約 1,367,312 件
https://w.atwiki.jp/vocamylist/pages/641.html
https //www.nicovideo.jp/watch/sm35100431 投稿者 ぺむ ボーカル flower 登場回 順位 マイリスト数 #24 26 222
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/3182.html
作詞:ひなた春花 作曲:ひなた春花 編曲:ひなた春花 歌:鏡音リン・レンAppend 翻譯:青息吐息 侵略心的機器人 我們是來侵略你的心的 機器人 就算搞錯也不是觀賞用的 今天也要侵略喔 你的心 請快拉開這扇鐵捲門吧 簡單的說明下 我們一直在尋找你 從不同於這個宇宙 的宇宙到來的 目的十分簡單 "侵略你的心" 不管使用怎樣的手段 都誓言要達成 但是你用那樣武器 跟我們相互抗衡 我們是來侵略你的心的 機器人 請停止無謂的抵抗 今天也要侵略你的心 請快拉開這扇鐵捲門吧 該怎麼說呢 這嚴重事態 該說是沒預料到嗎? 超乎預想的防禦力讓 我們看不到你的心 但是別擔心 我們是最菁英的 機器人 這種程度的障礙 根本算不上問題 雖然也有被你揮舞的武器 傷害的時候 我們是來侵略你的心的 機器人 不可能因這種事感到挫敗 今天也是充滿活力的侵略你的心 請快拉開這扇鐵捲門吧 "請不要攻擊這個人" 要是又加強防禦的話 我們會感到困擾的 我們是來侵略你的心的 機器人 雖然邏輯和神秘不論什麼都是我們的絕活 但對你的心而言歌唱似乎是最有效的 所以我們來唱歌吧 我們是來侵略你的心的 機器人 就算搞錯也不是觀賞用的 今天也要侵略你的心 請快拉開這扇鐵捲門吧
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/4923.html
鏡音 リン 鏡音 リン(かがみね リン)がデザインされたカード群。初音ミクPart3時点で46種類が存在する。 黄色のカードが多く、大半のカードがレンと対をなす。 ボーカロイドのひとつ。頭のリボンのような飾りが特徴的。 キャラクター・ボーカル・シリーズの第2弾で、ミクとは異なる力強い声がコンセプト。 レンとは一見双子のように見えるが、公式上では双子という設定はなく、二次創作に任せている。 レンと比べると、ズボンの丈が若干短い。 声優は下田麻美。 カード一覧 《鏡音 リン(030)》 《鏡音 リン(031)》 《鏡音 リン(032)》 《鏡音 リン(033)》 《鏡音 リン(034)》 《鏡音 リン(035)》 《鏡音 リン(036)》 《鏡音 リン(037)》 《鏡音 リン(038)》 《鏡音 リン(039)》 《鏡音 リン(051)》 《鏡音 リン(076)》 《鏡音 リン(079)》 《鏡音 リン(086)》 《鏡音 リン(098)》 《鏡音 リン(226)》 《鏡音 リン(227)》 《鏡音 リン(228)》 《鏡音 リン(229)》 《鏡音 リン(230)》 《鏡音 リン(231)》 《鏡音 リン(232)》 《鏡音 リン(233)》 《鏡音 リン(234)》 《鏡音 リン(235)》 《鏡音 リン(236)》 《鏡音 リン(280)》 《鏡音 リン(293)》 《鏡音 リン(294)》 《鏡音 リン(295)》 《鏡音 リン(323)》 《鏡音 リン(329)》 《鏡音 リン(330)》 《鏡音 リン(331)》 《鏡音 リン(332)》 《鏡音 リン(333)》 《鏡音 リン(334)》 《鏡音 リン(335)》 《鏡音 リン(336)》 《鏡音 リン(337)》 《鏡音 リン(371)》 《鏡音 リン(377)》 《鏡音 リン(383)》 《鏡音 リン(398)》 《鏡音 リン(P011)》 《鏡音 リン(P028)》 コンビ 《鏡音 リン&鏡音 レン(053)》 《鏡音 リン&鏡音 レン(054)》 《鏡音 レン&鏡音 リン(055)》 《鏡音 リン&鏡音 レン(056)》 《鏡音 リン&鏡音 レン(256)》 《鏡音 リン&鏡音 レン(257)》 《鏡音 レン&鏡音 リン(258)》 《鏡音 リン&鏡音 レン(259)》 《鏡音 リン&初音 ミク(328)》 《鏡音 リン&鏡音 レン(345)》 《鏡音 レン&鏡音 リン(346)》 《鏡音 リン&鏡音 レン(347)》 《初音 ミク&鏡音 リン(385)》 《鏡音 リン&巡音 ルカ(386)》 《MEIKO&鏡音 リン(387)》 支援カード 《鏡音 レン(040)》 《鏡音 レン(041)》 《鏡音 レン(P014)》 《紙飛行機》 《ココロ》 《リンちゃんなう!》 発動キー 《鏡音 レン(099)》 《初音 ミク(202)》 《鏡音 レン(237)》 《巡音 ルカ(260)》 《MEIKO(271)》 《KAITO(284)》 《鏡音 レン(339)》 関連項目 『初音ミク』 【音楽】 【ヘッドフォン】 鏡音 レン 初音 ミク 巡音 ルカ MEIKO KAITO 編集
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3115.html
八重樫太一 初登場話 017:ココロコネクト-シトランダム- 現データ 017:ココロコネクト-シトランダム- 稲葉姫子 初登場話 017:ココロコネクト-シトランダム- 現データ 017:ココロコネクト-シトランダム- 永瀬伊織 初登場話 017:ココロコネクト-シトランダム- 現データ 017:ココロコネクト-シトランダム- 桐山唯 初登場話 017:ココロコネクト-シトランダム- 現データ 017:ココロコネクト-シトランダム- 生死 生存中 スタンス 生存優先 現在状況 【桐山唯@ココロコネクト -ヒトランダム-】[状態]【桐山】、健康、精神疲労(中)[装備][道具]KS×1、RS(1~3)[思考]基本:コロシアイには乗らない1:………どうしよう2:目の前の男の子と情報交換[備考]※本編終了後から参戦です※入れ替わりについては本編とほとんど同様です※入れ替わりについては今は言う気はありません 青木義文 初登場話 017:ココロコネクト-シトランダム- 現データ 017:気づいた時には終わっていたという話 生死 生存中 スタンス 生存優先 現在状況 【青木義文@ココロコネクト -ヒトランダム-】[状態]【稲葉】、健康、精神疲労(中)[装備][道具]KS×1、RS×(1~3)[思考]基本:………どうしよう1:稲葉については保留[備考]※本編終了後からの参戦です※入れ替わりについては本編とほとんど同様です※稲葉姫子と入れ替わっている時間は不明です
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/4470.html
今日 - 合計 - プリンス・オブ・ペルシャ ケンシ ノ ココロの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時28分52秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/sentairowa/pages/140.html
