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「セブンサミッツプロジェクト」とは? 登頂に成功した山 2002~2003年 南米最高峰・アコンガグア? 2004年 欧州最高峰・エルブルース? 2004年 オーストラリア最高峰・コジウスコ? 2005年 アフリカ最高峰・キリマンジャロ? 2006年 北米最高峰・マッキンリー 今後登る山 2009年 世界最高峰・エベレスト? 2009~2010年 南極最高峰・ビンソンマシフ? 寄付のお願い
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目次 【時事】ニュースしーざー RSSしーざー 口コミしーざー 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース しーざー 「レストランのサラダ」と「家で食べるなんかおいしくないサラダ」の決定的な差 - ダイヤモンド・オンライン 「うわ美味しい!」彼氏との初クリスマスにおすすめの手料理(2021年12月11日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 【シュートボクシング】川上叶がフェザー級初戦で山田彪太朗と激突、山田虎矢太は初参戦の蒼士と対決=12.19 - イーファイト シュートボクシング協会『SHOOT BOXING 2021 ヤングシーザー杯』 - イーファイト MCR、クラウド型ホテル管理プラットフォームのOptiiを買収:時事ドットコム - 時事通信 【渋谷の隠れ家カフェで楽しむクリスマスディナー】牛ミスジのステーキから特製スイーツまで!#802 CAFE&DINER 渋谷店にてクリスマスディナーご予約受付中!:時事ドットコム - 時事通信 サイゼリヤのグランドメニューが改定! 新メニューを食べてみた / 約束されたウマさとコスパ、そして復活のアラビアータ - ロケットニュース24 コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション 宿泊プラン「コートヤード キャンプホカンス」を発売 - PR TIMES 浜松・神田町にサンドイッチ店 海鮮丼専門店がユニークな海鮮サンドイッチそろえ(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【RIZIN】RENAの大晦日出場は「傷口の状況次第」だが「気持ちは凄く前向き」(榊原CEO)(ゴング格闘技) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース フー・ファイターズ/ガンズ/KISS/KoЯn、【ウェルカム・トゥ・ロックヴィル2022】のヘッドライナーに決定(Billboard JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 豊島区『ポークたまごおにぎりカフェ池袋駅西口店』が宅配、デリバリーの『#ウーバーイーツ』限定でのスパムおむすび一個無料キャンペーンを開始:時事ドットコム - 時事通信 高取英メモリアル「帝国月光写真館」開幕、流山児祥「平和な世界=非戦の願いを込めて」(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 韓国の反日教授、伝統帽子「カッ」をめぐる中国俳優の発言を批判「中国は他の国の文化を尊重することを学んで」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース お買い得な「白菜」を株ごと丸ごと大量消費!白菜のダイナミックな絶品レシピ15選 - ウーマンエキサイト 【UFC】世界王者アデサニヤが『範馬刃牙』で声優を務める。「自分のアイデアや冒険を自分だけの方法で伝えるために」ファイターがすべきこと(ゴング格闘技) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ATOWAK ETTORE】本格レーシングカーのデザインで魅せる。自動巻き腕時計がMakuakeにて大好評公開中! - PR TIMES パティ・ジェンキンスが映画『Cleopatra』の監督を降板 「ワンダーウーマン」第3作と『Star Wars Rogue Squadron』に専念するため(IGN JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【シュートボクシング】笠原弘希が重森陽太とリベンジ戦、三階級制覇の前に因縁の試合(イーファイト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ペンギンのいるクリスマス! 3日限定で特別ディナーを用意(BCN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ホテルインターコンチネンタル東京ベイに氷の世界を表現したコンセプトルーム「FROZEN MAGIC」登場!|るるぶ&more. - るるぶNEWS 「黄金だし」で国産ブランド肉のしゃぶしゃぶを味わう!『はなの舞』『さかなや道場』などチムニーグループで年末年始期間限定「プレミアムプラン」が登場!:時事ドットコム - 時事通信 鉄オタ松井玲奈、山形新幹線「E3系」に乗って歓喜「ウェーイ! 連結ぅ!!」 のほほん鉄活に「それもまたかわいい」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <明日のゼンカイジャー>第38カイ「ご先祖様だョ!大霊界」 ジュラン、ゾックスのご先祖様出現! ステイシーは母親に動揺(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『ヴェノム』続編、上映時間を97分にした狙い アンディ・サーキス監督インタビュー(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【米ビルボード2021年間ソング・チャート】デュア・リパ堂々のNo.1、ザ・ウィークエンド/オリヴィア・ロドリゴがTOP10に2曲送り込む(Billboard JAPAN) - Yahoo!ニュース オールデン・エアエンライク&フィービー・ディネヴァー、新作映画で共演(クランクイン!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中居正広が“最近の食生活”を初告白!「毎日決まったメニューの食事を取るようにしています」<夜な夜なラブ子さんSP>(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秋田にハンバーガー専門店「マサチャン」 手ごね牛肉パティにこだわり(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “キザ”なキャラといえば? 3位「文スト」太宰治、2位「おそ松さん」カラ松、1位「コナン」怪盗キッド <21年版>(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 高畑充希がサリヴァン演じる、森新太郎演出「奇跡の人」ヘレン役は平祐奈(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ステーキのどん」いい肉の日(11月29日)から《冬フェアメニュー》として「国産牛ステーキ」や「削りたてチーズで仕上げるシーザーサラダ」を提供いたします。 - PR TIMES ミナミにメキシコ料理店 居酒屋チェーンの新業態、希少なアボカド使い他店と差別化(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ロード・オブ・ザ・リング」監督がビリオネアに急浮上の理由(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大豆活用 健康食セット 日光ゆば製造|経済|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン) - 下野新聞 今年のクリスマスは手づかみで! 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サミット三鷹台団地 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼2-14-25 0422-70-3340 ☆最寄駅:JR・三鷹(バス)/井の頭線・三鷹台(徒歩) ☆行き方(三鷹/バス) 三鷹駅南口を出て高架を進み、正面の階段を右へ下りて1番乗場から「鷹64/久我山駅行き」乗車。 「三鷹台団地」で下車後、目の前に店舗があります。 ※乗車時間12分+徒歩2分 <時刻表> 日祝 9時 10時 05 15 25 35 45 55 ☆行き方(三鷹台/徒歩) 南口を出て、右手にローソンを見ながら坂(三鷹台駅前通り)を直進。 10分程直進すると通り沿いの左側に店舗があります。 ≪三鷹牟礼第二郵便局のすぐ先に隠れて見えるので注意≫ ※徒歩12分 ☆入店口 営業時間外:駐車場の奥にある搬入口 営業時間内:2階サービスカウンター
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2021年 05月02日 09 32 ヴェルグのバラック工房 chapter7 〜ダスドの空とメカニック〜 忘却の亡霊 ヴェルグ「たまには違うボディもメンテするか……」 ここはヴェルグが武装研究用に作った個人工房です。 ヴェルグに経験を積ませ、設備をアップグレードすればより大きな武装やロボを造れるようになります。 現在の工房Lv 4 拠点『忘却の惑星ダスド』 全工程にて細かくチューニングやエンチャントを施せるようになり、ようやく工房らしくなった。 全てのサイズの武装修復・整備・改修・製作が可能になった。 製作傾向 全体的に射撃寄りで、万人に使いやすい武装の製作を好む。 武装の改修は経戦能力を高くする傾向にある。 また、材料や武装にエンチャントを施せるようになった。 登場人物 ヴェルグ・ラスタ(【太陽】のアーク ソルブレイズ) 元プリッツア騎士王国国民にして【太陽】のアーク 故郷を混沌に滅ぼされ、キスリルを恨んで長い間一人で戦い続けた。 2度ほど【憎悪】のアークに取り込まれるも、克服した後にアークとして覚醒。 現在はアークの分体で混沌軍の動向を探りつつ隠居生活をしている。 2021年 05月02日 09 41 1 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 久々に強化型サイファーになり、モータースラッシャー形態になりホバリングする 機能のセルフチェックを終えたら再び変形し、VR形態でマルチランチャーをくるくる回した 2021年 05月02日 09 53 2 MI4989 ヴェルグの準備が整ったのを見たブロペニュは特に何かついてる訳ではない武装翼を広げて一緒に飛び立った。 比較的高い所まで上昇した所でブロペニュはのびのびと飛び回った。 真下には工房の近くにあるケイオム遺跡、西側には山脈、南には山を挟んでリメイラタウンが見える位置だ。 空を見上げると細かいデブリが今まさに燃え尽きている様でもある細かい流星群が流れていた。 ブロペニュ「~♪」 2021年 05月02日 10 13 3 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「たまには飛んでみるのもいいもんだな」 モータースラッシャー形態で悠々と空を飛び、ブロペニュの隣に付く 流星群を見上げてデブリが燃え尽きてるなぁとのんびり思うヴェルグであった 2021年 05月02日 16 19 4 MI4989 しばらくのびのびと飛んでいるといろいろなシュヴェシィナが飛び回っているのが見えた。 何かと巨乳なシュヴェシィナ達に混じって飛べる年齢の幼鳥も居る。 ブロペニュは鳥の鳴き声みたいなので彼女らに挨拶して行った。 そんな光景を眺めていると陸棲と水棲で幼鳥の姿が違う事に気付いた。 水棲の女は脚がメカニカルな感じだが、水棲の男と陸棲は見慣れたヒトっぽい感じだった。 ブロペニュ「子供もそこそこ飛んでるね」 2021年 05月02日 17 12 5 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「思ったよりもシュヴェシィナが多いな……そんなにここって住みやすいのか?」 そんな疑問を浮かべ、ヴェルグがブロペニュに不思議そうに尋ねる 子供がそこそこ飛んでいるのも飛ぶ練習でもしているだろうか? ヴェルグものんびり飛びながら不思議に感じているようだ…… 2021年 05月02日 22 29 6 MI4989 ブロペニュ「うーん、フェヌンさんが群れの生活能力ごとお引越ししてきたからかもね」 とくに土地へのこだわりはなさそうな感じだ。 小さいシュヴェシィナ達の様子を見ていると大人のシュヴェシィナにわざと失速状態で落下させられたり、あるいはスピン状態でぶん投げられたりと飛行中に起こりうる危ない状態を体験させられていた。 怖いのか泣いてる子もいればなんか面白がってる子も見える。 2021年 05月03日 00 57 7 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「群れごとお引っ越しとかすげーな、なんでそんな規模のでかい引っ越ししたんだろーな……」 VR形態に変形しのんびりと飛びながら考え事していたヴェルグであった…… 2021年 05月03日 07 51 8 エアロ 遠くの上空にはシュヴェシイナや航空機のための空中給油プラットフォーム(映画ステルスで飛んでたやつ)が浮かび、 下の方では廃品回収船がごみの山にゴミを新たに落としている。 空を見渡せば、密輸業者の中型貨物船や企業所有の大型貨物船、ADFの巡視艇が飛び交っている。 時々改造された戦闘機も飛んでいる。若いパイロット達が腕試しでもしているのだろう。 それらと競うようにシュヴェシイナ達も様々な個体が飛んでいる。 ただ飛んでいる者もいれば、物資輸送に上空の監視などお仕事をしている者もいる。 忘却の惑星とあだ名されてから幾霜月、賑やかなダスドの空を、ヴェルグとブロペニュはのんびりと飛ぶのだった。 2021年 05月03日 12 16 9 MI4989 おおみみとびばりすたん「て,,・ω・,,フ」ふわー 流星群に混じって飛ぶ子バリスタンが降下してきた。よく混じって来るのだろうか。 陸棲シュヴェシィノ(幼鳥)達「♪」すいーっ システィ「~♪」ふわーっ ブロペニュ「あれ、そんなに男の子って居たっけ?」 システィ「居たよ。うっかりするとフェヌンさんが(性的に)食べに来ちゃうからあんまりお外には出せないけどね」 陸棲シュヴェシィノ(幼鳥)達「ピヨピヨ」「チュンチュンチュン」 2021年 05月03日 19 43 10 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「自重する気が無いなフェヌンも……」 やれやれと首をすくめ、お手上げポーズをする いい大人が何やってんだと思いながら男の子達を眺めた 2021年 05月03日 23 45 11 MI4989 フェヌン「1人借りていいかしら」 システィ「だめ」 <チチチチチチッ <ピィピィピィッ さっそくフェヌンがやって来て当然のようにシスティは断る。 男の子達はフェヌンを見ると結構密集して飛び始める。近寄り難くするためなのだろうか。 <ツゥッピピピッ ブロペニュ「いつもこんな調子なの?」 システィ「流石にいつもじゃないけど……」 フェヌン「……」ジーッ 2021年 05月04日 15 14 12 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……マイワシトルネード?」 密集する男の子達を見てそんな事を呟くヴェルグ どうやら水族館で見た光景を思い出したらしい というかそこまでビビられてるフェヌンもどんだけだよ……と、ヴェルグも呆れるしか無かった 2021年 05月04日 18 25 13 MI4989 密集されて手出しが出来ないと見たフェヌンが離れて行くと男の子達は十分な隙間が出来る様に散開した。 それからちょっとすると陸棲シュヴェシィナ達が集まって来て各々の子供を連れ帰り始めた。 ブロペニュ「なんかクレリアンの男の子が飛んでる見たい」 システィ「言われてみればなんか似てる気がする……てか私とかはクレリアン系の陸棲だから似てるというか同じなのかもね」 陸棲シュヴェシィノ(幼鳥1)「ピィッ」すいっ 2021年 05月05日 14 33 14 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「俺たちもそろそろ帰るか?」 シュヴェシィナ達が子供を連れ帰るのを見てブロペニュに帰る提案をした こんだけ飛べば充分だろうと思いそろそろ帰ろうと思ったようである 2021年 05月05日 16 18 15 MI4989 ブロペニュ「じゃ、帰ろうか」 そう言ってブロペニュが降りて向かうのは工房ではなく、リメイラタウンのモールだった。 ヴェルグ(分体)「そっちは……」 ブロペニュ「夕飯とおやつを買いに寄りたい」 2021年 05月05日 20 12 16 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「そう言う事……じゃあ何か買って帰ろうか」 そう言ってモールに降り立ちいつものジェイスボディになり、ブロペニュに何を買うか尋ねた ヴェルグ(分体)「そういや何買うんだ?肉か?魚か?」 2021年 05月05日 20 39 17 MI4989 ブロペニュ「ローストビーフ用の牛肉とチーズかな。あとは野菜と果物……」 けっこういろいろ買うつもりのようだ。 まっすぐと生鮮食品コーナーに足を運んだブロペニュはさっそく買い物かごに食材を選んで放り込み始めた。 2021年 05月05日 22 32 18 忘却の亡霊 特に買うものが無いヴェルグは暇つぶしにブロペニュについて行く事にした 次々と食材がかごに放り込まれるのを見て、シュヴェシィナって本当によく食うのなと思いながら周囲を回した ヴェルグ(分体)「……」キョロキョロ 2021年 05月05日 23 00 19 MI4989 周りを見渡すとシュヴェシィナ達が同じように買い物をしているのが見えた。 彼女らもやはり大量に食材を買い込んでいる。 ブロペニュ「これでよしっと」 選び終えたブロペニュはレジで精算し、ヴェルグと共に工房へ帰って行った。 2021年 05月06日 15 11 20 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ポチポチ 帰ってきて早々ヴェルグは依頼が無いか確認し始めコーヒー飲料を飲む、いつの間にか買っていたようだ しかし依頼を探しても依頼は中々やって来ない、今日はもう休めということだろうか? 2021年 05月06日 16 19 21 MI4989 ブロペニュはというと夕飯の支度を始めており、さっそくでかい牛肉をこれまた結構でかいオーブンにぶちこんでゆっくりと焼き始めた。 その傍らでパン生地をこねて発酵させ始めたり、豆と野菜のスープを作る為の下ごしらえを始める。 ブロペニュ「~♪」 キッチンでは水着みたいな服装の上からエプロンを付けてるだけのブロペニュの後ろ姿が見える。 2021年 05月06日 20 37 22 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 いくら探しても依頼が見つからないので諦めて携帯端末をしまい、ブロペニュが料理する様子をぼんやりと見るヴェルグ 着てるのがほぼ水着な服とエプロンだけであり、下手したら裸エプロンみたいに見えるな……とヴェルグはぼんやりと見ていた…… 2021年 05月06日 21 54 23 MI4989 オーブンから焼き上がったローストビーフを取り出し、素早く「ゆっくりと冷やす」為の装置に入れると豆と野菜のスープを作り始める。 牛乳を取り出しているのが見えたのでクリームスープなんだろうか。 ぷるぷるととても大きく膨らんだ胸を揺らしているのが見えた。 しばらくするとどこかに出かけていたであろうカスターダとニュルンがテーブルの前にある椅子に座った。 パンが焼ける匂いもするのでそろそろ夕飯なんだろうか。 よく冷やしたローストビーフのスライス、豆と野菜の冷たいクリームスープが並べられ、オーブンから焼き上がったパンをブロペニュが取り出したのが見えた。 2021年 05月07日 17 28 24 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「そろそろ夕飯か……」 そう言って呟き、コーヒー飲料を一旦しまうヴェルグ そしてテーブルに付き、並べられた夕飯を食べ始めた 2021年 05月07日 21 04 25 MI4989 スモークサーモンが盛られたトマトとレタスが主なサラダをテーブルに並べたブロペニュはエプロンを脱ぎ、席について食べ始める。 ニュルン「なんかフェヌンさんが不貞腐れてたんだけど何があったのかしら」 ブロペニュ「男の子を借りれなかったからじゃない?」 ニュルン「それだったら別の子をターゲットにするだけだからたぶん違うわね……」 カスターダ「不貞腐れるとめんどくさい人なの?」 ニュルン「不貞腐れるとひたすらに怠けたいために日常業務が効率的になるわね」 ブロペニュ「たまにいるよね、傷心すると真面目になる人」 2021年 05月07日 21 44 26 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ツッコミ入れられねぇな、それ……」 困惑しながら夕飯を食べていると、スープを飲み干したヴェルグはローストビーフを食べ始めた ゆっくり食べる事を心掛けてる為か食べる速度はいつもより遅い ゆっくり食べる事に慣れさせるせいか、いつもより遅くなっているだろうか…… 2021年 05月08日 00 57 27 MI4989 ブロペニュ「今日のヴェルグはゆっくり食べてる気がする」 ブロペニュが切り分けたローストビーフは薄切りではあるものの、その枚数が多かった。合計したらかなりの量になりそうだ。 そう言う事だからかソースの種類もオーソドックスなオニオンソースやバジルソースやレモンソースなどが用意されていてブロペニュ達はそれらを付けて食べている。薬味としてレホール(西洋わさび)やオリーブの実なんかも用意されているみたいだ。 ブロペニュはサラダにかけるドレッシングを付けたりもするようだが。 2021年 05月08日 16 19 28 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……まぁ、たまにはゆっくり食べたい時もあるさ」 そう言ってゆっくりながらも着実に食べていくヴェルグ しばらくして夕飯を食べ終わると、ソファに移動しコーヒー飲料を飲みながら携帯端末を開き依頼を探し始めた 2021年 05月08日 22 25 29 MI4989 夕飯を食べ終えるとブロペニュは片づけを始め、ニュルンとカスターダはいつものようにソファでだらける。 そんな様子を横目に見ながら端末を眺める……。 ブロペニュ(今夜はいっぱいヤりたいな~) カスターダ「任務ある?」 ニュルン「空爆要請が来たら飛んで行って空爆するだけのやつくらいかしらね……」 2021年 05月09日 05 03 30 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……駄目だわ全然ねぇ……」 一つも依頼が無いので諦めて携帯端末で動画を見始めるヴェルグ ふと動画サイトをあさってると一つの動画に出くわす ヴェルグ(分体)「うまぴょい伝説…?何だこりゃ」 不思議に思ったヴェルグはとりあえず聞いてみるかと動画を再生した 2021年 05月09日 13 35 31 MI4989 片付けを済ませたブロペニュはいつものようにヴェルグの隣に座って来た。 ブロペニュ「~♪ ……?」 何となくヴェルグが見ている画面を覗き見るが何なのかは分からなかった。 2021年 05月09日 14 53 32 忘却の亡霊 どうやらうまぴょい伝説は曲名らしく動画から音楽が流れてくる ……しかしいわゆる電波ソングだったためかヴェルグには理解不能な曲であった ヴェルグ(分体)「何だこの曲……」 2021年 05月09日 22 15 33 MI4989 ブロペニュ「私も分からない」スリスリ 当然ながらブロペニュには分からなかった。 その頃、ニュルンとカスターダは風呂に入ってのんびりしていた。 2021年 05月09日 23 10 34 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「あーもうぐちゃぐちゃだよ……」 一応最後まで聞いてみたが、曲のメロディがぐちゃぐちゃで歌詞もジェットコースターみたいにブッ飛んでいるのでヴェルグは呆然するしかなかった こんな展開は初めてでヴェルグも顔に手を当ててうなだれている 電波ソングの恐ろしさをモロに喰らったヴェルグなのであった…… 2021年 05月10日 09 35 35 MI4989 ブロペニュ「?」スリスリ、むにむに 何がどうぐちゃぐちゃなのかさっぱりわからない顔をするブロペニュであった。 なんかうなだれていてもブロペニュは身体をくっ付けるのはやめない。 2021年 05月10日 13 23 36 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「お前もブレないなブロペニュ……」 コーヒー飲料を飲み干し、ブロペニュの頭を撫でる そしてお風呂に入るかと立ち上がり、歩き始めた ヴェルグ(分体)「お風呂お風呂……」 2021年 05月10日 20 05 37 MI4989 ブロペニュも付いて来て一緒にお風呂に入るとちょうど髪と身体を洗い終えたニュルンが湯舟に浸かり、既に浸かっているカスターダとおしゃべりしているのが見えた。 いつも布の面積が小さい服装なので正直な所、変わり映えはしない。 かなり堅い質感なおっぱいしてるカスターダはほんとうに様子が変わらないがニュルンは髪を縛ってお湯にとても柔らかい質感なおっぱいを浮かべている。 ブロペニュ「~♪」わしゃわしゃ そしてブロペニュは髪と身体を洗い始めた、 2021年 05月10日 21 31 38 忘却の亡霊 ヴェルグも髪と身体を洗い始め、ワシャワシャと洗っていく 髪の方はすぐに洗い終え、身体を洗い始める しばらくして身体を洗い終え、湯船に浸かり星空を見上げた ヴェルグ(分体)「〜〜♪」 2021年 05月10日 23 22 39 MI4989 ブロペニュが身体を洗っている頃、ヴェルグの両隣にニュルンとカスターダが寄って来て身体を寄せて来た。 左にはカスターダ、右にはニュルンが居て二羽とも大きく実った胸をヴェルグに押し当てて抱きつく。 ヴェルグ(分体)「……ブロペニュのマネか?」 ニュルン「まぁね」むにっ カスターダ「ん……」 柔らかい感触に包まれているとブロペニュが浴槽に入り、いつものようにヴェルグにくっ付こうとニュルンだとでっかい感じだったがブロペニュには大き過ぎるおっぱいをプルプルと揺らしながらうろうろしているのが見えた。 ブロペニュ「うぅ……」 2021年 05月11日 00 51 40 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 しばらくそのまま星空を見上げたヴェルグであったが湯船から出て身体を拭き作業着を着てコーヒー牛乳を飲み始めた ……こいつ、すっかりコーヒー牛乳好きになったな 2021年 05月11日 16 58 41 MI4989 ブロペニュとカスターダもお風呂から上がり、ブロペニュはヴェルグの隣に座って来た。ニュルンはベッド代わりの水槽で寝たのだろうか。 ブロペニュは何か飲む訳でもなく、ただただ身体をくっつけて来る。 カスターダはもうベッドに入ったようだ。 2021年 05月11日 18 34 42 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ごくごく コーヒー牛乳を飲みながらブロペニュの頭を撫でていくヴェルグ そしてコーヒー牛乳を飲み干し、ブロペニュを連れてベッドに入った…… 2021年 05月11日 22 02 43 MI4989 翌朝になってニュルンはベッド代わりの水槽から出てシャワーを浴び、風呂から出て来てキッチンに向かう。 寝室に近寄ったときにカスターダがヴェルグと楽しんでいるような音が聞こえた。夜通しなのか、それとも起きてまたなのかはニュルンにはわからない。 ニュルンはフライドポテトと白身魚のフライを揚げて盛りつけ、ムール貝の剥き身とニンジンとタマネギを入れたトマトスープを作ってテーブルに並べる。 そしてカフェオレを人数分作り始める。 そんなあたりで風呂から全裸のカスターダが出て来てテーブルに着いて朝食を食べ始めた。 ニュルン「昨日はお楽しみだった?」 カスターダ「いや、私はさっき起きた時にしてもらったわ」 ニュルン「あら、そう」 カフェオレを淹れおえたあたりで艶々したブロペニュと疲れたヴェルグが風呂場から出てきたのが見えた。 2021年 05月12日 14 03 44 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「(ヽ´ω`)久々に搾り取られた…」 ブロペニュ「〜♪」すりすり げっそりしたヴェルグがテーブルにつきカフェオレを飲み そして朝食を食べ始めた、まずはスープから行くようである 2021年 05月12日 20 59 45 MI4989 ニュルンが作るスープはいつも冷えたらそのままゼリーになりそうなねっとりしている食感なのが特徴的。 今回のもそうだった。 隣に座っていて大きなおっぱいをテーブルの上に乗せているブロペニュは先にフライドポテトを食べ始め、用意されていた魚のソースをかけて食べている。 カスターダ「久々だったけどなまってはいなかったわね」 ブロペニュ「そうだね」 2021年 05月12日 21 17 46 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 朝食をモグモグモグモグと食べ進め、いつものように早く食べ終えてカフェオレを飲む そして依頼が無いか携帯端末を開き、依頼を探し始めた…… 2021年 05月12日 22 02 47 MI4989 ・古い砦の探索と測量!(シャッフィ) 依頼というよりは探検の誘いみたいなのが来ていた。依頼主はシャッフィみたいだ。雪解け後の苔むした砦をバックに移したシャッフィとデッカーの写真からするに何時ぞやのスキー場から見えたあの砦なんだろうか。 春が来て雪が解けて来たから誘ったのだろうか。 ……そんな感じで端末を眺めているヴェルグにブロペニュが抱き着いてくる。 2021年 05月12日 22 21 48 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「コレ依頼じゃねーだろ……まあ、カフェオレ飲んだら行くか」 報酬は期待出来ないが、まぁたまには昔の建築物を見ておくのもいいかとカフェオレを飲み干す そしてブロペニュに依頼(?)を見せて一緒に行くか?と聞いてみた 2021年 05月13日 12 17 49 MI4989 ブロペニュ「うん、行く」 探索に行くと答えたブロペニュはさっと依頼?内容を見てからヴェルグから離れて出発する準備を整え始める。 なんかニュルンとカスターダも準備を整え始めている。 ニュルンは昼食としての弁当みたいなのを作り始めている。 ブロペニュ「ニュルンちゃんとカスターダちゃんも行くの?」 ニュルン「たまにはいいでしょ」 カスターダ「なんか寒そうだからカロリー設定を高めにしてね」 ニュルン「はいはい」 2021年 05月13日 21 32 50 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……思ったより増えたな」 測量の機械を持ってヴェルグはシャッフィにブロペニュ達と4人で遊びに行くとメールを送る そしてニュルン達の用意が整うのを待った…… 2021年 05月13日 22 50 51 MI4989 ブロペニュ達の準備が整ったのを確認するとシャッフィが待っている場所へ向かった。 ~プリッツア高山地帯、パンター兄弟の秘密基地~ 雪解けした高山地帯にある砦(パンター兄弟の秘密基地)に辿り着いた。 もっふもっふなパンター兄弟が待っていたようだ。 ニュルン「かわいい♪」もふもふ デッカー「ミ,,・ω・,,ミ」 ヴェルグとブロペニュ達が着いたところでシャッフィは今回探索する古い砦の位置を示した地図を渡した。 どうやらこの秘密基地としての砦ではなくここから直ぐに行ける所にあるようだ。 もふもふしたパンター兄弟はすぐにその場所へ向かい、散弾銃で信号弾を打ち上げた。 そこにヴェルグとブロペニュ達は向かう。 ~知らない砦~ シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ ここだよー」ぴょんぴょんっ パンター兄弟が居る見知らぬ砦は上部構造物が殆ど倒壊しており、草木が生い茂っていて地下に続く階段があるだけだった。 バリスタン的にはなんか地下構造が結構広がっているみたいなので主に地下構造を探索して測量するつもりのようだ。 2021年 05月14日 19 55 52 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……うさぎみたいな気分だな」 そう言ってヴェルグはヘッドライト付きのヘルメットを付け、シャッフィについて行く 地下構造の穴はヴェルグには少し小さいので少しかがんで入っていった…… 2021年 05月14日 21 49 53 MI4989 最初に辿り着いた場所は通路みたいな空間だった。 狭い通路はシャッフィとデッカーが測量し、ちょっと広めな通路はヴェルグとブロペニュ達が測量して音響マッピングデータを元に作ったマップを更新していく。 ニュルン「うーん、私達には結構狭いわね……」 ブロペニュ「風化が激しくて崩れそう……」 2021年 05月14日 23 03 54 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「崩れて埋まったら大惨事だな……」 そんな事を呟きながらヴェルグは測量を進める まあ転移して抜け出して救助すればいいかと思いつつマップを作り、次のエリアに向かった…… 2021年 05月15日 12 26 55 MI4989 なんとなく一番近いエリアに入ってみるとそこは武器庫だった。 大昔のプリッツアで使われていたようなデザインの槍や剣が並んでいたり散らかっている。 カスターダ「ここは武器庫なのかしら」 ニュルン「矢を作るための作業台やエンチャントテーブルもあるわね」 2021年 05月15日 15 14 56 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「武器庫を兼ねた作業場かもしれんな」 そんな事を言いつつ測量を始めるヴェルグ しばらくして測量を終え、剣の一つを手に取る 剣は埃まみれで刃の色も鈍い……長い間放置されていた結果であろう やっぱ日々のメンテって必要だなと思いながら剣を元の所に戻した 2021年 05月15日 21 03 57 MI4989 カスターダ「武器庫があるってことは……」 いそいそと測量を終えたカスターダはなんか知ってるように足を運ぶとベッドと毛布だった布切れがたくさん転がっている部屋を見つけた。 カスターダ「やっぱり寝室があったわね」 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ 兵士が寝泊りする所かな」 ただ白骨死体の類はなく、誰も彼も居なくなって放棄されてそのままという感じのようだった。 2021年 05月15日 22 55 58 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ベッドも毛布も大分年季が入ってるな……まあ当然か……」 ヘッドライトで辺りを照らし、ネズミが居たであろう痕跡を見つける ……が、その痕跡も大分古いものでありもうネズミすら居ないんだなとヴェルグは測量しながら思った 2021年 05月16日 01 02 59 MI4989 ブロペニュ「ここから近い所は食堂っぽい所と厨房かな」 もふもふしたパンター兄弟と共に部屋を測量して行くも人が居たような気配は無かった。 厨房は空っぽ、食材は全くないし、調理器具は元から壊れてたのが風化したものが転がっているくらいだ。 ニュルン「動物が居ないわね」 デッカー「ミ,,・ω・,,ミ たしかに」 だいたい同じ高さの部屋を行ける所まで測量し終えると見つけていたもっと地下への階段を下って行った。 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ 奥の方から微かに人が居るにおいがする」 ブロペニュ「え?」 シャッフィが何か人の気配を感じると言っているがヴェルグにはそのような反応があるようには見えなかった。 2021年 05月16日 04 10 60 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「山賊の輩が居るかもしれん、一応警戒しておこう」 一応警戒してエクストリームBゼノンになってバイザーをおろし、周囲を索敵し始めた…… 2021年 05月16日 15 57 61 MI4989 パンター兄弟とブロペニュ達は測量を進めて行き、どんどんとマッピングを行っていく。 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ この部屋から人が居るにおいがする」 ブロペニュ「ふーん」がちゃっ なんかシャッフィが人が居るかもと言った部屋をブロペニュは普通に開けてしまう。 そこにあったのは…… ブロペニュ「ミイラ?」 がっちりと冷凍保存されてしまった人間の死体が一つあった。 服装はまぁ、現代のプリッツアでよく着られているようなものからちょっと古いものだった。 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ どうする?」 ブロペニュ「うーん……」 2021年 05月16日 18 30 62 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「そっとしておこうぜ、触らぬ神に祟り無しだ」 ブロペニュ「……」じー ヴェルグ(分体)「……なんだよ」 ブロペニュ「……アークのヴェルグがそれ言う?」 ヴェルグ(分体)「と、とりあえずそっとしておこうぜ……」 死体を静かに眠らせておこうとヴェルグはそっとしておく事を提案した 2021年 05月16日 21 30 63 MI4989 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ じゃ、そのままにしとこう」 そう言ったシャッフィは特に気にもかけず冷凍死体がある部屋の測量を始めた。 ブロペニュ「もしかして山に居るとこういう死体ってよく見るのかな?」 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ そんなには見ないよ。月に2~3体くらいが古かったり新しかったりするのが見つかる感じだね」 そういえばこの地下構造、何気に地上では雪解けなのにこんな冷凍死体が普通にあるくらいにはかなり冷え込んでいるみたいだ。 2021年 05月16日 22 08 64 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「村でもよく言われてたわ、雪山には絶対入るなって」 下手したら左右の感覚を見失い迷って遭難、行方不明になると親代わりの爺さんが口を酸っぱく言っていた だから人間だった頃のヴェルグは獲物の多い秋に燻製肉を作り、冬の合間にちまちま食っていたのだ ヴェルグ(分体)「それはともかく、案外何も起きないな……」 2021年 05月16日 23 17 65 MI4989 ブロペニュ「しょっちゅう何か起こられてもめんどくさいけどね」 冷凍死体があった部屋の測量を終えたブロペニュとシャッフィは隣の部屋に行こうとしたが……。 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ あかないね」 ブロペニュ「鍵がかかってるか分かる?」 トントン シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ 凍り付いてる」 その頃、ニュルンとカスターダはなんか広いエントランスみたいな場所を測量していた。 ニュルン「礼拝堂ってやつなのかしら?」 カスターダ「さぁ……?」 2021年 05月16日 23 43 66 忘却の亡霊 とりあえずシャッフィ達についていき、足止めを喰らう ヴェルグ(分体)「どれ、ちょっと見せてみろ」 小さいバーナーで扉の凍り付いてる部分の氷を溶かししばらくガチャガチャとやっていると…… きぃぃぃ…ときしんだ音を立てて扉が開いた 2021年 05月17日 11 41 67 MI4989 扉が開いた先にはかなり冷え込んだ通路が続いていた。 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ 先に生き物が居るにおいがする」 ブロペニュ「氷の精霊でもいるのかな?」 そんな通路を見た所でニュルンがブロペニュ達を呼んでそろそろお昼を取る事にした。 一旦地上に戻ってお昼にするようだ。 地上に出て来ると雪解け水で潤った森が広がる山の景色があった。 今日はこれを見ながらお昼なんだろうか。 ニュルンから魚介類が多めなお弁当的なものを貰ってお昼を取り始める。 パンター兄弟もお弁当を広げる。……茹でたジャガイモとイノシシ肉がどっかりと入った飯盒を開くだけだが。 カスターダ「一応はアスパラも入ってるのね」 デッカー「ミ,,・ω・,,ミ ♪」もぐもぐ 2021年 05月17日 21 15 68 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」もぐもぐ ブロペニュ「……」もぐもぐ ヴェルグとブロペニュが並んでもぐもぐと弁当を食べる もうブロペニュが隣に居ても気にしないようだ、慣れとは恐ろしいものである そしてしばらくして弁当を食べ終えるとペットボトルのカフェオレを飲み始めた…… 2021年 05月17日 22 55 69 MI4989 昼食を食べつつ、シャッフィはホログラフィー装置を使って作ったマップデータを表示して眺め始めた。 一応は音響で大まかなマッピングはしてあるみたいだがその場所はまだぼやけているような表示になっている。 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ 下の方はなんか雪解け水が流れて削れて危ないかも……」 砦の地下構造の下には洞窟っぽいものがあるようだ。 ニュルン「地下3階以降はちょっと危なそうね……」 2021年 05月19日 19 11 70 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「じゃあ地下2階で探索は止めだな」 カフェオレを飲みながらそんな事を言うヴェルグ ヴェルグ一人で探索をするという手もあるが、いくら転移して抜け出す事が出来てもずぶ濡れになるのは避けたかった…… 2021年 05月20日 00 11 71 MI4989 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ そうだね。じゃ、協力してくれたお礼……」 まだお昼ご飯を食べているときにシャッフィはヴェルグとブロペニュ達にそれぞれ報酬を渡し始めた。 