約 1,265,426 件
https://w.atwiki.jp/onmyoutetu-jinro/pages/622.html
(ver.1.5.0β11実装予定) ※ver.1.5.0系列の役職です。 基本データ 特徴 コメント 基本データ 所属 村人陣営/暗殺者系 役職表示 おしら様 占い結果 村人 霊能結果 村人 毒見結果 無毒 精神鑑定 正常 夜投票 【暗殺】2日目以降/生存者/他人/不実行選択可能 耐性 護衛制限対象/罠対象 登場 超闇 ログ表記 [お白] 他者にオシラ遊びをもたらす能力を持つ暗殺者です。 特徴 暗殺者系役職です。基本事項は該当項目を参照してください。 夜投票した対象を即死させるのではなく、サブ役職【オシラ遊び】を付加します。発動する日は翌日の夜です。 宣告しない事もできますが、その場合も夜投票は必要です。 暗殺反射能力者を対象にすると自分が死亡する、という点は他の暗殺者系と同じです(死因 暗殺)。 蛇足 【恋人】に最期の夜をもたらす暗殺者がコンセプトとされている。 能力の元ネタは「北斗の拳」の「お前はもう死んでいる」→「あべし!」の流れだろうか。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ginzan3da/pages/135.html
クイッククリムゾン は2巡目から発火できる開幕キングクリムゾンです。 ただし妥協は3巡目発火なので注意。 理想のミノ関係は省略してL Oと記入していますが、正確には L O I Z or L O Z I JS I or L O Z I I JS なので、 L O Z I J I S or L O Z I S I J で理想、妥協ともに組むことができません。(事故率は3.49%) ですが罰金砲よろしくネタにするには面白味が無かったり、まあまあ強かったりするので「半ネタ」という表記をしています。 ちなみに1巡目がO Iの地形の場合組めないツモの内、 L O Z I J I S でも理想と妥協のどちらかを組むことができます。(この場合事故率は1.75%)
https://w.atwiki.jp/nijiseihaitaisen/pages/48.html
【マスター】 神長香子@悪魔のリドル(アニメ版) 【参加方法】 イレーナの形見として月の石で作られたロザリオを持ち出していた。 【マスターの願い】 暗殺者としての過去を断ち切り、ごく普通の人生を手に入れる。 『裏切り』『殺人からの解放を願う』という二つの共通点が縁となりアサシンを呼び寄せた。 【weapon】 主に自作の爆弾を使用。 その他にも拳銃、ナイフ、毒薬などを状況に応じて使用する。 【能力・技能】 孤児院を装った暗殺者の組織で訓練を受けており、殺しの技術を身に付けている。 爆弾作成の技能も備えるが、実戦においては落第生。 弾倉の装填に手間取る、手負いの相手に接近戦で押し負ける等技量の低さが目立つ。 ただし最終話では組織の追手を返り討ちにしており、全く才能がないという訳ではない模様。 【人物背景】 ミョウジョウ学園10年黒組に参加した暗殺者の一人。 性格は生真面目であり、成績優秀な優等生タイプの少女。 孤児院を装った暗殺者養成機関「クローバー・ホーム」で育つ。 暗殺者としては完全に落第生であり、過去に自らのミスで先輩のイレーナを死なせてしまったことがトラウマになっている。 黒組における望みの暗殺報酬は「暗殺者を辞めること」。 アニメ4話で標的の一ノ瀬晴の暗殺を決行。晴を護る東兎角と交戦するも、暗殺者としての技量の差で敗北。 そのまま強制退学となり、黒組で2番目の脱落者になった。 アニメ最終話では自らの意志でクローバー・ホームから抜け出し、組織の追手を撃退しながら逃走を続ける姿が描かれている。 【令呪】 位置は右手の甲。 鎌のような翼が生えた十字架の紋章。 翼がそれぞれ一画目と二画目、十字架が三画目。 【方針】 どんな手段を使ってでも勝ち残る。 その為には同じ陣営の仲間を利用することも辞さない。 可能な限りアサシンに注意を払い、制御する。
https://w.atwiki.jp/kurogirihankoku/pages/288.html
部隊分割後(その4) 行動プラン ※治療判定に中間が存在しない(差分+4で自動成功となる)ケースに限って行える。 ※治療判定中間が半数回復の場合、3部隊分割(AB分隊を統合)が望ましい。 ◎準備フェイズ 準備AR5時点: ●玄霧藩国混成部隊:部隊分割(AR3消費) ⇒マッド分隊A・B・C・D・暗殺者分隊の5部隊に分割。 準備AR2時点: ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊B:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊C:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊D:整備の準備をする(AR1消費) ●暗殺者分隊:待機(AR1消費) 準備AR1時点: ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費):AR0により初期ARへ移行 ●マッド分隊B:整備の準備をする(AR1消費):AR0により初期ARへ移行 ●マッド分隊C:整備の準備をする(AR1消費):AR0により初期ARへ移行 ●マッド分隊D:整備の準備をする(AR1消費):AR0により初期ARへ移行 ●暗殺者分隊:待機(AR1消費):AR0により初期ARへ移行 ◎AR10時点: ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊B:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊C:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊D:整備の準備をする(AR1消費) ●暗殺者分隊:待機(AR1消費) ◎AR9時点: ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊B:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊C:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊D:整備の準備をする(AR1消費) ●暗殺者分隊:待機(AR1消費) ◎AR8時点: ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊B:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊C:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊D:整備の準備をする(AR1消費) ●暗殺者分隊:待機(AR1消費) ◎AR7時点: ●マッド分隊A:治療を受ける(AR3回復) ●マッド分隊B:A分隊を治療(AR3消費):難易度16/評価20 ●マッド分隊C:D分隊を治療(AR3消費):難易度10/評価17 ●マッド分隊D:治療を受ける(AR3回復) ●暗殺者分隊:待機(AR3消費) ◎AR10(回復後)時点: ●マッド分隊A:聯合国Aへ移動(AR4消費) ●マッド分隊B:AR4のため行動できず ●マッド分隊C:AR4のため行動できず ●マッド分隊D:聯合国Bへ移動(AR4消費) ●暗殺者分隊:AR4のため行動できず ◎AR6時点 ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊B:AR4のため行動できず ●マッド分隊C:AR4のため行動できず ●マッド分隊D:整備の準備をする(AR1消費) ●暗殺者分隊:AR4のため行動できず ◎AR5時点 ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費):評価26/修正6 ●マッド分隊B:AR4のため行動できず ●マッド分隊C:AR4のため行動できず ●マッド分隊D:聯合国の整備を行う(AR5消費):評価30/修正6 ●暗殺者分隊:AR4のため行動できず ◎AR4時点: ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊B:C分隊に治療を受ける(AR3回復) ●マッド分隊C:B分隊を治療(AR3消費):難易度7/評価17 ●マッド分隊D:AR0のため行動できず ●暗殺者分隊:待機(AR4消費) ◎AR7(回復後)時点: ●マッド分隊A:AR3のため行動できず ●マッド分隊B:聯合国(A分隊と同国)へ移動 ●マッド分隊C:AR1のため行動できず ●マッド分隊D:AR0のため行動できず ●暗殺者分隊:AR0のため行動できず ◎AR3時点: ●マッド分隊A:B分隊に治療を受ける(AR3回復) ●マッド分隊B:A分隊を治療(AR3消費):難易度16/評価20 ●マッド分隊C:AR1のため行動できず ●マッド分隊D:AR0のため行動できず ●暗殺者分隊:AR0のため行動できず ◎AR6(回復後)時点: ●マッド分隊A:整備の準備をする(AR1消費) ●マッド分隊B:AR0のため行動できず ●マッド分隊C:AR1のため行動できず ●マッド分隊D:AR0のため行動できず ●暗殺者分隊:AR0のため行動できず ◎AR5(回復後)時点: ●マッド分隊A:聯合国の整備を行う(AR5消費):評価26/修正8 ●マッド分隊B:AR0のため行動できず ●マッド分隊C:AR1のため行動できず ●マッド分隊D:AR0のため行動できず ●暗殺者分隊:AR0のため行動できず 以上で行動終了。 編成書式 <マッド分隊A> ○歩兵 玄霧弦弥:森国人+名医+マッドサイエンティスト+山岳騎兵+参謀 -蛇の指輪2:個人所有(根拠URL:http //www35.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/519.html#id_6bea46fc) イク:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト しじま:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト 猫士01:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト 猫士02:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト 猫士03:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト 猫士04:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト 猫士05:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト 猫士06:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト ○人数制限特殊:なし ○部隊評価値 体格:筋力:耐久力:外見:敏捷:器用:感覚:知識:幸運 12:9:10:13:12:26:14:19:9 ※整備評価:26/治療評価:28 <マッド分隊B> ○歩兵 ゆーね:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト 猫士07:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト ○人数制限特殊:なし ○部隊評価値 体格:筋力:耐久力:外見:敏捷:器用:感覚:知識:幸運 3:1:2:5:3:17:5:11:1 ※整備評価:18/治療評価:20 <マッド分隊C> ○歩兵 マイム:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト ○人数制限特殊:なし ○部隊評価値 体格:筋力:耐久力:外見:敏捷:器用:感覚:知識:幸運 0:-3:-2:2:1:14:2:8:-2 ※整備評価:18/治療評価:20 <マッド分隊D> ○歩兵 はる:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト+参謀 -多目的ナイフ:個人所有(根拠URL:http //www35.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/519.html#id_6bea46fc) -整備兵用ナイフ:個人所有(根拠URL:http //www35.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/519.html#id_6bea46fc) 大島海豚:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト+参謀 猫士08:森国人+医師+名医+マッドサイエンティスト ○人数制限特殊:なし ○部隊評価値 体格:筋力:耐久力:外見:敏捷:器用:感覚:知識:幸運 11:7:8:13:12:29:16:23:10 ※整備評価:29/治療評価:30 <暗殺者分隊> ○歩兵 雅戌:森国人+幻影使い+優しい死神+暗殺者+護民官 睦月:森国人+幻影使い+優しい死神+暗殺者+吏族 -多目的ナイフ:個人所有(根拠URL:http //www35.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/519.html#id_6bea46fc) 夜継景屠:森国人+幻影使い+優しい死神+暗殺者 アルト:森国人+幻影使い+優しい死神+暗殺者 猫士09:森国人+幻影使い+優しい死神+暗殺者 猫士10:森国人+幻影使い+優しい死神+暗殺者 ○人数制限特殊:なし ○部隊評価値 体格:筋力:耐久力:外見:敏捷:器用:感覚:知識:幸運 9:10:10:11:17:18:17:15:10 ※近距離評価:16/中距離評価:19/詠唱戦評価:18 /*/
