっときつく抓まれて、痛みよりも射精してしまいそうな快感が込み上げる。 男が佳主馬の最奥で放った時、佳主馬も男の手の中で白濁を弾けさせていた。583 名前:カズマ誘拐陵辱12/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 09 30 ID ??? 「ぼ、僕も……」 自らの精液で腹を汚し呆然と天井を見上げる佳主馬に、 ずっと後ろから押さえつけていた牛のマスクの男が這い寄った。 投げ出された足を抱え、ぐいぐいと挿入しようとする。 「おい、お前のは無理だろ」 2番目に佳主馬を犯した男が、壁に凭れかかって一服しながら呆れたような声を掛けた。 他の男たちも、すっかりリラックスした様子でベッドの上で絡まる2人を見ている。 「無理じゃないっ!」 男は弾けるように叫んだが、実際、佳主馬の腕ほどもあるそれは、 どう考えても入りそうになかった。 ぬ、ぬち、と丸い亀頭がこすれるだけで、ちっとも進まない。 「うぅ、クソッ…」 ただでさえ小さな佳主馬のそこは、2人もの凌辱を受け痛々しく腫れている。 ローションでしとどに濡れているとは言え、 ぷっくりと腫れたそこを少しでも広げようとする男の動きは、 佳主馬に苦痛しか与えない。 男が腰を進めようとする度に、佳主馬はろくに動かない体を痛みに引き攣らせた。 「う、っぐ、うう……っ、」 「ね、先っぽだけでいいから、ねっ?」 息を荒げながら挑戦を繰り返していたが、 男はふと思い立ったように膝立ちで佳主馬の顔の近くへ寄った。584 名前:カズマ誘拐陵辱13/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 11 13 ID ??? 「…これ、13歳なら…知ってるかな…」 舌舐めずりしながら、固く隆起したものを柔らかい頬にぐりぐりとなすりつける。 「佳主馬くん、ほら、あーんして…」 褐色の肌に、ナメクジが這ったような跡が残った。 「……それ、したら…もう、お尻しない…?」 性器を顔面に押しつけられても払いのける力もなかった佳主馬が、 泣き濡れた瞳で見上げていた。 「う、うんっ、もちろんだよ!約束する!だから、ねっ!?」 「ん……」 さほど抵抗もなく、佳主馬は口を開いた。 唇を味わうようになぞってから、青臭いものが口いっぱいにねじ込まれた。 「んぐ……っ!」 佳主馬は思わず噛んでしまいそうになるが、 男が噛み合わせを押さえる力の方が大きかった。 「ううっ、お、お口ちっちゃいなあぁっ」 佳主馬の頭を押さえ付けながら、 粘膜で包まれる感触に男は感動したように天を仰いで叫んだ。 「か、佳主馬くん…ほら、舌でぺろぺろして…」 「うっ、うう、うぶ…っ、」 顎が外れそうなほど大きなもので喉を何度も突かれ佳主馬は嘔吐きそうになるが、 それでも必死で舌を這わせた。 今自分が何をしているのかなど、まったく考えられなかった。 呼吸の苦しさも口いっぱいに広がる臭いも、それを嫌だと思う気持ちも 麻痺してしまったようで、何も分からない。 (これが…終わったら…帰れる…帰れる…) 心の中でぐるぐると、呪文のように唱え続けた。585 名前:カズマ誘拐陵辱14/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 13 09 ID ??? 「…うっ……、はぁ…」 数分もしないうちに男が達した。 口の中でなく顔面に精液をぶち撒けられたのが幸いだったのかどうかは、分からなかった。 「はぁ……」 佳主馬はごろりと仰向けになり、 顔を拭うことも忘れて汚れた天井を見上げていた。 いろいろ考えなければならないことがあるはずなのだが、 疲れきっていて頭が回らなかった。 鳥マスクの男がベッドに乗り上げてきたのをぼんやりと眺めていたが、 その手が張りつめた性器を取りだしたのに気付いて泣き声を上げた。 「も、もうしないっていったのにぃっ…」 「ご、ごめんね、これだけ、これだけだからっ」 腰から下の感覚は既にない。 ずるずるとベッドの上を這うようにして必死に逃げても、 容赦なく足を掴まれ引き戻されてしまう。 「ごめんねごめんね、すぐだから、すぐッ」 うええ、と子供のように泣きだした佳主馬にしばし躊躇いを見せたが、 結局やめるつもりはないらしい。 小さな尻を両手で掴み、赤く腫れた後腔へと自身を突き入れた。586 名前:カズマ誘拐陵辱15/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 15 38 ID ??? 獣のような四つん這いの体勢を取らせるも、 佳主馬は手を着く力すら残っておらず、べしゃっとマットにくずおれた。 腰だけを高く上げ、マットにしがみついて後ろからずくずくと犯される。 「おいおーい」 「約束は守ってやれよー」 「だ、だって俺は約束してないもんっ…」 止めるでもない冷やかす声が飛び交うが、男の腰は止まらない。 「もうやだ、やだ、やだあああ……」 佳主馬は力なく泣き叫んだ。 意地など、欠片も残っていなかった。 (誰か助けて) 次から次に、脳裏にいろんな顔が浮かんだ。 祖父の日焼けした逞しい顔、自分を一人前として扱ってくれる父の顔、 妹を守るんだと教えてくれた、亡くなった曾祖母の前歯の抜けた笑顔、 そしてこの夏出会ったちょっと頼りない人。 (たすけて) 最後に浮かんだのは、ぴんと突き出た2つの耳。真っ赤な瞳に、不敵な表情。 赤いジャケットを翻して、縦横無尽に駆け回る力強い手足。 半ば無意識に、テーブルに置かれたパソコンに向かって手を伸ばしていた。 開かれたままの画面には、見慣れた姿が映っている。 世界で一番強い、もうひとりの僕。 あそこでなら、僕は誰にも負けないんだ。 伸ばした手は宙を掻き、力なくマットに落ちた。587 名前:カズマ誘拐陵辱16/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 18 09 ID ??? 佳主馬が意識を取り戻した時、 部屋には何もなかったかのような秩序を取り戻していた。 衣服は整えられ、汚れていたはずの体も綺麗に拭かれていたが、 体を起こしたときの異様なだるさと痛みに、 あれが現実の出来事だったと思い知らされた。 「気がついたかな?よかった、そろそろ起こそうと思ってたんだ」 男たちは全員マスクを外して、思い思いにリラックスしていた。 好青年と言ってもいい、若い男がにこやかに話しかけてきた。 「さて、送ってくよ。立てるかな?」 ダンスの誘いよろしく伸ばされた手を、佳主馬は音を立てて払いのけた。 「アンタら何したか分かってんの…もう人生終わりだよ」 挑発するようなことは言わない方がいいと頭で分かっていても、 もう止められなかった。 ここまで好き勝手にされて大人しくしているだなんて馬鹿げている。 もともと、やられたらやり返す性質なのだ。 「そうかもねぇ」 しかし男たちは、佳主馬が気味悪さを覚えるほどに落ち着いていた。 「…何、呑気なこと言ってんの。僕が警察に行ったら、全員刑務所行きに決まってる」 「そうなれば、僕らは逮捕されて罰せられるだろうね。でも、それだけだよ」 「何…言ってんの?」 壁に凭れかかっていた男が紫煙を吐き出して、気軽な世間話をするように尋ねた。 「妹の名前、もう決まってるの?」588 名前:カズマ誘拐陵辱17/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 20 30 ID ??? 言葉の意味がすぐには飲み込めず、ぽかんと男を見上げる佳主馬に 男たちは優しく諭すように続けた。 「言っただろう」 「キングカズマはOZの救世主だ。世界中に君のファンがいるんだよ」 「ここにいるメンバーだけじゃない」 「僕達の中には、赤ちゃんと遊ぶのが大好きな奴もいるんだ。キングカズマの妹なら、きっと大歓迎だろうね」 「あ……、」 再び、佳主馬の体が大きく震えだした。 今度は尋常ではないほどに。 許可もなく隣に座った男が、みるみる蒼褪めていく佳主馬を慰めるように肩を抱く。 佳主馬に、それを振りほどくことは出来なかった。 「何も難しい話じゃない」 肩に回された手に力が入る。 耳に心地良い低い声が、言葉の上では励ますような台詞を続ける。 「すべては君次第だ、キングカズマ」589 名前:カズマ誘拐陵辱18/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 23 44 ID ??? (いいかい佳主馬。お前も陣内家の立派な男だ。お前が母さんと妹を守るんだよ) (兄妹ってのは悪くねぇぞ) (ありがとう、って言ってるのよ) 頭の中がわんわんとうるさい。 佳主馬は男に手を引かれるまま、ふらりと立ち上がった。 男は佳主馬の様子に小さく笑って、艶やかな髪に口づけを落とした。 さあ、もう晩御飯の時間だ。 おうちにお帰り、佳主馬くん。お母さんが待ってる。 だけど、どこにも逃げ場なんてないよ。 ぼくらはOZで繋がっているんだから。590 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト19/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 00 59 00 ID ??? プルルルルルルルルルルル。 あ、お父さん? うん、届いたけど。またイカばかりなんだもの、食べ切れないわよ。 馬鹿ねえ、0歳児が食べる訳ないでしょう。 ちょっと待ってね、今変わるから。 そうよ、すっかりいいお兄ちゃんなんだから。 「佳主馬、電話!」 受話器の話口を手で押さえながら、聖美は振り返った。 明るいリビングでは、ようやく首の座った長女を佳主馬が膝に乗せて あやしてやっているところだった。 長めの前髪からぎょろりとした大きな瞳が覗く。 「ん」 よっこらしょ、と佳主馬は赤ん坊をしっかりと抱いたまま立ち上がる。 その動きに遊んでもらっていると思うのか、 娘は楽しそうな声をあげてきゃっきゃと笑った。 ――パパよりもお兄ちゃんが好きみたいね。 夫に伝えたら、ひどく情けない顔をすることだろう。 想像して、聖美は小さく笑いを零した。 軽く見えて誰よりも責任感の強い夫、無愛想だけど家族想いの息子、 そしてこの秋誕生した、宝物のような娘。 絵に描いたような、幸せな我が家。 慣れた手つきで受話器と娘を交換しながら、 聖美はその幸せを味わうように深く息を吸った。 甘いミルクの香りが鼻をくすぐり、娘の体温が暖かく胸を満たした。591 名前:カズマ誘拐凌辱ラスト20/20[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 01 00 07 ID ???『おう、佳主馬!最近OZにも来てねぇみたいだからよ、どうしたかと思ってな。どうだ、兄貴は大変か?』 「…慣れればそうでもないよ」 佳主馬に代わった途端、がなり立てるような父の声が、 ハンドフリーにしている訳でもないのによく聞こえた。 腕の中の娘にも祖父の声が聞こえたのか、 しきりにそちらに手を伸ばそうとする。 それに気付いた佳主馬が産毛に守られた柔らかな頬を そっとくすぐってやると、娘は嬉しそうな声を上げて、 ぷくぷくの手で兄の日焼けした指をきゅっと握った。 「大丈夫だよ、師匠」 世界で一番大切なもののように、 佳主馬は小さな手をそっと包んだ。 いつになく低い声に引っ掛かりを感じて、 聖美はふと顔を上げる。 「僕が守るから」 夏より幾分やつれた息子の横顔を、聖美は不思議そうに眺めた。 終
