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パイロットアビリティ 好戦的で勇猛果敢な性格。 格闘、射撃+2。 レベルを上げる事で効果が上昇する。 Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 LvMAX 上昇値 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 +12 必要AP - 60 60 70 70 80 80 90 90 100 習得キャラ 習得Lv ミハイル・カミンスキー ガブリエル・ラミレス・ガルシア 初期 ベルナルド・モンシア Lv5 デトローフ・コッセル ジェリド・メサ 初期 ヤザン・ゲーブル 初期 ラムサス・ハサ 初期 ダンケル・クーパー 初期 ブラン・ブルターク リョウ・ルーツ 初期 キャラ・スーン(強化) 初期 プルツー Lv18 ラカン・ダカラン コズモ・エーゲス オデロ・ヘンリーク 初期 ユカ・マイラス カテジナ・ルース Lv17 チボデー・クロケット 初期 アレンビー・ビアズリー Lv16 ドロシー・カタロニア ツバロフ セプテム 初期 オルバ・フロスト 初期 ジョゼフ・ヨット Lv18 ヤーニ・オビュス 初期 ジョン 初期 コレン・ナンダー 初期 スエッソン・ステロ ディアッカ・エルスマン(C.E.71) マユラ・ラバッツ オルガ・サブナック Lv34 クロト・ブエル Lv34 シャニ・アンドラス Lv34 スティング・オークレー(デストロイ) Lv34 ステラ・ルーシェ Lv50 ステラ・ルーシェ(デストロイ) Lv18 ユウナ・ロマ・セイラン シャムス・コーザ 初期 ミューディー・ホルクロフト Lv15 アレルヤ・ハプティズム(覚醒) Lv18 HARO Lv35 グラハム・エーカー 初期 パトリック・コーラサワー Lv34 アリー・アル・サーシェス Lv35 ミハエル・トリニティ 初期 ネーナ・トリニティ Lv18 ラナロウ・シェイド 初期 ビリー・ブレイズ Lv17
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BRAVE SAGA『螺旋終落』 ◆0zvBiGoI0k ◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 手の上に乗せられてコクピットまで乗り込む阿良々木と抱かれる衣。 一人用の操縦席はやや、いやかなり手狭だが贅沢をいえる立場でもないのは重々承知している。 そのまま再び飛び立ち崩れる大地をあとにする。この世の終わりといえる光景とは縁のない静寂な空間へと。 「無事だったか、阿良々木少年」 「……なんとか、ギリギリには」 「浅上藤乃は―――」 無言で視線を下げる阿良々木。その姿勢が覆りようのない答えを如実に示している。 「……そうか。ならば私からは一つだけ言わせてもらおう。よくやった、阿良々木少年」 「え」 阿良々木暦は困惑する。 自分は何をやったというのか。何を為せたというのか。 「よくぞ生き延びてくれた。よくぞ……天江衣を守ってくれた」 声を僅かに潰しながら出されたのは感謝の言葉。 生きてくれてありがとうと、傍にいてくれてありがとうと。 たった一言に彼が抱いた思いが凝縮されていた。 「…………はい」 それを聞き、ただ俯くだけの阿良々木。 手放しに喜べるだけの気力もないが、その言葉に少しだけ救われた。そんな顔を隠して。 地盤沈下という表現すら生ぬるい破壊を見せている工業区。大地は今なお鳴動し罅割れその範囲を広げていく。 恐らく最低でもF-3エリア全域は完全に奈落に呑みこまれることになるだろう。 その予測範囲から外れているE-3の一画に大空を舞う巨人は腰を下ろす。 コックピットが開かれ、窮屈な部屋から解放される。 何気なく吸った息の冷たさが生きているという実感を阿良々木に味あわせる。 そして、もう片方の手に掴まれていた人形も手放された。 全長は5メートル、エピオンには及ばないまでも常人からすればまた巨大な姿だ。 白で統一された神聖さ、高潔さを示すデザインに兜のような頭部の造形は、まさしく物語に出てくる伝説の騎士を思わせる。 これがロボットだとして、それに似合う人間は――― 「枢木!」 そう、枢木スザクのような人物が相応しいだろう。 背部のボックスから展開して姿をみせたスザクは疲労の色こそ強いものの―――最初から無い腕を除けば―――外見的にはほぼ無傷だ。 「かなりの荒業だったが大事には至らなかったようだな。緊急時とはいえ手洗い真似をした、すまないスザク」 「……いえ、あの状況ではベストの判断でした。ありがとうございます」 コクピット越しに当時の状況を思い返す二人。 あの未曾有の事態で行った対応はあまりに「荒い」といえた。 大地の崩落で足場を失い真っ逆さまに落ちるのみだったスザクは間違いなく死を覚悟した。 底が見えない闇の狭間。そこが正真の地獄だと信じる他ない。 けれどもスザクは諦めない。生を放棄できない。 生きろと命じられた。生きてと願われた。 その命令を、約束を、誓いを、決して反故にするわけにはいかない。無意味にしたくない。 藁をも掴む思いで虚空に手を伸ばす。当然、そこに天へ引き上げてくれる蜘蛛の糸はない。 だが必死に打開法を巡らすスザクは落ちることなく―――巨人の腕に掴まれた。 今し方魔術師の繰り出した不可視の掌握とは違う。現実の感触を持つ、鉄の巨人であった。 スザクの常識に照らせばナイトメアの4倍はある機動兵器―――ひいてはそれに乗り込んでいるグラハム―――が何をするかと思えば、 あろうことか、そのままスザクを投げ飛ばしたのだ。 腕だけの力のこもってない投擲といえサイズが段違いだ。風圧は身を裂き呼吸は強制的に止められる。 どう見ても殺意を向けられたとしか思えないその凶行を、だがスザクはその意図を一瞬で理解した。 ギアスが依然継続していたのもあるだろうが、このままではそのまま叩きつけられて死ぬのだ。理解するほかなかったといえよう。 投球(スザク)の行き先には、もはや原型を留めぬ『元』コンテナから全身を覗かせる白い影。 スザクの物語に姿を変えつつ常に傍に置かれるナイトメアフレーム。 選任騎士。ナイトオブセブン。そして、ナイトオブゼロの名を冠したスザクを象徴する“湖の騎士”。 ランスロット・アルビオンが、主の到着を待ち望んでいた。 それに応えるべく、ほぼ水平に投げられた勢いで縦に回転、速度を落としつつ適切な体勢を整える。 タイミングは直観任せ。ただ己にある身体能力と呪い(ねがい)を信じるのみ。 頭でも体でもなく、2の脚が白い装甲を踏み叩く。 瞬間、駆け上がる衝撃。足起点に雷光の速さで脳まで揺さぶられる。 脳震盪で前後不覚となっている体と脳に鞭打つ新たな衝撃が脳に芽生える。 ギアスでどうにか意識を回収したスザクはすぐさまコクピットを開く。未だ危機を脱したわけではないのだ。 現在位置は地面が残ってるが崩壊は今も続いている。一分といわず今の場所もなくなるだろう。 シートに座り次第片腕のみでシステムを機動させる。自分の愛機だ。手が加えられた形跡もなく滞りなく機体に光が宿る。 緑光を宿したランスロットだが、搭乗者は片腕を喪った状態だ。両の腕で操縦桿を握るのが大前提のナイトメアにとって致命的、 まともな移動もおぼつかない。 だから必要なのは一動作。腕を伸ばし飛ばす。ただそれだけ。 照準を固定し発射されるスラッシュハーケン。ナイトメアの標準装備だがそれは攻撃以外の補助にも機能できる応用性があってのこと。 目標は、大地を発つ紅い騎士が伸ばす右腕。 飛爪は目論み通り腕にかかり、繋がれたワイヤーが巻き付かれていく。 それを確認したや否や、手綱を握る騎士が咆哮を上げる。 仰向けの体勢からスラスターを吹かし中空を制止、上空へ向け飛翔する。 繋がれたランスロットもただ引き摺られるだけでない。背中から展開された光の翼、エナジーウイングを姿勢制御のみに費やす。 奈落より抜け出たのもあり、阿良々木の感想通りそれは悪魔を思わせた。 