約 4,221,101 件
https://w.atwiki.jp/anagonea/pages/36.html
最終回(※松田釣りラジオ) 最終回は釣りでしたwwwm9(^Д^) でもアナゴネア終了はガチ!15時間ラジオが釣り! でも15時間ラジオしたのはガチ!感動したのもガチ! アナゴさん、ドラえもん、本当にお疲れ様でした その他、裏方で仕事をしてくれた松田さん、音響もどきさんをはじめ 数々の無謀なチャレンジをしてくださったリスナーの方々 自分たちの身を削ってまで楽しい企画を提供してくれてありがとうございました!! ニコニコ動画(松田さん その他製作に携わった皆さんに感謝!) http //www.nicovideo.jp/watch/sm721916
https://w.atwiki.jp/ken_and_cucumber/pages/21.html
最終回予想 本当は桑野に密かに恋心を抱いていた 笑顔担当じゃない方の看護師が、桑野 と夏美の関係を邪魔しようと画策する -- (名無しさん) 2014-04-29 13 02 38 名前 コメント すべてのコメントを見る 放送が終わってみれば今さらですが、2ちゃんねらーによる最終回予想です。 2ちゃんねらーの最終回予想 テスト -- (ケンときゅうり) 2006-09-17 21 43 05 最終回後半は、プリマダムみたいに桑野と夏美先生の結婚式シーンを生中継。 -- (TEST) 2006-09-18 00 06 01 桑野はケンちゃんと住む&夏美先生と恋人関係スタートで終わらせておけそれだと2で恋人関係の信介&夏美コメディーがまた見れる。 -- (278) 2006/09/16(土) 21 20 12 ID HElEsmYJ みちると桑野が結婚したら、桑野母がみちるの事嫁イビリしそう。 嫁が早坂先生だったらしないだろうけど。 みちると結婚したら、続編は昼に放送だなw -- (613) 2006/09/17(日) 10 54 41 ID Vf/VQSj0 独身婆に夢を与える結末→夏美と結婚 独身おやじに夢を与える結末→みちると結婚 ドラマの視聴者層を考えればどちらかわかるだろ。 -- (678) 2006/09/17(日) 12 39 13 ID b51PiD3J どう見てもコンビニ娘しかいないよ。 コンビニ娘のために頻繁にコンビニ通ったり、 コンビニ娘のためのバースデーケーキ買ってあげたり、 コンビニ娘に「金はあるから」と経済力アピールしたり、 コンビニ娘がくれたバナナ持ったサルの人形いまだに大事に事務所に飾っていたり、 コンビニ娘のためにアントニオZ飲んで元気になったり、 コンビニ娘のために健康を考えてビール飲むの諦めたり、 コンビニ娘の額の絆創膏を心配そうに見つめていたり、 コンビニ娘に気があるから「やっぱりスプーンください」と天邪鬼な行動とったり、 コンビニ娘がいなくなると寂しそうにため息ついたり、完全にコンビニ娘に熱上げてるよ。 これでコンビニ娘以外と一緒になったら視聴者無視で抗議のメール殺到だよ? -- (628) 2006/09/17(日) 11 28 44 ID 5z4PoIgI このドラマ、恋愛小説家とストーリーが似ていると指摘されていたけど、もっと遡れば、イギリスのジェイン・オースティンの『自負と偏見』なんかが有名。 ストーリーは偏屈な貴族男がプライドの高く頭の回転が速い美人と丁丁発止のやり取りをし、最初は反発しあうが、徐々に惹かれあっていく。 -- (826) 2006/09/17(日) 17 19 30 ID x7Q/A+lK 474 このドラマは、最終回終えてもたまにSPできそうな感があるな。マイホームダッドみたいにな。 あれ、知らなかった?これの続編がアットホームダッドだよ。ちなみにそれが全体を総括した中でのエピソード6に当たる。 んで今やってる桑野信介のがエピソード3なワケよ。 -- (519) 2006/09/17(日) 03 32 04 ID qTVcVQyd 信介は、夏美よりケンを選ぶ -- (名無しさんは見た!) 2006-09-18 00 11 45 母が危篤状態になり信介は病院に向かったが、金田の陰謀で耐震偽装で警察に逮捕されてしまう。 パトカーに乗るとき、嫉妬に狂った夏美が信介をナイフで刺す。 -- (247) 2006/09/16(土) 20 10 47 ID V6ybRt5U 信介 「あの~、今日は早坂先生じゃないんですか?」 医師 「え?、なんのことですか?」 信介 「ですから、早坂夏美先生です」 医師 「早坂先生は去年亡くなられましたけど」 信介 「え?・・・・・」 医師 「どうかなされました?」 信介 「うわあああああああ!!」 -- (名無しさんは見た!) 2006-09-18 00 13 28 最後に夏美と結婚し、姑と同居生活を始める。 みちるの代わりに叔父さん夫妻(北村一輝・白石美帆)が、引っ越してくる。 順調に結婚生活をスタートさせ、子供を授かり無事女子(鈴木杏)を出産。 子供を学校へ送るため、最寄の駅へ行くが、でステキな駅長さん(豊川悦司) と知り合う。 -- (738) 2006/09/17(日) 14 22 28 ID D4fWngQw はぉおおおおおんッ! -- (言ってみたかっただけ) 2006-09-18 00 16 11 全ては信介の夢の中だった。隣人はいつものおっさん。 -- (ネタバレ注意) 2006-09-18 00 19 51 オッパイ要員のコンビニ娘と駆け落ち -- (名無しさん) 2006-09-18 00 21 58 最後はお花畑でキャッチボールをする二人 -- (112) 2006/09/17(日) 23 20 18 ID s1HcyTUD 早坂先生が桑野に会いに行く途中に今泉に刺される -- (名無しさん) 2006-09-18 00 42 36 211 キスとかしなくていいから、いいかんじの会話でほのめかして欲しい。 214 4話のラストみたいな感じがいいな それならくっつかんでもまあ許す 要は何を期待するかだよなあ 最後は結婚しなきゃ!と、むしろ結婚せずに仄めかす程度が最良だよ。 -- (215) 2006/09/18(月) 00 36 52 ID ENHl+xcd マケレレ、まさかのハットトリック -- (名無しさん) 2006-09-18 03 03 09 キャッチボールがしてみたいという言葉を残し、夏美は不慮の死を遂げた。 夏美の納骨の日、墓の前には、桑野の買ったグローブとボールが供えられていた。 「あなたって、人はも~」と墓の中で夏美はつぶやくのだった。 -- (520) 2006/09/18(月) 16 21 20 ID LBniuYlf 結婚を匂わせてEND… と思いきや数年後… 桑野「何でパチンコせずに帰宅できないんだ」 夏美「夜勤明けのいらいらを家庭に持ち込みたくないから、発散してから帰りたいの」 桑野「せっかく俺が、ペッパーステーキ焼いてたのに醒めちゃったじゃないか」 夏美「ああ、ついでにラーメン食べて帰ってきちゃった」 桑野「君は家で待っている俺をなんだと思っているんだ」 夏美「感謝しています。でも貴方に家の中はまかせないと、掃除も料理も私では不満でしょ」 桑野「ちょっとは俺と家事をしながら学ぼうとは思わないのか」 夏美「時間ができたらそうします。あなたのDVD、二日間延滞していたの返してあげといたから」 桑野「…そうか、気がつかなかった」 夏美「あと三週間で産休だから、もう少しの間だけ自由にさせてね、パパ」 桑野「パパ…、まだ早いんじゃないかな、ママ…」 -- (430) 2006/09/18(月) 12 49 34 ID azIChVJb 高原まさかの2ゴール -- (名無しさん) 2006-09-19 19 53 05 桑野の仕事場に893が殴りこんで、刺青さらして大立ち回り。 警察に逮捕され、留置場に夏美先生が面会に来る。 「ケンは元気ですか?」 「あなたってひとは」 -- (384) 2006/09/19(火) 15 59 40 ID 284owTdV 夏川『だって最後は結婚するってインタビューで答えていたじゃないですか!』 国仲『そうですよ~、いいから視聴者に謝ってください』 阿部『だれも今ドラマの放映内とは言った覚えはないですよw』 夏川『こんの人わぁまったく!』 国仲『…』 -- (240 :名無しさんは見た!) 2006/09/19(火) 14 02 13 ID B+FZB7bI 「あなたもひっくるめて、響子さんをもらいます」みたいなラスト -- (めぞん一刻堂) 2006-09-19 23 46 20 ここまで最終回前の投稿分 コンビニ娘と逃避行 -- (名無し) 2011-12-13 11 00 40 あ -- (名無しさん) 2014-04-26 14 43 10 本当は桑野に密かに恋心を抱いていた 笑顔担当じゃない方の看護師が、桑野 と夏美の関係を邪魔しようと画策する -- (名無しさん) 2014-04-29 13 02 38
