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こんな最終回 【投稿日 2006/05/25】 最終回に寄せて 春コミサークル「げんしけん」で留守番する斑目と咲 700円500部は2時間ほどで完売 ボロイ商売になってきたと言い出す咲 9割荻上さんのお陰だけどねと言う斑目 笹原の部屋で仮眠取ってる荻上のカット 次回以降の皮算用を始める咲に「アナタモ2ページホドカイテミマスカ?」と切れ気味にツッコム斑目 あ、はいすいませんマジスイマセンと謝る咲 しかし色々あったよねえとしみじみする2人 げんしけんの活動の日々が回想シーンで挿入 間に耐えられず飲み物を買いに行こうとする斑目 近い奴に買いに行かせればいいよ座ってなと クッチーに携帯で連絡する咲 荷物(買った同人誌)を置きに来るついでに飲み物買ってこさせる 2人で待ち 間 クッチー到着 なんで自分パシリッスかもー でも私の知識総動員して激ヒヤのPETボトル買ってきましたよさあありがたく飲むがいい! 咲「はいはいありがとねー」 斑目「悪いねあーこれ代金ね(2人分)」 朽木「ん(3の口で)」 朽木「ん? んー……… あっ自分は島中で新しいサークル開拓したいんで続き買ってきます 斑目さんいいのがあればキープしときますけどどうしましょ」 斑目「あーその辺は完全に任せるから(追加軍資金を渡す)」 朽木「いってきまーす」 咲「よく体力が続くね」 斑目「ははは」 夜の打ち上げまでまだ時間あるし一旦帰って休んだらどうかすすめる斑目 イベント終わってないし田中や大野がまだ戻ってきてないしいいのか聞く咲 俺が留守番してるからいいよと斑目 じゃあ一旦銭湯でも寄って休んでおこうかなと席を立つ咲 そうしなよ俺は閉会準備ちょっと手伝ってから行くからと斑目 んーやっぱやめたと言って今まで閉会までいた事無いから今回は残ると席に戻る咲 椅子に座る2人の後姿 笹原の部屋で休む2人 コスプレスペースの2人 サークル回るクッチー クガピーとコーサカは仕事中 日常は続いていく げんしけん 完
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※ 仮面ライダーが勢揃いする特別エピソードです。『仮面ライダーウィザード』本編の最終エピソードは、第51話をご覧ください。 賢者の石の封印のための旅の最中、晴人が出会った魔法石の中の世界の物語。 ここは、仮面ライダーに倒されたすべての怪人たちがいる世界であった。 そしてこの世界の住人たちは、いずれ人間でないものに変身する運命を持っていた。 世界は、仮面ライダーを召喚することのできる13個の指輪、ライダーリングによって封印されている。 晴人が出逢った少年と少女・こよみは、いずれ怪人になることを恐れ、封印を解いて外の世界へ出ようとしていた。 13個のライダーリングに祈りを捧げれば、世界の封印は解ける。 だが世界の封印を解けば、大勢の怪人たちが現実世界へあふれ出してしまう── 怪人たちに苦戦するウィザードとビースト(*1)。 突如として現れた未知の戦士・鎧武(ガイム)の活躍で怪人たちは一掃された。 ビースト「ありがとな」 鎧武「おぅ。ここ、どこなんだ? ってか、助けてって言ったのは君たち……じゃないよな?」 ウィザード「あぁ」 鎧武「あ、やべ! ごめん! 俺、取り込み中だったわ。じゃ! つぅか、ここ、どこだよ?」 鎧武が光球と化して飛び立ち、空にできた裂け目の中へ消え去る。 少年「こよみ、俺たちも行くぞ!」 声「テレポートッ!」 この世界の主・アマダムが瞬時に姿を現し、ライダーリングの宝箱の蓋を閉めると、空中の裂け目も閉じてしまう。 アマダム「実験は完了~! あそこに私の求めるものがあ~る!」 少年「仮面ライダー、あいつを倒せ!」 アマダム「サンダ──ッ!!」 響鬼(ヒビキ)、電王、キバがアマダムに挑むが、電撃を食らってふっ飛ばされる。 ウィザード「魔法!?」 アマダム「ざまあみやがれ!」 第53話 終わらない物語 変身を解いた晴人と仁藤の前で、少年たちは、アマダムの手に落ちてしまう。 こよみは苦痛に呻き、皮膚に亀裂が入り始めている。 少年「ダメだ、変身するな!」 アマダム「間もなく、その子たちも変身のときを迎える! 2人が外の世界に出れば、君たちの敵となる!」 少年「僕たちの敵!?」 晴人「違う! 俺は君たちを助けたくて……」 少年「来るな!」 仁藤がアマダムたちに隠れ、そっと背後で晴人に指輪を渡す。 『バインド・プリーズ』 魔法の鎖がアマダムや怪人たちを拘束する。 『コピー・プリーズ』 続いて晴人が2人に分身し、少年たちを助け出す。 少年「離せ! 離せぇ!」 『ビースト・プリーズ』 さらにビーストの指輪の力で、晴人が少年たちごと、地中へと姿を消す。 いつの間にか、宝箱の中からはフォーゼのライダーリングが消えている。 アマダム「あの野郎……! いでよ、ディケイド! ウィザードからリングを取り戻せ」 晴人は少年たちを連れ、海岸の廃屋へたどり着く。 晴人「どうしたら……」 少年「こよみに…… 触るな」 そこへ凜子と瞬平(*2)がやって来る。 凛子「何があった!?」 少年「変身すれば、いいことも悪いことも分からなくなる。そうなる前に、外に出たかった。でも、外に出たら…… 仮面ライダーに倒されちゃうんだ」 晴人「違う。お前たちは……」 こよみ「だったら…… 変身する前に、私たちを……」 晴人は途方に暮れて、さまよう。 その手には、宝箱から持ち出していたフォーゼのライダーリングがある。 晴人「今を生きるコヨミを救いたい。そう願ってたのに…… あの子たちをここから出したら……」 そこへ、アマダムに召喚されたディケイドが姿を現す。 ディケイド「それが13個目のライダーリングか」 晴人「アマダムに命じられて来たのか?」 変身を解くディケイド── 門谷 士(かどや つかさ)。 士「すべての怪人が現実に溢れ出したら、どうなると思う? 怪人大戦でも起こすつもりか?」 晴人「そんなこと、望んじゃいない」 士「お前は、なんでこの世界に来た?」 晴人「声が聞こえたんだ。『助けて』っていう子供たちの声を。仮面ライダーが正義のために戦うのなら、ここを封印し続けなきゃいけない。でも俺は……」 士「正義か。俺はたくさんの世界でたくさんの正義を見てきたが……」 一方で仁藤は単身、アマダムの潜む洞窟へ潜入する。 無数の魔法石の埋め込まれた石柱を前に、アマダムが祈祷を捧げている。 アマダム「カモンカモンカモン! カモ──ン!」 ディケイドとフォーゼを除く11人のライダーたちが出現する。 アマダム「知っていたかね? ビースト。君たち仮面ライダーも、ここが故郷(ふるさと)だということを」 仁藤「ここはライダーに倒された怪人の楽園じゃなかったのか?」 アマダム「仮面ライダーは、怪人になり損なったものに過ぎない」 仁藤「何だと!?」 アマダム「ウィザードは、ファントムを生み出すサバトによって誕生し、君も、体内にファントムを飼うことで魔力を得た。仮面ライダーとは、悪と同じものでおじゃる。ホホホ……!」 仁藤「……」 アマダム「仮面ライダーの力の源、それをクロス・オブ・ファイアという。炎の十字架。悪から生まれたという、罪の証。おじゃるおじゃるおじゃる…… お前の力も、も~らお!」 仁藤「渡せねえな、それだけは。変──身!」 『セット・オ──プン!』『L・I・O・N! ライオ──ン!』 仁藤がビーストに変身してアマダムに挑むが、強力な怪人たちが次々に出現。 連続攻撃を食らい、ついにはベルトに痛烈な一撃を食らう。 ビースト「うぅっ! 後は頼んだ、晴人……」 ビーストが消滅する。 晴人たちの潜む廃屋にも、怪人たちが襲いかかる。 少年「こよみに手を出すな!」 晴人「やめろ!」 突如、士がライドブッカーの銃口を春人に突きつける。 少年「連れて行くなら、俺だけにしろ!」 晴人「お前……!? 裏切ったな?」 士「13個目のライダーリング、渡してもらう」 アマダムの潜む洞窟。怪人たちに囲まれ、少年が倒れている。 士が現れ、フォーゼのライダーリングを示す。 アマダム「無事、取り戻したな。これで13個、全て揃った! さあ少年よ…… この世界の外に行きたいんだろう? 願いを叶えてやる。祈るんだ、昨日のように。私もともに行く」 士「この世界を壊し、怪人たちをあふれ出させるんだな」 アマダム「ようやくライダーリングを掘り当てたんだ。私をここに封じ込めた、外の世界に復讐するために!」 声「そういうことか」 春人も現れる。 春人「かつて罪を犯し、魔法石に封印された魔法使い。それがお前の正体か。子供たちをそそのかし、この世界から抜け出すつもりだったんだな?」 アマダム「いでよ、仮面ライダー! さあ、ウィザードを倒せ!」 12人すべてのライダーたちが出現し、春人と士を取り囲む。 アマダム「リングの持ち主の命令に従う。ライダーなど所詮、その程度の存在だ!」 電王「あぁ? 何言ってんだ? バカかお前。俺たちはリングの力で子供たちに従ったんじゃねえ。弱い者を守っただけだ!」 アマダム「フハハハハ! この子は、怪人に変身する存在だ。それを守るのがお前たちの正義か!?」 士「ある人が言った── 俺たちは、正義のために戦うんじゃない。俺たちは、人間の自由のために戦うんだと」 アマダム「何だぁ!? お前たちは一体、何だぁ!?」 士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。変身!」 晴人「変身!」 『カメンライド・ディケイド!』『フレイム・プリーズ』『ヒー・ヒー! ヒー・ヒー・ヒ──!』 士と晴人も、ディケイドとウィザードに変身。 アマダムは両手をかざし、無数の怪人たちを出現させる。 ウィザード「さあ、ショータイムだ!」 次々に襲い来る怪人たち。ライダーたちはそれを次々に蹴散らしてゆく。 ダブル「さあ、お前の罪を数えろ!」 フォーゼ「タイマン張らせてもらうぜ!」 キバ「ウェイクアップ!」 『ガトリング・オン』『トリプル・スキャニング・チャージ!』 電王「俺の必殺技・パート1!!」 『ストライクベント』『ジョーカー! マキシマムドライブ』『Rider Kick !』 全ライダーたちの必殺技の応酬で、怪人たちは一掃される。 アマダムは宝箱を抱え、少年を引き連れて外へ逃げようとする。 アマダム「ほら、起きろ!」 ウィザード「待て、アマダム!」 アマダム「いでよ、我が最強の兵士たちよ!」 壁面を突き破り、『仮面ライダーW』の巨大ティーレックス、『仮面ライダー龍騎』のハイドラグーンなどの巨大モンスターたちが現れる。 龍騎「でかい相手にも戦い方はある!」 キバ「そういうことですね」 電王「行くぜ行くぜ行くぜぇ!」 3人はそれぞれドラグレッダー、デンライナー、キャッスルドランを召喚し、怪獣に立ち向かう。 響鬼「魔化魍(まかもう)でこういうのは慣れてる」 カブト「そんなスピードでは俺にはついて来れない」 ダブル「これで決まりだ!」 響鬼は音撃棒で、カブトはカブトエクステンダーのクロックアップで、ダブルはルナトリガーで、ファイズはファイズブラスターで応戦。 『ロケット・オン』 フォーゼはロケットステイツ、ブレイドはジャックフォームに変身し、空へ飛び立つ。 フォーゼ「宇宙キタ──!!」 ブレイド「キターって何だ? キターって!?」 『ファイナルフォームライド・ククク・クウガ!』『ファイナルフォームライド・アアア・アギト!』 ディケイド「ちょっとくすぐったいぞ」 クウガたち「おい、こういうのは」「先に断ってからやってください!」 ディケイドの力によりクウガはクウガゴウラムに、アギトはマシントルネイダーに変身し、ディケイドを乗せて飛び立つ。 『セットアップ・スタート!』『ウォータードラゴン!』『ハリケーンドラゴン!』『ランドドラゴン!』『オールドラゴン・プリーズ』 ウィザード「それじゃ行くか!」 『プテラ! トリケラ! ティラノ! プ・ト・ティラーノザウル──ス♪』 ウィザードはオールドラゴン、オーズはプトティラコンボに変身し、2人も空へ飛び立つ。 ライダーたちの一斉攻撃で、モンスターたちは全滅する。 アマダム「おのれ……! 時は今だ! 祈れ! この世界の外に出たいと! それがお前の希望だったんだろ? さぁ!」 ウィザード「やめろ!」 ディケイド「そこまでだ、アマダム」 少年に祈りを強要するアマダム。ウィザードやライダーたちが彼を取り囲む。 アマダム「私を倒せるつもりか?」 ライダーたち「俺たち仮面ライダーの力があれば!」 