そして地割れに侵されない空へ逃げ延び、互いの無事を確認し次第、巻きこまれたであろう者達を救助に向かって、今に至る。 「阿良々木少年、酷と知ってあえて言わせてもらおう。 白井黒子、両儀式の二名は―――」 ひとつ波乱を乗り越えても弛緩することのない空気でグラハムは状況確認を行う。 この場に姿のない2人の少女の安否を阿良々木に問う。 「……生きています。 さっきまで一緒に戦っていたんだ。まだ―――」 苦い顔で大穴を見つめる。目の前にいながらも取りこぼしてしまったという、強い後悔の念が窺える。 傲慢とわかっていても捨て切ることは出来ない。それは疑いなく阿良々木暦の美点といえよう。 「わかった。ならば私が両名の救助に向かおう」 即断するグラハム。驚く阿良々木を尻目に稼働の準備を始めていく。 「本気ですか」 「無論だ。私はしつこく、諦めの悪い男でね、可能性が残ってるというのならばそこに賽を投げ込まずにはいられないのだよ」 あくまで冷静にグラハムは答える。冗談じみた言葉だがその表情はいつになく引き締まっている。 それは紛れもなく、己が役割、己が使命を果たす戦士の顔。 戦う者として、守る者として、ユニオンのモビルスーツパイロットとしての顔がそこにあった。 「手筈通りだスザク。放送前までにE-2の学校、そこで落ち合おう」 スザクはいち早くこの場を後にするというのは互いに決めていた。 操縦が出来ないという点と、ここで死なすわけにはいかないという2点からの指針だ。 「阿良々木少年、スザクを補佐してやってくれ。やや窮屈だがなに、その方が操縦はしやすい」 「……操縦って、僕が、アレを?」 「主導する必要はないさ。彼の指示通りにレバーを動かす程度でいい。隻腕よりはよほど安定できるだろう」 気後れしながらも阿良々木はランスロットへと歩いていく。 中はグラハムの言った通りにかなり狭い。平均より下の男子と小柄な女子の二人とはえ小型の一人乗り、 表現するなら「ややこしい」ことになってる。 「万一放送までに私が表れなければ、構わずルルーシュ・ランペルージの元へ向かえ。 君が何より優先すべきことだ」 式と黒子が間に合わず、自分までもが死に、敵が壮健となればそれは最悪の事態だ。 そうさせまいと砕身の腹積もりだが絶対という言葉は戦場にはない。万が一とはそういうことだ。 その場合、複数の因縁が絡まるルルーシュ一団に阿良々木がひとり相対することになるが、そこは立ち向かってもらうほかない。 人には何があろうと背負うべき重荷がある。阿良々木暦にとってのそれが平沢憂だ。 背中を支え道を開きこそすれ、背負うべきは彼ひとりだ。 「わかりました……ご武運を」 背中のハッチが閉じられていく。だがその前に外へ手を伸ばす小さな影があった。 「グラハム……」 力なく手を上げながら衣は膝を折る騎士を見る。視覚として見えてはいないがその操者へと届く眼差しを。 「天江衣……私を笑ってくれ。幾度となく約束を反故にし、今もまた君を置いて戦地へ赴く私を」 憂いの表情を帯び謝罪をするグラハム。その顔は今まで戦気に溢れていた男と同一とは思えない。 悔恨、無力感、諸々の負の念が伝わってくるのがわかる。 「……なにを言っているのだ」 そんな気負いは無用と切り捨てる少女の喝が一蹴する。 「国益を守り民草を守る。それが軍人というものなのだろう。 己の口でグラハムは言ったではないか。魑魅魍魎する地獄変を産み出したものどもの思惑を潰すと。 衣ひとりのみを加護することなどない。常に誰かに守られ続けなければならないほど―――衣は弱くない!」 あらん限りの力を込めた叫び。その小さな体にどうしてここまでの大音を引き出せるのか。 駆動音が生み出す雑音の中で、そのつたない叫び声が世界を彼女色に染め上げる。 至近距離で抱えていた阿良々木達は鼓膜が破れそうになる。 だが、それ以上の衝撃を受けているのは紛れもなく数メートル離れたグラハムだ。 (ああ――――――そうか) 心に根付いた闇を根こそぎ切り払うかのような叱咤を受け、グラハムの中の何かが氷解する。 自身もまた、彼女を縁(よすが)としていたのだ。 それはオアシス、砂漠に浮かぶ一滴の光。 掬い、救われ、巣くう泥を洗い流してくれた浄化の水。 「答えよ!!お前は何者だ!何を為す者だ!」 響く問い。あまりにも分かり切った、単純な答え。 だがあえてだ、あえて言わせてもらおう。 「私の名はグラハム・エーカー、 ―――市民を守るユニオンの軍人だ!!」 地響きすら静まりかねないほどに響く男の声。 天変地異さえ止めかねないほどの、それは魂の宣言だった。 「―――ならば果たすのだ。己の義務を。使命を」 「了解した。グラハム・エーカー、出る!」 友の鼓舞に柔和な微笑みを返し、今度こそ機体に呑みこまれるグラハム。 操者の心に応えるかのようにバーニアが雄叫びを上げ大空を飛び発っていく。 空を切る音を残し、残されたのは3人と1機。 やべえ、カッコイイ。 素直に阿良々木はそう思った。 何と言うか、心に残ったやりとりだ。今まで続いてきた鬱展開なんかなかったんだと思える位の清々しさだった。 一瞬とはいえ、あの姿に憧れた。 ていうか、ホントに高校生なのかこの子は。年齢と体型と精神年齢がまったく釣り合わない――― 「って天江!大丈夫かおい!」 そこで自分の腕にいる衣が以前よりなお脱力してうなだれてるのを見て慌てふためく。 考えてもみれば今の今まであわや失血死するところだったのだ。それであんな全力発声などすればすぐさま力尽きるのも自然。 ガス欠寸前の車をトップスピードで飛ばしたようなものだ。 「す……まぬ、少し憤り過ぎたようだ。だが、これ以上グラハムのあのような顔を見たくはなかったか、ら……」 「ああもう、よくやったよお前はホント……だから休んでろ、な?」 必死の激励を遂げた衣を労う。何も言わず、安心したように衣は瞳を閉じる。 事実あれでグラハムの気力はマックスを突きぬけ限界突破しただろう。今なら冗談抜きに阿修羅だろうが羅刹だろうが凌駕しそうだ。 グラハム専用ファイト一発!衣ちゃん!!偉大である。 「彼女は僕が預かります。阿良々木君は操縦桿を握ってくれ」 スザクは片手で衣を抱えてスペースを空ける。元々腕がないぶん前に乗り出す隙間はあった。 今の阿良々木の体勢はスザクの横から無理やりに阿良々木が割り込んでいる状況だ。 腕や足が絡まりそうな息苦しいが背に腹はかえられないのもまた事実。 操縦といっても機体がブレないように抑えていればいい単純な作業だ。緊張しながらもゆっくりと移動を始めていく。 閉じられた箱で唯一空けられる正面の空を見る。 薄紫色に変色していく空を茫然と眺めながら、阿良々木達は逃走を開始した。 ◇―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◇ 眠りから醒めるように、自然と意識が戻った。 とはいえ最後の眠りの前の最後の挨拶の為かと思えるほどに浅い覚醒だったが。 「……まだ生きてる」 ぽつりと呟く声は誰にも聞こえることなくかき消えていく。 夢か現か、どちらか曖昧だったが全身から発する痛みからして後者だろう。 瓦礫の山の中腹で私は倒れている。 前触れもなく起きた天変地異。地面が割れてなくなるという大惨事。 等しく陥没した土地で更に沈んだ窪みに寝転がっている状況だ。 そこよりなお深い穴からは水の流れる音がする。 そういえばここが船着き場だったことを思い出す。そこが抉れたのなら、じきに水が押し寄せてくるかもしれない。 なら、急いで逃げなければ。そう思うが体はまったく言う事を聞かない。 疲労も痛みも、この間よりは幾分余裕のあるほうだ。ここから本格的にすり潰していくというところでこの様だ。 では問題は何かと思えば、埋もれた右腕を見て納得した。 潰れてはいない。だが奇跡的に岩と岩の隙間に挟みこまれたらしく微動だにしない。 なら切ればいいとしたが、刀は右手に握っていたのを思い出す。 何か都合のいい、尖った石の破片でも近くにないか探してていると、少し離れた場所に小さなナイフが見える。 けれど私の目はそこから先、うつぶせで倒れ込む白井黒子の方に釘付けにされていた。 「……生きてるか?」 返事がない。ただの屍のようだ。 「勝手に殺さないで下さい」 顔をこちらに向きなおし返事が一拍遅れて返ってくる。 