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熊:えー、皆鯖マスターのみなさん本日はいかがお過ごしでしょうか。熊太郎です。 金:サカタ・ザ・ゴールデンだ。よろしくな。 熊:・・・・・・・・・。 金:ん、どうした熊太郎?さてはこのオレのゴールデンっぷりに見とれたか。 熊:いや、・・・・・・今までとキャラ違くない? 金:ふんっ、何を言うかと思えばそんなことか。いいか熊太郎、野性児金ちゃんの時代はもう終わったんだ。これからはゴージャス&ゴールデンなMr.SAKATAの時代だぜ! 熊:・・・・・・・・あっそう。 金:うわぁっ、熊太郎の目がいまだかつてないほどの氷河期!? 熊:君が自分のことをどう思おうが勝手だけど、面倒だから呼び方は金ちゃんのままでいいよね。 金:えー(´・ω・`) 熊;いいよね?(バキィ) 金:ぐぼぉっ!?ベア―ハンドからのストレートはまずいって、頬肉削げる!! 熊:いいよねぇ?(メコォ) 金:わかった、わかったから!!今まで通り呼び方は金ちゃんで良いからっ!! 熊:じゃあ、気を取り直してタイトルコール行こうか。 金:・・・・・・あいよー。 熊&金:天上天下唯我独尊、ノリと勢いで滅多切りっ!!ゴールデンベア―道場始まるよ―――っ!! 金:んで、始まったはいいものの何なんだこのコーナーは? 熊:うん、このコーナーはこの前筆者が執筆した『Fate/End of Days(以下、EoD)』を解説するためにあるわけだね。 金:あぁ、あれな。筆者がもったいぶった性格だから、情報が章ごとに小出しになっててわかりにくいんだよな。 熊:そんなわけだから、こういうところで一括して説明しようと。 金:だったらちゃっちゃと行こうぜ。まずは舞台設定――――――面倒だな、ウィキ見て下さいでよくね? 熊:ベアクローっ!! 金:ぎゃああああああああああああラーメンマンからモンゴルマンになっちゃうっ!? 熊:本来の皆聖2と違うところがあるからこういうコーナーを作ることになったんだよ。そこんところわかってる? 金:おーけー・・・。 熊:『EoD』は『みんなで考える聖杯戦争2』を下敷きにしているけど、元々ウィキに載ってる情報に加えて、作劇の都合上新しい設定をいくつか追加しているんだ。 金:えーと、聖杯戦争を主催しているのはアメリカの片田舎にある『大学』もしくは『図書館』と呼ばれる組織だ。ウィキにはU-1対策機関とあるな。 熊:で、その組織がU-1に立ち向かうために聖杯の力―――もとい神霊の力を使おうと考えて、アステカ帝国の神霊召喚儀式に冬木の聖杯戦争システムを組みこんで復活させたのが今回の聖杯戦争なわけだね。 金:どうみてもミス○トニック大学です本当にありがとうございました――――――何だが変更点というか追加点があるな。 熊:『大学』の敵はU-1、もといアルティミットワンなわけだけど。『EoD』ではここで特に彼らがターゲットに据えているのをORTと設定しておいたよ。 金:ゴールデンやべぇ、現型月世界最強生物。 熊:まちがっても喧嘩を売ったらだめだよ金ちゃん。 金:誰が売るかぁっ!!こいつは現代の地球で確認されている唯一のアルティミットワンだ。流石の大学も『鋼の大地』の時代にやってくる連中に喧嘩売ると考えているとは思えないってことでターゲットとしては的確だ。 熊:ORTをターゲットに据えることで、聖堂教会が大学と連携する大義名分が出来たのが良かったかな。 金:えーっと、そう。登場人物の一人に教会から大学に派遣されてるってキャラがいたな。 熊:彼女については『参加者戦力比較』のコーナーで触れることになるね。 金:そんなのやんのかよ。 熊:本編を書く気の無い筆者のせめてものお詫び代わりに戦力シミュレーションくらいはやっておこうってさ。 金:気休め乙。 熊:偽善乙。 金:あー、それとこれは質問なんだけどな。 熊:なんだいなんだい? 金:大学の思惑としては神霊を召喚して武器代わりにしたいわけだが、この聖杯はちゃんと願望器として機能すんのか? 熊:たぶんね。この聖杯戦争は主催者である大学、大学と協力して儀式を調整した魔術師の四家、遺跡のあるところの現地住民の三グループの思惑が絡んでいるんだ。魔術師の四家は『根源の渦』に至るための聖杯として儀式を調整してるよ。 金:あぁ、そもそも冬木のシステムが土台だったな。聖杯を完成させて得られる魔力を神霊の召喚に使うか、根源に至るために使うかは優勝者の自由ってなわけだ。それだけの魔力があれば大抵の願いはかなえられるだろう。 熊:・・・・・・・・・という風に筆者は解釈している。 金:おい。 熊:しょうがないじゃん。元の情報が少ないから足りない所は頭の中で補完するしかないんだよ。 金:補完というか、改造している設定もあるな。主に現地住民の件だが。 熊:ウィキによると、現地住民は神の加護が無くなったことによる自然災害に悩まされていたとあるけど、『EoD』では滅んだ帝国の栄華を取り戻したいという設定になっているね。 金:・・・まぁ、密林の奥地で自然災害ってどんなんよ、という筆者の想像力の欠如が招いた結果だな。あと、滅んだ帝国の栄華ってどんなんだったんだ昔は。 熊:筆者の脳内では完全にオーパーツでオーバーテクノロジーな超古代文明になってるね。その象徴がピラミッド。 金:えーと、『ピラミッドの敷地面積23ヘクタール、高さ40メートル』ってあるけどこの数字は何処から出てきたんだ? 熊:姫路城だね。 金:・・・・・・・・・・・・エエエエエェェェ(´ω`;)・・・・・・? 熊:ちなみにアステカ文明のピラミッドの平均は20メートルだね。 金:何そのマジゴールデンな仕様・・・。 熊:もうこれはアステカ文明じゃなくてアステカ文明から派生した別種の何かと思ってもらった方がいいかな。 金:じゃあなんだ、平たく言えば今回の聖杯戦争は、ジャングルの中に建ってる姫路城を舞台にしたダンジョンサバイバルアクションになるわけか。 熊:舞台になる遺跡の設定が無かったからやりたい放題しようとおもった結果がこれだよ! 金:最終的に対城宝具で粉砕されるのが目に浮かぶようだぜ。 熊:そう考えると対城宝具っていう分類がいかに恐ろしいかよくわかるね。 金:ちなみにジャングルの入り口にあるっていう町は何なんだ? 熊:うーん、RPGのダンジョン前にある町みたいなものだと思ってくれればいいよ。あんまり深い意味はないんだ。 金:蹂躙王の軍勢の餌フラグとかそういうのは何もないわけだな。 熊:・・・・・・・・・・・・。 金:なぜ目をそらす!? 熊;じゃあ、そろそろ次のコーナー逝こうか。 金:字が怖いって!! 金:・・・・・・というわけで『参加者戦力比較』のコーナーだ。 熊:このコーナーは参加者、全7チームの戦力を分析するコーナーだね。 金:おう、腕が鳴るぜ! 熊:いや、別に金ちゃんと戦うわけじゃないからね。 金:(´・ω・`) 熊:そんな顔しても駄目(コキッ) 金:ア゛ーッ!? 熊:それじゃあ作中の順番通りに進めて行こうか。金ちゃんよろしく。 金:えー・・・・・まず一組目は、・・・チャイニーズスパイの黒雲霞さんと、チャイニーズアサシンの聶隠娘さんのチャイニーズコンビです・・・ゴフッ(吐血)・・・。 熊:選定の理由は主に主にチャイナ繋がりで。 金:・・・そういえば今回のサーヴァント選出基準は何なんだ? 熊:基本的にマスターとの共通点かな。ちなみにこの組は、他の組が埋まっていった結果アサシン枠が空いたのでチャイナ繋がりで出来た組み合わせです。 金:その割には結構噛み合ってる組み合わせだと思うがな。 熊:説明すると、雲霞さんは中国の武装工作員魔術師で、戦闘スタイルは武術、暗器術と変装技術、透明化の礼装、水属性の魔術を組み合わせたものだね。 金:本人自身が暗殺者としての適性が高い、ということはアサシンのサーヴァントの扱い方も熟知しているってわけだ。 熊:一方の聶隠娘は全体的なステータスは並程度だけど敏捷と気配遮断のランクがA+で頭一つ抜けている、まさに一撃離脱タイプのサーヴァントだね。 金:さらに仙術、予知のスキルと致命傷であっても一回なら無効化できる宝具『金主玉壁』・・・・・・と生存能力が非常に高いな。さりげなくゴールデンやばくねーか、このコンビ? 熊:とても危険だね。基本戦術は二人揃ってマスター狙い。ガードが堅い場合、敵のサーヴァントは聶隠娘のスピードと生存能力を生かして引きつけ、雲霞本人がマスターを暗殺する時間を稼ぐってところかな。 金:おい、熊太郎。オレはこういうやつらは苦手だ。どうすればいい? 熊:サーヴァントは絶対にマスターのそばを離れないこと、それが肝心だね。幸い聶隠娘は暗殺者としては一流だけど、英霊としては決め手に欠ける。正面から迎撃すれば、金ちゃんのパワーと体力でねじ伏せられると思うよ。 金:なるほど!! 熊:・・・・・・ってなんで金ちゃんが戦う流れになってるのさ!!(ドスッ) 金:ぐふぅっ。 熊:とりあえず、このコンビは徹底的に影から敵を狙うタイプの戦い方だよ。