約 2,422,405 件
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/452.html
0327:泣き虫大王の大切なともだち 痛い痛い。 足が痛い。 痛い痛い。 耳が痛い。 痛い痛い。 心が痛い。 痛い痛い。 目頭が痛い。 イタタタ………… 「――――――………………………グスンッ」 大きな木の下で、子供が泣いていました。 とっても体の大きな子です。 その子は涙を流していました。 涙は眼から出るものです。 しかしなぜでしょう? その子は鼻からも涙を流していました。 ……失礼。鼻水のようです。 この鼻水を垂らしながら泣いている子供の名前は、スグルといいます。 キン肉星という惑星の王族に生まれ、ゆくゆくは王位継承を約束された、いわば王子様です。 キン肉星の王子といえば、超人なら誰もが知っている有名人。 気は優しくて力持ち。友達思いで頼りがいのある、非の打ち所のない正義超人。 もっとも、そんなものは単なる民衆のイメージにしかすぎません。 スグルは、本当は弱い子でした。 戦いは大嫌い。痛いのも大嫌い。 超人になんてなりたくなかった。 王子になんてなりたくなかった。 なんで正義超人は戦わなければいけないの? 悪魔超人が悪さをするから? 分からないよ。 僕は毎日寝て起きて牛丼食べて寝て起きて牛丼が食べられればいいよ。 スグルは弱虫でした。 キン肉王族の誇りを忘れ、戦いから逃げてばかり。 誰かが悲鳴を上げれば、聞かぬフリをして。 誰かが逃げ惑えば、一緒に逃げ出して。 弱虫いじけ虫のヘタレ野郎でした。 そんなスグルに、声をかける人がいました。 「坊や、なにを泣いているんだい?」 優しく声をかけるその人は、スグルの何倍もの巨体を持つ超人でした。 「友達の牛さんが死んでしまったんだ」 スグルは涙の訳を説明します。 「牛? 君は超人だろう? なのに牛が友達なのか?」 「牛さんを馬鹿にするな! 牛さんは頭に角が生えてるけど、あれでも立派な超人だぞ! 超人強度1000万パワーだぞ!」 「ははは、すまんすまん。少し言い過ぎたよ。で、その牛さんとやらはなんで死んでしまったんだ? 狂牛病か?」 「違うわい! 牛さんは、牛さんは………………」 後に続く言葉が出てきません。 牛さんは、なんで死んでしまったのか。 分かりません。 あんなに強かった牛さんが、なぜ。 何故。 「……牛さんは、誰かに殺されたんだ」 行き着いた結果が、スグルの胸を残酷なまでに締め付ける。 殺された。 誰かに。 この世界で。 この、 コロシアイノセカイデ。 「もう嫌だよ……こんなとこ…………」 スグルは、再び泣き出してしまいました。 天下のキン肉王族ともあろう者が、メソメソと。 泣くなスグル。 誰かが叫んでいる気がする。 泣くなスグル。 知るかい。 泣くなスグル。 黙れい。 泣くなスグル。 うっさいわ。 泣くなスグル。 泣くなスグル。 泣くなスグル。 ゲゲェー! し、しつこい。 「立ち上がれキン肉マン」 スグルは顔を上げました。 誰かが名前を呼んだから。 スグルではなく、キン肉マンの名前を呼んだから。 「俺と戦ったキン肉マンは、そんな泣き虫野郎だったか? そんな腑抜けだったか? そんな臆病者だったのか?」 違うわい。 「悪魔超人だった俺に、正義超人の友情パワーを見せてくれたのは、他ならぬキン肉マンだったはずだ」 ゲゲッ、なんちゅう昔の話を。 「俺は一度たりとも忘れたことはないぜ。おまえとのファイトを」 わ、わたしだって忘れたりなんかしてないぞ。 「なら立ち上がれ。おまえはもう昔のキン肉スグルじゃねぇ。 残虐超人の非道なファイトや、悪魔超人の卑劣な愚行にビビってた頃のおまえじゃないんだ」 当たり前だ。わたしを誰だと思っている。 わたしは…… 「キン肉マン。俺はおまえは託すぜ。おまえなら、絶対に――――やってくれる」 わたしは第58代キン肉大王、キン肉スグルだ! ~~~~~ 「確かに聞こえたぞ、バッファローマン」 眠りから覚め、キン肉マンは再び歩みだす。 まどろみの中で、夢を見た。 大きな身体の割に弱虫な王子と、力持ちの牛さんの夢だ。 夢の中では……やっぱりやめておこう。語るに恥ずかしい。 第三放送で、ついに仲間の名前が呼ばれてしまった。 バッファローマン。牛角がトレードマークの正義超人。 超人強度は1000万パワーを誇り、また、その豪力の扱い方にも長けていた。 そんなバッファローマンが、死んでしまった。 殺されたのはリング上ではない。 殺したのは超人ではない。 殺したのは、おそらく人間。 正義超人が守るべき、人間。 人間が、なぜ超人を殺さねばならないのか。 それは、今が殺し合いの真っ最中だから。 「わたしには分かるぞ、バッファローマン。おまえは人間を守り抜き、最後まで正義超人として戦った」 夢の中で、魂の声が聞こえた。 死者の魂が化けて出たのではない。 仲間の魂の声が、語りかけてきたのだ。 「まったく、散々言いたいこと言ってトンズラこきやがって。せめて誰に殺されたとか、どこで殺されたとか言っとけばいいのに」 魂の声は、確かに届いた。 たけしのように、仲間がどこで死んだのかまでは分からなかったが。 魂の声は、確かに届いた。 「大きなお世話なんじゃ、まったく。わたしはもう昔のわたしではないと言うのに」 酷く子供扱いをされたような気がする。 それでも、魂の声は、確かに届いた。 不満たらたらだが、嬉しかった。 友の、最後の言葉が聞けた。 絆が生み出した、メッセージだ。 夢の中でバッファローマンは確かに言った。 なんとかしろ。 曖昧なんじゃボケェー! ~~~~~ 仮眠を終え、キン肉マンは行動を再会する。 仲間の死は彼に甚大なショックを与えたが、それでも彼は挫けなかった。 夢に出てきた王子のような、みっともないマネはしない。 仲間が死んだというのなら、大いに悲しもう。 仲間が死んだというのなら、大いに嘆こう。 仲間が死んだというのなら、大いに怒ろう。 仲間が死んだというのなら、大いに泣こう。 仲間が死んだというのなら、大いに「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんなんで死んだんじゃバッファローマンのバカヤロー!」と叫ぼう。 成長はしても、彼は心優しい超人であることに変わりはない。 だから、悲しんで嘆いて怒って泣いて叫んだ。 でも、 キン肉マンは、 俯かなかった。 王子は、立派な大王になったのさ。 ~~~~~ しかし、失敗だったかもしれない。 バッファローマンの死に悲しみ、大泣きしたのは事実である。 泣き疲れて、グッスンちょっと休も、とうつらうつらしてしまったことも認める。 だからといって、 「…………まぁ~ったく誰にも会わーん」 この仕打ちはあんまりではないだろうか。 細い日本、直進すれば誰かに会えるはずだ。 そう思って走り続けたが、実際は出会いの欠片もない一人行脚になってしまった。 助けを求めるか弱い女の子もいなければ、ゲームに乗った冷酷非道のマーダーすら見当たらない。 「グムー。剣八のヤツ、本州に行くと見せかけて実は四国にでも行ったんじゃなかろうか」 その予想は、あながちハズレてはいない。 キン肉マンには知る由もないが、その俊足で遥か先方を駆けた死神は、四国で既に屍となっている。 彼がそのことに気づくのは、もう少し先のお話。 時間で言えば、あと一時間ほど。 時刻は、午後十一時を回ろうとしていた。 …………キン肉マン ふと、誰かに呼ばれた気がした。 キン肉マンは反射的に顔を振り辺りを見渡すが、そこには誰もいない。 でも、確かに呼ばれた気がした。 気になって、周囲を散策してみた。 ひょっとしたら、誰かいるんじゃなかろうか。 バッファローマンの死も重なり、すっかり人恋しくなったキン肉マンは、胸を躍らせる。 出会いの、前兆のような気がした。 遭遇の、香りがした。 鼻がピクピク唸る。 なにかに反応している。 誰かが、わたしを呼んでいる。 予感が収まらない。 だれ? 答えはない。 誰? 答えはない。 どこ? …………こっちだ 聞こえたような気がした。 不思議だった。 自分の身体が、まるで操り人形のように動く。 こっちへこい、と誰かに操作されているようだ。 キン肉マンは、その予感に逆らわなかった。 その路地を曲がれば、いるような気がしたから。 キン肉マンの、探していた―――― 「あったぁぁぁー! 牛丼屋ちゃんだぁぁぁ!」 キン肉マンは、牛丼屋を発見した。 牛丼といえば、キン肉マン唯一無二の大好物。その愛は、自作の歌を製作するほど。 殺し合いという空気の中で、支給された不味いメシなんて喰えるかぁー、という心境だったキン肉マンにとって、この発見は大きい。 久しぶりに好物にありつける、と駆け出してみたが、 「なんで牛丼がないんじゃぁぁぁ!」 絶叫は一分で聞こえてきた。 牛丼屋店内はもぬけの殻、店員もいなければ材料も水もない。 仕方がない。これがこの殺し合いのルール。食料は、支給された分だけで我慢するしかなかった。 もちろん、支給された食料に牛丼などあるはずもないが。 ~~~~~ まったく迂闊なことに、大王は初めて気づいたのです。 牛丼屋からトボトボと出てきた、その時に。 目の前には、桜の木が聳えていました。 花は咲いていませんが、とても大きく、目立っています。 嫌が応にも視線は奪われます。 そして、とりあえず全体を見渡すことでしょう。 仕方がありません。誰だってそうするでしょう。 仕方がないことなんです。ここに来たことも。 仕方がないことなんです。ここに導かれてきたことも。 牛丼と、友が呼んだのです。 桜の木の根元では、友達が死んでいました。 ~~~~~ なんで、 ラーメン、 死んでるの? 大王は首を傾げます。 仕方がないことなんです。 【岡山県/海岸沿いの町・桜の木の根元/真夜中】 【キン肉スグル@キン肉マン】 [状態]:あ然 [装備]:なし [道具]:荷物一式 [思考]:1、??? 2、牛丼食べれると思ったのに。 時系列順で読む Back 微睡と微笑(マドロミとホホエミ) Next 正論と願望、対立する思い 投下順で読む Back 微睡と微笑(マドロミとホホエミ) Next 正論と願望、対立する思い 270 追走~剣八とキン肉マン~ キン肉スグル 328 正論と願望、対立する思い
https://w.atwiki.jp/yarunikuman/pages/51.html
_ r 二ヽ λ __ ノ 、 /_ V l_ー' 〃ヽ l |コ ー ' | 八 __ ノ__ / ̄\ ̄ l ー‐| ! 1≧、 l l | l | | V 、 ノ ̄| ̄ l  ̄| ̄ | ∨ l l | l | |、 ∨ | | ― l ―‐ l ―| ―|∧ ∨ | l | l | l ∧ V 人 | ―‐l ―‐ l ―| ―| /∧_ ノV / ` ノ | l | | ∧ v _/ /_ l―‐ l ―‐ l ―| ―| '∧ V、 /l/ /l l | l | | ∧ //∨ > " \、 ≦" l_ | _ | _|_ ! _ | 《  ̄ | / 丶 _ / l ̄┃ | ! l | | 〉- " ∨ ! l _ ノ l ̄ ≧、_ | _ | _|__! _ | / 、 ∨ `L| - 丿 > " 丶 l l l | l ー " l ハ 、V  ̄ > " V _/_ /__ / / し しノ`" > " ∨// /´ / 、≦、 / 丶 _ ―‐ " ー―― ≦ \ / / \ \ ◆現在のデータ 正義超人【ベンキマン】 2000歳 185cm 87kg 40万パワー 筋力 37 技巧 88 速度 63 耐久 50 精神 19 知性 88 特殊 58 【便器の超人】ボディの便器は水洗式。汚物や超人を流してしまえる他、水を攻撃に転用可能。陶器製のボディは丈夫だが割れやすい。 【分身の術(物理)】自分そっくりな分身でかく乱したり身代わりにする。だが実は自分以外の誰かをそっくりに見せる術である。当然思い通りに動かせない。 【虎狩り】ちょっちゅね。攻め込まれた際にも動揺しなくなる。 【追い打ち】試合中一度のみ発動。有利以上を引いた時に次の判定の有利の目を一つ増やす。全部を有利にはできない。負傷・生死判定時に使うこともできる 【インカの叡智】精神と知性に大きな補正。発動すると自他の持つ問題点を見抜く判定を行う。試合外でも発動可能。 【因果応報】人気や評価を上げる行動をとると良いことが起こるかもしれない。逆に下げる行動を取ると悪影響が起こるかもしれない。 11スレ目2256 ◆初期データ 正義超人【ベンキマン】 2000歳 185cm 87kg 40万パワー 筋力 27 非力。力押しをする超人ではない。 技巧 70 老獪なテクニシャン。 速度 57 やや平均上。意外と機敏。 耐久 46 固いが割れやすいという一長一短なボディ 精神 1 そんなにパンツ詰められたのがショックだったのか… 知性 74 これは古代インカの叡智。 特殊 52 便器に多機能を求めるな 【便器の超人】ボディの便器は水洗式。汚物や超人を流してしまえる他、水を攻撃に転用可能。陶器製のボディは丈夫だが割れやすい。 【分身の術(物理)】自分そっくりな分身でかく乱したり身代わりにする。だが実は自分以外の誰かをそっくりに見せる術である。当然思い通りに動かせない。 【虎狩り】ちょっちゅね。攻め込まれた際にも動揺しなくなる。 2スレ目73 備考 解説