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2949.html
最終回 さよならコンクール 北宇治高校吹奏楽部の部員一同で関西大会に出場した。 「そして、私たちの曲は続くのです」 (終)
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/2004.html
CLANNAD -クラナド- 光見守る坂道で 下巻 メーカー プロトタイプ 発売日 2010年7月15日 対応機種 PSP(UMD.DL) CLANNAD -クラナド- 光見守る坂道で 上巻に続いて CLANNADのエピローグ的なエピソードを8話を収録したビジュアルサウンドノベル CLANNAD CLANNAD -クラナド- 光見守る坂道で 上巻 か行 プレイステーションポータプル
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/1823.html
CLANNAD -クラナド- 光見守る坂道で 上巻 プロトタイプ?? 2010年6月3日 PSP(UMD.DL) CLANNADのプロローグ的なエピソードを8話を収録したビジュアルサウンドノベル 続編 CLANNAD -クラナド- 光見守る坂道で 下巻 CLANNAD CLANNAD -クラナド- 光見守る坂道で 下巻 か行 プレイステーションポータプル
https://w.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/1191.html
「最終回」 真紅「・・・・・・・・」 ある日の朝の職員室、いつもはキリっとした佇まいを見せていた真紅なのだがこの日は酷く沈んでいた。それは話かけるのも躊躇わすほどだった。 そんな真紅が醸し出す重い空気を感じながら蒼星石は隣にいる翠星石に話しかけた。 蒼星石「ねぇ・・真紅先生どうしたのかな・・?まるでこの世の終わりみたいな顔してるけど・・」 翠星石「あぁ、きっと原因は昨日のくんくん探偵ですよ」 そう言われて蒼星石は昨日のVIPに 『くんくん探偵最終回来るぞ!』 『くんくん\(^o^)/オワタ!』 などのスレが乱立していたことを思い出した。 どうやら真紅が愛してやまないくんくんのTV番組『くんくん探偵』が来週で最終回を迎えるとのことらしい。 そういうことか、と蒼星石が一人納得しているとそこに授業の開始を告げるチャイムが鳴り響いた。 各々授業があるクラスへ向かう教師達だが、真紅は立ち上がろうともせず虚ろな目をしたまま一点を見つめ、ただひたすら「くんくん・・・くんくん・・・」と連呼しているだけだった。 真紅の異様な雰囲気に怖じけついたがさすがに放っておく訳にも行かないので蒼星石はしかたなく真紅に近づいていった。 蒼星石「真紅先生・・授業始まるよ・・教室行かなきゃ・・ねぇ・・」 恐る恐る真紅に話しかける蒼星石。真紅はそんな蒼星石を表情は変えず、目線だけを送りしばらく見つめるとゆらりと立ち上がった。 その足には力が入っておらずフラフラとした足つきで出口へ向かい歩き出した。 蒼星石「真紅先生、大丈夫かなぁ?」 翠星石「相当ショックなようですぅ。まぁ真紅先生のくんくんへの溺愛っぷりは異常なほどでしたからねぇ」 そんな二人の心配をよそに真紅は沈んだ顔のまま職員室を後にした。 真紅「なぜ・・?なぜなのくんくん・・もう・・お別れなの・・?私達の関係はもう終わってしまっているの・・?」 そんな被害妄想的な事を呟きながらなんとか教室まで辿り着いた。そして教壇に登ると一言 真紅「今日は・・自習にするのだわ・・静かにしていて頂戴・・」 普通授業が自習になれば生徒からの歓喜の声が上がるが、真紅の異様な雰囲気に生徒は誰も声を出さない。 生徒の中にもくんくん探偵を見ている生徒は多く、真紅の沈んでいる原因を理解した者が数人いた。やがてその生徒達が周りの友達にヒソヒソとその事を伝えることで、ようやくクラス全員が理解したようであった。 真紅は椅子に座りまた虚ろな目をして重苦しい空気を出している。こんな空気では友達と話し続けている訳にもいかない。仕方なく生徒達が自習を始めようとしたその時、一人の生徒が沈黙を破り真紅に話しかけた。 生徒A「先生~くんくん探偵終わっちゃうんですよね~!俺も好きで見てたから残念ですよ~!まぁ俺にはハルヒのDVDがあるからいいんですけどw」 この生徒Aはいわゆるお調子者で、クラスの重い空気に耐えきれずに和ませようとこんなことを言ったのだが、その軽い口調が真紅の逆鱗に触れてしまった。真紅の無表情だった顔がみるみる内に怒りの表情へと変わる。 真紅「ちょっとあなた!この非常事態にいったい何を言っているのだわ!終わって残念!?だったらその半笑いは何!?」 ツカツカと生徒Aに歩み寄り巻くしたてる真紅。生徒Aは口ごもり何も言えなくなってしまった。 真紅「あなたの言う好きとはその程度の物なのでしょう!?私の想いを理解できないくせに軽々しく言ってほしくないのだわ!」 普段生徒にこんな酷い事を言う真紅ではないがこの日はまずかった。真紅の怒りはまだ治まりそうもない。 真紅「それと何よハルヒって!あんな訳の解らない物とくんくんを比べないでほしいのだわ!そもそもくんくんとは・・」 真紅先生もハルヒ知ってるんだ、と数人の生徒が思ったがもちろんそんな事を口に出せる状況ではない。真紅によるくんくん講座が始まってしまった。 一通りそれが終わると今度は自分がいかにくんくんを愛しているかという話になった。 異常な程の熱意でくんくんを語る真紅。それは自習をするのもはばかられる勢いだった。 結局真紅のくんくん話は授業終了時間まで続き、その間生徒達は何もできず真紅の話を聞いていることしかできなかったそうな。 そして一週間後、ついにこの日が来てしまった。そう、今日はくんくん探偵の最終回日だ。 番組が始まる前からTVの前にいる真紅の周りには涙を拭いたティッシュが乱雑している。 そして番組が始まるとまた滝の様な涙が溢れた。それをなんとか拭い、くんくんの勇士を目に焼き付ける真紅。くんくんは無事に事件を解決することができ、物語はハッピーエンドを迎えた。 真紅「よかった・・よかったのだわくんくん・・ありがとう・・今まで本当にありがとう・・」 涙を拭いながらエンディングを見守る真紅。やがてエンドロールも終わりを告げた。 真紅「あぁ・・本当に終わってしまうのね・・」 真紅がそう呟き力無くTVを消そうとしたその時 くんくん「やぁみんな!今までくんくん探偵を応援してくれてありがとう!」 なんとTVにくんくんが現れたのだ。真紅は慌ててTVのスイッチに伸ばした手を戻し姿勢を正した。 真紅「くんくんからの最後のメッセージなのだわ!見届けなくては・・」 そしてTVの中のくんくんが続ける。 くんくん「今日でくんくん探偵は最終回です。今まで僕の活躍を見守っていてくれてありがとう!」 真紅「そんな・・そんな事当然よ・・これからも応援するわ・・だから!だから行かないで頂戴くんくん!」 そんな真紅の叫びが通じたのか、くんくんは以外なことを口にした。 くんくん「今日で『くんくん探偵』は最終回ですが・・来週からは曜日と時間帯を変えて『くんくん探偵ツヴァイト』が始まりまーす!」 そう、くんくん探偵は終わるのではなく移籍という形を迎えるのだった。 その事を理解すると真紅の沈んでいた顔が歓喜の笑顔へと変わった くんくん「という訳で来週からもよろしくんくん!」 真紅「信じていたのだわくんくぅーん!!!」 真紅は手に持っていたくんくんのぬいぐるみを力いっぱい抱き締め、心の底から叫んだ。 次の日の職員室、眩しいほどの笑顔を見せる真紅。 真紅「みんなおはようなのだわ!今日も一日張りきって頂戴!」 そんな真紅の豹変を見て二人が話す。 翠星石「まったくぅ、先週一週間死にそうな顔してたくせにえらい変わり様ですぅ」 蒼星石「まぁまぁ、また元気を取り戻してくれてよかったじゃない」 翠星石「せっかく小言を言われないからイタズラしほうだいだったですのにぃ」 昨日のくんくん探偵は二人も見ていたので真紅の変わり様は容易に理解できた。 そして授業の開始を告げるチャイムが鳴り響くと、真紅はスキップ混じりの足取りで職員室を後にした。 翠星石「ほ、本当にえらい変わり様ですぅ・・」 蒼星石「そ、そうだね・・」 そして教室。授業を始めようとする真紅だが 真紅「そういえば先週のくんくんの話がまだ途中だったわね・・続きを話してあげるのだわ!」 そう言ってはまた一人でくんくんについて話し始めた。 生徒達はまたか、と苦笑いをするしかなかったが、先週とは違い幸せそうに話す真紅を見て穏やかな気持ちで話を耳にした。 終わり 水銀燈編
