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ミリアルド・ピースクラフト(Milliardo Peacecraft)(CV 子安武人) ミリアルド・ピースクラフト(Milliardo Peacecraft)(CV 子安武人)【解説】 【属性】 【台詞】 【解説】 生年月日…A.C.0176年、19歳 血液型…不明 身長…184cm 体重…74kg 原作搭乗機…OZ-06MS リーオー OZ-00MS トールギス XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ OZ-13MS ガンダムエピオン 通称…ゼクス、ライトニング・カウント 【属性】 ガンダム 仮面 好戦 赤い機体 可変機 格闘機 【台詞】 選択時私なりの騎士道、貫かせてもらう! ゼロシステム…私に本当の敵を見せろ! あえて悪魔となろう…このガンダムエピオンで! 私はこの甘さを…排除したいと思ってきた男なのだ! 地上にいるものには、地球の真の美しさは理解できない この戦いに何の意味がある…?どんな意味があるというのだ!! この戦争がサンクキングダムの…完全平和主義に至る道なのだ! 私の名はミリアルド・ピースクラフト。宇宙に対立する存在、地球の排除をここに宣言する!! 戦闘開始時私が出る! ならば、私が正してみせる! この私に何をさせようというのだ…? 争いの業を背負うのは、私一人で十分だ…! 我々の進む道を邪魔する者は、すべて排除する! 確かにトレーズなら、私にエピオンを託しただろうがな 地球の民である自分が、地球を裁くことに意味があるのだ 例え後世に恥じる行為だとしても!この戦闘には、十分すぎる意義があるのだ! トレーズ、君とは違う道を選んだつもりだったが…今はこのエピオンを使わせてもらう! 戦わなければ、戦いの愚かさは分からんものだ…全人類にそれを分からせなければならない! 初めまして…になるか。ミリアルド・ピースクラフトだ(初戦時) あのガンダム、自らが朽ち果てようとも、パイロットの意思を通すか…!(敵機アムロ(初代、Gメカ)) 戦いの為に人の命をもて遊ぶなど…モビルドールより性質(たち)が悪い!(僚機or敵機属性「NT」「強化人間」「コーディネイター」) 勝てば正義だと言うのか?この男は…(僚機属性「好戦」) なんという業を背負っているのだ、あの少年は…!(僚機カミーユ) 貴族主義だと…!?人の優劣などにこだわるのか!(僚機ザビーネ(ギロス)) 希望を託すために殉ずるか…それもよかろう(僚機ジュンコ) ヒイロ!状況を確認する。貴様は勝て!(僚機ヒイロ(TV)) システムを使いこなすようになったか!(僚機ヒイロ(TV)) お前は純粋過ぎる…そして優し過ぎる。しかし、そうでなければ生きる資格が無いという事か(僚機ヒイロ(TV)) 03の改良型…トロワか(僚機トロワ) ゼ「血路は私が開く!」ミ「なぜだ…なぜそう強くあろうとする!?」(僚機ゼクス) ミ「トールギス…!私を求めて来たというのか…」ゼ「フッ…乗りこなしてみせるさ!」(僚機ゼクス) 02…死神と共闘とはな…(僚機デュオ) 人の理想であるが故に、人から疎まれる…それでもなお、人を信じるか(僚機キラ(共通)) 戦い以外のために作られたガンダム…。その機体が見せる星にお前たちは何を見る…?(僚機ソル セレーネ) その矛盾に苦しめられたとしても、戦争を根絶する為に戦う…面白い男だ(僚機刹那(エクシア)) どの様な困難にあっても未来を切り開く意思を曲げんとは…無愛想な所も含めて私の知っている男によく似ているな(僚機刹那(クアンタ)) グ「騎士だと?」ミ「そうだ。時代遅れと笑ってもらってもかまわん」(僚機グラハム) これ程まで、ガンダムに人生を狂わされた男も珍しい(僚機グラハムor敵機ブシドー) 私は一生、OZの呪縛からは逃れられんか…トレーズ(敵機ゼクス) 攻撃ゆくぞ!(メイン射撃) そこだ!(メイン射撃) こいつ!(メイン射撃) させるか!(メイン射撃) 今だ!(N格闘) 参る!(N格闘) とぉお!(N格闘) もらった!(N格闘) せええい!(N格闘) 私から行くぞ!(N格闘) ここでケリをつける!(N格闘) すまんが墜とさせてもらう!(N格闘) 貫く!(前格闘) そこかぁ!(前格闘) 邪魔だァ!!(前格闘) そこか!うおおっ!(前格闘) この刃(やいば)、受けてみろ!(前格闘) この距離はエピオンの間合いだ!(前格闘) 切り裂く!(横格闘) 叩き斬る!(横格闘) 脇が甘い!(横格闘) ガラ空きだぞ!(横格闘) いけっ!(後格闘) やらせるものか!(後格闘) ふっ、遅いな!(後格闘) エピオン…未来を見せてくれ…!(格闘CS) やらせるか!(Nサブ射撃) 侮ってもらっては困る!(Nサブ射撃) 自由を奪わせてもらう!(Nサブ射撃) よくぞ私に向かってきた!(Nサブ射撃) 邪魔だ!(横サブ射撃) それそれ!(横サブ射撃) 逃がすか!(横サブ射撃) 躱しきれるかな!?(横サブ射撃) くらえ!(前サブ射撃) せやあっ!(前サブ射撃) 邪魔はさせん!(前サブ射撃) ふん!(後サブ射撃) てぇい!(後サブ射撃) 手緩いな!(後サブ射撃) 勝負だ!(特殊射撃 通常時) 私はここだぁあ!(特殊射撃 通常時) エピオン!一気に行くぞ!(特殊射撃 通常時) エピオン…未来を見せてくれ(特殊射撃 通常時) エピオンの真の力…見せてやろう!(特殊射撃 通常時) この機体の能力、分かっていないようだな!(特殊射撃 通常時) 退(しりぞ)くなら今のうちだぞ!(特殊射撃 強化時) 避けているだけでは勝てんぞ!(特殊射撃 強化時) いつまでそうしているつもりだ!(特殊射撃 強化時) はっ!(特殊格闘,メイン射撃からの格闘,格闘中前特格派生初段) ふっ!(特殊格闘,メイン射撃からの格闘,格闘中前特格派生初段) それっ!(特殊格闘,メイン射撃からの格闘,格闘中前特格派生初段) このっ!(特殊格闘,メイン射撃からの格闘,格闘中前特格派生初段) ちゃあっ!(特殊格闘,メイン射撃からの格闘,格闘中前特格派生初段) 遅いな!(特格格闘派生) 隙だらけだな!(特格格闘派生) 通してもらうぞ!(特格格闘派生) どこを向いている!(特格格闘派生) こちらから行かせてもらう!(特格格闘派生) 甘い!(格闘中N特格派生) 沈め!(格闘中N特格派生) 墜ちろ!(格闘中N特格派生) 当てる!(格闘中N特殊格闘派生) そこだっ!(格闘中N特殊格闘派生) でぇぇぇぇい!(格闘中前特格派生 大車輪中) 未熟!(格闘中前特格派生 大車輪後決めポーズ時) どうした!(格闘中前特格派生 大車輪後決めポーズ時) なめるな!(格闘中前特格派生 大車輪後決めポーズ時) 逃がすか!(格闘中横特格派生) 不運を呪うがいい!(格闘中横特格派生) うおおおっ!(格闘中横特格派生最終段) はあああっ!(格闘中横特格派生最終段) うおりゃああ!(格闘中横特格派生最終段) ふおおおおっ!(格闘中横特格派生最終段) たああああぁっ!!(格闘中横特格派生最終段) まだまだ!(格闘中後特格派生) それそれそれ!(格闘中後特格派生) もう後が無いぞ!(格闘中後特格派生) やらせるものか!(格闘中後特格派生) 観念するのだな!(格闘中後特格派生) なめてもらっては困る!(格闘中後特格派生) これがとどめだ!ぜええええい!!(格闘中後特格派生) そこ!(格闘中後特格派生5段目) 貴様を葬るまでは!!(格闘中後特格派生5段目) 未熟…!(格闘中後特格派生最終段) はああっ!(格闘中後特格派生最終段) うおおおお!(格闘中後特格派生最終段) うおりゃああ!(格闘中後特格派生最終段) いやあああっ!(格闘中後特格派生最終段) たああああっ!!(格闘中後特格派生最終段) 変形して敵陣を突破する!(変形) 邪魔が多い!一気に振り切るぞ!(変形) 変形したエピオンについてこられるかな?(変形) 当たれ!(変形射撃) 当たってくれ!(変形射撃) 押し通す!(変形格闘) 命が惜しくばそこをどけえ!(変形格闘) 終わらせる為だ!(N覚醒技) うぉぉぉぉぉぉぉ!(N覚醒技) どうやら急所を突いたようだな(一定以上のダメージ) しばらくまともに動けんはずだ(一定以上のダメージ) 少しは出来るようだな、見直したぞ(連係成功) 君も中々やるな。私と呼吸を合わせるとは(連携成功) エピオンのスピードについてこられるか。流石だな(連携成功) グ「なんというスピードだ。私の動きに合わせてくるとは…!」ミ「エピオンの反応速度を、甘く見てもらっては困る」(連携成功 グラハム) すまん!私はなんということを…!(誤射) おのれ…自分の力を過信しすぎだ!(誤射) こうも敵味方入り乱れていると…!!(誤射) ロックオンのがさんぞ! 次はあれか! 私にも見える! 前からか…よかろう! そこに潜んでいたか! 立ち向かってこないとは、気に入らん! 貴様の悲しみ……今、解き放つ!(敵機属性「NT」「強化人間」「コーディネイター」) 貴様に本当の戦いを教えてやる!(敵機属性「好戦」) 務めは骨董品集めではない!履き違えるな!(敵機マ・クベ) 理想を追い求め、道を誤ったか…哀れな(敵機マシュマー) そうした考えが戦いを産むのだ!なぜそれが分からん!(敵機ザビーネ(ギロス)) 無駄弾を撃たせる、接近すれば…!(敵機トロワ) トールギス…我が愛機よ…せめて我が手の中で眠れ…(敵機ゼクス) 気配を消しても無駄だ、02!(敵機デュオ) トレーズ!我々の進む道を邪魔するものは、全て排除する!(敵機トレーズ) 最後の一機か!覚悟!(ロックした機体を撃破で勝利) もう後はないぞ!観念したらどうだ?(ロックした機体を撃破で勝利) トールギスよ…ふたたび記憶の闇に沈め…(ロックした機体を撃破で勝利 ゼクス) ゼ「死をもってしか未来を作れなかった男に、負けるものか!」ミ「死ぬ覚悟を忘れた男が言う言葉か!?」(ロックした機体を撃破で勝利 ゼクス) グ「くっ…追い詰められたか!?」ミ「嬲るような真似はしない。正々堂々…勝負だ!」(ロックした機体を撃破で勝利 グラハム) 被ロック前から…よかろう! 右だな! 左か! 背後か! 落ち着け…こうなることは予測していた……!(自機被撃破で敗北時) この程度で泣き言を言っていたらキリがない!(自機被撃破で敗北時) グ「捉えた!」ミ「エピオンをもってしても振り切れんだと…!?」(自機被撃破で敗北時 グラハム) シールド動きが遅いぞ! それではエピオンは動じん! この程度で私に対抗しようとは! 被弾時ぐっ! 何っ! くそっ! 貴様ぁ! 小癪な! うおっ!やるな! 罠、か…(スタン) ぐぉぉぉぉぉ!(ダウン) どこからだ…おのれぇ!(ダウン) この程度の傷でさがれるか!(ダウン) ぐおああ…!!くっ…!持ってくれよ…!(ダウン) 味方からだと!?(誤射) 戦いに水を差すつもりか!?(誤射) どうした!?私が敵に見えるか!?(誤射) 助かった!この借りはいずれ必ず!(僚機がカット) 私は一人で戦っているのではなかったのだな…!すまなかった!!(僚機がカット) 敵機撃破次は誰だ!? 私とエピオンを見くびるなよ! トレーズ……この機体、見事だ! 戦いの無意味さ、まだ気づかんようだな! 信念の無い刃(やいば)などに、やられる私ではない! こんなところで足踏みするわけにはいかんのでな! グ「正々堂々、真っ向勝負か!心地いい!!」ミ「生憎この戦い方しか知らんのでな…」(僚機グラハム) ゼ「生きてみろ…戦ってでも生き抜くのだ…!」ミ「その強さを…ミリアルド・ピースクラフトは持ってはいない!」(敵機ゼクス) ミ「エピオンの機体性能、舐めてもらっては困る!」ゼ「その機体が見せた未来の中を、生きてみたいとは思わないのか…?」(敵機ゼクス) これ以上戦いが上手くなって、何になるというのだ…?(僚機が敵機撃破) ミ「この機体をこれほど使いこなすとは…!」ゼ「トールギスは、貴様も認めた決闘機だろう!」(僚機が敵機撃破 ゼクス) グ「まだまだ甘いな!」ミ「フ…私も負けてはいられんな」(僚機が敵機撃破 グラハム) 被撃破時ぐおおおおお!! 機体が持たん!くうっ! こんなところで墜ちるとは! 馬鹿な!?エピオンがやられるだと!? ゼ「何故だ…何故死に急ぐ!」ミ「くっ…うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」(敵機ゼクス) 仲間が落とされたか!?おのれぇ!!(僚機被撃破) 味方がやられたとは…!私がいながら何ということだ…!(僚機被撃破) 復帰時私が機体を生かしきれていないのだ! エピオン、もう一度、私を導いてくれ! 敵はすぐに来る。悠長にはしておられん! 歯がゆいな…!ここで足止めを食らうとは! 覚醒戦いの無意味さ、恐ろしさ、身を持って知れ!(ゲージMAX) 私は理想のためなら、悪魔にもなると決めたのだ!(ゲージMAX) 必要ないのだ!