それぞれのココロ 私はひとり樹海を歩く。 このゲームが始まって7時間あまり、運がいいのか、悪いのか、私が出会ったのは男がひとりだけ。 その男のことを考えると身体が疼きだした。 戦場だというのに花を愛でる軟弱な男。楽に殺せる。だけど、そう思い戦いを仕掛けたのは迂闊だった。 男は緑色をしたバッタのような姿になると私に手傷を負わせた。こちらもそれなりの傷は負わせたとはいえ、気が晴れるわけではない。 いつかこの借りは返させてもらう。でも、そのためにはこのゲームに生き残るための方法を少し考えなければいけないかも知れない。 『みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!』 突然、女の声が私の耳へと届く。機械を通した特有のノイズをはらんだ声。そして、その声には聞き覚えがある。 草加雅人が必死に守ろうとしていた女。確か、園田真理だったかしら。 園田真理はけたたましい声で必死に何かを訴える。正直、聞くに堪えない。 光?希望?園田真理が吐いた言葉は全て自分をごまかす言葉ばかり。あなたも死にたくないだけでしょ? 死にたくないから、力がないからそうやって誰かにすがろうと必死に訴える。 やがて、園田真理の言葉を遮り、銃声が鳴った。 どうやら撃たれたみたいね。耳障りな声が消え、私の口元には自然と笑みが浮かんだ。 再度、銃声が鳴る。だが、今度は機械を通してではない。聞こえたのは私のすぐ後ろからだ。 誰?私は後ろを振り向く。そこには銃を持った化け物が立っていた。 鋼色をした身体に赤い眼。昆虫を思わせる触覚と顎。そんな姿をしていながら、両の手は人間と同じで銃を持っていることに奇妙な違和感を感じる。 「なにか御用かしら?」 とりあえず話しかけてみる。一見、話が通じない獣のように思えるが、人間のフォルムと銃を使う器用さ、もしかしたら自分たちと同じタイプの生物なのかも知れない。 化け物はこちらをしばらく直視した後、銃をディパックに収めた。そして、今度は奇妙な形をした剣を取り出す。 交渉は無理かと、私はオルフェノクの姿へと変身しようとするが、次に化け物のとった行動は私の予期したものではなかった。 化け物は剣を筆代わりに地面に文字を書いた。 取引する気はある? 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 樹海中に麻生の悲しみの雄叫びが響き渡る。 真理を守れなかった。もっと早く自分が真理の下に辿り着くことが出来れば。もっと早くマシーン大元帥を倒せれば。 真理のぬくもりが徐々に両腕から消えていく。それと共に麻生の後悔も深いものになっていった。 だが、悲しんでばかりもいられない。麻生は自分を奮い立たせる。 麻生には夢がある。 真理と約束した叶えなければならない夢が。 「……真理ちゃん」 麻生は真理の身体を腕から降ろすと木を背に、やさしく眠らせる。 「ここで待っていてくれ。君の想いを伝えた後、俺はまたここに戻ってくる」 麻生は拡声器を手に再び丘へと向かった。自分の、真理の想いを再び皆に伝えるため、丘を駆け上る。 だが、丘の頂へと辿り着くより先に、麻生の身体には異変が起こっていた。 「こ、これは……」 ZOとキックホッパーへの変身、ドラス、マシーン大元帥との死闘、それによって蓄積されたダメージと疲労は確実に麻生の身体を蝕んでいた。 意識が朦朧とし、今にも気を失いそうになる。 「伝えなければならないんだ。真理ちゃんの想いを……」 必死に気を保とうとするが、身体には伝わらない。ついに麻生の身体は崩れ落ちそうになる。だが、その瞬間、麻生の身体は何者かに支えられる。 「き、君は……」 その男は右手を頭にかざすと自分の名を名乗った。 「ヒビキです。宜しく、シュッ!」 「ヒビキさん……俺は」 「麻生さん……ですよね。話は聞かせてもらいました。俺も手伝いますよ。闇を切り裂いて、光をもたらすために」 ヒビキの言葉に、麻生は不覚にも涙が流れそうになった。 真理の死は決して無駄ではない。ヒビキのように、共に戦う勇士の心にきっと響いている。 麻生がそれを実感できたとき、失いかけていた意識がはっきりと覚醒していく。 「ヒビキさん、俺をこの丘の頂へ連れて行ってくれ。俺にはまだ、みんなに伝えなければいけないことがある」 「わかりました。思いっきり行きますよ」 ヒビキは麻生を抱え上げると一気に丘の頂へと駆け上がる。 大人一人分の重さを抱えているのにも関わらず、ヒビキの速度は落ちることなく、あっという間に頂へと辿り着く。 「着きましたよ、麻生さん」 「凄い体力だな」 「鍛えてますから」 麻生はヒビキの腕から降りると丘の頂へと立った。陽が昇り切った今ではその場所を照らす光は非常に眩しく、輝いて見える。 「麻生さん」 「ああっ」 麻生は拡声器を手に取り、その想いを吐き出した。 「みなさん、聞いてください。先程……先程、みなさんに希望を訴えた真理ちゃんは命を落としました。 俺が、俺が不甲斐ないばっかりに真理ちゃんは……」 麻生の声に嗚咽が混じりそうになる。だが、麻生は堪えた。今しなければならないことは真理のために泣くことではない。 今しなければならないのはみんなに希望を与えること。 「真理ちゃんは最後に夢の話をしました。夢を持つと、時々凄く切なくなり、時々凄く熱くなる。 そして、真理ちゃんは俺の夢を訊ねました。俺の夢は仮面ライダーとして、みんなを幸せにすること。 俺の夢を聞いた後、真理ちゃんは俺が夢を叶えることを望み、眠るように息を引き取りました。 ……俺は自分の願いを叶えます!こんな戦いをぶっ壊して、みんなを必ず救い出します。 だから、真理ちゃんが言っていたように希望を捨てないでください!勇気を持ってください!正しく生きることを諦めないで下さい!」 真理の想い、自分の想い、ふたりの想いをひとつにした麻生の叫びは終わりを告げた。それと同時に気が緩んだのか、麻生は倒れそうになる。 「おっと」 ヒビキは息も絶え絶えにふらつく麻生を支えると、拡声器を取り、締めの言葉を紡いだ。 「みんな、聞こえたか。麻生さんや真理ちゃんが言った通り、諦めるんじゃないぞ。 明日夢!あきら!きっと助ける。だから待っていてくれ」 最後に人助けを生業とする鬼の弟子となったふたりに特別なメッセージを添える。 ふたりならきっと鬼の精神を守ってくれている。そう信じてはいるが、不安であることに違いはない。 そんなふたりを少しでも勇気付けようとしたヒビキの想いは思わず言葉になっていた。 共に自分が訴えたい想いを言葉にした麻生とヒビキ。そんなふたりにパチパチと拍手の音が聞こえてくる。 「素晴らしい演説だったわ」 いつの間にそこにいたのか、女がひとり立っていた。女は手と手を合わせ、ふたりに拍手を送っている。 「やめてくれないかな。別にほめられることをしたつもりはないし」 響鬼はその女を警戒する。訴えに集中してたとはいえ、鬼の自分がこうも簡単に後ろを取られるなんて、普通じゃありえない。 「あんた何者だ」 「そんなに警戒しないで。私は影山冴子。真理ちゃんの友人よ。たまたま近くにいて、真理ちゃんの声が聞こえたから飛んできたの」 冴子は顔に微笑を浮かべ、答える。だが、どうにも怪しい。 「信じられなくても無理はないわね。こんな状況だもの。でも、信じて……私は武器も持ってないし、変身できるような道具も持ってない。 ほら、ディパックの中も調べていいし、身体検査もしてもいいわ」 冴子は『こんな状況』という言葉を強調すると、ディパックを投げ、両手を上げた。 「ヒビキさん。疑う気持ちもわかるが、俺たちが人を信じられなくなったらお終いだ。冴子さんを信じてやろう」 麻生の言うことは尤もだった。ヒビキは我知らず、この戦いに呑まれていたと考えを改める。 「麻生さんの言う通りだな。冴子さん、済まなかった」 「わかってもらえればいいわよ」 冴子は特に怒った風もなく、投げたディパックを再び手にする。 「そうだ、支給品は見せてもらってもいいかな?役に立つものかも知れないし」 「いいわよ。でも、残念だけどただのカードが一枚きり」 冴子は懐から一枚のカードを取り出す。 取り出されたカードには闇が描かれており、『SEAL』という文字が刻まれていた。 「SEAL……封印って、書かれているから、もしかすると何か意味があるのかも知れないけど」 「今の所はわからないな」 「そうね」 冴子はカードを懐へと戻すと、襟を正した。 