https://w.atwiki.jp/genshikenss/pages/436.html
アフターストーリー『リツコ・レポート』【宇宙編】 【投稿日 2007/01/13】 第801小隊シリーズ この記録は、かの連盟の星「リツコ・キューベル・ケッテンクラート」が ある『仲間』の半生ということで秘蔵していたものである。 内容はその『仲間』の戦後記録となっており、 戦後起こった軍離れについて克明に記録された私的文書として、 研究の大きな対象となっている。 「もう二年か・・・。」 窓から見える無限の宇宙を見つめながら、マダラメは薄ら笑い浮かべる。 「早いもんだな。」 戦争終結から丸二年。小規模な衝突はまだあるものの、 世界は落ち着きを取り戻しつつあった。 「早いと感じるのは、無為に過ごしたせいじゃなくて?」 メガネをかけた明朗そうな女性── キタガワが奥の机に向かいながらマダラメのほうを見ずに話しかける。 「もっとあなたにはこちらの仕事をして頂きたかったのですけどね?」 「あはは~、私の力はこんなもんですからねぇ。買いかぶっちゃ困りますなぁ。」 マダラメは視線を窓からキタガワに移し、 オーバーなリアクションをしながらキタガワのほうへ近付く。 「そう?あの曲者ぞろいの小隊をまとめていたぐらいですから・・・。」 「なぁに、私は担いでもらってただけですからねぇ。 一人の時の本当の実力は・・・。お察しくださいよ、キタガワ大尉。」 「あなたは中尉のまま?まぁ、それはいいです。今回お呼び出ししましたのはですね。」 ようやく視線を上げ、マダラメの方を見る。 「木星くんだりから久々に地球圏に来たんだ。それなりの用件でしょうな?」 この二年、マダラメは木星開発の任についていた。 本来なら地球圏復興の任につくはずだったのだが、 彼以外の小隊メンバーが軍属から抜けたこともあり、志願してのことだった。 ここはかつて801小隊が宇宙に出てきたときに利用した宇宙ドッグである。 キタガワは結婚した夫と共に、ここを統括する任についていた。 「・・・気になる方々がいらっしゃるでしょう?」 「・・・!まさか!」 「ええ、情報がようやく入りました。」 「しかし・・・そのために軍が動くとは思えませんが・・・。」 気になる方々。そう、あの戦いの後、消息を絶った二人のことである。 「・・・とあるお方がこの件に妙にご執心でしてね。関連性はわかりませんが・・・ この件について動きやすいと思われる人選を頼まれました。」 「ほう・・・。それでこの私を・・・。」 「ええ。他にも何人かお願いしています。」 「・・・は?他に軍属でこの件に関して動く人間など・・・。」 「軍属ではなかったんですがね。私のほうからお願いすることにしました。」 「はぁ。」 「あとでお会いするでしょうから、この件に関してはそのとき本人からお聞きください。 それより、とあるお方、がですね。」 「はい?」 「・・・その・・・。共に探したいということで・・・。」 (厄介ごとか・・・。) 口調、小声になったことを考えても、非常に厄介なことであることがマダラメはわかった。 「・・・重要人物ですか。」 「・・・ええ。」 マダラメも同じように小声になり、話を続ける二人。 「・・・なぜそんな地位の方が・・・。」 「ご本人に確認された方がよろしいかと・・・。」 「・・・来ているのですか。」 「ええ・・・。」 そういって、キタガワはそのまま扉の方へと向う。 黙ってついていくマダラメ。 無言のまま無重力である廊下を移動していく二人。 ある場所に差し掛かったとき、キタガワが壁に手を置く。 機械の音が響いたかと思うと、隠し扉が開く。 「ほー。」 「早く。」 感心するマダラメに、急かすように入り口に佇むキタガワ。 その態度に焦りつつも中に入るマダラメ。 「・・・こんな隠し扉があったとはねぇ。」 「緊急時にしか使わないのですよ。まぁ、ここなら盗聴の危険性も皆無ですので。」 「ほう?なんでまた。」 「ミノフスキー粒子が半端じゃないんですよ。ここ。研究所の中心ですから。」 「なるほどね。」 そのまま進むと、一室あり、その中に、一人の少女・・・だと思われるのだが。 (・・・風格あるな。年はまだ18くらいだろうに。) かもし出すオーラが違う。しかし、そのオーラもどこか儚げに感じられる。 (こんな態度にならなきゃいけないだなんてな・・・どんな生活送ってきたのだか・・・。) 遠めに見るその少女のこれまでを思うマダラメ。 「ご機嫌いかがでしょうか。少々不自由な生活だと思われますが・・・。」 「かまいません。こちらが無理を言ってるのですから。」 手に持った紅茶をテーブルに戻しながら、その少女は厳かな口調で言った。 髪の毛は金髪のロング・・・ウェーブが掛かっていて長い。 その顔は・・・マダラメも見たことがあった。 「リツコ・キューベル・ケッテンクラート!?」 「・・・その通りです。」 マダラメの叫びにも似た言葉に。苦笑いしてリツコは答えた。 ケッテンクラート家といえば連盟のトップとよばれる家系である。 リツコ・キューベル・ケッテンクラートといえば、その容姿と風格ある姿勢が好まれ、 連盟軍の士気を上げる広告塔に使われていた。 かく言うマダラメらの中でも人気は高く、特にササハラはポスターを貼っていたほどだった。 「そ、そのリツコ様が何でここに・・・。」 「立ったままなのもなんですので、どうぞ、お座りください。 ・・・システム、といえば思い出していただけるでしょうか。」 呆然とするマダラメをよそに座るよう促すリツコ。 そのリツコの言葉に、マダラメとキタガワは同時に向かいのソファに座った。 「システム・・・うーん・・・あっ!」 「・・・カンジ・ササハラの機体に乗っていた物です。」 「あれが・・・・・・まさか・・・あのシステムの精神体の正体が・・・。」 「・・・ええ。私でした。」 少し俯きながら、リツコは口を噤んだ。 「なるほどね・・・。」 リツコから詳細を聞くマダラメ。 彼女が戦争前期、あの「連盟の白い奇跡」にいたこと。 戦争の最中、ここで実験の事故に巻き込まれたこと。 そして、あの戦いの後、意識を取り戻したこと。 「しかし・・・あの期間も活動してたはずじゃ・・・。」 「あれは影武者です。私が倒れる前も、常時、2~3人いたんですよ?」 少し笑いながら再び紅茶をすするリツコ。そして、羊羹に手を進める。 「それは羊羹ですかい?」 「ええ。和菓子の究極ですから。」 取り留めのない会話であったが、少し、リツコの気勢が落ち着いたように思える。 「なるほどね・・・いや、わかりましたよ。あなたがあの二人に会いたい理由も。 そして、あの二人を最後に見たのもあなただって言うこともね。しかし・・・。」 「マダラメ中尉。言いたいことは分かりますよ。私も何度も言いましたから・・・。」 キタガワがはぁ、と溜息をついて困った顔をする。 「わかります。私の立場がいかに危ういものかを。狙われる危険性は大きいのも・・・。」 「ならなぜ。」 マダラメが急に真剣な表情で聞く。 「・・・あの二人に会わないと・・・終わった気がしないからです。 これは我侭なのはわかっています。私とて・・・でも・・・。」 搾り出すようなリツコの言葉。少し、沈黙が流れる。 「・・・わかりましたよ。あなたが真剣なのも。覚悟も出来てらっしゃる。 ならあとは私ども軍人の仕事でさ。しっかりお守りしましょう。」 沈黙を破るように少しおどけたように言うマダラメ。顔は少し笑っていた。 「・・・有難うございます。」 「なぁに、あなたが動いてくれなければあいつらを探すことも出来なかったんだ。 みんな忙しいからな。生きるので精一杯さ。 こういうことがあって俺が動けなきゃむりだとは思ってたんですよ・・・。」 「ではマダラメ中尉、E-5の部屋で諜報員が待っていますから。 リツコ様に関してはシャトルの方へあとで案内しておきます。」 「りょーかい。」 キタガワの言葉に、マダラメは頷いて外へ出て行く。 「・・・本当によかったんですね?」 キタガワが改めてリツコに問う。 「ええ。決めてたことですから。 でも・・・隊長さんがきていただけるならこんなに心強いことはありません。」 そういって、微笑んだ。 「E-5、E-5っと・・・。」 たくさんある小部屋を、認識票を見ながら回るマダラメ。 この宇宙ドッグは「テナント」型である。 基本的な管理は連盟軍によってされているが、 部屋一室一室はレンタルされているものの方が多い。 研究向けの部屋が多いため、いくつかの研究所が店子となっているわけである。 もちろん、居住区も多く、一つの研究都市のように形成されているのである。 場所によっては危険な実験をしている横で、人が生活することもあるので、 なんともいえない問題もはらんではいるのだが。 「よぉ!マダラメじゃーん!」 その声に振り向くと、見知った顔が一人。 「ああ、カスカベさん・・・。」 「木星じゃなかったの?」 