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/568.html
いのち の ぬくもり(前編) ◆sUD0pkyYlo ――やがて泣き疲れたのか、ひまわりはスースーと寝息を立て始めた。 ククリは彼女の上にそっと布団をかけてやる。 「これから……どうしよう……」 泣き腫らした目で、ククリは改めて手元の名簿を見る。 既に日は暮れ、電灯を点けていない(というより、ククリにはその方法が分からない)部屋は暗くて仕方ない。 それでも僅かな月明かりに照らされて、いくつもの名前に線が引かれているのは分かる。 既に死んでしまった人の名前。あまりにも多くの名前。 その数だけでも彼女にはショックなのに、さらに、そこに含まれていたのが…… 26番、ゴン。 32番、ジュジュ・クー・シュナムル。 50番、野原しんのすけ。 60番、フランドール・スカーレット。 ジュジュ。 元の世界で友情を交わし、くーちゃん、と互いに呼び合った大切な友達。 また会えると思っていた。また一緒に笑い合えると思っていた。それなのに……! あの掴み所のない不思議な少女が殺される所なんて、とてもではないが想像できない。 どんなピンチもあの独特の笑みを浮かべて乗り切ってしまいそうな、そんな印象があったのに。 ゴンとフランドール。 戦いの結果を知りたいと思っていた2人、朝方に出会った2人。 正直なところ、どちらか一方の名前は呼ばれるかも、とは危惧していた。 片方が片方を殺めてしまっているかもしれない、とは薄々覚悟していた。 けれど……まさか2人とも呼ばれてしまうなんて。 仲良くなってどこかに行ったわけではなかったのか。それとも、どこかに行ってから何かがあったのか。 全く状況が分からない。 そして……今、ククリのすぐ傍で眠るひまわりの兄であるらしい、しんのすけ。 彼の名が呼ばれたあの瞬間、ひまわりは火がついたように泣き出した。 オムツが汚れた時とは比較にならない激しさの、まさに号泣だった。 赤ん坊に放送の意味など分かるはずがない、とは思うのだが、しかし確かに彼女は理解したのだろう。 兄の死を、もう二度と会えないのだという事実を、理解してしまったのだろう。 理屈や言葉よりも、直感で。 ここに至るまでに何度もククリが見てきた、人並み外れたカンの良さで。 しんのすけの身に何があったかは分からない。 けれども、ククリもひまわりも共に死にそうな目にはあってきた。この半日で何度か生命の危機と直面した。 きっと彼もまた、似たような危機に遭遇してしまったのだろう。 そしておそらく、ほんの少しだけ、幸運が足りなかったのだろう。 そう分かってしまったひまわりは、泣いて、泣いて、泣き続けて……とうとう泣き疲れ、眠ってしまった。 ククリは、天井を仰ぐ。 「本当に……これからどうすればいいの、勇者さま……?」 本当はククリだって泣き出したい。いや、声こそ出さなかったが、さっきまでずっと涙が止まらなかったのだ。 泣きながらも、それでも放送で呼ばれた名前を最後までチェックして、その後のジェダの話も聞いて…… それから、ひまわりが泣き止むまであやしてあげて、寝付かせて。 もしもこれがククリ1人きりだったなら、きっとここまで頑張れなかっただろう。 ククリは本来、あまりそう強い子ではない。 ちょっと夢見がちなだけの、ごくごく普通の女の子だ。 でも、もしここで大事なことを聞き逃したら、ククリだけの問題ではなくなる。ひまわりも大変なことになる。 だから哀しみを堪え、全てを投げ捨てたくなるのを堪えて頑張ったのだ。 自分より弱い、守ってやらねばならない弱者がいると、人は普段以上の力を発揮できるものなのか。 彼女には珍しい決意の表情で、拳を握り締める。 「この子だけでも、守らなきゃ……ううん、私が守るんだ! 今度は、私が!」 ククリは女の子で魔法使い、という立場上、ニケや大人たちに守られるポジションが多かった。 でも今は自分1人しかいない。ひまわりを守れるのは、自分だけしかいない。 いずれニケたちとは頑張って合流するとして、それまでは自分がこの子を守らなきゃ! 決意を新たに立ち上がったククリは、そして次の瞬間、ハッとする。 ――まさにそのタイミングで、窓の外、温泉旅館の敷地内に、動く人影があった。 まだまだ遠くて容姿の見分けはつかない。木々や柵、電柱などの障害物のせいで、チラチラとしか見えない。 2人はいるようだ、ということ以外は、まだほとんど分からない。 それでも、こちらに向かって来ているのは分かる。つまり、温泉旅館の玄関の方向に。 ククリは思い出す。そうだ、数多くある旅館の部屋の中で、何故この部屋を選んだのか。 それはここが「外を見張りやすい位置にあったから」だ。「建物の出入り口に近い」からだ。 何者かがこの大きな旅館に近づいてきた際、いち早く発見して対応するためだ。 幸い、電灯も点けていない室内は暗く、向こうがこちらの存在に気付いた様子はない。今なら先手を取れる。 ククリはゴクリと唾を飲むと、チラリとひまわりの寝顔を見る。 あの人影が、殺し合いに乗っていないならいい。怖くない人たちならいい。 それなら普通に挨拶してお話して協力も出来るだろう。 でも、もしも殺し合いに乗っている人だったとしたら……! 複数で行動していることは、その懸念を否定する材料としてはやや足りない。 元の世界で敵となった魔物たちの中にも、徒党を組んで人に害を成す連中もいたのだ。 あれが、そんな魔物たちのような存在だったとしたら。 「グルグルでやっつけちゃうか、それとも、ゴンくんみたいに……」 闇魔法グルグルで戦って、相手を倒すなり逃走させるなりするか。 それともゴンがしてくれたように、注意を自分に引きつけて逃げ、ひまわりの安全だけでも確保するか。 どちらにせよ、今ここで寝ているひまわりを連れて行くのは賢明ではない。 可愛らしい寝息を立てる赤ん坊をそのままに、ククリはそっと部屋を出た。 * * * 「海鳴温泉、つまり『ウミナリ・スパ・リゾート』、ね……。リルルは『温泉』って分かる?」 「地下水が地熱で温められて、高温になって湧き出してくる場所のことね? 母星の『メカトピア』でも、火山の近くなどで稀に見られた現象だわ」 「えーっと、それはまぁ、確かにそうなんだけど。 その様子じゃ、『人間社会における意味』とか『人体への影響』については知らないみたいね」 大きな温泉旅館の敷地内。 建物の方に向かって歩きながら、トリエラは微苦笑を浮かべる。 別にリルルに人間社会について教育してやる義理は無いのだが、無言で歩いているのも味気ない。 彼女の方から話題を振ってくることはまず無いので、このように自然とトリエラから話しかけることになる。 本来トリエラは、『任務』の時以外は人当たりがいい性格だ。人並みの社交性はある。 「温泉って、昔から傷や病気、疲労の治療に使われてきたのよ。 それこそ、ローマ人が地中海世界を支配していた古代から使われてた、自然療法として」 「高温の水でダメージやバグが治るの? どうやって?」 「人間にある程度の自己治癒能力があるのは知ってる?」 「ええ。性能は高くないけど、最初から全ての個体に自己修復機能が備わっているのよね?」 「温泉に浸かって温まることで、その自己治癒力が増すの。