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Raven's Guild 傭兵斡旋業者、整備業者、アリーナ運営業者などレイヴンに関わるあらゆる者によって構成される、 レイヴン管理連合の通称。 傘下の斡旋企業が擁している(あるいはギルドそのもので管理されている)全てのレイヴンに関するデータの管理及び提供、依頼の斡旋、AC用パーツ売買の仲介などが主な業務。 全ての業務を統括する「管理会」が存在し、各企業への業務割り振りの他、傘下企業の監視を行っている。 安定した収入、一般人向けの興行、レイヴン同士の競争意識の活性化などを目的に「アリーナ」を開催。 今や一般市民にとっても最大のエンターテイメントとなっている。 なお、「管理会」の実態や中枢メンバーなどの情報は限られた人物しか知る事は許されない。 関連項目 レイヴン一覧 実働部隊
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ロクロウ・ランゲツ
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レイヴン / Raven 「嬢ちゃんハァ~イっ!(エステル「ハイ!」)胸にィ飛び込んでおいでェ~♪」「い、いやそれは・・・その別人格がだな」 「ああ、ここで死んじまうのか」「さよなら、世界中の俺のファン」 「この命を懸ける!轟け鼓動!ブラストハ~ト!! 死ぬかと思った・・・」 「おっさん行っちゃうよ? 華麗に! タ~ゲット、オン! クライシスレイン!」「キラッ☆」 「道具もうまく使わないと怪我するぜ?」 「目的は手段を正当化しねえよ、大将。」 年齢:35歳 性別:男性 身長:170cm 体重:いい男の秘密よ~♪ 職業:風来坊 声優:竹本英史 称号:うさんくさいおっさん たそがれフリーマン 帰ってきたおっさん 好物:魚料理 苦手な物:甘いもの 出身地:ファリハイド(小説より。東大陸イリキアにある、帝国の中でも高貴な命脈を持つ都市とのこと) 掴み所の無い中年、もとい『おっさん』。 「恋ノ花」「舞うが如く」など、一風変わった技を習得。 小刀や弓による広範囲攻撃を使用できる分、他の弓使いとは一線を画すか? 川´_ゝ`)<レイヴン殿の参戦も私の立場上よくないかもしれんな・・・。 よく「レイブン」と誤記されるが正しくは「レイヴン」である。お間違えなきよう。なお、「レイヴン(Raven)」とは、不吉の象徴であるオオガラスを意味し、ゲームやアニメのキャラにはよくつけられる。 ユーリの第4回~第6回人気投票1位のV3に隠れがちだが、こちらも第4回で9位、第5回で8位の成績を収めている。陰でちゃっかりベスト10入りとはおっさんらしい。ユーリ殿堂入り後の第7回では6位と、前回の14位からトップ10に復帰した一方、「ギャップが魅力的なキャラ」部門で堂々の1位を獲得した。流石おっさん! 公式シナリオブックの人気投票ではユーリの独壇場の中、担任の先生(職場の上司)にしたい人物部門で1位を獲得。川´_ゝ`)<性能面でも被っている上に、人気も上だというのか!? 余談だが、リオンとジューダスが人気投票で分けられていたが、レイヴンと<ネタバレ>は分けられているのだろうか?とはいえ<ネタバレ>は『その他・自由記載』扱いなのでそれ程の影響はないかも。 剣に変形する弓と小刀を使いこなす他、風属性術も使用。更に、「愛の快針」で全体を微回復も行える。狩人の前衛化がますます加速しそうだ。川´_ゝ`)<剣、弓、風の術・・・なにやら性能が被っているな。ちなみに、TOHのヒスイとは弓使い+風・水属性魔法+回復有り ・お風呂を率先して覗くところが被っている。 ウッドロウより弓技割合が多く、どちらかといえば後衛寄り。スタイルチェンジの有無が明暗を分ける 風水属性のインヴェルノ、風火属性のテンペストがあるので属性バリエーションは上。 ちなみに時間も止めれます 「時間よ止まれ、お代は見てのお帰り。ストップフロウ!」(PS3版では少し弱体化)川´_ゝ`;) なんだとっ!?しかし、ウッドロウと比べ操作難度は高め。が、それが上級者の意欲をそそるのだろう。 川´_ゝ`)<皆の者はもちろん私を操作しているのだろう? 魔導器は手刀あたりについていると予想されている(シシリーイベントで光る)。<ネタバレ>にも付いているが、そっちは使いすぎるとアレなので補助用&隠すために持っているのだろう。 詠唱も独創的。「風よ起これ、サッと吹いて、サッと斬れ!ウィンドカッター!」「いつも心はピンク色、喰らえ恋心!吹っ飛んじまいなぁ!」「カチカチツルツルピキピキドカァ~ン♪インヴェルノ!」「災害警報、お住まいの地域は荒れ模様!テンペスト!」等。よくこれで魔術が発動するもんだ「どっかーん!愛の祈りで大地も吹っ飛~ぶ!」「涙の海に溺れちゃえぇ~!!」「闇よりこわ~い女の沈黙っ!」なんて言っちゃう某芸術家と同レベル。 だが、1つだけかっこいい詠唱がある。「怒れ、吼えろ、螺旋の将軍!! ハヴォックゲイル!!」 今まで詠唱のない外伝シリーズでは再現されなさそうなのが残念。原作をプレイしてくださいむしろおっさんのためにも詠唱ボイスを追加するべきだと思うのだが。