「ちょっとした任務でね。戻ってきたところさ。」 「お久しぶりです、隊長。」 その後の方から、コーサカもやってくる。 サキとコーサカの二人は研究員に戻り、ここで活動を続けている。 「どう?義手の方。問題ない?」 「まぁね。特に激しく動かすこともないしね。」 わざとらしく手を動かすマダラメに、サキは苦笑いして言う。 「まー、何かあったら言いなさいよ。」 「はいはい。・・・そういえば結婚したんだよね?」 一年ほど前に木星で受け取った電子メールを思い出す。 「うん。子供もいるよ。」 「出来ちゃった婚ですか。」 「ちげーよ!ったく、久々に会ったっていうのに。」 マダラメの言葉にお約束の突込みを入れつつ笑うサキ。 「見に来ませんか?」 コーサカの言葉に、マダラメは慌てて手を振りながら言う。 「いやー、いいよ。今急いでるしね。今度戻ってきた時にでも・・・。うおっ!?」 その背中に衝撃が走る。 「なんだぁ!?・・・って!?」 驚いて後ろを振り返ると、なんと赤ん坊が浮いていたのである。 「あ、ハルナ!?何でこんなところにいるの!?」 サキの叫びを尻目に、赤ん坊はのんびりマダラメの方へ向う。 「あの・・・まさか・・・。」 「・・・ええ、うちの子ですよ。ふぅ。」 立ちくらみで倒れそうになるサキをコーサカが抱える。 赤ん坊はすっぽりとマダラメの手の中に納まる。 「あのー・・・。どうしたら・・・。」 「あはは・・・。隊長の事感じて来ちゃったのかもしれませんね。」 「冗談言うなよ・・・・。」 「いえいえ。冗談抜きにハルナのお気に入りみたいですし。 将来もしかしたら・・・。」 「笑えねー。」 ははっ、とコーサカの言葉を受け流そうとするマダラメに、 「いえ、僕の言うことってけっこう当たるんですよね。」 そういってコーサカは満面の笑顔で笑った。 「・・・さて。かえろうか、ハルナ。」 コーサカがサキを抱えながら赤ん坊も抱えようとする。 すると急に泣き出す赤ん坊。 「・・・ほら。」 「・・・あー、もう。離れた方がよさそうね。」 「ええ。なんかこの子勘が鋭いんですよ。僕らが離れようとするとすぐ泣き出して。」 「ふーん・・・。じゃあこういえば大丈夫かな。『また来ますよー。』」 そうマダラメがいうと、ぴたりと泣き声がやむ。 「あはは。本当に来てくださいよ。グレたら隊長のせいだ。」 「やめてくれよー。まぁ、また顔は出すよ。・・・懐かしい顔も連れてな。」 「!・・・なるほど、任務って言うのは・・・。」 コーサカの表情が引き締まる。 「極秘なんだ。色々あってな、まぁお前は把握してるかもしれないが・・・。」 「ええ。・・・朗報、期待しています。」 そういって、再びいつもの笑顔に戻った。 「んで、何で君がいるわけかな?」 「えー、隊長さん、私の実力知らないでしょー? こう見えても立派な諜報員の一人なんだよ、私。まぁフリーのだけどね。」 「それってタレコミ屋っていうんじゃ・・・。」 「うるさいなっ!」 E-5にいたのは、懐かしい顔、ケーコであった。 「んで、情報持ってきたのは君なのね?」 「まーねー。私も二人の行き先は気になってたしぃ? 暇見つけては色々聞いて回ってたんだよね。」 「ほーん。」 「そしたらさ、面白い情報が入ってさ。 壊れたちょっと普通じゃないジムの残骸を見たって言うね。」 「・・・なるほど。それでそれはどこなんだい?」 「・・・それが驚いちゃってさ。シイオーバレー。」 「え?まさか。」 「そう、そのまさか。第801小隊の基地があった、あの密林の谷なんだよね。」 「・・・そうか、ありがとう。」 そういって立ち上がるマダラメに、ケーコは告げる。 「あ、私もついてくかんねー。」 「はぁ?何を言ってるんですかチミは。」 「だって私いないと道案内も出来ないでしょ~。」 「いや、場所をいってくれれば問題な」 「あのね~、私だってね、心配してるの、わかってよね。」 口を尖らして不満そうに話すケーコに、思わず苦笑いするマダラメ。 「・・・はいはい、わかったよ。」 「本当にわかってんの?まーいいよ。 そうそう、Fー36でも待っている人がいるから会いに行って?」 「へ?ふーん。わかった。じゃあとでシャトルでな。」 「はーい。」 「・・・まったく、何があるって言うんだよ。」 F-36を探しつつ、再び無重力廊下を移動するマダラメ。 「・・・おお!やっぱりマダラメじゃないか。」 「ん?ああ、ヤナじゃねえか。相変わらずここか。」 「まぁなぁ。ここはいつでも防衛が必要だからなぁ。」 研究都市というだけあって、様々な研究がされている。 それを利用することが連盟政府の狙いなのだが、 その研究群を狙ったテロリストなどもたまに現れるのである。 もちろん、連盟軍の防衛は最新技術によるものに当然なるので、 成功したためしはないのだが。 「で、お前は木星だったんだろ、どうしてまた。」 「ああ、ちょっとあいつらに関する情報が入ってな。」 「ああ・・・。そういう事か。良く上が許可したな。」 「色々ありましてね。」 「・・・機密っぽいな。まぁいいや。でも気をつけろよ、最近テロが多くてな。」 「テロ多くなってんのか。」 「テロって言うより・・・海賊だな。宇宙海賊。」 「海賊ぅ?また突拍子もないもんが生まれたもんだ。」 海賊という語感に、少々驚きの色が隠せないマダラメ。 それもそうなのである。宇宙という環境が環境なだけに、 他から略奪を行う海賊は、なかなか危険が伴うものである。 「なんか白いMSが中心になってな。形はなんか・・・見たこともないやつだったが。」 「戦ったのか。」 「まぁな。なんか、漏斗みたいなの飛ばしてきてさ。自在に動きやがんの。」 「・・・そいつはファンネルって奴だな。前見たことがある。」 「・・・・・・らしいな。まったく・・・・・・厄介なもんだぜ。 あの時は何とかなったけどよ・・・。また来たら勝てる自信はねーよ。」 ヤナが少しヤレヤレと言ったふうに肩をすくめる。 「しかしまぁ・・・豪華な海賊だな。」 「ああ・・・。」 「ちょっと隊長さん!何油売ってますのん!」 そこに、大声で声が掛かる。 その声にヤナは直立状態で身を固める。 「ああ・・・すまんね、ヤブサキ准尉。旧友に会ったもので。」 「旧友さん?ああ、これは失礼しました・・・。」 恥ずかしそうに身を縮めるヤブサキ・・・ とは言っても身長の割りに大きめの体は小さくはなってないのだが。 「ですがね、そろそろ準備していただかんと・・・。」 「わかってるよ。」 「カトウさんたちも待ちくたびれてはりますよ。」 「ああ・・・それは怖いな。じゃあ、また機会があればな。」 「・・・ああ。またメールくれよ。木星は暇でね。」 「ああ、わかった。」 そういって互いに敬礼すると、ヤナはヤブサキと共に奥のほうに消えていった。 「やれやれ、あいつも大変そうだな。相変わらず女性部隊なのかね?」 ヤナは厄介者を押し付けられてるのかもな、と少し笑って移動を開始した。 「ハーイ!隊長さん久しぶり~!」 「マタ、アエタネ・・・。」 「・・・なんで君らはここにいるんですか。」 ようやくたどり着いたF-36には、見知った二人・・・傭兵家業のアンとスーがいたのだ。 「ちょっとキタガワさんに頼まれてね。私達なら動きやすいでしょうって。」 「タノマレタナラダマッチャイレネエ。」 「そうですか・・・いやね、でもこんな大所帯・・・目立つとちょっと怖いなぁ。」 そういいながら、腕を組み悩むマダラメに、アンが気楽そうに声をかける。 「なに、昔の仲間が集まってるって言えばすむじゃない。」 「まぁ、そうなんだけどね。しかし・・・連れている人物が人物だけに。」 「でもねぇ。いざという時は人数いたほうがいいでしょ。」 「まぁそうだな。グチグチ言っても仕方ない。よろしく頼むよ。」 そういって手を差し出すマダラメに、ウインクをしながら握手を返すアン。 「キアイダー!ナニゴトモキアイダ~!」 そういってそういって手を突き出すスー。 「ははは・・・相変わらずだねー、この子は。」 苦笑いするしかないマダラメであった。 「にぎやかな旅路になりそうですね。」 「ええ、全く。」 三人でシャトルに向うと、すでにリツコとケーコは座っていた。 聞いた話によると、リツコが来ることをしならなかったケーコが叫び声を上げそうになり、 キタガワによって抑えられたということもあったらしい。 「・・・聞いてなかったんだもん。・・・普通驚くでしょ・・・。」 そういって拗ねてブーたれているケーコをよそ目に、アンとスーはいたって涼しい顔だ。 「まー、あの二人は特別かもしれんがね・・・。」 そういって笑いながら隣に座って慰めるマダラメ。 「さて・・・このまま順調にいけばいいんだが・・・。」 『シャトル発射10分前です。皆様、席に座りシートベルトの着用の方を・・・。』 俺の予想は悪い方にはよく当たる、と少し自嘲気味に笑うマダラメであった。 「さて、今後はどう動くつもりだね?」 隣のケーコに今後の予定を尋ねるマダラメ。 