約 1,695,044 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/633.html
B-2、ホテル。この建物の上層階で、滝和也と鎌田という二人のゲーム参加者が遭遇していた。 開口一番、鎌田は自分がゲームに乗るつもりがないことを滝に告げた。 その言葉をすぐには信用しなかった滝だが、鎌田のねばり強い説得でようやく信用する様子を見せる。 そして二人はつい先程、共に行動することを決めたのである。 「それじゃ鎌田さん、まずは下まで降りましょうか。こんな所にいたんじゃどうにもならない」 「たしかにそうですな。では、まいりましょう」 滝の言葉に、鎌田は同意を見せる。しかし、言葉とは裏腹にその場から動こうとはしない。 「どうかしました?」 「いえ、できれば滝さんに先に行っていただけないかと……。 何せ私はただの雑誌編集者ですから、荒事には慣れていなくて……。 軍隊関係者だという滝さんが先に行ってくださるのなら、安全を確保してくださるかと思いまして」 「そうでしたか。たしかに、一般の人が突然こんなことに巻き込まれては怯えるのも無理はありませんね。 わかりました、俺が先に行きましょう。後をついてきてください」 鎌田の言い分を聞いた滝は、それを受け入れ鎌田に背を向けて歩き出した。 彼のその行動を見て、鎌田は表情を一変させる。 人畜無害という風だったその顔には、今やどす黒い笑みが貼り付けられていた。 (お人好しが……。まずは一人、もらった!) 鎌田は、大きく右腕を振るう。するとそこから、鋭利な刃と化した衝撃波が放たれた。 衝撃波は、まっすぐ滝の背中に向かって飛んでいく。 だが刃は、滝を切り裂くことはなかった。 命中直前に、滝が体を大きく横に動かしたのである。 「何!?」 予想外の滝の反応に、思わず声をあげる鎌田。そこに、熱のこもらない滝の声が浴びせられる。 「どうにも疑いが晴れなかったんで、わざと隙を見せたらこれか……。 鎌田さん、あんたゲームに乗るつもりだな?」 「ふん、あなたごときの三文芝居に引っかかるとは……。私も焼きが回ったものです」 「三文芝居はどっちだか……」 おのれの本性を見破られても、鎌田は落ち着いた態度を崩さない。 なぜなら、彼には強者の自覚があるからだ。 「相手がただの一般人ならこのままでもいいのですが……。あなたはそれなりに実戦経験があるご様子だ。 ならばより確実にしとめるために、これを使わせてもらいましょう」 そう言い放つと、鎌田はポケットからカードのデッキを取り出した。 それが何を意味するのかわからず首をかしげる滝をよそに、鎌田はデッキを窓ガラスにかざす。 すると、どこからともなく出現したベルトが彼の腰に巻き付いた。 「変身!」 叫び声と共にポーズを決めた鎌田は、ベルトの中央にデッキをセットする。 その瞬間、彼の体は青い鎧に覆われていく。 ほんのわずかな時間の間に、鎌田の姿は魚類を思わせる鎧の戦士に変化していた。 「お待たせしました。それではお相手しましょう、この仮面ライダーアビスがね」 「仮面ライダー?」 慇懃無礼に告げる鎌田。その言葉を聞いた滝は、露骨に不快感を見せる。 「おいおい、冗談はたいがいにしろや。私利私欲で人を殺すあんたが仮面ライダーだと? あんたに、その名前を名乗る資格はねえよ」 「はて、おかしなことを仰いますね。仮面ライダーとは、『超人的な戦闘力を持つ仮面の戦士』の総称のはずです。 善人だろうが悪人だろうが、力を手にすればその人は仮面ライダーとなる。 人間全てが、仮面ライダーになる可能性を秘めているのですよ」 まあ、私は人間ではありませんがね。鎌田は心の中でそう付け加える。 「違うな」 だが滝は、鎌田の言葉を真っ向から否定した。 「仮面ライダーとは、『おのれの感情を殺してでも力無き者のために戦う仮面の戦士』のことだ。 その魂がないあんたは……どんなに姿形を似せたところで、仮面ライダーにはなれない。 そんなのは、ただの怪人だ」 「何をわけのわからないことを言っているのですか。仮面ライダーに魂など必要ない。 必要なのはただ一つ、力です。こんな風にね!」 仮面の下で下卑た笑みを浮かべながら、鎌田は滝に殴りかかる。 その拳は滝の胸を直撃し、彼の体を大きく吹き飛ばした。 「どうです、この力! これこそが、仮面ライダーの証でしょう!」 「違うな」 口から血を漏らしつつ、滝は再び鎌田の言葉を否定する。 「あなたも頑固ですねえ。なぜそうも真実を受け入れようとしないのか」 「そりゃこっちの台詞だ。力だけ手に入れたって、仮面ライダーにはなれねえんだよ」 かすれた声で反論を続けながら、滝は自分の荷物に手を突っ込んだ。 「見せてやるよ、魂を伴った本当の仮面ライダーをなあ……。 結城! お前の魂貸してもらうぜ!!」 滝が取り出したのは、口元のみが空いた青いヘルメット。 昆虫を模したと思われる、触角と赤い複眼が特徴的である。 「変 身!」 力強く叫び、滝はヘルメットをかぶった。 彼の顔がヘルメットに覆われると同時に、その肉体を強化スーツが包み込む。 仮面ライダー4号・ライダーマン。その姿が、そこにはあった。 「それがあなたの言う、真の仮面ライダーですか? ずいぶんと貧弱そうな姿だ」 嘲笑を浴びせる鎌田だが、滝はそれを意に介さない。 「たしかにこのライダーは、純粋な力では一段階落ちるかも知れない。 だが、込められた魂は決して劣らないぜ」 露出した口元に笑みを浮かべ、滝は鎌田に向かって走り出す。 そのまま、彼は跳び蹴りを繰り出した。 鎌田はまともにその蹴りを食らうが、よろける程度で決定打にはいたらない。 「この程度ですか……。やはり、話になりませんね」 「けっ、まだまだこれからだっての。いくぜオラ!」 冷や汗を浮かべつつ、滝はあくまで強気な態度を崩さない。 そのまま、二人は本格的な戦闘になだれ込んだ。 ◇ ◇ ◇ そして、数十分後。 彼らの戦いは、すでに大勢が決していた。 優勢に立っていたのは、鎌田。 滝も豊富な実戦経験を活かし健闘したものの、スペックの差を覆すにはいたらなかったのである。 「大口を叩いておきながらその様ですか……。何とも情けないですねえ」 強化スーツのあちこちを破損し、その下の傷口から血を滴らせる滝を見ながら、鎌田は今一度眼前の敵をあざ笑う。 実際には彼も少なからずダメージを受けているのだが、生意気な口を利く相手に優位に立っているという暗い喜びが鎌田に痛みを忘れさせていた。 「うるせえよ……。まだ俺は負けを認めちゃいねえ。勝ち誇るのは、俺を殺してからにしろ」 肩で息をしながらも、滝はあくまで強気。仮面の下の目は、まだ生気に満ちている。 そのことが、鎌田は許せない。滝の放つ雰囲気が、先の戦いで自分を追いつめた仮面ライダーたちを思い出させるのだ。 「ならば、お望みどおり殺してさしあげましょう。鮫の餌になってしまいなさい」 そう宣告すると、鎌田は一枚のカードをバイザーにセットする。 『ADVENT』 バイザーから流れる電子音声とと共に、鎌田の背後の窓ガラスから二体のモンスターが飛び出してきた。 アビスの契約モンスター、アビスハンマーとアビスラッシャーである。 呼び出された二体のモンスターは、すぐさま滝を標的と認識して襲いかかる。 だが、滝は一切の動揺を見せない。 「今更鮫なんざ……お呼びじゃねえんだよ!」 ボロボロの体とは思えぬ電光石火の動きで、滝は拳を振るう。 その攻撃を受けた二体の鮫型モンスターは、反撃もできぬままそれぞれ部屋の隅まで吹き飛ばされた。 「なんだと……? ミラーモンスターが一撃で……。あの死にかけのどこにそんな力が……」 予想外の事態に、鎌田は口調を取り繕うのも忘れて呟く。 そこへ生じた一瞬の隙を突き、滝は鎌田につっこんだ。 タックルを炸裂させた後そのまま鎌田の体を抱え込み、滝は窓ガラスに向かって激走する。 「まさか……。おい、やめろ!」 滝を止めようと、鎌田は必死で彼の体を攻撃する。 だが、密着された状態からでは威力のある打撃は繰り出せない。 当然、滝は止まらない。 「とくと味わいな……。これがてめえがさんざん馬鹿にした、仮面ライダーの魂が呼び込んだ力だ! 例え自分を犠牲にしてでも、悪を倒す! それが仮面ライダーなんだよぉぉぉぉぉ!!」 声の限り叫びながら、滝は体当たりで窓ガラスを突き破る。 上空へ飛び出した二人の体は、重力に引かれ遙か下の地面へと降下を始めた。 (本郷、一文字、村雨、アンリ、それにSPIRITSの野郎ども……。 無責任で悪いが、俺はここでリタイアになりそうだ……。 バダンとの戦いは……お前等に任せたぜ……) 迫り来る地面を視界に捉えながら、滝は戦友たちの顔を脳裏に思い浮かべていた。 ◇ ◇ ◇ 「危ないところだった……。まさか、あんな雑魚に命の危険を感じさせられるとは……」 無人のホテルの一室で、鎌田は荒い息を整えていた。 「無人」というのは、この部屋のことではない。この世界には、鎌田以外の生物は存在しないのだ。 彼が今いるのは、ミラーワールド。「龍騎の世界」のライダーだけが入ることを許される、鏡の中の異世界だ。 