全員の詠唱ボイスだけでも下手したら百超えるぞ・・・それこそモブのボイスより「容量の負担」になりそうだ。 ユーリ→青年、エステル→嬢ちゃん、カロル→少年、リタ→リタっち、ラピード→ワンコ。おっさんらしい呼び方である。「フレンちゃん」「ジュディスちゃん」「パティちゃん」とかちゃん付けもある。フレンにちゃん付けって…。 パーティ内では、割とリタとのじゃれ合い(?)が多め。殴られたり燃やされたり。 水着姿の女性陣に点数をつける漢。しかし、最初に見た直後は感激のあまり立ったまま気絶・・・。パティ「エステル~」 おっさん「80点」パティ「リタ姐~」 おっさん「2点・・・」パティ「ジュディ姐~」 おっさん「2兆点・・・!」パティ「うちはある意味90点!を貰ったのじゃ♪」フレン「基準がわからない・・・!一体、何点満点だと言うんだ・・・!」ユーリ「ツッコむとこそこかよ・・・」そしてリタにボコされたのはフレン。特に何もしてないのに・・・。 PS3版で「蛍なり」、「紅の螺旋」、「エアスラスト」などが追加された。第二秘奥義は「クライシスレイン」。「ブラストハート」とは違い純粋な弓攻撃。歴代キャラのコス称号はリカルド、ヴァン(DLC)の服。リカルドコス称号による新技は「エレメンタルマスター」。ちなみに“あの傷”もしっかりと再現されてるようで・・・。2010年1月中旬には「鉄拳」から三島平八衣装のDLCも登場。 ちなみにバーサスの特典DVDに司会としてのみ出演が決定している。が、実際には場の進行の権利を殆どリグレットに奪われ、殆ど傍観者状態で終わりましたとさ。開発陣によると、レイヴンのような陣羽織っぽい服は再現が難しいらしい(他にはクレスやダオス等のマントの再現も大変だとか・・・)。なりダンXのユーリによるとミシカリタっちの絶対領域について3時間も語っていたとか…。本人はでてないけど。 めでたくRM3参戦決定。独特な動きはどこまで再現されるのだろうか。とりあえず「愛の快針」は健在のようだ。しかし、原作で言うところの強化前仕様だから全体回復できず単体、しかも女性優先回復なので瀕死の男性がいても回復してくれない。男オンリーのパーティにするしか改善策がない。 RM3に出演した際のグラフィックで装備しているのはイラストで基づいてヴァリアブル・エッジ、秘奥義は「ブラストハート」。カットインでは心臓を抑えている。「ブラストハート」は<ネタバレ>を踏まえると何の説明もなく使えるとおかしいが、他のキャラみたいにスルーされるのだろう・・・。正体についてもほのめかす程度。とりあえず「フレンの尊敬する人」「アスベルを気にかけている団長の信が篤い人」として存在はしているらしい。これについてはマリク教官かどちらかという説が流れる。 RM3ではヴェスペリア部屋に入れて貰えず、船倉で一人寂しく壁にもたれかかっている。どうしたおっさん。後からコングマンも来るよ!よ! ゼロスやスパーダと、しいなに人肌で温めてもらう作戦を考案。そりゃ部屋も追い出されるわ。 出演できたはいいが有用な術が軒並み削られ最強の術がPS3版で追加されたエアスラストどまりという有様。アブソリュート使い回しでインヴェルノとかサイクロン使い回しでハヴォックゲイルとかできただろうに。 正体不明神出鬼没軽佻浮薄馬耳東風(by 奥田孝明、シナリオライター)レイヴンがのらりくらりとした人物となったのは、自分の考えをはっきり示して行動するキャラの多いパーティの中に一人そういうタイプがいるとうまい具合に引っ掻き回したり、逆に重石になったりとしてくれるんじゃないか、と期待してのことだったらしい。シナリオチームが常々からおっさんのパーティメンバーをやってみたかったというのも兼ねあって(毎回居る気がしないでもないのだが...)、通ったとのこと。今までいたおっさんが真面目気質でおふざけの少ないキャラばかりだったので、飄々としたおっさんを入れたかった、という意味ではないかと。 RM3では甘いものが苦手なのにもかかわらず普通に甘いものを食すスキットがあったりする。原作ではデザート全てが嫌いな料理に設定されているぐらいなのになぜ?ちなみに彼の作るクレープは絶品らしい、苦手なのに絶品の理由はモテるための努力とか。 とりあえず作る方面では普通に才能はあるが、本人は甘いもの全般が苦手である。マイソロのシナリオライターは過去に「先入観を入れないためにあえて原作はプレイしないでどういう絡みをするか妄想して書いた」と発言しているのでよく知らないで書いている部分がある。 アスタリアやリンクではサブキャラとしてちょこちょこ登場していたが、アスタリアの追憶の楽園編でようやく主人公の一人となった。リンクの「碧に沈む星の灯」では囚われの身であるらしい。黒幕が「殺したら力が失われる」と言っているので生きてはいるようだが…。 レイズではリタとイベント「歪みのカレイドスコープ」にて参戦。ややこしいことにこのストーリーは9章クリア後から繋がっているので、こっちを先にプレイしていると9章ラストでちょっと混乱することになる。10月中旬、レイヴンをルームに入れているとルームに入れなくなるバグが発生した。「レイヴンが出禁になった」などと言われ、「あらぬ疑いをかけてしまった」として詫び石が配られた。 オーバーレイ魔鏡は全キャラでも上位の威力。ただし発動後に心臓を抑える。