ウィザードたちが一斉攻撃をしかけるが、アマダムは手をかざし、目に見えない力で一同を吹き飛ばす。 フォーゼが立ち上がり、単身でアマダムに挑む。 フォーゼ「任せろ!」 アマダム「まだ、お前の力はもらってなかったな!」 アマダムが怪人体に変身し、フォーゼを捕まえる。 フォーゼの体からあふれたエネルギーがアストロスイッチの形となり、アマダムの体に吸い込まれてゆく。 フォーゼ「アストロスイッチが!?」 ウィザード「仮面ライダーの力を自分のものにしているのか!?」 アマダム「違う! もともとこれは私の力だ! ライダーたちが次々に挑みかかるが、ライダーたちの力はそれぞれのアイテムの姿となり、次々にアマダムに奪われてゆく。 アマダム「スイッチ、メダル、メモリ、カード! お前たちの力の源、それら全て怪人を生み出すのと同じ力だ! だからこそお前たちの力は私の力となる! 13のライダーの力の源、クロス・オブ・ファイアが私の中にある!」 力を失ったライダーたちが倒れ、残されたのはウィザードのみ。 アマダム「あとはお前だけだ!」 ウィザードが単身で挑みかかるが、13人のライダーの力を取り込んだアマダムは圧倒的。 『チョーイイネ!』『スペシャル・サイコ──!』 フレイムドラゴンに変身してドラゴンブレスの炎を繰り出すが、アマダムはたやすく跳ね返す。 『ハリケーン』 ウィザードがハリケーンドラゴンに変身して宙を舞うが、アマダムが触手を伸ばし、地面に叩き落とす。 『ウォーター』 今度はウィザードはウォータードラゴンに変身。液化してアマダムを攻撃するが、アマダムはこれも跳ね返す。 さらにアマダムはライダーキックばりの飛び蹴りで反撃。 『ランド』『ディフェンド・プリーズ』 ウィザードはランドドラゴンに変身し防御壁を張るが、アマダムのキックでたやすく砕かれてしまう。 ウィザード「俺の魔法が通じない?」 アマダム「お前たちに、正義などもともと無かったのだ!」 ウィザードはインフィニティーリングを構えるが、変身する前にアマダムの攻撃を食らってしまう。 少年が呆然と立ちすくみ、戦いの光景を見つめている。 アマダム「さぁ、お前の望みを叶えてみろ! さぁ!」 ウィザードはなおも立ち上がり、必死にアマダムに挑む。 ウィザード「例え俺たちの力が悪と同じものだとしても…… 俺は絶望を希望に変えた! そして、なったんだ」 少年「なったんだ…… 仮面ライダーに」 ウィザード「俺たちだけじゃない。たとえ悪と同じ存在から生まれても、仮面ライダーとなる者が現れる! 次々と……」 アマダム「ハハハ…… 世界の壁を壊せ! 外に出してやる!」 少年「俺も…… なれるかな?」 アマダム「そうだ!」 ついに祈りを始めた少年。空に浮かぶ地球に、次第に亀裂が走る。 アマダム「ハハハ……! 私の勝ちだ!」 そのとき、その地球の中には数えきれないほどの人影が浮かび上がる。 アマダム「何だ……? 何だ、あれは? 一体、何を祈った!?」 少年「怪人に変身するのは、決まってると思ってた。でも、もしかしたら俺も…… 仮面ライダーに」 アマダム「何をしたっていうんだ!?」 少年「この世界を壊すんじゃない、呼んだんだ」 地球の中に浮かび上がった人影の中の1人が、地上へと降り立つ── 鎧武。 アマダム「何だ!? こんな仮面ライダーがいたというのか?」 鎧武「あ? 仮面、ライダー? 俺が?」 ウィザード「すべての人の自由を守る戦士の名だ。助けを求める声があれば、必ず駆けつける」 鎧武「ふぅん、『助けて』っていう声が聞こえたんだ」 ウィザード「俺と一緒だ。『必ず助ける』、そう答えた。だからここに来たんだ。だからお前も、仮面ライダーだ」 鎧武「へぇ。なら俺は『仮面ライダー鎧武』ってことか?」 祈りで力を使い果たした少年が倒れる。 アマダム「何、会話してんだ! 消えろ!」 鎧武「消えるのはお前だ!」 襲いかかるアマダムを、鎧武の剣撃が次々に斬り裂く。 アマダム「こんなはずはない! お前たちは、お前たちは皆私から生まれた、ただの出来損ないに過ぎない!」 鎧武「ゴチャゴチャうるさいっての!」 嵐のような鎧武の攻撃を浴び、アマダムの吸い取ったエネルギーが飛び出し、ライダーたちへと戻ってゆく。 クウガはライジングアルティメット、アギトはシャイニングフォーム、龍騎はサバイブ、ファイズはブラスターフォーム、ブレイドはキングフォーム、響鬼は装甲響鬼、カブトはハイパーフォーム、電王はライナーフォーム、キバはエンペラーフォーム、ディケイドは最強コンプリートフォーム、ダブルはサイクロンジョーカーエクストリーム、オーズはスーパータトバコンボ、フォーゼはコズミックステイツに、各々の最強形態などに変化していく。 ディケイド「俺たちの、仮面ライダーの力を見せてやる!」 更にウィザードもインフィニティースタイルへと変身する。 ウィザード「フィナーレだ!」 鎧武「行っちゃいますか!」 アマダム「何ぃ! 望むところだぁ!」 アマダムが火炎弾を放つが、立ち昇る炎の中からクウガとアギトが飛び出し、アマダムにキックを浴びせる。 続いて龍騎、ファイズ、ブレイドの3人のキックを浴び、アマダムが大きく後ずさりする。 さらに響鬼、カブト、電王のキック。続けざまにキバ、ディケイド、ダブル、オーズ、フォーゼのキック。 アマダムは防御壁を張って防ごうとするものの、たやすく破られて連続キックを浴びる。 地面に叩きつけられたアマダムに、ウィザードと鎧武のキック。 アマダム「うわっ! まだだ! まだだ!」 鎧武「あらよっと!」 とどめに、鎧武の剣、ウィザードのアックスカリバーの斬撃が炸裂。 アマダム「うわぁ──っ! な、何が違うっていうんだ? 私とお前たちと…… 同じ意思から生まれた……」 大爆発──!! アマダムが最期を遂げる。 鎧武「へへっ!」 ウィザード「ふぃ~……」 戦いが終わり、少年がライダーたちに囲まれ、意識を取り戻す。 少年「僕たち…… 世界を守れた?」 クウガ「大丈夫だ」 電王「へへっ、あばよ!」 ライダーたちが次々に消えてゆく。 鎧武「後は任せろよ」 鎧武も光球と化し、空の彼方へ飛び立つ。 宝箱の中のライダーリングも、一つ残らず消え去ってしまう。 変身を解いた晴人と士の2人が残る。 晴人「まだ、旅を続けるのか?」 士「俺たちはいつでも旅の途中だ。またどこかで出会ったら…… その時も一緒に戦おう」 士もまた、オーロラの壁の向こうへと消えてゆく。 最後に残されたのは、晴人と少年の2人のみ。 春人「ここから出してやることはできなかった…… ごめんな」 少年「いいんだ。いつか変身するとしても、怪人にはならない道を選べるっていうことを教えてもらった。ただ、ライダーリングが消えちゃったのは、ちょっとだけ悔しいかな」 晴人は懐から指輪を取り出すと、少年の指にはめる。 少年「これって!?」 晴人「いつでも呼べ。必ず駆けつける。俺が…… 最後の希望だ」 『コネクト・プリーズ』 晴人はマシンウィンガーを取り出して颯爽と走り出し、魔法陣をくぐって元の世界へと飛び出す。 入れ替わりに輪島、凛子、こよみを背負った瞬平がやって来る。 一同「お──い!」 少年「こよみ 大丈夫か!?」 瞬平「あ~ダメだ、もうダメだ! 交代交代!」 こよみが瞬平の背から降り、笑顔で歩き出す。 瞬平「あの人、行っちゃったんだ」 凛子「あ! 名前、聞かなかったな」 輪島「でも、何だか知っているような気がするなぁ。ずぅっと前から……」 少年「こよみぃ──っ!」 晴人は元の世界へと飛び出し、マシンウィンガーを駆り、「賢者の石」封印のため、どこかへと走り去ってゆく。 魔法石の中の世界では、少年がこよみに駆け寄り、手を取り合う。 その指には、晴人から託されたインフィニティーリングが輝いている。 こよみが初めて、少年の名前を呼ぶ。 こよみ「はると……」 (終)
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仮面ライダーストーリー非公式wikiへようこそ! このwikiは、はちみつ一花【@itika5337】(以下一花さん)による参加者募集で集まった一花さんの 相互フォロワーとのtwitter創作ライダー交流企画(?)に関する非公式wikiです。 wiki制作責任はMINN【@MINN417pixiv】がさせていただきます。 参加者、キャラクター等の情報を随時更新させていくつもりですのでどうぞよろしくお願いします。 wikiへの書き込みは参加者にも自由に出来るようにさせていただきますので 自分のキャラクターの詳細等書き込んでいただけると助かります。 みなが楽しめるよう、参加者みなさんで作っていきましょう! @wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
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リクたちとAIBは、ウルトラマンベリアル アトロシアスに対し、その力の源であるカレラン分子の分解酵素を撃ち込み、さらにウルトラマンジードと時空破壊神ゼガンのエネルギーの干渉で、ベリアルを永久追放空間に追放する作戦をとる。 しかし、ウルトラマンゼロがベリアルの前に倒れ、分解酵素を積んだネオブリタニア号(秘密基地・星雲荘の宇宙船モード)も撃墜される。 GEED(ジード)の証 リク「融合!」「アイ・ゴー!」「ヒア・ウィ・ゴー!」 音声『ウルトラマンベリアル!』『ウルトラマンキング!』『我、王の名のもとに!』 音声『ウルトラマンジード・ロイヤルメガマスター!』 リクがウルトラマンジードの最強形態、ロイヤルメガマスターに変身し、ウルトラマンベリアルに挑む。 音声『シフト・イントゥ・マキシマム!』 リク「ディフュージョンシャワー!!」 地上では、ライハと伏井出ケイの戦い。 ライハの刀が、ケイの杖を叩き落とす。 ライハ「拾いなさい。まだ戦いは終わってない!」 ケイ「今とどめを刺さないのが、お前の甘さだぁ!」 雨が降り出す中、ジードとベリアルの戦いが続く。 ベリアルの痛烈な一撃で、ロイヤルメガマスターの変身が解け、ジードは基本形態のプリミティブに戻ってしまう。 ベリアル「お前が持つキングの力は、ちっぽけなカプセルのみ。一方、俺は全宇宙から凄まじい量のキングのエネルギーを集めている。今なお増大し、その差は歴然だ」 ゼロ「ベリアルぅぅ──っ!」 ウルトラマンゼロが、ネオブリタニア号のカレラン分子分解酵素の砲弾を手に、ベルアルに突撃する。 ベリアルのカラータイマーを目がけ、分解酵素の砲弾を直に叩き込む。 しかし、ベリアルがゼロの胸に、鋭い爪を突き立てる。 ゼロが光と化して消滅。重傷を負ったレイトが、地上に投げ出される。 モア「ウルトラマンベリアルアトロシアスの体内から、カレラン分子が消滅。でも、ゼロが……」 ゼナ「状況を説明しろ」 モア「……えっ!? 別宇宙から、何か来ます!」 空の彼方から、巨大な光球が地上に舞い降りる。 ベリアル「貴様はぁ!?」 光の中から現れたのは── なんと、光の国の宇宙警備隊大隊長、ウルトラの父。 父「私がこの場を引き受ける。いったん退いて、態勢を整えるんだ」 ベリアル「また俺の邪魔をする気か、ケン!」 父「ベリアル、お前の好きにはさせない」 ウルトラの父がベリアルに立ち向かう。 2人の姿が、ウルトラの父の巨大な光のバリア・ウルトラコクーンで覆われ、見えなくなってゆく。 ライハと戦っていたケイが、忽然と姿を消す。 ベリアルの攻撃で破損したネオブリタニア号が、天文台の地下に帰還する。 レム「基地モードに移行します。被害状況を確認」 重傷のレイトは病院に担ぎ込まれ、妻ルミナと娘のマユ、モアが駆けつける。 看護士「伊賀栗さん、聞こえますか!? わかりますか!? こちら病院ですよ!」 ルミナ「レイトくん!」 マユ「パパ!」 看護士「部外者は下がってください! ここからは私たちに任せてください」 街頭ビジョンがジードたちの戦いの模様を伝え、人々が不安げに見上げている。 『ウルトラマンベリアル アトロシアスに対し、ウルトラマンジードおよびウルトラマンゼロは敗北。謎のウルトラマンの登場により一時停戦状態となりましたが、予断を許さない状況が続いています』 半壊状態の秘密基地・星雲荘。 リクたちのもとを、モアが訪れる。 リク「モア、レイトさんは無事!?」 モア「一命は取り留めたけど……」 リク「ロイヤルメガマスターでも、歯が立たなかった……」 ペガ「リク、元気を出して」 ライハ「私たちは、ウルトラマンキングの力に触れた。