約 2,422,537 件
https://w.atwiki.jp/yudetamago_soko/pages/409.html
キン肉マンスレ過去ログ倉庫 > 1101スレ~1200スレ 1101スレ~1200スレ ←Back Next→ スレ番・URL スレッドタイトル スレッド作成日 本編 1101 【キン肉マンPART1100】見ているかペンチマン、レオパルドン、キャノンボーラ、ゴーレムマン!編 2018/07/09(月) 00 35 38.28 第252話 1102 【キン肉マンPART1101】メイプルリーフクラッチ編 2018/07/09(月) 20 39 39.29 第252話 1103 【キン肉マンPART1102】幻の必殺技編 2018/07/13(金) 17 46 59.90 第253話 1104 【キン肉マンPART1103】本当に不公平だ 神ってヤツはな編 2018/07/16(月) 00 53 47.51 第253話 1105 【キン肉マンPART1104】次回は3ヶ月後…ではございません!!編 2018/07/18(水) 23 17 21.51 第253話 1106 【キン肉マンPART1105】スリャアーーッ!編 2018/07/25(水) 19 56 47.91 第254話 1107 【キン肉マンPART1106】虫が好かぬか? 虫だけに編 2018/07/30(月) 00 32 27.40 第254話 1108 【キン肉マンPART1107】三大奥義が潰される!?編 2018/08/03(金) 17 38 30.14 第255話 1109 【キン肉マンPART1108】天使と悪魔が棲む超人編 2018/08/06(月) 10 05 12.11 第255話 1110 【キン肉マンPART1109】フム どうやらコイツはシマウマのようだ編 2018/08/12(日) 01 26 54.31 第255話 1111 【キン肉マンPART1110】真・マッスル・インフェルノ編 2018/08/20(月) 00 13 58.33 第256話 1112 【キン肉マンPART1111】本物の"地獄"編 2018/08/22(水) 21 01 28.48 第256話 1113 【キン肉マンPART1112】た編 2018/08/27(月) 01 00 10.94 第257話 1114 【キン肉マンPART1113】白より弱い編 2018/09/01(土) 10 30 52.84 第258話 1115 【キン肉マンPART1114】完全変態マリキータマン編 2018/09/03(月) 19 36 49.65 第258話 1116 【キン肉マンPART1115】ゼブラ休載編 2018/09/10(月) 17 36 50.91 第258話 1117 【キン肉マンPART1116】ただひとりのキン肉マンゼブラだ編 2018/09/17(月) 00 13 50.47 第259話 1118 【キン肉マンPART1117】砕けた結晶編 2018/09/17(月) 02 11 19.79 第259話 1119 【キン肉マンPART1118】しろくろゼブラ融合編 2018/09/17(月) 14 07 43.13 第259話 1120 【キン肉マンPART1119】迷えるシマウマ編 2018/09/18(火) 15 08 07.72 第259話 1121 【キン肉マンPART1120】勝利フラグ回避編 2018/09/21(金) 00 35 10.10 第259話 1122 【キン肉マンPART1121】紙一重の差もなかった編 2018/09/24(月) 00 07 47.64 第260話 1123 【キン肉マンPART1121】 ビッグボディでさえ編 2018/09/24(月) 03 00 11.62 第260話 1124 【キン肉マンPART1123】心のあり方の差編 2018/09/24(月) 20 54 26.09 第260話 1125 【キン肉マンPART1124】まだ我らオメガの民をナメている編 2018/09/27(木) 12 40 13.84 第260話 1126 【キン肉マンPART1125】ヘタレやってる場合じゃない編 2018/09/30(日) 23 38 33.25 第261話 1127 【キン肉マンPART1126】黒き海の伝説編 2018/10/02(火) 23 45 45.68 第261話 1128 【キン肉マンPART1127】吾輩の超人強度は8000万パワーッ!編 2018/10/08(月) 00 08 52.80 第262話 1129 【キン肉マンPART1127】気まぐれ体質編 2018/10/08(月) 00 09 02.31 第262話 1130 【キン肉マンPART1128】こんなものはただの真似事編 2018/10/13(土) 00 27 00.94 第263話 1131 【キン肉マンPART1129】カララーッ!マ!テハッ 2018/10/15(月) 01 28 36.01 第263話 1132 【キン肉マンPART1130】やったらやり返される編 2018/10/18(木) 11 23 25.59 第263話 1133 【キン肉マンPART1131】マネゴット・パワー編 2018/10/26(金) 21 50 23.90 第264話 1134 【キン肉マンPART1132】全ての神の打倒編 2018/10/29(月) 13 20 31.55 第264話 1135 【キン肉マンPART1133】闘おう わかり合うために編 2018/11/04(日) 09 01 20.26 第265話 1136 【キン肉マンPART1134】これがオメガのバスター返し!!編 2018/11/06(火) 10 51 54.84 第265話 1137 【キン肉マンPART1135】小手先の手品もどきの力編 2018/11/18(日) 10 35 14.13 第266話 1138 【キン肉マンPART1136】クサレ木偶の坊編 2018/11/25(日) 19 02 35.94 第267話 1139 【キン肉マンPART1137】我々は何のために編 2018/11/27(火) 10 27 24.35 第268話 1140 【キン肉マンPART1138】ディクシアが見つけた最後の希望編編 2018/12/03(月) 01 55 30.61 第268話 1141 【キン肉マンPART1139】その罪許しがたし編 2018/12/09(日) 20 09 41.65 第269話 1142 【キン肉マンPART1139】再燃、クソ力編 2018/12/12(水) 14 36 26.45 第269話 1143 【キン肉マンPART1141】希望のクソ力!!編 2018/12/17(月) 00 40 04.04 第270話 1144 【キン肉マンPART1142】なら良かった編 2018/12/20(木) 20 56 45.40 第271話 1145 【キン肉マンPART1143】私は今日お前と闘えて本当に良かった編 2018/12/24(月) 17 13 33.64 第271話 1146 【キン肉マンPART1144】試合後語らうのが楽しみだ編 2019/01/06(日) 23 04 17.63 第271話 1147 【キン肉マンPART1145】ついに頂へ編 2019/01/14(月) 00 38 06.38 第272話 1148 【キン肉マンPART1146】超人ハンターの使命編 2019/01/15(火) 12 02 13.66 第272話 1149 【キン肉マンPART1147】ネプチューンの首を狩れ編 2019/01/21(月) 00 33 50.85 第273話 1150 【キン肉マンPART1148】フォ~フォフォフォフォ編 2019/01/22(火) 12 30 44.87 第273話 1151 【キン肉マンPART1149】その無能、万死に値する!!編 2019/01/29(火) 22 46 46.42 第274話 1152 【キン肉マンPART1150】オメガ怒りの審判!!編 2019/02/04(月) 01 41 01.46 第274話 1153 【キン肉マンPART1151】その件については実はオレも反省している編 2019/02/07(木) 21 19 59.77 第274話 1154 キン肉マンPART1152】ますますキン肉マンに借りができてしまったな編 2019/02/17(日) 09 57 49.72 第275話 1155 キン肉マンPART1153】知性こそ超人格闘技者の源!編 2019/02/18(月) 10 30 02.54 第275話 1156 キン肉マンPART1154】高さとか角度とか足りない編 2019/02/20(水) 23 43 17.51 第276話 1157 【キン肉マンPART1155】本能寺の編 2019/02/25(月) 01 20 08.12 第276話 1158 【キン肉マンPART1156】だからオレがやってきた それだけだ編 2019/02/28(木) 22 00 46.81 第276話 1159 【キン肉マンPART1157】超人という種の解放のため編 2019/03/08(金) 19 13 15.43 第277話 1160 【キン肉マンPART1158】超人という種の解放のため編 2019/03/11(月) 09 28 46.58 第277話 1161 【キン肉マンPART1159】さあオメガ退治の総仕上げだ編 2019/03/14(木) 22 52 27.41 第278話 1162 【キン肉マンPART1160】さあ神の子の復活だ編 2019/03/18(月) 06 37 28.07 第278話 1163 【キン肉マンPART1161】計算など不要なほどのオーバーキル編 2019/03/21(木) 16 44 27.70 第278話 1164 【キン肉マンPART1162】神の力を再び我に編 2019/03/31(日) 09 15 12.43 第279話 1165 【キン肉マンPART1163】オメガ唯一の希望編 2019/04/01(月) 19 06 12.08 第279話 1166 【キン肉マンPART1164】自力による”神超え”だ!!編 2019/04/07(日) 17 47 14.01 第280話 1167 【キン肉マンPART1165】ハルマゲドンだのアポカリプスだの編 2019/04/08(月) 02 10 38.18 第280話 1168 【キン肉マンPART1166】その姿はまさに不死鳥編 2019/04/10(水) 06 29 29.70 第280話 1169 【キン肉マンPART1167】フェニックスの安否やいかに編 2019/04/15(月) 22 41 01.52 第280話 1170 【キン肉マンPART1168】お前たちの味方だぞ編 2019/04/22(月) 00 12 34.13 第281話 1171 【キン肉マンPART1169】回り続けるレコード編 2019/04/22(月) 16 44 34.77 第281話 1172 【キン肉マンPART1170】本当の敵はその裏に潜んでいる編 2019/04/25(木) 21 56 33.42 第281話 1173 【キン肉マンPART1171】キン肉マンへの義理 2019/04/30(火) 12 30 39.78 第281話 1174 【キン肉マンPART1172】ゲボコ~編 2019/05/06(月) 21 12 19.13 第281話 1175 【キン肉マンPART1173】神を宿した者の言い分編 2019/05/12(日) 23 54 22.17 第282話 1176 【キン肉マンPART1174】ありえん!!編 2019/05/13(月) 19 29 05.61 第282話 1177 【キン肉マンPART1175】お前がそれを気にしちゃいけない編 2019/05/19(日) 07 21 03.86 第283話 1178 【キン肉マンPART1176】284話を読みたいなら週プレを買うしか無い編 2019/05/20(月) 00 54 38.56 第283話 1179 【キン肉マンPART1177】前スレ 900スレ立てろや編 2019/05/20(月) 17 38 17.30 第283話 1180 【キン肉マンPART1178】この通路ならもう使えんぞ編 2019/05/22(水) 07 09 19.66 第283話 1181 【キン肉マンPART1179】できるわけないだろーっ!!!編 2019/05/25(土) 02 09 37.50 第284話 1182 【キン肉マンPART1180】そしてヤツはそのまま死んだ編 2019/05/28(火) 19 08 36.76 第284話 1183 【キン肉マンPART1181】タッグマッチを今から行う編 2019/06/03(月) 00 32 46.49 第284話 1184 【キン肉マンPART1182】いかにもそのとおりだ編 2019/06/09(日) 12 08 18.61 40周年読切 1185 【キン肉マンPART1183】いかにもそのとおりだ編 2019/06/10(月) 00 45 29.89 40周年読切 1186 【キン肉マンPART1184】ああ…ひとりで十分だ編 2019/06/10(月) 02 49 24.48 第285話 1187 【キン肉マンPART1184】ソルジャーが選ぶ戦士は一体…編 2019/06/10(月) 18 21 42.74 第285話 1188 【キン肉マンPART1186】ええ どうなんだスグル?編 2019/06/11(火) 20 03 49.57 第285話 1189 【キン肉マンPART1187】その提案は…呑めんな!編 2019/06/14(金) 22 35 00.17 第285話 1190 【キン肉マンPART1188】フルメタルジャケッツ編 2019/06/17(月) 00 12 26.83 第286話 1191 【キン肉マンPART1189】だから呼び出した編 2019/06/17(月) 01 28 05.91 第286話 1192 【キン肉マンPART1190】ふたつの弾丸編 2019/06/17(月) 15 06 58.37 第286話 1193 【キン肉マンPART1191】フルメタルジャケッツ編 2019/06/18(火) 18 01 46.97 第286話 1194 【キン肉マンPART1192】ブロッケンJr.編・ 2019/06/21(金) 17 24 37.63 第286話 1195 【キン肉マンPART1193】今の発言は詫びよう編・ 2019/06/24(月) 00 23 15.62 第287話 1196 【キン肉マンPART1194】あのリングはまだ生きている編・ 2019/06/24(月) 22 39 34.81 第287話 1197 【キン肉マンPART1195】冷静で的確な交渉術編・ 2019/06/28(金) 22 36 08.08 第288話 1198 【キン肉マンPART1196】オレにもひとこと言わせてくれ編 2019/07/01(月) 02 45 32.51 第288話 1199 【キン肉マンPART1197】白星取ってこい編 2019/07/04(木) 00 50 02.25 第288話 1200 【キン肉マンPART1198】オレたちの目的はひとつだ編 2019/07/09(火) 19 00 12.17 第288話 ←Back Next→
https://w.atwiki.jp/trinanoss/pages/66.html