鎌田は滝の手に込められた力がわずかに緩んだその隙を突き、拘束を逃れて窓ガラスからミラーワールドに飛び込んだのだ。 「だが、あの男ももう死んだ……。所詮は無力な人間だったということ……。 勝ち残るのはこの私だというのは、揺るがない事実だ……」 鮫を模した仮面の下で、鎌田は醜悪な笑顔を浮かべる。 「それにしても、妙だな……。先程から体力が回復するどころか、かえって疲れているような……」 先程も述べたように、ミラーワールドは「龍騎の世界」のライダーしか進入できない世界。 いわば、専用の安全地帯だ。 そんなものを、主催者がただで使わせるはずがない。 実はカードデッキに施された細工により、ミラーワールドでは変身による体力の消耗が加速するようになっているのである。 鎌田がそれに気づくのは、果たしていつか。時は、刻々と流れていく。 【一日目・深夜/B-2・ホテル3階(ミラーワールド)】 【鎌田@仮面ライダーディケイド】 【状態】ダメージ(中)、疲労(大)、仮面ライダーアビスに変身中 【装備】アビスのデッキ@仮面ライダーディケイド 【道具】支給品一式、不明支給品0~2 【思考】 基本:最後の一人まで勝ち残る。 ※第7話終了時点からの参戦です。 「こ、これは……」 ホテルに到着した甘寧は、戦慄に顔をこわばらせていた。 鮮血の海の真ん中で倒れている男……すなわち滝を見つけたのである。 甘寧は特定の事柄については異常な面を見せるが、基本的には常識人である。 倒れた男を見て「くそっ、一番乗りを逃したか!」などと悔しがることはせず、すぐさまその生死を確かめにかかる。 「ひどい怪我だが……。まだ生きているのか……」 滝にとって幸運だったのは、地面に激突するまでヘルメットが外れなかったこと。そして激突した後にヘルメットが外れたことだ。 前者がなされなければ、滝は生身のまま地面に叩きつけられ間違いなく絶命していただろう。 そして後者がなされなければ、仮面ライダーに課された疲労の蓄積という制限により彼は衰弱死していただろう。 その点を問題にすれば、滝は非常についていた。 だがそれでも、即死を免れたというだけ。ライダーマンの強化スーツに守られていたとはいっても、彼の体は瀕死の重傷を負っていた。 このままでは、遅かれ早かれ滝は死に至る。だがやはり、彼は幸運だった。 ここで彼を発見したのが、甘寧だったのだから。 「これ、ちゃんと効果は確認してないけど……。今は一刻を争う事態だし……。 どうか説明書きに嘘がありませんように……」 祈るように呟きながら、甘寧は自分に支給された液体を滝に飲ませた。 それはファウードの回復液。いかなる負傷も治してしまうという代物だ。 そんな貴重な物を見ず知らずの他人に使用してしまうことに、甘寧は一切のためらいを見せない。 それが武将・甘寧という男なのだ。 回復液を飲まされた滝は、次第にその顔色がよくなっていく。全身各所に着いていた傷も、次々とふさがっていった。 「よかった、ちゃんと効果がある薬だったんだ……」 滝が助かりそうだと判断し、甘寧は胸をなで下ろす。 「さて、どうしようこの人……。こんな所に放置しておくわけにもいかないし……。 とりあえず建物の中で休ませようか。目が覚めたら、メアリーのことを知らないか聞きたいしね」 大柄な滝の体を軽々と背負うと、甘寧はホテルの中に入っていった。 【一日目・深夜/B-2・ホテル1階】 【滝和也@仮面ライダーSPIRITS】 【状態】気絶 【装備】なし 【道具】支給品一式、ライダーマンヘルメット@仮面ライダーSPIRITS、不明支給品0~2 【思考】 基本:殺し合いには乗らない。 1:弱者を守る。 【甘寧@中華武将祭り】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品0~2 【思考】 基本:メアリーを取り戻す。 1:滝が目を覚ましたら、話を聞く。 ※呂布軍と交戦している時期からの参戦です。 Back 罪と罰 時系列順で読む Next ドジッ子ってリアルでやられるとうざいんだよね Back 罪と罰 投下順で読む Next ドジッ子ってリアルでやられるとうざいんだよね GAME START 鎌田 Next GAME START 滝和也 Next Back 北郷軍の猛将たち 甘寧 Next
https://w.atwiki.jp/www-iris/pages/1137.html
【名前】 風天老師 【読み方】 ふうてんろうし 【分類】 登場人物 【所有ナビ】 テングマン 【登場作品】 『6 電脳獣ファルザー』 【アニメ版CV】 清川元夢 【海外名】 Feng-Tian 【詳細】 風を操る力を持った仙人風の老人。 御年120歳とシリーズの人間最年長だが、才葉学園の講師でもあり、道徳の授業を担当している。 持ちナビはテングマン。 グリーンタウンの裁判所の近くで「風の操り方」ついて教えている。 持ちナビのテングマンと同じく長い鼻と白髭が特徴的な人物。 アニメ版 『BEAST』第17話「風天老師」にて、並行世界・ビヨンダードの住人として登場。リンクゲートはグレイガ。 風の流れを読み取ることで世界の様々な様子を把握できる伝説的存在として語られていることが、パクチー・ファランにより熱斗へ語られた。 仲間との合流を目指すライカとディンゴの前に現れ、思わせぶりな言動で二人を銭湯などに付いてこさせてはいつの間にか自分の分だけ支払って姿を消す、という行動で振り回す。本人曰く「(金ならあると言ったが)奢るとは言っておらん」とのことだが、二人に何をさせたかったのかは分からない、掴みどころのない老人。 一方で3人を何度も狙っていたビヨンダードのナルシー・ヒデをテングマンに撃退(*1)させ、本格的にビデオマンを引き連れた時にはテングマンをオペレートして圧倒する活躍を見せた。
https://w.atwiki.jp/nicepaper/pages/322.html
スマートフォン向けの記事を書いていきます。レスポンシブデザインにおいて、viewpointを書かないと、iPhone6の場合、横幅が1080なので、1080で記述すると、PCサイトのように表示され文字が小さくなってしまう。 viewpointを指定することで、それが拡大されて見やすくなる。これがviewpointの設定です。今回はこのことについて記述していきたいと思います。11月30日記事 目次 HTML5リファレンス 色々と調べてみる 結論 コード HTML5リファレンス HTML5リファレンスには meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, minimum-scale=1, maximum-scale=1, user-scalable=no" と書かれている。 meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, minimum-scale=1, maximum-scale=1, user-scalable=no" このような設定の場合、横はデバイスの幅に合わせ(iPhone4や5の場合は320px、iPhone6の場合は375px)、初期値のズーム倍率は1で、ピンチしたときの拡大や縮小を禁止するminimum-scale=1とmaximum-scale=1で、ズームの操作をお互い1倍にし、禁止するということだ。 最後はあってもなくても1なのだから同じ。おそらくほとんどのスマートフォンサイトがこのように記述してある。 色々と調べてみる http //blog.ousaan.com/index.cgi/links/20130925.html によると3つでいいらしい。 meta viewpointを書かないか 幅をピクセル数でするか meta name="viewport" content="width=320" リキッドレイアウトで変えていく場合も対応できるようにする。 meta name="viewport" content="initial-scale=1.0" の三つだとし、 minimum-scaleやmaximum-scaleは書かないほうが拡大縮小できるので、いざというときにユーザビリティがあがるという。 でもトータル的なことを言えば、 meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" でいけるという。 結論 拡大縮小したいなら meta name="viewport" content="width=320" か meta name="viewport" content="initial-scale=1.0" 現在の仕様とグローバルスタンダードを目指すなら meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" 日本人の開発者と日本のスマートフォンにまかれたいというのなら meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, minimum-scale=1, maximum-scale=1, user-scalable=no" コード 以下にコードを書いておきます。