約 1,258,450 件
https://w.atwiki.jp/hijinrui/pages/1087.html
【作品名】邪神ちゃんドロップキック 【ジャンル】ギャグアニメ 【名前】邪神ちゃん 【属性】誇り高き魔貴族、イキリアクマ 【大きさ】上半身は成人女性の上半身並み。下半身は蛇で尻尾を伸ばせば全長2mを超える。 【攻撃力】テンプレ時より力が劣るであろう幼少期ですらゴブリン(人間の子供くらいの大きさ)の腕にボールをぶつけて当たった部分を千切れる。 直径20cmくらいの石を振り回して鈍器代わりに使用可能。また、この石でドカドカ殴っても壊れない天使の輪っかを噛み砕くことができる。 邪神ちゃんドロップキック:邪神ちゃんの代名詞とも言える必殺技。天高く飛び上がり(作中最高は数百mほど)ドロップキックを決める。相応の高度から生物が降ってくるくらいの威力はあるか。 目からビーム:名前通り目からビームを出す技。射程は1m、弾速はその距離を一瞬。女子大生の手の甲に軽い火傷を負わせられる威力。 第二の殺人技ロイヤルコペンハーゲン:右ストレート。「ダイヤモンドをも砕く」とのことだが信憑性が疑わしいため考慮外。 レフトハンドコペンハーゲン:左ストレート。不発に終わったため詳細不明。 【防御力】高度数百mから地面に着地しても無傷。 宇宙生存可能。 常人の致死量を遥かに超える量のトリカブトの体液(植物ではなくトリカブトという名の生き物。殺傷目的で食べ物に混ぜられたものなので毒物と思われる)を摂取しても数十秒気絶するだけ。 全身の水分が抜けてミイラ状態になってもお湯に3分間浸せば元に戻る。 上半身と下半身が泣き別れになっても瞬間接着剤でくっつければ治る。 【素早さ】移動速度:東京〜福井間を数時間で往復可能。 戦闘速度:1m程の距離を移動しながらミノスが反応できない速度で彼女の持っているお椀の中身を箸で奪い取れる。 反応速度:身長158cmの少女の姿をした天使が自分めがけて振り下ろしてきたバットを白刃取りできる。 跳躍力:予備動作なしで数百m飛び上がれる 【特殊能力】悪魔合体:相手に触れて「悪魔合体!」と叫ぶことで発動。一瞬で相手を取り込み自分の体の一部とできる。 作中取り込んだ対象はエミュー、タンチョウヅル、馬、イルカ、メロン等。 タンチョウヅルなどの明らかに抵抗の意を示していた者とも合体できたため相手側の合意は不要と思われる。 【戦法】効きそうな相手には悪魔合体。それ以外はドロップキック。 【長所】意外にも女子力と歌唱力が高い 【短所】ゲスでクズなパチンカスのヒモ 【備考】最低なんだ、最高だろう? 【参考】ミノスの素早さ:10mくらいの距離から放たれた拳銃弾を歯で止められるキョンキョンとほぼ互角の格闘戦が可能。 参戦、修正 vol.8 vol.8 791格無しさん2023/03/04(土) 22 34 44.29ID 7qOVbEFZ 詳細不明の有害物質への耐性ってどういう扱いになる? 何かしらの耐性に使えるのか、それとも一切採用不可なのか 792格無しさん2023/03/04(土) 23 33 59.89ID tzq9wrwq 795 たぶん毒耐性 795格無しさん2023/03/05(日) 19 49 51.03ID TdQX2QK/ 792 おk、邪神ちゃん修正。表現が変わっただけで毒耐性は変わらず。あと反応に使えそうなシーンがあったので追加する。 (省略) 810格無しさん2023/03/18(土) 00 22 33.20ID 7XINjtFw 邪神ちゃん考察 反応速度は鍛えた女性並みと解釈していいだろう。悪魔合体の効果範囲は自分より少し大きいぐらいとしてみなす。 ジンメンと似たような性能。戦法は相手が小さいのなら悪魔合体、大きいならドロップキック連発。とりあえず同キャラがいる巨人の壁上を見る。 ○海人族の尖兵 ドロップキックを連発して勝ち ×ダークのミニクーパー ロケットランチャー負け ○蜘蛛男~ウビストヴォ あちらの攻撃は耐えて悪魔合体勝ち ○水邪鬼~クラウンジラ ドロップキックを連発して勝ち ○バイサー 反応速度は両者互角。こちらの方が移動速度は速いのであちらの溶解液は避けられるだろう。ドロップキック連発勝ち ○レイナーレ ドロップキック勝ち ×アーマータイガー スペック負け ×ロッズ 体温を奪われ続けて負け この後もちょこちょこ勝てるが連敗は取り戻せない。なので位置は アーマータイガー>邪神ちゃん>レイナーレ
https://w.atwiki.jp/localdisc/pages/64.html
小学生向けサイトの質問コーナーにいる11さいの女の子(女の子かどうかは未だに不明。) うちのbotのnonちゃんに名前が似ている。 いじめの相談をしていたりすることが多い。 その中で最近イライラするのでどうしたらいいかについての質問の回答で、三毛猫ゴマちゃん(11さい)から 古新聞ある?私は古新聞をやぶりながらぐちをいうとすっきりするよ。 と回答する。 この方法を「古新聞スタイル」と限界集落で命名。 のんちゃんちゃんの新しい質問を定期的に報告する村民が何故かいる。怖い。
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/45.html