皆聞きたかったようで、耳を傾ける。 「あ、とりあえずね、タナカさんとこにいって、クガヤマさんと合流。」 「え、あいつらに会うのか。」 「うん。移動用のトラックとか、護衛用のMSとかね、借りにいくの。」 そういって、取り出した手帳・・・なぜかかわいいシールなどがついている・・・ を見ながら楽しそうに語るケーコ。 「ふーん・・・元気なんかねー。」 メールはもらっていたが、やはり実際会うとなるとそれなりに気になるものだ。 「みたいだよー。」 「カナコ元気かな。楽しそうなメールはよく届くんだけど。」 「・・・シアワセナラソレデイイ・・・。」 「・・・タナカさん・・・はあの技術士官の?」 おずおずと声を出したリツコにマダラメがえる。 「そうですよ。そうか、整備は大概タナカがやってたんでしたね。」 「ええ・・・何か一方的にあなた方のことを知っているのというのも妙な感じですね。」 そういって微笑むリツコ。それを見て少し気が緩むマダラメであったが・・・。 急にシャトルがゆれる。 「なんだぁ!?」 「隊長さん、外外!」 窓際に座っていたケーコの声にケーコの座っている上に体を乗り出し、 窓から外を覗くとそこには数機のリック・ドムが移動していた。 「・・・テロリスト?・・・・・・違うな。動きから見て・・・例の海賊って奴らか・・・。」 「あの・・・。」 「なに?」 ケーコの声に気付いて下を向くと、思いっきり胸のうえに手を付いていたことに気付く。 慌てて手を離すマダラメ。 「・・・うわ!ごめんごめんごめん!!」 「いや、事故だしいいんだけど・・・。」 「いやはは・・・。いやね、それよりね。どうにかせんとね。」 かなり動揺しているのか、しゃべり方がおかしくなるマダラメ。 「ちょっと、しっかりしてよ!」 「おおう、わっかてるよ~、わかってるよ~。」 ケーコの言葉に急いで席から離れ、操縦室に向うマダラメ。 「おい!勝手に入るな・・・」 「連盟軍士官マダラメ中尉だ!!現状はどうなっている!」 「え、あの、その。・・・荷物の引渡しを迫られています。 あと・・・この艦にある人物が乗っているから引き渡せとも・・・。 ・・・あの、何かご存知なのですか。」 「・・・まぁな。ちっ、どこで洩れやがった。」 操縦席にいた副操縦士から話を聞くと、マダラメは舌打ちをする。 「引渡しは不可能ですか。このままでは艦ごと落とされます。」 そういうメイン操縦士である艦長にマダラメはため息をつく。 「・・・ああいう輩が引き渡したからといって無事に済ますとお思いで?」 「・・・まぁ、そうですよね・・・。」 「・・・プチモビぐらい積んでますよね?貸して貰えますかね?」 「ありますが・・・どうするおつもりで?」 「何とか時間稼ぎをする。その間救援信号を送りまくるんだ。 ・・・10分。これ以上は無理だと思うが、きっと近くを巡回中の隊がいるはずだ。」 「・・・わかりました。こうなれば一蓮托生ですな。」 そういう艦長に、マダラメは敬礼を送る。 「うまくいくよう願っててくれ。」 「私達も手伝うよ!」 「・・・フフフ、マッカセナサ~イ。」 気付くと後にアンとスーが立っていた。 「・・・お前ら・・・よろしく頼む!」 プチモビ、というのは作業用のMSで、 ・・・いやMSというにはちょっと貧相な二頭身ほどの作業用機械である。 基本的に戦闘能力は皆無に近く、緊急時の補修などに使われるため、 大概の輸送艦には積んであるのだ。 「よし・・・あくまで目標は牽制だ。無理はするなよ。」 「モチロン!こんなので落とそうとは思わないよ!」 「・・・ムリハシナイ。」 三機のプチモビに乗り込む三人。 「よし・・・みんな、生きて帰るぞ!」 「ヒュ~、久々に聞いたね!」 「・・・コレヲキカナキャハジマラナイワ。」 「・・・なんか恥ずかしいな。まぁいい、いくぞ!」 宇宙に三機のプチモビが出撃する。 「ふいー、地球圏は重力影響が弱くて操作しやすいな。」 「やっぱ木星は大変?」 「まあなぁ。重力影響は半端じゃないよ。事故でたまに木星に持ってかれる事もあるからな。」 「重力ニ魂ヲヒカレタモノヨ!」 「それ使い方違うような・・・。まぁいいか。よし来るぞ!」 前方にドムの編隊が広がる。数にして三機。多くはないが。 「ま、数の上じゃ同じでも、性能差が大きく違うしね。」 そうぼやきつつ、スイッチを操作する。 「さて、どの程度慌ててくれますかねっと!」 そういうと、プチモビのボディから一本のアンカーが飛び出す。 それはそのままドムに張り付いて・・・。 「作業用のマグネットアンカーのお味、いかがかなっ!」 そのまま、回転を開始し、ドムは慣性のまま回転を始める。 同時にアン、スーの機体もマグネットアンカーを射出し、同様に回転を始めた。 「そのままどこかへ飛んできな!」 ボタンを押した瞬間、電磁石になっている先端から磁力がなくなり、 その勢いのまま、遠くへ飛んでいくドム。三機とも、遠くへ飛んでいく。 「ひゃー、奇襲だっただけにうまくいったな。」 『でも次はうまくいかないでしょうね。』 そういいながら通信越しにアンは少し笑う。 「さて、残りは・・・二機?」 『意外と多いわね!』 編隊構成は普通4機で行うものである。 大概そのうち一機は情報収集タイプ ・・・EWACなどがついている機体であるのが一般的である。 しかし、この襲撃隊はドム5機による編成なのである。 「まぁ・・・軍隊の常識が通じるとは思っちゃいねえけどな。」 『センソウハカズダヨ!アニキ!』 「・・・兄貴って誰やねん。」 そうスーの言葉に突っ込みを入れつつブースタを点火させるマダラメ。 「さて・・・あとは動きまくっときますかね。」 ドムからビームバズーカの光が迸る。 「ビーム兵装かよっ!安定感不足であまり配備されてないんじゃなかったのかよ!」 ビームの処理というのはデリケートであり、 皇国軍は最後までビーム兵器を量産させることが出来なかった。 ゲルググは確かにビームを標準装備していたが、 一般兵が多く使っていたのはリックドムであり、 リックドムはビームの扱いに長けてはいなかった。 三機のプチモビは移動を繰り返しつつ砲撃を避ける。 「やれやれ、安定してるじゃねえかよっ。」 ビームの迸りをギリギリで交わしつつも、だんだんと追い詰められていく三機。 「さすがにビーム兵装はつらいな・・・。」 普通のリックドムの武装は実弾兵器であるジャイアント・バズ。 これは単発で出てくるため、数発よければ後は弾切れである。 しかし、ビーム兵装はそれよりも発射数が多い。 「あと・・・数分・・・早く来てくれ・・・。うおっ!?」 乗機の片手が吹っ飛んだのがわかる。 「く・・・。大丈夫か!」 『何とか・・・ね。』 『マダダ、マダオワランヨ!』 その瞬間である。 一筋の閃光が宇宙を奔る。その元には、大きな影が。宇宙用戦艦である。 「来たか?・・・なに?あれは・・・うちの軍じゃない!?」 このあたりを巡回している巡洋艦であれば、見覚えがないものはない。 仮に新造艦があったとしても、そう大きく様相を変えるもんでもないはずである。 しかし、その艦は明らかに異質であった。 『帆』があるのである。 「おいおい、こりゃ何の冗談だよ・・・。」 『こいつが噂の・・・宇宙海賊って奴かしら!?』 「ならおかしいだろ・・・じゃあこのドムたちは何者だよ・・・。」 ドムは明らかに挙動がおかしくなっていた。 襲い掛かっていた二機に、先ほどぶっ飛ばした三機が戻ってきて、 共に逃げようと後退を始めた。 「なんだ・・・??」 すると、海賊船から二機のMS・・・。一方は白く、一方は黄色の・・・。 見たこともない所属不明の機体が飛び出してきた。 すぐさま、その黄色い機体は変形し飛行形態になったかと思うと、 ドムたちの前に立ち、ビーム砲を打ち放つ。 これによって二機が致命傷を負い動けなくなった。 残りの三機が地理尻に逃げようとしたところを、 白い漏斗・・・が打ち落としていく。まるでその純白の機体は・・・ 堕天使とよぶにふさわしい姿であった。 「ファンネル!?あれが噂の・・・本当の宇宙海賊か・・・。」 しかしなぜ宇宙海賊はドムを倒しているのだろうか。 『え~・・・お騒がせしました・・・シャトルにご搭乗の皆様。』 女の声だ。マダラメはどこかで聞いたことがある・・・気がした。 『このたびは私どもの脱走兵がご迷惑をおかけしました。 私どもは一般市民の乗っている艦は襲わないよう心がけているのですが、 モラルのないもの達が逃げ、このような結果になってしまいました。 それではよい航海を。』 そういって通信をきる。どうやら、白いMSに乗っている女性であるようだ。 「なんなんだ・・・こいつら・・・皇国の敗残兵なのか?」 『そのようだね・・・。』 その時である。ようやく駆けつけた連盟の巡洋艦が、MSを展開してきた。 『またせたな。マダラメ。』 「お?ヤナか?もう大丈夫だぞ、終わった。」 『は?何を言ってるんだ、目の前にいるじゃいか!