約 362,094 件
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/4450.html
ケロテレビランキング BD/DVD2019年6月 ←2019年5月 | シングル | アルバム | 2019年7月→ + 【ランキング動画を見る】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm35346028 http //www.nicovideo.jp/watch/sm35346028 音楽BD/DVD 順位 変動 DVD名 アーティスト タイアップ 発売日 月間売上 累計売上 1 新 あんさんぶるスターズ! Starry Stage 2nd BOX - あんさんぶるスターズ! 6/28 14346 14346 2 新 Inori Minase MUSIC CLIP BOX 水瀬いのり - 6/26 10646 10646 3 新 斉藤壮馬 1st Live "quantum stranger(s)" 斉藤壮馬 - 6/5 7841 7841 4 新 Wake Up, Girls! FINAL LIVE 想い出のパレード Wake Up, Girls! Wake Up, Girls! 6/28 4272 4272 5 新 あんさんぶるスターズ! Starry Stage 2nd DAY - あんさんぶるスターズ! 6/28 2383 2383 6 ↓ Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ Memorial BOX Aqours ラブライブ! サンシャイン!! 5/29 2329 26072 7 新 浪川大輔×柿原徹也×吉野裕行 Joint Live 2018“VERSUS” 浪川大輔×柿原徹也×吉野裕行 - 6/12 2164 2164 8 新 あんさんぶるスターズ! Starry Stage 2nd NIGHT - あんさんぶるスターズ! 6/28 1900 1900 特典CD 順位 変動 CD名 アーティスト タイアップ 収録 発売日 月間売上 累計売上 1 新 Rising in revolt アリス(茅野愛衣),キリト(松岡禎丞) ソードアート・オンライン キャラソン 6 6/26 10530 10530 ←2019年5月 | シングル | アルバム | 2019年7月→ 月間 | 週間
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/3201.html
SAO(「そ」してまた「あ」の馬鹿に「落」とされる美琴) 白い純白のドレスのような甲冑を身に纏い腰にレイピアを携えたその少女は、両手に大量の荷物を抱えたまま、深くため息を吐く。彼女の名はアスナ。最強と名高い攻略組ギルド、「血盟騎士団」の副団長だ。「はあぁぁ…この状況、あの馬鹿だったらきっと『不幸だー』とか言ってるんでしょうね……」…の、コスプレをした美琴である。特徴的なロングの髪は、オサレなウィッグでカバーしている。ここは第三学区にある国際展示場。今は学園都市最大の同人誌即売会会場となっている。要するに毎年お盆と年末に『外』の世界でやるアレの、学園都市バージョンみたいな物だ。学園都市にも、一般的に「オタク趣味」と呼ばれている物を生き甲斐にしている者はいる。(青髪など)しかし学園都市のセキュリティの固さから、夏休みや冬休みでも長期で外出できない生徒は少なくなく、例のイベントに参加したくてもできない者も多い。ならば学園都市でも似たようなイベントをやってしまえと、半ば強引に開催された訳なのだが、どうやら概ね好評なようだ。しかし盛り上がる周囲の人間とは対照的に、美琴は何だかどんよりしている。両手からぶら下がった荷物の中には大量の薄い本【せんりひん】を詰め込み、コスプレまでして、イベントを最大限に満喫しているというのに。「やっぱり断れば良かったかな~…? でも初春さん、あんなに楽しみにしてたし……」そう。美琴がここにいる理由は、初春に頼まれたからなのだ。初春は以前から、今日のこの日の事を、待ち遠しそうに語っていた。ご丁寧にも、コスプレ衣装まで発注して。しかし不幸にも風紀委員という立場から、イベント当日に警備として駆り出され、同じく風紀委員の白井と共に裏方に回されてしまったのだ。だが当然、裏方には自由時間などなく、楽しみにしていたイベントでも回る事などできない。そこで白羽の矢が立った【なきつかれた】のが美琴だった。本来ならこういうのは、フットワークが軽く何事でも楽しめる佐天の役目なのだが、彼女は三日前から実家に帰省している。学園都市に帰ってくるのは明後日だ。仕方がない。そういう訳で、美琴は初春の代わりに何十冊ものBL本(勿論、初春の趣味)を買わされていたのだ。しかしそれなら、何もコスプレまでする必要はなく、美琴も抗議したのだが、初春から「だって、せっかく作ったのに勿体無いじゃないですか! オーダーメイドですよ!?」というよく分からない理屈により却下された。「にしてもあっついわねー……えっと次は…E32のaか」初春から渡された紙切れ【メモ】をカバンから取り出し、次の目的地を確認する美琴。その時だ、「あのー…すみません……」何者かに話しかけられた。実は美琴が憂鬱だったのは、これも原因だったのだ。会場に入ってからというもの、やたらと話しかけてくる男が多いのである。元々美琴は顔立ちが端正(本人は自覚なし)で、その上コスプレ自体の出来も非常に良く、更にはこの「アスナ」というキャラクターも人気が高いらしい。なので、写真を撮られるのはまだいい。ここがそういう場所である事は、美琴も理解している。しかし、明らかにナンパ目的で声をかけてくる輩に腹が立つのだ。何度も何度も知らない男からメアドを聞かれれば、そりゃあ嫌にもなるだろう。美琴はうんざりしながらも、声のした方向に振り向く。ナンパなら、電撃の一発でも威嚇射撃【おみまい】してやろうかと思ったのだ。だがそこには、 「あ、やっぱり美琴か。自信なかったから『すみません』とか言っちゃったよ。 つーか意外だな…美琴って、この手のイベントに興味あったっけ?」黒い服を着て、背中に二振りの片手剣を差した、コスプレ姿の上条が立っていた。美琴のどん底だったテンションが、一気に跳ね上がる。「なあああああん!!? ア、アアア、アンタこそ何でこんなとこにいんのよっ!?」跳ね上がりすぎて、少々テンパってしまったようだが。「いや、俺はアッチの企業ブースでバイトしててさ、この衣装も宣伝だっつって着させられた。 俺が今バイトしてる企業の看板キャラだしな。 …俺も詳しくはないけど。 で、今は昼休憩なんだけど、イチイチ着替えるのもメンドイからこの格好のままなんだ。 …でもさ、メシ食おうと思ってたんだけど、どこも混んでるわ値段は高いわで諦めた…」「へ、へー…そーなんだー……」色々と説明してくれたが、美琴は上条の話を半分も聞いていなかった。何故なら、(うわっ! うわっ! うわ~~~~!!! コイツのコスプレとか初めて見た! ど、どうしよ…写真撮りたい、けど…… 迷惑だって思われちゃうかな!? でもでも! こんなチャンス今しかないし~~~っ!!!)とまぁ、そんな事を考えていたから。想定外も甚だしいと言わざるを得ない程の不測の事態に、流石の美琴も演算が追いつかない。だがこのまま黙っていても気まずいし、上条自身も美琴に用がある訳でも無さそうなので、この場から去ってしまうだろう。なので美琴は、とりあえず場を繋ぐ為に会話を続ける。何をするにしても、上条がいなくなってしまっては後の祭りなのだから。…と言うか、初春から頼まれたおつかいを忘れている気もするが、いいのだろうか。「えっと、えっと……そ、そう! アンタのそのキャラ、何ていうの!?」「あ、これ? 『キリト』ってんだけど…知らないのか?」若干「信じられない」といった表情で聞いてくる上条。美琴は、マンガ(主に月曜日と水曜日に発売される三冊の週刊誌)は読むがアニメはあまり観ない。なので上条が扮しているキャラも知らない。なので上条が何をそんなに不思議がっているのかも分からないのだ。「何よ…そんなに有名なキャラなの?」「いや、つーか……美琴のそのキャラと原作同じだぜ? 俺のって」「えっ!!? そ、そうなのっ!?」完璧なまでに寝耳に水である。美琴は自分のキャラについて、初春からは「アスナ」という名前以外を聞かされておらず、その他の細かい設定は全く知らなかったのだ。急遽頼まれたから仕方が無いとはいえ、全国のレイヤーさん達を敵に回すような行為である。「ああ。俺が主人公で、美琴はヒロインな」「ふ、ふ~ん? アンタが主人公で、私がヒロイン、ね。…ふ~ん……」想像して、思わずニヤニヤしてしまう美琴。しかし次に語られた設定に、美琴はニヤニヤする暇さえ無くなる事となる。「そうそう。それと俺(のキャラ)と美琴(のキャラ)、(ゲーム内で)結婚してるんだよ」「……え? …ふぁえっ!!!? け、けけけ、けこ、結婚っ!!!?」「ああ。あと確か、(AIだけど)娘もいるはずだ」「むむむむ娘えええええぇぇぇぇぇぇ!!!?」想像の許容量を超えて、美琴の頭はパンク寸前に追い込まれた。上条の、わざととしか思えない絶妙な説明不足で、まるで上条と美琴が結婚して娘もいるかのようだ。これはあくまでも、キリトとアスナの話で、しかもゲーム内での設定である。 美琴の脳内に一瞬だけ、未来の上条と美琴【じぶん】と『まだ』顔も知らない娘が、3人で仲良く団欒している情景が浮かび上がったが、顔をブンブンと横に振ってそれを打ち消す。美琴だって馬鹿じゃない。今までの経験上、『深い所』まで妄想してしまったら、自分が『ふにゃー』してしまう事ぐらい分かっているのだ。だがそんな美琴の幻想をぶち殺すかのように、上条は言葉を続ける。「つっても、俺と『キリト』は似ても似つかないけどな。 あっちは俺と違って女の子からモテまくってるし…まぁ、そのせいで反感買ったりもするみたいだけど」「………へーーー…」上げて落とされるのは慣れている。だって相手は上条なのだから。上条が語った「キリト」のエピソードに、ものっ凄い既視感を覚える美琴。と同時に、名前とコスチュームしか知らない「アスナ」に対して、同情心と親近感が芽生えてくる。