全・然・納・得・いかないな。 「愛理?どうしたの」 「ううん。」 私の知らない間に、この数日間いろいろなことがあったみたいだ。 舞ちゃんと千聖が楽屋を出た後、舞美ちゃんを中心に当事者それぞれが話をしてくれた。 「・・・だからね、みんな。悪いのはなっきぃだから。舞ちゃんのことは責めないで。」 「なっきぃ。これはみんなが悪いんだ。舞が出してたサインを誰も拾ってあげられなかったから、あんなことになったの。 舞も本当に反省してる。まだいろいろ整理できてないことはあるみたいだけど、ちゃんと今の千聖と舞なりに向き合ってみるって。今2人はその話してるんだよ。」 要は、千聖にひどいこと言った舞ちゃんを許せってこと?反省してるからって? そんなに単純な話なのかなぁ。 今日の千聖の、尋常じゃない真っ青な顔と目の下の隈を見ていたら、千聖がどれだけこの件で傷ついて悩まされたのかおのずと伝わってくる。 私は頭を打って変わった千聖のことを、それまで以上に大切に、そして慈しむ気持ちで見守ってきていたつもりだ。 活発で天真爛漫な千聖も大好きだったけれど、柔らかく優美で儚い心をもった今の千聖には、ある種の同調と羨望の念を抱いた。だからいつでもそばにいて、千聖をなるべく痛みから遠ざけてあげるようにしていた。 舞ちゃんが前の千聖を恋しく思っていて、その気持ちがよくない方向に傾いていたのはわかっていた。 それでも私や栞菜が守っている限り、直接手出しはしてこないと思っていた。 油断していた。 舞ちゃんに問い詰められて、どんなに怖かっただろう。 自分のせいじゃないことを責められて、どんなに苦しかっただろう。 そのことを考えるだけで、私の中に黒く凝った感情が湧き上がってくる。 どうも、舞ちゃんをはいそうですかと簡単に許せないみたいだ。 最年少?私や千聖とたった1歳違うだけじゃないか。そんなの舞ちゃんの振る舞いを許す理由になんてならない。 たまには私が我を張らせてもらったっていいだろう。 「舞美ちゃん。悪いけど私は、舞ちゃんとは少し距離を置かせてもらうから。・・・今舞ちゃんが千聖に見せてる、千聖が前の千聖に戻るためのマニュアルっていうのにも私は何にも書かない。私は今のままの千聖がいい。」 「え、な、愛理?」 全く想定してない答えだったらしく、舞美ちゃんは口をぱくぱくさせている。 「・・・愛理がそういうなら、私も。」 栞菜がおずおずと手をあげて、腕を絡めてきた。 「昨日、ちっさーにキュートを辞めるべきかって相談されたの。」 「「「「えっ!」」」」 それは知らないよ、栞菜。そういう大事なことは早く言おう。 「今すぐに決めるわけじゃないっていうから、一応黙っていようと思ってたんだけど。でも、私も愛理と同じ。舞美ちゃんの言うことはわかるんだけど、まだ納得しきれない。 みんな、舞ちゃんに甘いよ。 それに・・・お嬢様ちっさー、すごく魅力的だし、無理に元に戻らなくてもいい気がする。」 さては様子見てたな、栞菜。コウモリめ。 でも私たちの気持ちは概ね一緒のようだから、ここは手を組ませてもらうことにした。 「というわけなので、私たちはこれまでどおり、お嬢様の千聖を支持します。仕事面でのキャラ作りのサポートはするけど、それ以上はしないから。」 「ちょ、ちょっと・・・えーどうしよう・・・」 「栞菜ぁ。愛理も、ワガママ言わないでよぅ。キュートのためじゃない。」 舞美ちゃんとなっきぃはかなり必死に舞ちゃんを擁護しているけど、えりかちゃんはさっきから何も言わない。 天然なようで重要なところは結構冷静なえりかちゃんのことだ。自分があんまり事態を把握していないことについては、必要以上に口を挟まないというスタンスなんだろう。 「これはワガママじゃないよ。キュートが団結するのはいいことだけど、皆が同じ意見を持たなきゃいけないなんて絶対間違ってる。よって、われわれはここに、お嬢様千聖を支持することを誓う!!」 カ゛チャ。 「・・・・・愛、理?」 ハイになった私が栞菜とともに椅子に上って高らかに宣言したのとほぼ同時に、舞ちゃんと千聖が楽屋に戻ってきた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/oneaf1203/pages/5.html
今度は完全動画!某テレビ番組に出たデビュー当時動画 YouTube→http //youtu.be/kVNNGh6-jrw 前回は動画というかサムネでしたが(汗) 今回は「Poo!」という番組に出たときの真希ちゃんです。 個人的には、はしゃいでる真希ちゃんは無理をしているように思うのですが かわいいから、どーでもいいです。 こ
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/117.html