ヴェルグにはミスリルとアルミニウムの合金インゴット6個、ブロペニュ達にはそれぞれチタンと鉄のインゴット3個ずつを渡していく。 ニュルン「もふらせて」 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ うん」 ニュルン「♪」もふもふ 2021年 05月20日 10 04 72 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ミスリルとアルミの合金か、刃の付いた弓とか作れそうだな」 そう言いつつインゴットをナノトランサーしまい、デッカーに近付く ヴェルグ(分体)「……デッカー、モフってもいいか?」 2021年 05月20日 12 35 73 MI4989 デッカー「ミ,,・ω・,,ミ いいよ」 ヴェルグはさっそくデッカーのふわふわもこもこな毛並みをもふもふと撫で始めた。 いつ触ってもこの毛が宝石で出来ているとは思えないがやっぱりなんかつるつるした感触がする。 2021年 05月20日 16 21 74 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「んー、ふわふわだねぇ……」 デッカーの毛並みを堪能し、しばらく経った後で手を離す モフモフを充分堪能したのかヴェルグも満足げだ ヴェルグ(分体)「でもこの毛並みが宝石だなんてちょっと信じられないよな、知らない人が見たら」 2021年 05月20日 21 37 75 MI4989 カスターダ「宝石や鉱石に詳しい人だとすぐわかるみたいだけどね」もふもふ ブロペニュ「~♪」もふもふ 昼食を食べ終えてひとしきりにパンター兄弟をもふったヴェルグとブロペニュ達は工房へと帰って行った。 2021年 05月20日 22 40 76 忘却の亡霊 工房に帰って来たヴェルグはバリスト産コーヒーをじっくり淹れていた どうやら時々飲む分にはヴェルグも気に入っているようだ ヴェルグ(分体)「〜♪」ゆっくりとお湯をドリッパーに入れている 2021年 05月21日 14 27 77 MI4989 ヴェルグがコーヒーを淹れている間、ブロペニュ達は射撃場に行って撃っていた。 暇ならやる習慣みたいでブロペニュもニュルンもカスターダも自分がいつも使っている銃を撃っていく。 突撃銃、自動拳銃、軽機関銃といろいろ撃っていく。 ブロペニュはいつぞやに作った銃を内蔵マウントできるシールドガントレットを使って撃っている。 ブロペニュ「全部拳銃みたいな撃ち方になるね……」 ニュルン「そういう装備だから仕方ないわ」 2021年 05月21日 16 40 78 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「んー……いい香りだ」 コーヒーの香りをかぎ、ゆっくりと飲み始めたヴェルグ おやつの定番、チョコパイをもぐもぐと食べながらコーヒーブレイクを楽しんでいた…… 2021年 05月21日 21 22 79 MI4989 日課っぽい射撃の練習を終えたブロペニュ達はそれとなくバリスト産のコーヒーを淹れておのおののお菓子を取り出してコーヒーブレイクをしゃれこみ始めた。 もふ カスターダ「ん?」 みみとびばりすたん「J,,・ω・,,し」もふもふ なんかいつぞやで船の上でバーベキューしたときに居た青い子ミミトビバリスタンがヴェルグ達の足元をちょろちょろしていた。 カスターダ「なんか用があるのね?」 みみとびばりすたん「J,,・ω・,,し これ作って」 子ミミトビバリスタンは図面と現金(UC)をテーブルの上に広げた。 どうやら小宇宙を作るタイプの携帯コテージを制御する為の超時空ワープポータルが描かれた設計図のようだ。 2021年 05月21日 22 17 80 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ちょっと設計図借りるぞ」 そう言って設計図を持って作業部屋に入るヴェルグ 設計図を参考に部品を錬金術で作り、よーく見比べて組み上げていく そして完成した超時空ワープポータルを試運転し始めた…… 2021年 05月21日 23 29 81 MI4989 しかし、試運転してもなんか動いてるのが分かるくらいでどうなっているのかは分からなかった……。 というか、制御装置なのにインターフェイスが無い。 みみとびばりすたん「て,,・ω・,,フ うみゃみゃ」もふもふ なんか子ミミトビバリスタンが寄って来て超時空ワープポータルに触れるとちっこい宇宙とそれに繋がるポータルが出来た。 いつものクレリアン系じゃないとろくに使えない謎装置だった。(なぜか作れるが) カスターダ「ちゃんと編集が出来てるわね」 超時空ワープポータルが動く事を確認した子ミミトビバリスタンは現金をヴェルグに渡して領収書を受け取ると短くて小っちゃい手でワープポータルを抱えてテレポートしていった。 急ぎの用事だったのだろうか。 2021年 05月22日 00 14 82 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「いや、どう動くのかわからんのになんで作れんねん」 ヴェルグが真顔でツッコミを入れたが子ミミトビバリスタン既にテレポートで去っていた後だった 仕方ないのでヴェルグは作業部屋の掃除を始めた。バリスタンの毛対策である 大丈夫だろうとは思ったが作業機械に何かあってはいけないので丁寧に掃除していった…… 2021年 05月22日 15 55 83 MI4989 丁寧に掃除するとあの子ミミトビバリスタンのだろう青い毛が少し取れた。 とりあえず、カスターダが作ってくれたバリスタンの毛糸を作る機械にそれを放り込んでおいた。 そのころブロペニュ達はリビングにあるソファでだらけていた。 2021年 05月22日 19 54 84 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「こんな短時間でもちょっと取れるんだな……」 掃除しといて正解だったと箒とちりとりを片付け、作業部屋を出る ブロペニュ達がソファでだらけていたので空いている隙間に座ろうとしたら依頼のメールが届いた べリルスキットからのメールで、車輪がガタついてるから直してほしいとの依頼だった 暇つぶしに行くかとヴェルグは思い依頼を受注してコズミックアークへと転移していった…… 2021年 05月22日 22 13 85 MI4989 ブロペニュ「あ、行っちゃった……」 ソファに座ったらくっ付こうとしたブロペニュだったがヴェルグがそそくさと仕事に行ったのでちょっとしょんぼりとした。 ニュルン「そういえばコズミックアークへのシュヴェシィナの出入りってまだ許されてないんだっけ」 カスターダ「まだそんな感じだったと思うわよ」 2021年 05月22日 23 05 86 忘却の亡霊 ブロペニュがしょんぼりしている一方、ヴェルグは…… ヴェルグ(分体)「土埃がベアリングにまで詰まってる……砂漠にでも行ったのか?」 べリルスキット「ああ、クエストでちょっとな」 ヴェルグ(分体)「ここまで砂まみれだと交換が必要だ、完全に詰まってる」 べリルスキット「うへぇ……防塵処理しときゃよかった……」 車輪部を外してフレームを洗い、詰まったベアリングを一旦取り外し錬金術で砂とインゴットに分ける そしてもう一度錬金術を行いインゴットを新品のベアリングにしてフレームに取り付け、タイヤを付ける そしてべリルスキットがランニングマシンでテスト走行し、問題無いのを確認する 問題無く動き、修理が終わったのを見たべリルスキットは報酬を渡した ヴェルグ(分体)「べリルスキットU?地上を走るにはいいがいいのか?」 べリルスキット「元々ダブってたからなぁ、報酬としてコレで勘弁してくれ」 ヴェルグ(分体)「分かった、じゃあコレでいい……ハイこれ領収書」 ヴェルグがべリルスキットUのボディになり、ウキウキしながら転移して工房に帰っていく ……べリルスキット系が好きなのだろうか? 2021年 05月22日 23 33 87 MI4989 ブロペニュ「おかえりー」すりすり ヴェルグが帰ってくるとすぐにブロペニュが寄って来て身体をくっつけて来た。 姿はあまり気にしないのだろうか? 2021年 05月22日 23 53 88 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ただいま…ってかよく俺だって分かるな?ブロペニュ」 背が高いべリルスキットUになるとブロペニュとの身長差が凄い事になっているが気にもせずくっついてくる 魂で判断されてるのか?とヴェルグは不思議そうに首をひねった 2021年 05月23日 14 47 89 MI4989 ブロペニュ「~♪」スリスリ カスターダ「私なんてときおりウサギになったりするでしょ」 ニュルン「まぁ、私達ってメンテナンスとか治療とかでよく身体替えるし……」 シュヴェシィナ達はなにかと身体をちょくちょく換えるので魂あたりで判別しているみたいだ。 2021年 05月23日 14 56 90 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「なるほどなぁ…」 べリルスキッドUのままあぐらをかいて座り、ブロペニュをその上に座らせる そしてブロペニュの頭をなでなでと撫でていく…… 2021年 05月23日 22 55 91 MI4989 ブロペニュ「♪」スリスリ、むにむに 撫でられたブロペニュはさも嬉しそうな表情と仕草をしている。 ニュルン「そういえばシュヴェシィナのネットワークと人間のネットワークを繋げようかっていう話、たまに出て来るけどいつも繋げない話になるのよね」 カスターダ「繋ぐ意味ある?」 ニュルン「まぁ、あんまり無いからなんだけど」 2021年 05月23日 23 25 92 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 そう言えばアークはアーク同士繋がる緊急のホットラインがあるなと思いながらブロペニュの頭を撫でるヴェルグ 普段は人間用のネットワークを使っているのでシュヴェシィナのネットワークは使った事が無い まあ翻訳もあるし規格の違うネットワークを使おうとしても使えないのだろう ヴェルグも多分シュヴェシィナ用のネットワークは使えないだろうなとぼんやり考えていた…… 2021年 05月24日 12 56 93 MI4989 ニュルン「……」 カスターダ「なんか暇ね……」 ニュルンは時計を見ると夕飯の支度をし始めた。もうそんな時間だったのだろうか。 コメを研ぐところから始めているので今日は和食系の何かなんだろう。 それを見たカスターダはソファの上で昼寝をしようと寝返りをうった。 カスターダ「……」 ササミミ少年5「(・ω・)」やぁ なんか春ぐらいな感じの服装した少年ササミミを見たカスターダはなんとなく夏の訪れを感じた。 カスターダ「何しに来たの」 ササミミ少年5「遊びに来た」 2021年 05月24日 21 52 94 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 しばらくして飽きたのかいつものジェイスボディに換装しブロペニュの頭を撫でる 何か依頼は無いかと携帯端末を見て探しながら…… 2021年 05月24日 23 43 95 MI4989 ・対ササミミ念力性能がある南京錠と鍵の製作20個 ずっとナデナデされているブロペニュはそれとなく身体を捩ったりして座り心地を調整すると昼寝みたいな態勢に入った。 ササミミ少年5「ねぇねぇ、おばさんっていつ仕事してんの?」もみもみ カスターダ「身体を複数動かしてるからある意味ではずっと仕事ね……。ここにいる時は身体を休ませてるだけだから年中だらけてるようにしかみえないけど」 2021年 05月25日 11 37 96 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……作れるかな」 ブロペニュをおろして作業部屋に入りとりあえず南京錠と鍵の材料をネットで調達し対念力材料を運ぶ そして錬金術を覚えられないよう手で南京錠と鍵のパーツを作り組み上げていった ……そういや依頼を受けてなかったと思い依頼を受け、20組の組み上げた対念力南京錠と鍵を持って依頼元ヘ転移していった…… 2021年 05月25日 21 16 97 MI4989 転移した先はなんでか天使族がいっぱい居るがいかにも治安の悪そうな宇宙都市っぽい場所だった。 知らないけどなんか発狂してるアーク達や一般の大小さまざまな邪神(異世界ないし異次元の神々)達なんかも歩いてるので多分魔境との出入口になってる場所に近い所なんだろう。 なんか子ササミミを従業員として働かせてる飲食店を経営してる依頼主っぽい天使族と会うと代金と製作物を交換し、ヴェルグは領収書を渡す。 天使「ササミミが弄れない鍵って全然手に入らないんだよね……」 2021年 05月25日 22 01 98 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「材料自体が中々のレア物だしな……依頼分確保するのは大変だったぞ……」 天使「ああ……どうりで高かった訳ね……」 錬金術も使ってねーしなと代金をしまいながら呟き、店を出て工房に転移して帰っていった…… 2021年 05月25日 22 55 99 MI4989 工房に帰って来ると魚料理の匂いが漂っているのを感じた。 焼いた魚の匂いなのでそろそろ夕飯が出来上がる所なんだろうか。 テーブルに目をやると白飯、ワカメと貝類の味噌汁、海苔の佃煮が並べられているのとブロペニュとカスターダが待っているのが見えた。 そうしてニュルンがサケの塩焼きと茹でたタコとエビの盛り合わせみたいなのを並べ始めた。 ニュルン「そういえば例のべたべたしてくるササミミはどこ行ったの?」 カスターダ「夕飯食べに戻るって言って去って行ったわ」 ブロペニュ「……」もぐもぐ 2021年 05月26日 01 12 100 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ちょうど晩飯の時間だったか」 手を洗い、テーブルに着いてご飯を食べ始めた ヴェルグ(分体)「なあニュルン、このコリコリしてるのはなんだ?」 タコを食べつつニュルンに聞く、どうやらヴェルグはタコを知らないようだ 2021年 05月26日 15 02 101 MI4989 ニュルン「タコっていう海の生き物よ。今日使っているのは市場にもよく並んでるマダコを茹でて切り分けたやつね」 何なのかを聞かれたニュルンは普通の食材かのように答える。 ニュルン「タコ焼きの中に予め焼いてある奴が入ってたりするくらいかしらね……」 2021年 05月26日 17 09 102 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ほう…コリコリしてて悪くないな」 もぐもぐとタコを食べてエビも食べていく そうして夕飯を食べ終えると、カフェオレを淹れて飲み始めた…… 2021年 05月26日 21 18 103 MI4989 夕飯を食べ終えたブロペニュはいつものようにヴェルグにくっつき、カスターダはだらけ、ニュルンは後片付けを進める。 ササミミ少年5「(・ω・)」 また少年ササミミが来てる。多分、ニュルンを触りたいだけなんだろうとヴェルグはとくに気にしない。 ヤンピャー「……」そーっ ぎゅっ ササミミ少年5「(; ω )!?」肩を握られた ヤンピャー「♪」ニヤニヤ なんかちょっかい出してる奴も来てる。 2021年 05月26日 22 37 104 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 ブロペニュにくっつかれてるヴェルグはカフェオレを飲み、ブロペニュの頭を撫でる もうブロペニュに慣れきってるのでブロペニュの頭を撫でるのも無意識の行動である ササミミ少年がヤンピャーにちょっかい出されてるのを見て、何しに来たんだあいつらと思いながらカフェオレを飲んだ…… 2021年 05月27日 18 52 105 MI4989 後片付けを終えたニュルンはそれとなく風呂場に向かうとちょっかい出されてた少年ササミミがそそくさと風呂場に入って行くのが見えた。 カスターダ「で、あんたは何しに来たの」 ヤンピャー「新しい拳銃が欲しいんだけど何が良いかなーってことで射撃場とお古の拳銃を貸してくれないかなって」 ヤンピャーに何しに来たのかを聞いたカスターダは射撃場に案内するとあれこれと拳銃をいろいろ取り出しては運び込んでいった。 2021年 05月27日 20 02 106 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ナデナデ 後で拳銃を作る事になるんだろうなと思いながらブロペニュを撫で回し、カフェオレを飲むヴェルグ カフェオレを飲み終えた所で射撃場の様子を見に行った…… 2021年 05月27日 23 37 107 MI4989 射撃場を見て見るとカスターダが広げた拳銃弾と拳銃を見ながらどうするか話しているカスターダとヤンピャーの姿が見えた。 話の内容は主にどんな敵を想定しているのかというものだった。 ヤンピャー「ノラ兵器群の中でも機械昆虫とかって総称されてる奴の駆除をする任務も請け負おうと思ってるの」 カスターダ「機械昆虫っていうと放置した自動工場とかから湧いて来たり生物兵器的に展開される奴だから木材系か石材系って所かしら」 想定される敵が定まるとカスターダは指で指し示しながら話し始める。 カスターダ「石材系は削り、木材系は焼く、って感じで対処するのが効率的だから大きい弾でも重くないから9mmパラとかも使えるかもね。間違っても対バリスタン弾を装填しちゃだめだけど」 ヤンピャー「そういえば防弾バリスタンたちとかってどんな弾つかってるの」 カスターダ「ケピニェコくんとかは普通に9mmパラだけどガチガチの正規戦めいた強いノラ兵器群相手ばっかりしてるタトラおじいちゃんとかだと.30カービン弾や37mmマドリアンマスケット弾とか.75ボルト弾とかになってるわね」 ヤンピャー「37mmなのに拳銃弾?」 カスターダ「ああ、こういうやつよ。古代人類の一つであるマドリアンが使ってた前装式ロケットピストル用のロケット弾なんだけど……」 なんかカスターダはどう見ても拳銃弾ではないどころかそのままマイクロミサイルになりそうなでっかい拳銃弾とそれを使う7つの銃口が先端に埋め込まれているメイスを取り出した。ちょっとカスターダでも重たそうである。 ヤンピャー「なにこれ」 カスターダ「マドリアンのメイス。点火方式はサーマルガン式ね」 2021年 05月28日 13 34 108 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 結構滅茶苦茶だな……と思いながらヴェルグは射撃場を出てリビングのソファに座った そして風呂にでも入ろうか迷いながらブロペニュの頭を撫でてのんびりしていた…… 2021年 05月28日 22 22 109 MI4989 ブロペニュ「そろそろお風呂入る?」 頭を撫でられているブロペニュはそろそろお風呂に入ろうかとヴェルグに聞いてきた。 そういえばニュルンが入った後にササミミ少年が入って行ったような気がしたがどうしたんだろう……。 その頃、射撃場では…… カスターダ「敵の大きさと射手の体格を考えると32ACPとかの中口径拳銃弾、ちょっと反動が強くてもいいならトカレフ弾かしらね……」 ヤンピャー「入手のしやすさから32口径のやつかなぁ」 ある程度つかう弾の種類を絞ったあたりで適当な自動拳銃を1マガジン撃ってどの弾にしようかを決める所だった。 2021年 05月28日 22 59 110 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「そうだな、風呂入るか……」 そう言ってヴェルグはブロペニュとお風呂場に向かっていった ヴェルグもお風呂入ってさっぱりしたかったのだろう、足取りは軽かった 2021年 05月29日 07 09 111 MI4989 風呂場に入るとニュルンが浴槽に浸かろうとするところが見えた。ようやく髪を洗い終えたからなんだろうか。 ニュルンがお湯に浸かるとササミミ少年にべたべた触られ始める。 そんな光景をよそにブロペニュは身体と髪を洗い始めた。 ブロペニュ「♪」わしゃわしゃ 2021年 05月29日 07 43 112 忘却の亡霊 ヴェルグも髪と身体を洗い、わしゃわしゃと洗う 少しして身体を洗い終え、ニュルンから離れた位置で風呂に入って星空を見上げる どうやらニュルンを助けるつもりは無いらしい…… ヴェルグ(分体)「ふぅ……」 2021年 05月29日 18 01 113 MI4989 髪と身体を洗い終えたブロペニュもお湯に浸かるといつものようにヴェルグに近寄って身体をくっ付けてきた。 ……多分、ニュルンもこんな調子なんだろうなとヴェルグは思わされた。 ニュルン「♪」スリスリ、むにむに ササミミ少年5「(-ω-)」 ニュルン「……」 2021年 05月29日 19 45 114 忘却の亡霊 しばらくお風呂に浸かって、のぼせそうになって風呂からあがる そしてヴェルグはいつもの作業着を着て、コーヒー牛乳を飲み始めた ヴェルグ(分体)「……」ごくっ、ごくっ 2021年 05月29日 22 00 115 MI4989 ブロペニュも一緒に出てくっついてきたあたりでカスターダとヤンピャ―が射撃場から出て来た。 なんか銃の製作でも依頼されるのかなと思ったがヤンピャーはカスターダに代金を渡して帰り、カスターダは風呂に入った。 もう夜中だから帰る事にしたんだろうか。 ブロペニュ「使う弾を選びに来ただけなのかな」スリスリ あとカスターダと入れ違いで本当にニュルンをお触りするだけだった少年ササミミも風呂場からでて帰って行った。 ニュルンはまた水槽で寝るんだろうか。 2021年 05月29日 22 30 116 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ごくっ、ごくっ コーヒー牛乳を飲みながらブロペニュの頭を撫でるヴェルグ そしてコーヒー牛乳を飲み終えたヴェルグは依頼は無いかな?と携帯端末を開いた…… 2021年 05月30日 14 42 117 MI4989 ・劣化バリスタン製の突撃銃60挺の改修作業 なんかすぐに取り掛かるには重たい依頼が来ていた。 添付画像からしてもうヤバイ構造してるのが分かるし、問題があったのか試射でぶっ壊れてるのもある。 ブロペニュ「……」むにむに そんなときでもブロペニュがヴェルグに身体を密着させて何かとお楽しみが欲しそうにしている。 2021年 05月30日 16 55 118 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 とりあえずこの依頼は明日の朝にするとして、なんかやたらとくっついてくるブロペニュとベッドに行くとブロペニュに襲われた どうやら今回もヴェルグが疲れる破目になるようだ…… 2021年 05月31日 12 13 119 MI4989 翌朝になってブロペニュはつやつやした様子でベッドから起き上がり、風呂場でシャワーを浴びる。 ちょっと遅れてヴェルグが風呂場に入ってくると同じ時に風呂場に入ってきたニュルンに抱きつかれ、それを見たブロペニュはそこに加わった。 一方でカスターダは朝食として出す肉とキノコのピロシキを焼き、野菜スープを温めていた。 カスターダ「今日は任務行こうかな……、どうしようかな」 2021年 05月31日 20 02 120 忘却の亡霊 〜しばらくお待ちください〜 ヴェルグ(分体)「(ヽ´ω`)……」チーン♪ ブロペニュ「やつれてるね」 ヴェルグ(分体)「(ヽ´ω`)誰のせいだと……あ、ご飯美味しそう」 げっそりしたヴェルグがテーブルにつきコーヒーを飲みながら朝食を見た…… 2021年 05月31日 22 21 121 MI4989 テーブルには挽肉とキノコが入った焼きピロシキ、サーロと茹でたジャガイモの盛り合わせ、野菜スープが並んでいた。 ブロペニュとニュルンもテーブルについて食べ始める。 カスターダ「結構お楽しみだったのね?」 ニュルン「昨日べたべたお触りされてたらなんか溜まっちゃってね……」 ブロペニュ「そうだったんだ。ニュルンちゃんもショタコンに……」 ニュルン「でも好みじゃないわ」 2021年 05月31日 22 54 122 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「(ヽ´ω`)……」ガツガツガツガツッ!! 凄まじい勢いで朝ご飯をがっつき、食べ終えるヴェルグ そして太陽のアークの力を少しだけ解放して体力を回復した ブロペニュ「本体じゃなくてもアークの力使えるんだね」 ヴェルグ(分体)「エネルギーが無制限な太陽のアークだから使える裏技だからな……」 そして体力を回復させたヴェルグは突撃銃の改修に取り掛かった 2021年 06月01日 15 31 123 MI4989 送られてきた劣化バリスタンが作っていたらしい突撃銃は一目見て「バリスタンじゃないとろくに使えない構造と材質」と言う代物だと分かった。 なので、添付されていたレポートにもあるように撃つと物凄い発熱するし、それでも撃ち続けるとぶっ壊れるのも納得いく。あと、なんでなのか紙製薬莢を使う弾薬なので蓄熱による暴発も起こしやすい。 ……改造してどうにかなるものではない。 同じ形でごっそり作り直した方が早そうではある。 2021年 06月02日 15 33 124 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「こっちからしたら欠陥もいいとこだな……」 突撃銃を手に取り、スキャンしてパーツ構成を組み直し冷めやすいように組み上げる 試しに金属薬莢で弾を錬成して撃ち、発射と冷却を見ていると問題無く撃て、冷却も早くなっている これでちったあマシになるだろうと突撃銃を錬金術で60個作り、依頼元へと転移で持って行った…… 2021年 06月02日 23 13 125 MI4989 転移先はまぁまぁ普通の惑星にある激しい砲爆撃に晒された後のような瓦礫の山みたいな街のようなものだった。 空は雨雲に覆われて雷と少しの雨、ときおり直径10cm台のどでかい雹が降っている。 そこかしこにデル系カオスロイドの外装パーツみたいなのが付いたType2系統の残骸が転がっているし、なにかしらのロイドみたいなのも珍しくはない。 なんならかなり大量に装甲列車だったり戦車だったりした鉄塊が転がっているし、そこら中にプロペラや装甲化された攻撃機の残骸なんかが突き刺さっている。 目的の場所へ着くと依頼人が来てヴェルグに問題の突撃銃を並べさせる。 その間に代金をヴェルグに渡した。 「……結局、金属薬莢にしないとダメなやつかー」 2021年 06月02日 23 52 126 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「紙製薬莢とか燃えやすすぎて強度が低くて暴発するしな……」 そう言いながらヴェルグは代金を確認して、領収書を書く そして銃を確認している依頼人に領収書を渡し、チェックが終わるまで待っていた…… 2021年 06月03日 14 42 127 MI4989 「金属薬莢じゃないとダメなのは困ったなぁ……。手元にあるこの規格の弾薬200万発は紙製薬莢だし、自動弾薬工場もそれしか作れないんだよね……」 ヴェルグ(分体)「どんなバリスタンだったんだ……」 どうやら彼らがおさえている自動工場はなんでなのか問題のある弾薬しか作れない厄介な工場だったらしく、なんとも困り果てた顔を見せた。 あのあとどうしたのかは知らないがヴェルグは工房に帰って行った。 2021年 06月03日 15 55 128 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ズズッ ひと仕事終えたヴェルグは工房のソファでコーヒーを飲みながらひと休みしていた 堅揚げポテチを食べているがコーヒーと合うのだろうか? ヴェルグ(分体)「……緑茶飲みたくなってきた」 やっぱりコーヒーとポテチは彼的に合わなかったようだ…… 2021年 06月03日 19 10 129 MI4989 ブロペニュがヴェルグに寄って来て身体をくっ付けてきた。 ブロペニュ「……♪」スリスリ いつものことである。 2021年 06月03日 23 09 130 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」なでなでなでなで もはやブロペニュが隣に居る事を気にせずコーヒーを飲み終えたヴェルグ そしてポテチをバリボリと食べて満足げにうなずく ブロペニュがじっと見ていたのでブロペニュに分けてあげ、ポテチを食べていくヴェルグであった…… 2021年 06月04日 15 25 131 MI4989 しばらくすると工房に客がやって来た。 客は戦車運搬車ごと転移してきており、荷物として奇妙なすごく殺意の高い大型シールドを握った概ね人型な大型機動兵器みたいなものを持ちこんでいた。 客が少しカスターダと話をし、それからカスターダはヴェルグの所に寄って来た。 カスターダ「ヴェルグ、仕事よ。あのドリルシールドに付ける為の耐熱高硬度性能を持った金属の刃を600枚作って欲しいんですって」 2021年 06月04日 21 30 132 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「はいよー」 ポテチを食べ終えたヴェルグは手を洗い、仕事を始めた ドリルに金属の刃となると完全に武器である、それを盾としても使うとなると完全に酷使されるのだろう とりあえず鉱石図鑑で使えそうな合金を見つけて錬金術で作り出す それを細かく調整しながら刃を作り出し一枚一枚錬成して鋭くする そして1時間かけて耐熱高硬度金属刃を600枚作り、ヴェルグはエナジードリンクを飲んだ…… 2021年 06月05日 11 58 133 MI4989 製作させたドリルの刃を受け取った客達はそそくさとドリルシールドに刃を200枚ほどガス溶接器で溶接しては熱処理を行う。 そして簡単に試運転(瓦礫をシールドにぶん投げるなど)して外れたり壊れたりしない事を確認するとヴェルグに代金を払い、工房から去って行った。 ブロペニュ「あれ、何?」 カスターダ「Type3クラスの機体にドリルシールドを握らせて坑道掘削機としたものね、多分」 2021年 06月05日 12 17 134 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「あっ!しまった!」 ブロペニュ「ん?どしたの?」 ヴェルグ(分体)「領収書渡しそこねた……いつも渡してるのにちくしょう……」 ブロペニュ「……」 どうやらうっかり領収書を渡しそこねたようである 顔に手を当てうなだれるヴェルグとそれをじっと見るブロペニュであった…… 2021年 06月05日 15 36 135 MI4989 ブロペニュ「郵送とかで領収書送れば良いんじゃないの?」 ヴェルグ(分体)「一応、隠居の身だしここから送ってもなぁ……」 カスターダ「じゃ、丸い奴らを呼んで彼らに送ってもらいましょ。それをするための業者が居るし。領収書はあるのよね?」 お手紙を送るみたいな感じで話しながらカスターダは何か転送装置みたいなものを組み立て始めた。 2021年 06月05日 16 43 136 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ああ、既に書いてある」 ぴらぴらと領収書をはためかせ、見せる そしてカスターダが装置を組み上げるのを見守っていた…… 2021年 06月05日 22 13 137 MI4989 カスターダが装置を組み上げるとなんかそれっぽい帽子かぶった丸い奴が現れた。 ヴェルグは領収書を封筒に入れてその丸い奴に渡し、受け取った丸い奴は必要な記号を書き込むと姿を消した。 ブロペニュ「届けてくれるのかな?」 カスターダ「受け取ったなら通知が来る設定にしてるから大丈夫よ」 2021年 06月06日 00 16 138 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「通知も来るとか便利な業者だな」 そう言って緑茶をのんびりと飲むヴェルグ この男、どこまでも爺臭い…… 2021年 06月06日 23 22 139 MI4989 しばらくすると領収書が届き、受け取ったという通知が来た。 そんなあたりで時刻を見たカスターダはそれとなく昼食の支度をはじめる。 カスターダ「今日はどうしようかな……」 魚のスープを作りつつ、メニューを考えるのであった……。 2021年 06月07日 00 05 140 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ズズッ 無事領収書が届いたようでヴェルグも安心してソファで緑茶を飲む 昼飯の用意がされているようで、ヴェルグもお菓子とか食べずお茶だけを飲んでいた 2021年 06月07日 21 03 141 MI4989 調理を済ませたカスターダはテーブルにチキンカツレツと魚のスープを並べ、そのあたりでブロペニュ達がテーブルにつき、それからカスターダは黒パンを並べた。 ブロペニュ「なんか任務行こうか話してたけど……」 カスターダ「軽めの奴がなかったのよね」 2021年 06月08日 21 28 142 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ガツガツ いつも通りがっついて食べてあっという間に昼飯を食べ終えると抹茶アイスを食べ始めた 抹茶アイスも好きなのか、味わって食べていった…… 2021年 06月08日 22 59 143 MI4989 昼食を食べ終え、いつものようにのんびりとした時間が訪れた。 ブロペニュはヴェルグに身体をくっ付けるし、ニュルンは眠そうにだらけている。食器の片づけを済ませたカスターダも同じようにだらける。 ニュルン「……」子バリスタンぬいぐるみをもふってる 2021年 06月09日 15 22 144 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ポチポチ 携帯端末で依頼を探し、ブロペニュの頭を撫でるヴェルグ そしてハンマーガンの修理の依頼があった 依頼を受け、早速ハンマーガンを送ってもらったら…… ヴェルグ(分体)「こ れ は ひ ど い」 肝心のハンマーガンはオイルまみれでべったりと汚れていた やれやれと思いながらハンマーガンをバラしてごしごしと洗っていった…… 2021年 06月09日 19 41 145 MI4989 ヴェルグが作業している間、ブロペニュはニュルンと同じようにだらけ始める。 ブロペニュ「ねぇねぇ」 ニュルン「何?」もふもふ ブロペニュ「バリスタンモドキウサギのぬいぐるみってあるのかな」 ニュルン「そんなρ13-γ26にしか居ないようなレアな生き物のぬいぐるみなんてあるのかしら……」 2021年 06月09日 20 03 146 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 きれいに洗ったハンマーガンを組み直し、チェックの為に射撃場に向かった 射撃場でハンマーガンを撃ち、標的にめり込みワイヤーで回収を終えて依頼人の元へと向かった…… 2021年 06月10日 00 36 147 MI4989 ニュルン「……ないわね」 ブロペニュ「紛らわしいし、マイナーな生き物だからかな」 調べものをしていたニュルンは目的の見つからなかったとしてソファの上で寝返りをうって仰向けになり、なんかの装置を動かして浮かび上がった。 ブロペニュ「なにそれ」 ニュルン「無重力化ハンモック的なやつ。空気中だと胸が重いしのしかかってくるから欲しかったのよね」 ブロペニュ「私も欲しいなぁ……」 2021年 06月10日 16 10 148 忘却の亡霊 〜コズミックアーク〜 ガッシャ「いやー助かった助かった。急にハンマーが撃てなくなってホント焦ったよ」 ヴェルグ(分体)「今後はちゃんとハンマーのメンテしろよ?」 ガッシャ「お、おう、気を付ける……はいコレ代金」 ヴェルグ(分体)「はい、まいどあり」 代金を受け取り、領収書を渡してヴェルグは工房へと帰っていった…… 2021年 06月10日 23 32 149 MI4989 工房に戻って来ると……なんか子バリスタンが数匹来ていた。 とらばりすたん「(=・ω・=)」もふ ブロペニュ「なんか子バリスタン湧いてない?」 シャッフィ、デッカー「ミ,,・ω・,,ミ ミ,,・ω・,,ミ」もっふもっふ ニュルン「というか、何しに来たの」 シャッフィ「ミ`・ω・ミ」黒曜石と青水晶でなんか作ってる カスターダ「シャッフィくんはなんかエンチャントテーブルを作りに来てるんだけど他は遊びに来てるだけね」 2021年 06月11日 16 39 150 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……なにこのふれあい動物園」 というかトラ型のバリスタンもいたのかとヴェルグはため息を吐く 本当に何にでもなるんだなとヴェルグは呆れる他無かった…… 2021年 06月11日 21 37 151 MI4989 子バリスタン達の殆どはなんか遊びに来てるみたいでブロペニュ達は彼らにかまっていた。 もふったり撫でたり…… ニュルン「えいっ」シュッ あしとびばりすたん「J`・ω・)」ばっ なんか投げられてたり…… 2021年 06月11日 22 13 152 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「うちは遊び場じゃないんだけどな……」もふもふ とらばりすたん「(=・ω・=)」もふ まーたバリスタンの毛が取れるのかと思いながら諦め気味にとらばりすたんの毛をモフる 演習場があるせいか遊びに来るバリスタンも多いんだろうか? 2021年 06月12日 10 51 153 MI4989 ブロペニュ「バリスタンの姿って水棲シュヴェシィナみたいに多いよね」もふもふ シャッフィ「ミ,,・ω・ミ」ぱらぱら シャッフィのほうを見るとエンチャントテーブルって感じのものを作り上げてさっそく何かエンチャントしようとしているのが見えた。 2021年 06月12日 13 55 154 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)(何をエンチャントするんだろう……) そう思いながらとらばりすたんをモフるヴェルグ そしてエンチャントテーブルから光があがった。なにが出来上がったのだろうか? 2021年 06月12日 14 58 155 MI4989 シャッフィ「ミ,,・ω・ミ ……」 普通のナイフに何かエンチャントした……は良いが…… シャッフィ「ミ,,・ω・ミ ……?」 ちゃんとエンチャントできてるのか分からなかったシャッフィは魔導書開いていくらかのページと睨めっこしながらエンチャントテーブルに何がエンチャントされたのか確認するモジュールみたいなのを作り始めた。 2021年 06月12日 16 06 156 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ズコーッ」 軽くずっこけながらシャッフィの様子を見て、とらばりすたんの頭を撫でるヴェルグ 撫でられるのがいいのかとらばりすたんも気持ちよさげだ…… 2021年 06月12日 20 02 157 MI4989 エンチャントテーブルに水晶玉みたいなモジュールを追加してエンチャントしたナイフを置くと何がエンチャントされたかのかを示したりするコンソールウィンドウみたいなのが立ち上がる。 ……が、魔術回路的なものをそのまま浮かび上がらせる状態なのでシャッフィはこれをより扱いやすくするために別の作業をし始めた。 ここからはどんなインターフェースにするかという感じのようでシャッフィはそのためのあれこれを弄繰り回している。 ブロペニュ「~♪」もふもふ うさぎばりすたん「J,,・ω・,,し」もふっ 2021年 06月12日 22 01 158 忘却の亡霊 ヴェルグもシャッフィの様子を見守り、とらばりすたんをモフる そして飽きたのかとらばりすたんがヴェルグの膝から降り、遊び始めた ヴェルグ(分体)「……」ズズッと抹茶ラテを飲んでる 2021年 06月13日 15 26 159 MI4989 シャッフィ「ミ,,・ω・ミ ♪」 ようやくシャッフィはエンチャントテーブルのコンソールを完成させた。 さきほどナイフにエンチャントしたのは「鋭さ」だったようだ。 その頃に子バリスタン達はトコトコと射撃場に向かい、各々のちっこい銃を撃ち始めた。 使っている弾は.22LRだったり.32ACPだったりするがどれもそれぞれの母親に作って貰ったものだからかいろいろな形がある。 カスターダ「みんなサプレッサーつけてるのね」 デッカー「ミ,,・ω・ミ 耳にやさしいからね」 2021年 06月13日 16 44 160 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「耳が敏感なのか?」 抹茶ラテを飲みながらデッカーにそんな事を尋ねるヴェルグ 銃は大概大きな音が出る、耳が敏感だったら辛い所だろう そんな所でヴェルグは聞いてみたのであった…… 2021年 06月13日 22 14 161 MI4989 デッカー「ミ,,・ω・ミ 実際、敏感だよ。というか僕たちって地下に居る間は音が主な索敵手段になってるから敏感にならざるを得ない感じ」 あしとびばりすたん「J´・ω・)大人になれば轟音フィルター的なのが発達するからそれまではサプレッサー付けないと耳が辛い」 ぽすぽすっと静かなちっこい銃を撃ちながらそんな事を子バリスタン達が答えた。 地底で暮すらしいクレリアン類だからか耳は敏感なようだ。 2021年 06月13日 22 59 162 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「音響ソナーみたいなもんか、そりゃサプレッサー付きの銃が欲しくなるわな」 抹茶ラテを飲みながらヴェルグは納得したように頷く 地下となるとなおのこと音に敏感になるのだろうと思ってたら抹茶ラテを飲み干した 2021年 06月14日 19 55 163 MI4989 シャッフィの用事が済んだと見た子バリスタン達はなんか集まって話始め、ちょっと話すると彼らは演習場に行って遊び始めた。 遊びというよりはバリスタン同士の戦い方というのを身に付ける為なんだろうか。 彼らは短機関銃や散弾銃を使って撃ち合ってぴょんぴょん跳ね回る。 ニュルン「みんな近くによってから撃ってるのね」 カスターダ「年齢が上がってEMGシールドが強くなってきたからかしら」 2021年 06月14日 20 38 164 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ズズッ ブロペニュ「何飲んでるの」 ヴェルグ(分体)「抹茶」ズズッ 演習場の様子を眺めながら抹茶を飲むヴェルグ 大暴れしている子バリスタン達を見ながら携帯端末を開き、依頼が無いか探し始めた…… 2021年 06月14日 21 29 165 MI4989 ひとしきりに遊んだ後、子バリスタン達は帰って行った。 カスターダ「さて、お掃除ね……」 その後にカスターダは子バリスタンから落ちて行った抜け毛を集める様に掃除をし始めた。 2021年 06月14日 22 52 166 忘却の亡霊 カスターダが掃除を始めた頃ヴェルグは依頼を受けてコズミックアークに転移していた 久しぶりに会うミアリーからパースイットビットの弾速強化の作製の依頼を受けたのだ ミアリー「久しぶり、そっちの調子はどう?」 ヴェルグ(分体)「ボチボチといった所だ……仕事の前にホイこれ」 ミアリー「ポッキー?丁度甘い物が欲しかったから助かるわ」 ヴェルグ(分体)「やっぱりな、頭が疲れてそうだったからコンビニで買ってきた」 そう言ってミアリーにポッキーを食べるように言ってパースイットビットの強化を始めた 2021年 06月15日 16 43 167 MI4989 掃除を終えたカスターダが拾い集めたバリスタンの毛を色ごとにボビンに纏めている傍らでブロペニュはなんとも暇そうにソファでだらけていた。 