ほんのちょっとだけどね。 他にも、温泉に溶けた成分が皮膚病の原因になる菌を殺したり、皮膚に刺激を与えたり……。 泉質によっては、飲むこともあるわね。消化器系の病気などに効くそうよ」 トリエラの得意分野は古典と歴史で、だからこういった理系的なことはあまり詳しくはない。 今の話の大半が義体棟で同室の親友・クラエスからの受け売りだ。あとは常識の範疇の知識。 リルルに伝わりやすい言葉を選んで喋ったつもりだが、どれくらい理解してくれたのかは少し怪しい。 「武器を探してから休憩、とも思ってたけど、温泉を優先した方がいいかもね。 傷口の消毒にもなるだろうし、正直な話、ここまでの連戦で疲れてないわけじゃないのよ、私も」 「その温泉の効果、私の身体にも働くかしら?」 「どうかな……あなたの母国で知られていなかったなら、あんまり効き目は期待できないかもね。 ま、傷が直らなくても、リルルもけっこう汚れちゃってるし、身体を洗うくらいしておくべきかな。 防水は大丈夫なのよね? なら、その左手の破損箇所だけ気をつければ」 森の中を駆け回り、何度も戦ってきた彼女たちは、それなりに疲れて汚れている。 身体を清め温かな温泉に浸かったら、さぞ気持ちの良いことだろう。 想像して顔を綻ばせかけたトリエラは、次の瞬間。 「――!?」 「? どうかしたの?」 「静かにッ!!」 一瞬にして表情が切り替わる。鋭敏な感覚で捉えたのは、小さな足音。人の気配。 不思議そうに首を傾げるリルルを片手で制し、気配を探る。 ……温泉旅館の中だ。建物の中に誰かいる。こちらに向かってくる。 足音を忍ばせ、身を隠しているつもりなのだろうが……その動きはどう見ても素人だ。 手にした棒や揺れるお下げが物陰からはみ出ている。服らしきものが地面と擦れる音が微かに聞こえる。 「……誰かがいるわ。戦いに備えて」 「殺し合いに乗っているの?」 「分からない。私が先行して接触する。リルルはちょっと下がって周囲を警戒して」 この相手、気配を殺すことに関しては素人だが、だからといって脅威でないとは限らない。 正規の訓練を受けてないのは確かだろうが、この島には魔法使いのような常識外の存在もいるのだ。 相手が身を隠している「つもり」なら、その意図を考えなければならない。 単に怯えているのか、それともこちらの不意を討とうとしているのか、慎重に見極めなければならない。 こちらの存在に気付き、なお隠れながら接近してくる以上、敵である可能性が高いのだろうが……。 (もう、あんなミスは繰り返したくないしね……) 彼女は苦々しい自戒と共に、日没前の最後の戦闘を思い出す。 野比のび太の稚拙な嘘に踊らされ、シャナと無益な戦いを演じてしまったあの一戦。 もう少しで無実のシャナを殺し、「殺し合いに積極的な」のび太を助けてしまうところだった。 あんな失態は、何度も繰り返すわけにはいかない。 過去に殺めた2人の素性や事情を知らないトリエラは、しかしだからこそ「同じミスを繰り返さないこと」を誓う。 相手に戦う意思が無いなら、トマの時のように情報交換をすることも出来るだろう。 相手が戦うつもりなら、倒してしまえば『3人目』だ。武器弾薬を探しに行く手間も省ける。 見極めが肝心だ。相手の出方によって、取るべき行動も得られるものも全く変わってくる。 トリエラは同行者をその場に残し、1人で旅館の建物に近づく。 リルルにはその辺りの複雑な判断は無理だ。頭が悪いわけではないが、あまりに常識が欠け過ぎている。 第三者の乱入、敵による挟撃などに対する一応の備えとして、周囲の警戒だけ軽く頼んで先行する。 いつでも拳銃やナイフを抜くことのできる構えで、彼女はそのまま歩を進めて、 「――出てきなさい。そこに居るのは分かってる」 「ッ!!」 「10秒待つわ。その間に出てこなかったら、容赦なく撃つ。出てきてくれたら、攻撃はしない」 大きな旅館の玄関前。 柱の影、息を飲んだ気配に対し、トリエラは冷たく言い放った。 できれば相手の真意を確認したいから、奇襲は仕掛けない。弁明の機会は与えてやる。 その代わり、主導権は決して渡さない。 指示に従えないようなら、たとえ殺し合いに乗っていなかったとしても多少の怪我は覚悟して貰おう。 そのまま心の中でゆっくり数字を数え始める。 10……9……8……まだ出てこない。 7……6……5……トリエラは拳銃を静かに抜き、安全装置を解除する。 4……3……2……交渉決裂か。トリエラは一気に飛び出して敵を仕留めるべく、身体のバネを溜めて、 1……ゼロ、と心の中で呟こうとした、まさにその瞬間。 今にも泣き出しそうな表情をした少女が、ゆっくりとトリエラの前に姿を現した。 * * * また、「怖いひと」だ―― 1人で旅館に近づいてきた「お姉さん」の厳しい声に、ククリは逃げ出そうかとも思った。 叱り付けるような、怒っているような冷たい口調。怖くて仕方がない。 それでもしばらく悩んだ末、ククリは姿を見せることにした。 ここで逃げたら、また森の時と同じことになってしまう。ここで逃げたら、ひまわりにも危険が及んでしまう。 それに彼女は「出てきたら攻撃はしない」と言っていた。 ということは、話が通じる相手なのかも……そう考えて、勇気を振り絞ったのだが。 「あ、あの……」 「そのまま、武器を捨てて両手を挙げて。変な動きはしないように」 ズボン姿の男装の「お姉さん」は、厳しい態度を崩さない。 何やら金属の筒をククリに向けたまま、杖を手放すよう要求する。 拳銃など見たこともないククリだが、それが武器らしいことは彼女の態度から簡単に想像がつく。 トマの魔雷砲のようなマジックアイテムだろうか? 何にせよ、脅威であることは確かだろう。 武器を向けたまま、ククリには命綱である杖を手放せだなんて……。 向こうも怯えているのだろうか? それとも、手放した途端に攻撃されてしまうのだろうか? ファンタジー世界の住人であるククリは、「警察官が容疑者を確保する際の定番の言動」を全く知らない。 だから、相手の意図が読めない。言葉どおりの意味しか分からない。 この薄暗さでは「お姉さん」の褐色の肌は闇に沈んでしまう。表情もよく見えない、窺えない。 判断材料の不足が、ククリの不安をさらに煽る。 「聞こえなかったの? その手にしている棒を捨てて。さもないと……」 「で、でも……」 「――あら」 銃口を向けたまま1歩踏み出す「お姉さん」、杖を抱いたまま1歩下がるククリ。 そんな2人の緊張に、少し間の抜けた声が水を差した。 第2の人物の登場。そういえば旅館の窓から確認した人影は2人分あったっけ。 そう思い出したククリは、「お姉さん」の後ろからやってきた人物の姿を認めて、絶句する。 「……何よリルル。後ろで見張っててって言ったじゃない。今あなたが出てくるとややこしいことに……」 「その子、知っているわ」 間違いない。 あの時と違って服を着ているが、その桃色の髪といい顔つきといい、間違いない。 いきなり電撃を浴びせ、ククリを攫ったあのロボットの少女だ。 よくよく見れば、彼女の服には洗っても落ちきらぬ黒いシミがついている。あの色は、もしかして……!? そう思ってみれば、武器を向けている男装の少女の服にも、返り血らしき斑点があちこちに……! 気付いてしまったククリの心に、恐怖が満ちる。 