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第三学区 日は落ち、学園都市は既に夜になっていた。 セブンズホテルの最上階のスウィートルーム、プリズムルームにある大きなソファーに、雲川芹亜は深く腰かけていた。タオルで汗を拭き取り、テーブルに投げ捨てる。 ようやく、長い一日が終わる。 多くの能力者と、多くの魔術師を動員し、神を滅ぼす『戦争』は幕を閉じた。 先ほど、意思体の交換が終了し、一年前の上条当麻の肉体を『並行世界(リアルワールド)』によって無事に返還したと報告が来た。 『並行世界(リアルワールド)』作戦は成功した。 半年前から動き出していた計画に終止符を打ち、ようやく緊張から解かれた彼女は、大きな深呼吸を繰り返す。 「お疲れさま」 黒スーツを着込んだ金髪グラサンは、彼女にコーヒーを手渡した。雲川はそれを受け取り、口に含む。ミルクと砂糖が多く入っており、甘い味覚が舌を刺激する。 「…本当に忙しいのはこれからだ。既に根回しは終わっているが、経営機能を失った企業を買収し終えるまで気が抜けない。この戦争の被害を利用しない手は無いからな。 神上派閥を拡大させるためには又と無い大チャンスだ。目標値に達するかどうかは蓋を開けてみなければわからんが、戦後にアレイスターがやった買収行為。そのままそっくり真似させてもらうよ」 「ブレインは大変だにゃー」 口の周りに付いたコーヒーの泡を吹き取りながら、 「ま、やりがいはあるけど…貴様に言っておく」 「任務終了だ。「土御門元春」のふりはもう止めろ」 雲川は、眼前に立っている青年に告げる。 彼は柱の陰に隠れ、サングラスを外す。 途端、パリンと何かが割れたような音がした。 金髪が黒髪に変わり、彼の素顔は影に潜めた。 雲川芹亜の場所からでは、彼の顔が分からない。 「…上条様には、本当にお優しいのですね。貴女は」 彼女はその問いに答えなかった。 土御門元春は、既に死んでいる。 『戦争』が勃発する直前、彼は裏の世界で命を落とした。 義理の妹に告げること無く、優しい嘘をつきながら、上条当麻の腕の中で息を引き取った。 一年前の上条当麻には教えてはならない情報だった。故に、『肉体変化(メタモルフォーゼ)』の「彼」が死人の役割を担ったのだ。 「……土御門の死は、必要な犠牲だった。でなければ、ドラゴンの覚醒は…」 「私は上条様に命を救われました…こんな私にも、生きる理由と帰る居場所を与えてくれた。能力ゆえに、利用されるだけの人生でしたが、人のために尽くしたいと思ったのはこれが初めてですよ」 「…それが意中の人の為だと尚更だよ。私は総帥の悲しむ姿は、もう見たくは無いんだ……」 「貴女こそ、上条様に相応しい方だと、私は思っていますよ」 「…ありがとう」 雲川芹亜の笑顔は、恋する乙女だった。 数日後。 第七学区内で最大規模を誇る病院のとある病室。 茜色に染まる日の入りを一人占めできるという西側の個室であり、関係者の間ではいわくつきの病室だと噂されていた。 その病室とは、事あるごとに戦いに巻き込まれ、ギネス級の入退院を繰り返していた上条当麻の専用室と化してしまった病室であり、彼が入院していなくとも「上条当麻」のネームプレートを看護士が外さなかったほどだ。 彼が入院するたびに医療機材が増え、現在ではICUと遜色ない設備が整っている。それと同等に、六五インチのテレビや最新のゲーム機といった嗜好品も数多く揃っており、一般患者が多い同階の病室では一際異彩を放っていた。 「二三学区に最新鋭の兵器が非公式にあったらしくてね?被害総額は八〇〇兆円ほどだって、聞いたよ?」 「…マジですか?」 カエルのような顔をした医者は、ベッドに横たわるパジャマ姿の上条当麻に声をかけた。 テレビから流れてくる情報は、世界各地で起こった超常現象の報道ばかりで、チャンネルを切り替えても内容はほとんど変化が無い。テーブルに置かれている新聞も同様だ。 公式見解では、『樹形図の生計者(ツリーダイグラム)』の後継機である『大いなる母(マザー)』が超常現象の危険を事前に察知し、アレイスター学園長指揮の元、二三〇万人を避難させたとの事だった。だが、各学区に残る不自然な痕跡から、これは超常現象ではなく、人為的に起こされたものではないか、という話も浮上し、人々の噂が噂を呼び、報道だけではなく、ネット上でも話題を独占していた。 「これ以上、ニュースを見るかい?」 「…結構です」 リモコンを操作して、テレビの電源を切る。 コンコンと、ドアをノックする音が聞こえた。この時間に来訪する人間は一人しかいない。 「あんな可愛い子に心配をかけちゃいけないよ?」 「…すいません」 「それは美琴ちゃんに言うべきだね?」 カエルのような顔をした医者は、ドアを開ける。 彼らの予想通り、手に小箱を持って見舞いにきた御坂美琴がいた。 常盤台中学の冬服の上に、至宝院久蘭と同様の黒のマントを羽織っている。茶髪のロングヘアーに、誕生日プレゼントとして上条当麻からもらったヘアピンで前髪を留めていた。 「いつも当麻がお世話になってます」 「…いきなり何言ってんだ。母親かお前は」 「恋人よ。馬鹿」 二人のやりとりを見て、カエルのような顔をした医者は小さな溜息をつく。 「君たちの事は知ってるけど、仲が良いのもほどほどにね?分かってると思うけど、君たちはこの学園都市を代表する生徒だからね?」 「はい。十分承知しています。先生」 「美琴ちゃんからも当麻君に言っておいてくれないかな?君とは違って、ちょっと物分かりが悪いからね?」 「ちょ!?本人の目の前で、何言っちゃってくれてるんですか先生!」 「それと、彼、明日退院だから」 「シカト!?」 箱をテーブルの上に載せる。銘柄から、美琴が贔屓しているケーキ屋の名前だとすぐに分かった。御坂美琴は花瓶に生けてある花に目を通し、その隣には、一体どれほどの人が見舞いに来たのだと言うくらい、山のように積まれたフルーツの籠がある。 彼の顔は広すぎる。 御坂美琴は改めて認識した。 「額の傷は、そんなに酷いんですか?」 巻かれている包帯を見て、御坂美琴は言った。 平静な声だったが彼女は本当に彼の事が心配なのだろう、と医者は思った。人一倍向う見ずな性格をしている彼が、今まで肉体に後遺症を残さず命を落とさなかったのは、彼女のおかげだ。 そう思い、カエルのような顔をした医者はそれが杞憂であることを正直に告げた。 「治療と言うより、検査かな?目立った外傷は殆どなかったからね?」 「…そう、ですか」 御坂美琴は安心した顔で、胸を撫で下ろした。 果物で溢れかえっている籠の中から、御坂美琴はリンゴを取りだし、慣れた手つきで、リンゴの皮を果物ナイフで剥き始める。 「何だぁ?美琴。この世界の英雄、上条当麻様がかすり傷くらいでどうかなるとでも思ってたのかぁ?心配性だな。美琴は」 「…分かってるなら、ちょっとは無傷で帰ってきなさいよ!」 ザクッ!と果物ナイフをベッドに突き立てる。上条当麻の右手の人差し指と中指の間を縫うように刺さった。 「うおっ!?」 「今のは当麻君が悪いね。ちなみに破れたシーツ代は後で君に請求するから」 「マジッすか!?いじめ?これいじめですよね?なんたる不幸!」 うがー!と両手で頭を抱える少年を見て、 「今回の事は、統括理事長から聞いたよ。世界を救ってくれたことに僕からもお礼を言わせてもらう。 ありがとう。