「ところで……真理ちゃんはどこかしら」 「真理ちゃんは……」 「死んだのは知ってるわ。でも、せめて手を合わせたいの。例え死んだのだとしても真理ちゃんにはお世話になったから」 どこか遠くを見つめる冴子。真理と冴子がどういう関係だったかは麻生にも、ヒビキもわからない。 だが、真理を想う冴子の姿を見ていると、冴子を信用してもいいように思えた。 「真理ちゃんはすぐ下にいます。行きましょう、真理ちゃんも喜んでくれるはずです」 麻生とヒビキ、冴子の3人は連れ添って、真理の元へと向かう。 「いない……」 しかし、そこには真理の姿はなかった。麻生は響鬼から離れると真理を寝かせたはずの木へと駆け寄る。 間違えるはずがない。 「一体、一体どこに!」 「あれ……」 冴子が指差す先には立ち尽くす女性の姿があった。その後姿には見覚えがあった。いや、忘れられるはずがない。 「真理ちゃん!」 麻生は真理の元へと駆け寄る。麻生の心にともる希望の光。生きていることへの疑問よりも、生きていたことの嬉しさが麻生の心を占めていた。 「真理ちゃん」 真理の肩を掴み、自分の方へと振り向かせる。その顔は間違いなく真理の顔。 「よかった」 嬉しさのあまり、麻生は真理を抱きしめる。だが、麻生はすぐに異変に気付いた。真理の身体は生きているというのにあまりにも冷たい。 「麻生さん……」 真理の肌の色がみるみる色を失っていく。桃色から、白へ。そして、白から灰色へ。 そして、灰色になると同時に身体が少しずつ細かな灰となり、崩れ落ちていく。 「夢お……かな……え……て」 その言葉を言い終わると、真理の身体の全ては灰になった。麻生の手には真理の身体の一部であったわずかな灰と首輪だけが残る。 「うわっ……うわぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ」 麻生が上げる2度目の咆哮。その咆哮は皮肉にもまったく同じ人の異なる死によるものだった。 (お姉ちゃん酷いことするね) そう思いながらもぼくの心はうきうきしている。 麻生のお兄ちゃんが泣き悲しんでいることも要因のひとつなんだけど、最大の要因は冴子お姉ちゃんがこの状況を引き起こしたことだ。 人間は不要なもの。人間は愛や希望という不確かなものを信じ、論理よりも感情で物事を判断する。そうパパは教えてくれた。 実際、拡声器を使ったお姉ちゃんは愚かだった。このゲームの中でわざわざ居場所を知らせるようなことをすれば、命なんてないってわかりきったことなのに。 希望なんて不確かなものを伝えるために死ぬなんて、本当に愚かだ。 その点、冴子お姉ちゃんはとっても面白い。 拡声器のお姉ちゃんの死を笑い、ぼくとの交渉には物怖じせず応じ、そして、お兄ちゃんたちの心に絶望を与えた。 パパが教えてくれた人間とは正反対だよ。冴子お姉ちゃんならやってくれるかも知れないな。 数十分前、ぼくが冴子お姉ちゃんに持ちかけた取引は、首輪の解除方法を見つけることとぼくが麻生のお兄ちゃんと融合できる場を設けること。 お兄ちゃんとの融合はともかく、首輪を解除方法を見つけるためには化け物の姿は色々と不利だからね。 その代わり、冴子お姉ちゃんにはぼくが持っている情報を全部提供して、冴子お姉ちゃんは殺さないという条件をあげた。 冴子お姉ちゃんは数秒考えたあと、了承した。なぜだか嬉しそうに、ドラスくんとぼくを呼んで。 (ふっふっふっふっ) 本当に面白いお姉ちゃんだ。冴子お姉ちゃんも最後は殺そうと思ったけど、ぼくが神になることができたら生かしておいてあげるよ。 だから、頑張ってね冴子お姉ちゃん。 【影山冴子@仮面ライダー555】 【1日目 現時刻 午前】 【現在地:樹海C6エリア】 [時間軸] 本編最終話あたり [状態] 軽度の打撲。2時間は変身不可。 [装備] なし [道具] アドベントカード(SEAL) [思考・状況] 1:生への執着 2:ドラスくんとの取引にのる。 3:当面は麻生、ヒビキと行動。隙が出来たら麻生はドラスくんに捧げる。 ※ドラスから冴子は首輪により変身に制限があることを知りました。また、麻生勝、望月博士の情報を得ました。 【ドラス@仮面ライダーZO】 【1日目 現時刻 午前】 【現在地:樹海C6エリア】 [時間軸] 仮面ライダーZOとの戦闘で敗北し死亡した直後 [状態] 中程度の負傷。 [装備] 怪魔稲妻剣、GM-01改4式(弾数中消費) [道具] 首輪、配給品一式×2(自身に支給された物と立花藤兵衛に支給された物) [思考・状況] 1:首輪を外しこの世界を脱出する。 2:麻生勝=仮面ライダーZOを吸収する。 3:首輪の解除とZOの吸収のため、冴子を利用する。 4:他の参加者は殺す。ただし、冴子には興味あり。 5:可能ならこの戦いに関する情報を得る。 [備考]:ドラスの首輪は胴体内部のネオ生命体本体に巻かれています。(盗聴機能は生きています) ドラスはドクトルG、ヨロイ元帥、ジェネラルシャドウ、マシーン大元帥の情報を得ました。 【麻生 勝@仮面ライダーZO】 【1日目 現時刻 午前】 【現在地:樹海C6エリア】 [時間軸] 本編終了後 [状態] 負傷大(打撲、裂傷、やけどなど)。疲労大。大きな悲しみ。 二時間弱はZOにもキックホッパーにも変身できません。 変身した時間の関係で、ZOに変身可能になる時間の方が少し早いです。 [装備] ホッパーゼクター&ホッパー用ZECTバックル。 [道具] ラウズカード(ダイヤの4、8。クラブの7。ハートの3、4、7。スペードの4)。拡声器。 真理の首輪。 [思考・状況] 1:真理の死に様にかなり動揺。 2:園田真理の願いを叶え、救世主になる。 3:仮面ライダーとして戦う。 4:巧、及び草加に罪悪感。出来れば二人に償いがしたい。 5:ドラスを再び倒す。 6:望月博士を探す。 [備考]:ウルフオルフェノクの情報を得ました。敵と認識しています。 ※麻生とヒビキの呼びかけは全エリアに届きました。 【日高仁志@仮面ライダー響鬼】 【1日目 現時刻 午前】 【現在地:樹海C6エリア】 [時間軸] 四十一乃巻。明日夢と桐矢を弟子にした後。 [状態] 軽いやけど。 [装備] 音撃鼓、音撃棒、変身音叉・音角 [道具] 配給品一式 [思考・状況] 1:麻生と協力し、闇を切り裂き、光をもたらす。 2:人質にとられている少年を助ける。 3:裁鬼の仇をとる。 4:ゲームをから脱出する。 5:少年を助け次第草加たちと合流。 6:冴子にわずかだが猜疑心。 [備考] シャドームーンを魔化魍、もしくは闇に堕ちた鬼だと思っています。草加達を信頼しています。 ※HONDA XR250は制限により、あらゆる能力で変化することが出来ません。 また、樹海を進むため、D6エリアの端に放置中です。
https://w.atwiki.jp/kopamama/pages/12.html
リンバス希望表 第1希望 第2希望 第3希望 第4希望 第5希望 活動外 Ayako ナ脚 ― ― ― ナ足 ナ胴 Althea ナ足 ナ脚 ホ脚 ホ胴 ホ足 ナ胴 Bimale ナ足 ホ手 ホ脚 ナ脚 ホ足 Elsh ホ足 ホ脚 ホ手 ホ胴 ― Lita ホ脚 ホ足 ナ脚 ホ胴 ナ胴 Matarli ホ胴 ホ足 ナ脚 ナ胴 ホ手 ホ脚 Monger ホ足 ナ足 ホ脚 ホ胴 ホ手 Qith ホ手 ホ足 ホ胴 ナ脚 ホ脚 Ryuu ホ脚 ホ胴 ― ― ― Rondenion ホ足 ホ脚 ホ胴 ― ホ手 Sakurahime ホ脚 ホ足 ナ胴 ナ脚 ホ胴 Sacalite ホ胴 ホ脚 ホ足 ― ホ手 Silvest ナ脚 ホ脚 ホ胴 ホ足 ホ手 Sizuna ナ胴 ホ胴 ホ脚 ホ足 ホ手 Syamon ナ脚 ホ胴 ナ胴 ナ足 ホ足 ホ脚 Borusiti 古銭 ― ― ホ足 ホ脚 Zil ― ― ― ― ―
https://w.atwiki.jp/roborowa/pages/294.html
