約 5,090,490 件
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黄(0/7) ☆黄01L・ローライト ★黄02ヤン・ウェンリー ★黄03パタリロ ☆黄04入巣 京子 ☆黄05ヴィルヘルム ★黄06歯速 できる夫 ★黄07キラ・ヤマト→赤へ ☆黄08江ノ島 盾子 ★黄09馬 呑吐→赤11へ ★黄10やる夫・ニューソック→赤へ 赤(10/15) ★赤01アルセーヌ・ルパン ☆赤02植得 博士 ☆赤03海野 藻屑 ☆赤04ジャック・ザ・リッパー ★赤05チキ ★赤06ゲンスルー ★赤07赤槍 エリザベート ★赤08柊 シノア ☆赤09古河 渚 ★赤10アバン ★赤11馬 呑吐 ★赤1?キラ・ヤマト ★赤1?B.W.メイ ★赤1?吉良 吉影 ★赤1?やる夫・ニューソック 青(0/8) ★青01デキナイオ・キセイデ ★青02B.W.メイ→赤へ ★青03吉良 吉影→赤へ ★青04藤堂 ユリカ ☆青05匂宮 出夢 ☆青06金木 研 ★青07木下 秀吉 ★青08カズフサ ☆青09比那名居 天子 ☆青10バラライカ NPC 大鳳 ムルタ・アズラエル モッチー・ザ・ファントム・フォン・サービスエンド 暮井 珠緒 プロシュート フェイスレス 柊姉妹 森近霖之助 ザビエル・リトヴァク ハサハ
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プロシア連邦共和国海軍 Marine 軍旗 創設 1956年1月2日 上級組織 プロシア連邦国防省 職種 海軍 標語 我ら、海の王者 Wir sind König des Meeres 司令部 海軍主席司令官 クサーヴァー・バウムガルト海軍大将 海軍副司令官 コンラート・グーテンベルク海軍中将 海軍参謀長 オットー・シェーナー海軍中将 海軍審議官 ゴットヘルフ・シュトイデ海軍少将 本部所在地 エレクトロシュタット プロシア連邦共和国海軍(独:Preußen Marine)は、プロシア連邦共和国の海軍。軍事機構分野(Militärische Organisationsbereiche)の軍隊(Streitkräfte)で軍備部門(Teilstreitkraft)にあたる。 概要 プロシア連邦五軍の一つ。現役兵総数49,000人、予備役17,000人。軽空母を中心に、揚陸艦やフリゲートを用いた多種多様の作戦が可能な近代的な戦力を持つ。 任務 プロシア海軍は連邦国防大臣により確立した防衛政策に則り、海軍は国家の安全保障政策に貢献する。主たる任務には以下の様なものがある。 国際テロとの戦いを含む国際紛争の予防と危機の解決 同盟国の支援 プロシアそのものとプロシア国民の保護 救出と避難 パートナーシップと協力 民間への援助(公的支援、自然災害、特に重大事故) 組織 海軍指揮幕僚監部 在ロストック 第1機動隊群 在キール 第2機動隊群 在ヴィルヘルムスハーフェン 練習機動隊群 在ワーネミュンデ 海軍航空司令部 在ノルト・ホルツ 海軍医学研究所 在キール 海軍学校 在フレンスブルグ 海軍士官学校 在プレーン 海軍機関学校 在シュトラールズント 海軍作戦学校 在ブレーマーハーフェン 海軍防衛訓練センター 在ノイシュタット 階級 日本語ドイツ語NATO階級符号 士官 海軍大将AdmiralOF-9 海軍中将VizeadmiralOF-8 海軍少将KonteradmiralOF-7 海軍准将FlottillenadmirallOF-6 海軍大佐Kapitän zur SeeOF-5 海軍中佐FregattenkapitänOF-4 海軍少佐KorvettenkapitänOF-3 海軍上級大尉StabskapitänleutnantOF-2 海軍大尉KapitänleutnantOF-2 海軍中尉Oberleutnant zur SeeOF-1 海軍少尉Leutnant zur SeeOF-1 准士官および下士官 海軍上級准尉OberstabsbootsmannlOR-9 海軍准尉StabsbootsmannlOR-8 海軍曹長(士官候補生)Oberfähnrich zur SeeOR-7 海軍曹長HauptbootsmannlOR-7 海軍一等軍曹OberbootsmannlOR-6 海軍二等軍曹BootsmannOR-6 海軍三等軍曹ObermaatOR-5 海軍三等軍曹(士官候補生)SeekadettOR-5 海軍伍長(軍曹候補生)Maat(Feldwebelanwärter)OR-5 海軍伍長MaatOR-5 兵卒 海軍先任兵長OberstabsgefreiterOR-4 海軍兵長StabsgefreiterOR-4 海軍先任上等兵HauptgefreiterOR-3 海軍上等兵ObergefreiterOR-3 海軍一等兵(士官候補生)Gefreiter(Offizieranwärter)OR-2 