それから千聖は、私を連れて順番にみんなのところをまわった。 「千聖ぉ~」 「さっきは、心配してくださったのにごめんなさいね、早貴さん。茉麻さんと友理奈さんも。」 駆け寄って来たダチョウ倶楽部…じゃなくてネプチューン…じゃなくてくまぁず+なっきぃに、深々とお辞儀をする千聖。 「いいよそんなの。お帰り、二人とも。キュフフ」 なっきぃはいつもどおり、明るい声で笑ってくれた。 「また友理奈さんって言ってるー。ウチも千聖さんて呼ぼうかな。」 「まあ、嬉しいわ。」 不思議ちゃん同士の、新しい友情が芽生えたみたいだった。 妙にポワポワした会話に、なっきぃたちと目を合わせて笑ってしまった。 「…千聖。」 茉麻が千聖の肩を抱く。 「キャラ変わって大変なこともあると思うけど、まぁはいつでも千聖のこと抱き締めてあげるから。一人で抱え込んだらダメだよ。」 「茉麻さん…」 千聖を慈しむように見つめるその顔は本当のお母さんみたいに優しくてたくましかった。 「わたしはベリキューみんなの茉麻ママなんだからね。聞いてる?舞ちゃんにも言ってるんだよ!」 「「は、はい!」」 思わず千聖と声を合わせて返事をすると、茉麻は満足そうに笑った。 「あっ、そうだ千聖…さん、何かね、お嬢様の手助けができるような説明書とかないかな?」 「説明書?」 「ウチなんかそういうのあると安心するからさあ、何でもいいの。千聖の手引書とか、千聖マニュアルとか…あれ、ウチなんか変なこと言ったかな?おーい…」 熊井ちゃんは、超能力でもあるのか。 岡井千聖マニュアルを持ってコピー機へ走るくまぁずを見送って、次はソファでくつろいでる三人のところへ向かった。 「あー!やっと来た!おー嬢様ー!」 「きゃん!」 よっぽど待ちくたびれていたのか、千奈美は千聖の腕を掴むと、自分の横に据え置いた。 「千聖ぉーみずくさいなあ。ちぃに相談すれば一発で全部解決したのに。これからはもっと頼ってよね。ベリーズで千聖が頼れる相手は桃だけじゃないもんにー!」 「ちょっとそうやってまた変なこと吹き込んでさー!いい、千聖?徳さんはアテにならないんだから。やっぱり千聖のお姉ちゃんはわ・た・し!」 「ウザッ・・・今日からはウチがお姉ちゃんだよ千聖!」 「ももだよ!」 「ウチだってば!」 「あ・・・あのぉ~お二人ともぉ~・・・」 桃ちゃんと千奈美は千聖を両側からひっぱり合う。 こないだ国語の授業で習った、大岡裁きというやつを思い出した。 でもこの二人じゃ、千聖が二つに分裂するまでひっぱり合いそう・・・ そんなことを考えていると、 「舞。」 舞美ちゃんが私の横に腰を下ろした。 「心配かけてごめんね、お姉ちゃん。」 「何言ってんの。舞は戻ってきてくれたじゃないか。がんばったね、本当に。舞はキュートの・・・・私の誇りだよ。」 私の頭を力強い手がクシャッと撫でる。 舞美ちゃんは、いつも私を見守ってくれた。 私が千聖を傷つけてしまった時も、 独りよがりな思いでみんなとぶつかった時も、 舞美ちゃんは私を見捨てないでくれた。 「お姉ちゃん。」 「まだ、そう呼んでくれるの?私、舞にも千聖にも何もしてあげられなかったのに。」 「そんなこと言わないでよ、お姉ちゃん。私たちが仲直りできたのは、舞美ちゃんたちのおかげなんだからね。」 「あーっ舞舞美がイチャイチャしてる!」 ちぃにからかわれて、私たちはパッと体を離した。 「まあまあ、私たちのことは気にしないで!さあ、ちさまいは次行ってきな!」 照れた全力リーダーが、桃ちゃんとちぃから千聖をもぎとって、私の方へぶん投げた。 「ちょっとー!まだしゃべってたのにぃ!」 桃ちゃんたちのぶーたれる声を背に、私たちは次の目的地に向かった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/328.html
お嬢様は私の顔を見てにっこりした。漫画とか絵みたいに、笑うと目が一本線になっちゃって、私もつられて笑顔になる。 「お嬢様って、笑顔がすっごく可愛いですねー」 ストレートにそう言ってみると、お嬢様は「あら、そんな、ウフフ」と少し顔を赤くしてはにかんだ。 「ほらほらかわいー!」 「ちょっと、友理奈ちゃん!お嬢様をからかわないで!」 ぷくぷくなほっぺたを突つこうとしたら、なかさきちゃんが即座に止めに入ってきてしまった。 「何でー。ヤキモチ?」 「ち、違うし!何言うの、もう!お嬢様、気にしないでくださいね。私のお嬢様への愛は、他の人と比べるようなものじゃなくどうのこうの」 「むふふ」 必死になってるなかさきちゃんはちょっと可愛いと思う。何か、キョドッてるハムスターみたいだ。 高等部で同じクラスになって知ったけれど、なかさきちゃんはお嬢様のお屋敷で管理している寮に入っているらしい。おしゃべりしていると、頻繁にお嬢様の名前が出るのはそういうわけだったのか、と私は妙に感心したことを思い出した。 「さ、お昼休み終わっちゃうからもうそろそろ行こう。熊井ちゃんも、ノート落としてるよ?ほら・・・」 また茉麻が私たちを促してくれて、足元に転がっていた私の数学のノートを拾い上げた。 「結構マジメにノート取ってるじゃん・・・」 「あっ」 ペラペラとノートをめくる手が、最後のページでピタリと止まった。待って、それは、さっきももたちにも―― 「・・・・えー…」 案の定、茉麻はノートの“あの部分”を凝視したまま固まった。 「熊井ちゃーん・・・」 「違うんだってば、もう!」 「なにが?」 「待って、なかさきちゃんは本当にだめ!」 茉麻でこの反応なら、なかさきちゃんは絶対に大げさに大騒ぎする!そう思って、私はなかさきちゃんの頭を手で抱え込んだ。小顔ななかさきちゃんの顔は、私の大きな手によくフィットした。 「ぐぇっ」 「ちょ、熊井ちゃん!だめだよ!なっきぃ死んじゃうから!」 茉麻にベリッと引き離されて、なかさきちゃんの顔を見ると、半笑いで「キュフフ・・・キュフフフゥ・・・」と半分天国に行ってしまっていた。 