×キン肉マン「果てない夢を追いかけて」 ミッドチルダに数多ある廃棄都市は、多くの場合犯罪の現場として利用される。 住んでいる者といえば野良猫や野良犬が精々で、建造物も荒れ果ててはいるものの、大抵原型が残っているのだ。 時に時空管理局の見回りがあっても隠れる場所には事欠かず、魔法を持ってしても都市一つを完全に把握するのは不可能に近い。 時空管理局が最も注意を払っているのは、ロストロギアの不法取引だった。 一般人が使用しても無害な物は、時空管理局が認めた上で市場に出回る。 が、光の当たらない闇の市場には、まかり間違えば街一つ、世界一つが消え去るロストロギアが横行していた。 売り手は犯罪組織。買い手も犯罪組織。 需要と供給という図が成り立つ以上、投じられる一石などありはしない。 取引の場に横合いから殴り込み、末端を掻き乱すのが関の山だった。 第三廃棄都市。 その端に位置する打ち捨てられた工場に、銃声が響いた。 「くっ……」 埃が降り積もり、二度と動かない作業機械の陰に隠れながら、ティアナ・ランスターは歯噛みした。 何年、いや何十年もモップの感触を知らない床を転げ回ったため、白を基準としたバリアジャケットは黒く汚れてしまっていた。 少し顔を出して様子を窺うと、黒いスーツの男が機関銃の銃口をこちらに向けていた。 銃弾が米神の辺りを掠めて行き過ぎる。 ティアナは慌てて顔を引っ込めた。 (まずい……このままじゃやられる!) ミッドチルダで暗躍する犯罪者は、全てが魔導師ではない。 魔力のない人間が、違法で手に入れた銃火器などの質量兵器で武装している場合もある。 小口径ならば、バリアジャケットでもどうにか受け切れる。 だが、それを超えて強力ならば、貫通はせずとも衝撃で内臓が破裂し、死に至る。 無論、貫通して穴だらけになって死ぬ者もいた。 このままいけば、ティアナもそのどちらかになるのは明白だ。 今回の件には執務官補佐として関わったティアナだったが、今のところ助けが来る様子はない。 敵は十人。 その内四人を受け持ち、二人を倒し、残るは二人。 オプティックハイド、フェイク・シルエットを使っての奇襲は有効だったが、二度は通用しないのが奇襲である。 オプティックハイドで背後に回ろうにも、床を覆い、立ち回りで舞い上がった埃が、ティアナの動きを教えてしまう。 それで危うく射殺されそうになったのは、古い記憶ではなかった。 フェイク・シルエットによって自身の虚像を作って囮にしようにも、幻像の魔法が使えることは既に相手に知られていた。 幻像と逆側から飛び出しても、掃射を受ければそれで終わる。 手詰まりだった。 その時、何か固い物が床を転がる音がした。 音は、ティアナの隣で止まった。 深緑の、でこぼことした球体。 これは――――― (手榴弾!!) ティアナが跳んだ次の瞬間、手榴弾が爆発した。 爆風によって、鉄片が四方八方に飛び散る。 ティアナのバリアジャケットの防御力で手榴弾を受ければ、ただでは済まない。 しかしそれは、この場においては手榴弾に限ったことではなかった。 立ち上がろうとしたティアナに、銃口が二つ、突き付けられる。 顔を上げると、二人の男が笑っていた。野蛮な笑みだった。 銃口とティアナの間の距離は、五センチメートルもない。 男達の人差し指が少し動くだけで、バリアジャケットは容易く貫かれ、一秒後には穴だらけの死体が転がる筈だ。 さあ、とティアナの顔から血の気が引いていく。 腕を上げ、クロスミラージュの銃口が魔力の弾丸を吐き出すより、機関銃の銃声が遅いとは思えない。 (もう駄目だ!) ティアナは目を瞑ろうとした。 自分の血が飛び散る瞬間を見たくはない。 だが。 男達を薙ぎ倒した黒い稲妻は、瞼が下りるよりもずっと速かった。 半ばから切断された銃器が、床に落ちて甲高い鳴き声を上げた。 一秒遅れて、男達が崩れ落ちる。 何が起きたのか、ティアナの反射神経では捉えることができなかった。 だが、誰の仕業かは予想できたし、その予想は外れていないだろう。 金髪を揺らしながら、黒衣の女性がティアナの前に舞い降りる。 「大丈夫? ティアナ」 彼女の名は、フェイト・T・ハラオウン。 執務官である。 長柄の戦斧の形状をしたデバイス・バルディッシュを優雅に旋回させ、フェイトが手を差し伸べてきた。 こうして助けられたのは、一度や二度ではない。 捜査はともかくとして、こういった鉄火場では補佐するどころかまるで足手纏いだった。 それに関して、フェイトは何一つ愚痴を零さない。嫌な顔一つしない。 それが、かえってティアナを惨めな気持ちにする。 実力の差、資質の差というものを、否でも実感させられるからだ。 そして、この後に及んでそんなことを考えてしまう自分を嫌悪する悪循環。 「……ありがとうございます」 努めて平静を装い、ティアナは差し述べられた手を取った。 もはや馴染んだ感触は、自分の弱さの象徴のようだった。 「回収するロストロギアは?」 「ええと……あ、あれです」 気絶した男達をバインドで拘束するフェイトを尻目に、ティアナは床に転がっていた銀色のスーツケースに寄った。 埃に塗れてはいたが、銃痕などの傷は見当たらない。 ロストロギアの暴走を防ぐため、頑丈な容器に収納するのは当然だった。 中身を確認するため、ティアナはスーツケースを開けた。 捜査を攪乱するための偽物ということもあり得るからだ。 スーツケースの中には、衝撃吸収材がみっしりと詰まってた。 その中心に、くすんだ黄金色の懐中時計が嵌め込まれている。 白い文字盤には数字がなく、短針も長針も微動だにしなかった。 時計としての機能はとっくに失われているか、そもそもそういった目的で作られたものではないのかも知れない。 (これがロストロギア?) 一見したところでは、ただの古びた懐中時計だった。 だが、見た目にで判断するのは愚かである。 掌に納まる程度の宝石が、次元震を招き世界を崩壊させることだってあるのだ。 ティアナは慎重に時計を手に取った。 金属の冷たさが指に突き刺さる。 表面は滑らかで、スイッチなどは無いようだった。 何に使うのか、いや使えるのか? 利用方法の見通しのない時計は、まるで自分のようだった。 いや、ロストロギアという箔がない分、時計の方が格上だろう。 思考は、巡り巡って同じ所に行きつく。 (ああ、こんなこと考えてる時点でダメなのよね) 鬱々とした思考を追い払うため、ティアナは頭を軽く振った。 その時だった。 突如、手にした時計が震え始める。 「!?」 泡を食ったティアナは、時計を床に落としてしまった。 何か、ロストロギアの発動の条件を満たしてしまったのか? 時計の震動は止まらない。むしろ一秒ごとに強くなってゆく。 どうやって動く物なのか分からないのに、止め方が分かる筈もなかった。 見れば、短針と長針までもが激しく回転し、異常をさらにさらに強調する。 ティアナの背骨を冷や汗が舐めた。 もはや、自分の手に負える事態ではないようだった。 「フェイトさん! これ」 声が、フェイトの耳に届く寸前。 時計の放った眩ゆいばかりの閃光が、ティアナを呑み込んだ。 一瞬の後には、時計もティアナの姿も、廃工場からなくなっていた。 消えた気配に、フェイトは振り返った。 「……ティアナ?」 当然、返事は無かった。 東京都は田園調布のとある空地には、一人の超人が住んでいる。 超人とは、簡単に言えば地球を襲う怪獣や宇宙人に対抗する力を持った人間のことだ。 それが宇宙の果てからやってきた正義の味方や、アメリカのテキサスから来た賞金稼ぎ紛いでも、大衆は構わない。 怪獣を倒して自分たちの命を守ってくれて、ついでに見た目がかっこよければそれで良いのだ。 そして、その点に関しては………彼は最低の超人と言わざるを得なかった。 「ウルドラマン、レッドキングを倒し街を救う……」 狭くて汚い部屋の中で、彼は新聞を広げていた。 その一面は、日本の代表的ヒーローウルドラマンの活躍についてだった。 白黒写真の向こうで、ビルと同じ身長の巨大ヒーローが怪獣と格闘している。 それだけならまだ良かった。 文の最後に、この一行がなかったら。 「……キン肉マン、レッドキングのパンチ一発で気絶。やっぱりダメ超人!」 逞しい腕が、新聞を一瞬にして引き千切ってしまった。 ばらばらと細かい紙切れが部屋の中を舞う。 「ヌオオー! 私だってがんばったんだぞー!!」 彼は古びたちゃぶ台に片足を乗せ、低い天井に向かって吠えた。 継ぎ接ぎだらけのパンツこそ貧相だが、鍛え抜かれた筋肉は男なら誰でも羨むだろう。 その腕は岩さえ一砕きにしてしまいそうだし、その足から繰り出される蹴りにはどれほどの威力があるのか。 腹筋は鋼のようであり、胸板は銃弾でさえ貫き通せまい。 だが、神はまるでバランスを取るかのように、彼の悩みの大部分をその頭部に集約させた。 まず、彼には髪の毛がなかった。禿頭である。 代わりに、鶏の鶏冠のような物がお情けとでも言うように生えていた。 目つきは常に不機嫌であるかのように悪く、その上に眉毛はなく酷く不気味である。 鼻は、まるで豚のそれを切り取って移植したかのような形だった。 分厚い唇も、タラコを二つ並べているのと同じである。 額に刻印された「肉」の文字は、彼のエネルギーメーターだ。 筋骨逞しい不細工。彼の名はキン肉マンといった。 自ら名乗ったわけではない。 彼の姿を見た人々が何時しかそう呼ぶようになり、それまで名前の無かった彼はそれに甘んじるしかなかった 「くうー……あそこで車に足を滑らせなければ……」 その力強い名と外見に反して、キン肉マンの戦績は芳しくない。 やる気だけはあるのだが、それが見事に空回りしている状態だった。 いの一番に怪獣に突進しては、吐き出される光線や火炎に撃墜される。 いざトドメという時には、何も無いのにすっ転び逆転を許す。 焦って手足を振り回せば、物は壊れる。 次第に、人々がキン肉マンを呼ぶ声には失望と嘲りが含まれるようになった。 あだ名もついた。 何の捻りもなくストレートに、ダメ超人というあだ名が。 見た目が悪いのも災いした。 せめて顔が良ければ、彼の熱意を認める者も現れただろう。 温かい応援の一つや二つ貰えたかも知れない。 だが悲しいかなキン肉マンは、豚小屋で豚に混じっても気付かれないような容姿をしていた。 弱くて醜くいヒーローなど、誰も相手にしない。 彼の悲劇は、存在した瞬間から始まっていると言えた。 垂れた眼尻から、一滴の涙が零れる。 それを右手で拭い、そのまま人差し指を天井に向けた。 「だが、私はいつか必ずスーパーヒーローになってみせる! あの空に輝くヒーローの星に誓っ」 台詞を最後まで言うことができなかった。 ばりっと音を立てて、薄い屋根が破れる。 直後何かが顔面を直撃し、キン肉マンは星が飛び散るのを目にするのだった。 「オアー!!」 悲鳴を上げて、背中から板間に倒れる超人。 その顔に、異装をしたツインテールの少女が腰を降ろしていた。 辺りには、突き破った屋根の破片が散らばっていた。 「あいたたた……どこよ、ここ……?」 遅れて、少女の傍に金色の懐中時計が落ちてきた。 ティアナ・ランスターを、昭和五十四年の日本に導いた時計が。 ――――後の世の人々は知る。 ダメ超人と呼ばれていたキン肉マンが、世界一のヒーローに成長することを。 残虐、悪魔、完璧超人達を下し、地球に平和をもたらすことを。 だが、この時のキン肉マンはあくまでその資質を秘めているだけであり、正真正銘のダメ超人である。 そんな英雄足り得ぬ彼と、自らに悩むティアナを引き合わせた運命の悪戯。 それがもたらす物とは。 やけにぼろ臭い家。 失礼とは思いながら、一度頭に浮かんだ感想を消すことはできなかった。 その上、ついさっきティアナが屋根に穴を開けてしまったものだから、灰屋寸前と言っても過言ではない。 見渡せば、ちゃぶ台にやたら大きなテレビに小さな台所、そしてトイレと隔てる扉しかないのである。 六課隊舎にある自分の部屋の方が、はっきり言って格上だろう。 「はーいおまたせー。森永のココアさんだよー」 古びた盆に欠けたカップを乗せてやってきたのは、継ぎ接ぎだらけのパンツ一丁の男だった。 しかもその顔ときたら、喋らなければ豚と間違える自信のある程の不細工である。 この家にしてこの家主あり、といったところだろうか。 さらには名前も変だった。 この世界ではどうか知らないが、少なくともミッドチルダには子供にキン肉マンと名付ける親は存在しない。 今すぐにでもこの家を出て、繋いだばかりの縁を断ち切ってしまいたかった。 ………帰る目処が立っていれば、そうしていた。 「ありがとうございます」 失礼にならない程度に声を落とし、ティアナはカップを手に取った。 焦ったところで、どうしようもないということは分かっている。 時空移動艦はないし、自分をここに連れてきた時計はうんともすんとも言わない。 クロスミラージュも、今居る位置の特定さえできていない状態だった。 盆を片付けたキン肉マンが、ちゃぶ台を挟んでティアナの前に座した。 「それにしても、ティアナちゃんが降ってきた時は驚いたのう」 わははと、キン肉マンが厚い唇を曲げて笑った。 顔には、ティアナが尻に敷いた痕が痛々しい。 それでも怒った様子を見せないのは、心が広いのか鈍いのか。 「管理局にロスト……なんとかだったか」 「何か分かることがありますか?」 「いやぜんぜん」 ティアナはがっくりと頭を下げた。 管理外世界では、例えばロストロギアの反応でも無ければ、時空移動艦や魔導師が干渉して来る可能性は少ない。 過度に期待を寄せていた訳ではないが、これで頼れるのは自分だけになった。 といって、その自分さえ大したことはできない。 八方塞がり、とは正しくこのことだった。 ………これがもし、高町なのはだったら。 これがもし、フェイト・T・ハラオウンだったら。 これがもし、八神はやてだったら。 あるいは、話は変わっていたかも知れない。 管理局の傘の下から離れれば、エースでもなければレアスキルもない自分など無力に等しかった。 何処にいようと同じ所に行きつく思考に、ティアナは自嘲の笑みを浮かべた。 「なーに! 来れたんだから帰る方法もあるさ! 大丈夫、大丈夫」 キン肉マンが、胸をそびやかせて言う。 彼の言う大丈夫に、根拠はないのだろう。 だが、きっと自分を元気づけるためであろう言葉は少しだけ、胸に温かさをもたらした。 その時、時計のアラームがけたたましく鳴り響いた。 金属と金属が断続的にぶつかる音は、ティアナの持つロストロギアではない。 キン肉マンの私物である、見るからに壊れかけの目覚まし時計が、午前十一時を知らせたのだ。 「おお……もうこんな時間か」 キン肉マンが座を立った。 首から下の鍛え抜かれた筋肉は、やはり見事だ。 首から上がそれを打ち消して余るほどの問題だが。 「どうかしたんですか?」 「パトロールの時間でのう。ティアナちゃんも来るか?」 キン肉マンの申し出に、ティアナは少し考えて、頷いた。 この家でじっとしていても始まらない。 少しでも情報を得るために、この世界を見て回るのもいいだろう。 その道すがらに、もしかしたら帰る手立てが転がっているかも知れない。 キン肉マンと共に家を出たティアナは、ふと振り返った。 田園調布の住宅街は風靡さに定評があり、平成三年には都市景観百選を受賞している。 そんなことは知る由もないティアナだったが、空地に建つキン肉マンの顔をした掘立小屋は、やはり異物であるように思えた。 周囲の住宅街の麗しさと比べれば、月とすっぽんという比喩さえおこがましい。 (低所得……にも程があるわ) 生活保護という概念はないのだろうか。 首を傾げながら、ティアナはキン肉マンの後を追った。 地球人として、日本人としての国籍のないキン肉マンに、生活保護は受けられない。 役にも立たないヒーローにかけられる情けは、日本に住ませているというだけで使い果たされていることを、ティアナは知らなかった。 駅を越えると、ビル街が見えてくる。 といって、クラナガンのように天を突く高層ビルでは無く、大きくてもその半分以下の建物が道路の左右に立ち並んでいた。 平日なのか、道行く人はまばらだった。 「この前の「さよなら多摩川園」の時は、もっと賑やかだったんだがのう」 歩道を狭そうに歩きながら、キン肉マンが呟く。 家でも外でも、彼は継ぎ接ぎだらけのパンツ一丁だった。 (……よく平気で外を歩けるわね) 人として当然のモラルに、ティアナはキン肉マンから少し離れて歩いていた。 何時戻れるか、いや戻れるかどうかさえわからない以上、彼と別れる訳にはいかない。 