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/5532.html
高山春香と園田優。 彼女たちは早々に合流し、カオスロワで誰にも真似できないことをしようとしていた。 そして、二日目の夜が過ぎた辺り、ヨハネ・クラウザーI世と名乗るおっさんとものすっごくガタイのいいDMC狂信者に襲われた。 たまたま近くにあった特設リングで戦った。 試合時間も一時間近くは経過していた。そしてそろそろそれも終わりに近づいていた。 「優ちゃん!」 「春香!」 春香はヨハネ・クラウザーI世をキン肉バスターの体制に持ち込んだ。 それと同時に優はものすっごくガタイのいいDMC狂信者をキン肉ドライバーの体制に持ち込んだ。 「「マッスル・ドッキング~~~~~~~っ!!!!」」 あーっとキン肉バスターとキン肉ドライバーの夢のドッキングだ――――っ!! その威力は単体で掛けるキン肉バスターとキン肉ドライバーの二倍……いや、十倍!! 「ま、まさか!!」 「キン肉バスターとキン肉ドライバーのドッキングなんて……」 「こんなことが……!!」 「ただの女子高校生たちが物理的に可能なのか」 「これが桜trickだ……! 彼女たちの場合……威力はマッスル・ブラザーズ、ザ・マシンガンズ以上だ」 「「「「何という冷静で的確な解説なんだ!」」」」 それを見ていた超人血盟軍のみなさんは冷静に筆頭であるアタル兄さんを讃えると共に。 その技を掛けた女子高生二人をさらに強くするために、もっと鍛えることを固く決心した。 【二日目・1時/神奈川県・特設リング】 【高山春香@桜trick】 【状態】ダメージ(大) 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:優ちゃんとイチャイチャする 1:なんだろうこの人たち……? 【園田優@桜trick】 【状態】ダメージ(大) 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:春香と一緒 1:なんだろうこの人たち……? 【キン肉アタル@キン肉マン】 【状態】健康 【装備】キン肉マンソルジャーのマスク 【道具】不明 【思考】 基本:殺し合いを止める 1:二人を鍛える 【ブロッケンJr.@キン肉マン】 【状態】健康 【装備】ドクロの徽章 【道具】不明 【思考】 基本:アタルに着いていく 1:二人を鍛える 【バッファローマン@キン肉マン】 【状態】1000万パワー 【装備】ロングホーン 【道具】不明 【思考】 基本:アタルに着いていく 1:二人を鍛える 【アシュラマン@キン肉マン】 【状態】健康 【装備】誰かの腕×6本 【道具】不明 【思考】 基本:アタルに着いていく 1:二人を鍛える 2;ところでこの腕は誰の何だ? 【ザ・ニンジャ@キン肉マン】 【状態】健康 【装備】忍者着 【道具】不明 【思考】 基本:アタルに着いていく 1:二人を鍛える 【北原元気@デトロイト・メタル・シティ 死亡確認】 【ものすっごくガタイのいいDMC狂信者 死亡確認】 死因:マッスル・ドッキング
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/584.html
「逆に絶対助からないと言うのも確定されたワケじゃないけど…一応最悪の展開と 言う事も頭に入れておいた方が良いと思う。この宇宙超人名鑑には悪魔将軍に取り込まれながらも 助かった人についても記述されているけど…。」 「な~んだ。助かった人いるんじゃない。」 なのははホッとしたが、ユーノは真剣な顔のままだった。 「でも…それも超人だったりするんだよね…。超人は人間と違って、例え死亡しても それが寿命による死亡で無ければある一定の条件さえ満たせば生き返る事が出来る。 つまり、そのままでも人間を遥かに超える程強靭であり、かつ【生き返る】と言う事が 可能な超人だからこそ将軍に取り込まれても助かる事が出来たって事なんだよ。 でも…これが人間の場合は…。」 「なのはは思わずゾッとして息を飲んだ。この状況でどうすれば良いのか分からない。 その為なのだろう…なのはは思わず筋違いな質問をしてしまった。 「ユーノ君…超人って具体的にどの位強靭だったりするの?」 「え? まぁ…その強靭さって言うのは超人によりにけりだけど…ただ回復力も 人間のそれを遥かに超越してるらしいんだよ。勿論超人にも限界や治らない傷もあって、 一度死んでから蘇った方が早い場合もあったするけど…それでも人間の治癒力を 遥かに凌駕しているんだ。例えば、何年も前になのはが負ったあの大怪我…。 あの時なのはは医者には再起不能と宣告されたり、なのはも今みたいに動ける様になる までには物凄いリハビリをやったり大変だったよね?」 「うん…今考えてもあれは本当に地獄だったよ…。」 「でも…その傷でさえ超人なら数日程度で完治してしまうんだ。人間基準で全治7ヶ月の 重症を負った超人がたった3日でその傷を完治させたと言うデータも残ってる。」 「ええ!? 有り得ない!」 「なのはには悪いけど…それがあり得てしまうから彼らは超人と呼ばれるんだと思う。」 なのははまたもゾッとするしか無かった。数年前に負ったあの大怪我によって 再起不能になるか否かの瀬戸際に立たされたあの長い期間を超人は僅か数日で 終えてしまうと言うのか…超人はどこまで恐ろしい連中なのだろうと… 「で…その凄い超人の中でも特に飛び抜けているのが悪魔将軍って事なのかな?」 「うん…。いくら超人が強靭だと言ってもやっぱり生身なワケで、激しく動けば疲れるし、 攻撃を受ければその分傷付く。けど、悪魔将軍にはそういう概念さえ無いらしいんだ。」 「…。」 なのはは絶句してしまった。超人だけでも凄まじい事が分かって驚いていたばかりだと 言うのにさらに飛び抜けているなどと悪魔将軍とは何と言う化物なのだろうと… しかし、そこでユーノが新しいページを開いてなのはに見せた。 「ただ…それでも過去に悪魔将軍に勝利する事が出来た者が一人だけいたんだ。」 「え!? 誰々!?」 「それは君の出身世界…すなわち地球から500億光年離れた大キン肉星雲第5番惑星 キン肉星の第58代大王キン肉スグル。彼は地球ではキン肉マンと呼ばれていて、 最初の頃こそ、王族として生まれながらブタ面な為にブタと間違えられて地球に捨てられて 地球人からドジでマヌケな落ちこぼれダメ超人と馬鹿にされていたけど、その底辺から這い上がり、 宇宙超人界において最も権威のある超人オリンピック史上初のV2チャンピオンとなり、 同じく宇宙屈指の権威を持つ宇宙超人タッグトーナメントでも優勝。その他にも 地球を狙った様々な悪の超人や怪から地球を守る活躍をして現在では先に説明した通りに キン肉星の大王をしている人なんだ。もっとも…宇宙屈指の超人に成長してもなお ドジでマヌケな所は治らなかった様子だけど…。」 「そ…それは凄い…爪の垢煎じてティアナに飲ませてあげたいくらい凄いよ。」 「それはどうかと…でももしキン肉マンの活躍が無かったら…かなり昔の時点で地球は悪行超人に 制圧されてて、地球に住む多くの人の命が失われていただろうし…そうで無くても 奴隷か何かにされていたと思う…。そして…僕となのはが会う事も…無かったかもしれない…。」 「そんな…考えられない…。」 ユーノや魔法と出会わないどころか…悪行超人に奴隷にされていたかもしれない と言うIFを想像してなのはは真っ青になっていたが、ユーノは続けた。 「そして彼が地球で活躍していた時代に悪魔将軍が出現した事があって、 長い歴史の中で唯一悪魔将軍を打倒する事が出来た人でもあるんだ。」 そう言いながらユーノがなのはにあるページに載っていたとある写真を見せる。 それこそキン肉マンがキン肉ドライバーで悪魔将軍を倒した瞬間の写真だった。 「あれだけの力がありながら…プ…プロレス技でやられちゃうの?」 「それだけキン肉マンも強かったって事さ。」 やっぱり超人の事が分からなくなってしまうなのはだったが、少なくとも 悪魔将軍を倒す事が出来た人が過去にいた事は理解出来た。 「そうだ! そのキン肉マンって人にもう一度頼めば…。」 「無理だよ。」 「え!?」 せっかく良いアイディアが出たというのに速攻で否定されてなのはもビビッた。 「確かに全盛期のキン肉マンはキン肉族特有のどんな攻撃も跳ね返す強靭な筋肉の鎧で 身を守り、ナチュラルな筋肉から来る強力なパワーと48の殺人技&52の関節技+αに 裏打ちされたテクニックを併せ持ち、さらに火事場のクソ力と呼ばれる 一種のオーバーブーストも備えた当時最も完全無欠に近い超人と言えた。 けど…それはあくまでもう何十年以上も昔の話…。今のキン肉スグル大王は もう結構なご高齢でね…もうこんな感じにまで身体が衰えてしまってる…。」 ユーノが気まずい顔で別のページの写真を見せると、確かにそこには もう老いてやせ細ってしまったキン肉スグル大王の写真が載っていた。 「うわぁ! 本当に骨と皮だけになってるの!」 「それに…仮に全盛期のキン肉マンだったとしても…悪魔将軍ともう一度戦って 勝利する事は不可能なのかもしれない…。」 「ええ!?」 「何故ならばキン肉マンが悪魔将軍に勝利する事が出来た事も殆ど運に近く、 キン肉マン一人の力だけでは無く、仲間の正義超人達の応援があって初めて出来た事なんだ。 それに、キン肉マンは何とか将軍に当時完成したばかりの新必殺技、キン肉ドライバーを 決めて勝利する事が出来ただけで、悪魔将軍が使っていた技を攻略する事は出来なかった。」 「そんな…。」 「それだけじゃない。その時の悪魔将軍はサタンそのものでは無く、サタンと結託した ゴールドマンと言う別の存在が悪魔将軍と言う形を取った者だったんだ。つまり悪魔将軍であって 悪魔将軍で無い存在…。実際キン肉マンとの試合においてもゴールドマンの中に残った 良心による戦意喪失で悪魔将軍崩壊と言う決着になっている。でも…今ミッドチルダを たった一人で制圧した悪魔将軍は違う…。完全なサタンそのものによる存在…。 だからキン肉マンの時の様に上手くは行かないと思う…。」 なのはは改めてキン肉マンがキン肉ドライバーで悪魔将軍を倒した瞬間の写真を見直した。 確かにその時のキン肉マンは勝てた事以前に戦えた事が奇跡としか思えない程にまで 全身がボロボロであり、確かにもう一度戦って勝つ事は不可能かもしれないと悟った。 「ぜ…絶望した!! 悪魔将軍があまりにも付け入る隙が無さ過ぎて絶望したぁぁ!!」 二人は一斉にどこかのネガティブ教師みたいなセリフを吐いていたが、叫びたくなる気持ちも分かる。 余りにも絶望的過ぎる状況…。こんなバケモノをたった二人でどうやって倒せと言うのか…。 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/53713.html
