約 923,735 件
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1990.html
喫茶店で佐々木と話をしていて、無人島のサバイバルの話になった。そこに何を持っていくか。そういうテーマだが…… 「長門。」 即答だ。佐々木はリンゴジュースを飲みながら溜め息をつく。 「キミねぇ。長門さんはドラえもんじゃないんだよ?自力で生きないと。」 「となれば、ナイフか?嫌な思い出の象徴ではあるが。」 「護身か。確かに必要だね。」 コーヒーを飲みながら一息つく。 「僕は他に持っていくなら、ビニール袋かな?」 「ビニール袋?」 「ああ。飲み水があるとは限らないからね。」 佐々木が図を書く。穴を掘り、太陽の放射熱と地熱を利用し、水滴を集めるのだという。 「成る程。理に叶う。なら、それで飲み水は確保したとして、次に必要なのは火か。ライターも必要だ。」 「ああ、そうだね。摩擦熱で熾火するのは流石に。虫眼鏡でもいいね。」 こうした『身も蓋もない議題』を、真剣に話し合う。 佐々木が『変な女』と呼ばれる所以であり、俺が佐々木と話していて楽しいところだ。 「変な話していいか?」 「なんだい?」 「中河から貰った、なんとも言えん画像でな…………」 佐々木が携帯を覗く。 キャラクターが、池からターミネーターばりに全裸で登場するシーン。 佐々木は爆笑を堪えている。筋肉隆々の角刈りの『女性』が、シュワルツェネッガーばりの登場、しかも名前が『鯖井 春』。 「ダダッダッダッダッ」 「……くっ……ふっ!や、やめたまえ……!」 携帯を次の画面に切り替えさせた。 内容が内容だけに省略するが……佐々木は足をバタバタさせてもがいている。 「酷い……酷すぎる……!なにが『この中で、幾多の猛者が果てていった。お前のがこの中で生き残る事が出来たら、立派に役に立つものになるだろう』だい……!」 「『さぁ来い!挑みかかれ!』」 「やめたまえっ……!」 笑いを我慢しすぎ、涙を浮かべながら佐々木が携帯を見る。無論。次の画像は更に酷かった。 最後のオチで、背後に戦闘機が飛ぶシーンを見た時が佐々木の限界だった。店内で大爆笑。二人揃って、陽気なカップルというヤツだ。 「向こう半年分は笑ったな。」 「くっくっくっくっ。」 時々、こんな具合に茶々を入れて。 「週末にキャンプに行く話から、何でまたこんなシュールな画像だい。」 「脱線させるのは主に俺だが。」 インドア派二人なだけに、アウトドアなんか似合わないんだがな。 「さて、本当にさっき言っていたものを用意するかい?」 「だなぁ。」 もう少し議題を深めよう。 「…ダダッダッダッダッ」 「やめろ。」 「アーオ!ンダッ!ダッ!」 「よく聞けば、マイケルかよ!」 議題を深めた結果、欲しいものはいくつもあり、それを『持って行く』よりは環境を活かす『知識と技術』が大事だという結論になった。 「週末のキャンプ、楽しみにしているよ。」 「ああ。いくつか実際に試すか。食べられる野草とか。」 「鈴蘭食べたら死ねるよ。あと、イヌホウズキもなかなか効く。」 「おいッ!」 そして週末。楽しいキャンプだ。駅で佐々木と合流したあと気配がしたので後ろを見ると…… そこにいたのは、長門。 「素人判断は、とても危険……。あなたたち二人でサバイバルさせると、致死的な事態に陥る可能性が3%あり、私という個体はそれを望まない。」 ……そ、その手一杯の荷物は…… 「私もついて行く。許可を。」 こうして、楽しいはずのキャンプは…長門監修のサバイバルに成り果てた。 「……長門さん。サバイバルの話を知っているって、監視していたのかい?」 「回答は、ツキヨダケを食べたら返す。」 女の戦いがあったらしいが、それは俺の知る由のない話だ。 やれやれ、余計疲れちまいそうだ…… END
https://w.atwiki.jp/xxxvzsadlmlrdimy/pages/23.html
動画「minecraftマルチでサバイバル生活」で使用しているワールドです。 《ワールド構成》 現在は、リスポーン地点から少し離れた位置に、マルチ参加者(私を含め3人)の家又は拠点があるぐらいw ※動画の未編集分がある程度片付くまでは、しばらくこのワールドは、使わないかもw
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/3786.html
緑神龍サバイバル・グリーン R 自然文明 (5) クリーチャー:アース・ドラゴン 5000 ■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、《光神龍サバイバル・イエロー》、《蒼神龍サバイバル・ブルー》、《黒神龍サバイバル・ブラック》、《紅神龍サバイバル・レッド》のいずれかを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMW-18 「アルケミア編I 錬金なる命」死などない。死神もいない。ただ終わりがあるだけだ。 収録 DMW-18 「アルケミア編I 錬金なる命」35/110 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/6358.html
《サバイバル・ウォー!》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト2/青 [アプローチ/両方] 自分の【戦車道】を持つキャラ1枚は、ターン終了時まで+20/±0または±0/+20を得る。 ガールズ&パンツァースペシャルパックで登場した青色のイベントカード。 自分の【戦車道】キャラ1枚のAPまたはDPを20上昇させる効果を持つ。 【戦車道】版《俺の妹リターン!》。【戦車道】専用のコンバットトリック。 APとDPのどちらを強化するか状況に応じて選べるので対応力は高い。 <ガールズ&パンツァー>では採用する価値があるだろう。 関連項目 カード名がサブタイトルと同じカード 《俺の妹リターン!》 《突撃》 収録 ガールズ&パンツァースペシャルパック 02-036 パラレル 編集