海軍一等兵(軍曹候補生)Gefreiter(Feldwebelanwärter)OR-2 海軍一等兵(伍長候補生)Gefreiter(Unteroffizieranwärter)OR-2 海軍一等兵GefreiterOR-2 海軍二等兵MatroseOR-1 装備 駆逐艦 レーベレヒト・マース級ミサイル駆逐艦(Z-A型)×4(練習艦として運用中) エーリッヒ・ケルナー(Z113) フリードリヒ・イーン(Z114) エーリッヒ・シュタインブリンク(Z115) フリードリヒ・エッコルト(Z116) アドミラル・ヒッパー級ミサイル駆逐艦(Z-B型)×5 アドミラル・ヒッパー(Z117) ブリュッヒャー(Z118) プリンツ・オイゲン(Z119) ザイドリッツ(Z120) リュッツオウ(Z121) 巡洋艦 ビスマルク級ミサイル巡洋艦(K-A型)×2 ビスマルク(K201) ティルピッツ(K202) フリゲート ガツェレ級ミサイルフリゲート(F-A型)×10 ガツェレ(F301) ニオベ(F302) ニンフェ(F303) テーティス(F304) アリアドネ(F305) アマツォーネ(F306) メドゥーザ(F307) フラウエンロープ(F308) アルコナ(F309) ウンディーネ(F310) 航空母艦 グラーフ・ツェッペリン級航空母艦(FT-A)×0(退役) グラーフ・ツェッペリン(FT401)ファンタシア海軍へ売却 ペーター・シュトラッサー(FT402)同上 軽空母オイローパー(FT-B 403) 軽空母ヴェーザー(FT-C 404) 揚陸艦 ヤーデ級強襲揚陸艦(L-A型)×1 ヤーデ(L501) 事故で出火・爆沈 エルベ(L502) クライナー(L503) 早期退役 フリードリヒ・デア・グローセ(L-B型)×1 戦闘支援艦 バイエルン級支援母艦(T-A型)×10 バイエルン(T601) バーデン(T602) ザクセン(T603) ヴュルテンベルク(T604) ケーニヒスベルク(T605) カールスルーエ(T606) ケルン(T607) ライプチィヒ(T608) ニュルンベルク(T609) エムデン(T610) クルムバッハ級掃海艦(M-A型)×10 クルムバッハ(M611) ユーベルヘルン(M612) パッサウ(M613) ラボー(M614) カローラ(M615) オルガ(M616) マリー(M617) ゾフィー(M618) アレクサンドリーネ(M619) ヒデンゼー(M620) 試験艦ファン・デア・タン(Ts-621) 補給艦 ドイッチュラント級補給艦(V-A型)×5 ドイッチュラント(V701) ハノーファー(V702) ポンメルン(V703) シュレジェン(V704) シュレスヴィヒ・ホルシュタイン(V705) ブランデンブルク級給油艦(V-B型)×4 ブランデンブルク(V706) クルフュルスト・フリードリヒ・ヴィルヘルム (V707) ヴァイセンブルク(V708) ヴェルト(V709) 潜水艦 801型通常動力攻撃潜水艦(U-A型)×14 U801 U802 U803 U804 U805 U806 U807 U808 U809 U810 U811 U812 U813 U814 コルベット ゲパルト級ミサイルコルベット(Ko-A型)×10 ゲパルト(Ko901) プーマ(Ko902) ヘルメーリン(Ko903) ネルツ(Ko904) ツォーベル(Ko905) フレットヘヒェン(Ko906) ダクス(Ko907) オーツェロット(Ko908) ヴィーゼル(Ko909) ヒエーネ(Ko910) 揚陸艇 汎用揚陸艇2型(LCU Mk2)×7 航空機 F-6Dグライフ艦上戦闘機 SH-3ヴォルケII哨戒ヘリ AH-2Nアドラー軽攻撃ヘリ UH-5NハーゲルII汎用ヘリ P-1オライオン対潜哨戒機 E-3オライオン早期警戒機 C-5Bヴィントフォンド輸送機 車両 M50A1パンター軽戦車 M35A3シュヴィムパンツァー水陸両用戦闘車 M55ボクサー重装甲装輪車ファミリー M56エノク軽装甲装輪車ファミリー
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「人間の里で・・・・、教師をしたい?」 「はい、別に慧音のいる寺子屋ではなくても構いません。」 ハロウィンの翌日、リゾットは久々にぐっすり寝たおかげか、すっかり元気になっていた。 何せ、その日の晩はきちんと寝付いているのか交代でチームのメンバーが見に来たのだ。 目を覚ましていると、アロマだ、リラックス音楽だ、直触りだ!、だのなんだので無理に眠らせようとする。 なので嫌な事を思い出す暇も無く、彼はしっかり眠れた。 だが、毎晩こんな方法をとる訳にも行かない。 「もちろん、その間は休みを取らせていただきますが、その間の仕事はあいつらに任せてください。全員了承済みです。」 淡々と、リゾットはいつもの調子で言葉を続ける。 「・・・本当に、いいのですか?」 「はい、毒も、耐性が出来てしまえば意味はないですから。」 