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「修正依頼」が出ています。評価点を追記できる方はご協力をお願いします。 クレイジー・クライマー2 【くれいじーくらいまーつー】 ジャンル アクション 対応機種 アーケード 発売・開発元 日本物産 稼働開始日 1988年 レーティング CERO B(12才以上対象)※アーケードアーカイブス版より付加 配信 アーケードアーカイブス【PS4】2015年2月26日/838円(税込)【Switch】2020年5月28日/838円(税込) 判定 なし 概要 システム 問題点 総評 移植 概要 『クレイジー・クライマー』の続編と言うべき後継作。 もともとストーリーの存在しないクレイジークライマーの続編なだけあって、本作もストーリーは存在しない。 ただし、舞台はアメリカに絞られているかのような構成になっている。 また、前作とは異なり、本作は全6面構成の1周エンドになった。 システム 過去作同様、入力デバイスはレバー二本。右レバーで主人公の右腕を、左レバーで主人公の左腕を操作し、ビルの窓サッシをつかんで登っていく。 屋上に出現するヘリにつかまるとステージクリア。途中、妨害されて落下すると1ミスになり、残機を1つ失う。 ヘリを掴み損ねて逃げられたり、ボーナス得点が初期値の半分になると登頂失敗となる(これもクリアとして扱われるがボーナス得点は得られない)。後者の場合、画面横から高速でヘリが飛来して主人公を連れ去ってしまう。 右レバーを上に上げると右腕を上げ、左レバーを上に上げると左上を上げ、体はニュートラルの状態に戻る。もう一度右腕、左腕を上げれば主人公は1段ずつ登っていくことが出来る。 ある程度のリズムをもってしっかりと掴まないと正しく登れない。操作が速すぎると手を滑らせて落下することも。 ビルを登る主人公をさまざまなものが妨害してくる。 窓サッシ 窓は時間経過により開いたり閉じたりする。閉じていると窓をつかむことが出来ないため、そこをつかむ事ができず落下してしまう。 落下物 落下物は植木鉢・瓶・鉄骨・鉄アレイとさまざまなものがある。これらに接触した際、両腕が掴まっている状態では姿勢が崩れ片腕が開いた状態になり、片腕が開いている状態だと落下してしまう。 本作ではステージによって落下物が異なる。序盤は家電や植木鉢など普通(?)なものだが、ステージが進行すると中・大型の楽器や美術品が落下してくる。 落下物は窓から出現する住民が投擲している姿が描写されている。 中にはバケツの水を掛ける者までおり、これを被ってしまうと一定時間身動きが取れなくなる。 看板 上階から落ちてくる巨大看板に接触すると条件問わず落下する。 ゴリラ 道中、巨大なゴリラが出現。ゴリラに殴られると無条件で落下する。登場中のBGMは前作が「ピンクパンサーのテーマ」そのものだったのが、今作では「それっぽくアレンジしたあくまで別物な曲」になっている。 本作ではゴリラは下方から登ってくる事もあり、このときのゴリラに触れても落下する。 さらにはレンガを投げつけてくる、屋上で待ち構えて邪魔をしたりと非常にアグレッシブな妨害をしてくる。 鳥 鳥が出現し糞を落としてくる。糞は落下物と同じ扱いだが、鳥は一定時間画面上を周回する。 なお、出現時のBGMは前作と異なり、アンデスの民族音楽である「コンドルは飛んでいく」をもじった曲になっている。 ステージギミック ステージによってさまざまなギミックが出現し邪魔をしてくる。 移動する洗濯物、ジェットコースター、果ては銃撃する戦闘機まで(*1)。 道中、窓から女の子が出現。接触するとボーナススコアがもらえる。また、1段登るごとに加算される点数(*2)もアップするが、プレイヤーミスで落下した場合はラウンドで規定されている初期の点数(*3)に戻る。 窓サッシの他に、ポールを掴んで登ることもできる。ポールにしがみついている状態では常に両手が掴まっている扱いとなるので障害物に接触してもミスにならない。 この状態で障害物に接触すると姿勢が崩れる代わりにポールの最下部まで滑り落ちる。ポールに掴まっていれば姿勢が崩れることはないので安全ではあるが、その分エリア突破が難しくなっている。ただし、この状態で時間切れ(ヘリに連れ去られて強制的に次ステージに連れて行かれる)を待つ攻略法もある。時間切れがあるので永パは成立しない。 2面以降の屋上の少し手前辺りにくると風船が飛来してくる、前作同様、掴まれば主人公をある程度上昇させてくれる。