ココロの在処(後編) ◆9DPBcJuJ5Q ▽ 予想外の事態の連続に、ギンガは困惑していた。 戦闘力など皆無に等しいと判断したロボットの、予想以上の粘り。 突如として戦闘を中断し、ロボットを庇い、その直後に何故か行動を停止した銀色のカメンライダー。これによりカメンライダーを無力化できたのは良かった。 だが、己が戦っていた相手が倒されたことに激昂し、今、自分へと襲い掛かってくる、カメンライダーと同等の力を持つ黒いサイボーグ。この存在が最たる計算外だ。 何者にも気取られぬ内にロボットを破壊し、その後は身を隠して銀と黒のサイボーグの決着を待つはずが、このような事態になってしまった。 しかし、カメンライダーとロボットの撃破は失敗したものの無力化には成功。黒いサイボーグもカメンライダーとの戦闘で消耗している。結果だけ見れば、当初の予定と大差ない。 ギンガは計算違いの展開を悔いるような無駄な思考をせず、現状の打破のみを考えた。 逃走――現状では却下。敵の機動力、戦闘スペックを鑑みるに、下手に逃走しようとすれば撃破されかねない。撤退するにしても、確実に撤退できるタイミングを見計らうべきだ。 ならば、この場で取るべき行動は、戦闘。相手が肉弾戦を得手とするのならば、自分も不得手な武器は用いず、シューティングアーツによる格闘戦を選択。 ギンガは天王剣をその場に投げ捨て、構えを取る。 その様子にハカイダーは、ピクリ、と反応を示したが、無言のまま。 先に仕掛けたのは、ハカイダーだ。真っ直ぐに突っ込んできたそれを、ギンガはダッシュジャンプによって回避した。 「なに!?」 通常のジャンプではありえない瞬発力に、ハカイダーは困惑する。だが、これが相手の能力であるならば、それをも打ち破り、破壊するまでのこと。 ギンガは空中でフットパーツの機能を用いて方向転換すると、ハカイダーに向けて乾坤圏を発射する。 猛烈な勢いで迫る乾坤圏に、ハカイダーは舌打ちをしながらバックステップで回避した。それでも、ギンガの着地の瞬間を狙って再度仕掛ける。今度はあの奇怪なジャンプにも戸惑うことはない。 ギンガは着地すると、拳に魔力を収束させ、ダッシュによって勢いをつけ、擦れ違い様、ハカイダーへとベルカ式近接魔法・ナックルバンカーを放つ。ハカイダーも同様に、憤激を込めた拳をギンガに放った。 交錯の後、ハカイダーは肩の装甲を掠められ、僅かに壊されていたことを悟ったが、動じず、ゆっくりと振り返る。 その視線の先には、脇腹を抉られ、鮮血を滴らせるギンガがいた。 「ほう……よく、かわしたな」 ハカイダーが敵へ贈る純粋な賞賛の言葉も、今は底冷えするような恐ろしさがあった。 銀の仮面ライダーは、己に巣食う悪との戦いの最中だった。自分は、言わばその立会人に過ぎなかった。なればこそ、仮面ライダーに戦いを全うさせねばならなかった……それなのに!! 目の前の女は自分達の戦いに割って入るならばいざ知らず、あろうことか力の無いフランシーヌを襲った。 戦いの場に居合わせている弱者とは、最初から人質であるか本人が己の意志で動かぬ限り、悪であっても手出しをしてはならない戦いの見届け人だ。それに手を掛けるなど、言語道断。悪の風上にも置けぬ小悪党だ。 悪を誇るが故に、ハカイダーは目の前の女を許せなかった。 ……何より不意打ちというものには、苦すぎる思い出がある。 対してギンガは、今の一撃に驚愕していた。 このサイボーグのスペックは、恐らくはカメンライダーと同等のはず。にも拘らず、攻撃の鋭さは数段上だった。 その原因は、本郷猛の優しさにあった。本郷は最初から、名も知らぬギンガの更生を願い、決して殺さないようにと戦っていたのだ。 途中で本郷も、ギンガを止める為ならばと本気で戦ったが……それでも、少女の姿そのままに戦うギンガに対して、彼はどうしても全力を出せなかったのだ。 だが、ハカイダーは違う。喩え相手が女子供であろうが、それが破壊すべき相手ならば容赦なく破壊する。そこに同情などと言った感情が入る隙など一分も無い。 ハカイダーの悪魔回路に満ち溢れ、機械の身体に漲る感情は――破壊衝動と殺意、そして憤激のみ。 加えて、今の一撃の明暗を分けたのは、疲労の度合いであった。 ハカイダーは直前に仮面ライダーX……もとい、怪人Xカイゾーグと戦っていたとはいえ、途中からは本気ではあっても全力を出していなかった。加えて、Xカイゾーグが度重なる戦闘で疲労していたこと、なにより修理工場で回復していたことが大きかった。 ギンガもXカイゾーグ程ではないにせよ、連戦に次ぐ連戦で疲労していた。それは多少の休息を挟んだ程度で、自分と同格以上の存在との戦いを誤魔化せるものではなかったのだ。 ギンガの脳裏に、撤退の選択肢が強く浮かぶ。だが……どうしても、目の前の男から逃げ切れる確信が持てなかった。 初めて肌で感じる、濃密で冷淡な殺意が、戦闘機人の感覚をも震わせていた。 「来んのか?……では、いくぞ!」 怒りを湛え、殺意を迸らせながら、ハカイダーは動いた。 それを聞いて、ギンガは自分が呆けていたことに気付く。自らの失態に舌を打つ間も惜しみ、ハカイダーの蹴りを踏み込んでかわす。そのまま、膝に拳を叩き込もうとした……が。 「はぁっ!」 裂帛の気合と共にハカイダーは前蹴りの軌道を強引に変更し、ギンガの頭を刈り払うようにした。ギンガは寸前でこの脅威を察知し、しゃがみ込んで回避する。 刈り払われたハカイダーの右足が地面に着くより先に、ギンガは残った左脚を払おうとしたが、これも回避される。この隙に、体勢を整える。 「女だてらに鍛えられた見事な体術だ……が、使い手の性根が腐っていては、な」 ハカイダーは残念そうでもなく、ただ淡々と語る。戦士の戦いを穢した下衆に対する敬意など、この世に存在しないかのように。 ギンガはその言葉にも動揺せず、目の前の黒いサイボーグをAランクの警戒対象に認識し、その戦闘能力はオーバーSランクと同等と判断した。漆黒のサイボーグから放たれるプレッシャーは、時空管理局のエース・オブ・エースもかくやというほどだった。 加えて、この戦場に非殺傷設定など存在しない。敗北は即ち機能停止だけではなく、死を意味する。それでは、ナンバーズとしての任務を遂行することは不可能になってしまう。 「……貴様の実力は認めてやる。だから、これで最後だ」 宣言し、ハカイダーは構えを取る。それは、仮面ライダーZXのゼクロスキックをも正面から打ち破り、村雨良を屠った、必殺と呼ぶべき技の構えだった。 ギンガはハカイダーの言動と強さを増した殺気とプレッシャーから、次の一撃こそがこの戦いの天王山と悟り、回避と防御に専念することを選択した。生半可に反撃を狙っているようでは、この一撃を凌ぐことが出来ないと、本能のような何かが警鐘を鳴らしたのだ。 ▽ 「しっかり! しっかりして下さい!」 フランシーヌはハカイダーと青い髪の女性が戦いを見届けることはせず、自分を庇って動かなくなった仮面ライダーの安否を気遣った。 この銀の仮面ライダーは、自分が苦しみの中にあるにも拘らず、フランシーヌを死に物狂いで助けてくれた。その姿にフランシーヌは、エレオノールを助ける為に自動人形に立ち塞がった人々の姿を見た。 彼らのような素晴らしい人間が、自分の為に死のうとしていることが、フランシーヌには理解できなかった。 正二達が命懸けでエレオノールを守ったのは、かけがえのない大切な存在だったからだ。それなのに、この銀の仮面ライダーは見ず知らずの自分を助けて、その代償として死に瀕している。 分からない。人間の心は、やはり人形の自分には分からない。 だからこそ、分かりたい。そうすれば、人形の自分もきっと、本郷やエレオノールのように笑えて、ミクのように歌えるようになれると思うから。 そこでふと、フランシーヌは斬り落とされた自分の右腕を見た。別段、痛みや喪失感は無い。右腕の切断面からの止血の措置も終わっている。 