色々なviewpointを書いておきました。コメントアウトを外して挙動を確認してみてください。 HTML部 !DOCTYPE HTML html head meta charset="utf-8" link rel="stylesheet" type="text/css" href="reset.css" link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css" !-- meta name="viewport" content="initial-scale=1.0" -- !-- meta name="viewport" content="width=320" -- !-- meta name="viewport" content="width=device-width" -- !-- meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" -- !-- meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, minimum-scale=1, maximum-scale=1, user-scalable=no" -- !-- meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, maximum-scale=1, minimum-scale=1" -- title viewpointテスト /title /head body div id="wrapper" p 160px /p /div /body /html CSS部 reset.cssはどこからかとってきてください。 style.cssは以下 @charset "utf-8"; /* CSS Document */ #wrapper{ width 160px;/*本当は100%とか書くがあえて記述*/ height 500px; background #FFC; } 以上
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/5862.html
グレイス〔ぐれいす〕 作品名:マジカルハロウィン 作者名:二代目まとめあき 投稿日:2010年9月18日 画像情報:640×480px サイズ:67,239 byte ジャンル:テンプレ未使用,人外 キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2010年9月18日 テンプレ未使用 マジカルハロウィン 二代目まとめあき 人外 個別く
https://w.atwiki.jp/oreca2012/pages/680.html
グレイドン パラメータ 初期コマンド 覚える技 グレイドン 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 グレイドン パラメータ 属性 水 HP 225-238 クラス ☆☆☆ 攻撃 50-53 種族 ドラゴン 素早さ 21-22 EX( ) オーロラアーマー→ハイパーオーロラアーマー 入手方法 グレド(Lv10)でクラスチェンジ CPU対戦時アイテム 氷山の一角 初期コマンド # ★ ★★ ★★★ 1 (グレド(Lv10)から継承) こうげき! 2 こうげき! 3 つめたいしっぽ 4 スピットアイス 5 スピットアイス 6 スピットアイス 覚える技 単体選択攻撃 こうげき こうげき! スピットアイス ランダム攻撃 全体攻撃 つめたいしっぽ 防御 回復 強化 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減 ためる ★→★★ ★★→★★★ 技変化 無効 ミス グレイドン 出現条件 ☆クラス合計 10~ クラスチェンジ派生 グレイドン(Lv10)+氷山の三角→グレイシアドラゴン グレイドン(Lv不問)+氷山の大角→グレイシアドラゴン 解説 グレドの進化形態。 進化して【スピットアイス】が通常技に移行し、EX技は【オーロラアーマー】となった。 氷山の大角を使えばここからすぐに進化させる事ができるが、本形態のLv10未満時を利用した育成は非常に重要。 ここで肝心となる【スピットアイス】のコストは【★→★★】以上【★★→★★★】未満。(*1) つまり習得する攻撃技の中では一番上に位置するが、2リールで最も重いのは【★★→★★★】である。 そのため、2リールでは【スピットアイス】を入れればそこからの変化を【★★→★★★】にほぼ絞る事ができる。 2リールへのミス入れを目指す場合も、リールの数や技の種類が少ないこの段階で済ませてしまうのが理想。 【こうげき】を残しながら【★★→★★★】を増やし、【ミス】が入ってくるのを待とう。 重要となるのは3リールも同じで、本形態でなら最も重い【スピットアイス】を狙って覚えさせる事ができる。 本形態での【スピットアイス】埋めも確認されており、【スピットアイス】型のグレイシアドラゴンを目指すなら是非ここで整えたい。 しかし、これだけ行うべき課題が多いとなると、Lv10未満で全てこなすのは厳しい物となる。 【★★→★★★】のための通過点として【スピットアイス】を入れれば、楽になりはこそすれ、使える手数は更に少なくなる。 自分にとって優先したい事柄は見失わないようにしたい。 妥協しても問題無い事柄はいくつもあり、例えば2リールのミス入れはキャパシティを適切に使い果たせば進化後でも行う事ができる。 3リールは【オーロラブレス】型等のグレイシアドラゴンが目標であれば、進化後を待っての調整で問題無い。 【スピットアイス】型でも、進化時に1枠は潰されてしまうので、手数を節約するなら5つに抑えておくと良いだろう。 そうなると最も優先すべきは【★★→★★★】を増やす事だろう。 これも進化後に行う事はできるが【オーロラブレス】や【オーロラアーマー】に邪魔される可能性が高く、苦労の量は大幅に増す事となる。 ミス入れを行うにあたっても、進化前後は関係無く【★★→★★★】が充分入っていた方が行いやすくなる事から、やはり優先すべきは【★★→★★★】だと言える。
https://w.atwiki.jp/0103/pages/116.html
「―――さて、お互いの紹介と事情の説明はこれぐらいで構わないかな?」 それは、まさに天より降り注いだ黄金の如く優美な顔立ちをした男だった 雨空の薄暗さすら掻き消さんとばかりに綺羅びやかな金髪を靡かせたあ、まるで神とも言わんばかりの威圧感と印象を与えかねないその男 「……ああ。そちらの事情も、大体わかった」 対するは、その両眼を黒の目隠しで覆った白髪の男。基本的な日本人成人男性を超える身長を持ち、その隠されてた両眼からは金髪の男を見定める鋭い眼光が目隠し越しに確認できる 今でこそこうして、ある建物の一室にて両者とも椅子に座りこうしてテーブルを挟んで会談出来ているが、実は出会った当初は一触即発の雰囲気であったのだ、その原因だったのが 「(……二人は気にしなくてもいいとは言ってくれたけど、なんというか一人省かれている感じが何とも)」 そう内心思いながらも二人の会話を座って見つめていた、黒のブレザーと白のチェックスカートを着込んだ紺色の艶髪をカチューシャで留めた少女――八雲学園二年生にして生徒会長こと陰陽師、神坂理央 理央の手元には、内に飲み干した跡が残る白いカップ。彼女もある程度自己紹介や事情の説明をしていたのだが、途中から二人の独壇場になってしまったため、淹れられていたホットコーヒーを飲み干してしまったわけだ ○ 話は三人が出会った所までに遡る まず金髪の男が理央と出会ったのだが、その時の理央の状態は兎に角酷かった 着ていたのは上半身のブレザーと黒のニーソックスのみ。しかもその唯一着ていた服というのが大量の白い液体で塗れ、異臭を放っていたのだ 口を含めたどの穴からも精液が溢れ落ち、股間からはジョロロロとアンモニア臭漂う黄色い液体を垂れ流す。ふくよかな乳房から乳汁が溢れこぼれ、その全身は甘い匂いと性の異臭の塊と化していたのだ そこに運悪く遭わせたのが白髪の男だ。疑いの目だけであったが、状況が状況だけに理央がこのザマになっていた原因が目の前の金髪の男だと思った事もあり、二人は一つでも間違えば戦闘勃発の危機的状況 だが、幸運にも両者の殺意に近い睨み合いの余波で、一種の淫乱状態から脱却できた理央が事情を説明したことでその場は収まり、一時彼女が体を洗い着替えるのを待ってから、改めて3人で話し合う場となり、今に至る 余談であるが、理央のカチューシャ以外の今の服装は支給品に入っていた代物。ご丁寧に下着の類もあったので拝借させてもらい今の格好だ ○ 時間は戻り、お互いの自己紹介及び、状況の確認をした三名 理央は陰陽師として、白髪の男は呪術師として、そして金髪の男は魔術師としての意見を出し合い、それぞれある程度の考察を巡っていた まずはルールにあったゲームが終わる条件 ①『森嶋帆高』が天野陽菜と出会えず制限時間が過ぎた場合、太陽光が会場中にくまなく差し込みゲーム終了。1時間後に森嶋帆高の首輪の爆破を合図に全員退去。 ②『森嶋帆高』が陽菜と出会ったら数時間後にエリア全体が浸水し、『森嶋帆高』と陽菜を除く魚人のような溺死しない種族も含めて全員死亡する。 ③帆高が死滅した場合、その時点でゲームは終了。残った者は帰還できる。 まず目に付いたのは『死滅』という文言だ。これではまるで森嶋帆高という人間が複数いるような文言だ。本当に複数人いるのか、それとも認識上かあるいは実際に『森嶋帆高』にされるかは不明であるが、何にせよ森嶋帆高を殺してでも止めるという方法を取る事自体が主催の思惑の手のひらの上だろう そして参加者毎に提示されたお題は3人共同じ内容。三者とも『自分にだけ与えられたお題』と考えてはいたが、そもそもの問題、参加者へ出されたお題は全て同じ内容なのでは?という予想が飛び交っていた ……最終的には、キーパーソンである森嶋帆高及び協力してくれそうな他参加者の捜索、首輪の解除を方針として三人は共に行動することとなったのだ ○ ○ ○ 「……まさか、二度目の復活をするとは思わなかった」 金髪の男は思考する、元より自身は二度死んだ身。希望は既に別の者に託した しかし、男の中に心残り――仲間とともに世界を救いたかったという思いがあったのも確か 「……神、か」 男は思う。かの二人に理不尽を齎した神の事を。かつて自身と盟を結んだ大神とは違いし神 かの神が何を思うてこうしたかなど男にはわからない。然し―― 「こればかりは一度会って見なければ、わからないか」 自分は映画を介してしか森嶋帆高を知らない。故に彼と会い、理解しなければならない 例え、どのような結末になろうとも かつて、最強の秘匿者であった青年はこれにて三度目の生を以ってこの地へと降り立った 彼が信じるは『人の可能性』『人の美しさ』。かつて彼は世界を救うために世界を敵に回した その果て、彼は人類最後のマスターに希望を託し、この世を去った 人間は、誰であろうと頑張っている。天野陽奈を助けようと駆ける森嶋帆高を、そんな彼のために自ら人柱として捧げた天野陽奈も もし、かの『マスター』ならどのような選択をするだろうか―― いや、それは愚問であった。彼ならば、森嶋帆高も、天野陽奈も、そして晴れ空をも取り戻す選択を掴み取ろうとするのだろうか だからこそ、男は―――『キリシュタリア・ヴォーダイム』は、三度目の生を踏みしめ、歩み始める ○ ○ ○ (――さてと、一体誰がどうやって僕をここに連れ出したの、やら) 白髪の男、呪術師最強『五条悟』は思考する 新宿事変の折、彼は夏油傑の『皮を被ったナニカ』の罠に嵌り、獄門疆の中に封印された 封印されてしまった以上は後を教え子たちに託すしか無かったのだが、結果として今回のゲームに巻き込まれたお陰で外の空気を吸うことが出来ている (あの神子柴とかいう婆さん……何かしら裏がありそうだ) 新宿事変にあの特急呪霊達を、夏油傑の皮を被ったナニカの目を掻い潜った上で自分をここに連れ出した存在。しかも獄門疆の封印から自分を解き放った上で、だ いくらあの老婆がどうにか出来るほどの呪術師であったとしても、それを個人でするとなれば明らかな限界がある。会場の事といい、少なくとも協力者がいなければ始まらない (でも、僕をここに呼んだって事は、それだけ自信があるってことだ) 仮にも呪術界最強と言われた自分をこんな催しに招待した輩だ。それだけの余裕と自信があるということである。だが、だからといって舐められたままでは気分が悪い (その驕り、いつか後悔させてやるよ。神子柴) 故に、老婆の見え透いた余裕を打ち破らんと、最強の呪術師は密かに微笑んだ ○ ○ ○ (……早苗) 神坂理央は思う。あの時救うことが出来なかった友人の名を心の内に呟いて 自分は友人を救えなかった、かの極悪非道なる陰陽師、六道彰光の手から 情けなかった、助けたいと願っていたのに、等の自分は淫獄と化した学園で淫れよがっていた 友人を助けるなんて言い訳をして、情けないプライドだけ守って快楽に溺れいた自分が悔しかった (……今度こそ、負けたくないよ) だからこそ、悔しさも悲しみも全て飲み込み立ち上がるしか無い 今まで受けた陵辱の痕跡は身体にこれでもかと染み付いてしまっているが、だからといって立ち止まるわけには行かない けれども今は、この『ゲーム』を終わらせないことには何も始まらない。おそらくあの彰光よりも強大な実力を持ったこのゲームの主催者たちを倒さない限りは 結果として自分を快楽の水底から引き上げてくれた結果となった出来事だが、だからといって許すつもりもない (……待っててね、早苗。今度こそ、助けに行くから。もう、負けないから) 今だ癒えぬ快楽の傷を抱えながらも、少女はその決意と共に覚悟を決めた 【キリシュタリア・ヴォーダイム@Fate/Grand Order】 [状態] 健康 [装備] [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品0~3 [思考・状況] 基本方針 森嶋帆高と天野陽奈を助けた上で、晴れも取り戻し、このゲームを終わらせる 1 森嶋帆高の捜索。直接会ってみなければ詳しくはわからない 2 協力者の捜索。もしカルデアのマスターやその仲間がいれば……? 3 首輪の解除 ※死亡後からの参戦 ※理想魔術は使用不可能 【五条悟@呪術廻戦】 [状態] 健康 [装備] [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品0~3 [思考・状況] 基本方針 『ゲーム』を終わらせる 1 森嶋帆高の身柄の確保 2 協力者(いれば呪術校関係者)を探す 3 首輪の解除 ※獄門疆に封印された後からの参戦 ※無下限呪術に制限が掛されています 【神坂理央@陰陽生徒会 淫呪の鎖】 [状態] 健康 [装備] 虹ヶ咲学園の制服一式@ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品0~2 [思考・状況] 基本方針 『ゲーム』を終わらせて、元の世界に戻る 1 もう二度と負けたくない 2 森嶋帆高を探す 3 協力してくれる人がいてほしい 4 首輪の解除 5 もし早苗や彰光がいたなら、私は…… ※第四章『淫式堕悦』終了後からの参戦 ※理央に仕掛けられていた式や結界は解除されています ※調教・陵辱の痕跡は深く根付いており、男根の目撃等で激しく発情してしまう可能性があります ※精液塗れになったブレザーと黒ニーソックスは洗浄された上でデイバッグの中にしまわれています
https://w.atwiki.jp/orecaretsuden/pages/753.html
グレイドン パラメータ 成長パターン 初期コマンド 覚える技 グレイドン 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 コマンドサンプル(【スピットアイス】型・コマンド潜在) グレイドン パラメータ 出現章 新5章 性別 無 属性 水 HP 225-238 クラス ★★★ 攻撃 50-53 種族 ドラゴン 素早さ 21-22 EX( ) オーロラアーマー→ハイパーオーロラアーマー 入手方法 グレド(Lv10)でクラスチェンジ CPU対戦時アイテム 氷山の一角 EXの発動方法、ボタン連打・レバー式・ルーレット式のどれなのかわかる方編集お願いします。 成長パターン + HP 赤字 はA個体とB個体で差異がある箇所。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ランク F 225 229 234 238 242 247 251 256 260 265 E 227 232 236 241 245 249 254 258 263 267 D 230 234 239 243 248 252 257 261 265 270 C 233 237 241 246 250 255 259 264 268 272 B 235 240 244 249 253 257 262 266 271 275 A 238 242 247 251 256 260 264 269 273 278 + 攻撃 赤字 はA個体とB個体で差異がある箇所。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ランク F 50 51 52 53 54 55 56 57 58 60 E 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 D 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 C 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 B 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 A 53 54 55 56 57 58 59 60 61 63 + 素早さ 赤字 はA個体とB個体で差異がある箇所。