どうせ二度と来る世界ではないのだから、多少の恥ずかしさは我慢するべきだろう。 しかしティアナの覚悟とは裏腹に、町を行き交う人々の反応は薄かった。 時折、傍を通る人が舌打ちし、侮蔑の視線を向ける程度である。 舌打ち侮蔑の理由はわからないが、この世界ではキン肉マンのような人物は、居て当然のようだった。 ちょうど、かつて同僚だったキャロ・ル・ルシエが翼竜フリードリヒを連れていてもだれも驚かないように。 「今この時は平和でも、いつ怪獣や宇宙人が侵略しに現れるかわからないからな……まあ、私がいる限りそんなことはさせんがのう」 がははと、キン肉マンの大笑声が響く。 怪獣? 宇宙人? ティアナは怪訝に眉根を寄せた。 その時、キン肉マンの足元で、ぎゃんと悲鳴が上がる。 道で寝ていた野良犬の尾を踏み付けてしまったのだ。 薄汚れた灰色で、肋骨の浮いた貧相な野良犬の目に、狼然とした光が宿った。 鋭い犬歯を剥き出しに、地を這うような唸りが辺りを回る。 ―――バウッバウッ!! 「オアー!!」 目に涙を浮かべ、キン肉マンは逃げ出した。 野良犬はがちがちと牙を噛み鳴らし、長い口で彼の尻に噛みつこうと駆けた。 双方とも、自動車も真っ青なスピードである。 あの筋肉があれば野良犬なんて相手じゃないだろうに、と思いながら、ティアナは彼の背中を追う。 通行人やゴミ箱を蹴散らしながら、奇妙な追いかけっこは、しばし続いた。 道を右に折れ左に曲がり、むちゃくちゃに逃げ回ってやっと野良犬が諦めたのは、時計の長針が七を指し示した頃である。 野良犬の尾を踏んだのが十一時五分。実に三十分間も逃げ回っていたのだ。 「フェー、なんとか逃げ切れたぞい」 「はあ……はあっ……」 キン肉マンが手で汗を拭っただけに終わったのに対し、ティアナは激しく肩を上下させていた。 前線で戦う以上それにふさわしい体力はあるが、三十分も全力疾走すれば尽きるのは当たり前だった。 追い続けた野良犬と、それで汗一筋のキン肉マン。感心するところか、呆れるところか。 「こういう普段の鍛練が、明日の勝利を作るんだ」 「……そうですか」 ティアナには、ただのおっちょこちょいにしか見えなかった。 まさか、外に出る度に毎回野良犬の尾を踏んでいるのだろうか。 真の被害者は、もしかすれば野良犬の方なのかも知れない。 ティアナの喘鳴を、間の抜けた腹の音が押し抜けた。 見れば、キン肉マンが恥ずかしげに額を掻いていた。 どうも、緊張感というものに欠けた男である。 「わはは……そろそろお昼だし、牛丼屋にでも行くかのう」 ティアナは深い溜息で返した。 見た目――首から下の――に反して、彼はいまいち頼りにならない。 ここで別れて自力で帰る方法を探すか、他の人に最初から事情を説明して協力してもらった方が良いように思えてきた。 傍にある電気店のショーウィンドウの向こうで、何処となくレトロなテレビが二人組の女性歌手を映していた。 流れる陽気な音楽は、しかしティアナの心に触れることはない。 だが、突如としてそこに混じった地響きには、流石に心動かさざるを得なかった。 「な、何!?」 揺れる地面に足を取られつつも、ティアナは相棒のクロスミラージュを抜いた。 町のあちこちから悲鳴が上がり、歩道道路関係無しに人々が逃げて行く。 それぞれの顔に浮かぶ必死に偽りはなく、大規模な避難訓練や性質の悪い冗談ではないようだった。 それらを見ていなければ、ビルの影から乗り捨てられた車を踏み潰しながら現れた存在を、ティアナは信じることができなかっただろう。 その輪郭は、人の形をしていた。 ただし手足が妙に長く、つるりとした体表は鏡のように磨かれている。 顔には目も耳も鼻もなく、口にあたる部分には横一門字の赤いスリットがあるだけだった。 鏡の巨人が一歩足を踏み出すと、再び地面が揺れた。 しばらく魂消ていたティアナだったが、巨人との距離が百メートルもないことに気づくと、すぐに我に返った。 このまま踏み潰されるのを拒む程度には、場数は踏んでいるつもりだった。 「キン肉マンさん、あれは一体!?」 顔を振り上げ、隣のキン肉マンに向ける。 彼は先程、宇宙人、怪獣と口にしていた。 聞いて知らないと首を振ることはないだろう。 そしてたしかに、首を振ることはしなかった。 それどころか、首を動かしてさえしていない。 つい今しがたのティアナと同じく、魂消た表情で鏡の巨人を見つめていた。 「……キン肉マンさん?」 「ん、おお……あ、あれはミラージュ星人!」 取り繕うように、キン肉マンが巨人を指刺した。 すると、逃げ惑う人々をからかって遊んでいたミラージュ星人が、そのつるりとした顔を彼に向ける。 怒っているのか笑っているのか、見ている分には判ずることができない。 「そういうお前は、ダメ超人で有名なキン肉マンじゃないか。聞いた通りのブサイク面だな」 ビルの窓硝子を震わせて、ミラージュ星人が抑揚のない声で言った。 それとはまるで正反対に、キン肉マンが顔を真赤にして怒る。 「何をー! こののっぺらぼうめ、お前なんて私にかかればちょちょいのちょいだ!」 どこからともかく、キン肉マンの手に数個のニンニクが現れた。 武器か何かを出すならともかく、この状況で何故ニンニクが必要になるのか。 「面白い。切り刻んで焼き豚にしてやる」 キン肉マンの挑戦を受け取って、ミラージュ星人が長い腕を振り回した。 ビルの角や壁を削り、コンクリートの破片が宙を舞う。 この距離なら、ティアナ達にまで累が及ぶことはない。 その時だった。 「わああー!!」 破壊音を貫いて、少年の悲鳴が耳朶を打つ。 見るとミラージュ星人の足元に、齢五つほどの少年が倒れていた。 巨人が一歩踏み出しただけで、彼は無残な死を遂げるのは間違いない。 足を怪我しているらしく、少年の恐怖と焦りは、小さな体を芋虫のようにもがかせるに終わっている。 ミラージュ星人がその存在に気付いていないのは、はたして彼にとって幸か不幸か。 (ここから走って……ダメ、体を動かされたらそれだけで危ない) あの巨体では、クロスファイアとて針で刺された程度にも感じまい。 隣のキン肉マンは、きっと役に立たない。 冷や汗が頬を伝って顎から落ちる。 錯綜する思考は何処にも辿りつかず、少年は未だに倒れたままだった。 そんなティアナを嘲笑うかのように、ミラージュ星人の足がアスファルトを離れた。 少年に気付いた訳ではない。 ただ、一歩だけ前に踏み出そうとしているだけだ。 その一歩で、確実に消える命が、ティアナの目の前にあった。 もはや一刻の猶予もない。 間に合うかどうかは未知だったが、ティアナは駆け出そうとした。 キン肉マンに、僅かに遅れて。 「坊や、危ない!」 ミラージュ星人の足は、既に少年の頭上にあった。 だが、キン肉マンは速かった。 野良犬に追い掛けられた時と同じく、いやそれよりもずっと。 数歩たたらを踏んで止まったティアナの目には、彼がまるで炎を背負っているように見えた。 無論、それは幻である。 だがその炎の作用か、ミラージュ星人が少年を踏み潰すより早く、キン肉マンは彼の襟首を掴み自らの背後に放り投げた。 これで、少年が踏み潰される心配はない。 だが、奇跡には代償が必要だった。 ずん、と音を立ててミラージュ星人の足がアスファルトを穿ち、ゴワ、とキン肉マンがその下に消える。 助けられた少年は、横合いから走ってきた母親に連れられ、異星人の足の裏とは無縁の場所に逃げていった。 息子を助けられた母親も、自身の命を助けられた少年も、彼に感謝を一言でも述べることはなかった。 「キン肉マンさん!」 いくらキン肉マンの筋肉が見事でも、あれだけの質量に踏み潰されて無事ということはあり得ない。 呼びかけたところで、はたして聞く事の出来る状態であるかどうか。 「はっはっはっはっ。口ほどにもないとはお前のことだ。どれ、このままこの星を……」 言い掛けて、ミラージュ星人は空を見上げた。 次の瞬間、天空から光輪が降り、ミラージュ星人の首を切断した。 巨大な仮面のような頭部が地面に落ち切る前に、その体が爆発する。 巻き込まれた頭部も砕け散り、鏡の巨人は完全にこの世から消えてしまった。 まさしく、あっという間の出来事だった。 何が起きたのか分からず、唖然としてミラージュ星人の立っていた空間を見つめるティアナの耳に、誰かの声が届いた。 「あ! ウルドラマンだ!」 逃げ惑っていたサラリーマンが、空の一点を指さしている。 ちょうど、ミラージュ星人が見ていた位置だった。 顔を振り向けると、空に第二の巨人が仁王立ちしていた。 ミラージュ星人とは違い完全な人型で、スリムな体は赤と銀で彩られている。 「たく、これから法事で星に帰らなきゃいけないんだから、侵略なんてしないでよね」 疲れたような声が降る。 ウルドラマンは爪先を揃え、両腕を上に突き出すと、光の矢となって空の彼方に消えていった。 出現が唐突なら、退去も唐突。 先程までの悲鳴が、ウルドラマンへの歓声に代って町中を満たした。 被害もビルが幾つか半壊した程度で、巨人が暴れたにしては、多少地味である。 迅速な退治の賜物だろうか。 「ありがとうウルドラマン!」 「僕らのヒーロー!」 「かっこいい!」 道路で歩道で、はたまた無傷なビルの窓から、人々がウルドラマンの消えた空に手を振る。 キン肉マンの名を呼ぶ者は、誰一人いなかった。 存在にさえ気付いていないのではないか。 ミラージュ星人を打ち倒すことは叶わなかったが、その身を呈して掛け替えのない命を救ったのだ。 「キン肉マンさん!」 ティアナはミラージュ星人の足があった位置に向かった。 もう手遅れかも知れない。 それでも、そのままにはできなかった。 「ううーん……」 ティアナの声に引かれたように、突如としてアスファルトが盛り上がる。 虚を突かれて立ち止ったティアナの前で、暗灰色の塊からキン肉マンが現れた。 道路の欠片が剥落していく肉体は、ほとんど無傷だった。 頭を振って砂利を払い落すと、キン肉マンはティアナに顔を向けた。 少女の無事を確認してか、分厚い唇を笑みの形に曲げる。 「おおティアナちゃん、無事だったか。ミラージュ星人はどこだ?」 どうやら、気を失っていたらしい。 今は亡きミラージュ星人の姿を探し、キン肉マンが四方に目を配る。 あの巨体を見失うのは、雪原の中、剥き出しになった土を見逃すよりも難しいだろう。 ただ一言、ウルドラマンが退治してくれたと言えば良い。 だがティアナには、何故かそうすることができなかった。 その時、彼の背後から風を切って飛び来る物があった。 「あいだっ!」 キン肉マンの後頭部で、鈍い音が上がる。 アスファルトに空いたキン肉マン型の穴の中に転がったのは、拳大の石だった。 投石の軌跡を辿ると、歩道で三人の男達がこちらを見て笑っている。 蔑みのみで構成された、いやらしい笑みである。 「よーダメ超人! その筋肉は飾りかー!?」 「日本の恥さらし! さっさと出ていけー!!」 「ウルドラマンだけで十分なんだよ、このブタ肉マン!」 口汚い言葉が、容赦なくキン肉マンに降り注ぐ。 ティアナの瞳に、怒りの炎が灯る。 結果は、決して芳しいものではない。 だからといって、彼の賭けた命を嘲笑うのは、絶対に許されることではなかった。 クロスミラージュのグリップを握る手に、力が籠る。 「あなたたち……っ!」 だが、ティアナが反論する前に、満足した彼等は何処へやらと走り去って行ってしまった。 まさか、その背中を撃つ訳にもいかない。 怒りを自身に閉じ込めたまま、ティアナは見送るしかなかった。 後頭部を擦りながら、キン肉マンが肩に手を置く。 大きく、そして存外に暖かい手だった。 振り返り見上げた顔は、依然笑顔のままだった。 「ま、とにかく危機は去ったし、牛丼食べにいくかのう!」 少しニンニクの匂いのする呵呵大笑に、ティアナは怒りを溜息と共に霧散させた。 本人が気にしていないのなら、自分が怒ったところでしょうがない。 歩道に戻り、先を行く彼の後頭部には、痛々しくたんこぶが膨れていた。 U字型カウンターの右側に並ぶ座席に、キン肉マンとティアナは腰を下ろした。 狭い店内は、厨房から漂ってくる肉やタレの香りが充満している。 ティアナの腹が、鳴りはしないものの空腹を訴えてくる。 何処に居ようと、腹は減るものだ。 「親父! 大盛りツユ少なめ二つで!」 キン肉マンが、威勢の良い声でカウンターの中の店員に注文する。 「そういうセリフは、ちゃんと金払ってから言いやがれ。しかも、今日は二人分だしよ」 厳つい顔をした中年男性が、舌打ちを交えて返した。 丼に飯を盛られ、その上にタレに漬けられた牛肉と玉ねぎが手際よく乗せられていく。 口の悪さは、馴染みの深さと比例したものだろうか。 「まあ、お前みたいなダメ超人から金もらっちゃ、ウチもお終いだがな。ほら」 「おお……すまんのう。はいティアナちゃん」 自分の分の丼を受け取り、ティアナはカウンターの上に置いた。 隣を見ると、キン肉マンは既に猛烈な勢いで牛丼を口の中に掻き込んでいる。 食欲は、体格に正確に比例しているようだ。 ティアナは割り箸を割ると、慎ましく牛丼を口に運んだ。 食事をしながら、ティアナは考えていた。 ミッドチルダに帰還する方法ではなく、キン肉マンについて、である。 (ダメ超人……か) 先程から、過剰なほどに飛び交う言葉。 これはどうも、キン肉マンを語るには外すことのできない要素らしい。 直接聞いた訳ではないが、ティアナはここがどういった世界なのか、少しだが分かってきた。 まず怪獣・宇宙人。 この世界―――この星と言った方が正しいか、定期的に侵略者が現れては暴れ回るらしい。 あのミラージュ星人も、その中の一人なのだろう。 そして、超人。 怪獣や宇宙人への対抗存在。 彼等は世界各国に存在するらしく、この日本という国にはウルドラマン、そしてキン肉マンの二人が駐在している。 キン肉マンがダメ超人と呼ばれているのは、その対抗存在としての役割を果たしていないからだった。 先程のように、怪獣や宇宙人に踏み潰されたことも少なくはないのだろう。 ダメ超人というあだ名以上に、人々のキン肉マンへの蔑みは、より熾烈であるに思えた。 (やる気は、すごくあるのに) 侮辱された怒りもあるだろうが、それだけでは自分の何十倍もの大きさの相手に戦いを挑むには、少しばかり足りない。 事実、少年が踏み潰されそうなった時の剣幕は、目を見張るものがあった。 あれを戦闘で出し切れたならば、きっと怪獣や宇宙人など敵ではあるまい。 出し切れれば、だが。 ティアナには、キン肉マンが他人ではないように思えてきた。 使命感が燃えるばかりで、空回りし結果には響かない。 姿形が違うだけの、まるで鏡映しである。 「………あの、キン肉マンさん」 「ん?」 キン肉マンが牛丼を食う手を止める。 丼の中は、既に八割が彼の胃の腑に消えていた。 ティアナは一拍間を置いて、再び言の葉を紡ぐ。 「あなたは、なんで怪獣と戦ってるんですか?」 「なんでって」 「辛くないですか? がんばってもがんばっても報われないで、あんなに馬鹿にされて……」 それは、ティアナ自身への問いでもあった。 鏡映しを通して、自らに語りかけているのだ。 報われることのない戦いに、意味はあるのか、と。 いっそ、やめてしまえば楽になれるのではないか、と。 キン肉マンは、少し、ほんの少し考えてから答えた。 「私は幼いころ、地球に捨てられたのだ」 その時の驚愕を、ティアナは生涯忘れないだろう。 たらこ唇が語り出す、それは悲劇だった。 「親の顔も故郷の星も、私は知らん。だからこの地球は、私にとって無二の故郷なんだ」 だから、命に変えても守らなければならない。 そう言って、キン肉マンは牛丼の残りを食べた。 ウルドラマンは、法事で自分の星に帰ると言っていた。 だが―――キン肉マンはここだけだ。 捨てられた忌まわしき場所である地球だけが、ただ一つの故郷なのだ。 だが、それだけでは納得がいかなかった。 自分を馬鹿にするだけの故郷を、どうして守らなければならないのだろう。 辛いことばかりの筈の星である。 ティアナだったら、とうの昔にこの星を出て新天地を目指していたかも知れない。 疑問を察したかのように、口元を拭ったキン肉マンは、満面の笑みを見せた。 「それに、がんばっていればいつかはスーパーヒーローになれる日が来ると、私は信じとるからのう!」 