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タイトル 作成者 有言実行三姉妹シュシュトリアン 逃亡者
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翔け!! 英雄達(ヒーロー) ジャグールの洞窟 鷹取舞や美杉沙羅、他の女性が捕らわれていた。 そこに、クイーンが現れる。 クイーン「美杉沙羅……恨み重なるブルースワット!」 サラの足元にはディグテイターが落ちていた。 クイーン「消してやる!!」 ジャグール「止めるのじゃ! 我が魔術で甦ったときに契約したはず。女どもの生け捕りに協力するとな……」 クイーン「ジャグールめ……」 帯刀「ジャグール、貴様いったい何を企んでいる!?」 ジャグール「あの女共が秘めた、命を生み出す母なる力を利用して、その魂を甦らせてやるだけよ。お前たちのようにな!」 ジャグールにゴールドデジックが向けられる。 帯刀「止めろといったら……これ以上の悪の復活は、俺には邪魔だ」 ジャグール「私を殺せば、闇は再びお前を飲み込むぞ!?」 ジャグールが去る。 アースアカデミア 甲斐拓也たちが考え込んでいた。 大作「俺たちが油断したばっかりに……舞とサラが……」 拓也「みんな、すまない……」 鳴海翔が拓也の胸倉を掴む。 ショウ「謝るぐれぇなら何であの時、俺の指示を聞かなかった!? ジャマール倒したからって、いい気になってんじゃねぇ!!」 カブト「まあまあショウ、そこまで言わんでも……」 拓也「いいんだ、カブト。ショウの、言うとおりだから……」 大作「この責任は俺たちが取る! 行こう」 拓也と片桐大作が部屋を出る。 博士「おいおい、おい……」 カブト「おい! みんな、冷たいわ。もうええ、わかった。俺だけでも拓也たち、助けたるわ!」 カブトも部屋を出る。 ガンギブソン「おい、ちょいと……きつすぎたんじゃねぇか!?」 ジャンパーソン「いや、あのままでは拓也たちは……勝利という酒に酔いつぶれてしまったに違いない」 シグ「『勝って兜の緒を締める』……ですからね」 博士「確かに。しかし、これまでの戦いはそりゃあ、厳しいもんだった。今、気が緩むのも当然といえば当然だ……頼む。みんな、フォローしてやってくれ!」 ショウ「わかってるって、博士。心配すんなよ」 ジャンパーソン「そうですよ」 博士「ありがとう、ありがとう……ありがとう!」 洞窟 女性たちが泣きじゃくる。 サラ「みんな、泣かないで。きっと助けが来るから……」 舞「サラさん、ごめんなさい。私たちで勝手に動かなければ……」 サラ「それより舞、私のブーツを……」 サラのブーツにはナイフがあった。 舞「ナイフ……」 サラが頷く。 舞が必死でナイフを取る。 そこへ、ジャグールとネオギルドのロボットが現れる。 ジャグール「儀式の準備じゃ。もうすぐ闇が太陽を隠し、邪悪なる魂が甦る」 サラ「そうか、今日は日食……」 ジャマール「女ども、こうなれば貴様らは用済み! 餌食にしてやる……」 ジャグールが呪文を唱えると、井戸から手が出現する。 サラ「舞、急いで。時間がない!」 舞がナイフで触手を切り始める。 通路 クイーン「ジャグールめ……悪の魂を甦らせてどうするつもりだ!? 大体、この私に支配者面するのも気に食わん!」 帯刀「ジャグールは……この俺が消す。だがその前に、どうしても倒さねばならんやつがいる……」 遊園地前 大作「責任取るとは言ったものの、手がかりゼロか……」 カブト「まあまあ、元気出してぇな。きっと見つかるって! ん?」 そこには、ヒデユキの姿があった。 拓也「ヒデユキ君……ヒデユキ君」 ヒデユキ「お姉ちゃん、見つかった!?」 拓也「いや、それがまだ……」 ヒデユキ「どうして!? ビーファイターは強いんでしょ!?」 拓也「ヒデユキ君、許してくれ。僕たちは強さによって飲まれていたんだ。でも、約束する!」 大作「きっと助けるよ。姉さんも、他の皆も」 ヒデユキ「絶対!?」 拓也「うん!」 「俺たちも約束するぜ!」 振り向くと、ショウとシグがいた。 ショウ「姉ちゃんは絶対助けてやっからな!」 シグ「それから遊園地でのイベント、それも必ずやります。だからそれまで待っていてください」 ヒデユキ「うん。僕、待ってる!」 ヒデユキが去る。 カブト「ほな、遊園地でな!」 しかし、一同の顔はまだ落ち込んだままだった。 そこへ、ジャンパーソンとガンギブソンが現れる。 ガンギブソン「おいおい、そんな神妙な面すんなよ! らしくねぇぜ」 ジャンパーソン「舞も、サラも、きっと無事だ。力を合わせて一緒に戦おう!」 一同「おう!」 ショウ「大作、さっきは悪かったな」 大作「いやあ、こっちこそ……」 すると謎のエネルギーがショウたちに炸裂する。 ビルゴルディ、クイーン、ジャマール怪人、エイリアンが現れる。 拓也「ビルゴルディ、クイーン! 舞とサラはどこだ!?」 クイーン「そんなことは知らん。行くぞ!」 クイーンがエイリアン体となる。 拓也「重甲!!」 大作「重甲!!」 拓也がブルービートに、大作がジースタッグに重甲。 洞窟内 舞が触手を切り続ける。 ジャマール「儀式が終わるまで、ビーファイターどもを引きつけておけ!」 水晶玉にブルービートたちが敵軍団と戦っている姿が映し出される。 ようやく切り終わるが、ジャマールとロボットに気づかれる。 ジャマール「貴様ら!」 ロボットの銃撃が炸裂し、舞が倒れる。 サラ「舞、ディグテイターを!」 舞がディグテイターを発砲。 その後、サラを助けようとするが……。 サラ「私のことはいいから、早く皆に知らせて!」 舞「サラさん……」 サラ「早く!!」 舞は逃げる。 ジャグール「追え、逃がすな!」 ロボットが舞を追いかける。 手の光線をロボットが発射。 舞はこけるが、ディグテイターをロボットに向けて発射。 ロボットが爆発する。 すると月が欠け始める。 舞「急がなきゃ……」 洞窟 ジャグール「時は近づいた! 闇よ、邪悪なる魂を……すべての力をわが身に!! ジャミール、ジャマール!!」 女性たち「うわああっ!!」 女性たちからエネルギーが吸収される。 ジャグール「ジャミール、ジャマール!!」 戦場 クイーン「食らえ!!」 クイーンの攻撃が再びビーファイターたちに襲い掛かる。 今度はビルゴルディがゴールドデジックを繰り出す。 一同「うわああっ!!」 舞が戦場にたどり着く。 舞「みんな!」 ブルービート「舞!」 舞「ジャグールは日食の完成と同時に、全ての悪を復活させようとしているの!」 ブルービート「何!?」 舞「サラさんやみんなが危ない!!」 舞にゴールドデジックを乱射するビルゴルディ。 舞「うわあっ!!」 ブルービート「舞!!」 再びブルービートたちに発砲。 ブルービートがインプットマグナムで反撃。 ブルービート「カブト!」 カブト「な、何や!?」 ブルービート「奴らは俺たちが食い止める! これを舞に頼む!!」 カブト「よっしゃ、わかった!」 カブトはビーコマンダーを持ってジャンプする。 ブルービート「行くぞ! ビルゴルディ、クイーン!! セイバーマグナム!!」 ジャンパーソン「ジャンバルカン!!」 ガンギブソン「ガンボルバー、ブローソン!!」 ショウ「ディグテイター!!」 合体技が炸裂。 怪人たちの姿はなく、落ちているのはビルゴルディのヘルメットだけだった。 ジースタッグ「やった……やったぞ!」 だが、帯刀とクイーンはまだ生きていた。 帯刀「俺は、二度は死!」 クイーン「私は勝つ!」 日食が終わる。 女性からエネルギーはどんどん吸い取られていく。 ジャグール「邪悪なる魂よ、今こそ我が元へ!! 今こそ……」 怪人たちの腕が頭部に変わる。 