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ランク F 21 21 22 22 22 23 23 24 24 25 E 21 21 22 22 23 23 23 24 24 25 D 21 22 22 22 23 23 24 24 25 25 C 21 22 22 23 23 24 24 24 25 25 B 22 22 23 23 23 24 24 25 25 26 A 22 22 23 23 24 24 24 25 25 26 初期コマンド # ★ ★★ ★★★ 1 グレド(Lv10)から継承 こうげき! 2 こうげき! 3 つめたいしっぽ 4 スピットアイス 5 スピットアイス 6 スピットアイス 覚える技 単体選択攻撃 こうげき こうげき! スピットアイス ランダム攻撃 全体攻撃 つめたいしっぽ 防御 回復 強化 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減 ためる ★→★★ ★★→★★★ 技変化 無効 ミス グレイドン 出現条件 クラス合計 10~12 クラスチェンジ派生 グレイドン(Lv10)+氷山の三角→グレイシアドラゴン グレイドン+氷山の大角→グレイシアドラゴン 解説 グレドの進化形態。 進化して【スピットアイス】が通常技に移行し、EX技は【オーロラアーマー】となった。 氷山の大角を使えばここからすぐに進化させる事ができるが、本形態のLv10未満時を利用した育成は非常に重要。 ここで肝心となる【スピットアイス】のコストは【★→★★】以上【★★→★★★】未満。(*1) つまり習得する攻撃技の中では一番上に位置するが、2リールで最も重いのは【★★→★★★】である。 そのため、2リールでは【スピットアイス】を入れればそこからの変化をほぼ【★★→★★★】に絞る事ができる。 2リールへのミス入れを目指す場合も、リールの数や技の種類が少ないこの段階で済ませてしまうのが理想。 【こうげき】を残しながら【★★→★★★】を増やし、【ミス】が入ってくるのを待とう。 重要となるのは3リールも同じで、本形態でなら最も重い【スピットアイス】を狙って覚えさせる事ができる。 本形態での【スピットアイス】埋めも確認されており、【スピットアイス】型のグレイシアドラゴンを目指すなら是非ここで整えたい。 しかし、これだけ行うべき課題が多いとなると、Lv10未満で全てこなすのは厳しい物となる。 【★★→★★★】のための通過点として【スピットアイス】を入れれば、楽になりはこそすれ、使える手数は更に少なくなる。 自分にとって優先したい事柄は見失わないようにしたい。 妥協しても問題無い事柄はいくつもあり、例えば2リールのミス入れはキャパシティを適切に使い果たせば進化後でも行う事ができる。 3リールは【オーロラブレス】型等のグレイシアドラゴンが目標であれば、進化後を待っての調整で問題無い。 【スピットアイス】型でも、進化時に1枠は潰されてしまうので、手数を節約するなら5つに抑えておくと良いだろう。 そうなると最も優先すべきは【★★→★★★】を増やす事だろう。 これも進化後に行う事はできるが【オーロラブレス】や【オーロラアーマー】に邪魔される可能性が高く、苦労の量は大幅に増す事となる。 ミス入れを行うにあたっても、進化前後は関係無く【★★→★★★】が充分入っていた方が行いやすくなる事から、やはり優先すべきは【★★→★★★】だと言える。 2021/07/14 のアップデート より、ヴォルケイノドラゴン系統の【かたいしっぽ】に防御アイコン付与の効果が追加されたのと同時にグレイシアドラゴン系統の【つめたいしっぽ】にも同様のアイコンが付与された。(正確な効果は要検証) 2021/07/14 のアップデート より、【オーロラアーマー】に氷属性攻撃アップの効果が追加された。 コマンドサンプル(【スピットアイス】型・コマンド潜在) # ★ ★★ ★★★ 1 ミス こうげき スピットアイス 2 ★→★★ つめたいしっぽ スピットアイス 3 ★→★★ ★★→★★★ スピットアイス 4 ★→★★ ★★→★★★ スピットアイス 5 ★→★★ ★★→★★★ スピットアイス 6 ★→★★ ★★→★★★ スピットアイス # ★ ★★ ★★★ 1 (省略) ミス (省略) 2 スピットアイス 3 ★★→★★★ 4 ★★→★★★ 5 ★★→★★★ 6 ★★→★★★ 2リールはこの状態からミスを入れることができるため、グレイシアドラゴンの進化時に【★★→★★★】5個配置を作るために準備をしておきたい。 また、ヴォルケイノドラゴンとは異なり、【スピットアイス】は埋めることが可能であり、進化後も【★★★→★★★★】が1つ入る分の余りはあるので、この時点で【スピットアイス】で埋めてしまっても差し支えない。 また、グレイシアドラゴンの【オーロラブレス】型を作る際は、【スピットアイス】2つを【こうげき(!)】に落とす事で【★★★→★★★★】を中心に入れていけるようにする育成をすることが望ましい。 (恐らく★3時点では【スピットアイス】が1番重くなるため、3リールのミス入れはほぼ不可能だと思われるため、グレイシアドラゴン時点で【★★★→★★★★】を入れることで圧迫していくことが望ましい。)
https://w.atwiki.jp/medarotcardocg/pages/65.html
グレイン NO185 大悪魔型 type-ADV 射撃 コスト 装甲 威力 スピード 移動方向 6 50 0 11 2468 装甲依存攻撃:射程上の相手メダの装甲を威力に加えて攻撃できる(ただしこのカードはデッキに1枚しか入れられない) 理論上、どんなメダでも破壊できる。 コスト6かつスピード11なので警戒・カモ扱いされてつぶされるのがオチだったりする。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1796.html
(投稿者:ニーベル) 彼女がいなくなってから、一ヶ月という時間があっさりと過ぎ去ってしまっていた。 その間は、特にすることもなかった。いつも通りの日々を過ごし、書物を買い漁り、のんびりとした一日を過ごすだけの生活。 壊された家具などの修理も終わった。しばらくはこの平穏な生活が続くのだと思うと、安心する反面、どこか残念な気持ちもある。 ひどく暴力的な扱いや理不尽な要求ばかりを聞かされたが、なんだかんだで一番楽しんでいたのは、自分だったのだろう。 骨を折られたり、腹に穴を開けられかけたりしたのは楽しくなかった。まったくもって理不尽な事や、料理ばかり作らされて、自分の口に合わなければまた暴力。 怒ったりしているようにはとても見えない。その上、笑顔だというのに拳を振るってくるのがまた恐ろしい。 他人が聞けば、最悪の女性ではないかと言われてしまうだろう。自分には、最悪ではないと否定できる要素は何一つとしてない。 それでも、自分は彼女が嫌いではなかった。むしろ、好んでいるということを、彼女が去っていった一ヶ月の間、余計に身に沁みてきた気がする。 あの大変な面倒さが嫌いではなかった。何もかもが理解できず、共感する事すら難しい彼女。理不尽という言葉そのものが彼女を表していると言っても過言ではない。 そんな彼女だが、自分にはそれらの面とは違うものを見ていた。純真なもの、というべきだろうか。彼女のどこにそれを見たのか、感じたのかと言われれば分からない。 自分でもはっきりしないのだ。はっきりしないのに、どこかで彼女を理不尽な存在なだけではないと、確信していた。 誰に行っても信じてはくれないだろうが、構わない。自分の心の中だけに秘めておけばいいことだ。彼女の良い所が分かる、たった一人だけの男。 自分という男は、それだけで存在価値があるのだ。それだけでいい。それだけで充分なのだ。自分という存在を賭けるに十分値する。 面倒事は嫌いだし、縛られたくない。自分の好きなことだけをやり、のんびりと生を謳歌したいという願いがある。 願いは、叶えた。今、自分の手元にある生活は間違いなく、自分が望んだ物だ。理想通りの生活がここにあり、夢のような暮らしをしている。 文句があるはずもなかった。自分が夢見た生活を手に入れたのだから、文句の出しようもなかった。 ――だというのに。 心は、次第に満たされなくなっていた。充実感が失われていった。自分にとって最も望むべき物が手に入ったというのに、心を埋めていくのは空虚な気持ちのみだった。 自分という存在に対して、意義を見出せなくなった。戦場に出ていたときの方が、遥かに充実していた。目の前の蟲を斬り伏せる。前へと進む。それに続く兵士達。 斬り倒すたびに上がる歓声。屍を増やしては、踏み潰し、ただ前へと前進する快感。