また、風船に掴まると落下物を無視できるので一部のステージではこれを利用した攻略も必要となる。 問題点 数々のギミックが多いのはいいがその分即死トラップが多く、難易度が高い。 絶えず何かしらのギミックが画面上に現れているが、言い換えればそれは常に画面上に死ぬ可能性が表示されていると言うことでもある。 前作同様、ミスをするとそのエリアにあるギミックは基本的に消えるが、ミスで消せないギミックも存在する。 変化が豊富で飽きは来ないが、一向に先に進めない。 総評 誰でも簡単に遊べる、お手軽で楽しくも他に類を見ないゲームであったクレイジー・クライマーの続編だが、クレイジー・クライマー最大の魅力である「誰でも体感的に遊べる」部分が欠落してしまっている。別段「狂気の難易度」と言うほどではないのだが、そもそもクレイジー・クライマーが他に類を見ないシステムであったため、同系統ゲームで腕を鍛える事が困難であり、前作が出回り(保存)に難があった(*4)事、更には前作から8年もの間が開いていた事もあって、難易度調整を間違えたとしか言いようが無い。 前作のネームバリューもあり、今作の出回りが極端に悪かったわけではないが、『テラクレスタ』などと比べれば少なかったためかニチブツ作品の中ではややレアゲー寄りになっている。 本作の不評を切っ掛けに、クレイジー・クライマーシリーズはアーケードから撤退する事となり、次のシリーズ作までまた再び長い間が空く事になった。メーカー自体も事業停止後消息不明だったが、2014年に全権利がハムスターに譲渡されているので現状はアーケードアーカイブスのような旧作復刻にとどまっている。 移植 X68000(1993年8月27日 電波新聞社) 「ビデオゲームアンソロジーシリーズ」の第5弾として発売。前作とカップリングで収録されており、内容に関してもほぼ完全移植されている。 このソフトの前に発売された『ビデオゲームアンソロジー vol.4 リブルラブル』に同梱されていた専用十字パッド(*5)に対応している唯一のソフトでもある。 「ビデオゲームアンソロジーシリーズ」の第1弾である『テラクレスタ/ムーンクレスタ』同様、「ディスクを挿入した本体FDDのドライブ番号で起動するゲームを決める」仕様となっている。 プレイステーション4(2015年2月26日 ハムスター) Nintendo Switch(2020年5月28日 ハムスター) 現在、ニチブツ作品の全権利を保有しているハムスターから「アーケードアーカイブスシリーズ」としてDL配信されている。 前作『クレイジー・クライマー』も同シリーズで別途配信されている。 PS4はパッドのアナログスティックでの操作のみに対応となっているため、ジョイスティック2本を繋いでのプレイには非対応。(*6)
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CRAZY CLIMBER 2 機種:AC, X68k, PS4, NS 作曲者:吉田健志、藤原悟 開発・発売元:日本物産 発売日:1988年10月 (AC)、1993年8月27日 (X68k)、2015年2月26日 (PS4)、2020年5月28日 (NS) 概要 ビルをよじ登っていく大ヒット縦スクロールアクションゲーム『クレイジー・クライマー』の続編。グラフィックやギミックが大幅にパワーアップ。 元々窓から鉄骨を投げる住人がいるような世界観なので、曲はほぼ全てが軽快。シリアスとは無縁である。 ゲーム内の看板にはコカ・コーラ、ソニー、JALなどの広告が登場するが、各メーカーの許諾無しに登場させている。 作曲は同社おなじみの吉田健志氏と、一部の曲を藤原悟氏が担当している。 音楽好きのプログラマーだった藤原氏が担当した楽曲には、アセンブラにより発音タイミングを同期したサンプリング音が乗る。 藤原氏はこれを「遊びでやってみた」とのこだが、吉田氏の反応が良かったためそのまま採用になったという。 収録曲 曲名 (英) 曲名 (和) 作・編曲者 補足 順位 COIN コイン 吉田健志 START スタート 実際のデータは「SAMBA DE RAM」に繋がっている SAMBA DE RAM (BGM 1) サンバ・デ・ラム (BGM 1) ROUND 1, 3, 5 第2回マイナーレトロ159位 GORILLA ゴリラ START AGAIN 再スタート ROUND 2以降のROUNDスタートでも使用 MAMBO DE RAM (BGM 2) マンボ・デ・ラム (BGM 2) ROUND 2, 4, 6 第2回アーケード271位 CONDOR コンドル CLEAR 1 クリア 1 藤原悟 ROUND 1, 3, 4, 6クリア CLAVIAN NIGHT (BGM未使用曲) クラビアン・ナイト (BGM未使用曲) 吉田健志 未使用曲 BALOON バルーン CLEAR 2 クリア 2 藤原悟 ROUND 2, 5クリア ENDING エンディング 吉田健志 CONGRATULATIONS!