いつものカ゛ミカ゛ミ風紀委員の時とぜんぜん違う半白目みたいな顔が面白くて、自分がこんな目に合わせたっていうのに、私は少しにやにやしてしまった。 「まあ、素晴らしいあいあんくろーね!熊さ…熊井、さんもぷろれすを嗜んでいらっしゃるの?千聖も結構強いのよ」 「いえいえ、それほどでもー。ていうか、別にプロレス技かけたつもりなかったんですけど」 「あら、それなら素質がおありなのかもしれません。今からでもその体躯をお活かしになって・・・」 「そんなトークしてる場合かー!」 なかさきちゃんが大変なことになってるっていうのに、暢気におしゃべりしていたら、私もお嬢様も茉麻におでこをペチンとたたかれた。 「あいたー!」 「きゃっ!」 おでこは痛いけど、茉麻はこういうとき、平等にしてくれるから何かいいと思う。ってまた余計なことを考えてしまった。 「でさ・・・話戻るけど熊井ちゃん・・・このノートはいったい」 ももたちほどあからさまにドン引きはしてないものの、さすがに茉麻の顔も少し引きつっていた。 そんなに変な行動だったのか・・・。なんとなく気分が落ち込んできてしまった。だけど、 「あら、千聖のお名前がたくさん・・・?」 横からノートをひょいっと覗き込んだお嬢様は、みんなの反応とは違って、別にどうってことないような顔をしてくれた。そのかわり、説明を求めるように、私をじっと見つめてくる。 「違うんです、変態じゃないんです。何か、お嬢様の名前って可愛らしいからつい何度も書いてしまって。それであのそのえっと」 いつだったか、噂話大好きなクラスの子が、「お嬢様の機嫌をそこねた生徒は即退学らしいよ!」と言っていたことを思い出した。 引かれる前にどうにか弁解を・・・!そう思ってできる限り早口でしゃべりかけるけれど、私の口はもともとあんまりよく回るようにはできていない。ああ、もどかしい!このくまくまボイスが憎らしい! 「そうなんですか。千聖、自分でも自分の名前が気に入っているの。嬉しいわ。」 だけど、お嬢様はそんな私を見てもやっぱり怒りもせず、まるで赤ちゃんが見せるような無邪気な顔で笑ってくれた。 「本当に・・・?」 「ええ。だって、私の大好きな両親が付けてくれた、大切な名前ですもの。褒めていただいて、嬉しくないはずがないわ。ちなみに、聖母マリア様から文字をいただいたのよ。 熊・・・くまいさん、は、ユリナさんというお名前なのね。とても綺麗なお名前。由来は・・・まあ、どうなさったの、熊さん!」 「うっ・・・うえええ!私、退学じゃなくていいんですか?大丈夫ですか?」 「まあ、急に何を・・・どうして熊さんが退学になるの?ああ、泣かないで。私も悲しくなってしまうわ。」 「うわーん!」 感極まって泣き出すと、お嬢様も目を潤ませてヒックヒックと小さくしゃくりあげた。 「な、何か、名前を褒められるのってすてきですねっ・・・ひっく」 「そうね、ひっく。千聖も嬉しいわ。ひっく」 視界の端っこで、もうついていけないって感じの茉麻が書類の片付けを始めた。手伝わなきゃって思うけれど、一緒に泣いてくれる人がいると、いつまでたっても涙が収まらない。 そのうちに、仮死状態だったなかさきちゃんが何度かまばたきをした後、ゆっくりと起き上がって私とお嬢様の方を見た。 そして私たちの状態を確認するや否や、 「・・・・ちょっとー!!!!友理奈ちゃん!!お嬢様を泣かせたの!!!????」とすごいキンキン声で絶叫した。 「違うの、なっきぃ。ひっく。私たち、ひっく。嬉しくて泣いてるの。ひっく。」 私がムキになって反論する前に、お嬢様はなかさきちゃんに上手な説明をしてくれた。 「そ、そうなんですか?でも・・・あー、もう時間ないから行きましょう、お嬢様、茉麻ちゃん。まったく、熊井ちゃんはぁ」 「うふふ。また、今度ね。熊さん。」 なかさきちゃんに促されるまま、岡井さんは今度こそ廊下の向こうに消えていってしまった。可愛いお手振りつきで。 「また呼び方戻ってるし!・・・でも、いっか。」 私だって、もぉ軍団の力を借りなくたって、こうやってお目当ての人と仲良くなることができるんだもん。あとで、ももと梨沙子に自慢してやらないと。 鼻歌交じりにスキップで廊下を進んだ。野次馬さんたちが道を開けてくれる。今日、また会えるかな?生徒会のお手伝いがあるのかな?もっと話したいな。いっそお取り巻きさんたちに仲間にいれてもらおうかな(でも私ももの友達だから無理かな)? これからのことをいろいろ空想すると、すごく楽しい気持ちになる。新しい友達になれるといいな。私はすごく晴れ晴れした気持ちで、高等部の教室に戻った。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7288.html