そう言ってリゾットはじっと映姫を見つめた。 「・・・・実は、この間里に行ったとき、貴方が洩矢の巫女に、英語を教えていると聞いて慧音が貴方に、里の子供達に英語を教えてほしいと。 最近は日本にも外国人が増えていますからね、幻想郷にもいつ迷い込むかわかりません。」 「好都合です、喜んで受けましょう。」 「では、しばらく出張扱いにしておきます。手続きが終わるまで二日ほどかかるので三日後・・・ちょうど休み明けの月曜日ですね、そこから始めましょう。」 そう言って映姫は、リゾットに書類を渡す。 リゾットは映姫に礼をしてから、映姫の執務室を出て行った。 そして、その日の晩。客人は一人もいなく久しぶりにチーム団欒と言った所である。 本日の晩御飯当番は、プロシュートとペッシである。 「おい?リゾットは?今日はせっかく俺が飯を作ったんだぞ。」 お玉を持ち、エプロンをつけたいかにも『私が料理しました』と言う顔で、プロシュートはリゾットを探す。 「ほとんど作ったのはペッシじゃないか・・・・・、お前なんて鍋掻き回すか野菜切るかくらいしかしてないだろ。」 テーブルの上をふきんで拭きながら、ジェラートが呟いた。 「何か言ったか?ジェラート?お前そんな生意気な口聞いていいと思ってるのか?」 コココココココッと小刻みにおたまでプロシュートはジェラートの頭をたたく。 「痛い痛い痛い痛い痛いっ!!」 「ほらほら、どうだ。相変わらずスタンドが使えないマンモーニが。」 「俺だって使いたくなくて使えないわけじゃないし!つーかやめろよ!!」 そう言ってジェラートはプロシュートの手からお玉を取り上げる。 「おい!メローネとギアッチョ!お前らも遊んでないでやれよ!!」 そしてTVの前で、旧型の携帯ゲームをしている二人をジェラートは必死に呼ぶ。 「いや、待って・・・・おい!頭部パーツ敵にとられちまったぞ!?」 「えぇっ?!そしたら変形できなくなるぜ!リセットしろギアッチョ!!」 「全然セーブしてないのにすすめちまったんだよ!!クソッ!クソッ!!」 二人は一向に、ゲームをしていてやめる気配がない。 「・・・ったく、しょうがねぇなぁ。とっととやめろ。」 「「あ。」」 次の瞬間、ホルマジオが強制的に、二人のゲーム機の電源を落とした。 「て・・・てめぇっ!!ホルマジオォォォォォォッ!!」 ギアッチョがぶちきれ、ホルマジオに殴りかかる。 「うおぉっ!!」 ホルマジオはとっさに身体を縮め、ギアッチョの攻撃を避ける。 「まてぇぇぇぇぇぇ!!」 そう言うとギアッチョは近くにあった新聞をまるめ、それでホルマジオを潰そうと追いかける。 ホルマジオは家具の陰に隠れたり、椅子の下を通ったりしてギアッチョの追撃をかわす。 「ドルチ!!」 「にゃあっ?!」 そして部屋の隅の籠で、寝ていたドルチの背中にホルマジオは飛び乗る。 「逃げろ!今すぐ廊下に飛び出ろ!!」 「りょ・・・・了解!!」 ホルマジオの切羽詰った様子に、ドルチは思わずとっさに駆け出した。 身軽に机や棚に飛び移り、ギアッチョの直線的な攻撃を華麗な身のこなしでかわして行く。 「なっ・・?!この猫・・!!」 「甘いなぁ!ギアッチョ!!ドルチは俺がこの姿になった時の足になってもらうため、訓練をつませてるのさ!!」 ふはははははとホルマジオが笑い、廊下へと逃走する。 「じゃあなぁ!ギアッチョ!!」 「悪いねぇ、こちとら飯を食わせてもらってるんで逆らえないんだわ。」 ホルマジオとドルチは、見事に逃走に成功した。 ギアッチョがクソックソッと辺りのものを殴りまくる。 「ホルマジオー、逃げるついでにリゾット呼んで来てくれー。」 逃走するホルマジオに、ソルベが料理を運びながら告げた。 「メローネ、レティ寒くなってきたからってはしゃいで外にいるはずだから呼んで来てギアッチョ止めろ。」 多分、今外に出れば、みなぎるレティが見れるはずだぜ、とプロシュートがメローネに告げた。 「うん、いやー。レティが来てくれてからギアッチョ止めるのが楽でいいね。」 そう言ってメローネは笑いながら、外に出て行った。 「うぉー、今頃レティがギアッチョ止めてくれてねぇかな。」 ホルマジオは寒い廊下を、ドルチを抱きかかえながら歩いていた。 この家は設備は妙にいいくせに、ところどころ隙間風が入ってくるのだ。 リゾットの部屋はメンバーの中で一人だけ一階にある。 防犯の為だと本人は言っていたが、実際は彼の部屋が一番小さくどうみても皆に広い部屋を譲っている。 「まったくあいつは・・、しょうがねぇなぁ。」 そう言ってホルマジオはリゾットの部屋の前まで行き、彼の部屋の扉をノックする。 「リゾットー!飯だぞー!!」 すると、リゾットは扉越しに答えた。 「分かった・・・・。授業で使うプリントが今刷り終わるから、それが終わったら行く。」 「りょーかい!」 リゾットの答えを聞いて、ホルマジオは今に戻る事にした。 「・・・・あいつプリントまで作ってるのかよ・・・・・。」 「プリントって何だ?」 猫のドルチが、ホルマジオに問いかける。 