当麻君」 カエルのような顔をした医者は、深く頭を下げる。 その姿を見た二人は、少々面を食らった。 「こちらこそ…なんか、慣れないんですよね。こういうの」 上条当麻は視線を逸らし、頬をかく。何照れてんのよ、と。美琴は彼の頭を小突いた。 「あと、あしたはこっちの病院にはいないから、見送りは出来ないんだ。会う機会も少なくなるだろうから、先に言っておくよ。お大事にね」 カエル顔の医者は、ドアを閉めた。 君が患者になることは二度とないだろうから…と告げて。 「貴殿にしては、例に見ない愚策であったな」 「―――そう言うな。君に比べれば、私の謀略など子供の遊戯程度にしか見えない事は分かっている」 「なに、そう自分を蔑下するでない。長い月日を生きていた余でも、貴殿ほど存在に狂った人間は見た事が無いぞ?」 第七学区。 窓の無いビルの中で、聖人とも悪人とも、男であり女であるような人間は、緑色の手術衣を着て、弱アルカリ性培養液に満たされた巨大ビーカーの中に逆さに浮いている。 推定寿命は一七〇〇年程。 世界最高の科学者である一方で、世界最高最強の魔術師でもある、学園都市総括理事長アレイスター=クロウリーは、視線の先にいる者と会話をしていた。 「AIMといったか?『神の物質(ゴッドマター)』を地上に振りまく濃度の基準は」 「…君の予想通りだよ。 神々が存在し、神の肉体を構成する『神の物質(ゴッドマター)』を地上で満たし、『神の世界(ヴァルハラ)』と同等の土壌を築き上げるために、大量の人間に「開発」を行っていた。 『神の物質(ゴッドマター)』の残滓とはいえ、本質は『思考によって変化する物質』。 『自分だけの現実』を強めれば『副産物(のうりょく)』は出現する。故に、現実を直視する者は、『自分だけの現実』が「有り得ないモノ」もしくは「現実で不可能だ」という思考が無意識に働いていてしまい、能力は弱体化する」 「『無能力者(レベル0)』とは、身分不相応な願望を持たない現実主義者(リアリスト)というわけだな。 ゆえに、夢や希望を信じて疑わない子供を使ったのか。 すなわち、高位能力者ほど、稀有なる誇大妄想家ということになる。 …だが、余の見てきた大義を成す人間は、大抵がそういう者ばかりだったぞ? 唯の妄想家と、偉人と呼ばれる人間の違う点を挙げるとするならば、如何ようにして願望を実現できるかを理論的に考え、実行しているか否か、という点においてのみだ。 まぁ、科学も穴だらけの空論だ。現象を文字や数字に代用しなければ共通の理解を得られない人間の限界を、余は承知しているつもりだが?」 自身を『余』と名乗る者は、言葉を続けた。 「これからどうするつもりだ?アレイスター」 「――さて、どうするかね?君は、私に何を望む?」 「つまらぬことを聞くな。魔術師。心は貴殿の宝であろう?余の関することでは無い。この酔狂な街をどうしようが、貴殿の勝手ではないか…ただ、余にも守るべきモノはある。それだけだ」 「学園都市は潰さないさ…何時の間にか、この箱庭には随分と愛着が湧いてしまったからね」 「手間のかかる矮小な存在ほど、可愛いものだからな」 ククク…と、其の者は声を小さくして笑う。 アレイスター=クロウリーは告げる。 「どうだ?上条当麻。『神上(レベル7)』となった気分は?」 窓の無いビルの中で、学園都市総括理事長と対等に会話する少年。 身長は一七八センチ。 ツンツンとした黒髪。 長点上機学園の制服。 「―――っ…悪い。アレイスター。記憶の混濁が激しくて……危うくドラゴンに呑み込まれそうになってた」 頭を押さえる上条当麻が、そこにはあった。 「パーソナルリアリティを確立しろ。自我を保たないと、人間一人の思念体など、容易く飲み込んでしまうぞ。『竜王の顎(ドラゴンストライク)』から流れる情報は莫大だ。過去、未来、現在すら、区別がつかなくなってしまう」 そう、これは雲川芹亜すら知らない。 『竜王(ドラゴン)』は『上条当麻』と完全に同化した。 『The Real World Project』の最終目的はここにあったのだ。 ドラゴンは、元来から天界に存在する神ではなく、地上に存在する異端の『神』であり、その存在は「地に堕ちた天使」、すなわち『堕天使』のエイワスと酷使している。 そもそも、死の概念が無い「神」を殺すことはできない。 人が同じ過ちを繰り返すように。 神とは人の恐怖の対象であり、いずれそれが形となって、再構築される。 『幻想殺し(イマジンブレイカー)』が打ち消したのは『竜王(ドラゴン)』の破壊本能であり、肉体は残留していた。 意思体を失った世界最強の能力は、そのまま上条当麻という器に内包される。 ゆえに、『神上(レベル7)』。 神を殺し、神を越えた存在。 「神になったっていう感覚はイマイチなんだけど、人間じゃ無くなったっていう感じの方が大きいかな。 アレイスターを見てるだけで、アレイスターがどんな過去を生きてきたのかっていうことが手に取る様に理解(わか)るんだ。この防壁の構成要素も、製造過程も、粒子の一つ一つが辿った歴史も…未来も」 「私の死も理解(わか)るか?」 不老不死となった上条当麻は頷く。 「…ああ、理解(わか)る」 そっと、アレイスターは瞳を閉じた。 (自分の未来は聞かないでおこうか…)とアレイスターが言ったかどうかも定かではないが、上条当麻は彼の意思を理解した。 次に放たれる言葉すらも理解し、 「『超電磁砲(レールガン)』を選んだ理由もあるのかな?」 鼓膜が震え、上条当麻はそれが発せられた言葉だと認識する。 「…美琴と禁書目録が対立する前に、美琴を選ぶのが最良の選択だった。一歩間違えれば、インデックスが美琴の存在を抹消したり、一〇〇人を越える女たちが、公式に殺し合いを始める未来すら在った……『竜王の顎(ドラゴンストライク)』がそう教えてくれる。 そして、ドラゴンは疲れていた。 人間が繰り返す歴史に、嫌気がさしていたんだ。 人間を滅ぼしてしまいたい気持ちも、理解(わか)ってしまう…だから、ドラゴンは、俺に託したんだ。神としての役割を…」 最期に交わした言葉を上条当麻は思い出す。 『余の代わりに、永遠の時を生きよ……神浄の…討魔』 「…やはり、ドラゴンは自ら殺されたがっていたわけだな…確かに、ドラゴンの余興に付き合うという点では理解したが…あのような作戦でドラゴンを殺せる訳は無い」 上条当麻の脳内では、見た事の無いビジョンが流れ出す。 それは人がまだ言語すら知らない時代から、今現在まで辿ってきた歴史。 人は笑い、悲しみ、憎しみ、愛し、築き上げてきた世界。 上条当麻の瞳に、うっすらと涙が溜まる。 誰の為に流した涙なのか、彼自身は理解しようとしなかった。 「…これからは長い付き合いになりそうだな」 「互いに有益な関係であることを望むよ。出来れば未来永劫にね」 時すら越える『空間移動(テレポート)』の究極能力、『竜王の脚(ドラゴンソニック)』が発動する。 音も無く、影も無く、窓の無いビルから「上条当麻」は消え去った。 再び、場所はとある病室に戻る。 二日前、アレイスターと交わした言葉が何故今、頭をよぎったのだろうと上条当麻は思いながら、 「あれ?」 御坂美琴の胸に手を伸ばす。 もにゅ。 時は夕暮れ。 昼間は彼女が買ってきたショートケーキを食べながら、御坂美琴の常盤台中学での話を聞いていた。混乱に乗じて事件が多発している事や、校舎の半壊で長点上機学園は無期限の休学になっていることなど、話す話題は尽きない。 