だからきっと、奇跡は起こせるはず」 モア「ゼロとレイトさんの努力を無駄にしないように、作戦は続行よ」 ウルトラの父とベリアルの戦いが、ウルトラコクーンの中で続いている。 ベリアル「どうした、限界か? お前の苦しみもがく様を見たいと思っていた。何万年も、果てしない時間…… 俺の受けた屈辱、絶望を、お前ら光の国の奴らにも味わわせてやる!」 その光景を見つめるゼナのもとに、モアが駆けつける。 モア「ゼナ先輩、大変です!」 ゼナ「どうした?」 モア「ウルトラの父の、フォースフィールドが消えそうです!」 リク「ベリアルが動き出す!」 ライハ「作戦開始ね」 ペガ「頑張って!」 ウルトラコクーンが消え、ウルトラの父がガックリと膝を突く。 ベリアル「老いたな、ケン。お前に俺は、止められない」 リクとライハが共に、戦いに臨む。 ライハ「ジーッとしてても……」 リク「ドーにもならねぇ!」 リクとライハが拳をぶつけ、頷き合う。 ライハはケイとの戦いへと駆け出す。 リク「行くぞ。最後の戦いだ。融合、アイ・ゴー…… ヒア・ウィ・ゴー」 音声『フュージョンライズ!』 リク「決めるぜ、覚悟。ジード!」 音声『ウルトラマン!』『ウルトラマンベリアル!』『ウルトラマンジード・プリミティブ!』 リクの変身したウルトラマンジードが再び、ベリアルに立ち向かう。 父「来たか、若きウルトラマン」 ベリアル「また邪魔をする気か? 息子よ」 ジード「僕はジード、ウルトラマンジードだ!」 ゼナ「カム・タタール・シャドー…… 時空破壊神ゼガン!」 ゼナも時空破壊神ゼガンと一体化し、戦場へと向かう。 ジードとベリアルの戦いの場にゼガンが参戦し、ゼガントビームを放つ。 ジード「今だ! レッキングバーストォ──!!」 ジードもレッキングバーストを放ち、2つの光線がぶつかり合い、空中に時空の裂け目が広がる。 ペガ「やった! 成功だ!」 ケイが息を切らしつつ、その光景を見上げる。 そこへライハが現れる。 ケイ「律儀だな…… 昨日の続きを望むか?」 ライハ「光栄に思いなさい。私が看取ってあげる」 ケイ「エンドマークを打つのはお前じゃない…… 私だぁぁ!!」 ベリアル「次元の狭間に追放する気か? 思い通りにはさせん!」 ベリアルがアトロスバーストを放ち、ゼガンを撃破する。 地上に投げ出されたゼナに、モアが駆け寄る。 モア「ゼナ先輩!?」 ゼナ「無事だ」 リク「あとは僕がやる! この宇宙から、出て行けぇ!」 既に日も暮れた中、夜の街でジードが単身、ベリアルに挑む。 リク「レッキングリッパー!」「レッキングロアー!」 ジードが次々に技を繰り出すものの、ベリアルには一向に通用しない。 ベリアル「所詮お前は実験体、父親の俺を超えられるわけがない。諦めろ」 ベリアルの猛攻の前に倒れたジードが、力を振り絞って立ち上がる。 リク「諦めない! お前との決着は、僕がつける!」 その闘志に呼応するかのように、リクの持つ全てのウルトラカプセルが同時に起動する。 レイトの入院した病院。ルミナとマユが尽きそう中、病室のレイトがうっすらと目を開く。 ルミナ「レイトくん!?」 マユ「パパ!」 ルミナ「レイトくん、わかる?」 ゼロ「リク…… お前の声、聞こえたぜ」 父「力強く、崇高な意志だ」 リクの声は、ウルトラセブン、ウルトラマンレオ、ウルトラマンヒカリ、ウルトラマンにも。 そして惑星ジュランのウルトラマンコスモスにも、ウルトラ族の長老・ウルトラマンキングにも届く。 リクの強い意志によるジード・プリミティブの奇跡の技、ジードマルチレイヤーが発動する。 ソリッドバーニング、ロイヤルメガマスター、マグニフィセント、アクロスマッシャー。 プリミティブも合わせ、5形態すべてのウルトラマンジードが実体化して現れる。 リク「みんな……!」 ベリアル「何だと!?」 リク「行こう!」 5人のウルトラマンジードがベリアルに立ち向かう。 プリミティブが先制して突進。ソリッドバーニングのパワーとアクロスマッシャーのスピード攻撃。 そしてマグニフィセントとロイヤルメガマスターの連携攻撃。 一同の攻撃が、次第にベリアルを追いつめてゆく。 ベリアル「お前らぁ!」 プリミティブ「ヒア・ウィ・ゴー!」 ソリッドバーニング「ストライクブーストォォ!」 ロイヤルメガマスター「ロイヤルエ──ンド!」 プリミティブ「レッキングバーストォォ!」 マグニフィセント「ビッグバスタウェイ!」 アクロスマッシャー「アトモスインパクト──ッ!」 ジード全形態の5大必殺光線の一斉攻撃技、ジードプルーフがベリアル目がけて一気に炸裂する。 ベリアルがギガバトルナイザーで防御するものの、ギガバトルナイザーをも撃破し、光線がベリアルに浴びせられる。 アトロシアスへの強化変身が解け、通常のベリアルの姿に戻る。 ベリアル「馬鹿な…… おのれぇ!」 リク「今だ!」 ジード・プリミティブが突進し、ベリアルを捕えて飛翔し、頭上の次元の裂け目の中へ飛び込む。 ペガ「大変だ! リク…… 一緒に行っちゃった!」 ライハとケイの戦いが続いている。 ベリアルにストルム器官を奪われたケイは、すでに体が限界に達し、視線はライハを捉えず、宙を泳いでいる。 ケイ「ベリアル様ぁ…… わ、私は、あなたのお役に立てたでしょうか……? ベリアル様ぁ……」 弱々しく差し出すケイの手を、ライハが憐れむように握り返す。 ライハ「えぇ。あなたはベリアルの役に立った。だから、安心して消えなさい」 ケイ「ベリアル様…… 私は、あなたのおそばに……」 ケイの体が光の粒子と化して、消滅する。 時空の裂け目の向こうで、ジードとベリアルが対峙する。 そして精神世界の中、土砂降りの雨が降りしきる中、リクとベリアルが殴り合う。 遥か過去、ベリアルが光の国のエネルギー源、プラズマスパークを奪おうとした光景── リク (これは…… 記憶なのか?) (ベリアル『力だ、力が欲しい。超えてやる、俺を見下したあいつらを!』) 過去の光景が続く。 光の国を追放されたベリアルに、レイブラッド星人が力を与え、異形の姿へと変貌してゆく。 リク (伝わってくる…… 怒りが、悲しみが) 亡霊魔道士レイバトスを、ベリアルが必殺のデスシウム光線の一撃で撃破する(*1)。 そしてベリアルに使えるケイと、配下である5人悪徳宇宙人軍団ダークネスファイブ(*2)。 (ベリアル『俺は完全復活を遂げた。光の国の奴らへの、復讐のときだ!』) こう言って超時空消滅爆弾を見上げる。 リクが殴り合いの末に、ベリアルを抱きしめる。 リク「何度も何度もあなたは生き返り、深い怨みを抱いて……」 ベリアルの体からレイブラッド星人の姿が抜け出て、ベルアルが本来の光の国での姿、アーリースタイルに戻る。 リク「疲れたよね。もう、終わりにしよう」 ベリアル「わかったようなことを言うなぁ!」 ベリアルがデスシウム光線を放つ。 リク「レッキングバーストォォ──!!」 ジードもレッキングバーストを放つ。 必殺光線の撃ち合い。双方の光線が中央で激しくぶつかり合う。 リク「はあぁぁ──っっ!!」 ジードが渾身の力を込め、光線を押し返す。 ベリアル「ジードォォ──!!」 ベリアルが光線を浴びつつ、初めてジードの名を呼び、そして大爆発──!! リク「さよなら…… 父さん……」 リクもまた、ベリアルを初めて父と呼び、その最期を見届ける。 モアたちの見上げる中、上空の次元の裂け目が次第に閉じてゆく。 モア「空が、閉じる……」 ハルヲや町の人々、レイト一家が固唾をのんで見つめている。 次元の裂け目が完全に閉じるその寸前、ジードが飛び出し、その姿を現す。 モア「わぁっ、やった~! リクくぅん!」 ライハも安堵の笑みを漏らす。 レイト「やった…… あっ、痛ってえ!」 ルミナ「大丈夫? もう……」 『速報です。ベリアルが滅び、ジードが帰還に成功。地球に平和が訪れました。ベリアルに似ていると恐れられていたジードが、人類を救ってくれました!』 報道がジードを讃え、ハルヲや街の人々が割れんばかりに喚起する。 変身を解いたリクのもとに、ライハが駆け寄る。 リク「終わったよ、ライハ」 ライハ「こっちも…… 終わった」 リクがキングのカプセルを起動させ、ウルトラマンキングが姿を現す。 リク「ウルトラマンキング……」 キング「私の体は戻り、宇宙の傷も完治した。これから、この星の未来を担うのは、君たちだ」 キングの隣に、ウルトラの父が並ぶ。 父「すごい子ですね」 キング「あぁ。本来の力は、まだ秘められている。無限の可能性が」 父「また逢おう。若きウルトラマン」 キングと父が共に、光となって姿を消す。 平和な日々が戻る。 銀河マーケットが客たちで賑わっている。 ハルヲ「ドンシャイン見ようぜ、ドンシャイン」 子供たち「見よう、見よう」 リクも子供たちと共に、テレビの特撮番組『ドンシャイン』に見入る。 リク「やっぱ格好いいよね、ドンシャイン」 子供「ん~、でも古いんだよね」 リク「えっ?」 子供「やっぱり一番は、ウルトラマンジードだよ。ジードごっこしよう」 ハルヲ「お~、しようしよう! ははは、よ~し!」 ハルヲと子供たちが、楽しそうにジードごっこで遊ぶ。 微笑ましくその様子を見ているリクの隣に、ペガが顔を出す。 ペガ「見て、リク。君は、みんなのヒーローになったんだ!」 秘密基地・星雲荘のライハとモア。 モア「平和も戻ったことだし、ここ、出ていくんでしょ?」 ライハ「あぁ…… しばらくいるよ。星雲荘の修理、手伝いたいし」 モア「え~っ!? ちょっ…… 私もここに住む!」 モアがテーブルを叩いた拍子に、警報が鳴り出す。 レム『自爆装置が作動しました』 2人「はぁ!?」 レム『3分以内に退避してください』 ライハ「よし、壊そう!」 (リク『なんとか無事だったらしいけど……』) 森の中。 ゼロの巨体を、まだ傷の癒えないレイトが、ルミナとモアと共に見上げる。 レイト「行っちゃうんですね、もう」 ゼロ「あぁ。ベリアルもいなくなって、ブレスも直ったことだしな。レイト、俺がいなくなっても頑張れよ」 レイト「自信ないです……」 ルミナ「大丈夫よ、レイトくんなら」 マユ「また、遊びに来てね」 ゼロ「おう! もちろんだ。あ、マユ。俺の子になってもいいんだぞ?」 レイト「ゼロさん! 2万年早い……」 レイトがゼロのポーズを、傷んだ腕で真似ようとする。 レイト「痛痛っ!」 ルミナ「あ~、もう!」 ゼロ「ハハッ。じゃあな」 マユ「バイバーイ!」 ゼロが時空の彼方へと飛び去る。マユが無邪気に、手を振って見送る。 リク、ライハ、ペガが、夕暮れの川岸を歩く。向こうからモア、レイト、ゼナがやって来る。 リク「モア! モア「リクくぅん!」 リクとモアが抱き合い、互いにドンシャインのポーズを真似る。 果てしない運命を越えて、未来はある。 辛いことがあっても、立ち上がり、抗う。 そういう力が、僕たちにはあるんだ。 合言葉は── リク「ジーっとしてても……」 一同「ドーにもならねぇ!!」 夕陽に向かってリクたちが大きくジャンプし、物語は終わる。 そして、物語は「つなぐぜ! 願い!!」へと続いていく…。 (終)