生きている。生という物を、屍と死臭、鉄と血、悲鳴と咆哮が入り混じる戦場は確かに与えてくれていた。 何者にも縛られず、自分の自由に戦場を駆け続けられたら、自分は死ぬまであそこにいただろう。それほどの強烈な快感と、自分の存在意義というものを確かに感じられていたのだから。 戦場に出るな。その言葉を言われた時に、自分の中で全てが黒に塗りつぶされた。理由など分からなかった。自分がいた場所では、確かに気ままに戦場を駆け回っていたが、仲間に迷惑をかけたつもりなど無い。 理由は、と聞いても答えてくれるはずもなかった。鬱々とした気分を抱いたまま、日常が過ぎていった。自分の二刀も、部屋に置かれるだけの飾り物になってしまった。 身体は鍛え続けた。戦場へと戻った時に、身体が鈍っていたら意味が無い。飾り物になってしまった剣とて、コアエネルギーを流しておかなければ、切れ味が鈍る。 二刀を構えて、無心に剣を振るった。斬れる筈のない物をいつか斬れる気がして、その日が来る事を信じて、剣を振るった。 信じた結果は、今の自分が無様なほどに証明している。何故自分が処分の対象となったのかは分からない。兵達には、嫌われてなどいなかった。命令違反もしていなかった。 戦場を奔放に駆け回っていたが、軍規は守っていたし、上官の命令に反抗したつもりもない。何が原因か分からぬままに自分は処分の対象となり、何もかもが理解できず、馬鹿らしく、復帰を信じていた自分の愚かさを自覚して――軍から抜けた。 軍を抜けた後は、追っ手を躱して、時には斬り捨て、人々の生活から離れたここに来た。良い生活を手に入れたと思っていた。軍からキチンと正式に抜けた時は、こういう生活をしたいと思っていた生活を。 それなのに、今の満たされぬ状態が続いていたわけだが、彼女――レヴェナの来訪によって世界が変わった。 いきなりやってきて、襲い掛かられた時は追っ手かと思い、剣を抜いた。衰えているつもりもなく、剣気も充分に満たされていた。自分にとって最高の状態だったのだ。 目を合わせただけで、彼女がどれほど強大な存在である事は分かっていた。というよりか、彼女の身体を駆け巡るエネルギーが何かおかしいのを感じていた。自分とは、また違う乱れ方。 勝てないとは思わなかったが、勝てるとも思わなかった。彼女の存在自体が曖昧なもののように感じて、はっきりと認識できなかったのだ。斬れぬ物を斬るような感覚が身体に広がっていくような、言葉に出来ない物。 剣を振るっても振るっても、彼女を斬ることは叶わなかった。いや、斬れてはいたのだが、斬り落とす事が出来なかった。足に力を入れ、全力で踏み込み、首を断つ。その気迫を込めた一撃が確かに当たったにも関わらず、彼女は立っていた。不思議な笑顔を浮かべたままで、彼女は立っていたのだ。 自分の太刀を受け流すこともせず、平然と笑みを浮かべて進んでくる彼女に対して、恐怖は覚えなかった。圧倒的存在というものは、恐怖も与えないのだろうか。いきなり動いた彼女の身体は、数多の戦場を駆けてきた、自分の眼でも見切れなかった。 腕が動こうとした瞬間には、肩を抑えられていた。そして、力を込められて、鈍い音が響いた。肩がへこまされて、骨が悲鳴をあげた。 ようやく勝てないと悟らされた。同時に、自分の命もここで終わるのだと、はっきりと認識した。大人しく、眼を閉じる。最期の時を待った。彼女が口を開く。 「ねぇ、貴方。御飯作って」 彼女が笑顔で出した言葉に、自分は顔を上げた。 そうやって、彼女との関係が始まったのだ。ある意味とても刺激的で、おっかない事だらけで、命も危ない危険な生活。 危険な事だらけではあったが、最も充実していた事には変わりがない。生きているという実感があった日々でもあった。満たされていたのだ。 今は、穏やかな日々があるが、満たされてはいない。しかし、それに対して諦念のようなものは、もう無い。彼女はまた来ると行っていた。その日を待てばいい。 「そういうことだね」 笑みを浮かべるが、それを隠すようなこともしない。彼女が自分の支えである事は、事実だとこの一ヶ月で自覚した事だからだ。 料理は、さらに上手くなろうとしていた。剣の腕も鈍らせるような事はないように振るってはいたが、最近は家事の腕の方を磨いてた気がする。 ふと、窓の方へと視線を移す。雨風が酷くなっていた。よく見れば、雲も黒いものが山の向こう側から上がってきた。これはそろそろ、不味い気がした。 洗濯物はもうしまってあるし、もう大丈夫だとは思ったが、窓を見たときに何かが引っ掛かったので外へと出てみた。帯刀は、してある。 雨が地面へと、勢い良く落下してくる。ばしゃばしゃという音が鳴り響き、風は木々を揺らしている。それも気になったが、もう一つ気になったもの。雲の下に浮いている人型の物。 何かの見間違えではないかと思ったが、やはり、あれは人型にしか見えなかった。自分には思い当たる節がある。空戦メード。その言葉が脳内を過ぎる。 空戦メードといえども、この雨風は辛いはずだ。何より、黒い雲が見えてきている以上、さらに豪雨になるのは分かりきっている。走った。目の前にあった木々を足場にしようと、飛び跳ねる。木が軋む音と木を揺らす風の音。 両方が響き渡る嵐の中を突き進み、より高い木へと登る。そうやって高い所へと移動し、目に飛び込んだのは、灰色の十六翼を持つ女性。 「これじゃあ言葉は、通じないか」 この雨と風の音では、自分の声などかき消される。ならばと、木へと視線を移す。太い木々。判断は素早くするべきだった。刀を抜き、気を鎮める。眼を開いた次の瞬間には、剣を鞘に戻した。 断末魔を上げるように木々が倒れる。続いて、ずしんと大地に響き渡る音。彼女が下を向いた。手を振る。驚いた顔をしながら彼女が下りてくるのが分かった。しかし、こちらに下りてもらっても困る。 自分の動きが見える程度の所まで来たところで、手を自宅の方へと指す。彼女にもそれが伝わったらしく、そちらへと降り始めた。雨風が酷い中を、また駆け抜ける。 自分が木々の合間を飛びながら、地面へと戻ってきた時、彼女は既にそこにいた。 「……驚かせちゃったかな?」 先程の自分の行動は、明らかにメールですと宣言するようなものだったが、彼女はさほど驚いてはいないようだった。 「そんなことはないけど、こんな所に一人でいるのかい?」 「まぁ、訳ありでね」 頭を掻きながら、誤魔化そうとする。幸い、彼女はそういう知り合いでもいたのか。そういうこともあるよねと流してくれた。 「呼び止めたのは」 「あの雲のせいかな」 黒い雲の方を指差し、彼女は言った。今はまだ玄関の入口にまでは雨は降り注がないが、あの黒い雲がきたら、豪雨になってくるのは間違いないことだ。 「そうだね。その中を飛ぶのはいくら空戦メードって言ったって」 「辛いね」 「だからさ、あれだよ。うん」 「あの黒い雲が過ぎるまで、ここにいさせてくれるのかな」 「迷惑だったかな」 「いや、すごく嬉しいよ。……正直あのまま飛ぶのは辛かったしね」 「でしょ。それに濡れてるし……着替えはあるから、入るといい。ああいや、昔の連れというか、今は一人だけど、たまに帰ってくるのがいてね」 彼女が、なんとなく納得したような顔で頷いた。正直、レヴェナの事を説明するのは非常に難しい。 レヴェナがいない今、彼女を預かることぐらいなら問題はない。いたら、さぞかし面倒なことになっていただろうが、こればかりは幸いだったというべきか。 「ああ、それと」 「ん?」 「そらちの、女の子もね」 自分の事を言われて気がついたのか、いつのまにか灰色の翼を持つ彼女の背後にずっといたであろう女性が、顔を真赤にした。 「へぇ、ディートっていうか。よろしくね」 「うん。宜しく頼むよ。……でも良いのかい?」 「大丈夫、突然の来訪者には慣れてるからさ。そっちの――スタトナも寛いでていいよ」 そう言われたスタトナは申し訳なさそうに顔を赤くしながら、コタツへと潜り込んだ。桜蘭の知り合いから教えてもらったものだが、良いものだと思う。 彼女たちには、既に着替えてもらっておいた。女性用の服を買っておいて良かったと思える一時だ。買いに行く自分はとてつもなく恥ずかしかったが、もう最近は慣れた。 店の人も、自分がそういう趣味ではないということを分かってもらえていたし、一度だけレヴェナを連れていったのが功を奏したのか、変な誤解も消え去っている。 彼女達は、良い人達だった。自分が料理をする時も手伝おうかと、声を駆けてくれたし、洗い物を持ってきてもくれた。どこぞの我儘な女性。はっきり言ってしまえばレヴェナとは大違いだと思わざるを得ない。 ただ、料理などに関しては、客人をもてなすのが自分の勤めでもあるので、さすがに断った。自分が強引に引き止めたようなものでもあるし、彼女たちがそれに感謝しているとはいえ、そればかりは自分がやるべき事だ。 「……よし出来た」 鍋を掴み、ゆっくりと温まったシチューを皿に盛りつけていく。それに温めたばかりのパンをもうひとつの皿にのせてコタツの方へと運ぶ。 ディートとスタトナが目を輝かせてくれた。それだけでも嬉しいものだと思う。料理を作る人間にとっては、そういう顔が見れるのが何よりの幸せの一つだ。 