似ても似つかないどころか、ソックリである。と、その時だ。上条は何かにハッとしたように時計を見る。「うわヤッベ! もうすぐ休憩終わりだ!」「ああ…今バイト中って言ってたもんね。けどお昼は諦めたとか言ってなかったっけ?」「いや、昼飯はいいとして、トイレには行っとかねーと!」「あ、そ、そうね。それは大事…よね」すると上条は、自分の荷物を美琴に預けた。キョトンとする美琴に、上条は矢継ぎ早に言葉を被せる。「悪ぃ、これちょっと持っといてくれ! 俺が持ってるより、美琴が持ってた方が安全だしさ!」上条は何かと不幸に巻き込まれやすい。サイフや貴重品が入っているバッグは、確かに自分で持っているより美琴に預けた方が安全だろう。こんな人ごみの中では、落としたり無くしたり壊されたり盗まれたり…とにかく不幸イベントが起きる条件は、十分すぎる程に満たされているのだ。「え、わ、ちょ、ちょっとっ!?」「じゃ、頼むな!」美琴の反論も聞かず、上条はその場を立ち去った。残された美琴は、「えー…?」と不満を漏らすが、それをぶつける相手はもういない。仕方なく、美琴は上条のバッグを見張る事にした。せめてもの復讐にと、上条のバッグを椅子の代わりに腰掛けて。だがその時、美琴はある事に気づく。「…? 何かしら、この布……ハンカチ?」バッグのファスナーからはみ出た、白い布のような物。最初はハンカチか何かだと思ったのだが、よくよく見てみるとそれは、「あっ、Tシャツか」だった。恐らく上条の着替えだろう。流石にコスプレしたまま電車に乗る訳はないのだから。と、ここで、そこに気づいた美琴に悪魔の囁きが耳に届く。(……アイツって、普段どんな服着てんのかしら… いつも会う時は、学校の制服だし……私服って意外と見た事ないのよね…)人の荷物を勝手に開けてはいけない。そんな事は子供でも知っている。しかし人間は欲深き生き物だ。イケナイ事だとは頭で理解しつつも、(ちょっとだけなら…)理性が本能に負けてしまう時だってあるのだ。美琴は周りをキョロキョロと見回し、誰もこちらに注目していない事を確認して、サッとファスナーを開け、ササッとTシャツを取り出し、サササッと広げる。すると、「………無地て…」ただただ真っ白いだけのTシャツが目の前に現れた。骨折り損にも程がある。「…うん、まぁ、アイツが普段、柄の無いTシャツを着てるって分かっただけでも収穫かな?」そう言い聞かせ、Tシャツを証拠隠滅しようと【しまいこもうと】する。だがここで、美琴に二度目の悪魔の囁き。 美琴は何かを思いつき、Tシャツを仕舞うその手を止める。そして再び…いや、先程以上に周りをキョロキョロと見回し、そして、………すん…とTシャツのにおいを嗅いだ。瞬間、「何してんの?」「ほい来たああああああああああ!!!!!」背後から上条に話しかけられた。正面と左右には気を配っていたが、後ろがガラ空きだったようだ。美琴はビックリしすぎて、「ほい来た」という謎の掛け声と共に、手にしていた上条のTシャツをブン投げる。「うおおおおい! 本当に何してんの人のTシャツにっ!」「ううう、うっさい! ア、ア、アンタが早く来すぎるのが悪いのよ!」「上条さん何も落ち度なくね!?」男は女性と違って、お手洗いで化粧直しする必要も無く、「小」ならば個室に入る事も無いので、回転率が高い。おかげであまり時間をかけずに、する事だけして直ぐ戻って来られるのだ。美琴としては不幸な事に。上条は『何故か』投げ飛ばされた自分のTシャツを拾い上げ、パンパンと叩き埃を落とす。そして自分のバッグに仕舞おうとしたのだが、その時、「ったく……美琴ってたまに奇行に走るよな」と美琴に話しかけながらだったので、自分と美琴のバッグを間違えてしまった。もっとも、美琴が上条のバッグを椅子にしていた事も原因の一端だったのだが。上条がファスナーを開け、その中を見た瞬間、「「あ」」と二人同時に発した。そう。上条が自分の物と間違えて開けた美琴のバッグの中には、初春の頼まれて買ったBL本が、所狭しと詰め込まれているのである。「ちちち違うからっ!!! これは私のじゃなくて―――」上条が何かを言う前に、先手を取って言い訳をする美琴。しかし上条は、全てを分かっているといった優しい表情で、美琴を諭す。「いいって、気にすんな。別に恥ずかしい事じゃないだろ? こういう趣味の女の子って多いみたいだしさ」「えええええ!!? いや、ホント、そういうんじゃないの! これには訳が―――」「分かった分かった。誰にも言わねーって」「お願いだから話を聞いてええええええええ!!!!!」どうやら上条に、腐った女子判定をされてしまったらしい美琴。上条はあまり気にしていないようだが、美琴としてはたまったものではない。だが美琴が訂正する間も無く、上条は、「っと、そろそろブースに戻んないと、マジで時間が無ぇや。じゃあな、美琴」と言って、颯爽とこの場を後にしようとする。せめて一言何か言って、誤解だけでも解こうとした美琴。しかし去り際に上条からポツリと放たれた、「あっ。そう言や言い忘れてたけど、アスナのコスプレ【そのかっこう】似合ってるぞ。 ……うん、可愛いと思う」の言葉に、何も言えなくなってしまった。少し照れくさそうに捨て台詞【くどきもんく】を残した上条【キリト】は今度こそ本当にバイトに戻り、残された美琴【アスナ】は顔を真っ赤にしたまま、その場にへたり込んだのだった。
https://w.atwiki.jp/muchaking/pages/31.html
/ / \ \≧=- __彡 / 、 . .、 .. { }\ . .》 / /| |. \ \ . .{ __彡. , { | _ヽ | . ハ ./ 刄 ‘, . / ,. { {__、 . ,ィ示笊ミ、 . //,. / 芹 \ | f仍'//C }ゝ . '//., / | 从ィf示ミ、ハ 、 | VZ リ / ! |、 \ ///, /| {〃V//C ヾ \ |  ̄ 从 } } ヾ'///,.. | | ヾ V少' \ | | /| ! /////., ! 从 ヽ ヽ | / .| / ./ 从 /////,.从ハ { ヾ }/ .ノ' ./ /.'/////,|/ Y ハハ _ rー 彡 /. '/////, | ルハハ -- ‐ 八 / '/////, リ /{ /{ / '/////, \ / .| 从' { '>彡 へ _ -‐=≦> .、 / |/ } / .◇ゝ -=≦ニニ≫=}ニ}> -- < |{ニニニニニニ-彡<◇◇ニニ≫ ''_ -=≦ニ|. |ニニニニニニ{ r-- ====≦ニニニニ | !ニニニニニニ| |ニニニニニニニニニニニニv V=- _ニニ 【アイングラッド文明指導者キリト】 甘粕+ヒースクリフが作成した仮想現実世界に住まう人工知能達の文明です。 本人達の認識では魔物たちを撃退し、同胞を守るのが目下の目標です。 強くなければ話にならないので、指導者も自然と強者が選ばれます。 (ただし弱肉強食社会というわけではなく、ノブレスオブリージュの類) 文明特性 パライゾ:試練が高密度で課されているため、英雄が誕生しやすいです。 人工知能:(本人たちにはあまり意味が在りませんが)人工知能のためBalls・Betaのような無人機械に適しています。
https://w.atwiki.jp/baobabmura/pages/62.html
蛙始鳴(かわずはじめてなく)のばおばぶ村 見どころ 人狼譜 登場人物 MVPMVP RP賞 お気に入り見物人 投票用コメント 見どころ ログ 320 蛙始鳴のばおばぶ村 - 人狼物語(瓜科国) 人狼譜 2日目 ●悪の保健体育 中島達 ▲旅人 鈴木ダミ夫 3日目 ▼教務課 是音 ●英語講師 タ・バータ ▲ホンカン ◆悪の保健体育 中島達 4日目 ▼メイド喫茶エース副主任 メノミリア ●メイド喫茶エース店員 ソーニャ ▲音楽学科生 シロガネ ◆アルスアルバイト カランド 5日目 ▼人力飛行機部 ルッカ ●怪人十九面相 ジーノ三世 ▲メイド喫茶エース店員 ソーニャ ◆アルスアルバイト カランド 6日目 ▼怪人十九面相 ジーノ三世 ●天ぷら学生 シャスカ ◆アルスアルバイト カランド 登場人物 キャラクター名 キャラクター プレイヤー名 生死 役職 希望役職 コメント 旅人 鈴木ダミ夫 master 2日目襲撃死 村人 村人 死亡フラグたてまくりだった人 教務課 是音 anmania 3日目処刑死 人狼 共有者 メガネ吊り回避霊COを行うが、回避しきれず、初回吊りに当たってしまう ホンカン die-o 3日目襲撃死 村人 おまかせ 意見の迷走ぶりが黒視され、吊り希望に上がるも霊ロラ発動で一命をとりとめたはずが……あえなく襲撃死 メイド喫茶エース副主任 メノミリア polpo 4日目処刑死 霊能者 おまかせ 確定霊能まとめ希望。その言動が多くの真印象を集めるも、霊ロラは止められず。 音楽学科生 シロガネ hotoke_love 4日目襲撃死 村人 ランダム 占潜伏案からCOまでの作戦提唱者。サクサクしたもの言いで村人からは黒視されるが真占は白認定していた 人力飛行機部 ルッカ shu 5日目処刑死 村人 ランダム 発言そのものは白かったが、煙幕視され処刑。彼女ひとりが真実にたどりついていた メイド喫茶エース店員 ソーニャ CM 5日目襲撃死 村人 ランダム 発言が少なすぎた為、占に。結果、唯一の確白となったがそれが裏目となり襲撃される 怪人十九面相 ジーノ三世 arabian 6日目処刑死 人狼 ランダム LW。「占斑白斑狂」状態に持ち込み、逆転を図る戦法は見事だったが、狂人と噛み合ず凌ぎきれなかった アルスアルバイト カランド alpha_zero 生存 占い師 おまかせ 初回襲撃されなかった。どうやら偽者ようだ 英語講師 タ・バータ black 生存 狩人 ランダム 狩人まとめで生存勝利という偉業を成し遂げる。途中パンダになるがその発言力考察力で切り抜ける 悪の保健体育 中島達 anikisha2 生存 狂人 おまかせ 占を騙るも、その言動で偽視される(墓下では真視されていたようだ)。最終日の反撃が強力だった。 天ぷら学生 シャスカ brainparasite 生存 村人 ランダム 最終日に残され、判断を委ねられるという立場に追い込まれた。