登録日:2023/03/29 Wed 10 51 53 更新日:2024/09/14 Sat 18 17 22NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 アメリカ カメラ キン肉マン クール シリコンバレー チート ビデオ ビデオカメラ マックスター ミスター・VTR 小林俊夫 戦略家 最強候補 機械超人 次鋒 無機質 王位争奪編 超人 超人レスラー 飛翔チーム 高潔 フフフ……キン肉マンよ。 おまえの試合ぶりはたっぷり研究させてもらったぜ。 ミスター・VTR(*1)とは、『キン肉マン』の登場人物。 ◆プロフィール 所属 機械超人/飛翔(マリポーサ/ひしょう)チーム 出身 アメリカ・シリコンバレー 身長 190cm 体重 790kg 超人強度 5400万パワー/280万パワー(旧設定) 年齢 21歳 声 小林俊夫 ◆構造 頭部:ズームアウト・ズームイン・カメラ 撮影した相手の画像の縮尺を変えることで実際に相手の大きさも変える。 胸:スピーカー あらゆる音を出して相手を威嚇する。 腹:シーン・チェンジャー・モニター シアターに映る相手の背景を変化させ、その背景を現実に反映させる。 腰の一部:静止ボタン 腰のビデオデッキに付いているボタンの一つ。 カメラで映した相手に使うと、その動きもストップさせられる。 左腕:予備ビデオ入れ 「シーン・チェンジャー・モニター」用のスライドやビデオが入っている。 右腕:収録マイク 超人格闘技の名勝負が録音されている。 ◆概要 『キン肉マン』の最終章【キン肉星王位争奪編】において《飛翔》(マリポーサ)チームの次鋒として初登場。 様々な撮影機器を人型にくっつけたような見た目をしている機械超人。 アニメでは首や胴体が独立して360度回転するなどより機械っぽさが強調されている。 実際そのボディは自由に分離・合体が可能で、先鋒であるホークマンの試合中は数台のビデオカメラに分離した状態でキン肉マンの実戦データを撮影し自身の出番が来たときに備えていた。かなりの戦略家である。 片腕がマイクなために通常のレスリングなどまったくできそうにないが、 試合という状況そのものを一連の映像に見立てて思うがままに編集可能というAviutlの如き反則的な特殊能力を持つ。 ある意味VIEWTIFUL JOEの大先輩。 機械超人の傾向か気性はクールで無機質だが、チートな能力とは裏腹に相手を一方的にいたぶる事は好ない高潔な性格(ストップアクションを自分で解除した) また飛翔チームのご多忙に漏れずマリポーサへの忠誠心は強く、リングサイドからも賛辞を受けると 「おほめいただき光栄です、キン肉マンの息の根をごらんにいれますからその後にもう一度お褒めください!」と意気込み「ありがたき幸せ」と恭しく一礼するなど、ある種狂信的といってもいいほどマリポーサに心酔している。 「いつ見ても素晴らしい出来栄えだ」とシーンチェンジャーを評しているあたり、マリポーサとはある程度の付き合いがあったようである。 チーム全体の利益を考えて行動し、形成不利になったキン肉マンとの戦いでは心中覚悟の作戦に出る、後続のミキサー大帝を勝たせるために重傷の体を押して最後の仕事をこなすなど、イロモノでトリッキーな見た目とは裏腹に仲間思いで高潔な性格をしている。 ◆活躍 劇中ではホークマン戦を撮影して得たデータを分析しキン肉マンとの試合に臨む。 手始めに「アクション・ストップ」でキン肉マンの動きを止め一方的に攻めるが、無抵抗の相手に攻撃しても面白くないとすぐに解除。(アニメでは紆余曲折ありスグルが自力で攻略、下記参照) 「シーン・チェンジャー」で猛り狂う大海原を作り出し、さらにその中に大渦を発生させてキン肉マンを沈めようとするも、難破船の破片をサーフボード代わりにして脱出される。 諸共海に落とされそうになったところで今度は氷山地帯に切り替え、キン肉マンを氷山に叩きつける。 更に「カメラレンズズーム・アウト」でキン肉マンを縮小させるが、氷山の破片で光線を反射され自身も縮小することになってしまい慌てて解除。 最後は全パワーを使ってのシーン・チェンジャーで噴火した大火山地帯を作り出して相討ちを狙う。 アニメでは火山地帯に切り替えた意図をマリポーサが見抜き鎮痛な面持ちで見守り、VTRも死を覚悟した台詞をハッキリと口にするなど2人の信頼関係とチームへの献身を窺える台詞が追加されている。 「死んでも逃げるものか…!残ったエネルギーの全てを賭けて美しい地獄を見せてやる!」 「ミスターVTR…キン肉マンと心中する気だ…」 しかし、「新キン肉バスター」で映像編集の効果範囲外に離脱され、さらに落下の勢いを加えた「超人絞殺刑」でトドメを刺された。 これで退場と思いきや、続くミキサー大帝戦の時も生存しており、大帝のパワー分離器によって吹き飛ばされたキン肉マンの行き先が超人墓場であることを告げる。 その後キン肉マンの動向をモニターで追うが、超人墓場を脱出したキン肉マンがなぜかそこを突き破って出て来たために致命傷を負う。 それでも大帝の勝利のために状況予想装置で細工を行い、本来ならキン肉ドライバーによってミキサー大帝が倒されるシーンをカット。 仲間の勝利を確信して「こ……これで……心おきなく、死ねる……」と言い残し、漢らしい死を遂げた。 これによりキン肉ドライバーは不発に終わり、逆にミキサー大帝がキン肉マンにエルボードロップを決め勝利している。 この状況予想装置の編集機能を使えば、理論上はあらゆる敵に勝てる。 そのため「ペンタゴンとVTRを副将大将にしとけば楽勝」と言うのがリアリストの総意。 しかし、一方的にいたぶるのが好きではないその高潔さから編集してくれない可能性もある。 「強過ぎる能力をあえて制限している」と言う言葉がここまで似合うキャラもそういないだろう。 また飛翔チーム内ではキングザ100トンに負けず劣らずマリポーサに忠義を尽くしており、私心を出すキャラクターでもないので、あくまでのそのチート能力を行使するのは主君の命令や利益を優先する時だけなのだろう。 ちなみにゆで嶋田曰く、ステカセキングと戦ったら「機能が多すぎてどれから試すかでスキを突かれそう」との事でステカセ有利らしい。 小説『四次元殺法殺人事件』では 小説の重大なネタバレがあります。ご注意ください。 マリポーサの王位襲名を諦めきれず、キン肉マンを殺害し王位争奪戦を再開させる計画を立て、正攻法では勝てないとの判断からスーパースロー再生機能を利用したトリックで超人殺人を実行した。 ミートに真相を暴かれ事件は解決した……と思われたのだが、下準備として地球全体をカメラに収めジャンルをミステリーに変更していたことが判明。新たな超人殺人が発生したところで物語は締め括られた。 ◆得意技 アクション・ストップ カメラに映った相手の動きを静止ボタンで止める。 この能力だけで最強になれるのでは 原作では唐突にフェアプレー精神を発揮し「ただいたぶるのは面白くない」と自発的に解除スイッチを押すのだが(この項目に於ける”高潔”の所以) アニメでは流石に変更されミートのアドバイスをヒントにキン肉マンが自力でスイッチを押し攻略、という内容になっている。 …ただし、その内容は「首から下がストップしてボストンクラブにかけられたキン肉マンが必死に首を回して舌でスイッチを押す」というちょっとコミカルなもの。 多少の汚れも故障に繋がる機械超人としてはやはりたまらないようでVTRは試合中にも関わらずキン肉マンそっちのけで舐められたボタンと周辺のモニター部分を布でめちゃくちゃ丹念に拭き取りマリポーサに注意された。 「ミスターVTR…掃除は後だ」 シーン・チェンジャー 相手の映った映像の背景にスライドを差し込んで様々な環境を作り出す。いわば『背景レイヤ』の追加。 ただし、画面に収まった範囲の外には一切効果が及ばない。 上のチートすぎる時間停止よりもVTRの目玉の能力であるらしく、マリポーサは「いつ見ても素晴らしい出来栄えだぜ」と称賛し、更にアニメでは中堅以下3人でスタンディングオベーションの拍手喝采を贈っていた。(本当に仲良いなこいつら) 作中では 大海原(原作では海だけだったがアニメではジョーズよろしく人喰い魚が回遊している)→難破船の破片が飛び交う渦潮 氷山 火山地帯(自分も噴火山によるダメージの危険があるが相打ち覚悟) の3パターンを披露している。 カメラレンズズーム・アウト 通称『Z.O.』 。レンズから放つ光線で映した相手のサイズをズームアウトして実際に縮小してしまう。 しかし、反射されると自分も影響を受ける。 状況予想装置 レンズから放つ光線を浴びせた対象の状況を読み込み、その映像を元に早送りし未来の状況を見る事ができる機能。 更に編集機能も備わっており、未来の映像をフィルムとして出力したうえで、そのフィルムをハサミで物理的にカットすることでカットされた部分、本来なら起きていたであろう結果や時間をなかったことにできる。 つまりは超高精度の未来予測と限定的な未来改変の能力である。 追記・修正はアクション・ストップで相手の動きを静止ボタンで止めてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] もしもサイコマンが相手だったらマグネットパワーで撮影機器を破壊されて瞬殺になりそう -- 名無しさん (2023-03-29 19 17 58) これプロレスか?と疑問に思う突っ込みどころ満載の試合だが、彼自身の人柄は大好き。ギミック頼りの超人なのに好感度高い -- 名無しさん (2023-03-29 19 54 49) 未来を見て都合の悪い部分をカットする……キング・クリムゾンだよな -- 名無しさん (2023-03-30 07 56 38) キンクリと違って恐らく映像に映ってる範囲しか未来編集は出来ないんじゃ無いかと思うが何の問題も無いね。ジョジョと違って戦うのは基本的にリング上だけだし -- 名無しさん (2023-03-30 21 48 31) 四次元殺法殺人事件でまさか思いもよらないことをしでかすとは思わなかったね……完全にしてやられたわ -- 名無しさん (2023-03-30 21 55 13) 事実上キン肉マンに勝ったの彼だよなあ。隠れた強豪超人であった。 -- 名無しさん (2023-03-30 23 10 05) 実のところVTRがミキサー大帝を勝たせたこと自体はそこまで戦局に重要でもない。ロビンとテリーの参戦は完全に想定外だしそれを抜きにすれば100tとマリポーサでクソ力なしのスグルとミート君はほぼ確実に始末できる。だからこそ死に際を忍してでも万一の要素を取り除いて確実を期そうとしたVTRの忠誠心が際立つとも言える。 -- 名無しさん (2023-03-31 00 32 04) ※1 そもそも超神を含めてですらなお全超人中最強クラス集団である始祖と比較されること自体がおかしいんよ。むしろそこまでの相手でもなければミスターVTRに圧勝できそうな超人がいないってことやぞ -- 名無しさん (2023-03-31 01 40 30) ↑4 地球全体をレンズに収めることで世界レベルでの改変が可能とかヤバ過ぎる -- 名無しさん (2023-05-27 14 26 28) リソース必要なサンシャインと違って能力使用には何らかのエネルギー使うみたいだし、能力はチートでも強豪超人ならまぁ普通に勝ち目はあるだろって微妙な塩梅のキャラ -- 名無しさん (2024-06-12 23 12 19) ↑書き間違い。「サンシャインは砂化にリソース必要か不明」と書きたかった -- 名無しさん (2024-06-12 23 27 05) この人の能力かなり強い。 -- 名無しさん (2024-09-14 18 17 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mushi64/pages/164.html