~THE END NAME ENTRY ネームエントリー PUT YOUR NAME! GAME OVER ゲームオーバー 非オールクリア時GAME・OVER CONTINUE コンティニュー 藤原悟 非オールクリア時GAME・OVER(、ネームエントリー)後CONTINUE サウンドトラック G.S.M. 1500 SERIES アームドF/クレイジークライマー2
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アーケードアーカイブス クレイジー・クライマー2 アーケード 固定・多方向スク 固定画面縦スクロール プレイ人数× 1 ~ 2 838円(税込)80.0MB 2本レバーが帰って来た!究極の操作法を駆使し、超高層ビルを征服しろ!! 「クレイジー・クライマー2」は1988年に日本物産から発売されたアクションゲームです。 人気を博した前作「クレイジー・クライマー」の、知る人ぞ知る続編となります。 舞台をアメリカに移し、更にパワーアップしたトラップやおじゃまキャラクター達の妨害を退けつつビルの登頂に挑みます。 「アーケードアーカイブス」シリーズは、アーケードゲームの名作を忠実に再現することをコンセプトに開発をしています。 ゲームの難易度などの様々なゲーム設定を変更したり、当時のブラウン管テレビの雰囲気を再現することもできます。 またオンラインランキングで世界中のプレイヤーとスコアを競ったりすることもできます。 一時代を築いた名作をぜひお楽しみください。 お知らせ ※本タイトルは、アーケードスティックに非対応となりますのでご了承ください。 ※本作のゲーム本編は日本版のROMのみ収録しています。 オプションメニューやマニュアルは、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に対応しています。 メーカー ハムスター 配信日 2020年5月28日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 ~ 2 対応言語 日本語, 英語, スペイン語, フランス語, ドイツ語, イタリア語 レーティング CERO B セクシャル 名前 コメント
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クレイジー・クライマー 機種:AC, FC, SFC, X68k 作曲者:不明 開発元:日物レジャーシステム、ジョルダン 発売元:日本物産、電波新聞社(X68k) 発売年:1980 概要 レバーを二本使ってビルをよじ登っていくアクションゲーム。レバーを二本使うゲームは本作を除くと『リブルラブル』くらい。 使用楽曲は非常にフリーダム。スーパーファミコン版で曲が滅茶苦茶に改造されている事から、おそらく無許可。 ファミコン版も少し音程がおかしい。無許可使用なんてこの頃のニチブツではいつもの事。 続編に『クレイジー・クライマー2』がリリースされている。 収録曲 曲名 補足 順位 ゲームスタート H・マンシーニ「小象の行進」 ゴリラ出現 映画「ピンクパンサー」テーマ 鳥出現 小松政夫「しらけ鳥」 風船出現 バッフェルベル「カノン」 風船ショートカット ドラえもん ステージクリア1 ステージクリア2 スティング「THE ENTERTAINER」 ステージクリア3 アンドレ・ポップ「天使のセレナーデ」 PV(FC)
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クレイジー・クライマー 【くれいじーくらいまー】 ジャンル アクション 対応機種 アーケード 発売元 日本物産 開発元 日物レジャーシステム、ジョルダン 稼働開始日 1980年 レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 バーチャルコンソール【Wii】2010年2月23日/800Wiiポイント(税5%込)アーケードアーカイブス【PS4】2014年5月15日/823円【Switch】2018年2月9日/823円(税8%込) 判定 良作 概要 システム 評価点 問題点 総評 移植 続編・関連作 余談 概要 体一つで高層ビルの外壁を登る「クレイジークライマー」を操り、最上部を目指すアクションゲーム。