がんばっていれば、いつかはスーパーヒーローになれる。 いつかは、皆に認めてもらえる、と。 聞き入っていたティアナは、その言葉が心に深く刻み込まれるのを感じていた。 口にするだけならば誰でもできる陳腐さも、体を張ってそれを証明しようとしてる男は噛み砕いて消してしまうのだろうか。 これまで受けた千の励ましを押し退けて、ティアナの内部を占めるようだった。 その時、天地どよもす轟音と共に、牛丼屋が大きく揺れた。 「な、なんだ!?」 椅子から転げ落ちたキン肉マンが、新たに膨れ上がったたんこぶを撫でながら立ち上がる。 ティアナも座を立ち、窓に駆け寄った。 硝子の表面が、断続的に震えていた。 そしてそれは、一秒ごとに強まっていく。 まるで、巨大な何かが地表を歩いているかのようだった。 ………巨大な何か。この世界では、心辺りがあり過ぎた。 (まさか、怪獣?) ミラージュ星人が退治されてから、まだ一時間も経ってはいない。 侵略者たちの予定を知っている訳ではないが、立て続けに何度も、ということはあるのだろうか。 キン肉マンに尋ねようとしたティアナは、振り上げようとした頭を窓の外に向けた。 突如、震動が止んだのだ。 牛丼屋の車道を挟んだ正面は、貸しテナントを募集しているビルである。 一体、何が何処にいるのか。 思う間もなく、赤い閃光がティアナの視界を満たした。 直後、先程より音量を増した轟音が鼓膜を貫く。 「くっ!?」 ティアナはとっさに腕を上げて目を保護し 、キン肉マンはオアーと言ってひっくり返った。 閃光はすぐに消えた。 そして正面のビルもまた、見る影も無く消滅していた。 凄まじい威力の破壊光線である。 僅かに残留したコンクリートと鉄骨の破片を踏み締めたのは、鏡のような色をした、細く巨大な足だった。 形状は、人間のそれに酷似している。 立ち昇る黒煙を突き破り、足の主が全貌を現した。 鏡のように磨き抜かれた体表の、不気味に痩せた人型。 目も鼻も無い、ただ口に当たる箇所に赤いスリットがあるだけの顔。 「ミ、ミラージュ星人だと!?」 上半身を起こしたキン肉マンが驚愕に叫ぶ。 立て続けに二度が、その上同じ侵略者である。 同種が復讐に馳せ参じたか、何らかの理由で蘇ったのか。 とにも、地球征服の野望は変わらないままのようだった。 キン肉マンが泳ぐように外に飛び出し、ティアナもその後を追った。 「やいミラージュ星人! お前、ウルドラマンにやられたんじゃなかったのか!?」 目の前で喚くキン肉マンに気づき、ミラージュ星人が少しく愉快げな声で答えた。 「俺達は生涯に一度、自分と全く同じ分身を生み出せるのだ。本体はやられたが、地球侵略は俺が引き継いだ」 同種どころか、同一の存在である。 かつてスカリエッティはナンバーズの胎内に自らのクローンを仕込んでいたが、ミラージュ星人はその上を行っていた。 時空の海は、まだまだ広い。 「今、ウルドラマンは自分の星に帰っている。その隙に、まずは日本をいただきだ」 街は、再び悲鳴に満ちていた。 ミラージュ星人の言うとおり、今、日本の守護者はキン肉マンしかいないのである。 少しでも侵略者から離れようという人々に、希望は無いも同然であった。 ―――かくなる上は、自分が。 勝てる筈がない。 だが、人々が避難するための手助けにはなるだろう。 ティアナはクロスミラージュのグリップを握った。 しかし、それを制すキン肉マンの左腕。 「こいつとは、私が戦う」 「でも……っ!」 勝つ見込みがないのは、ダメ超人と呼ばれる彼も同じ筈である。 事実、少年を庇ってのこととはいえ、キン肉マンはミラージュ星人に敗れたばかりなのだ。 いやそもそも、この体格差では戦いにもならない。 せめて、ウルドラマンと同じ背ならば。 キン肉マンは、何処からともなくニンニクを数個、取り出した。 まるで、前回そのままだった。 再びミラージュ星人の足に潰されるキン肉マンを幻視したティアナだったが、今回はここからが違った。 キン肉マンが、ニンニクを口の中に放り込む。 噛まず、丸飲みである。 彼の喉がぐびりと動き、ニンニクは胃の腑に落ちたようだった。 直後起きたことに、ティアナは我が目を疑った。 姿はそのままに、キン肉マンが巨大化していく。 それこそ魔法のように、見る間にミラージュ星人と真正面から顔を向け合う巨体となった。 昼を僅かに過ぎ、西に傾き始めた日輪の輝きを受け、二体の巨人が対峙する。 「トオッ!」 先手はキン肉マンだった。 雄々しく気合いを発し、拳を突き出す。 が、ミラージュ星人はひょろりとした体型には見合わぬ怪力で、それを軽々と受け止めた。 逆に振り出された鏡色の手に顔面を殴打され、キン肉マンの鼻から血が滴った。 怯まず、ミラージュ星人の顎に向けて爪先を放つ。 距離を見誤ったか見事に空を切り、転倒しそうになった挙句、再び顔面に平手を喰らう。 肉が弾ける音が鳴る度に、キン肉マンの顔は腫れ上がっていった。 巨大化して戦闘の条件が同じになると、今度は地力の差が透けて見えるようだった。 つまりキン肉マンは、本当に弱いのである。 「ヌオオ……」 蓄積したダメージに、キン肉マンの足がふらつき始める。 表情のない筈のミラージュ星人の顔に、笑みが浮かんだ気がした。 肘を背中側に引くと、指を槍の様に束ねる。 そしてキン肉マンの胸目掛けて、一息に突き出した。 「!!」 ティアナの目が見開かれる。 避けられる一撃とは思えなかった。 しかしキン肉マンは、左右から挟み込むように手首を掴み、薄皮一枚の所で止めていた。 間一髪、である。 そのまま腕を上半身ごと横に振り、ミラージュ星人を投げ飛ばす。 「そりゃあ!」 ミラージュ星人の巨体が、広い車道に倒れた。 アスファルトが罅割れ、破片がそこかしこに撥ねる。 それを避けると同時に、ティアナは両者から離れた。 自分が邪魔となり、ただでさえ弱いキン肉マンが実力を発揮できなくなる事態を防ぐためである。 ビルの影は、いつ崩れてくるか分からない。 ティアナはキン肉マンの後方、車の打ち捨てられた車道をどこまでも駆けた。 振り返ってみると、ミラージュ星人が立ち上がろうとしていた。 投げられた程度で終わりなら、そもそも地球侵略など企てまい。 「おのれ、キン肉マン。貴様如きにやられては種族の恥だ」 ミラージュ星人の顔に刻まれたスリットが、赤く発光し始めた。 おそらく、先程ビルを粉砕した破壊光線を放つつもりなのだろう。 車道脇に逃げるのが安全かも知れない。 進路を変えようとしたティアナの耳に、多分に恐怖を孕んだ叫び声が聞こえてきた。 どうやら、逃げ遅れがいるようである。 首を振り向けた先には、知った顔が三つばかり並んでいた。 「あれは……!」 それは、紛れもなくキン肉マンに投石し、侮辱した三人組だった。 三人とも土埃に塗れ、服には血が滲んでいた。 ビルの爆発に巻き込まれたらしく、互いに肩を貸し合い、亀の速度ではあるがどうにか歩いている。 キン肉マンがミラージュ星人と闘っている間に、逃げようとしていたのは明白だった。 が、致命的なまでに位置が悪かった。 三人組は、キン肉マンのほぼ真後ろに来ている。 もし彼が破壊光線を避ければ、命が三つ、消し飛んで無くなるかも知れない。 「キン肉マンさん!」 ティアナは来た道を走って戻りながら、キン肉マンに呼び掛けた。 侮辱の償いを、命で支払わせようとは思わない。 振り向き、そして後ろの三人組に気づいたか、肉の文字が刻まれた額に皺が寄った。 「隙ありだ!」 ミラージュ星人の顔のスリットから、閃光が迸る。 大気が熱を孕むのを、ティアナは肌で感じた。 光線は、直撃せずとも至近距離にいれば、人間など余熱でどうにでもできる威力のようだった。 「ぐおおおおっ!」 キン肉マンが腕を突き出すが、赤光は無情に皮膚を焼いてゆく。 それでも、彼は破壊光線の威力をを僅かでも自身の後ろに及ばせることはなかった。 その証拠に、三人組は熱がってはいるものの生きている。 キン肉マンの死力を、無駄にすることはできない。 三人組に駆け寄ると、ティアナはその体を支えた。 「あ、あんたは……」 「はやく逃げなさい! あの人の邪魔になる!」 喝を飛ばし半ば引き摺り、比較的三人組を戦火の及ばない場所に連れて行く。 キン肉マンが地響きを立てて崩れ落ちたのは、閃光が消え、ティアナが戻ってきたのとほぼ同時だった。 腕の皮膚は焼け焦げて白煙を上げ、胸にも痛々しい火傷がある。 人間ならば接触するまでもなく消滅していた、それはやはり超人の肉体だった。 だが、痛くないということはないのである。 ティアナはか細い苦鳴を上げるキン肉マンに駆け寄った。 足音に気づき、瞳が動いて少女を捉える。 「おお、ティアナちゃん……危ないから、離れてるんだ」 この後に及んで、心配はティアナへのものである。 キン肉マンは、優しすぎる程に優しかった。 ティアナは奥歯を噛んだ。 これから紡ぐ言葉は、彼の覚悟の否定になるかも知れない。 「キン肉マンさん、ここは一旦退きましょう」 「……?」 「このままじゃ殺されてしまいます。体力の回復を待つか、ウルドラマンを……」 皆まで言う前に、キン肉マンは苦しげに首を振った。 横に、だった。 「ティアナちゃん、それはできない」 肘と手をアスファルトにつけ、キン肉マンの巨体が起き上がる。 それだけで風が起き、ティアナのツインテールを弄んで逃げた。 「ウルドラマンが帰ってくるまで、ミラージュ星人は暴れるだろう。そうなったら、たくさんの人が死んでしまう。それを見て見ぬふりをするなんて、私にはできない」 足裏が地を踏み、曲がった間接が伸び、キン肉マンを立たせる。 膝に、震えが著しい。 体力の消耗、死への恐怖、あるいは両方か。 とにも、キン肉マンは立ち上がった。 ミラージュ星人と戦うために。 その姿は醜い容姿と合わせ、汚れに塗れて決して美しいものとは言えない。 だが、そこには美醜を超越して輝く何かが在った。 命ぎりぎりの所にしかない、何かが。 「遺言はそれで終わりか?」 冷酷そのものの声が降る。 見上げたミラージュ星人のスリットに、再び赤光が灯っていた。 弱った獲物に、止めの一矢を撃ち込むつもりだろう。 そしてこのままでは……それはおそらく、成功する。 ティアナは、クロスミラージュの引き金に指を掛けた。 「やるわよ、クロスミラージュ」 渾身の力を掻き集め、両足で立つキン肉マン。 スリットにエネルギーを蓄積させるミラージュ星人。 誰かの声が、両者の間を割った。 「あっ! ウルドラマンだ!」 誰よりも早く反応を示したのは、ミラージュ星人だった。 ウルドラマンは不在で、残りは弱いキン肉マンしかいない。 その万全を以て、二度目は無い命で地球侵略を引き継いだのである。 万全が崩れては、本体が犠牲になった意味がない。 ミラージュ星人はつるりとした頭を振り、ウルドラマンの姿を探した。 傷ついたキン肉マンなど、後でどうにでも料理できる。 赤と銀の超人が、威風堂々と仁王立ちしているのは、ミラージュ星人の後方の空だった。 何の感情を示してか声を発することなく、侵略者を瞳の無い目で見降ろしている。 「おのれ! もう戻ってきたか!」 ミラージュ星人の顔面部のスリットから、破壊光線が放たれた。 周囲の大気を焼き焦がし、真紅の一条がウルドラマンに向かう。 キン肉マンがあっと悲鳴を上げるのと同時に、ウルドラマンの胸を破壊光線が貫いた。 赤と銀の超人は身動ぎもせず、声の一つも上げぬまま、まるで風船のように破裂した。 しかし風船と違って音もなく、破片さえ残らなかった。 手応えのないことに、ミラージュ星人が戸惑う。 その細い顎に、光弾の群れが衝突した。 「むっ!?」 光弾は、ミラージュ星人から見れば豆粒以下だった。 通用などしないが、飛び回る蝿とは、うっとおしいものである。 ミラージュ星人が顎を引くと、足元に二丁拳銃を構えた少女がいた。 フェイク・シルエットは、幻影を作り出す魔法である。 それは自分自身の似姿のみではなく、見たことのある物で記憶に鮮明ならば、生物無生物関係無しに作り出すことができた。 しかしそれがウルドラマン程巨大になると、魔力の消費は比例して大きい。 ミラージュ星人の顎を騒がせた魔法弾は、残った魔力をどうにか掻き集めた数発だった。 ミラージュ星人の敵意がこちらに向いても、大した抵抗はできない。 落ちてる石を投げ付けるのが精々だろうか。 「それでも、かまわない」 例え万全の状態であっても歯が立たないだろう巨人に、ティアナは壮絶な笑みを浮かべて対峙していた。 逃げようとは、もう思わない。 自暴自棄になったわけでもない。 ただ、最後まで諦めないだけだ。 その果てに芽吹くかも知れない何かのために、真剣に命を賭ける男がいる。 だから、ティアナも信じてみることにしたのだ。 がんばっていれば、いつかスーパーヒーローになれると。 「おのれ、毛の無い猿め!」 思わぬ攻撃に激昂したミラージュ星人が右足を上げた。 キン肉マンが耐えられたからといって、自分が無事に済むとは思えない。 妥当な所で、アスファルトの染みか。 不思議と、ティアナの心に恐怖は無かった。 足の裏を一刺ししてやれば驚くくらいはするだろうか。 そんなことを思っていた。 しかし、ティアナは染みにもならなかったし、足の裏を刺す必要もなかった。 ミラージュ星人の胴を、突如後ろから伸びた二本の腕が抱き締めた。 キン肉マンの腕だった。 ミラージュ星人の細い腰が、みしりと軋む。 「ぐっ……どこにそんな力が!」 ミラージュ星人が肘を頭に打ちつけようと、どれだけ暴れようと、キン肉マンは拘束を解こうとはしなかった。 まるで荒波の中に突き出た岩のように、微動だにしない。 単純な力においても、キン肉マンはミラージュ星人に劣っていた筈である。 先程までのキン肉マンとは、何かが違う。 巨人の足から逃れたティアナは、再び彼の背から燃え上がる炎を幻視していた。 焼き尽くす灼熱では無い。 皮膚を突き抜け、魂にまで熱を伝導させる命の爆熱。 ――――火事場のクソ力。 四十八の殺人技の一つキン肉バスターと並び、キン肉マンの代名詞となる能力である。 超人ならば誰にでも眠る、戦う本能の発露。 キン肉マン……キン肉スグルを始めとし、キン肉族はそれを操ることに長けた種族だった。 だがこの頃のキン肉マンは、その名称さえ知らない。 自身にそんな能力が眠っている事実さえ知らない。 ただ、自分の体に力が漲っている。 ティアナを救えた。 それだけが重要だった。 「屁のツッパリは……」 ミラージュ星人を両の腕で抱き締めたまま、キン肉マンの背が反れる。 「いらんですよ!」 弧を描いて、ミラージュ星人の頭がアスファルトと散らして地面に叩き付けられた。 ジャーマン・スープレックス・ホールド。 ティアナも、知識としては知っている技だった。 プロレスの試合ならばこのままフォールするところだが、ここはリングではなく審判もいない。 キン肉マンはすかさず拘束を解くと、ミラージュ星人の前に回った。 プロレスについて素人であるティアナの目にも、キン肉マンのジャーマン・スープレックスは見事だった。 致命傷では無いにせよダメージは大きいらしく、立ち上がろうとするミラージュ星人の動きは鈍い。 「今だ!」 キン肉マンの腕が逆十字を形作る。 ティアナは、両者からより遠くに離れた。 ウルドラマンがミラージュ星人を倒した時と同じ気配を感じたのだ。 「くらえ! キン肉フラッシュ!」 逆十字の交差点から放たれた閃光が、ミラージュ星人の全身を包み込む。 鏡の表皮は、光を撥ねることなくみるみる内に罅割れていった。 皹から命が抜け出ていくようにも見えた。 「なぜ……こんな、ダメ超人に!」 断末魔さえ、光の中に消えてゆく。 ミラージュ星人がキン肉マンに劣る部分を探すのは難しい。 ただそれでも、彼は諦めなかっただけだ。 そしてそれが何にも勝る武器であると、キン肉マンは証明してしまった。 罅割れがスリットにまで及んだ瞬間、ミラージュ星人の体が粉々に砕け散った。 無数の鏡の破片が舞い飛び、地に落ちる前に消えていく。 まるで粉雪のようだった。 都会に似合わぬ、いや都会だからこそ映えて見えるのか、幻想的な光景は地球がキン肉マンを祝福しているかのようだった。 「キン肉マンさん!」 戦いは終わった。 ティアナが駆け寄ると、キン肉マンの体が元の身長に縮んだ。 