心臓を抑えた際に微弱ながら自傷ダメージも発生している。 愛の快針が女性キャラ優先なのも再現されている。なお体の性は男性は女性扱いで外見は女性は性別不明扱いで女性より優先度は落ちる。 2021/3/21にフォームチェンジが実装されたが、ベースであるレイヴンは2018/11/30にオーバーレイ魔鏡が実装されて以降追加要素がなく放置されている。 テイフェス2024の1コマ漫画「魔導士として」に登場。リタに雑用を手伝ってと頼んだが、断られた。 テイフェス2024の1コマ漫画「何が始まるのか」では「…ああさっきデュークが『紙芝居でわかる始祖の隷長」と書かれた紙持って歩いていたわよ」とリタに教わり見に行こうとした。 + ある時はギルド・『天を射る弓(アルトスク)』の幹部レイヴン、またある時はただのおっさん。しかしその正体は・・・。 ~以下ネタバレ~ その正体は「アレクセイの懐刀」と呼ばれる帝国騎士団隊長首席「シュヴァーン・オルトレイン」。恐らくヴェスペリアにおいてマイソロ3への参戦が最も期待できる男、それがシュヴァーンである。(レイヴンじゃないの?)TOVレイヴンの小説『虚空の仮面 上』に登場する「ダミュロン・アトマイス」がレイヴンの若い頃(本名)。「シュヴァーン・オルトレイン」という名前も偽名。副官として仕えていた最愛の人だったキャナリ(由来はカナリヤ)小隊長になぞらえて鳥系の名前にしているのかも。(レイヴン(Raven)は英語で「ワタリガラス」、シュヴァーン(Schwan)はドイツ語で「白鳥」)イリキア大陸にあるファリハイドの名門貴族スパルド・アトマイスの次男坊だったらしい。「放蕩息子の彼は、自分が何をしたらいいのかを見つけられないまま、なりゆきで騎士となる。だが、派遣された先の帝都ザーフィアスでも、故郷と変わらない日々を送っていた。そんなある日、ダミュロンはキャナリという女騎士と出会い、そして、あの 人魔戦争 に巻き込まれていく・・・。」とあるため、本来の性格はどちらかと言えば「レイヴン」に近いらしい。つまり「平民出身の隊長首席」というのも嘘ということになる。後付けで、「シュヴァーン」の戦歴をアレクセイが偽造し、人魔戦争時にシュヴァーンが生まれた。小説によりおっさんはさらに複雑な経歴の持ち主に・・・。というか、「平民出身の隊長首席」という肩書きを作ってカリスマ性を演出して平民からの羨望をシュヴァーンに集めさせることで正体に疑問を呈する人を減らすという名目もあったのだろう。平民出身にした主目的は広告塔。始祖の隷長の強さを知ってるアレクセイは貴族とか家柄なんかにこだわってないで、平民からも広く人員を集めて騎士団を強化しようとしていた。 フレン同様、平民からの成り上がりということでキュモールには陰口を叩かれていたが、ダミュロン=レイヴン=シュヴァーンなので貴族出身だったが勘当されたということになる。 ミルバンという不良騎士だけは営倉入りしていたため、人魔戦争に行かず生き残った。当時のダミュロンを知る数少ない人物。 レイヴンという名はドンがつけた。曰くレイヴンというのは「昔ハリーが飼ってたネズミの名前」らしい。「シュヴァーン」は初めてドンと接触した際戦闘しており、そのときドンは「素手」で石造りの天井を叩き割ったり「素手」で終始シュヴァーンを圧倒したり、顔に突きつけられた変形弓の刃を「歯」で食い止めたりと人外っぷりを発揮。大剣必要ないっすね。 『虚空の仮面』でギルドから首都への最速移動術「シュヴァーンでレイヴンの首都連行指令を出して関所で捕まる」が発表された。だから本編冒頭で牢屋にいたのね… この『虚空の仮面』はドラマCDとなるので「ダミュロン・アトマイス」としてのボイスも聞けるようになる。中の人もさぞ大変だろう。 10年前の人魔戦争で戦死したがアレクセイによって心臓魔導器(カディスブラスティア)を埋め込まれて生き返らされ、道具として使われていた。ちなみに心臓魔導器は彼自身の生命力(後のマナ)で動いている。こういった経歴があるので似たような過去を持つが自身のように抜け殻にならず生きる希望を持って魔鏡技師になったガロウズには複雑な心境の様子。 レイヴンの時も色々な人から好かれているが、シュヴァーンも部下からかなり慕われている。本人の人望もあるためか、彼がパーティに復帰した後も本人が別人と言っているのに敬語・殿で呼ばれる。フレンに至っては「シュヴァーン隊長」もしくは「レイヴン隊長」と呼び続けている(PS3版)。 ルブランにはレイヴンを名乗り続ける事を決めた後、「ただのレイヴン」と名乗った事からホントに「ただのレイヴン殿ォ!」と呼ばれる。 騎士団のナンバー2の立場でありながらギルド『天を射る弓(アルトスク)』の幹部なのはドンのスパイを行うようアレクセイに命令されているためである。アレクセイ離反時は「騎士団に残っていれば次期騎士団団長はシュヴァーン」とドレイクに目されていた。老兵の彼にしてみればフレンは若輩者、まだまだ頼りないらしいし。 秘奥義『ブラストハート』で魔導器の力を解放するが、負担がかかり心臓を押さえてしまう。ちなみにシークレット・ミッション(以下SM)の条件は「心臓を押さえているところを攻撃してダウンさせる」なんという外道なSM。しかしブラストハートの威力はエステルの第一秘奥義の次に低い。おっさん涙目。 