宇宙にとって貴様は! 行け、エピオン!私に未来を見せるのだ! ゼロシステムの力…最大限まで引き出す! エピオン!その力で私を導け!うぉおおおおおお!! 決着を付けるぞ、ヒイロ!(敵機ヒイロ(TV)) 私の敵は地球であり、地球の代表者たるトレーズ!貴様なのだ!!(敵機トレーズ) これで…しばらく敵も動けまい…(覚醒終了) ここまで出来れば……上出来だ……(覚醒終了) こ、これは…!どういうことだ!?(敵機覚醒) 増援時必要ないのだ!宇宙にとって貴様は!(B-1-2) 私の肩には、全コロニー市民の願いがかかっているのだ。負けるわけにはいかん!(B-1-2) 彼らが仕掛けてきたのは消耗戦だ!(C-5-3) ライトニング・カウントの力、とくと味わうがいい!!(C-5-3) 戦況変化様子見は終わりだ。まずはこちらから仕掛ける!(開始30秒) エピオンが見せた未来、本物かどうか確かめてみせる!(開始30秒) 平和のための戦い…つくづく私は不器用だな(独白) 戦いの恐怖、無意味さをたっぷり味わってもらうぞ!(独白) 所詮は血塗られた運命、今更この罪から免れようとは思わん!!(独白) こんなことをして何が楽しい!?何の意味がある!?なぜ考えようとせんのだ!(独白) 力押しか!敵の考えそうなことだ!(敵機乱入) 消耗戦を仕掛けてきたか…次から次へと敵が来る…!(敵機乱入) 次はどんな手で来る…?(敵機全滅) 退いた…?…いや違うな…そんな相手ではないぞ…(敵機全滅) 最後まで逃げ回るつもりか?姑息な…!(ターゲット出現) もう隠れる場所は無い!覚悟して来てもらおうか!(ターゲット出現) ようやく来たな(ボス出現) 待っていたぞ、さあ勝負といこうか(ボス出現) ミ「こいつは私に任せてもらおう、援護を頼む!!」グ「待て!こういうところは私の領分だ!」(ボス出現 僚機グラハム) さぁ勝負あったぞ!(あと1機撃破で勝利) 降参するなら今だ、命は保障しよう!(あと1機撃破で勝利) こうも攻め立てられては敵わんな…ここまでということなのか…!(あと1機被撃破で敗北) もうこんな時間か!そろそろケリをつけんとな!(残り30秒) フン、僅かでも時間が残っていれば、それに賭けるさ!(残り30秒) 時間切れだと!?何ということだ!(タイムアップ) 時間がかかりすぎだ!退け!これ以上ここにいては危険だ!(タイムアップ) 勝利そうだ!歯向かう者は全てこうなる!帰ってそう伝えておけ!! この機体とまともにやりあうとはな!心意気だけは褒めてやる!! これでまた一歩、平和に近づいたと信じたい…(僚機の攻撃で勝利) 勝負あったか…だが、まだ戦争が終わったわけではない!(僚機の攻撃で勝利) 自機被撃破で敗北リリーナ… この作戦は…失敗だ… 過信しすぎた…私の落ち度か! これ以上の無駄な損害は出せんな…一旦退くぞ! 機体の性能を引き出しきれていないのだ…ええい! 貴様にやられるならば本望だ…さらばだ!(敵機グラハム) リリーナ、なんとしても生き延びてくれ。さらばだ、我が妹…(B-1-2限定) 強く育ったなリリーナ。だがその強さはもはや不要だ。お前だけは優しいままでいてくれ…(B-1-2限定) 勝利時リザルト地球よ、思い知るがいい…!本当の鉄槌は、これから下るのだ!!(大勝・完勝) この戦いは始まりに過ぎない…地球の住民達に、宇宙の民の決意がどれほど重いのかを、教えてやらねばならんのだ!(大勝・完勝) 今はこれでいい。今は宇宙の悲しみを地球に教えてやらねばならんのだ! 我々の理想には、まだ時代は到達していない。それまでは共に戦い続けよう 運が良かったな……一つ間違えれば総崩れだった…!(辛勝) こんな戦いを続けていたら、ホワイトファングは持たん!作戦を再考しなければ…!(辛勝) 負けられんのだ、私は。これ以上な…!(僚機ヒイロ(TV) 自機とどめ) さすがは戦闘のプロ……ということか…!心配は無用だな!(僚機ヒイロ(TV) 僚機とどめ) 機体性能が勝っているだけ…それだけの差ということか(僚機ゼクス 自機とどめ) 少しは格好がついたな…。私も負けず嫌いな男なのでな(僚機グラハム 自機とどめ) 口だけではないようだな。流石だ(僚機グラハム 僚機とどめ) 同じガンダムに乗っていれば、勝敗を分けるのはパイロットの技量だ!(敵機属性「ガンダム」) 機械に翻弄されたか…ヒイロ…(敵機ヒイロ(TV)) 倒すべきでは無かったかもしれん…だが、倒さねば、私の理想は果たせんのだ…許してくれ(敵機ヒイロ(TV)) さらばだ、トールギス…私の過去…私の未来…(敵機ゼクス) 死神を冥土に送るか…なら、私は何だ?(敵機デュオ) この気持ち、久しく味わっていなかった…(敵機グラハム) 敗北時リザルトすまない… なぜだ、なぜにこうも甘いのだ、私は!! 最後の詰めでしくじったか…私のミスだ トレーズ、私はエピオンの力を引き出せていない! 私が滅んだとしても、必ず誰かが遺志を継ぐ…それを、忘れるなよ… ミ「フッ…ここまでのようだな…」ゼ「させん!このまま逃げ切ることなど許さん!!」(僚機ゼクス 自機被撃破) ゼ「ここで死ぬ訳にはいかん!死ぬ訳には!」ミ「何故私を置いていく…!?トールギス!」(僚機ゼクス 僚機被撃破) ミ「どうやらここまでのようだ。後を頼む」グ「貴様、まだ本懐を遂げたわけではあるまい!!」(僚機グラハム 自機被撃破) ミ「どうした!?」グ「このグラハム・エーカー、一生の不覚!」(僚機グラハム 僚機被撃破) せめて仇は取らせてもらうぞ!(僚機グラハム) また会おう!ヒイロ!(敵機ヒイロ(TV)) これで…共に未来を得られる…(敵機ゼクス) 最後まで02の動きが読めなかった…ええいっ!(敵機デュオ) コンティニュー好きにするが良い 本当にこれでいいのか…?いや、こんなに安易に、平和を手に入れられるはずがない…… トレーズ、私はまだ敗者にはなれないようだ(続行) ならば私は、どこまでも生き抜いて見せる!誰よりも厳しく、戦士としてな!(続行) そうだ、絶大な力の行使こそが、人々の心に戦争への恐怖と、平和への切望を呼び覚ますのだ!(続行)
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スーザンジーンサックリング(スーザン・ジーン・サックリング) 連合王国貴族のウィルトン伯爵の系譜に登場する人物。 関連: グラハムサックリング (グラハム・サックリング、父) フランシスグローヴナー (フランシス・グローヴナー、夫) ジョージナルーシー (ジョージナ・ルーシー、娘)
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光の(GN)粒子を身に纏い 君は戦う人になれ 傷つくことを恐れたら 宇宙は悪の手に沈む Wake Up 阿修羅 燃えあがれ 光と闇の果てしないバトル Wake Up 阿修羅 ガンダムよ 愛と宿命に 答えてくれ 仮面ブシドー 黒いボディ 仮面ブシドー フラッグの魂 仮面ミスター ブシドー・RXッ! ビリー「いや、最後のRXって何だい、それ」 グラハム「RXを付けないと語感が悪かったのだ と言うわけでビリー、スサノオRXの開発を頼む!」 ビリー「いやいやいやいやいや、おかしいからね。本末転倒だからね、それ」 グラハム「太陽の力で進化したフラッグは、悲しみの侍・マスラオに更に怒りの侍・スサノオへと変化した!」 ビリー「太陽の力でもなんでもなくDG細胞だからね。本来つかっちゃいけない力だからね」 グラハム「どうせ劇場版では新型に乗るのだろう!先にRXぐらい作っていてもいいじゃないか!」 ビリー「よくないよ、全然よくないよ。それバンダイの人に怒られちゃうからね」
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十字英雄勲章 CS・GTの上位入賞者にのみ配られる各色のGカード。 ゲーム中での扱いとしてはごく普通の基本Gであるが、特殊なレイアウトや希少さなどから、当然ながら人気は高い。 しかし十字勲章に比べて希少価値が高すぎる為、デッキ中のGをこれで統一する事は困難であろう。 イラストには、主人公格のキャラクターと彼(彼女)の愛機、という組み合わせが描かれているが、それらのイラスト自体は既存のカードからの流用である。 組み合わせは以下の通り。 第一期 青:アムロ・レイ&νガンダム 緑:アナベル・ガトー&ノイエ・ジール 黒:パプテマス・シロッコ&ジ・オ 赤:シャア・アズナブル&サザビー 茶:ロラン・セアック&∀ガンダム 白:ヒイロ・ユイ&ウイングガンダム0 第二期 青:カミーユ・ビダン&Zガンダム 緑:シャア・アズナブル&シャア専用ザクII 黒:カテジナ・ルース&ゴトラタン 赤:ハマーン・カーン&キュベレイ 茶:ドモン・カッシュ&シャイニングガンダム 白:キラ・ヤマト&ストライクフリーダムガンダム 第三期 青:ジュドー・アーシタ&ZZガンダム 緑:シーマ・ガラハウ&ゲルググM(シーマ・ガラハウ機) 黒:ヤザン・ゲーブル&ハンブラビ(ヤザン・ゲーブル機) 赤:カロッゾ・ロナ&ラフレシア 茶:マスター・アジア&マスターガンダム 白:シン・アスカ&デスティニーガンダム 第四期 青:バナージ・リンクス ユニコーンガンダム 緑:グラハム・エーカー オーバーフラッグ 黒:クロノクル・アシャー コンティオ 赤:プルツー キュベレイMk-II(プルツー専用) 茶:ガロード・ラン ガンダムX 白:ラクス・クライン フリーダムガンダム(ミーティア装備) 紫:刹那・F・セイエイ ダブルオーガンダム 関連 CS GT 十字勲章
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もっと熱くなれよ ◆WWhm8QVzK6 死亡者、3人。加害者は逃走。 映画館の屋根に立ち、射命丸文は周囲の監視をしていた。 音が漏れない設備の映画館ではあるが何事も用心に越したことはない。 経過15分。周囲に人影は存在しない。 無論、あの野々原渚の姿も影形すらない。 (どこに逃げたか……) 時を止めたわけではあるまい。 そうであればあの場で全員瞬殺されている。 おそらく、あの翼が移動手段なのだろう。移動回数に制限がないとしたら、とてもではないが捉えることは難しい。 しかし、野放しにしてしまったということはまた犠牲者が出る事を意味する。 あの女の身体能力は、決して並の人間のものではなかった。 (確か手の骨を折ったとか言ってたわね。囲炉裏……だっけ。あの男も人間だったけど幾らなんでも 攻撃を受けたらすぐに振り払って逃げられるでしょうに……男が相当トロかったか、もしくはあの女が規格外か……) もちろん人間としての範囲でだけど、と文は心の中で付け足す。 まあ次はもうない。見つけた瞬間に殺害する。それをするのは別に自分でなくともいいのだが……などと考えていると 下方の入口に男が一人。 「どうだ、誰もいないか?」 「現時点では。あと、ちょうどスカートを覗ける位置に立たないでください。撥ねますよ?」 「ふむ、そんなつもりはなかったのだがな。それより降りてきてくれ。少し話し合いたいことがある」 「構いませんが……大方今後どうするか決めるんでしょう?」 「察しが良くて助かる。というかそれくらいしか話し合うことが無いのが現状ではあるが……」 ※ ※ ※ ※ ※ 遺体は全てあの部屋に置かれたままになっている。 無理に動かすこともないだろうという総意によってだ。 死んだ連れの2人はともかく、バラバラになった元人間(?)のサイコロステーキをかき集めるのに気が退けたからだろう。 というわけで、キョン子、アポロ、グラハム、文の4人は別の部屋にいた。あの場に散在した故人の荷物も持ってきている。 「さて、今後どうするかということだが……何か提案はあるか?」 すぐに返ってくる応えはなかった。 伽藍とした室内の中、陰鬱な感情を少なからず発しているのが二名。その内一人は今にも自殺しそうな勢いだ。 そんな空気を気にせず文は平然と応える。 「とりあえず一旦塔に向かって、それから中心の町の方に行きたいと思います」 「なんで塔に戻るんですか?」 「もしかしたら私達が去った後に誰かいるかもしれないじゃないですか。 そう、例えば……あの女とか」 妖艶な笑みを浮かべ、文は自身の鼻に手をやる。 その舐める様な視線は自分に向けられながらも自分に対してのものではないと理解したが、キョン子は恐ろしくなった。 「殺すん、ですね」 その気に押されてついつい言葉に出てしまった。 その結論が、分かりきっていたとしても。 「ああ、貴方は安心してください。汚れ役は私達が引き受けますので、キレイなままでいていいんですよ?」 彼女はそれを聞くと、そのまま俯いてしまった。 そんな中、誰にも気づかれることなく、ユベルは静かにほくそ笑む。 (キレイなまま、ね……。ずっとそんな風にいられるはずないのに。ああ、皮肉ってワケか。 