約 1,265,348 件
https://w.atwiki.jp/esthrk/pages/20.html
ただいま塾のPCできてまふ -- (バーニング) 2013-03-13 21 03 37
https://w.atwiki.jp/esthrk/pages/19.html
ちょっww だれもいねぇ -- (バーニング) 2013-03-13 21 02 47
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/868.html
ククリヒメ [解説] カシワラ家が保有している4機の久延毘古のうちの1機で、精霊 菊理媛神を宿すとされる。 大きな一つ目を持つコケシに似た胴体に巨大な腕が付いているような形状が特徴。 ククリヒメに宿る菊理媛神は光の魔素と相性が良いとされ、実際にククリヒメに搭載された武装の多くは十全にその性能を発揮させる為には光の魔素を制御できる力、つまりは聖痕をその身に宿していることが必要だとされる。 武装 一式光魔砲 胴体部に装備された固定式の魔導砲の一種。 下位5属性の魔素を練り上げ、胴体部のレンズから収束した光属性の光線として放つ武装。 菊理媛神の補助がある為に最低限、ククリヒメを動かせるだけの適性があれば使用可能であるが、適性が高ければ高いほど魔素を練り上げる為に必要な時間が短縮され、収束精度も高まる為、威力、発射間隔共に向上する。 なお、この武装はアマテラスに搭載されていたとされる二式光魔砲のプロトタイプにあたるもので、収束精度、収束速度、威力など、様々な点で改善の余地を残している。 余談であるが、ククリヒメの一式光魔砲は魔晶球のすぐそばに設置されてしまっていたために、そのままでは発射時に非常に眩しいという欠点があった。その為、魔晶球を守るバイザーには対閃光加工がかけられている。 右腕部光剣発振器 右腕部に内蔵された光剣発振器。 下位5属性魔素を練り上げ、剣状に収束する武装で、二式光魔砲と原理的には類似したもの。 その為、この武装もククリヒメ、厳密には菊理媛神との相性によりその威力や展開速度に差が生じる。 とはいえ二式光魔砲よりも出力は低い為、菊理媛神の補助だけでも展開可能なものであり、比較的適性の低い双であってもそれなりに扱うことはできる。 腕部 腕部先端に位置する神代杉を硬化させ鈍器として殴る。 単純に腕で殴るだけであり、ククリヒメを動すことができるのであれば誰にでも扱える。 もちろん、適性があればあるほど精密に動作させられる為、全く影響がないわけではない。 八咫之鏡 ククリヒメに内蔵された特殊機構で久延毘古に搭載された三種の神器と呼ばれる機構のうちの一つ。 残る草薙之剣と勾玉はそれぞれクニノトコタチ、アマテラスに搭載されていたとされるが、この2機の久延毘古が失われた際に共に失われたとされており、聖華暦800年代において、現存する唯一の神器である。 機体前面に魔導障壁のような障壁を形成、受け止めた物理攻撃、魔法攻撃の衝撃をエネルギーに変換して、一式光魔砲から放射するというもので、その威力は受け止めた攻撃の威力に依存する。 この時に展開する障壁は幻装兵の魔導障壁に類似したものであるが、その強度、展開可能時間は劣っている。
https://w.atwiki.jp/porepole3/pages/28.html
響く剣戟の音は未だに続き。 この命は未だに鼓動を続ける。 それを、奇跡のようだ、と御鷹は思った。 背後では皇帝がクーリンガンと戦闘を。 前方ではLCとGTが無数のゾンビ相手に格闘戦を。 未だに続けている。 既に余裕は無く、皇帝も圧され、LCとGTは満身創痍だ。 そんな中、自分は祈る事しか出来ない。一刻も早く、救援が来るように、と。 キィィ―――ン、と言う一切甲高い音。 皇帝の剣が弾き飛ばされる。 無慈悲に、クーリンガンの短剣が皇帝の首を狙う。 「皇帝ッッ!!!」 御鷹のその声に応じてか、LCが咄嗟に一本のククリを投擲する。 投擲されたククリは円を描きながら、正確にクーリンガンの首を背後から狙う。 取るに足らぬ一撃だったろう。クーリンガンなら避けるにすら値しない。 しかし、皇帝の取った行動がクーリンガンの予測を覆す。 無慈悲に首を狙う短剣の切っ先を掠めるように、投擲されたククリに飛びつく。 一撃目を交わされたクーリンガンが返す刀で心臓を狙う。 ギィィィン――…… しかし、その一撃を皇帝は手に取ったククリで防いだ。 「中々の業物だ、使わせてもらう」 そうして、再びクーリンガンと皇帝は対峙する。 一方、ククリをかなり無理な体勢で投げたLCはその身をゾンビの群れに投げ出していた。 GTとの距離も遠い。 見えるゾンビをもう一本のククリで撫で斬りにし、何とか身を起こそうとするも、ゾンビの数は減らない。 両足を掴まれ、残る左腕で思いっきりゾンビの頭を打ち、それでも抵抗を続け――…… 「―――ッッ!?」 眼の前にゾンビの顎。 咄嗟に庇おうとする腕も上がらず――…… パンッと、ゾンビの頭が破裂した。 「ISSだッ!!」 タタンタタタンタン!!! 軽い音と共にサブマシンガンが火を噴く。 一斉に雪崩れ込んでくる人影。 次々にゾンビを撃ち殺していく。 その間にLCとGT、御鷹は集まる。 「全員無事か」 「何とか……」 「私は……戦ってすら居ませんし……」 そうしてISSがゾンビと戦っている最中、御鷹の元へ一人の青年が駆け寄ってくる。 「星鋼京より警察官1万、消防士1万、計2万、到着しました」 ビシっと敬礼する青年、やや緊張しているようだ。 「あ、……解りました。では警察官は民間人の保護を最優先に。 消防士は二班に別れ、一斑はISSと共同でホースを使っての制圧、もう一斑は火災の起きた地域、あるいは起きた際に備えて下さい」 御鷹は即座に指示を飛ばす。 青年はサー、イエッサー、と返事をすると駆け出していった。 その後も御鷹は次々と指示を的確に飛ばしていく。 鎮圧用か窓を割ってダックスが突入し、ゾンビを踏み潰していく姿も見える。 「となると、ゾンビの方は任せて良いな」 「問題は此方、ですね」 LCとGTが皇帝とクーリンガンの戦闘を見やる。 