なのに、それに興味を向けたのは、その切り口から滴る液体――『生命の水』を見るためだ。 『生命の水』は万物を溶かす危険なものでもあるが、同時に、それを飲んだ人間に強靭な生命力を与えることを、フランシーヌは『しろがね』という実例から知っていた。 フランシーヌの体内を巡る体液は、見様見真似で作った他の自動人形の擬似体液とは違い、創造主が作り上げた紛れもない、本物の『生命の水』。ならば、これを飲ませれば…… そこまで考え、フランシーヌは細腕に宿るか弱い力で、一所懸命に仮面ライダーをうつ伏せから仰向けの状態にした。そして、いざ自分の腕を握って……仮面ライダーがその名の通り仮面を被っていることを思い出した 仮面を被っているということは、当然、口元も塞がれているということだ。これでは、彼に『生命の水』を飲ませることも出来ない。 フランシーヌが己の短慮を嘆いた、その時、2つの場所で動きがあった。 1つは、ハカイダーが必殺の構えを取ったこと。 もう1つは……仮面ライダーがゆっくりと、苦しそうに起き上がり……フランシーヌの首を鷲掴みにしたのだ。 「くっ……!?」 迂闊だった。彼は、つい先程まで自分の意思に反して戦わされていたのだ。自分を助けてくれたことで、その呪縛を打ち破ったとばかり思っていたが、それは間違いだったのだ。 フランシーヌは己の間抜けさを呪い、仮面ライダー……否、怪人・Xカイゾーグはそのか細い首を圧倒的な力で握り潰…………さなかった。 Xカイゾーグの右腕はガッチリとフランシーヌの首を鷲掴みにし、今にも握りつぶさんとしている。 しかし――仮面ライダーXの左手がXカイゾーグの右手首をしっかりと握り締め、そうはさせまいとしていた。 ▽ 暗闇に包まれた空間の中で、2人の改造人間が対峙していた。 2人の容姿は完全に同一であり、その違いは、赤い複眼に光が灯っているか否かだ。 「また、殺すのか……暗闇よ」 ――ああ、殺すとも。我らBADANの世界に、このようなワームなど必要ない。 神敬介の問いに、暗闇の意志は当然のように頷いた。それを聞いた敬介の仮面は、寸毫も変化はしない。ただ、その瞳の光が揺らぐだけだ。 「俺の目の前で、女を殺すのか……」 思い出すのは、3人の女性。 水城涼子と、水城霧子。かつての敬介の恋人と、その妹。彼女達はインターポールの捜査官としてGODに潜入して……仮面ライダーXに協力して、殺された。 そして、グレコ爺さんの息子の花嫁――ロッサ。銀の髑髏に全てを奪われ、利用された悲しい女性。敬介は、彼女の肉体を破壊することでしか、彼女を救えなかった。 その誰もが、暗闇に――BADANに奪われた、悲しい命だった。 「俺の手で、また、人を殺させるのか……」 思い出すのは、名も知らぬ3人――怪人の少女を守るために立ち塞がった、丸みを帯びたボディのロボット、赤い髪の少女、学ランを身に纏ったドラム缶のようなロボット。彼らの誰もが、大切な者を守るために戦い……散って逝った。 そして……恐らくは、悪との戦いに全てを出し尽くしたが故に倒れていた、口は悪いが気風はいい、手は掛かるが頼れる後輩だった――城茂。 暗闇の意志に操られていたとはいえ、それは紛れも無く、仮面ライダーXの肉体が為した所業だった。そうと分かっていながら、抗うことの出来なかった自分の罪だ。 それを、暗闇の意志は鼻で嗤った。 ――人を、だと? 滑稽だな。貴様が手にかけた者の中に、生粋の人間などおるまいて。この女にしても、一切の血の通わぬ、古臭い木偶人形ではないか。 言われて、自らの右手の感触を確かめる。 硬く、脆い、温かさのない感触。明らかに、人間の感触ではなかった。 だが、そんなことは敬介も百も承知だった。 「彼女のどこが人形だ。先程まで襲いかかろうとしていた俺なんかを気遣ってくれる優しさを持つ彼女の、どこが人形だと言うんだ」 敬介には聞こえていた。必死に呼びかけてくれる、彼女の声が。 それに応えられなかったのは――今の自分の有様を見れば、一目瞭然だ。 「……人形は、俺の方だ。暗闇に飲まれ、その暗闇が薄らいでも尚、抵抗できず、抵抗を諦め、流されるまま、ただ死ぬことを望んでいた俺こそが……心の死んだ、人の形を真似ただけのモノだった」 仮面ライダーXの瞳に灯った光が一瞬薄らぎ、すぐに更なる輝きを放った。 「だが、今は違う。俺は……俺は!」 仮面ライダーXは暗闇を突き破るように天高く跳躍し、そして。 「俺は神敬介――仮面ライダーXだ!!」 渾身のXキックを、怪人Xカイゾーグに叩き込んだ。 ――ぐぅおおおおおおおお!? お、おぉぉぉおおおのれぇぇぇぇ! 仮面ライダァァァァァァァ!! 断末魔の叫びが響き渡り、Xカイゾーグは暗闇と共に跡形も無く消え去った。 そして、暗闇を2つの光が打ち払う。 その光は、闇を切り裂き、闇に孔を穿ち、光を齎した。 その光は、稲妻の光。そして、見たこともない赤い閃光。 打ち払われ消え去ろうとしている暗闇の切れ間に、見慣れた顔と見覚えのある顔が、ちらりちらりと見え隠れする。 「そうだぜ、先輩。なんとしてでも戦い抜いてくれよ。なんせ俺達は……まだ、勝っちゃいねぇんだからな」 「神先輩。貴方は――俺達の分も戦ってください。仮面ライダーとして」 赤の映える2人の仮面の戦士はそう言って、暗闇が消え去ると、光に溶けた。 「…………ありがとう、茂。そして……10号ライダー」 後輩達からの激励に、仮面ライダーXは涙を流しながら礼を言った。 その心地良い涙に浸ることもせず、すぐに拭い取り、気を引き締める。 暗闇は執念深い。一度打ち払われた今も尚、再び甦らんとしている。 その根源は――仮面ライダーXの胸の中。そこで、暗闇が蠢いている。 「さぁ、仕上げだ」 仮面ライダーXはフランシーヌを解放すると、そのまま立ち上がり――砕かれた胸に、己の右手を突っ込んだ。 「うぅがあああああああああああああ!!」 凄まじい激痛が、敬介を襲う。 だが、自分は2度死んだのだ。今更、この程度の痛みに耐えられないはずがない! 仮面ライダーXは、自分の胸の奥深くに手を突っ込み、掻き回す。そして、己が身の内に巣食っていた異物――“暗闇の種”を引き摺りだし、握り潰した。 本来ならば、自分の力では決して為し得なかったであろう、暗闇の意志の打倒。それを神敬介が為しえた理由は幾つかある。 1つは、暗闇の種が半分になっていたこと。 1つは、この会場に暗闇大使がおらず、暗闇の種による支配力が弱まっていたこと。 そして、最たる要因は、神敬介の不撓不屈の正義の心――仮面ライダーSPIRITSとも言うべきものが、悪の戦士ハカイダーの激励によって甦ったこと。 他にも要因は、探せば幾つかあるだろう。 だが、純然たる事実は唯一つ。 仮面ライダーXは、遂に、暗闇に打ち克ったのだ。 ▽ ハカイダーが仮面ライダーZXを打ち破った月面飛行蹴りを放たんとした、正にその瞬間であった。 仮面ライダーの、絶叫のような雄叫びが聞こえてきたのは。 見ると、そこは調度、銀の仮面ライダーが自分の胸の中からおぞましい異物を取り出している場面だった。フランシーヌはそれを呆然と見ていたが、ハカイダーは歓喜に打ち震えた。 甦ったか……悪を打ち破ったか! 仮面ライダーよ! それでこそ……それでこそだ!! しかしその直後、仮面ライダーの変身は解けて人間の姿に戻ってしまった。恐らく、とうに限界を超えていたのだろう。 ハカイダーがその一部始終を見届けた、その隙に、ギンガは動いた。 ロボットやカメンライダーへのトドメは、ハカイダーからの追撃に対応できなくなる可能性が高いので放棄。この場は、撤退を選択。 ギンガは左腕の乾坤圏をカメンライダーに向けて発射した。 「ちぃ!!」 ハカイダーは予想通り、それを遮った。その隙に、ギンガはダッシュジャンプと空中ダッシュを活用して、学校から離脱した。 「尻尾を巻いて逃げ出すか! この卑怯者が!!」 全力で逃げ去っていくギンガに罵声を浴びせながら、しかし、ハカイダーはそれを追おうとはしなかった。 背中を見せて逃げる者に襲い掛かるなど、誇りに反する。そして何より、今この場に、傷付いた仮面ライダーと決闘の証であるフランシーヌを置いて行くわけにはいかない。 仮に、この直後に逃げたと見せかけて奇襲を仕掛けられようとも、あの女は接近戦を得手としている。ならば、どのように不意を討たれようとも、返り討ちにする自信はある。 ……白骨ムササビの時のようなヘマは、二度としない。 学校から去っていくギンガの姿が見えなくなると、ハカイダーは踵を返して仮面ライダーとフランシーヌの下へと向かった。 ▽ フランシーヌは、銀の仮面ライダーが自分の胸から何かを引きずり出し、その直後、人間の姿に戻って、再び倒れる様子を、呆然と見届けていた。 やがて、状況を理解すると、仰向けに倒れた仮面ライダーの男の容態を確認した。 はっきり言って、酷いものだった。特に、胸の傷が酷い。胸に穿たれた穴からは今も血が流れ、自動人形とは異なるパーツを露にしていた。このままでは、命の危険もあるだろう。 フランシーヌは今度こそ、男に自分の斬り落とされた腕に残っていた『生命の水』を飲ませた。これで彼の命は確実に繋がり、回復も早まるはずだ。 実際、彼の顔色は僅かだが良くなった。それを見て安堵すると、後ろから声を掛けられた。 「……自分の体液など飲ませて、何のつもりだ?」 フランシーヌの行動を理解できないのだろう、人間の姿となったハカイダーはそのように問うた。 確かに、この反応は『生命の水』を知らぬ者からすれば当然の反応だろう。そう思い、フランシーヌは丁寧に説明をした。 「私の体に流れる『生命の水』は、それを飲んだ生物に力を与える特別な液体なのです。半ば人間とは違う彼にも、きっと効果があると思いました」 実際、男の出血は止まりつつある。胸の傷が塞がるのは無理だろうが、それでも、確実に効果があった。 「ほう、それは便利だな。……それで、どうしてそんなことをしたのだ?」 「え?」 重ねて問われ、フランシーヌは思わず聞き返してしまった。ハカイダーは更に続けて言った。 「その男は、紛れも無く仮面ライダーだ。だが、恐らくは洗脳によって肉体の自由を奪われ、お前に襲い掛かった。そんなやつを、お前はどうして助けたのだ?」 そのように問われて、フランシーヌは初めて自分の思考の歪さに気付いた。 自分を襲った者を助けるという行為は、確かに異常だろう。 だが、彼は苦しんでいた。己の意思に反して動く体に、それ故に犯してしまったのだろう罪に深く傷付き、苦しんでいたのだ。 しかし、その苦しみの中、彼は自分の身を擲って、フランシーヌを命の危険から救ってくれた。 そして先程も、彼の体を動かしていた彼とは別の意志を阻み、フランシーヌを助け、絶叫を上げながら、その意志の根源であろう醜悪な物体を自分の意思で引き摺り出した。 そんな銀の仮面ライダーの姿を見続けて、フランシーヌは助けたいと思った。……それ以外に、理由は思い浮かばなかった。 「……分かりません。ただ、苦しんでいたこの人を、私などを助けて下さったこの人を、私も助けたいと思った。だから、助けたのです」 正直に、自分の考えをハカイダーに伝えた。すると、ハカイダーは、ニヤリ、と不敵に笑った。 「成る程。つまり、お前の心にも灯ったわけだ」 「私の、心……?」 ハカイダーの口から何気なく告げられた言葉に、フランシーヌは驚愕した。だが、そんなものは気にも留めず、ハカイダーは言葉を続けた。 「なんのためでもなく、ただ人を救うため、助けるために行動する。その原動力は正義の心に他ならない」 そう言って、ハカイダーは倒れている青年へと歩み寄った。 「流石だ、仮面ライダーよ。お前の正義が、この女にも力を与えたようだぞ」 ハカイダーは気絶している相手に、届くはずのない賞賛の言葉を贈る。ハカイダーは呆然としているフランシーヌからゼロバスターを回収すると、そのまま仁王立ちし、周囲を警戒しつつも仮面ライダーの目覚めと、次の放送を待った。 しかし、そんなハカイダーには目もくれず、フランシーヌは思考に没頭していた。 「正義の、心……。私に、心が…………?」 ハカイダーが何の気なしに口にした、ほんの些細な言葉は、しかし、フランシーヌに重大な衝撃を与えていた。 【C-6校庭/一日目・昼(放送直前)】 【ハカイダー@人造人間キカイダー】 [状態]:全身打撲。エネルギー小消耗 [装備]:スズキ・GSX750S3 KATANA@仮面ライダーSPIRITS 、ゼロバスター@ロックマンX [道具]:ハカイダーのPDA(支給品一式)、風見志郎のPDA(支給品一式)、バタフライナイフ@現地調達(左足に収納中) [思考・状況] 基本思考:元の世界へ帰ってキカイダーと決着をつける。 1:放送を聞いた後、D-5シャトル発射基地に行く。 2:銀の仮面ライダー(敬介)が起きたら、その状態によっては決闘を申し込む。 3:第三回放送までD-5シャトル発射基地で1号を待つ。 4:V3以外の仮面ライダーを探す。 5:村雨良の遺言を伝える。そのため、仮面ライダーに会い、破壊する。 6:参加者を全て破壊する(ただし、女子供、弱者には興味が薄い) 7:日付の変わる頃(二日目00:00)にゼロ、V3、凱と決着をつけため、スクラップ工場に再度向かう。 8:青い髪の女(ギンガ)は、次に会ったら確実に破壊する。 9:シグマを破壊する。 10:キカイダーに迫る、戦士に敬意。 ※参戦時期は原作死亡後(42話「変身不能!? ハカイダー大反逆!」後)です。 ※血液交換が必要のない身体に改造されています。 【フランシーヌ人形@からくりサーカス】 [状態]:全身打撲、疲労、足首負傷、ギガアタックのダメージ、右腕損失、深い悲しみ、激しい動揺 [装備]:なし [道具]:PDA(支給品一式):未確認支給品(0~1) [思考・状況] 基本思考:罪滅ぼしのために、主催者を倒す。 0:私に……心が…………? 1:銀の仮面ライダー(敬介)が起きるのを待つ。そして、彼と話をしたい。 2:ハカイダーを止める。 3:本郷たちと合流。 4:私は生命の水に溶けて無くなった筈では…… 5:いつか、本郷やミクのような笑顔をしてみたい。 6:いずれラミアにあの歌を聞かせたい……ミクにも。 7:本郷が心配。 ※原作死亡後(25巻第32幕微笑(後編))から参戦。 ※コロンビーヌの姿を旧式のものだと勘違いしています。 ※銀の仮面ライダー(敬介)は城茂を殺したのではないかと考えています。 闇は、晴れた。 機鎧(きかい)の海に、今は光が差し、穏やかな潮騒が響く。 ――だが、努々忘れる無かれ。 その魂に咎は無くとも、その肉体に罪は有り―― それを知らしめるかのように、決して忘れさせぬかのように、機鎧の海の一部は、赤潮よりも、赤く、黒く、染まっていた。 ……これは夢だ、ただの夢だ。 …………そう、夢だ。夢だけど、嘘でもない。 ………………この罪。この痛み。この苦しみ。この悲しみ。 この想い、忘れはしない……ずっと。 【C-6校庭/一日目・昼(放送直前)】 【神敬介@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:胸部破損(特大)、疲労(大)、全身に大ダメージ、生命の水を摂取、強い罪悪感、深い悲しみ、気絶中 [装備]:テントロー@仮面ライダーSPIRITS(校庭に放置) [道具]:マグネット×2、支給品一式およびPDA×6(アルレッキーノ、神 敬介、ロボ、アラレ、シュトロハイム、城茂) スモールライト@ドラえもん(残り四回)、阿紫花の長ドス(折れた)@からくりサーカス:アルレッキーノのPDA ぎんのいし@クロノトリガー、液体窒素入りのタンクローリー@ターミネーター2 (D-3基地に放置) タイムストッパー@ロックマン2(メカ沢の胴体部):ロボのPDA はちゅねミクのネギ@VOCALOID2(E-3道路に放置)メッセージ大砲@ドラえもん(E-3道路に放置) 拡声器@現実(E-3道路に放置):アラレ、及びシュトロハイムのPDA。