彼女もなかなか面白そうだけど今はこっちの方でいいや。純粋な方が満たしがいがあるしね) その思惑がどう転ぶのか分からないが、少なくともキョン子の手を離れない以上ユベルもこれ以上の行動は出来ない。 だが、近い内にそれも崩されるだろう、と心の底で彼は思った。 「ところで、だが。我々はこのまま動かないほうがいいのかもしれない」 「はい?」 「「へ?」」 一瞬早く文が疑問の声を上げ、そして後にアポロとキョン子が同時に発声した。 「理由を聞かせてもらえませすか、グラハムさん」 情報収集のためにも、首輪の解除のためにも多くの人と出会わなければならないのは当然と考えているアポロは 落ち着いてグラハムの真意を求める。 「と云うより、大人数にならないようにすべきと言うことだ。顛末は体験したとおりだろう。 殺し合いといいながら、どうも非戦闘員が多く呼ばれているような気がしてならないのだ」 ちらりと、グラハムはキョン子の方を見る。 「そんな中で、無闇にいるかどうかも分からない技術者を求めて集うのは期待通りでない者ばかり。 そして少し背中を押されればこのような事態が起こる。先に話したとおり、我々が経験したのはこれで二度目だ。 3度目はあってはならないだろう。だから、ここを動かないほうがいいと言ったまでだ」 「ならば、首輪の解除は諦めろ……と?」 首輪の解除を諦める。 それは即ち、主催者への反抗を諦めるということに他ならない。 そしてそうなった場合に取られる方法は、一つしかない。 「そういうわけではない。もはや自分達で何とかするしかないと言うことだ。 無闇に身を危険に晒すよりは無難だろう」 「だが!……!!」 「そうですねえ、下手に仲間を集っても危ないですしね」 「文さん……?」 「正直言って自分の身を守るので精一杯ですしね。精々守れたとしても一人程度。 今回はそれも叶わなかったわけなんですが……それとも、安易な正義感でまた誰かを死なせるつもりですか?」 「……ッ!!」 「私はフラッグの事を守れるがな」 「貴方は黙ってください。シリアスな空気が潰れるでしょう?」 無言が続くこと30秒。 「わかりました……私一人でここを出ます」 唐突に、アポロは苦々しく発言した。 「え!?」 「どうするつもりだ?」 「首輪を解除できそうな人を探してきます。私一人なら、貴方達を危険に晒すことはないのでいいでしょう?」 「本人がいいならそれでいいが……」 「次の放送までに戻ってきます。間に合わず、放送で私の名前が呼ばれた場合には構わなくて結構です」 「でも、そんな……」 「気にしないでください、生きている限り必ず帰ってきますから」 ※ ※ ※ ※ ※ 必要最低限の装備を整え、ある程度の荷物をグラハムに渡してアポロは映画館を後にした。 もし死んだとしても、無駄に支給品が奪われないようにするための措置だ。 そもそも、一人では扱える武器も限られるので彼はそれに何の反論もなく承諾した。 草原を颯爽と歩く後ろ姿はさながら獣のようだ。あ、半分獣か。 「まあ、体よく動かしたってことになるんでしょうね」 「捉え方によってはそうなるかもしれんが、あれは彼自身の覚悟だ。憂慮する必要は無い」 「はい?そんな気はないんですけど」 「おや、私の読み違いだったか。こう見えてフラッグの扱いには慣れているつもりだったが……」 なるほど、といった顔でグラハムは頷く。 それにしてもこの二人、傍から見ればなかなか気が合っている様に見えなくもない。 尤も、現実は違うのだが。 「二人とも、何でそんなに気楽にしてられるんですか?」 「?」 椅子に座ったままのキョン子が声を発した。 声を発したのは別に驚くべきことではないのだが、重要なのはその内容だ。 文は「はて?」と言いたげな顔でキョン子の事を見てる。 演技だか本気だか分からないのがコワい。 「情報集めをアポロさんに任せっきりにして……これじゃあ逃げてるだけじゃない。 本当に生きて帰る気があるんですか!?」 キョン子は内容量が半分ほどになったペットボトルを握り締める。 声を荒げる少女。 少女を見やる天狗。 天狗を見つめる変態。 「本当に、可笑しなことを言うわね。貴方は」 ヒトの形をした化け物が、哂う。 「そもそも自分から死にたい生物なんているんでしょうか?別に絶望しているわけでも無しに……。 少なくとも望みが有る以上は生き続けるつもりですよ。私は諦めませんから」 だったら、どうしてアポロさんのように行動しない。 生きたいと思うのならそれなりの行動をすべきではないのか、と少女は詰め寄る。 そう、言おうとしたのだが。 「何ですか?言いたいことがあるなら、言っておいたほうがいいのでは?」 「あ……いや、いい」 少女は、矛盾に気づいた。 生きたいと、死にたくないと思っているにも関わらず何も出来ていないのは果たして誰なのか。 自分のことを棚に上げて、抗議しようとしているのは誰なのか? ――――――何も出来ていないのは、私じゃないか。 でも、怖い。 何も分からないまま死にたくない。 自分はまだ、生きていたいんだ。 何の力も持っていない。活路を導く知恵もない。 そんな奴が高らかに生を謳うのは間違っていると言われるかもしれない。 だけど、私は、元の世界に帰りたい――――― 項垂れる少女を目にして、文は別の椅子に腰掛けた。 水を喉に通し、また少し鼻に手をやる。 その行為に重要な意味はない。単に鼻が痒いだけだ。 こうしている間にも、殺し合いは続いているのだろう。 始まりより半日。 彼女は、もう気楽に情報収集が出来て誰かと出会える時間ではなくなったと感じた。 既に力のない雑魚は悉く狩られ、残っているのは狡猾な者や純粋に力の強い者だけなんだろう。 首輪を外す技術を持つ者が生きているかも怪しい。 そもそも、そんな者がいるのかどうかも怪しいのだが…… 正直、運が悪かったと言わざるを得ない。 出会う者は大体が彼女の期待を下回る者で、そして彼らはどんどん切り捨てられていった。 期待に沿える人間に出会えなかった以上、既に脱出を講じようとも後手でしかない。 もはや脱出の見込みがないのだとしたら、身の振り方も考えなければなるまい。 (でも…まだその時じゃない) 脱出の望みは完全に消えたわけではない。 自分が動けば、見つかるかもしれない。 そうだ、そもそも足手纏いの事なんか気にしなくていい。 大事なのは、自分が生き残ること。 脱出するのが何人になろうが関係ない。 その中に、自分さえいればいいのだから。 「アポロさんを追いましょう。今ならまだ間に合います」 「え!?」 「何?」 二人の驚きも無理はない。 探索に否を唱えた者が、方針を転換したのだが。 と言っても、従来の方針に戻ったに過ぎない。 「何と言うかやっぱり自分も動かないといけないでしょうしね。貴方の言うとおりですよ、キョン子さん」 「私は、別に……」 「君がそう言うのならば私は構わない。この身を賭けて、フラッグを守り通す」 「どうも。さて、それじゃあ荷造りでもしましょうか。善は急げと言いますしね」 唐突な心変わりにキョン子は不信感を覚えながらも、粛々と行動する。 内心で、こんな風に方針をコロコロ変えられては堪ったものではないと思いながら。 その度に自分の不要さを思い知らされるからだ。 整頓することものの10分。 一部は自業自得とは云えども後味が悪すぎるので合掌。 各々の思いで黙祷を終え、映画館のエントランスを出る。 現在午後2時ジャスト。 地球の法則に従うなら気温はマキシマムに達しているのだが、この3人はどうも冷えたままだった。 当然だ。 太陽の熱じゃあ、人の心を暖めることは出来ないんだから。 【D-2 中部/一日目・午後】 【アポロ@チーターマン2】 [状態] 健康、悲しみ [装備] 養由基の弓@三国志?(矢残り6本)、逆刃刀・真打@フタエノキワミ、アッー! [道具] 共通支給品、、果物ナイフ@現実 [思考・状況] 基本思考:ゲームの転覆 1:中心部に向かい、首輪を解除できる人材を探す。第三放送までには映画館に戻る。 2:戻れなかったら……。 ※羽入と蜂はDr.モービスの生物兵器だと思っています。 ※新堂の死体を発見しました。みさおには伝えていません。 ※羽入と軽く情報交換をしました。 ※現時点で、射命丸たちが追いかけているのを知りません。 【D-2 映画館前/一日目・午後】 【射命丸文@東方project】 [状態] 疲労(小)、脇腹に中程度のダメージ、服がボロボロ [装備] 七星宝剣@三国志? [道具] 支給品一式×2(一食分食糧と水消費)、究極のコッペパン@ニコニコRPG 緋想の剣(気質が十分集まった状態で小規模な地震を起こせる。天候変化の有無は後の書き手さん次第)@東方project モンスターボール(空)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況 [思考・状況]基本:一番大事なのは自分の命、次がチルノさん。後はどうでもいい。 0.脱出は怪しいかもね……。 1.アポロの後を追う。 2.情報収集。自己保身を優先する。特に究極のコッペパンは絶対に自分で食べる。 3.主催者の方が強そうだったら優勝狙い、脱出できそうなら脱出狙い。それまでは2に徹する。 少なくとも人数が半分以下になるまでは立場を確定させない。 4.優勝狙いが確定しない限りグラハムと一緒にいてやる(ただし優勝狙いに決めたら速攻で殺す)。 5.ブロリーと出会ったら何を犠牲にしても全力で逃げる。 6.呂布を警戒。 ※自分の方針を再確認しました。 ※野々原渚が何らかの特殊な移動手段を持っていると考えました。 【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダム00】 [状態] ほっぺたにビンタ痕 [装備] ガリィ@FF11 FF?、ゴブリンバット@ニコニコRPG [道具] 支給品一式×2(一食分食糧と水消費)、ホイールオブフォーチュン@遊戯王5D s DMカードセット(天使のサイコロ、悪魔のサイコロ、スタープラスター)@遊戯王シリーズ 不明支給品(1つ)、ヒテンミツルギ極意書@ニコニコRPG キッチリスコップ@さよなら絶望先生 [思考・状況] 1.フラッグ(文)に惚れた 2.フラッグを守る 3.もう自分のミスで誰かを死なせてはならない。 ※参戦時期は一期終了後(刹那のエクシアと相討ちになった後)。 ※キョン子、大河、羽入、アポロ、みさおと情報交換しました。 【キョン子@涼宮ハルヒコの憂鬱】 [状態]:健康 、悲しみ、文に対する怖れ [装備]:DMカード【ユベル】@遊戯王デュエルモンスターズ、くず鉄のかかし@遊戯王シリーズ 言葉のノコギリ(レザーソー)@school days [道具]:支給品一式×3(食料、水一食分消費)、長門有希のギター、Ipod(少佐の演説の音声入り)@HELLSING カレーセット@るろうに剣心、うまい棒セット@現実 、ピーマン@星のカービィ アイス詰め合わせ@VOCALOID、海賊帽子@ミュージカル・テニスの王子様 [思考・状況] 0:……自分は、どうすればいいの? 1:生きて帰りたい 2:殺し合いには乗らない 3:とりあえず文さんたちと一緒にいる 4:町へ行きたいけど贅沢は言わない。 5:異世界という確信を得るため情報を得る。 6:ユベルはなんで放送のこと知ってるの? ※グラハム、大河と情報交換しました。 【ユベルの思考・状況】 1:大好きだよ、十代…… 2:十代に会うためこの世界を『愛』(苦しみと悲しみ)で満たす。 3:そのために女(キョン子)を利用し、痛みと苦しみを味あわせる。 4:彼女も誰かを愛しているのかな……?フフフ…… 5:あの女(文)もちょっと面白そうだ……。 [備考] ※ 制限によりユベルは参加者の体を乗っ取ることができません。 ※ 参加者との会話はできますが、自分からの実体化はできません。 ※ バトルロワイアルの会場を異世界の一つだと思っています。 ※ 自身の効果以外で破壊された時、第2形態、第3形態に進化できるかは不明 sm165 WE GOTTA HOT POWER(後編) 時系列順 sm167 忙しい人のための「図書館へ行こう!」 sm165 WE GOTTA HOT POWER(後編) 投下順 sm167 忙しい人のための「図書館へ行こう!」 sm151 「正解」と「理想」 -Killer Queen-(後編) アポロ sm179 禁止エリアの抜けた先 sm151 「正解」と「理想」 -Killer Queen-(後編) 射命丸文 sm179 禁止エリアの抜けた先 sm151 「正解」と「理想」 -Killer Queen-(後編) グラハム・エーカー sm179 禁止エリアの抜けた先 sm151 「正解」と「理想」 -Killer Queen-(後編) キョン子 sm179 禁止エリアの抜けた先