「あぁ、勉強するときに使う・・・・問題とか文法とか書いてあったりする紙だ。」 「ふーん、でも勉強するのって教科書とかいう本を使うんじゃなかったか?」 「その教科書の内容を補うために使う先生もいるし、教科書の内容が気に入らない先生がオリジナルで作ったりするな。」 「そうなのか、リゾットの大将は律儀だねぇ。」 そしてすぐに興味を失ったのか、ドルチはホルマジオの頭の上に乗って欠伸をした。 「まぁ、あいつはクソ真面目だからな。そういや最近ペットショップ見ないけどよぉ、知ってるか?」 「ペットショップの旦那なら最近は適当に過ごして、ここで飯と夜だけ過ごしているみたいだぜ。」 猫とホルマジオは、廊下を歩く。 居間からは、ギアッチョを叱るレティの声が漏れていた。 そして、リゾットが人間の里の寺子屋に、英語を教えに行く日がきた。 暗殺チームのメンバーはリゾットが大丈夫が気になって仕方がない。 「服は大丈夫か?」 「服はYシャツでいいだろうか?」 「そうしろ。スーツはむしろ幻想郷で浮く。」 リゾットは自分の恰好をよく人間の里の店にいくホルマジオに質問する。 「プリント持った?あとチョーク持つと手汚れるよ。」 「ガキ相手にメタリカ使うなよ!!」 「これ、昼飯。サンドイッチだけど構わないよな?」 「子供の扱いならチルノや妖精の友達で慣れてるから、こまったら相談してちょうだい」 「俺もアリスの家に行った後様子見に行くから!!」 「生意気な子供がいたら泣かせてやるから言ってよ!」 「幻想郷はどうだか知らないが、最近のガキより親だ、親が怖い。気をつけろよ。」 「まぁ、リーダーなら大丈夫だと思うけど、気をつけろよー。」 全員、玄関でリゾットを見送る。 内心、何でこんな盛大に見送られているのだろう、と思いつつもリゾットは黙って外へ出て行く。 そして、バタンと扉が閉じられた。 すると、全員バタバタと地下に降りる。 地下会議室の扉を開けると、そこにはたくさんのモニターがコードに繋がれ、さながらSFアニメの司令室のようになっていた。 「ソルベ、スタンドにカメラを持たせて、配置はOK?」 「あぁ、ばっちりだ。何処から何処でもリゾットをばっちり監視できるぜ。」 そう言ってソルベが指を鳴らすと、彼のスタンドが持った小型カメラの映像が、モニターに映し出される。 そこには、人間の里を歩くリゾットの姿が映っていた。 その目は普段の黒と赤ではなく、普通の人間の瞳に戻っていた。 「おっ、しっかりメタリカを抑えて、目を元に戻してるな。」 プロシュートが普通の瞳をしたリゾットを見て、意外そうに言った。 「あら、あの目スタンドの影響だったのね。人間にしては珍しい目だと思ったけど。」 「いや、リーダーは実は某旅団に目を目当てに殺された一族の末裔で・・・・。」 「メローネ、くだらない事いってるとはっとばすぞ。」 レティに嘘情報を教えようとしたメローネを、ギアッチョは脅す。 「そういやさ、何でいつもリーダーはあの目でいるの?俺、リーダーが普通の目なんて見たことないよ?」 ジェラートがふと浮かんだ疑問を呟いた。 「あー、メタリカの影響でああなっちまってるんだが、集中しないと直せないらしいし、直すとすぐにスタンドが発動できないんだってよ。」 そうホルマジオが解説すると、あー、とジェラートは納得したような声を上げた。 「・・・・・・あいつら・・・・・。」 しかし、リゾットは暗殺チームのリーダーである。 一同の仕掛けたこのストーキングに、すっかり気づいていた。 (バタフライによる監視は昔から良く使っていた手だ・・・。気づかないわけがないだろうに・・・・。) 平和ボケしたか、とリゾットはため息をつこうとして、やめた。 別に監視されても困るような事はしないし、自分を心配しての行動だろう。何より平和ボケなら、それが一番だ。 そもそも自分達の大半は、別に殺したくて暗殺者をしていたわけではない。そうしなければ生きられなかったからだ。 だから、誰も殺さずに、幻想郷の生ぬるい弾幕勝負になれて、平和ボケするのは、とてもいいことだ。とリゾットは思う。 (プロシュートに聞かれたら、直触りだな。) そんな事を考えながら、リゾットは人間の里の中心部の近くにある、寺子屋の門の前へやってきた。 そこは慧音の人徳もあってか、木製ながら中々立派な建物となっていた。 「確か・・・・裏口から入れと言っていたか・・・・。」 そう言ってリゾットは寺子屋の塀をぐるーっと周り、裏手へ回る。 すると、そこには小さな入り口があった。 「ここか。」 リゾットが入り口を開けようとすると、突然そこが開く。 「あ・・・・・・。」 そこにいたのは、白い髪に金色の目をした眼鏡の男性だった。 「すみません、この寺子屋の教師の方でしょうか?自分は、今日からお世話になるリゾットと言うものです。」 リゾットはその男性を、あまり体格の良くないことから、慧音と同じ教師と判断した。 「いえ、僕は違います。自分は、森近霖之助といいます。魔法の森で、香霖堂と言う古道具屋を経営しています。 