今日も今日とてキン肉マン。 という訳で、本日も仕事帰りに鴨スタ行ってきますた。 ちょっとした用事を済ませ、ガソリンを入れたりしつつ、 到着したのは夕方6時。 3~4台ほどの空き台を発見。 それぞれの台のデータを見比べつつ、暫し台と睨めっこ。 ふむぅ・・・。 このキン肉マンの最も素晴らしい利点は、 手軽に台毎の、収支のグラフを見れる所にあると思う。 一日回してきた出玉の推移。 ゲーム数と差枚数の詳細を、ボタン一つで詳しく見れるのである。 非常に便利・・・ なんだけど、こうもマイナスの台ばかりだと、迂闊に座れんw やっぱ半日回して現在-2,000枚とか-3,000枚の台に座るのは、 いくら何でも養分すぎるよなぁ。 結局納得のいくグラフを描く台には巡り会えないまま、漫然と時を過ごす。 ようやく俺が動いたのは、それから20分後の事であった。 1箱持って若者が止めた台。 派手な一撃は無いものの、朝から何度か連をカマして、現在トータル+4,000枚の台。 これは・・・低設定のマグレ噴きというデータではなさそうだ。 とりあえず着席し、まったりと回し始める。 投資3K目でゴング。 ・・・で、あっさりマッスルタイムに突入! わはは、まさか一発目でART引けるとはw このMTが地味に伸び、600Gほど継続し、一撃800枚GET! ・・・ほうらね♪ この台は、匂いが違うと思ったんだよ!!(まぁぶっちゃけマグレだが) さてMT終了後も、まったりと回す。 まぁまだ30分ほどしか回してないしな。 今帰ったら物足りなさ過ぎる。 そうこうしてる内に、60Gでゴング揃い。 クレジット内で更にゴング。・・・で、どっちもスカ。 (ん~、どうしよっかな~)と思いながら打つ事、またや数ゲーム。 液晶が暗転し、奥から銀のマスクが登場。 「正義超人よ、ボーナス確定です。」 うほっ、なんか良いんだよなぁ、この演出w んで これが黒7。 まぁ昨日「黒7からのARTが全てを握る」とは書いたものの、 実際黒7からのARTなんて10%やそこらだもんなぁ。 特に期待するでもなく、BGを消化。 液晶では普通に、キン肉マンが悪魔将軍から地獄の断頭台を食らって負け。 (はいはい) とBETボタンを押した瞬間だった。 奥から銀のマスクが現れ、まさかのMT突入ッ!!! う・・うぉ・・ぉぁぁああああっっっ!! 来た来た来たァァーーーー! これぞキン肉マンを打つ上で、最もアツい瞬間! 即ち黒7からのART突入! 黒7からARTに入った場合、上二つ(75% or 87%)しか選択されず、 まぁ殆どは75%だが、一撃1,000枚は射程範囲! これは・・・激アツやでぇぇ~~~!! ・・・と思った瞬間、わずか5Gほどでゴング揃い。 しかも現れた超人は・・・ で、出たァー! 正義超人軍随一の噛ませ犬こと、ブロッケンJr!! orz 涙目で見守る中、液晶上ではブロッケンが灼熱地獄を受け、あっさり死亡。 ははは・・・良い夢見させてもらったぜ・・・ orz 諦めながらMAXベットを押した瞬間、 銀のマスク「正義超人よ・・・何ちゃらかんちゃら」 ほ・・ホァァイ!! 九死に一生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! やっべ、コレまだイケるかも!!!♪ ・・・と思った直後に、またもやゴング揃い。 んで出てきた超人が、またもやブロッケンJr。 うはぁ、今度こそ\(^o^)/オワタ 液晶上ではブロッケンが火口に投げ込まれ、死亡。 あーあ、儚い夢だったぜ・・・。 しかしMAXベットを押した瞬間、 銀のマスク「正義超人よ・・・(ry)」 ちょ・・・マジか!? 来たんじゃね!? 今日コレ、良い夢見れるんじゃね!?!?w そこからポンポンとBG引くものの、全く危なげなく正義超人が勝ちまくる。 ジワジワとコインは増え続け、既に1箱カチ盛り。 そして迎えた14ラウンド目・・・ ちょ・・・カメハメ師匠キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! うっは、すげぇ! 初めて見た! ARTを大量ストックしてる時のみ登場する、プレミアキャラ・カメハメ! まさか俺の様な引き弱が、カメハメ師匠に謁見できようとはっ・・・!(涙) さて ここまでウハウハの展開。 もうこうなったら、ARTが終わる気がしない。 しかしここで、同時に別の懸念が頭をかすめる。 これ・・・まさか このまま爆連カマして、 「閉店までに取り切れない」・・・なんて事は無いよね?? 時刻はまだ8時前。 閉店まで3時間ほど残されている。 仮に今「85%ループ」の真っ直中に居るとしても、 さすがに3時間も回せば、余裕で終わる筈・・・。 普通の展開なら、あと500Gも回せば終了フラグ。 しかし・・・それでも嫌な予感を払拭できない。 ・・・ま、まさかな。 杞憂であればいいのだが。 不安な気持ちを捨て切れず、ここからブン回しモードに突入。 「ブン回し」といっても、肉のART中は、3択ベルと、更にパンク外しもあり、 毎ゲームの様に3種類のサンドバッグと、キン肉マンとテリーのナビが発生するので、 もちろんオヤジ打ちという訳にはいかない。 しかしそれでも俺の持てる目押し技術を駆使し、 スピードと同時に、集中力も維持させながら、 左の3択と右の2択を使い分け、全て一周で目押しを行う。 うむ、まぁ4号機初頭から毎日スロばっか打ってるからな。 自慢できる特技じゃないが、「目押し」だけには自信がある。 という訳で、全神経を4つのリールと液晶画面に集中させつつ、 超ハイスピードでARTをブン回す。 ここからもサクサクとBGが引けるものの、 銀のマスクで復活したり、バッファローマンが頻発したり、 ART中に「炎のキン肉マン」が流れ始めたり、 はたまた「キン肉マンGO!FIGHT!」が流れ始めたり、 ART突入時のLEDがレインボーに光ったりと、 高継続 かつ大量ストックを臭わす様な演出が出まくる。 むむぅ・・・。 さっきからゴングだけじゃなく、黒7とか青7とか引きまくってるし、 とっくに転落してても不思議じゃないんだが。 更にARTは続く。 ゴングを引こうが黒7を引こうが、 ブロッケンだろうがジェロニモだろうが、余裕で勝ちまくる。 そしてラウンド20を超えた辺りで、 不安が確信に変わる。 やべぇ・・・これマジで、ART取り切れないっぽい(汗) ちょっと待ってくれ。 今ARTが終わって、2,000枚でも3,000枚でも良いんだよ。 よくやったと満足して帰れる。 でも・・・もし このまま伸び続け、 閉店で強制終了となった場合・・・ これ、悔しいなんてモンじゃねーだろ!(汗) いやそりゃ分かる。 俺も夕方の6時から、こんな波の荒い台を打ってる以上、こういう展開も覚悟の上だ。 俺の様なリーマンが、夕方から5号機を打ってる時点で、養分である事を否定できない。 でも・・・もしかしたら今、85%のループ中かもしれないんだよ!(汗) それどころか、ARTのストックが、何個も貯まってるかもしれないんだよ!(滝汗) そして こんなチャンスは、今後キン肉マンを打つ上で、二度と訪れないかもしれないんだよっっ!!(涙) これで「4,000枚出してる最中に閉店を迎えました」じゃあ、死んでも死に切れねぇ!! もう こうなってしまった以上、継続を祈るより、ARTが終わってくれる事を祈るしかないっ! よし、今こそ思い出せ! あの2027を初打ちした時、いきなり赤7引いて、そして一発目で5%を引いてしまい、 ARTを僅か20Gで終わらせた、己の引きをっ・・・!!! 時刻は既に9時半。 閉店まで1時間少々。 (終われ~~~、終われ~~~!!) 呪いの言葉を自らに吐きつつ、ひたすら終了を願う。 しかし相も変わらず、正義超人軍は勝ちまくる。 黒7で ようやく終わったかと思いきや、銀のマスクで復活。 ブロッケンで死んだと思ったら、銀のマスクで復活。 ぐっ・・ぐぁぁああっっ! 何故! こんな時に限って、爆連しまくるんだよぉぉーーー!!(汗) 初っぱなのART600G。 そして直後の黒7からの、超ロングART。 毎ゲームの様に訪れる、目押しナビ。 そして刻一刻と迫る、閉店の時。 パンクさせたら全てがお終い、でもスピードを落としたら閉店までに取り切れない・・・。 波の様に襲ってくる頭痛、連日の稼働で溜まった肩こり、腰痛、疲労。 どうしようもない焦燥感に身体を支配される。 俺の肉体は、限界の時を迎えようとしていた。 あれはARTが2,200Gを超えた直後だった。 俺の緊張の糸が、突如「プツリ」と音を立てて切れてしまった。 液晶上ではテリーマンがアップになり、叫ぶ。 「いくぞ、キン肉マン!」 ええと・・・テリーマンがアップになったら、右リールに青の塊を狙うんだよな? えっ・・と・・・これが青の絵柄だよな? うん、見える。 余裕で見える。 でも・・・・ た、タイミングが・・・ ボタンを止めるタイミングが、分からないっ・・・!! な、何だこれ!? やべぇ、青の絵柄は見えるのに、どのタイミングで押したら、青の絵柄が止まるのかが分からねぇ!!(汗) ヤバい! 何なんだよこれ! マジで俺はどうしたら良いんだ!? っていうか俺今何してるんだっけ? えっ!? あれぇーっ!?!? 気付いた時には、俺は右リールに「赤の塊」を止めてしまっていた・・・ orz やってしまった。 ART2,200Gを超え、閉店まで残り1時間を切った状態で、 痛恨の「パンク」!!! orz いかん、もうダメだ。 マジで限界。 キン肉マンのARTは、パンクしてしまうと ただの「AT」に格下げとなり、 通常時よりコイン持ちは良いんだけど、 それでもコインは微減していってしまう。 何てことだ。 長いスロ人生の中で、恐らく最低のミス。 あまりのショックで放心状態に陥る。 気が付けば、ドバドバと汗が流れ落ちる。 全身が汗でグショグショ。 見かねた店員が、ダッシュでおしぼりを持ってきてくれるほど、 もうボロ雑巾の様な状態。 もはや涙目の俺。 でも・・・それでも、ここで止める訳にはいかんのだ!! orz 疲労がピークに達した身体に鞭を入れ、ATを消化する。 幸いにも、50Gほどで次のBGを引く事に成功。 これで最悪の状態は免れる。 しかしまたしてもBGに勝利。 ATがARTに復活したものの、ゲロ吐きそうになりながらブン回す。 そして・・・恐れていた事態が起きてしまった。 それ以後のART中、パンクナビが出た時・・・ 押せない! 怖くてボタンが押せないのだ!! いや、何をどこに狙えば良いか分かってるし、 赤も青も、絵柄はちゃんと見えてる。 でも・・・タイミングが! 分からない!! ボタンを止めようとすると、さっきの目押しミスった瞬間が頭にフラッシュバックし、 怖くて押せないのだ!! むしろ ついさっきまで、何でこんな難しい目押しを、 ろくにリールも見ずに、タイミングだけで一周押しできてたんだ俺??(汗) もう無理っ・・・! 精神的にも肉体的にも、もはや限界っ・・・!(涙) しかし!! ここで止める訳にはいかないのだ!!(涙) ここで投げ出して帰ったら、俺はもう二度とスロが打てない!! もう泣きそうになりながら、それでも何とか目押しを試みる。 まるでジャグで7を揃えようとしてるジジババ状態。 4周、5周、6周・・・と、絵柄が回ってるタイミングを身体で計り、 狙いを定めてボタンを止める。 