はよ逃げろ!』 「いやぁね・・・。」 『ごちゃごちゃ言ってないでぶちかましたりましょうや!』 そういって、ヤナ機後から巨大なランチャーを構えたジム・カスタム ・・・色がピンクなのが目もあてられない・・・ が、それを構え、白いMSを打ち倒そうとする。 搭乗者は・・・先ほどのヤブザキ准尉である。 『おちろやぁ!この海賊がぁ!』 シュウウウウウウウウウウウウウ・・・・。 収束音が通信越しにも聞こえる。 「ちょ、おま、それ、やば、だろ!」 声にならない声を上げ、マダラメが講義するも。 バシュウウウウウウウウウ!! 光の迸りが宇宙を駆ける。 しかし、二機はあっさりそれを交わし、 光はそのあたりを漂うゴミを焼いたに過ぎなかった。 『慌てんでも、今度相手になってやるさね。』 『なんだと!かかってこいやぁ!』 白いMSのパイロットとはもはや顔見知り状態らしく、 罵声を浴びせかけるヤブサキ。 『・・・では、ごきげんよう。』 そういうと、二機は艦船に引き返す。 『く、追いかけますわ!』 『バカヤブ。無駄弾撃った上に無駄な追い討ちもしようとするのか?』 『カトウ少尉・・・。でもですね!』 『ばかですにゃ~。』 『お前にだけは言われたくないわ!』 『・・・あ~みんな落ち着いて・・・帰るぞ・・・。』 騒ぐ三人の部下に、おずおずと声をかけるも、完全無視されるヤナ。 「・・・大変だな。」 『・・・うん。』 事の顛末をヤナに伝え、シャトルに戻ってきた三人。 「おつかれさん~。」 ねぎらいの 「本当だよ。全く・・・前途が多難だぜ・・・。」 ふう、と息をつきつつ、椅子に座るマダラメ。 「・・・あの方々・・・いえ、あの方・・・。」 「え?白いのに乗ってた奴かい?」 リツコが、何か思い出したようにマダラメに語る。 「声、聞いたことあります。あれは、あの基地にいた・・・最後の相手だったはずです。」 「なにぃ?じゃあ、あの兵器使おうとしてた奴かよ・・・。 妙に紳士的になりやがって・・・。」 不満ありげに鼻息をふかすマダラメ。 「よくは分かりませんが、今度は違った方向で戦うつもりなのでは?」 「ふーん・・・。しかしまぁ・・・。とりあえず当面の航海は大丈夫かな・・・。」 『当機は、もうすぐ大気圏に突入します。』 振動と共に、機体が地球へと降下していく。 久々の、地球という重力を感じながら、マダラメは少しの眠りについた。 前編 終わり 【次回予告】 地上の降りた一行を待つのは希望か、絶望か。 それは・・・誰にもわからない。 いや・・・それがどうなのかを・・・ 決めるのは、自分自身なのである。 第801小隊アフターストーリー『リツコ・レポート』【地球編】 お楽しみに
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1396.html
タイトル 作成者 アクマイザー3 逃亡者 暴太郎戦隊ドンブラザーズ ブラック・マジシャン 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー ブラック・マジシャン 暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー ブラック・マジシャン 宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION 逃亡者 宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION 逃亡者 宇宙戦隊キュウレンジャー ブラック・マジシャン 宇宙戦隊キュウレンジャー EPISODE OF スティンガー W・サード 宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲 ジーク 宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド ブラック・マジシャン ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY 逃亡者 ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突 逃亡者 ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀 逃亡者 ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ 逃亡者 ULTRASEVEN X 逃亡者 ウルトラゼロファイト (第2部) 逃亡者 ウルトラファイトオーブ 逃亡者 ウルトラファイトビクトリー W・サード ウルトラマンX W・サード ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン 逃亡者 ウルトラマンオーブ 逃亡者 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします! 逃亡者 ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA 逃亡者 ウルトラマンギンガ 逃亡者 ウルトラマンギンガS 逃亡者 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!! 逃亡者 ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET 近所のバカ ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE 逃亡者 ウルトラマンサーガ 逃亡者 ウルトラマンジード 逃亡者 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!! 逃亡者 ウルトラマン物語(ストーリー) W・サード ウルトラマンZ 逃亡者 ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS怪獣大軍団 W・サード ウルトラマンタイガ 逃亡者 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス 逃亡者 ウルトラマンティガ 逃亡者 ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY 近所のバカ ウルトラマンデッカー 逃亡者 ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ… 逃亡者 ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA 逃亡者 ウルトラマントリガー エピソードZ 逃亡者 ウルトラマンメビウス 逃亡者 ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス 逃亡者 ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース 逃亡者 ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ 逃亡者 ウルトラマンR/B 逃亡者 ウルトラマンR/B ジーク ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル 逃亡者 炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX 逃亡者 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー ジーク 王様戦隊キングオージャー ブラック・マジシャン 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン ブラック・マジシャン 王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー ブラック・マジシャン 王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ 岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN 匿名
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/129.html