ここの慧音さんには書籍関連で色々贔屓してもらっていて、今回はたまたま慧音さんの欲しがっている本が手に入ったので、用事ついでに届けにきたんですよ。」 それを聞いてリゾットは、仲間の話を思い出した。 「あぁ、香霖堂の店主ですか。ソルベやイルーゾォから話は聞いています。外では手に入らないような、古く珍しい物が売っていると。」 「あの死神の方達のお知り合いですか?」 「上司です、閻魔様の元で普段は働いていますが、今日は特別教師として授業に。」 リゾットの言葉に、霖之助は興味を持ったらしい。 目を輝かせてリゾットを見る。 「へぇ!何を教えるのか、差し支えなかったら教えてくれませんか?」 「英語です。」 「異国の言葉ですか!確かに幻想郷には外国からも妖怪は流れてきますが、不思議と皆日本語を話しているんですよ。」 淡々と話すリゾットとは対照的に、霖之助はリゾットに興味を持ったのか、会話を弾ませる。 「あぁ、聞いたことがあります。今、自分の仲間にも一人妖怪がいますが彼女は元々は英語を話していたが、幻想郷に来てから勝手に喋れるようになったと。」 「と、いう事はやはり結界・・・・・、少なくとも博麗の結界ではありえないから、ということは八雲紫の・・・・。」 すると、霖之助は、一人でぶつぶつとなにやら呟き始めた。どうやら考え事を始めてしまったらしい。 入り口に立たれてしまって、リゾットはどうしたものかと途方にくれる。 「森近さん?まだ居たんですか?」 背後から声をかけられて、霖之助ははっとする。 彼の後ろには、青く銀色に輝く髪に青いワンピースの女性、慧音だった。 「あ、すみません!!少々考え込んでしまって。」 そう言って、霖之助は慌てて入り口の前から退く。 そして慧音は、リゾットに気づいた。 「ネエロさんももう来てらしたんですか。」 「あぁ、すまない。香霖堂の店主と話し込んでしまった。」 かまいませんよ、と慧音は答える。 「いえ、随分お早いお着きですね。」 「打ち合わせや一応、子供達について聞いておきたかったんだが、迷惑だったか?」 「とんでもありませんよ!むしろそこまで子供達と向き合おうとしてくれて、嬉しいです。」 そう言って、慧音は顔に微笑みを浮かべた。 「じゃあ、自分はここで失礼します。」 それを見て、霖之助はその場を立ち去ろうとする。 「今日はわざわざありがとうございました、霖之助さん。」 「いえいえ、それでは。」 そう言って霖之助は去っていった。 そして慧音は、リゾットの方を向く。 「それでは、リゾットさん。ようこそ、私の寺子屋へ。」 どこか誇らしげに、慧音はリゾットにそう告げた。 前へ 目次へ 次へ
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6/を筆頭とした対主催グループ。 6/、柊かがみ、については本項を参考にしていただきたい。 名前の通り書き手がかなりいる。現在双璧を分かつ異端組とは別の意味でカオスな対主催グループ。 幕張メッセの大混戦で6/以外が死亡してしまうが、6/がかがみを助けるためにテラカオス内部に侵入したとき、 彼らの魂が6/を励ました。 ●692 序盤は死者スレにいたが、聖杯戦争終了時にいつも間にか復活。 しかも何故かハルヒの部下になっている。 みなみをいつも間にか嫁認定し6/に襲い掛かるも返り討ちにあう。 それ以降は6/に協力している。4thの時の外道、ネタキャラ街道が嘘のよう。 ●>>やおい 序盤でギルガメッシュとコンビを組もうとするも失敗。 その後テラカオスに勝負を挑んだが死亡する。 老賢者により復活した後は6/、692がエクスデスと交戦中の時にジャイアン母書き手とともに援軍として参戦。 ●ジャイアンの母書き手 6、692、初期こなたvsエクスデスの時に>>やおいとともに援軍として参戦。 エクスデス死亡後は692たちともに幕張メッセへ向かい、幾多の戦いを乗り越えていく。 ●泉こなた 参加してるどのロワでも影が薄い印象があると言われるが、ここでは活躍している。 登場時からかがみと敵対。最初はわりとまともな人格だったが、かがみにつられたせいかどんどん外道化していった。 プロシュート兄貴らと利害が一致したので彼らと協力している。 現在プロシュート兄貴の能力をうまく使って6/とかがみを追い詰めている 6/を殺す寸前で自分の過ちに気付き、和解する。 やっぱりクズではなかった。 固有結界ごと消滅させられたが、喜緑により6/やかがみと共に生と死の狭間へ飛ばされ洗脳され、再びカオスロワの戦場へ。 洗脳状態で692たちと交戦するが、「書き手エクスクラメーション」を喰らい、洗脳状態が治る。 その後は692らと喜緑の差し向けたFOX部隊と交戦し、全滅させたようだ テラカオスと交戦していたが死んでしまう。 余談ながら、彼女のかがみへの言動はまんざら原作無視というわけでもない。実は。 ●初期こなた 原作一巻からの参戦なので、性格も一巻と同じくややおとなしめ。 692らと行動をともにおり、現在はテラカオス戦を乗り越え、異端組と情報交換。 ●YOKOZUNA 序盤ではジャイアン母とコンビを組む。テラカオスに勝負を挑み死亡する。 老賢者によって復活させられた後はジャイアン母に手塚、イチローとともに呼び出され「最強のスポーツ集団」に加入する そして幕張メッセ内部にて田代神と激戦を繰り広げるが… ●◆86jbQTms.U、◆CUG3z3uZ1o、◆h8sFAV3kjo カオスロワの投下数TOP3。 6/に頼まれて692たちに協力する 明智光秀に苦戦する692らの前に援軍として現われ、692を先に行かせて光秀と交戦する。 ●◆hXvyVozAPo、◆qSSOg86y8s、Fルートの人 カオスロワでは高名な書き手たち。 6/に頼まれてみなみとゆたかを守るためにズガンチームであるルーファウス、しまっちゃうおじさんと交戦。 書き手エクスクラメーションの暴走で全滅する
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入手アイテムクイックロード INTアップ 銀の腕輪 調合書10 出現敵スケルトン 火の精 水の精 フェアリー フレイムドッグ ワーキャット 邪鬼
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【P.A名】 ガッツシュート 【読み方】 がっつしゅーと 【種類】 プログラムアドバンス 【発動方法】 メットガード、ダッシュアタック、ガッツマン系を順に選ぶ 【派生P.A】 なし 【登場作品】 『1』~『3』『トランスミッション』 【英語名】 GtsShoot(Guts Shoot) 【詳細】 暗転し、ロックマンのいるマスにガッツマンが現れ、ロックマンを前方に投げ飛ばす。 素材の入手のタイミングの割に破格の威力で、序盤ではドリームソード並みに猛威を振るうP.A。 雑魚にはガッツマン、ボスにはガッツシュートと使い分けられる点も魅力。 『1』では威力500と破格の威力だが、『2』では400、『3』では300と、ナンバリングを追うごとに弱体化している。とはいえメットガードのコードが*になるなど『1』から強化されている点もあり、入手のお手軽さと使いやすさを考慮すれば十分実用的な範囲だろう。 『3』の「ガッツマンV5」は素材に選べない。 『トランスミッション』ではロックマンの脚を掴み、逆さ吊りのままぶん投げるという、より手荒なものになっている。 ロックマンを投げる攻撃は、熱斗も1回やっている。
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スタンド 五十音順 青で書いているのは、合成に受け継がれない、そのDISC特有の能力 攻撃系 名前 攻撃力 防御力 空き容量 部数 発動 能力 スタンド画像 エコーズACT3 2 1 5 4 目の前の敵を鈍足にするぞ 時々相手を遅くさせるぞ キッス 4 1 4 6 足元にキッスを貼り付ける 殴った敵がたまに分裂 キングクリムゾン 9 3 1 5 5ターンの時間が消し飛ぶ 裏切り者に大ダメージを与える クラッシュ(Base only) 4 0 3 5 目の前の敵を瞬間移動させる 水場を通して攻撃 トーキングヘッドの罠を防ぐ クレイジー・D 7 1 3 4 このDISCを消費して他のDISCを合成 会心の一撃が出やすい プッツン状態だと強い ザ・ハンド 7 1 3 4 遠くの敵やアイテムを引き寄せるぞ 壁や罠をガオンと消せるぞ ザ・ワールド 9 4 1 3 5ターンの間、時間が止まる 石仮面をかぶっていれば10ターン止めていられる ジョースターの血統に大ダメージ 時間停止を防げる ジャンピンジャックフラッシュ 2 3 * 6 真空で部屋内の敵にダメージB ★ 真空で部屋内全員にダメージB(威力アップ) 時々慣性で吹っ飛ばす スタープラチナ(Base only) 8 4 1 3.4.6 射撃攻撃を防げるようになる 3方向に攻撃できる 時間停止を防げる ロードローラーの罠ダメージ半減 ストーンフリー 3 4 2 6 体力が回復する 前後同時に攻撃できる裏切り攻撃を防ぐ ダイバーダウン(Base only) 2 3 2 6 周囲にダイバーダウンを潜ませる 壁を通して攻撃できる ダークブルームーン 2 2 3 3 部屋内の敵からHP吸収 ★部屋内の敵からHP吸収(威力UP) 周囲に水があると強くなる 水の上を歩けるようになる チリペッパー 3 2 3 4 部屋内の敵を一定時間盲目にするぞ 連続空振りすると次に会心が出るぞ ハーミットパープル 1 2 4 3 このフロアの地図がわかるぞ 波紋に弱い敵に大ダメージを与えるぞ ホワイトスネイク 3 1 4 6 目の前の敵を倒しDISCにする 囚人に大ダメージを与える ムーディーブルース 1 1 4 5 アイテムを一つ倉庫に送れる 新入りに大ダメージを与える(+数字の分だけ倉庫に送ることが出来る) マジシャンズレッド シンデレラ #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 