元・死人という経緯のせいか、レイヴン時の体力は低め。一応シバルリーをつけておっさん以外女性メンバーで固めるとびっくりするほど硬くなるし体力も増える。その耐久性を利用して敵の秘奥義のあて馬にされることも。おっさん哀れ シュヴァーン時は左手で剣のみを使用、弓は使ってこない。本来弓技である「散るように」も剣で放つ。そしてこれが気絶しやすく高火力と非常に強い。何故シュヴァーンコスで剣使用にさせてくれなかたし・・・。小説によると本来は右利きだが、あえてシュヴァーンの時には左利きにしているようだ。正体バレ防止? それに加え、「風牙」「時錬爆鐘」というまいたk・・・じゃなくてアレクセイと同じ技がある。帝国騎士団に伝わる剣技?フレンは使えないことから、アレクセイとシュヴァーンのみの技? 「時錬爆鐘」をレイヴン流にアレンジした技が時雨、ウィンドカッターの剣技版が「風牙」、と一応レイヴン時にも元ネタっぽい技はあるが…。 シュヴァーン戦後に見せてくれる時雨はなんと瓦礫も一瞬で消し飛ばす超威力。まさかとは思うが、シュヴァーン戦所かレイヴンの時ですら手を抜いていた……?実力自体は手を抜いてないのだろう。本人も剣は得意じゃないと言っているし。まあ、接近戦でしかも多対一の状況で弓を使って戦うの無理があるだろう。 スキットでは「剣を振っているとすぐ息切れする」と語っている。心臓魔導器への負担も大きいようだ。しかしシュヴァーン時では無理しつつも使っている。 さらに魔術の詠唱もレイヴン時とは異なる。詳細は以下よっ!↓スタイルチェンジ3でシュヴァーンモードとかあればよかったのに・・・。レイズにて2021年3月に搭載される「フォームチェンジ」でシュヴァーンモードになれる機能が実装。「シュヴァーンを操作したい!」という人の願いが約13年越しに叶ったわけである。 箱版だと戦闘中の一人称が「私」だったがPS3版だと「俺」に変更された。イベントシーンでは一人称「俺」だから、統一された? 股間にも魔導器を持つ漢である。(でも女湯覗いただけで倒れていた)ジュディスがいろいろな意味で衝撃的だったらしい。 変形弓を使うのはキャナリの影響。金剛の乱はキャナリが「金剛」という技を使っていた影響? 特殊装備で見た目が変わったら嬉しい。そうするとリオンが仮面でジューダス化もありそうだなちなみに原作ではコス称号でカッコだけシュヴァーンにできます。 「実は、同一人物じゃなくて、レイヴンの双子の兄なのでは?」との推測もある。というか原作中に実際レイヴンが正体をごまかす為に発言する。とにかく真相を知りたければ原作をレッツプレイ。 ちなみにシュヴァーンは後に(戸籍上では)殉職したことになっている。つまり「シュヴァーン・オルトレイン」という人間は故人になっている扱い。だが、PS3版で闘技場・団体戦のチーム「ルブラン小隊」戦の所で特定の条件を満たすとなんと「シュヴァーン」として再び登場する。故人扱いになったんじゃ・・・?でも「忘れられた神殿・バクティオン」でのシュヴァーンとは違い、こちらは外見はシュヴァーンでも中身はレイヴンのままのようで・・・その理由は以下↓パティ「あっ、ジュディ姐が脱いでるのじゃ」シュヴァーン(レイヴン)「え?どこどこ?・・・って・・・ゴホン・・・俺はレイヴンではない」パティ「めんどくさいおっさんなのじゃ・・・」 このシリーズの台詞はジュディス本人を除いた全員に用意されている。パーティ内に本人がいてもお構いなし。 ED後は正体を公にして騎士団とギルドをハシゴしている。 アスタリア、リンクではネタバレ防止のためかシュヴァーンはノーボイス。秘奥義がブラストハートな時点でバレてるようなものだが…。レイズではイベント「ティル・ナ・ノーグクリスマス ~聖夜にまたたく凛々の明星~」にてなんとシュヴァーンのオーバーレイ魔鏡が登場した。まあレイズのプロフィールはかなり原作ネタバレ激しかったが…。ちなみにこれが主人公以外で初のオーバーレイ魔鏡搭載となる。 アスタリアも現在ではボイス搭載。2019年11月の虚空の仮面コラボに合わせて覚醒シュヴァーンが実装。同時期に実装されたキャナリの秘奥義である金剛と同性能の金剛を術技として放てる破格の性能である。なおこのコラボではダミュロン、ルブラン、アデコール、ボッコスも実装されたのでダミュロン・シュヴァーン・レイヴンを並び立たせたりシュヴァーン隊withアレクセイなんてパーティーを組めたりも出来る。 + おっさんの術技詠唱比較 ネタバレ含む ウィンドカッターレイヴン「風よ起これ、サッと吹いて、サッと斬れ!」 シュヴァーン「風よ斬り刻め!ウィンドカッター!」 アリーヴェデルチレイヴン「いつも心はピンク色、喰らえ恋心!吹っ飛んじまいなぁ!」 シュヴァーン「巻き起これ、春の嵐!さよならだ!」 インヴェルノレイヴン「カチカチツルツルピキピキドカ~ン♪」 シュヴァーン「受けよ、白銀の抱擁!」 ブラストハートレイヴン「この命を賭ける!轟け鼓動!ブラストハ~ト!」 シュヴァーン「この命を燃やし、敵を討つ!ブラストハート!」