ブロペニュ「……」ごろごろ 2021年 06月15日 17 21 168 忘却の亡霊 パースイットビットのロングバレル化し、足りない発電量をエターナルサイクラーでまかなう そしてビットのバーニアを強化してスピードを維持させた ヴェルグ(分体)「そういやコズミックアークに空戦ロボが居ないんだがどうしたんだ?」 ミアリー「なんか大規模作戦があるからってみんな行っちゃったわ、私もこの後行くつもり」 ヴェルグ(分体)「なるほどな……」 そう言ってミアリーにパースイットカノンビットを渡し、二人で試射していった…… 2021年 06月15日 21 23 169 MI4989 カスターダ「ふぅ、ようやく毛の採集が終わった……」 ニュルン「おつかれ」 どことなく疲れた様子でカスターダはソファに飛び込んだ。 カスターダ「今日の夕飯は出前的なのにしようかな」 2021年 06月15日 23 00 170 忘却の亡霊 ジジジドーン!! ヴェルグ(分体)「ん、まぁこんなもんだろ」 ミアリー「……やっぱり貴方に頼んで正解だったわね。これなら想定以上の威力が出そう」 ヴェルグ(分体)「ロングバレル化は成功だったな」 ミアリー「大規模作戦にも出れそうね……はい、コレ報酬」 ヴェルグ(分体)「まいどあり、コレ領収書」 パースイットビットの強化を終えたヴェルグは報酬を受け取り、領収書を渡した そして管理者戦に向かうミアリーを見送り、ヴェルグも工房に転移して帰っていった…… 2021年 06月16日 13 14 171 MI4989 工房に帰って来るといつも通りなのんびりした時間が流れていた。 ブロペニュはさも当然のようにヴェルグに身体をくっ付けてくる。 ブロペニュ「おかえりー」スリスリ 2021年 06月17日 18 33 172 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ん、ただいま」ナデナデ ブロペニュ「♪」スリスリ ナデナデとブロペニュの頭を撫でながらソファに座り、のんびりと緑茶を飲むヴェルグ バリボリと堅揚げポテチを食べて、緑茶を飲んだ 2021年 06月17日 22 01 173 MI4989 しばらくのんびりとした時間を過ごしたあたりでカスターダが夕飯にするであろう食べ物を注文し始めた。 カスターダ「……」 そのあたりでニュルンが何かの用がありげな少年ササミミ達と応対し始めた。 べたべた触って来るあいつはいないようだ。 ニュルン「――うーん、メタルスレイヤーなんてあったかしら……」 2021年 06月19日 15 31 174 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 メタルスレイヤーのページを見て、錬金術でメタルスレイヤーやドゥームスレイヤーを錬成するヴェルグ どうやら成分表を見て作ったらしい、これなら少し鍛えれば問題無いだろうとヴェルグは作業部屋に入って行った…… 2021年 06月19日 22 02 175 MI4989 ニュルン「あら、ちょうどよくヴェルグさんがメタルスレイヤーを作ってくれてるわね」 ヴェルグがなんでかスレイヤー系近接武器を作り始めたのを見たニュルンは少年ササミミ達を作業部屋に連れてきた。 新しい武器として買うつもりなんだろうか。 2021年 06月20日 00 29 176 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……ん?客か?」 メタルスレイヤーをカンカンと鍛えながらニュルン達を横目で見るヴェルグ 少しして鍛造を終えたヴェルグはじっくりとメタルスレイヤーを見て納得いったのかテーブルに置いて立ち上がった ヴェルグ(分体)「さてと、ご所望の品は何かな?」 2021年 06月20日 10 43 177 MI4989 少年ササミミ達の話を聞くと彼らはかなり暑い気候の中で植物型モンスターロボを数多く切るのに適した少し小振りなメタルスレイヤーが欲しいようだ。 どうにも普通のメタルスレイヤーだと暑さと数多く切ったときの摩擦熱の蓄積で鈍りやすく、冷却魔法を頻繁に使っているとのこと。 ニュルン「いつものあの鉈はダメなの?」 ササミミ少年1「刺せば入るけど切る動きだとなんか滑っちゃってダメ」 2021年 06月20日 11 48 178 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「脇差しサイズだな、それは」 とりあえずいくつ作ればいいのか数の注文を聞くヴェルグ 錬金術で楽できるとはいえ、人数分作るとなると結構多い どんな依頼なのか、まずはそれを把握する必要があった…… 2021年 06月20日 15 08 179 MI4989 ササミミ少年1「いくつだっけ」 ササミミ少年2「とりあえず3振りかな」 3本作ると伝えられたヴェルグはさっそく作業に取り掛かり、ササミミ達はそれとなくリビングへと戻って行った。ニュルンも作業部屋から出て行く。 職人さんの仕事を邪魔しない、という慣習なんだろうか。 2021年 06月20日 15 16 180 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 脇差しサイズのメタルスレイヤーを三本錬成してカンカンと一本ずつ鍛えていくヴェルグ 錬成した時点でちゃんとした仕上がりになっていたのだが、いまいち納得がいかなかったらしい 三本鍛えていった時点で納得出来る仕上がりになり、脇差しメタルスレイヤーを持ち出しササミミ達に渡しにいった…… 2021年 06月20日 19 54 181 MI4989 ニュルン「できたみたいよ」 リビングのソファ周りで散らかっていたササミミ達をニュルンが呼び寄せ、作らせたメタルスレイヤーを受け取らせる。 ササミミ少年3「試し切り……」 ニュルン「植物型モンスターロボって事だから……」 要求した性能が出てるかどうかのテストのためにニュルンは適した廃材を探して来て適当な場所にそれを置き、ササミミに試し切りをさせた。 2021年 06月20日 20 09 182 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 ササミミ達が脇差しメタルスレイヤーで試し切りしているのを見守るヴェルグ 満足いく結果に鍛え上げたが、スパッと切れていく廃材を見てちょっとホッとしていた 切れ味も鋭くなっているのを見て安心して息を深く吐いた…… 2021年 06月20日 21 52 183 MI4989 試し切りの結果に満足したササミミ達はヴェルグに代金代わりであろうオリハルコンのインゴットを3個渡した。 ……地味に珍しい金属である。 ニュルン「なにそれ」 ササミミ少年1「なんかオリハルコニウムっていう金属のインゴット。珍しいっぽいけど使い道が無かったんだよね」 ニュルン「貴金属の武器とかは作らない感じかしら?」 ササミミ少年3「うちの村だとそういう文化がなかったと思う」 2021年 06月20日 22 04 184 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「まいどあり……はい、コレ領収書」 オリハルコンのインゴットを受け取り、領収書を書いて渡すヴェルグ 貴重なインゴットを渡されたヴェルグは嬉しそうに笑い、倉庫にしまった そしてコーヒーを飲み始め、精神を落ち着かせていった…… 2021年 06月21日 07 51 185 MI4989 領収書を受け取ったササミミ達は工房から去って行く。 それと入れ替わる様にカスターダが夕飯として注文したであろうピザが届いた。ちょうどそんな時間だったのだろうか。 テーブルには肉とチーズが多いピザやシーフードなピザが並ぶ。 ブロペニュ「やっぱりフェヌンさんが出てこれない時間を狙って来てるのかな」 ニュルン「今日はそうじゃないけれど彼らの方で何か察知できるようになったのかしら」 2021年 06月21日 17 27 186 忘却の亡霊 ヴェルグも手を洗ってテーブルにつき、ピザに手を伸ばす まずはシーフードピザを選んだようだ ヴェルグ(分体)「んー、チーズうめぇうめぇ」モグモグ 2021年 06月21日 22 03 187 MI4989 カスターダ「今回は頼まなかったけどブロペニュってパイナップルが乗ってるピザは大丈夫だったかしら」 ブロペニュ「私は大丈夫だけど食べられる人が限られるやつだっけ」 カスターダは肉ばっかりなピザを、ブロペニュはチーズと野菜ばかりなピザを食べながら取り寄せた時について来たメニューを眺め始めた。 オーソドックスなものからちょっと変わったものとかいろいろあるようだ。 2021年 06月21日 22 10 188 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「パイナップル?なんだそれ、果物か?」 寒い所に居たヴェルグはパイナップルを知らないらしく、首をかしげる シーフードピザをモグモグ食べながら二人に質問したのヴェルグであった 2021年 06月22日 13 48 189 MI4989 ブロペニュ「こういうごつごつした果物だよ。暑い地域に生えてる多年草だね」 ブロペニュはピザを食べながらなんかの端末めいたものでヴェルグにパイナップル畑の写真を見せた。 カスターダ「あれ、パイナップルって果物だったっけ? 市場だと果物扱いだけど」 ブロペニュ「大抵の場所だと果物扱いだよね。生えてるときはどうみても草だけど」 ニュルン「果物か、野菜か、っていう問題で意識しないといけないのってアメリカ圏におけるトマト畑だけでしょ」 ブロペニュ「主に税金周りの問題でトマトを野菜って言うと榴散弾が飛んでくるんだっけ?」 ニュルン「でも今はどうなってるのかしらね……」 2021年 06月22日 22 43 190 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「なるほど、どんな味がするんだ?」 味の想像が出来ないのでブロペニュ達に聞いてみるヴェルグ 物騒な話をスルーしてる辺りヴェルグも面倒には関わりたくないかもしれない…… 2021年 06月22日 23 04 191 MI4989 ブロペニュ「うーん……他に似た味が無いね……」 いつの間にかピザを食べ終えてカスターダが後片付けをしているのを横目に見つつ、ブロペニュはパイナップルの味はそれとしか言いようがないと答える。 ブロペニュ「もし興味があったら食べてみる?」 2021年 06月24日 05 44 192 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「んー、別にいいや。食べたいって訳じゃないし」 そう言って最後の一切れを食べ終え、片付けを始めるヴェルグ どうやら食べたい程では無いらしい…… 2021年 06月24日 21 25 193 MI4989 ブロペニュ「そっかー、それは残念」 夕飯の後片付けを終えたブロペニュ達はそそくさと風呂に入って行く。 2021年 06月25日 16 28 194 忘却の亡霊 ブロペニュ達が風呂に入っていくのを見送り、アイスコーヒーを飲むヴェルグ どうやらブロペニュ達と風呂に入る時間をずらすつもりのようだ ……どうやらヴェルグは1人でお風呂に入りたい気分のようだ 2021年 06月25日 20 31 195 MI4989 しばらくしてブロペニュ達は風呂から上がり、揃ってベッドへと足を運んでベッドに寝転がって行った。 カスターダ「zzz....」 ブロペニュ「……」そわそわ 2021年 06月25日 21 41 196 忘却の亡霊 ブロペニュ達が風呂から上がるのを見て風呂に入るヴェルグ テキパキと身体を洗い、湯船に入る そのままヴェルグはのんびりと見上げ、星空を見ていた ヴェルグ(分体)「……」 2021年 06月25日 22 06 197 MI4989 ブロペニュ「そういえばベッドか水槽で寝てるけどなんか選ぶ基準とかあるの」 ニュルン「うーん、ひどく疲れてないとき以外は気分みたいなもんだから基準が無いわね」 2021年 06月25日 23 17 198 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……そろそろ出るか」 しばらく湯船に浸かってたヴェルグはお風呂から出る 冷蔵庫を開けてコーヒー牛乳を飲み始め、飲み干すと寝ようとベッドに向かって歩いていく そしてブロペニュ達が何か喋っていたのを横目にベッドに入った…… 2021年 06月26日 10 10 199 MI4989 翌朝になり、ブロペニュは少し早く起きて朝食の支度を始める。まずはフライドポテトを揚げるための機械を動かして…… もふ ブロペニュ「なんか居る?」 みみとびばりすたん「J,,・ω・,,し にゃ」 ブロペニュ「何しに来たの?」 みみとびばりすたん「J`・ω・´し ごはん!」 ブロペニュ「じゃ、500Cuちょうだい」 なんでか子バリスタンがご飯をもらいに来たようでブロペニュに言われると彼はテーブルに銅合金のコインをいくらか置いた。 2021年 06月26日 10 36 200 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ふぁぁ……ん……?」 ヴェルグが起きてテーブルに着こうとすると子バリスタンがテーブルに乗っていた 客かな?と思いながら携帯端末を開き、ニュースサイトを見てコーヒーを飲んだ…… 2021年 06月26日 20 45 201 MI4989 ブロペニュがハムステーキと目玉焼きとチーズを挟んだフレンチトーストのサンドをテーブルに並べるとさっそく子バリスタンが食べ始めた。 朝食を貰いに来たんだろう。 みみとびばりすたん「J,,・ω・)♪」もぐもぐ ブロペニュは続けて豆と野菜が入ったコンソメスープと揚げたてのフレンチフライを並べて行く。 2021年 06月27日 00 57 202 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ん、やっぱり揚げたてに限るなコレは」 揚げたてのフレンチフライを堪能してスープを飲む いつものようにごはんをがっついて食べて朝食を食べ終え、コーヒーを味わって飲んでいった…… 2021年 06月27日 15 53 203 MI4989 みみとびばりすたん「て,,・ω・,,フ」ふわーっ ニュルンとカスターダが起きて来てようやく食べ始めたあたりになって子バリスタンが耳を広げて工房内を飛び回り始めた。 なんかぶら下がっている感じの態勢で飛び回っていてさながら見えない巨人が掴んで動かしてるようだ。 2021年 06月27日 16 42 204 忘却の亡霊 依頼はあるかと携帯端末を見ていたが依頼が全然無いのか携帯端末をしまうヴェルグ やはり大規模作戦に出張ってるせいかコズミックアークの依頼も無い こりゃしばらく暇になるか?とヴェルグはソファに座った…… 2021年 06月27日 21 18 205 MI4989 朝食を食べ終えたあたりに隣にあるソファではカスターダが子バリスタンをブラッシングしていた。もふもふしている。 青色系のバリスタンの毛が多く取れそうである。 みみとびばりすたん「J,,・ω・)♪」もふもふ カスターダ「……」もふもふ ブロペニュ達は複数の身体を同時に動かせるそうなので実際はどうなのか分からないが彼女らものんびりしている。 2021年 06月28日 03 39 206 忘却の亡霊 あんまりにも暇なので動画を見始めるヴェルグ どうやらゲームのプレイ動画を見始めるようだ 派手に吹っ飛ぶカーレースゲームらしく、体当たりでポンポン車が吹っ飛ぶ ヴェルグ(分体)「……」 2021年 06月28日 18 38 207 MI4989 ブラッシングを終えた子バリスタンは工房から飛び立って行った。 それを見送ったカスターダはさっそく取れたバリスタンの毛を集めて糸に加工してボビンに纏めて行く。 その一方でブロペニュはなんとなくヴェルグに身を寄せて彼が見ているものを一緒に見始める。 ブロペニュ「……」むにむに 2021年 06月28日 19 58 208 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」なでなで ブロペニュの頭を撫でながら動画を見て、コーヒーを飲む 依頼が来ないとヴェルグは暇なのである…… 2021年 06月28日 22 39 209 MI4989 カスターダ「なんか青色系の毛糸が多いわね……」 ニュルン「やっぱりミミトビバリスタンは毛が多い種類なのかしら」 作業を終えたカスターダは皆と同じようにソファでくつろぎ始める。 ニュルンはいつのまにやら取り出してきたアイスクリームを食べながら紅茶を啜った。 2021年 06月29日 00 53 210 忘却の亡霊 アイスを食べるニュルンを見てヴェルグもアイスを取りに行き抹茶アイスをちびちびと食べる ときおりブロペニュの頭を撫でてコーヒーを飲んでゲームプレイ動画を楽しんだ そんなこんなでヴェルグは派手に吹っ飛んでいく車を見ながらアイスを食べていった…… 2021年 06月29日 15 54 211 MI4989 ニュルン「そういえばダスドもちょっと暑くなる時期だからササミミの出現率が上がるのかしらね……」 カスターダ「まるで夏にだけ出て来る虫みたいな言い方ね」 ササミミ少年5「(・ω・)」ソローリ ニュルン「?」 ササッ |ミ 動画を見終えてそろそろお昼ご飯を作る時間になったのかブロペニュはヴェルグから離れてキッチンに向かった。 2021年 06月29日 17 43 212 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 ニュルン達の話を盗み聞きして、昼飯食ったらエアコンのメンテでもするかと思うヴェルグ これから暑くなるのにエアコンが動かなかったらヴェルグも困るからだろうか 2021年 06月30日 00 23 213 MI4989 ブロペニュ「~♪」 お昼ご飯の一品としてのポテトスープを作る傍らでいろいろなスライスしたテリーヌやレタスやトマトを皿に盛りつけていると…… ササミミ少年5「(・ω・)」ジーッ ブロペニュ「?」くるっ ササッ |ミミ ブロペニュ「?」 なんか見られた気がした。 ヤンピャー「……」メキメキ ササミミ少年5「いたいっ! いたいっ!」 ニュルン「何してんのあんたら」 2021年 06月30日 19 39 214 忘却の亡霊 いつの間にか居るササミミ達に目もくれず、再び動画を見始めたヴェルグ 今度はロボットアニメを見ているようだ…… ヴェルグ(分体)「……」ジーッ 2021年 06月30日 22 31 215 MI4989 最後に白身魚の蒸し焼きを仕上げたブロペニュはそれを皿に盛りつけてテーブルに並べて行く。 そんなあたりで昼食の時間になったようだ。 ブロペニュ「なんかササミミ来てたけどどうなったの?」 ニュルン「また来るって言って去って行ったわ」 カスターダ「お昼ご飯だから避けたんでしょうね」 2021年 07月01日 21 32 216 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ホントなにしに来たんだろうなあいつら……」 不思議そうな顔で昼飯を食べていき、スープを飲む ポテトスープの味わいを不思議に思いながら昼飯を食べ進めた 2021年 07月02日 09 48 217 MI4989 白ワインの香りがする白身魚やサラダを食べ進めて昼食を食べ終えて少しするとユンピャーが工房にやってきた。 ニュルン「ヤのほうじゃないんだ」 ユンピャー「連れ戻しに行ってただけだからね」 そういいながらユンピャーはテレポーター付き台車に艦載砲として使う為なんだろうスタビライザー付き25mm機関砲を載せて持って来る。 ユンピャーが言うにはなんかスタビライザーの調子が悪いらしい。 2021年 07月02日 21 33 218 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……確かにスタビがイカレてるな」 スタビは細かく調整する必要があり普段は調節用の機材があるのだが…… 問題のスタビは油と埃が詰まっていて掃除しなければならなかった ヴェルグは一度スタビをバラしてパーツ毎に並べ、一つ一つ拭き掃除して余計な油と埃を取り除きスタビを組み上げた そしてまともにスタビが動くか確かめ、ユンピャーを呼んだ。これで修理は終わりのようである 2021年 07月02日 22 50 219 MI4989 呼ばれたユンピャーはさっそく動作チェックがてらに機関砲を動かし、動作を眺め始める。 ときおり載せている台車を蹴って振動を与えてその機能が正常に動いているのを見たユンピャーはヴェルグに現金(UC)を渡した。 ニュルン「やっぱり艦載砲はスタビ欲しくなるのかしら」 ユンピャー「ヴィッカースの7.7mm重機関銃が艦載機銃だったんだけど舟艇同士の殴り合いだと射程距離と精度が足らないし、弾のスペース的に1門しか載せられないからね」 ブロペニュ「船同士での殴り合いするの?」 ユンピャー「ときどき海賊が来るから近寄られる前に沈めるの」 2021年 07月03日 13 53 220 忘却の亡霊 現金を受け取ったヴェルグは領収書を書いて渡す そして最低限の武装は施さないと駄目だよなと思いながらコーヒーを飲み始めた…… カスターダ「またコーヒー飲んでる……」 ヴェルグ(分体)「いいだろ好きなんだから」ズズッ 2021年 07月03日 21 32 221 MI4989 ユンピャーが領収書を受け取った去って行くのを見送ったあと、いつものようにブロペニュがヴェルグに身を寄せてきた。 カスターダとニュルンは暇になったのかテーブルにいつぞやのボードゲームみたいなのを広げて遊び始めた。 ニュルン「今回はシュヴェシィナ同士の制空戦にする?」 カスターダ「何時かは管制機としても動かなくちゃいけないしそうしましょうか」 今回はシュヴェシィナ同士の空戦をどう展開するかの戦術を考えるのも兼ねてシュヴェシィナの駒を使って遊ぶようだ。 2021年 07月03日 21 47 222 忘却の亡霊 ニュルン達がボードゲームで遊ぼうとしている一方、ヴェルグはエアコンのメンテを始めた とはいえ特に異常が無かったのかフィルターの掃除だけで済み、あっという間に終わってしまった 暇になったヴェルグは何かを思い付き、作業部屋へと入っていく そしてエクストリームBの手足にパワーシリンダーを組み込み、格闘戦に強くするため手足の装甲を強化し ブーストチャージの威力を高める為にオルゴンクラウド製の頑丈なスパイクを生成する機構を組み込んだり、エクストリームBの格闘戦を強化する改造をしていった…… 2021年 07月03日 22 38 223 MI4989 ブロペニュ「……」そわそわ ニュルンとカスターダは駒を配置し終えて動かし始めた。ニュルンが攻撃側となり3機の爆撃機型シュヴェシィナによって拠点を空爆する目標を設定し、カスターダが防衛側としてそれを阻止するシチュエーションでやるみたいだ。 まずはレーダーによる索敵判定と反射率とその面積を……という所の処理をしている。なんか索敵周りの処理がめんどくさそうである。 カスターダ「うーん、戦闘機は見つけられたけど爆撃機が見えない……かなり後ろのほうに居るのかしら」 ニュルン「もっと前に戦闘機を出して30mm機関砲で誘導空対空弾を見つけてきた戦闘機に撃ち込んで……」 カスターダ「ああ……防御射撃が難しい小型誘導弾が……」 この辺はニュルンのほうが上手なようだ。 2021年 07月03日 23 21 224 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ふぃー……」 エクストリームBの改造を終えたヴェルグは深く息を吐くとソファに座って抹茶ラテを飲み始めた エクストリームBもどんどん魔改造されるなと思いながら、次はどう改造しようかと考えていた…… 2021年 07月04日 13 27 225 MI4989 ヴェルグがソファに座ったのを見たブロペニュはいつものように隣に座って来た。 ブロペニュ「♪」 なんとなくボードゲームに目をやるとなんかめっちゃ小っちゃくなったシュヴェシィナの駒がミサイルか誘導砲弾をぽこぽこ撃ち合っているのが見えた。 遠くから見た時のシュヴェシィナ同士の空戦っていうのはああ言うモノなんだろうか。あんまり格闘戦はしないみたいである。 2021年 07月04日 13 58 226 忘却の亡霊 ブロペニュの頭を撫でてボードゲームをぼーっと見ているヴェルグ ミサイルはまだ撃ち落とせそうだが誘導砲弾の方が厄介そうだと抹茶ラテを飲みながら思ったヴェルグであった ヴェルグ(分体)「……」ズズッ 2021年 07月04日 21 30 227 MI4989 カスターダ「ああ、爆撃機が全機撃墜されちゃった……」 カスターダ側の爆撃機型シュヴェシィナが全滅してボードゲームの決着がついたようだ。 カスターダ「実際、あの防空網をどうやって突破するのかしら……」 ニュルン「まずレーダーサイトを逆探させてから対レーダー兵器を撃ち込んで目を潰しながら行く感じね」 カスターダにニュルンがシュヴェシィナ達による防空網の突破の仕方を話し始めた。 が、ブロペニュにはよくわからなそうだ。 2021年 07月04日 22 17 228 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 ヴェルグにもよくわからない話になっていったので天井を見上げぼーっとしていた 航空機には航空機なりの悩みがあるのかとぼんやりと考えて抹茶ラテを飲んだ…… 2021年 07月05日 12 47 229 MI4989 ニュルンとカスターダが攻守を入れ替えてまた試合を始めたあたり、 ブロペニュがソファから立ち上がってキッチンに向かった。 時刻を見ると夕飯って感じはしないのでその様子を目で追ってみると何かお菓子を作っているのが見えた。 それから少しするともうお菓子が出来たのかブロペニュはニュルンとカスターダにお菓子を配り、そしてヴェルグの隣に座って彼にもお菓子を渡した。 渡されたのはビターチョコレートでコーティングされたケーキにカットされた砂糖漬けのリンゴやブルーベリーが盛りつけられたものだった。 2021年 07月05日 19 17 230 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ケーキか、食うのは久しぶりだな」 そう言ってケーキを切り分け、ビターチョコの苦味を味わう 砂糖漬けのリンゴも食べ、ゆっくり味わっていった…… 2021年 07月05日 22 13 231 MI4989 ボードゲームでは相変わらずとても小さくなったシュヴェシィナの駒が飛び回っているがカスターダが動かしている集団の動きがニュルンの助言を得たからかなかなか手ごわそうなものになっているのが見えた。 それでもニュルンは慣れた様子で爆撃機を前進させて空爆目標まで進めていく。 そんな光景を横目に見ながらブロペニュは自分で作ったケーキを食べ進める。 ブロペニュ「最近はまともな制空戦をしてない気がする」 2021年 07月05日 23 21 232 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「そういう任務が無かったのか?」 そう言ってケーキを食べながらブロペニュに尋ねるヴェルグ どうやらブロペニュの作ったケーキが美味しいのでゆっくり味わっているようだ 2021年 07月06日 07 40 233 MI4989 ブロペニュ「あんまりなかったね。ここ最近だとろくな装甲が無い船を沈める任務ばっかりだったし」 聞かれてそう答えたブロペニュは味わっているようにケーキを食べて行く。 ブロペニュ「空爆するタイプのシュヴェシィナならともかく制空戦するシュヴェシィナまで揃えていることがあんまりないみたい」 2021年 07月06日 18 05 234 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「制空シュヴェシィナや制空戦闘機が居なかった……って事か」 ケーキを食べ終えて、ヴェルグは堅揚げポテトを取り出し食べ始めるヴェルグ 甘いものを食べた後か、しょっぱい物が食べたくなったらしい…… 2021年 07月07日 00 13 235 MI4989 ケーキを食べ終えたのを見たブロペニュは皿と食器を集めて食器洗い機に入れ、そのまま夕飯の支度を始めた。 ニュルンとカスターダはまだボードゲームで遊んでる。 なんとも暇な時間がまたやって来る……。 ブロペニュ「今日の夕飯は何にしようかな……」 2021年 07月07日 22 17 236 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」バリボリ 堅揚げポテトを食べ終えたヴェルグはソファでのんびりだらけていた そしてエクストリームBの改造プランを考えながら星空を見上げていった…… 2021年 07月08日 00 13 237 MI4989 ボードゲームを遊び終えて片付けたニュルンとカスターダもソファに寝転がってだらけ始めた。 いつ見ても彼女らシュヴェシィナは局部しか隠す気が無いようなビキニ水着姿なのは変わらない。 ブロペニュはシチューに入れる肉と野菜を切り分けて茹で始め、それとは別に魚を捌いて焼き始めた。 2021年 07月09日 18 50 238 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 相変わらずの水着姿なんだなとヴェルグはチラッとニュルン達を見て思う ここに居ると普通に作業着着てる自分が異端に思えなくもない とりあえずヴァリアブルサイコライフルの強化でもするかとヴェルグは作業部屋に入った…… 2021年 07月10日 00 23 239 MI4989 ブロペニュはシチューを煮込み始め、そのタイミングで作り置きのパンを切り分けて焼き始める。 そんなあたりで…… ササミミ少年5「(・ω・)」にゅっ ニュルン「なに? リボルバーなんか持って来て」 ササミミ少年5「(・ω・)シリンダーが回らなくなった」 カスターダ「どれどれ……」 なんかいつもニュルンにお触りしてる少年ササミミがシリンダーが動かないリボルバーを持って来ていた。 べつにヴェルグを呼ぶほどでもないだろうなと思ったカスターダはさっそく原因を調べる……。 カスターダ「このモデルは確かスイングアウト式だから……あれ? ということは……」 シリンダーを回すツメがなめちゃってたり、あるいはシリンダーを固定するネジが緩んでたり、な不具合ではなく回らないだけじゃなくてスイングアウトも出来ない症状だった。 まさかと思ったカスターダはシリンダーとバレルの隙間を覗くと……その位置で停弾した弾がロックしていた。 ……めんどくさいのでカスターダは射撃場に行ってETCL撃ちをして強引に発砲して少年ササミミにリボルバーを返した。 カスターダ「どこのメーカーの弾なのよ……」 ササミミ少年「(´・ω・`)り、リロード弾……」 2021年 07月10日 09 39 240 忘却の亡霊 カスターダ達がリボルバーの調子を見ている一方ヴェルグは…… ヴェルグ(分体)「……よし、ヴァリアブルオルゴンライフルの完成っと」 何やらヴァリアブルサイコライフルの改造をしていた ソードモードとライフルモードを切り替え、更には大型の結晶弾やゲロビ、腹部に接続してバスカーモードも行える それでもって通常弾とビームゲロビも撃てるのだから多才な武器である とりあえず試し撃ちしようとヴェルグはエクストリームBに換装して射撃場に向かった…… 2021年 07月10日 11 36 241 MI4989 射撃場に向かうとカスターダが少年ササミミにちゃんとしたリロード弾の作り方を教えていた。作り方、というよりは装薬の取り扱い方を教えている感じだ。 カスターダ「薬莢の容積に対して装薬をいっぱいいっぱいに詰めないように。ある程度空気が無いと不完全燃焼で上手く燃えないわ」 ササミミ少年5「(´・ω・`)はーい……」 2021年 07月10日 13 41 242 忘却の亡霊 射撃場に着いたヴェルグはまず真上に向かってオルゴン結晶弾を撃ってみた すると真上に撃たれた結晶弾はスルスルと誘導し、的のど真ん中をぶち抜いた ヴェルグがこっそり作っておいた思念誘導弾である これでどんなにバカスカ撃っても弾の方が当たってくれるのだ …まぁ、思念が届かない場合もあるし、バカスカ撃ったらヴェルグの精神が擦り切れるのだが…… ヴェルグ(分体)「……」思念誘導弾を生成中 2021年 07月10日 19 24 243 MI4989 カスターダはササミミ少年に弾の取り扱いを教えたあと、ブロペニュが夕飯を並べているテーブルに着いていた。 同じ頃、ニュルンはなんかいつものことになりつつある気がするササミミ少年にべたべたと触られてはおっぱいを揉まれていた。 ニュルン「ママのじゃダメなの?」 ササミミ少年5「カーチャンの絶壁なんだもん……」 ニュルン「あ……、うん」 2021年 07月10日 21 02 244 忘却の亡霊 ヴェルグは射撃場でヴァリアブルオルゴンライフルの試射を終えてジェイス型に戻った そしてそろそろ夕飯の時間かと思い、テーブルにつく ヴェルグ(分体)「……」コーヒーを飲んでいる 2021年 07月10日 22 14 245 MI4989 ニュルンにべたべたしていた少年ササミミが帰り、ブロペニュがパンを並べて夕飯の時間になった。 テーブルにはビーフシチューとタラのオーブン焼き、クラムチャウダー、いつものフランスなパン、フルーツサラダが並んでいる。 ブロペニュ「暑い季節になってきたかな?」 ニュルン「あのササミミも薄着だったからそうかもね」 2021年 07月11日 00 45 246 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「暑いの苦手なんだよな……ジメジメした所だとなお辛い……」 そんな事を言いつつパクパクと夕飯を食べていくヴェルグ 寒い所であるアーティス村出身であるヴェルグは本格的な夏の到来にげんなりしていた とりあえずもぐもぐと夕飯を食べ終えたヴェルグはコーヒーを淹れて飲み始めた…… 2021年 07月11日 14 13 247 MI4989 ニュルン「うーん……」 カスターダ「どうしたの、ブラウザと睨めっこして」 ブロペニュが後片付けしてる間にニュルンはコーヒーを啜りながら生体HUDのブラウザを見て悩んでいる。 ニュルン「なんかすっごい久しぶりな事に、子バリスタンを密輸してる船団が見つかったみたいなのよね」 カスターダ「本当に久しぶりじゃない」 ニュルン「まぁ、例によって天使軍の人手が足りないから私達が船団を攻撃してどーのこーのって奴よ」 どうやらすごく久しぶりに子バリスタン密輸が見つかったそうだ。 ニュルン「で、船団の能力的にうちの駆逐艦を出すほどじゃないから誰が行くかって感じなのよね」 2021年 07月11日 17 46 248 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「密輸団が見つかるなんて久しぶりだな」 コーヒーを飲みながらそんな事を呟くヴェルグ 子バリスタンの密輸なんて久しぶりに聞いたようだ ヴェルグ(分体)「誰が行くのか悩み所か?」 2021年 07月11日 19 48 249 MI4989 ニュルン「そうなのよね。密輸船団と言っても武装にスペースを思いっきり割いている1000t級高速貨物船2隻と300t級高速貨物船12隻による船団なのよ」 カスターダ「それって、どういう」 ニュルン「子バリスタンってそんなに量を積まないなら省スペースだから分散配置されてるかもしれないし、全部仕留める必要があるのよね」 カスターダ「かといって積荷の子バリスタンを傷付けちゃダメだから……結構めんどくさそうね」 密輸するモノが小さいだけあって分散して運んでいる可能性が高く、その上できっちりと拿捕する必要があるようだ。 ニュルン「想定される防空能力からすると5機くらいで良い事になってるのよね。だからまず対艦ミサイル持ちの私でしょ……、それと機関砲持ちのカスターダとブロペニュ、電子戦役のゼルフィン……。あと1機どうしようかな……」 2021年 07月11日 20 02 250 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「結構条件がキツいんだな」 そう言いながらヴェルグはコーヒーを飲む 子バリスタンを人質にとられたらどうするんだろうとヴェルグは思った 2021年 07月11日 20 30 251 MI4989 ニュルン「……」ジーッ なんか悩んだあと、ニュルンはヴェルグを見た。 ニュルン「ヴェルグ、機関砲持ちとして私達に付いて行ってくれる? 武装は私達の武器庫から借りることになるけど」 2021年 07月12日 06 41 252 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……俺、メカニックなんだけど……」 困った顔してコーヒーを飲み干し、ため息を吐く 空間戦闘となるとサイファーの方がいいだろう 仕方ないといった表情で行くと宣言した…… 2021年 07月12日 10 31 253 MI4989 ニュルン「メンバーを申告してっと……。じゃあ、ちょっと機関砲用意してくるわね」 手続きを済ませたニュルンは作業部屋に入り、砲身長が2mくらいある30mm航空機関砲を取り出してヴェルグが使えるように小改造を施し始める。 小改造と言っても手持ち武装として使うためのグリップと照準器を取り付けて航空機関砲をスナイパーキャノンとして組み替える感じだ。 それにつられて出撃準備をするかのようにブロペニュとカスターダも作業部屋に入って行く。 ニュルン「ヴェルグ、機関砲の給弾方式はベルト給弾とマガジン給弾のどっちが良いかしら?」 ヴェルグ(分体)「何か違うのか?」 ニュルン「合計で180発持って行くのは同じだけれど、取り回しのしやすさが違うわ。ベルト給弾はマガジン交換しなくていいけど砲本体が凄く重くなって取り回しが悪い、マガジン給弾は取り回しが良いけど18連の奴しかないから交換しながらになるわね」 2021年 07月12日 11 14 254 忘却の亡霊 こりゃエクストリームBのパワーでぶん回すしかないかとヴェルグはエクストリームBになりベルト給弾式の機関砲を持ってみた 腕に仕込んだパワーシリンダーのおかげか楽々振り回せる、改造して正解だったなとヴェルグは思った 腰の大型バーニアで空も飛べるし、後は姿勢安定用の翼を付けるだけだ ヴェルグ(分体)「機関砲の弾を錬金できたらねぇ……」 2021年 07月12日 16 34 255 MI4989 ニュルンも武装翼に70mmミドルミサイル19連装発射筒を4基と130mmロングミサイル4連装発射機を4基取り付けて準備を整えるとダスドからヴェルグとブロペニュ達を率いて飛び立って行った。 比較的近いのかテレポートではなく普通の超光速航行で向かっていく。 ~作戦宙域~ ゼルフィン「今回の目標は殆ど武装で占められている貨物船なんだっけ」 ニュルン「そうよ。だから分散して密輸していることを想定して優先して船舶の機動力を奪ってから抵抗力を削ぐの」 光の8033垓倍の速度で航行し、相対距離をだいたい300光年ほど取りながら目標の密輸船団に近付いて行く。 ニュルン「推定質量4000tの反応7個、推定質量1000tの反応8個、推定質量300tの反応40個、旧式な“ステルス艦”の護衛つきね」 ブロペニュ「ニュルンちゃん、敵船団の後方4320光年後と前方6049光年先に3000t級駆逐艦の航跡が見えるよ」 事前に得られた情報よりも遥かに多くの敵艦が見えている。 ニュルン「ゼルフィン、重力デコイを展開して駆逐艦がレーザー砲撃してきたように見せかけて」 ゼルフィン「了解」 ニュルン「ブロペニュ、カスターダ。ヴェルグを連れて敵船団を突入する準備を。目標は私がミドルミサイルを撃ち込んだ船よ」 編隊から離れたゼルフィンはやや飛んだ所で巨大な重力原に見せかけるデコイを2基と電子戦レーザー砲オービット6基を曳航しつつ、大口径レーザー砲18門と小口径レーザー砲40門に見せかける拡散誘導レーザー砲を武装した貨物船に撃ち始める。 そして船団の前後に居た敵駆逐艦がゼルフィンに向かって砲撃を始めるが陣形は崩していない。 すかさずニュルンはゼルフィンとは逆方向へわざわざ遠回りなステルステレポートとあからさまな隠さないテレポートをしてからロングミサイルを2発撃ち込み、敵駆逐艦の砲撃を引き寄せる。 今度は超時空ミサイル攻撃に見せかけるのだろうか。 ミサイルに対する迎撃射撃が来たところでニュルンは4000tほどと思われるステルス艦にミドルミサイルをそれぞれ一発ずつ発射した。 それに合わせてブロペニュとカスターダはヴェルグを引っ張りつつ急加速していく。 船団まであと少しの所でヴェルグを離したブロペニュとカスターダは更に加速してステルス艦へ突撃し、それらの後部めがけて翼端の刃を前に出して回転しながらタックルをかましてエンジンブロックとスラスターを貫いた。 大爆発した2隻のステルス艦からは子バリスタンが入ったカプセルが8個と子バリスタンが1匹飛び出していった。 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ 宇宙!」 どうやらステルス艦に密輸しようとしている子バリスタンが積まれているようだ。 2021年 07月13日 23 25 256 忘却の亡霊 ヴェルグは子バリスタンが入ったカプセルを解放して逃げるように言って次のステルス艦に向かう とりあえず動きを止めるかと動力部に向かって、借りた機関砲を撃って効果があるか確認した…… ヴェルグ(分体)「コレ効くのかね…?」ガンガン機関砲を撃つ 2021年 07月14日 11 30 257 MI4989 機関砲を撃ちこまれたステルス艦は対応する間も無く被弾痕から割く様に火柱が上がって来た。 機関砲に装填されている砲弾は軟らかい船舶を効果的に破壊するためのものだったらしく、ほんの数発で撃たれたステルス艦が沈黙した。 そして沈黙し、燃え上がり始めたステルス艦に武装した貨物船が接舷しようと接近してきた。 それをブロペニュとカスターダが翼部や背部に搭載した機関砲で機動力を削いで無力化し、少し離れた所から来た貨物船はニュルンが撃ちこんだであろうミサイルが衝突して爆散させていく。 解放された子バリスタンはテレポートワープして逃げて行ったが1匹は解放されてもなお宇宙を漂っている。 うさぎばりすたんb「J´-ω-`)」 それを見つけたカスターダはなんかぼんやりと輝いているクッキーをまだテレポートしてない子バリスタンに投げ渡す。 うさぎばりすたんb「J`・ω・)」もぐもぐ 極超光速の破片やらレーザービームやらが飛び交う中でも子バリスタンは渡されたクッキーを食べ始める。 ニュルン「船団に駆逐艦から発艦したシュヴェシィナが合計60機飛来しているわ。早いところ用事を済ませるわよ」 カスターダ「まだテレポートできない状態の子バリスタンが居るのに……」 ニュルンが駆逐艦よりシュヴェシィナが飛来していることを伝える頃にはステルス艦を全て炎上させて子バリスタンを宇宙に投げ出させていた。 しかし、それでも5匹は今すぐテレポートできない状態になっていてその5匹を奪い返そうと貨物船と敵シュヴェシィナが迫って来ている状態だった。 2021年 07月15日 09 25 258 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 ジムスナイパーK9のバイザーを下ろしてシュヴェシィナ達を機関砲で狙撃し始めたヴェルグ 主にヘッドショットをかまし、射程が長そうな武器を持っているシュヴェシィナが居れば武器ごと破壊する テレポートクッキーを持っていないヴェルグはシュヴェシィナ達を足止めするしかないようだ…… 2021年 07月15日 12 10 259 MI4989 ブロペニュ「最後の一匹がテレポートしたよ!」 カスターダ「向かって来ているのはどうするのかしら」 ニュルン「離脱するわ。