間近で見ると、やはり鼻血の跡、火傷が痛々しい。 しかしそれは同時に、勇士の勲章でもあった。 キン肉マンが、誇るように厚い胸板を拳で叩く。 どんと中身の詰まった鈍い音がした。 「わっはっはっ! 楽勝、楽勝!」 下手をすれば、命を落としていた窮地である。 それでもなお豪快に笑いを響かせるキン肉マンに、ティアナも釣られて口辺に笑みを寄せた。 彼には、人を惹きつける何かがあるように思える。 それに気付いているのは、まだ自分だけのようだが。 「でも、ティアナちゃんもすごかったのう。女の子なのに宇宙人に立ち向かうなんて」 「いえ。私だけの力じゃありませんから。クロスミラージュと、それに……」 言葉の最後を、ティアナは微笑みでぼかした。 キン肉マンが怪訝に目を丸くする。 言わずもがなであることは、彼の後ろに立つ三人組が教えてくれるからである。 「あの……キン肉マン」 中心の一人に声をかけられ、キン肉マンが振り返る。 その時肩が大きく震えたのは、石をぶつけられたのを忘れていないからだろう。 怪獣を倒した後にただの人間に怯えるのが、実にキン肉マンらしいとティアナは思った。 出会って一日も経っていないというのに、彼という男はどこまでも心に染み渡る。 自分には無い資質を、以前なら嫉妬していたかも知れない。 三人組は、少し恥ずかしげな様子を見せると、揃って頭を下げた。 「助けてくれて、ありがとう」 キン肉マンは、一瞬固まった。 普段言われ慣れていない言葉は、理解するのに時間が要るのだろう。 しかし、ティアナは確信していた。 何時の日か必ず、キン肉マンはスーパーヒーローになる。 彼に降り注ぐのは、罵倒では無く大歓声となるだろう。 それを見届ける時間は、ティアナに残されていなかった。 ふと振動を感じて体を探ると、懐中時計の針が激しく回転していた。 クラナガンの廃工場からこの世界にやって来た時と同じである。 ミッドチルダに戻されるのだと、ティアナは何故か理解していた。 「ティアナちゃん……帰ってしまうのか……」 察したキン肉マンの声が、寂しさを孕む。 ティアナは頷いて返した。 管理外世界である以上、今回のようなことがない限り、訪れることはないだろう。 ほんの数時間居ただけの世界が、やけに名残惜しい。 目尻を下げていたキン肉マンは、首を振って何かを追い払うと、男臭く笑った。 「私はティアナちゃんのこと忘れないぞ。ミッド……なんとかでもがんばれ!」 「はい。私も、絶対忘れません」 涙の別れは、きっと彼には似合わない。 自分の体が光の中に消えるまで、ティアナはキン肉マンの笑顔を胸に刻み込んでいた。 行くにしても帰るにしても、自らを取り巻く世界が一瞬で変わる奇妙には慣れない。 薄暗く、埃っぽい空間に放り出されたティアナは周囲を見流した。 薄汚れた埃塗れの床に、錆び付いた鉄パイプと罅割れたコンクリートが絡み合った壁。 ティアナは廃工場に戻ってきていた。 それもおそらく、最悪の状況の中に。 背には、今はもう動かない作業機械。 その向こうには、殺気だった気配が二つ。 ティアナが、キン肉マンの世界へ飛ばされる直前の構図である。 懐中時計には世界を超えるだけではなく、時間さえ巻き戻す効果があったのだ。 同じままに時が進むのなら、じきに手榴弾が投げ込まれる筈だった。 (あ、でも、フェイトさんが助けに来てくれるんだ……) 直後に、ティアナは甘い考えを頭から追い払った。 どうせ助けてもらえる? 唾棄すべき、である。 自ら戦うことを諦めろと、キン肉マンから習った覚えはない。 このまま、自ら何の手も打たず 記憶の筋書き通りにしてしまえば、自分にクロスミラージュを握る資格などないのである。 ティアナは、相棒のグリップを固く握り締めた。 (弱い考えは、もうやめよう。スーパーヒーローには、きっと似合わないから) ティアナが決意を固めた、その時である。 何か固い物が床を転がる音がした。 音は、ティアナの隣で止まった。 深緑の、でこぼことした球体。 それは分かれ道だった。 「やるしか、ないわね」 ティアナは引き金を絞った。 銃口から飛び出した威力低めに光弾が、手榴弾を弾く。 と同時に、ティアナは伏せた。 爆発寸前だった手榴弾は宙に浮き上がると、一秒後に爆炎と鉄片を撒き散らした。 頬や耳を掠める痛みに奥歯を噛みながら、ティアナが立ち上がる。 男達の注目は、まだ爆発に寄せられている筈である。 爆発の残滓とは逆の方向に跳び、両手の拳銃型デバイスを構える。 作業機械の影から出ると案の定、男達は固まっていた。 一度筋書きを変えた以上、この機を逃せば、待っているのは十全の死であるかも知れない。 ティアナが引き金を四度引いたのと、気付いた男達が機関銃の銃口を向けてきたのは、ほぼ同時だった。 最初の二発が、機関銃を破壊し鉄屑に変える。 待つほどもなく、残りの二発が男達の顔面を粉砕した。 といって、非殺傷設定である。 二人の男の命に別状はなく、鼻を顔の中に埋めて気を失うだけで済んだ。 ティアナは黒いスーツを手で探り、武器となりそうな物を没収すると、男達が完全に気絶していることを確認した。 バインドは使えないが、フェイトに拘束してもらえばいい。 とりあえず、この場は片付いた。 突如、ティアナの膝が折れる。 クロスミラージュのグリップを握る手が、今になって震えていた。 敵の無力化は、時間にすれば一分にも満たない。 ただし、極限まで張り詰めた一分である。 過ぎれば緩むが当然だった。 (まあ、でも……巨大宇宙人よりは楽だったかも) 「大丈夫? ティアナ」 振り向くと、駆け付けてきたフェイトの心配げな顔があった。 変わらない言葉に、ティアナは苦笑を漏らす。 ティアナの体に傷のないことを確認したフェイトは、気絶した男達に目を向けた。 片手間にバルディッシュ 「がんばったみたいだね。あれ、その時計は?」 声はティアナの足元を這った。 見れば、古びた懐中時計が床に転がっている。 何かの拍子に落ちたのだろう。 拾い上げ、息を吹きかけて纏わりついた埃を追い払う。 針が少しでも動くことは無かった。 あの時、何故このロストロギアが作動したのか。 その条件は一体何なのか。 持ち帰って調べてもらえば分かるかも知れない。 それでもきっと、再びキン肉マンに出会うことはできないのだろうけど。 「スーパーヒーロー……は、ちょっと恥ずかしいけど。私なりに夢に向かってがんばります」 怪訝に首を傾げたフェイトに、さてどう説明したものか。 作者ページへ 短編目次へ
https://w.atwiki.jp/mg2tokumori/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mg2tokumori/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/yudetamago_soko/pages/168.html
キン肉マンスレ過去ログ倉庫 > 601スレ~700スレ 601スレ~700スレ ←Back Next→ スレ番・URL スレッドタイトル スレッド作成日 本編 601 【キン肉マンPART601】ありのままの姿で力を誇示するガンマン様 2014/03/27(木) 19 37 53.07 第88話 602 【キン肉マンPART602】スニゲーター教官奮闘編 2014/03/31(月) 01 13 49.82 第88話 603 【キン肉マンPART603】バネ小僧…編 2014/04/04(金) 00 48 27.73 第89話 604 【キン肉マンPART604】待ったぞこの瞬間!編 2014/04/07(月) 00 24 30.90 第89話 605 【キン肉マンPART605】ワニの目にも涙編 2014/04/08(火) 22 36 50.92 第89話 606 【キン肉マンPART606】驚愕のマッチメイク!?編 2014/04/13(日) 19 46 10.33 第90話 607 【キン肉マンPART607】驚愕の再登場編 2014/04/14(月) 01 55 33.37 第90話 608 【キン肉マンPART608】復活の死神編 2014/04/15(火) 14 23 35.81 第90話 609 【キン肉マンPART609】次の会場はサグラダファミリア?編 2014/04/19(土) 19 56 25.89 第90話 610 【キン肉マンPART610】読み切りはビミョー編 2014/04/24(木) 09 18 00.81 グランドジャンプ読切 611 【キン肉マンPART611】プラネットマン登場編 2014/04/28(月) 00 12 40.19 第91話 612 【キン肉マンPART611】深淵なる、宇宙地獄の始まり編 2014/04/28(月) 00 16 30.18 第91話 613 【キン肉マンPART612】風よ~~呼べよ~~嵐~~編 2014/04/29(火) 14 08 47.04 第91話 614 【キン肉マンPART614】グリムリパー改めサイコマン編 2014/05/01(木) 22 51 15.64 第91話 615 【キン肉マンPART615】サイコ野郎編 2014/05/05(月) 04 44 57.88 第91話 616 【キン肉マンPART616】深淵なる宇宙地獄の始まり編 2014/05/10(土) 15 32 46.95 第92話 617 【キン肉マンPART617】出戻りバッファローマン編 2014/05/12(月) 03 56 21.35 第92話 618 【キン肉マンPART618】悪魔超人のモン編 2014/05/15(木) 13 26 09.66 第93話 619 【キン肉マンPART619】がんばれプラネットマン編 2014/05/19(月) 00 26 35.70 第93話 620 【キン肉マンPART620】凍結!サイコマン編 2014/05/20(火) 17 02 01.50 第93話 621 【キン肉マンPART621】違いが分かるプラネットマン編 2014/05/25(日) 03 19 52.76 第94話 622 【キン肉マンPART622】いつ見ても汚い技編 2014/05/26(月) 01 46 25.41 第94話 623 【キン肉マンPART623】恐怖の宇宙地獄編 2014/05/27(火) 21 54 38.88 第94話 624 【キン肉マンPART624】いつ見ても汚いプラネットマン編 2014/06/01(日) 23 53 11.29 第94話 625 【キン肉マンPART625】うるせーっこの一撃でお前はあの世逝きだ編 2014/06/07(土) 16 45 40.33 第95話 626 【キン肉マンPART626】完璧超人同窓会編 2014/06/09(月) 00 57 56.68 第95話 627 【キン肉マンPART627】悪魔霊術霊波共鳴!人面プラネット編 2014/06/09(月) 16 58 13.66 第95話 628 【キン肉マンPART628】ヤツ(武道?)はまだ生きている…!?編 2014/06/10(火) 19 44 26.43 第95話 629 【キン肉マンPART629】あのインチキなパワーのせいで編 2014/06/13(金) 19 45 04.54 第96話 630 【キン肉マンPART629】忍者とみせかけてサンシャイン出撃編 2014/06/16(月) 00 18 22.36 第96話 631 【キン肉マンPART630】ストロング武道とは・・・編 2014/06/16(月) 03 00 58.77 第96話 632 【キン肉マンPART632】ルームライトにはできず編 2014/06/17(火) 04 31 25.56 第96話 633 【キン肉マンPART633】次なる地獄は”砂地獄”!編 2014/06/19(木) 11 09 17.11 第96話 634 【キン肉マンPART634】自由の女神編 2014/06/22(日) 05 55 48.81 第97話 635 【キン肉マンPART635】呪いの溶鉱炉ローラーフラグ編 2014/06/23(月) 00 59 38.28 第97話 636 【キン肉マンPART636】無知蒙昧VSオモシロ起源説編 2014/06/24(火) 17 42 14.48 第97話 637 【キン肉マンPART637】誰もが尊敬し崇拝する慈悲深いあやつ編 2014/06/28(土) 03 12 23.00 第97話 638 【キン肉マンPART638】違いの分かる砂ソムリエ編 2014/07/02(水) 18 12 42.87 第97話 639 【キン肉マンPART639】マッ!!ギュワーンギュワーン編 2014/07/06(日) 17 45 41.93 第98話 640 【キン肉マンPART640】久しぶりのローラー編 2014/07/07(月) 09 32 17.44 第98話 641 【キン肉マンPART641】自由のあやつ像編 2014/07/10(木) 19 04 48.52 第99話 642 【キン肉マンPART642】爆砕!サンシャイン編 2014/07/14(月) 00 21 41.78 第99話 643 【キン肉マンPART643】お前なら信じた、お前ならやれるはず編 2014/07/15(火) 00 32 17.85 第99話 644 【キン肉マンPART643】お前なら信じた、お前ならやれるはず編 2014/07/15(火) 00 32 42.45 第99話 645 【キン肉マンPART645】マッ!マッ!シングマン編 2014/07/24(木) 23 14 23.92 第100話 646 【キン肉マンPART646】復活!地獄めぐりNO.6 砂地獄!編 2014/07/28(月) 00 37 06.24 第100話 647 【キン肉マンPART647】や・・・やめんかーっ 編 2014/07/28(月) 19 56 55.28 第100話 648 【キン肉マンPART648】いやあ本当にありがとう!編 2014/08/01(金) 16 13 03.56 第100話 649 【キン肉マンPART649】巨大な使い捨てカイロ編 2014/08/04(月) 20 31 17.78 第100話 650 【キン肉マンPART650】これはどう見ても絶対にウンコですよ編 2014/08/08(金) 02 14 33.96 第101話 651 【キン肉マンPART651】殺しにいこうぜーっ編 2014/08/11(月) 00 19 26.88 第101話 652 【キン肉マンPART652】 サンシャインのご褒美タイム編 2014/08/11(月) 15 17 00.55 第101話 653 【キン肉マンPART653】 都合の悪いことは忘れよ!編 2014/08/13(水) 22 30 49.66 第101話 654 【キン肉マンPART653】 完璧なる人口石の崩壊編 2014/08/17(日) 18 45 21.63 第101話 655 【キン肉マンPART655】 シークレット描き下ろしの主役はこいつらだ!!編 2014/08/21(木) 00 41 15.82 第102話 656 【キン肉マンPART656】うる せーぞ バカがぁーっ!編 2014/08/25(月) 00 20 44.58 第102話 657 【キン肉マンPART657】しかもかなり男前よーっ!編 2014/08/25(月) 12 19 13.22 第102話 658 【キン肉マンPART658】ガッ ギュワァ キラ編 2014/08/27(水) 23 18 10.83 第102話 659 【キン肉マンPART658】 の…脳がない!編 2014/08/31(日) 09 05 46.10 第103話 660 【キン肉マンPART660】GINKAKU編 2014/09/01(月) 01 40 41.64 第103話 661 【キン肉マンPART660】 カラスは可愛い編 2014/09/01(月) 01 40 14.92 第103話 662 【キン肉マンPART662】 誰が知るか!