関連スレ 大物困の予感新人君 468 名前:前スレの558[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 15 32.50 ID ??? うちの新人困ったちゃんが予想以上に香ばしかった件についてちょっと報告させてもらうわ 困ったちゃん語録by先週土曜の新人だけの交流会で独りだけ泥酔時 先輩に対して ・俺よりやってる時間が圧倒的に短い癖に大物ぶって偉そうにしてやがってお前らみんな俺から 見たら初心者に毛が生えたみたいなモンなんだよ ・俺に対して先輩ぶりたいなら未訳サプリありのシャドウランくらいマスターしてみせろ ・シーン制だのPC番号だの補助輪付きのシステムじゃなけりゃまともにマスタリングもロールもできない ザコがシステムを語るなんて百年早いガープスで色々な性格のPCを作ってロールできるようになってから そう言うことは言え 同級に対して ・おまえ等みたいな新人が良ゲーマーになるか屑ゲーマーになるのかは最初が肝心だから俺が ビシバシ育て上げてやるから感謝しろよ ・フィア出すのゲームバランス度外視のキャラクター重視のバカゲーじゃなくてゲームバランスの しっかりした硬派なゲームでガッチリと遊ばしてやるぜ 昨日困ったちゃんと話したが完全に記憶が飛んでいて本人は覚えて無いってのがまた笑えるw しかも、バイキングでみんなソフトドリンクのなか1人だけ二十歳になったからって飲み放題に アルコールをプラスするという協調性の無さを露呈してくれた 469 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 18 57.70 ID ??? 酒も飲まずに他人に対して強く出る馬鹿も嫌だが、 酒を飲まないと強く出れない&年上含めた他の大人がノンアルコールの中飲みまくる アホはもっと嫌だなw 470 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 31 11.37 ID ??? 酒は飲んでも呑まれるな、て言葉を知らないのかね。 471 名前:NPCさん[age] 投稿日:2012/04/25(水) 08 36 27.47 ID ??? それだけ酒の上でも言ったんだから、やらせたら良いんじゃね? 上手くやればそれで良いし、できないなら口だけのカスだから勝手に出ていくでしょう。居心地が悪くなって。 472 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 36 52.87 ID ??? 次はICレコーダー持参だな 473 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 37 33.32 ID ??? 470 一浪して新人で20才だと4月生まれで最近20才になったばかりだろ ひょっとしたら初めての飲酒かもしれない もしそうだったら初めてだから自分の限界がわからなかったんだろう 474 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 42 41.30 ID ??? フリードリンクにアルコール付いたときの値段は異常。 大口叩いたわけだし、蹴り倒すくらいの勢いでGMやらせてみたいもんだw 475 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 54 00.31 ID ??? 未成年じゃないよな? しかし、アレだなもうダメさがにじみ出てるw FEARがヌルゲーて実プレイなしだよな? しかし、いい反面教師がいるな。そいつ以外の新人にあいつみたいにはなるなといえばいいわけだしw 476 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 56 17.42 ID ??? よく読んだら新人交流会(他が18,19)の中、自称1浪の20歳が飲みまくったのかw よく店側が「おい、お前(たち)、学生証の生年月日見せろ」って言わなかったものだなあ。 477 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 09 30 31.43 ID ??? 毎回思うけどハンドアウトやPC番号ってそんなにゆとり仕様かねぇ それぞれの立場やら導入をサクッと説明出来てスムーズに始められる程度の認識しかないんだけど 478 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 09 44 21.27 ID ??? 477 それぞれの立場や導入を“サクッと説明”するなんてとんでもない! 微に入り際を穿ち、聞かれていない事までひけらかしてゲップが出るまで「重厚で骨太な世界観」から教え込まなくてどうするんだ! って、ハンドアウト嫌いの先輩が昔いってた。 480 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 09 51 59.60 ID ??? 自称20歳の困様が上げてる硬派なシステムのシャドウランだって 極めてシーン制(FEARっぽいの)に近いけどね。 ヒーローポイントがあって、それぞれの場面ごとに切り替えるので。 …困様のガープスでは未使用CPによる、ヒーローポイント的演出は やらないだろうし、シャドウランじゃカルマポイント使わせてもらえないのだろうかw 485 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 10 31 39.80 ID ??? 一生懸命習い覚えたノウハウが 「実はそこまで苦労しなくても問題なく回せるんだよ」と言われて これまでかけてきた労力なり自負なりが全否定されたと感じるのかもしれん 486 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 11 09 33.04 ID ??? あっさり追い抜かれてるからな 492 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 11 30 37.00 ID ??? ハンドアウトで無に帰す程度の能力と経験しかないのが拒否反応とヒステリー起こした可能性も。 スレ322