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サリー・レイヴン ■二人称複数 あなた達 1回 (黒 p.293) ■三人称 あいつ 1回 (黒 p.113) ■カナ 転校生 2回 (黒 p.121 122) ■メピス・フェレス あいつ 1回 (黒 p.113) ■プリンセス・ライトニング 姫さん 1回 (黒 p.134) ライトニング 1回 (黒 p.289) ■田中愛染 ライトニング 1回 (黒 p.208) ■プシュケ・プレインス プシュケ 1回 (黒 p.289) ■カルコロ 先生 1回 (夜に翔ぶ少女達 p.14) ■その他メモ 黒 p.251 「キューティーレイヴンって名前だけ内定してて、これすごく良い名前でしょ?」
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レイヴン体操ー! レイヴン体操ー! まずは尻を後ろに突き出してー、左右に振る運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次は苦戦している新人を探してー、尻を貸す運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次はとっつきを構えてー、狙いを定めてとっつく運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次にハンドレールガンを用意してー、ヘリを撃ち落とす運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次はACに興味を持ったお友達をー、NBで調教する運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次にLRから始めた初心者にー、管理局強行偵察を勧める運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次はレイヴンズネスト本部に向かってー、縦穴を上る運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次にフロートにキャノン装備で出撃してー、水上で構えキャノンを使う運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次に要塞NK432に向かってー、リトルラプターと触れ合う運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次は初期ラジにKUJAKUとGULLを装備してー、熱管理の運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 次にテロリストの活動に協力してー、それを自分で阻止しにいく運動ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 最後にシルキーを装備してー、エネルギーの深呼吸ー! 1、2、3、4、5、6、7、8 何やってるんだ私。
https://w.atwiki.jp/sen_kiseki2/pages/124.html
クロウ・アームブラスト 後日譚の夢幻回廊でのみ使用可能。 最上特殊回復装置で幻夢鏡 蒼の騎士 を買い、アクセサリに装備する必要がある。 戦闘時のみ使用可能で、フィールド上では操作できない。 -能力値はレベルによって変動する模様。 -幻夢鏡を装備したキャラの能力値・装備・アクセサリは影響しない。(※) -Mクオーツ、及びクオーツは固定になる。(変更不可能)(※) -戦闘時のみクラフト・アタックランクが装備した幻夢鏡によって変化。 -リンクレベルは幻夢鏡を装備したキャラの数値になる。 ※フィールド上では幻夢鏡を装備したキャラのステータスが適用され、 Mクオーツ、及び各クオーツの効果が発動。 例:治癒装備時、フィールドで徐々にHPは回復する。 アタックランク 斬 突 射 剛 A A - - クラフト 名前 消費 ディレイ 性能 備考 ブレードスロー 30 攻撃(威力S):直線M(地点指定)3ターンバランスダウン 封技(100%) 崩し発生率+20% アークスラッシュ 30 魔法攻撃(威力S):円M(地点指定)駆動解除 3ターンADF-50% 崩し発生率+50% クリミナルエッジ 40 攻撃(威力S+):円L(地点指定)3ターンDEF-50%遅延+50 崩し発生率+30% 吹き飛ばし ワイルドカード 5 補助:全体 敵or味方にランダム効果 Sクラフト 名前 性能 備考 デッドリークロス 攻撃(威力4S+):直線LL(地点指定) 特殊能力 ・毎ターンCPが+10 固定Mクオーツ ・サイファー 固定アーツ ・幻夢鏡を装備しているキャラは使用できるアーツが固定されている。 