https://w.atwiki.jp/swars/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/swars/pages/74.html
689 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/09(水) 16 27 50 ID BGiW+LLz20分ほど電車に揺られ、夏希達の通う大学についた。 校門の近くまで行くと 「夏希ぃ~~!」と一人の女性が夏希めがけて走ってきた。 「あ~、真琴~!」 真琴というのは、夏希の大親友の紺野真琴である。 夏希が、大学に来てまだ間もない頃校舎で迷ってしまったときに真琴と出会った。 道を聞こうとしたが、真琴も迷っていたらしく一緒になってなんとか自分たちのクラスを見つけた。 そうゆう体験をしてことにより自然と仲が良くなってきた。 いまでは大親友である。 「おぉ~、お二人さん今日も一緒に登校ですか~?」 「あ、真琴先輩、おはようございます。」 と、照れながらも挨拶をする健二 「先輩、僕あっちで授業なのでまた。」 「うん、またあとでね。」 校舎に走っていく健二を眺めながら夏希達は自分たちの校舎に入って行った。690 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/09(水) 17 12 22 ID BGiW+LLz数時間後・・・・ 三人は大学近くの喫茶店にいた。 「でさぁ、二人はどこまでいったの?」と真琴 「ん?なにが?」と夏希 「だからぁ、もうヤッたのかって聞いてるの。」 真琴がそう言うと、健二はお茶を吹き出し、夏希はカップを取り落とした。 「えぇ・・まだなの?二人はもう2年も付き合ってんでしょ?」 確かにもう二年も付き合ってるが、そうゆう関係になったことはない。 何となく健二の方を見ると健二も顔を真っ赤にして夏希を見ていた。 なんとなく気恥ずかしくなって目をそらした。 「まぁいいや、そろそろ帰ろっか?」 家に着くと携帯が鳴った 「誰からだろう・・・あれ、これ健二君のだ!」 勝手にのぞくのは悪いかな・・・・そう思いつつ好奇心に負け夏希は健二の形態を開いた 見覚えのある卵頭のアバターが手紙を差し出す。 「え、真琴から!?」 思いもよらぬ人物からのメールに戸惑う夏樹・・・ さすがに内容見るのは罪悪感があるので受信BOXへ 「・・・・・・なにこれ・・・・」 そこには、ある人物からのメールが大半を占めていた。 夏希・・・ではなく真琴からだ。 気になりその中の一つを開いてみる。 「じゃあ、7時に家に来てね!」 あれ?7月14日?昨日か・・この日は佐久間君との約束があるって言ってたような なぜ、健二は自分に嘘をついてまで真琴の家に行ったのだろう しばらく考えていると、ある恐ろしい考えが生まれた。 そう、健二だって一人の男だ 男と女が夜に一つ屋根の下にいたら間違いの一つや二つあってもおかしくない そう考えながら、夏希は不安な夜を送った・・・・ 698 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/10(木) 17 58 45 ID Li8WCPQO翌朝・・ 夏希はほとんどっと言っていいほど眠ることができなかった 目を閉じれば健二と真琴が・・・・ そんなこんなで夏希は重い足取りで駅へ向かった。 駅に着くと、いつも変わらない健二の笑顔があった。 「おはようございます」 「おはよう・・・」 「どうしたんですか?元気ないですね。」 「べつに・・そうだ、これ、はい。」 健二に携帯を差し出す。 「あ、ありがとうございます!僕が間違えちゃったみたいですね。」 そういって、健二も夏希の携帯を差し出す。 「じゃあ、行きましょうか」 「うん・・・」 そういって、間もなく来た電車に乗り込む。 夏希は昨夜から気になっていたことを聞いてみることにした 「健二君・・・」 「はい!なんですか?」 「その・・あたしのこと好き?」 「えぇぇ、なんでそんなこと聞くんですか?」 健二が、顔を赤くして言う 「いいから・・・」 「えっと・・・その・・もちろん・・・す・好きです」 「ホントに?絶対?」 「は・・はい」 いつもの、しどろもどろの受け答えも、今では怪しく聞こえてしょうがない 二人の間では、隠し事は絶対なしと決めてきた。 と言っても、夏希や、健二はすぐ顔に出るのでわかってしまうのだが・・ 「そう」 健二は、何事だろうと訝っている。 大学に着くといつものように真琴がやってきた。 「おはっよ~・・あれ?二人ともどうしたの?何、二人にもとうとう倦怠期?」 「そんなんじゃないよ」 「そう?じゃあ、早く教室行こっ!健二君じゃあね」 「はい!」 心なしか、二人がアイコンタクトをとったように見えた 一時限目は、数学Ⅱだった。 昨日寝てないせいか、なんだか眠くなってきた 講師の声がドンドン遠くなってきた 「で、ある・・・・して・・Xが・・」 何も聞こえなくなった・・ 「ら・・・・はら・・・・篠原!!」 「はい!!」 「いまわ、お昼寝の時間じゃないんだぞ」 「あ、はい、すいません」 「では、続けるぞ・・・」 702 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/11(金) 17 05 12 ID IROSFhnR 授業後・・・ 「夏希ぃ~!どうしたの?寝不足?」 「うん・・ちょっとね・・あれ?それどうしたの?」 朝は、きずかなかったが真琴の右手に手首まで包帯が巻かれている・・・ 「あ、これ?え~とね、大したことないよ」 少し焦っているように見えたのは、気のせいだろうか? 「そう」 「それよりさぁ、また数学のレポートかぁ・・、一昨日みたいに、健二君にお願いしようかな・・」 「えぇ?」 「いや~、全然間に合わなくてさぁ、一緒に手伝ってもらったんだ・・あ、それで何かギクシャクしてたんだ~納得♪」 「違うよ、そんなんじゃない」 「大丈夫、なにもしてないよ~」 そう言って、真琴はトイレに向かった。 「もう、真琴たら・・・」 そういいつつ、なんだか夏希は胸の奥のつっかえが取れたような気がした 705 名前\:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/12(土) 15 14 50 ID lKtaom/oその時、夏希の携帯が鳴った 「誰だろう・・・あ、万里子おばさんだ」 携帯の画面に「陣内万里子」と表示されている 「もしもし?おばさん?」 「あ、夏希?いきなりだけど日曜までに上田に帰れる?」 「え?なんで?」 「えーとねぇ、何か侘助が見せたいものがあるって言ってて日曜にみんな集まるんだけど」 「え、侘助おじさんが!?・・多分帰れると思うよ。夏休みだし」 「そう。じゃあ彼氏も連れてきなさいよ(笑)」 「うん、わかった。あ、友達も連れてきていい?」 「あ、真琴ちゃんね?いいわよ。」 「わかった、じゃあまたね」 そういって電話を切った夏希は真琴を探し始めた 706 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/12(土) 15 40 46 ID lKtaom/o 日曜日・・・・ 3人は新幹線に居た 「早く着かないかな~」と真琴 「真琴、興奮しぎだよ~」と夏希 「だって久しぶりなんだもん」 「え、真琴先輩、行ったことあるんですか?」 健二が、驚いた様子で言う 「え、あ・・行ったことないよ・・・間違えた」 真琴が、苦笑いをする その時、次は上田~上田~ 「あ、もう着くみたいだよ」 電車とバスを乗り継ぎようやく到着したころにはもう、親戚の皆はそろっていた 「あ、夏希と健二とお友達さんがついたぞ~」 懐かしい声が叫んでる 「おぉ~ついたかぁ!」 向こうから、万助がやってきた 「おぉ~、二人とも久しぶりだなぁ・ん?そこのお嬢さんは誰だ?」 夏希の隣にいる真琴を指さして万助が言う 「あ、私の友達の真琴」 「あ、はじめまして」 真琴が、頭を下げる 「お、そうかぁ~まぁ、ゆっくりしてけ。おい、健二ちょっと荷物運ぶの手伝ってくれ」 「あ、はい」 健二が万助についていく 「さっ!上がって」と夏希が言う まだ真新しい門をくぐっていった。 707 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/12(土) 16 04 37 ID lKtaom/o 真琴に、一通り家を説明し、居間に戻ると親戚の皆が勢ぞろいしてた。 「あ、夏希と真琴ちゃん早く座って。昼ごはん食べましょう」 雪子が言う。 