夜は『並行世界(リアルワールド)』作戦成功を祝い、学園都市最高峰の『エドワード・アレクサンデルホテル』のホールを借りて、立食パーティーが催される予定だ。 上条当麻と御坂美琴は恋人同士である。 名目上、 少年は長点上機学園高等部二年。『絶対能力者(レベル6)』第一位。『幻想殺し(イマジンブレイカー)』。 少女は常盤台中学三年。『超能力者(レベル5)』第一位。『超電磁砲(レールガン)』。 両名とも学園都市を代表する生徒であるが、それを除けば年相応の少年少女であり、格好良くなりたい、可愛くなりたい、オシャレもしたい、異性は気になるお年頃である。 個室に二人きりで、それが恋人同士になれば行動も自ずと限られてくる。 「…あっ、ん…どうしたの?」 「おっぱい大きくなった?」 「え?わかったの?服の上から?」 「ああ。俺、美琴のおっぱい大好きだからな」 「…おっぱいだけ?私は?」 「愛してる」 歯が浮くようなセリフは、ストレートなだけに絶大な効果がある。上条当麻はそれを肌身で感じていた。 彼女は当麻、と彼女は言おうとしたがそれ以上は言えなかった。 美琴の唇は塞がれてしまったからだ。 当麻の舌は美琴の口に入り込み、それを彼女も受け入れた。丹念に舌を絡め、熱いキスを交わす。 唾液に熱が加わり、それに合わせて当麻は胸を強く揉み始めた。 「ちょ…んふ、と…ちゅ、ちゅ…とうまぁ、少し痛い」 「ごめん。久しぶりだから我慢できねえ」 当麻は再び美琴の唇を貪り始め、強引に舌をねじ込ませた。そのまま彼女の体を反転させ、ベッドにゆっくり押し倒した。当麻が美琴に覆いかぶさるような体勢になる。 慣れた手つきでニットの下から手を入れて、シャツのボタンを外していく。その隙間から桃色のブラジャーを搔い潜り、素肌を貪った。 「やっぱり…大きくなってる」 「エッチ…ん、ふぬっ、あ、む、むちゅ…」 美琴の唇から口を離した当麻はフレンチキスを数回した後、頬、顎、首筋にキスをしていった。柔らかくてザラザラとした舌の感触が美琴の脳を刺激する。 「美琴」 当麻の声が下から聞こえた。彼のツンツンとした黒髪が美琴の顔に当たる。 「ん…なに?」 ボタンを外し終えた当麻はさり気無く両手を背中にまわして、美琴を抱きしめていた。本当はブラジャーのホックを外すためだったが、彼女の体温を感じた当麻は無意識的に抱擁していたのだ。 「来週の土曜まで溜めておくつもりだったが、上条さんはもう限界です」 「…だろうと思った」 美琴は当麻の髪を優しく撫でながら彼のことばを待った。 「今日はスゴイですよ?」 「あ…」 「どうしたの?」 上条当麻は周囲を見渡し、 「この部屋、カメラとか付いてないよな?」 御坂美琴は肯定した。 「あるわよ」 「マジで!?」 しかし、彼女は前髪に静電気を立てながら、不敵な笑顔で言った。 「…私がこうなることを予想してなかったと思う?」 「美琴、大っ好きだー!」 「きゃーっ!」 彼女に勢いよく襲いかかった上条当麻は、シャツを脱がせ、ブラジャーのホックをはずした。 彼の欲望は今から満たされようとしている。 「な・に・が・大好きなのかなぁ?とうまぁ?」 世界が止まった。 上条と御坂は即座に凍りついた。 「インデックスさん…人が悪いですよ。私はあと二時間ほど待ってたほうがいいと言ったんですが…ひぃ!」 「何?私に逆らう気?」 「……いえ。何でもありません」 御坂美琴はあわててシーツで上半身を隠し、おそろおそる上条当麻が振り向くと、 ブチギレ気味のインデックスと。 冷や汗をかいているアニェーゼ=サンクティスと。 現場を直視できない神裂火織がそこに佇んでいた。 「…ノックは?」 「したよ。三回も。なのに、とーまとみことちゃんはラブラブちゅっちゅっしてて気付かないんだもん」 うっ…!と黙り込む二人。 「私が気付かないと思った?匂いとかシャワーで…前からバレバレなんだよ?」 銀髪碧眼のシスターのこめかみに青筋が浮き出ている。 対処を間違えれば、『竜王の殺息(ドラゴンブレス)』が撃たれかねない、と上条の能力が教えていた。 「ご、ごほん!その、貴方とその彼女が、そ、あ…だ、男女の関係だということは知ってました、が…」 知人の情事を間近で見るのは…その、とても恥ずかしいというか…だろう。 神裂の続く言葉は分かる。 実は神裂火織とのキスが上条当麻のファーストキスだったりする。 思わぬアクシデントだったとはいえ、唇が触れあったのは確かだ。それ以来、どことなくギクシャクしていた。そんなことは死んでも美琴には言えないが、と上条は思った。 突如、 「当麻さぁぁああん!」 と、彼に跳び込むように抱きついた少女がいた。 「ごめんさない!ごめんなさぁあい!」 上条のパジャマにしがみ付き、泣きじゃくっていた。入院しているのか、所々に包帯が巻いてあり、水色のパジャマを着ている。髪はショート。二重まぶたが印象的な女の子。 「…五和」 上条当麻は腹部に柔らかい感触を感じつつも、理性を保つ。 御坂は少々を面くらったが、彼女の心情を察し、手を出さなかった。 五和は顔を上条の胸にうずめたまま、謝り続けた。 そんな彼女の髪を、優しくなでる。 「五和が謝る事は何もない。むしろ謝るのは、俺の方だ。皆にたくさん迷惑をかけちまった」 彼の言葉に、五和が顔を上げる。 瞼には涙の痕がある。一人で泣いていたのだろう、上条は思い、優しく頭を撫でながら、微笑みかけた。 彼女の顔に、徐々に生気が戻る。 そして、目つきが険しくなったと思うと。 「当麻さん…私、やっぱり諦められません」 と、告げた。 「へ?」 何かを決意した目だった。 そのまま上条当麻の顔を両手で掴むと、 「貴方が、好きですっ!」 チュッ。 五和は愛の告白と同時に、情熱的なキスをした。 「ちょっ?!」 恋人の唇が目の前で奪われ、御坂美琴は素っ頓狂な声を上げる。 『あーっ!!!』 と、インデックスやアニェーゼ、後ろに控えていた『新たなる光』のメンバーが声を上げるが、時すでに遅し。五和の大胆な行動に、神裂火織は茫然としていた。向かい側のビルから双眼鏡で覗いていた天草式十字凄教のメンバーが、「うおおおおおおっ!修羅場キタ――(゜∀゜)――!」と喝采を上げていた事には誰も気づかない。 「責任とって下さいね♪」 「何言ってんのよ!五和!というか当麻から離れろぉ!」 はっとした御坂は五和を恋人から引きはがそうとする。 こんな時でも、病院内ということで雷撃を発生しないのは流石と言うべきだろう。 「聞いたよ!とうま!五和とデ、デデ、ディープキスしただけじゃなくて、裸まで見たとか!」 その言葉にビクン!と反応した御坂美琴は、ジロリと、座った目つきで上条当麻を睨みつけた。 うーん…と、甘える声を出しながら、五和は抱きついたままだ。 上条はダラダラと冷や汗を流しはじめる。 「ねぇ…どゆこと?」 「いや、それは俺じゃなくて、ドラゴンの仕業でっ?!美琴!」 グイッ!と襟元を掴み、強い力で引っ張られる。彼女の瞳にはうっすらと涙さえ溜まっている。 少年は慌てた。 「もう許さない!私と別れるか、皆の前で最後までヤっちゃうか!どっちにする!?」 「そんなことしたら、美琴の裸が皆に見られるんだぜ?!そんなことできるか!」 「じゃあ別れるのね?!私のこと、遊びだったんだね?!当麻に私の初めてを全部あげたのに!」 「やっぱり一年前とちっとも変ってないかも!むしろ肉体関係が絡んでるからもっとサイアク!