{バーチャファイターの最終回} |{最終決戦!燃え上がれ友情の拳}| 雷鳴が響く 最終回 神殿前 晶「エヴァ、何故だ?何でこんなものを作る?心のねえ格闘兵器を・・・」 エヴァ「ふふふ、兵器ですって?そんな無粋な呼び方しないで頂戴。あたくしが作るのは芸術品よ。」 エヴァ「誰にも真似できない世界で只一つの、ねえ」 エヴァ「勿論三年前と比べ物にならない程パワーアップしててよ。」 エヴァ「どう?あなた達に勝てて?」 リオン「!」 我王「こ、これが鬼丸様が全てを託された・・・」 晶「我王・・・。じゃ、鬼丸の最後の懸けって。」 エヴァ「そうよ!役立たずだったあいつも少しは意味ある死に方をしてくれたって訳、おかげで皆さんにお見せする事ができるわ。あたくしの最高傑作をね。」 リオン「何が傑作だ!」 晶「リオン」 パイ「そんなガラクタなんて!」 サラ「何度作ろうと!」 ジャッキー「俺たちが倒してやるぜ!」 リオン「こんな、こんな物を作る為に僕達やボルノを!」 リオン「うっ、うわあああ!」 エヴァ「あなたがそんな事言える訳?あなたの存在自体、ラファール家の滅んで逝った血であり肉じゃないの。そんなあなたがあたくしにどうこう言える立場で思っているの?」 ジャッキー「リオン!」 サラ「リオン君!」 リオン「さんな事・・・そんな事言われなくたってわかってるさ・・・」 リオン「血塗られた歴史が僕の家の宿命だとしてもそれはあんたの問題何かじゃない!そんなものこの僕が打ち砕いてやる!この僕の拳でな!」 エヴァ「ふん、大甘の坊やが。」 晶「リオン、コンビネーション技だ!デュラルは予想しづらいコンビネーションに弱い。」 リオン「!そうか!」 振り向き様に突きを繰り出す リオン「てぃやあ!」 デュラルはかわす リオン「!しまった!うわああ!」 晶「リオン!」 すぐさま体制を立て直す 落葉旋風弾を繰り出す パイ「リオン!」 サラ「リオン君!」 影丸「あの動き、正に鬼丸。」 エヴァ「甘いのね結城晶、そんなあからさまな欠点、いつまでもそのままにしている筈ないでしょう?」 晶「!それで鬼丸を!」 エヴァ「そうこのコには鬼丸の技だけじゃない彼の脳波や思考パターンまでが映されてるの。つまりこのコが鬼丸よ!永遠の命と鋼の体を持つ、ねえ」 舜「なんと!」 ラウ「人の考えや経験すらも写し撮ったというのか?」 ジャッキー「くっ、こうなればエヴァを!」
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/686.html
キュラッシャー隊率いるリヒタースケールの統率者であるアルファ・リヒターはゾイド、セイスモサウルスを起動しブルーシティの反逆者を圧倒する。 裏切りなどで追い込まれながらもRDを筆頭とするZiファイターは残存しているゾイドで抵抗し最終決戦が始まる。 アルファ「私に歯向かった愚かさを後悔しながら消え去るがいい!」 RD「くそ…これくらいでやられてたまるかよ!」 ブレード「当然だ…貴様ごときに遅れを取ってたまるか!」 惑星Ziの青い空 アルファ「いい気迫だ…2体ともさすが最強ゾイドの実験台して今まだ生き抜いてきただけのことはある!」 RD「この野郎…」 アルファ「今からでも遅くはない。私に従いたまえ。この星の未来の支配者である私に…」 RD「ふざけるな!誰がお前なんかに…」 ブレード「下らん!」 アルファ「愚かな…」 セイスモサウルスはシザーストーム、レーザーストームの部隊と共にライガーゼロファルコンと凱龍輝に向けて一斉攻撃を放つ。 その2体はバリアを展開し攻撃を防ぐ。 RD「くそ…なんて火力だ…近づくこともできないぜ!」 ブレード「エヴォフライヤーさえやられていなければ…」 2体のゾイドが返り討ちに合う中、セイスモサウルスの首にゾイドと思われる攻撃が命中する。 アルファ「何?」 セイスモサウルスを攻撃したのはチーム・マッハストームのゾイド3体(*1)であった。 マッハ・ストーム一同「お待たせ!」「すまん遅くなった」「ひと暴れするわよ!」 制圧した治安局のゾイドも格納庫から出撃する。 スイートが戦いが終わることを祈る中で残存しているゾイドの修理に集中していたのかダン、マット、ホップは疲れていた。 ダン「ようやく終わった…」 マット「すごいよダン…あれだけのゾイドいっぺんに修理するなんて」 ダン「ここが僕の頑張りどころだからね…マットもホップさんも手伝ってくれてありがとう」 ホップ「大丈夫ですかね…」 スイート「信じましょう!みんなを」 サンドラ「これは…ねえちょっと!」 サンドラが操作していたパソコンのモニターにリヒタースケールに抵抗する数多くの民間人の姿が映っていた。 マービス「うるせえやつらだ虫けらの分際でよ…」 ガミー「ふざけんな!虫けらはてめえだ!」 ゴジュラスギガ(ガミー)が率いる治安局のゾイド部隊が駆けつける。 ゴジュラスギガはしっぽを振りスティルアーマー(マービス)を吹き飛ばす。 マービス「ゴジュラスギガだと?ガミー…貴様なぜここに?」 ガミー「決まってんだろう。てめえら悪党どもを取り締まるためだよ!観念しろマービス!」 マービス「貴様ごときに…」 スティルアーマー(マービス)はゴジュラスギガ(ガミー)に突撃するも、返り討ちで再び尻尾を振った攻撃で吹き飛ばされる。 マービス「クソ…ゴジュラスギガ如きに…どうして!?」 ガミー「まだわからねえか!?キメラだがなんだか知らねえか…ゾイドただのマシンと思って使っているようなてめえの腐った心じゃ、どう足掻いても俺とゴジュラスギガの熱いハートには勝てねえということがな!」 ゴジュラスギガが雄叫びをあげると、スティルアーマー(マービス)は逃げ、民間人は歓喜した。 一方でセイスモサウルスを戦う中、サクイの民のゾイド3体(*2)が攻撃する。 ブレード「あれは…」 RD「ツルギ…!」 サクイの民一同「バラフもいるのだ!」「ファンもね!」 サクイの民のゾイド3体は瞬間移動攻撃でセイスモサウルスを翻弄し砲台を破壊する。 RD「バラフ!ファン!」 バラフ「我らが力、今こそ見せる時!グラビティストリームアタック!」 ドグ「お待たせRD!」 RD「ドグ…みんな!」 アルファ「雑魚共がそれだけの戦力でアルティメットセイスモに勝てると思うのか?何!?」 様々な勢力がアルティメットセイスモに立ち向かう中、ブレードライガー(ラスターニ)も加勢する。 ラスターニ「やあ、RD!」 RD「ラスターニ!」 ラスターニ「僕たちもプロのZiファイターも今までの借りを返してやらなきゃな!」 RD「ファイターのみんな…どうして?」 リーリン(無線)『大丈夫RD』 RD「その声は!?リーリン。なんで君がそこに?」 リーリンはヘリコプターに乗り戦いを報道していた。 リーリン「リヒタースケールに借りがあるのはZiファイターだけじゃないんだから。だから私たちだって戦ってるのよ…私たちなりのやり方でね!…」 ガミーがリーリンの声を聞く中、チャオが応答する。 チャオ「チーフ」 リーリン「みんなで一緒に戦おう!」 報道陣「これで視聴率倍増間違いなしだぜ!」 ライガーゼロフェニックスを筆頭とするリヒター反乱勢力のゾイドはアルティメットセイスモに立ち向かう。 RD「みんな…」 アルファ「貴様ぁー!」 ラスターニ「この!」 ブレードライガー(ラスターニ)はセイスモの砲台に噛みついて破壊する中、取り巻きのゾイドに一斉攻撃を浴びせられ吹き飛ばされる。 次に他のゾイドも一斉攻撃を浴びる。 マスクマン「ユニゾンゾイドの弱点はパーツの接続部だ!みんな攻撃を集中しろ!」 Ziファイターのゾイドはセイスモのユニゾンしている部分に集中攻撃を浴びせる。 ブレード「Ziユニゾン!凱龍輝デストロイ!」 凱龍輝はディスペロウとユニゾンして凱龍輝デストロイに。 アルファ「なっ…なんだと!?」 シグマ「やったぜ!」 セイスモにユニゾンしていたシザーストーム、レーザーストームは外れる。 RD「ストライクレーザークロー!」 ライガーゼロファルコンのストライクレーザークローでシザーストーム、レーザーストームは破壊される。 リーリン「やったー!ユニゾンが解除されセイスモからの攻撃もやみました」 格納庫にいたサンドラ含むマッハ・ストーム一同はパソコンのモニターを通じてその様子を見る。 マット「やったね!」 一方でセイスモに乗っていたアルファは別の作戦を考える。 アルファ「やってくれる…」 リュック(モニター)『アルファ様…スティルアーマーが接近しました』 セイスモの近くにスティルアーマーがやってくる。 マービス「アルファ様申し訳ありません。シティを失いました」 マービスが話した後、コマンドストライカー(マスクマン)が駆けつける。 マスクマン「マービス…お前なのか!?」 マービス「貴様もいたものかマスクマン!」 マービスがそういう中でブルーシティ治安局のゾイドが攻撃する。 ガミー「お…キュラッシャー隊の隊長どもは市長さんのところへ逃げ込んだか…」 RD「もう逃げはないぜ!そろそろ観念しやがれ!」 アルファ「まだこれからだよ…このセイスモサウルスの真の力…見せてやろう!Ziユニゾン!ベルセルクセイスモ!」 アルファのZiガントレットが光りだす。 RD「な…何だって!?」 