ぐっ・・・恐ろしい! ボタン1つを止めるのが、こんなにも怖いなんて!! でも・・・逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだぁぁぁああああ!!! 閉店まで既に残り30分を切った状態。 にも関わらず、怖くてボタンを止めれないという、最悪の状況。 それでも必死にブン回す。 しかし そんな俺をあざ笑うかの様に、ハマりまくる。 くっ・・・もうリプパンナビ、来ないでくれ!(汗) マジで胃が痛いんだよぉぉおお!!(涙) 普段なら喜ぶべきART中のハマリで、逆にキリキリさせられる。 ハマッた末、ようやく引いたゴングで、ロビンマスクの勝利。 そこからまたハマッて、ようやくブロッケンが負けたと思ったら、銀のマスク登場。 ぐぁぁああああ! 誰か! 助けてください! もう僕を逃がしてくださいっっっ!!(涙) ついに閉店まで10分を切る。 そんな中、空気を読まずに、突如 流れ始める「ゴーゴーマッスル」。 ぐはっ、もうだめぽ orz 閉店5分前、ようやく引いたゴングで、またも あっさり勝利。 ギギギ・・・ 店内に「蛍の光」が流れ始める。 あぁ、終わった・・・。 必死コイて頑張ってきたけど、ついに取り切れずに 終了か・・・ orz 諦めた瞬間だった。 本当に最後の最後。 スロットの神様が、俺に微笑みかけた。 閉店時刻に、最後のゴング揃いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 長かった・・・ ホントに長い長い闘いだった。 リールに酔って、何度ゲロ吐きそうになった事か。 肩も腰も背中も、痛みで感覚すら無い。 常に閉店時刻に怯えながら、パンクまでやらかし、果てはボタンを押すのも恐怖する始末。 それでも最後の最後に引いた、このゴング揃い。 これでキッチリ終われば、もう何も思い残す事はないっ・・・! どうか神様、このゴング揃いで、キッチリ終止符を打ってくださいっ!!! 右手の人差し指に全身全霊の心を込め、ゆっくりとMAXベットボタンを押す。 そして――― 俺の耳に届いたのは、 「M・U・S・C・L・E・まっそ~♪」 の曲だった・・・ orz BG終了直後、店員に止められ、ついに強制終了。 最も恐れていた、爆連中に閉店・・・/(^o^)\オワタ 斯くして、胃に穴が空きそうになるほどの長い闘いが幕を閉じた。 最初のARTのコインも合わせて、奇跡の5,656枚ゲット。 いやぁ~・・・・凄かった。 5号機が登場して半年以上が経ったけど、5号機で5千枚も出したの初めてだわw いやぁ~最高だった。 最高・・だった筈・・・ ・・・なんだけど、何だろう、この虚無感は orz 本日+110K \(^o^)/
https://w.atwiki.jp/mushi64/pages/51.html
今日も今日とてキン肉マン。 という訳で、本日も仕事帰りに鴨スタ行ってきますた。 ちょっとした用事を済ませ、ガソリンを入れたりしつつ、 到着したのは夕方6時。 3~4台ほどの空き台を発見。 それぞれの台のデータを見比べつつ、暫し台と睨めっこ。 ふむぅ・・・。 このキン肉マンの最も素晴らしい利点は、 手軽に台毎の、収支のグラフを見れる所にあると思う。 一日回してきた出玉の推移。 ゲーム数と差枚数の詳細を、ボタン一つで詳しく見れるのである。 非常に便利・・・ なんだけど、こうもマイナスの台ばかりだと、迂闊に座れんw やっぱ半日回して現在-2,000枚とか-3,000枚の台に座るのは、 いくら何でも養分すぎるよなぁ。 結局納得のいくグラフを描く台には巡り会えないまま、漫然と時を過ごす。 ようやく俺が動いたのは、それから20分後の事であった。 1箱持って若者が止めた台。 派手な一撃は無いものの、朝から何度か連をカマして、現在トータル+4,000枚の台。 これは・・・低設定のマグレ噴きというデータではなさそうだ。 とりあえず着席し、まったりと回し始める。 投資3K目でゴング。 ・・・で、あっさりマッスルタイムに突入! わはは、まさか一発目でART引けるとはw このMTが地味に伸び、600Gほど継続し、一撃800枚GET! ・・・ほうらね♪ この台は、匂いが違うと思ったんだよ!!(まぁぶっちゃけマグレだが) さてMT終了後も、まったりと回す。 まぁまだ30分ほどしか回してないしな。 今帰ったら物足りなさ過ぎる。 そうこうしてる内に、60Gでゴング揃い。 クレジット内で更にゴング。・・・で、どっちもスカ。 (ん~、どうしよっかな~)と思いながら打つ事、またや数ゲーム。 液晶が暗転し、奥から銀のマスクが登場。 「正義超人よ、ボーナス確定です。」 うほっ、なんか良いんだよなぁ、この演出w んで これが黒7。 まぁ昨日「黒7からのARTが全てを握る」とは書いたものの、 実際黒7からのARTなんて10%やそこらだもんなぁ。 特に期待するでもなく、BGを消化。 液晶では普通に、キン肉マンが悪魔将軍から地獄の断頭台を食らって負け。 (はいはい) とBETボタンを押した瞬間だった。 奥から銀のマスクが現れ、まさかのMT突入ッ!!! う・・うぉ・・ぉぁぁああああっっっ!! 来た来た来たァァーーーー! これぞキン肉マンを打つ上で、最もアツい瞬間! 即ち黒7からのART突入! 黒7からARTに入った場合、上二つ(75% or 87%)しか選択されず、 まぁ殆どは75%だが、一撃1,000枚は射程範囲! これは・・・激アツやでぇぇ~~~!! ・・・と思った瞬間、わずか5Gほどでゴング揃い。 しかも現れた超人は・・・ で、出たァー! 正義超人軍随一の噛ませ犬こと、ブロッケンJr!! orz 涙目で見守る中、液晶上ではブロッケンが灼熱地獄を受け、あっさり死亡。 ははは・・・良い夢見させてもらったぜ・・・ orz 諦めながらMAXベットを押した瞬間、 銀のマスク「正義超人よ・・・何ちゃらかんちゃら」 ほ・・ホァァイ!! 九死に一生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! やっべ、コレまだイケるかも!!!♪ ・・・と思った直後に、またもやゴング揃い。 んで出てきた超人が、またもやブロッケンJr。 うはぁ、今度こそ\(^o^)/オワタ 液晶上ではブロッケンが火口に投げ込まれ、死亡。 あーあ、儚い夢だったぜ・・・。 しかしMAXベットを押した瞬間、 銀のマスク「正義超人よ・・・(ry)」 ちょ・・・マジか!? 来たんじゃね!? 今日コレ、良い夢見れるんじゃね!?!?w そこからポンポンとBG引くものの、全く危なげなく正義超人が勝ちまくる。 ジワジワとコインは増え続け、既に1箱カチ盛り。 そして迎えた14ラウンド目・・・ ちょ・・・カメハメ師匠キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! うっは、すげぇ! 初めて見た! ARTを大量ストックしてる時のみ登場する、プレミアキャラ・カメハメ! まさか俺の様な引き弱が、カメハメ師匠に謁見できようとはっ・・・!(涙) さて ここまでウハウハの展開。 もうこうなったら、ARTが終わる気がしない。 しかしここで、同時に別の懸念が頭をかすめる。 これ・・・まさか このまま爆連カマして、 「閉店までに取り切れない」・・・なんて事は無いよね?? 時刻はまだ8時前。 閉店まで3時間ほど残されている。 仮に今「85%ループ」の真っ直中に居るとしても、 さすがに3時間も回せば、余裕で終わる筈・・・。 普通の展開なら、あと500Gも回せば終了フラグ。 しかし・・・それでも嫌な予感を払拭できない。 ・・・ま、まさかな。 杞憂であればいいのだが。 不安な気持ちを捨て切れず、ここからブン回しモードに突入。 「ブン回し」といっても、肉のART中は、3択ベルと、更にパンク外しもあり、 毎ゲームの様に3種類のサンドバッグと、キン肉マンとテリーのナビが発生するので、 もちろんオヤジ打ちという訳にはいかない。 しかしそれでも俺の持てる目押し技術を駆使し、 スピードと同時に、集中力も維持させながら、 左の3択と右の2択を使い分け、全て一周で目押しを行う。 うむ、まぁ4号機初頭から毎日スロばっか打ってるからな。 自慢できる特技じゃないが、「目押し」だけには自信がある。 という訳で、全神経を4つのリールと液晶画面に集中させつつ、 超ハイスピードでARTをブン回す。 ここからもサクサクとBGが引けるものの、 銀のマスクで復活したり、バッファローマンが頻発したり、 ART中に「炎のキン肉マン」が流れ始めたり、 はたまた「キン肉マンGO!FIGHT!」が流れ始めたり、 ART突入時のLEDがレインボーに光ったりと、 高継続 かつ大量ストックを臭わす様な演出が出まくる。 むむぅ・・・。 さっきからゴングだけじゃなく、黒7とか青7とか引きまくってるし、 とっくに転落してても不思議じゃないんだが。 更にARTは続く。 ゴングを引こうが黒7を引こうが、 ブロッケンだろうがジェロニモだろうが、余裕で勝ちまくる。 そしてラウンド20を超えた辺りで、 不安が確信に変わる。 やべぇ・・・これマジで、ART取り切れないっぽい(汗) ちょっと待ってくれ。 今ARTが終わって、2,000枚でも3,000枚でも良いんだよ。 よくやったと満足して帰れる。 でも・・・もし このまま伸び続け、 閉店で強制終了となった場合・・・ これ、悔しいなんてモンじゃねーだろ!(汗) いやそりゃ分かる。 俺も夕方の6時から、こんな波の荒い台を打ってる以上、こういう展開も覚悟の上だ。 俺の様なリーマンが、夕方から5号機を打ってる時点で、養分である事を否定できない。 でも・・・もしかしたら今、85%のループ中かもしれないんだよ!(汗) それどころか、ARTのストックが、何個も貯まってるかもしれないんだよ!(滝汗) そして こんなチャンスは、今後キン肉マンを打つ上で、二度と訪れないかもしれないんだよっっ!!(涙) これで「4,000枚出してる最中に閉店を迎えました」じゃあ、死んでも死に切れねぇ!! もう こうなってしまった以上、継続を祈るより、ARTが終わってくれる事を祈るしかないっ! よし、今こそ思い出せ! あの2027を初打ちした時、いきなり赤7引いて、そして一発目で5%を引いてしまい、 ARTを僅か20Gで終わらせた、己の引きをっ・・・!!! 時刻は既に9時半。 閉店まで1時間少々。 (終われ~~~、終われ~~~!!) 呪いの言葉を自らに吐きつつ、ひたすら終了を願う。 しかし相も変わらず、正義超人軍は勝ちまくる。 黒7で ようやく終わったかと思いきや、銀のマスクで復活。 ブロッケンで死んだと思ったら、銀のマスクで復活。 ぐっ・・ぐぁぁああっっ! 何故! こんな時に限って、爆連しまくるんだよぉぉーーー!!(汗) 初っぱなのART600G。 そして直後の黒7からの、超ロングART。 毎ゲームの様に訪れる、目押しナビ。 そして刻一刻と迫る、閉店の時。 パンクさせたら全てがお終い、でもスピードを落としたら閉店までに取り切れない・・・。 波の様に襲ってくる頭痛、連日の稼働で溜まった肩こり、腰痛、疲労。 どうしようもない焦燥感に身体を支配される。 俺の肉体は、限界の時を迎えようとしていた。 あれはARTが2,200Gを超えた直後だった。 俺の緊張の糸が、突如「プツリ」と音を立てて切れてしまった。 液晶上ではテリーマンがアップになり、叫ぶ。 「いくぞ、キン肉マン!」 ええと・・・テリーマンがアップになったら、右リールに青の塊を狙うんだよな? えっ・・と・・・これが青の絵柄だよな? うん、見える。 余裕で見える。 でも・・・・ た、タイミングが・・・ ボタンを止めるタイミングが、分からないっ・・・!! な、何だこれ!? やべぇ、青の絵柄は見えるのに、どのタイミングで押したら、青の絵柄が止まるのかが分からねぇ!!(汗) ヤバい! 