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作戦二日目、11月8日の朝である。夜通し激戦の続いた戦区では、兵士たちが疲れ切った体を起こし、今日も続くであろう死闘を待っていた。連邦軍の第二次攻勢はまもなく始まろうとしていた。 公国軍側の戦線では、ジオン兵達が夜の間に自分たちの陣地を強化していた。複雑になった戦線を一部で退却させ、そこから兵力を捻出したのである。だがそれでも、公国軍の圧倒的劣勢の状況には変化がなかった。 損害を受けた部隊に速やかに補充を行えた連邦と異なり、公国軍には戦略予備というものが存在しなかったのである。さらに指揮系統が複雑に絡み合っていた。 オデッサ地方を守る公国軍は形式上マ・クベ司令の突撃機動軍に所属していたが、西ヨーロッパから退却してきた欧州方面軍に所属する部隊は、マ・クベ司令部の命令に従うことをよしとしなかったのである。 このため戦域全体の連携が取れなくなっていた公国軍は、各部隊が独自に反撃することを強いられたのである。 前日と同様、戦いは激しい砲撃によって始まった。戦線全体が轟音と炎に包まれ、戦い疲れた兵士達の上に襲いかかる。 「伏せろ!伏せろ!」 圧倒的な砲撃の前に無力な歩兵たちは、ただ自分の体を地面に埋めるようにして伏せることしかできなかった。 だが無慈悲な砲撃は彼らの隠れている掩蔽壕やトーチカそのものを吹き飛ばし、必死に取り繕われた公国軍の戦線は再びボロボロになっていった。だが一部のジオン兵達はこの砲撃のさなかにも戦う準備を続けていた。 MSのパイロット達は砲弾の爆発が舞上げた土砂の中を駆け抜け、愛機によじ登った。ろくな補給も整備も受けていない機体がほとんどだった。それでも彼らは戦う。 最後の勝利を無心で信じて、ジオンの栄光を示すために、愛する者達を守るために。死地へ赴かんとする彼らの姿は、紛れもなく戦士のそれであった。ザクが、ドムが、グフが、目の前に広がる地獄へと繰り出していく。 そこでは今も彼らの戦友が苦痛にもがきながら死んでいく。そして彼らとていつその後を追うことになるかわからない。だが、誰も足を止めようとはしない。いかなる困難に遭遇しようとも必ず敵を殲滅する。それがジオンのMSパイロットだ。 だが砲撃の嵐の中で、その場にあるまじき厳粛さで語る男がいた。 「括目させてもらおう、ガンダム。今日こそ君の姿をこの太陽の下で見てみたいものだ。」 その男、グラハム・エーカーはそう独りごち、愛機である専用のカスタムフラッグに乗り込んでいった。彼の決意は固い。部下を失った仇、必ず討たせてもらおう。 そしてもう一人、ガンダムへの復讐に燃える人物が、ここオデッサにいた。彼はオデッサ上空を飛翔するザンジバル級巡洋艦、ダモクレスから燃え上がる戦場を見下ろしていた。 黒の騎士団の指導者ゼロは、ブラックハウスは敵の第4軍の麾下にあるとの情報を掴んでいた。ガンダムとの戦闘で重傷を負ったスザクは驚異的な回復を見せていたが、全快とはほど遠い。 そしてゼロは自分に敗北の汚名を浴びせた敵を決して許さない。彼は燃え上がる復讐の炎をそのマスクとマントに隠し、戦場へと舞い降りようとしていた。 † † † † † わたし達はあずにゃんに呼ばれ、艦橋に来ていた。そこには意外にもムスカ大佐がいて、あずにゃんに命令文書を手渡していた。 「これはこれは。王女様ではないか。」 相変わらず芝居がかった言葉がこざかしい。どうにも好きになれない。 「では、確認するぞナカノ少佐。我々の行動は依然第4軍団司令部によって制限されているが、強行偵察の許可は降りた。ブラックハウス戦闘団はここから単独で進撃し、敵の防衛ラインがどの程度強力であるか、実際に攻撃を仕掛けて調べるのだ。私はゴリアテで左翼を進む。君のブラックハウスはここから右へそれつつ前進するのだ。だが死神旅団の戦域には入るな。お互いに誤射の危険性がある。いいな。」 「了解しました。」 「期待しているぞ。では失礼。」 ムスカは余裕たっぷりに敬礼をすると、艦橋から去っていった。 「意外だけどあの大佐は前線にはよく出ていくんだな。」 ナガモンが言った。確かに昨夜の輸送部隊護衛でも、ムスカはゴリアテに乗艦し最前線拠点までやってきていた。若くして大佐の地位にまで上り詰めるのは楽ではないらしい。 「みなさん来てますね。聞いていたと思いますが、強行偵察の任務が回ってきました。ブラックハウスのMS隊は2グループに分かれて行動してもらいます。グループ1はBlackCat、ブラックサン、ヤラナイカの三機、ブラックハウスに先行して露払いをしてもらいます。残るマスタースパークとWhiteCatはブラックハウスの直援として船のすぐそばにいてもらいます。マスパは甲板の上で船からエネルギーの供給を受けつつの戦闘になります。」 「おまかせあれだぜ。」 あずにゃんが任務を簡単に説明し、魔理沙が陽気に答える。 「偵察任務はわかったけど、本格的な攻撃はいつになるのあずにゃん?」 わたしはずっと思っていた疑問を口にしてみた。 「まったくわからないです。いよいよエルラン中将の考えはわかりません。どうして攻撃に移らないのか・・・。集まった情報はどれもわたし達の正面の敵は弱体であることを示すものばかりなのに。」 各々のコックピットに収まったわたし達は次々にブラックハウスから飛び出していった。南の方角では次々に爆発が起こり、真っ黒な煙がわき上がっていた。第3軍団の戦域では今この瞬間も激戦が続いている。 死神旅団の受け持ち地域ではすでに攻勢準備砲撃が終わったらしい。最前線拠点から繰り出していくGMがかろうじて見える。 「なんで隣は戦ってるのに、わたし達は偵察任務なのかなぁ。」 ついつい不平を漏らしてしまう。 「オレ達の任務だって戦いには変わりない。油断は禁物だぞ。」 ナガモンがすかさず注意を促してくる。わかってるって。 「前方!敵戦車3輌!高速移動中!!」 シンが叫んだ。マゼラ・アイン空挺戦車だ。わたし達から見て左から右へ、すなわち北から南へ向かって疾走している。第3軍団に叩かれている友軍の応援に向かうらしい。 「あれをやるぞ!二人はこのまま進め!オレはここから援護する!」 ナガモンが素早く指示を飛ばす。待ってました! わたしはシンとともに機体を駆り、敵戦車の前方へ回り込むように走らせる。敵もこちらに気づいている。戦車にしては身軽な車体を軋ませ、わたし達が針路上に来ないように急旋回、疾走を続ける。手慣れた運転だ。 わたしの乗るブラックサンは完全に素手だから逃げられたらどうしようもない。なんとしても針路に飛びでなくては。そう思った瞬間、一発のビームがさらに加速する敵戦車を捉えた。 敵戦車は瞬時に大爆発を起こし、後続の戦車がそれに巻き込まれた。一瞬で3輌とも撃破。ナガモンの狙いすましたアームストロング砲だった。見事過ぎる。わたしとシンには出る幕が無かった。 わたし達の機体は格闘戦に特化しているから接近できないとどうしようもない。だがアームストロング砲を有するBlackCatならかなりの距離での射撃戦も可能だ。だがわたしはこの機体、ブラックサンがとても好きだった。 まさしく徒手空拳の設計思想はわたしのセンスにぴったりだった。ブラックサンはジャブローに着く直前で交戦したあの小型MSのような新兵器に対抗してつくられた。たしかにこれだけの柔軟な機動性があればあの新兵器にも対抗できるだろう。 「2時方向に新たな敵!今度はザクだ!単独行動で偵察中の模様。」 シンが再び敵を見つけた。めざとい奴だ。 「発見されたな。ブラックハウスが見つかる前に倒すぞ!」 「了解!今度はわたしがやる!二人は周囲の警戒を!」 「了解!頼むぜ猫さん!」 わたしはブラックサンをジャンプさせ、一気にザクに接近させた。ザクは空中にあるブラックサンを狙い撃ってきたが、ナガモンほど正確ではない。このまま間合いを詰める。うろちょろするより当たらないものだ。 ザクの懐にまで飛び込んで、まずその手のザク・マシンガンをはたき落とす。ザクはヒート・ホークを抜いたが、遅い遅い! 「くらえ、愛と怒りと悲しみのォ!」 わたしはブラックサンの左手で振り下ろされるザクの腕を止め、同時に右手で頭を鷲づかみにした。 「シャイニング・フィンガー!!」 バイタルチャージが作動し、ザクの頭は粉々に砕け散った。昨夜このオデッサに散った補給隊員の仇討ちだ。まずは一機! † † † † † 黒の騎士団の母艦、ダモクレスでは、三機のKMFが発進準備を終えていた。その内の二機は蜃気楼と紅蓮弐式であり、それぞれにゼロとカレンが搭乗していた。もう一機は斬月と呼ばれる機体だった。 黒を基調としたカラーリングの機体だが、もっとも特徴的なのはその頭部から伸びる赤い髪である。もちろんこれは本当の髪の毛ではなく、衝撃拡散自在繊維と呼ばれるれっきとした装備である。 これにより機体の放熱機構や通信機能の強化などが可能であり、また敵機の武装にからめて無効化したり直接攻撃から機体を守ったりすることもできた。その斬月に乗り組んでいるのはキョウシロウ・トウドウ中佐。 彼もまたこの戦争の初期から戦い続けてきた男である。ジオンの地球降下作戦の際にはたった一人で敵の守備隊を壊滅させ、その戦功から「奇跡のトウドウ」の異名をとっていた。 今彼は、初めて交戦する連邦軍のMSに関するデータを読みふけっていた。 機動力、火力、防御力、どれをとってもジオンのザクをはるかに凌駕する性能を持ち、彼も一目置くパイロットであるスザク・クルルギに重傷を負わせた敵のMSは、今度はこのオデッサに現れたらしい。彼は自問する。 「自分にあのガンダムを倒すことができるだろうか」と。そして彼は自答する。「たとえ差し違えてでも、あれは自分が倒すのだ」と。それはもはやできるかできないかの物理的な問題ではない。やるかやらないか。 自らの精神的な問題なのだ。根っからの堅物軍人である彼にとって、任務とは命をなげうってでも達成せねばならないものなのだ。 シグナルが点滅し、三機のNMFは硝煙漂う戦場のまっただ中へ飛び出して行く。何の因果か、彼らが防衛を命じられたのは連邦軍第4軍団の正面、ブラックハウス隊のいる戦区であった。 運命に導かれるように、黒の騎士団とブラックハウス隊は広い戦場の中で互いに急速に接近していった。最初に敵を見つけたのはブラックハウスのレーダー係、カントー・ドゲザであった。 「センサーに感!11時の方向、距離8000!かなりの大型艦です。ライブラリ照合…、出ました!ザンジバル級です!」 「やはり手薄とはいえある程度の兵力はいるようですね…。攻撃を掛けます。総員第一戦闘配置!」 あずにゃん艦長の号令一下、ブラックハウスの戦闘機器が次々に起動してゆく。 「敵ザンジバル級より発進する機影!これは、アマゾンで交戦した小型MSと同一のものと思われます。」 「アークさん、ナガモンさん達に伝えてください。先遣隊は敵小型MSの攻撃に専念、ザンジバル級はブラックハウスとマスパ、WhiteCatに任せるように。遠慮はいりません。今度こそあの新兵器を倒してください。」 「了解!」 「副長、ブラックハウスは転進します。針路335、高度3000、両舷最大戦速!」 「アイ・マム!取り舵10、上げ舵15、両舷最大戦速!」 一方、ブラックハウスの前方にいるナガモン達は、すでに黒の騎士団のKMFを目視距離にとらえていた。 「猫さん、あれが敵の新兵器ですか?」 シンが黒猫にきいた。 「そうだよ。三機の内二機はこの間と同じ、もう一機は初めて見るけど、同じような性能と見て良いだろうね。」 黒猫がそう答えると、今度はナガモンがシンにきいた。 「長距離行軍のあといきなりの戦闘になるが、機体に問題はないか?」 「もちろん!いつでも行けます!」 「よし、シンは敵の側面に回り込め。オレと黒猫はこのまま前進し、敵の足を止める。そこへ突っ込んでこい。」 「わかりました!」 シンはヤラナイカの機体を旋回させると、バーニアをふかして宙に舞い上がった。それに対応したのか、敵の新兵器はバラバラに散り、その内の一機、紅い機体がシンのヤラナイカに向かった。 「シン!紅い奴は輻射波動砲を持ってるよ!気をつけて!」 「わかってますよ猫さん!」 着地したヤラナイカと紅い機体との距離はみるみる詰まり、紅い機体、紅蓮弐式とヤラナイカはどちらも右腕を振りかざした。紅蓮弐式の腕には輻射波動砲が、ヤラナイカの腕には試作型のトンガリコーンスラッシュが装備されている。 両者はかなりの高速ですれ違った。その瞬間、両方の機体は強い衝撃に揺さぶられ、双方のパイロットは一瞬何が起きたのかわからなかった。紅蓮弐式は頭部を損傷し、ヤラナイカはトンガリコーンを粉砕されていた。 だがこれで引き下がる両者ではなかった。シンは即座に体勢を立て直し、残された左腕だけで格闘戦を挑んだ。一方のカレンも、戦闘意欲を失ってはいなかった。カレンはヤラナイカの巨体を鋭く見つめ、次なる攻撃に移ろうとしていた。 だがそこに蜃気楼からの通信が入った。 「退け、カレン!今は一機でもやられるわけにはいかない!」 ゼロはすでにBlackCatとの交戦状態に入っていた。それでも僚機の状況に気がつくのは、彼の戦略家としての有能さを物語っていた。カレンはヤラナイカの対人機銃を避けつつ答える。 