混濁して曖昧だったあの崩壊の時の記憶が甦る。 憶えてるのは、確か――― 開いた冥底に呑み込まれる鎧武者。 息を荒げながら自分の目の前に現れた少女。 そのまま自分の手を取り地割れの影響を受けない空へと跳ぶ。 だがそのまま自由落下すればひしゃげた肉塊になるしかない。転移を何度も微細に繰り返しどうにか着地できたところに第2震。 今度は手もなく奈落に落ちて、こうして今に至る。 まったく、運がいいのか悪いのか。 「そうか、よかった。また約束を破るとこだった」 赤髪の少年との刀剣と引き換えの契約。白井黒子を護れ。 責は自分にあり、彼女は悪くないという証明書。 「白々しい、言い草ですわ、ね」 途切れた声を絞り出しながら体を起こす白井。 その身が危ういことは、誰でもわかる。 「動かないほうがいい。それ以上使うと、死ぬぞ」 線が、駆け回っていた。 野太い蛇が何匹も絡みつくような死は線を越え孔と化している。 今から時間を休息に費やしても、はたして元に戻れるか。 今から時間を休息に費やしても、はたして元に戻れるか。 「そんな有様で言える立場、ですの?ほんとに、ばかなひと」 浮かべる微笑は何が起因か。嘲笑か、自嘲か。 ビデオのスロー再生みたいに、時間の流れが狂ってるかと思うほどゆっくりと腰を上げる。 すぐに力なく倒れるが、今度は四つん這いになりながらも向かってくる。 どうあっても、私を助ける気でいるらしい。 馬鹿呼ばわりされたことといい一言もの申したいのは山々だがお互い言い合う余力もないのは分かってる。 「……じゃあ、そこのナイフ持ってきてくれ。それならここから抜けられる」 視線を足元のペーパーナイフに移して拾うよう示唆する。 指示通り拾い上げ白井は近づく。程なくして、私と触れあう距離まで近づいた。 「なんで来たんだ」 白井からナイフを受け取りつつ私は言葉をかける。 ずっと疑問だったことだし、ここで聞かなければ二度と機会がないような気がした。 「あなたに守られっぱなしなんて、まっぴらごめん、ですわ」 動く力が尽きてしまったのかその場を動かぬまま白井は返答する。 「そもそもあの子はどうした。まさか放っていったのか?」 「まさか。阿良々木さんが戻ってきたので、交代しただけですわ」 単に切っては上に重なる岩が土砂崩れを起こす危険があるので慎重にやらなければいけない。 今の白井では逃げることはできない。私だけでこの穴倉を這い出るのは相当厳しいだろう。 「それに、言ったでしょう?絶対に許さない、あなたの望み通りの死に方なんてさせないと」 叫ぶ気力がないからか、白井の口調はとても静かだ。 虚ろな目でか細い声を出す姿は末期の病人に近い。 「じゃあどう生きろっていうんだ」 「それくらい自分で見つけなさい」 あっけからんと拒否される。 それだけ言っておいて答えは自分で見つけろときた。 ああ、こいつは本当に―――。 「勝手だな」 「お互い様ですわ」 簡潔に、お互いを批判をする。 なまじ静かな言葉で交わされる分滑稽だけど、笑う余裕すら惜しい。 「生憎わたくし、読心能力(サイコメトリー)なんて持ち合わせておりませんの。あなたの、他人の気持ちなんて真に理解し切ることはできませんわ」 ようやく影響のなさそうな綻びを見つけナイフを握る。意味は文脈から分からないこともないけど、急に専門用語を持ち出されても困る。 「あなたが思う以上に、あなたのことを考えてくれてる人間は多いですのよ?それを余計なお世話と捨てるのも自由ですけど―――」 元来私は人間嫌いなんだ。白井の言う通りそれは迷惑なおせっかいでしかない。 こうやって、黙ってるのをいいことに勝手に人の像を形作る。 どこか弛緩しきった空気。 それが急速に冷めていく。 「――――――」 魔法使いのように、有無を言わさず現れた黒い影を見た瞬間に。 「―――跳べっ!!」 「え―――」 私が言い切った後に、白井が言い切る前に、握られた拳が振るわれた。 「――――――!!!」 結果を知るより先に、新たな要因が式を釘づけにする。 全身に絡みつくように伸びる三重のサークル。 当然、動けない私は糸に囚われる。 「アラヤ――――――!」 敵を見る。黒衣に黒髪の女。姿が変わってるのはどうでもいい。だが、その風貌はより本来の姿を思い起こさせる。 魔術師、荒耶宋蓮。両儀式にとって最大の脅威。 在り方として許せない相手。 自分の肉体を狙って数々の手を打ち、幾つかは成果を上げ、それでも最終的にはこの手で殺した怪物。 「――――――遂に、叶う」 万感の思いが、声には籠っていた。聞く者の脳髄を鷲掴みにするような、沈んだ声。 歓喜に感じ入っているというのに、笑いを堪えきれないという声なのに、顔の表情は変わらない。 魔術師はもう目の前だ。確実に殺されるとわかっていながら、体は動かない。 全身は酷使で感覚が麻痺し、腕を繋ぎとめられ、念入りに静止の結界まで張っている。 ここまで鉄壁の壁に囲まれては、どうあろうと行動を許されない。 ゆるりと伸ばされた右腕が、首をへし折ろうと近づいていく。 「さらばだ両儀。おまえの死を以て、この螺旋(セカイ)は完結する」 冗長な言葉は無用ということか。一刻も早く自分の首を叩き落とそうとする。 指が、喉仏に触れる。 寒気が走る。絶望感は脊髄を伝って全身へと行き渡っていく。 駄目だ。 動け。私の体。何のために今まで足掻いてきた。何のために生きると決めた。 首全体に指が巻き付かれる。あとは力を込めるだけ。絞首刑に抗えるような筋力を持たない私の首は百合の花のように落ちるだろう。 答えだなんて言えるほど上等なものじゃないけど、それでも何かを見つけられたんだ。 無駄でもいい。無様で構わない。それを知るまで私は死ねない。 そんな理不尽(キセキ)が叶うわけもなく。 魔術師は、指に全ての力を送り込んだ。 ◆―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 「―――何故、まだ活動できる?」 心からの疑問と、その結果による焦燥を抱いた声を荒耶が上げる。 顔を動かさず、視線だけをそこに向ける。 式と荒耶の場所より少し離れた距離に倒れ込む少女。 死体にしか見えないほどに傷付いた姿でありながら、白井黒子は動いた。 疲労困憊の上で能力の過度の使用の結果、もはや黒子の中身はズタズタだ。 おそらくは意識すらも殆どない中で、この少女は荒耶を制したのだ。 不安定な筈の能力行使は正確に行われている。 「蒙昧―――まだ妨げるか抑止力……!」 嘆くその右腕には、小さなナイフが侵入している。 刺さった刃は筋に潜り込み握り締める機能を奪っていた。 腕は首に添えるだけで、そこから先の工程には決して進まなかった。 その隙を、式は決して見逃したくなかった。 荒耶の意識が緩んだ間隙に全霊を注ぎ左手を動かす。 伸ばした先は、魔術師の腕に張り付いた、銀色の玩具のようなペーパーナイフ。 逆手で掴み引き抜き、そのまま自分の右腕があるらしき所へ振り下ろした。 バターのように断ち切られた岩から右腕が解放される。手には、刀身の半分が折れた九字兼定。 破損すれば砕け散る投影の品は、最後の希望のように未だ存在を保っている。 荒耶が憎悪の目でこちらを睨む。その視線を受け止めず、式の眼は足元に下ろされる。 左のナイフを地に走る境界線に突き立てる。 いつぞやとは違い、一番内部深くに配置されてた円形が殺される。 これで体は自由に動く。問題はそもそも肉体の動力が壊れてないかだが例えそうだろうと最後まで動くなら問題なんてない。 女の胸の中心に渦巻く、落書きのような線の塊。荒耶宋蓮という“死”のカタチ。 そこに―――短剣程に短くなった刀を押し込む。 「―――たわけ!」 だが、敵も甘くない。回避は不可能と取り刀の射線上に右手を割り込ませる。 筋が断たれ武器としての用を成さないなら、盾として活用しにきた。 肉が抉れ、鉄と骨とか触れる感触が指先に伝わる。 勝機はある。冷静に荒耶は戦力比を分析していた。 式の状態は万全ではない。激戦続きで疲労はつのり、損傷を無視して行動できる刀もここにはない。 荒耶も万全でないとはいえ日本刀を持たない両儀式であれば戦闘力は荒耶が勝る。生け捕りでなく、殺す意思を以てすれば競り勝つのは己だ。 