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タイトル 作成者 ガールズ&パンツァー W・サード ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です! W・サード ガールズ&パンツァー 劇場版 W・サード ガールズ&パンツァー 最終章(第1話) W・サード ガールズ&パンツァー 最終章(第2話) W・サード ガールフレンド(仮) 浅倉又一郎 怪物くん 逃亡者 科学忍者隊ガッチャマン 逃亡者 科学忍者隊ガッチャマンII 逃亡者 科学忍者隊ガッチャマンF 逃亡者 彼方のアストラ ジーク CANAAN 逃亡者 からくりサーカス ジーク 餓狼伝説-The Motion Picture- ジーク ガンダム Gのレコンギスタ ジーク ガンダムビルドファイターズ 浅倉又一郎 ガンダムビルドファイターズトライ 浅倉又一郎 GEAR戦士電童 逃亡者 キテレツ大百科 逃亡者 機動戦士ガンダムAGE ジーク 機動戦士ガンダムSEED W・サード 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ もじ工房 劇場版 機動戦士ΖガンダムⅢ星の鼓動は愛 ジーク 君の名は。 W・サード 逆転裁判~その「真実」、異議あり!~ ジーク キューティーハニーユニバース ジーク キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎 もじ工房 キュートランスフォーマー さらなる人気者への道 もじ工房 キラキラ☆プリキュアアラモード ジーク 銀河お嬢様伝説ユナ 哀しみのセイレーン ジーク キン肉マンⅡ世 ジーク キン肉マンⅡ世 ULTIMATE MUSCLE2 ジーク キン肉マンⅡ世(劇場版) W・サード キン肉マンⅡ世 マッスル人参争奪!超人戦争 W・サード SSSS.GRIDMAN W・サード グレートマジンガー 逃亡者 グレートマジンガー対ゲッターロボ W・サード グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突 W・サード グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣 W・サード クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド) W・サード ゲートキーパーズ21 逃亡者 ゲゲゲの鬼太郎 地獄編 逃亡者 賢者の孫(アニメ版) W・サード 恋姫無双(アニメ版) W・サード 鋼鉄ジーグ 逃亡者 甲鉄城のカバネリ ジーク Go!プリンセスプリキュア パンプキン王国のたからもの ジーク Go!プリンセスプリキュア ジーク 心が叫びたがってるんだ。 W・サード ご注文はうさぎですか? W・サード 金色のガッシュベル!! W・サード 金色のガッシュベル!! 101番目の魔物 W・サード 金色のガッシュベル!! メカバルカンの来襲 W・サード
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学校の昇降口。 あゆみは一人、空を見上げていたが―――― あゆみ「――――って、一人で考えても始まらないか!!」 第32話 ハツコイリミテッド。 慧「相談って何よ?」 あゆみ「えっと・・・あたしさあ、財津くんのこと好きでしょ?今もトーゼン好きなんだけど。だけど・・・海で財津くんがあたしじゃない女の人の名前叫んでるの聞いて、あたしのこの想いは一生報われないのかもって思ったの。それならもういっそ、あたしのことを好きって言ってくれた財津くんのお兄さんと――――――」 慧「あゆみ。男は顔じゃないのよ」 りか「変わったなー、江ノ本。オマエがそれをゆーか」 慧「そりゃ、財津兄は見た目ブサイクよ。恐ろしいわよ!でもそーゆー人に限ってピュアなハートを持ってたりするものなの!!」 あゆみ「それ楠田くんのこと?」 りか「それに好きって言ってもらえるだけで・・・嬉しくってくすぐったくて恥ずかしくって・・・でも心地よくて」 慧「そーなのよねー、わかるわかる」 あゆみ「けど、それって相手にもよるって絶対~~~~~~」 りか「つーかあゆみ、財津兄にまだ返事もしてないのか!?告られたの何ヶ月前だよっ」 慧「信じらんない!アンタって子は・・・って逃げるなー!!」 あゆみ「ひえ~つ」 小宵「そりゃつきあうなら断然、兄でしょ」 あゆみ「・・・小宵ちゃんそれ本気で言ってる!?あの人のことずっと怖がってたくせに」 小宵「んーーっ、んーーっ、んーーっ」 「困った時はこれーーーっ♪」 小宵が一本の花を取り出した。 小宵「私がこの花であゆみちゃんの進むべき恋路を占ってしんぜよー」 「あにーっ、おとうーっ、あにーっ、おとうとーぅ」 あゆみ「・・・」 名央「え?愛する恋と愛される恋・・・?」 あゆみ「うん!千倉ちゃんならどっち選ぶ?」 名央「・・・あたしにはわからないけど、でも・・・たとえ報われなかったとしても、その恋もたしかに・・・意味はあるはずだから」 あゆみ「千倉ちゃんどうしちゃったの?」 名央「な、何?」 あゆみ「だって言葉にすごく重みが・・・もしかして千倉ちゃん今好きな人いるの!?」 名央「えっ、やっ」 曽我部「・・・あのさあ、そーゆーこと男子に聞くかなフツウ」 あゆみ「だって二人とも財津くんと仲いーんだもん!それと曽我部くん髪切ったの正解!」 曽我部「苦労して美容院入ったからな、良くなってないと困る!めちゃくちゃ恥ずかしかったんだぞ!!」 あゆみ「で、曽我部くんはこの先あたし、どーすればいいと思う?」 曽我部「どーするも何も、好きな奴を好きなままでいいじゃないか。実らない恋だって得るものはたくさんあるはずなんだから」 あゆみ「うーん、それ千倉ちゃんもゆってたんだよね~~~~~」 曽我部「千倉さんと同意見!!それはそれでフクザツだ・・・・・」 「じゃあ千倉さんはアイツのこと忘れる気は・・・・」 あゆみ「ねぇねぇ、あの慧ちゃんのハートをゲットした楠田くんの意見も聞かせてよ-」 楠田「別にゲットしたなんておもっちゃいねーが」 「――――――俺は財津の兄貴知ってっからゆーけど・・・告るのに相当勇気が必要だったと思うんだよな。だって俺とか財津の兄貴とかダメモト側の人間じゃん。きっと・・・本当にすげー一生懸命だったと思うぜ・・・・・」 曽我部「何エラソそにー言ってんだよ!直接告ったわけじゃないだろ楠田は!」 楠田「俺は俺なりに頑張ったんだよ!!」 曽我部「あ――――――っ!楠田だけ彼女がいるなんて許せないーっ!!!」 あゆみ(ますますわからなくなりました・・・) あゆみ「あっ」 岬「あっ・・・」 あゆみが公園でブランコをこいでる所に、岬達、高校生組の3人が通りかかった。 めぐる「へえ―――――、有原くんの妹!」 岬「将来はあたしの妹になるかもよ」 めぐる「はは・・・あっ、そ」 夕「でも何か深刻な顔してたよね?」 あゆみ「そうなんです!山本さんに聞きたいことがあるんです!!財津・・・衛くんのことで――――――」 岬「・・・あたしは衛のこと、弟としてしか見てないけど、あゆみちゃん、操と衛の間で悩んでるんだね。ごめんね・・・・」 あゆみ「い、いえ、別にあたしは・・・・・・・・」 めぐる「財津操ってアレでしょ?弟もやっぱゴツイわけ?」 夕「慧ちゃんの写真で見たことあるけど、かわいい感じの男の子だったよー」 岬「操のこと言える?あんな変態海パン男を好きなくせに!」 あゆみ「ヘンタイ」 めぐる「変態はヤメて、変態は!!」 変態海パン男こと、めぐるの思い人の武居がくしゃみした。 めぐる「あたしにとっては、小学生からのあこがれの先輩なんだから!」 あゆみ「・・・ずっと好きなんですか?」 めぐる「えへへ・・・ま、まあ、あたしは好きって気持ちを優先したほーがいいと思うけどね」 岬「あゆみちゃんは操のこと、やっぱり怖いとしか思えないの?」 あゆみ「財津くんを探しに行く時」 操「結果はわかってても、伝えねーで生きてくよりはずっとマシって・・・・!」 あゆみ「って言われてドキッてしたけど―――――」 岬「ドキドキするならそれは恋でしょ!?ね」 あゆみ「違います!「ドキドキ」じゃなくて「ドキッ」とです!!」 岬「あは・・・勘違いでもそーゆー感情大事じゃない?あゆみちゃんの一番素直な気持ち、それに従ってみようよ・・・・・ね?」 あゆみ「・・・・・・よし!あたし今から財津くん家行ってきます!ありがとう山本さん!!」 あゆみが駆け出していった。 めぐる「青春ねー」 夕「いーなー、夕は恋愛させてもらえなかったから・・・」 あゆみは、財津家に行った。 操「うあ?」 衛「有原さん・・・どうしたの?何の用?」 あゆみ「財津操さん!!」 操「え・・・・」 あゆみ「あたしやっぱり財津衛くんのことが好きなんです!!返事遅くなっちゃてごめんなさ・・・」 衛「え?え?あ、有原さん、あの」 あゆみ「今は・・・知ってる。操さんが怖いだけの人じゃないって。弟想いの優しいお兄さんなんだって・・・でも、もうちょっとだけ追いかけてみたいの。大切なあたしの・・・・・・初恋を」 操「・・・そーだな。好きな気持ちばっかはしょーがねーもんな・・・」 「――――じゃあ、俺もまだ諦めねぇ。わかって・・・くれるよな?」 あゆみ「・・・・・お互い頑張ろ・・・!」 あゆみが去って行った。 衛「兄貴・・・」 操「ハハハ!とりあえず「いい人」には昇格したからな!当分は俺達ライバルだな、衛・・・・!」 あゆみ「うまくいくことばかりじゃない」 岬と有二が顔を赤らめながらも、寄り添って歩く。 その後ろで、夕と小宵の兄の良彦も並んで歩いていた。・・・更にその後ろに夕の趣味仲間の男達が大勢付いてきていて、 名央の兄の一真が呆れ顔で見ていた。 あゆみ「間違うこともあるかもしれない」 めぐると武居が一緒にプールの中で泳ぐ。 りかがテニス部の仲間で彼氏の寺井と一緒にいた。 あゆみ「でも初めて出会った恋する気持ちは」 エロ本を持って走り去る楠田を慧が追いかける。 慧「だからあたしの目の届く範囲でエロ本読むのはやめてって言ったでしょ―――!!」 あゆみ「きっと、確かに大切なもので」 名央と曽我部が一緒に絵を描いている。 あゆみ「そんな思いの一つ一つが」 「―――私達を未来へ運んでゆく」 あゆみが小宵達と合流した。 名央「あゆみちゃん!」 慧「あゆみ?」 りか「何?今帰りなんだ」 小宵「で、どっちの財津くんに決めたの?」 あゆみ「ひーみーつ!」 慧「もう一度忠告するけど、いい?男は中身なのよ、中身!!」 りか「やめて江ノ本―、そのセリフアンタが言ったらマジギャグだから」 あゆみ(アナタは今恋をしてますか・・・?) おわり
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ドラゴバーストがダイランドを攻撃してきた!俺とリューグは戦いを挑む!だがそこに、プロフェッサー・ビッグバンが巨大なバトロボ、テンコンスリポンで現れた。絶体絶命、大ピンチのダイガンダーとドラゴバーストは遂に合体を! ダイガンダーとドラゴバーストが合体してドラゴンダイガンダーとなり、プロフェッサー・ビッグバンの巨大バトロボ、テンコンスリポンに挑む。 だがドラゴンダイガンダーはテンコンスリポンの強烈な砲撃を受け、墜落する。 アキラ「ドラゴンダイガンダー!?」 ビッグバン「見たか! たとえドラゴンダイガンダーといえども、このテンコンスリポンの前にはまったくの無力!」 アキラ「そんなことはない! 俺たちの力を合せれば、やれるはずだ! いや、やってみせる!」 未来宣言!無敵のクラスターパワー!! ビッグバン「行くぞ、アキラよ! ドラゴンダイガンダーよ!」 ドラゴバースト「ぬかせ! お前のような愚かな人間に、負けはせぬ! バーストキャノン・アタ──ック!!」 ドラゴンダイガンダーの放つバーストキャノンを、テンコンスリポンが容易く跳ね返す。 ダイガンダー「ぐわぁっ!」 アキラ「し、信じられない…… バーストキャノンまで効かないなんて!?」 ドラゴンダイガンダーは反撃を食らい、ダイガンダーとドラゴバーストに分離してしまう。 ビッグバン「フフフフ…… ワハハハハハ!」 ドラゴバースト「おのれぇ!」 ビッグバンのバトロボ、タイガマルとロウガマルが、その戦いを見ている。 タイガマル「凄い凄い! さすがはプロフェッサー・ビッグバン」 ロウガマル「実に頭脳的、実に効果的でござる」 一方でアキラの他のバトロボであるブライオン、イーグルアロー、ドリモーグ、ボーンレックス、デスペクター、トライホーンは、傷が癒えず、ハルカやハジメ博士たちの修理を受けている。 デスペクター「まずいぜ。アキラたちがピンチだ!」 ドリモーグ「すぐ助けに行くモーグ!」 ハジメ「いかん! みんな、まだ修理が終わってないんだぞ」 ボーンレックス「しかし!」 ハルカ「無理しちゃ駄目!」 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 ビッグバン「これで終わりだ!」 テンコンスリポンがさらに攻撃を放つが、そこに孤高のバトロボ・ギンザンが割って入る。 アキラ「ギンザン!」 ビッグバン「貴様…… またしても裏切るのか!? 生みの親である、この私を!」 ギンザン「裏切る? 馬鹿を言うな! 俺は、貴様の目を覚ましに来たんだ! プロフェッサー・ビッグバン、貴様は間違っている! 俺の声を、アキラの声を聞け!」 ビッグバン「フン、くだらん。やはりお前もタイガマル、ロウガマル同様、役立たずの失敗作。ならば、他の奴ら共々、一緒に破壊してやろう。銀河無敵の超必殺技、テンコンマグネスト──ム!!」 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 テンコンスリポンの磁気嵐が、ダイガンダーたちを襲う。 ギンザン「な、なんだ、これは!?」 