とうま!とうまにはお祈りの時間を与える余地も無いんだよっ!死刑!生きたまま噛み殺す!」 「ああっ!カオス!本当にカオスってる!もうどぅすりゃいいんだよぉぉおおお?!!」 「うわーん!当麻の馬鹿ああああああああああああ!」 ズバン! バチィ! ドガァァッ! とある病室は木端微塵に破壊された。 時刻は一九時を回っていた。 第三学区の『エドワード・アレクサンデルホテル』の三階にあるフロアを仕切って、立食パーティが行われていた。各国から名立たるシェフが集い、古今東西の料理が並べられている。 「これなに?」と物珍しそうに料理を眺めるアンジェレネもいれば、片っ端から腹に詰め込む暴食シスターもいる。総数は一〇〇〇人強と多く、畏まったフォーマルな雰囲気は無く、どちらかというと打ち上げのような賑やかな空気に包まれていた。修道服を着ている者もいれば、学園都市の制服を着ている人もおり、そこに科学と魔術の垣根など無い。力を合わせ、世界を救ったという連帯感が彼らの心を一つにしていた。「これが噂のライスケーキであるのよ?」と生ハムとチーズを包んだ餅を口に入れ、『最大主教(アークビジョップ)』が喉に詰まらせ、あたふたするステイルの姿もあった。 主役である上条当麻は会場に着くなり、多くの女性からあからさまなアプローチを受けた。 その度に、恋人の前髪はビリビリと帯電していた。 学園都市を一望できるラウンジで、会場から持ってきたオレンジジュースを飲みながら、 「…で、俺の借金はさらに増えるのでした…と」 「なに独り言を呟いてるの?友達イナイイナイ病が発症しちゃってるわけ?…まさか、お酒飲んじゃった?」 「んな訳ねーだろ。カミジョーさんは未成年ですよ?」 ツンツンのヘアスタイルでは無く、オールバックの髪型にワインレッドのネクタイに黒スーツ姿の上条当麻の隣には、白のドレスを身に纏い、化粧でその美しさに磨きがかかっている御坂美琴が立っていた。茶髪のロングヘアーにウエーブをかけ、胸元にはピンクアクアマリンゴールドのネックレスが輝いている。 「破壊されたあの医療機材、全部で六〇〇〇万円もするんだって…」 「八〇〇兆円に比べれば、大した金額じゃないでしょ?被害総額とか、既に天文学的数字だからね。でもその分、復興資金が潤っているみたいじゃない?」 「…神上派閥の組織がどんどん増えるわけだよな。ビジネスの恐ろしさを改めて身に感じてるわけですよ。経済学もすこしかじってるから」 長点上機学園でのカリキュラムは普通の高校過程と異なるが、彼のカリキュラムは雲川の助言の元、武等の他に、各国の財界人との会合も頻繁にある為、帝王学や上級社会のマナーも授業に組み込まれている。 そして、御坂美琴は常盤台中学の授業に加え、彼に並び立つに相応しい女であろうと様々な分野を学び、二人は多忙な日々を送っていた。 故に、会える機会には激しく求め合う。 口紅が付くのも厭わず、上条当麻は恋人と唇を重ねた。 「来週の土曜…覚悟しろよ?」 「それは私と遊園地に行くこと?それとも夜のこと?」 色々と特殊なカップルだが、蓋を開ければ一七歳の少年と一五歳の少女である。 「どっちもだ。馬鹿…好きだよ。美琴」 「私も。愛してる。当麻」 どちらともなく無言で見つめ合い、無言でキスをした。影が一つに重なる。欲情を満たす口付けでは無く、愛を確かめ合うような甘ったるいキスだった。唇を離し、瞳は離さないまま美琴は、 「ねぇ、当麻」 「なんだ?美琴」 「一年前に帰った当麻も、私のこと、好きになるかな?」 「ははっ…欲張りだな。美琴は」 「いいじゃない…それくらい」 一年前の自分が、どうような未来(せかい)を辿るかは分からない。 『戦争』が起こらない世界も『在』る。 近しい友が生存する世界も『在』る。 『戦争』で敗北する世界も『在』る。 自分が死んでしまう世界も『在』る。 御坂美琴を選ばない世界も『在』る。 小さな選択肢で、幾つもの多様な未来へと別れる「並行世界」。 その中で、この上条当麻は、この世界を選びとった。 後悔は無いと言えば嘘になる。 だが、この道を選んだ責任は取る。 そうやって、彼は新たなる未来(せかい)へ進んでいく。 上条当麻は全ての思いを呑みこんで、返事を待ちわびる恋人に笑顔を送った。 「ああ…何度でも、美琴のことを好きになる」 時間は、ゆっくりと流れていく。 再び、二人は甘い口付けを交わした。 夜空をほのかに彩る満月は、一つになった人影を優しく照らしていた。
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/さよなら常盤台 第2章-02 選択と集中という言葉がある。 昔、世界最大の総合製造業だったとある 優良企業の経営の神様と呼ばれたとある人物が 始めた経営手法である。 事業の核となる事業に経営資源を集中し、非中核 事業を切り捨てる手法である。 現状で、僧正クラスに対抗する火力を持たない私は、自分が 圧倒的優位に立つ 電子操作系に経営資源を集中し、この苦境を乗り切ると 決断している。 火力は・・・・当面はデンマークで遭遇したあのポンコツ (FIVE OVER *) どもを使うことで乗り切ろう。 あのポンコツどもは、火力は無双だが、電子制御である以上、 どうあがいても 私の敵じゃない。だが、あの火力があれば火力のある 存在に時間稼ぎができる。 そう火力なんて、すでにあのポンコツどもで十分なのだ。 必要な時に、あのポンコツを 利用できれば十分だ。 それに、さいわいなことにあのポンコツどもは5種類ある。 敵の相性に合わせて使いまわしができる。 そして、時間を稼げば、学園都市の最終兵器を 利用することも可能になるだろう。 さてーとサロメにはなにを使うかな? でもさ・・・本当アンチスキルも役にたたないわね。 こんなやばいヤツを放置して、まあパニックが起きても困るし しょうもないんでしょうけど。 でも、だったらコードレッドくらいだすべきよね。 だけど、情報分析に徹してよかったわ。 前にみたいにふらふら外出したらただではすまなっかたわね。 だけど、まあ知ってしまえばわりとどうにでもなりそうな相手ね。 正解正解・・私のやり方は間違っていなかったわね。 さーてとこの場合すぐそばの当麻にアパートへ駆け込むが 正解だろうけど、 それじゃ結局、つれないしな。 銀行みたいにこのマンションを壊されるのも困るしね。 そろそろ外出した方がいいかしら。ね。割と近くにきているようだし。 じゃ、監視プログラムを作動させて、外出しましょ。 21時か、寮だったら簡単には外出できない時間ね。 後5分くらいかしらね。 なんか自分が襲撃されるとわかっているときは緊張するわね。 ふふ・・まあこっちが知っていることをさとられないようにしないと。 よーし。来たわね。 電磁センサーを最高強度にして全身に張り巡らす。 美琴:そこのアンタ誰? サロメ:へえ気がついていたの。私はなん・ 美琴:悪い用事があるから付き合えないわ。 アンタみたいな「絶滅犯」には。 それとも上里さんの義理の妹のサロメのほうがいいかしら? サロメ:へえ~御坂美琴は物知りだね。ずぶずぶの上条勢力の 御坂美琴さん? じゃちょっと一緒に運動しない? 美琴:いえ。。。言い終える前に瞬間美琴はビルのてっぺんまで飛ぶ 悪いわね。今日はゆっくり考え事したいのよ。 明日にしてくれない。 サロメ:なかなかやるじゃない?