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/3760.html
光神龍サバイバル・イエロー R 光文明 (5) クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 5000 ■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、《蒼神龍サバイバル・ブルー》、《黒神龍サバイバル・ブラック》、《紅神龍サバイバル・レッド》、《緑神龍サバイバル・グリーン》のいずれかを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMW-18 「アルケミア編I 錬金なる命」如何にしても生き残るべし。〈レオン・アース〉の未来は命にかけても守る。 収録 DMW-18 「アルケミア編I 錬金なる命」11/110 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/micrtecsea/pages/12.html
サバイバルテクニック サバイバルテクニックのページです。サバイバルに有効なテクニックのページを載せます。
https://w.atwiki.jp/shikaden/pages/53.html
とりあえず100人切り達成したいという人用です。 スキルや消費MSの関係上100人切りはノチ編よりも厳しいものとなる。 HPとMSをカンストさせるのは当たり前のことだがPowもチカラーメンを駆使して上げられるだけ上げておこう。 形態解説と必須スキル 通常鹿 唯一MS0攻撃が可能な形態。 だが、攻撃力の低さや攻撃範囲の狭さゆえ狩れる敵が限定されてしまう。 他の技もほとんど使わない。 スキル名 消費MS 重要度 通常攻撃 0 ☆☆☆☆ 上攻撃 1 下攻撃 1 ダークバースト 秘奥義 破壊剣ディア 300 炎鹿 MSの消費が激しいので弱点属性の敵以外にはあまり使いたくない。 使う時はシカフレイムをきっちり全段当てるなどしてなるべく消費を抑えたいところだ。 スキル名 消費MS 重要度 シカファイア 5 シカフレイム 7 ☆☆☆ レーヴァティン 10 ☆☆ バックキャンセル ☆☆ 秘奥義 サンフレイム 50 ☆ 土鹿 消費MSに対する攻撃力が最も高いためサバイバルでもかなり重要となる形態。 耐性を持つ敵以外にはロックやネッコランスなどでほとんどの敵を屠ることができる。 上方向に有効な技が無いが、ハイジャンプ+ロックで補える。 ただしアースウェイブの暴発には注意。 スキル名 消費MS 重要度 ロック 3 ☆☆☆☆☆ アースウェイブ 6 ☆ ネッコランス 9 ☆☆☆☆☆ 石つぶて ☆☆☆☆☆ 秘奥義 マナの木 50 ☆☆☆☆ 水鹿 回復技であるリカバリーはもちろん、バブルやアイスニードルもかなり重要となる。 とくにサバイバルでかなり強敵となるフェニックスに非常に有効。 オーバードライブは消費MSこそ高いものの秘奥義で最も威力が高く、 回復も行えるためお世話になることが多いだろう。 スキル名 消費MS 重要度 バブル 5 ☆☆☆ リカバリー 8 ☆☆☆☆☆ アイスニードル 9 ☆☆☆☆ マジックダンス ☆☆☆☆☆ 秘奥義 オーバードライブ 100 ☆☆☆☆☆ 風鹿 機動力が高いためとっさの回避で瞬時に切り替えられるようにできれば心強い。 つむじ風も弱点属性の敵に3発入れられればMS効率がぐっと上がる。 エアライドはいざという時の緊急回避に便利。 秘奥義であるスピードスターは当てづらいがMS消費を抑えるためきっちり扱えるようにしておこう。 スキル名 消費MS 重要度 エアカッター 1 ☆ つむじ風 6 ☆☆☆☆☆ エアライド 7 ☆ スプラッシュ ☆☆☆☆☆ 秘奥義 スピードスター 50 ☆☆☆☆☆ 闇鹿 攻撃力こそ高いもののそれに対する消費MSが激しすぎる。 他の鹿で攻撃したほうが効率はいいのでサバイバルでは必要ない。 スキル名 消費MS 重要度 ダークショット 20 ダーク骨 60 ダークフレイム 90 特殊 当然ながらすべて必須。 スキル名 消費MS 重要度 HPリカバー ☆☆☆☆☆ アーマー ☆☆☆☆☆ MSリカバー ☆☆☆☆☆ ロングレンジ ☆☆☆☆☆ ハイジャンプ 0 ☆☆☆☆☆ SCORE 敵外観 解説 0-4 バブル、もしくはアイスニードルで対処。 敵の動きに注意して通常鹿で対処。 5 アイスニードルを当てるのがダメージ的にも難易度的にも一番楽。落ち着いて攻撃を読む。なるべく下に潜るように位置を陣取ること。 6-9 通常鹿で十分。 地面に降りてきたらシカフレイムを、上に行ってしまった場合はレーヴァティンを的確に当てていくか降りるのを待つ。攻撃が当たらない位置まで行ってしまったら気長に待とう。 10 シカフレイムで十分焼き払える。追い詰められても風鹿のダッシュジャンプで回避可能。MSが気になるなら少し時間はかかるが通常鹿で地道に攻撃を当てていこう。 11-14 通常鹿で十分。 15 つむじ風が一番有効。通常鹿だと反対側に行かれたときの対処に時間がかかってしまう。大弾乱射はどうしても当たってしまうので早めに倒すようにしたほうが良い。 16-19 少し降りてくるのを待ってハイジャンプ+ロックで撃墜しよう。アースウェイブの暴発に注意。 ちょっと厄介。ネッコランスでとっとと倒す。 20 ハイジャンプ+ネッコランスで瞬殺。 21 体力が減っていたらリカバリーで回復。ここでMSを完全に回復できないほど消費していたら百人切りは厳しい。 22 23 24 25 26 27 28 29 右端に陣取り、ネッコランスで地道に突き殺すのがお勧め。全体を通して言えることだが、左端に陣取るのは誤ってギブアップしてしまう恐れがあるのでオススメしない。 30 秘奥義の使いどころその1。中央にマナの木かスピードスターで。スピードスターだと倒しきれず、マナの木でも運が悪いと倒しきれない場合もあるので残りはロックかダメージ覚悟でネッコランス。どうしても1~3発もらうのは仕方ない。 31-39第一の正念場。 