今度はそれらがジャグールに吸収されていく。 そこへ、レッドルとカブトが現れる。 レッドル「ジャグール! トルネードスパーク!!」 トルネードスパークが炸裂。 ジャグール「もう遅いわ! 儀式は終わった」 太陽が元に戻る。 レッドルがスティンガープラズマーでサラの触手を破壊する。 サラが力尽きる。 レッドル「あっ、サラさん……」 カブトも触手を取る。 カブト「しっかりしいや!」 井戸にはギガロの頭部が残っていた。 レッドル「ギガロ……!?」 頭部が沈む。 一方、ブルービートたちは帯刀たちの猛攻に苦戦する。 すると今度は落雷が落ち、倒れる一同。 帯刀「何だ? この凄まじい気配は!?」 今度はどこからかジャグールの声が響く。 「闇の扉は開いた――地上にあるものが全て死滅し、闇の時代となる!!」 一同の前にジャグールが強力な姿で現れる。 クイーン「あれは……」 帯刀「何だ!?」 ブルービート「ジャグール!?」 体にはビーファイター、ブルースワット、ジャンパーソンが倒してきた怪人の頭部が合体していた。 シグ「あれは……ジスプ!!」 ジャンパーソン「超獣神!」 ジースタッグ「ガオームまで……」 ブルービート「あれはブラックビート!」 そこへ、レッドルとカブトがサラを連れて現れる。 サラ「みんな!」 ブルービート「サラさん!」 サラ「あれがジャグールの目的だったのよ。全ての悪と復活と、統合!!」 ブルービート「何!?」 ジャグール「この私は、全ての頂点に立つ……究極の悪となったのだ!!」 ブルービート「究極の悪!?」 ジャグール「ビルゴルディ、クイーン、貴様らの役目は終わった。死んで私の一部となり、永遠に仕えよ!」 帯刀とクイーンの周りに火がつく。 帯刀「黙れ、ジャグール!! ぬあああ―――っ……」 クイーン「おのれぇ―――っ……」 帯刀とクイーンは消え、ジャグールの体にその頭部が飾られる。 ジャグール「ヌハハハ!!」 するとブルービートたちがどこかの異空間に飛ばされてしまう。 ブルービート「ここは……!?」 ジャンパーソン「みんな、油断するな!」 すると背後からジャグールが一同に攻撃を仕掛ける。 ガンギブソン「この野郎!!」 ガンギブソンは銃を放つが、ジャグールは消えてしまう。 ガンギブソン「消えた!」 ブルービートたちの体から火花が飛び散る。 ジースタッグ「なんてパワーだ……奴にはどんな武器も効かないぜ」 サラ「そうだ、ジャグールはまだ完璧じゃないかも!」 レッドル「あのギガロの顔……ジャグールは全ての悪を取り込めてないのよ! スキがあるかも」 ブルービート「よし、ビートスキャン!!」 ブルービートがスキャンするが、『分析不能』と表示が出る。 ブルービート「分析不能だ。ダメだ、ここにいるのは実体じゃない!」 ジャグールが光を浴びせる。 ジャンパーソン「負けない! ニーキックミサイル!!」 ジャンパーソンが右膝からミサイルを繰り出すと空間の壁が少し開く。 ジャンパーソン「これだ! エネルギーを、空間の一ヶ所に集中させるんだ」 ブルービートたちは銃で空間を撃ち、穴を開ける。 だが、ジャグールの手が邪魔をしたため、空間が閉じてしまう。 カブト「アカン! 撃つのを止めた途端に閉じよる。脱出でけへん!!」 シグ「しかし、全員は無理でも……」 ジースタッグ「そうか、1人だけなら」 ショウ「OK。そんなら行くのはお前だ、ブルービート」 ブルービート「俺が……!?」 ジャンパーソン「そうだ。ジャグールの弱点を探り、倒す! 君の、ブルービートの力があれば可能だ」 ブルービート「わかった!」 ブルービート以外の全員がもう一度銃を発射し、空間に穴を開ける。 しかし、ジャグールがまた邪魔をしようとしているが何とか耐える。 空間に穴が開く。 ジャンパーソン「ブルービート!」 ジースタッグ「今だ!!」 ショウ「行け!!」 ブルービート「わかった!」 ブルービートが穴にジャンプし、本物ジャグールの元に着地する。 ブルービート「あるはずだ……取り込めなかった悪の隙間が。ビートスキャン!!」 しかし、隙間はなかなか見つからない。 ブルービート「ダメだ、怪人が多すぎてスキャンできない!」 ジャグールの攻撃がブルービートに炸裂。 ジャグール「バカめ!」 ブルービート「探すんだ……なんとしても!」 ジャグールの光のロープがブルービートに巻きつく。 ブルービート「あきらめない……俺を信じてくれた皆のために!」 ブルービートは立ち上がる。 ブルービート「そして……俺たちを待っている子供たちのためにも……!!」 ジャグール「ほざけ!!」 ジャグールの念力がブルービートを引っ張りあげる。 ジャグール「とどめだ!!」 するとようやく、隙間が発見される。 ブルービート「見えた、隙間だ!」 スティンガーブレードで隙間を攻撃。 ジースタッグたちが異空間から脱出される。 揃う一同。 ブルービート「ジャグール! お前はブラックビートを生み、俺に倒させた。そして、今度は死んだ魂まで利用したんだ! そんな……命を弄ぶお前を、俺は……俺たちは許さない! 絶対に許さない!! メタルフォーゼ!!」 ブルービートがスーパーブルービートにメタルフォーゼ。 ブルービート「ビートイングラム・ファイナルモード!!」 ハイパーショウに変身したショウがドラムガンファイヤーを、ジャンパーソンがジックキャノンを構える。 ショウ「ドラムガンファイヤー!!」 ジャンパーソン「ジックキャノン!!」 ブルービート「スーパーファイナルブロー!!」 3つの最強技が炸裂。 炎の中、怪人たちの頭部が落ち、消える。 ジャグールの姿も普通の姿に戻っている。 ジャグール「ワシはまだ死なぬ……」 すると、ビルゴルディの腕がジャグールの足を掴む。 ビルゴルディ「ジャグール……」 ジャグール「あっ!?」 ビルゴルディ「貴様も来い、地獄の闇に……!!」 ジャグール「ビルゴルディ……放せ、放せ!!」 ジャグールが大爆発し、炎上する。 ショウ「終わったな……」 ジャンパーソン「ああ……」 ブルービート「終わったんだ。今度こそ、本当に……!」 カブト「やったぞ―――!!」 レッドル「やったー!!」 ブルービート「皆、ありがとう」 後日、遊園地でイベントが開かれる。 博士「『ヒーロー、愛のふれあいスペシャル・めっちゃ好きやねん』!!」 一同「お―――い!!」 ステージにはビーファイター、ブルースワット、ジャンパーソンたちや博士が立っている。 拓也「どうも!」 博士「一緒に遊ぼう!」 拓也たちはイベントで賑わう。 時代、時代を戦ったヒーローたちがいた。ジャンパーソン、ブルースワット……そして今、ビーファイターもまた、歴史となる。ありがとう、ヒーローたち……ありがとう、重甲ビーファイター……そして、さようなら。いつかまた、会う日まで…… おわり