式の右手の刀は自らの右腕を犠牲にし封じている。 左の手に握られた小刀が、今度こそ胸の死を突かんと煌めく。 同時に荒耶も左腕を掲げる。転移した肉体とはいえ頭蓋を砕く程の筋力は残っている。 速度に勝るのは荒耶だ。胸にナイフが到達するより前に拳が先に届く。仮に相打ちになろうとも死を突かれてもすぐには死なない。 その間に、首が落ちた両儀の肉体を頂くのみだ。 時間が停滞する。 永遠と錯覚するほどに反射が研ぎ澄まされる。 一秒後の結末すら、もどかしい。 はやく結果を。根源を。世界の終焉を。人間の性を。私に見せてくれ。 ぶち、と繊維が切れる音がした。 ぶちぶち、と緩慢に右腕が裂かれていくのを実感する。 直視の魔眼を持たない荒耶は気づかない。気づきようのないことだ。 適合率の低い肉体に移る事で、多少なりとも己の死が濃くなっているのを。 真中の点から枝分かれするように引かれた、右腕に走る線を。 既にいちいち筋を切るにはとどまらず、滑らかに刀は荒耶の体を通っていく。 出した拳も、身を屈み回りこんだ式へは届かない。 「言ったよな、アラヤ。お前が『有る』のが我慢できないって」 横一閃に、死線が引かれる。 荒耶に背を向け、振り向かないまま魔術師の“死”を突き刺す。 最初の邂逅、二度目の死闘とも異なる確かな手ごたえ。 ぱあん、という硝子細工が砕ける音が鳴る。 幻想に編まれた刀は、その役目(ネガイ)を果たしたかのように、星の砂となって世界に溶けていった。 「―――――――――」 荒耶は何も言わない。末期の遺言もなく、それを紡ぐこともない。 口から粉のような血をとめどなく流し続ける。 永遠に解けない命題に挑む哲学者のような険しい顔を変えず、ただ立ち尽くす。 忘れていたように、地響きが再動を始めた。 窪みである式達の場所も所々がひび割れる。 そして一際大きな揺れが来た時、式の背後の地面が沈んだ。 咄嗟に飛び退き巻きこまれることはない。だが式の更に後ろに位置し、動力を壊された荒耶には成す術もない。 亡霊のような視線を式は正面から見返す。 その間に散らす感情は、なにがあったか。 ほどなくして荒耶の全身は宙に投げ出される。落ちる先は、海底よりさらに深い奈落。 世界の果てを目指した魔術師は、この世で最も深い奈落(はて)へ堕ちていく。 それが最上級の皮肉だということを誰も口にせず、荒耶宋蓮はこの世界から消失した。 【荒耶宋蓮@空の境界 死亡】 時系列順で読む Back BRAVE SAGA『未来』 Next BRAVE SAGA『希望』 投下順で読む Back BRAVE SAGA『未来』 Next BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 荒耶宗蓮 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 白井黒子 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 阿良々木暦 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 グラハム・エーカー 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 枢木スザク 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 天江衣 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 両儀式 291 BRAVE SAGA『希望』
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【魔法少女まどか☆マギカ】5/5 ○鹿目まどか/○暁美ほむら/○美樹さやか/○佐倉杏子/○巴マミ 【現実】4/4 ○松岡修造/○イチロー/○江頭2 50/○鬱岡修造 【ストライクウイッチーズ】4/4 ○宮藤芳佳/○ゲルトルート・バルクホルン/○エイラ・イルマタル・ユーティライネン/○サーニャ・V・リトヴャク 【パロロワMAD】4/4 ○シグナム/○アーカード/○ロイ・マスタング/○ニコラス・D・ウルフウッド 【第六次聖杯戦争】3/3 ○アーチャー(高町なのは)/○アサシン(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)/○キャスター(エドワード・エルリック) 【魔法少女リリカルなのは】3/3 ○高町なのは/○ティアナ・ランスター/○スバル・ナカジマ 【遊戯王なのはMAD】3/3 ○高町なのは(WDMG)/○フェイト・T・ハラオウン(BKMG)/○八神はやて(DFMG) 【武力介入できないCB】3/3 ○刹那・F・セイエイ/○グラハム・エーカー/○マリナ・イスマイール 【機動戦士ガンダム EXTREME VS.】3/3 ○セシール/○相方/○アヒャッポウ 【ボーダーブレイク・プレイ動画】3/3 ○クーガーのT0MMY/○Tsurugi/○アミバ様(BB天才プレイヤー) 【Fate/Zero】3/3 ○セイバー/○ランサー/○ケイネス・エルメロイ・アーチボルト 【とある魔術の禁書目録】2/2 ○上条当麻/○一方通行 【HUNTER×HUNTER】2/2 ○ゴンさん/○ネフェルピトー 【ニーサン】2/2 ○エドワード・エルリック/○枢木スザク 【44/44】
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夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下- ◆ANI3oprwOY 放送が終わると同時に風が吹いた。 髪を揺らすことさえない弱い風。 けれど、確かに吹いていた。 「なあ、コクトー」 呼ぶ。 屋上で一人、式は呼ぶ。 その声は、生きている人間には聞かれることなく風に溶けた。 「衛宮を殺したんだ。殺して……オレはたぶん、何かを失くした。 失くしたってことは、オレが殺したのはバケモノじゃなく、ヒトだったってことなのかな?」 事故防止というよりは自殺防止なのだろう。 屋上は、上部に有刺鉄線が取り付けられた3メートル近い高さのフェンスに囲まれている。 「アラヤも死んだ。浅上藤乃も死んだ。デュオの奴も、白井も死んだよ」 南側のフェンスに背中を預け、式は街を見下ろした。 どこにでもありそうな平凡な街並みと、平凡な日常では起こり得ない破壊の痕跡。 何が起こったのかは、わからないし知る術もない。 「この島で大勢死んだんだ。知ってる奴も知らない奴も、たくさん死んだ」 空を見上げる。 「……お前も、死んだ」 一面、青だった。 澄みきった、どこにでもある、とても綺麗で、ありきたりな、青。 見慣れた空と何も変わらない。 なのに、この空が彼と一緒にいた場所と、繋がっているとは思えなかった。 「けど、秋山は生きてる」 俯いて、瞼を下ろす。 瞼の裏に誰かの顔が映る、なんてことはなく。 視界は黒で覆われる。 風はいつの間にか止んでいた。 「阿良々木や枢木も生きてる。ルルーシュや平沢も、織田信長も生きてる」 完全な静寂ではない。 何かの音がする。 動いているものが存在している証の音。 「この島にはまだ、生きてる奴がいるんだ」 目を開けて、式は自分の右手を見た。 たくさんのモノを壊してきた手。 掌に、僅かに血管が浮かんでいる。そこに血が流れていることを、式は知っている。 「……オレも、生きてる」 フェンスから背を離し、自分の力だけで立つ。 深く、肺いっぱいに空気を吸って、吐き出す。 力を込めて拳を握れば、指先の当たっている部分に痛みが走った。 「生きてるんだよ」 息をしてる。 動ける。 感覚があって――――感情がある。 「オレは、生きてる」 その声は、自分の中へと溶けた。 ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ 放送が終わると同時に衣は転んだ。 二階と一階の間の踊り場。 転ぶのがもう少し遅ければ、階段から転げ落ちていただろう。 「グラハム……」 呼ぶ。 倒れたまま一人、衣は呼ぶ。 