やっぱりそうなんだ、この人たち殺し合いに乗ってるんだ、魔物たちのようにつるんで殺し合いに……! 「何? またのび太みたいな知り合い?」 「知り合いっていうか……トリエラさんに会う前に……」 「――え~いッ!!」 ……無我夢中のうちに、身体が動いていた。 2人の注意が逸れ、銃口が僅かにズレたその隙に、ククリは恐怖に駆られて杖を振り回していた。 空中に描かれた魔法陣は、彼女のグルグルの中でも比較的シンプルなデザイン。 描くのも早く、簡単で信頼性の高い攻撃魔法。 慌ててトリエラは拳銃を構えなおすが、魔法の完成の方が早い。最後に魔法陣を杖の先で突いて―― 初歩的ながら「大砲」にも例えられた高威力の火炎魔法、「とかげのしっぽ」。 恐怖に駆られたククリは、手加減も何もなく、2人に向けてそれを撃ち放った。 紅蓮の炎の吐息が、トリエラとリルルを丸呑みに―― * * * 炎の吐息が2人を丸呑みに――は、しなかった。 「――やっぱりッ!!」 灼熱の炎の帯が夜の闇を赤く染め上げる中、トリエラもリルルも瞬時にその場所を飛びのく。 トリエラは地面を転がるように、リルルは空中にふわりと浮かび上がるように。 迂闊にも少し油断してしまったが、ククリのこの攻撃は想定の範囲内。 どんな魔法が飛び出してくるかは見当もつかなかったが、少なくともその場にボーッと立ってはいられない。 相手の火力に驚きつつも、トリエラは素早く一回転して立ち上がる。 (こっちの『増援』が来たのを見て、慌てて仕掛けてきたってわけ!? 今の火炎放射、反応が遅かったら2人まとめて倒されてた。この子、見かけによらずえげつない!) 午前中、トマと出会い情報交換をした際、トリエラはいくつかトマから魔法の「基本」を聞き出していた。 魔技師のトマ曰く―― 『魔法によっては、その発動に道具を必要とするんです。 ククリさんのグルグルのための杖とか、僕を襲った魔獣を呼び出した宝石とか』 『でも、あたりまえですけど、そういう魔法ってその『道具』なしには使えないんですよ』 『もっとも、世の中には特別な道具を必要としない魔法もありますけどね』 銃が無ければ弾は撃てない。当たり前の道理だ。 ならば、杖で魔法陣を描く魔法使いは―― 「――ハァッ!!」 トリエラは一気に浴衣の少女との間合いを詰める。 少女は慌てて次の魔法陣を描こうと杖を持ち上げるが、遅い。 飛び込みざまに放たれた鋭い蹴りが、杖を捉える。 人間離れした、パワーとスピードの乗った蹴り。ごく普通の棒でしかない杖は、耐えられない。 杖が折れる。あっさりとへし折れながら、杖が少女の手から弾き飛ばされる。少女の表情が驚愕に歪む。 銃を持つ敵と対峙したなら、その銃を叩き落としてやればいい。 杖を手にした魔法使いと対峙したなら、その杖を叩き落としてやればいい。 やっていることは普段の訓練と一緒。だからその先も訓練と一緒。 敵の「メインウェポン」を奪ったところで安心してはいけない。 予備の武器を持っているかもしれないのだ。道具なしで使える魔法もあるかもしれないのだ。 だから相手を殺すまで、油断はない。 流れるような動きで、そのまま今度は水面蹴りを放つ。少女の両足を素早く払う。 これも素人には避けようもなく、少女はぺたんと尻餅をつく。 尻餅の拍子に、適当に結ばれていた帯がほどけ、はだけた浴衣から弱々しい裸体が曝け出されて―― それでもトリエラは一切の容赦をしない。「魔法使い」相手に通常の常識は通じない。 シャナの時にはその身体能力が脅威だった。だから四肢の自由を先に奪った。だが、魔法使いが相手なら。 流れるような動きで、トリエラは素早くマウントポジションを取る。 自分の全体重を使って魔法使いの少女の動きを封じる。呪文の1つも唱えさせはしない。 トリエラはこの距離では逆に使いづらい拳銃を諦め、ベンズナイフを抜き放ち、 訓練された滑らかさで、一撃で命を奪うべく、少女の細い首に、 * * * 「冒険の終わり」を目前にして、ククリは、全てがゆっくりと、スローモーションで動いていくのを感じていた。 押し倒された地面がひんやりと冷たくて気持ち悪い。 せっかくお風呂に入ったばかりなのに、また泥で汚れてしまった。 浴衣がはだけ、夜の空気に晒された肌からも、温もりが逃げていく。 ただ1箇所、トリエラと呼ばれた褐色の肌の少女が馬乗りになった腹の上だけが暖かい。 ――体温があるんだ。 今から自分を殺そうとしているこのお姉さんも、自分と同じように、生きているんだ。 場違いにも、そんなことが頭を過ぎる。 いびつに歪んだ不気味なナイフが、街灯に照らされてギラリと光る。 刃が、首元に迫る。 死が、ククリに迫る。 勇気を出して侵入者を迎え撃ち、グルグルでやっつけようとしたククリの作戦は失敗した。 作戦失敗の代償は、死という究極のペナルティ。 コンマ数秒のうちに、ククリの命は刈り取られるだろう。 不思議と、怖さは無かった。 敵への怒りも無かった。 ただ――少しだけ、悔しかった。 こんな所で誰にも知られずに死んでいくのが悔しかった。 ひまわりの安全を確実なものに出来なかったことが心配だった。 そして。 (勇者さま……会いたかった……) 迫り来るナイフを前に、彼女が最後に思ったのは、ニケへの未練だった。 せめて最後に、あの無責任ながらも心温まる笑顔が見たいと思った。 涙が1滴、綺麗な瞳から零れ落ちて、そして―― * * * 後編へ9
https://w.atwiki.jp/pqjp/pages/614.html
?xml version="1.0"? TextLibrary Text tag="[QUEST_Q2G1_ACTION]" 暗殺者と戦う /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_FAILURE]" 暗殺者を倒せなかった…。もう一度挑戦しよう。 /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_KILL]" 暗殺者に勝った。3人全員を倒してから、ハイヤンにいるパッチのところへ戻ろう。 /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_MSG]" 帝国に仕える暗殺者のひとりを見つけた。 /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_RETURN]" パッチのもとへ戻る /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_REWARD]" パッチは今回も気前よく報酬を支払った。 /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_STEP1]" パッチを狙う3人の暗殺者を探し出し、倒そう。 /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_STEP2]" パッチのもとへ戻り、良い報せを伝えてあげよう。 /Text Text tag="[QUEST_Q2G1_QMNAME0]" 暗殺者 /Text /TextLibrary