冷静に判断を積み重ね、村を勝利に導いた ジュニアスタイリスト フェイト rabbit 1日目失踪 見物人 見物人 写真部部長 ザトー dagon 1日目失踪 見物人 見物人 いたず らっ子 Autha 1日目失踪 見物人 見物人 准教授 シーザ yuzun 1日目失踪 見物人 見物人 数学部 ダンテ cepterg 1日目失踪 見物人 見物人 生徒会長 アリシア kanako 1日目失踪 見物人 見物人 ヤブ校医 ビンセント こう 1日目失踪 見物人 見物人 優等生 ルーニー nkzktik 1日目失踪 見物人 見物人 学長の孫 カルメ Arle 1日目失踪 見物人 見物人 伝説の先輩 マッドハッター sekreto 1日目失踪 見物人 見物人 帰宅部 エレア soushi 1日目失踪 見物人 見物人 遅刻常習犯 キリト luxx 1日目失踪 見物人 見物人 MVP (プレーヤーへ愛をこめて投票しましょう!) MVP ※活躍したプレーヤーへひとり3票くらいで☆ 選択肢 投票 悪の保健体育 中島達 (2) アルスアルバイト カランド (3) 英語講師 タ・バータ (4) 音楽学科生 シロガネ (1) 怪人十九面相 ジーノ三世 (2) 教務課 是音 (1) 人力飛行機部 ルッカ (0) 天ぷら学生 シャスカ (2) ホンカン (0) メイド喫茶エース店員 ソーニャ (0) メイド喫茶エース副主任 メノミリア (2) RP賞 ※お気に入りRPをひとり3票くらいで♪ 選択肢 投票 悪の保健体育 中島達 (0) アルスアルバイト カランド (0) 英語講師 タ・バータ (0) 音楽学科生 シロガネ (0) 怪人十九面相 ジーノ三世 (2) 教務課 是音 (0) 人力飛行機部 ルッカ (3) 天ぷら学生 シャスカ (3) ホンカン (0) メイド喫茶エース店員 ソーニャ (1) メイド喫茶エース副主任 メノミリア (1) お気に入り見物人 ※何人でも可 選択肢 投票 伝説の先輩 マッドハッター (0) 優等生 ルーニー (0) 生徒会長 アリシア (0) ジュニアスタイリスト フェイト (0) いたず らっ子 (1) 帰宅部 エレア (1) 数学部 ダンテ (0) 写真部部長 ザトー (0) 学長の孫 カルメ (4) 准教授 シーザ (0) 遅刻常習犯 キリト (1) ヤブ校医 ビンセント (1) 投票用コメント ※投票だけでは言い足りない!という熱い想いはこちらへ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yarumajutu/pages/153.html
概要 …━…━…━…━…━…━…━…━…┓ ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━ i, ,ィ /i /i i マ // / .! , i i マ // / i i , .i i マ , ., , .i ハ i \ } マ , , ,. _,i , ,i / i  ̄`示、 マ v , マ _,.イ i /‐i /フ i \ { 寸 、, / / /∠芹ワ'´} , ィi /ゝ'' i、 \乂 ノ ∨ / ィ/ / ゝ ィ , /´ i / /, i∧ `¨¨¨´ マ , /,イ `ー‐一 / .i /`¨´ マ i` ム. マ ,イ / / /7 /} /‐マi \ ∨ { ,イ /_/ ///フ 厂 ̄ ̄マ> , _∠-‐'''´ Τ //,〈 \ ̄ ̄ ̄マ> ,  ̄ ̄ 厂___,,.. -―_,,..イ ∧ー-ミ、`ーミ マ }≧。,_ _,.ィi |/////,,< ∧///∧ ム マ i } `´ヽ | !/_,.< . \//∧ ム ` ,ノ. _」ュ≦ . . . . .ゝ、∧ ム___/ -‐''' ´ \ . . . . . . . \..... . . .{. . . . . . . . …━…━…━…━…━…━…━…━…┓ ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━ +ステータス まだない 概要 道(タオ)蓮(レン)。 やる夫が一年次の新入生見学会で知り合った入学希望生。 見学会では、3年生であるキリトが引率の担当をしていた。 仮にも上級生であるやる夫を呼び捨てにし上から目線での態度を崩さないなど傲慢であり、おそらくプライドも高いタイプ。 だが、自身の不意討ちを容易くあしらったやる夫に対して「いい標的」としてその実力を認めたようだ。 なお、どこぞの先輩と同じく身長の低さを気にしているタイプ。 戻る
https://w.atwiki.jp/virtualrowa/pages/265.html
1◆ 見上げた先にある黄昏色の空は何度見たかわからない。例えデスゲームの場だろうと、その美しさは現実/『The World』に勝るとも劣らなかった。 そして、空の下にはハセヲがいる。トワイスの導きがあったのだから、再会はそう遠くない。 当然ながら、転送されたと同時に出会うことは不可能だったが。 ハセヲを見つける為に歩みを進めながら、オーヴァンは思案に耽っている。 このデスゲームの根幹を担う存在とは、何か。 GM達の隙を狙い、オーヴァンが求める"真実"を得る為には、まずそれを知らなければならない。 (やはり、このデスゲームには『死の恐怖』……スケィスが存在するか。碑文ではなく、モルガナ八相の第一相が) 手がかりの一つは、エージェント・スミスやラニ=Ⅷが目撃した巨人。モルガナ八相の第一相・『死の恐怖』スケィスだ。 モルガナ・モード・ゴンによって送り込まれた第一の刺客であり、女神アウラを3つのセグメントに分解した『八相』が、デスゲームに存在する。 その役割は、オーヴァンのようにデスゲームの扇動を任されている……無論、PKとしては実に適格だろう。 しかし、ラニの話から推測する限りでは、与えられている役割はプレイヤーの撃破の他にも存在する。それは女神アウラ復活の妨害だ。 ラニはこのデスゲームにて【セグメント1】というアイテムを手に入れたが、スケィスに奪われたらしい。 彼女こそは【セグメント1】の詳細を知らなかったが、スケィスが狙ったからには、女神アウラの欠片の可能性が高かった。 そもそもこのデスゲームには、勇者カイトや女神Auraの騎士・蒼炎のカイトが巻き込まれている。『The World』を護る勇者達が危機に陥れば、女神Auraは何らかの動きを見せるはず。 だが、何らかの方法で女神Auraは再び破壊されてしまい、介入は不可能となった。スケィスがセグメントを狙ったのも、デスゲーム瓦解の鍵を潰す為だろう。 (榊やトワイスの背後にいるのは、モルガナ・モード・ゴンか……) そして、スケィス達八相を束ねるのは、モルガナ事件の元凶にして『The World』における創造主……モルガナ・モード・ゴンだ。 このデスゲームに『The World』のシステムを組み込む為に、根幹たるモルガナが必要なのだろう。 モルガナは自らの力で女神アウラに手を下すことができない。だからこそ、本来ならばGM側が保管するべきセグメントがプレイヤーの手に渡っていた。 3つのセグメントを集めさせない為にも、スケィスがデスゲームのプレイヤーに選ばれたのだろう。 だが、このデスゲームはスミスやキリト達と戦ったPK・フォルテのような、規格外の力を持つAIも存在する。 セグメントの存在を知らないであろう彼らが、スケィスを打破する事態になってしまえば、女神アウラの"再誕"が行われる事態になりかねない。 この場では碑文使いや八相と言えど、絶対的優位に立てる保証はなかった。スミスがアトリ/イニスを打ち破ったように、何らかのシステム外の力によってスケィスが破壊される可能性もある。 ミアが……第六相『誘惑の恋人』・マハが敗者となってしまったように。 (この世界をあえて脆く作ったのは、対セグメントの手段なのか? 例え、スケィスやPK達が敗れ、女神Auraのセグメントが揃う手筈が整っても、世界そのものが壊れてしまえば…………全てが虚無になる) デスゲームが始まって、既に18時間が経過しようとしている。 残されたプレイヤーは全体の半数を切り、GMの打倒を狙う集団はゲームの核心に迫りつつあるはずだ。 あるいは既にセグメントを手に入れて、女神復活の為にスケィスと戦うプレイヤーが出てもおかしくない。 しかし、榊の言葉が正しければ、タイムリミットもまた近づいている。 オーヴァンはコルベニクと《Triedge》でキリトを追い詰め、アスナの命を奪った。その影響で、この世界の綻びはより大きくなったはずだ。 ハセヲがシステム外の力で進化を遂げて、 蒼炎のカイトが蒼炎の守護神となって《Glunwald》に立ち向かい、 ロストウエポンを操るフォルテがキリトとアスナの二人と死闘を繰り広げ、 スケィスがネットスラムから逃走した影響でウラインターネットに多大な被害を与えて、 その果てに待ち構えているのは、モンスターエリアの解放だ。 大量のモンスターもまた、セグメントの破壊の為に用意されたモルガナの戦力だろう。それに伴ってクビアもまた成長する……可能性としては、否定できない。 ここにまた、新たなる疑問が生じる。 このデスゲームには2体の『八相』が紛れ込んでいる。ならば、残る六相もGM側に用意されているのではないか。 その場合、かつての八咫であるワイズマンが『運命の預言者』・フィドヘルと接触して、何が起きる。AIDAとロストウエポンが授けられ、加えて第四相と巡り会ってしまえば…………どうなるか。 フィドヘルだけではない。オーヴァンのアバターに宿らせる第八相・『再誕』コルベニクも、女神アウラ復活を阻止する為に現れるだろう。 コルベニクは『絶対防御』とドレインハートで勇者カイトを追い詰めたモルガナの切り札。女神アウラの自己犠牲があって、ようやく打ち倒した八相だ。 勇者カイトと女神アウラの力が期待できない以上、唯一の対抗策として期待できるのは…………『真なる再誕』のみ。 『八相』だけではない。『The World』に蔓延っていたAIDA達もまた、GMが保持している可能性はある。 《Triedge》や《Helen》は当然のこと、《Glunwald》及び魔剣マクスウェルの存在が確認された以上、残りのAIDAがいないとは言い切れない。 そもそも、GMの一人である榊からしてAIDA=PCだ。オーヴァンほどでないにしろ、AIDAに関しては理解しているだろうから、デスゲームに導入できたとしてもおかしくない。 この仮説通りに『八相』とAIDAが存在するのなら、役割はセグメントの破壊とクビアの成長か。 邪魔者となるであろう女神アウラを消去し、自らが『The World』の神として君臨する…………それこそがモルガナの最終目的か? だが、不明瞭な点は未だに存在する。犠牲の役割を担うのは者の正体を、そしてまだ見ぬGMの存在も把握しなければならない。 これだけの規模のデスゲームが繰り広げられている以上、運営するのが榊やトワイスだけではないだろう。あの預言者オラクルも、現状ではGMに回収されているはずだ。 GMに付け入るというのなら、相手の実態を知る必要がある。オーヴァンが把握しているのは、ごく一部なのだから。 と、そこまで考えた途端、どこからともなく話し声が聞こえてくる。 顔を上げた先には、五人のプレイヤーが見えた。鎧を彷彿とさせる漆黒のアバターと、タビーのように猫耳を付けた少女と、軽薄な雰囲気を放つ緑衣の男。 そして残りの二人が、オーヴァンにとって重要な意味合いを持つ存在だった。 「ハセヲに…………そして『.hackers』の一人である、ブラックローズか」 異様なまでに刺々しい鎧を身に纏った錬装士・ハセヲ。もう一人は重剣士と思われる褐色肌のPC……モルガナ事件において、勇者カイトの相棒を務めたブラックローズと非常に酷似していた。 だが、オーヴァンは別段驚かない。勇者カイトや蒼天のバルムンクがプレイヤーとなった以上、彼女が参戦させられていても何らおかしくない。 むしろ、率先してプレイヤーに選ばれるのが道理だろう。 気配を殺しながら、彼らの話に耳を傾ける。どうやら月海原学園にはスケィスが向かっているようだ。 ハセヲは猫耳の少女の制止を振り切って、ウインドウから蒸気バイクを出現させる。シノン、と呼ばれた少女達を放置して、ハセヲは月海原学園に走り去った。 無論、それを黙って見ている訳でもなく、四人もまたハセヲを追跡する。オーヴァンに気付いた様子は見られなかった。 「どうやら、またあの学園に向かうことになるようだな……」 ハセヲ達はスケィスを倒す為に、月海原学園に向かおうとしている。ペナルティエリアに指定されている学園には、キリトを救った少年達がいるはずだ。 だが、スケィスからすればペナルティなど関係ない。恐らく、学園を護る蒼炎のカイトを仕留める為に向かったのだろう。 これもまた"運命の出会い"なのか。『The World』では勇者カイトは幾度となく『死の恐怖』と戦った。 預言者はこの『運命』すらも、導き出していたのか? 彼らが巡り会って、その後に如何なる未来が生まれるのか――――終焉か再誕か、あるいは全く違う未来か。 それを見届けるにはリスクを伴うが、躊躇しては"真実"を知ることなどできない。 世界の真実を見極める為に、オーヴァンは再びゆっくりと歩み出した。 【?-?/日本エリアのどこか/1日目・夕方】 【オーヴァン@.hack//G.U.】 [ステータス]:HP100%、SP60%、PP60% [装備]:魔剣・マクスウェル@.hack//G.U. [アイテム]:{死ヲ刻ム影、静カナル緑ノ園、銃剣・白浪、DG-Y(8/8発)、逃煙球×1}@.hack//G.U.、{邪眼剣、スパークブレイド、妖精のオーブ×2、ウイルスコア(T)}@.hack//、{インビンシブル(大破)、サフラン・アーマー}@アクセル・ワールド、破邪刀@Fate/EXTRA、レアアイテム(詳細不明)、付近をマッピングしたメモ、noitnetni.cyl_3、不明支給品1~10、基本支給品一式 [ポイント]:300ポイント/1kill(+3) [思考] 基本:“真実”を知る。 1:ハセヲの様子を確かめる。その為に月海原学園に向かう。 2:利用できるものは全て利用する。 3:トワイスと Glunwald の反旗を警戒。 4:リコリスの調査はGM側からの信用を得てから。 5:ゲームを進めるが、必要以上にリスクを背負うつもりはない。 [備考] ※Vol.3にて、ハセヲとの決戦(2回目)直前からの参戦です。 ※サチからSAOに関する情報を得ました。 ※榊の背後に、自分と同等かそれ以上の力を持つ黒幕がいると考えています。 ※ただしAIDAが関わっている場合は、裏に居るのは人間ではなくAIDAそのものだと考えています。 ※ウイルスの存在そのものを疑っています。 ※榊の語る“真実”――ゲーム崩壊の可能性について知りました。 ※このデスゲームにクビアが関わっているのではないかと考えていますが、確信はありません。 ※GM達は一枚岩でなく、それぞれの目的を持って行動していると考えています。 ※デスゲームの根幹にはモルガナが存在し、またスケィス以外の『八相』及びAIDAがモンスターエリアにも潜んでいるかもしれないと推測しています。 119 対主催生徒会活動日誌・18ページ目(帰還編) 投下順に読む 121 ワタクシドモノタタカヒ 119 対主催生徒会活動日誌・18ページ目(帰還編) 時系列順に読む 121 ワタクシドモノタタカヒ 117 critical phase オーヴァン 122 ナミダの想い~obsession~
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/384.html
186 その手で守ったものは(中編) ← ぎこちない空気ながらも、落ち着きを取り戻した穂乃果は銀と一緒にもう一度屋内を探索し始めた。 万が一だが、何か花陽の助けになるものがあるかもしれないし、気分転換という意味もあっただろう。 この中には、本当にごく一般的な民家で穂乃果達現代人ならば、誰でも触れた事のあるようなものばかりが置かれている。 それがいつもの日常を彷彿とさせ、僅かな安らぎを与えてくれた。 しばらく辺りをさまよってから、台所に入り適当に辺りを漁ってみると、幾つかのお菓子やジュースが見つかる。 気紛れに一口食してから、穂乃果は改めて食欲がないことを思い出し、台所を出た。 「――ん……」 「声?」 この時、ふと聞き覚えのある声が聞こえてきた。 男の声だ。あまり男の知り合いは多くない穂乃果だから、突き詰めればこの場で出会った男性の声か。 マスタングではない。エンブリヲは論外、ならこの声は―― 「――銀!!」 銀の名と声が穂乃果の中で一致し、声の主を連想させた。 数時間前に別れたばかりの黒の声だ。 確か花陽の話では、御坂に襲われた彼女を助け交戦に入ったらしいが、きっと御坂に打ち勝ちここまで来たのだろう。 後藤を相手に、あれだけの立ち回りを見せたのだ。御坂相手でも引けを取ることはない。 銀も先ほどの話を思い返し、黒が自分を探しにきたのだと確信する。 「黒さん、黒さんだよ!」 「黒……黒なの!?」 「銀? 銀なのか!?」 僅かな間だが、共に行動した穂乃果は溜息を吐き安心感に浸る。 これでもう一安心だ。黒と一緒ならば、これ以上頼もしいことはない。 銀も盲目であるにも関わらず駆け出し、民家の扉を勢いよく押し開ける。 やっと、最愛の二人は再会できたのだと穂乃果は安堵し―― (待って、本当に黒さんなの?) 嫌な予感がした。 この時、彼女は自分達があまりにも安易で、迂闊な判断をしているのではないかという疑念に駆られる。 そうだ。もっと冷静に事態を判断して、先に銀の観測霊を飛ばして本当に黒なのか確認した方が良いのでは。 遅れて銀の後を追い、手を伸ばすがもう遅い。 「黒、ヘ――」 「……見ーつけた」 銀の胸を光線が貫通した。 「イリヤ、ちゃん……」 黒ではなく、イリヤは笑っていた。 どうしようもなく嬉しそうな顔でいて、どうしようもなく楽しそうな顔で。 「な、んで……黒は……」 『銀、すまない』 「……え」 「この杖、声が変わるんだ。 ほら」 『だって可能性感じたんだ! ジャッジメントですの!』 イリヤの杖から発せられる声が黒から穂乃果のものへ、そして穂乃果から黒子のものへと変化していく。 ルビーの持つボイスチェンジャーを使用し、彼女はこの辺一体を黒の声を流しながら汲まなく探索し続けた。 銀ならば、きっと反応するだろうと考えて。 「本当はね。ルビーにこんな強制できないんだけど、広川が私の自由にルビーを使えるようにしてくれたみたい」 穂乃果が以前見たルビーは、もっと生気に溢れていたはずだ。イリヤもルビーを相棒のように信頼し、戦っていたのを覚えている。 それが今は主従関係、いやそんなものではない。情も何も感じないほど、冷徹に道具として扱っているイリヤに穂乃果は身震いした。 「あとは黒さんも殺さなきゃいけないけど、その前に穂乃果さん達も殺してあげるね」 穂乃果は反射的に銃を抜いて、イリヤに構える。 震えた銃口はイリヤに照準を定めさせない。引き金を引いても弾丸はあらぬ方向へと飛んでいく。 対してイリヤは十分に魔力を溜め、穂乃果の眉間へと撃ち込んだ。 「ひっ」 足を縺れさせ、尻餅を付いてしまったのが幸いした。 イリヤの放った弾丸は穂乃果の頭上を通過し、民家へと直撃し爆音を巻き起こす。 コンクリートや木材の混じった灰を被りながら、穂乃果は冷静さを取り戻し倒れた銀を抱き起こした。 「逃げないと、早く……」 ディバックに銀を収納すれば、穂乃果は大した労力もなく逃げ出せる。 だがいくら無限の収納を誇るバックとはいえ、人一人を入れるにはある程度の時間が掛かってしまう。 しかも花陽の時とは違い、イリヤは健在。モタモタしている穂乃果を見逃すはずがない。 イリヤはもう一度狙いを定め、魔力の弾丸を射出した。 「マスティマ!」 騒ぎを聞きつけた未央が咄嗟に翼を広げ二人を庇う。 弾丸が弾かれ、穂乃果は銀を連れたまま未央の元まで駆け抜ける。 何時でも殺せる穂乃果達から視線を逸らし、イリヤは未央を睨み付けた。 あの翼は邪魔だ。先ほどの、ヘルメットの一件もある。下手に不確定要素を残せば、足元を掬われかねない。 真っ先に未央から潰すべきとイリヤは決めた。 「ッ、はや――」 マスティマを除けば全ての能力はイリヤが勝る。 一瞬で距離を詰め、翼の展開が間に合わない超至近距離でイリヤは魔力を放つ。 その寸前、身体に掛かる負荷にイリヤの動きは止まった。 ――身体が辛め取られている。蜘蛛の巣に掛かった蝶のように、イリヤは全身を糸により拘束された。 