「たかがメインカメラをやられただけです!負けられません!わたしの紅蓮弐式は!!」 「これは命令だ!お前を失うわけにはいかないんだ!!」 「ゼロ……。…わかりました。」 カレンはシンの攻撃をやり過ごすと、スモークチャフばらまき、戦域からの離脱をはかった。 「あぁっ!くそ、逃げるのか!」 文字通り煙に巻かれたシンは毒づくが、すでに紅蓮弐式は遠く走り去っていた。その上空、かなり低い所を、ザンジバル級巡洋艦ダモクレスが飛行していた。 ダモクレスはその主砲であるコイルガン式の連装主砲を撃ち放ち、シンは反射的に機体を交代させた。刹那、ヤラナイカの立っていた場所に砲弾が爆ぜ、オデッサの大地に大穴を穿った。 「シン!大丈夫か!」 高速で起動する蜃気楼を狙い撃ちながらナガモンが叫ぶ。 「このくらい!なんともないです!」 一方黒猫は斬月の巨大な日本刀に翻弄されていた。無駄な動きのない太刀筋は、黒猫の直感力を以てしても避けることの難しい攻撃だった。 また太刀筋が読めたとしても柔軟性に富んだブラックサンでなければ、何もできないまま機体を切り刻まれていたに違いなかった。黒猫は疲れを感じていた。一瞬でも気を抜けば斬られる。 だが次々に繰り出される攻撃はこちらに反撃の隙すら与えてくれない。 「これはッ、分が悪いね!」 一瞬のタイミングを見計らい、黒猫は腰部の拡散ビーム砲、キングストーンフラッシュを放った。だが、MSよりずっと小型の敵機には直撃させることができない。 黒猫が敵機からの次の攻撃を予感して身構えると、今度はダモクレスが主砲を撃ってきた。間一髪でこれをかわす。すると今度こそ斬月の刃が襲いかかってきた。刀身が機体をかすり、ブラックサンは一瞬バランスを崩す。 「マズイ」と思ったその時、日本刀をまっすぐこちらに突き出した敵機がモニターに映し出された。その刃がコックピットを突き出すかと思われたまさにその瞬間、敵機とブラックサンの間を強烈なビームが駆け抜けていった。 「助かったよナガモン!」 BlackCatのアームストロング砲だった。アームストロング砲のビームは敵機がつき出していた日本刀をかすめたらしく、それを瞬時に蒸発させていた。 トウドウは機体をいったん敵機から離し、自分の額の汗をぬぐった。危ない所だった。敵の黒いガンダムの主砲は、想像以上に強力だった。もしあと1メートルでも前にいたらやられていた。 トウドウは軽く深呼吸し、斬月の足を止めないように絶えず機動しながら辺りを見渡した。カレンと戦っていた青いザクモドキは今度はゼロの蜃気楼に向かっている。その蜃気楼は今黒いガンダムと至近距離での射撃戦を演じていた。 蜃気楼はその機体の周囲に全方位エネルギーシールドを展開し、ガンダムのビーム攻撃に対して異常なまでの防御力を証明していたが、防戦一方にも見えた。戦況は押され気味と言わざるをえない。 だがゼロとトウドウはダモクレスからの援護射撃をうまく利用しながら、機体の瞬発力を生かしてどうにか戦い続けていた。トウドウは今度はザクそっくりの青い機体に目標を絞り、接近していく。 ダモクレスから発射された砲弾が青いザクモドキめがけて飛来し、ザクモドキがそれをかわしたところへ斬月がすかさず切り込む。ザクモドキの機動性は本家ザクと大差ないように思われた。ならば小回りのきくKMFが有利だ。 トウドウはそう判断し、果敢に攻撃を仕掛ける。日本刀はビームに溶かされてしまったから、トウドウは使い慣れないスラッシュハーケンを準備しザクモドキに踊りかかった。 一方ヤラナイカに乗るシンの額にも、じっとりと汗が浮かんでいた。ヤラナイカの主武装である試作型トンガリコーンは、先の紅い敵機との戦闘で粉砕されてしまった。 いまやヤラナイカはブラックサンのようにう完全な素手での格闘戦を強いられているのである。だがやるしかない。機動性はザクのそれからまったく変わらないが、MSより小さな機体の敵に負けるわけにはいかない。 「負けてられないんだよォ!MS崩れなんかにィ!!」 気合一閃、シンは飛びかかってくる斬月の機体に蹴りを入れる。だが、ヤラナイカの脚部はむなしく空を蹴った。斬月はとっさにスライディングし、ヤラナイカの脚をくぐり抜けていた。 ヤラナイカの後ろに回った斬月は今度はヤラナイカの軸足付近にスラッシュハーケンを撃ち込み、ワイヤーを瞬時に巻き取ってヤラナイカに体当たりを敢行する。 軸足のバランスを崩されたヤラナイカは一瞬ぐらつくが、シンは卓越した操縦テクニックですぐさま体勢を立て直した。 「決死の体当たりも効果なしか!このパイロット、ただ者ではない!!」 トウドウはそう叫び、再び敵機との距離を置いた。だが敵機の戦闘意欲は凄まじく、瞬時に斬月に突進してきた。あまりの行動の速さに不意を突かれたトウドウは、ヤラナイカの再びのキックを今度はまともにくらってしまった。 「ぬあっ!!」 強烈な衝撃とともにコックピットが揺さぶられ、斬月の小さな機体が人形のように宙に舞う。トウドウの意識が飛びかけるが、着地の瞬間の振動がそれを防いだ。機体に深刻なダメージを受けたかも知れない。 トウドウはどうにか機体を起こすと、今度は全力で敵機から離れる。 蜃気楼にちらりと目を移すと、ゼロは敵の黒い機体二機を相手に懸命の戦いを続けていた。だがこのままでは蜃気楼も斬月も撃破されてしまう。機体性能やパイロットの技量の問題ではない。もっと単純な数的劣勢のせいだ。 さらに悪いことに、今度は敵の母艦が砲撃を開始した。敵艦の甲板上にも二機のMSの姿があり、それらはダモクレスに対して濃密な弾幕を展開していた。 ダモクレスはこれをどうにか避けているが、回避に手一杯でKMFの支援どころでは無くなっている。黒の騎士団は一気に壊滅の危機に瀕していた。だが、ゼロは何の指示も出してこない。 このままではやられてしまうのは彼もわかっているはずなのに、なぜ? トウドウは気づいていなかった。斬月のレーダーが、接近する友軍の機体を捉えていたことに。レーダーが示す機種名は「SVMS-01 Flag」。ゼロが密かに呼び寄せていた、強力な援軍の到着であった。 トウドウが再びヤラナイカと対峙した瞬間、彼の受信機は抑揚のある声をがなりたてた。 「こちらはツィマッド社特務隊、グラハム・エーカーだ。黒の騎士団に助太刀する!会いたかった!会いたかったぞ、ガンダム!!」 トウドウはとっさに空を見上げた。細身でなんとも不思議な形の機体が高速で飛翔していた。MSとも戦闘機ともとれるそのシルエットは、トウドウがこれまで見てきたどのMSとも異なる。 彼は戦いも忘れ、飛び交う友軍機をただ見つめてつぶやいた。 「あれが、ツィマッド社の新型機か…」 グラハムは自分の気持ちが子供のように浮かれているのを感じていた。この広いオデッサで、一度ならず二度までも戦えるとは。いや、これも運命に違いない。そしてここで昨夜の屈辱を晴らすのだ! 「黒いガンダムは私がやる!ジョシュア編隊は敵の母艦を叩け!行くぞ!!」 グラハムは機体をMS形体に変形させ、BlackCatめがけて急降下していく。BlackCatのナガモンもこれに気づき、僚機に警報を発する。 「昨夜補給部隊を襲った新機種だ!ここで墜とすぞ!」 グラハムにとっても、ナガモンにとっても、今目の前にいる敵は仲間の仇だ。絶対に撃たねばならない敵。二人はどちらかが倒れるまで戦わねばならない。誰に強制されたのでもなく、ただ己の意志の為に。それ故に勝たねばならない。 己の正義を示すために。 フラッグが舞い降り、試作型の135mm対艦ライフルを発射する。だが相対距離はまだ100m以上あった。BlackCatの機動力を以てすればたやすく避けられる。ナガモンはすかさずアームストロング砲を撃ち返す。 だがグラハムの反射神経も負けてはいない。ビームを避けながら、グラハムは異様な圧迫感を感じていた。そのプレッシャーのようなものはあの黒いガンダムから発しているらしい。だが、もう一つのプレッシャーがある。 グラハムは機体を変形させ、一度上空へと離脱をはかった。あのプレッシャーに気をとられ過ぎては足下をすくわれる。冷静にはなれないが、余分な感情は捨て去らなければならない。グラハムは再び敵機を見下ろした。 黒いガンダムは今度は素早く飛び回る蜃気楼にビームライフルを撃ちかけている。 「感謝するぞ、黒の騎士団!」 グラハムはそう叫ぶなり、機体を変形させながらハヤブサにように降下した。 ナガモンはいくら撃っても通用しないビームライフルに苛立っていた。正確にはビームライフルが悪いのではなく、敵機を覆うビームシールドが強力すぎるのだ。ナガモンにもそれはわかっていたが、それにしてもあまりに堅い守りだ。 しかも敵機は決してこちらの格闘戦距離には入ってこない。あの紅い小型MSとは異なり、この機体のパイロットは野心的な突撃は欠けてこない。見たところ指揮官機のようだ。 「間合いさえ詰められれば!」 ナガモンは毒づき、もう一度アームストロング砲を発射した。ビームはまっすぐ蜃気楼を捉えたが、ビームシールドはアームストロング砲すら防いでみせた。さすがのナガモンもこれには焦らざるを得なかった。 今のところ敵機は攻撃を仕掛けてはこない。だがこちらの攻撃は敵にとって無効だ。もし敵の機体にとんでもない威力の武器が搭載されていたら…考えただけでも背筋が凍る。ナガモンはぶんぶんと首を振り、不吉な想像を頭から追いやった。 今はできることをやるだけだ。ナガモンは自分にそう言い聞かせ、まなじりを開いて敵に向き直った。だがその瞬間、ナガモンは頭上に不愉快なプレッシャーを感じていた。反射的にバーニアを噴かし、機体をジャンプさせる。 その途端、BlackCatの立っていた場所は上空からの一斉射撃で爆風のるつぼと化していた。見上げれば、昨夜補給隊を襲ってきたあの戦闘機のようなMSが編隊を組んで飛び交っていた。 ナガモンは飛び去る編隊の一気に狙いを定め、ビームライフルのトリガーを引いた。 グラハムはBlackCatがライフルを上空に向けているのに気づくと、僚機に警戒を呼びかけた。 「黒いガンダムが狙っているぞ!全機散開!!」 だが、時すでに遅かった。ナガモンの狙いすました一撃が編隊を襲い、フラッグの一機を瞬時に葬りさっていた。さらに続けてもう一撃が別のフラッグを直撃し、フラッグのか弱い機体はコックピット付近からまっぷたつに折れ、爆発した。 「堪忍袋の緒が切れた!許さんぞ、ガンダム!!」 グラハムは今度こそ決死の特攻を仕掛けた。135mm対艦ライフルを投げ捨て、ヒートサーベルを両手に構えると、地面すれすれを背面飛行の姿勢でBlackCatに襲いかかった。 「なんて無茶な飛行するんだ!」 ナガモンはそう叫びつつ、BlackCatをジャンプさせる。脚をなぎ払おうとしたグラハムの攻撃は外れ、フラッグはそのまま飛び去っていく。 その針路にいたシンがフラッグを捕捉しようとするが、想像以上の加速度でスピードに乗ったフラッグはヤラナイカの鼻先をかすめて急旋回し、勢いを落とさずに再び BlackCatに向かってきた。 「あんな急旋回、人間業じゃない!」 シンは思わず叫んだ。急旋回に伴うGに機体は耐えられても、中に乗るパイロットが耐えられるとは限らないのだ。だがグラハムは必死に耐えていた。体は悲鳴を上げていた。 のどの奥から鉄の匂いがこみ上げて来るかと思うと、グラハムはこらえきれず吐血していた。 「さすがに今のはギリギリだったな。だがこれしきのことでッ!!」 グラハムのフラッグはさらに加速し、ブラックハウスから放たれる援護射撃をものともせず飛翔した。この一撃で雌雄を決する! † † † † † わたしは複数の敵に囲まれて身動きが取れなくなっていた。赤毛の生えた小型MSと、昨夜の戦闘機風MS二機。即席のチームらしいけど、連携は見事だ。いつもながらジオンのパイロットの状況適応力には恐れ入る。 しかしいつまでも相手をしてはいられない。敵の隊長機とおぼしき機体は、さっきからBlackCat を執拗に追い回している。ブラックハウスは敵機とBlackCatとの距離があまりに近すぎて思うように攻撃できない。 シンはわたしと同じく、敵の戦闘機風に苦戦しナガモンのバックアップには回れそうもない。わたしがなんとかしなくちゃ、戦況はこのまま膠着状態だ。もし敵にさらなる増援でも現れたらたまったものではない。 「次に来る奴は問答無用で倒す!」 そう宣言して、次なる敵の攻撃を待つ。こういう時には射撃武器が無いのがもどかしい。だけど敵が接近してきたら必ずしとめる。それがブラックサンの使命だ。 来た。戦闘機風が単独で突っ込んでくる。ライフルを撃ってきたが狙いが甘い。半歩横へずれるだけでかわす。距離500、バイタルチャージを準備。すれ違いざまに喰らわせる!しかしその瞬間、わたしは奇妙な直感をおぼえた。 わたしはとっさに機体を横へステップさせ、後方頭上を振り返った。思った通り、別の敵機がライフルを発射していた。わたしはさらに機体をステップさせつつ、先ほどの敵機に目をやった。 距離は150、この攻撃はハッタリではない!