アキラ「みんな!?」 トライホーン「トリケラ……!?」 ハルカ「これは、磁気嵐!? それも、強力な……」 ハジメ「いかん! バトロボの全システムを破壊するつもりなんじゃ!」 ブライオン「急げ! 全員、ダイシャトルに避難するんだ!」 ビッグバン「砕け散れぃ! 忌まわしきバトロボども! フィールド全開ぃぃ!!」 タイガマルとロウガマルまで、その巻き添えになって吹っ飛ばされる。 ロウガマル「ちょっと待ってでござるぅ!」 タイガマル「ごめんなされぇ!」 ロウガマル「なんでこうなるのでござるぅ~!?」 ビッグバン「ワハハハハ! 見ろ、この圧倒的な力を!!」 ドラゴバースト「おのれ、調子に乗りおってぇ!!」 ドラゴバーストが単身、テンコンスリポン目がけて突進する。 アキラ「ドラゴバースト!?」 ドラゴバースト「プロフェッサー・ビッグバン! 貴様は、貴様だけは、この私が倒す!! バーストブラックホール!!」 ドラゴバーストの攻撃が、テンコンスリポンの砲撃に阻まれる。 アキラ「ドラゴバースト!?」 ダイガンダーたちが、磁気嵐で吹き飛ばされる。 アキラ「ダイガンダー、ギンザン!? うわああぁぁ──っ!!」 ビッグバン「邪魔者はすべて消え失せた。次の標的は、バトロボ連盟本部だ!」 テンコンスリポンが、バトロボ連盟本部を目指して飛び発つ。 ハジメ (ビッグバン……) アキラとダイガンダーは、崖下に落ちそうなドラゴバーストを、必死に支えている。 アキラ「くっ…… がんばれ、ドラゴバースト!」 ドラゴバースト「わ、私に構うな…… その手を離せぇ!」 アキラ「嫌だ! 絶対に離さないぃ!!」 ドラゴバースト「なぜだ!? なぜ私を助ける? お前たちを倒そうとした、この私を!」 アキラ「お前の夢を、ロボットのユートピア建設を、俺たちの夢にしたいからだ!」 ドラゴバースト「何っ!?」 アキラ「ユートピアは、人間とロボットが力を合せて築くものだ。俺たちは、同じ夢を目指す仲間同士なんだ!」 ドラゴバースト「仲間…… 私と、お前が?」 アキラ「そうだ、仲間だ! 俺たちは、友達なんだ!!」 アキラたちの足元の地面が、重量に耐えきれずに崩れかける。 ドラゴバースト「うぅっ…… もう限界だ! アキラ、ダイガンダー、私を離せ!」 アキラ「限界なんて…… 超えてやるぅ! 仲間同士、友達同士、心を一つにすれば、何だってできるんだぁ──っ!!」 ついに地面が崩れ、アキラとダイガンダーも崖下へと落ちてゆく。 そこへギンザンが飛来し、間一髪のところでアキラを助ける。 ダイガンダーはドラゴフレイムとドラフリーザに、ドラゴバーストはイーグルアローとデスペクターに救われる。 ギンザン「遅くなったな!」 アキラ「ギンザン!」 ドラゴフレイム「フレイム!」 ドラゴフリーザ「フリーザ!」 アキラ「ドラゴフレイム、ドラゴブリーザ!」 ドラゴバースト「お、お前たち……!?」 イーグルアロー「間に合ったな!」 デスペクター「昨日の敵は今日の友、礼は無用だぜ!」 アキラたちは、ハルカたち一同のもとへ合流する。 ハルカ「アキラ、ダイガンダー!」 ドリモーグ「助かって良かったモーグ!」 トライホーン「トリケラぁ!」 アキラ「みんな、無事だったんだな!」 深手を負っているドラゴバーストが跪く。 ドラゴバースト「うぅっ……」 アキラ「ドラゴバースト!?」 ハルカ「サボット、急いで修理を!」 ダイシャトルが飛び発つ。 トライホーン「トリ?」 ボーンレックス「誰だ、ダイシャトルを操縦しているのは!?」 ブライオン「博士が、ハジメ博士がいないぞ!」 アキラ「爺ちゃん!?」 ダイシャトルにはハジメ博士が単身、搭乗している。 ハジメ「みんな、すまん…… だが、ドラゴバーストを誕生させ、プロフェッサー・ビッグバンを暴走させた責任は、このわしにある! 今こそ、今こそけじめをつけるときだ!」 アキラたちは、バトロボ連盟本部のコミショナーたちに通信をとる。 コミッショナー「なんじゃと!? 超巨大バトロボが、この本部に!?」 アキラ「あぁ、そこを攻撃するつもりなんだ!」 ハルカ「早く逃げてください、コミッショナーさん!」 コミッショナー「わかった。緊急避難警報を発令だ! 全員退避!!」 ビッグバン「ワハハハハ! 歴史は変わる…… この私が変えてやる! 全ての人間を、すべてのバトロボを跪かせてやる!!」 ハジメの声「プロフェッサー・ビッグバン! いや、ダイクーン教授!」 ビッグバン「来たな、ハジメ博士」 ハジメ博士のダイシャトルが、テンコンスリポンに追いつく。 ハジメ「頼む、引き返してくれ! 今ならまだ間に合う! お前の素晴しい才能は、人間とバトロボの未来のために、役立てるべきじゃ」 ビッグバン「未来は私のためだけにある! このプロフェッサー・ビッグバンこそが、世界の頂点に君臨するのだぁ!!」 テンコンスリポンが攻撃を放ち、ダイシャトルが被弾する。 ハジメ「目を覚ませ、ダイクーン! かつてのお前に、わしと共にバトロボ開発に励んだお前に戻るんじゃぁ!」 ビッグバン「何ぃ!?」 ダイシャトルが煙を吹きながらも、果敢にテンコンスリポンに体当たりする。 ハジメ「ダイクーン!!」 ビッグバン「貴様ぁぁ!?」 アキラやダイガンダーたちは、ダイシャトルを追っている。 ギンザン「あれは、ダイシャトル!?」 ハルカ「ハジメ博士!?」 アキラ「爺ちゃぁぁん!!」 テンコンスリポンがダイシャトル諸共、不時着する。 ハジメ博士は気絶してしまう。 ビッグバン「私は負けん…… 人間を、バトロボを、世界を支配する! 進め、テンコンスリポン! バトロボ本部は目の前だぁ!!」 テンコンスリポンがなおも、本部を目指そうとする。 そこへ、アキラたちが追いつく。 アキラ「やめろぉぉ!!」 ビッグバン「おのれぇ!!」 ドラゴバースト「バーストブラックホール!!」 テンコンスリポンが砲撃を放つが、ドラゴバーストの一撃がそれをかき消す。 アキラ「ビッグバン! これ以上、好き勝手なことはさせないぞ!!」 ビッグバン「黙れ! 貴様らに私の野望の邪魔はさせん! 撃てぇ!!」 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 ギンザン「ファイナルリボルバ──っ!!」 デスペクター「スペクタースラッシュ!!」 イーグルアロー「ファイヤーアロー!!」 ドリモーグ「クラッシュバーン!!」 ボーンレックス「ティラノスラッシュ!!」 ブライオン「ライジングクロー!!」 テンコンスリポンの攻撃を、バトロボ一同が各々の技で相殺する。 ビッグバン「フハハハ! 守るだけで精一杯か!?」 ドラゴバースト「バーストナックル!」 ドラゴフレイム「フレイム!」 ドラゴフリーザ「フリーザ!」 アキラ「ダイガンダー!」 ダイガンダー「ドラゴンキャノン!」 アキラ「アタ──ック!!」 ダイガンダーらも一斉に攻撃を放つが、テンコンスリポンの強力な攻撃の前に依然、防戦一方である。 ビッグバン「どうした、その程度か!?」 テンコンスリポンのさらなる反撃が、一同を襲う。 一同「うわあぁぁ──っっ!!」 ハルカ「みんな!?」 アキラ「なんてバトロボなんだ!」 ギンザン「アキラ、俺を使え! 俺とダイガンダーの力を合せるんだ!」 アキラ「よぉし、ダイガンダー、ギンザン、合体だぁ!!」 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 ギンザン「ドラゴンリボルバー!!」 ダイガンダーとギンザンが合体、ドラゴンリボルバーがテンコンスリポンの喉元に炸裂し、攻撃がやむ。 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 アキラ「攻撃が止まったぞ!?」 ギンザン「奴の首には、命令伝達システムがあるんだ! あの首を狙えば、勝てるぞ!」 アキラ「ドラゴフレイム・セイバーチェンジ! ドラゴフリーザ・シールドチェンジ!」 ドラゴフレイム「セイバーチェンジ!」 ドラゴフリーザ「シールドチェンジ!」 アキラ「武装合体! 一刀両断!」 ダイガンダー「ドラゴンバスター!!」 アキラ「ブレ──イク!!」 ダイガンダーとドラゴフレイムとドラゴフリーザが合体、ドラゴンバスターの剣撃が、テンコンスリポンに炸裂する。 ドラゴバースト「なぜだ、なぜなんだ…… ギンザン、ドラゴフレイム、ドラゴフリーザ…… 彼らが合体した攻撃は、彼らの持つパワーを遥かに超えている。これが、アキラの言う『仲間』としての力なのか?」 アキラ「ドラゴバースト、今度はお前だ! お前とダイガンダーが力を合せるんだ!」 ドラゴバースト「うむ!」 アキラ「よぉし、ダイガンダー、ドラゴバースト、ヘッド合体!!」 ダイガンダーとドラゴバーストが再び合体し、ドラゴンダイガンダーとなる。 ドラゴバースト「伝説の爆闘神!」 ダイガンダー「ドラゴンダイガンダー!!」 アキラ「ドラゴンダイガンダー、バーストキャノンだ!!」 ドラゴバースト「バーストキャノン!」 アキラ「アタ──ック!!」 ドラゴンダイガンダーのバーストキャノンが炸裂し、テンコンスリポンが大きく揺らぐ。 ビッグバン「うおぉぉ!? やるな、ドラゴンダイガンダー! ならば、銀河無敵の超必殺技、テンコンマグネスト──ム!!」 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 ブライオン「いかん! あれを食らったら、ドラゴンダイガンダーといえども」 ハルカに救出されたハジメ博士が、意識を取り戻す。 ハルカ「あっ、博士!」 アキラ「ダイガンダー、ドラゴバースト、俺たちの心を一つにするんだ!」 ダイガンダー「おぅっ!」 ビッグバン「フィールド全開!」 アキラ、ダイガンダー、ドラゴバーストの心が同調し、新たな力が漲る。 ドラゴバースト「アキラとダイガンダーの想いが、伝わってくる…… 力が伝わってくる! 全身にパワーが漲る。温かく、力強いパワーが! そうか…… これが!!」 ドラゴンダイガンダーが次第に光に包まれ、テンコンスリポンを圧倒してゆく。 ビッグバン「なんだこれは!?」 ハルカ「何なの、この光は!?」 ハジメ「クラスターパワーじゃ!」 ドラゴンダイガンダーの光の前に、マグネストームが吹き飛ばされ、かき消える。 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 ビッグバン「マ、マグネストームが吹き飛ばされた!? 馬鹿な! ドラゴンダイガンダーにこんな力があるはずがない!」 ドラゴンダイガンダーの全身が、黄金色の光に満ちる。 ハルカ「ドラゴン……ダイガンダー!?」 ハジメ「クラスターパワーが、フルチャージされておる! 心の力をエネルギーに変えて、今こそドラゴンダイガンダーは、究極の力を手に入れたのじゃ!」 ビッグバン「認めん…… そんなことは、認めんぞ! 喰らえ! ファイナルテンコンスリポン!」 テンコンスリポンのボディから、巨大なミサイルが出現する。 ハジメ「撃て、アキラ! 大宇宙創成の、勝利の必殺技!」 アキラ「ドラゴンノヴァ!!」 ビッグバン「エネルギー充填完了!」 アキラ「ドラゴンノヴァぁぁ──っっ!!」 ダイガンダー「アタァァ──ッック!!」 ビッグバン「発射ぁ!!」 テンコンスリポンが巨大ミサイルを発射する。 ドラゴンダイガンダーの放った必殺技・ドラゴンノヴァが、ミサイルを砕き、さらにテンコンスリポンを直撃する。 ビッグバン「馬鹿な…… 私の最高傑作が!? テンコンスリポンがぁぁ!!」 テンコンスリポン「スリポ──ン!」 テンコンスリポンが粉々に分解し、地上に墜落する。 アキラ「やったぁぁ!!」 ハルカ「か、勝った……!」 ハジメ博士が、ビッグバンを救いに行こうとするが、テンコンスリポンは炎に包まれ、近づくことができない。 ハジメ「ダイクーン!」 ビッグバンは、火の手の上がるテンコンスリポンの中で、呆然としている。 ビッグバン「なぜだ……? なぜ負けた……? なぜ私が、あんな奴らに……」 そこに、ギンザンが現れる。 ギンザン「まだわからないのか? バトロボを信じる心が、人間を信じる心が無かったからだ」 ビッグバン「ギンザン……」 ギンザン「仲間を、友を信じるアキラたちの気持ちが、お前の攻撃力を上回るパワーを生み出したのだ」 ビッグバン「なるほど…… それが、クラスターパワーの正体というわけか。しかし! 私にはテンコンスリポンの頭脳が残っている。このデータをもとに、さらなる強いバトロボを──」 コクピット内がさらに炎上し、ビッグバンを火の手が襲う。 