汚れてボロボロになってしまったぬいぐるみを抱きしめる。 「次の放送では、衣の名も呼ばれるのだろうな……」 呟いたのは、予想される未来。 感情とは関係のない、事実に基づいた予測。 「……グラハム」 顔が見たい。声が聞きたい。触れたい。傍にいたい。 こんな感情は初めてで、けれど初めてなのだと意識することさえないほどに自然だった。 理由なんて、わからないし知る必要もない。 「グラハム」 立ち上がろうと、手をつく。 「…ぁ……」 起き上がれなかった。 起き上がるために床についた手が何も感じない。 そこにあるはずの感触が、掴めない。 「え……?」 感覚がない。 それは、世界を感じられないことと同義。 自分がここにいるのだということにさえ、自信が持てない。 何もかもが遠くなっていく。 「……衣は、そちら側か」 死んでいった人たちの顔が見える。 きっとそれは幻で。 けれど手が届きそうなくらいに近い。 「グラハ――――」 呼ぼうとして、やめた。 訪れるのは静寂。 何も聞こえない場所で、何も感じない身体をぬいぐるみごと抱きしめる。 「……衣は、まだ生きている」 採光用の窓から差し込む光に翳すように、衣は自分の右手を伸ばす。 小さな手。何もできない手。 貧血の所為かいつもより白い。まるで血の通わない人形のようだと、衣は思う。 「生きているんだ」 それでも。たとえもうじき終わってしまう命だとしても。 まだ、続いている。 もう一度、起き上がるために床に手をつき、力を込めた。 「衣は、生きている」 その声は、どこへも辿り着かない。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下- ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 「今から約一時間半後に、天江衣の首輪は爆破されます」 ……さて。僕、阿良々木暦は、いったいどれくらい硬直していたのだろうか。 25日くらい経ったような気がする。さすがに気のせいだろうけど。 僕は馬鹿みたいに放心していた。何も考えられなくなっていた。 一応放送は聞いていたけれど、その内容についてあれこれ考えるなんて無理だった。 数分かけてようやく動きだした僕がしたのは、主催者の一味―――元・主催者の一人である インデックスの小さな肩に掴みかかることだった。 「何だよそれ、いったいどういうこと―――」 言おうとして、止まる。 一拍どころじゃなく遅れて言葉の意味を理解しだした僕の脳が、これに関連する出来事を追憶する。 それはずっと考えていたことではなかったか。 あの時、何故あの救済は行われたのか。 ……あらゆる線が結ばれていく。全てに納得がいくようになる。ふざけるほどに、辻褄が合ってしまう。 「……おい、まさかそれって」 「はい。薬局での白井黒子の治療の際、借金として彼女が肩代わりしたものです」 以上でも以下でもない、予想通りの答えだった。そして最も外れて欲しかった答えだった。 一人でも多く人が死ぬことを推奨するルールの中で、負傷者の傷を治すという行為。 白井の命を助ける代償に天江の命を担保にかける。そしてこの場で効率的かつ効果的な首輪による爆死。 最低の発想が、最悪のタイミングでやってきてしまった。 「天江衣の借金は1億ペリカ。12時間以内、7時32分までという返済期限でしたが、 定時放送毎に利子として借金を倍額していますので、現在負債は4億ペリカとなっています」 「そのことを……グラハムさん達は……」 「知り得ていません。本人が借用について他の参加者に話すことは違反行為として禁じられています。 また、特例的に知ったあなたが発言することも規則に抵触するため留意下さい」 「もし、誰かに話したら?」 「首輪が爆破されます」 「……」 傷を負った白井も、その代価を請け負った天江も、責める気はない。 こんな先のことまで考える余裕は天江にはなかった。いや与えられなかった。 彼女はただ助けたかっただけなのだ。 それだけが―――こんなにも。重くなってのしかかる。 全てはこうなるように仕組まれたこと。 その片棒を担いでいる目の前の少女に八つ当たりすることもまた違う。 けれど。 「それなら―――」 どうして、僕に話した? 僕一人が知ったところでどうなるわけでもないとタカをくくってるのか。否定できない自分が憎い。 けど、だったら言わなくても同じことだろう。 この場で、この状況で伝えたところで、いったい何が変わるというのか。 「……………………」 インデックスは、語らない。 答えられないのか。答えたくないのか。答えを知らないのか。 なんにせよ、今ここで打ち明けてくれる様子ではない。詰め寄っても求める答えは聞けなさそうだ。 理由を話せないのならばそれでいい。それを知ったところで僕が納得するだけでしかない。 だったら、聞くべきはその先。この事態の解決法だ。 「どうすればいい?」 ただ不安を煽るだけでこの話を持ちかけたわけではない、と思う。 その意図が悪意にしろ善意にしろ、打開の行動ができるだけのアテがあるはずだ。 主催の手から逃れたというのが本当であれば、ここは頼るしかない。 「…………黒の騎士団」 開いた口から出てきたのは、謎のネーミング。 「ルルーシュ・ランペルージが指揮する集団。彼らなら首輪を技術的に解体する情報を入手している可能性があります」 それだけ言うと、インデックスはもう用は済んだと言わんばかりに僕に背中を向け、天江が向かった方向へと歩き出す。 僕はただ、その後ろ姿を見ていた。 本当はすぐにでも追いかけるべきだったんだろう。 天江にしろインデックスにしろ、この状況で一人にするのは好ましくない。 けれど。この時の僕はそんな簡単なことさえ思いつかずにいた。 僕は考える。 黒の騎士団―――かなり、相当、僕だったらちょっと口に出すのを躊躇うくらい恥ずかしいネーミングだけれど、ツッコミは控えるとして。 7時32分までに彼等をみつけだすことはきっと不可能じゃない。 だけど、会えるかどうかと、合流し協力できるかは別の問題だ。 グラハムさんは、ルルーシュ達に思うところはあるみたいだけれど合流に関しては肯定的だ。 天江も異論は無いみたいだし、枢木はルルーシュとの合流が最優先事項。 式にしても、合流の邪魔はしないだろう。 問題は、僕だ。 僕たち5人の中で唯一ルルーシュや平沢と明確に対立した僕が―――― 「なにやってんだ?」 声がして、慌てて振り返る。 そこには式が立っていた。 もの凄くやる気無さそうに、式が…………式が…………………… 「なあ、式! おまえ、首輪外せないのか!?」 「できない」 いきなり質問をして、あっさりと一刀両断される男子高校生がそこにはいた。 ていうか、残念なことにそれも僕だった。 ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ 並び立つガンダムエピオンとランスロット・アルビオン。 その足元では、二人の軍人が作戦会議を行っていた。 「首輪は解除できないか………」 試してみたものの、式には首輪を外すことはできなかった――― 放送前に式と会えたというスザクからの報告に、グラハムは落胆を隠せない。 思いつく限りの首輪解除の条件は整っているはずだ。それでも、首輪の解除には届かない。 ディートハルトに問い詰めても、首輪の製作は別部門で行われていたので一切知らないと言って憚らない。 「我々の推測は根本から間違っていたと考えるべきか」 「いえ。そう判断するのはまだ早いと思います。式は「"まだ"視えない」と言っていた。つまり―――」 「―――いつかは視える。そういうことか」 「その可能性はあります」 「待てるのか? 来るかどうかもわからない"いつか"を」 「待てません。だからこそ、情報を持っているかもしれないルルーシュ達との合流を急ぎたい」 スザクの言葉に、グラハムは同意を示す。 グラハムは、一刻も早く首輪を解除したかった。 首輪が爆破されるかもしれないという危惧は、今までに増して強くなっている。 参加者の残り人数。 インデックスと遠藤が行っているように見せかけることは可能だったはずなのに、変えられた放送の担当者。 