最大の特徴はレバーを2本使う独特の操作系。 命綱無しに生身の人間が階の高さが人の背丈以下の高層ビルを登るという荒唐無稽の世界観、他に類を見ない操作体系、斬新なアイデアから高評価を得た。 システム 入力デバイスはレバー2本。右レバーで主人公の右腕を、左レバーで主人公の左腕を操作し、ビルの窓サッシをつかんで登っていく。途中、妨害等で落下すると1ミスになり、残機を1つ失う。 右レバーを上に上げると右腕を上げ、左レバーを上に上げると左腕を上げる。 上の段のサッシを掴んでレバーを下げる(腕を下げる)と体が持ち上がる。これを繰り返せば主人公は1段づつ登っていくことが出来る。逆にサッシを掴んだ状態で腕を伸ばし下の段を掴んで上の手を下げれば一段だけ降りれる。 二段連続で降りることはできない。これによって、地上に降りることが出来なくなっている(ステージ開始時に4段登っている)。 レバーを左右に入力すると腕を左右にずらすことができ、片手ずつ隣の部屋のサッシをたぐり寄せれば左右移動ができる。 操作を誤って、両手がサッシから離れるとそれだけで落下してしまう。通常は片手がサッシから離れている状態でサッシを掴んでいる手を離すことはないのだが、登る操作が速すぎると手を滑らせることも。 屋上まで登ればクリア。その際に、画面上部から飛来するヘリコプターを掴めばボーナス得点。 一定時間ヘリコプターを掴めないでいると去ってしまい、ボーナス得点が得られない(クリアにはなる)。また、ボーナス得点が初期値の半分になる(時間経過や落下物への接触で減少する)と登頂失敗となる(次のステージには進める)。 様々な障害・妨害物 窓サッシ 窓は時間経過により開いたり閉じたりする。完全に閉じた状態の窓はつかむことが出来ず、両手とも窓を閉められると落下してしまう。 落下物 落下物は植木鉢・瓶・鉄骨・鉄アレイとさまざまなものがある。これらに接触した際、片腕が開いていると落下してしまう。両手ともサッシを掴んでいればセーフだが、この時体勢が崩れ片手を離してしまう。このため、体勢を立て直す間もなく連続ヒットすると落下してしまう。特に連続ヒットしやすい鉄骨や鉄アレイは危険。 ステージ最初の鉄骨や鉄アレイは耐えられる可能性がある(耐えられない可能性も高い)が、一定以上の階に到達すると振ってくる鉄骨や鉄アレイに接触すると問答無用で落下するようになる。(*1) 植木鉢などを落とす人は閉じた窓と同じ扱いで、人が出ている窓は掴むことができない。掴んでいる状態の窓から人が出ることはない(出始めた後にその窓を掴もうとして手を滑らせることはある)。エリアによって、同時に出てくる人の最大数は決められている。 落下物に接触するとボーナス得点が初期値の1%だけ減少する。連続ヒットするとその回数だけ減少する(連続ヒットの場合は大抵落下するが)。 看板 上階から落ちてくる巨大看板に接触すると条件問わず落下する。 電飾看板から出ている剥き出しの電線に接触すると運次第で落下する。電飾看板自体は通過可能。 ゴリラ 道中、巨大なゴリラが出現。定位置に陣取って横方向にパンチを繰り出すだけだが、殴られると運次第で落下する。 しらけコンドル 鳥が出現し金の卵や糞を落としてくる。金の卵や糞は落下物と同じ扱いだが、鳥は一定階層に到達するまで画面上を周回する。 ビルはところどころ穴があいていたりくびれていたりするため、そういうところでは主人公が選べるルートが狭くなり、障害物回避が難しくなる。 たまに風船が飛んできて、掴まると主人公をある程度上昇させてくれる(これで到達する階層はあらかじめ決められている)。 一度ミスすると、そのエリアの障害物は消える(窓サッシだけは開閉する)。鉄骨や鉄アレイ、看板の落下があるエリアでミスした場合、それらの落下もなくなる。このため、同じエリアで連続ミスするようなことは起こりにくくなっている。 評価点 その稀有な操作デバイスからくる体感的直感的な操作方法が非常に気持ちよい。 リズム良く左右のレバーを上へと入力するだけで登っていくというシンプルな操作方法なのでとっつき易く、障害物もたいてい(ここ重要)何かしら対処方法があるため、コツさえつかめば誰でも遊ぶことが出来る。 「たいてい」というからには、そうでない場面にも遭遇する。鉄骨や看板が逃げ場のない場所で落下してくるなど。 レバーを2本使うゲームは非常に珍しい。