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5642.html
前ページ次ページ魔法陣ゼロ 4 朝 ニケの目覚めは最悪だった。 硬い床に直接寝ていたせいか、頭が痛い。いや、痛い理由はそれだけではない気がするが、よく覚えていない。 体にはブラウスやスカートがかかっている。起き上がると、頭から白い布が落ちてきた。 女物のパンツだ。しかし、ククリのかぼちゃパンツとは明らかに違う。自分自身のおかれている状況が理解できなかった。 横を見ると、豪華なベッドにククリと桃髪の女が寝ていた。 「そうか、どっか別の世界に召喚されたんだっけ……」 とりあえず、トイレに行きたい。だが、昨日は窓から入ってきたので、建物の構造は全く知らない。どうしよう? そうだ、あのルイズとかいう女なら、知ってるだろう。 ベッドに歩み寄り、ルイズをゆさぶった。 「おい、起きろよ」 「ん~、なによ」 「トイレどこ?」 「階段をおりて、ひだり……」 ルイズはそう言うと、また寝てしまった。 そのあとは何度話しかけても、返事は『……』のままだった。 これ以上の情報は得られそうにない。部屋を出てトイレを探すことにした。 部屋の扉を開け、廊下に出る。螺旋階段を下りると、それらしき場所が見つかった。 中に入ると、確かにそこはトイレだった。 …… 「ふぅ、さっぱりした」 さっぱりしたのに何かが足りない、そんなことを考えつつ個室の扉を開けると、金髪縦ロールの女が目の前に立っていた。 女は一瞬硬直したあと、息を吸い込み、そして悲鳴をあげた。 耳が痛い。女は何か叫びながら、ブンブンと杖を振っている。 ~~~ 「ニケくん、おはよう……どうしたの、ずぶ濡れじゃない!」 洪水でトイレから押し流されたニケは、全身ビショビショのボロボロでルイズの部屋に帰って来た。 なお、ルイズの着替えは、ククリの手により既に終わっている。 「女子トイレとか、何も書いてなかったから兼用かと思ったのに……」 「ここは女子寮よ。男子トイレなんてあるわけないわ」 「だったら、それを初めに言ってくれよ!」 「そのぐらい考えなさい! そもそも、平民が貴族のトイレを使っていいわけないでしょ!」 「じゃあどこに行けばいいんだよ!」 「そんなこと知らないわよ! 衛兵にでも聞きなさい!」 そのとき、勢い良く扉が開いた。 長身で、やたらとグラマラスな女が部屋にずかずかと入ってきた。 「朝からうるさいわね! もっと貴族らしく優雅になさい、ゼロのルイズ」 「あんたみたいな下品な女に言われたくないわ、キュルケ!」 キュルケは、ニケとククリを見る。 「ところで、あなたの使い魔って、どれ?」 「こいつよ」 ルイズがニケを指差した。 「ぼっ、ぼくはニケです。使い魔の」 ニケの体から湯気が出ている。 「あっはっは! ホントに人間なのね! すごいじゃない! あたしはキュルケよ。ルイズの使い魔にされるなんて不幸ね、ニケ。 じゃあ、こっちの子は?」 「この子はククリ、同時に召喚されたの。 貴族だと思ってたから使い魔の契約はしてないけど、わたしの使用人にするのよ」 「ふーん。でも、どうせ使い魔にするならこうゆうのが良いわよね~。フレイムー」 キュルケが使い魔を呼ぶと、巨大なトカゲのような生き物が部屋に入ってきた。 「おっほっほ! 見て? この尻尾。ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダーよ? ブランドものよ。好事家に見せたら値段なんか付かないわよ? 素敵でしょ? あたしの属性にぴったり。まさに、この微熱のキュルケにふさわしい使い魔よ。 ま、あなたが召喚した平民も、ある意味ゼロのルイズの名にふさわしいかしら? とにかくフレイムは賢くて強くて、見た目もこの通りの迫力。最高よ!」 「そりゃ良かったわねぇ……」 「あら? フレイムの方を見つめちゃって、どうしたのかしら? ああ、あたしが命令しない限り襲ったりしないから、心配しなくていいわよ」 「いやね、そのブランド物のサラマンダーがどっか行っちゃったけど、本当に使い魔にできたのかしら? そのうちあんたに噛み付いたりするんじゃないか、心配で心配で夜もぐっすり眠れそうよ」 「え? あ、フレイム、ちょっと、どこに行くのよ! 戻ってきなさい!」 フレイムはドシドシと廊下を歩いていた。背中にククリを乗せて。 キュルケはルイズの部屋から飛び出し、フレイムを追いかける。 「あはは、あったかーい!」 「こっちに戻りなさいって言ってるでしょ、フレイム!」 フレイムがUターンし、ククリとキュルケが対面した。 「この子、いい子だね!」 「何でいきなり懐いてるのよ……。 ククリちゃん、だっけ? 勝手にあたしの使い魔に乗らないでちょうだい」 「はーい」 ククリがフレイムから下りる。 キュルケはうなだれながら、フレイムを連れて自室に戻っていった。 ククリがルイズの部屋に戻ると、ルイズがニヤニヤしていた。 「フフフフッ! キュルケめ、いい気味よ! ククリ、よくやったわ! しばらくは、あいつをバカにするネタに困りそうにないわね」 「そ、そうなの……?」 「さあ、朝食に行くわよ。ニケも、ぼけっとしてないで付いてきなさい。 ああ、なんて清々しい朝なの!」 ルイズは軽い足取りで、ニケは惚けたように、ククリはムスッとした顔で、部屋を出た。 ~~~ 「うお、すげえ!」 食堂の中は、まさに豪華そのものであった。 ニケ達は、モンスター退治の礼にと、城で食事をふるまわれたことが何度かあった。しかし、ここの料理も内装も調度品も、それに勝るとも劣らない美しさだ。 「ここは、アルヴィーズの食堂よ。生徒と教職員はここで食事をするの。 貴族である以上、このぐらいは当然だわ」 「アルヴィーズって、なに?」 「小人の名前よ。周りに像がたくさん並んでいるでしょう? あれがアルヴィー人形」 壁際には、魔法使いに兵士、お姫様に王子様と、小さな人形がたくさん並んでいた。 「わあ、かわいい!」 「夜中になると、一斉に踊りだすのよ」 「楽しそう、見てみたいな」 「毎晩やってるんだから、安心しなさい。 ところで、あんたたちの食事だけど、貴族の食事を食べさせるわけにはいかないわよ。よだれ垂らさないでちょうだい」 「え~!? そんなぁ!」 「本当は、食堂に入るのもダメなんだから。厨房で平民用の食事でも貰いなさい」 「うう……」 食堂の中では、メイド達が忙しそうに動き回っている。 ニケが、近くにいた黒髪のメイドに声をかけた。 「すいませーん」 「はい、何の御用でしょうか?」 「オレ達、食うものがないんだ。 なんか食べ物、くれないかな?」 「あら、あなたは、もしかしてミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう……」 「ああ、そうだよ。なんで知ってんの?」 「噂になってますわ。なんでも、召喚の魔法で平民と貴族を呼んでしまって、平民を使い魔にしたって。 残り物でよろしければ、ありますよ。厨房までいらしてください」 ニケの目が輝く。先ほどから目と鼻に入ってくる刺激で、そろそろ限界だった。 「ありがとう! オレはニケで、こっちはククリ。よろしくな」 「私はシエスタっていいます。 ……えっと、ククリ様も、残り物でよろしいのでしょうか?」 