わたしは渾身の力でブラックサンの右腕を動かし、猛スピードで突っ込んでくる敵機の鼻先を押さえた。衝突の瞬間にバイタルチャージを起動、腕が引っこ抜かれるような衝撃が走った。 歯を食いしばって振動に耐える。モニターが明滅したが、わたしは機体に損害がないことを文字通り直感的に悟っていた。敵機は突然推力を失い、轟音とともに砂煙を巻き上げながら地面に突っ込んだ。これで今日の二機目だ! わたしは他の敵機を警戒しつつ、ナガモンの援護に回った。 † † † † † ナガモンは凄まじい速さで接近してくる敵機の細かい動きに注視していた。その両手に握られたヒートサーベルの微弱な動きから、敵がどうやって攻撃してくるのかを予測するのだ。 敵のパイロットが左利きらしいことは先ほどからの戦闘でほぼ確信していた。だが、この攻撃はどうだ?どちらのサーベルで切ってくる?太刀筋は上か?下か?ナガモンは敵機の右腕がわずかに下に引かれるのを見切った。 だが、彼女の不思議な直感は、敵が左腕で斬りかかってくることを教えていた。反射的に下した判断は、直感を信じる方であった。 「これでダメなら、お慰みだぁ!」 BlackCatの機体が後ろ向きに宙返りし、ナガモンはその円の頂点でビームサーベルをかざした。機体のほんの少し下を敵機が猛スピードで突き抜けていく。 敵機のヒートサーベルがBlacCatの左足をなぎ払い、BlackCatのビームサーベルが敵機の右腕に突き刺さる。ナガモンもグラハムも、直接は見えない相手パイロットの存在をはっきりと感じ取っていた。 他とは違う尋常ならざる圧力と、不思議にひかれ合うような引力とを、同時に感じていたのだ。だが、この矛盾した感覚はいったい何だ? 永遠のような一瞬が流れ、二つの機体は別々に地面に落下した。BlackCatは左足を、フラッグは右腕を失っていた。だが、それ以上の衝撃のようなものが二人の精神を揺さぶっていた。この相手はただ者ではない。 自分とは切っても切れない、絡み合った因縁のようなものを感じる。それだけではない。この相手は自分だけが倒せるのだ、そんな運命をも感じていたのだった。 両者はともに次の行動に移った。ナガモンは片足を失ったBlackCatをどうにかコントロールしながら敵機に肉迫する。フラッグはそれを待ち受けるかのようにすくっと直立すると、残された左腕を斜め下にまっすぐ伸ばした。 グラハムなりの居合いの構えらしい。それを見たナガモンはBlackCatを滑らせるように飛翔させ、フラッグのやや横合いから斬りかかった。 直前まで居合いの構えを崩さなかったフラッグはBlackCatの斬撃が襲いかかるまさにその瞬間にゆらりと動き、ナガモンの攻撃をやりすごした。 と、同時に力強い鼓動のような一撃が発せられ、フラッグの鈍く輝く刀身がBlackCatの胴体に吸い寄せられるように振るわれた。ナガモンは周りの景色がすべてスローモーションで映っているように感じていた。 今、敵機の見事な一閃が、彼女のコックピットを叩き斬ろうとしている。 「これまでか…ッ!!」 しかし次の瞬間、迫り来る刀身は横から飛び出してきた巨大な手に掴まれ一瞬鋭く光ったかと思うと、爆音とともに幾千もの破片へと粉砕され飛び散ってしまった。 「間一髪だね!ナガモン!!」 黒猫の軽妙洒脱な声が聞こえたが、ナガモンは何が起きたか一瞬理解できなかった。どうやら黒猫がギリギリのところで両者の間に割って入り、バイタルチャージで敵機のサーベルを破壊してくれたらしい。 グラハムは怒り心頭に発していた。黒いガンダムとの一騎打ちを邪魔されたことは許し難い。だが二機を同時に相手にすれば分が悪い。まして肝心のヒートサーベルを失った今、接近戦を仕掛ける意味はない。 グラハムはフラッグ脚部のミサイルを放つと機体を飛行形体に変形させ、BlackCat、ブラックサンから一気に離脱した。だが彼は撤退するつもりはなかった。格闘がだめなら射撃戦だ。 最も強力な武器、試作型135mm対艦砲は失ったが、まだ翼下には四つのミサイルパイロンもある。差し違えてでもガンダムを倒さねばならない。グラハムは上空でフラッグを旋回させると、再び攻撃態勢に入った。 だが、彼がミサイルを放つより先に、思わぬ人物からの通信が入った。 「グラハム・エーカー!無謀だ!退却しろ!!お前の部下は叩かれているぞ!」 それは黒の騎士団の指導者、ゼロからのものだった。ゼロは混乱するこの戦場の状況をいち早く察知し、どうするのが適確かを常に考えていた。今のグラハムはガンダムのことで頭がいっぱいだ。 だがブラックハウスに攻撃を仕掛けた他のフラッグ隊は、ブラックハウスの対空兵器や主砲、マスタースパークにWhiteCatまで総動員しての圧倒的弾幕の前に次々と被弾し、傷ついていた。 今のところ撃墜された機体こそ無かったが、中には姿勢を保って飛ぶのがやっとのフラッグもあった。グラハムはそうした戦況を目の当たりにすると、口惜しげに撤退を命令した。 「くっ…、ここでも凱歌をあげられないか…。一時撤退する!全機高度5000に集合、基地へ帰還する!」 一方、蜃気楼に搭乗するゼロもまた、トウドウとともにダモクレスへと帰投していった。蜃気楼の防御力はゼロに傷一つつけなかったが、それでもこの激闘は彼にとってかつて経験したことのないほどの消耗を伴うものだった。 だがそれなりの代価は得ていた。この蜃気楼に蓄積された戦闘データ、これを徹底的に洗い出せば、必ずあのガンダムの弱点がわかるはずだ。そしてあのフラッグファイター、グラハム・エーカー。 彼をけしかけることができれば、黒の騎士団を危険にさらすことなくガンダムを葬り去ることができるだろう。ゼロは自らの勝利を疑わなかった。戦術は戦略を覆せない。そして自分の戦略に狂いは無い。 その絶対的自信からか、ゼロは自分でも気づかないままに笑っていた。悪意に満ちた、底意地の悪い微笑だった。 † † † † † 長かった戦いは突然に終わった。オレはヘルメットを外して深く深呼吸した。激しい戦いだった。いま隣に立っているブラックサンと黒猫がいなければ、オレは敵のMSにやられていた。 昨夜の戦闘でも感じたが、敵のパイロットはただ者ではない。他のパイロットとは違う。あのパイロットは本物だ。オレの直感がそう断定している。 自分のことなのだが、オレはそんなインスピレーションをまるっきり信じてしまう自分がおかしかった。躰の奥から笑いがこみ上げてくる。急に緊張が解けたからかも知れない。 オレの中の、精神とは違うもう一つの意志がオレに笑えと言っているのかも知れない。そんな妄想がまたおかしくてますます笑ってしまう。終いにはオレは声を出して一人で笑ってしまっていた。こんなこと初めてだ。 オレ達はブラックハウスに帰還した。疲れがどっと押し寄せてくるが、オデッサ作戦は今も続いている。いつまた敵が来るかわからないから、休むのも交代になってしまう。 整備兵達は損傷のひどい機体から早速修理に入り、格納庫は未だに戦闘の熱気に包まれている。オレ達は例によって艦橋に呼ばれた。作戦全体の状況が気になる。第3軍団はさらに進んだのだろうか? そしてエルラン中将は第4軍団に前進命令を出しただろうか? † † † † † エルランは第4軍団の移動禁止命令を未だに取り下げていなかった。小規模の威力偵察は行われていたが、その結果はどれも軍団の正面には公国軍がほとんどいないと言うことを示していた。 一方、第3軍団の戦域ではこの日、11月8日も一進一退の攻防が繰り広げられていた。最初の混乱から立ち直った公国軍は数で勝る連邦軍と互角の戦いを見せ、全体で見れば戦況は膠着状態に陥っていた。 第3軍団戦区の右翼に位置する小さな村は、連邦軍、公国軍双方の目標となり、その日の内にそこを占領する部隊が7度も入れ替わった。最後に連邦軍の消耗しきった中隊が村に入ったときには、村の建物は跡形もなく吹き飛ばされていた。 それでも公国軍はその村に砲撃を加え続け、その中隊を殲滅した。以降両軍はこの名も無き村を挟んで対峙し、互いに牽制を掛け合った。一方第3軍団左翼ではあの死神旅団が終日奮戦し、最前線拠点を死守し続けた。 コレマッタ少佐は一度は野心的な攻勢に出て戦線を5kmほど押しやったが、夕刻に公国軍のダブデ陸戦艇を用いた反撃に遭遇し、元の位置に戻らざるを得なくなった。 目視で確認できないほどの彼方から砲撃してくるダブデ陸戦艇に対し、独自の長距離砲を持たない死神旅団はまったくの無力であった。 第3軍団は偵察機を飛ばしてダブデ陸戦艇の位置をどうにか捕捉しようとしたが、ダブデ陸戦艇はそれ自体強力な移動対空陣地であり、出撃した偵察機はことごとく撃墜され連続しての追尾は不可能であった。 激戦を終え、最前線拠点に戻ったコレマッタ少佐は荒れていた。移動指揮車であるホバートラックから降り立った彼は、たまらず毒づいた。今彼の旅団は第3軍団左翼の最前線にいる。それは昨夜の時点からそうだった。 夜が明ける前に補給を受けた旅団は、今日も快進撃を続けるはずだった。だが… 「ダブデ陸戦艇めぇ!明日こそが決戦だ!!」 コレマッタの怒りは収まらない。だが、彼は周囲の兵士達が何かに浮き足立っているのに気づいた。コレマッタは西の方角を振りむいた。すると、沈む夕日を背に、巨大なMS3機が接近しつつあった。それを見たコレマッタは急に邪悪な笑みを浮かべた。 これで勝てる、そんな考えが手に取るように読み取れた。やってきたのはRTX-440、陸戦強襲型ガンタンクの小隊だ。コレマッタの脳裏には、すでにオデッサ作戦の行方が描き出されていた。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ここを編集
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BRAVE SAGA『螺旋終落』 ◆0zvBiGoI0k ◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 手の上に乗せられてコクピットまで乗り込む阿良々木と抱かれる衣。 一人用の操縦席はやや、いやかなり手狭だが贅沢をいえる立場でもないのは重々承知している。 そのまま再び飛び立ち崩れる大地をあとにする。この世の終わりといえる光景とは縁のない静寂な空間へと。 「無事だったか、阿良々木少年」 「……なんとか、ギリギリには」 「浅上藤乃は―――」 無言で視線を下げる阿良々木。その姿勢が覆りようのない答えを如実に示している。 「……そうか。ならば私からは一つだけ言わせてもらおう。よくやった、阿良々木少年」 「え」 阿良々木暦は困惑する。 自分は何をやったというのか。何を為せたというのか。 「よくぞ生き延びてくれた。よくぞ……天江衣を守ってくれた」 声を僅かに潰しながら出されたのは感謝の言葉。 生きてくれてありがとうと、傍にいてくれてありがとうと。 たった一言に彼が抱いた思いが凝縮されていた。 「…………はい」 それを聞き、ただ俯くだけの阿良々木。 手放しに喜べるだけの気力もないが、その言葉に少しだけ救われた。そんな顔を隠して。 地盤沈下という表現すら生ぬるい破壊を見せている工業区。大地は今なお鳴動し罅割れその範囲を広げていく。 恐らく最低でもF-3エリア全域は完全に奈落に呑みこまれることになるだろう。 その予測範囲から外れているE-3の一画に大空を舞う巨人は腰を下ろす。 コックピットが開かれ、窮屈な部屋から解放される。 何気なく吸った息の冷たさが生きているという実感を阿良々木に味あわせる。 そして、もう片方の手に掴まれていた人形も手放された。 全長は5メートル、エピオンには及ばないまでも常人からすればまた巨大な姿だ。 白で統一された神聖さ、高潔さを示すデザインに兜のような頭部の造形は、まさしく物語に出てくる伝説の騎士を思わせる。 これがロボットだとして、それに似合う人間は――― 「枢木!」 そう、枢木スザクのような人物が相応しいだろう。 背部のボックスから展開して姿をみせたスザクは疲労の色こそ強いものの―――最初から無い腕を除けば―――外見的にはほぼ無傷だ。 「かなりの荒業だったが大事には至らなかったようだな。緊急時とはいえ手洗い真似をした、すまないスザク」 「……いえ、あの状況ではベストの判断でした。ありがとうございます」 コクピット越しに当時の状況を思い返す二人。 あの未曾有の事態で行った対応はあまりに「荒い」といえた。 大地の崩落で足場を失い真っ逆さまに落ちるのみだったスザクは間違いなく死を覚悟した。 底が見えない闇の狭間。そこが正真の地獄だと信じる他ない。 けれどもスザクは諦めない。生を放棄できない。 生きろと命じられた。生きてと願われた。 その命令を、約束を、誓いを、決して反故にするわけにはいかない。無意味にしたくない。 藁をも掴む思いで虚空に手を伸ばす。当然、そこに天へ引き上げてくれる蜘蛛の糸はない。 だが必死に打開法を巡らすスザクは落ちることなく―――巨人の腕に掴まれた。 