本作および続編以外では、『リブルラブル』や『空手道』などそれぞれ独自の操作性を持ったごく少数のゲームに限られる。 問題点 8面分のデータが入っていたが、バグで全4面ループになっている。面数表示も4面クリアで1面に戻る。移植版でもバグは解消されず、全4面ループのまま。 4面では場合によって進行方向をすべて埋め尽くす即死看板が降ってくるなど、運ゲー化する場面がある。 ニチブツのみならずこの頃のゲーム業界ではよくある事だが、BGMが全て(おそらく)無断使用楽曲。 子象の行進、ドラえもんのうた、ピンクパンサーのテーマ、しらけ鳥音頭など。これらは現在でも著作権保護期間内の楽曲である。 移植版ではほぼ全てサウンドが変更されているため、無断使用の可能性は高い。ただし、しらけコンドル出現時のBGMとして使われる「しらけ鳥音頭」は移植版や後述の『クレイジー・クライマー2000』でJASRACから許諾を得て使用されている。 総評 他に類を見ない一品物のゲーム。単純操作で解りやすいことも相まって大ヒットを記録した。 看板や鉄骨が外壁スレスレを頻繁に落下する高層ビル、窓枠にしがみついている生身の人間に植木鉢を投げ落とすその住人など、まさにクレイジーな世界観で多くの人の記憶に残る一作となった。 本作とムーンクレスタのヒットを受けて、ニチブツはただのコピーメーカーから一人前のゲーム開発企業へと成長して行くのであった。 移植 本作はさまざまな機種に移植されているが、前述の通り、基本的に全てサウンドは変更されている(一部例外アリ)。 また、家庭用機でレバー2本による操作感覚を無理なく再現した移植は、PS版からとなる。(*2) FC版 十字ボタンに被せて使う専用ミニレバーが2本付属しており、1P・2Pコントローラーの十字ボタンを駆使してビルを登っていく(*3)。道中に1画面アクションの部屋に入れる場所があり、そこでは1コンを普通に持って操作する。また、タイトル画面等にオリジナル曲が付いていた。 2014年にプロジェクトEGGで配信されている。 SFC版(『ニチブツアーケードクラシックス』(*4)収録) 十字ボタンが左手、ABXYボタンが右手。ひとつのコントローラーでそれなりにプレイできるようになった。 何故か版権BGM以外もオリジナルと違う曲に作り替えられている。 PS版(『ニチブツアーケードクラシックス』(*5)収録) 『クレイジークライマー 85』という特別バージョンも収録。 PS2版 「オレたちゲーセン族シリーズ」として発売。正式に許諾が取られ曲がオリジナルと同じになっている。 WS版 縦持ちでプレイ。縦長のディスプレイと左右それぞれ4方向のボタンになるのでワンダースワンとは相性がいいゲーム。 Wii版 「バーチャルコンソールアーケード」としてDL配信された(現在はWiiショッピングチャンネル終了に伴い購入不可)。クラシックコントローラの他、リモコンとヌンチャクでも操作が出来る。 PS4/Switch版 現在、ニチブツ作品の全権利を保有しているハムスターから「アーケードアーカイブスシリーズ」としてDL配信されている。ちなみにPS4での同シリーズ最初の配信作品が本作である。 BGMの差し替え等はWii版と同等。 その他にX68000版、Windows版、Android版等もある。 X68000版は先に発売された「リブルラブル」に同梱されていた専用パッドにも対応していた。 続編・関連作 『クレイジー・クライマー2』(AC) 基本システムはそのままに、グラフィックやサウンドは大幅進化。逆に言えばそつなくまとまった後継作。 X68000(『1』とのカップリング移植)の他アーケードアーカイブスでPS4とswitchに移植版が出ている。 『クレイジークライマー 85』(PS) 『ニチブツアーケードクラシックス』に初代とカップリングで収録。ゲームアーカイブスで配信されている。 『ハイパークレイジークライマー』(PS) グラフィック、サウンド、ギミックなどを進化させた作品。ステージが多く、ビルだけでなく塔や岩山をも登る。 『クレイジー・クライマー2000』(PS) 3D化した町並みをデュアルショック特有の左右対称のアナログスティックを駆使して登っていく。サウンドは異なるがオリジナル版も収録されている。 元祖ニチブツビルはもちろん、2つの壁を行き来できるビルやグルグル回れる円筒形のビルも登場。入居者は主人公の邪魔をするよう指示されている、という設定がある。 『クレイジークライマーWii』(Wii) 2007年にアーケードゲームの見本市であるAOUショーに出展されたがお蔵入りになった『体感!