「うん、いいよ」 「でも貴族の方に、そんなものをお出しするわけには……」 「あたしは貴族じゃないの! なんでそう見えるのかな?」 「え? でも、そのローブと杖は……」 「なあ、早く厨房につれてってくれよ。もうペコペコだ」 「わ、わかりました」 シエスタの後を追い、二人は厨房に向かった。 ~~~ 厨房の片隅に座るニケとククリの目の前に、シチューが2皿並んでいる。シエスタがスプーンを持ってきた。 そのうち一本を、ニケは目にもとまらぬ速さで奪い取り、そのまま手の動きを止めずシチューをすくい、口に運ぶ。 シチューの温かさが、ニケの口の中に広がる。 「これは……うめえ!」 「残り物と言っても、貴族の方々にお出しするものと基本的には同じものですから。食材も料理人も一流です。 凝った盛り付けはできませんし、肉や野菜が少し硬かったりはしますけれど」 「これで十分だよ、なあククリ?」 「うん、おいしい!」 「よかった。おかわりもありますから。ごゆっくり」 「おかわり!」 ニケの皿は、すでに空になっていた。 昨日のニケは、昼過ぎに戦闘で動き回った上に夕食を抜いていたのだ。 「はい、どうぞ。」 「ねえ、またここに来てもいい?」 「ええ。わたしたちが食べているもので良かったら、いつでもお出ししますから」 結局、ニケは4皿を平らげた。 その後、メイドを通じてルイズに呼ばれて、二人は教室に向かった。 ~~~ 教室の中には、生徒達がいるだけではなく、彼らの使い魔も大量に蠢いていた。 一部の生徒が召喚した大型の使い魔は屋外にいるが、小型の使い魔は主人のそばに、比較的大きい使い魔は椅子の下や教室の後ろに待機している。 まだ教師は到着しておらず、生徒達はおしゃべりに興じていた。 ルイズ達が席に付くと、太った生徒が文句をつけてきた。 「おい、そこの平民。貴族の椅子に座るな!」 「これはわたしの使い魔よ。いいじゃない、席は空いてるんだから」 「なんだ、どっかで見たと思ったら、ゼロのルイズの使い魔かよ。 召喚できないからって、煙にまぎれて適当な平民を連れてきたんじゃないか? ご丁寧に、その主人役まで用意してさ!」 「違うわ! ちゃんと召喚したもの! たまたまこいつらが来ちゃっただけよ!」 「嘘つくな!」 「本当よ!」 「あっ、今朝の変態じゃない! ゼロのルイズの使い魔だったのね! あんたのせいで――」 「静かにしなさい! 授業を始めますよ」 いつのまにか、教師が教壇に立っていた。中年の女で、いかにも魔法使いな格好だ。 教師は赤土のシュヴルーズと名乗り、土系統の魔法について語り始めた。 ――授業開始から十分後。ニケとククリは、夢の中にいた。 「グーグー」 (ねえ、なにあのいびき?) (あれって、ゼロのルイズの使い魔じゃない? 下品ねえ) 「オッポレ……オッポレ!」 「ふんどし~? いやよ、ケムケムちゃん」 意味不明な寝言に、生徒達からクスクスと笑いが漏れる。 「二人とも、起きなさい!」 「んあ?」 「静かにしてなさい! 何よオッポレって」 「ドンドンして、ビンビンして、スパスパッと」 「一発殴れば目が覚めるかしら?」 「ミス・ヴァリエール! おしゃべりをする暇があるのなら、あなたにやってもらいましょう」 教室がざわめく。 シュヴルーズと生徒たちが言い争う中、ククリは目が覚めたが、ニケは再び夢の世界に旅立った。 机の下に潜った生徒達を見て、とりあえずククリも机の下に潜る。 隣にいた金髪縦ロールの女子生徒に、理由を聞いた。 「ねえ、何でみんな隠れるの?」 「あんたもゼロのルイズの使い魔よね? ルイズがゼロだからよ」 「それって、どうゆう――」 ククリのセリフは、爆音に遮られた。 前ページ次ページ魔法陣ゼロ
https://w.atwiki.jp/ryuunabe/pages/346.html
城島月子 アイドレスWiKiの該当ページ 名称:・城島月子(ACE) 要点:・カーディガン・パジャマ・眉が太い・長い髪の女の子 周辺環境:・病院 評価:全能力18 特殊: *城島月子のACEカテゴリは逗留ACEとして扱う。 *城島月子はヴァンパイア、暗殺者、入院患者として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。 *城島月子は白兵行為が出来、この時+5の評価修正を受ける。 →次のアイドレス:・結城小夜(ACE)・玖珂光太郎(ACE)・ヴァンパイア(職業)・暗殺者(職業) 能力 ACEのみなし職業の消費質疑によりACEは燃料消費しません(能力部分にはいちおう表示しています。 ヴァンパイアは不明 *暗殺者の隠蔽補正 = ,,条件発動,隠蔽、自動成功。 *暗殺者の被隠蔽看破補正 = ,,,(隠蔽状態の場合、破ろうとする時の)難易度、評価+4。 *暗殺者の中距離戦闘行為補正 = 中距離戦闘行為,歩兵,任意発動,(中距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *暗殺者の侵入補正 = ,,条件発動,侵入、評価+2。 *入院患者は遠隔知ができ、同藩国民の動向を知覚することが出来る。 *入院患者は援軍行為ができ、許可なくどこの藩民としても活動出来る。 コメント 月子である。あれ? そういや、派生にカガチいないね? 式神の城って何? (登場するのは七夜と式神3) 派生前リスト 入院患者→ドラッガー
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3239.html
登録日:2012/04/12 (木) 22 29 03 更新日:2024/07/11 Thu 10 25 23 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 Toloveるのセリーヌ うっかり屋 ぼくにはとてもできない まわし ツンデレ ドジっ娘 ニケとククリの子供 ネタバレ項目 バッタ プラナノ ボーイッシュ メガネ 勇者を尊敬せよ 天然 子供 巨乳 巨乳であれ 強くなれ 浅野真澄 王女 花 華麗なる変身 覚悟せいや 魔法陣グルグル 花の王女様はククリと勇者様の たいせつな子どもなんだから!! プラナノとは『魔法陣グルグル』に登場するキャラクター。 エットルの森のどこかにある花の国の王女様であり、ニケとククリの子供である。 CV:浅野真澄(3作目) 花の国の王女の為、花に限らず世界中の植物の命を司っている。 故にプラナノに何かがあったら植物界が大変なことになってしまう。 性格は穏やかで母性があるが、うっかり者。 特技は品種改良で様々な植物を作り出せる事。 植物系のアイテムなら自由自在に作り出せ、植物系の魔物は品種改良される為手も足も出せない。 自然界の法則に反した者はバッタにされてしまうが、それを行うと力を使い果たしてしまう。 ニケとククリは地の王(オッポレ)に勧められ、花の国に行く事になり、プラナノと出会うのだが… その時の勇者一行は見苦しく(ボロボロのニケとキタキタおやじ)、攻撃性があり(ウニョラー化したククリ)、心が美しくない(無理矢理書かされた読書感想文)為、門前払いされてしまった。 しかし、久々に再会した草の精霊モゲルに協力してもらい、花の国に入る事ができた。 そこにいたのは… パーティーメガネとまわしを身に付けた王女プラナノであった。 この格好は森の入り口に供えられていた物であり、人間の真似をして装備していたのであった。 正直に変な格好と答えたニケとククリを信用し、協力してあげることを約束したのだが… プラナノのドジッ娘スキル発動! 急に踊りだしたキタキタおやじにビックリし、キタキタおやじをバッタに変えてしまった。 その為、力を使い果たして、赤ん坊の姿になってしまった。 このままでは植物界が危ない。花の精霊達に頼まれ、ニケとククリはプラナノを育てる事になった。 育ててる最中は完全に夫婦のそれである。もうお前ら結婚しろ。 ある程度育った後、ギップルのふんどしが成長のきっかけとなり、蕾に閉じ籠ってしまった。 その後、魔物が攻めてきて色々あったが、グルグル史上最低の光景『踊る3人の変態』により、遂にプラナノは目覚めた。 だが、目覚めたプラナノは何かが違っていた。 容姿が180度変わり、ボーイッシュで攻撃的な、花の王女には相応しくない姿になってしまった。 目覚めて早々、品種改良した植物型マシンガンでカヤ、ピカビア、タテジワネズミ×3を0.014秒で吹っ飛ばした。 この容姿と性格は毎回うっかりでバッタに変えてしまうような性格をどうにかしようとしたニケの その1、強くなれ その2、勇者を尊敬せよ その3、巨乳であれ の教育方針により、生まれた物である。 更に、プラナノは本能的にニケに逆らえなくなってしまった。 その為、魔法陣グルグルの世界の植物はニケの手中にあると言っても良い。 その後はレイドに連れ去られたククリ(母)を助け出す為、ニケ(父)に植物の戦車を貸した。 無事に助け出した後は、ククリ(母)の願いからチョコレートのなる木を品種改良で作った。 なおニケたちが花の国に来た目的の一つには「使い物にならない地の剣のケーブルを伸ばしてもらう」こともあった。 ケーブルも地面から伸びたツタの一種なので、花の王女が担当しているという理屈である(切れ味は「宝石の精霊」)。 事実、プラナノが赤ん坊になっていた時期はケーブルが極端に短くなり、ニケが立つことすらままならないレベルだった。 だがプラナノがニケの支配下に置かれた後も、地の王により 「ニケがいいことをした分だけケーブルをのばしてやる」 「プラナノはいくらでも伸ばしていいと言っているが、ツルの長さは信頼の長さだ。忘れるな」 と謎の強権を発動され、結局ケーブルは伸びず終い。 ここまで来るとククリ含め他の仲間の強さがチートじみてきたためキラキラの必要性も薄れ、地の剣は文字通り無用の長物になってしまったのである。 ギリの城では原作とアニメで大きく行動が変わっている。 原作では植物の魔物キーガに食われたニケを助け、ファンファイを地上まで送り届け、キーガを大量のリコの花へと品種改良し、勇者一行の手助けをした。 アニメではクルジェと共にかつての仲間たちをかき集め、最終決戦の場へと送り込んだ。 また、ニケとククリが勇者の剣でケーキ入刀ギリの元へ向かうシーンでは、ルンルンと共にはしゃいでいた。 なっ…なんだまぎらわしい! なんでお前らはいつも追記・修正ばっかりやってるんだ! (なぁぁんだぁあ そぉかぁ よかったああぁ まっそりゃそうだよな〜ハハハ…) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] クロエとリニスの中の人だ! -- 名無しさん (2017-11-09 00 55 46) 中原さんとアスミスとお付きの妖精も贅沢である・・・でも、今のプラナノがバッタにされた旅人を見たら容赦なくぶっ飛ばすだろうな。 -- 名無しさん (2017-11-19 02 39 46) アニメだと最終決戦でめちゃくちゃ有能な娘になってたな -- 名無しさん (2018-06-15 16 55 32) カッコいいポーズと腰に卵の殻をつけたおっさん2人に温められた女王 -- 名無しさん (2020-10-14 19 41 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1500.html
|NATIONAL TREASURE(文字金色) Book of Secrets(文字白)|(背景黒) ワシントンD.C. 1865年4月14日。 真っ暗な夜で馬車の兵隊らが花火が打ちあがっているワシントンの都市へ向かう。 南北戦争が終結して5日後。 そこでは終戦記念としてか人々が声を上げていた。 変わってとあるバー。 店に来たジョン・ウィルクス・ブースが息子・チャールズと一緒にいるトーマス・ゲイツに話す。 ジョン「トーマス・ゲイツさんですか?」 トーマス「そうだが?」 ジョン「ちょっと見てもらいたいものがあるんです」 男は服の中からある手帳を取り出しトーマスに渡す。 ジョン「謎を解くのが得意だと聞いたんで」 サイラス「暗号で書かれた文章だ」 トーマス「プレイフェア暗号だ。」 チャールズ「プレイフェア暗号?」 男「解読できるか?」 トーマス「これはキーがなければ解読不可能だ」 ジョン「何?キーとはどういう意味だ?」 トーマス「鍵とは単語、言葉だ」 ジョン「それならこれじゃないかな?」 ジョンは手帳の中から、とある文章を指で指す。 トーマス「よし、時間がかかる」 ジョン「行け、後で会おう。日記が私が持っていく」 サイラス「誰が?」 トーマス「払うべき代償…」 トーマスは手帳に書かれていた謎の暗号を解いていた。 一方でトーマスが謎を解いている途中で店に出たジョンは馬に乗り、街中を行き、楽屋口と書かれてるドアを開けて入口へと入った。 ジョンはある会場の場所へ着くと、ジョンはかぶっていた帽子をフックに引っ掛けて、とある観客室の扉をゆっくりと扉を開けた後、ジョンはある男を射殺すると同時に観客らは悲鳴を上げると同時にジョンは飛び降りて舞台のステージへと行く。 客「やつを止めろ!」「誰か捕まえて!」 ジョンはナイフを出す。 ジョン「シク・センパー・ティラニス(訳:これが圧制者への制裁だ)!」 ジョンは劇場を抜け、馬で逃走する。 一方でトーマスは日記に書かれた謎を解いていた。 トーマス「終点…黄金…シボラだと!?、宝の地図だ」 するとトーマスはKGC(ゴールデンサークル騎士団)のバッジに気付く。 トーマス「KGC、ゴールデンサークル騎士団。何を企んでる?裏切者め!」 KGCの男は密かに拳銃を机の下から不意打ちの銃撃をする中、リンカーン暗殺の訃報が響く。 客「リンカーン大統領が撃たれた!」「全員、外へ出ろ!」 客は逃げる。 KGCの男「今すぐその暗号解読してくれると、ありがたいんだがね」 トーマスは暗号の文章の紙を破った瞬間、KGCの男に撃たれる。 チャールズ「父さん!」 トーマス「戦争は終わった!」 トーマスはその紙を暖炉に投げる。 KGCの男「何を!?」 KGCの男は燃え続けてる暗号の紙を取り出す。 チャールズ「父さん!」 トーマス「よせ!やめろ!」 KGCの男「お前は間違ってるぞ、戦いは始まったばかりだ」 KGCの男は店を出る。 トーマス「チャールズ×2…。払うべき代償…単語が払うべき代償…」 チャールズ「父さんしっかりして」 トーマスがそれを言うと息絶える。 トーマス「駄目!死んじゃやだ!だれか助けて!」