時計を見たら、もう3時だった。 親戚みんなで、少し遅い昼食が始まった。 みんなと、こうして話していると2年前を思い出す 「そういえば、侘助おじさん。見せたい物ってなんなの?」 「あ?そっか、そういえばそうだったな夕食の時に見せてやるよ」 「え、なんで・今じゃだめなの?」 「まぁ、俺は今見せてもいいんだけどな、シシシシシ」 「そうだ、夏希悪いんだけどお昼ご飯終わったら子どもたち外で遊ばせてきてくれない?」 万里子慌ててが言う 「あ、いいよ。健二君はどうするの?」 不思議に思ったが侘助がどこか行ってしまったので、今見ることはあきらめた 「あ、すいません。ちょっとやることがあるので」 「そっか、じゃあ、みんないこ!」 ワーイと、子供たちが叫び走って玄関に向かっていった (みんな元気だな・・・こんな暑いのに・・) 子供たちのパワーに圧倒されながらも玄関に向かう夏希 玄関に行こうとしたが、その前にトイレに行くことにした (あれ?誰かはいってる?) 誰だろうと思いつつ待っているとなぜか、トイレから話声が聞こえた 708 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/12(土) 16 27 12 ID lKtaom/o 「だから、わかっていると思うけど夏希には絶対ばれないようにしてね」 「はい!わかってます。」 真琴と健二の声だった (なんで、トイレなんかで話しているのだろう。それに、あたしにバレない様にするって・・・?) そう思っていたら、玄関から子供たちの声が聞こえた 「夏希ねぇ~ちゃん~、はぁ~やく~」 夏希は、急いで玄関へと向かった 2時間後・・・ (あぁ…疲れたぁ…) それもそのはず、遊びたい盛りの子供たちを相手に鬼ごっこやらかくれんぼ などをさせられ、どっと疲れた。 子どもというのは、疲れというのを知らないだろうか? そんなことを考えつつ居間の扉を開けたそのとき・・・ そこには、信じられないような光景があった 視界に入ったのは健二と真琴だった しかし二人は並んで立っているわけでもなく 数学のレポートを教えてもらっているのでもなく いわゆる、健二が真琴を押し倒したような体制でいた。 712 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/13(日) 11 14 20 ID SdmhPRwx 「・・・っ!」 夏希の中で何かが崩れた。そんな気がした 目の前の光景に頭がついていけてない。さっきまで、五月蠅かった蝉の音がふと消えた 健二と真琴が何やら話しているが全く聞こえない。意識が遠のいていく 夏希が今に入って数秒後、ようやく健二が夏希の存在に気付いた 急いで夏希の方にかけより居間の扉を閉めた 「えっと・・ど・・・どうしたんですか…?」 健二が、ひきつった笑みを浮かべる 「何してたの・・・・?」 「え・・・っと、その・・・」 健二が二ヤつきながら、いい訳を考えているのがわかる 唇をかみしめる夏希の顔に一筋の涙が流れる 「夏希先輩・・・・?」 「そうゆことなの・・・・?」 「・・・・・え・・?」 健二が驚いた顔を見せる これ以上健二のそばにいたくなかった 気がついたら夏希は居間を飛び出し、はだしのまま外へ走り出していた。 「夏希先輩!」 健二が慌てて走り出す。 夏希は走った。とにかく健二のそばから離れたかった 信じていた健二が・・・ 2年前、自分のことを大好きだといった健二が・・・・ 世の中のすべてが信じられない気持だった 気がついたら見知らの崖に居た。 目からとめどなく涙があふれ出す しばらくすると、息を切らした健二がやってきた。 「せんぱ・・」 健二がこちらにやってくる 「こないで!」 ぴくりと、健二が肩を震わす 「何で来たのよ・・・」 713 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/13(日) 11 37 54 ID SdmhPRwx ポツリ・・・ポツリ・・・雨が降ってきた 震える体を押さえながら夏希が言った。 「え・・それは、夏希先輩が・・・その・・泣いていたから・・どうしたのかと」 「どうかしたかですって!」 「え・・・?」 「こないでよ・・あのまま二人で続きやってればいいじゃない・・・」 「夏希先輩?なんか勘違いを・・」 「勘違い?じゃあ、二人で何してたのよ!」 「えっと・・その・・」 夏希が、鼻で笑った 「言えないじゃない!だからその・・・してたんでしょっ!」 「ちっ違います!」 「え・・・?」 「僕と真琴先輩は・・・」 健二が、何かを決心したような顔をした 「夏希先輩の・・その・・誕生日会の・・準備を・・・」 「誕生会!?」 ふと考えると、それもそのはず今日は何を隠そう7月19日なのだ 雨が、本降りになってきた 「え・・じゃあなんで・・その・・真琴と・・・」 「あれは、僕がテーブルの角に転んで・・真琴先輩の上に・・」 そういえば、テーブルの上の皿が落ちてたような・・・・ 「ホント・・・?」 「あ、ハイ!」 「・・・・・・」 夏希は自分の考えが、すべて杞憂なことを悟った。 「ゴメン・・・その・・勘違いしてた」 「・・・・・・そうですか。」 「ゴメンね。健二君のこと信じられなくて」 健二えの怒りはとっくに消え、今は申し訳なさでいっぱいだ 「大丈夫ですよ・・その・・僕も勘違いされるようなことしてたし・・・」 「許してくれるの?」 「はい、勿論です」 「・・・ありがとう」 信じられないような豪雨の中だったが夏希の心は健二の優しさに感謝する心でいっぱいだった 「その・・帰りましょうか」 健二が、手を差し伸べる 「うん・・」 夏希が手を伸ばす・・・・・・その時だった ゴオォォォォ・・・・・・・ 「ん?何の音」 夏希があたりを見回す その時、夏希が立っていたところが崩れた 「きゃぁぁぁぁー」 夏希が悲鳴を上げた 「せんぱーい」 どこかで健二の声が聞こえた 714 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/13(日) 11 48 19 ID SdmhPRwx 「うっ・・・うぁ・・」 夏希は、頭を必死にかばいながら落ちていった。 「うあぁ・・」 やっと止まったところは道路だった 「・・・・っ・・・」 痛みに耐えながらも立ち上がる夏希 (死ぬかと思った・・・) ほっとした夏希だが、夏希の不幸はそれだけでは済まなかった プゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーー トラックの甲高いクラクションが鳴る。 後ろを見ると8mほど先に10tトラックが見えた 逃げようと思ったが体が動かない いや、動けたとしても間に合わなかっただろう 死を確信した夏希は意識が遠のいてくのを感じた (健二君を疑った罰なのかな・・・) そんなことを思った瞬間夏希の意識が飛んだ が、意識が飛ぶほんの少し・・・ほんの少し前に、車のフロントガラスに白い影が見えた そんな気がした 715 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/13(日) 12 04 56 ID SdmhPRwx 体がやけに重い・・・ 私、死んだのかな・・・ そんなことを思っていると、なぜか、懐かしい感覚がした なんだっけ・・この感覚・・・・ 居間で、パーティーの準備をしていた万助が、その異変に気付いた (ハヤテの奴・・やけにうるさいな・・) 気にしないようにしようと思ったがなぜかいやな予感がした ためしに庭に向かっていくと、その予感が的中した 「なっ・・・・万作ーーーー早く来てくれぇー」 「・・・・・・」 夏希の意識が戻った・・ 夏希は自分が生きていることを悟った。 目を開けてみると、そこには、母の雪子がいた 「かあさん・・・?」 「夏希・・?夏樹!みんな、夏希の意識が戻ったわよ!!」 (あれ?なんでここにいるんだ・・・確か私はトラックに・・) 「・・・・・・っ!」 頭が割れるように痛い 「夏希!まだ動いちゃだめよ!」 「何で私ここにいるの?みんながここに運んできてくれたの?」 母の雪子が目を逸らした 「ねぇ、なんで?」 「それは・・健二さんが・・・」 「健二君?健二君が運んできてくれたの?」 「うん・・・」 「そうなんだ・・お礼言わなくちゃ」 夏希は隣の部屋とを仕切るふすまを開けた 716 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/13(日) 12 14 25 ID SdmhPRwx そこには、親戚一同が集まっていた そして、中心には健二がいた しかし、健二はみんなにお礼を言われているわけではなかった 「なっ・・・・」 そこには血まみれの健二がいた。 「夏希か・・・目が覚めたか・・・」 万作が夏希を一瞥し再び健二に向き直る 「ねぇ、なんで健二君が・・・」 その時・・ 「夏・・・きせ・・・先輩、気が・・ついたんですね」 喘ぎながら健二が言う その時、すさまじい音で誰かがやって来た 「おい、みんな捕まえてきたぜ!」 そこには、見知らぬ男と翔太がいた 「だれ・・・?」 「お前たちを引こうとしたトラックの運転手だ。」 翔太が言う 717 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/13(日) 12 24 15 ID SdmhPRwx 「引こうとした何て人聞きが悪いっすよ」 運転手の男が言う。年は、20代前半だろうか 「じゃあ、これはなんだ。」 翔太があるものを取り出した それは、ビール瓶6本ほどだった 「こんなもん飲んでて、まともな運転できるのかよ!」 「おい、翔太やめろ!。そいつを、追及してもどうにもならない」 太助が言う。 「くっ・・どうなんだ万作おじさんよ」 「かなり厳しいな・・」 「厳しいって、どうゆうことよ!」 夏希が叫ぶ 「ろっ骨が折れて肺に突き刺さっている。呼吸がうまくできていない」 「そんな・・・」 718 名前:夏戦争・続(ほぼ非エロ)[] 投稿日:2009/09/13(日) 12 38 24 ID SdmhPRwx 「何で・・・ねぇ、なんでこんなことになったのよ」 いまいち状況を理解できていない夏希は誰かに説明を求める 「俺が、おまえたちを見つけた・・・」 万助が言うにはこうだった 庭に出てみると、血だらけの健二が夏希をおぶって庭で倒れていたらしい 夏希は頭を打っていて気絶していただけなので大したことはなかったが健二の方は ひどかった。 口は何とか聞けるようだが、万作が言ったように肺に折れたろっ骨が突き刺さり 呼吸ができなくなっている。 「でも、引かれそうになったのは私だし健二君は・・・」 そう言いかけた時、夏希の記憶がよみがえった 夏希が死を覚悟したとき、健二が転がるように山を下りてき、夏希を力いっぱい 押してトラックの進行方向から逸らす だが、自分は逃げるのが間に合わなく・・・ 「なんでよ・・あそこに出れば健二君だって無事じゃ済まないってわかってたでしょ?」 「それ・・は・・・」 親戚中が健二に注目する 「約束・・・した・・から・・」 「約束!?」 「栄・・お婆さん・・と・したからです」