じゃ だーんとサロメは、10階建てビルの屋上にいる 美琴にとびかかろうとする。 美琴は、再び ビルの上から飛び降り磁力を使って 別のビルへ移る。 これを約2分繰り返す。 (まあ逃げるだけなら2分くらい時間を稼ぐのはわけないわよ)それに・・・ そしてリモコンを操作し、あらかじめ用意しているパワードスーツへ 飛び移る。 美琴は聞こえないように一人事を言うふふふ。よしよし狙いどおり、 さーてとじゃ始めますか。 鬼ごっこは終わりよ。 さあ、始めましょうか? でもアンタもう30秒しかないわよ。 降参するなら許してあげるわよ。 へえ 甘くみていたかなあ?そこまで知っているんだ? でもさあ、そんなパワードスーツなんてさ・・ サロメが、怪力とあらゆる武具で攻撃する。だが・・・ ふふふ・・・これはね装甲が未現物質でできているのよ。 アンタの攻撃じゃ傷ひとつ つかないわよ。 さあ時間切れよどうするの。それに・・・ あんたさ・・おいかけるのに夢中で気がついていないんじゃないの。 ここは上条当麻のアパートのエントランスよ。 そして、私の頼もしい彼氏がそこにいる。 そして私は、パワードスーツから出る。 上条:おい・・御坂 大丈夫か? 美琴:上条さん・・・本当怖かった。なんとか逃げ切ったけど、 殺されると思ったわ。これが私を襲った絶滅犯サロメ。 なんか私が当麻の友人だからってしょうもない理由で殺そう としたらしいわ で上里の義理の妹らしいわ。 上条;よく逃げ切ったな。 美琴:上条さん本当こわかったわ・・ (美琴は腕にだきつくそして上目で上条を見る) 上条:本当御坂が無事でよかった。しょーがねな。 じゃオイ サロメ、一発殴るけどいいか? おまえが上里の事を思うのはいい。だからと言っ て俺のかけがえのない恋人を襲うのは筋ちがいだ。 上里も殴るけどそのまえにお前も殴るってやる は食いしばれ。サロメ お前のそんなつまらね 幻想はおれが・・・ パーン サロメは上条からとびさる。 が美琴はリモコンでパワードスーツを動かしサロメ を取り押さえる。そして・・上条の右手がサロメの意識をかる。 そして、美琴が高アンペアの電流を心臓へ流す。 ボーン、サロメは今度こそ気絶する。 美琴:上条さんありがとう、 これが生物なら1日はおきないでしょ きっちと報復できたわ。 これでもう上里の取り巻きは私を襲うことはないわね。 上条:ああ。。でもさ御坂。。 すまねな。俺が上里の横暴を放置しておまえに 迷惑をかけた。 美琴:いいのよ、当麻で。。当麻もういいでしょ? 上条:ああそうだな。美琴 おれと付き合ってくれ。 美琴:当麻 ありがとう。これからもいろいろ あるでしょうけど、私当麻だったらなんでも 堪えてみせる。これからも私を守ってね、 じゃ、当麻 またね。 ああ美琴・・またな。 美琴は、携帯アプリを操作しアンチスキルへ電話をかける。 もしもし・・・ 終わったわね。やっと。どうやら成功したわ。 これからもまだまだ問題はおきるだろう。 そして、何度も自分は死にかけるだろう。 でも今の自分は一人じゃない。 当麻と二人ならどんな苦境も耐えてみせるわ。 人生は理不尽だ。運命は過酷だ。 だけれども運命を見据え課題をひとつひとつ 解決し自分で道をきりひらくしかない。 すべてが狂った統括理事長が支配するこの町で、 さあ御坂美琴 戦うのよ。 幸福をつかむその日まで。 上条当麻 アンタの約束 アンタの覚悟見せてもらうわよ。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/さよなら常盤台
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キューポッシュ 御坂美琴/ねんどろいど 白井黒子 発売日:6月30日/2月28日 常盤台のレールガン、キューポッシュに登場! うごいてたのしい ポケットさいずのキュートなふぃぎゅあ「キューポッシュ」。 シリーズ第12弾はTVアニメ『とある科学の超電磁砲S』より、 学園都市に7人しか居ないLEVEL5 (超能力者) の1人「御坂美琴」が登場です! ここを編集 2008年10月放送開始。外伝にとある科学の超電磁砲、続編にとある魔術の禁書目録 インデックス Ⅱがある。 http //www.project-index.net/ 監督 錦織博 原作 鎌池和馬 監督補 橘秀樹 シリーズ構成 赤星政尚 イラスト 灰村キヨタカ キャラクターデザイン 田中雄一 プロップデザイン 岩瀧智 キーアニメーター 川上哲也、山下祐 銃器設定 常木志伸 動画検査 萩野信子、河野隆子、岡本弘樹、伊東葉子、西川絵奈、村上雄、佐藤宏紀、山崎真央、鷲塚誠、亀山朋子、山田香織、小松彩乃 美術監督 黒田友範 美術協力 藤井かおり 色彩設計 安藤智美 撮影監督 福世晋吾 ビジュアルアート・特殊効果 向井吉秀 編集 西山茂 編集助手 須藤瞳 音響監督 蝦名恭範 録音調整 鈴木裕幸 音響効果 長谷川卓也 録音助手 益子信重 音楽 I've sound/井内舞子 ロゴデザイン 根津典彦 アニメーション制作プロデューサー 柏田真一郎 プロデュース 川瀬浩平、松倉友二、小山直子 アニメーション制作 J.C.STAFF 脚本 赤星政尚 谷崎あきら 水上清資 西園悟 コンテ 錦織博 岩瀧智 橘秀樹 中村憲由 柳沢テツヤ 桑原智 中津環 小美野雅彦 二瓶勇一 滝川和男 大原実 杉島邦久 米たにヨシトモ 演出 錦織博 桜美かつし 橘秀樹 小林浩輔 川面真也 馬引圭 富沢和雄 ふくだのりゆき 中津環 鶴田寛 上田繁 高島大輔 川畑喬 橋本敏一 吉本毅 柳伸亮 作画監督 田中雄一 川上哲也 岩瀧智 山下祐 長谷川眞也 山崎正和 門智昭 佐野恵一 富沢和雄 吉次彩 中村直人 野村芙沙子 木本茂樹 吉田尚人 石山寛 中島美子 木下由美子 中本尚子 清水明日香 和田伸一 千葉茂 金栄範 石田慶一 佐古宗一郎 山村俊了 ■関連タイトル とある魔術の禁書目録 Blu-ray BOX〈初回限定生産サントラ付き〉 とある魔術の禁書目録 版権イラスト集 とある魔術の禁書目録 頂点決戦 特典アイテム付きビジュアルブック キューポッシュ 御坂美琴 ねんどろいど 白井黒子 ねんどろいど 御坂美琴 ベストアルバム とある魔術の楽曲目録 初回限定Blu-rayDisc付き グリフォン インデックス 1/8スケールPVC塗装済み完成品 廉価版 とある魔術の禁書目録 DVD-BOX オリジナル劇場版鑑賞前売券付き初回限定生産 フリーイング 御坂美琴 バニーVer. 1/4スケール PVC製塗装済み完成品 ペンギンパレード 神裂火織 1/8スケール PVC塗装済み完成品 カプセルQフロイライン「とある科学の超電磁砲」 Blu-ray とある魔術の禁書目録 vol.1 オリジナルサウンドトラック「とある魔術の禁書目録」 フィギュア・ホビー:とある魔術の禁書目録 原作小説 鎌池和馬/とある魔術の禁書目録 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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フラグ ランク スキル名 EV SP ST スキル説明 ★6 大当り 25 30 45 通常時 ・4R大当りに当選し、消化後STに突入する ST中 ・4R or 10R大当りに当選し、消化後STが継続する ★6 10R大当り 20 25 35 ST中限定 ・10R大当りに当選し、消化後STが継続する スタダ ランク スキル名 EV SP ST スキル説明 ★6 10R大当り×4 25 30 45 10R大当り4連+STから遊技を開始します。 ★5 10R大当り×3 30 -- 40 10R大当り3連+STから遊技を開始します。 ★5 10R大当り×2 25 -- 35 10R大当り2連+STから遊技を開始します。 ★4 10R大当り 30 10R大当り+STから遊技を開始します。 ★4 限界殺しチャンス 25 ST154回(*1)から遊技を開始します。 ★3 限界殺しチャンス 40 イベント配布スキル 倍率 ランク 倍率 回数 スキル名 EV SP ST スキル説明 ★6 6倍 80 80回転倍率UP[6倍] 25 30 45 80回転の間、大当り確率を6倍します。 ★6 12倍 40 40回転倍率UP[12倍] 25 30 45 40回転の間、大当り確率を12倍します。 ★5 5倍 60 60回転倍率UP[5倍] 35 -- 40 60回転の間、大当り確率を5倍します。 ★5 10倍 30 30回転倍率UP[10倍] 35 -- 40 30回転の間、大当り確率を10倍します。 ★4 4倍 50 50回転倍率UP[4倍] 30 50回転の間、大当り確率を4倍します。 ★4 6倍 35 35回転倍率UP[6倍] 30 35回転の間、大当り確率を6倍します。 ★3 4倍 30 30回転倍率UP[4倍] 20 30回転の間、大当り確率を4倍します。 ★3 6倍 20 20回転倍率UP[6倍] 20 20回転の間、大当り確率を6倍します。 ★2 3倍 20 20回転倍率UP[3倍] 15 20回転の間、大当り確率を3倍します。 ★2 5倍 10 10回転倍率UP[5倍] 15 10回転の間、大当り確率を5倍します。 ★7 12倍 95 95回転倍率UP[12倍] 40 95回転の間、大当り確率を12倍します。 ★7 7倍 160 160回転倍率UP[7倍] 40 160回転の間、大当り確率を7倍します。 アバター「[PRM+]御坂美琴」専用 サブ アバター名 対象役 種別 ランクアップ [PRMx]御坂美琴[PRM+]御坂美琴 差玉+ -- Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 400玉 800玉 1300玉 1800玉 2600玉 スタミナ消費量減 -- --- --- Lv.1 Lv.2 Lv.3 --- --- 2% 5% 10% 称号 称号名 効果 幻想殺し 勲章+ イベント「とある魔術の最強激突」課金者限定 超電磁砲 差玉+ イベント「とある魔術の部屋仲間」課金者限定 限界殺し 勲章+ イベント「とある魔術の必要悪の教会」課金者限定 再詠唱 差玉+ イベント「とある魔術の学園七不思議」課金者限定 スペック 型式名 Pとある魔術の禁書目録JUA 種別 ST機 大当り確率 1/319.6 → 1/99.9 確変突入率 100% ST154回(*1) ラウンド 4R or 10R 出玉 400個 or 1500個(*2) 遊タイム 通常確率800回転後(*3)時短1214回 大当り振り分け
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管理者について 人物紹介 グノン 純華 アステア 破壊神 月光 キングレオ エターナル 睡魔 轟竜 pakara 幻神 くノ一おゆき ソロ 快速 トム 御坂美琴 パーン EX うどん毛 nami 駆 柚 ギノピス DAIMAX sharp 天才 激辛 リブラ オリオン ゾアノメビウス めいげん お勧め動画一覧 お勧め動画一覧その2 お勧め動画一覧その3 お勧め動画一覧その4 音楽とか プラチナ攻略(未完成) 面白動画集 痛々しいチャット
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある底辺と頂点の禁断恋愛 最終話 学園都市の崩壊と自覚と救出 垣根帝督はベッドで寝ている上条当麻と佐天涙子を見た。 違和感だけが、彼の頭のなかでぐるぐると回っていた。佐天涙子を異常に怖がりすぎた上条と、そもそも絶対銃姫はそんな性格じゃないハズだ。 相手を悲しみながら、数十年の命に謝りながら、愛銃のショットガンで頭蓋骨を粉砕するんじゃないのか。 そもそも一度対峙してことがあった。垣根がまだレベル5になって間もない頃に、当時7歳だった絶対銃姫と。 6年前のCTRR事件に使われたCTRRの改良型を使っていた事自体おかしいことだ。 アレは軍事兵器だ。流通しているモノじゃない。 それにCTRR事件に関与している垣根と上条と佐天が同じ場所に集められた事自体、何か理由があるはずだ。 「エレティスの電子攻撃事件……確かアレは初春飾利が起こしたはずだ。絶対銃姫に初春飾利……。 音速哨戒機破壊事件に関わっている白井黒子……そして。プライムは学園都市のA級犯罪者レベルの人材ばかりか」 音速哨戒機破壊事件。学園都市製の音速哨戒機がメンテナンス中に突然爆発した事件。 怪我人は幸いでなかったが、これで音速哨戒機のモデル機は存在しなくなった。 後にテレポーターの仕業だとして処理され、白井黒子が犯人だと判断された。 エレティス電子書庫攻撃事件とは関与している所は音速哨戒機の機密データが保管されていた第3ブロックがオメガパスワードで組み替えられていたからだ。 CTRRは音速哨戒機に搭載されており、佐天涙子が関与している。 音速哨戒機……CTRR……電子書庫。御坂美琴が残した事件というのはクローンしか無い。 「超電磁砲は関係ない?……クライアントは奴……クソヤロウが」 「そうです、御坂さんは関係ありません」 「……起きてたか」 「……私のクライアントは御坂旅掛。彼女の父親で私は雇われた。初春は木原数多に。白井黒子は私が雇いました。 御坂さんは第三位が纏めているという事実が欲しかったから、選ばれた。私達は御坂さんを守るのも仕事に入っています」 「そんな簡単に喋っていいのか」 「いいですよ。………そういや垣根さんは。六年前の内乱で指揮ととってた当時の第二位、第四位がどこにいるかしってますか」 「……アメリカの有名大学。アレが、格差社会問題の深刻化だってのに呑気なものだ」 「CTRR事件って……なんだったんですか。私はほんのすこししか関わってない」 「CTRR事件。お前が使ったCTRRS(ケルステルロブレスト・スナイプ)の旧型、CTRR(カールストレップレルレスト)を当麻が乱射した事件だ。 当時のレベル5は手で触れた物質の速度を変化させる能力や、炎を操る能力だなんて溢れた能力が多かった。第四位も第二位もその部類で 運悪く音速で飛ぶ弾丸を避けたりする芸当が出来なかった。当麻と俺の幼馴染……真下桜花っていう女だ。内乱で死んじまってな。 そこに設置されてたCTRR(カールストレップレルレスト)を無断で乱射して、約130人を大怪我させて、第二位と第四位。統括理事の人間を大怪我させた。 この事件の三年後に起こった音速哨戒機破壊事件、エレティス電子書庫攻撃事件の引き金になった……。 