クレイジークライマー』を移植したもの。 ファイヤートラップ(AC、PC) 1986年にデータイーストから販売された本作のフォロワー的作品。クォータービュー視点で火災発生したビルの2側面をレスキュー隊員が登りながら消火活動を行い、屋上の女性を救助したらクリアという、ある意味本作以上にクレイジーな内容。難易度もクレイジー。 2022年にプロジェクトEGGにて配信された。 余談 現在の視点で見ると、高層ビルをよじ登るという非常に突拍子もないゲームに見えるが、当時は命綱無しで高層ビルをよじ登るパフォーマンスが世界的に流行しており、日本でもテレビで特番がよく組まれていた。そういった世相をゲーム化しただけであり、特段奇異なゲームとおもわれていなかった。もちろん妨害行為満載というゲーム的なアレンジはあるが。 当時の出回りはそれなりに良かったのだが、本作のオリジナル基板の多くが『ドンキーコング』のコピーゲーム『クレイジー・コング』の改造基板として利用されてしまった上、そちらの出周りがよかったため、オリジナル基板の数が極めて少なく、遊べる機会も限られてしまっている。 クレイジー・クライマーの基板は現存数こそ少ないものの、非常に単純な構造をしているため、専門知識があればすぐに汎用アップライト筐体で稼動することが出来る。 ただし、レバーを二本使う関係上、(レバーやボタンを取り付ける)コントロールパネルは改造したものか、二人同時プレイ可能なコントロールパネルを用いなければならない。 オリジナル基板はセキュリティチップ用のバッテリーが切れて稼働不能になっている可能性が高い。交換もできない(交換しようとするとセキュリティデータが飛ぶ)。つまり、現状で稼働している基板はコピー基板の可能性が極めて高い。 もちろん、『クレイジー・コング』へと改造された基板はセキュリティチップがなくても動作する。 ネームエントリーで開発メーカーのアルファベット名を入力するとクレジットが2増えるというアーケードゲームにあるまじきとんでもない裏技が存在する。 当然、実店舗でこの裏技を試すのは厳禁。 海外版では対策としてフルネーム入力ができずイニシャル3文字のみの登録となっている。 ちなみにこの裏技について、現在ジョルダンの代表取締役社長を務めている佐藤俊和氏は後年のインタビューにて「これについては自分の指示で入れた。自己満足なんだけど、ずっとニチブツさんとやってるから名前をどこかに入れておきたかったし、やっぱり制作者の意地として名前を残しておきたかった。今だから言える話だけど、当然ニチブツさんにも絶対秘密だった。普通こんなのはROM解析でもしない限り気が付くはずもないんだけど。どこかで広まっちゃったんだろうね。」という旨を述べている。 バルーンを利用したバグが存在するが、 これを使うとゲーム自体が進行不能に陥るのでこちらも使用厳禁である。 開発元の1つであるジョルダンは現在でこそ「乗換案内」(*6)や携帯コンテンツで知られる企業だが、元々は本作を含むアーケードゲームの受託開発(*7)から始まった企業でもある。 当時それほどレバー等に対してメンテナンスを行う事が少なかった為か、内部的な物理設定で「4方向レバー」と「8方向レバー」の筐体があった。 大した違いに無い様に思えるが、8方向レバー仕様では上りながらの斜め移動が可能な為に、特に移動箇所が細くなっている所での鉄骨避けが4方向レバーよりなめらかに出来る。(*8) 2005年にTBSの特別番組「DOORS」で、体感型クレイジークライマーのアトラクションが制作された。 大型スクリーンの前に設置されたハシゴがゲーム画面のスクロールに合わせて回転しており、そこを人間が実際に上っていくと言うアトラクション。画面内に落ちてくる落下物に当たる、背景のない吹き抜けに手をかける、スクロールから遅れて床に落ちる、でミスとなり3ミスでゲームオーバーとなるルール。 放送前の前評判は非常に高く、ネットでもやってみたいと言う声が多かったが、実際に番組内でプレイすると…… 人間の体力に合わせているためスクロールの速度が遅い。その割りにゴールが遠い。 2人同時プレイでどちらかが落下物にかすれば即ミス、しかも吹き抜けがあった場合は迂回した上で落下物を避けないといけない。 落下物を回避するためには画面を見ながら実際に横移動する必要があるが、上を見ながらハシゴを上りながら素早く横に移動すると言う動きは肉体的にも精神的にも負担が大きい。 という難易度の高さで無理ゲーと化していた。まっとうにプレイできるのはフリークライミングの経験者くらいであろう、まさにリアルでクレイジーなクライマー専用アトラクションであった。