https://w.atwiki.jp/swars/pages/33.html
227 名前:カズマ誘拐凌辱1[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 22 11 35 ID ??? 古びた金属の臭い。 何か今の状況のヒントになるものはないかと鼻を利かせようとすると、埃を吸い込んで 咳き込みそうになった。いつ汚したのか、汗ばんだ体に砂が纏わりついてざらざらする。 真っ暗な視界で、佳主馬は神経を尖らせていた。 じっとりと嫌な汗を含んだタンクトップが肌に張り付いて不快だったが、 後ろ手に縛られたこの状況ではどうにも出来ない。 (落ち着け、落ち着け…!) ともすれば恐怖でパニックを起こしそうになるのを、意思の力で何とか留める。 噛み締めた猿轡は、既に唾液でぐっしょりと濡れていた。 ギィイ。 嫌な音と共に、人が入って来る気配がした。 多分男、それも大人の、それも数人。 塞がれた視界でも、彼らの視線が自分に突き刺さるのが分かった。 得体の知れないそれから少しでも逃れたくて、無駄な努力と知りつつ佳主馬は身を捩る。 ジャリ。 誰かが近づいて来る。一歩一歩、佳主馬に知らしめるようにゆっくりと。 大きな手で頬を撫でられ、佳主馬は息を飲んだ。どくどくと心臓の音がうるさい。 男の手がアイマスクに掛かる。 あれほど外そうと奮闘していたそれがあっさりと落ちるのを、 佳主馬は目を固く閉じて拒んだ。 228 名前:カズマ誘拐凌辱2[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 22 12 38 ID ??? 臨月へと入った聖美に代わり、佳主馬は(佳主馬にしては、と言う程度だが) 積極的に家の手伝いをするようになった。「助かるわぁ」と大きなお腹を揺らして感謝する母に、 「別に」と答えながら洗濯物を取り込む。まだ時計の針は真上にあるというのに、 朝干したそれらは、夏に逆戻りしたような陽気のおかげですっかり乾いていた。 「ほんとありがとね、佳主馬。お母さん助かっちゃった」 「別に、このくらい何でもないよ。他に何かすることない?」 「もうないわよ。あんたも、家のことはいいから少し外で遊んでらっしゃい」 「いいよ、暑いし」 言うが早いか、快適な自室のパソコン目指して踵を返した息子の肩を聖美はむんずと掴んだ。 「あんた、日曜の昼間からそんな自堕落な生活するもんじゃないの。そうだ、プール! 市民プール行ってらっしゃいよ!こんなに暑いんだし、ちょうどいいじゃない」 妊婦と言えども、陣内家の血を引く女だ。有無を言わせない。 10分もしないうちに、佳主馬は海パンとタオルの入ったビニールバッグをぶら下げて、 炎天下の往来を歩く羽目になった。 229 名前:カズマ誘拐凌辱3[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 22 13 41 ID ??? 「…あっつー…」 夏休みが終わって2週間は過ぎたと言うのに、陽射しは真夏のそれだ。 じりじりと音を立てて攻撃して来るような陽射しから少しでも身を守ろうと 木陰を選んで歩くが、あまり効果はなさそうだ。 (これ以上黒くなったら、どっちが前だか分かんなくなっちゃう) 父親が笑いながら言った言葉だが、この陽射しでは冗談にならない。 出発した時は嫌々だったが、今は一刻も早く冷たい水に浸かりたい。 佳主馬はサンダルを履いた足を速めたが、ふと、誰かに見られているような気がして立ち止まった。 「……?」 昼下がりの住宅街は閑散として、佳主馬以外の人影はない。 大分少なくなった蝉の鳴き声だけが、通りに響く。 頭がおかしくなりそうな、けたたましい鳴き声のせいだ、きっと。 佳主馬は頭を小さく振って、再び小走りに走り出した。市民プールへの最後の角を 曲がると、白く大きなバンが停めてあった。街路樹の下に隠れるようにして存在しているそれに、 ちらりと目を遣ったその時、勢いよく開いたドアの中からにゅうっと毛むくじゃらの手が伸びた。 ぎょっとする間もなく、佳主馬の腕は力強く掴まれた。 「な…」 反射的に身を引こうとするも、逞しい手が二の腕をぎりりと掴んで離れそうにない。 ――なにすんだよ、このヘンタイ! 思いっきり大声を出してやろうと開いた口は、後ろから乱暴に塞がれた。 「んむっ!!」 後ろにも、男がいた。 佳主馬より頭2つ分は大きいその男は、はあはあと息を荒げながら小さな体をきつく抱き締めてくる。 汗と煙草と酒の混ざったきつい体臭に包まれて、ぞっと鳥肌が立った。 後ろから覆い被されるように羽交い絞めにされた佳主馬の脳裏に、終業式に配られたプリントの「変質者に注意しましょう」の文字が浮かぶ。 「んー、んーー!!」 必死で身を捩り、口を塞ぐ大きな手を外そうとガリガリ引っ掻くが逞しい腕はびくともしない。 佳主馬は為す術もなく、車内に引き込まれた。 「出せ!」 ドアが閉まるが速いか否か、バンは勢いよく走り出した。 ほんの数秒の出来事で、後には何も残されなかった。 両手に買い物袋をぶら提げた主婦が急に角を曲がってきた大型のバンに轢かれそうになり、 「危ないじゃない」と走り去る姿に叫んだけれど、それだけだった。 230 名前:カズマ誘拐凌辱4[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 22 14 45 ID ??? 「…ああ、分かった」 助手席に座る男が二言三言話してから、電話を切った。 助手席というのは佳主馬の予想で、本当はまったく違う席にいるのかも知れなかった。 アイマスク、猿轡に手足を縛るロープ。あっと言う間に佳主馬は身動きが取れなくなった。 隙あらば蹴りの1つも入れてやろうと思っていたが、狭い車内で数人の男に抑えられているのだ。 ただでさえ細身の佳主馬に、抵抗らしい抵抗など出来るはずがなかった。 後ろにいた男を含め、車内には少なくとも3人。 人数の多さと手際の良さに、ただの変質者ではなく始めから自分を狙っていたのだと分かった。 (何で?誘拐?僕が?) 特別裕福という訳ではない、中流家庭だ。佳主馬には訳が分からなかった。 それでも、大人しくしている訳にはいかない。 どこかよその家と間違えて自分をさらったのだとしたら、お金持ちの子供じゃないと分かれば殺されてしまうかもしれない。 何と言っても、誘拐するような連中なのだ。佳主馬は恐怖に震えだしそうになる体を抑えて、必死に考えた。 カンカンカンカン。 踏切だ。前の席の男が舌打ちをする。すぐ近くに、キュッと自転車の止まる音が2つ。 踏切の警報音に負けずに高い声できゃらきゃらと話し始めた。恐らく女子高生だ。 「んーー!んんーーー!!」 佳主馬はあらん限りの力を振り絞って声を出し暴れた。 縛られた足首を必死に伸ばし、ドンとドアを蹴ることまで成功した。 が、そこまでだった。 「静かに、ね」 ひた、と湿った手のひらが顔の中央に被せられた。 口いっぱいに猿轡が噛まされた今の状態で、鼻を塞がれたら。 男の冷静な声に、これ以上暴れたら間違いなくそうするだろうという確信を持ち、佳主馬はそれ以上動けなかった。 「いい子、いい子」 大人しくなった佳主馬の剥き出しの肩を、男の分厚い手が撫でた。 首筋を流れる汗を辿るような執拗な手つきに、佳主馬は吐き気を催した。 231 名前:カズマ誘拐凌辱5[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 22 16 07 ID ??? 車での旅は数分にも数時間にも感じられた。どこをどう曲がったかなど、もうまったく覚えていなかった。 ようやく止まったかと思えば、人気のない場所なのだろうか、周囲を気にした様子もなく軽々と車から運び出され、 埃っぽい部屋に縛られた状態のままで放置された。 そして、今に至る。 佳主馬はアイマスクを外されても、固く目を瞑って決して開かなかった。 誘拐犯の顔を見てしまえば、無事に帰れる可能性が低くなると判断したからだ。 『顔を見られたからには生かして帰す訳には行かなくなった』 これは、誰と見たドラマの台詞だったろうか? 続けて猿轡が外され、佳主馬はけほけほと咳き込んだ。 「佳主馬くん、目を開けていいんだよ」 思いもかけない優しげな声が掛けられて、佳主馬は思わず目を開いてしまった。 そして、その場の異様さに息を呑んだ。 思ったよりも広い部屋だった。10畳ほどだろうか。使われなくなった倉庫の一室、という印象だ。 窓があったらしき場所は内側から板が打ちつけられ、外の様子はまったく伺い知れない。 そのとき佳主馬は自分が転がされていたのが古いベッドだとようやく知った。 錆びた骨組みの上にところどころスプリングの飛び出たマットが置かれただけの、ボロボロの代物だ。 薄暗い室内で、マスクを付けた男たちが4人、こちらを向いて立っていた。 何よりも異様なのは、その顔だ。彼らの顔につけられたマスクには、どこか見覚えがあった。 