「物量作戦、でも勝てはするんだろうが、な」 「嫌ですか」 「皇帝に貸しを作りたい、それに嫌がるだろう、そういうの」 「まぁ確かにいい気はしませんが……何か策が?」 口元を綻ばせる。 「今、猫野和錆って凄ェ医者が着てるらしい」 「………嫌な予感がします」 「大丈夫だ、死ななければ何とかしてくれる、それに皇帝に貸しは魅力的だ」 「あ”あ”あ”……やっぱりぃ……」 LCとGTはゆっくりと皇帝とクーリンガンの戦闘圏内へと入っていく。 皇帝とクーリンガンの戦闘は一進一退を極めていた。 推しては退く、退いては推す。 圧倒的な実力差を、埋めているものは…… ギィン……!!! 既に皇帝の手の中には自分の剣とLCのククリがあった。 異なる武器の二刀流。 相手のリーチに入ってはククリで捌き、退いては己の剣で攻撃。 皇帝が皇帝たるスキル/威厳だった。 しかし、それを以ってしてもクーリンガンを討つには一手、後一手足りない。 「ォォォォオオオオオオ!!!!!!」 其処に、咆哮を上げてGTが真横から走りこんでくる。 素手、しかし首と心臓を両手を交差させて護っている。 相手の武器は短剣、ならば自然と狙う箇所は限定される。 曰く、首、心臓、そして急所。 前のめりになった特攻状態では急所は極端に狙い辛い。ならば、首と心臓を護れば――…… ザク――、と。 クーリンガンが無造作に短剣をGTの腕に突き刺す。 そして、そのまま真横に振りぬく。 どれだけ力を込めた所で、所詮は凡人の足?き。取るに足らぬ。そう思った筈――…… 伏せる獅子。 その名を冠したLCがGTとは逆の方向から走りこむ。 「―――ッッ!?」 しかも此方は同じ体勢で突っ込んでいるが、口にククリを咥えている。 咄嗟にGTの腕に突き刺さったナイフを手放し、逆の手で腰から短剣を引き抜き、LCの腕に突き刺す。 そのまま、地面に縫い付ける、その心算だった――しかし。 「―――………ッッッッ!!!!」 GTがその体をクーリンガンにぶつける。 僅かに揺れるクーリンガンの体。 其処に、咥えたククリの切っ先を、LCがクーリンガンの心臓目掛けて突き刺す――…… 「――――ク」 それは誰の言葉だったか。 それぞれ片腕で弾き飛ばされるLCとGT。 万全を期した奇襲さえ一蹴。 「――――賦ッッ!!!!」 ・・ だが、この瞬間のみ、雑魚にクーリンガンは両手を使った。 一閃されるのは皇帝の剣。 そう、この場に置いて、最も何より警戒すべきは皇帝。 斬ッッ!!! 袈裟に体を両断されるクーリンガン。 フリーになった皇帝は、その断罪の剣をクーリンガンに振り下ろした。 「――――……クッ」 血煙と共に倒れこむクーリンガン。白いサマーセーターが真っ赤に染まる。 決着は今、此処に。 「―――……ご苦労」 ピッと、血を払い、己の剣を鞘に収めながら、皇帝が口を開く。 LCもGTもそれぞれ結構な重症ではあるが、致命傷では無い。 GTは慌てて、LCはやや面倒そうに、皇帝の前に畏まる。 「中々良い、意気であった」 一瞬GTはこの場で首討ちもありうるな、と思っていたが、少し安堵した。 何しろ皇帝の一騎打ちの邪魔をしたのだ。 「そして、この短剣は面白い形をしている。中々興味深い」 ククリを始めて見るのか、LCのククリを撫でる。 「皇帝に使って頂ければ、これ以上の幸福はありません」 あんまりそうは思って成さそうな――どちらかと言うとそれ結構高いんですけど的なオーラを出しつつ――答えるLC。 「では記念に頂いて置こう」 えーと抗議の声を上げるかと思いきやLCは微笑んだ。 内心、貸し2ゲットォォォォォッッと叫んでるんだろうとGTは思ったが口にしなかった。 「では、医者に見て貰うと良い。その腕の傷は浅く無い。それに私が診る限り、肋骨も折れているぞ ――――ふ、それにしても、フシミは部下に恵まれているようで何よりだ」 皇帝は既にクーリンガンに興味を無くしたのか、悠然とその場を去っていく。 何処から来たのか、ISSの連中がそれを護衛しようとしてうっとうしがられてるのが見える。 「ふーやれやれ、ようやく一段落か」 「いや、LCさん、肋骨折れてるらしいですし、そもそも未だISSとかメッチャ戦ってますけど」 とっとっと、と軽い音と共に、御鷹がやって来る。 「二人とも無事でしたか――って、血塗れ!?」 一通りあたふとした後、来た時より5割増しで医者を呼びに行く、御鷹。 「俺等の仕事はこれで終わりさ、後は他の連中が頑張るだろ」 「良いンでスか、それで」 「ククリと弾丸代だって安くぁねぇんだぜ」 「いや、出してくれますよ、国が」 「まぁとりあえず、だ」 「はい」 「医者に診て貰おう」 「はい……」 血塗れの二人はばったりとその場に倒れ伏した。 次の日、新聞にはこう記事が飾られる事になる。 『皇帝、クーリンガンを撃退』 其処に割と深く携わった、星鋼京の三人の記事は書かれていなかった。
https://w.atwiki.jp/fateonsen/pages/347.html
キャラシート【としあきの聖杯戦争TRPG】 FGO式お助けデータ 【クラス】ルーラー 【真名】ククリヒメ 【容姿】巫女装束を纏う黒髪の少女。 【その他】秩序・善 天属性 女性 神性 【英雄点】40点(ステ25点・スキル15点):令呪2画消費 【HP】60/30(+30) 【筋力】B :4 【耐久】A+:6(7) 【敏捷】C :3 【魔力】A+:6(7) 【幸運】B :4 【スキルEX】結界 A++ 00点:最大HPを15増やす。物理防御及び奇襲防御時、補正値3を得る。 【スキル1】神明裁決(偽) B 05点:交戦フェイズごとに一回まで使用できる。 真名を看破している自分以外の味方陣営に対して自害以外の令呪一画分の効果を使用する。 【スキル2】調停のカリスマ A+ 05点:魔術防御時、補正値3を得る。相手の攻撃時、対象を自身に変更する。 【スキル3】女神の神核 B 05点:最大HPを15増やす。相手によるダイスのマイナス補正を受けない。 【宝具】『彼我乖離す幽世の菊』(きょうかいしき・よもつひらさか) 1/1 【ランク・種別】結界宝具 A 【効果】味方陣営の防御判定時、味方前衛全てに補正値5を与える。 その後、ダメージを受けた対象全てのHPを5D6回復し、不利な効果を全て打ち消す。 次のラウンドの自身の防御判定時、自身はスキルによる補正値を受けられない。 