未央の影に隠れた卯月が糸の手応えを感じ、恐る恐るイリヤの様子を伺いに顔を出した。 「あ、ぶな……しまむー、ナイス」 「怪我は?」 「大丈夫、だけど銀ちゃんが」 穂乃果に支えられた銀を見て卯月は顔色を変える。 胸を撃たれているのだ。急所は外れたお陰で息はあるが、早めに治療をしなければ命に関わってしまう。 だから、先ずは捕縛したイリヤを早急に無力化させなければ―― 「な、何?」 糸の手応えが増していく、いや強引に引っ張られていく。 不味い、イリヤは糸に捕らわれながらも無理やり身体を動かそうとしている。 このままでは、彼女の身体が糸で細切れになるのは時間の問題だ。 「やめて下さい! このままじゃ貴女……」 イリヤの身体に糸が減り込み、今にもはち切れそうだ。 その痛ましい姿が殺したくない、傷付けたくないと卯月の中の良心に働きかける。 まどかやほむらよりも、幼く小さな少女の姿に揺らいでしまう。 だがそこで気付く、イリヤの身体に傷一つ付いていない事に。 何より、イリヤの力が少女のものを既に超えたものであるという事に。 結び付けられた身体をイリヤは強引に動かし、糸と繋がった卯月を手繰り寄せる。 「だ、駄目……!」 一重に言えば、実戦不足。卯月がクローステールを使った相手は、殆どが一般人か抵抗しない死体のみ。 糸の鋭さに耐えた上で力づくで動く相手など、卯月の数少ない経験にはない。 そんな卯月と、物理保護に身体能力を向上させたイリヤが力比べをすれば、当然イリヤに分がある。 「これで、二人目……」 卯月がイリヤの元へと引き摺られていく。 足元の卯月に杖が翳された。 未央が駆け出すが、もう間に合わない 「うわあああああああ!!」 「――ッ」 悲鳴にも似た叫びと共に、イリヤに向かい花陽が飛びかかった。 卯月達に気を取られていたイリヤは裏口からこっそりと抜け出し、イリヤの横方にまで接近した花陽に気付けない。 穂乃果からのヘルメットの不意打ちといい、今回のことといい、ルビーはイリヤに対して意図的なサポートを行っていないのが裏目に出た。 イリヤの知覚能力自体はただの小学生と大差はない為、ルビーのサポートがなければ、素人でも容易にその隙を突ける。 腕力で尚且つ相手が隻腕であると、場面だけ切り抜けばイリヤが優勢だが、不覚の事態に弱い元来からの弱点と体格差から、彼女は花陽にルビーを奪われてしまった。 「ルビー、返して――」 「は、早く……この娘を!」 イリヤと共に地べたに叩きつけられ、右腕の切断面が更に痛むのを花陽は耐え、残った左腕でルビーを強く握り締める。 情報交換で得ていた通り、杖をなくした瞬間、イリヤはその力を全て失くし転身が解けていく。 一番近くに居た卯月が駆け出し、イリヤへと手を伸ばす。この好機を逃せばきっとイリヤも自分達も、傷付けあう事を予見し糸を張り巡らせる。 あとは軽く締め上げ、彼女を気絶させ拘束すれば良い。 『いけません! 皆さん逃げて!!』 「――夢幻召喚(インストール)」 花陽の腕の中でルビーが叫ぶ。 同時に銀色の閃光が瞬き、花陽の身体を貫いた。 「ごっ、は……あ、ぁぁ」 最早悲鳴すら上げられない。 声を上げる為の器官すらズタズタにされ、彼女の身体は無数の剣の山と化していた。 流れゆく血の量が、花陽の僅かな寿命を示しているようだった。 「いや、いや……花陽ちゃん……いやああああああああああ!!」 眩い閃光の中から、赤の外套を纏い、髪を束ねたイリヤの姿が視認出来た。 まるでその姿は以前、穂乃果が見たクロエのものと瓜二つ。 ただ違うのはその肌の色と、クロエからは全く感じられなかった冷酷な殺意。 「クロース――」 目にも止まらない神速で、イリヤは両手に握った双剣で卯月の糸を全て両断する。 彼女を拘束しようとした糸は全てが糸くずとなり地面に重なった。 もう一度、周囲に糸を囲おうとして、その全ての手応えが消えた。 先は糸を斬られたという感触があった。だが、次はそれすら感じさせないほどの速さ。 次元が違いすぎる。帝具だけ持っていても、勝ち目どころか逃げられすらしない。 「しま――」 名前すら未央は呼びきれない。 いつ取り出したのか、いつ射たのかも分からない矢が卯月の眼前に迫っていた。 その余波だけで未央達は吹き飛ばされ、民家の壁に打ち付けられる。 (死ぬの?) セリューに助けてもらった命だった。これらずっと、贖罪を重ねていく命だった。誰かを守ろうと思った命だった。 でもそんなものは、圧倒的な力の前には全てが塵芥と化す。 意志も決意も全てが蹂躙され、後には敗者の骸しか残らない。 穂乃果も花陽も銀も未央も、このまま朽ちて果てていくのだろう。 矢が発光し、爆音と爆風が巻き起こる。 その余波で地面が抉れて土煙が煙が吹き荒れた。 「うそ、だ……」 土煙が晴れていく。 ミサイルでも、激突したのかと思わせるクレーターが刻まれる。そこに人が居れば肉片すら残らない。 「……ぁ」 ただし、それが人であったのなら。 未央は、その黒色の巨人を見たことがあった。 エンブリヲから、自分を救ってくれたペルソナというお化け。 それが今、まさに卯月を片手に抱き上げながら土煙の中から姿を見せた。 「鳴上、くん……?」 鳴上のイザナギが卯月を連れて、未央の横へと座らせる。 そして、静かにイザナギと共に鳴上は歩を進ませていく。 その後ろ姿は見ているだけで、何とかしてくれるような不思議な迫力があった。 「……覚えてる」 イリヤが戸塚を殺してしまった場面が蘇る。 そう、本当ならイリヤはこの男を殺していた筈だった。 あの殺意は刷り込まれたものだとしても、忘れようにも忘れられない。 イリヤにとっての終わりでもあり、そして始まりを告げさせてしまったのは、他の誰でもないこの男なのだから。 「ああ、俺も覚えてる」 おぼろげな意識の中で、それでも自分を殺そうとした少女とそれを庇った少年の姿は、鳴上の記憶に刻み込まれていた。 きっと、この少女は目の前で鳴上が死に掛けてさえいなければ、こんな道を進むことはなかったのだろう。 「……っく」 無数の剣で串刺しになった血塗れの少女が、胸を貫かれ今にも死に掛けている銀の姿が。 全ては目の前のイリヤがやったこと。それも戸塚の時とは違い、紛れもない自分自身の意志でだ。 「君はどうして、こんなことを」 「亡くしたものを取り戻したいの。お兄さんにもあるでしょ」 「それは……」 意識をなくす直前まで、一緒に居たタツミはいない。ジュネス付近のさやかの氷像も消えている。 考えたくはないが、気絶している間に何かがあったのは明白。 この場でイリヤと真っ向から戦えるのは、鳴上一人ということになる。 だが、それで良いのだろうか。 偶然であったとしても、恐らくがイリヤをこのような凶行に走らせた元凶は鳴上だ。 タツミ曰く、様子がおかしい何らかの洗脳があったのではないかと考察はしていたが、善悪を超えたところできっとイリヤを止める資格は鳴上にはない。 あの場に鳴上さえ居なければ、イリヤはこんな道を選ばなかったかもしれない。 本当にイリヤを救うべき男は、タツミから聞いたイリヤを助けると戸塚に約束した黒はこの場には居ない。 「……ぁ、はぁ……が……」 「ッ?」 「ほ、のか……ちゃんを……み、んな……ぐっ……ごほっ……!!」 「花陽ちゃん、花陽ちゃん!!」 声を発するだけで想像を絶する痛みを以っていても尚、友と仲間を思い鳴上に懇願する声。 駆け寄り抱き上げた穂乃果の腕の中で、花陽の視線は鳴上の方を向いていた。 今にも消え入りそうな痛んだ身体で、それでも仲間や友の身を案じている。 「必ず、守る。だから安心してくれ」 「……よ、か――」 言葉に出さずとも、花陽が最後に紡ごうとした台詞が鳴上には分かった。 鳴上は花陽の事を知らない。 だが友を想う強い花陽の絆に敬意を、そして彼女自身を救えなかった自らの不甲斐なさの謝罪を込め、鳴上はそう約束した。 最後に救われたような安らかな笑顔を浮かべて、花陽は腕の中で息を引き取った。 「……俺なんかに君を止める資格はない」 この戦場に立ってい良いのは鳴上ではない、他の誰かなのだ。 それでも、場違いの役者だとしても構わない。 花陽が守りたかったものを、壊させるわけにはいかない。それが戸塚という少年と、黒が交わした約束を守らせない結果になろうとも。 「俺を庇ってくれた人の約束を破らせることになっても、君を思ってくれている全ての人達の思いを踏み躙ることになったとしても―――俺は君を倒す」 イリヤの眼前に立ちはだかり、鳴上は宣戦布告した。 例えどんな理由があったとしても、同情すべき点があろうとも鳴上はイリヤの敵で居続ける。 自らが救えなかった少女の願いの為に、鳴上は拳を握り締めた。 願わくば全てのケリが着く前に、彼女の救世主が現れることを祈りながら。 「きっと、お兄さんは正義の味方なんだね」 常に悪者をやっつけ、弱者の味方であり続ける光の存在。 子供心ながらイリヤも憧れていたことはあった。 目の前の鳴上も、そういう存在なのだろう。 例えどんなに傷付こうとも前に進むことの出来る、強い存在であり常に正しい人間だ。 だからこそ相容れられない。 “悪”であるが故に、“正義”とは必ず対峙しなければならない。 「この先、大勢の笑顔をお兄さんは守るんだと思う。 でもね。お兄さんが居たら、美遊とクロは二度と笑えない。だから―――貴方を殺(タオ)す」 だから、ここに誓いを立てる。独善的で矮小で無価値な己への誓いを。 カッ 「ペルソナ!!」 「――――投影、開始(トレース・オン)」 譲れぬ境地を踏みしめ。 今、同じ愚者たる正義と悪がここに交差した。 □ □ イザナギと黒と白の夫婦剣、干将・莫耶が火花を散らす。 体格及びその得物を見れば、イザナギが遥かに上回りパワーも並みのサーヴァントを凌ぐ。対するイリヤはその身を英霊化させたとはいえ、その格は神話に名を連ねた神には及ばぬ無銘の存在。 劣化しているとはいえ、仮にも神格の存在が無銘の英霊に劣る道理はない。 「ぐっ……!」 しかし、圧されていたのはイザナギだ。 神格とはいえ、それを操るのが鳴上である以上技量、経験、判断力は英霊と化したイリヤに劣る。 加えイリヤが夢幻召喚した英霊は、とある聖杯戦争において知名度の恩恵を受けられず、己の身体スペックの不利を補う戦いを強いられてきた。 格上との戦いは、むしろこの英霊の得手ともいえるのだ。 互いの剣が打ち合い続け、既に数は二十を超える。 