すべて、OZで使われる動物のアバターを模したものだ。ポップなデザインのそれらは、今の状況にあまりに似つかわしくなかった。 佳主馬のアイマスクを外した男が立ちあがり仲間の許へと歩いていったが、その顔にはなんとミッフィーのお面が付けられている。 男の大きな顔を到底隠しきれず、日焼けした逞しい顔が可愛らしいウサギの下から覗いて、異常な雰囲気を強めていた。 (1…2、3…4、5…) 5人。 佳主馬はごくりと唾を飲み込んだ。大人の男が5人も揃って、何だと言うのだ? 不自由な体で何とか身を起こし、彼らを睨みつけた。 「何なの、アンタら…」 怯えてなんかいないと威嚇するつもりだったのに、語尾が震えてしまった。 彼らは佳主馬の問いには答えず、ベッドから数メートル離れたところに置いてあるテーブルで何かを熱心に操作していた。 その中心にあるものに気付いた時、佳主馬は冷静さを忘れて声を上げた。 「それ、僕のケータイ!」 232 名前:カズマ誘拐凌辱6[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 22 16 59 ID ??? 男たちは制止に耳を貸した様子もなく、佳主馬のケータイをパソコンに繋いだ。 カタカタと短い操作音の後、パソコンの画面に現れたのは佳主馬のアバター、キングカズマだった。 おお、と感嘆に近い声が上がる。 犬、猫、鳥、牛、そしてお面のウサギがこちらを振り返る。 マスクの奥から熱っぽい視線を注がれて、佳主馬は居心地の悪さに身じろぎした。 「な、なんなの…」 「池沢佳主馬くん、君がキングカズマだね」 「…だったら何」 「僕たちの顔に、見覚えはないかな」 「顔って…」 マスクした顔で言われても。 佳主馬の困惑が伝わったのか、犬のマスクの男が小さく笑って自らのマスクを指さす。 「この顔だよ」 「OZのアバター…?」 言われてみれば、どの顔もOZの、それもOMCで何度か見かけたことがある、ような気がする。 いや、間違いない。 あのサイケデリックな模様の鳥頭に、つい先日かかと落としを決めたはずだ。 いつもの通り瞬殺だったから、名前までは覚えていない。 233 名前:カズマ誘拐凌辱7[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 22 18 12 ID ??? 佳主馬の思考を読んだかのように、鳥頭が続けた。 「ここにいるのは皆、OMCでキングカズマにこっぴどくやられた者たちだ」 犬も猫も牛もウサギも、一様にうんうんと頷く。 なぜ自分が、という一番の疑問が解決されると同時に理不尽な怒りが沸き上がり、佳主馬は勢い込んで叫んだ。 「だから何?OMCで勝てないから現実でリンチでもしようっての?いい大人が揃いも揃って、バッカみたい!」 「違う!!」 それまで一言も喋らなかった牛のマスクの男が、佳主馬の言葉に激昂したように叫んだ。 縦にも横にも大きな、それこそ牛をイメージさせる男の激しい反応に佳主馬はびくりと身を竦ませた。 鈍重なイメージに似合わない速さで、佳主馬のいるベッドの足元に歩み寄る。 (なっ、殴られる!) 佳主馬は目を瞑ってきゅっと奥歯を噛んだが、予想していた衝撃はやって来なかった。 おそるおそる片目を薄く開いてから、佳主馬は驚きに目を大きく見開いた。 大男が佳主馬の足元に跪いていたのだ。間の抜けた牛のマスクをつけた大男が、 縛られ身動きの出来ない自分の足元に跪いているのは何とも奇妙な光景だった。 こちらを見上げるマスク越しの瞳に傷ついた色を見つけて、佳主馬は困惑した。 「…キングカズマは皆の憧れだよ」 「は……?」 「誰も敵わない…誰も届かない、孤高のヒーローだ」 この男は何を言っているんだろう。佳主馬は戸惑い、答えを探して顔を上げた。 いつの間にか、他の男たちも佳主馬のいるベッドに近づいていた。 後ろに回ったらしい男がベッドに乗り上げ、スプリングがぎしりと嫌な音を立てる。 数人の男にじわじわと詰め寄られて、佳主馬は本能的な危機感にぞくりと身を震わせた。 「だから、リンチなんてするもんか。ただ…触れたいだけなんだ。OZではどうしたって触れられないキングカズマに」 跪いたままの男が、佳主馬の裸足の指にそっと口づけた。 つづく
https://w.atwiki.jp/swars/pages/102.html
898 名前:健二の冬休み①[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 13 14 29 ID hsREW6zV 2010年12月末、陣内家にて 湯船のつかりながら、僕は窓の外に絶え間なく降り続く粉雪に見入っていた。東京では絶対見る事が 出来ない風景だった。 冬休みを利用して、僕は夏希先輩の帰省に彼氏兼荷物持ち兼年越し準備作業員として参加していた。 夏以来両親とごく普通に会話出来るようになった僕だけど、両親の仕事の都合だけはどうにもならなかった。 そんな僕にそれならと、大学受験を推薦で早々と終えた夏希先輩が救いの手を差し伸べてくれた。 また私と一緒に上田に行けば良いじゃない、と。 そんな訳で僕は陣内家で重労働にいそしんでいた。風呂掃除、屋根の蜘蛛の巣はらい、ハヤテの散歩等、万理子叔母さんの 思いつく限り(もちろん僕の物理的守備範囲内で)家事労働にいそしんだ。ご飯は美味しいし、陣内家の人達は何だかんだで 僕に気を使ってくれるのは事実だし。 今日は珍しく全員バラバラに行動していた。この家に今いるのは僕一人。大家族の年末でもこういう事ってあるんだな。 僕は万理子叔母さんの言いつけで特に風呂掃除を念入りにやっていた。あらわしの落下で噴出した温泉を引き込み、家屋の修理と同時に大幅に増築した陣内家の 大浴場だ。工事前は万作さんから露天風呂の導入を強く主張されたそうだけど、万理子叔母さんの「うちは温泉旅館じゃありません!! 誰が管理すると思ってんの!!」 という非常に現実的な意見で、元からあった風呂場の拡張&温泉化に落ち着いたらしい。 それでも源泉かけ流しの湯であるあたり、温泉地の面目躍如ってとこか。費用は工事後の保守管理も含めて全部国が持ってるそうだ。あらわし落下の経緯を考えれば 妥当なようなそうでないような・・・・ 「はあ・・・・極楽ごくらく・・・やっぱ日本人は温泉だよなあ・・・・」 誰もいないのを良い事に、普段なら絶対言わないセリフを口にしてみる。僕が洗ったお風呂ですもん。 一番風呂くらい構いませんよね? 万理子おばさん。 899 名前:健二の冬休み②[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 13 33 33 ID hsREW6zV ガラっと脱衣所の戸が鳴って、誰かがこっちに近寄って来る足音が聞こえた。 誰だろう?ひょっとして夏希先輩? 翔太兄ぃの新しい車で麓のコンビニに行ったっきりだけど 帰って来たのかな? いや、それにしては車の音が聞こえ無かったし第一あの 翔太兄ぃの前で僕と先輩が混浴なんて許されっこない。手段を選ばず先輩を足止めするはずだ。 今日は頼彦さんたち消防三夫婦もいないから、誰も翔太兄ぃを止められないし。 じゃあ、湯煙に隠れるあの人陰は誰? 「ちょっと、誰かいるの?! あたしメガネ置いてきたから目を細めないと何も見えないんだけど!」 このハイテンションで高圧的な、長女体質むき出しのしゃべり方は・・・・・・ 「りりりりりりりりりり理香さん??????!!!!!!!!」 僕は思わず湯船から立ち上がった。 「はあ?・・・・・・って健二くん?!やだ!ばか!ちょっと! 前隠して、前 !!」 「ええ?!・・・・・・・・わああああああああああ!!!!!!!!!って理香さんも!!」 「は?・・・・・・ってぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!ああっちょっわあああ!」 「理香さん危ない!! いて!!」 いきなり全裸で出くわした僕と理香さんは、そろって悲鳴を上げた。どちらも身につけていた物はタオル一枚もない。 そりゃそうだ。理香さんにすれば自宅の風呂だし、僕は最初から一人だったんだから。 パニックになった僕は、お湯の中にしゃがみこんだ。理香さんもかがんで自分の身体を僕の目から隠そうとするが、 バランスを崩して足を滑らせてしまった。 ガラでもなく理香さんを助けようと湯船から飛び出した僕は、向こう脛を思いっきり浴槽にぶつけて床に転げ落ちた。 その上に理香さんがどすんと倒れ、僕の頭は床に叩きつけられてしまった。 「ぶげっ!!」 「痛い!!」 理香さんの全体重で押しつぶされた僕の視界は闇のなり、その闇の中で打ち上げ花火が輝いた。 どうせなら本物の花火でお願いしたかたったんですけど。 900 名前:健二の冬休み③[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 13 59 18 ID hsREW6zV 変な感触だった。背中は冷たくて頭はずきずきして、胸は肺の中の空気が搾り出されるように 何回も押しつぶされ、ついでに口から生暖かい物が強制的に何度も押し込まれている。 何だこれ? ハヤテが僕の胸の上に馬乗りになって、僕の顔を舐めてるのか? いやこの場合は馬乗りじゃなくて 犬乗りか。おい止せよハヤテ、息がかえって苦しいよ。苦しいって言ってるだろ・・・・・・ 「ぶはっ!!・・・・・・はあっはあっはあっ・・・・・・」 「良かった!! 健二くん気がついたのね? あー!ちょっともう驚かさないでよ!!死んだかと思ったじゃない!! もう勘弁してよねー!!」 「理香・・・・・・さん?・・・・・・」 大浴場の床に仰向けになった僕の顔の目の前で、理香さんがまくし立てるように言った。メガネは無くふだん大雑把にまとめてる髪は 湯気と汗で濡れ、胸元から太腿まで大きめのバスタオルをぴっちりと巻いていた。聞けば市内での用事が済んだ理香さんは、 帰り道で足が冷えたため温泉に浸かろうとしたら僕に出くわしたらしい。驚いた理香さんの下敷きになった 僕は一時的に気を失い、理香さんの手で緊急措置を受けていたそうだ。 