こんな突拍子もない仕掛けなど編 2014/09/07(日) 10 35 53.37 第104話 663 【キン肉マンPART663】 アンタの代わりをやっていくさ編 2014/09/08(月) 06 06 28.05 第104話 664 【キン肉マンPART664】 烏の羽根で水鳥羽輪の術編 2014/09/11(木) 01 52 01.71 第104話 665 【キン肉マンPART665】 一刻も早く京都へ行くんだーーっ!編 2014/09/15(月) 04 23 40.12 第104話 666 【キン肉マンPART666】完璧も下等も関係ない!編 2014/09/19(金) 06 03 54.45 第105話 667 【キン肉マンPART667】ネヴァー!モア!編 2014/09/22(月) 00 54 07.87 第105話 668 【キン肉マンPART668】主は言っている、ここで死ぬ運命ではないと編 2014/09/24(水) 00 18 21.39 第105話 669 【キン肉マンPART669】死はわが宿命…編 2014/09/28(日) 18 00 48.96 第106話 670 【キン肉マンPART670】くらえーーっ!空気手裏剣!…編 2014/09/29(月) 14 43 00.47 第106話 671 【キン肉マンPART671】おまえはニンジャで オレはブロッケンJr.だ!編 2014/10/04(土) 19 50 27.15 第107話 672 【キン肉マンPART672】Lの陣形編 2014/10/06(月) 01 41 45.20 第107話 673 【キン肉マンPART672】 鴉の早贄編 2014/10/08(水) 20 32 14.39 第107話 674 【キン肉マンPART674】 ニンジャのフェイバリット技急募編 2014/10/13(月) 15 33 33.95 第107話 675 【キン肉マンPART674】おまえがそう言うのであればそうなんだろう 編 2014/10/13(月) 15 33 59.43 第108話 676 【キン肉マンPART676】カラスマン、覆滅―?編 2014/10/20(月) 01 38 04.16 第108話 677 【キン肉マンPART677】拙者がその命で放つ最後の技!編 2014/10/21(火) 12 04 47.02 第108話 678 【キン肉マンPART678】完成 悪魔忍法クモ糸縛りーっ!編 2014/10/25(土) 16 54 27.99 第109話 679 [転載禁止] 【キン肉マンPART679】どうみてもラーメンマン編©2ch.net 2014/10/27(月) 00 35 11.88 第109話 680 [転載禁止] 【キン肉マンPART680】30年目の裁きの神編©2ch.net 2014/10/27(月) 07 43 58.10 第109話 681 [転載禁止] 【キン肉マンPART681】任が終われば!忍びは速やかに消えるのみ 編©2ch.net 2014/10/27(月) 22 17 39.27 第109話 682 [転載禁止] [転載禁止] 【キン肉マンPART682】裁きの神、降臨編©2ch.net 2014/10/29(水) 17 47 54.57 第109話 683 [転載禁止] 【キン肉マンPART683】人付き合いが本当に下手編©2ch.net 2014/11/01(土) 10 26 33.82 第109話 684 【キン肉マンPART684】さすがゴールドマンが見込んだ弟子 編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/03(月) 23 16 08.29 第109話 685 【キン肉マンPART685】この世の理を与る武士編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/08(土) 03 43 56.08 第110話 686 【キン肉マンPART686】ハワーッ!デェェーイ!編[転載禁止]・2ch.net [転載禁止]©2ch.net 2014/11/10(月) 00 22 32.80 第110話 687 【キン肉マンPART687】ジャスティス正体判明編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/10(月) 05 00 15.65 第110話 688 【キン肉マンPART688】この魔界での狼藉は絶対に許さんぞ→ウワァァ~ッ編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/10(月) 19 48 07.25 第110話 689 【キン肉マンPART689】裁きの神が裁かれる7日間編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/12(水) 22 00 39.55 第111話 690 【キン肉マンPART690】アシュラマンVSジャスティスマン試合開始編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/16(日) 23 59 42.73 第111話 691 【キン肉マンPART691】ギルティオアノットギルティ編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/18(火) 01 40 42.16 第111話 692 【キン肉マンPART692】タービンストーム!編 [転載禁止]・2ch.net [転載禁止]©2ch.net 2014/11/22(土) 18 44 22.86 第111話 693 【キン肉マンPART693】30年ぶりの阿修羅魚雷編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/26(水) 17 30 23.14 第111話 694 【キン肉マンPART693】阿修羅六道蓮華!編 [転載禁止]©2ch.net 2014/11/26(水) 21 41 26.84 第112話 695 【キン肉マンPART694】そのダメージも3倍だ編 [転載禁止]©2ch.net 2014/12/01(月) 00 32 35.90 第112話 696 【キン肉マンPART694】皆がくれたこの腕で!改良阿修羅バスター! [転載禁止]©2ch.net 2014/12/02(火) 19 34 23.71 第113話 697 【キン肉マンPART697】うおーーっ 坊ちゃまーーっ! ΩΩ Ω/ 編 [転載禁止]©2ch.net 2014/12/08(月) 11 37 48.67 第113話 698 【キン肉マンPART698】 オレの計算でもおそらく半減 編 [転載禁止]©2ch.net 2014/12/12(金) 02 52 23.85 第114話 699 【キン肉マンPART699】 次回更新12/29に怒り面編 [転載禁止]©2ch.net 2014/12/15(月) 03 56 33.70 第114話 700 【キン肉マンPART700】 阿修羅火玉弾をじっと待つジャスティスマン編 [転載禁止]©2ch.net 2014/12/20(土) 15 47 08.58 第114話 ←Back Next→
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/1989.html
【作品名】キン肉マン外伝 ~失われたインカの記憶~ 【ジャンル】漫画 【名前】ベンキマン 【属性】古代インカ超人 【大きさ】身長185cm 体重87kg。和式便器に人間の頭と手足が付いている 【攻撃力】参考テンプレを数十cmの球状に丸められる 恐怖のベンキ流し:相手を捕まえて体の便器に流し込む自分より大きいタイルマンも肉団子にして流し込む ベンキマンには肛門が無いため、流された相手がどうなるかは作者にもわからないらしい ガム、タバコの吸い殻、パンツを流さないでくださいと背中に張り紙してあるので、これ等を流すと詰まる。 タイルは流せたのでこれ等以外は可能かと パンツは穿いている状態なら流せる エラードスピン:頭のウ○コ状のオブジェをドリルのように回転させて攻撃する。自分の通常攻撃が全く通じない奴を痛がらせることが可能 【防御力】新幹線を一押しで東京から北九州まで滑らせるタイルマンの突進を受け止めてられる 【素早さ】達人並み 【長所】マッスルグランプリに参戦 【短所】体の中にパンツを詰められると調子がおかしくなって死ぬ 背中にわざわざ弱点を書いた貼り紙をしている 【戦法】捕まえて丸めてベンキ流し 【参考テンプレ】 タイルマン:体がタイルで出来た超人 身長225cm 体重5t vol.108 430 :格無しさん:2015/01/22(木) 17 12 29.33 ID dcOmX0re ベンキマン考察 攻防は凄いが素早さは微妙 タイルマンの動かした新幹線のスピードから考えて音速反応位はあってもいい気がするけどゆでだから仕方ないね 超人だし超人の壁から ○ビリードレイク ブーメラン全く効かない。捕まえて便器流し勝ち ○南風まろん 便器流し勝ち △泉新一 すばしこくて攻撃当たらん ○竜使い 便器流し勝ち ○もょもと 便器流し勝ち ×タケル 突っ込んでいって逆に一瞬で蒸発 △魔王 便器そのものから魂なんて抜けるんか? ○ラシャーヌ 便器流し勝ち こいつ恐竜当たりだろ △倉本 素早すぎて攻撃当たらん ○くにお 便器流し勝ち ○花山薫 便器流し勝ち ○主人公 便器流し勝ち ×アラジン ジーニー負け △夜知春亮 攻撃当たらん ×アッシュ 火炎放射器で丸焼き ×テリー 凍結負け ×弥五郎 斬殺負け ここから下は攻撃力不足で分け連発なので大丈夫っしょ アラジン>ベンキマン>主人公(FEAR) vol.103 813 :格無しさん:2014/09/16(火) 00 47 35.30 ID v5pNPa4V 810 なんでも流せるとか、そういう設定でもあるのか? 816 :格無しさん:2014/09/16(火) 10 56 48.91 ID YUiHZsbj 813 無い 817 :格無しさん:2014/09/16(火) 11 09 21.77 ID 6xmdwfVJ 816 パンツ流すと詰まってたしな 821 :格無しさん:2014/09/16(火) 12 32 35.28 ID v5pNPa4V 816 それだと タイルは流せたのでこれ等以外は可能かと の根拠がなくね 823 :格無しさん:2014/09/16(火) 17 24 27.15 ID YUiHZsbj 821 吸い殻、ゴム、パンツは詰まるから流さないでくださいってことで 普通は流せないタイル流せるんだから流すなって書いてある物以外は流せるんじゃないかと 833 :格無しさん:2014/09/16(火) 23 47 33.33 ID QHcSja5k 829 そもそもベンキマンはキン肉マンを1回流せたんだから、 描写の多いキン肉マンで書いた方がいいと思って本編描写拾った。 演技をしてからの不意討ちとはいえ 2トンの動かない怪獣を持ち上げることができ(20回超人五輪予選) 超人を月まで投げられるキン肉マン(ジェシー戦)が抵抗できずに流し飲み込まれた。 キン肉マンの反応速度は、月から地球まで20分で飛行できる「遅い超人」より(20回超人五輪予選) 早く飛行できるスカイマンを飛行中に捕まえられるテリーマンと互角くらい。 飛行移動速度は「遅い超人」よりなお遅い。走る速度は不明。 ベンキマンは、最高時で、キン肉マン、タイルマン、カニベース、キングコブラ(超人)、 甲子園球場のグラウンド部分を1mほど水没させる量の水を流し飲み込めた。 847 :格無しさん:2014/09/17(水) 18 58 55.17 ID lRqEMLH1 833 横からだがちょっとツッコミ 地球~月間の飛行速度に関しては、ロビンマスクが「人間のフルマラソンのオリンピック記録と同程度のタイム」で往復できる、という設定がある それで、スカイマンの飛行速度はロビンマスクの地球~月間の往復タイムより20分弱程度は遅い程度 キン肉マンの飛行速度は、ロビンマスクが地球~月間を往復する程度の時間で、地球から月まで辿り着いてなおかつ出発できる程度 キン肉マンとベンキマンが戦ったのは、甲子園球場ではなく東京競馬場 849 :格無しさん:2014/09/17(水) 20 43 55.43 ID pFGi/BJh 847 そうなると、ロビンマスクの飛行速度は月~地球間約60分だからマッハ313。 スカイマンは70分でマッハ260かの。 ベンキマン戦は「体型が理想から少し遠くなってる」ことがハッキリしてるので ジェシー戦(月投げ)から弱体化してるかも。 (理想の体型では10万人中100人に残れるレベルなので相当だが) しかし、国立競技場のスタンド定員は6万2千のはずなのに(当時)、10万入るとは… 851 :格無しさん:2014/09/17(水) 22 10 04.82 ID I/o4H8D8 849 プロレスだとグラウンドも観客席に出来るんで収容人数が増えるんですわ 852 :格無しさん:2014/09/17(水) 23 56 02.73 ID pFGi/BJh 851 超人五輪予選には10万の超人が参加したんだけど グラウンド部分には予選参加超人はいない描写になっているので スタンド部分だけで10万人入ってると思われる。 でもまあ、このくらいのリアルとの差異があってもいいだろw
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/6133.html
ケンダマン〔けんだまん〕 作品名:キン肉マン 作者名:[[]] 投稿日:2011年5月29日 画像情報:640×480px サイズ:156,641 byte ジャンル:ぐぬぬじゃねえ キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2011年5月29日 ぐぬぬじゃねえ キン肉マン 個別け
https://w.atwiki.jp/yarunikuman/pages/142.html