主催が何らかの動きを見せてもおかしくない状況下で、自分達は『主催陣営の裏切り者』という爆弾を抱えているのだ。 「しかし……無事に彼らの元へ辿り着ける見込みは低い」 「わかっています。信長がこの付近まで来ている可能性は高い。放送を信じるならば、アリー・アル・サーシェスも生きている」 「そして、一方通行、か」 スザクは頷く。 「――如何にガンダムといえどもすべての攻撃を反射されたのでは勝ち目がないな」 「ええ。……ですが、彼の反射は完全ではありません」 第一に両儀式の存在。彼女の攻撃はどういうわけか一方通行の反射が通用しない。 反射を殺している、と彼女自身は言っていたが、理解の範疇外なので二人は深くは考えない。 ただ単純にここでは両儀式ならば攻撃を当てる事ができる、ということを理解していればいい。 第二に枢木スザク。両儀式ほどに完全な対応ができるというわけではないが、反射の法則を捉えた。 結果、肉弾攻撃ならば反射に捕まること無く攻撃をすることができるだろう。 第三に特別な武装。GN兵器の攻撃が通用したことから、どうやら彼の世界に存在しない物質による攻撃は透過するらしい。 そのような武装がどれだけ存在するかは分からないが、ひとつの手段として覚えておいて問題ないだろう。 第四に制限時間。あれほど強大な能力であるから、主催者によって制限がかけられているらしい。 能力の連続使用時間はさほど長くないことが分かっている。 その使用時間さえ使い切らせてしまえば、彼自身の身体能力は低い。さほど苦労せずに仕留められるだろう。 「……とはいえ、君や両儀式を単純に向かわせたのでは絶対に勝てるという保証はない」 「そうですね。彼の能力は最強の盾にして矛でもある。攻撃が届くだけで勝てる相手ではないでしょう。 ……何より、彼は頭が切れる。ただの能力だよりの狂戦士ではないでしょう。僕もそれで一度敗れた。 薬局であれだけの人数が生き残れたのはむしろ幸運だったと言えるかも知れません」 二人で情報を整理しながら作戦を立てる。 スザクは自らの目的、ゼロレクイエムへの障害のために。 グラハムは、今度こそ天江衣をしっかりとこの手で守るために。 たとえ最強であろうとも、一方通行を打ち倒すという信念を蒼く燃やす。 「……なるほどな。最強の矛と盾。ただし、制限時間付きか」 「――何か思いついたんですか?」 ふ、と口元を綻ばせるグラハムを見て、スザクは尋ねる。 「ああ……ならばこちらも用意してやればいい。矛と盾を、な」 勝機を見出し、悪魔の機体を見上げるグラハム・エーカー。 その耳に、微かに届いた声があった。 「…………天江、衣…?」 振り返る。 見えるのは校舎だけだ。そこに衣の姿はない。 声が聞こえるはずがない。 けれど、たしかに――― 「スザク。ここは君に任せる」 それだけ言って、スザクの返事を待つことなく、グラハムは走り出した。 ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ 「まだ視えない」 式のこの言葉が、首輪解除についての現時点での結論だった。 モノを殺すという物騒な式の力と、魔術を解くという折れ曲がった短剣―――少なくともこれだけでは、首輪を外すことは叶わないらしい。 もともとあの短剣と式の力は殺し合い開始の最初から同じ場所にあったという、確かにそれで外れるというのはおかしな話ではあったけれど。 考えてみれば、今の僕らに首輪の解除が可能なら、インデックスは僕にあんな話はしなかっただろう。 彼女はできないと知っていたのだ。 そして今、全ての情報はただひとつの方向を向いている。 つまり、ルルーシュ・ランペルージ率いる黒の騎士団との合流は必須事項ということだ。 やるべきことはわかった。理解できた。 わかってしまえば簡単なことだった。 ルルーシュの元へ向かうのも、首輪の解除について考えるのも予め決まっていたことで、動きが変わることはない。 変わるとすれば、僕の心境。 天江が背負っているものを知らなければ楽だったかもしれない。 けれど、知っておかなくてはならなかった。 息が詰まり、心が絞めあげられるが、構いはしない。食いしばって耐えられる。 ……なんてことを僕が考えている間、式は職員室の中をただ見つめていた。 「なあ、式。インデックス達のことなんだけど」 「放送の前に枢木に会った」 僕が言いかけた台詞とは噛み合わない言葉が返ってくる。 少し考えて、枢木からインデックス達の件は話を聞いているということなんだろうと思い至った。 式との会話は難しい。 「その……いいのか?」 「なにが?」 「一緒に行くんだぞ、主催だった連中と。その……憎い、とか。そういうの、ないのか?」 「べつに」 本当に、なんとも思っていないようだった。 僕だって殺してやりたいくらい憎いとか思っているわけではないけれど。 だけど式みたいにあっさりと言ってのけることができるほど、割り切ってるわけでもない。 「殺したのは、浅上だ。主催(あいつら)じゃない」 唐突に、そう言われて。 僕は式の視線の先を見る。 そこにあるのは、かつて人だったモノ。加治木ゆみという名の少女の死体。 「殺し合えって言ったのはあいつらだけど、殺し合ったのはあいつらじゃない」 式は歩きだす。 躊躇いを感じさせない足取りで、職員室の中へと。 血痕を踏み、もしかしたらバラバラになった加治木ゆみの肉片さえ踏んで。 そして、顔の皮膚を剥がれた頭部のそばで足を止めた。 「なあ」 聞き違いかと思うほどに小さな声。 たった二文字の簡素な言葉は、だけどたしかに、式が僕へと発した声だった。 「こいつにも」 「え?」 「こいつにも、ユメはあったのかな」 ひどく、幻想的な問いだった。 夢―――目標、願い、望み、将来、未来、希望、欲望。言い方は数あれど、おおむねそういう意味だろう。 僕は加治木ゆみがどんな人間なのかを知らない。 だけど、きっと。 「……あったんじゃないかな、彼女にも夢が。たぶん他のみんなにも」 「おまえは?」 式の質問の意図はわからないままで、だけど、見るからに人付き合いが苦手、いや嫌いであろう式が 自分から誰かに話しかけるなんておそらく滅多にないことだろう。 式にちゃんと答えたい。たとえその答えが、声に出すだけで泣きたくなるようなものだったとしても。 僕にとっての夢は――― 「あったよ。とても小さいものだったけど」 羽川や火憐や月火や忍や忍野もいて。 神原や千石や八九寺もいて。 …………戦場ヶ原が、いて。 勉強したり遊んだり遊ばれたり、たまにちょっと面倒なことに巻き込まれたりする、有り触れた日常。 そんなささやかな未来を、僕は望んでいた。 「今は、もうないけどな。消えて…………死んだんだよ、僕の夢は」 全ての事象に終わりはある。出逢いは別れに、生は死に。 それでも、こんなにも不条理に破壊されてしまうことなんて、考えもしなかった。 煌びやかな日々は握り潰され、抱えられるだけの残骸もない。 「おまえは、これからどうなるんだ?」 僕のほうを見ることもなく、式はなんでもないことのように尋ねてくる。 どう動くかという行動ではなく、自分がどうなってしまうのかという状態を。 夢を失ったら、人はどうなってしまうのか。 「そう、だな……………………どうにもならないんじゃないか」 そう。きっと、どうにもならない。 失くしてしまったモノは戻らない。死んだモノは生き返らない。 代わりは無い。 僕は他の夢なんて、もう見れない。 ただ、決して埋まらない苦しみに。怒りに。悲しさに。心と身体を苛まれるだけだ。 だけどそれは夢を見ていた証だから、幸せだった証だから。 夢を失くしたことを不幸だと思うことはあっても、失くした夢に永遠に縛りつけられることを不幸だと思うことはない。 どんなに苦しくても。 ………こんなに苦しいのに。 それでも僕は、解放されたいと望むこともできやしない。 「けど、夢をなくした今でも、死にたいとは思えないし死ねない理由もある。 残ったものを見捨てて投げ捨ててしまうことはできない。僕の死が誰かの夢を奪うことになるってわかってるから。 それなら、生きる意義ってのもあるんじゃないのかな」 これが、僕にできる精一杯の答えだった。 「そうか」 それだけ言うと、式はもう加治木の死体にもそばにいる僕にも興味がないといった様子で、教室を出ていった。 