名前 属性 性能 備考 フロストエッジ 水 威力A:円M 凍結(20%) ハイドロカノン 水 威力S:直線M(地点指定) クリスタルフラッド 水 威力SS:直線L(地点指定) 凍結(30%) グランシュトローム 水 威力SSS:全体 アセラス 水 単体 「戦闘不能」解除 HP大回復 サウザントノヴァ 火 威力4S:円S 炎傷(50%) スパークアロー 風 威力A:直線S(地点指定) 封技(20%) ジャッジメントボルト 風 威力SS:直線M(地点指定) 封技(50%) ブレス 風 円M HP小回復 ホーリーブレス 風 円L HP中回復 レキュリア 風 円LL 「全状態異常」解除 ソウルブラー 時 威力B+:単体 気絶(30%) クロノドライブ 時 円M 5ターンSPD+25%・MOV+50% クロノブレイク 時 円M 5ターンSPD-25% 遅延+15 クロノバースト 時 自己 「2回連続行動」 デモンサイズ 時 威力A+:円M 即死(30%) グリムバタフライ 時 威力SS+:円LL 悪夢(50%) シャドーアポクリフ 時 威力SSS+:円L HP吸収(与ダメージの5%HP回復) ファントムフォビア 幻 威力SS+:円LL ランダム能力低下 リンクアビリティ 名前 レベル リンクアタック 1 止めの一撃 2 クイックチャージ 3 反撃 4 ラッシュⅡ 5 クイックチャージⅡ 6 オーバーライズⅡ 7
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作者:◆kyDarrQvYuzS 【序】 【1前】 【1後】 【2前】 【2後】 「一話 ヘイヴンの日常はかく危なき(後)」 猫耳少女は人を超越した跳躍で店の柱に飛びつくと酒場の二階へと移動した。指の中でコインが弾丸のように弾かれ、敵に殺到する。 網走はしかし、全てを見切り身を反らせ、地を蹴り横っ跳びに転がり、すぐさま矢を番え、能力で貫通力を持たせ射出。赤毛の少女は身を低くしてかわした。 コインが爆ぜる。酒場の床に大穴を空け、さらに巻き添えを食らった柱を半ばから食い破り、炭化させて粉塵とし。 客が恐怖で慄き逃げる中、少女が二階の手すりに上がり、網走が和弓に矢を番え視線で貫くように見て。西部劇の撃ち合いより尚お熱い戦いの痕跡はあちらこちらに。 「埒が明かないとはまさにこのことにゃ?」 「では隙を見せてください。完膚無きままに、殺します」 「ゴメンだにゃぁ、ボクが生きてお前が死ぬにゃ!」 猫耳付きのフードが一瞬盛り上がった。 赤毛少女が両足を活用して、二階から一階に跳ぶ。両腕の、何人もの人間を残忍に食い破ってきた銀両刃付き籠手を交差させるように力を貯め、相手を殺害せんと。 網走、番えた矢とは別にもう一本無理やり番えれば、やや角度を違え、二本同時に放ち、和弓を隅に放り投げた。 刃付き籠手の刃全てが発射された。それは少女の操作により、二本矢を爆発能力を使わずに叩き落とす。そして、少女は地面に両手両足を付け、獣のように、抜剣した網走に切りかかった。 余りの急負荷に少女の靴が摩擦により白煙を吐いた。 赤毛の残像を残し、接近。 「ニャ!!」 目にも止まらぬ九連撃。 左右、踊るように繰り出されるコンビネーションアタック。顔喉関節に刃が振られ、しかし、その全てをカーボン製サーベルに阻まれてしまう。 「速いッ」 網走は少女の素早さに心の中で舌打ちしつつも、その攻撃が速度による蹂躙のみを目的にしていると見抜いていた。 超速度により敵の対処を困難にさせ、急所に一撃を食らわすそれは、一般的な少女がなすような生温い考え方や育ち方をしていないことを暗に示して。 大ぶりな横薙ぎで少女をいなし、さっと距離をとって一拍、すぐさま斬りかかる。 能力『貫通』は飛び道具の時に真価を発揮するのであって、この少女相手では精々籠手の防御を皆無にする程度の効果しか現さない。分厚い装甲服ならよかったのだが。 一方の少女も『爆発』能力を十分に生かせずにいた。接近戦では能力を満足に生かせず、「配置」も敵の攻撃により一向に進まない。だから今は攻めるのみであった。 「遅いんだにゃ!」 「何をこれしき!」 網走の、フェンシングを原型にする動きに近接格闘を取り入れた剣術は、少女の素早き攻撃を紙一重で逸らし、そして紙一重のところで攻撃を与えられない。少女は両腕の籠手で受け止め、能力で貫通されないように突きを斬に変えるように流していて。 頭部へ突き出した一撃を、銀に光る刃が受け止め角度を変えることで噛む。刃が複数並んでいたことによる利点が、今出た。 冷静な網走に初めて焦りが生まれた。 「チッ!」 舌打ち、思考をさらに高速化。 距離が近接から超至近距離へ。 「ニ゛ャッ!?」 網走は頭を引き、額を鈍器として使用することに決めた。少女の頭に脳天一つ分の重量が襲撃する。鈍い音がした。 少女は片腕で網走の首か頭をかき切ろうとしたが、まさかの頭突きによろけ、腹部に盛大にめり込んだ膝に、二階に上がる階段に背をぶつけるほど飛ばされた。 更に追撃を加えるため、網走が駆けた。 少女が斬りそこなった首の代わりに黒髪が数十本ほどぱらぱら宙に舞う。 赤毛の少女は腹と背の心配をすることも許されず、階段に中途半端に寝たままの防戦を強いられる。 ここぞとばかりに、網走はサーベルによる攻撃を熾烈にして、目の前の敵を排除せんとする。カタールタイプの弱点である射程の無さ故、少女は防御するしかなかった。 攻撃と攻撃が絡むたびに火花が散り、酷い有様の酒場に戦闘音が反響して消えていく。 「くぅうううッ……!」 「このままくたばりなさい!」 矢継ぎ早に言葉を交わす。余裕があるわけではない、理性も本能もヤメロと語っているが、しゃべりたかっただけ。殺し合いしながら話す感覚は当事者にしか理解できまい。 カーボン製の刃を、銀製の爪が受け止める。貫通させないよう、両腕を活用して挟み、その結果引きもできない押しもできない拮抗状態がここに生まれることになった。 