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第5話 たこやきよ、永遠なれ! あかり「できた—-!新作たこ焼き完成や☆」 (お久しぶりや☆道野辺あかりやで♡覚えとるか?今日は行成に新作たこやきを食うてもろてるんや☆) 行成「うん!うまい!」 あかり「ホンマ!?ほなもっとやくわ!!油ひいて・・・うあっちぃい」 行成「あかり!?大丈夫か!?」 あかり「油はねただけや。たいしたことあらへん」 行成「アホっ、早く冷やせ!」 あかり「わわっ」 行成「ちゃんと冷やしとかないとあとがのこっちまう」 行成が、あかりの手をひいて、蛇口の下へ持って行った。 あかり「行成っ、エエよ。もう手ェはなして」 行成「ダメだ」 あかり「た・・・っ、たこやきコゲるし」 行成「その言い訳にはのらん!大人しくしてろ!」 あかり(行成・・・) 夜、あかりが店の掃除をしていた。 あかり「あーーーッ、ホンマにドキドキしたわ—-っ、行成があんな強気でくるなんてな」 (はーーーー、なんや、まだ心臓バクバクゆうとるわ) そこで電話が鳴り、あかりが受話器を取った。 あかり「まいど!「ひめたこ」東京店・・・」 父「おかりか!?」 あかり「オトン!」 父「今スグ大阪に帰ってこい!!」 あかり「---え」 父「最近ウチの店をツブそうと企むふどどき者がおってな、おまえの力が必要なんや」 あかり「いっ、今スグか!?」 父「ああ、それからな、これを機におまえには本店をついでもらう。これからはずっと大阪におれ!!」 あかり(ウチを「ひめたこ」本店の店長に!?) 「そ、そんな急な」 父「ほな荷物まとめて帰れよ」 あかり(大阪に・・・帰る。大阪に帰ったら行成と会えんくなる—ーー!?) 翌日。 あかり(全然ねむれんかった・・・・はよ帰らなオトンまってるのに・・・) 行成「あかり、元気ないな」 あかり(どないしよ、行成に言うべきか))「あ・・・」 店員「あかりさん大変です!!あの人が勝手に店でたこやきをやいてるんです」 店の中で、着物の少女がたきやきを焼いていた。 少女「はいおまち」 あかり(なっ)「おまえ誰や!何勝手に店入っとんねん」 少女「ウチか?ウチはな・・・・」 「世界をおおいつくす黒いたこやき、「黒たこ」のたこやき姫」 「通常「B・T・D」(ブラック・タコホール・団)の日下部ほたるや」 ほたるが、鉄板の上に腰掛け、ポーズを取った。 あかり「「B・T・D」・・・・!?」 店員「てか、鉄板熱くないんでしょうか・・・上にすわってますけど」 ほたる「我が目的はすべてのたこやき屋を支配すること・・・今の日本一は「ひめたこ」のたこやきやと、きいた。ならばそれをたおせば、我々がナンバーワンや!!」 あかり「そうか!おまえか!オトンのゆうてたふとどき者は!ウチをカンタンにたおせる思たら大ちがいや」 ほたる「ほな勝負開始といくか!!」 あかり「うわっ」 ほたるがあかりを押しのけて、調理を始めた。 ほたる「そら!もうやきあがるでェ—----!」 あかり(なっ、なんちゅうすばやい手つきや) ほたる「これがウチのたこやきや!!」 あかり(!?) 店員「なっ、なんですか、あのたこやきは!?ソースも何もかけないなんて」 行成「あれは・・・!たこやきでもダシにつけて食べる、明石やきだ—-!!」 客たち「明石やきってオレはじめて食う!」 「私も!」 客たちが、ほたるのたこ焼きを食べた。 客たち「卵がたっぷりで、やわらかくふわふわの生地。アツアツのダシ汁に身も心もプカプカ浮かんでゆく」 「なんて軽い食感なの!!」 「ここは雲の上。空をおさんぽするわ—-!!」 あかり「ウチかて、ウチのたこやきかて負けへん!」 あかりが、たこやきを作り始める。 ほたる「へぇ、けっこうエエ手さばきやな。あんたが大阪に帰ってきたらエエライバルになるわ。あんたが「ひめたこ」の後継者なんやろ?」 あかり「せや!ウチが大阪帰ったらあんたらなんかスグやっつけたる・・・!!」 (大阪に帰ったら—-行成、そうや、ウチが大阪行ったら行成とはなればなれになるんや・・・本店をつげるなんて料理人としてめっちゃうれしい。けど、そのために行成とはなれるなんて—--・・・) 行成「あかり!コゲてるぞ!!」 あかり「にょわあああっ、くっ」 行成「あかり!?ど、どうしたんだいったい!?」 あかり「はい・・・おまち」 あかりが完成したたこやきを出すが・・・ 行成「い・・・いただきます・・・」 「・・・これは」 客たち「オレ・・・もういいや」 「オレも」 「明石やきもう一皿くれる?」 「あー—私も」 ほたる「勝負あり・・・やな。さあ!とっとと出ていけ!」 行成「あかり!どうしたんだ、さっきのたこやきは!?いつもの味が全然出てなかったぞ。たこやきやいてる最中に何考えてた。おい!あかり!!あいつらに店をとられてもいいのか!?」 あかり「エエねん・・・別に店がのうなっても、ウチはたこやきさえ、やければどこにおってもエエんや」 行成「おまえがそんなこと言うなんて・・・・見損なったぞあかり!!」 その後、「ひめたこ」東京店を乗っ取った「B・T・D」は繁盛していた。 レポーター「それでは今日は「B・T・D」の日下部ほたるさんをインタビューです。「B・T・D」はずいぶん店をふやしてますね」 ほたる「あたりまえや!「B・T・D」がオンリーワンでナンバーワンなんや!」 あかりは、それを見かねて、離れようとした所を転んでしまう。 あかり「あっ」 メイ「まったく・・・こんなことになるなんて、本っっ当なさけない人ね」 メイ、シンディ、ライラ、アーサー。これまであかりが料理勝負を通して出会ってきたみんなが来ていた。 ライラ「あかりちゃん大丈夫ですか!?ヘルプに来まシタ」 シンディ「おまえはわたしがたおす!こんな所でへたってんじゃないよ」 アーサー「姫のピンチとあらば火星だろうと地獄だろうと参りますよ」 あかり(みんな—-・・。) あかり「よう・・・来てくれたな・・・!」 アーサー「もちろんです姫♡」 シンディ「あたしはたまたまニッポンに観光に来ただけだ!お前のためじゃない」 メイ「負けてだまって逃げるなんて、あんたいったいどーしたのよ」 あかり「ウチ・・・どないしてエエかわからんくて、行成ともケンカするし、店ものっとられてもーて・・・」 メイ「バカねえ!とられたら、とりかえしなさいよ」 シンディ「そうだ!それでもキサマ、ヤマトナデシコか!!」 ライラ「おふたりとも、コトバがすぎマス。あかりちゃんでも逃げ出したくなることあるんデスね。うちあけてくれて、うれしいデス」 アーサー「さあ姫!僕の胸にとびこんでおいで!」 シンディがアーサーを押しのける。 アーサー「あん」 シンディ「キサマかってに逃げ出すなんてゆるさんぞ!キサマともう一度戦うためにうみ出した中華風ホットドックだ!!」 あかり「うまそうやな」 メイ「ちょっとやめてよ、中華料理のイメージがくずれるじゃない。まあ、何よ、このパサパサのパン!ゆるせないわ」 シンディ「なんだと!」 あかり(そうや、みんなこうして料理でぶつかりあって・・・わかりあってできた・・・大切な仲間や。みんなみんなたこやきを通じて出会った仲間なんや—――・・・よっしゃ) メイ「ちょっと!どこへ行くのよ」 あかり「きけ!日下部ほたる。そこはウチの店や!このままおまえのモンにはさせん!!もう一回ウチと勝負せエ!今度こそウチが勝つ!!」 レポーター「おおっと!「ひめたこ」の店員のようです。日下部ほたるさんに戦いをいどんでいます!たこやきvsたこやきです」 その中継を、行成が見ていた。 行成「あかり!?」 あかり「ちょおマイクかりるで」 レポーター「えっ、ちょっと!」 あかり「この勝負ウチの東京での修行の集大成や。勝っても負けてもウチは大阪に帰る。でもその前に行成、あんたにウチの本気のたこやき食うてもらいたいんや」 ほたる「ま、何回勝負しても同じやろうけどな。うけてたったるわ! 来週の秋祭りでどっちが人気あるたこやきを作れるか、アイデアたこやきで勝負や!!」 秋祭り当日。 レポーター「さあ!世界同時中継、たこやきVSたこやき。まずは「B・T・D」日下部ほたる!!」 ほたる「はいおまちっ」 客「な、なんだあ?フツーのたこやきじゃねェのか?」 ほたる「フフフ」 客たちが、ほたるのたこやきを食べた。 客たち「!!!」 「なんだこれは!?ぷにぷにモチモチしている!!」 「たこやきを食べているのにこの弾力!!食感が気持ちいい~~っ」 ほたる「これは生地に片栗粉うぃ入れたんや。そうすることでモチっとした食感を出すことができる!