つむじ風は微妙に当てづらいため、跳ばれたときにダメージを食らうもののネッコランスが一番当てやすい。 つむじ風が当てやすく弱点属性なため相手の玉を見切れればけっこう楽。 相手の攻撃を見てネッコランス。この中ではHPも高いため一番きついかも。 40 秘奥義の使いどころその2。相手の攻撃はあまり激しくないもののHPが高いため時間がかかり、MSの無駄遣いや被弾が多くなりがちなので、秘奥義でとっとと倒したほうが良い。スピードスターは当てづらいため他の秘奥義を使おう。 41-49回復どころ。相手の動きに注意すればHPを全快にできる。 ひたすら通常鹿で攻撃。動きを見切るのも楽。 ひたすら通常鹿で攻撃。ジャンプはなるべく股下をくぐるようにする事。くぐった後の弾は無理に間に入ろうとせず、敵と反対側に動いて避ける。 地面に降りてくるまで待つ→通常鹿で2、3発攻撃当てる→風鹿のダッシュジャンプで反対側に逃げるの繰り返しで十分対処可能。 50 空中にいるときはロック、地面近くで自身の近くにいるときはネッコランス。相手の攻撃はちょっと見切りにくいものの十分回避可能。 51-59 シカフレイムで焼き払う。できれば相手のすぐ後ろに陣取りたいところ。 つむじ風で対処。動き回るので少し当てにくい。 遠くからバブル、難しいならロックで。むやみに跳ぶとレーヴァティンで斬られるため相手の攻撃の隙を狙って飛ぼう。 土鹿で対処すること。ネッコランスは低空で使わないとつむじ風でなぎ払われるので注意。 60 通常鹿でひたすら殴るしかない。ここでいったん止めてチカラーメンの確保に走るのもあり。破壊剣ディアならほぼ一撃で倒せるがMSがもったいなさ過ぎる。 61-64恐らく全体を通してここが一番つらい。 ロックとネッコランスで。この中では一番対処が楽。 空高く飛んでいってしまった場合は地道に待とう。体力が減っていたらリカバリーで回復してもいい。飛んでいってもらったほうが攻撃を避けやすく楽。 SCORE50の時と同様。 65 図体のでかさゆえロックが有効。飛びながらの風攻撃はどうせ安定しての回避は難しいので避けられるものだけ避けて、押しつぶされないように注意するだけでいいだろう。 66-68 次に備えて必ずリカバリーで全快しておく。少しでも隙を無くすためScore68でオーバードライブを発動させるのも良い。 69 秘奥義の使いどころその3。何が何でもオーバードライブで。ただしデスラッシュがきたら避けれないため速攻でアイアンエクゼキューションまで持っていくしかない。他の秘奥義を使ってデスラッシュをエアライドで避けるにしてもMS消費が逆に激しくなってしまうのがオチだろう。 70-99最後の正念場。対処方法は最初のときと同じでも良いが、HPと攻撃力が上がっているので注意。 アイスニードルで刺していくしかないが、HPが上がっているため消費がかなり激しくなる。こいつばかりだとMSが確実に足らなくなってしまうためかなり運に左右される。 大弾乱射がやっぱり避けられないためつむじ風で速攻。相手がもぐってしまって外される場合もあるので動きには注意すること。 こいつ相手にMS消費するのはもったいないので通常鹿で削ろう。HPがなくなっている場合はリカバリーで地道に回復。 100 カオスノチ お好きにどうぞ。 101以降? これ以降はMSが足らない。実際自分が初めてここまで来た時はPowが584もあったのにもかかわらずHPが2000、MSがほぼ0となっていた。高スコアを目指すわけで無ければギブアップをおすすめする。
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/412.html
ヒウンシティのセントラルエリアの港に、あるタブンネの一家が歩いていた。 父に母、長男次男、長女次女とべビタブンネの7匹の家族だ。 本来、森に住むタブンネだが、こんな港街に出てくるにはわけがある。 森の食料が不足してきたのだ。つまり、この一家は港の船に密航し、暖かくて住みやすい場所に 移住のである。「ミッミッ、ミッミィ、ミッミッ。」新たな土地に期待を膨らます家族。 そのうちに港に入るタブンネ達。港に船は3つある。どの船に乗るか迷うが、一家は密航者だ。 当然、人が並んでいない青い船に乗ることにした。ここだけの話、これが一家の痛恨のミスであった。 青い船にはなにやら重装備の人々がコンテナや積み荷を運んでいる。タブンネ達は、そのコンテナに 入りこんだ。母タブンネの木のバスケットにはオレンの実が30個ほどある。移動中での食料だ。 15分後、船は出港した。タブンネ達は、見つからないよう、静かにしながらも、「ミイミィ」と おしゃべりを楽しんでいる。そんなタブンネ達が、理想の地を踏むのは3日後だった。 荷物室の積み荷が出され、一家が入っているコンテナも取りだされた。 (はやく、理想の地が見たいミィ。)人の気配に気を付けながら、戸を開けると、強い吹雪が入ってきた。 「ミィッ!?」「ミッミィ?」目の前に広がるのは広大な氷の景色。タブンネ達は驚きを隠せない。 そう、タブンネ達が乗り込んだのは、南極行きの砕氷船であった。港で人が並ばないのは当然である。 この瞬間から、タブンネ一家の死の南極サバイバルは始まるのであった・・・。 広大な氷の景色。それが信じられないタブンネ達は思わず目をこする。 (ここはどこ?おいしい木の実の木はどこ?)もちろん木などは一本も生えていない。 焦った一家は引き返そうとしたが既に砕氷船は海の上。完全に退路を断たれてしまう。 タブンネ達にはただ、氷の世界をさまよう術しか無かった・・・。 -30℃。温暖な森に住むタブンネには絶対に味合わない気候だ。 現在、一家にはバスケットのオレン12個と自分達のでっぷりした脂肪しかない。 南極を歩いてもう、1時間が経つ。一家の顔は寒さによる鼻水と、後悔の気持ちの涙が 氷柱を作っていた。「チィチィ」ただ一つ、べビタブンネは母の懐の中で無事であった。 「ミヒィ・・・ミヒィ・・・」(ママ、さむいよ、おいしいオレンの実がたべたいよう) 次男タブンネの悲痛な声。早くも次男の体には異変が起こっていた。 触角が紅く腫れ、水泡ができていた。