あとは海軍のお仕事よ」 最後の子バリスタンがテレポートして逃げたのを確認できるとニュルンは近接戦闘しているブロペニュとカスターダとヴェルグを敵船団から離れる様に指示を送る。 ヴェルグ(分体)「まだ敵が残っているが」 やや離れたそのときにどこからかともなく、シュヴェシィナのそれじゃない機関砲と小口径ミサイルの嵐が吹き始める。 ヴェルグ達が始末しきれなかったシュヴェシィナや艦船がほとんど成す術もなく破壊されていき、船団の前後に居た駆逐艦も大爆発を起こして崩れて行った。 ゼルフィン「ふぅ、これで用事は済んだかな?」 ニュルン「敵戦力は殲滅できた。帰りましょう」 3機のレシプロ機がシュヴェシィナよりも速い速度で宙域を飛び去った後、ニュルン達はダスドへと帰って行った。 2021年 07月15日 16 31 260 忘却の亡霊 ダスドの工房に戻ったヴェルグはニュルンに機関砲を返してエクストリームBのメンテを始める そして少ししてメンテを終えたヴェルグはソファに座り、抹茶ラテを飲み始めた ヴェルグ(分体)「……」ズズッ 2021年 07月15日 20 50 261 MI4989 工房に帰って来たニュルン達はさっそく装備や外殻のメンテナンスと掃除、被弾した場所の修復などを並行して行っていく。 タービンブレードの摩耗具合を点検したり、砲身を取り換えたり……。 ブロペニュ「何してるの」 ニュルン「頭冷やしてる」 ニュルンは通信管制などもやっていたからか側頭部のアンテナ兼ヒートシンクに液冷管的なものを付けて冷却していた。 2021年 07月15日 22 37 262 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……抹茶ラテも美味いな……」ズズッ そう呟きながら抹茶ラテを飲み、ぼんやりと動画を眺めるヴェルグ どうやらゲームのプレイ動画を見ているようだ…… 2021年 07月16日 07 32 263 MI4989 点検整備を済ませたカスターダは風呂場に入って行った。ブロペニュもなんだかんだでニュルンと同じように冷却作業を始める。 ブロペニュ「……これ、結構暇だね」 ニュルン「暇だから何か時間を潰せる奴を持って来た方が良いわよ」 2021年 07月16日 20 30 264 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 黙ってプレイ動画を見るヴェルグ そして動画を見ながら堅揚げポテトを食べ始めた ヴェルグ(分体)「……」バリボリバリボリ 2021年 07月16日 22 03 265 MI4989 ようやく冷却作業を済ませたニュルンとブロペニュは作業部屋から出て来て風呂場へ直行し、そのあたりでミニバリスタンになったカスターダが出てきた。 カスターダ「うぅ……暑い……」もふもふ 2021年 07月17日 00 27 266 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「…?どうしたカスターダ、怪我でもしたのか?」 カスターダがミニバリスタンの姿で出てきたのを見てヴェルグは不思議そうに見る、また怪我でもしたのだろうか? この季節にモフモフしているバリスタンになるのはしんどそうだ…… 2021年 07月17日 19 08 267 MI4989 カスターダ「特に貫通弾があった訳じゃないけれどいつものは定期メンテにだしちゃったの……」もふ…… とにかく涼もうと身体を伸ばしていくカスターダであった……。なんか暑い時に溶けてるネコみたいな仕草だ。 2021年 07月18日 00 11 268 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「そうか、ならいい」 そう言ってヴェルグはカスターダから視線を外し、堅揚げポテトを食べる やっぱりポテチでもバリボリするのが好きらしい 2021年 07月18日 11 13 269 MI4989 少ししてブロペニュが風呂場から出て来ていつものようにヴェルグにくっついて来た。 ブロペニュ「ニュルンちゃんは水槽で寝たよ」スリスリ 2021年 07月18日 13 41 270 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「またか、よっぽど水中が落ち着くんだろうな……」 そう言ってポテチを食べ終えたヴェルグはブロペニュを抱えてベッドに入り眠っていった… 2021年 07月18日 22 00 271 MI4989 翌朝…… ニュルンはいつものように朝食を作ろうとキッチンに向かい、その支度を始める。 少しすると寝室からちょっと疲れてるヴェルグと艶々したブロペニュが風呂場に入って行くのが見える。 ニュルンはアサリとトマトのスープにゼラチンを入れて冷やし始めた。 2021年 07月18日 23 21 272 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「油断してたわ……ブロペニュもシュヴェシィナだもんな……」 風呂で身体を洗いシャワーを浴びるヴェルグ 後でスニッカーズでも食うかと思いながら風呂場からあがり、コーヒー牛乳を飲んだ 2021年 07月19日 00 05 273 MI4989 ニュルンはエビの剥き身と白身魚の炒め物を作ってテーブルに並べ、次に冷やしたアサリとトマトのスープゼリーを冷蔵庫から取り出して並べて行く。 そんなあたりでミニバリスタンなカスターダが起きてきてテーブルに着いた。 ブロペニュ「♪」スリスリ カスターダ「暑い……溶けそう……」ぐてーっ ニュルン「なんか溶けた感じね」 そうしてさっぱりしたクリームソースがかかったスパゲティが最後に並べられて朝食となった。 2021年 07月19日 00 37 274 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」ピッ カスターダが暑そうにしているためエアコンを稼働させ、工房全体を冷やす そしてコーヒー牛乳を飲みながら朝食に手を付けた…… 2021年 07月19日 01 07 275 MI4989 カスターダ「……」ぐてーっ ニュルン「断熱構造な感じだから冷えるのも遅いのかしら」 カスターダ「そんな感じね……」もふ…… 空調を利かせて朝食をもそもそと食べ始めるもまだカスターダは暑そうにしていた。 熱が逃げないような構造故に涼しくなるのも時間がかかるみたいだ。 それもカスターダが半分ほど食べ終える頃にはあまり暑そうにはしなくなってきている。 2021年 07月19日 01 29 276 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 いつものように朝食を早食いしてゆっくりとコーヒーを飲む そして携帯端末で依頼が無いか確かめ始めた…… 2021年 07月19日 16 04 277 MI4989 朝食を食べ終えた後、ブロペニュはいつものようにヴェルグにくっつき、カスターダはソファではなく床に寝転がって脚を伸ばした。 カスターダ「キュー……、キュー……」のびーっ ニュルン「気持ちよさそうな寝顔ね」 ニュルンは食後の後片付けをしている。 2021年 07月19日 16 47 278 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……見事に無いな、依頼」 コズミックアークが総出で作戦に出ているのかコズミックアークやそれらに関する依頼が全くと言っていいほど無い これでは開店休業状態だなとヴェルグはゆっくりコーヒーを飲んだ…… 2021年 07月19日 21 36 279 MI4989 ニュルンものんびりし始めた頃、工房の前にあるプールにフェヌンと子供達がやって来た。なんか種族がまちまちなのでそういうコレクションでもしてるのだろうか。 フェヌン以外にも水棲シュヴェシィナの姿が見えた。 ニュルン「そういえばあなたはプールに入ったりしないの?」 カスターダ「濡れるとめっちゃ重くなるのよ、この身体」 2021年 07月20日 18 47 280 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……」 アイスコーヒーをのんびりと飲んでいたヴェルグはフェヌン達を見て仕事かなと思いアイスコーヒーを飲み干す そしてソファから立ち上がり、フェヌン達の方に向かった…… 2021年 07月20日 22 22 281 MI4989 工房の前のプールを見るとフェヌン達が寛いでいるのが見えた。 その中でラミア体型な水棲シュヴェシィナがヴェルグに近寄って来た。 水棲シュヴェシィナ3「深海棲モンスターロボ対策の小さい魚雷とその発射管を80発くらい作ってくれない?」 2021年 07月22日 17 53 282 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「魚雷と発射管か、分かった」 そう言ってヴェルグは作業部屋に入り、小さめの魚雷を取り出して鉱石などの在庫を並べ小さめの魚雷を作っていく そして発射管に魚雷を詰め、80発のセットを作り上げ水棲シュヴェシィナの元に持って来た ヴェルグ(分体)「おーい、出来たぞー」 2021年 07月22日 20 51 283 MI4989 水棲シュヴェシィナ3「ありがと。料金はこれで……」 ヴェルグが随分と小振りな魚雷発射管を持って来ると水棲シュヴェシィナが現金(UC)をヴェルグに渡してきた。 プールにはなんかダイビングスーツみたいなのを着込んだ子供達がわちゃわちゃしてるのが見えた。 2021年 07月22日 22 53 284 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ひーふーみー……はい、まいどあり」 代金を確認したヴェルグは領収書を書いて渡す 普通の紙なので濡らさないように気を付けてくれと言い残し、ヴェルグは冷蔵庫へと行く そしてアイス抹茶ラテを持って戻って来た ヴェルグ(分体)「いやー、夏だねぇ」アイス抹茶ラテを飲みつつくつろぐ 2021年 07月22日 23 55 285 MI4989 ヴェルグがプールの近くでくつろいでいるとブロペニュが傍にやってきて胸を押し付けてきた。 領収書を受け取ってそれを密閉カプセルにしまったラミア体型な水棲シュヴェシィナはプールに入って長い身体を伸ばして寛ぎ始める。 フェヌンはプールに浮かんで寛ぐ傍ら、近寄って来た子供を抱き寄せて撫でたり、水棲シュヴェシィナにとっての巨乳なおっぱいの中に埋めたり、キスを交わしたりと彼女なりにじゃれているみたいだ。 ニュルン「今日のお昼は何にしようかな……」 2021年 07月23日 07 42 286 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……駄目だ、やっぱり地上はあちぃ」 そう呟くとブロペニュを持ち上げ、屋内に戻りソファに座るヴェルグ 冷房の効いた室内でアイス抹茶ラテを飲みつつ、ブロペニュの頭を撫でた…… 2021年 07月23日 19 23 287 MI4989 ブロペニュ「♪」スリスリ ニュルンは昼食の支度として魚やエビをさばき、パエリアを作り始める。 カスターダ「ようやく涼しい感じなった気がする」 ニュルン「本当に断熱構造だから冷えるのも遅いのね」 2021年 07月23日 23 33 288 忘却の亡霊 ブロペニュの頭を撫でていたヴェルグはふと携帯端末で依頼があるか確認し始める コズミックアーク以外の依頼があるか気になったからだ ……まぁ、あるかどうかも分からないが ヴェルグ(分体)「…………」 2021年 07月24日 09 42 289 MI4989 依頼はあるにはあった。 ・艦載レーザー砲のスタビライザーとFCSの修繕 33セット(80000t級鉱石運搬船) ・長距離通信機とミサイル発射機の装填装置の修理(30000tクラスのクルーザー) が、何かデカいものを取り扱う奴な上に点検場所が多くてどうしても時間のかかるものだった。 ニュルンは昼食としてパエリアと冷たいトマトスープなどをテーブルに並べ始めた。 2021年 07月24日 16 45 290 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)(こりゃ昼飯食ってからだな……) そう思いながらテーブルに着いて昼食を食べ始める 大きな依頼があるからかヴェルグも急いで食べていく そしてアイスコーヒーを1杯飲んでから艦載レーザー砲のスタビライザーとFCSの修繕の依頼を受け、転移していった…… 2021年 07月25日 00 13 291 MI4989 転移した場所……というか宙域だった。 出港してから異常が見つかったとか言う面倒くさい奴なのだろう。 鉱石運搬船に通信を飛ばすと応対しているのが自動操舵システムであること、船内への出入りと指定された区画のアクセスが許可されているものの船員は寝ているため人員の動員は出来ない事が言われた。 ……つまりわりとでかめの船を一人で回って37mmから75mmくらいの大小さまざまな艦載レーザー砲のスタビとFCSを調整する作業だった。 2021年 07月25日 00 26 292 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「……マジかよ」 大小多々あるレーザー砲の調整を一人でやる羽目になったヴェルグは思わずげんなりした まぁやるしかないと思ったヴェルグはエクストリームBに換装してレーザー砲の調整を始めた…… 2021年 07月25日 12 57 293 MI4989 ヴェルグが作業し始めてみると真空グリスを使うべき所に普通のグリスを使ってしまって凍結していたり、それでも無理矢理動かそうとしてギア類が壊れていたりとなんか不適切な整備をしてぶっ壊してるような壊れ方が多く目に付いた。 これがあと32セットもあるとなるとなかなか大変そうだ。 その一方で船内は静かだった。本当に寝ているのかもしれない。 2021年 07月25日 15 29 294 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「嘘でしょ……」 寝ている船員を起こさないように静かに整備をするヴェルグ 錬金術で壊れたパーツも修理し、ちゃんとした整備をおこなってレーザー砲を直していく ヴェルグ(分体)「全く、こんな無茶苦茶な整備じゃ機械がかわいそうだぜ……」 2021年 07月25日 20 09 295 MI4989 だいたい8セット直したあたりでなんとなくヴェルグは知らない船が近寄って来るのを感付いた。 海賊の類なんだろうか。 ……カーゴハッチにオンボロなビクトリー型ロイドやビーゾル型ロイド達が突撃し、プラズマカッターでカードハッチを切断し始めた。 海賊船であろうボコボコな貨物船が接近してきた。 レーザー砲の整備中に海賊が来たようだ。 2021年 07月26日 00 42 296 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「おいおい、他人が寝ているところを盗もうとするなんて随分セコい真似するじゃないか」 ヴァリアブルオルゴンライフルを取り出し、海賊ロイドを狙撃し始めるヴェルグ レーザー砲がマトモに動かないのでヴェルグが戦うしかないようだ 2021年 07月26日 16 49 297 MI4989 狙撃して対処するともう人数が少なくなったからか海賊船が逃げて行った。 そしてヴェルグは整備と修理に取り掛かった……。 たまに壊れてないものもあるので早く進んだりもする。 あしとびばりすたん「J`・ω・)」すいーっ 2021年 07月26日 18 42 298 忘却の亡霊 海賊を追い返したヴェルグだが、海賊の弱さに呆れていた 大概の海賊は弱いのだろうか?と思いながらレーザー砲を直していく 邪魔も入らないのかヴェルグはバリバリレーザー砲を直していった…… ヴェルグ(分体)「念には念をってな……」 2021年 07月26日 20 47 299 MI4989 あのあとは特に何事も無く作業が進み、修繕と調整を完了したことを鉱石運搬船に告げると動作チェックが始まる。 少しして動作チェックも済むとヴェルグの口座に現金を振り込んだ事が伝えられてヴェルグは次の依頼へと転移して行った。 次は何でだかどう見ても富豪が個人所有するような感じの大型船を囲むように小さいクルーザーがちらほらと航行している船団がある宙域だった。 ばりすたん s「J,,・ω・)・ω・)・ω・)」すいーっ で、例によって首輪が付いているいろいろな子バリスタンが飛び交っていた。 船と子バリスタンの数が同じくらいなので船一隻につき一匹という感じなんだろうか。 そんな光景を見ながらヴェルグは一番デカいクルーザー……というか本当に巡洋艦(Cruiser)みたいに武装が重めなクルーザーへ降り立った。 ヴェルグが降り立つと長距離通信機を先に治して欲しいとクルーザーの持ち主に言われたのでその区画へと足を運ぶのであった。 赤いばりすたん「J,,・ω・)ぴょこっぴょこっ みみとびばりすたん「て,,・ω・,,フ にゃー」 ……なんか首輪が付いてない子バリスタンも居る……。 2021年 07月26日 21 37 300 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)(随分と子バリスタンが多いんだな……) 長距離通信機の元にたどり着いたヴェルグは早速修理を始める 通信機のスイッチがすり減っていたのか反応しないのでまず新しいスイッチに取り替える そして受信機側の調子が悪いようでサクッと修理するヴェルグであった 2021年 07月26日 22 43 301 MI4989 長距離通信機の修理と動作チェックを終えたヴェルグはミサイル発射機がある区画へと足を運ぶ。 装填装置といっても弾薬庫を兼ねている構造だったようでまだ撃って無くて残っているだけでも全長が3mだったり1mだったりする様々なミサイルが100発近くある弾薬庫だった。 話を聞くに装填装置のうち揚弾機が動かなくなったらしく、よりにもよって全長が3mくらいある対艦ミサイルを掴んだまま動かなくなってしまったらしい。 2021年 07月27日 18 56 302 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「あー、こりゃアームがガッチリと噛んでるな」 錬金術で1度アームをバラして角を少し削って組み上げ、空気がある場所なので普通のグリスを塗った そして一度離れ、揚弾機を試運転してみた…… 2021年 07月27日 22 11 303 MI4989 揚弾機はなんか心配にさせるような音を立てつつ、そこそこ想定されていた通りに動いて行く。 そして一番重いであろう対艦ミサイルを模したウェイトも乗せて試運転も行ってまぁまぁ動く事を確認するとクルーザーの持ち主から代金を貰った。 外では首輪がついてたりついてなかったりする子バリスタンが飛び回っている。 2021年 07月27日 22 20 304 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「まいどあり、コレ領収書」 代金を貰って領収書を渡し、転移して帰っていくヴェルグ 工房に帰って来たヴェルグは抹茶をズズッと飲み始めた…… 2021年 07月28日 01 14 305 MI4989 ニュルン「おかえり」むにむに 帰って来たヴェルグを見つけたニュルンは二の腕を隠すくらい大きなおっぱいをわざとらしくゆすりながら寄ってきて水棲シュヴェシィナらしく柔らかいそれを押しあててきた。 ニュルンの長い髪からうっすらとシャンプーの匂いがする。 ニュルン「夕飯はもう出来てるわよ」 言われてからテーブルを見るとアジとエビとトマトのごった煮、アサリ入りクリームソースがかかったスパゲッティ、茹でタコと海藻サラダが並べられていた。 ニュルンの髪の匂いからして風呂も済ませてそうだし、結構時間がかかったのだろうか。 2021年 07月28日 12 28 306 忘却の亡霊 ヴェルグ(分体)「ああ、ただいま」 引っ付いてくるニュルンの頭を撫で、夕飯を物凄い勢いで食べ始める ものの10分で食べ終えたヴェルグは風呂に入ろうとごちそうさまして立ち上がった 2021年 07月29日 06 43 307 MI4989 風呂場に入ったヴェルグは待ち構えていたブロペニュに抱き着かれた。 ブロペニュ「♪」スリスリ そしてそのままヴェルグはブロペニュによって洗われ始めるのであった……。 2021年 07月29日 16 26 308 忘却の亡霊 これはヤバいかもしれない、そう思ったヴェルグであったがブロペニュの力が思ったよりも強く抜け出せない がっくりとうなだれながらヴェルグはブロペニュに洗われていった…… ヴェルグ(分体)「どうしてこうなった……」 2021年 07月29日 21 52 309 MI4989 洗い終わったら湯につかる……という所でとうとう我慢できなくなったブロペニュがヴェルグに襲い掛かった。 ニュルン「お楽しみかな」 カスターダ「多分、そうじゃない?」 その頃、ニュルンとカスターダはリビングのソファでだらけながらアイスクリームを食べていた。 2021年 07月30日 03 50 310 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「(´・ω・`)ですよねー」 ブロペニュに襲われたヴェルグはそう呟いたという というか分体でも遠慮なしかこのシュヴェシィナはとも思った 2021年 07月30日 13 11 311 MI4989 返信する 風呂場でのお楽しみの後、ヴェルグは疲れた様子で湯に浸かり、ブロペニュはつやつやした状態で風呂場から出て行った。 ブロペニュ「♪」 2021年 07月30日 16 23 312 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「(ヽ´ω`)やっぱりこうなりますよねー……」 散々絞り取られたヴェルグは疲れた様子で浸かり、星を見上げる ふと、星の星座が気になったヴェルグは明日にでも星座図鑑でも買おうかなと思い始め 風呂から上がったヴェルグはいつも通りコーヒー牛乳を飲んだ…… 2021年 07月30日 20 45 313 MI4989 返信する ブロペニュ「zzz....」 ニュルン「寝たみたいね」 カスターダ「……」もふもふ 2021年 07月30日 21 12 314 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「幸せそうな顔して寝てんな……」 やややつれた顔でコーヒー牛乳を飲み終え、バニラアイスを食べ始めるヴェルグ 大きい仕事続きなのと、ブロペニュに襲われたので疲れていたヴェルグはアイスを食べて糖分補給しようとしているのだ ヴェルグ(分体)「あー、アイス美味しい……」 2021年 07月30日 23 25 315 MI4989 返信する ニュルン「お疲れなのかしら」 ヴェルグ(分体)「まぁ……な」 どことなく眠そうなニュルンはヴェルグと同じようにアイスクリームをちまちま食べていく。 カスターダ「キュー……、キュー……」 ニュルン「こんなところで寝始めちゃったけどこのままでいっか」 2021年 07月30日 23 32 316 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「俺もコレ食ったら寝るか……今日は疲れた……」 そう言ってアイスを食べ終えたヴェルグはベッドに入って眠りにつく 相当疲れていたのか、ヴェルグは秒で寝てしまった…… 2021年 07月31日 10 13 317 MI4989 返信する 翌朝になり、ちょっと早めに起きたカスターダはミニバリスタンの姿のまま朝食の支度を始めた。 とりあえずキッチンまで踏み台を持って来てそこで立って棒立ちの状態で念力を使って調理を始める。 いつものように豚の挽き肉をキノコや野菜と一緒にこねてパン生地に包んで焼き、塩漬けした豚肉を切り分けてザワークラウトと一緒に盛りつけて行く。 あとは適当な魚のスープを温めてテーブルに並べていくだけ。 カスターダ「よっと」 テーブルに食事を並べ終えたカスターダは踏み台から降りてテーブルに着き、朝食を取り始めた。 2021年 07月31日 15 27 318 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「Zzz……Zzz……」 疲れているのかぐっすり眠っているヴェルグ しかしごはんの匂いを嗅ぎつけて目を覚ました そのままコーヒーを淹れてテーブルにつくとカスターダが既に朝食を食べていた ヴェルグも朝食を食べ始め、スープを飲み始めた 2021年 07月31日 22 16 319 MI4989 返信する ニュルンとブロペニュも眠そうな顔を見せつつ朝食を食べ始めた。 カスターダ「うーん、お外は暑そうだから出たくないわ……」 ブロペニュ「例の吸熱能力は使わないの」 カスターダ「あれ、うっかりすると周辺を冷やし過ぎちゃうかもしれないから怖くて使い難いのよ」 ニュルン「今日はどうしようかな……」もぐもぐ 2021年 08月01日 00 16 320 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「ふぅ……ごちそうさま」 朝食を食べ終えたヴェルグはコーヒーをゆっくりと飲む 昨日が大変だったので今日はだらける事に決めたようだ…… 2021年 08月01日 16 21 321 MI4989 返信する 朝食を食べ終えた後、ブロペニュとニュルンは海底都市へ出かけ、カスターダは後片付けをしていた。 そんなころ…… シャッフィ、デッカー「ミ,,・ω・,,ミ ミ,,・ω・,,ミ にゃーっ」 夏仕様なパンター兄弟がやって来た。 続いて灰色の子バリスタン2匹と真っ白なウサギ型子バリスタン達や首輪付きの赤い子バリスタンもやってくる。 リビングがうさぎ?だらけになった気がする。 彼らは床にプリッツアの高山地帯だろう地図を広げていた。何かの打ち合わせをするんだろうか。 2021年 08月01日 18 44 322 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……よくうちに来るな……うち、ただの工房なんだが……」 コーヒーを飲みながら呆れた目で子バリスタン達を見るヴェルグ うちはミーティングルームじゃねーんだぞとため息を吐くしか無かった 2021年 08月01日 21 19 323 MI4989 返信する カスターダ「みんな何してるの」 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ 獲物と狩場を選んでる」 赤いばりすたん「J,,・ω・)っ」 デッカー「ミ,,・ω・,,ミ ここは山菜が採れるけどヒグマみたいな大型のクマ類が出るよ」 白うさぎばりすたん「(・ω・,,し ドラゴンは食べられる?」 デッカー「ミ,,・ω・,,ミ まだ禁猟期間中だよ」 カスターダはなんかやって来た子バリスタン達に飲み物とお菓子を配り始めた。 ばりすたんa「J,,・ω・)そういえば王子(リオネール)は行くのかな」 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ お城でお留守番だったような気がするよ」 ばりすたんb「J´・ω・)大型動物用のスピロアニアガンやバズーカをすぐ作る練習しなきゃ……」 そしていくらかの子バリスタンはカスターダに射撃場を使わせてもらう為の取引をして、いわゆる即席武器を作る練習をし始めた。 2021年 08月02日 18 48 324 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……」ズズッ カスターダと取引をして正式な客になった子バリスタン達を見てコーヒーを飲むヴェルグ いったいどんなビックリドッキリ武器が飛び出すのかヴェルグはちょっと楽しそうに見ていた…… 2021年 08月02日 20 03 325 MI4989 返信する 射撃場の様子を見に行くと子バリスタン達が工房にあった瓦礫や土砂、なんか持ちこんで来た木材や樹脂材料の破片なんかから素早く武器を作って撃つ練習をしていた。 基本的には土からスピロアニア銃を作って一発撃っているが、子バリスタンによってはダーツみたいなのをリニアガンかコイルガンの容量で撃ちだしている。 でも銃といっても形が様々で普通のピストルみたいなのだったり、ハンドキャノンと呼ばれるような大昔のマスケットみたいなのだったり、あるいはレールガンのようなもの、無反動砲スタイルの銃を作る子も居た。 ……急いで作るもの故に、本当に弾が撃てればいいという代物ばっかりだった。 ばりすたんa「J`・ω・)マスケットスタイルでも縦列装填すれば疑似的な連発銃になるかも!」 バァン! ばりすたんa「J; ω )み゛ぃっ!」ぽーんっ 2021年 08月02日 23 20 326 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「こうして見るとホント色々使うのな」 吹っ飛んできた子バリスタンをキャッチして降ろし、コーヒーを飲むヴェルグ ヴェルグも瓦礫から錬金術で銃を錬成し、一発撃ってみた…… 2021年 08月03日 09 06 327 MI4989 返信する ヴェルグもすぐ作れる銃を作って撃ってみる。 ……元よりそういう作り方をしてきただけあって子バリスタン達が作るモノより出来が良く、狙って撃てば当てられるものだった。 一方で子バリスタン達の即席銃はそんなに命中精度がよくなかった。 2021年 08月03日 16 41 328 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……やっぱり錬金術って便利だな」 錬金術で銃を分解し、パーツの確認をする パーツ毎に錬成しているのかパーツが異様に正確に組まれている これはヴェルグがえぐいレベルでパーツのイメージが整っているからであろう、錬金術はイメージが重要なのである 2021年 08月03日 23 05 329 MI4989 返信する だいたい即席銃を安定して作れるようになったあたりで子バリスタン達の練習が終わった。 シャッフィ「ミ,,・ω・ミ これどうしよ」 そして積み上がるのはもう使いようのない即席銃だった。 デッカー「ミ・ω・,,ミ 材質ごとに資材化しちゃおうよ」 2021年 08月04日 16 49 330 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「………」パンッ デッカーが言うやいなやヴェルグが即席銃の山を錬金術で資材ごとのブロック状に変えてしまった 混じりっ気無し資材のブロックには取っ手が彫り込まれており、持ちやすくなっている ヴェルグ(分体)「こんなもんでいいか?資材化って」 2021年 08月04日 22 09 331 MI4989 返信する デッカー「ミ`・ω・´ミ これで大丈夫!」もふっ うまいことブロック化してくれたのを見た子バリスタン達は満足そうにぴょこぴょこ跳ねる。 そしてこのブロック化した資材をキャンプ用品として持って行くことにした子バリスタン達はプリッツアへとテレポートして行った。 2021年 08月04日 23 44 332 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「キャンプかぁ……そういや最新のキャンプ用品ってどうなるんだろうな?」 そう言いながらおかわりのコーヒーを淹れて、ソファに座るヴェルグ そして携帯端末を開いて最新のキャンプ用品のレビューサイトを見始めた… 2021年 08月05日 12 15 333 MI4989 返信する ヴェルグがレビューサイトを見ている時に海底都市へ行っていたニュルンとブロペニュが工房に帰って来た。 ブロペニュはいつものようにヴェルグにくっ付いて来て胸を押し付けて来る。 カスターダ「買いものしてたのかしら」 ニュルン「ブラと新しい銃を買ったわ」 一方でニュルンはFN SCAR-Lと新しいブラを買って来たみたいでさっそく新しいブラを付けていた。 2021年 08月05日 21 49 334 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「………」 いつの間にか帰って来てたブロペニュの頭を撫でながらレビューを読み進めるヴェルグ かんたんに折り畳めるテントなどもありレビューもたくさん書き込まれていた ヴェルグ(分体)「便利な世の中になったもんだな……」 2021年 08月05日 22 21 335 エアロ 返信する ヴェルグの記憶にあるのだと、 キャンプで食べる食料といえば缶詰や瓶詰、 あるいはレトルトくらいしかない。 だが現在では亜空間倉庫やポータルの発達により、 キャンプでも新鮮な食材で調理できる環境が整っている。 火も着火剤を使えば簡単に起こせるし、 近くを流れる川の水が汚くても浄水キットで簡単にろ過して綺麗な水を確保できる。 ただ、キャンパー達も便利さだけではなく、 缶詰やレトルト、パック飯など多少手間を感じるものの方が、 日常を離れた実感を味わえるのだろう。 レビューの中には原チャリに乗って一人でキャンプを楽しむ女の子(リン)やいろいろなキャンプ飯を作って載せている女の子(なでしこ)などの特集記事も組まれていた。(唐突なゆるキャン△ ヴェルグ「…ダスドのキャンプ事情ってどうなんだろうな~」(フリック 2021年 08月06日 00 01 336 MI4989 返信する カスターダ「そろそろお昼ご飯つくろーっと」 ブロペニュ「♪」スリスリ なんとなくダスドのキャンプ事情を調べてみるヴェルグだったが、古い部品巡りしてる収集家が仕方なくやるタイプのそればっかりだった。 景色を楽しむような星でもないからだろうか。 2021年 08月06日 16 21 337 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「やっぱり惑星によって事情も違うんだな」 自然の豊かな所とダスドではやっぱり訳が違うと納得したかのように端末を閉じた そしてヴェルグは立ち上がり、掃除用具とお供え物をナノトランサーに入れた ブロペニュ「ん、どこか行くの?」 ヴェルグ(分体)「墓参りと墓の掃除、そろそろ行っとかないとと思って」 2021年 08月06日 21 06 338 MI4989 返信する ブロペニュ「私も行くー」 ヴェルグ(分体)「墓参りと掃除だぞ……?」 どうせ一緒に居たいだけなんだろうなと思わされたヴェルグであった。 2021年 08月06日 21 32 339 忘却の亡霊 返信する 〜プリッツア アーティス村跡地〜 ブロペニュも行くと言い出したのでブロペニュを連れてアーティス村跡地に転移したヴェルグ ホコリと泥汚れまみれの石碑を見てまずは魔法で水を出し、スポンジでワシャワシャと洗い始めた…… ヴェルグ(分体)「うーん、大分汚れが溜まってるな……」ワシャワシャ 2021年 08月06日 23 06 340 MI4989 返信する ブロペニュはヴェルグの様子を見つつ、低い高度をゆったりと飛んでいた。 そんなときに…… ブロペニュ「……あれ、なんで子バリスタンが居るんだろ?」 村の跡地の外れに何でなのか白い子バリスタン達が近場の森から採った枝を斧で割って薪を作っているのを見かけた。 パカパカと割っている音が聞こえ始める。 2021年 08月07日 00 00 341 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……?」 パカパカと薪割りしている音が聞こえるもとりあえずさっさと石碑を洗う事にしたヴェルグ しばらくしてキレイになった石碑を見て満足げに頷き、お供え物を供えて祈り始める 2021年 08月07日 00 28 342 MI4989 返信する ブロペニュ「何してるの」 白ばりすたん s「J,,・ω・)J,,・ω・)狩をするときのキャンプの準備してる」もふもふ どうやら工房あたりでミーティングしてたり練習してた子バリスタン達が狩りとキャンプをしに来ていたようだ。 おそらくは狩った獲物を昼食代わりに食べるつもりなんだろうか。 2021年 08月07日 01 24 343 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「…………」 しばらくしてお祈りを終えたヴェルグは掃除用具を片付け、ブロペニュを探しに行く 少しすると子バリスタン達が薪割りをしている所に遭遇した ブロペニュもそこにおり、薪割りの様子を見ていた…… 2021年 08月07日 12 17 344 MI4989 返信する 子バリスタンたちは身の丈を超える小さい斧を掲げて、ぴょんっと跳ねてから薪に振り下ろして割っていた。 そんな光景を眺めると顔が潰れてるヒグマの死体をリヤカーみたいなビットに乗せて運んできた首輪付きの赤い子バリスタンと女が白い子バリスタン達のところにやって来た。 ブロペニュ「子バリスタン使って狩をしてるの?」 「いいえ、子バリスタン達の狩に付き合ってるの」 赤いばりすたん「J`・ω・)おねーちゃんが仕留めた新鮮なお肉食べたい!」ぴょんぴょん! 2021年 08月07日 13 38 345 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「顔面を一撃か……」 顔面が潰れてるヒグマを見て南無南無と合掌するヴェルグ そしてそろそろ昼飯だから帰るぞとブロペニュに言った 2021年 08月07日 19 18 346 MI4989 返信する ~ダスド、工房~ 子バリスタン達に別れを告げて帰って来るとテーブルには昼食が並べられていた。 よく冷やした野菜スープ、茹でたジャガイモと豚の塩漬け肉と蒸し鶏の盛り合わせ、黒パン、なんらかのフルーツのシャーベットが並んでいた。 カスターダ「おかえり」 ブロペニュ「やっぱり子バリスタンが居たよ」 カスターダ「行動範囲に入ってたのかしら」 2021年 08月07日 19 46 347 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「というか、キャンプ地がプリッツアとか狙ってやったのかね……」 昼飯をガツガツ食ってるヴェルグはそう呟き、野菜スープを飲む 石碑の掃除をしていたのか食欲はあるようだ…… 2021年 08月07日 22 47 348 MI4989 返信する ニュルン「ふと思ったんだけど、なんでバリスタンってちょくちょくペットとして飼われてるのかしらね……」 ブロペニュ「そういう生存戦略かな?」 カスターダ「さぁ……」 食事を進めながらニュルンはホログラフ端末で子バリスタンの飼育日記的なものを読み進めていた。 ニュルン「でも意外に毛を採って儲ける話が全然ないわね。盗まれた話はいっぱいあるけど」 ブロペニュ「リオネールくんみたいに週一で盗まれたり盗まれそうになってるのかな」 2021年 08月08日 00 11 349 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「子バリスタンの内はかわいいからじゃねぇの?ごちそうさま」 そんな事を言いながらヴェルグは昼飯を食べ終え、携帯端末を開く そしてバイクの合宿免許のデータを探し始めた…… 2021年 08月08日 10 48 350 MI4989 返信する 昼食を食べ終えたブロペニュはいつものようにヴェルグに身体をくっ付けてきた。 そんなときにブロペニュは携帯端末を覗き見る。 ブロペニュ「オートバイの免許……?」 カスターダ「オートバイと言えばあのササミミくん達が乗ってるジェットバイク的なのって免許が要る奴なのかしら?」 ヤンピャー「あれってワープ補助装置が付いた自転車みたいなもんだから免許が要らないよ」 ニュルン「自転車ってことは……」 ヤンピャー「体内の電力か魔力が動力源でそれを推進力に変換する機械があるだけだから足で漕いでるアレと一緒なんだよね」 カスターダ「……なんかしれっと現れてるけど何か用事があるの?」 ヤンピャー「成分が銅%85.5%・アルミニウム6.5%・ミスリル8%の合金ワイヤーを直径0.6mm・長さ20mで作って欲しいかな」 2021年 08月08日 14 34 351 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「ミスリル入りの合金?また変わったものを依頼してきたな……」 携帯端末で割合のグラム数を計算しながら作業部屋に入り、錬金術で混ぜ合わせる そして依頼の通りにワイヤーに形を整え、ヤンピャーのもとに持って来た 2021年 08月08日 19 10 352 MI4989 返信する ワイヤーの束を受け取ったヤンピャーは現金を渡し、ヴェルグから領収書を受け取った。 ヤンピャー「じゃあね~」 そして彼女はそそくさと去って行った。 2021年 08月08日 20 56 353 忘却の亡霊 返信する 去っていくヤンピャーを見送ったヴェルグ そしてバイク講習のサイトを探し始めた コズミックアークでバイクを乗り回すためバイクの乗り方を教えてくれるという もちろん金は取られるが、バイクの乗り方をなんとなくしか分かってないヴェルグにとって十分ありがたいものだった ヴェルグ(分体)「……」講習の日程を見ている 2021年 08月08日 23 14 354 MI4989 返信する ブロペニュ「ヴェルグがオートバイに興味持ってる……」 皿の片づけをすませたカスターダはソファに寝転がり、 ニュルンは所謂ネットサーフィン的な事をしていた。 2021年 08月09日 00 27 355 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……日程は明日か。明日の予定開けとこ」 講習の日程を見て呟くヴェルグ どうやら最速で明日講習が開催されるようだ とりあえず講習に予約を入れ、ヴェルグはコーヒーを飲み始めた…… 2021年 08月09日 12 27 356 MI4989 返信する カスターダ「なんか、暇だからプラモでも塗ってようっと」 暇になったカスターダはどこからかともなくプラモデルと塗る為の道具と塗料を取り出してプラモを塗り始めた。 ニュルン「たまには航空機も塗るのね」 カスターダ「たまにはね」 ブロペニュ「……」スリスリ 2021年 08月09日 16 26 357 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……」 コーヒーを飲みながらボーッとバイクのカタログを見るヴェルグ ブロペニュがくっついているのは最早気にしていない 様々なバイクを見て、どれを買おうかなと楽しんでいた 2021年 08月09日 20 37 358 MI4989 返信する ブロペニュ「……?」 横にくっ付いてるブロペニュにはよく分からないものらしく、彼女は分からないような顔をしている。 カスターダ「そういえばニュルンが新しく買った突撃銃、前のFNCと同じカスタムなのね」 ニュルン「群れでの制式装備を更新するって話のだからなのよ」 2021年 08月10日 23 19 359 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「ダスドの地形考えるとダートバイクの方がいいかな……」 そう言ってヴェルグはカタログを閉じ、コーヒーを飲む そして堅揚げポテチをバリボリと食べ始めた 2021年 08月11日 00 22 360 MI4989 返信する プラモを塗り終えたカスターダは夕飯の支度を始める。 ニュルン「ミニバリスタンの時は念力なのね」 カスターダ「すべすべな方より念力がなじむきがするのよね」 ブロペニュ「……」のびーっ 2021年 08月11日 18 02 361 忘却の亡霊 返信する 堅揚げポテチをバリボリと食べ、コーヒーを飲むヴェルグ ポテチを食べ終え、手を洗ってからコーヒーを飲み、ブロペニュの頭を撫でた ヴェルグ(分体)「……ふぅ」 2021年 08月11日 23 00 362 MI4989 返信する ブロペニュ「♪」スリスリ ニュルンが新しく買って来た銃を射撃場で撃ち始めてからしばらくするとカスターダが夕飯を並べ始めた。 