網走が体重と腕力で押し込み少女の頭に穴を穿たんとするものの、少女の細腕から出力される剛力が相殺する。下に寝転ぶ少女に網走が覆いかぶさるような格好。 少女の頭あと数cmのところでサーベルはピクピクと震えて頑に動かない。 「死ね!」 「それは明らかに悪役のセリフにゃ!」 「やかましい、殺されたほうが悪なんですっ」 「あぁ、そうかにゃ! お前の体なんて要らないにゃ! 頭を中から吹っ飛ばしてやるにゃああ!!」 「不可能ですからそれは!!」 二人して喉も枯れよと声を浴びせ合う、その時だった。酒場から少し離れて見物していた野次馬たちがどよめき、するすると退散し始めたのだ。 何故か。 理由はたった一つ。 ヘイヴンで力を存分に振るうことを許された武装集団――実働軍がやってきたからであった。黒塗りのバンが通りに数台停車すると、中から装甲化された服と大口径銃を装備した男たちがどやどやと現れ、酒場の前で並ぶ。 そして、銃を構えて撃鉄を起こした。 赤毛の少女のファンシーな服のフードの横から、猫の耳がぴょんと飛び出ると、犬が匂いを嗅ぐようにぐっと持ち上がった。 少女は気がついた。網走も気がついた。 さっと振り返れば、黒の集団がこちらに銃口を向けているのがはっきりと見えた。 二人はほぼ同時に言った。 「……殺し合いは」 「お預けにゃ!」 網走はサーベルを引き鞘に収めると部屋の隅にある和弓を引っ掴み、裏口に駆けだした。少女はそれを遥かに超える速度で裏口から逃走。 幸いなことに裏口に敵はいなかった。空気は涼しかったが、銃で狙われているという事実が網走の皮膚をちりちりと焦がす。 少女は壁伝いに跳躍すれば、あっという間に建物から建物に跳び移り見えなくなっていく。 「跳べるなら跳んだほうがいいにゃ♪」 何やら楽しげな少女の声が、小さくなりつつも網走の鼓膜を叩いた。 少女の夜の能力は爆発。そして、跳べるならという言葉と、脱出中という状況。そのほかの要素を合成して考えていけば、分かる。 そう、これから導き出される結論は一つだけ――。 「爆破ですか!?」 裏口の扉から飛び出た刹那、能力が作動した。 爆発。 地鳴り起こす大爆発が酒場を木っ端微塵にせしめ、衝撃が背中を突き飛ばし地面を転がり、やっと止まった。大音量により聴覚がキーンと耳鳴りを知覚して。 天井が吹き飛んだことで、焼けた木片が黒煙と白煙を曳きながら四方八方いくつも夜空に上がった。 暗黒の空よりずっと鈍重な黒い煙が真上に上がり、星の顔を隠す。 「……店主は可哀想ですが、まぁいいとしましょう」 網走はあと少しで崩落に巻き込まれていたことを自覚して溜息をつき立ち上がれば、ややよろめきながらその場を後にした。 ▲ ▼ ▲ ▼ ▲ 妙な連中の追跡をかわし、実働軍のヘリコプターの照明から辛くも逃れた網走は、疲労していることを感じさせぬ軽快な歩調で現在の住処へと急いでいた。 準スラムと言われてもあぁそうかと納得できる建物並ぶ一軒の家の玄関前に行くと、ローブを脱ぎつつ合鍵を錠前に差し込み回す。ガチャ。やや抵抗もみせつつも扉は開かれた。 今日の仕事は成功した。途中で妙な少女に襲撃されたが、生き残れたのだから間違いなく成功の部類なのだ。ちなみに報酬はポケットにある。 だが実働軍に姿を見られたのは失敗だった。彼らはこのヘイヴンの実力者であり、また統治者の片割れのような存在なのだ、目立ったのはいけなかった。 失敗を反省し次回に繋げる好ましい思考をしていたところ、部屋の中からギルバートらしきそれと違うもう一つの気配を感じ取った。 その気配は、こちらに気が付き何かしらのことをしているのがなんとなくわかった。 サーベルを引き抜き、いつ来てもいいように身構えると足音を殺してじりじりと部屋の中に身を沈めていく。懐から拳銃を抜き安全装置を解除。銃声は立てたくないが、緊急時なのでやむを得ない。 壁に背をつけ移動、そしてさっと飛び出るとサーベルの切っ先を突き出し拳銃の引き金に指を這わせた。 「手を挙げ…………?」 もし武器を持っていれば発砲するなり斬りかかるなりしただろう。 もし能力の発動が認められれば、こちらも能力で潰しにかかっただろう。 では、例えばその相手が身長低めの青年で、武器として 大 根 を握っていたら、どうすればいいのだろう。 その青年は、半裸で女性体のギルバートをソファーに寝かせていて、こちらに大根を構えてこちらに威嚇してきている。 網走は武器を持ったまま閉口した。 一方青年は大真面目な顔で怒鳴った。 「てめぇ誰だ!」 それはこっちのセリフだと網走は言いたかったが面倒なので止めておいた。 また一悶着ありそうだった。 【次回に続く】 登場キャラクター 網走鋭利 ギルバート=ターナー 霧裂=ルロー 岬陽太 上へ