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クレイジー・クライマー 落下物 コメント 1980年に日本物産が発売したアーケードゲームで、縦スクロールのアクションゲーム。 日本物産の子会社である日物レジャーシステムとジョルダンの共同開発作品であった。 落下物 ドテッコツ:鉄骨 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 プレイヤーキャラ エテボース:クライマー 落下物 フラベベ:植木鉢 ロトム:シビレ看板 ケッキング:キングコング その他 フライゴン:ヘリコプター フワライド:ラッキーバルーン -- (ユリス) 2016-02-06 09 01 58
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今日 - 合計 - クレイジー・クライマーの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時43分13秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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クレイジークライマー / crazy climber 日本物産 1980年 AC クレイジークライマーシリーズの1作目。高層ビルを2つのレバーを使って登っていくクライミングACTゲーム 2つのレバーは自キャラの両腕の動きと連動していてますので、上下と交互に動かして登っていきましょう 著作権ギリギリのBGMと、そのチープながら独特の雰囲気からか、一見奇ゲーながら根強い人気でシリーズを重ねていきます 移植 FC.WS.Atari 2600.Windows アーケードヒッツ クレイジー・クライマー PS オレたちゲーセン族 クレージークライマー PS2 WiiのVCで配信(AC版) 収録 ビデオゲームアンソロジーVol.5 X68k ニチブツ・アーリーコレクション Windows Wセレクション 15 クレイジークライマー&ムーンクレスタ?? Windows ニチブツアーケードクラシックス SFC.PS クレージークライマー2000?? PS 関連 Fire Trap 続編 クレイジークライマー 85 クレイジークライマー2 ハイパークレイジークライマー クレイジークライマー2000 クレイジークライマーWii
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クレイジークライマー2 / Crazy Climber2 日本物産 1988年 AC ビル登りアクションクレイジークライマーシリーズの一つ 前作クレイジークライマーよりビジュアル面や各種ギミックは強化されました 移植 ビデオゲームアンソロジーVol.5 X68k
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【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 CRAZY CLIMBER タイトル CRAZY CLIMBER クレイジー・クライマー 機種 ファミリーコンピュータ 型番 NBF-CY ジャンル アクション 発売元 日本物産 発売日 1986-12-26 価格 5300円 【TOP】【←prev】【WonderSwan】【next→】 CRAZY CLIMBER タイトル CRAZY CLIMBER クレイジー・クライマー 機種 ワンダースワン 型番 SWJ-NHB001 ジャンル アクション 発売元 日本物産 発売日 1999-7-29 価格 3800円(税別) クレイジークライマー 関連 Console Game FC CRAZY CLIMBER SFC ニチブツ アーケード クラシックス PS ニチブツ アーケード クラシックス HYPER CRAZY CLIMBER CRAZY CLIMBER 2000 Major Wave シリーズ ARCADE HITS CRAZY CLIMBER Wii CRAZY CLIMBER Wii Handheld Game WS CRAZY CLIMBER 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり) ワンダースワン