今し方魔術師の繰り出した不可視の掌握とは違う。現実の感触を持つ、鉄の巨人であった。 スザクの常識に照らせばナイトメアの4倍はある機動兵器―――ひいてはそれに乗り込んでいるグラハム―――が何をするかと思えば、 あろうことか、そのままスザクを投げ飛ばしたのだ。 腕だけの力のこもってない投擲といえサイズが段違いだ。風圧は身を裂き呼吸は強制的に止められる。 どう見ても殺意を向けられたとしか思えないその凶行を、だがスザクはその意図を一瞬で理解した。 ギアスが依然継続していたのもあるだろうが、このままではそのまま叩きつけられて死ぬのだ。理解するほかなかったといえよう。 投球(スザク)の行き先には、もはや原型を留めぬ『元』コンテナから全身を覗かせる白い影。 スザクの物語に姿を変えつつ常に傍に置かれるナイトメアフレーム。 選任騎士。ナイトオブセブン。そして、ナイトオブゼロの名を冠したスザクを象徴する“湖の騎士”。 ランスロット・アルビオンが、主の到着を待ち望んでいた。 それに応えるべく、ほぼ水平に投げられた勢いで縦に回転、速度を落としつつ適切な体勢を整える。 タイミングは直観任せ。ただ己にある身体能力と呪い(ねがい)を信じるのみ。 頭でも体でもなく、2の脚が白い装甲を踏み叩く。 瞬間、駆け上がる衝撃。足起点に雷光の速さで脳まで揺さぶられる。 脳震盪で前後不覚となっている体と脳に鞭打つ新たな衝撃が脳に芽生える。 ギアスでどうにか意識を回収したスザクはすぐさまコクピットを開く。未だ危機を脱したわけではないのだ。 現在位置は地面が残ってるが崩壊は今も続いている。一分といわず今の場所もなくなるだろう。 シートに座り次第片腕のみでシステムを機動させる。自分の愛機だ。手が加えられた形跡もなく滞りなく機体に光が宿る。 緑光を宿したランスロットだが、搭乗者は片腕を喪った状態だ。両の腕で操縦桿を握るのが大前提のナイトメアにとって致命的、 まともな移動もおぼつかない。 だから必要なのは一動作。腕を伸ばし飛ばす。ただそれだけ。 照準を固定し発射されるスラッシュハーケン。ナイトメアの標準装備だがそれは攻撃以外の補助にも機能できる応用性があってのこと。 目標は、大地を発つ紅い騎士が伸ばす右腕。 飛爪は目論み通り腕にかかり、繋がれたワイヤーが巻き付かれていく。 それを確認したや否や、手綱を握る騎士が咆哮を上げる。 仰向けの体勢からスラスターを吹かし中空を制止、上空へ向け飛翔する。 繋がれたランスロットもただ引き摺られるだけでない。背中から展開された光の翼、エナジーウイングを姿勢制御のみに費やす。 奈落より抜け出たのもあり、阿良々木の感想通りそれは悪魔を思わせた。 そして地割れに侵されない空へ逃げ延び、互いの無事を確認し次第、巻きこまれたであろう者達を救助に向かって、今に至る。 「阿良々木少年、酷と知ってあえて言わせてもらおう。 白井黒子、両儀式の二名は―――」 ひとつ波乱を乗り越えても弛緩することのない空気でグラハムは状況確認を行う。 この場に姿のない2人の少女の安否を阿良々木に問う。 「……生きています。 さっきまで一緒に戦っていたんだ。まだ―――」 苦い顔で大穴を見つめる。目の前にいながらも取りこぼしてしまったという、強い後悔の念が窺える。 傲慢とわかっていても捨て切ることは出来ない。それは疑いなく阿良々木暦の美点といえよう。 「わかった。ならば私が両名の救助に向かおう」 即断するグラハム。驚く阿良々木を尻目に稼働の準備を始めていく。 「本気ですか」 「無論だ。私はしつこく、諦めの悪い男でね、可能性が残ってるというのならばそこに賽を投げ込まずにはいられないのだよ」 あくまで冷静にグラハムは答える。冗談じみた言葉だがその表情はいつになく引き締まっている。 それは紛れもなく、己が役割、己が使命を果たす戦士の顔。 戦う者として、守る者として、ユニオンのモビルスーツパイロットとしての顔がそこにあった。 「手筈通りだスザク。放送前までにE-2の学校、そこで落ち合おう」 スザクはいち早くこの場を後にするというのは互いに決めていた。 操縦が出来ないという点と、ここで死なすわけにはいかないという2点からの指針だ。 「阿良々木少年、スザクを補佐してやってくれ。やや窮屈だがなに、その方が操縦はしやすい」 「……操縦って、僕が、アレを?」 「主導する必要はないさ。彼の指示通りにレバーを動かす程度でいい。隻腕よりはよほど安定できるだろう」 気後れしながらも阿良々木はランスロットへと歩いていく。 中はグラハムの言った通りにかなり狭い。平均より下の男子と小柄な女子の二人とはえ小型の一人乗り、 表現するなら「ややこしい」ことになってる。 「万一放送までに私が表れなければ、構わずルルーシュ・ランペルージの元へ向かえ。 君が何より優先すべきことだ」 式と黒子が間に合わず、自分までもが死に、敵が壮健となればそれは最悪の事態だ。 そうさせまいと砕身の腹積もりだが絶対という言葉は戦場にはない。万が一とはそういうことだ。 その場合、複数の因縁が絡まるルルーシュ一団に阿良々木がひとり相対することになるが、そこは立ち向かってもらうほかない。 人には何があろうと背負うべき重荷がある。阿良々木暦にとってのそれが平沢憂だ。 背中を支え道を開きこそすれ、背負うべきは彼ひとりだ。 「わかりました……ご武運を」 背中のハッチが閉じられていく。だがその前に外へ手を伸ばす小さな影があった。 「グラハム……」 力なく手を上げながら衣は膝を折る騎士を見る。視覚として見えてはいないがその操者へと届く眼差しを。 「天江衣……私を笑ってくれ。幾度となく約束を反故にし、今もまた君を置いて戦地へ赴く私を」 憂いの表情を帯び謝罪をするグラハム。その顔は今まで戦気に溢れていた男と同一とは思えない。 悔恨、無力感、諸々の負の念が伝わってくるのがわかる。 「……なにを言っているのだ」 そんな気負いは無用と切り捨てる少女の喝が一蹴する。 「国益を守り民草を守る。それが軍人というものなのだろう。 己の口でグラハムは言ったではないか。魑魅魍魎する地獄変を産み出したものどもの思惑を潰すと。 衣ひとりのみを加護することなどない。常に誰かに守られ続けなければならないほど―――衣は弱くない!」 あらん限りの力を込めた叫び。その小さな体にどうしてここまでの大音を引き出せるのか。 駆動音が生み出す雑音の中で、そのつたない叫び声が世界を彼女色に染め上げる。 至近距離で抱えていた阿良々木達は鼓膜が破れそうになる。 だが、それ以上の衝撃を受けているのは紛れもなく数メートル離れたグラハムだ。 (ああ――――――そうか) 心に根付いた闇を根こそぎ切り払うかのような叱咤を受け、グラハムの中の何かが氷解する。 自身もまた、彼女を縁(よすが)としていたのだ。 それはオアシス、砂漠に浮かぶ一滴の光。 掬い、救われ、巣くう泥を洗い流してくれた浄化の水。 「答えよ!!お前は何者だ!何を為す者だ!」 響く問い。あまりにも分かり切った、単純な答え。 だがあえてだ、あえて言わせてもらおう。 「私の名はグラハム・エーカー、 ―――市民を守るユニオンの軍人だ!!」 地響きすら静まりかねないほどに響く男の声。 天変地異さえ止めかねないほどの、それは魂の宣言だった。 「―――ならば果たすのだ。己の義務を。使命を」 「了解した。グラハム・エーカー、出る!」 友の鼓舞に柔和な微笑みを返し、今度こそ機体に呑みこまれるグラハム。 操者の心に応えるかのようにバーニアが雄叫びを上げ大空を飛び発っていく。 空を切る音を残し、残されたのは3人と1機。 やべえ、カッコイイ。 素直に阿良々木はそう思った。 何と言うか、心に残ったやりとりだ。今まで続いてきた鬱展開なんかなかったんだと思える位の清々しさだった。 一瞬とはいえ、あの姿に憧れた。 ていうか、ホントに高校生なのかこの子は。年齢と体型と精神年齢がまったく釣り合わない――― 「って天江!大丈夫かおい!」 そこで自分の腕にいる衣が以前よりなお脱力してうなだれてるのを見て慌てふためく。 考えてもみれば今の今まであわや失血死するところだったのだ。それであんな全力発声などすればすぐさま力尽きるのも自然。 ガス欠寸前の車をトップスピードで飛ばしたようなものだ。 「す……まぬ、少し憤り過ぎたようだ。だが、これ以上グラハムのあのような顔を見たくはなかったか、ら……」 「ああもう、よくやったよお前はホント……だから休んでろ、な?」 必死の激励を遂げた衣を労う。何も言わず、安心したように衣は瞳を閉じる。 事実あれでグラハムの気力はマックスを突きぬけ限界突破しただろう。今なら冗談抜きに阿修羅だろうが羅刹だろうが凌駕しそうだ。 グラハム専用ファイト一発!衣ちゃん!!偉大である。 「彼女は僕が預かります。阿良々木君は操縦桿を握ってくれ」 スザクは片手で衣を抱えてスペースを空ける。元々腕がないぶん前に乗り出す隙間はあった。 今の阿良々木の体勢はスザクの横から無理やりに阿良々木が割り込んでいる状況だ。 腕や足が絡まりそうな息苦しいが背に腹はかえられないのもまた事実。 操縦といっても機体がブレないように抑えていればいい単純な作業だ。緊張しながらもゆっくりと移動を始めていく。 閉じられた箱で唯一空けられる正面の空を見る。 薄紫色に変色していく空を茫然と眺めながら、阿良々木達は逃走を開始した。 ◇―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◇ 眠りから醒めるように、自然と意識が戻った。 とはいえ最後の眠りの前の最後の挨拶の為かと思えるほどに浅い覚醒だったが。 「……まだ生きてる」 ぽつりと呟く声は誰にも聞こえることなくかき消えていく。 夢か現か、どちらか曖昧だったが全身から発する痛みからして後者だろう。 瓦礫の山の中腹で私は倒れている。 前触れもなく起きた天変地異。地面が割れてなくなるという大惨事。 等しく陥没した土地で更に沈んだ窪みに寝転がっている状況だ。 そこよりなお深い穴からは水の流れる音がする。 そういえばここが船着き場だったことを思い出す。そこが抉れたのなら、じきに水が押し寄せてくるかもしれない。 なら、急いで逃げなければ。そう思うが体はまったく言う事を聞かない。 疲労も痛みも、この間よりは幾分余裕のあるほうだ。ここから本格的にすり潰していくというところでこの様だ。 では問題は何かと思えば、埋もれた右腕を見て納得した。 潰れてはいない。だが奇跡的に岩と岩の隙間に挟みこまれたらしく微動だにしない。 なら切ればいいとしたが、刀は右手に握っていたのを思い出す。 何か都合のいい、尖った石の破片でも近くにないか探してていると、少し離れた場所に小さなナイフが見える。 けれど私の目はそこから先、うつぶせで倒れ込む白井黒子の方に釘付けにされていた。 「……生きてるか?」 返事がない。ただの屍のようだ。 「勝手に殺さないで下さい」 顔をこちらに向きなおし返事が一拍遅れて返ってくる。 混濁して曖昧だったあの崩壊の時の記憶が甦る。 憶えてるのは、確か――― 開いた冥底に呑み込まれる鎧武者。 息を荒げながら自分の目の前に現れた少女。 そのまま自分の手を取り地割れの影響を受けない空へと跳ぶ。 だがそのまま自由落下すればひしゃげた肉塊になるしかない。転移を何度も微細に繰り返しどうにか着地できたところに第2震。 今度は手もなく奈落に落ちて、こうして今に至る。 まったく、運がいいのか悪いのか。 「そうか、よかった。また約束を破るとこだった」 赤髪の少年との刀剣と引き換えの契約。白井黒子を護れ。 責は自分にあり、彼女は悪くないという証明書。 「白々しい、言い草ですわ、ね」 途切れた声を絞り出しながら体を起こす白井。 その身が危ういことは、誰でもわかる。 「動かないほうがいい。それ以上使うと、死ぬぞ」 線が、駆け回っていた。 野太い蛇が何匹も絡みつくような死は線を越え孔と化している。 今から時間を休息に費やしても、はたして元に戻れるか。 今から時間を休息に費やしても、はたして元に戻れるか。 「そんな有様で言える立場、ですの?ほんとに、ばかなひと」 浮かべる微笑は何が起因か。嘲笑か、自嘲か。 ビデオのスロー再生みたいに、時間の流れが狂ってるかと思うほどゆっくりと腰を上げる。 すぐに力なく倒れるが、今度は四つん這いになりながらも向かってくる。 どうあっても、私を助ける気でいるらしい。 馬鹿呼ばわりされたことといい一言もの申したいのは山々だがお互い言い合う余力もないのは分かってる。 「……じゃあ、そこのナイフ持ってきてくれ。それならここから抜けられる」 視線を足元のペーパーナイフに移して拾うよう示唆する。 指示通り拾い上げ白井は近づく。程なくして、私と触れあう距離まで近づいた。 「なんで来たんだ」 白井からナイフを受け取りつつ私は言葉をかける。 ずっと疑問だったことだし、ここで聞かなければ二度と機会がないような気がした。 「あなたに守られっぱなしなんて、まっぴらごめん、ですわ」 動く力が尽きてしまったのかその場を動かぬまま白井は返答する。 