韓国のチヂミの追うようやな」 客たち「へぇ―――っ」 「この食感は新しいよ」 ほたる「トーゼンや!ん?なっ、なんや、あのたこやきは」 あかり「はいおまちっ」 ほたる(まるで虹や、七色の虹や――――!) レポーター「七色のたこやき・・・いったいどんな味なんだろう!?」 客たちが、あかりの七色のたこやきを食べた。 客たち「こっちは赤、こっちはグリーン。ひと口ひと口、次々に豊かな自然の味がやってくる。まさに心にかかった大きな虹のかけはしをかけおりていくよう・・・!」 あかり「これはな、野菜で生地に色をつけたんや☆」 明石さん「紫キャベツやほうれん草など色の濃い野菜を使ってね。紫キャベツはゆがき汁を使っていろんな色が出せるよ」 あかり「虹の色は仲間のイメージや、たこやきが多くの人との出会いをくれた」 (そう・・・たとえ大阪と東京で場所がはなれとっても、たこやきが心と心を結んでくれる) 「これがウチの究極のたこやきや!!」 ほたる「~~~くっ」 レポーター「すごいすごい!両者一歩もゆずらず同点!!さあ!いよいよ最後のたこやきになりました。これですべてがきまります!運命を握る最後のお客さもどうぞ!!」 行成「あかり・・・よく・・・やったな」 最後の客は、行成だった。 あかり「・・・ゆき・・・なり」 行成「うまかった!サイコーのたこやきだ!」 行成があかりを抱きしめた。 アーサーは驚愕するが、メイは優しい眼差しで見ていた。 レポーター「101VS100ということは・・・」 客たち「あかりちゃんの勝ちだ―――――真のたこやき姫はあかりちゃんだ――――」 ほたる「野望・・・ついえたり・・・・か。ウチは考えもせんかったわ、たこやきが人と人とのきずなを結ぶなんてな・・・」 翌日、あかりは行成達に見送られて、大阪行きの電車に乗ろうとしていた。 あかり「みんな世話んなったな」 ライラ「あかりちゃん元気でね・・・」 メイ「心配しなくても元気でしょーけど」 アナウンス「新大阪行きが発車します」 行成「・・・・あ」 「あかり・・・!オレは毎日大阪に行くぞ!!オレはあかりのたこやきも、あかり自身も大好きなんだ!!」 あかり「ウチも・・・ウチも大好きや!!」 (たこやきとウチらのきずなは永遠やーーーーー!!) 数日後 あかりは東京に出戻りしてきた。 あかり「オトンにまだまだ修行が足りん言われた。またよろしゅうな」 また新しいたこやき伝説がはじまる! (おわり)
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【※GK注:このSSは2020/08/23 0 04に投稿されており、遅刻ではありますが、締め切り直前に遅刻が可能かの旨を相談いただいていたため、今回は掲載する判断をいたしました。投票していただくことも可能です。】 樹を捨てよ、街に出よう 戦いがあった。 そして、これはその後の話だ。 ◆ ◆ ◆ 「はい、ではシルクハットにこのカードを入れてー。そしてハンカチをかけてー……」 黒色のシルクハットを手元に構えた少女が、満面の笑みで観客に語り掛けた。 少女の格好……燕尾服にシルクハットという、いかにも【私は手品師です!】と全力で主張する姿がやや受けしたのか、道行く人々がそれなりに足を止めて見守っている。 その視線に気をよくしたのか少女は笑みを深め、すう、と息を吸い込む。 「わーんつー……すりー!」 雑な発音のカウントと同時に、ハンカチがぱっと取り除けられた。 「なんと、カードが花束になっちゃった!」 なんでだ。 この手品を見た観客の反応は大きく三つに大別された。 脈絡の無さに苦笑いする者、突然の事にぽかんとする者、素直に感心し拍手を送る者。 俺は1番目。そして。 「おおー!!」 婦警は3番目だった。 それはもう目をキラッキラさせて拍手喝采している。 「はーい、婦警のお姉さんありがとう!」 「どういたしまして! でもワタシは府警じゃないんですけど」 「またまたー。あ、せっかくなんでこれはお姉さんにあげるね!」 「わ、と……あ、ありがとうございます!」 手品師の少女に渡された花束を手の中で持て余しながら、婦警は少女に一礼した。 多分、この少女は婦警の中で「守るべき一般市民」に分類されているのだろう。その機嫌を損ねるような事はしたくない、といったところか。 婦警は俺の方を見て、ちょっと困ったような笑みを浮かべている。 「……後で持ってやるよ」 俺が小声でそう伝えると、婦警の笑みから憂いが消えるのが分かった。 やれやれ。だがまあ、悪くない。 俺は小さくため息をつくと、頭上を見上げた。 そして、何にも遮られていない、青空を見た。 ◆ ◆ ◆ 「ありがとうございますウォーたん。そんなに持ってもらっちゃって」 「構わねえさ。どうせ両手は空いてたし。……しかし」 横を歩く婦警をチラ見した後、俺は大きくため息をついた。 「あのお嬢ちゃん、まじでこれしか持ち芸なかったのな……」 俺の両手には紙袋。袋の中身は、大量の花束。 言うまでもなく、さっきの手品師嬢ちゃんから貰ったものだ。 彼女の芸は、全てが『何かを花束と入れ替える』ものであり、婦警と俺以外の観客はすぐに飽きて三々五々去っていき。 そして、彼女に気に入られた婦警はその花束を逐一手渡され、荷物持ちの俺がそれを運ぶことになった、という流れである。 「そうですねえ。きっと……」 言うまでもなく、これは手品師少女の魔人能力だろう。 『視界外にある所有物を花束に変える能力』といった辺りか。 だが。 「きっと、この芸がすごく好きで、それだけをずっと練習したんでしょうね。すごいです!」 婦警がそう認識すれば、そうなる。 哀れな魔人手品師は、熟練の一芸手品師へと書き換えられる。 ……今更ながら、俺は『常識強制』の恐ろしさを腹の底から味わっていた。 街をちょっとパトロールするだけでこの始末だ。いつの間にか一般人にされた魔人の数は十や二十ではあるまい。 警察が何を考えてこんな女を抱えているのか、万能ならざる俺には分からなかった。 考えたところで、何か回答が与えられるはずもなかった。 なので、俺はもう一つため息をついて。 「……ま、そうなんだろうさ」 適当に相槌を打った。婦警は我が意を得たり、といった顔で頷いている。 やれやれ。出来る事なら、こんな危険物との付き合いはとっととやめて、久々の一般人ライフをエンジョイしたい所なのだが。 「……どうにかやめられないのかね、このデートもどき」 「デートもどきじゃありません! あ、もちろんデートでもないですけど」 「そこ、念を入れて否定する必要あったか?」 「ウォーたんには乙女心が分からないんですね。ところで質問の答えですが」 婦警、カチュア=マノーは人差し指を立てると、笑顔で言った。 「もちろんダメです。忘れたんですか、ウォーたん? あなたが『世界樹消失事件』の重要参考人だってこと」 ◆ ◆ ◆ 世界樹は跡形もなく消え去った。 ドンダーの奴が望んだとおりに、それは何の痕跡も被害も残さず、きれいさっぱり無くなった。 だが、それが存在した記録、人々に植え付けた記憶まではそうもいかない。 これまで当たり前のようにあった物がなくなる事による混乱は、手をこまねいていれば世界を三回は転覆させただろう。 必然として、この世界を治める側の連中はその辺りの対応に奔走することを強制された。 それは国府州警(けいさつ)とて例外ではない。 元々その辺り、治安の維持は彼らの管轄であるのだから、当然と言えばそうだ。 だが、表向きには秘されたものの、その消えた経緯を知る当事者を抱えるとなると話が変わってくる。 この辺りについて詳細を語り始めると明らかに本筋から脱線するので、詳細は省略するが。決して面倒だからではない。 