話は終わり、ということらしい。 そろそろ出発だろうし、一緒にグラハムさん達のところまで行こうと誘おうと思ったけど、やめた。 式はそういうのは好まないだろう。 天江やインデックスが向かったのと同じ方向へ歩いていく式の後ろ姿を見送って、僕は反対側の階段へ向かうために踵を返す。 失くしてしまった夢だとか、平沢が犯した罪だとか、天江が背負っている運命だとか。 いろんなものが重くて苦しいことに変わりはないけれど。 やるべきことがわかった。 式と話ができた。 たったこれだけのことで何かを悟ったような気になって、なんとなく満足してしまっている馬鹿な男子高校生がそこにはいた。 ていうか、こういうのが僕だった。 時系列順で読む Back わたしとあなたは友達じゃないけど(後編) Next 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 投下順で読む Back わたしとあなたは友達じゃないけど(後編) Next 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 291 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 上- 阿良々木暦 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 291 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 上- 天江衣 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 291 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 上- 両儀式 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 291 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 上- グラハム・エーカー 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 291 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 上- 枢木スザク 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 294 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 上- ディートハルト・リート 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編) 294 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 上- インデックス 夢 ユメモノ 物 ガタリ 語 -ころもリミット 下-(後編)
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テル・ベエルシェバの遺跡の脇に、「アブラハムの井戸」と呼ばれる紀元前1800~2000年頃の井戸がある。乾燥地帯にあって、水の出る井戸を確保することが生活の基盤となり、村や街が形成されていく。 ただし、実際にこの井戸が、聖書に出てくるアブラハムの井戸とは限らない。 http //www.nikomaru.jp/acts/israel_negev01.shtml
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光の(GN)粒子を身に纏い 君は戦う人になれ 傷つくことを恐れたら 宇宙は悪の手に沈む Wake Up 阿修羅 燃えあがれ 光と闇の果てしないバトル Wake Up 阿修羅 ガンダムよ 愛と宿命に 答えてくれ 仮面ブシドー 黒いボディ 仮面ブシドー フラッグの魂 仮面ミスター ブシドー・RXッ! ビリー「いや、最後のRXって何だい、それ」 グラハム「RXを付けないと語感が悪かったのだ と言うわけでビリー、スサノオRXの開発を頼む!」 ビリー「いやいやいやいやいや、おかしいからね。本末転倒だからね、それ」 グラハム「太陽の力で進化したフラッグは、悲しみの侍・マスラオに更に怒りの侍・スサノオへと変化した!」 ビリー「太陽の力でもなんでもなくDG細胞だからね。本来つかっちゃいけない力だからね」 グラハム「どうせ劇場版では新型に乗るのだろう!先にRXぐらい作っていてもいいじゃないか!」 ビリー「よくないよ、全然よくないよ。それバンダイの人に怒られちゃうからね」
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SVMS-01O オーバーフラッグ 性能 オーバーフラッグ COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 防御 SFS 18900 410 M 8900 80 140 125 175 6 C B C - D ○ ○ オーバーフラッグ【飛行形態】 SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 防御 SFS M 8900 80 140 125 190 7 C A - - - × × 武装 オーバーフラッグ 名前 射程 威力 EN MP 属性 命中 CRI FX 使用適性 対応適性 備考 宇 空 地 水上 水中 宇 空 地 水上 水中 プラズマソード 1~1 3200 14 0 BEAM格闘 85% 5% ○ ○ ○ ○ ○ 半減 新型リニアライフル 2~4 3500 18 0 物理射撃 80% 0% 貫通 ○ ○ ○ ○ ○ オーバーフラッグ【飛行形態】 名前 射程 威力 EN MP 属性 命中 CRI FX 使用適性 対応適性 備考 宇 空 地 水上 水中 宇 空 地 水上 水中 新型リニアライフル 2~4 3500 18 0 物理射撃 80% 0% 貫通 ○ ○ ○ ○ ○ ミサイル 2~4 2800 16 0 物理射撃 80% 0% 爆発 ○ ○ ○ ○ ○ アビリティ オーバーフラッグ 名前 効果 備考 シールド防御 「防御」行動を選択時、受けるダメージをさらに軽減する 変形機構 「変形」コマンド使用可能。使用すると、別の形態に移行する オーバーフラッグ【飛行形態】 名前 効果 備考 変形機構 「変形」コマンド使用可能。使用すると、別の形態に移行する 開発元 開発元 4 ユニオンフラッグ 2 グラハム専用ユニオンフラッグカスタム 4 グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII(GNフラッグ) 5 ユニオンフラッグオービットパッケージ(オービットフラッグ) 5 ユニオンフラッグ陸戦重装甲型(シェルフラッグ) 2 ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様(フラッグ改) 設計元 設計元A 設計元B 騎士スペリオルドラゴン ガンダム・ヴィダール 開発先 開発先A 開発先B 開発先C 開発先D 2 ユニオンリアルド 4 ユニオンフラッグ 5 ユニオンフラッグオービットパッケージ(オービットフラッグ) 6 グラハム専用ユニオンフラッグカスタム 備考 登場作品『機動戦士ガンダム00』 カスタムフラッグの制式仕様。キックは使えないが、ライフルの性能はこちらが上。 開発はフラッグからが妥当。経路は逆になるが、本機からグラハム専用フラッグカスタムを作ることになる。