特に今回の舞台はジャングルだから夜は背中に注意しておくこと。 金:へ、へい・・・・・・・・。 熊:次はライダー組で行こうか。 金:ブードゥーマゾヒストのアベル・シボネイと皆大好き蹂躙王ことチンギス・ハン死体繋がりチームだ。・・・・・・ところでブードゥーマゾってなんだよ。 熊:シボネイさんは幼少のころに痛覚を失って以来、『生きている』という感覚が希薄で、そのせいか生の実感を得るのに貪欲なんだ。ウィキにも『すごいMかつ前向き』って書いてあるよ。 金:どこぞの曲れアイズを彷彿とさせるな。自分を痛めつけるか、他人を痛めつけるかの違いはあるが。 熊:そしてそんな生の実感に飢えている彼だからこそ、あの蹂躙王の無茶ブリにも耐えられるという寸法なのさ! 金:身内には優しいらしいけど、ついていくの大変そうだよな蹂躙王・・・・・・って王様今回やばくねーか? 熊:その心は? 金:チンギス・ハンの本領発揮と言えば平原なのに、舞台は密林じゃん。どう考えても圧倒的不利だろ。 熊:そのために同盟を組んだんだよ。自分の持ち味が削がれるのをわかっていたから、別チームと組んで少しでも補おうと思ったんだろうね。 金:そういえば会談のあと蹂躙王スマイルになってたな。 熊:どう見ても(性的な意味で)食べられるフラグです本当にありがとうございました。 金:まぁ、とはいえ宝具『王の葬列』はジャングルだと活かせなくないか? 熊:いや、今回の聖杯戦争は古代の遺跡(姫路城)を舞台にしたダンジョンサバイバルだよ。アリの巣に水を流す、みたいな物量押し戦略もありかもしれない。 金:エグイ絵面だな、おい!? 熊:それに『四駿四狗』の狼や最終宝具の『屍喰らいし天』はジャングルでも活用できる余地が十分にある。案外、金ちゃんみたいに『平原の帝王wwwワロスwww』ってなめてかかると死ぬかもね。 金:流石に王クラスの英霊は伊達じゃねぇってことか。 熊:・・・・・・実をこのチームはかなり勝率の高い戦略を使えるチャンスがあるんだけどね。 金:なんだそりゃ。 熊:蹂躙王が対軍宝具、もとい大群宝具を派手に見せびらかして敵を引きつけている一方で、同盟を組んでいる聶隠娘が影から刺しに行く。 金:おいおい、本格的に洒落になんねぇぞそれ!? 熊:とはいっても、この同盟はお互いに途中で首をかく気満々だからこういうコンビネーションはやんないと思うけどね。 金:だといいんだが・・・・・・あと、マスターの解説は? 熊:マスターのシボネイさんは自分から戦いに行くタイプのマスターだね。武器は格闘技とゾンビ化している義肢。それとゾンビパウダー。 金:最後のは何だ? 熊:ブードゥー魔術的な感染症で、これに感染すると精神と肉体が切り離されて最終的には傀儡にされてしまうみたいだね。 金:マスターといい、サーヴァントといい傍迷惑な・・・。 熊:お互いの相性から考えて、マスターがサーヴァントの言うことを聴いて一兵士として動いた方がいいかな。 金:随分な主従もいたもんだな、まったく。 熊:対策として、この二人は周囲を巻き込む技が多いから、戦場が市街地じゃなかったことを感謝しつつ、早め早めに倒しておいた方がいいね。さもないと周囲は死体の軍勢、敵も味方もゾンビ化して操られてるなんて地獄絵図になりかねない。 金:逆にいえばこのチームは、ライダークラス最大の持ち味である機動力が殺されているわけだから、焦らずじっくりと戦った方がいいわけだ。どうせ一般人もいないし。 熊:ついでに死体の補給場所も近場にあるわけだし・・・・・・。 金&熊:・・・・・・・・・・・・(ゆっくりと行進しながら密林を埋めつくしていく死体の軍勢を想像する二人)。 熊:・・・・・・・・・次行こうか。 金:お、おう。 熊:気を取り直して、それではセイバーチームもとい筆者のお気に入りチーム。 金:マスターは御子上三姉弟と日本武尊。マスターが三人一組という変わり種・・・・・・・・・なぜお気に入り? 熊:いや、Fateと言えば十代の少年少女が苛烈な戦いを通して成長していく王道ストーリーでしょ?だったら十代の三人組に肩入れしてもいいじゃない・・・ていうのが筆者の主張です。 金:でもまぁ、今回の聖杯戦争で唯一(三?)、十代のマスターってのがネックであるのも確かなんだけどな。 熊:今回の参加者は先ほど紹介した工作員ズに大学所属のベテランやモンスターハンターにナチュラルボーンウォリアー・・・・・・確実に経験値では圧倒的に不利。 金:どうすんだよ、旗色悪いじゃんか。 熊:そんなわけで彼らには彼らにしかない秘密兵器―――令呪があるのさ! 金:あぁ、他の連中には無いんだったな。 熊:皆鯖マスターのみなさんなら令呪の有用性について今更説明する必要はないと思うけど、とりあえず言えるのは、これがあるのとないのとではサーヴァントの運用の仕方に雲泥の差が出るということだね。 金:んで、三姉弟は一人ずつこの令呪を分配している、とこれなら各自ピンチに陥った時のために保険があるな。 熊:そういえば他の人たちは令呪無いのにいつどこでサーヴァントの召喚を・・・・・・。 金:熊太郎、それ以上いけない。 熊:・・・・・・令呪のことはこれくらいにしておいて、三兄弟の能力についてやろうか。 金:長女の紗月は捕縛、長男の暁は探知、次女の壱名は凶眼・・・っと三人揃えて見れば案外バランスが取れてるんじゃないのか? 熊:ちなみに『凶眼』は不幸の因子を他人に浴びせる魔眼の一種だね。たしかに、金ちゃんの言う通りチームとしては結構バランスがとれていると思うよ。生き残れるかどうかは別としてね。 金:なんか嫌な言い方だな。 熊:ベテランの魔術師ならともかく、戦闘経験ゼロの少年少女が戦闘時にチームとして機能できるかどうか非常に怪しい。ましてや今回はダンジョンサバイバル、ちゃんとサバイバルできるのかも怪しい。 金:つまり、酷なことを言うようだが、素人三人が寄っても足を引っ張り合う危険の方がでかいってわけだ。 熊:逆に、上手く機能すれば強いチームでもある。 金:マスターの経験不足をサーヴァントが補えるかどうかってのが生命線だな。 熊:じゃあ、セイバーの紹介をしとこうか。 金:オレ達日本人にとってはなじみ深い英雄だな日本武尊。 熊:(僕は人じゃないけどね)全能力値がBランク以上で安定、スキル・宝具ともに隙無し・・・・・・多分『EoD』のサーヴァントの中では一番死角が少ないと思うよ。 金:マジで? 熊:特に厄介なのが『合気』のスキルだね。 金:『森羅万象の活動と自身の気を和合することによって、周囲の状況を感覚的に把握』・・・確かに色々応用が利きそうだな。密林の中からの奇襲にも対応できそうじゃんか。 熊:それもそうなんだけどね・・・・・・このスキル、説明文が李先生の『中国武術』と『圏境』のスキルに良く似ているんだ。 金:あっ、本当だ・・・・・・・・・やべぇ。 熊:NOUMINといいHAKKYOKUKENといいこの世界の東洋武術はそれ単体で神秘に到達する可能性があるからね・・・・・・合気Aのスキルから一体何が飛び出してくるのか僕には予測が付かない。 金:セイバーが何をやらかしてもAIKIなら仕方がない、で済みそうだな。 熊:その上、宝具は利器型の対人宝具『草薙剣』と、今回の参加者の中で最大のランクを持つ対城宝具『天叢雲』。おまけに本人は暗殺・騙し討ち上等な上に、神獣との戦闘経験もあるベテラン戦士。相手にすると、本当に死角が無い。 熊:ヤマタケの時代は『勝てば官軍』を地で行ってたからな。当時は策略・謀略も戦士の必須技能か・・・・・・マスターとの相性はどうなんだ。 熊:秩序・中庸型・・・・・・クーフーリンと同じ、義理堅いタイプじゃないかな。それに奇しくも紗月ちゃんが作中に言っていた『皆無傷で家に帰る』っていうのは日本武尊が生前果たせなかったことと合致するんだね。 金:その辺見る限り、セイバー本人もマスターを守る気満々なんだろうな。 熊:逆に言うと、その辺を付け込まれてマスターがサーヴァントの足手まといにならないようにすることがこのチーム勝利のカギになるってところかな。 金:ということは、敵チームとしてはマスターの経験値不足にうまく付け込みたいところだ。 熊:そのくらいしか突くべき弱点が無いとも言えるんだけどね 金:次はアーチャーチームだな。 金:よーし、紹介行ってみるか。体はパスタで出来ているナンパ師のグァルティエロ・アルベルティーニと、ギリシャ(アカイア)のワイルドビューティーことアタランテだ。 熊:今回の聖杯戦争ではアルベルティーニさんあたりがマスターとしては真っ当な部類かな。 金:魔術系統は風、装備は暴風を起こす礼装・風杯型風速計(マエストラーレ)に簡易魔術を仕込んだトランプや魔術ブーストに使うバラ。 熊:『お前なんだか』『トランプとか武器にして戦いそうな顔してるよな(笑)』とか言っちゃだめだよ金ちゃん。 金:人を的確に傷つける台詞はやめろ、っていうか最近腹黒いぞ熊太郎っ!! 熊:まぁ、そういうことは置いといて・・・・・・彼の家系はルネサンス期から続く名門で、そういうところもあって軟派な態度に見合わず魔術師としては普通に強いと思うよ。 