結論から言えば、おれは国府州警(かれら)の重要参考人となり、婦警(カチュア)はその護衛と監視、さらにパトロールを兼ねて俺とともに街に出ている、という訳だ。 無論、忘れていたはずは無い。 ないが、納得できるかと言うと話は別だ。 ◆ ◆ ◆ 「ダメか」 「そうです」 「どうしてもか」 「どうしてもです」 「いや、でもなー」 俺はため息をついて、周囲の街並みを見渡した。 電気屋の街頭テレビでは最近世間を騒がす謎の怪盗とやらの特集番組が映し出され、一人の少女がそれを真剣に見ている。 車道では、荷台に様々な荷物を積んだ軽トラが信号待ちで止まっている。荷物にいくつか家具が見えるところからすると、引っ越しだろうか。 電気屋の隣の喫茶店からは店長らしき老年の男性が出てきて、大きく伸びをしている。 その横を、巨乳の姉ちゃんが側転で通り抜けていく。 呆れるような日常だ。 俺がしばらく前に失い、そして再び手に入れたものだ。 「こう……こういう失った物をかみしめる的シーンを、他人と一緒にやりたくはないというか」 「まあ、ずっとあんな所にいたら息が詰まる、というのは分かりますけどね」 「だろう?」 「でも、それとこれとは別の話です。ウォーたんにどんな事情があったとしても、法規にのっとってワタシが監視することに決まっているんですから」 「……まあ、そうなんだが」 でもなあ。四六時中、風呂とトイレと寝るとき以外監視のために大体一緒にいます、が法規に書いてあるとは思えないんだが。 「あれか? 俺がイケメンすぎて惚れ」 「あ、すいません電話が」 「せめて最後まで言わせろよボケを!」 恥ずかしいだろうが! と食って掛かろうとした俺を静かにのジェスチャーで黙らせ、婦警は携帯電話を耳に当てる。 「はい、カチュア=マノー。はい……ええ!? 脱獄!? 彼がですか!?」 ああ。俺は実感する。 どうやら、新しく手に入れた日常は……。 「分かりました、急行します。重要参考人は……はい、規定にのっとり協力要請。わっかりました!」 ……ひどく、騒々しい物らしい。 ◆ ◆ ◆ この話は、四人の候補者の物語だ。 この節は、異能の特異点の終着だ。 天に根を張り、地に枝を伸ばし、さかしまにそびえ立つ、世界樹のまやかし。 愚者が世界へ至る、或(あ)る彼方(かなた)への行程の、終点。 世界樹の形をした神秘現象(アルカナータ)は、ここで潰える。 だから、俺がアンタたちに話しかけるのも、これが最後だ。 ただ、一つだけ覚えていてほしい事がある。 例え道が分かれ、再び交わらなくても、俺は歩みを止めない。 そして、アンタたちも歩んでいる事を、俺は疑わない。 だから、どうか。 アンタたちにもそうあってほしい。 歩みを止めず、俺が歩んでいることを疑わないでほしい。 それを、俺、異能の特異点ウォーダンとアンタたちとの、最後の約束にする。 それじゃあ、縁があれば、また。 SSツリーリンク 初回 第2回 第3回 第4回 最終回 天より伸びよさかしまの樹 星に手を伸ばすふたりの人 斯くして闖入者は場を紊す 此れは”四人”の物語 (このSS) + 蛇足 蛇は靴下を履かない 「……ああ、帰ってたのですか? お帰りなさい、ホリィ」 「ただいま。帰りたくなんてなかったのですが。また、死ねませんでした」 「うーん、相変わらずですね。そんなだから“矛盾の特異点”なんて呼ばれるのですよ」 「……別に、私は特異でも点でも、何より矛盾しているつもりもないのですけどね。呼びたい人がそう呼ぶのは構いませんが」 「ははは。まあそんなことより、世界樹殺し(ミッション・ニーズヘグ)、お疲れ様でした」 「……その命名はどうかと思いますが、結末はしかるべく。本当に、その命名はどうかと思いますが」 「おや、蛇はお嫌い?」 「靴下を履かない生き物は嫌いです」 「左様ですか。……まあ、ともあれ無事に始末できたようで幸いです」 「……“先代”の手を借りざるをえなかったのは嫌な気分でしたが」 「そう言わないでください。使える手は何だって使うでいいじゃないですか」 「私の趣味に合わない、と言っているのですが通じませんでしたか、“虐殺”? そもそもがあなたの尻拭いなんですよ、これは」 「おっと、これは失敬“自殺”の令嬢。それを言われてはぐうの音も出ませんね」 「危うく識家に魔人工場とのコネクションができるところでした。……自覚しているのなら何より」 「やれやれ。……これからどうするのです、ホリィ?」 「そうですね。1年喪に服します。……知人が死んだので」 「……それはそれは」 「……では、失礼しますね」 「はい。お気をつけてホリィ。……ところで、なぜそんなに急いでいるのです?」 「……分からないのですか?」 「「こんな“名探偵”と一緒の部屋になんていられるか! 私は一人でいさせてもらう!」」 「ではまた」 「ええ、また」 SSツリーリンク 初回 第2回 第3回 第4回 最終回 天より伸びよさかしまの樹 星に手を伸ばすふたりの人 斯くして闖入者は場を紊す 此れは”四人”の物語 (このSS)
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ついに悪魔の勝利は宣言された。この地球に、人間に希望は、明日はないのか!? チンピラたちが屋台を荒らしていた。 チンピラ「おい、明るくなる前にもらえるもんもらっとけ!」「急ごうぜ」 主人「おい、何だお前たちは!?」 チンピラ「どけ親父!!」 チンピラたちが屋台の主人に暴行を加える。 主人「やめろ…… やめてくれ!!」 チンピラ「食い物あったか!?」「取れるだけ取っとけよ!」「生きるためだ!!」「おお、あったあった」 チンピラは金と食料をもらっていこうとする。 主人「勘弁してくれよ、そればっかりは……」 チンピラ「うるせぇ!!」 主人「うわあああ!!」 チンピラがパイプを振ると、謎の男がパイプを受け止める。 チンピラ「誰だてめぇは!?」「邪魔すんな!!」 男はチンピラに挑んで倒す。 チンピラ「このぉ…… おい、日が昇るぞ!!」「日陰に入れ!!」「暑くなるぞ!!」 チンピラたちは姿を消す。 金を倒れている主人に渡す男。 主人「自業自得だな…… 夜が明けるこんな時間まで欲張って、商売していた俺の……」 主人が息絶える。 男がその場を去ろうとすると、新聞の記事を見つける。 その記事には「エクシードラフト隊長叶隼人 全国指名手配!」と書かれており、叶隼人の写真も載っていた。 もう1枚の記事には「紫外線率上昇止まらず!」「オゾン層完全消滅か!」とも書かれていた。 さらば特捜警察(レスキューポリス) 男はマンホールを開け、その中に潜って地下を進む。 そこに勝の姿があった。 勝「お帰りなさい、隼人さん!」 男がマントとゴーグルを取ると、それは隼人だった。 隼人、愛、勝の3人は食事を取っていた。 愛「上の様子は、どうですか!?」 隼人「都市の機能は、ほぼストップしてる…… 向き出しの紫外線のために、みんな昼間は外には出られず、ただひたすら、息を殺して夜を待っている。その鬱積が徐々に高まりつつある。多分今、世界中の街という街で、自分は手を汚さず、人間同士殺し合いをさせる。大門らしい、悪魔らしいやり方だよ全く……!! 俺に本部爆破の容疑を着せて、動きを取れなくしたのも、多分奴が……」 愛「ひどい!! もしも本当に神がいるのなら…… なぜこのような悪魔の振る舞いをそのままに!? どうして? わかってるわ。神も人間なんかどうでもいいのよ…… ただただ悪魔を倒したい、それだけなのよ!! 神の子だって、そのためだけの物なんだわ!!」 勝「大丈夫だよ、お姉ちゃん。お姉ちゃんも隼人さんも、詳しいことを教えてくれないから、何が起こってるかよくわかんないけど…… でも、僕は……お姉ちゃんを守る!!」 