泥 【元ネタ】日本神話 【CLASS】ルーラー 【マスター】 【真名】ククリヒメ 【性別】女性 【身長・体重】157cm・52kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力B 耐久A+ 敏捷C 魔力A+ 幸運B 宝具A 【クラス別スキル】 神明裁決(偽):B ルーラーとしての最高特権。 ククリヒメはキリスト教に由来せず、そもそも正確にはサーヴァントではないため、令呪の行使権はない。 似たような効力をスキルという型に当てはめた代物、という扱い。 対魔力:A+ 魔術に対する抵抗力。A+ランク以下の魔術を完全に遮断する。 事実上、現代の魔術ではククリヒメを傷つけることはできない。 【固有スキル】 女神の神核:B 生まれながらにして完成した女神であることを表すスキル。 あらゆる精神干渉を防ぎ、どれだけカロリーを摂取しても身体的変化がない。 本来であればランクは更に上がるが、擬似サーヴァントと同様の状態であるためにランクダウンしている。 調停のカリスマ:A+ 調停神としての能力、境界を別ち万物を調律する権能を表すスキル。 結ばれた制約は関係者にとって絶対のものとなり、同ランク以上の対魔力がなければ抵抗判定を行う事すら不可能。 神霊ですら例外ではなく、イザナギ・イザナミの制約はククリヒメにより調律された。 結界:A++ 霊力を編んだ網により、彼我を別つ境界を作り上げる術式。 現代魔術におけるそれとは根本から異なり、再現することは不可能。 物理障壁としても効果を発揮する上、同等の使い手や神代に由来する感覚を備えていない限り、外敵に感知されることは決してない。 魔力放出:A 魔力による自身及び攻撃の補強。 そのまま外界に放出することで、発生する衝撃を攻撃に転化することもできる。 ククリヒメのそれは静謐なる力であり、排斥と融合の両側面を併せ持つ。 【宝具】 彼我乖離す幽世の菊(きょうかいしき・よもつひらさか)』 ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 黄泉比良坂において創世の両柱が結んだ決別の儀の再演。 極大の結界術式。 内部にいる限り、あらゆる物理的・魔術的干渉からの守護を約束され、如何なる力を以てしてもこれを破ることは出来ない。 事実上の無敵状態であるが、霊力の消費が激しい上に維持している間は一切の行動を行えないという欠点がある。 また、使い手が御柱本体ではなく擬似的な降霊状態の場合、ランクがAまで下がり加護の絶対性は薄れる。 【Weapon】 【解説】 日本神話において、イザナギとイザナミの決別を調停した女神。 イザナミより前に冥界の主神を務めていた。 黄泉での事件の後、イザナミが黄泉比良坂までイザナギを追い詰めた際、何処からともなく現れて二柱の決別の儀に立ち会った。 イザナミの交わした誓約は「一日に千の民を殺す」という呪言。 イザナギの交わした誓約は「一日に万の民を生ませる」という真言。 これらを双方の神性に、そして世界に焼き付けることにより、生死の境界を定める儀式とした。 そしてククリヒメは、自身の所有であった冥府の権能をイザナミに譲り渡したことで、以降彼女は「黄泉津大神」と名乗ることとなる。 黄泉比良坂での事件においては、冥府の門に関する事件を解決するため、言谷凛花を依り代として降臨。 擬似サーヴァントに近しい状態だが、正確には神霊がそのまま顕現しており正規の手順を踏んだサーヴァントとして扱われない。 調停神としての権能を用いて「冥府神の権能」を強引に取得、それをイザナミの権能と相殺させることにより、一時的に加護を打ち消した。 その結果、ククリヒメは冥府神としての加護を完全に失っている。 人間(?)関係 イザナギ、イザナミ 両神の決別の儀に立ち会い、これを調停した。 地上の法則を定めた重要な儀式ではあるが、当人たちはククリヒメに対し言い知れないトラウマを刻まれた模様。 なお、調停の儀にて、ククリヒメがイザナギ・イザナミに何と言ったかは全く記録に残されていない。 言谷凛花 揖屋神社の巫女にして、上記の事件に際して依り代として選んだ少女。 巫術適性が異様なまでに高い彼女に対し手は概ね好意的であり、また結界術の実力を高く評価している。
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/8070.html
アゾリウスにとっては権力の空隙。ヴラスカにとっては記念の品。 A power vacuum for the Azorius. A keepsake for Vraska. ラヴニカのギルド 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/kubinasi774/pages/146.html
概要 構成員 伝統 歴史 備考 概要 王国の影で働く組織。 組織は【コルヴォ・アッターノ】に端を発する。 その存在は極秘であり、市井ではおとぎ話扱いされている。 王族のベアトでさえ実在するとは思っていない。 ただし、暗殺組織は六式使い等という噂は流れているようだ。 構成員 『最弱さん』 禊 『魅力ちゃん』きつね:生命帰還による裏六式の使い手 『刺客氏』 クレマンティーヌ:指銃の達人 『眼力嬢』 京子:嵐脚の達人 『悪魔くん』 鳴海:唯一の六王銃使い その他下部組織の構成員たち 仕事がしやすいように、色々な立場の者がいる 伝統 組織のナンバー1とナンバー2には、伝統として、それぞれ創始者とその補佐だった物の装飾品が与えられる。 ナンバー1には、【コルヴォ・アッターノ】の、【髑髏を模した仮面】と、虚無からの声を届けさせるという【心臓の模型】 ナンバー2には、【伝説のアサシン】【アルタイル・イブン・ラ・アハド】のものであるフードと幾つかの仕込み暗具 歴史 暗殺組織の始まり 発明と技術の暗殺者 技と術の暗殺者 備考 単純戦闘力は、鳴海>クレマン>京子>きつね>最弱 暗殺の巧さは、きつね>京子>クレマン>鳴海>最弱 クレマンティーヌは【店は閉まってるよ】?がそのまま本人確認の言葉 最弱さんは【営業してない訳ではないだろう】? 魅力ちゃんは【私に免じて営業して】❤ 眼力嬢は【ごめんなさい、視えなかったわ】 夜にフードを被った者は向こうが話しかけない限りは無視しておいて欲しいとのこと。 どうしても庇いたい相手が殺されそうなら暗殺者側を殺すこと。 魅力ちゃんは特にそうだが、歴代のマスターアサシンや手練れの中には妙に技術屋の側面を持つのが多いとか 【暗殺者の歴史を全て聴く】を満たしたので二つ名≪語られざるを語り継ぐ者≫を得ました!. このねらう牙の場合、歴史を聴く度に暗殺者の殺す為の六式を受け続けた、となる為 【≪六式≫によるダメージ率に追加補正が発生します】 ※二つ名・補正共にステータスには載らないので注意