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スケアクロウ 作品:スケアクロウ 原題:The Scarecrow (2009) 作者:マイクル・コナリー Michael Connelly 訳者:古沢嘉通 発行:講談社文庫 2013.2.15 初版 価格:各\830 敏腕記者ジャック・マカヴォイ。そう、『ザ・ポエット』以来、13年ぶりの登場である。パートナーとして組んでゆくヒロインは、他シリーズも含め、すっかりお馴染みになった感のある美貌のFBI捜査官レイチェル・ウォリング。これも『ザ・ポエット』のオリジナル・コンビそのままである。『ザ・ポエット』当時は、コナリーもハリー・ボッシュシリーズを4作書き上げたばかりで、ノンシリーズでは、これが初の作品となった。強烈な個性と一匹狼ぶりを発揮する正統派ヒーロー刑事(デカ)のボッシュこそがコナリーとのイメージが強かった中で、純然たるノン・シリーズの単発ものとして、『ザ・ポエット』はびっくりするほど面白く、コナリーとしては珍しく、サイコパスのシリアル・キラー・サイドの視点でも描かれるクライム・ミステリーとして、とても劇的なインパクトを持った作品であった。 その後、マカヴォイもウォリングも、シリーズ作品内にちょくちょく顔を出すようになり、彼らの主人公作品はしばらく書かれなかったものの、二人の存在感は作を増すごとに強くなっていった気がする。少なくともコナリー読者は、これらの人物のシリーズ間クロスオーバーを、作者からのサービスとして好意的に受け取ってきたことだろう。 本書は、マカヴォイが久々の登場にも関わらずいきなりリストラを言い渡される、いささか衝撃的なシーンで幕を開ける。『ザ・ポエット』当時、マカヴォイが在籍していたロッキー・マウンテン・ニューズ紙は既に倒産してなくなっており、現在のロサンジェルス・タイムズ紙も経営難に陥り、優秀な人材であっても給料の高い人間たち100人程を解雇しなければならないという空前の苦境に陥っていた。マイクル・コナリーが作家になる前に記者として腕を磨いていたロサンジェルス・タイムズ紙の現在の状況が、どうやらこの作品を書こうという強いモチーフとなったらしく、そのあたりの事情は、巻末の作者インタビューや、作家・真山仁のアメリカ・ジャーナリズムについて省察された解説に詳しい。むしろいつも以上に、解説やあとがきの部分が手厚く編集されていると言っていい。同じく活字と紙を媒介とする出版社にとっても他人事ではないだろう。 ニュースの場が(小説の場も、だが)Webサイトに移動し、紙ベースでの需要が急速に減ったいわばメディア革命とも言うべきインターネットの功罪、による新聞社の危機は、何もアメリカだけに始まったことではないらしく、日本でも同様に各社予断を許さぬ状況であるようだ。しかし、紙ベースでは印刷完了の朝を待って飛び出す驚きの記事であれ、一時間ごとに更新されるWebニュースでは即座に発信されてしまい、実質上スクープ記事が消え失せることや、しっかりと意志を持った各新聞社が社会に発信する方針・意見・提言などによるそれぞれの個性なども失われようとしている現在のメディア危機の状況を、コナリーは嘆いているに違いない。国が誤った方向に社会を導こうとしたり、政府や他組織が暴走しようとするときにそれらを黙認せず正義と公正の社会的番人のような役割を果たすという、新聞社の誇り高き編集室の使命感が、今は、退職者の空席だらけのデスクを歯欠け状態のように連ねた、空疎で中身のないスペースにまで落ちぶれている、そんな状態がマカヴォイの眼には映っている。突然降って湧いたような個人の苦境、会社の落魄から、今ある事件を探りマカヴォイは逆転を狙う。 さてこの作品もまた、『ザ・ポエット』と同じく犯人側からの視点での章が頻繁に挿入される。インターネットのサーバー・メンテナンスとセキュリティとを請け負う会社のサーバー集積室を農場(ファーム)とみなし、そこの番人である案山子、即ちスケアクロウが、電子の世界を縦横に活用しては陰惨な事件を演出するという犯罪を扱った本書では、スケアクロウそのものが最も不気味な犯人像と評価されるほど手ごわく、その動きや犯罪のやり方も予想外である。いわゆる捜査側を電子的に監視したり、生活に影響を与えたりすることができる。ここまで我々の生活はネットに依存しているかと思うほど、最初のマカヴォイの恐怖と混乱は印象的だ。ネタバレにならぬよう書く事は不可能なので、本書がネット犯罪プラス・シリアル・キラーものであるとだけ、端的に言っておこう。 マカヴォイ&ウォリングのコンビとスケアクロウとの知略の対決が全面的に見ものなのだが、マカヴォイのみならず、職場での経歴を危機に晒してしまうウォリングの人生の転換点という点についても、とても興味のあるサブストーリーとなっている。無論、ハリー・ボッシュ・シリーズでも深く関わっていた彼女の恋愛人生という面においても。主人公たちの公私ともにストーリーの中にしっかりと取り込み、大胆にアップテンポに展開するスリリング極まりない今作は、ツイストまたツイストと、極上のひねりに満ちた傑作となっている。『ザ・ポエット』を敢えて先に読まずとも、この一作単体で充分にコナリー・ファンをまたも獲得してしまいそうな気配に満ちた、重厚な、いわば一発の銃弾のような物語なのである。 (2013.05.10)
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ハクロウ(伯労) 中国神話に登場する神鳥。
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クロウリー クトゥルー神話に登場する人物。 守護天使エイワスの声を聞き、法の書を筆記した。 別名: アレイスタークロウリー (アレイスター・クロウリー)