勝が愛に抱きつく。 勝「だから、大丈夫だよ……」 隼人(思えば、あの天使ミカエルが現れてから3ヶ月、時計のように正確に…… 地球は破局に向かって。所詮は、所詮は避けられない運命なのか!? いや、そんなことがあってはならない……!!) 上で物音が響く。 隼人「ここを動くな!」 隼人が上に上る。 リボルバックG-3を構える。 少女「パパ、怖い!」 父親「ここまで来ればもう大丈夫だ。しっかりするんだ……」 母親「あっ! あなた、ピストル……!!」 父親「この野郎! 何だ貴様!!」 父親が隼人に襲い掛かる。 隼人「やめろ!!」 すると熱気が父親に触れる。 父親「あちち……」 隼人「危ない!!」 父親が持っていたゴルフクラブが燃え始める。 父親「まったくわけがわからんのです。あんなに仲のよかったお隣の山本さん一家が夜中、突然襲ってきたんです…… 旦那さんや奥さんたちはもちろん、息子の満君までもが、包丁やスコップを振り上げて……」 隼人「同じだ。あの時と……」 本部で耕作と拳が大門に操られてリボルバックを乱射した時の記憶が甦る。 愛「ひょっとして、大門が…… 動いた!?」 隼人が立ち上がる。 隼人(いよいよなのか!? 悪魔の勝利がいよいよ…… いや、まだだ。まだ俺たちがいる限り……) すると少女が勝の腕に噛み付く。 勝「痛い、痛い!!」 愛「何するの!?」 隼人「どうした!? 何だ?」 勝「痛いよお姉ちゃん……」 隼人「大丈夫か勝!?」 愛が布で応急処置をする。 隼人「いったいどうしたって……!?」 一家が立ち上がり、隼人たちに襲い掛かる。 隼人「愛、勝、逃げろ!!」 愛「はい!!」 隼人「この人たちも大門に操られて…… 俺たちを襲うためにここへ!! 逃げるんだ!」 3人は上に逃げ込むが、前にも操られた人々が集まる。 隼人「やめろ!!」 隼人が食い止める。 愛「ああっ!!」 勝「お姉ちゃん!!」 隼人「さあ早く!!」 隼人たちは通路を通って逃げる。 しかし、前は行き止まりだった。 勝「隼人さん、行き止まりだよ!!」 大門に操られた人々が集まる。 隼人「大門に操られているだけの、あの人たちと戦うわけにはいかない……」 今度は床に煙が広がり、3人は落ちてしまう。 隼人「勝、愛……」 部屋中が明るくなる。 階段で下に降りると、地球が燃えていた。 隼人「ここはいったい……」 振り向くと桂木本部長、耕作、拳の遺体が横たわっていた。 そのそばにバリアス7やスクラムヘッドも停まっていた。 隼人「本部長、耕作、拳!!」 隼人たちの前に謎の影が現れる。 それはなんと、大門だった。 大門「ようこそ諸君。わが懐へ……」 隼人「大門…… 悪魔……」 大門「もう神の子も私のだ……」 隼人「愛、勝!!」 隼人がバリアス7に乗り込む。 隼人「実装!!」 隼人がバトルジャケットを実装。 シンクレッダーとなり、外に出る。 大門の攻撃がシンクレッダーを襲う。 シンクレッダー「バルカンカートリッジ!!」 シンクレッダーがヘビーサイクロンを乱射。 しかし、効いていない。 シンクレッダー「効かない……」 大門の攻撃によりシンクレッダーのヘルメットが吹き飛んでしまう。 それを拾う勝。 愛「勝……」 隼人「ぐあああ……」 隼人が倒れる。 大門が降り立つ。 大門「叶隼人…… ここまで抵抗した貴様に、チャンスを与えてやろう。戦え! 私を倒せ!!」 隼人「……」 睨み合う2人。 隼人「でやああっ!!」 2人のパンチがぶつかり合う。 大門が隼人の腹部に殴りかかる。 大門の猛攻に反撃の素手もない隼人。 さらに今度は大門は隼人の首を持ち上げ、殴る。 大門「隼人よ…… なぜ意地を張る!? 私の物になれ、隼人!!」 隼人「でやああ!!」 大門の膝蹴りと肘打ちが炸裂。 バトルジャケットから火花が飛び散る。 大門「もはや、地球も人間も全てが私のものだ。叶隼人…… お前の取るべき道は1つしかないのだ」 大門の猛攻は激しく続く。 大門「神と悪魔…… 善と悪…… 光と闇…… どちらでもいいではないか……」 大門は猛攻を続ける。 大門「生きろ!! 隼人、死んでどうなる? 私とともに生きろ!! 隼人」 愛と勝はただじっと見続けるしかなかった。 ふらつきながら立つ隼人。 隼人「いやあああ―――っ!!」 だが、大門の方が早く隼人にパンチを繰り出す。 大門の頬には血がついていた。 隼人のパンチが炸裂。 隼人「ふざけるな!! 狙いは読めてる。俺がお前の軍門に降ったとき、この地球が…… 完全に悪魔のものになったその時、神の子が生まれる…… 天使ミカエルの、カウントダウンの終点だ。そしてその神の子が、最後の審判を下す…… 一切の終わり。無だ!! お前の狙いはそこにこそある…… 神に人間を巻き込ませ、その神の手で人間を地球を、滅ぼさせる。たとえ自分自身も一緒に滅びようとも、完璧な破壊…… 破壊のための破壊! それがお前の、悪魔の最終目的なんだ!!」 大門が血をふき取る。 大門「さすがだな。その通り…… 今、私が滅びても、神が新たな人間を作り…… その人間の心の中に再び私が、悪魔が生まれる…… 死ね!!」 大門が煙に包まれていく。 煙が消えると、大門の髪型が立っていた。 大門の攻撃が再び隼人を襲う。 愛「うっ…… ううう……」 愛が突然腹部を痛め始める。 大門も腹部を痛める。 大門「おのれ…… 神の子が……」 愛「ああ―――っ!!」 愛の腹部から光の粒が放射され、耕作たちに浴びせられる。 3人の目が開く。 耕作「ここはいったい……」 勝「すごい…… お姉ちゃん! みんな、みんな生き返ったんだ!!」 隼人「本部長…… 耕作、拳!」 本部長「隼人…… 耕作、拳、実装だ!!」 耕作、拳「了解!!」 耕作と拳が強化トライジャケットを実装。 ブルースとキースはリボルバックを乱射。 しかし、全く通用しない。 大門は反撃に向かう。 2人のトライジャケットから火花が散る。 本部長「日向君!」 愛「本部長……」 隼人はバリアス7のコンピューターでシムを操作し始める。 すると大門が隼人の頭を握る。 シムが窓を攻撃。 それが開き、2人を吸い込もうとする。 本部長「隼人!」 ブルース、キース「隊長!!」 その中で2人がもみ合っていると、謎の光が大門を怯ませる。 隼人が落ちる。 その光に死んだはずのデビット秋葉の姿が映される。 隼人「デビット秋葉…… 光の戦士…… 生きていたのか!!」 隼人がエンブレードをヘビーサイクロンに装填。 隼人「サイクロンノバ!!」 大門「だああ―――っ!!」 大門はサイクロンノバによって地球に吸い込まれていった。 それにより地球は元通りとなり、正木警視監の乗る飛行機も戻ってくる。 本部長、キース、ブルース、日向姉弟が起き上がる。 キース「本部長……」 声「悪魔は滅びました!」 美香が姿を現す。 美香「あなたたちのおかげです。人類は救われたのです…… あなたたちの力を…… いえ、心を持ってすれば、神の子は必要ない。そこで、神の子の生命のエネルギーを使い、あなたたちを復活させたのです。もう大丈夫ですね…… 地球の、人間の未来を、あなたたち自身に任せます。永遠に…… フフフ」 美香が消える。 一同が目にしたのは、未だに倒れている隼人だった。 ブルース、キース「隊長!!」 愛「隊長!!」 勝「隼人さん!!」 ブルース「隊長!!」 愛「いや…… いやよそんな!!」 勝「隼人さん!!」 本部長「隼人!!」 ブルースとキースがヘルメットを取る。 耕作「嘘だろ!? 冗談だろ?」 拳「隊長…… 目を開けてください…… 隊長―――っ!!」 耕作「隊長!!」 愛「隊長……」 勝「隼人さん……」 本部長「確かに、確かに世界は救われた。だがこの男を死なせてしまったら…… 地球のために、人類のために、戦ってきたこの男を死なせてしまったら…… いったい何の意味があるというのだ!? これが神か? 神のやり方なのか!?」 これまでの隼人の活躍の記憶が甦る。 愛と勝が泣きじゃくる。 すると隼人の体が輝きだす。 隼人の目が開き、起き上がる。 戦いは終わり、奇跡は起こった。いや、それは奇跡ではない……人間が人間自身の手で勝ち取った勝利。未来そのものに違いなかった……だが人間が再びおごれる存在になったとき、神と悪魔の戦いは、その幕をあげるのだ!また再び…… 耕作「隊長……」 拳「隊長!」 愛「隊長……」 勝「隼人さん! 隼人さん!!」 愛、耕作「隊長!!」 勝「隼人さん……」 警視監の元に隼人たちが歩む。 警視監と本部長はしっかりと握手する。 ありがとう。僕たちは忘れない……君たちの戦いを、君たちの勇気を、君たちの愛を。いつの日かまた会おう……さらばエクシードラフト!さらばレスキューポリスたち!! おわり