金:工作員とか少年少女とかじゃなくて、ようやく魔術師らしい魔術師が出てきたな。少しほっとしたぜ。 熊:ただしこの人体育会系が苦手で、パスタが食べられないと気力が落ちるという弱点が。 金:サバイバルできねぇっ!? 熊:でも大丈夫っ!そこのところは『野性』スキル持ちのアタランテさんがきっとフォローしてくれるよ!! 金:良かったじゃないか、持つべきものは優秀な相方だぜっ!! 熊:そうっ!アタランテさんは高い敏捷数値、ハンターとしての技能や『野性』スキルが今回の舞台となる密林では十全に発揮できるっ!! 金:おまけに美人だ、すごいぜアタランテっ!! 熊:でもマスターとの性格相性が最悪だーーーーっ!!! 金:駄目だったーーーーーーっっ!!!! 熊:『EoD』の中でも言及しているけどナンパ師とアタランテとの相性は最悪です。日常的にぼっこぼこにされている現状が戦闘中に響いてこないことを祈りましょう。 金:その割にはアルベルティーニは楽しそうだったけどな。 熊:それはマゾ・・・・・・じゃなくて、ちゃんとした理由があったりするんだよ、金ちゃん。 金:ほう、それはそれは? 熊:彼が今回の聖杯戦争に彼が参加したのは、ずっと昔から会いたかった憧れの女英霊を口説くためらしい。 金:それがアタランテだと。 熊:そして、いつもは軟派な態度を取っているからこそ、かえって真面目に本心から口説くのが苦手と言う甘酸っぱい裏設定(筆者のねつ造)があるんだよっ!! 金:すごいぜ熊太郎、フラグがビンビンだっ!! 熊:書かないけどねっ!! 金:残念だなぁ、おい!!で、肝心の戦力評価はどうなんだ? 熊:アタランテはジャングルならその能力を十全生かせる。ただし狩人であって戦士じゃないから、近接型のサーヴァントに懐に潜り込まれないように気をつけないといけないね。 金:オーソドオックスに遠距離狙撃、ジャングルを生かしたゲリラ戦か。 熊:アルベルティーニの魔術は基本的に戦うことを想定して用意してあるみたいだから、自分で自分の身を守れると思うし、アタランテは魔力消費の激しい宝具は使わないみたいだから、彼も全力で魔術を使用できるね。 金:アーチャークラスとしてはオーソドックスかつ、王道なスタイルで行くってことか。 熊:だからアタランテの最大の利点である敏捷と野性を生かすために、単独行動させるというのも選択肢としてありかな。 金:そういうとき、マスターの方が敵サーヴァントに襲われたりしたらどうするんだ? 熊:その場合、アタランテと適切なフラグを立てているとツンツンデレデレしながら救援に来てくれる。逆に好感度が低いと見切られる。 金:・・・結局そういう展開になるわけね。 熊:しかしゲリラ戦法を取っていても、気配遮断までできるわけじゃないから居場所を探られないようにすること。 金:特にAIKIの餌食にならないように気をつけないとな。 熊:アーチャーチームはこんなところかな。そうそう恋愛沙汰と言えば金ちゃん君は・・・。 金:こらてめぇーっ、酒?童子のことを蒸し返すんじゃねぇっ!!特に皆鯖版酒?童子を呼ぶなよ、絶対だぞっ!? 酒?:■■■■―――――!! 金:出たぁーっ!? 熊:じゃあ、次はランサ―チームかな。 金:ランサーチームの組み合わせは・・・・・・ドルイド系おとなのおねぇさんヴァージニア・オブライエンと、きれいな外道王ことフィン・マックールのアイルランド系コンビだ。 熊:ヴァージニアさんはファザコンの気があるという設定で、おまけにアイルランド系アメリカ人でドルイド魔術師ときたらフィンと組ませざるを得ない、という結論に達しました。 金:ところでドルイドって何なんだ? 熊:ケルト系の祭司だね。ケルト人の社会では大きな政治的発言力を持ち、立法や司法、行政を一手に担っていたらしい。主に卜占や歌の魔術を使い、森と関わりが深いとされるね。 金:えーと・・・つーことは魔術師として切った張ったするタイプじゃねぇってことか。 熊:うん。ヴァージニアさん本人も治療や植物への干渉を得意とする、っていう設定だからむしろサポートに適しているタイプだと思うね。 金:その上でサーヴァントは真っ向勝負タイプのランサ―、となるとサーヴァントが前衛でマスターが後衛っていうオーソドックスなコンビネーションだな。 熊:肝心のランサ―は回復・情報・強化の三種類の宝具を持ち、ケルト神話ではクーフーリンと双璧を成す大英雄。ランサークラスらしい堅実な強さを持っているね。 金:ドルイド魔術が使いやすい密林を舞台にしている上に、遺跡に何度か足を運んでいるから土地勘もある(という筆者の設定)、とヴァージニアには地の利があるな。・・・・・・このチーム無難に強くないか? 熊:うん、だと思うでしょ? 金:また何かオチがあるのか? 熊:実はオブライエン家の魔術刻印には『善意の行動が裏目に出る』という呪いが混ざっている。そしてフィン・マックールの幸運値は・・・・・・Eランク!! 金:これはあれか?『ランサ―クラスは皆不幸』という冬木第四次と第五次の轍を踏みに行きたいのかっ!? 熊:確かにこのチームはバランスが良いから真っ向勝負だとそう簡単には負けない。でも敗北は思わぬところからやってくるっていうわけだ。 金:もうやめろ、最初っから生存ルートは存在しないとでもいうような言い回しはやめろ!! 熊:じゃあ、話題を変えよう。この主従は性格的相性が冬木勢と違って良好だよ。外道王、じゃなくてフィンは生前の経験から堅物って言いたいくらい騎士道を守ろうとしている。 金:そして元からファザコンの気があるマスターにしてみれば、今のフィンの少し歳のいった見てくれは好印象と。いいねいいね。 熊:いつまでも頑ななフィン。しかし戦いの中、ヴァージニアと絆を育み、やがて二人は穏やかに心を通わせ合う。 金:おぉ、いいぞいいぞ!! 熊:そしてバッドエンド。 金:おいやめろ。 熊:上げて落とすのは悲劇の基本だよ金ちゃん。 金:この二人が勝ち残るルートはないのかよっ!! 熊:んー・・・死亡フラグが立つ前に速攻で聖杯戦争を終わらせるしかないんじゃないかなぁ、幸い真っ向勝負なら今回のメンツで一、二を争う実力なわけだし。 金:・・・・・・随分と難易度高い話だこと。 熊:というわけでランサ―チームに対して勝ちたい人は真っ向勝負を避けて、なるべく策を巡らせるような戦いを取った方がいいかもね。 金:なんだ?最終的には裏のかき合いの挙句、ランサ―が令呪でハラキリ? 熊:直接戦闘では文句なし、それ以外の不安要素が多すぎる。それがランサーチームクォリティ。 熊:それじゃ、次はキャスターチームと行こうか。 金:キャスターチームは、クトゥルフ神話系モンスターハンターことルイス・ローウェルと、箱庭系錬金術師のパラケルススだ。それと、聖堂教会から派遣されている修道女のファナ・ロレンテ・イグレシアス。 熊:これは今までとは違った随分偏りの激しいチームだね。 金:具体的にどう偏ってんだ? 熊:賢者の石を保有するパラケルスス、治癒の秘蹟を修めたファナ。チームを構成している三人中二人が治療技術に秀でているね。 金:となると矢面に立つのがマスターのルイス・・・ってことか。 熊:うん。一人が前線に立ち、もう二人が徹底的にバックアップする、というのがこのチームの基本戦略かな。 金:しかしなぁ、サーヴァントを相手にして立ちまわれる魔術師なんて、どこぞの神剣持ちの執行者か剣製魔術使いか、そのくらいしかいないんじゃないのか? 熊:それか格闘ゲーム補正付きとか。 金:・・・・・・まぁ、そういった特殊な技能なり武器なりをこのルイスってやつは持ってんのか? 熊:無いね。 金:無いのかよ。 熊:ただし彼は長年の修練と強固な精神力で多くの絶望的な戦いを潜り抜けてきた、という経験がある。それが彼の強みだろうね。 金:えーと・・・・・・持ってる礼装がこれまたゴールデンえげつねぇな。自分の死亡要因を数パターン計測して頭に直接書き込む『遍く指し示す万象日記』と、 相手の情報を分析して脳に直接記入する『久遠に伏したる無銘の書』・・・、狂気の沙汰じゃねーか? 熊:どれもこれもSAN値を削って使用するタイプの礼装だね。 金:絶対出る作品間違えてるだろう、こいつ・・・。明らかに、こう、名状しがたい宇宙的恐怖とかと戦うような作品群に登場するべきだろ!! 熊:その代わり、『久遠に伏したる無銘の書』は解析した相手に対して専用の呪弾を生成するという効果があるし、 作中で言及したように弾丸自体をキャスターにカスタマイズさせることもできる。本人が言っている『初戦さえ生き残れば、二戦目は不敗』っていうのは伊達じゃないんだよね。 金:でもよ、幾ら礼装や本人の戦闘経験があるっていっても、生身の人間がサーヴァントとの戦いにそうそう生き残れるとは思えねーぞ、ぽっくり逝ったらどうすんだ。 熊:そこをバックアップするのがまさしくキャスターの仕事なのさ。キャスター本人が弱くても、A+ランクの宝具である『箱庭の四大精霊』が戦闘面でルイスを支えられる。