タイガマルとロウガマルが駆けつけ、ビッグバンを救う。 タイガマル「プロフェッサー・ビッグバン!」 ロウガマル「しっかりするでござる!」 ビッグバン「タイガマル、ロウガマル!?」 ギンザン「見たか、その2人を。力ずくで支配せずとも、お前について来てくれる2人の心。これこそが、真の力だ!」 タイガマル「未来永劫、永久不滅。俺様たちは、忠実なる部下!」 ロウガマル「たとえ火の中、水の中。地の底、宇宙の彼方までも助けに参る、でござる」 ビッグバン「お、お前たち……」 ギンザン、タイガマル、ロウガマルが、ビッグバンを連れて外へ脱出する。 テンコンスリポンが、大爆発を遂げる。 夕陽の照らす中、アキラたち一同とビッグバン。 ビッグバン「人間とバトロボは、クラスターパワーによって輝ける未来を築くことだろう。だが……」 アキラ「えっ?」 ビッグバン「私も負けはしない。クラスターパワーを超える力を、必ず見つけてみせる」 ドラゴバースト「貴様ぁ! まだそんなことを……!」 ハジメ「いいんじゃよ、ドラゴバースト。その日を楽しみに待っておるぞ。ダイクーン教授」 ビッグバン「ダイクーンか…… その名前に戻る日が来たのかもしれぬな」 アキラ「戻る……!」 ギンザン「アキラ、リューグ、さらばだ」 アキラ「ギンザン!? お前、またどっか行っちゃうのかよ!?」 ギンザン「理由はこいつらに聞け」 タイガマル「説明するで候。今日から俺様たちは、バトロボユニット」 ロウガマル「次に逢うときは、バトロボフィールドの上、でござる」 アキラ「えっ!? ……そっかぁ! 楽しみにしてるぜ」 リューグ「絶対、負けないからな!」 ギンザン「あぁ、望むところだ」 ビッグバン「さぁ、行くぞ」 ビッグバンがギンザン、タイガマル、ロウガマルを連れ、立ち去る。 ドラゴバーストもまた、飛び発つ。 リューグ「ドラゴバースト!?」 アキラ「お前まで行っちゃうのか!?」 ドラゴバースト「私には、ユートピア建設という夢がある。ロボットと人間が心を一つにできる、理想郷を創るという夢がな」 アキラ「ドラゴバースト……!」 ドラゴバーストが空の彼方へと、飛び去ってゆく。 リューグ「あいつは…… ドラゴバーストは、いつかきっと戻ってくれる」 アキラ「あぁ! また逢おうぜ、ドラゴバースト!」 時が流れ、バトロボマッチ大会チャンピオンシップの会場。 ハジメがチャンピオンの伝説の称号「タイタンクラウザー」に挑む日がやって来た。 客席ではハルカとコミッショナーが、固唾を呑んで見守っている。 ハルカ「とうとう、この日がやって来たわ。チーム・アキラが、タイタンクラウザーに挑戦よ!」 コミッショナー「あぁ。あのアキラくんがのぉ。いやはや、立派なもんじゃ」 ハジメ博士が大きな応援旗を振り、歓声を飛ばす。 ハジメ「フレー! フレー! ア・キ・ラ!!」 街頭スクリーンで、プロフェッサー・ビッグバン改めダイクーンが、ギンザンたちと共に、その様子を見守っている。 ダイクーン「まったく…… 強くなったもんだ!」 ドラゴバーストも、どこか遠くの孤島で、その様子を見ている。 ドラゴバースト「そうか…… ついに挑戦するのか。リューグ、アキラよ!」 アキラ「俺の夢、俺たちみんなの夢。栄光のタイタンクラウザーを絶対手に入れるぞ!!」 リューグ「腕が鳴るぜ! ファイトが湧くぜ! ガンガンバトルだぜ!」 ガンダー「ガンダー!」 ブライオン「イーグルアロー、ドリモーグ、全力で戦うんだ!」 イーグルアロー「了解だぜ、兄貴!」 ドリモーグ「合点承知だモーグ!」 ボーンレックス「デスペクター、トライホーン、気合いを入れろ!」 デスペクター「OK、ボス!」 トライホーン「トリケラぁ!」 ドラゴフレイム「フレイム!」 ドラゴフリーザ「フリーザ!」 ブライオン「ブライオン・ファイターチェーンジ!」 ドリモーグ「ドリモーグ!」 イーグルアロー「イーグルアロー!」 ドリモーグたち「ファイターチェーンジ!」 ボーンレックス「ボーンレックス・ファイターチェーンジ!」 デスペクター「デスペクター!」 トライホーン「トライホーン!」 デスペクターたち「ファイターチェーンジ!」 ドラゴフレイム「フレイム!」 ドラゴフリーザ「フリーザ!!」 ドラゴフレイムたち「ファイターチェーンジ!」 アキラ「リューグ! ガンダー! ヘッド合体!」 ダイガンダー「爆闘王ダイガンダ──!!」 アキラ「いくぜ、みんなぁぁ!!」 一同「おおぉぉ──っっ!!」 おわり
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高野「何ィ打ち切り!!?」 「唐突にどういう訳だ!?前回までそういう気配は全くなかったぞ!!人気もあったはずなのにいったい何故だ!あっまだ切るな!!寺田コラ!!」 「絶望したッ、過去これだけ貢献してきた作家をいとも簡単に切り捨てるとはっ、講談社の冷たい仕打ちに絶望したッ」 京子「いや・・・講談社にもいろいろ事情があるんだと思いますよ・・・・」 高野「切ないなぁ。世間の冷たい風が身に沁みる時は無性に人の情けにすがりたくなるなあ」 File113 最後の最後まで喰いまくる!! 高野「緒方君僕は悔しいよッ、一緒に飯食って僕の悔しい思いをじっくり聞いてくれないかっ。もちろん君の奢りでッ」 緒方「すみませんッ、今から覚醒剤取締法違反の容疑で暴力団の事務所に家宅捜索かけるので、そのお誘いは是非またッ」 高野「何だ君はッ、僕よりヤクザが好きなのかっ」 緒方「好きとか嫌いとかそういうお話ではなく都市の安寧を守るため我々警視庁はなすべきことをするまでですッ」 「これまで何度か暴力団事務所を捜索しましたが情報が漏れてすべて成果なしに終わってるんです。今日こそは警察の威信にかけても覚醒剤を発見しなくてはいけないのですッ」 高野「オーイ無視すんなー」 松本組長「ガハハッ、情報はもう事前にみんなこちらに流れて来てんだ」 「警察がいくら事務所の中を探し回っても、もう一週間も前にヤクは安全な場所に隠してあるんだから何ひとつ出てきやしねえよ」 「ただ一点・・・・おまえら万が一にもヤクを打ってはいないだろうなぁ。尿検査で反応が出てきた時はブツがなくてもしょっぴかれるぞ!!」 幹部1「当たり前ですよ。操作のあることは前から知ってるんですからそれにヤクをやる馬鹿はいませんや」 松本「そうか・・・それならいいが・・・油断してドジ踏むんじゃねぇぞ!!」 一番後ろに立っていた肥満体の男、西裕二(にし ゆうじ)が居眠りしていた。 松本「コラァ聞いてんのかデブ!!」 西「ハ・・・ハイ!!す・・・すみません!!つい腹が減ってボーッとしちゃって・・・・」 松本「ヤクザ者がボーッとしてただとォ・・・随分うすらみっともない生きモン飼ってるな!?オオ?」 幹部2「申しわけありません親父っさん・・・!!全然昇進できずに廃業した相撲取りなんですが力はあるんで何かの役に立つかと・・・・」 松本「フン・・・・!!どんなのでも構やしえが行儀ぐらいは躾けとけ!!」 組員「すみません・・・・!!」 幹部1「いいかあ!?ぐれぐれもドジ踏むんじゃねえぞォ!!」 組員たち「「「オスッ」」」 幹部2「ホレ!!片づけものぐらい気を利かせてやっとけ!!」 西が茶の片づけをしている脇で、3人の組員が話をしていた。 組員たち「そんで・・・ヤクはどこに隠してあるんだ!?」 「ホラ・・・この前潰れちまった文房具屋の倉庫に・・・」 「あーあ!!あそこなら安心だわ!!」 「オ・・・!?何を立ち聞きしてやがんだ!!」 「殺すぞデブ!!」 警官「開けろ!!警察だ!!」 組員「へ・・・!!何も知らねえでのこのこやってきやがったぜ・・・!!」 刑事「広域指定暴力団、講談会系伊武忍組!!覚醒剤取締法違反容疑により家宅捜索を行う!!!」 警察による家宅捜索が始まった。 刑事「屋根裏を探せ!!床下にも隠し扉があるかも知れん!!どんな小さなスキ間も見逃すな!!便所を探してみろ!!水洗のタンクの中に隠しているかもしれないぞ!!机の中の中の隠し引き出しやソファーの中も見逃すな!!」 組員「く・・・・くくく」 「くくく・・・・!!」 刑事「で・・・出ませんね・・・・このまま本当に出なかったらこの度重なる失態・・・・相当まずいことになりますよ」 ?「出ました!!」 刑事「何ッ出たか!!」 高野「高野聖也出ました――ッ。いやぁ緒方の行く先を聞いたら前から行きたかったすごい旨味の焼き肉屋の上でさ。それで緒方の仕事が終わるまで焼き肉喰って待っててそれからどかへ繰り出そうって寸法!」 店員「出前お待たせしましたー」「お待たせしましたー」 高野「ささっ皆さんご一緒に旨味な焼き肉をいただきましょーー!!」 刑事「あ・・・・あ・・・あの人はいったい・・・・?」 高野「ハイハイ、どんどん持って来て」 緒方「いいからさっさと覚醒剤を探しましょう!」 高野「アレーーー?みんな食べないの?こんなに旨味な焼き肉なのに勿体ないなー」 幹部1「あいつはいったい何なんですか!?」 松本「け・・・警察の仕掛けたワナかも知れん・・・!!無暗に手を出すんじゃねぇぞ・・・・!!」 高野「あーー・・・・そこの君ィ!!一人じゃ寂しいからこっちで一緒に食べようよ!!」 西「え・・・・・あ・・・・いや・・・あのそういうわけには・・・・」 高野「何を言ってんだい、料理が冷めちゃうよ。ホラホラ、こんなに旨そうなお肉がいっぱいあるんだよー」 西「・・・・へへへ・・・それじゃ遠慮なく・・・!!」 幹部1「な・・・何をやってんだあの野郎・・・!!」 松本「け・・・警察がいるんだ。うかつなことはすなよォ~~~!!」 西「いやあ旨い!!こりゃ旨い肉っスね!!」 京子「七輪が3つって・・・」 高野「ハッハッハッ、足りなかったら追加注文するからどんどん食べてくれたまえ」 「焼き肉もうまいがここのキムチもまた絶品なんだ。まあ食べてくれたまえ」 西「ハイ旨い!!すごく旨い!!ごっつあんです!!」 高野「焼き肉のみやたさん?あと上カルビにロースにハラミにミノにホルモンにキムチ10人前ずつ追加よろしく!!」 西「ああ・・・!!こんなに腹いっぱい食べるのは久しぶりだなあ・・・・!!」 高野「食べるものもろくに食べさせてもらってないのかい・・・・?さっきから見てると酷い扱いを受けているようだが何でこんなとこにいるんだい・・・?」 西「自分・・・相撲部屋を追い出されて今更おめおめと故郷にも帰れないし・・・ほかに何の取り柄もないし・・・行く所もどこにもないんス・・・・オレがとろいからみんなに厳しくされちゃうけどいざって時がきっとオレのこと守ってくれると思うから・・・」 高野「ふうん・・・そうか」 刑事「ダメです警部・・・!!出ません・・・!!」 松本「オイオイ、いつまでやるつもりなんだ?さっさとしてくれないとこっちも仕事があるんだぜ?」 緒方「全員の尿検査を実施する!!覚醒剤の陽性反応が出た者は警察に出頭してもらうぞ!!」 幹部2「ヘヘヘ・・・いよいよ手詰まりになってきたようですね」 幹部1「いいか・・・!!大人しく言うことを聞いておくんだぞ」 組員「ヘイヘイ、このコップに小便を入れりゃいいんですね?」 「おいデブ!!お前もだ!!来い!!」 西「ハ・・・ハイ!!」 鑑識「出ません・・・!!これも!!これも反応なしです」 緒方「ダメか・・・!!」 鑑識「!、出ました!!!明らかなよう正反応です!!!」 幹部1「な・・・・・」 松本「なにィ!!!?」 鑑識「西裕二・・・28歳!!」 西「え・・・・?ええ・・・・!!!い・・・いや知らない!!オレは覚醒剤なんてやってないです!!」 刑事「残念だったな、伊武忍組組長、松下陵!!今から警察でたっぷり話をしてもらうぞ!!」 松下「・・・・!!ハハハ・・・・何を言ってるいるんです刑事さん・・・・!!」 「あいつはうちに勝手に出入りしとるただのチンピラですよ。盃を下しているわけでもなんでもない全然関係のない人間なんだよ。こいつが覚醒剤をやったってんならこいつ一人をどうぞ引っ張っていって下さいよ」 西「お・・・親父さんそんな・・・!!た・・・助けて下さいよォッ」 松下「うるせえぞこの野郎・・・!!あれほど言ったのに下手ァ打ちやがって警察に釈放された後手足の2・3本はへし折ってやるから覚悟しろよ・・・!!」 高野「やっぱりね・・・この親分を見てるとそんな気がしてたんだ。自分たちが助かるためなら君のことも平気で切り捨てる連中なのさ」 西「オレは覚醒剤なんかやってないよォ!!!覚醒剤を売ったり買ったりしてんのはこの人たちだ!!!嘘じゃないです刑事さん!!