いつもの豚肉料理やボルシチなんかを並べて行き、ライ麦パンのスライスと塩漬けの魚卵を用意し始める。 ニュルン「あ、今日はイクラもあるんだ」 カスターダ「まぁね」 2021年 08月12日 13 04 363 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)(このイクラ、おイクラ?なーんてな)プクッ ブロペニュ「?」 そんな事を考えながらテーブルにつき、料理が揃うのを待つ ……案外、ヴェルグも親父ギャグ好きなようである 2021年 08月12日 15 54 364 MI4989 返信する カスターダが夕飯を並べ終えて夕飯になった。 イクラと呼んでいるものは見慣れたサケやマスのオレンジ色の魚卵と黒くて小粒な魚卵があった。 それと黒パンにつける用のなんだろう魚の油漬けみたいなのもあった。 席に着いたカスターダは塩漬けの魚卵をなんとも美味しそうに食べ始める。 カスターダ「♪」もぐもぐ 2021年 08月12日 18 46 365 忘却の亡霊 返信する 生ものが苦手なヴェルグは魚卵を避け、ボルシチを食べ始めてライ麦パンをもぐもぐと食べる しばらくして夕飯を食べ終え、ヴェルグはコーヒーを飲み始めた ヴェルグ(分体)「……」ごくごく 2021年 08月12日 22 15 366 MI4989 返信する 夕飯を食べ終えたらブロペニュ達は風呂場に入って行き、カスターダも遅れて入って行く。 カスターダ「そろそろメンテ終わるかなー……」 風呂場に入ったカスターダは身体を変えて出入りする為の出入り口の前にある端末を操作して身体のメンテ状況を確認し始めた。 カスターダ「うーん、まだ終わらないみたいね……」 ニュルン「クレリアン系はこういう時に大変そうね……」 2021年 08月13日 18 03 367 忘却の亡霊 返信する ブロペニュ達が風呂に入るのを見送り、ヴェルグはコーヒーを飲む どうやら風呂に入る時間をずらすつもりらしい、わざわざ一緒に入らなくていいのだと気づいたのだろう ゆっくりとコーヒーを飲み、だらんともたれていくヴェルグであった…… ヴェルグ(分体)「……」ズズッ 2021年 08月13日 22 30 368 MI4989 返信する 風呂から上がって来たブロペニュ達はすぐにベッドに入っていった。 カスターダはまだミニバリスタンのままだった。 ニュルン「……」子バリスタンぬいぐるみもふもふ ブロペニュ「zzz....」 2021年 08月13日 22 47 369 忘却の亡霊 返信する ベッドに入るのを見送り、ヴェルグは風呂に入る そしてササッと身体を洗い、15分くらいで洗い終えて出てくる そのまま冷蔵庫からコーヒー牛乳を取り出し、飲み始めた…… ヴェルグ(分体)「……」ゴクゴク 2021年 08月14日 00 19 370 MI4989 返信する ブロペニュ(今日もヤりたいなぁ)もぞもぞ カスターダ「zzz….」 ニュルン「♪」ぬいぐるみを撫でてる 2021年 08月14日 07 51 371 忘却の亡霊 返信する コーヒー牛乳を飲み終えたヴェルグは後片付け、ベッドに入る そしてそのまま寝息を立て眠ってしまった…… ヴェルグ(分体)「Zzz……」 2021年 08月14日 18 57 372 MI4989 返信する 翌朝になってブロペニュは少し早起きし、朝食としてのフレンチトーストサンドに使うハムステーキと目玉焼きを作り始めた。 ブロペニュ「……」うとうと それと並行してコンソメスープも温め始める。 2021年 08月14日 19 11 373 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……」むくり コンソメスープの匂いで目を覚ましたヴェルグは起き上がり、コーヒーを淹れる ブロペニュが料理する姿をぼんやりと見ながらコーヒーを飲み、朝食を待つ ヴェルグ(分体)「……」うつらうつら 2021年 08月14日 20 23 374 MI4989 返信する 朝食のメニューのうち、出来上がった順番にブロペニュはテーブルに並べていく。 一番早くできたのはコンソメスープ、次はハムステーキと目玉焼きを挟んだフレンチトーストサンド、その次はフライドポテトと魚のテリーヌの盛り合わせだった。 ブロペニュ「……」もそもそ 朝食を並べ終えたブロペニュはなんとも眠そうに朝食を食べ始める。 2021年 08月14日 20 35 375 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……」もぐもぐ 半分寝ぼけながら朝食を食べていくヴェルグ 半分寝ぼけてるのか食べるペースがちょっと遅い それでも朝食を食べ終え、コーヒーをのんびりと飲む頃には目が覚めた そしてバイク講習を受けるため、ヴェルグはコズミックアークへと転移していった…… 2021年 08月14日 22 08 376 MI4989 返信する ニュルン「ふあ……おはよ……。あれ、ヴェルグさんは?」 ブロペニュ「なんかオートバイの講習を受けるとかなんとかいってお出かけした」 カスターダ「そういう趣味に目覚めたのかしら」 ヴェルグが出かけたあと、ニュルンとカスターダは朝食を取り始めた。 2021年 08月14日 22 39 377 忘却の亡霊 返信する 〜コズミックアーク 講習会会場〜 ヴェルグがやってきた会場はコズミックアークに大規模作戦が発動しているせいかあまり人がおらず、数名のヒュムが来ているのみであった ホワイトボードに書かれている予定を見るとまずは座学から始まるらしい 講習が始まるまで筆記用具を用意し、準備を整えるヴェルグであった 2021年 08月15日 11 53 378 MI4989 返信する ブロペニュはニュルンとカスターダの朝食が済んで後片付けを始めつつ、何となく予定の確認をしていく。 ニュルンは昨日買った新しい銃を射撃場で撃ち始めて、カスターダはソファで丸くなって昼寝を始めた。 カスターダ「……zzz....」 ばりすたんb「J,,・ω・)」もふもふ 2021年 08月15日 15 05 379 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「………」 しばらく席で待っていると講師らしきヒュムが入って来た 挨拶もそこそこに講習が始まり、まずは交通安全について説明が始まる ヴェルグは要点をまとめてノートに書き、講習に耳を傾けていった…… 2021年 08月15日 20 50 380 MI4989 返信する ブロペニュ「あ、子バリスタン来てる」 ばりすたんb「(・ω・,,し にゃー」もふもふ ブロペニュが後片付けを済ませてリビングに来るとなんでか寝てるカスターダのところでころころ転がってる子バリスタンを見つけた。 ブロペニュ「今日は職人さんはおでかけだよ」 ばりすたんb「J,,・ω・)そうなんだ」もふもふ 2021年 08月15日 22 00 381 エアロ 返信する 交通安全の次はバイクの種別についてだ。 コズミックアーク内だけでも道路のみならず様々な路面がある。 それを走行するための様々な種類のバイクが解説される。 普通の路面を走る普通のバイクや原付バイク 不整地を走るためのオフロードバイク 水上や湿地を走るジェットバイクにホバーバイク 上空まで浮上できるエアーバイク レース用の流麗な物から、軍事用の無骨なもの、 作業用の堅実なもの、金持ちが金に任せてカスタムしたものや 一般的なものまで様々な写真がスクリーンに投影される。 コズミックヒーロー達の乗る物も実例として表示され、 シノのイクスロード・ライン 無骨なスチールライダー 軽量ながら高い剛性を持ちレース以外でも活用されるアクセルセイバー GPレース百戦百勝を誇るアレイシア・アールのマグナムチェイサー 同じくGPレース耐久部門の王者キャロ・バレンタインのビートソニック エンジェル学園空戦技教師チサト・ヒートヘイズのアルバスター 走行する場所によって様々に姿を変えるバイク。 講師のヒュムはその特性や推進機関の違いなどを詳しく解説していった… 2021年 08月16日 18 40 382 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……」 説明をノートにメモして説明を聞くヴェルグ しばらくして座学は終わりなのか講師のヒュムが出ていった 次はコースに出て実技らしい、ノートを片付けたヴェルグはコースに向かった…… 2021年 08月16日 21 08 383 MI4989 返信する もふもふ カスターダ「んん……?」 ばりすたんa,b「J`・ω・)(・ω・´し」もふもふ 昼寝していると自分がミニバリスタンの姿であるばかりに子バリスタンが自分の身体の所でなんかじゃれつかれていた。 リオネール「J,,・ω・)」もふもふ あとリオネールも居た。エリザが王城に居ないから暇なんだろうか。 2021年 08月17日 23 20 384 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「バイクが横倒しになってる……」 講師「バイクを自力で起こせるかテストする為にああなっています」 ヴェルグ(分体)「あー、自力で起こせなきゃ邪魔になるもんな……」 そう言ってヴェルグはバイクをゆっくり起こし、ゆっくりと倒した 2021年 08月18日 11 15 385 MI4989 返信する もふもふもふもふもふもふ リオネール「J,,-ω-)」 カスターダ「……」ブラッシングしてる ばりすたん s「(・ω・´し(,,・ω・,,)J`・ω・)」 もふもふもさもさもふもふ ブロペニュ「暑そう」 カスターダはちょっとだるそうに子バリスタン達のブラシがけを始めていた。 これまたバリスタンの毛糸が増えそうである。 2021年 08月18日 23 45 386 忘却の亡霊 返信する バイクが自力で起こせるか確かめた後はバイクにまたがってスイッチ類を確認する どうやら座学で学んだ事の復習らしい 軽くアクセル、ブレーキ、ノッチの位置を確かめ、ゆっくり走る講師のバイクについていった…… 2021年 08月19日 08 50 387 MI4989 返信する ニュルン「またウサギだらけになってるわね」 カスターダ「ブラシがけ手伝って……」もさもさ ニュルン「はいはい」 子バリスタン達のブラシがけにニュルンも加わり、結構な勢いでバリスタンの毛が取れていく。 ブロペニュは時計をみてお昼食の支度を始めた。 2021年 08月19日 16 25 388 忘却の亡霊 返信する 講師のバイクについていくバイクの車列をチラっと見てまるでカルガモの親子だなと思うヴェルグ 講師のバイクを先頭に、1列に並んで走るその姿は確かにカルガモの親子にも見える ヴェルグ(分体)(ヘルメットが暑い……) 2021年 08月19日 19 24 389 MI4989 返信する 子バリスタン達へのブラッシングを終えたニュルンとカスターダはソファでだらけ、ブロペニュは鼻歌を歌いながらハムをスライスしていく。 |・ω・) ニュルン「職人さんはまだ帰ってきてないわよ」 ササッ |ミミ ササミミ少年5「(*・ω・)」もみもみ ニュルン「やめなさい」 2021年 08月20日 14 02 390 忘却の亡霊 返信する 講習を終えて午後からテストをやるらしい、座学と実技のテストを両方やるようだ ヴェルグはちょっと早い昼飯を食べるため食堂に向かう 食堂は人で賑わっており、空いてる席を探すのに一苦労しそうだ ヴェルグ(分体)「よっと」 ……とか言ってる間にヴェルグは席を見つけて座る そして荷物を置いて料理を注文するためカウンターの列に並んだ…… 2021年 08月20日 20 59 391 MI4989 返信する ブロペニュ「オートバイって騎兵が乗ってるのを見かけるけどぶいぶい乗り回すもんなのかな」 昼食を食べ進めながらブロペニュはなんかヴェルグがオートバイの免許を取りに行ったことにちなんでオートバイの話題をふってきた。 カスターダ「うーん……そのへんはよく分かんないわね。私の地元だと最低限の部品で組める自動機械って感じで使われてたし……」 ニュルン「あなたの所ってこういうおしゃれなやつはほぼなかったでしょ……」 カスターダ「え、なにこれ(素」 ブロペニュ「正直、私もなにこれって感じ」 ニュルンは話の流れで近所で市販されてるオートバイの写真を見せるも、カスターダはともかくブロペニュまで「ナニコレ」みたいな反応をされたので頭を抱えた……。 2021年 08月21日 00 21 392 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「……多くね?」 ヴェルグがナポリタンを注文してみたら2人前の量のナポリタンが出てきた この量で料金も安いのでヴェルグはコレやっていけるのか?と心配するがとりあえずありがたくいただく事にする ヴェルグ(分体)「んー……なんか安心する味……」もぐもぐもぐもぐ 2021年 08月21日 20 01 393 MI4989 返信する ブロペニュ「ヴェルグは何かしらのオートバイを買うのかな」 ニュルン「どんなのを買うんでしょうね……」 昼食を食べ終えてブロペニュは後片付けを進めつつヴェルグのオートバイがどんなのになるのかと呟く。 ニュルン「でもどこで走り回るつもりなのかしらね?」 ブロペニュ「言われてみれば……」 2021年 08月21日 21 14 394 忘却の亡霊 返信する ヴェルグ(分体)「ごちそうさまっと……」 ナポリタンを食べ終えたヴェルグは食器を返却棚に置き、食堂を出る そのまま座学のテスト会場に向かい数名のヒュム達と一緒にテストを受ける テストといっても標識やバイクの種類など、復習みたいなものだった なので全員が満点をとり、座学は全員合格となった 後はバイクを使った実技試験だけである…… 2021年 08月22日 00 21 395 MI4989 返信する ブロペニュ「うーん、お空からじゃ分からないや」 なんでだかブロペニュは空撮写真から作った地図と睨めっこしている。走れそうな場所を探しているんだろうか。 2021年 08月22日 02 51 396 忘却の亡霊 返信する 実技試験は普通のオートバイを使って試験場の試験コースを一周するものであった 一人ずつコースを回るため、ヴェルグとヒュム達はじゃんけんで順番を決める ……ヴェルグは最後だった、こういう時はツイてない男である 一人ずつコースを回っていき、ヴェルグの番が近づく だんだん緊張してきたヴェルグは大きく深呼吸しながら試験場のコースを回るオートバイを見つめていた…… 2021年 08月22日 14 35 397 MI4989 返信する ニュルン「暇だからまた撃ってよっと」 カスターダ「たまにはこの身体でも撃とうかな」 ニュルンとカスターダは射撃場に行っていつものように射撃の練習を始める。
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スーパー・ササダンゴ・マシン 出演作品 長編 インクレディブル・ファミリー(クラッシュアー)
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オープニング 「ハートを磨くっきゃない」 作詞:芹沢類 作曲:芹澤廣明 編曲:白井良明 歌:TOKIO 2chのアニソンランキング 275位(2007年12月版)、329位(2008年05月版) 月刊アニメージュ年間グランプリ(アニメソング部門) 20位(第18回) エンディングテーマ 1.「Round Trip ~その手を離さないで~」 (第1~33話) 作詞:竹友芳彦、平手よしかつ 作曲:KAKO 歌:SEEK 2chのアニソンランキング 417位(2008年05月版) 2.「負けるもんか!」 (第34~50話) 作詞:工藤哲雄 作曲:都志見隆 編曲:西脇辰弥 歌:ブカブカ 挿入歌 イメージソング・キャラクターソング 関連作品 投票用テンプレ ハートを磨くっきゃない(飛べ!イサミ/OP/TOKIO/1995) Round Trip ~その手を離さないで~(飛べ!イサミ/ED1/SEEK/1995) OP…オープニング曲、ED…エンディング曲、IN…挿入曲、TM…主題曲 IM…イメージソング・キャラクターソング
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サミュエル社系 全ての機体名が日本語から取られている。 最初は宇宙専用だが、その後は万能型を軸に枝分かれしていく。 全般的にスピードはあるが、火力とHPが弱いイメージ。 専用機体が非常に多い。 カゲトラ 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 483 HP 75 speed 2 turn 1 # ガトリングガン 0 エクスカリバー * ヘッドバルカン Next1 デンゲキ Next2 ゴウキ 系統最初の機体。 デンゲキ 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 1086 HP 110 speed 3 turn 1 # ガトリングガン 0 ビームサーベル * バズーカ砲 Next1 イナヅマ Next2 - イナヅマ 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 3048 HP 132 speed 3 turn 1 # ビームライフル 0 ビームサーベル * エネルギー弾 Next1 イカヅチ Next2 - イカヅチ 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 4713 HP 164 speed 4 turn 3 # ダブルビームガン 0 ビームサーベル * ミサイル Next1 ライメイ Next2 - ライメイ 宇宙専用 特殊装甲 宇◎ 地× 水× 空× 費用 12510 HP 172 speed 4 turn 3 # ビームバズーカ 0 ビームサーベル * 有線ビット Next1 センコウ Next2 - センコウ 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 16923 HP 164 speed 5 turn 3 # ビームバズーカ 0 ビームサーベル * 閃光 Next1 - Next2 - 最終進化系の一つ。名前と同じ武器閃光は非常に強力。 早めに作ることができれば戦いが楽になる。 ゴウキ 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 1617 HP 105 speed 3 turn 1 # ビームライフル 0 エクスカリバー * ヘッドバルカン Next1 シラハ Next2 ゲキメツ シラハ 地上専用 宇× 地◎ 水× 空× 費用 2937 HP 144 speed 3 turn 2 # ビームマシンガン 0 ビームサーベル * ミサイル Next1 イダテン Next2 - イダテン 地上飛行 宇× 地× 水× 空◎ 費用 6498 HP 158 speed 6 turn 2 # ビームライフル 0 ビームサーベル * バズーカ砲 Next1 マサムネ Next2 - 属性が地上飛行という珍しいタイプ。 韋駄天の名だけあって、このレベルの機体にしては驚きのスピード6を誇る。 マサムネ 地上専用 宇× 地◎ 水× 空× 費用 5091 HP 145 speed 5 turn 3 # ビームライフル 0 大型サーベル * ヘッドバルカン Next1 - Next2 - 最終進化系の一つ。地上専用に戻ってしまい、スピード、HPも下がった。 大型サーベルは使えるので、接近戦に持ち込むしかない。 メッサツ 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 13554 HP 160 speed 4 turn 2 # ビームライフル 0 ビームライフル * 拡散加粒子砲 Next1 ハクロウ Next2 リョウガ ハクロウ 可変万能 宇○ 地○ 水× 空○ 費用 7728 HP 150 speed 4 turn 3 # ビーム砲 0 ビームサーベル * 変形 Next1 クレナイ Next2 - クレナイ 可変万能 宇○ 地○ 水× 空○ 費用 9363 HP 167 speed 4 turn 3 # ビーム砲 0 ビームサーベル * 変形 Next1 - Next2 - 最終進化系の一つ。可変万能はいかんせん火力がなさ過ぎる。 リョウガ 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 14931 HP 168 speed 4 turn 3 # ダブルビームガン 0 ビームサーベル * 拡散加粒子砲 Next1 デンコウセッカ Next2 - デンコウセッカ 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 26118 HP 170 speed 6 turn 3 # ビームライフル 0 ビームサーベル * 拡散加粒子砲 Next1 ハヤテ Next2 - 名前負けしないスピードの持ち主。費用もそれなり。 ハヤテ 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 22845 HP 158 speed 6 turn 3 # ビームライフル 0 ビームサーベル * ビット Next1 - Next2 - 最終進化系の一つ。 同じくスピード6を持つ機体だが、SP兵器を使いこなせないなら、 一つ前のデンコウセッカのほうが使えるかも。 専用機体 以下の機体は、クコス首長国のパイロット「CAM・Force」(セブ、デズレイズ、ディアン、クォッツァ) の専用機体である。ほとんどがHPがわずかに上がり、火力が多少上がる程度。 また最終進化系の機体には専用機はない。 カゲトラ[CAM・F] 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 501 HP 78 speed 2 turn 1 # ガトリングガン 0 エクスカリバー * ヘッドバルカン Next1 デンゲキ Next2 ゴウキ デンゲキ[CAM・F] 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 1692 HP 115 speed 3 turn 1 # ガトリングガン 0 ヒートロッド * バズーカ砲 Next1 イナヅマ Next2 - イナヅマ[CAM・F] 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 2949 HP 142 speed 3 turn 1 # ビームライフル 0 ヒートロッド * エネルギー弾 Next1 イカヅチ Next2 - イカヅチ[CAM・F] 宇宙専用 宇◎ 地× 水× 空× 費用 11079 HP 169 speed 4 turn 3 # ダブルビームガン 0 ビームサーベル * ビット Next1 ライメイ Next2 - SP兵器が搭載された。SP能力を持たないディアンに搭乗させてはいけない。 ライメイ[CAM・F] 宇宙専用 特殊装甲 宇◎ 地× 水× 空× 費用 16503 HP 177 speed 4 turn 3 # ビームバズーカ 0 ビームサーベル * ビット Next1 センコウ Next2 - 火力、装甲が比較的優れている。SP能力が高くなれば使える機体かも。 ゴウキ[CAM・F] 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 1530 HP 110 speed 3 turn 1 # ビームライフル 0 エクスカリバー * スラッシャー Next1 シラハ Next2 ゲキメツ シラハ[CAM・F] 地上専用 宇× 地◎ 水× 空× 費用 3039 HP 149 speed 3 turn 2 # ビームマシンガン 0 ビームサーベル * ミサイル Next1 イダテン Next2 - イダテン[CAM・F] 地上飛行 宇× 地× 水× 空◎ 費用 7371 HP 163 speed 6 turn 2 # ダブルビームガン 0 ビームサーベル * バズーカ砲 Next1 マサムネ Next2 - メッサツ[CAM・F] 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 14436 HP 165 speed 4 turn 2 # ダブルビームガン 0 ビームライフル * 拡散加粒子砲 Next1 ハクロウ Next2 リョウガ リョウガ[CAM・F] 万能 宇○ 地○ 水× 空× 費用 17886 HP 173 speed 4 turn 3 # ビームバズーカ 0 ビームサーベル * 拡散加粒子砲 Next1 デンコウセッカ Next2 - デンコウセッカ[CAM・F] 万能 バリア 宇○ 地○ 水× 空× 費用 23301 HP 182 speed 5 turn 3 # ビームライフル 0 ビームサーベル * 拡散加粒子砲 Next1 ハヤテ Next2 - バリアが搭載されたが、スピードが落ちてしまった。 火力は変わらない。
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卑怯? 世の中のホンマのルールを知っとるだけや Character File Name Sammy Rice Age 28 Sex 男性 Height 185cm Weight 90kg Purpose 金稼ぎ Birthplace 星の国 Eye Color アッシュグレー Occupation カノッサ機関員(特殊契約) Hobby 腕時計収集、弱者虐め Dominant Hand 右利き Like 金、女、タバコ、酒 Dislike 両親、リスク Profile 1987年4月18日生まれ。B型。 カノッサ機関に入ったばかりの新参者であり、元パパラッチ。カノッサでは「入手した敵対者の情報を機関員に公開する」役割。 弱者をいたぶることが好きであり、自分の写真や動画が有名人の地位を落とすということに快感を覚えている。 そのため一度落ちた有名人をとことん追い詰めたり、恐喝により裁判沙汰に発展したりすることも度々あり、芸能プロダクションからはかなり反感を買っていた。 学生時代に偶然女教師の弱みを手に入れ、それを利用し強姦を行った経験から情報の優位性を知ったことがパパラッチになった理由である。 自分の利益と勝利のためにはあらゆる努力を惜しまないだけでなく、卑劣な手段で他人を陥れることも厭わない性格である。 普段は陽気な振る舞いをしているが、自分にとって「長期的に見てプラスか」を見定めており、プラスにならないと判断すれば本性を曝け出す。 「全ての能力者の情報はカノッサに売る代わりにカノッサは動画1本500万で買い取り、所属期間内に5億稼いだ時点で退団する」という特殊な契約を結んでいる。 Visual 黒シャツにジーンズ、その上にグレーのトレンチコートを羽織った20代後半の男。スパイキーショートの茶髪に灰色の瞳。 たばこ(アメスピ)を吸っていることが多々。長身でややがっしりとした身体つきを持つも、コートの上からだと分かりにくいだろうか。 持つ雰囲気はどこか軽く、悪く言えばヘラヘラ、良く言えばニコニコといった感じである。 外見 Skill 『Papa-Rat』 頭が小型ビデオカメラで口と胴体がラットという奇妙な生物、通称『papa-rat』を操る。サイズはラット相応。因みにメス。 動画(音声込み)を撮影することが出来る小型動物ということで情報収集に長けた能力であり、撮影後は肛門から動画データの入ったUSBを排出する。 彼女に攻撃手段は殆ど無くパワーもラットと同等な分俊敏性に優れており、アスファルトの壁も丈夫な爪でぐんぐん登れる……のだが、 彼女は高所恐怖症であり高さは3mが限界。サミが目を瞑ることで彼女の視界をジャックすることも出来る。パワーが無い為半径15mまでなら自由に操作可能。 その場で消すこともできるが、その場合は情報までも消去されてしまう為、USBを排出してから消さなくてはならない。 「papa-rat」が動き回る為にはカロリーを必要とし、人が食べるモノなら何でも喰う。満腹状態から持って2時間フル稼働できる性能。 正確にいうとこの能力はアートマン能力に分類され、その中でも攻撃性能を全く持たないといった極めて珍しいタイプであるだろう。 アートマンステータス 攻撃力 スピード 正確性 ダメージ 感覚リンク 0 5 6 本人と共有 特殊条件下でリンク Battle Style 上記した能力「papa-rat」には戦闘能力が皆無なので、実質無能力者の戦闘を強いられる。 幼少期から学んでいた近接格闘術をベースに、スペツナズ・ナイフや拳銃、爆弾など小型武器なら何でも使うという戦闘スタイルである。 魔術も初心者レベルなら使用できるためやれることは多いがどれも突出しているとは言えず、器用貧乏という弱点を卑怯とbeyond2で補っている。 Sammy’s USB ロバート・レッドフォード(明らかに偽名)のUSB……http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1420312449/の 115~ 125、音声のみ(例のやりとりの映像を映したUSBではない)。彼の声を記録し、その本名を探り出すために持ち歩いている。 エース・セブンのUSB……http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1420312449/の 169~ 175、自分との戦闘シーンを記録。カノッサ機関連絡ツールにおいて公開。自宅に保存。 -
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2020年 10月29日 20 50 ヴェルグのバラック工房 chapter6,1 ~温泉旅行と魔境の娯楽~ 忘却の亡霊 ヴェルグ「段々と面倒な敵が増えてきたな…」 ここはヴェルグが武装研究用に作った個人工房です。 ヴェルグに経験を積ませ、設備をアップグレードすればより大きな武装やロボを造れるようになります。 現在の工房Lv 4 拠点『忘却の惑星ダスド』 全工程にて細かくチューニングやエンチャントを施せるようになり、ようやく工房らしくなった。 全てのサイズの武装修復・整備・改修・製作が可能になった。 製作傾向 全体的に射撃寄りで、万人に使いやすい武装の製作を好む。 武装の改修は経戦能力を高くする傾向にある。 また、材料や武装にエンチャントを施せるようになった。 登場人物 ヴェルグ・ラスタ(【太陽】のアーク ソルブレイズ) 元プリッツア騎士王国国民にして【太陽】のアーク 故郷を混沌に滅ぼされ、キスリルを恨んで長い間一人で戦い続けた。 2度ほど【憎悪】のアークに取り込まれるも、克服した後にアークとして覚醒。 現在はアークの分体で混沌軍の動向を探りつつ隠居生活をしている。 2020年 10月29日 20 57 1 MI4989 2020年10月28日 23 17 1 MI4989 https //w.atwiki.jp/afe01/pages/268.html #CB SNSのバラック工房chapter6のバックアップ後半部分↑ ~工房~ ヴェルグが仕事の為に転移した後、ブロペニュ達は朝食を食べ始めた。 ニュルン「……ん? 世界番号更新のお知らせ?」 エルシー「そういうことあるんだね」 カスターダ「なんか細かい所で物理法則でも変わったのかしら」 ―――――――――――― 定期時空調査の結果、物理法則の変容が認められる領域が判明したため「οAFE0」の一部領域は2020/10/29 13 00付より「οAFE1」へと番号が更新されます。 近隣時空であるοC21Fとο224BとοCB11とοA003と(中略)については変更はありません。 ―――――――――――― ブロペニュ「あの番号ずっとそれって訳じゃないんだね」 2020年10月29日 14 10 2 忘却の亡霊 転移して仕事場にやって来ると早速材料がわっさーと運ばれて来た 錬金術でパーツを作り、組み立てて装甲戦闘車を送り出した ヴェルグ「………」黙々と錬金術でパーツを作り上げる 2020年10月29日 14 27 3 MI4989 必要なパーツはホログラフィック状に表示されている箱で届けられるため、どんな部品が必要なのか一目でわかるようになっていた為、材料と魔力さえあればすいすいと作って行けるように工夫がされているようだ。 ソードウィング型やVウンケン型などが箱を持って来て、必要なパーツが出来たら彼らが持って行くという手筈になっている。 少しするとヴェルグが錬金術で作ったパーツがやや使い込まれた状態で材料として届き始める。 どうやら正規の部品に取り換えられる環境になったら取り外してまた別のパーツに組み替えてもらう仕組みになっていたようだ。 横目に見ると結構大柄な戦車運搬車が応急修理した装甲車両や自走砲を運んで行くのが見えた。 いつの間にか天使軍でも使う用になったレマンラス戦車やバリスト駆逐戦車なんかが運ばれている。 ここで戦っていた相手は劣化バリスタンの類なんだろうか、それとも混沌軍なのだろうか。 2020年 10月29日 21 00 2 忘却の亡霊 ヴェルグ「………」 カチャカチャと部品を組み合わせて錬金術で新たな部品を作り応急処置していく ヴェルグも散々錬金術を使ってるのでエナジードリンクを飲み、仕事を続けていった…… 2020年 10月29日 21 11 3 MI4989 ふと、ヒュムが持って来たエナジードリンクのラベル面を見るとプリッツア語とブリスガンド語が見えた。 原産国がブリスガンドと書かれており、どうやら魔力入りエナジードリングをあっちでも製造するようになったようである。 ヴェルグ(そのうちいろんな種類のエナドリが出回るようになるのかねぇ) そう思いながらトランスミッションやドライブシャフトをまるまると作って箱に入れるとなかなかにパワーがありそうな爆撃機型水棲シュヴェシィナが降りて来てそれを掴んで飛んで行くのが見えた。 2020年 10月29日 22 46 4 忘却の亡霊 シュヴェシィナも色々居るなと思いながら錬金術を使い、パーツを作っていく ブリスガンドのエナジードリンクをゆっくり飲み、バリバリ部品を作っていった…… ヴェルグ「しかし後片付けに忙しいって事はそれだけ戦闘が激しかったのかねぇ……」 2020年 10月30日 00 07 5 MI4989 やがてデカい部品ばかりを作るようになって来たあたりで材料が部品の注文が来なくなった。 輸送していたロイドやシュヴェシィナ達があとは撃破車両をちゃんと工場まで行くのを見たら仕事が終わるみたいな話をしていた。あと4輌運べば終わるみたいだ。 でかい戦車などの重たい車両は部品が突然破損する不具合に見舞われやすいので油断ならないため、まだ帰れないようである。 別の部隊がやって来て報酬を渡す準備をし始めた。 そのころ、工房では…… ブロペニュ「結構ハードだったのかな」 カスターダ「どうかしらね」 ブロペニュ達は昼食を食べていた。 ヴェルグが仕事に出向いている間にカスターダはちょっとした任務に出かけていて少し疲れた様子で昼食である牛肉を主に使った煮込み料理を食べて行く。 ニュルン「そういえばなんかサクッと行ったわりに何か疲れてるみたいだけど何したの?」 カスターダ「なんかこの近くにうさぎ(子バリスタンがめっちゃ捨てられてる)星が出来たでしょ。そこにキレた装甲車級クレリアンが出たからそいつをぶっ飛ばしに行ってたのよ」 エルシー「なんか軽い感じで言ってるけどやばくない?」 2020年 10月30日 15 32 6 忘却の亡霊 デカい部品を錬金術で作り終え、運ばれていったのを見送る そしてヴェルグはエナジードリンクを飲み干し、次の部品が来ないか備えた…… 2020年 10月30日 16 56 7 MI4989 最後の車両が運び終えて後始末が完了したのをクリムローゼ型から伝えられた。 そこでヴェルグは報酬を貰った。 報酬: ・現金(600万UC) ・120mm21口径戦車砲(120x280mmR規格) ・120x280mmR規格の榴弾 16発 ・4.6x30mm規格の短機関銃付き25mm単発式対物カービン(25x250mmEML-EP規格) 3挺 ・4.6x30mm用30連弾倉 4個 ・4.6x30mm半徹甲弾 300発 ・25x250mmEML-EP 対劣化バリスタン軽量APDS 22発 2020年 10月30日 19 22 8 忘却の亡霊 ヴェルグ「いや現物多いな!?」 ツッコミを入れつつ報酬を受け取り、ナノトランサーに入れる そして錬金術の陣を片付けて領収書を渡し、転移で工房に帰って行った…… 2020年 10月30日 19 58 9 MI4989 工房に帰って来るとブロペニュ達が昼食としてよく似こまれた牛肉料理とチーズと肉汁のソースがかかったフライドポテトを食べているのが見えた。 ブロペニュ「おかえりー」 カスターダ「今日は現物での報酬が多いわね」 2020年 10月31日 14 50 10 忘却の亡霊 ヴェルグ「ただいま、随分肉肉しいな」 テーブルにつき、昼食を食べ始めるヴェルグ フライドポテトを食べながらブロペニュ達の会話を聞いていた…… 2020年 10月31日 15 52 11 MI4989 エルシー「そういえば今回はどうやって装甲車級クレリアンをぶっ飛ばしたの」 カスターダ「今回は標準クラスで装甲防御が無い奴だったから普通に直径12cmクラスの対戦車CEミサイルで仕留めたのはいつもの何だけど……なんか無人偵察機をばら撒いてついでに急設野戦防空セットを展開させるタイプだったからちょっと面倒だったわ。巡航ミサイルまで飛んできたし」 ニュルン「なんか子バリスタンが絡む犯罪者って妙にレベルが高いわよね」 昼食の一つであるコンソメスープと野菜サラダを食べつつ会話を聞いているとカスターダが昼食を食べ始める前に行ってた任務の話をしているのが分かった。 ただ、やっぱり妙にレベルの高いならず者の話である。 カスターダ「巡航ミサイルが飛んできたせいで動けるシュヴェシィナが減っちゃって防空網を突破しながら対戦車ミサイルを撃つ嵌めになったわよ……。たまたま成形炸薬弾タイプだったからもう200m以内から撃って仕留めたけど……」 ブロペニュ「それミサイルの意味ある?」 カスターダ「回避機動しながら火力をしっかり入れたいなら手動誘導ミサイルしかないわよ?」 2020年 10月31日 17 36 12 忘却の亡霊 ヴェルグ「………」もぐもぐ ヴェルグが昼食を食べ進めているとエリザから連絡が来た 内容を見てみるとプリッツアとブリスガンドの合同でハロウィンパーティーをするらしいのでヴェルグも来ないかというお誘いのメールだった とりあえず行くとだけ返信して端末を閉じ、昼食を食い終えたヴェルグは「ハロウィンパーティーに誘われたがお前ら来るか?」とブロペニュ達に聞いた 2020年 10月31日 17 49 13 MI4989 ブロペニュ「行こ♪」 エルシー「わたしもー」 ニュルン「たまには良いんじゃないかしら」 カスターダ「そうね」 ブロペニュ達はパーティに行くと答え、各々は身支度を始めた。 ブロペニュ「そういえば仮装するっていうタイプなのかな? そう言う所もあるみたいだけど」 2020年 10月31日 19 05 14 忘却の亡霊 ヴェルグ「俺はお菓子渡す側だろうから仮装しないが、お前らなら仮装していってもいいんじゃないか?」 ナノトランサーにある手持ちのお菓子を整理しながら答えるヴェルグ、どうやら仮装するかしないかは自由らしい …年齢的に仮装はちょっと恥ずかしいようだ ヴェルグ「この歳になって仮装はちょっとなぁ…」 2020年 10月31日 20 17 15 MI4989 ~プリッツアとブリスガンドの国境にある運河都市~ そんなこんなで身支度を整えたヴェルグとブロペニュ達は会場にもなっている運河の上に建っている街までやって来た。 仮装と言えばモンスターだからかおばけやモンスターロボに仮装するヒュムやロイドも見える。ロイドはダスドでよく見られる半分ガラクタになってるような仮装している者もちらほら。 あと賑やかし要員なのかどーみてもノラ兵器群にしか見えないおどろおどろし気な奴(画像みたいなの)らも見える。 ニュルン「いや、あれ本物のノラ兵器群じゃない」 メルフィ「アンデッド枠が足りない気がしたので呼びました☆」 トガリミミ少年2「色合いどうかな」肌を緑色に塗られてる ヤンピャー「うーん、思ったよりはゴブリンに見えないね」悪魔コスというか魔族コスしてる リオネール「J,,・ω・)」 シャッフィ、デッカー「ミ`・ω・´ミ ミ`・ω・´ミ」 2020年 10月31日 20 36 16 忘却の亡霊 ヴェルグ「また妙なもの呼んでからに…ああハイハイ、お菓子な」 ノラ兵器群まで居るカオスさに呆れながらリオネール達にチョコパイを渡すヴェルグ どうやら事前に用意していたらしく、沢山あった 本来は自分のおやつ用だが、他に沢山あるお菓子はおせんべいでハロウィンの空気には合わなかったので必然的にチョコパイになったのだ…… ヴェルグ「流石に子供も沢山居るな、ハロウィンだからか」 2020年 10月31日 22 33 17 MI4989 マルグレーテ「~♪」 ブロペニュ「何で魔女みたいな格好してるつぼかき回しながら念力でお菓子作ってるの?」 マルグレーテ「そこに材料があるから。あと格好はそれっぽくした方が良いでしょ」 一方でお菓子作りに励む者もいてそれがお菓子の供給源にもなっているようだ。 そこにいろいろなおばけやモンスターに仮装した子供達が群がっているのでさながら魔女がモンスターを手懐けているようにも見える。 ニュルン「やっぱり飛ぶんだからこのコスプレよね」悪魔コスしてる エルシー「アレな悪魔みたい」ミノタウロスコスしてる 「おばさん、次はあっち!」 水棲シュヴェシィナ3「はいはい」にょろにょろ カスターダ「元から体形が人外系だとちょっとした仮装でそれっぽくなるのね」 ランピャー「実際、私達もそういう仮装がしやすいね」 シャッフィ、リオネール、デッカー「ミ,,・ω・,,ミ(,,・ω・,,)ミ,,・ω・,,ミ」なんかの着ぐるみに入れられてる エリザ「こうすればケルベロスになるかな?」 その頃、エリザはなんでだかリオネール達を使ってそういう着ぐるみを作っていた。 2020年 10月31日 23 04 18 忘却の亡霊 ヴェルグ「Oh……」 ケルベロス状態にされたリオネール達を見てちょっと呆然としながらお菓子を配るヴェルグ そしてヴェルグの視線に気付いたエリザがこっちにやって来る…どうやらヴァンパイアの仮装をしているようだ エリザ「トリックオアトリート!…あら?貴方は仮装しないの?」 ヴェルグ「この歳になって仮装はちょっとな…はいお菓子」 エリザ「そういえば貴方おじいちゃんだもんね、アークだから見た目関係ないけど」 メルフィ「えー?ヴェルグさんも着ましょうよ仮装」 そんな事言ってるとヴェルグの背後から狼男の仮装を持ってメルフィが現れる 背後を取られて思わずのけぞるヴェルグ じりじりとヴェルグに迫るメルフィ、逃げ道が無いかと必死に探すヴェルグ しかしハロウィンパーティーなため人がごった返しており、逃げ道が無い事悟る あえなくメルフィに捕まって着替え場に連れて行かれた…… ブロペニュ「……」 エリザ「そういやメルフィこの手のお祭り好きだったわね……」合掌 2020年 10月31日 23 25 19 MI4989 ブロペニュ「そういえばさっき、マルグレーテさんがお菓子作ってるの見たけど旦那さんも来てるのかな」 エリザ「グロスタルさんだったら……」 エリザが指差した方向にはなんか魔界の王様というか魔王みたいな仮装させられたグロスタルがそれっぽい所に座っていた。 そればかりかリティアとその武器マニアな魔族達によって持ち寄って来た武器の精巧なレプリカを握らせてポーズを取らせるなどして撮影会状態になっていた。 エリザ「既にメルフィの着せ替えの餌食になっちゃったわ。