「うちの市役所でね、職員のAED講習が義務付けられてんのよ。災害時の備えてね。電気ショックの機械は無いから 人力のみだったけど、上手くいって良かったわー!!」 「AED?・・・・・」 「そう!、心臓マッサージと人工呼吸! 見よう見まねだったけど、どうなる事かと思ったわよー!!」 「人工呼吸?・・・・・」 つまりさっきの口元の生暖かい感触はハヤテじゃなくて・・・・・・・・・そう思った僕は自分の唇を 指でなぞって感覚を思い出す。 「ええええええっ!!!」 「やだ!変な事考えないで! 緊急事態なんだからね!!・・・・・・・・・・その、怒った?」 理香さんが僕の目の前まで顔を寄せてそう言った。ド近眼なのは事実らしい。メガネを外した佐久間も 時々似たような事をするから。 理香さん、本当はきれいな人なんだ、と思った。初めて目の前で見る理香さんの素顔。 濡れてまっすぐになったロングヘア、白い肌とすらっと長い手足、背筋が伸びた立ち姿は夏希先輩に通じる 物がある。身体つきが先輩と似てるのは陣内家の遺伝で、姿勢が良いのは間違いなく栄おばあさんの躾けだろう。 じつはこんなに美人なのに40代で独身なんて信じられない。へスタイルとファッションに無頓着そうなのは僕と 同じで気持ちは良くわかるけど。やっぱりあの性格が原因か。僕とは真反対の意味で異性と縁の薄い人なのか。 901 名前:健二の冬休み④[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 14 17 38 ID hsREW6zV 「あの・・・・・ご、ごめんね? まさか健二くんがいるとは思わなかったから・・・・・嫌だったでしょ? こんなオバサンが人工呼吸なんて・・・・・」 「そんな事ないです! 僕が着替えをもっと目立つところに置いておけば良かったんだし! 気を失ってたのを助けてくれたし! それに理香さんすごくきれいだし!・・・・・・・」 あれ? 僕は今誰に向かって何を言っている? はっと我に返った僕に理香さんの顔が迫った。生暖かい吐息が、目を 見開く僕の顔に吹きかかる。 「・・・・・・それ、どういう意味? 今あたしの事を何て言ったの?」 「いや!その!べべべべつに変な意味じゃなくてその! あああ、どうもありがとうございました!! ぼ、僕もう上がりますから!!」 「待って!!」 「ええええええ??!!」 起き上がって脱衣所へ逃げようとした僕の手を、理香さんの手が握り締めた。 「お願い・・・・・・もう一回言って。あたしの事きれいって・・・・・・もう一回だけで良いから ・・・・・・男の人からそんな事言われるの・・・・・・もう、何年ぶりか・・・・・・」 ちょっ、何だこの流れ! まずい。この流れは実にまずい。まずすぎる!! 「あたし、あたしこんな性格だから、男の人と付き合った事がすごく少なくて・・・・ 自分の意思で独身でいるとか言わないと周囲に格好がつかなくて・・・・・それでますます男の人が 近寄らなくなるのは分かってるのに・・・・・・」 そう言いながら、理香さんはうるんだ瞳で僕の目をみつめ続けた。涙が、理香さんのほほを 伝った。 「で、でも僕には・・・僕には夏希先輩が・・・・・・」 「夏希なら、当分帰ってこないわよ」 「へ?! 何で?!」 「今、雪がすごく降ってるでしょ? それで下の道が渋滞してるの。あたしもバス降りて 歩いて帰ってきたから・・・・・・翔太の車が渋滞に捕まってるのも見えたし・・・・・ 母さんも、遅くなると思う。」 待って理香さん! それはつまりその・・・・・・・・! 「お願い・・・・これ以上言わせないで・・・・・女に恥、かかせないでよね」 「り、理香さん!!」 理香さんの身体を覆っていたバスタオルが、はらっと落ちた。 僕の理性のタガも、同時に地の底まで落ちていった。 902 名前:健二の冬休み⑤[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 14 37 11 ID hsREW6zV 何でこんな事になったんだろう。そう思いながら僕は理香さんを求めずにはいられなかった。 理香さんも同じ事を考えてるんだろうか。 お湯の中で僕と理香さんの手はお互いの身体をまさぐりあい、二人の舌はその間ずっと絡み合っていた。 「あむぅ・・・んんん・・・・・んはあ・・・・健二くん・・・・」 「んふ・・・・ふんん・・・・ああ・・・・理香さん・・・・・・・」 温泉でとろけたのか、理香さんの肌は僕の手の平に良く吸い付く。夏希先輩の肌は濡れてもすごくなめらかで、僕の手は 滑るように先輩の身体を撫で回す事が出来た。先輩はそのたび、気持ちよくて声を荒げていた。でも理香さんの肌は違う。 先輩を愛撫するのと同じように理香さんの肌を触っても、理香さんの肌はタコの吸盤のように僕の手のひらに吸い付くのだ。 手の平だけじゃない。全身がねっとりと溶けて絡みつき僕を興奮させる。そんな感じがした。 温泉のせい? 違う。 理香さんの身体そのものが、そうやって僕を求めてるとしか思えない。 これが、大人の女性の身体なのか。 「ああ・・・・理香さん・・・・」 「健二くん・・・・お願い・・・・あたしの事・・・きれいって言って・・・・」 「きれいです、理香さん。すごくきれいです。それにこんなに・・・ああ・・・大人だし・・・ もう、良いですよね?・・・」 「良いわよ。あたしをもっと・・・・健二くんの物にして!!」 「理香さん!!」 そういうと僕らは、二人一緒に湯船から立ち上がった。 窓の向こうでは、ようやく雪が小止みになっていた。 903 名前:健二の冬休み⑥[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 14 44 15 ID hsREW6zV 「壁に手をついて・・・・そう、そんな感じです。」 「これで良いの?・・・・ひゃあ?!」 膝までお湯につかり、お尻を突き出した格好の理香さんの大事な部分を僕は指で大きく開き、 クリトリスをむき出しにした。膣の奥からにじみ出るぬめりは、絶対温泉のお湯なんかじゃない。 僕は少し灰色かかったピンク色の敏感なつぼみに、口をつけて吸い上げた。 「ひう!!ひいいっああっ!・・・・・・・ああああああああああ・・・・・・・」 あまり時間はかけられない。このまま吸い続けて一度イかせてしまおう。 僕はクンニをしながら両手の平で理香さんのお尻を円を書くようになで回した。 「あああ・・・あうっくうぅ・・・ふうんん・・・・」 もう少し・・・・もう少しで・・・・・・ 904 名前:健二の冬休み⑦[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 14 54 53 ID hsREW6zV 「ひいいっ、ひいうっひああああああ~~~~~~!!ああうああ~~~~~~ !!!!!!!!!!・・・・・・・はあっはあっはあっはあああああ・・・・・・」 腰をいやらしく突き出し浴場の壁を爪でかりかりとかじりつつ、全身を震わせて理香さんはイった。長い ため息が、浴場の壁に反響して合唱しているように聞こえた。最高のコンサートだ。これからもっと最高にしてあげます。理香さん。 僕は震える理香さんの腰を両手で抱えて立ち上がり、自分の物をとろとろに溶けた理香さんの中心にぴたっと付けた。 中で出さなければ良いよな? 「ああ・・・・来る・・・・入ってくる・・・・健二くんが・・・・・あたしの中に!・・・」 「はい、もう入れます」 そういうと僕は、腰を押し出し一気にそこに押し入った。 「痛い!!・・・健二くんもっと・・・・もっとゆっくりしてよ・・・・」 「ええ?!だって理香さん確か・・・・」 少しは男と付き合った事があるって言ったのに? 「 久しぶりだとこうなるの・・・・本当に久しぶりだから・・・・」 それがセカンドバージンという現象だと分かったのは、ずいぶん後になっての事だった。いったい何年くらいしてなかったんだろう。 905 名前:健二の冬休み⑧[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 15 16 54 ID hsREW6zV 「じゃあ、ゆっくり動かしますね」 「うん・・・・お願い・・・」 ゆっくり・・・ゆっくり・・・そう自分に言い聞かせながら、僕は腰を動かし始めた。 温泉による汗と湯気が、大粒の水滴になって僕の身体から理香さんの身体にしたたり落ちる。 「はっはっはああ・・・・け、健二・・・・んん、んん、んはあ・・・・」 「ああ・・・理香さんのここ・・・すごくきつい・・・・」 理香さんが慣れてきたのを確認し、僕は腰のピッチを上げた。僕の下半身が理香さんのお尻に 打ち付けられるパンッ!パンッ!という音が、浴場で大きく響く。 「あぐ、あぐう・・・・すごい・・・こんなの初めてぇ・・・あはあ・・・・」 理香さんはあえぎながら、浴場の壁に爪を立て、顔をこすりつけた。湧き上がる快感に絶えかねたのか、 理香さんの腰は激しくくねり、僕は両手で押さえつけるのにかなりの苦労を強いられた。もう少しだ。 「あっあっあっあっあっあっあっあっあああああああ~~~~~~~~~~~!!!!」 「ふう!ふうう!、んん・・・んんん!!・・・・」 飛び散二人の汗、壁に反響するあえぎ声、温泉の熱さも手伝って、僕らはあっという間に絶頂に達した。 「ああが! ああがおお!!・・・ああっああっああっあああああ!!!!!!!・・・・・・・」 「んん!っくう!」 理香さんがイったのを見届けると、僕は自分のペニスを引き抜き、理香さんの背中に思いっきり射精した。 上気して真っ赤になった理香さんの背中に、僕の白い精液がぶちまけられた。 「はあ・・・はああああああああ・・・・・・んむう・・・・・・・」 「ああ・・・・理香さん・・・・・」 僕は理香さんを背中から抱きしめ、そのまま二人で温泉の中に沈み込んだ。天井から落ち続ける冷たいしずくの 感触が、僕らをすこしずつ現実に戻してくれた。 