耐久の限界が訪れ、罅割れゆく干将・莫耶に機を見出した鳴上はイザナギを一気に攻めへと転じさせた。 同時にイリヤも後退し剣を手放す。 瞬間、干将・莫耶は光に包まれ起爆する。爆破に巻き込まれたイザナギは鳴上に激痛を齎しながら、地面へとその巨体を打ちつけた。 壊れた幻想(ロークンファンタズム)。英霊が己の宝具を壊すことで、暴発させる捨て身の技。 正規の英霊ならば躊躇う、それをイリヤは構わず発動させる。彼女にとって宝具など替えの効く武器でしかない。 爆風に晒されたイザナギを視認しながら、イリヤは新たに投影した干将・莫耶に更に魔力を流し込む。 「オーバーエッジ」 二対の双剣の刀身が歪み、その姿を翼へと変貌させる。 先の倍以上の長身の刃を携えイリヤは駆け出す。 「ジャックランタン!」 イザナミから、かぼちゃの悪魔へとペルソナが変化する。 ジャックランタンのランプが揺れ、その瞬間炎が増大しイリヤを包み込む。 エンブリヲ戦で見せた、ホテルの一部屋を軽く焼きかねない炎の威力は生身の人間が耐えうるものではない。 だがイリヤは双剣を×字の形に振るい、疾風を巻き起こしながら文字通り炎を切り捨てた。 更に切り開かれた炎の跡をなぞるようにして、干将・莫耶が投擲される。 白の剣は、ジャックランタンの脳天に突き刺さる。頭をかち割るような鈍痛が鳴上を襲う。 もう一つの黒の剣は、鳴上の脇腹を抉った。不幸中の幸いは頭痛により、鳴上が僅かに体制を崩したことか。 でなければ、既に彼の身体は串刺しになっていたことだろう。 「が、ああああああああああ!!!」 耐え切れない苦痛に鳴上は悲鳴を上げる。 少なくない数のシャドウを相手にしてきたが、これほどの痛みを感じたのは鳴上の生涯ではこれが初だ。 傷を抑え、頭痛に耐えながらぼやけた視界で敵を見る。 既に視界にイリヤはない。あるのは、宙を舞う無数の干将・莫耶。 理解よりも早く、直感で察知する。これより繰り広げられる死の剣技を。 「アラハバキ!」 「―――鶴翼、欠落ヲ不ラズ(しんぎむけつにしてばんじゃく)」 左右から双剣が降り注ぐ。ジャックランタンからチェンジしたアラハバキがその物理耐性を利用し鳴上を庇う。 この二対は引かれ合う性質を持っているのだろう。それを利用した剣戟だが、間一髪で鳴上は凌ぎきったと確信した。 「―――心技、泰山ニ至リ(ちからやまをぬき)」 即座にまた双剣を投影したイリヤ。 終わらない。先の一撃ははじまりに過ぎない。 「―――心技黄河ヲ渡ル(つるぎみずをわかつ)」 (これは、防げない……!?) アラハバキが防いだ双剣がイリヤの持つ双剣に引かれ、鳴上へ降り注ぐ。 後方からの双剣と前方からのイリヤの剣撃。 挟み撃ちの両撃に対し、鳴上の使用可能なペルソナは一度に一体のみ。 アラハバキの目が光り放たれた光弾が地面を打つ。その地響きはイリヤの剣筋にも影響し、引かれ舞う後方の双剣も同様に鳴上から逸れた。 「―――唯名別天ニ納メ(せいめいりきゅうにとどき) ―――両雄、共ニ命ヲ別ツ(われらともにてんをいだかず)……!」 鶴翼三連。 これはその全てが必殺であり、相手の予測や想像の裏をかく業。 如何な場面、窮地にあったとしても、その都度姿形を変え敵を屠る剣技。 既に鳴上はその術中に嵌っている。 崩れた体勢から一気にイリヤは飛躍し、同じくアラハバキの攻撃で体勢を崩した鳴上に剣を滑らせた。 イリヤの剣はアラハバキが盾となって遮られる。だが、死角から降り注ぐ双剣は鳴上の身体を切り裂いていく。 「ラクシャーサ!」 アラハバキが光に包まれ、イリヤと同じく二対の剣を携えた異形が鳴上を抱え飛翔する。 先ほどまでのペルソナとは、比べ物にならない身のこなし。 ラクシャーサは、向かいくるイリヤの剣戟を全ていなし、投影した双剣を次々と打ち砕いていく。 正史においてラクシャーサは最強クラスの剣技を持ったペルソナであるヨシツネとすら斬り合える。 この場において幾らか劣化しようとも、これしきの剣技を捌きえない道理はない。 相対する敵に対し、柔軟にペルソナを変えられるワイルドの力が本領を発揮した。 「投影、開始(トレース・オン)」 しかし、無限の可能性を秘めるのは鳴上だけではない。 イリヤの身に秘めたる二つの力もまた無限の可能性を有する。 (アレを殺せる何かを―――) 聖杯の器、願望器としての機能。 望んだ魔術を理論や過程をすっ飛ばして行使するその力は彼女の魔力が及ぶ限り、あらゆる願望を叶え続ける。 そしてもう一つはクロエの力でもあり、今はクラスカードとなったアーチャーの投影魔術。 ある世界では無限の剣製とすら呼ばれたその力の片鱗はあらゆる剣を模倣し創り出す。 投影するはDIO戦においてウェイブが手にした黒の片手剣エリュシデータ。 そしてもう一つ、サリア戦でキリトが振るった妖刀・一斬必殺村雨。 駆ける。 光すら思わせる踏み込み。 秒さえ追いつけない神速の剣閃が交差した。 剣風の嵐が巻き起こり、鳴上の身体を斬り裂かんばかりに吹き荒れる。 ラクシャーサにノイズが走り、そのダメージがフィードバックされ激痛が全身を襲う。 (凌ぎきれないのか?) 物理攻撃に対し、前線を張ってきたラクシャーサが遅れを取るほどの剣技。 それも無理からぬことだ。何故ならイリヤの放つ剣裁きは、アインクラッドに置いて英雄とすら称された黒の剣士キリトとナイトレイドの切り札アカメの暗殺剣を完全に模倣したもの。 イリヤの投影はその剣の姿形、性質のみならず刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製している。 エリュシデータからはキリトの技量を、村雨からはアカメの技量を。百戦錬磨の剣士達の技量が合わさったいま、ヨシツネすら退けたラクシャーサですらその太刀筋は見切れない。 「―――ッ!!」 ラクシャーサの剣が跳ね上げられ、片腕が舞い上がる。 ノイズがより酷くラクシャーサを蝕み、鳴上の右肩に痛みが集中した。 残った左腕で振るわれた剣をイリヤは屈んで避ける。 「スターバースト・ストリーム」 二刀流上位剣技。 連続16回攻撃。二刀流の俊敏さを以って、二刀による剣撃を敵の体に次々と叩き込む。星屑のように煌き飛び散る白光は空間を灼く。 SAOプレイヤーの中でも最大の反応速度を持つキリトにのみ許され、彼の象徴ともいえる二刀流スキルの一つ。 イリヤがエリュシデータの他に村雨を選んだ理由はここにある。キリトのみが使えるスキルを再現するには、曲がりなりにもこの場でキリトが振るった剣が必須だった。 僅かながらではあるが、キリトの動きを覚えていた村雨は見事、スターバースト・ストリームの模倣へとイリヤを補佐してくれた。 真の担い手たるキリトの放つものに比べれば、数段劣る歪な贋作に過ぎないが、その16の剣戟の壮絶さは想像に固くない。 まさしく空間ごとラクシャーサを斬り刻み、妬き尽す。全身を細切れにされたラクシャーサのダメージは最早常人が耐え切れる許容量ではない。 悲鳴すらあげられず、意識を失いかけながら、その衝撃に身を嬲られ鳴上は後方へと吹き飛んでいく。 「―――、ぁ」 求めるは、これ以上ないほど確実な止め。 イリヤは弓を投影し村雨を矢として変形させる。 即死の効果を得た凶悪な矢は、如何なペルソナで防ごうともその身を呪毒が回り、本体を死に至らしめることだろう。 「……バイバイ」 ふと口ずさんだ言葉に、クロエの面影を感じ取る。 実は少し期待していないでもなかった。もしかしたら夢幻召喚で、またクロが笑ってイリヤに語りかけてくれるのではないかと。 ―――ただの幻想だった。以前のセイバー戦とは異なり、意識もはっきりとイリヤのものでクロエの意識は何処にもない。 イリヤの中の願望機の力も美遊とクロエを生き返らせてはくれない。 「二人の為にもっと殺さないとね」 残る四人の少女達を殺し、あの黒の死神もこの手で葬り去る。 残りの魔力量は決して多くはないが、元より膨大な量の魔力を有するイリヤだ。 黒の戦いまで十分に魔力は温存できるだろうし、その後は回復に充てれば良い。 まだ戦える。そして何より、もう――誰でも殺せる。 花陽の腕を斬り、ズタズタに斬殺しても何も感じない。鳴上を殺しても同じだ。 『皆さん、逃げて!』 銀の治療の為に穂乃果達はまだこの場に留まっていた。 追う手間もない。銀に止めを刺し、彼女達を全員殺しつくすのに三秒と掛からない。 「ベルゼブブ!!」 強大なエネルギーが村雨を弾き飛ばす。 とっさに壊れた幻想として村雨を起爆させるが、その爆破ですらこのエネルギーに飲み込まれ消滅する。 爆風を巻き上げながら、男のシルエットがはっきりと写し出され、そしてイリヤの視界に鮮明に刻み込まれた。 「ここに居る誰もが、見たくもない現実を突きつけられてきたんだ」 再度村雨とエリュシデータを投影しイリヤは駆け出す。 剣の記憶を辿り、キリトの記憶と経験を引き出す。 再現するはジ・イクリプス。二刀流最上位ソードスキル。 その剣閃は太陽のコロナの如く、相手に全方位から27連劇の剣尖を殺到させる最強のスキル。 速度威力ともにこれは避け得ない。耐えようがない。 それに対し鳴上は手を翳す。瞬間、舞い上がった土煙が吹き晴れ、視界がよりクリアに写し出される。 「君だけが全てを失った訳じゃない!!」 これより相対するは最速にして、暴食を司りし魔王ベルゼブブ。 高速の羽音を響かせ、その巨体をイリヤへと叩きつける。 「―――ガ、ァ」 捉えきれなかった。 その速度はジ・イクリプスを以ってしても追いつけない。 否、キリトが放ったジ・イクリプスならば、あるいは魔王すらも捉えきったかもしれない。 しかし贋作を本物が超えることは叶わない。ましてや、本物の意志が贋作の意志と相反するのであれば、その本来の力を引き出すことなど到底不可能。 (きっとキリトさんが、私を止めようとしてたのかな) キリトもイリヤと同じく人を殺めた。 だが彼は最期まで罪を償い戦い抜いた。誰かを守る為に、その対象の中にきっとイリヤも含まれていたはずだ。 ならこれは彼に対する裏切りなのだろう。だからこそ、キリトから借りただけの文字通り、ただの贋作では本物を超える事など出来なかった訳だ。 「……死んだ人間は……帰っては来ない。君の絆を誰かの血で染め上げても良いのか?」 やっぱり鳴上という男は強いのだろう。 その口からは全て正論と綺麗事しか吐かない。ずっと正しくて強くあり続ける。 