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/4521.html
913 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/01/23(金) 03 31 11 ID ??? この間、コンベで最近中古で買ったPSゲームのスプリガンルナヴァースを元ネタにした 月の古代文明シナリオをやったら、なんか緑の月とかいうのが元ネタですねって言うのがあらわれた。 元ネタ認定厨って困ったちゃんとしては軽度だけどウザイよな。 914 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/01/23(金) 03 46 37 ID ??? 元ネタ認定厨がウザいのは、 元ネタがあっていても、はずれていても、どっちにしろ面倒なところだ。 915 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/01/23(金) 05 00 39 ID ??? 元ネタがあってる 簡単に元ネタがわかるなんて底が浅いですね 元ネタが違ってる バレたからって必死で否定しないでください。見苦しい。元ネタからずらしたりもだめですよ、今さら スレ215
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/1030.html
113 :アライちゃんとごはん? [sage saga]:2018/07/26(木) 05 39 07.33 ID i1dBnMz20 ※アラ虐要素少な目です 散歩から帰るとアライちゃんがゲージ越しに鳴き始めた アライちゃん「かいぬししゃん!かいぬししゃん!あらいしゃんおなかちゅいたのりゃあ!ごはんちょうだいなのりゃ~!」ガチャガチャシッポフリフリ ほいほいちょっと待っててねと アライちゃん用の餌皿にドライフードを入れてる音を聞くと最高速のヨチヨチでこちらに駆けてくる アライちゃん「ごっはん!ごっはん!たっべりゅのりゃー!」ヨチヨチヨチシッポフリフリ アライちゃんは餌皿の前まで行くとピタッと止まった そしてこちらの方をそわそわした目で見つめてくる よしよし待てを覚えててえらいえらい じゃあ次は次はお手ちょうだい? アライちゃん「のりゃ!」ポム そう言うとアライちゃんは右の前足を上げて手のひらに乗っけてくる 次におかわり、くるくる回ってー…よし、食べていいよ アライちゃん「のりゃ!きゅるきゅるるるるるるる…たべりゅのりゃー!」 何時もの躾が終わると勢いよくごはんを貪り…食べ始める アライちゃん「あんむ!あんむ!あんみゅ!」ガチュガチュ 家で飼っているミニアライさんは体に見合わぬほど結構な量を食べる アライちゃん「あむ!あむ!いっぱいたべておおきくなるのりゃ!あむ!あむ!」ガチュガチュ そんな食欲もあってか、飼い始めはハムスター位の大きさだったが今ではモルモット並みに成長していた まぁこれ以上はミニアライさんの種族上、もうそんなに大きくはならないだろうが本人は幸せそうだから知らせないでおく 思えば小さかった頃からよく食べようとしていたっけ 114 :アライちゃんとごはん? [sage saga]:2018/07/26(木) 05 40 43.36 ID i1dBnMz20 ~~飼い始めの頃~~ ここがアライちゃんの新しいお家だよ 小アライちゃん「のりゃぁ」モゾモゾ ペットショップの箱からアライちゃんを摘まんでゲージの中に入れてあげる ポテッ 小アライちゃん「のりゃ!?のりゃりゃりゃ?」キョロキョロ 始めはちょっと驚いた様子だったが暫くすると恐る恐るゲージの中を歩き回り始める 小アライちゃん「の、のりゃぁ」ビクビクヨチヨチヨチ 驚きつつもゲージの中をちょこちょこ動き回る様は見ていて面白いなと思っているとアライちゃんに異変が起きた 小アライちゃん「ふんふん、の、の、のりゃぁ」クンクンプルプル アライちゃんが匂いを嗅ぐ仕草をしながらプルプル震え始める おっとここではダメだよっと 小アライちゃん「のりゃぁ!?」グィッ 急いでアライちゃんの首元を掴みアライちゃん用のトイレの砂の中に落としてあげる トイレはここでやってね 小アライちゃん「のりゃ!…うゆーーーー!」プリプリ 通じたのかは分からないが、こちらを見上げ一鳴きして排泄する ミニアライさんもアライグマの特徴を受け継いでおりフンをする事で自分の縄張りを主張する またある程度同じ場所に排泄する習性があるようで最初にしっかりと躾をすれば簡単にトイレの躾は出来るらしいのでしっかりと誉めてあげようとした時だった 小アライちゃん「ふんふん……あーんむ!」ムチャア なんと自分がした排泄物を食べ始めたではないか 後で調べて判ったことだが小さい頃のアライちゃんは消化機能がまだ未発達なところがあり食べたエサの匂いが糞からする為 お腹がすいていると食べてしまう事があるらしい 本当は餌を早くあげていれば防げたらしいのだがこの時はアライちゃんの行為に気が動転していて先ずしっかり躾をしなければと考えてしまっていた アライちゃん「あんむぅ!