重傷を負っても治療体勢はバッチリだよ。 金:キャスター、案外色々できるのな。 熊:そうそう。元々ただの人間であるルイスを前線に立たせた上で、彼を最大限に支援できるサーヴァントとしてパラケルススを選定したからね。 金:戦闘面ではホムンクルス、装備に関しては道具作成スキル、治療に関しては賢者の石を使って万全の支援・・・・・・・・・そういえばファナはどうした? 熊:忘れてたね。 金:もしかしていらない子です、とか言うんじゃないだろうな!? 熊:そうでもないよ、彼女は他人の精神を浄化する、という技に優れている。彼女にはルイスのSAN値管理をするというとても大事な任務があるんだよ! 金:まぁ、それは大事だよな。 熊:ついでにルイスが正気を失ったりしたら、彼の後を継いでマスターになるようにとも・・・・・・。 金:俺にもそろそろ『設定の時点でフラグ』っていう要素がわかり始めてきたんだが。 熊:・・・・・・言わぬが花、ってやつかな。 金:・・・・・・そうだな・・・。じゃ、じゃあ、気を取り直してこのチームの総括と行こうぜ! 熊:そうだねっ。えーと、このチームの基本戦略はルイスが前線に立ち、まずは何がんでも初戦を生き残る。そして『久遠に伏したる無銘の書』で生成した呪弾を二戦目で打ちこむ。 金:その一連のプロセスをキャスターがバックアップする、と。 熊:実はこのチーム、三騎士クラスが苦手だったりする。 金:ん、そうなのか?いや、まぁ、キャスタークラスが連中に不利なのはいつものことだが。 熊:セイバー、ランサ―、アーチャーは高い対魔力を保有している。だから戦闘の支援を行う『箱庭の四大精霊』―――多分、魔術を使うと思うんだけど―――の攻撃が通りづらい。そして何より、ルイスが銃弾を撃ち込めるかどうかも怪しい。 金:・・・・・・まぁ、近接戦が出来るサーヴァントは普通に音速超えるしなぁ。 熊:アルトリアさんとかは刀身で打ち返せるって言ってたからね。 金:どーすんだよ、詰みじゃねえのか、この状況。 熊:いやいや、諦めるにはまだ早い。戦闘経験から考えると、おそらくルイスは今回の聖杯戦争のマスターの中ではトップクラスに強い。『四大精霊』に時間を稼いでもらっている間、マスターを打ち取るという手もある。 金:魔術攻撃がメインでも、対魔力持ちに時間が稼げないわけじゃないしな。 熊:纏めると、キャスターチームは如何にして初戦を生き残るかが要。逆にこのチームを攻略するにはルイスに対するキャスターの支援を崩すことが戦略のカギになるってところかな。 金:さて、次でようやく最後か。 熊:いよいよ来たね、問題児組。 金:おう、紹介するぞー。エンシェントスタイルな森の戦士、ネザファルビリ・アストランと バーサーカーオブザバーサーカー、ベルセルクの登場だ。へへっ、見ただけでわかるぜ、このゴールデンジャーっぷり。 熊:マスターもサーヴァントも、そろいもそろって直接戦闘特化タイプ。ここまで突き抜けてくれると解説も楽だね。 金:殺る気マンマンだな、こいつら。 熊:正確にいうと、危険なのはマスターであるネザファルビリが勝利を求めているのではなく、戦闘を求めているっていうことなんだよね。特に彼は最終的に神に身を捧げることを求めている。だから生き残る気も最初から、無い。 金:最初から死ぬ気のやつは怖えぞ~~~。何せ交渉も説得の余地もへったくれもねえんだからな。 熊:というわけで、彼はバーサーカーのマスターにありがちな魔力供給に関して悩んだりしない。最初から死ぬ気で行ってるから、節約する気も無いわけだ。 金:そんでこいつの武器はアトラトルと氷の神秘を内包した黒曜石のナイフであるイツトリ・・・・・・アトラトルってなんぞ(´・ω・`)? 熊:投槍器のことだね。鉤状の棒のようなもので、これに引っかけて槍を投げると精度と飛距離が高まるらしい。彼は部族でもトップの使い手という触れ込みだよ。 金:なるほど・・・・・・そして氷のナイフは古から伝わる技で、使い手は伝承保菌者として扱われる、と。伝承保菌者っていうとあれだな、『斬り抉る戦神の剣』を持つバゼットさんみたいなもんか。 熊:まぁ、流石に宝具クラスの武器とは思えない・・・・・・けど太古の魔術は現代のより強力である場合の方がずっと多いからね、生半可な礼装ではないのは確かだよ。 金:強力な礼装や戦闘技術、戦って死んで神に身を捧げるというモチベーション、そして地元民だという地の利・・・・・・無茶苦茶強くねぇか、こいつ? 熊:マスター単体では今回の面子で、多分最強。まぁ、それを生かせるかどうかは問題として・・・。 金:なんたってサーヴァントがバーサーカーだしなぁ、自分が全力で戦ったら魔力供給が間に合わずに干からびるかもしれねぇ。本人も覚悟の上、なんだろうけどよ。 熊:このバーサーカー、ベルセルクは狂化A+の賜物で筋力・耐久値が今回のサーヴァント中トップ。 固有スキルは神々の加護が精神面、戦闘続行が体力面を補強して、炎避けの加護で一部の魔術に対しての耐性がある。とどめに宝具『狂戦士の激情』は敵にカウンターを行う毛皮だ。 金:死ぬまで戦って戦い抜く狂戦士なだけあってタフ極まりねえな。真っ向勝負だと潰すのは相当きついんじゃないのか? 熊:うん、まともに戦ったら埒が明かないね。だからまともに戦わずに倒そう。 金:何そのえげつない言いまわし。 熊:幸い、マスター自身も戦いに行くタイプだから、持久戦に持ち込んだとき魔力切れを起こすのは早いと思うよ。 金:ただ、その持久戦も冷や冷やもんだろうけどな。リアル鬼ごっこみてえな状況しか想像できねえよ。 熊:バーサーカー組からすればいかに早く敵を狩るか、敵チームからすればいかに長く逃げ続けるか、時間との戦いってところかな。 金:ようやく、全七チーム出そろったな。 熊:ざっと纏めてみるとこうかな。 アサシン組は敵マスターに対しては強いけど、サーヴァントの勝負では分が悪い。 ライダー組は宝具が強力だけど、得意なフィールドではない。 セイバー組はサーヴァントが強いけど、マスターに不安がある。 アーチャー組はサーヴァントの能力を生かすことができるけど、チームワークが怪しい。 ランサ―組は戦闘面に関しては安心できるけど、幸運値の低さが危険域。 キャスター組はサポートが充実しているけど、前線に立つのがマスター。 バーサーカー組は真っ向勝負に強いけど、持久力に欠ける。 金:何かこうして見ると一長一短がどのチームにもあるもんだな。狙ったのかこれは? 熊:別にそういうわけじゃないんだけどね。結果的にこうなったのは意外だね。 金:こうなってくると実際の戦闘で各チームが正しい選択肢を取れるかどうか、っつー問題になってくるわけだな。 熊:うん、必ずしも表面上から見える能力値や技能が勝敗を左右するとは限らないからね。 金:その場の運や流れってやつもあるしなぁ。 熊:そうだね。というわけで『EoD』で序盤の流れがどうなるのかを軽くシミュレートしてみよう。 金:うおぉっ、それはすげーな。どうなるんだ一体。 熊:君も手伝うんだよ、金ちゃん。 金:えー(´・ω・`) 熊:『EoD』のプロローグでは七チームがそれぞれ舞台となる遺跡に到着するまでの行動を描いているね。 金:各チームが移動しながら作中の時系列も一応動いてるな。 熊:その結果、陽が昇っているうちに最寄りの町にいたアーチャーチームは深夜には遺跡に到着している、一方で移動中だったセイバーチームが町についてからそこで一泊とると、いう具合に仮定しよう。 金:そうなると―――遺跡にいるのがアーチャー、ランサ―、キャスター、バーサーカーの四組。町にいるのがセイバー組。 熊:プロローグの直後にバーサーカー組とどこかの組の戦闘が遺跡で始まることが示唆されているね。 金:あそこで切られたからわからねーが、誰と戦うことになったんだ? 熊:わからない――――――けれど順当に行くならランサ―組かな?アーチャー、キャスターの組なら最初の方は様子見に徹したいだろうし。 金:まぁ、ランサー組ならバーサーカー組に早々倒されないと思うだろうが・・・・・・。 熊:ランサ―組のヴァージニアさんが使うドルイド魔術は草タイプなので、バーサーカー組のネザファルビリさんの使う氷のナイフと相性が悪いです。まずいと思ったら、早く撤退しましょう。 金:遺跡の初戦はランサー組の小手調べからの撤退、ってところか。 熊:もちろん、監視しているだろうキャスター組、アーチャー組は戦いの様子からきちんと情報を整理して情報マトリクスを埋めておくように。 金:情報マトリクスの項目はねえよ。 熊:まぁ、それはさておき――――――町の方では多分、アサシン組が朝頃に到着するんじゃないかな。 金:ここでセイバー組が見つかるか見つからないか、見つかった場合戦うか戦わないか、の選択肢を迫られるわけだ。 熊:見つかった場合は戦わない方がいいと思うね。マスター殺しに特化したチームに対して、いささかセイバー組は相性が悪い。 金:なるほど――――――ん?ところでライダーはどうした? 熊:多分、最後尾でやってくるね・・・・・・って、金ちゃん僕はここで危険なことに気づいてしまったよ。 金:何だよもったいぶって。 熊:全てのチームは遺跡が戦場だと思ってるから、サバイバルの準備が整ったらあとは町に戻らず、遺跡に逗留し続けるだろう――――――となると、ライダーの宝具展開を阻止する人がいないんだ。 金:・・・・・・そうか、セイバー組が残って邪魔しようとしたらアサシン・ライダー組の挟み打ちにあうし、アサシン組は元からライダー組を止めない・・・。じゃあ、どうなるんだ? 熊&金:・・・・・・・・・・・・(ゆっくりと行進しながら密林を埋めつくしていく死体の軍勢を想像する二人)。 金:最悪のパターンじゃねえかっ!? 熊:逃げ場のない遺跡に他のチームを軍勢で包囲したら、あとはアサシン組の絶好のチャンスだね。他のチームが外に釘づけになってるこの機会を逃す手はないよ。何人かは確実に狩れるだろうね。 金:・・・・・・これってライダー組のところで紹介した必勝パターンじゃないのか? 熊:そうだね・・・シミュレーションをしてみて初めて気づいたよ、本当。 金:で、あとはどうなるんだ?このままアサシン・ライダー組のワンサイドゲームか? 熊:ちっちっち、仮にも英雄である君がそんな発言をしちゃいけないよ、金ちゃん。必然的に、それ以外のチームも対ライダー戦線を張って共闘するだろうね。 金:おぉっ、何だか燃える展開じゃねーか!? 熊:遺跡の外を埋めつくす死者の軍勢、それに対抗するべく面に立つのは一騎当千の英霊達!! その一方で遺跡の内部では、入りこんだ暗殺者に立ち向かうマスター達の知略戦が繰り広げられる!! 勿論、そのように混沌とした戦場を生み出した蹂躙王本人が策を巡らしていないはずもなく―――――――。 とまあ、こんな具合かな? 金:うおおおおおっ!!いいなー、俺もやってみたいなー、ピラミッドの頂上に立ってアリ塚のアリのごとく群がってくる雑魚キャラを相手にゴールデン無双!! 熊:金ちゃん、君は出演しないし、そもそも続きはないんだ。想像の中だけで我慢してくれ。 金:(´・ω・`) 熊:そんな顔しても駄目(コリッ) 金:くぁwせdrftgyふじこlp;@: 熊:金ちゃんが悶絶してるけど――――――まぁ、ゴールデンベアー道場は此処でお開きと言うことにしておこうかな? 本編の無いプロローグだけの作品だけど、『EoD』を読んでくれた人たちに感謝を込めて、どうもありがとうっ!! 金:サンキュー・アンド・グッドバイっ!! 熊:あ、生きてたんだ金ちゃん。 金:え(・ω・;)? 熊:え。
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クラス:ライダー 属性:中立・善 真名:ディナダン 出典:アーサー王伝説 地域:ブリテン 性別:女 身長・体重:157㎝・47㎏ ステータス:筋力C耐久C敏捷C魔力D幸運B宝具B クラス別スキル 騎乗(B) 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 対魔力(C) 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 保有スキル 鑑識眼(A) 人間観察を更に狭くした技術。対象となる人間が将来的にどのような形で有用性を獲得するかの目利きに極めて優れている。 友誼の証明(C) 敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことができる。 聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。 友人激励(EX) 自分以外の者を激励する。 その者に一番効果的な方法を察知して激励する。 特に騎士にはよく効くようだ。 宝具:『仕返しの歌(リベンジ・エリオット)』 ランク:B 種別:対人 レンジ:1~10 最大補足:1人 その者から気に障ることをされた場合に発動させる。 その者を侮辱する歌を作詞して、ハープ弾きに奏でさせる。 聴いた本人は頭に血が上り、正確な判断が出来なくなる。 名前
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【元ネタ】ギリシャ神話 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】スキュラ 【性別】女性 【身長・体重】132cm・35kg 【属性】中立・悪 【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具C 【クラス別スキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 【固有スキル】 異形:A レンジ:2~8 最大捕捉:6人 魔女キルケの呪いによって、下半身が獰猛な魔獣と触手の集合体となっている。 元々の伝承によれば犬の子(スキュラ)の名の通りに、 6頭分の犬の上半身と、12本の犬の足であったと言われている。 この触手による攻撃が命中した場合、このスキルと同ランクの筋力でダメージ判定を行う。 水棲:C 水の抵抗を受けずに活動できる。 水中に身体を浸している間、魔力と幸運を除くを全てのステータスが1ランクアップする。 人格乖離:A 人としてのスキュラと魔獣としてのスキュラの人格が完全に分裂している。 威圧・混乱などの精神干渉を受けても十分な戦闘能力を発揮する。 但し、魔獣としてのスキュラ(異形部分)は、スキュラの意思とは無関係に行動する。 【宝具】 『渦巻く怨嗟(ガリュブディス)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:50人 水中でのみ発動可能。 巨大な渦潮を発生させ、範囲内にいる全てのものを無差別に水中に引きずり込む。 渦潮の吸引力に耐えることができても、大幅に自由を奪われ、筋力、敏捷が2ランクダウンする。 この渦に捕らわれたものは、毎ターン渦潮によるダメージを受ける。 『自己封印・残存理性(ブレーカー・ガラテア)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 異形化した下半身を封印するための宝具。 この宝具を使用している間、スキュラは全てのスキルを失い、全パラメータが一般人と同じ扱いになる。 また、サーヴァントとしての気配も消失する。 この宝具は自分で効果を停止することもできるが、全身が海水で濡れると強制的に解除されてしまう。 【解説】 メッシーナ海峡に棲むという怪物。 元々は美しい精霊だったが、魔女キルケの嫉妬を買い、下半身が六匹の犬の頭と触手という怪物にされた。 メッシーナ海峡では渦潮の怪物ガリュブデスとともに、通りがかる船を襲っては、その船員を捕食していたという。 この海域を通りかかったオデュッセウスによって、二匹の犬の頭を切り取られたとされる。 なお、ギリシア神話にはスキュラという名前のメガラ王女がいるが、怪物となったスキュラとは別物である。 【イメージイラスト】 スキュラ 【出演SS】 Fate/MINASABA 1st (スキュラルート) ウソ企画 Fateと月姫とらっきょのクロスオーバー マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 一時限目 かくて運命は交差する
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【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】言峰 綺礼 【真名】ハサン・サッバーハ 【性別】- 【身長・体重】- 【属性】秩序・悪 【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は不可能に近い。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【固有スキル】 蔵知の司書:C 多重人格による記憶の分散処理。 LUC判定に成功すると、過去に知覚した知識、情報を、 たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。 専科百般:A+ 多重人格の恣意的な切り替えによる専門スキルの使い分け。 戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、 その他総数32種類に及ぶ専業スキルについて、Bクラス以上の習熟度を発揮できる。 【宝具】 『妄想幻像(ザバーニーヤ)』 ランク:B+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:ー ――単一の個体でありながら複数に分断された魂を持つことで、 自らの霊体ポテンシャルを細分化し、複数のサーヴァントとして現界できる。 最大で80人にまで分裂可能。 さらに無自覚な自我が出現する可能性もある。 【解説】
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犬はサポートメカだよ 「壊れたタロスはぼくが直しておくから、二人はきちんと魔力補給しておくんだよ。わんわん」 という風にだな 大きく息を吸い込んだ。ガラにもなく緊張している。それはそうだ。なにせこの扉の向こうには……。 壁に頭をたたき付けた。落ち着け俺。これからやるのは魔力補給、魔力補給なんだ。 観念して、いやなにに観念したのか分からないが、カチリと音をたてて扉を開く、現れたのは見慣れた、工具の散らばる部屋……ではなかった。 「あれ?」 工具な類は綺麗に片付いて、機械油の臭いすら消えている。 そして…… 「や、あはは、ガラにもなく緊張してるよ私」 エウロペは頬を染めて、いつものつなぎではなく、向こう側が透けそうなネグ……を身につけていた。 素直に色っぽい。 「……じゃ、じゃあ始めようか? 今宵、私は貴方の犬です。なーんて」 慣れない物は書くな、と自分へ。 「よし、キミを私の助手に任命する!」 その女性(ひと)との出会いは、そんな言葉だった。 「機械っていいよねー。いじればいじるほどその変化を楽しめて、なんか子育てみたいでさ」 自分こそ子供みたいなことを言っていた。 「気に食わないんだよね、自分だけが強いと思ってるヤツってさ」 戦いの始まり、頼もしくも、か弱くも見えたその肩。 「士郎くんさ、好きな人はいるかな? 私はね、機械をいじってる時の士郎くんのこと、結構好きだな」 それは唐突で。 「だから、全部終わっても、お姉さんがここにいたこと忘れないでね」 そして、出会ったときから決まっていた別れ。 「じゃあ行こっか、相棒」 Fate/青銅守護神タロス Coming soon! 嘘予告! エウロペ「士郎くん、士郎くん。これどういう原理で動いてるのかなぁ? ちょっと解析してみてくれない?」 士郎「いいですよ。俺も興味ありましたし―――トレース・オン―――」 エウロペ「へー、こういうふうになってるんだ。それにしても、ふふ……」 士郎「? どうしたんですか?」 エウロペ「ううん、便利だなって。パス……通してるから(テレテレ)」 士郎「な……ア、アーチャー!?(赤面)」 エウロペ「あ、し、士郎くん、もうちょっと詳しく視てみよう?(真っ赤)」 士郎「は、はい!(真っ赤っか)」 ガウェイン「いいから返せ! 俺のガラティーン返せよー、バカップル機械マニアー! あ、やめて、バラしちゃらめぇえええええええっ!!」 こうですか? わかりません ――ガラテイン分解解析中―― 「わあ、中身ってこんな風になってるんですね」 「すごいなぁ。さすが円卓の騎士の剣だ。ここってどう繋がってるんだろ」 「切ってみましょうか」 「だな」 「うわーーん、やめろよーー、やめてくれよぅ……」 「士郎くん、そっちのニッパーとってくれます?」 「おう……あっ」 「あっ」(←手が触れ合う 「そ、その、すまない! アーチャー」 「い、いえ、気にしないでください……」 「ひっぐ、えっぐ」 「えーと、こっちがこうなってて、さっきのは切っちゃったから……」 「これが集光レンズなんだから、回線を集合させて接続できないか? そのほうが変換効率上がるだろ?」 「あっ、そうですね。ちょっと細工難しいですけど、面白い構造ですね。さっそく~♪ 分解分解」 「だけど流石だよな、アーチャーは。俺だとそんなに細かい部分を調整するのはちょっとできない」 「何言ってるんですか。逆に私だったら集合回線なんて構造自体つかめませんよ。士郎くんのほうこそ流石です」 「そ、そうか?」 「そうですよ。……えへへ~~、やっぱり~~、もしかしなくても~~、私たちって相性最高ですよね」 「ア、アーチャー!!」 「…………」 「ふう、かなり疲れたなぁ」 「徹夜になっちゃいましたね」 「だけど完成したぞ」 「ええ。集光率16%アップ、変換効率で2%の向上、トータルで二割近く燃費がよくなった、誰でもお手軽に使える真・ガラテインの誕生です」 「セイバー、これ返しとくよ」 「あ、セイバー。それじゃね~~。またガラテイン弄らせてよ」 「今度は他の円卓の騎士の剣も見てみたいな」 「そうだね。エクスカリバーとか、アロンダイトとか。……それよりぃ、士郎くぅ~~ん。眠いよね~~。私も眠いんだ~~。一緒に寝よ?」 「なっ、なに言い出すんだ!!」 「いや?」 「うっ……イヤじゃない」 「えへへ。うれしいなぁ」 「チクショーー! 覚えてろよーーーー!! 太陽のバカヤローー!!」 「太陽ないと役立たずなのに、その言い草はあんまりじゃない?」 「うわーーーーん」 エウロペルート 現代科学に興味津津なエウロペ 「すごいなー、てれび…だっけ私の生きてた頃は神様でも持ってなかったよ。」 共に機械をいじりあい近づいていく心 だが今回の聖杯戦争に現界したのは言語を絶する「怪物」であった 蹂躙王の宝具によって破壊されていく冬木の町 「いいか慎二…文明・敵・女________地上に存在する全てを踏みにじることこそ 王の証、大切にすればするほど世界は澱み腐敗するのだ。」 自らの愛する「人の営み」を守るため、何よりも純粋な主を守るためエウロペは宝具を起動する。 「お願いタロス…この町を守って。」 そして少年は自らの無力に嗚咽する。 「さよならシロウ君、お姉さんは君と一緒にいて…楽しかったよ。」 大蛇を従えて聖杯を巡る戦争に身を投じる桜― 「桜!なんでおまえが!おかしいだろ、こんなの!?」 少年の悲痛な叫びが大樹の茂る森の中に木霊する。 「何でなんでしょうね?私は、ただ先輩のそばに居たかっただけなのに― 先輩のそばに私だけが居ればよかったのに!」 返す少女の言葉が木々に響く。 「でも、もういんです結局先輩は私のことなんか―」 少女が新たなる言葉を紡ごうとした瞬間少女の体が不意に突き飛ばされたように倒れる。 「桜?おい、桜!?」 少年はかつて自らを後輩と呼んだ少女に駆け寄る。彼にとって少女はいつまでも自分の後輩なのだ。 「嘘だろ?何で、なんで桜が■―」 「マスター!危ない!」 ガィィィン! 少年が少女の額に空いた黒い穴を呆然と見つめる中、放たれた第二の凶弾を青銅の巨人が受け止める。 「マスター、相手はおそらくアサシンのサーヴァント。しかも相当の手練です。 しかし私の宝具ならおおよその場所は特定できる。しかし、マスターを危険にさらすことにもなる。 シロウ、今なら追撃できる、撤退するか追撃するか、決断してください!」 ~~~~~~~ 「ほう、流石に見事なものだなアサシン」 不敵に笑う神父。 「やれるといったことを、やったまでだ。それに―」 と、アサシンと呼ばれたサーヴァント白い死神は自らの持つ銃をしまいながら 「ここは戦場で、これは戦争だ。」 「それより、少年の方は外した。嫌な予感もするこの場を離れるぞマスター」 漆黒の闇に消えていく神父と死神― 残るマスターとサーヴァントはあと― …慣れないことはするもんじゃないな 嘘予告第三段 イリヤ・エウロペ夢の3Pルート イリヤルートから分岐 言峰に拉致されたイリヤの救出に向かう士朗・エウロペ その前に立ちふさがる撲殺聖女と白い死神 「主の御名に誓って撲殺してあげるわ…異教の豚ども。」 「私のスコアに魔術師と英霊が加わる、悪くない、悪くないな。」 「こいつらはお姉さんに任せてシロウ君はイリヤちゃんの所に行ってあげて。」 ガラティンを投影し言峰と戦う士朗、しかし今は陽光の剣が力を失う夜半 「どうした衛宮士郎…命を懸けてその程度か切嗣の足元にもおよばんぞ。」 二体のサーヴァントを倒したエウロペは残された魔力を使いタロスの真名を解き放つ 「シロウ君、今すぐお姉さんが太陽を呼んであげるからね。」 タロスの発した閃光を受けて真の力を取り戻すガラティン 「投影魔術…貴様何者…」 そして……… 「ずっと、一緒だよお兄ちゃん。」 「シロウくーん、お姉さんこのぷらずまはいびじょんてれびが欲しいな~。」 「ジイサン、あんたの夢、少しは叶えられたかな。」 エウロペさんはきっと士朗とイリヤ二人分の魔力で現界してます。