「……お兄さんは強いね」 地面に叩きつけられ、腹部と背中に強い打撲痛がイリヤを蝕む。 声をあげるのも辛いが、それでもきっとここで黙ってしまったらイリヤの負けになるような気がした。 「でもね、どんな理由があっても。 好きな子のことを守るのは当たり前でしょ」 鳴上の言うことは正しい、でも正しいから人はそれを選べるわけじゃない。 例え間違っていたとしても、守りたい縋り続けたいものがある。 「―――私は〝友達と妹〟を見捨てたままじゃ、前へは進めないから…ッ!」 二人だけの味方は立ち上がる。 どうしようもない悪でありながらも、全てを敵に回してもイリヤが戦わない理由にはならない。 「ルビー!!」 イリヤは手放したルビーへと手を伸ばす。 逃げようとするルビーだが英霊の脚力に対しそれは些細な抵抗だった。 ルビーはあっさりと、その手の中に握り締められた。 『イリヤさん、貴女はどうしてここまで……もうやめましょう』 「駄目だよ、ルビー。私最低の悪者だから」 『悪者なんかじゃ、イリヤさんは被害者で……イリヤさんは救われなきゃ駄目なんです!』 「ありがとう。だけど、私やらなきゃいけないから」 ―――他人が嫌がることしちゃダメ。ワケもなく人を傷つけるのは……いけないことなんだよ……。 いつかそんな事も言っていた。自分がしていることは、それを否定する行為なのにだ。 キリトと同じく過去の自分までイリヤは裏切っている。この先もずっと裏切り続ける――友達も母親も戦友達も、救うべき対象である二人さえも。 「投影、開始(トレース・オン)」 使っていて良く分かった。 これは戦うものではない。 この英霊(ちから)は生み出すものだ。 余分な事は考えるな。現実で勝てない敵ならば、それに勝ち得るだけの自身を生み出せば良い。 イメージするものは常に最強の自分。外敵など要らない。自分とって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない。 分かる。願望気としての機能が、英霊の使い方を教えてくれる。 『なっ!? これはまさか……』 最強の自分、それを担う自身を思い浮かべた時、イリヤの中に浮かんだのは剣ではなく杖。 既に失われたはずの、もう一つのカレイドステッキ・マジカルサファイア。 機能全てが完全に再現された訳ではない、無論サファイアとしての意志もそこには存在しない。 だが真に迫った贋作として、サファイアをイリヤは再現しきった。 「ごめんね、嫌だと思うけど力を借りるねサファイア、ルビーも!」 『……』 二本の杖が合わさった時、その真の力が発揮される。 イリヤが光に包まれた。 ステッキが重なり一つの杖を形作る、それと同時にイリヤの姿が大きく変貌する。 ピンクを基調としたフリルのドレスに背より大きく羽広げた魔力の翼。 ツヴァイフォーム。 ルビーとサファイアの同時使役による両ステッキの融合化で顕現する最強形態。 「それが、君の……」 鳴上の使役するベルゼブブとは対極にあるような神々しさ。 それを例えるのなら、天使あるいは女神と呼べば良いのだろうか。 「貴方ごと、全力で全て薙ぎ払う!」 「そんなことはさせない!」 何をする気か、鳴上は否応なく理解する。 あれだけのエネルギーを有した存在だ。やろうと思えば、この辺一体を消し飛ばすことも可能。 同時にベルゼブブとイリヤが飛翔する。 しかしイリヤはベルゼブブを優に追い抜き、一気に遥か上空へと上り詰めた。 そして上空のイリヤから、ベルゼブブの脳天目掛け魔術の刃が降り注ぐ。 対してこちらの氷属性の攻撃は全てが回避され、上空に対象を逃した無数の氷が精製され続けた。 回避しきれなかった刃がベルゼブブを貫き、羽を破き、足を?ぐ。天空の覇者たる魔王は無様に地べたを這い蹲る。 「ぐ、あああああ!!」 邪魔な蝿を落とし、天空の制空権はイリヤが握った。 これから成すは悪そのもの。 正義を堕とし、悪が打ち勝つ最悪の物語。 ステッキに集結する膨大な魔力。鳴上が今までに見たどの攻撃も比較にならないだろうそれは、避けるとか逃げるといった選択肢がなかった。 ただ一つ、残された選択肢は迎撃のみ。鳴上本人が助かるのはおろか、この場に居る全員の命を救うにはそれしか術はない。 鳴上はベルゼブブへと目を向ける。 地に堕ちた魔王は満身創痍、だがその戦意はまだ衰えてはいない。 これならばあと一撃だけ、あの直斗の影ごとダンジョンを消し飛ばした最大攻撃ならば放つことができる。 「逃げろみんな、ここから今すぐ離れるんだ!」 無意味かもしれないとは知っていても鳴上は大声で未央達に叫んだ。 「鳴上くんは……鳴上くんはどうするの?」 「俺はあの娘の攻撃を止める」 「だけど、だけど鳴上くん! 危ないよ!」 「早く行ってくれ! ……もう誰かを死なすのはうんざりなんだ」 恐らくは未央の友達だろう少女をみすみす目の前で死なせ、クマと雪子を亡くし、千枝には死ぬ間際まで世話をかけてしまった。 挙句の果てに自分の知らないところで、またさやかとタツミまで恐らくは―――。 「そん、なの……」 止められなかった。 とても悲痛で痛々しい鳴上の顔を見た時、未央は言葉に詰まった。 そのまま強く腕を引かれ、為すがまま未央の視界から鳴上は小さくなる。 「―――多元重奏飽和砲撃(クヴィンテットフォイア)!!」 「メギドラオン!!」 未央が最後に見たのは強い光の渦に飲み込まれた鳴上と大きな蝿の姿だった。 □ 新たに現れたのは盾を持った壮年の男。 いや、もう少し若いのかもしれない。外見と内面の年齢が合っていないようなそんな奇妙な印象を受けながら、御坂はその男ヒースクリフに視線を向けた。 「久しぶり……というほどでもないか黒くん」 「ヒースクリフ、気を付けろ。知っているとは思うが奴は手強い」 「状況としては簡単だな。 君と黒くんが戦っている。余程何かが拗れたのでなければ、御坂くんが殺し合いに乗っていると見て間違いないかな」 「そうよ、大正解。 で、どうすんの? ここで私とやり合うのも良いし、あの黒いのに任せて逃げるの?」 まあどっちにしても逃がさないが。 そう心に付け加えながら、御坂は改めてヒースクリフを観察する。 一見隙がなく武術の達人にも見えるが、果たしてその実態は何なのか。 何故かは分からないが、妙に彼だけが何処か遠くに離れた場所から、ここを除いているような感覚を覚えるのだ。 「黒くん、私と組んだとして彼女に勝てると思うかな?」 「さあな」 他人事のように黒は受け流す。 なるほど、簡単に勝たせてくれるほど甘くはないと解釈すべきなのだろう。 となれば逃げるか。しかし、これもあまり取りたい方策ではない。 単に逃げれば、それだけで黒からの印象は下がる。無論、ここから一人切り抜けられる策がないでもない。 銀の名を出せば、黒は喜んでヒースクリフにその探索に行くよう指示を出し、合法的にこの場を離脱できる。 「そうだな。少し、話を聞いてもらえないかな御坂くん」 だがヒースクリフが選んだのは敢えて駒の保持だった。 エスデスと別れて以降、ヒースクリフはアカメ達や黒個人に恩は売れたが、仲間そのものをまだ手にしてはいない。 この先のゲームで、ソロを続けるのは厳しい。ブラッドレイ戦で嫌と言うほど思い知らされたものだ。 エルフ耳のような一時的な共闘も、それを相手が受け入れるなどの運がなければ、安定した戦力にもならない。だからこそ、戦闘力が高い黒をこの場で抱え込む事をヒースクリフは企んだ。 「先に結論から言うと、ここは見逃して欲しい」 「駄目に決まってるでしょ」 「そうなるだろうね。だから、それに見合うものを用意しよう」 「何だってのよ」 「情報だよ。君が喉から手が出るほど欲しがるような情報さ」 HPに余裕があれば黒と共に御坂を退けるのも悪くはない。 だが如何せんヒースクリフは、この場での戦闘にまだ自身が適応していないことを痛感する。 ブラッドレイの戦いやエルフ耳での戦闘で、はっきり分かったのが攻撃の反応がまだ鈍いという事だ。 他の参加者とは違い、アバターで参加している以上そこには生身とは違う余裕があり、なまじ余裕があるからこそ油断が生まれてしまう。 ブラッドレイの脳天を狙った突きもアバターだからこそ耐え、そこから反撃に転じれたように見えがちだが、あれは避けて反撃するのが正解なのだ。 やはり意識の違いというものが、土壇場で生まれてしまうのか。文字通りの実戦を重ねた猛者達に、たかだがゲームプレイヤーが何処まで通用するか。 よほど切羽詰った状況でなければ、戦闘は避けるのが無難だ。それがあのレベル5の電撃使いともなれば、なおさら。 「先ず、君と相性が悪いと思われる同じ電撃使いの情報から話す」 電撃使いという言葉に御坂と黒の関心が一気にヒースクリフへと向いた。 どうやら話を聞かせるというお膳立ては済んだらしい。 これで御坂は少なくとも、話を聞くまでは手を出しては来ない。 「足立透という男だ。聞いた事はないかな。 非常に危険で狡猾、そして君の電撃をものともしない同じタイプの能力者だ」 黒と戦っていたということは、恐らくだが同じ電撃を身体から発生させるが故に、能力の強みを最大限発揮させられなかったのではないか。 御坂の内心を予測したヒースクリフだが、それは見事的中したらしい。 同じ能力者ならば、俄然彼女の興味を引くだろうと見越して話したこの情報は、かなり取引を優位に進ませてくれる。 「足立、ねぇ」 「そうだ。だから戦うのなら気を付けた方がいい」 嘘は何一つ言っていない。実際、電撃を操ったのは本当だ。 ただ本体にまで、電撃が効かないかどうかまでは知らないが。 「でもさ、私その情報を知っちゃったらアンタ達を逃がす理由がもうないわ」 (掛かってきたな) 御坂の言葉が脅しているようで、その実かなりの積極性を帯びてきていた。 彼女はまだヒースクリフから、情報を引き出したいと耳を傾けている。 「これでもIT技術者だ。首輪の解析には自信がある」 あえて足立の情報で好奇心を煽ったところで肝心の切り札を出す。 あの好戦的な雰囲気だった御坂ならば、あるいは嘘と切り捨てたかもしれないが、今の彼女はそう簡単に物事を決め付けはしない。 「何ですって?」 「証明する術はないが……なにか適当な質問をしてみてくれ。答えて見せよう」 御坂もまたその手の知識には能力の性質上詳しい。 数問、技術者でなければ答えられないような質問をぶつけたが、ヒースクリフは難なく答えてみせた。 