転送可能 HARLEY-DAVIDSON:FAT BOY@ターミネーター2(城茂の死体付近):城茂のPDA [思考・状況] 基本:仮面ライダーとして戦う。罪を償う。 0:気絶中 1:エックス…… [備考] ※阿紫花の血により回復速度が促進され、胸の出血が止まりました。他に全く影響が無いのかは、次の書き手様にお任せします。 ※第一放送の内容を知りません。 ※フランシーヌ人形の『生命の水』を摂取し、自己治癒力が促進されています。“しろがね”と同じようになるのか、その他の影響があるかは次の書き手様にお任せします。 ギンガは生体レーダーに目を落とし、校庭に残っている3体の動向を探った。 生体反応は2つ。このことから、カメンライダーは生存しているものと判断。しかし、重大なダメージを与えたのは確実。 だが、カメンライダーと黒いサイボーグは当初、交戦していたにも拘らず、何故か黒いサイボーグはカメンライダーの破壊を良しとしていなかった。 そのことから、恐らくはカメンライダーへの応急処置等のために、黒いサイボーグと女性型ロボットも残留していると判断。 この状態からの奇襲は、不適当。あの黒いサイボーグはカメンライダーと同等かそれ以上の力を持つAクラスの警戒対象だ。迂闊に仕掛ければ、返り討ちの可能性が高い。 ならば、ここは当初の目的を優先し、D-5の建造物を調査。その後はチンクやノーヴェと合流するべくスクラップ場を目指す。打って出るのは、他のナンバーズと合流してからの方が良い。 状況の整理を終えると、ギンガはまず脇腹の傷の処置から始めた。それを終えると、再び、D-5へ向かうべく移動を開始した。 【B-5学校付近/一日目・昼(放送直前)】 【ギンガ・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】右腕に刺し傷、脇腹から出血(手当て済み)、全身にダメージ、疲労中、魔力消費小 【装備】フットパーツ@ロックマンX、乾坤圏@封神演義 生体センサー@メタルギアソリッド、時空管理局の制服@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式×2(ギンガ、王ドラ) 天王剣@クロノトリガー(C-6校庭に放置・転送可能) 【思考・状況】 基本思考:敵(ナンバーズ以外)の破壊 1:学校を迂回しつつD-5の建造物に向かう。探索し、その後スクラップ場を目指す 2:他のナンバーズと合流 3:敵を探し、破壊する ※外壁が異常に堅いことに気づきました。 ※“カメンライダー”と黒いサイボーグ(ハカイダー)をAクラスの警戒対象として認識しました ※ダッシュジャンプをマスターしました。 かくして、1人の戦士は闇を打ち払い、光を掴んだ。きっと彼は、これからその力を多くの人々を守るために、そして罪滅ぼしの為に振るうだろう。 だが、同じ呪縛を負った少女は未だ、闇の中にいる。その闇に誘われるまま、さながら闇に操られる懸糸傀儡の如く、少女は破壊を継続する。 【登場アイテム紹介】 【生命の水(アクア・ウィタエ)】 錬金術の集大成である秘薬。これを飲んだ生物は強靭な肉体と生命力を得、成長や老化が遅延され、体毛や瞳が銀色になる。また、ゾナハ病という病気の唯一無二の特効薬でもある。 同時に、この世の万物を溶かすという危険な液体でもある。それならフランシーヌ人形とか、飲もうとした人とかも溶けるんじゃ? と思うだろうが、経口嚥下による摂取なら大丈夫という公式設定がある。 溶けるものは物質だけでなく、溶けたのが人間の場合は、その人の心や記憶まで溶け込む。 今回登場した『生命の水』はフランシーヌ人形の体液。フランシーヌの心や記憶が溶けているかは不明。 時系列順で読む Back ココロの在処 Next 待ち人来らず? ならば往くのみ!! 投下順で読む Back ココロの在処 Next 待ち人来らず? ならば往くのみ!! 112 ココロの在処 ハカイダー 118 贖罪のススメ 112 ココロの在処 フランシーヌ人形 118 贖罪のススメ 112 ココロの在処 神敬介 118 贖罪のススメ 112 ココロの在処 ギンガ・ナカジマ 123 それは些細なすれ違い
https://w.atwiki.jp/seiyu-coversong/pages/1762.html
原曲・eufonius 作詞・ria、作曲編曲・HAJIME KIKUCHI TVアニメ「かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~」OP曲。 【登録タグ 2006年の楽曲 J-POP eufonius かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~ アニソン】 カバーした声優 植田佳奈
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1337.html
「お姉ちゃん」 午後9時30分が過ぎた頃、月の光が薄い影をつくる中、ゆーちゃんが パジャマ姿で部屋に入ってくる。 私は、オンラインゲームでパーティを組んでいる仲間達に、別れの挨拶を 打ち込んで画面を閉じた。 「ゆーちゃん。いらっしゃい」 PCが置かれた机から立ち上がり、ベッドに座って手招きをする。 「お姉ちゃん。今日はもういいの? 」 ゆーちゃんは、画面と私を交互に見ながら言った。 「うん。ゆーちゃんが来たからもういいんだ」 「ごめんなさい。」 「ううん…… 謝ることないよ」 私は努めて柔らかい口調で言うと、ゆーちゃんは懐に飛び込むように 抱きついてきた。 「お姉ちゃん。お願い」 ゆーちゃんは、心持ち唇を上向きにして、瞼を閉じる。 私は高鳴る鼓動を押さえながら、少女の唇に触れた。 滑らかで柔らかい感触が伝わる。ゆーちゃんの肩に掌を置くと、 身体が微かに震えている。 「ん…… くぅ」 私は、ゆーちゃんの口の中に舌をねじ込み、かき回していく。 「ふああ…… んんっ」 ゆーちゃんは、頬の裏から喉の奥まで、私の愛撫を受け、くぐもった 声で何度も呻く。 それでも懸命に舌を絡めて、少しでも快感を得ようと健気にがんばる姿が なんともいじらしい。 私は、心ゆくまでディープなキスを堪能した後、一旦、ゆーちゃんから 身体を離した。 ゆーちゃんは、既に体力を大方使ってしまったようで、肩で息をしている。 「大丈夫? 」 「心配しないで」 明らかに無理をしていることは分かっていたが、既にゆーちゃんの痴態に 興奮してしまっている。 「いいよね」 ゆーちゃんが小さく頷くのを確認してから、パジャマを脱がしにかかる。 「寒い…… 」 小さく呟いて両腕で震えている。季節は銀杏が舞い散る季節になっており、 下着姿では、エアコンだけでは流石に辛いものがある。 私は、ゆーちゃんの身体を抱きしめたまま、布団の中にもぐりこんだ。 「あったかくなったかな? 」 「うん…… ありがとう。お姉ちゃん 」 服を脱がした本人に、お礼を言われてしまった。 ゆーちゃんは、あらゆる意味で素直すぎる。 「ゆーちゃん。今日はもっとえっちなことしようか」 「本当!? 」 期待に満ちた瞳を向けてくる。。 私は、服を脱いで下着だけになり、ゆーちゃんのパジャマの 下も脱がしてしまう。 「ぎゅっとして…… 」 おねだりしてくる可愛い従姉妹の背中をひっかく。 「痛っ」 ゆーちゃんが眉をしかめる。顔を歪める姿にも萌えてしまう。 「お姉ちゃん。いじわるしないで」 「ごめんごめん」 私は笑いながら、背中のホックをぱちんと外す。 「は…… 恥ずかしい 」 ブラがベッドに落ちて、ゆーちゃんの膨らみかけた乳房が露出する。 