音速哨戒機に何があるのかは知らないが、学園都市を破壊出来るだけの何かがアレば……」 垣根は唸った。しかし音速哨戒機事件など表沙汰になってはいない。 「……どうやらクライアントの中では御坂さんと――――させる事を目的にしているそうですね。今時珍しい」 その時、ガタッ!と音が鳴った。 上条当麻は佐天の呟きを聴いて、居てもたっても居られなくなった。 この学園都市を崩壊させれば、ソレは無くなるんじゃないか?そう思い予め教えてもらっていたプライムのアジトへ向かう。 その道中、上条の携帯電話が振動した。 「垣根!?」 『当麻、今の聞いたな。まぁどうでもいいが……学園都市が正式に認めやがった。超電磁砲の擬似――をな」 聞きたくなかった。絶望するだけだった。思えば、少し前から意識していたのかもしれない。 我ながら女を好きになるのが早い。 にっちもさっちもいかぬ日々に、超電磁砲こと御坂美琴が手を差し伸べてくれた。たった数週間だったが、同じ屋根の下で過ごした。 時には風呂を覗いてしまった事もあるし、着替えも。 上条は涙で顔を崩した。ぐしゃぐしゃになって、袖で涙を拭きながら走った。 今なら間に合う。これからなら止められる。 始まればどうしようもない。そんな時だった。 「お姉様の――を邪魔するつもりですか?とミサカは涙ぐんでいるあなたに問いかけます」 「……ああ、そのつもりだ!」 「そうですか、お姉様の――は明日の午後十二時から。それまでに学園都市にケリを付けて下さい。今、各地でスクールが流した情報により暴動が起きています。 さぁ、早く。現在の統括理事に降伏させるのです、とミサカは迫っている処分時間を気にしながら言います」 「……いつなんだそれ……処分って延期じゃなかったのかよ!」 「明日の午前七時」 そう言ってクローンは去っていく。様々な感情が、渦巻く。 上条当麻は簡単に絶望できる。それはそうだ。例え何かの機関が電子でも使って脳内を弄り回しているわけでもない。 心理系能力者が関与している訳でもない。六年の地獄の生活を耐え続けてきた精神が瓦解しただけだ。 クローンの殺処分、御坂美琴の――。 「畜生……」 「学園都市制圧は目の前だ」 一方通行はコーヒーを呑みながら言った。わーわー、と騒がしい広場が写っているテレビを横目で見ていた。 暴動、暴動、暴動。第二位はうまくやったということだ。 にしても、こんな展開になるとは一方通行自身思っていなかった。未定だった政略結婚が現実のモノとなり、学園都市が崩壊しかけ、そして上条当麻は死ななかった。 一番最初に殺される予定だったハズだった。 しかし、殺されること無く、ここまでやってきた。 「すげェよなァ……あ、コーヒー切れた」 * ニュースで大々的に放送された。学園都市が制圧された。統括理事会の人間は降伏し、完全に学園都市は崩壊したのだ。 しかし、まだ終わっていない。 第四位の原子崩しは賭けで失敗した事をくやみ、そして何より超電磁砲に対して憎しみが湧いた。 しかしもう第四位は無力だ。欲に負けたのだ。 * 上条当麻は走り続けた。学園都市は崩壊した。そうだ、崩壊した。 しかし戦いは終わっていない。何故なら、これから――。 『御坂美琴と一方通行の擬似政略結婚式が始まるからだ』 御坂旅掛が学園都市を巻き込んでまで行ったこの政略結婚。 学園都市にしてはレベル5同士の子はレベル5になると信じられていたからだ。それ、どこぞの人間よりも第一位の方が良かった。 政略結婚とは言っても、意味は違う。学園都市の継続の為に行われる予定だった結婚。 これがレベル5。レベル0とは違う道を歩むのが普通だった。 今までも、これからも。 しかし上条当麻は走り続けた。結婚式場の前には学園都市再建を目論む権力者が雇った兵隊が居る。 それを通り抜けるには……垣根達の協力が必要だった。 そうこれは、最後の崩壊戦争。『超電磁砲結婚式回避計画』。推進派と崩壊派がぶつかり合う―― 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある底辺と頂点の禁断恋愛
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小ネタ 新種の風邪ひいちゃったのよ 秋。食欲の秋。人々が素晴らしい秋の味覚にうなり、とあるシスターの胃袋が(季節とは関係ないが)うなり、 とある高校生が(これも季節とは関係ないが)財政難にうなる秋。 上条当麻は、2000円札も無慈悲に呑み込むあの自販機脇に立っていた。 勿論、何か呑み物を買おうと思ったわけではない。御坂美琴に呼び出されたのである。上条「…不幸だ…」美琴「何よ、そんなに私に会いたくないっての?」 どぅわっ!!と振り向いた上条が見たものは、バッチンバッチンと体から盛大に放電している御坂美琴であった。 振り向きざまにとっさに右手をかざしてしまったのは、もはや習性の域であろう。上条「…で、美琴サマはどうしてお怒りになられているわけで…?」美琴「あ、アンタが私に会うことを『不幸だ』とか言うからじゃない!」上条「あー、ソレな……」そう言って上条は、クイッと魔の自販機を指差した。美琴「? それがどうし……あ、アンタひょっとして…」上条「…そうですよ、また金を呑み込まれましたよわたくしは!!あーもう笑いたきゃ笑えよチクショー!」 これは上条の策略でもあった。きっと笑いで怒りは引っ込む。それでいい、さぁ乗ってこいビリビリ。 ここで、上条は2つの誤算に直面した。1つは、美琴が全く笑わなかったこと。もう1つは、ビリビリが全く収まらないことである。上条「あー……御坂サン?」もしかしたら今日は一日追いかけっこの日になるかもなー、と上条は考えた。 しかし、帰ってきた言葉は小さく。か細く。美琴「どうして、……こんな事になっちゃったのかな」 そして、最も予想外の言葉であった。美琴「たすけて……」上条「……御坂。何があったのか、詳しく説明しろ」 それは学園都市でも7人の超能力者とか、常盤台のレールガンとかではなく、ただ一人で震える女の子に見えた。 一陣の風が、二人の間を駆け抜ける。 二人の負けられない闘いが、始まろうとしていた。 へくちっ。美琴「…新種の風邪ひいちゃったのよ、今流行ってるやつ」ズビッ上条「なんだ、そんなことかよ…」美琴「そんなこととは何よそんなこととは!!」 まさかレベル6シフト計画か魔術サイドの攻撃か、と思っていた上条が安堵のあまり本音を漏らすと、バチィッ!と電撃が飛んだ。 しかしその電撃は、見当違いの位置へと着弾する。 新種の風邪。『自分だけの現実』の観測に干渉し、能力を制御不能に、ひどい場合は暴発させるという特殊な風邪である。 それでも大した騒ぎにもなっていないのは、その干渉度合がレベル4の上位以上でなければさほど気にならない程度であるからだ。 逆に言えば、レベル5である美琴に対する影響は大きい、ということである。常に漏電してしまうほど。上条「病院には行ったのか?」美琴「行ったわよ。そしたらあのゲコ…じゃなかった医者、コレ呑んで頑張れって」 美琴は、ゴム製の袋に入った薬を投げた。そうでもしなければ薬がビリビリ、である。 受け取った薬を見ると、「葛根湯」と書いてあった。この学園都市でも風邪には葛根湯なのか、とそのギャップに笑いそうになる。上条「で、何で風邪ごときで俺を呼んだんだ?」美琴「あー…ほら、アンタの右手って【幻想殺し】じゃない?」上条「?ああ、それがどうした?」美琴「ホラ、こんな状態じゃ自分の部屋にすら入れないじゃない?だから…」 「治るまで、あ、アンタと手でも繋いでれば大丈夫かなぁ…と」上条の負けられない闘いが、始まろうとしていた。