セイスモサウルスはスティルアーマーとユニゾンしベルセルクセイスモに。 リーリン「どうなってるの!?」 スイート「そ…そんな!?」 アルファ「驚いたかね?これがセイスモサウルスの格闘形態ベルセルクセイスモ…接近戦では最強だよ!」 マスクマン「飲まれるな数はこっちが圧倒的だぞ!」 Ziファイターのゾイドはベルセルクセイスモに一斉攻撃をするも攻撃が通じない。 エミー「なんで重装甲なの…あれだけの攻撃でビクトもしないなんて…」 アルファ「次はこちらの番だ!」 ベルセルクセイスモは背中に搭載されたソードレールキャノンで付近にいるゾイドを一掃する。 アルファ「どうだねセイスモのソードレールキャノンの威力は!」 コマンドストライカーとレオストライカーは立ち向かう。 マスクマン「1か所に固まるな!散回しろ!」 他のゾイドはそれぞれの箇所に分散する。 マービス「これだ…これこそが俺の求めていた力!相手を打ち負かす圧倒的な力!俺が手に入れるべき力だ!」 ベルセルクセイスモは再びソードレールキャノンに加え近接攻撃で近づいてきたゾイドを返り討ちにする。 RD「くそ…なんて破壊力だ!そんなみんなやられちまったのか!?」 ブレード「怖いかRD?。逃げても構わんぞ」 RD「誰が…!お前こそビビってんじゃねえぞ!」 アルファ「やはり最後まで残ったのは君たちだけか…ならば君たちを倒して仕上げといこう」 RD「そう簡単に行くかよ!」 ライガーゼロファルコンはソードレールキャノンを破壊するも攻撃を受け落とされてしまう。 アルファ「どうだ?これが究極の力というものだよ!支配者にこの私にふさわしい力だ。なあリュック?」 ブレード「リュック!?」 ブレードがアルファの無線会話を通じてリュックが登場していることに気づく。 リュック「はい、アルファ様こそ支配者にふさわしいお方です」 ブレード「リュック…そこにいるのか…!?」 アルファ「もはやこの子は私の言うことにしか耳を傾けない」 ブレード「貴様!リュックに何をしたんだ!?」 アルファ「幸福だよ!私が彼に与えたのは全て私に委ね、もう何も自ら思い悩むこともない絶対的な安心という幸福を与えたのだ」 RD「何!?」 アルファ「人にもゾイドにも絶対的な存在、全てを導き指導するものが必要なのだ!それこそがこの私アルファ・リヒターなのだ!」 RD「ふざけるな!てめえの人生を人に委ねろ?何抜かしてんだ!この野郎!人間もゾイドもお前の道具なんかじゃない!みんな心を燃やして熱く生きているんだ!お前の独りよがりに付き合うこと暇じゃねえ!」 ブレード「気に入らん…貴様のようなやつは気に入らん!」 アルファ「ならばその実を持って己の愚かさを知れ!ゼネバス砲用意!」 キュラッシャー兵士ら「ゼネバス4ポジトロンジェネレーター始動開始!」「エネルギーチェンバーロック」「システムオールクリーン」「チャージ開始!」 「ジェネレーター出力120%」 RD「何!?」 リュック「エネルギー充填完了しました…」 アルファ「よし目標12時方向ライガーゼロファルコンおよび凱龍輝、照準合わせ!ゼネバス砲発射!」 ライガーゼロファルコンと凱龍輝に向けて放つ。 2体のゾイドはバリアを展開し耐え続ける。 ブレード「リュック…リュック!」 リュック「ブレードさん…」 ブレードの呼びかけにリュックは正気を取り戻し、ゼネバス砲の発射を取りやめる。 RD「動きが…止まった?」 ブレード「今だ!RD!ぐずぐずするな!」 RD「うるせえ!お前に命令すんなつってんだろ!いっけえ!ストライクレーザークロー!」 アルファ「きたまえ…」 ライガーゼロファルコンはベルセルクセイスモの頭部に弾き飛ばされる。 ベルセルクはソードレールキャノンを凱龍輝に向けて発射する。(凱龍輝の)オウムガイが盾となるも、2体諸共吹き飛ばされてしまう。 アルファ「やったか?」 アルファがそういう中、ベルセルクセイスモの背中に攻撃が命中する。 アルファ「何だ!?」 RD「やったぜ!なあ、ブレード!…ブレード?」 ブレード「リュックを回収するために防御がおろそかになったようだ…」 リュックは(凱龍輝の)ツバメに助けられていた。 RD「大丈夫なのかブレード?」 ブレード「残ったのは貴様一人だ。さっさと奴を倒してこい!」 RD「分かってる!」 アルファ「確かにダメージは受けた…だが貴様ら相手にはまだまだ十分だ!」 他のゾイドも体勢を立て直そうとする。 Ziファイター一同「動け!動いてくれ!」「立ってよお願いだから!」「しっかりしろ相棒!」「RD!」 ブレード「負けるなよ…RD」 RD「くそっ…」 アルファ「残されたのは貴様だけか…私のセイスモは並のゾイドよりはるかに上なのだ!」 ライガーゼロファルコンはシールドを貼りベルセルクセイスモの攻撃に耐えるも尻尾を振った攻撃で吹き飛ばされる。 アルファ「君たちはよく戦ったが…これで終わりだ。もはや私に抵抗しうるものは誰もいない!シティが解放された?それがどうした?このセイスモの力さえあればシティなどいくらでも制圧できる、そしてやがてこの世界全てが私にひれ伏すだろう!」 RD「ふざけるなよ…こん野郎!」 ライガーゼロファルコンは立ち上がる。 アルファ「ほお…しぶとい…まだ逆らうつもりか」 RD「そんな世の中に誰がするもんか!俺は負けられない!負けられないんだ!」 アルファ「そろそろ限界かな?」 RD「くそ…まだだ…まだ戦える!そうだろ?ライガーゼロファルコン!負けるかよあんなやつに!人間もゾイドも感情のない道具にしか見えねえようなやつには絶対負けられない。人とゾイドとみんなのためにも!」 RDの想いに応え、ライガーゼロファルコンの目が光る中で他のゾイドが光り始める。 RD「みんながみんなが信じて俺を…俺とお前を…だから行くぜゼロ!ゼロファルコン!」 RDのZiガントレットが光り出すと同時にライガーゼンファルコンも金色に光り、ファイヤーフェニックスを模した幻影が映る。 スイートらもパソコンのモニターを通じてその様子を見ていた。 スイート「これは!?」 ダン「まるでゼロが進化したみたいだ」 マスクマン「そうか…RDが気迫に反応して…」 マット「伝説のゾイド」 スイート「そうよやっとやっと見つけたのよ」 ブレード「行け!RD!」 アルファ「ふん!くたばりぞこないが!たかが1体ゾイドごときに何ができる?」 黄金に輝いたライガーゼロファルコンはセイスモに突撃する。 RD「なめるなぁー!」 アルファ「真正面からだと?」 セイスモサウルスは攻撃するもライガーゼロファルコンには通じなかった。 一同「いけRD!」「頼んだわよRD!」「やっちまえRD!」「「「RD!」」」 アルファ「馬鹿な!?砲台」 ベルセルクセイスモはゼネバス砲をライガーゼロファルコンに向けて攻撃するも通じなかった。 アルファ「なにー!?そんなバカなこのセイスモが!?私のセイスモが!」 ライガーゼロファルコンの突撃攻撃でセイスモは大破する。 意識不明のリュックは目を覚ます。 リュック「ブレードさん…」 プレード「洗脳は…解けたようだな…」 リュック「ブレードさん!僕は僕は!」 リュックは涙を流しながらブレードに抱きつく。 爆発に巻き込まれたアルファは存命していた。 アルファ「助けてくれ…」 アルファの目の先にはブルーシティ治安局の3人が阻む。 変わってないがライガーファルコンは戦う物語った中破したアパートの屋上付近に立つ。 RD「やったんだよな…」 マット「RD!」 マットとスイートがライダーセロファルコン(RD)のもとに駆け付け、ライガーゼロのコックピットが開く。 スイート「RD」 マット「やったね!RDが買ったんだね!」 RDはライガーゼロファルコンから降りる。 マット「すごかったよさっきのゼロ!まるで伝説のゾイドみたいだった」 RD「伝説の…ゾイド?ゼロが?。あの時、俺は夢中だったんだ。絶対に負けられない…みんなを守りたいって…」 スイート「その気持ちにゼロが答えてくれたのよ。そして本当の力に目覚めたのかも」 RD「ああ…そうだな…父さん…俺ようやく見つけたよ。伝説のゾイドこんなところにいたんだね…これから始まるんだ俺とゼロの伝説は!」 マッハ・ストーム本部。 RD「さ・て!今日もひと暴れしてくるか!」 ホップ「あんまりやりすぎないでくださいね!ほどほどに!ほどほどにですよ!」 RD「分かってるって!行くぜシグマ」 シグマ「はいはいそう慌てなさんなって…」 マット「ああ、待って僕も行くよ!」 スイート「もうRDったら…ちっとも成長してないんだから」 サンドラ「まるで昔のあなたを見てるみたいね」 マスクマン「そんなことはないだろう」 スイート「へぇ、マスク待って昔はRDみたいだったんですか…」 マスクマン「さて…俺も行くか…」 スイートとサンドラは笑顔になる。 RD「さあ、行こうぜ!ライガーゼロ!」 RDがそう言い、ライガーゼロ、コマンドストライカー、レオストライカーが本部から出撃する。 (終)