言うまでもない、凍傷の症状だ。 可哀想に思った母は数少ないオレンの実を次男に渡す。 「ミイイイィィィ・・・。」喜ぶ次男。オレンを噛もうとする。しかし、「ミギィッ!?」 次男の舌がオレンに張り付いてしまった。この寒さで木の実も一瞬で凍ってしまうのだ。 「ミギィイイイイィッ、ミイィィッ!」焦って外そうとするが、力不足。 次男の舌はどんどん凍りついて行く。しかし、極寒の恐怖はこれでは終わらなかった。 舌から凍りついて行く次男。このままではいけない。列を先導していた父タブンネは 覚えている火炎放射を応用して指先に炎を込めて氷を木の実ごと焼き切る作戦にでた。 「ミイィィ・・・ミッ・・。」神経を擦り減らせる作業だ。ジュウゥゥゥ・・・ なんとか、成功はしたが、次男の舌の氷はどうにもならなかった。 それから2時間後、家族は疲労困憊だった。「ミグゥゥ・・・」一番泣いていた長女は 涙が凍り、右目が完全に凍ってしまった。また、体ができている両親は平気だが、 子供達の中にも凍傷が広がっている。両親は後悔と自責の念で涙が止まらなかった。 (あたたかい土地で新しい生活ができるとおもったのに・・・。甘くて美味しいオレンの実を かわいい子供たちにたべさせたかったのに・・・。どうして・・・?どうしたらいいの?) 「ミグググゥゥウゥゥウゥウゥ・・・。」タブンネ達の泣き声が氷の世界に空しく響く。 しかし、タブンネが歩いて行くと、そこには1つのある程度大きな建物があった。 南極探検隊の基地だろう。つい最近使われたらしく、食料も備えてあった。 タブンネ達の大好物のオレンもあった。タブンネ達はここを拠点とし、助けを待つことに 決めたのだった。 基地に入ったタブンネ一家。中に入ると暖かい。つかの間の安息に一家は涙を流して 喜んだ。父のかえんほうしゃで暖炉に火を付ける。凍えていた子供達はわれ先に暖炉に 駆け寄る。母タブンネもべビタブンネを暖めるために暖炉に座る。 「チィチィ」母の懐にいたべビタブンネは何事も無いように元気だ。全員ここにいる。 安心した母は思わずまどろむが、その瞬間、「ミギャァアアァァア!!?」「ミアァアアァアア!?」 次男と長女の悲鳴が部屋に響く。何があったか両親は2匹に駆け寄ると、思わず息を呑んだ。 暖炉の熱で次男の触角と長女の右目が溶けてしまったのだ。凍傷で芯まで凍っていた証拠だ。 「ミグゥゥウゥウ・・・」「ミヒィイイィイイィ・・・」2匹の子供の泣き声が響く。 (どうして・・・神様、助けて・・・ヤグルマの森に帰りたいミィ・・・)我が子の悲痛な叫び・・・。 両親は改めて後悔に顔を歪めた。やがて、空が暗くなり、さらに冷え込んだ。 家族は夕食を始めた。倉庫のオレンを一人2個。感謝を込めて頬張るタブンネ達。 甘くておいしいオレンの実。本当は暖かいところで食べるハズの・・・。家族が美味しくオレンの実を 口の中で溶かす中、次男だけ、違和感があった。「ミィ?」味覚が感じない、口で何か別の物が溶けている。 次男が父に口内を見てもらう。父は言葉を失った。次男の口内ではオレンではなく、凍傷にかかっていた 舌が溶けていた・・・。南極の恐怖はまだ、序盤である。 暖炉と食料の生活から4日が経った。倉庫の中のオレンは5箱、150個ぐらいだ。 しかし、いつまで待っても助けは来ない。両親は少しずつ不安が募って行った。 次男は舌と触角を失い、落ち込んでいた。他の3匹の子供達は暖炉の周りで走り回っている。 そんな時、暖炉の火が消えた。基地の燃料切れである。「ミッ?ミイイィィィィ!?」 驚きと寒さの余り、騒ぎ出すタブンネ達、父が火を吐いても効果は無かった。 3日後、オレンの実も半分以下になった。室内でも-4度はあるだろう。家族達はどんどん衰弱していった。 焦った父タブンネ。どこかにオレンの実の木はないか?そう思うと、自分はまだ元気な長男を 連れ、母に子供を任せると2匹で吹雪の中へ食料を探しに行った。 足の裏が冷たい。ハート型の肉球は霜焼けで紅く腫れていく。慨に2匹共、耳や触角が白く変色し始めている。 外に出て2時間、オレンの木など見付かるハズは無かった。落ち込む2匹に更なる不幸が襲う。 「ミイイイイイイイィィイイィィィイイィッ!!?」長男タブンネが足を滑らし、谷底に落ちてしまったのだ。 涙を流しながら、互いの距離が広がって行く。谷が深すぎたせいで長男の姿は見えなくなった。 父タブンネは泣きながら、基地に戻って母に応援を求めにいった。 その頃、落ちた長男タブンネは更なる地獄を見ていた。 父が応援を頼みに行っていた頃、長男タブンネは300m下の谷底にいた。 長男が落ちた時、ボヨーンと青くて柔らかい物がクッションとなって助かったのだ。 しかし、その青い物体はトドゼルガの腹だった。「ブオオオオオオオオォォォ!!」 怒りのトドゼルガの雄叫びが谷底に響く。「ミイイイイイィィィ!?」長男の絶望的な 悲鳴が響く。(ゴメンなさいミィ。殺さないで、死にたくないミィ!) (ココはワシの縄張りだ!入った物は許さんッ!)長男の必死の命乞いも誇り高きトドゼルガ には無意味だった。(死ねェ!絶対零度じゃ!)トドゼルガの口から最強の冷気が発射される。 冷気が長男の体を足から凍らせていく。「ミヒィイイイイィイイィィ!?」自分に迫る死の恐怖 にかられ、長男は父に助けを求める悲鳴をあげる。しかし、父はまだ基地にいた。 (助けて!誰かァ!)冷気が長男の体を固めた。「ミィッ!ミィッ!」(パパッ!早く来て!!) 長男は耳を澄ますが、既に耳は凍って使い物にならなかった。トドゼルガは海に潜って行った。 「ミイミィミィッ!ミイイィイイィィ!!」動かなくなっていく体で助けを求める。 もう時間が来たようだ。「ミ・・・ィ・・・。」(パパ・・・助け・・・) 最期の弱々しい声と共に長男は死んだ。家族が救援に来た時、絶望に満ちた死に顔に皆泣いた。 「ミヒィ・・・ミグゥ・・ゥエ・・・。」非業の死を遂げた長男。その死を悼む家族の声が 空しく響く・・・。(ゴメンよ・・・。パパのせいで。お前の命を奪ってしまったミィ。) せめて基地の近くに立派な墓を建ててやろう。氷付けの長男タブンネの死体を持ち帰る。 しかし、その道中にまたも惨事が起こる。「オニ―ィッ!」