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【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】ガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス(カリグラ) 【性別】男性 【身長・体重】178cm・72kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運C 宝具D 【クラス別スキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 【固有スキル】 皇帝特権:EX 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。 該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。 ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら獲得できる。 精神汚染:A 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 ただし同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。 佯狂:A 周囲を欺く自我の偽装。 ティベリウス帝に対する遺恨を完全に隠した逸話が、魔術の域まで昇華したもの。 相手が判定に成功するまで、カリグラがサーヴァントとして認識させない。 暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、このスキルを応用しての気配遮断を行うことができる。 また、同ランクの精神汚染がない人物とも意思疎通が成立しているように“振舞う”事が可能。 【宝具】 『報復せよ我が衛士(カリグラ)』 ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:20人 カリグラが暗殺された後、彼の護衛兵が暗殺犯と仲間だけでなく、周囲にいた無関係の人までも血祭りにあげた逸話の具現。 カリグラの核が破壊され、現界が不可能になった時に自動で発動する。 レンジ内にいる全ての人間とサーヴァントを対象に、この宝具と同ランク(筋力B~Aランク相当)の攻撃を複数回行う。 この攻撃回数と捕捉対象数は、発動時点での余剰魔力量に比例する。 【解説】 第3代ローマ皇帝。幼少の頃に履いていた小さな軍靴に由来する、「カリグラ」の愛称で知られる。 前帝ティベリウスが民衆から人気がなかった事から、絶大な支持を得てその治世をスタートさせたカリグラは、寛大な施政を行う。 しかし、不摂生な生活が原因となって病に倒れ、そこから回復した事を境に豹変する。 忠実な部下や後見人を追放・粛清し、大規模な公共事業やカリグラ自身の浪費壁によって国家財政を疲弊させ、自己の神格化まで行った。 これらの政策によって元老院や貴族などを敵に回す事になり、即位から4年後に親衛隊兵士によって暗殺された。
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とりあえずここに考えたサーヴァントの資料を記録するか。 1.無銘ノビを自己流改造する予定。
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【元ネタ】シャーナーメ 【CLASS】バーサーカー 【マスター】 【真名】ザッハーク 【性別】男性 【身長・体重】177cm・158kg 【属性】秩序・狂 【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力A 幸運E 宝具A+ 【クラス別スキル】 狂化:E 筋力のパラメーターをランクアップさせるが、理性的思考が困難になる。 【固有スキル】 単独行動:A- マスター不在でも行動できる。 人間の脳を媒介にすることで現界し続けられる。 ただし、媒介にされた脳は一日もすれば負荷に耐えられず使用不可能になる。 予知:E 魔術系統の一種。Eランクでは将来の重要事項を稀に夢で見る程度である。 ザッハークは生前自身を殺す相手を夢で知ることが出来たが、その運命を変えることは出来なかった。 【宝具】 『憑き纏う呪いの双蛇(アジ・ダハーカ)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:400人 暗黒神アンリ・マユの呪いによって生やされた二頭蛇。 ザッハークの肩から生えたこの二頭蛇はアジ・ダハーカの化身であり、その力の一端を宿す。 ザッハークの精神から独立した思考を持つ幻想種である。 切り落とされようとも、再生し、切り落とされた部分は悪性の呪いとなり周囲を汚染する。 【解説】 ピーシュダード朝第五代の王、蛇王ザッハーク。 給仕に化けた暗黒神アンリ・マユによって父マルダースを殺し、 ジャムシード王を弑逆して、ジャムシード王の妹二人を妻として王となった。 また、時期は不明であるが、アンリ・マユの呪いによって、 両肩に何度切り落としても再生する蛇を生やされたという。 アンリ・マユは驚き苦しむザッハークを唆し、 彼の千年の治世に渡って、夜毎に二人の若者を蛇の生贄とさせた。 それにより、17人の息子を殺された鍛冶屋のガーウェは不満分子を集めて反乱を起こす。 その中の一人にザッハークの打倒を運命付けられ、 聖牛ビルマーヤに育てられた英雄ファリードゥーンがいた。 ザッハークは激戦の末にファリードゥーンに心臓を突き刺されて死んだとも、 デマヴァンド山の洞窟に今も幽閉されているとも言われ、その末路は定かではない。 【イメージイラスト】 ザッハーク 【出演SS】 ソロモン&ザッハーク 神々を憎む者達 びっくりドンキー英雄伝 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 六時限目 ペンテシレイアVSザッハーク
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クラス:ライダー 属性:混沌・善 真名:アスタロト 出典:黄金伝説、悪魔の偽王国 性別:男 身長・体重:180㎝・88㎏ ステータス:筋力C耐久C敏捷C魔力A幸運D宝具B クラス別スキル 騎乗(A++) 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。 A++ランクのライダーにもなると、竜種を含む全ての乗り物を乗りこなす。 対魔力(B) 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 保有スキル 淫蕩の罰(EX) 淫蕩の罰として肉体を女性から男性に変化している。 呪いに近いが、この罰によりパラメーターが上昇している。 魔術医療(A) サーヴァントとしてのライダーは高度な治療の魔術を行使する。 千里眼(A+) 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 未来視、過去視さえも可能とする。 宝具:『邪悪なる感情よ、業火と化せ(ミソス・ヤフタレク)』 ランク:B 種別:対軍 レンジ:1~20 最大補足:200人 自身の憎しみ等の感情が業火と化し射程範囲内を燃やし尽くす。 自身がどれだけ世界を憎むかによって威力が変化する。 燃やされた者は神の愛を受けることが不可能となる。 名前
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5. ――最早、カール・ノイマンという男は限界であった。 彼は何もかもが破綻した男だった。 人間であるのに生きる為に血液を求める。 或いは怪物であるのに私利私欲で人間を襲う。 矛盾である。 磨り減っていく精神、肉体、魂。 辛うじて微かに原型をとどめていた人間性が次々に零れ落ち、 残っていくのはカール・ノイマンという名前の怪物という要素ばかり。 己が人間であると思うならば、彼は吸血鬼に成り果てた時に死ぬべきであったし、 生きたいと願うのであれば、彼は自分が人間で無い事を認めるべきだったのだ。 相反する二つの要素を一つの器に納めた時点で、彼の末路は決定されたと言っても過言ではない。 こうして極東の地の名も知れぬ森の中で土を食み、血に餓えるような醜態を晒しているのも当然といえた。 無論カールも理解していたのだろう。でなければ、このような土地を訪れるわけがない。 即ち、矛盾した式を解くのは『奇跡』でもなければ不可能だ、という事を。 彼がその情報を知る事ができたのは、それこそ正に奇跡だったのかもしれない。 冬木の地で行われた聖杯戦争。そして、水佐波で行われている新たな聖杯戦争。 だが、それが同時に彼の更なる不幸の始まりでもあった。 ――召還されたサーヴァントは、具体的な媒体が無ければマスターの性質に依存する。 カールが召還した槍兵は、僅かに人間性を残しただけの怪物である。 英雄として人々を救いながら、人を殺めて血を啜る事を良しとする怪物。 加えて、大きく力/血を消費したカールは、通りがかりの男を死に至らしめ、 更には一人の少女――マスターであったが――もまた毒牙にかけようとした。 その指示に対して彼のサーヴァントは、一切の躊躇を抱かずに従った。 またパスが繋がれば、互いの過去も夢と言う形で共有せざるを得なくなる。 血。 血。血。血。血。血。血。血血血血血血血。血。 ランサーの記憶は、悉くが紅一色だった。 戦場で彼は殺し、故郷を守る為に殺し、民衆の為に殺し、串刺した。 それは真っ当な人間であれば吐き気を催すような所業。 