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完全決着!さらばケンカ番町 (抜粋) マサル・アグモン「うおおおおおおっ!!」 完
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第293回 再生のダイアモンドダスト!! アシュラマン「ウ・・・ウアア~~~ッ」 実況「どうしたぁ~~~っアシュラマン?突如我を忘れ取り乱す~~~~~っ!」 アシュラマンが悪魔将軍の思念体からリボーンダイヤモンドを授かった時のことを回想する。 アシュラマン「こ・・・こんな老いさらばえた体では悪魔超人として、も・・・もうひと花咲かせることもで・・・できん~~~~っ。わ・・・わたしに溢れる力をくだされィ~~~~ッ、将軍様~~~~っ」 悪魔将軍「アシュラマンよ~~~っ、おまえは35年前悪魔超人の同志をふり切り、‘悪魔道精神(スピリッツ)‘を捨て去り正義超人軍入りしたのではなかったのか~~~^っ?そんな裏切り者のおまえがよく悪魔の長であるこのワシに虫のいい頼み事ができたもんだのう」 アシュラマン「わ・・・わたしは正義超人軍にいても、なぜかいつも魚の骨がノドにひっかかるような違和感・・・疎外感を感じていた・・・」 悪魔将軍「それがどうしたあ~~~っ」 アシュラマン「そ・・・それで悟ったんじゃ。いくら正義超人軍精神に則った闘い方をし、元・同志である悪魔超人たちを試合で倒してもそ・・・それはあくまで正義超人の外面だけを模倣しているに過ぎないことを~~~~っ!これがわたしの実体だ―――――っ!」 アシュラマンが右上段の手でしがみついていた岩壁を殴り砕き、その欠片を左上段の手に突き刺した。その手から血が流れ落ちていく。 アシュラマン「・・・・・」 悪魔将軍「ウオオ~~~~ッ」 アシュラマン「い・・・いくら正義の衣を纏おうともっその体の中には無秩序、無軌道、無慈悲なドス黒い性悪の血が流れてやがるんだ~~~っ!ど・・・どんなに清い行いをしたって、こ・・・この濁った血はか・・・変えられはしない~~~~~っ!ウグワアッ!」 岩壁が砕け、アシュラマンが落ちて行く。 そこへ、悪魔将軍がリボーンダイヤモンドをアシュラマンの体内に送った。 悪魔将軍「よおしアシュラよ、おまえに今一度悪魔超人としてのチャンスを与えてやる~~~~っ!はち切れんばかりに若く魔界の王子として震え上がらせた34年前、いやそれ以上の悪魔に再生させてやる―――っ!」 アシュラマン「ア・・・アア~~~ッ!」 悪魔将軍「お・・・おまえが悪魔超人最盛期のわ・・・若い肉体を欲しいとね・・・願うのと・・・オ・・・オレがせ・・・正義超人一の叡智をぶん取りたいと欲する思いのど・・・どこに違いがあるんだぁ―――っ。ど・・・どちらも己が気持ちを満たすための・・・き・・・汚え心にか・・・変わりないではないか~~~~っ」 悪魔将軍の体から、体を構成するダイヤモンドが落ちだした。 母親「ア・・・アシュラマンさん・・・」 凜子「お・・・おばさん!」 悪魔将軍「し・・・しかしオレは好きだぜ・・・そういうわがまま、ご・・・強欲さが・・・」 アシュラマン「ウ・・・ウアァ・・・」 悪魔将軍「ア・・・アシュラよ・・・オ・・・オレがもう少しでミートの叡智を強奪できるところを・・・お・・・おまえが邪魔したのはな・・・何かの間違いだよな・・・?」 悪魔将軍が膝を付いた。 スグル「!」 悪魔将軍「に・・・二度も我ら悪魔超人軍をう・・・裏切ることはないよな・・・に・・・肉体をぜ・・・全盛期以上に瑞々しく、き・・・強力に再生させてやったお・・・恩をよもや忘れてはいまいなァ」 アシュラマン「・・・・・」 悪魔将軍「お・・・おぬしのま・・・魔界のプ・・・王子(プリンス)‘という異名とあ・・・悪魔超人の闘いの精神、悪魔道をオ・・・オレは信じているぞ・・・さ・・・さあ、おまえの口からも言ってくれ・・・これはま・・・間違い・・・ほ・・・ほんの戯れであ・・・あったことを・・・」 バッファローマン「アシュラ・・・」 母親「ア・・・アシュラマンさん・・・」 アシュラマン「わ・・・わたしは‘悪魔道精神‘をも・・・持っている・・・」 万太郎「ア・・・アシュラマン・・・」 スグル「おまえ!」 悪魔将軍「お・・おお~~~っ、アシュラ~~~~っ」 アシュラマン「しかし将軍、あなたの信じる悪魔道とわたしの信じる悪魔道は違う!」 悪魔将軍「バ、バゴア~~~バゴア~~~~~~~ッ!」 悪魔将軍の頭の無い首から血が噴き出した。 アシュラマン「我ら悪魔超人は人間どもを征服し支配することを最大の目的としているが、 それも正義超人とのルールある闘いに勝った暁にもたらされるもの! わたしの考える‘悪魔道精神‘には闘いのルールを破ってまでの支配略奪は許されない!たとえ極悪非道が売りの悪魔であっても試合に負ければそれを認め、リングを降りる潔さ、公正さ、行動の洗練さがなければダメだ!」 悪魔将軍「ぬ・・・ぬかせぇ~~~~っ、この悪魔将軍の‘悪魔道精神‘以外の悪魔道など存在せん~~~~~~っ!バンゴア―――――ッ!」 アシュラマン「ハアア~~~~~ッ、アアア~~~ッ」 悪魔将軍の放つ光線を受けて、アシュラマンの胸からリボーンダイヤモンドが浮かびあがっていく。 万太郎「ああ~~~っ、アシュラマンの胸からダイアモンドがぁ―――――っ!」 アシュラマン「アアア~~~ッ」 万太郎「ア・・・アシュラマンの顔がどんどん皺クチャになっていく~~~~っ」 アシュラマン「アアア~~~ッ」 アシュラマンの胸からリボーンダイアモンドが飛び出し、アシュラマンが元の年老いた体に戻った。 悪魔将軍「バゴアバゴア、も・・・元のじいさんに逆戻りだな・・・」 悪魔将軍がリボーンダイアモンドを砕いた。 スグル「ア・・・アシュラ・・・」 悪魔将軍「バゴアバゴア、そ・・・そうやって死ぬまでろ・・・老醜を晒して、い・・・生きていくがいい・・・」 実況「あ―――っと悪魔将軍、タイムリミット内にミートの残りひとつのボディパーツを奪えなかったために全身が崩れていく~~~~~っ!」 悪魔将軍「バゴアバゴア、さ・・・騒ぐな凡人ども~~~~っ、オレは不死身の‘恐怖の将‘だぁ~~~っ!ま・・・また何者かに取り憑き、こ・・・この次こそ本当に転生を遂げてやる~~~~~~~っ!!そ・・・それまで万太郎及び正義超人軍よ・・・首を洗って待ってるがいいぜ~~~っ」 悪魔将軍の体がバラバラに砕け散り、身体を構成していたダイアモンドが降り注いでいった。 万太郎「あ・・・悪魔将軍がバラバラにほ・・・崩壊しちゃった!」 