https://w.atwiki.jp/keikawahara/pages/129.html
粋が身を喰う…とかなんとかいう単語が脳裏を掠めた。 何せ目の前には、そうとう酷く風邪をこじらせた様子で、更に病人を見慣れたこの僕ですらちょっと驚く位の熱にうなされている…不精ひげの男がいるのだから。 いや、恐らく当人は本当に辛いのだろうからこんな事を思ったりするのもまあ、失礼な事だとは思うのだけれども。 それでも日頃の態度を良く知る僕から見れば、目の前のこれ…この光景は、ある種のカルチャーショックみたいなもので。何しろ普段の彼は、持って生まれた運を盾に、それこそ自由気侭・自分勝手・傍若無人ともみえる、そういう態度なのだから。 この見慣れない光景に、思わず僕がその顔をしげしげと眺めてしまうのも無理はない事なのではないだろうか。そしてその結果、意外とまつげが長いんだなとか、髪を無造作におろして目を閉じた姿は、存外歳相応なんだなとか、どうでもいいと言ってしまえばそれまでの様な発見をしてしまい、ついつい笑みのようなものが浮かべてしまう事すらも。 そもそも、僕は最初には怒っていたのだ。 そう、確かに。 久方ぶりに彼と僕の間に交わされた食事の約束を見事にすっぽかされた挙句、普段あれほど雄弁な彼にもかかわらず、一言のフォローすら寄越され無くて。 更に悪い事に、溜め息をつきつつかけた携帯は電源切れのアナウンスを繰り返し、家の電話はといえば幾度鳴らそうとも繋がる気配すらも無かったのだ。 僕も彼も、お互い世間様の標準から比べたら、お世辞にもあまりよろしいとはいえない仕事をしているもの同士である。よもやどこかでしくじったのではないか…そんな不安がちらりと過ぎらない訳でもない。でも、今の所僕の持つ情報網にそれらしきネタは引っかかってはおらず。 まあだからといって安心できるかといわれれば、全くそういうものではないのだけれども。何しろ、僕が全ての世界に通じている訳では、当然ないのだから。 この事態にどう対応すべきか悩んだ結果、僕は彼の住まう家を訪ねる事にした。 単純明快な行動といえばそれまでだが、他に行くあてがある訳もないし、まして彼を待つ場所としてそれ以外にふさわしい場所があるとも思えないのだから仕方がない。 そもそも僕でも知るどこか他の場所…例えば北区にある骨董品店などに彼がもしいるのだとしたら、連絡のひとつくらい寄越してくるだろうから。たとえ彼がそうしなくとも、他の誰かが。 それゆえ彼が居るとしたら、僕の知らない場所である可能性が高いかもしれない。でもそうなると、僕にどうこう出来る問題ではないが故に、場所の想像すらつかない。 だから、僕は彼の家に向かう事にしたのだ。 そして家の前。最初は遠慮がちに、暫くおいて今度は不躾に、更にその後、あからさまにイヤガラセに呼び鈴を押してみた。しかし、応答はひとつとしてかえってこず、ドアはきっちりと施錠されたままで開く様子も無い。 留守かな。そう踵を返そうとしたのだけれど、どういう訳だか、中に人の気配、氣をかすかに感じるような…そんなきがして、どうすることもできないまま暫く僕は、ドアの前に立ちすくんだ。 多分、不安だったのだろうとおもう。この時の僕は。 うまくは言い表せないけれども、例えるならそういう状態で、その不安をどうにかしたいという願いがまあ、岩をも通さん勢いだったのだろう。後になって、思えば。 目が覚めたら、彼は怒るだろうか。それとも呆れるだろうか。 僕が、彼のすぐ傍らに居る事を。 日頃培った技術を役立てて、閉ざされたドアの向こう…此処、部屋の中に居る事を。 まあ、たとえそうなったとしても、この際どちらでもいいかなと思った。多分、僕にとってそれはとても些細な事なのだから。僕が今こうして、不謹慎ながら安堵の念を抱いた事に比べれば。 どのみち、彼の思い迄は、僕では分かりかねるのだから。
https://w.atwiki.jp/nouryoku/pages/430.html
世界中を旅し、依頼を受ける流浪の暗殺者たち リーダー『ピース』を中心に活動している 全員が特殊な体術『冥導』の使い手である リーダーの呼び名をもじって『平和主義者(パシフィスタ)』と呼ばれることもある 現在の暗殺対象 ギラン・キング・ウェイン・ラグナ・アール・シン・セリーヌ・クリストファ・ナツキ・シュピーゲル
https://w.atwiki.jp/jojosyana/pages/67.html
「エメラルド・スプラッシュッッ!!」 白い封絶の放つ光に幻想的に照らし出された廊下に響く、 清廉なる美男子の声。 その声の主、花京院 典明の「幽波紋(スタンド)」 『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』の両の掌中から滔々と流れ落ちた 高密度の緑色の液体が瞬時に畝って集束し輝く無数の翡翠の結晶へと変貌し、 そしてスタンドの手から発せられる眩い輝きを以て一斉に弾ける。 無より生み出された輝く翡翠の魔連弾は、即座に空間を隈無く疾走し 彼に向かって襲いかかってきていた巨大な武装燐子達の全身に隈無く突き刺さって 爆散させ瞬く間に貫殺する。 白い封絶に覆われた因果孤立空間。 学園中央部に設置された時計台の針が静止した世界。 まるで全ての時間が止まってしまったかのような無音の静寂。 その中で、細身の身体に狂いなくフィットした バレルコートのような学生服にその身を包み、 黄楊の油で綺麗に磨かれた淡い茶色の髪を揺らす中性的な風貌の美男子と、 異形の怪物達の死闘が絶え間なく繰り広げられていた。 