チーム選択時の3つの質問&回答(知性チーム) + 【① なぜ王位に挑むのか?】 172 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 14 29.18 ID /hrPzF4N [9/28]【① なぜ王位に挑むのか?】. ―――┐ ∥ |.. / ∥ |... / ___ ∥ | // ..........\  ̄ / ̄\..\..\ _ _\ 俺こそが 正当な 王位継承者だから… \..\...≧大≦.....| |......|...| |.. |.. というのは 前に話したわけだし| |......|...l |.. l...| < ̄ ̄ T r ⌒」| そういうことが 聞きたいわけではないよな? _// ̄ T...「 |∧ /...../.../ (‐ ナ 、...l/∧...../.../  ̄ ̄ l....//∧..、/ | ┌ ┐ l |/.....\___/ ∧ \ 人  ̄ ノ/|\...l..| |...|...l 、// ∧ \ ―‐ /...| l..l..| |...|...| \ ____ / \ / ヽ、 _ノ \ あれから オメーの答えが 何も変わってねーんなら それでも構わねーお / (●) (●) \ | (__人__) | 今のオメーが なんで こんなに世の中乱してまで 王位に挑むのか \ ` ⌒´ /ヽ / \ 正直に聞かせてくれお ( ヽγ⌒) ヘ \ ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ {;;;;;;;} L;;;;」178 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 18 30.04 ID /hrPzF4N [10/28] _ ∥| \ ∥ |_ 丶 ´、_ _ // ∨ 、 / }l ⌒ // l ノ| 、― 、 ― z }l | __l ノ ̄( _  ̄\ 八 l__ 【妄執に決着をつけるため】 【1D100 58】 / 八{ ´ 二 ヽ ))/ \\ \__ __/ l \丶 ̄ ノ ..イ l、 l l ≧ \ ≧ 、 【今の自分ならキン肉星を良くできる】 【1D100 15】 r≦三 、 /| | l 二二 ≦/ | |l \ | | | l | r \ / ̄ ̄ ̄、\ _| | | l ー | l| | | | | | 【母のため】 【1D100 33】 l ll | | |、_∧ |―l| | | l l l l | | l| l l| | | /∧_ / | | | ヽ ∧/∨/ |l | | l| l l| | | /― 丶ィ |l | l ∧/∨ |l |l ノ ノ l l| | | /  ̄\ヽ}l | | | | /∧/∨ /|l | \__// \l| | l / |l | | | | ∧/∨ |l | ――≦―‐ 、 ll / |l | | | | _ ≧/ |l201 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 27 19.10 ID /hrPzF4N [11/28] ___ 「 匕 __ \ > "  ̄ ̄ "<___/ ┌┘. .ヽ / -  ̄ ̄ ̄「 ̄l ̄ ̄\丶 ノl/ ⌒丶 l 「 ……お前から 教えてもらった言葉を用いるなら | | l | l ≦l l___ ノ ノ l | | l ―… イl |二二大∨〈 俺が 俺自身に納得するためだな | l / | | \ l人( O ノ┘ ."<  ̄ …‐――‐匕 l | | \ ニ≦ ノ| | .∨/ \  ̄ ̄// | l | T  ̄ | |/. .∨ ∨ こうして 神と 元老院に 大義名分をもらった今 \ // l | ∧ .∨/ 」 /| |∧ .∨ ∨ T l | /∧ ∨> ". .\_ 」 |/∧ .∨// 俺が それに応えられる 王の器であるか否か… l ∧ 7 ノ ∧≧ 、∨ \  ̄ ̄ / \ ≦ /.../ ∨ | 丶 ―― \ // ∨ 確かめたいんだ \人 / ̄ ̄/\  ̄ ̄ ∧/ ∨ l⌒\ l  ̄ ̄/\ l __ _ ノ//∧/ ∨ l⌒\ |  ̄/\ ノ _// /∧/ ___ / \ オメーが 王位を目指すことで / \ , , /\ / (●) (●) \ こんな大事になっててもか…? | (__人__) | \ ` ⌒ ´ ,/. /⌒~" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ オメー 真っ当に名を上げたお? | ,___゙___、rヾイソ⊃ | `l ̄ これで 王位を勝ち取れなきゃ オメーには偽王子って肩書きが. | | ずっとついて回ることになるお…!?215 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 33 12.00 ID /hrPzF4N [12/28]. ―――┐ ∥ |.. / ∥ | ああ それでもだ……!!... / ___ ∥ | // ..........\  ̄ 勝手かもしれんが 俺にはこれしかないと / ̄\..\..\ _ _\ \..\...≧大≦..... すがり続けた 妄執なんだ これは……| |......|...| |.. |..| |......|...l |.. l...| < ̄ ̄ T r ⌒」| 結果がどうなろうとも 確かめなければ _// ̄ T...「 |∧ /...../.../ (‐ ナ 、...l 俺は 別の道に進んだとて 立ち止まったままになる…/∧...../.../  ̄ ̄ l....//∧..、/ | ┌ ┐ l |/.....\___/ ∧ \ 人  ̄ ノ/|\...l..| |...|...l 、// ∧ \ ―‐ /...| l..l..| |...|...| \ ∥∨ ∥/ ∨ あの時は 一人も足を止めてくれない ∥///∨ ―― 実の伴わない 青二才が何をと 思われたかもしれないが… /. | | .\ \\ _ _...// l....l..l>三<..l....| l 今度は違うぞ 王位への筋道が見えている……!! | l....l..| ⌒ |..l....| | | _l....l..| |..l....l __ | 俺は 本気で 全てをかけて 王位を勝ち取りに行く!! | \__ >. .< __/ | > "  ̄ l∨.../.../ ∧.. ∨/ | ̄ " <―< |...|..| /|∧/.../ 乂_乂 ∧....∨ | |..|...l >――// |...|..| /|/∧/  ̄ ̄ ∧ // | |..|...| |...|..l - _// |...|..| /|//∧ ( ⊂⊃ ) /// | |..|...| |...|..| -_ + 【② 正義超人・悪魔超人・完璧超人の3陣営とどのようにやっていくのか 本人がどう思っているか、スタンスや距離感などなど】 234 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 45 47.64 ID /hrPzF4N [13/28]【② 正義超人・悪魔超人・完璧超人の3陣営とどのようにやっていくのか 本人がどう思っているか、スタンスや距離感などなど】 _ ∥| \ ∥ |_ 丶 ´、_ _ // ∨ 、 / }l ⌒ // l ノ| 正義 悪魔 完璧の 三陣営とは 話が大きくなったな… 、― 、 ― z }l | __l ノ ̄( _  ̄\ 八 l__ キン肉王家はたしかに 正義超人の象徴的な存在だが / 八{ ´ 二 ヽ ))/ \\ \__ __/ l \丶 ̄ ノ ..イ l、 l l ≧ \ ≧ 、 正義超人としての実権は むしろ 宇宙超人委員会の方にある r≦三 、 /| | l 二二 ≦/ | |l \ | | | l | r \ / ̄ ̄ ̄、\ _| | | l ー | l| | | | | | l ll | | |、_∧ |―l| | | l l l l 俺が キン肉大王になったとて | | l| l l| | | /∧_ / | | | ヽ ∧/∨/ |l | | l| l l| | | /― 丶ィ |l | l ∧/∨ |l 俺の意向では どうにもならない話じゃないのか? |l ノ ノ l l| | | /  ̄\ヽ}l | | | | /∧/∨ /|l | \__// \l| | l / |l | | | | ∧/∨ |l | ――≦―‐ 、 ll / |l | | | | _ ≧/ |l ___ キン肉王家の影響力は 無視できねーだろうお……!! /⌒ ー、\ /( ●) (●)\ ましてやる夫は 悪魔超人だお? / ⌒(__人__)⌒ \ cー、 | |r┬-/ ' |⌒,一っ 正義超人の象徴 キン肉王家の次期大王に 手ぇ貸したら ,へ λ \ `ー‐' / 入 へ、 /ヽ /\ 悪魔超人にどんな見返りがあるか… 気になって当然だお241 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 50 15.55 ID /hrPzF4N [14/28] ___ 「 匕 __ \ > "  ̄ ̄ "<___/ ┌┘. .ヽ / -  ̄ ̄ ̄「 ̄l ̄ ̄\丶 ノl/ ⌒丶 l 「 | | l | l ≦l l___ ノ ノ l | | l ―… イl |二二大∨〈 【まずは王家の地盤固めからだ】 【1D100 10】 | l / | | \ l人( O ノ┘ ."<  ̄ …‐――‐匕 l | | \ ニ≦ ノ| | .∨/ 【超人は一枚岩になるべきだ】 【1D100 32】 \  ̄ ̄// | l | T  ̄ | |/. .∨ ∨ \ // l | ∧ .∨/ 」 /| |∧ .∨ ∨ 【このチームが懸け橋になるのだ】 【1D100 52】 T l | /∧ ∨> ". .\_ 」 |/∧ .∨// l ∧ 7 ノ ∧≧ 、∨ \  ̄ ̄ / \ ≦ /.../ ∨ | 丶 ―― \ // ∨ \人 / ̄ ̄/\  ̄ ̄ ∧/ ∨ l⌒\ l  ̄ ̄/\ l __ _ ノ//∧/ ∨ l⌒\ |  ̄/\ ノ _// /∧/258 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 54 45.93 ID /hrPzF4N [15/28] -―― \ / / / /\ フフフ……!! こ | __ / _ / // ヽ こ | / ) /{ <益/ / / / ‘, それこそ この王位争奪戦が 大きな意味を持つとは思わないか? さ | / __/ ∧ \ {/ ̄\_{ i. ! │ __/_,ノ /∨宀 } ー‐く _/ | | _/ ̄ / | 廴_,ノ { ̄\ \ | 俺が正義超人の象徴 キン肉大王となり_. / __/ \ ̄| | / /(_r‐)_/ ̄ ̄\ \ / /| \( / \ }_,人_,ィ⌒ヽ ∨ //`ー‐ __ |\ \ / |___/ | お前は 七人の悪魔超人の頭目……!!. | \ \ |_/ 一'’ ∨ | r‐ ニ イ} |\\ / │ |. | 〈}__// / ヽ| 乂__/ / }/| | │. 人___/__/ \ / /| |___」 ̄\/. {\______| __|}>‐┬‐<_/| |/ /  ̄ ̄ ̄\_. /\___/| // ∧{ |\______/ |// / \ / l / / / | | / / / )\---- / \.....〉--- / V-- / U __ | f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ̄´ 〃.........\ | | そして そこにいる オメガマンは 完璧超人だ!_ ∥..................ヽ l |......≧、 ∥.......................| l_ | 俺たちが勝ち上がることは そのまま 三属性の融合に繋がるだろう!!......... l \ l{........................ l / / ヽ_________________________________乂_......... | \\.................ノ l >....../ ̄ ̄  ̄ ̄ ∨ \/ V. . U /l 〉. . . l/ /. . . . / フォアッッッ!!!???. . . . ― 、l. . . . / /. . . . . / / /. . . . . \ /、. . . . . \/ /-\. . . . . /---丶 . . . . /295 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 21 59 34.39 ID /hrPzF4N [16/28] ____ /⌒ ⌒\ おおっ!? /( ●) (●)\ / ⌒(__人__)⌒ \ なんだオメー 完璧超人だったのかお!! | |r┬-| | /´ ̄``゛'- ._‐´ / ネプチューンマンたち 元気でやってっか!? | ___) \. | \ あれから1年 音沙汰ねーから 気になってんだお!!. |  ̄) | | ̄ ̄ ̄ _ _r≦ _ ヽ /∧...l....l....l..l ノ V あ ああ……!! /...≧レ v v/八 v l...〃 _ヽl /_ ` V/ その まあ 健在だ……!! /...l{U ノ|、 l イ  ̄ ̄ ――― _ /......l{ 〈|〉 | ノ /- _ /....... ∧. U /l | l\ l≦ 、 /---- _ か 完璧超人界も広くて _/―‐ 、/∧ \l | l/∥ \ l--------_ _/..........ヽ.............V ∧ l /l \ |--------- 先遣隊のメンバーと 俺は /........ヽ...............∨.........∨/ ≧―‐ //|≧ \ /---------- /..................∨.............V...........V///////// \__ _ ≧ __/----------- ほとんど 顔を合わす機会がなかったがな……!! _/........................V..............V...........∨//// / ヽ -------------------/  ̄\.................∨.............V...........l  ̄ Y l----------------- ヽ...............∨............∨ ̄| | |--------------- ∧..............∨  ̄ }∧ | | |------------- f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ /∧/ ̄l∧ l/∧ 丿 | |---------  ̄ | そっかー… そいつは残念だお ∧ |/∧ ノ l l------  ̄ ヽ______________乂_ ∧ ノ / 丶 ∧‐‐≦323 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 22 08 15.09 ID /hrPzF4N [17/28] _ __/....\- 、_ (フォオオォ~~~ッ……!! l..............\........l.....l.......} 〃――、 /l 了! 丿、丿ヽ 完璧超人という 出自で 参戦したのだから __/ V /..........l\ U ―‐ 、 ∨ そう扱われるのは構わんが l............./ ̄ ___ 、..........ノ V l........../ l....................〉 _  ̄ 言うに事欠いて 友好の懸け橋だと~~っ!? \....l U 、............/ ∧ V /∧  ̄ ` __ l '/∧ /.. ∧ l | じゃあ 私が ニューソク・デ・やる夫を狩ったら ___'∧ . ∧ | l. /.....................\ U \ . ∧ソ , それはもう 世間を揺るがす裏切りではないか……!!... /.................................\  ̄ /-∨ ___/ /........................................ \ ____ /---∨/____/ ---/. /_.............................................\ ---------------------------=≦ __ やめろやめろ その路線を大々的に押し出すな……!!). /..........\............................................\-------------------------了 -........................\............................................\---------------------- /..............................\............................................\ ----------------- /....................................\............................................ヽ-------/ ̄ ̄ ̄ ―┐ / ′| / / | ...丶 ̄ ̄ -. \ .\ \ 争奪戦の直後は 王家周りも 慌ただしくなる… ∨ \ .\ \</ ∨ _|_ l ⌒ /. 正義超人全体どころか 属性間などという 広い問題にはそう手を伸ばせまい ∨l ≧ __ ∨. / ∧| __/. / 「_ヽl ∧l l/. / r ノ 「| だが 俺たちの闘い自体に意味を持たせられるなら…/ | | / ̄ ―― l |/ | |/ _ l/ それは 正義超人の象徴たる キン肉族に相応しいと思わないか/ 人 l ( ノ l / ⌒丶 \  ̄ / \// \ ―\ _ // l .\// \  ̄) イ/l | l \ + 【③ 王になった後の他候補者の処遇について】 358 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 22 14 50.62 ID /hrPzF4N [18/28]【③ 王になった後の他候補者の処遇について】 ∥∨ ∥/ ∨ ∥///∨ ―― /. | | .\ \\ _ _...// l....l..l>三<..l....| l キン肉マンはじめ 他の候補者をどうするか か… | l....l..| ⌒ |..l....| | | _l....l..| |..l....l __ | | \__ >. .< __/ | > "  ̄ l∨.../.../ ∧.. ∨/ | ̄ " <―< |...|..| /|∧/.../ 乂_乂 ∧....∨ | |..|...l >――// |...|..| /|/∧/  ̄ ̄ ∧ // | |..|...| |...|..l - _// |...|..| /|//∧ ( ⊂⊃ ) /// | |..|...| |...|..| -_ ____ / \ おお 大事な話だお!! / \ / \ / (●) (●) \ やる夫が引き込んだ連中が バラけて参加してんだ…!! | (__人__) u | \ . |┬-r| / チームごと処刑なんて言われようもんなら やってらんねーお…!! / `ー´9mー ) `ーー‐'゙367 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 22 20 49.34 ID /hrPzF4N [19/28] ___. / | | // | | l∨  ̄∨. 【登用】 【1D100 11】 | | ̄\ __ ∨. _____|_| \ ` ´ / ! 【追放】 【1D100 74】 / | | |. / / t─ュ t‐ュ| / / / / /│ / .__〉∨\ 【関与せず】 【1D100 90】 / / / / / l| \ γ っ`./ / / / / / ||l \乂___ノ / / 【処断】 【1D50 15】 __/ / / / \ // / / ____/ . ' \ __ / /. \ \ | | / / \ | | | . .' | | | | | | l| | | | | | \ '. .| | l| | | '. '. '. \ /\ / \ \382 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 22 24 32.27 ID /hrPzF4N [20/28] / \ / \ ……何もしやしないさ ― … \ 〃>/.................\\ そもそも 俺たちは たまたま 同じ病院で生まれただけの他人 人_ ......./ ̄\......\丶 l 「 \_ \........ | | 本当に 王家の血を引いているのは一人だけなんだ ┴ |......\ .......| | \.......\ | >l | | 「 ̄l l 丶.......| > " . | 正当な 継承者が決まった後は 他の候補者に継承権はない  ̄ |..> " イ L _ 人 ノ> " //| / 血筋を利用し 担がれる対象にはなりえない ___ /)/ノ ' ヽ、\ / .イ '(●) .(●)\ ………… / 二) (__人__) \ | 二ノ ´ ⌒` | \ ヽ /400 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 22 30 37.61 ID /hrPzF4N [21/28] _ ∥| \ ∥ |_ 丶 ´、_ _ // ∨ 、 / }l ⌒ // l ノ| 仮に 俺が敗者の立場なら どうしてほしいかという話だ 、― 、 ― z }l | __l ノ ̄( _  ̄\ 八 l__ / 八{ ´ 二 ヽ ))/ \\ \__ 俺が大王ではないと 決着がついたのなら…… __/ l \丶 ̄ ノ ..イ l、 l l ≧ \ ≧ 、 r≦三 、 /| | l 二二 ≦/ | |l \ | | | l | r \ すぐにでも切り替えて それぞれの道を往くべきだ / ̄ ̄ ̄、\ _| | | l ー | l| | | | | | l ll | | |、_∧ |―l| | | l l l l | | l| l l| | | /∧_ / | | | ヽ ∧/∨/ |l そこに 関与はすべきじゃないと 俺は思う | | l| l l| | | /― 丶ィ |l | l ∧/∨ |l |l ノ ノ l l| | | /  ̄\ヽ}l | | | | /∧/∨ /|l | \__// \l| | l / |l | | | | ∧/∨ |l | ――≦―‐ 、 ll / |l | | | | _ ≧/ |l ____ / \ / _ノ ヽ、_.\ ……みんながみんな オメーみたいに切り替えれるか? / (●) (●) \ | (__人__) | 前のオメーみたいに 王位を諦めらんねーって / ∩ノ ⊃ / ( \ / _ノ | | 囚われる奴も いるかもしれねーお……? \ “ /__| | \ /___ /421 名前:肉織部 ◆GR/4OUYYtPkG [] 投稿日:2023/02/18(土) 22 38 19.69 ID /hrPzF4N [23/28] -―― \ / / / /\ フッ……!! こ | __ / _ / // ヽ こ | / ) /{ <益/ / / / ‘, さ | / __/ ∧ \ {/ ̄\_{ i. 俺が勝者だったなら 妄執に囚われた奴が向かってくる限り ! │ __/_,ノ /∨宀 } ー‐く _/ | | _/ ̄ / | 廴_,ノ { ̄\ \ | そいつに根気よく 納得をくれてやるさ…!!_. / __/ \ ̄| | / /(_r‐)_/ ̄ ̄\ \ / /| \( / \ }_,人_,ィ⌒ヽ ∨ //`ー‐ __ |\ \ / |___/ | お前が 俺にしてくれたようにな……!!. | \ \ |_/ 一'’ ∨ | r‐ ニ イ} |\\ / │ |. | 〈}__// / ヽ| 乂__/ / }/| | │. 人___/__/ \ / /| |___」 ̄\/. {\______| __|}>‐┬‐<_/| |/ /  ̄ ̄ ̄\_. /\___/| // ∧{ |\______/ |// / \ / l / / / | | / / / )\ ____ /_ノ ヽ\ オメーみたいに 人の話聞かねー奴がか? / ( ●) (●)、 / ⌒(__人__)⌒\ ヤララララ……!! | |r┬-| | \ `ー'´ / そいつは心配だお!! ⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ \ ヽ / ヽ / \_,,ノ |、_ノ
https://w.atwiki.jp/yudetamago_soko/pages/167.html
読み切り編 闘いの軌跡総集編スペシャル!! キン肉マン外伝・ベンキマン~失われたインカの記憶~ キン肉マン~超人血盟軍、結成秘話~ キン肉マン~奇跡の救世主伝説の巻~ キン肉マン特別読切 ラーメンマンとブロッケンJr.~恩讐の彼方に~ キン肉マン超人列伝 ウルフマンの巻 -土俵上の士(もののふ)- キン肉マン超人列伝 カレクック -愛と怒りの聖人-の巻 連載40周年特別読切 さよなら、キン肉マン!!の巻 『キン肉マンII世』特別読切 テリー・ザ・キッドの夜明け こち亀×キン肉マン 正義超人亀有大集結!! 働け!!ゆでたまご 第1話 キン肉マン(嶋田隆司先生)×ネメシス(中井義則先生) 働け!!ゆでたまご 第2話 ウォーズマン(嶋田隆司先生)×ロビンマスク(中井義則先生)
https://w.atwiki.jp/hijinrui/pages/744.html
【作品名】キン肉マン 【ジャンル】漫画 【名前】ガンマン 【属性】完璧始祖漆式(パーフェクト・オリジン“セカンズ”) 【大きさ】302cm580kg 見た目は一対の鹿の角生やした一つ目の人型。肌は岩っぽい 【攻撃力】ピサの斜塔を押して真っ直ぐに出来る キン肉マンを絶命させたスニゲーターの奥の手を筋肉の盛り上がりで外せる。パワーではキン肉マンを上回る ストンピングでエルクホルン・シザースを防ぐ亀の甲羅を踏み砕く 本顔(リアルフェイス)あぶり出し固め;フルネルソン式のキャメルクラッチに見える エルクホルン・シザース;頭の角で相手を挟み込む。ガンマンの打撃に耐えるスニゲーターを一発で血塗れにする技 エルクホルン・コンプレッサー;エルクホルン・シザースからのコンポ。角で挟んだ相手にアルゼンチンバックブリーカーを極めて大ジャンプし、空中で反転してリングに角から落ちる衝撃で相手を両断する技。 完璧・漆式奥義エルクホルン・テンペスト;角をプロペラのように回転させ切り刻む技。奥義というからにはシザースやコンプレッサーより威力は上だろう 【防御力】キン肉マンを絶命させたスニゲーターの奥の手でダメージを受けない 宇宙空間でも生存可能な筈 【素早さ】キン肉マンと格闘できるスニゲーターと格闘できる 飛行可能。速度は月にまで数時間で往復できる奴より下ということはあるまい 【特殊能力】 真眼(サイクロプス);ガンマンの眼は数億年先の未来まで見通せる 相手の動きを先読みすることも可能。スニゲーターの動きを完全に見切っていた 眼から放つ光線で相手の真実の姿を暴く。作中ではスニゲーターの変身を解除し、観客のカツラや厚化粧をはぎ取った 【長所】真眼の便利さ 【短所】スレ的にエルクホルンより強いストンピング 【戦法】真眼で先読みしつつエルクホルン・テンペスト 【参考テンプレ】 【名前】キン肉マン 【属性】正義超人 第56代キン肉大王(宇宙人) 【大きさ】185㎝ 90㎏ 【攻撃力】ビビンバ曰く1tの超人相手でも余裕で技を掛けられたらしい 新幹線を一押しして東京駅から新横浜まで走らせる事が出来る。 新幹線を一押しで東京駅から小倉駅まで吹き飛ばせるカナディアンマンに競り勝つ怪力のアシュラマンやパイレートマンと 互角に組み合うことが可能。 宇宙旅行:同じくらいの体格の超人を月まで投げ飛ばすことができ、投げ飛ばされた超人が月にぶつかり月の一部が欠ける (地球からでも確認できるほどの大きさ)。 あんまり使わないのは本人曰く「投げたときに腕を掴まれたら飛ばないから」らしく、 実際自分が同じ状況に置かれた際にはその方法で難を逃れている。 48の必殺技:自分の打撃を何十発喰らっても立ち向かってくる強力な超人でも一発KO可能な関節技や投げ技。 光線技:自分と同じ大きさの怪獣を倒せるが、テンプレ時にはたぶん使わない 【防御力】常人の数百倍強靭な超人の体を簡単に真っ二つにするロビンマスクやラーメンマン、 前掲のアシュラマンやらパイレートマンやらの攻撃を受けまくっても耐える。 生身で大気圏を突破・突入したりできる。 肉のカーテンのポーズを取ると鋼鉄並の防御力を得る(通常時のキン肉マンでも苦悶する攻撃に耐える)。ただし、脇腹の古傷が弱点。 火事場のクソ力を有するため熱には強く、プラネットマンが投げつけた燃え上がる火の玉を身体で受け止めても火傷しない。 【素早さ】0パワーで移動速度が光速になっているバッファローマンを5mかそこらの間合いから反応して捕まえた。 自身と同等の反応・戦闘速度の奴と互角にプロレスが可能。 移動速度はオナラ飛行で数時間以内に地球~月まで往復できるくらい。 同じようなことができるロビンマスク曰く「(↑の競技で1位だった自身の)地球~月往復のタイムは人間のフルマラソン世界記録くらい」とのこと。 修正:vol.9 54 vol.6 142 自分:格無しさん[sage] 投稿日:2015/11/18(水) 02 05 39.33 ID NB9fNNeo (省略) ガンマン考察 攻撃力は月破壊威力以上で防御もそれ相応。素早さは戦闘、反応速度が1mから6万kmとする 揃った性能。以前考察したブラックホールと同じく空中要塞の壁上から見る △ジュラル星人の基地~デスザウラー こちらの攻撃は大きさで耐えられ、 あちらの攻撃は避けて分け ?デーモンスピリット 人間大の蠅より速く飛べるでは戦闘、反応速度が不明 △時空生命体ガルキメス あちらの方が速いか。攻撃は耐えて分け △島喰い~平将門 こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ○ウルトラマン(かっとびランド) ~魔人ブゥ(OP映像) エルクホルン・テンペスト勝ち △マルゴリ~クラーケン こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ×仮面ライダーコア 体に触れて六千度の熱負け △ギガホース~島亀 こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ○電気雲 寿命勝ち 負けより勝ちの数の方が多いので島破壊の壁上を見る △戦艦型(甲) こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ×バン王 こちらの攻撃は大きさで耐えられ、全能負け △レッドマン こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ○スライバ~ネガ電王(ガンバライド) エルクホルン・テンペスト勝ち △タイラント(FE3) こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ○怒んパッチ エルクホルン・テンペスト勝ち ○エディ 戦闘機の大きさは大体19m前後なのでエルクホルン・テンペストで削って勝ち △終末兵器アスモダイ 双方攻撃をかわして分け △カブト・ザ・キラー~カリスマデビルX こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ○超魔ハドラー エルクホルン・テンペスト勝ち ○ガンガー~暗闇の雲 エルクホルン・テンペストで削って勝ち △ラブマシーン こちらの攻撃は大きさで耐えられ、あちらの攻撃は避けて分け ○ゼロムス~ガーゴイル エルクホルン・テンペスト勝ち ×ブラックホール(キン肉マン) ブラックホール負け ?しょくぱんまん アンパンマンと全く同じスペックとあるが何を根拠にしているのか、 同一である設定が存在するのならテンプレに書くべきでは ○漆黒の騎士ばいきんまん エルクホルン・テンペスト勝ち ×悪意の海岸 洗脳負け ○フォックス・マクラウドonアーウィン エルクホルン・テンペストで削って勝ち △カービィ(スマブラX) こちらの攻撃は避けられ、あちらの攻撃は耐えて分け まぁこんなもんか 悪意の海岸>ガンマン>漆黒の騎士ばいきんまん デーモンスピリットとしょくぱんまんは修正行きか