あと考証監修の為に呼んだ魔族達があんな風に盛り上がってる……」 ブロペニュ「でも心なしか楽しそう。というかあの人自身もそういう職人だから意外に話してて楽しいのかな」 2020年 11月01日 00 11 20 忘却の亡霊 ヴェルグ「orz」 メルフィ「ふぅ……」満足げな笑顔 ヴェルグ「畜生……耳と尻尾も動くなんて凝った仕様にして……畜生めええええええ!」 慟哭するヴェルグを他所にハロウィンパーティーは盛り上がっている 仕方ないのでこのままお菓子を配ろうとヴェルグも頭を切り替えた メルフィ「似合ってますよ、ヴェルグさん☆」 ヴェルグ「……まぁアーク形態になるよかマシか……」 2020年 11月01日 10 17 21 MI4989 ばりすたんa,b「J,,・ω・)J,,・ω・)」 ブロペニュ「バリスタンになったみたいだね」 ヴェルグ「そう言うお前は仮装しないのか」 ブロペニュ「もうしてるよ」 言われてブロペニュの姿を見ると頭のアンテナが角みたいにするカバーが付けられ、ヒートシンクには尻尾みたいにするカバーが付いているのが見えた。 また折り畳み武装翼がコウモリ翼みたいな色合いになっているし、大きなおっぱいを包むブラもどことなく魔族あたりが付けてそうなデザインになっていた。 ヴェルグ「なんかいつもと変わらない気が……」 ブロペニュ「むーっ」 ただ、いつも似たような姿なので仮装している感じがしない。 2020年 11月01日 10 53 22 忘却の亡霊 ヴェルグ「いつもがいつもだから見た目がそんなに変わらない感じがするんだよなぁ」 ブロペニュ「ぷーっ」 不満げなブロペニュの頭を撫でつつ子供達にお菓子を配っていると エレオノールとアンリエールが三銃士を伴ってやって来た どうやらパーティーが盛り上がってるか巡回しに来たようだ そしてヴェルグ達を見つけてこっちにやって来た エレオノール「やぁヴェルグ、ハロウィンパーティーは楽しんでくれてるか?」 ヴェルグ「ぼちぼち楽しんでるよ、仮装させられたのは誤算だったが」 エレオノール「狼男の仮装似合ってるぞ……私の仮装はどうだ?」 そう言ってくるりと回るエレオノール、どうやら死神の仮装をしているようだ ヴェルグ「その鎌本物か?」 エレオノール「いや、流石に子供が沢山居る所で刃物は危ないのでな、模造刀を作ってもらった」 ヴェルグ「そうか……」 仮装も似合ってるなと思い出しながらエレオノール達にお菓子を渡した…… 2020年 11月01日 11 22 23 MI4989 みみとびばりすたん「て,,・ω・,,フ」すいーっ あしとびばりすたん「J,,・ω・)」ふわーっ つばさばりすたん「(・ω・,,し」ふわっ カスターダ「なんか子バリスタン多くない?」 リオネール「J,,・ω・)呼んだら結構来た」 おおみみとびばりすたん「て,,・ω・,,フ おかしちょーだい」めっちゃゆっくり飛んでる おおみみとびばりすたん「て´・ω・`フ あっ、あ、あ……」地面効果でふわふわ浮き上がってしまってなかなか着陸できない シャッフィ「ミ,,・ω・ミ あいつ(みみとびばりすたん)より凄い耳してるの居るんだ……」 2020年 11月01日 15 05 24 忘却の亡霊 ヴェルグ「よっと」 ヴェルグが空高くジャンプし、おおみみとびばりすたんの手を掴んで地面に降ろす おおみみとびばりすたんが落ち着くのを待ってお菓子を渡した するとお菓子を欲しがる子バリスタン達にむらがれ、一匹一匹にヴェルグは忙しそうにお菓子を渡していった…… 2020年 11月01日 16 08 25 MI4989 ヴェルグが子バリスタン達に群がれているころ、ニュルンは…… ササミミ少年5「(* ω )」もみもみ ニュルン「またおまえ……」 なんでだかいつぞやの水棲シュヴェシィナがお好みらしいササミミに付き纏われていた。 「親子揃って仮装ですか?」 ニュルン「違うわよ……ってお前もその系統のコスなの?」 ササミミ少年5「えへへ……♪」ふにふに なんか同系統の仮装してるからか親子にも見えたようだ。 2020年 11月01日 17 24 26 忘却の亡霊 ヴェルグ「はいお菓子……ふぅ、これで全部か……」 子バリスタン達にお菓子を渡し終え、一息つくヴェルグ コーヒーを飲みながら周りを見渡し、平和になったプリッツアとブリスガンドを楽しんでいた いっときは一触即発の危機にもなったが平和になってよかったとヴェルグは感慨深く思った やはり、平和が一番である 2020年 11月01日 19 04 27 MI4989 エリザ「結構いっぱい来たわね」もふもふ タシュ「ミ,,・ω・,,ミ」 エリザ「そういえばメルフィはどこ行ったのかしら……」 手近にいた子バリスタンをもふっていたエリザはふとメルフィを探してみると呼んで来たノラ兵器群達に飾り付けしたり塗装してよりハロウィーンな雰囲気にするようになんか施していた。 エリザ「元からアンデットな感じだったのがもっとヤバくなってる……」 メルフィ「~♪」塩水を塗って錆びさせてる 「この色は“不健康”な色なんだけどなぁ」 メルフィ「やっぱり顔色が悪いみたいな感じなんですか」 「“おまえ大丈夫か? ちゃんと食ってる(もしくは給油)?”って聞かれるぞ」 メルフィ「さしずめ、死体の色なんですね。あなた達にとってもこの色って」 2020年 11月01日 20 01 28 忘却の亡霊 ヴェルグ「メルフィってこういうのこだわるタイプだったんだな」 エリザ「こういうお祭り好きなのよ、メルフィって」 エレオノール「よく分からないまま来たが、合同でハロウィンパーティーやろうと言ったのも彼女だったな」 ヴェルグ「あぁ……だから合同で大々的にやってるのか……」 メルフィの意外な趣味を見て感心しながらおやつを配るヴェルグ エリザとエレオノールはヴェルグから貰ったお菓子をもぐもぐと食べていた… 2020年 11月01日 21 01 29 MI4989 アンリエール「♪」もふもふ おおみみとびばりすたん「て´・ω・`フ」もふられてる カスターダ「なんかここだけ動物のふれあい広場みたいになってるわね。……?」 なんとなく子バリスタンだらけになってる場所を眺めているとリオネールと同じく首輪を付けている子バリスタンがちらほらと見えた。 そしてその傍にはほぼ必ずとても裕福そうな金持ちや貴族が見える。 彼らはいわゆる正規ルートでその子バリスタン達を入手したんだろうか。 ……というか、おそらく野生の子バリスタンがめっちゃ居るからこそ連れてきたんだろうか。 ブロペニュ「しれっと子バリスタン飼ってる人いるんだね」 カスターダ「ちゃんとしたルートで入手してるなら良いけれど……」 2020年 11月01日 22 55 30 忘却の亡霊 ヴェルグ「……どうしてこうなった……」 もふもふした光景を見てポツリと呟くヴェルグ まあお菓子配っていたらこうなるのも仕方ないだろう 集まってきた子バリスタンをもふもふして満足げな笑みを浮かべるヴェルグ そして踏まないように気を付けながら子バリスタン地帯を脱出して会場である運河都市をうろつき始めた 2020年 11月01日 23 46 31 MI4989 子バリスタン地帯を抜けて運河都市をうろつくと何かと橋が多いのが目に付いた。喫水が浅い船が普段は運航しているのだろうが、今はそれがあまり見えない。 それと子バリスタンを連れてこれるだけあってなかなかに治安も良さげに見える……のかもしれない。 ブロペニュ「……」もふもふ あとなんかブロペニュが付いて来た。 2020年 11月02日 01 55 32 忘却の亡霊 ヴェルグが街をうろついていると反対側から子供達が走ってきてすれ違った 楽しそうに走っていく子供達を見送り、子供の頃の楽しかった記憶をふと思い出す あの頃はカボチャの被り物を親代わりのおじいさんに作ってもらい、友達同士集まってアップルパイを食べた そんなに裕福ではないのだが、友達同士でバカやって楽しかった 今となっては遠い記憶だが、数少ない幸せな記憶であるためヴェルグにとっては大事な記憶だ ブロペニュ「……?」 川岸でぼんやりと過去を思い出し、コーヒーを飲みながらぼーっとしているヴェルグの姿はブロペニュにとって妙な姿に見えた 2020年 11月02日 09 03 33 MI4989 ブロペニュ「……」つんつん ヴェルグ「……」 ブロペニュ「……」もふもふ 触っても反応を見せないヴェルグから目を離し、ブロペニュは何を見てるんだろうときょろきょろと見回した。 そんなときにニュルンを見つけた。あとなんか水棲シュヴェシィナ好きな少年ササミミも見える。 というか、なんか同じくらいの歳の子供達に群がられていた。別に彼女がお菓子を配っている訳じゃないが何だろうと思ったブロペニュはアンテナを向ける。 「胸の中央抜かれても動くって本当なの?」 ニュルン「タービンやポンプが壊れてないなら血が回るから皮膚を抜かれてもエンジンブロックで止まれば動くわね」なでなで なんか水棲シュヴェシィナの話をしているようだ。 2020年 11月02日 17 58 34 忘却の亡霊 しばし思い出に浸っているとコーヒーが無くなった 新しいの買うかと思いながら振り向くとニュルンが子供達を引き連れていた ヴェルグ「なんだあれ」 ブロペニュ「水棲シュヴェシィナの話をしているみたい」 ヴェルグ「そーなのかー」 コーヒーを買おうと人だかりに戻ってくるとマルグレーテの所に子供達が列をなしていた どうやら需要に供給が追い付いていないようだ ヴェルグ「人気出ちゃってるな…」コーヒーを買いながら 2020年 11月02日 20 47 35 MI4989 マルグレーテ「?」 なんか趣味でぽこぽこ作っていただけでなんで集まってるんだろと首を傾げたマルグレーテは少し気合入れてかなりの速度でお菓子を作り始める。 食材が変化する工程をほぼ把握できているマルグレーテはるつぼの中が殺人的な環境であろうともあっという間に食材をさまざまなお菓子へと錬金術でも使っているかの如き速さで作れるのだ。 ブロペニュ「あ、ちょっと気合入れて早く作るようにしたのかな」 作り方を変えた、というか速度を上げただけなのでお菓子の品質は変化しないというのがお菓子を貰って食べてる子供達の表情から見て取れる。 ブロペニュ「でも早く作る術ってよりタイミングがシビアになるから結構難しいんだよね」 ヴェルグ「そうなのか?」 ブロペニュ「焼き菓子の場合だと焼くちょうどいいタイミングがより小さい時間に集中しちゃうの」 2020年 11月02日 21 42 36 忘却の亡霊 ヴェルグ「あー、焼きすぎも早くなっちゃうのか」 タイミングの短さが難しさに繋がってるのだろうとヴェルグも納得する そしてコーヒーを飲みながら会場をうろつき、仮装する人々を見ていった 2020年 11月02日 23 20 37 MI4989 少し歩くと所謂エルフ耳を上手い事利用した仮装をしてるササミミ族とトガリミミ族達が見えた。 だいたいは魔物めいたものや悪魔に見える奴が多い。特に仮装してない奴も居るが。 ユンピャー「……」もぐもぐ ヤンピャー「体格が一緒だから同じ衣装を使いまわせるよね」 コンピャー「一人が試着して会えばもうどうにでもなるから楽ちん♪」 例のコピペ姉妹はというとなんだかんだで着替えまくって着飾るのを楽しんでいるようだ。 2020年 11月03日 01 36 38 忘却の亡霊 ヴェルグ「………」 コピペ姉妹達も来てたのかと思いながら別の方を見るとラプター達も来ていた 知り合いがやけに多いなと思いながら歩いているとペポ·ブッチにお菓子をねだられたのでサッと渡す おせんべいもねだられたので渡すと満足げにネムリムと共に去って行った…… ヴェルグ「なんでせんべいにまで気付いたんだアイツは……」 何故ナノトランサーにしまっていたはずのせんべいにまで気付いたのか不思議そうに思いながらヴェルグはコーヒーを飲んだ 2020年 11月03日 10 03 39 MI4989 カスターダ「なんか随分と群がられてるけどお菓子でも配ったの」 ニュルン「多分、こいつのせいだと思う」 ササミミ少年5「( ・ω・)」もみもみ カスターダ「まぁ、別に良いんじゃないの」 ケピニェコ「(,,・ω・,,)」チュロスを焼いたり揚げてる 少し歩くとケピニェコがマルグレーテと同様に念力みたいなのとちょっとしたエネルギー制御術でチュロスを作って売ってる屋台を見つけた。 ブロペニュ「焼きのほう2つとチョコレートソースちょうだい」 ケピニェコ「(,,・ω・,,)色はどうする? 小麦色と赤鉄鉱(イチゴ風味)とチタン鉄鉱(ブルーベリー風味)と鉄重石(ビターチョコ風味)の4種類があるけど」 ブロペニュ「え、クレリアンかシュヴェシィナになりきる用みたいなお菓子もあるの?」 ケピニェコ「(,,・ω・,,)流石に鉱石麦じゃないけどね」 2020年 11月03日 12 02 40 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」 ブロペニュがチュロスを買おうとしてる横でヴェルグはコーヒーを飲んでいた どうやらブロペニュがチュロスを食べようとしているのはあんまり興味無さそうだ…… 2020年 11月03日 13 13 41 MI4989 砂糖しか付いて無いチュロス2本とチョコレートソースを買ったブロペニュはそれをサクサクと食べ始めた。 ブロペニュ「このチョコはプリッツア産のかな」 エルシー「よく出来たコスプレねー」もふもふ イライア「元からこういう身体なんだけど……」 2020年 11月03日 16 41 42 忘却の亡霊 ヴェルグ「プリッツアのかもな……ほんのりと魔力を感じるし」 ブロペニュがチュロスを食べる横でチョコパイを食べながらヴェルグが答える 魔法も使えるアークであるヴェルグはほんのりとチョコソースから魔力を感じたのだ そしてチラッとイライアがモフられてるのを見てコーヒーを飲んだ…… 2020年 11月03日 19 33 43 MI4989 グロスタル「……」 ブロペニュ「あ、撮影会終わったの?」 グロスタル「ようやく、だな。雑誌とかのモデルさんの気分を味わされたぞ」 噴水の前で魔王コスのまま紅いワインをコーヒーみたいに飲んでいるグロスタルにブロペニュは話しかけた。 ブロペニュ「どんな感じなの?」 グロスタル「なんでも、最近の撮影機材はシャッター間隔を狭くしても綺麗に取れるみたいでな。ポーズ一つに要する時間が短くても良いからほとんど踊ってるような感じになる」 ブロペニュ「今のモデル撮影ってそんな感じなんだ……ところでそのワインは?」 グロスタル「魔界の畑で作られている銘柄のワインでこういう色が特徴的らしいな」 2020年 11月03日 20 44 44 忘却の亡霊 ヴェルグ「なんか、その魔王みたいな仮装だとめっちゃ似合うな、ワイン」 グロスタル「そうか……お前は狼男か?その仮装」 ヴェルグ「ああ、メルフィにとっ捕まって仮装させられた」 グロスタル「……お前もか」 ヴェルグも会話の輪に入り、グロスタルの魔王みたいな仮装を見る がっしりした体格はまさに魔王らしさを醸し出しており、恐ろしく似合ってた 2020年 11月03日 21 43 45 MI4989 グロスタル「この仮装、魔族には“美しい”カテゴリに見えるそうだが、他の人種からだと“怖い”カテゴリに見えるみたいだな」 ブロペニュ「やっぱり見え方が違うんだね」 ヴェルグ「俺には怖く見えるな……。ところであんたにはどう見えてる?」 グロスタル「俺にとっては少し馴染みのあるクレリア様式に近い、“美しい”カテゴリの仮装だな」 なんとなく魔族とそれ以外だと見え方が違うんだろーなーと思っていた通りだったが、少なくともグロスタルには魔族みたいな視点で見えるようだ。 ブロペニュ「そういえばクレリア様式ってどんなの?」 グロスタル「こんな様式だな。今のクレリア王国の女王と近衛隊の写真だから女しかいないが……」 そう言ってグロスタルはブロペニュとヴェルグに写真を見せた。 ヴェルグにはやっぱり魔王にしか見えない衣装というか真紅の縁がある黒鉄色のそれっぽいが女性らしさがある鎧に身を包んだ機甲クレリアンの女王と同様の配色だがよりがっしりした重鎧に身を包んだ装甲車級クレリアン達が写っていた。 2020年 11月03日 22 06 46 忘却の亡霊 ヴェルグ「……流石にゴツいな、やっぱりクレリアンだとがっしりした鎧を着ているのか」 写真を見て感心したように呟くヴェルグ、女王も鎧を着ているのを見て違いを見せつけられた気分だ ……アークになっても戦いたくない相手である、負ける気はしないがとても面倒な相手になるだろう 2020年 11月04日 00 34 47 MI4989 グロスタル「クレリア王国は昔から鉄鋼生産量がクレリアン国家の中ではかなり多いほうだからここまでの厚みのある鎧を多く作れるのもある」 そう言って同じクレリア王国かつ同じ時期の“歩兵”連隊の写真を見せる。さっきのよりはそこまでごつくはないとはいえ、皆して真紅の縁がある黒鉄色の鎧を着込んだ装甲車級クレリアン達が写っている。 ブロペニュ「他のクレリアンの国だとどうなるの?」 グロスタル「他はこんな調子でな……」 他はどうなのと聞かれて出してきた写真は……なんというかノラ戦車の装甲板や焼いたクレリアンの皮を切り貼りしただけというデザインの欠片もない蛮族めいた女クレリアン達(写真のコメントには正規の歩兵隊と書かれてる)か、 薄い軟鋼板でおっぱいを包んで前か後を“手潰しリベット”なるもので固定しただけのすっごい雑な服装してる装甲車級クレリアン達(こっちも写真のコメントには正規の歩兵隊と書かれてる)。 そんな中でマシなのが大柄なショルダーアーマーと長いスカートアーマーとチューブトップブラだけ付けてるあまり大きくないおっぱいしてる装甲車級クレリアンだった。 ブロペニュ「肩とスカートしかない鎧って……」 グロスタル「この写真の女達は武器を両手で使うスタイルだから構えた時にこのショルダーアーマーで身体を隠せるし、装甲と身体の間に結構な空間が開くから小口径徹甲弾相手ならショルダーアーマーを抜かれても減衰させてくれるんだぞ」 ブロペニュ「どれくらい効果があるの?」 グロスタル「俺の側背面の皮下装甲を抜くほどの対戦車銃の徹甲弾を防ぐほどにはある」 ブロペニュ「ええ……」 2020年 11月04日 01 08 48 忘却の亡霊 ヴェルグ「かってぇなぁ……」 クレリアンの硬さに辟易するヴェルグ クレリアンはやっぱり戦いたくない相手である そうしてグロスタルと喋っていると夕日が沈み、花火が打ち上げられた キレイな花火が打ち上げられて、3人は花火を見てもう夜になってる事に気付く どうやらいつの間にか時間が過ぎ、夜になってしまったようだ…… 2020年 11月04日 14 00 49 MI4989 グロスタル「信号弾……じゃなくて花火か」 ブロペニュ「というかもう夜になってたんだね」 ブロペニュ「そう言えば夕飯どうする?」 2020年 11月04日 17 03 50 忘却の亡霊 ヴェルグ「そろそろ帰るか、それともここで食っていくか…」 キッチンカーがならんでいる広場を見ながらヴェルグは悩む キッチンカーは温かい料理が多く、どのキッチンカーも人が並んでいる しばらくして、せっかくだからキッチンカーの料理を食っていくかとブロペニュに言った 2020年 11月04日 18 57 51 MI4989 そう言われたブロペニュは無線を飛ばして別々にうろついてるニュルンとカスターダそしてエルシーを呼び寄せた。 カスターダ「あら、あの子はどうしたの」 ニュルン「帰ったと思うけど……」 エルシー「付き纏われてるの?」 ニュルン「ブロペニュみたいにべたべた触って来るの」 ブロペニュ「……」週刊“目を反らす”を読み始めた ヴェルグ「なんだよ、その雑誌」 2020年 11月04日 22 56 52 忘却の亡霊 ニュルン達が集まってきた所でそれぞれが別のキッチンカーの列に並んで、それぞれ食べたい物を買って来た ちなみにヴェルグはターキーレッグとホワイトシチューを買って来た ヴェルグ「……」もぐもぐもぐもぐ 2020年 11月05日 08 40 53 MI4989 ニュルンは魚介類が入ったクリームシチュー、カスターダはわりと豪快な豚肉料理、エルシーはフライドポテトとソーセージの盛り合わせを買って来て食べ始めた。 なんだかんだでシュヴェシィナ向けの量でも売っているようである。 そんな中でブロペニュは茹でた根野菜と豆のシチューを買って来ていた。 ニュルン「なんかさも当然のようにシュヴェシィナ向けの量が売ってたけど、普段から居るのかしら?」 エルシー「かもね」 そんな時にヴェルグは何となくグロスタルが居た噴水の前に目を向けるとグロスタルとマルグレーテが並んで食事を取っているのが見えた。 体格が違い過ぎるので一緒に並ぶといろいろと危ないからか予め注文しておいていたみたいでキッチンカーの店員みたいなロイドがこれまた結構沢山の料理を持って来ていた。 ……ターキーレッグを小さいフライドチキンみたいに食べてるのが見えた。 なんか同じところにおそらくメルフィの着せ替え遊びの餌食になっていたのであろう機甲クレリアンの少年(十代前半)も見えた。 グロスタルが魔王なら彼は魔界の王子なんだろうか。 カスターダ「あ、珍しい」 ブロペニュ「どうしたの?」 カスターダ「機甲クレリアンの男の子が居る」 ニュルン「確か、成人になるまでは1年で地上(1G環境)に居て良い時間が年齢×年齢に15時間足したくらいしかないんだっけ……」 ブロペニュ「え、じゃあめっちゃ珍しい存在ってこと?」 エルシー「そう言う事だと思う」 2020年 11月05日 17 47 54 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」もぐもぐもぐもぐ ブロペニュ達の会話を聞きながら夕飯を食べていると花火が上がる どうやら花火もやるようで夜空に花火と魔法の光が舞っている 花火も魔法で作ってるのか?と悩みながらターキーレッグにかぶりついた 2020年 11月05日 21 37 55 MI4989 ヤンピャー「こんばんはー!」 ブロペニュ「すっごい見覚えのある魔族……?」 ヤンピャー「ちがうよ、ササミミだよ」 なんかコピペ姉妹で一番頭がアレな奴が来た。なんかカボチャシチューを抱えてる。 カスターダ「そういえばあなた達(ササミミ族)って自分達の事をなんて呼んでるの? ササミミって自称してる訳じゃないよね」 ユンピャー「異種族相手には“ササミミ”って自称するけど同族同士だと普通に“ニンゲン”に相当する単語を使ってるわね」 ヤンピャー「もーちょっと文化的な基準だと私達は“沙禄祢(サロクネ)人”って区別することがあるよ」 ブロペニュ「やっぱりどっかの国や地域の人みたいな区分があるんだね」 ヤンピャー「ちゃんとした国に入って良いササミミ族は沙禄祢人しかいないからそんなに気にしなくても良いよ」 ニュルン「他は?」 なんとなくニュルンが夕飯を食べながら他にも民族みたいなのが居るのか聞くとユンピャー達は揃って渋い顔をした。 あんまりいい思い出が無いのかもしれない。 ……というか、ρ次元群から出る事を許されてないあたりで察するべきかもしれないが。 2020年 11月05日 23 48 56 忘却の亡霊 ニュルン達がコピペ姉妹と話している時、ヴェルグはラプターと合流した どうやらヴェルグと違ってパンプキンシチューを頼んでいたようだ ラプター「あー、五臓六腑に染み渡る……」 ヴェルグ「お前ロイドだろ、っつーかどっから飲んでんだ」 ラプター「んー?」くぱぁと口?を開く ヴェルグ「……そういやお前バイドだったな、つか真剣にキショイ」 ラプター「ひでぇ」 ヴェルグ「そういやお前何の仮装してんだ?」 ラプター「スライm「おいやめろ」(´・ω・`)ジャムおじさん」 ヴェルグ「……なんでジャムおじさん?」 ラプター「アンパン作って売ってたから」 ヴェルグ「しっかり商売してた……」 2020年 11月06日 08 19 57 MI4989 きんいろみみとびばりすたん「て,,・ω・,,フ」ふわーっ ぽふっ エリザ「なんかふわふわした被り物が乗って来たような……?」 メルフィ「あれ、エリザさんってウサ耳付いてるかつら被ってました?」 エリザ「付いてないわよ。というか誰のかつらよ」もふっ きんいろみみとびばりすたん「ミ,,・ω・,,ミ にゃーっ」 メルフィ「かつらが喋った!?」 エリザ「こんな見事な金色してるバリスタンって居るんだ……」 ブロペニュ「みて、あそこに金色の子バリスタンが」 ヤンピャー「めっちゃ狙われそうな毛並みしてる」 ユンピャー「そういえばここ子バリスタン多くない?」 カスターダ「この星にはそもそも家族も住んでるからね」 2020年 11月06日 17 55 58 忘却の亡霊 ヴェルグ「エリザにすっごい金色の子バリスタンが乗ってる……」 ラプター「ただえさえ金髪なのに金色の子バリスタンが乗ってるからすっげーモフモフしてる……」 それぞれシチューを食べて身体を温め、金色の子バリスタンをネタにビールを飲んでいた ヴェルグ「ああ見ると金髪のかつらに見えるな」 ラプター「なんであのお姫様に着地したんだ…」 ヴェルグ「……親と間違えたか?」 2020年 11月06日 21 36 59 MI4989 <みゃーあっ エルシー「てか、あの子バリスタンはアンテナまで金色じゃん。すっごい珍しい奴だ」 ブロペニュ「そういえばアンテナの色って銅赤色以外もあるんだね」 どうやらあの金色のミミトビバリスタンはアンテナまでも金色のようだ。 あとこころなしか金色の細い毛が舞ってるのか、エリザの周囲が花火からの光で煌めいてる。 というか、よく見ると結構いろんな場所で子バリスタンの毛が舞ってるのかなんか煌めいてる。 リオネール「J,,・ω・)」なんか魔輝花火からの光で シャッフィ、デッカー「ミ,,・ω・,,ミ ミ,,・ω・,,ミ」虹色に蛍光してる コンピャー「げーみんぐばりすたん」 ランピャー「バリスタンの毛って個体によっては特定の電磁波で蛍光するんだよね」 ニュルン「だからってこれはちょっと派手じゃないの?」 2020年 11月07日 01 35 60 忘却の亡霊 ヴェルグ「そういやお前アンパン売ってたって言ったけど店戻らなくて大丈夫か?」 ラプター「んー?あー予想より早く売り切れちまってよ……」 ヴェルグ「……どんなアンパンだ……」 ラプター「あんこをギッチギチまで詰めたアンパン」 ヴェルグ「単価高そうだな……」 ラプター「それでも売れるのがお祭りクオリティ」 金色の子バリスタンを視界に収めつつアンパンの話をするヴェルグ達 どうやらラプター達もハロウィンイベントを堪能していたようだ 2020年 11月07日 09 25 61 MI4989 うさぎばりすたんa,b「(・ω・,,し(・ω・,,し」ぴょんぴょんっ ラプター「ウサギ……型の子バリスタン?」 ヴェルグ「そういえばいつものあの姿は何型なんだろうな?」 うさぎばりすたんa,b「( ω ,,し( ω ,,し きゅーっ!」ぴょーんっ イライア「いっぱいお菓子貰えたかな」もふもふ ケピニェコ「見てた感じだともふられてばっかりだったような気がするよ」 きんいろみみとびばりすたん「て`・ω・´フ」 エリザ「毛並みとアンテナは金色だけど瞳はエメラルドなのね」もふもふ リオネール「J,,・ω・)っ」虹色に蛍光してる メルフィ「なんでやかましい色になってるんですか?」 2020年 11月07日 21 30 62 忘却の亡霊 ラプター「あの子バリスタン……なんかミラーボールみたいになってねぇ?」 ヴェルグ「リオネールェ……毛の質の問題じゃねえか?」 ビールを飲みながらリオネール達を遠くから見るヴェルグ達 ヴェルグはアーク故酔えないが、祭りの楽しさ故かそれなりに楽しんでいた そしてしばらくすると花火が終わり、祭りが終わった事を告げるアナウンスを告げた ラプター「じゃ、俺屋台の片付けに行くから、じゃーなー」 ヴェルグ「おう、またな……」 2020年 11月07日 22 19 63 MI4989 お祭りがお開きになったのを受けて各々は仮装や屋台を片付け始めた。 メルフィによって着付けをさせられたグロスタルが仮装に使っていた装飾品を取って貰う光景が見えた。 マルグレーテ「自分で取ったりはしないのかしら?」 グロスタル「この辺の装飾は俺には使えない魔力でスイッチする接着剤なんかでくっ付けられてるから簡単にはとれんし、この装飾自体は結構高級らしくてな」 クレリアン少年「(´・ω・`)」仮装で付けられた装飾を取って貰ってる メルフィ「~♪」 エリザ「お片付けもノリノリ……。てかクレリアンの子供って結構小さいんだね」 トガリミミ少年2「ジーッ……」 ↑何でか外科手術でクレリアンの子供に化けさせられた奴 クレリアン少年「(´・ω・`)」え、何? トガリミミ少年2「(´・ω・`)」おいらのこの姿、結構よく似せてたんだな クレリアン少年「(´・ω・`)」バレないもんなの? トガリミミ少年2「(´・ω・`)」お外出すとすぐ死ぬの知らない奴多いから意外にバレないよ エリザ「え、なんで男同士で見つめ合ってるの?」 リオネール「J´・ω・)ただのレーザー通信……というかミリ波通信だよ」 2020年 11月08日 00 32 64 忘却の亡霊 ヴェルグは魔法で衣装を剥がし、何も着いてないのを見てメルフィに返却した こういう時に魔法が使えるのも便利だが少し微妙な気分である もっと早く剥がすのも手だったがメルフィがあんまりにも楽しそうにしていたので剥がすに剥がせなかったのだ ヴェルグ「……」ゴミを片付けてる 2020年 11月08日 10 04 65 MI4989 簡単に掃除をしているところに仮装を解いたブロペニュがやって来た。 ブロペニュ「なんかゴミがキラキラしてない?」 言われてみるとなんでだかゴミがキラキラといろいろな色を放っている。 今日は子バリスタンがいっぱい居たからかバリスタンの抜け毛がそこら中に散らかっていたようだ。 ヤンピャー「今日はゴミもゲーミングしてるね」 ねこばりすたん「(,,・ω・)」トコトコトコ…… 2020年 11月08日 10 18 66 忘却の亡霊 ヴェルグ「……コレ、毛を片付けないとクルマとかにバリスタンの毛が入り込まないか?」 ブロペニュ、エリザ、メルフィ「「「あっ」」」 ヴェルグ「……これから街中大掃除だな……」 ため息をつきながらヴェルグは大きな鉱石を取り出して大きな清掃車を錬金術で作りエリザに散水車を呼ぶように伝えた 2020年 11月08日 10 50 67 MI4989 エリザ「まずはバリスタン達を退避させないと……」 本格的に掃除する前に毛の発生源であるバリスタン達を退避させていく。 エリザ「これからバリスタンの毛を除去するのでバリスタンとその所有者は早めに退去してくださいな」 七割電磁推進尾みみおよぎばりすたん「(,,・ω・,,)?」 どっかの大富豪令嬢「お前は専用の星で暮らしてるから分からないだろうけど普通はこうだからね?」もふもふ シャッフィ、デッカー「ミ,,・ω・,,ミノシ ミ,,・ω・,,ミノシ」ばいばい リオネール「J,,・ω・)ノシ」ばいばい 退去指示が出るとバリスタンや劣化バリスタン達は続々とテレポートして帰って行った。子バリスタンをペットみたいに飼っている富豪達もテレポートして帰って行く。 リオネールもテレポートして帰って行く。 2020年 11月08日 11 31 68 忘却の亡霊 ヴェルグ「よっと」 エリザがバリスタン達を退避させた所で清掃車に飛び乗り、掃除を始めた 散水車はここまで乗って来た騎士にそのまま任せる ブロペニュ達には清掃車が入れないような道の清掃をお願いした 吸い込み式の清掃車はずぉぉぉぉぉとゴミやバリスタン達の毛を吸い込み、散水車が道路の隅っこに水を撒きキレイに流す しばらくして……街中大掃除したヴェルグ達は清掃車から降りてゴミを袋に詰め、やって来たゴミ収集車に放り込む これで掃除は完了である ヴェルグ「客が多いのも考え物だな」 砲騎士B「まったくですな」 2020年 11月08日 12 00 69 MI4989 エリザ「あとは集めたゴミからバリスタンの毛を抜く作業が始まるのよね……」 ヴェルグ「なんでそんな事をするんだ?」 エリザ「バリスタンの毛って滅茶苦茶硬いのにふわふわとどっか行っちゃうからまたどこかで車や機械を故障させたりするのよ。まぁ、バリスタンの毛は錬金焼却炉で簡単に分離できるから……」 メルフィ「何よりもちょっとしたお小遣い稼ぎになるんですよね~」 ヴェルグ「おいおい……」 2020年 11月08日 12 38 70 忘却の亡霊 ヴェルグ「じゃあ俺たちは帰r「ちょっと待った!」……なんだ?」 エリザ「コレお駄賃代わりの報酬よ」 そう言うとエリザはパンの詰め合わせを渡してきた ヴェルグだけでなくブロペニュ達にもパンの詰め合わせが渡される ありあわせなのかパンの種類はバラバラだったが、量はそれなりに多い おそらく売れ残りのパンの詰め合わせなのだろうか エリザに帰っていいと言われたヴェルグはブロペニュ達と一緒に帰って行った…… 2020年 11月08日 14 11 71 MI4989 工房に帰って来たヴェルグとブロペニュ達はさっそくテーブルの上に貰ったパンを広げて食べ始める。 ブロペニュ「今日のお祭り、子バリスタンだらけだったね」 カスターダ「随分といっぱい来るようになったのね。飼われてるのも居るけど」 エルシー「普通に買えるようになったからか知らないけど子バリスタンの密輸の話聞かなかくなったね」 ニュルン「え、そうなの?」 エルシー「市場的に考えると天文学的な資産を動かせる大富豪じゃないとまともに飼えない生き物だから元から顧客が少ないってのもあると思う」 2020年 11月08日 14 31 72 忘却の亡霊 ヴェルグ「金持ちの道楽ってやつかね?俺には分からんけど……」 ヴェルグも仕事しているので小金持ちになってるが、所詮その程度 バリスタンの為に星を買える金持ちの事が分からないのだ やれやれと呆れつつパンを食べるとどうやらクリームパンにあたったようだ ヴェルグ「カスタードクリームうめぇうめぇ」 2020年 11月08日 15 25 73 MI4989 ブロペニュ「あ、これパンじゃなくてパンプキンパイだ」 ニュルン「というかパイとかタルトとかもあるのね」 パンだけではなくパイやタルトなどもあるようだ。 ニュルン「お祭り中は例のブロペニュみたいなササミミにお触りされまくってて落ち着けなかったからよく分からなかったけど結構おいしいのね」 エルシー「どんだけお触りされてたの。ブロペニュみたいにべたべただったの」 ブロペニュ「……」食べながら目を反らす カスターダ「うーん、なんか塩気が欲しくなるわね……。塩漬け肉でもだそうかな」 2020年 11月08日 15 40 74 忘却の亡霊 ヴェルグ「パイとかも混ざってたのか、どうりで多い訳だわ……」 ヴェルグも混ざってたパンプキンパイにかぶりつき、もっきゅもっきゅと食べる かぼちゃの甘味がパイ生地によく合っていた ヴェルグ「これだけ余ってるって事はプリッツアでもパン売ってたんだな」 2020年 11月08日 18 21 75 MI4989 貰ったパン等を食べ終えて片づけを済ませたブロペニュ達は風呂場に入って身体を洗い始めた。 ブロペニュ「明日はどうする?」 ニュルン「うーん、どうしようかな。なんか黄昏の大氷海にあるγ364からノラ機動艦隊が4つも出たみたいだし……」 そして身体や髪を洗いながら明日以降に行く任務の話をするのであった。 2020年 11月08日 20 02 76 忘却の亡霊 ブロペニュ達がお風呂に入って行ったのを見送り、ヴェルグは携帯端末を開く どうやらブロペニュ達とお風呂の時間をずらすつもりらしい とりあえず暇つぶしがてら空中に投影された依頼の一覧を見た 2020年 11月08日 21 32 77 MI4989 ・天使軍 航空巡洋艦での整備兵勤務(シュヴェシィナなどの整備・修理対応など) なんか珍しい気がする天使軍からの依頼が来ていた。 多分、なんかの作戦でもやるんだろうか。 そんな事を思っているとブロペニュ達が風呂場から出て来た。 2020年 11月08日 21 49 78 忘却の亡霊 コレなら戦わずに済むだろうと思ったヴェルグはブロペニュ達と入れ替わりに風呂に入り 身体を洗ってから湯船に入り、依頼の詳細を見始めた… 2020年 11月08日 22 38 79 MI4989 詳細を見ると数日くらい航空巡洋艦で整備兵として勤務する……というものだが、どうやらシュヴェシィナの整備作業中に起きた爆発事故で整備兵が数人ケガしたから代わりの整備兵が来るまでの代わりらしい。 ブロペニュ「で、結局どこのにする?」 ニュルン「うーん……」 カスターダ「それはそうとあなたはこれでリメイラに帰るのね」 エルシー「まぁね」 2020年 11月08日 23 22 80 忘却の亡霊 ヴェルグ「うーむ、まあ戦闘も無さそうだし行くか」 依頼の日時は明日の朝、朝食を食ってからでも間に合いそうなので受ける事にした そしてしばらく湯船に浸かって上がり、コーヒー牛乳を飲んだ 2020年 11月09日 09 21 81 MI4989 ブロペニュ「……♪」スリスリ ――翌朝、 ニュルン「……どうしようかな」 タコと貝類の剥き身と豆をごった煮にしたものを作っているニュルンはどの任務に行こうかと悩んでいた。 どの任務に行こうか、というのもあるが今日から行くのかというのも悩んでいるのだ。 2020年 11月09日 21 52 82 忘却の亡霊 ヴェルグ「ふぁぁぁ……」 コーヒーを飲みながらテーブルにつく、そしてヴェルグはぼーっと依頼の再確認をしていた…… 2020年 11月09日 23 25 83 MI4989 タコと貝と豆のスープ、海底ジャガイモのフライ、スクランブルエッグとハムステーキの盛り合わせをテーブルに並べたニュルンはそれを食べ始めた。 ニュルン「今日はお休みにしようっと」 そうして朝食を食べ終えたヴェルグはそそくさと仕事先へと向かった……。 ~どっかの暑い感じの惑星、軌道エレベーターが近い天使軍の海上軍港~ ヴェルグがやって来たのはなんかヒュムばっかりな地域に相当するらしい惑星にある天使軍の基地だった。 流石に哨戒活動も兼ねている航空巡洋艦だからかあまり港に寄港することが無いそうでそこまでは輸送機で移動する手筈のようだ。 この惑星は混沌軍との戦いがあまりないし、かといってそこまでモンスターロボの脅威がある訳ではない、そして天然資源的な魅力もない惑星だった。 ぶっちゃけ、衛星軌道上にある衛星都市が本体みたいな所がある惑星だ。 こんな惑星にも一応天使軍が居るのはたまーに混沌軍がひょっこりやって来てきて戦略兵器を置きに来るからだった。 2020年 11月11日 21 36 84 忘却の亡霊 ヴェルグ「……今回はのんびり出来そうだな」 輸送機で運ばれて来たヴェルグは降りて責任者が居ないかどうか天使軍のメカニックに聞いた 2020年 11月11日 22 39 85 MI4989 整備兵「あー、彼は今睡眠時間だよ。伝言板あたりに書いておくよ」 一応は依頼主に当たる者はこの航空巡洋艦に居るようだが今は寝ているシフトらしい。 整備兵「……おっと、この艦だとシフトは絶対だぞ。例外は直接戦闘の時と寄港した上で降ろされる時だ」 髪が無く、顔全体に火傷の痕がある整備兵はヴェルグにそう言った後、取り外されているシュヴェシィナ発動機の整備にとりかかった。 なんとなく窓の外に広がる海を眺めつつ艦の揺れを感じているとこの航空巡洋艦はそこそこ大きなサイズなのが揺れの周期から分かった。 それなりに整備はしやすいほうなのかもしれない。 格納庫も兼ねる艦内整備場を見渡すとまた爆発事故の傷痕がまだ残っており、黒い煤と消火剤がところどころにこびり付いていた。 武装翼にミサイルやガンポッドを搭載し、そこそこ重たそうな外殻を付けた量産型シュヴェシィナがカタパルトに座って出撃を待っているのも見える。 そしてヴェルグ達を乗せてやって来た輸送機から生鮮食品が入ったコンテナや箱が運び出されて艦内の厨房へと運ばれていくのが見えた。 2020年 11月11日 23 13 86 忘却の亡霊 とりあえずシフト表を見てスケジュールを確認する どうやらヴェルグのシフトは1時間後らしくそれまで仕事は入っていない 仕方ないのでベンチに座って工具のメンテをし始めた…… 2020年 11月12日 11 16 87 MI4989 <哨戒飛行から帰投します><座標○▼にて遭難者を救助した輸送機が帰投します> 少しすると哨戒機型であろう量産型シュヴェシィナが発艦準備を始め、その一方で艦尾の甲板に作業員や作業ロイド達が帰投するシュヴェシィナを迎え入れる準備をする。 哨戒機型シュヴェシィナがカタパルトによって発艦させられると入れ替わるように哨戒機型シュヴェシィナ、輸送機型シュヴェシィナの順番で着艦してきた。 輸送機型シュヴェシィナはそのためであろうマグネワイヤーによって懸架されたゴムボートを先に降ろした。 ゴムボートには首輪しか付いてない小さいササミミ達とヒュムが乗っていたが軍警みたいなロイドにそのヒュムが取り押さえられ、手錠をかけられてしまった。 「……で、このササミミどうするんだ」 そんな事も他所に整備兵達は戻って来たシュヴェシィナに冷却用のホースをヒートシンクにつなげて冷却を始めさせつつ、放電も行う。 哨戒機型などの強力な電子兵装が搭載されているシュヴェシィナは身体に大電流が流れている状態なのでうっかりするとスパークやアークが飛んで爆発事故を起こすから絶対に冷却と放電をしろ、と書いてある燃料タンクが沢山あった。 多分これで爆発事故がおきたんだろうなーとヴェルグは思うのであった……。 2020年 11月12日 21 56 88 忘却の亡霊 ヴェルグ「火気厳禁なのはどこも変わらないが……冷却と放熱を同時に行うのはシュヴェシィナが関わる所くらいだな……」 大体様子を見ていたヴェルグはそろそろ時間になるので工具を持って作業中の整備兵と交代し作業を始めた… 2020年 11月12日 23 07 89 MI4989 持ち場に着いたヴェルグにはまず冷却と放電が済んだ哨戒機型シュヴェシィナを洗う事となった。潮風に当たってこびり付いた塩を取るのが目的でこれを怠ると大変なことになるそうだ。 まずはホースで水を哨戒機型シュヴェシィナの身体と外殻にぶちあてて丸洗いしていく。 だんだんと塩が取れたのか機体の塗装の彩度が上がって来たところで武装翼と外殻そして発動機にクレーンで吊るされたフックを引っ掛けて武装翼から外殻、発動機の順番で外していく。 ……ヴェルグはなんか哨戒機型シュヴェシィナの身体に近寄る度になんか痺れるような不快な感覚を覚える。なんでか電場が発生していていかにも電撃が飛んで来そうな痺れ具合だ。 なんとなく哨戒機型シュヴェシィナを見るとおっぱいはよく膨らんでいるがブロペニュやニュルンのような肉付きが良さげな身体ではなく、骨格が見えそうな肉付きの悪そうな、というかお菓子しか食って無さそうな身体だった。 脂肪が少ないと漏電もしやすくなるんだろうか? 整備兵2「なんかそのメーカーのシュヴェシィナ素体はどの型も何かしらの不具合があるんだよな」 ヴェルグ「そうなのか」 整備兵2「この型は哨戒機に使えるくらいの発電量と燃料搭載量があるし安いんだが……もう分かっているだろうけど漏電しやすい」 ヴェルグ「哨戒機型の特徴じゃないのか?」 整備兵2「哨戒機型が漏電しやすいのは事実なんだがおれが関わったことがある哨戒機型水棲シュヴェシィナは冷却を済ませたらディープキスをしても感電はしなかった。だけれどこいつは触れようと手を近付けただけでも痺れる」 2020年 11月12日 23 27 90 忘却の亡霊 ヴェルグ「近づくだけで痺れるなんて不良品じゃあ……ってディープキスしてたんかい」 スパンと整備兵にハリセンツッコミをかまし、仕事を続けるヴェルグ ピリピリ痺れるのは我慢し必要な所をメンテしていった…… 2020年 11月13日 11 08 91 MI4989 取り外した装備を診断プログラムが入っている機械に繋ぎ、診断プログラムを起動する。 シュヴェシィナの装備は生物みたいな構造をしているのであまり分解しない方が望ましいとされているため、このような機材を使う事になっている。 素体のほうはシュヴェシィナの医者に相当する整備兵が面倒見るようでさっきまで傍に居た哨戒機型シュヴェシィナはそっちに行った。 診断プログラムの結果を見ると異常は見られなかったので取り外した装備を専用の架台に載せたまま別の整備兵にしまわせていく。 「発艦命令! 4番と5番のカタパルトを発艦位置へ持って行け!」 武装が乗っている軽攻撃機型シュヴェシィナが座っているカタパルトが動かされ始めた。それに反応した軽攻撃機シュヴェシィナは体勢を変えて発艦姿勢に入る。 