少し残念なことは、スタトナは幽霊であるが故に食べられない、ということだろうか。自分が幽霊であるはずスタトナの姿を分かり、しかも、しっかりと触れるということにディートは驚いていたが、自分は特に何も思わなかった。 世の中には不思議な事など多くあるが、そのどれもが自分たちにとって理解出来ないから、というだけで不思議がられているだけのものだ。 ソレが、実際に存在している以上は認めざるを得ない。 「いいのかい、ボクらを泊めたりして」 「基本的には、一人だからね。旅の人を泊めたりすることもあるから気にすることはないよ」 笑いかけると、ディートとスタトナも笑みを返した。 「でも、こんなところで一人でなんて大丈夫なのかい」 「山を降りれば、町があるからね。生活には困らないよ」 本音だった。自分は、人混みはあまり好きではないので、そちらの方が良い。 「ほら、可愛いお姫様の為に頑張っちゃったよ。年甲斐もなく」 本当の自分の年齢など忘れているし、そもそも名前すらも覚えていないのだが、冗談交じりに言葉に出す。 目を輝かせていたディートが、こちらを見て、はっとしたような表情を浮かべる。何かまずいことでも言っただろうか。変なことをいった覚えはないのだが。 「……お姫様?」 「うん」 「冗談は止めて欲しいかな、ボクがお姫様なんて」 「冗談じゃないよ」 その言葉に、ディートが怪訝そうにこちらを見る。ディートの傍に座ると、その顔を眺めた。強い視線だ。どこまでも真っ直ぐで、こちらを射貫いてくるようで、同時に高貴さを感じさせる瞳。 好ましいとすら思える。彼女は、そういう高貴さを保っていられる。それだけでも素晴らしいと思えた。 「どちらかと言えば、ディートは王子様とか言われるかもしれないけど、初対面の僕から見れば立派なお姫様だよ」 「……それが冗談だと」 「違うね」 「根拠は、あるのかい」 「ないなぁ」 はっきりと言ってしまった自分に、鋭い視線が刺さった。これぐらいの視線は慣れたものだ。ディートの視線を受け流しつつ、頭を手に伸ばす。ディートがそれを防ごうとする前に頭を撫でた。 ディートの顔が、真っ赤に染まる。別に変なことはしていないつもりなのだが、それを見ていたスタトナも、顔を真赤にしていた。 とりあえず、構わず頭を撫でておく。髪の毛は驚くほど柔らかかった。 「ないけどさ。ディート、君は女の子なんだろう?」 あうあうと、口をパクパクさせているディートの頭から手を離す。そこまでおかしいことをしたのだろうかと思ったが、言葉には出さない。 「どんなに隠していても、女の子らしさっていうのは目に見えてくるし、君は充分、女らしいよ」 率直に思った言葉を喋っているだけなのに、ディートは顔を真赤にしたまま俯いた。自分から視線を逸らすようにしてシチューを食べ始める。スタトナの方を見ると、自分の方を直視していた。 思わず、手を伸ばした。そのまま、ディートにしたように頭を撫でてやると、スタトナが顔を赤くしながらも、気持ちよさそうに眼を細めた。 顔を赤くするようなことだろうか。自分にとっては、いつも通りの事なのだがと思っていたが、それはどうやら違うらしい。自分は頭を撫でているだけである。 わりと普通にすることなのだ。特別なことではないはずだと思っていた。 「もっと、こう、なんだろう。女の子らしい格好をするとかしてみれば良いんじゃないかな。僕には分からないけど」 「それは、その」 「……とりあえず、帰ってからだね」 笑みを向けてみる。またディートが視線を逸らして、シチューを食べる方へと集中した。 自分の分は、もう先に食べておいた。後の分は、いつ来るか分からない彼女のためのものだ。今日はもう来ないだろうが、念のためという事もある。 酒も、しまっておかなければならない。多少減っているのは、自分がさっき飲んだせいかもしれないのだが、飲んだ覚えが無かったが、多分この間にでも飲んでいたのだろう。 「そんなに顔を赤らめること、かな」 「いや、ずっと、その女の子扱いされたことが、なかったから」 「そうなんだ。……君は普通に立派な女性だと思うけど」 首を傾げる。本気で、そう思っていた。 「確かに、君は他の女性に比べれば凛々しいとか、女性というより中性的に見られるかもしれないけど」 ディートの瞳が、自分を見つめたままになる。 「僕が、感じていることだけど……内面は、誰より女性らしい。というか、お姫様らしさを感じさせる」 「言い切るね」 「僕の勘だからね」 ディートが訝しげにこちらを見る。 「でも、少なくとも、こうやって、頭を撫でられて顔を赤らめていた君は、本当に初心な女性にしか見えなかったよ」 微笑む。ディートが、またあうあうと口を開いたり閉じたりしていた。 「先にお風呂に入ってていいよ。僕にはまだやることがあるし」 二人とも顔を相変わらず赤らめながら頷く。どうしてなのだろうか、と思いながらも布団を敷きにいった。 三人分の布団を敷いて、自分はベッドに寝る。それで大丈夫だろうと思えた。 まさかレヴェナがこんな夜中に来るわけでもないが、それでも準備だけは常にしておかなければならないだろう。極めて気まぐれな彼女との付き合いで、慎重になり過ぎるということはない。 この生活を始めてから、家事に関する腕前だけは異常に上がった気がする。剣の腕も上がってはいるかもしれないが、家事ほどではない。 洗濯物を畳む速さも風呂洗いも、料理をする時でさえ常に頭が冴え渡り、何を次にするべきかが頭に浮かんでくる。 結局、これも彼女の為に鍛えてしまった結果なのだろうか。そう思うと、自分はどうしてそこまで彼女のためにやっているのか分からなくなるが、別に良い。 理由がなくとも、良いのだ。自分がやりたいから、勝手にやっているだけなのだから。 もうすっかり辺りは暗闇になってしまっている。時折、窓を真っ白な光が染めた後、雷音が響き渡り豪雨の音を掻き消していた。 予想したとおりの荒れ模様だった。こんな雷雨の中では、空戦メードとはいえ、厳しいものがあっただろう。 彼女たちは今は湯船に浸かっているはずだ。自分は、やるべき事は終えた。後は彼女たちが上がった後に自分一人でゆっくり入ればいい。 風呂に入った後に、一人で酒でも飲もうかと考えを巡らせていると、玄関の方で音が鳴った。みしり、という音。足が勝手に動いた。玄関が危ない。即座に鍵を開けてドアを開ける。目の前には、よく知った女性。 「ご飯、出来てる?」 あの時と同じような言葉を、彼女は雨が降っている中で笑顔で言ってきた。 嬉しさと、またかという想いが身体を巡る。そして、自分は嬉しいような困ったような笑顔を向けて、彼女に言うのだ。 「出来てるよ、レヴェナ」 そうやって、いつも通りに上がりこんで来た彼女にご飯を食べさせている間に、考え事をする。 ディートやスタトナの命の方を考えてしまうのだ。彼女たちも強いだろうが、レヴェナに勝る者がいるなど考えられなかった。自分が考えても仕方のないことだが、客人が暴力的な目に遭うのは避けたかった。 自分はいつもの事だから慣れているが、彼女たちは骨を折られたり、腹に穴を空けられたりすることには慣れていないはずだ。そもそも、そんなことに慣れている自分がおかしいのだが。 今日はいつものレヴェナではない気もする。というか、なんとなくではあるが自分に対してひっついてくる割合が多い。珍しく骨も折られていない。 「うん、いつもどおりに美味しい」 御満悦な表情を浮かべながら、レヴェナが食事をしている。穏やかな時間を過ごしていられると、逆に落ち着かない。 いつも通りに骨を何本かたたき折ってくれた方が、まだ落ち着く。何も暴力をしないレヴェナなど、レヴェナではないとまでは言わないが、何かおかしいとしか思えない。 これでは普通の家庭のようなものになってしまっている。平和だというのに、なぜか満たされないのような気分に陥る。実際は、相当嬉しいのだが、どこか不安になるような気分。 「それはよかった」 「ご馳走様でした」 「綺麗に食べたね。それじゃあ僕は――」 ――皿を片付けるよ。と言おうとしたところで襟首を掴まれた。そのまま引き摺られていく。 抵抗しても無駄なので、半分諦めているのだがどこへ行くのだろうかと思ったが、明らかに進んでいく方向がおかしいことに気づく。レヴェナが歩きながら、衣服を脱いでる。自分も、服を脱がされていく。 明らかに不味い事になろうとしているのが、良く分かった。どうにか逃げる手立てはないかと頭を回転させるが、駄目だった。力の差が有り過ぎるのは分かりきっている。 レヴェナは、彼女自身の脱いだ服と、脱がした自分の服を纏めつつ、とある場所についた。逃げることも抵抗することも出来ない自分は、覚悟した。何が起ころうとも仕方ない。 「はい、失礼しまーす」 そのまま風呂場のドアを勢い良くあけると、案の定、小さめではあったが声が響いた。 目の前に見えたのは身体を洗っているディートと湯に浸かっているスタトナの姿。これほど情けない姿を見られることになるとは、思ってもいなかった。 そのままレヴェナが風呂場へと飛び込む。勿論、自分も掴まれているのだから、一緒に湯へと飛び込む嵌めになった。スタトナが顔を真赤にしているのが見える。 