オニゴーリと遭遇したのだ。 (俺達オニゴーリは、ルイべが大好物なんだ。その死体、戴くぜ!) (何を言うミィ。これは家の大事な息子だミィ!)しかし、父タブンネの抵抗も空しく、 長男のルイべは奪われてしまった。「ミイィィィッ!」子供を返せと父が叫ぶ。 (返すワケねえだろバーカ。」オニゴーリに冷たくあしらわれ、父が殴りかかってきた。 父タブンネの鈍いパンチをかわすオニゴーリ。そのまま父の左腕に噛付いた。 そのまま、かみくだく。「ウビヤアァァァァァァァアアァァビイィイイィ!!」 左腕が見る間に粉砕され、父タブンネの悲鳴が南極に響く。構わずオニゴーリは噛みつぶす。 腕は肉や血、骨がグチャグチャに混在され、ただの肉片と化した。「ウビイイイィ・・・。」 のたうち回る父に母がいやしのはどうをかけるが、最早、効果無し。腐り落ちるのを待つのみだ。 父タブンネが重傷を負い、慌てふためく一家を見ているオニゴーリ。いい考えが浮かんだようだ。 良からぬ考えが浮かんだオニゴーリ。混乱している一家の中から一番小さい子タブンネを 捕まえる。「ミィィッ!ミィーッ!」捕まった次女タブンネが助けを求める。 両親は「ミィミィ」と子供を返すように懇願するが、オニゴーリに無視される。 ミィミィ泣く次女を自分の頭に置き、そのまま空気中の水分で凍りを作る。 すると、氷がカプセルを型取り、次女を閉じ込めた。また、カプセルの下からは、刃が 出てきた。皆も知る、ミキサーの完成である。「ミッミッミッ・・・ミヤァァァアアァァ!?」 今度は自分が殺される。自分に迫る死の恐怖にかられ、次女は泣き叫び、糞尿を垂れ流しながら、 氷のカプセルをガリガリ引っ掻いている。もちろん、無駄な抵抗だ。 両親も顔を涙と鼻水、涎でグシャグシャにしながら必死に「ミヒィミヒィ」と懇願している。 それを見てオニゴーリは上機嫌になった。次女は「ミギャァアア!」とまだ必死に氷のカプセルを 引っ掻いていた。しかし、両親は頭を下げることしか術がなかった。 (よく見てな。)オニゴーリは残酷な笑みを浮かべ、ジャイロボールを始めた。 その瞬間、次女の足元が血を噴きあげた。「ミギャアァアアァァァァァァァァァアア!?」 次女が絶望に満ちた奇声を上げ、自分の糞尿と共に溶け始める。 (パパッ!ママッ!助けてエェェ・・・。)次女の悲鳴は空しく幻へ消えていく。 「ビヤアアァァァアアッミビイィィィィイイィ・・・!!?」その内、次女は赤茶色のムースに なっていった。その光景に母はもちろん父タブンネは呆然としていた。自分の愚行のせいで、 木の実はおろか、長男に次女、自分の左腕を失った事実に気付くのはもう少しかかることになる。 自分の愚行によって、長男と次女に自分の左腕を粉砕された父タブンネ。結局、長男の死体はオニゴーリに ルイべとして食われ、基地の前の小さな墓にオニゴーリミキサーにかけられた次女のムースが一すくい入っていた。 あれから3日。父の左腕は辛うじて付いており、母タブンネがいやしのはどうをかけるが、腐り落ちるのは時間の問題だった。 それから2日後、父タブンネの腕は腐り落ちたが、父は無言だった。そんな中、べビタブンネだけが「チィチィ」元気に鳴いていた。 こうしてはいられない。早くオレンの木を見つけねば。父タブンネは全く懲りていなかった。 嫌がる次男を無理やり連れてまたも南極をさまよった。「ミヒィミヒィ」(もう帰りたいミィ。いやだミィ。)次男は弱音を吐くが、 「ミィッ!ミィミィッ!!」(お兄ちゃんの死を無駄にするなミィ。オレンの木をなんとしても探すミィ。」父の一括。 しかし、見付かるハズもなく、スゴスゴと基地に帰るしかなかった。そんな生活が5日たったある日、次男の体に異変が起こった。 次男の両足が真っ赤に腫れ、化膿していたのだ。「ヒィヒィ」呻く次男。元から寒さに弱かった次男。ここに来て触角と舌を凍傷で 失っていた。今回も厳しい寒さの中、尖った氷を踏みつけたため、足の傷口が炎症と凍傷を併発していた。 本来なら、ポケセンに行くべきだが、手元にあるのは、包帯しかなかった。「ミヒィミヒィ」と苦しむ次男。 両親は究極の選択を迫られることになる・・・。 次男の足は日に日に悪くなっていくばかりであった。倉庫にあった包帯を巻くが、もちろん効果は無かった。 最初、紅く腫れていたところは紫や茶色く変色し、異臭を放ち始めた。つまり、壊疽である。 神経は生きているらしく、次男は「ミグゥ・・・ウビイ・・・」と呻いていた。(パパのせいだ。ボクの足を かえせミィ!)やがて、父タブンネに憎悪の視線を送るようになっていった。父タブンネは泣いて後悔し、 次男の足が治ることを神に祈るしかなかった。しかし、既に治療法は両足の切断しかなかった。 それから2日後、壊疽は太ももに広がった。だが、父が倉庫をあさると、一本の鋸(冷凍マグロ用)を発見した。 もう時間が無い。切断を行う。父に憎悪の視線を送りながら「ヒィヒィ」苦しむ次男。父の手元の鋸を見ると、 「ミヒィイイィイイィイイ!?」絶望の奇声を上げた。暴れる次男を諭す両親。「お前の足はもうダメだミィ。 生きるために足を切るミィ。」次男は余りの恐怖に気絶してしまう。今しか切るチャンスは無い。 切断は両腕がある母タブンネが行うことになった。べビタブンネは長女に預け、気絶中の次男の体を父が押さえる。 意を決し、母タブンネが重さ十数キロの鋸次男の右足の太ももをゆっくり引いた。その瞬間、目を覚ました次男が 「グビヤアアァァァァァアアァァァァ!!ウビイィィイイィイイィ!!?」この世で一番の悲鳴を上げた。 両親は謝罪と自責の念にかられ、泣きながら手術を続行した。 「グビイィイイ!」右足を切られる次男タブンネは子供とは思えぬ力でのたうち回る。 母タブンネは手術を早く終わらそうと焦るが、寒さで引き攣った体に加え、重さ十数キロ の冷凍マグロ用の鋸では到底終わるものでは無かった。「ウビイイイイイィイイィィ!!」 2時間後、次男の悲鳴は止まらない。しかし、今だに右足の半分も切れていなかった。 床は血で染まり、母タブンネも父タブンネも返り血を浴び、紅くなっている。 「グビイィイイィィイイィィィィウビャァアアァアアァアアアァアァ・・・!!」 (痛いよォ!ママァッ!