何なんだよこれ! マジで俺はどうしたら良いんだ!? っていうか俺今何してるんだっけ? えっ!? あれぇーっ!?!? 気付いた時には、俺は右リールに「赤の塊」を止めてしまっていた・・・ orz やってしまった。 ART2,200Gを超え、閉店まで残り1時間を切った状態で、 痛恨の「パンク」!!! orz いかん、もうダメだ。 マジで限界。 キン肉マンのARTは、パンクしてしまうと ただの「AT」に格下げとなり、 通常時よりコイン持ちは良いんだけど、 それでもコインは微減していってしまう。 何てことだ。 長いスロ人生の中で、恐らく最低のミス。 あまりのショックで放心状態に陥る。 気が付けば、ドバドバと汗が流れ落ちる。 全身が汗でグショグショ。 見かねた店員が、ダッシュでおしぼりを持ってきてくれるほど、 もうボロ雑巾の様な状態。 もはや涙目の俺。 でも・・・それでも、ここで止める訳にはいかんのだ!! orz 疲労がピークに達した身体に鞭を入れ、ATを消化する。 幸いにも、50Gほどで次のBGを引く事に成功。 これで最悪の状態は免れる。 しかしまたしてもBGに勝利。 ATがARTに復活したものの、ゲロ吐きそうになりながらブン回す。 そして・・・恐れていた事態が起きてしまった。 それ以後のART中、パンクナビが出た時・・・ 押せない! 怖くてボタンが押せないのだ!! いや、何をどこに狙えば良いか分かってるし、 赤も青も、絵柄はちゃんと見えてる。 でも・・・タイミングが! 分からない!! ボタンを止めようとすると、さっきの目押しミスった瞬間が頭にフラッシュバックし、 怖くて押せないのだ!! むしろ ついさっきまで、何でこんな難しい目押しを、 ろくにリールも見ずに、タイミングだけで一周押しできてたんだ俺??(汗) もう無理っ・・・! 精神的にも肉体的にも、もはや限界っ・・・!(涙) しかし!! ここで止める訳にはいかないのだ!!(涙) ここで投げ出して帰ったら、俺はもう二度とスロが打てない!! もう泣きそうになりながら、それでも何とか目押しを試みる。 まるでジャグで7を揃えようとしてるジジババ状態。 4周、5周、6周・・・と、絵柄が回ってるタイミングを身体で計り、 狙いを定めてボタンを止める。 ぐっ・・・恐ろしい! ボタン1つを止めるのが、こんなにも怖いなんて!! でも・・・逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだぁぁぁああああ!!! 閉店まで既に残り30分を切った状態。 にも関わらず、怖くてボタンを止めれないという、最悪の状況。 それでも必死にブン回す。 しかし そんな俺をあざ笑うかの様に、ハマりまくる。 くっ・・・もうリプパンナビ、来ないでくれ!(汗) マジで胃が痛いんだよぉぉおお!!(涙) 普段なら喜ぶべきART中のハマリで、逆にキリキリさせられる。 ハマッた末、ようやく引いたゴングで、ロビンマスクの勝利。 そこからまたハマッて、ようやくブロッケンが負けたと思ったら、銀のマスク登場。 ぐぁぁああああ! 誰か! 助けてください! もう僕を逃がしてくださいっっっ!!(涙) ついに閉店まで10分を切る。 そんな中、空気を読まずに、突如 流れ始める「ゴーゴーマッスル」。 ぐはっ、もうだめぽ orz 閉店5分前、ようやく引いたゴングで、またも あっさり勝利。 ギギギ・・・ 店内に「蛍の光」が流れ始める。 あぁ、終わった・・・。 必死コイて頑張ってきたけど、ついに取り切れずに 終了か・・・ orz 諦めた瞬間だった。 本当に最後の最後。 スロットの神様が、俺に微笑みかけた。 閉店時刻に、最後のゴング揃いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 長かった・・・ ホントに長い長い闘いだった。 リールに酔って、何度ゲロ吐きそうになった事か。 肩も腰も背中も、痛みで感覚すら無い。 常に閉店時刻に怯えながら、パンクまでやらかし、果てはボタンを押すのも恐怖する始末。 それでも最後の最後に引いた、このゴング揃い。 これでキッチリ終われば、もう何も思い残す事はないっ・・・! どうか神様、このゴング揃いで、キッチリ終止符を打ってくださいっ!!! 右手の人差し指に全身全霊の心を込め、ゆっくりとMAXベットボタンを押す。 そして――― 俺の耳に届いたのは、 「M・U・S・C・L・E・まっそ~♪」 の曲だった・・・ orz BG終了直後、店員に止められ、ついに強制終了。 最も恐れていた、爆連中に閉店・・・/(^o^)\オワタ 斯くして、胃に穴が空きそうになるほどの長い闘いが幕を閉じた。 最初のARTのコインも合わせて、奇跡の5,656枚ゲット。 いやぁ~・・・・凄かった。 5号機が登場して半年以上が経ったけど、5号機で5千枚も出したの初めてだわw いやぁ~最高だった。 最高・・だった筈・・・ ・・・なんだけど、何だろう、この虚無感は orz 本日+110K \(^o^)/
https://w.atwiki.jp/kskani/pages/411.html
saturated with fear ◆5xPP7aGpCE 「ゲ、ゲェーーーッ!! な、なんて恐ろしい事をーーーーっ!?」 悲鳴を聞いて駆けつけたキン肉マンが見た光景は異様としか言い表せないものだった。 想像していたのは悪漢に襲われてる一般人という構図。 正義感溢れる人物である彼は相手が何人だとしても躊躇わずに戦った事だろう。 しかし実際に待ち受けていたのば倒錯的な肉のオブジェ。 そして鼻腔を刺激するむっとした汗の臭い 薄暗い森の中、キン肉マンはこの未知との遭遇に思わず立ち竦んでしまった。 「……あ、う、ああああ……」 キン肉マン同様に少年も驚いたらしい。 僅かに声を上げながら大きく目を見開いて驚き戸惑っている。 (先程の悲鳴はこの少年からのものじゃろうか? 見た感じ大きな怪我は無いようじゃが……) 中学生ぐらいの年だろうか、というのが少年に感じた印象だった。 少年は羽ばたくように両腕を大きく広げていた。 いや―――よく見ればワイヤーの様なものでそんな体勢に拘束されているのが解る。 何よりも視線を引き寄せたのが、全てが露となっていた下半身。 少年の両足は限界まで広げられMの字を描いていた。 キン肉マンはそんな彼に真正面から出会ってしまったのだ。 まるで密林に人知れず咲く巨大花を発見した探険家、そんな錯覚さえ抱かせられる構図だった。 キン肉マンは注目する。 自らの腕よりも細い少年の脚に、その付け根にある年相応に茂る薄い性毛、そして中心で存在を誇示する男性器に。 このオブジェで何よりも人目を惹くその場所、そこにはリング状に鋼線が巻き付けられ一種のアクセサリーと化していた。 責め立てられる未成熟な性器、思わず己の持ち物を意識してしまう。 視線は更に下へと移る。 鋼線に括り付けられていたのは石が詰められたズボン―――恐らくこの少年のものだろう。 それが自ら重みでゆっくりと空中に揺れている。 相当な痛みを感じているだろう、鈍感なキン肉マンにもそのような想像はできた。 見渡しても他に人影は無い。 この少年は自ら変態的な行為を行って独り悲鳴を上げていたのだろうか? 目を見開いて驚いているのはそれを他者に目撃されたからなのか? 馬鹿馬鹿しい、とキン肉マンは想像を打ち消す。 彼とて人並みに性的な知識や興味は持ち合わせているが今の状況はあまりに不自然だ。 第一、先程の悲鳴と今見せている少年の怯えた表情は確かな危機感が含まれているのだ。 「キミ、一体どうしてそんな格好を……」 「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!」 とにかく疑問だらけだ、話を聞かなければ始まらないと声を掛ける。 その途端、我に返った少年の口から金切り声の様な悲鳴が飛び出してきた。 「うわあぁぁぁーーーーーーーーっっ!!! 来るな、来るなぁぁぁぁーーー!! 」 まるで悪魔を見たような反応だった。 問いかけの声は絶叫に掻き消され、激しくもがきだした少年の拘束がギシギシと軋む。 あまりの暴れ様にワイヤーが肌に食い込み赤い血が滲み出した。 「ち、ちょっと落ち着けって少年! 私はキミをどうこうしようというつもりなんか無いんだってば!」 まさかそんな反応を返されるとは予想していなかったキン肉マンはあたふたと困惑する。 何とかなだめようと声を掛けるが全く少年の耳には届いてない。 さすがに鈍感なキン肉マンといえど、ここまで不自然な暴れぶりには疑問を抱かざるを得なかった。 見知らぬ他人と出会って驚くのは解る、しかし一言も助けを求めようともせず拒絶されるとは明らかにおかしい。 この少年とは初対面の筈、なのに何故自分がこれ程までに怖がられているのか? 話もしないうちから危険人物と見なされる心当たりなど全然、と思って突然気付く。 (まさか、この少年はキン肉万太郎の被害者でわーっ!?) 最初に名簿を確認した際に自分の偽者かと疑った名前。 その後は接触の機会が無く頭から消えかけていたが、この少年がその被害者だとしたら―――自分を見て怖がる説明も付く。 ひょっとしたらこの格好も万太郎にさせられたのかもしれない。 (許せん! 絶対許せんぞ万太郎めーーっ!) まだ出会ってもいない相手に激しい憤りを感じたが今は少年を助ける事が先決だ。 とにかく拘束を外す、そして自分が万太郎とは別人と理解してもらわねばならない。 その為にキン肉マンは少年へと足を踏み出した。 「私は万太郎では無いーーっ!! 安心しろ今正義超人キン肉マンが助けてやるぞーーーっ!!」 安心させ、自分が安全だとアピールする為のごく自然に口から出た台詞だった。 数多くのファンや子供達が正義超人という響きを力強く感じてくれて笑顔と声援を向けてくれる。 そして駆け寄ってくれる事がキン肉マンにとっては心からの喜びであった。 この少年もその様になってほしかった。 だが。 「ヴワーーーッッ!! ギャーーーーーッッッッ!! 嫌だぁーーーーーーーっっ!!」 正義超人、キン肉マン、その言葉を聞いた途端に少年は一層激しく暴れだしたのだ。 唯一自由になる首を激しく振り乱し肌が切れるのも構わずもがく。 まるでロックミュージシャンのヘッドバンキングだ。 涙や涎、鼻汁がその度に撒き散らされる。 半狂乱と言っていい状態にキン肉マンも思わず怯んだ。 そして。 ジョオーーーッッ…… 大股開きした股間の中心から黄金色の放物線が描かれる。 キン肉マンの足元に湯気立つ水溜りが忽ちの内に出来る。 アンモニア臭が足を止めた正義超人のブタ鼻に満ちた。 あまりの恐怖に失禁をしてしまったのだ。 排泄してまでも自分を拒もうとする少年、このまま進むのはまずいのではないか? 一度引いて少年が落ち着くのを待った方がいいのではないか? 幸い同行者が後から来るはず、彼に話してもらう事もできる。 躊躇いがキン肉マンに生じる。 (ム、ムウ、明らかに私を怖がっておるわい……しかし見捨てる事は出来ん!) 拒絶されるのは二度目だった。 キン肉マンはかってこの島で恐怖から自分に襲い掛かってきた参加者と出会い、そして止めた事があった。 その少女も非情に精神的に追い詰められており、言葉だけの説得ではとうてい落ち着いてくれなかっただろう。 無理にでも近付かなければ彼女は打ち解けてくれなかった。 なら今回も、あの時の様に手を触れて安心させてやりたい。 それがキン肉マンの出した答えだった。 小便など何の障害にもならないと一気に近付き両肩に腕を置いてニコッと笑う。 「大丈夫だ! 私はキミを傷付ける様な事はせん!」 ―――だからヴィヴィオと同じように笑ってくれ。 うまくいくと信じていた。 だが、次の瞬間に少年の身体が大きく跳ねた。 キン肉マンの笑顔が凍りついた。 ※ ※ ※ 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い 死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない 超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い 死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない 超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い 死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない 超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ超人は嫌だ ―――特に正義超人には関わりたくない! シンジは恐怖を感じ過ぎていた。 悪魔将軍に対する恐怖だけでは無い、夏子、ハム、そしてトトロやまだ見ぬウォーズマンを始めとする超人。 いきなり襲われた目付きの悪い砂ぼうずと性器に対する拷問の恐怖。 先程の恐怖もそのままに更なる恐怖を塗り重ねられた。 そこにやって来たのが万太郎にそっくりなスグル。 みくるの事で殺されると恐怖した。 超人と聞いて更に恐怖した、悪魔将軍の探し人キン肉マンと聞いて恐怖が限界を突き抜けた。 超人に関わったら殺されるんだ超人に関わったら殺されるんだ超人に関わったら殺されるんだ 万太郎、ウォーズマン、悪魔将軍、誰にも関わりたくない関わりたくない関わりたくない 関わりたくない関わりたくない関わりたくない関わりたくない関わりたくない関わりたくない 来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな 来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな ―――助けるなんて言って近付いて本当は殺すんだ 風船も膨らませ過ぎれば破裂する。 シンジという脆弱な心の持ち主もまた同様。 心を開いていれば差し伸べられる手を取れたかもしれない。 しかしシンジはそれらを全て拒んで逃げ続けてきたのだ。 そう、最後の最後まで。 今差し伸べられようとしているキン肉マンの手。 その暖かさにシンジは気付けなかった。 殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される 殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される 殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される 殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される 殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される 殺される殺される殺される殺される殺される殺され…… 殺される殺される殺される殺…… 殺さ…… …… 嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! いつかは至る結末だったのかもしれない。 不幸だったと言うならばそれはシンジではなくキン肉マンの方だった。 殆どの事は彼とは関わりの無い所で起きたのであり、結果に対して彼に帰すべき割合などほんの僅かでしかない。 しかし、辛うじて繋がっていた糸を最後に断ち切るという役割を負わされたのだから。 ※ ※ ※ 「ギャアァァァァーーーーーーーー!!!!!!!」 少年は動けなかった筈だった。 そして一見して解る様に非力でもあった。 だからキン肉マンも、まさか少年がワイヤーの拘束を自ら外すとは予想だにしていなかった。 ―――それは何をもたらしたのか? 獣じみた絶叫と共に少年は後ろに倒れた。 そしてブクブク泡を吹き白目剥いて痙攣する。 それだけだった。 キン肉マンは慌てて駆け寄りそして気付いた。 少年の手足が濡れている? 違う、これは―――血だ。 思わず息を呑んだ。 何故動けなかった筈の少年か動いたのか、その理由を理解する。 それは皮膚ごとワイヤーから手足を抜いたから。 少年の皮がズルリと剥けてピンクの肉が露出していた。 いや、手足だけではなかった。 下腹部がやけに赤い。 それに見慣れているものが……無い!? ―――少年には性器が無かった。 キン肉マンの血の気が一気に引いた。 男性の分身とも言える器官がある筈の場所、そこからは今ただ赤い血が流れているだけで何も無い。 下にそれは落ちていた。 まるで熟した木の実の様に。 血の付いたワイヤーの輪っかも見える。 これが少年の性器にとってのギロチン。 恐怖で我を忘れる余り自ら執行してしまったのだ。 「ア゛ァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!」 あまりのショックに少年から引き裂く様な悲鳴が上がる。 この小さい体の何処からと思える程の大声だった。 同時に身体が打ち上げられた魚の様にビクビクと跳ねる。 「ヴァ! ア゛ア゛ア゛アッ゛ッ゛ッ゛ッ!!!! ヴァァーーーーッッ!!!!」 「ゼ、ゼロスくん! 何とかしてくれーーーーーっ!!!」 身体が汚れる事などどうでもよかった。 必死に止血を試みながら必死で同行者に助けを求めた。 同時に気付く、少年が今尚自分から逃げようとしている事に。 ズリズリと下がろうとする少年を心の中で詫びながら押さえつけた。 (わしは間違っていたのか? やはり一度引くべきだったのか?) 自問自答しても答えなど出ない。 後ろから駆け寄ってくる足音がやけに遅く聞こえた。 「しっかりしろ、おいーーーーーーっ!!!」 ただ、助けてやりたかった。 それだけが男の望みだった。 しかし手を差し伸べた筈の少年はあくまでその手を拒絶して――― 今は悲鳴を上げる事すら止めていた。 ※ ※ ※ 「しっかりして下さいスグルさん、貴方は精一杯彼を助けようとしました。何も気に病む事は無いですよ」 「うう……グスッ、ヒック……」 少年に縋って泣きじゃくるスグルをゼロスは沈痛そうな表情で慰めていた。 その内心は外見とはまるで正反対であったのだが。 (いや~、面白い見世物でした。しかもこの染み付いた感情といったら……最高に居心地がいいですね) まるで恐怖心の塊だった少年と裏目に出た行動を泣いて後悔するスグル。 渦撒く負の感情は魔族であるゼロスに非常な愉悦をもたらしていた。 話一つ聞けなかった事は残念と言えば残念だがそれだけだ。 生かした所で役立たない弱者、何ら問題は無い。 いや、スグルが塞ぎこんでしまえばセイギノミカタが一人減ってしまう。 それはそれで見ものだが今はほどほどにしておきましょうとゼロスは思った。 「ちゃんと止血したのに……何でじゃ、何で助けられなかったんじゃ? わしの治療がまずかったんじゃろうか……」 「いいえ、私から見てもスグルさんの治療は的確でしたよ」 ぐずり続けるスグルをゼロスが励ます。 お世辞ではなく事実だった。 負傷の機会が多い超人は傷の手当てに慣れている。 スグルは少年の出血を最小限に抑えており失血が原因で死に至る筈は無かった。 最後は人工呼吸に心臓マッサージもしたのだ。 「そ、それでは何故こんな事に!?」 すっかり戸惑ったスグルの顔がゼロスに向けられる。 涙と鼻水と垂らし、今にも縋り付いて来そうな雰囲気だ。 内心いい表情ですと溢れる感情を味わいつつゼロスは答えた。 「溢れたんですよ」 「あふ……れた?」 スグルには言われた意味が解らなかった。 ぽかんとしているとゼロスが少年の顔を覗き込む。 「彼という器が恐怖心に耐えられなくなったのです。許容できる限界を超えてしまったんですよ」 僅かな時間で人の顔はここまで変わるのか――― 少年の顔は目を見開き、恐怖に引きつった表情のまま凍り付いていた。 それだけでは無い、みずみずしかった肌は皺だらけで老人の様に変わり果てた風貌となっていた。 スグルもせめて穏やかな顔にしてやろうとしたが、何をしても元に戻らなかった。 「可哀相に」 だが、魔族のゼロスにとってそれは最高の見ものであった。 「こんな所で、裸を見られて、失禁して、泡まで吹いて、挙句の果てには大事な部分まで無くしてしまって」 一言を発するたびにスグルから負の感情が湧き起こる。 それはゼロスに深い歓びと活力をもたらしていた。 「……どんなに怖かったでしょうね?」 一転して視線をスグルに向ける。 少年の死を責めていると言わんばかりに。 少なくともスグルにはそう思えた。 「わ、私はただ抱きしめてやりたいと思って……」 蒼白になって子供の様に震えるスグルをにこやかに見詰める。 つい先程の気概はもはや跡形も無かった。 屈強な身体さえ今はとても小さく感じられる。 (何度見ても絶望って本当にいいものですね~) ほどほどにしておこうと思っていたのについ楽しんでしまうゼロスだった。 それでもこれ以上は自重する気になったらしく、停滞した状況を動かしたのも彼であった。 「さて、そろそろ出てきて説明していただけませんか?」 おもむろに立ち上がると突然離れた大木に声を掛ける。 実はゼロスは当初から隠れている人物に気付いていた。 少年への対処をスグルに任せている間、ずっと罠の存在や人物の警戒を行っていたのである。 「え、他に誰かおるのか?」 ぼんやりしていたスグルもそちらに視線を向けると舌打ちと共に小柄な影が飛び出してきた。 「チッ! ばれちゃしょうがねえな~!」 現れたのはこれまた少年。 しかしその不敵な態度と目付きの悪さは死んだ少年と真逆であった。 これが砂漠の妖怪との二つ名を持つ外道、砂ぼうずと二人との出会いであった。 ※ ※ ※ 「おい! てめーらよくも人の獲物を台無しにしてくれたなーっ!」 スマイルを浮かべたゼロスと泣き顔のスグル、そんな二人の前に近付いた砂ぼうずは自己紹介もせぬままいきなり怒声を浴びせてきた。 まるで売り物を駄目にされた商売人の様な態度で二人は睨み付けられる。 小さいながら一歩も引かない態度はさすが関東大砂漠の住人と呼べるものだった。 「お、お前が少年にあんな格好させた犯人かー!!」 我に返ったスグルが叫ぶ。 だが砂ぼうずは一気に不機嫌な顔になると逆にスグルに唾を飛ばしながら詰め寄った。 「とどめを刺したのはテメーだろうが! 偉そーな口聞いてんじゃねえよブタ野郎! どう落とし前付けてくれるつもりだ? あ~?」 スグルの口にいきなり手榴弾が突っ込まれる。 指にかかったピンを抜けば数秒後には頭ごとミンチだ。 (そうだ、私が殺したんだ。私が……) それに言われた事は正しい。 どのような形であれ直接シンジの死に繋がったのはスグルなのだ、それは彼自身が何よりも解っていた。 だからこそスグルには口を塞がれてムググと呻く事しか出来なかった。 「そうでもしなきゃまともに話も出来なかったんだぜ? 仕方ねーだろ!」 その言葉でゼロスには事態の一部が理解できた。 元々非常な恐怖に襲われていた少年に同等以上の恐怖を与えるやり方だろう。 結果として恐怖の上書きは少年を追い詰めるところまで追い詰めていたという訳だ。 「へえ、つまり貴方はこの少年からある程度の情報を得ている。そういう訳ですね」 だからといって砂ぼうずを責めるつもりなどゼロスには毛頭無い。 むしろ面倒な尋問を済ませてくれて手間が省けましたと思っていた。 「話がはえーな。って事で取引といこうや。どうだ? こいつが知っていた情報をいくらで買う? 言っておくが俺にもまだ聞いてない情報があったんだぜ~、その分ペナルティとして上乗せしてもらわねえとフェアじゃねえなあ」 シンジの死体を一蹴りした砂ぼうずが指の輪っかをゼロスに見せつける。 その態度にスグルが震えるが打ちひしがれている彼は何も出来なかった。 「確かに非はこちらにあると言っていいですね。では提供分にそれなりの色を付けましょう、もちろん価値の有る情報という前提ですよ?」 