潰れた文房具屋の倉庫に隠したってオレはっきりと聞きました!!!」 刑事「や・・・やった!!これでこいつら全員を締めあげることができるぞ!!」 京子「ど・・・どういうことなんですか先生!?彼は本当に覚醒剤をやっていたんですか?」 高野「覚醒剤の尿検査ではメタンフェタミンという成分を検出するが、ある食べ物を多雨量に食べることによって同じ物質が検出されることがあるんだ。それがキムチなんだ」 京子「ええ・・・!?キムチ!!?」 高野「キムチを食べると尿に微量ながらメタンフェタミンが出るというレポートがあるんだ。だからこいつらをはめるために彼に大量のキムチを食べさせたのさ」 「君には迷惑をかけてしまったな」 西「じゃ・・・じゃあオレは無罪なんですね!?もうヤクザもやめよ」 緒方「先輩・・・それじゃ最初から捜査に協力してくれるために焼き肉を・・・僕のために・・・・」 高野「よかったな。これからも都民の安寧を守るために活躍を頼むぞ緒方!!」 京子「珍しいですねえ、先生が頼まれもしないのに緒方さんを助けてあげるなんて・・・」 高野「置き土産さ」 京子「置き土産・・・・?」 高野「しばらくアルゼンチンに渡るつもりなんだ」 京子「え・・・・?」 高野「講談社の仕事がこれでひと段落ついたからね、前からやってみたかった恐竜化石の発掘物語を書いてみたいんだ、長い間恐竜の化石は北米かヨーロッパでしか発掘されなかったけど、アルゼンチンでは南半球独自の恐竜が近年続々と発見されてるんだ。その発掘にかける学者の生涯の物語を緻密な取材を元に何年もかけて書きあげるつもりなんだ。一度向こうに渡ってしまえば、もう何年も帰ってこれないかもしれないからなあ」 京子「そ・・・・そうなんですか・・・・」 高野「うん、まあそういうことだ」 京子「身体・・・・気をつけて下さいね・・・・」 高野「何言ってんだい。君も来るんだぞ」 京子「・・・・・え!?」 高野「僕を一人で放っておいたら何をするかわからないぞ!!いろんな人に迷惑をかけるのが心配じゃないのか!?」 京子「何言ってんですかもう・・・!!そんな脅かし聞いたことないですよ!!」 「もちろんついて行きますよ!!だって私、先生の秘書なんですもん!!」 人が居なくなった高野の家を、可奈が掃除していた。 可奈(あれから3カ月・・・主のいなくなった高野先生のお家を私は週に一度お掃除をしに通っている。ううん・・・!!ボランティアじゃなくてお金は貰ってるよ。白木さんに高野さんがお願いしてきったらしいの。白木さんのお店にも高野さんは来なくなって、当たり前のことなんだけど随分静かになっちゃた・・・あんなに騒がしくて馬鹿ばっかりやって・・・でも何でいなくなるとこんなに寂しんだろう・・・私は・・・本当は・・・・) そこへ、今まで高野が関わってきた人たちが押し掛けてきた。 清原「ちょっ・・・ちょっと高野先生が外国へ行っちまったって本当かい!?冗談じゃないよ!!日本を出る前にしこたま喰ってこんなにツケを残していきやがったんだぜ!!」 小栗「うちにもこんなに請求書が届いたぞ!!」 寺田「うちにもです」 可奈「アハハハッ」 清原「な・・・何だよ!!笑いごとじゃないぜ可奈ちゃん!!何がおかしいんだよ!?」 可奈「だって、それはきっと高野さんが帰って来るつもりだからです」 (ねっ・・・・そうだよね高野さん!!) 喰いタン/終わり
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異世界に連れてこられた人間(参加者)たち 参加者は異世界については何も知らない 異世界には恐ろしい怪物、モンスターなどが住み着いていて 参加者を攻撃してくる、彼らは持っている武器でモンスターに立ち向かい 参加者は様々な方法で生きていき 現実世界に帰ろうとする という設定です 参加者は絶対に 『参加者へ』と異世界の大まかな事が書かれた紙と『参加者・敵リスト』を持っています その他、パン×7個・拳銃2丁(弾、一丁に付き3発)・地図・方位磁石・ライト・不思議な紙が入ったカバンが支給されます 『参加者』さまへと書かれた紙には 現実世界へ戻る方法は参加者同士で戦い最後に生き残った者が出られると書いています ストーリーは流れに乗って行く感じです ストーリの成功条件は ストーリのラスボスを倒す (ラスボスを倒した場合、現時点で生きている参加者全員が現実世界へ帰れます) 参加者全員で戦い、最後まで生き残る 失敗条件は 参加者全員が何らかのことで死ぬ事です
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カブタックたちビーロボ一同は全員が和解に至り、13個のスターピースの最後の1個が、ついに見つかった。 しかしスターピース捜しを命じたはずの高円寺博士が突如登場、スターピースを揃えてはいけないと言う。 博士の制止は間に合わず、全部揃ったスターピースから、謎の人物・スターマインドが姿を現した。 譲「ああっ!?」 コブランダー「なんだ、あいつは!?」 スターマインド「わしは『スターマインド』じゃ。人類はこれから、わしが滅ぼしちゃる!」 一同「えーっ!?」 スターマインド「見よ!」 巨大な姿となって現れたのは、これまでのエピソードでスターピース(本物・モドキ両方)が取り付いた物と同じ姿をした化身たち(郵便ポスト、怪獣カスケードン、ミイラ、下駄箱、デパートの女性マネキン・ナオミ、電話、ビート板、合唱コンクールのくす玉、学校にある銅像、カメラ、図鑑の恐竜、フォーク)だった。 小百合「カブタック、どうなってるのよ!? スターピース全部揃えたら、人類に夢と希望を与える、ナイスな出来事が起こるんじゃなかったの!?」 博士「あれは、私の解読ミスだったんだ……」 スターマインド「わしはず~っと地球の歴史を見てきた。そして、時には生物を進化させて、この星を生物の楽園にしてきた! しかし、それを人間は壊そうとしている!」 譲「そ、そんなぁ!? 人間がそんなことするもんか!」 スターマインド「嘘ではないぞよ!」 スターマインドが手にした杖から放った光線を浴び、譲とカブタックの姿が忽然と消える。 2人はスターマインドとともに、孤島の海岸へと降り立つ。 譲「ここは?」 スターマインド「インド洋、モーリシャス島じゃ。昔ここは、ドードーという鳥の楽園じゃった。人間たちがこの島の生態系を変えてしまったので、絶滅したんじゃ」 重油まみれの海水に浸かった水鳥、イルカ。伐採された木々。 スターマインド「この水鳥も、イルカも、森の木々も、み~んな滅びていった……」 戦争の映像。爆撃機から爆弾が投下され、地表が焼ける。 スターマインド「すべてを破壊していく、こんな人間には…… もはや生きる資格はない!」 心に友情あるかぎり カブタックと譲が、みんなのもとに戻ってくる。譲もカブタックも、目に涙をためている。 譲「こんな…… こんなことって……」 スターマインド「人類をこれ以上生かしておくと、他の生物が絶滅してしまう! さぁ~、我がしもべたちよ! 人類を滅ぼすんやぁー!!」 スターピースの化身たちが暴れ回り、建物が砕け、街の人々が逃げ惑う。 人々「わぁ──っ!」「助けてくれぇ!」 譲「やめてよ! あの中には、いい人もたくさんいるんだ。いるはずだよ!」 カブタック「譲! 街の人たちを助けるカブ!」 譲「うん! チェンジ・スーパー……」 すかさずスターマインドが杖から光線を放ち、譲の手にしていた変身アイテム・友情コマンダーを破壊する。 譲「あぁっ、友情コマンダーが!」 カブタック「壊れたカブ~!」 スターマインド「お前らから始末してやるだぎゃ~!」 博士「こうなったら……」 巨大状態の化身が、カブタックたちに向かって来る。高円寺博士は密かに、その場を後にする。 スパイドン「なんや、やるっちゅーんか!?」 コブランダー「いつでも相手になってやるぜ!」 その時、どこからか声が。 声「ひとーつ、ひいきは絶対せずに! ふたーつ、不正は見逃さず! みっつ、見事にジャッジする!」 いつもの決めゼリフとともに、キャプテントンボーグが登場。 テントリーナ「あそこよ!」 トンボーグ「ハハハハハ!」 一同「キャプテントンボーグ!?」 トンボーグが光球となって飛来し、スターマインドの前に降り立つ。 トンボーグ「審判ロボ・キャプテントンボーグ、ただいま見参!!」 カブタック「今日は一段と派手カブねぇ」 トンボーグ「確かに人間の中には、思いやりのない者も多くいる。だが人間は、思いやりを育む素晴らしいものも発明した。それは、スポーツやゲームなどの『勝負』!」 マラソン、ラグビー、将棋、七並べの映像── トンボーグ「多くのスポーツやゲームを生み出したおかげで、他の生物のように相手を傷つけることなく、勝敗をつけられるようになった。これぞ、思いやりの精神の賜物ではないか」 スターマインド「……」 トンボーグ「本当に人間のことが知りたいのなら、この者たちと対決してみるがいい。人間と、人間が生み出したビーロボたちと!」 スターマインド「……わかっただぎゃ。もしそっちが勝ったら、人間を滅ぼすのをやめちゃる」 一同「やったぁ!」 スターマインド「だが、負けた時は…… 覚悟するだぎゃ!」 カブタック「わかったカブ!」 トンボーグ「ではこの勝負、私が預かる!!」 雪の積もったスタジアムに、ビーロボ全員と譲、蔵之助によるカブタックチーム、スターマインドと人間大となったスターピースの化身たちのスターマインドチームが並び立つ。 トンボーグ「本日の対決は、雪上ラグビー対決!」 カブタック「いくカブ~!」 ビーロボチーム「おぉ──っ!!」 スターマインド「やっつけろぉ~!」 スターマインドチーム「おぉ──っ!!」 ガニラン「おい、おっちゃん! 無茶すると腰、痛めるぜぇ?」 スターマインド「心配無用だぎゃ! くるっとな~!!」 スターマインドが一回転すると、光とともに、これまでの中年男風の姿から、銀色の仮面の戦士・スターマインドSへと姿が変わる。 ガニラン、スパイドン「ありゃ!?」 コブランダー「変わりやがった!」 スターマインドS「こっちが本来の姿だからな!」 トンボーグ「人類の興亡、この一戦にあり! 最後の対決に、最高の勝負を!」 スターマインドS「行くぞぉ!」 スターマインドSがボールを蹴り上げる。 カブタック「来たぞぉ!」 テントリーナ「任せて!」 ボールをキャッチしたテントリーナに、ミイラの化身が迫る。 テントリーナ「わぁっ、何あれ!?」 カブタック「カブ~!」 カブタックがミイラにタックルするが、今度は銅像の化身がテントリーナを追う。 テントリーナ「また来たぁ~!?」 ダンゴロン「拙者に渡すでござる!」 化身たちに戸惑うテントリーナは、銅像にボールを奪われてしまう。 シャークラー「何やってるっスか!?」 銅像「トライ!」 スターマインドチームのトライが成功、さらにその後のゴールキックも成功する。 トンボーグ「ゴール!」 必死に反撃に挑むビーロボチーム。 コブランダー「俺に任せろ~!」 しかし、くす玉の化身の突進を受け、コブランダーはペシャンコになってしまう。 コブランダー「またペシャンコにされちまった……」 スパイドン「兄貴~!?」 スターマインドチームのトライが次々に決まるが、カブタックチームは一向に得点できない。 スターマインドS「よっしゃ!」 トンボーグ「ハーフタイム!」 前半が終了し、スターマインドチームは33点、カブタックチームは0点。 スターマインドS「前半で33点取って、この調子でいくぞ!」 譲「もうだめだ。人類は滅亡しちゃうんだ……」 シャークラー「大体お前たちがだらしないから、こういうことになるんスよぉ!」 コブランダー「何だと!? お前だって全然、得点してねぇじゃねぇか!」 ガニランとスパイドンも口論を始める。 ガニラン「でもあそこは、スパイドンがボーッとしてて悪い!」 スパイドン「何やと!? ガニランのヘタクソ!」 クワジーロとテントリーナ、譲と蔵之助まで口論になる。 テントリーナ「もう、転んだりしてぇ!」 クワジーロ「あん時テントリーナが怖がるからいけんと!」 テントリーナ「何ですってぇ!?」 カブタック「喧嘩するなぁ! やめるカブ、やめるカブ~!」 スターマインドS「やはり、人類は滅ぼすべき存在だな」 ゲロタンに助けを求めるカブタック。 カブタック「ゲロタン、何とかするカブよぉ!」 ゲロタン「結論から言おう! このままでは負ける」 一同「えぇっ!?」 譲「何か逆転する方法はないの、ゲロタン?」 ゲロタン「我々には、勝つための重要な要素が欠けている。