動かしている間にいくらかの整備兵は対人用のレーザーを出して来てそれで軽攻撃機型シュヴェシィナの発動機を加熱し始めた。 「防火シールド展開!」「発動機に火を入れろ!」 2つのカタパルトが位置に付くと防火シールドとされたEMGシールドが展開されて発艦準備を進めて行く。 準備が整うと2機の軽攻撃機型シュヴェシィナの発動機から火炎が噴き上がり、直ぐに青白い火炎になった。 「遮光シールド有効化、発艦を許可する」 また別のEMGシールドというか粒子防壁を展開して合図を送ると真っ白な閃光が走り、砲声のようなものが2回ほど轟いて軽攻撃機型シュヴェシィナが飛び立って行った。 2020年 11月13日 15 04 92 忘却の亡霊 ヴェルグ(やけに音が大きいなぁ、どんなカタパルト使ってるんだろ……) そんな事を思いながらカタパルトから目を離し仕事に戻るヴェルグ カタパルトの機構が気にはなるが、ヴェルグも仕事で来ているのだ、仕事に集中する事にした…… 2020年 11月13日 18 23 93 MI4989 発艦作業を終えたあたりでヴェルグが関わる作業は終わった。 長い時間仕事場に着くタイプの依頼はどちらかと言うと仕事してない時間の方が長くなる。 そしてあくまでも損耗した人員の代わりが来るまでの臨時人員というタイプの仕事である関係上、とにかく作業すべき状況が来ない。 ヴェルグ「うーん……」 1.工具置き場に置かれてるこの航空巡洋艦で使われてそうな型の量産型シュヴェシィナのマニュアルでも読む 2.艦内食堂に行ってみる 3.釣りでもする 2020年 11月13日 19 50 94 忘却の亡霊 →1.工具置き場に置かれてるこの航空巡洋艦で使われてそうな型の量産型シュヴェシィナのマニュアルでも読む ヴェルグ「どうしても暇になるなら勉強でもしてるか…」 そう言ってマニュアルを読み始めるヴェルグ 元々アークなのでご飯は食べなくとも平気、釣りはやった事無いのでパスした そうしてマニュアルを読み、勉強を始めるヴェルグであった… 2020年 11月13日 22 08 95 MI4989 置かれているマニュアルは外殻と武装翼が4種類、素体が2種類、発動機が3種類だった。いくらか組み合わせて目的のシュヴェシィナを組み上げる方式だったんだろう。 その中からなんとなく「HBBs A-155-PE32 整備マニュアル」とタイトルがあるマニュアルを読んでいた。 開いて目に入ったシュヴェシィナの写真であの哨戒機型シュヴェシィナの素体に関するマニュアルだと分かった。 しかしなんか実物よりは少し肉付きが良く見えるので写真詐欺なのだろうか、それとも食事が足りないのか……どうなのかは分からない。 それとなく読み進めると発電力を強化したモデルなので漏電しやすいことが特徴としてかかれていた。またその不具合とその対応に関するページを見ると漏電する不具合に関する記述があった。 シュヴェシィナが漏電する原因は ・絶縁脂生成不良(栄養失調、病気、遺伝子疾患などに由来) ・電力制御不良(疲労、病気、精神疾患などに由来) ・EMGシールド制御不良(疲労、病気、精神疾患などに由来) ・そのシュヴェシィナによる嫌がらせ の4つだそうで、それぞれにもまた個別に原因があるようだ。 2020年 11月14日 09 49 96 忘却の亡霊 ヴェルグ(主な原因は疲労と病気……やはりシュヴェシィナでも十分な休養は必要だな……) どうやらシュヴェシィナでも疲労と病気があるようでそれを防ぐためにも十分な休養が必要なようだ 人間も休まないと病気で死んでしまうので、そのあたりはシュヴェシィナも同じなのだろうか 2020年 11月14日 11 19 97 MI4989 <あっ、押収した家畜ササミミが逃げ出してる! 捕まえなさい! <ああもうっ! 何で鍵かけてもすぐ脱走すんのよ! 他にも不具合として「手が痺れている」「外殻が接続できない」などがあるが今のところは遭遇していない。……遭遇していないがそこでも原因に栄養失調と病気が示されているので漏電が発生しているならこの辺の不具合も出始めるんだろうと思わされる。 家畜ササミミ♂「(; ω )」シュタタタッ 水兵「待ちなさい!」 ぴょんっ! \どぼんっ/ 整備兵3「あれ、この海域って野生のベレロフォンが居る海域だったような」 \痛くしないからね~/ \みゃあああああああっ!!/ 2020年 11月14日 18 32 98 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」 知らんふり知らんふりとマニュアルを読み、内容を読み込む 地道に勉強をして内容を覚えるヴェルグ、艦内のどんちゃん騒ぎを無視して勉強をするのであった… 2020年 11月14日 21 13 99 MI4989 素体のマニュアルを読み終え、なんとなく発動機のマニュアルを手に取って読み始める。……なんか何気にシュヴェシィナの発動機のマニュアルなんて初めて読む気がする、と思いながらヴェルグは開いた。 ヴェルグ「……?」 そこに広がっているのはシュヴェシィナのジェット燃料の生成機構へ送るデータ通信用のソースコードだった。だいたい30種類以上の成分が書かれている。 それが一つのジェット燃料であり、それとは別にタービンオイルの成分が一つにつき40種類くらい書かれていた。 おそらくこれは素体に覚え込ませる為のデータなのだろうか。 ところでシュヴェシィナの部品は生体部位でもある。ということは……自己修復機能がある部品の成分表なんかも当然のようにあった。 2020年 11月14日 21 32 100 忘却の亡霊 シュヴェシィナに自己修復機能があるのは知っていたが細かい部品を知らなかったヴェルグ 興味を持ったヴェルグは成分表も細かく暗記していった ……しばらくして、そういえば出番来ないなと思ったヴェルグは整備場に戻っていった…… 2020年 11月14日 22 17 101 MI4989 整備場に戻って来るとちょっと前に出撃していた軽攻撃機型シュヴェシィナが戻って来て整備を受けていた。 出番が来るかと待っていたが……どうやらシュヴェシィナ毎にある程度面倒を見る整備兵が決まっているようでヴェルグにはその整備作業は回ってこなかった。 ……つまり、ヴェルグはあの面倒な哨戒機型シュヴェシィナの面倒を見る整備兵にされてしまった可能性があった。 ヴェルグ「ほんとに仕事がこねーな……」 整備兵2「まー、哨戒機型に割り振られると結構暇だぞ。っとそうだな……こいつの使い方でも教えとくか」 水棲シュヴェシィナにディープキスしてた整備兵は小さいパイルバンカーみたいな見た目してるバリスタシューターもどきともっと小さいパイルバンカーみたいな道具というか武器?を取り出した。 整備兵2「こっちのえらい小さいパイルバンカーは軽シュヴェシィナ用の注射器だ」 ヴェルグ「じゃあそっちのデカいほうも」 整備兵2「こっちはまぁ麻酔銃とかに近い性格のやつだ。どっちも使い捨て注射器として機能する専用の弾を使う」 なんかシュヴェシィナ用の注射器と麻酔銃みたいなものだった。 装填の仕方や狙いの付け方、そして針の抜き方などを教えて行く。 整備兵2「で、注射器のほうは調合した薬剤をつめて打ち込む為の注射弾と輸液用の仕掛けがある針弾がある。こっちの針弾には輸液を制御する為のネジがあるが必ず閉鎖状態で打ち込むこと。そうしないとシュヴェシィナの血が身体にかかってえらいことになるぞ」 ヴェルグ「どうなるんだ」 整備兵2「まぁそんな事はともかく……ときどき“ヤク”を入れる目的でシュヴェシィナや他の奴らが注射器を欲しがることがあるから専用の金庫に入れて鍵をかけておくこと。普通の電子鍵や機械鍵だとシュヴェシィナに開けられるぞ」 2020年 11月15日 05 53 102 忘却の亡霊 ヴェルグ「専用の金庫が要るとかそんなに器用なのか?シュヴェシィナって」 普通の鍵だと開けられると聞いてヴェルグは不思議そうに尋ねる 電子鍵だとハッキングされるだろうが、機械式でも開けられるとなるとピッキングが出来るのだろうかとヴェルグは思った 2020年 11月15日 07 03 103 MI4989 整備兵2「実際器用な奴も居るけどだいたいはクレリアンやバリスタンみたいに念力みたいな力で開けちまうんだよ。しかもちゃんと閉めちまうから分かり難くなる」 どうやら念力みたいな力で解錠してしまう上にロックもかけてしまうようだ。意外に質が悪い。 家畜ササミミ♂「(・ω・;)」コソコソ 水兵「あっ居た!」 BAM! 家畜ササミミ♂「(; ω )」ぼすっ、ころんころんっ 整備兵2「この辺はササミミも一緒なんだがな……」 2020年 11月15日 08 39 104 忘却の亡霊 ヴェルグ「隠蔽工作する分タチ悪いな……」 話を聞いて神妙な顔で頷くヴェルグ これではキッチリ数を確認して管理する必要があるなとヴェルグも注意しなければならないだろう シュヴェシィナの念力にも注意しなければならないのが厄介な点である 2020年 11月15日 14 52 105 MI4989 一通り特殊な機材の取り扱いについてヴェルグに説明し終えた整備兵はその場を立ち去り、冷却や飛行後の清掃整備なんかを終えたであろう大きく膨らんだ胸を揺らしてる軽攻撃機型シュヴェシィナに抱き着かれた。 「……♪」 どこもシュヴェシィナってこういうものなんだろうなと思わされるヴェルグであった。 2020年 11月15日 15 27 106 忘却の亡霊 ヴェルグ「……やれやれだぜ」 シュヴェシィナに抱き着いている整備兵を見てやれやれと思わずため息を吐くヴェルグ やっぱりブロペニュにくっつかれてるのを思い出してしまうらしい コーヒーを飲みながら大変だなぁと思い、仕事を待った 2020年 11月15日 19 12 107 MI4989 しかし、なかなか仕事が来なかった……。 なんとなくマニュアルでもまた読み返しながら待っているとなんか巡航ミサイルでも打ち上げるような命令とその作業が聞こえて来る。 一応は巡航ミサイルの取り扱いもやっているんだろう。 少しすると巡航ミサイルが打ち上がって大きな放物線を描いたあとなのだろうか、特徴的な翼があるミサイルが水平線の彼方へ飛んで行くのが見えた。 ……しかし仕事が来ない。 というか哨戒機型シュヴェシィナは一回の飛行時間がとても長く、整備するペースがとっても開きがちになるようだ。 その割にいざ整備しようとすると事故が起きやすいという難物でもある。 ……なんか艦が傾いてる気がする。 ヴェルグ「……」 ……いや、思いっきり傾いてる。 ヴェルグ「なぁ……」 整備兵4「なんだ」 ヴェルグ「なんか傾いてないか」 整備兵4「この海域はこのくらい傾くから別になんてことないよ」 なんか傾斜角が27度とか結構傾いているが水兵も整備兵も誰も気にしてない。 話かけた整備兵はこんなに傾いてるのにシュヴェシィナスラスターを弄ってる。 2020年 11月15日 20 41 108 忘却の亡霊 ヴェルグ「そうか……なんてことないのか……悪かったな、仕事中に話しかけて」 整備兵4「ああ」 整備兵に話しかけた事を謝り、艦が傾いている中マニュアルを読みながら器用にコーヒーを飲んだヴェルグ こんなに仕事が来ないのなら艦内食堂にでも行こうかなと思うヴェルグであった…… 2020年 11月15日 23 19 109 MI4989 余りにも用事が来ないので艦内食堂に足を運んでみたヴェルグ。 相変わらず傾いたままでも皆して普通に過ごしているので平衡感覚がおかしくなりそうになる。 炊事兵「外部さんか」 ただ、食堂とはいっても出されるメニューが決まっているのでそれを受け取るだけだ。始めて来たヴェルグはゴリゴリに鍛え抜かれた筋肉がどうしても目に付く炊事兵からIDカードみたいなものを食事が乗ったトレーと一緒に貰った。 家畜ササミミ♂「(´・ω・)」ソローリ 炊事兵「……」ギロッ 家畜ササミミ♂「(・ω・;)Σ」ぴょんっ めっちゃ堅いビスケット(乾パンみたいなやつ)2枚と脂っこいランチョンミートと甘ったるいレモンのジャムと水が入ったでかいペットボトルが乗ったトレーを持ってテーブルに着いて食べ始めた。 2020年 11月16日 00 21 110 忘却の亡霊 ヴェルグ「うーん、野戦食……」 バリボリとビスケットをかじり、ジャムにつけてはかじり 脂っこいランチョンミートを水で流し込む 食堂というよりは塹壕で食ってるのを思い出してしまった ……安直に言ってまずいレーションであった 正直もうちょっとマシな飯を期待してただけにヴェルグもテンションが下がった とりあえずIDカードを首にかけゴミを片付けて艦内食堂出た…… 2020年 11月16日 09 41 111 MI4989 艦内食堂から出るとさっきまで居た整備場と艦内のシュヴェシィナ用の武器弾薬が収められている格納庫やシュヴェシィナ素体を休ませるための格納庫へ案内する表示を見かけた。 武器弾薬が収められている格納庫からは弾薬箱とミサイルを運んでいる運搬車が走って来るのが見えた。 2020年 11月16日 11 20 112 忘却の亡霊 ヴェルグ「(´・ω・`)」 艦内食堂から出てきたヴェルグは二度と行かねぇと凹んでいた この艦の連中はよく耐えられるなと思いながらヴェルグは整備場に戻って来た…… 2020年 11月16日 11 36 113 MI4989 家畜ササミミ♂達「(´・ω・)(・ω・`)」ガチャガチャ 食事に行っているタイミングだったのか整備兵達の姿は見えない。 が、なんかシュヴェシィナ用の注射器が入っている金庫をガチャガチャと弄っている全裸の小さいササミミ達が居る。 というかこいつらをちゃんと入れる事が出来る檻がないのだろうか。 2020年 11月16日 12 37 114 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」ガシッガシッ 家畜ササミミ♂達「(´・ω・)(・ω・`)」ヴェルグに掴まれた 家畜ササミミたちを檻に放り込んで、扉を錬金術で塞ぎ扉が動かないように閉じ込める これなら家畜ササミミたちを閉じ込められていられるだろう 余計な仕事が増えてほしくないので家畜ササミミを閉じ込めたのだ 2020年 11月16日 14 24 115 MI4989 家畜ササミミ♂達「(・ω・`)(´・ω・)」ガチャガチャ 檻から出ようとしている音がずっとしているのを無視していると哨戒機型シュヴェシィナが整備場にやってきて外殻と発動機の取り付け作業の準備をし始めた。 ヴェルグは武装翼を彼女に取り付け始める……なんか痺れながら。 2020年 11月16日 17 45 116 忘却の亡霊 ヴェルグ(地味に痺れる……) 地味に痺れながら武装翼を哨戒機型シュヴェシィナに取り付ける そのまま他の装備も取り付け脱落しないようにぐっぐっとひっぱって確かめる 外れないのを確認してから哨戒機型シュヴェシィナから離れた…… 2020年 11月16日 20 35 117 MI4989 少しすると哨戒機型シュヴェシィナは自分でカタパルトの所まで移動し、離陸体勢に入った。 無線で別の哨戒機型シュヴェシィナが着艦態勢に入ったことが知らされるとその哨戒機型シュヴェシィナはカタパルトで射出されて飛び立った。 そろそろ着艦してくるであろう哨戒機型シュヴェシィナの整備に取り掛かるのかもしれない。 2020年 11月16日 20 54 118 忘却の亡霊 ヴェルグ(さて、仕事仕事) カタパルトで飛んでいく哨戒機型シュヴェシィナを見送る そして別の哨戒機型シュヴェシィナを見ようと空を見上げた…… 2020年 11月16日 23 33 119 MI4989 甲板上にある着陸用滑走路に哨戒機型シュヴェシィナが降りて来るとすぐにエレベーターに移動させられて整備場まで運ばれて来る。 ブロペニュよりも低い身長でおっぱいがでかいバランスをしてるその体格はやはりさっき飛び立ったのと同じ型だ。 個体ごとの違いなのか肉付きがマニュアルの写真に近い感じ……というかおっぱいがさっき飛び立ったのよりも一回りも大きく見えるし、お尻と腿の肉付きが良い感じに見える。 放熱と放電の為にヴェルグはホースを持って近寄って見るとやはりなんか痺れはするがさっきの個体よりは柔らかい感じだ。 2020年 11月17日 00 19 120 忘却の亡霊 ヴェルグ(やはり個体差はあるんだな……) ホースを持ってはめ込むと放熱と放電が始まった ヴェルグはコレ終わったらコーヒー飲もうと思い放熱放電を待った 2020年 11月17日 07 48 121 MI4989 エネルギー変換器とENタンクの変化が無くなる頃には痺れる感覚がなくなった。どうやらこの個体は漏電しなくなる個体みたいだ。 あとは水をかけて塩を取るように丸洗いし、外殻と発動機を取り外していく。 ガチャッ 家畜ササミミ♂達「(`・ω・)(`・ω・)」錬金スキルが付いて檻から脱出できちゃった 2020年 11月17日 09 56 122 忘却の亡霊 外殻と発動機を取り外し、メンテナンスを終えると哨戒機型シュヴェシィナに取り付ける そして哨戒機型シュヴェシィナから離れ彼女がメンテナンスプログラムを走らせるのをじっと待った…… 2020年 11月17日 11 42 123 MI4989 診断プログラムを走らせると発動機のタービンブレードの耐用時間が迫っている表示を伴った結果が出て来た。 診断プログラムの結果が出る頃にはもう哨戒機型シュヴェシィナの素体はどこかに歩き回っては水兵の男に抱き着いたり、なんか脱走してた家畜ササミミを追っかけまわしていた。 そんな光景を横目に見ながらヴェルグは発動機のタービンブレードを探しに予備部品が置いてあるらしい棚を漁り始めた。 2020年 11月17日 12 10 124 忘却の亡霊 ヴェルグ「あぁ……あったあった」 しばし棚を漁り、目的のタービンブレードを見つける 一応マニュアルと見比べて確かめ、整備場に戻って来るとカチャカチャと付け替えた タービンブレードを付け替えたヴェルグは他に異常が無いかチェックしていた…… 2020年 11月17日 14 26 125 MI4989 特に異常が見られず、専用の架台に外殻や発動機を立てかけて訪れるのはまた暇な時間である。 哨戒機型シュヴェシィナ2「ジーッ」 ヴェルグ「……」 哨戒機型シュヴェシィナ2「だれ?」ぎゅっ そんな時に漏電しない哨戒機型シュヴェシィナがヴェルグに抱き着いて来た。とりあえず男を見たら抱き着いて来る個体なんだろうか……。流石にブロペニュもここまでビッチっぽくはなかったとヴェルグは思わされた。 哨戒機型シュヴェシィナ2「うーん、知らない人だ」むにむに ヴェルグ「いや、何で抱き着いたし」 哨戒機型シュヴェシィナ2「だって近くのものが見えないから触らないとわからないんだもん」むにむに 2020年 11月17日 14 45 126 忘却の亡霊 ヴェルグ「遠くの物は見えるって事か……」 哨戒機の役割与えられてるから近くは見えないという事なのだろうか ヴェルグもこんな所まで来てシュヴェシィナに抱きつかれるとは思って無かったようだ ヴェルグ「それぞれ一長一短って事か……」 2020年 11月17日 18 47 127 MI4989 ひとしきりに触った後は満足したのか哨戒機型シュヴェシィナはどこかへと歩いて行った。 ……やっぱりよく見えないからかちょっと足取りが不安定だ。 <発艦命令が来たぞ、今度は爆雷が要る そして軽攻撃機型シュヴェシィナに追加武装として爆雷として機能させた50kg爆弾を取り付ける光景が見えた。 なんだかんだで攻撃する事もあるんだろうか。 2020年 11月17日 21 39 128 忘却の亡霊 哨戒機型シュヴェシィナを見送り、邪魔にならないように端に寄る そしてコーヒーを買いながら軽攻撃機型シュヴェシィナに爆弾が付けられて行くのを見送る すると視界の隅に釣りをしている整備兵を見付けた……釣れるのだろうか…… 2020年 11月17日 21 47 129 MI4989 整備兵3「……」くるくる かかったようでリールを巻き上げ始めた。何かかかったようである。 野生のスキュラ型水棲ベレロフォン「……」うねうね まだベレロフォンが居る海域だったからか水棲ベレロフォンが釣れた。というか釣れてしまった。 整備兵3「釣り餌を家畜ササミミにすると水棲ベレロフォンが釣れるっと……」 整備兵2「いや、なんで家畜ササミミを釣り餌にしたんだよ」 2020年 11月17日 22 16 130 忘却の亡霊 ヴェルグ「……ないわー……」 ベレロフォンが釣れたのを見てドン引きするヴェルグ というかなんで家畜ササミミを釣り餌にしたのだろうか…… ヴェルグ「釣りって普通は魚が釣れるんじゃ……」 2020年 11月18日 08 17 131 MI4989 整備兵3「じゃあ次は普通のエビとかを餌にするか」 ぽちゃんっ …………ざばっ しゃちばりすたん「(´・ω・`)きゅーっきゅーっ」ぴちっぴちっ 整備兵3「マジモンのレアキャラだ……」 2020年 11月18日 10 00 132 忘却の亡霊 ヴェルグ「普通の魚は釣れんのか?この海域……」 釣り上げられたしゃちばりすたんを見て呆れ気味にコーヒーを飲むヴェルグ 変な物ばっか釣れてて、ヴェルグも困惑気味だ 2020年 11月18日 10 30 133 MI4989 <みゃあああ…… しゃちばりすたんが水兵達に持ち去られていくのをよそにまたあの整備兵は釣り糸を垂らす。 ……。 ……………。 ざばっ でっかいカツオとそれに食いついている人魚型水棲ベレロフォンが釣り上げられた。 整備兵3「ようやく普通の魚かと思ったらやっぱりベレロフォンが居るのか……」 2020年 11月18日 18 55 134 忘却の亡霊 ヴェルグ「……マトモに釣れやしねぇ……」 ベレロフォンがついでで釣り上げられ、ため息をつくヴェルグ どうやらこの海域ではマトモな釣りは出来ないらしい ヴェルグ「ベレロフォンに出会わない海域は無いのかねぇ……」ボソッ 2020年 11月18日 20 34 135 MI4989 整備兵2「まずこの艦にベレロフォンの一種が居るからベレロフォンに出会わない海域は無いな」 そう言って艦に戻って来ている軽攻撃機型シュヴェシィナを指差した。忘れがちだがシュヴェシィナもベレロフォンの一種なのでそうとも言えるが。 整備兵2「あとこの星だと正直な所どのへんにベレロフォンが居るのか分からないらしい。とりあえずこの海域はよく居るって感じだな」 2020年 11月18日 22 52 136 忘却の亡霊 ヴェルグ「oh……」 どうやらこの海域にはベレロフォンがよくいるらしい これではマトモに釣りとか出来ないなとヴェルグは大量のため息をもらした 少なくともこんな所で釣りはしたくないヴェルグであった 2020年 11月19日 00 10 137 MI4989 そんなこんなで着艦してきた軽攻撃機型シュヴェシィナを洗う光景が整備場に広がっていた。 ……が、ヴェルグに仕事がなかなか回ってこない。 むにっ コーヒーでも飲んでゆっくりしていると哨戒機型シュヴェシィナが抱き着いて来た。 哨戒機型シュヴェシィナ2「んー、新しい人かな」 ヴェルグ「だからって抱き着くのかよ……」 哨戒機型シュヴェシィナ2「だってよく見えないんだもん。ちなみに特に用は無いよ」 2020年 11月19日 20 43 138 忘却の亡霊 ヴェルグ「なら何故抱きついたし」 呆れつつコーヒーを飲むヴェルグ 自分は臨時のメカニックだと説明しむにむにと抱きつかれていった… 2020年 11月19日 22 39 139 MI4989 哨戒機型シュヴェシィナ2「爆発事故で病院送りになった人の代わりかな?」 ヴェルグ「まぁな」 哨戒機型シュヴェシィナ2「じゃあ、暇でしょ。お外の話でも聞かせて?」 どうにも哨戒機型担当になるとえらく暇なのを知っているようでおっぱいを押し付けつつヴェルグにお外の話、つまるところ他の惑星での話題を聞こうとしていた。 2020年 11月20日 19 27 140 忘却の亡霊 ヴェルグ「外の話か……どんな話がいいかな……」 ふむとアゴに手をやりどんな話がいいか悩んでいた ……しばらくしてこの間行ったハロウィンパーティーの話や、餅つきの話を話し始めた…… 2020年 11月20日 20 09 141 MI4989 哨戒機型シュヴェシィナはなんとも興味ありげに聞いていた。もしかするとあんまり人間とは関わらないというか関われないのかもしれない。 ところでこのシュヴェシィナ、近くのモノが全然見えないからかずっとおっぱいを押し付けたままかつべたべた触ってはいるものの、顔を向けて話すという事はしないみたいで表情もあんまり変わらない。 哨戒機型シュヴェシィナ2「そういえばあんた外部の人だよね。じゃあ普段はなにしてんの?」 2020年 11月20日 23 44 142 忘却の亡霊 ヴェルグ「普段か?武器の修理やら家電の修理やら細々とやっている」 哨戒機型シュヴェシィナ2「案外地味だね」 ヴェルグ「まぁまぁ……それだけ平和って事で……」 ブレイゾンは大惨事が起こっているらしいがヴェルグには関わるつもりは無い 面倒な事には出来るだけ関わりたくないというのがヴェルグの今の方針である 依頼を受けて物を作るのがヴェルグの今のスタンスだ、アークの姿になるつもりは無い 2020年 11月21日 10 17 143 MI4989 水兵「ばいばい」 しゃちばりすたん「(っ`・ω・)っ」ぴょんっ \どぼんっ/ 哨戒機型シュヴェシィナ2「でも出張勤務っていうのが主なメカ屋さんってだいたいそんなもんかな?」 なんだかんだで会話しているうちに整備場では歩兵型シュヴェシィナの出撃準備が進められているのが見えた。 そしてさっきまでお話していた哨戒機型シュヴェシィナに出撃命令が来て彼女も出撃準備として外殻の取り付け作業に入った。 2020年 11月21日 18 15 144 忘却の亡霊 哨戒機型シュヴェシィナに外殻を取り付け、しっかり付いてるのを確認してから哨戒機型シュヴェシィナから離れる そして哨戒機型シュヴェシィナがカタパルトに向かうのを見送り、ヴェルグはコーヒーを飲んだ 2020年 11月21日 19 24 145 MI4989 哨戒機型シュヴェシィナがカタパルトから飛び立つ、ということはあの漏電しまくってる哨戒機型シュヴェシィナが戻って来ると言う事だった。 着艦してきた哨戒機型シュヴェシィナの洗浄作業の準備をするのであった……。 2020年 11月21日 19 49 146 忘却の亡霊 少し痺れながら哨戒機型シュヴェシィナの外殻を洗い、塩を落としていく まるで電気風呂のようだと思いながらごしごしと外殻を洗って乾かしていった…… 2020年 11月21日 20 25 147 MI4989 外殻と発動機を外し、自己診断プログラムを走らせるころには漏電している哨戒機型シュヴェシィナはまた別の整備兵の所に行っていた。 そしてセンサー類やガンポッドが異常値を出していた。 2020年 11月21日 21 37 148 忘却の亡霊 異常値を出したセンサー類は交換し、ガンポッドは分解してどこが異常あるのか調べる そしてパーツがねじ切れてたのを確認して錬金術で直し、再度ガンポッドに組み込む ……錬金術が使えるって便利だなと思いながらヴェルグはガンポッドを組み付けた 2020年 11月21日 21 43 149 MI4989 作業を終えるとやって来るのは暇な時間だった。 ……とにかくやることが無い。 なんとなくシフト表みたいなのを見るとヴェルグに割り当てられているスケジュールみたいなのではあの哨戒機型シュヴェシィナが帰って来たあたりで夕食となり、今日の業務もおしまいになるらしい。 その後は12時間くらいは休み時間である。 2020年 11月21日 21 51 150 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」 非常に渋い顔をしてコーヒーを飲み干し、コップをゴミ箱に捨てる そして夕食を食べるか悩み、しぶしぶ艦内食堂へと向かう ……ヴェルグも夕食を食べない事で怪しまれたくなかったのだ そしてIDカードをスキャンし、艦内食堂に入っていった…… 2020年 11月22日 10 13 151 MI4989 食堂に入ると用意されていたトレーを渡され、それを持ったヴェルグはテーブルに着いて食べ始める。 メニューはロールキャベツが入ったクリームシチュー、茹でたジャガイモ3個とソーセージ5本の盛り合わせ、菓子パン2個だった。 つんつん ヴェルグ「?」 家畜ササミミ♂「(´・ω・`)」おねだりしてる なんか家畜ササミミがヴェルグから菓子パンを貰おうとしている。 なんだこいつ、と思っていると水兵であろう女がすっ飛んで来て彼の髪を掴み、そのまま引きずられて食堂からつまみ出されていった。 ……結局あれの管理はどうしているんだろう、と思いつつ食事を進めた。 2020年 11月22日 11 15 152 忘却の亡霊 ヴェルグ(よかった、前回よりマシだな……) 味的にも量的にも悪くない夕食を食べすすめ、ジャガイモにかぶりつくヴェルグ ホクホクしたジャガイモをもぐもぐと食らい、ソーセージを味わう 最後に菓子パンをもぐもぐと食べて夕食時の食堂を出る そして暇つぶしに何しようかなと思いながらコーヒーを買い、ゆっくりと飲み始めた…… 2020年 11月22日 15 25 153 MI4989 何か暇をつぶせるようなものがあるのかとコーヒーを飲みながら艦内の案内板みたいなのを見る。 渡されたIDカードを近づけるとヴェルグが行ける区画が明るく表示された。 ・居住区画 ・さっきの食堂 ・甲板の一部 ・担当になったシュヴェシィナが居る格納庫 あんまり行ける所は少ない。 2020年 11月22日 16 08 154 忘却の亡霊 ヴェルグ(甲板にでも行って星でも眺めるか……) そう思ってヴェルグは甲板に向かう…… 階段を上がり、甲板に出るとダスドから見上げていたのとは少し違う星空が広がっていた ここでは星座とやらも違ってくるのだろうかと思いながらヴェルグは星を見上げていた…… 2020年 11月22日 21 20 155 MI4989 ダスドよりも綺麗な星空が広がっているのを見て、洋上ということもあるもののあんまり街が無いんだなとも思わされていた。 そんな様子で眺めているとなんか砲声が聞こえて来る。 水平線へ目を向けると甲板のどこかに設置された機関砲の曳光弾が飛んでいくのが見え、水平線の向こうで水柱と火柱が上がったのが見えた。 おそらく敵性動体が来たんだろうと思う事にしてまた星空を眺める。 2020年 11月22日 22 23 156 忘却の亡霊 派手な砲声を聞きつつ星空を見上げるヴェルグ コーヒーを飲みながら眺めて本当に星空がキレイだなとぼーっとしていた ヴェルグ「……あ、コーヒー無くなった」 一旦コーヒーを買いに行き、ヴェルグはコーヒーを飲みながら星空を眺めてた 2020年 11月23日 00 55 157 MI4989 少しすると1機の哨戒機型シュヴェシィナが戻って来たのが見えた。おそらく哨戒機型シュヴェシィナも12時間のお休み時間に入るんだろうか。 ……多分、また抱き着かれるんだろうなとヴェルグは思いながらコーヒーを飲み、星空を眺める。 2020年 11月24日 20 13 158 忘却の亡霊 しばらく星空を眺めていたヴェルグは階段を降りて仮眠室があるかと居住区画に向かう 途中でアイスが売ってたのでクッキー&クリームを買い、食べ終えてから仮眠用ベッドがあるかなと探し始めた…… 2020年 11月24日 20 45 159 MI4989 事務員的な水兵「仮眠室はありませんね。それとあなたに割り当てられた部屋はこの番号です」 そう言われてテレポーターめいたドアに案内されると、そういう亜空間建築なのかヴェルグに割り当てられた個室に入っていた。 長い長い航海で勤務する為だからか全ての乗組員に個室が用意されているようだ。 2020年 11月24日 21 59 160 忘却の亡霊 部屋に入って扉を閉めるとそのままベッドに身を投げ出し寝転がるヴェルグ 一応シフトに遅れないように携帯端末のアラームをセットし、ヴェルグは仮眠をした 〜8時間後〜 ぐっすり眠ってしまったヴェルグに携帯端末のアラームが鳴り、起きるヴェルグ やっぱりアラームかけといて正解だったかーと思いながらベッドから抜け出し、整備場に向かった…… 2020年 11月24日 22 39 161 MI4989 哨戒機型シュヴェシィナ2「おっはよっ!」がばっ 整備場に行くとなんかベタベタ触って来る哨戒機型シュヴェシィナに抱き着かれた。 どんなシュヴェシィナでもこんな調子なんだろうとおっぱいに挟まれたヴェルグは思わされる。 哨戒機型シュヴェシィナ2「ん、まだ朝食取って無いの?」 ヴェルグ「つかこれから――」 哨戒機型シュヴェシィナ2「お腹空かせた整備員に弄られたくないから先にご飯食べて?」 2020年 11月24日 22 52 162 忘却の亡霊 ヴェルグ「ハイハイ……食ってきますよっと……」 哨戒機型シュヴェシィナ「行ってらー」 どうやら朝食を食ってこなければ整備させてもらえなさそうだ やれやれと整備場から離れていく事にしたヴェルグ 今回もマトモな飯を食えればいいなと思いながら艦内食堂に向かうヴェルグであった…… 2020年 11月24日 23 17 163 MI4989 食堂に着き、流れるようにトレーを受け取って何が乗っているのか見た。 山盛りのスクランブルエッグ、シリアル、野菜の魚介スープだった。 なんとなくスクランブルエッグから食べ始めると中から分厚いベーコンが出て来た。 水兵2「ほら、餌よ」ことっ 家畜ササミミ♂「(´・ω・`)」砕いたビスケット(賞味期限切れ)を食べてる 2020年 11月24日 23 47 164 エアロ 削除 ヴェルグの隣のテーブルでは夜勤明けらしい水兵や整備員たちが朝飯を食べている。飯を食ってから個室で仮眠をとるのだろう。 水兵「このまえ貨物が届いてようやく乾パン地獄から開放されたぜ…」モグモグ 整備員B「ああ、それまでは乾パン缶詰レトルトづくしだったしなぁ。 正直飽きてた所だったぜ」モグモグ 水兵C「あの脂っこいスパム、正直嫌だったわぁ…」モグモグ どうやらヴェルグが来た時の輸送機で生鮮食品が運ばれてきたようで、 水兵や整備員達もあの初日の昼飯のような貧相な飯を数日食わざるを得なかったようだ。 不味い飯ばかり食わされれば士気や作業効率が目に見えて下がる。 整備員D「ところでお前シュヴェシイナに抱きつかれたか? 哨戒機型はやけに抱きついてくんだけど…」ズズーッ 整備員F「哨戒機型は近くのものが見えねぇからな。 でもあいつら女の整備員にも見境なく抱きつくぜ? 性別は関係なさそうだな…」モグモグ なお、皆食堂の隅っこで期限切れの食い物や残飯を与えられている家畜ササミミには目もくれない。慣れているのだろうか…? 整備員B「ところで、この船の艦長とか尉官以上の将校を見かけねぇんだけど、どこで食ってるんだ?」モグモグ 水兵C「ここは水兵と整備員専用食堂だからね、士官用は別」 水兵D「あとこの艦は惑星軍司令部も兼ねてるからね。 司令部にも専用食堂があるみたい」ゴクゴク マッチョな炊事兵「言っとくが全員メニューは同じだぞ? 船の上では階級に物言わせようと物資は平等だ、無駄はない」 どうやらメニューに将校、兵士の区別はないようだ… 2020年 11月25日 00 00 165 忘却の亡霊 ヴェルグ(ベーコン……塩漬肉か。昔はよく作っていたな……) ベーコンを切り分けて食べながら、昔の事を思い出す よく作っては野菜と交換してもらっていて、アイントプフに入れて食っていたものだとヴェルグは少しだけ笑った 昔を懐かしみながら朝食を食べ終えてトレーを片付け、ヴェルグは再び整備場へと向かった…… 2020年 11月25日 09 12 166 MI4989 整備場にやって来ると朝食を食べていけと言って来た哨戒機型シュヴェシィナが取り付け準備に入っていた。 やっぱり近くのモノが見えないからか自分で武装や発動機を付けることができないようだ。 2020年 11月25日 16 00 167 忘却の亡霊 整備場に着くと軽くストレッチして哨戒機型シュヴェシィナの装備を取り付け始める 装備を取り付け、きちんと装着されているのを確認して哨戒機型シュヴェシィナから離れる 2020年 11月25日 16 46 168 MI4989 哨戒機型シュヴェシィナがカタパルトに乗り、そこから射出されて飛び立って行った。 そうすると入れ替えでそれまでに飛んでいた哨戒機型シュヴェシィナが帰って来るのが見えたが、そっちは別の整備兵が担当になっている機体のようでヴェルグの所には来なかった。 ヴェルグ(機体ごとに整備兵が就くっていうシステムなのかね) <きゅーっ ヴェルグ「ん?」 あざらしばりすたん「o(,,・ω・)っ きゅーっ」 ……なんかアザラシ型の子バリスタンが整備場に居た。 2020年 11月25日 17 40 169 忘却の亡霊 ヴェルグ「………」 黙って整備場を歩き、艦内電話で水兵を呼び出すヴェルグ 普段ならモフる所なのだがここは仕事場、バリスタンの毛を付ける訳にはいかなかった 2020年 11月25日 18 24 170 MI4989 <きゅーっ 呼び出した水兵にアザラシ型子バリスタンに拾われて、そいつが整備場から出ると別の水兵達が掃除道具を持って整備場を洗い始めた。 やっぱり故障の原因になるんだろうか。 <きゅーっ 2020年 11月25日 20 07 171 忘却の亡霊 何にでもなるんだなぁバリスタン、と思いながらコーヒーを飲むヴェルグ 今回のバリスタンは水棲攻めなのか?とふと思い、図鑑が無いか探し始めた 2020年 11月25日 20 44 172 MI4989 棚を漁るとなんでだか 「バリスタン図鑑」 と題された素っ気ない表紙の図鑑が出て来た。 開くと今の所は子バリスタンでしか見てない姿バリエーションの成獣の写真も載っていた。 なんかギリースーツに身を纏った狙撃兵みたいな恰好をしているモモンガ型バリスタンとか「奇妙な姿だが非常に手ごわいぞ」と注釈が書かれている突撃銃を構えたミミトビバリスタンとかの写真が載っていた。 もちろん、円らな瞳でカメラを見ているんだろう子バリスタン達の写真もある。 2020年 11月25日 21 22 173 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」 ペンギン型バリスタンとかもあるんだろうかと思いながらヴェルグは図鑑のページをめくっていく しばらくページをめくっていったが、水棲タイプのページは中々見つからなかった…… 2020年 11月25日 22 42 174 MI4989 パラパラとめくって行くとようやくイルカ型バリスタンの写真があるページに辿り着いた。 その中でもアザラシ型バリスタンはよく見かけるかつ種類が多いみたいでいろいろなアザラシ型バリスタンが居るようだ。 声が出ないくらい幼い年齢だと本当にその動物の赤子のようにも見える。 でもペンギンは鳥だからかペンギン型に相当するバリエーションは無いようだ。 2020年 11月26日 16 01 175 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」パタン 図鑑を閉じ、本棚に片付ける アザラシ型ホントに多いなと思いながら仕事に戻るため整備場へと向かった 2020年 11月26日 18 10 176 MI4989 整備場に戻って来るとカタパルトに輸送機型シュヴェシィナが乗っており、その輸送機型シュヴェシィナに白兵戦向きとも取れる陸戦ヒュムと空戦ヒュムが掴まっているのが見えた。 これから何かの任務にいくんだろうか。 そうしてカタパルトから輸送機型シュヴェシィナが飛び立ち、どこかへ飛んで行くのが見えた。 2020年 11月27日 18 37 177 忘却の亡霊 輸送機型シュヴェシィナって効率的にどうなんだろうか?と思いながらその様子を見送る 普通に輸送機送った方が効率良さそうと思いながらコーヒーを買い、飲み始めた… 2020年 11月27日 21 29 178 MI4989 コーヒーを飲んでゆっくりとしているとヴェルグに声がかかった。 何かというと哨戒機型シュヴェシィナの武装翼に取り付けるセンサーポッドを軽攻撃機型シュヴェシィナに取り付ける作業をして欲しいらしい。 なんでかと聞くとどうにも精密射撃をするというのもあるがそもそも目標を判別する為の高性能なセンサーも要る任務に飛ばす為のようだ。 ……このセンサーポッドの取り扱いはちょっと面倒なんだろうか。 2020年 11月27日 21 53 179 忘却の亡霊 仕事と聞いてヴェルグはコーヒーを飲み干しコップを捨てて倉庫に向かう そして倉庫からセンサーポッドを取り出し、軽攻撃機型シュヴェシィナの配線と繋げ始めた… 2020年 11月28日 13 29 180 MI4989 専用の制御端末を弄りながら作業を進めて行くとデータリンクに関わる作業が必要になり、この航空巡洋艦の指揮所にそのことを要請して……という作業をし始める。 ヴェルグ(多分、後方の指揮官が攻撃目標を決める為のシステム作りなんだな) そう思いながら軽攻撃機型シュヴェシィナの頭部外殻のメンテナンスハッチを開いて必要な取り付け作業も進めて行く。 ヴェルグ(……センサーポッドをポン付けって訳にも行かないんだな) とにかく面倒な作業だ。 2020年 11月28日 16 44 181 忘却の亡霊 ヴェルグ(こういう地味な作業が性能を左右する……手が抜けんぞコレは……) 面倒な作業を地道にこなすヴェルグ ヴェルグとしても機能不全を起こされても困るので集中する デリケートな作業を終え、装備がきちんと動くかチェックしていった…… 2020年 11月28日 20 09 182 MI4989 チェックを念入りに済ませると軽攻撃機型シュヴェシィナがカタパルトに乗り、彼女は飛び立った。 整備兵2「スナイパーキャノンポッドなんていうのあるんだな」 整備兵3「なんじゃそりゃ、何に使うんだ?」 整備兵2「普通の長距離射撃から不審船への威嚇射撃まで色々使えるらしい」 整備兵3「便利なのか珍兵器なのかよく分からんな」 2020年 11月28日 21 46 183 忘却の亡霊 ヴェルグ(シュヴェシィナ用の武器もイロイロあるんだな) ひと仕事終えたヴェルグはコーヒーを飲みながら聞き耳を立てる スナイパーと言うだけあって遠距離狙撃にも使えるのだろうか? 2020年 11月29日 12 18 184 MI4989 整備兵4「前に配属されてた海軍基地で運用してたシュヴェシィナは酷かったなぁ……」 整備兵2「どんな奴だったんだ?」 整備兵4「いや、本人は悪くないんだが国内(天使勢力圏内)のメーカー製のシュヴェシィナ発動機がえらい酷い出来でな。特にタービンブレードが材質まちがってんじゃねえのかくらい酷くて30分動かしただけでボロボロになる奴だったんだ」 整備兵3「シュヴェシィナが作る燃料は腐食性が高いからなぁ……」 整備兵4「調査したら原因は案の定、ロイドやヒュムが使う為のスラスター用素材が使われててこりゃダメだってなったよ」 今度はシュヴェシィナ発動機周りの苦労話が聞こえ始めた。 素材が間違っているとか、設計が酷いとか、なんかすさまじい話が聞こえて来る。 2020年 11月29日 14 58 185 忘却の亡霊 ヴェルグ(腐食性が高い燃料とか厄介だな) 燃料の話を聞きながらコーヒーを飲み、タービンブレードを考える 30分でボロボロになるとかどれだけ腐食性が高いのかヴェルグも頭をかかえた… 2020年 11月29日 20 34 186 MI4989 整備兵2「この位置のタービンブレードは燃焼温度が6000℃だがそれでもすぐダメになるのか」 整備兵4「耐熱温度はクリアしているんだがどうにもシュヴェシィナの燃料と酸化剤は“ハードパンチャー”らしくてな……」 整備兵3「パワフルな酸素が腐食するとかか」 整備兵2「そういえばこの前の爆発事故も燃焼ガスを浴びてえらい事になったからなんだよな」 2020年 11月30日 04 43 187 忘却の亡霊 ヴェルグ(おお怖……俺が来る理由にも絡んでいたか……) そう思いながらコーヒー無くなり空になったコップを捨てる 俺も気を付けなきゃなと爆発事故を起こさないように気を正した 2020年 11月30日 08 47 188 MI4989 整備兵3「で、結局爆発事故というか引火対策はどうしているんだ?」 整備兵4「シュヴェシィナ発動機周りの爆発事故は発動機やスラスターの取り外しのときに多く発生している。シュヴェシィナに発動機から燃料と酸化剤をを吸い戻させるか、燃料と酸化剤の供給を止めてから燃焼をしっかりやるのが望ましいんだが……」 整備兵2「急いでる時に省きがちなんだよなぁ」 爆発事故を起こさないための手順があるようだが、これが結構めんどうくさいようだ。 