スグル「万太郎、おまえたち新世代正義超人軍が悪魔超人35年ぶりの復活を瀬戸際で食い止めたんじゃよ――――っ!」 万太郎「そ・・・そうか~~~~~っ、やったんだねボクたちが~~~~っ!」 ダイアモンドは、悪魔の種子との戦いで命を落とし、大黒柱骨の一部にされていたアイドル超人たちにも降り注いでいき・・・ ハンゾウ「グ・・・グウウ~~~ッ」 ジージョマン「うう~っ」 もげたイリューヒンの頭が胴体に戻っていく。 スカーフェイス「ウ・・・ウウ~~~」 ケビン「ア、アア~~~~ッ・・・」 ケビンの全身を覆っていた砂金がはがれ、サンシャインの下半身に戻っていった。 サンシャイン「・・・?」 万太郎「ま・・・まさに地獄にそぼ降る再生のダイアモンドダストだ・・・ミ・・・ミート!ミ・・・ミートは、ミートは?」 ミートの体は悪魔将軍から解放されていた。 万太郎「・・・ミート――――ッ!」 スグルと万太郎がミートの体に向かう。 アシュラマンが息子、シバを殺めた時のことを思い返す。 アシュラマン「シ・・・シバよ、おまえは間違っていない!もしもおまえが悪魔超人の家に生まれてきたら、立派な極悪非道の能力の備わった悪魔超人一族の跡継ぎとなっていたんだ・・・そ・・・それをわ・・・わたしが自分の体に流れる、無秩序、無軌道、無慈悲な悪魔の血をかえりみず正義超人に宗旨替えなんてするから・・・シバよ、これからの人生はおまえへの贖罪のために生きていくよ・・・」 万太郎「い・・いよいよ最後のひとつのボディパーツ・・・」 万太郎がミートの体にミートの頭をはめた。 その手足が動き、ミートの意識が目覚めた。 ミート「に・・・Ⅱ世・・・スグルさまも」 万太郎「ミ・・・ミート!わかるのか―――っ!」 ミート「ウワアア~~~ン、ゴメンなさい~っ、ご迷惑をおかけして」 ミートが泣きながら万太郎に抱き着いた。 万太郎も涙ぐみながらミートを抱きしめた。 アシュラマン「グオラグオラッ!」 立ち上がろうとするアシュラマンにサンシャインが肩を貸した。 アシュラマン「サ・・・サンシャイン」 サンシャイン「悪魔にも友情はあるんだぜ・・・」 ミート「ウワア~~~ン、でも恐かった~~~~~」 万太郎「もう大丈夫だよミート・・・」 アシュラマン「‘悪魔にも友情はある‘か。そのセリフ、いつぞやも聞いたな。ね、年齢なんて関係ねえ・・・老いてますます正義超人打倒の夢が心の中で大きく猛ってやがる」 サンシャイン「協力するぜ。おまえが声をかけてくれれば、オレはいつだって」 万太郎たちに見送られながら、アシュラマンとサンシャインが何処かへ去っていった。 聞くにつけてもあわれなる~~~~ ふたつ、三つ、四つ五つ~十にも足らぬおさな子が~~~~ 賽の河原に集まりて父恋し、母恋し~~ 恋し恋しと泣く声は~~~この世の声と事変わり~~~~・・・ キン肉マンⅡ世 第一部 完
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クラン総会(最終回) Written by ウエモティ 1日目(2009/05/29) 21 00 - 24 00 2日目(2009/05/30) 21 10 - 23 20 最終回クラン総会が開催されました。 ◆参加者(敬称略) 1日目:ウエモティ、蜜柑の果実、Latias、如月白雪、(^・x・^)フフリ、紅雀隊長、ちゃくら 2日目:1日目の参加者、嘩音、まどたか、tasya 概要 第6回ではなく最終回であるのは 何があったのか マスター辞任、クラン脱退のお願い そしてALは再出発を図る 第6回ではなく最終回であるのは クランにとって大きな変化があり、この総会が終わり次第クランは新たな段階を迎えることになると思われたので、この総会は最終回になると位置づけました。 何があったのか いつからかクラン内の個人間で、お互い不満に思えることが積み重なってきました。 その不満をどうにか解消しようと努力はしたようですが、それは叶わず脱退するメンバーが出ました。 それがリーダーのAIIであり、それに納得できない初菜も脱退しました。 それを契機にマスターである自分は、ALというクランを見つめなおしました。 このクランは昨年末に産声をあげ、2月15日に自分が引き継いでからもメンバーのみんなの手によって成長し続けてきました。 でも成長して行くにつれて、みんなが平穏であるために足並みを揃える、これはしてはいけないという「見えない縛り」を感じるようになってきました。 クランを楽しむには最高の環境だと思います。だけど、息苦しく感じる。 そのため、その時期仕事の環境が変わり忙しかったことも重なり、INは少なくなりました。 一方、AIIと初菜は新しいクランに入ったそうで、そのポリシーを聞くと“LHを純粋に楽しむ”上では素晴らしいと感じ、そちらに移籍したい気持ちが大きくなりました。もちろん、AIIがほしともである理由も大きかったですが。 マスター辞任、クラン脱退のお願い というわけでマスター辞任、クラン脱退をさせてくださいということになりました。 こんな大変な状況の下、逃げるように見えても仕方がない、申し訳ないと思います。 自分が脱退しようとすると、責任を感じた他のメンバーが脱退しようとしました。 ですが色々話し合った結果、自分が脱退するのがまだ一番いいということになりました。 そしてこの申し出をみんなに聞いたところ、仕方がない、止めることはできないということで許可をいただきました。 そしてALは再出発を図る マスターがウエモティであったAL第2期は終わりを告げ、新しい体制でのALを迎えることになります。 これからどうなっていくのかは今はまだ決まってませんが近々話し合うそうです。 無責任な立場で申し訳ないのですが、新生ALの繁栄を願っております。 今までALに居れて本当に楽しかった。 ALに居た時の思い出は宝物です。 みんなの協力なしではここまで来れなかった。本当にありがとう。 このページへのコメントは以下へどうぞ☆ まにちゃさんとの決戦があるので…都合が悪いのです。 -- らてぃ (2009-05-27 00 45 17) 18時から神戸で、オリックス対横浜があるので…行ってきます…♪ -- らてぃ (2009-05-27 00 46 00) ∑いつのまにか私との決戦に・・・w ま、負けない!! -- まにちゃ (2009-05-28 13 15 42)
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仮面ライダーストーリー 電子化が進んだ世の中。 仕事の書類、町の広告、身の回りの様々なものが 紙からディスプレイの中の映像に変わっていく。 それは『本』も例外ではなく… 図書館からは本が減り、人々が紙のページをめくる音が消えていった。 『あぁ…我々が消えていく…』 『本に込められた想いも、暖かみも優しさも全て冷たくなってゆく…』 小さな図書館で本が消えてゆくのを嘆いた物語の主人公たちの前に 1人の少年が現れた。 『お母さんを知りませんか?』 『寝る前に本を読んで貰う約束をしたの』 『でもお母さんどこにもいないの』 不気味な光を放つ、大きな絵本を抱えて現れた少年を 本の主人公たちは喜んで出迎えた。 『一緒にお母さんを探してあげよう』 『待ってる間ご本をたくさん読んであげよう』 『だから少年、その絵本を見せてはくれないか?』 少年の持つ不気味な絵本は魔法の絵本。 その絵本の力によって、本の主人公たちは力と身体を手に入れた。 『今まで共にあった人間たちに復讐を!』 『この瞬間を授けてくれた少年に感謝と惜しみ無い愛情を!』 『想いの強さを知るがいい!!』 …これは、人の想いを守る為の悲しい物語…