それは……」 カブタック「それは!?」 ゲロタン「チームワークだ!」 カブタック「チームワーク……?」 一同「チームワーク……?」 ゲロタン「お互いに協力し、お互いに信頼し合う…… それができなければ、逆転は不可能!」 一同「……」 言い争っていた自分たちを反省する一同だが、あと一歩の踏ん切りがつかない。 その時、カブタックがコブランダーに向き合って改まる。 カブタック「コブランダー、もし、この勝負に勝つことができたら……」 コブランダー「んっ?」 カブタック「僕の大好きなスイカを、ぜ~んぶ、君にあげてもいいカブ!」 コブランダー「カ、カブタック……!?」 今度はシャークラーに向き合う。 カブタック「シャークラー!」 シャークラー「はぁ?」 カブタック「君の手下になっても、いいカブ!」 シャークラー「カブタック!?」 そしてダンゴロンにも。 カブタック「ダンゴロン!」 ダンゴロン「ん……?」 カブタック「君のために、一生懸命、お団子を作るカブ!」 ダンゴロン「カブタック……!」 カブタック「僕は、みんなが、好きカブ! 譲や、町の人たちが、だ~い好きカブ! みんなが、いなくなってしまうなんて…… 耐えられないカブ~っ!!」 一同「カブタック……」 泣き崩れるカブタック。コブランダーがそっと肩を叩き、カブタックの涙を拭う。 コブランダー「泣くなよ、カブタック。だから『出来損ないの1号機』なんて言われるんだぜ……」 カブタック「コ、コブランダー……」 コブランダー「俺たちはビーロボの仲間なんだ。喧嘩することはあっても、心のどっかで繋がってるさ!」 ダンゴロン「カブタック、お主の心、十分わかった!」 シャークラー「そうっス…… そうっスよ!」 テントリーナ「うん!」 クワジーロ「そうたい!」 ガニラン「みんな! 俺たちの力を見せてやろうぜ!」 スパイドン「せやせや~!」 コブランダー「よぉし、頑張るぞー!!」 一同「おぉ──っ!!」 カブタック「み、みんな……!」 声「カブタック! お──い!」 小百合が大勢の応援団を率い、観客席に現れる。小百合のライバルの麗香、蔵之助のライバルの明もいる。 小百合「みんな、応援団を連れて来たわよ!」 麗香「負けたら承知しませんことよ!」 明「ファイトだ、蔵之助!」 カブタック「わ~っ!」 テントリーナ「こんなに大勢!」 蔵之助「明君……!」 応援団の「がんばれ! ビーロボ!!」の幕が広げられる。 シャークラー「よーし、反撃開始っス~!!」 シャークラー、コブランダー「スーパー、チェ──ンジ!!」 ゲロタン、ダンゴロン、ガニラン、スパイドン「スーパー、チェ──ンジ!!」 ビーロボたちが次々にスーパーチェンジし、スーパーモードとなる。 蔵之助「チェンジ・スーパーモード!」 クワジーロ「スーパー、チェ──ンジッ!!」 クワジーロは蔵之助の友情コマンダーでスーパーチェンジできるが、譲の友情コマンダーは壊れたままで、カブタックはチェンジできない。 カブタック「譲……」 クワジーロ「カブタックがスーパーチェンジできん分は、みんなで力を合わせれば良か」 カブタック「クワジーロ……!」 シャークラー「よーし、行くっスよ~!!」 一同「おぉ──っ!!」 シャークラーがキックしたボールを銅像がキャッチをしてパスするも、スパイドンが受け止める。 スパイドン「ダイビングキャッチ!」 コブランダー「スパイドン!」 スパイドン「兄貴、頼んだ!」 シャークラー「コブランダー!」 コブランダー「よっしゃ!」 ビーロボたちが巧みにパスを回し、シャークラーのサポートでコブランダーが大ジャンプし、トライを決める。 コブランダー「トライだ! やったぞぉ!」 シャークラー「いいぞぉ、コブランダー!!」 その後もビーロボチームは見事な連携プレイで、スターマインドチームをどんどん追い上げる。 ゲロタン「トライ!」 テントリーナ「あたしに任せて~! えーいっ、トライだ! やったぁ!」 クワジーロ「トライたい!」 小百合「ナイス、クワジーロ!」 スターマインドS「トー、ライ!」 シャークラー「トラ──イ!!」 カブタックチームは35点まで追い上げ、スターマインドチームは38点。 トンボーグ「ロスタイム突入! あと1プレイで試合終了だ」 小百合たち「がんばれ──!」「がんばって──!」「いけいけ──!」 カブタック「よぉし、あと1トライ! みんな、がんばるカブ~!」 一同「おぉ──っ!!」 ゲロタン「次のプレイで逆転しなければ、人類は滅亡というわけか……」 スターマインドS「引導を渡してやろう。それっ!」 スターマインドSのキックしたボールを譲がキャッチするが、電話の化身とカメラの化身が譲に迫る。 譲「ミスター、パス!」 パスを受けた蔵之助にくす玉の化身が迫るが、デンデンローラーが駆けつけ、くす玉の化身を跳ね飛ばす。 デンデンローラー「サポートメカの腕の見せどころだぜ!」 蔵之助「デンデンローラー!」 テントリーナ「ミスター、こっちよ!」 パスを受けたテントリーナに迫るフォークの化身を、シャークラーが迎撃。 テントリーナ「シャークラー、頼んだわよ!」 シャークラー「よぉし!」 スターマインドS「絶対にトライさせるな!」 シャークラー「コブランダー!」 コブランダー「スパイドン!」 スパイドン「よっしゃ! ガニラン!」 ガニラン「任せろ! クワジーロ!」 クワジーロ「くわっし! ──カブタック!!」 カブタック「カブっ!」 仲間たちがパスで回したボールを、最後にカブタックが受け止め、ゴールへ駆ける。 その行く手を、スターマインドSが塞いでいる。 スターマインドS「カブタック! お前など吹き飛ばしてやる!」 カブタック「これは、みんなが必死につないだボールカブ。絶対に決めるカブ!!」 スターマインドS「させるかぁっ!!」 カブタック「カブカブ~!!」 カブタックとスターマインドSが激しく激突。ボールが大きく宙を舞い、地面に落ちる。 譲「カブタック!?」 カブタックの方へ向かおうとする譲やビーロボたちは、化身たちに締め上げられ、身動きが取れない。 痛烈なダメージを負ったカブタックとスターマインドSが、這うようにボールに手を伸ばす。 カブタック「あ…… あ、あ……」 スターマインドS「くッ……」 小百合たち「がんばれ──!」「しっかりしなさい、カブタック──!」 不意にスターマインドSが立ち上がり、カブタックを突き飛ばす。 カブタック「うわぁぁっ!?」 スターマインドS「これで…… 終わりだぁぁっ!!」 蔵之助「ま、まずい!!」 譲「カブタック──!!」 ゲロタン「譲君、スーパーチェンジだ!」 譲「でも、友情コマンダーは壊れてて……」 ゲロタン「コマンダーは、友情エネルギーを増幅させるものなのだ。もし、君の友情が…… カブタックを想う心が大きければ、コマンダーなしで、スーパーチェンジできる!!」 譲「……!」 意を決し、譲が壊れた友情コマンダーを地面に投げ捨てる。 コブランダー「譲!?」 ゲロタン、蔵之助「譲君!?」 譲「カブタック…… 僕たちは初めて逢ってすぐ、仲良くなれたね! 喧嘩したこともあったけど、すぐ仲直りできたよね!」 これまでのカブタックと譲の、様々な想い出── 譲「だから信じてる…… 僕の心が、君の心に届くって! チェンジ・スーパーモード!!」 目に涙をためた譲の絶叫── カブタック「はっ…… 譲!?」 カブタックの頭部に光が灯る。 カブタック「どうしたカブ? 体がなんだか、とっても熱いカブ! 心の奥から、エネルギーが湧いて来るみたいカブ~!!」 傷ついたはずのカブタックが、燃え盛る炎のようなエネルギーを漲らせ、力強く立ち上がる。 カブタック「おおぉぉ──っっ!! スーパー・チェ──ンジッッ!!!」 ついにカブタックが、友情コマンダーなしでスーパーチェンジを遂げた。 カブタック「君の勇気がこの胸に、熱く響いてイイ感じッ!! ビーロボの一番星、カブタック!!!」 譲「カブタック!!」 クワジーロ「良か!」 ダンゴロン「やったな!」 クワジーロ「友情の力たい!」 コブランダー「カブタック!」 テントリーナ「やったわ!」 スパイドン「そうこなくっちゃ!」 シャークラー「おう!」 カブタックがボールを手に駆けだす。 スターマインドS「そうはさせん!」 カブタック「たあっ!」 突進するスターマインドSを、カブタックが力強く突き飛ばす。 ボールを蹴り上げ、大きく宙を舞ったボールを自ら受け止める。 追いすがるスターマインドSをかわし、ゴールへ飛び込むカブタック。 スターマインドS「とあぁ──っっ!!」 カブタック「トラぁ──イっっ!!」 カブタックの渾身のトライが決まり、カブタックチームは最後の最後で大逆転を果たす。 トンボーグ「40対38で、カブタックチームの勝ち!」 カブタック「やったぁ!」 譲、蔵之助「やったぁー!」 一同「やったぞぉ──!」「イェ──イ!」 こうしてビーロボの勝利により、スターマインドによる人類絶滅は回避された。 スターマインド「友情の心か…… えぇもん、見せてもらっただぎゃ! 人間がその心を持ち続ける限り、地球はまだ大丈夫じゃな!」 一同「やったぁ!」「良か良か!」「やったわ!」 スターマインド「もう会うこともないじゃろが、達者でな」 スターマインドは化身たちとともに光と化し、どこかへと飛び去った。 ゲロタン「スターピースは、再び地球のどこかで眠りについたんだケロ……」 テントリーナ「活動を再開するのは6万年後」 蔵之助「その時…… 地球は、どうなってるんだろ?」 キャプテントンボーグのもとに駆け寄る譲。 譲「おじいちゃん。1年間、ご苦労様!」 トンボーグ「おじいちゃん?」 譲「うん!」 トンボーグ「おじい…… 何のことだ?」 声「お~~い!」 その時、トンボーグの正体と思われていた高円寺博士が、リヤカーを引いて現れる。 一同「あぁっ!? 博士ぇ!?」 博士「わしが発明したこの機械を使えば、人類を滅亡から防げるかもしれん…… おや、スターマインドは?」 譲「……?」 博士「なんだ、この赤い縞々ロボットは。見覚えないが……」 トンボーグ「私は、キャプテントンボーグ」 コブランダー「トンボーグと高円寺博士は、別人だったのか!?」 テントリーナ「一体、どういうこと!?」 蔵之助「じゃあ、トンボーグって…… 何者?」 トンボーグ「私は、さすらいの審判ロボ。世界のどこかで勝負が行われる時、いずこからともなく現れて審判を務める! それが、審判ロボの使命だ。では諸君、いずれまた会うこともあろう。さらばだ! ハハハハハ、さらば!」 トンボーグもまた光と化し、どこかへと飛び去る。 譲「こうして、1年間に渡るスターピース捜しは終わった」 後日、高円寺博士の研究所に集合したビーロボ一同。 カブタック「銀河古文書の、続編カブ!?」 博士「アフリカの砂漠のどこかに、埋もれてるらしいのだ。それをビーロボ全員で捜してもらいたい」 ゲロタン「今回のようなことが起こらないように、早く見つけて解読する、というわけなんだケロ」 コブランダー「俺は行くぜ! 今まで散々迷惑をかけた、罪滅ぼしがしてえんだ!」 シャークラー「俺も行くっスよ~!」 クワジーロ「男は黙って、砂漠へ行くたい!」 沸き返る一同の中、カブタックは困惑している。 譲「……カブタック」 カブタック「カブ?」 譲「行きなよ」 カブタック「譲……」 譲「カブタックと別れるのは寂しいよ。でも、この前の対決でわかったんだ。僕とカブタックは、友情のエネルギーで繋がってるって」 カブタック「……カブ! 僕の中にも、友情のエネルギーが燃えてるカブ!」 譲「心に友情がある限り、どんなに離れていても、僕らは友達だよ!」 カブタック「心に、友情がある限り……!」 譲「カブタック!!」 カブタック「譲~!! ありがとう、ありがとうカブ~!!」 目に涙をためた譲とカブタックが抱き合い、ビーロボたちももらい泣きする。 番組エンディングテーマに乗せて一同のエピローグ。ビーロボたちはアフリカへ旅立ち、譲たちの新学期が始まった。 進学した蔵之助と明が仲良く登校する。 骨董商の小金井は、珍品捜しに精を出している。 小百合と麗香は仲良く談笑──と思いきや、相変らず些細なことでいがみ合う。 相変らず熱々な譲の両親・正寅と円。 高円寺博士は奇妙な発明を続けている。 そして、譲は海外のカブタックに宛て、手紙を書いている。 ピラミッドの見下ろす砂漠。 カブタックたち10人のビーロボが、銀河古文書を求め、協力して発掘を続けている。 カブタック「いつかまた、逢えるカブ! みんな、それまで、元気でね──!!」 完