あんみ、の、のだぁ!?」グイッ 急いでアライちゃんを持ち上げるも口の回りや首元の毛皮が汚れてしまっており嫌な匂いが漂っている アライちゃん…うんち食べちゃダメでしょ! アライちゃん「の、のりゃ?ビシッ!のりゃあああああああんん!?」 顔の汚れてない部分を指でちょっと強目に叩くと凄い声で鳴き始めた アライちゃん「のりゃああああああああああんん!のぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」ビエエエエエエン 泣いたってダメだからね! 取り敢えず元居たペットショップの箱に入って反省してなさい! アライちゃん「のだぁ…のりゃあ…」ヒックヒック ~~~ 115 :アライちゃんとごはん? [sage saga]:2018/07/26(木) 05 41 34.86 ID i1dBnMz20 この後口の中まで拭かれてまた滅茶苦茶鳴いてたっけ 飼った時初めて食べたのが自分の排泄物だった何て今のアライちゃんは覚えているだろうか アライちゃん「あぐあぐあぐあぐ!ごはんおいちぃのりゃ!あぐあぐあぐあぐ!」 …覚えて無さそうだなぁ そんな昔の事を思い出しているうちにアライちゃんはごはんを食べ終えていた アライちゃん「おいちかったのりゃ!でももうちょっとごはんたべたいのりゃ!」 相変わらずウチのアライちゃんは欲望に忠実である まぁペットとしてはある意味飼いやすくはあるが アライちゃん「かいぬししゃん!もっとカリカリのごはんほしいのりゃ!」シッポフリフリ あんまり餌あげすぎてもあれだし、新しく買ってきたおやつを少しあげて誤魔化すか アライちゃんカリカリは無いけど他のでいいかい? アライちゃん「うゆ!かいぬししゃんがくれりゅごはんだったらなんでもいいのりゃ♪」 オーケー、オーケー ピンセットで摘まんで餌の皿に移してっと、はいどうぞ アライちゃん「わーいたべりゅ…の、のりゃぁ!?」 中を見たとたんにアライちゃんは驚いたように後ろに後ずさる 116 :アライちゃんとごはん? [saga]:2018/07/26(木) 05 42 43.40 ID i1dBnMz20 餌皿には生きた虫、ミルワームが入っていた 鳥やハムスターは勿論アライちゃんも普通に食べれたはずなのだが何故か食べるのを躊躇っている アライちゃん「か、かいぬししゃん、これなんなのりゃぁ…?」ビクビク 何ってアライちゃんのごはんなのだが食べないのかい? 一匹つまんでアライちゃんの顔に近づけてやるとヨチヨチ歩きの後ずさりをし始めた アライちゃん「ぴぃぃ!あらいしゃんおなかいっぱいになったからいらないのりゃ!」ヨチヨチアトズサリ どうやら初めて見る生餌にビビっている様だ 動画で見たアライちゃんは美味しそうに食べていたしウチのアライちゃんがビビりなだけだろう アライちゃん「うゆぅぅぅぅ」プルプル このまま食べなくても栄養面では問題はないのだが(むしろ食べ過ぎなぐらい) アライちゃんの反応が面白いのでちょっとからかってみよう あれー?アライちゃんもしかして虫にビビってる? アライちゃん「のりゃ!あらいしゃんがこんなちいさいのにこわがるわけないのりゃ!」フゥーフゥー そっかーじゃあこれあげるねと言いながらピンセットで一匹つまんでアライちゃんの目の前までもってくる アライちゃん「ぴぃ!?あらいしゃんなんにもいらないのりゃあ!」ヨチヨチヨチヨチ まあまぁ遠慮せずに ポトッ 逃げようとしているアライちゃんの上に落としてあげる アライちゃん「ぴぃぃぃぃぃ!?あらいしゃんのせなかになんかのってりゅうううう!?」ブンブンブン アライちゃんがビビりながらも振り落とそうとするも虫も逃げようとしたのかアライちゃんの服(毛皮)の中に潜り始めた アライちゃん「のぎゃぁあああああああ!ありゃいしゃんのかりゃだのなかになんかいりゅううううう!とっちぇぇえええ!とっでっぇぇええええええ!」ゴロゴロビエエエエエエン パニックになりつつ背中に手を回そうとするも届かずのたうち回っている姿はまるで虫が苦しんでいる様だ うーむ、まさかいつもプライドが高いアライちゃんがここまで怖がっていたとは思わなかった まぁアライちゃんだからそのうち慣れるだろう アライちゃん「かいぬししゃんはやくてち゛ゅけてぇぇぇっぇぇ!!ぴぃぃ!?ちぇなかもぞもぞすりゅうううう!」ビエエエンビッタンバッタン そんなこんなでウチのアライちゃんは今日もしぶとく元気に過ごすのでした 終わり ※後日空腹時にもう一度あげたところ涙目にながらも食べていました 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/07/26(木) 07 38 53.54 ID PILXzguko ああ~和む 大変いいですね 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 19 43 58.42 ID QuaSkoHJ0 いいねぇ 精神的に参ってる感じ 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23 42 43.62 ID VTLBPylw0 仲良くなってすごく懐いてきたコバエを殺処分してみたい 苦しませたり絶望させたりはしない 何が起こったのか分からないって間抜け面でくたばるところを見てみたい コバエさんのssへ戻る