「先刻の大爆発。どうやら戦局に大きな動きが在ったようだ。だがッ!」 ギャギィィィィ!! 華麗な体術で横っ飛びに中空を舞った花京院の、その1秒前までいた場所に 機能性を欠いた大仰な造りの無数の武器、剣や槍や斧などが突き立てられ リノリウムの床を打砕する。 「この人形達、そしてこの特殊空間を生み出す能力、”封絶”が 解除されてない処を見るとまだ決着はついてないようだな」 側方に一回転し、手をついて着地して冷静に状況を分析するその花京院の傍らで、 スタンド、ハイエロファント・グリーンが流法『エメラルド・スプラッシュ』を すかさず高速連続発射し、前方の巨大燐子3体を爆砕、存在の闇へと葬り去る。 リノリウムの床の上に舞い散る白い火花が消えると同時に訪れる沈黙。 次の刹那。 花京院の、その中性的な美貌が切なげに翳った。 「空条……君は……無事なのか……?」 脳裏に浮かべた、その神聖なる白金の幽波紋光で覆われた勇猛且つ高潔な姿。 そこへ。 (!?) 何故か、一人の可憐な少女の姿が重なる。 真紅の瞳。 真紅の髪。 小柄な躰に纏ったまるでマントのような黒寂びたコート。 その少女は、その彼の傍らで片目をこちらにベェッとやる挑発的な仕草で 花京院に向けて笑みを向けていた。 想像の中とはいえ完全に勝ち誇った表情で。 (!!) その事に何故か無性にカチンッときた花京院は怒りで一瞬思考が止まるが、 しかしすぐに己を自制して落ち着きを取り戻す。 体温の上昇による発汗作用により、彼が愛用しているライムオイルを基調(ベース)に した爽やかな香りのフレグランスが一際強く空間に靡いた。 「あと、一応、マジシャンズ、も」 (シャナ、だっけ?)と頭の中で付け加え、額に少々青筋を浮かべ、 若干苛立った口調で花京院は呟いた。 まぁ幼いとはいえ戦場で女性を蔑ろにした自分に非が無いわけでもない。 無意識に湧き起こる苛立ち故にあまり納得は出来ないが。 そんな、彼の気の休まる暇もなくいきなり調理室と美術室、その両開きのドアが一斉に開き、 その中から再び大小形態様々、フィギュアとマネキンとマスコットの武装燐子達が 大挙して花京院に押し寄せる。 「クッ!まだこんなに数が!これじゃあキリがない!」 一階部分の敵はこれで最後だと想いたいが、先刻からロクにインターバルもなしで 流法(モード)を連続して撃ち放っているので、己のスタンドパワーの残量は そろそろ半分を切る。 故にペース配分の事も考えなければならない。 そんな押し迫った状況の花京院とは裏腹に、武装燐子達は件の如くガラス玉の瞳と 耳まで裂けた口とで、まるで血に飢えた獣のような表情で花京院を見据えていた。 この動く人形達”燐子”は「存在の力」という人間の生命エネルギーに酷似した 力で動き、さらにソレのみを喰らう能力が在るとかつてDIOの豪奢な館の書庫で フリアグネから聞いた事がある。 そして今、この特殊空間の中で仮死状態のように静止している他の生徒達や教師達を 無視して自分のみを標的に絞って追撃をしかけてきているのは、 停止している生徒達よりも、その中で生き生きと動き回っている自分の方が 美味そうに見えるのからなのか?それとも或いは”動く者を優先的に攻撃しろ”と 遠隔自動操作されているからなのかもしれない。 物質の遠隔操作能力は自分の最も得意とする処。 自分が出来るなら、フリアグネにも出来る。 自分と同じ領域に、フリアグネもいる。 まるで合わせ鏡の如く、自分と酷似したその存在。 だから。 互い、に。 「クッ!!」 花京院は唐突に脳裏に浮かんだ、華麗な花々の香気にその身を包まれた 耽美的美貌の貴公子の姿を精神の力で無理矢理消し飛ばした。 (このボクとしたことが……こんなときに……うかつな……!) 両目をきつく閉じ、一度強く頭を左右にふってから、 花京院はそのままその脇にあった開いた窓からスタンド、 ハイエロファント・グリーンの右腕を細い螺旋の紐状に変化させ、 射程距離の延びたスタンドの触手をまるで登山用の ザイルのように三階に向けて伸長させて投擲し、その窓枠括りつける。 元々他の生き物やスタンドへの潜行、寄生を目的に生み出した能力なので その巻き絡める力は細い見た目に反して強力だ。 そのままの体勢で触手をクレーンのように巻き戻してスタンドと共に その本体である花京院の身体は、スタンド法則の影響で素早く上階へと昇っていく。 みるみる内に眼下で縮小されていく数十体の燐子の大群に、 「どうした!?このボクを喰らいたいンだろう!! だったら早くこの上まで追ってこい!!」 血気押し迫った声でそう叫びその静謐なライトアンバーの瞳で燐子達を見下ろす。 燐子達は一度戸惑ったように互いに顔を見合わせ、その位置を元に戻すと 無機質なガラス玉の瞳に白い小炎が宿りそれが次の行動命令の発動の合図なのか 上階に逃げた花京院を追ってその背後に有った階段に大挙して押し寄せた。 全身にかかる重力の魔をその肌に感じながら花京院は、 (これで、少しは時間が稼げる。その間になんとかヤツらを 一網打尽にする手を考えなければ。出来れば、 ”エメラルド・スプラッシュ” 一発で「全滅」出来るような手を) これから撃つべき戦術を脳裏で構成する為に、 その長い能力の修練で培われたスタンド操作の集中力を引き絞り始める。 その彼の眼前に、予期せぬ光景がいきなり飛び込んできた。 (ッッ!!??) スタンドを使った上空移動途中。 視界に入った2階の惨状。 時間的にはほんの数秒だったが、2階に存在するありとあらゆるモノが破壊されていた。 少なくとも花京院の瞳にはそう見えた。 蛍光灯が割れ、リノリウムの床の表面が剥がれ、壁が抉れ、 全ての教室のプレートが砕けていた。 そして、その周囲にもれなく数多の白い炎が類焼している。 まるで爆弾テロにでもあったかのようなその壊滅的な惨状。 問題なのはその惨状事態ではない。 その「状況」だ。 「誰が」そこにいたかだ。 花京院の鼓動がうるさいくらいに早鐘を撃つ。 その背筋に冷たい雫の伝う戦慄が走る。 「彼」は、そのとき、2階、に。 「く、」 震える花京院の口唇から、 「空条オオオオオオオオオオオオォォォォォォォッッ!!!!」 自分でも予期しない程の絶叫が飛び出した。 しかし、当然の事ながら「彼」の返事は返って来ず、 自分の望みに反して非情にも花京院は目的地である3階に到着する。 「空……条……」 半ば放心状態に近い状態でその淡く潤った花京院の口唇から、 普段の清廉な彼の雰囲気からは想像も出来ない程弱々しい呟きが漏れる。 そして。 すぐにもその身を翻して二階の窓から飛び込みたいという欲求が耐え難く 心の底から沸き上がってきた。 が、しかし、その強烈な感情を花京院は己の全精神力を総動員させて なんとか抑えつけた。 そして、爪が皮膚を突き破る程強く拳を握りしめ己がいま果たすべき 事を再確認し強い決意と覚悟と共に彼のいる筈の場所に背を向ける。 口内もきつく食いしばったのか、その口唇の端からも血が細く伝っていた。 (任せてくれ……空条!約束、したよな……? 今度はボクが君を助ける番だと。 『君がボクにそうしてくれたように』 例え、何が在っても絶対にッ!) 彼は、自分に他の生徒達の安全を託した。 自分を ”信頼” して託してくれた。 だから。 加勢になどは行かない。 否、行けない。 『そんな事をしても彼は決して喜ばない筈だから』 自分に出来る事は、ただ一つ。 信じる事だけだ。 『彼が、自分にそうしてくれたように』 だから、自分も、彼を ”信頼” する。 彼の頭脳を。 彼の能力を。 そして、何よりも。 彼の、その高潔なる「勇気」を。 こんな事で、自分を倒した彼がやられる筈はない。 遠く離れているのにまるですぐ傍にいるかのような、 そんな不思議で奇妙な感覚を花京院はその細身の身体に静かに感じながら 決意に充ちた瞳で顔を上げた。 その視線の先。 3階の惨状。 否、「状態」だった。 そこは。 『なんともなっていなかった』 「どういう、こと、だ?」 珊に足をかけ窓の縁に手で掴まったまま花京院が見下ろした3階の風景は、 白い幻想的な光に覆われていることを除けば平穏そのもの。 まるで黄昏時の放課後のように、沈黙と静寂とで包まれていた。 それが2階の惨状と反比例して余計に不気味さを増大させる。 優れたスタンド使いである花京院だけが感じ取る事が出来る、一抹の異和感と共に。 「一体、どういう事だ?2階はアノ惨状だったのに、 『何故3階はなんともなっていないんだ?』」 ”狩人”の余裕? 絶対に有り得ない。 あの純白の貴公子は、そのやや軽薄そうな見た目と甘い風貌とは対照的に、 度が過ぎるほどの完全主義者。 水も漏らさぬ完璧な戦略と、一片の解れも存在しない緻密な戦術で 今まで歴戦の強者達を闇に葬ってきた正に至宝の暗殺者だ。 その彼が最後の砦ともいうべきこの「場所」を無策のままで放置する事など 有り得る筈がない。 ならば。 どうする? もし、自分だったら。 どうする? (もし、彼にも、 ”アレ” が出来るのだとしたら……) 花京院は静かにスタンドの右腕を紐状に変化させ窓枠の下にタラリと揺らし、 その射程距離が通常の3倍以上に引き延ばされた拳を一度振り子のように 大きく揺らし素早い手捌きで封絶に煌めくリノリウムの廊下に高速で撃ち込んだ。 ズガァッッ!! 砕けて空間に飛散するリノリウムの青い破片。 その刹那。 (!!) 突如、そのスタンドの拳の着弾箇所に奇怪な紋章が刻まれた 小型の純白の方円陣が浮かび上がった。 そしてその円陣内部から夥しい数の人形の白い手が犇めき合って蠢き合い、 何もない空間を無造作に何度も何度も掴み合う。 「やはりッ!結界(トラップ)かッッ!」 驚愕の事態。 通常はその防衛本能故、反射的に背後に飛び去る処。 しかし。 花京院は。 逆に。 前方に向けて大きく跳躍し、本体と同化させたスタンドの足で着地、 そのまま鋭く床を蹴って全力で疾走(はし)った! 次々に3階の廊下の上に奇怪な紋章が刻まれた白炎の方円陣が浮かび上がり、 その内から再び漏れなくおぞましき人形の腕が飛び出してくる。 やがて、その手に標的が触れない事が解ると、白い方円陣の内部から 先刻同様大仰な武器を携えた大小性別種々様々な人形が次々に 現れ、花京院に向かって大集団で襲いかかってきた。 (やはり、いつもの言葉通り勝利の方程式は万全というワケか。 ボクが無防備にあのまま床の上に飛び降りていたら、 おそらくアノ「結界」の内部にある特殊空間に引きずり込まれていた筈だ。 もし空条かマジシャンズだったのならこの圧倒的数量の前に 相当自力を削られていた事だろう。彼らの能力は「近距離パワー型」 ソレ故に対複数戦には不向きな能力だ) 疾走しながらも花京院の集中力は極限まで研ぎ澄まされ、瞬時に状況を分析、 把握、そしてその対応策を紡ぎ出す。 (流石に「炎の暗殺者」の名は伊達ではない。 十重二十重で構築された完璧な戦略。戦う前から既に勝利が確定している。 特に空条は他の生徒達が人質に取られているも同然の状況の中、 例え殺されても逃げ出す選択だけは絶対にしないからその効果は絶大だ) 後方を仰ぎ見ると、廊下で犇めくその人形の数は目測で約60体以上。 始末し損ねた一階の人形達の数も合わせればその全体数は軽く100体を超える筈だ。 しかし、そのような窮地にあっても、花京院はその平静な美貌を崩さない。 (だが、そのような完璧な戦略は、ボクのような”異分子”の存在の前には往々にして その脆さを晒け出すモノ。ソレが解っていた、か?フリアグネ?) そう心の中で静謐に呟く花京院の琥珀色の瞳には、 スタンドの放つエメラルドの燐光をも上回る気高き光で満ち溢れていた。 (此処は ”敢えて” 一点外しておくべきだったな?そうすればこのボクを 疑心暗鬼に陥らせこの階に足止めする事も出来た。 この事は確実に君に不利に働くぞ? ”狩人” ) 花京院はその口唇にアルカイックな微笑を浮かべ、穏やかな視線で燐子達を見る。 疾走したその先。 3階東棟の突き当たり。 そこに設置された窓枠の外に、花京院はすぐさまに紐状に延ばした スタンドの触手を窓の外に打ち放ち、自分も同時に外部にその身を投げる。 そして、その背後で突き当たりの窓枠と壁とをブチ破って次々と 大地に落下しながら自分を追ってきた燐子達を空中で一瞥すると、 花京院は再度紐状になったスタンドの触手を旧校舎と新校舎とを 繋ぐ電線に巻き絡め勢いよく一回転して落下エネルギーを相殺する。 そして素早く触手を電線から振り解いてその細身の身体を廻転させながら 空中を飛翔し、周囲の空気を巻き込みながら渡り廊下に設置された床板を 踏み割って着地。 そのまま踏み切りのエネルギーを殺さずに目当ての『場所』へと 前方回転で受け身を執りながら転がり込む。 後は。 『この場所がこの時間に使われていない事を祈るのみ』 ゆっくりと視界を上げた先。 柱の無い開けた空間。 フローリング材の上にワックス剤が塗装された滑らかな質感の床。 花京院のその女性のように中性的な口唇に勝利の微笑が浮かぶ。 『賭けには、勝った!』 そう心の中で快哉を叫んだ瞬間、正面と両脇に設置された体育館の出入り口残りの 4つが破壊音を伴ってほぼ同時に開く。 その破壊された箇所からグラウンドを覗く事の出来る開けた空洞からの先から、 100体以上の武装燐子の大軍が多種雑多な足音を立てながら蠢き ゆっくりと中に入ってきた。 その耳まで裂けた口で、それぞれこれから始まる清廉なる存在の蹂躙への 悦楽の期待に、それぞれ下卑た笑みを零しながら。 その、無数の存在の巨大なプレッシャーが塊となって花京院に差し迫ってくる。 そのおぞましき人形の大軍に向かい、花京院は微塵も気圧される事もなく その勇壮な視線を燐子達に返した。 「……お前達……?まさか……このボクを追い詰めたと想っているのか……? 逃げ惑い袋小路に閉じこめられたか弱き兎、だと……?」 言葉の終わりと同時に花京院は敏捷な手捌きで左腕を真横に鋭く薙ぎ払い、 「ソレは違うッッ!!『お前達の方がこのボクに誘き寄せられたんだ!!』 我が最大流法(モード)が『最強の効果を発揮するこの場所になッッ!!』」 覇気に充ちた声で叫んだ。 「KYYYYYYYYYYY!!」 その花京院の頭上から、一匹の猿のような小型の燐子がいつのまに忍び込んだのか まるで網の目のように張り巡られた天井の鉄骨の上から飛び降り研ぎ澄まされた ナイフを両手で彼の白く細い首筋に振り下ろしてきた。 グァッッッッッギャンンンンッッ!! しかし。 その白刃が花京院の白い首筋に突き立つ前に、 刃自体がバラバラになって砕け散りさらに 「GYYYYYYYYYYッッ!!」 ついでその燐子もナイフ同様に粉砕される。 花京院は足下に薄白い火花を放ちながら転がる無数の機械部品を 冷静な瞳で見つめながら、 「フッ、愚かな。 『今のこのボクに』 攻撃をしかけるとは。 それとも、 『あまりにも疾過ぎて目に見えなかったのか?』 」 静かな声でそう告げた。 巨大な包囲網を組んだ武装燐子達の、その中心部。 花京院とその前方に位置する局部に白いプロテクターが嵌め込まれた 異星人のようなフォルムのスタンド、ハイエロファント・グリーン。 その二人の周囲を微か、本当に微かだが、エメラルドの結晶原石のような 微かな燐光がチカチカと数秒毎に煌めいていた。 そして。 その光の正体が静かに花京院自身の口唇から語られる。 「 ”サークリング・エメラルド・スプラッシュ(C・E・S)” 結晶化させた幽波紋光(スタンドパワー)を精神の力で遠隔操作し、 己の周囲円環状に集束、高速廻転させる。ソレは鉄壁の防御陣。 ボクとハイエロファント・グリーンを攻撃しようとすればお前達自身が 傷つく道理。正に攻防一体の”結界”だ」 そう花京院が己の能力を語り続ける間、そのエメラルドグリーンの 発光感覚が徐々に狭まってきた。 更にそのスタンドの光の強さも輝度を加速度的に増大させていく。 「そして!コレは!これから刳り出す我が最大流法(モード)の ”準備段階”にしか過ぎないッ!」 やがて、その発光間隔が限りなくゼロに等しくなり、 花京院の周囲360°全体が激しく輝くエメラルドグリーンのスパークの 洪水で満たされる。 スタンド操作の概念は、モノを扱う熟練度、 つまり原始的な経験則のソレに酷似している。 故にその本体の精神力と技術力次第でどんなスタンドでもその潜在能力を 無限にまで引き出す事が可能なのだ。 その法則一点にかけて、生まれついてのスタンド能力者。 いわばスタンド操作のエキスパートである花京院 典明の右に出る者はいない。 輝く翡翠の結晶が放つ光が花京院の全身を満たしていき、 やがてその姿は煌めきによって神聖なエメラルドのシルエットと化す。 その中心部分でスタンド、ハイエロファント・グリーンが周囲を廻る 夥しい数の結晶弾を爆発的威力を以てに全方位に向けて一斉総射する為に、 その前に構えた両の掌中で爆裂系能力発動の為のスタンドパワーを集束し始める。 そして花京院は、その長年の経験と技術によって研ぎ澄まされた 一切の無駄のない動作で、まるで拝火教徒が儀式の時に用いる印のような 形で結ばれた指先の左手を右肩口、そして右手を左脇腹の位置に置き、 厳粛に流法の構えを執る。 そして、その構えと同時に聖法を司る幽波紋(スタンド) 『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』は その爆発的パワーの余剰エネルギーでゆっくりと宙に浮き始める。 「ッッッッ!!!!!!!!!!!!!」 その事態にようやく危機感を抱き始めたのか、或いはたった一つの存在が放つ その巨大なプレッシャーに気圧されたのか、燐子の大軍の包囲網が徐々に後退し始める。 しかしそれより速く花京院の声が空間に木霊した。 「気づいた時にはもう遅いッッ!!異界の ”狩人” の下僕共ッッ!! 己が欲望の為だけに罪無き人々を無惨に喰い散らかし! 後に残された者達を絶望の淵に叩き落としたその赦し難き数多の「罪」ッッ!! 己が「死」を以て今こそ全霊で償えッッ!!」 まるで空間を揺るがすかのような反響で体育館全域に轟く花京院の断罪の叫び。 「くらえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!」 花京院の叫びと同時にハイエロファント・グリーンの 平行に構えた両腕の掌中に集束したエメラルドのスタンドパワーが、 爆発的にエネルギーを円周上に放出する為うねるように凝縮し始める。 そして、その足下が花京院の視線の位置と重なった時、 その両腕を鋭く高速で左右に押し広げた。 そして。 閃光を伴い爆発的威力で放射状に弾けるエメラルドのスタンドパワーと共に 射出される結晶爆裂弾とほぼ同時に花京院の口唇から紡ぎ出される流法の深名。 それは。 哀別の言葉。 生まれて初めて出来た、異世界の友に対する最後の餞。 聖光寂寞。覇翔の浄裁。 聖法の流法(モード)。 『エメラルド・エクスプロージョンッッッッ(E×E)!!!!』 流法者名-花京院 典明 破壊力-A(結晶廻転により無限に増大) スピード-A(結晶廻転により無限に増大) 射程距離-A(結晶廻転により無限に増大)持続力-A 精密動作性-A 成長性-A(結晶廻転により無限に増大) ヴァッッッッッギャアアアアアアアアアアアァァァァッッッッッ!!!!! 超高速回転運動により爆発的な威力となって爆裂射出された 莫大な数量のエメラルド光弾の嵐。 そして、空間に満ち溢れるエメラルドグリーンの幽波紋光(スタンドパワー)の洪水。 その中心部、荒れ狂う翡翠結晶弾の爆心源。 強力な紅世の王、 ”狩人” フリアグネが評する処の流麗なる法皇の翡翠。 花京院 典明が操る幽波紋(スタンド)『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』 その必殺の流法(モード)。 次々と、それこそ無限を想わせる破壊力と回転力で武装燐子の大軍に 音速掃射されるエメラルドの結晶爆裂散廻弾。 精神の力によって次々に創り出される結晶の大きさはほぼ均等に揃っているが、 その翡翠の表面の精巧なカットが微細に違っているので爆裂廻転射出の際に 弾道に微妙な変化が起こり、ソレが結果として周囲の敵全てに微塵の隙もなく 弾丸の嵐が降り注ぐ。 『GAAAAGYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYッッッッッ!!!!!』 その周囲で木霊する、100体を超える燐子達の、阿鼻叫喚の地獄絵図。 その結晶のたった一つが当たっただけで、 その体積十倍以上の人形右上半身を削り飛ばす。 その結晶のたった一部が掠っただけで、 腕が頑丈な内部のスチール骨格ごと千切れ飛ぶ。 血の代わりに周囲に撒き散る白い炎の飛沫と流法の放つ輝きで 満たされたその空間は、その壮麗なる外環とは裏腹に、その内環は聖光の冥府。 そして、いつまでも止むことなく、まるで『複式回転機関砲(リヴォルヴァー・カノン)』のように 間断なく射出される凄まじい数量の廻転翡翠魔煉弾。 その直線軌道と、さらに頭上に張り巡らされた鉄骨とその両サイドに設置された スチール製の白い格子に弾き返って「跳弾」と化した結晶弾に加えて後続射出された ソレにも弾き返って跳弾が跳弾を呼び、反射弾幕の嵐に巻き込まれた 燐子の大軍はその身体のありとあらゆる部分をありとあらゆる角度から 蜂の巣にされ、次々に爆散、或いは、散滅する。 そんな煌めくエメラルドの暴風圏内の中でも、夥しい数の輝く翡翠の結晶弾は その流法行使者である花京院とスタンド、ハイエロファント・グリーンにだけは 微塵も掠りもせず全てその脇を除けて通る。 遙かな太古。 幾千の矢の豪雨の中にその身を晒しても、掠り傷一つすら負わなかったという 軍神アレキサンダーのように。 そこまで。 『弾き返る結晶跳弾の角度まで計算して花京院は流法を放ったのだ』 防御と攻撃力上昇を兼ねての流法(モード)から最大流法(モード)へと 瞬時に移項する正にその名の如く流れる清流ように完璧な 『幽波紋連携技(スタンド・コンビーネーション)』 全ては、スタンドの遠隔操作能力にかけて他の追随を赦さない 花京院 典明の極限の才能によるモノ。 やがて、全ての燐子が聖光の冥府に完全に呑みこまれ、その無惨な残骸が 大量の白い火花と共に体育館全域に散乱し、更に夥しい数の結晶爆裂弾連続射出の の結果として巨大な無数の弾痕である空洞が開け廃墟と化した体育館の中心部。 その細身の身体を左斜めに傾け、せめてもの情けか 燐子達の断末魔の姿からその視線を背けた美男子の姿が、 流法(モード)の発動の余韻である後屈立ちの構えで 両手を両足を八の字に開いた体勢でそのエメラルドのシルエットから ゆっくりと浮かびあがる。 開いた無数の弾痕から流れてきた渇いた風が、 花京院のその豊かで嫋やかな質感を持つ淡い茶色の頭髪を静かに揺らした。 その、無数の燐子達の死骸の中で。 「彼」の使役する存在の躯の中で。 花京院は静かに己の決意を心の中で「友」に告げる。 (フリアグネ……ボクは……君とは一緒に行けない……彼と共に…… DIOを倒さなければならないから……もう……そう決めたから……) 脳裏に、かつて一時、戯れに想い描いた映像(ヴィジョン)が浮かぶ。 DIOの館の瀟洒なヴァルコニー。 風に揺れるシルクのカーテン。 (だから……) 麗らかな太陽の光と海から吹き抜ける緩やかな風とが絡み合った清浄な大気。 その輝く太陽の下で。 吹き抜ける海風の中で。 彼、 ”狩人” フリアグネと、その従者 ”燐子” マリアンヌと共に 語らい合っている自分の姿が。 その時の自分は、果たして、微笑っていたのだろうか? きっと、微笑っていたのだと想う。 全ては、泡沫の夢。 消え去る寸前の、存在の飛沫。 今はもう。 あまりにも遠くなってしまった、存在の幻想なのだから。 花京院はその琥珀色の瞳を静かに閉じ、まるで哀悼を捧げるように 心の中の彼に呟いた。 (でも……君の気持ちは……嬉しかった……それだけは……嘘じゃない……) 体育館全域を封絶の放つ白い光が満ち、渇いた風が、あらゆる方向から吹き抜け 花京院の髪を揺らし、その身体を撫で、制服の裾を靡かせる。 まるで、運命の存在が彼を労るかのように。 凍った存在の結晶を、そっと融かし出すかのように。 その運命の交叉路の中心で。 その輝く白銀の旋風(かぜ)の中で。 花京院は。 「Au revoir(オ・ルヴォワール)…… 悠麗なる紅世の白炎…… ”狩人”……フリアグネ……」 おそらくは、彼の故郷であろう国の言葉を使い、静かに別れの言葉を告げた。 その、花京院の脳裏で、その耽美的な口唇に微笑を浮かべる幻想世界の住人の姿が甦る。 その、純白の長衣をその身に纏った幻想の貴公子は、花京院の心の中で たおやかに微笑んでいた。 手にした肌色フェルトの人形、マリアンヌと共に。 いつまでも。 いつまでも。 ←PAUSEッッ!! STARDUSTφFLAMEHAZE*