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【名前】竜宮レナ 【出典】ひぐらしのなく頃に 【種族】人間 【性別】女性 【口調】一人称:レナ、私 二人称・三人称: 【性格】 【能力】 原作・アニメともにいかにも能力がありそうに見えるが実は一般人である。 容赦の無い性格で、罪滅し編で躊躇無く大の大人二人を惨殺している。敵ならば殺人への躊躇といった物は無い。 判断力・観察力・直感に優れ、警察の重鎮大石も認める推理で「名探偵」の異名を得る。 洞察力にも優れ、嘘を見抜くことにかけては天才的なセンスを持つ。 ギャグ描写で出現するレナのパンチは肉眼で軌道が見えない程高速で、威力は相手を一撃でKOするほど ついでに、家事全般も万能である。 こうやって特記事項をまとめてみると唯の完璧超人。 【備考】 影の薄いメインヒロイン。本名は竜宮礼奈 圭一と同じく、過去に暴力事件を起こして、それ以来自分を偽って暮らしている。 以下、マルチジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 竜宮レナの本ロワにおける動向 初登場話 007 グラハム・スペクターは銃弾に倒れ、ロベルタは殺戮の幕を開ける 死亡話 --- 登場話数 11話 登場話一覧 【ひぐらしのなく頃に】 スタンス 対主催 現在状況 一日目午後の時点で生存 参戦時期 --- キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 前原圭一 友好 圭一くん 元世界の友人、部活仲間 園崎魅音 友好 魅ぃちゃん 元世界の友人、部活仲間 北条沙都子 友好 沙都子ちゃん 元世界の友人、部活仲間 古手梨花 友好 梨花ちゃん 元世界の友人、部活仲間 園崎詩音 友好 詩ぃちゃん 元世界の友人 グラハム・スペクター 友好 グラハムさん チームとして共に行動を開始 0007 グラハム・スペクターは銃弾に倒れ、ロベルタは殺戮の幕を開ける トニートニー・チョッパー 友好 チョッパーくん チームとして共に行動を開始 0038 Doubt & Trust レッド 友好 レッド君 ○同盟の仲間。別チームに分かれる 0078 戦いへの想い ライダー(イスカンダル) 友好 イスカンダルさん ○同盟の仲間。別チームに分かれる 0078 戦いへの想い
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第63回艦隊戦 vs 世界の歪み 突如襲来してくるイベントボスを味方と協力して敵艦隊よりも大ダメージを与えて撃破し、自軍艦隊を勝利に導くのが目的。 与えたダメージによってポイントが付与され、そのポイントでガシャを回すことでレア機体を獲得できる。 詳細は艦隊戦のページをご参照下さい。 開催期間 2014年10月21日11時00分~2014年10月29日23時59分 今回のポイント 1.累計10万チャンスpt報酬に★4コウ・ウラキ登場! 2.ハイレアチャンスガシャに★6LimitedガンダムF91(フェイスオープン)が追加! 今回のボス 第50回から3種類のボスが重複して登場できるようになりましたbyノエル伍長 レア度=難易度 ボス 出撃セリフ 勝利セリフ 撃墜セリフ EASY AEUイナクト指揮官型【パトリック・コーラーサワー搭乗】 AEUのエースパトリック・コーラーサワーだ! 手柄は俺様がいただきだぜ! 何じゃそりゃぁー!! NORMAL ユニオンフラッグ【グラハム・エーカー搭乗】 グラハム・エーカー君の存在に心奪われた男だ! …始末書ものだな HARD アルヴァアロン【アレハンドロ・コーナー搭乗】 そうさ、主役はこのアレハンドロ・コーナーだ! そして私はその世界を私色に染め上げる! 今回の艦隊戦特攻機体(過去の特攻機=2倍機は除く) No. ユニット名 タイプ ★ 適性 コスト 獲得条件 備考 1449 デンドロビウム 遠 6 地宇 58 課金ガシャ 25倍機 1448 ガンダムエクシア(TRANS-AM) 近 5 地宇 17 課金ガシャ 20倍機 1450 オデュッセウスガンダム 遠 4 地宇 15 課金ガシャ 15倍機 1451 ガンダムスローネアイン 遠 4 地宇 19 課金ガシャ 15倍機 1431 νガンダム(ダブル・F・ファンネル) 遠 6Lim 地宇 18 ガシャチャレンジ 10倍機 1432 ザクⅡ改 近 4 地宇 16 撃墜王報酬 5倍機 1230 νガンダム 遠 5 地宇 15 新規参加者用ミッション報酬 5倍機・無期限トレード禁止 1424 REウイングガンダム 遠 5 地宇 17 第61・62・63回艦隊戦累計pt・プラチナチケット・ゴールドチケット・ドロップ報酬 4倍機・無期限トレード禁止 1434 ガンキャノン 遠 4 地宇 18 第62回艦隊戦チャンスガシャ 3倍機 (その他の倍機は艦隊戦TOPの倍機一覧よりご確認ください) ※過去の総力戦特攻機体と上記以外の艦隊戦特攻機体(15~25倍機)は攻撃力2倍扱いとなります。 ※過去の艦隊戦レアガシャユニットの7倍機は次回のみ3倍扱い、4倍機は通常機扱いとなります。 今回のポイントガシャで獲得できるレアユニット No. ユニット名 タイプ ★ 適性 コスト 獲得条件 備考 1447 ガンダムヴェーチェ 遠 4 地宇 21 第63回艦隊戦チャンスガシャ 7倍機 1446 ガンダムアストレア 近 3 地宇 17 第63回艦隊戦チャンスガシャ 4倍機 ハイレアチャンスガシャ 第60回より実装された1回32,000ptを使って回すガシャ ☆6ユニットや%C以上のチップ、スロ増チップが出る。color(red){注:攻撃%C、防御%Cが出まくるとの報告あり} 使用ハロ 10メモリ満タンに必要な数 ☆2 5031個 ☆3 4019個 ☆4 3010個 ☆5 個 累計ポイント報酬(目玉のみ) ポイント 報酬 備考 100000(前回と同じ) コウ・ウラキ 近74%・中95%・遠100% 280000(前回と同じ) ★5ウイングガンダム スロ1 600000(前回と同じ) ★5ウイングガンダム スロ3 ドロップ報酬 第39回から実装された報酬。ボスを倒すと極稀に機体(★6~★3)やチケット等がドロップすることがある(らしい)。 ドロップ報酬の出る確率は発表されず、ただ単純に「たまに出る」とだけ説明されている謎の報酬。 ランキング報酬 獲得した累計チャンスptを基に集計されたランキングによって報酬が得られる。 累計チャンスptの最終集計は、その艦隊戦のチャンスガシャ終了後に集計される。 なお、ランキング報酬の受取期間は、艦隊戦終了から5日後まで。詳細な数量は割愛。 ランク 報酬 備考 1~100 ★6LIMITED ガンダムF91(フェイスオープン)×1 (スロット3) 101~300 ★6LIMITED ガンダムF91(フェイスオープン)×1 (スロット2) 301~500 ★6LIMITED ガンダムF91(フェイスオープン)×1 (スロット1) 上記ユニット以外にも、兵装OS(5~1)、プラチナケット、☆4ハロ(スキル・自分用)、期限付バトルチャージなど、今回は70000位までもらえます。 名前 コメント
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歪む世界(シチュエーション、SEEDDESTINY) デイリーワーク(シチュエーション、ガンダム00) グラハム再び(シチュエーション、ガンダム00) 歪む世界(シチュエーション、SEEDDESTINY) 前半は雑魚、後半はデストロイ5機を倒すシナリオ。数分で10万ポイント近く稼げる。 デストロイはATK強化して覚醒してコンボの溜め攻撃を当てれば即沈むのでQAを使われることもない。 デストロイにQAを使われた場合は△→○─□。 デイリーワーク(シチュエーション、ガンダム00) ダッシュして雑魚敵に近づき格闘攻撃。約1分で1万ポイント稼げる。 ダブルオーライザーが強いので、無改造でもいける。 グラハム再び(シチュエーション、ガンダム00) ブレイブ指揮官機のHPを改造する必要あり。 やることは簡単で、ひたすら射撃するだけ。移動も必要なし。 約3分(デモが長い)で1万3千ポイント位。 稼ぐ効率は悪いが、片手でできるので他のことをしながら稼げる。