そんなあたりで哨戒機型シュヴェシィナが格納庫から出て来て取り付け準備をするからか専用の架台に彼女が居た。 ……さっき飛び立った個体とはまた別だが、漏電してない個体だ。 2020年 12月01日 20 39 189 忘却の亡霊 武装翼を哨戒機型シュヴェシィナに取り付けるべく向かい、取り付ける そして接続部をチェックし、問題が無い事を確認した ヴェルグ「よし、出来たぞ」 2020年 12月01日 21 30 190 MI4989 武装翼を取り付けられた哨戒機型シュヴェシィナは動かなかった。 ……ちょっと間を置いて武装翼の端を小突くとカタパルトへ歩き始めた。 どうやらこの哨戒機型シュヴェシィナの素体は目が悪いのに加えて耳も悪いようだ……。 ヴェルグ「あいつは耳も悪いのか……」 整備兵2「ああ、あいつか……。あいつはなんかの不良品で耳がかなり遠いんだ」 整備兵3「使う分には問題ないんだが、整備作業がいろいろと不便」 整備兵4「メーカー修理に出そうとしたんだが数が足らんとかそういう理由で却下され続けてるんだ。まぁ、哨戒機型向けの素体は1機で普通のモデルが8機買えるくらいお高い子だからな……」 2020年 12月02日 00 07 191 忘却の亡霊 ヴェルグ「オーノー……修理もままならないとかよほど数が足りてないのか」 天使軍の懐事情も結構寒いのだろうかと思いつつ自販機でカフェオレを買い、グビグビ飲み始める すると整備兵の1人がじっとこっちを見ていた ヴェルグ「……どうした?」 整備兵4「いや、よくコーヒー飲むなと思って」 ヴェルグ「そういやコレって中毒だよな普通は」 整備兵4「……気を付けてくれよ……事故の次は中毒症状とかシャレにならん……」 ヴェルグ「お、おう、気を付ける」 整備兵の1人に注意されながらカフェオレを飲むヴェルグ ……まあヴェルグはアークなため何杯飲んでも効きゃしないのだが…… 2020年 12月02日 08 27 192 MI4989 哨戒機型シュヴェシィナが飛び立ってしばらくするとあの妙に馴れ馴れしい哨戒機型シュヴェシィナが着艦してきた。 着艦後に冷却と放電を行い、充分に冷却してから真水で塩を洗い流していく。 その時にヴェルグは水棲シュヴェシィナ類だと出来る特徴的な火傷痕を見つけた。 ヴェルグ「レーザーでも撃たれたのか?」 哨戒機型シュヴェシィナ2「なんか撃たれちゃったね」 2020年 12月02日 18 10 193 忘却の亡霊 ヴェルグ「哨戒機型も撃ち落とされそうだろうな…」 塩を洗い流して武装翼を取り外し、懸架台に乗せる そして大きく伸びをし次は何するんだっけと思っていたヴェルグであった… 2020年 12月02日 19 24 194 MI4989 哨戒機型シュヴェシィナ2「発動機とスラスターも取って。もう燃料は除去したよ」 ヴェルグ「ああ、そうだった」 そう言われたヴェルグは機体温度を確認しつつ発動機とスラスターを外していった。 取り外す事になっている装備を外した後、自己診断プログラムにかけて整備作業に入る……といってもこの哨戒機型シュヴェシィナは調子が悪い所があまりない個体なので消耗品の交換だけでなんとかなるものだ。 で、今回はその交換さえもない。 2020年 12月02日 22 27 195 忘却の亡霊 ヴェルグ「調子いいのか?この状態だと消耗品の交換もいらなさそうだが」 個人的には交換していきたいが状態がキレイなので交換するのもためらわれる そしてメンテナンスを終わらせたヴェルグはカフェオレを飲んだ 2020年 12月02日 22 43 196 MI4989 飲み物を飲んでいるヴェルグに先程取り外し作業を終えた哨戒機型シュヴェシィナが近寄ってきた。 そして抱きついてきた。 哨戒機型シュヴェシィナ2「♪」 彼女にとってはこの状態が落ち着くようだ。 2020年 12月03日 21 45 197 忘却の亡霊 ヴェルグ(カフェオレ飲みにくい…) 飲みにくそうにしながらカフェオレを飲み、コップを捨てて好きにさせて ヴェルグはぼーっとシフト表を見上げた… 2020年 12月03日 23 02 198 MI4989 そろそろ昼食の時間にさしかかるようだが、今の時刻だとまだ勤務時間となっていた。 ……なんかこれではいつもと変わらないなとヴェルグは思わされていた。 整備兵4「相変わらずお前は胸に何か挟んでないと落ち着かないのか」 哨戒機型シュヴェシィナ2「だって見えないもん」 整備兵4「それはそうとお前のシフトについてだが、爆発事故で離脱していた人員が明日に戻って来るそうだ。まぁ、いつものようにやってくれ」 2020年 12月04日 21 15 199 忘却の亡霊 ヴェルグ「明日か、そういや交代人員として来たんだよな俺も」 シュヴェシィナにくっつかれながら会話を交わし、昼飯時間になるまでベンチで伸びをした …なんだかブロペニュにくっつかれている事を思い出す光景である 2020年 12月04日 21 43 200 MI4989 昼食の時間になると哨戒機型シュヴェシィナが離れ、ヴェルグは食堂に向かう。 家畜ササミミ♂「(・ω・`)」ウロウロ、ウロウロ ヴェルグ(そういやこいつは何時までうろついてるんだろ……) 水兵2「その男の子、通貨なんですよね」 ヴェルグ「通貨?」 水兵2「友好的な水棲ベレロフォンが居る海域だと彼らを魚介食材と交換してくれるんですよ」 ヴェルグ「なんちゅー物々交換だ……」 列に並んでトレーを受け取り、テーブルに着いて昼食を食べ始めた。 メニューはサバの塩焼き、お粥、海藻とエビのスープ、ミカンの剥き身が入ったヨーグルトだった。 2020年 12月05日 14 57 201 忘却の亡霊 ヴェルグ「お粥か……そういやお粥は食った事無いな……」 お粥をスプーンで掬い、優しい味わいにほっこり癒やされる サバの塩焼きは可も不可もない普通の味だった いつものようにサクッとご飯を食べ終え、ヨーグルトを味わいながら食べていた…… 2020年 12月05日 15 27 202 MI4989 家畜ササミミ♂「(´・ω・)お腹空いた」 昼食を食べ終えたヴェルグは整備場に戻って来た。 整備兵4「老眼鏡的なのが欲しい?」 哨戒機型シュヴェシィナ2「ぶっちゃけこの船でしか近くのモノ見ないけど欲しいの。そのために電波飛ばすのも何かあれだし……」 整備兵4「さすがにそう言うモノは取り寄せられないぞ……。いや、そんなオプションパーツあったか……?」 2020年 12月05日 15 39 203 忘却の亡霊 ヴェルグ「ふぅ…」 昼飯を食べ終えてシフト表を見ると後半の仕事の時間になっていた とはいえ哨戒機型シュヴェシィナの面倒を見れば良いのでヴェルグとしては楽だ そう思っていると哨戒機型シュヴェシィナと整備兵が何か話しているのが見えた ……何か欲しいものでもあるのだろうか? 2020年 12月05日 18 31 204 MI4989 整備兵4「……流石に老眼鏡的なオプションパーツはないな……」 哨戒機型シュヴェシィナ2「(´・ω・`)」 ヴェルグ「どうしたんだ?」 整備兵4「このシュヴェシィナが近くのモノがさっぱり見えないからメガネが欲しいみたいなんだがそういうものは無いからな……」 2020年 12月05日 20 07 205 忘却の亡霊 ヴェルグ「……老眼鏡なら俺が作ろうか?」 整備兵4「出来るのか?」 ヴェルグ「作ってくれと依頼されたことがあってな……」 そう言うや否や錬金術用の紋様が描かれたシートを拡げ、錬金用の鉄とプラスチックを中央に置いて ヴェルグ「すぅぅ…ふぅぅ…」 深呼吸しながら精神を落ち着かせ集中力を高める もっと手早く錬金術を使えるのだがデザインも考えて作るのでこうして道具を使う そして錬金術を発動し、シックな色の老眼鏡が出来上がった… 2020年 12月05日 21 33 206 MI4989 あとは利用者となる哨戒機型シュヴェシィナに合わせて微調整する作業となった。 ……が、遠視度合いがかなり酷い類だったらしく、何度もレンズを錬金術で微調整する羽目になった。 ヴェルグ「まぁ、眼鏡の類はだいたいこうなんだよな」 整備兵4「あとは自動修理機構付き眼鏡ケースだな……。多分、壊してしまうこともあるだろうし」 哨戒機型シュヴェシィナ2「何気に眼鏡属性付きのシュヴェシィナって珍しくない?」 2020年 12月05日 22 26 207 忘却の亡霊 ヴェルグ「あー、ケースも要るなたしかに」 そう言うとヴェルグは眼鏡ケースを錬金術で作り、内側に魔法陣を書き始める コレは空気中に含まれる微量のマナをかき集め、自動で中にある物を直す為の物だ ……ちなみにケースはミスリル製だ、マナとの親和性を考えると他に無かったらしい 2020年 12月05日 23 14 208 MI4989 整備兵4「……よし」 何かの書類をまとめた整備兵はそれを持ってどこかへ行ってしまった。多分、調達費用かなんかを申請する書類なんだろうか。 哨戒機型シュヴェシィナ2「~♪」 眼鏡をこさえた哨戒機型シュヴェシィナはどことなく機嫌を良くしていままでよく見えてなかったであろう物を見て回っていた。 2020年 12月06日 01 04 209 忘却の亡霊 ヴェルグ「……ふぅ、いい暇つぶしになった」 そうやってスッキリした顔で道具を片付け、コーヒーを買うヴェルグ どうやらヴェルグにとってコーヒーは癒しアイテムになったようだ ……暇つぶしとはいえ錬金術を使ったのでリフレッシュには丁度いいのだろう 2020年 12月06日 08 42 210 MI4989 少しすると眼鏡を自分のロッカーにしまった哨戒機型シュヴェシィナが出撃準備を始めた。そろそろ入れ替えなんだろう。 ヴェルグはいつものように取り付け作業を行い、準備が整った哨戒機型シュヴェシィナはカタパルトから飛び立った。 ……それからしばらくすると朝あたりに飛び立った耳も悪い哨戒機型シュヴェシィナが着艦してきた。 2020年 12月06日 10 21 211 忘却の亡霊 耳も悪い子が降り立ってヴェルグは冷却と放電を行う しばらくして冷却と放電が済んだら武装翼などを洗い始めた ヴェルグ「……」ごしごし、ごしごし 2020年 12月06日 17 49 212 MI4989 武装翼や発動機などの装備を洗って取り外して待っていると関係のある水兵がやって来て耳も悪い哨戒機型シュヴェシィナの手を握って誘導し始める。 音もよく聞こえないとなると普段の生活がかなり困難になってしまうようだ。 整備兵2「いくら付きっ切りで整備する必要があるとは言え、あれではなぁ……」 2020年 12月06日 20 14 213 忘却の亡霊 ヴェルグ「視力も聴力も悪いとか整備もしんどいわな……」 せめて耳だけでも直してあげればと思うが、直せれないのでヴェルグもちょっとかわいそうに思った ……それはともかく、仕事があるかシフト表を確認していたヴェルグであった 2020年 12月06日 21 06 214 MI4989 ヴェルグに割り当てられた仕事の時間は夕飯の少し前あたりまでとなっていてその時にヴェルグは一度海軍基地へ行かされるような予定が組まれていた。報酬も海軍基地に着いたその時に渡されるのだろう。 ……しかし暇な勤務時間となっていた。 2020年 12月06日 21 37 215 忘却の亡霊 ヴェルグ「もうちょいしたら仕事も終わり…か」 なんだかんだ言ってもヴェルグが泊まりで取り掛かった仕事はそうそう無い 泊まりでの仕事は塹壕戦を思い出すが30年ほど前の話だ、のんびり出来る今回の仕事と相まってイロイロ違う 一応緊急時に備える為待機しているが、全然仕事が来なかった…… 2020年 12月07日 08 47 216 MI4989 全く来ないままに海軍基地へ戻る時間が来た。ヴェルグは他にも呼ばれた臨時メカニックと一緒に輸送機に乗せられて海軍基地へと飛ばされていく。 海軍基地へ着くとヴェルグ達は現金(UC)で報酬を受け取り、各々の帰路に着いた。 2020年 12月07日 17 53 217 忘却の亡霊 工房に帰ってきたヴェルグは倉庫からこたつを取り出してセッティングし電源を入れて入った もう出してもいいだろうと思ったからだ そしてナノトランサーからみかんを取り出して食べ始めた ヴェルグ「やっぱりこたつにはみかんだなぁ…」 2020年 12月07日 18 00 218 MI4989 <すぽっ 何かがこたつに入って来た。 \にゃーっ/ 子猫の鳴き声がするので子バリスタンあたりでも入って来たんだろう。 ブロペニュ「おかえりー」 ヴェルグ「ただいま」 ブロペニュ「ところで子バリスタン見なかった? ウサギっぽいやつ」 ヴェルグ「だいたいのバリスタンってウサギっぽいと思うんだが……」 ブロペニュ「尻尾が超短いの」 2020年 12月07日 18 42 219 忘却の亡霊 こたつをあげて中を見てみるとやっぱり子バリスタンがぬくぬくしてた さもありなんと思っているとブロペニュがこたつに手を突っ込み、抱き上げた ヴェルグ「またなんで子バリスタンがこんな所に?」 2020年 12月07日 19 12 220 MI4989 うさぎばりすたんa「J,,・ω・)にゃー」 ブロペニュ「ちょっとケピニェコくんに頼まれて子供を預かってるの」 どうやら子守りをお願いされたらしい。自宅が何かの理由で子供を置いとけない状態なんだろうか。 うさぎばりすたんb「J,,・ω・)」ぴょーんっぴょーんっ 2020年 12月07日 20 24 221 忘却の亡霊 ヴェルグ「……作業部屋には入ってないよな?」 ブロペニュ「うん、入れてないよ」 ヴェルグ「ならいい、まぁご飯には気を付けてな」 そう言うとヴェルグはみかんを食べ始めた とりあえず作業部屋に子バリスタンを入れないようにしとこうと思ったヴェルグであった…… 2020年 12月07日 21 57 222 MI4989 ぽふっ リビングで跳ねていた子バリスタンがヴェルグの頭に乗って来た。特に意味はないだろう。 ブロペニュ「ん、コタツに入りたいの?」 うさぎばりすたんa「J,,・ω・)っ」もぞもぞ ブロペニュ「はい」 すぽっ うさぎばりすたんa「J,,-ω-)」ぬくぬく 2020年 12月07日 22 35 223 忘却の亡霊 ヴェルグ「この子達は人に慣れてるのか?いきなり頭に乗ってきたが」 子バリスタンを乗せたまま疑問に思うヴェルグ 遠慮なく頭に乗っかってくるあたり少なくともヴェルグは怖がられてないようだ ……頭に子バリスタンを乗せたままみかんを食ってる様子はどことなくマヌケに見える( 2020年 12月07日 23 34 224 MI4989 ブロペニュ「慣れてるんじゃないの……?」 ヴェルグの頭の上から降りた子バリスタンはもう一匹と同じくコタツの中に入ってそのまま出てこなくなった。 コタツの中になんでだかウサギが居る変な状況になっている。 少しするとブロペニュは夕飯の支度をし始めた。 2020年 12月08日 06 56 225 忘却の亡霊 ヴェルグ「んー…」 こたつでだらけながらテレビを見るヴェルグ しかしニュース番組ばかりなのか暇そうにテレビを見ていた ヴェルグ「…腹減った」 2020年 12月08日 08 44 226 MI4989 \にゃーっ/ \にゃーっ/ なんか子バリスタンがこたつの中でバタバタしはじめた。じゃれているのだろうか。 カスターダ「やっぱりコタツの中で遊ぶのね」 ニュルン「そういえば子守りは日を跨がなかったと思うんだけど何時引き取るのかしら」 ケピニェコ「今来た。で、どこに居る?」 ちょっとだけ冬仕様になってもこもこになってるケピニェコがやって来ると彼はまっすぐとコタツに向かって来た。まぁ、そこに居るんだろうな、と分かりきったような足取りだ。 ケピニェコ「どこにいるんだろうな~」 もふっ、もふっ うさぎばりすたんa,b「(・ω・;し(・ω・;し」 ケピニェコ「じゃ、さようならー」 2020年 12月08日 14 12 227 忘却の亡霊 ヴェルグ「………」うとうと ケピニェコが子バリスタンを連れて帰っていった一方ヴェルグはこたつの魔力に負けそうになってた とりあえずヴェルグはこたつから出て顔を洗い、眠気を覚ます そして夕食は何かとキッチンを覗き込んだ…… 2020年 12月08日 14 31 228 MI4989 キッチンを覗き込むともうスープ類とパンが作り終えられており、あとはビーフステーキを焼き上げてフライドポテトや茹でた野菜類を盛りつけるだけという段階だった。 ブロペニュ「~♪」 2020年 12月08日 17 34 229 忘却の亡霊 ヴェルグ(もうすぐできるか……) 向こうのコックには悪いがやはりブロペニュ達の料理が美味しそうに見えた そして自分が食に関して恵まれた立場に居る事を思い知る ……アーク人間体でいたままだったら味わえなかっただろう、食事は何よりの娯楽だ とりあえずヴェルグはこたつに戻り、のんびりとテレビを見ていた… 2020年 12月08日 18 56 230 MI4989 テレビはまだニュース番組だった。とくに興味のない話題が流れて行って少しするとブロペニュに夕飯が出来たと言われる。 テーブルには先ほど焼いていたビーフステーキとフライドポテトと茹で野菜の盛り合わせが置いてあり、その周りにはいつものような気がするコンソメと豆のスープ、フランスな感じがするパン、スモークサーモンと組み合わされた野菜サラダ、カフェオレが並んでいた。 ブロペニュ「ひさびさにえっちできるかな……」 カスターダ「たまには回りくどい言い回しも覚えたら?」 2020年 12月08日 23 11 231 忘却の亡霊 ヴェルグ「うーん、まさにびっち……」 切ったステーキをパンに乗せてもぐもぐ食べるヴェルグ そしてスープを飲み干し、サラダを食べた しばらくして夕食を食べ終え、カフェオレを飲み始めた…… 2020年 12月09日 07 40 232 MI4989 さも当然のようにブロペニュがくっ付いて来た。 やっぱりこうなるなとヴェルグは思わされ……、 ブロペニュ「潮の臭いがする」 なんかブロペニュは何かを操作するような手の仕草をすると食器が片付けられて行き、ヴェルグはブロペニュに風呂場に連れ込まれていった。 2020年 12月09日 13 39 233 忘却の亡霊 ヴェルグ「艦の中にいたからなぁ……て、ちょおま」 ブロペニュに風呂場に連れ込まれ、わしゃわしゃと洗われた 風呂くらい一人でも出来るのだがなんだかブロペニュからのプレッシャーが凄い ため息を吐きながらブロペニュに身体を洗われるヴェルグであった…… 2020年 12月09日 14 58 234 MI4989 ニュルン「あー、これは洗った後にお楽しみタイムね」 風呂場というか脱衣所に入る寸前でニュルンの言葉が聞こえた。つまり、ブロペニュはそういうつもりなんだろう。 カスターダ「で、明日はどうしようか」 ニュルン「特に行ける任務もないわね……」 2020年 12月09日 17 55 235 忘却の亡霊 〜しばらくお待ちください〜 ヴェルグ「(ヽ´ω`)結局こうなるのか…」 ブロペニュ「♪」すりすり ヴェルグがげっそりしつつ風呂場から出てきてブロペニュが満足そうな顔ですり寄っている つまりはそういう事だろう ヴェルグ「ゔぃー…もう寝ようかな…」カフェオレ飲みつつ 2020年 12月09日 19 54 236 MI4989 ――翌朝、 疲れた表情で眠りに着いたヴェルグはブロペニュに抱き着かれた状態で目を覚ます。 魚料理の匂いが漂っているので今日はニュルンが料理を作る当番なんだろう。 ニュルン「~♪」 2020年 12月09日 20 46 237 忘却の亡霊 ヴェルグ「……」 キッチンに入るとニュルンが何か魚料理を作っていた とりあえず洗面台で顔を洗ったヴェルグはコーヒーを淹れ、携帯端末でニュースを見始めた 2020年 12月10日 00 06 238 MI4989 ダスドや近郊宙域にある宇宙都市でのニュースサイトにはとくに興味を引くものは無かった。 それでも眺めているうちにテーブルには朝食であるいろんな貝の剥き身が入ってるクリームスープ、フライドポテトと白身魚のフライとサーモンのムニエルの盛り合せが並べられた。 ニュルン「……」もぐもぐ そしてニュルンは刺身的に切り分けられた魚の切り身を食べ始めた。 2020年 12月10日 15 33 239 忘却の亡霊 ヴェルグ(よかった、生ものは入ってない…) おそらくヴェルグに気を使ったのだろう、料理に生ものは入ってない これなら安心して食えるとテーブルに着いて朝食を食べ始めた… 2020年 12月10日 16 32 240 MI4989 朝食を食べ始めたあたりで眠そうな顔をしたブロペニュとカスターダが起きて来て朝食を食べ始めた。 彼女らは真っ先に生魚を食べ始める。 どうやらヴェルグにだけ生の食材が無いようだ。 カスターダ「なんか暇になりそうね」 ブロペニュ「任務も無いの?」 カスターダ「まぁ、そうなのよ」 2020年 12月10日 19 25 241 忘却の亡霊 白身魚のフライを最後に朝食を食べ終えたヴェルグ そしてカフェオレを持ってこたつに入った…… ヴェルグ「んー……」こたつにもたれながら依頼を探す 2020年 12月10日 20 43 242 MI4989 まだ依頼は来てないようだ。 カスターダ「あー、そろそろ受付状態にしないとね」 ヴェルグ「お前が依頼を受け付けるかどうかを管理してるのかよ……」 カスターダ「緊急の依頼を食事中にぶつけてこられたら嫌でしょ?」 2020年 12月11日 13 11 243 忘却の亡霊 ヴェルグ((´・ω・`)俺の立場……) 依頼の受け付けをいつの間にか管理されてて思わず凹むヴェルグ 正直、立つ瀬が無い 2020年 12月11日 13 51 244 MI4989 しばらく端末を眺めていると予約を入れていたであろう依頼が反映され始めた。 ・子バリスタン用爪とぎ板(手足両用、要:鉄工用超高硬合金)20枚製作 ……絶対、子バリスタンを飼ってる金持ち達からの依頼だろうなと思わされたヴェルグであった。 2020年 12月11日 17 31 245 忘却の亡霊 ヴェルグ「鉄工用超高硬合金なんてあったか……?」 そう呟きつつ倉庫をガサゴソと探し、鉄工用超高硬合金を見つけ出す……どうやらあったようだ 拳銃を作っていた時の残りがあったようである ヴェルグ「………」錬金術で鉄工用超高硬合金を量産中…… 2020年 12月11日 20 24 246 MI4989 ニュルン「それにしても昨日預かったウサギ型は元気いっぱいだったわね」 ブロペニュ「あっちこっち跳ね回ってて作業部屋に入れないようにするのが大変だった……」 ソファに寝転がったニュルンとブロペニュはなんとなく昨日預かっていた子バリスタンの写真を眺めながらそんな事を話していた。 ヴェルグが来た時にはコタツを出していたからか大人しくなっていたが、結構アグレッシブだったらしい。 2020年 12月11日 22 02 247 忘却の亡霊 錬金術で鉄工用超高硬合金を量産したヴェルグは爪とぎ板に形を整える そして爪とぎ板を20枚作り上げ、ヴェルグは立ち上がり転移していった…… 2020年 12月11日 22 13 248 MI4989 転移した先は退役した巡洋艦を改装したと思われるクルーズ船の近郊宙域だった。 誘導灯に従ってそのクルーズ船に接近していくと宇宙を飛び回ってる子バリスタン達が見えた。飛翔能力の有無に関わらずいろんな姿の子バリスタンがかなりの速度で飛び回っていてちょっと危なっかしい。 そんなところを抜けてクルーズ船に降り立つと依頼品である爪とぎ板と結構沢山の現金(UC)を交換してもらった。 2020年 12月11日 23 50 249 忘却の亡霊 ヴェルグ「まいどあり、コレ領収書」 現金を受け取り、領収書を渡してヴェルグは飛び立ち転移していった…… 〜ヴェルグの工房〜 ヴェルグ「ふぃー」もそもそとこたつに入る 2020年 12月12日 10 45 250 MI4989 ヴェルグがコタツに入るとブロペニュがわざわざ隣に入って来て身体をすりよせた。 ブロペニュ「~♪」 相変わらずだな、とヴェルグは思わされた。 カスターダ「今日のお風呂の後、ミニバリスタンになろうかな」 ニュルン「意外と気に入ってるの? あの身体」 カスターダ「戦闘用に使うつもりが無いから結構気楽なのよね」 2020年 12月12日 14 20 251 忘却の亡霊 ヴェルグ「お前はホントくっついてくるな」 ブロペニュ「~♪」 ブロペニュを撫でながら緑茶を飲み、テレビを見る 嫉妬のアークが探しているのも知らず、情報番組見ていた… 2020年 12月12日 14 59 252 MI4989 テレビを眺めている間にニュルンは昼食の支度として冷蔵庫を兼ねた食料庫からいくらか食材を取り出していく。 大きめのカニの剥き身や水棲シュヴェシィナだけが主に栽培してる謎野菜を切り分けて鍋に突っ込んで茹で始めた。別に用意した鍋には小エビとイカの切り身を入れて茹でる。 その間にパン生地をこねて発酵させ、中に入れる調味料を作り始める」 カスターダ「今日はあんたにとっては馴染みのある食材を使うのね」 ニュルン「たまにはいいでしょ」 小エビとイカの切り身が茹で上がったら発行させたパン生地に調味料と茹でた小エビとイカの切り身を入れて包み、オーブンに突っ込んで焼き始める。 ここでマグロを切り分けたものを取り出し、必要なサイズにカットしてステーキとして焼き始めた。 2020年 12月12日 19 29 253 忘却の亡霊 ヴェルグ「あー…ひと仕事終えた後のお茶は美味い……」 ブロペニュの頭を撫でて、のんびりとみかんを食べるヴェルグ ブロペニュがみかんを見ているのを見て、ブロペニュに食べさせる そうして二人揃ってこたつを満喫するのであった…… 2020年 12月12日 22 15 254 MI4989 ニュルンはマグロステーキに茹でた野菜やカニの剥き身を盛り合わせ、茹でた時に使ったお湯に調味料をいくらかと乾燥した海藻を入れて最後に脱金属したタコミルクを加えてクリームスープをつくった。 そのタイミングでマグロステーキとクリームスープをテーブルに並べ始めた。 ニュルン「あとは包み焼きパンを並べるだけね」 2020年 12月13日 07 00 255 忘却の亡霊 ヴェルグ「あー……こたつ作って良かったー……」 こたつにハマってだらーんと机に頭を乗せてくつろぐヴェルグ どうやらよほどこたつが気に入ったらしい、昼飯が出来るまでくつろぐつもりだろうか そんな中でも携帯端末を開き、依頼が無いか確認するのであった…… 2020年 12月13日 12 12 256 MI4989 なんか依頼が見えたがその時にニュルンがお昼ができたと言い、昼食の時間になった。 席に着いて何か食べ始めるときにヴェルグは端末を覗く。 ・ササミミ族の対戦車ライフルに付けられる互換精密銃身(7.62mm用) 10本製作 一個だけあった。 ニュルン「~♪」もぐもぐ 2020年 12月13日 18 17 257 忘却の亡霊 ヴェルグ(こりゃ飯食ってからだな……) 携帯端末をしまい、昼飯を食べ始める もぐもぐもぐもぐと昼飯にがっつき、どんどん食べ進めていく 少しして昼飯を食べ終え、作業部屋へと向かった…… 2020年 12月13日 20 21 258 MI4989 作業部屋にいつのまにやら設置されてた製図用のPC(多分、ニュルンが設置した)を立ち上げてフェヌンの群れで取り扱っているデータベースにアクセスしてあのササミミ族の対戦車ライフルの図面を表示させるとそれを基に精密銃身の製作に取り掛かった。 その頃、ブロペニュ達はまだ昼食を食べていた。 ブロペニュ「なんか暇だよね」 カスターダ「どっかにお出かけでもする?」 2020年 12月13日 22 22 259 忘却の亡霊 ヴェルグ「精密銃身ねぇ……」 精密射撃でもするんだろうなと当たり前の事を思いながらヴェルグは精密銃身を作っていく 最初はパーツ毎に作っていたがワンセット組み上げた後は錬金術でササッと作る 錬金術で作ったものがちゃんと出来てるか確かめ、問題無い事を確認する そしてPCの電源を落とし、依頼主の元へ転移して行った…… 2020年 12月14日 13 06 260 MI4989 転移した場所は…… きんいろみみとびばりすたん「J,,・ω・)にゃー」 何か広々としているよく整備されたお庭だった。 しかも金色のミミトビバリスタン付きだ。 しばらくするとメイド的な召使達がやって来てヴェルグに代金を渡してきた。これから狩りにでも出かけるような格好をしている兄妹も見える。 子バリスタンを猟犬代わりにでもするんだろうか? 2020年 12月14日 20 21 261 忘却の亡霊 ハロウィンパーティーで見たきんいろみみとびばりすたんはコイツだったのだろうか? そんな事を思いながら思いながら月讀京に寄り、だんごを買ってから工房に転移した ヴェルグ「ふぃー、錬金術を使うと精神がゴリゴリ削られる……」だんごを食べながら 2020年 12月14日 22 51 262 MI4989 ブロペニュ「おかえりー」 工房に帰って来ると待ち構えたかのようにブロペニュが寄って来て身体をすり寄せて来た。 リビングにはなんともだらけた様子で弾のカタログ的なのを読んでいるニュルンとカスターダが見えた。 2020年 12月14日 23 15 263 忘却の亡霊 ヴェルグ「ああ、ただいま」 ブロペニュの頭を撫でながらこたつに入り、だんごを食べるヴェルグ ずずっと緑茶を飲み、のんびりとテレビを見ていた… 2020年 12月15日 11 52 264 MI4989 ……なんかコタツの中に何かが居る気がする。 そう思ったヴェルグはコタツをめくった。 ササミミ少年1,2,3「(・ω・)(・ω・)(・ω・)」あ、どうも 見なかったことにした。 ニュルン「あら、ヴェルグ帰って来たのね」 ブロペニュ「さっき帰って来たよ」 ニュルン「なんかニューマンのコスプレするからナノトランサー作ってって依頼してきたササミミが3人来たのよ。ちょっとこなしてくれる?」 2020年 12月15日 14 46 265 忘却の亡霊 ヴェルグ「了解…っと」 もそもそとこたつから出て作業部屋へと向かう ちょっと寒そうにしていたのはきっと気のせいだろう しばらくして3つのナノトランサーを手に戻って来た、それぞれ違うデザインで どうやら気に入ったデザインがあれば外装パーツを組み変える事が出来るようになっているようだ…… 2020年 12月15日 15 41 266 MI4989 ニュルン「品物が出来たわよ」 そう言ってニュルンがコタツをコツコツと叩くと見なかったことにしたササミミ達が出て来た。 なんかアークスみたいな恰好をしてるのと特徴的な耳でニューマンみたいに見える。 ヴェルグは彼らから代金であろう魔導銅合金インゴット5つを受け取った。 2020年 12月15日 16 42 267 忘却の亡霊 ヴェルグ「まいどあり、コレ領収書」 ササミミ達に領収書を渡して携帯端末を見るヴェルグ そしてロータリー式の除雪車が壊れたので修理して欲しいという依頼が舞い込んだ、例によってプリッツアからである ヴェルグ「冬に除雪車が壊れるって結構やべぇぞ…仕方ない、行くか」 そう言ってヴェルグは用意を整え、プリッツアに跳んでいった…… 2020年 12月15日 19 35 268 MI4989 ブロペニュ「いってらっしゃーい」 ヴェルグを見送ったあと、リビングではコスプレでの見栄えで外装はどうしようかとササミミ達が鏡を見て服装を調整したりしていた。 ニュルン「何かと思ったら今日はフェヌンさんがお出かけ中だったからなのね」 2020年 12月15日 19 50 269 忘却の亡霊 〜プリッツア王城 ガレージ〜 シルビア「すまんな、急に呼び出して」 ヴェルグ「緊急の依頼だろ?報酬さえしっかり貰えれば構わない……で、依頼のブツは?」 シルビア「あっちだ」 シルビアに促されて除雪車を見る ロータリー除雪車のロータリー部分が折れており錬金術で直すしかなさそうだ コレも仕事だと考えヴェルグは修理を始めた 2020年 12月15日 23 31 270 MI4989 その頃、工房では…… カスターダ「なんかよく来てる気がするけど村はそんなに安全じゃないの?」 ササミミ少年1「うーん、そうでもないけど変なものはこのへんじゃないと作れないんだよね」 2020年 12月16日 18 51 271 忘却の亡霊 折れたシャフトを錬金術でズレ無く直し、キチンと動くのか試運転して確認した ヴェルグ「……よし、問題無いな」 シルビア「助かった、これで雪かきが出来る」 ヴェルグ「錬金術が無かったらまるごと交換だしな……」 シルビア「まったく、お前がいてくれて助かった……コレ報酬」 ヴェルグ「まいどあり、はいコレ領収書」 報酬と領収書を交換してシルビアと別れて工房に転移した…… 2020年 12月16日 19 47 272 MI4989 工房に戻って来るといつものようにブロペニュ達がだらけている様子が見えた。 それとは別にカスターダは直ぐ近くにある屋内演習場の様子を見ていた。 画面を見るとなんかアークスみたいな武器握って戦ってるコスプレしたササミミ達の姿があった。 ブロペニュ「おかえりー」 2020年 12月16日 23 03 273 忘却の亡霊 ヴェルグ「ただいま」 工房に帰ってきたヴェルグは緑茶を淹れてこたつに入る そしてみかんを食べながらゆっくりと緑茶を飲んだ…… 2020年 12月17日 09 03 274 MI4989 カスターダ「うん? ええ、構わないわよ……」 少しすると屋内演習場を監視している格好になっていたカスターダが何かを応対した。利用客が加わったのだろう。 ニュルンもコタツに寄って来てコタツ布団をめくって中を見てから入って来た。 ブロペニュ「あとはネコが居ればコタツから出てこない定番が出来るね」 ニュルン「代わりに子バリスタンぬいぐるみでも置いておこうかしら?」 2020年 12月17日 23 01 275 忘却の亡霊 ヴェルグ「猫ってホントあったかい所好きだよな、ストーブもそうだし」 みかんの皮を剥きながらそう言うヴェルグ いつの間にか市松模様のはんてんをはおっており、妙に似合っている そしてみかんを食べ、緑茶を飲んでいった…… 2020年 12月18日 07 53 276 MI4989 それから少ししてカスターダもコタツに入って来た。屋内演習場を監視する用事が済んだのだろう。 その時にはなんでだか黄色い毛並みをした子バリスタンぬいぐるみがコタツの上に置いてあった。 ニュルンが置いたのだろう。 ブロペニュ「~♪」すりすり、むにむに 相変わらずブロペニュはヴェルグにくっ付く。 2020年 12月18日 17 15 277 忘却の亡霊 ブロペニュの頭を撫でながらみかんを食うヴェルグ あーんと口を開けるブロペニュにみかんを放り込むともぐもぐと食べ始めた、うさぎかお前は ヴェルグ「あー、ぬくい…」 2020年 12月18日 20 23 278 MI4989 カスターダ「なんかヴェルグは寒そうな格好なのに私達は相変わらず肌が見える格好よね」 ニュルン「言われてみればそうだけどその必要があるかと言うと……うーん」 ブロペニュ「~♪」 2020年 12月18日 21 41 279 忘却の亡霊 ヴェルグ「これで雪でも降ってりゃ情緒があるんだけどなぁ……雪かきが毎年しんどかったけど」 ニュルン「寒い所に住んでたのね」 ヴェルグ「まぁな……まぁここではこたつとかもホントはいらないが」 ブロペニュ「え、じゃあこのコタツやはんてん姿は?」 ヴェルグ「俺の趣味だ、いいだろ?」ニコッ スッパリと趣味と言い切るヴェルグ、こういうものを楽しむのも人間らしさなのかもしれない…… 2020年 12月19日 12 41 280 MI4989 ニュルン「なんだかんだで趣味ができてたのね」 カスターダ「昔を懐かしんでるかと思ったけどそういう趣味だったんだ」 若干意外そうな顔をしたニュルンとカスターダは各々が持ち込んだ果物を食べながらそう言った。 どうにも人間だった時代を懐かしんでるかのように見えていたようだ。 2020年 12月19日 13 14 281 忘却の亡霊 ヴェルグ「故郷にゃ暖炉しか無かったからな、動物の毛皮で作った毛布かぶって寝てたわ」 ニュルン「じゃあどこでコタツを知ったのよ」 ヴェルグ「ヤマト星系で雪かきのバイトしてた時、依頼主とお茶を飲んだ時に入れてもらった」 カスターダ「それでコタツを知ったのね、昔から色々やってたのねぇ……」 せんべいをバリボリ食べながら緑茶を飲むヴェルグ その姿はどこかジジ臭かった…… 2020年 12月19日 13 41 282 MI4989 \にゃーっ/ なんかコタツの中から子猫の鳴き声がした。 ブロペニュ「何が居るかな」 コタツ布団をめくって見えたのは シャッフィ、デッカー「ミ,,・ω・,,ミ ミ,,・ω・,,ミ」 冬毛になってもっふもっふになったパンター兄弟だった。 2020年 12月19日 14 14 283 忘却の亡霊 ヴェルグ「あれま、猫の代わりに子バリスタンが入ってる」 パンター兄弟をもふもふと撫で、お茶を飲むヴェルグ そして何か依頼か?とパンター兄弟に聞き始めた…… 2020年 12月19日 15 45 284 MI4989 シャッフィ、デッカー「ミ,,・ω・,,ミ ミ,,・ω・,,ミ これ二つ欲しい」 パンター兄弟はコタツの足をコツコツと叩きながらそう言った。 ……コタツを寝床にするつもりなんだろう。 2020年 12月19日 16 32 285 忘却の亡霊 ヴェルグ「そんなに気に入ったのか、こたつ……」 そう言ってこたつから出て作業部屋に入っていくヴェルグ 持ち運びしやすいように足を畳める構造にしようかと思いながら作業を始めた…… 2020年 12月19日 20 19 286 MI4989 一方リビングでは…… カスターダ「~♪」もふもふ デッカー「ミ,, ω ,,ミ」じゃれてる ブロペニュ「ほんとに長毛種が好きなんだね」 なんかカスターダがデッカーとじゃれてた。 2020年 12月19日 21 26 287 忘却の亡霊 こたつ本体を錬金術で作り、それを机の台に組み付ける 足は金具で折り畳み機構を付け、片付けが楽になるようにする そしてこたつ布団を別に付けてリビングヘこたつを運んでいった…… 2020年 12月19日 22 33 288 MI4989 リビングに来るとパンター兄弟とカスターダがじゃれ合ってるのが見えた。 同じクレリアン同士なので何か気があうんだろうか。 目を合わせたニュルンがパンター兄弟からの代金であろうミスリルインゴット5個をヴェルグに渡してきた。 2020年 12月19日 23 03 289 忘却の亡霊 こたつセットをパンター兄弟の所に置き、ニュルンから代金を受け取る そして領収書を書いてこたつセットに貼り付け、ヴェルグはコタツに入って緑茶を飲んだ ヴェルグ「ふぃー、終わった終わった……」 2020年 12月20日 00 08 290 MI4989 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ」もふもふ ニュルン「ほら、頼んだコタツができたわよ」 パンター兄弟をコタツセットに誘導するとさっそく組立始めた。 子バリスタンの体格でコタツを組み立ててるのでさながらテントを組み立てているようにも見える。寝床として使うつもりなんだろうなとヴェルグは思わされた。 ヴェルグ(あれ、これ動作チェックでコタツから出られなくなる奴では……) 2020年 12月20日 00 50 291 忘却の亡霊 〜1時間後〜 シャッフィ、デッカー「Zzz……Zzz……」 ヴェルグ「嗚呼、やっぱりこうなったよ……」 動作チェックがてらこたつの中に入ったパンター兄弟は見事にドハマりし眠ってしまった ヴェルグが揺さぶるもパンター兄弟は起きない ちょっと困った顔をしながら、ヴェルグはパンター兄弟のお昼寝を見ている事しか出来なかった… 2020年 12月20日 11 03 292 MI4989 ブロペニュ「さっそくコタツから出てこないネコになってる」 すやすやとお昼寝しているパンター兄弟はさながらコタツから出てこないネコのようだった……。 カスターダ「なんかしばらくしたら取り上げられそうね……」 2020年 12月20日 16 03 293 忘却の亡霊 ヴェルグ「こりゃぐっすり寝ちまってるぞ……こりゃこたつから引っこ抜くしかないか」 ヴェルグがパンター兄弟をこたつから引っこ抜き、ゆさゆさと揺さぶる これで起きなきゃどうしようと思いながらパンター兄弟を揺さぶり続けた…… 2020年 12月20日 18 12 294 MI4989 シャッフィ「ミ; ω ミ Σ」じたばた 流石にコタツから出して揺さぶられると目を覚ました。 が、そんなことよりもかなり熱い。 ヒーターで温められていたのもあるが断熱構造なそのもふもふに熱がかなり籠っている。 デッカー「ミ´・ω・ミ」ほかほか ニュルン「なんか懐炉みたいね」 2020年 12月20日 18 52 295 骸真 削除 「寒い…寒いめろ~!」ガランガラン なんか羊の獣人みたいなのが工房に入って来た。 羊の獣人「寒……。めろっ」ひしっ デッカー「Σミ・ω・`ミ」ギュッ 羊の獣人「暖かいめろ~」ぬくぬく なんか勝手に入って来た獣人がデッカーに抱きついてデカい毛玉と化した… (羊の獣人については人物紹介をご覧下さい。何か色々書いて有りますが特に深く考えなくてヨシ!!因みに単なる迷子です) 2020年 12月20日 20 17 296 MI4989 ブロペニュ「なんか大きい子バリスタン(?)が来たね」 ニュルン「ぬいぐるみみたいなのがぬいぐるみに抱き着いてるみたい。ところでこんなタイプの子バリスタンも居るの?」 カスターダ「いや、知らないわね……」 シャッフィ「ミ,,・ω・,,ミ」もふもふっ デッカー「ミ´・ω・`ミ」ぼくはぬいぐるみじゃないよって顔してる 2020年 12月20日 20 50 297 忘却の亡霊 ヴェルグ「何このカオス……」 もふもふがもふもふを呼んだのか、新たなもふもふが紛れ込んだ 獣人には違いなさそうだがバリスタンとはまた違いそうだ たまたまここにやって来てしまったのだろうか? 2020年 12月20日 21 16 298 骸真 削除 羊の獣人「メロロはバリリカン(?)じゃないめろ。メロロはカチカチ山からぶぃびぃなんとかのミミのお店に羊毛を届けに来たんだめろ。道がややこしくて、うろうろしてたらここに居ためろ。ここどこめろ?」 デッカー「ミ;・ω・ミ」もふもふ おぞましい何か「迷える子羊よ、神のお告げである。約束は果たされた。受難の時だ、耐え難くあるべし」 ブロペニュ「?!」ビクッ 何か外に歯茎が剥き出しの人毛が生えた人間の特徴を備えた化け物がわらわらいて、しゃべくっている。 羊の獣人→メロロ「あれは夢ノ谷の羊だめろ。メロロの羊さんめろ」 おぞましい何か→ユメノタニヒツジ「ここは神の逐わす谷、閉じられし岩戸、かの者は人為らざる化身、故に畏れ多くあるべし」 ユメノタニヒツジ2「光る岩よ、光る星よ、輪転し廻れよ。流転する魂は灰塵に帰す」 めっちゃ喋ってる… メロロ「ふぁあ…疲れためろ…休憩するめろ…」ポスン メロロは欠伸をするとデッカーを抱えたままその場に座り込りこんでしまった。 もの凄くマイペースな性格の様だ。 2020年 12月20日 22 06 299 MI4989 デッカー「ミ´・ω・`ミ」だして シャッフィ「ミ´・ω・`ミ」引っ張り出そうとしてる ニュルン「取引先に商品を届けてる途中の羊飼いが迷子って拙い状況じゃない。どうしましょ」 ブロペニュ「ターリア宇宙港に案内するか運んで行って迷子センターに預けて来る?」 メロロ(と羊達)をどうしようかブロペニュ達は呑気に話を交わしている。 シャッフィはメロロに抱かれたデッカーを引っ張り出そうとしている。 ケピニェコ「コタツとやらを注文しに行った子供が帰ってこない、なんて十中八九……」 なんかパンター兄弟を連れ戻しに来たであろうケピニェコがやって来た。 ……なんか面倒な状況になってるのが見えた。 コタツの外にパンター兄弟が見えるのでコタツから出てこない、なんてことではないようだ。
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サミット石神井公園 〒177-0041 東京都練馬区石神井町2-12-21 TEL:03-5923-7360 営業時間:9 00~23 00 最寄駅:西武池袋線石神井公園駅 行き方:北口を出て、ロータリーから出ている道路を直進する。モスバーガー・三菱東京UFJ銀行がある交差点を右折し、しばらく直進すると右側に店舗があります。 徒歩5分。