906 名前:健二の冬休み⑨[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 15 27 13 ID hsREW6zV その後に迎えた2011年の正月は、あわただしいけど楽しいものだった。僕は夏希先輩と初詣に行ったり、子供達と 人生初の雪合戦をやったり、佳主馬くんとOZについて遅くまで話こんだり、侘助さんに花札に誘われ、あやうく身ぐるみ はがされそうになったところで先輩に助けてもらったりとか、そんな感じだった。 その間僕は出来るだけ理香さんと距離を置いた。理香さんもそれを察してか、僕とは目を合わそうとしなかった。助かった。 どうやらお風呂場での事は、無かった事にしてくれるらしい。 1月3日の夜、僕と夏希先輩は陣内家を発った。表向きの理由は僕のOZのバイトだけど、本当は夏希先輩と二人だけの時間を すごしたいから。そして、理香さんとこれ以上間違いを重ねたく無いから。万理子叔母さんが手配してくれたタクシーに乗ろうとした時、 僕と先輩以外のもう一人が客席に飛び込んできた。理香さんだ。 「ちょっと駅前まで乗せてって! 用事ができちゃったのよ~!」 僕は心臓が口から飛び出るかと思った。 907 名前:健二の冬休み⑩[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 15 43 14 ID hsREW6zV 上田の駅まで向かうタクシーの中で、夏希先輩と理香さんのとりとめの無い話を、僕は 死刑台に登る気分で聞いていた。もちろん会話に混ざるなんて出来っこない。僕と理香さんの 間にあった事が先輩にばれたら、僕は間違いなく先輩に殺される。薙刀を振るって侘助さんに 斬りかかった栄おばあさんと同じく先輩は鬼気迫る表情で僕に迫り、日本刀で僕を一刀両断 するだろう。「健二くんを殺して、私も死ぬ!!」そんなセリフが今にも聞こえてきそうだ。 生きた心地がしないって、こういう状況を言うのか。 やがてタクシーは上田駅に着き、僕はトランクを明けて荷物を取り出し始めた。そこへついにというか 、理香さんが僕に話しかけてきた。 「ねえ! ちょっと健二くん!!」 車内で運転手さんと料金の精算をしている夏希先輩に、聞こえてる様子はない。 「夏には婆ちゃんの一周忌があるのよ! また来てくれるんでしょう?!」 「え!・・・・いや、その・・・」 そう言いながら、僕は数日ぶりに理香さんの顔を見た。メガネは普段通りだが、髪型と服と化粧は 明らかに違う。何と言うか、おしゃれに見えた。まさか僕と二人で話をするためにわざわざ?!! 「ねえ! どうなのよあんた!」 タクシー乗り場の照明に照らされ、普段よりずっときれいになった理香さんが正面から僕を見据える。 寒さで白くなった理香さんの息は暖かいまま僕のほほに触れ、化粧の奥で理香さんの顔がピンクに染まってるのを、 僕ははっきりと見た。 「その・・・ええと・・・」 とまどう僕に、理香さんは首を軽くかしげて微笑んだ。 「ん?」 「は・・・・はい」 どうやら理香さん、無かった事のする気は無いらしい。ど、どうしよう・・・・・・。 END
https://w.atwiki.jp/swars/pages/69.html
409 名前:佳主馬とカズマ続き1[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00 04 59 ID ??? (って、言ったはいいけど。) どうしたものか。佳主馬自身どうすればいいのか良く分からなかった。 とりあえず、自分でするときのようにキングのペニスを刺激する。 ほどなくしてキングのペニスは見た目に痛そうなほど完璧に勃起した。 (おっきいな……) すごく硬い。それでいて弾力がある。 キングが顔をゆがめた。 けれども嬉しそうな顔もしているから、たぶん気持ちいいんだろう。 自分以外のペニスに触れたのは初めてだった。けれども嫌悪感なんてものはない。 キングのペニスは既に佳主馬の小さな手の中では収まりきらず、赤く熟れた亀頭がちょこん、と顔を覗かせていた。 佳主馬はうっとりとした表情を浮かべながら、スローペースで上下にさする。 「気持ちいい?」 ぴょこん。 右耳がはねる。 「ん。よかった」 410 名前:佳主馬とカズマ続き2[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00 05 33 ID ??? どんなバトルでだって、こんなにドキドキした事はない。 今までにない胸の高鳴りに戸惑いつつも、佳主馬は手を止めなかった。 恍惚としたキングの視線とかちあう。 「――今度は、ボクの、番?」 まるでテレパシーのように、佳主馬のなかにキングの意識が流れ込んでくるような気がした。 佳主馬の問いに頷くと、キングは佳主馬の股間に手を伸ばす。 気づけば半勃ち状態だった。 キングをイジっているあいだに興奮していたらしい。 「んっ……キング、」 大きな手指からは想像も出来ないほど器用に佳主馬の包皮をぺろんとめくる。 オナニーを覚えて間もなく、恥ずかしいやらなにやらで結局あまり経験のなかった佳主馬の亀頭は見事なピンク色で、外気に触れてぴくぴくと脈打っていた。 はじめはゆっくりと、徐々にペースを上げながらしごきあう。 411 名前:佳主馬とカズマ続き3[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00 06 08 ID ??? 「はぁ……」 たまらなくなってキングの胸に顔をうずめた。 あたたかいお日様と、草原の香りがする。 「く、……んぁ」 くねくねと腰をよじり、どうにか絶頂から逃れようとする。 未だ慣れないその感覚は何だか怖いものだった。 自分が自分でなくなってしまいそうな、恐ろしく気持ちの良い感覚。 「んぅ、気持ちいぃ……」 その気持ちよさに全身の力が抜けてしまい、佳主馬はキングにもたれかかった。 それでもキングのペニスを握る手を休めない。 一緒に気持ちよくなってほしい。一緒に気持ちよくなりたい。 「はぁ……ん、ふ……」 精通の時のような感覚が佳主馬を襲っていた。 頭の中がふわふわとして何も考えられなくなる。 何かが、身体の中を登ってくる。 412 名前:佳主馬とカズマ続き4[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00 06 40 ID ??? そんな佳主馬の様子を察知したのか、キングは佳主馬のペニスを一気にしごきたてた。 「あぅっ……!!」 腰がガクガクと揺れて、その振動に合わせて白い液体が佳主馬のペニスから噴き出すのとキングが大きく身体をビクつかせたのは同時だった。 ペニスをしごいていたのと反対の手で、赤いダウンジャケットをぎゅっと握る。 そうしていないと、意識が飛んでしまいそうだった。 「はぁ……はぁ……」 射精の余韻を残したまま、佳主馬はガクリとへたり込む。 まったく膝に力が入らなかった。 うっとりと、二人は軽くため息をついた。 射精直後のけだるさと眠気が佳主馬を支配する。 (このまま、目なんて覚めなきゃいいのにな) 優しげなキングの瞳が小さく揺れる。 ちゅ、っとキングのペニスにキスすると佳主馬は静かに目を閉じた。413 名前:佳主馬とカズマ続き5[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00 07 10 ID ??? その日、佳主馬にとっては決して心地のいい朝ではなかった。 嫌な予感がして、スポンサー提供、キング・カズマアバターを模したボクサーパンツをずらすと、案の定。 にちゃ、と白い液体が糸を引いた。 (最悪だ……!) あんな淫猥な夢を見て、あまつさえ夢精するなんて。 しかも、夢の内容も内容だ。 大好きな自分の分身、キング・カズマと、あんなことを……。 キングを自らの手で汚してしまったような気がして、罪悪感に苛まれた。 ――でも、すごく、きもちよかった。 佳主馬の胸がどくんどくんと高鳴った。 夢の内容を思い出し、ペニスが再び頭をもたげる。 更なる悪事に手を染めるような不徳を感じながらも、それさえも快感に変えながら佳主馬は右手を股間に伸ばすのだった。
https://w.atwiki.jp/swars/pages/66.html
267 名前:オナニー指導1/7[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 23 28 06 ID ??? 細い指がチャックを下ろすのをなんとなく見守りながら、僕は自分のパンツを上げた。 いつまでも半ケツでいる訳にもいかないし、 狭い納戸の中で2人してパンツをずらしているのもおかしな図だと思ったからだ。 しかし、膝まで落ちていたジーパンを上げようとしたところで佳主馬くんに咎められた。 「ちょっと…何、勝手に履いてんの」 「え、いや」 「僕1人が脱いでたら変な人みたいでしょ。お兄さんも着ちゃダメ」 「はい…」 さっきまで僕1人が脱いでたんだけど。 その事実について佳主馬くんは見事にスルーだし、言えない僕も僕だ。 結局、パンツはなんとか履いているもののジーパンを太腿まで下ろしているという 中途半端な格好で佳主馬くんが脱ぐのを見守ることになった。 何で僕こんな格好してるんだろう、とちょっと冷静に分析しかけたところで ハーフパンツが床にこすれる小さな音がした。 それだけで、意識のすべてがそちらに向いてしまう。 目の前で膝立ちになった佳主馬くんが、膝までハーフパンツを下ろして、 それは自分の意思で下ろしたんじゃないのに、とでも言いたげな、 ちょっと戸惑ったような顔で止まっている。 僕は、最近の子は大人っぽいパンツを履くんだなーと場違いな感想を持った。 大きめのタンクトップの下、グレーのぴったりしたボクサーパンツが覗いている。 その下からにょっきり伸びた2本の足は、 すんなりと細長くて確かに子供のものなのに、色気もへったくれもないはずなのに、 佳主馬くんはこんなところまで日に焼けているんだと思ったらなんだかドキドキした。268 名前:オナニー指導2/7[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 23 29 10 ID ??? よじよじと膝で動いて、ハーフパンツを完全に脱ぐ。 