如何なる題目があったとしても、英雄たる者の行為ではない。 怪物なのだ。彼のサーヴァントは。 そして――それを呼び出したマスターも。 正しく、カールは自らの鏡像を突きつけられた形となったのだ。 「……………は、ァ……はぁ……ハァ………は、ァ…………」 故に。 カール・ノイマンは奔っていた。否、奔らざるを得なかった。 昼日向はともかく、夜闇が迫れば彼の時間が始まるのだ。 感覚は異常な程に研ぎ澄まされ、筋肉には力が戻り、脳には思考が蘇る。 だからこそ理解できた。 知覚出来ぬ程の遠方から響く、無数の獣どもの気配。 微かに聞える草木を食らう音。獣を喰らう音。 それが神秘の産物であり、進行方向が街である事も。 そしてカール・ノイマンは、その進路に先回りをする事すら可能だった。 自らが 人間で あるの ならば 彼は、奔らねばならなかった。 関係ないと無視する事もできたろう。 サーヴァントが一騎でも減るならばと傍観するべきだったかもしれない。 だが、彼は奔った。 怪物としての能力を用いて、人間である事を証明する為に。 矛盾した思考回路。 重ねて言おう。既にカール・ノイマンは破綻していたのだ。 で、あるならば。 破綻した存在が、まともに目的を達成できる筈もなく。 「ハァ……はッ……は―――ッ!?」 ――――その前に障害が現れるのも、自明の理であった。 夕闇の中、白い少女が彼の行く手を阻む。 それだけならば、何と言う事もない。 殺す。血を啜る。無視をする。どうにでもできた。 だが。 その、黒衣は。 髑髏の徽章は。 半世紀を経ても尚、忘れられるわけがない……ッ! 「ナチス………ナチスの、豚がッ! まだ、生きていた、のか……ッ!!」 「グーテン モルゲン、吸血鬼。化け物風情に豚呼ばわりされるのは不愉快ですね」 「違う、私は――私は、人間だ……ッ! 貴様らが、私を、このような―――」 「戯言は大概にして下さい、吸血鬼。前大戦から経ったと思っているのですか? 貴方の肉体に行われた改変は、我々とは無縁のモノです。 復讐をするつもりだったのならば、貴方は愚鈍に過ぎました」 「どちらが、戯言だ……ッ!」 少女は、カールの怒りを鼻で嗤って退けると、その手に浮かび上がった印を見せ付けた。 浮かび上がるのは三画の刻印――令呪。今、この地において、これが意味する所は唯一つ。 「別に貴方がたでなくとも構わないのですが。 そろそろ閣下に首級を捧げなければならないというのに、行動が遅れました。 手土産の一つでも無ければ申し訳が立ちませんので。 吸血鬼、貴方を生け捕りにしたいと想います」 きっと閣下にも喜んでいただけるでしょう、という言葉は既に耳に届いていなかった。 この娘は生かしておけない。 マスターだ。 殺さなければならない/殺しても構わない。 理由はある。 許可もある。 そして、彼女の横に剣士が出現するに至って―― 「ラァァァンサァアァァアァァァァッ!!」 「行きなさい、セイバー」 事ここに至れば言葉は不要。 まず飛び出したのは赤銅色の肌を持つ剣士。 迎え撃つのは禍々しい甲冑を纏った暴君である。 「貴様のような小童が、我に近づけるのか?」 「徹る」 前進。 対する暴君が指を鳴らせば、剣士の足元から槍が突き出した。 否、杭だ。かつて幾多の屍を貫き、侵略者を防いだ杭。 それがセイバーを直撃する。 轟音が響き渡り――セイバーは片手の剣を盾にして、その場に留まった。 踏ん張る足が地面に埋まり、その力は容易く大地を砕いてみせる。 そして次の瞬間には、あいた左手を握り締めて杭へと撃ち込んでいた。 小枝か何かのようにして杭がへし折られる。 前進。 次いで王が放つは無数の狼。 剣士の肉体を牙が噛み、獣どもが四肢へと食らいつく。 躊躇う事無く剣で叩き落し、拳で叩き潰した。 前進。 毒を孕んだ霧が剣士の肉体を包み込む。 五臓六腑が腐敗する瘴気の最中を、彼は突き進んだ。 前進。 続けて現れたるのは流星雨の如き蝙蝠の群。 次々に剣士の体へとぶち当たり、肉片を引き千切る。 だが、彼は突き進むのをやめない。 縦横無尽に剣を振るい、その悉くを切って捨てた。 前進。 前進。 前進! ――肉薄。 全身を血で染めながらも王へと迫った剣士に対し、 暴君は呵呵と笑って口を開いた。 「宜しい。 近づけるかと問うた余に、近づけると貴様は証明した。 よって、ここに余からの言葉と言う褒美をやろう。 ――近づくことを許可しない。 去ね」 雲霞の如き閃光がセイバーの体を貫き、その身体を地へと縫い止めた。 それ自体は先達ての初撃と大差無い。事実、行動自体は全く同じなのだ。 ただ――あまりにも数が違った。 それは正しく槍衾。 如何なる英雄、猛者であろうと進撃を阻む、鉄壁の防備。 誰が知ろう。 この王こそは侵略者を阻む為に、怨敵の屍を串刺しにした男。 祖国を守り抜いた名君にして、残虐非道な暴君。 狂気に捕われた怪物。 或いは、史上最も有名な吸血種。 串刺し公、ワラキア公、ドラキュラ。 ――ヴラド・ツェペシであった。 「主と同様に愚鈍ですね、王――いえ、悪竜の子」 「ほう、真名を見破ったのは褒めてやるが……余を愚弄するか、魔女め」 「吸血鬼が従える英霊とあれば、一目瞭然です。 そして――――まだ、気付かないのですか?」 娘は、蟲惑的な笑みを浮かべ、ついと細い腕を中空へと掲げた。 唇を開いて紡ぐのは、大切に胸中に秘めていた想いを口にするように。 Zugang―――Fevnir 「接続―――悪龍血漿」 ――――槍衾の奥から、何かが聞えた。 「……まさか、馬鹿な」 カールが驚きに言葉を喪い、 咆哮。 Drachen Leichentuch 「展開――是・竜血鋼鱗」 「彼奴は。あの小童の名は――」 ランサー、ヴラド・ツェペシが眼を見開いた。 咆哮。 「―――征きなさい、シグルド」 「御意」 咆哮!! 瞬間、槍衾が弾け飛ぶ。 沈みかけた夕陽の残滓に煌く木片。 その中を突き進む――――存在があった。 大きく張り出した角。 人にあらざる金色の瞳。 鋭く尖った爪。 禍々しいシルエット。 だが、それだけではない。 自らの骨格をも歪めて生み出された悪夢の如き装甲。 限界まで稼動している霊核――魔力炉心が吐き出す膨大な熱量。 内包したエネルギーの総量は、小規模な超新星に匹敵すると言っても過言ではあるまい。 それらがたった一つの指向性を持って、今ここに解放されていた。 もはや貴様は敵ではないと宣言するかの如く、生えた禍々しい角を振りかざし。 三千世界に響き渡るほどの殺意を孕んで、その"化け物"は顕現する。 ――悪竜。 まさに、その一言だった。 「シグルド…………ジークフリート、かっ!?」 「ヤー、肯定です吸血鬼。我らがゲルマンの大英雄、シグルド。正しく最優の剣霊の座に相応しい」 「チィイィィィッ!」 ランサーが遂に腰の物に手をかけ、抜剣。数多の兵を屠った音速の斬撃が空間を切り裂く。 吸血鬼の膂力を持ってして振るわれる剛剣の一撃を、セイバーは受け止める素振りすら見せない。 その刃は装甲に当たるや否や、硝子のように割れ、砕け散った。 長い年月の間、戦場で鍛えられた銘剣の末路としては酷くあっけない最後。 だが、宝具ですらない武具である以上、それは致し方ない事。ランサーにとっても覚悟の上である。 狙うのは――――己の持つ貴き幻想。 宝具。その真名開放の一撃を持ってして、この大英雄の鎧を貫くのだ。 「餓え渇く鮮血の――――」 「が、ああぁあぁあぁあぁぁあぁっ!?」 ランサーの肉体から血液が流れ落ちる。 そして、同時に膨大な魔力消費がカールの肉体を苛んだ。 如何にその宝具が消耗の少ないタイプであったとしても、必殺の一撃を加えるには何本あっても足りる筈が無い。 供給される魔力は、そのまま溢れる血液へと転じ、それは即ち杭となる。 「―――粛杭…………ッ!!」 無限とも思えるほどの尖杭の乱立。 零距離から放たれる土石流の如き宝具の群に対し、シグルドは同時なかった。 対抗するのは、その左掌のみ。 「な、ぁめるなぁあぁあぁぁぁぁぁあぁぁッ!!」 ランサーの絶叫が響き渡る。 しかし―― 圧壊。 まさに悪夢のような光景。 如何に悪魔と呼ばれた反英霊であっても、ヴラド・ツェペシは座に祀られる程の猛者である。 その宝具の一撃を。 たとえ真名を開放していたとはいえ。 素手にて握りつぶすなど――――最早、正気の沙汰ではない! ――ランサーにとって不幸だったのは、彼が「悪竜」と呼ばれた猛将の息子であり、 自身もまた「悪竜の子」を意味する字名を持ち合わせていた事だった。 シグルド、ジークフリート、そう呼ばれる北欧の大英雄は、相手が悪すぎた。 なぜなら彼は『悪竜殺し』によって英霊となった男なのだから……! 「が、ァ………ッ」 オーバーフローした魔力消耗によって意識を喪いかけたカールの最後の記憶。 即ちそれは、宝具を阻まれた自身のサーヴァントが、セイバーの一撃によって心臓を貫かれる場面であり―― 「アォフ ヴィーダーゼーエン。――――また後で、吸血鬼」 ――――白い娘の、そんな甘い囁きであった。