もう止めてェ、死にたいミィ!)鋸を引くたびに疲れ果てる母。 次男タブンネの痛みは長引くばかりだった。次男は白目を向き、血の泡を吹いて叫ぶ。 8時間後、ようやく右足を切り終えた母。次男、父3匹疲れで満身創痍だが、左足がまだある。 憎悪の視線を一万倍強め、両親をただ睨む次男。親子関係もズタボロだ。次の左足。 「グビイィィィイイィィイイィミガアアァァァァァァァアアァアアァアアァ・・・!!?」 (もうイヤだ。痛いよォッ!苦しいよォッ!)5分かけて引かれる鋸。その都度、血が吹き出し、 両親の体を涙と鼻水、返り血が染める。12時間後、合計20時間かけて次男の両足の切断は終了した。 足の切り口は包帯で無造作に巻かれ、次男は気絶した。「ミヒィ・・・ヒィ・・・」 改めて、疲れと後悔、謝罪の涙を流す両親であった・・・。 またも父タブンネの愚行のせいで次男タブンネは触角、舌ならず、足までも失ったしまった。 地獄の大手術から5日後、目を覚ました次男。起き上がろうとするが、転んでしまう。 しばらくして自分の足が太ももから無いことに気付き、落ち込んでしまった。 「ミブァァァァァァアアァアア・・・。」時々泣きだすこともあった。 しかし、一家はそれどころでは無かった。基地の倉庫にあった莫大な量のオレンが尽きてしまったのだ。 つまり、一家の食料は全く無し。飢え死にを空しく待つだけだ。最初の2日間は堪え切れたが、 だんだん空腹はひどくなっていくばかり。母タブンネに至っては母乳の出が悪くなり、「チィ・・チィ」 べビタブンネも衰弱が見えてきた。 一週間後、家族全員が痩せこけ、父は外に出る元気も無く、母は母乳が全く出ず、べビタブンネは母乳を 求め「みーっみーっ」と泣くばかり。一家全滅という絶望の最中、たった一つだけの生きる術に皆が 気付いた。そう、ここにいるだれかを食すことだ。残酷だが、家族の視線はただ一つに向けられた。 「みーっみーっ」べビタブンネである。今まで、辛い時も笑顔を振りまいてくれた赤ちゃん…。 運命の残酷さに家族は涙を浮かべる。ただ1匹、何も知らないべビタブンネが「チィチィ」鳴いていた。 せめて、苦しませないように・・・。父タブンネは10万ボルトでべビタブンネの心臓を止めた。 「チ・・・ィ」べビタブンネはゆっくり目を閉じる。これが赤ちゃんとの永遠の別れ・・・だと思った。 夜になり、家族の悲しい夕食が始まるが、事件はその時起こるのだった・・・。 家族が囲む夕飯の輪にべビタブンネが皿にちょこんと乗っかっている。 (今までみんなに元気をくれてありがとう。ゴメンね…。)家族全員がべビタブンネに感謝の 黙とうを奉げる。皆が涙ぐむ中、父タブンネの包丁によってべビタブンネの胸が断ち切られる。 すごく血生臭いが、皆、目を背けなかった。しかし、その瞬間、「ビギイイイイィィィ!?」 一瞬、誰の悲鳴か分からなかったが、たしかにそれはべビタブンネのものだった。 「ミグゥウゥウァアアァァ!」胸と腹から血や腸を撒き散らし、とても赤ちゃんとは思えぬ悲鳴で べビタブンネが苦しみもがく。実はさっき父タブンネが放った10万ボルトがあまかったのだ。 急いで母がいやしのはどうをかけるが、べビタブンネはチアノーゼをおこし、意味を成さない。 「ビィーッウビイーッ」見る間にべビタブンネは吐血でアゴを血に染め、臓物、糞尿を撒き散らす。 その様はこの世で最も悲惨な赤ちゃんといっていいだろう。「ビブォッ!ガフッ!ミガガガァ!」 やがて、手足をジタバタさせ、狂ったような奇声をあげ、最期の「ミゲオォッ!!」すごい勢いで 吐血し、白目をむいて、泡を吹いて死んだ。全て父のミスである。 その後、家族の夕食がさらに涙と暗黒のムードになったことは言うまでもない。 悲しい夕食から2日後、べビタブンネの犠牲も空しく一家は空腹だった。べビタブンネの骨は 基地の前の粗末な墓に元次女のムースと共に安置された。7匹だった一家はもう4匹に減った。 悲しみに一家が包まれる中、またも不幸がタブンネ一家を襲う。次男であった。 父の愚行で両足と触角、舌を失い、歩くことも出来ず、包帯を腰に巻き付け、オムツ生活を送っている。 切断した傷も化膿し、炎症が起こっている。終いには傷口から入った黴菌が脳に入り、脳症を引き起こした。 毎晩「ミグオオォォオオォォォォ!!!」(足を奪ったクソジジイ!許さんッ!)と叫び続け、父を見るたび、 憎悪の視線は強まった。そんなある夜。惨事は起きた。「ビグゥウゥウォオオ!」「ウビイイイイイィ!?」 次男の叫びとは別にもう一つの悲鳴があった。長女である。驚いた両親はすぐに次男を見に行く。 その光景は狂った目付きの次男が水を持ってきた長女に噛付いていた。「ミヒィイイィいい!」長女の悲鳴。 「グへへへヒィィイイ!」(オレに惨めな思いをさせたクソジジイ!死ね!)脳症を引き起こしていた次男は 偶然、水を持ってきた長女を父と間違えたのだろう。すでに個人の判別も出来ていなかった。 既に長女は次男に触角を噛み切られ、足はズタズタに引き裂かれ、右足が足首から千切れていた。 「ミヒィミヒィミヒィ」痛みと恐怖に泣き叫ぶ長女。それを「ミガァァアアァァ!!」タブンネとは思えぬ、 恨みと獣の形相で父を殺しているつもりで長女をボロ雑巾にしていく次男。目の前の地獄絵図に両親は呆然 とするばかり、絶望の声で「ミギィミギィ」助けを求める長女タブンネの声さえ聞こえなかった。 「ブガガハア―ッ!!」最早、獣と化した次男。足の無い体で素早く這いまわり、長女を引き裂いて行く。 「ミブィ・・・ミブイイィ!?」血を撒き散らしながら必死に両親に助けを求める長女タブンネ。 (パパ、ママッ!おねがい。早く助けてミィ!)しかし、次男タブンネの変貌に唖然とし、両親の耳にそれは 届かない。事実上、父タブンネの罪を被って無実の制裁を受ける長女の運命は絶望的だった。 「ブガァァァァ!」狂気の次男が長女の腹に噛付き、破った。「ウビイイイィィイイィィイイィ!!!?」 大量の血と臓物を吹き上げ、苦痛と絶望の悲鳴を上げ、「ミブォッ!」と血を吹く長女タブンネ。 (死ぬのイヤだよ!早くゥ!いたいよォォ!)脳がイカれ、父を殺しているつもりの次男。 長女の悲鳴を気分良く、嘲笑い、腸をズルズル食い漁っている。「ブゲゲゲゲエエェェ!!」 飛散した臓器を全て食い、「ミグゥゥウゥゥウ・・・」と苦痛に呻く長女の腹に顔を突っ込み、食い荒らす。 目の前の凄惨な光景に両親は自分がすべきことすら見失い、口を開けて見ているだけ。 「ミビャァアアァァァァァアアァァ!!ミビィイイイイィィィイイィィイイィイイィイイィィ!!?」 内部から臓器を荒らされ、長女は白目を剥き、口と腹から血を吹き上げ、のたうち回る。 5分後、顔を紅く染めて顔を上げた次男。最高の笑みを浮かべている。長女はチアノーゼを起こし、「ヒィヒィ」 呻ってビクンビクンと動いている。虫の息の長女に次男は渾身の力で鼻の骨を叩き割った。「ミグ・・ゥァ・・」 乾いた悲鳴と共に鼻から脳をニュルニュル吹きあげる。しばらく経って長女は脳を吹いたまま息絶えた。 疲れ果てた次男は意識を失い、倒れた。両親は、やっと正気を取り戻し、言葉を失った。目の前には、顔が変形し、 右足が千切れ、臓物、血をぶちまけた長女の変わり果てた死体が転がっていた。その死に顔はいつまでも両親を 見つめ、(はやく、たすけて!死にたくないミィ)と訴えていた。その責任は元を正せば全て父タブンネである。 狂った次男タブンネに惨殺された長女タブンネ。その死体は基地の前の墓に葬られた。 しかし、それから次男は一日中喚き、暴れていた。自分が殺したつもりの父。父の愚行で足を奪われ、 正に殺しても飽き足らないのだろう。「グオオオオオォオオォ!!」と父を恨む声を上げる次男。 そんな、変貌してしまった次男。その狂暴さを両親は恐れ、足の包帯を換えることも、オムツ代わりの 腰に巻いた包帯も換えず、別の部屋に引きこもっていた。つまり、看護を放棄しているのだ。 不潔なため、足の切断面は膿が吹き出し、またも、壊疽を引き起こした。その上、長女タブンネの臓物 を生で食いあさったため、腹を下し、オムツ包帯には下痢便が溢れ、様々な異臭が立ち込める。 食事もなく、次男の死も時間の問題であった。「ミヒィ、ミヒィ、ググ・・グオオオオオォォオオ!!」 自分の責任で苦しみもがき、呪いの声を上げる次男。しかし、既に両親は次男の事など頭に無し。 自分達2匹で、助けを求め、故郷に帰ることを考えついた。次男を置き去りにし、基地を後にする両親。 子供3匹(長女・べビタブンネ・元次女のムース)の墓に手を合わせる。「ミグゥ・・・ミヒィィィ・・・」 (ゴメンね・・・。パパとママが森の木の実を一人占めしたばかりに・・・。)泣いて子供に詫びる両親。 ハート型の肉球を腫らしながらも必死に海岸を目指し、氷をさまよう2匹。助けが来てるかも・・・。 甘い願望を浮かべる両親。もちろん狂った次男の事など、どうでも良かった。「ミッ、ミッ、ヒィ、ミィ」 白く息を吐きながら故郷を目指す両親タブンネ。自分達の判断ミスで、子供達4匹を死なせ、次男タブンネ の両足を奪い、看護まで放棄した両親。自覚が無いながら、ここまでの悪行を行った外道の両親。 父タブンネの左腕だけで済むほど、神の裁きは甘く無いことをこの2匹の外道の豚は知る由も無い。 外道の両親タブンネはただひたすら海岸に向かって歩く。もう一度ヤグルマの森に帰って家族を やり直そう。そんなことを考えながら歩くこと3時間。疲れた両親はバスケットからオレンの実を 2個出す。実はこれ、子供達にナイショで隠し持っていたモノだ。夫婦が実を頬張るそのとき、 「レ―ジ―ア―イッ」両親の目の前の氷がひび割れ、レジアイスが飛び出したのだ。 「ミヒィッ!!」驚いた両親は隠しオレンを思わず落とす。それをレジアイスは構わず踏みつぶす。 「ミイッ、ミィミィ」なんとか命は助けて。と許しを乞うがただのバカである。 「レ―ジ!レジ!レジ!」(美しい南極の景観や住民を乱すとは何事ダ。ここで始末スル。) 「ミヒィ、ミイミィ」必死で命乞いするが、この外道の豚に助かる理由など無い。 「ビィーーーーーーー」レジアイスの古代の吹雪が大罪人、父タブンネの体を直撃した。 「ミガガガガガァアア!!?」震えた悲鳴を上げ、父タブンネは氷のクリスタルに包まれた。 「ミイィイイイイィ!!」逆上した母タブンネがひみつのちからを放つが氷の世界でレジアイスに 効果は無かった。「ミッミミ?」うろたえる母タブンネの足元にレジアイスは冷凍ビームを放つ。 「ミヒィィイイィ!?」足が凍り、動けない母タブンネにレジアイスは(お前も罪人ダ)と言い放ち、 母タブンネにラリアットを撃つ。「ウビイィイイィィイイィ!!?」両足が氷ごと砕け、母タブンネ は吹っ飛ぶ。「ミヒィミヒィ」と苦痛に歪む母。去り際にレジアイスは(いい地獄を体験シロヨ。) と言い、飛んで行った。 自分と氷付けの夫。母タブンネは耳を澄ます。父の心臓は動いていた。はやく直さないと。 母タブンネは足の無い体で血の線路を作りながら、必死に氷付けの夫を押し、這いながら基地に戻る。 「ミヒィ・・・ヒィ、ミィ、ヒィ・・・。」膝下から血がどくどくと出る。しかし、自分の足の苦痛 に耐えながら基地に帰る母タブンネ。(もう一度、ヤグルマで家族をやり直すんだミィ・・・。がんばる んだミィ・・・。)夫婦が基地に戻ったのは12時間後。次男のことなど、頭にあるハズもない。 足の無い体で懸命に父タブンネを看病する母タブンネ。両足の出血は止まらず、這うたび、 血の線路を作る。母タブンネの看病も空しく、父の心臓の鼓動は弱まり、3日後、心臓は止まった。 「ブミヤァァァァァァァァアアッ!?」人生のパートナーを失い、泣きわめく母タブンネ。 数分後、突然、「ミへへへへへへ」と笑い、氷付けの父タブンネにいやしのはどうを当て続ける。 それから、2日後、48時間ぶっ通しでいやしのはどう使い続けた母タブンネ。足の出血は止まること なく、血の水溜りを作っている。疲れ果てた母タブンネは「ミグゥフゥッ!」と血を吐き、死んだ。 氷の中の父タブンネは1㎜も動かない。誰もが死んだと思うだろう。しかし、生きているのだ。 レジアイスの特殊な冷気によって、体の細胞が凍結し、仮死状態に陥ったのだ。脳細胞すらも。 しばらくして、目を覚ます父タブンネ。脳細胞がわずかに意識を取り戻したのだろう。 (妻はどこだミィ?)探そうとするが体が動かない。