防御系 名前 攻撃力 防御力 空き容量 部数 発動 能力 スタンド画像 イエローテンパランス 1 4 3 このフロアで熱と冷気に強くなるぞ 肉片攻撃が効かなくなる オアシス 0 3 3 5 20ターンの間、周囲の壁を溶かす 柔らかくしつつ殴れる ザ・フール 1 4 3 3 周囲に砂をかけて他の場所へ飛ぶぞ 砂に変化して攻撃をかわせるぞ スーパーフライ 0 5 3 4 20ターンの間鉄塔を出現させる 痛恨の一撃のダメージを返す G・エクスピリエンス 4 2 3 5 攻撃を跳ね返す植物が出現するぞ カエル持ってるとダメージを反射するぞ クラフトワーク 1 5 3 5 隣接した敵を固定 ★ 部屋内の敵を固定 射撃ダメージを抑える スパイスガール 2 3 3 5 直接攻撃を喰らうと後ろに弾む アイテムを壊されなくなる 能力系 名前 攻撃力 防御力 空き容量 部数 発動 能力 スタンド画像 アヌビス神 6 0 5 3 同種に連続で攻撃する程大ダメージ アイテムが壁をすり抜けて飛ぶ エビタフ 0 0 1 5 敵・罠の可視・感知。透明でも見れる 周囲に罠があると警告がでる グレイトフルデッド 2 2 3 5 部屋内の敵の攻撃力を下げる ★ フロア内の敵の攻撃力を下げる 老化、若化攻撃を防ぐ サバイバー 0 0 3 6 部屋内の敵が混乱するぞ 方向転換キーで敵の体力がわかるぞ シアーハートアタック 1 8 2 4 この場で爆発を起こす 最大HPが20増える 親父の写真に閉じ込められない爆弾を見分けられる ストレイキャット.JPG 0 6 3 4 空気弾を発射し、動きを止める 爆風によるダメージ減少 チープトリック 0 0 5 4 ブツブツ言われて精神力が弱る 背中を見られるとダメージを喰らう デス・13 2 1 3 3 隣接した敵を眠らせるぞ 寝ている敵を起こしにくいぞ ハイウェイトゥヘル 0 0 3 6 部屋全体にダメージC(HP半分消費) 時々自分のHPを半分にする パールジャム 0 0 3 4 お腹が50回復 お腹が減りにくくなる マンハッタントランスファー 0 0 4 6 敵のいる位置がわかるようになるぞ 射撃スタンドの攻撃力が修正値分上がるぞ メタリカ 0 0 3 20ターン透明になり敵に気づかれないぞ 敵や罠からの磁力が効かないぞ GEレクイエム 12 12 1 5 終わりが無いのが終わりを終わりにする 全ての敵に大ダメージを与えるぞ 遠距離 名前 部数 攻撃力 発動 撃つ エコーズACT1 4 0 足下に音の罠を仕掛けるぞ 音を貼り付けて敵を混乱させるぞ エコーズACT2 4 0 足元に罠を仕掛ける 敵を吹き飛ばす。壁や他の敵に当たると5ダメージ エンペラー 3 8 弾丸の軌道を操れる 壁に当たると方向が変わる セックスピストルズ 5 6 ピッツァを食べさせると回数が増える 同部屋内の敵にランダムに射撃攻撃 装備中、ローリングストーン(罠)のダメージ半減 タワー・オブ・グレー 3 5 近い距離に瞬間的に移動するぞ 敵を貫通するぞ ハイエロファント・グリーン 3 10 足下に法王の結界を仕掛けるぞ 離れた敵にダメージを与えるぞ フー・ファイターズ 6 2 体力を20回復させるぞ 離れた敵にダメージを与えるぞ ヘブンズドアー 4 0 目の前の敵の情報がわかるぞ 特殊攻撃を封印するぞ。重ねがけもできるぞ ホルス神 0 3 足元に氷の罠を仕掛ける 敵を凍らせる 装備中、老化攻撃&冷凍攻撃を防ぐ マン・イン・ザ・ミラー 5 0 鈍足になる鏡を仕掛けるぞ 敵と自分の場所が入れ替わるぞ ラバーズ 3 0 足下にラバーズを潜ませておけるぞ 取り付いた敵は自分と同じダメージを喰らうぞ これらは ディアボロの大冒険まとめ様のwikiを参考にしています
https://w.atwiki.jp/pawapoke10/pages/164.html
シュート回転 甲子園一直線編 TOP>特殊能力>投手の特殊能力
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1976.html
わたしが医務室に着くと、既にモンモランシーが治癒を受け終わり、 ベッドで静かに寝息を立てていた。 わたしも続けて治癒を受け終わり、わたしとギーシュとモンモランシーの三人 だけとなった。 なんと声を掛ければいいのか考えてるとギーシュから声を掛けてきた。 「すまなかったねルイズ、彼女は君がチヤホヤされる事に嫉妬してたんだよ。 彼女には僕が良く言い聞かせておくよ」 てっきり、わたしを責めるかと思ってたのに。 「ギーシュ・・・どういう風の吹き回しよ?」 ギーシュはファサと髪をかきあげた。 「なに、兄貴に君の事を頼まれたからね」 ・・・・・・? 「ちょっと待って、頼んだのは連れて帰る事で、ずっと面倒を看ることじゃ無かっ たと思うんだけど?」 「いいじゃないか、そんな細かい事は」 あっはっは、と高笑いをあげた。 