僕と佳主馬くんの距離はますます近くなった。 この薄明かりの中でも、目の前に来た佳主馬くんの薄い体が 緊張していることが分かるくらいに。 かっこいいボクサーパンツに手を掛けた佳主馬くんが、 今からでも「脱がなくていいよ」と言われるのを待っているみたいな顔で僕を見た。 僕がどんな顔をしていたのか分からないけど、 佳主馬くんはこくんと小さく喉を上下させて、 ゆっくりとパンツを下ろしていった。 さっき自分が脱いだ時には分からなかった衣擦れの音。 パソコンの小さな可動音よりも小さなはずのそれが、やたらと耳に響く。 くっきり浮いた腰骨から下の肌が露わになった時、僕は思わず声を上げそうになった。 白いのだ。 顔も手も足もよく焼けた佳主馬くんの、お腹から下が白い。 佳主馬くんの体はどこもかしこも健康的な小麦色なのに、 パンツをずらしてようやく見える部分は僕と同じ、白い肌だなんて。 薄暗い納戸の中では、佳主馬くんのその部分は余計に浮いて見えた。 最初から座っていてよかった。 でなければ腰を抜かしていたかもしれない。 小麦色と肌色の境目は、非常にプライベートな境目だ。 一緒にお風呂に入るとかでなければ、 このコントラストを目にすることはない。 聖美さんも、佳主馬くんのお父さんも万助さんも、他の誰だって、 少なくとも佳主馬くんが生えていないことを気にしだしてからはきっとこれを見ていない。 佳主馬くんが誰にも見せない、見せたくない部分を見ているのだと思うと、 体中の血液が沸き立つような錯覚にくらくらした。269 名前:オナニー指導3/7[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 23 29 52 ID ??? 「…ど、どう?」 声を掛けられて我に返る。 パンツをギリギリまで下ろした佳主馬くんは、珍しく不安げな顔だ。 僕も慌てて真面目な顔を作って、その部分に顔を近づける。 「ごめん佳主馬くん、タンクトップ持っててもらっていい?」 「あ、うん」 大きめのそれがお腹に掛かっていると影になって見づらかったのは本当で、 やましい気持ちでないことは誓ってもいい、んだけど。 自分でタンクトップを持ち上げている佳主馬くんは、なんていうか、その。 非常に、いかがわしかった。 しかもパンツを自分の手でずらして、おへその下、ツルツルの下腹部まで晒しているのだ。 そう、佳主馬くんのそこはツルツルだった。 腰骨のずっと下、大事なものが見えてしまうギリギリまで パンツを下ろしているのに、見事な無毛地帯。 産毛もチョロ毛も、何にもなかった。 こんな滑らかな肌にボーボーと毛が生えるなんてもったいないくらいだった。 だけど佳主馬くんのタンクトップを掴む手がぎゅうっと緊張しているのを見ると、 あっさり「何もないね」とは言えない。 せめて、もう少し時間を掛けて確かめてからでないと。 だからであって、けっしていやらしい気持ちとか下心からでないんだ。本当に。 「っ!」 指先で触れた佳主馬くんのお腹は、思っていたより温かかった。270 名前:オナニー指導4/7[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 23 30 42 ID ??? 「お、お兄さん…」 佳主馬くんのこんなに焦った声、初めて聞いた。 僕もつられて一瞬固まってしまったけれど、何にもやましいところなんてないんだと 自分に言い聞かせて、続行することにする。 あてた指をそろそろと動かして、感触を確かめる。 余分な脂肪の一切ついていない、ちょっと痩せた男の子の体。 ぺったんこのお腹に色気なんてあるはずがないのに、 指先に感じる体温に、なぜか心拍数が尋常じゃなく上がっていく。 これはあれだ、その。 本来なら、大人の男ならもじゃもじゃと毛が生えているはずの場所が、 すべすべしてて気持ちいいから。 指を滑らせれば汗でしっとりした肌がすいつくみたいで、離しがたいから。 だから新鮮でドキドキするんであって、 けっしていやらしい気持ちになっている訳ではないんだ。 「…もういいよ、っ、お兄さん、くすぐったい…っ」 鼠径部を指先でなぞっていると、くすぐったさに耐えられなくなった佳主馬くんが 停止を申し入れた。だけどまだ途中だし、うん。止める訳にはいかない。 何で僕こんなに必死なんだっけと頭のどこかで考えながら、ごほんと咳払いをひとつ。 毛の捜索がまだ終わってないんだけどと言いたげな顔を作って見上げれば、 それだけで佳主馬くんがぐっと詰まった。 「…触るなら、ちゃんと触って。指でこちょこちょやられると、くすぐったい」 「うん、了解」 許可を得たのをこれ幸いとばかりに、ぺったりと手のひらをつける。 僕の手はそれほど大きい方ではないけれど、佳主馬くんの下腹部がまるまる覆いきれる。 手のひらをあてて感じるのは、やっぱりそこがツルツルなこと。 すべすべで温かくて、とても気持ちがいいこと。 佳主馬くんには申し訳ないけど、毛なんか生えてこなければいいのにとさえ思った。271 名前:オナニー指導5/7[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 23 31 24 ID ??? 細いと言っても万助さんに鍛えられてるだけあって、お腹がきゅっと締まってる。 綺麗にすっと入った腹筋のラインに、これまた綺麗な形のおへそ。 その少し下が、褐色の肌と白い肌の境目。 左右のくっきり浮いた鼠径部のラインはいけないものを見ているみたいで、 だからこそ目が離せない。 佳主馬くんがくすぐったがるそこを視線で辿っていくと、 ずり下げたパンツの縁に行き当たる。 これ、邪魔だな。 「……」 いやもう、後から冷静に振り返れば、あの時の僕は何かがおかしかったんだ。 そうさせる何かがあの納戸にあったんだ。 だってあんな広いお屋敷に、僕と佳主馬くんの2人きり。 本が雪崩のように散らばって、狭い納戸は更に狭くなっていて、 そのせいで2人の距離はおかしなくらい近かった。 古い本の匂い、埃の臭いに混じってはっきりと分かる佳主馬くんの匂い。 汗と、ほんの少し甘い感じの。 冷静になるために深呼吸しようと思いきり吸い込めば、 肺の中が佳主馬くんの匂いでいっぱいになる。 だから、しょうがないんだ。 中学生の男の子に対しておかしなことに、有り得ないことに、 この下が見たいと思ってしまっても、しょうがない。 「………」 当てた右手の、人差し指をそっと、パンツのラインに沿わせる。 これ、ほんの少しずらせば、見えるんじゃないか? いやいや見えるって何をだよ、何を見ようとしてるんだよ僕。見てどうするんだよ。 ああでも1cmくらいなら。ちらっと見るくらいなら。 「……………」 人差し指を使って、パンツのウエスト部分をじりじりと下ろし始める。 全神経を人差し指に集中させた時、上から声が降ってきた。 「お兄さん」 その瞬間、すべての時間が止まった。 …ならいいのに、と急にクリアになる頭で思った。272 名前:オナニー指導6/7[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 23 32 06 ID ??? 僕には情けないことに見上げる勇気もない。 だって今、僕は中学生の男の子のパンツをこっそりずり下げて、 中身を見せてもらおうとしていたのだ。 その相手から声を掛けられて、我に返ったとは言え とても佳主馬くんの顔なんか見られない。 「なっ、なに…」 「それ」 声に咎める響きがないのを感じて、そろそろと顔を上げる。 小麦色の指がすっと伸ばされた先。 それを目で追うと、先ほどのように僕の下半身に行き着いた。 さっきと違うのは僕がパンツ丸出しなことと、 そのパンツの前がぐっと盛り上がっていることだった。 …そう、僕は佳主馬くんの下半身をまさぐりながら、 思いっきり勃てていたのだ。 「こ、これは…、いや、その、違うんだ、違うんだよ佳主馬くん、」 我ながらなんと説得力のない声だろう。 というか何が何と違うんだ。 そうは思うものの、言い訳しないわけには行かない。 思えば、こんな状況で僕が鼻血を出さずに済んでいたのは 血液が別の部分に回っていたからか。 なんて今、分析したところでしょうがない。273 名前:オナニー指導7/7[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 23 32 51 ID ??? ああ駄目だもう終わりだ、せっかく仲良くなれたのに、 言いにくい悩みを相談してくれるまでに信頼してくれたのに、もう終わりだ、 軽蔑されてしまう佳主馬くんに軽蔑されてしまう。 下を向いたままあたふたと言い訳にならない言い訳をする僕を見下ろして、 佳主馬くんが言った。 「もしかして…それ、勃起してるの?」 ものすごくストレートな言葉に、僕は目を白黒させた。 い、いやその通りなんだけどおっしゃる通りくっきりはっきり勃起させちゃってるんだけど。 君のその、わくわくした声はどうしたことだろう。 おそるおそる顔を上げると、佳主馬くんはじっと僕を見ていた。 薄明かりの中でも分かる、柔らかそうなほっぺたは少し赤い。 小さな唇がはっきりと弧を描いて、中学生に対して使っていいか分からないけど 嗜虐的という言葉がぴったり来る表情だ。 目がきらきらと輝いて、これは…軽蔑しているというより、好奇心いっぱいという顔だ。 まずい。 それはそれで、非常にまずい。 「ねぇ、お兄さん…」 佳主馬くんが顔を近づけてきた。僕は太腿で止まっているジーパンが邪魔で 身を引くことも出来ない。佳主馬くんの匂いが強くなって、くらくらする。 小さな唇が開いてその言葉を音にしようとするのを僕は祈るような気持ちで見つめた。 ああ佳主馬くん待って言わないでその先はお願い言わないで。 だってだって言われてしまったらもしも佳主馬くんに言われてしまったなら、僕は。 「それ、見せて」 逆らえるわけがないじゃないか。 そうして僕は、逆らえないのならそれは命令と一緒だとようやく気づいた。