父タブンネの意識を司る脳細胞以外は、凍結したまま である。つまり、この先、父タブンネが動かせるのは己の意識のみ。一生溶けることのない氷の牢獄に 閉じ込められる。また、特殊な氷なので、心臓が凍ったままでも生きていける。死ぬことも無く、 永遠に終わることの無い、氷の監禁生活。これこそが神の裁きである。 しかし、父タブンネの本当の地獄はそれから5年後である。 それから5年後、父タブンネは心で泣くか寝るだけの生活を送っていた。今日も変わらない味気ない生活。 では無かった。この基地の南極探検隊が帰ってきたのだ。 「隊長!倉庫のオレンがありません。」「隊長!氷付けのタブンネとミイラが転がっています!」 部下の報告に驚く隊長だが、すぐにタブンネを回収した。「隊長!地中から子供らしきタブンネがあります。」 また、別の部下は「隊長!子タブンネの頭部を発見しました。」それは長男の頭だった。さすがにオニゴーリも 頭は不味く、捨てたのだろう。「隊長!実は・・・。」「何だって・・・。」 そんな感じで、タブンネ一家は全て回収された。(やった!助かったミィ♪)甘い妄想に浸る父。眠ってしまう。 父タブンネが目を覚ます。しかし、体は動かない。そして目の前に並んでいたモノ。それは、右から長男の首、 ズタズタの長女、ムースの次女、骨だけの赤ちゃん、ミイラの母タブンネ。全員、凍結して保存されている。 そして、一番左には、立派な義足を付け、同族を食い殺す、見捨てたハズの次男の姿。父は言葉を失った。 そう、ここはシッポウ博物館の別館である。次男と一家の死体が、父タブンネを見つめるように配置されている。 次男はあれから5年、氷付けで、生存し、ここで解凍された。もう、タブンネとしての記憶は無い獣である。 この一家はイッシュ政府の国家虐待遺産とされ、厳重な管理の下、保管される。次男には毎日タブンネを10匹 プレゼントされ、狩りを楽しむ。もちろん父の生存も確認された。父タブンネは永遠に家族の死体の憎悪の 視線を浴び、変わり果てた次男と同族の惨劇をずっと一生、死ぬことなく見せられる。本当の生き地獄。 父タブンネの精神崩壊との終わることのない闘いはこうして始まるのであった。 南極サバイバル 完 発狂は逃げでござる!パパンネ殿! -- (名無しさん) 2011-12-04 01 18 38 次男は生きてるということか? -- (ヒビキ) 2011-12-11 01 37 17 発狂して同族を食うようになったがね -- (名無しさん) 2011-12-11 10 09 10 パパンネが生きてるのはレジの神秘的な力のお陰で納得できるが、キチガイの次男が生きてるのはなんでだよwww -- (名無しさん) 2012-08-23 15 42 33 パパンネと同じく凍結保存じゃない? -- (名無しさん) 2012-08-24 12 08 00 次男ナイス -- (名無しさん) 2012-09-21 23 36 40 べビンネ食うのに抵抗無い、パパ同様次男を見捨てるとかママンネもクズ -- (名無しさん) 2012-11-25 17 59 44 元をたどれば、パパンネェ!それとママンネェ!貴様等がこの世にうまれたからこのような惨劇が生まれたのだwまぁブタンネは存在という大罪を犯しているがw -- (名無しさん) 2012-12-07 19 01 35 (ある意味)理想の生活を満喫してる次男。まぁタブンネとしての記憶も家族の絆もすっかり無くなったけどw元凶のパパンネは家族の憎悪の視線と同族の惨劇を見てしっかり反省してね^^ -- (名無しさん) 2013-01-29 00 31 01 パパンネがこうして最後まで生き残るssも珍しいよな -- (名無しさん) 2013-02-01 23 36 21 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yyyigame/pages/561.html
サバイバルゲーム 結城友奈 進化前 進化後 CV 照井 春佳 ステータス ※ステータスの数値は初期値になります。 型 属性 レア度 HP ATK 踏ん張り 速度 CRT コスト SP 近接型 赤 SSR 3260 5770 A- D- D+ 24 34 リーダースキル 心強いサポート 赤属性の勇者の移動速度+30%、ATK+30% 必殺技 突撃!勇者パーンチ! 種別 効果 ゲージ 技再使用時間 HP回復 攻撃昇 攻撃ペース昇 踏ん張り減 ノックバック 30倍ダメージを大円範囲の敵に与え、自ペアのHP20%回復、20秒間自ペアのATK+20%、攻撃ペース+20%、踏ん張り50%減少 4 20秒 アビリティ がんばって勉強するよー! 発動条件 効果 痛恨 被クリティカル時、必殺技ゲージ+1個 神花・覚醒 神花/覚醒時 獲得精霊 初回神花 二回目回神花 三回目神花 四回目神花 SR牛鬼(赤) 一定覚醒値報酬 必要覚醒値 5 SSR牛鬼(赤) 全開突破報酬 SR牛鬼(赤) 最高級技うどん玉x20 神花解放 段階 必要コイン 必要属性結晶 上限Lv30 - - 上限Lv50 - - 上限Lv70 - - 上限Lv99 - - 上限Lv150 2,048,000 勇気の結び目・魂x1 勇気の結び目・絆x1 勇気の結び目・花x1 勇者絵変更神花解放数 2回 ボイス 1 - 2 - 入手方法 期間限定ガチャ絢爛大輪祭 名前
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/5288.html
解説 レンと白レン本人及びアレンジキャラによるランセレサバイバル大会。 残念ながら塩レン以外、現在AIがないキャラは参加していない。 後編の公開と同時に塩レンのAIが公開された。 + 大会参加者 大会参加者 レン 煉 アルト ネロレン セフセフなレンたん 白レン 塩レン カレン レン邪 ハクレン ペイル 関連大会 まだ終わらんよ!サバイバル大会 花一匁サバイバル大会 今日の友は明日の敵タッグサバイバル大会 デップー主催☆女性親衛隊結成大会 白レン…っポイ!トーナメント コメント 名前 コメント マイリスト