「綺麗な乳首だね」 「あ、あんまり見ないで…… 」 恥ずかしげに顔をしかめる姿がいじらしい。 私は、伸ばした舌を、ゆっくりと首筋から、鎖骨へと下ろしていき、 乳房を経由して、乳首にたどり着いた。 「い…… いやっ」 「嫌なんだね。ゆーちゃんは」 私は、あっさりと舌を引っ込めて、ゆーちゃんに背中を向けた。 「ち、違うの。お姉ちゃん。私、嫌とかじゃなくて。ただ声を出しただけなの」 ゆーちゃんは必死な口調で弁解する。本当はいじって欲しくて たまらないのに、嘘をついてはいけない。 「本当にいいのかな? 」 私は、意地悪そうな顔をつくって尋ねる。 「あの、お姉ちゃん。もっと、えっちなこと…… してください」 「後悔しない? 」 「うん」 ゆーちゃんは、蚊の鳴くような声で頷いた。 お望みとあれば遠慮はしない。 私は、ゆーちゃんの硬くなった乳首をたっぷりと堪能した後、 更に舌を下ろしていき、可愛らしいおへそを通過し、遂に 下腹部を責める。 「ひゃ、ひゃああ」 ゆーちゃんがあどけない顔を歪めて、悲鳴をあげる。 女の子の大切な部分を、直接舌で舐められる行為は、 刺激が強すぎるのだろう。 小さなアソコの膨らみが、舌端による愛撫を受ける度に 膨らんでいく。同時に、ぬるぬるとした愛液が大量にあふれ 出してくる。 「おねえちゃん。あっ…… んんっ」 アソコへの執拗な愛撫を受けて、ゆーちゃんは嬌声をあげながら、 華奢な身体を震わしている。 「我慢しなくていいから」 私は、ゆーちゃんのクリを舐めながら、指を膣の入り口に 差し入れる。 「だ、駄目、あうぅ」 ゆーちゃんは、懸命に身体を捩って逃れようとするけれど、 私はもう片方の手を、細い腰に回して逃さないように固定してしまう。 「おねえちゃん。ん…… だめっ。わたし…… 変になっちゃうよぉ」 「ゆーちゃんの、イヤラシイところ、見てみたいな」 私はサディスティックな口調で言いながら、更に激しく舌を 動かしていく。 「んあ…… だめ、だめえ。おねえちゃん。ああああっ! 」 ゆーちゃんは、部屋中に響くような大きな声をあげて、 あっという間に頂に上り詰めた。 ベッドの上に倒れ込んだゆーちゃんは、荒い息をついている。 「お姉ちゃん…… 大好き」 ゆーちゃんは、甘えた声を出して暫く私に腕を抱きしめて、 快楽の余韻に浸った。 ゆーちゃんが起き上がった時は既に11時を回っていた。 下着とパジャマを身に着けから、ゆーちゃんは私と名残惜しそうに キスを交わしてから言った。 「お姉ちゃん。おやすみなさい」 「おやすみ。ゆーちゃん」 私は下着姿のまま、ゆーちゃんに手を振った。 ゆーちゃんが去ると、急速に眠気が襲ってくる。 何とか気力を振り絞ってパジャマを着ると、崩れるように ベッドにもぐりこみ、私は、瞬く間に夢の世界の住人となった。 翌日の夕方。 私は、下校しようとする時に、下級生に呼び出された。 本当はかがみとゲマズに寄るつもりだったのだけど、 下級生の子が、あまりにも真剣な表情だったから、かがみが 遠慮したのだ。 呼び出したのは、良く知っている長身で寡黙な子だ。 彼女が私を呼んだ理由は、分かっていたけど敢えて知らない フリをする。 体育館の裏まで無言で歩いた後、突如、彼女は振り返って、 いきなり言葉の刃を投げつけてきた。 「泉先輩。ゆたかに何をしたんですか! 」 美人が怒ると怖いな…… 私は、外れたことを考えている。 「何ってナニかな? 」 「とぼけないでくださいっ」 ゆたかと親しい下級生である、岩崎みなみちゃんは、 私の胸倉をつかもうとして、無造作に払いのけられる。 「くっ…… 」 悔しそうな表情をして顔を歪める。 私はどうやら、みなみちゃんの敵になってしまっているようだ。 「ゆたかが、急に私を避け始めたんです」 みなみちゃんは、とても辛そうな顔をしながら口を開いた。 「どうしてカナ? 」 「ふざけないでください! 」 激しい口調だ。みなみちゃんは、本気で怒っている。 「絶対におかしいと思って、ゆたかを問い詰めたんです。 そしたら、泉先輩とあんなことをしているって」 みなみちゃんの視線だけで、焼き殺してしまわれそうだ。 しかし、私は、みなみちゃんの熱さとは対照的に、感情は冷え切り、 醒めていた。 「私がゆーちゃんと何をしていたからって、それがみなみちゃんと 何か関係があるのかな」 自分が話している言葉の残酷さは、もちろん分かっている。 「このっ…… 」 ついに理性を弾き飛ばしたみなみちゃんは、私の頬を引っぱたこうと して無様に失敗した。 格闘経験者をなめてはいけない。大振りのビンタを大人しく受ける 程、私はマゾではない。 荒い息をしているみなみちゃんの綺麗で歪んだ顔を、悠々と 見上げながら、更に傷口を広げるよな、挑発的な言葉を投げつける。 「みなみちゃんは何を怒っているの? もしかして、ゆーちゃんの 事が好きなのかな? 」 「知っているなら、何でそんなことするんですか! 」 そろそろ頃合かな…… 私は、遠くから走ってくる人影を確認すると、決定的な一言を吐き出した。 「単なる嫉妬だね」 「絶対に許せない」 みなみちゃんは、激しい怒りに、完全に我を忘れて殴りかかる。 私は敢えて避けなかったため、地面になぎ倒された。 「やめてっ! 」 予想通り。最高のタイミングで金切り声をあげながら、ゆーちゃんが 飛び込んでくる。 私は土の上に倒れており、泣きながら駆け寄るゆたかちゃんを 見上げている。 「ゆ…… ゆたか? 」 可哀想に。みなみちゃんは明らかに動揺している。 「ひ、ひどい」 ゆーちゃんは、滅多にみせることがない表情―― 怒りに身を震わせている。 私の頬は、グーで殴られた跡がくっきりと残っている。 殴られた拍子に切れた唇の端からは、赤いものが滲み出している。 「こなたお姉ちゃんに、なんてことするのっ! 」 ゆーちゃんは激しい非難の言葉を浴びせながら、みなみちゃんを睨みつけた。 怒った顔ですら可愛らしいのだけど、みなみちゃんにとっては、落雷が直撃した ような衝撃だろう。 「ち、違う…… 」 みなみちゃんは必死で弁解しようとするけれど、ゆーちゃんはもはや 一顧だにしなかった。 「お姉ちゃん。帰ろう」 倒れた私を抱え起こして、肩を貸そうと試みる。 しかし、私が寄りかかったら、ゆーちゃんの方が倒れてしまいそうなので、 「いいよ」とだけいって歩き出す。 体育館の裏をあとにしながら、ちらりと後ろを振り返る。 みなみちゃんが全てを失ったような顔で、呆然と佇んでいた。 ごめんね。みなみちゃん。私は心の中で呟いた。 でもね。どんな手段を使っても、ゆーちゃんとの恋路に割ってはいる人は 決して許すことができないんだ。 (了) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 23-251氏に戻る コメントフォーム 名前 コメント あまりにもみなみが不憫・・・でもGJ -- 名無しさん (2010-10-26 18 56 52) みなみとこなたと衝突が面白い。GJ -- 名無しさん (2009-06-10 22 59 03) 可哀想にね・・みなみちゃん -- ユリアン (2008-01-28 23 41 47) こええええ ヤンデレこなたは大好きです!! -- ダイバーダウン (2008-01-21 22 01 55) この作者さん、こなた×ゆたかというカップリング故のしがらみをちゃんと書いてて好き -- 名無しさん (2008-01-21 11 35 35) ご指摘サンクス。 ミスです。「乳首にたどり着いた――」 が正しいです。 -- 23-251 (2007-12-28 01 07 06) 乳房を経由して、乳房にたどり着いた── ミス? -- 名無しさん (2007-12-25 01 00 12) これは最高だぁぁぁ!!!! -- 名無しさん (2007-12-17 22 34 06)