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暁美ほむら / /// | ト\ ___. l {_/ ! l |\ | | \\ // | |. | | | | | | \ \ _\ | | ヽロ/ | |. | | { | | i | -‐  ̄\ ヾ、| ト、 //\ //. | |ハ ; .-‐lハ | ,ィfテ示㍉}\}/ | | | ヽ」/j. | { イ'; l ヽ! ヽ| _) i/| .l| | | | ヽ\'. | \| ィfテ≧ 辷_(ン .l! | | | \\. | . Vハ l レ| | { \〉 ‘ ∧ ー′ """"" l |_| ハ , ∧ """ ' | .. , . ー ' .イ| } .. , l l≧ ......__ .. < -= | / \ . ‘ l /⌒ヾx' l、Х/ ̄ ! /// ̄ ̄ ヽ ヽ レ' { ̄ ̄ 〈 } .Y |/// \ 、. ∨ | l 厂Y ̄ ̄¨7/// ’ ..\ \ | ト、 ヽ| //〉 / l ..\ / \! | | ノ¨j / // | 1回戦 8月16日 3名中2位 敗退 1位 696票 御坂美琴@とある科学の超電磁砲OVA/とある魔術の禁書目録II 2位 585票 暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ 3位 57票 沙羅@ジュエルペット てぃんくる☆ 本ラシ【ほむほむラッシュ】22:30:00 参加29レス 有効投票17票 AA 1 一次予選3組 7月19日 171名中1位 本戦進出 1位 433票 暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ 2位 376票 イカ娘@侵略!イカ娘 3位 349票 御坂美琴@とある科学の超電磁砲OVA/とある魔術の禁書目録II 4位 299票 新垣あやせ@俺の妹がこんなに可愛いわけがない 5位 293票 御坂妹(10032番)@とある魔術の禁書目録II 6位 269票 ゲルトルート・バルクホルン@ストライクウィッチーズ2 7位 223票 阿万音鈴羽@STEINS;GATE 8位 189票 沙織・バジーナ(槇島沙織)@俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9位 174票 真鍋和@けいおん!! 10位 139票 三葉ムツミ@生徒会役員共 11位 131票 柳生十兵衛@百花繚乱サムライガールズ 12位 122票 赤城瀬菜@俺の妹がこんなに可愛いわけがない
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No.SP-020 ミサカ(Misaka) 「あなたが今日まで接してきたミサカはシリアルナンバー10032、つまりこのミサカです。」 情報 作品名 とある魔術の禁書目録 定価 3,000円(税込) 受注開始 2010年10月08日(金)04 00 受注締切 2010年12月10日(金) 発送開始 2011年05月19日 商品全高 約135mm 付属品 表情:通常顔、開口顔 手首:×11(握り手×2、開き手×2、持ち手×2、銃もち手×2、銃持ち手(角度付き)・右、支え手・左、指差し手・右) 武器:メタルイーターMX、F2000マシンガン 共通付属品(スタンド、スタンド用アーム、収納袋、di stage用カバースキン) その他:電撃エフェクト、前髪(NVゴーグル下ろし) 写真 キャラクター概要 学園都市最強の能力者「一方通行(アクセラレータ)」をレベル6へと成長させるために為に、御坂美琴の体細胞から生み出された2万体のクローン「妹達(シスターズ)」。 クローンである為に外見はオリジナルである御坂美琴に酷似しているが、その能力までは引き継がれずオリジナルに見劣りする為、他のクローン共々欠陥電気(レディオノイズ)と呼ばれている。 商品解説 電撃屋ホビー館限定アイテム第2弾。 1月発売の美琴の一部パーツ変更品で、スカートの中は設定どおり縞パンに変更されている。 劇中の設定にあわせ2万体の限定生産となっている(予約受付は既に終了)。 台座及び台座アームが通常の透明な物と違い黒い特別仕様となっている。 台座には0000一から二0000までのシリアルナンバーが印刷されたシールが貼られている(ランダム・重複なし)。 劇中登場個体に関してはhttp //www12.atwiki.jp/index-index/pages/116.htmlを参照 本商品購入をめぐるトラブル・問題はミサカ騒動まとめを参照。 購入特典として台座に印字された検体番号(シリアルナンバー)を対象に抽選で3名に『とある魔術の禁書目録』DVD-BOX[1]&[2]セットがプレゼントされる企画がある。 当選番号発表は2011年06月10日に行われ、当選番号は一00三二号、一0七七七号、一九0九0号と全て本編登場個体となっていたが、 同年06月15日に抽選ではなかったことが電撃屋公式HPで発表され、謝罪と共に新たに抽選でに0四六三四号、一一八九六号、一五七七七号が追加当選番号として発表され、 合計6名に賞品が送られることとなった。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 上条当麻 白井黒子 御坂美琴 インデックス コメント なんかページが更新されてると思ったら…そうですか何の連絡もなしに上旬→中旬に変更ですか… -- 名無しさん (2011-05-02 01 14 33) 当選発表は6月上旬です、とミサカは暗に訂正しろという意思を示しつつコメントに投稿します。 -- misaka10032 (2011-05-21 12 45 30) いや…そんなのはコメ残すより自分で修正してしまった方が早いだろうに… -- 名無しさん (2011-05-21 14 35 41) 商品はあくまで「ミサカ(妹達)」であり御坂妹と呼ばれる10032号一個体のことではないのでキャラクター概要からその記述を削除 -- 名無しさん (2011-05-22 12 31 02) 10032当った人挙手 -- 名無しさん (2011-06-05 15 22 53) DVD-BOXの当選番号…もう笑うしかないな -- 名無しさん (2011-06-10 21 11 20) 景品表示法違反じゃね?ってメール送ったら即行で再抽選しやがったよw -- 名無しさん (2011-06-15 17 28 18) ☆★☆発注時、発送間際の告知、ダブルチャンスと電撃屋のgdgdっぷりがいかんなく発揮されたなw☆★☆ -- 名無しさん (2011-06-15 18 24 47) 超電磁砲2期の影響もあってか、Amazonだとプレ値で売られてるな -- 名無しさん (2013-07-12 10 15 10) 中古屋で迎えたミサカは生きてた、よかった。 -- 名無しさん (2016-03-28 01 06 31) 名前 コメント