「そもそもあの子はどうした。まさか放っていったのか?」 「まさか。阿良々木さんが戻ってきたので、交代しただけですわ」 単に切っては上に重なる岩が土砂崩れを起こす危険があるので慎重にやらなければいけない。 今の白井では逃げることはできない。私だけでこの穴倉を這い出るのは相当厳しいだろう。 「それに、言ったでしょう?絶対に許さない、あなたの望み通りの死に方なんてさせないと」 叫ぶ気力がないからか、白井の口調はとても静かだ。 虚ろな目でか細い声を出す姿は末期の病人に近い。 「じゃあどう生きろっていうんだ」 「それくらい自分で見つけなさい」 あっけからんと拒否される。 それだけ言っておいて答えは自分で見つけろときた。 ああ、こいつは本当に―――。 「勝手だな」 「お互い様ですわ」 簡潔に、お互いを批判をする。 なまじ静かな言葉で交わされる分滑稽だけど、笑う余裕すら惜しい。 「生憎わたくし、読心能力(サイコメトリー)なんて持ち合わせておりませんの。あなたの、他人の気持ちなんて真に理解し切ることはできませんわ」 ようやく影響のなさそうな綻びを見つけナイフを握る。意味は文脈から分からないこともないけど、急に専門用語を持ち出されても困る。 「あなたが思う以上に、あなたのことを考えてくれてる人間は多いですのよ?それを余計なお世話と捨てるのも自由ですけど―――」 元来私は人間嫌いなんだ。白井の言う通りそれは迷惑なおせっかいでしかない。 こうやって、黙ってるのをいいことに勝手に人の像を形作る。 どこか弛緩しきった空気。 それが急速に冷めていく。 「――――――」 魔法使いのように、有無を言わさず現れた黒い影を見た瞬間に。 「―――跳べっ!!」 「え―――」 私が言い切った後に、白井が言い切る前に、握られた拳が振るわれた。 「――――――!!!」 結果を知るより先に、新たな要因が式を釘づけにする。 全身に絡みつくように伸びる三重のサークル。 当然、動けない私は糸に囚われる。 「アラヤ――――――!」 敵を見る。黒衣に黒髪の女。姿が変わってるのはどうでもいい。だが、その風貌はより本来の姿を思い起こさせる。 魔術師、荒耶宋蓮。両儀式にとって最大の脅威。 在り方として許せない相手。 自分の肉体を狙って数々の手を打ち、幾つかは成果を上げ、それでも最終的にはこの手で殺した怪物。 「――――――遂に、叶う」 万感の思いが、声には籠っていた。聞く者の脳髄を鷲掴みにするような、沈んだ声。 歓喜に感じ入っているというのに、笑いを堪えきれないという声なのに、顔の表情は変わらない。 魔術師はもう目の前だ。確実に殺されるとわかっていながら、体は動かない。 全身は酷使で感覚が麻痺し、腕を繋ぎとめられ、念入りに静止の結界まで張っている。 ここまで鉄壁の壁に囲まれては、どうあろうと行動を許されない。 ゆるりと伸ばされた右腕が、首をへし折ろうと近づいていく。 「さらばだ両儀。おまえの死を以て、この螺旋(セカイ)は完結する」 冗長な言葉は無用ということか。一刻も早く自分の首を叩き落とそうとする。 指が、喉仏に触れる。 寒気が走る。絶望感は脊髄を伝って全身へと行き渡っていく。 駄目だ。 動け。私の体。何のために今まで足掻いてきた。何のために生きると決めた。 首全体に指が巻き付かれる。あとは力を込めるだけ。絞首刑に抗えるような筋力を持たない私の首は百合の花のように落ちるだろう。 答えだなんて言えるほど上等なものじゃないけど、それでも何かを見つけられたんだ。 無駄でもいい。無様で構わない。それを知るまで私は死ねない。 そんな理不尽(キセキ)が叶うわけもなく。 魔術師は、指に全ての力を送り込んだ。 ◆―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆ 「―――何故、まだ活動できる?」 心からの疑問と、その結果による焦燥を抱いた声を荒耶が上げる。 顔を動かさず、視線だけをそこに向ける。 式と荒耶の場所より少し離れた距離に倒れ込む少女。 死体にしか見えないほどに傷付いた姿でありながら、白井黒子は動いた。 疲労困憊の上で能力の過度の使用の結果、もはや黒子の中身はズタズタだ。 おそらくは意識すらも殆どない中で、この少女は荒耶を制したのだ。 不安定な筈の能力行使は正確に行われている。 「蒙昧―――まだ妨げるか抑止力……!」 嘆くその右腕には、小さなナイフが侵入している。 刺さった刃は筋に潜り込み握り締める機能を奪っていた。 腕は首に添えるだけで、そこから先の工程には決して進まなかった。 その隙を、式は決して見逃したくなかった。 荒耶の意識が緩んだ間隙に全霊を注ぎ左手を動かす。 伸ばした先は、魔術師の腕に張り付いた、銀色の玩具のようなペーパーナイフ。 逆手で掴み引き抜き、そのまま自分の右腕があるらしき所へ振り下ろした。 バターのように断ち切られた岩から右腕が解放される。手には、刀身の半分が折れた九字兼定。 破損すれば砕け散る投影の品は、最後の希望のように未だ存在を保っている。 荒耶が憎悪の目でこちらを睨む。その視線を受け止めず、式の眼は足元に下ろされる。 左のナイフを地に走る境界線に突き立てる。 いつぞやとは違い、一番内部深くに配置されてた円形が殺される。 これで体は自由に動く。問題はそもそも肉体の動力が壊れてないかだが例えそうだろうと最後まで動くなら問題なんてない。 女の胸の中心に渦巻く、落書きのような線の塊。荒耶宋蓮という“死”のカタチ。 そこに―――短剣程に短くなった刀を押し込む。 「―――たわけ!」 だが、敵も甘くない。回避は不可能と取り刀の射線上に右手を割り込ませる。 筋が断たれ武器としての用を成さないなら、盾として活用しにきた。 肉が抉れ、鉄と骨とか触れる感触が指先に伝わる。 勝機はある。冷静に荒耶は戦力比を分析していた。 式の状態は万全ではない。激戦続きで疲労はつのり、損傷を無視して行動できる刀もここにはない。 荒耶も万全でないとはいえ日本刀を持たない両儀式であれば戦闘力は荒耶が勝る。生け捕りでなく、殺す意思を以てすれば競り勝つのは己だ。 式の右手の刀は自らの右腕を犠牲にし封じている。 左の手に握られた小刀が、今度こそ胸の死を突かんと煌めく。 同時に荒耶も左腕を掲げる。転移した肉体とはいえ頭蓋を砕く程の筋力は残っている。 速度に勝るのは荒耶だ。胸にナイフが到達するより前に拳が先に届く。仮に相打ちになろうとも死を突かれてもすぐには死なない。 その間に、首が落ちた両儀の肉体を頂くのみだ。 時間が停滞する。 永遠と錯覚するほどに反射が研ぎ澄まされる。 一秒後の結末すら、もどかしい。 はやく結果を。根源を。世界の終焉を。人間の性を。私に見せてくれ。 ぶち、と繊維が切れる音がした。 ぶちぶち、と緩慢に右腕が裂かれていくのを実感する。 直視の魔眼を持たない荒耶は気づかない。気づきようのないことだ。 適合率の低い肉体に移る事で、多少なりとも己の死が濃くなっているのを。 真中の点から枝分かれするように引かれた、右腕に走る線を。 既にいちいち筋を切るにはとどまらず、滑らかに刀は荒耶の体を通っていく。 出した拳も、身を屈み回りこんだ式へは届かない。 「言ったよな、アラヤ。お前が『有る』のが我慢できないって」 横一閃に、死線が引かれる。 荒耶に背を向け、振り向かないまま魔術師の“死”を突き刺す。 最初の邂逅、二度目の死闘とも異なる確かな手ごたえ。 ぱあん、という硝子細工が砕ける音が鳴る。 幻想に編まれた刀は、その役目(ネガイ)を果たしたかのように、星の砂となって世界に溶けていった。 「―――――――――」 荒耶は何も言わない。末期の遺言もなく、それを紡ぐこともない。 口から粉のような血をとめどなく流し続ける。 永遠に解けない命題に挑む哲学者のような険しい顔を変えず、ただ立ち尽くす。 忘れていたように、地響きが再動を始めた。 窪みである式達の場所も所々がひび割れる。 そして一際大きな揺れが来た時、式の背後の地面が沈んだ。 咄嗟に飛び退き巻きこまれることはない。だが式の更に後ろに位置し、動力を壊された荒耶には成す術もない。 亡霊のような視線を式は正面から見返す。 その間に散らす感情は、なにがあったか。 ほどなくして荒耶の全身は宙に投げ出される。落ちる先は、海底よりさらに深い奈落。 世界の果てを目指した魔術師は、この世で最も深い奈落(はて)へ堕ちていく。 それが最上級の皮肉だということを誰も口にせず、荒耶宋蓮はこの世界から消失した。 【荒耶宋蓮@空の境界 死亡】 時系列順で読む Back BRAVE SAGA『未来』 Next BRAVE SAGA『希望』 投下順で読む Back BRAVE SAGA『未来』 Next BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 荒耶宗蓮 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 白井黒子 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 阿良々木暦 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 グラハム・エーカー 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 枢木スザク 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 天江衣 291 BRAVE SAGA『希望』 291 BRAVE SAGA『未来』 両儀式 291 BRAVE SAGA『希望』
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歪む世界(シチュエーション、SEEDDESTINY) デイリーワーク(シチュエーション、ガンダム00) グラハム再び(シチュエーション、ガンダム00) 歪む世界(シチュエーション、SEEDDESTINY) 前半は雑魚、後半はデストロイ5機を倒すシナリオ。数分で10万ポイント近く稼げる。 デストロイはATK強化して覚醒してコンボの溜め攻撃を当てれば即沈むのでQAを使われることもない。 デストロイにQAを使われた場合は△→○─□。 デイリーワーク(シチュエーション、ガンダム00) ダッシュして雑魚敵に近づき格闘攻撃。約1分で1万ポイント稼げる。 ダブルオーライザーが強いので、無改造でもいける。 グラハム再び(シチュエーション、ガンダム00) ブレイブ指揮官機のHPを改造する必要あり。 やることは簡単で、ひたすら射撃するだけ。移動も必要なし。 約3分(デモが長い)で1万3千ポイント位。 稼ぐ効率は悪いが、片手でできるので他のことをしながら稼げる。
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パイロットアビリティ 好戦的で勇猛果敢な性格。 格闘、射撃+2。 レベルを上げる事で効果が上昇する。 Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 LvMAX 上昇値 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 +12 必要AP - 60 60 70 70 80 80 90 90 100 習得キャラ 習得Lv ミハイル・カミンスキー ガブリエル・ラミレス・ガルシア 初期 ベルナルド・モンシア Lv5 デトローフ・コッセル ジェリド・メサ 初期 ヤザン・ゲーブル 初期 ラムサス・ハサ 初期 ダンケル・クーパー 初期 ブラン・ブルターク リョウ・ルーツ 初期 キャラ・スーン(強化) 初期 プルツー Lv18 ラカン・ダカラン コズモ・エーゲス オデロ・ヘンリーク 初期 ユカ・マイラス カテジナ・ルース Lv17 チボデー・クロケット 初期 アレンビー・ビアズリー Lv16 ドロシー・カタロニア ツバロフ セプテム 初期 オルバ・フロスト 初期 ジョゼフ・ヨット Lv18 ヤーニ・オビュス 初期 ジョン 初期 コレン・ナンダー 初期 スエッソン・ステロ ディアッカ・エルスマン(C.E.71) マユラ・ラバッツ オルガ・サブナック Lv34 クロト・ブエル Lv34 シャニ・アンドラス Lv34 スティング・オークレー(デストロイ) Lv34 ステラ・ルーシェ Lv50 ステラ・ルーシェ(デストロイ) Lv18 ユウナ・ロマ・セイラン シャムス・コーザ 初期 ミューディー・ホルクロフト Lv15 アレルヤ・ハプティズム(覚醒) Lv18 HARO Lv35 グラハム・エーカー 初期 パトリック・コーラサワー Lv34 アリー・アル・サーシェス Lv35 ミハエル・トリニティ 初期 ネーナ・トリニティ Lv18 ラナロウ・シェイド 初期 ビリー・ブレイズ Lv17