やれやれと両手を広げるジェスチャーしたゼロスが条件を承諾する。 それを聞いて砂ぼうずはニヤッと口元を歪めた。 「物分りがいい兄ちゃんは嫌いじゃないぜ~。じゃあ向こうで話そーや、ここはこのタマ無し野郎が漏らした小便が臭くて仕方ねーからよ」 パタパタと扇ぐ様をしながら砂ぼうずが離れた場所を目で示す。 ゼロスが頷くとスグルの口から手榴弾を引き抜いて二人して向こうに行ってしまう。 スグルはただシンジの傍でぼんやりしているだけだった。 ※ ※ ※ 「あ、それとあの金髪の女性の首輪を取ったのは貴方ですね? ならこちらは首輪については代価無しで頂けないでしょうかね?」 「お~い、舐めてんのか兄ちゃん? あのガキは元々俺が捕まえたんだぜ? 髪の毛一本たりともタダでやる事は出来ねーよ」 せめて墓を作ってやろうと穴を掘り始めたスグルの耳に自然と話し声が聞こえてくる。 聞き耳を立てる気にも、どんな情報が交わされているのか考える気にもなれなかった。 (何言ってんだろ、あの人たち……) ただ一つ解ったのは、あの二人に死んだ少年を悼む気持ちなんてこれっぽっちも無さそうな事だった。 見ていると不快感が込み上げそうになり思わずスグルは顔を背けてしまう。 そして土くれに塗れた腕でそっと少年を撫でてやる。 丸出しだった下半身にはズボンを履かせて出来る限り綺麗にしてやった。 性器も拾ってあるべき場所に戻しておいた。 フェイスフラッシュが使えない為くっ付けられないのが残念だったが。 今のスグルにはそれが精一杯だった。 スグルが穴掘りを再開するとまた言い合う声が聞こえてきた。 しかし二人共こちらには殆ど目もくれようとしない。 あのバンダナを巻いた少年がどのような人間なのか、スグルにはひしひしと感じられた。 そしてゼロス。 少し前、名も知らない女性を埋葬した時は他人を思いやる心を持っていると信じて一時の心を恥じた。 なのに、今スマイルで少年と話している彼の事が―――何故かとても遠くに感じられた。 【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン 死亡確認】 【残り32人】 【E-4 森林地帯/一日目・夕方】 【キン肉スグル@キン肉マン】 【状態】脇腹に小程度の傷(処置済み) 、強い罪悪感と精神的ショック、 【持ち物】ディパック(支給品一式)×4、タリスマン@スレイヤーズREVOLUTION、 ホリィの短剣@モンスターファーム~円盤石の秘密~、金属バット@現実、100円玉@現実、不明支給品0~1 【思考】 0:少年が死んだのは私のせいだ、私が悪いんだ…… 1:シンジを埋葬してやる。 2:ゼロスと協力する。 3:学校へ行って朝倉とヴィヴィオと合流する。 4:ウォーズマンと再会したい 5:キン肉万太郎を探し出してとっちめる。 6:一般人を守り、悪魔将軍を倒す。 ※砂ぼうずの名前をまだ知りません。 【ゼロス@スレイヤーズREVOLUTION】 【状態】絶好調 【持ち物】デイパック(支給品一式(地図一枚紛失))×2、不明支給品1~4 草壁タツオの原稿@となりのトトロ、First Good-Byeの楽譜@涼宮ハルヒの憂鬱 【思考】 0:首輪を手に入れ解析するとともに、解除に役立つ人材を探す 1:砂ぼうずから情報を得る。 2:朝倉と合流する。可能ならヴィヴィオとも。 3:ゲンキとヴィヴィオとスグルの力に興味。 4:ヴィヴィオの力の詳細を知りたい。 5:セイギノミカタを増やす。 【備考】 ※簡単な漢字を少しずつ覚えていっています ※ウォーズマンの名前と容姿を覚えました。 ※草壁タツオの原稿の内容は草壁家とトトロの交流が書かれている『となりのトトロ』という作品でした。 【水野灌太(砂ぼうず)@砂ぼうず】 【状態】ダメージ(中) 【持ち物】オカリナ@となりのトトロ、手榴弾×1、朝倉涼子・草壁メイ・ギュオーの髪の毛 ディパック×2、基本セット×4、レストランの飲食物いろいろ、手書きの契約書、フェイトの首輪、 ksknetキーワード入りCD、輸血パック@現実×3、護身用トウガラシスプレー@現実 【思考】 0、ゼロスとキン肉マンにシンジの首輪と情報を出来るだけ高く売りつける。 1、何がなんでも生き残る。脱出・優勝と方法は問わない。 2、首輪を外すにはA.T.フィールドとLCLが鍵と推測。主催者に抗うなら、その情報を優先して手に入れたい。 3、遊園地が怪しいので一応行ってみるが、長居はしない。『パソコン』があると良いな。 4、支給品『CD』を『パソコン』に入れれば、『ksknet』のキーワードを知れば、『ksknet』で『何か』が得られる? 5、その後は北の市街地に向かい、ボインちゃんを雨蜘蛛から守る。一応ホテルには向かう。 6、ノーヴェを探す。そして……いっひっひっひ。 7、蛇野郎(ナーガ)は準備を万全にしてから絶対に殺す。 8、首輪を分析したい。また、分析できる協力者が欲しい。 9、関東大砂漠に帰る場合は、小泉太湖と川口夏子の口封じ。あと雨蜘蛛も? 【備考】 ※セインから次元世界のことを聞きましたが、あまり理解していません。 ※フェイトの首輪の内側に、小さなヒビが入っているのを発見しました。(ヒビの原因はフェイトと悪魔将軍の戦闘←灌太は知りません) ※分解したワイヤーウィンチはシンジを縛るのに使っています。 ※シンジの地図の裏面には「18時にB-06の公民館で待ち合わせ、無理の場合B-07のデパートへ」と走り書きされています。 時系列順で読む Back 学校を出よう! Next 贖罪 投下順で読む Back 巨人と、小人 Next Another Age もしもふたり逢えたことに意味があるなら ゼロス 贖罪 キン肉スグル 水野灌太(砂ぼうず) 碇シンジ GAME OVER
https://w.atwiki.jp/shfarts/pages/1067.html
魂STAGE ACT.リングコーナー 商品画像 情報 登場作品:プロレス作品色々 定価:2,700円 発売日:2015年01月24日(土) 再販日: 商品全高:約110mm、全幅、奥行:約170mm 【キン肉マン】 見よ、これがネオ・格闘素体だ!!商品化アンケートも近日開催予定! 付属品 その他:クリップ×2、アーム×2 アイテム概要 商品解説 4つ購入するとリングが完成する。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 ACT.リングコーナー(青コーナー) キン肉マン キン肉マン(王位争奪編Ver.) キン肉マンソルジャー ウォーズマン ロビンマスク ネプチューンマン 悪魔将軍 バッファローマン ザ・ニンジャ ブロッケンJr. アシュラマン コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mushi64/pages/170.html
朝から鴨スタにブッ込んできますた。 後ろのオカルトジジイとババアの話にウンザリしつつ、 10分ほど開店待ちの列に並ぶ。 9時丁度、オープン! うおおおお!!と店内に傾れ込むと、 やはりキン肉マンは、殆どの台が埋まっている! SHIT! とりあえず適当な台に着席、回し始める。 回し始めてすぐに、「パワーアップナビ」やら「デカナビ」が頻発、 どうやら高確スタートっぽい。 うむぅ、上げか下げか、はたまたリセットか・・・。 するとここで、奇跡のタイミングで、ゴングBGゲット! 「ズギューン!」の高確確定音付き! よぉっしゃ、仮に6なら ほぼMT突入、 1~5でも、40~50%は期待できる、かなり脳汁ポイント! 投資僅か1Kで、早くも本日の山場キタコレ!! 固唾をのんで、ロビンマスクvsジャンクマンの勝負を見守る。 試合展開は終始ロビンが優位に進め、 そして決め技「タワーブリッジ」が炸裂ゥ!! ・・・したかと思った瞬間、 ジャ「甘いわっ! ジャンク・クラッシュ!!」 ロ「ギャァァス!!」 俺「ぎゃぁぁ!!(涙)」 ちっくしょぉぉおおお!! この敗北は、思いの外ダメージが大きい。 まず6の高確時にゴング引いた時は、75~81%でMTに突入する。 つまり回転数30ゲームやそこらで、ほぼ8割方、設定6を否定 orz まぁ さすがに今日は6を期待してなかったが、 それでも低設定で 高確時にゴングを引ける可能性は 極めて低いので、 このチャンスを逃したのは痛すぎる・・・。 その後ゴング、ゴングと引くも、どちらもジェロニモがアッサリ敗北。 う~ん・・・昨日6打ってた時は、3連単など一度も無かった。 やっぱ6を期待するには厳しすぎる。 ・・・とはいえ、1~5の判別は、到底不可能。 この台が1だった場合、俺の被る損害は計り知れない。 やはり朝からキン肉マンに全ツッパは、危険すぎる・・・。 さりとて他の19台は、全台ブン回し中で、移動できそうもない。 ええい、こうなりゃ肉はヤメじゃい! ロビン殺法その1、「見切りが大事」!! という訳で、-9Kでキン肉マンのシマを後にする。 やってきたのは、リンかけのシマ。 ・・・いや、まぁ、この立ち回りも、我ながらどうかと思う。 今更40台のリンかけから、高設定探しなど・・・狂気の沙汰だ。 でもアツい! 逆に今だからこそ!! 鴨スタも、リンかけを40台も入れたものの、 稼働は日に日に減り続け、リンかけの扱いに手を焼いていた。 しかし昨日のイベントで、再びリンかけのシマに、活気が戻ってきた。 もし鴨スタが今後もリンかけ40台を使っていくのなら、 今日は絶対高設定を入れてくる筈ッ!!! ロビン殺法その2、「店の心理を読む」!! 事実、開店後1時間足らずで、チラホラと箱を使ってる人も居る。 よし、今日はリンかけで勝負じゃい! 仮に高設定をツモった時、肉よりも遙かに見返りは大きい!! という訳で、とりあえず角2・角3辺りから、攻めてみる。 ・・・打ち始めてビックリしたんだが、 つい「4つめのボタン」を押してしまうw いや、ボタンは3つしか無いのに、3つめのボタンを押した後、 ボタンの無い場所を、もう一回押してしまうw そういや ここ1ヶ月ほど、肉しか触ってなかったからなぁ・・・。 これも肉を打ち続けてきた弊害か。 恐るべし、キン肉マンw それにしても懐かしき哉、リンかけ。 液晶って こんな小さかったっけ?w リールが めちゃくちゃデケェ! 上段赤7ズル滑りとか、懐かしすぎる!w いやぁ~やっぱリンかけは楽しいなぁオイ!(嬉) ・・とか言ってる間に、2台に5Kずつ入れ、一瞬で10Kの負債を上乗せ orz うはぁ、やっぱリンかけの高設定狙いは難しすぎる。 キン肉マンの様な明確な判別要素がある訳でなく、 ただ純粋に、ボーナス確率で見極めるだけ。 確率通りに引ければ良いが、仮に高設定に座れても、 ボヌスが引けなきゃ目も当てられない。 ぐっ・・・これは厳しい! しかし、たぶん有るのだ! この40台の中に、高設定が! 3台目のリンかけに移動。 新聞紙が飛んできて、左リール上段にスイカが滑ってくる。 カットイン無し、新聞の色は白。 中・右と止めると、スイカが揃って、石松の大食い演出へ。 (ハイハイ)とレバーを叩くと ズドーーーン!! 「BONUS確定」 うっひょお、ケツ浮いた! やっぱリンかけは、こういうのが最高なんだよなぁ~~!! (;´Д`)ハァハァ これが嬉し恥ずかしの白同色。 久々のリンかけテーマ曲に酔いしれながら、ビジを消化。 以後黙々と、RT200Gも消化する。 う~む、今更ながら、やっぱリンかけは良いわ。 制御も出目も演出も、全てが完成度高すぎる。 これで高設定が打てさえすれば、5号機最強なんだが・・・。 高設定が・・打てさえすれば・・・。 スコンと450Gハマッて、全ノマレ orz 5号機で投資20Kは赤信号。 これ以上打ったら死ねるので、やむなく止める事に。 本日投資20K、回収0K、収支-20K。 昨日肉の6で稼いだ40Kの半分を、早くも返上して参りました orz