「あ、あの、すいません」 「んー、相変わらず良いお風呂だね」 謝っている自分の事など、いないかのように風呂を楽しんでいるレヴェナを少し、恨みがましく見つめてはみるが、意味が無いのは知っていた。 ディートが、恥ずかしそうに湯へと入ってくる。スタトナは目線を逸らしたままだ。自分の思考が追いつかなくなってる。 「快適快適、うん。素晴らしい」 レヴェナが抱きしめてきた。骨は、折られない。柔らかいものが腕に当たっている。ディートやスタトナがそれを直視している。 猛烈な恥ずかしさが、自分を襲っていた。酷く誤解されそうな状態だ。ある意味では間違ってはいないのだが、この場でやられるのは、困る。 彼女が何故、骨を折ってこないのか。どうして暴力的振る舞いを行わないのかなど、疑問はかなり残っているが、今はこの状況をどうするかに限る。しかし、ここで無理に振り解くわけにもいかない。 振りほどけたところで、彼女にどんな仕返しをされることになるのかという事もある。結局、風呂に入っているしかない。 「……あー、その、うん」 出来ることは、ディートやスタトナの方を見ないようにするだけしかなかった。二人の方を見ないようにすると、どうしてもレヴェナの方を向くことになってしまうが、仕方が無い。 相変わらず、眩いばかりの笑みを浮かべながら彼女は自分にひっついている。二つの大きい丘が、自分の胸板に当たる。男としては、色々と辛い。 レヴェナの指も動いていた。何がとは言うことは出来ないが、彼女の腕が下へと伸びてくる。歯を食いしばった。自分が生活してきた中で、自分の生涯の中で、この時が一番の修羅場ではないのだろうか。 「レ、レヴェナ」 「うーん、鍛えられてるね。ホント」 どっちを指しているのだと言おうとしたが、言葉を噤む。ディートが近寄ってきていた。 助けるつもりならば、断らなければならない。レヴェナなら、それを言われた瞬間、笑顔で何をするか分からないところがあるからだ。 自分の腹や腕が折れたり消えたりするだけならばいいが、客人に迷惑を掛けるわけにはいかなかった。手を伸ばして、断る形を見せておく。 その手を、ディートが掴んだ。どうするつもりなのだ。言葉にだそうとする前に、いきなり引っ付かれた。思考が、一瞬、脳の外へと押し出された。 「こ、こういうのが女らしさ……なのかな」 上目遣いで見られる。絶対に違うと言いたかったが、その目で見られては言えるものも言えなくなる。レヴェナとは、また違う胸の柔らかさが当たった。 女性らしさというのは、ディートは元々持っているのだ。それをこんな風に発揮されたら、自分はどうしようもなくなる。 というか、微妙に酒臭い。食事しているときに、微妙にだが自分の酒が減っていたのは、まさか。 「い、いや、ディート。それは確かに女らしさかもしれないけど、どぉ!?」 ごきりと、音が聞こえた。視線をレヴェナの方へと、続いて自分の指の方へと移す。二本ほど、明らかに曲がってはいけない方向に曲がってしまっている。 コアエネルギーが、指の方へと流れていくのが伝わる。恐る恐るレヴェナの顔を見てみた。相変わらず、可愛い笑顔を向けているが、折り方が容赦がない。 まさか、嫉妬でもしたのだろうかと考える。それはないはずだ。彼女はそういうのとは一番無縁な女性であるはずだ。何度も頭に反復させる。 二人に抱きつかれては、どうすることも出来ない。スタトナの方へと視線を流してみるが、彼女は顔を赤くしたまま湯へと沈んでいた。こちらを見ているのは変りないが、助けてはくれそうにない。 どうすればいいのだろうか。考えても答えは回ってはこなかった。風呂でゆっくりとお酒でも飲もうかという、夢のような考えは、既に消え去っている。 「ふ、二人とも……ああ、いや、ディートとスタトナ。布団はもう引いてあるから!」 どうしようかと頭が必死に稼動する前に、身体が動いていた。レヴェナを抱えて、風呂から上がる。惜しそうなディートの表情が目に入ったが、それどころではない。 自分でもここまで早かったか、と思わざるを得ないような速度で、レヴェナの身体と自分の身体を拭くと、素早く衣服を着せて、自分も服を着こみ、そのまま布団やベッドを敷いたところへと連れて行く。 自分はベッドで寝て、レヴェナは布団の方へと寝かせようとするが、離れない。 「あったかい布団がいいなぁ」 「暖かい布団なら、あるじゃないか」 「こういうもふもふ感がたまらないのよね」 「だから、そっちで寝れば良いと思うんだけど」 ぼき、という音がする。指が、三本目が、折られた。もう口答えする気も失せた。大人しくレヴェナと一緒の布団に入る。 その姿を見ると、ようやく満足そうな笑みを浮かべてレヴェナが抱きついてくる。力は込められていない。 嫉妬、していたのだろうか。彼女とは最も無縁であると疑わなかった言葉。それを彼女が持っていた。 「やれやれ」 手を伸ばしてみる。普段ならこんなことは出来もしないし、やりもしなかったが、伸ばしていた。レヴェナの頭を撫でる。最初は、はっとしていたレヴェナだったが、特にどうするということもなく、目を閉じていた。 互いに黙ったままだった。自分は彼女の頭を撫で続けて、彼女は目を閉じたまま。しばらくすると、微かな寝息が聞こえてきた。寝顔は、安らかなものだ。 黙って、その表情を眺めている。嫉妬する彼女。今、自分に穏やかな表情を見せている彼女。悪いものではない。 「ずっと、こうならね」 思わず、笑みを浮かべる。自分も寝ようと思い、目を閉じる。その直後に、ドアが開けられる音がした。ディートと、スタトナだろう。 二人分の布団は、もう敷いてある。そちらで寝てくれれば、大丈夫なはずだ。レヴェナと自分が一つの布団で寝る嵌めになって、狭くなってしまったが、問題はない。 ベッドもあるのだから、そっちで寝てもいい。自分の対応に問題が無いことを確認して、今度こそ、眠ろうとした。 ――したのだが。 何故か、布団がもぞもぞとした。誰かが、潜り込んでいる。レヴェナやディートとは違う、豊かな膨らみが左手に当たった。続いて、誰かが自分の上に寝てきた。 目は、開けられなかった。どういう状況なのかを確認するだけでも、まずい気がした。頭では理解しているからこそ、余計に確認したくなかった。 どうして自分が、こんな事になっているのだろうか。彼女達が、何故自分の傍にいる。ディートと、スタトナが、何故自分にひっつく。 ディートにいたっては覆い被さるような態勢になっているのが、身体の感触から分かる。肌に、彼女の吐息が掛かる。熱さが伝わる。理性が飛びかけるのを抑える。目が、開いていく。 ディートの薄着が、目に入った。彼女が声を上げようとするのを、唇で塞いだ。視線が、入れ違う。ゆっくりと唇を離した。 「……何をするのか分かってるのかい?」 「お酒、飲んでるとは言っても……自分がしていることは、分かってる」 足が、絡みついてくる。女の匂いが漂う。 「一夜限りの男になるかもしれないよ、僕は。……レヴェナが、そういう事を気にするとは思えないけど、君は良いのかい?」 「それは……君の隣にいる、スタトナも含めて承知してる」 そういうことか、と納得させられる。全て知った上で、良いといっているのか。 ちょっとだけ、自分の立場を考える。多分、途中でレヴェナが起きてくるのは間違いない。暴力はないだろうが、自分の体力の方を心配した方がいいのかもしれない。 その前に、身体がディートを抱き寄せた。スタトナが、より身体をくっつけてくる。全てが、真っ白になる。 明日が、どうなるかは知らなかった。どうでもよかった。明日は、明日だ。 次の日の朝は、身体が疲れきっていた。ここまで疲れきったのは久々だった。バラバラになった布団や、衣服を整える。 三人とも、心地良さそうな寝顔で寝ていた。起こさないようにして、ゆっくりと布団から抜けだしていく。どうせ明日も暇なのだから、気にすることはない。 窓を開ければ、空は気持ちが良いぐらい晴れていた。 「快晴、快晴」 自分がしたことには、後悔はしていない。後悔なんてする暇はない。 これから先が余計に忙しくなるのだから、している暇などない。 「ま、良いけどさ」 だんだんと、自分から面倒事をもらっていっているような気がしたが、別に嫌なことではなかった。最初は、あれほど嫌っていた面倒事を、今は好ましくすら思える。 料理は、また作らなければならない。三人とも、まだ家にいるのだから、きちっと面倒は見なければならないのだ。 三人の寝顔を、またちらっと見る。どこまでも幸せそうな寝顔が、瞳に入る。気がつけば、また自分は頬を緩ませて、微笑んでいた。 関連項目
https://w.atwiki.jp/touhou_ginfuritsu/pages/764.html
autolink() TH-0657 カード名:グレイズ 読み:ぐれいず カテゴリ:イベント 属性:無 EX:無0 コスト: エクステンド 効果: バトル中に使用する。 このバトル終了時、対戦キャラのAPと味方バトル参加キャラのDPが同じ場合、 自分のゴミ箱のカードをランダムに3枚、持ち主のデッキの一番下に置く。 (1バトルに1回まで使用可能) レアリティ:U illust:Sw