「細かくないわよ、あんた一生わたしの面倒を看るつもり?」 「一生じゃないさ、君が一人前のメイジになるまでは見守るつもりさ」 「あんた、わたしが『ゼロ』だということを忘れたの?」 「その事について僕は大して心配なんかしてないさ。君は兄貴を召喚したんだ 近い内にきっと僕など足元にも及ばないメイジになるさ」 ギーシュがわたしをプロシュートを通じて認めてくれている。 「ほ、褒めたって何も出ないんだからね」 「別に見返りが欲しくてやっている訳じゃないさ」 コンコン。開けた扉からキュルケがノックをしていた、タバサも一緒だ。 「お邪魔だったかしら?」 「ちょ、キュルケ!そんなんじゃないんだから」 「よしてくれたまえキュルケ。僕には心に決めた人がいるのだから」 わたしは不快を隠さずキュルケに問う。 「で、何しに来たの?」 「何しに来たのとは、ごあいさつね。お見舞いに来たんじゃないのよ。後、報告」 「報告?」 「さっきの騒ぎ、授業に来たコルベール先生の耳に入ってね、珍しく恐い顔を してたわよ。後でここにも来るんじゃないかしら」 バタバタと廊下から足音が聞こえてきた。 「早いわね、もう来たわ」 キュルケが廊下を見ながら呟いた。 「コルベール先生・・・」 先生が息を切らせながら部屋に入ってきた。 「よかった、無事だったのですね」 先生は静かに眠っているモンモランシーの顔を確かめ息を整えてから、 こちらを向いた。 「ミス・ヴァリエール、事情は聞きました。 きみは自分の魔法をミス・モンモランシーに打ちましたね」 確かに、今のコルベール先生は恐い顔をしていた。 何人も人を殺しているような・・・プロシュートと少し雰囲気が似てる・・・ ・・・まさかね・・・。 「はい、その通りですミスタ・コルベール」 後悔はしていない。わたしはモンモランシーが許せなかった・・・ 「この貴族の学び舎で『規則』を破り魔法を打ち合うなどと、とても許せる 行為ではありません。この事は実家に連絡させていただきますので そのつもりでいるように。」 今、何て言いました? 「ごめんギーシュ、もう一回先生を呼んできてもらえる?まだ耳の調子が 良くないみたい・・・実家に連絡するって聞こえたわ」 「聞き間違いではありませんよ、ミス・ヴァリエール」 きっぱりとコルベール先生は言った。 「ちょっ!ちょっと待ってくださいよッ!」 「う、嘘ですよね。ちょっとおどかして気合を入れてから あとで本当は許してくれるんですよね、罰当番とかで」 コ・・・コルベール先生の目・・・ いつもの暖炉の火のような暖かい眼差しなんかじゃなく トライアングルスペルの炎の如く全てを焼き尽くさんと燃えている・・・ わたしの取るべき行動は・・・ わたしは部屋の窓を開け、窓枠に両手をかけ足を乗せ、そして・・・ 「ちょっとルイズ、ここ三階よ!」 キュルケに後ろから羽交い絞めにされた。 「放して、放してよキュルケ」 死に物狂いでもがくが体格の差で、わたしは部屋の中央に戻された。 「もうダメよ・・・おしまい・・・コルベール先生に連絡されたら・・・ あたしもう・・・生きてられない・・・もう死にたいわッ!!クソッ!!クソッ!! 飛び降りたいよ~、窓から飛び降りたいよ~」 嘆くわたしをキュルケが冷たく見下ろしている。 「・・・さっき、あなたの目の中にダイヤモンドのように固い決意をもつ『気高さ』を みたわ・・・だが・・・堕ちたわね・・・ゼロのルイズに・・・!!」 「ンなこたあ、どーでもいいのよッ!」 キュルケの侮辱も今はどーでもいい・・・ 「お・・・おわりよ・・・わたしはもう・・・おわったのよ・・・」 「ちょっとルイズ、一体何なのよ」 わたしの只事じゃない様子にキュルケが心配そうに声を掛けてくる。 「親がそんなに恐いの?」 親という単語が出ただけで震えが止まらない。 「な、なんて言ったら理解してもらえるのかしら・・・ そうね、プロシュートが『二人』説教しに来ると想像してみて」 嫌な沈黙が場を支配する。 「ご、ごめんルイズ。あたし用事を思い出したわ」 キュルケが慌てて部屋を出て行こうとする。 「用事って、どこに行くのよ?」 「ちょっとスティクスに会いに・・・」 「別れたんじゃなかったの?」 「・・・じゃあ、ペリッソン」 「じゃあって何!」 わたしとキュルケが言い合いをしている脇をそっとタバサが抜けようとしていた。 「ちょっとタバサ、どこに行くのよ?」 「・・・シルフィードにエサあげなきゃ」 「あんた、いつも放ったらかしでしょうが!」 視界の隅にギーシュが映る。モンモランシーをやさしく起しているところだった。 「さあ。ここは騒がしいので自室でゆっくりと休もうじゃないか」 「ギーシュあんたは見捨てないわよね、わたしを見守ってくれるのよね」 蜘蛛の糸に縋る思いでギーシュを見つめた。 人目があっても『あの方』の罰が緩くなるとは思えないが、もしかしたら九死に 一生を得るかもしれない。 「うむ、確かに言った!」 ギーシュは力強く頷いた。 「だが、それはそれ、これはこれだ!!」 「うらぎりものおおおおおおぉぉ!!」