「さて、ここからが本題だが、君の目的は優勝だね。 生き残るというよりは、何か願いを叶えたい。それが理由だろう」 「……知った風な口を聞かないで。 殺すわよ?」 「すまない。 どちらにしろ、君の目的が生存優先でも何でも構わない。 不安じゃないかな? 連中が約束を守るか否か、君は心の底からそれを信じてるとは思えない」 改めて問われたのは主催への信憑性の有無だった。 はっきりいえば、考えたくもないことだと言わざるを得ない。本当に御坂が優勝したとして、連中がそれを叶えるのか。 実に今更だ。もう何人も手に掛けた癖に。 「優勝者への願い、元の場所への生還。それら二つは、別に連中が叶えなくとも構わないものだ。 むしろその約束を破る方が、ずっと理にかなっている。馬鹿正直に乗った参加者ならば首輪も外していないだろうし、それを起爆させるだけでわざわざ守る必要もない」 「それが、何だって言うのよ」 「保険を掛けないかと言っている」 「保険?」 「そうだ。もしも連中が約束を守らないようなら、それなりの報復をしなくてはならない。 その為には、彼らを脅す材料が必要ではないかな?」 つまりヒースクリフはこう言っている。 やりようによっては、首輪を外し連中を潰せるかもしれない。 万が一に連中に願いを叶える意志がない場合、主催と渡り合えるかもしれない切り札をここで潰すのは惜しいと。 (ようは自分を売り込んでるって訳か) ここまで進んだ道を引き返せというわけでもない。 ただいざという時、利用し合える仲でいることは御坂の意志や決意にも反さない。 確かに、そういった時に備えての保険は必要かもしれない。 「一つ、連中が願いを叶えないんじゃなく、叶えられないって可能性はないわけ?」 「それはないな。主催も馬鹿じゃない、余程の捻くれ者でなければ、やれないモノを取引に使いはしない。 誰だって保身は考えるはずさ、その時に何が一番使えるのかもね。でなければ、そんなもので我々を釣ろうとはしないだろう」 「……良いわ、今回だけは見逃してあげる。その代わり次はないわよ」 「話が分かって助かるよ」 乗った側の参加者と協定を結べるというのも悪くないメリットだ。 いわゆる仲間ではなく、ビジネスとして接することのできる御坂は、もしもこの先、主催との戦いに突入したとき利用できる。 彼女も願いを叶えられる確信がなければ、こちらの話に乗る可能性もあるだろう。だからわざわざああやって揺さぶってやったのだ。 御坂に言った保険は、そのまま裏を返せばヒースクリフの保険の一つでもある。 互いが目を合わせたまま後退していく、それが一定の距離に達した時、その場にいた全員は一気に踵を翻し駆け出した。 「何とか助かったな、黒くん」 「ああ、お前のお陰だ」 「それと黒くん、聞いてくれ。銀という少女の居場所が分かった」 「何?」 エルフ耳から得た情報を黒に教える。 やはり銀は南東の方に居たのだ。下手をすれば、先ほど出会った花陽が銀と既に接触しているかもしれない。 焦りが募る黒をヒースクリフは宥める。 「まずは学院の方が良いだろう。参加者の接触機会の多さを考えれば、穂乃果や黒子といった少女達はかなりのものだ。 銀の情報を掴んでいてもおかしく――――」 知性と平静さを常に兼ね備えていたヒースクリフの口が開いたまま、彼は空を見上げていた。 呆然としていたのだ。その思考を一気に放棄するほどの神々しさに。 「なんだ、アレは……」 天空に君臨する天使の如き少女とそこから放たれる光の放流。 何が起きているのか完全な理解は二人には出来ないが、しかしあれが破壊を司っていることだけは分かる。 「銀、まさか」 嫌な予感というものは当たってしまうものだ。 黒の脳裏を過ぎった銀の姿を振り切ろうとして、限界が来た。 冷静さを保てないまま、黒は光の方角へと走り出す。 遅れて我に帰ったヒースクリフも思考を再開させ、黒の後を追う。 「……美しい」 いや、本当に我に帰ったのかも自分自身で怪しいぐらいだった。 ヒースクリフはあの光景に心打たれ、惹かれているのだ。光に集まる哀れな蛾のように。 □ →
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/1481.html
【作品名】メガゾーン 【ジャンル】アーケードゲーム 【名前】戦車 【属性】戦車 【大きさ】一般的な戦車と同じサイズ(一般的な戦車の車体長を参考にすると一辺あたり7m程か) そのサイズの2倍大きい戦車、なので14mサイズ 【攻撃力】砲撃:射程140m程、対戦車砲の5倍程の弾速 一つ1m程の直径の弾を一回で3発発射する 一撃で10m程のトーチカを粉砕する威力 弾切れ無しで連射可能、対戦車砲が2m飛ぶ間に4回連射できる速度 【防御力】戦車並み 【素早さ】対戦車砲と同速で移動可能 対戦車砲が7m先まで迫ってから避けられる反応 【長所】飛行機じゃなくて戦車が主人公という珍しいゲーム 【短所】ゲーム進行が地味すぎる 16格無しさん2019/11/12(火) 00 39 48.91ID 4nE+LgvS 戦車(メガゾーン)考察 14mの開始距離を保てる、10mコンクリ要塞粉砕砲撃、対戦車砲なのでマッハ2以上として7mマッハ2反応 クレスwith船with優秀な♂&優秀な♀と同等なのでその近辺から ×ヘリコプター(タイガーヘリ)撃たれ負け ×ヘリコプター(ツインイーグル)撃たれ負け ×主人公withラリーカー 撃たれ負け ×孫悟空(アドバンスアドベンチャー) ×エース(ウルトラマン倶楽部) 撃たれ負け 〇馬頭丸 砲撃勝ち 〇仮面ライダーブレイド・キングフォーム 砲撃勝ち 〇琉々朱・爛縁侍with蜃気楼 砲撃勝ち △明智光秀 勝てない負けない △ジョニー 勝てない負けない ゲバラ こいつランキングに二つあるんだが、どっちか間違ってないか 〇クレスwith船with優秀な♂&優秀な♀ 先に砲撃勝ち △高野丸 物理無効で勝てない負けない 〇キリト(OP映像) こっち来る前に砲撃勝ち 馬頭丸の上
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/13552.html
IM/SP01-06 カード名:M@STERS OF IDOL WORLD!! 双海亜美 カテゴリ:キャラ 色:緑 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:10000 ソウル:1 特徴:《音楽》?・《双子》? 【永】 あなたの控え室のクライマックスが2枚以下なら、あなたの手札のこのカードのレベルを-1。 【自】 この能力は1ターンにつき1回まで発動する。あなたが【起】を使った時、そのターン中、このカードのパワーを+X。Xは他のあなたの《音楽》のキャラの枚数×500に等しい。 【自】 相手のターン中、あなたの受けたダメージがキャンセルされなかった時、前列にこのカードがいるなら、あなたは自分の山札を上から1枚見て、山札の上か控え室に置く。 レアリティ:PS 聖剣獲得へ キリトと同様の早出し、起動使用時のパンプ、“大切な何か”西森 柚咲と同様のデッキトップ確認を持つ。 早出し条件は輝きの向こう側へ! あずさや同セット収録のM@STERS OF IDOL WORLD!! 星井美希?で山札を調整しやすいこのタイトルでは満たしやすい。 起動効果は自ターン中はM@STERS OF IDOL WORLD!! 星井美希?の集中、相手ターン中は助太刀で満たすことになるが、タイトル内に多く存在するカウンターイベントの使用には対応していないので注意。 助太刀を構えておけば2重のカウンターになることと同義なので、相手ターン中はなるべく握っておけるようにしたい。 基礎パワーの高さに加えて、後半2つの効果はどちらも舞台に居座ることに向いた能力であり、早出しされる相手からすればかなり厄介だろう。 パワーこそ高いが、例によって帰ってきた笑顔 美夏互換や早出しメタ相打ちには無力なので注意。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/1162.html
ネタページ:その他 テイルズネタ スタッフ 他作品ネタ(コラボなど) テイルズネタ あだ名 ネタ台詞 負けるな僕らのテイルズ四天王! (故)歴代テイルズ共演スキットを妄想するスレテンプレ集 巨乳ネタ 特殊能力ネタ 各主人公ネタ 各キャラの一人称 各キャラの呼び方 各キャラの好物/苦手 各キャラのパーソナルデータ比較 各キャラの使用武器 テイルズAA保管庫 スタッフ 実弥島巧 田中豪 山本尚基 他作品ネタ(コラボなど) パックマン ワンダーモモ ながせれいこ かげきよ サンドラ ドリラー わだどん&わだかつ KOS-MOS クロノア へいはち ギルガメス カイ ドルアーガ ワルキューレ ハセヲ 煉獄神エルザ ソーマ・シックザール 雨宮リンドウ 星井美希 城ヶ崎美嘉 天ヶ瀬冬馬 伊瀬谷四季 ヴィーラ・リーリエ 如月千早 パーシヴァル カリオストロ フェリ ハローキティ 春日未来 箱崎星梨花 ジークフリート ナルメア カレーメシくん 天道輝 握野英雄 天海春香 レナス・ヴァルキュリア レザード・ヴァレス キリト アスナ 島村卯月 神崎蘭子 アリサ・イリーニチナ・アミエーラ クレア・ヴィクトリアス フレイ クロード・C・ケニー レナ・ランフォード 坂田銀時 神楽 土方十四郎 沖田総悟 フィリーネ・ストリッジデイ・ウォラーレ 双葉杏 諸星きらり 詩花 アトリ リナ=インバース ガウリイ=ガブリエフ ゼルガディス=グレイワーズ アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン ベル・クラネル アイズ・ヴァレンシュタイン ヘスティア アスタ ユノ ヤミ・スケヒロ シャーロット・ローズレイ クローディア ソル=バッドガイ ラムレザル=ヴァレンタイン ユイト・スメラギ カサネ・ランドール 奥空心白 亜夜 鏑木・T・虎徹(ワイルドタイガー) バーナビー・ブルックスJr. ニケ ククリ 桂小太郎 高杉晋助 ユージオ アリス・シンセシス・サーティ 白蛇のナーガ(サーペントのナーガ) 獣神官ゼロス(プリーストゼロス) カイ=キスク ブリジット ケロロ軍曹 日向夏美 クルル曹長 タママ二等兵 ドロロ兵長 ギロロ伍長