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/22.html
千聖もう寝てるんじゃないの、とか 今会ってもしょうがないよ、とか そんな口を挟む間もなく、私は舞美ちゃんのお兄さんが運転するワンボックスカーに詰め込まれた。 仲間を思う舞美の気持ちがどうとか、絆がどうとか、舞美ちゃんがそのまま男になった感じの男の人が喋っている。 時刻は午前3時。まさか千聖の家まで3時間もかからないだろう。本気なのか、この人達は。 「私ね、やっとわかったんだ。」 私のことは着替えさせたくせに、自分はネグリジェのままの舞美ちゃんが語りだした。 「舞が今のちっさーを受け入れられないなら、それはもう仕方ないと思ってた。 仕事の時にちゃんとやってくれるならっいいかって。でもそれは違うよね。 舞ももう現実と向き合っていかないといけなかったんだ。」 やだ。何言ってるのお姉ちゃん。だって、舞は。 「私やえりが最初に気づいておくべきだった。舞がどれだけしっかりしてたって、まだたったの13歳なのに。 何もかも自分で判断させるなんておかしかった。舞がもし良くない態度でちっさーに接したら、その場で注意するべきだったんだよ。なっきーはちゃんとそうしてたのに、リーダーの私は」 「待って、舞美ちゃん。何で今そんなこというの?っていうか、今私たち何しに行くの?」 「何しにって。」 舞美ちゃんは相変わらず無表情のまま顔を近づけてきた。 「今までのこと、謝りに行くんだよ。」 「・・・・・なんで。やだよ。別に私は悪くない。」 「だって、舞泣いてたじゃない。千聖に会いたい、謝りたいって。」 ああ、それは違うんだよお姉ちゃん。あの千聖に謝りたいんじゃなくて、前の千聖にだよ。 「ちっさーは優しいし、人の思いやりがわかる子だから大丈夫だよ。私もついていってあげるから。 このままじゃ舞のためにも、ちっさーのためにもならない。そうだよ、うんそうだ。」 舞美ちゃんは完全に舞美ワールドに入ってしまって、私の声なんか聞こえてないみたいだ。何だか悲しくなってきた。 「降ろして。私があの千聖に謝ることなんて何もない。舞美ちゃんには関係ないじゃん。それにあれはなっきーが」 「舞。じゃあ何でちっさーは泣いてたの?あんなに雨ふってたのに、何で一人で帰るなんて言ったの?なっきーが全部悪いとでも言うの?」 舞美ちゃんの声はあくまで冷静だったけれど、私を見据えたまま一歩も引かない。 年上だけど、リーダーだけど、どこかで私は舞美ちゃんをなめていたのかもしれない。 でも今の射抜くような視線は、言い逃れや責任の押し付けなんて許さないような迫力がある。 「このままじゃだめなんだよ、舞。」 「降りる、降ろして。舞歩いて帰る。」 「バカなこと言わないの。できるわけないでしょ。舞、逃げないの。」 「もう、やだ何で・・・舞だって、いろいろ考えてるのに。みんなでそうやって舞を責めるんだ。」 もう悔し紛れの逆ギレしかできない。 車はどんどん加速していく。 こんな気持ちのままあの千聖に会って、何をしろっていうんだろう。 「みんな舞よりも、あの千聖を取るんだね。なっきーも、舞美ちゃんも、もう舞の味方じゃないんだ。どうでもよくなっちゃったんだ。」 「それは違うよ。みんな心配してるんだよ、舞とちっさーのこと。どうでもいい人のために、ここまでするわけないじゃないか。」 少しだけ、舞美ちゃんの表情が緩んだ。 「舞、辛いかもしれないけど聞いて。ちっさーはもうずっと今のままかもしれない。治るかもしれないし、そんなことは誰にもわからないよね? だから、舞も意地張ってないで今のちっさーを受け止めてあげてほしいんだ。」 ・・・ああ。どうしよう。もうこの件で人前で泣くのは終わりにしたかったのに。私の目の前はまた霞んできた。 「わ、わかってるもん。」 「うん。」 「あの千聖が、前と同じで舞のこと思いやってくれてることも、見ていてくれてることもわかってる。 千聖が、私にひどいことされても、私の前で泣かないようにしてたのも知ってるよ。 でも舞には前の千聖じゃなきゃだめなの。どうしても会いたいんだよ。あきらめられないの。」 「そっか、うん、わかった、ごめん。ごめんね舞。急すぎたよね。」 舞美ちゃんのぬくもりが体を包む。抱きしめられると、どうしようもなく胸が切なくなって涙が止まらなくなる。 “お兄ちゃんごめん、やっぱり行かない戻って” “ちょ、おま” どうやら引き返してくれるらしい。私の背中をさすりながら、舞美ちゃんも少し鼻を啜っていた。 「ごめんね、私暴走して。どうしても今じゃなきゃって思っちゃって。アホなリーダーでごめん。」 「ううん、ありがとう。・・・舞、昨日のことだけはちゃんとあの千聖に謝るから。 明後日レッスンあるでしょ?できたら明日、相談に乗ってほしいな。」 「うん、うん。わかった。明日起きてから、ゆっくり話そう。そうだね、ゆっくりでいいんだ。」 ありがとう、お姉ちゃん。 まだキュートは私の居場所でいいんだね。優しい腕の中で、ゆっくりと目を閉じた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -